J&M デヴィッドソン(J&M DAVIDSON)は、英国の風景画家、アンドレア・アレンとコラボレーションしたバッグのカプセルコレクションを発売する。カプセルコレクションでは、イギリスの田舎町や海沿いの生活を表現したアンドレア・アレンのアートワークを、デジタルプリントでバッグやアクセサリーに落とし込んだ。カラーパレットは、コラボレーションのために描き下ろされた作品“Blue Sky Thinking”に用いられている濃厚な白やブルー、マスタード、赤を中心に展開する。ラインナップは、鮮やかな色彩に彩られたフリンジバッグ「フリンジ カーニバル」をはじめ、 まっさらな白やライトブルーのカラーリングが上品な「ベルト バッグ」、ショルダーバッグ「ぺブル」などを用意。「フリンジ カーニバル」や「ぺブル」には鳥の形のスタッズがあしらわれている。さらに、絵具が飛び散ったパレットを思わせるキャンバス地のビーチバッグも登場。ビーチバッグには、アンドレアが作業する時に着用するオーバーオールから着想を得た、ロゴ入りのレザーパッチがあしらわれている。【詳細】J&M デヴィッドソン×アンドレア・アレン発売日:2020年4月15日(水)※2020年4月8日(水)~、阪急うめだ本店、伊勢丹新宿店にて先行発売販売場所:J&M デヴィッドソン 各ストア、全国のセレクトショップ※2020年4月8日(水)~14日(火)開催を予定していた阪急うめだ本店1階バッグアトリエでの期間限定ストアは開催中止。■アイテム例・トン ビーチ バッグ 120,000円+税・フリンジ カーニバル ミニ 145,000円+税・ぺブル(レザー) 134,000円+税・ベルト バッグ 135,000円+税【問い合わせ先】J&M デヴィッドソン 青山店TEL:03-6427-1810
2020年04月06日展覧会「クロード・モネ─風景への問いかけ」が、東京・アーティゾン美術館にて、2021年5月29日(土)から9月10日(金)まで開催される。なお、当初は2020年7月11日(土)から10月25日(日)までの会期を予定していたが、変更となった。印象派の代表的画家クロード・モネ印象派を代表するフランスの画家、クロード・モネ。自然の中にある外光の美しさに魅了されたモネは、生涯をかけてその探求と表現方法を追求し、神話や宗教の物語をテーマとした絵画に比べて軽視されていた“風景画”に革新をもたらしたことでその名を馳せた。モネが生み出した風景画は、それまでの風景を描いた作品のあり方を根底から覆すものであった。モネの風景画など約140点を展示「クロード・モネ─風景への問いかけ」では、モネの作品73点を所蔵するパリのオルセー美術館所蔵作品を中心に、国内所蔵品を加えた約140点の作品を展示。風景画家としてのクロード・モネの画業に迫る。展覧会は、モネの画業において重要な時代と場所を辿るという構成。少年時代を過ごしたル・アーヴル時代から、アルジャントゥイユ時代(1870年代)、ヴェトゥイユ時代(1878~1881年)、1880年代の旅の時代、40年以上もの時を過ごしたジヴェルニー時代(1890-1926)にいたるまでを丁寧に追いかけ、モネが各々の時代、各々の土地で何を見て、どのように描き、どのような主題を作品に込めたのかを探る。とりわけ、モネが最晩年に展開した、睡蓮の連作に結実する風景表現の主題や舞台装置を探るチャプターには注目。展示作品を通じて、個々の作品が連続性の中で発展していることを示す。モネに関連する映像・写真作品もモネは、最晩年にパリのオランジュリー美術館に納められている「睡蓮」を主題とした大装飾を制作したことでも知られる。特別企画「クロード・モネ─風景への問いかけ」では、この作品を主題にフランスの映像作家アンジュ・レッチアが制作した映像作品も公開する。会場ではその他にも、同時代の画家たちや、新しい表現方法としての写真、西洋の文脈とは全く異なる性質を持つ浮世絵などの日本美術や工芸作品を同時展示。モネの画業にどのような影響をもたらしたのかについて考える。展覧会概要「クロード・モネ─風景への問いかけ」オルセー美術館・オランジュリー美術館特別企画会期:2021年5月29日(土)〜9月10日(金)※当初は2020年7月11日(土)から10月25日(日)までの開催を予定していたが変更場所:アーティゾン美術館 6・5階展示室住所:東京都中央区京橋1-7-2開館時間:10:00〜18:00(金曜日は20:00まで開館予定)休館日:6月14日(月)・28日(月)、7月12日(月)・26日(月)、8月2日(月)※最新情報は美術館ホームページを確認※予定は変更となる場合あり【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2019年11月22日企画展「風景の科学展 芸術と科学の融合」が、東京・上野の国立科学博物館にて2019年12月1日(日)まで開催される。「風景の科学展 芸術と科学の融合」では、写真家の上田義彦が長年にわたり撮影してきた世界各地の風景写真を、国立科学博物館の自然史や科学技術史を専門とする研究者の視点から読み解いていく。アートディレクションを手がけるのは、グラフィックデザイナーの佐藤卓。日本の屋久島や東尋坊、インドのガンジス川などを収めた上田の風景写真に、研究者の解説や関連標本を加えて紹介することで、芸術と科学の融合を図る。研究者による解説の多くは、風景の背後にある時間の流れを意識したものだ。瞬間を切り取った写真に重層的な意味が加わることで、風景から地球の歴史を感じ取ることができるようになっている。【詳細】企画展「風景の科学展 芸術と科学の融合」開催期間:2019年9月10日(火)~2019年12月1日(日)休館日:9月17日(火)、24日(火)、30日(月)、10月15日(火)、21日(月)、28日(月)、11月5日(火)、11日(月)、18日(月)、25日(月)会場:国立科学博物館 日本館1階 企画展示室住所:東京都台東区上野公園7-20入館料:一般・大学生 620円(団体 500円)※2019年10月1日(火)~一般・大学生630円(団体510円)高校生以下および65歳以上 無料 ※常設展示入館料のみで観覧可能。【問い合わせ先】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2019年09月21日ディオール(DIOR)は、2019年夏コスメ「サマー ルック 2019〈ワイルド アース〉」を2019年5月3日(金)より発売する。「アースカラーの風景」をイメージした夏コスメインスピレーション源となったのは、アースカラーの風景。砂漠に揺れる陽炎や真夏の太陽に照らされてゴールドに輝く砂丘といった自然の風景からヒントを得て、暑い季節にぴったりなヘルシーなメイクを提案する。スモーキーアイを作る「サンク クルール」ディオール人気のアイシャドウパレット「サンク クルール」からは2色の限定色が登場。「696 シエナ」は、サフランに近いブラウンと煌めくキャラメルなどのアーストーンのシェードに、ゴールドに輝くバニラ カラーのハイライトを組み合わせた。一方「786 テラ」は、ほんのりピンクに輝くゴールドを中心に、ブロンズやピンクのハイライトなど、暖色系ニュアンスのカラーを集めた。まぶたに重ねて塗布すれば、ツヤのあるスモーキーな目元が完成する。“キスしても落ちない”ティントリップに新色&限定色人気リップ「ディオール アディクト リップ ティント」からも、新色や限定色がお目見え。“キスしても落ちない”の愛称を持つこのリップは、色落ち・色移りがなく、ジューシーな血色感を長く楽しむことができる。そのほか、コンパクト パウダー「ディオールスキン ミネラル ヌード グロウ〈ワイルド アース〉」や、ダブルエンド アイライナー「ディオールショウ イン & アウト ライナー」の夏色ブルーが仲間入りする。【詳細】ディオール「サマー ルック 2019〈ワイルド アース〉」発売日:2019年5月3日(金)※公式オンラインブティックにて5月1日(水)より先行発売。・サンク クルール〈ワイルド アース〉限定2色 各7,700円+税・ディオールショウ イン & アウト ライナー 限定2色 各3,900円+税・ディオール アディクト リップ ティント限定2色・新色2色 各3,700円+税・ディオール アディクト ラッカー スティック 限定4色 各4,000円+税・ディオール アディクト ラッカー プランプ 限定2色 各4,000円+税・ディオールスキン ミネラル ヌード グロウ パウダー〈ワイルド アース〉限定2色 各5,800円+税・フラッシュ ルミナイザー 限定2色 4,800円+税・ディオール ヴェルニ 限定4色 3,000円+税・ディオール ヴェルニ サン グロウ 限定1色 3,000円+税【問い合わせ先】カスタマーサービス03-3239-0618
2019年04月29日マラミュート(malamute)は、2019-20年秋冬コレクションを、2019年3月19日(火)に渋谷ヒカリエで発表した。「風景」と「個性」デザイナー・小高真理が日に日に移り変わる渋谷駅を歩いているうちに考え付いた、「ランドスケープ」が今季のテーマ。自然と人工的な物が発展を繰り返し、作られていく風景の特性を考えることは、人間の個性を考えることに似ている、とふと思い至ったという。加えて、SFスリラー映画『ガタカ』に描かれていた、遺伝子操作によって管理されたディストピアや、ジム・ジャームッシュの映画『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』に登場する、何千年もの時を超え、ありとあらゆる時代の好きな物に囲まれながら、書物もiPhoneも自分のものにして生きるヴァンパイアもインスピレーション源に。人の個性は遺伝子によって決まるのか、はたまた環境で作られるのか。時系列を超えて、過去の情報を取りに行けるネット社会の中で何を選び取っていくのか。「風景」から思い巡らせた壮大な問いを、そのままコレクションに投影した。形や概念にとらわれない自由な発想登場したウェアはスーツからジャージまで様々。しかも、意外性のあるディテールを付随させることで、既存の概念にとらわれない、幅広いアイテムの在り方を見せた。例えば、マスキュリンなスーツのジャケットの肩の部分にはフリルをあしらうことで、フェミニンな要素をプラスしている。また、ジオメトリックなノルディック柄は、ニットセーターではなくスポーティーなジャージに落とし込まれている。わずかに退廃的なムードを漂わせたアンティーク調の花柄セットアップは、見た目とは裏腹にストレッチを効かせたアクティブなハイゲージニットで仕立てられている。しなやかなドレープと落ち感が、スカートのアシンメトリーな造形に調和し、独創的なエレガンスを描く。着方も自分次第ノルディックフックをあしらったウールのホワイトニットストールは、フックのかけ方次第でポンチョにもなる。ポンチョとして着ると、直線的なパターンが身体のラインを際立たせ、ユニークなフォルムを形作る。擦り切れたタペストリーのようなニットジャカードの大判ストールは、切ってもほつれないウールの特性を生かし、自由な発想でカットして楽しむことが可能だ。また、ニットの袖にはファスナーを施し、開け方によって表情を変えられるような仕様に。自分の得たいスタイルを自ら取りに行ける可能性を、アイテムそのものに含ませた。クッションやソファのような服収縮させ、シャーリングを施したキルティング地のコートは、立体感のある仕立てで身体を丸ごと包み込む。それは服を“着ている”というよりも服に“埋もれている”かのようで、クッションのような肌触りが、シェルターの中にいるような安心感を演出する。かすれたようなダメージ感のブルーのドレスは、ヴィンテージライクな雰囲気が魅力。ディストピアの中にある布張りのソファがイメージソースとなっている。
2019年03月22日文化と芸術が交わるレストハウスでのんびり時間「象の鼻テラス」は、アートスペースを兼ね備えたレストハウス。横浜の開港150周年を記念して、新たな文化の発信地として2009年に誕生しました。休憩所という単語が似合わないほど洗練された美術館のような雰囲気で、文化と芸術が鮮やかに融合する全く新しいスポットとして人気を集めています。単一の文化だけでなく、複数の文化や人、芸術が合わさることで新たな文化を生み出すことを目指した「象の鼻テラス」では、アート、パフォーミングアーツ、音楽など多ジャンルの文化プログラムを開催。ギャラリースペースもあり、週末はマルシェをオープンしています。テラス内にある「象の鼻カフェ」は、横浜の絶景を一望できる心地いいカフェ。豊富にラインナップされたかわいいゾウスイーツのなかから、おすすめの3メニューをご紹介します。かわいいゾウのカフェスイーツ3選「ゾウノハナソフトクリーム」(400円)はフレッシュなソフトクリームをゾウの形に盛りつけたスペシャルアイス。ワッフルチップとチョコチップで耳と目をつくり、アイスクリームでゾウの長い鼻を表現。愛らしいゾウの顔に仕上がっています。ぺろりと舐めれば、北海道の自然が育んだ乳脂肪たっぷりのリッチなミルク感があふれます。ゾウの形の「象クッキー(プレーン)」(380円/6枚入り)と「ブランクッキー」(330円/2枚入り)は優しい味わいのハンドメイドクッキー。たっぷりのバターと小麦粉でシンプルに作られた、まろやかなコクが感じられるプレーン、ビタミン・ミネラル・アミノ酸などの様々な栄養価が豊富に含まれた“KoKaRaふすま” を使用したブランクッキー、どちらもギフトにおすすめです。「象スコーン」(480円)はゾウの形のスコーンに季節のクリームを添えた一品。スコーンは温めてから渡されるので、ほんわりとした甘みが口の中に広がります。厚さは約2センチほどの厚さのスコーンが2つセットになっていて、小腹を満たしたい時にもピッタリです。文/萩原かおりスポット情報スポット名:象の鼻カフェ住所:神奈川県横浜市中区海岸通1丁目 象の鼻テラス内電話番号:045-680-5677
2018年06月29日“光の画家”と称されるターナー(美術館にて写真撮影の許可をいただきました) イギリスを代表する風景画の巨匠、ジョゼフ・ウィリアム・ターナー(1775~1851年)。ロンドンの下町であるコヴェント・ガーデンの理髪店に生まれた彼は幼い頃から絵を愛し、14歳でロイヤルアカデミー付属学校に入学。20代で画家としての地位を確立しました。穏やかな田園風景、荒れる海や険しい山岳など、そこで描く自然の様々な表情を優れた技法で表現した風景画は、今尚人々の心を捉えて離しません。独特の光や空気に包まれたターナーの画風は、フランスの印象派をはじめ、後世の芸術家に影響を与えました。本展覧会では、ターナーによる、油彩、水彩、版画約120点を英国各地と日本国内の美術館から集め、出展作品の多くが日本初公開となる大変貴重な機会です。 風景画から旅行を追体験 左)東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館内展示室作品(美術館にて写真撮影の許可をいただきました)右)筆者がオルセー美術館で撮影したセザンヌによるサント・ヴィクトワール山を描いた作品 本展覧会では、「地誌的風景画」「海景‐海洋国家に生きて」「イタリア‐古代への憧れ」「山岳‐あらたな景観美をさがして」のターナーの風景画に見いだすことのできる主要テーマに分けて紹介されています。当時、貴族の修学旅行ともいえるグランド・ツアーが流行り、国外への旅行者が増えたことが大きく関係しているといわれています。毎年、ターナーはイギリス国内はもとより、フランス、イタリア、スイス、ドイツなど、ヨーロッパ各地にも足を運び、膨大な風景をスケッチしました。ターナーが手掛ける絵画作品は、その土地の様子を精巧に描くことで、現代でいうところの『地球の歩き方』のような、旅行のガイドブック的役割を担っていました。是非、会場内を歩みながらヨーロッパ各国を旅する気分を味わってみてください。写真(右)は近代絵画の父と称されるセザンヌが、モチーフとしてよく描いてたサント・ヴィクトワール山。ターナーとの山の表現を見比べてみると表現の違いが明確で面白いですね!ビジネスマンの視点《風下側の海辺にいる漁師たち、時化模様》 1802年展示油彩・カンヴァス91.5×122cm サウサンプトン・シティ・アート・ギャラリーOn loan from Southampton City Art Gallery ©Bridgeman Images / DNPartcom 海が持つパワーを表現しようと果敢に挑戦した《風下側の海辺にいる漁師たち、時化模様》は、ターナーが晩年に買い戻そうとして叶わなかったというエピソードもある名作。荒れ狂う波に流されまいと帆を高く掲げる船や抗おうとする漁師たちの姿だけでなく、優れた技量によって自然の多様性さ、美しさ、ドラマを伝えています。日本と同じ島国であるイギリスでは、海景画は主要な芸術のジャンルだったそう。ターナーが生きた時代は、ナポレオンが率いるフランス軍の脅威にさらされていたため、イギリス国民全体が海に対する関心を共有していました。自然に対する理解と趣味が変化するなかで、より広範囲にわたる流行を認識して、ターナーは作品制作していたのだそう。そういった背景を読み取っていくと彼はビジネスマンの視点を持ち合わせていたことが分かります。作品の美しさだけに触れるのもアートの楽しみ方の一つですが、そういった発見から歴史や着眼点も学べると、もっとアートの楽しみ方が広がっていきますね! 是非、会場に足を運んでみてください。 【情報】 「ターナー風景の詩(うた)」展 会期:2018年4月24日(火)〜7月1日(日)会場:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館住所:東京都新宿区西新宿1-26-1損保ジャパン日本興亜本社ビル42階休館:月曜日(ただし4月30日は開館、翌5月1日も開館)時間:午前10:00〜18:00※5月9日(水)、16日(水)、6月26日(火)〜30日(土)は19:00まで※入館は閉館の30分前まで観覧料:一 般 1,300円 大・高校生:900円 65歳以上:1,100円 中学生以下:無料
2018年05月13日旅するような展示構成 珠玉のコレクションを所蔵していることで知られているモスクワのプーシキン美術館。古代エジプトから近代までの絵画、版画、彫刻を収蔵し、印象派を中心とするフランス近代絵画コレクションは世界屈指と言われています。本展覧会は、プーシキン美術館より“風景画”をテーマにし、初来日となるモネの《草上の朝食》をはじめ、ルソーの《馬を襲うジャガー》のほか、ロラン、ブーシェ、コロー、ルノワール、セザンヌ、ゴーギャンのフランス近代絵画65点が来日します。初夏の爽やかな風が吹き抜ける上野で、巨匠たちが愛した光と色彩が躍る、美しい風景を楽しめる「旅」をどうぞお楽しみください。 風景画の展開 風景画…現在では美術のジャンルとして確立しており、まるで絵画と同時期に誕生したかのように思えますが、クレタ島の宮殿壁画やポンペイの中のフレスコ画を除けば、17世紀まで確立していませんでした。本展覧会の第一部では、17世紀末の神話や聖書の物語を題材にした風景画にまでさかのぼり、19世紀からヨーロッパでは自然主義が主流となった、自然への賛美が感じられる情景を切り取った風景画に触れています。写真(右)のクロード・ロラン《エウロペの掠奪》は、フェニキアの王女エウロペに一目惚れしたゼウスが白い牡牛に姿を変身し、侍女たちと花を摘んでいたエウロペに近づいて、一瞬にして彼女を連れ去ってしまうシーンを描いた作品。暴力的な場面とは対照的に美しい自然が広がっている背景には、風が波を立てる様子や大きな木々、洋上の船などが丁寧に描かれ、理想的な風景が生み出されていますね。 印象派以降の風景画 クロード・モネ《草上の昼食》 1866年 130×181cm 油彩・カンヴァス本展覧会の第二部では、風景画に描かれている場所に着目した構成になっています。19世紀中頃から「パリ大改造」が行われた忙しない大都市パリの街並みや、鉄道網が発達したことからレジャーを楽しみ郊外に目を向けた作品。さらには南フランスや海辺、そして海を渡ってタヒチまで、果ては想像の世界へと、自然豊かな風景を表現しています。こちらはポスターにも使用されているモネの《草上の朝食》。本作品は、当時26歳のモネがみずみずしい感性で描いたもので、銀杏の木から溢れる木漏れ日の表現方、モネの才能溢れるタッチを感じ取れることでしょう。 風景画から読み解く 数々の風景画が教えてくれるのは、神話や聖書の物語をはじめとし、その時代を生きる人々の暮らしだけではなく、情景を切り取った筆跡から、画家自身の個性が読み取れます。また、それぞれの画家が捉えた世界の見方は、私たちに光と影が織りなす世界の美しさを教えてくれることでしょう。是非、多様なスタイルで表現した風景画の旅に出かけてみてはいかがでしょうか。 【情報】 『プーシキン美術館展――旅するフランス風景画』 会期:2018年4月14日(土)~7月8日(日)会場:東京都美術館 企画展示室(東京・上野公園)時間:9:30~17:30※金曜は20:00まで ※入室は閉室の30分前まで休館:月曜日(ただし、4月30日は開室) 【プレゼント応募】本展覧会の無料鑑賞券をプレゼント致します。件名に【『プーシキン美術館展――旅するフランス風景画』『チケットプレゼント】に加え、下記の情報を記入の上、info@pelulu.jp宛にメールにてご応募下さいませ。名前(漢字/カナ)郵便番号住所電話番号Q1:pelulu.jp内で今までで面白かった記事3つをあげるとしたら?Q2:今後pelulu.jpで取り上げて欲しい記事を3つあげるとしたら?応募締切日:6月24日プレゼント当選者は発送をもって代えさせていただきます。
2018年04月28日俳優の水谷豊が、21日(10:30~11:00)に放送されるテレビ朝日系番組『プーシキン展開幕SP 水谷豊の絶品名画探訪』に出演し、フランス風景画の魅力に迫る。水谷豊=テレビ朝日提供水谷は14日から開催される「プーシキン美術館展――旅するフランス風景画」のスペシャルサポーターを務めている。そんな水谷が開幕直前の会場・東京都美術館を訪れ、初来日となるモネ「草上の昼食」の他、ルノワール、セザンヌ、ゴーガン、ルソーなど、フランス風景画コレクションの名作を鑑賞。名画に隠されたエピソードや印象派画家の知られざる秘話、風景画と時代背景の密接なつながりなど、「プーシキン美術館展」の魅力に迫る。さらに、アイドルグループの欅坂46に所属し、現役美大生である佐藤詩織が、フレンチの巨匠・吉野建シェフが「プーシキン美術館展」に出展する名画のエッセンスを一皿に込めたフルコースを堪能する。
2018年04月13日フランスの風景画のコレクションが一堂に来日17世紀から20世紀の風景画が来日します。神話の物語や古代への憧憬、あるいは身近な自然や大都市パリの喧騒、果ては想像の世界に至るまで、描かれた時代と場所を軸にフランス近代風景画の流れをご紹介します。様々な情景を舞台にした風景画は、その土地のにおいや太陽の煌めき、風にそよぐ木々や街のさざめきをも感じさせてくれます。クロード・モネ《草上の昼食》1866年© The Pushkin State Museum of Fine Arts, Moscow.なかでも、注目は初来日となるモネの『草上の昼食』。同時代の人物たちとみずみずしい自然の風景が見事に調和しています。印象派の誕生前夜、26歳となる若きモネの魅力溢れる作品です。ほかにもロラン、ブーシェ、コロー、ルノワール、セザンヌ、ゴーガン、ルソーらの作品が集います。初夏の上野で、巨匠たちが愛した光と色彩が躍る美しい風景を巡る「旅」を体感できます。展示構成第1部「風景画の展開クロード・ロランからバルビゾン派まで」1章近代風景画の源流/2章自然への賛美第2部「印象は以後の風景画」3章大都市パリの風景/4章パリ近郊--身近な自然へのまなざし5章南へ—新たな光と風景/6章海を渡って/想像の世界宗教画の背景として描かれていた風景でしたが、17世紀のオランダにおいて「風景画」として独立したカテゴリーになります。フランスの画家たちも次第に関心をしめし、イタリアで目にした古代の移籍や旅先の風景を描くようになります。19世紀に入ると、身近な自然を愛したバルビゾン派の画家たちが人気になります。そして19世紀半ばからは「パリ大改造」が行われ、街並みが大きく変わりました。印象派の画家たちは生まれ語ったパリを歩き、都市の情景を数多く描きます。さらに鉄道網の発達にともない、郊外や南仏の風景を描き、さらには海を渡って、想像の世界へと広がりました。『庭にて、ムーラン・ド・ラ・ギャレットの木陰』ムーラン・ド・ラ・ギャレットはパリのモンマルトルにあったダンスホール。喧騒から少し離れた木陰で楽し気に語らう男女5人が描かれています。後ろ姿の女性はルノワールのお気に入りのモデル・ニ二。その後ろから顔をのぞかせているのは画家のモネです。ピエール=オーギュスト・ルノワール《庭にて、ムーラン・ド・ラ・ギャレットの木陰》1876年© The Pushkin State Museum of Fine Arts, Moscow.『サント・ヴィクトワール山、レ・ローヴからの眺め』エクス・アン・プロヴァンスの近くにあったセザンヌの家の近くから見ることができた。この山はセザンヌが主題にしたモチーフのひとつで、30点以上の油絵と多数の水彩画にしています。ポール・セザンヌ《サント=ヴィクトワール山、レ・ローヴからの眺め》1905-06年© The Pushkin State Museum of Fine Arts, Moscow.『マタモエ、孔雀のいる風景』1891年、ゴーガンはタヒチ島へ赴きます。タヒチ語のマタモエの意味は議論されてきましたが、ゴーガンはフランス語では「死」というタイトルをつけました。文明化されたヨーロッパ人としての自身の死を示していたと考えられています。ポール・ゴーガン《マタモエ、孔雀のいる風景》1892年© The Pushkin State Museum of Fine Arts, Moscow.『馬を襲うジャガー』アンリ・ルソーの作品は熱帯のジャングルを舞台にしたものが多数あるが、実際に南国に行ったことはなく、パリの植物園でスケッチしたさまざまな植物を組み合わせて、幻想的な風景を作りあげました。アンリ・ルソー《馬を襲うジャガー》1910年© The Pushkin State Museum of Fine Arts, Moscow.展覧会概要会期:2018年4月14日(土)~7月8日(日)会場:東京都美術館企画展示室(東京・上野公園)休室日:月曜日※ただし、4月30(月)は開室開室時間:9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)夜間開室:金曜日は9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで)主催:東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、朝日新聞社、テレビ朝日、BS朝日、プーシキン美術館、ロシア連邦文化省お問い合わせ先:TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)大阪会場会場:国立国際美術館(大阪・中之島)会期:2018年7月21日(土)~10月14日(日)主催:国立国際美術館、朝日新聞社、BS朝日、プーシキン美術館、ロシア連邦文化省
2018年04月12日白、青、紫、ピンク……。どの色のあじさいも雨にぬれた姿がよく似合う。土壌や時間によっても色が変化するあじさい。そんな、梅雨の風物詩の絶景スポットは風景写真家も絶賛!この季節だけの移り気な美を堪能して。 【余呉湖】滋賀県・長浜市 賤ヶ岳(約422m)を一つ隔てた琵琶湖の北にある湖。その湖畔に群生する約1万本のあじさいが約600mにわたり美しく咲き誇る。琵琶湖の北、賤ヶ岳古戦場を挟む余呉湖。霧雨にぬれるあじさいをめでながら、壮絶ないにしえの戦場に思いをはせては。【三室戸寺】京都府・宇治市 50種、1万本を誇るあじさい園が7月9日まで開催中。6月10日~25日の土・日はライトアップされる。柏葉あじさいや幻のあじさい・七段花ほか多種が咲き乱れる様子は圧巻。色とりどりの花に囲まれながら庭園を散策するのがおすすめ。ライトアップも幻想的だ。 【八木崎公園】山梨県・富士河口湖町 多くのハーブや花々が栽培されている。6月中旬から7月中旬まで「河口湖ハーブフェスティバル」が行われ、ハーブとあじさいの両方を楽しめる。河口湖・八木崎公園の湖畔には、あじさいも植えられている。ラベンダーに目を奪われがちだが、あじさいを前景に毛無山方面に沈む夕日はとてもドラマチックだ。 【美の山公園】埼玉県・秩父郡 秩父唯一の独立峰である蓑山(美の山)にある公園。例年6月下旬~7月上旬、約4,500株のあじさいの花が、眺望素晴らしい美の山の東斜面に広がる。山頂付近の展望台よりあじさい公園が広がり、秩父山地の山並みが見渡せる。あじさい園の小道からは色とりどりのあじさいが一望できる。 【みちのくあじさい園】岩手県・一関市 4万株のあじさいと杉林に囲まれた遊歩道が、約1.5kmにわたって続く。見ごろは7月上旬~下旬。開園期間は7月1日~31日。杉林に囲まれた園内に、7月上旬より山あじさいが、7月下旬には西洋あじさいが咲き誇り、遊歩道では花にあふれた森林浴が体感できる。 【明月院】神奈川県・鎌倉市 北条時宗が建立した禅興寺(明治初年に廃絶)の塔頭(たっちゅう)が起源。「あじさい寺」とも呼ばれる鎌倉の名所で境内には数千株が咲き誇る。すり減った参道の石段には長き歴史を感じる。本堂へ誘うように咲くあじさいは実に風情があり、これほど雨に似合う花はないと実感! 【下田公園】静岡県・下田市 約50種、総計15万株300万輪が植栽されている。早いものは5月下旬から咲き始め7月の頭まで楽しめる。6月1日~30日「下田公園あじさい祭り」開催。下田港を望む自然公園である下田公園のあじさいは、北側の斜面に多くあり、曇りや雨上がりの日のほうがきれいに見ることができる。 【わんダフルネイチャーヴィレッジ】東京都・あきる野市 東京サマーランドに隣接する園内には、首都圏では珍しい貴重種など、約60種約1万5,000株のあじさいが。6月10日~7月9日まで「あじさい観賞」開催。真っ白なあじさい「アナベル」が雪山のごとく丘一面を染める珍しい風景が堪能できる。とにかくスケールの大きさは別格で、一度は見ておくのがおすすめ。 【花園あじさい園】和歌山県・伊都郡 高野山から約15km。かつて花園村と呼ばれた地域に広がるあじさい園では7月中旬~8月中旬に、3,500株のあじさいが見ごろに。高野龍神スカイライン沿い、杉木立の中に咲くあじさい群は見ごたえ十分。海抜が約1,000mと高いため、霧に覆われると幻想的な風景が広がる。 【麻綿原高原】千葉県・夷隅郡 妙法生寺境内を中心に、約2万株のあじさいが群生する。見ごろは7月上旬~下旬。毎年7月第3日曜には、そば供養があり、無料でふるまわれる。麻綿原高原は関東一のあじさいの名所。品種は和種のため、白から青へ変化するだけだが、その素朴な色合いが高原全体に広がった風景はまさに壮観!
2017年06月07日風景をミニチュアのように捉えた写真で人気の写真家・本城直季による写真集『東京』が、10月27日に刊行された。本城直季は、雑誌や広告など幅広い分野で活躍している写真家。デビュー作である写真集『small planet』で第32回木村伊兵衛写真賞を受賞しており、その後、『Shinkirou』、『TREASURE BOX』、『京都 KYOTO』などの写真集を発表してきた。作品はメトロポリタン美術館や、ヒューストン美術館にも所蔵されている。今回発売される最新作の『東京』は、『small planet』から続く独特の手法を用い、クールな視点で“東京”を上空から捉えたもの。様々な建造物が地面を覆い、まるで基盤のように地平の彼方まで拡がる日本の首都・東京を、都市風景を撮り続けてきた本城ならではの視点で今、改めて見つめなおした。【書籍情報】『東京』著者:本城直季ブックデザイン:佐々木俊並製/64ページ/B4変型発刊:2016年10月27日価格:2,500円
2016年10月30日ボンポワン(Bonpoint)の2017年春夏コレクションは、映画や芸術作品、美しい風景などを着想源に複数の情景が重ねられたワードローブを展開。インスピレーションの違いによりガラリと表情を変える洋服、それを着こなす幼いモデルたちに注目し、ショーを紐解いていく。最初のテーマは、ウェス・アンダーソン監督の映画『ムーンライズ・キングダム』に登場する1960年代の少年少女たち。色褪せたジーンズやチェリープリントのタイトなニット、ふわりとなびくスカートに光沢のあるレザー。原色系の明るいパレットに、若者たちの夢を乗せた、冒険心溢れる表現が楽しめる。続いて登場したのが、詩人ジョン・キーツと恋人ファニー・ブローンの悲恋を描いた作品『ブライト・スター いちばん美しい恋の詩』。劇中に登場する、象徴的なイングリッシュガーデンの雨でくすんだ色合いや田舎町の香り、少し褪せたような懐かしさを洋服に落とし込み、アンニュイな日曜日の散歩を演出した。さらに、ゴーギャンの作品からインスパイアされた色鮮やかなアイテムがワードローブを力強く彩る。他にも写真家ロベール・ドアノーの写真集から着想を得た、陽気なドレススタイルや写真家マッシモ・ヴィターリによる、ビーチとそこで夏を楽しむ人々が映し出された“ハイ サマー”をイメージした魅惑的なアイテムなど表情は様々。ストーリーを知ってから洋服に思いをはせることができるのはもちろんのこと、着こなしからその情景を思い浮かべてみても楽しいコレクションに仕上がった。
2016年07月11日日々、成長していく子どもたち。少しずつ変わっていくのは、子どもだけではありません。母になったことで見えてくる風景、人のあたたかさ、人生の過酷さなど、さまざまな場面と感覚があります。歌人たちは母親になった「わたし」をどのように作品に投影しているのでしょうか。■かけがえのないこの一瞬が楽しい「マスクしたまま面接を受けし子が人は見た目じゃないよと言えり」俵万智(『短歌研究』2016年3月号)まだ幼いとばかりおもっていた子が、「人は見た目じゃないよ」と、まるで大人のような受け答えをしました。どう見ても外見は子どもなのに、中身はいったいどうなっているの。自分が知らないところで覚えてきた言葉をすました顔で話す子ども。たのもしく感じる反面、さみしくおもう気持ちの両方がうかがえます。「温めし牛乳を飲む子の頬ゆ仏陀の微笑(みせう)うかびては消ゆ」武下奈々子(『樹の女』)「頬ゆ」は「頬より」という意味です。作者はホットミルクを飲む子を見ながら、お釈迦様をおもいだしています。ういういしい母と子の姿は1枚の絵のようです。■いとしすぎるから心の奥で痛みを感じることも「幽門の閉じてしまいし子の身体われはからっぽになり抱いていたりき」江戸雪(『椿夜』)歌集『椿夜』によると、作者の子どもは生後1か月で幽門狭窄症の手術を受けたことがわかります。生まれたての子が背負う大きな病を、どのように受けとめたらよいのかわからなくなり、まるで自分の体内が空っぽになったように感じています。痛々しい作品です。「こわいのよ われに似る子が突然に空の奥処を指すことも」江戸雪(『椿夜』)子どもが自分に似ているのがこわい。素直で自然な心境を「空の奥処を指さすことも」という具体的な描写にたくしています。空の深い部分には、いったい何があるのでしょうか。平易なことばだけで構成されていますが、奥行きがありミステリアスな1首です。 ■子離れは自分自身を見つめるチャンス「いつよりか恥ずかしがらず髭を剃る息子がをりぬ五月の鏡」米川千嘉子(『あやはべる』)息子はもうすでに子どもではなく、大人の男性に近づきつつあるようです。堂々と髭をそっている姿は、母親にしてみると恥ずかしいようなこそばゆいような、独特の感覚をともなうものなのでしょう。しかし、「五月の鏡」とさわやかにうたい、変になまなましくならずに後味のよい作品になっています。「古代ガラスのあわいくすみが吸う光 母の時間の過ぎた青空」東直子(『歌壇』2015年12月号)現代のガラスとちがい、古代ガラスは透きとおっていません。淡くくすんでいることにより、反射する光が鋭くならず、まろやかに屈折します。育児から解放され、自分の時間が増えた日常を絶妙なことばで表現しました。「自分の歌集をまた熱心に読んでゐる 娘の気配がふとなくなれば」花山多佳子(『木立ダリア』)「歌つくるわれの背後に他人(ひと)の歌読みあげてゐる娘なりけり」花山多佳子(『胡瓜草』)この作者は、父・娘・自分自身の親子3代で歌人です。娘がいるときには短歌実作者ではなく、意識して母親の顔をしています。母と歌人のあいだを行ったり来たりする自意識を冷静に詠んでいるのが、この2首の見どころです。母になった「わたし」を見つけるのは甘酸っぱく、ちょっぴりせつない気持ちになります。けれども、それはさみしいのではなく、とても心地よい感覚なのかもしれませんね。
2016年06月04日タムロンが主催する「第9回 タムロン鉄道風景コンテスト 私の好きな鉄道風景ベストショット」は、5月1日から作品募集を開始する。8月25日に募集を締め切り、9月中旬に審査結果を発表する。一般の部と小・中・高校生の部を設けている。タムロン鉄道風景コンテストは、鉄道とその周辺を写した写真風景を広く募集するもの。風景、スナップなどのスタイルを問わず、撮影機材や撮影場所、カラーや白黒といった制限も設けていない。審査員は写真家の広田尚敬氏とフォトライターの矢野直美氏。一般の部の大賞には現金30万円、小・中・高校生の部の大賞には現金10万円が贈呈され、どちらの大賞にも副賞としてタムロンレンズが贈られる。また、全応募作品からユーモアフォト賞、車輌写真賞、タムロン賞が選出される。応募作品はプリントのみを受け付け、JPEGファイルなどデジタルデータでの応募ではエントリーできない。応募の詳細は、こちらのコンテストWebページに記載されている。
2016年04月04日9月9日から渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで『ウィーン美術史美術館所蔵風景画の誕生』展がはじまります。数多くの名画を所蔵するウィーン美術史美術館。本展では、美術館のコレクションから「風景画」をテーマにした作品を選び抜き、紹介しています。ヨーロッパの風景画がいつごろ誕生したのか、ご存じですか?昔からあったのでは?と思われそうですが、意外にも歴史は浅く、はじめは15世紀以降、宗教画に描かれた窓の景色として部分的に風景画が現れます。次第に、風景そのものを主役にした作品が出てくるようになりました。美術史上、最初の風景画家といわれているヨアヒム・パティニールの作品も今回展示されているので、ぜひチェックしてみてください。また、一風変わった風景画も見どころのひとつです。奇才の画家、ヒエロニムス・ボスの流れをくむ作品《楽園図》は、アニメに出てきそうな斬新なビジュアル。新しい視点で風景画を楽しめます。ウィーン美術史美術館は、ハプスブルク家のコレクションをもとに1891年に開館した世界有数の美術館。数十万点もの美術品を所蔵し、質・量ともトップクラスを誇ります。この膨大なコレクションのなかから選ばれた風景画が一堂に集まるのですから、見ごたえ抜群。風景画を極めに、ぜひ渋谷までお越しください!イベントデータ:『ウィーン美術史美術館所蔵風景画の誕生』展会期:2015年9月9日(水)~ 12月7日(月)※休館日は10月5日(月)のみ時間:10:00 ~ 19:00(金・土曜日 10:00~21:00)※入館は閉館の30分前まで会場:Bunkamuraザ・ミュージアム(東京)料金:一般 1,500円/大学生・高校生 1,000円/中学・小学生 700円
2015年09月01日昨年、六本木で開催されたイベント「70’s 原風景 原宿」の第2弾となる「70’s 原風景 原宿 vol.2 『 Fashion & Music 』」が、9月4日から8日まで原宿 バツアートギャラリーで開催される。原宿がファッションを発信し始め、若者の音楽が次々と生まれた70年代。スタイリストの中村のんが立ち上げ、ボランティアのスタッフによって開催される同イベントでは、そんな70年代の原宿を、当時若者だった有名写真家たちの作品と当時のヒット曲によって蘇らせる。会場では、8月25日に発売された写真集『70’s HARAJUKU』の参加写真家たちの作品を展示。参加カメラマンは、横木安良夫、広川泰士、染吾郎、野上眞宏、ハービー山口、達川清、ガリバー、石川武志、沢渡朔、鋤田正義、藤井英男、井出情児、三浦憲治、小暮徹、伊島薫、坂野豊、横須賀功光、ZIGENなど。その他、時代を作ったパイオニアたちのトークショーや、出演者も交えたパーティーなども毎晩繰り広げられる。トークショーのゲストには、9月6日に高橋靖子と箭内道彦、7日に藤原ヒロシと四方義朗が登場する。また、9月4日から18日まで代官山蔦屋書店では、メイン会場とは違った作品が楽しめる写真集『70’s HARAJUKU』の参加写真家たちのもうひとつの写真展を開催。今はなき「Cafe de Rope(カフェドロペ)」や教会を始めとした70年代の風景やリアルな風俗を捉えた写真作品を始め、山口小夜子、舘ひろしを被写体とした作品などが展開される。【イベント情報】「70’s 原風景 原宿 ” vol.2 『 Fashion & Music 』」会場:原宿 バツアートギャラリー住所:東京都渋谷区 神宮前5-11-5会期:9月4日~8日時間:平日10:00~17:00:土日10:00~16:00(最終日は16:00まで)料金:写真展は無料:オープニングパーティーは1,000円:トークショーは4,500円(25歳以下2,500円)「70’ HARAJUKU another storyly」会場:代官山蔦屋書店場所:東京都渋谷区猿楽町17-5期間:9月4日~18日
2015年08月25日タムロンは3日、天体写真のコンテスト「星空風景フォトコンテスト」を開催することを発表した。募集期間は2015年8月3日から11月1日まで。募集テーマは、星雲や星団、月、惑星、太陽などの天体や天文現象を撮影した「天体写真」と、天体や天文現象とともに風景を写し込んだ写真を撮影した「星景写真」の2テーマ。応募資格は、タムロンレンズで撮影した未発表の写真。データ応募のみ受け付け、フィルム作品もスキャンデータで応募可能。専用サイト上から受付・アップロードを行うことで申し込める。応募点数は2テーマ合わせ一人合計10点まで。応募は無料。グランプリは両テーマ含む全作品の中から1点で、賞品としてタムロンレンズ「SP15-30mm」もしくは「SP150-600mm」のどちらか一本を贈呈。「テーマ賞」はテーマごとに各1点選出され、賞品はタムロンレンズ「SP15-30mm」もしくは「SP150-600mm」のどちらか一本が贈られる。入選は両テーマから各5点。賞品はタムロンレンズ「16-300mm F/3.5-6.3 Di II VC PZD Macro [Model B016]」。入賞作品は、2015年11月下旬にタムロン公式ページにて発表される。8月下旬からは、コンテストWebサイトにて、応募作品を公開する(応募時に公開の有無が選択可能)。
2015年08月04日フラワー&プランツショップ「フーガ(FUGA)」が6月21日まで、代官山 蔦屋書店の屋外スペースにて「アジサイと水生植物のある風景『Rainy labyrinth』」と題した展示を開催している。青山に店舗を構える「フーガ」は、独自の視点で選び抜いたバリエーション豊かで新鮮な切花と、大型のプランツを多く取り扱うフラワー&プランツショップ。用途や環境、空間に合わせて、家庭用の花やプランツから、展示会などのディスプレイ装花、コーディネートなどを手掛けている。同展では、梅雨の時期ならではの植物の楽しみ方を、「フーガ」独自の視点で紹介する。グラデーションのかかった花色の「モナリザ」や、西洋のアジサイ「アナベル」など、珍しい種類のアジサイを展開。花を飾る器として、ベルギーのプランターメーカー「ドマーニ(DOMANI)」のZINCシリーズから、軽く錆びにくい亜鉛で製作された「ラビリンス」を使用している。「ラビリンス」は、国内では「フーガ」のみの取り扱いとなり、展示会での使用は日本初となる。「ラビリンス」の特徴を生かし、アジサイだけでなく水生植物や竹を組み合わせることにより、水が豊富な時期に植物たちが生き生きとする風景を創り出している。【イベント情報】「アジサイと水生植物のある風景『Rainy labyrinth』」会場:代官山 蔦屋書店 2号館と3号館の間住所:東京都渋谷区猿楽町17-5会期:6月13日~21日時間:7:00~翌2:00
2015年06月15日タムロンは4月1日、「第8回 タムロン鉄道風景コンテスト 私の好きな鉄道風景ベストショット」および「第12回 タムロン マクロレンズフォトコンテスト」を開催すると発表した。募集期間は鉄道風景コンテストが5月1日から8月20日まで、マクロレンズフォトコンテストが5月1日から10月31日まで。○タムロン鉄道風景コンテスト鉄道風景コンテストは、風景、スナップなどのスタイルを問わず、鉄道が写った写真を広く募集するもの。撮影機材や撮影場所、カラー・白黒といった制限もない。一般の部と小・中・高校生の部を設けており、小学生未満も応募可能だ。応募するには、タムロンホームページからダウンロードした応募用紙に必要事項を記入して、応募作品を裏面に貼付し郵送する。1人10点まで応募可能だ。作品サイズはキャビネサイズ(2L)から四ツ切りワイドプリントまで(B6、A5、B5、A4、B4は範囲内)。応募作品は返却されない。なお、JPEGファイルなどデジタルデータでの応募は受け付けていない。審査員は写真家の広田尚敬氏とフォトライターの矢野直美氏が務める。一般の部の大賞には現金30万円とタムロンレンズ、小・中・高校生の部の大賞には現金10万円とタムロンレンズが贈呈される。そのほか、ユーモアフォト賞や車輌写真賞、タムロン賞なども用意。入賞作品は10月下旬にそごう大宮店にて行われる写真展で展示される。○タムロン マクロレンズフォトコンテストマクロレンズフォトコンテストは、マクロレンズで撮影した作品を募集するもの。マクロレンズであればメーカーを問わず応募可能だ。ただし、ズームレンズのマクロ機能を利用したもの、マクロレンズ以外の単焦点レンズで撮影したものは応募不可となっている。植物や虫などを被写体とする「ネイチャーの部」と、人物や料理、アクセサリーなどテーマを限定しない「ノンジャンルの部」の2つの部門を設置。データ応募とプリント応募のどちらでも受け付ける。カラー・白黒問わず、レタッチも可(レタッチ内容を応募票に明記のこと)。データ応募の場合、短辺1,500ドット以上、データ容量10MBまでの「JPEG」ファイルのみを受け付ける。データ応募では、両部門あわせて1人4点まで応募可能だ。プリント応募の場合は、作品サイズがキャビネサイズ(2L)から四ツ切りワイドプリントまで(B6、A5、B5、A4、B4は範囲内)。プリント応募の場合は応募点数の制限はない。審査員は、ネイチャー部門を写真家の石井孝親氏、ノンジャンル部門を写真家の岡本洋子氏が務める。2部門あわせた全応募作品の中からグランプリ1名を選出し、グランプリには賞金30万円を贈呈。そのほか、部門別に金賞、銀賞、銅賞、入選、タムロン賞を設ける。
2015年04月02日家探しの時に、窓から見える風景にもこだわる人は多いはず。狭いながらも素敵な借景に恵まれれば、それだけでグンと贅沢な毎日になるというものです。そこでマイナビ賃貸では「窓から見えると嬉しいと思う風景」について、マイナビニュース会員500人に聞いてみました。■自然の風景に癒されたい人が多数――Q.住んでいる窓から見えて嬉しい風景ってどのようなものですか?(フリーアンサー・複数回答)・第1位「海」……92人「海、ひたすら海」(男性/23歳)、「沖縄くらいに澄んだ海」(女性/24歳)、「海が見下ろせる」(男性/39歳)・第2位「山」……77人(うち25人が「富士山」と回答)「遠くに見える山脈」(男性/29歳)、「晴れた日にうっすらと見える富士山」(男性/27歳)、「大きな建物がなくて山が見える」(女性/39歳)・第3位「自然」……38人「自然がありふれている場面」(女性/26歳)、「電信柱がない自然」(男性/26歳)、「緑が多い公園や海など自然が見られたら季節感があり、癒されそう」(女性/22歳)・第4位「緑」……36人・第5位「公園」……31人・第6位「夜景」……23人回答中のキーワードを集計すると「海」「山」「緑」など、自然の風景が上位を独占。街やビル等の人工物では、ようやく6位に「夜景」が入りました。ちなみに「東京スカイツリー」(18人)、「東京タワー」(11人)とご指名の人も。やはり忙しい毎日の中で、多くの人が家の窓から自然を愛でて癒されたいという気持ちを抱いているのでしょうか。意外にも女性より男性に「山」(42人)、「川」(15人)と答えた人が多く、「夜景」(7人)などの人工物が少ない結果に。窓からの景色では、男性の方が自然指向が強いのかも?■窓から人を見ていたい?個性的な意見も……それでは上記以外の人たちは、自宅の窓からどんなものが見たいと思っているのでしょうか?フリーアンサーならではの、個性的な答えもたくさん寄せられました。【やっぱり人が好き】「商店街。昔団地に住んでいたときに商店街が目の前にあって、人間観察をよくしていたので」(女性/32歳)「隣に同い年の子がいて、窓開けたらその子とおしゃべりできるような窓」(女性/25歳)「好きな人の家が見えたら嬉しいです」(女性/32歳)【ひたすらお気に入りを眺めたい】「鳥が見える」(男性/28歳)「大阪城みたいな城」(女性/28歳)「ディズニーランド」(女性/31歳)「空港とか。実際はうるさくてかなわないでしょうが」(男性/40歳)【大きな空が見たい】「一面夕焼けの空」(女性/30歳)「綺麗な月」(女性/28歳)「星空がたくさん見える大きな窓がある部屋」(女性/28歳)「夕焼けや花火がきれいに見える、高層ビルなどで邪魔されていない風景」(女性/24歳)【超現実的?】「風景というよりも、日当たりがよいことが重要」(男性/25歳)「警察署の真ん前」(男性/29歳)「現実的に…ゴミステーションです。回収が終わったかどうかチェックできて便利」(女性/31歳)こうして見ると、「窓から見える風景」に描く思いは本当に人それぞれ。今はむずかしくてもいつか実現したい、「幸せになれる眺め」を想像するのも楽しいですね。さて、今のあなたの家の窓からはどんな風景が見えますか?アンケート対象:マイナビニュース会員調査時期:2012年9月7日~9月13日有効回答:500人(文・鈴木恵美子)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月27日家探しの時に、窓から見える風景にもこだわる人は多いはず。狭いながらも素敵な借景に恵まれれば、それだけでグンと贅沢な毎日になるというものです。そこでマイナビ賃貸では「窓から見えると嬉しいと思う風景」について、マイナビニュース会員500人に聞いてみました。■自然の風景に癒されたい人が多数――Q.住んでいる窓から見えて嬉しい風景ってどのようなものですか?(フリーアンサー・複数回答)・第1位「海」……92人「海、ひたすら海」(男性/23歳)、「沖縄くらいに澄んだ海」(女性/24歳)、「海が見下ろせる」(男性/39歳)・第2位「山」……77人(うち25人が「富士山」と回答)「遠くに見える山脈」(男性/29歳)、「晴れた日にうっすらと見える富士山」(男性/27歳)、「大きな建物がなくて山が見える」(女性/39歳)・第3位「自然」……38人「自然がありふれている場面」(女性/26歳)、「電信柱がない自然」(男性/26歳)、「緑が多い公園や海など自然が見られたら季節感があり、癒されそう」(女性/22歳)・第4位「緑」……36人・第5位「公園」……31人・第6位「夜景」……23人回答中のキーワードを集計すると「海」「山」「緑」など、自然の風景が上位を独占。街やビル等の人工物では、ようやく6位に「夜景」が入りました。ちなみに「東京スカイツリー」(18人)、「東京タワー」(11人)とご指名の人も。やはり忙しい毎日の中で、多くの人が家の窓から自然を愛でて癒されたいという気持ちを抱いているのでしょうか。意外にも女性より男性に「山」(42人)、「川」(15人)と答えた人が多く、「夜景」(7人)などの人工物が少ない結果に。窓からの景色では、男性の方が自然指向が強いのかも?■窓から人を見ていたい?個性的な意見も……それでは上記以外の人たちは、自宅の窓からどんなものが見たいと思っているのでしょうか?フリーアンサーならではの、個性的な答えもたくさん寄せられました。【やっぱり人が好き】「商店街。昔団地に住んでいたときに商店街が目の前にあって、人間観察をよくしていたので」(女性/32歳)「隣に同い年の子がいて、窓開けたらその子とおしゃべりできるような窓」(女性/25歳)「好きな人の家が見えたら嬉しいです」(女性/32歳)【ひたすらお気に入りを眺めたい】「鳥が見える」(男性/28歳)「大阪城みたいな城」(女性/28歳)「ディズニーランド」(女性/31歳)「空港とか。実際はうるさくてかなわないでしょうが」(男性/40歳)【大きな空が見たい】「一面夕焼けの空」(女性/30歳)「綺麗な月」(女性/28歳)「星空がたくさん見える大きな窓がある部屋」(女性/28歳)「夕焼けや花火がきれいに見える、高層ビルなどで邪魔されていない風景」(女性/24歳)【超現実的?】「風景というよりも、日当たりがよいことが重要」(男性/25歳)「警察署の真ん前」(男性/29歳)「現実的に…ゴミステーションです。回収が終わったかどうかチェックできて便利」(女性/31歳)こうして見ると、「窓から見える風景」に描く思いは本当に人それぞれ。今はむずかしくてもいつか実現したい、「幸せになれる眺め」を想像するのも楽しいですね。さて、今のあなたの家の窓からはどんな風景が見えますか?アンケート対象:マイナビニュース会員調査時期:2012年9月7日~9月13日有効回答:500人(文・鈴木恵美子)
2012年10月27日地域情報ポータルサイト「e-まちタウン」を運営するe-まちタウンは、ユーザー投票型の写真投稿フォトコンテスト「旅風景フォトコンテスト2012」の募集を開始した。「旅風景フォトコンテスト2012」は、週末のショートトリップや家族旅行、里帰りの際のふるさと風景など、国内旅行から海外旅行まで旅の風景写真を募集し、優秀作品を決定するフォトコンテスト。コンテストはキャノンマーケティングジャパンが協賛。獲得投票数上位10作品には、B6 サイズのフォトブック製作サービス「PHOTOPRESSO」で作る、本コンテスト・オリジナルフォトブックがプレゼントされる。自分の作品が表紙になった、世界でただひとつのフォトブックで、旅の思い出はより深まりそうだ。応募期間は6月11日~6月30日。投票期間は7月2日~7月23日。結果発表は7月26日。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月21日