全世界72国で興行ランキング初登場首位を獲得した映画『ハンガー・ゲーム』の日本語版の主人公の声を、声優だけでなく、歌手やナレーターとしても活躍している水樹奈々が演じることが発表された。水樹がハリウッド映画で吹き替え主演を務めるのは初となる。その他の写真『ハンガー・ゲーム』は、富裕層が支配する独裁国家で、国民を服従させるために実施されるサバイバル・ゲーム“ハンガー・ゲーム”に身を投じることになった少女カットニスが、同郷のピータと共に、壮絶な戦いを繰り広げる様を描いた作品。妹を守るために自ら危険なゲームに志願し、孤立無援の状態で必死に生き抜こうとする主人公カットニスについて水樹は「主人公のカットニスの存在感・どんな状況にも屈せず突き進んでいく勇敢さに、ものすごく心を打たれます。カットニスの男気、知恵、機転の利き方が男らしくて、監督さんからも『もっとワイルドで!』というアドバイスをいただきました」と言い、「設定が本当に面白く、ファンタジーな世界とリアルの世界の融合、楽しさと恐怖を感じてもらえる作品だと思います。一度観ると私同様、ハマると思います!是非ご覧ください!」とコメントしている。配給を手掛ける角川映画は水樹の起用について「経験値、実力は言うまでもなく、枠を超えた活動と活躍は、今後数年続くハリウッドの大作シリーズ作品に相応しいこと、そして厳しい現実に直面しながらも決してあきらめることなく夢を信じ続けてきた水樹さんご自身の“内面の芯の強さ”が、本作のヒロイン・カットニスに通じるものを感じ、主演の吹き替えに依頼した」と説明している。本作は全世界で圧倒的なヒットを記録したことを受け、すでに続編の製作も開始されており、配給元は単なる話題作りではなく、実力と経験のある水樹を起用することで、シリーズを通してキャラクターと作品の世界観を観客に伝えたいという想いがあるようだ。『ハンガー・ゲーム』9月28日(金) TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー
2012年08月16日早くも全米で大ヒットを記録しているSFアクション大作『トータル・リコール』のジャパンプレミアが7日に都内で行われ、劇中に登場する“記憶販売”の最大手・リコール社の日本支社長に就任した高田純次、「東大出身の記憶が買いたい」とやって来たタレントの鈴木奈々が出席した。その他の写真『ダイ・ハード4.0』のレン・ワイズマン監督が、フィリップ・K・ディックの小説『追憶売ります』を映画化した本作。「スパイになりたい」という長年の夢を叶えようと、リコール社を訪ねた労働者のダグラス(コリン・ファレル)は、今までの記憶こそが植えつけられたもので、自分自身は実際に凄腕スパイだったと気づく。しかしその事実を隠ぺいしたい巨大組織に追われる羽目に……。鈴木は劇中にも登場する“記憶購入”チェアに座り、約1分間、受験勉強や合格発表、卒業からノーベル賞受賞まで、東大卒業者ならではのあらゆる記憶を脳にインプット。当の鈴木も「なんだか頭が良くなった気がしますね」とすっかりその気だ。しかし、「九九はどう?7×4の答えは?」(高田)、「えーっと、56です」(鈴木)と学力アップの兆候は見られず。しょんぼり肩を落とす鈴木は「全然頭、良くなっていない」と高田支社長にクレームを入れたが、高田は「本当の頭の良さは簡単に測れない。僕も前世はピーマンだって占い師に言われたし」とテキトーに切り返していた。それでも「息をつかせぬアクションの連続。まあ息をしないと死んじゃうけどね。見どころ?そりゃ最初から最後までです」(高田)、「ずっとハラハラドキドキで、気が抜けない最高の夏映画。地元のカレシとまた見たい」(鈴木)と熱弁。映画のアピールは、しっかり記憶に刻まれていたようだ。『トータル・リコール』8月10日(金)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2012年08月08日アン・ハサウェイ&ジム・スタージェス主演で贈る珠玉のラブストーリー『ワン・デイ23年のラブストーリー』の公開を記念して、6月20日(水)、それぞれ“熱愛”を堂々宣言するタレントのエスパー伊東と鈴木奈々をゲストに迎えたトークショーが開催された。ジューン・ブライドを意識してタキシード&純白ドレスで登壇した2人からは、ラブラブ熱愛話が続出した。23年間にわたり、同じ“7月15日”という1日を切り取り、2人の男女の友情と恋愛を描いた本作。最近、初めての熱愛報道がなされたエスパーさんだが、「出会ってから2年間の空白があるのですが、6月6日(水)に空き巣に入られたときに『大丈夫?』とメールをくれて、それがきっかけで『金環日食を一緒に観に行こう』という話になりました」と“運命の1日”にまつわる微笑ましいエピソードを明かしてくれた。一方で、実はこの彼女とはまだ2回しか会ったことがないという伊東さん。偽装恋愛といううさわもあるが…「まだ付き合ってから日が浅いので…。これからどのようにも進展があると思います」と確信を見せつけた。映画のような“永遠の愛”を意中の相手に誓うべく、この日一回限りのコンビを結成したエスパーさんと鈴木さん。エスパーさんは、この日のために考えた新しい高能力“愛を射止める!ハートの高速手裏剣飛ばし”を披露し、笑いを誘う一幕も。そして最後に、2人は主人公・エマとデクスターの等身大のパネルに向かって、渾身の愛の言葉を絶叫!鈴木さんがラブラブの彼氏に向かって「いつも支えてくれてありがとう!結婚してください!」と逆プロポーズをすれば、エスパーさんは「このチャンスを逃すと次が来ないので、デートを重ねて、これからも愛を育んでいきましょう!好きでしゅ!」と言って、何度もキスの練習。「チューのときがすごく強引で気持ち悪い!」と鈴木さんからひんしゅくを買うも、「お褒めの言葉、ありがとうございます!」と愛のパワー(?)を最後まで見せつけていた。『ワン・デイ23年のラブストーリー』は6月23日(土)より全国にて公開。シネマLIVE!『ワン・デイ23年のラブストーリー』試写会レポート■関連作品:ワン・デイ23年のラブストーリー 2012年6月23日よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開© 2011 Focus Features LLC. All Rights Reserved.
2012年06月21日人気アニメシリーズを映画化した『劇場版 BLOOD-C The Last Dark』がついに完成。主人公・小夜(さや)を演じる水樹奈々と、本作で声優に初挑戦した橋本愛が取材に応じ、命を吹き込んだキャラクターへの思いやアプローチについて語った。ヒロイン小夜と“古きもの”と呼ばれる異形が血みどろのバトルを繰り広げる本作だが、「血は得意じゃないです。夜は怖くてアフレコのチェックができない」(水樹)、「血だらけのシーンは苦手ですね。力が抜けちゃう」(橋本)と“本音”を明かす場面もあった。その他の写真2011年、人気漫画家集団“CLAMP”とのコラボレーションによって全12話が製作され、「小夜の記憶は、すべてねつ造されたものだった」という衝撃的な結末が白熱の議論を巻き起こしたテレビアニメ『BLOOD-C』の放送終了から9ヶ月。劇場版は、事件の首謀者だった秘密組織“塔”の当主・七原文人が支配する東京を舞台に、愛する者をすべて奪われた小夜の復讐劇がスクリーンで展開する。テレビアニメから一転、小夜は「心に分厚いロックをかけている」(水樹)孤高のヒロインとして描かれる。「まるで別人格ですね。(テレビアニメの舞台となった)浮島地区での事件をきっかけに、二度と大切な人を巻き込みたくないと思っている。冷たい印象を抱かれるかもしれませんが、それが小夜の優しさなんです」と水樹。「それでも何事にもまっすぐ真正面から体当たりする点は、小夜の変わらない魅力だし、私自身もそんな人間味あふれる小夜に惹かれる」といい、「特に劇場版では、毅然と立ち上がる意志の強さを表現したかった。野獣化しています!」と力強く語る。一方、橋本は厳しい管理下に置かれた東京で、自由を求める若者グループに身を寄せる女子高生・真奈を演じた。初の声優というプレッシャーに加えて、劇場版のオリジナルキャラクターとあって「ファンの皆さんに受け入れてもらえるか不安もあった」という。声優という“芝居”を通して「もっと感情をオーバーに表現していいんだっていう発見がありました。今まで淡々とした役が多かったんですが、今回の経験は実写にも活かせそうです」と演技に対する意識にも変化が生まれたようだ。タイトルには“Last”の文字が踊るが、劇場版を見る限り『BLOOD-C』シリーズにはさらなる可能性を感じずにはいられない。「私自身、小夜をもっと演じたいという思いがありますね。この先、どんな運命が待ち受けているのか気になるし、人ならざる小夜に誰が『人間を守る』という誓いを交わさせたのか…。その謎も残っていますからね」(水樹)。声優という新たなフィールドで奮闘した橋本も「たくさんの要素が詰まった作品で、とても心を揺さぶられた」と手応え十分だった。『劇場版 BLOOD-C The Last Dark』公開中取材・文・写真:内田 涼
2012年06月05日昭和40年代から50年代にかけて「週刊少年キング」(少年画報社刊)で連載された望月三起也の伝説的漫画を、瑛太主演で映画化した『ワイルド7』のブルーレイ&DVDリリースを記念して、5月23日(水)、瑛太さんと共演の深田恭子、宇梶剛士が「TSUTAYA TOKYO ROPPONGI」にてトークイベントを行った。“悪(ワル)が悪(アク)を裁く”という考えのもと、警視庁によって犯罪者から結成された超法規的警察組織「ワイルド7」による活躍をダイナミックに描く本作。劇中、瑛太さんほか豪華キャストによるハリウッド顔負けのバイク&ガンアクションが話題となった。瑛太さんは「今日は起こしいただきまして…」と挨拶しつつ会場を見渡すと、本作の監督を務めた羽住英一郎監督が客席にいることを発見し「どこかで見た顔もありますが、よろしくお願いします」と取り立てず笑顔を見せた。劇中で見せるバイクアクションについてはさぞや苦労があっただろうが、「あんまり(バイクの)練習はしてませんでした」と飄々と語る瑛太さん。だがあるシーンでは「火薬なんかも使う緊張感がある撮影で何回かミスをしたんですが、監督がOKを出したのでホッとしていたら、本編でカットされてました…」と客席にいる羽住監督に直接抗議する一幕もあり、微笑ましい裏話に会場が沸いた。一方、屈強なイメージのある宇梶さんだが「大抵の荒事はやってきたつもりだったけど、この撮影は全てが大変でした」と少し傷心気味(?)にふり返る。宇梶さんはバイクアクションで常に「ワイルド7」メンバーの最後尾を走っていたそうで「あまりにも危険だと思って、監督にずっと目線で合図してたんですが、一切カットをかける素振りさえ見せなかったですね」とこちらもまた監督に対してささやかな抗議。また、劇中で最も印象深いシーンに話が及ぶと、海岸沿いをメンバー全員でバイクで疾走するというワイルドなシーンを思い出し、瑛太さんは遠くを見つめるような目で「あれは、良かったですねぇ」と述懐。どうやらその撮影の裏側では「誰が(バイクの)後ろに深田さんを乗せるかで、メンバー会議が開かれた」(瑛太さん)そうで、これについては宇梶さんも「醜い時間でした…(笑)」と照れ気味にふり返った。さらに、宇梶さんからは「ワイワイと男ばかりで合宿のように撮影してたんですが、恭子さんが来た日だけはみんなカッコつけてました。急に“ワイルド”になってました(笑)」と暴露。深田さんはこの“ワイルド”な男たちの微笑ましい姿に「男同士の結束みたいなものがあって羨ましかった」と微笑んでいた。『ワイルド7』は、5月23日(水)よりブルーレイ&DVD発売。『ワイルド7』ブルーレイ&DVD「ワイルド7 ブルーレイ&DVD セット プレミアム・エディション(3枚組)」価格:6,980円(税込)「ワイルド7」[DVD]価格:3,980円(税込)「ワイルド7」[Blu-ray]価格:4,980円(税込)販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ発売日:5月23日(水)※同日レンタル開始公式サイト:© 2011「ワイルド7」製作委員会■関連作品:ワイルド7 2011年12月21日より全国にて公開© 2011『ワイルド7』製作委員会■関連記事:超レア!瑛太&深田恭子サイン入り『ワイルド7』マスコミ用パンフレットを1名様にプレゼント瑛太「客席の熱気からいいものを感じる」『ワイルド7』豪華出演陣が勢ぞろい!椎名桔平インタビュー「ただワイルドに攻めるだけじゃない」“大人”の男のアプローチ鈴木奈々、おバカキャラ全開!英語のクイズに珍解答披露『ワイルド7』瑛太が語る“ワイルド”の定義「僕にできるかは…気分によります」
2012年05月23日今年で4回目を迎える「沖縄国際映画祭」のプログラム発表記者会見が2月21日(火)、吉本興業東京本部(東京・新宿)にて行われ、出品作品に出演する「EXILE」のAKIRAや、徳井義実(チュートリアル)、又吉直樹(ピース)らが出席した。「Laugh & Peace」をコンセプトに沖縄で誕生した本映画祭。昨年は3月11日の東日本大震災の発生直後の開催となったが復興支援のチャリティを柱に様々なイベントを行ない、吉本興業所属のタレントを始め多くの著名人が参加し、全国の自粛ムードに風穴を開けた。今年は昨年を上回る作品数並びに新たなプログラムも加わり、3月24日(土)から31日(土)の日程で開催される。「Laugh」部門と「Peace」部門で構成される長編部門には300本もの作品がエントリーされ、その中から厳選された26本(各部門13本)が上映される。Peace部門出品の『ワーキング・ホリデー』主演のAKIRAさんは元ヤンキーでホストの父親役を演じるが、「父親役は初めてです」と少し照れくさそう。さらに「EXILEに入る前ですが、ホストクラブに行ったことがあったんですが、そこが今回の撮影に偶然使われてまして、すんなりと空気感に入り込めました」と明かした。徳井さんは人気漫画を原作にした主演作『莫逆家族 バクギャクファミーリア』で金髪に変身を遂げており、昨年来、バラエティ番組などでも話題を呼んでいた。「メインの格闘シーンは2月でしたが丸3日間、びしょぬれで撮影してしんどかったです」と苦笑交じりにふり返った。映画以外では女性のためのコンテンツとして「“ちゅらいい”GIRLS UP!ステージ」と題して、ビーチに特設されたステージでのファッションショー、アーティストライヴなどが行われる。この日は、ショーに参加するモデルでタレントの鈴木奈々が登場。「沖縄をイメージした」とこの日の衣裳のポイントを語る鈴木さんだが、沖縄のイメージとはかけ離れた毛の帽子など、いまいち“沖縄感”が伝わらないファッションに司会の藤井隆も困惑。交際を公言している彼氏について「ぜひ一緒に来てほしいです」と笑顔を見せたが、藤井さんから「掛け算の7の段」をお題に振られると「7×1=7、7×2=12…あれ…(笑)?」と珍解答でそのまま退去となった。ちなみに、藤井さんは芸人が講師となって映画を様々な角度から学ぶ「桜坂映画大学」の学長に就任。藤井さんのほか「ピース」綾部祐二や椿鬼奴、なだぎ武ら吉本興業所属の豪華メンバーが講師を務める。ほかに高さ14メートル、幅26メートルの世界最大規模の移動式スクリーンをスイスより輸送し、“オープンエアスクリーン”としてビーチでの屋外上映が行われることも明らかになった。第4回沖縄国際映画祭は3月24日(土)~3月31日(土)にて開催。「シネカフェくんのふらっと映画祭」特集■関連作品:莫逆家族バクギャクファミーリア 2012年9月、全国にて公開© 2011「莫逆家族」製作委員会■関連記事:30代限定!『莫逆家族バクギャクファミーリア』モニター試写会に10組20名様をご招待
2012年02月21日アクション・エンターテインメント映画『ワイルド7』が公開され、丸の内ルーブルにて行われた上映後の舞台挨拶に主演の瑛太を筆頭に、共演の椎名桔平、丸山隆平(関ジャニ∞)、阿部力、宇梶剛士、平山祐介、松本実、深田恭子、中井貴一、そして原作者の望月三起也氏と羽住英一監督が登壇し、それぞれが初日を迎えた喜びと感謝を観客に伝えた。本作は、「週刊少年キング」で連載され、1972年にはTVドラマ化もされた、望月三起也の人気漫画が原作。警視庁によって犯罪者から結成された超法規的警察組織「ワイルド7」による“ワルが悪を裁く”活躍をダイナミックに描き出す。劇中、豪華キャストが迫力のバイク&ガンアクションを展開している。出演者がそれぞれに初日を迎えた喜びを満員の客席に向かって伝えると、上映後の興奮がまだ冷めやらぬ会場からは大きな拍手と声援が飛んだ。主演の飛葉役を演じた瑛太さんは「客席の熱気からいいものを感じます」とコメント。続けて、「原作のファンの方から『お前らほんとにワイルド7なのか?』と言われたりしましたが、かっこよくなっています!ぜひ観てほしい!」と仕上がりに太鼓判を押した。劇中、瑛太さんはスタントなしで(バイクテクニックの)ホイールスピン、ブレーキターンなど華麗なバイクアクションを披露している。セカイを演じた椎名さんは赤いジャケットで颯爽と登場し、劇中同様のダンディさを見せつけた。そして、「アクション映画として素晴らしい仕上がり。楽しんでいただけましたか?」と客席に呼びかけると大きな拍手が起こった。劇中、父親役で登場している椎名さんは「家族としての絆をしっかりつなげて広げていきたいな」と役柄に合わせたコメント。スマートに爆薬作りからバイク走行までこなすパイロウ役の丸山さんは初日を迎え、自身のブログでもファンに「よろしく!」と伝えたことを明かし、「上司と部下である草波とワイルド7のメンバーたちの心でつながっている部分が出ているラストシーンが好き」とお気に入りの場面を挙げていた。草波を演じた中井さんは「人は人にしか救われない。人は一人では生きていないと感じるだけで絆は出来ると思う」と作品のテーマでもある“絆”について深いメッセージを伝えた。本日、紅一点の深田さんは「この映画を観て、すごく感動してワイルド7のメンバーのファンになりました」とこの映画が男性だけのものでないことをアピールした。さらに、原作者の望月氏は「(漫画という)平面が、素晴らしい立体になった!」と興奮しながら監督を称賛し、自身がカメオ出演していることも明かした。さらに、25年前に新人だった椎名さんが「映画化されたらぜひ出演させてほしい」と嘆願していたことも明かし、「その約束が守ることができて良かった」と貴重なエピソードも披露していた。羽住監督は、女性客が大半を占めた客席に向かって、「作っているときから女性に観ていただけるかなと心配していました」と安堵の表情を浮かべつつ、「男性にも観てほしい!」と熱いアピールで締めくくった。フォトセッションでは今年の漢字に選ばれた“絆”の横断幕が客席に掲げられ、文字通り出演者と客席が1つの“絆”で結ばれた。性格も生まれ育った環境もバラバラな7人の男たちが「悪を倒す」という目的のもと、見事なチームワークの良さを見せ、一致団結する姿が、男同士の熱い絆と爽快感を感じさせてくれる。『ワイルド7』は丸の内ルーブルほか全国にて公開中。■関連作品:ワイルド7 2011年12月21日より全国にて公開© 2011『ワイルド7』製作委員会■関連記事:椎名桔平インタビュー「ただワイルドに攻めるだけじゃない」“大人”の男のアプローチ鈴木奈々、おバカキャラ全開!英語のクイズに珍解答披露『ワイルド7』瑛太が語る“ワイルド”の定義「僕にできるかは…気分によります」ワイルドな男の条件は“守るものがある男”!『ワイルド7』カップル試写アンケート“アニキ”宇梶剛士、草食男子に「野菜炒めに徐々に肉を入れたら?」とアドバイス
2011年12月21日この男の凄みはどこから来るのか?インタビュールームに現れたときも椎名桔平の体からは相手を窒息させるような圧倒的なオーラがみなぎっていた。かと思えば、イスに座った瞬間、「お茶いかがですか?」とフワリと優しい笑顔を浮かべて場の空気を一変させる。俳優という生き物が持つ、相手をぐいぐいと自分の領域に引きずり込んでいく不思議な力を見せつけられた感じだ。7人ものワルがずらりと並んだ映画『ワイルド7』でも椎名さんは多くの言葉を発することなく、ほかのメンバーとはまた一味違った存在感でセカイという男の物語を語っている。その心の内にどんな思いが――?映画の公開を前に話を聞いた。凶悪犯罪に対抗すべく極秘裏に組織された元犯罪者による超法規的組織“ワイルド7”。悪をもって悪を制すという斬新な設定で、原作漫画は1960年代から70年代にかけて人々を熱狂させた。64年生まれの椎名さんもそんな読者のひとり。「こういうタッチの漫画って当時はあんまりなかったですね。バイクに乗って、スタイルのいい美女が登場してとにかくシャレてた。大人になったらこういうかっこいい大人になりたいって子供ながらに思ってました」と懐かしそうにふり返る。実は、椎名さんと原作者の望月三起也には意外な接点が…。「先生が作ったサッカーチームでJリーグが始まる以前から活動している“ザ・ミイラ”という芸能人チームがあるんですが、僕はそこに20代前半の学生の頃から参加してるんです。当時もたまに『ワイルド7』の話が出て、『映画化したらキミが飛葉(※本作では瑛太が演じている主人公)をやればいいじゃないか』なんておっしゃっていただいたり(笑)。それから四半世紀を経てこうして映画化されて、その中のメンバーをやらせていただけるというのは本当に感慨深いです」。「いまの時代にあの原作をどう映画化するのか興味があった」と椎名さん。『海猿』シリーズの羽住英一郎監督によるこれまでの邦画のスケールを超えた大迫力のアクションの数々が目を引くが、一方で羽住監督が趣向を凝らして作り上げた“映画的技法”についても称賛を贈る。「2時間で描く中で、ワイルド7が直面する事件と彼らの存在意義といった部分をどういうバランスで集約させるかというのは難しいところ。そこを監督は絶妙のバランスで構成していると思います。それは説明の一部を省くということでもあるんだけど、映画というものの良さは説明せずに観る人に想像してもらうところ。あえてメンバーの関係性や彼らが背負っているものをここで説明しないことが彼らをミステリアスな存在に仕立てているんです。『ここまで説明しなくていいのかな?』と思いながら演じていた部分もあったけど、なかなかどうして、それぐらいがちょうど良かった。映画の特性を生かした作品になってると思います。その中で僕が演じたセカイは、いま最も希薄になっている“家族愛”といった部分を描く大事なパートを担ってたので、ただワイルドに攻めるだけじゃない側面を意識しながら存在するというところで、楽しませてもらいました」。ワルたちを揃えたワイルド7の中で、椎名さんが演じたセカイは“大人”として飛葉(瑛太)やパイロウ(丸山隆平)といった若いメンバーを少し後ろから見守るような立ち位置にいるキャラクター。30代の頃のやんちゃで尖った役柄を好演していた椎名さんの姿に衝撃を受けたファンは、ある種の感慨を抱くのではないだろうか?「まあ僕も47ですからね」と静かに笑みを浮かべ、こんな思いを語ってくれた。「確かに僕自身の変遷で言うと、俳優としてスタートした頃からやんちゃでファナティックと言えるような役が多かったし、そういう役を喜んでやっている自分がいました。でも年齢を重ねる中で、サッカーで言うなら前線でシュートを決めるポジションから、ちょっと引いて全体や流れを見るような役回りも増えてきた。そういう役割を担うようになって初めて、そういうポジションを務めることの重要性にも気づかされるようになったというのはありますね。ただ、自分が変わったというわけでもないですね。これまでも真面目なサラリーマンからおバカなコメディの役までやってきたし、そういう中でいろんな見方ができるようになってきた。元々『自分はこういう役だけでひたすらその世界を突き進む』という意識は毛頭なかったし、いろんなジャンルでいろんな役柄をこなして、その一つ一つが“何か”になって自分のバランスを作ってるんだなと思います」。「若いときは四十幾つなんてずいぶん大人で何でも分かってると思ってたけど、実際に自分がその年齢になってみて、いまだに第一線で現役バリバリで活躍されている先輩を見ると、まだまだだなって日々思わされますよ」。そう語るこの男の目はかつての“尖った”30代の頃と変わらない。その一方で年齢を重ねたことで、確実に意識の片隅には自分より若い世代や映画界の“これから”についての思いも…。「もちろん『まだまだです』と言ってても、いつまでやれるか分からない年齢になってきましたからね(笑)。これまで素晴らしい輝きを見せる先輩たちを数多く見てきたけど、役者が最も良い輝きを放つ時期というのは決して長いわけじゃないと思うんです。そういう芝居がどういうものかって口では表しにくいけど、本当に役として存在する気迫とでも言うのかな…。僕もそういう役が回ってきたときにそうありたいし、それをお客さんや若い世代に見てもらって『そういうアプローチもあるんだ』と受け止めてもらえるように継承していかなくちゃいけないだろうとも思う。そういう先輩たちが遺してくれた作品を時間があるときにふと見直すとすごいなと思うし、『お前、慣れてきてるんじゃないか?』と自分を見直すきっかけになりますよ。良い映画は観る人に問いかけてきますね」。道はまだ続いている。その熱と共に男がそこに刻みつけてきた思いを受け止めてほしい。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:ワイルド7 2011年12月21日より全国にて公開© 2011『ワイルド7』製作委員会■関連記事:鈴木奈々、おバカキャラ全開!英語のクイズに珍解答披露『ワイルド7』瑛太が語る“ワイルド”の定義「僕にできるかは…気分によります」ワイルドな男の条件は“守るものがある男”!『ワイルド7』カップル試写アンケート“アニキ”宇梶剛士、草食男子に「野菜炒めに徐々に肉を入れたら?」とアドバイス日本警察“最凶”の切り札『ワイルド7』試写会に30組60名様ご招待
2011年12月20日映画『ワイルド7』の宣伝隊長に、おバカキャラで現在TVに引っ張りだこのモデル・鈴木奈々が就任。12月18日(日)に行われた本作の公開記念イベントに登場し、いつものおバカキャラ全開で作品をアピールした。望月三起也の人気漫画を映画化した本作。7人の元犯罪者たちによる超法規的組織“ワイルド7”が国家をも敵に回し、愛する者を守るべく戦いに挑む。巨大なアドトレーラーと共に、この日は撮影で実際に主演の瑛太や丸山隆平(関ジャニ∞)らが使用したバイクも登場。ギャル風にアレンジした真っ黒なバイクスーツでワイルドに決め、バイクの後ろに乗って登場した鈴木さんは「バイクの後ろに乗るのは初めてだったから緊張したけど楽しかったです」と満面の笑みを浮かべた。TVなどでたびたび話題に上るうわさの彼は「バイクが大好きでビッグスクーターに乗ってます」(鈴木さん)とのこと。これまで彼氏のビッグスクーターで2人乗りをしたことはなかったそうで「ヤキモチ焼いちゃうかもしれない」とも。ちなみに、映画の中で鈴木さんが一番かっこいいと思ったのは、椎名桔平演じるセカイ。「男らしくて感動しました!」と大絶賛だったが、そのうわさの彼氏は椎名さんとは「全然似てない。見た目、草食系ですもん。私は、見た目は草食系で中身は肉食の“ロールキャベツ男子”が好き!私の彼はまさにロールキャベツです」とのろけていた。さらに、“ワイルド7”を英語で書くと?とクイズを出題されると、期待通りに(?)「Yldo sev7」と珍解答を披露。「何となくニュアンス分かりますよね?読めますよね?」とへこたれることなく笑顔を浮かべていた。『ワイルド7』は12月21日(水)より全国にて公開。■関連作品:ワイルド7 2011年12月21日より全国にて公開© 2011『ワイルド7』製作委員会■関連記事:『ワイルド7』瑛太が語る“ワイルド”の定義「僕にできるかは…気分によります」ワイルドな男の条件は“守るものがある男”!『ワイルド7』カップル試写アンケート“アニキ”宇梶剛士、草食男子に「野菜炒めに徐々に肉を入れたら?」とアドバイス日本警察“最凶”の切り札『ワイルド7』試写会に30組60名様ご招待関ジャニ丸山、金色シャツのタキシードで登場映画初出演でワイルドな魅力を発揮?
2011年12月19日榮倉奈々、岡田将生からの突然のプレゼントに涙!11月10日、映画「アントキノイノチ」公開を記念し、都内で開催されたセレモニーに、主演した榮倉奈々、岡田将生が出席した。榮倉と岡田は「アントキノイノチ」公開を記念するため一般公募された【ラブレターツリー】の設置セレモニーに出席。岡田からの突然ののクリスマスプレゼントに、榮倉が涙ぐむ場面があった。岡田からのサプライズプレゼントはスノードーム岡田からの榮倉へのサプライズプレゼントは、劇中の印象的なシーンで登場する観覧車の模型が入ったスノードームだった。映画コムによると岡田は「2月から一緒にやってきましたが、すごく助けられました。本当に一緒にやれてよかったし、また違う作品でも会えたらうれしい。ありがとうございました」と照れくさそうに感謝の言葉を榮倉に伝え、スノードームを手渡した。榮倉の瞳に涙が思いがけないプレゼントに驚いた様子の榮倉は、涙を静かにぬぐい「(作品への)思いが強いだけに、全てのことに100%届けようと一緒にがんばってきたのでうれしいです。ありがとう。恥ずかしい(笑)」と感激で一杯の胸の内を語ったという。映画「アントキノイノチ」とは?歌手のさだまさしによるベストセラー小説を映画化。遺品整理業という特殊な仕事を通して「命」の重さ、人と人が繋がる尊さを描いた作品だ。また、榮倉は「アントキノイノチ」の公式サイトで「生きるということ、社会と関わるということ。日々、自問自答しながら前進したいと望む姿は同世代として、とても興味深いです。瀬々監督も岡田将生くんも初めてご一緒させていただくので、どんな風にコミュニケーションを取って撮影が進んでいくのか、今から楽しみです。」と、コメントを残している。「アントキノイノチ」初日舞台挨拶のお知らせ●11月19日(土)●場所:丸の内ピカデリー11回目 午前9:20の回、上映終了後/2回目 お昼 12:50の回、上映前●[登壇者]岡田将生、榮倉奈々、原田泰造、松坂桃李、瀬々敬久監督(以上すべて予定)●場所:MOVIX亀有1回目12:30の回、上映終了後/2回目15:45の回、上映開始前●[登壇者]岡田将生、榮倉奈々、松坂桃李、瀬々敬久監督(以上すべて予定)「アントキノイノチ」公式サイトより元の記事を読む
2011年11月12日まもなく公開の映画『アントキノイノチ』の“ラブレターツリー”設置セレモニーが11月10日(木)に都内劇場で開催され、岡田将生と榮倉奈々が揃って出席した。こちらの“ラブレターツリー”には全国から“運命の人”に向けて寄せられたメッセージが書かれたハート形のボードが飾られており、恋人や家族、仲間などへの思いがクリスマスツリーを彩る。2人にラブレターの思い出を尋ねると、岡田さんは「ラブレターじゃないですが、ファンレターにはいつも元気づけられます」。榮倉さんも「私も移動中によく読みます。読むと頑張ることができますね」と改めてファンへの感謝の思いを口にした。劇中の杏平(岡田さん)とゆき(榮倉さん)について岡田さんは「運命の人」と語り、榮倉さんも「2人とも生き残ってしまったことに罪悪感を持って、世間とつながることに壁を感じている。そんな2人が誰かとつながりたい、愛したいと思えるようになった。互いにとって運命だったんだと思う」としみじみと語った。この日は、岡田さんから榮倉さんにサプライズでクリスマスプレゼントが!岡田さんは「2月から一緒にやって来てすごく助けられました。一緒にやれてよかったし、また違う作品で出会えたら嬉しい」と語り、スノードームを手渡した。劇中、2人が観覧車に乗るシーンがあるが、こちらのスノードームには観覧車の模型が入っており、榮倉さんは「かわいい!」と大感激。目元に浮かんだ涙をぬぐい「いろんなものを背負って、撮影も大変でした。思いが強いだけに全て届けようという気持ちで一緒に頑張ってきたので嬉しい」と照れくさそうに笑みを浮かべていた。映画は高校時代のある出来事をきっかけに心を壊してしまった青年が、遺品整理業という仕事やそこでの出会いを経て、立ち直っていく姿を描く。『アントキノイノチ』は11月19日(土)より全国にて公開。■関連作品:アントキノイノチ 2011年11月19日より全国にて公開© 「アントキノイノチ」製作委員会■関連記事:岡田将生インタビュー自らの「生きる意味」と向き合った『アントキノイノチ』シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第20回)“ほっとけない男子”俳優は?【TIFFレポート】岡田将生&原田泰造通訳付き映画祭公式上映にハイテンション!【TIFFレポート】映画祭開幕!ミラジョヴォら美しき女優陣のファッションに釘づけ岡田将生、釜山映画祭でサイン攻め!『アントキノイノチ』への特別な思い明かす
2011年11月10日大人になった栄倉奈々が20代初の写真集を出版モントリオール映画祭に出席し、今乗りに乗っている女優栄倉奈々(23)が20代初、5年ぶりの写真集「NANA -tremor-」を10月26日(水)に集英社より発売することが分かった。エルザによると、20代になって栄倉は「10代の頃と比べると、ある意味すごく冷静になったし、ある意味すごく情熱的になりました。アンバランスな自分を楽しめるようになった。」と語った。写真集には水着姿やランジェリー姿も!!栄倉が10代の少女から20代の大人の女性に変わっていく、心と身体の”ゆらぎ”と”一瞬の美”を表現したという。写真集「NANA -tremor-」発売を記念して、10月30日(日)に東京・リブロ渋谷店にて握手会が開催される。栄倉奈々の秋のドラマ始まる!!10月クール連続ドラマ「蜜の味~A Taste Of Honey~」主演・森本直子役木曜22時~フジテレビ●10/13(木)スタート映画出演は「アントキノイノチ」W主演 久保田ゆき 役11月19日(土)全国ロードショー元の記事を読む
2011年09月22日先日までカナダのモントリオールで開催されていた「第35回モントリオール世界映画祭」でイノベーションアワードに輝いた『アントキノイノチ』主演の岡田将生、榮倉奈々と瀬々敬久監督が凱旋。8月30日(火)の夜、松竹本社(東京・東銀座)で開かれた受賞報告会見に出席した。歌手・さだまさしの手による同名小説を原作に、遺品整理という仕事で出会った2人の若者の姿を通じて“生”を描き出す。2004年の『風音』(東陽一監督)以来となる、その年の映画祭で、最もインパクトを与え、革新的で質の高い作品に与えられるイノベーションアワードを受賞した。帰国したばかりの瀬々監督は、「『イノベーション?何だ?』とよく分からずに出ていき、帰ってきました(笑)」と受賞の瞬間をふり返るが、地元の観客に作品の面が伝わったということはひしひしと感じていたよう。「観終わって観客の方が泣きながら『よかった』と言ってくださったのが印象的でした。中には実際に、身内を亡くされて部屋を片付けた経験のある方もいて『思い出した』と言っていただきました」と感慨深げだ。岡田さんは「朝ご飯を食べているときにマネージャーから電話がかかってきて知った」とのこと。「そのときは理解できなかったんですが、(共演の)原田泰造さんから『やったな』とメールをいただき実感しました」と心境を明かした。榮倉さんも「作品全体にいただけたということで嬉しいです」とニッコリ。「モントリオールでは私や岡田くんに対してイメージや先入観を持たずに、各国の方に観ていただけて感想を間近で聞けました。言葉は違っても心で観ていただけたと感じました」とふり返った。実際にトロフィーを持ってみて「金だなー」と感想を漏らす岡田さんに「メッキだろ、メッキ!」と監督が突っ込む一幕も…。トロフィーの重みで改めて受賞を実感したようだ。イノベーションアワードについて榮倉さんは「監督の中の哲学や若い私たちの感覚などいろんなものが合わさって“革新的”と評価されたのでは」と語り、「海外の映画祭は何度でも行きたい」と充実した表情を見せた。映画について「撮影のときから役に強い思い入れがありました」と岡田さん。いじめなどの社会問題も描かれるが「自分も経験したこともあり、心の叫びなど響いてくるものがたくさんありました」と特別な一作となったことを明かしてくれた。榮倉さんも「(岡田さんが演じた)杏平の言葉に助けられたりヒントをもらった」と頷いた。監督は東日本大震災を踏まえ「3月に大変なことが起こり、自分たちが事件の渦中にいるという気持ちが芽生えた。第三者として傍から見ているのではなく、ど真ん中にいるという気持ちで作りました。それがオリエンタリズムではなく、自分たちの身の回りのこととして(世界に)伝わったのだと思う」と思いを吐露。そして岡田さんと榮倉さんに向き直り「これからの未来を背負う若い君たちに観てほしい!」と語りかけた。『アントキノイノチ』は11月19日(土)より全国にて公開。■関連作品:アントキノイノチ 2011年11月19日より全国にて公開© 「アントキノイノチ」製作委員会■関連記事:『アントキノイノチ』モントリオールで高評価岡田将生は仏語でスピーチ決めた!ヴェネチア、モントリオールにトロント…世界の映画祭での邦画の奮闘に期待!冒頭でいきなり全裸…?岡田将生の様々な表情に注目の『アントキノイノチ』予告編榮倉奈々、岡田将生は「小学生」!?「もう22歳なんですけど」と本人苦笑岡田将生×榮倉奈々を絶賛!『アントキノイノチ』がモントリオールへ
2011年08月30日岡田将生、榮倉奈々主演の『アントキノイノチ』が、8月18日(木)より開幕する第35回モントリオール世界映画祭の「ワールド・コンペティション」部門に正式出品されることが決定した。歌手のさだまさしが2009年に発表した同名小説を映画化。ある事件から他人に心を開くことなく生活を送る2人の男女が、“遺品整理業”という仕事を通じて、失われた命や遺されたもの、そこに込められた思いに触れることで生とのつながりを取り戻していくさまを描く。モントリオール世界映画祭は、トロント国際映画祭と並ぶ北米最大規模の国際映画祭。近年、日本映画が毎年のように受賞しており2006年には奥田瑛二監督の『長い散歩』、2008年には『おくりびと』がグランプリを獲得。同じく2008年の脚本賞を君塚良一の『誰も守ってくれない』、2009年の監督賞を『ヴィヨンの妻』の根岸吉太郎監督が、そして昨年は『悪人』で深津絵里が主演女優賞を受賞している。特に『おくりびと』はこのモントリオールでの受賞を皮切りに国内外で絶賛を浴び、オスカーの最優秀外国語映画賞にまでのぼりつめたこともあり、今後の賞レースを予測する上でも注目を集める。同映画祭のセルジュ・ロジーク代表からは「心を失ってしまった2人が、死に接することによって生きることの幸せと儚さに気付く物語です。主演2人の演技は完璧の一言につきます」と作品、主演の2人の演技を絶賛するコメントが寄せられている。瀬々敬久監督にとっては、今年のベルリン国際映画祭で国際批評家連盟賞と最優秀アジア映画賞の2冠に輝いた『ヘブンズ ストーリー』に続く最新作として期待を集める本作。今回のノミネートに際し、監督からは「いまの日本の現実の中で“生きること”とは何なのかと考えながら作った映画なので、まず最初は日本の観客のみなさんに観ていただくことが一番だと思っていましたが、こういう機会をいただいたからには、この映画を通して世界の人たちと想いを共有できることを願っています」とのコメントが到着。岡田さんは「素直に『嬉しい』の一言につきます。嬉しいです!」、榮倉さんも「海外の映画祭に出品されるなんて、夢を見ているようです。携わったみんなの愛が吹き込まれたこの映画をよりたくさんの方に観てもらえること、嬉しく思います」と喜びを語り、日本以外の国の多くの人々の反応に期待を寄せる。なお、本作のほかに今年のモントリオールには、板尾創路監督、主演に浅野忠信、石原さとみも出演している『月光ノ仮面』、窪田将治監督作『クレイジズム』が「フォーカスオンワールドシネマ長編」部門に、齊藤潤一監督によるドキュメンタリー作品『平成ジレンマ』が「世界のドキュメンタリー」部門に出品される。第35回モントリオール世界映画祭は8月18日(木)より8月28日(日)まで開催。『アントキノイノチ』は開幕直後にプレミア上映が予定されている。現在、監督およびキャスト陣の出席については調整が進められているという。『アントキノイノチ』は11月19日(土)より全国にて公開。■関連作品:アントキノイノチ 2011年11月19日より全国にて公開© 「アントキノイノチ」製作委員会■関連記事:岡田将生は心の叫び、榮倉奈々は泣きながら願う――『アントキノイノチ』特報到着「女神のイタズラ」松坂桃李動画インタビュー!共演の杏を大絶賛の理由とは…?作業着姿の岡田将生&榮倉奈々の画像が解禁!『アントキノイノチ』豪華共演陣も発表!“ブラック・ジャック”岡田将生、脚フェチ告白の仲里依紗に振り回されっぱなし?岡田将生が若き日のブラック・ジャックに!手塚治虫の名作ドラマ化共演に仲里依紗
2011年08月02日9月公開の映画『のぼうの城』において、鈴木保奈美が榮倉奈々演じるヒロインの母親の役で11年ぶりの映画出演を果たしていることが明らかになった。秀吉の天下統一の総仕上げとなる小田原征伐において、武州の忍城(おしじょう)が、石田三成率いる2万の大軍にわずか500人で対抗し、見事、城を守りぬいたという史実を描く本作。勇も智もないながらに不思議な魅力で領民から慕われる“のぼうさま”をはじめ、個性的なキャラクターが数多く登場するが、野村萬斎に佐藤浩市、山口智充に成宮寛貴、榮倉奈々、さらには山田孝之、上地雄輔など超豪華キャストが集結し、壮大なスケールで戦国絵巻が展開される。鈴木さんが偶然、小説「のぼうの城」(小学館刊)を手に取り、他の歴史小説とは一線を画したオリジナリティあふれる世界観に共感したことで、2000年公開の『いちげんさん』以来11年ぶりとなる映画出演が実現した。1月より放送中のNHK大河ドラマ「江(ごう)〜姫たちの戦国」では織田信長(豊川悦司)の妹にして、茶々(宮沢りえ)、初(水川あさみ)、江(上野樹里)の“浅井三姉妹”の母親である“市”を演じている鈴木さん。乱世に翻弄されながらも強く生きる母親役で存在感を見せつけているが、同じく戦国時代を舞台にした本作で演じるのは、忍城の当主・成田氏長の妻・珠(たま)。昨年秋に行われた撮影では、眉毛を消した“麻呂”風の特殊メイクにも初挑戦し、美しさと“狂気”を感じさせる珠を外見、内面共に見事に体現した。犬童一心&樋口真嗣両監督は「『乱』の原田美恵子、『蜘蛛巣城』の山田五十鈴のように、現代とかけ離れた時代の女性をリアルに体現できる気品を持ち合わせている」と鈴木さんを絶賛している。鈴木さんからは「原作の大ファンでしたので、映像の片隅にでも参加することができて嬉しく思っています。壮大な水攻めシーン、賢くもしたたかな百姓たちとユニークな武士の掛け合いといった、原作の魅力がどのように映像化されているのか、愛読者のひとりとして完成が本当に楽しみです」というコメントが到着。「江」の市とは生い立ちや境遇は違えど、美しく、そして強い母という点で共通する珠ををどのように演じているのか?榮倉さん演じる甲斐姫との“母娘”関係にも注目が集まりそう。『のぼうの城』は9月17日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:のぼうの城 2011年9月17日より東宝系にて公開© 2011『のぼうの城』フィルムパートナーズ■関連記事:成宮寛貴インタビュー「セリフなしでちゃんと愛してるって表現した」究極の純愛豪華9人!『のぼうの城』対照的な2種類のポスターが解禁水攻めを暗示?山田孝之の“ドS”声で叱られたい!「ウシジマくん」容赦なき着ボイスの配信開始『のぼうの城』新キャスト発表三成役を上地雄輔、大谷吉継に山田孝之榮倉奈々『のぼうの城』で時代劇初挑戦男勝りな姫役で乗馬も披露!
2011年02月17日