俳優の間宮祥太朗が主演を務める日本テレビ系4月期日曜ドラマ『ACMA:GAME アクマゲーム』(毎週日曜後10:30※初回は90分拡大、後10:00~)が、きょう7日からスタートする。今回は、須賀健太が演じる丸子光秀を紹介する。今作は、2013年から2017年に『週刊少年マガジン』(講談社)に連載された、原作・メーブ氏、作画・恵広史氏による同名漫画を超大型プロジェクトとして、完全実写化。13年前、父・清司を謎の組織に殺され、すべてを失った織田照朝(間宮)は、99本集めると、この世のすべてを手にすることができると言われる「悪魔の鍵」を賭けて争う、命がけの「アクマゲーム」に挑む。照朝は時に人の命を奪い合う“究極のデスゲーム”に翻弄(ほんろう)されながらも、仲間とともに鍵の謎に迫っていく。須賀が演じる丸子は8ヶ月前、反社会勢力「丸子ファミリー」トップである父親を亡くし、若くして二代目トップに就任した。「悪魔の鍵」に出会ったことでツキが回り、勢力を伸ばしてきた。本多化学という大企業の会長が、丸子に全財産を譲渡し、自殺したニュースを知り、照朝は丸子をおびきだそうとSNSを利用し罠を仕掛ける。欲望に目がくらんでいる丸子は、照朝の鍵を狙い、まだ「悪魔の鍵」の秘密を知らない照朝の前に現れ、勝負を挑む。
2024年04月07日現在放送中の『院内警察』(フジテレビ系)に続き、3月3日からは『連続ドラマW坂の上の赤い屋根』で主演を務めるなど、引っ張りだこ状態の桐谷健太(44)。“イヤミス”の名手である真梨幸子の小説が原作のダーク・ミステリーということで、どこか怪しげな雰囲気での撮影に挑戦してもらった。「最初にお話をいただいたとき、この主人公を自分が生きたらどうなるんだろう? と興味をそそられました。予想を裏切る展開は見応えがあると思います」『連続ドラマW坂の上の赤い屋根』(毎週日曜22時〜WOWOWプライム、WOWOW4Kで放送中。WOWOWオンデマンドで全5話一挙配信中)で、主人公の出版社の編集者・橋本涼を演じる桐谷健太。人間の心の闇や二面性を描く今作で、橋本という人間像をクランクイン前から染み込ませ、本番では直感的に演じられるように心がけたという。「一見、普通の人に感じるんですが、見る人によっては少し違和感があったり、あるいは不気味さがあったり、見え方が違う人間にしたいと考えていました。この作品のテーマにも通じる“人の数だけ真実がある”というところは常に意識していたと思います。現場に入ったら、ほとんど何も考えずにやれたので、そこは自分のなかでうまくハマった感じはしています」役を作り込んで現場に向かうときは、すでに橋本になっていたのか?「全然!桐谷健太です(笑)。昔、役者を始めたころは、プライベートでも役になりきっているのがカッコいいと思っていたんですよ。でも、友達に『それ嫌やわ、お前じゃないやん』って言われて反省して(笑)。もちろん役を生きるための準備はありますが、理想は『よーい、スタート』で全く違う人物になって、『カット』の声で“自分の真ん中”に戻るというのを目指しています。役以外のところは楽しい兄ちゃんでいいんです(笑)」40代で実力派の地位を築いている桐谷。俳優としての目標や課題は「特に考えていない」と語るが、その真意は?「日々の些細な出来事に感動して生きていきたいと思っているんです。それができたら、役者をやっていようが、何をやっていようが最高ですよ。日ごろから感覚を研ぎ澄ましていれば、おのずと演技にも変化が出てくると思っています」また、仕事で全力を発揮するために日常生活で気をつけていることを聞いた。「しっかり寝るとか、しっかり休む。これはとても大切にしています。これまでの自分は、本番にどれだけ力を発揮できるかということに重点を置いてきたんですが、しっかり休めば本番は勝手に自分がやってくれる。脱力することも大事だと実感しています」(スタイリング:岡井雄介、ヘアメーク:岩下倫之/Leinwand、衣装協力:ヴェルサーチェ/ヴェルサーチェ ジャパン)
2024年03月09日俳優の高橋文哉が、15日に都内で行われた映画『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』(1月26日公開)の完成披露舞台挨拶に竹内涼真、堀田真由、板垣李光人、黒羽麻璃央、窪塚愛流、橘優輝、須賀健太、吉田鋼太郎、菅原伸太郎監督とともに登壇した。同作は2021年1月に日本テレビとHulu共同製作ドラマとしてSeason1が放送され、動画配信サービスHuluで独占配信されたSeason2~4に続く、劇場版が公開される。ゴーレムウィルスという噛まれたら化け物になってしまう“謎の感染症”によって突然日常を奪われた人々の過酷なサバイバルと濃厚な人間ドラマを描いている。○■高橋文哉、劇場版『きみセカ』舞台挨拶に登場『きみセカ』シリーズに今作で初参加となった高橋は、主演の竹内らキャスト陣と笑顔で登壇したが、汗が止まらない様子。イベント終盤に「ちょっと1回外れてもいいですか?」と一時降壇するハプニングも。隣にいた竹内も「汗すごいもんな。大丈夫か……?」と心配そうな表情を見せていた。急な出来事に騒然とする会場の空気を換えるように竹内が「さてっ!」と仕切り直し、「とりあえず須賀健太にしときますか?」と登壇陣で唯一前シリーズにも参加している須賀にパスを送る。須賀も「僕の衣装のポイントなんですが……」と応え、見事な連携プレーで会場を盛り上げた。イベントが進むと高橋が「すみません! 汗がびちょびちょになっちゃって! 照明に汗を持っていかれました」と笑顔で再登壇。竹内も「倒れそうになったわけじゃないのね? よかった! 代謝がいいんだね」と笑顔を迎えていた。
2024年01月15日橋本環奈主演「トクメイ!警視庁特別会計係」最終回が12月25日放送。橋本さん演じる円と佐藤二朗演じる須賀のやり取りに「寂しくて悔しすぎた」「なんとも切ない」などの反応が続出。ラスボス“X”を演じた佐藤さんにも前回に続き改めて賞賛の声が送られている。本作は緊縮財政を強いられた警察組織が警視庁のお荷物所轄と呼ばれる万町署で、捜査費などにメスを入れる経費削減テストを行うため、経費削減の“特別命令(トクメイ)”を背負った特別会計係の一円(はじめ・まどか)を派遣する。だが円は警察を脅かす“脅迫者X”を探し出すというもう1つのトクメイも命じられていた…というストーリーが展開してきた本作。警察庁長官官房長・榊山に反旗を翻そうとする円に橋本さん。脅迫者Xに捕らわれてしまった湯川哲郎に沢村一樹。円とともに警察の不正を暴き湯川を助けようとする刑事・藤堂さゆりに松本まりか。大竹浩介にJP。月村久に前田拳太郎。中西翔に徳重聡。湯川の情報屋で殺された片桐のクレープ屋で働いていた阿久津美和に前野えま。権力に逆らえない性格の万町署副署長・中塚文雄に鶴見辰吾。警察のスキャンダルを追って転落死した新聞記者・芹沢詩織に石井杏奈。政治家に裏金を流して警察のAI化を進めようとする警察庁長官官房長の榊山慎一郎に福井晶一。湯川たちと対立しがちだった円を助けていたが実は“脅迫者X”だったことが判明した須賀安吾に佐藤さんといったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。芹沢が須賀の娘だったことが判明。須賀は自分の娘の命を奪った榊山を殺すつもりでいた。須賀と対話しつつ湯川は万町署のゴミ箱で拾ったGPS付お守りで円にメッセージを送り、それに気づいた湯川班は湯川の救出に成功する。翌日、須賀は榊山を殺すため予算会議に乗り込む。円は予算会議で榊山の不正を暴こうとするが、裏金が隠されているはずの裏金庫は空だった。予算会議の後、榊山の前に銃を持った須賀が現れ、円は身を挺して須賀を止めようとし、そこに湯川も現れ須賀を説得する…というのが最終回のストーリー。「逮捕されるなら、君がいいな」と円に手錠を渡す須賀。円が震える声で「あなたを逮捕します」と言って手錠をかけると、須賀は円の頭を撫でて笑顔を見せる…このシーンに「須賀さんが円ちゃんの頭をポンポンするシーンで泣きました。まるで父性が入り混じっているようで…なんとも切ない」「円ちゃんが初めて逮捕するのが須賀さんってことが寂しくて悔しすぎた」「須賀さんと円ちゃんの掛け合い、涙なしでは見られませんでした」などといった反応がタイムラインに上がる。また前回のラストで“脅迫者X”だったことが明かされた須賀を演じる佐藤さんの、最終回で見せた“ラスボス”ぶりにも「ふざけない佐藤二朗のお芝居凄すぎて見入っちゃったな」「悲哀と怨みの影を抱きつつも何かおちゃらけた感じ、独特だな」「縛られた湯川さんとの会話から、娘との回想、犯行に及び一円と対峙するまで、、二朗さんの正に真骨頂」など、多くの賞賛が集まっている。(笠緒)
2023年12月26日何が飛び出すか分からない。そんな破天荒な魅力を秘めた木村達成が、30歳という節目の誕生日である12月8日(金)、『木村達成コンサート -Alphabet Knee Attack Vol.2-』を大阪・松下IMPホールで開催した。木村にとっては初の大阪ソロコンサートで、昨年末の10周年記念コンサートに続く第2弾。MCは昨年好評だった川久保拓司が再び担い、大阪のみサポートする予定だったが、木村のリクエストで急遽、 12月20日(水)・21日(木) にヒューリックホール東京で行われる公演にも出演が決定。 楽しく安定感のある進行で、東京公演も盛り上げる。舞台を中心に映画やドラマでも活躍し、近年はミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』『四月は君の嘘』に主演するなど、ますます注目を集める木村。2023年も『マチルダ』『新ハムレット~太宰治、シェイクスピアを乗っとる』『スリル・ミー』と、幅広い演目で存在感を発揮したが、その頼もしい成長と、30歳の等身大の木村の魅力がストレートに伝わってくるコンサートとなった。前半は歌謡曲やJ-POPがメイン、後半はミュージカルの大ナンバーが続き、途中サプライズゲストとして木村と親交の深い俳優の須賀健太も登場した、記念すべき大阪公演をレポートする(ネタバレあり)。ステージ中央の白いピンスポットのなかに木村が静かに現れ、アカペラで歌い出す「リンダリンダ」(THE BLUE HEARTS)からスタート。曲が激しいロックサウンドへ変化すると、ときにジャンプしながら「フォー!」と雄たけび。カラフルなペンライトに染まる客席からは、「キャー!」という歓声が。さらに美空ひばりの「真っ赤な太陽」をバンドメンバーと笑顔を交わしながら洒落たアレンジで届け、一気に場内のヴォルテージが上がる。オレンジ色のシャツがまぶしいカジュアルなスタイルの木村は、「無事30歳になることができました。ありがとうございます!」と挨拶。観客の大きな拍手に、「こんなにたくさんの方に祝ってもらえて嬉しいです」と喜び、何度も「照れますね」と口にした。その後も、昭和歌謡やJ-POPが好きという木村らしい選曲が続く。「大阪に向かう新幹線でふと聴きたくなる」という「大阪 LOVER」(DREAMS COME TRUE)。事前に公式X(旧Twitter)で募集したリクエスト曲で、自身も「テンションが上がる」と言うチェッカーズの曲より「ジュリアに傷心」を披露。俳優としてスマートな役も演じ切る彼が、男前な声で弾けたパフォーマンスを見せる姿に引き込まれる。そしてMCで登場した川久保拓司から、誕生日祝いの花束をサプライズで贈られ「花束って嬉しいっすね。どうやって飾ればいいの?」と喜ぶ木村。さらに昨年のコンサートで大きな反響を巻き起こしたaikoの「カブトムシ」に続き、今年も女性アーティストの曲を2曲歌う。宇多田ヒカルの「First Love」はファンからの多数のリクエストに応えたもので、沢田知可子の「会いたい」も、「好きな曲で、自分に合うキーを探しあてて歌った」と打ち明ける。切ない心情にそっと寄り添うような透明感あるボイス、柔らかい息遣いや、木村が放つメロウな世界観に場内はうっとり。再び登場した川久保が「なんて甘い歌声。あまーい!」と叫ぶと、「ハッピーバースデイ!」と、 誕生日ケーキとともに須賀健太が現れ、知らされていなかった木村は驚きのあまり目を丸くして硬直。「何やってんの」と叫び、喜びを爆発させた。ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』『血の婚礼』などの作品で木村と共演し、親交の深い須賀健太は、パーソナリティを務めるラジオ番組で木村に誕生日サプライズを仕掛けられた「仕返し」として、今回わざわざ東京からやって来たと告白。須賀の本気のサプライズに木村は「マジ、ありがとね」と降参し、その後二人の夫婦漫才のような掛け合いに場内は大いに盛り上がった。須賀は木村のことを「人に対して真っ直ぐ」と表現し、「自分にないものをたくさん持っている人。尊敬している」と、最大級の賛辞を送った。いい感じにテンションが上がった木村は、全編英語の「It’s My Life 」(Bon Jovi)に挑戦。激しいギターチューンにパワフルなシャウトを乗せ、最後は川久保も加わり、波長の合う二人ならではのロックを聴かせる。後半はミュージカルコーナー。フォーマルな黒の衣装にチェンジした木村が客席から登場し、今年出演した『マチルダ』で演じたミス・トランチブルのナンバー「The Smell of Rebellion」(邦題:反乱のニオイ)を歌い出すと、客席から「キャー!」とひと際熱い歓声が。筋骨隆々な元スポーツマンの鬼校長。歌いながら観客ににじり寄り、高圧的な表情を見せると笑いが起きる。ジャジーにアップテンポに、そしてバラード調にと何度も転調する大ナンバーを、クセのあるしぐさも交え、笛も吹いて披露する“ザ・エンターテイナー”の木村に拍手喝采が送られた。続いて、主演ミュージカル『四月は君の嘘』より「僕にピアノが聞こえないなら」を。フランク・ワイルドホーン作曲の骨太な美しいメロディを、ロングトーンを駆使して届ける。歌の巧さ、表現力が際立つのは、次の『ジャック・ザ・リッパー』の「もう止められない」も同じ。優秀な外科医から愛のために狂気の淵へと落ちていくさまを、振幅のあるサウンドに乗せて全身全霊で届ける。歌い終わると腰を折り、呼吸を整えるほどの熱唱。「みんな僕が苦しんでいる役、好きでしょ?」と、闇を背負った役も魅力的に演じる木村ならではの発言が飛び出し、観客は拍手で応える。そして今コンサートの最後の曲に選んだのが、これもまた大ナンバーと言えるミュージカル『モーツァルト!』の「何故愛せないの?」。昨年のコンサートでは、自身が出演した『ラ・カージュ・オ・フォール~籠の中の道化たち~』 より「ありのままの私」を披露したが、木村は「30になってもその気持ちを忘れず進んでいきたい」と、今回のラストナンバーを選んだと話し、「最後に僕の心の叫びを聴いてください」と、ヴォルフガングが自分の道を歩んでいくんだと決意をぶつける楽曲を熱唱した。まさに、いつわりのない自分で、これからも突き進むという想いが伝わってきた本コンサート。最後は共演者と肩を組み、「30歳の木村達成もよろしく!」と爽やかな笑顔を残し去っていった。彼の自信に満ちた表情に、これからの輝かしい道が見えるようだった。東京公演は12月20日(水)・21日(木) の2日間、ヒューリックホール東京で開催される。大阪公演を経てパワーアップした木村が、誕生日とはまた違う歌声、表情で楽しませるに違いない。TEXT:小野寺亜紀PHOTO:松本 いづみ<公演情報>『木村達成コンサート -Alphabet Knee Attack Vol.2-』『木村達成コンサート -Alphabet Knee Attack Vol.2-』ビジュアル12月20日(水) 東京・ヒューリックホール東京17:30 開場 / 18:00 開演12月21日(木) 東京・ヒューリックホール東京12:30 開場 / 13:00 開演出演:木村達成MC:川久保拓司■チケット料金価格:11,000円※税込、全席指定 ※未就学児入場不可チケットはこちら:
2023年12月12日橋本環奈主演「トクメイ!」の第8話が12月4日放送。円をかばった須賀に「こんなに涙するとは」といった声とともに、演じる佐藤二朗にも「おふざけの無いこんなかっこいい役が見られるなんて」といった反応が寄せられている。生まれながらに極度に運が悪く、周りをトラブルに巻き込む“凶運”の持ち主ゆえ、刑事になる夢はかなわず、特別会計係として働くことになった一円(はじめ・まどか)。彼女が官房長から“特別命令(トクメイ)”を受け派遣されたのは警視庁のお荷物所轄と呼ばれる万町署。円が20%の経費削減を達成しないと万町署は統廃合されてしまう。そして円にはもう1つ、脅迫者Xを見つけ出すという“トクメイ”も背負っていた…という展開の本作。主人公の一円役で橋本さんが主演を務めるほか、万町署の刑事・湯川哲郎には沢村一樹。円のX捜査に力を貸す藤堂さゆりに松本まりか。強行班係の大竹浩介にJP。同じく強行班の月村久に前田拳太郎。アイドル好きの中西翔に徳重聡。湯川の情報屋・片桐に米本学仁。片桐のクレープ屋で働く阿久津美和に前野えま。円の心の支えでもある警務課長・須賀安吾に佐藤さんといったキャストが共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。万町署の金庫から現金1億円が盗まれ、金庫の管理責任者だった須賀は懲戒処分が濃厚となる。一方、脅迫者Xと接触する可能性がある西尾伸介参事官(隈部洋平)を尾行していたさゆりたちはあるデータを入手。そこには元警察官僚で政治家の小田切誠(堀川りょう)が、新聞記者の芹沢詩織(石井杏奈)と電話でやりとりしている音声が入っており、詩織は小田切に呼び出されたその晩に転落死していた。湯川が西尾を追及すると、その後Xのリークで西尾が抱えていたスキャンダルが明るみに。さらに湯川は小田切の元へ乗り込むのだが、そのことで停職処分となり、円も榊山官房長(福井晶一)から経費削減よりX捜査を優先するよう命じられる。警察幹部からのトクメイによる経費が所轄経費で精算されている実態を知った円はクビを覚悟で、警察全体に対し「トクメイを断固拒否する」とメールを送るが、須賀がかばって退職することになる…というのが8話の展開。円に対し自分の志を継ぐよう思いを託すと「老兵は去るときが来た」と言って、万町署を後にする須賀。彼が自分をかばって警察を辞めることになったことを知った円は須賀を追う。「私なんかのために…」と目に涙を浮かべる円に、須賀は「君こそが正義のヒーローだからだ」と口にする…。このシーンに「まさか毎週笑わせてもらってるトクメイで、しかも環奈ちゃんと佐藤二朗さんとのシーンでこんなに涙するとは」と感動のコメントをはじめ「二朗さんカッコよすぎ。。」「佐藤二朗さんの、おふざけの無いこんなかっこいい役が見られるなんて」といった声も多数。一方、ラストでは湯川に電話で「脅迫者Xの正体がわかった」と話していた片桐がキッチンカーの前で血を流し倒れている姿が…「ああああああ片桐さん殺された」「片桐、殺されてしまった。ショックです」といったコメントとともに「ほっこり泣ける展開からの驚きのラスト」「今日の内容濃すぎて頭おいついてない!」など、終盤にきての急展開に驚きの声も上がっている。【第9話あらすじ】片桐が何者かに殺され湯川が容疑者となる。怒りがおさまらない中西は湯川の無実を証明しようと、上の命令に背いて捜査すると宣言するが、たしなめるさゆりと険悪なムードになり湯川班はバラバラに。円は約束通り経費20%削減を達成したにも関わらず、榊山官房長から万町署が予定通り統廃合されると告げられ、ショックを受ける。そして湯川は警察の監視下を抜け出し、Xについて独自に調べを進める…。「トクメイ! 警視庁特別会計係」は毎週月曜22時~フジテレビ系で放送中。(笠緒)
2023年12月05日「Snow Man」の渡辺翔太が初単独主演を務める1月スタートの新ドラマ「先生さようなら」より、場面写真が公開。須賀健太と駒井蓮の出演も明らかになった。美術教師・田邑拓郎(渡辺さん)は、ノリも良く、生徒たちのお兄ちゃんのような人気者。初めて担任を持ったクラスの生徒・城嶋弥生(林芽亜里)は、目標もなく、周りの空気を読んであいまいな高校生活を送っていたが、田邑に誘われて美術部に入ることに。そして、高校生活を彩るヒントをくれた田邑に、弥生は恋心を抱いていく。しかしある日、あるひとりの女性の姿が無数に描かれた田邑のスケッチブックを見てしまう。過去に田邑は、高校生のときに出会った担任の国語教師・内藤由美子(北香那)に恋をしていた――。渡辺さんが17歳の高校生と27歳の高校教師を演じる本作は、先生に恋をした生徒だった僕、生徒に恋された先生になった僕、現在と過去、2つのラブストーリーが織りなす、繰り返される“さようなら”の物語。須賀さんが演じるのは、田邑と中学から高校まで一緒の親友・児玉俊。大学は別々の道を歩むが、田邑が教師になったいまも定期的に会い、お互いの近況をなんでも話せる良き友人だ。駒井さんが演じるのは、田邑に入学式で一目ぼれする、高校時代のクラスメイト・小林真奈。児玉俊役:須賀健太田邑の運命の原点に携わる、高校時代のキーパーソンとなる2人。原作に無かったドラマオリジナルのキャラクターを演じる須賀さんは「児玉という役は周りをよく見ていて、客観的に物事をジャッジする言動がある人だと感じています。ただ、一般論を語るところにも拓郎への思いやりや優しさが透けるように意識して演じさせて頂いています」とコメント。続けて「僕が演じさせて頂く児玉はオリジナルキャラクターということもあり、一番視聴者の皆さんに近い存在だと思いますので、ぜひ一緒にこの作品の世界を楽しんで頂けたら嬉しいです」とメッセージを寄せる。駒井さんは「真奈という役は私にとって挑戦で、なかなか掴めないところもあったんですけど、常に前向きに考えるという部分を意識しました」と話し、「過去のシーンと現在のシーンで、制服や学校という環境、コミュニケーションのとり方が異なっているのが見所だと思います」と明かした。小林真奈役:駒井蓮今作では高校生役にも挑戦する渡辺さんは、「学生時代のストーリーがこんなに描かれるとは…と、ビックリしました。この年になって学ランを着るとは思いませんでしたので!!僕の高校はブレザーだったので、中学の時以来の学ランを着ました。何回もトイレに行って、何度も鏡で学ランを着ている自分を見て、本当に何度も何度もスタッフさんに『大丈夫!?』という確認をして…『大丈夫だよ!』という言葉をもらって自分を安心させました」と少し不安もあったそう。発表された共演者2人については「須賀くんより僕がずいぶん年上かな…?というイメージがあったので2歳しか変わらないということで、一気に親近感がわき安心しました。駒井さんたちとも馴染めている…、かな?と思うようになってきたので、自信を持ってやっていこうと思っています。(笑)」と話し、「徐々に現場の空気感に慣れてきたこともあり、高校時代の現場も楽しいです!」とコメントを寄せた。「先生さようなら」は2024年1月、毎週月曜日24時59分~日本テレビにて放送予定、TVer・Huluでも配信予定(全10話)。(シネマカフェ編集部)■関連作品:攻殻機動隊 SAC_2045 最後の人間 2023年11月23日より3週間限定上映
2023年12月04日橋本環奈主演「トクメイ!」4話が11月7日放送。佐藤二朗演じる須賀の“意外な一面”にSNSでは「佐藤二朗がくせなしまともな役のわけないもんな…」「ただの良いおじちゃん上司なわけなかったんだ」などの声が続出している。本作は警視庁のお荷物所轄に経費削減という“特別命令(トクメイ)”を背負って本庁から派遣されてきた特別会計係の警察官と、ひと癖もふた癖もある個性豊かな刑事たちが時にぶつかり合い、時に協力し、次々と起こる事件を解決へと導く、新しい警察エンターテインメント。キャストは経費削減のために派遣されてきたが、その裏で万町署に隠しカメラを配し、刑事たちの行動を監視していた一円(はじめ・まどか)を橋本さんが演じるほか、円とはソリが合わない刑事課一筋の古き良き刑事・湯川哲郎に沢村一樹。バツイチシングルマザーの武闘派刑事、藤堂さゆりに松本まりか。イヤミや皮肉が多い頭脳派刑事・大竹浩介にJP。ピュアな性格の新人刑事・月村久に前田拳太郎。アイドル好きな一面を持つ中西翔に徳重聡。警察学校時代は全ての分野を首席で卒業した万町署警務課長・須賀安吾に佐藤二朗といった顔ぶれ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。湯川は円が万町署内に配した隠しカメラの存在に気づく。湯川は署をあげて経費削減を推し進めているにも関わらず、署内の監視カメラの数が増えていることに違和感を覚え、それに円が関与していると考えていた。円は脅迫者Xの調査のために監視カメラを設置していたことを明かす。そんななか管内で募金強盗事件が発生。手がかりとなるのは被疑者の足跡に付着していた植物片だったが、微量なため科捜研での分析が難しく専門家による同定調査が必要に。しかし調査を手がける西万町大学の宇佐美教授は湯川のことを激しく嫌っていた。一方、円は中西から“満面破顔茶”という幸運を呼び込むお茶を購入するが、それがマルチ集団が売っているものだと知る。中西の交際相手がマルチの会員で、マルチ集団は貧しい大学生を騙してお茶を販売させていた…というのが今回のストーリー。宇佐美が目をかけていた学生がマルチの会員で、彼女を逃がす代わりに宇佐美に納期を早めることや今後の費用について便宜を図らせるなど“違法捜査”を平気で行う須賀。そんな須賀の一面に視聴者からは「外面柔らか平和主義優しい光×狡猾気まぐれ闇上司タイプだ!」「やっぱりただの良いおじちゃん上司なわけなかったんだ、佐藤二朗」「佐藤二朗がくせなしまともな役のわけないもんな…」などの声が続出。一方、本作のOPについて俳優の戸田恵梨香がインスタのストーリーで「トクメイ!ってドラマのオープニングに私おった??????」と言及。OPでは湯川と須賀による「あぶない刑事」のパロディカットに続いて、腕に三角巾を巻いた円が大竹に敬礼するカットと、書類をまき散らすカットが続いて映し出されるのだが、これが戸田さん主演のドラマ「SPEC」のパロディとなっており、視聴者も「恵梨香ちゃん居るよねえ。当麻いるよねえ。SPEC思い出すぅぅぅうう」「さっきチェックしたらまんまSPECで笑い死にました」「トクメイ観ながら戸田さんのストーリー観て興奮してました~!!」などの反応が上がっている。【第5話あらすじ】万町署が統廃合される話が浮上するなか身代金5億円の人質事件が発生。人質となったのはハッキングによって抜き取られた万町署の機密データ。タイムリミットは今夜0時…。現場となった万町署には捜査本部が設置され捜査の指揮をとるため、警視庁から日下部管理官(浅利陽介)がやって来る。日下部を警戒する円の姿を見た湯川たち刑事課のメンバーは、2人の関係が気になる…。「トクメイ! 警視庁特別会計係」は毎週月曜22時~フジテレビ系で放送中。(笠緒)
2023年11月07日映画『アナログ』(公開中)の大ヒット御礼舞台挨拶が10月31日に都内で行われ、二宮和也、桐谷健太、浜野謙太が登場した。同作はビートたけし初の書き下ろし恋愛小説の実写化作。手作り模型や手書きのイラストにこだわるデザイナーの水島悟(二宮)は、自らが内装を手掛けた喫茶店「ピアノ」で、謎めいた女性・みゆき(波瑠)と出会う。なぜか携帯を持っていないみゆきは「お互いに、会いたい気持ちがあれば、会えますよ」と言い、2人は毎週木曜日に「ピアノ」で会う約束を交わす。やがて思いを募らせた悟は、みゆきにプロポーズすることを決意するが、みゆきは突然「ピアノ」に現れなくなる。○■映画『アナログ』大ヒット御礼舞台挨拶に二宮和也、桐谷健太、浜野謙太が登場この日はTOHOシネマズ六本木より、全国102スクリーンに向けて同時生中継が行われた。主演の二宮は全国のファンに向けて手を大きく振りながら「数ある作品の中から『アナログ』を選んでいただきありがとうございます! 102スクリーンの全国の皆さんも、今日はよろしくお願いします!」と元気に挨拶した。二宮は桐谷&浜野との親友シーンについて「この3人のシーンは見ていて楽しかったし、3人のシーンがないと成立していなかったのではないかと思うくらい、この映画の根幹になるシーン。本編には使用されなかったシーンもたくさんあって楽しかったので、映画を観ながら思い出して自分は倍楽しめたような気がする」とお気に入りの様子。悟の小学校以来の友人・高木淳一役の桐谷は「この3人のシーンでバッサリとカットされたところもたくさんあるので、DVDが発売される際に観られるようにしてほしい。僕ら自身も観てみたいから」と特典映像に期待していた。同じく悟の小学校以来の友人・山下良雄役の浜野は、今作で二宮とは初共演で「最初の頃に撮った3人での焼き鳥屋のシーンではちょっとだけ照れていた」と告白するも「その時は『二宮さん』と呼んでいたけれど、今では『ニノ』呼びだからね」と明かす。しかし二宮は「でも俺は認めてないからね。呼ぶなら『二宮君』がいい」とバッサリ。折衷案として桐谷が「『ニノ』がダメなら『カズ』にしてみては?」と提案し、浜野は「『カズ』……確かにカッコいい。その呼び方は俺しかしないわけだから」と喜ぶも、当の二宮からは「いや……『二宮君』で」とかたくなに拒まれてしまった。この日は事前に映画公式Xで3人への質問を募集。「このトリオでまた共演するなら?」との質問には、『三国志』『水戸黄門』などの候補作が挙がる中、二宮は「『ゆとりですがなにか』とかは?」とまさかの提案。桐谷が「俺たち全然ゆとり世代じゃないし! 高校の時ポケベル持っていたけど!?」と爆笑するも、二宮は「凄いニセモノ感が出るけど、まったく知らない顔して同じことをやってみない?」と、劇中の3人同様に悪ノリしていた。
2023年11月01日竹内涼真主演の極限ゾンビサバイバル『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』に、吉田鋼太郎、味方良介、吉柳咲良が出演、シンジ役・須賀健太の再登場も明らかになった。今回発表されたのは、人類最後の希望都市・ユートピアの研究タワー内で、響(竹内さん)たち地下街組の前に立ちはだかるキャスト(通称:研究タワー組)。研究タワーの最上階では、ゴーレム惨禍を生き残った優秀な研究者たちが集められ、ゴーレムウィルスに対するワクチンの開発研究が進められている。そこの指揮を執る長官・西条玄役で吉田さん、タワーを守る警備兵のリーダー芹澤龍平役で味方さん、荒廃した世界で旅をしながら響を探す謎の女性役で吉柳さんが参加。そして、Season3の最後に視聴者を震撼させた、須賀さん演じるシンジが再び登場。当初、室田シンジと名乗り、感染症専門の研究機関に勤めていた元研究員として、響たちと共に旅をすることになるが、どこか怪しい行動が気になる存在として、視聴者の間で話題に。物語が進む中、実の本名は首藤シンジ――響のかつての敵であり、ゴーレム騒動の発端となった憎き研究者・首藤公貴(滝藤賢一)の息子であることが明らかになった。今作の劇場版では、ワクチン開発に携わる研究チームのチーフ・首藤シンジとして、響たちと敵対する。そんな追加キャストも登場する初出し本編映像×メイキングのスペシャル映像が公開。これまで秘められていた研究タワー内部が見られ、滅びゆく世界とは対照的に、近未来感を放つ不気味な部屋に西条とシンジが佇んでいる。2人が話す背後には、管に繋がれ眠る幼い女の子の姿も。撮影中、吉田さんは「架空の話でありながらもすごくリアルだった」と本作の世界観について語り、須賀さんは「悪役側の重要なポジションで出演できることが嬉しかった」と再登場に喜ぶ。さらに、燃える炎が響を隔てる、キャスト大集結の新ポスタービジュアルも完成。ティザービジュアルでは、来美を想い感情が張り詰めた姿が印象的だったが、今回の新ポスターは、響がやっと会えた娘・ミライの前で押さえていた感情が止まらない、父としての姿が写し出されている。コメント・吉田鋼太郎「きみセカ」での撮影は、地方でのロケも多く、割とハードな撮影が多かったにもかかわらず、疲労感が全然残らず、むしろ普段経験できないようなところで撮影ができたりと、割と楽しい思いをさせていただきました。西条玄は、奇怪な思想をもつ人間の怖さみたいなものがあるので、それをリアルに表現できればなと思いながら演じていました。「きみセカ」ファンの皆さまも初めてご覧になる皆さまも楽しめる、本当に素晴らしく面白い作品になっております。是非ご覧ください!・須賀健太改めまして、首藤シンジ役の須賀健太です。Season3が完結した時には、どこで悪者になるのかわかっていなかったので、こうして劇場版という大事なタイミングで悪役側の重要なポジションをいただけたのは凄く嬉しかったですし、二面性が出せる役は役者としてすごく楽しい瞬間でもあるので“やってやろう”という気持ちで映画の撮影に臨みました。Season3の最終話が配信されたときにSNSで「須賀健太、お前やりやがったな」というようなコメントをたくさんいただきました。ついにシンジの「やりやがったな」の部分を壮大にお届けできると思います。是非映画館で観ていただけたらと思います。・味方良介シリーズとしては4つ、特別版は2つも続く作品、それだけ愛されて皆さんの期待に応えてきた作品のお話をいただけて光栄です。あまり携わったことのない世界観でしたが、若くエネルギーに満ち溢れた共演者たちとのシーン作りはとても楽しかったです。泥臭くても前へ前へと進んでいく主人公"間宮響"の生き様と今私たちが必要としている活力が重なり、観ている方に興奮と感動を与えているんだと現場での時間を通して実感しました。初参加ではありますが、初の劇場版ということで、これまで以上にハードで生命力のある作品になっていると信じています。是非劇場へ足をお運びください。・吉柳咲良謎の女性役を演じさせていただいた吉柳咲良です。出演が決まった時は、まさか自分が!と、驚きとプレッシャーを感じたのを覚えています。尊敬する先輩竹内さんが、長い間作り上げてきた作品に携わることができるのはとても光栄でした。それと同時に4年ぶりに共演させていただくので、少しでも成長してる姿を見てもらいたいという気持ちが強かったです。現場では緊張で何度も震えましたが、行き詰まったときに竹内さんにアドバイスをいただいたおかげで、集中力を高めて役を全うすることができました。最後の最後まで目が離せない内容になっています。ぜひたくさんの方々に観ていただきたいです。『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』は2024年1月26日(金)より公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:劇場版 君と世界が終わる日に FINAL 2024年1月26日より全国にて公開ⓒ2024「君と世界が終わる日に」製作委員会
2023年11月01日劇団「ハイキュー!!」旗揚げ公演の公開ゲネプロが18日に東京・品川プリンスホテル ステラボールで行われ、加藤憲史郎、若林星弥、藤林泰也、須賀健太(演出)が取材に応じた。古舘春一氏による大人気バレーボール漫画『ハイキュー!!』を舞台化した同作。2015年から2021年まで上演されていたハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」シリーズから、新たに劇団「ハイキュー!!」として生まれ変わり、前作で主人公・日向翔陽を演じていた須賀健太を演出家に迎え、8月19日〜27日まで上演される。○須賀健太、初演出に挑戦今回初演出に挑戦した須賀は「お話をいただいたのが1年くらい前なんですけど、この稽古が始まってからの1カ月弱というのは本当に目まぐるしく過ぎていって、1日ってこんなに短いんだって改めて感じていました。普段役者をやらせていただいているので、新しい形で舞台や表現に向き合った時間だなと思ったんですけど、より好きになった瞬間もたくさんありましたし、彼らにすごく父性が芽生えました」としみじみ。演出家としては「意外とキャストの年齢の幅もある分、僕も同年代と言っていいくらい年齢が近かったりするし、普段役者をやってるし、初演出ということで、言うことを聞いてもらえるかみたいなところもあったので、しっかりと目つきを変えて芝居の話をするのは心がけてやっていました」と心境を吐露。「今までのシリーズを演じていたからこそできる動きとか、バレーのフォームだけでなくパフォーマンスとしてどう見せるかというアプローチは経験がある方なので、そこはアドバイスをしたりしてました」と振り返った。○キャストからの感想は?「演出家・須賀健太」について聞かれると、藤林は「最初のオーディションの時、めちゃくちゃ怖かったんですよ。俳優の人が見るのと、演出家の方が見るのって全然違うだろうし、同業の方だからこそ『お前、何ができるんだよ』と見られてる感じがして、絶対この人厳しいんだなと。できる方なので、『俺だったらこうやるよ』という方かと思ったら、想像の何十倍も優しい方で、人が提出したものを一回飲み込んで、こっちの方がいいっていう演出をつけてくれる」と感謝。「それでいて俳優さんとしての目線も的確なアドバイスがあったので、皆さんやりやすかったと思っています」と絶賛した。若林も「演出家としても素晴らしい方なんですけど、いち俳優さんとして寄り添ってくださったので、『ここをこういう感じのセリフでこういう心情で言ってるんだけど、こういうふうに言ってみたら』というのも俳優の大先輩としていろいろ意見してくださって。僕も初めて舞台やらせていただいて、基礎からノウハウも教えていただいたので、僕のこれからの軸になることを一から教えてくださって、頭が上がらない」という。加藤は「須賀さんの笑顔が大好きです」と告白し、「僕は須賀さんがもともと日向をやられてたのもあって、『こういうスタンスだと表現がしやすい』とか『こういう言い方や動き方だと、セリフを言いやすくなるんだ』というのをたくさん教えていただいて、たくさん吸収させていただいて、頭が上がらないです」と頭を下げ合っていた。改めて同作の面白さについて聞かれると、須賀は「すごく共感できる人間ドラマが散りばめられているところが1番の魅力だなと思っていて、バレーボールの漫画ということで派手そうだったり、必殺技がで得てくるものを想像されやすい漫画だけど、読んでみると宮城の田舎にある高校に色んな思いを持って集まった子たちがチームになって、敵のチームと交流していって、各々が成長していくという人間ドラマが根本に描かれている」と魅力を表す。「人が生きていく中で思う色々な感情がリアルに漫画の中に落とし込まれているので、演劇にした時に絶対に嘘にならない。原作自体がリアルで共感性の高いものなので、生身で演じたら、そりゃあ感情移入できるはずだし泣けるし笑えるし、現実世界でも飛び回れる、演劇においても親和性の高い作品。そこが魅力なんじゃないかなと思っています」と語った。
2023年08月19日劇団「ハイキュー!!」旗揚げ公演の公開ゲネプロが18日に東京・品川プリンスホテル ステラボールで行われ、加藤憲史郎、若林星弥、藤林泰也、須賀健太(演出)が取材に応じた。古舘春一氏による大人気バレーボール漫画『ハイキュー!!』を舞台化した同作。2015年から2021年まで上演されていたハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」シリーズから、新たに劇団「ハイキュー!!」として生まれ変わり、前作で主人公・日向翔陽を演じていた須賀健太を演出家に迎え、8月19日〜27日まで上演される。主役の日向を演じる加藤は「1日1日が新しい発見だったり、新しい学びをいただける場所で、ここまで来るのもめちゃめちゃ早かったですし、すごい楽しいです」と心境を明かす。若林は「初舞台で初めてのお稽古、劇団員の方々が男子ばかりで、部活みたいな感じで楽しくできたので、個人的にすごく楽しく学びあるお稽古をさせていただいていました」、藤林は「劇団と言えるくらいのチームワークがあって、みんなが暇な時間がないくらいそれぞれのやるべきことがあって、みんなの力でできてる舞台だなと思いました」とそれぞれにカンパニーについて振り返った。稽古の思い出を聞かれると、加藤は「バレーボールを実際にやるとなって、フライングレシーブという前に飛んでレシーブする技が本当にできなくて、毎日練習するのが大変でした」と苦笑する。さらに「稽古をし終えた後、男性キャストの中で誰の足が1番臭いかというコンテストを開いて、誰かは言えないんですけど、殿堂入りしている人ができるくらい、みんなで和気あいあいとしていました」とエピソードも披露。藤林が「その方は昨日から足の消臭クリームを塗り始めた。それくらい頑張ってる」とフォローし、加藤は「僕は優勝者ではないです」と否定していた。一方で、加藤は「僕は緊張しいで、すぐお腹を壊すんですよ。このお仕事をいただく前の時もずっとトイレから出てこれないくらい閉じこもっていた」と明かし、「そこは誰よりも日向に似てると思います」と意外な方向からの自信を見せる。「今日はさっき行きました」と素直な加藤に、須賀は「ちゃんと報告するのもえらい」と褒めた。作品の魅力について聞かれると、加藤は「劇団ということで、ほぼみんな常にステージの上にいて常に動き続けるくらい、劇団感もあると思いますし、何よりも高校の部活という感覚がすごく表れていると思うので、自分の青春を掘り返すというか、僕は青春ですけど……」と語り、須賀も「言える年齢だと思う。今、青春真っ只中」と16歳の加藤に感心。加藤「こんな感じだったなあって思い出せる。どの年代からも見ても楽しいなとか面白かったなと思ってもらえるのが魅力だと思います」と表した。会見では、キャスト陣が前作シリーズである「ハイパープロジェクション演劇」をなかなか言えないというハプニングも。まず若林が「以前の、プロジェクションマッピングハイキュー」と言ってしまい、須賀が「プロジェクションマッピングだけじゃないから! テクノロジーじゃないので! “演劇”をはしょるな!」とツッコミ。さらに藤林も「ハイパープロジェクションマッピング……演劇」と間違いをごまかし、周囲は笑いに包まれる。最後に藤林が若林に「前作の作品名言って」とねだると、若林は「ハイパープロジェクションマッピング」ときっぱり。「“演劇”をはしょるなって! これからいっぱい(前作の)キャスト来るよ。タコ殴りにされるよ」とツッコむ須賀に、藤林は「すいません本当に、僕は(前作を)見させていただきました。本当に申し訳ないです」と謝罪していた。舞台写真撮影:高橋利行
2023年08月19日8月25日(金)にBlu-ray&DVD-BOXが発売される、桐谷健太&佐野玲於(GENERATIONS)らが出演するドラマ「インフォーマ」の特典内容が決定した。本作は、沖田臥竜の同名小説のドラマ化。あらゆるジャンルに精通する情報屋・木原慶次郎と、週刊誌の記者・三島寛治が、警察、ヤクザ、裏社会の住民たちを巻き込み、謎の連続殺人事件を追うクライムサスペンス。映像特典のインタビューでは、桐谷さんと佐野さんをはじめ、森田剛、原作:沖田臥竜、藤井道人監督の単独インタビューを収録。台本を読んだ感想として桐谷さんは、“アウトロー”だけではなく、様々な要素が詰まった作品だと語り、木原という役どころも自分にしかできない役だとし、計算ではなく直感で演じられたと話す。佐野さんも、これほど面白く、ワクワクさせられる作品はなかなかないと自信をみせつつ、周りのキャスト・スタッフに助けられたとふり返る。また、森田さんはアクションシーンについて、前半落ち着いた感じになっているが、後半はハードで頑張って演じたと静かに語っている。またメイキングでは、「“ポンコツ2号”恐怖!大乱闘シーンメイキング」「現場緊迫!カーアクション!」「インフォーマの“原点”木原&“ポンコツ1号”VS冴木」「クランクアップ」など、撮影の裏側に密着した映像を収録。逃走する車と対するスタントシーンは圧巻。愛之介役・横浜流星の喧嘩シーンでは、スタッフ指導の下、シーンの流れで急遽変わるアクションをすぐに体現する姿も楽しめる。なお、Amazon・楽天ブックスほか各ネットショップでは、商品購入者にオリジナル特典が先着付与される(※数量に限りがございます。また、デザインは変更になる場合がございます)。「インフォーマ」Blu-ray&DVD-BOXは8月25日(金)発売。(cinemacafe.net)
2023年06月11日カンテレ深夜ドラマ枠「EDGE」(エッジ)で放送中の桐谷健太主演「インフォーマ」が、3月17日(金)より「Netflix」での海外配信がスタートする。沖田臥竜の同名小説をドラマ化した本作は、社会、政治、芸能など、あらゆるジャンルに精通する情報屋・木原慶次郎(桐谷さん)と、週刊誌「タイムズ」の記者・三島寛治(佐野玲於)が、警察、ヤクザ、裏社会の住民たちを巻き込み、謎の連続殺人事件を追うクライムサスペンス。『新聞記者』『余命10年』の藤井道人が総監督を務めており、アップテンポな展開の中に激しいアクションシーンが盛り込まれた刺激的な作品だ。「Netflix」では、回を追うごとにユーザーからの注目を集め、中盤からは日本での「今日のTV番組トップ10」の常連に。第8話配信後の3月4日には、自己最高となる2位を獲得した。日本国内最終話配信開始に合わせ、海外でも190か国以上で全話一斉に配信が始まることを受け、主演の桐谷さんは「関西から全世界へ。その響きだけでワクワクが加速していきます。自分にとって初めての単独主演作が、こうして羽ばたいていくことをとても幸せに、誇らしく感じています」と心境を明かす。また「このドラマ、本当に攻めてます。この勢いを海外の方にも体感してもらい、インフォーマの世界にどっぷりと浸かって、堪能して頂きたいです」とコメントしている。「インフォーマ」は毎週木曜日深夜0時25分~カンテレにて放送中(関西ローカル)。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年03月15日Deep Sea Diving Clubが、5月10日(水) にリリースする新作EP『Mix Wave』でトイズファクトリーからメジャーデビューすることが決定した。Deep Sea Diving Clubは、"TENJIN NEO CITY POP"を掲げ、福岡から日本全国に向けてポップサウンドを発信している4人組バンド。本作には、昨年7月に配信リリースされた「フーリッシュサマー」、シティーポップ界の象徴的な存在である土岐麻子とタッグを組んだ「Left Alone feat. 土岐麻子」、切ないウィンターソング「Miragesong」、そして新曲4曲を含む全7曲が収録される。また、俳優・須賀健太が主演を務める「Miragesong」のMusic Videoが公開された。今回のMVはワンカットで撮影され、切なくも印象的な映像に仕上がっている。さらに、写真家の柏田テツヲが撮影したDeep Sea Diving Clubの新たなアーティスト写真も公開された。■Deep Sea Diving Club コメント僕たちDeep Sea Diving Clubはトイズファクトリーからメジャーデビューします今この世の中には想像もつかないくらい沢山の音楽が溢れていて、それらに簡単にアクセスができますそんな中でDeep Sea Diving Clubの音楽をあなたのその手で選んで、再生して、そして応援してくださって本当にありがとうございます本当に本当に皆様のおかげですバンドを組んで3年半 短かったような長かったようなこんな僕らでも今年の夏で4年目を迎えますもっともっと沢山の人に出会えますように!Deep Sea Diving Club「Miragesong」MV<リリース情報>Deep Sea Diving Club 新作EP『Mix Wave』5月10日(水) リリース【収録曲】1. bubbles2. フーリッシュサマー3. Left Alone feat.土岐麻子4. リユニオン5. Miragesong6. goodenough.7. ゴースト【先着購入者特典】・タワーレコード:缶バッチ・Amazon.co.jp:メガジャケ・応援店:ステッカー※応援店対象店舗は後日発表いたします。※特典は無くなり次第終了となります。※特典の内容はショップ毎に異なります。※詳細やデザインは後日発表いたします。※イベント・ライブ会場等でのご購入分には上記特典が付きません。※特典は、一部取り扱いの無いCDショップもございますので、対象店舗発表後にお買い求め予定の店舗までお問い合わせ下さい。※ネット販売につきましても、一部取り扱いの無い場合もございますので、各オンラインショップの告知をご確認下さい。関連リンクYouTube::::
2023年02月11日桐谷健太主演ドラマ「インフォーマ」が来年1月、カンテレ(関西ローカル)にて放送されることが決定した。連続ドラマ単独初主演となる桐谷さんが演じるのは、裏社会・政治・芸能など、あらゆる情報に精通する“インフォーマ”木原慶次郎。元二代目西宮会若頭補佐で、警察・裏社会の住人たちにも顔が広く、人知れず情報やメディアを操り、葬り、裏社会を動かす。本作は、木原と週刊誌「タイムズ」記者・三島寛治が、警察・ヤクザ・裏社会の住人たちを巻き込み、謎の連続殺人事件を追うクライムサスペンス作品となっている。桐谷さんは「このドラマ攻めてます。本当に民放でやっていいのってくらい攻めてます。観て欲しいです。超勢いがあると思います。観てズキュンとしてほしいです。あなたに観て欲しいです」とコメントした。そんな木原に近づき、バディとなって事件を追う週刊誌記者・三島寛治役には、桐谷さんとは初共演となる佐野玲於(GENERATIONS from EXILE TRIBE)。佐野さんも「ここまで攻めたドラマ作品は近年なかなか無かったのではないか」と話し、「とにかくこのドラマを1人でも多くの沢山の方々に観ていただきたいと心から願っています」と語っている。原作は、事件から政治や芸能、裏社会まで幅広いフィールドを題材に執筆活動を続ける沖田臥竜の書き下ろし小説で、本作では監修も務める。監督は、『新聞記者』『余命10年』の藤井道人。藤井監督は「今、私たちが生きている時代は情報に溢れていて『何が真実なのか』がどんどんと分かりづらくなっていると思います。そして、情報は隠されていればいるほど人はそれを知りたくなります。しかし、もしその情報を自由自在に操れる人間がいるとしたら…。そのアイディアを基軸として『インフォーマ』は生まれました」と制作の経緯を明かしている。「インフォーマ」は2023年1月、毎週木曜日深夜0時25分~カンテレにて放送。※関西ローカル(cinemacafe.net)
2022年11月29日ハイバイ主宰・岩井秀人が脚本・演出を手がけ、音楽・前野健太と再タッグを組んだミュージカル『おとこたち』の新ビジュアル&劇中歌『愛される資格』が公開された。『おとこたち』は、岩井秀人が主宰するハイバイの劇団公演として2014年に初演され、NHKのクローズアップ現代「男はつらいよ2014」でも取り上げられるなど話題となった作品。2016年には再演、地方五都市にて上演された。2019年上演の『世界は一人』(東京芸術劇場プレイハウス)で岩井は、ミュージシャン・前野健太とタッグを組み、初のオリジナル音楽劇に挑戦したが、その成功を得て、音楽を使ってより作品世界の幅を広げる企み、試みをやっていきたいという強い希望が、今回のミュージカル『おとこたち』に繋がったという。本作は、4人の「おとこたち」の22歳から85歳になるまでの人生に起こるさまざまな出来事、誰にでも起こりそうな“愛、不倫、老い、病、死、暴力”といった問題が詰まった物語。ユースケ・サンタマリア、藤井隆、吉原光夫、大原櫻子、川上友里、橋本さとしら豪華キャストを迎え、散々だったけど笑ってしまうような壮絶な人生が描かれる。この度、本作の新ビジュアルが解禁された。それに合わせて劇中曲『愛される資格』が、前野のヴォーカルで、YouTube『PARCO STAGEチャンネル』にて公開。この楽曲は、劇中で出演者が披露する予定となっている。なお、本作の東京公演のチケットは、明日11月19日(土)より一般発売がスタートする。ミュージカル『おとこたち』劇中曲『愛される資格』(Vo:前野健太)<公演情報>PARCO劇場開場50周年記念シリーズミュージカル『おとこたち』脚本・演出:岩井秀人音楽:前野健太出演:ユースケ・サンタマリア / 藤井隆 / 吉原光夫 / 大原櫻子 / 川上友里 / 橋本さとし 他演奏:pf. 佐山こうた / b. 種石幸也公式サイト: 【東京公演】公演日程:2023年3月12日(日)~4月2日(日)会場:PARCO劇場料金:全席指定11,000円、全席指定平日早割10,500円、U-25チケット6,000円一般発売日:11月19日(土)問合せ:パルコステージ 03-3477-5858(時間短縮営業中)PARCO STAGE公式サイト 【大阪公演】公演日程:2023年4月8日(土)~4月9日(日)会場:森ノ宮ピロティホール料金:11,500円一般発売日:2023年2月26日(日)AM10:00より問合せ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(平日11:00~18:00)※日・祝は休み【福岡公演】公演日程:2023年4月15日(土)~4月16日(日)会場:キャナルシティ劇場料金:S席11,000円、A席8,000円、B席5,000円一般発売日:2022年12月3日(土)AM10:00より問合せ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日12:00~18:00)※現在平日12:00~15:00までに短縮営業中※料金は全席指定・税込※未就学児入場不可チケット情報はこちら:
2022年11月18日杉原邦生による演出、木村達成、須賀健太、早見あかり、安蘭けいらが出演する舞台『血の婚礼』が、9月15日に東京・Bunkamuraシアターコクーンで初日を迎えた。スペインの伝説的劇作家、フェデリコ・ガルシーア・ロルカによる最高傑作とも謳われる官能的な愛の悲劇『血の婚礼』。本作は、スペインのアンダルシア地方で実際に起きた事件を元に1932年に執筆され、世界中で上演が繰り返されている名作戯曲。この古典とも呼べる作品を、独自の感性で観客に新鮮な驚きを与える気鋭の演出家・杉原邦生が、全く新しい『血の婚礼』を創り上げた。花婿:須賀健太母親:安蘭けい舞台美術家でもある杉原が、トラフ建築設計事務所と共に創り上げた舞台美術がこの作品の独創性を表す。舞台上に敷き詰められたスペインを思わせる赤土と、頭上の照明機材のアンバランスさが印象的。二幕ではそれがガラリと変わる。レオナルド:木村達成花嫁:早見あかりスペイン最高の詩人とも言われたロルカの戯曲は韻文…詩的な言葉の連続となるセリフが特徴的だが、それを時に歌で、時にコンテンポラリーダンスに合わせ、はたまたじっくりと言葉だけで聞かせるなど、様々な手法で熱量高く言葉を届ける。左から)レオナルドの妻:南沢奈央、レオナルド:木村達成望まぬ結婚をし、過去に愛した女性を忘れられず葛藤するレオナルドは、ミュージカルの新たなスターとして大作の主演を務め、映像作品でもその実力を魅せる木村達成。今までにない色気を漂わせ、愛に苦しむ男を演じる。結婚式当日に、花嫁を奪われレオナルドと対峙することになる“花婿”は、数々の映像作品で活躍しながらその演技力を舞台でも発揮している須賀健太。心優しい息子が狂気へと走る姿が印象的だ。早見あかりは、抑圧から逃れようと大胆な決断をする“花嫁”を神々しい力強さで演じる。そして、過去に囚われ息子を縛る“花婿の母親”の安蘭けいは、この世界の加害者でもあり被害者でもある女性を体現し、もう一人の主役とも言える。母親役:安蘭けい中央左から)安蘭けい、須賀健太“愛”に対する力強いエネルギーと、抑圧された環境から抜け出そうとする葛藤が感じられる『血の婚礼』。“男らしさ・女らしさ”という因習に縛られたがゆえに悲劇を招く様子は、 アイデンティティを発信していく時代へと変化の真っ只中にある現代の私たちに、新鮮な発見を与えてくれる作品となりそうだ。左から)花婿:須賀健太、花嫁:早見あかり『血の婚礼』は、10月2日までBunkamuraシアターコクーンで上演後、10月15日・16日に大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで上演される。撮影:宮川舞子、サギサカユウマ最終舞台通し稽古を終えた演出家・キャストコメント■演出:杉原邦生ゲネプロを観ていて、 自分の中で何かが滾(たぎ)っていく感覚を覚えました。素晴らしい俳優とスタッフによって劇場にいま立ち現れた『血の婚礼』の世界は、遠いようで確かに目の前にあり、わからないようで確実に自分の中にもある。そんな作品になっていると思います。人と人とがどうしようもなく生身でぶつかり合う様を、ぜひ劇場でともに体感していただきたいです。皆さまのご来場をお待ちしております!■木村達成(レオナルド役)杉原邦生大将の下、約5週間の稽古を経て、つい先ほど最終舞台稽古を無事に終えることができました。みなさまに、美しく、よごれた、けがれのない魂を堪能していただきたいと心から願っています。劇場でお待ちしてますね。■須賀健太(花婿役)まず、無事初日を迎えられる事をなにより嬉しく思っています。この作品の根本にあるのは、人間の持つ様々な感情や、人と人が作用し合うことの面白味だと感じています。この戯曲が書かれた時代から変わらず人間の奥底にある気持ちの高まりを客観的に感じて頂けたら嬉しいです。大変な状況が続いていますが、ぜひ劇場にお越しください。■早見あかり(花嫁役)まずは無事にゲネプロが終わり、明日の初日を迎えられることに一安心です。こんなに悩んで考えて、台本が見辛くなるほど文字を書き込んだのは初めてでした。その度に助けてくれた杉原さん、カンパニーの皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。正直お客さまにどう届くか、楽しみであり少し不安です。でもあとはやるしかない。とにかく観に来てください。全力のエネルギーをお届けします。■安蘭けい(母親役)劇場入りして、衣裳を着てセットを組んでいる舞台に立つと、緊張感と集中力が高まり、稽古場では出来なかったことがゲネプロでできました。初日に向けてとても手答えを感じています。『血の婚礼』という作品の、また新しい形の舞台が出来上がっていると思うので、ぜひ期待を膨らませて劇場に来て頂きたいです。その期待に応えられるような舞台が出来てると思いますので、楽しみにしてください。<公演情報>舞台『血の婚礼』舞台『血の婚礼』ビジュアル【東京公演】期間:9月15日(木)~10月2日(日)会場:Bunkamuraシアターコクーン【大阪公演】期間:10月15日(土)・16日(日)会場:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ【スタッフ】原作:フェデリコ・ガルシーア・ロルカ翻訳:田尻陽一演出:杉原邦生音楽:角銅真実、古川麦【キャスト】木村達成須賀健太早見あかり南沢奈央吉見一豊内田淳子大西多摩恵出口稚子皆藤空良澤田理央 / 脇山桃寧(Wキャスト)安蘭けい【演奏】古川麦HAMA巌裕美子舞台『血の婚礼』ダイジェスト映像<東京公演イベント情報>■シークレットムービープレゼント対象日程(終了分は割愛)9月21日(水) 13:309月21日(水) 18:309月22日(木) 13:30内容:稽古や舞台裏などここでしか見られないキャストの貴重な様子など■アフタートークイベント対象日程9月16日(金) 13:30(登壇者:木村達成、須賀健太、安蘭けい)9月22日(木) 13:30(登壇者:木村達成、須賀健太、南沢奈央)9月24日(土) 17:30(登壇者:木村達成、須賀健太、杉原邦生(演出))★追加9月27日(火) 13:30(登壇者:木村達成、須賀健太、早見あかり)詳細はこちら:■ホリプロステージ☆デジタルスタンプラリー取得スタンプの数によってメッセージボイスやクリアボトル、サイン入りパンフレットをプレゼントいたします。詳細はこちら:チケット購入リンク:関連リンク公式HP::
2022年09月16日永瀬廉がクローン信長を演じる「新・信長公記」の8話が9月12日放送。西畑大吾演じる豊臣秀吉と須賀健太演じる加藤清正の“友情”に「エモすぎ」「今回のMVPでした」などの声が殺到、伊達の眼帯の秘密にも「全部持ってかれました」などの反応が集まっている。甲斐谷忍の「新・信長公記~ノブナガくんと私~」をドラマ化した本作は、戦国武将のクローンたちが高校生となって学園のてっぺんを目指す新しい学園天下獲りエンターテインメント。武将のクローンたちが集められた銀杏高校特進クラスの織田信長を永瀬さんが演じ、家康とともに黒百合高校のペリーらに拉致された日下部みやびには山田杏奈。武田信玄に満島真之介。豊臣秀吉に西畑さん(なにわ男子)。明智光秀に萩原利久。上杉謙信に犬飼貴丈。伊達政宗に三浦翔平。黒田官兵衛に濱田岳。井伊直政に駿河太郎。竹中重治に柳俊太郎。本多忠勝に阿部亮平。加藤清正に須賀さん。酒井忠次に長田成哉。真田幸村に田野倉雄太。今川義元に松大航也。みやびとともに捕われた徳川家康に小澤征悦。銀杏高校のAI理事長・別府ノ守与太郎に柄本明といったキャストが共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。家康は黒百合高校のペリーや、彼らを操るクローンを生み出した博士の息子(波岡一喜)に対し、みやびと家康の奪還を宣言。家康を憎んでいたはずの信長たちが、なぜ家康を助けようとするのか。息子は「叩き潰す……!」と声を張り上げる。家康が変わると信じる信長は、家康を含めて初めて成立する作戦を立てるのだが…というのが今回のストーリー。みやびと家康が捕われた教会に向かう信長と本多と伊達の前に、ジャンヌ・ダルクが現れる。伊達は自分が相手をするといいジャンヌと戦うことに…実は2人は幼少期に面識があり、男の子たちに絡まれたジャンヌを助けようとして伊達が目を負傷、眼帯をすることになった過去が明かされる。伊達を守れなかったことをいまだ悔やむジャンヌに、伊達は眼帯を外して右目が見えていることを明かし、「もう苦しまなくていい。強さは誰かを守るためにあるんだろ」と告げる…。この展開に「伊達さまの眼帯もダテだった」「荒ぶってまた眼帯外した伊達様に全部持ってかれました」「伊達政宗の目の負傷の過去良い…それで目の前で眼帯外してくそかっこいいこと言うんですもん惚れますよ」などの声が殺到。一方、家康を“変える”ために、あえて危険な任務を負った秀吉は、かつて旗印戦を戦った加藤清正と制服を交換。加藤の想いを託され戦いに臨む。「俺はお前が認めた男」として自らの背中の虎を託した加藤と、そんな加藤たちの想いをつないで家康に“変わる”よう説得する秀吉。秀吉と加藤との友情にも「過去に旗印戦で戦った加藤清正と豊臣秀吉の絆も胸アツ!」「かつて戦いお互いを認めた2人が制服を交換してお互いが背負うものを背負って戦うとかエモすぎん?」「加藤清正と豊臣秀吉の関係性もよかったなぁ虎の服貸してあげたの、ふわぁぁってなった!」「加藤清正と豊臣秀吉が今回のMVPでした」などの声が送られている。【第9話あらすじ】家康に旗印を掲げた信長。黒田官兵衛がその理由を問うと信長は「家康との戦いの先に最後の戦いが待っている。俺はそこまで辿り着かねばならぬ」と言い残し、教室を出ていく。その様子を見ていた別府ノ守は、信長が“総長”の正体に気づいていると考え、意味深に笑う。その後、自宅に帰ったみやびは、花梨(柚希礼音)と名乗る女性に声をかけられる…。「新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~」は毎週日曜22:30~日本テレビ系にて放送中。(笠緒)
2022年09月12日街中で芸能人を目にした時、写真撮影やサインをお願いする人は多いもの。残念ながら中には、芸能人を盗撮する人が一定数いるのも事実です。2022年9月2日、俳優の須賀健太さんは、電車内で盗撮の被害に遭ったことをTwitterで報告しました。電車で普通に人の写真撮れる勇気がすごい。気付いてますよー— 須賀健太 (@suga_kenta1019) September 2, 2022 盗撮をした人は、こっそりとカメラを須賀さんに向けて、バレてないと思って撮影したのかもしれません。しかし須賀さんは、「気付いてますよ」とコメント。須賀さんは2021年7月にも、一般人から盗撮されたことをTwitterで明かしていました。また盗撮されたかも…かなし。— 須賀健太 (@suga_kenta1019) July 22, 2021 盗撮されたことに「悲しい」と気持ちを表明しても、なお被害は続いているようです。須賀さんの投稿に、さまざまな反応が上がりました。・ありえないくらい失礼なこと。芸能人だからといって、盗撮が許されるわけではないのに。・ファンであるなら、せめて許可を取って撮影すればいいのにと思う。・自分が知らない人に写真を撮られたら、どんな気持ちになるのかを考えてほしい。芸能人にとって、自分を応援してくれているファンがいるのは、嬉しいことです。一方で盗撮は、「バレていないはず」と考える人の気持ちとは裏腹に、芸能人本人が不快に感じる出来事。写真撮影の許可を求め、本人が応じてくれた1枚を撮ることが、マナーではないのでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2022年09月05日●舞台の取材が復縁の取材に?スペイン文学を代表する劇作家で詩人のロルカによる“愛の悲劇”『血の婚礼』がこのほど上演される(9月15日〜10月2日 Bunkamura シアターコクーン、10月15日~16日 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ)。1人の女性をめぐり、2人の男が命をかけて闘う、愚かしいほどの愛と衝動を描いた作品で、演劇界で最も熱い注目を集める演出家の1人、杉原邦生氏が演出を務めることでも話題を呼んでいる。今回主役のレオナルドを演じる木村達成と、ヒロインである花嫁(早見あかり)を巡って対立することになる花婿を演じる須賀健太にインタビュー。2人は2015年から2017年までハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』シリーズでタッグを組んでいたが、今回は全く違った役どころとなる。当時の思い出や、改めて共演することに至ったことについて話を聞いた。○■成長した姿をしっかり見せなければ――まずは久しぶりの共演ということで、ぜひ心境を教えていただければ。須賀:いや、まあ嬉しかったですね。木村:淡白!須賀:嬉しかったよ!(笑) 達成と作品をやる、それも一緒に真ん中に立たせていただけるというところに特別感がありますし、僕らに作品を任せてくださるのかと思うとすごくうれしくて。成長した姿をしっかり見せなければと気が引き締まる部分もありますし、頑張らないといけないと思いました。木村:僕も健太と同じ気持ちはありますし、改めて取材を受けさせてもらうと、本当にやるんだと……。2人で取材を受けるというのは、ちょっと照れます。須賀:何照れなの、それ?――『ハイキュー!!』上演時は2人でいっぱい取材を受けてたんじゃないですか?須賀:当時はもう会わない週がなかったんです。一緒にいるのが当たり前みたいな感じで。木村:だから、今は元カノに会ってるみたいな感じかな?2人:(爆笑)須賀:だとしたら、今カノは誰なの?木村:そういうことじゃない(笑)。でもこれめちゃめちゃ正しい表現だと思うよ! あんまりこういう表現使わないと思うけど、ずっとタッグを組んでやってた分、ベストだと思う。今回は元カノという表現でいかせてください!須賀:僕は達成の元カノみたいです(笑)――実際、互いに大人になったなと思うところはありますか?木村:それはまだ、もっと稽古を重ねないとわからないじゃないですか。もしかしたらまた戻りたいなという気持ちが湧いてくるかもしれないし。「あいつのああいうところがよかったな」とか……。須賀:いや、元カノの例えの方を広げるなよ!(笑)木村:この作品でよりを戻すから(笑)。でも本当によりを戻すの? みたいな気持ちもある。たぶん、当時の写真を見て改めて思い出すんだと思います。楽しい時、つらい時もあったし、いろんなことを話したり言い合ったり……。須賀:これ何の取材!? 復縁の記事?○■2人ともなかなか報われない役――逆に「あの時は若かったな」などと思うことはあるんですか?木村:当時出せる限界は出していたと思います。人生であんなにキネシオテープ使ったことないもん!須賀:肉体的な限界はあったよね。きっとこれからもないぐらいにやっていて、その時のベストだったと思う。20歳くらいだったから、今20代後半になって、年齢を重ねている感覚はあります。当時の取材の時とか、僕たち私服だったんですよ。そしたらこの人(木村)ラフすぎる格好でしょっちゅう怒られてて(笑)。僕はシャツとか着てるから全然合わないんですよ! でも、もうそれしかないから、そのまま撮ってました。木村:言い訳すると、シャツとかジャケットとか「身の丈に合っていない」と思ってたんです(笑)。今回はちょっと大人の色気というか、28歳になった自分の色気を存分に出せればとは思っています。――変化を感じられる部分はありそうですか?須賀:場当たりや通しになって、達成に対して「知らない間にこんなことに!」となるのかも。戯曲的にもそうだから、今の達成の演技を感じるのは稽古でも後半になるかもしれないです。木村:健太には最大限幸福を演じていただいて、僕は絶望に突き落とすという役を担います。幸福のオーラを持っている俳優さんの1人だから、突き落としがいはあります。僕はどちらかというと絶望を感じさせられる役をずっとやってるので……(笑)。今回はある意味死神的なポジションではあるのかな?須賀:色気は楽しみですね。僕に持ってない部分というか、男らしさみたいな……。木村:色気、あるでしょう?須賀:色気キャラではないよ! 対局にいるからこそ、一緒に芝居できることがすごく楽しいし、気が楽かもしれないです。木村:でも当時も今も変わらないのは、舞台上では絶対上手と下手に分かれる2人なんですよ。今回は決闘の場面もあるかもとか、ちょっと歌ったりもするかもということもあって、どこまで実現するかもわからないのですが、劇場でお客さん一人ひとりに刺さるようなセリフをぶつけなければいけないし、きっと稽古場から2人で本当に(早見)あかりさんを取り合わなきゃいけないんだろうなと。――須賀さんは映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』のインタビューで「永遠の恋人未満」と言われ、報われないのが似合うというお話だったんですが、今回もちょっとそういうところがある役ですね。須賀:報われないですね。まだまだ春が訪れないです(笑)木村:春、訪れたいの?須賀:もういいかなと思ってきちゃった。報われないポジションを欲してる部分がある(笑)木村:でも、僕も報われてないよね!? 最終的に彼女とハッピーエンドみたいな役がない。須賀:ハッピーエンド顔じゃないもん!木村:どんな顔!?(笑)須賀:なんか、過酷であってほしい(笑)木村:そういう作品、好きな方も多いしね(笑)須賀:役者はみんな、どMなんです。つらい環境に置かれないことないじゃん。僕の役もずっと報われないと思います(笑)●「こんなこと言うやつじゃなかった」驚き!?○■同じ感覚にたどりついた――今回、当時とはまた表現の違う舞台に挑まれるようにも思いますが、そこについてはいかがですか?須賀:僕はお芝居をする上で、年々肉体と感情のバランスの方を考えるようになっていて、表現の差としてはあまり感じていないんです。パフォーマンスがあるものであれ、朗読劇であれ、演じるということを考えると、身体表現と感情表現は切り離せないと思う。どんな芝居であっても、急に踊り出すかもしれないし、別物という捉え方はしていません。見え方の問題はあるかもしれないけど。木村:僕も考え方同じ! やることも変わらないし、自分の気持ちをぶつける以外の何ものでもないから。最近は舞台も映像も、距離感の違いなだけで本質は変わらないなと思っています。近くで話すか、遠くで話すか、どっちのフォーカスでどこのお客様まで届けたいか。作品やキャラクター、自分の中に生きた人が変わるだけで、やりたいことは変わらないかなと思う。ただ今回はスペインという自分が踏み入れたことのない土地だし、時代背景もまだ感じられてないから、そこは勉強だと思っています。――お二人とも、同じ感覚のところにたどりついている感覚があるのでしょうか?木村:『ハイキュー!!』の時のインタビューは、健太がすごくいいこと言うから、僕はもう隣でちょける一方で……。2人:(笑)木村:今こうやって話してみて、ああ、やっと健太と同じ考え方になれるような役者に成長できているのかなと思うとすごく嬉しいです。芸歴、何年?須賀:4歳からだから、23年かなあ?木村:僕は頑張って健太の背中を追いかけて……。須賀:待ってください、こんなこと言うやつじゃなかったですから!(笑) 今しおらしくしてますけど!木村:(笑)須賀:もっと「俺は俺の道を行く」みたいな感じだった!(笑) 僕も身体表現から感情に落とし込むところがあるから、答えは一緒だけど式が違うみたいな感じがあって。でも今もたぶんちょっと違うんだろうけど、前よりもお互いに式を知ってる感じがするから、実際に一緒に舞台に立つのが楽しみです。こういう話をすることになったのが、お互い大人になったということのかもしれない。――木村さんは、当時須賀さんのどういうところをすごいなと思っていたんですか?木村:自分で思ったことをちゃんと自分の言葉として発することができるのが、すごいなと思ってて。僕は頑固だし自分に嘘をつけないという気持ちがあり、自分を飾るようなきれいなことが言えない一方で、ちゃんと気持ちを表すほどの経験や技量もなく、言葉としては“ちょける”ことしかできなかったんです。だから健太のことをすごいなと思ってましたし、こうやって2人で久しぶりに取材を受けていると、自分も大人になったんだなと感じられます。須賀:“元カノ"と取材を受けると、そういう感じになるんだ(笑)○■いまだに困っていることも――逆に須賀さんは、当時の木村さんについてどう思われていたんですか?木村:「お前みたいなやつが役者やってんじゃないよ」とか思った?(笑)須賀:いや、羨ましかったよ、すごく! 作品に対してまっすぐだし、俺はこんなこと言えないなと思ったし、素直に言えるってすごく素敵なことだと思うんです。違う感覚を持っているからこそ、見てて本当に気持ち良かったです。木村:でも、もしかしたら今も変わらないのかな? 意気込み関係のコメントを求められる時は、いまだに困ってます。「もう、やるだけなんで」という答えしか浮かばないから、それは当時とあまり変わってないんですよね。どうしてる? コツを教えてほしい!須賀:いや、もう「劇場でお待ちしています」を最後につければ大丈夫です。木村:ずるい!(笑)それもやるよ!? でも、その前の文言あるじゃん!須賀:いい、いい。木村:いいの!? じゃあもう一言、「劇場でお待ちしてます」須賀:それ、かっこいいじゃん。それを全部の取材でやったらよくない?(笑)木村:めちゃめちゃカッコつけて「劇場でお待ちしてます」と言った後に、インタビュアーさんに「あっ、すいません。もうちょっと欲しいんですけど」とか言われたら?須賀:「もう統一しているんで」って……。木村:(笑)須賀:それ言って帰っちゃう、みたいな。木村:帰るとこまでがワンセット!? どんだけ自信あるねん!――この話の流れだと、最後に舞台への意気込みを聞くしかないのですが…。木村:いや……!(笑)須賀:じゃあ僕、先に言いますよ!(笑) 本当に僕は達成とお芝居できることが楽しみですし、どういう形であれお客さんに感情を与えて持って帰ってもらえれば正解だと思うので、まずは稽古を頑張りたいなと思っています! どう?木村:そうですね、僕は……。須賀:しゃべるんかい!(笑)木村:いや、もう絶対「劇場でお待ちしてます」じゃ落ちない! 「お前しゃべるんかい!」がないと落ちない!(笑)須賀:たしかに(笑)木村:なんだろ!?須賀:いつも通り!(笑)木村:いつも通りやるだけだし、自分が感じた『血の婚礼』を、お客さんに全力で投げ込みたいとも思います。稽古場からみんなで真ん中に立つ、みんなが自分の意思を舞台上に表現できるような作品なので、全員で全力で戦えたらと。みんなが感じた『血の婚礼』を舞台上で表現することができたらと思っていますし……劇場でお待ちしております。須賀:おお~! いい!!■木村達成1993年12月8日生まれ、東京都出身。2012年にミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズンにて海堂薫役でデビューし、ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』などで活躍。ミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール〜籠の中の道化たち〜』(17年)でグランドミュージカル初出演。近年の主な出演作に舞台『銀河鉄道の夜2020』(20年)『ジャック・ザ・リッパー』(21年)『SLAPSTICKS』『四月は君の嘘』(22年)、ドラマ『オールドファッションカップケーキ』(22年)などがある。ヘアメイク:齊藤沙織、スタイリスト:部坂尚吾(江東衣裳)(衣裳協力:ジャケット/BOGLIOLI、シャツ/FINAMORE、トラウザーズ/BERWICH、以上すべてAMAN)■須賀健太1994年10月19日生まれ、東京都出身。98年から子役として活動しドラマ『人にやさしく』(02年)で注目を浴びる。2006年には映画初主演作品『花田少年史 幽霊と秘密のトンネル』で第30回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。近年の主な出演作にドラマ『青のSP―学校内警察・嶋田隆平―】(21年)、『新・信長公記〜クラスメイトは戦国武将〜』(22年)、映画『MIRRORLIAR FILMS Season3『そこにいようとおもう』(22年)、舞台『粛々と運針』(22年)など。ヘアメイク:齊藤沙織、スタイリスト:立山功(ブルゾン・シャツ・パンツ/DIET BUTCHER Sakas PR、その他スタイリスト私物)
2022年08月25日9月15日(木) からBunkamuraシアターコクーンで上演される舞台『血の婚礼』。それに先立ち、8月10日(水) にキャストらによるトークイベントが開催された。『血の婚礼』は、スペインの伝説的劇作家、フェデリコ・ガルーシア・ロルカの代表作。ひとりの女性を巡り、命をかけて戦うふたりの男の姿、その愛と衝動を描く。今回はトークイベントに先立って行われた取材会から、キャストの木村達成、須賀健太、早見あかり、安蘭けい、そして演出を担当する杉原邦生の声をお届けする。ーー舞台『血の婚礼』の見どころを。杉原スペイン演劇を専門とされている田尻陽一先生といっしょに新訳の台本をつくりました。今回はみなさんに届きやすい言葉で『血の婚礼』をお届けできると思います。この美しいキャストの皆さんがドロドロの悲劇を演じる、そのけがれっぷりに注目いただけたら、きっと楽しんでいただけるんじゃないかと思います。木村出てくるキャラクターがそれぞれの欲望を持って突っ走っていく作品です。僕はレオナルドという、この物語のなかで唯一名前を与えられている役。翻訳を担当された田尻さんとお話をしたところ、レオとはライオン、つまり百獣の王であり、作者であるロルカが思い描いた理想の男性だと聞きました。たくましく、自分にしかないオーラを持って、この作品をつくっていきたいと思います。木村達成須賀この作品のなかでは、僕が演じる「花婿」が、いちばんお客様に親近感を持っていただける、物語の入口のような役柄だと思っています。ストレートに言ってしまえば、奥さんを奪われてしまう役。でもそれがただ「かわいそう」なだけにならないよう、頑張っていきたいと思います。早見この作品は、本当にどのキャラクターもエネルギー、愛に対する熱量がすごいんです。まだ稽古がはじまったばかりで、立ち稽古にも入っていない本読みの段階なのに、稽古終わりはどっと疲れてしまうくらい。それほど演じる側にもパワーが必要な作品です。だからこそ、舞台でやることに意味があると思っています。わたしたちが持つ熱量をお客様に感じていただけるよう、稽古を重ねていければ。よく寝てよく食べて、一生懸命稽古をしたいと思います!安蘭稽古に入る前、ひとりで脚本を読んでいるときには、「なんてセリフが多いんだろう、これ本当に覚えられるのかな?」と不安になっていました。でもみんなと本読みをして、それぞれの役のセリフをそれぞれの声で読んでいるのを聞いたら、自然に物語が自分の中に入ってきて。「これなら覚えられるかも」と明るい兆しが見えました。20代の3人のパワーをいただきながら、それ以上のパワーで「母親」役に挑めれば。この暑さに負けないくらいに熱い熱い舞台がお届けできるんじゃないかと思います。ーー杉原さんが「ドロドロの悲劇」とおっしゃいましたが、具体的にはどんなドロドロ具合でしょうか?杉原早見さんが演じる花嫁と須賀さんの花婿は婚約しているんですが、花嫁と元カレであるレオナルド……木村さんですね、実はこいつら、夜な夜な逢引してるんです。須賀言い方(笑)。杉原そしてこともあろうに、結婚式当日にふたりは駆け落ちしちゃうんですよ。それくらいドロドロです。まあ結婚式の日ということはないまでも、最近でも案外ありがちな話だったりしますよね。そういう愛の欲望につっぱしっていく若者たちの姿は、一方で清々しくもあり、かっこよくも美しくもあるんじゃないかなと僕は思っていて。そういうところを見せられたらと思っています。杉原邦生ーーロルカはスペインの劇作家ですが、台詞回しにスペイン独特のものはありますか?杉原あ、とくにスペイン独特のものはないですね。ただ、新訳で俳優さんも話しやすい、観客も聞きやすいセリフになってはいるので、物語に入っていただけると思っています。木村セリフ回しについては、ちょうど昨日の稽古で杉原さんから「韻文と散文」について話がありました。口ずさんでしまいたくなるようなセリフで、それでいて、そこに魂もこもっていて。かっこいいセリフがたくさんつまっているので、ぜひ注目していただけたらと思います。ーーこの作品は愛がテーマということですが、最近愛を感じたことは?杉原今年の2月にコロナに感染したとき、友人や周りの人が、食べきれないほどいろんなものを送ってくれたり、食料を持ってきて玄関にかけておいてくれたりして。それに愛を感じました。早見私は娘がいまして、家で台本を読んでいても、何をしていても「ママ!ママ!」と呼ぶんです。そのたびに「ママでーす!」と答えていたら、なんでも真似する時期の娘がそれも真似するようになりまして、最近はずっと「ママでーちゅ!」と言っていて。かわいいなあと。愛してやまないものといったら今はやっぱり娘ですね。早見あかり須賀いや、このエピソードは超えられないでしょう!木村そうだね……。日々愛は感じていますが、「これ!」というものが今思い浮かばないので、身近な方々、僕に愛をください(笑)。須賀僕はけっこうよく行くお寿司屋さんで、うに1種、いくらが2種のどんぶりを注文したら、先日うにが3種乗ってきました。 愛です!安蘭私は、愛ってなんだろうな、と日々思います。須賀深っ(笑)!安蘭よく「自分を愛さないと人を愛せない」って言うじゃない? でもなかなか自分を愛すのって難しい。ということは、人に愛を与えられていないのかな? と思ったりします。もっと自分を愛さなきゃいけないですね。安蘭けいーーこの作品は生演奏とともに上演されると伺いました。またキャストの皆さんも歌われると聞いています。どのような音楽が奏でられるのでしょう?杉原音楽は角銅真実さんと古川麦さんにお願いしています。角銅さんは過去にもご一緒していますが、彼女の音楽には、包み込むようなやさしさやおおらかさと、とがった部分との両方があるんですよ。『血の婚礼』という作品は愛の物語ですが、愛というものも、やさしい部分と、行き過ぎると狂気になってしまうような部分と、両方あるじゃないですか? ですので彼女の音楽が交わることで、この作品の魅力をまた引き出してくれると思います。ーー曲はもうできあがっているのでしょうか?杉原まだ数曲ですが。昨日ちょうど歌稽古をやったんですよ。リズムが4分の5拍子という摩訶不思議なもので、さらにそこに難しいメロディがのっかっている。みんなで苦戦しながら1、2時間やりました。安蘭みっちりやったよね。杉原でも、これが俳優さんの身体に入って舞台上に音楽としてのると、すごくかっこよくていいものになる予感がしました。だからメロディーも拍子も変えずに、キャストのみなさんに頑張ってもらおうと昨日心に誓いました。早見初めて聞いたときは、何もわからない状態だったんです。でも2時間でも練習して耳に染み込んでいくと、すごくクセになる。もしかしたらお客様も口ずさんで帰るんじゃないかなというくらい。まだまだみんな譜面を一生懸命見て、お互いに様子見しながら歌っている状態ですが、素敵なものになりそうで楽しみです。木村たしかに、不思議な魔力があるよね。スペインの作品をやる上で、音楽は切っても切り離せないと思うんです。僕はミュージカルをやることが多いんですが、まだまだ難しい曲ってあるんだなと今回思いました。これからこの歌がこの作品にどんな変化を与えてくれるのかワクワクしています。須賀皆さん譜面を見て「ここ、こうなってるんだ」とか言ってたんですけど、個人的には何もわかってなくて。まず、譜面が読めない(笑)。だから早く追いつきたいです。でも生演奏って、役者からすると感情に寄り添ってくれる感じがあるので、それが楽しみです。須賀健太安蘭私は本当に昨日の歌稽古がすごく楽しかった。スペインやこの作品のイメージとは一見違うんだけど、すごく心地よくて。杉原さんが「もう1回!」「もう1回!」と何度も繰り返させるんですよ。「あ、杉原さんってこういうタイプなんだ」と発見でした。杉原けっこうスパルタでしたよね。安蘭でもすごく楽しかった。早見そうそう、「お願いします!」って部活みたいに。木村このタイミングでみんなで歌稽古をして、まずグルーヴを作れたのはよかったですよね。杉原僕、高校の時「学校行事王」だったので、昨日はそのノリが出てしまいました。木村僕はそのとき、「男子ちゃんとやって!」って言われるタイプ。須賀僕は学生時代、合唱コンクールとかでは指揮者をやってたんです。僕が指揮をするので、杉原さん、本番も客席から歌ってください(笑)。取材・文=釣木文恵撮影=源賀津己<公演情報>『血の婚礼』【東京公演】2022年9月15日(木)~10月2日(日)会場:Bunkamura シアターコクーン【大阪公演】2022年10月15日(土)・16日(日)会場:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ原作:フェデリコ・ガルシーア・ロルカ翻訳:田尻陽一演出:杉原邦生音楽:角銅真実 / 古川麦出演:木村達成 / 須賀健太 / 早見あかり / 南沢奈央 / 吉見一豊 / 内田淳子 / 大西多摩恵 / 出口稚子 / 皆藤空良 / 安蘭けいチケット情報はこちら:
2022年08月19日劇団『ハイキュー!!』の旗揚げ公演が2023年に行われることが、本日8月13日に東京・大田区総合体育館で開催された『「ハイキュー!!」×V.LEAGUE ALLSTAR SPECIAL MATCH “THE VOLLEYBALL”』で発表された。『ハイキュー!!』は、集英社『週刊少年ジャンプ』で2020年7月まで連載されていた古舘春一によるバレーボール漫画。2015年11月にハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』として初めて舞台化されると、熱い演技や最新映像テクノロジーを駆使した表現など演劇として様々な挑戦を続け、2021年に終幕を迎えた。今回そのキャスト・スタッフたちの熱い思いを集めひとつの形に昇華すべく、新カンパニーが発足。劇団『ハイキュー!!』を牽引するのはハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』で日向翔陽を演じていた須賀健太で、自身初となる演出を手がけ、新しい『ハイキュー!!』を生みだしていく。併せて、須賀からの動画コメントとハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』シリーズの演出を手がけたウォーリー木下からのコメントが到着した。■須賀健太 コメント(動画より抜粋)演出をさせていただくことになりました!演劇を通してハイキュー!!をぜひ体感していただきたいと思います。演出家として新しいハイキュー!!の一面をまた知れるのかなと思うと今から楽しみです。演出1年生頑張っていきたいと思います!よろしくお願いします!■ウォーリー木下 コメント「ハイキュー!!」が新しい舞台になって帰ってくる、それも健太が演出と聞いて、驚きと喜びでいっぱいです。青春のバイブルとして、いつまでも色褪せない原作「ハイキュー!!」の良さをよく知っている健太、そして演劇であることをどこまでもこだわっていた健太、彼ならきっと期待以上の舞台を作ってくれると確信しています。とてもとても楽しみにしています。もしもキャスティングで悩んだら僕のことも思い出してください(セッター希望)。須賀健太 コメント<公演情報>劇団『ハイキュー!!』旗揚げ公演2023年上演予定原作:古舘春一『ハイキュー!!』(集英社 ジャンプ コミックス刊)演出:須賀健太関連リンクTwitter::
2022年08月13日俳優の桐谷健太、ロックバンド・THEイナズマ戦隊の上中丈弥、山田武郎、久保裕行、中田俊哉が20日、都内で行われたキリンビール「今日もスカッとサイコーだ!新『のどごし』完成発表会」に出席した。キリンビールは、新ジャンルカテゴリーで人気の「キリン のどごし」」を4月より味もパッケージもリニューアル。それに伴い、この日から新CMが全国で放映をスタートし、桐谷健太がバーベキューやお祭りなど夏の行事で同商品を味わうという内容となっている。また、You Tubeではこの日からブランドムービーも公開。桐谷がCMソング「今日もふつうでサイコーの唄」を担当したTHEイナズマ戦隊やPUFFYとともにコラボレーションしている。撮影では同商品を何度も飲んだという桐谷は「普通に『のどごし』を飲みながら撮影するだけだったので楽しかったですね」といい、「メチャクチャ美味かったです。進化していますよ。宇宙は膨張していると言われていますが、『のどごし』も調和しながらどんどん進化していると感じました」と同商品を絶賛。また、この日は途中から登壇したTHEイナズマ戦隊の演奏で「今日もふつうでサイコーの唄」を熱唱し、「テンションをもらいました。皆さんに元気を届けるつもりが、僕自身、テンションが上がりました。この歌は歌っても聴いても好きなので、メチャクチャ楽しかったし嬉しかったです」とご機嫌だった。また、この日はブランドムービーで共演したPUFFYがビデオレターで出演。初めての共演となったPUFFYについて桐谷は「ナチュラルなお二人で、お話していてメチャクチャ楽しかったしうれしかったです。PUFFYさんはずっと見てましたので、一緒に歌って楽しく演奏できたこと自体が幸せな瞬間でした」と振り返り、ビデオレターで出演したPUFFYの「みんなでバンドを組んで歌番組に出たい」という提案に食いつき、「歌番組は考えていませんでしたね。歌番組イイですよね。PUFFYさんとTHEイナズマ戦隊さんと出れたらという思いはあります」と歌番組の出演に色気も出した。また、CMやブランドムービーのコンセプトにからめ、「自身のちょっとしたハッピーな瞬間は?」という質問に「ブランドムービーではタイミングで青の信号が続いたりゆで卵がツルンと剥けたりしますが、最近そういうことがめっちゃ起こるんです。単純に何気ない瞬間に幸せを感じることが多いんですよ。心の何処からかフワッと湧いてくる瞬間を最近は大事にしたいと思っています」と答えていた。
2022年06月20日舞台『血の婚礼』が9・10月にシアターコクーンにて上演され、木村達成、須賀健太、早見あかり、安蘭けいらが出演することが28日、明らかになった。同作はスペインの伝説的劇作家、フェデリコ・ガルシーア・ロルカによる官能的な名作悲劇。スペインのアンダルシア地方を舞台に、婚約した一組の若い男女が互いの家族の期待を背負いながら結婚式を迎えようとする姿、そしてそこに現れた花嫁の昔の恋人がすべてを変えてしまう抑えきれない愛を描く。数奇な血の宿命、言葉では説明のつかない愛と衝動、地の因習に縛られた男たちの闘い女たちの戦いと絡み合う事象が、ドラマを生んでいく。“生身の人間のむき出しの熱情”を舞台上から浴びることができる、情熱的な演劇作品となっている。実際に起きた事件を元に1932年に執筆され、翌年にロルカ自身の演出によりスペインで初演、同年にアルゼンチンでも上演された同作だが、今回の演出は、国内外の戯曲だけでなく歌舞伎の演出も手掛けるなど、演劇界から熱い注目を浴びる気鋭の演出家・杉原邦生が務める。スペイン演劇の翻訳を多数手がけてきた田尻陽一氏が新たに翻訳し、2022年版の上演台本を完成。スペイン最高の詩人とも謳われたロルカがこの戯曲の随所に組み込んだ韻文、詩的な言葉をどのように表現するかも見どころの一つとなっており、音楽を融合させた表現も取り込んでいくという。レオナルドを木村達成、花婿を須賀健太が演じ、それぞれ今までにない情熱的な男に挑戦しながら1人の女性を奪い合うことに。かつてはハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』で共演しバディとして抜群のコンビネーションをみせた2人だが、本作では命を懸けて争うライバル同士を演じることとなる。レオナルドと花婿の間で揺れ動く花嫁役に早見あかり、息子を溺愛する“花婿の母親”を安蘭けいが演じる。東京公演はBunkamura シアターコクーンにて9月15日〜10月2日。ほか大阪公演を予定している。○木村達成 コメント出演が決まった時は、また須賀健太さんと共演できると聞き、大変嬉しく思いました。以前別作品で共演した際は、本当に多くの時間を一緒に過ごしました。少し緊張もありますが、楽しく、闘志を燃やしながら、一緒に作品を創っていきたいです。本作品はストレートプレイではありますが、詞のような台詞があり、そこは少し歌うかも、、? という話を聞いています。どんな作品になるかはまだこれからですが、楽しみにしていて下さい。熱く、胸を打たれる作品で、現代でも起こりうるお話だと思います。皆さま是非、劇場でお待ちしております。宜しくお願いします。○須賀健太 コメント『血の婚礼』は、人間らしさや普遍的な部分が描かれている作品だと思います。特に本作品で楽しみにしているのは、木村達成さんとの再共演です。以前は、ライバルでもあり仲間でもあり、お互いを高め合うような役でしたが、今回は1人の女性を取り合います。全く違う役柄ですので、新たな関係値を楽しんで頂けるのではと思います。シアターコクーンという、素晴らしい劇場にまた立たせて頂けることも、大きな喜びです。是非、劇場にいらして頂ければと思います。宜しくお願いします。○早見あかり コメント戯曲を読む前は、難しいお話だというイメージを持っていましたが、読み進めるうちに、現代と表現の仕方は違っても、これは「愛」がテーマの作品なのだと思い、ひき込まれていきました。まだ他キャストの皆さんにもお会いしておらず、上演台本も読んでいない状況ですが、今後皆さんとお稽古をして、愛という大きなテーマと向き合いながら、一緒に作品を創っていけることを、楽しみにしております。このような時代ではありますが、「愛とは何か」というお話を、是非、劇場でご覧頂ければと思います。宜しくお願いします。○安蘭けい コメントこの『血の婚礼』という戯曲については、重く、救いようの無いお話であった印象が強く残っています。今回は、杉原邦生さんによってどのように演出されるのか、それによって印象も変わってくるかと思うので楽しみにしています。明るいお話とは言い難いですが、人間の深いところを炙り出すような作品で、素晴らしい戯曲です。世の中が大変な時期ではありますが、エンターテインメントの力で少しでも夢や希望を与えられるように頑張りますので、是非、観にいらしてください。劇場でお待ちしております。
2022年04月28日NEWSの加藤シゲアキが3月8日、東京・渋谷のPARCO劇場で行われた主演舞台『粛々と運針』(作:横山拓也)の初日取材会に、共演する須賀健太、演出を手掛けるウォーリー木下とともに出席した。横山拓也が作・演出を手がけ、2017年に初演した同公演を、東京20202パラリンピック開会式の演出でも注目を浴びたウォーリー木下が再演出。次世代を担う劇作家と演出家の初タッグが実現した。築野家と田熊家というふたつの家庭を舞台に、小さなドラマに隠れた大きな命の物語が描かれる。加藤は、母を見舞った病室で「金沢さん」という初対面の初老の紳士を紹介された長男・築野一(はじめ)を演じ、昨年4月に上演されたPARCO PRODUCE『モダンボーイズ』以来の舞台主演。「41歳、フリーターの役です。だらしなく(笑)家族に甘える兄を演じております。しっかりした真面目な役が多いので、ふざけるのがこんなに楽しいんだと」と新境地の役どころに意欲を燃やした。テーマについては「家族の話であり、宇宙の話」だと分析し、「兄弟や夫婦のささやかな物語が、どんどんと“編まれて”いき、広がっていくさまが宇宙的だなと思う」と独自の感性を披露した。ウォーリー木下とは初タッグを組み「すごく楽しかったです、本当に」。ただ、台本を読んだ際に抱いた「台詞はたくさんだけど、動きのない静かな舞台」という第一印象は、稽古が始まるとすっかり覆され、「全然静かじゃない(笑)。ウォーリーさんがすごく動かすんですよ、僕らを。こういう解釈もあるんだと驚かされました。こんなはずじゃなかった(笑)」と回想。「決して悪い意味ではなく。僕が言うのもあれですけど、PARCOで上演するのにふさわしい壮大な作品になった」とクリエイティブな刺激に、興奮を隠しきれない様子だった。築野一の弟、紘(つなぐ)役を演じる須賀はここ数年、ウォーリー木下の舞台に立て続けに出演しており「今回こそは動かないと思ったんですが(笑)、今回も動くんだと」と冷静な姿勢。兄を演じる加藤については、「どうしようもないお兄ちゃんという役柄と、稽古場を引っ張ってくれるシゲさんのギャップがすごくて、脳みそがおかしくなる(笑)。方向性やニュアンスを相談しながら、お芝居できるので頼れる存在です」と全幅の信頼感。当の加藤も「健太本人もしっかりしているし、稽古と違うことをしても受け入れてくれる。感覚的にはどっちがお兄ちゃんかなって」と絶大な信頼を示した。そんなふたりの関係性を、ウォーリー木下は「シゲさんは稽古場ですごくしっかりチーム全体を見渡し、的確なことを言ってくれるし、健太は伸び伸び。お互い、頼ったり、頼り切れなかったりという長年蓄積した兄弟のジレンマが見えて、関係性としてもぴったり」と太鼓判。「こういうときだからこそ、みんなが新しいことにチャレンジしようと、失敗を恐れず、前のめりに挑んでくれた舞台。テーマはあるが、詩的でお客様が考えられる余白がたくさんある」と話していた。取材・文・写真=内田涼PARCO PRODUCE 『粛々と運針』作:横山拓也演出:ウォーリー木下出演 :加藤シゲアキ須賀健太 徳永えり / 多岐川裕美 ほか【東京公演】日程 :2022年3月8日(火)~27日(日)会場 :PARCO劇場【大阪公演】日程 :2022年4月8日(金)~10日(日)会場:森ノ宮ピロティホール
2022年03月08日桜井日奈子、須賀健太ら新キャストも加わり新たな人間ドラマを紡ぐ、極限のゾンビサバイバルドラマ「君と世界が終わる日に」Season3。この度、第1話と第2話の場面写真が公開された。ゴーレムと呼ばれるゾンビがはびこる終末世界で、人間たちが生き残りを懸けた闘いに身を投じていく本作。第1話は波乱の幕開けとなり、竹内涼真演じる響が、恋人・来美(中条あやみ)を探す旅路で、シンジ(須賀さん)、哲夫(和田正人)、伊織(桜井さん)と出会い、宗教団体「光の紋章」の聖地=サリートにたどり着く。そこで響は、ゴーレムに噛まれても感染しない奇跡の技を持つ教祖・ワンティーティ(玉山鉄二)の姿を目の当たりにし、一筋の光を見出す。しかし、サリートで再会を果たした等々力(笠松将)や佳奈恵(飯豊まりえ)からは、強い反発が起こる。今回到着した場面写真では、物語の重要な役どころとなる教祖・ワンティーティら教団の人たちのカットや、等々力に武器を向ける場面などが公開。新キャストのワンティーティは、感情をあまり表に出さないが、圧倒的な存在感を放ち、作品に重厚感を与えるキャラクター。教団に助けられたカップルのひとり、桜井さん演じる宮木伊織は、か弱そうに見えるが今後、意外な姿を明らかにしていくという。また、特別編から出演を果たした須賀さん演じるシンジが本作にも登場し、より濃密な人間ドラマを紡いでいく。そして配信を控える第2話では、「来美を救える」というワンティーティの言葉に心が揺れる響だったが、施設内の隠された部屋で教団の思わぬ目的を知る。そんな中、教団に追われていた等々力がつかまり、怪しげな儀式「マリス」に処されることに。謎に満ちた教団の恐ろしい実態が明らかになっていく。Huluオリジナル「君と世界が終わる日に」Season3第1話はHuluにて独占配信中、毎週金曜日20時新エピソード配信。Season1(全10話)、Season2(全6話)はHuluにて独占配信中。(cinemacafe.net)
2022年03月01日宝塚市立文化芸術センター(所在地:兵庫県宝塚市/館長:加藤義夫)は、写真家・五十嵐健太の3タイトルの写真作品を展示する展覧会「五十嵐健太 飛び猫写真展」を、2022年2月11日(金・祝)~3月27日(日)の期間、開催いたします。飛び猫写真集『飛び猫』より (C)五十嵐健太五十嵐健太の作品は、本来猫が持つ野性的で躍動的な部分と、猫特有の「きまぐれ」な性格を愛らしさとともに表現しています。本展では、猫がジャンプする瞬間をとらえた“飛び猫”シリーズを中心に、人気タイトルの“フクとマリモ”シリーズ、“ねこ禅”シリーズなどもあわせて、約400点を展示します。さらに、自慢の猫写真を募集して、公募「猫と宝塚」写真展を同会場内で開催します。■開催概要展覧会タイトル: 五十嵐健太 飛び猫写真展会期 : 2022年2月11日(金・祝)~3月27日(日)内覧会 : 2022年2月10日(木)13:00~休館日 : 毎週水曜 ※2月23日(水・祝)は開館会場 : 宝塚市立文化芸術センター 2階メインギャラリー〒665-0844 兵庫県宝塚市武庫川町7-64WEBサイト : 観覧料 : 一般(高校生以上)500円 ※中学生以下無料: ※障がい者手帳提示でご本人様、付添の方1名まで無料問い合わせ : 宝塚市立文化芸術センターTEL:0797-62-6800■展覧会構成1. 飛び猫五十嵐氏が「飛び猫」を撮り始めるきっかけとなった、漁船と漁船の間を飛び移る猫の写真をはじめ、離島に暮らす猫たちのいきいきした姿が楽しめる。2. フクとマリモ大阪・中崎町のカフェ「HUKULOU COFFEE」の看板フクロウ“フク"と子猫の“マリモ"を、カメラマンとして初めて撮り下ろした作品。丸いフォルムのフクとマリモがふれあう姿に萌え、種を越えて育む友情に心癒される。フクとマリモ写真集『フクとマリモ』より (C)五十嵐健太3. ねこ禅話題の「人気ねこ」×悩める心にじんわり刺さる「禅語」の名言写真集より、伸びやかに、気ままに生きる姿から、豊かに過ごす人生のヒントが見つかるかもしれない。4. 公募企画「猫と宝塚」写真展猫の写真を募集し、同会場内で展示する。■写真家・五十嵐健太 プロフィール五十嵐 健太1984年、千葉県出身。これまでに10万点以上の猫の写真を撮影。文具や印刷物などに多数採用される。写真集『飛び猫』、『フクとマリモ』(KADOKAWA)は、テレビや新聞、数多くのメディアでも話題になり、2015年ベストセラー猫写真集になっている。企業とのコラボや猫イベントの企画も精力的に行っている。本展では、『飛び猫』『フクとマリモ』『ねこ禅』の3タイトルを中心に、彼の写し出す猫の“逞しくも可愛らしい”作品を展示する。《写真集》「飛び猫」KADOKAWA「ねこ禅」KADOKAWA 菅原研州(監修)「フクとマリモ」KADOKAWA「HOGO猫」KADOKAWA「ねこのゴロゴロセラピー」WAVE出版「こんにちは、ミルくん」廣済堂出版「萌猫」もえにゃん/泰文堂(リンダパブリッシャーズ)「もふあつめ」KADOKAWA「瀬戸内海の猫が教えてくれた、だらりのらりと生きる術」にゃん旅DVD付きKADOKAWA《映画》オムニバス映画「ダヤンとタマと飛び猫と ~3つの猫の物語~」写真集飛び猫の映像化「旅する飛び猫」 原案・撮影2019年5月から全国イオンシネマで公開《写真展》2019年3月~5月兵庫県 あさご芸術の森美術館 猫写真展 飛び猫・フクとマリモ・ねこ禅2020年1月秋田県 横手まんが美術館「飛び猫」2020年10月石川県 めいてつエムザ「2020にゃんにゃんフェスタ~五十嵐健太 ねこ写真展~」他、全国美術館・ギャラリーにて開催■五十嵐健太「ギャラリートーク」開催日時:2月11日(金・祝)14:00~(20分程度)参加料 :要入場料申込不要(ただし、会場の入場者数制限あり)■五十嵐健太「交流会」開催日時:2月12日(土) 14:00~(30分程度)参加料 :要入場料申込不要※2階ショップにて販売している写真集をご購入の方には、会場でサインの対応も可能です。2月11日(金・祝)~2月13日(日)は五十嵐健太さんが来館されます。ギャラリートーク・交流会以外にも会場でお見かけした際は、お気軽にお声がけください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年02月07日俳優の桐谷健太が、16日に3年3カ月ぶりの新曲「遣らずの雨と、光」をリリースすることがわかった。同曲は、沖縄・コザを舞台にした主演映画『ミラクルシティコザ』(4日公開)で、桐谷演じるロックスター・ハルが、恋人に向けてギターの弾き語りで歌う「マーミーの歌」を原曲にしたインスパイアソング。劇中では1番だけだったものをフルサイズで新たにレコーディングし、サウンドプロデュースには元THE BOOMの宮沢和史を迎え、ドラマティックなサウンドに再構築した。映画の映像を使用した「遣らずの雨と、光」~映画『ミラクルシティコザ』Ver.が、YouTubeで公開中だ。コメントは以下の通り。■桐谷健太遣らずの雨(やらずのあめ=帰ろうとする人をひきとめるかのように降ってくる雨)は、愛する人との空間にいつも透き通った装いで降っている。映画の劇中でハルという男が歌った唄であり、新たな自分に触れたように感じた唄でもあります。誰かの夜に染み入るよう祈っています。■宮沢和史人は心の底から伝えたいことがあるとき叫ぼうとしますそれができないとき沈黙か泣くことを選びます。この歌の中に桐谷さんの中に棲む役者でも歌手でもない、ひとりの人間の心の声が記録できた気がしました。それは叫びでも、沈黙でも、涙でもない、静かな静かな独白でした。
2022年02月04日昔話の主人公たちが共演するauのCM“三太郎”シリーズの最新作「進め!そっちだ!」編のメイキングと、松田翔太、濱田岳、桐谷健太のインタビュー動画が4日、au公式YouTubeチャンネルにて公開された。1日より放送されている新CMは、実写とCGが融合したRPGゲームの世界に入り込んで旅をする桃太郎(松田)、金太郎(濱田)、浦島太郎(桐谷)、桃姫(村山輝星)の四人が、かぐや姫(有村架純)、織姫(川栄李奈)、乙姫(菜々緒)、鬼ちゃん(菅田将暉)、親指姫(池田エライザ)からの応援を受けて、ボスの鬼に挑むストーリー。ゲームの中の設定ということで、ゲームのキャラクターらしいオーバーな動作の指導が入念に行われた。そんな中、桐谷は一度指導を受けただけで難しい動作をすぐにものにし、指導スタッフも「完璧です」と絶賛。「これだけと、こういう感じと、どっちが好き?」と体と手を大きく振りながらノリノリで試行錯誤し、何度も独特な動きを繰り返す桐谷に現場では笑いが起こっていた。○■松田翔太、濱田岳、桐谷健太インタビュー――今年のメッセージは「進め!そっちだ!」ということで、撮影を終えていかがでしたか?桐谷:今回は、ちょっと新しい手法でしたからね。ゲームの世界観に合わせた動きをみんなでやるっていうのは新しい試みだなと思いましたけどね。松田:非常に難しかったですね。桐谷:はい。(どんな感じだったかは)CMを見ていただいてっていうことになりますけども。何回も合わせながらやりましたね。――今回のCMはゲームの世界という設定でしたが、ゲーム特有の独特な動きなどチャレンジしてみていかがでしたか。桐谷:ゲームでよくある、壁に向かってでもずっと動き続けてたりだとか、止まってるときもちょっと揺れてるだったりとか。そういうのをしました。濱田:走り方とかね、独特だから難しかったですよね。桐谷:それぞれの個性があってね。松田:そう。ちょっと侍っぽい感じで走ってみたり。濱田:(まさかりを持っていたので)ちょっと重たい感じで走ったりとか。桐谷:質感とかも変えてくるのか、どんな感じになるのか(完成をまだ見てないので)わかってないですし。濱田:敵もどんな風になってるのかわかんないですしね。楽しみ。――みなさんの2022年の目標や抱負をお願いいたします。濱田:別に毎年何か目標を立てて進むタイプではないので、だから今年も徒然なるままに楽しく過ごせたらなと、毎年すごく思います。桐谷:僕も毎回同じこと言ってるんですけど、一日一日を楽しく面白く過ごしたいなと思ってます。松田:愛情にあふれた1年になったらいいかな。人に愛をあげたりもらったり、幸せな1年になったらいいなと。
2022年01月04日