20代からおりものシートを愛用していた私がアラフォーになり、尿漏れを初めて経験。そのときはまだ妊娠も出産もしていなかったのに、です。おりものだけでなく、尿漏れ対策もできるシートにしたものの、今度は肌のかぶれに悩むように……。最終的に布製のシートに出合い、快適生活を手に入れるまでの体験談を紹介します。アラフォーになり、尿漏れ問題発生私はおりものシートが必要なくらいの量のおりものが出るため、20代からアラフォーの現在まで毎日シートを使用してきました。20代で最初に試した商品は、小林製薬の「サラサーティコットン100」です。過去に生理用ナプキンで肌がかぶれたことがあったため、“天然コットン100%の表面シート”という言葉に惹かれました。においが気になる時期は、小林製薬「サラサーティSARA・LI・E」のナチュラルリネンやホワイトブーケなどの香り付きを試しました。どちらかを装着するという毎日を送っていたアラフォーのある日、椅子から立ち上がった瞬間にじわっとした感覚が。トイレで確認すると、濡れ具合やにおいから明らかに尿漏れでした。驚いたものの、その後は尿漏れしてもすぐにシートを交換できる状態だったため、しばらくそれで様子を見ていました。ところが、初めての尿漏れから1週間。外出先での尿漏れが続くように。すぐにシートを交換できず、その不快感や周りににおうのではないかという不安から、これはもうおりものシートではダメだと思いました。おりもの・尿漏れ・消臭機能付きライナーとの出合い愛用のおりものシートに代わり、おりものと尿漏れを吸収でき、そして消臭機能付きのものを探すことにしました。そしてテレビCMで見た尿漏れ対策のパンティライナーを試すことにしました。パットサイズが14.5cm、17.5cm、19cmの3種類あり、14.5cmは無香料とフローラルソープの2種類が選べました。うれしいことに私の望みである、おりもの対策と尿漏れ対策が同時にでき、さらに消臭機能付きです。自分の尿漏れの量を把握していなかったため、初めて購入する際はサイズ選びに困りました。14.5cmと17.5cmのものを両方使ってみた結果、17.5cmは少し大きいと感じて、おりものシートの着け心地に近い14.5cmを使うことにしました。布製パンティライナーを試してみたおりもの・尿漏れ用パンティライナーの使用を始めて数年、パンティライナーに触れる部分がかぶれるようになりました。このころ妊娠・出産をしたことも関係しているかもしれませんが、原因はわかりません。かぶれによる不快感から何度も椅子に座り直したり、仕事に集中できなくなったりしてきたころ、SNSで初めての生理準備BOX「READY BOX」で布製パンティライナーを知り、試してみました。布製の生理用ナプキンの存在は知っていましたが、布製のパンティライナーがあることに驚きました。私が使い始めた布製パンティライナーは綿100%で、生理用の羽根つきナプキンの羽根の部分にスナップボタンがあり、下着と一体化させて使用します。この方法で今のところ布製パンティライナーがずれたことはありません。使用後の処理は、入浴時にさっと洗い洗濯機に入れるだけと、簡単。浸け置き洗いを覚悟していた私には驚きでした。繰り返し使えるので買い置きいらずでストックスペースが空くといううれしいメリットも。また、布製パンティライナーに替えてから肌がかぶれることもなくなりました。まとめアラフォーで尿漏れを経験し、それまでおりものシートから、おりもの・尿漏れ対応のパンティライナーを毎日愛用。その後、これまでのパンティライナーの使用が難しいなと感じたときに、布製パンティライナーと出合いました。使用後の洗濯は浸け置きすることなくさっと水洗いして洗濯機に入れるだけの手軽さ。布製パンティライナーに替えたことで買い忘れの心配からも解放され、快適なパンティライナー生活を手に入れることができました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)【駒形先生からのアドバイス】更年期は、主に膀胱の弾力性の低下、女性ホルモンのエストロゲンが減少することによる骨盤底筋の脆弱化、体重の増加といった3つのことから尿漏れしやすくなります。エストロゲンの減少は止められませんが腟を鍛えることで尿漏れを緩和することができます。骨盤底筋運動の一種である「腟トレ」をぜひおこなってほしいと思います。毎日続けて見ましょう。まずは、フェイスタオルを1枚用意します。①フェイスタオルを縦半分に折って横の端からくるくると巻きます。②服の上から①の巻いたタオルを会陰(股)に当てて、椅子に座ります。③タオルが当たる部分を意識しながら、タオルを挟むように意識して、会陰にクッと力を入れます。著者/えすたなか子供と2人暮らしの働くママです。季節の移りかわりを年中行事で子どもと楽しんでいます。
2022年02月28日45歳ごろから始まった尿漏れ。50歳になった今も解決はしていませんが、たとえ漏れても漏れなくても、毎日尿漏れパッドを使うことで日常を送っています。尿漏れが起こったきっかけと、尿漏れによって運動するのもおっくうになった経験をお話しします。最初の尿漏れはくしゃみから始まった末っ子を産んだのは私が42歳のとき。その数年後から悩まされている症状があります。お恥ずかしいのですが……「尿漏れ」です。最初は、くしゃみをするときにいきんだ瞬間、尿漏れがありました。量としては多くはないのですが、若いママ友たちと公園で子どもたちの遊ぶ様子を見ているときだったので、理由をつけて急いで帰宅し、下着を取り換えました。出産後に尿漏れになる人が多いともうわさで聞いていたので、あまり深くは考えず、そのうち治るだろうと思っていました。しかし尿漏れは治まる気配がなく、その後何度もくしゃみのときにちょろっと、そして大声で笑ったときもちょろっと漏れるのです。セーフとアウトもそのとき次第。しばらくはおりものシートをつけて「ないよりはまし」としていました。漏れの不安から運動ができなくなったこのまま尿漏れ対策をしないでいると大変なことになると思ったのは、ダイエットを兼ねて子どもと近所をランニングしようというときでした。ランニングしていると軽く尿漏れしてしまうのです。またあるとき、家の前で子どもと縄跳びをすることになりました。「何回跳べるか競争しよう!」と子どもと一緒に跳び始めた瞬間にも尿漏れしてしまったのです。「着地した瞬間に漏れてしまうのなら、もう運動なんて何もできなくなるじゃない!」。そのとき自分のなかの「若さ」が失われてしまったような衝撃を感じました。恥ずかしくて友だちにも相談できないし、どうしよう……。なぜ尿漏れするのか知りたくて、ネットで尿漏れの原因を調べてみると、骨盤底筋の筋力低下と書いてありました。検索結果の中にトレーニング方法も見つけられたので定期的におこなってみましたが、それでも私の場合は尿漏れがなくなるわけではないなと感じました。尿漏れパッドのおかげで不安が解消尿漏れするたびに家に帰って下着を取り換えることはできないと判断した私は、ナプキンのような尿漏れパッドを購入して、いざというときの尿漏れに対応することにしました。まさか自分が自分のために尿漏れパッドを買う日が来るとは思っていなかったので、最初は買うことが恥ずかしかったです。しかし、今売られている尿漏れパッドは生理用品ともあまり違いがないようなパッケージで、とてもよく水分を吸収してくれます! たちまち私の頼れる相棒になってくれました。尿漏れパッドは15cc用、30cc用、50cc用……などと受け止められる水分の量が違っています。自分ではどのくらいの量を漏らしたか「何cc」という単位でわかるはずもなかったので50cc用のパッドからつけ始め、もう少し薄くても大丈夫だと思ったので30cc用にし、最近は15cc用をお守り代わりに毎日使っています。まとめ尿漏れパッドを使い始めてから、「多少漏れることがあってもパッドが受け止めてくれるから大丈夫」とゆったり構えながら日々を送ることができるように。突然出るくしゃみにも、もう不安は感じません。また生理が始まっても、尿漏れパッドを毎日着けていれば下着が汚れることもなくなり、良いことずくめです。ただ、いくら尿漏れパッドを着けていても、尿漏れの心配があると、なかなかスポーツには前向きになれません。このまま体を動かさなくなるとより一層老いてしまうような気もするし、パッドを着けながらスポーツは定期的にしたほうが良いのだろうな……。そんなふうに感じながら、日常を送っている今日このごろです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)【駒形先生からのアドバイス】更年期は、主に膀胱の弾力性の低下、女性ホルモンのエストロゲンが減少することによる骨盤底筋の脆弱化、体重の増加といった3つのことから尿漏れしやすくなります。エストロゲンの減少は止められませんが腟を鍛えることで尿漏れを緩和することができます。骨盤底筋運動の一種である「腟トレ」をぜひおこなってほしいと思います。毎日続けてみましょう。まずは、フェイスタオルを1枚用意します。①フェイスタオルを縦半分に折って横の端からくるくると巻きます。②服の上から①の巻いたタオルを会陰(股)に当てて、椅子に座ります。③タオルが当たる部分を意識しながら、タオルを挟むように意識して、会陰にクッと力を入れます。イラスト/サトウユカ著者/みやまこ(49歳)夫と小学生2人、物忘れがひどくなりつつある実母との生活。高齢で産んだ子どもはまだまだ手がかかる、母は毎日同じことを聞いてくる、夫は「かまってちゃん」でてんやわんやのワンオペ状態。最近めっきり疲れやすいし、作業効率も落ちてきているし、目はしょぼしょぼで白髪もしっかり。家族に隠れてお菓子を食べながらサスペンスドラマを見ているときだけが唯一の休息。
2022年02月23日39歳で膀胱炎や腎盂腎炎などの病気になって、30代に比べてトイレが近くなりました。時にはくしゃみをするだけで漏れてしまうこともあり、尿漏れパッドを使うことも増えてきました。尿失禁(軽失禁)をする年齢でもないのにな……と思っていましたが、過活動膀胱ではないか?と疑われた経験談を紹介します。軽い尿失禁がたまに起きる膀胱炎や腎盂腎炎になって完治をしてから、トイレに行く間隔が短くなったような気がしていました。膀胱炎が再発しないように、トイレに行く間隔は短くするように意識はしていました。そのため、トイレの間隔が短くなっても仕方がなかったのですが、それにしても頻繁にトイレが近いのかなという感覚を感じるようになりました。そして、トイレが近くなったことと関係があるのかわかりませんが、生理中におなかの痛みを感じると軽い尿失禁をしたり、くしゃみや咳をすると漏れたりするようになりました。大した量ではありませんが、今までそのようなことがなかったのでちょっとショックを受けました。尿失禁は頻繁ではなかったし、生理中に多く、生理が終わると尿失禁なども起きなかったので、深く考えることはありませんでした。40代だからあり得ることなのかもしれないと思うようにして、病院などには行かず。結局、気を付けていたのですが、膀胱炎を再発したため病院へ行くことになりました。膀胱炎から過活動膀胱へ膀胱炎は頻繁になっていたので、薬を処方してもらえば落ち着くものだと安心していました。そのときに、いつもは気にしていない尿失禁について相談をしたのですが、医師から「過活動膀胱かもしれない」と告げられることに。膀胱が過敏状態になっていると過活動膀胱になる可能性が高く、私の場合も膀胱炎などを繰り返したことによって過敏状態になっている可能性があるということでした。膀胱炎の治療をするために過活動膀胱の薬を処方されませんでしたが、水分コントロールや骨盤底筋の訓練など必要とのことで説明を受けることにしました。膀胱炎であることで、できるだけ尿の排出で菌を出さなくてはいけないために、膀胱炎が落ち着いた時点で検査などを受けるほうが良いだろうということでした。膀胱炎から過活動膀胱になりやすいため、過活動膀胱になることは仕方のないことであるという話でしたが、膀胱炎のつもりで病院に行ったのに違う症状を発見されるとは思ってもみなかったので驚きました。次の章では、過活動膀胱の検査を受けてみた結果についてお伝えします。過活動膀胱の検査を受けてみる膀胱炎が治まり、トイレの頻度も落ち着いたとき、過活動膀胱の検査を受けてみることにしました。正直トイレの頻度も尿失禁も落ち着いていたので、大丈夫ではないかと思っていました。しかし繰り返していたときもあり、またくしゃみなどで尿失禁をするのも嫌なので、調べておくことは必要だろうと判断しての検査でした。泌尿器科での検査で、検査自体は面倒なものではなかったのですが、意外と泌尿器科に通う人が多いことに驚きました。全員が全員過活動膀胱ではないのはわかっていても、泌尿器科の悩みを持つ人が多いということを知りました。それで、なんとなくホッとし、安心した気持ちで検査を終了。結果的には過活動膀胱との確定診断は受けませんでしたが、可能性はあるということでした。現時点で治療の必要はなく、女性の場合には軽い尿失禁は誰にでも起こる可能性があるものなので、深く考えることはないし、気になる場合にはまた相談に来ると良いでしょうとのこと。過活動膀胱ではありませんでしたが、膀胱炎が起きればまた過活動膀胱のような症状が起きかねないというのが現在の私の症状だということでした。まとめ過活動膀胱は特に女性に多い症状であり、膀胱炎や結石がある場合には発症しやすい症状のようです。知り合いなどに話をすると同じような症状で悩んでいる人も多いので、ありがちな病気なのかなと思いました。今回は過活動膀胱ではありませんでしたが、いつ私自身が過活動膀胱と診断されるかわかりません。繰り返すことの多い膀胱炎などにも気を付けながら、生活することが必要になりそうです。また同じような症状が起きたらすぐに病院に相談したいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)著者/サトミオリ(45歳)小学生男子2人に振り回されながら毎日大騒ぎの育児。子どもたちに振り回されているせいか、年齢のせいなのか、次々と体の不調が出てきている。一つずつ完治をさせながらも、年になったなぁと凹んだりしていている。
2022年01月31日45歳を過ぎたころから、夜中にトイレで目が覚めることが増えました。もともと冷え性だったこともあり、原因は冷えだろうとあまり気にしていませんでした。しかし、毎日のように続く夜中のトイレで、必ず2度は目が覚める状況に。ただでさえ更年期症状なのか体力の衰えから来るものなのか、判然としない慢性的な疲労感にさいなまれる毎日。夜間頻尿による精神的苦痛はどんどん深刻化していきました。万全な冷え対策もまったく効果なし!もともとコーヒーが大好きな私。妊娠中はノンカフェインにしたりミルク多めのカフェオレにして1日1杯に抑えたりしていたものの、授乳が終わり職場復帰とともに水分補給はほぼコーヒーというほどに飲む回数が増えました。コーヒーの飲み過ぎは冷えの原因になるようですが、なかなかセーブできずにいました。そんななか突然やってくる尿意に恐怖を覚え出した45歳の冬。朝9時から17時までの仕事中、その日トイレに立ったのはなんと7回! 極端に寒い日というわけでもなく、むしろ羽織っていたカーディガンを脱ぐくらいの室内温度。ただ、まぁこんな日もあるかくらいの気持ちでいました。しかしある日、会議前にしっかり用を足したはずなのに20分経過したころ再び尿意が……。しかも耐え難い猛烈な尿意で自分の顔がどんどん青ざめていくのがわかりました。断りを入れてトイレに立とうも、ここまで我慢の限界が来ると立ち上がれず。おりものシートをしていなければ尿漏れがバレて、退職を考えなければならない状況に陥っていたと思います。そんな尿意サバイバルは日に日に私の深刻な悩みへと変化していき、就寝中にも襲ってくるようになったのです。それからは、さすがにコーヒーは控えるように。昼食後にカップ1杯だけで温かい白湯やハーブティーに替えました。冷え対策も万全。首という字が付く部位は特に冷えないよう気を付けました。夜中は湯たんぽに冷えとりソックス、ネックウォーマーと上から下まで完全防備。夕食後の水分はほとんどとらず寝る直前にトイレへ。そのサイクルを習慣づけました。しかし、効果はまったくなし。夜中に2回は尿意で目が覚めました。もしかして過活動膀胱? それとも…なぜ? こんなに水分調節も冷え対策もバッチリしているのに。45歳という年齢はこういうものなのかとため息をつく日々。夜中に2回も目が覚めると朝が起きれなくなり、日中も眠気を感じるようになりました。人間睡眠が一番大事とはよく言ったもので、集中力が低下し、ちょっとしたことでイライラ。夕食を食べ終えると睡魔に襲われ子どもより早く寝てしまうような生活に。夜間頻尿をきっかけに更年期障害のような症状が一気に加速したのです。心配した夫がいろいろネット検索したところ、私の症状は過活動膀胱という泌尿器系の疾患ではないかとのこと。これまで健診や婦人科系以外の体調不良は自然治癒力と生活習慣の見直し、プラス漢方薬という組み合わせでなんとか症状を緩和してきた私。今回も更年期障害の一症状だと高をくくっていたのです。しかし、あのつらい夜間頻尿から1日でも早く解放されたいと、早速知人に紹介してもらった近くの泌尿器科を受診しました。私の受診した泌尿器科は漢方処方もしてくれるので、ストレスや更年期障害が原因の場合でも安心して診察してもらえるなどのメリットを感じていました。まずはチェックシートのような用紙に記入。その後、問診で詳しい症状を聞かれました。私の場合、突然の尿意で失禁することはなく、くしゃみなど腹圧がかかる際に尿漏れがあるわけでもありません。尿検査や念のためエコーもしましたが、腎機能の数値はまったく異常なし。エコーでも特に腎臓や膀胱に気になる所見はありませんでした。一連の診察が終了し、頻尿は更年期障害の一症状として「当帰芍薬散」(とうきしゃくやくさん)が処方されることに。その後、骨盤底筋群を鍛える方法を記した紙を渡され看護師さんに指導を受けました。帰り際、先生がおもむろに「脚、むくんでないか?」と話しかけてきました。たしかにむくみ気味で、特に夕方からはぱんぱん。就寝前にふくらはぎのマッサージもするようアドバイスがありました。次の章では、夜間頻尿の原因と改善した方法を紹介します。ふくらはぎのむくみが原因の一つだった!受診から2週間経過し、その間欠かさず骨盤底筋体操をおこない、漢方を服用。運動不足を感じていたので良い機会だと家の中でできる階段の上り下りを始め、体が軽く日中の尿意も少し回数が減ったようにも感じました。しかし、肝心の夜間頻尿にはいまひとつ効果が表れなかったのです。そこで、私はふくらはぎのマッサージをすっかり忘れていることに気付きました。夕食後の眠気はひどいままで、マッサージの時間を確保することができずにいたのです。そんなある日、階段の上り下りに加えつま先立ち歩きを始めたところ、翌日ふくらはぎがかなりの筋肉痛に。たまらず夫にマッサージをしてもらいました。そのおかげで血行が良くなり、足の先までぽかぽかに。その日は朝までぐっすり。運動の効果もあったのでしょうが、マッサージの効果を実感したので、自分でも気が付いたらふくらはぎをもみほぐすような習慣がつき始めました。するとどうでしょう! なんと夜中にトイレで起きる回数がランダムに減ってきたんです。もちろん漢方や骨盤底筋体操の相乗効果もあるのでしょうが、ふくらはぎのマッサージに明らかな効果を感じます。以前は夕方以降、脚がむくんでヒリヒリとした痛みに悩まされるときもありましたが、ふくらはぎをマッサージすることでだいぶ改善してきました。夜間頻尿も頻尿とまではいかず、日によって1回夜中に目が覚める程度に。あのとき泌尿器科の先生が脚のむくみに気付いてくれなかったら……。先生の言うことだから安心感もあり、もっと早くに受診しておけばよかったと顧みる毎日です。まとめ夜間頻尿は十分な睡眠が取れないため、日常生活にさまざまな悪影響を及ぼします。なかなか他人にも打ち明けられる悩みでもなく、何が原因かも判然としませんでした。そのため自己判断で市販薬を買ったり、外出がおっくうになってストレスがたまったりと大変でした。私はもともとむくみやすい体質だったのでふくらはぎをマッサージすることで夜間頻尿の改善はもちろん、夕方以降のむくみによるヒリヒリ感に悩まされることはなくなりました。更年期障害の症状はさまざまですが、日常生活に支障が出だしたら早めに専門機関に相談することが大切だと痛感しています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)イラスト/塩り★関連記事:「したくなったらどうしよう…」映画やドライブ中などの不安がなくなる頻尿対策、私の場合【体験談】★関連記事:「トイレに行く暇がなく我慢していたら…」突然の激しい痛みに襲われ入院寸前、完治まで3週間!【体験談】★関連記事:40代更年期から急増する尿漏れ。どうして?緩和できる?【医師監修】著者/陶子(47歳)30歳で結婚し長い間子宝に恵まれず出産を諦めていた矢先、漢方と岩盤浴、生姜紅茶で平熱が上がり第一子妊娠。それまでの不妊がうそのように勢いづいて年子で第二子も出産。現在、更年期真っ盛りで小学生2人の子育てに奮闘中のキャリアコンサルタント。
2022年01月06日ちょっと水分を飲んだだけですぐにトイレ、気付けば1時間に1回はおしっこしないといられない……。40歳を過ぎれば多くの人が悩むようになる頻尿。頻尿に悩むモカさん(47歳)は、思い切ってあるアイテムを着けることで精神的な不安がなくなったそうです。一番いい席のはずが…昔は映画の途中にトイレに行くなんてことは考えられなかったのに、今じゃ120分の映画ならちょうどクライマックスの100分くらいで「もう我慢できない……」ってなっちゃいます。つい先日も夫が映画のチケットを取ってくれたのですが、なんとその席が映画館のど真ん中の席。「すごーい! ありがとう」と言ったものの、もうその席をスマホの画面で確認しただけで「うわっ、水分がとれない」とがっかり。そして案の定、クライマックスでトイレに行ってしまいました。映画の最中ずっとトイレのタイミングばかり考えて、なんにも頭に入らない。できることなら20年前の膀胱に戻りたいと思いました。長時間眠れるのは若いしるし疲れているときは、20代のころなら23時に寝たら翌日のお昼くらいまで眠っていられたのに、今はもう無理。明け方5時くらいに必ず尿意で目覚めちゃいます。疲れていて眠いのにトイレに行きたい、しかも寒い季節は結局、目が覚めちゃって熟睡できないまま朝を迎えてしまいます。もっと寝ていたいのに本当に悔しい~。長時間眠れるのは、若ったからこそできていたのだと感じています。生理用ナプキンにしか見えない「尿漏れパッド」「トイレに行きたくなったらどうしよう」とトイレのことで頭がいっぱいになるのが嫌で、「尿漏れパッド」を購入しました。「尿漏れパッド」というと結構抵抗感がある人は多いかもしれませんが、私も初めてドラッグストアの「尿漏れパッド」売り場に初めて行ったとき、抵抗がありました。売り場で長居せずすぐに買えるように事前に「平均的な大人の尿量」をしっかり調べてから行って、その分量のパッドを購入しました。ところが自宅に帰って「尿漏れパッド」を開いてみてびっくり。見かけは生理用ナプキンの夜用とほぼ同じなんです。例えばドライブで長時間トイレに行けない状態のときは、潔く尿漏れパッドを着けるようにしています。一度使うとあまりの快適さに手放せなくなりました。ちょっとした旅行やドライブなどのとき、生理用ナプキンと同じようにポーチに入れて持っていくようにしています。まとめ1本分の映画すら我慢できない、ドライブで渋滞にはまるのが怖くて遠出を控えているなど頻尿の悩みを解消するべく思い切って使ってみたのが「尿漏れパッド」。一見、夜用の生理用ナプキンにしか見えないので持ち運びやすくて、頻尿ストレスからも解放されました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)★関連記事:「あわや公共の場で…」産後から始まったひどい尿漏れを改善できた方法とは【体験談】★関連記事:「あ、今出た!」尿漏れの悩みが解決した簡単エクササイズとは【体験談】★関連記事:47歳、生理不順に尿漏れの悩みまで!話題の【ユニクロ】のフェムテック商品で解決!【体験談】著者/取材・文/茂原好子(43歳)8歳女児、6歳男児の母。出版社勤務を経て、出産を機に看護師資格を取得。病院に勤務したのち、看護師編集者に。
2021年12月21日私は膀胱炎になりやすく、過去にも幾度か膀胱炎の痛みが続き、病院で薬を処方してもらったこともあります。小学校の役員を引き受け、PTA主催のバザーのお手伝いで1日中忙しく動いていた日の夜中にも膀胱炎のような症状が出ました。いつも市販薬を飲めば治まりますが、今回はトイレから出られず、とにかく苦しい! 高熱が出たため病院へ行くと「腎盂腎炎」と言われてしまいました。トイレに行く暇がない!PTA役員の仕事わが子が通う小学校では1人の子どもに対して1回は役員をするため、私も上の子が小学3年生のときに役員をすることになりました。面倒くさがりで人見知りなので役員なんてできないと思っていましたが、断れないので早いうちに終わらせておこうと思いました。私の仕事はPTAバザーの担当で、毎年好評の学校行事です。役員の仕事はラクなものを選んだつもりで、実際、事前の準備はさほど忙しくなかったのでホッとしていましたが、当日はたくさんの方が来てくれたので担当の場所から動くことができませんでした。膀胱炎になりやすく、忙しくてトイレに行けないとすぐに膀胱炎になってしまうことが多く、これまでも幾度も膀胱炎になって病院に行きました。膀胱炎の痛みはとてもつらいので、トイレにはまめに行くようにしていましたが、今回はどうしても行くことができませんでした。離れたくても気軽に代わりを頼めるママ友もいなかったので、気をつかって我慢してしまったのです。トイレは我慢していたけど、膀胱炎を感じさせる症状はなかったので、今回は特に何も起きなくてよかったなぁと思っていました。忙しさもあって、水分摂取が少なかったせいもあるかもしれませんが、特に体の不調も感じずにその日は過ぎました。夜中に突然の腰痛と頻尿!膀胱炎?緊張と疲れもあって、その日は子どもたちよりも早く寝ることにしたのですが、ベッドに入ってから2時間ほどでトイレに行きたくなり目を覚ましました。なんとなく嫌な予感がありながらトイレに行くと、膀胱炎特有の膀胱がツーンとするような痛みと残尿感が襲ってきました。「うわぁ~膀胱炎かぁ」。毎度の痛みにがっかりするしかないのですが、痛みが治まるまではトイレから離れることができません。残尿感とちょっとだけ出てくる尿の排泄痛に、声にならない声を出しながらトイレでもがいていました。針を刺すような、膀胱から尿以外のものが出てくるのではないかという感じ、そしてピリピリとも言えるようなしびれのような痛みも多少あります。ただ、この程度であれば、私にとってはよくある症状なので、自宅にある膀胱炎の薬を飲めば数日中には治まります。トイレからようやく出てきて、薬を飲めば落ち着くだろうと思って飲みましたが、落ち着いたのは夜明け前でした。トイレから出てもすぐにトイレに戻り、一度用を足すと最低でも10分以上は痛みが続きます。眠くても痛さで眠れませんでした。こんなに痛みに苦しむことは今までなかったので、いつもと違う膀胱炎だなと思っていました。次の章で、受診したときの様子、症状の経過についてお伝えします。市販薬を飲んでも治まらず病院へ薬が効いていたのは数時間ほどだったようで、その後、熱が上がってきて体を動かすことすらつらい状態になってしまいました。それでも膀胱炎だろう、市販薬を飲めばいつもは治まっていると思って、苦しいながらも放置してしまいました。しかし、38~39度台の熱が続き、腰が痛くて起き上がることができなくなり、発症3日目にして病院へ行くことにしました。もう体を動かすことすらつらかったです。かかりつけ医に行き、血液検査をおこないました。その日には結果がわからなかったのですが、腎盂腎炎であろうということで、抗生物質を点滴で投与してもらいました。横になっても座っていても体中が痛い。今までこんな経験をしたことがなかったので、どうなってしまうのだろうかと不安になってしまいました。点滴が終わるころには体がラクになったように感じました。点滴が済むと体調自体は落ち着いてきて、すぐに熱は下がり、トイレに行く回数は減ってきました。それでも痛みは変わりません。ちなみに血液検査の結果はやはり腎盂腎炎で、数値的には入院も考えなくてはいけないほどだったそうです。数日間の治療で落ち着いてきていたこともあったので、入院はしませんでしたが、細菌を抑える抗菌剤という薬で治療をおこないました。そして細菌がなくなったか検査し、再発していないか確認をしてやっと完治となります。トイレが今までどおりできるようになるまでには10日ほどかかり、その後、検査で菌がなくなったことが確認されるまで3週間ほど時間がかかりました。菌がなくなったことが確認できないと完治とはいえないと医師が言っていました。まとめ私が経験した腎盂腎炎は、膀胱炎になりやすい人であればかかりやすい病気であり、女性の場合には特に多い病気なのだと病院で言われました。トイレを我慢しないことが一番の予防になると病院で言われたので、我慢はしないように心がけています。腎盂腎炎ならば最悪の場合、入院治療になることもあるので、膀胱炎にならないように気を付け、膀胱炎のような症状を感じたらすぐに病院に行くようにしています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)イラスト/マメ美★関連記事:「あ、今出た!」尿漏れの悩みが解決した簡単エクササイズとは【体験談】★関連記事:「え? 血尿!?」脇腹が痛く、頭痛に吐き気、悪寒まで… #43歳で腎がんになった話 1★関連記事:更年期の尿・おしっこはくさい? 泡立っているけどなぜ? 【医師監修】著者/サトミオリ(45歳)小学生男子2人に振り回されながら毎日大騒ぎの育児。子どもたちに振り回されているせいか、年齢のせいなのか、次々と体の不調が出てきている。一つずつ完治をさせながらも、年になったなぁと凹んだりしていている。
2021年12月16日体型が気になってランニングを始めて10年。ここ数年、トイレで用を足したあとなのに、走り始めると尿が漏れるように。加えて、咳やくしゃみをした拍子にも、頻繁に尿漏れを起こすようになりました。こういう悩みは恥ずかしくて誰にも相談できないし、ちょびっと漏れの対策としておりものシートを使っていました。尿漏れの原因の多くは骨盤底筋群の筋力低下日本泌尿器科学会のサイトによると、40歳以上の女性の多くが尿漏れを体験しているのだそうです。その主な原因は骨盤底筋群の筋力低下で、腹圧性尿失禁というものに分類されていました。加齢や出産経験のほか、喘息や排便のときにいきむことでも骨盤底筋群を痛めてしまい、筋力低下につながるのだと記載がありました。私の場合、気管支喘息で強い咳をすることがあるので、加齢と咳が原因なのだと思いました。要するに腹圧が弱いことで尿漏れが起きてしまうのだなと思った私は、腹圧を高める運動として、ピラティスと骨盤ストレッチを毎日おこなうことにしました。骨盤ストレッチは腹圧をかけながら深い呼吸をするストレッチで就寝前におこなっていました。キツいストレッチではないため、とても気持ち良いのですが、逆に気持ち良すぎて途中で眠ってしまう難点が。ピラティスは朝の目覚めのストレッチ代わりにおこなっていましたが、出勤前は余裕がないことが多く、実行できないこともしばしばでした。腰の痛みのせいで尿失禁を起こすように相変わらずちょびっと尿漏れが続いていたころ、右足を大やけど! その右足をかばって歩行していたのが原因で、仙腸関節炎(せんちょうかんせつえん)になってしまいました。 仙腸関節炎による腰の痛みは尋常ではなく、歩行がままならない状態になってしまったためトイレに行くのもひと苦労でした。そして、ついに尿失禁を起こすようになってしまいました。日本泌尿器科学会のホームページには機能性尿失禁とあり、歩行障害のためにトイレまで間に合わないことが原因と、記載がありました。尿失禁については歩行ができるようになればトイレまで行くことができるのでそこまでナーバスにはならなかったのですが、腰に激しい痛みがあるときはヨガとピラティスができずに骨盤低筋群の筋力がさらに弱まった感がありました。そのころから新型コロナウイルスの猛威により、私が通っていたヨガ・ピラティスのスタジオでもオンラインレッスンがスタート。なんでも、在宅時間が増加して尿漏れに悩む人が多くなっているとの話が先生からありました。リモート化によって通勤や通学などの日常で使っていた筋肉を使わなくなり、在宅だと緊張感が薄れることから全体の筋力が低下し、深層部にある骨盤底筋群の筋力低下につながっているのだそうです。そこで、全身の筋トレとともに尿漏れに悩みがある人は骨盤底筋群を鍛えましょうと、あるエクササイズを教えてくださいました。次の章で、骨盤底筋群を鍛えるエクササイズを紹介します。毎日実践、骨盤底筋エクササイズ先生が教えてくださったエクササイズは、エクササイズというほどのものではありませんでした。ただ、トイレで尿を出しながら、止める、出す、止める、出す、これの繰り返しです。単純に出しては止め、出しては止め……聞いたときは、「えー、そんなことで鍛えられるの?」と半信半疑でした。しかし、実際に試してみると、意外や意外、止められない。止まるけど、ポタっポタと出てしまう……。筋力が落ちているとポタポタ出てしまうと先生もおっしゃっていたので、「わぁ、ほんとだー」と、思いました。ただ、このエクササイズの難点が一つ、トイレに時間がかかるということです。出したり止めたりしますから、これまでの3倍くらいの時間がかかります。私はひとり暮らしなので時間がかかっても問題はなく、フルリモートワークで勤務していたのでオフィスのトイレ待ちで行列されることもなくて、このエクササイズを始めるタイミングとしてはラッキーでした。骨盤底筋エクササイズを始めて1年半が経過しました。最初は止めても尿がポタポタと出てしまっていたけれど、今ではまったく出ません。そして、咳とくしゃみでも尿漏れは起こさなくなりました。まとめ骨盤底筋エクササイズは最初は半信半疑で始めたのですが、その効果には驚きでした。また、このエクササイズの副産物でしょうか、おなか周りと太もも周りがとてもスッキリしたようで、以前からはいているデニムパンツがベルトをしないとずり落ちてきてしまうようになりました。特定健康診断の大腸がん検査の触診で、医師から腹筋が発達してるねー と褒められました。ただ、加齢とともに骨盤底筋群の筋力は低下していくと日本泌尿器科学会のサイトにも記載があるので、今後もこのエクササイズは続けていこうと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)イラスト/サトウユカ★関連記事:47歳、生理不順に尿漏れの悩みまで!話題の【ユニクロ】のフェムテック商品で解決!【体験談】★関連記事:40代更年期から急増する尿漏れ。どうして?緩和できる?【医師監修】★ウーマンカレンダー更年期のお悩み記事をもっと読む著者/cat herba (50歳)保護猫17匹のお世話をしているアラフィフ女子。近所の農家さんから畑を借りてオーガニック野菜を栽培し、収穫した野菜を使って発酵食品づくりを楽しんでいる。
2021年12月12日私が産後の体の変化でもっとも驚いたことが、「出産後の尿もれ」です。娘を出産後、尿を長い間ためておくことができず頻繁にトイレに行く必要が出たり、くしゃみや重い物を持つなどのちょっとした刺激で尿がもれるようになってしまったのです。そこで私は、尿もれ改善のためにあることを始めました。私にはとてもよかったので紹介します。 職場で尿もれ私はブラジルで出産・子育てをしています。出産後、尿もれはあったものの仕事を長い間休むことはできず、娘が生後2カ月になったころ仕事に復帰しました。おりものシートを2重にしてトイレに頻繁に行って尿もれをなんとかしのいでいましたが、ある日会議が長引きトイレに2時間ほど行くことができなかったのです。 会議後急いでトイレにかけこみましたが、ドアを閉めた瞬間尿がもれてしまいました……。それも少しではなく、下着はもちろんスカートも濡らしてしまうほどの尿が出てしまったのです。 同僚の助けで事なきを得るたまたまトイレにいた会社の同僚に事情を話たところ、同僚はフィットネスジムで着るウェアを持ってきているということで、貸してもらうことにしました。同僚は嫌な顔をするでもなく「自分も出産後に尿もれがあったよ!」と言ってくれました。 恥ずかしさでいたたまれない気持ちになっていたので、うれしかったです。その日はそのまま会社を早退させてもらい事なきを得ました。 夫のすすめでピラティスを始める帰宅後夫にその日あったことを相談したところ、「ピラティスを始めたら?」とのアドバイスが。聞けばブラジルでは、産後の体力回復などを目的に、ジムやピラティスに通う人が多いとのこと。このままではリラックスして仕事や旅行などが楽しめないと思った私は、アドバイスに従いピラティスに通い始めました。 ピラティスを始めてから少しずつ尿もれが改善していき、半年ほどで尿もれはほとんどなくなりました。なにより楽しく通うことができてストレス解消にもなり、娘が5歳になった今でもピラティスは自分の趣味として続けています。 尿もれ改善に良いピラティスの動きピラティススタジオでは、以下のような動きが尿もれに効果があると指導されました。①あお向けに寝転がり、足を肩幅くらいに広げ膝を曲げて立てる。その後、おしりと腟に力を入れながらおしりを浮かせて20秒ほどキープ。これを20回ほど繰り返す。②立った状態で足を肩幅より少し大きめに広げ、つま先を外へ向ける。まっすぐ腰を少し落とし、腟に力を入れながらゆっくりと元の姿勢に戻る。これを30回ほど繰り返す。私がピラティスで指導された動作はどれも体に負担の少ないものばかりで、産後の体でも安心して取り組めるものでした。 産後は子どものケアが最優先で、母である自分のことは後回しにしてしまっていました。ですが子どもの面倒をしっかり見るには体力が必要です。子どものケアはもちろん、自分の体をいたわることも大事なんだな……と感じた出来事でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:レイトン 愛加5歳の娘を育児中。現在はブラジルに移住しており、海外での子育てと仕事の両立に奮闘中。大学卒業後、ずっと経理の仕事をしており、ブラジルで独立して事務所を構えることが直近の目標。いつか子どもと世界旅行をするという野望も!
2021年11月29日現在47歳の私の悩みは、生理不順と軽い尿漏れです。生理周期の乱れも尿漏れも、45歳ごろから始まりました。生理不順は生理期間の乱れから始まり、次第に生理周期のズレも生じるようになりました。生理予測アプリを利用していたのですが、予定よりも早かったり遅かったりとまったく役に立たなくなってしまいました。また、大笑いをして下腹に力が入ると、軽く尿漏れしてしまうように。そのために外出がおっくうになりました。生理不順と尿漏れはある日突然始まった私の生理期間は7日間、生理周期は28日で安定していました。それが、45歳ごろから乱れるようになりました。生理期間は短いと5日で終わったり、逆に10日続いたり。最近では生理がだらだらと2週間以上続いたり、逆に突然3日ほど出血したりしています。生理周期は、生理後20日もたたないうちに次の生理が始まったり、逆に40日たっても始まらなかったりと、いつ生理が始まるのかまったく予測がつかない状態です。生理予測アプリでは予測不可能になってしまい、これが更年期の始まりか……と失意のなかアプリを削除したことを覚えています。また、初めての尿漏れは自宅で家族と会話中、大笑いしたときでした。慌ててトイレに行きましたが、下着はもちろんボトムにも染みてしまい、ショックでした。それ以降、大笑いして下腹に力が入ると尿漏れしてしまうように。私はお笑い番組が大好きだったのですが、尿漏れが気になって笑えなくなってしまい、今では見なくなってしまいました。外出時の対策は生理用の紙ナプキンや布ナプキン実際に外出先で急に生理が始まったり、尿漏れしてしまったりということがありました。いつ生理が始まるかわからないし、いつ尿漏れするかもわからないので、常に布ナプキンを付けるようにして、外出時には下着の替えを用意するようになりました。初めはパンティーライナーを付けていたのですが、生理や尿の量が多いと下着に染みてしまい、対応できませんでした。次に生理用の紙ナプキンを常時付けるようにしてみたのですが、蒸れて不快な上にお金もかかってしまいます。それに比べ布ナプキンは経済的だし、コットン製の物を購入したので毎日付けていても蒸れることはありません。念のために付けている分には快適です。ただし、実際に生理になると、血液の汚れは普通に洗っても落ちないので、アルカリウォッシュを溶かした水にひと晩浸け置き洗いが必要になりました。洗濯にひと手間がかかり面倒だなと感じました。フェムテックの吸水ショーツで良い感じユニクロがフェムテックに力を入れ、吸水サニタリーショーツを新販売するというニュースを読みました。フェムテックとは、生理や妊娠、更年期など女性特有の健康の課題をテクノロジーで解決する商品やサービスのことだそうです。「私の生理不順と尿漏れの悩みも一気に解消できるかも」と、発売日に買いに行きました。「エアリズムキュウスイサニタリーショーツ」(1,990円税込み)は、股上が深く、ウエストまですっぽり覆ってくれるので安心感がありました(写真参考)。生地はエアリズムで、薄手でスルスルした肌触り。まとわりつく感じは皆無です。吸収量が30~40mlなので、生理の終わりかけから3日間試しばきしました。防臭抗菌効果を期待したのですが、丸1日はくと私はにおいが気になりました。経血が防水シートの下に染み出ることはありませんでしたが、量が多いときはナプキンを併用したほうが良さそうだなと感じました。お手入れは水洗い後に洗濯機で洗うだけなのでラクです。まだこのショーツをはいて笑う機会がないので尿漏れへの耐性は試せていませんが、15ml程度の尿漏れ用パッドを1日2回替えるくらいの軽い尿漏れであれば足りそうです。まとめ私は「エアリズムキュウスイサニタリーショーツ」を4枚購入し、生理が終わっても毎日はいています。初めは蒸れそうだと思いましたが、意外と蒸れはありません。布ナプキンを付けていたときの、もたつき感やごわつき感がないので、とても快適なのです。これさえはいていれば一応安心と思えるようになったので、以前よりもラクな気持ちで外出できるようになりました。近いうちに、封印してしまったお笑い番組を観て大笑いしたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。★関連記事:40代更年期から急増する尿漏れ。どうして?緩和できる?【医師監修】★関連記事:突然の尿漏れにショック!必死でおこなった対策とその効果とは【体験談】★関連記事:【ユニクロ】価値ある1枚!ぽっちゃり体型をスラリと見せるきれいめシャツは絶対に買い著者/しばこ(47歳)主婦ライター。更年期で不眠気味。毎日が不調。
2021年11月03日「長引くコロナ禍で運動不足になり、筋力の衰えが目立つ女性が増えています。うちのクリニックにも“骨盤底筋”の衰えによる“尿もれ”や“頻尿”のお悩みを相談にいらっしゃる患者さんが増えました」そう警鐘を鳴らすのは、女性医療クリニックLUNAグループの理事長で、泌尿器科医の関口由紀先生(57)だ。「閉経後の女性って、子育ても終わって生理の煩わしさからも解放されて、本来ならいちばん、やりたいことをできる時期。でも一方で、女性ホルモンの減少によって、体が変わってしまう時期でもある。その変わり目に、うまく対応して、第二の人生を謳歌してほしいんです」そんな思いから、関口先生は「50歳未満はお断り」を掲げ、女性ホルモンの低下によって生じる女性特有のさまざまな悩みに対応するクリニック「LUNAネクストステージ」を運営している。「閉経後の女性によくある尿もれや、頻尿、膣萎縮による陰部の不快感といった悩みは、〈命にかかわるわけではない〉として、軽視されてきました。しかし、’14年に“GSM(閉経関連尿路生殖器症候群)”と名前が付いて以来、医師たちの受け止めも変わってきました。閉経後の女性のQOL(生活の質)を改善する大事な治療として、相談できる医療機関も増えています」「高齢社会になれば、更年期に泌尿器のトラブルに悩む女性が増えるはず」と考え、泌尿器科専門医を志した関口先生。大学医学部を卒業後、勤務医として泌尿器科の経験を積んだ。さらなる知識を得るため、大学院に入学。出産や子育てをしながら、海外でも学び、女性特有の病気を治療する“女性医療”の道を究めていった。’05年、満を持して女性医療クリニックLUNAを開業。’18年に世代別の女性の体の悩みに対応できるように、50代以上の女性向けの「LUNAネクストステージ」も創設した。内科や美容皮膚科、形成外科のほか、骨盤底筋トレーニングなどを受けられるスタジオも備えている。「うちに来て、やっと尿もれなど女性特有の悩みを打ち明けられたという患者さんは多いです」関口先生が、数多くの更年期以降の女性を診ていて気になるのが、GSMの原因のひとつとなっている骨盤底筋の衰えだ。「骨盤底は、骨盤の底にあり子宮や膣・膀胱などを支えているプレートです。骨盤底筋はこのプレートを構成する筋肉のこと。骨盤底筋は妊娠や出産でもダメージを受けるのですが、40代を過ぎて女性ホルモンが減少してくると、徐々に皮下組織のコラーゲンが減って弾力がなくなっていく。閉経を迎えると、これが加速して“尿もれ” “頻尿” “膀胱炎の再発” “陰部の違和感” “性交痛”などの要因になるのです」関口先生は、「すでに尿もれなどの症状がある方でも、あきらめる必要はない」と、こう続ける。「骨盤底筋は、いくつになっても鍛えることで弾力を取り戻せます。すると骨盤底の血流が改善して、GSMの症状が改善するんです。“人生百年”時代。せめて90歳くらいまでは、イキイキと人生を楽しみたいじゃないですか」
2021年09月21日「閉経後の女性によくある尿もれや、頻尿、膣萎縮による陰部の不快感といった悩みは、〈命にかかわるわけではない〉として、軽視されてきました。しかし、’14年に“GSM(閉経関連尿路生殖器症候群)”と名前が付いて以来、医師たちの受け止めも変わってきました。閉経後の女性のQOL(生活の質)を改善する大事な治療として、相談できる医療機関も増えています」こう話すのは、女性医療クリニックLUNAグループの理事長で、泌尿器科医の関口由紀先生(57)。関口先生は「50歳未満はお断り」を掲げ、女性ホルモンの低下によって生じる女性特有のさまざまな悩みに対応するクリニック「LUNAネクストステージ」を運営している。「長引くコロナ禍で運動不足になり、筋力の衰えが目立つ女性が増えています。うちのクリニックにも“骨盤底筋”の衰えによる“尿もれ”や“頻尿”のお悩みを相談にいらっしゃる患者さんが増えました」関口先生が、数多くの更年期以降の女性を診ていて気になるのが、GSMの原因のひとつとなっている骨盤底筋の衰えだ。「骨盤底は、骨盤の底にあり子宮や膣・膀胱などを支えているプレートです。骨盤底筋はこのプレートを構成する筋肉のこと。骨盤底筋は妊娠や出産でもダメージを受けるのですが、40代を過ぎて女性ホルモンが減少してくると、徐々に皮下組織のコラーゲンが減って弾力がなくなっていく。閉経を迎えると、これが加速して“尿もれ” “頻尿” “膀胱炎の再発” “陰部の違和感” “性交痛”などの要因になるのです」関口先生は、「すでに尿もれなどの症状がある方でも、あきらめる必要はない」と、こう続ける。「骨盤底筋は、いくつになっても鍛えることで弾力を取り戻せます。すると骨盤底の血流が改善して、GSMの症状が改善するんです」そこで今回、関口先生が患者さんに伝授している簡単な骨盤底筋エクササイズを教えてもらった。【ドッスンかかと落とし】キッチンで骨に刺激を「エクササイズは、簡単でシンプルなほうが長続きします。そこで、毎回キッチンに立つときに取り入れたいのが、かかと落とし。骨に刺激を与えることで骨密度を高めながら、同時に肛門と膣をキュッと締めることで、骨盤底筋も鍛えられます。骨への刺激は、若返りホルモンの“オステオカルシン”も分泌させ、お肌もなめらかになりますよ」(関口先生・以下同)〈1〉キッチンの前に立ち、足を肩幅に開く。〈2〉両手をシンクに付き、肛門と膣に力を入れ、キュッと締める。上に引き上げるようなイメージで。〈3〉〈2〉の状態で、息を吸うタイミングで、かかとを上げて、吐きながらドッスンと落とす(3回くり返す)。【寝ながら足ピン】布団のなかで筋力アップ「就寝前の5分間を有効に使って、骨盤底筋を鍛えましょう。足首をしっかり立てることで、お尻から骨盤底筋にまで負荷がかかります」〈1〉足を伸ばしてあおむけになり、足首を垂直に立て、手は胸の上でクロスさせる。〈2〉足首を垂直に立て、つま先を上にピンと向ける。この体勢を約1分間キープ。5回ほどくり返す。これらに慣れた人は次のエクササイズにも挑戦しよう。骨盤底筋をさらに鍛えられる。【パッカンひざ体操】股関節の深部を刺激する〈1〉あおむけになり、ひざを立て、手を胸の上でクロスさせる。〈2〉息を吐きながら、5秒かけてゆっくりひざを開く。その後、息を吸いながらゆっくりと戻す。これを5回で1セット。1日2~3セットを行う。【足ピン股びらき】足の付け根を鍛える〈1〉「寝ながら足ピン」の状態から、息を吐きながら片方の足をゆっくりと開く。上半身を傾けないように。〈2〉5秒ほどかけて45度ほど開いたら、息を吸いながらゆっくり戻す。反対の足も同様に行う。左右、それぞれ3回ずつ行う。■“デリケートゾーン”というけれど……あわせて行ってほしいのは、風呂上がりの“フェムゾーン(膣と外陰)”のケアだ。「顔の保湿ケアに余念がない女性は多いですが、フェムゾーンケアはやったことがない、という方が多い。でも、顔と同様に、年齢とともにフェムゾーンからもコラーゲンやエラスチンといった肌のうるおいや弾力を保持する成分が失われていきます。顔と同じようにケアをしないと、乾燥による不快感や、性交痛なども生じてきます」ケアの方法は簡単だ。「お風呂上がりに、ボディクリームやオイルを体に塗りますよね。ついでに、フェムゾーンにも塗ってあげるだけでいいんです」GSM症状がひどい場合は、医師と相談して外陰専用美容液を塗るのが望ましいが、通常の状態なら、一般的なボディクリームやオイルで十分だという。「塗る場合のポイントは、足を軽く開いて力を抜き、クリームなどを付けた人さし指を、第二関節くらいまで膣内に入れて、軽くマッサージするだけ。そのときに、膣と肛門をキュッと締めて指を挟むようにすると、骨盤底筋も鍛えられます。さらに外陰部にもクリームを広めに塗り広げます」触れることにさえ、抵抗があるという人もいるが。「“デリケートゾーン”とも呼ばれますが、実際は口内と同じ粘膜でできていて、痛みも感じにくい場所なので、それほど神経質になる必要はありません。だから、私はあえて“フェムゾーン(女性特有の場所の意)”と呼んでいます。それに、ご自分の体の一部なのに、〈夫と婦人科医しか触ったことがない〉なんて、おかしいと思いませんか?(笑)」50代からの第二の人生。若々しく過ごすため、骨盤底筋の強化と、フェムゾーンケアは欠かさずに。
2021年09月21日日本メディカルファンド株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役:渡辺 一夫)は、2021年9月よりマーベルワークス社製 夜尿アラーム「ドライ・イージー」の取り扱いを開始いたしました。夜尿アラーム「ドライ・イージー」■おねしょ・夜尿症についておねしょ・夜尿症で悩んでおられる方がたくさんいらっしゃいます。小学校低学年くらいであれば、ときどきお子さんがおねしょをしてしまうことは、異常ではありません。多くのお子さんは成長とともに自然に治っていきます。ただ、小学校高学年になって、あるいは大人になっても、週に何度もおねしょをしてしまう場合は積極的な治療を考えていくことが必要かも知れません。おねしょ・夜尿症には大きく分けて、普通の方に比べて1) 夜間に作られる尿の量が多く、膀胱に貯めきれない。2) 膀胱に貯められる尿の量が少なく、朝まで持たない。の2つのパターンならびに、これらの混合型があると言われています。治療法もタイプによって異なり、主に前者の場合には夜間の尿量を少なくするようなお薬が用いられ、後者の場合には膀胱機能を安定させるお薬を用いたり、夜間膀胱容量を増やすような訓練を行うことで改善が見られることが多いとされています。最近の研究では、アラーム療法が夜尿症の多くのタイプで有効とされています。アラーム療法とは、下着にセンサーを付けて寝て、おねしょをした時にアラーム音で起こすという療法です。このような排尿抑制を繰り返すことで膀胱に溜められる尿量が徐々に増え、最終的にはおねしょをすることなく朝まで持たせることができるようになると言われています。夜尿アラーム療法は海外では多くの国で治療の第一選択肢とされています。夜尿アラーム療法は日本においても夜尿症治療の3大療法の一つの行動療法として有効性が認められています。※コクランメタアナリシスによれば治癒率は62~78%と薬物療法を凌ぐものとなっています。※治療終了後の再発率は15%と薬物療法に較べて低いことが特徴です。※※ 日本夜尿症学会「夜尿症診療のガイドライン」より■夜尿アラーム「ドライ・イージー」について「ドライ・イージー」は、夜尿アラームの新製品です。高機能をお求めやすい価格で実現しました。寝る前にパンツの濡れそうな所にクリップ式センサーをセットします。寝ている間に濡れを感知すると襟元に付けたアラームが音と振動でお知らせします。音量は4段階、アラーム音は6種類から選択できます。「ドライ・イージー」の大きな特徴はバイブレーション機能が標準装備で、しかも音量調整が来て、アラーム音の種類も6種類備えているという点です。夜尿症のお子さんは他のお子さんに比べて、眠りが大変深く、アラーム音が小さいとなかなか目覚めないケースが多いことが、近年、判って来ました。アラーム療法では、おねしょをした瞬間に本人が目覚めることがポイントで、アラームが鳴っても、お子さんが気付かないでいると全く効果がありません。そこで、アラームが鳴っているのに気付いた親御さんが、お子さんを揺すって起こしているというケースが多く見られました。これは親子とも大変ストレスの多いことでした。そこで「ドライ・イージー」では標準で4段階の音量調整とバイブレーション機能を組み込み、音への慣れを避けるためにアラーム音も6種類から選べるようにしました。これにより、お子さんが親御さんを煩わせなくても、自分でおねしょに気付いて目覚め、アラーム療法の効果をより確実なものにしていくことが可能になりました。装着時のイメージ■製品の特徴●本体はパジャマの襟元に簡単に取り付けることができます。小型軽量なのでパジャマに付けても邪魔になりません。●センサーはクリップ操作で下着に簡単に取り付けることができます。小さいので取り付けても気になりません。●濡れを感知した時のお知らせは、音のみ/バイブレーションのみ/両方の中から選ぶことが出来ます。●アラームの音量は4段階に調整できます。●アラームの音色は6種類から選べます。●単4電池(2本)の採用で電池交換が簡単です。●センサー部は取り外し交換が可能で、お掃除も簡単です。■本製品は医療機器ではなく、濡れをお知らせするアラーム機器です。おねしょ・夜尿症の原因は様々なため、夜尿症の適切な治療には併せて専門医の診断を受けることをお勧めしています。夜尿アラーム「ドライ・イージー」 販売価格¥7,700(税込)■会社概要商号 : 日本メディカルファンド株式会社代表者 : 代表取締役 渡辺 一夫所在地 : 〒113-0033 東京都文京区本郷2-3-4 大東ビル3F設立 : 2007年11月事業内容: 医療機器販売資本金 : 950万円URL : 【本装置に関するお客様からのお問い合わせ先】日本メディカルファンド株式会社Tel : 03-6424-5941お問い合わせフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月16日更年期は体がいろいろと変化する時期。尿は健康のバロメーターの一つですが、更年期になってから今までとちょっと違う、と感じたことはありませんか。今回はそのなかでも、尿のにおいと泡立ちについて産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。朝一番の尿はにおいやすく、泡も立ちやすい尿のにおいと泡立ちについては、いつの尿によるかで判断が違ってくると駒形先生は言います。「朝一番は尿蛋白が出やすいので泡立ちやすいですし、寝ている間は水分がとれないので尿が濃くなり、においもきつくなります。朝だけにおう、泡立つということならとりあえずは様子を見ていいでしょう。ただ、1日中同じような症状が続く場合は念のため泌尿器科を受診したほうが安心です」(駒形先生)。尿の泡は腎臓機能の低下が原因のことも更年期になって尿に泡が出るのは、女性ホルモンの低下とも関係している場合もあると駒形先生は言います。「女性ホルモンが低下すると細胞のターンオーバーが遅くなるので、全身の機能が落ちていきます。腎臓もそのうちの一つ。更年期に入る前から腎臓が弱い人はさらに弱くなりやすくなります。特に心配なのは慢性腎臓病ですが、症状としては尿蛋白が増えて泡立つ、尿に血が混じることがある、むくみや肩凝り、倦怠感や頭痛があるなどがあります。このような症状がある場合は早めに受診しましょう」(駒形先生)。尿のにおいは雑菌が原因のことも一方、尿のにおいも更年期と関係していることがあるそうです。「女性ホルモンが減ると腟粘膜が薄くなっておりものが減り、自浄作用も弱まります。すると、わずかな雑菌の侵入でもおりものや腟に雑菌が増え、それがにおうことがあります」(駒形先生)。また、尿がきちんと拭けていないことで雑菌が侵入しやすくなることも原因にあると言います。「更年期になると女性ホルモンのエストロゲンの減少により痩せにくく太りやすくなりますが、おしりや太ももに脂肪がつき過ぎていて、きちんと尿を拭けていないということもあります。残った尿によりおりものや腟に雑菌が侵入してくさくなるのです。また、おしりや太ももに脂肪がつき過ぎているということは、下半身の筋肉が衰えているということ。筋肉が衰えていると冷えやすく、さらに雑菌が侵入しやすくなります。尿のにおいは、下半身が太り過ぎている警告サインです。ただ、強烈なにおいが続く場合は糖尿病など病気の可能性もあるので泌尿器科を受診しましょう」(駒形先生)。まとめ尿の変化は更年期と関係していることもあるものの、病気が潜んでいることも。更年期の前から腎臓が弱かったという方や強烈なにおいが続くなど、いつもと違うと感じたら受診してみてはいかがでしょうか。取材・文/mido(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/駒形 依子 先生東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
2021年08月15日トイレに行くのを我慢していたわけではないのに、くしゃみをしたり運動したりすると尿漏れが……。若いときはあまりない現象だったのではないでしょうか。実際、多くの更年期女性が尿漏れに悩んでいます。そこで、産婦人科医の駒形依子先生に、40~50代女性の尿漏れの原因や対策について聞きました。更年期に起こりやすい尿漏れとは?更年期の尿漏れはどんなときに起こりやすいのでしょうか。「突然のくしゃみやせきが出たときや、久しぶりに運動したときに漏れてしまうことが多いようです。また、頻尿になる人も多いので、急な尿意で間に合わず……ということもあるようです」(駒形先生)若いときは、こんなことなかったのに……と落ち込んでしまう人も多いのではないでしょうか。尿漏れが更年期になりやすいのには、いくつか理由があると言います。更年期になぜ尿漏れしやすくなる?駒形先生に、更年期に尿漏れが増える主な理由を挙げていただきました。女性ホルモンであるエストロゲンの減少により、以下の3つのような体の変化が原因になるそうです。1.膀胱の弾力性の低下膀胱の組織が弾力性を失い、伸びにくくなることで尿をたくさんためられなくなります。その結果、尿が少したまっただけで尿意が感じられ、頻尿になります。2.骨盤底筋の脆弱化女性ホルモンが減ると筋肉量が減少して弾力も低下するため、骨盤底筋が弱くなる傾向にあります。筋力が低下すると膀胱のコントロールがしにくくなり、尿漏れを起こしやすくなります。3.体重の増加エストロゲンの減少により太りやすく痩せにくくなる女性が増えます。骨盤底筋は上半身の体重ほとんどを支えているため、体重の増加によって負担がかかり骨盤内の臓器を支えられなくなり尿漏れが起こりやすくなります。腟を鍛えて尿漏れを防ごう!エストロゲンの減少は止められなくても、腟を鍛えることで尿漏れを緩和することができると駒形先生は言います。「腟トレは、骨盤底筋運動の一種。骨盤底筋運動は治療にも使われていますが、腟トレはよりおこないやすくアレンジしたものです。今からでも遅くないので、なるべく早く始めてほしいですね」(駒形先生)。腟トレの方法は以下のとおり。イラストも参考にしてみてください。フェイスタオルを1枚用意します。①フェイスタオルを縦半分に折って横の端からくるくると巻きます。②服の上から①の巻いたタオルを会陰(股)に当てて、椅子に座ります。③タオルが当たる部分を意識しながら、タオルを挟むように意識して、会陰にクッと力を入れます。「腟トレで一番動かしたいのは、腟括約筋です。自分の腟括約筋がどこにあるのかを認識し、その筋肉を意識してトレーニングすることで、初めてその筋肉を鍛えることができます」(駒形先生)。腟トレは尿漏れを防ぐだけでなく、性交痛にも効果があるトレーニング。気が付いたときでいいので、毎日続けることが大切だそうです。まとめ尿漏れは周囲に相談しにくく、人知れず悩んでいる女性も少なくないと思います。ですが、先生によればトレーニングで改善できるということ! できることから少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。参考文献/『子宮筋腫は自分で治せる』(マキノ出版/駒形依子著)取材・文/mido(48歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。イラスト/和田フミ江
2021年06月11日こんにちは、あり子です。■前回のあらすじ待ち望んでいた産休に喜んでいたのもつかの間。切迫早産になりかけて自宅安静へ…安静生活を送り、おなかの子が37週に入りました。すると自宅安静から一転、出産に向けて体を動かすよう言われました。それからウォーキングを開始。そして安静生活が終わったので、出産前に友人が遊びにきてくれました。ウォーキング効果なのか、出産前に会う約束をしていた友人に会えてホッとしたのか…その翌日の早朝、おなかにドンっという軽い衝撃とブチっという音がして目覚めました。最初は胎動かと思いました。しかしいつもは音がしないので、何かが違うと感じました。念のためトイレへ行くと、パンツが少し濡れており血も少量混ざっていました。陣痛もないので破水か尿漏れか自分では判断がつかず、病院へ電話。破水の場合は感染を防ぐためすぐ入院しなければならないので、病院へ来るよう言われました。そして病院に到着して、検査を行いました。そして紙の色が変わり、破水ということで入院することになりました。この時点では破水のみ。陣痛はまだきていませんでした。最初は尿漏れなのか破水なのか判断つかないくらいだった羊水ですが、この頃には歩くたびにどんどん出てきました。着ていた洋服と家から持ってきたバスタオルはビショビショ。早朝の入院となり病院の朝食はなかったので、家から持ってきたパンを食べました。その後、両親がお見舞いにきてくれたりして病室でのんびり過ごしました。陣痛がこないので、これから出産という実感が全然わきませんでした…次回に続きます。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。
2021年03月26日もうすぐ8歳になる長男。語彙(ごい)や文字に関しての能力が高い一方で、いまだに夜尿があります。初めての子だったので、大変でもなんでもとにかく一生懸命に子育てしてきましたが、2、3、4人目を育てるなかで「あれ、やっぱり第1子は凸凹があるかも」と感じるようになりました。生活に支障があるほどではないけれど、時折感じる凸凹感。周りの子との関わりで気を付けていることをお話ししたいと思います。 言語能力が高い長男は話し始めたのはわりと早く、母子健康手帳の記録には1歳2カ月で「わんわん いた」「ぶーぶ あっちいった」などと2語文を話したという記録があります。 また本が大好きで、日常の会話でも小難しい単語や表現を使って会話するので、しばしば周りの大人から驚かれてきました。幼稚園児で漢字も少し読め、小学校中学年くらいのボリュームのある本を読み聞かせたり、ひとりで読んだりしていました。 手先が不器用一方、長男は手先が不器用なのか、3歳ごろまでは全然絵が描けませんでした。どの絵を見ても丸がぐるぐる描いてあるだけで、幼稚園の作品展示で周りの子の絵を見てびっくり! ただ絵に興味がないのかも、と本人に絵が描けていないなどとは言わないようにしていました。 幼稚園の先生も絵の端っこに「○○が△△しているところ」などと説明書きをしてくれたり、このときの製作の様子を伝えてくれたりしたので、長男が頑張っていた過程をほめてあげることができました。 夜尿が弟よりも続いている長男の昼のおむつが卒業したのは3歳になる少し前だったのですが、夜のおむつはもうすぐ8歳になる今もまだとれていません。 小児科にも下の子の受診時にさりげなく聞いてみたりしましたが、夜の水分を控えるくらいでもう少し様子を見て、と言われています。すでにおむつが取れている5歳の弟には「お兄ちゃんのことをばかにしちゃだめだよ」と言ってあります。 落ち着きがなく強制されるのが嫌長男は落ち着きがなく、1、2歳のお散歩のときはハーネスを付けていたこともあります。ハーネスを付けさせるのは賛否が分かれるようですが、多動児にとっては命綱になることもあり、子どもの命を守るためのものとして販売されています。私がなぜ長男にハーネスを付けていたのかと言うと、どうしても手をつないでくれないうえに、いきなり走り出して道路に飛び出してしまうことがあったからでした。 また、幼稚園でのお遊戯は拒否するし、行事の集合写真も必ず補助の先生がつきっきりで写っていました。ごはん中に立ち歩いてしまうのは今でもなかなか直りませんし、歯磨きの嫌がり方もほかの子と比べると強いです。それでも少しずつ落ち着いてきたように思います。 第1子の発達に凸凹はあるのですが、私は「人と比べない」「“普通”を求めない」ことが大事かなと思っています。幸いなことに、夫も両親も義両親も教育や障害の専門知識があるので心強いです! これからも子どもたちそれぞれの良いところ、得意なところを伸ばして、自信をつけさせてあげたいなと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:小林まり3男1女の母。元小学校教員。夫は土日出勤、出張も多いNPO職員。育児の大変さを実感しながらもコツをつかみ始めてきたところ。自身の経験を中心に執筆している。
2021年03月13日40代に入ると、おしっこが「出にくい」、「近い」、「夜中にトイレに行きたくなる」といった悩みを持つ人が少しずつ増えてくる。そのなかでも断トツなのが「夜間頻尿」。夜中に起きて1回以上トイレに行く人は、40代以上では約4,500万人いるといわれている。加齢とともにその人数は増え続け、50代で約6割、60代以上になると約8割の人が夜間頻尿に悩んでいるという。夜間にトイレに起きることは、単に「面倒くさい」だけでは済まされない問題があると、国立長寿医療研究センター副院長で泌尿器科が専門の吉田正貴先生は語る。「夜間頻尿はQOL(生活の質)を損ないます。よくある話のひとつに、夜中にトイレで起きたとき、もうろうとしていて転ぶことがあります。暗い室内や、2階の寝室から1階に下りるときに階段を踏み外して転ぶケースも多いようです。特に高齢者の場合は、大腿骨頸部骨折や脳挫傷など大ケガがきっかけで、その後、要介護状態になるリスクが高まりますので注意が必要です」また、夜中に何度も起きることで睡眠の質が悪くなり、それに比例して、日中の生活の質も下がってしまうという。睡眠の質の低下が自律神経の乱れを呼び、さらにさまざまな障害を招いてしまう“負の連鎖”が起きてしまうのだ。「夜間頻尿」とわかっても、「年のせいだから仕方がない」とあきらめるのはまだ早い。最近、自宅で簡単にできる「行動療法」によって夜間頻尿を克服できることが判明しているのだ。「自分の生活を整えたり、運動したりといった『行動療法』でかなりの効果が得られます。金銭的な負担も少なく無理なく続けられますし、1カ月ぐらい続けると効果が出てきます。しかし、行動を止めるとすぐに元に戻ってしまいますので、無理なくできることから始めて、きちんと継続していくことをおすすめします」そこで、吉田先生が「起床から就寝まで」夜間頻尿を防ぐ10の習慣を教えてくれた。【1】朝日を浴びて規則正しい生活をスタート朝、日光を浴びることで分泌される「セロトニン」は脳を活発に働かせ、ストレスや不眠を解消させる働きがある。「1日20〜30分程度、太陽の光を浴びると、体内時計がリセットされて夜、眠れるようになります。朝10までに朝日を浴びるようにしましょう」(吉田先生・以下同)【2】起きたらまずは、弾性ストッキングを着用「私たちの体は体内の水分量を一定に保つため、食事や飲み物などで摂取した分を、主におしっこに変えて排出します。昼間に立ちっぱなしだったり、長時間座ったままだったりなど、同じ姿勢で過ごしていると、重力によって体の水分が下肢にたまります。さらに、加齢とともに血液を循環させる機能が低下することで、足の水分が血管から漏れ、ふくらはぎにたまってしまうのです」夕方以降になると「足がパンパンにむくむ」というのはこれが原因。こうしてふくらはぎにたまった水分が、横になったときに再び血管に戻り、血液中の水分を減らそうとして、夜間におしっこが作られてしまうと考えられている。夜間頻尿の大敵“ふくらはぎのむくみ”を解消するために、朝から夕方まで弾性ストッキングをはいて過ごしてみよう。「薬局などで市販されているむくみ対策用で、ハイソックスタイプがおすすめ」糖尿病や心臓病に持病がある人などは、医師に相談してからの使用を。【3】バナナを食べるなら朝食後のデザートに夜間頻尿で困っているときは、バナナのようにカリウムがたくさん含まれる食品はあまり食べないほうがいい。「カリウムが多い食材は利尿作用を促進するので、トイレの回数が増えてしまいます。食べるのであればなるべく日中までにして。夕食後の時間帯は控えましょう。【4】足を15〜20センチ上げて30分あおむけ寝足の下にタオルのようなやわらかいものを敷き、足先が15〜20センチ程度上がるようにしてあおむけに。「昼から夕方までの間に30分を目安におこなうと、ふくらはぎに余分な水分がたまるのを防いでくれます」座布団を丸めたり、クッションを重ねたりして高さを調節して。【5】水分の多い野菜はお昼ご飯までに!水分はお水やお茶、ジュースなどの飲み物のほかにも、野菜や果物にもたくさん含まれているので、毎日の食事にも気をつけたい。「まだ夏野菜のおいしい季節ですが、夜ご飯に食べると夜間頻尿の原因になりかねません。食べるのならお昼ご飯までにしておきましょう」【6】スクワットで足腰のトレーニングむくみを解消するためにも、足腰を鍛えよう。テレビを見ながらでもできるスクワットは負荷がかかるうえ、簡単にできる。「40〜50代の方は足腰を鍛えるのにいいでしょうが、ご高齢の方はあまり無理をしないように」外出できないときこそ、自宅でトレーニングを!【7】暑さがやわらいだら30分のウオーキング足にたまった水分を押し出すには、ウオーキングを日課にしよう。「暑い時期は無理に外出すると熱中症になってしまうので、涼しくなってからにしましょう。習慣づけることで、足腰が鍛えられてむくみの解消につながります」気分転換にもなるので一石二鳥!【8】夕方以降は、水分の取りすぎに要注意!水分制限をするのなら夕方以降の水分をセーブすると効果的だという。「夜に排出されるおしっこは、ほとんどが日中以降にとったもの。とりわけ夕方以降の水分は夜間頻尿に直結するので気をつけましょう。カフェインが入ったお茶も控えるようにしてください」【9】鍋料理やシチューはなるべく避けて野菜がたくさん入った鍋やシチューは、スープといっしょに食べることで、水分の過剰摂取に。「塩分が多いのも問題です。喉が渇いて飲み物をとってしまいますから、夜間頻尿を解消させたいのなら、こうしたメニューは控えるようにと患者さんに伝えています」【10】晩酌のアルコールも控えめに毎日の晩酌は欠かせないという人には耳の痛い話だが、アルコールは利尿作用を促進させるので、飲めばその分、夜間のおしっこに。「お酒を飲むとおつまみも食べたくなり、塩分の過剰摂取につながります。つらいかもしれませんができれば晩酌は控えましょう」生活習慣を見直すだけで、深い睡眠を取り戻し、QOLを高めることができる。しかも、お金もあまりかからない、体にもやさしい行動療法を毎日続けて、夜間頻尿を克服しよう!「女性自身」2020年9月22日 掲載
2020年09月22日「寝ぼけまなこで夜中トイレに起きたら、階段でコケてしまいまして……。まだ若かったから骨にヒビが入った程度で済んだのかもしれませんが、もう少し年を取ってから転んだら大事になるから気をつけるように、と病院でもクギを刺されました」苦笑しながらそう打ち明けるのはB子さん(69)。2階にある寝室から1階のトイレまで、狭い階段の手すりをつたって下りようとしたのはいいが、夜中に階段の電気をつけてしまうと、その後、目が覚めて眠れなくなってしまう。そこで、電気をつけずに階段を下りたところ、踏み外してしまったというのだ。「夜間頻尿はQOL(生活の質)を損ないます。よくある話のひとつに、夜中にトイレで起きたとき、もうろうとしていて転ぶことがあります。暗い室内や、2階の寝室から1階に下りるときに階段を踏み外して転ぶケースも多いようです。特に高齢者の場合は、大腿骨頸部骨折や脳挫傷など大ケガがきっかけで、その後、要介護状態になるリスクが高まりますので注意が必要です」そう話すのは、国立長寿医療研究センター副院長で泌尿器科が専門の吉田正貴先生。また、夜中に何度も起きることで睡眠の質が悪くなり、それに比例して、日中の生活の質も下がってしまうという。睡眠の質の低下が自律神経の乱れを呼び、さらにさまざまな障害を招いてしまう“負の連鎖”が起きてしまうのだ。人間の体は、昼間は「交感神経」が優位になるので、活発に動くことができ、夜は「副交感神経」が優位になりリラックスするのでぐっすり眠ることができる。ところが、この自律神経の切り替えが悪くなると、さまざまな体調不良が現れるように。疲れが取れないので、「頑張ろう」という気力も損なわれ、結果的に気分の落ち込みが激しくなり、不安感が強くなって“うつ”の症状を起こしてしまうこともある。「『何回も夜中に起きるので睡眠不足で体がだるい』と訴える患者さんもいます。昼間ぼんやりしてしまい、無気力状態から、うつ症状になるリスクが高まってしまうのです。このように夜間頻尿を放っておくと睡眠不足から2次、3次的な体調不良が起こります。昼間にウトウトしながら車を運転してしまい、ブレーキを踏むタイミングが遅れて追突事故を起こしたというケースも報告されています」東北大学医学部泌尿器科の研究チームが、70歳以上の高齢者を5年間追跡調査したところ、夜中に1回トイレに行く人の死亡率を1とした場合、2回の人の死亡率は1.59倍、3回の人は2.34倍、4回以上になると3.6倍と、夜間にトイレに行く頻度が高い人ほど、死亡率が高くなることがわかった。睡眠不足のまま過ごしていると、転倒骨折、うつだけでなく、死亡リスクまで引き上げてしまうことになるのだ。睡眠の質の低下によるリスクを避けるためにも「夜間頻尿」を放っておいてはいけない。「女性自身」2020年9月22日 掲載
2020年09月21日40代に入ると、おしっこが「出にくい」、「近い」、「夜中にトイレに行きたくなる」といった悩みを持つ人が少しずつ増えてくる。そのなかでも断トツなのが「夜間頻尿」。夜中に起きて1回以上トイレに行く人は、40代以上では約4,500万人いるといわれている。加齢とともにその人数は増え続け、50代で約6割、60代以上になると約8割の人が夜間頻尿に悩んでいるという。「夜間頻尿の定義は、就寝後、排尿のために一晩に1回以上起きること。そして、そのために眠りが浅くなり、昼間に眠気が襲ってきたり、夜間トイレに行くときに転倒したりなど、日常生活に支障をきたす状態をいいます。夜間にトイレに起きてしまう人は意外と多く、8割以上の高齢者は夜間頻尿にあてはまります」そう語るのは、国立長寿医療研究センター副院長で泌尿器科が専門の吉田正貴先生。「夜間頻尿」とわかっても、「年のせいだから仕方がない」とあきらめるのはまだ早い。最近、自宅で簡単にできる「行動療法」によって夜間頻尿を克服できることが判明しているのだ。「自分の生活を整えたり、運動したりといった『行動療法』でかなりの効果が得られます。金銭的な負担も少なく無理なく続けられますし、1カ月ぐらい続けると効果が出てきます。しかし、行動を止めるとすぐに元に戻ってしまいますので、無理なくできることから始めて、きちんと継続していくことをおすすめします」行動療法は“水分制限”“塩分制限”“運動療法”の3つの柱に分けられる。ひらたく言えば、体のなかの水分を「ためない」ことと、たまった水分を「循環させる」こと。まず気になるのは「晩酌」。「『缶ビール1本ぐらい、いいでしょう』と言われる方もいますが、いっしょにおつまみを食べると喉が渇いて余計に水分を取ってしまいます。350mlの缶ビールを1本と、余分の水分も含めて、それが夜間におしっことして出てきます。中年〜高齢者の1回の排尿量は200ml程度なので、2回ぐらい回数が増えることになります。ですから、夜間頻尿で困っている方には晩酌はすすめられません」また、カフェインには、脳や交感神経を興奮させて眠気や疲労感を取り除く働きのほかにも、尿の排出を促す利尿作用があるので、なるべく控えよう。「夜中に出るおしっこのほとんどは、昼以降に飲んだものなので、1日に取る水分の総量を減らすだけでなく午後3〜4時ごろからの水分量をセーブしたほうが効果はあります。水分は野菜や果物にもたくさん入っていますので、夕食や、その後に食べるのは控えて、食べるのなら昼間にしましょう」バナナやほうれん草などに多く含まれるカリウムは利尿作用があるので食べすぎには注意したい。また、暑い時期は熱中症を防ぐためにも水分摂取が推奨されているのでがまんは禁物。その日の気温や熱中症警戒アラートが出ているときは水分摂取を優先するなど、状況判断をしながら水分制限のコントロールをしよう。“塩分制限”では、1日の摂取基準量の設定はないものの、シチューや鍋料理など、塩分が多いメニューは控えたほうがいいという。「患者さんには、なるべく塩辛いものは食べないようにと指導しています。たとえば、コンビニなどで売っている弁当やお総菜は塩分がかなり入っていますが、あれを塩辛いと感じないようでは、日ごろからかなり塩分を取っている可能性があります」最近は商品パッケージに塩分の含有量が書かれているので、食べた分を計算しながら、日本人の1日あたりの塩分摂取量の目標、男性7.5グラム、女性6.5グラムを目安に減塩に取り組んでみよう。“運動療法”などでは、1日30分程度のウオーキングがおすすめ。取りすぎた水分はふくらはぎにたまり、ふくらはぎにたまった水分が、横になったときに再び血管に戻り、血液中の水分を減らそうとして、夜間おしっこが作られてしまうと考えられている。そこで取りすぎた水分がふくらはぎにたまらないよう「循環させる」ことも大切。夕方以降、30分程度のウオーキングやあおむけで30分以内の足上げは、ふくらはぎにたまった水分を押し出す効果がある。「歩くと筋肉が収縮されるので、ふくらはぎにたまった水分がポンプ作用で押し出されて、血管内に戻されます。また、ダンベル運動やスクワットなどの筋トレは、体が疲れることで睡眠が深くなる効果があります。いずれにしても毎日続けることが大切です」「女性自身」2020年9月22日 掲載
2020年09月21日40代に入ると、おしっこが「出にくい」、「近い」、「夜中にトイレに行きたくなる」といった悩みを持つ人が少しずつ増えてくる。そのなかでも断トツなのが「夜間頻尿」。夜中に起きて1回以上トイレに行く人は、40代以上では約4,500万人いるといわれている。加齢とともにその人数は増え続け、50代で約6割、60代以上になると約8割の人が夜間頻尿に悩んでいるという。夜間にトイレに起きることは、単に「面倒くさい」だけでは済まされない問題があると、国立長寿医療研究センター副院長で泌尿器科が専門の吉田正貴先生は語る。「日常生活のなかにどれくらい困っていることがあるのか。が治療の対象になるポイント。夜中に何回起きても困っていることはない、という人は治療の対象にはなりません。しかし、夜中に2回以上トイレに起きると、QOL(生活の質)が低下して困ることが多い、といわれています」夜間頻尿の多くは、同時に「夜間多尿」であることが多く、1日の尿量の3分の1が就寝中に出ていると夜間多尿となる。通常、昼間に比べて夜間の尿量は減るのだが、加齢により夜間の尿量を減らす「抗利尿ホルモン」の分泌量が低下したり、尿を濃縮する腎臓の機能が衰えたりすることで、夜中に作られる尿が増えてしまうのだ。そして、もう1つ。夜間頻尿の大きな原因が意外なところにあることがわかってきた。「私たちの体は体内の水分量を一定に保つため、食事や飲み物などで摂取した分を、主におしっこに変えて排出します。昼間に立ちっぱなしだったり、長時間座ったままだったりなど、同じ姿勢で過ごしていると、重力によって体の水分が下肢にたまります。さらに、加齢とともに血液を循環させる機能が低下することで、足の水分が血管から漏れ、ふくらはぎにたまってしまうのです」夕方以降になると「足がパンパンにむくむ」というのはこれが原因。日中に摂取した水分がふくらはぎにたまってしまうことから、“ふくらはぎは第2の膀胱”と呼ぶ人もいるという。こうしてふくらはぎにたまった水分が、横になったときに再び血管に戻り、血液中の水分を減らそうとして、夜間おしっこが作られてしまうと考えられている。「診療の現場では、自分でできるチェック方法として『排尿日誌』をつけてもらいます。膀胱にたまっていて排尿された量と排尿回数を知ることで、ふくらはぎに水分がたまっているかどうかがわかるのです」用意するものは、500mlまで測定できるような計量カップ。もしくは使い捨ての紙コップに50mlずつ印をつけたもので代用してもよい。記録のつけ方は、朝起きて1回目から翌朝起きて1回目までのおしっこを取り、その量と時間を記録するだけ。起床後2回目から翌朝1回目までのおしっこの量を足して、その合計を3で割った数字よりも、就寝後から翌朝1回目のおしっこの量が多い場合、夜間頻尿の原因の1つである「夜間多尿」と診断され、ふくらはぎに水分をためている可能性が高い。多尿には、糖尿病などの内分泌系疾患、水分の取りすぎといった原因の場合もあり、夜間多尿には、高血圧、うっ血性心不全(心臓の働きが弱った状態)、腎機能障害、睡眠時無呼吸症候群などが潜んでいるケースもある。おしっこの問題があるときは、内科や婦人科ではなく、泌尿器科の医師の診断を受けよう。「約11年ぶりに改訂された『夜間頻尿診療ガイドライン第2版』(日本排尿機能学会/日本泌尿器科学会編集)には、副作用の少ない治療法の第1選択肢として行動療法が推奨されています。水分制限、塩分制限、運動療法など、いずれも自宅で行える簡単な方法ばかりです。きちんと続ければだいたい1カ月程度で改善してきます」「女性自身」2020年9月22日 掲載
2020年09月21日「寝る前には必ずトイレに行ってから寝るようにしているのに、40代半ばごろから必ず夜中にトイレに起きるように……。いったん起きてしまうと、目がさえてしまい朝までぼんやりすることも。日中に猛烈な眠気に襲われ、仕事中に居眠りしてしまったこともあり、本当に困っています」そう語るのは都内に住むA子さん(50)。最近では最低でも一晩に1回、多いときでは3、4回行くことがあるという。40代に入ると、おしっこが「出にくい」、「近い」、「夜中にトイレに行きたくなる」といった悩みを持つ人が少しずつ増えてくる。そのなかでも断トツなのがA子さんのような「夜間頻尿」。夜中に起きて1回以上トイレに行く人は、40代以上では約4,500万人いるといわれている。加齢とともにその人数は増え続け、50代で約6割、60代以上になると約8割の人が夜間頻尿に悩んでいるという。「夜間頻尿の定義は、就寝後、排尿のために一晩に1回以上起きること。そして、そのために眠りが浅くなり、昼間に眠気が襲ってきたり、夜間トイレに行くときに転倒したりなど、日常生活に支障をきたす状態をいいます。夜間にトイレに起きてしまう人は意外と多く、8割以上の高齢者は夜間頻尿にあてはまります」そう解説するのは、国立長寿医療研究センター副院長で泌尿器科が専門の吉田正貴先生。夜間にトイレに起きることは、単に「面倒くさい」だけでは済まされない問題があるという。「日常生活のなかにどれくらい困っていることがあるのか。が治療の対象になるポイント。夜中に何回起きても困っていることはない、という人は治療の対象にはなりません。しかし、夜中に2回以上トイレに起きると、QOL(生活の質)が低下して困ることが多い、といわれています」夜間頻尿の多くは、同時に「夜間多尿」であることが多く、1日の尿量の3分の1が就寝中に出ていると夜間多尿となる。通常、昼間に比べて夜間の尿量は減るのだが、加齢により夜間の尿量を減らす「抗利尿ホルモン」の分泌量が低下したり、尿を濃縮する腎臓の機能が衰えたりすることで、夜中に作られる尿が増えてしまうのだ。そして、もう1つ。夜間頻尿の大きな原因が意外なところにあることがわかってきた。「私たちの体は体内の水分量を一定に保つため、食事や飲み物などで摂取した分を、主におしっこに変えて排出します。昼間に立ちっぱなしだったり、長時間座ったままだったりなど、同じ姿勢で過ごしていると、重力によって体の水分が下肢にたまります。さらに、加齢とともに血液を循環させる機能が低下することで、足の水分が血管から漏れ、ふくらはぎにたまってしまうのです」夕方以降になると「足がパンパンにむくむ」というのはこれが原因。日中に摂取した水分がふくらはぎにたまってしまうことから、“ふくらはぎは第2の膀胱”と呼ぶ人もいるという。こうしてふくらはぎにたまった水分が、横になったときに再び血管に戻り、血液中の水分を減らそうとして、夜間におしっこが作られてしまうと考えられている。「女性自身」2020年9月22日 掲載
2020年09月21日尿漏れというと「高齢者」というイメージがあったので、自分にはまだ遠いことだと思っていましたが、ある日突然くしゃみをしたときにそれは起こったのです。実際にまだ自分がその立場になるとは思ってもいなかったのでショックでいっぱいでした。その後、更年期に尿漏れが起こることもあると知り、これはなんとか治す努力をしなければと考えたのです。そこで漢方薬や体操など尿漏れに良いと言われている情報を探し出し実践しました。幸いなことに思ったより早く努力の成果が出たようで、あれから2年たった現在は尿漏れは起こらなくなりました。そんな必死に頑張った体験談をご紹介したいと思います。47歳、震えが来るほどショックだった最近は生理用パッドだけでなく尿漏れパッドもたくさん売られていたり、テレビのCМでも見るようになったので、年齢とともに尿漏れに悩む女性は多いのだろうとは思っていたのです。しかし、47歳の自分の身に尿漏れが起こるとは夢にも思っていませんでした。それは前ぶれもなく、立った姿勢でくしゃみをしたときに起こりました。そのときはとてもショックでしたが、数十分後にまたもや同じことが連続して起こったのです。どちらもちょっとだけの漏れでしたが、私にとっては嫌悪感を伴うショックなできごとでした。それからはトイレを我慢すると便器に座る直前でほんの少し尿漏れを起こすなど、2~3日に1回はそんなことが起こるようになったので、思わず尿漏れパッドも買ったほどです。それでも更年期だから仕方ないと簡単にあきらめる気にはなれず、必死で原因や改善法を調べました。すぐにできる対策法を調べ、とにかくいろいろ実践し始めました。できることはとにかく実践!私の尿漏れ対策尿漏れの対策として、もちろん泌尿器科での治療も頭にありましたが、やはり自分のなかでどこか認めたくないところがあったのだと思います。泌尿器科での治療は、自力で努力をしても効果が出なかったときの最後の手段と決めていました。そこでまず薬やサプリを飲もうと思い、ドラッグストアの話しやすい女性の薬剤師さんに相談したところ、「八味地黄丸(はちみじおうがん)」という漢方薬をすすめられました。どこかで聞いたことのある漢方薬でしたが、とにかく更年期などの尿漏れに良いと言われたので飲むことにしたのです。「40代の女性の3人に1人はおなかに力が入ったときに尿漏れしてしまう腹圧性尿失禁を経験しているのよ」と薬剤師さんから聞き、ちょっぴり救われた気分でした。次にネットで調べた骨盤底筋を鍛えるストレッチも毎日おこないました。ほかにも例えばトイレのあとに便器に座ったまま肛門を締めたり緩めたり、座ったときにおしりから椅子の座面を吸い込むようにおしりを締めて数分そのままの状態にしているなど、できるだけ日常でも意識的に骨盤底筋を鍛えるようにしました。尿漏れがなくなった今でも努力は継続中!いろいろ努力したなかで何がよかったのかわかりませんが、毎日漢方薬の服用と骨盤底筋を鍛えることを続けていた結果、大体3カ月ぐらいたつと尿漏れのない日が増えてきました。そしてそれから1年後ぐらいには、ほとんど尿漏れはなくなったのです。腹圧性尿失禁は年齢とともにだんだん起こることが多いらしいので、今は改善されたと思ってもまたいずれ起こる可能性はあると思います。でも、少しでもそのときを遅らせたいので、これからもずっど努力は続けたいと思っているのです。本当はもうあんなに情けない思いは一生したくないと思っていますが、やはり老化はどのような形でやってくるか今の私には想像つかないことなので、少しでも予防をするしかないと考えています。しかし、今でも外出するときには、あのときの不安から尿漏れパットを使用していますし、尿意を感じたら昔のようにギリギリまで我慢することなく、できるだけ早めにトイレに行くようになりました。まとめ尿漏れを体験したときはショックで打ちひしがれましたが、いかに尿漏れを起こさないようにするか努力することが大切だと実感しています。そして、それでも尿漏れが起こるようになったときには、きちんと泌尿器科に相談することも考えたいと思っています。とにかく今回は自力の努力で良い結果が出たのでホッとしています。骨盤底筋を鍛えることや漢方薬を飲むなど、どれもすぐに効果が出るものではないと思いますが、意識的に毎日毎日きちんと継続することで大きな結果を生むのではないかと思っています。40代になり、いろいろなことが努力の継続だと気付き始めた日々です。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年09月07日テレビで尿漏れや頻尿に関するCMを度々目にしていましたが、まさか自分にも尿漏れ対策が必要になるとは思っていませんでした。特に30代から40代の初めは、尿漏れなんて遠い先のこと!ぐらいに考えていたのですが、妊娠・出産を経験した私にとって尿漏れは実は身近なものだったのです。ある日、くしゃみをしたら尿漏れ…30代後半で2人の子どもを出産し、40歳過ぎまでは子どもの世話で目が回るような忙しい日々を過ごしていましたが、40代半ばには子どもは2人とも小学生になり少し自分の時間が持てるようになりました。そういうホッとした時期に風邪をひいてしまいました。ある朝、くしゃみが止まらなくなって、そのとき「あれ?」と感じたのが尿漏れ! おりものかな?と感じるほどの少量でしたし、下着にはライナーを付けていたので気にしないでいました。でも、その後くしゃみをするたびに「あれ?」と感じることが増え、下着に付けたライナーが明らかに濡れていると感じるレベルになっていったのです。自分が尿漏れしているだなんて恥ずかしくて誰にも言えず、くしゃみが出そうになると股間を手で押さえてみたり鼻をつまんでくしゃみを抑えたりして、くしゃみと尿漏れとの戦いが始まりました。風邪をひいたときの外出はライナーでは不安なので、生理用のナプキンを使用することもありました。それでも、まだなんとかなるレベルだと軽く考えていたのです。自治会の運動会で尿漏れが決定的に!子どもたちが小学生になると、学校行事や地域の行事に参加することが増えました。そのころ住んでいたのは規模の大きいマンションで、子育て世帯が多く、自治会の活動も盛んでした。子どもたちも友だちがたくさんいるので、自治会の行事にはいつも参加していました。自治会の年間行事のなかでも一番盛り上がったのが市民運動会! 私の地域の市民運動会は自治会対抗でおこなわれ、競技に参加するたびに食料品や家庭用の雑貨などがもらえるので出られるものはなんでもエントリーするといった感じで盛り上がります。そしてママ友に誘われて出ることになった大縄跳び! これが衝撃の事実を私に突き付けることになったのです。市民運動会が近づくと、マンションの敷地内にある公園は自治会対抗競技であるリレーや玉入れなどの練習をする住民でいっぱいになります。自治会対抗で優勝すれば米やじゃがいも、インスタントラーメンなどが大量にもらえるので優勝を目指してみんな必死になるのです。もちろん大縄跳びの練習もおこなわれました。そして、せーのっ!で跳んだ瞬間、ドバッと尿漏れを起こしたのです!尿漏れ対策に骨盤底筋トレーニング実は、大縄跳びの練習中に着替えに帰ったママ友が複数いました。お互いに「だよねー」と苦笑いしながら、私だけではなかったんだというホッとした複雑な感情がわいてきました。市民運動会当日は「夜用の生理ナプキンが必要やね」と笑いながら参加しましたが、私だけではないとわかってもやはりショックでした。このことを70代の母に話すと母にも経験があったらしく、「骨盤底筋のトレーニングをすると改善するよ」と言われました。実際に母は骨盤底筋トレーニングで尿漏れが治まったと言うのです。方法は簡単で、腟と肛門の筋肉に力を入れて数秒間キープし緩める。これを1日に何回かおこなうだけ。そんなことで治るの?と疑問に思いましたが、一番身近な経験者の言うことなので試してみることにしました。効果がなければ病院に行こうと思っていたのです。そして、テレビを見たり料理をしながら思い立ったらキュッと力を入れてみる感じで続けてみました。市民運動会が10月末だったのですが、半年ほど骨盤底筋トレーニングを続けた翌年の春に思い返せば、その年の冬は風邪をひいてくしゃみをしても尿漏れを起こすことがなかったのです。まとめ意識をしていたわけではなく気付くと……という感じでしたが、半年もたたずに効果が表れた骨盤底筋トレーニング。妊娠・出産を経験すると骨盤底筋が緩んで尿漏れを起こしやすくなるとネットを検索して知りました。尿漏れにはいくつかのタイプがあるようで、私の場合は腹圧性尿失禁といわれるタイプのようです。くしゃみや運動、重たい物を持つなどおなかに力を入れたときに尿漏れが起こるタイプで、骨盤底筋を鍛えるのが効果的であるとわかりました。「尿漏れ対策」でネットを検索するとさまざまな骨盤底筋トレーニングが出てきます。時間もお金もかからずいつでもできる骨盤底筋トレーニングを続け、尿漏れの心配なく日々の生活を楽しく送りたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年08月23日ベビーカレンダーご覧のみなさん、こんにちは!2019年8月に女の子を出産し、はじめての育児に日々奮闘中のかめこです。 第29話は、夜中眠気と戦いながらトイレに向かう道中は危険がいっぱいで……妊娠中の頻尿についてのお話です。 妊娠中期から続く頻尿で夜中よくトイレに起きるのですが、廊下が真っ暗でトイレまでいつも手さぐりに進んでいます。たまにですが、それで手をぶつけてしまうことがあり、地味に痛くてその度に後悔します……。きっと寝ぼけてるんでしょうね。 著者:イラストレーター かめこ2019年8月に女の子を出産し、家族が増えて一層賑やかになりました。はじめての育児は分からないことだらけで日々奮闘中です!赤ちゃんが産まれるまでの家族とほのぼの妊娠ライフをブログにて更新しています。
2020年05月27日人気インスタグラマーの育田花さんが、夫と揉めたときのお話。■ 「VOL.12」 のあらすじ夫がスマホを見てはニヤついていた理由は、「キャンプに行こう!」というもの。インドア派としては気乗りしなかったけど、OKしたところ夫との会話が増えていく。楽しそうな夫の姿に、これまできちんと夫を見ていなかったことに気づく。そんな幸せななか、さらなる問題が…。≫ 「『彼氏好み』に合わせる女性はアリかも…夫との会話倍増のワケ」 痛そうに見えるかもしれないけど、痛くはないです。今はだいぶ尿漏れも改善しています。次回に続きます。→次回は3月24日(火)更新予定!※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。骨盤での異常を感じたり、症状があった場合など、医療機関にご相談されることをお勧めします。\「ダメ夫のエピソード」が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪ 【いいから黙って抱いてくれ!】 連載 「Vol.1」から読む ≫ 結婚して不満はない。でも、夫との夜の生活がイマイチ…
2020年03月23日今回は、妊婦健診の尿検査で尿糖+(陽性)と判定されたときに知っておいてほしいことをお話しします。 尿糖とは尿糖とは、尿の中に現れた糖のことです。 食事をすると、すい臓からインスリンというホルモンが分泌され、糖を調節する作用が体に備わっています。人間の活動するエネルギー源となる糖は、血液によって全身の細胞や組織へ運ばれ、すい臓から分泌されるインスリンの働きで細胞へ取り込まれます。通常、腎臓内で尿が作られるとき、血液中の糖は再吸収されて、尿の中には現れません。 妊娠中は、おなかの中の赤ちゃんの成長のために、たくさんの糖分を必要とするため、胎盤がインスリンの働きを抑えるホルモンを分泌して、血糖を高めに維持します。また、胎盤でインスリンを壊す酵素ができたりと、妊娠前よりもインスリンが効きにくく、結果的に血液中に糖が多くなりやすい状態です。血液中の糖が多くなりすぎて、腎臓での再吸収が追いつかなくなると、そのまま尿の中に糖が混ざり、尿検査では尿糖+(陽性)という判定になります。 妊婦健診では、妊婦さんと赤ちゃんの健康状態を把握するために、基本的な検査の1つとして、尿検査をします。妊婦さんが紙コップに採取して提出した尿に、尿試験紙を浸して、色の濃度によって+(陽性)や-(陰性)を判定します。 妊婦健診で尿糖の有無を判定する理由妊娠中に尿糖の有無を判定することで、腎機能の低下や妊娠糖尿病(GDM)の早期発見と妊娠経過を把握するのに役立てます。 腎臓や糖尿病などの病気以外でも、糖分の多い飲食物の影響やストレスなどによって一時的に尿糖は現れることがあります。尿糖+(陽性)の場合、他の検査項目の結果と照らし合わせて、病的な尿糖なのか、一時的なものかを医師や助産師が判断します。 尿糖+(陽性)と判定されたら妊娠糖尿病?妊娠糖尿病は、尿検査ではなく、血液検査で判定します。尿糖+(陽性)が1回でも出たら妊娠糖尿病というわけではありません。また、尿糖-(陰性)でも血液検査で妊娠糖尿病と診断されることもあります。 妊娠経過が順調でも尿糖が出ることはあります。ほとんどの妊婦さんは、血糖値の上昇に合わせてインスリンの分泌量が増えるため、次回の健診時には尿糖が出なくなることが普通です。 尿糖+(陽性)の判定 その後、どうしたらいい?妊婦健診の際に尿糖+(陽性)の判定が出たら、その日の診察で担当医や助産師へ心配なことや不安なことを相談しましょう。糖分の多い飲食物の影響やストレスによって一時的に尿糖が現れることはあります。 尿検査の結果は、担当医や助産師が確認しますが、妊娠経過や他の検査結果と照らし合わせて一時的なものと判断できる場合は、その日は「次回の健診まで様子を見ましょう」と特に注意を促さないこともあります。 婦健診のときに尿糖+(陽性)が出ると「妊娠糖尿病?」と不安になり、インターネット上などの誤った情報を鵜呑みにして自己判断で糖質制限を試みる妊婦さんもいますが、自己判断かつ自己流で糖質制限をするのは止めましょう。 まずは、普段の食生活を振り返り、糖分の多い菓子類や清涼飲料水をとる機会が多ければ控えたほうが良いですが、思い当たることがなければ担当医や助産師へ相談しましょう。 妊娠中の母親の栄養状態は、赤ちゃんの栄養状態に影響します。医学的な治療として糖質制限する場合を除いて、妊婦さんは糖質を制限する必要はありません。また、妊娠中に特定の栄養素を抜くことで妊婦さんの期待どおりに血糖値をコントロールできるという研究報告はありません。 まとめ妊娠中に尿糖の有無を判定することは、妊婦さんの腎機能の低下や妊娠糖尿病(GDM)の早期発見と妊娠経過を把握するのに役立ちます。妊婦健診で尿糖+(陽性)と判定が1度くらい出ても妊娠娠糖尿病というわけではありません。 <参考>・産婦人科診療ガイドライン産科編2017・日本産婦人科学会・日本糖尿病・妊娠学会・日本糖尿病学会 日本人の糖尿病の食事療法に関する日本糖尿病学会の提言2013・厚生労働省 妊娠中と産後の食事について 監修者:医師 三鷹レディースクリニック院長 天神尚子 先生日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者:助産師 古谷真紀一般社団法人産前産後ケア推進協会プロジェクトリーダー大学病院勤務を経て、2015年より現職。妊娠中や産後の女性のココロとカラダの相談、ママパパ&赤ちゃんのちょっと気になるコトに日々応えています。
2020年02月18日妊娠初期(0~15週)に起こりやすい頻尿と残尿感についてお話しします。 妊娠初期(0~15週)に起こりやすい頻尿と残尿感って?妊娠初期(0~15週)は、妊婦さんの循環血液量が増えて腎臓の機能が活発になること、大きくなり始めた子宮が隣り合っている膀胱を圧迫するために頻尿や残尿感が起こることがあります。 頻尿とは尿の回数が多いことです。一般的に朝目覚めてから夜就寝するまでの間に8回以上の場合を頻尿と判断する目安にしますが、トイレへ行く回数は個々の状況によって異なるため、妊娠前よりも尿の回数が増えた、妊娠してから尿意を感じてトイレへ行く回数が増えている場合は、頻尿といえます。 残尿とは排尿後も膀胱に尿が残る状態で、残尿感とは排尿を済ませても尿が残っているような感じがする、すっきりしない感覚のことです。残尿感を自覚するとき、実際に尿が残っていることもあれば、尿が残っていない状態でも残尿感を感じることもあります。 膀胱や尿道に異常がなくても、妊娠をきっかけに作られる尿が増えたり、残尿があることで尿をためる膀胱のスペースが減り、1回の排尿量が少ないために、結果的にトイレへ行く回数が増えるというように、頻尿や残尿感は妊娠初期に生じやすいといえます。 妊娠初期を過ぎて、子宮が恥骨よりも上側へ出てくれば膀胱への圧迫は弱まり、頻尿に悩むことは少なくなります。その後は出産予定日が近づき、おなかの中で赤ちゃんの頭が下がり、膀胱を圧迫するようになると、頻尿や残尿感が再び起こるケースもあります。 妊娠初期(0~15週) 頻尿や残尿感が続くとどうなる?頻尿や残尿感以外に、尿を出し切った後に下腹部に痛みを感じる排尿後痛、尿の色が普段よりも白くにごっているなどの症状があれば、膀胱炎を起こしている可能性があります。 膀胱炎は原因となる細菌が膀胱に入り感染することで、膀胱の粘膜に炎症が起こる病気です。特に女性は尿管が短く、尿道口と膣、肛門が隣接しているため、膣や肛門に存在する大腸菌などの細菌が尿道から侵入しやすい状態のため膀胱炎を起こしやすいです。 また、一度発症すると繰り返しやすいという特徴もあります。妊娠中に頻尿や残尿感、排尿後痛などの症状が続くようであれば、膀胱炎の可能性がありますので、早めにかかりつけの産婦人科を受診して相談しましょう。 妊娠中は膀胱炎や腎盂腎炎などを起こしやすい妊娠によって大きくなり始めた子宮が膀胱を圧迫したり、腎臓と膀胱を結ぶ尿管を通る尿の流れが遅くなることで、細菌が洗い流されにくくなることで、膀胱炎や腎盂腎炎などの尿路感染症を起こしやすくなります。 尿路感染症とは尿を作る腎臓、尿を貯める膀胱、腎臓と膀胱を結ぶ尿管、尿を排泄する尿道口までの間に細菌によって起こる感染症のことです。膀胱炎を放置していると、細菌が尿管から腎臓へ侵入して、腎盂腎炎になる危険性があります。腎盂腎炎は膀胱炎の症状に加えて、発熱、背中や腰の痛みが起こります。 尿の中に細菌が混じっていても、特に自覚症状がない無症候性細菌尿という状態が誰にでも起きる可能性があります。妊娠していない状態では、無症候性細菌尿があっても治療の必要はありませんが、妊婦さんの場合は治療せずにいると、膀胱炎や急性腎盂腎炎を発症して、ときに母体だけでなく赤ちゃんの生命も危険にさらされる危険性があります。 妊娠中に頻尿や残尿感が続く場合、どうしたらいい?頻尿や残尿感があっても、水分摂取を控えたり、トイレへ行くことを我慢しないように注意しましょう。水分摂取を控えることは、膀胱炎や尿道炎を起こす原因となります。 頻尿や残尿感以外に、尿を出し切った後に下腹部に痛みを感じる排尿後痛、尿が混濁しているなどの症状があれば、早めにかかりつけの産婦人科を受診して相談しましょう。 膀胱炎や腎盂腎炎 妊娠中の治療は?無症候性細菌尿や膀胱炎の場合は、内服と通院で治療することができます。急性腎盂腎炎の場合は、安静と点滴による治療のため入院する必要があります。いずれの場合も妊娠経過や赤ちゃんに影響の少ない抗菌薬を選んで治療可能です。 重症な腎盂腎炎の場合、各々の病院や地域の連携体制によって多少異なりますが、かかりつけの産婦人科が小規模のクリニックや産院の場合、母体や赤ちゃんが早急に高度な医療を受けられるように、万が一に備えてNICU(新生児集中治療室)が併設された規模の大きい病院などへ転院もしくは母体搬送されることがあります。 まとめ頻尿や残尿感は妊娠初期に起こりやすい症状ですが、日常生活のなかでどうしてもそれらの症状が気になる、排尿後痛がある、尿が白くにごっている、発熱や腰痛がある場合は、早めに産婦人科を受診しましょう。 <参考>・産婦人科診療ガイドライン産科編2017・産婦人科診療ガイドライン婦人科編2017・最新産科学正常編著:荒木勤文光堂・最新産科学異常編著:荒木勤文光堂・日本泌尿器科学会 監修者:医師 おおたレディースクリニック院長 太田 篤之 先生順天堂大学卒後、派遣病院勤務を経て、平成22年より順天堂静岡病院周産期センター准教授就任。退職後、平成24年8月より祖父の代から続いている「おおたレディースクリニック」院長に就任し現在に至る。著者:助産師 古谷真紀一般社団法人産前産後ケア推進協会プロジェクトリーダー大学病院勤務を経て、2015年より現職。妊娠中や産後の女性のココロとカラダの相談、ママパパ&赤ちゃんのちょっと気になるコトに日々応えています。
2020年01月28日女性医療専門クリニックの関口由紀医師監修骨盤底筋を鍛えて尿もれの悩みや、下腹ぽっこりを解消しようという新刊『尿もれ、下腹ぽっこり解消! 骨盤底筋の使い方』が発売された。著者は広島大学大学院医系科学研究科スポーツリハビリテーション学研究室講師で、保健学博士、理学療法士の前田慶明氏である。また、骨盤底筋リハビリテーションを行っている女性医療クリニックLUNAグループの理事長で、日本泌尿器科学会専門医の関口由紀氏が監修を務めている。同書はB6変型で160ページ、1,320円(税込)の価格にて、池田書店より発売中である。女性の約7割が悩む尿トラブルに前田慶明氏は日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーであり、スポーツのパフォーマンス向上と怪我の予防、健康に関する研究を行い、日本初の骨盤底筋育成LINEアプリ「キュットちゃん」の共同研究者でもある。骨盤の底にある筋肉・骨盤底筋。子宮や膀胱などの内臓を支えるとともに、排泄の制御でも重要な役割を担っている。骨盤底筋の衰えは特に出産を経験した女性や50代以降の女性に多く、尿もれや頻尿の原因になり、下腹ぽっこり、ヒップライン、足のむくみなど美容の悩みにも関係している。新刊では、女性の約7割が悩んでいるという尿トラブルや、下腹ぽっこりなどの悩みを解消する骨盤底筋の鍛え方を解説。骨盤底筋エクササイズや、肩こり、腰痛、膝痛を改善するエクササイズ、自宅や外出先でできる「自分でできる尿トレ」などが紹介されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※尿もれ、下腹ぽっこり解消! 骨盤底筋の使い方 - 株式会社 池田書店
2020年01月22日「暖房で電気代がかさむ冬。節約のために家でも寒さを我慢していませんか。それはすぐにやめたほうがいい。最新の研究で、寒い家に暮らす人ほど脳は“老けやすい”ことがわかったからです」こう話すのは、慶應義塾大学理工学部で住環境と健康の関係について研究する伊香賀俊治教授。頭寒足熱ということわざがあるように、健康には少しの寒さが必要なイメージもあるが、実際は、脳に悪影響しかないという。伊香賀先生が詳しく解説する。「高知県檮原町と山口県長門市に住む40〜80代の150の脳をMRIで詳細に撮影し、画像をもとに、脳の健康状態を点数化。住んでいる家の居間の室温と点数の相関関係を調査しました。すると、居間の温度が低い家で暮らす人ほど点数が低いことがわかったのです。一般的に、高齢な人ほど脳の健康状態は悪く、点数は低くなります。つまり、寒い部屋に暮らす人は、脳の状態が高齢の人に近く、脳が老けているということになります。それも、室温が1度低いときに減る点数は、年齢が1つ上がるときに減る点数の約2倍。言い換えれば、室温がほかの人よりも1度低い家で暮らす人は、脳が2歳分も老けているんです」居間が冷えているだけで、脳が老けていくという衝撃の事実。でも、なぜ部屋が寒いと脳は老化してしまうのか。「寒い場所にいると、私たちの体は体温の低下を防ぐために血管を収縮させますが、同時に血圧も上昇します。血圧が高くなりすぎると、血管は傷つき、小さな血栓ができたり、細い血管が破れたりするため、脳はダメージを受けると考えられます」ダメージが蓄積すると、脳は徐々に情報伝達がうまくできなくなる。運動や記憶などをつかさどる脳の機能は低下し、老化が進んでいくというのだ。脳が老いれば、認知症にもなりやすくなる。「加齢によって脳の機能は悪くなりますが、寒い部屋はそのスピードを加速させる。認知症のリスクをより高めることになります」脳を老化させ、健康寿命まで奪う寒い家。これだけでも十分怖いが、健康への影響はほかにもあると、伊香賀先生は警告する。「先ほどお話ししたとおり、寒さは高血圧を引き起こすこともあり、心筋梗塞や心不全、脳梗塞などを発症するリスクも高めます。そのため、12月から3月の各月の平均死亡者数は、ほかの月より多い。さらに、その増加率は断熱住宅の普及率が低い地域ほど高くなります。一方で、冬の北海道はとても寒いですが、断熱住宅の普及率は80%以上と高く、冬季の死亡者数はあまり増えません。冬に断熱住宅で暮らすことは健康リスクから身を守るうえでとても重要なのです」また、伊香賀先生の研究によると、寒い住宅で暮らす人は熱いお風呂に入る確率が1.7倍も高く、危険な入浴をしている人が多いと指摘する。「熱いお湯に長時間つかると、体温は高くなりすぎてしまいます。最悪の場合、浴室で熱中症になり、意識を失って溺死してしまうことも。実際に、お風呂場の事故は冬場に多くなるんです」さらに夜間頻尿になりやすくなるなど、寒い家にはさまざまな健康リスクが潜む。【“脳の老化”だけじゃない!寒い家の健康リスク】(1)心不全や心筋梗塞の原因である高血圧になりやすい(2)家の中で動く時間が減り、認知症のリスクが高まる(3)65歳以上の場合、要介護度が上がりやすくなる(4)熱いお風呂に入るようになり、浴室で熱中症を起こす(5)過活動膀胱による夜間頻尿になりやすいでは、私たちは長生きするために、いったい何度の家に住むのが正解なのか。「WHO(世界保健機関)は寒い家が肺炎や心筋梗塞のリスクを高めるとして、冬の最低室温を18度以上にすべきだと強く勧告しています。しかし、日本の冬の平均室温は居間で約17度。6割以上の住宅は18度を下回っています。寝室や脱衣所にいたっては平均が約12度で、18度未満の住宅が9割です。まずは室温18度以上を目指しましょう」伊香賀先生は住宅を効率的に暖めるために、余裕があれば断熱リフォームをするべきだとすすめる。「出費は大きいですが、寒い家で生活することで病気になり、早くから治療費や介護費を払うことを考えれば、健康寿命を延ばすための断熱改修は悪い選択肢ではありません」でも、リフォームはやっぱりハードルが高い。そこで、手軽にできる断熱対策も聞いた。「まずは、各部屋に温度計を設置しましょう。つねに温度をチェックできるようにするだけでも、室温に意識が向くようになります。また、一般にプチプチと呼ばれる緩衝材を窓に貼って、外の冷気の侵入を防ぐのもよいでしょう。カーペットの下に断熱シートを敷くだけでも足元の暖かさは変わりますよ」寒い家の健康リスクを知り、家の防寒対策を整えよう!「女性自身」2020年1月21日号 掲載
2020年01月15日2018年7月生まれの女の子の母、キヨさんのゆるっと笑える育児マンガ! 第21話は、キヨさんが、同じく妊娠中のお友だちと一緒にランチへ行ったときの“妊婦あるある”なお話。こんにちは、キヨです! 妊娠6カ月ごろ、同じく妊娠中の友だちとランチへ行ったときのこと……。 レストランに入る前にトイレ、食事中にトイレ、食事が終わってお店を出たあとにも、開口一番「トイレ」で笑いました。人と外出すると気を使ってしまってトイレに行きにくいのですが、妊婦同士だと、お互いよくわかっているので遠慮なくトイレに行けるのがいい! 妊娠中の頻尿って本当すごいんですよね……。量は全然出ないのに。 ✿❀ベビカレ秋のマンガ祭り❀✿大好評のマンガ記事を増量してお届けする期間限定“マンガ祭り”開催中! 人気レギュラー連載10作品に加え、新たにゲスト連載8作品が登場♪ 育児や家事、仕事などの合間の息抜きタイムにどうぞ♡著者:イラストレーター キヨ2018年7月生まれの女の子の母。妊娠を機にデザイン会社を退職しフリーランスに。出産してから食べることが癒やし……。ゆるっと育児漫画、絵日記、イラストをツイッターで更新中!Twitter:@kiyomura_2525
2019年11月21日