柔道・男子66kg級の阿部一二三選手。そのカラダの秘密に迫ります。※こちらは2017年10月30日に公開した記事の再配信です。今の自分に必要なのは、柔道で使えるカラダのみ。「世界選手権が終わってからは特に減量もしていないので、今のこのカラダはベストではないですね。正直、自分の中では30点くらい。もっと時間をいただけたら、バキバキに仕上げてきたんですけど…」照れくさそうに語ってくれたのは、柔道男子66kg級の阿部一二三選手。きれいに割れた腹筋、太く逞しい上腕、大きく盛り上がった肩と背中の筋肉は、素人目にはとても“30点”とは思えないほど屈強な様子。「柔道で特に必要になるのは、前腕の筋肉です。もちろん、担ぎ技の時は肩の筋肉が重要ですし、技をかける時もかけられる時も、体幹がしっかりしていないと持ちこたえることができない。そういう部分は、普段の柔道の動きの中でできるだけ意識して鍛えるようにしています」よく見ると、腕の太さには明らかな左右差があり、右腕のほうがひと回り近く太い。釣り手が右腕のため、相手を捉えた時に力が入るからだ。また、右手の指には激しいトレーニングを物語る、痛々しいマメも。「練習後は手の甲が真っ赤になりますね。柔道をやっていれば、誰でもこうなるので、僕は全然嫌じゃないですが。実は右腕も、今はあまりまっすぐ伸ばすことができないんです」阿部選手がもともと柔道家を目指そうと思ったのは、6歳の時にテレビで柔道の試合を見たのがきっかけ。憧れだった世界のトップ選手に自分自身がなった今、見つめるのはもちろん、3年後の東京オリンピック。「リオに行けなかった悔しさをぶつけるのは絶対に東京しかないと思っていて。まずは“世界選手権でチャンピオンになる”という目標がひとつ達成できたので、やっとスタートラインに立てた気がしています」ちなみに、本番までは残り約1000日。その期間は阿部選手にとって長い?それとも…。「そうですね、たぶん短いと思います。高2から今までの月日と同じくらいの時間と考えたら。これからが忙しいと思いますし、1000日で自分がどれだけ成長できるか、やれるだけのことはやっていきたいです」甘いマスクの裏に垣間見えたのは、アスリートならではの真面目さ。では、そんな阿部選手が理想とするのはどんな女性?「やっぱり自分のことを第一に思ってくれる人、ですね。食事から精神面、私生活でも支えてくれるような女性が理想です。特に料理は大事な要素!」あべ・ひふみ1997年8月9 日生まれ、兵庫県出身。日本体育大学に在学中。得意技は背負い投げ、袖釣り込み腰。※『anan』2017年11月1日号より。写真・伊藤彰紀(aosora)インタビュー、文・瀬尾麻美スタイリスト・壽村太一(by anan編集部)※2017年10月30日配信
2021年07月25日現在公開中の『るろうに剣心 最終章 The Beginning』より、メイキング動画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』 Road To Kenshin~スペシャルエディション~が公開となった。人気漫画を原作に、超高速アクションとエモーショナルな人間ドラマが融合した娯楽作『るろうに剣心』シリーズが、映画『るろうに剣心 最終章 The Final / The Beginning』によって10年続いた歴史が幕を閉じる。『るろうに剣心 最終章 The Beginning』はシリーズの完結作であり、剣心と巴、ふたりのドラマが丁寧に描かれているという点でも、大きな注目を集めている。作品を鑑賞したファンからは「あの僅かな日々が剣心にとってどれだけ大切な日々だったかと思うと切ない」、「剣心と巴さんにそれぞれの愛の形と表現があって、切ないけどそこが一番素敵だと思った」など、ラブストーリーに感動する声が数多く見られる。7月6日時点で『The Final』の累計動員数は292万人、興行収入は41億円を突破し、2021年の興行収入1位の実写映画となっている。『The Beginning』の累計動員数は144万人、興行収入は20億円を突破し、遂に2部作合計で観客動員数は435万人を超え、興行収入も61億円を突破した。2012年公開の1作目から現在大ヒット中の『The Final』まで、10年にも及ぶ佐藤健の『るろうに剣心』との歩みを収めたメイキング映像『Road To Kenshin』。シリーズ1作目の撮影初日の様子を収めた“序章”から『The Final』まで、計12本が佐藤健公式You Tubeチャンネルにて配信されており、現在その総再生回数は、脅威の1100万回再生を越えている。今回解禁されたメイキング映像の最終回は、佐藤健が「このエピソードを描かず、人生を終えることはありえない」と語るほど『The Beginning』に思い入れが強く、大切な作品になるという確信を持って撮影に臨んだことが分かる。本作では佐藤がこれまで演じてきた剣心とはまったく異なり、人斬り時代の剣心(緋村抜刀斎時代)が描かれる。緋村抜刀斎はこれまで1作目の2シーン(鳥羽伏見の戦い、清里斬殺)を演じたのみで、まさに佐藤にとって新たな挑戦だった。抜刀斎としてのアクションは、これまでのアクションとは全く異なるため、佐藤は『The Final」の撮影の合間をぬって、『The Beginning』のためにトレーニングを行い、抜刀斎としての感覚を体に刻み込んでいった。そして臨んだ撮影初日、いきなり抜刀斎が敵を殺戮するシーン。人の心を捨てた人斬り抜刀斎としての佐藤のアクションは、これまでのシリーズとはまた違う、異様な狂気を感じる印象的な場面だ。そして続々と他のキャストたちが撮影に参加し、いよいよ『The Beginning』の撮影が本格的にスタートしていく。撮影中には、巴役の有村架純と和む場面も。佐藤がどうしても映画で描きたかったと語るのが、村上虹郎が演じる沖田総司との映画オリジナルの一騎討ちシーン。今回、佐藤はこのシーンを撮影するにあたり、何度も本人同士で村上と事前にアクション練習を積み、しっかりとした準備を行った。この抜刀斎と沖田の一騎打ちは、シリーズの新たな代表的なシーンとなった。そして、挑むクライマックスの撮影は、抜刀斎が視覚と聴覚を失い満身創痍な状態での戦い。どのようにその様子を表現するのか、試行錯誤を繰り返しながらも完成したシーンは、観るものの心を震わせる究極の場面といえるだろう。これまで、シリーズ1作目からずっと剣心の過去を背負って演じてきた佐藤が最も描きたかったと語る『The Beginning』は、最高のスタッフ、最高のキャストたちが想いを込めて完成させた最高傑作。その貴重な舞台裏を収めた本映像を見て、改めて本作を劇場で楽しんでほしい。『るろうに剣心 最終章 The Beginning』公開中
2021年07月09日映画『るろうに剣心最終章 The Final/The Beginning』の公開記念イベント、「『るろうに剣心最終章 The Beginning』 剣心、始まりの地へ~おかえり剣心京都凱旋舞台挨拶~」が7月3日に京都で開催された。舞台上に七夕の短冊が飾られた会場で、上映後に観客からの熱い拍手で迎え入れられ、主演の佐藤健が夏らしく浴衣姿で、またシリーズ全作品で監督を務めた大友啓史が登壇した。まずは剣心の始まりの地である京都での凱旋舞台挨拶ということで、久しぶりに会った京都のファンとライブビューイングでつながっている全国のファンに向け、佐藤が「ずっと全国を回って舞台挨拶をしたいとは思っていたのですが、なかなか叶わずでした。僕たちの第二のふるさとと言っても過言ではないくらいお世話になった場所で、なんとしてでも舞台挨拶をしたいという想いもあったので、本日来ることができてとても幸せに思っています」と、笑顔で挨拶。浴衣についてコメントを求められると、「しっくりきますね。昔は和服を着ると怖気づくような感覚があったのですが、『るろうに剣心』を通じて逆に落ち着く感じがするようになりましたと答えた。監督も「次はこれで撮りたいね」と佐藤の姿を見ながら、「京都は、始まりの地なんですよ。地に足のついた実写作品にすると考えたときに、最初に決断したのが京都で撮影するということでした。僕らの撮影のはじまり、作品のベースのはじまりでもあったので、京都にくることは悲願でした」と語った。本シリーズは、関西エリアでのロケも数多く、シリーズ全5作を通じて、関西では全34か所、半年の撮影が行われた。佐藤は「滋賀県などの撮影のときも、京都を拠点にしていました。パート1の時は家に帰らず京都のホテルにずっと泊まって、そこから色々なところに行き撮影をしていました」とシリーズのハードな撮影を振り返ると、監督も「全国を巡業するサーカス団ですよ」と笑顔で返した。1作目から今作までを振り返りながら佐藤は、「当時は、青木崇高さんや蒼井優さん、香川照之さんと京都の街をぶらついてご飯を食べたりしていましたが、何不自由なかったですね。でも2作目3作目、そして最終章の時はほとんどご飯に行ったりはしていないですね。パート1のとき毎日のように行っていたのかが不思議です」と、シリーズ10年間のエピソードを明かした。さらにこの日は、佐藤の希望で事前にTwitterにてファンからの質問を募集。舞台上で佐藤と監督が様々な質問に答えた。「七夕といえば、健さんにとっての”織姫”はいますか?」という質問に、佐藤は驚きつつも「一年に一度とはないけど、本当は会いたいけどなかなか会えない、たまに会える存在はやっぱり、剣心かな」と、10年間剣心を演じてきた佐藤ならではの回答が飛び出す。また「マイベスト剣心(演技)を選ぶならどのシーンですか?」との質問について佐藤は、『The Beginning』の終盤、「行ってくるよ、巴」と言い残し、ともに暮らした家を去るシーンを挙げた。このシーンには監督も大きく頷く。佐藤は「感情を表して涙を流すなど、いろんな演技プランがある中で、あのシーンは全く気負いがなかったんですよね。今まで演じてきた剣心という役に対するに信頼と自信があったので、絶対に大丈夫だと思っていました。こういう芝居をしたいとう欲のようなものを一切排除できていたのを覚えていて、その時思ったように演じられました」と撮影当時を振り返ると、会場からは大きな拍手が起こった。続いて、檀上の短冊について、この日のためにInstagramで募集したファンからの願いが書かれているとMCから説明があると、その一部の願い事を佐藤と監督がそれぞれ紹介。“内定いただけますように”や“真剣佑の上腕二頭筋になれますように”、“娘の成績があがりますように”、“期末テストがなくなりますように”など、ファンの個人的な願いから、シリーズに対する想いのこもった願いごとも読み上げ、ファンの想いの詰まった短冊に感慨深げだった。最後に監督は、「10年間応援していただきありがとうございます。1作目の当時は震災があったり、今回もいろんなことがあった中で、作品を映画館で上映できることがすごい幸せだってことを感じましたし、皆さんに支持していただいて最後まで作れたということにものすごい幸せを感じております」とコメント。佐藤からは、「本当にあっという間ですね。我々にとって、とても大切な京都に来れたことを非常にうれしく思っております。こういった辛い状況ではありますが、希望を見出して、前向きに、幸せに皆さん過ごしていってほしいなと願っております」と述べ、京都凱旋舞台挨拶は幕を閉じた。また、本イベントの模様はライブビューイングで全国の映画館に生配信された。『るろうに剣心最終章 The Final/The Beginning』公開中
2021年07月05日『るろうに剣心 最終章 The Final』に続いて、シリーズの“はじまり”を描く『るろうに剣心 最終章 The Beginning』の公開がスタートした。本作は幕末を舞台に、“人斬り抜刀斎”と呼ばれ、恐れられた男・緋村剣心(佐藤健)の知られざるドラマを描いているが、大友啓史監督は「剣心の真実はここにある」と語る。のちに新時代を迎えて剣心は“不殺(ころさず)の誓い”を立て戦うことになるが、その根底にある感情や、彼を徹底的に変えてしまった物語についてはこれまで多くは描かれなかった。本シリーズは圧倒的なアクション描写と、次々に敵をなぎ倒す剣心の姿が人気を得てきたが、この映画を観ることで観客は痛快なアクションの裏側にある深い悲しみを知ることになるだろう。これまでのすべての映画『るろうに剣心』シリーズの見え方が変わってしまうかもしれない最終章について、大友監督に話を聞いた。(以下、一部、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』の内容に触れている箇所があります)幕末の時期、新しい時代を迎えるために命がけで戦った者たちがいた。そのひとりが“人斬り抜刀斎”だ。彼は人を斬ることで、誰もが平等で穏やかに暮らせる時代が来ると自分に言い聞かせ、周囲に血の雨を降らせている。そこに結婚を約束した相手を剣心に殺された女性・巴(有村架純)が復讐のために剣心に近づく。しかし、彼女は剣心と行動を共にするうちに彼の内面を知り、心に変化が訪れる。人を斬ることだけを考えて心を閉ざしていた剣心と、復讐だけを心の支えにしていた巴の距離は次第に縮まっていく。剣心と巴のエピソードは先に公開された『The Final』でも触れられているが、大友監督は『The Beginning』について「ストーリーの展開の妙や意外性ではなく、俳優がその役をどう演じたか、剣心と巴の間にどのような感情があったのか、その感情や存在がどのように変化していくのかを味わってもらいたい映画」だと語る。「巴には、幕末という時代の中で翻弄されながら悲劇を背負い、剣心に未来を託す役割をこの映画の中で担ってもらいたいという想いがありました。当時は今よりも女性に自由がなかったわけですし、結婚はお家の事情や身分が大きく影響していたことを考えると、巴は封建時代に生きた不自由な女性の象徴でも解釈できると思います。巴は幼なじみと祝言をあげることを楽しみにしていたと思うんですけど、たぶん、愛という感情を覚える前に結婚することになったと思うんです。そして、その婚姻前夜に彼女は愛するべき人を失い、魂を彷徨させる中で仇的である剣心に出会う。おそらく、その頃の彼女の生きていく支えは、愛すべき人を奪った憎むべき相手にどうやって仇を討つか、つまり憎しみ自体が彼女の生きる力になっていた。“誰かを憎んでいないと気が狂ってしまいそうで”と、彼女は日記にも書いていますね。それがどのようにして愛に転じていくのか? 劇中のセリフにも出てきますけど、まさに"憎しみと愛は表裏一体”なんですね、きっと。あの時代の女性は武家社会の中で様々な感情を押し殺して生きてきた。そして親の決められたレールに乗って結婚するはずだった。しかしレールを失い、そこではじめて巴の自我が憎しみと共に芽生える。つまり本作は、「愛」という、人生において最も大切な感情を見つける機会を失ってしまった巴が、ぼろぼろに傷つきながら愛の本質を発見していく物語でもあると思います」剣心と巴は“同じ孤独”を抱えた者映画の前半は剣心と巴が出会い、宿場で同じ屋根の下で暮らしながら少しずつお互いを認識し、理解していく過程が描かれるが、単に双方が好意を抱くような展開ではなく、自身が背負った使命、倫理観、相手に対する説明のつかない感情の間でふたりが揺れ動く瞬間が描かれる。「巴にとって剣心は“自分の夫を斬った男”ですが、毎晩どこかに出かけて戻ってきては、血で汚れた手を陰鬱な表情で洗い流している。その寂しげな背中を見ているうちに、巴は“本当にこの人は夫を斬った男なのだろうか?”と思ったかもしれない。つまり、自分の夫を奪った人間に対する復讐心と、もしかしたらそうではないかもしれないという思いが巴の中で拮抗し始め、次第に“そうではない”という気持ちが大きくなっていった。でも、自分は仇を討つために剣心に近づいたわけですから、“二夫にまみえず”という当時の倫理観でいうと、当然罪悪感も芽生えはじめる」一方の剣心も、自身の本心を押し殺して新時代のために“人斬り”を引き受けたことと、目の前にいる巴と過ごす時間に感じる安らぎの間で激しく揺れ動く。興味深いのは、映画の前半の剣心と巴は独立したふたりのキャラクターに見える瞬間もあれば、ふたりで“ひとりのキャラクター”に見える瞬間もあることだ。剣心の本心を巴が代弁し、剣心の存在が巴の内面を明らかにする。さらに大友監督は剣心と巴を単なる男女ではなく“どちらも時代の犠牲者”として描いてもいる。「ふたりはある意味で“似た者同士”だと思います。同じ孤独を抱えた者の魂が寄り添うようにして一瞬の時間を共有する。どのようにして孤独を解消していいのかまだわからない若いふたりが共に行き場を失い、孤独な魂をなぐさめあっていくうちに近づき、結ばれていく。しかし、本当の愛が芽生えていく入り口の段階でこの物語は、ふたりの関係は終わってしまうことになります」“剣心の真実はここにある”という映画をつくりたかった主演の佐藤健は、これまでの作品で新時代に自らを適応させようとする剣心を巧みに演じてきた。しかし、本作では巴の感情、周囲の状況を瞬時に受け止め、そこで生まれる感情だけを精緻に表現していく。自ら何かを仕掛けない、しかし、起こった出来事、投げかけられた感情は何も逃さない。その姿勢を大友監督は「それこそが俳優が役と向き合っていることだと思う」と力強く語る。「佐藤健は良い意味で“何もしないこと”を目指していると思うんですね。彼は『龍馬伝』で岡田以蔵を演じて“以蔵が降りてきた”と言っていました。おそらく以蔵という役が憑依していたんだと思います。でも『るろうに剣心』が始まった時には、剣心は“魅せる”キャラクターという意識があった。実在する人物ではないし、彼の好きなキャラクターでもあったから、自分の大好きなヒーローを、ファンである自分に対しても“魅せきる”ことができるのか?という演じ方、つまり観客の目を意識したアプローチだったと思います。でも作品を重ねてきて、今回思ったことは、彼の目指すものはもう“魅せる”ことではなくて、自分の中に剣心が潜んでいて、自分の中の剣心に対して嘘がつけなくなっている。だからサービスするような演技は一切してない。でも、心の小さな変化は確実にあって、演技をして誰かに提示するとかではなくて、本当の意味での“芝居”を目指そうとしている。それはつまり“芝の上に居る“ということであって。余計なことはせず、“本当のことだけを撮ってください”ということだと思います。それは巴と関わるシーンについても逐一感じますね。明治の剣心は、ある意味では“演じて”いて新しい時代に適応しようとしているわけですけど、巴のことになると演じる余裕もない状態になる。そのような時の佐藤健は本当に“何もしない”。でも僕はそれこそが俳優が役と向き合っていることだと思う。俳優の仕事は“他人の人生を生きること”なわけですから、よく考えたらすごく大変なことだと思うんです。でも、カメラが回ってしまえば、どういう芝居をするかは俳優に委ねられる。つまり、俳優のパフォーマンスには、期せずともその俳優の全人格が出てしまうものだと思っています。だから僕は、こういった作品においては俳優に対して手とり足とり演出して指示するのではなく、俳優が自分で動きながら演じる役の人生と向き合う環境をつくることが大切な仕事だと思ってきました。このやり方で俳優と真正面から向き合うことは、僕にとって監督業をしていく上での大きなモチベーションのひとつになっている。だから、佐藤健と10年間、共に仕事をする中で、彼がその境地に達したことは、俳優演出という点では、僕にとってもひとつの大きな成果だと思っています」拒絶、警戒、迷い、苦悩、安らぎ、そして愛と呼べるのかもしれない感情……佐藤健が演じる剣心と、有村架純が演じる巴は様々な想いを投げ合い、時に共鳴するようにして表現していく。しかし、物語の結末に待っているのは、剣心のその後の人生を決定的に変えてしまうほどの“悲しみ”だ。「結果として巴は剣心の中で“永遠性”を帯びた存在になったと思います。どこまでいっても実態がなく、記憶の中にいて手が届かないけれど、いつもそばにいる存在。剣心の中で巴を斬ったときの感触はきっと残り続けているわけで、それはとてつもない悲しみだと思うんです」私たちがこれまでに観てきた剣心は、めっぽう強く、穏やかで、時にコミカルな部分のある人物だった。しかし、その心の奥底には消えない傷がある。想像できないほどの悲しみがある。『The Beginning』を観た観客は、これまでのシリーズ全作の見え方が大きく変わってしまうかもしれない。「剣心は深い傷や情念を背負っていながら、それを心の奥底に沈めて、明治という新しい時代に自分を適応させようと生きてきた。そして僕も、そういった情念描きたいという思いを都度押し殺しながら、現代の観客に向けて『るろうに剣心』シリーズというアクションエンタテインメントをつくってきた想いがありました。でも最後の最後には“剣心の真実はここにある”という映画をつくりたかったんですね。もちろん、残酷さや残虐性をそのまま提示するのではなく、憎しみが愛に転じるように、その残酷さが美しさに転じていくようなものでなければならないとも思っていました。だからこの映画は、観客が剣心の悲しみの深さを思い知る映画だと思っています。でも、その悲しみの深さを知り、その非業の運命を燃やし尽くすかのように、修羅となって人を斬りまくっていた彼の人生の道のりを知ることで、やっと剣心というキャラクターを理解してもらえるのではないかと思っています」『るろうに剣心 最終章 The Final』『るろうに剣心 最終章 The Beginning』公開中(C)和月伸宏/集英社 (C)2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会
2021年06月23日6月5日、6日の全国映画動員ランキングは、シリーズ最終章の後編にあたる『るろうに剣心最終章 The Beginning』が初登場で首位に立った。『…最終章 The Final』』に続き公開された本作は、幕末を舞台に“人斬り抜刀斎”として恐れられている緋村剣心と、彼の人生を大きく変えることになる雪代巴との痛切なドラマが描かれる。シリーズの“序章”ともいうべき内容で、佐藤健が引き続き剣心を、有村架純が巴を演じている。公開7週目の『るろうに剣心最終章 The Final』は2位につけ、公開8週目の『名探偵コナン 緋色の弾丸』は先週4位から3位に順位をあげた。そのほか新作では、浜辺美波が主演を務める、人気シリーズの第2弾『映画 賭ケグルイ絶体絶命ロシアンルーレット』は初登場8位に。人気の同名少女コミックをジャニーズ Jr.で“美 少年”のメンバー・浮所飛貴の主演で実写化した『胸が鳴るのは君のせい』は初登場9位に入った。次週は『「宇宙戦艦ヤマト」という時代西暦2202年の選択』『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』『キャラクター』『漁港の肉子ちゃん』『名も無い日』『Mr.ノーバディ』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『るろうに剣心最終章 The Beginning』2位『るろうに剣心最終章 The Final』3位『名探偵コナン 緋色の弾丸』4位『地獄の花園』5位『美しき誘惑−現代の「画皮」−』6位『いのちの停車場』7位『クルエラ』8位『映画 賭ケグルイ絶体絶命ロシアンルーレット』9位『胸が鳴るのは君のせい』10位『劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 後編 Paladin; Agateram』
2021年06月07日2011年にスタートした映画『るろうに剣心』シリーズがついに『るろうに剣心 最終章 The Final』と『るろうに剣心 最終章 The Beginning』で完結する。本作は明治の日本を舞台に、“不殺(ころさず)の誓い”を立てた緋村剣心の物語を壮大なスケールの物語とアクロバティックなアクションの連続で描いてきたが、全作品を手がけた大友啓史監督はシリーズを通じて本作に登場する者たちが実在し、現実の社会の中で生きている人物として描くことにこだわったという。人気漫画を原作にしながら、映画として圧倒的な評価を集めた本シリーズの根幹にあるものは一体、何なのか? 大友監督に話を聞いた。(以下、一部、『るろうに剣心 最終章 The Final』の内容に触れている箇所があります)和月伸宏の漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』は、アニメーション化され、後に舞台にもなるなど様々な分野で描かれている。幕末に“人斬り抜刀斎”と呼ばれた男・緋村剣心は、新時代・明治の訪れと共に“不殺の誓い”を立て、江戸の街にある神谷道場で暮らしながら、様々な戦いに身を投じる。映画第一作を製作するにあたり、大友監督は漫画に描かれているキャラクターを“現実に存在する人間”として捉えるところから創作を始めたという。「漫画というのはすでに視覚化されたものですからね、まずはそのヴィジュアルの中からどの要素を映画にするのか考え、実写映画にするうえで不可欠な部分を集めていくことから準備を始めました。ひとつの基準は、僕自身が、この作品の登場人物たちが“実在する”と思えること、そして彼ら彼女らに共感できることが、何より大切だと思ったんですね。明治維新後、侍たちは廃刀令で刀を奪われ、マゲを切られ、その職業的な技術は不要となり、生きていく術を失ってしまった。そんな中で、剣の心を失った侍たちは新時代をどうやって生きていこうとしたのか? まずは自分がこれまでに蓄えてきた知識や経験を総動員して、原作になった漫画と現実にあった歴史上の背景や事実とを擦り合わせ、その人物たちの感情のリアリティを追求していったんです。幕末の動乱を乗り越えて訪れた明治時代、剣心にできることは何か? 廃刀令の時代ですから、もう刀は持って歩けない。でも、剣心は、一見真剣にしか見えない逆刃刀を持って白昼堂々と歩いている。今の時代で言えば、モデルガンを持って歩いているようなものでしょうか。幕末、散々人を斬ってきた剣心の思いとしては、侍という身分は廃れたけれど、自分が培ってきた剣技をつかって、この“不殺の誓い”を込めた逆刃刀で自分の目にうつる人々を助けていくことはできるだろうと。そんな剣心の感情は、当時の侍たちの置かれた立場に思いを馳せると、とてもリアリティがあるように思えました。剣心だけではなく、他の人物などに対してもそういう過程を経ることで、漫画の中で描かれていたフィクションが自分の中で立体化し始める。ひとつひとつ自分のフィールドに落とし込んでいくことで、様々な情報を自分なりの解釈で紐解けるようになってくる。巨大な人気コミックですから、そういう作業を手掛かりに、映画をつくる上での自由を少しでも得たいなと思ったんですね」ふたりの壮絶な感情のバトルを描くさらに大友監督は、過去に手がけてきた映画と同様に、すべての登場人物を“社会に生きるもの”として描いた。人間は“キャラクター設定”だけで存在しているわけではない。その時々の社会のルールや状況、倫理観、経済状況に大きく影響を受ける。大友監督はすべての作品で、登場人物と社会の関係をしっかりと描き、その上で社会のルールや倫理から逸脱せざるを得ない状況、意図的に逸脱する場面を描いてきた。「どんな人間も時代と切り結びながら生きているんですよね。剣心はあの時代に『新しい時代のためなら人を斬れます』と答えて人斬りになっていくんですけど、理念で引き受けることと、それを現実で実践していくことの間には大きな差があると思うんです。そこで生まれた矛盾を押し殺していける人間は悪に陥ったり、もしくは平然とした顔で新政府の一員になって出世していくんだろうけど、剣心はそうではなかった」大友監督は「人間を動かしているのは、とてもプライベートな体験や感情」だという。「どの人にとってもプライベートな体験というのは、すべてが望んで引き受けたものではないと思うんです。そう考えると、どんな人間であろうと、いかに腹立たしい相手であろうと、同情の余地や、すべてをその人の責めだと言えない部分がある。どの作品であっても、そんな気持ちをすべての登場人物に感じたいという想いはいつもあります。人間はお金や欲望や悪に取り憑かれて、ギリギリの判断を迫られた時に“生(なま)”の感情や顔が見えてくる。言葉にしてしまうと安っぽくなってしまうんですけど、自分がいつも心を動かされるのは、社会的な動物であるはずの人間が、その社会性を剥がされてしまった瞬間に見せる“生の感情”なのかもしれません」最新作でも大友監督は、これまでのシリーズで得た知見を総動員しつつも、いたずらに規模を拡大するのではなく、シリーズの根幹にある“すべての人物が実在していること”と“人間の生の感情が現れる瞬間”にこだわって、物語を拡大ではなく“深める”かたちで脚本を書いていったという。本作は江戸の町に謎の男・雪代縁が出現するところから物語が始まる。やがて剣心が愛する妻・巴を自らの手で斬った過去が明かされ、縁こそが剣心が殺めた巴の弟であることが判明する。姉を殺され復讐を誓う縁と、愛する女性を斬った罪を背負って生きてきた剣心はついに再会し、刃を交える。「今回の話は、剣心という人間を生み出したのは巴で、剣心と巴の関係性が生み出したモンスターが縁である。そして、その剣心と縁が、長い時間を経て運命の対峙を向かえるという物語なわけですよね。そうなると感情の深さがこれまでの作品とは比較にならないわけです。剣心は自身の手で殺してしまった愛する妻の弟と向き合うことになるわけですから。一方の縁は、愛する姉であり、母親代わりでもあった存在を失ったわけですけど、当時の縁はまだ子供だから、巴が剣心に対して復讐心を抱きながら、それだけではない想い=愛情を抱いてしまったことが明確に理解できない。つまり、物理的に姉を奪われただけではなくて、その心までも奪われたと感じたんだと思うんです。そのふたりが戦うわけですから、対立構造にはなっているんだけど、その関係は敵や味方ではなくて“遺族”に近い。死んでしまった巴の夫と弟なわけですから。巴に対しての異なる思いと共通する思い、その両者を抱えたふたりが剣を交えることで、お互いの感情をを確認していく。深度のある複雑な感情を、激しい戦いを通じて、剣を合わせながら確認していく。こんなに強靭な設定って実はなかなかありませんから、それがクライマックスに用意されている以上、構成はすごくシンプルにしたほうが良いのではないかと思うに至りました。だから複雑なことはやめて、剣心と巴、縁の間にかつて何があったのかを剣心の仲間たちが知り、その過程でお客さんも剣心の過去を知る。その後、表向きはアクションに特化しているように“見せかける”んだけど、観客はきっと、底流にあるふたりの壮絶な感情のバトルも感じてくれるに違いない。そういったプランをベースに、「京都大火編/伝説の最期編」に込めた密度を、一本の映画に注ぎ込もうと思ったわけです」「剣心はいたよ、本当に。実在したよ」大友監督が語る通り、剣心と縁は敵ではない。だからどちらかが相手を斬るだけでは解決しない。ふたりの戦いは相手の感情を知る行為であり、その刃はどちらも深い悲しみに満ちている。観客は驚異的なアクションに目を奪われつつも、そこで描かれる生々しい感情のぶつかり合いに心を奪われるはずだ。「かつて『龍馬伝』をつくりながら、吉田松陰や、高杉晋作、坂本龍馬、岡田以蔵はみんな自分の中で“確かに存在した”と確信する瞬間があったんです。まあ、彼らは実際実在した人物たちですからね。かつて生きていた人たちが残していった“念”があると思いますし、剣心もフィクションなんだけど僕は“剣心の念”も実際にあると真面目に思ってるんですよ。1作目の時に佐藤健と綾野剛が戦うシーンで、剣心が「不殺の誓い、逆刃刀だ」といった瞬間、なぜか涙が出そうになって。周囲にさとられないように苦労したんですけど(笑)、思わず佐藤健のもとに駆け寄っていって『剣心はいたよ、本当に。実在したよ』って言ったら、彼はキョトンとしてましたけど(笑)。その頃からすでに、剣心っていうのは僕の中でリアルに実在した人物だと思っているんです。佐藤健は『1作目のときは人気漫画のキャラクターをいかに演じるかに一生懸命だった。2作目になって剣心が自分の中に少しずつ入ってきている気がした。今回の作品はすでに自分の中に剣心が住んでいて、自分の中にいる剣心を引っ張り出すことで演じていく。剣心は実在します』って言っていて。ぐるりと一周廻って、僕が1作目で感じた感情を、俳優のスタンスから体感したんだなと思って、なんだか感動しましたね。撮影の時って、とりあげているのはフィクションの人物なんだけど、本当に生きているな、実在したんだなと思えることがあって、撮りながら僕はいつも、どこかでそんな瞬間を求めている。そこに僕だけじゃなくて主演俳優もたどり着けた。それはこの映画シリーズの大きな成果だと個人的には思っています。剣心だけじゃなくて、縁も薫も左之助も恵も、弥彦も“本当にいた”んだと思うし、それを俳優の身体を通して観る人に感じてほしいし、僕が現場で感じたことを共有してほしい。人物たちの体験や感情を、観ている人たちもハラハラしながら追体験していく、それこそが娯楽エンターテインメントの、シンプルで正しいかたちだと思うんです」大友監督の考える正統なエンターテインメントは、アクションや爆発を積み重ねることではなく、その奥底にある生々しい感情のダイナミックな揺れ動きを、登場人物と観客が共に体験することにある。どんな鋭い刃よりも観る者の心を深く刺す痛みと悲しみの物語、そしてキャリアを通じて“実在する人間が見せる生々しい感情”にこだわり続けてきた大友監督の信念が本作を、最終章にふさわしいものにしているのではないだろうか。『るろうに剣心 最終章 The Final』公開中『るろうに剣心 最終章 The Beginning』6月4日(日)より公開
2021年05月17日先月からついに公開がスタートした『るろうに剣心 最終章』。この度、現在公開中の『るろうに剣心 最終章 The Final』、6月から公開が始まる『るろうに剣心 最終章 The Beginning』との2部作の副音声上映が決定した。チーム「るろ剣」集結! 究極の裏トークを劇場で本シリーズ史上初となる2部作での副音声上映は、剣心役の佐藤健、監督の大友啓史、そしてアクション監督の谷垣健治と、シリーズを10年間支えてきた3名が参加。5月22日(土)より『The Final』、6月19日(土)より『The Beginning』で実施され、本編に合わせて撮影当時の裏話ほか様々な貴重なエピソードを余すことなく語り尽くす!副音声の収録を終えた佐藤さんは「やはり最後の剣心と縁の戦いは、何回観てもどちらにも感情移入して入り込んでしまうので、心が疲れました(笑)」とまずは率直な感想を述べ、「僕が知らない裏話もお二人がしてくださったのでめちゃくちゃ楽しかったです」とコメント。さらに「剣心は自分の胸の内に想いを秘めているキャラクターなので、自分なりに“この時はこういう想いで演じていた”という気持ちを話したりしたので、楽しんでいただけたらと思います」とアピールした。一方、大友監督は「副音声を聞いて、『るろうに剣心』5作通して散りばめていた様々なことを知り、新たな発見をしてもらいたいです。ぜひこの機会にこの体験自体を楽しんでほしいです」と呼びかけ、谷垣さんも「1回目に見るときはアクションシーンの迫力を堪能していただき、2回目は副音声を聞くことで、アクションをより楽しんでいただける手助けになればと思います」と語っている。なおこの副音声上映は、無料のスマートフォン専用アプリ「HELLO! MOVIE」をダウンロードし、副音声データを事前に入手、本編上映前にアプリを劇場で起動しイヤホンを装着、映画の音声を認識し映像に合わせて音声が再生され、劇場で作品を鑑賞しながら楽しめる仕様となっている。新映像公開! 神木隆之介“宗次郎”現るさらに新たに、神木隆之介が演じる瀬田宗次郎の姿も映し出された映像が到着。片足でリズムを刻むあの独特なステップ“縮地”を見せた後、剣心に斬りかかるシーンが収められている。『るろうに剣心 最終章 The Final』は全国にて公開中、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は6月4日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年05月14日佐藤健と阿部寛が共演した映画『護られなかった者たちへ』が10月1日(金)に公開される。この度、佐藤と阿部のインタビューとメイキング映像を使用した特別映像と場面写真8点が解禁された。本作品は「このミステリーがすごい」の受賞作家である、中山七里の傑作小説を映画化したもの。殺人事件の容疑者として追われる主人公・利根役に佐藤健、彼を追う刑事・笘篠役を阿部寛が演じるほか、清原果耶、倍賞美津子、吉岡秀隆、林遣都ら日本映画界を代表する豪華演技派キャストが集結する。監督は瀬々敬久(『64-ロクヨン-前編 / 後編』)、脚本は林民夫(『永遠の0』)、瀬々敬久と、これ以上ない布陣で贈る第一級のヒューマンミステリーだ。物語は全身を縛られたまま餓死させられるという、異様な手口の連続殺人事件の発生から始まる。捜査線上に浮かび上がったのは、過去に起こした事件で服役し、出所したばかりの利根(佐藤)という男。刑事の笘篠(阿部)は利根を追い詰めるが、決定的な証拠がつかめないまま第3の事件が起きようとしていた。なぜ、被害者はこのような無残な殺され方をしたのか?利根の過去に何があったのか?さまざまな想いが交錯する中、事件の裏に隠された切なくも衝撃の真実が明らかになっていく。公開されたインタビューにおいて、利根役を演じた感想を問われた佐藤は「何度かテイクを重ねさせてもらったので、本番が始まったらゼロに戻して、その時感じたままやりました」と常に新鮮な気持ちで撮影に臨んだことを明かしている。また瀬々敬久監督の演出について阿部は、人間の複雑な心理を表現することに関して「そういう所を繊細に撮ってくださると思ったので、瀬々監督を信じてやっていました」と、監督への厚い信頼を語った。さらに、特別映像の冒頭にも使用されている佐藤が泥水に押しつけられ「ふざけんな!」と叫ぶ迫力シーンのメイキングの他、撮影の合間に監督と話し合う阿部の姿、そして清原や倍賞などふたりを取り巻く登場人物の表情も垣間見える映像も。そして佐藤の「人と人との繋がりとか、絆だとか、愛だとかが観ている方に伝わってくれたら嬉しい」と本作を観てくれる方々へ向けての熱いメッセージで締め括られる。同時に公開された場面写真は、いずれも登場人物がそれぞれの想いを抱えた表情から、ミステリーの先にある人間ドラマを予感させる。『護られなかった者たちへ』10月1日(金)公開
2021年05月04日映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』が、2021年6月4日(金)に公開される。『るろうに剣心 最終章 The Final』に続く、二部構成となる。“これで終わる。ここから始まる”人気コミック「るろうに剣心−明治剣客浪漫譚-」を原作に、大友啓史監督が映画作品へと昇華させた『るろうに剣心』シリーズが、約10年の月日を経て遂にグランドフィナーレへ。前作に続き、約5年ぶりの公開となる<最終章>は、明治/幕末という異なる時代を背景に、物語の核心へと迫る『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』の二部作の構成となる。シリーズ最恐の敵・縁との因縁の対決を描いた『The Final』に続く『The Beginning』の舞台は、時空を超えて、明治から動乱の幕末へ。かつて“人斬り抜刀斎”と恐れられた剣心の過去と、剣心の最愛の女性・巴との出会い、そして十字傷に秘められた真実が、今明らかになる。剣心の<不殺の誓い>の理由とは?動乱の幕末。緋村剣心は、倒幕派・長州藩のリーダー桂小五郎のもと暗殺者として暗躍し、血も涙もない最強の人斬り・緋村抜刀斎と恐れられていた。ある日、剣心は、人斬りの現場を目撃されたことから、のちの妻となる巴を側に置くことに。穏やかな生活の中で、いつしか巴は唯一剣心が心を許せる存在になっていくのだが、ある“事件”をきっかけに自らの手で斬殺しまう…。一体なぜ剣心は最愛の人を殺めなければならなかったのか?そしてなぜ<人斬り・緋村抜刀斎>は人斬りをやめ、逆刃刀を手にしたのか?これまで明かされることのなかった剣心の<不殺の誓い>の理由が、遂に明らかに—。登場人物緋村剣心(佐藤健)またの名を“人斬り抜刀斎”。これまでのシリーズの“流浪人”である剣心の優しいイメージを根底から覆す、血も涙もない冷酷な剣客。この時代は、斬れない逆刃刀ではなく 真剣 ”を手にしている。頬の傷は、まだ“一本”のみ。雪代巴(有村架純)ある夜、るろうに剣心に助けられるが、人斬りの現場を見てしまう。口封じのため側に置かれることに。幕府の追手から逃れるため巴とともに農村へと身を隠す。剣心は巴の影響で、人斬りの正義に迷い、幸せを見出していく。その素性は謎に包まれているが、剣心にとって唯一心を許せる最愛の女性、最愛の妻であり、その手で斬殺されてしまう人物。演じる有村架純は、“るろ剣”シリーズに初参加し、「最終章 The Beginning」では新ヒロインを演じる。桂小五郎(高橋一生)長州藩志士であり、“人斬り抜刀斎”が誕生するきっかけとなる人物。剣心は桂小五郎のもとで暗殺者として暗躍する。斎藤一(江口洋介)幕府側の浪士隊・新選組の三番隊組長。沖田総司(村上虹郎)新選組一番隊組長。剣心と対峙する相手。高杉晋作( 安藤政信)桂と同じく長州藩の志士。動乱の幕末に命を懸けて戦う。辰巳(北村一輝)剣心に大きな影響を残す幕府直属の隠密組織「闇乃武(やみのぶ)」のリーダー。剣心の過去と現在に大きな影響を残す。大友啓史監督&佐藤健コメントなお作品に関して、大友監督は下記のようにコメント。「十字傷の謎、それに触れずして絶対にシリーズは終われない。シリーズ開始当初から、我々の意識の先には常にこの作品がありました。来るべき新時代を肩に背負い、孤独に囚われ、返り血を浴びながら、生涯ただ一度の恋に生命を煌めかせた、ある人斬りの「運命」をめぐる物語。それは僕にとって、「龍馬伝」の岡田以蔵に始まる佐藤健との十年に及び旅のまさに終着点であり、総決算に他なりません。人斬り抜刀斎そのものと化した佐藤健は、蒼白く燃える魂を心の奥底に秘め、巴との邂逅と不殺の誓いに至るプロセスを、美しく、ストイックに演じ切りました。その一瞬一瞬を噛み締め、愛おしみながら、僕たちは彼の姿を瞼に焼き付け続けました。いよいよシリーズ最後の作品、そして我々の集大成をお披露目する時です。「おろ?」っとおどける剣心とは別人格の、京都の夜を震え上がらせた人斬り抜刀斎の全貌が明らかになります。積み重ねてきた十年に渡る私たちの時間の結晶と、剣心と巴との生命の燃焼の物語『The Beginning』を、ぜひ劇場でご覧いただき、楽しんでいただければと思います。」また主演・佐藤健は、「完成した映画を見ましたが、僕が思い描いたものを遥かに超えたクオリティで大友監督が映画として完成させてくれました。嬉しいですし、悔いはありません。僕自身絶対に演じたいエピソードでしたので、早く皆様に届けたいです。ぜひ、『The Final』と合わせてご覧頂けると嬉しいです。」と、映画完結を迎える喜びの声を寄せている。主題歌はONE OK ROCKが担当主題歌は引き続きONE OK ROCKが担当。ボーカルのTakaは『るろうに剣心最終章 The Beginning』について「僕は圧倒的に『The Beginning』が一番好きです。この大好きな映画に自分たちが作った曲のタイトルを入れていただけたということにも、監督の愛をすごく感じました。」とコメントした。作品情報『るろうに剣心 最終章 The Beginning』公開日:2021年6月4日(金)原作:和月伸宏「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」監督・脚本:大友啓史音楽:佐藤直紀主題歌: ONE OK ROCK出演:佐藤健、有村架純、高橋一生、村上虹郎、安藤政信、北村一輝、江口洋介配給:ワーナー・ブラザース映画
2021年04月23日2作連続で公開される佐藤健主演映画『るろうに剣心 最終章』に、高橋一生、村上虹郎、安藤政信という、最終章に相応しいさらに豪華キャストが出演していることが明らかになった。本作“最終章”は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに、縁との究極のクライマックスが描かれる『The Final』と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、<十字傷の謎>に迫る『The Beginning』と2部作が描かれる。そんな中で、このほど出演が明らかになった3人は、『The Beginning』において動乱の幕末に命を懸けて戦っていた、剣心と関わり合う重要な人物たちを演じる。『億男』で佐藤さんとの共演も記憶に新しい高橋さんが演じるのは、“人斬り抜刀斎”が誕生するきっかけとなる長州藩志士の桂小五郎。安藤さんが演じるのが、桂と同じ長州藩志士の高杉晋作だ。今回合わせて到着した2人のビジュアルは、桂と高杉によって剣心が見い出される、まさに剣心の運命が大きく変わる場面となっている。高橋さんは「また大友組の中でお芝居ができることに、ありたがみと面白みを感じていました。桂を演じるうえで、剣心の心の動きを観察するよう心がけていましたが、佐藤さんは、常に“剣心”としてそこにいらっしゃるので、安心してお芝居ができました」と撮影をふり返り、安藤さんも「大友監督には、個性的で勢いのあるエネルギッシュなイメージを持っていました。そんな方と一度sessionしてみたかったので、オファーがきて素直に嬉しかったです」と撮影に参加した感想を語っている。一方、大友啓史監督は「幕末という刹那の時代は、殺気を帯びた艶っぽさが似合う時代。一生君は、それ以外ないという唯一無二の表現をしっかり探り当ててくれる。しかもその深度が半端ない。彼が演じる桂の一つ一つの立ち居振る舞いからは、剣心に対する細やかな思いが感じられ、と同時に間違いなく作品の強いアクセントになると思いました」と高橋さんについてコメント。安藤さんについても「一瞬にして人の心を虜にする唯一無二、独特のカリスマ性は、安藤政信ならではと痛感しましたね。奇兵隊のエキストラたちが、その姿を前に一気に高揚し、魅力に取り込まれていく。高杉が持つ豪胆さと繊細さ、一括りにはできないその存在感を、十二分に体現してくれたと思います」と評した。そして、若くして天才剣士と称えられるほどの武闘派である新選組一番隊組長、沖田総司を村上さんが演じる。また、沖田が剣心を鋭い眼光で睨みつけながら剣を交わす、緊迫感伝わる場面のビジュアルも到着。村上さんは「オリジナリティーを大事にするよう意識しつつ、とにかくアクションは頑張りました」と話し、「今回の『剣心』は今までと違って『人斬り抜刀斎』なので、剣心としてまとう空気や、健くんが目の中に宿して見つめるものが違い、印象的でした」と佐藤さんとの共演についても語っている。また「山椒は小粒でもピリリと辛い、虹郎くんの鋭いイメージと沖田のイメージが自然と重なりました」と大友監督。「剣心との夢の対決を含め、この魅惑的な人物を独特のムードをまとい、見事に演じてくれたと思います」と自信を見せている。『るろうに剣心 最終章 The Final』は4月23日(金)より全国にて公開。『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は6月4日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開©和月伸宏/集英社 ©2020「るろうに剣心」最終章 製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開©和月伸宏/集英社 ©2020映画「るろうに剣心最終章 The Final/The Beginning」製作委員会
2021年03月02日阿部真央が、人気バラード曲「いつの日も」のピアノ弾き語り一発撮りのミュージックビデオをYouTube公式チャンネルで公開した。「いつの日も」は、阿部の楽曲の中でも特に寒い季節に心に染み入る曲。ギター弾き語りのイメージが強い彼女だが、公開された映像は、初めてピアノ弾き語りで感情豊かに歌い上げる姿が新鮮な印象を残すものとなっている。また、ミュージックビデオ公開と同時に、映像収録時に一発録りした音源も、「いつの日も ~MY INNER CHILD Ver.~」として各音楽配信サイトで配信スタート。12月9日には、事前告知を一切せずに「ロマンスの神様」のカバーを配信リリースし話題となった阿部だが、新たに冬に聴きたい名曲「いつの日も」のセルフカバーを今回も突然公開したことになる。◆リリース情報2020年12月23日(水)配信スタート「いつの日も ~MY INNER CHILD Ver.~」
2020年12月23日2020年10月8日に俳優の阿部サダヲさんが新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)に感染したことが、所属する事務所を通して報告されました。弊社所属の阿部サダヲは、PCR検査の結果、10月7日夜に陽性との報告を受け、新型コロナウイルスへの感染が確認されました。現在、症状は出ておりません。今後は保健所、医療機関の指示に従い、適切に対処して参ります。関係者の皆様、ファンの皆様には、多大なるご心配とご迷惑をおかけしまして、誠に申し訳ございません。心よりお詫び申し上げます。弊社におきましては、今後も引き続き新型コロナウイルス感染防止対策の徹底に努めてまいります。大人計画 OFFICIAL WEBSITEーより引用阿部さんが出演予定の、シアターコクーン公演『フリムンシスターズ』の稽古は同月8日より中止となるとのこと。また、同月23日放送開始のドラマ『恋する母たち』(TBS系)の出演も控え、今後の体調が心配されます。ネット上では、阿部さんを心配する声があがっています。・阿部さん、どうかお大事に…。・公演も控えていて、本人も悔しいでしょうね。どうか1日も早い回復を祈っています!・今はゆっくり休んで、元気な姿を待っています。芸能界でも、連日のように多くのコロナウイルス感染者が明らかになっています。自分自身だけではなく周囲の人にも感染させないため、改めてマスクの着用、咳エチケットや手洗いなどを心がけるようにしましょう。阿部さんの1日でも早い回復を、多くの人が祈っています。[文・構成/grape編集部]
2020年10月08日阿部寛(56)が9月28日、竹内結子さん(享年40)への追悼コメントを発表した。各メディアによると阿部は「信じられません」といい、「常に明るい笑顔で輪を大切にする彼女の姿を何度も見てきました」「ご冥福をお祈りいたします」とつづったという。03年4月期のドラマ「笑顔の法則」で初共演となった2人。以降、08年2月の映画「チーム・バチスタの栄光」や09年3月の「ジェネラル・ルージュの凱旋」、14年10月の「ふしぎな岬の物語」といった作品で共演を重ねてきた。「阿部さんは撮影現場で、竹内さんの存在に助けられることもあったといいます。特に『チーム・バチスタの栄光』で監督の指示に悩んでいたとき、竹内さんも同様に苦悩。そんな姿が同志のようで嬉しかったそうです。また2人は、現場以外でも息ぴったり。冗談を言い合うなど、取材時も和気あいあいとしていました」(映画関係者)また、竹内さんも阿部のことを慕っていた。「撮影中にどんな演技をしても阿部さんは臨機応変に対応してくれるため、竹内さんは安心していました。彼女によると、阿部さんは役柄によって撮影時以外でも雰囲気が変わるそうです。映画『ふしぎな岬の物語』では『子供の頃から可愛がってくれているお兄さんのようだった』といい、自然と話す機会が増えていったそうです」(前出・映画関係者)何度もタッグを組んできた阿部と竹内さん。その思い出は、永遠に輝き続けることだろう――。
2020年09月30日アイドルグループの『関ジャニ∞』が、ジャニーズ事務所のYouTubeチャンネルで歌唱動画を公開。社会貢献・支援活動を行う『Johnny’s Smile Up ! Project』の一環として、多くの人を歌で励ましました。その中で、メンバーの安田章大さんは自身が2017年2月に患った、脳腫瘍の1つである『髄膜腫(ずいまくしゅ)』の後遺症について明かし、日々の葛藤を明かしました。安田章大「全然強くなれない自分がいる」動画では、メンバー5人でスポーツ番組『熱闘甲子園』(テレビ朝日系)の2014年のテーマソングとなった『オモイダマ』を熱唱。歌唱前に、安田さんはこのようにコメントを残しました。関ジャニ∞のファンのみなさんが僕に教えてくれた言葉なんですけど、弱っている時は強がらなくていいよって、しんどい時はしんどくていいよって教えてくれたんです。だから今はみなさんもしんどい時はしんどいでいいと思います。だってしんどいですもんね。まあそれはちゃんとつらいはつらいで受け止めて、つらいをしっかり感じたのちにまた新しく明るい未来に向かって一歩、半歩でもいいですからゆっくり歩んでもらえたらなと思います。Johnny’s officialーより引用また、メンバーから歌唱動画の前後に、1人でメッセージを発信する機会を貰ったという安田さん。歌唱後には、頭の手術跡を見せながら病気の後遺症について明かしました。今もその後遺症が正直残っているんですよね。日々葛藤しています。全然強くなれない自分がいるし、けど仕方がないことなんでね。このメガネもそうで、この色付きのメガネをつけないとステージとかテレビには、日常生活も無理なんで。けど、それでも芸能界に身を置こうと思えたのは、やっぱりすごく大切な仲間と、大切なスタッフさんとか、大切な応援してくださってるファンのみなさんとかもういっぱいです。いろんな人たちが支えてくれているからです。だから覚悟を持って今、僕は皆さんの目の前に立っています。こうやって関ジャニ∞から生きる力を受け取ってもらいたいなと思って届けています。Johnny’s officialーより引用テレビ番組に出演する際や、コンサートでも色付きのメガネが手放せず、日常生活もままならないと吐露した安田さん。それでも、さまざまな人の支えがあって、活動を続けられているといいます。最後は前向きなメッセージで動画を締めくくりました。関ジャニ∞もみんなで必死に闘っています。みなさんもなんとかしんどい思いをしていると思いますが、生き抜いて未来を勝ち取ってやりませんか。一緒にこの先も旅をしませんか。頑張りましょう。頑張るというか楽しんでいきましょう、笑っていきましょう。小さな幸せを見つけて歩みましょう。Johnny’s officialーより引用動画には、同じく病気で闘っている人からもコメントが寄せられていました。・長年病気と闘っています。「生き抜いて未来を勝ち取ってやりませんか」という言葉にとても励まされました。・しんどい時は、しんどいでいいのかと気付かされました。ありがとうございます。・医療従事者です。毎日つらいですが、『オモイダマ』で元気付けられました。・私も髄膜腫の後遺症に葛藤しています。病気を受け入れられない時もあるけど、安田君に生きる力をもらいました。安田さんの言葉に、病気と闘っている人だけでなく多くの人が励まし、勇気づけられたようです。[文・構成/grape編集部]
2020年05月26日俳優・阿部寛(55)の主演ドラマ「ドラゴン桜2」がTBS系で今夏より放送されると3月10日に発表された。前作同様、主人公・桜木建二を演じる阿部。主演作の続編が続くのには理由があるようだ。各メディアによると「ドラゴン桜2」の舞台は前作の10年後。阿部は「この15年で受験生や学校を取り巻く環境は大きく変わりました。当時の常識が、今は通用しません」とし、「そんな現代においても、バカとブスほど東大に行け!と、ひとつもぶれることなく生徒を指導する桜木の姿を信じています」「ぜひご期待ください」と呼びかけているという。05年7月から放映された前作は長谷川京子(41)や山下智久(34)、長澤まさみ(32)に小池徹平(34)、そして新垣結衣(31)といった豪華キャストが勢ぞろいだった。さらに最高視聴率は20.3%を記録!そのためTwitterでは「ドラゴン桜2」に期待の声が上がっている。《めっちゃ懐かしい!ちょうど学生時代で今思うと出演者も豪華だったなー!》《阿部さんって、真面目な役も変わった役も見てておもしろい!》《当時と随分変わった今、どんな作品になるのか楽しみです》主演ドラマの続編が続く阿部。昨年10月期には、ドラマ「結婚できない男」の第2シーズンとなる「まだ結婚できない男」が放映されたことも記憶に新しい。「『ドラゴン桜』と『結婚できない男』はドラマが豊作だった頃の作品で、その中でも大きな評判を呼んだものです。特に『ドラゴン桜』には名だたるスターたちが大集結。そのため続編のキャストにも俄然注目が集まります。また阿部さんはもともとダンディな見た目と、幅広い演技力がウリ。それは15年経っても変わらずで、続編特有のブランクを感じさせません。ドラマ界が苦境に立たされる中、ヒット作が豊富な阿部さんはテレビ局にとって頼みの綱です」(ドラマ制作関係者)「ドラゴン桜2」は再び旋風を巻き起こすだろうか?
2020年03月11日るろうに剣心シリーズ最終章2部作『るろうに剣心 最終章 The Final』『るろうに剣心 最終章 The Beginning』が2021年に連続公開。それぞれ2021年4月23日(金)、6月4日(金)より公開される。人気シリーズ『るろうに剣心』原作は、「週刊少年ジャンプ」に連載された和月伸宏作の人気コミック「るろうに剣心−明治剣客浪漫譚-」。幕末から明治にかけての激動の時代を舞台に、かつては“人斬り抜刀斎”として恐れられた主人公・緋村剣心の活躍を描いたアクション時代劇コミックだ。これまで実写化された『るろうに剣心』『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』の3作品は、シリーズ累計興行収入125億円以上を突破。度肝を抜くような超高速アクション、そしてエモーショナルに描かれる人間ドラマは、大きな反響を呼び、世界各国でも数々の賞を獲得した。遂に完結へ!そんな人気映画が、2020年夏に遂に完結を迎える。前作から5年ぶりとなる最新作は、全2部作で構成。原作の最終章にあたる<人誅編>をベースに、これまで語られることのなかった剣心の過去が明かされる。るろうに剣心 最終章 The Final『るろうに剣心 最終章 The Final』では中国大陸の裏社会を支配する謎の武器商人で、武器や軍艦を送り込み志々雄真実を操っていたシリーズ最恐の敵・縁(えにし)との戦いを描く。大胆なアクションシーンに注目だ。あらすじ『るろうに剣心 最終章 The Final』かつては“人斬り抜刀斎"として恐れられた緋村剣心だが、新時代の幕開けとともに、斬れない刀=逆刃刀”さかばとう”を持ち穏やかな生活を送っていた。最狂の敵・志々雄真実が企てた日本転覆の計画を阻止するため、かつてない死闘を繰り広げた剣心達は、<神谷道場>で平和に暮らしていた。しかし、突然何者かによって東京中心部が攻撃される。剣心とその仲間に危険が及んでくる。それはいったい誰の仕業なのか?何のために攻撃してくるのか?剣心は仲間とともに新時代への一歩を踏み出すことができるのか?今まで明かされたことの無い剣心の過去に大きく関係し、決して消えることのない十字傷の謎へとつながっていく。るろうに剣心 最終章 The Beginningこれまで語られることのなかった<十字傷>の謎に迫る『るろうに剣心 最終章 The Beginning』。動乱の幕末期と明治維新後の新時代の2つの時代の物語を通して明かされる、「るろうに剣心」の原点と究極のクライマックスに是非注目してほしい。キャスト主演に佐藤健主人公・緋村剣心は、『8年越しの花嫁』『サムライマラソン』の佐藤健が続役。「毎回どの作品も全力で演じていますが、『るろうに剣心』に関しては、やはり特別な思いがあります。また、この二部作は、剣心の十字傷の秘密(剣心の過去)を描いていることもあり、剣心にとって間違いなく一番重要なエピソードです」とコメントを寄せている。武井咲や蒼井優らが続役また剣心を支えてきた<神谷道場>に集う仲間たちのキャストは、シリーズお馴染みの顔ぶれが揃う。神谷薫役に武井咲、喧嘩屋の相楽左之助役に青木崇高、女医の高荷恵役に蒼井優が続投。さらに、明神弥彦役には、「キングダム」信の子供時代を演じ注目を集めた、大西利空が新たな仲間として加わることとなった。ビジュアルには、平和の象徴である<神谷道場>に集うキャラクターたちの姿も映し出されている。縁(えにし)役 - 新田真剣佑シリーズ史上最恐の敵である雪代縁(ゆきしろえにし)を演じるのは新田真剣佑。縁は、剣心の十字傷の謎を知る男。中国大陸の裏社会を牛耳る謎の武器商人で、武器や軍艦を送り込み志々雄真実(ししお まこと)を操っている。剣心はもちろん、関わるもの全て、また、剣心が作り上げた新時代をも破壊するために、<人誅>を仕掛けてくる。斎藤一役 - 江口洋介元新選組三番隊組長として最大の宿敵である剣心と共に、幕末の動乱を生き抜いてきた斎藤一。時には剣心のライバル、時には剣心の頼もしい仲間として刀を振るってきた『るろうに剣心』シリーズに欠かせないその役には、江口洋介が引き続き出演。剣心との因縁が残るまま、新たな時代で別々の道を歩み始めるが、新たな脅威を前に再び剣心と共に戦いに身を投じていく。雪代巴役 - 有村架純幕末、人斬り抜刀斎時代、剣心は結婚していた。血も涙もない剣心が、唯一心を許したにもかかわらず、その手で斬殺してしまう妻。巴は剣心の頬の十字傷に深く関わるとともに、彼女の存在は剣心が人斬りをやめ、「不殺の誓い」を立てる理由にもなる。四乃森蒼紫役 -伊勢谷友介京都隠密御庭番衆の御頭。伊勢谷は、『京都大火編 / 伝説の最期編』からの続投。巻町操役 - 土屋太鳳京都隠密御庭番衆。蒼紫と共に生きる。沢下条張役 - 三浦涼介強の敵・志々雄真実の配下である十本刀の一人。また剣心の前に立ちはだかるのか?呉黒星役 - 音尾琢真呉黒星(ウーヘイシン)は、“縁”が率いる上海マフィアの副官。辰巳役 - 北村一輝剣心の過去に大きな影響を残す旧幕府直属の隠密組織「闇乃武(やみのぶ)」のリーダー。主題歌アーティストはONE OK ROCKが続投過去の作品で楽曲を提供し、『るろうに剣心』を最大限に盛り上げてきたONE OK ROCK。終章の2作でも引き続き書き下ろしの主題歌を担当する。監督に大友啓史監督は、引き続き大友啓史が担当。本作について、「今回描く物語は、ファンの方が一番大事にしているエピソードだと思いますし、初めて『るろうに剣心』を観る方にも届くような深い物語でもありますので、最終章は気合をいれ直し、いま全身全霊で挑んでいます」と、作品制作に対する意気込みを語る。かつて大河ドラマ『龍馬伝』を手掛けた大友が、新時代のアクション時代劇のクライマックスをどのように描くのか。7か月以上の撮影を経てクランクアップ2018年11月4日(日)にクランクインした『るろうに剣心』最終章は、京都・奈良・滋賀・三重・兵庫・熊本・広島・栃木・埼玉・静岡・大阪・長野など全国43カ所で大規模な撮影を7カ月以上に渡って行い、2019年6月7日(金)に遂にクランクアップを迎えた。参加したエキストラは延べ6,000人。長きにわたる撮影は時に困難を極め、極寒の中での深夜撮影や、朝まで及ぶ撮影、悪天候によるスケジュール変更なども余儀なく実施されたこともあったという。佐藤健&大友監督のコメント約8年間を通して本シリーズの主演を務めてきた佐藤健は、「この作品は、言うまでもなく僕の誇りで、これまでもこれからも『るろうに剣心』を背負っていきます。特に今回のエピソードはこのシリー ズを語る上で避けることはできないですし、絶対演じたいと思っていました。そして、ただ描くだけじゃなく、圧倒的なクオリティをもって映画史に名を残す、という使命にも似たような気持ちもありました。」とコメント。これから1年を費やし映画の編集作業を進めていくという大友監督は、「東京オリンピックに負けない“るろうに旋風”を、再び世界中にまき起こせるような、すべての人が楽しめる、刺激的で圧倒的パワーを持ったエンターテイメント作品に仕上げたい。」と意気込みを語っている。シリーズ初と、緋村剣心フィギュア登場なお映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』の公開を記念して、主人公「緋村剣心」の1/6 スケールのフィギュア化が実現。飛天御剣流 抜刀術を繰り出す際の姿を、11カ月の制作期間を経て忠実に立体化した、緊迫感溢れる佇まいに仕上げている。先行予約は、12月4日(金)よりセブンショッピングにて受付を行う。【詳細】映画『るろうに剣心』最終章公開時期:『るろうに剣心 最終章 The Final』2021年4月23日(金)、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』6月4日(金)※購入した前売り券(ムビチケカード)は延期後の上映時に利用可能。配給:ワーナー・ブラザース映画監督:大友啓史音楽:佐藤直紀主題歌:ONE OK ROCK主演:佐藤健、武井咲、新田真剣佑、青木崇高、蒼井優、伊勢谷友介、土屋太鳳、三浦涼介、音尾琢真、鶴見辰吾、中原丈雄、北村一輝、有村架純、江口洋介
2019年12月23日「PRINCE OF LEGEND」の新章、ドラマ「貴族誕生 -PRINCE OF LEGEND-」と映画『貴族降臨 -PRINCE OF LEGEND-』の主題歌を、「GENERATIONS from EXILE TRIBE」片寄涼太が担当することが決定した。白濱亜嵐主演で先日スタートしたばかりのドラマは、ホストが支配する街・ナイトリングを舞台に、白濱さん演じるシンタロウがホストと戦い、成り上がるまでの物語が描かれる。そして映画は、ドラマの出演キャストに加え、前作を彩った個性豊かな王子たちも再集結し、「貴族」と「王子」がNo.1の座をかけて一大バトルを繰り広げる。そんな2作の主題歌は、本作のための書き下ろされた楽曲「Possible」。日本を代表するプロデューサー/DJの「m-flo」の☆Taku Takahashiが、芸術的な音楽性で目覚ましい躍進を遂げている気鋭のシンガーソングライター・向井太一と共作し書き下ろした楽曲で、アーバンな雰囲気を纏ったトラックに乗せ、片寄さんの甘く柔らかい歌声が響く。前作「PRINCE OF LEGEND」シリーズより、総資産数兆円といわれている朱雀グループの御曹司“セレブ王子”朱雀奏を演じている片寄さん。今回の映画では、“伝説の王子”として「貴族」と対峙する重要な役どころで登場。「前回のシリーズではメインのキャラクターとなる朱雀奏を演じさせて頂きましたが、今回は歌での存在感を感じて頂けたら」と語る片寄さんは、「Possible」について「いま流行りのシティポップの要素が盛り込まれたとてもお洒落な一曲になっています。歌詞とトップラインは☆Takuさんが声をかけて下さったシンガーソングライターの向井太一さんに制作して頂きました。自分も向井さんの楽曲やアルバムを趣味的にとても自然に聴かせて頂いていたので、このようなカタチでご一緒させて頂ける事に驚くと同時に、とても嬉しかったです。作品に少しでも華を添えられる楽曲になっていたらなと思います。作品と合わせて楽曲も是非気に入ってやってください」とコメントしている。ドラマ「貴族誕生 -PRINCE OF LEGEND-」は毎週水曜日深夜24時59分~日本テレビにて放送、11月28日(木)よりHulu&dTVほかにて配信開始。映画『貴族降臨 -PRINCE OF LEGEND-』は2020年3月13日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2019年11月28日『グランド・フィナーレ』で芥川賞受賞した阿部和重さんに、三部作最終巻『オーガ(ニ)ズム』のお話を聞きました。父と子とCIAエージェントのミッション・インポッシブル。『シンセミア』を書いていた20年前から、三部作全体の構造は概ねできていたと語る阿部和重さん。「ただ、三部作が持つ既存のイメージ、つまり時系列に沿った大河小説というものは更新したかったんですよね。むしろ僕の出身地でもある山形県東根市神町を舞台にした“神町トリロジー”の3作それぞれがまったく違う作品のように見せたかった。『シンセミア』は、方言もバンバン出てくる犯罪まみれのノワール群像劇です。『ピストルズ』は、フェミニンな表現やファンタジーの世界観に徹しました。最終巻となる『オーガ(ニ)ズム』は、ストーリー的には政治や国際情勢を背景にしたスパイドラマです。エンタメ色を打ち出したバディものを意識しました」オバマ大統領来日が近づいていたある晩、作家の阿部和重の家にアメリカ人編集者として彼に取材を申し込んでいたラリー・タイテルバウムが血まみれでやってくる。もうすぐ3歳になるひとり息子・映記と長期の留守番を任されているというのに、阿部和重はどんどん抜き差しならない状況に……。果たして、作家の故郷であり、日本の新首都となった神町で何が起きようとしているのか。「子どもがいなければ阿部和重とラリーももっと自由が利き、うまくやれたはず(笑)。3歳児の世話や保護、社会や国家の安寧など、枷をはめられながらも困難を解決しようとする懸命さや滑稽さを楽しんでほしい」しかも物語は<阿部和重>の視点で進んでいくのがキモ。彼らが置かれた状況やラリーの本当の目的などは杳として知れず、反対に<阿部和重>の心中に広がる不安や愚痴はダダ漏れで、次々と飛び出してくるカルチャー造詣はハイレベル。そのドタバタ感が面白いのなんの。「本人のあずかり知らぬところで書かれたウィキペディアの阿部和重解説を、作中で<阿部和重>が繰り返しつぶやくというのもあります。そこでどんどん生まれてくるズレがまた何かを生むのではないかと」本作はもとより、これまでも現実の出来事や文献を積極的に取り込み、作品を組み立ててきた阿部ワールド。「想像の世界を現実とひも付けることで、リアリティや世界観の奥行きを出す。そういうやり方で書き続けてきた結果、それが自分の作風になってきました。今後も変わらず追求していくのが僕という作家の課題だろうと思います」2019年下半期のNo.1注目作だ。阿部和重『オーガ(ニ)ズム』三部作それぞれの標題はみな植物にまつわる言葉。『シンセミア』には種なし、『ピストルズ』にはめしべ、本作には生殖の意味を重ねた。文藝春秋2400円あべ・かずしげ1968年、山形県生まれ。作家。1994年、「アメリカの夜」で群像新人文学賞を受賞しデビュー。2005年、『グランド・フィナーレ』で芥川賞受賞。『シンセミア』『ピストルズ』ほか著書多数。※『anan』2019年10月23日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)池田エライザさんのヘルシービューティのヒミツ
2019年10月18日先日行われた第71回エミー賞でドラマシリーズ部門作品賞をはじめ、歴代最多タイの12部門を受賞した「ゲーム・オブ・スローンズ 最終章」が、10月15日(火)よりオンライン動画配信サービス「Hulu」にて全話一挙配信されることになった。ジョージ・R・R・マーティンの大ベストセラー小説「氷と炎の歌」シリーズをHBOが映像化した「ゲーム・オブ・スローンズ」は、架空の大陸ウェスタロスを舞台に、王座をめぐる陰謀と策略が渦巻く権力争いを描いたファンタジー巨編。シリーズ当初から、映画顔負けの壮大なスケールや、人間味あふれる魅力的なキャラクター、誰も予想できない怒涛の展開に世界中でハマる人が続出、熱狂的なファンを獲得してきた。本年度のエミー賞では、ドラマシリーズ部門作品賞、主演男優賞(キット・ハリントン)、主演女優賞(エミリア・クラーク)など史上最多の32ノミネート、作品賞、助演男優賞(ピーター・ディンクレイジ)を含む最多12部門の受賞という快挙を達成。結果、全8章合計で161ノミネート59受賞という、エミー賞の歴代最多受賞記録を更新したばかり。授賞式で今回ノミネートされたキャスト陣が壇上に勢揃いした際には、スタンディングオベーションが巻き起こっていた。名実ともに海外ドラマの歴史を塗り替え、ついにフィナーレを迎えた本作。第一章から最終章まで、現時点で追加料金等なしで見放題配信となるのはHuluだけとなっている。「ゲーム・オブ・スローンズ 最終章」は10月15日(火)0時からHuluにて全話一挙配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ゲーム・オブ・スローンズ[海外TVドラマ]© 2012 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.
2019年10月15日『神と共に第一章:罪と罰』に続き、先週6月28日についに公開となった『神と共に第二章:因と縁』。この度、『第一章』の“地獄裁判”を復習できる特別ダイジェスト映像が解禁となった。人は死ぬと、49日間に7つの地獄の裁判を受けなくてはならない。〈殺人〉〈怠惰〉〈ウソ〉〈不義〉〈裏切り〉〈暴力〉〈天倫〉といった7つの地獄の裁判を無罪で通った者だけが、現世に生まれ変わることができる。その地獄の裁判の弁護を務める3人の冥界の使者と、裁判を受ける亡者の地獄めぐりの旅を描いたのが本シリーズ。第2部となる『第二章:因と縁』では、『第一章』で誤射事故により怨霊となっていた兵長スホン(キム・ドンウク)の地獄裁判を描きながら、カンニム(ハ・ジョンウ)、ヘウォンメク(チュ・ジフン)、ドクチュン(キム・ヒャンギ)の冥界の使者トリオの1000年前の過去と因縁が明らかにされる!今回到着したのは、これさえ見ておけば、『第二章』に向けての予習・復習はバッチリの特別ダイジェスト映像。7つの地獄の裁判の仕組み、使者たちの関係性、さらに『第二章』に向けて深まる謎まで、映画の見どころを全ておさえることができるこの映像は、まさに『神と共に』シリーズの”教科書”。さらに、最先端CGによるマーベルヒーロー映画さながらの大迫力超絶バトルシーンから、アクションだけでなく深みのある人間ドラマまで、『第一章』のハイライトを惜しみなく公開。『第一章』を見逃してしまった方でも、この映像を見れば『第二章』からの鑑賞の準備万端。『第一章』をすでに見た方は、あの興奮が蘇ること間違いなし。『第二章』の新たな冒険の前に必見の映像となっている。『神と共に第一章:罪と罰』、『神と共に第二章:因と縁』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:神と共に第一章:罪と罰 2019年5月24日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2019 LOTTE ENTERTAINMENT & DEXTER STUDIOS All Rights Reserved.神と共に第二章:因と縁 2019年6月28日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2019 LOTTE ENTERTAINMENT & DEXTER STUDIOS All Rights Reserved.
2019年07月01日第1章の最終回(第10話)で、衝撃のラストをむかえた2クール連続のノンストップ・ミステリードラマ「あなたの番です」。新たに横浜流星も参加する新章「反撃編」を前に、6月23日(日)には“年の差新婚夫婦”、原田知世演じる菜奈と田中圭演じる翔太の出会いからプロポーズまで、恋の軌跡を描く“特別編”が放送されることになった。それは、日常のちょっとした憂さ晴らしのはずだった。同じマンションに暮らす13人の住民がそれぞれ“殺したい人”を書いて、その紙をランダムに引いていく“交換殺人ゲーム”が、まさかの現実に。そして届く、次は“あなたの番です”との脅迫状。動機なき殺人の連鎖が始まるーー。2クール連続のミステリー、全真相に迫る後半戦の幕が開ける!6月30日(日)からは第2章「あなたの番です-反撃編-」がスタート。反撃編では、田中さん演じる手塚翔太が、マンションで起こった交換殺人ゲームの全貌を解き明かし、連続殺人鬼に迫る。202号室の黒島沙和(西野七瀬)や、304号室に新たに引っ越してくる大学院生・二階堂忍(横浜流星)と協力しながら犯人を追い詰めていく。その前に!ラブラブ“年の差新婚夫婦”の出会いからプロポーズまでが描かれるさらに6月23日(日)には、これまでの事件を振り返りながら、菜奈と翔太の恋の軌跡を描く「あなたの番です特別編」が放送される。一連の事件を捜査中の刑事・神谷(浅香航大)と水城(皆川猿時)が、翔太が容疑者である可能性を疑い、管理人・床島(竹中直人)の自殺から、マンションにまつわるすべての事件を洗い直す。一方、翔太は、菜奈のPCから日記を見つける。菜奈の想いとともに2人の出会いからプロポーズまでを振り返っていく翔太…。しかし、そんな翔太のもとに犯人からのメッセージが届く…!?前半の様々な伏線や謎が明らかになる第2章「反撃編」、そして第1章の事件を総ざらいし、第2章の重要な足掛かりとなる「特別編」も要注目だ。「あなたの番です-反撃編-」は6月30日(日)22時30分~日本テレビ系にて放送。「あなたの番です特別編」は6月23日(日)23時~日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2019年06月16日阿部寛主演で2006年に放送された「結婚できない男」が、この秋、続編の放送が決定(タイトル未定)。阿部さんが続投し、前作から13年後を舞台に、偏屈×独善的×皮肉屋に磨きがかかった建築家・桑野信介の日常をコミカルに描く。2006年7月~9月にかけて放送された「結婚できない男」。偏屈で独善的で皮肉屋…けれどどこか憎めない独身建築家・桑野信介が、女性との出会いをきっかけに恋愛を意識し、結婚を真摯に考えるまでの日常をリアルに、そしてコミカルに描いた。今回放送が決定した続編では、前作と同様、尾崎将也が脚本を担当。前作から13年後、53歳になり以前と同じマンションに一人暮らしている桑野を描く。13年の間に飛躍的に進んだIT化に合わせ、最新機器を取りそろえるなど、引き続き独身生活を謳歌中の桑野。恋愛においては、自身の担当医だった早坂夏美と交際まで発展したものの、その後破局。また50歳を過ぎ、偏屈さにはより一層磨きがかかっている。将来のことを考えると、ちょっと不安を感じないでもない桑野。そんな中、偶然出会った女性たちとの間で、運命の歯車が突然、動き始める…!続編制作にあたり、主演の阿部さんは「随分長い間結婚してなかったんですね、やっぱり」と言い、「彼に再会できることがうれしいです」と撮影を心待ちにしている様子。桑野については「人嫌いなようで、実は人と関わりたくて仕方ない。人のために役に立ちたいと誰よりも強く思っている」と改めてそのキャラクターについて語り、「そんな彼が僕は好きです」と愛情をにじませる。また「13年前よりもさらに結婚しない人が増えていると聞きます。世の結婚してない男性を癒すようなドラマにしたいです」と続編へ意気込みを見せている。「結婚できない男」続編は10月より毎週火曜日21時~カンテレ・フジテレビ系にて放送予定。(cinemacafe.net)
2019年04月26日関ジャニ∞の安田章大が、14日(25:30~)に放送されるニッポン放送『WANIMAのオールナイトニッポン~にちようび~』に出演することが決定した。ロックバンド・WANIMAは火曜日の『オールナイトニッポン0』、土曜日『オールナイトニッポン 1CHANCE NIGHGT FEVER』を経て、4月より『WANIMAのオールナイトニッポン~にちようび~』で、月に1度日曜日の深夜にパーソナリティを務める。初回放送である14日に、WANIMAのメンバーとも親交の深い安田がゲスト出演する。WANIMAは昨年、関ジャニ∞に「ここに」という楽曲を提供しており、安田とは音楽番組などで共演するたびに交流をしていた。番組では「にちようび」というテーマでメールを募集するほか、WANIMAのオールナイトニッポンシリーズでおなじみのコーナーも安田と一緒に行う予定だ。
2019年04月05日映画『大奥』で主演した仲間由紀恵が、木村文乃主演で贈る「大奥」シリーズ完結作「大奥 最終章」にナレーションで出演することが分かった。幕府財政の再建を目的とした享保の改革を行い、「徳川中興の祖」と称され、「暴れん坊将軍」としても知られる徳川第8代将軍・徳川吉宗の時代を舞台に、“家族”描く本作。夫・吉宗を献身的に支えた側室・久免役を木村さん、吉宗を大沢たかおが演じるほか、小池栄子、浜辺美波、浅野ゆう子、北村一輝、谷原章介ら豪華キャストが集結する。これまでシリーズのナレーションは、「大奥」(’03)ではドラマ内で和宮付中臈・まるを演じた池脇千鶴が担当したほか、星野真里、梶芽衣子、余貴美子、深田恭子と、ドラマに出演したキャストが担当することが通例となっていたが、今回はドラマに出演していない仲間さんが特別にナレーションを担当。『大奥』では主演として大奥総取締・絵島を演じた仲間さんは、出演した当時をふり返り「これまでに経験したことのなかった着物の所作などに緊張していたことを思い出します」「今をときめく西島秀俊さんとの共演ということもあり、すごく華やかな映画に出演させて頂いたなぁという印象です。過去に、私が出演させて頂いた映画の中でも、映画『大奥』は一番華やかな作品だと思います」とコメント。また収録を終え、「ドラマのナレーションはほとんどやったことがありませんので独特の雰囲気でした」と感想を語った仲間さん。本作については「『大奥 最終章』は、初めての方にとっては時代劇という概念を良い意味で壊してくれるものになっていますし、これまでご覧頂いた方には懐かしい『大奥』の世界観を思い出して頂けると思います。今回、“最終章”ということで、さらにパワーアップした『大奥』の世界が見られると思いますので、是非楽しんで頂けたらと思います」とメッセージを寄せている。フジテレビ開局60周年特別企画「大奥 最終章」は3月25日(月)20時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2019年03月24日阿部真央が、本日1月22日に東京・日本武道館にて『阿部真央 らいぶNo.8 ~ 10th Anniversary Special ~』を開催する。昨年、『Road to 10th Anniversary』と題し、これまで以上に精力的な活動をスタートさせた阿部真央。3月に8枚目となるアルバム『YOU』を発売し、4月からは約7年ぶりとなる全国ライブハウスツアー『阿部真央ライブハウスツアー“Closer”』(全7公演)を開催した。その後、7月に新曲「まだ僕は生きてる」を配信リリースし、夏から年末にかけて『COUNTDOWN JAPAN 18/19』などの大型フェスへ出演し、年の瀬いっぱいまで、全国各地に歌声を届けている。そんな阿部真央は、2009年1月21日にアルバム『ふりぃ』でデビューしており、今年1月にデビュー10周年を迎えた。昨年11月から全12公演の全国ホールツアー『らいぶNo.8』を実施し、本日の日本武道館公演と1月27日の兵庫・神戸ワールド記念ホール公演は『らいぶNo.8~10th Anniversary Special』と題している。記念すべき日に、日本武道館という大きな会場でライブを行うことは、阿部真央にとって、ひとつの節目となるかもしれない。これまでのキャリアを代表するような歌声とパフォーマンスを楽しめるライブになるのではないだろうか。さらに、1月23日には自身初のベストアルバム『阿部真央ベスト』をリリース。先日公開された同アルバムのトレイラー映像では、彼女のキャリアを追いながら、デビュー曲「ふりぃ」から最新シングル表題曲「変わりたい唄」までを楽しめる。デビューしてからの10年間、女性を中心に多くのファンから愛され続けている阿部真央は、これからもさらに活躍の場を広げていくことだろう。公演情報『阿部真央 らいぶNo.8 ~10th Anniversary Special~』会場:日本武道館日時:1月22日(火)東京開場18:00/開演19:00
2019年01月22日2018年11月30日付でジャニーズ事務所を退所した、元「Love-tune」の阿部顕嵐(あべあらん)さんが、公式インスタグラムアカウントを開設したのでは、とツイッターで話題になっています。11日昼頃にアップされた1枚には、11日18時時点で13000件を超えるいいね!が付いています。フォロワー数は早くも23万人超に。ツイッターでは・顕嵐かっこよすぎるよ………・顕嵐ちゃんのインスタ本当かな…?!でも初めて見る写真だからそうっぽい?相変わらず美しい顔すぎて笑うわ!笑・顕嵐ちゃんがバチバチにかっこよくて目眩起こしそう(訳:インスタフォローした)など、インスタアカウント出現に歓喜の声を上げるファンが続出。一方で、・顕嵐のインスタ偽物だ!って言える要素がない。・顕嵐ちゃんのって本物?だよね?なんでこのタイミング?・顕嵐のインスタは本物…?なんかよくわかんない…!若干パニックてる…。など、アカウントの真偽がわからず、若干戸惑いを語るファンの姿も。阿部さんといえば、12月10日、阿部サダヲさんを中心メンバーとして開催される「あべ会」に出席している姿が、芸人・あべこうじさんのインスタで報告されています。あべこうじさんにあべ静江さん、阿部サダヲさん、阿部進之介さん、阿部力さん、阿部亮平さん、あべみなみさんらと写真に写った阿部さんは元気な表情を見せていて、ファンを喜ばせていました。このインスタが阿部さん本人が開設したものなのか、未だ真相は明らかになっていませんが、もし本物であればファンとしてこれほど嬉しいことはないでしょう。次なる更新をチェックしたいと思います。
2019年01月11日アイドルグループ・関ジャニ∞の安田章大が主演を務める、音楽劇『マニアック』のキービジュアルが5日、公開された。青木豪が作・演出を務める同作で、安田は古田新太・成海璃子と共演。とある町の山の上にある八猪(やずま)病院を舞台に、ブラックな笑いに溢れたストーリーが繰り広げられる。植木屋の犬塚アキラ(安田)は、病院で溺愛される一人娘・メイ(成海)と恋に落ち、ロボットと人体の融合=新しい医療の可能性を夢見て、入院患者を利用して人体改造実験を行う病院の院長・八猪不二男(古田)からメイを救出しようと奮闘する。キービジュアルには、拘束された古田新太と成海璃子の二人、そして一人拘束されていない安田章大の姿があしらわれた。八猪病院の院長に支配される人々と、彼らを解放しようと奮闘する犬塚アキラという関係性が表されている。大阪公演は森ノ宮ピロティホールにて、2019年1月19日~1月29日。東京公演は新国立劇場 中劇場にて2019年2月5日~2月27日。他、堀内敬子、小松和重、山本カナコ、宮崎秋人、山崎静代、頼経明子、浅野和之らが出演する。
2018年11月05日俳優の阿部サダヲと女優の吉岡里帆がパーソナリティを務める、ニッポン放送 『阿部サダヲと吉岡里帆のオールナイトニッポンGOLD 映画「音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」スペシャル』が10月12日(22:00~)に放送される。阿部と吉岡は、同日に公開される映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』に出演している。同作は監督・脚本を三木聡が務めるオリジナル作品。驚異の歌声を持つロックスター・シン(阿部)だが、実は彼の歌声は、「声帯ドーピング」というタブーな方法によって作られたものだった。限界が近づく喉に焦るシンは、異様に声の小さなストリートミュージシャン・ふうか(吉岡)に出会う。番組では映画にちなんで、「音量を上げたら言えないここだけの話」を2人が暴露する他、映画の撮影秘話も交えてエピソードを披露する。また、メールテーマも「音量を上げて叫んでくれ!タコ!」と題し、阿部と吉岡の2人に「音量を上げて叫んでほしいこと」をリスナーから募集する。
2018年09月25日阿部サダヲがロックスター、吉岡里帆がストリートミュージシャンを演じる映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』。この度、阿部さんと吉岡さんの歌声が初解禁される予告編が到着。あわせて本ビジュアルも公開された。本作は、4オクターブの音域と全ての人を虜にする声量をもつ一方、“声帯ドーピング”というオキテ破りな秘密を抱えるロックスター・シン(阿部さん)と、彼とは対照的に異様に声が小さく何事にも逃げ腰なストリートミュージシャン・ふうか(吉岡さん)が織りなす、ハイテンション・ロック・コメディ。ほかにも、千葉雄大、麻生久美子、「バイきんぐ」小峠英二、ふせえり、田中哲司、松尾スズキら個性派キャストたちが集結し、暴れまくる!今回到着した予告編では、シンが歌う「L’Arc~en~Ciel」HYDE作曲の主題歌「人類滅亡の歓び」、シンガーソングライター・あいみょん作詞・作曲による、ふうかが歌うもうひとつの主題歌「体の芯からまだ燃えているんだ」が明らかに!また、シンが禁断のヒミツである“声帯ドーピング”によって驚異の歌声を得る様子も確認することができる。それぞれの楽曲の作詞作曲を手掛けたアーティストたちは、「監督のイメージを具現化していったら恐ろしい曲になりました笑」(HYDEさん)、「廃退的で耽美的な歌詞。とても楽しい貴重な経験をさせて頂きました」(いしわたり淳治/「人類滅亡の歓び」作詞)。「あの日聴いた音や声、見たもの全てが今日の自分に語りかけてくるように、体の芯を燃やす感覚をいつになっても忘れたくないです。テンションを上げて行こう!」(あいみょんさん)とコメント。「人類滅亡の歓び」には、PABLO、KenKen、SATOKO(「FUZZY CONTROL」)が参加しており、テンション爆上げサウンドはロックファン必聴だ。ほかにも、マスコミに囲まれる千葉さんや、白髪に眼帯姿とインパクト大な麻生さん。そして、まさかのモヒカンパンクロッカーな小峠さんらも登場している。『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』は10月12日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!! 2018年10月12日より全国にて公開ⓒ 2018「音量を上げろタコ!」製作委員会
2018年07月24日阿部寛(以下・阿部)「斎藤くんのやることは注目していました。深夜のね、お笑い芸人としてステージに立つとか、『うわ~!攻めるなあ!』と(笑)」 斎藤工(以下・斎藤)「ありがとうございます。僕は、『新・地獄変』(’00年)という舞台を拝見したことがあって。あのときの阿部さんのインパクトが強すぎて、ずっと消えないんですよ。すっごく小さいサイズの阿部さんが(笑)」 映画『のみとり侍』(5月18日全国東映系にてロードショー)で初共演した、阿部寛(53)と斎藤工(36)。物語は、失言をきっかけに左遷された侍・小林寛之進(阿部)が「猫の蚤とり業」に就くことに。しかし、その実態は女性に愛のご奉仕をする裏稼業だった。貧しい寺子屋の先生・佐伯友之介(斎藤)などの隣人も巻き込んで、寛之進の運命は思わぬ方向へと進んでいく――。 阿部が189cm、斎藤が184cmと高身長でセクシーという共通点を持つ2人が、撮影現場の裏側や、その高身長についてなど語ってくれた。 撮影現場ではどんなお話をされていたんですか? 阿部「斎藤くんの映画の話とかね」 斎藤「『長編撮ったんだって?』と話しかけてくださって。思い切って、完パケ(完成パッケージ)をお送りしたんです。さらに阿部さん、映画推薦コメントの依頼にも応じてくださって。本当に素晴らしいメッセージで作品をサポートしてくださいました」 阿部「完璧だったでしょ?(笑)」 斎藤「完璧でした。『なんていうことだ!』と興奮して(笑)。本当に幸せでした」 阿部さんは、モデル出身で苦労したことはありますか? 阿部「モデルから俳優の世界にポンと入って、2~3年したら仕事がなくなったんです。当時は人気頼みだったし、下積みがないから、どんなふうに仕事をしていったらいいのか、その方法がわからなくて。斎藤くんは何歳から役者?」 斎藤「僕は20歳くらいからです」 阿部「うお、早いなあ。僕が20代のころは、“モデル上がり”といわれた時代で。高身長は、俳優には不利だと思った時期もありました。でも、身長を役に生かすときもあるし、逆に殺すのがいいときもあると考えるようになって。モデル出身というイメージからもらえる役の幅が狭かったけれども、『この体形でもこんなことができるんだ』というのを見せていこうといろいろやってきたのが30代です」 斎藤「僕自身は、モデルといっても、隅っこのほうで関わっていただけなんですが、阿部さんが作ってきた轍みたいなものの影響は大いに受けています。映画『空海-KU-KAI-美しき王妃の謎』などの海外展開もですが、どんどん“阿部ロード”というものが世界に広がっているのを僕は神々しく拝見していました」 阿部「滅相もございません(笑)」 斎藤「実は僕、10年以上“ネクスト・ブレーク”という枠で、『女性自身』さんの取材を受けていたんです。『今年こそ売れるかもしれない』と(笑)」 阿部「ネクスト・ブレークで?」 斎藤「年々、一緒のくくりに出る俳優がどんどん若くなっていくので、僕、ベテランになっちゃったんですよ、ネクスト・ブレーク枠で(笑)」 阿部「面白いなあ、苦労してきたんだね」 発想の転換や努力次第で、苦境を好転させるという点は、お2人とも阿部さん演じる寛之進に重なりますね。 阿部「義理人情を描いた人間喜劇であり、一種の成長劇でもありますから。とにかく、身長の高い役者が勢ぞろいする珍しい現場でした(笑)。松重豊さんもいらっしゃいますし。豊川(悦司)さんは186cmだったかな」 斎藤「時代劇なのに(笑)。僕、184cmなので、実は、その方たちのなかでいちばん小さいんです。映像でこんなに人を見上げる自分を見たのは、初めてかもしれません(笑)」 阿部「斎藤くんはちょうど昨日、完成した映画を見たんだよね」 斎藤「はい、だからまだ興奮状態で。日本の時代劇って、男性の着物は極端に色味がないと思っていたんです。ところがこの映画は、男性がまとう着物では珍しく色の美しさを追求しているなあ、という印象を受けました」 阿部「“のみとり業”を始めてからの寛之進の着物が派手だったでしょう?(笑)最初はあの衣装は抵抗があったんですよ。鶴橋(康夫)監督に『どうだ、大丈夫か?』って聞かれたときは、『はい、気に入りました』と答えましたが、内心は、『すげえ派手だな。着づらいなあ』と思っていたんです(笑)」 斎藤「阿部さん、めちゃくちゃお似合いでした。時代劇のイメージを覆す一作になったんじゃないかと思います」
2018年05月19日