スポーツに造詣が深いきらぼし銀行と中央大学が強力タッグを結成。きらぼし銀行は首都圏を基盤とする銀行だ。「金融にも強い総合サービス業」を将来像に掲げ、ブランドスローガン「TOKYOに、つくそう。」のもと、20社を超えるグループの総合力を最大限に発揮して、地域やお客さまの課題解決に取り組んでいる。そして、きらぼし銀行は、スポーツを通じて地域を元気にすること、地域の住民との「つながり」を創出することを目的にスポーツ支援、アスリート支援にも力を入れている。一方の中央大学は、バスケットボール部やサッカー部の一般社団法人を設立、トークンを発行してそこで得た資金を練習設備や寮の環境改善に充てるなど、大学スポーツの新たな運営方法を示す。サッカーのFC東京やラグビーのクボタスピアーズ船橋・東京ベイなど、トップリーグに所属するチームのスポンサーから地域イベントへの協力まで、スポーツに造詣が深い東京きらぼしフィナンシャルグループ(東京きらぼしFG)及びきらぼし銀行と中央大学が「包括連携に関する基本協定」を締結したのは2021年3月のこと。本協定では東京きらぼしFG及びきらぼし銀行と中央大学の人的・知的資源の交流と活用を図り、産学連携のもと教育、研究等の分野において相互に協力し、社会の発展に寄与することを目的としている。中央大学ではソーシャル・アントレプレナーシップ・プログラムの講座を開講。中央大学商学部の学生が東京都檜原村と連携し、担当講師の指導のもと、きらぼし銀行行員や自治体、地元NPO法人の協力も得て、特産品のゆずワインを活用したボンボンチョコレート「ゆずぼん」を商品開発した。中央大学渡辺岳夫教授渡辺教授は東京きらぼしFGとのかかわりについて、このように語った。「ひとつはソーシャル・アントレプレナーシップ・プログラムです。奥多摩の檜原村・小菅村・丹波山村の3つの村と提携して、学生たちの主体的な地域活性化への取り組みをご支援いただいています。また個別に私のゼミにご支援いただいたり、またきらぼし銀行さんがスポンサードされているAPOLLO PROJECT(アスリートのキャリア支援に取り組む一般社団法人)と本学の体育会系の学生を結び付けた取り組みをさせていただいています。私の授業をハブにして、きらぼし銀行さんと地域をつなぐ活動をしてきました。ベンチャービジネスプロジェクトにも講師を派遣していただいて、実際起業する際の具体的な手続きやコンセプトの作り方を含めてご指導いただいています。そこを経た学生が奥多摩の村の活性化であったり、スポーツビジネスの道を進んだりして3年が経っています」東京きらぼしFGも「バスケットボール部やサッカー部の指導に関わっていらっしゃり、勝敗だけではないスポーツの意義やアスリートのキャリア支援にも積極的に取り組んでいらっしゃる、中央大学におけるスポーツ分野の中心的な方」と渡辺教授の活動に注目していた。きらぼし銀行と中央大学の連携は多岐にわたる。渡辺教授が具体例を挙げながら説明した。「一昨年スポーツ組織と提携して学生がワンマッチを企画する事業があり、きらぼし銀行さんにご協賛いただきました。関東サッカーリーグ1部リーグ所属である東京23FCと提携したのですが、ホームタウン江戸川区の抱える問題として高齢者が多く、自殺率も高いということがありました。我々はただ集客を伸ばすことを目指すのではなく、サッカークラブが根差したホームタウンの課題解決をすることによって、集客に結び付けることを短期的、長期的に目指していければという考えを持っています。では実際に課題を解決しつつ何か集客につなげられるものがあるか考えた時、江戸川区には銭湯が多いことに気付きました。銭湯もスポーツ観戦で高揚することも精神的にいい効果がありますので、銭湯とスタジアムの相互集客を目指しました。高齢者の方が観戦チケットを見せれば、銭湯が一定期間無料になり、付き添いの方は半額にし、その割引資源をきらぼし銀行さんにスポンサードしていただきました」中央大学にとって東京きらぼしFGはスポンサーではなく、パートナーであると渡辺教授は続けた。「檜原村・小菅村・丹波山村のプロジェクトで、『こういう企画で村に役に立ちたい』という学生たちのプレゼンテーションをやるのですが、そこにきらぼし銀行さんに同席いただき、学生たちにフィードバックしていただいてコミットを深めています。時間は合計10時間にも及びますし、出していただいたお金も学生が作る試作品に振り分けています。パートナーなので、お金を出していただいて終わりではなく、『一緒にプロダクトを作り上げていきましょう』ということで、きらぼし銀行さんは巻き込まれてくださっています」きらぼし銀行も渡辺教授の考えに「私たちも中央大学さんと一緒に地域に根差していきたいと考えています。スポンサーではなくパートナーとして地域とつながっていくことが地方金融機関の役割ですから」と同意する。渡辺教授はスポーツビジネスもソーシャルビジネスも課題を特定することが重要だと断言した。「学生が主体的に課題を見付けて、その課題解決に主体的に取り組む。そのプロセスで実行力やリーダーシップを身に付けていくものですが、おおもとの課題のフォーミュレーションが一番難しく一番の本質です。課題を特定するには現地のリサーチが必要であり、分析力も必要ですが、スポーツビジネスもソーシャルビジネスもそこにいくまでが難しい。でもアインシュタインが言うように『問題の特定が問題の解決より重要だ』と。フォーミュレーションをしっかりやる立て付けにソーシャルビジネスもスポーツビジネスもしています。学生は早く解決に向かいたがりますが、はっきり言ってつまらないので脱落する者も出てきます。しかし、そこが大事だと理解した学生はその後のものの見方が変わったりしています」さらに渡辺教授はステークスホルダーや関わる人が多ければ多いほど、課題の特定を困難にさせると言及した。「檜原村のプロジェクトも村の住人がいれば役場の方もいて、きらぼし銀行さん、NPOの方、地域おこし協力隊の方、ハンター製菓さんと相対的な大学の授業よりステークスホルダーが多い中、課題を見付け、同じ方向を見て、課題解決に向かうのはどれほど難しいか。この経験は絶対必要なので、社会へ出るのに役に立つと思います」実際、檜原村の特産品「ゆずぼん」の開発に携わり、今は戸田建設に勤める中央大学OB藤井拓輝氏は渡辺教授の言葉にうなずく。「檜原村のプロジェクトは2年の期間を与えられていたのが大きかったですね。1年だけだとおそらく檜原村が抱える課題を特定し切れず終わっていたと思います。情報がないと課題が見付けられないので、現地訪問や村から受領したデータの分析を通して課題整理に取り組みました。またOEM委託先のハンター製菓さんとの打ち合わせを繰り返しながら、商品企画を行いました。1期目だった私たちは商品を開発するところまでを行い、具体的な商品化とマーケティングは2期目以降の後輩たちに引き継ぎました。ここで学んだ課題整理を行う思考プロセスや0から1を生み出した経験は今の仕事にも活きていると感じています」中央大学OB藤井拓輝氏またきらぼし銀行がぴあスポーツビジネスプログラム(ぴあSBP)のきらぼし銀行枠1名について渡辺教授に相談した際、教授の推薦を受けたのが藤井氏である。渡辺教授に相談した経緯をきらぼし銀行側はこのように振り返った。「東京きらぼしFGのスポーツに関する協賛先・関係先は複数ありますが、『スポーツビジネスを学ぶことに意欲と目的を持っている人に参加してもらいたい』と考えた時、真っ先に浮かんだのが渡辺先生の存在です。スポーツビジネスの講義も展開されている渡辺先生であれば、ぴあSBPの価値にも共感いただけるのではないかと思いご相談したところ、趣旨や東京きらぼしFGの協賛目的にご賛同いただき、すぐに現役のゼミ生やOB/OGにお声掛けをしてくださいました。複数の候補者の中から藤井さんをご推薦いただいたと聞いています」2023年4月から10月にかけてぴあSBPを受講した藤井氏はこのように講義の感想を口にした。「講師の先生方の熱がすごかったです。どの先生方もスポーツが好きでスポーツ業界を良くしたいという思いで仕事と向き合われているのが印象的でした。現場で戦っている方の人柄や熱意、目力に直接触れられたのはすごく刺激になりました。また授業内容ではスポーツマーケティングが印象に残っています。お客さんをいかに楽しませて体験価値を高めるかという視点が個性的なものが多くて面白かったです。特に常任講師の中村武彦氏の『みんながスタジアムにスポーツ観戦を目的で来ているわけではない』というお話は印象に残っています。競馬場で子供が楽しめる環境を作っていたり、野球場でバーベキューシートを設置していたり、さまざまな層をキャッチするためのスポーツマーケティングの視点の持ち方には驚きました。中でもチケット完売最長記録を持つマイナーリーグのデイトン・ドラゴンズの試合の勝ち負けに頼らない集客術の話は衝撃でした」大学時代陸上競技に打ち込み、今も走り続けている藤井氏は陸上界の課題をこう挙げた。「陸上競技のサステナビリティが問題だと感じています。陸上競技は収益化が難しいスポーツであるが故に運営母体の陸連は学校の先生、競技会の運営は先生や生徒をはじめとしたボランティアで成り立っています。また実業団に行った友人からは『走れなくなった時の将来が心配』という話をよく聞きます。他のプロスポーツと違って実業団選手の給料はサラリーマンとほとんど変わりません。その中で他のスポーツと同様にアスリートのセカンドキャリア問題が降りかかるとなると、陸上競技を続けたい学生が生まれにくくなっているのではないかと思います。これらの課題に対して、私は街づくりに関わる社会人として、陸上競技場を街にとってどのように価値あるものにできるか考えていきたいです。現状では陸上競技場は市民に開いた場所ではなく,競技者のための場所になっており,陸上競技場に行くことのない方も多く存在すると思います。スポーツイベントを通して飲食業や宿泊業が盛り上がるように,陸上競技場でも“街に開けた運動場”という価値を生み出すことができれば、陸上競技の運営にもっと企業や住民を巻き込むことができ、将来的に競技を盛り上げていくことができるのではないかと考えています」競技が異なれば成功体験が通じないのは当然、同じ競技であってもカテゴリーが異なれば同じ手法が通用しないなど、ひと口にスポーツビジネスでは括れない難しさと面白さがあると渡辺教授は指摘した。「チームに関わるいろんな関係者の思いを実現する方向で結び付けつつ、一定のマネタイズをしていかないといけないとここ10年ほど強く思っています。戦うディビジョンが違えば手法が異なってきます。Jリーグのクラブ経験者のやり方が地域リーグでは全然通用しない場合があります。前提としてマイナーリーグはアマチュアなので、どうやれば家族のように応援してもらえるか考える必要があります。Jリーグのようにエンターテインメント性を前面に出す施策が通用しません。成功例が当てはまらない難しさはありますが、スポーツビジネスはディビジョンによってガラッとタイプが変わるのが面白さでもあると思います」渡辺教授は興味を持った他の大学に一般社団法人立ち上げの情報をオープンにしている。その心は?「我々が作った一般社団法人の定款は個人の情報の部分を除いて見られますし、ご相談を受ければトークンを含めてご説明しています。我々は同志を増やしたい。大学スポーツは一部を除いてお金がなく、監督もコーチも手弁当でやっています。収益を出して素晴らしいクラブハウスを作りたいわけではありません。学生の努力と我慢の上に成り立っている状況なので、それをゼロにしてあげて、競技に集中できる環境にしたいと思っています。ステップゼロを目指すためには多くの同志が必要なので、うちの監督、コーチには『関心を持ったところにどんどん説明します』と言っています。相談を受けたある大学ではすでに『HPを作りました』と言ってきたので、今度は我々が見習わせていただくというのがいい関係だと思います」渡辺教授は一般社団法人のさらなる可能性を探っていた。「OB/OGが困った時にキャリア支援できるような機能も一般社団法人にあってもいいかなと思います。いろんなOB/OGの力を借りて、プロ以外のキャリアを進む際のお手伝いができればと思っています」東京きらぼしFGは今後もスポーツを通じた地域活性化に取り組んでいく。「大前提に私たちが地域金融機関グループであるということがあります。東京きらぼしFGのスポーツ支援にはいつも地域の存在があります。スポーツを通じて地域のみなさまと喜怒哀楽を共有でき、一体感が生まれます。アスリートがひたむきに努力し、諦めずに前に進む姿勢は地域を元気にしています。東京きらぼしFGはスポーツの力、アスリートの力を信じて、これからもさまざまな地域スポーツチームや地域スポーツイベントを支援しています」また、ぴあSBP第4期が3月30日よりスタート。きらぼし銀行枠にて渡辺教授のゼミのOBである藤井誠氏がスポーツビジネス概論をはじめ、スポーツマーケティングやパートナーシップセールスの概論や事例、スタジアムビジネスとチケッティングの概論・事例・実践などを10月12日(土)にかけて、受講する。
2024年04月23日飲食チェーングループ「パニ」の会長であるパニ爺は、ある日宝くじで運試しをしたところ億単位のお金が当選! そのお金を得意先のマジカヨ銀行に預けることに。銀行で手続きをしようとしたところ、まさかの事態が発生して……。スカッと系人気YouTubeチャンネル「パニコレ」から、「銀行に行ったら『老人は貧乏人』だと決めつけれられたので仕返ししてやったw」を紹介します。★関連記事:「やっぱキャンセルでw」100人分の料理を予約してドタキャンした元上司→やり返した結果!?2人の銀行員と出会いある日、宝くじの一種であるロト7で運試しをしたパニ爺。ただの運試しのつもりだったのですが、なんと高額当選していたのです!そのことを孫のパニ子に報告したところ、近所のマジカヨ銀行に預金しに行こうと言われました。しかし、パニ爺はマジカヨ銀行には行きたくない様子。その理由は、一昨日にマジカヨ銀行に行った際にひどい対応をされていたからでした。その日、パニ爺は自身が会長を務めている飲食グループ「パニ」の系列店である「パーラーpani」にオムライスを食べに行っていました。そこで隣に座っていた青年たちと少し話をしたのだそう。青年たちは銀行員だったようで、マジカヨ銀行の矢橋とオモテナシ銀行の伊井と名乗りました。2人はパニ爺に名刺を渡し、預金をするならぜひウチで! と言い残して行きました。老人は貧乏人!?パニ爺は早速、家から近いマジカヨ銀行を訪ねました。名刺に書かれていた矢橋の名前を伝え、取り次いでもらったところ……「あ……っとぉ……さっきお会いした方ですよね? じゃあ……っと……ちょっとお待ちください」と矢橋は何だかパニ爺の相手をしたくない様子。その後、パニ爺は2時間もの間ずっと待っていたのですが、矢橋は一度もパニ爺の元に来ることはなく閉店の音楽が流れ始めました。待っているパニ爺の姿を見た矢橋は「あれ? じーさんまだいたの?」とひと言。そして「年金しかもらってない貧乏人でしょ?」「俺、忙しいんだよ。貧乏人は相手にしてらんないの。閉店だから、もう帰ったら?」とパニ爺に言いました。そして「ジジイのショボい貯金なんかさw貧乏人は後回しwマジ時間の無駄だわw」とパニ爺を銀行から追い出したのです!これにはパニ爺も腹が立ったものの、ぐっとこらえて帰宅しました。一方、オモテナシ銀行ではパニ爺の話を聞いたパニ子は怒り心頭! そして近所のマジカヨ銀行ではなく、もう1つのオモテナシ銀行へ行くことになりました。オモテナシ銀行に到着した2人は、伊井の名刺を差し出し、伊井を呼んでもらうことに。程なくしてやって来た伊井は、「パーラーpani」でパニ爺と話をしたことを覚えていたようで「ご来店ありがとうございます!」と元気にあいさつをしてくれました。そしてすぐにパニ爺を案内してくれ、預金の話もスムーズに進んでいきました。手続きには時間がかかったものの、伊井の気持ちの良い接客が気に入ったパニ爺。他の銀行に預けているお金もオモテナシ銀行に移したいと思うほどでした。2人の青年とまた再会し後日、パニ子と一緒に「パーラーpani」で食事をしていたパニ爺。すると、また近くに矢橋と伊井がいました。伊井はパニ爺に気付くと笑顔でお礼を述べました。しかし矢橋は「このじーさん、お前の銀行にも行ったの?」と失礼な発言をし、バカにしたような態度でパニ爺のことを見ていました。矢橋の態度を見たパニ子は「パニ爺、そんなにショボい金額を貯金したの?」とパニ爺に聞きました。すると伊井から「ショボい金額なんてことありませんよ!」と億単位の貯金をしたことが明かされました。矢橋が驚いていると、1人の男性が血相を変えて店にやって来ました。その男性はマジカヨ銀行の支店長で矢橋を探しているようでした。パニ爺と矢橋が一緒にいるのを発見した支店長は「お、お、遅かったか……!」とうろたえてしまいました。100億の預金は…支店長の様子を見ても「このじーさんとおかっぱ、知ってるんですか?」とパニ爺とパニ子に対する失礼な発言を連発する矢橋。支店長はパニ爺たちに矢橋の失礼を謝罪しましたが、時すでに遅し。パニ爺は支店長が悪いわけではないものの、教育ができていなかったということで矢橋と同罪だと思っていたようでした。そして会社の資金としてマジカヨ銀行に預けていた100億はオモテナシ銀行に移動すると宣言! 矢橋と支店長は土下座までして謝ってきましたが、パニ爺が2人を許すことはありませんでした。矢橋は接客などでクレームがあったこともあり、銀行を解雇に。支店長は離島の支店に異動となり、自ら退社を選んだのだとか……。パニ爺はといえば、また宝くじにチャレンジし一攫千金を狙っているのだそう。もちろん、当選したときはオモテナシ銀行にお金を預けることにしているそうです。--------------お年寄りだから貧乏だと決めつけ、邪険に扱ってしまった矢橋は銀行をクビになってしまいました。伊井のようにどんな人にでもやさしく誠実に接することは対人関係を築く上で大切なことですよね。★パニコレの記事をイッキ読みするならこちらから!★関連記事:「金持ち以外は後回し!」見た目で人を判断する銀行員。作業着で銀行窓口へ行ったら2時間も待たされて★関連記事:ミスは私の責任!? 先輩から理不尽に責められる私を助けてくれたのは #デブス女の修羅場 123著者/パニコレスカッと系YouTubeチャンネル【パニコレ!(=PANIC COLLECTION)】で投稿されたエピソードを紹介!
2023年06月10日NTTドコモは、店頭での事務手数料を7月1日から引き上げると発表しました。事務手数料はスマホの新規契約や機種変更など8種の手続きにかかり、現在は1100円、2200円、3300円と分かれていますが、7月以降は一律3850円になります。手数料値上げはKDDIで4月20日から、ソフトバンクは6月1日に予定。7月以降は3850円で3社横並びになるようです。これは、機種変更手数料2200円で考えると1.75倍もの大幅値上げですが、ネットのドコモオンラインショップなどで手続きすると事務手数料は原則無料です。同じ手続きなのに、ネットと店頭でこれほど差が大きいのは、「店に来てほしくない」のが本音でネットに誘導したいのでしょう。困るのは“ネット弱者”といわれる中高年です。通信料は格安スマホがお得だと知っていても、店頭でのサポートを頼りにドコモやau、ソフトバンクでの契約を続けてきた方も多いと思いますが、今こそ見直すとき。格安スマホへの乗り換えをおすすめします。■値上げに負けない賢い選択を!ただ問題は、契約などネットでの手続きですが、それをクリアする方法が2つあります。1つめは子どもや孫などネットに慣れた若い人に手伝ってもらうこと。ネットの先生が身近にいれば、操作で困ったときも安心です。気安く頼める人がいないなら、2つめの選択肢は、店舗のある格安スマホを選ぶことです。たとえばイオンモバイル。イオンモールなどに店舗があり、相談にも対応してくれます。60歳以上対象の「やさしい音声プランS」なら月3GB使えて858円。LINEやメール中心の使い方なら、月3GBで十分でしょう。もっと通信量が少ないご夫婦なら、2人で3GBを分け合う「やさしいシェア音声プランS」がおすすめ。2人分で月1408円と格安です。通話料は国内かけ放題が60歳以上は月1210円ですから、通信と通話を合わせて1人月2000円程度で問題なく使えます。あとは機種代金ですが、格安スマホに乗り換えてもそのまま使える機種もあります。それなら機種代金もかからず、使い方を覚え直すこともありません。格安スマホはほかにも、ビックカメラなどの家電量販店にブースを構え、契約などのサポートを行っています。店に出向いた際ちょっと質問してみて、問い合わせに快く応じてくれるか試してみては。スマホ代のみならず、今は値上げラッシュ。6月から北海道・東北・東京・北陸・中国・四国・沖縄電力の規制料金が上がります。スマホは大手キャリアが安心と、しがみついている場合ではありません。さっさと格安スマホに乗り換えて、自分の暮らしを守りましょう。
2023年05月26日「10月2日より、三菱UFJ銀行が振込手数料を値上げすることが発表されました。たとえば店頭窓口から他行口座に振り込む場合、現在は3万円未満で594円、3万円以上で770円の手数料ですが、一律990円になる予定です。またATMから他行口座に現金で振り込む場合、現在は3万円未満で374円、3万円以上で550円の手数料なのが、一律880円になる予定。さらに同行は、今年度中にもATMの24時間稼働を廃止する方針です。そもそも金融機関のATMの台数は、1999年の11万8000台から、2021年には9万3000台と、20%以上減りました。財務総合政策研究所の調査によると、大手銀行の店舗数も2001年から2021年までに全体の26%にあたる845店が統廃合されました。いずれもコストカットが理由ですが、今後もこの傾向は続くでしょう」(全国紙経済担当記者)振込手数料だけではなく、消費税の増税のたびにメガバンクの出金手数料も値上げされてきた。口座を持っている銀行のATMでも、無料でお金を引き出せる時間は1日のうちの限られた時間だ。支店の統廃合などで、近隣から銀行ATMがなくなった場合、お金を下ろすたびに手数料がかかることになる。「今後、ますますメガバンクは使いづらくなる」と指摘するのは、生活経済ジャーナリストの柏木理佳さんだ。「たとえばみずほ銀行は70歳未満の人が新規口座を開設した場合、紙の通帳が1冊につき1千100円もかかるようになるなど、これまで以上に維持費がかかります。一方、100万円を貯金していても、年間の利息はわずか10円、20円。貯金が減っていく一方です」そこで注目したいのが、商業施設と連携した銀行や、インターネット専業銀行などの“新たな形態の銀行”だという。「従来どおりに店舗窓口で口座開設したり、郵送による申請や、パソコンやスマホによる操作で口座を開設できる銀行もあります。ネット主体の銀行は、人件費を抑えられることから手数料が安いのが特徴。商業施設と連携している銀行は、買い物するたびにポイントが加算されたりするメリットがあります」ファイナンシャルプランナーの氏家祥美さんも、次のように語る。「メガバンク、地銀、ゆうちょ銀行などをメインバンクとして給与の振り込み、光熱費などの引き落としをしていて、また紙の通帳へのこだわりが強い人は、なかなか銀行を乗り換えられないことも多いはず。そういう人は“サブバンク”に、新たな形態の銀行を検討してみてはどうでしょうか」
2023年05月18日メガバンクの手数料の値上げや、支店の統廃合、ATMの停止が相次いでいる。そこで注目したいのが、商業施設と連携した銀行や、インターネット専業銀行などの“新たな形態の銀行”だという。「従来どおりに店舗窓口で口座開設したり、郵送による申請や、パソコンやスマホによる操作で口座を開設できる銀行もあります。ネット主体の銀行は、人件費を抑えられることから手数料が安いのが特徴。商業施設と連携している銀行は、買い物するたびにポイントが加算されたりするメリットがあります」ファイナンシャルプランナーの氏家祥美さんも、次のように語る。そこで氏家さんと、生活経済ジャーナリストの柏木理佳さんに、それぞれの生活の形態に応じたおすすめの銀行を教えてもらった。自分にぴたっりの銀行をみつけよう!■都心住まいでコンビニの利用頻度が高い人→セブン銀行、ローソン銀行都心部であれば、メガバンク以上に身近なコンビニの代表格。「セブン銀行の場合、セブン-イレブンの店舗だけでなく、イトーヨーカドーや主要駅などにも設置されているから、都心であればどこにでもあります。セブン銀行、ローソン銀行ともに、7時から19時までなら、自行のATMの出金手数料はかかりません(その他の時間は110円)」(柏木さん)■郊外住まいで、週2回以上スーパーを利用する/対面サービスも欲しい→イオン銀行「イオンや提携店にあるATMで、いつでも手数料無料で出金できます。また、全国展開しているイオンモールなどでは、対面式の銀行窓口があるので、安心感があります。『給与受け取り口座にする』『年金受け取り口座にする』など、取引内容により『イオン銀行Myステージ』のランクを上げることで、他行への振込手数料が無料となる回数(月0回から5回)を増やすこともできます。また、キャッシュカードとクレジットカード、電子マネーWAONが一枚になった『イオンカードセレクト』で、200円をオートチャージ+利用するごとに、合計2WAONポイントがもらえるので、イオンユーザーにはお得です」(氏家さん)■転勤が多い/地方住まいで、都心の子供へ仕送りをしている→ゆうちょ銀行、イオン銀行「全国、くまなく窓口があるゆうちょ銀行は転勤があっても安心です。ただ、ATMから他行への振込手数料は5万円以上で440円。同様に地方にも多いイオン銀行は、ATMから他行振り込みでも132円とお得です」(柏木さん)■ネットショッピングを多用する→楽天銀行「楽天市場利用者は、楽天銀行がおすすめ。『ハッピープログラム』にエントリーすると、残高や取引回数に応じたランクが与えられ、楽天ポイント獲得倍率が最大3倍になったり、ATMや振込手数料の無料使用回数が増えます」(柏木さん)■ATMで小まめに現金を引き出す/振り込みをする頻度が高い→東京スター銀行、ソニー銀行、SBJ銀行、SBI新生銀行、住信SBIネット銀行「女性の場合、1万円ずつくらいを、複数回にわけてお金を引き出す人が多いです。そういう人は、ATMでの出金手数料が無料の銀行を考慮しましょう。たとえば東京スター銀行は、ゆうちょ銀行、セブン銀行など幅広い銀行のATMで出金でき、手数料は月8回まで実質無料です」(柏木さん)利用時に手数料がかかるが、残高が一定以上あれば、手数料と同額が翌月にキャッシュバックされる仕組みだ。「しかも給与振り込みや年金振り込みにした場合、普通預金の口座の金利が0.1%になります。ほかの銀行も、回数制限や特定のATM利用などの条件はあるものの、手数料が無料に」(柏木さん)■貯金が苦手/計画的にお金を貯めたい→住信SBIネット銀行「メイン口座とは別に、目的別に10個まで口座を作ることができます。旅行のための目的口座に月1万円ずつ自動積立ができたり、1日に100円ずつ、1週間に1千円ずつ貯めることも。また、その達成度も知らせてくれます。さらに月1千円から純金積立もできたりするので、自動的に貯蓄したい人は検討してみてはいかがでしょうか」(柏木さん)■海外旅行によく行く→ソニー銀行「ソニー銀行の口座から引き落とされるVisaデビット付きキャッシュカード『Sony Bank WALLET』を使えば、国内のATMと同じように、海外のATMでも自分の預金口座から現地通貨が引き出せる(ドル、ユーロなど11通貨に対応)」(氏家さん)■ポイントを貯めるのが好きだ→SBI新生銀行通常の銀行サービスを利用するだけで、Tポイントやdポイント、nanacoポイントが貯まる「ポイントプログラム」が特徴。銀行からのメール受信で3ポイント、アンケート回答で5ポイント、口座振替登録で最大100ポイントが付与される■住宅ローンの借り換えを考えている→auじぶん銀行、イオン銀行住宅ローン金利が安いといわれる両行。auじぶん銀行は、au利用者(2回線以上)で0.07%、電気会社をじぶんでんきにすることで0.03%、合計で0.1%が、通常の金利よりも安くなる。「イオン銀行は、ローン完済するまで、イオンでの買い物がいつでも5%引きに」(氏家さん)■少しでも高い利息をもらいたい→あおぞら銀行、楽天銀行「メガバンクでは、普通預金の金利は0・001%ですが、あおぞら銀行の金利は0.2%。5年の定期預金の場合(50万円以上)は、0・25%とさらに上がります」(柏木さん)「楽天銀行は、楽天証券の口座をつなげる『マネーブリッジ』を利用することで、銀行の普通預金の金利が、大手銀行の100倍(0.1%)になります」(氏家さん)■キャッシュカードを持ち運びたくない→セブン銀行、イオン銀行、ローソン銀行キャッシュカードの代わりに、スマホのアプリでATMで入金・出金ができる。自行のATMを使えば、手数料もカードを使った場合と変わらない※5月11日現在。サービスに変更、中止の場合があります。またサービスの利用には条件が設けられている場合があるので、各金融機関に確認してください。
2023年05月18日三菱UFJ銀行は4月27日、振込手数料の引き上げを発表しました。引き上げは10月2日から、以降の振込手数料は振込額に関係なく、店舗窓口での他行あてが990円、同行あてが880円。ATMで現金を振り込んだ場合、他行あてが880円、同行あてが550円になり、最大500円超の大幅値上げです。ただし、ネットバンキングの振込手数料は据え置きます。背景には、経営が厳しい銀行のコスト削減があります。支店を統合するなどして、店舗の維持費や人件費の削減も進めています。また、三菱UFJ銀行は5月2日、’23年度内に自行ATMの24時間稼働を終了すると発表しました。キャッシュレスの浸透でATM利用が減ったのを機に、コスト削減にまい進するのでしょう。銀行は生き残りに必死ですから、店舗ではもうけの大きい資産運用や相続などの相談業務を中心に据えたいのです。決して口には出しませんが「振込み客は銀行に来ないで」というのが本音です。そのうえで、振り込みなどの一般客はネットバンキングへの移行を促しています。ネットバンキングの振込手数料は10月以降も、振込額が3万円未満だと154円、3万円以上でも220円のまま据え置くのがその証拠。「安いほうを使え」と示唆しているのです。今のところ、三井住友銀行やみずほ銀行は手数料引き上げの予定はないとしていますが、すぐに追随すると思います。値上げラッシュで厳しい家計を守るためにも、振込手数料を払わないで済むよう対策を考えておきましょう。■便利でお得な方法や制度を利用しよう【1】ネットバンキングの利用ネットが苦手な方は、最初の登録だけを若い人にお願いするといいでしょう。登録ができれば振り込みなどの操作はATMと大きく変わりません。家からいつでも手続きOK。手数料の安さも◎です。【2】スマホ決済で送金PayPayなどスマホでキャッシュレス決済を使う方は、同じ決済アプリの利用者同士なら手数料無料で送金できます。送金相手を携帯番号で検索し、あとは金額を入力して「送金」をぽちっとタップ。一度試してみると、簡単さを実感できます。【3】ことら送金の利用受け取ったお金を現金化したいなら、メガバンクなどが運営する「ことら送金」がおすすめです。ネットバンキングの登録があれば、口座番号を知らなくても携帯電話番号などで送り先を特定でき、ことらを現在利用可能な49行は1回10万円以下の送金が無料です。【4】クレジットカードの利用業者などへの支払いなどはクレジットカードを利用して。一括払いと2回払いは手数料無料です。【5】仕送りはカードの2枚持ちで子どもや親への仕送りにはキャッシュカードの「代理人カード」が使えます。ほとんどの銀行で発行手数料無料。同一口座に2枚のカードがあれば、残高なども双方で管理できて便利です。
2023年05月12日年金を何歳から受け取ればお得かを考える人は多いけれど、年金をどの銀行で受け取るかについて考える人は少なそう。しかし、銀行選びでも“お得度”がかなり変わってくるのだ!「年金の受け取りによって特典が受けられる銀行が増えています。以前はどこも横並びでしたが、いまは各行独自のサービスでしのぎを削っているんです」そう話すのは元国税庁国税専門官でファイナンシャルプランナーの森本陽子さん。具体的にどんな特典があるのだろうか。「年金の受取口座として指定することで、ATMの利用手数料が無料になったり、普通預金の金利がアップしたり、ポイントが貯まったりします。自分に合ったサービスのある銀行を選べれば、かなりのお得感を得られますよ」(森本さん・以下同)そこで、どの銀行で年金を受け取るのが本誌読者にとって“得”になるのか、ランク付けをしてもらった。「1位のイオン銀行は、イオン銀行ATMがいつでも手数料無料で使えるのが特徴です。イオン系列の商業施設にはATMがあるので、イオンをよく使う方には便利。また、イオンユーザーには電子マネーWAONを月1万円以上使う方も多いでしょう。年金受け取りの指定と合わせると、他行のATM利用手数料が月2回まで無料になり、他行あての振込手数料は月1回無料になります。さらに、普通預金金利が0.03%にアップ。これはメガバンクの普通預金金利0.001%の30倍です」普通預金の金利アップでいうと、7位の東京スター銀行は0.1%に。メガバンクのなんと100倍だ。「東京スター銀行が近くにある方は店舗で口座を開設できますが、近くにない方はネットバンキングで口座を開くことに。スマホの操作に不慣れな方には難しいかもしれません」ネットが苦手な現金派には、メガバンクがおすすめだ。「店舗や窓口のある銀行が安心でしょう。そのなかから、ATMの使い勝手で選ぶといいと思います。条件はATMが身近にあることと、手数料が無料で使える回数が十分なこと。70歳以上なら自社ATMの時間外手数料が無料になる4位の三菱UFJ銀行は、高齢者にはよい選択肢だと思います」ゆうちょ銀行の場合、郵便局内やゆうちょ銀行内に設置されているATMは365日利用手数料が無料。年金受け取り指定による特典は少ないが、現金を引き出す機会の多い人にはよさそうだ。「そのうえでクレジットカードの口座振替などを1つの口座にまとめると、入出金などの管理も簡単です。各行が独自で行うポイント制度のランクも上がるので、特典が増えお得度もアップします」ネット銀行にもメリットがある。「ネット銀行はコンビニATMと提携しており、利用できるATMの台数や各種手数料が無料になる回数も比較的多いのが特徴です。3位の住信SBIネット銀行は銀行アプリとスマホの本人確認情報をひもづけるだけで、ATM利用手数料も他行あて振込手数料も月5回まで無料に。ネットが得意な方にはかなり好条件です」すでに年金を受給している人も銀行を変えられるのだろうか。「年金事務所などに『年金受給権者 受取機関変更届』を提出すれば変更できます。銀行でも相談に乗ってくれると思います」物価高が続く昨今、どんなに小さなお得も見逃せない。ランキングを参考に、お得に年金を受け取れる銀行に切り替えよう。の台数や各種手数料が無料になる回数も比較的多いのが特徴です。3位の住信SBIネット銀行は銀行アプリとスマホの本人確認情報をひもづけるだけで、ATM利用手数料も他行あて振込手数料も月5回まで無料に。ネットが得意な方にはかなり好条件です」すでに年金を受給している人も銀行を変えられるのだろうか。「年金事務所などに『年金受給権者 受取機関変更届』を提出すれば変更できます。銀行でも相談に乗ってくれると思います」物価高が続く昨今、どんなに小さなお得も見逃せない。ランキングを参考に、お得に年金を受け取れる銀行に切り替えよう。
2023年02月13日紙の通帳の有料化や硬貨入金手数料の創設など、利用者にとって“改悪”が続く銀行だが、10月11日から10万円以下なら無料で送金できる「ことら」が始まった。「間違いなくお得なサービスです」そう語るファイナンシャル・プランナーの丸山晴美さんに、ことらについて詳しく聞いてきた。「ことらは10万円以下限定ですが、他行間での送金手数料無料が最大のメリットです。また、相手の口座番号を知らなくても携帯電話番号で送金でき、24時間どこでも手続きできます」(丸山さん・以下同)利用にはまず、ことらが対応する銀行アプリをダウンロードする。3メガバンクならBank Pay、横浜銀行ならはまPayなど、取引銀行によってアプリが異なる。次に、自分の口座情報や携帯電話番号などを登録する。送金先は相手の携帯電話番号かメールアドレスで探し、見つかったら送金額を入力して送金ボタンを押すだけ。スマホに不慣れな人でも簡単だ。「ただし、送金相手もことら対応の銀行アプリが必要です」現在ことらが使えるのは20行だけだが、あと37行は参加が決まっていて、来年にはもっと広がる見込みだという。「子どもや親に仕送りをする人は、ことらを使えば手数料0円。銀行ATMに並ぶ必要もありません」このほか、会費を集める、食事会などで割り勘をする場合にも便利だ。1円単位で送金できるので小銭が足りなくても、おつりがなくても精算可能。履歴が残るので、誰が払ったかも一目瞭然だ。■大手5行が母体だから安心して使える「実はPayPayなどのコード決済アプリでも、個人送金はすでに無料。でも送金後はそのコード決済でしか使えません。ことらなら銀行口座に入金されるので、現金化できるのがポイントです」とはいえ、ことらはあくまでも個人間送金が対象なので、買い物代金などの支払いには使えない。「おすすめは、自分の給与振込口座から自分の別口座への預け替えに、ことらを使うことです」授業料の引き落としなどに、毎月預け替えを行う人は多いだろう。これまではA銀行で出金しB銀行で入金する手間をかけるか、手数料を払って振り込むか。だがことらなら、手間も費用もかからない。物価高で家計が厳しい今、手数料などのムダ金は払えない。みずほ、三菱UFJ、三井住友、りそな、埼玉りそなの大手5行が株主のことらで、0円送金を始めよう。【10月11日から『ことら送金』に対応する銀行】・みずほ銀行・三井住友銀行・三菱UFJ銀行・りそな銀行・埼玉りそな銀行・足利銀行・常陽銀行・横浜銀行・山梨中央銀行・十六銀行・関西みらい銀行・南都銀行・百五銀行・みなと銀行・広島銀行・山陰合同銀行・十八銀行・福岡銀行・熊本銀行・佐賀銀行※11月24日から京都銀行、千葉銀行、西日本シティ銀行なども参加
2022年10月24日FC東京のファン・サポーターにとって、きらぼし銀行は馴染み深い存在だろう。旧東京都民銀行がFC東京との連携に合意したのは2010年12月のこと。2018年に東京都民銀行、八千代銀行、新銀行東京の3行が合併し、きらぼし銀行となってからも協賛を続け、今もなおクラブスポンサーに名を連ねる。FC東京だけではない。きらぼし銀行は同じサッカー競技、J2を戦うFC町田ゼルビア、J3のSC相模原、関東1部に属すアマチュアチームの東京23FCもサポートする。サッカーだけではない。バスケットボールのBリーグ・サンロッカーズ渋谷にラグビーのリーグワン・クボタスピアーズ船橋・東京ベイ、野球の独立リーグ・BCリーグの神奈川フューチャードリームスもスポンサードしているのだ。さらに東都大学野球連盟、夏季東西東京都高等学校野球大会の中継番組、アスリートの価値向上によるキャリア支援を実施するAPOLLO PROJECT、夢を持つことの大切さをこどもたちに伝えるJFAこころのプロジェクト「夢の教室」、スポーツビジネスの原理原則を講義と実践を通して学ぶぴあスポーツビジネスプログラムなどにも協賛。また2名のトップアスリートを社員として雇用するとともに地域の小学生の少女サッカー大会・バレーボール大会も応援する。きらぼし銀行のスポーツ振興は多岐にわたるのだ。なぜ、きらぼし銀行はありとあらゆるスポーツ振興に協力するのか。きらぼし銀行の執行役員で、FC東京の社外取締役も務める大和田健二氏は次のように答えた。「スポーツは地域を盛り上げる強いコンテンツだと思います。我々地域金融機関には地域を活性化させる、元気づけるというミッションがありますので、スポーツ支援に関してはできる限り継続的に支援していきたいと思っています」FC東京とのクラブスポンサー契約を開始したのはJ2降格となった2011シーズンだった。「昔から『銀行は晴れている時に傘を貸して、雨が降っている時に傘を貸さない』と皮肉を言われますが、お困りの企業や苦しんでいる企業に対してどれだけ力になれるかが我々の存在意義です。我々は地方銀行なので、そこで存在意義を出さないといけません。地元のお客さまに『困った時こそファーストコールをください』という姿勢で業務に当たっています。スポーツ支援においても、通常の業務と同じです。だからこそFC東京さんとは長くいい関係を築けているのだと考えています」当たり前の話だが、スポーツでは勝ち負けが付いて回る。いい時ばかりが続かない不安定さもあるが、負けた時にこそ学びがあると語る。「もちろん勝った方がいいですが、スポーツは勝ち負けだけではありません。負けた時こそ学びが多いものです。負けた時に次の勝利のための課題が見つかります。商売も同じで、なかなか上手くいかないことがありますが、それをいかに支援するかが大事なのではないかと思います。きらぼしグループにはさまざまなネットワークがありますので、我々がハブとなり、企業と企業をつなげることで課題を解決できればと思っております」「地域金融機関は地域を未来へつないでいく活動をしていかないといけません」クボタスピアーズ船橋・東京ベイ公式戦「きらぼし銀行スペシャルマッチマッチ」のMVP表彰トップカテゴリーのチームの支援だけではなく、草の根の活動も大事だと言う。「これからを担う子どもたちが元気になれば地域も元気になりますし、世の中も元気になります。我々がベンチャー企業を支援していることにも通じるところがあると思います。これからを担う人や企業を支援し、地域の未来を守ることが地域金融機関として一番大事です。地域金融機関は地域を未来へつないでいく活動をしていかないといけません」8月21日・府中市で行った車いすラグビーの体験イベントで感じた手応えを大和田氏は口にした。「当初は子どもたちの参加を想定していましたが、高齢の方や主婦の方など男女問わず幅広い層の方に喜んでいただけました。スポーツには人をつなぐ力、人を笑顔にさせる力があります。イベントをやることを目的にするのではなく、イベントを通じて地域の皆さんが笑顔になることを目指していきたいです」クボタスピアーズ船橋・東京ベイとの連携においても、地域への貢献をポイントに挙げた。「クボタスピアーズは江戸川区とSDGs推進に係る連携と協力に関する協定を結び、密接に連携活動をしておられますので、私たちも一緒に地域を盛り上げたいと考えています」APOLLO PROJECTではアスリートに対する教育、キャリア支援事業にも協力するとともに、棒高跳び選手の澤慎吾とスピードスケート選手の岩佐暖のふたりを行員として採用している。「一生安泰のアスリートはごくごく一部です。我々はアスリートのキャリアについてお手伝いしたいと思っています。その一つとして、ぴあさんのスポーツビジネスプログラムにも協力させいただいています」スポーツビジネスにおける即戦力人材の育成を目指すビジネススクール・ぴあスポーツビジネスプログラムについて「まだスタートして間もないですが、続けていくことが大事だと思います。実績を積み上げていくことでスポーツ界も活性化していくのではないでしょうか」引退後のキャリアを求めるアスリートと中小企業のマッチングなど、大和田氏の夢は広がる。「アスリートは礼儀がしっかりしていて、ルール・規律を守ることができます。そして何より努力ができる。そのような人材を求める取引先の声は多くありますので、応えていきたいと思います」9月18日(日)にはFC東京公式戦での冠試合が控える。国立競技場での2022明治安田生命J1リーグ 第30節 vs 京都サンガF.C.(19:00キックオフ)が『きらぼし銀行 Day』として開催されるのだ。「9月18日(日)は大いに盛り上げたいと思います。国立競技場はきらぼし銀行の本店からも近いですし、多くのお客さまにご来場いただける場所だと思うので我々も楽しみにしています。せっかくの機会ですので、きらぼし銀行だけではなく、1月に開業したデジタルバンクのUI銀行やデジタルマネーの決済サービス「ララPay」、「ララPay」を備えたアプリの「ララQ」など、きらぼしグループのことを知ってもらいたいと思っています」2022明治安田生命J1リーグ 第30節 vs 京都サンガF.C.は9月18日(日)19時・国立競技場にてキックオフ。当日は来場者先着2万名にオリジナルコラボ手ぬぐいをプレゼント。『FIREWORKS NIGHT』も行われ、スタジアム屋根上から約1500発の特殊効果花火の打ち上げを行うと同時に、計28台のムービングライトやレーザーによる照明の演出を実施。また特別ゲストとしてLittle Glee Monsterも登場、ミニライブを披露する。チケットはチケットFC東京(Jリーグチケット)にて発売中。試合の模様はDAZNにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2022年09月14日皆さんは付き合っている恋人や別れた元恋人との悲惨な出来事はありますか?いい思い出よりも心に残ってしまうことってありますよね…。今回は実際に募集した「恋人との悲惨な出来事エピソード」をご紹介します。彼にお願いしたら…仕事が忙しく、銀行の引き出し手数料が無料の時間帯にお金を引き出すことが出来ずにいました。しかし、支払いするのにお金が必要だったので彼氏が「代わりにお金を引き出してくれる」と言ってくれたので、お願いすることにしました。そのときはバタバタとしていてまったく気付きませんでしたが、後日通帳を見てみると頼んだ金額よりも50万多く引き出されていて、使われてしまいました。(女性/会社員)趣味優先プライドは高いくせに、ケチで自分の趣味にお金を使いたい人でした。最初は見栄もあり、色々としてくれましたがだんだんと割り勘になっていきました。さらに旅行の準備からすべて私任せだった上に「ごめん、今手持ちがなくて」と旅行代を払わなかったどころか、踏み倒されました!!出典:lamire私が彼を好きになり告白したので、彼はそれで満足して私から離れていきました。旅行の翌週、新しいバイク用品を買ったりしていてほんとクズだなあと思いました。(女性/主婦)いかがでしたか?悲惨で苦い思い出だからこそ、心に残ってしまいますよね…。できれば、楽しい思い出だけであってほしいですね。以上、恋人との悲惨な出来事でした。次回の「恋人との悲惨な出来事エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年06月11日将来に備えてムダな出費を減らし、貯蓄にまわしたいと考えている方は多いと思います。そこで普段利用しているサービスから見直してみるのはいかがでしょうか。例えば、銀行。一回の手数料は高くなくても回数を重ねると結構な額になりますよね。今回は手数料をおさえて少しでも預金を増やすことができる、注目のネットバンクをご紹介します。プロが選ぶ「お得すぎるネット銀行」4選ネットバンクとはインターネット上で口座開設から振込、送金が完結する銀行のことを言います。街中にある銀行と違い、専用の店舗を持たないために人件費や店舗の運営コストが低く抑えられています。その分利用者にもメリットも大きくなっています。一番わかりやすいのが普通預金の金利でしょう。大手の都市銀行の多くの普通預金金利が0.001%に対し、ネットバンクは最高クラスで0.2%となっています。その差はなんと200倍!振込や入出金に関しても、手数料が安い、または回数制限や条件はあるものの無料なところも多いのが特徴です。入出金も近くのコンビニATMや提携する銀行ATMの利用ができるので、急に出金が必要になっても不便はありません。また、24時間365日いつでもスマホひとつで利用明細の確認・送金・振込まで完結でき、操作も簡単。高い金利だけでなく、普段の利用においてメリットを受けられるのもネットバンクならではだと思います。お得さと利便性を兼ね備えたネットバンクですが、今回はとくに人気のサービスをピックアップしてみました。あおぞら銀行BANK「とにかく好金利がいい!」という方はこちら。あおぞら銀行のネット専用口座で、普通預金(※1)の金利が最高クラスの年0.2%(税引後年0.159%)となっています(2022年3月9日時点)。例えば預金100万円なら、都市銀行が年間10円の金利しかつかない一方、あおぞら銀行BANKなら税引き前で2000円とその差は一目瞭然です。ゆうちょ銀行ATMからの入出金なら手数料無料で回数制限もありません。Visaデビット機能付きキャッシュカードは、お買い物にも利用できて最大1.0%のキャッシュバックもあります。預金から日常の買い物まで、お得かつ便利に利用できるサービスとなっています。※1 変動金利です。楽天銀行楽天市場や楽天証券、楽天カードといった、いわゆる「楽天経済圏」を利用する方におすすめ。ハッピープログラムのエントリーで残高や取引状況に応じて楽天ポイントがたまり、最大で月7回までATM手数料が無料。他行振込手数料は月3回まで無料となっています。また楽天カードを楽天銀行からの引き落としに設定することで、楽天市場でのポイントアップも狙えます。さらに、楽天証券の口座と銀行口座の連携サービス「マネーブリッジ」を設定することで、金利年0.02%のところ0.1%(税引後年0.079%)までアップ(※2)。この特典が付いているのも人気の理由です。※2 2022年4月1日から、普通預金残高300万円以下の部分は年0.1%(税引後年0.079%)、普通預金残高300万円を超える部分は年0.04%(税引後年0.031%)となります。auじぶん銀行KDDIと三菱UFJ銀行が共同出資で設立した銀行で、三菱UFJ銀行宛なら振込手数料が無料で回数制限はなし。取引内容に応じてステージが決定し、例えばプレミアムステージ(※3)の場合、ATM出金手数料、振込手数料ともに月15回まで無料になります。さらにPontaポイントが15倍になるなど、ポイントもためやすくなっているのも魅力です。au PAYとの口座連携などauサービスを利用することで、金利は最大0.2%(税引後年0.159%)まで上げられます。提携するATMは三菱UFJ銀行のほかセブン銀行・ローソン銀行・ゆうちょ銀行・E-netと多数あり、急な現金の引き出しも心配ありません。※32022年4月以降のサービスになります。イオン銀行イオン系列のお店を利用する人に使いやすく、提携ATMが多いのが特徴です。イオン銀行ATMなら入出金手数料がいつでも無料となっています。また、毎月の利用状況によってスコアがたまり、プラチナステージまで行くと金利が年0.01%から0.1%(税引後年0.079%)までアップ。ほかにも、他行でのATM入出金と振込手数料が月5回まで無料にもなります。イオン銀行のキャッシュ+デビットカードなら毎月20・30日のイオンでのお買い物は5%OFFになるなどイオンでの特典も受けられます。ネットバンクを選ぶうえで大事なのが、金利やATM利用無料の条件を満たすことができるかどうか。自身で普段から使っているサービスなら、よりよい特典が受けられる可能性があります。また対応できるATMが近所にあるかどうかも選ぶうえで重要です。手数料や条件をよく確認したうえで、自分にあったネットバンクを選んでみてください。informationあおぞら銀行 BANK支店楽天銀行auじぶん銀行イオン銀行©frender/Getty Images文・池田星太
2022年03月11日ゆうちょ銀行は1月、ゆうちょ銀行の外にある「ゆうちょATM」の利用料金を一部有料化した。ほかの銀行でも、手数料の新設や値上げが続いている。そんな銀行の有料化について、経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれたーー。■銀行のコロナ特需は長くは続かない1月17日から、ゆうちょ銀行は駅やショッピングモール、ファミリーマートなど、ゆうちょ銀行の外にある「ゆうちょATM」の利用料金を一部有料化しました。平日8時45分〜18時と土曜日9時〜14時は無料ですが、それ以外の夜間・休日には利用料金が1回110円かかります。ただし、郵便局やゆうちょ銀行内にあるゆうちょATMは今までどおり、いつでも無料で利用できます。また17日からゆうちょATMでは硬貨の入出金に「硬貨預払料金」が必要です。硬貨の入金は1回100枚まで、1〜25枚だと110円、26〜50枚は220円、51〜100枚が330円。出金は硬貨が1枚でも含まれると110円かかります。さらに、ゆうちょ銀行の窓口でも硬貨の取り扱いに「硬貨取扱料金」がかかります。硬貨は金額に関係なく50枚までは取扱料金が無料ですが、51〜100枚は550円、101〜500枚は825円、501〜1,000枚だと1,100円で、以降500枚ごとに550円加算されます。注意したいのは、窓口に硬貨を持ち込み、枚数算定の後で「料金が高いから預け入れをやめる」と言っても料金がかること。貯金箱いっぱいの硬貨だと、硬貨取扱料金がかさみ、せっかくの貯金が目減りすることもあるでしょう。近年ほかの銀行でも、手数料の新設や値上げが続いています。三菱UFJ銀行は’22年4月以降に18〜69歳の方が新規口座を開設し、紙の通帳を発行する場合は「紙通帳利用手数料」が年550円かかります。これまで三井住友、みずほの両行には紙通帳に関する手数料がありましたが、これで3メガバンクそろって、新規口座の紙通帳が有料になりました。実は今、銀行は“コロナ特需”と呼ばれるほど業績が好調です。コロナ禍で不況に陥った中小企業向けに、国が利子などを補助する実質無利子・無担保の融資が増えているからです。とはいえ、コロナ特需は長く続かないでしょう。銀行はコロナ後、さまざまな取引に手数料をかける「手数料ビジネス」を収益の柱にしたいと考えています。今は無料が当たり前のサービスに、手数料がかかる日が来るかもしれません。銀行は超低金利のうえ手数料が増えると、私たち利用者の負担が大きくなりますが、残念ながらこの流れは変わりません。「ゆうちょATMはいつでもどこでも無料」といった古い間違った情報はさっさと捨て、情報をアップデートし、手数料がかからない方法を知っておくことが大切。手数料で預貯金を目減りさせるなど本末転倒です。それでも私たちが銀行にお金を預けるのは、銀行を信用しているからでしょう。昨年来頻発しているみずほ銀行のシステム障害は、こうした信用を失いかねない大問題です。銀行によって金利や手数料が異なる時代、私たちが銀行との付き合い方を考え直すきっかけにしたいと思います。
2022年01月28日最近、大手銀行を中心に、紙の通帳の発行手数料といった手数料の創設や引き上げが続いている。「大手銀行の普通預金金利は0.001%。100万円を1年預けても、利息はわずか10円ですから、ATMの時間外手数料110円を1回払えば残念ながら損。手数料の安いネット銀行に乗り換えましょう」そう話すのはファイナンシャル・プランナーの西山美紀さん。ネット銀行の一部を次にまとめたが、どう選べばよいのだろう。■おもなネット銀行の提携ATMリストと手数料【ソニー銀行】使えるATM:三菱UFJ/三井住友/ゆうちょ/イオン/コンビニ(※1)ATM利用手数料(※2):月4〜無制限まで無料他行への振込手数料(※2):月1〜11回無料特徴:積立定期預金の金利が高い/1年もので運用0.13%(※3)【住信SBIネット銀行】使えるATM:ゆうちょ/イオン/コンビニ(※1)などATM利用手数料(※2):月2〜20回まで無料他行への振込手数料(※2):月1〜20回無料特徴:定期預金の金利が高い/1年定期0.1%(※3)【PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)】使えるATM:三井住友/ゆうちょ/イオン/コンビニ(※1)ATM利用手数料(※2):3万円以上の出金は無料など他行への振込手数料(※2):本人名義の三井住友へは無料特徴:日本初のネット銀行/セキュリティ面に定評【楽天銀行】使えるATM:三菱UFJ/みずほ/ゆうちょ/イオン/コンビニ(※1) などATM利用手数料(※2):月最大7回無料他行への振込手数料(※2):月0〜3回無料特徴:楽天ポイントが貯まる仕組みアリ【イオン銀行】使えるATM:三菱UFJ/みずほ/ゆうちょ/イオン/ローソンなどATM利用手数料(※2):自行ATMならいつでも無料、平日日中無料の提携ATMも他行への振込手数料(※2):月0〜5回無料特徴:利用状況により、普通預金金利が最大0.1%※1:コンビニATMは、セブン銀行、ローソン銀行、イーネットを指す。※2:手数料は、口座残高などの利用状況により異なる。※3:冬のボーナスシーズン限定金利。「まず、無料でお金を引き出せるATMが、家の近所など使いやすい場所にある銀行を選びましょう」(西山さん・以下同)たとえば近所のコンビニATMが使える銀行で、利用手数料の無料回数が多いところを選ぶと安心だ。ただ無料回数は、口座残高など利用状況によるのでご注意を。「楽天市場をよく使う方は楽天銀行、イオンでの買い物が多い方はイオン銀行など、使い方によって選ぶのもいいと思います。それに、金利も銀行選びの大切な指標です」大手銀行の金利は横並びがほとんどだが、ネット銀行はボーナスシーズンの特別金利などで高利率を競う銀行も多い。「とはいえ、給与の振込口座を変えるのはたいへんでしょう。私は、ネット銀行を貯蓄用口座にするのがよいと思っています」お勧めは赤・青・黄の3口座を作り、自動振替サービスを使うこと。青は給与振込口座として使うが、給料が出たら赤の口座にお金を移す“先取り貯蓄”を。黄は予備用口座として10万〜30万円ほどを入れておく。「赤は貯蓄が目的で、黄もふだんは使わない口座なので、高利率のネット銀行が最適です」ネット銀行には、たとえば給料日の翌日など毎月決まった日に、一定額を、他行の自分の口座からネット銀行に自動で預け替えてくれる「定額自動入金サービス」が無料の銀行もある。これを利用すれば、毎月自動で高利率のネット銀行にお金が貯まっていく。「毎日節約しなくても、自動で貯まる暮らしに乗り換えましょう」
2022年01月26日みずほ・三井住友・三菱UFJの大手銀行は、今秋から他行あての振込手数料を引き下げる。ATM利用手数料の引き上げ、通帳発行手数料の創設など“改悪”が続いているので、久々の朗報!でも、本当にお得なのだろうか。経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれたーー。■どの大手銀行も値下げ幅や新料金は似たり寄ったり今回の改定は、銀行間でお金を移動する際に利用する「全国銀行データ通信システム(全銀システム)」の手数料引き下げによるものです。全銀システムの手数料はこれまで、3万円未満の振り込みで117円、3万円以上で162円。これが40年以上変わらず続いていましたが、10月からは振込額に関係なく62円になります。引下げ幅は、3万円未満の振り込みで55円、3万円以上で100円です。この全銀システムの手数料は、私たちが払う他行あて振込手数料のいわば“原価”。各銀行は自行の利益を含む手数料をのせて、振込手数料を設定しています。たとえば三菱UFJ銀行の場合、10月から3万円未満の振り込みで66円、3万円以上で110円引き下げます。振込手数料は、手続きを行う方法(銀行窓口や銀行ATM、ネットバンキングなど)によって異なりますので、新料金は次で確認してください。【大手銀行の他行あて振込手数料】()内は、現状との差額〈三菱UFJ〉10月1日〜ネットバンキング:3万円未満・154円(−66円)/3万円以上・220円(−110円)ATM(キャッシュカード利用):3万円未満・209円(−66円)/3万円以上・330円(−110円)窓口:3万円未満・594円(−66円)/3万円以上・770円(−110円)〈みずほ〉10月1日〜ネットバンキング:3万円未満・150円(−70円)/3万円以上・320円(−120円)ATM(キャッシュカード利用):3万円未満・270円(−60円)/3万円以上・330円(−110円)窓口:3万円未満・710円(−60円)/3万円以上・880円(−110円)〈三井住友〉11月1日〜ネットバンキング:3万円未満・165円(−55円)/3万円以上・330円(−110円)ATM(キャッシュカード利用):3万円未満・165円(−55円)/3万円以上・330円(−110円)窓口:3万円未満・605円(−55円)/3万円以上・770円(−110円)※三井住友銀行は、’21年11月1日〜’22年1月16日のネットバンキングでの振り込みについて、値下げ分を口座に返金。大手銀行全体を見ると、どの銀行も値下げ幅や新料金は似たり寄ったり。今後も、横並びの料金体制が続きそうです。加えて、全銀システムで撤廃された振込額“3万円の壁”が依然として残っていますし、特に窓口での手数料は高いまま。「超低金利なのに、手数料が高すぎる」状況は大きく変わらないでしょう。■まずはメガバンのネットバンキングをいっぽうネット銀行も10月から、他行あて振込手数料を引き下げます。代表的なネット銀行の振込手数料は、次のとおりですが、どこも大手銀行より安く、3万円の壁もありません。【ネット銀行の他行あて振込手数料】()内は、現状との差額〈GMOあおぞら〉10月1日〜ネットバンキング:86円(−71円)無料特典の回数:月1〜20回〈住信SBIネット〉10月1日ネットバンキング:88円(−69円)無料特典の回数:月1〜20回〈auじぶん〉10月1日〜ネットバンキング:99円(−79円)無料特典の回数:月0〜15回〈ソニー〉10月1日〜ネットバンキング:110円(−110円)無料特典の回数:月1〜11回〈イオン〉10月1日〜ネットバンキング:110円(−110円)無料特典の回数:月0〜5回〈PayPay〉10月1日〜ネットバンキング:145円(−31円)無料特典の回数:月0〜5回※auじぶんとPayPayは現状の3万円未満と比較(’21年9月9日現在)。また、GMOあおぞらネット銀行の「カスタマーステージ」、住信SBIネット銀行の「スマートプログラム」など、利用状況に応じて振込手数料無料などの優遇特典がつきます。こうした特典は大手銀行にもありますが、口座を持っているだけで月1回無料や、条件を満たせば月20回まで無料など、ネット銀行は総じて太っ腹です。これらを活用し、少しでも安く他行に振り込む方法をいくつかご紹介しましょう。【初級編】大手銀行のネットバンキングを利用大手銀行の他行あて振込手数料を見ると、大手銀行の窓口での振込手数料は驚くほど高いですよね。その理由は、銀行店舗を構える土地代や人件費などが高いこと。また、経営が厳しい銀行は、コストが抑えられるネットバンキングへの移行を進めていて、銀行の本音は「振り込みなどで店舗に来てほしくない」。そのため、窓口の手数料をあえて高くしているとも考えられます。ネットバンキングは不安という方もいるでしょう。でも、24時間365日、銀行に行かなくても手続きできるのはとても便利です。しかも、3万円以上の振込手数料は、窓口よりも500円ほど安い。これを使わない手はありません。■ネット銀行とアプリの合わせ技も!【中級編】代理人カードを利用家を離れて暮らす家族にお金を送る場合は、「代理人カード」と呼ばれる2枚目のキャッシュカードを利用するとよいでしょう。家族は同じ口座から引き出すので「送金」に当たらず、振込手数料はゼロ。ゆうちょ銀行などカード作成時の手数料もかからない銀行もあり、お得で便利です。【上級編】ネット銀行を利用便利なネット銀行を選び、口座を開設しましょう。選び方のポイントは2つです。(1)家の近くや通勤途中などに、利用手数料がかからないATMがあること。コンビニATMが無料で使える銀行や、よくイオンに行く方は、イオン銀行が便利かも。(2)振込手数料が無料、あるいはできるだけ安いネット銀行を選びましょう。自分が使えそうな無料特典の回数もチェックしてください。次に、大手銀行の給与振込口座などからネット銀行の口座にお金を移します。ここで、送金アプリ「pring」を利用しましょう。pringはスマホ決済アプリとよく似たシステムで、A銀行からpringにお金を「おくる」は何度でも、pringにあるお金をB銀行に「もどす」は月1回まで無料です(ただし、無料回数が異なる銀行も)。つまり月1回までなら、pringを介しての資金移動は手数料なしでできます。あとはネット銀行から振り込むだけ。スマホがあれば、すべて自宅でできますから、お金はもちろん、時間も節約できますよ。大手3行とりそな銀行、埼玉りそな銀行は、電話番号やSNSのIDで送金できるシステム「ことら」を’22年にも始めるといわれています。便利でお得なものがどんどん登場しますから、楽しんで挑戦しましょう。
2021年09月24日ゆうちょ銀行ATMは2万4,000局を超える郵便局のほか、駅やショッピングセンター、ファミリーマートなどにも設置され、しかも、利用手数料が休日でも無料。便利に使っている人は多い。だが、ゆうちょ銀行は’22年1月17日からさまざまな手数料を引き上げる。そんな、ゆうちょ銀行の引き上げられる手数料について、経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれたーー。【1】ATM利用手数料夜間も休日も手数料無料なのがゆうちょ銀行ATMの大きな魅力ですが、駅など郵便局以外に設置された約7,600台について、来年以降は時間帯によって手数料が必要になります。平日日中(8時45分〜18時)と土曜日日中(9時〜14時)は変わらず無料ですが、それ以外の夜間や休日の入出金は1回110円かかります。また、コンビニにあるイーネットATMも、手数料無料の時間帯をなくし、来年からは平日日中と土曜日日中が220円、夜間や休日が330円。ローソン銀行ATMは現状より110円値上げします。ただし、郵便局内のATMは変わらず、いつでも手数料無料です。ATMは選んで使いましょう。【2】「払込取扱票」を使った送金今、赤の払込取扱票は受取人が払込料金を負担するので、私たち利用者は無料。青の払込取扱票は、払込料金が原則152円です。ですが来年以降は、支払い方法によって手数料が分かれます。通帳・キャッシュカードを利用しゆうちょ口座から支払う場合は今までどおりですが、現金は110円加算されます。つまり現金払いの場合、赤の払込取扱票は110円、青だと262円です。払込取扱票は通帳・キャッシュカードを使う方法を、今から練習しておきましょう。【3】硬貨の利用手数料小銭でいっぱいの貯金箱を持ち込んだ経験はありませんか。ドキドキしたいい思い出ですが、来年からは手数料がかかります。まず窓口の場合、硬貨の種類にかかわらず50枚までは無料ですが、51〜100枚は550円、101〜500枚は825円、501〜1,000枚は1,100円で、以降500枚ごとに550円加算されます。硬貨を数えてもらった後で入金を止めても、手数料は必要ですし、現金で払います。ちょっと損した気分になりそうですね。「じゃあ、ATMで入金すれば」と思った方、残念ながらATMでは硬貨1枚目から手数料がかかります。1〜25枚は110円、26〜50枚は220円、51〜100枚は330円で、1回での取り扱いは100枚まで。また出金も硬貨1枚から手数料は110円。いずれも取扱いは平日7時〜18時、郵便局内のATM限定です。小銭交じりで入出金する習慣のある方は気を付けてください。最近はゆうちょ銀行以外でも手数料の引き上げが相次ぎ、さらに、頻繁にルールが変わります。知らない間に手数料を払ってしまうことのないよう、情報を把握すること。そして、生活費などをいつどこで出金するか“マイルール”を、その都度見直しましょう。
2021年08月20日夫の給料日にお金を引き出そうと思ったら、ATMの前は長蛇の列。「仕方なく空いている時間帯を見計らってお金をおろしたら、時間外手数料がかかってしまった」という声をよく聞く。「銀行のATMからお金を引き出すときや、お金を振り込むときの手数料は、ちりも積もれば山となり、節約生活の大敵です!急に現金が必要になって、近くのコンビニのATMでお金をおろそうとしたら220円もの手数料がかかったといったケースもあります。ご自身のメーンバンクの手数料と、連携しているコンビニATMの手数料をもう一度よく確認しましょう」そうアドバイスするのは、ファイナンシャル・プランナーの風呂内亜矢さん。最近、これまでタダだった通帳の発行手数料が有料になったり、取引していない口座に管理手数料がかかったり、コストがかかる仕組みになった。三井住友銀行では、紙の通帳を発行しようとすると、’21年4月1日以降に新規開設の口座から、年間550円(税込み、18歳未満と75歳以上は無料)がかかるようになり、みずほ銀行では1冊1,100円(税込み、70歳以上は無料)にも。それを知らないで発行してしまうと、思わぬ出費につながる。そこにきて、大手銀行と連携しているコンビニATMで、手数料の値上げが相次いだ。三井住友銀行では、イーネット、ローソン銀行、セブン銀行で平日8時45分〜18時の間にお金を引き出そうとすると、1回につき220円かかる。それ以外の平日の時間帯は330円にもなる(ただし、所定の条件を満たすと月3回まで無料)。三菱UFJ銀行でも、ローソン銀行、セブン銀行のATMで平日8時45分〜18時の間に引き出そうとすると1回220円、それ以外の平日の時間帯では330円。銀行のATMで引き出すときの手数料を比較したのが次のとおり。【三井住友銀行】通常日・平日8:45〜18:00「無料」/それ以外「110円」毎月25日、26日・終日「無料」25日、26日が土日・祝日と重なる場合、25日は前営業日、26日は 翌営業日が対象。【三菱UFJ銀行】全日・8:45〜21:00「無料」/それ以外「110円」毎月25日、26日・終日「無料」給料または年金の入金が1回 10万円以上などの要件を満たす と何回でも無料。【みずほ銀行】平日・8:45〜18:00「無料」/0:00〜8:00、23:00〜24:00「220円」/8:00〜8:45、18:00〜23:00「110円」土日、祝日・0:00〜8:00、23:00〜24:00(祝)「220円」/8:00〜22:00(土日)、〜23:00(祝)「110円」/22:00〜24:00(土日のみ)「休止」祝日、振替休日が月曜、土曜、日曜の場合、曜日に応じた利用 時間となる。月曜日0:00〜7:00は利用できない。【りそな銀行】平日・8:45〜18:00「無料」/それ以外「110円」土日、祝日・終日「110円」りそな・埼玉りそな・関西みらい銀行のキャッシュカードが対象。【ゆうちょ銀行】平日、土曜・0:05〜23:55「無料」日曜・祝日・0:05〜21:00「無料」ゆうちょ銀行や郵便局に設置しているATM。平日8時45分〜18時の時間帯はいずれも無料だが、銀行のATMは駅前などにしかなく、無料の時間帯はたいてい混雑している。そこで、ついコンビニに行きたくなるので注意しよう。
2021年07月30日「銀行のATMからお金を引き出すときや、お金を振り込むときの手数料は、ちりも積もれば山となり、節約生活の大敵です!急に現金が必要になって、近くのコンビニのATMでお金をおろそうとしたら220円もの手数料がかかったといったケースもあります。ご自身のメーンバンクの手数料と、連携しているコンビニATMの手数料をもう一度よく確認しましょう」そうアドバイスするのは、ファイナンシャル・プランナーの風呂内亜矢さん。大手銀行が今年の4月、コンビニ等に設置のATMでの出金手数料を最大330円に値上げ。ゆうちょ銀行も来年の1月から、現金を取り扱うサービスを値上げ予定だ。「お金がなくなったら引き出す、というのではなく、お給料が出たら1回だけ現金を引き出すように、これを機にお金の習慣を見直したほうがいいでしょう。また、これからはレジでの支払いは、できるだけキャッシュレスに切り替えることをおすすめします」(風呂内さん、以下同)お財布に入っているお金が少なくなったら、そのつど引き出すような習慣がついていた人は、まずは「家計の支出」を見直してから、月に1度、お金を引き出すようにしてみよう。「1カ月の支出を把握して、そのうち現金をどれだけ使っているのか計算してみましょう。まとめて月に1度など、お給料が出たらお金を引き出すように決めておくと、無駄遣いを省くことができますし、余計なATM手数料を支払うリスクもなくなります。たとえば、一度に8万円引き出したら、4つの封筒に2万円ずつ小分けにしておきます。1週間で2万円が現金を使う目安になりますので、『今週は封筒の中のお金がもうないから、来週まで我慢しよう』というように、無駄遣いに歯止めがかかるようになります。あるいは、お金が余ったら来週に繰り越して使えます」さらに、今から少しずつキャッシュレスに慣れておくと、お金を引き出す手間が省けて楽に買い物ができる。現金派の人も、まずは、クレジットカードやデビットカードでの支払いからスタートし、慣れたらスマホ決済にもチャレンジしてみよう。「銀行専用のインターネットバンキングやスマホのアプリが使えるようになりますと、振り込みや送金もネットやスマホから操作できるので、ATMに行かなくても手続きができるようになりもっと便利。時間と手数料の節約にもつながります」銀行の手数料アップをきっかけに、デジタル化してみるのもいいかも。
2021年07月30日日本は治安のいい国だとよくいわれています。落とした財布が戻ってきたり、電車の中で警戒心なく居眠りをしたりなど、「平和だな」と思うような出来事や光景を目の当たりにすることもあるでしょう。しかし、だからといって気の抜きすぎは禁物です。川尻こだま(@kakeakami)さんが描いた漫画に、多くの人がヒヤッとさせられました。川尻さんが、銀行の前で見かけた衝撃の光景とは…。『平和な町』平和な町 pic.twitter.com/Pm3T5G0kfn — 川尻こだま☀︎まんがまとめたよ (@kakeakami) May 13, 2021 おじいちゃん、お金を今すぐしまって…!銀行でお金を下ろした後、その場で確認をしていたと思われる、おじいさん。人目の付く場所でお札を数えるなんて、不用心としかいいようがありません…。周囲によからぬことを考える人がいたらと思うと、ゾッとしてしまいますね。投稿には「同様の光景を見た」といった声が相次ぎました。・危険すぎる…!万が一、風が吹いてお札が飛んでいったらどうするんだろうか。・同じような場面を見たことがあります。周りにいたのが善人でよかった。・割とよくある光景。ヒヤヒヤするよね…。犯罪というのは、いつどんなタイミングで巻き込まれるかは誰にも分かりません。もちろん悪いのは犯罪者ですが、危ない目に合わないよう、気を引き締める意識を持っておくことが大切でしょう。おじいさんの平和な日々が続くことを願うばかりですね。[文・構成/grape編集部]
2021年05月14日モデルで女優の水原希子が、auじぶん銀行の2021年度イメージキャラクターに起用された。今回のイメージキャラクター起用を受け、水原は「インターネットバンキングに以前より興味があり、この度『auじぶん銀行』さんと一緒にお仕事をすることができて、とても光栄に思います」とコメント。「『auじぶん銀行』というインターネット銀行が、もっともっとみなさんの生活の一部になり、より便利な役割になっていただけたら嬉しく思います。じぶんらしさをめいっぱい感じてもらえたらいいなと思います」と意気込みを語っている。なお、今後のイメージキャラクターとしての活動は、同社のウェブサイト、SNS、YouTubeなどで公開される。
2021年05月13日ATMの削減、通帳の有料化、そして最後のとりでだった“信頼”すら失われつつあるメガバンク。いまこそ、ネット銀行への乗り換えを検討すべき時期だーー。「みずほ銀行は3月12日、外貨建て送金でおよそ300件の遅れが生じた事案を報告しました。2月28日に全国の約8割にあたるATMが動かなくなるなど、わずか約2週間で4度ものシステム障害を起こしました」そう語るのは、ネット銀行のサービスに詳しい金融サービスアナリストの大和田智美さん。「安心だから」「トラブルが少なそうだから」。そんな理由でメガバンクをメインバンクに選んできた人も多かったが、みずほ銀行の事例で、それが“神話”にすぎなかったことが明らかになった。「いまメガバンクでは通帳の有料化やATMや支店の削減が進んでいます。メガバンクを使い続けると、不便どころか、損する時代になりつつあるのです」(大和田さん・以下同)そこで、検討すべきなのが「ネット銀行」に口座を作ることだという。「ネット銀行とは、銀行の店舗を持たず、ウェブ上やスマホで銀行取引ができる銀行のこと。メガバンクが運営しているネットバンキングとは別物です。店舗がないという不自由はありますが、そのぶん運営コスト(設備費、人件費など)が安く抑えられており、ほかのサービスが充実していることが多いのです。他行のATM利用が条件付きで無料になったり、振込手数料が安かったり、無料になるような場合もあるんです」どのネット銀行がおすすめなのだろうか。ライフスタイル別におすすめのネット銀行を教えてもらった。まず、生活の地域からみてみよう。都心に住んでいる人はコンビニを利用する機会が多いだろう。「セブン銀行とローソン銀行は、7〜19時の間、それぞれのコンビニ店内にある専用ATMで引き出し手数料がかかりません。ただし、セブン銀行のキャッシュカードはゆうちょをはじめ、一部メガバンクのATMでも利用可能なのに対し、ローソン銀行のカードはローソン銀行でしか使えません」郊外に住んでいる場合、大型スーパーの利用機会が多いだろう。国内最大のシェアを誇るイオンの店舗を利用している場合、イオン銀行がおすすめだ。「イオン銀行のATMでの引き出し手数料は24時間無料。ATMはイオンの店舗のほか、系列のミニストップにも設置されています。さらに、三菱UFJ銀行とみずほ銀行のATMなら平日の日中、ゆうちょ銀行なら土曜日の一部の時間も含めて、引き出し手数料が無料になります」セブン銀行もイオン銀行も、口座とひもづいた各種カードを作ることで、買い物時のポイント還元率がよくなるという利点もある。■メガバンクよりも住宅ローン金利が低いコロナ禍でネットショッピングの利用が広がった。「楽天銀行は楽天市場で利用すると、ポイントがアップします。また楽天証券など、楽天が提供するサービスの決済に楽天銀行の口座を使うと、預金の金利が上がったり、楽天ポイントがもらえたりと、恩恵がある。もうひとつは、4月5日からPayPay銀行に社名変更される現・ジャパンネット銀行。こちらは、ヤフーオークションの利用口座にすると、決済手続きが簡略化されるほか、Tポイントを同行の預金に交換できます」ネット銀行によっては、住宅ローンを扱っている。「金利はメガバンクよりも低く抑えられていることが多いですね」そんななかおすすめが、もともと金利が低いうえに、系列会社のユーザーであればさらに金利を低くできるauじぶん銀行だという。借り換えにも対応しているので、すでに住宅ローンを組んでいる人は現在の金利と比較してみよう。さまざまな場所でATMを使いたい人や振り込みをする機会が多い人におすすめなのが、ソニー銀行と住信SBIネット銀行だ。「大手コンビニ3社などのATMで、ソニー銀行は月4回まで、住信SBIネット銀行は月2回まで現金引き出しが無料。両行とも月1回、他行宛ての振込手数料が無料になります」住信SBIネット銀行は4月1日からサービス内容が変更になる。「本人確認をスマホで認証する『スマート認証NEO』登録するだけで、月5回までATM利用料と他行宛ての振込手数料が無料となります。セキュリティも向上するので、メリットは多いでしょう」新年度に向けて、あなたの利用の仕方に合ったネット銀行の口座を開設してみては?「女性自身」2021年4月6日号 掲載
2021年03月25日アメリカ・カリフォルニア州にある動物保護団体『ペニンシュラ・ヒューメイン・ソサエティ&SPCA』に1本の電話がかかってきました。「銀行に不審者が侵入しています!」銀行強盗の通報なら普通は警察のはず。しかし『ペニンシュラ・ヒューメイン・ソサエティ&SPCA』のスタッフは詳細を聞いて、「それならここに連絡して正解だ」と納得します。なぜなら…銀行に侵入していたのは野生のアライグマだったからです!Posted by Mike Nicco on Tuesday, October 20, 2020Posted by Mike Nicco on Tuesday, October 20, 2020この時、銀行はまだ開いておらず、中には誰もいませんでした。銀行の外にあるATMを利用していた男性が、ガラス越しに中にいる2匹のアライグマを発見。男性は初め、机の上にぬいぐるみが置いてあると思ったそうですが、動いていたためびっくりします!よく見ると、本物のアライグマだったということです。Posted by Mike Nicco on Tuesday, October 20, 2020Posted by Mike Nicco on Tuesday, October 20, 2020Posted by Mike Nicco on Tuesday, October 20, 2020Posted by Mike Nicco on Tuesday, October 20, 2020男性から連絡を受けた『ペニンシュラ・ヒューメイン・ソサエティ&SPCA』のスタッフが現場に駆け付け、銀行の責任者とともに中に入り、アライグマたちとの追いかけっこがスタート。約10分間追いかけた後で、ようやく2匹を安全に銀行の外に逃がすことができました。アライグマはなかなか銀行から出ようとしなかったのだとか。でも2匹ともケガをすることなく、無事に逃げていったということです。Posted by Mike Nicco on Tuesday, October 20, 2020Posted by Mike Nicco on Tuesday, October 20, 2020海外メディア『ABC7 News』の気象予報士、マイク・ニコさんがアライグマの写真をFacebookに投稿すると見た人たちが大笑い。コメントも多く寄せられています。・覆面をしたラスカルだ!・かわいい強盗!・口座を開きたかったんじゃない?・一体どうやって中に入ったんだ?気になるアライグマの侵入方法ですが、銀行の外にある木に土がついた足跡が残っていたそうです。おそらく2匹は木に登り、建物の天井に飛び移って空調用の配管から建物内に侵入。天井裏を歩いていたところ、天井のタイルが抜けて下に落ちたと思われています。『生まれながらの覆面顔』と、まるで映画に出てくる銀行強盗さながらの華麗な侵入方法で、多くの人たちの笑いをさらった2匹のアライグマ。何も盗らずに逃走した彼らにとっては収穫なしでしたが、暗いニュースが多い世の中にちょっぴり楽しい話題を届けてくれました。[文・構成/grape編集部]
2020年10月30日10月7日、三井住友銀行は’21年4月以降に開設する口座では、「口座管理手数料」などを徴収すると発表した。対象は(1)ネットバンキングの利用がなく、(2)2年以上取引のない、(3)残高が1万円未満の口座で、年1,100円(税込み・以下同)を引き落とす。また、紙の通帳の利用に年550円の手数料が。ただし、どちらも18歳未満と75歳以上の顧客は対象外とした。今後の銀行利用について、経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれたーー。■万一の預金の消滅や口座解約を避けよう日銀のマイナス金利政策やコロナ禍もあり、銀行が危機的状況のなか、大手銀行では三井住友銀行が先陣を切って口座管理手数料の導入に踏み切りました。ただ、地方銀行や信用金庫ではすでに導入が進んでいて、信用金庫の約2割、40行以上が今年度末までに徴収を始める予定です。ほかの大手銀行なども追随するでしょう。今回注目したいのは、口座管理手数料を徴収する第一条件がネットバンキングの利用という点です。これまで銀行は、利便性向上やセキュリティの強化、手数料を窓口より安くするなどしてネットバンキングを勧めてきました。その結果、デジタル化の素地はある程度固まったと見て、次は、口座管理手数料という“ペナルティ”を科す段階に入ったのだと思います。三井住友銀行は、グループ全体で’22年度までに本部人員を約3割減らす計画ですから、大規模リストラの準備でもあるのでしょう。いっぽう、利用者にとっては“とどめの一手”ともいえます。たとえば、放りっぱなしの残高9,999円の口座で口座管理手数料の徴収が始めると、10年で残高はゼロ。残高がゼロになった時点で、口座は自動的に解約されます。「いつのまにか預金が消滅する」のです。こうした事態は、ネットバンキングを利用すれば避けられます。もはや「ネットバンキングを使わないと損をする時代」。この流れはもう止まりませんし、後戻りもしません。70代以上の方はともかく、50代、60代で手をこまねいている場合ではありません。今すぐ、ネットバンキングを始めましょう。まずは、ネットバンキングの開設です。不慣れな方はお子さんなどに頼んでもいいと思います。ネットバンキングが開設できたら利用は簡単です。手始めに、残高照会をしてみましょう。残高照会は無料ですから、練習にはぴったり。ドコモ口座など不正利用がないかのチェックも兼ねて、残高照会を日課にするとよいでしょう。操作に慣れたら、振込も簡単にこなせるはず、「ATMの列に並ぶなんてめんどう」になりますよ。最後に警告を。ネットバンキングを利用していると、「あなたの口座が○○被害に遭いました」など、不安をあおるようなメールが届くことがありますが、こうしたメールは詐欺です。絶対に応えてはいけません。すべて詐欺だと無視して、心配なときは銀行に直接電話などで問い合わせください。それでも不正利用などが起こったら、銀行が全額補償してくれます。預金が減ることはありませんから、安心して挑戦してください。「女性自身」2020年11月3日号 掲載
2020年10月23日金融機関にもいろいろありますが、その中でもよく見かけるのが信用金庫と銀行ではないでしょうか。信用金庫も銀行も預金したり融資を受けたりすることが可能ですが、具体的にどのような違いがあるかご存知でしょうか。本記事では、信用金庫と銀行の違いやそれぞれの特徴、メリット・デメリットなどをわかりやすく解説していきます。信用金庫と銀行の違いとそれぞれの役割・特徴信用金庫と銀行はどのような点で異なり、それぞれどのような役割・特徴があるのでしょうか。信金と地方銀行・都市銀行の違い地域の繁栄目的か、利益優先か金融機関には信用金庫や地方銀行、都市銀行などいくつかの種類があります。この内、信用金庫はどちらかというと地方銀行に近い特徴や役割を持っているといえます。とはいえ、信用金庫と地方銀行を比べてみても、その役割は異なります。具体的には、銀行は株式会社という形態を取るため株主の利益を優先する必要があります。一方、信用金庫は地域に住む人が会員となり、互いに地域の繁栄を図る相互扶助を目的としています。一般的に銀行は利益を優先するため、より利益を大きくしやすい大企業を取引先としたがりますが、信用金庫は地域の繁栄を目的とするため、個人や中小企業でも積極的に話を聞いてもらうことができます。また、銀行は取引先に制限はありませんが、信用金庫においては、特に融資先は原則として地域の会員を対象とする必要があるという違いがあります。信用金庫が必要な理由日本の経済を支える役割を担っている上記通り、銀行は株主の利益を優先する必要があるため、できるだけ大きな取引先と取引をして利益を生み出す必要があります。一方、信用金庫は非営利法人で、地域の発展に寄与するという役割を担っています。存在感の大きい大企業も、企業数で見てみると全体の1割程度にしか満たず、多くの国民の生活を守っているのは中小企業だということもできます。しかし、中小企業を取引先とするのは、大企業を取引先とするのと比べると利益が小さくなりやすく、また倒産のリスクも高くなりやすいでしょう。それでも、信用金庫は地域の発展のために、個人事業主や中小企業と積極的に取引しようとしてくれるのです。信用金庫と取引している中小企業はもちろん、大きな視点で見ると地域経済、引いては日本の経済を支える役割を担っているのが信用金庫だということもできるでしょう。信用金庫のメリット信用金庫を利用するメリットには以下のようなものがあります。個人や小規模事業でも相手をしてくれる銀行より長い目で見てくれやすい銀行よりよい金融商品を取り扱っていることがある個人や小規模事業でも相手をしてくれる先述のとおり、信用金庫は地域経済の発展に寄与するという目的があるため、個人事業主や中小企業であっても積極的に取引しようとしてくれます。もちろん、業績の悪い企業でもすぐに融資してくれるというわけではありませんが、銀行ではそもそも相手さえしてくれないような場合でも、融資や経営アドバイスをしてくれる可能性が高いといえます。銀行より長い目で見てくれやすい信用金庫も銀行も、取引先に融資する際は経営状況や資金計画、業績などを見て融資の可否を判断します。基本的には審査時点での経営状況が思わしくなければ、融資をしてくれる可能性は低いでしょう。一方、信用金庫の場合、仮に現在の業績が思わしくなくとも、経営者の人となりや会社の成長性などを見て判断してくれやすいというメリットがあります。銀行より条件のよい金融商品を取り扱っていることがある信用金庫の中には、銀行より利率のいい定期預金などを扱っているケースもあります。近くにある信用金庫でこうした商品を取り扱っている場合、利用を検討してみるとよいでしょう。信用金庫のデメリット一方、信用金庫のデメリットとしては以下のようなことがあります。営業エリア外では利用できないATMの数が少ないネットバンキングに対応していないケースがあるそれぞれ見ていきましょう。[adsense_middle]営業エリア外では利用できない信用金庫から融資を受けるには原則として会員である必要がありますが、信用金庫の会員になるには地区内に居住地や事業所を持っている必要があります。一方、銀行であれば同じ銀行内で支店ごとの区分があることはあるにしても、営業エリア外から利用できないということはありません。特に転勤の可能性のある仕事に就いている場合、転勤先で信用金庫を利用できないケースもある点に注意が必要です。ATMの数が少ない信用金庫はATMがその地区に集中しており、地区外にはほとんど置かれていないのが一般的です。また、大手の銀行の中にはコンビニのATMで手数料がかからないこともありますが、信用金庫の口座をコンビニATMで利用しようとすると手数料がかかることもデメリットだといえるでしょう。ネットバンキングに対応していないケースがある大手を中心に、銀行はネット上で残高照会や振込も可能なネットバンキングのシステムが充実してきていますが、信用金庫ではこうしたネット対応が不十分なことも少なくありません。普段から金融機関を利用するときはネットバンキングを利用しているという方は、信用金庫の窓口やATMに足を運ばないといけないことを手間に感じてしまうことも多いでしょう。信用金庫と銀行、利用するならどっち?信用金庫と銀行の違いや役割、メリット・デメリットなどをご紹介しましたが、実際のところ利用するならどっちがおすすめなのでしょうか。預金、融資に分けて解説していきます。預金まず、預貯金については信用金庫と銀行で金融サービスに大きな違いがあるわけではありません。両者で違いがあるのは、金利設定です。銀行の中でも大手になると、すでに顧客が多くいてブランド力が高いこともあるため、預金金利は低く設定されているのが一般的です。一方、信用金庫は大手銀行や地方銀行より規模などで見劣りすることが多いことから、金利を高く設定して預金を集める方針を取っているところも多いです。特に定期預金や定期積金の金利が高く設定されていることが多いため、まとまったお金を預ける先として信用金庫を検討してみるとよいでしょう。ネット銀行と信用金庫で比較してみようただし、銀行の中でもネット銀行は店舗を設置していないため経費が小さく、金利を高く設定しても経営が成り立つという理由で高い金利設定となっていることが多いです。金利で選ぶのであれば、信用金庫にするかネット銀行にするかを比較してみるのも一つの方法です。なお、先述のとおり、信用金庫はネットバンキングがなかったりコンビニのATMから入出金するのに手数料がかかったりなど、不便なことが多い点も含めて比較する必要があるでしょう。融資信用金庫の場合、融資先は原則として会員のみが対象で、会員は地区内に居住地や勤め先がある場合に限られてしまいます。その代わり、個人事業主や中小企業が相手でも積極的に融資を検討してくれる側面があるため、特に創業してまもない企業では信用金庫を利用するメリットが大きいといえるでしょう。信用金庫と銀行の違いに関するまとめ信用金庫と銀行の違いについて、それぞれの特徴や役割、メリット・デメリットなどを併せてご紹介しました。信用金庫と銀行の大きな違いは、銀行は株式会社で株主の利益を優先する必要があるのに対し、信用金庫が非営利法人で地域の発展に寄与することを目的にしている点にあります。特に創業間もない中小企業や、売上の小さな個人事業主の方などは、信用金庫を利用する価値は高いといえるでしょう。
2020年09月25日100万円を銀行に1年間預けても、利息はわずか10円の時代。現金の持ち合わせがないとき、コンビニATMに駆け込んで100円以上の手数料を支払う悪いクセは、そろそろ卒業しようーー。今年5月、三菱UFJ銀行はコンビニATMの利用手数料を変更した。一律110円だった平日8時45分〜18時の手数料を、ローソンだけ110円に据え置き、ファミリーマートは198円に、セブン−イレブンは220円と以前の2倍に引き上げた。大手銀行がコストカットのためにATMの台数を減らすなか、現金派の人にとっては、コンビニATMに頼らざるをえないことも多い。その手数料はじりじりと上がっている。金額はコンビニごとに異なり、「コンビニならどこでも同じ」時代は終わった。ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんは「コンビニなどのATM利用手数料は、絶対に払ってはいけない」と警鐘を鳴らす。「超低金利の今、普通預金に100万円を1年間預けても、利息はわずか10円。手数料の110円を1年間の利息で得るには、1,100万円を預けなくてはならない計算になります(税金は除く)。ATMの手数料につい目をつぶってしまっている人は、その習慣をいますぐやめるべきです」(丸山さん)ATM利用手数料には、銀行とコンビニの組み合わせで手数料が無料になるものも。たとえば、冒頭で紹介した三菱UFJ銀行は、コンビニでの手数料はさまざまだが、イオン銀行ATMは無料。また、ゆうちょ銀行のユーザーなら、郵便局だけでなく、ファミリーマートのATMも無料だ。ほかにも、コンビニATMを無料で使える銀行とコンビニの組み合わせや方法はある。コロナ禍でこの夏のボーナスも減少傾向に。ATM手数料のような出費をカットしていくことが、家計防衛の第一歩だ。「女性自身」2020年7月28日・8月4日合併号 掲載
2020年08月06日今年5月、三菱UFJ銀行はコンビニATMの利用手数料を変更した。一律110円だった平日8時45分〜18時の手数料を、ローソンだけ110円に据え置き、ファミリーマートは198円に、セブン−イレブンは220円と以前の2倍に引き上げた。大手銀行がコストカットのためにATMの台数を減らすなか、現金派の人にとっては、コンビニATMに頼らざるをえないことも多い。その手数料はじりじりと上がっている。金額はコンビニごとに異なり、「コンビニならどこでも同じ」時代は終わった。ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんは「コンビニなどのATM利用手数料は、絶対に払ってはいけない」と警鐘を鳴らす。「超低金利の今、普通預金に100万円を1年間預けても、利息はわずか10円。手数料の110円を1年間の利息で得るには、1,100万円を預けなくてはならない計算になります(税金は除く)。ATMの手数料につい目をつぶってしまっている人は、その習慣をいますぐやめるべきです」(丸山さん)そんなATM利用手数料には、銀行とコンビニの組み合わせで手数料が無料になるものも。たとえば、冒頭で紹介した三菱UFJ銀行は、コンビニでの手数料はさまざまだが、イオン銀行ATMは無料。また、コンビニATMを無料で使える方法もある。丸山さんにその方法を教えてもらった。【1】大手銀行の会員特典を利用大手銀行では、ネットバンキングの利用など条件をクリアすると、会員特典としてコンビニATM利用手数料が月に何回か無料になる。無料になる回数は給与の振り込み、口座残高、ローンの利用など取引状況に応じて決まるが、家計のメイン口座なら特典が付く可能性が高いので、ぜひ登録しよう。とはいえ、会員特典は縮小の傾向にある。たとえばみずほ銀行は、以前はどのコンビニのATMでも無料で使える特典があったが、今年3月からはファミリーマートのE-netのみに限定された。「こうした、条件の“改悪”は各金融機関で増えています。大手銀行は少しずつ無料回数を減らしていますから、出金は計画的に!」(丸山さん・以下同)【2】ネット銀行を利用するネット銀行は総じてコンビニなどのATMを大手銀行よりも安く使えるメリットがある。給与振込み口座から1カ月分の生活費などを引き出し、ネット銀行の口座に入金しておくと、コンビニATMが使いやすくなる。ネット銀行を選ぶポイントは、自宅の近所や通勤経路、買い物スポットなど、自分のよく行く場所に無料で使えるATMがあること。「イオンでよく買い物する人は、イオン銀行がおすすめ。イオン銀行ATMは手数料が24時間無料ですから、買い物ついでにいつでも無料で入出金できますよ」また、ネット銀行の取引特典は、大手銀行の会員特典よりハードルが低い。たとえば口座残高が10万円だと、大手銀行でコンビニATMの無料特典はつかないが、楽天銀行なら月1回は無料。住信SBIネット銀行は残高に関係なく月2回まで無料になる。【3】定額自動入金サービスを使う月1回の預け替えが面倒な人は、住信SBIネット銀行の「定額自動入金サービス」を利用しよう。他行にある自分の口座から、毎月決まった日に一定額を引き出し、住信SBIネット銀行の自分の口座に自動入金してくれる無料のサービスだ。設定すれば銀行に行かなくてもよい。回数には注意が必要だが、近くのコンビニATMで事足りるため、コロナ予防にも。「もっと明確に手数料の出費を防ぎたい場合は、コンビニで出金して現金で払うのではなく、デビットカードなどのキャッシュレス決済に切り替えてしまいましょう」「女性自身」2020年7月28日・8月4日合併号 掲載
2020年08月06日あなたは普段、ゆうちょ銀行を利用しているのでしょうか?いつもはあまり意識せずにゆうちょ銀行からお金を下ろしていて、ATM利用手数料が無料という恩恵を受けているのですが、ふと「このキャッシュカードを失くしたらどうしよう。口座を増やせないかな」と考えることもありますよね。そこでこの記事では、ゆうちょ銀行で開設できる口座の数や複数口座を持つ場合のポイントについて解説いたします。ゆうちょ銀行の口座はいくつまで開設できるのか?そもそも、ゆうちょ銀行で複数の口座を持つことはできるのでしょうか?大変残念なお知らせですが、ゆうちょ銀行では現在原則一人一口座しか持てないことになっています。ゆうちょ銀行とはもともと郵便局で、ほかの都市銀行やネット銀行とは成り立ちが違っており、双方間でお金のやり取りをすることは不可能ではありませんが少し面倒になっています。したがって、ゆうちょ銀行をメインで利用している人はこちらの口座のみを利用しがちになります。できればゆうちょ銀行の口座を複数持って紛失リスクに備えたい所ですが、原則一人一口座と言われてしまえばどうしようもないでしょうか?いいえ、「原則」一人一口座と申し上げました。ということは、例外もありそうです。ということで、ここではゆうちょ銀行で開設できる口座の数について述べていきます。個人名義では一人につき一口座そもそもこの一人一口座という根拠は、ゆうちょ銀行のホームページの記載にあります。そこには、「個人名義では一人当たり一口座しか開設できない」旨が書かれています。このようにはっきりと書かれていますので、一見すると全く取り付くしまがないように思われます。また、すでに口座を持っていて新たに口座開設を申込んできた場合には、開設を断る場合もあるとまで書かれています。とぼけて二重に申し込んでもダメだということでしょう。ただし、昔は口座を複数持つことも許されていたようです。当時複数口座を持っていた場合も一つにされてしまうのかというと、そこまではされないようです。ちなみに私がゆうちょ銀行で口座を作った際には、すでに複数の都市銀行やネット銀行で口座を持っていました。それでもなぜ追加で口座を作ったのかというと、地方の田舎にある生産工場に数週間泊りがけで作業をすることが決まったからです。そんなところでまともにお金を下ろせるATMは、当時ここしかありませんでした。田舎に住む人は、ゆうちょ銀行で一口座しか持てないと不便であることは想像できます。「氏名・生年月日が同一の総合口座を二口座まで利用できる」とはただし、一人一口座という記載のすき間を突くことはできます。まず「個人名義では」という部分ですが、これは裏を返すと別の名義であれば口座を別に持てることになります。具体的には、家族の名義で口座を作ることができます。「それは問題なのでは」と思われるかもしれません。しかし、例えば子供が生まれて、その子名義で口座を作って学費用の資金を貯金することは少しも問題ではありません。ゆうちょ銀行の口座作成には年齢制限がありませんので、こうしたことも可能になります。また、ゆうちょ銀行のホームページで、ゆうちょ通帳アプリのQ&Aのところに、アプリは「氏名・生年月日が同一の総合口座(通常貯金または通常貯蓄貯金)を、計二口座まで」利用できるとあります。先ほどの記載と矛盾するようでわかりにくいですが、実は通常貯金と通常貯蓄貯金をそれぞれ一口座、計2つ開設することは可能です。これは都市銀行でも普通預金と貯蓄預金の2つを持てる場合があるのと同じことです。二口座利用する場合の注意事項ただしこれは、自分の通常貯金口座を2つ作るわけではありませんので、注意しておかなければいけないポイントもあります。まず家族の口座を作成する際には、自分の本人確認だけではなく、その家族の本人確認も必要になります。本人確認書類を忘れないようにしましょう。また、通常貯金口座と通常貯蓄貯金口座は、全く同じように使えるわけではありません。それぞれの特性を事前に把握して使うようにしましょう。個人事業用の口座なら別に持てる!副業などをしている場合に、管理上どうしても個人事業用の口座を別に持っておきたい、という場合もあるでしょう。さきほども申し上げたように、生活用の口座をゆうちょ銀行に持ち、事業用の口座を都市銀行に持っていると、双方でお金を移動させるのが面倒です。実はゆうちょ銀行では、個人事業用の口座であれば別に持つことが可能です。これは朗報といえるでしょう。ただし、個人事業用の口座の住所には屋号を入れる必要があります。「~商店」「~事務所」といった文言になります。作れる口座の種類と複数作る理由このように、ゆうちょ銀行の口座は原則一人一口座でも2つ持てる場合があります。ただし多くの場合、複数口座は通常貯金と通常貯蓄貯金で持つ、というパターンが多いのではないでしょうか?ここでは通常貯蓄貯金の中身と、通常貯金と通常貯蓄貯金の使い分けについて見ていきましょう。[adsense_middle]通常貯金口座と通常貯蓄貯金口座なぜここで通常貯蓄貯金口座について紹介するかというと、あまりなじみがないと思われるからです。実際、私も通常貯蓄貯金口座については開設していません。ただし通常貯蓄貯金は通常貯金とは違いますので、使い方も少し違ってきます。そこで、通常貯蓄貯金口座にはどのような特徴があるのかについて説明していきます。両者の違い通常貯金口座と通常貯蓄貯金口座の違いを挙げるとすれば、下記のようになります。通常貯蓄貯金口座は主に貯蓄目的で使用給与振り込み・公共料金支払い・年金受取には使用できない10万円以上残高があれば、利子が有利な場合もある通常貯金口座は主に入出金に使うのに対し、通常貯蓄貯金口座は貯蓄に使います。当然、通常貯蓄貯金へのお金の出し入れの回数は比較的少ないです。その性格は、給与振り込み・公共料金支払い・年金受取に使えないことからも特徴づけられます。また、利子に関しては2020年現在両者は全く同じとなっています。通帳の扱いについて通常貯蓄貯金口座でも通常貯金口座と全く同様に別の通帳が発行されます。その通帳は、やはりATMでも使えて同じように引き出しができます。さらに、通帳だけではなくキャッシュカードも別に発行されます。もちろん、通常貯金口座のものと同様に使用できます。複数作る理由・使い分けのポイントとはそれでは、通常貯金口座に加えて通常貯蓄貯金口座を作る理由は何でしょうか?また、この2つをどのように運用していったらよいでしょうか?先ほど述べた両者の違いを考え合わせると、やはりメインでは通常貯金口座を使うのがよいでしょう。ここに給料の振込や生活費の引き出しなど、日々のやり取りを集中させます。そうして家計を運用し、余裕が出たら通常貯蓄貯金口座に移して貯金するというやり方をします。では、通常貯蓄貯金口座に貯金したお金は何に使うのかというと、こちらは余裕資金となりますので、まとめて大きな買い物のときに引き出すとか、投資資金に使うといった運用をしていきましょう。このようにすると、複数の口座をうまく使い分けることができます。ゆうちょ銀行の複数口座開設に関するまとめゆうちょ銀行では、個人名義では原則一口座しか持つことができません。ただし家族の口座を開設したり、通常貯蓄貯金口座を持ったりして、2つ以上の口座を手にすることも可能です。また、通常貯蓄貯金口座は通常貯金口座とは違う点もあり、そこを利用して2つを上手に使い分けることもできます。ゆうちょ銀行をメインに使っていて、紛失などに備えて口座を複数持ちたくても、なかなか難しいものです。しかし、それは決して不可能ではありません。工夫をすることで、2つの口座を上手に運用していきましょう。
2020年07月29日街中やネット上でよさそうな銀行の広告を目にすると、「今持っている銀行以外にも口座を作ってみようかな」と考えが浮かびますよね。新規口座開設でいろいろな特典がもらえるキャンペーンなどもあり、口座を増やしてみたくなるのも頷けます。でも実は、銀行口座を複数持つことを、単なるキャンペーンの特典狙いに終わらせるのはもったいないです。そのほかにも口座を複数持つメリットがありますし、それらを上手に運用していけばお金を増やすこともできます。この記事では、銀行口座を複数開設するメリットと使い分けによる活用法について解説いたします。銀行口座を複数開設する理由とメリットとはそれでは、一体どうして口座を複数持ったほうがよいのでしょうか?それは、銀行口座を複数持っていたほうが安心・安全で、お得にもなるからです!具体的には下記のような理由・メリットがあります。ペイオフ対策リスク分散使い方を分けて用途を明確化都市銀行とネット銀行それぞれのメリットを享受することが可能以下でそれぞれについて説明しながら、複数口座を開設したほうがよい理由と、口座を複数持つメリットについて述べていきます。ペイオフ対策ペイオフとは、ある銀行が破綻した場合、その銀行に預けているお金のうち「1,000万円とその利息」までは保護されて戻ってくる、という仕組みのことです。逆に言えば、それ以上の額を1つの銀行に預けていると、最悪の場合預金の一部は戻ってこない可能性がある、ということです。実は以前は政府により全額払い戻しが保証されていたのですが、2003年4月からはペイオフ解禁ということで、このような状態になっています。ですから、あまりにも多くの金額を1つの銀行に置いておくと、その銀行が経営破綻したときに1,000万円とその利息分までしか戻ってこない可能性があります。そのため、自分の預金をすべて1,000万円以下にしていくつかの銀行に預けておくと、そのような心配がなくなります。私の体験談ここで、恥ずかしながら私の経験をお話ししておきましょう。私は新入社員のときに会社の寮にやってきた銀行員に口座を作らされて以来、長年その口座1つしか持っていませんでした。仕事が忙しく、寮住まいで家賃も安かったのでお金を使う暇がなく預金が膨れ上がっていきました。あまりに預金額が多くなってしまったので「大丈夫ですか?」と銀行から連絡が来たほどです。そこで会社にある同じ銀行のサービスコーナーへ行き、貯蓄用口座を作って一部そちらへお金を移しました。その際、ノベルティでマグカップやスプーンをもらった記憶があります。それでも1,000万円を優に超える預金額がありました。そうこうしているうちに、2003年4月となりペイオフ解禁です。「これはまずい」と慌ててほかに銀行口座を作り、そちらにお金を移動させました。仕事で外出した帰りに、渋谷の支店で移動の手続きをしたんです。多額のお金を動かしたので、ものすごく手数料を取られてしまったことが今でも悔しいです。それはともかく、預金がそれほどないうちから別の銀行にもお金を預けるようにして1つの口座当たりの預金額を抑えるようにすると、ペイオフの対策になります。リスク分散銀行の破綻などという大きな事件がなくても、銀行のシステム障害などによってお金が下ろせないということはたまに起こります。また、キャッシュカードの紛失・盗難によってお金が引き出せないという可能性もあります。この際、あらかじめ複数の口座を持ちキャッシュカードも分散して保管していれば、慌てずに別の銀行からお金を下ろすことができます。ただし、ほかの銀行のキャッシュカードが見当たらなくなった、またはパスワードを忘れてしまったなどということがあると全く意味がありません。ほかの銀行のキャッシュカードやパスワードは一定の場所にキチンと分けて保管するようにしましょう。使い方を分けることにより用途を明確化自営業の人や副業をしている人は、収入・経費を管理するために個人用とビジネス用の口座を分けて持っておきたいものです。なぜなら確定申告などで帳簿を作成する際に、個人の支払いと事業の支払いが混ざっていると、帳簿を作成するのが面倒になるからです。最終的に事業が大きくなれば法人化して普通の口座以外に法人用口座を開設し、ビジネス用の口座からそちらにお金を移すのもよいでしょう。また、一般のサラリーマンであっても、「生活用」と「貯蓄用」に口座を分け、計画的に貯蓄をするという使い分けもできます。都市銀行とネット銀行それぞれのメリットを享受することが可能今ある銀行でよく使うものを大まかに分けると、都市銀行とネット銀行になるでしょう。それぞれに違う特色があり、どちらにも口座を持っておくと両者のメリットを余すところなく受け取ることができます。まず都市銀行ですが、こちらは給料の振込先に対応しており、たいていの口座引き落としも可能です。それに支店も街中に数多くあり、銀行のATMを利用するのに便利です。一方のネット銀行ですが、一般に利息が都市銀行よりも高めに設定されていることが多いです。また、同じネットグループのクレジットカードや証券会社と連携させると、利息がアップしたりポイントを多くもらえたりするなどの特典が得られる場合もあります。上手に貯金するためにおすすめな使い分けについて早速、新しく口座を開設したとします。ただし、ただ口座を複数持っているだけではあまりメリットを活かしているとは言い難いです。口座を上手に使い分けていけば、お金を貯めることができるようになります。そこで、ここではおすすめの使い分けとそれぞれの口座の利用方法について見ていくことにしましょう。[adsense_middle]メイン口座・サブ口座・積立用口座に分けるまず、口座は最低でも3つは開設するようにしましょう。そして、それぞれをメイン口座・サブ口座・積立用口座として設定します。自営業や副業を持つ人は、メイン口座を事業用と個人用に2つ持つのもよいでしょう。そしてそれぞれの口座に役割を持たせ、口座に入れるお金を混ぜてしまわないようにすることが重要です。以下で、それぞれの口座の活用法について説明いたします。メイン口座で家計を管理こちらは、給与や売上の振込先口座として指定し、公共料金などの引き落とし口座としても利用するようにしましょう。いわば、事業や生活の中心となる口座です。この口座の月々の残高の推移で、家計の余裕度を測ることができます。残高が多いときには投資に回し、少なくなると節約を考えるといった具合です。都市銀行で作るのがおすすめそして、この口座は都市銀行で作っておくことが望ましいです。なぜなら、ネット銀行ではまれに振込先や引き落とし元の口座に設定できない場合があるからです。大分昔の話ですが、私がウィークリーマンションを利用したときに、費用を払う口座にネット銀行を設定しようとするとできず、やむをえず都市銀行の口座にしたことがあります。都市銀行のメイン口座は本店の管轄にしておくまた、家を持って一生そこに住み続けるという状況になるまで、都市銀行のメイン口座は本店の管轄にしておいたほうがよいです。なぜなら、たまたま住んだ支店の管轄にしてしまうと、引っ越しをした場合、支店を移すときに通帳や引き落とし元も移す作業が必要になるためです。私は一度支店を移してクレジットカードの引き落としができなかったことがあります。そのため、その後何度か引っ越しをしましたが、いまでもメイン口座の支店は昔住んでいたところから変えていません。サブ口座でリスクに備えるこちらは、メイン口座が使えなくなったときに備えて開設しておくものです。これはネット銀行にしておいたほうがよいでしょう。ただしサブ口座は、あまり使わないとそのまま休眠口座になってお金が活かせない、ということになりがちです。そうならないために、ネット通販は同じグループのクレジットカードで買い、この口座から引き落とすようにしてポイントをもらい、お得に活用しましょう。積立用口座で資産を作るメイン口座に余裕資金ができた場合、こちらの口座に資金を移すようにします。この口座のお金は、積立NISAやiDeCo、または単発の株式やFXの購入に充て、資産運用をしていきます。このように、ここで貯金をしてわかりやすく資産を増やしていきます。こちらは利用するネット証券と同じグループのネット銀行を選ぶようにしましょう。連携させると銀行と証券会社の間の資金移動も簡単ですし、銀行利用で得たポイントを金融商品の購入に充てられるなどのメリットもあります。まとめ:銀行口座を複数持つことについて銀行の口座を2つ以上開設することについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?銀行口座を複数持っていると安心・安全で、お得なこともあります。また、複数の口座をメイン口座・サブ口座・積立用口座に分類して運用すると、資産を増やすことも容易になります。確かに銀行口座を複数持つと管理が面倒に思うかもしれません。でも、普段はメイン口座のキャッシュカードだけ持っておけばよく、残りはたまにケアすれば問題ありません。それよりも複数持ちのメリットを味わいましょう!
2020年07月12日最近はいろいろな証券会社が、独自の売買手数料でオンライントレードのサービスを提供するようになりました。今回は証券会社ごとのオンライントレードの売買手数料を比較しながら、各証券会社の特徴やサービスなどを解説していきたいと思います。株式の売買手数料の概要&各社の比較まず一口に売買手数料といっても、最近は1回当たりの売買手数料と、1日の合計金額で売買手数料を決定する方式に分けているところがほとんどです。これは、1回株式を購入したら当面売却しない長期投資と言われる方法と、1日で複数の売買を繰り返すデイトレードと言われる方法の両方のニーズを満たすためと考えられます。1回当たりの売買手数料まずは1回当たりの売買手数料の比較をご覧ください。<(単位:円)(税抜)>選定の基準最初にお断りさせていただきたいのは、この表は2020年5月の段階の情報を各社ホームページを参考に作成いたしました。ですので、今後この情報が変更になる可能性もございますし、特別なキャンペーンでの割引などは考慮に入れておりませんのでご了承ください。証券会社の選択については、10万円時の売買手数料が安い証券会社から7社選んでいます。ほかにも証券会社は多数存在しますが割愛させていただきました。また金額に関しては、一般の投資家のほうがよく使いそうな10万円から30万円の価格についての表にしております。これより金額の高い株式の売買についてはさらに変わってくるとご理解ください。売買手数料と取扱商品の両方をチェックこの表をご覧いただくと、10万円時での売買手数料が立花証券のほうがGMOクリック証券より安いにも関わらず、20万円時の売買手数料ではGMOクリック証券のほうが安くなってはいるものの、基本的には売買手数料が安い証券会社はどの価格帯でも安いと言えそうです。しかし、単純な売買手数料の安さだけで自分が利用する証券会社を決めるのは早計です。例えば、この表の上位に出ているむさし証券・DMM.com証券・ライブスター証券などでは投資信託の取扱いがないか、あっても他社と比べて少ないです。株式の売買だけをする予定であれば問題はないのですが、株式以外の金融商品などの取扱いがない、もしくは少ないという場合もありますので注意しましょう。1日の合計金額で売買手数料続いて、1日の合計金額で算出した売買手数料の比較表です。<(単位:円)(税抜)>定額制の料金体系ここで少し定額制の料金体系についてご説明したいと思います。株式を使った投資というのはいろいろな方法があり、株式を購入し、業績の好調を見越してその株を保有し、一定期間後に株価が値上がりしたら売るという方法が一般的です。しかし、デイトレードと呼ばれる1日に複数回の取引を行うことが多い投資家もいます。このような人達にとっては、1回の売買でいくらという売買手数料よりは、1日の株式売買の合計金額で手数料を決める方法のほうがよいと考えられます。例えば、A社の株を10万円分購入し1時間後に10万円で売却、同様にB社の株を10万円分購入し1時間後に10万円で売却、さらにC社の株を10万円分購入し1時間後に10万円で売却という取引をした場合、合計60万円株式を売買したということになります。この1日の合計金額で株式の売買手数料が決まるという計算方法です。合計金額のほうは10万円・50万円・100万円の表にしました。特徴としては、50万円までの取引に関しては無料としている証券会社もありお得です。しかし一方で、50万を超える金額については他社より安いなど、各社特徴があり興味深いところです。また、証券会社によっては1日で売買を終了するデイトレードに関しては、購入した株式をその日に売却するのであれば、売却時の手数料は計算に入れないところもあり、もしデイトレードを始めるということであれば、証券会社の料金体系をきちんと確認したいところです。デイトレードとはところで、デイトレードとは一体どういうものなのでしょうか。株式の売買を1日の間に複数回繰り返すことをデイトレードと言います。基本的にその日のうちに株式を買って売ってしまうので、文字どおりデイトレードというわけです。例えば10円の株があるとして、この株が仮に11円に値上がりしたとすれば、半日の間に投資資金の1割が増えたことになりますから、充分に利益が出る可能性があります。また、そこまでではなくても100円の株式を100万円分購入し、101円で売却できたとすれば1万円利益になります。さらにこのような売買を1日に複数回実行できたとすれば、利益はさらに跳ね上がります。しかしながら逆もまた然りで、1円下がっただけで大損害ということも考えられます。ですので、初心者にはあまりおすすめできないハイリスクハイリターンな投資方法です。信用取引の売買手数料皆さんは株式の信用取引というものをご存知でしょうか。信用取引とは現金や株式を担保に、担保の約3.3倍までの株式の売買ができるという仕組みです。この信用取引の売買手数料を比較したいと思います。<(単位:円)(税抜)>こちらの表に関しては、10万円時の売買手数料が安い順に8社選んで比較しました。高額の価格帯で売買手数料が安い証券会社や、比較的少額での取引での売買手数料が安い証券会社などバラエティに富んでいます。しかし、信用取引にかかる費用はこれだけではありません。その点について、信用取引についてご説明しながら確認していきたいと思います。制度信用と一般信用信用取引には大きく分けて「制度信用」と「一般信用」の2つがあります。制度信用まず「制度信用」のほうですが、これは証券取引所が発表している制度によって取引できる株式が決まっている信用取引です。証券会社ではなく証券取引所の制度です。「制度信用」は返済期限が6か月と決まっていますので、「一般信用」と比べて金利が低めです。一般信用「一般信用」のほうは、証券会社が決めた銘柄だけを取引できる信用取引です。「制度信用」と比べて金利が高めですが、返済期限は証券会社が各々決定しており無期限という証券会社もあります。この金利は、「制度信用」では2.5%から3%ぐらいであることが多く、「一般信用」は2%から4%と証券会社によって幅があります。信用取引は少ない資金でより多くの株式を購入できますが、売買手数料のほかに金利が発生するので、相対的に通常の取引よりリスクがあります。余談ですが、信用取引で購入した株式では株主優待は受け取ることができません。売りと貸株料また、信用取引の大きな特徴で、持っていない株式を売る「売り」ということができます。これは簡単に言うと、株式をほかから「借りて」自分が持っていない株式を売ります。自分の株式ではない株式を売ったのですから後で返さなければなりません。ですので通常の取引とは違い、「売った」後に「買う」ことが必要となります。これは通常、これからこの株の値段が下がるであろうと予想されるときに使います。株価が下がる前にほかから株式を借りて「売り」、安くなったら買い戻すというわけです。このとき、ほかから株を借りたということで「貸株料」という料金が発生します。「貸株料」はだいたい1%から2%ぐらいで証券会社によって異なります。[adsense_middle]株初心者におすすめの証券会社さて、いろいろな株式の売買手数料を比較してみましたが、株初心者はどの証券会社を選べばよいでしょうか。考え方は2通りあると思います。1つは、とにかく安い手数料の証券会社を選び、なるべくコストをかけない方法。もう1つは、安いながらもある程度のサービスも期待できる証券会社を選ぶ方法です。とにかく株式取引の売買手数料の安さを求めるなら松井証券とにかく株式取引の売買手数料が安い証券会社を選ぶなら、松井証券、立花証券、むさし証券、ライブスター証券あたりがおすすめです。特に松井証券は歴史も長く、インターネット取引専業の証券会社として、日本で初めて東証第1部に上場した先駆者でもあり信用もあります。また、松井証券は安いだけでなく、サービスに関しても投資信託・IPO・FXと一通り取扱っているので初心者でも問題ない証券会社と思われます。投資信託:投資信託に投資した資金をファンドマネージャーなどが顧客に代わって投資し利益を分配する金融商品IPO:これから市場上場する株式を購入することができる。通常多くの人が殺到するので抽選になるケースも多いFX:「Foreign Exchange」の略称で、外国為替証拠金取引のこと。外貨を売買することで差額を稼ぐ資産運用サービスも期待できるネット証券の口座を開くならSBI証券か楽天証券サービスも期待できるネット証券なら、SBI証券か楽天証券で口座を開くべきでしょう。上記の比較表にも出て来るような安い売買手数料ながら、取扱っている金融商品の多さでも他を圧倒しています。特に投資信託や外国株の取扱いの多さは、ほかの証券会社と一桁違うほどです。加えて、両方とも大手のネット証券会社でグループ会社に銀行もあるので、グループ会社の銀行口座をお持ちなら資金の移動などもスムーズに行えます。証券会社の売買手数料に関するまとめ今回は証券会社の株式の売買手数料を比較してみました。各証券会社によって金額も違えば、価格帯によっても手数料が変わってくるということがご理解いただけたと思います。加えて、定額制や信用取引も料金が違いますので、きちんと料金体系を把握することが、無駄なコストをかけずに株式投資をすることにつながります。
2020年05月21日銀行口座は、社会生活を営む上で欠かすことのできないものです。その口座を開設できる銀行は、昔ながらの大手や地域の銀行以外にも新興のさまざまな銀行があります。その中には調べてみると、意外と知られていないサービスなどもあります。そこで今回は銀行、中でも各種サービスが特徴的なネット銀行の比較ランキングについて記載してみたいと思います。口座開設可能な銀行のタイプ警視庁ホームページ個々の銀行のランキングおよび比較イオン銀行ホームページ金利(利率)利用状況によってステージが決まる「イオン銀行Myステージ」のランクによっては高金利を享受できます。普通預金金利は通常0.001%とメガバンクと同程度ですが、一番上の「プラチナステージ」になると0.10%になり、普通預金金利が通常の100倍までアップします。ATM手数料イオン銀行のATMを利用すれば終日無料で利用できます。提携金融機関ATMを利用した場合は有料ですが、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行など平日日中は無料で利用可能な金融機関も多いです。振込手数料金額面では安くはありませんが、いずれも会員ステージに応じて最大5回/月無料という特典があります。金額としては、インターネットバンキングの自行宛ての振込手数料は0円で他行宛ては220円です。ATM振込手数料は、自行宛ての5万円未満は220円で5万円以上は440円です。他行宛て5万円未満は440円で5万円以上は660円となっています。口座利用の利便性ネットバンキング以外にも各種の銀行やATMが利用でき、利便性に優れています。イオン銀行ATMはイオングループ(ミニストップ、マックスバリュー、ウエルシア等)の各店舗に設置されており、その数は全国に6,000台ほどになります。提携金融機関ATMも入出金手数料無料で使えるATMだけで全国に55,000台あり、たいていの金融機関で利用することが可能です。さらに、セブンイレブン以外の主要なコンビニATMも利用可能です。セキュリティ各方面でバランスよくセキュリティ対策がされています。ホームページではセキュリティ対策セルフ診断が可能です。ログインページには、ログイン後のトップページに過去3回もの「ログイン履歴」が表示され、自動ログアウト機能も備えています。また、イオン銀行そっくりな偽サイトにお客さまを誘導し、ログイン情報を不正に取得しようとするフィッシングサイトを自動閉鎖する24時間365日監視サービスも導入しています。ランキング2位:住信SBIネット銀行ATMや振込の手数料無料特典が充実しており、有料の場合も金額は割安です。ATM利用可能場所が少ないデメリットはありますが、比較的低コストで利用できる点が大きな特徴です。SBI証券との連動サービスもありますので、SBI証券で証券口座をお持ちの方にもおすすめできます。住信SBIネット銀行ホームページ金利(利率)普通預金がイオン銀行と同様に通常は0.001%なところ、最大0.010%までアップ可能です。同グループの証券会社・SBI証券と連携した円預金であるSBIハイブリッド預金を利用すれば、この預金金利がつきます。ATM手数料出金の無料回数の多さに加え、有料な場合も金額が安いところが特徴的です。入金は0円で利用可能です。出金は会員ステージに応じて最大15回/月無料で無料回数がない場合は110円です。振込手数料ATM手数料と同様に無料回数の多さに加え、有料な場合も金額が安いところも特徴的です。自行宛ては0円で利用可能です。他行宛ては会員ステージに応じて最大15回/月無料です。他行宛ては0円で利用な可能な場合もあり、有料でも最大157円です。口座利用の利便性銀行ATMで利用はできません。ここはデメリットですが、全国の主要なコンビニやスーパーでは利用可能です。セキュリティ各方面で充実しています。ホームページではイオン銀行と同様にセキュリティ診断を行うことが可能です。加えて、「今すぐできるセキュリティ対策」として口座利用者が対策しやすい方法をまとめて解説するページがあります。また、銀行として24時間365日体制の振込モニタリングを行っており、第三者が操作した可能性があると思われる取引は一時的に取扱停止し、お客さまへ電話やメールなどをする態勢が整えられています。ランキング3位:楽天銀行どのポイントをとっても大きなマイナスはありません。ただし、無料特典が使えるかどうかで利便性が変化するので、利用する場合に自分がどの会員ステージで利用可能か確認することは必要です。楽天証券で証券口座を利用されている方への連動サービスがあるので、楽天証券を利用されている方には特におすすめです。楽天銀行ホームページ金利(利率)普通預金金利が0.02%と比較的高金利です。さらに、同グループの証券会社である楽天証券との口座連動サービス「マネーブリッジ」を利用すると0.10%にアップします。ATM手数料入金に関しても、金額がかかる場合がある点はデメリットです。具体的には、入金は3万円未満の場合に220円もしくは275円かかります。3万円以上は0円です。出金は220円もしくは275円かかります。ただ、会員ステージに応じて最大7回/月無料になるので、会員ステージの高い方にとってはさほどデメリットではないでしょう。振込手数料自行宛ては0円です。他行宛ては会員ステージに応じて最大3回/月無料です。さらに、給与・賞与・公的年金の受取があれば翌月3回無料(上限5回/月まで)です。このように、利用条件によってはだいぶお得になる点は特徴的です。他行宛てで有料の場合は最大262円です。口座利用の利便性地方銀行などのATMでは利用できず、ここはデメリットになり得ます。ただ、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行では利用可能です。また主要なコンビニATMやイオン銀行なども利用可能です。セキュリティホームページに対策方法についてわかりやすく記載されている点が特徴的です。初心者向けから上級者向けの対策と分かれており、認証強化機能、口座管理機能など観点別の解説もあります。ランキング4位:ソニー銀行外貨関連サービスが特に充実しています。利用可能なATMがやや少ない点や振込手数料の無料回数が少ない点などのデメリットはありますが、海外に関わる仕事をされている方や海外旅行がお好きな方にとっては、デメリットを上回る利便性がありますのでおすすめです。ソニー銀行ホームページ金利(利率)特徴的なのは外貨預金です。取扱外貨の種類が12通貨と豊富で、定期預金にすればほかの銀行と比べ高金利を享受することが可能です。外貨預金の場合、為替手数料が高コストになる場合がありますが、ソニー銀行の場合は会員ステージが上がれば低コストで利用可能です。円普通預金に関しても、同時に円定期と外貨定期を申し込むセット定期という商品があり、この定期で円定期の金利を条件次第では1%以上で利用することも可能です。ATM手数料条件なしの無料利用回数がほかの主要なネット銀行よりも多く、有料の場合も比較的低コストなところは特徴的です。具体的には、入金に関しては0円です。出金に関しては月最大4回まで無料で、優遇プログラム Club S プラチナの利用者は無制限で無料です。料金がかかる場合でも金額は110円です。振込手数料無料回数が少ない点で利用される方次第ではデメリットかもしれません。具体的には、自行宛ては0円で他行宛ては月1回まで無料で、Sony Bank WALLETをお持ちの方なら月2回まで無料です。料金がかかる場合は220円です。口座利用の利便性銀行ATMで利用できる場所が少ないので、利用する方によってはデメリットかもしれません。大手メガバンクのうち三菱UFJ銀行、三井住友銀行が利用できますが、みずほ銀行は利用できません。コンビニ銀行、ゆうちょ銀行、イオン銀行も利用可能です。セキュリティ「3stepセキュリティ講座」というコンテンツがホームページに掲載されており、金融犯罪の手口、万が一の対処法、事前の対策についてよくまとまっています。マイページには自動ログアウト機能がついており、フィッシング対策サービスも利用可能です。個別の観点で特徴的な銀行ジャパンネット銀行ホームページSBJ銀行厳密にはネット銀行ではありませんが、ネットバンキングも利用可能なので記載いたします。この銀行はATM手数料に加え、振込手数料の観点でお得に利用できる可能性があります。利用可能な提携ATMが多く、ATM手数料は少なくとも3回は無料で入出金可能です。ネットバンキング他行宛てで少なくとも3回は無料です。SBJ銀行ホームページauじぶん銀行振込手数料の観点でお得に利用できる可能性があります。また、auユーザー向けの特典があるので、auユーザーはサービス内容を確認してみる余地があります。振込手数料に関しては、三菱UFJ銀行への振込手数料は無料で、三菱UFJ銀行からじぶん銀行へも無料です。auユーザー向けの特典としてはPontaポイントが貯まりやすくなるサービスなどがあります。auじぶん銀行ホームページおすすめのネット銀行&比較に関するまとめサービス内容はネット銀行によって多種多様です。また、お得感や利便性は銀行口座以外のどんなサービスを利用しているかでも異なってきます。ランキングを掲載しましたが、銀行を利用する際に重視したいポイントがあれば、そこを重点的にチェックして利用を検討してみるとよいでしょう。また、各銀行の特徴を生かして銀行口座を複数使い分ける方法もありだと思います。今回の記事も参考に、ぜひ自分に合う銀行を見つけてみてください。
2020年05月21日まとまったお金が必要になって、みずほ銀行カードローンの利用を検討しているのでしょうか?ただし最初に申し上げておきますが、みずほ銀行カードローンの審査は、決して甘くはありません。むしろ厳しい方だといってもいいでしょう。ですが、ローンと審査の仕組みを理解してポイントを抑えて申込を行えば、決して高いハードルとはいえません。そこで、この記事では審査の流れやその基準、さらには口コミと評判について解説してまいります。ぜひ最後までご覧ください。みずほ銀行カードローンの概要そもそも、こちらのカードローンは一体どういうものなのでしょうか?みずほ銀行といえば、誰でも知っているメガバンクですが、実はカードローンでお金の貸し出しも行っています。そして、一般の預金や引き出しとはまた違った側面があるようです。ということで、みずほ銀行カードローンの特徴について、以下でいくつか見ていきましょう。キャッシングよりも有利なカードローンの金利まずは、気になる金利について説明いたします。一般にカードローンの金利は借入限度額によって変動しますが、みずほ銀行カードローンの金利は下表の通りとなっています。上記の金利は基準金利ですが、事前に住宅ローンを申し込んでいる場合には、金利が年0.5%ずつ下がります。ただ、お金を借りるには、カードローン以外にもクレジットカードでお金を借りるキャッシングという方法もあります。すでにクレジットカードを持っているのなら、わざわざカードローンを使わずにキャッシングで借りればいいのでは、という気にもなりますね。それでは、両者の金利を比較してみましょう。みずほ銀行カードローン最大金利JCBクレジットカードキャッシング最大金利年14.0%年18.0%ということで、条件によりますが結果としてはカードローンの方が金利がお得となります。消費者金融との違いまた、消費者金融からお金を借りる、という手もあります。こちらと銀行カードローンを比べると、どのようなことが言えるでしょうか?金利だけを比べますと、消費者金融は年18.0%というものがほとんどですので、みずほ銀行カードローンの方に分があります。ただし、この両者は金利以外にもいろいろと相違があります。まず、みずほ銀行カードローンはメガバンクが主体になっているという信頼感があります。一方、消費者金融の方は手軽さと便利さというメリットがあります。どちらを選ぶかはそのときの状況によって決めればいいでしょう。三種類の返済方法そして、借りたお金を返済するには下記の三種類の方法があります。自動引き落としみずほダイレクトATM返済「自動引き落とし」とは、みずほ銀行の普通預金口座から毎月10日に返済額が引き落とされるというものです。「みずほダイレクト」とは、PC、スマホ、携帯電話などからネット経由で返済する方法です。さらに「ATM返済」とは、コンビニや銀行にあるATMから返済をする、という方法です。手数料について返済方法によっては、返済額以外に手数料がかかってしまうことに注意が必要です。たとえば、ATMから返済を行うと手数料がかかってしまいます。また、みずほダイレクトで返済する場合でも、テレホンバンキングといって電話の自動音声に従って返済を行えば、やはり手数料がかかります。自動引き落としやみずほダイレクトのネット経由で返済を行うと、手数料がかかりませんのでお得です。カードローン審査の流れについて次に、カードローンに申し込んだ後の審査プロセスについて説明いたします。お金を借りる側からしても、何がどのように評価されていくのかを理解しておいた方が通過する方法を考えやすくなります。[adsense_middle]審査の大まかなプロセスまずは、実際に行われる審査について、大まかな過程を追っていきましょう。実は、借りる側がみずほ銀行に口座を持っているかいないかで過程は二つに分かれます。みずほ銀行口座を持っている場合まず、口座を持っている場合には下記のようになります。PCやスマホでみずほ銀行カードローンの公式サイトから申し込む審査が行われる在籍確認が実施される審査結果がメールで通知される必要書類の提出契約手続きとカードローン口座開設キャッシュカードにてATMから借入みずほ銀行口座を持っていない場合口座がない場合のプロセスは下記の通りです。PCやスマホでみずほ銀行カードローンの公式サイトから申し込む審査が行われる在籍確認が実施される審査結果がメールで通知される普通預金口座開設を申し込む通帳を受け取るカードローン口座開設およびキャッシュカードが送付されるキャッシュカードにてATMから借入両者を比較しますと、審査結果の通知までは同じですが、口座がない場合には口座開設というプロセスが入ります。つまり、カードローンを利用するには普通預金口座開設が必須になっているということです。それなら、事前に口座を作成しておいた方が手続きが早く済みますね。審査を申し込むための条件とはただし、残念ながら普通預金口座を作れば誰でもカードローンを利用できる、というわけではありません。条件に適った人だけが審査を申し込むことができます。その条件とは、下記の通りです。安定かつ継続した収入オリコの保証が受けられる20~66歳までの人この条件に外れていますと、審査が受けられない、または受けても落ちるということになってしまいます。年齢などはどうしようもありませんので、対象外の方は他の手段を探すしかありません。審査に通りやすい人・落ちやすい人の特徴そして、通りやすい人と落ちやすい人には、いくつか特徴があります。審査に通りやすい人の特徴まず、通りやすい人の特徴です。申告に嘘がない安定した収入がある返済トラブルがないそれぞれについて説明します。申告に嘘がないまず、申込時に記載した事項に嘘がないということが、審査に通るための絶対条件です。通りたい一心でごまかしたり虚偽の記載をしたりして、それがばれてしまった場合には、まず審査に合格することは難しいでしょう。これは当たり前ですね。安定した収入がある安定した収入があるということは、毎月確実に返済がある、ということです。延滞なども発生しにくいと判断されますので、こういう人は通りやすいですね。返済トラブルがないこれまでに他社で借りていて特に問題なく返済をしていれば、今回もきちんと返済してもらえるだろうという評価を得て、無事借り入れができる可能性が高いです。言い換えると、これまで全く借入をしたことがなければ返済実績がありませんので、かえって審査で不利になります。審査に落ちやすい人の特徴逆に、落ちやすい人とは下記のような人です。他社からも借り入れがある在籍確認が取れない過去に金融事故を起こしている自営業や個人事業主以下でそれぞれについて述べていきます。他社からも借り入れがある過去に他社で借り入れていて現在返済が終わっていれば問題ありませんが、他社からも借り入れがある場合には返済額が上乗せされることになるため、「返すのが苦しくなるのでは」と思われて審査が通りにくくなります。さらに、借入残高の合計が年収の三分の一を超える場合には、自主規制に引っかかるためそもそも借り入れが不可能になります。在籍確認が取れない審査のプロセスの中に、在籍確認があります。これは職場などに電話をかけて、本人が確かに在籍していることを確認するというものです。ここで確認が取れないと、まず不合格となります。過去に金融事故を起こしている延滞や債務整理など、いわゆる金融事故を起こしていた場合、一定年数以上経過しないと信用情報に記載されていますので、借り入れは無理になります。自営業や個人事業主「えっ、職業によって通りにくいとかあるんですか?」と驚くかもしれませんが、定収のある公務員やサラリーマンに比べて、自営業やフリーランスは不利になります。そうした方でも実際には収入が多い場合も多々ありますが、このあたりは堅実性を重んじるのでしょう。審査をスムーズに通過するためのポイントここまで見てきたように、みずほ銀行カードローンの審査に合格するためには色々とハードルがあります。それでも少しでもスムーズに審査に通るための方法を、以下に紹介します。みずほ銀行の普通預金口座を持つみずほ銀行住宅ローンを利用低めの借入額を申請みずほ銀行の普通預金口座を持つみずほ銀行の口座があれば、先ほど見た審査の過程が早くなりますので、かかる期間が短くなります。また、給与振り込み口座に指定していれば安定した返済が見込めますし、貯蓄があった場合には貸し倒れリスクも少ないのでプロセスが早く進むでしょう。みずほ銀行住宅ローンを利用みずほ銀行の住宅ローンを利用していれば、すでに個人情報や返済履歴を審査側が把握しているため評価がしやすくなります。そのため、金利を優遇して利用を促進していると言えるでしょう。低めの借入額を申請さらに、借入金額を少なく申請しておけば、「返済をきちんと考えている」という印象を与えることができて通りやすくなります。もし足りなくなった場合は増額が可能ですので検討しましょう。みずほ銀行カードローンの審査期間は長い?審査方法の特徴についてみずほ銀行カードローンの審査期間は、一般には長めと言われています。実際はどうなのか、期間と審査の特徴について述べていきます。[adsense_middle]審査期間は申込方法によって変わってくるカードローンの申し込み方法には色々な方法があります。そして、方法によって期間は変わってきます。まず、インターネットや店頭での申し込みでは翌々営業日に審査が終わります。また、郵送の場合には書類到着後の翌々営業日となります。さらに、電話で申し込んだ場合には申込受付後翌々日となります。ただし、消費者金融に比べるとやはり審査にかかる時間は長めと言えるでしょう。申込に必要な書類カードローンに申し込むために必要な書類には、どういったものがあるのでしょうか?まず、本人確認書類として運転免許証などの身分を証明するものから1点を提出します。次に、収入証明書類として源泉徴収票などから1点提出する必要があります。銀行カードローンの審査が厳しいと言われる理由とはみずほ銀行のカードローンに限らず、一般に銀行カードローンの審査は厳しいと言われています。でもそれはなぜでしょうか?まず、母体がメガバンクであるため貸し倒れリスクに慎重にならざるを得ないという事情があります。審査を甘くしていると貸し倒れが数多く発生して、信用にかかわることになります。また、上限金利が低いので、貸し倒れが起こった際に利息分が少なく損失が膨らんでしまうという事情もあり、厳しく評価することになります。さらに、みずほ銀行カードローンの審査は、実際には補償会社であるオリコが行います。オリコはみずほ銀行だけではなく、他の様々な銀行カードローンの補償会社になっています。つまり、オリコが補償会社をしている他の銀行カードローンで延滞をしていれば、何年経っても記録が残っているため、みずほ銀行カードローンの審査に通ることはできません。このような事情により、厳しいというイメージになっています。補償会社についてでは、補償会社とは一体どのような役割を持っているのでしょうか?補償会社は申込者の審査や、返済ができなくなった人の代位弁済を行っています。なので、延滞があると補償会社がその分を銀行に支払い、補償会社が延滞分を取り立てることになります。みずほ銀行カードローンにおいては、それをオリコ、正式にはオリエントコーポレーションが担当しています。ということで、申込者は実際にはオリコの審査を受けることになるのです。審査の評判と口コミを紹介それでは、ここで実際にみずほ銀行カードローンを利用した人の口コミを見ていきましょう。審査に落ちた人の口コミ審査に落ちてしまった人の口コミからご紹介します。30代自営業・年収400万円の男性「自営業だったためか、収入証明書に不備があったためか、落ちた原因はわかりませんでした。」20代正社員・年収350万円の男性「他に消費者金融から借金をしていたため落ちたのではないかと分析しています。」審査に受かり満足している人の口コミ次に、審査に合格して利用後も満足している人の口コミです。30代個人事業主・年収400万円~600万円の女性「10万円~30万円の借入で完済しています。ウェブでの申し込みで、手続きも早くサービスに満足しています。」40代個人事業主・年収800万円~1000万円の男性「30万円~50万円の借入を完済。大手銀行の安心感は評価できる点です。」審査に受かったが不満のある人の口コミ最後に、審査には受かったものの利用には少し不満の残った人の口コミです。30代会社員・年収600万円~800万円の男性「50万円~100万円を完済しています。申し込んでから実際に借り入れるまで1週間近くかかりました。」30代会社員・年収600万円~800万円の女性「5万円~10万円を完済しています。ポイントがつかないなどの点は、ネット銀行と比較して便利さに欠けると思います。」口コミから考察するみずほ銀行カードローンの評判やはり他社で借金をしていたり提出書類に不備があったりすると、審査に通ることは難しいようです。ただし、個人事業主であってもお金を借りることに成功している人はいます。これは借入金額を低く抑えたためと思われます。また、審査期間の長さや便利さに欠ける点が課題となっています。みずほ銀行カードローンの審査に関するまとめみずほ銀行カードローンとその審査について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?みずほ銀行カードローンは金利については有利で、返済方法によっては手数料がかかることがあります。なお、審査はみずほ銀行に普通預金口座があるかどうかでプロセスが変わります。貸し倒れリスクに対して慎重なため、審査期間は長く審査も厳しくなりがちです。ただし借入額を低く設定すれば、自営業や個人事業主でも借り入れは可能です。審査が厳しいと言われると、どうしても利用を尻込みしてしまう銀行カードローンですが、金利もお得で信用もあるとなると、余裕があれば利用してみたいものです。また、みずほ銀行カードローンには、住宅ローンを利用していると優遇金利が適用されるメリットもあります。ぜひ利用を検討しましょう!
2020年05月03日