女優の山田杏奈が主演を務める映画『ひらいて』(10月22日公開)の予告&ポスタービジュアル&主題歌が28日、公開された。同作は芥川賞作家・綿矢りさの小説の実写化作。恐れを知らない女子高生・木村愛(山田)は同じクラスの男子・たとえ(作間龍斗)に片思いしていたが、彼が糖尿病の持病を抱える陰気な少女・美雪(芋生悠)と交際していることを知ったことから、絡み合った三角関係が始まる。熱い恋心が勢いあまり、意中の彼の恋人にまで向けられる、エキセントリックでありながらも切実な純愛を描く。開された予告映像は、自分の中で膨らんでいく恋心を悟られないよう、さりげなくたとえに接近し、自然と距離を詰めようとする愛の様子から始まる。自分以外の誰もが気づいていないだろう彼のさりげない魅力に惹かれている愛の視線は日々たとえに向けられていた。そんなある日、彼には秘密の恋人“美雪”がいることを知る。ずっと想いを寄せていたたとえに予想外の恋人がいたことを知った愛は、その関心を彼女にも向け、校内での交流に留まらず休日も美雪を遊びに誘う。愛の真意を知る由もない美雪はどんどん愛のペースに引っ張られるが、ゆっくり時間をかけて愛情をあたためてきたたとえと美雪の絆は強く、愛が入り込む余地はなかった。振り向いてくれないたとえ、的外れな主張をしてくる美雪に苛立ち、愛の欲望は想像し得ない方向に暴走していく。映像には、たとえの父を力強く殴る愛や、夜の教室で静かに愛に近づくたとえの姿が映し出される。予告解禁に伴い、本作の主題歌を大森靖子が担当していることも明らかに。予告映像には、大森が本作のために書き下ろした楽曲「ひらいて」が使用されている。大森は「恋がしたいという最悪な感情が、暴発する自分の中の何かを誰かにぶつけてみたいという感情が、世に蔓延る恋愛感情と呼んでいいものなのだろうか? 相手も、性別も、自分と他者の境界すら必要なかったり、逆に自分以外の全てが気持ち悪かったり、その全てをひらいて足掻く瞬間は、どんなに無様で、一般的に"失恋"や"修羅場"などと呼ばれる事象であったとして、美しいものだから。恋がしたい、恋がしたい、恋がしたい、最悪。アンバランスにバランスをとってその季節を生き抜いてきたことを映画を見て思い出し、楽曲にしました。編曲はsugarbeans。映画のためだけに、せーので録音しました」と楽曲の制作について語っている。また、ポスタービジュアルは、 愛、たとえ、美雪がありえないカタチで交錯していく恋の物語を予感させるものとなっている。
2021年07月28日グラビアアイドルの花巻杏奈が、24日発売の『週刊ヤングジャンプ』30号(集英社)に登場している。昨年、大手芸能プロダクションらで合同開催された「グラビアネクスト 2020」にて審査員特別賞を獲得した花巻。今回は同誌のセンターグラビアを務め、幼い顔に豊かなバストというグラビア適正を武器に、美ボディを惜しげなく披露している。○■花巻杏奈コメント今回、ウグイスの声がたくさん聞こえる自然に囲まれた素敵なロケ地で撮影させて頂きました。マイナスイオンに包まれながら自然とリラックスできる空気感で、とても穏やかに自然体で撮影に挑むことができました! 衣装は落ち着いたネイビーの水着や夏らしい爽やかなボーダーの水着、ちょっとドキっとする大人っぽい水着など、今までにない、いろんな表情が詰まった撮影になりました! 今回、念願の『週刊ヤングジャンプ』初登場という事でとても緊張しましたが、その緊張も吹き飛ぶくらい楽しい撮影でした! いろんなシーンの自然体の花巻杏奈をみて頂けると嬉しいです!
2021年06月24日「おっさんずラブ」の徳尾浩司が手掛ける新ドラマ「イタイケに恋して」に、現在放送中の「シェフは名探偵」に出演する石井杏奈が参加することが分かった。本作は、渡辺大知、菊池風磨、アイクぬわら(超新塾)が不器用な男子に扮し、シェアハウスを舞台に、恋のキューピッドとして大奮闘する物語が展開される。現在放送中のドラマ「シェフは名探偵」では、ソムリエ・金子ゆきとして出演、オリジナルストーリー「ソムリエは迷探偵」では主人公を務めている石井さん。今回演じるのは、恋愛心理学を研究する大学院生と、自身の恋愛失敗談を自虐的に語って人気を博す恋愛インフルエンサー“ブル美”という、2つの顔を持ち合わせる弘田佐知。不器用な男子たちをシェアハウスに住まわせながら、自身の恋愛の研究に協力をさせているという役どころで、3人に対しては年下ながら、時に厳しく姉御のような存在として接していく。「コミカルでポップな世界に個性的な登場人物たちが織りなす物語が、とても可愛く微笑ましくなりました」と作品の印象を語った石井さんは、「今までにない奇抜な格好の役なので、少しでもこの世界に色を添えることが出来るよう努めたいと思います!」と意気込んでいる。プラチナイト モクドラF「イタイケに恋して」は7月1日より毎週木曜日23時59分~読売テレビ・日本テレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2021年06月11日いま注目が集まっているグリーン。ペールトーンから渋めの色みのものまで、今年は幅広く登場中。オレンジやピンクなど…ビビッドな色合わせで、女優・石井杏奈がフレッシュに着こなします。グリーン×グリーンで魅せる上級者コーディネート。色みの異なるグリーン同士を合わせた装いは、他を白で統一することでぐっと取り入れやすく。ニットベストはサイドがリブ編みで、着心地も抜群。ベスト¥26,400パンツ¥28,600(共にアンスリード/アンスリード青山店 TEL:03・3409・5503)トップス¥39,600(トーガ プルラ/トーガ 原宿店 TEL:03・6419・8136)イヤリング※2つセットで¥7,700(トーガビリリース/トーガ 原宿店)ブーツ¥37,400(ファビオ ルスコーニ/メゾンスペシャル 青山店 TEL:03・6451・1660)スカートスタイルを、グリーンジャケットでモードに昇華。ボリュームたっぷりのティアードスカートに、マニッシュなトップスを合わせればモードな雰囲気に。ユニークな形状のハットで、遊び心もプラス。ジャケットは、ロングコートとしても着られる2way仕様。コート¥181,500スカート¥121,000(共にプラン シー/パラグラフ TEL:03・5734・1247)中に着たシャツ 参考商品(ストロングザ/エムエイティティINFO@THE-MATT.COM)ハット¥20,900(タア/タア トウキョウinfo@tahtokyo.com)グリーン×ピンクの2色使いで、個性派アイテムをまとめる。軽やかなナイロン素材のワンピースに、発色の良いビーズバッグやターバンをオン。ビビッドなアイテム同士も、色を絞ることでまとまりのあるスタイルに。ワンピース¥61,600(チカ キサダ TEL:03・6450・5870)ターバンキャップ¥2,750(オトエ TEL:03・3405・0355)イヤリング¥5,830(ジュリー シオン/レイ ビームス 新宿 TEL:03・5368・2191)ビーズバッグ 参考価格¥42,927(スーザン アレクサンドラ/リディア TEL:03・3797・3200)タイツ¥1,100(ぽこ・あ・ぽこ TEL:03・3477・5006)シューズ¥41,800(メゾンエウレカ/オン・トーキョーショールーム TEL:03・6427・1640)女性らしさを感じられる、ハンサムな着こなし。淡いグリーンのセットアップは、存在感のあるアクセサリーでエッジを利かせて。インナーで素肌を見せて、抜け感も演出。ジャケット¥84,700パンツ¥44,000(共にアクネ ストュディオズ/アクネ ストゥディオズ アオヤマ TEL:03・6418・9923)カーディガン¥39,600(トーガ プルラ/トーガ 原宿店)イヤリング¥19,800チョーカーにしたカチューシャ¥12,100(共にフミエタナカ/ドール TEL:03・4361・8240)リング(右手)※3本セットで¥81,000(シャルロット シェネ/エドストローム オフィス TEL:03・6427・5901)リング(左手)¥57,200(オー・ソンタイ/エムエイティティ)ベルトはスタイリスト私物いしい・あんな1998年7月11日生まれ。東京都出身。女優として、映画や舞台、CMなどマルチに活躍。現在、ドラマ『シェフは名探偵』(テレビ東京系・毎週月曜23時06分~)に出演中。※『anan』2021年6月9日号より。写真・大野隼男(えるMANAGEMENT)スタイリスト・二宮ちえフードスタイリスト・KAORU(HANABI)ヘア&メイク・村上 綾(by anan編集部)
2021年06月02日芥川賞作家・綿矢りさの原作小説を、山田杏奈・作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズ Jr.)・芋生悠らをキャストに迎え映画化する『ひらいて』から、特報映像とティザービジュアルが解禁となった。今回解禁された特報映像では、主人公・木村愛(山田杏奈)が1年生の時からずっと好きだった片思いの相手・西村たとえ(作間龍斗)に近づいて行く様子が捉えられている。授業中、彼の背中に熱い視線を送ったり、ノートや教科書の中にある“たとえ”の文字を指でなぞってしまうほどたとえへの気持ちが加速していく愛。しかしそんな愛はある日、彼に秘密の恋人・新藤美雪(芋生悠)がいることを知る。自分だけが彼の魅力を知っていると思っていた愛の恋心は暴走し始め、彼の恋人である美雪にまで近づき2人の関係を壊そうと企む。次第に2人との距離を縮めていく愛だったが、その関係は衝撃の展開へ。最後には、愛をそっと抱き寄せるたとえの姿も。「私のものになってくれないなら、嫌いでいい」と訴える愛の片思いの行方に目が離せない映像となっている。また、併せて解禁されたティザービジュアルでは、愛、たとえ、美雪それぞれが誰かを見つめるような哀愁漂う表情を浮かべている。そして「“たとえ”が好き―。」「でも、彼には『秘密の恋人』がいた―。」「壊したい。だから、彼の恋人に近づいた―。」と愛の中で変わりゆく心情を表すコピーが添えられ、複雑に絡み合う三角関係を予感させるビジュアルに仕上がっている。『ひらいて』は10月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ひらいて 2021年10月、全国にて公開予定
2021年05月24日新コスメブランド「SEN AMU」デビューファッションブランド「LEPSIM(レプシィム)」が、ブランド初となるオリジナルコスメライン「SEN AMU(センアム)」をローンチ。2021年5月5日(水)より、全国のLEPSIM店舗および公式オンラインショップ「 .st(ドットエスティ)」にて、全7アイテムの販売を開始した。天然繊維が秘めた力に着目「SEN AMU」は天然繊維がもつ美容効果に着目した新コスメブランド。製品には麻やシルク、羊毛、藍など、天然繊維由来の保湿成分を配合し、スキンケアではもちろんメイクでも大人の肌を優しくいたわるアイテムを展開している。笑顔ばかりではいられない日々も、前を向いて自分らしく過ごす大人の女性に向け、ファッションとトータルで楽しめるような遊び心あふれるカラーとラインナップが用意された。第一段アイテムは?ブランドデビューの2021年5月5日(水)には、リップ、マルチカラー、ネイル、メイクベース、フェイスパウダー、クレンジングジェル、フェイスマスクの全7アイテムを解禁。発売と同時にオープンした特設サイトでは「2021 Summerのメイクアップイメージビジュアル」とともに、カラー選びを手助けする「なりたい印象を叶えるカラーチャート」や美容ライター長田杏奈氏によるコラムなどが公開されている。(画像はプレスリリースより)【参考】※「SEN AMU」公式サイト
2021年05月07日W主演の中川大志、石井杏奈、共演の矢田亜希子、堤真一、SABU監督が映画『砕け散るところを見せてあげる』の公開記念舞台挨拶に登壇。劇中での“親子”役が2年半ぶりに集結した。濱田清澄役を演じた中川さんは、撮影から約2年半、情報解禁から約1年半を経てようやく公開にたどり着いたことに「長い間待っていてくださり、ありがとうございます。こうして映画を届けられたこと、みなさんとお会いできたことに感謝しています」と挨拶。共に主演を務め、学年一の嫌われ者・蔵本玻璃を演じた石井さんは、「ようやく公開できたことの幸せと、前回(3月1日実施)の完成報告舞台挨拶はお客様がいなかったので、こうしてたくさんの方の顔を見ることができて嬉しく思います」と喜びを語る。新型コロナウイルス蔓延の影響で公開を約1年延期し、“熟成”期間を経てきたことについても、石井さんは「こうして目の前にお客様がいらっしゃることで、本当に公開したんだ、という実感が沸きます」と、直接観客と顔を合わせることに笑顔を見せた。中川大志「あの瞬間にしかできなかった表情や感情表現が沢山あった」清澄の母を演じた矢田さんは、久々の“息子”との再会について、「撮影期間のときのことを考えると、面影があるにはあるけれど、立派な男性になられて…なんかあったの!?という感じです。母としてもすごくびっくりです!」と撮影当時20歳になりたてだった中川さんと、現在の姿を比べて感慨深い様子。“息子”である中川さん自身も、「20歳になったばかりの頃の撮影だったので、本当に、ニキビが出来ている感じとかも、『若いな』と思います。そういう事も含めて、あの瞬間にしかできなかった表情や感情表現が沢山あったんだろうなと思いますし、それをSABU監督に残していただけて嬉しいです」と自らの変化について触れる。玻璃の父を演じた堤さんもまた、“娘”との久々の再会となったことを聞かれると、「衣装で全然違いますよね!撮影時は暗い表情・暗い衣装・顔も傷だらけ…だったので、今とは全く違います。どんどんお綺麗になられて、かわいいです。(笑)」とほほ笑む。石井さんは、隣に立つ“父”を前に「撮影現場と今とでは、全く別人の堤さん。撮影時は本当に怖かったですし、ほとんど会話もないような状況でした」と当時をふり返っると、中川さんも「今でも作品の中の堤さんを思い出すと、ちょっと体が震えます。(笑)」と語った。長回しは「二人だけの会話がずっと続いていくのが映画としてとても素敵」それぞれ対極にあるような親子像を演じた中川さん、石井さん、矢田さん、堤さんに対し、どのように役作りのアプローチをしたのか質問が及ぶと、中川さん&石井さんは互いに「事前にこうしよう」ということは決めず、現場でお互いの演技、表情を見て関係を構築していったと明かす。「玻璃がトイレに閉じ込められるシーンも、このセリフは聞こえていて、このセリフは聞こえない…の塩梅が難しかったよね」と顔を見合わせた。原作・竹宮ゆゆこの特徴的なセリフ回しと、その原作の魅力を最大限に引き出したいSABU監督の演出に、少し苦労した一面が垣間見えた。ワンシーンの長回しについても聞かれると、中川さんは「セリフは一度すべて覚えて、忘れる、の繰り返しでした。商店街を歩きながらの撮影では、一般の方が映り込んでしまったり、いろいろなハプニングがあって、何が起きても反応できるように工夫したりして。清澄と玻璃、二人だけの会話がずっと続いていくのが映画としてとても素敵だし、かっこいいなと思っています」と作品に対する熱い気持ちを語った。演出する際にこだわったポイントを聞かれたSABU監督は、「できる二人、できるキャストだったので、本読みの段階で『任せる』と思って、現場を良い空気にしたいなと思っただけでした」と注目の若手からベテランの豪華キャストがそろった本作での撮影をふり返った。石井杏奈「玻璃の心の葛藤をリアルに感じて、泣きそうに」また、今作はレビューサイトなどでも、「中川さんの清澄はハマリ役!」「石井さん以外の玻璃は考えられない!」と主演2人の演技を絶賛する声が多く見受けられることについて聞かれると、中川さんは「クラスメイトとの掛け合い等、清澄のセンスのある会話術がすごく好きで。すごく自然体で、自然と同調圧力にも逆らうことができてしまう人物像だったので、僕自身もピュアに向き合うことを意識していました」と語った。そんな清澄を育てた母を演じた矢田さんに、親子関係をどのように構築したかを聞いてみると、「こんなにも大きな(高校生)息子を持つ母という役が初めてだったので、台本をいただいた当初はイメージが湧きませんでした。ですが、撮影前のセリフ合わせで、純粋でまっすぐな清澄がそこにいたので、『そうか、そのままの清澄をしっかり愛して、愛情を込めてお芝居をすれば、大丈夫なんだ』、というヒントをいただきました」と初めての役どころへの挑戦過程を告白。蔵本親子については、「現場ではほとんどしゃべらなかったですね。とにかく集中している玻璃(石井さん)を邪魔しないようにと思っていました」とふり返る堤さん。石井さんも、「自分の中ではずっと『お父さん!お父さん!』と思っていたのに、実際に対面すると距離を感じていて、玻璃の心の葛藤をリアルに感じて、泣きそうになりました。その感覚が役に出ていたのかな」と吐露する。監督も、玻璃の覚悟を描く“赤い雨”のシーンは何度もリハーサルを重ね、一段とこだわって演出したことを明らかにした。舞台挨拶も終盤に差し掛かり、締めの挨拶を振られると、監督は「ありがとうございました。皆さん、面白かった!とあちこちで言いふらしてください!」とコメント。堤さんは「今日のお客様は若い方が多いですが、子供を育てている僕ら世代にもぜひ観てもらいたいです。次はお父さん・お母さんと一緒に来てください!」と、大人こそ観てほしい作品であることをアピール。矢田さんは「皆様それぞれの心の中に残る作品となったなら嬉しいです」と自身も繰り返し鑑賞している当作への熱い気持ちを語り、石井さんは「私の中でこの作品は“ヒーロー”となりました。皆さんにとってもそんなヒーローのような作品になるといいなと思います」と大切な作品であることを伝えた。最後に中川さんは、「撮影から今日ここにくるまで、2年半かかりました。僕たちの仕事は、見てもらって初めて完成する仕事で、どの作品でも、お客さんの顔を想像しながら取り組んでいます。一つの作品がこうして届けられることが奇跡だなと改めて思いました。感謝しています」と話し、「トイレの中にいた玻璃のように、この映画もずっと長い間、みなさんに見つけてもらうのを待っていたんじゃないかなと思っています。みなさんにこうして観ていただくことができて、本当に感謝しています。ぼく自身、この作品と共に、これからもがんばっていきたいと思います」と感謝の言葉を重ねて締めくくった。『砕け散るところを見せてあげる』は新宿ピカデリー、イオンシネマほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:砕け散るところを見せてあげる 2021年4月9日より全国にて公開©2020 映画「砕け散るところを見せてあげる」製作委員会
2021年04月12日共演3回目となる中川大志さんと石井杏奈さん。今作、指揮を執るのは“鬼才”と呼ばれるSABU監督。愛をテーマに、鬼気迫る独特な世界観が描かれている。中川さんが演じる平凡な高校生の清澄は、石井さん演じる孤独な少女・玻璃と出会う。玻璃は救いの手を差し伸べてくれる清澄に心を開くようになるが、彼女には誰にも言えない秘密が…。その秘密に気づき始めた清澄にも危険が迫り、物語は急展開を見せていく。――心身ともに大変な撮影だったと思います。お二人の関係性はどのように作り上げていったのでしょうか。中川:杏奈ちゃんを昔から知っているからこそ、清澄と玻璃の関係性を作るうえで撮影期間中は緊張感を保つべきか考えたんですが、最初の二人のシーンからもう杏奈ちゃんと玻璃は別物として存在していました。杏奈ちゃんの覚悟を感じたので、僕も負けてはいられないなぁと、曝け出して飛び込んだ感じです。石井:私も最初のシーンで清澄と玻璃が見えた気がします。長回しも多くセリフ量もありましたが、どう演じても受け止めてくれる大志くんがいるから大丈夫だと思いました。中川:いじめによってトイレに閉じ込められた玻璃を、清澄が隣の個室によじ登って助けるシーンね。足場を入れてもらったんだけど、頼りたくなくて壁にずっとぶら下がってたから、ワキが真っ青に内出血してびっくり(笑)。でも、力尽きていく感じとかかなりリアルになったと思う。――1シーン目から大変だったんですね。中川:全部大変!(笑)でも、生々しさを追求するためにあえて細かい動きや言い回しを準備せずに現場に入り、あとは現場で起きたことを全てとしようという覚悟で臨んだんです。そうしたら杏奈ちゃんも同じで、その場に流れている空気感に委ねるというお芝居がすごくマッチしていたと思う。石井:笑っていたと思ったら直後のシーンでは泣いたりと、感情の激しい撮影でも、大志くんのテンションが安定していたから乗り越えることができました。過酷な状況にもかかわらず、いつでも笑って楽しんでいる大志くんや現場に救われました。中川:僕自身にどんどん清澄がフィットしていき、本番になったら清澄になれる、という自信があったんです。もし自信がなかったら、常に清澄でいるというマインドのまま、合間に笑ったりリラックスしたりはできなかったと思う。――完成作を観ていかがでしたか?石井:私の知らないシーンで、清澄が玻璃を思って行動する姿を見て感動しました。すごく優しい気持ちになれた。でも、不思議なんだよね…幻みたいな撮影だったな、と。中川:あ、それわかる!ロケ地の長野の山奥でボコボコにされたり、一日中ワイヤーに吊られたり、長時間冷たい水の中にいたり。日常とは違う特殊な世界観だったから別の場所に行っていたという感じ。これ確かに自分が演じたんだよなっていう不思議な感覚で、いままでにそう感じたことはあまりなかったかも。――コロナ禍において公開が約1年延期になりましたが、公開を楽しみにしていた人たちにメッセージを!中川:改めて取材を受ける機会もあったりして、思い入れはさらに強くなりました。やっと観てもらえると思うと嬉しいです。体を張って挑んだぶん、後悔はさせないはずです。石井:さまざまなことが制限されているこの時期だからこそ、たくさんの愛が詰まったこの映画が多くの方の愛を育むきっかけになればいいと願っています。――次にお二人でW主演をするなら、どんな作品がいいですか?中川:もうちょっと気楽な作品がいいな。でもしばらくないだろうね。石井:え~っ、寂しい(笑)。中川:確かに、寂しいな(笑)。『砕け散るところを見せてあげる』竹宮ゆゆこの小説『砕け散るところを見せてあげる』(新潮文庫nex)を中川大志、石井杏奈のW主演で実写化。他に井之脇海、清原果耶、松井愛莉、北村匠海など若手実力派が出演する注目作。4月9日より全国公開。©2020 映画「砕け散るところを見せてあげる」製作委員会なかがわ・たいし1998年6月14日生まれ、東京都出身。代表作に、映画『坂道のアポロン』など。主演映画『FUNNY BUNNY』が4月29日から全国公開。また、出演映画『犬部!』が今年、公開を控える。衣装協力・サイト/ヨウジヤマモト プレスルーム TEL:03・5463・1500いしい・あんな1998年7月11日生まれ、東京都出身。4月6日深夜1時28分~(MBSは深夜0時59分~)放送開始のドラマ『ガールガンレディ』(TBS系)に出演。また、出演映画『ホムンクルス』が期間限定公開中。衣装協力・AKIKOAOKI※『anan』2021年4月14日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・徳永貴士(中川さん)粟野多美子(石井さん)ヘア&メイク・堤 紗也香(中川さん)内田香織(石井さん)インタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2021年04月10日中川大志と石井杏奈のW主演、豪華キャストで贈る映画『砕け散るところを見せてあげる』から、SABU監督自らが編集・制作したスペシャルトレーラー第4弾が解禁。石井さん演じる「玻璃の声篇」となっている。今回解禁となったのは、石井さん演じる蔵本玻璃の心の叫びを切り取った1分15秒の映像。玻璃の目に映る先輩・濱田清澄(中川さん)、そして真っ赤な雨の中で佇む玻璃の姿が映し出され、先日解禁された「清澄の声篇」と呼応する内容となっている。「先輩、私が好きなのは、先輩です」「先輩は何が好きですか?」「いつも私のことばっかりで、先輩の好きなものとか、私、何も知らないんですよ。教えてください」…学年一の嫌われ者と呼ばれ、誰にも言えない秘密を抱え苦しんでいた彼女を深い孤独から救ってくれたヒーロー、清澄へのまっすぐな想いが描かれている。そして「先輩、さようなら」という玻璃の切ないメッセージ――。運命に翻弄された2人の愛の結末はどこへ向かうのだろうか。『砕け散るところを見せてあげる』は新宿ピカデリー、イオンシネマほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:砕け散るところを見せてあげる 2021年4月9日より全国にて公開©2020 映画「砕け散るところを見せてあげる」製作委員会
2021年04月09日夏帆、石井杏奈、村上虹郎、安達祐実、斎藤工ら豪華俳優陣が集結し、2020年春の多摩川を舞台に8編のオリジナルストーリーで綴るオムニバスドラマ「息をひそめて」がHuluにて独占配信されることになった。本作で監督・脚本を務めるのは、『四月の永い夢』(2017)でモスクワ国際映画祭の国際映画批評家連盟賞とロシア映画批評連名特別賞をW受賞し、その後『わたしは光をにぎっている』『静かな雨』など、国内外で多数の賞を受賞してきた映画監督・中川龍太郎。映画監督として精力的に作品を発表しながら、詩人としても活動する中川さんが、この“いま”を生きる人々を美しく繊細に描き出す。各話に登場する市井の人々を演じるのは、夏帆、村上虹郎、安達祐実、三浦貴大、瀧内公美、光石研、斎藤工ら、日本のドラマ・映画を支える個性豊かな実力派俳優陣。そこに、石井杏奈、蒔田彩珠、萩原利久、長澤樹、横田真悠、小川未祐といった次世代を担う期待の若手俳優たちが眩しいほどに輝き、それぞれが重なり合って異彩を放つ。コロナ禍の多摩川沿いが舞台…全8話のオムニバスストーリー本作は8話のオムニバスストーリーで構成され、2020年コロナ禍となった多摩川沿いの街が舞台。第1話・増田妃登美(夏帆)は食堂を営むも緊急事態宣言により客が激減、第2話・大学生の高岡七海(石井杏奈)は帰りたい場所もなくひとり学生寮に留まり、第3話・ごみ収集員アルバイトの宮下心平(村上虹郎)と会社員・松崎妃美(安達祐実)は人と人が触れ合う機会が奪われる中、マッチングアプリで出逢う...。第4話・三隅夕河(蒔田彩珠)は大学進学を控えるも、父・雅人(光石研)との窮屈な日々の暇つぶしに宅配のアルバイトを始め、第5&6話・リモートワークになった十和田淳(三浦貴大)と皐月(瀧内公美)の夫婦は24時間顔をつき合わせる生活、第7話・高校3年生の珠美(小川未祐)は最後の合唱コンクールが中止となるなど、それぞれがいままでとは一変した生活を余儀なくされている。そして第8話・高校教師の水谷光生(斎藤工)は2021年晩秋、コロナ禍を経た未来の姿を描き出し、8編のショートストーリーが重なり合う。各話タイトルは話の主人公がつぶやくモノローグで展開されていく、という作り。新型コロナウィルスで先行きが見えづらい中、彼らの些細な人生に光を当てる8つの小さな物語は、この“いま”だから出会えた人々の物語を通じて、縮こまった心と身体をそっと和らげ、いつの間にか川のそばで深呼吸しているかの様な気分になれる作品に仕上がっている。中川監督のもとに精鋭スタッフが集結、ハイクオリティーな映像が完成中川監督は、映画『そこのみにて光輝く』で知られる脚本家・高田亮とタッグを組みオリジナルストーリーを構築。音楽を担当したのは、各地を旅しながら新たな旋律を生み出し続け、初のミュート・ピアノソロアルバム「スティルライフ」シリーズも話題を呼んでいるharuka nakamura。さらに、国内外で多数の賞を受賞してきたカメラマン・上野千蔵が撮影監督として参加するなど、各界に新たな刺激をもたらしている気鋭スタッフが集結。まさに“最先端クリエイティビティーの顔”というべき製作スタッフが生む“色彩豊かな映像”と“美しい音楽”を、4K映像&5.1chサラウンドでお届けする。オムニバスストーリーで繋がる豪華キャスト陣からコメント到着夏帆(増田妃登美役第1、8話)「息をひそめて」というタイトルがとても素敵だと思いました。生きることに器用になれない登場人物たちのささやかな変化を、柔らかな光と優しい眼差しで切りとった作品です。わたしが演じた妃登美は、凛とした強い女性に見えるけれど、脆くて繊細な一面も持ちあわせた女性です。そんな彼女が1話の中で、少しだけ心のドアを開いて、半歩踏み出すその姿を、丁寧に演じていきたいと思いました。石井杏奈(高岡七海役/第2話)脚本を読ませていただいた際に、まさにこの今の時代の流れを象徴している作品だととても思いました。自粛期間は、人と会わないことが人を救うことになるという、非日常のルールをみんなが感じていたと思います。この脚本を読んで改めてそのことを強く感じましたし、あの時に自分の感じた思いや気持ちが全て重なったので、この作品の世界に入ることがとても楽しみでした。村上虹郎(宮下心平役/第3話)短いストーリーの中で、脚本の段階から人間がすごく丁寧に描かれており、中川龍太郎監督という人が撮る作品は突出した刺激的なハプニングが起きることに執着することがなく、頼ったりせずに、日常から人の変化を見つけていくことがすごく得意な方だと思いますし、今回もその部分が存分に表れている作品になっていると思います。安達祐実(松崎妃美役/第3話)少しの男女の関係、恋愛っぽい雰囲気を見てる方に楽しんでいただけて、マッチングアプリで出会う男女のちぐはぐな感じに共感していただける部分があると思います。そして、この変わってしまった世界の中で、人々がどういう風に生きているかを見ていただき、何となく「ああ、そうだよな」って、どこかに心を寄せて共感してもらえたら嬉しいです。斎藤工(水谷光生役/1、7、8話)この物語群はモノローグ(心の声)によって登場人物の心の形が補填され、言葉のやり取りだけではない、絵葉書のような風情、情感、余白の連鎖からなる、美しい私小説的な作品です。私自身演じていて浄化されていく感覚がありました。それぞれの物語に、観た方の心当たりが見付かる事を願っております。中川龍太郎監督2020年は、世界中の誰にとっても、特別な一年だったと思います。この物語は、その一年を生きた、河原の町で生活する“普通の人々“の物語です。誰もが息をひそめて生きていかざるをえなかったこの一年。「息をひそめて、前を向く」困難な時代だからこそ、私たちは投げやりになることなく、背筋を伸ばし、生きられるかどうかが試されている気がします。こんな時だからこそ、優しく在りたい。そんな気持ちで紡いだ8つの結晶(物語)に触れてもらえましたら幸いです。Huluオリジナル「息をひそめて」は4月23日(金)独占配信スタート(全8話)※初回のみ4話同時配信、以降毎週金曜1話ずつ追加。(text:cinemacafe.net)
2021年02月23日現在公開中の『樹海村』『名も無き世界のエンドロール』に出演している若手女優・山田杏奈が主演する映画『ひらいて』の公開が決定した。高校3年生の愛は、成績優秀、明るくて校内では人気者。そんな彼女は、同じクラスの地味なタイプの男子「たとえ」に片想いをしている。しかし、どこか人と関わりを持つことを避けているようなたとえに、愛はなかなか近づけずにいた。そんなとき、彼が学校で誰かからの手紙を大事そうに読んでいる姿を偶然見てしまったことで事態は一変。愛はある夜、悪友たちと学校に忍び込み、その手紙を盗んでしまう。手紙の差出人は、糖尿病の持病を抱える少女・美雪。愛は初めてふたりが密かに交際していることを知るのだった――。本作は、高校生による禁断の三角関係を描き、人間の根源的な愛を問う文芸少女のバイブルとなった綿矢りさの同名小説が原作。主演の山田さんが演じるのは、女子高生・木村愛。屈折した少女の恋心を圧倒的な存在感と演技力で表現する。「愛が自分と他人を壊しながら、もがきながら生きる姿が皆さんにどう映るかとても楽しみです」と期待を寄せる山田さんは、「普段役と共に泣いて、共に喜ぶことを目標にしていますが、今回は愛という人とひたすら戦った撮影期間でした。私は彼女が嫌いですが、彼女を愛さずにはいられませんでした」と役をふり返っている。監督・脚本は、オムニバス映画『21世紀の女の子』に参加した首藤凜。「初めて読んだ17歳の冬から、この映画を撮るために生きてきました」と本作への思いを語り、「歪な彼女たちの青春でもって、世界にはこんなやり方が無数にあるのかもしれないと予感されるように、私の才能と熱の全てを使います」とコメント。綿矢さんは「映像にするとどんな風になるか想像もつきませんでした。でも脚本を読ませていただき、主人公の激しさのなかにある揺らぎや、人に出会って少しずつ変わってゆく様子が描かれていて、感動しました」と話している。『ひらいて』は秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2021年02月12日主演に岩田剛典、共演に新田真剣佑を迎える『名も無き世界のエンドロール』ほか、2週にわたり連続3本の出演作が公開される山田杏奈。このほど、1月8日に二十歳となった山田さんの表情にフォーカスした本作の新場面写真とコメント映像が到着。また、佐藤祐市監督がこの若き才能について語った。本作で岩田さん演じるキダと新田さん演じるマコトと強い絆で結ばれ、2人の”壮大な計画”の鍵を握るヒロイン・ヨッチを演じるのが山田杏奈。孤独な境遇で育ち、キダ(岩田さん)とマコト(新田さん)と、3人でお互いを支え合うようにして生きてきた幼馴染のひとり・ヨッチ。いつもはマコトと共にキダにドッキリを仕掛け、無邪気な笑顔で周りを明るくする太陽のような存在の彼女だが、ふとした瞬間に辛い過去が垣間見える。山田さんは自身の役柄について「キダとマコトとヨッチの3人で本当にかけがえのない時間の中で、ヨッチも2人との関係をすごく大事にしている。自分の中の信念を強く持っていて、キダとマコトといるときはお姉ちゃんみたいなところもある魅力的な人」と語る。山田さんは強い信念を持って幼馴染の2人を愛情深く見守るヨッチを、次々と表情を変えながら演じきり、監督はじめスタッフたちの度肝を抜いた。本作を手掛けた佐藤監督は、スリリングなサスペンスを描く手腕に定評があり、TVドラマから映画化され日本中を席巻した「ストロベリーナイト」シリーズや、各話放送ごとにSNSで考察が盛り上がったことも記憶に新しい「危険なビーナス」も手掛けた大ベテラン。佐藤監督は本作の物語の鍵を握る重要なヨッチ役のキャスティングを、実際に山田さんに会って決めたという。「山田さんはまだお若いですが、自分の役どころを明確に掴んでいて、最初にお会いした時から質問してくるところもすごく的を得ていました。それと同時に、監督としては一番怖い存在でもありました。繊細な表現力が必要なシーンでも理解が早く、さらにお芝居に入ると自分の意見もハッキリと伝えてくれる頼もしい存在。これからどういう風に成長していくのかすごく楽しみです」と語り、数々の名俳優たちを演出してきた佐藤監督でさえも思わず恐れるような唯一無二の表現力に最大級の賛辞を送りながら、彼女の未来にもエールを送る。2018年にオーディションで勝ち取った初主演映画『ミスミソウ』が公開されるやいなや、その内容と共に山田さんの体当たりの演技が口コミを呼び、小規模公開ながらスマッシュヒットを記録。2019年は映画『小さな恋のうた』での演技が評価され、第41回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞。着実に俳優としてのキャリアを重ね、昨年末に公開された主演映画『ジオラマボーイ・パノラマガール』でも恋に恋する女子高生のハルコをチャーミングに演じきった。そして先日20歳の誕生日を迎えたばかりにも関わらず、芸歴は既に10年目に突入。山田さん自身、20歳を迎えることについて「学生じゃなくて仕事をしている役も増えていくと思いますし、役を通じて色んな職業のことを知ったり、お芝居をすることが増えると思うので、楽しみにしています!」と未来に期待をのぞかせる。今年は、1月29日(金)からヒロインのヨッチ役で出演した本作が公開されると、翌週2月5日(金)には主演作にして『犬鳴村』に続く【恐怖の村】シリーズ第2弾『樹海村』、そして土屋太鳳&田中圭との共演が話題の『哀愁しんでれら』と続々出演作が公開され、才能溢れる20歳の勢いはますます止まらない。監督と真剣に役について会話するメイキング映像では、20歳を迎え、さらに役の幅を広げていくことが確実な心強い姿も見てとれる。果たして彼女はどのようにヨッチを演じきったのか、そしてヨッチの存在はキダとマコトの人生にどう関わっていくのか。2021年は、“山田杏奈”の名を覚えておいて損はない。『名も無き世界のエンドロール』は1月29日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:名も無き世界のエンドロール 2021年1月29日より全国にて公開©️行成薫/集英社 ©️映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会
2021年01月11日女優・山田杏奈が来年1月8日に20歳を迎えることを記念して、自身初となるカレンダー「山田杏奈 2021年 インテリアカレンダー」の発売が決定した。2011年に「ちゃおガール☆2011 オーディション」でグランプリを受賞してデビューした山田さんは、『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』で映画初出演、『ミスミソウ』で映画初主演を果たしたその後も、第41回ヨコハマ映画祭の最優秀新人賞を獲得した『小さな恋のうた』、『屍人荘の殺人』など様々な作品に出演。今年は玉城ティナとのW主演ドラマ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」が放送、鈴木仁とのW主演映画『ジオラマボーイ・パノラマガール』も公開されたばかりと、いま注目の女優。1月始まりの今回のカレンダーは、“1年間部屋も心も豊かに過ごす”ことを考え、中央に四角い窓が空いた16枚のシートと、それと組み合わせる16枚のシートの全32枚が透明スリーブに収められた特殊な仕様。四角い窓から各月のカレンダーが覗くようにシートをセットすることで、カレンダーとしてはもちろん、窓から山田さんが覗いているようにセットすることも可能で、インテリアグッズとしても使用できることから「インテリアカレンダー」と名付けられている。また、全てのシートは両面印刷となっており、シートの組み合わせにより600通り以上のレイアウトを作ることができる。撮影にはフィルムカメラも使用され、無邪気でポップなイメージやシックでぐっと大人っぽいイメージなど、様々な表情が収められている。今回の発売決定に山田さんは「初のカレンダーを出させて頂くことになりました!カラフルな背景の中で色々遊んでます。沢山のスタッフさんのこだわりの詰まった楽しい撮影でした」とふり返り、「2021年、みなさんの毎日に少しでも色を添えられたらいいなと思って作りました。どうぞよろしくお願いします!」とメッセージを寄せた。さらに、1月から12月までをデザインした、「スペシャルバースデーシート(12種)」も併せて販売。シートには山田さんの直筆プリントのお誕生日祝いコメントが入っている。シートにはQRコードも付いており、カレンダー撮影時のインタビュー動画を見ることができる。なお、カレンダーは11月12日よりアーティストオンラインショップ「A!SMART」にて予約販売がスタートしている。「山田杏奈 2021年 インテリアカレンダー」は12月発売予定。(cinemacafe.net)
2020年11月13日グラビアアイドルの本郷杏奈が、最新イメージDVD『彼女のヒミツ』(発売中 4,180円税込 発売元:スパイスビジュアル)をリリースした。地元・北海道でご当地タレントとして活躍した後、2016年から東京に活動の拠点を移してグラビアなどで活躍している本郷杏奈。佐々木希似と言われるルックスに85cmのDカップバストにクビレたウエストラインという抜群のプロポーションで人気を集めている。本作では、ふんわりとしたキュートな雰囲気を残しながらも着実に進化したセクシーな姿を露わにしている。前作でこれまでにない大人っぽい仕草を披露した本郷。今年10月で29歳となり、さらに大人の色気が加わった印象だ。浴衣から水着に展開する和室のシーンや赤と黒の下着風衣装姿で臨んだ夜ベッドでは、ウットリとするプロポーションとともに艷やかな表情を見せるなど、大人の女性の魅力が凝縮されている。なお、同DVDの発売を記念したイベントが11月21日に東京・秋葉原のソフマップAKIBA1号店 サブカル・モバイル館6F(14:00~)で開催予定(中止・延期の可能性あり)。
2020年11月12日女優の山田杏奈が、自身初のカレンダー『山田杏奈2021年 インテリアカレンダー』(アミューズ 3,000円)を12月に発売する。MBS・TBSドラマ『荒ぶる季節の乙女どもよ。』で主演を務め、6日には主演映画『ジオラマボーイ・パノラマガール』が公開されるなど、話題を集める山田が2021年1月8日に20歳を迎えることを記念に制作が決定。“1年間 部屋も心も豊かに過ごす”をテーマに、中央に四角い窓が空いた16枚のシートと合わせて使用する16枚のシート、両面印刷の全32枚が透明スリーブに収められた特殊な仕様のカレンダーは、シートの組み合わせにより600通り以上のレイアウトを楽しむことができる。四角い窓から山田が覗いているようにセットすることも可能で、インテリアグッズとしても使用できることから「インテリアカレンダー」と名付けられた。撮影にはフィルムカメラも使用され、無邪気でポップなイメージや、シックでぐっと大人っぽいイメージなど、様々な山田の表情が収められている。また、1月から12月までをデザインした『山田杏奈 スペシャルバースデーシート』(12種 アミューズ 600円)も合わせて販売。山田の直筆プリントの誕生日祝いコメントが入っており、カレンダーに追加してセットすることで、誕生日仕様のスペシャルなレイアウトを作ることが可能。山田は今回のカレンダーについて「カラフルな背景の中で色々遊んでます。沢山のスタッフさんのこだわりの詰まった楽しい撮影でした」と撮影を振り返り、「2021年、みなさんの毎日に少しでも色を添えられたらいいなと思って作りました」と意気込みを語った。
2020年11月12日今なお熱狂的なファンを持つ岡崎京子さん原作の珠玉の青春コミック『ジオラマボーイ パノラマガール』が実写映画化。山田杏奈さん扮する平凡な高校生・渋谷ハルコと、鈴木仁さん演じる風変わりで掴みどころのない神奈川ケンイチが、恋に潜む葛藤や喜びを通じて大人になっていく姿をファンタジックに描く。山田:私はもともと『リバーズ・エッジ』とか『pink』とか、岡崎京子さんの漫画が好きなので、このお話をいただいた時は嬉しくて。鈴木:僕はこの映画をきっかけに初めて原作を読んだんだけど、すごくおしゃれで可愛い作品だよね。山田:仁くんとは事務所も同じだし、映画『小さな恋のうた』での共演経験もあったから、やりやすかったよね?事務所が一緒って安心感があるし、最初から一緒に作っていこうみたいな雰囲気があったような気がするんだけど…どうですか?(笑)鈴木:やりやすかったよ(笑)。最初からコミュニケーションもとれたし。役作りで髪を切った時、マネージャーさん同士が写真を送ったりして。山田:そうそう。仁くんはオン眉にメガネだからちょっと変になるのを期待してたんだけど、意外とハマってたから、なんかつまんないなーとか言ったりしてね(笑)。鈴木:今回の役は、お互い今まで演じてきた役のイメージと違うよね。山田:普段のお互いのイメージとも違う気がする。ハルコは常に動き回っている小動物のような女の子だけど、私は全然そんな感じじゃないし。鈴木:普段はあんなにコミカルでポップじゃないよね。今までの役もちょっと陰がある女の子のイメージが強いから、最初は少し驚いた。山田:うん。だから新鮮だったよ。鈴木:僕はボーッとしてるところとか、ケンイチに近いところはあるんだけどね。さすがに衝動的に学校を辞めるようなことはしないけど。山田:話し方とかは違うけど、何を考えているかわからない雰囲気は仁くんに通じる部分があるかも(笑)。鈴木:ハルコもケンイチもそうだけど、この映画はキャラクター一人一人の個性が強いのに、しつこすぎないバランス感がすごいなと思っていて。若い人はもちろん、大人世代が観ても青春時代を思い出して楽しんでもらえる作品になってると思う。山田:うん。戸惑いながらも衝動的に生きる二人がすごく愛おしいなって。最初は別々の方向を向いている二人の“好き”という想いが、それぞれどう向かっていくのかに注目して観ていただけると嬉しいです!『ジオラマボーイ・パノラマガール』ハルコ(山田)はある夜、橋の上で倒れていたケンイチ(鈴木)に一目惚れする。一方ケンイチは、勢いでナンパした危険な薫りのする女性に夢中になっていって…。出演/山田杏奈、鈴木仁、森田望智ほか11月6日公開。©2020 岡崎京子/「ジオラマボーイ・パノラマガール」製作委員会やまだ・あんな(写真・左)2001年1月8日生まれ、埼玉県出身。女優。主演ドラマ『荒ぶる季節の乙女どもよ。』が放送中。来年の公開待機作に『名も無き世界のエンドロール』、『樹海村』(主演)、『哀愁しんでれら』がある。シャツ¥25,000(soduk)スカート¥38,000(LEINWANDE)共にMATT.INFO@THE-MATT.comイヤカフ¥9,000(e.m./e.m.表参道店 TEL:03・5785・0760)すずき・じん(写真・右)1999年7月22日生まれ、東京都出身。俳優、MEN’S NON-NO専属モデル。配信ドラマ『30禁 それは30歳未満お断りの恋。』に出演中。主演舞台『オレステスとピュラデス』は11月28日より上演。ニット¥45,000(チノ/モールド TEL:03・6805・1449)パンツ¥28,000(ギャルリー・ヴィー/スーパーエー マーケット 新宿 TEL:03・3351・3860)※『anan』2020年11月4日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・中井彩乃(山田さん)小松嘉章(nomadica/鈴木さん)ヘア&メイク・菅長ふみ(山田さん)NOBUKIYO(鈴木さん)取材、文・菅野綾子(by anan編集部)
2020年11月03日吉野朔実の漫画を石井杏奈主演で実写化する『記憶の技法』より、サスペンスフルかつ幻想的な予告編が到着した。巨匠・黒沢清の愛弟子である池田千尋監督が、思いがけない恐怖が待ち受ける少女の心の旅路を濃密なスリルと豊かなエモーションを息づかせて紡ぎ上げる本作。到着した予告編では、奇妙な記憶喪失癖に悩む華蓮(石井さん)が、戸籍抄本に不可思議な記載をみつけ、自らの過去に疑問を抱き、ルーツ探しに協力する同級生・穂刈怜(栗原吾郎)と出生地・福岡へ現地調査する様子が描かれる。また。挿入されるフラッシュカットが、華蓮を待ち受ける驚愕な過去を予感させ、ほかにも物語のキーパーソンを演じる柄本時生、華蓮の両親演じる小市慢太郎と戸田菜穂の姿も確認することができる。『記憶の技法』は11月27日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:記憶の技法 2020年11月27日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 吉野朔実・小学館 / 2020「記憶の技法」製作委員会
2020年10月28日その動画は、北村匠海さんのプロポーズから始まります。北村匠海さんと石井杏奈さんが結婚したのは『JT公式チャンネル』の動画『想うた夫婦を想う』篇の中。これまでの2人の成長や遠距離恋愛を見守っていたファンにとっては、「待ってました!」といわんばかりの展開です。幸せそうな2人の姿にほっこりするのも束の間。些細な習慣の違いや生活のすれ違いから、ケンカになってしまいます。あんなに幸せそうだった2人の間に流れる険悪な空気。2人はどうやって仲直りするのでしょう。「見ていると泣ける!」「何度も見たくなる!」と話題の結末は、ぜひ動画でご覧ください。互いを想い合い、歩み寄る2人の姿にきゅんとなるラスト。見ているだけで幸せな気持ちになります。MONGOL800のキヨサクさんが歌う『夫婦を想う(JT CMオリジナル楽曲)』も、じんわり心に沁み渡ります。もちろんこのストーリーは動画の中のドラマなのですが、そうとわかっていながらも、北村さんと石井さんの幸せを想って止みません。『ひとのときを想う。』ことの大切さを再確認!幸せな気持ちのまま、今度は身近な人を想ってみてはいかがでしょう。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2020年10月23日女優の石橋杏奈(いしばし・あんな)さんが、2020年10月12日にインスタグラムを更新。生まれたばかりの長女を抱っこし、ママの表情を見せています。 この投稿をInstagramで見る あっという間 ▽ なんだか寒くなってきたなぁって思ってたらもう10月‼︎ 時間が経つのが早すぎて本気で驚いている今日このごろです そして寒くなってきたなぁって思ってたらあっという間に極寒になるのが仙台ですよね もう今から防寒の準備をはじめようと思います笑 ・ 最近久々に韓国ドラマを観始めました♡ いやぁ やっぱり好きです これまで100作以上観てきたけれど本当にすべての作品にハマり込んでます 何も考えずに観れるところが好きなんです 前までは調子に乗って夜更かししちゃってたんですけど 今は日中にエネルギー切れをおこすので夜更かしできません なので全然観終わりません笑 韓国ドラマってひとつの作品がとんでもない話数だったりしますよね そこもハマっちゃう理由のひとつなんですけど✨✨✨ ・ では また更新しまーす △ #石橋杏奈 石橋杏奈 ‖ anna Ishibashi (@annaisbs_92)がシェアした投稿 - 2020年10月月12日午前2時51分PDT2018年12月にプロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスで投手として活躍する松井裕樹さんと結婚した石橋杏奈さん。2020年5月5日に第1子となる女の子を出産しました。インスタグラムでは、愛娘を抱きかかえ、優しく微笑む写真を投稿。「もう10月!」と月日が経過する早さに驚くとともに、久しぶりに韓国ドラマにハマったことなど、プライベートな近況を報告しています。この投稿を見たファンは「相変わらずきれい」「優しいママの顔」と親子ショットに癒された様子。このほか、「もう5か月経ったんだね!」「あっという間に大きくなるね」と赤ちゃんの成長に驚きの声も寄せています。・杏奈ちゃんの優しい笑顔にキュン。そして娘ちゃん、大きくなったね!・相変わらず美人さん。どんどん寒くなるので暖かくして過ごしてください。・更新嬉しいです!身体に気を付けて頑張ってくださいね。石橋杏奈のインスタにファン「幸せがあふれている…」石橋杏奈さんは定期的にインスタグラムを更新し、撮影オフショットや幸せな日々の様子を投稿しています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 View this post on Instagram A post shared by 石橋杏奈 ‖ anna Ishibashi (@annaisbs_92) on Jun 26, 2019 at 6:03am PDT この投稿をInstagramで見る 応援してくださっている皆さま 私事ですが本日12月13日にかねてよりお付き合いしておりました東北楽天ゴールデンイーグルスの松井裕樹選手と入籍いたしましたことをここにご報告させていただきます 彼の野球に対するまっすぐな姿勢や素直で無邪気な性格に惹かれ傍に居たいと思うようになりました 彼の活躍が2人の幸せでもあるので 日々刺激をもらいながら私も出来る限りのサポートをしていきたいと思っております これからは夫婦としてどんなときも手を取りあい思いやりの気持ちをもって共に歩んでいきたいと思います まだまだ未熟者ではありますが温かく見守っていただけたら嬉しいです 石橋杏奈 石橋杏奈 ‖ anna Ishibashi (@annaisbs_92)がシェアした投稿 - 2018年12月月12日午後10時07分PST この投稿をInstagramで見る ▽ FANS’2019のグレーユニフォームかっこいい☺️ 今日はこれ着て料理します笑 △ #石橋杏奈 石橋杏奈 ‖ anna Ishibashi (@annaisbs_92)がシェアした投稿 - 2019年 4月月21日午前2時45分PDT この投稿をInstagramで見る 最近のこと ▽ ご無沙汰しております 暑くて暑くてたまらない日々が続いてますが皆さんお元気ですか⁇ こんなに暑いのにマスクするのも結構しんどいですよね 熱中症にコロナにも引き続き気をつけましょ⛅️*. ・ 最近のことを少しお話ししますね 先日娘が生まれて100日を迎えたのでお食い初めをしました 当日が試合日だったこともあって夫の出勤前に開催したんですが 実際娘が食べるわけでもないのに準備でバタバタ大忙し てんやわんやでした笑 娘が生まれてからというものてんやわんやな日々の連続で 1日1日が秒で終わっていきます笑 最近は寝返りもするようになったのでまったくもって目が離せませんが すくすく元気に育ってくれて愛おしいです ・ 突然ですが 私が最近ハマっているものをご紹介します笑 ワンピース 娘を寝かしつけた後のご褒美に夜な夜な読み進めております 途中で止まってしまっていたのでまた初めから 65巻くらいまできました スコーン 素敵なお店に巡り会い オープンしてる日はほぼほぼ行くほどのハマりようです 原材料がとってもヘルシーなものたちで作られているので罪悪感なく食べれてしまうのです しかし少々食べ過ぎですね セルフケア 抱っこやら授乳で1日が終わる頃には体がバキバキに笑 ポールとストレッチで体をほぐします 後は謎のボール これで肩甲骨をグリグリやるとめちゃくちゃ楽になります 夫のやつを勝手に使っているのでこの謎のボールの正体はわかりません あとは骨盤職人笑 これがないと生きていけないってくらい愛用しております 以上です笑 ・ のんびり過ぎる頻度ですがまた更新しますね △ #石橋杏奈 石橋杏奈 ‖ anna Ishibashi (@annaisbs_92)がシェアした投稿 - 2020年 8月月21日午後10時39分PDT石橋杏奈ってどんな人?石橋杏奈さんは2006年に、ホリプロが主催するオーディション『ホリプロタレントスカウトキャラバン』でグランプリを受賞し、デビュー。2007年2月から放送されたドラマ『失踪HOLIDAY』(テレビ朝日系)では主演という驚きの抜擢をされ、女優デビューを果たしています。同年にはファッション雑誌『Seventeen』の専属モデルとなり、モデルとしても活躍。2008年7月公開の映画『きみの友だち』では、映画初出演にして主演を務め、『第30回ヨコハマ映画祭』で最優秀新人賞を受賞しました。以降は女優として、数多くの映画やドラマ、舞台に出演。私生活では2018年12月に、プロ野球選手の松井裕樹さんと結婚し、現在は1児のママとして育児に奮闘しています。母親になってもなお、美しさに磨きをかけている石橋杏奈さん。さらなる活躍に期待ですね。石橋杏奈が結婚と出産を発表!父親は石橋貴明とのウワサがあるが、本当なのか[文・構成/grape編集部]
2020年10月16日スペイン内戦時の無差別攻撃を描いたピカソの絵画「ゲルニカ」。この絵に着想を得て、芝居の構想をあたためていた演出家・栗山民也の願いが、脚本・長田育恵、ヒロイン・上白石萌歌で実現することになった。単に歴史の悲劇を描くだけではないというそのドラマは、今、どのように響くのだろうか。長田と上白石が語った。【チケット情報はこちら】脚本執筆にあたって長田はまず、1年以上に渡る取材を敢行。ゲルニカ平和博物館も訪れた。そこには、当時の傷跡とともに、現在の世界の平和活動も紹介されていたそうだ。「人間が人間に対して行うあらゆる残虐は、その時代その場所特有のものではない。いつでもどこでも人間は同じことを繰り返す。だから、抗い続けなければいけないんだという意志をそこから感じたんです。この舞台も、憎しみに飲み込まれず抗いながら自由に向かって歩き続ける、そんな生きる意志を持った人々の物語にしたいと思いました」(長田)。一方、通っていた中学校に「ゲルニカ」のレプリカがあったという上白石。「当時はそれがスペイン内戦を描いたものとは知りませんでしたが、描かれているすべてのものが助けを求めているような、悲痛な叫びが聞こえる絵だなと感じていたんです。きっとピカソは描かなきゃいけないと思って描いたんだと思うんですけど、私も演じなきゃいけない、伝えなきゃいけないという使命感や責任感みたいなものを感じています」(上白石)。上白石が演じるのは、貴族の家に生まれた少女・サラ。自身を取り巻く世界に疑問を持ち、町の人々とかかわることで成長していくことになるが、長田は上白石のイメージからその像を作り上げていった。「上白石さんは、自分の大事なもの、自分の尊厳みたいなものを選び守れている人、と勝手に思っているんです(笑)」(長田)。そんな揺るぎなさを持つサラが、ゲルニカに生きて何を思うのか。「師である井上ひさしさんが、『人生で一度しか言わない言葉を書きなさい』とおっしゃっていました。今回もサラが一生に1回しか言わないようなことを言います。目の前でその瞬間に立ち会えることが演劇の魅力だと思うんです」(長田)。上白石も言う。「生身の人間が伝える舞台という空間では、やはり、きれいごとではなく、痛みとか叫びとか、真実を伝えていきたいという思いがあります。そうすることで希望や前を向く力を感じていただけるのではないかなと思うんです」(上白石)。今の苦しみから未来の光を感じる。今こそ求めたい作品である。取材・文:大内弓子上白石萌歌 ヘアメイク:冨永朋子(Allure)上白石萌歌 スタイリング: 道端亜未
2020年08月26日岩田剛典と新田真剣佑が表裏一体のバディを演じるサスペンス・エンターテインメント映画『名も無き世界のエンドロール』。この度、新キャストとして山田杏奈の出演が発表された。『小さな恋のうた』『五億円のじんせい』でヒロイン役を務め、『屍人荘の殺人』では物語のカギを握る役どころで出演した山田さんが今回演じるのは、問題のある家庭で淋しさを抱えて育ったキダ(岩田さん)とマコト(新田さん)と家族以上の固い絆で結ばれた幼なじみのヨッチ。過去に受けたいじめによるトラウマを抱えていたが、そんな自分の存在を真正面から受け入れてくれた2人を唯一信頼し、「ずっと一緒にいよう」と誓うも、訳あって2人の前から突然消えてしまう…。大切な幼なじみという関係性に留まらず、2人にとっての“運命の人”になっていく重要な役どころだ。岩田さんと新田さんとの共演について山田さんは「お二人とも初めての共演で、緊張もありましたが、佐藤監督の演出とお二人のテンポ感にひっぱられて素敵な間柄を描けたかと思います」と撮影をふり返る。<ラスト20分、衝撃のエンドロールが幕を開けるー。>と謳っている本作。「まさに『衝撃のエンドロール』です。笑」と山田さんも語り、「私自身どこまで言っていいものかとそわそわしながらコメントを書いております。最後まで前のめりで見ていただける作品になっていると思います!ぜひ楽しみにしていてください」とコメントしている。『名も無き世界のエンドロール』は2021年新春、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:名も無き世界のエンドロール 2021年新春、公開予定©️行成薫/集英社 ©️映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会
2020年08月25日注目の若手俳優、山田杏奈&鈴木仁W主演の映画『ジオラマボーイ・パノラマガール』から、“運命”かもしれない始まりから平行線の恋を描いた予告編映像が解禁された。漫画家・岡崎京子が1989年に刊行した同名作品を原作に、映画『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』『PARKS パークス』やドラマ「セトウツミ」などを手掛けた瀬田なつきが監督した本作。この度解禁となった予告映像では、2人の主人公・ハルコ(山田杏奈)とケンイチ(鈴木仁)が“具体的なファーストミート”を果たすシーンから始まる。「ロマンチックで浅はかで」「迂闊な運命の恋」を夢見て、ケンイチとの出会いこそ“運命”だと信じるハルコ。一方ケンイチは、ある日勢いでナンパした女性・マユミ(森田望智)に「好きな女の子さえいれば、世界がどうなっても知ったこっちゃあない」と夢中になっていく。一筋縄ではいかない平行線の恋の物語が、かつて私たちが夢見た未来に向かっていたはずの“創りかけの東京の街”を舞台に描かれていく。「私の世界は全部嘘なの。全部気のせいだとしたら、どうしたらいいの?」と混乱するハルコ。彼女たちの成長を急かすように、空へと伸びていくビルに見下ろされる街で、ハルコとケンイチはどのような恋をして、どのように変わっていくのか。2人の助走の物語に期待が高まる予告映像となっている。『ジオラマボーイ・パノラマガール』は11月6日(金)より新宿ピカデリー、ホワイト シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジオラマボーイ・パノラマガール 2020年秋、新宿ピカデリーほか全国にて公開©2020 岡崎京子/「ジオラマボーイ・パノラマガール」製作委員会
2020年08月18日『犬鳴村』に続く「恐怖の村」シリーズ第2弾の舞台が富士の樹海に決定。『樹海村』のタイトルで、山田杏奈&山口まゆをW主演に迎えることも分かった。2月に公開され、興収14億円超えを記録した清水崇監督の『犬鳴村』。これに続く「恐怖の村」第2弾の製作が2月に発表されていたが、今回その舞台が“絶対に行ってはいけない”“入ったら生きては出られない”とうわさされる富士の樹海に決定したことが明らかに。ここはいまから約1,100年以上前に富士山大噴火で流出した青木ヶ原溶岩流を覆っている広大な森。およそ3,000ヘクタール(東京ドーム約642個分)にもおよぶ樹海には、ツガ、ヒノキ、ハリモミなどが鬱蒼と生い茂り、「緑の魔境」と表現されている。中には70個以上の溶岩洞穴があり、コウモリも生息。「コンパスが効かない迷いの森」「入ると何者かに襲われる」「様々な怨念を持ったヤバい村がある」と様々な都市伝説も…。そんなヤバい場所として認知度の高い場所に今回挑む。そして本作に主演するのは、『小さな恋のうた』でヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞するなど、近年の活躍が目覚ましい山田杏奈と、『くちびるに歌を』『下忍 赤い影』などに出演する山口まゆ。自身は全く心霊体験をしたことがないという山田さんは「周りのそういう感覚があるかたにお話を聞かせて頂いたりとか、本を読んだりして準備しました」と役作りを明かし、「最近は準備の為ホラーばかり見てます。笑清水監督の作品はもちろん、おすすめしてもらい『シックスセンス』や『降霊』など見ました」とコメント。清水組2回目の参加となる山口さんは「私自身、本当にホラーが苦手で・・・小さい頃はレンタルビデオ屋のホラーコーナーに少し行っただけで映画のパッケージが目に焼き付いて夜寝れなくなったりと。でも子役の時にエキストラとして初めて参加した映画作品が、清水崇監督の『ラビットホラー』という作品だったので、こうしてまたお会いできたことに凄く驚き、何かご縁を勝手ながら感じております」と今回の参加を喜び、「撮影はこれからで緊張や不安も沢山ありますが、キャストやスタッフの皆さんと楽しく頑張れたら良いなと今からとてもワクワクしています」と期待している。さらに、早くも海外進出を見据え日本版ビジュアルに先駆け、海外版ビジュアルが3枚到着。本作の洋題は『SUICIDE FOREST VILLAGE』とし、富士山が赤く染められ湖に逆さ富士が写ったもの、テントウムシ、樹海の中に迷い込み森の中から天を仰いだかのような構図になっているものと、どれも不気味なビジュアルだ。なお、本作は新型コロナウイルス感染対策を行い、7月11日にクランクインするという。(cinemacafe.net)
2020年07月09日女優の山田杏奈と山口まゆが、映画『樹海村』でW主演を務めることが9日、明らかになった。同作は2月に公開し、異例の興収14億円超えという大ヒットを果たした清水崇監督作品『犬鳴村』に続く「恐怖の村」作品の第2弾。映画公式Twitterでも次なる村を募集していたが、"樹海村"は上位にランクインし、山田と山口が新たな恐怖に挑む。同作の洋題は『SUICIDE FOREST VILLAGE』に決定。舞台となる樹海は、海外の有名なYouTuberにより、「世界で最も危ない名所」として世界中から注目を浴び、「SUICIDE FOREST」=「富士の樹海」と認知されるようになったという。海外でも超有名な場所×世界的ホラーの巨匠・清水崇の作品に、すでに海外進出を見据え、海外版ビジュアルも作成。日本の象徴でもある富士山が赤く染められているビジュアル、草の上にいる1匹のテントウムシが描かれたビジュアル、森の中から天を仰いだかのような構図のビジュアルの3枚が公開された。11日にクランクインを迎えたが、新型コロナウイルス対策に万全を期して対策。キャストを始め、製作部や宣伝部など、本作の製作に携わる可能性のあるスタッフ全員に抗体検査を実施し、毎日の検温と行動チェックも行っている。またスタイリスト・メイクスタッフもマスクとフェイスガード着用で実施と徹底した管理を行っているという。さらに、撮影中も1日2回の検温や、衣装・小道具・器材など全ての消毒、セットへ立ち入る人数の制限など、可能な限り感染対策を行って撮影を実施する。○山田杏奈 コメント私は全く心霊体験とかがないので、周りのそういう感覚があるかたにお話を聞かせて頂いたりとか、本を読んだりして準備しました。普段ホラー作品自体もあまりみていなかったのですが、最近は準備の為ホラーばかり見てます。笑清水監督の作品はもちろん、おすすめしてもらい『シックスセンス』や『降霊』など見ました。こういう話をやらせて頂くのは初めてなので少し緊張していますが、良い意味でいつもどおりできたらなと思ってます。○山口まゆ コメント私自身、本当にホラーが苦手で・・・小さい頃はレンタルビデオ屋のホラーコーナーに少し行っただけで映画のパッケージが目に焼き付いて夜寝れなくなったりと。でも子役の時にエキストラとして初めて参加した映画作品が、清水崇監督の『ラビットホラー』という作品だったので、こうしてまたお会いできたことに凄く驚き、何かご縁を勝手ながら感じております。再び清水監督の作品に参加させて頂けること、本当に嬉しく思っています。精一杯努められるよう頑張ります。撮影はこれからで緊張や不安も沢山ありますが、キャストやスタッフの皆さんと楽しく頑張れたら良いなと今からとてもワクワクしています。完成を楽しみにして頂けますと幸いです。○清水崇監督 コメント『犬鳴村』では、東映さんが好き勝手な宣伝で暴走してくれましたが、おかげで“まさかの”大ヒット(東映さん談)となり、多くの方々に観ていただけて光栄でした。そしてまた…プロデューサーからの“よし次作れ! すぐ作れ!!”の追い立てに光栄&戸惑いながらも(苦笑)、自粛中の打合せ&執筆、リモートオーディションなどを経て、自信を持って取り組めるテーマの脚本、初々しく未来を感じさせるキャストが整いました。「村」シリーズ第2弾と呼称される事になった次の題材は、富士の樹海……ともすれば、人の生活臭や歴史の無い地で、前作のようなドラマや恐怖をどこまで追い求められるのか?猛暑と新型コロナの余波への対策……かつて無い新たな苦戦を強いられていますが、ヒットによるシリーズ化の悪しきルーティーンとならないよう、心して地獄巡りの撮影旅行へ出かけて参ります。目に見えない恐怖、それによって人が人をどう駆り立てるか? ……奇しくも妙なリアリティを孕んでしまった世界に対して、劇作の娯楽映画がどう立ち向かえるか?も見届けられればと思っています。○紀伊宗之プロデューサー コメントいよいよクランクインします。『犬鳴村』に続き、憂鬱で緊張の毎日がまた始まります。僕たちはたくさんの物語の中からマジでやばい樹海村を題材に選んだ。世界的にもチョー有名なこの森は、はたして神の森なのか? 呪いの森なのか?そして村はどこに?スタッフ、キャストをはじめとする関係者の無事を心から祈ります。ほんま心から。○高橋大典プロデューサー コメント『樹海村』は7月11日クランクインを予定しています。コロナ禍での撮影になりますので、撮影を安全に行うために、感染予防対策のガイドラインを作成し、撮影に参加するすべての方の同意をいただいた上で進めています。現場では準備段階から様々なコロナ対策を実施しています。全スタッフ・キャストに、クランクアップまで計3回の抗体検査を実施し、毎日の検温結果と体調の報告を徹底していただいています。また、打ち合わせや衣装合わせの際も必ずマスクやフェイスガードを着用する等、万全の対策で、これからの撮影に臨みます。なにぶん初めてのことが多く、試行錯誤を繰り返している毎日ですが、無事作品が完成することを目指し、全力で挑んでまいります。○犬鳴村の村民代表 コメント全文次の舞台が、あの樹海と聞いてゾッとしています。なぜなら村民旅行で出掛けた際に行方不明になったものが何人かいて、捜索願いを出していたので・・・。帰ってこれた村民はちゃんと抗体検査を受けてますので、いつでも出演可能です!
2020年07月09日グラビアアイドルの本郷杏奈がこのほど、東京・秋葉原のソフマップで最新イメージDVD&ブルーレイ『AN-NA』(ともに発売中 ブルーレイ: 5,280円税込 DVD:4,180円税込 発売元:エスデジタル)の発売記念イベントを行った。地元・北海道でご当地タレントとして活躍した後、2016年から東京に活動の拠点を移してグラビアなどで活躍している本郷杏奈。佐々木希似と言われるルックスに加え、85cmのDカップバストにクビレたウエストラインという体型で人気を集めている。そんな彼女が約1年4カ月ぶりにDVDをリリース。相変わらずのキュートさに大人っぽさも加えながら、抜群のプロポーションを披露している。イベントのために購入したという水着姿で報道陣の取材に応じた本郷は「今回は場面ごとのシーンが多く、元気系だったりセクシーなシーンなどがあります。お風呂のシーンではバスタオルだけで撮影しました」と際どいシーンもあるという。それ以上にセクシーなのが「胸元と背中が全開の水着を着用したシーンと夜のベッドのシーンです」といい、「胸元と背中が全開の水着は着ていて恥ずかしかったです。夜のベッドもそうですが、自分なりに大人の色気が爆発してます(笑)」とセクシーアピールした。前作から1年4カ月ぶりのリリースとなった本郷。グラビアDVDの撮影も久しぶりとなったが、「本当に久しぶりだったのでどう動けばいいのか忘れてしまった(笑)。探り探りの撮影でしたね」と苦労もあったようだが、「普段は大人っぽいタイプではないので、今回は大人の色気を抑えています(笑)。次の作品でダラダラと出していきます!」と意欲を語っていた。
2020年07月04日AKB48の入山杏奈が、横山由依の公式YouTubeチャンネル「Yuihan Life」で、アイドルとして実現したい夢について語った。21日に横山が投稿した「[メキシコ/Mexico]AKB48入山杏奈ちゃんとzoom対談しました[あんにん・ゆいはん]」は、親交の深い2人がZoom上で様々なトークを繰り広げるというもの。横山から「AKB48グループとしてどういうことをしたい?」と投げかけられると、メキシコを拠点に活動している入山は「やっぱり外国でイベントとかコンサートをやりたい」「メキシコは本当に一番やりたい」と即答。「だって本当にいるんだもん。AKBのファンの人が」「一番最初、2年前に『メキシコ行きます!』と行った時の空港にファンの方が来てくれてて。空港まで来ちゃうくらい熱心なファンが地球の裏側にもいて」とそのきっかけとなった出来事を振り返り、「よく言われるのが『僕の人生でそんなチャンスが来るかどうか分からないけど、いつか一度はAKB48を見てみたい』。大きいコンサートとかは難しいかもしれないけど、イベントやミニコンサートぐらいのレベルで」「ツアーとかできたらいいな」と夢を思い描いた。「結構リアルに、いろいろな人に『難しいよ』と言われてるから頑張らないと」と苦笑する入山に対し、横山は「でも、『できない』ことを『できる』にしてきたのがAKB」「その日のために、私は英語を勉強しとくわ」と力強い言葉を残していた。この他、今回の動画では「家で何してる?」「プライベートでは何してる?」「日本とメキシコで感じた違いは?」「AKB48グループでの今までのスタンスと今のスタンスは?」などについても真剣に語り合っている。
2020年06月23日“化粧品がちょっぴりしか載ってない美容本”を書き、大ヒット中の美容ライター・長田杏奈さん。「美容は楽しく、夢があるもの」と語る彼女の言葉には、女性への愛がたくさん詰まっています。美容本といえば、キレイなモデルさんを使った、スキンケアやメイク、マッサージの方法、またおすすめの化粧品など、いわゆる“ハウツー”がたくさん載っているというのが一般的なスタイル。そんな中、昨年出版された長田杏奈さんの『美容は自尊心の筋トレ』は、写真ゼロ、文字のみ、しかも化粧品はちょっぴりしか出てこず、表紙はあぐらをかいてメイクをする女性のイラストという、前代未聞の美容本でした。多くの女性に勇気を与え、美容の方向性に一石を投じたともいわれるこの本を書いた長田さんとは、いったいどんな人?否定やダメ出しから入らない美容の楽しさを伝えたい。――他者からキレイに見られたい、ということが目的の美容を決して否定するわけではないのですが、それと、長田さんが著書でおっしゃっている“自尊心を上げるための美容”は、同じ美容でもベクトルが違いますよね。どういうところから、そういった考えが生まれてきたのでしょうか…?長田:美容ライターの仕事に慣れて、少し余裕が出てきた頃…、35歳くらいのときでしょうか。美容業界って夏は美白、晩夏は夏疲れ肌のケア、秋はエイジング、冬は保湿、春はゆらぎ肌のケア…というように、わりとカレンダー通りに動いているんですが、余裕が出てきたおかげで、カレンダー以外のテーマに目が行くようになったような気がします。取材で読者さんに会うと、「ここがコンプレックスだ」とか、「私はかわいくないから」とか、自分の顔にNGを出している人が多くて、実際はただ理想が高いか偏っているかしているだけで、普通に素敵な人ばかり。で、雑誌を開けば、「小さい目をデカ目に見せるテクニック」「低い鼻を高く見せよう」とか、生まれ持ったものを否定して、別の顔にする方法が載っている。小手先のコンプレックス解消が、根本的なコンプレックスを募らせているというか……。――長田さんがその昔感じた、ワクワク感とは真逆ですね。長田:はい。あと、「メイクするにも買い物するにも失敗したくない」「イタいと思われたくない」「正解が知りたい」っていう声が強くなってきた感じもありましたね。誰に何を言われたわけじゃなくても、“私、イタくない?”と、自分で自分を監視しちゃう人も増えた気がするし…美容って、もっと楽しくて、自由で夢やときめきがあるものじゃなかったかな?ずいぶん離れたところに来ちゃったな…と。目先のコンプレックスを解決する文脈で美容法や商品を溢れるほど提案することも、カリスマを唯一神みたいに持ち上げるのも、結局女性を悩みのループに閉じ込めている気もしましたし。もうそういうのにほとほと疲れて、とうとう養命酒を飲み始めちゃったんですよ、私(笑)。――養命酒を…。長田:そう。でも私は、雑誌に書く記事は、自分の主義主張を入れず、雑誌のトーンに合わせたものを書く、というのを美学としていたので、代わりにSNSに、少しずつ自分の思いや考えを書くようになったんです。でも些細なことですよ、「落ち込んだときに好きな色のリップを塗って、“好きな感じの顔”にすると、なんか励まされる」とか。そういうことをつらつら書いている中で、“私にとっての美容って、自尊心を育むためのトレーニングだな”と気がついて。意外なことに、そこに結構反応があったんです。「長田さんのツイッターやインスタを見て、化粧品を買おうと思った」「鏡を見られるようになった」「自分の顔が好きになった」みたいな声がちらほら出てきた。王道とされる美容に乗り切れない独り言にすぎなくても、それによって誰かが苦手なことが大丈夫になった、というのが嬉しかったですね。『美容は自尊心の筋トレ』も、私のSNSを見た編集者さんが声をかけてくれて、書くことになった一冊です。――ここ数年、社会の中での女性のあり方や、生き方に変化が起きていると思いますが、美容の世界でも変化はありますか?長田:少しずつ、特集のテーマが変わってきている気がします。例えば、“夏の体特集”みたいなテーマでも、昔なら「痩せてなきゃキレイじゃない」というような画一的なものでしたが、「私らしい体」みたいなひと言が付くようになったような気がします。――今を生きる女性たちに、美容を通して、長田さんはどんなことを伝えたいと思っていますか?長田:美容というツールを使ってセルフケアを習慣にしたり、自己表現を楽しんで、最終的には自信を持ってほしいです。ドヤ顔で威張りくさるパフォーマンスとしての自信じゃなくて、自分の姿や振る舞いに対して、身構えずリラックスできるような自信。自分に寛ぐことができれば「私なんか」と萎縮して感情や可能性にフタをせずに済むし、やりたいことにもっと踏み出せるようになると思う。自分をなおざりにして、人にいいように使われても仕方ない、これが現実だから、みたいな呪縛から離れるだけで、視界が開けると思う。美容のいいところは、化粧品という“モノ”があるから、入りやすいし実感しやすいところ。「とにかく自信を持ちましょう!」という精神論でも机上の空論でもない。好きな色と一体化して「なんかいいじゃん」、いい香りのスキンケアで「気持ちいい!」とかすぐに感じて動く何かがある。そういう体験を重ねると自分への愛着も深まるし、マインドを変えるスイッチにもなり得る。美容というミーハーでキャッチーでアガるチャンネルを通じて、女の人に課せられているいろんな“枷”を無力化するのが私が果たすべき役目だと思っています。とりあえず、現世は女性に尽くそうと思ってるんです。長田さん責任編集の雑誌『エトセトラVOL.3私の 私による 私のための身体』(エトセトラブックス)が発売中。1334人のアンケートをもとにした、女性の体への思いをまとめたレポートや、松田青子のエッセイ、はらだ有彩のマンガなどが詰まった一冊。6月には『あなたは美しい。その証拠を今からぼくたちが見せよう。』(大和書房)が発売予定。おさだ・あんな1977年生まれ、神奈川県出身。化粧品会社の美容部員をしていた母の影響もあり、10代の頃から美容に興味を抱く。大学を卒業後、IT系企業の広告営業を経て、週刊誌の契約編集者に。フリー転身後は、女性誌をメインに活躍。2019年に上梓した初の著書『美容は自尊心の筋トレ』(Pヴァイン)が話題となり5度の重版が決定。※『anan』2020年6月3日号より。写真・小笠原真紀(by anan編集部)
2020年05月30日“エシカル”とは環境のことだけでなく、人に、そして自分にもやさしい世界を目指すこと。“多様性”が時代のキーワードになっているけれど、まだまだ生きづらさを感じている女性も多いのでは?ここでは生きづらさの要因のひとつである“ルッキズム=外見主義”に疑問を感じ、メッセージを発信しているイラストエッセイスト、コメンテーターの犬山紙子さんと美容ライターの長田杏奈さんのお二人にお話を伺いました。――今回のテーマは、ルッキズム、いわゆる“外見主義”と女性の自尊心の関係について、です。まずはそれぞれ、ルッキズム的な価値観に触れた経験があれば、お聞かせいただきたいのですが…。犬山:まず、私の目って奥二重なんですが、一般的に美容雑誌などでは、“奥二重の人は、こうすると小さな目がぱっちり見えますよ”って書かれることが多い。特に前はそんな記事が多くて。それを読んで、“そうか、奥二重はダメなのか”と思い、奥二重がコンプレックスになってしまった。そんな小さなコンプレックスの積み重ねで、昔は自分の顔が本当に嫌いだったんです。長田:二重のモデルばかり起用されて、一重や奥二重が取り上げられるのはコンプレックス特集ばっかりだもんね。おかしいから変えようって、今言っているところ。犬山:長田さんはルッキズムを実感させられた経験ない?長田:高校に入ったとき、私わりと真面目なタイプだったから、学校の〈生徒募集〉みたいなポスターに写真が載ったのね。そうしたら通りすがりの先輩に「もっとかわいい子がいるのに」って聞こえよがしに言われたり、友だちのお母さんに「写真を加工して脚を細く見せてる」とか難癖つけられたりしたの。私のこと何も知らないのに、外見をジャッジしてくることが、気持ち悪かったしムカついた!犬山:そういうケース、いまでもまだまだあるよね…。長田:あと、大学までエスカレーターの女子校だったんだけど、春先になると他大の男子学生が通学路に車で乗り付けて、じろじろ女の子を品定めして勧誘する文化があったのね。女の子側にも「見初められたらラッキー」みたいなキャピキャピした空気が無きにしもあらずで。本当に失礼だと思った。犬山:うんうん。そういう経験が、ルッキズムを内在化させちゃうんだよね。内在化させる原因はいろいろあるけれども、大きいもののひとつは、親からの呪い。私は仕事柄、女性たちから話を聞くことが多いんだけど、自分のルックスのコンプレックスがどこから来たかについて話していると、「母親からかけられた言葉だった」と言う人が、結構多いって感じる。長田:わかる!血縁由来はめちゃ多いよ。犬山:「あなたは目はかわいいけれど、鼻はおブスよね」とか言う母親の話を、本当によく聞くし。あと「うちの子はホントダメで~」って、他の子や親の前で謙遜するとか。子どもはそれを聞くたびに「私は鼻がダメなんだ」と刷り込まれ、コンプレックスになってしまう。長田:「見た目がいまいちだから、勉強しておきなさい」とか、サラッと言うよね…。愛ゆえに言うんだろうけれども、愛と一緒に渡される呪いって受け取らざるを得ない。心の奥底に刻まれちゃうのも当然だと思う…。犬山:クソバイス(編集部注・求めていないのに繰り出されるアドバイスのこと)なのに一見愛の言葉に聞こえるから余計タチが悪い。長田:あと恋愛がらみ。好きな相手から外見を揶揄された経験は、頑固なコンプレックスの芽になりやすい気がする。初恋でも、大人になってからの恋でも。犬山:本当に。日本はまだまだ、“女性は男性に選ばれる性”という意識が強くあるよね。だから“男性ウケするルックスじゃないとダメ”って思っている人、男にも女にも多いと思う。自分の見た目がいわゆる男ウケのいいそれと違ったり、あるいはルックスを理由に男の人から選ばれなかったり、という経験が重なれば、“私は外見がダメだから…”ってなり、それが自己否定に繋がっちゃう…。長田:“通学路で見た目ジャッジされる”って、まさにそれ。大奥か!犬山:でもね、私が’11年に『負け美女』って本を書いたのは、そういうルッキズムへの皮肉から、だったの。「美人だったら人生イージーモードだろ?」って言ってくる人たちに、「そうではない!」と、あの本を通じて言いたかった。ただ、人に“負け”っていう言葉を使ったのは良くなかったと反省しています。長田:あぁ~、私、犬山さんのオープンに反省するところ大好きだし、心から尊敬してる。人間は生きていればマイナーチェンジもするし、考え方も進化するでしょ?犬山さんは、その経緯や反省を、律儀にSNSだったり、こういう取材だったりで、「私はこう変わりました」って宣言する。その勇気とまっすぐさ、すごいと思う。犬山:そ、そうかな…。でも私も、長田さんの著書『美容は自尊心の筋トレ』で書いているような考え方に、いつも励まされているよ?長田:ありがとう(笑)。私、褒められたら、ありがとうがモットーなんだ。いぬやま・かみこイラストエッセイスト、コメンテーター弊誌の連載「SanPakuちゃんのわがまま気まま愛のRoom」も大好評。著書も多数。『スッキリ』(日本テレビ系)、『大下容子ワイド!スクランブル』(テレビ朝日系)でレギュラーコメンテーターを務める。おさだ・あんな美容ライターメイクアップアーティストの吉川康雄さん、写真家の前康輔さんとコラボで制作した書籍『あなたは美しい。その証拠を今からぼくたちが見せよう。』(大和書房)が5月に発売予定。※『anan』2020年4月8日号より。写真・小笠原真紀(by anan編集部)
2020年04月06日グラビアアイドルの本郷杏奈が、最新イメージDVD&ブルーレイ『AN-NA』(ブルーレイ: 5,280円税込 DVD:4,180円税込 発売元:エスデジタル)をリリースした。地元・北海道でご当地タレントとして活躍した後、2016年から東京に活動の拠点を移してグラビアなどで活躍している本郷杏奈。佐々木希似と言われるルックスに加え、85cmのDカップバストにクビレたウエストラインというプロポーションで人気を集めている。そんな彼女が約1年4カ月ぶりにDVDをリリース。キュートさに大人っぽさも加えながらプロポーションを披露している。今回は三角ビキニや胸元全開の変形水着などバラエティに富んだ水着を着用するなど、あらゆる角度からバストが楽しめる。ロリータフェイスであどけなさも残こしつつ、随所で大人っぽさも見せており、特に夜のベッドのシーンや緑の変形水着を着用したシーンではこれまで見せたことがないセクシーなポーズに挑戦している。
2020年03月15日俳優の中川大志と、E-girlsのメンバーで女優の石井杏奈が、映画『砕け散るところを見せてあげる』(5月8日公開/PG12指定作品)でW主演を務めることが20日、明らかになった。同作はアニメ『とらドラ!』『ゴールデンタイム!』で知られる竹宮ゆゆこの初実写映像化作。大学受験を控えた普通の高校3年生で、人よりも正義感が強い濱田清澄(中川)は、学年一の嫌われ者・高校一年生の蔵本玻璃(石井)が、いじめを受けている現場をたまたま目撃し、その正義感の強さから彼女を助ける。それがきっかけで、いじめ問題から玻璃を救おうと試み、次第に玻璃との心の距離も縮まっていく。中川と石井の共演は、映画『四月は君の嘘』(2016年9月10日公開)以来、およそ4年ぶり。本作で3回目の共演となる2人が、“砕け散る”ほど体当たりな鬼気迫る演技で新境地を見せる。メガホンをとったのは、モスクワ国際映画祭やベルリン国際映画祭など、海外の映画祭で高く評価される鬼才・SABU監督。常識を覆す、まったく新しい衝撃の愛の物語で、主演2人の痛々しいほどの体を張った鬼気迫る演技にも注目となっている。○中川大志 コメント・出演が決まった際の率直な感想自分が今までやった事のない色の作品を、SABU組の一員として作れるんだという喜びがありました。・石井杏奈の印象中学2年生で初めて共演して以来、3回目の共演で、同い年の石井さんとは、安心感がありました。玻璃という難役に果敢に挑んでいる姿が頼もしかったです。・実際に役を演じてみての感想SABUさんが常に僕ら俳優に寄り添ってくださり、ワンカットワンカット丁寧に、そして情熱的に撮影に臨めたとても充実した時間でした。・挑戦的な鬼気迫るシーンについては限界の先のゾーンに自分のギアを持っていき、かなりの量のアドレナリンを分泌しながら演じました。自分でも見た事のない顔が作品の中に残ったと思います。・この作品を一言で例えるなら?「ヒーローとは」・メッセージこの物語は、ヒーローの話ではなく、ヒーローになろうとした1人の少年の話です。僕も子供の頃ヒーローになりたかった。自分を犠牲にしてでも守りたい誰かの存在が、どんな人の事もヒーローにするのかもしれない。魂を込めて演じました。期待していてください。○石井杏奈 コメント・出演が決まった際の率直な感想原作を読んだ時に、物語の面白さに夢中で読んでいる自分がいました。蔵本玻璃役を演じさせて頂けることに凄く幸せを感じ、全てをかけて演じたいと気合が入りました!・中川大志の印象中川さんとは同じ歳で、初めてお会いした時はお互いが中学生の時でした。今回の共演で3作品目となります。いつも全てに真っ直ぐで、体当たりで、毎日刺激を頂いていました。現場の中川さんも映像の中の中川さんもとても素敵でした。・実際に役を演じてみての感想玻璃の気持ちに共感し、同じ想いを持ちながら演じることができました。どのシーンも凄く濃くて、大変な撮影も楽しいと感じられる程とても好きな役でした。・挑戦的な鬼気迫るシーンについてはかなり命がけでした! 後先考えず、今だけを見て、全力で必死にぶつかりました。なので、毎日大きな達成感と大きな疲れにあふれて、幸せでした。・この作品を一言で例えるなら?「壮大」な作品。・メッセージいろんな感情の詰まった、温かくて強くて優しい作品です。たくさんの方に届くことを願っています!是非観て欲しいです。○SABU監督 コメント涙が出そうなくらいに生きた玻璃(石井杏奈)。その玻璃のヒーローになると言った清澄(中川大志)。二人の愛は永遠に続くと信じています。○原作者・竹宮ゆゆこ コメント試写が終わって、明かりがついても、私はまだ目を見開いたまま一人震えていました。スクリーンいっぱいに広がる銀河は、ただひたすらに、美しかった。今もこの目の裏に焼き付いて、キラキラと輝き続けています。ぜひ劇場へ足をお運び頂けることを願っております。(C)2020 映画「砕け散るところを見せてあげる」製作委員会 (C)竹宮ゆゆこ/新潮社
2020年02月20日