昨今の公園や広場では、ケガや事故の予防のために、さまざまな禁止事項が設けられています。もちろんケガや事故を避けることは大切ですが、子どもには思う存分身体を動かして遊んでほしいものですよね。そんな元気なお子さんにおすすめなのが「プレーパーク」です。今回は、プレーパークの概要や、おすすめのプレーパークをご紹介しましょう。プレーパークってどんな場所?プレーパークとは、子どもが自由に遊べる野外広場のことで、冒険遊び場とも呼ばれています。1943年にヨーロッパで生まれたプレーパークは、近年日本各地に広まっており、現在全国400カ所以上設置されているのだそう。乳幼児、小学生、中高生、その親や祖父母、地域の人々など、さまざまな年代の人々が訪れる場所で、場合によっては保険料がかかることもあるようですが、入園料はかからないことが多いようです。最近は、多くの公園でボール遊びや木登りなどが禁止されているもの。しかし、プレーパークでは禁止事項をなるべく設けず、子ども自身が責任を持ちながら何かに挑戦したり、冒険したりして自由に遊ぶことがコンセプトになっています。そのため、ボール遊びや木登りはもちろん、たき火や泥んこ遊び、手作りの遊具などで思いっきり遊ぶことができるのが特徴です。NPO法人 日本冒険遊び場づくり協会の代表・関戸博樹氏は、「遊ぶ」という自発的で主体性をもつ行為こそ、子どもが社会に出てどう生きるかの土台となっており、人の心身の育ちに直結しているといいます。関戸氏いわく、地域の中に「子どもの都合」を守れるプレーパークを創り出すことによって、子どもたちがそこで仲間を探して遊びを生み出し、さらには自らと自らの持つ力に向き合いながら育っていくことができるそうです。プレーリーダーって?プレーパークには、プレーリーダーというスタッフがいます。プレーリーダーの役割は、プレーパークに危険物がないかチェックしたり、一緒に遊具を作ったりして子どもたちの遊びをサポートすること。遊び方がわからない子どもや、慣れない場所に緊張しているような子どもがいた場合には、声がけし、プレーパークを楽しめるようにリードしてあげることもあるのだそう。また、遊びを通して子どもたちとプレーリーダーの間に信頼関係が生まれ、親や先生にはなかなか話せないような悩みを相談するケースもあると言います。愛知県にある「てんぱくプレーパーク」のプレーリーダーで、保育士の経験もある雪岡抄代子さんいわく、プレーリーダーの役割は「子どもたちが思いついたこと、やりたいことを試行錯誤しながら実現できる環境を考えていくこと、手出し口出しをせず見守ること」だそうです。本当に危ない局面では大人がすぐにストップをかけますが、プレーパークでは、「危ない」「汚い」「やってはダメ」「早くしなさい」と言った口出しはNGなのだとか。小さな危険やケガから学べることあまり禁止事項を設けておらず、子どもが自由に遊べるプレーパークですが、「ケガをしないか心配」という保護者の方もいるかもしれません。しかし、「てんぱくプレーパーク」代表の沢井史恵さんは、次のように述べています。「危険を測るのは経験値、感覚。たとえば小さいときに転んだ経験がないと、大きくなって転んだとき、受け身がとれなくて大ケガをしてしまうかもしれないですよね。火を使った遊びにしてもそう。慣れている子は火の怖さも知っています。火に慣れていない子は、上手な子の手元をしっかり見て、扱い方を学んでいくんです」(引用元:COE LOG中部電力|心と体を解き放つ、子どもの「やりたい!」をかなえるプレーパーク)全国のプレーパークづくりを支援している特定非営利活動法人日本冒険遊び場づくり協会によると、人間は危険から自分の身を守る本能を持っており、特に子ども時代には小さなケガをしながら、大きな事故を避けられるような勘や、身のこなしを覚えていくのだそう。そのため、プレーパークは、実体験を通して「こうすると危ないから、もうやらないようにしよう」という危機管理能力を自然と身につけていく場ともいえます。イギリスで冒険遊び場作りに尽力したアレン・オブ・ハートウッド卿夫人は“Better a broken bone than a broken spirit”(心が折れるより骨が折れる方がマシ)というモットーを掲げていたそう。骨が折れるのも良くないですが、身体面のケガにばかり注意を払っていては、「やってみたい」「遊んでみたい」という気持ちがポッキリと折れてしまうかもしれません。もちろん、本当に危険なことをしようとしていたり、ケガをしたりした場合にはプレーリーダーがすぐに対応してくれるので、さほど心配はいらないと言えるでしょう。関東のおすすめプレーパーク3つ最後に、関東のおすすめプレーパークをご紹介します。●渋谷はるのおがわプレーパーク東京・渋谷区の代々木公園のすぐ近くにあるプレーパークです。タープを張ってくれるため、雨の日でも遊ぶことができます。ベーゴマ&くぎさし大会や、季節の遊びなどを行なうおしゃべりカフェといった、定例イベントも開催されています。●プレーパークせたがや東京・世田谷区の世田谷公園の一角にあるプレーパークです。乳幼児向けのイベントもあり、夏には手作りのウォータースライダーも楽しめるそう。同系列のプレーパークに「羽根木プレーパーク」「駒沢はらっぱプレーパーク」「烏山プレーパーク」もあります。●川崎市子ども夢パーク神奈川県・川崎市高津区にあるプレーパークです。水遊びやたき火ができる野外広場のほか、楽器の練習ができるスタジオ、屋上や屋根裏、ログハウスなどさまざまなスペースがあります。また、乳幼児向けの絵本の読み聞かせも行なっているそう。最寄りのプレーパークはこちらから検索してみてくださいね。→全国冒険遊び場検索マップ***子どもに遊ぶことの楽しさを実感してもらえるだけでなく、自主性や危機管理能力が育つことにもつながるプレーパーク。休みの日に、ぜひ親子で訪れてみませんか。文/田口 るい(参考)学研キッズネット|思いきり自由に遊べる「冒険遊び場(プレーパーク)」を知っていますか?学研キッズネット|自分の責任で自由に遊ぶ、冒険遊び場「プレーパーク」~‟こがねい子ども遊パーク“インタビュー~特定非営利活動法人日本冒険遊び場づくり協会|冒険遊び場とはCOE LOG中部電力|心と体を解き放つ、子どもの「やりたい!」をかなえるプレーパークプレーパークせたがや|イベント(TOP)渋谷はるのおがわプレーパーク川崎市子ども夢パーク特定非営利活動法人日本冒険遊び場づくり協会|全国冒険遊び場検索マップConobie|「心が折れるより、骨が折れたほうがマシ」子どもの育ちを促す“危険”と向きあおう
2019年08月09日スカパーJSATはこのほど、「スカパー! プロ野球セット」の最新TVCMとして、広島東洋カープ・黒田博樹投手が出演する「スカパー! プロ野球『黒田博樹登板篇』(15秒/30秒」を全国で放送開始した(一部地域除く)。同CMは全国放映となっているが、黒田選手は全国で放映されるCMに出演するのは初めてとのこと。スカパー! も、プロ野球のTVCMを単独の現役選手で制作したのは、今回が初めてだという。チームの垣根を越えた日本球界を象徴するプレーヤーとして、プロ野球を盛り上げてほしいという思いを込めて制作した。CMは「また日本に戻ってプレーすることがあるならば、このチームしかない。そう言い残し彼は海を渡った」というナレーションからスタート。バックヤードからグラウンドへ続く階段、そしてベンチと、登板前の黒田選手の姿を再現した映像が流れる。手に握ったボール、背番号「15」をつけた黒田選手の真っすぐな視線が、並々ならぬ覚悟を感じさせる。撮影は3月16日、MAZDA Zoom-Zoom スタジアム 広島で実施。無事に撮影を終えた黒田選手は、「野球に注目してもらい、人気が高まれば、出演したかいがある」とCMに期待を寄せていたという。
2015年03月26日音楽ユニット・B’zの書き下ろし曲「RED」が、広島東洋カープ・黒田博樹投手のマツダスタジアムでの登場曲として使われることが、このほど明らかになった。黒田投手は2015年、大リーグ・ヤンキースから8年ぶりに古巣に復帰する。今回の登場曲誕生は、黒田投手が今年2月にアメリカ・ロサンゼルスでB’zの松本孝弘さんと食事をし、意気投合したことがきっかけだという。翌々日には黒田選手が直々に登場曲を依頼した。B’zはこれまで「ultra soul」(世界水泳)など、スポーツ大会の曲を書き下ろしてきたが、特定のアスリートのための曲を手掛けたのは今回が初めて。全国ツアーの合間を縫いながら、黒田投手をアメリカから帰って来たサムライにイメージを重ねて曲作りを行い、復帰を飾る「RED」を完成させた。B’zの曲を高校生くらいの頃からよく聞いていたという黒田投手は、完成した曲を聴いて「曲・歌詞とも本当にカッコいい」と大変満足した様子だった。タイトルの「RED」については、「カープのチームカラーですし、一番先にカープを連想するようなタイトルで素晴らしい」と絶賛している。また「松本さん、稲葉さん始め、曲作成に携わっていただいたみなさんに感謝の気持ちでいっぱいです。いいピッチングをして少しでも恩返しができたらと思います」と意気込みを語った。B’zの松本孝弘さんは「開幕まであまり時間がなかった」とタイトなスケジュールの中での曲制作だったことを明かした上で、「ミュージシャンとして興味深く、よい楽曲ができそうな予感はありました」とコメントした。「カントリーミュージックの代名詞的な楽器、バンジョーのリフから始まるのは、アメリカから帰って来たサムライといった感じのイメージ」と語っている。稲葉浩志さんは詞について、「どんな試合でも粘り強く寡黙に投げるという、男なら誰でもしびれるような黒田投手のイメージがありますが、他人には見せないであろう葛藤なども想像しながら言葉を選びました」と説明した。「単なる黒田投手のテーマソングではなく、それを歌う私や聞き手も自分を投影できる、B’zの作品になったと思います」。同曲は、黒田投手のマツダ スタジアム公式戦初登板で初披露となる。この曲は、広島東洋カープファンの応援歌としても愛され続けてほしいという願いが込められているという。
2015年03月26日TCエンタテインメントはこのほど、DVD「黒田博樹のカープ愛~野球人生最後の決断~」を発売した。プロ野球の黒田博樹選手は、広島東洋カープ(以下広島カープ)入団後にメジャーデビューを果たし、ドジャースとヤンキースで活躍した。今年はメジャー球団からの巨額年棒の提示を断り、2007年以来、8年ぶりに古巣・広島カープに復帰した。同商品は、黒田選手の"野球人生最後の決断"を記念した完全保存版DVD。2月16日に行った広島カープ復帰記者会見を完全収録している。さらに、広島カープ時代の映像や通算79勝をマークしたドジャース・ヤンキース時代の活躍シーン、今年1月にロサンゼルスで公開した自主トレーニングの様子とインタビュー映像、8年ぶりに広島カープのキャンプに合流した映像なども収録している。価格は2,800円(税込)。特典グッズとして、黒田博樹オリジナルステッカーも付いている。
2015年03月17日白泉社は3月13日0時より、マンガ「誰(た)がために ~黒田博樹物語~」の配信を、無料WEBコミックマガジン「ヤングアニマルDensi」にて開始した。同作は、メジャーで活躍していた黒田博樹選手の広島東洋カープ(以下広島カープ)電撃復帰を記念して発行するもの。ヤングアニマルに掲載した2話と描き下ろしの1話の全3話を無料配信する。第1話は、2006年の出来事を基にしたストーリーとなっている。同年にFA権を獲得した黒田選手は、権利を行使して他球団へ移籍する可能性が報じられていた。しかし、同選手は2006年ペナント最終戦に、広島カープファンの思いに心を打たれ、チームへの残留を決意する。第2話は、同選手の「男気」をテーマにしたオリジナルストーリー。同選手が広島カープで投手として活躍する2007年、広島に異動してきたある1人のサラリーマン青年は、仕事がうまくいかず悩んでいた。その折、青年は偶然観戦したカープ戦で、同選手のピッチングを見て勇気をもらい、前向きに自身の人生を歩む決意をする。第3話では、メジャーリーグで79勝という成績をおさめ、20億円以上のオファーを受けたと報じられた同選手が、2015年に広島カープに復帰する「はじまりのストーリー」を描いた。2月16日に行われた復帰記者会見がベースとなっている。(C)2013HAKUSENSHA all rights reserved.
2015年03月13日TOKYO FMは3月14日、21日の2週にわたり、スポーツ×音楽プログラム「TOYOTA Athlete Beat」にて、プロ野球・黒田博樹選手のスペシャルインタビューの模様を放送する。「TOYOTA Athlete Beat」は、注目のアスリートたちの素顔に迫るラジオ番組で、野球をはじめとするスポーツを好む俳優・藤木直人さんと、毎週フットサルをしているというタレントの伊藤友里さんが進行を務める。黒田選手は広島東洋カープ入団後、2007年にFA宣言。翌年メジャーデビューを果たし、ドジャースとヤンキースで活躍した。今シーズンは、20億円とも言われているメジャーからのオファーを振り切って、8年ぶりに古巣に復帰した。番組内では、「この先の野球人生がどうなるか分からないから、最後まで悩んでいた。待ってくれているファンもいる。一方で年齢も考えての決断でした」と復帰について語っている。古巣・広島カープのユニフォームには「この年齢だから、赤のユニフォームは似合わないか……」と照れる場面も。ゲストに迎えた選手が1曲を選ぶ同番組のコーナー「Cheer up songs!」では、お気に入りの曲を紹介。その曲は、昨年たまたま広島にいたときに出向いたコンサートで聴いた曲であったという。当時はアメリカに残るか広島に帰るかで悩んでいた時期であり、その曲の内容が自分自身と重なったとのこと。同プログラムでは、黒田選手のサイン入り広島カープタオルマフラーのプレゼントも予定している。放送時間は10時~10時50分。
2015年03月13日