「道路には飛び出さない」「ママのそばから離れない」など、安全のためにお子さんとしている約束はたくさんあると思いますが、気になるのは、子どもがしっかり理解できているかどうか。子どもに伝わるように約束するためのポイントを安全教育の専門家である宮田美恵子さんに聞きました。交通事故【ママが難しいと感じていること・困ること】● 何かに夢中になるなど、他のことに気を取られると道路に飛び出しそうになる。● いくら約束をしても忘れてしまう。約束ポイント1約束を守れない年齢であることを忘れずに就学前の子どもの交通事故で一番多いのは、「飛び出し」です。あんふぁん読者アンケートにも「ヒヤッとした体験」として「飛び出し」がたくさん挙がっていました。この年頃の子どもたちは、道路の向こう側にパパが見えたらパパしか見えなくなるし、ボールが転がっていったらボールしか見えません。自分とパパだけ、自分とボールだけの世界になってしまい、走っている車は目に入らないのです。自己中心的な世界に生きているので、「飛び出しちゃだめ」といくら約束をしても、守るのがまだ難しい年齢なんですね。これは交通ルールの約束に限ったことではありません。安全の約束をすることはとても大切ですが、そういう年齢だということを頭に入れて、大人が先回りして子どもを守ることも忘れないでください。約束ポイント2守ってほしいことをその場で教える交通安全の約束については、よく遊びに行く公園や歩く道を「交通」という観点を持って、親子で実際に歩くのがお勧めです。年長さんだったら、小学校までの通学路を一緒に歩いてみましょう。交通安全では、「止まる・待つ・見る」の3つが大切です。横断歩道があったら、「ここでは、この位置で止まって待つんだよ」と、その場で具体的に教えてください。子どもに歩道と車道の境界線の所で待つように言うと、本当に線ギリギリの所で待つことが多いんです。車に巻き込まれることがあるので、「一歩下がって待つ」など、安全な位置を教えましょう。次に「見る」ですが、子どもたちは「右・左」を見ているようで見ていないことが多いもの。頭は動かしているのですが、車やバイクなどが来ていないかを確認しようという意識がないのですね。そこで、横断歩道を渡るときは、「運転手さんの顔を見て渡ろうね」と教えてあげてください。アイコンタクトを送ることでドライバー側の注意も呼び起こせます。約束ポイント3子どもの目線で危険ポイントを探す親子で実際に歩くときに気を付けてほしいのが、大人と子どもの身長差です。大人にとっては見通しのよい交差点でも、身長の低い子どもにとっては植え込みが視界を遮ってしまい、車が見えない危ない交差点ということがよくあります。交差点などでは、一度しゃがんで子どもと同じくらいの目線で周囲を見てみましょう。町歩きは、子どもにとってどんな所が危険なのか親が気付くためのものでもあります。連れ去り・迷子【ママが難しいと感じていること・困ること】● 知らない人に話し掛けられたときの対応の教え方。好意で話し掛けてくる人にはどうしたらいいか。● 困った人を装って近づいてくる人への対応の教え方。● ほんのちょっと目を離した隙に見失ってしまう。● いくら約束をしても忘れてしまう。約束ポイント1危険回避の約束だけでなくマナーも一緒に教える例えば「あいさつをちゃんとしようね」「困っている人には親切にしようね」と教えているのに、「知らない人に声を掛けられたら無視するんだよ」と約束をすることは矛盾しますね。子どもに疑問を感じさせる約束は望ましくありません。まず、あいさつをすること自体は問題ありません。小学生になって登下校の途中で道を聞かれることがあった場合は、知っていれば答えるように教えていいのです。子どもに守らせたい約束は、「付いていかないこと」です。悪いことをする人は、子どもを移動させようとしますから、「一緒に来てほしい」と言われても付いていってはいけないことを、しっかり伝えましょう。もし本当に困っている人だったとしても、「ママにだめだって言われているから」と断るのは許されること。失礼にはなりません。約束ポイント2子どもが迷わなくて済むようにできるだけ簡単に子どもが守りやすい約束は「これだけ守っていればいい」というもの。「知らない人に付いていってはだめよ」という約束は、「知らない人」の判断が難しいものです。例えば、いつも公園のベンチに座っているおじいさんは、子どもにとって「知っている人」になっているかもしれません。子どもの「知っている人」が安全な人とは限らないのです。「ママとパパ以外の人に付いていってはだめよ」と、一つのことだけ守ればいいようにしましょう。「ママは他の人にあなたを連れてきてほしいと頼むことはしないから、『ママの所に連れていってあげる』と言われても付いていってはだめ」と丁寧に教えてあげてください。ママ友にお迎えなどを頼むときは、事前に「今日は◯◯ちゃんのママにお迎えを頼んだから、一緒に帰ってね」と子どもに伝えておきましょう。ショッピングモールやデパートなどで迷子になると、近くにいた人が、迷子センターに子どもを連れていくことがありますね。でも「ママ以外の人に付いていかない」約束と矛盾させないようにするならば、係の人を呼んで、その場で迷子がいることが分かるような対応をしてもらうことが理想です。現実的に難しい問題もありますが、子どもが混乱しないよう周囲が共通認識を持つように努力していきたいですね。約束ポイント3子どもの目線で危険ポイントを探す子どもたちが自分自身を守るために、知っておいてほしいことに「パーソナルスペース」があります。これは「自分の縄張り」のようなもの。普通の会話をするとき、相手に近づき過ぎると違和感がありますね。相手とのちょうどいい離れ具合というのがあって、それを「パーソナルスペース」と呼びます。悪いことをしようとする人は、子どものパーソナルスペースに侵入してきますから、この感覚を持っていることが、危険回避につながっていきます。私は「自分のふうせん」と名付けたプログラムを作り、子どもたちに次のように教えています。「自分の体が全部入るくらいの風船があると思ってみて。外を歩くときは、◯◯ちゃんはその風船の中に入っているんだよ。風船が割れちゃうくらい近くに寄ってくる人がいて、◯◯ちゃんが怖いな、嫌だなと思ったらその人から離れるんだよ」。パーソナルスペースの感覚を持つことは、危険回避だけでなく、相手の空間を尊重できる力、状況に応じて空間を縮めたり広げたりできる力、つまりコミュニケーション能力の獲得にも関係します。実は安全教育というのは、自分を守るとともに、相手に配慮する、嫌な気持ちにさせないという大事な側面があるんですね。安全に関する約束をするときには、ぜひこのパーソナルスペースも一緒に教えてみてください。あんふぁん読者アンケートQ1.ママのうっかりで、子どもが迷子になった、連れ去られかけたなど、ヒヤッとしたことはある?Q2.ヒヤッとしたのはどんなこと?園のお友達と「よーいどんっ」と急に走り出して、勢い余って国道まで出ていきそうになったことがあります。必死に走って止めました。北海道/年中ママ駐車場でバックしてきた車にひかれそうになりました。子どもは身長が低く、運転席から見えにくいので、注意しなくちゃと思いました。埼玉県/年少ママ信号が赤なのに渡ろうとしたことがあります。「赤は止まる」と理解していると思っていたのですが…。岐阜県/年長ママ連れ去り・迷子駅で上の子をトイレに連れていくため、「荷物を見てて」と下の子を少しだけ一人にしました。その間に見知らぬおばちゃんに話し掛けられ、「ママはあっちだから」と連れていかれそうになったことがあります。東京都/年中ママ子どもがトイレに一人で行くと言うので、出入り口で待っていたのですが、知らないうちに子どもが出てきていて、お互い見つけられず焦りました。宮城県/年中ママアドバイス買い物中の見失いを防ぐために子どもを退屈させない工夫を今回のアンケートでは、「買い物中に迷子になって青ざめた」という声がとても多くありました。ショッピングモールやデパートなど、子どもにとって誘惑の多い場所では、そこに入る前に「手をつなごうね」など、その場であらためて約束をしましょう。できれば、「最初にママの洋服を買って、ご飯を食べて、最後におもちゃのコーナーに行こうね」など、子どもに予定を話してあげるといいですね。何をするのか分からない状態で引っ張り回されていると、子どもは楽しくありませんし、暇な状態です。興味を引くものがあったら、見に行ってしまう気持ちになるのも分かります。「ここでは長靴を買うよ」など、子どもに話し掛けながらの買い物は、見失いを防ぐ一つの方法になります。(宮田さん)お話を聞いたのは:宮田美恵子さんみやた・みえこ日本こどもの安全教育総合研究所理事長、順天堂大学医学部協力研究員。幼児・児童・生徒を対象にした安全教育の他、成人を対象とした市民安全のための生涯学習活動にも力を入れている。illustrationFUJII Megumi
2016年03月04日食事は人が生きていく上で必ず必要なことです。毎日いただくからこそ、食事で運気をアップできたらラッキーですね。ミラクル食風水では、様々な角度から、食風水を通して開運していく方法をお伝えしていきます。なりたい自分をかなえていきましょう。■食風水とはすべての物にはエネルギーがあり、五行で分類することができます。五行とは、「木」「火」「土」「金」「水」。分類方法としては、味覚、色、形でみていきます。必ずしもひとつの食材にひとつのエネルギーと決まったわけではなく、「木」と「土」のエネルギーが混在する場合もあります。さらには、九星で分類をすることも可能なため、自分の生年月日から九星を割り出し、自分の星の持つエネルギーと相性の良いものや、必要なパワーを持つ食材を選ぶことにより、開運していくことが可能なのです。■食風水をする上で大切なことどんなエネルギーがあるかをしっかり意識することが大切です。ただ食べているだけでは、せっかくのエネルギーも半減してしまいます。テレビを見ながらや、新聞を読みながらなどの「ながら食事」にも注意しましょう。いただく前には、手を合わせて「いただきます」と言いましょう。食事はあなたの身となりパワーとなるものですが、食材の命をいただいているのです。感謝の気持ちを込めることにより、食材のパワーも高まります。旬の食材は特にエネルギーが高くなります。日本の四季を感じながら旬のパワーをいただきましょう。■食風水九星分類今回は、カンタンにあなたが食べると開運する具体的な食材を、「普段から積極的に食べておくと良い食材」と、「ここぞという時(受験やプレゼン前、告白前など)食べてから挑むと良い食材」に分けてご紹介します。■あなたの九星は?<ご自身が何年生まれかによって、九星を割り出して下さい>一白水星:昭和29年38年47年56年/平成2年11年20年生まれ二黒土星:昭和28年37年46年55年/平成元年10年19年生まれ三碧木星:昭和27年36年45年54年63年/平成9年18年生まれ四緑木星:昭和26年35年44年53年62年/平成8年17年26年生まれ五黄土星:昭和25年34年43年52年61年/平成7年16年25年生まれ六白金星:昭和24年33年42年51年60年/平成6年15年24年生まれ七赤金星:昭和23年32年41年50年59年/平成5年14年23年生まれ八白土星:昭和22年31年40年49年58年/平成4年13年22年生まれ九紫火星:昭和21年30年39年48年57年/平成3年12年21年生まれその年の節分以前の生まれの方は、前の年生まれとして見て下さい。(例:平成2年1月15日生まれの方の星は「二黒土星」です。)(他の星と重複する場合があります)<一白水星>普段から食べていると良いもの:ひじき、海苔、魚の干物ここぞという時に食べると良いもの:酢の物、しょうが、にんにく、長ネギ、胡椒、タマネギ<二黒土星>普段から食べていると良いもの:お米、パン、お好み焼き、ごま、小豆、大豆ここぞという時に食べると良いもの:コーヒー、紅茶、緑茶<三碧木星>普段から食べていると良いもの:酢の物、りんご、いちごここぞという時に食べると良いもの:ひじき、海苔、魚の干物<四緑木星>普段から食べていると良いもの:レモン、オレンジ、みかん、グレープフルーツ、ゆずここぞという時に食べると良いもの:ひじき、海苔、魚の干物<五黄土星>普段から食べていると良いもの:パパイヤ、マンゴー、バナナ(よく熟した物)、熟成肉ここぞという時に食べると良いもの:ゴーヤ、春菊、ごぼう<六白金星>普段から食べていると良いもの:ねぎ、里芋、ずいきここぞという時に食べると良いもの:パパイヤ、マンゴー、バナナ(よく熟した物)<七赤金星>普段から食べていると良いもの:しょうが、にんにく、長ネギ、胡椒、タマネギここぞという時に食べると良いもの:お米、パン、お好み焼き、ごま、小豆、大豆<八白土星>普段から食べていると良いもの:鶏肉、たまご、魚卵、マグロの赤身、甘エビここぞという時に食べると良いもの:ブラックチョコレート、コーヒー、紅茶<九紫火星>普段から食べていると良いもの:ゴーヤ、ブラックチョコレート、ココア、コーヒー、紅茶、春菊ここぞという時に食べると良いもの:酢の物、みかん、レモン、グレープフルーツ■おわりにいかがでしょうか。食風水は色々な運気をアップする方法がありますが、今回は九星別に具体的なラッキーフードをあげてみました。「これを食べたからラッキー!」と意識して召し上がってみて下さいね。(生田目浩美。/ライター)
2016年02月11日カスペルスキーは12月10日、メッセンジャー上の個人情報の安全性について、同社のブログ「Kaspersky Daily」で解説した。ブログの冒頭で「セキュリティが不十分な手段を日々使っている人は大勢います」と、セキュリティを意識せずにメッセンジャーを利用する人が多いことを指摘している。電子フロンティア財団(EFF)が行った調査では、各メッセンジャーソフトの安全性をポイントで評価したが、SkypeとAIM、Blackberry Messengerは1ポイント、Viber、Google Hangouts、Facebook Messenger、Snapchat、WhatsAppは2ポイントと低評価だった。高評価だったのは、5ポイントを獲得したApple iMessageと、4ポイントを獲得したTelegramだった。WhatsAppの場合は今後、Open Whisper Systemsのプロトコルに対応すれば、暗号化の信頼性という点で、近いうちにもっと高いポイントを獲得する可能性はあると評価している。評価の低いメッセンジャーソフトは、通信を暗号化しているものの、暗号鍵の変更や相手の本人確認を行っておらず、開発企業が利用者個人の通信内容を読むことができてしまう。また、コードの所有権という事情から、脆弱性を見つけてパッチを適用できる人物は各企業のスタッフに限られる。大手のメッセンジャーソフトはセキュリティが不十分であるが、あまり知られていないソフトでセキュリティが高いものもある。実際に、Chatsecure、CryptoCat、Signal、Silent Textは、EFFの評価で最高得点を獲得した。また、AdiumとPidginのOTRメッセージ、Retroshare、Subrosaは6ポイントであった。VoIPサービスでは、7ポイントを獲得したRedPhoneとSilent Phone、それから6ポイントを獲得したJitsiの安全性が高い。安全なメッセンジャーは、暗号鍵が傍受されて通信内容が流出しないように、動的な暗号鍵を使用しているほか、利用者のコミュニティでバグや脆弱性を見つけて問題を解決しているという。また、メッセンジャーの開発企業が個人のメッセージにアクセスできない。メッセンジャーソフトを選ぶ時、圧倒的多数の人がセキュリティやプライバシーが保証されるのかを気にせず、単に使い慣れた便利な手段を使い続けようとする傾向がある。ブログでは、その点について「そのような行動は、いわば道路を横断するのに決められた横断歩道を使わず、好き勝手な場所で渡るようなもの」と注意を促している。
2015年12月11日マクニカネットワークスは11月24日、安全な企業向けファイル共有クラウドサービス「Box」をより安全に利用するためのクラウドセキュリティソリューションとして、「Skyhigh for Box」を販売開始したと発表した。Skyhighのクラウドサービス「Skyhigh for ShadowIT」のアドオンとして提供される。Skyhigh for Boxは、「Skyhigh for ShadowIT」上で、企業のクラウド利用状況を可視化・リスク分析を行い、企業として許可していないリスクの高いファイル共有サービスを検知する。「Skyhigh for Box」を利用した「Box」を企業標準のファイル共有サービスとすることで、シャドーITへの対応策として大きな効果を発揮するという。Skyhigh for Boxを経由してBoxへのアクセスを行うことで、アクティビティ監視や、アノマリ検知、DLP、共有制限の機能を提供し、クラウドサービスであるBoxのさらなるセキュリティ強化を実現する。
2015年11月24日島津製作所は11月6日、農産物や食品の残留農薬の受託分析を行う「一般社団法人 食の安全分析センター」を宮崎県と共同で設立したと発表した。宮崎県は「宮崎方式」と呼ばれる独自の検査体制を有しており、同センターはその技術を県内外の農業や食品産業に幅広く活用することを目的として設立された。同センターには最大48検体に対し、50分で農薬約500種類を分析(従来法では約2時間、約300-400種類)できる島津製作所の分析装置「Nexera UC」が設置されている。受託料は県内からの依頼の場合は3万円(税別)、それ以外の場合は10万円(税別)に設定されており、島津製作所は、来年度には年間2200件の受託を見込んでいるとしている。
2015年11月09日私たちが毎日食べる、おいしい野菜、肉。どんな人たちが作っているのか知っていますか? 先日、銀座でキックオフイベントが開かれた「農家のファミリービジネス研究会」には、次世代を継ぐ若い農業者たちが参加。これから、農業をどうやって継ぎ、盛り上げていけばいいのか、熱い議論が交わされました。農家というファミリービジネス、その価値とは?日本の農業は平均年齢66歳と高齢化が進み、重労働と収益のアンバランスさから、農地を手放す人も増えています。このままだと、国産農作物がどんどん減ってしまうかも? 消費者の私たちは、安心しておいしい野菜、肉が食べられるように、日本の農業に頑張って欲しい! と願うばかりですが、そんな中「一次産業を、カッコよくて、感動があって、稼げる3K産業に」との想いで、宮治勇輔さんが立ち上げたのがNPO法人農家のこせがれネットワーク。ヒルズマルシェや、食と農でつながる交流会など、さまざまな企画で農を盛り上げてきましたが、今回、同NPOが生産者の経営を後押しする形で作られたのが、この「農家のファミリービジネス研究会」です。銀座ファーマーズラボで開催されたキックオフイベントには、若い生産者を中心に約80名が集い、交流を深めました。セミナーでは宮治勇輔さんのお話のほか、『星野佳路と考えるファミリービジネスマネジメント』著者の中沢康彦さんも登壇し、ディスカッションも行われました。「日本の農業はいま、高齢化、世代交代の時期を迎えています。でも実際に農家を家業として継ぐ意思のある人は、2014年に実施した同団体の調査によると、わずか2.7%に過ぎません。私も家を継ぐ前は大手企業のサラリーマンをしていましたが、一般的に民間企業のほうが農家よりも給料はいいし、福利厚生も充実していますよね。でも、農家を継いでよかったと思えるのは、そこに家族経営、ファミリービジネスならではの価値観があるからです。いまやっている仕事は、圧倒的に楽しいし、日々生きていると実感できるやりがいがあります」と宮治さん。 家族だからこそのつながりが、ビジネスチャンスを生む宮治さんの手がける“みやじ豚”は、今ではブランド化し知名度を上げています。そこにいたるまでには、サラリーマン時代に築いたビジネスセンスが役立ちました。家族とコミュニケーションをとりながら、ファミリービジネスとして事業を開拓してきたそう。「ファミリービジネスの強みは、苦しくても、何が何でも成功に導くという家族全員のコミットメントがあることです。今も先代が残した農家が続いているとしたら、そこには売れる理由があります。何を残し、何を変えるか? そこをしっかり把握すれば、ビジネスチャンスが見えてくるはず。なかでも女性の役割はとても大事です。企業では女性経営者も増えていますが、農家でも、女性の活躍は広がっています。女性ならではの経済感覚が役立つのです」とはゲストトークを行った中沢康彦さん。若い生産者たちの新たなチャレンジ食への関心が高まるなか、私たちの食を支える若い生産者たちの新たなチャレンジが始まっています。消費者である私たちは、そうした彼らの農作物を買い支えることで、次世代の生産者を応援したいものです。とくに今後はTPPによって、海外からの安い輸入食品もどんどん増えることが予想されますが、そんな時、本当に安心して食べられるものはどれか? 考えてみてはどうでしょう。日本の農家のこれからにつながる、おいしい食習慣、作る人たちのことを考えてはじめましょう。取材協力:NPO法人農家のこせがれネットワーク
2015年10月08日ペンタセキュリティシステムズは10月1日、「マイナンバーは安全なのか」と題するセキュリティコラムを公開した。コラムでは、韓国で実施されている住民登録番号と比較して、日本のマイナンバーの安全性を解説している。住民登録番号は1968年から韓国で実施されている制度。生年月日、性別、出生地、検証番号などが個人に対し13ケタの数字で割り当てられ、番号で個人を特定できる設計となっている。開始当初はセキュリティ上の問題は起きなかったものの、近年は多数の情報漏洩事故が発覚し、社会問題になっている。問題となった理由について、コンピューターシステムで個人情報を取り扱うようになったからと指摘している。コンピューターで使われる個人番号の機能は「識別(Identification)」と「認証(Authentication)」に大別され、個人番号を通じて当該個人が誰なのかを「識別」し、その人が番号に当たる人であるかどうかを「認証」する仕組みになっている。住民登録番号の情報漏洩事故の多くは、住民登録番号を「識別」と「認証」の機能を区分せず混用したこと、個人番号の暗号化を行っていなかったことが主な原因となっている。住民登録番号に個人を特定できる情報が盛り込まれていたため、さらに問題は深刻化した。「識別」と「認証」機能の混用する危険性は、住民登録番号を通じて個人の身分を確認したり、入力者が個人番号保有者の本人であることを証明したりしてしまうこと。さらに、他人の住民登録番号がわかれば、その人になりすますことも可能である。問題が起きた経緯を受け、韓国政府は現在、個人情報関連法の改正を進めている。方向性は「識別」と「認証」の完全な分離と安全な保管を目指すのが妥当と同社は分析している。一方の日本国内のマイナンバー制度において住民登録番号と大きく異なるのが、個人情報が盛り込まれていない点だ。また、現時点での政府の発表によると、個人を「識別」するためにのみ使われ「認証」には使われない方針になっている。マイナンバーの仕組みは、任意の人が誰なのかを「識別」して特定し、その後本当にその人なのかをマイナンバーとは別の「認証情報」を通じて確認する。「認証情報」とは、その人のみが知っている知識、その人のみが持っている所有物など。同社は、住民登録番号関連問題を見てきた経緯からマイナンバーを分析すると、現時点で一応「安全」だと判断できるという。同社は、マイナンバーが安全だと見なすポイントとして以下を挙げている。マイナンバーは「識別」のためにのみ使われるべき。「認証」には使ってはいけない。暗証番号、生体情報などの認証情報は、識別者のマイナンバーとは別のものでなければならない。個人情報と認証情報は、それぞれ暗号化して安全に管理しなければならない。両情報は物理的に分離された場所に保管することを推奨する。暗号化する場合、暗号鍵を徹底管理することによりセキュリティを高めなければならない。なお、改正に向かう韓国の個人情報関連法では、個人情報と認証情報を分離し、暗号化して保管。住民登録番号に代わる他の識別者番号制度を作り、細心の注意を払って住民登録番号を収集するようになる。この点を踏まえ、住民登録番号はマイナンバーと類似した方向性になると見られている。
2015年10月07日Twitterは9月17日、サービスをより安全に使うための「セーフティセンター」の提供を開始した。セーフティセンターは、Twitterを安全に使うためのノウハウをまとめたWebページ。Twitterをどのように使ったら良いか、ポリシー違反があった時にどのような行動を起こしたら良いかなどを知るために活用できる。Webページでは、若年層、保護者、教職員向けのセクションが用意されているが、若年層がTwitterを安全に使うためのアドバイスなどを掲載している。また、アカウントの安全性を高めるためのパスワードの作り方、ユーザー本人だけがTwitterにアクセスできるようにするするログイン認証の方法なども紹介している。万一のトラブルがあった際などを想定し、運営元にポリシー/ルール違反の報告方法を解説。報告後にTwitterがルール違反と判断したアカウントに対しては、ツイートとプロフィールが削除の対象になる。なお、トラブルが脅迫行為につながった場合などは地域の執行機関/捜査機関に相談してほしいとしている。
2015年09月18日損害保険ジャパン日本興亜は8月25日、横浜市民の交通安全とリスク管理に関する取り組みにおいて、相互の協力が可能な分野を推進するために、横浜市と「市民の交通安全とリスク管理に関わる包括連携に関する協定」を提携したことを発表した。横浜市が損害保険会社と包括連携協定を締結するのは、今回が初となる。横浜市では現在、"自転車を正しく使ってみんなが快適に過ごせるまち"を目指して「自転車総合計画」の策定を進めている。損保ジャパン日本興亜では、自動車保険などの引き受け実績を元に交通安全とリスク管理に関するノウハウを有しており、横浜市の進める計画策定等に寄与する協力について提案し、今回の協定に至ったという。協定は相互に連携および協力を行い、安全管理体制の構築に向けた情報提供や制度設計などの各種取り組みを通じて、横浜市民の日常生活における安心と安全の向上に資することを目的としている。具体的な内容としては、「自転車交通事故発生時のセーフティーネットの構築」「交通安全事業や道路管理上のリスク管理に資する各種データ分析や資料の提供」「交通安全啓発活動や交通安全教育に関わる各種取り組み」を予定している。その中で、自転車保険加入に向けた周知・啓発や、道路の保守管理に関わる賠償事故情報や事故発生時の対応に関する情報の提供、交通安全講習会への講師派遣などを行うとしている。
2015年08月25日ペンタセキュリティは7月22日、「オープン・ソース・ソフトウェア(Open Source Software)」の安全性について、同社ブログで解説している。「オープン・ソース・ソフトウェア」とは、従来の「クローズド・ソース・ソフトウェア(Closed Source Software、以下CSSと言う)」に対立する概念のことだ。「ソースコードに対する全てのユーザのアクセスを許可することで、自主参加や協力によって最高の技術を生み出すことができる」という概念は、ある種の哲学としての魅力を備える。OSSの哲学に共感する開発者は、開発や配布、修正の作業に積極的に参加しているという。OSSのメリットは、多くのユーザがそのほとんどを無料でダウンロードし、学習用に使用できる点。これによって企業は人材確保が容易になり、システムの導入コストを削減できる。また異種ソフトウェア間の相互連動性が高く、利便性の向上や課題と解決策をユーザが共有しながら運用する開発環境が確立しているため、CSSに比べて技術の進歩が速いのも大きなメリットと言える。しかし、100%個人の参加意志によって開発が行われるため、確実で具体的な発展は期待できない点がデメリットと言えるだろう。OSSの直接開発および配布、デバッギングには、世界の数多くの開発者が参加している。その結果、閉鎖的な組織の中で開発される独占的ソフトウェアに比べ、比較的安定的な操作が保証されている。その一方で、こうしたOSSの信頼性と安定性は、多くの開発者が積極的に参加した結果得たものなので、その開発状況や評判を注意深く検討する必要が発生するのも事実だ。また、OSSは独占的ソフトウェアに比べ、不確実で不明確な発展をする場合が多い。突然アップデートが停止されたり、ライセンス関連の法的イシューが発生しポリシーが変更されることもある。そうなった場合、ダウンロードしたOSSが高い安全性を持っていても、それを生かせない結果になってしまう。OSSはユーザのそれぞれのフィードバックに断片的に対応し、全体の仕様を整えていくものだ。そのため、例え問題が発生した場合でも、OSSの仕様が確立されるまでの間は、総合的な検討は不可能という結論が出て、「セキュリティ性」を左右する問題となってしまう。OSSの大部分は安全と言える。問題が発生すれば全世界の数多くの開発者が問題の解決に当たるため、OSSを構成する各機能はその部分に限っては完璧に安全と言えるからだ。しかし、ソフトウェア全体の仕様を視野に入れるなら、一概に安全とは言い切れないのが現状だ。つまり、全体ICTシステムの各階層や各部分を縦横問わず全体的に検討し、総合的に完成するべきなのが「セキュリティの体系」と言える。OSSを利用してシステムを構成する際は、各機能における構成を整えた最終の全体構成図を基に、セキュリティを設計・点検する必要があるだろう。代表的なOSSである「MySQL」を見てみると、そのシステムの安全性について、ユーザがいかに検討を重ねなければいけないかが分かる。事実、「MySQL」にはデータ暗号化のためのツールも多く、ほぼ全ての暗号化方法論をサポートされている。このことは、部分的な機能における安全対策の、ある程度の堅牢性を保証する事実だ。しかし、「MySQL」のシステム全体の仕様に関し、安全性を確認するには、多くの手順を踏む必要がある。「MySQL」のデータベースをエンジンレベルで暗号化するシステムを構築し、場合によってはAESのような国際標準暗号アルゴリズムもサポートできるようにする必要がある。また、パスワード暗号化のためには一方向暗号化を、インデックスカラムのためには部分暗号化を、PCI-DSS準拠のためにはクレジットカード番号のマスキング機能を有効にする必要があるだろう。これらの手順を踏めば、OSSが安全であるか確認可能だ。しかし、これらの確認は本来データベースのセキュリティ専門家の仕事であり、もしユーザがこれらの手順をすべて踏めば、本来の業務を妨げる一因になってしまうだろう。ペンタセキュリティは、OSSの安全性に関し「データベースのセキュリティのためには、データベースのセキュリティソリューションを利用すればよい」と結論を出している。
2015年07月28日日本は世界的に衛生管理が徹底されている国であり、国民の衛生的な水準も高いですが、それだけに食の安全についても敏感です。食の安全を揺るがす問題として記憶に新しいのは、マクドナルドの異物混入事件。ひとつ明らかになると次々に複数の事例が飛び出し、老若男女が利用するチェーン店なだけに、国民の不安は一気に高まりました。今回は、異物混入について知っておきたい豆知識をお伝えします。■6割が「異物混入はどこにでもある」と回答!このマクドナルドの事件について、『リビングくらしHOW研究所』が全国の20~60代の女性に行ったアンケートによると、事件以来マクドナルドへまったく行かなくなった人は30.9%とのこと。「やはり信用を失ってしまったのか……」と思いつつ、異物混入事件についてどう思ったのかの質問については、57.7%が「マクドナルドに限らずどこの企業でもあることだと思った」と回答。意外と冷静に見ている人が多いようです。確かに、今までに一度くらいは外食中に異物が入っていた、という経験を見聞きしていたりするので、仕方ないと思ってしまうのかもしれません。ちなみに、同アンケートでは、スーパーなどで購入した食品に異物混入を見つけたときの対応についても質問しています。この回答で一番多かったのは、「商品に記載されているメーカーのお客様センターに連絡する」というもの。全体の過半数を超えています。続いて、「とりあえず購入した店に連絡する」が3割弱。ほとんどの方がなんらかのアクションをすることがわかります。しかし、「何もしない」と回答している方も1割以下とかなり少数派ですが、存在しています。クレームをつけるようで言いにくかったり、そもそも連絡するのが面倒だったり、という気持ちも理解できるところ。■異物混入に遭遇した時の上手な切り返し方3つそこで、そんな方のために異物を見つけたときの上手な切り返し方を考えてみました。(1)メールで意見を送る電話やお店に出向くとつい感情的になりますし、お互いの顔が見えると言いづらくなりがち。そんな方は、メールでの連絡がオススメ。メールなら書いていると冷静になりますし、読み直して修正も可能。またネットではそのようなメールの書き方が検索で出てきますので、コピペ対応もできてしまいます。「面倒だけど黙認したくない……」というときはメールが最良でしょう。(2)コミュ障矯正術として挑戦するクレームをうまく伝えるという技術は、かなり高いコミュニケーション能力を必要とします。「自分はコミュ障では……」と感じている人ほど、ぜひチャレンジしてみて損はないでしょう!コツは質問で会話すること。例えば、「●●を買ったんですけど、髪の毛が入っていました。ここに連絡してよかったですか?」「新しい商品と変えたいのですが、どうすればよいですか?」など。一方的に伝えるだけでなく、相手のアクションを引き出す質問をするようにしましょう。うまく伝わった後は、達成感に満たされるはずです。(3)次に同じことがあったら言おうと決意するいつも好んで食べていたものに異物が入っていると、ショックが大きいもの。でも食べるのはやめたくないし、クレームも面倒……。そんなときは「次に同じことが起きたときに行動しよう」と受け流しましょう!入っているものの危険度にもよりますが、人体に影響のないものであれば、たまたまということもあるでしょう。広い心で受け流すことも、人生では必要。「ダイエットは明日から」と同じ、精神的負担の回避術です!人間が関わっていればどうしても避けられない食品の異物混入。ですが企業が正当化するのは消費者に失礼だと思わずにはいられませんし、できるだけなくしていく努力と誠意は感じたいもの。自分が食事を安心して楽しむためにも、このような事件が起きても上手に向き合っていきたいですね。(文/和洲太郎)【参考】※「食の安全についてのアンケート」まとめ-リビングくらしHOW研究所
2015年06月06日NBCのTV番組「The Hacking of America」は、クレジットカード詐欺、安全ではないWi-Fiネットワーク、悪意あるスマートフォンアプリなど、われわれが日々対面しているサイバーセキュリティのリスクを取り扱ったものだ。サイバー犯罪は言うまでもなく大きなテーマで、日々紙面を賑わしている。米小売業のTargetやAnthemの顧客情報流出は、数百万人もの消費者の個人情報と財務情報を漏洩してしまった。Sophosは安全を維持するためのツールと情報の提供を通じて、これらのサイバー犯罪に対抗するのを支援している。Sophosのセキュリティリサーチ担当グローバルトップのJames LyneはNBCの「TODAY Show」と「NBC Nightly News」に出演し、NBCのTom Costello氏にハッカーがいかに簡単にわれわれの情報を取得しているのかについて語った。LyneがNBCに出演してサイバーセキュリティの重大さについて説明したのは、これが初めてではない。Lyneは”Warbiking Project”として、コンピューターを搭載した自転車で都市のWi-Fiネットワークの安全性を調べる自転車ツアーを行ったが、NBCはこれまでにもこのような公衆のWi-Fiホットスポットの危険性についての調査を紹介している。
2015年06月04日家の中で大地震にあったらどうしますか? 小さな子をもつママやパパは、その瞬間、自分だけでなく子どもの安全も守りながら、適切に行動しなければなりません。突然大きな揺れがきても、家の中は安全でしょうか? 今回は、子どもと自分の身を守る、とっさの避難方法や、自宅を安全な場所にするためのチェックポイントを紹介します。■ぐらっときた! その瞬間にどう身を守る? 子どもがそばにいる場合は震度7以上の地震は、何かにつかまっていないとその場に留まることもできないような揺れです。吊り下げ式の照明は壁や天井にぶつかって割れ、机の上や棚に置かれている物は飛んできます。そんな時、子どもがそばにいたら、なるべく安全なところで、子どもと向かい合わせになった状態で、子どもの頭を大人のおなかで覆うように抱きかかえて座りこみましょう(写真参照)。抱っこでは、子どもが腕の中から飛び出してしまうので危険です。子どもが2人以上いる場合は、机の下などに避難し、まずは落下物から身を守りましょう。■地震の時、子どもが離れたところにいる場合は子どもがすぐには親の手の届かない、離れた場所にいる時に大地震がきた場合、あわててそばに行こうとするのは危険です。揺れがおさまるまで待ちましょう。子どもの名前を呼ぶのもやめてください。名前を何度も呼ぶと、小さな子は周りの状況もわからずママやパパのところに行こうとするので、これも危険な行為です。子どもは恐怖で泣き叫ぶかもしれませんが、まずは大人が冷静になって、その場で頭をかかえて座り込むように指示しましょう。「だんご虫のポーズになって」と教えると小さな子にもイメージしやすいので、普段からこのポーズはしっかり教えておきましょう。■あなたの家は安全? 子ども目線で家の中をチェックしてみよう地震対策でまず一番にやるべきことは、「自宅を安全な場所にすること」といわれています(注)。小さな子どもがいる家は、特に念入りに対策をして、危険を減らしましょう。大きな家具の固定も重要ですが、余計な物をなるべく置かないようにすることも重要です。とりわけ、避難経路になる廊下やベランダなどには、なるべく物を置かないようにしましょう。高いところに重い物は置いていないつもりでも、大人にとって腰の位置にあるものは、小さな子どもにとっては頭の上です。子どもの目線になって、落ちてくるものはないか、もう一度チェックしてみましょう。食器棚の中身も飛び出さないように、扉にはすべてフックを付けたほうが安全です。電子レンジや炊飯器、ノートパソコン、花びんなども、頭に落ちれば重傷を負います。ジェルマットを敷くといった工夫をして、できるだけ固定しましょう。■ママの意識が家族を変える、できるところから少しずつ地震対策を家の中の地震対策、できるところから少しずつ始めてみませんか。地震のことを意識するだけで、今まで見えていなかった危険に気付くでしょう。ママが意識するようになると、家族の意識も変わってきます。小さな子でも、「自分の身は自分で守る」という意識を持つのは大事なこと。心の準備ができていれば大きな揺れが来ても、命を守れる可能性が高まります。大きな地震に、家族みんなでしっかり備えましょう。(注)『地震から子どもを守る50の方法』(国崎信江・著/ブロンズ新社)より
2015年05月31日子どもができると、食の安全性が気になり出すもの。「遺伝子組み換え食品なんて、子どもに食べさせたくない」と思うママやパパも多いでしょう。しかし、実はスーパーで売られている加工食品の大半に、「遺伝子組み換え」品種が混入していることをご存じですか?■どこに使われているの? 見えない遺伝子組み換え食品2015年4月現在、日本で流通している遺伝子組み換え品種は全部で8品目290種類あり、大半がとうもろこしと大豆です(注1)。それらは、おもに家畜の飼料やコーンスターチ、食用油や果糖ぶどう糖液糖などの原料として姿を変え、知らないうちに食卓に上がっています。日本では主原料の3位以内、かつ全重量の5%以上混入しているもの以外は表示の対象外で、「遺伝子組み換えでない」と書かれていても5%未満であれば混入が許されているので、表示を見ても完全に避けることはできません。日本における食物の最大の輸入元であるアメリカでは、とうもろこしの93%、大豆の94%が遺伝子組み換え(GM)品種です。日本では家畜の飼料用作物のの自給率は26%しかなく(注2)、「国産牛」であっても、飼料は輸入に頼っているのが現状です(注3)。それはつまり、家畜がエサとして摂取した遺伝子組み換え食品が、回りまわって私たちの体にも確実に入っているということ。遺伝子組み換え食品は、どこに使われているのかが見えづらいところがやっかいなのです。(注1)日本で流通しているおもな遺伝子組み換え品種は、以下の通り。大豆(枝豆、大豆もやしを含む)、とうもろこし、ばれいしょ、なたね、綿実、アルファルファ、てん菜、パパイヤ( 農林水産省ホームページ より)(注2)出典:ISAAA2014、作付け面積より算出(注3)出典:農林水産省「食料需給表」 ■「遺伝子組み換えってなぁに?」子どもにこう聞かれたら、どう答えますか?そもそも遺伝子組み換え食品(GMO)の何が問題なのかと言うと、いくら安全性が保たれているとは言っても、遺伝子を操作された作物を摂取することで、人体に悪影響がまったくないとは言い切れないことです。現に「GM食品がアレルギー発症の原因になっている」ということが、大きな問題になっています。世界的にGM品種の作付面積は広がっていますが、人体や生態系への影響を懸念する声は根強く、欧州ではGMフライドポテトの不買運動が起きたり、震災があった国ではGM種子の寄付を断ったり、世界各地で強い抗議や反対の声が上がっています。知っているようで知らない遺伝子組み換えのこと。気になってきた方は、4月25日(土)から「パパ、遺伝子組み換えってなぁに?」というドキュメンタリー映画が公開されているので、ご覧になってはいかがでしょうか。この映画の監督のジェレミー・セイファート氏は、アメリカで3人の子を育てるパパであり、子育てを通して「食」について深く考えるようになったといいます。ふとしたことから興味を持った、「遺伝子組み換え作物」について知るため、家族を連れて旅に出るジェレミー。アメリカでは現在、GM食品への表示義務がないため、その存在についてほとんどの国民は知りません(注4)。この映画は、取材を通して遺伝子組み換え食品の実態に迫りながら、「どんな食べ物を、家族で選択していくのか」という答えをみつけるまでの家族の成長物語になっています。「どんな食べ物を選択するか」、それは「どんな未来を選択するか」という問いでもあります。できれば家族と一緒に観て「私たちはどうする?」と話し合ってみてくださいね。<「パパ、遺伝子組み換えってなぁに?」 公式サイト >2015年4月25日(土)より、東京・渋谷アップリンクほか全国順次公開(注4)2014年5月に、バーモント州で米国初となる「GM食品表示義務付け法」が可決され、2016年7月から施行される。
2015年04月28日スカイマークは3月2日、安全の維持・向上を図りつつ、選ばれる航空会社を目指すべく、「経営・安全改革会議」を設置したことを発表した。「経営・安全改革会議」は新生スカイマークとしての全社的な取り組み方針について議論・周知するとともに、各委員会運営の監督を行う会議で、スカイマークから代表取締役会長の井手隆司氏と代表取締役社長の有森正和氏、インテグラルから代表取締役の佐山展生氏、代表取締役の山本礼二郎氏がメンバーになっている。改善すべき課題の抽出やそれに対する解決策について、事業改善委員会、サービス向上委員会、営業推進委員会、職場環境改善委員会と、4つの委員会において部門横断的に議論する。また、安全管理体制の継続的な改善を目的に常設されている独立機関の安全推進委員会は、全委員会を安全面から監督するという。スカイマークは「経営・安全改革会議」設置にともない、「全社一丸となって、新生スカイマークを創り上げていく所存でございます」とコメントしている。
2015年03月04日Googleは2月19日、インターネットの安全を推進する公募企画「ウェブレンジャープログラム」を開始すると発表した。ウェブレンジャープログラムは、インターネットを安全に使うためのアイデアを収録した動画を募るというもの。対象は、中学生、高校生、専門学校生で、投稿された動画はYoutube上に公開される。グーグルでは、プログラムのルールとして2つのミッションを用意。1つが「みんながインターネットをより安心・安全に使えるように、君ならではの作戦を立て、遂行せよ」で、もう1つが「その活動を紹介する動画を作成し、 YouTubeにアップロードせよ」となる。優れた動画を企画・実施した5組にアンバサダー賞を用意する。受賞者は、6月にGoogle東京オフィスで開催される表彰式に招待される。プログラムの開始にあたり、ウェブレンジャープログラムの参加者を対象に、3月21日と3月22日に「ウェブレンジャートレーニングセッション」を開催する。
2015年02月20日Texas Instruments(TI)は2月12日、機能安全ソフトウェア開発プロセス「SafeTI」が、ISO 26262とIEC 61508の各機能安全規格に準拠したソフトウェアコンポーネントの開発への適合認証を取得したと発表した。今回、独立した調査機関であるTUV NORDが同プロセスの査定を行った。そして、同社では、マイコン「Hercules」用ソフトウェアコンポーネント向けに、同社の認証取得済みのソフトウェア開発プロセスに準拠して開発された「SafeTI」CSP群(コンプライアンスサポートパッケージ群)の供給も開始した。これらのCSP群は、「Hercules」ソフトウェアを使って最終システムの機能安全の認証取得を実現しようとするユーザーのために開発されたという。また、これらのCSP群には、統計解析や動的解析テスト結果、各要件へのコードのトレーサビリティ、コードの適用範囲、コード品質のメトリクスなどが含まれている。ユーザーのソフトウェアの検証作業を軽減する他、動作する製品を提供することで、最終システムの機能安全の認証取得に役立つという。さらに、同社では、これらのCSP群の開発に、LDRA(Liverpool Data Research Associates)のソフトウェア解析ツールスイートを使用している。そして、CSP群はLDRAunitを使ったテストオートメーションユニットを提供しており、付属のユニットレベルのテストケース群を独自の動作環境で実行し再現できる。加えて、HALCoGen(Hardware Abstraction Layer Code Generator)のデバイスドライバ群と、「Hercules」マイコン製品向けのSafeTI Diagnostic Libraryで利用可能となっており、製品の市場投入期間の短縮、検証作業の軽減や、ソフトウェアの認証取得作業の簡素化に役立つとしている。なお、現在、評価バージョンのCSP群や、単一ターゲットまたは複数ターゲット向けの完備した量産ライセンスは供給中。
2015年02月17日富士通エフ・アイ・ピーと富士通ソーシアルサイエンスラボラトリは1月27日、簡単かつ安全に、電子メールと同様の操作でファイル送信を実現するソリューションの販売を開始すると発表した。このソリューションは、富士通FIPが提供している暗号化ファイル伝送ツール「FUJITSU Security Solution Confidential Posting(Confidential Posting)」と、富士通SSLが提供しているメール誤送信防止製品「FUJITSU Security Solution SHieldMailChecker誤送信防止(SHieldMailChecker 誤送信防止)」を連携させたもの。従来の「SHieldMailChecker 誤送信防止」と同様、宛先などに基づき送信リスクを自動検出し、利用者に通知、再確認を促すことで、誤送信対策を行う。さらに、今回の連携により、送信リスクを通知する確認画面において、「添付ファイルを暗号化する」のチェックボックスを選択するだけで、添付ファイルのみを自動的に分離して暗号化し、安全に送信することが可能になるという。
2015年01月28日富士通は1月19日、ドライバーの安全運転を支援するウェアラブルセンサー「FUJITSU Vehicle ICT FEELythm(FEELythm)」を2015年2月より運輸業者向けに販売開始すると発表した。同製品はドライバーの耳に装着したセンサーで取得した脈波情報などからドライバーの眠気状態を検知し、本人および運行管理者に通知するというもの。自動キャリブレーションと学習機能により、バイタルデータの個人差による精度のばらつきを解消することができるという。また、長距離運行での活用が想定されており、5日間連続使用が可能なバッテリーを搭載している。運行管理システムとの連携面では、デジタコなどの車載機と接続することで、運行管理者がドライバーの状態をリアルタイムに確認し、データに基づいて最適な指示を出すことができるようになる。同社は「今後、運転者情報や緊張の条件を蓄積・分析したハザードマップなどの活用により、事前に危険予測を行い運輸業での運輸安全マネジメント支援を拡大していく」とコメントしており、3年間で7万台の販売を目指すとしている。
2015年01月19日ルネサス エレクトロニクスは1月13日、自動車向け機能安全とセキュリティの対応支援を統合した「自動車向け機能安全・セキュリティサポートプログラム(Safety and Security Support Program for Automotive)」の提供を開始すると発表した。同社は、自動車向け事業で世界中のあらゆるアプリケーションから蓄積したユースケースと、これまでのデバイス開発のノウハウを併せてデータベース化している。このデータベースを活用し、システム構成に合わせた安全分析や安全を考慮したセキュリティ脅威分析のツールを同プログラムによって提供するという。これにより、規格が求める最適なアーキテクチャやコモンセンスを簡単に開発へ反映することができる他、安全分析・セキュリティ脅威分析の作業軽減も可能となるとしている。同プログラムでは、ハードウェア安全要求やセキュリティ要求を構築する際の、ハードウェアに密接に関わる部分のソフトウェアが提供される。具体的には、CPU自己診断、各種診断、およびセキュリティ機能を実現するソフトウェアが提供され、機能安全の場合はセーフティアプリケーションノートや安全分析と、車載セキュリティの場合では脅威分析とそれぞれ相関が取られており、開発プロセスとの親和性を高くしている。ユーザーは、これらの内容に従うだけで、システムの構築に必要な診断ソフトウェアの開発などを簡単に実現でき、アプリケーションソフトウェアの開発など、他の業務に注力できる。ルネサスには、150名を超える機能安全管理者やレビュワの有資格者を有し、製品開発に携わっている。また、セキュリティに関してもICカードなど多くの知見を持ったエキスパートを有し、自動車向けの標準化活動にも貢献している。同プログラムでは、このようなノウハウ・英知を結集した確証方策レポートや検証レポートといった作業成果物も一括して提供される。また、必要に応じその検証支援、教育(e-ラーニング)やコンサルティングも行われるという。同社では、これらのソリューションを提供し、ユーザの安全なシステム開発に貢献するとコメントしている。なお、同プログラムは、自動車向け半導体製品への適応を予定しており、1月30日より、ボディシステム向けソリューション「RH850」から順次提供が開始される予定。
2015年01月13日日本マクドナルドは「食の安全」に対する一般消費者の意識や関心の高まりを受けて、「食の安全」に関する数々の取り組みを行ってきた。まずは8月、オフィシャルページ内に、商品の品質および品質管理に関するQ&Aサイト「『見える、マクドナルド品質』~品質管理について、お話しします」を開設。顧客から実際に問い合わせの多い質問をまとめ、それに対する回答を掲載した。そして9月からは、同サイト内に「マクドナルド食材紀行」と題した連載をスタート。その第一弾として、日本マクドナルド用のチキン商品の加工を行うタイの工場に関する動画とレポートをアップした。○第二弾は「ビーフパティ」の製造工程を辿るそれに続く第二弾として主力商品であるハンバーガーの「ビーフパティ」(※ハンバーガーのハンバーグ部分)の製造工程に関する動画とレポートが先週掲載された。本稿は、その「ビーフ篇」の撮影風景を取材した筆者によるレポートである。11月中旬、まず筆者が訪れたのは、千葉県山武市にある「スターゼン千葉工場」だ。この工場は、マクドナルドの「ビーフパティ」のみを製造している工場であるという。-20℃に保たれた冷凍トラックから直接倉庫へと搬入された牛肉を、いっさいの「つなぎ」を使わずに練り上げ、機械によってひとつひとつ成型される「ビーフパティ」。その原材料となる牛肉は、箱に貼ってあるラベルによって原産国はもちろん、加工工場名、加工日などが厳重に管理されている。さらに、工場で製造された「ビーフパティ」はランダムに採取され、細菌や病原菌の有無など、日本マクドナルド独自の品質管理基準に則った検査を受けるという。実際、工場に併設されたラボでは、白衣を着た担当者が細菌検査を行っていた。ちなみに、この工場には実際の店舗と同じ調理設備が設置されており、そこで実際に調理したのち「味」のチェックと評価も行われているのだという。データの管理も重要だが、最後に信頼できるのは、人間の「舌」ということだろう。11月下旬、次に筆者が訪れたのは、牛肉の輸出元のひとつ――オーストラリアの「テイズ・オーストラリア」社だ。1946年より精肉業に携わってきたテイズ家と精肉加工会社が共同出資で設立した「テイズ・オーストラリア」。筆者が案内されたのは、この「テイズ」社のブリスベン郊外にある工場だった。と畜から冷却、加工・包装、そして輸送に至るまでを一手に担うこの工場。白衣に白長靴、そして髪の毛の落下を防止するネットを装備したのち入場した工場の内部は、始業前の入念な清掃作業の最中だった。作業台はもちろん、床や天井に至るまで徹底的に清掃する作業員たち。そして、始業と同時に「枝肉」と呼ばれる牛の塊がそこにゆっくりと運び込まれていく。流れ作業で一体一体ていねいに切り分けられていく「枝肉」。その手さばきは、実に鮮やかなものだった。なお、始業前には、工場の検査官が清掃状況を逐一チェックしてまわり、作業台や枝肉の表面からサンプルを採取。それらは、第三者機関である「シンビオ・アライアンス」社に毎日送り届けられ、そこで細菌検査や感染症の有無など、厳重な検査を受けることになるのだという。その後、筆者ら一行が向かったのは、工場から車で2時間ほどの距離にある牧場――オーストラリアの一般的な牧場「ブラック・ソー・アンガス」だった。見渡す限り広大な平原が広がる土地。門を潜り抜けてからしばらくすると、放牧された牛たちに取り囲まれる。筆者がイメージしていた「牧場」とは、少々勝手が異なるようだ。そう、このように「牛舎」を用いず、牧草地をローテーションしながら牛を自由に育てるのがオーストラリアの流儀なのだ。牧場管理者は言う。「ストレスこそが、牛の品質にとって最大の敵なのです」。ただし、自由とは言っても、牛たちの耳たぶには2006年から全州で義務付けられている電子タグが取り付けられており、そこには牛の生年から病歴まで様々な情報が記録されている。しかも、出生牧場からと畜までの移動履歴が中央のデータベースで一元的に管理されており、万が一の時に遡れるよう厳密な「トレーサビリティー」が確保されているのだ。そもそも、日本のみならず世界100カ国以上の国々に牛肉を輸出している畜産大国オーストラリア。かの国にとって自国の牛肉の安全と品質管理は、文字通り国をあげて取り組むべき最重要事項なのだろう。工場や牧場主らによる不断の努力と、それをサポートする検査機関、そして国が一体となって取り組む安全と品質管理。世間を騒がせた中国の鶏肉問題とは、そもそもの成り立ちや考え方が違うのだ。一連の取材を通して筆者が感じたのは、そんなごく当たり前の結論であった。なお、これらの現地の様子やさらに詳しい情報は、日本マクドナルドのホームページに随時アップされているのでそちらも合わせてチェックしてもらいたい。自社商品の安全と品質に関する詳細な情報の開示と、原材料およびその工程の透明化を推進すること。日本マクドナルドの今後の取り組みに、引き続き注目したい。
2014年12月26日Alteraは11月25日(現地時間)、欧州の安全関連電子システムの大手企業であるNewTecを通じて、機能安全開発ボードとFPGAリファレンスデザインを提供すると発表した。今回発表のボードとリファレンスデザインは、AleteraのTUV Rheinland認証FPGA、ツール、およびIPを統合しているため、ユーザーは認証を前提としたFPGAベースシステムの設計を行って、開発期間を短縮できるようになる。また、機能安全データパッケージには、包括的なデバイスサポート、機能安全システム設計のために強化されたソフトウェアデザインフローおよびIPが含まれており、FPGA「Cyclone」を使用する設計全体にわたり、リスクを低減し、コスト効率良く、安全重視システムの要件を満たすことが可能になる。さらに、機能安全ボードとリファレンスデザインは、SIL 3(Safety Integrity Level 3)までのIEC 61508認証を取得している。機能安全は、入力に対応した正確な動作を必要とするシステム全体の安全の一部として定義されており、消費者の製品に対する信頼性において、重要な役割を担っている。そして、IEC 61508認証は、電気、電子、あるいはプログラマブル電子システムにおいて、システムもしくは機器の一部が、ある条件下で障害を起こしうる可能性に基づいて評価された業界標準の安全指針に準拠する安全機能を実行できることを保証する。なお、機能安全ボードとリファレンスデザインは、現在、NewTecより評価用に提供されている。
2014年11月28日トヨタ自動車は11月20日、駐車場での安全・支援技術として2つの新技術を開発したと発表した。今回、事故全体の約30%が発生している駐車場での安全性向上のため、ペダル踏み間違い・踏み過ぎによる事故被害を軽減する「インテリジェントクリアランスソナー(ICS)」に、アクセル・ブレーキペダル操作に関係なく低速取り回し時における衝突回避・被害軽減を支援する新たな機能を追加した。さらに、車体周囲の安全確認をサポートする「パノラミックビューモニター」に障害物の確認をより容易にした新たな画面モード「シースルービュー」機能を追加した。「ICS」では、機能を拡張し、踏み間違いなどによる急発進時に、クリアランスソナーで障害物を認識して衝突被害の軽減を図る。具体的には、センサの増設と検出距離の延伸により、検出範囲を拡大するとともに、制御ソフトを改良し、従来のペダル踏み間違いによる衝突被害の軽減だけでなく、駐車場内の低速での移動や、車庫入れなど、ペダルの誤操作がない場合にも隣接車両や障害物との衝突回避や被害軽減を支援できるようにした。また、駐車支援機能「インテリジェントパーキングアシスト2(IPA2)」では、従来のIPAにICSと連携した自動ブレーキによる「衝突回避/被害軽減支援機能」の他、複数回の前後移動が必要な狭い駐車環境において、自動でステアリング操作を行う「切り返し支援機能」、前後が狭い縦列駐車空間からの出庫を半自動で行う「縦列駐車時の出庫支援機能」を追加した。これらにより、駐車場での使用性を大幅に向上させている。そして、ナビ画面に表示する機能として、従来の車両を上から見下ろしたような映像の「パノラミックビューモニター」に、「シースルービュー」を新たに追加した。スイッチ操作で車両の外側から見下ろしたような映像を表示する従来の「ムービングビュー」と、ドライバーの視線で車両を透かしたような映像を表示する「シースルービュー」が選択できる。シースルービューでは、ムービングビューと比較して、障害物を大きく見やすい映像として表示できる。なお、これらの新技術は2015年に発売する新型車に採用される予定。
2014年11月21日ニュージーランド航空は10月24日、同社機内安全ビデオの最新作となる「壮大すぎる機内安全ビデオ」の日本語版を公開。この新作は、映画「ホビット」シリーズの完結編である「ホビット 決戦のゆくえ」公開にちなんだもので、映画「ホビット」全3作品に出演しているキャラクターたちも登場している。○映画「ホビット」のスタッフも参画本ビデオは6日間をかけて、「ホビット庄」やセントラル・オタゴなど、映画「ホビット」シリーズのロケ地をはじめ「中つ国(ニュージーランド)」各地で撮影。衣装や150以上の特殊メイクを担当したウェタ・ワークショップや、特殊視覚効果の技術をもつウェタ・デジタルなどのクリエイティブスタッフも、本ビデオの制作に関わっている。映画「ホビット」シリーズのピーター・ジャクソン監督は、「この新しい贈り物は、映画の出演者やロケ地と、ニュージーランド航空のユニークなパーソナリティとを上手く結び付けています。私自身、ワイティティ監督やチームのメンバーとともにビデオに出演できて、非常に楽しかったです。機内でこのビデオが観られるのを楽しみにしています」とコメントしている。「壮大すぎる機内安全ビデオ」は、ホビットをテーマに制作したニュージーランド航空の機内安全ビデオ第1弾「思いがけないブリーフィング」の続編。前作は1,200万以上のオンライン視聴を獲得し、メディアやSNS等でも大きく取り上げられた。今回はさらに、ニュージーランド航空の機内安全ビデオに日本人として初めて、横浜ベイスターズの清水直行選手がカメオ出演している。清水氏はニュージーランド野球連盟ゼネラルマネジャー補佐兼ニュージーランド代表統括コーチで、7月にはニュージーランド航空、ニュージーランド政府観光局、オークランド観光局の協力のもと「ニュージーランド観光大使」に就任した。これまでのニュージーランド航空の機内安全ビデオには、冒険家ベア・グリルスを起用した「ベア・エッセンシャルズ」、ベティ・ホワイトが登場する「昔ながらの機内安全説明」、そしてフィットネス番組で知られるリチャード・シモンズ主演の「フィット・トゥー・フライ」などがある。同社の機内安全ビデオに関するオンライン上のヒット数は、これまでのすべての作品を併せると合計で3,000万件以上にもなっている。
2014年10月24日ソフトブレーン・フィールドはこのほど、全国の既婚女性933人を対象に実施した「食の安全」についてのアンケート結果を明らかにした。調査期間は8月22日~28日。食品購入時に気にすることについて尋ねたところ、1位は「産地」(27.9%)、2位は「価格」(27.5%)で、わずかながら「産地」を気にする人が「価格」を上回った。3位は「鮮度」(19.4%)、4位は「味・おいしさ」(13.9%)となっている。食品を購入時にどのような行動をしているか聞くと、1位は「産地を確認する」(67.4%)、2位は「食品添加物が大量に入っている商品を避ける」(59.5%)、3位は「信頼できるお店を利用」(56.6%)だった。具体的には「地元のものを買うようにしている」「子供が口にする食材は多少価格が高めでも国産を選ぶ」などの意見が寄せられた。食の安全性を気にしているかを聞いたところ、「常に気にする」との回答が50.3%で半数以上を占めた。「食材によって気にする」(48.3%)という回答も多く、具体的に安全性が気になるカテゴリーについては、1位が「精肉」(89.2%)、2位が「鮮魚」(83.2%)、3位が「青果」(78.6%)だった。安心・安全な食品を購入できるとしたら高くても購入するか尋ねたところ、「高かったら購入しない」はわずか7.7%で、9割以上が「高くても購入する」と回答した。どの程度の金額まで許容できるか聞くと、「10%程度なら高くても購入する」が41.1%。ついで「5%程度」が29.9%、「30%程度」が13.9%となった。世代別に見ると、30代では10%程度~2倍以上でも購入するとの比率が55.2%だったのに対し、40代では62.0%、50代以上では69.8%と、30代と50代以上では14.6ポイントの差が開く結果となっている。
2014年10月03日化粧品は女性が毎日使うものだから、やっぱり安全性にはこだわりたいですよね。ただ、いくら安全でもその使い心地が物足りなければ、満足はいかないもの。その両方を兼ね備えたスキンケアアイテムが、「スキンピース」です。「スキンピース」は、デリケートな赤ちゃんから肌が弱い人も使用できるように、口に入っても安心なレベルまで「徹底無添加」にこだわっているスキンケアブランド。また、「100%食べ物成分」を使用し、食べられるレベルの究極の安心を実現。それが、肌に栄養を与え、元気にしてくれるそう。このようなこだわりは、ときに刺激となったり、使い続けることで正常な肌の機能を乱す化学物質を一切排除するため。さらに放射性物質の抽出検査なども行い、徹底した安全性を追求しているから、安心して使うことができますね。「スキンピース モイスチャライフ フェイスローション」は、セラミド、コラーゲン、ヒアルロン酸をはじめとする15種類もの保湿美容成分が、一度でぐんぐん潤って、毎日不安定に変化する肌を元気に立て直してくれる化粧水。赤ちゃんから敏感な肌の人まで、肌状態を選ばず幅広く仕えるから、赤ちゃんと一緒に使ってもよさそうです。「スキンピース モイスチャライフ フェイスクリーム」は、外気の湿度によって、肌への付着量を自動調節し、疲れた肌にまっすぐ栄養を届け、乾燥・肌荒れを防ぎ、ふっくらとツヤのある肌に導いてくれます。100%食べ物由来の美容成分で、バリア機能と保湿持続を強化。乾燥・肌荒れを寄せ付けないうえ、赤ちゃんに使えるほど徹底したやさしさで、目の周りなどのデリケートな部分でもたっぷり使えるのもうれしいですね。これらのアイテムは、贅沢にたくさんの食べ物由来成分を配合しているにも関わらず、使い続けやすい価格帯なのもポイント。さらに、アフリカ・ベナン共和国のシアバターを使用することで、現地の経済自立を支援しています。資源の少ない途上国に産業を作ることで、「自立」と「子どもたちの幸せ」を支援するために、アフリカのベナン共和国からシアバターを化粧品原料として輸入しているのです。肌に優しい「スキンピース」のアイテムを使うだけで、途上国を応援できるというこの仕組み。肌にいいスキンケアを使うだけで、現地の子どもたちの役に立てるというのは本当にうれしいことですね。肌にはもちろん、赤ちゃんにも、そしてアフリカの子どもたちにもやさしい「スキンピース」、ぜひ使ってみては?・スキンピース 公式サイト スキンピース モイスチャライフ フェイスローション スキンピース モイスチャライフ フェイスクリーム
2014年03月26日JR東日本はこのほど、2014年度から5カ年にわたって取り組む「グループ安全計画2018」を策定し、その概要を発表した。「安全文化を根付かせる」「安全マネジメント体制を磨く」「着実にリスクを低減させる」「安全設備重点整備計画を推進する」の4項目を柱に、具体的な施策を展開するとしている。第1の柱「安全文化を根付かせる」は、事故や事象を正しく報告することや、原因究明の際にさまざまな意見を出し合って議論することなど、JR東日本グループがこれまで培ってきた安全文化をさらに育てるとの意味。正確な運行を守ろうとするあまり、安全確認の手順をおろそかにすることがないよう、「危ないと思ったらまず列車を止める」をグループ全体の確固たる行動規範として徹底するとした。第2の柱とした「安全マネジメント体制を磨く」は、安全を担う人材を育て、安全の技術・知識などを継承することを指す。各部門の経験豊富なOBを、「安全の語り部」として組織し、現役世代への経験の継承を図るという。ヒューマンエラー防止のため、ソフト・ハード両面のシンプル化も推進。複雑なルールや多くの操作を要する機器類はヒューマンエラーを招きやすいことから、安全ルールの絞込みや機器類の仕様統一などを行う。3本目の柱「着実にリスクを低減させる」では、部内原因による事故をゼロにするとともに、自然災害などの外的要因による事故についても、設備強化などにより被害の最小限化を図るとした。踏切事故やホーム転落事故などについても、利用者や地域住民などと協働しつつ総合的な施策を展開するという。最後に掲げた「安全設備重点整備計画を推進する」の項目では、安全設備の整備に5年間で1兆円を投じると表明。大規模地震への対策に引き続き取組むほか、災害時の異常を運転士に知らせる装置や許容速度超過時に自動的にブレーキを作動させる保安装置などの導入を進める。山手線の一部駅に導入したホームドアについても、全23駅での整備を完了するほか、他の線区での整備計画を立て、順次整備を進めるとしている。
2014年02月06日セコムはこのほど、同社Webページにて「年末年始の安全チャックのポイント」を掲載した。同社では年末年始を前に、12月28日~2013年1月4日を「特別安全体制強化期間」に設定、より厳重な警戒と予防対策を講じていくとしている。同時に、この時期に発生しやすい事故や留意したいポイントなどをまとめ、Webに掲載。各人のいっそうの注意喚起を呼びかけている。『防犯 CHECK POINT!』の「強盗対策」では、侵入強盗の認知件数は減少傾向にあるものの、住宅を対象とするものは全体の約2割。これは全体の約6割を占める商店に次いで数多く発生しているため、注意が必要としている。家屋への犯人の侵入手段のトップは、なんと「無施錠状態」、次いで「ガラス破り」となっている。「玄関や窓の防犯対策」としては、何よりもまずは「施錠の徹底」、そして窓ガラスのチェックおよびその強化の必要性を指摘している。『防火 CHECK POINT!』の「可燃物・不審物の取り扱い」については、出火原因のトップが放火であることから、自宅周辺に可燃物が放置されていないか点検し、不要品は早めに処分するよう促している。そのほか、詳細は同社Webページで確認できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月20日食の安全・安心に注目が集まる今、「農」と「食」をテーマに、女性ならではの感性を生かしたはたらき方をはじめる女性が増えている。2012年10月、札幌で開講した社会人向けのスキルアップ・セミナー「実学!6次化リーダー養成塾 in SAPPORO」には、酪農家や飲食店オーナーなど、さまざまな分野で活躍する女性たちが集まった。農水省が仕掛け人となって全国各地で開催されるこのセミナーのテーマは「6次産業化」。農業などの1次産業と、2次(加工)・3次(販売)産業との垣根をなくそうという考え方で、ファーマーズマーケットのように生産者の顔が見える野菜を販売したり、地場産の食材を使った商品を提供する農村カフェを開いたりと、全国各地であたらしい取組みがはじまっている。子育てや食関係の仕事についた経験から、食の安全・安心を守りたい!という思いをもった女性が多く、セミナー参加者のひとりは札幌市内で「食育」をテーマにしたアンテナショップの開業をめざす。ほかにも、野菜ソムリエの資格を取得してフードコーディネートや食材販売の事業をはじめるなど、女性ならではの洗練された感性を原動力に、自分らしくはたらくライフスタイルが定着してきているそう。2013年1月には、東京でも新講座を開講予定!気になる人は、 公式サイト をチェック。(※東京版の詳細は、11月中旬アップ予定)【札幌近郊にお住いのWoman.excite 読者限定追加募集】すでに募集定員に達した「実学!6次化リーダー養成塾」ですが、今回、Woman.excite 読者限定で追加受講を受付します。■「科目2」開講日:11月10日(土)、11日(日)/24日(土)、25日(日) ※12月開校の「科目3」からのご受講も受け付けます。■開講場所:札幌大通り「ドリノキ」(南北線「大通」駅直結)■追加募集数:5名(Woman.exciteをご覧の女性の方限定)■お申込み方法:事務局のメールアドレス(info@notosoken.jp)まで、「お名前・メールアドレス・お電話番号・ご希望の参加日」をご連絡ください。※セミナー内容の詳細は こちらをチェック
2012年10月31日「日経BPコンサルティング」は21日、「食の安全・安心ブランド調査」の調査結果を発表した。この調査は、食べ物や飲み物を製造・販売する企業や、外食関連企業・店舗など300ブランドの「安全・安心」イメージを消費者に聞いたもの。6月27日~7月22日にインターネットアンケートとして行われ、2万2,537件の回答を得た。「食の安全・安心ブランドスコア」で首位となったのは、2011年の同調査で20位だったキリンビール。認知、利用、イメージ、利用意向、推薦意向、安心の6指標のうち、認知度を除く5指標が昨年の結果を上回った。2位は昨年1位のサントリー。6指標の結果はいずれも昨年と同レベルを維持し、0.1ポイントという僅差でキリンビールに続いた。「食ブランドの安心イメージ」について聞いたところ、66.8%が「気にする」(非常に気にする+気にする)と回答。「気にしない」(まったく気にしない+気にしない)は1割未満に止まった。「外食店や中食店で提供される食品の原材料に対する意識」への質問では、54.1%の人が「気にする」(非常に気にする+気にする)と回答した。調査結果の詳細、自由回答の例などは「日経BPコンサルティング調査報告書・書籍のページ」で閲覧できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月26日