●見た目のインパクト大! "伝統の麺+汁なし+ふりかけ"はエビ香る濃厚仕上げ10月30日に発表された「ミシュランガイド香港・マカオ編2015」。食の都・香港では、ミシュランのお墨付きは高級料理からB級グルメまで、さまざまなジャンルの飲食店が選ばれる。地元・香港の人から愛されるB級グルメのひとつである麺、さて、ミシュラン審査員をもうならせる麺料理とはいかに?○香港伝承つるっとした「竹昇麺」を使用九龍サイドの下町・サムスイポー。ここで1956年の創業以来、地元の人に愛され続ける麺がある。「竹昇麺」は昔から香港で受け継がれている調理法で、今や工場も少なく、食べられる店も少ない。竹の棒を使って麺を打つのだが、機械で打つ麺よりとコシと滑らかさがあり、しっかりとした食感を残しながらも簡単にサクサクとかみ切れるのだ。この麺にこだわり、近くに麺打ち工場を作ってしまったのが「劉森記麺家 Lau Sum Kee Noodle」。生麺なので2日間で使い切るため、いつでも新鮮だ。ちなみに、麺にはアヒルの卵を入れてコシを出し、かん水を入れてさらに歯ごたえをアップさせている。○エビの卵の食感とその匂いにやみつきこの自慢の麺に醤油とラードを絡め、蝦子(乾燥させたエビの卵)をふりかけたのが、看板メニューの「蝦子撈麺」。撈麺は汁なし麺という意味だ。蝦子は粒が大きく味も濃厚で食感がいいといわれる中国広東省の斗門から仕入れたもの。蝦子のふりかけが満遍なく麺に絡まり、日本の汁なし麺よりもよりカラッとしている。明太子より一層細かいツブツブの食感と濃厚な蝦子の味が見事に調和し、汁なし麺独特の歯ごたえとが相まって、結構な食べごたえがある。付け合わせにワンタン麺用の特製スープがついてくるので、麺にかけるかスープに麺をつけて食べてもよし。○自家製の濃厚ワンタンもワンタン麺が食べたいなら、「蝦子淨雲呑」(32香港ドル=約490円)を。自家製ワンタンの中には蝦のほかに蝦子が入っており、口にしたとたんに濃厚なエビの香りが口にじゅわーっと広がる。麺のしっかりした歯ごたえと濃厚なワンタン、そしてこれに負けないのが特製スープである。濃厚に仕上げられたスープは、豚骨と大地魚というヒラメのような魚を干したもの、干しエビ、羅漢果などをじっくり煮込んで作られている。汁があるとより一層、竹昇麺のつるっと感を味わえるので、こちらのワンタン麺も大人気なのがうなずける。麺は細麺と太麺(平打ち)があり、どのメニューでも麺を選べる。太麺のほうがスープを吸収してボリューム感とともにスープと麺のうまみが強くなるので、濃厚派はぜひ太麺にトライしてみてはいかがだろうか。ちなみに太麺は1日100食のみとなっている。なお、漬物は屋台で営業していた創業当初から受け継がれているものだそう。香港の麺屋さんでは昔はよく見かけたが、今ではほとんどお目見えしない。暑い夏は身体を冷やし疲れをとるのと同時に、食欲増進の効果もあるという。劉森記麺家Lau Sum Kee Noodle(OpenRice掲載ページ)※1香港ドル=15.2円で換算。記事中の価格・情報は2014年10月取材時のもの●とろける牛バラ肉とインド直送秘伝のカレーが出会った、絶品牛バラカレー麺○"黄牛"だけを使用した牛バラ牛のあばら骨まわりの牛バラ肉は、香港では「○(にくづきに南)カレー専門店」では、毎朝市場から届く"黄牛"と呼ばれる2~3歳の若い牛のみを使用。4~5歳になると肉が硬くなってしまうのだそうだ。様々な仕入れ先の肉を試した結果、脂身と赤身のバランスが完璧な肉にたどり着いた。そして肝心なのが秘伝のスープ。ベースとなるコンソメスープは、12~13種類の牛、豚、鶏の骨を入れ、調味料とスパイスを混ぜ合わせたもの。漢方もどうやら入っているようだが、詳細は門外不出のためそこは内緒。12月には、中医学の先生がレシピを考案した漢方ベースのものやコンソメに貝を加えたスープも販売を予定しているそうだ。○客の約9割が注文する本格派カレー店名からしてもカレーと麺の専門店をうたうほど本格味のカレースパイスは、本場インドで店のオリジナルブレンドを作ってもらっているという。5年以上かけて様々なスパイスを調合し、試行錯誤を繰り返しできあがった納得のレシピなんだとか。辛さに加え香りも高く、またほんのり酸っぱさもあり、このバランスが他にない絶妙な味となっている。カレーのベースには、一般的なバターの代わりに5~6時間かけた牛バラの煮込み汁を使う。この絶品牛バラの煮込み汁からでる脂がカレーのうまみを引き上げてくれる。オーダーするとカレーとコンソメスープに入った麺が別皿で出てくるので、カレーを麺にかけていただく。お好みでご飯もオーダーできるのがこれまたうれしい。カレーの辛さは、小・中・大・超の4種類から、牛バラは1日限定20食の横隔膜の上の肉・崩沙をはじめ、4種類の牛バラが選べる。新仙清湯○(にくづきに南) カレー専門店(Sun Sin)(OpenRice掲載ページ)※1香港ドル=15.2円で換算。記事中の価格・情報は2014年10月取材時のもの
2014年11月17日11月10日、中国と香港の証券監督当局は、上海・香港間での株式相互取引(通称「直通車」などと呼ばれます)を11月17日から開始することを正式に発表しました。同取引は、今年4月にテスト実施が当局によって認められ、その後、半年をかけて準備が進められてきました。これまで、中国本土の投資家は、QDII(適格国内機関投資家)を通じて域外への投資が、香港を含む海外の投資家はQFII(適格国外機関投資家)を通じて、人民元建て上海A株への投資が可能でした。しかしながら、「直通車」開通に伴ない、香港を含む海外の投資家は、香港証券取引所経由で上海A株に、中国本土の投資家は上海証券取引所経由で香港株に、今のところ上限はあるものの、直接投資することが可能となります。国際的な金融市場として知られる香港株式市場は、一部を除いてほぼ国内投資家に限定されている上海株式市場と比べて市場参加者が多様であり、より合理的な価格形成が行なわれる環境にあると考えられます。こうしたことに加え、規制や情報開示の透明性が高く、IPO(株式の新規公開)も盛んであることは、香港株式市場の魅力であり、今後、中国本土の投資家からの資金流入を促すと考えられます。一方、香港を含む海外の投資家にとって上海株式市場は、規制されている人民元建て上海A株への投資が可能になること、そして、香港市場に上場していない中国本土企業への投資が可能となることなどが魅力と考えられます。継続的な資金流入に向けては、市場健全化への一段の取り組みや有望な新規上場の増加推進など、魅力向上に向けた努力が一層求められるとみられるものの、まずは、資金流入を通じた上海株式市場の活性化が、好循環に向けた一歩になると期待されます。今回の取り組みが成功すれば、当局は、同じ仕組みを中国本土のもうひとつの市場である深センにも拡大する可能性が考えられます。今後の香港および中国本土の株式市場の動向を捉えていく意味でも、「直通車」開通に伴なう、資金の流れから目が離せません。(※データは過去のものであり、将来を約束するものではありません。)(2014年11月12日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」※1 当資料は、日興アセットマネジメントが市況等についてお伝えすることを目的として作成したものであり、特定ファンドの勧誘資料ではありません。また、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料作成時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。※2 投資信託は、値動きのある資産(外貨建資産には為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基準価額は変動します。したがって、元金を割り込むことがあります。投資信託の申込み・保有・換金時には、費用をご負担いただく場合があります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
2014年11月12日2005年に誕生した世界で5番目のディズニー・リゾート、香港ディズニーランド・リゾート(香港・ランタオ島)。2011年にアジア初の「トイ・ストーリーランド」、その後、香港限定の2つのテーマランドが誕生し、さらに今年10月より、夜のパレードがスタートした。このコラムでは、進化を続ける香港ディズニーランド・リゾートの魅力を大紹介! 初回は、ディズニー初の完全LEDパレードとして注目を集めている夜の新パレード「ディズニー・ペイント・ザ・ナイト」を取材し、光り輝く夢の世界を体験する。「ディズニー・ペイント・ザ・ナイト」は、ティンカー・ベルのキラキラ光るピクシー・ダストのパワーを利用し、ミッキーが魔法をかけられたペイントブラシを使って、ディズニー、ピクサーの映画をテーマに光のアートを描くナイトパレード。香港ディズニーランドのパレードに初めて登場する、『カーズ』の主人公ライトニング・マックィーンや、『モンスターズ・インク』のサリーとマイクをはじめ、ティンカー・ベル、アリエル、ミッキーたちが、光を放ちながらメインストリートUSAを輝かせる。先頭は、ティンカー・ベルのフロート。羽とドレスが明るく輝くティンカー・ベルが、ピクシー・ダストをふりまきながら姿を現すと、ゲストから歓声が上がった。続いて、『モンスターズ・インク』のマイクとサリーが登場。フロート上のいくつものドアはスクリーンになっており、さまざまなモンスターたちが映し出され、映画の世界へとゲストを誘った。『モンスターズ・インク』に続いて、『カーズ』のライトニング・マックィーンやマックが、光を放ちながら走り抜け、『リトル・マーメイド』のフロートでは、アリエルとキング・トリトンが、フランダー、セバスチャンと共に、美しい海の中の世界へとゲストを導く。『美女と野獣のフロート』では、光り輝くドレス姿のベルが、大きなバラが飾られたフロートに乗って現れ、マジカルな世界が映し出されるスクリーンも輝きを放っていた。『トイ・ストーリー』のフロートでは、スリンキー・ドッグに乗って、ウッディとバズ・ライトイヤーが登場。続いて、グーフィー、ドナルド、ミニーが、輝く丸いフロートに乗って現れ、その後ろから、ラストを飾るミッキーが姿を見せると、ゲストから一際大きな完成が沸き起こった。そして、赤いマントに青い星柄の帽子をかぶった魔法使いのミッキーが、巨大なフロートの上から手を振り、ゲストを魅了した。また、パークでは、「ディズニー・ペイント・ザ・ナイト」のための特別グッズが登場。「ミッキーのペイント・ブラシ」を使うと、パレードに登場するダンサーのコスチュームの色を変えることができ、ミニーのリボンカチューシャ「ミニー・グロウ・ボウ」も、「ミッキーのペイント・ブラシ」でリボンの色を変えることができる。さらに、パーク内のレストラン「コーナー・カフェ」では、「ディズニー・ペイント・ザ・ナイト」をテーマにしたメニューも登場。魔法のブラシをイメージしたチョコが添えられたミッキーシェイプのチョコレートムースや、ミッキーやティンカー・ベルのオブジェが光を放つスペシャルドリンクが味わえる。次回は、2011年に香港ディズニーランドにオープンした、アジア初の「トイ・ストーリーランド」を紹介する。As to Disney photos,logos,properties:(C)Disney (C)Disney/Pixar協力:ディズニー・ディスティネーション・インターナショナル
2014年11月11日香港を拠点とするLCC(格安航空会社)の香港エクスプレス航空が6日、羽田就航1周年を記念したTwitterと連動したプロモーションイベントを開催した。同社は2013年11月に羽田空港と香港間の国際便を就航。以降、福岡、関西、名古屋間の運航を開始し、12月8日には成田就航を予定している。11月16日からは羽田空港には毎日3便の直行便を増便する。今回のプロモーションでは、同社の客室乗務員とパイロットに扮したスタッフが東京都内の渋谷スクランブル交差点から、表参道、新宿東南口広場と回遊。彼らを見つけた通行人が「おめでとう、香港エクスプレス!」という合言葉をかけ、一緒に撮影した写真を同社のツイッターアカウントに投稿するというもの。投稿された写真の中から選ばれた10人には、後日、香港までの往復無料チケットがプレゼントされる。同社コマーシャルディレクターのルーク・ラブグローブ氏は「16日からの羽田便への増便はスケジュールの選択肢を増やすことになり、より利便性がよくなります。また、12月8日には成田香港直行便が就航します。こうしたことは、東京便を利用していただけている皆様のおかげであることを感謝申し上げるとともに、日本に就航している香港の唯一の格安航空会社として、今後もさらにサービスの強化を図ってまいりたいと考えております」とコメントしている。
2014年11月10日「プラダ(PRADA)」は、ブランドの世界観を表現した展覧会「プラダスフィア展」を開催する。場所は香港のフェリー・ターミナル4の最上階。期間は11月19日から12月5日まで。入場無料。本展は2014年5月にロンドンで初公開されたもの。過去30年間のコレクションから厳選された60以上のルックや希少なアーカイブ所蔵品を展示。その他、広告キャンペーンやスペシャルプロジェクトの年表など、500点を超える画像や映像も公開する。また、ロマン・ポランスキーやウェス・アンダーソンら映画監督とのコラボフィルムや、、レム・コールハースやヘルツォーク&ド・ムーロンによる建築プロジェクトについての展示も行われる。プラダのインスピレーション源やこだわり、手法を辿る内容だ。
2014年11月07日キャセイパシフィック航空は2011年9月より展開中の「香港スタイル」キャンペーンの一環として、オリジナルポストカードをプレゼントするプロモーションを実施している。○香港の名所を描いた5枚のポストカード「香港スタイル」キャンペーンは、同航空と香港政府観光局が"オトナごほうび旅"をキーワードに30~40代女性をメインターゲットに行っている香港デスティネーションキャンペーン。現在、「香港スタイル」パッケージや同航空の香港行き往復航空券を購入した人を対象に、イラストレーター小野寺光子さんのイラストによる特製香港ポストカードをプレゼントしている。ポストカードは5枚1組で、すべて小野寺さんが特別に描き下ろしたもの。ポストカードは、「香港スタイル」パッケージツアー参加者は販売旅行会社より、航空券購入の旅客は出発空港でのチェックインカウンターでプレゼント。なお、航空券購入の場合は「香港スタイル」キャンペーンサイト内の専用オンラインフォームでの事前申し込みが必要となる。また、香港旅行で印象に残ったことやお勧めポイントをポストカードに書いて送付すると、特設サイトで紹介するキャンペーンも実施。さらにポストカードを送付した旅客の中から、抽選で日本発香港行きビジネスクラス往復航空券や長距離路線のファーストクラスで提供しているシャンパンなどをプレゼントする。プロモーションは2015年3月31日まで実施する。対象となるパッケージや航空券の出発期間(日本発)も、2015年3月31日まで。キャンペーン詳細はホームページを参照。
2014年10月27日香港政府観光局は10月30日~11月30日まで、香港最大の食のイベント「CCB(アジア)香港ワイン&ダイン・フェスティバル」を開催する。○会場まで無料シャトルバスを運行同イベントは、1カ月にわたって香港の街中で繰り広げられるフード・フェスティバル。4日間のオープニングイベントを皮切りに、香港各地のホテルやレストラン、商業施設などで飲食関連のイベントを開催する。オープニングイベントは10月30日~11月2日までの4日間、九龍半島の旧啓徳(カイタック)空港滑走路跡地で開催する。最寄りのMTR(地下鉄)駅から会場までは、無料シャトルバスが運行される。会場には様々なテーマゾーンを設置。「リーデル・クリスタル・テイスティング・ルーム」は、オーストラリアワインの楽しみ方を学べるゾーンで、参加者はリーデル・ワイングラスを持ち帰ることができる。世界中のお酒を楽しめる「カントリー・パビリオン」では、日本の居酒屋やボルドーのワイン・ヴィレッジなどを疑似体験できる。「クロスオーバー・ディナー」は、ミシュランの星認定レストランのシェフと世界3大チームクッキングコンテストの昨年優勝チームが、共同で料理を制作して提供する。また、「2014Best of the Best 香港料理大賞」を受賞した最新の中国料理も味わえる。入場料は、今年は特別に無料。ワインパスを購入するとパスの種類に応じて各種ワインの試飲できるほか、ワインと合うタパスなどを楽しむことができる。
2014年10月24日あの時代の空気までも詰め込んだ、香港を回憶する緻密でリアルすぎる「香港ミニチュア展」が、10月23日まで池袋サンシャインシティ(東京都豊島区)で開催されている。香港で活躍するミニチュア作家14人の計39点の中には、この展示のために作られたものもあるとか。その見どころを作家たちに聞いてみることにした。○1960~70年代の香港が蘇る今年の3月には、東京に先駆けて大阪で日本初の「香港ミニチュア展」が開催され、3万人以上の来場を記録。今回の東京展示では、1/12サイズ~1/76サイズというスケールのミニチュアがそろえられている。テーマは祭りから田舎の台所、映画の舞台、住宅街、市場など、さまざまな香港の姿をミニチュアから垣間見ることができるのだが、ここで初めて香港に触れる人でもきっと"懐かしさ"を見いだすことになるだろう。それもそのはず。作品の多くは1960~70年代の香港の日常を描いており、今ではその姿を見ることができないものも多い。例えば「郷郊路上(田舎の風景)」では、今の香港にはないディーゼル車が走り、伝統的な服装をした村の娘に畑を耕し鴨の世話をする農民の姿など、1960年代の香港新界の村人たちの様子が生き生きと表現されている。特に注目したいのが、バス模型の設計士である陳鴻輝氏が作り上げた「回憶徙置區(再定住団地の思い出)」。会場には3つの作品がつなぎ合わされており、全てを完成させるのに8年かかったという。一つひとつが陳氏の手仕事で、路上のゴミまで忠実に再現。「コストはそんなにかかっていないんですが、当時の生活を知らない人にも古き良き香港の様子を伝えたいと思い、ひとりで作り上げるのは大変でした」と語ってくれた。○素材からリアルさを追求ここまでリアルに見せるためのポイントとして、ミニチュアの素材の多様さも上げられる。例えば、レスリー・チャン主演の映画「覇王別姫」からインスピレーションを受けた舞台ミニチュア「覇王別姫(覇王項羽、王妃との別れの舞台)」では、実際の家具と同じ天然木をミニチュアの素材に使用。また、「大坑舞火龍(大坑村の火龍の舞い)」の目玉である巨大な火の龍は、実物の火の龍と同じ素材を用いるのみならず、0.5mmの光ファイバーで火龍の胴体の線香を模し、ランプが光るとしっぽが揺れる細工がされている。さらに、1960年代を描いた「香港氷室(伝統的な香港式アイス・カフェ)」では、当時放映されていた番組を動画にしてミニチュアに組み込んでいる。ほかにも、漢方店では漢方を、楽器のミニチュアには楽器と同じ素材を、竹で作られた舞台は竹を用いるなど、そのシーン・その時代に合った素材を用いているのだ。「時計屋を作るのに、結局、500個の時計ミニチュアを作ることになった」などと、その作業の緻密さにびっくりさせられてしまう。こうしたミニチュアは香港から飛行機で日本に運ぶ際にもいろいろと苦労が絶えなかったようで、中には手荷物として機内持ち込みしたものもあったそうだ。同展を主催する香港特別行政区政府 駐東京経済貿易代表部は、「香港は日本とも近く、経済的にも密接につながっています。香港の文化や歴史、風土、空気を幅広い年齢層の方にもっと近くに感じてもらえたら」という想いをこの展示に込めているという。このチャンスを逃せば2度と見られない可能性もあるミニチュアたちは、誰でも無料で見ることができる。期間は10月13日~23日の10時~20時、会場は池袋サンシャインシティ地下1階の噴水広場。東京に広がるノスタルジックな香港をぜひのぞき見してみよう!
2014年10月15日「ラルフ ローレン(Ralph Lauren)」は9月30日、中国初となるフラッグシップストアを香港・コーズウェイ ベイに位置するリー ガーデンズ内にオープンした。1,858平方メートルに及ぶ「RALPH LAUREN at Lee Gardens Two」には、ウィメンズはコレクションライン、ブラックレーベル、そしてアイコン・リッキーバックを中心としたアクセサリールームが並ぶ。メンズは最高級ラインのパープルレーベル、ブラックレーベルがそろう。更にウォッチ&ファインジュエリーコレクションまでフルラインアップとなっている。ファサードは、コーポレーションチェアマンでCEOのラルフ・ローレンのプライベートコレクションの一つ、オクターヴ・ギヨネの絵画「Bridle Path at Hyde Park」のイメージにより同ブランドの世界観、アメリカの乗馬文化を表現。ストア部は、センターピースとなる大きな階段でメンズとウィメンズが分かれている。ウィメンズフロアは、ニューヨークの旗艦店888マディソンアヴェニューの店と同じように、洗練されたネオクラシカルスタイルと細部にソフトフェミニンなイメージ。メンズフロアは、ニューヨークの旗艦店867ラインランダーマンションのようなジェントルマンクラブのイメージで男性らしいマスキュリンな雰囲気を引き出している。ラルフ・ローレンは、「この新しいストアでは、究極のラグジュアリー、サービスの体験をして頂く空間という私の夢を完璧に表現している」と語っている。
2014年10月10日市場調査会社のイプソスとTolunaはこのほど、日本、香港、シンガポール在住の18歳~50歳の男女1,500名(各国500名)を対象に、「幸福感に関するアジア3カ国調査」を対象に実施した「幸福感に関するアジア3カ国調査」の結果を発表した。○日本人の67.0%が「幸福である」と回答各国の調査対象者に、現在の幸福度について、これまでのすべてをまとめて考えてもらった結果、「とても幸せ」または「まあ幸せ」と回答した人の割合が一番多かったのは、「香港(85.0%)」で、次いで「シンガポール(76.0%)」、「日本(67.0%)」という結果となった。日本では、対象者の3分の2が「幸福である」と回答したものの、「幸福でない」と回答した割合は32.0%と、3カ国の中で最も高かった(シンガポール24.0%、香港15.0%)。この結果を各国男女別で比較してみたところ、3カ国ともに男性よりも女性の方が幸福を感じていることが明らかとなった。中でも日本人男性の幸福感は低く、「あまり幸せでない(26.0%)」「不幸せ(12.0%)」と、およそ4割が幸福ではないと回答した。次いで幸福感が低いのはシンガポール人男性(28.0%)、日本人女性(26.0%)と続いた。○日本人が幸福である要因1位は「健康」次に、「今のあなたを幸せにする重要な要因をお選びください」というアンケートを実施した結果、日本人の「幸福である」要因は「健康(54.0%)」が最多だった。2位には水、食、家といった「生活状況(48.0%)」、3位は「両親との関係(47.0%)」となったが、「生活状況」は他国ではTOP3には入っておらず、香港の1位は日本と同じく「健康(52.0%)」で、シンガポールは「恋人・配偶者との関係(46.0%)」が幸福感の要因のトップだった。対して、「幸福でない」と回答した人の結果は、3カ国ともに1位は「自分の経済状況」、2位は「健康」だった。
2014年10月10日香港のセレクトショップ「カポック(kapok)」が東京・原宿に10月8日に日本初となる旗艦店をグランドオープンした。住所は東京都渋谷区神宮前6-13-4。カポックは、2006年にフランス人のアルノー・カステル(Arnault Castel)が創業。空高く無数の枝を広げ、多くの動物に住み家を提供する樹木「カポック(別名シェフレラ)」から名をとり、将来性のある若いブランドが咲き誇ることの出来るユニークな住み家となるショップ作りをコンセプトとしている。クラフトマンシップ、クリエーティビティー、イノベーションにフォーカスし、“future classics(未来の定番)”をテーマに世界中の新進ブランドを独自の視点から集め、厳選した製品をセレクト。現在、香港、台湾、シンガポールなどアジアを拠点に11店舗を展開する。日本第1号店となる「カポック 東京フラッグシップストア」は、キャットストリートより1本奥まった通りに位置。ファションへの感度が高い人達が集まる原宿でリラックスしてショッピングを楽しめるショップを目指しこの地を選んだという。約90平方メートルの店内はガラス張りのファサードで、什器に木材を多く使用。明るく広々とした開放的な作りとなっている。取り扱いは、メンズ・ウィメンズウエア、靴、鞄、アクセサリー、ジュエリーを始め、フレグランスや生活雑貨に至るまで、マルチなライフスタイルコンセプトを凝縮した幅広い製品をラインアップ。13世紀から伝わる染色技術を用いて展開されるアーバンテイストな韓国発のバッグブランド「イイセ(IISE)」や、香港発のジュエリーブランド「コズミック・ジャンク(COSMIC JUNK)」、デンマーク発のバッグ・レザー小物ブランド「ミスモ(MISMO)」、イタリア発の小物ブランド「ピジャマ(Pijama)」など国内ではまだあまり目にしたことのないブランドが豊富にそろう。その他、職人により手作業で作り出されるレザー小物ブランド「ザ・ピス(THE PITH)」や、シンプルで機能性溢れるバッグブランド「トゥエンティーエイティー(20/80)」など日本のブランドも取りそろえる。また、カポックオリジナル製品も展開。香港の老舗シャツメーカーに製作を依頼したシャツはカジュアルでありながらも、作りこんだテーラーの仕立てでエレガントなシルエットが特徴。カステル氏は、「新たなスタイルを提案するプラットフォームとなるような実験的なショップ作りを常に心掛けている。知名度の少ない新進気鋭のブランドをサポートしたいんだ。世界を旅して現地のショップを渡り歩き、発掘した素晴らしいブランドを世の中に広めることが私の役割であり、生きがいだね。これから日本の気鋭ブランドもじっくりとリサーチして取り扱いを増やしていく予定。以前から香港の店舗に日本人が多く来店していてね、小さいブランドにも興味を持つファッションへの探究心や知識には自分と通ずるものを感じていたんだ。なので今回やっと日本への出店が叶ってとても嬉しい」と話す。東京ファッションウィークも出席するという。10月10日には横浜の商業施設「クイーンズイースト」にもオープンが決まっている。また今後については、「あまり壮大な事業展開は目指していない。というのも、店舗のディテールもセレクトもすべてに携わりたいと思っているのでチェーン店化は絶対に避けたい。あくまで“パーソナルセレクトショップ”なので、自分のパーソナリティーを表現するような、また自分の友人をスタイリングするような身近な感覚で運営していきたいんだ。そのペースを崩さず少しずつ知名度が上がっていくことを願っている」との見解だ。今回、グランドオープンを記念し10月9日から15日までの期間中、店内で“kapok photo booth”キャンペーンも開催。店内に設けられた撮影スペースにて写真を撮りInstagramやFacebookなどのSNSでシェアをするとノベルティーが先着でもらえる。
2014年10月09日南海電気鉄道はLCCの香港エクスプレスと共同で、10月から「香港エクスプレス・なんばきっぷ」を販売開始した。同きっぷは、関西空港駅から難波駅までの割引片道乗車券(乗車券のみと特急券付きの2種類)の引換券として、関西国際空港に就航する香港エクスプレス便の機内でキャビンクルーが販売する。国際線定期便の旅客機内で鉄道の割引乗車券を販売するのは、「Peach」に続いて国内2例目となる。乗車券のみのタイプは820円(通常価格920円)、特急「ラピート」のレギュラーシートに乗車できる特急券付きタイプは1,030円(通常価格1,430円)。航空機の機内で客室乗務員から引換券を購入し、関西空港駅の窓口で乗車券・特急券と交換して使用する。引換券・乗車券・特急券はいずれも発売当日限り有効。発売期間は2015年3月31日までとなっている。
2014年10月03日食の都・香港では、中華料理に限らずあらゆる種類の料理が食べられる。高級料理だけでなく、若者に人気のハンバーガーまでも種類が豊富で、味わい深いものが増えているという。中でも、2013年10月に上環エリアの裏路地に登場した「LittleBao(リトルバオ)」は一風変わっている。○中華風バンズ×和洋の具材そもそも同店は、香港最大級の有機野菜マーケット(日曜市)「アイランド・イースト・マーケット」の小さな屋台から始め、満を持して店を出したというから味は保証済み。伝統的な中華バンズを使ったバーガーの人気に火が付いた。手の平にすっぽり収まる真っ白なバンズは、子ども用みたいにかわいいサイズなのだが、味はグルメな大人もうなるほどの本格派。伝統的なバンズや味付けをベースとしながらも、アジアや欧米の味を織り交ぜた新旧合作というか和洋中折衷というか、もはやファストフードとはいえない驚きの連続なのである。○カット禁止、かぶりつきが鉄則!?一番のおすすめメニューは「豚バラ(PorkBelly)」(78香港ドル=約1,030円)で、じっくりと蒸し煮した豚肉は簡単にかみ切れるほどやわらか。しそ漬けのオニオンが添えられ、かかっているのはなんとごまドレッシング! メインは海鮮醤を使ったケチャップソースで、全体的にはバーベキューソースのような濃いめの味わいになっている。黒酢で焼いた「チキン(chicken)」(78香港ドル=約1,030円)は、「四川マヨ」に青唐辛子のせ、という辛さ好きにはたまらない味。白菜を使ったいうコールスローがいい感じに辛味をやわらげてくれる。具だくさんすぎて小さなバンズからはみ出そうなのだが、ここはナイフで切って、などとやぼなことは禁止。美しい料理ではあるが、バンズを上からぎゅっと抑え両手でしっかり持ってパクっといくのが、リトルバオ流とのこと。全ての具材が織りなすハーモニーを楽しむのだ。○夜はビート系音楽が流れる居酒屋にカウンターのみというカジュアルさはさしずめ、西洋風の茶餐廰(食堂)のよう。昼間はこぢんまりとしたカフェのようだが、夜はビートのきいた音楽が流れにぎやかな中で食とお酒を味わえるそうで、「中国式居酒屋みたいなもの」なのだそうだ。シェアリングという名のサイドメニューも盛りだくさん。アメリカの人気料理「Mac&Cheese」(108香港ドル=約1,430円)は、通常マカロニ(Macはマカロニの頭文字)を使うのだが、ここでは腸粉に明太チーズを合わせパン粉を乗せて焼くという、すっかりアジアンな料理に早変わり。ほかにも、天ぷらメニューや味噌ベースの料理など日本の味をアレンジしたものもあり、お酒のつまみにもおすすめだ。※1香港ドル=13.2円で換算。記事中の価格・情報は2014年6月取材時のもの
2014年07月22日1928年創業、香港で最も長い歴史をもち、香港のみならずアジアの代表的な最高級ホテルのひとつであるペニンシュラホテル。宿泊するのはなかなか高嶺の花だが、併設されている「ペニンシュラブティック」のお土産は、本当に喜ばれる香港土産の代表格。そんなペニンシュラブティックでは、今年に入って続々と新商品が販売されているという。○ショコラティエの作り立て生チョコまず何と言っても注目なのが、新しく採用されたショコラティエが作り出す生チョコ「アーティザル・チョコレート・コレクション」だ。今までもチョコレートはあったが、工場で生産されたものだった。ホテル内の厨房で作られた生チョコを味わえるのは、ここ香港のペニンシュラのみとなっている。シグニチャーである"ペニンシュラ"をはじめ、1番人気のアールグレイ、70%カカオの"CHUAO"や"キューバ"など、本格的なチョコレート24種がそろう。どれも紅茶にも合いそうな、主張しすぎない上品な味わいとなっている。注意したいのが賞味期限。厳選された自然素材を使用した生ものなので、味と新鮮さを保つために購入後1週間となっている。自分でチョイスできる8個入りで300香港ドル(約3,960円)となっている。ちなみに、グラム販売も可能(100gで230香港ドル(約3,040円))。1個から購入可能なので、買い物の合間の糖分チャージにもぴったりだ。○アフタヌーンティーのあの味を!3月に登場したのが、これまたペニンシュラの顔ともいえるアフタヌーンティーで出されるスコーンセット(88香港ドル=1,160円)。こちらは日持ちが2日ほどなので、帰国直前の購入がおすすめだ。または、なかなか人気で入れないリアルなアフタヌーンティの代わり、またはもう一度食べたいという人なら、自分用の土産でホテルで食べるのもありかもしれない。同じく3月から香港のみで販売している人気商品が、チョコレートのコーティングシリーズ。アーモンド、ナッツとドライフルーツ、オレンジピールなどが、自家製のチョコレートで包まれ、それぞれの食感と香ばしさが楽しめる(250香港ドル~=約3,300円~)。○料理好きならこれが鉄板ニューフェイスではないが、鉄板みやげとしてロングセラーなのが醤セット。最高の調味料と称されもする香港の代表格「XO醤」は、このホテルの厨房から生まれたのだ。XO醤をはじめ、8種の素材が入っている八宝醤、大豆を醗酵させて塩漬けにした豆鼓という調味料をペーストにした豆鼓醤(トウチ醤)、 空豆と唐辛子でできた辛味調味料の豆板醤の4種セット「クラシック・ソース・ギフト・セット」は420香港ドル(約5,540円)。XO醤のフルサイズ220gは380香港ドル(約5,020円)なので、少しずつお試しで味わいたい人や、調理好きな方へ小分けのお土産ならこちらもおすすめである。※1香港ドル=13.2円で換算。記事中の価格・情報は2014年6月取材時のもの
2014年07月02日ゴールデンウィークに海外へ足を伸ばして、改めて海外旅行の楽しさを実感した人も多いはず。次はいつ行けるかな…と思っているのであれば、香港エクスプレスを使って今すぐ香港に行くのはいかがでしょう?格安航空会社の香港エクスプレスが、4月から福岡ー香港間を就航しています。なんと片道12,600円(税抜)、しかも燃料チャージもかかりません。これだけ安いのなら、夏休みを待たずに行ってみるのもいいかも。というわけで、早速香港に行ってきました。福岡からは午後6時出発で、毎日運行しているから、自分のスケジュールに合わせて香港旅行ができますね。格安航空会社とは言え、シートの狭さが気になることもなく、4時間ほどで香港に到着。香港の魅力はいろいろありますが、やっぱりグルメは欠かせません。まずは飲茶を味わうことに。オーダー表で注文すると、ワゴンに乗せられたほかほかのセイロが到着。透明な皮の中からは、お野菜の緑やエビの赤が透けて見えてとってもキレイです。頬張れば、ツルンとした皮の中から歯ごたえのいい野菜が飛び出しました。いろいろな飲茶があるから、いつの間にか次々と夢中に。たくさんのお客さんで、にぎわいを越えてうるさいほどの店内で食べる飲茶は、味も雰囲気も日本では決して味わえないもの。お店も、庶民的なところから高級店までたくさん揃っています。雲呑麺も、香港に来たらはずせない食べ物。香港島側で一番にぎやかな繁華街の銅鑼灣には、行列必至のお店も。現地の人や観光客と並んで待つのも香港旅行ならでは。どこに行っても雲呑麺のお店はたくさんあって、30香港ドル(約400円)程度で、プリプリのワンタンが入った雲呑麺が手軽に食べられるからとっても便利。また、朝食にはお粥もオススメ。そして、もちろんスイーツも。濃厚なプリン生地とサクサクのタルトがおいしいエッグ・タルトを食べながら、中環のおしゃれなエリアNOHOの街歩きを楽しみました。いろいろなお店で頼んだけれど、全くはずれのなかったマンゴープリン。いまが旬のマンゴーは本当にジューシーなうえ、プリンの中にゴロゴロ果肉が入っていてとっても満足。おいしいものを食べたら、買い物に。巨大なショッピングモールがあちこちにあるので、どこに行くか迷うほど。若者に人気の繁華街の旺角なら、ファッションやコスメなど200軒以上のショップがが入る「ランガム・プレイス」で思い切りショッピング三昧。夕方からは、安くてかわいい雑貨店がひしめくナイトマーケット「女人街」へ。あちこちで値段の交渉が行われていて、香港の人のパワーを実感。ネオンが輝く香港らしい繁華街、尖沙咀にあるのは、「1881ヘリテイジ」。もとは香港水上警察というその美しい白亜の建物は見るだけでも価値あり。高級時計ブランドなどでのお買い物もさらにリッチな気分で楽しめそう。風水にちなんだ建物もたくさんあるという香港だけに、開運パワーにもあやかっておきたいところ。多くの信者が足を運ぶという道教寺院の「黄大仙廟」へ。地元の人が線香を持って熱心に祈りをささげる中、占いを体験。日本語でも結果を聞けるから大丈夫です。願掛けや占いが現実になると評判だそうだから、ちょっと楽しみ。そして何と言っても、香港と言えば夜景。ヴィクトリアハーバーに面した尖沙咀プロムナードから、香港島側を見渡すと、雄大な景色一面に煌めく高層ビルが立ち並び圧巻。夜8時からは、ギネスにも認定されている光と音の屋外ショー「シンフォニー・オブ・ライツ」へ。広い空へ向けて高層ビルから放たれる光にしばし見とれました。改めて香港に来てよかったと実感。ほかにも、プチプラコスメを買ったり、香港ならではの漢方アイテムを買ったり、街をぶらぶら歩くだけで楽しみがいっぱい。そして何より、エネルギッシュで活気に溢れた空気を味わうだけで、元気をもらえる気がしました。フェリーで1時間もすれば行けるマカオに行けなかったのが残念だけれど、それは次の機会に。福岡から片道12,600円(税抜)なら、思い立ったらまたすぐ香港に行くのもよさそう。・香港エクスプレス 公式サイト
2014年05月21日キャセイホリデージャパンは「新春スペシャル!プレミアム・エコノミーキャンペーン」と題して、東京(成田・羽田)・大阪・名古屋から香港へのプレミアム・エコノミークラス往復航空券と宿泊ホテル、送迎をセットにしたツアーを3月24日まで販売する。○香港国際空港のラウンジも利用できる同キャンペーンでは、オンライン・チェックインや事前座席指定という利便性の高いサービスに加え、自由度が高い現地完全フリーの旅を提供している。今回、発売するツアーには、昨年8月に日本~香港間に導入された新座席クラス"プレミアム・エコノミークラス"の往復航空券が付く。同クラスのシートピッチは通常のエコノミークラスより6インチ広く、座席幅やリクライニング角度もゆとりあるものとなっている。さらに、専用カウンターで優先チェックインができるほか、エコノミークラス利用客に先立って優先搭乗できる。チェックイン手荷物の重量制限も20kgから25kgに緩和し、マイル積算も110%に増加する。同ツアーには、プレミアム・エコノミークラス利用のほか、帰国時に香港国際空港において、通常ビジネスクラス以上でしか利用できない出発ラウンジの利用も特典として付く。出発対象期間は日本発2月1日~3月29日まで。宿泊ホテルは、スタンダードクラスから高級クラスまで8施設をラインナップしている。価格(一例)は、2泊の場合「ホテルIbis香港セントラル&ションワン」は3万9,000円~、「カオルーン シャングリ・ラ 香港」は5万8,700円~、「インターコンチネンタル香港」は7万2,200円~(2名1室利用の1名料金。空港諸税・燃油サーチャージ別)。同キャンペーン商品は、出発の5営業日前まで申し込みが可能。オンラインでは24時間予約を受け付けている。利用条件やホテルラインナップ、料金などに関する詳細は、キャセイホリデージャパンのウェブサイトで案内している。
2014年01月27日2013年7月にOPENした「楽記」。店名はラッキ(Lucky)と読む。香港の広東式焼物(シュウメイ)と自然派ワインをウリにしており、香港に行かずして本場と同じ料理を楽しめる、今までになかったニュータイプの中華料理屋だ。キラー通りから小路を入った突き当たり、g.g.Luckyの赤いネオンが光る一軒家。扉を開けるとガラス張りのキッチン前に吊るされた、アヒルやカモが目に飛び込んでくる。香港から取り寄せた大きな釜で焼き上げる焼物は、空気の対流を利用し、炭焼きなのに蒸し焼きになるという。ここで楽しむべきは、この焼物とワインで、野菜のメニューは1つしかない。自然派ワインはその製法ゆえ、旨味やえぐみを強く感じるものもあるので、好みについてはお店のスタッフと相談するのが良いだろう。グラスワインはもちろん、ボトルも幅広い価格帯のものが揃っている。燒鴨:炭火釜焼アヒル1/4羽(1,900円)美しい焼き色がついた皮目は、まさにパリッパリと表現するにふさわしいパリパリ感。アヒルの旨味がぎゅっと閉じ込められている。シンプルに調理されているので、パイナップルと梅干とガリを使った醤をつけると、甘酸っぱい風味が加わって変化が楽しめる。脆皮燒肉:皮付き豚バラ肉のクリスピー焼き(1,300円)クリスピーな衣をまとい、噛むほどに絶妙な塩梅で味付けされた豚バラの旨味がにじみだす。脂身も甘く、さっと口の中で消える軽さがある。蜜汁叉燒:炭火釜焼きチャーシュー(1,300円)見るからに甘い、照りのあるソースに囲まれているが、しつこさがなく、むしろどんどん箸が進んでしまう。肉はしっとりと、ジューシーに仕上がっている。貴妃鶏:鶏の特製醤漬け1/2羽(1,500円)特製の醤がしっかりと染み込み、骨からほろりと身が離れる。ネギ塩のタレがついてくるが、合わせるとやや塩辛く感じたため、個人的にはそのままいただくのが好みだった。海鮮清蒸し:本日の魚の蒸し物(時価)その日のオススメの魚を丸ごと蒸し揚げ、スープに溶け出した旨味を全ていただく豪快かつシンプルな料理。ここにご飯を投入しても旨そうだ。咸魚鶏粒炒飯:ハムイ入りチャーハン(1,400円)こんなに「パラパラ」という単語がピッタリな炒飯に今まで出会ったことがあっただろうか。日本の米よりやや細長い米の一粒一粒に、ハムイ(発酵させた塩漬けの魚)特有の、塩気のある風味がしっかりとついている。どうしたらここまで水分を飛ばせるのだろう、と考えながらどんどんレンゲが進んで行き、あっという間になくなってしまった炒飯だった。香港の雑多な雰囲気とは異なり、店内は洗練されている。現地で味わった料理を回顧するかのような、比較的年齢が高めの客層で、落ち着いている。クオリティを考えると値段は決して高くなく、満足度が高いと言えるだろう。現地に行ったことがある人も、まだ行ってない人も、東京のど真ん中で香港を体験してみてはどうだろう。楽記(ラッキ)tel. 03-3470-0289東京都渋谷区神宮前3-7-418:00-23:00(土曜15:00-21:00)日曜定休
2013年11月15日東京から香港までは飛行機で5時間程度。新幹線で言えば、東京-博多間での時間である。その気軽さを価格でもっても提供しているのが、香港初のLCC(格安航空会社)「香港エクスプレス」だ。11月7日に東京(羽田)へ就航した香港エクスプレスを、早速体験してみた。○諸税含め往復約3万円で香港へビュン!羽田-香港の通常運賃は片道1万2,700円で、燃料サーチャージはかからない。LCCの多くは、受託手荷物や機内食、座席指定などサービスのほとんどすべてを有料で提供しているが、日本路線に関しては現在のところ、足元に余裕がある「Sweet seats」を除き、座席指定料金は無料となっている(事前の座席指定は不可)。また、受託手荷物料(~20kg)は予め運賃に含まれており、機内持ち込みの手荷物は10kgまで無料。香港でいろいろ買い物したい人にも優しいといえるだろう。空港税などが別途必要となるが、それらを合わせても往復3万円程度に収まる。飛行機は羽田を深夜1時30分に出発し、香港には5時45分に到着する。都内に勤める人なら、仕事終わりにそのまま空港に向かえば余裕で乗れる時間であり、早朝から香港旅をスタートすることができる。そして夕方まで香港で過ごしたら、香港を19時05分に出発して、深夜0時30分に羽田へ到着となる。体力がいるが、0泊で行く超弾丸香港旅もできなくはない。ちなみに深夜0時30分では、電車やバスなどの公共交通機関の運転は終了となっているので、あらかじめ羽田着後の予定を考えていた方がいいだろう。○国内のLCCよりゆとりのシートに同社の機材はエアバスA320型で、現状は姉妹航空会社である「香港航空」と同じデザインだが、今後は同社独自のデザインを展開する予定となっている。クラスはエコノミーのみで全174席を設定し、通路を挟んで3席ずつ、1列に6席が並ぶ。普通席のシートピッチは平均30インチ(約76センチ)。180席を配置する日本のLCCより1列減らすことで、シートピッチにゆとりを持たせた。なお、最前列と非常口付近に設けられた「Sweet seats」(18席)は、チェックインカウンターで2,000円支払って指定する。エンターテインメントは有料サービスも含めて用意がなく、席には香港航空が提供している機内誌があるのみ。とはいえ、12月1日からは香港の観光スポットを紹介する機内誌「UOマガジン」が登場するという。有料となる機内食は、搭乗後にその場で購入する。支払いは香港ドルのほか、日本円(紙幣のみ、おつりは香港ドル)でも可能。また、VISA及びMasterカードでの支払いもできる。オススメは、エビシュウマイなど飲茶を詰め合わせたセット(中国茶付き、60香港ドル=約770円)で、出前一丁のカップ麺(20香港ドル=約260円)などもある。ドリンクはソフトドリンク(20香港ドル)、ビール(35香港ドル=約450円)などを用意。往路は深夜1時30分発ということで寝ている人が多かったが、19時05分発の復路では飲茶セットを中心に注文する乗客が多く見受けられた。香港でしっかり食べてから飛行機に乗るでももちろんいいのだが、ここだけの味を楽しむのも旅の醍醐味といえるだろう。現在、香港エクスプレスの国内展開は羽田のみだが、11月21日には大阪(関空)路線が就航する。関空路線も羽田路線と同じく毎日運航だが、12月8日からは4便が加わって週11便運航となる。香港唯一のLCC「香港エクスプレス」をうまく使えば、もっと気軽な香港旅が楽しめそうだ。
2013年11月13日キャセイパシフィック航空は8月9日、香港のホテル「ザ・ランガム香港」とともに開発した新しい機内食メニューのプロモーション始動を発表した。同社は2000年以来、香港の数々の有名レストランと協力し、特選の中華料理メニューを開発、機内で提供している。今回提供する新メニューは、ザ・ランガム香港内のミシュラン星獲得レストラン「唐閣(T’ang Court)」のメニューからインスピレーションを得て開発したという。同ホテルのクウォン・ワイクン総中国料理長創作による16種類の新作料理は、8月から10月末までの期間限定で、伝統的な広東料理とヘルシーな素材にこだわったメニューを提供する。メニューは「オーストラリア産アワビのクラゲ添え」や「エビの黒トリュフ炒め」など。クウォン総料理長は、「ミシュランに輝いた中華メニューを機内食メニューとして提供できることをとても光栄に思う」とコメント。また、今回のコラボは広東料理を世界へ広めるための新たな一歩となると同時に、美食の街「香港」の地位の向上につながるとも語っている。今回のプロモーション・メニューは同社が運航する、香港発の一部路線のファーストクラス、ビジネスクラス及びプレミアム・エコノミークラスの乗客に提供する(香港発日本線ではファーストクラス、ビジネスクラスに順次提供)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年08月09日TOPSHOP(トップショップ)の香港1号店が、2013年6月6日(木)に香港・セントラル地区にオープン。オープンを記念して、韓国人アーティスト『少女時代』メンバーのキム・ヒョヨンと、台湾の女優グイ・ルンメイがオープニングパーティに登場した。香港1号店の店内には、様々なラインを始めとしたシューズやアクセサリー、コスメのほかにも香港限定のTシャツやビーニーも展開される。また、無料でコンシェルジュサービスが受けられる「Personal Shopping」も設けられている。香港オープンを記念して任命された、アジアン・アンバサダーの、韓国人アーティストのKim Hyo-yeon(キム・ヒョヨン)と、台湾の女優Gwei Lun Mei(グイ・ルンメイ)がオープニングパーティに登場し、会場を盛り上げた。TOPSHOP及びTOPMANを保有するArcadia社のオーナー、フィリップ・グリーン氏は、「今回の香港オープンはイギリス発祥のブランドであるTOPSHOPが継続して行ってきた世界戦略をさらに飛躍させるものである。ファッションをこよなく愛している香港の皆様にTOPSHOPの素晴らしい商品を提供でき、なおかつ最高のショッピング体験を楽しんで頂けることを嬉しく思う」とコメントしている。元の記事を読む
2013年06月12日ショッピングにエステ、そしてグルメ……と魅力たっぷりの香港。リピーターはもちろん、初心者だって「観光客がたくさん行くところじゃ物足りない! 」という人も多いだろう。そこで今回は、香港通がオススメするちょっとマニアックなグルメを紹介する。まずは意外に思われるかもしれないが、空港内にオススメの一品がある。香港国際空港内にあるキャセイパシフィック航空の旗艦ラウンジ「ザ・ウィング」内で提供している坦々麺だ。「空港内の食事なんて……」と侮るなかれ。旅行や出張で何度も香港を訪れている人たちから絶大な支持を集めている坦々麺なのだ。同ラウンジ内にある「ザ・ヌードル・バー」で坦々麺は楽しめるのだが、上海スタイルの担々麺ということで、辛くはなくとってもまろやか。クラッシュピーナッツがプラスされていて、こちらがいい感じにアクセントとなっている。ミニポーションなのでちょっと小腹が減った時でもOK。ザ・ヌードル・バーでは、チャーハン、シュウマイなどがブッフェ形式で提供されており、旅のしめくくりに忘れてはならないスポットの1つだ。次は、香港の「ザ・ランドマーク・マンダリン・オリエンタル香港」で4月2日から5月5日までの期間限定で提供するティーセット「MO Bar’s Jimmy Choo afternoon tea」。こちらは、世界のセレブたちに愛されている高級ブランド「ジミーチュウ」とのコラボレーションで誕生したものとなっている。セットのデザートは、ジミーチュウの2013年春夏コレクションからインスピレーションを得たもの。1960年代後半から1970年代前半のジプシーデザインが強調されていたり、高級感があって揺れ動くような色づかいやエンボス加工のレザー、フリンジ、房飾りなどを使ったりと、女性たちのファン心理を映し出したような内容に見事に仕上がっているという。料金は月曜日~金曜日は260香港ドル(約3,150円)、土日は280香港ドル(約3,390円)。食べるのがもったいないくらいのかわいさ。しっかり目で楽しんでからいただこう。香港には、独自に発達した「香港式喫茶店=茶餐廳(チャーチャンテーン)」という業態の飲食店がある。茶餐廳はレストランではなく、カフェでも大衆食堂でもない。ドリンクメニューが充実しているのでカフェのようではあるが、レストラン並みの食事メ ニューも取りそろえており、しかも朝、昼、晩食べられる。数ある茶餐廳の中でも、香港の芸能人も好んでよく来るという人気の店が「華星冰室」だ。同店のオーナー・陳家興さんが「ぜひこれは味わっていってほしい」と強く勧めてくれたのが、黒トリュフ入りスクランブルエッグトースト。37香港ドル(約433円)といいお値段なのだが、パンの上にとろけるような食感のスクランブルエッグがたっぷりのっており、その上にア クセントとして黒トリュフがおしげもなくまぶされている。ふわふわしたパンと、とろっとした卵、クラクラするようなトリュフの魅惑的な香り……。これらが三位一体となったこのトースト、やみつきになりそう! 初めは「ちょっとお高いかも」と思っていたが、実際の料理を目の前にすると、「トリュフがこんなにのっていて、この値段でいいの!? 」と困惑してしまうほど。陳さんいわく、同じメニューをホテルで食べたら10倍の値段はするという。以上オススメグルメを堪能して、楽しい香港滞在にしてください!【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年03月30日日本に「マクドナルド」や「モスバーガー」、「ロッテリア」などの様々なファストフード店があるように、香港でもファストフードチェーンが展開されている。中には、なかなか個性的なメニューを販売している店もあり、興味深い。今回は、香港の個性派ファストフードメニューを紹介しよう。まずは「ケンタッキー・フライド・チキン」。「えっ?? 」と思ったそのメニューは、 「Tomato Shell Pasta with Flava Roast Chicken combo」(ドリンク付き25.6香港ドル・約300円)。シェルパスタ入りのトマトスープ。と、ここまでは普通なのだが、その上にはどでかいチキンがでーんとのっている。「何でもチキンをのせればいいってもんじゃ……」とも思いながらも一口食べてみると、トマトスープにチキンの旨みが溶け込み、結構イケる。こちら、朝食メニューなので朝からヘビーなのだが、ドリンク付きで約300円と考えるとなかなかにコストパフォーマンスのいいメニューと言えよう。次はマクドナルド。こちらも朝食メニューが衝撃的で、なかでも「ソーセージエッグ・ツイストパスタ」(セット26.5香港ドル 約310円、単品19.6香港ドル 約230円)にはその荒業っぷりに心を奪われた。トンコツ風味のスープにショートパスタが入っていて、玉ネギやトマト、ニンジン、グリーンピース、コーンが具材としてプラスされている。さらに……日本のマクドナルドの朝メニューにもあるソーセージパティと玉子を投入! 「とりあえず、あるもの全部使ってみました」的な”全部入り”感が逆に潔い。最後はカナダ発のバーガーチェーン「Triple O’s(トリプルオーズ)」。この名前を知らない人は多いと思う。なぜなら日本未上陸だから。香港では6店舗を展開中なのだが、ここのハンバーガーの特徴がビッグサイズのピクルス。しかも、具材と共にバンズでサンドされているのではなく、バンズの上に長さ10cmはあろうかというなが~いピクルスがのせられているのだ。「オリジナルバーガー」(単品45香港ドル・約530円、コンボ68香港ドル・約800円)は、ビーフパティやトマト、レタスなどがサンドされたオーソドックスなハンバーガーだが、ピクルスがアクセントとなり、食べ飽きない! 何個でもイケそうだ。香港で中華料理はもちろん外せないが、1食や2食くらい、ファストフードを楽しんでみてもいいんじゃないだろうか。そんな風に思える個性的なメニューの数々だった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年03月30日30階建て以上のビルが立ち並ぶ香港のビジネス街・セントラル。ランチタイムになるとどこの飲食店も大行列なのだが、「春回堂薬行」(8 Cochrane Street,Central、営業時間:9時~19時30分、定休日:日曜日)という薬局にも、なぜかビジネスマンが行列を作っている。お目当ては店頭で販売されている謎のドリンク。現地の人いわく、食後にはこの一杯が欠かせないのだとか。一体どのようなドリンクなのだろう。現地の人が飲んでいるのは「廿四味涼茶」(7香港ドル 約80円)。”廿四”は24のことで、その名の通り24種類の漢方薬から作ったお茶で、中国に昔から伝わるスペシャルドリンクである。ちなみにこの春回堂薬行も1916年創業と、漢方薬の名店だ。香港では、脂っこいものを食べたりイライラしたりすると身体に熱がこもり、体調を崩しやすくなると言われているそう。体内にたまった余分な熱を取り払うのに、涼茶がよいとされている。特に「廿四味涼茶」に関しては、美肌や解毒、ガン予防といった効果を期待して、現地の人は飲んでいるようだ。店頭には次々とビジネスマンが立ち寄り、紙コップに入れられたドリンクを一気飲みして立ち去っていく。まるで、無料の試供品を配っているかの勢いで、たくさんドリンクを並べてもすぐになくなっていくほどの人気ぶり。コーヒーのような黒い水色のこの飲み物、”良薬は口に苦し”というはこういうことを言うのだろう。様々な漢方薬の匂いが強烈に漂い、もちろん苦味もある。二口目をためらいつつ、現地の人たちはこれをおいしいと思って飲んでいるのだろうかと疑問に思った。そこで、ガブガブ飲んでいる現地の人々に「おいしいんですか? 」と聞くと、「まずい! まずいけど身体にいいんだ!! 」と言って目をつぶりながら、一挙に飲み干す。自分と同じ感想を抱いていることになぜか安心感を覚えつつ、私も最後までゴクゴクと飲み干した。まずいのに超人気のこの漢方ドリンク、観光の合間のエネルギー充填にオススメしたい。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年02月19日香港には、西洋料理なのにちょっと「?」と思うような料理や、日本では考えられない謎の飲み物がある。そんなB級グルメを楽しめる、香港で独自に発達した「香港式喫茶店=茶餐廳(チャーチャンテーン)」を紹介しよう。茶餐廳はレストランではなく、カフェでも大衆食堂でもない。ドリンクメニューが充実しているのでカフェのようではあるが、レストラン並みの食事メ ニューも取りそろえており、しかも朝、昼、晩食べられる。香港人の中には3食全て茶餐廳を利用する人もいるとか。食事メニューは、西洋風だけど香港料理と いった感じの不思議なものが多い。数ある茶餐廳の中でも、香港の芸能人も好んでよく来るという人気の店が「華星冰室」だ。この店でいろいろ面白そうなメ ニューを頼んでみた。まずは1日1,000食も出るという人気の定食(常餐)。バタートースト、ハムエッグ、チャーシュースパゲティにドリンクがついて、なんと34香港 ドル(約398円)という破格のセットメニューだ。このチャーシュースパゲティ、パスタというよりチャーシューラーメンといった方がイメージしやすいだろ う。不思議な組み合わせに「?」マークが飛び交ったが、これが意外に合う!あっさりとしたうどん風の味わいで、つるっと麺をすすっておいしくいただい た。こうした香港風アレンジの西洋料理がなんとも面白い。同店のオーナー・陳家興さんが「ぜひこれは味わっていってほしい」と強く勧めてくれたのが、黒トリュフ入りスクランブルエッグトースト。正直、この お店でトリュフに出あうとは想像していなかったので(失礼! )ちょっと驚く。37香港ドル(約433円)といいお値段なのだが、パンの上にとろけるような食感のスクランブルエッグがたっぷりのっており、その上にア クセントとして黒トリュフがおしげもなくまぶされている。ふわふわしたパンと、とろっとした卵、クラクラするようなトリュフの魅惑的な香り……。これらが三位一体となったこのトースト、やみつきになりそ う!実物を見てみると、「トリュフがこんなにのっていて、この値段でいいの!? 」と困惑してしまう。陳さんいわく、同じメニューをホテルで食べたら10倍の値段はするという。もうひとつ気になったのが、店のあちこちに貼られている「校長多士」というメニュー。「校長って一体何? 」と思ったが、香港を代表する歌手であり俳優でもある譚詠麟(アラン・タム)さんのことだという。アランさんが何度も来店してくれるので、アランさんお気 に入りのオリジナルメニューを作って、敬意を表してメニューに「校長」と名付けたそうだ。黒トリュフをペースト状にしたものをたっぷり塗りこんで焼き上げたトーストで、見た感じはピザのよう。値段は25香港ドル(約293円)。60歳を 超えるアランさんがいつも「俺は25歳だ! 」と言っているので、いつまでも変わらぬ若さでいられるよう25香港ドルにしたという。「だから物価が上がっても値上げはできないんです(笑)」とオー ナーの陳さんは苦笑いしていた。こうした面白食事メニューと合わせて頼みたいのが、香港ならではの謎の飲み物だ。日本では信じがたい飲み物といえば、コーヒーと紅茶を混ぜあわせた 鴛鴦茶(インリョンチャ)。香港では一般的なものらしい。温かい鴛鴦茶(17香港ドル・約199円)を頼んでみたが、意外とイケる! コーヒーより軽めで飲みやすい。食事と一緒に楽しむにはコーヒーより向いているように感じた。さらに、忘れてはいけないのがホットコーラ(熱可楽)。「温かいコーラって一体!? 」と思いつつ、せっかくなので頼んでみることに。オーナー陳さんから「レモンとショウガを入れた方がうまい」とのコメント。早速、レモン&ショウ ガ入りホットコーラ(20香港ドル・約234円)を飲んでみた。冷たいコーラのように炭酸特有の刺激はないのだが、その分優しいのど越しで飲みやすい。ショウガが入っているので身体の芯から温まり、ホッと一息つける。香港に行ったら謎のメニューの宝庫、茶餐廳に立ち寄っていただきたい。意外な“美味”に出合えること請け合いだ。●information華星冰室住所:Shop B1, Kwong Sang Hong Building, 6 Heard Street, Wan Chai営業時間:7時~23時定休日:なしアクセス:灣仔駅から徒歩5分※店舗データは取材時のものです【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年02月12日海外旅行に出掛けたらチェックしたいのがマクドナルド。日本にはないメニューを展開していることが多く、それらを味わうのが楽しい。今回は、香港のマクドナルドで出あったメニューを紹介しよう。まず、日本のレギュラーメニューにないものと言えば、レタスとトマトをのせた「BIG N’TASTY」、横長バンズにピリ辛チキンを挟み込んだ「GCB」、スパイシーなチキンを入れた「McSpicy Chicken Filet」。ただ、どれも香港らしいメニューとは言えず、日本でも期間限定メニューで似たようなものがあったような……といった印象でちょっとがっかり。お宝メニューに期待して、翌朝再度マクドナルドをのぞいてみると、期待していたすごいメニューがあるではないか!その名も「ソーセージエッグ・ツイストパスタ」(セット26.5香港ドル 約310円、単品19.6香港ドル 約230円)。一瞬ラーメンかと思ったが、トンコツ風味のスープに浮かんでいるのはツイストパスタ。そこにたっぷりとタマネギやトマト、ニンジン、グーリンピース、コーンが散らしてあり、さらにその上には日本のマクドナルドの朝メニューにもあるソーセージパティと卵を放り込むという荒業!もちろん朝メニューには、日本にもあるホットケーキやソーセージマックマフィン、エッグマックマフィンなど「定番」のものもあるが、このソーセージエッグツイストパスタはすごい!朝からかなりボリューミーだが、ネタとしてぜひ食べてみてはいかがだろうか。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年02月06日ミシュランエイジアはこのほど、「ミシュランガイド香港・マカオ2013第5版」を発表した。香港とマカオでは12月5日から1冊198香港ドル(約2,200円)で販売され、東南アジアでは12月中旬から販売される。同ガイドブックに掲載される施設は、香港286軒(レストラン244軒 ホテル42軒)、マカオ62軒(レストラン46軒ホテル16軒)の合計348軒。そのうち65軒ものレストラン(香港51 / マカオ14)とマカオのホテル1軒が新規の施設となっており、約4割もの情報が更新された。急速な変化を遂げている香港・マカオのレストラン業界の現状を反映したかたちとなった。最高峰となる3つ星レストランには、今回5軒(香港4 / マカオ1)が選出された。香港のフレンチ「Caprice(カプリス)」やモダンフレンチの「L’Atelier de Joel Robuchon(ラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブション)」、広東料理の「龍景軒」、イタリアンの「8 1/2 Otto e Mezzo-Bombana」。そしてマカオのモダンフレンチ「Robuchon au Dome(ロブション・オ・ドーム)」だ。2つ星レストランには17軒(香港13 / マカオ4)、1つ星レストランには46軒(香港44 / マカオ2)が選出された。他にラーメン店やローカル屋台、焼肉、ベトナム屋台、点心など、星の付いていない飲食店63軒(香港54 / マカオ9)も掲載されている。今回から香港のKennedy TownやSai Ying Punといった新たな場所も調査エリアに含まれ、料理カテゴリーも増やし、香港とマカオにおける美食の多様性を指し示すショーケースのようなガイドブックに仕上がったという。ちなみに今年は、上海料理・北京料理・四川料理・広東料理といったいわゆる中華料理カテゴリーの店は全体の約7割を占めている。また、コストパフォーマンスの高い食事を提供し、星のない店の中でも特に調査員がおすすめするレストランは、「ビブグルマン」(ミシュランのキャラクターである「ビバンダム」こと「ミシュランマン」の顔のマークが付いている店)として紹介され、特に読者に人気があるとのことだが、今回は76軒が「ビブグルマン」に選ばれた(香港68 / マカオ8)。これらは約300香港ドル(約3,300円)以下でもおいしい食事が楽しめる店としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月18日香港では11月23日、「香港ウィンター・フェスタ」を開始する。クリスマスや正月に合わせ、様々なイベントを開催する。開催期間は2013年1月1日まで。「きらめくティファニー・ホリデー」と題したイベントでは、香港島セントラルのスタチュースクエアに、ティファニーの18mのクリスマスツリーが登場する。ティファニーブルーやゴールド、シルバーそして、パールなど煌びやかなハンドメイドのオーナメントがクリスマスツリーを一層輝かせるという。クリスマスツリーの近くには、美しい24人乗りのメリーゴーランドを設置。その他にもライブエンターテイメントやサンタクロースの登場など、様々なお楽しみが予定されているという。11月24日~12月21日の期間は15時~21時、12月22日~2013年1月1日の期間は15時~24時まで。入場は無料。また、2013年の幕開けを祝うイベントとして「香港ニューイヤー・カウントダウン・セレブレーションズ」を開催。12月31日深夜よりワンチャイにある香港コンベンション&エキシビションセンターを中心に、ビクトリアハーバーと周辺ビルからの花火でカウントダウンを行うという。こちらも入場無料。なお、クリスマスシーズンには、香港の繁華街のビルに大胆なクリスマスイルミネーションが施され、香港の夜景をさらにライトアップ。街中の煌びやかなクリスマスデコレーションを楽しめるという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月26日伊予銀行は16日、香港支店において、人民元建ての普通預金口座開設や送金、通貨交換の業務を開始した。これにより、香港支店の取扱い通貨は、円、米ドル、香港ドル、人民元となる。同業務の開始前までは、香港支店の顧客が中国企業や現地の日系企業と取引する際には、人民元以外の通貨で代金決済を行う必要があったが、今後は、香港支店の人民元建て普通預金口座などを利用できるようになり、為替リスクや通貨交換による為替手数料の軽減を通じて、よりスムーズな取引が可能となる。同行は、「今後も顧客の海外進出に役立つサービスを提供していく」としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月18日海外に会社を作ってみることを考えたことはあるでしょうか。たとえば香港などは、租税が安い、(名義人を利用した場合)その会社の内実が知られないなど、香港に会社があるメリットがいくつかあります。今回は、香港に会社を作るコストについて調べてみました。香港で会社を作る方法は2つあります。自分でゼロから作る方法と、すでにある会社を買う方法です。司法書士事務所などが設立し、登記してある会社を「シェルフカンパニー」と言って、香港にはこのシェルフカンパニーが結構な数あります。これを購入するとスグに会社を持つことができます。しかし、ゼロから会社を作っても香港の場合にはあまりお金はかからないのです。会社を作るのに必要な人数は1人でOKです。自分1人で設立する場合には、役員が自分で、株主も自分ということになります。役員や株主の国籍に関して制限がありません。当たり前ですが、会社の住所(登記場所)は香港でないといけません。では実際に香港の現場に事務所を借りないといけないのかというと、そんなことはないのです。ここが面白いのですが、会社の住所は会社設立代行をやっているエージェント業者の住所を借りることが可能です。つまり自分で香港に事務所を開設して、といったことが必要ないわけです。この住所の借り賃はエージェントによって変わりますが、年間1,000~3,000香港ドル(日本円で10,000円~30,000円)のようです。資本金は1香港ドルからでOKですが、「授権資本金」の0.1%を資本登録料として当局に支払う必要があります。授権資本金というのは、会社が発行することのできる株式の総数、その金額のことです。これがたとえば10,000香港ドルの場合には(シェルフカンパニーの多くはこの金額)、10香港ドル(約100円)になります。面白いことに会社秘書(Company Secretary)を決めなければなりません。これは日本にはない「秘書役」です。会社の書類が法的に適法か、またその書類を扱う、監査的な役割もする人間で、これが自分以外にいないといけないのです。しかし、ここが面白いのですが、香港にはこれを代行するという業者があって、そこに頼むこともできます。大体、費用は年間1,000~3,000香港ドル(日本円で10,000円~30,000円)です。会社の登記の際には印紙税を支払い、商業登記証を取得する際にその費用を支払います。印紙税は1,730香港ドル。商業登記証の取得費用は450香港ドルです。日本円にして17,300円と4,500円です。合計約22,000円なので日本に比べると激安だと言えるでしょう。マネーロンダリングを防止するということで、その法人の口座を開設するには香港の銀行まで足を運ばないといけません。筆者の友人で実際に香港に会社を作った人間がいますが、彼の場合にも、あの名高いHSBC(ザ・ホンコン・アンド・シャンハイ・バンキング・コーポレイション・リミテッド)に口座を開くために出かけました。実際に面談を受けてからでないと口座を開いてはもらえないのです。なんと勇気のある若者でしょうか(笑)。払込資本金:1香港ドル=約10円資本登録料(授権資本金10,000香港ドルの場合):10香港ドル=約100円住所の借り賃:1,000香港ドル=約10,000円会社秘書役代行:1,000香港ドル=約10,000円印紙税:1,730香港ドル=約17,300円商業登記証の取得代:450香港ドル=約4,500円小計:41,910円(1香港ドル=10円で計算)口座を開くにはどうしても香港に行く必要がありますので、これに香港への往復旅費と滞在費を足したものが総額コストになります。もちろん上記の試算はすべて自分で会社設立に関する書類を作って、監督官庁に持って行ってなどをやった場合です。これを英語、また中国語でこなせる人はおそらくまれでしょう。そういった面倒なことをすべてやってくれる代行業者が、これまた香港にはたくさんあります(銀行口座だけは自分で面談に行かないとダメですが)。会社設立の一切合切面倒をみてくれるので、これらの業者をうまく使うのもひとつの方法です。この代行業者の相場は本当にピンキリで10,000香港ドル(約10万円)で全部込みという業者がいれば、30,000香港ドル(約30万円)+実費という高いなあという業者もいます。ざっくりですが20万円あれば代行業者の手を借りて会社を設立できると考えていいでしょう。(谷門太@dcp)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月25日じぶん銀行は20日、ザ・ホンコン・アンド・シャンハイ・バンキング・コーポレイション・リミテッド(以下「香港上海銀行」)と銀行代理業に関する委託契約を締結したと発表した。これにより、香港上海銀行は、じぶん銀行を所属銀行とする銀行代理業者として、円預金および外貨預金の受入れを内容とする契約締結の媒介を20日より開始する。香港上海銀行は、じぶん銀行の中国元・米ドル・ユーロ・豪ドル・円普通預金および定期預金、各種取引に当たっての手続き方法を顧客に案内する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月22日