2020年8月17日、歌手で俳優の山下智久さんが、一定期間の芸能活動自粛処分になったことが発表されました。所属事務所によると、山下さんはアイドルグループ『KAT-TUN』の亀梨和也さんや知人男性と飲食店を訪れた際、酒を提供する店で居合わせた未成年の女性と席をともにしてしまったのだそう。山下さんたちは、店側から女性が「成人している」と紹介を受けており、また飲酒の有無も把握していなかったといいます。この騒動には、さまざまな人が意見を述べました。活動自粛処分となった山下智久対する加藤浩次の『指摘』に、称賛の声活動自粛処分になった山下智久対するカズレーザーの発言が「的確」と話題に武井壮「お店には、客が未成年かどうか確認する義務がある」同月23日に放送された情報番組『サンデー・ジャポン』(TBS系)に出演した、タレントの武井壮さん。この騒動を受け「未成年との飲酒を避けるために、どのような対策を取っているのか」という質問に「怪しいと思ったら、お店に相談するべき」と答えました。明らかに若いなという子がいても「大丈夫?何歳?」なんて聞いてしまうと場がシラケてしまう。なので、トイレにいく時とかにお店の人に「ちょっと、あの子の年齢だけ確認しておいてもらってもいい?」ってお願いして。お店はだって、未成年を入れちゃいけないから、確認する義務があるわけじゃないですか。サンデー・ジャポンーより引用また、司会を務めるお笑いコンビ『爆笑問題』の太田光さんは、「反社会勢力との話とも通じるよね」と武井さんの対策方法に賛同。武井さんも「僕が『反社会勢力の人ですか?』なんて確認するわけにもいかないし」と、改めて自分で相手の身分を確認することが難しいなら、お店の人に確認させるべきだとしました。さらに、コメンテーターとして出演していたモデルの『みちょぱ』こと池田美優さんは、芸能人としてマナーやモラルを守る行動を徹底しているとのこと。私、1人でも知らない人がいたら「いかない」っていいます。いっぱい人がいるのが怖いし、信用できないので。年齢以外にも、自分の話ができなくなると思うので、地元の飲み会でも『友達の友達』とかがいたら絶対にいかない。サンデー・ジャポンーより引用池田さんの徹底した対策ぶりに、スタジオ内からは「えらい!」と声が上がっていました。番組の視聴者からは、さまざまな声が寄せられています。・武井さんの発言は、まっとうな意見だ。店側にしっかりと身分証を確認させるべき。それが自分自身と未成年、どちらの身も守ることにつながるよね。・みちょぱさんの行動が、芸能人であることを意識し徹底されていて、好感度が上がった。・最近の若い子は本当に大人びているから、今回のような騒動を繰り返さないためにも、客全員に身分証を見せてもらうようにしてもいいと思うな。未成年の飲酒の問題は、芸能人だけの問題ではありません。未成年の身を守るためにも、飲み会に参加している大人と酒を提供する店で、未成年が飲酒する場を作らないように協力しあうことが大切ですね。[文・構成/grape編集部]
2020年08月23日実業家の前澤友作さんが、2020年6月5日にTwitterを更新。ネット上で誹謗中傷を見かけた時に、どうするべきなのか持論を展開しさまざまな意見が交わされています。前澤友作「誹謗中傷を見かけたら…」同年5月23日に、プロレスラーの木村花さんが亡くなりました。木村さんは生前、SNS上で不特定多数から酷い誹謗中傷を受けたようです。ネット上では、木村さんの死を受けて多くの著名人が誹謗中傷をやめるよう訴えています。前澤さんも、分かりやすい例を交えて、誹謗中傷をやめるよう声を上げました。飲酒運転しようとする人を見かけたら、注意して止めます。止めないと周りの人まで飲酒運転ほう助で罪に問われる可能性もあります。誹謗中傷を見かけたら、僕は見過ごすのではなく止めたり注意します。場合によっては法的措置もとります。どこかで大事故になってからでは遅いので。— Yusaku Maezawa (MZ) 前澤 友作 (@yousuck2020) June 4, 2020 「もし飲酒運転をしようとする人がいたら、注意をして運転をしないよう止める」という前澤さん。誹謗中傷を見かけた際も、同じく注意をするといいます。誹謗中傷は飲酒運転と同じく人を傷つけ、時に命を奪う原因になることすらあるものです。それだけ、誹謗中傷も危険で罪の重いものだと前澤さんは訴えたいのでしょう。前澤さんの投稿を見た人たちからは、「分かりやすい」などのコメントが寄せられていました。・まさにそれ。分かりやすい例えをありがとうございます。・本当その通りだと思う。当たり前のことなのにね。・いじめを見て見ぬふりをするのと同じだと思う。誹謗中傷は、相手の心を深く傷つけるもので許される行為ではありません。もしネット上で誹謗中傷を見かけたら、見て見ぬふりをするのではなく注意をして心に傷を負う人が増えないようにしたいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年06月06日一般的には妊娠5週から6週ごろに吐き気や嘔吐、全身の倦怠感といったつわりの症状が現れ始めると言われています。しかし、つわりの症状は個人差が大きく、妊娠超初期は目立った症状もないことから、妊娠に気がつかずに飲酒してしまったという方も少なくありません。妊娠初期に飲酒してしまった場合、生まれてくる赤ちゃんにどのような影響があるのか、妊娠中の気をつけたい飲み物などと一緒にお話ししたいと思います。 アルコール代謝の仕組み口から入ったアルコールは胃や小腸で吸収され、血液を介してまず肝臓に送られます。肝臓に送られたアルコールは、酵素によって「アセトアルデヒド」という物質に分解されます。アセトアルデヒドは飲酒したときに顔が赤くなったり、動悸や吐き気、頭痛などの原因となる物質です。さらにアセトアルデヒドはまた別の酵素によって「酢酸(さくさん)」へと変化します。肝臓でできた酢酸は、最終的には体の外に排出されます。肝臓で分解しきれなかったアルコールは、全身を巡り、再び肝臓に戻って分解されますが、一部は、体内で処理されないまま、尿や汗、呼気となって、体の外に排出されます。 摂取したアルコールの約90%は肝臓で分解されます。女性ホルモンであるエストロゲンが肝臓を守る作用があり、男性よりも肝障害が少ない半面、女性は男性よりも小柄で肝臓も小さいので、アルコールによる肝障害は男性よりも早く出ると言われています。 妊娠中の飲酒が赤ちゃんに与える影響アルコール飲料から摂取されるアルコールのほとんどはエタノールです。妊娠中に飲酒すると、エタノールは分子が小さいので容易に胎盤を通過し、おなかの中の赤ちゃんに移行します。おなかの中の赤ちゃんの肝臓は未熟で、アルコールを分解する機能が低いため、さまざまな影響が生じるおそれがあります。 妊娠中、ママが習慣的に飲酒していると、「胎児性アルコール症候群(FAS:fetal alcohol syndrome)」の赤ちゃんが生まれる頻度が高まります。胎児性アルコール症候群の赤ちゃんは、①成長障害②精神遅滞③種々の奇形の3つの徴候がそろっている場合を言い、わが国の研究では、1~2万人に1人の頻度と考えられています。 胎児性アルコール症候群は、1日に、ビールでは中瓶約2.5本(1,250ml)、清酒では約2合(400ml)、ウイスキーではダブル約2.5杯(150ml)、ワインではグラス約4杯(500ml)以上を摂取することで発症の頻度が高まると言われていますが、これよりも少ない量でも胎児性アルコール症候群を発症した例もあるため、どのくらいまでならアルコールを摂取しても良いということが言えないため、妊娠中の飲酒は控えたほうがよいでしょう。 そして、赤ちゃんの奇形は妊娠初期、発達遅延や中枢神経系の機能不全は妊娠後期のアルコール摂取に関連があり、また、妊娠中のアルコール依存は、乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症リスクを増加させるという研究結果もあるようです。 超妊娠初期のアルコール摂取は大丈夫?はじめにお話ししたように、妊娠の徴候に気づかず、妊娠超初期にアルコールを摂取してしまったという方も少なくないのではないでしょうか? 妊娠超初期というのは、妊娠0~4週、つまり着床前の段階を指します。アルコールによる胎児の異常は妊娠4週以降すべての期間に起こりうるとされており、妊娠超初期のアルコール摂取は問題ないと考えられています。 ノンアルコール飲料や養命酒は飲んでもOK?酒税法では、アルコール分が1度以上含まれているものを酒類と定義しているため、含有アルコール量が1%未満の飲み物はノンアルコール飲料として販売されています。つまり、「ノンアルコール」と銘打った飲料でも、アルコールがわずかに含まれているものもあるため、妊娠中は飲まないのがベストです。また、滋養強壮や栄養補給を目的とした薬用養命酒なども、アルコール分を含んでいるケースがあるため注意が必要です。 一方、料理に使用する料理酒やワインなどは、焼く、煮るなどの加熱中にアルコールが飛んでしまうようなお料理に使用する分には問題ありません。お料理に使用するアルコールは、普通に飲酒するときの量に比べて少量ですが、やはり使い過ぎには注意しましょう。 まとめ妊娠中の飲酒がよくないとわかっていても、妊娠していると知らずに飲酒してしまうことはあります。しかし、妊娠を予定している場合や妊娠している可能性があるときは、飲酒を控えるのがベストです。また、飲酒により生活リズムや食生活のバランスも乱れる可能性もありますので、規則正しい生活を送るよう心がけましょう。 監修者・著者:助産師 REIKO医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2020年03月08日クリスマス、お正月と、年末年始はお酒好きにとっては誘惑が多い時期です。ふと、「授乳中だけど、ちょっぴりなら飲んでも大丈夫かしら……?」と思った大酒飲みの私。授乳中にお酒の誘惑に負けた結果、大変な結末を迎えることになってしまいました。そのときの体験をお伝えしたいと思います。 授乳中の飲酒はOK? 助産師さんの見解「ネットには“少量なら大丈夫”とかいろいろなことが書いてあるけれど、お酒の強さは個人差があるし、大丈夫だと確証できないから飲酒はすすめられないわ」というのが、子育て支援センターで会った助産師さんからのお言葉でした。私はお酒の勉強会に出向くほどのお酒好きなのですが、子どもが立て続けに生まれ、気がつけば3年近く断酒状態でした。2番目の子どもが生後10カ月になったころ、ちょっとだけお酒が飲みたくなってきたのですが……。 「ちょっとだけ」で終われなかった!ある日、実家に子どもたちを預けて夫婦でディナーに行けるチャンスが! こんな機会は滅多にありません。そしてお店はイタリアンで、ワインが欲しくなりました。「あとでおっぱいを搾ればいいか……」と、はじめは1杯だけのつもりが「あと1杯だけ……」と、気がつけばビール1杯とワイン3杯も飲んでしまったのです。お酒ならではのふわっとした心地よさに、判断力も大鈍り。しかしこの後、助産師さんの言いつけを守らなかった私にまさのバチが当たったのです。 子どもが発熱! 役立たずの酒おっぱい非日常を楽しんだあと嬉々として家路につくと、なんと乳飲み子が38度の発熱! しかし、最強アイテム・おっぱいが使えません。ミルクをあげても、抱っこをしても、子どもはグズグズしておっぱいに顔をこすりつけてきます。私は「ごめんよぉぉ……」と申し訳なく思いながら、この日は徹夜で抱っこしました。8時間後に耐えきれず授乳してしまいましたが、「大丈夫かなぁ……」と内心ハラハラで、断酒時の何倍もストレスを感じるはめに。私はこれに懲りて、断乳まで禁酒を決意したのでした。 「飲酒はすすめられない」という助産師さんの助言をちゃんと守っていれば、こんなことにはならなかったのに……という、授乳中の飲酒失敗エピソードでした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:吉田麻里関西在住。1歳と3歳の兄弟を育児中。夫は激務で、実家は遠方、いわゆるワンオペ育児を遂行中。趣味は、お金をかけずに楽しむ方法を模索すること、街歩き、日本酒のきき酒。
2019年12月23日映画『E.T.』で主人公エリオットを演じたヘンリー・トーマス(48)が米国時間21日夜、飲酒運転で逮捕されていたことがわかった。オレゴン州のテュアラティン警察の発表によると、この日の午後8時30分頃、交差点の中央部分で車が止まって動かないという通報があった。警官が急行し、停車した車の中を確認すると、酒に酔ったトーマスが気絶するように眠っていたという。トーマスはワシントン郡刑務所に移送され、翌日保釈された。スティーヴン・スピルバーグが制作・監督し、1982年に公開された『E.T.』は全世界で大ヒット。当時11歳だったトーマスも一躍人気子役の仲間入りを果たした。その後は味のある脇役として『レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い』や『ギャング・オブ・ニューヨーク』などの映画作品をはじめ、テレビシリーズ、短編映画に出演。現在に至るまでコンスタントに活躍している。
2019年10月23日筋トレに集中したい、でもお酒も飲みたい…。そんなジレンマに陥ったことはありませんか?ストレスを溜めずに両立させるためには、コツを知っておくのが大切です。スポーツインストラクターのよっしー先生に、筋トレと飲酒の関係について聞きました。飲酒が筋トレに与える影響筋肉の合成が遅くなる筋トレ期間中に飲酒をするとアルコールの分解にたんぱく質が使用され、筋肉の合成が遅くなってしまいます。たんぱく質は本来、筋肉の修復に使われます。ですが飲酒をすると体内のアルコールの分解に使われてしまうので、筋トレをしているにもかかわらず、筋肉がつくのが遅くなる悪循環に陥るのです。負荷を上げづらくなる飲酒によって体内でアルコール分解が始まると、疲労回復が遅くなり、トレーニングの負荷を上げづらくなります。具体的には、例えば内臓が疲労しやすくなり、睡眠が浅くなることが考えられます。筋トレでしっかり負荷をかけたい時、頑張りきれないということが懸念されるのです。飲酒の量について飲酒による身体への影響は個人差がありますが、基本的には厚生労働省が生活習慣病のリスクが高まるとしている量を一つの目安とするとよいでしょう。1日でいえば男性40g、女性20gです。頻度としては少量のアルコールを毎日摂取するよりも、1週間の中で休肝日を設定して楽しむ方がよいとされています。アルコールの分解は、量にかかわらず肝臓に負担をかけてしまいます。毎日飲酒していると肝臓が疲労するので注意しましょう。参考:健康日本21におけるアルコール対策 | e-ヘルスネット 情報提供筋トレ効果を下げない飲酒方法お酒の種類を選ぶ飲むお酒の種類を限定すれば、筋トレ効果を下げずにキープすることが可能です。ビールや日本酒などは糖分が高く、気付かないうちに余分なカロリーを摂取してしまいがちです。蒸留酒であるウイスキーやジンを選ぶと、余分なカロリー摂取を防げます。一緒に食べるものを工夫筋トレの効果を維持するためには、たんぱく質量を確保する必要があります。そのため、お酒を飲む際の食べ物に気を配ることが大切です。高たんぱく、低糖質な鶏肉、大豆製品、脂の少ない魚などを一緒に食べれば、筋トレ効果を維持しやすいといわれています。ノンアルコールドリンクを利用筋トレ期間中だから我慢!と思っても、どうしても飲みたいときはどうしたらよいのでしょう。その場合、ノンアルコールドリンクを上手に活用しましょう。肝臓を休めることにもつながるので、我慢がなかなか難しい方にはオススメの方法です。筋トレ期間中も上手にお酒と付き合おういくら筋トレに集中している期間であっても、付き合いやその日の気分によっては飲酒が必要なときもありますよね。飲酒が体に及ぼす影響や筋トレ効果を下げない飲み方を知っておけば、過度な飲酒は防げるはず。お酒と上手に付き合って、ストレスを溜めない筋トレ生活を送りましょう。よっしースポーツインストラクター
2019年10月06日「今日は飲み会があるから、車じゃなくて自転車にしよう!」と、自転車を利用する人もいるでしょう。しかし、自転車も、お酒を飲んだ状態で乗ればれっきとした『飲酒運転』になるのをご存知ですか? 自動車ほどではないですが、自転車も歩行に比較すれば当然スピードがでる乗り物。酔っている状態で乗ると大変危険です。自身が転倒したりするリスクはもちろん、通行人を引いてしまったり、自転車同士でぶつかったりすれば、周囲の人も巻き込む事故になりかねません。また、あえて、すなわち故意によらなくても、誤って他人に損害を与えてしまったなら、損害賠償義務の対象となります。 道路交通法第65条1項は以下のように定めています。 何人も、酒気を帯びて車両等を運転してはならない。(引用元:houco.com) ここで問題となるのは、酒気を帯びて、とはどの程度のことをいうのか、車両等には、どのような車両が含まれるのか、これらの解釈でしょう。 実は、自転車も車や原付と同様に『車両』とされているのです。そのうえで、自動車と自転車のいわば攻撃力の違いのようなものが、飲酒の程度に対する規制として表れています。自動車の場合飲酒運転には酒気帯び運転違反(呼気1リットルあたり0.15mg以上もしくは血液1ミリリットルあたり0.3mg以上を含んだ状態での運転)と、酒酔い運転違反(アルコールの検出量は関係なく、酔っ払って正常な運転ができない状態での運転)の2種類がありますが、自転車の場合は『酒酔い運転違反』のみが適用されます。 そうすると、自転車の飲酒運転をすると、『酒酔い運転違反』とされ、5年以下の懲役または100万円以下の罰金と、自動車と同様の罪に課されてしまうおそれがあるのです。もちろん、情状といって、『初犯なのか』、『飲酒にいたった経緯』、『注意義務はどの程度果たしていたか』など、いろんな要素は考慮されるでしょう。しかし、実際に飲酒運転をした人だけでなく、その人にお酒を提供した人やお店も同等の罪に科されるおそれがあるので、油断は禁物です。 自転車は自動車よりも気軽に乗れるものです。だからといって、安全な乗り物というわけではありません。『飲んだら乗るな』この言葉を肝に命じて、お酒を飲んだ帰りには歩いて帰ったり、タクシーで帰ったりするなどが無難でしょう。 *弁護士監修/ 虎ノ門法律経済事務所池袋支店齋藤健博弁護士(弁護士登録以降、某大手弁護士検索サイトで1位を獲得。ラインでも連絡がとれる、超迅速弁護士としてさまざまな相談に対応。特に離婚・男女問題には解決に定評。今日も多くの依頼者の相談に多く乗っている。弁護士業務とは別の顔として、慶應義塾大学において助教も勤める。) *取材・執筆/アシロ編集部 * 画像Pixtaより使用画像はイメージです自転車もダメ!酔っ払って自転車に乗るのも飲酒運転!?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。自転車もダメ!酔っ払って自転車に乗るのも飲酒運転!?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。
2018年03月31日俳優の小出恵介が8日、所属事務所の公式サイトにて、無期限活動停止を発表した。9日発売の一部週刊誌による未成年との飲酒・交遊報道を受けての措置となる。所属事務所は小出と関係者に確認し、週刊誌の報道の通り「未成年の方と飲酒及び不適切な関係を持ったことは事実」と認め、「相手の女性に関しましては、心からの謝罪と誠意をもって対処させていただく所存です」と陳謝。「弊社の監督不行き届きによるものであり、日ごろよりお世話になっております関係者の皆様、また、応援して下さっているファンの皆様に対し、多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と、責任を示した。小出は無期限の活動停止となり、これまでに撮影している作品に関しては、関係各位と協議中だという。所属事務所は「社員・アーティストへの指導・教育を徹底し、再発防止に努めて参りますので、引き続き、ご支援賜りますようよろしくお願い申し上げます」と改めて今後の対応を語った。○小出恵介コメントまず初めに、この度の私の軽率極まる行動により、関係各位の皆さまに甚大なるご迷惑、ご心配をおかけしましたことを心より深くお詫び申しあげます。そして何よりも相手の方のお気持ちを察するに、お詫びしてもしきれませんが、本当に申し訳ない気持ちで一杯です。また、直近の仕事関係の皆様、これまで出演していた作品に携わっていたスタッフの皆様、応援して下さっているファンの皆様、全ての方々への申し訳ない思いも計り知れません。ひとえに、私の社会人として、また表に出る人間としての自覚の低さ、自分自身への甘さが招いたことであり、弁解の余地はございません。今後は、全てのご批判や処罰を真摯に受け止め、私自身の取るべき責任を果たしていきたいと思います。改めまして、この度は、ご迷惑ご心配をおかけしまして本当に申し訳ございませんでした。
2017年06月08日ダウンタウンの松本人志(53)が5月14日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演し、飲酒運転の疑いで逮捕された芸人のガリガリガリクソン(本名・坂本祐介、31)についてコメントした。 各報道によるとガリクソンは12日早朝に大阪市内で酒気帯び運転の疑いで逮捕、翌13日に釈放された。番組内では、ガリクソンが車内で熟睡しているところを発見されたと説明したうえで、「社会の信頼を裏切るような破ってはいけない法を破ってしまい申し訳ございません」「ハイボールを5、6杯飲んだまでは覚えているのですが、それ以降の記憶はちょっと曖昧」というガリクソンの謝罪コメントを紹介している。 松本は、「意識がなくなるまで酒を飲むというのが、僕はまったく意味がわからない」と、ガリクソンの愚行をバッサリ。司会の東野幸治(49)が「お酒を飲むなら楽しく」と合いの手を入れると、松本は、「そう。思い出にも残らない旅行をして何がおもろいねん」と、酒を“旅行”に例えて非難した。 さらに松本は、ガリクソンが松本と同じ吉本興業所属の芸人である点にも言及。「一応、同じ所属事務所の人間としては、こういうのは……邪魔やわ!」と、不快感をあらわにした。 それを聞いた司会の東野は、「バラエティ番組に何回も出ていて、面白いんですよ」と、ガリクソンをフォロー。そのうえで、「だから余計ムカつくし、なんでやねんお前、という……」と、今回のガリクソンの行動を残念がっていた。
2017年05月14日飲酒運転は立派な犯罪であることは皆さんもご存知だと思います。お酒を飲んだ場合には、車には乗れませんので、電車やバスといった公共機関を使用して移動をすることになりますが、ほんのちょっとしかお酒を飲んでいない場合には「運転しても問題なく移動できるのになぁ……」と思うこともあるのではないでしょうか。そこで今回は、アルコール度数が弱いお酒を飲んだ場合や一口しかお酒を飲んでいない場合は、道路交通法に触れるのかどうかという点について解説してみたいと思います。*画像はイメージです:■道交法違反となる可能性がある結論からいうと、もちろんアルコール1%の飲料であっても酒酔い運転を禁止した道交法に違反する可能性があり、注意が必要です。酒酔い運転については、法律の規定の仕方がわかりにくい(条文が読みにくい)こともあって、知っているようでよくわからない、という方も多いかもしれません。まず、基本となる条文をご紹介します。 ■道交法に書かれている内容道交法第65条「何人も、酒気を帯びて車両等を運転してはならない。」ここでは、特に酒気帯びの基準は具体的に規定されていません。次に、道交法第117条の2では、酒気帯び運転を禁止した道交法65条違反の罰則を定めています。すなわち、「第65条(酒気帯び運転等の禁止)の規定に違反して車両等を運転した者で、その運転をした場合において酒に酔つた状態(アルコールの影響により正常な運転ができないおそれがある状態をいう)にあつた者は、5年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処する。」また、道交法117条の2の2では「第65条(酒気帯び運転等の禁止)の規定に違反して車両等を運転した者で、・・・身体に政令で定める程度以上にアルコールを保有する状態にあつた者は、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。」と定めています。以上の道交法65条、117条の2、117条の2の2の規定を合わせて読むと、酒酔い運転:アルコールの影響により正常な運転ができないおそれのある状態酒気帯び運転:呼気1リットル中のアルコール濃度0.15mg(政令で定める基準)以上の状態となります。 ■道交法違反となる理由道交法の酒酔い運転の要件の規定の仕方からわかるとおり、「どれくらいの量のお酒を飲んだか」は基準ではなく、検出されたアルコール濃度の程度や正常に運転できる状態かどうかが基準とされています。したがって、たとえアルコール1%の飲料であっても、体調等により正常な運転ができないおそれがある状態に陥った場合、酒酔い運転と認定される可能性があります。また、そこまで酔っていなくとも呼気1リットル中のアルコール濃度0.15mg以上が検出されれば、酒気帯び運転と認定される可能性があります。飲酒運転による悲惨な事故が相次いだ影響で、現在は、飲酒運転に対する厳罰化が進んでいます。アルコール度数が低いからといって、決して油断せず、飲酒運転は絶対に控えましょう。また、飲酒した翌日でもアルコールが抜けきっていない場合もあるので、こちらも注意が必要です。 *この記事は2015年5月に掲載されたものを再編集しています。*著者:弁護士 星野宏明(星野法律事務所。不貞による慰謝料請求、外国人の離婚事件、国際案件、中国法務、中小企業の法律相談、ペット訴訟等が専門。)【画像】イメージです* Lesterman / Shutterstock
2017年02月22日忘年会や新年会など、なにかと飲酒することが多くなるこの時期。当然のことながら、酒を飲んで自動車やバイクに乗ることは重大事故を引き起こす可能性があるため、厳しく禁じられています。もちろん、飲酒運転を行うような人は存在していないと思います。しかし、飲酒後数時間経過し酔いを覚まして、「もう酒が抜けた」と自動車に乗っている人は少なくないのではないでしょうか?そのようなケースでも、アルコール検知器によって規定の数値がでれば違反となります。場合によっては前夜に飲んだ酒でも警察に捕まることがあるようです。本当でしょうか?銀座ウィザード法律事務所の小野智彦弁護士に見解を伺いました。 Q.前夜の飲酒で捕まるケースもあるって本当ですか?*画像はイメージです:本当です!アルコール検知器で法定の数値が出れば、捕まります「実際にアルコール検知器で法定の数値が出てしまえば、捕まるケースは往々にしてあります。前夜ですので、基本的には酒気帯び運転ということになりますね(道交法117条の2の2第3号)。ただ、酒気帯び運転は、故意のある場合のみ罰せられますので、故意がなかったということを裏付けられれば、処罰されることはありません。例えば、飲酒からの経過時間や、睡眠時間などがちゃんとあり、酒気帯びの状態になっているとは誰も思えないという状況が立証される必要があります。そのような観点から無罪判決を下した裁判例があります(那覇地裁平成27年11月5日判決)」仮に前夜であっても、体内にアルコールが一定量残っていれば基本的には酒気帯び運転となるようです。酒飲み運転及び酒気帯び運転は重大な事故につながります。絶対にやめましょう。 *取材協力弁護士:弁護士 小野智彦(銀座ウィザード法律事務所。浜松市出身。エンターテイメント法、離婚、相続、交通事故、少年事件を得意とする。)*取材・文:櫻井哲夫(フリーライター。期待に応えられるライターを目指し日々奮闘中)【画像】イメージです*Bignai / Shutterstock
2017年01月02日年末年始、忘年会や新年会など飲酒する機会が非常に多い時期ですよね。しかしそれに伴って増加するのが酔っ払いのトラブル。12月16日には大阪市水道局の男性職員が、大阪市営地下鉄の駅員に暴行したとして現行犯逮捕されていたことが19日に報道されました。男性は職場の忘年会帰りで酒に酔っていたといいます。他にも忘年会の飲み直しなのか、電車の中でお酒を飲んでいる酔っ払いが、いきなり他の乗客に絡み始めた…。こんなトラブルに出くわした方も多いのではないでしょうか。電車内での飲酒はマナー的な観点から見ると色々と意見はありますが、法律的には適法です。しかし、電車内で酔っ払い起こしてしまった行動が、駅員や他の乗客に迷惑をかけた場合にはどうなるのでしょうか?Q.電車内で酔っ払い他人に迷惑をかけてしまった場合、違法になる?*画像はイメージです:「業務妨害罪」などに問われる可能性があります。電車内でお酒を飲む行為自体は違法ではありません。しかし、電車内で、酔いにまかせて公衆に迷惑をかけるような著しく粗野又は乱暴な言動をすることは、「酒に酔つて公衆に迷惑をかける行為の防止等に関する法律」により禁止されています(罰則もあります。)。また、例えば、駅構内や車内で大暴れをして電車を止めてしまうなど、鉄道会社の業務を妨害するような行為をしてしまった場合には、業務妨害罪に問われる可能性があります。その他に、酔っ払った勢いで駅員や他の乗客に暴力をふるってしまった場合には、暴行罪や傷害罪などの罪に問われ刑罰を受ける可能性もあります。「酔っ払っていたから…」そんな甘い言い訳は通用しないので、電車内では他の乗客には迷惑をかけないように気をつけましょう。お酒もほどほどが一番ですね。 *記事監修弁護士:多田幸生(小野総合法律事務所所属。会社法務・企業法務の豊富な経験があり、大手証券会社の法務職としての経歴を活かし、「守りの法務」だけでなく「攻めの法務」を提供。)*取材・文:伊藤あきら(AFP、クラシックカメラアンドアンティークカンパニー株式会社代表取締役。同志社大学卒業後、日本生命相互会社、HIPHOPダンサー、税理士法人を経て、現職。会社経営の傍ら、フリーライターとしても活動している。)【画像】*recepbg / Shutterstock
2016年12月20日質問:咳が増えて食欲不振、がん患者が多い家系なので胃や肺や肝臓が悪いのではないかと心配。父は昔から酒、たばこが好きで、ほぼ毎日両方を摂取しております。父は現在50代なのですが、以前に比べ咳が増えたり食欲不振なことが増えたりしていて、がん患者が多い家系ですので、胃や肺や肝臓が悪いのではないかと心配しております。考えられる病気は何がありますでしょうか。また今から飲酒・喫煙を控えることによって症状が少しは改善されるでしょうか。福岡県:やまあゆさん(25)回答:咳や食欲不振の症状についてお答えします。――症状から考えられる疾患近頃お父さまの咳が増え、食欲不振があるとのこと、ご心配ですね。また、家系的にがんの方が多いということですね。長期間の飲酒・喫煙歴があるということもあり、考えられる病気はたくさんあるのですが、まず一番注意をしなければいけないのは、ご心配していらっしゃる、がんです。体重の減少や全身の倦怠感などの症状はないでしょうか。飲酒、喫煙を毎日されるということは、口腔内のがん、食道がん、胃がん、肺がん、喉頭がん、大腸がんといった多くのがんのリスクファクターをお持ちということになります。咳の症状が続くようならまず、呼吸器内科を受診してみるとよいでしょう。呼吸器内科的な病気で疑われるものとしては、肺がんのほかに肺炎や慢性閉塞性肺疾患(COPD、主にたばこの煙が原因となって肺に炎症ができる病気)、咳喘息(気管支の慢性的な炎症で1カ月以上空咳が続くもの。大人の長引く咳の3分の1を占めているという頻度の高い疾患です)、あるいは昔の病気と思われがちですが、実は新規の感染者数が毎年一定数見られている、結核や百日咳などの可能性もあります。また、飲酒歴と食欲不振の点から、アルコール性の肝疾患などの可能性も考えられます。胃や食道等も心配ですから、消化器内科も合わせて受診されるとよいのではないでしょうか。また例えば、咳喘息とアルコール性肝障害といった、二つの病態の組み合わせという可能性もあります。もちろん、単に風邪が長引いているなど、特に大きな身体的な問題はないという可能性も大いにありますが、年齢的にも、生活習慣の点からも、急いで治療をする必要のある疾患がないかどうか、一度確認しておくことは大切かと思います。<これをきっかけに禁煙・節酒しましょう>最後に、お酒やたばこを控えることによって改善するかというご質問に関してですが、咳に関しては、たばこをやめることで気道に刺激がなくなり、多くの場合、これまでよりは減ってくると思います。ただ、完全になくなるかどうかは、咳の原因によります。しかし、病気がCOPDなどであった場合、喫煙を継続することが命取りになることもありますので、いずれにしてもこれをきっかけに禁煙をされた方がよいと思います。また、飲酒に関しては受診の結果や、これまでの飲酒量にもよりますが、最低週に2回は休肝日を設け、楽しまれるにしても少量にとどめることをおすすめします。どうぞお大事にしてください。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:寝起きで立ち上がった時に手足のしびれや冷や汗が出たりします。脳血管疾患などと何か関係があるのでしょうか?私は毎日飲酒をしておりビールをよく飲みます (350mlを2本程度)。脱水症状にならないように同時に水を2リットル程度摂取していますが、ここ最近、寝起きで立ち上がったりした時に手足がしびれたり、冷や汗が出たりすることがあります。このような場合、脳血管疾患などと何か関係があるのでしょうか?もし何かの疾患だった場合、大きな手術が必要になることはあるのでしょうか?鹿児島県:ゆかりんごさん(32)回答:飲酒と脳血管疾患の関係についてお答えします。――寝起きの手足のしびれや冷や汗について寝起きに手足のしびれや、冷や汗をかいたりすることがあるということですね。特に、手足を圧迫するような寝方をしたわけでもないのに手や足がしびれる、という場合はいくつかの原因が考えられます。朝起きた時の手足のしびれに加えて、頭痛がある場合は要注意です。脳出血や脳腫瘍がある場合には、長時間横になった後、つまり寝起きなどに脳圧が上がり頭痛が出現すると考えられています。このタイプの頭痛は朝に強く、時間がたつと軽減する傾向があるといわれます。一方、特に頭痛や吐き気などがなく、むくみなどもないのに寝起きに手足がしびれるという場合、手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)・足根管症候群(そくこんかんしょうこうぐん)と呼ばれる病気の症状であることがあります。これは、手足に伸びる神経束が圧迫されることにより起きる病気で、手根管症候群は仕事などで手先を使って細かい作業をする人に多いといわれています。また、肘やひざの神経も何らかの理由で圧迫されると手足にしびれの症状が出ることがあります。<飲酒習慣と感覚の低下>また、飲酒習慣が原因となることもあります。特に朝に多いということではありませんが、アルコールの摂取により糖尿病などを発症すると、手足に手袋と靴下をはいたような感覚をもたらす感覚低下が起きることがあります。毎日ビール700mlの飲酒量というのは健康的な飲酒量としては少し多いように思います。ビールなら一日中瓶1本、つまり500ml程度を目安にし、週2回程度休肝日を設けることが望まれます。また、アルコールを飲む時に、脱水症状を防ぐ目的で水を摂取されるのはよいことですが、一晩に2リットルは多いと思います。あまり一度に水をとり過ぎると血中のナトリウム濃度が低下する水中毒の状態となり、最悪の場合は死に至ることもありますので、真水であればコップ数杯までを目安とし、それでものどが渇く場合は電解質を含むスポーツドリンクなどを飲まれるとよいかもしれません。当然ながら、糖分のとり過ぎにはお気をつけください。寝起きの冷や汗については、はっきりした理由はわかりませんが、毎晩お酒を飲まれている関係で、血糖値が上下し、低血糖のような状態をきたしているのかもしれません。飲酒は糖尿病のリスクになりますから、もし最近、内科を受診していないようでしたら、肝機能等の確認も含め、一度受診して血液検査などを受けると安心ですね。お大事にしてください。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:飲酒歴があるため肝臓が普通の人より弱っているのではないかと不安。今後何か気を付けるべきことは?20歳の頃から子どもを産む30歳までの毎週末、大量に飲酒をしていました。1回の飲酒量は、ビールジョッキに4杯、ワイン1本、焼酎水割り2杯ほどでした。現在は全く飲酒をしなくなり、妊婦検診の時などでも、肝機能について異常は何もなかったのですが、若い頃からずっと飲んでいたので肝臓が普通の人より弱っているのではないかと不安です。今後何か気を付けるべきことはあるでしょうか?滋賀県:まりもさん(33)回答:アルコールが肝臓に与える影響についてお答えします。――アルコールが肝臓に与える影響まずは、アルコールが肝臓に与える影響について簡単にご説明したいと思います。アルコールは肝臓で代謝される化学物質ですが、人によって個人差はあるものの、アルコールを普通に飲める体質の女性が一日に飲んで肝臓に負担をかけない量は、純アルコール換算で20g、日本酒にして1合程度といわれています。これを超えた量のアルコールを飲み続けると、肝臓に負担がかかり、「アルコール性脂肪肝」と呼ばれる状態になります。これは中性脂肪が肝細胞内に蓄積されたもので、症状はないこともありますが、右上腹部の鈍い痛みがあったり、食欲不振になったりすることもあります。この時点で断酒をすれば、肝臓は完全に元に戻ります。アルコール性脂肪肝は血液検査で高脂血症、γ‐GTPやGOTの上昇などで発見されることが多く、腹部の超音波検査でも白く光って見えることが知られています。このアルコール性脂肪肝を放置しお酒を飲み続けると、アルコール性肝炎やアルコール性肝硬変と徐々に断酒しても元には戻らない、重い状態へと肝臓が変化していき、最終的には死に至ることになります。<もし飲酒を再開される場合は、休肝日を設けましょう>ご相談者さまの場合は、かなり多い量の飲酒を続けられてきたということですが、妊娠・出産の経過中にも特に肝機能について問題を指摘されていないとのことですので、おそらく肝臓が丈夫で特に何もなかったか、飲酒をやめたことで完全に肝臓が回復されたということなのでしょう。本当にラッキーだったと思います。断酒が継続できれば問題ないですが、もし再開されるのであれば、週2回は休肝日を設けて、肝臓に負担をかけない量を楽しむようにしてくださいね。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:特に発作の持病はないのですが、何の前触れもなく突然心臓発作が起きることはあるのでしょうか。特に発作の持病はないのですが、何の前触れもなく突然心臓発作が起きることはあるのでしょうか。自分の生活習慣で心配なのは「急な運動」、「食べすぎ」、「肥満」です。こういったことも原因になり得るのでしょうか?もし発作が起きた場合はどのような対処が適切でしょうか?また、普段は発作を起こさない人が発作を起こすということは、どのような病気の可能性がありますでしょうか?東京都:たもさん(32)回答:「心臓発作」についてお答えします。――「心臓発作」とは特に発作が起こる持病のない方に、前触れなく、心臓発作が起きることに関するご質問ですね。心臓発作とは冠動脈に突然異常が起きて、心筋梗塞や狭心症、重度の不整脈が続いたりする症状をいい、命にかかわる危険性もある大変に怖い状態です。確かに心臓発作というと、もともと心臓に持病をお持ちの方が起こすようなイメージがあります。しかし、実際のところそのようなことはなく、特に既往歴のない若者にも見られることがあります。また、いわゆる発作の前触れ、例えば胸の痛みや吐き気、冷や汗、左肩や背中の痛みなどに関しても、8割の人は何らかの兆候を感じているものの、残り2割の人は全く感じていなかったというデータがあるそうですから、怖いですね。心臓発作を起こしやすい原因としては、まず動脈硬化が挙げられます。動脈硬化はカロリーが高く脂質の多い食事、運動量の低下、お酒の飲み過ぎや強いストレスなどにより誘発されるため、ご相談者さまの生活には動脈硬化のリスクファクターがいくつかおありになるように思います。逆にこれらの点を改善することで、動脈硬化を防ぎ、結果として心臓発作を起こしにくくすることができると考えられます。<万一「心臓発作」が起こってしまったら>もし、万一心臓発作が起こってしまったら、まずただちに救急車を呼びます。発作を起こした人に意識があるときは、座った姿勢をとり、深呼吸をさせてください。発作を起こした人がニトロなど、医師から処方された発作止めを持っていたら、それを服用させるようにします。飲食はさせず、身体を温めて観察を続けます。意識を失ったら、一次救命処置の手順に従って、周囲の人が手当てをします。一次救命処置では、胸骨圧迫と人工呼吸からなる心肺蘇生法を行うことと、あれば除細動器(AEDなど)を使用することになります。また、普段は発作のない人が発作を起こした場合に考えられる疾患としては、狭心症の最初の発作や心筋梗塞をはじめ、心筋症や心筋炎、WPW症候群やブルガダ症候群といった数多くの病気があります。特発性といって特に原因がないのにいきなり起こるものもあります。普段からいかに生活に気をつけても、起こってしまう心臓発作というものも存在しますが、少しでも確率を下げるために、食生活の改善や定期的な運動、ストレスの解消などを心がけ、動脈硬化の予防に努めていきたいですね。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:血圧が高め、お酒を飲み過ぎると「ヒーフーヒーフー」と急に呼吸が変わります。私の父(66歳)ですが、毎日晩酌をし、ひどい時は昼から飲みます。血圧も高く薬を飲んでいますが、飲み過ぎると「ヒーフーヒーフー」と急に呼吸が変わります。原因が何かわかりませんが、この呼吸をすると心臓や息が止まってしまうのではないかと、時折心配になります。そのようなことが頻繁に起こるようになってくるのは、やはり心臓が弱ったり、血管に異常が発生してきたりしているからでしょうか?埼玉県:もちもちさん(36)回答:飲酒と心臓の関係についてお答えします。――アルコール摂取と心臓の関係お父さまがお酒をたくさん飲まれた時の、呼吸の変化に関するご相談ですね。確かに、呼吸がいつもと違う感じになったりすると心配になりますよね。お酒を飲み過ぎて様子が変わるということであれば、単に加齢によって肝臓のアルコールの代謝機能が落ち、いわゆるお酒に弱くなった状態とも考えられますが、確かに心臓の機能が落ちて、そのような呼吸がしにくい状態になっていることも考えられます。心臓は全身に血液を送り出すポンプの役割をしており、このポンプが十分に機能しなくなると肺の中に水がたまり、肺水腫と呼ばれる状態になります。このような状態になると、寝ている時は息苦しく、身体を半分起こすと楽に感じる症状(起坐呼吸といいます)や、夜中に突然息が苦しくなって、ハアハアあえぎながら目が覚めてしまい身体を起こさないと息ができなくなる発作(発作性夜間呼吸困難)を起こすことがあります。お父さまはこのような症状はないでしょうか。肺水腫の状態では気道が狭くなり、喘鳴(ぜんめい:ぜいぜい、ひゅうひゅうというような呼吸の音)が聞こえ、心臓喘息(急性心不全)と呼ばれる症状が見られることもあります。呼吸音の変化が心不全によるものであれば、全身の倦怠感や尿量の減少、体重の増加なども見られることがあります。また、腎臓の機能が非常に低下している場合や、糖尿病をお持ちで突然悪化が見られた場合には「代謝性アシドーシス」と呼ばれる状態になり、呼吸状態が変わることがありますし、もちろん肺の病気などでも喘鳴は聞かれることがあります。もし、お父さまにお酒を飲んだ時の呼吸音の変化だけでなく、体重や尿量の変化、横になった時に息苦しく感じる、といった症状も併せて見られるようでしたら、早急に内科の受診をおすすめします。<お酒は適量を守ってください>これらの症状が見られない場合でも、ご年齢的にも定期的に病院を受診して健康状態をチェックしておかれるとよいと思います。お酒に関しては適量を守ること、少なくとも週に2回は休肝日を設けられることをおすすめします。どうぞお大事にしてくださいね。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:肥満から肝疾患の病気になることがあると聞きましたが、肝疾患を治すには専門の食事療法で治療した方が良いのでしょうか?肝疾患の原因で最初に思い浮かぶのはやはりアルコールですが、お酒や暴飲暴食で不規則な生活を続けてしまうと肝疾患の病気になりやすいのかなと思います。お酒を全く飲まない人でも肥満から肝疾患の病気になることがあると聞きましたが、肝疾患を治すには専門の食事療法で治療した方が回復が早いのでしょうか?また、自宅での食事などで気をつけなくてはいけないことなどがあったら知りたいです。新潟県:夏のひまわりさん(40)回答:「脂肪肝」についてお答えします。――「脂肪肝」とは暴飲暴食による肥満や、お酒の飲み過ぎが原因となる肝臓の病気としては、脂肪肝が挙げられますね。脂肪肝は、よく聞く病名ですが、なかなか具体的にイメージすることは難しい病気なのではないでしょうか。まず、簡単に脂肪肝になるメカニズムからご説明したいと思います。食べ物として摂取された脂肪は、口から取り込まれ、食道、胃を通って小腸まで運ばれます。小腸では脂肪を分解する酵素であるリパーゼの働きによって脂肪は脂肪酸とモノグリセリドに分解されます。この分解された形で脂肪酸となった脂肪は肝臓に送られます。このため脂肪や糖分をとり過ぎると肝臓に負担がかかり、脂肪酸から肝臓で作られる中性脂肪の形でためこまれることになります。これが脂肪肝です。アルコールの飲み過ぎによっても、やはり同様に肝臓に脂肪がたまってしまいます。また、糖尿病をお持ちの方も、代謝の異常により、脂肪肝になりやすい傾向があります。このように脂肪肝とは、肝臓に中性脂肪やコレステロールがたまった、いわば肝臓の肥満のような状態です。そのため、脂肪肝は動脈硬化など、さまざまな病気の引き金になることが知られています。ご質問にあったように、脂肪や糖分の多い食事が続けば、全くお酒を飲まない方でも脂肪肝になることがあります。<「脂肪肝」の治療法>脂肪肝は幸い、可逆性、つまり適切な治療により健康な肝臓に戻れる状態です。そして、脂肪肝を治すには、やはり食事療法、運動療法が有効です。もちろん、高度な脂肪肝の場合や、自己流でなかなか改善がみられない場合は専門知識を持った医師や栄養士の指導を受けて治療を行った方がよいかと思いますが、ご自宅での食事や運動、例えば暴飲暴食を避け、食事はカロリーの低いもの、脂質の少ないものを心がける、アルコールは量・回数を減らして週2回は休肝日を作る、週に4時間程度を目標に生活に運動を取り入れる、といったやり方でも十分に改善は期待できます。まずは試してみてはいかがでしょうか。どうぞお大事にしてください。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日ロックバンド『ゲスの極み乙女。』のボーカル、川谷絵音さん(27)との交際報道があったタレント、ほのかりんさん(19)の所属事務所が、ほのかりんさんの未成年飲酒を認めたと、2016年9月30日、『サンケイスポーツ』が報じています。川谷さんとほのかりんさんの交際は、9月29日発売の『週刊文春』によって報じられましたが、その記事の中で、未成年であるほのかりんさんが川谷さんとバーで飲酒していた様子についてもリポートされていました。ほのかりんさんの所属事務所はこの件について取材を行った『サンケイスポーツ』に対し、バーでの飲酒は否定したものの、『本人に聞いたところ、(違う日に)飲酒した事実はあった』と飲酒を認めたとのことです。ほのかりんさんは現在、NHK Eテレの番組『Rの法則』にレギュラー出演中。飲酒の事実を所属事務所が認めたことにより、レギュラー番組の降板もあるのではないかということです。ほのかりんさんの未成年飲酒報道を受けてネット上では、本人への批判だけでなく、交際相手である川谷さんへの批判も多くあがっています。●ネット上では、「自業自得」「川谷の呪い」と批判の声『事務所まで認めちゃったらもうダメだろうね』『未成年に酒を飲ませた川谷も罰せられるべきじゃないの?』『ゲス川谷と関わるとみんな仕事がなくなる』『関わった人がみんな不幸になっていくね』『この子も仕事がなくなっちゃったか。自業自得とはいえ大変だね』『これって、飲ませた側も犯罪ですよね。店とか一緒に飲んでいた成人とか』『もし川谷といるときに飲んでたことが発覚したとしたら、川谷も罪を犯したことになるの?』『まあ、未成年とバーで出会ったって時点で終わってるけどね』『自業自得だけど川谷の呪いもありそう』『川谷、本当にサゲ男だなぁ…』『19歳でバーに行ってるってだけで遊んでる印象。自業自得だね』『私以外仕事がないの~♪』『またゲスノートきた』『売名行為かと思ったけど、仕事をなくしたんじゃ意味ない』『自業自得ではあるけど、ゲスノートの威力も感じる』『悪いことだけど、川谷と付き合ってなければ飲酒がバレることはなかったかもね』など、ネット上では「自業自得」とした上で、さらに川谷さんと関わったことも運の尽きと捉える声が多数でした。川谷さんといえば、不倫相手であったタレントのベッキーさんや、曲を提供したSMAPなど、関わる人がみな不幸になっていくことについて、“ゲスノート”と揶揄されていましたが、今回の件もその一環ということなのでしょうか……。【画像出典元リンク】・川谷絵音(@indigolaend)(Instagram)/(文/パピマミ編集部)
2016年09月30日妊娠中、お腹の中の赤ちゃんはママの血管と胎盤を通じて栄養を摂っていますが、ママとお腹の赤ちゃんをつなぐ胎盤がまだない妊娠初期は、赤ちゃんの体を流れる血液はママの血液と同じです。ママが飲酒した場合は、ママの血液中にあるアルコールが赤ちゃんの体内をめぐることとなります。妊娠4か月目の14週~16週頃に胎盤が完成するとお互いの血液が混ざり合わないようになり、成長に必要な栄養素や酸素が胎盤を通り赤ちゃんに届けられます。そのため飲酒をするとアルコール成分も胎盤を通過し、赤ちゃんの体内に侵入します。成長中の赤ちゃんにはアルコールに対する免疫はなく、長時間酔っ払っているような状態となり、細胞や神経の発達に多大な影響を与えると言われています。ママの飲酒が、妊娠中の身体に与える影響とは妊娠初期の飲酒についてはこれまでに、期間を空けながらごく少量の飲酒であればほぼ問題ないとする説などもありました。しかし飲酒することで赤ちゃんが受ける健康弊害の可能性を懸念し、妊婦さんへの飲酒に関する基準は年々厳しくなってきています。厚生労働省では「妊娠中の日本人女性における飲酒の安全域は証明されていないため、妊娠中は禁酒すべき」としています。国外では国により許容基準を設けているところもありますが、日本人よりも体格が良く、体質としてアルコール分解能力が高い人種の国が多くあります。これらの基準を日本人に当てはめて考えることはできないため、改めて、日本人の妊婦さんには注意が必要といえるでしょう。海外では、妊娠期間中に飲酒をしていた妊婦さんは、飲酒していなかった人に比べて早産リスクが4.6倍となった調査結果や、飲酒は妊娠中のどの段階においても安全とみなすことはできないとする報告がなされています。妊娠を希望する人も、妊娠が分かったママも、赤ちゃんのために禁酒に取り組みましょう。ママの飲酒が、お腹の赤ちゃんに与える影響アルコールは神経細胞の発達に必要な物質のはたらきを抑える作用があります。アルコールを分解する際に発生する有害物質のアセトアルデヒドがお腹の赤ちゃんの細胞を傷つけ、成長障害や脳障害、奇形などの先天的な障がいや疾患が起こるリスクを高める可能性があります。ママの体を通じて赤ちゃんがアルコールを摂取することは、できる限り避けることをおすすめします。そもそも満19歳以下の未成年の飲酒は、脳障害や性腺機能障害、肝臓やすい臓の障害など重大な健康疾患を引き起こしやすくなります。これはまだ脳や身体が成長段階であること、アルコールを分解する酵素の働きが未発達でアルコールの影響を受けやすいためです。日本人の体質を踏まえて法律上20歳までお酒を飲んではいけないことになっていますが、つまりアルコールへの十分な耐性が整うためにはそれだけの成長期間を要することを意味しています。胎児性アルコール症候群胎児性アルコール症候群とは、妊娠中のママの飲酒が原因となって赤ちゃんの低体重や顔面を中心とした奇形(特徴的な顔つきになるなど)になったり、脳障害などを引き起したりすることを指します。発症頻度は「出生数1000人あたり0.1~2人」といわれ、飲酒量に比例してリスクも上昇します。基本的には、どの妊娠期間中でも飲酒することで発症の可能性があります。また、遺伝ではない精神発達障害の原因の中では、もっとも発祥の割合が高いものです。出生直後は特徴的な顔つきや低体重が問題になりますが、成長にしたがって次第に目立たなくなっていきます。代わって成長に従い、脳障害からくるADHDやうつ病などの精神科的問題が明らかになることもあります。胎児性アルコール症候群の原因は、妊娠中のママの飲酒です。予防するには禁酒するしか方法はありません。産後の飲酒が、赤ちゃんに与える影響母乳がママの血液から作られている以上、授乳期間中に飲酒をすれば、母乳にもアルコールが含まれることになります。アルコールが含まれる母乳を飲んだ赤ちゃんは、急性アルコール中毒を引き起こしやすくなります。また産後でも授乳中のママによる慢性的な飲酒には、妊娠中の飲酒と同様、母乳に含まれるアルコールまで赤ちゃんに飲ませることによって、発育不良や脳障害を引き起こすリスクが高くなります。また、長期間の飲酒や一度に多量に飲酒した場合には母乳の量が低下し、それによって赤ちゃんの成長が抑制されたという報告もあります。母乳にアルコールが移行する時間は、一般的に飲酒後30~60分ほどで血液中のアルコール濃度は最大になり、その90~95%のアルコールが母乳から検出されると言われています。つまり飲酒によるアルコールは、ほぼタイムラグがなく母乳に移行していると考えられます。アルコールが身体から抜ける時間については個人差がありますが、平均的にはビール1杯程度で2~3時間くらいを目安と考えることが多いようです。アルコールが抜けた後の母乳であれば赤ちゃんに与えても問題はありません。その前の母乳についてはアルコールが残っている可能性があるため、搾乳して処分しましょう。このような時間的目安を踏まえると、頻繁に授乳が必要な新生児のうちはやはり飲酒は避けたることをおすすめします。ですが離乳食が始まり、授乳の間隔を十分に空けられるようになってくれば、ビール1杯程度の飲酒であれば可能になります。妊娠期間に禁酒できていたならば、あと少しの我慢です。赤ちゃんの健康な成長のために、この時期を乗り越えましょう。
2016年04月04日光風輪業商会が展開するサイクランドKOOWHO(コーフー)は8月3日、飲酒"自転車"運転を抑止すべく、世界初のアルコール検出機能付き自転車ロック「ALCOHO-LOCK(アルコホロック)」を発表。同商品は飲酒自転車運転の増加が見込まれる12月の忘年会シーズンを目安に年内の発売を目指し、8月3日より予約受付を開始した。「ALCOHO-LOCK」はロック本体にアルコール検知センサーとBluetoothを搭載しており、ロック本体と無料専用アプリをダウンロードしたスマートフォンとセットで使用する。アルコールチェックは、ロック開錠時に本体の検知センサーに息を吹きかけて行う。アルコールが検出された場合は、アプリ画面上にアルコール濃度数値とともに自転車を押して歩いて帰るように注意を促すメッセージが表示される(※)。使用方法はまずアプリを起動し、ロック本体の電源もONにする。アプリ中の「Settings」をタップし、「Lock disconnected」を選んで端末番号を入力する。認識・同期が完了したら「Let’s Ride」をタップし、ロックに息をふきかけて測定を開始する。測定終了後、解錠ボタンをタップするとロック本体が解錠される。最後はロックの電源をOFFにする。なお、アプリは日本語と英語に対応している。さらに、スマートフォンに「ALCOHO-LOCK」専用アプリをインストールしていれば、その場にいない人にもスマートフォンを通じて自転車所有者の息から検出されたアルコール濃度数値と検出場所がアラートとして送信することができる。この機能を通じて、危険な飲酒自転車運転をしないよう、周りの人も電話やメールで自転車所有者に説得することができるという。ロック本体はH150×W130×D25mm、本体重量は466g、カラーはイエローのみとなっている。充電は約1時間で100%充電となり、1回の充電で約40回使用できる。アルコールの測定範囲は0.04~4mg/Lとなっている。価格は3万~4万円(税別)を予定しており、専用アプリは無料。※センサーの特性上、湿気が多い環境だと正しく機能せず、飲食物(ガム、発酵食品等)やタバコ、うがい薬等の成分の影響により、センサーが反応する場合がある
2015年08月03日井藤漢方製薬はこのほど、20~60代の医療関係者(医師、薬剤師、栄養士)の300人を対象に実施した「飲酒についての調査」の結果を明らかにした。調査期間は2015年6月。飲酒をしているか尋ねたところ、73%が「普段お酒を飲んでいる」と回答した。飲酒率を職種別に見ると、「医師」は85%、「薬剤師」は75%、「栄養士」は59%で、2014年に実施した一般男女の「飲酒調査」の飲酒率69%より、医師と薬剤師の飲酒率が高いことがわかった。また、飲酒頻度について調べたところ、医師の27%、薬剤師の22%、栄養士の7%が「ほぼ毎日飲んでいる」と答えた。医師は飲酒率も飲酒頻度も高い傾向にある。飲酒対策によいと考えている食品や成分について尋ねたところ、「ウコン」(49.7%)、「しじみ」(46.3%)が多くを占めた。一般を対象とした調査では、「しじみ」「ウコン」「牛乳」や「カキ」などの食品に集中して いるが、医療関係者は「タウリン」「オルニチン」「肝臓水解物」といった食品以外の成分の評価も高いことがわかった。知っている「飲酒対策サプリメント」について聞くと、「ウコン」「しじみ」はもちろん、「セサミン」(50%)、「オルニチンサプリ」(45.7%)など、具体的な成分による「サプリメント」の認知率が、一般よりも高かった。実際に飲酒する前や、飲酒した後に摂取するサプリメントについて尋ねたところ、飲酒対策によいとされる「サプリメント」や「ドリンク」を、医師たちも一般とほぼ同率で活用していることがわかった。
2015年07月29日井藤漢方製薬はこのほど、飲酒についての調査結果を発表した。同調査は、20~50代の男女400名(男女200名ずつ)と、そのうちのお酒を飲む男女275名(男性153名/女性122名)を対象に、8月にインターネットを通して行ったもの。「自分自身を飲みすぎるタイプだと思うか?」を聞いたところ、お酒を飲む男性の41.8%、女性の22.1%が「そう思う、そう言われたことがある」と回答した。「お酒の飲みすぎによる失敗や後悔の経験があるか?」を聞いたところ、お酒を飲む男性の72.5%、女性の51.6%が「ある」と回答。失敗の中で男女ともに最も多いのが、「ひどい二日酔いになった」だった。次いで、男性の場合は「電車を乗り過ごした」「終電を逃した」、女性の場合は「胃腸の調子を悪くした」「電車を乗り過ごした」と続いた。なお男女ともに「自分が何をしたか全く覚えていない」人が2割もいる結果となった。「飲む時対策を取るのはどんな時か?」を聞いたところ、男性は「仕事関係の飲み会」(28.1%)や「忘年会」(26.1%)が多かったのに対し、女性は「どんな場合でも、いつでも」(31.1%)が最も多い結果となった。具体的な対策としては、「飲みすぎないよう心掛けている」が50.2%と最多。次いで、「食事やつまみをバランスよく食べる」と「飲んだ後に水をたくさん飲む」が29.5%で並んだ。飲酒対策に良いと思う食品や素材について聞いたところ、「しじみ」(50.3%)「ウコン」(49.5%)「牛乳」(21.5%)が上位に挙がり、昔から体に良いとされる食品や素材に人気が集中した。
2014年11月19日福岡県福岡市では、飲酒運転の撲滅(ゼロ)をめざし、飲酒の機会が増えるこの年末年始に合わせ、「飲酒運転撲滅キャンペーン」を実施する。同市ではこのキャンペーンの中心として、12月19日から、飲酒運転撲滅のキャンペーンCMを在福民放5局でオンエア。CMには、お笑い芸人・鉄拳さんが描くパラパラ漫画を使用している。CMは、飲酒運転がもたらす悲惨な状況を伝えたいとの思いで作られた。CMを見たあと、それぞれが飲酒運転撲滅について考えるきっかけになるようなメッセージが込められているという。同市ホームページやTジョイ博多でのシネアド(映画館で流すコマーシャル)など、さまざまなメディアも活用し、広く飲酒運転撲滅を訴えていく。また、キャンペーンCMのWEBバージョンは、同市ホームページで12月19日午前0時より公開する。ほかにも、12月末頃に読売新聞朝刊福岡版15段フルカラー広告、天神地区、博多駅地区での自転車による広告、情報誌「Messa-jyu」での広告、Yahoo!JAPANのウェブページバナー(トップページ以外)などでも、飲酒運転撲滅を啓蒙していく計画だ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月18日アサヒグループホールディングスとカゴメは、飲酒時にトマトを一緒に食べることで、血中のアルコール濃度が低下することを、ヒトによる試験により明らかにした。同研究結果は5月18日~20日の、第66回「日本栄養・食糧学会大会」(宮城)にて発表された。アサヒグループとカゴメは2007年2月に業務資本提携し、2009年よりアルコールと野菜の関係について共同で研究に取り組んでいる。これまで、両社の共同研究によって、トマトの投与がアルコール代謝を促進させることが動物実験によって明らかとなった。今回はヒトでの効果の検証と、そのメカニズムの探索を行ったもの。ヒトにおいてトマトジュース缶3本(約160ml×3本)と焼酎甲類(ストレート約100ml)の同時摂取試験を適正飲酒量にて実施したところ、トマトジュースを飲んでいない場合(対照として水と焼酎甲類を摂取)と比較して、血液中のアルコール濃度が顕著に(最高血中濃度として約3割)低下することを確認した。また、計算上、体内にとどまるアルコール量が約3割減少した。さらに、トマトジュースを飲んでいない場合ではアルコール消失に5時間要したのに対し、トマトジュースを飲んだ場合では4.2時間となり、約50分早まった。以上の実験により、飲酒時のトマト摂取は、急激な体内アルコール濃度の上昇を抑えることで酔いの回りを緩やかにし、生理的な影響を緩和できる可能性と酔い覚めを早くする可能性が示唆された。また、ラットにトマトの水溶性成分を摂取させ、その後アルコールを投与し、肝臓中のアルコール代謝に関連する酵素の活性を測定。その結果、アルコールおよびアセトアルデヒドを代謝する酵素の活性を高める傾向が見られ、さらにアルコールの代謝を促進する上で重要な酵素であるLDHの活性が有意に高まった。この結果で、トマト摂取後のピルビン酸の上昇とともに、肝臓中のLDHの活性が高まることで、アルコールおよびアセトアルデヒドを代謝する酵素(それぞれADH、ALDH)の働きをスムーズにする補酵素NADが供給され、アルコールの代謝がより促進されたことがわかった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月30日