西武鉄道は18日、鉄道グッズの新商品「西武鉄道6000系電車型キーライト」「西武鉄道Bigキーホルダー」を発売する。「西武鉄道6000系電車型キーライト」は、池袋線・西武有楽町線と東急東横線・みなとみらい線との相互直通運転開始1周年を記念して制作された。相互直通運転に使用する6000系をモチーフにした外観で、スイッチを入れると光の中に同車両のイラストが浮かび上がる。大きさは長さ7.6cm、幅1.7cm、高さ2.1cmで、1個900円。駅ナカコンビニ「TOMONY」各店舗(池袋駅A2号店、高田馬場駅ホーム店、所沢駅改札内店は除く)で販売する。「西武鉄道Bigキーホルダー」は、たて約6.4cm、横約4.5cmの大きなキーホルダー。新2000系、4000系、6000系、20000系、30000系の各車両をイメージした5種類のデザインで、各550円。「TOMONY」の池袋駅A店(1階改札内)、西武新宿駅店(正面口)、所沢駅店(改札外)にて販売する。なお、両商品とも販売時に1人5個までの購入制限を設ける。西武鉄道グッズ販売ページでも18日10時から販売開始される。
2014年02月10日第3セクター鉄道の青い森鉄道(青森県)・IGRいわて銀河鉄道(岩手県)はこのほど、2014年3月15日にダイヤ改正を実施すると発表した。青い森鉄道のダイヤ改正では、朝の通勤・通学時間帯に上り4本、下り1本を増やし、2014年春の筒井駅開業にともなう旅客増に備える。筒井駅には上下合わせて1日52本の列車が停車する予定で、そのうち7本(下り3本、上り4本)は新型車両703系による快速列車となる。また、青森~浅虫温泉間の「浅虫温泉シャトル」、八戸~三沢間の「三沢シャトル」の運用を見直し、代わって青森~八戸間の直通列車を増やす。上下ともこれまで設定のなかった時間帯に直通列車を設定することで、ほぼ1時間に1本の列車を確保。本数も上りは現行の17本から22本へ、下りは現行18本から22本へと増える。三戸駅から八戸・青森方面へのアクセス向上も図られ、現行ダイヤには設定のない時間帯に八戸~三戸間の列車を上下各2本新設。八戸~青森間の列車に接続させる。早朝5時台には、八戸発青森行と青森発八戸行を各1本設定。JR大湊線大湊行の列車(野辺地駅6時27分発)に接続するダイヤとし、八戸・青森方面から大湊方面への接続改善を図る。その他、自社車両の活用により、JR車両(ディーゼル車)の運用の一部見直しも行うという。IGRいわて銀河鉄道では、盛岡駅22時35分発滝沢行を土休日運休から毎日運転へ変更。盛岡駅18時07分発滝沢行はいわて沼宮内行に延長し、土休日運休とする。利用の少ない盛岡駅20時0分発好摩行は滝沢行に短縮する。東北・秋田新幹線「はやて」の一部が「はやぶさ」となり、最高速度が引上げとなるのに合わせ、接続の見直しを実施。盛岡駅10時11分着の新幹線に合わせた盛岡駅10時20分発八戸行と、盛岡駅19時40分発の新幹線に接続する八戸駅17時44分発盛岡行(19時30分着)をそれぞれ設ける。
2013年12月24日京急百貨店(横浜市上大岡)は12月29日~2013年1月3日まで、7階催事場で「第4回京急鉄道フェア」を開催する。鉄道模型車両を、羽田空港エリア、三浦半島エリアなど、京急沿線エリアをイメージしたジオラマの中で走らせることができる。好きなコースを選び、手元のレバーで操作して運転できるほか、小型カメラを前部に設置しているため、走行の様子をテレビモニターでも楽しめる。参加は1回100円(3分程度)。同イベントの収益は全額東日本大震災の被災地に寄付される。12月29日には、「ママ鉄講座」や「鉄道歌謡ミニライブ」を開催。30日には、鉄道カメラマンによる「撮り鉄講座」、「新・鉄子の旅トークショー」を、31日は鉄道アイドルによる「ミニライブ」「鉄音アワーNET」を開催する。年が明けて1月2日は「新春鉄道寄席期&お笑いライブ」、3日はスーパーベルズのライブを行う。エアトレインとは、あらゆる電車の発する「音」を口や身体で表現する来館者参加型イベント。審査員による採点によって、優勝、準優勝、京急百貨店賞などの受賞者を決定。受賞者には鉄道フェアならではの珍しい鉄道グッズをプレゼントする。フェア開催中には、オリジナルの限定グッズを販売。キャラ弁マイスターの丸尾知美氏監修の京急オリジナルキャラ弁は945円、京急トレインケーキ2個セットは1,200円、京急電車スタイ(1,470円)・電車タオル(630円)といった雑貨も販売する。また、「鉄道コレクション京急700形2両セット」は、12月29日に限定5,000セット販売する(2,500円)。同フェアは、12月29日・30日は10時~20時、12月31日は10時~18時、1月2日は9時~19時、1月3日は10時~17時に開催。1月1日は休店日。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月20日民営鉄道事業者の阪神電気鉄道は、同社および阪神バスにおける、年末年始の運転ダイヤを発表。また、初詣客の利便性を図るため、12月31日の終発から元日の始発にかけて、本線および阪神なんば線で終夜運転を実施する。鉄道とバス(一般路線)ともに、12月28日は平日ダイヤ、12月29日~1月3日は土曜・休日ダイヤ、1月4日は平日ダイヤで運行するとのこと。また、終夜運転は、普通列車のみで、本線、阪神なんば線とも約15分~30分間隔で運行する予定。区間は、「梅田~高速神戸間」の本線全区間(神戸高速線の一部を含む)、および「尼崎~近鉄奈良間」の阪神なんば線(近鉄奈良線を含む)。詳細は、阪神電気鉄道のホームページで見ることができる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月17日旺文社は新幹線の駅名を書きながら漢字を学習する漢字ドリル、「漢字をおぼえる鉄道ドリル新幹線編」を12月14日に刊行する。同書は子どもが好きな鉄道で、楽しく漢字の練習ができる漢字ドリル。ドリルは新幹線の路線ごとに7つのチャプターから構成され、新幹線の駅の順番に沿って漢字を書き込めるようになっている。各ページには駅名だけでなく、その駅がある県の名前や県庁所在地も掲載。また、新幹線路線図の台紙付なので、台を見ながらどのあたりの駅名を書いているのか確認し、楽しく学習することもできる。答えのページには、書き順や読み方、その漢字を習う学年も掲載。正しい漢字の書き方や読み方を学べるとともに、何年生レベルの漢字が書けたのかも確認できる。また、自宅で楽しみながら学習できるドリルとして、「小学漢字1006字で鍛える漢字脳パズル小学1・2・3年/小学3・4・5年/小学4・5・6年」も12月14日に同時刊行する。「漢字をおぼえる鉄道ドリル新幹線編」は、全64ページ、価格650円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月12日鉄道事業を行う西武鉄道は、年末の一部夜間時間帯に、乗客が集中することによる混雑を緩和するため、12月13日、14日、20日、21日の夜間、西武池袋線・新宿線に臨時電車を増発する。池袋線では、23時40分「池袋発」・0時24分「飯能(はんのう)着」の「特急レッドアロー号飯能行き」を1本、また、池袋線「準急小手指(こてさし)行き」では、0時4分「池袋発」・0時41分「小手指着」と、0時38分「池袋発」・1時15分「小手指着」の2本を運行する。また、新宿線「準急新所沢行き」では、23時51分「西武新宿発」・0時37分「新所沢着」、および0時39分「西武新宿発」・1時21分「新所沢着」の2本を運行するとのこと。詳細は同社ホームページから見ることができる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月11日鉄道事業者の西武鉄道は、12月18日、全国の実在する鉄道事業者で、実際に使用されているさまざまな職種の制服を収録したコレクションフィギュア「鉄道むすめ~鉄道制服コレクション~」の限定版、「鉄道むすめPLUS+03/川越いぶき限定版」を発売。12月5日から開催される「所沢古本まつり」にて、先行発売を行う。価格は1,100円。9月から販売されている「鉄道むすめPLUS+03(川越いぶき)」は、西武鉄道の技術職(工務部)という設定のフィギュア。その限定版となる同商品は、通常製品版ポーズを元に「右手にファイル」と「左手にボールペン」を持たせた”業務中”の仕様になっている。追加パーツとして、この限定版のみの「表情が異なる顔パーツ」も封入。頭部パーツを、上から「ヘルメット」、下から「あごひも」パーツで挟む事で、ヘルメット装着イメージも再現できるという。販売は、西武鉄道駅売店「TOMONY」の一部店舗にて。限定商品につき、なくなり次第終了となる。なお、「所沢古本まつり」で行われる先行発売では、購入者先着300名に、過去に配布された「井草しいな(夏服)」、「井草しいな(冬服)」、「神井みしゃ」の、いずれかのクリアファイル1枚をプレゼントするとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月05日秩父鉄道グループの秩鉄商事は、秩父鉄道のオリジナル商品、沿線の特産品やお土産物、人気の「あの花」グッズを取りそろえた通販サイト「ちちてつe-shop」を開店した。同サイトでは、期間限定商品として、秩父鉄道のカレンダー・秩父夜祭記念乗車券&入場券を販売。さらに秩父鉄道オリジナル商品のキーホルダー、ストラップ、パレどら、パレくっきぃなども販売する。また、ちちぶ路の特産品である、うどんやそば、しゃくし、みそ製品、五家寶、秩父銘仙、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(あの花)」グッズとして、Tシャツ、ステッカー、ラムネなども取り扱う。現在、同サイトオープンを記念し、「ちちてつe-shop開店記念キャンペーン」を12月21日まで実施している。パレナちゃんのハンドパペット1,400円を特別価格1,200円で販売する他、秩父鉄道のカレンダー全3種セットを購入した人に「光るSLキーホルダー」をプレゼントする。カレンダーは在庫がなくなり次第販売を終了する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月29日茨城県ひたちなか市内を走るローカル鉄道「ひたちなか海浜鉄道」では、毎年元旦に初日の出・初詣列車「急行あじがうら号」を運行するのが恒例となっている。2013(平成25)年1月1日は、これに加えて新企画「快速なかみなと号」も運行することになった。運行は「急行あじがうら号」が勝田駅5時32分発、阿字ヶ浦駅5時58分着、「快速なかみなと号」が勝田駅6時14分発、那珂湊駅6時29分着というスケジュール。「特別1日フリー乗車券」(勝田~阿字ヶ浦間)も大人800円、小人400円で発売される。発売場所は、那珂湊駅及び勝田駅湊線ホーム改札とひたちなか商工会議所の本所および支所で、前売りは12月1日から発売。前売り1日フリー乗車券については三が日のうち1日有効。前売乗車券購入者には「湊線ノート」がプレゼントされるというプレミアム付き。また、指定席券も発売予定で、大人・小人同額で420円。50名先着順で、12月1日(土)那珂湊駅特設コーナーで11時00分から先行予約を受け付ける(当日は引換券発行)。電話予約受付は12月2日(日)9時00分からとなり、指定席券は当日(元日)5時00分から勝田駅で現金または引換券と交換となる。なお、主催の「ひたちなか海浜鉄道」と「おらが湊鐵道応援団」では、沿線でおすすめの初日の出と初詣スポットとし以下の場所を挙げている。初日の出スポットが「湊公園」(那珂湊駅から徒歩約10分)、「海門橋」(那珂湊駅から徒歩約13分)、「水門帰帆」(殿山駅から徒歩約15分)、「平磯海水浴場」(平磯駅から徒歩約10分)、「平磯白亜紀層」(平磯駅から徒歩約15分)、「磯埼灯台」(磯崎駅から徒歩約20分)、「阿字ヶ浦海岸」(阿字ヶ浦駅から徒歩約10分)。初詣スポットは「橿原神宮」(殿山駅から徒歩約10分)、「天満宮」(那珂湊駅から徒歩約7分)、「酒列磯前神社」(磯崎駅から徒歩約10分)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月26日TOMY TECがプロデュースする「鉄道むすめ」から、「鯖缶せんべい汁」「青森鉄道むすめ/マドレーヌ」が登場。同商品は青森県を応援する「青森鉄道むすめ」の新商品として、10月19日に発売された。全国各地の実在する鉄道事業者を、オリジナルキャラクターで収録している「鉄道むすめ」。中でも「青森鉄道むすめ」には、青い森鉄道「八戸ときえ」、十和田観光鉄道「清水なぎさ」、津軽鉄道「芦野かな」、弘南鉄道「平賀ひろこ」、南部縦貫鉄道「七戸ちびき」の5人のキャラクターがいる。彼女たちは様々なシーンで青森県を応援している。このほど10月19日に発売した「鯖缶せんべい汁」は、青い森鉄道の「八戸ときえ」の得意料理。青森県のソウルフードであるせんべい汁に、八戸の鯖を使った鯖缶を合わせた。味の加久の屋製造で、価格は1,050円。「青森鉄道むすめ/マドレーヌ」は、5人の青森鉄道むすめがパッケージされたマドレーヌ。5人のキャラクターにあわせた、チョコ、抹茶、プレーン、りんご、ブルーベリーの5種類の味が楽しめる。大竹菓子舗製造で、価格は1,000円。いずれもJR新青森駅2F改札内売店「美味山海」、JR青森駅1F構内売店「ぐるっと遊」、JR青森駅1F構内売店「駅の駅あおもり」ほか、青森県内、一部の通信販売にて販売。また、製品販売にあわせた特別販売会を11月8日までJR新青森駅・青森駅の構内売店で開催。期間中に対象商品を購入するとオリジナルグッズがプレゼントされる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月24日ゲーム・モバイル関連の企画開発を手掛ける「MyBS」は19日より、日本初の貸切列車情報サイト「かりてつ!」のサービスを開始する。同サイトは、各鉄道会社で古くから提供されている、鉄道を車両ごと借りるサービス「貸切列車」の情報をまとめたもの。今までは貸切列車の情報が不足気味で、国内の貸切列車情報がまとまって発信されているWebサイトはなかったという。サイトでは、鉄道事業者ごとに貸切列車サービスの情報を紹介。車両や貸切料金、問い合わせ先等の情報を各社の状況に応じて掲載する。また貸切列車の利用ガイドコンテンツも用意する。サイトの利用は無料。詳細は「かりてつ!」へ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月19日茨城県ひたちなか市内を走るローカル鉄道「ひたちなか海浜鉄道」では、今夏にも実施したビア列車「湊線一番搾り号」に続き、11月に「湊線ボージョレ・ヌーヴォー号」を運転する。「ひたちなか海浜鉄道湊線」は、JR常磐線勝田駅と阿字ヶ浦駅間14.3キロメートルを結ぶ。全国的にも珍しくなった、昭和中期製造のディーゼルカーがいまだに現役で運行中だ。沿線の那珂湊駅は大正初期の開設当時の趣を残すレトロな建築で、沿線で唯一の有人駅だ。そんな「ひたちなか海浜鉄道」と、ひたちなか市の酒屋「お酒の遊園地・イシカワ」のコラボによるイベント列車が「湊線ボージョレ・ヌーヴォー号」。11月15日(木)に解禁日を迎える”ボージョレ・ヌーヴォー”を、解禁日直後の11月16日(金)に「ひたちなか海浜鉄道湊線」の列車貸し切りで味わおうというもの。ワインアドバイザーも乗車する予定だ。当日は18時15分勝田駅湊線構内集合で、往路は勝田駅18時32分発~勝田駅19時45分着で、復路は阿字ヶ浦発19時19分~勝田着19時45分の一往復。使用車両はキハ3710-01を予定している。料金は、1人4,000円で、ワイン代(ボージョレ・ヌーヴォーほか約10種類)とオードブル、往復乗車運賃も込みとなっている(ただし、飲み放題ではない)。定員は30名で、定員に達し次第、締め切る。1人での参加も受け付けている。また、予約申し込みは「お酒の遊園地・イシカワ」で毎日9時00分~17時00分までの受付。「ひたちなか海浜鉄道」では受け付けていないので注意。また、当日キャンセルについて、キャンセル料が必要。更に、20歳未満の参加は不可。なお、当日の受付は運行開始の約15分前から勝田駅で受付を行うため、発車10分前までには集合のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月16日近畿日本鉄道は11月10~11日、「鉄道の日」記念イベントとして「きんてつ鉄道まつり2012」を開催する。今年は例年の五位堂検修車庫(奈良県香芝市)に加えて、高安車庫(大阪府八尾市)でもイベントを開催し、2会場制とする。今年の目玉といえるのが、高安車庫での新型観光特急「しまかぜ」の展示。近鉄が伊勢志摩地域の活性化を担う”切り札”と位置付ける「しまかぜ」は、6両編成2編成が新造され、2013年3月に導入される予定。客席車両のほか、大きなガラスを配した展望車両や2階建て構造のカフェ車両、個室やサロン席を有するグループ席車両などを備えた編成となる。高安車庫ではこのほか、トラバーサーの実演や洗車体験などを実施。一方、五位堂検修車庫でも、毎年人気を集めている「床下ピット探検隊」や40トンクレーンの実演、近鉄電車第1号電車の展示、鉄道部品の販売などを行う。なお、イベント開催日は両日とも高安駅(高安車庫の最寄駅)に急行を臨時停車させるとともに、五位堂駅(五位堂検修車庫の最寄駅)と高安駅間を団体専用列車「楽」で移動する「楽号乗車体験ツアー」も実施される。各日4往復(8列車)の運行で、乗車券(旅行券)は当日各会場において片道500円(大人・こども共通)で発売される。定員は1列車200名。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月09日鉄道を利用していると、ときどき見かけることがあるマナーの悪い鉄道ファン。乗客の邪魔になりながらも撮影を続けていたりと、困ってしまう場面に遭遇したことがある人もいるのではないだろうか。ということで、マイナビニュース会員の男女1,000名に、鉄道ファンの困ったところについて聞くと共に、実際に見たことのある鉄道ファンの嫌な行動についても質問してみた。Q.「鉄道ファンのここが困る」と思うことについて教えてください。(複数回答)1位 線路に近づいての撮影 32.1%2位 私有地に立ち入っての撮影 13.4%3位 話題の列車が来るとホームに群がる 8.2%4位 鉄道ファン以外の人にも薀蓄(うんちく)を披露 5.1%4位 車内で車掌のマネをする 5.1%■総評1位に選ばれたのは「線路に近づいての撮影」だった。危険な撮影現場を目撃した人が多いようで、「接触してしまうのではとハラハラしてしまいます」「線路に近づいて撮影していて警笛を鳴らされていた」などの回答が目立った。2位は「私有地に立ち入っての撮影」。こちらは「線路沿いに自宅がありますが、庭に立ち入ってくる人がいます」など、実際に迷惑をしたという回答がいくつか寄せられた。3位は「話題の列車が来るとホームに群がる」。こちらは「ホームにたむろしているのが邪魔で、乗り遅れそうになったことがありました」などの意見が最も多かった。続いて4位は同率で「鉄道ファン以外の人にも薀蓄(うんちく)を披露」と「車内で車掌のマネをする」がランクイン。「車内で薀蓄をしゃべるのはいいが、声の大きさに注意してほしい」「満員電車で大きな声を出して、車掌の復唱をしながらまねをする」など、いずれも社内の雰囲気を害していることに困ったという意見が多く寄せられた。ここからは、困った鉄道ファンの目撃談について紹介していこう。びっくりするようなエピソードもあるが、あくまで一部の鉄道ファンの所業であることに留意しながら読んでいただきたい。■撮影のためなら手段を選ばず・「自宅の庭にいたときは驚いた! 警察も取り合ってくれず、もめた割に結局はうやむやになった」(28歳男性/医療・福祉/専門職)・「電車のアナウンスを取りたいらしく、大きなマイクを持って乗り込んだ人がいて困った」(33歳女性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)■電車の利用客に気配りしながら撮影しよう・「駅のホームで並んでいる人に、『撮影の邪魔だからそこどいて』と大きな声で言っているのを見たことがある」(22歳男性/その他/技術職)・「カメラの前を横切ると『チッ』と舌打ちする」(45歳男性/その他/その他)■まねをするのもほどほどに・「車掌のまねをして、おばあさんに車掌と勘違いされて話しかけられて困っている人がいた」(25歳女性/情報・IT/技術職)・「車内でずっと車掌さんのまねをしていて、みんな困っていた」(22歳男性/学生/その他)・「駅に着くたびに車掌と同じアナウンスをする」(32歳女性/建設・土木/事務系専門職)■その他、困った鉄道ファンたち・「車掌さんでもわからないマニアックな質問をして困らせている」(25歳女性/印刷・紙パルプ/技事務系専門職)心無い鉄道ファンに対する怒りの声が多く寄せられた今回のアンケート。電車はあくまで公共の乗り物であることを忘れずに、マナーは守ってほしいところである。ちなみに「実家近くにSLが通るが、それを撮影するために田舎まで来てくれるのがなんだかうれしいくらい」というほほ笑ましい回答もあった。調査時期: 2012年9月14日~2012年9月19日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性437名 女性563名合計1,000名調査方法: インターネットログイン式アンケート【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月09日JR北海道は、北海道初の鉄道「幌内鉄道」の全線開通130周年を迎えるのを記念して、幌内鉄道のルートをたどりその歴史に触れる1泊2日のツアーを企画し、参加者を募集する。幌内鉄道は、幌内炭鉱の石炭を手宮港に運ぶために北海道開拓使により建設され、1882(明治15)年11月13日に幌内~手宮間の全線が開通した。現在は廃止されているが、旧幌内駅は三笠鉄道記念館として、旧手宮駅は小樽市総合博物館としてそれぞれ整備され、両施設とも北海道における鉄道輸送の歴史を伝える貴重な施設となっている。旧手宮駅(小樽市総合博物館)から旧幌内駅(三笠鉄道記念館)まで幌内鉄道のルートをたどるのは、ツアーの1日目。小樽~札幌間および苗穂~岩見沢間は団体専用臨時列車(お座敷車両)を使用、その他の行程は貸切バスを使用する。小樽市総合博物館では幌内鉄道に関するレクチャーを受けられ、三笠鉄道記念館では解説付きで館内を見学できる。途中の札幌では、北海道遺産や近代化産業遺産に認定されている「北海道鉄道技術館」にも立ち寄るという。2日目は三菱大夕張鉄道保存会の今井一郎事務局長が同行、トンネル遺構や南大夕張駅跡など夕張に残る数々の鉄道遺産を案内する。夕張鉄道や大夕張鉄道で活躍した車両などを収蔵する「石炭の歴史村SL館」もこのツアーのために特別に開館し、ツアー参加者のみ見学を受け入れる。記念ツアー「『幌内鉄道』と夕張の鉄道遺産めぐり」は10月13日出発。札幌駅または小樽駅発着、1泊(ホテルマウントレースイ)付きで大人2万500~2万6,000円。募集定員は40名。JR北海道の駅・旅行センターにて受け付けている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月12日静岡は大井川に添って走る大井川鉄道は、SL(蒸気機関車)がシュポシュポとゆっくり運行する姿を見ることができる、レトロ感満載の鉄道だ。鉄道ファンはもちろんのこと、子ども連れのファミリーまで幅広い層に愛されている。ところでこのSL、果たしてどんな乗り心地なのか?(自称)鉄道好きのライターとして、乗らずして語るワケにはいかない。ということで実際に乗車してみることに。大井川鉄道は金谷駅(島田市)から井川駅(静岡市)までを結ぶ全長約65キロの鉄道路線で、その内SLが走るのは新金谷駅(島田市)~千頭駅(川根本町)間の約30キロ。SLの運行本数は日によって異なるが、1日数本が往復している。所要時間は片道約1時間30分。運賃は大人片道1,720円+SL急行料560円が必要だ。同鉄道広報担当の山本豊福さんによれば、この鉄道はもともと、大井川上流のダム建設の資材を運んだり、山間部でとれる木材を運んだりする鉄道だったそうだ。利用者数の減少を食い止めるべく、昭和51年(1976)からSLを導入し、観光路線にシフトしたという。C56形やC11形など昔懐かしい4台のSLはもちろん、それ以外の車両も京阪や近鉄などの「昭和電車」だという。オールドファンには垂ぜんモノの路線となっている。旧国鉄時代の客車に満タンのお客さんを乗せて、SLの旅にいざ出発!きしむような音を立て、SLはゆっくりと動き出した。木造の車内にエアコンはもちろんない。扇風機が頭の上でぶんぶん回っている。うっすら湿り気のありそうな空間は、ほとんど「千と千尋」の1シーンである。発車早々、登場するのが「SLおじさん」だ。車内アナウンスで車両のミニ知識や沿線情報をガイドしてくれる。そして手持ちぶさたになったらハーモニカを吹くのだが、その音色が実にSL旅にマッチしていて気分がいい。鉄道は、約30キロの道のりを1時間半かけて走る。はっきり言ってスピードは遅い。並走する自動車が何台もSLを追い越していく。ガタガタと振動も大きい。しかし存在感は抜群で、沿線にあるキャンプ場から、みんなが手を振ってくれる。山本さんは「時間に余裕があれば、ぜひ途中下車してあぷとライン(=井川線)の渓谷や湖などの風景を楽しんでください。温泉も素晴らしいですよ」とのこと。そんな声に後ろ髪を引かれつつ、駅で山菜そばを食べ、駅前の屋台でくし焼きをほお張って、新金谷駅に引き返す。復路の車両は、オレンジ色がまぶしい近鉄16000系だ。これはこれで十分レトロ。通勤や通学に使う人も少なくないようで、行きのド観光列車とはひと味違う旅の醍醐味(だいごみ)を味わうことができる。帰路も十分、電車旅を満喫して新金谷駅に到着した。名残惜しい。日本の四季を味わえる大井川鉄道。中でも秋の紅葉シーズンが一番人気だそうだ。混雑しているだろうが絶対また来ようと心に誓う。「消え去る運命にあるSLの風景だからこそ、大切に残したいのです」。そう語った山本さんの言葉を思い出しつつ、駅を後にした。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月07日菓子メーカーのロッテは、JR列車のフォトカードが入った「鉄道コレクションラムネ」を9月18日から全国で発売する。価格はオープン(想定小売価格100円前後)。同商品に入っている鉄道フォトカードは全24種類。人気の「東北新幹線はやぶさ」や、なかなか見ることのできない事業用車両「ドクターイエロー」など、全国から厳選した列車を採用している。また、カードの裏側には、パズルのように日本地図が描かれており、24種類集めるとJRの路線図が完成するという。監修・製作は鉄道情報サイト「トレたび」が担当。カードには最高速度、編成両数・形式も記載されているため、集めれば図鑑を作ることができる。さらに、当たりカードが出たら、漏れなく「カードコレクションフォルダー」とカード1枚をプレゼントするとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月06日トップツアーはこのほど、北海道の道北を舞台に、すでに廃線となった鉄道路線をたどる旅「トップツアーCUTE『道北の失われた鉄道路線をたどる旅2泊3日』」を発売した。申し込み締め切りは9月9日まで。このツアーは、トップツアー社員の中でも自他共に認める”鉄道好き”なメンバーが作成。トロッコ王国美深で日本一の赤字ローカル線だった、旧美幸線の線路をトロッコで走破するなど、鉄道ファンだからこそわかる「ツボ」を押さえたマニアックな2泊3日となっている。今もなお多くの鉄道ファンに愛される旧美幸線、鉄橋や踏切などその当時のままのたたずまいをゆったり満喫できる。行程内では、未成区間で使うことがなかった美幸線の橋梁や跨線端、サイクリングロードに転用された旧天北線の猿払川橋梁なども訪れるほか、1929年に開通し1971年に廃線となった「歌登町営軌道」のディーゼル機関車も見学できる。また、ツアーの初日にはJRのOBによる講演を開催。当時の苦労話の中に、鉄道ファン落涙もののエピソードが聞けるかもしれないという。さらに「まんぷくサロベツ号乗車証」「稚内駅観光入場券」「懐かしのD型硬券記念乗車票」もプレゼントされる。ツアー日程は、9月28日~30日の2泊3日。28日は15:08に札幌駅を出発し旭川へ。29日は旭川から道北を巡り稚内へ。30日は札幌駅に19:08着の予定。2名1室時の旅行代金は3万8,000円。東京から参加を希望する場合、羽田空港~新千歳空港~札幌の往復航空機・快速エアーポート乗車券オプションが3万円で利用できる。その他、旅の詳細、参加申し込みは「道北の失われた鉄道路線をたどる旅専用ページ」へ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月30日由利高原鉄道は9月30日、YR1500形3両連結による最後の運行を実施する。YR1500形は由利高原鉄道が第3セクター方式の鉄道会社として発足した当初(1984年)から在籍している車両。老朽化が目立つため、YR3000形への入れ替えが順次進められており、現在在籍している1500形3両のうち、1503号は9月30日をもって営業運行を停止する。このため、1503号の営業運行最終日に、「サヨナラ運転」として在籍3両すべてを連結させて運行させることになった。当日は羽後本荘駅11:52発と14:50発、および矢島駅10:47発と13:54発の列車2往復が運行され、記念切符も発売される予定だ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月28日西武鉄道と西武ライオンズは、11~12日および17~19日にかけて西武ドームで開催されるライオンズ主催ゲーム「西武鉄道創立100周年記念シリーズ」に合わせ、記念きっぷの発売やコラボグッズの発売など各種企画を実施する。記念きっぷ「埼玉西武ライオンズ プレイヤーズきっぷ」は、中島選手をはじめとした9選手と渡辺監督のいずれかの写真を図柄にしたもので、全10種類。池袋線所沢~西所沢間、狭山線全線、山口線全線、新宿線小平~所沢間、西武園線全線、拝島線小平~萩山間、多摩湖線萩山~西武遊園地間が利用当日限定で乗り降り自由になる。西武球場前駅特設スペースにて11日13時より発売。1枚200円で、1人10枚までの購入制限が設けられる。西武鉄道×西武ライオンズコラボグッズは、西武鉄道創立100周年記念シリーズ限定のレプリカユニフォームや西武鉄道車両に実際に使用されている吊り革、路線図柄のショートフェイスタオルなど。他にも100周年企画ならではのユニークな商品が多数用意されている。また、12日と17~19日の4試合では、西武ドーム来場者全員に、ライオンズ選手と西武鉄道車両でデザインされた「西武鉄道創立100周年記念シリーズ特製ステッカー」を入場時に配布。100周年記念デザインユニフォームを着用した人気4選手と西武鉄道の6000系、9000系、20000系、30000系の各車両が印刷された4種類のステッカーが日替わりで登場する。なお、シリーズの初日となる11日の始球式は、同シリーズでライオンズの監督・コーチ・選手全員が着用する「西武鉄道創立100周年記念デザインユニフォーム」の原画の考案者が務めることに。このユニフォームは、西武鉄道4000系と「スマイルトレイン」30000系の車体色にちなんだ配色となっており、11日の試合ではチケットを持っている入場者全員(ライト外野自由席除く)にプレゼントされる(チケットはすでに完売)。その他、期間中には西武鉄道社員による100周年記念ユニフォームの着用やオリジナルヘッドマーク付電車の運行(17日のみ運休)なども行われ、シリーズを盛り上げる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月09日共同通信社は8月13日から19日まで、クイズ形式で鉄道関連の知識を習得できる写真展「汐留鉄道倶楽部コラム展プラス」を港区の汐留メディアタワーにて開催する。4月28日から6月30日まで同会場にて開催され好評を博した展示会の復活版。来場者の中から抽選で1名に、展示された鉄道パネル写真から好きな1枚をプレゼントする新企画も実施する。写真提供およびクイズの問題を担当するのは、同社が運営する携帯電話向けニュースサービス「NEWSmart共同通信」にて、週刊で掲載中のコラム「汐留鉄道倶楽部」の執筆陣。いずれも自他ともに認める鉄道愛好家ぞろいで、日本の鉄道発祥の地・汐留にかつて存在した汐留貨物駅をはじめとする貴重な写真や、JRと大手私鉄の名物車両、魅力あふれる地方鉄道など、興味深い写真の数々を展示する。入場は無料。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月25日横浜ランドマークタワーで、7月21日(土)に開幕した、「てっぱくin 横浜ランドマークタワー」。日本の鉄道開業140周年の今年、鉄道ファンはもちろん家族連れにも人気の「鉄道博物館」と連携した夏のイベントで、8月26日(土)まで開催される。「てっぱくin 横浜ランドマークタワー」では、さいたま市の「鉄道博物館」のヒストリーゾーンを再現したジオラマ模型を特別に展示。日本の鉄道の変遷・歴史をそれぞれの時期・テーマごとに紹介し、その時代の鉄道の様子がより実感できるよう、当時の鉄道風景を資料や写真をもとに再現した「情景再現」という演出がなされている。「鉄道博物館」におけるメイン展示の一つだ。また、駅長の制服を着て記念撮影ができるコーナーや、親子で楽しめるミニ新幹線E6系の乗車体験イベントを開催するなど、展示だけでなく様々なイベントも展開し、鉄道ファンのみならず家族で学んで遊べる楽しい仕掛けが満載のイベントだ。ランドマークプラザ内の12店舗がイベント連動のオリジナル鉄道メニューや鉄道グッズを用意。「崎陽軒」のいなり寿司とかんぴょう細巻きを電車のイメージに詰め合わせたオリジナル駅弁「横浜発・いなり号」(480円)をはじめ、ブッフェレストラン「餉餉(ケケ)」の「鉄道型ケーキ」(600円)、「カフェ・アルデンテ」の「電車のデザインカプチーノ」(600円)、「横濱文明堂」の「横濱開化サブレ(16枚入り)」 (1,365円)など、見ているだけでも楽しいものばかり。さらに、鉄道をモチーフにしたグッズも盛りだくさん。老舗「江戸のれん」の飛び出してきそうな迫力満点の蒸気機関車をあしらった手ぬぐい(1,575円)や、「伝統横濱スカーフMarca」のレトロなタッチで描かれた鉄道のバンダナ「蒸汽車鉄道之図」(840円)、ディズニー公認ギャラリー「エドム」は英国北東部ノースヨークシャー州のゴースランド駅のミニチュア 「リリパットレーン Goathland Station (LE.850)」(42,000円)を2個限定で提供。鉄道ファンならずとも、欲しくなるものばかり。もちろん、お子様には「カツミ」のプラレール「江ノ電の小さな旅セット」(3,780円)なども販売されている。なお、入場料は、スカイガーデンの催し物を除いて無料となっている。また、「tvk開局40周年記念 新橋-横浜 鉄道開通140周年 ヨコハマ大鉄道博」が8月10日(金)から8月26日(日)の期間、同時開催される。開催日時はイベントにより異なるので、詳しくは横浜ランドマークタワーHPへ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月23日JR東海はこのほど、同社が運営する「リニア・鉄道館」(名古屋市)の人気展示コーナー「鉄道ジオラマ」の映像をYouTubeにアップした。HOゲージの鉄道模型を活用した同館の鉄道ジオラマは、約220平方メートルと日本最大級の規模を誇る。東京~大阪間の代表的な建物や情景、人々の日常的な生活風景、さらに夜間の鉄道保守作業などを精緻に再現している。このたび公開された映像では、通常は見ることのできないアングルや視点から、沿線風景の中を駆け巡る列車の姿を見ることができる。また、沿線風景に点在する観光名所や、約2万5,000体にも上るフィギィアの中に散りばめられた隠れキャラクターによるユーモラスな演出なども見どころだ。鉄道ジオラマ動画は、YouTubeにてユーザー名「SCMaglevRailway」または「リニア・鉄道館」で検索するか、「リニア・鉄道館」ウェブサイトから視聴可能だ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月10日東京スカイツリーの高さ634mは「ムサシ」にちなんだというエピソードで知られるように、かつて関東地方は「武蔵の国」と呼ばれた。東武鉄道の社名の由来は、「武蔵の国の東」の鉄道だから。同様に西武鉄道の前身となる会社のひとつ、西武軌道も、武蔵の国の西をめざしたことからこの社名になった。南武鉄道という会社は現在はないが、JR東日本に南武線があり、その前身が南武鉄道だった。同社は五日市鉄道を買収するなど路線網を広げたけれど、戦時下の1944(昭和19)年に国有化され、南武線・五日市線という路線名が残った。ちなみに、南武鉄道の不動産部門は存続しており、太平洋不動産という会社名で新宿パークホテルを運営している。これで東西南北の「東」「西」「南」の鉄道路線がそろった。しかし「北」がない。武蔵の国の北に北武鉄道はなかったのだろうか? 関東平野の北へ建設された鉄道といえば、東北本線の前身、日本鉄道があった。他に鉄道会社が設立される余地はなかったか……。いや、「北武鉄道」は確かに存在した。現在の秩父鉄道の一部区間が、旧北武鉄道だったという。しかし南武線のように路線名が残っていない。ちょっと残念である。北武鉄道の設立は1920(大正9)年。翌年4月、熊谷駅から行田駅までを結ぶ路線を開業させた。しかし1922年9月に秩父鉄道と合併している。合併直前の8月には行田駅から羽生駅まで延伸している。熊谷~行田間が北武鉄道だった時期はたった1年5カ月。行田~羽生間にいたっては、わずか1カ月だけだった。秩父鉄道は1899(明治32)年、上武鉄道として設立された。1891年に熊谷~寄居間を開業し、さらに西へ線路を伸ばした。1911年には現在の長瀞駅まで、1914年には秩父駅まで開業した。1916年に社名を秩父鉄道へ変更し、その後、影森駅まで到達。北武鉄道と合併した後、1930年に三峰口駅まで到達して、現在の路線図が完成した。ところで、一地域名である「秩父」よりも、「北武」「上武」のほうが広範囲を指すし、鉄道会社の名前にふさわしい気がする。秩父鉄道の名が残った背景には、武甲山の石灰石(セメントの原料)が関係しているようだ。同社は1923年設立の秩父セメント(現太平洋セメント)にも関わっており、後に秩父セメントは大成功して主従関係が逆転する。北武鉄道がわずかな期間で合併されたのも、そうした当時の事情が関係したかもしれない。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月07日CMポータルサイトの「CMerTV」はこのほど、国内最大級の鉄道専門サイト「鉄道ホビダス」を運営するネコ・パブリッシングと業務提携を結んだと発表した。今後、「鉄道ホビダス」に寄稿された全国の鉄道動画約1,000本を「CMerTV」の動画サーバーより配信するとともに、「CMerTV」でもすべての素材を無料で配信する。動画はスマートフォンやスマートタブレットでも視聴可能(一部機種を除く)。この業務提携により、「CMerTV」では、トップページに「鉄道チャンネル」を新設。鉄道動画をエリア別・新着別に整理して配信するとともに、視聴している鉄道動画に関連する情報や関連する商品へのリンクなどを提供するとしている。将来的には、沿線別・駅別の宿泊予約や、電車を部屋から見ることができる宿泊施設の紹介、沿線や駅周辺のお土産品・特産品の紹介、観光スポットの紹介など関連する動画の配信も行っていく考えだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月05日三重県の伊賀鉄道で活躍してきた860系が廃車されるのを受け、7月8日に伊賀鉄道友の会主催で「860系車両さよなら撮影会&さよなら運転」を実施する。伊賀鉄道では同車両の引退記念グッズも発売する。860系は1984年、伊賀鉄道の前身・近鉄伊賀線に4編成が導入された。近鉄奈良線820系の車体に、近鉄南大阪線6800系の狭軌台車と主電動機を組み合わせた車両だった。その後、近鉄田原本線で活躍した820系3編成も改造された上で860系として伊賀線へ移籍。2007年に伊賀鉄道が設立された後も活躍は続いたが、2009年以降、200系車両の投入とともに廃車が進み、最後まで残った2編成(ダークグリーン塗装車とマルーンレッド塗装車)も現在は定期運用から離脱。ともに上野市駅の側線に留置されている。7月8日に行われるイベントでは、10時より伊賀鉄道上野市車庫にて、860系ダークグリーン塗装車のさよなら撮影会を開催。会場では、「860系さよなら記念入場券セット」などの記念グッズや、懐かしい昭和グッズの販売もあるという。同日には、860系ダークグリーン塗装車によるさよなら運転も実施。上野市~伊賀神戸間を臨時列車として1往復(上野市駅13時17分発、伊賀神戸駅13時54分発)運転する予定で、上野市駅のホームでは出発式も実施し、マスコットキャラクター「ふくにん」が出発合図を行うという。臨時列車に乗車するには、「伊賀鉄道一日フリー乗車券」(大人700円、小児350円)の購入が必要。車内では「さよなら列車乗車証明書」が1人1枚配布される。伊賀鉄道では860系の引退を受け、記念乗車券セット(1セット2,000円)や伊賀焼皿(1枚1,000円)、定規(500円)をはじめ記念グッズも販売。7月1日には、上野市駅にて860系の「鉄道コレクション(鉄道模型)」も発売する。ダークグリーン塗装車とマルーンレッド塗装車を精巧に再現しており、価格は各1セット2,200円。さよなら運転で取り付けるヘッドマークなどをデザインした「860系引退記念シール」(200円)も同時発売される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月27日三井不動産はこのほど、世界最大級の鉄道模型博物館「原鉄道模型博物館」を報道公開した。横浜駅から徒歩5分の横浜三井ビルディング2階にあり、開業は7月10日。約1,700平方メートルのうち、展示スペースは約1,200平方メートル。「原コレクション」の鉄道車両模型約6,000両のうち、約1,000両を展示。市販の鉄道模型より大きい1番ゲージ(約1/32)サイズとしては世界最大規模のジオラマを設置したほか、横浜の今昔を再現したHOゲームのジオラマも用意した。ここに展示収蔵された車両のほとんどが、神戸市在住の原信太郎(はら・のぶたろう)氏のコレクションだ。同氏は1919年東京生まれで、幼少時から鉄道に興味を持ち、13歳で鉄道模型車両を自作。18歳で模型鉄道「シャングリ・ラ鉄道」を自宅に「開設」。鉄道技術を学びたい一心で東京工業大学に進み、海外の鉄道を見聞したいと数カ国語を会得したとのこと。これまでにのべ380カ国を訪問し、10万枚の写真、約440時間のフィルムを撮影した。鉄道模型は実地取材や実物の設計図をもとに作られた精巧な「工芸品」。世界で1両だけ、しかも実物は現存しないという車両も多く、国内外の鉄道ファンに「原コレクション」「シャングリ・ラ鉄道博物館」として知られている。しかし公開の機会はほとんどなく、「幻の博物館」ともいわれていた。三井不動産によれば、日本の鉄道発祥の地、横浜で、日本の鉄道140年を記念する年に開館する同博物館は、「鉄道趣味界、鉄道界、博物誌にとって歴史的、世界的な価値がある」という。「第一展示室」は、原氏が関東大震災で被災しながらも抱えて逃げたという電車の玩具や、小学6年生のときに初めて作った電気機関車をはじめ、室内まで作りこんだオリエント急行の食堂車、戦前の箱根登山鉄道の電車などを展示。「第ニ展示室」はOゲージ以上の鉄道車両を、時代や地域、歴史のテーマごとに展示している。原コレクションの多くはヨーロッパ型だが、同博物館では日本の車両の比率を上げているとのことだ。「第三展示室」は乗り鉄としての原氏のコレクションを紹介する。東海道新幹線「ひかり」の1番きっぷ、伊豆急行開業時の1番きっぷ、特別に許可をもらってドイツで電気機関車を180km、約1時間も運転したときなど、さまざまな旅の様子を紹介。オークションで落札したという世界でひとつだけの「ヴッパタール懸垂電車」が興味深い。第二展示室入口の通路には、原氏の半生と鉄道史を重ねた年表があり、第三展示室とジオラマ室を結ぶ通路にはHOゲージ車両のコレクションや実物の鉄道プレート、マスターコントローラーを展示する。「いちばんテツモパーク」は同館の最大の見せ場といえるだろう。約310平方メートルの1番ゲージのジオラマだ。中央にフランスのリヨン駅をイメージした駅舎を置き、全体的にヨーロッパ風の風景でまとめられている。鉄道ジオラマで寂しくなりがちな上空にはロープウェーが行き交い、街にも多数の人形が配置され、遊び心や物語性を演出している。鉄道ファンならずとも見入ってしまう空間だ。鉄道模型ファンなら壁にも注目。原信太郎氏のこだわりである「鉄の車輪と鉄のレール」「架線終電」などの技術的な側面を、実物や液晶画面で解説する。原氏の作業場を再現した様子は、男性なら誰もが憧れる「秘密基地」のようだ。順路の最後には、HOゲージの「横浜ジオラマ」がある。現在の桜木町駅のそばにかつてあった鉄道開業時の横浜駅を配置。高架区間を京浜東北線の電車が走り、地上を開業時の1号機関車がマッチ箱のような客車をつないで走る。馬車道や中華街なども賑やかに再現し、横浜の今と昔を演出している。「多目的ルーム」では企画展や映画上映などが行われる。開館から9月2日までは「開館特別企画完全に実車を再現した精密成功な電気機関車 FS E626展」を開催する。イタリア国鉄の電気機関車の模型で、部品レベルまで実車を再現。パンタグラフだけで650個、全体で9,000個の部品を、すべてリベットとビスで組み立てたという。館内に記念品などを販売する場所はないが、1階には開館に合わせて「天賞堂 みなとみらい店」がオープンする。天賞堂は原鉄道模型博物館のジオラマ展示などで協力しており、店内では各種鉄道模型のほか、原コレクションを紹介する写真集やDVDも販売するとのこと。同館のグッズも検討中という。原慎太郎博物館は7月10日にオープン。毎週火曜日が休館日(祝日の場合は翌営業日に振替。今年7~8月と来年のゴールデンウィークは無休)。開館時間は11:00~18:00(入館は17:30まで)。入館料は大人1,000円、中高生700円。4歳以上500円。なお、当初は7月10日から16日までを完全予約制としていたが、当日券も販売するとのこと。すでに予約券を持っている場合は並ばずに入館できる優先入場券となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月22日トリップアドバイザーでは、旅行に関するさまざまな情報をインフォグラフィックにして毎週公開する「トリップグラフィックス」の第34回として、「世界の登山鉄道勾配比較」を公開した。トリップグラフィックスでは、世界の登山鉄道がどのくらいの急坂を登っているのか、その最大勾配と路線総延長、坂を上るためのレールの方式などをまとめている。一般に利用される鉄道のレールは粘着式と呼ばれるものであるが、摩擦が少ないため坂道にはとても弱く、日本では最大勾配が35‰(角度では約2°)までと定められている(‰=パーミルとは、1,000分の1を1とする単位。1mを進むごとに1mmの高さを上るのが1‰)。そのため、今回紹介している登山鉄道では、ラック式と呼ばれる特殊な歯車式のレールが採用されている。同サイトによると、世界で最も急勾配の登山鉄道は、スイスにあるピラトゥス鉄道で、その最大勾配は480‰(25.6°)。1m進むと48cmも登ることになる。2位は世界最古のラック式登山鉄道である、アメリカのマウント・ワシントン・コグ鉄道(374‰・20.5°)、3位はオーストリア・シャーフベルク鉄道(255‰・14.3°)であった。なお、日本で最も急勾配の登山鉄道は、静岡にある「大井川鐡道井川線」で、傾斜は90‰。日本では有名な箱根登山鉄道は、最大勾配80‰で惜しくも欄外となったとのこと。今回紹介したグラフィックは、同サイトでみることができる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月08日鉄道をコンセプトにした中高生によるアイドルユニット「ステーション」がこのほど、岩手県宮古市の三陸鉄道本社を訪れ、復興のための義援金を手渡した。彼女たちは東日本大震災を経て、「鉄道アイドルである自分たちにできること」として、大きな被害を受けた三陸鉄道への支援活動を企画。活動拠点としている秋葉原での募金活動やチャリティーライブを行い、義援金を集めてきた。メンバーを代表し、三江彩花さんが同社を訪問。義援金7万円余りと、チャリティーライブで集めた応援メッセージが書かれたフラッグを三陸鉄道代表取締役社長、望月正彦氏に手渡した。「恐る恐る始めた活動でしたが、街頭募金では思っていたより多くの方が立ち止まって温かく募金をしてくださいました。私は兵庫県出身で、幼い頃に阪神淡路大震災を経験したため、被災された方の苦労や思いが身にしみます。これからも復興に向けて小さいことからでも協力をしていきたいです」と三江さん。一方の望月氏は、「ぜひ今度、三陸鉄道の列車の中でのライブをお願いしたい」とラブコールを送り、感謝の気持ちを表現した。三陸鉄道は東日本大震災で一部の駅や線路を流され、一時は全線運休となるなど大きな打撃を受けた。4月1日に北リアス線陸中野田~田野畑間で営業運転を再開したが、北リアス線田野畑~小本間と南リアス線全線が現在も運休。2014年4月の全線復旧をめざし、作業が続いている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月05日関東エリアの鉄道事業者19社局は6月4日より、共同で痴漢撲滅キャンペーンを実施する。実施期間は6月15日まで。参加する鉄道事業者は、東日本旅客鉄道(JR東日本)、東武鉄道、西武鉄道、京成電鉄、京王電鉄、小田急電鉄、東京急行電鉄、京浜急行電鉄、東京地下鉄(東京メトロ)、相模鉄道、新京成電鉄、東京都交通局、北総鉄道、東京臨海高速鉄道、東京モノレール、首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス)、多摩都市モノレール、ゆりかもめ、横浜高速鉄道の計19社局。同キャンペーンは警察庁や警視庁、埼玉県・千葉県・神奈川県の各県警と連携して行うもので、期間中は首都圏の主要な駅にて、警察官と鉄道事業者社員などによる痴漢撲滅を呼びかけるイベントを実施。鉄道事業者による統一ポスターの掲出や車内・駅構内での放送も行い、被害者と周囲の乗客に痴漢の通報を呼びかける。なお、警察もキャンペーン期間中の6月4~8日を、「痴漢対策強化期間」に設定。痴漢に対する警戒を特に強化するとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月04日