●緊張感と責任感が増してきた俳優業「もう言い訳できない」ドラマや映画など俳優としても活躍しているお笑いコンビ、博多華丸・大吉の博多華丸。NHKの大河ドラマにも2度出演経験があり、『青天を衝け』(2021)での西郷隆盛役が記憶に新しい。10月23日~28日には東京・明治座で主演舞台『羽世保スウィングボーイズ』が上演される。同舞台への意気込みや俳優業への思いを華丸に聞いた。俳優の仕事について「本当に光栄ですし、指名してくださった人の期待に応えようという気持ちでいっぱいです」と語る華丸。「楽しいですね。待ち時間が長かったり、しんどいこともたくさんありますけど(笑)」経験を重ねて楽しめるようになってきたのかと思ったが、楽しさは俳優の仕事を始めたばかりの頃のほうが感じていたという。「最初の頃のほうが余裕ありました。『本業じゃないし』という逃げ道があったので、言い訳できるみたいな気持ちがどこかありましたが、今はさすがに年齢的にもちゃんと責任を持ってやらないといけないので以前より緊張します」意識が変わった転機を尋ねると、「連ドラに出演させてもらうようになってから、そう思うようになりました。博多でこっそりやっているときは気楽でしたが、これはもう言い訳できないぞと。作品を壊してはいけないと思うようになりました」と回答。『青天を衝け』にも触れ、「西郷さんは特に九州ではイメージがありますから、それを崩してはいけないなと……」と振り返った。博多座を中心に、主演舞台も経験を重ねている。座長としての思いを聞くと、「芝居をどうするというより、お客さんを入れなきゃいけないという、そっちの責任感があります」と吐露。続けて、「いいところを見せようと思って、台本をちゃんと覚えてきて現場では見ないように。余裕そうな感じにしていますが、自分を奮い立たせてやっています。そこでもお芝居している感じです(笑)」と座長としての心がけを語った。そしてこのたび、2021年7月に福岡・博多座、同年8月に大阪・新歌舞伎座で上演され好評を博した主演舞台『羽世保スウィングボーイズ』が、明治座で上演される。物語の舞台は、九州のとある港湾都市・羽世保。ジャズの盛んなこの町の造船会社で巻き起こる様々な逆境に立ち向かう社員たちの姿、そして揺るぎない家族愛を描く。華丸が演じる主人公・五代剛は、造船会社の腕利きの溶接技師。物語の重要なカギとして描かれるタップダンスと和太鼓にも挑戦している。明治座での主演舞台は、2019年9月の『めんたいぴりり~未来永劫編~』に続き2度目。「免許を更新したみたいな(笑)。またしばらく乗せてもらえるんだという感じです」と独特な表現で喜びを語る。明治座への思いを尋ねると、「いい意味でピンと来ていないというか、すごいことをやっているというのは耳に入れないように。歴史など知ってしまうと緊張してしまうので、平常心を保つためにルミネtheよしもとくらいの気持ちでやるようにしていて、いい意味で目を背けています(笑)」と答えた。●主演舞台きっかけにタップダンス歴2年和太鼓にも挑戦明治座での『羽世保スウィングボーイズ』は、これまでよりもパワーアップしたものになりそうだ。「去年やっているのでブラッシュアップするというか、みんなの結束も強くなっていて、音楽やダンスなどチームワークが必要な舞台なので、そういった意味では、さらにいいものになるのではないかなと思います」演じる五代との自身の共通点を尋ねると、「がさつなところかな」と答え、情熱的な部分については「僕はここまで情熱的ではないです。目が大きいとそう思われがちですが、誤解です(笑)」と笑った。また、五代の娘と華丸の娘の年齢は「同じくらい」だと言い、「そういうところでは通じるものがあるかもしれません」と話した華丸。「僕のほうが相当甘いですけど。あんな厳しく言えないです。(五代は)男手ひとつで育てたところがありますが、僕は奥さん任せみたいなところがあるので、そこは違うかなと思います」と続け、父親として心がけていることを尋ねると「嫌われないように、いらんことを言わないようにしています。あまあまです」と笑った。本作の見どころであるタップダンスの和太鼓についても話を聞いた。ゲームで「太鼓の達人」をやったことがあっただけで、和太鼓もタップダンスも「素人からのスタート」だったという華丸だが、「50代で初体験ってなかなか少ないので楽しんでやらせていただいています」と前向きに取り組んできた。初演時は、太鼓は1カ月くらい、タップダンスは8カ月くらい練習。そこからタップダンスはずっと続けているそうで、「丸2年。明治座さんがあるというのが決まっていたので、恥をかきたくないなという思いもありましたが、タップ楽しいですよ!」とすっかりハマっているようだ。MCを務めている『あさイチ』(NHK)のスタジオで、朝ドラを見ながらタップダンスと和太鼓のリズムを叩いているそうで、「それがルーティンになっています。NHKの方は何をやっているんだろうと思っていると思いますが、舞台を見に来ていただけたら、この練習をしていたのだとわかってもらえると思います」と話した。明治座公演終了後もタップダンスを続けるかはまだ考え中のようだが、「せっかくなので続けたいなと思っています」と継続に意欲を見せた。●ピン仕事は「唯一、責任感を持って」 舞台の魅力も語るお笑いの才能は俳優の仕事にも生きていると思うが、逆に俳優の仕事がお笑いに生きていると感じることはあるのだろうか。華丸は「待てるようになりました」と言い、「芸人しかやってなかったときは、間が空くのがすごく怖かったのですが、お芝居は間をとったりするので。お芝居を経験して、漫才において間を怖がることがなくなり、そわそわしない、慌てないというように度胸がつきました」と変化を告白。大吉から「漫才が芝居くさくなった」と言われたことも明かした。そして、コンビの仕事と1人での仕事とでは、心境は「全然違います」と言う華丸。「(1人のときは)唯一、責任感を持って仕事しています。大吉さんと一緒のときは全部大吉さん任せなので」と冗談交じりに話した。今後、俳優として挑戦したいことを尋ねると「ないです」と即答。「ご指名をいただいたらやらせていただくという感じです」と控えめだが、俳優の仕事も続けていきたいと考えている。「ずっとお笑いばっかりはキツイです。逃げどころというか、こっちもあるからあっちも頑張れる。いいように言えば二刀流。飽きっぽいので、今日は投げて、今日は打つ、というようなことができたほうが僕はいいのかなと思っています」そして、「自分からやってみたいということは、もうないです。西郷さんで終わりです。西郷さんは究極ですよ!」と、『青天を衝け』の西郷隆盛を超える役は今の時点ではないようだ。「とってもいい思い出になっています」と言い、大役を演じたことで「度胸もついたと思います」と話した。自ら演じたい役はもうないということだが、「演出してくださる方に、こういう役をさせてみたいと思われるようになりたい」と期待。また、「舞台は続けていきたい。生のステージが好きというのと、終わりがあって儚い感じもいいですね」と特に舞台に魅力を感じているようだ。最後に改めて、『羽世保スウィングボーイズ』について、「太鼓もタップダンスもバンドも、生演奏が魅力だと思います。もちろん芝居は生ですけど、生中の生……ビール園で飲むビールみたいな(笑)。ダンサーの人が芝居したり、僕らが演奏したり、そういうところでの化学反応を楽しんでいただけら」とアピール。大吉は観劇するのか聞いてみると、「こっそり見に来るんじゃないですかね。最初の頃は見に来られると照れていましたけど、今はもうなんともないです。感想はいつも人づてに聞きます。夫婦みたいなもんです」と笑っていた。■博多華丸1970年4月8日生まれ、福岡県出身。博多大吉とお笑いコンビ「博多華丸・大吉」を結成し、1990年5月に福岡吉本の1期生としてデビュー。2005年4月に東京進出。2006年に児玉清さんモノマネで『R-1ぐらんぷり』優勝。2014年にコンビとして『THE MANZAI』優勝。2018年4月にNHK朝の情報番組『あさイチ』のMCに就任。2019年に「福岡県文化賞」を受賞した。俳優としては、『めんたいぴりり』シリーズや『仮面ライダーエグゼイド』、『マスカレード・ナイト』、大河ドラマ『青天を衝け』などに出演。
2022年10月21日●「何も考えないように」草なぎ流の役作り映画『ミッドナイトスワン』(2020)で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞に輝き、NHK大河ドラマ『青天を衝け』(2021)での徳川慶喜役も高く評価され、ギャラクシー賞テレビ部門個人賞を受賞するなど、俳優としてさらなる進化を続けている草なぎ剛。映画『サバカン SABAKAN』(8月19日公開)で主人公の大人時代を演じた草なぎにインタビューし、経験を重ねてたどり着いた「何も考えない」役作りや、今の自分の中に息づいている子供時代の思い出、「最高の遊び」だという仕事への思い、そして今後について話を聞いた。本作は、1980年代の夏の長崎を舞台に、イルカを見るために冒険に出ることになった2人の少年、久田孝明(番家一路)と竹本健次(原田琥之佑)の友情や、それぞれの家族との日々を描いた物語。草なぎが演じたのは、大人になった久田であり、“ひと夏の冒険”を回想する作家。どのようなことを意識して演じたのか尋ねると、「あまり何も考えずに。意識することはなかったです」とサラリ。役との共通点も「なかったです」と話した。そして、「僕は、役を理解して演じることはほぼない。理解してないです」と告白。「本当に何も考えてなくて。こういう風にやらないとって決めて演じるとつまらなくなるので、何も考えないようにしています」と草なぎ流の役作りを明かした。頭で考えて役を理解して演じるのではなく、現場での感覚を何よりも大切に。この演じ方は、昔からそうだったわけではないという。「30歳頃は台本をしっかり読んで、キャラクターについてすごく考えていたけど、台本を何度も読むと疲れちゃって(笑)。それよりも、早く寝て元気出せよ! みたいな気持ちになってきて。最低限セリフを覚えていれば現場は進むし、元気があったほうがいい演技ができるんじゃないかなと思うようになりました」続けて、「しっかり台本を読んでいた時期もあったから今こうなっているのだと思います」と自己分析し、「もしかしたら50代になって、この役はちゃんと台本を読まないといけないって思うかもしれないけど、まあそれもないかな」と笑った。何かきっかけがあって変化したのか尋ねると「舞台が大きいと思います」と答え、「舞台経験を重ねていく中で、演技する上で一番大切なのは睡眠だと。一番の役作りは寝ることだという考えにたどり着きました」と説明した。●子供時代の思い出「今の僕に息づいている」本作への出演が発表されたときに、「僕にも忘れられない子供の頃の思い出があります。あの頃のおかげで踏ん張れる事ってあると思います」とコメントしていた草なぎ。その思い出とはどのようなものなのだろうか。「僕も80年代に幼少期を過ごしているので、久ちゃんと竹ちゃんと同じように、仲間と自転車をこいで、隣の町まで行ってカブトムシを捕まえたり、田んぼや畑で戯れて泥だらけになって毎日遊んでいたんです。あと、四国のおばあちゃんの家に行って海で遊んだり。その頃の思い出が今の僕に息づいていて、その記憶は今でも忘れられません」自身の子供時代とも重なる、『サバカン』で描かれる少年たちの“ひと夏の冒険”。完成した作品を見て癒やされたという。「大人になるといつしか田舎にも帰らなくなって、都会に染まってしまって。やさぐれた自分のささくれ立った心を『サバカン』が癒やしてくれました。この作品を機に子供返りというか、またリボーンしてやっていきたいと思います!」子供時代の思い出は疲れた心をリセットしてくれるものになっているようで、「幼少期に友達と遊んだ感覚や、子供のときに自転車に乗って風を切るだけでめちゃくちゃ気持ちいいという感覚、そういうものが僕にとってとても大切なことなんだなって、改めて感じました」としみじみ。「無条件で楽しいことって大人になると減ってきますが、朝起きたときから毎日夏休みだよっていうような気持ちを『サバカン』のおかげで取り戻しました! 子供心を忘れずに、いつまでも子供のままいきたい」と目を輝かせた。●「80%はふざけていて、20%はちゃんとやる」草なぎといえば、優しい人柄やユーモアも大きな魅力だ。『拾われた男』(NHK BSプレミアム/ディズニープラス)で共演した仲野太賀も「大スターでこんなに優しんだって感動しました」と話していたが、草なぎは人と接する際にどんなことを意識しているのか。「あまり無理しないことじゃないですかね。気をつかわないというか。気をつかうと逆にお互い疲れちゃうのかなと」。年齢を重ねて無理しなくなってきたそうで、「昔は気をつかって空気を読んだり、もうちょっと大人だったかもしれない。今は無理しなくなって、ちょっとわがままかもしれないけど、むしろそのほうが自分も周りも接しやすくなった気がします。気をつかっていたほうが接しにくいとか、不思議ですよね」と笑う。続けて、「でも自分の中でいつも議論してるんですよ。これでよかったのかな、取材であんなにふざけちゃったけど失礼だったかなとか。学ぶことは大事だから、やったらやったままでいいとは思っていなくて、寝る前にちょっと反省したりしています」と真面目な一面も明かし、「自分の中にA剛くんとB剛くんがいて、『こういうのはダメなんじゃないの?』『それがいいんじゃないの?』っていつも話し合っています」と話した。その上で「基本、ずっとふざけている。80%はふざけていて、20%はちゃんとやるという感じかな」とニヤリ。「この仕事は遊びだと思っているから。だからすごく幸せ」と満面の笑顔を見せる。「だって歌うことや演技することって、おままごととか、小さいときに遊んでいたことと変わらないじゃないですか。将軍になったり、現実ではないことを本気で演じる。最高の状態で最高の遊びをしているような感覚です」さらに、「この前も海外まで行かせてもらって」と『拾われた男』の撮影でアメリカに行ったことにも触れつつ、「楽しませてもらっているので頑張ります。頑張るというか楽しみます! 自分がまず楽しむことが大切だと思っているので」と話した。●「どの作品も、どの役も、生きる糧になる」先月9日に誕生日を迎えたばかり。「48歳になりました。 赤ちゃん返りしているんです。バブーバブー」とおちゃらけてから、40代後半になってからの変化について「体力的にも疲れやすくなりました。運動が好きで昔はバク転もできたけど、もうできないだろうし。そこをどう楽しんで抗っていくかという意識が高まってきました。簡単には朽ち果てていかないぞ! みたいな(笑)。最後の最後まで抵抗して元気でいたいという気持ちがあります」と語る。身体の変化も感じつつ、「今、人生で一番楽しいかもしれない。すごく楽しい!」と声を弾ませる。「趣味が増えて、フィルムカメラも始めちゃって。(『拾われた男』で共演した)仲野太賀くんの影響で「マキナ67」というフィルムカメラを買って、そのカメラがもうかわいくて。現像に出したり、失敗したりするのがすごく楽しい。ギターも好きだし、バイクに乗るのも、(愛犬の)クルミちゃんが大好きだったり、より趣味を楽しんでいて、時間が足りません!」そして、「仕事も楽しくて、すごく充実しています」と続ける草なぎ。「この『サバカン』に出会えて幸せですし。未来を感じる作品だと思っていて、若い少年たちが余すことなくいい演技を見せてくれて、金沢知樹監督もメガホンとったのが初めてですが、すごい才能を持っている方だと思っていて、いろんな意味でみんながここから出発できると思っています」と述べ、「『サバカン2』はホタテ缶でも、カレーライスでもいいのかなと。監督カレーライスが好きなので。監督は食べ物の名前でどんどん映画を撮っていったらいいと思います」と提案した。さらに、「すごい可能性と未来を秘めている作品。演技をしたことがない2人をずっと画面に登場させるって大挑戦だと思いますが、それをやっているというのが映画っぽくて大好き。和製の『スタンド・バイ・ミー』ですよ!」と熱く語り、「ギターを始めた頃、『スタンド・バイ・ミー』で練習したなって思い出しました。いつか(共演の)竹原ピストルさんと『スタンド・バイ・ミー』の弾き語りをやりたい!」と話した。そして、「この間はアメリカに行きましたが、いつも僕にスペシャルな思い出を作ってくれて、どの作品も、どの役も、生きる糧になる」としみじみ。これからもオファーを受けた作品と役に全力で向き合っていくつもりだ。「役が自分のところに舞い降りてくること自体が奇跡で、スペシャルなことが起きるというのは必然なんです。でもそれは自分が望んでも起きるわけではないので、そういう役や作品が自分のところに舞い降りてきてくれたときに、100%、120%の力を注ぐことができるように、健康つよぽんで! 毎日をちゃんとしっかりしたいと思います」さらに、少年時代の自分にどんな言葉をかけたいか尋ねると、「『人生最高だから、友達とか大事にしろよ。父ちゃん母ちゃんも大事にしろよ』って言いたい」と回答。また、新しい地図の活動をともにしている香取慎吾と稲垣吾郎について「慎吾ちゃんも吾郎ちゃんも新しい映画を撮っていたみたいで、いい感じに3人とも映画が控えているというのがうれしいですね」とにっこり。「これからもよろしくね! これからもいろんなところを冒険しようね!」と2人にメッセージを送った。なお、香取主演の映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』は9月23日公開、稲垣主演の映画『窓辺にて』は11月公開予定。また、10月には草なぎと香取の二人芝居公演『burst!~危険なふたり~』が控えている。さらに草なぎは、2023年1月期のカンテレ・フジテレビ系ドラマで6年ぶりに連ドラ主演を務めることも発表されており、どのような演技を見せてくれるのか今後の作品も楽しみでならない。■草なぎ剛1974年7月9日生まれ。91年にCDデビュー以来、数々の名曲を世に送り出し、『NHK紅白歌合戦』に23回出場。17年9月に稲垣吾郎、香取慎吾と「新しい地図」を立ち上げた。俳優、歌手、タレント、YouTuberなど幅広く活躍。近年の主な出演作は、映画『台風家族』(2019)、「第44回日本アカデミー賞」最優秀主演男優賞を受賞した『ミッドナイトスワン』(2020)、大河ドラマ『青天を衝け』(2021)など。NHK Eテレ『ワルイコあつまれ』、読売テレビ『草なぎやすともの うさぎとかめ』、NHK『ブラタモリ』(ナレーション)、bayfm『ShinTsuyo POWER SPLASH』、ABEMA『7.2新しい別の窓』にレギュラー出演中。
2022年08月17日「あのひげはつけるのに時間がかかるんです。僕はどんなに頑張ってもあんなに生えません。量も少ないし伸びもしない」そう語るのは、大河ドラマ『青天を衝け』(NHK総合・日曜20時〜20時45分/BSプレミアム、BS4K・日曜18時〜18時45分)で大河初出演となる山崎育三郎(35)。演じるのは、初代内閣総理大臣・伊藤博文。トレードマークのひげがとても印象的!「今回はひげにホクロもつけていただき、それで気持ちが役柄にぐっと入っていく感じはありますね」伊藤博文を演じていて、コミュニケーション能力の高さが似ている部分だと話す。「僕も年齢とか関係なく人に興味があるので、そういうところに共通点を感じます。昔は人見知りでしたけど。母親の友達とか、僕の幼少期を知っている人はいま驚いていますよ。ミュージカルでデビューした12歳ごろから変わりました」そのコミュニケーションスキルを目にできるのが、『おしゃれクリップ』(日本テレビ系・10月10日スタート)でのMCだろう。「じっくりお話を聞くトーク番組は初めてです。オファーをいただいたときは自分でいいのかと正直思いましたけど、素直に感じたまま、楽しみながらやっていこうという考えに切り替えました」歌手、俳優、テレビ番組のMCとさまざまなシーンで活躍中だが、多忙な日々での休息法を聞いてみた。「いろいろなお仕事をさせていただいているので、そのたびに新鮮な気持ちで挑めているんです。なので息抜きする時間が欲しいとはあまり思いません」そういった日常でも大切にしていることがあるそう。「家族の時間はすごく大事にしています。まだ子どもが小さいので、送迎なども自分がやれるときはやります。それがあるから仕事を頑張れるところもありますし、全部、一生懸命やっていきたいと思っています」
2021年10月01日吉沢亮主演で現在放送中の大河ドラマ「青天を衝け」より、後半のメインビジュアルが公開された。今回公開されたビジュアルは、全7種。渋沢栄一が生きた時代の趣を色濃く残す場所や、ゆかりのある建物で撮影されたビジュアルとなっており、東京国立博物館<庭園>で撮られた緑感じる一枚をはじめ、設立にあたって渋沢が中心人物の一人となった東京国立博物館<表慶館>で撮影されたもの。そして、渋沢らが興した日本煉瓦製造(株)の赤煉瓦を使用した、赤煉瓦酒造工場/旧醸造試験所第一工場では、窓から外を伺うような姿が写し出されている。この撮影について吉沢さんは「江戸から昭和まで、激動の時代を、激動の荒波に飲まれる人々を、誰よりも見続けた人だと思います。そんな彼の目線の先に広がる何かをイメージしながら撮影させていただきました」とふり返り、「前回の物とはまた違う、別の色の熱量がこもったビジュアルになったと思います」とコメント。担当した写真家・瀧本幹也は「激動の時代を生きて、様々な顔を持つ渋沢栄一を表現するには、多角的に描くのが最適だと考えました。そのような理由から、様々なシチュエーションでの撮影をおこない、複数枚のポスターで展開することにしました」と明かし、「ファインダー越しの吉沢亮さんは、時代を遡りまさに『渋沢栄一』として佇んでいました。その姿が吸い込まれるようで、凛々しく美しかったです」と感動した様子。3週間の放送休止を経て、8月15日(日)より放送が再開される本作。大政奉還を経て、いよいよ明治時代へと舞台が移される。第24回「パリの御一新」あらすじ(8月15日放送予定)篤太夫(吉沢亮)や昭武(板垣李光人)らが、パリで新年を祝う中、幕府から書状が届く。“慶喜(草彅剛)が政を朝廷に返上した”との文面に、一同大混乱をするが、篤太夫は昭武の留学費用を捻出すべく、更なる節約策を講じる。そんな中、篤太夫はエラールに連れられ、証券取引所を案内される。債券の仕組みを教わり、ひとりひとりの小さな力が合わさり、この世を変えられることを知り、新たな決意を抱く。そのとき日本では、成一郎(高良健吾)、惇忠(田辺誠一)、平九郎(岡田健史)が、新政府軍と戦っていた――。大河ドラマ「青天を衝け」は毎週日曜日20時~NHK総合、18時~BSプレミアム・BS4Kにて放送中。(cinemacafe.net)
2021年08月13日放送から約5カ月が過ぎた大河ドラマ『青天を衝け』(NHK総合:日曜20時〜BSプレミアム・BS4K:日曜18時〜)。番組は高視聴率をキープしているが、その理由のひとつに若手俳優が続々と登場することがあげられるだろう。イケメン評論家の沖直実さんは次のように話す。「磯村勇斗くん演じる家茂などの登場人物が亡くなっても、間髪いれずにイケメン俳優が注入されますよね。ロスになる暇がないくらいです。ビジュアルがいいと演技が心配されますけど、皆さん演技力が備わっている人ばかり。だから安心して見ていられます」そんな『青天を衝け』での、幕末に煌めいたイケメンの言葉をプレーバック!■吉沢亮(渋沢栄一)「俺ひとり満足でも、この家の商いがうまくいっても、この世の中みんなが幸せでなかったら、俺はうれしいとは思えねぇ。みんなが幸せなのが一番なんだい」長男がはしかで亡くなり、長女・うたが誕生するが、栄一(吉沢亮)は天下のために働きたいと父の市郎右衛門(小林薫)に「勘当してくれ」と頼む。理由を問われたときに放った栄一らしいせりふ。(第11回・4月25日放送)■高良健吾(渋沢喜作)「だが死んじまったらなんにもなんねえ」(栄一)「でもそれは己が決めることだ」(喜作)喜作(高良健吾)が、武士として名を残すためにも尾高長七郎(満島真之介)を戦に行かせるべきだったと言ったあとの会話。これまでともに歩んできた2人が、別の道に進み始めたことを示唆するシーンだった。(第19回・6月20日放送)■玉木宏(高島秋帆)「私はこの先、残された時をすべてこの日の本のために尽くし、励みたいと思っている。お前も励め」栄一は幼少のころ、投獄された高島秋帆(玉木宏)と言葉を交わしていた。その約10年後に釈放された秋帆は、栄一を見つけるなりこう言葉を掛けた。薄汚れた姿から美しい姿での再登場となり話題になった。(第3回・2月28日放送)■ディーン・フジオカ(五代友厚)「捨小就大。小を捨てて大につくべし」連続テレビ小説『あさが来た』に続き大河でも五代友厚役を務めることになったディーン・フジオカ。これは初登場時のせりふで「今後を暗示するすばらしい一言」とディーン自身も心に残ったせりふとしてあげている。(第13回・5月9日放送)■磯村勇人(徳川家茂)「私は武家の棟梁でありながら、何かと争うよりも、あなた様とずっとこうしておりたいと心の奥で願ってしまう」13歳で将軍になり21歳で亡くなる家茂(磯村勇斗)は、妻の和宮(深川麻衣)を愛する好青年だ。江戸城から京へ向かうときに和宮との別れを惜しんだときのせりふ。磯村自身もこのせりふが印象的だったとインタビューで話している。(第18回・6月13日放送)■町田啓太(土方歳三)「日の本のために潔く命を捨てるその日まで、ひたすら前を向くのみだ。この手で何十人と命を奪ってきた。己の命にみじんも未練はない」「眼福」「美しい2人」などこのツーショットの反響は大きかった。「殺陣のシーンを楽しみにしてもらえたら」と話していた町田啓太は美しい立ち回りを披露。栄一を救い、元百姓出身という共通点もあり心を通わせた印象的なシーン。(第20回・6月27日放送)■草なぎ剛(徳川慶喜)「己を責めて人を責むるな」第15代将軍となった慶喜(草なぎ剛)はパリ万国博覧会に弟の昭武(板垣李光人)を派遣し、同行する会計役に栄一を抜擢した。ナポレオン3世からもらった西洋の軍服姿で現れた慶喜。「東照公御遺訓」を栄一とそらんじ絆の強さをうかがわせた。(第21回・7月4日放送)物語は現在、栄一(吉沢亮)が徳川慶喜(草なぎ剛)の弟・徳川昭武(板垣李光人)とともにパリへ渡り、異文化の刺激を受けている最中だ。慶喜のほうは今後大きな決断をくだすことになる。人生の大事な局面を迎える2人だが、それは日本が大きく変わることを意味している。沖さんに今後の注目ポイントを聞いた。「近代化を迎えて出演者の髪形が変わり、和装から洋装になっていくところも見どころだと思います。そしてきらきらしたイケメンたちが辛酸をなめて年を重ねた役をどう演じていくのか。晩年の演技にも期待したいです」今後も『青天を衝け』からますます目が離せなくなりそう!
2021年07月24日俳優の草なぎ剛が7日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた主演映画『ミッドナイトスワン』の舞台挨拶に登壇。徳川慶喜役で出演しているNHK大河ドラマ『青天を衝け』の撮影裏話を語った。『ミッドナイトスワン』では「第44回日本アカデミー賞」最優秀主演男優賞をはじめ18冠に輝き、『青天を衝け』の演技も高く評価されている草なぎ。「タイミング、タイミングで周りの方たちがいい役を持ってきていただいて、不思議ですけど。自分では『やりたい』とか言わないんですけどね」と話し、やってみたい役も「ないんですよね」と話した。その上で、「『また草なぎくんとお仕事してみたいな』と思ってほしい、それは思っている。お芝居以外でも、バラエティもそうだし。嫌われたら嫌じゃないですか。あとは元気があれば。ロケとか遠いところも行くの大変じゃないですか」と仕事との向き合い方を明かした。そこから『青天を衝け』の話に発展。「この前びっくりしたのが、夜中2時に起きて、馬乗りに行くって。4秒くらいのカットなんです。あれは吹き替えでよかったんじゃないかって」と笑顔で話し、「クレームじゃないです」と補足。「これが作品なんだ」と理解を示した。さらに、「健康であればパッと行ってパッと帰ってこられる。朝、日の出とともに馬に乗って、何カットも撮って、使ったのが4秒。これが撮影だ!」と熱く語ると、会場から拍手が。草なぎは「文句じゃないですよ。撮影とはそういうものです」とクレームではないと繰り返し伝えた。『ミッドナイトスワン』は、昨年9月25日から約9カ月半の上映により、動員約57万6000人超え、興収も7.9億越えとなり、今も数字を更新中。そしてこのたび、水曜日は誰でも映画が1200円で鑑賞できるTOHOシネマズの新サービス「TOHOウェンズデイ」が7月14日よりスタート。これに伴い、東京・TOHOシネマズ日比谷限定で7月14日から当面の間、毎週水曜日、『ミッドナイトスワン』も1200円で見られることになった。
2021年07月07日2019年、NHK連続テレビ小説『なつぞら』で当時34歳にして高校生の番長役で話題を集めてからというもの、立て続けに注目作に登場し、現在は大河ドラマ『青天を衝け』にも出演中の俳優・板橋駿谷さん。劇団ロロに旗揚げから参加し、小劇場界では圧倒的な存在を確立する彼だが、この2年間、舞台でその姿を見ることはなかった。今回ロロいつ高シリーズファイナルvol.9『ほつれる水面で縫われたぐるみ』vol.10『とぶ』に出演する。久々の舞台出演は、俺が世の中で一番面白いと思う舞台。「役者だけで飯を食えるようになることが目標だったんですが、舞台だけを続けても今までと変わらない。『なつぞら』で世の中に自分の名前を知ってもらったタイミングで映像のお話を次々といただいたので、映像に専念してとことんやろうと決めて、2年間舞台を休んでいました」34歳で訪れた初めての波。映画『SR サイタマノラッパーロードサイドの逃亡者』(’12年公開)などの映画の現場での下積み時代も今につながっている。「俺は人よりも成長が遅いので、一個一個石を置いて進んでいかないと不安になってしまう。30過ぎてやっと、自分には才能がないんだと痛感して。認めるまで3年かかりました(笑)。そこから、俺の持っている要素で一番わかりやすいのは何だ?と考えて、元気だなと。じゃあ現場で名前を覚えてもらえるように、とにかく声を出そう。背景にぼんやり映る脇役であっても一番の見せ場だと思って演じました」続けることは誰でもできるが努力し続けることが難しいことを知っている彼は、日々筋肉をつくり、インプットも欠かさない。そんな板橋さんがカムバックするのは、ロロが全国高等学校演劇大会の出場ルールを守り、高校生に捧げる「いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三高等学校」のファイナル公演。「今年37歳を迎える年齢になって、渡せるものは後輩に託していかないと面白いものは生まれないと思うようになって。大人が残した古い習慣を受け継ぐ俺ら世代が変わらなきゃ。『いつ高シリーズ』には、そういう部分でも意味があるなと。主宰の三浦直之は、自分には絶対に作れない物語や言葉を生み出す人で、混沌としているけどその混沌がとんでもなく笑える。俺はロロが世の中で一番面白いと思うし、劇団員の個性がバラバラなので、やっていることは泥くさくても表出するものは華やかでポップ。自分もその場にいるんだ!と思うと常にドキドキします」いたばし・しゅんや福島県出身。劇団ロロ、さんぴん所属。映画『サマーフィルムにのって』『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ファイナル』の公開を控える。シャツ¥47,300(Marvine Pontiak shirt makers)パンツ¥28,600(O -)共にSkool2015年にスタートし、これまで8作品が制作されてきたロロの青春群像劇「いつ高シリーズ」も今回でファイナルを迎える。2本立て公演vol.9『ほつれる水面で縫われたぐるみ』、vol.10『とぶ』は6月26日~7月4日、東京・吉祥寺シアターで上演予定。(イラスト:西村ツチカデザイン:佐々木俊)*掲載した情報は変更される可能性があります。※『anan』2021年6月23日号より。写真・大内香織スタイリスト・川上麻瑠梨インタビュー、文・小川知子(by anan編集部)
2021年06月20日●『青天を衝け』の“なか”がくれたもの「今年は原点回帰の一年」と話すのは女優の村川絵梨。現在放送中のNHK大河ドラマ『青天を衝け』では、15年前に自身がヒロインを演じた連続テレビ小説『風のハルカ』ぶりに大森美香氏の脚本で演技に挑戦。また、6月28日に開幕予定のミュージカル『The Last 5 Years』では11年前と同じ役で出演することが決まっている。“初心を見つめ直す”機会を与えられ、「自分の奥に眠っているものが出てくる感覚があった」と振り返る。それは大河ドラマから再演ミュージカルへ繋がる、大きな糧となった。――大河ドラマ『青天を衝け』の脚本は、ご自身がヒロインを演じた朝ドラ『風のハルカ』(2005年~06年放送)と同じ大森美香さんでした。「脚本・大森美香」と書いてある台本を開き、役者として読み進められるうれしさを改めて感じましたし、大河でも大森さん節を随所に感じられて懐かしかったです。撮影前に引っ越しをしたのですが、その作業中に棚の上からバサバサッと『風のハルカ』の台本が落ちてきたんですよ。これはクランクイン前に大森さんが“思い出しておいてね”と思っているのかなとか、そういうことを考えていました。嘘みたいな話ですけど、嘘じゃないです(笑)。――『青天を衝け』では渋沢栄一(吉沢亮)の姉・なか役。演技は年齢設定18歳からのスタートでした。こんなに若い年齢設定の役は久しぶりでした。さらになかは明るくて勝ち気な子。テンションもめっちゃ高くて、最初はどう演じようかと戸惑いました。“もう一度フレッシュさを思い出さなくてはいけない役”でしたが、なかと向き合っていく過程で、自分の奥に眠っているものが出てくる感覚がありました。――「眠っていたもの」とは?新人の頃のような「まっすぐな気持ち」です。作品自体もフレッシュさがありましたし、なかは明るくてエネルギッシュ。演技を重ねていき、なかを通じて自分が若返ったと思います。エネルギーもたくさんもらいました。最近、生活に疲れている女性の役が続き、実生活では周囲の友人が結婚して出産する話を聞いて「私もそういう年齢になったのか」と感じていたのですが、なかからエネルギーをもらって、不安もあったけど無理なく演じられました。オンエアで『青天を衝け』を見て、「私、まだまだ若いじゃん!」って安心したのを覚えています。周囲からも、最近「若くなった」と言われることも多くなったんです。なかを演じていまの自分に自信が持てました。――6月28日からスタートする『The Last 5 Years』は、男女の出会いから別れの5年間を歌いで紡いでいく傑作ミュージカル。村川さんは2010年の公演と同じく、キャシー役を演じます。当時の村川さんはこの作品が初ミュージカルでした。『青天を衝け』と同様、原点回帰となりそうですね。本当にそうです。もう一度、フレッシュさを思い出さざるを得ない状況が続いているんですよね。今年は原点回帰の一年だと思います。――キャシーは女優の卵。なかと同じくフレッシュでエネルギーを求められる役になりそうです。そういう意味では、なかからもらったエネルギーをキャシーに活かせると思うんです。明るくてエネルギーにあふれる役のギアは、なかを演じたことで既に入っているので、いま自分の中で勢いがある。「ギアを入れなきゃ!」と思わなくてもいいので、なかのおかげでキャシーに向き合える。なかからキャシーへ、とてもいい流れだと感じています。●リベンジのミュージカル「楽しみでしかない」――11年ぶりのキャシー役ですが、村川さんは『The Last 5 Years』の再演を熱望されていたようですね。はい。当時の私にとって、この作品は舞台2本目であり、初ミュージカルでした。いま振り返ると、若さゆえにできた作品だと思っています。いろいろ知識があったら飛び込めなかった。お相手が山本耕史さんで、ほぼ山本さんと私の2人だけの芝居。普通なら「無理かも」と思ってもいいのに、無知だった私は「わーい、やりたーい」って感じで飛び込んだんです。11年前はミュージカルで歌う楽曲をセリフとして届けることが絶対にできていなかった。勢いだけでやっていたので。その後、ほかのミュージカルや舞台の出演を重ね、25歳くらいのときに「もう一度あの作品をやりたい」と思いました。――11年前のもどかしさを晴らす、リベンジの作品なのですね。同じ役をもう一度演じることをあまり望まないタイプですが、この作品は唯一、「もう一度チャレンジできるならば」と思っていました。なのでオファーがあったとき「よしっ!」って。『青天を衝け』を経ての挑戦に本当にいいタイミングだなと改めて思います。――今回はどのように演じたいと思っていますか?この作品は出会いから別れまでを男性目線、別れから出会いまでを女性目線で進んでいく切ないストーリーです。その切なさをお伝えするにはどうすればいいのか。演出を担当する小林香さんとお話をしながら一緒に作品を作らせてもらっています。11年前は必死だったから、一緒に作るなんてことも考えられなかったです。あと楽曲を上手に歌うのはもちろんですが、歌をセリフとしてお届けすることが一番の課題です。全編ほぼ歌で構成されているので、お客さんに「こういうストーリーだった」と理解していただかないとダメ。それを前回はできていなかったので、絶対にできるようにしたいと思います。――当時お相手役だった山本耕史さんに再演のことを伝えましたか?はい、連絡させていただきました。『The Last 5 Years』は耕史さんがとても大切にされていた作品です。受け継がせていただくような気持ちで頑張りますとお伝えしました。耕史さんは「当時よりいまのほうが女優としていい感じに熟していていいかもね」と言ってくれました。もし、耕史さんが観劇に来ていただけるならこっそり来てほしいです。来ることを知っていたら緊張しちゃうから(笑)。――多数の舞台に立たれている村川さんですが、舞台に出演していて思うことはありますか?映像のお仕事からスタートし、その後舞台を経験して映像と演技の向き合い方が全然違うと感じました。私は大きな舞台に立ったときの発声がまだできていないなと痛感しています。そういうのは映像では教えてもらえない。舞台に立ったからこそ気づく。その経験を映像でも活かせると思っているので、舞台は年に1~2本は立ちたい。じゃないと成長できていない気がして。だから舞台は軸になる存在。それは初舞台を踏んで以降、ずっと変わらないです。――『The Last 5 Years』は約8年ぶりのミュージカル。さまざまなプレッシャーがあると思いますがいかがですか?とにかくボイトレに行って、とにかく歌い込むことが大事になる稽古だと思っています。でも不安よりも期待が大きい。楽しみでしかないんです。「さぁ、ドキドキするぞ」って。――今回は村川さんと木村達成さん、水田航生さんと昆夏美さん、平間壮一さんと花乃まりあさん。この異なる3組のカップルでそれぞれ上演されます。同じ作品ですが、全然違うカップルになりそうで私も楽しみ。これまでの『The Last 5 Years』を一新するので、再演とはいえ、新作と言っても過言ではないかも。私も役と同じく、女優の卵だったときの気持ちや、11年前の気持ち、恋愛の甘酸っぱい気持ちを思い出し、久しぶりのミュージカルを楽しみたいです。
2021年06月13日吉沢亮が近代日本の礎を築いた渋沢栄一を演じている大河ドラマ「青天を衝け」から、いま話題の板垣李光人演じる徳川昭武のキャストビジュアルが公開された。「プリンス・トクガワ」の名で知られる徳川昭武は、第9代水戸藩主・徳川斉昭(竹中直人)の十八男。慶喜(草彅剛)の異母弟にあたり、幼名は松平昭徳(あきのり)。将軍となった慶喜の名代としてパリ万国博覧会へ出向くことになり、随行した栄一(吉沢亮)と特別な絆を結んだ。パリで幕府の終焉を知り、大政奉還によって帰国を余儀なくされた昭武は、最後の水戸藩主となる。板垣さんは2015年の「花燃ゆ」以来2度目の大河ドラマへの出演。「仮面ライダージオウ」で一躍注目を集め、映画『約束のネバーランド』にてメインキャストのノーマン役に抜擢、映画『ゾッキ』やドラマ「ここは今から倫理です。」ほか、現在放送中の「カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~」ではドラマ初主演(吉川愛とW主演)を務めており、いま飛ぶ鳥を落とす勢いだ。今回の昭武役に、板垣さんは「日本を背負いパリに立ち、何を目にして何を感じるのか。そして、日本に戻った栄一と昭武は祖国といかに向き合っていくのか。自分自身もどう描かれていくのかを楽しみにしています。皆さまも、ぜひご期待ください」とコメント。6月13日放送の第18回から出演する。大河ドラマ「青天を衝け」は毎週日曜20時~NHK総合ほかにて放送中。(text:cinemacafe.net)
2021年05月02日8年ぶりに視聴率20%と、大河ドラマの初回視聴率として久々に明るい話題をもたらした『青天を衝け』(NHK)。実業家として近代日本の礎を築いた渋沢栄一は、江戸、明治、大正、昭和を生き、91歳で生涯を終えた。仕事だけでなくプライベートでもバイタリティを発揮していた渋沢には、2人の妻の間に7人の子供がいるほか、実は妾との間にも数十人子供がいたという説も。そんな渋沢栄一翁から学ぶ「食と健康トリビア」を紹介。【トリビア1】朝食は大好物のオートミール!オートミールとはオーツ麦を加工したシリアル食品で、食物繊維やミネラルが豊富な栄養食品。渋沢はスープ皿にオートミールを入れ、ミルクと砂糖を加えたものを食べていた。【トリビア2】もしかしてスイーツ男子だった!?「甘いものは好きでよく食べる」と言っており、和菓子の老舗への注文記録も残っている。ちなみに日本のビール産業に貢献した渋沢だが、アルコールはほとんど口にしなかった。【トリビア3】80代から始めた健康維持法とは?座ったまま背骨を軸に体を曲げたり伸ばしたりするストレッチ運動を80代から始めた。柔術家の坂本謹吾氏が始めた健康体操で「坂本屈伸道」と呼ばれた。【トリビア4】帰郷すると食べていたのは「煮ぼうとう」地元・埼玉県深谷市の名物「煮ぼうとう」をよく食べていたといわれている。深谷ねぎや地元で収穫されたたっぷりの野菜類と、幅が約2.5センチある幅広麺を煮込んだ醤油味のうどんだ。【トリビア5】高齢でも学ぶ心を忘れないすべての人は年齢に関係なく、勉強する心を失ってしまうと進歩がないとした。渋沢の長寿の秘訣は、70歳を過ぎても勉強を怠けたことがないという、その学びの姿勢にあるのかも!?【トリビア6】コーヒーの魅力にいち早く気づいたパリ万国博覧会へ派遣された際「すこぶる胸中を爽やかにす」と、飲んだコーヒーの感想を日記に記していた。コーヒーの魅力にいち早く気づいた日本人といえる。【トリビア7】健康の秘訣はくよくよしないインタビューで健康法について聞かれると「事物に屈託せざるを予の保健法」と答えている。くよくよと物事にこだわらないこと、という意味。落ち込んでも気持ちを切り替えることが大事!健康長寿の秘訣はここにあり!「女性自身」2021年3月9日号 掲載
2021年02月28日すぐに行動に移したり、人付き合いがよいことを指す“フットワークが軽い”の略語=フッ軽(ふっかる)。その言葉がぴったりなのが大河ドラマ『青天を衝け』(NHK)の主人公、渋沢栄一。その人物像に迫るーー!渋沢栄一を“とんでもないバイタリティの持ち主”と表現するのは、同郷の後輩で、渋沢栄一の関連本『ビビる大木、渋沢栄一を語る〜僕が学んだ「45の教え」〜』(プレジデント社)も執筆したビビる大木(46)。「パリを訪れたとき、軍人と銀行家が対等に話しているのを見て、すぐに“こんな国にしなければ”と思いが巡ったそうです。そして帰国後、欧州で興味を持ったあらゆる社会インフラ、資本主義のシステムをどんどん実現させていったというから驚きですよ」さらに、歴史上の偉人たちとの接点の多さにも目を見張るという。「大久保利通だけでなく、福澤諭吉や三菱財閥の創業者、岩崎彌太郎など、政財界から教育界まで、人脈が幅広い。それでいて岩崎彌太郎には“あなたのやり方は好きじゃない”と直接言ったりもするんですよね。でも、もっともオンリーワンの存在だと思わせるのは、育てた会社や団体の多くを後進に譲り、自らはまた新たな事業をどんどん開拓していったことだと思います。普通は、結果を出して権力を持つと、そこにしがみつくでしょ。でも渋沢栄一は“退く勇気とチャレンジ精神”を持っていたんですね。だからこそ、晩年まで、ずっと誰かに頼られる存在だったのだと思います。今も先輩として、こうやって後輩の僕に仕事をくれていますし(笑)」そう話す大木が、とっておきの“フッ軽”エピソードを紹介してくれた。【フッ軽エピソード1】信念を貫くために大久保利通と大げんか政府の官僚時代。「赤字でも軍事費を増額するという上司の大久保利通に対し、そんなどんぶり勘定は日本をダメにすると直談判。上司相手でも言う姿勢に感服」(大木・以下同)【フッ軽エピソード2】初めての欧州視察で初投資し、大儲け!「パリ万博など欧州視察の費用捻出のため、現地で公債や鉄道株を購入。帰国時に売却し、プラス収支に。やることが大胆!」。この経験を金融制度などの整備に役立てた。【フッ軽エピソード3】恋にもバイタリティを発揮!子どもは50人2人の妻の間には7人の子どもがいるが、「実はお妾さんとの間に子どもが30人、いや、50人いたとか。プライベートでも、とにかく活力があふれていたんですよね!」【フッ軽エピソード4】お金儲けへの後ろめたさをなくした「著書の『論語と算盤』では、道徳心があればお金儲けは悪くないと断言。お金を稼ぐことに後ろめたさを感じることがある日本人にとって、素晴らしい教えだと思います」放送中の『青天を衝け』で、NHK公式サイトの番組レコメンダーを務めている大木。「渋沢栄一に大きな影響を与える最後の将軍、徳川慶喜には注目しています。1つの時代を“畳む”側にいた人々がどう生きたのか。慶喜を僕と中学校の同学年だった、草なぎ剛さんが演じるのも、すごく楽しみです」「女性自身」2021年3月9日号 掲載
2021年02月27日8年ぶりに視聴率20%と、大河ドラマの初回視聴率として久々に明るい話題をもたらした『青天を衝け』(NHK)。16日には渋沢栄一の出身地である埼玉県深谷市で、大河ドラマ館が開館した。栄一の生家「中の家(なかんち)」のセットが再現されたもので、現存する旧渋沢邸の間取りを参考に設計。いろりを見ては、ここで栄一は家族団らんを楽しんでいたのね、といった感じでドラマの世界に浸れるのだ。出演者のインタビューを上映する「4Kドラマシアター」もあり、館内のどこからか吉沢亮が飛び出してきそうな錯覚にも。ほかに出演者が着用した衣装、サインなどが展示されている。ドラマの進行に合わせて展示内容も変更される予定で、1年を通してドラマを肌で感じられる場所になりそう!【渋沢栄一青天を衝け深谷大河ドラマ館】2022年1月10日(月・祝)まで開設開館時間:9〜17時(最終入館16時30分)休館日:無休料金:大人800円住所:埼玉県深谷市仲町20-2「女性自身」2021年3月9日号 掲載
2021年02月26日草なぎ剛(46)が2月15日に放送された大河ドラマ「青天を衝け」(NHK総合)に登場した。ドラマで徳川慶喜を演じる草なぎ。主人公の渋沢栄一を演じる吉沢亮(27)とのやり取りで威厳を見せるシーンもあり、ネットでは《草なぎくんの慶喜感がすごい》《将軍の気品と近寄りがたさが出ていて、短い場面なのに息を呑んだ》《草なぎ慶喜、迫力あったな。ドラマもすぐ引き込まれた》と讃える声が。3分ほどの出演だったが、すでに話題沸騰中だ。稲垣吾郎(47)や香取慎吾(44)とともに「新しい地図」として活動を開始したのは、17年9月。以降の草なぎはテレビではなく、ネットを中心に活動してきた。「『新しい地図』を始めてからすぐにYouTubeチャンネルを開設。TwitterやInstagram、アメーバブログといったSNSもスタートしました。草なぎさんは当初、戸惑いもあったそうです。しかし次第に、新たな活躍場所を楽しむようになったといいます。役者業にも精を出していました。18年の『クソ野郎と美しき世界』や19年の『まく子』『台風家族』、20年の『ミッドナイトスワン』といった映画だけでなく舞台出演にも積極的。20年1月の『音楽劇 アルトゥロ・ウイの興隆』では、“役者・草なぎ剛”にうなる評論家も数多くいました」(テレビ局関係者)■SMAP時代、そして「新しい地図」での“2度目の下積み”草なぎ自身も、「新しい地図」での活動に手ごたえがあるようだ。20年1月、彼は本誌で「新しいことを毎年更新できてる」とコメント。さらにこう語っている。「いろんな出会いがあって。そのひとつひとつがつながっての道のり。どこに向かっているかはわからないけど、行く先々に皆さんが待っていてくれて、そこに笑顔が絶えなくて。そういう楽しかったものが、この先またいい形で開花できたらなと思います」「ネットの世界に新たに進出しているけど、テレビも好きだし、声をかけていただけるなら今年はお茶の間にもお邪魔できたらなと思います」さらにその翌月にも本誌に登場した草なぎ。「新しい地図」としての活動について「地道にやってきた」と回想している。「SMAPはジャニーズアイドルで初めて、『デビュー曲でオリコン1位』を達成することができませんでした。そうした苦い思いもあり、過去のアイドルとは違ってコントやスポーツにも挑戦するように。結果、国民的グループにまで成長することができたのです。『新しい地図』を始めてからの3年半は草なぎさんにとって、いわば“2度目の下積み”。活動の幅を広げることに精進し、ついに大河に出演することになりました。本人も大喜びのようで、《大河ドラマ。なかなか大変だけどね。楽しくやってます!》と12月にツイートしていました」(前出・テレビ局関係者)今回の大河出演に、ファンの喜びもひとしお。ネットでは《大好きな大河で大好きなつよぽんを見れるって本当に嬉しい》《大河につよぽん出てきた時、泣きそうになったよね》《つよぽんが完全に慶喜ですごい》との声が上がっている。ファンの歓声を背に、草なぎの快進撃はまだまだ続きそうだ。
2021年02月15日ディーン・フジオカと町田啓太が、大河ドラマ「青天を衝け」に出演することが決定。ディーンさんは五代才助(友厚)、町田さんは土方歳三を演じる。吉沢亮扮する渋沢栄一の人生を描く大河ドラマ第60作「青天を衝け」。このほど出演が明らかになった2人が演じるのは、栄一の人生に影響を与える盟友だ。大河初出演となるディーンさんが演じる五代は、栄一と同時代を駆け抜けた実業家。ディーンさんが日本で注目を集めるきっかけとなった連続テレビ小説「あさが来た」でもこの五代を演じており、出演当時は“五代様”と親しまれ、人気が急上昇。志半ばに早逝すると、五代ロスと呼ばれる社会現象まで起きたほど。ディーンさんは今回の出演に「大河ドラマに初めて出演させていただけることをとても光栄に思います。そして、連続テレビ小説『あさが来た』の時と同じ五代友厚役を再び演じる機会をいただいたことを心から嬉しく思うと共に、時を超えた不思議な縁を感じております」とコメント。「力強い生き様や、成し遂げた偉業について、視聴者の皆様と共に更なる理解を深めていけるよう『五代さん』を全身全霊で演じます」と意気込みを語っている。また、主演ドラマ「西荻窪 三ツ星洋酒堂」ももうすぐ放送開始となる町田さんが演じる土方は、池田屋事件で功績を挙げた新選組の“鬼の副長”。幕臣になった栄一とある任務で出会い、意気投合する。「幼少の頃、木刀を振りながら新選組のダンダラ羽織を一度は羽織ってみたいと思っていた」とふり返る町田さんは、出演に関して「あまり広くは知られていない渋沢栄一と土方歳三の関わり、交わらなさそうな人との出会いによって、何か変化が起こり今の時代にも繋がるなんて本当に面白いものだなと感じます。バラガキ、土方歳三の誠とは何だったのか、寄り添いながら自分なりに体現したいと思います」と心境を明かしている。大河ドラマ「青天を衝け」は2月14日(日)より放送開始(NHK総合:よる8時/BSP・BS4K:午後6時)。(cinemacafe.net)
2021年02月09日2月14日(日)にスタートする新たなNHK大河ドラマ『青天を衝け』(20時〜20時45分。※2月14日放送の初回は15分拡大で20〜21時。総合ほか)は、’24年に登場する新・一万円札の顔・渋沢栄一の人生を描く。栄一を演じるのは、大河初出演にして主演の座につく吉沢亮(27)だ。初回放送を控え、現在の心境をこう話す。「まだ実感がわかないです。撮ったものが世に放たれていく不安もありますが、必死で撮っている状況なので、いいものができているという自信はあります。皆さんの感想がすごく気になります」(吉沢・以下同)大河ドラマといえば歴史上のカリスマが主役、というイメージだが、渋沢はこれまでの主人公とまた違った存在感を持つ人物にも思える。「ある意味、派手な部分がないんです。泥くさいんですけど、最後まで生き抜く生命力みたいなものは渋沢栄一の魅力だと思うので、特に今の時代の人たちに見てほしいと思います」91歳まで生きた近代日本資本主義の父を吉沢はどう演じるのか。新たな一面が見られるに違いない。「女性自身」2021年2月16日号 掲載
2021年02月06日来月放送開始予定の大河ドラマ「青天を衝け」より、第3弾となるキャスト17名が発表された。吉沢亮主演、作・大森美香で贈る第60作目「青天を衝け」は、渋沢栄一を主人公にした物語。血洗島の百姓として育った渋沢栄一は、やがて江戸、そして京へ飛び出し、徳川慶喜の家臣へ。今回明らかになったキャストは、攘夷と倒幕に揺れる政治の中心地、江戸・京で活躍する主な登場人物たちだ。まずは<江戸幕府>、第14代将軍・徳川家茂を演じるのは、連続テレビ主節「ひよっこ」、「今日から俺は!!」、「きのう何食べた?」、「TWO WEEKS」など、演じる役柄が度々大きな話題になる磯村勇斗。初めての大河ドラマ出演となる磯村さんは「お芝居以外にも身に付けることがたくさんあり、しっかり体になじませて撮影に臨みたいです」「家茂に恥じぬよう短い生涯の生きざまを責任を持って生きたいと思います」と意気込む。また、家茂の正室・和宮を演じるのは、元「乃木坂46」の深川麻衣。「史実では、和宮は悲劇の皇女として描かれていることが多いですが、この作品を通して、時代に翻弄されながらも強く生きた和宮の人生に寄り添いながら、悲しみだけでなく、葛藤の先にある幸せも表現できたら…と思っています」とコメントした。また、<水戸藩・一橋家>慶喜の兄・慶篤役には、連軸テレビ小説「花子とアン」の中島歩。最後の水戸藩主となる慶喜の弟・昭武役には、「仮面ライダージオウ」の板垣李光人。一橋家家臣・猪飼勝三郎役を、「踊る大捜査線」シリーズの遠山俊也。同じく家臣の川村恵十郎役に『探偵はBARにいる』『図書館戦争』シリーズの波岡一喜が決定。ほかにも、国父として藩政を動かす島津久光役を池田成志、西郷隆盛役を博多華丸、大久保利通役を石丸幹二、折田要蔵役を徳井優。宇和島藩主・伊達宗城役を菅原大吉、土佐藩主・山内容堂役を水上竜士。孝明天皇役を尾上右近、岩倉具視役を山内圭哉、中川宮役を奥田洋平、三条実美役を金井勇太。栄一と喜作が武器の調達に訪れる、江戸の武具商・梅田慎之介役を渡辺徹が演じる。大河ドラマ「青天を衝け」は2月14日(日)より放送。(cinemacafe.net)
2021年01月26日吉沢亮が演じる新一万円札の顔としても注目される渋沢栄一を主人公にした、大森美香作の大河ドラマ「青天を衝け」。この度、出演者発表第2弾として、上白石萌音、川栄李奈、大谷亮平、要潤、小池徹平ら20名が発表された。<徳川家>の人間として、第12代将軍・家慶役を吉幾三、第13代将軍・家定役を渡辺大知、家定の正室・篤君(天璋院)役を上白石萌音、家定の乳母・歌橋役を峯村リエ。<一橋家>の人間として、慶喜の養祖母・徳信院役を美村里江、慶喜の正室・美賀君役を川栄李奈が演じる。また、幕府の実権を握る大老・井伊直弼役を岸谷五朗。25歳で老中となった若きエリート、阿部正弘役を大谷亮平。同じく老中の堀田正睦役を佐戸井けん太。海防掛・永井尚志役を中村靖日。福井藩主・松平慶永(春嶽)役を要潤。福井藩士・橋本左内役は小池徹平に決定。ほかにも、栄一の故郷の人々として、尾高家の母・やへ役を手塚理美、尾高惇忠の妻・きせ役を手塚真生。栄一に影響を与える人々として、岡部藩代官・利根吉春役を酒向芳、剣豪・真田範之助役を板橋駿谷、儒学者・大橋訥庵役を山崎銀之丞、江戸の酒場で栄一と出会う水戸藩士・藤田小四郎役を藤原季節。慶喜の母・吉子(登美宮)役を原日出子。日米和親条約を締結させる米国海軍軍人のマシュー・ペリー役をモーリー・ロバートソンが務める。また今回の決定に主演の吉沢さんは「大先輩から同年代の方まで、世代を代表するすばらしい役者さんたち。江戸の皆さんとはなかなか会えないかもしれませんが、江戸で生まれる風を受けて、僕たち血洗島の若者たちも新たな風を生み出していきます。一緒に『青天を衝け』を作っていけることが楽しみです」とコメントを寄せている。題字は、ニューヨークにて写真による現代美術作家として頭角を現わし、近年は舞台演出、建築設計、造園、執筆に励み、終生の仕事として「小田原文化財団 江之浦測候所」の拡張を続けている杉本博司が担当した。「青天を衝け」は2021年2月14日(日)~NHKにて放送。(cinemacafe.net)
2020年11月26日「最初の歌合せであまりのレベルの差にすごい苦しくなって……」主演を務めるNHK大河ドラマ『青天を衝け』(’21年2月14日から放送予定)の撮影中というハードスケジュールのなか、ミュージカル『プロデューサーズ』(12月6日まで東急シアターオーブで上演)の公開稽古に登場した吉沢亮(26)。ミュージカル初挑戦となった今作では、コミカルで“ウブ”なダンスや、共演するミュージカル界のプリンス・井上芳雄(41)とも渡り合う伸びやかな美声が見どころ。終了後の囲み取材では、今後もミュージカルを続けるのかとの質問に「いや、もうないです(笑)」と笑いを誘った。「女性自身」2020年12月1日・8日合併号 掲載
2020年11月26日’21年より放送されるNHK大河ドラマ『青天を衝け』は、日本資本主義の父といわれ、’24年に刷新される新1万円札の顔、渋沢栄一の生涯が描かれる。9月5日、序盤の舞台となる埼玉県内の鎌形八幡神社でロケが敢行された。渋沢を演じるのは、キリッとしたちょんまげ姿も麗しい吉沢亮(26)。「周りの空気のきれいさとか清さを感じながらお芝居することができているので、のびのびと楽しく演じています。(渋沢栄一が)こういった場所で生まれ育ったことを考えると、穏やかな広い心を持った方だったのではないかと感じます」(吉沢・以下同)早速役にシンクロしている様子。クランクインは7月下旬で、新型コロナウイルス感染症対策をとりながら鋭意撮影が進められている。「現場の雰囲気もすごくよく、空気感もつかめてきたような手応えがあるので、いい方向に進んでる気がしています」大河ドラマ初出演にして主演となった吉沢のフレッシュな活躍に期待したい!「女性自身」2020年9月29日・10月6日合併号 掲載
2020年09月27日来年放送予定の吉沢亮が渋沢栄一役で主演する大河ドラマ「青天を衝け」より、序盤の舞台地・埼玉県内ロケの写真とコメントが到着した。7月下旬にクランクインした本作は、新型コロナウィルス感染症対策をとりながらも、鋭意撮影中。9月5日には、物語序盤の舞台地となる埼玉県内でロケ。この日は、吉沢さん演じる渋沢栄一、高良健吾演じる栄一の従兄・喜作、橋本愛演じる同じく従妹(のちの妻)の尾高千代の幼なじみ3人組の運命が大きく動き始めるシーンが撮影された。「現場の雰囲気もすごく良く、空気感もつかめてきたような手応えがあるので、いい方向に進んでるなという気がしています」と撮影の順調さを伺わせた吉沢さんは、埼玉ロケに関して「すごくのどかで、空気もきれいですてきな場所です。このような周りの空気のきれいさとか清さを感じながらお芝居することができているので、のびのびと楽しく演じています」とコメントした。高良さんは「現在は物語序盤を撮影しており、これからどのように役が成長していくか楽しみです」と今後の撮影に期待を寄せ、渋沢の故郷・深谷市について「やはり“深谷ねぎ”が初めに浮かびますし、深谷でくみ上げられた地下水も先ほど飲ませていただきましたが、とてもおいしかったです。深谷市など北西部にはあまり来たことがなかったのですが、自然がたくさん残っていて、(撮影現場の)神社もすばらしい雰囲気で驚きました」と語った。橋本さんは「もう1か月半がたったという実感はまだ無いのですが、重大なシーンを先に撮っていたりするので、そこに至るまでのお互いの関係を想像したり、自分の中で積み重ねなきゃいけないものが多いのが大変でした」と苦労を明かし、撮影場所の鎌形八幡神社について「神社が好きでよく行きますが、ここ(撮影現場となった神社)は、とてもお気に入りになりました」と話している。大河ドラマ「青天を衝け」は2021年放送予定。(cinemacafe.net)
2020年09月09日吉沢亮が、新一万円札の顔として注目を集める渋沢栄一を演じる2021年の大河ドラマ第60作目「青天を衝(つ)け」の出演者が発表された。橋本愛がのちの妻、高良健吾が従兄役を演じるほか、岡田健史、村川絵梨、藤野涼子らが大河初出演。さらに栄一に大きな影響を与える“対”となる存在、徳川15代将軍・慶喜を草なぎ剛が演じることが分かった。幕末から明治へ、時代の大渦に翻弄され、挫折を繰り返しながらも青天を衝くかのように高い志を持って未来を切り開いた渋沢栄一。“緻密な計算”と“人への誠意”を持ち味に近代日本のあるべき姿を追求し、約500の企業を育て、約600の社会公共事業に関わり、“日本資本主義の父”と呼ばれた人物。そんな若き心のまま挑戦を続けた男を大河ドラマ初出演にして初主演の吉沢さんが演じ、連続テレビ小説「風のハルカ」「あさが来た」の大森美香が初めて大河ドラマを手掛ける。主人公 渋沢栄一・吉沢亮「自分にとって最大の挑戦」これほど豪華で、実力のある先輩方と共に作り上げる「青天を衝け」。とても楽しみです。実業家として決して道徳を忘れる事なく、常に周りの人々の幸せを思い行動した渋沢栄一のように、視聴者の方々を含め、この作品に関わった全ての人に少しでも幸福が訪れるような、愛のある大河ドラマになればと。自分にとって最大の挑戦。皆様、御手柔らかにお願いします。お楽しみに!!栄一の父渋沢市郎右衛門・小林薫「栄一に繋がる新進の人だったのかな」今回、ドラマ「青天を衝け」では栄一の父・市郎右衛門をやらせて頂きます、小林薫です。農民ながら勘や経験だけに頼る農業ではなく、自らデータを取り研究する人でちょっとした研究者や科学者のような人だった市郎右衛門さん。栄一に繋がる新進の人だったのかな。それでいて、藍玉作りに夢中になり「指も足もかかあの顔まで真っ青だい」と仲間に声を掛けると、栄一に「かっさまの顔は青くねぇよ」と突っこまれ「うるせ!ものの例えだ」と、嬉しそうに返す親子関係。フラットにして新進。収録を重ねながら学んでいきたいと思っております。栄一の母渋沢ゑい・和久井映見「心して前に進まなければ、と」昔々の時代から今を生きる私達に繋がる、たくさんの人の思い、言葉、行動、縁。人や時代の歴史の中のひとコマひとコマを演じさせていただく事、心して前に進まなければ、と思います。笑ったり泣いたり、心配したりホッとしたり、だれかの事を思い、生きる。その心のひとつひとつをイキイキと生きる事ができますように、頑張らなくっちゃと思います。大勢の皆様の思いが重なってできあがる大河ドラマ。どうぞよろしくお願い申し上げます。栄一の姉渋沢なか・村川絵梨「明るくて少し強いお姉さん」※大河初出演初めての大河ドラマ出演が、連続テレビ小説「風のハルカ」でお世話になった大森美香さんの脚本という本当に光栄な形で叶います。心から嬉しいです。主人公、渋沢栄一と幼少期を共に過ごしてきた明るくて少し強いお姉さん。実際に証言されている事実が少ないからこそ大森さんの描くお姉さん「なか」を創造して、見てくださる皆さんにほっこりしてもらえるような家族を作っていけたらと思っています。栄一の姉渋沢てい・藤野涼子「エネルギッシュに演じていきたい」※大河初出演てい役にわくわくどきどきした気持ちを抱きながら、撮影に挑むことを楽しみにしています。ていは家族思いで、芯の通った力強い女性です。そんな彼女のように逞しく、エネルギッシュに役を演じていきたいと思います。また、役作りの中で少しずつ論語も学んでいきたいです!茶目っ気のある可愛らしい面を兼ね備えたていを、家族のように温かく見守っていただけたらいいなと思います。私なりにていと向き合って、渋沢栄一の人生の軌跡をたどっていきたいです。栄一の従兄渋沢喜作・高良健吾「身が引き締まる思い」僕は幕末の時代を生きた人たちの命の使い方に学ぶ事が多くあります。例え過激であったとしてもこの国を想う力。綺麗事ばかりではないからこそ、成し得たことや、常識とされる道から逸れて初めてわかる筋道があったと思います。過去の歴史は今に影響します。だからこそ、史実をもとに過去の時代を演じることに、しかも幕末から昭和初期を役で生きられる事に身が引き締まる思いです。楽しみです。これからの世代へ、そして今の時代を生きるみなさまへの日々の励みになるような作品を目指したいです。喜作の妻渋沢よし・成海璃子「大切に演じたい」男性社会の時代を生きた女性を大森さんがどのように描いてくれるのかとても楽しみです。よしという役を楽しみながら大切に演じたいと思います。栄一の従兄尾高惇忠・田辺誠一「栄一の兄貴的存在」近代日本の基礎、経済的な成り立ちを確立した渋沢栄一、その栄一の兄貴的存在である尾高惇忠を演じます。江戸から明治への激動の時代。その時代の熱、そして尾高惇忠の国の将来を思っての行動、生き方を、史実に忠実に、時にドラマチックに表現して、その熱をお伝えできればと思っています。大河ドラマへの参加は、1998年の「徳川慶喜」、2007年の「風林火山」以来となりますが、1年間、突っ走りたいと思います。栄一の従兄尾高長七郎・満島真之介「渋沢栄一の想いを胸に」愛と周囲の人との調和や関係性があってこその人生。「できるだけ多くの人に、できるだけ多くの幸福を与えるように行動するのが、我々の義務である。」と語った渋沢栄一の想いを胸に、キャスト・スタッフ一丸となって、新しい時代への道を開拓していけるよう、心身ともに健康で溌剌と撮影に臨みます。時代の変わり目に生きた方々の力を借り、時代の変わり目に生きる我々が、時を超えて愛で繋がり、未来への光を灯すような大河ドラマにするために。栄一の従妹、のちの妻尾高千代・橋本愛「何を大事にし、何を守ってきたか」実在した人を演じる時、一番に感じるのは生命の冒涜にならないように、という気持ちです。千代さんという女性がどんな風に戦い、何を大事にし、何を守ってきたかを、千代さんの魂と交信しながら、一年間演じ抜けたらと思います。栄一の従弟尾高平九郎・岡田健史「平九郎の“叫び”に注目して」※大河初出演この度、尾高平九郎役を授かりました岡田健史です。錚々たる、豪華な、役者の方々と一緒になって壮大な物語を作れることに感激すると共に感謝申し上げます。今、この時代に向けて、「青天を衝け」を通し、尾高平九郎を通じて、何を発信しようかと試行錯誤しながら役作りをしています。平九郎の“叫び”に是非注目していただければと思います。「青天を衝け」を、どうぞ楽しみにお待ち下さい。栄一の伯父渋沢宗助・平泉成「渋沢栄一の名付け親」あの人の「語り」から始まるこのドラマ、1ページ目から心の臓をグサリと握られています。今と違い、士農工商という身分制度が有った時代に、農民で有りながら苗字帯刀を許されていた渋沢宗助が私の役どころ。農民を束ね、一族の長として村を治めてきた宗助は、後に日本の政財界に多大な力を発揮する、渋沢栄一の名付け親でもありました。栄一の人格形成に大きな影響を与えた大人の一人として、演じたいと思います。栄一の伯母渋沢まさ・朝加真由美「しっかりと土を踏みしめ」※大河初出演今回「青天を衝け」に出演させていただくことが決まったその瞬間、嬉しさと緊張が走りました。大河ドラマという日本一のドラマ現場に入る。ジタバタした所で間に合わないとは思いつつ、今、台本を噛しみ締め、浴衣を着てお稽古させてもらっています。気持ちばかりが急がぬよう、大森美香さんや監督をはじめ、スタッフの皆様が作った戦場の中で、しっかりと土を踏みしめ、渋沢まさという役を全うしたく存じます。水戸藩主徳川斉昭・竹中直人「いったいどんな人間像になってゆくのか」「秀吉」(1996)そして「軍師官兵衛」(2014)に続き、再び大河ドラマに参加出来る事、とても嬉しく思っております。今回演じさせて頂く徳川斉昭という人物...いったいどんな人間像になってゆくのか...?! スタッフの方々と斉昭について打ち合わせを進めてゆくうちに....なんと!かなり○○な人物である事に驚きました!「うおぉぉ...!」幕末のヒーロー徳川斉昭!全身全霊で演じさせて頂きます。今から撮影が楽しみでなりません!斉昭の側近藤田東湖・渡辺いっけい「毎週ワクワクしてきます」私の演じる藤田東湖は水戸藩主・徳川斉昭の側近として生涯を終えた人。感情の起伏の激しい斉昭の傍で時に主君を励まし、時に諭し、激動の時代を生きていきます。竹中直人さん演じる徳川斉昭を時に励まし、時に諭す…。収録が実に楽しみです。大森美香さんの脚本は歴史に名だたるどんな名将も大臣も全て血の通った生身の人間なのだと教えてくれ、毎週ワクワクしてきます。皆さま、どうぞお楽しみに。斉昭の側近武田耕雲斎・津田寛治「日本人としての誇りをもって」尊王攘夷の思いを胸に天狗党と運命を共にした武田耕雲斎を演じさせて頂きます。耕雲斎はどんな思いで天狗党を率いて京に向かったのか、どんな思いで自分の命を犠牲にしたのか。幕末に散っていった命があるからこそ、当時の日本は最小限の犠牲で変われたのだと思います。僕たちが今、日本人としての誇りをもって生きていけることに感謝しながら武田耕雲斎を演じたいです。斉昭の七男、後の将軍徳川慶喜・草なぎ剛「僕の人生にとっても大きな役」今回発表された出演者の方々といっしょにお芝居ができることに幸せを感じています。頂いた台本からはエネルギーをすごく感じていて、パワーのあるストーリーを感覚を研ぎ澄ませて演じ、みなさんの記憶に深く残る徳川慶喜にしたいです。慶喜役は、僕の人生にとっても大きな役になると思います。全力をもって挑みたいと思っています。慶喜の側近平岡円四郎・堤真一「切ない人物で興味深い存在」台本を読ませていただき、わくわくしました!僕が演じる平岡円四郎は、皆さんにはあまり馴染みがない人かもしれませんが、とても切ない人物で興味深い存在です。でも、この物語には、他にも魅力的な人物が数多く登場してきます。実は他にもやりたいと思う役が多くて、困ったことに(笑)、他も演じたくてうずうずしているくらいです。今までの幕末大河ドラマとは、まったく違う新しい切り口で、とても躍動感のあるドラマになることは間違いないですね!円四郎の妻平岡やす・木村佳乃「新たな気持ちで緊張感を持って」幕末の時代劇をやらせて頂くのは、初めてです。大森美香さんと出会ってから、もうすぐ四半世紀を迎えようとしております。並ならぬ御縁を感じつつも新たな気持ちで緊張感を持って期待に応えたいと思います!勘定奉行川路聖謨・平田満「厚みのあるドラマに参加できる」実在の人物を演じる時はいつもプレッシャーを感じるのですが、あまり世間に知られていない人が大変動の時、何を感じ、どう生きたかという、厚みのあるドラマに参加できるのはとてもやりがいがあると思っています。ユーモアがあり、けれんみのない性格ながら、はからずも江戸時代の「しんがり」を務めることになった川路に、少しでも寄り添っていきたいと思います。栄一に影響を与える高島秋帆・玉木宏「栄一に関わる謎めいた男」久しぶりの大河ドラマ、楽しみにしています。そして「あさが来た」で、お世話になった脚本の大森美香さんの作品に出演出来る事、嬉しく思います。今回の役どころは訳あってお伝え出来ませんが、渋沢栄一に関わる謎めいた男を演じます。これから先の未来の為に、今を一生懸命生きる人々が活き活きと描かれていて、現代にも通ずるメッセージが込められたドラマだと思います。楽しんで臨みたいと思います。大河ドラマ「青天を衝け」は2021年放送予定。夏、クランクイン予定。(text:cinemacafe.net)
2020年07月10日