飛騨高山の木工房、オークヴィレッジ株式会社(本社:岐阜県高山市、代表取締役:上野 英二)は、創立50周年を迎えたことを記念し、2024年4月27日(土)に、岐阜県高山市清見町にある本社敷地内にて「創立50周年記念 緑の国 植樹祭」を開催いたします。緑の国 植樹祭: 緑の国 植樹祭オークヴィレッジ株式会社は、1974年の創立当初より『環境との共生』『100年かかって育った木は100年使えるモノに』の理念のもと、国産材を活用した玩具などの木製品、木製家具の製造販売、木造建築を行ってまいりました。また、2020年に環境活動の指針「環境経営宣言」を策定し、国内の未利用広葉樹の活用、自社林の整備活動などを通してカーボンオフセットを実施しています。■「緑の国 植樹祭」について本イベントは、どなたでもご参加いただけます。高山市近郊、および当社顧客に広く参加者を募り、50名程度の規模で午前と午後の二部に分けて植樹を行います。午前はクロモジの苗を中心に植樹し、午後はサクラ、カエデ、クリなどの広葉樹の植樹を行います。今回の自社林への植樹は、森林の整備を行い、敷地内で加工し、販売を行うという循環型のモノづくり拡大のために行います。森林生態系のバランスを整えながら、クロモジは将来の日本の森から生まれたアロマ「yuica」製品に、サクラ、カエデ、クリなどは木製品にも活用していく予定です。本イベントは、木々の生きる力に満ち溢れた春の緑の国で、樹木や森林と触れ合うプログラムを通して、参加者とともに、森林整備活動を行うことで、身近な森林環境に興味をもっていただけることを目指して実施します。広葉樹の森林ガイドツアーや、バードコールや音のなる木製楽器をつくるワークショップ「モリノオト」、敷地内で抽出されるyuicaのアロマウォーターを使った手浴体験やアロマスプレーづくりワークショップなどもプログラム内で開催予定です。【植樹祭】日時 : 2024年4月27日(土) ※荒天中止時間 : 午前10時~午後3時 午前9時45分受付開始会場 : オークヴィレッジ株式会社高山本社(岐阜県高山市清見町牧ケ洞846)定員 : 50名(要予約)※年齢制限なし(小さなお子さまは保護者ご同伴の上ご参加ください)プログラム: ・苗木の植樹 午前はクロモジの苗木、午後は広葉樹の苗木の植樹・広葉樹の森林ガイドツアー、・木工ワークショップ「モリノオト」(有料)・敷地内で抽出されるyuicaのアロマウォーターを使った手浴とアロマスプレーづくりワークショップ(有料)参加費 : 無料(ワークショップは一部有料)持ち物 : 汚れてもよい動きやすい服装(長袖長ズボン)、動きやすい靴、軍手、雨合羽、飲み物、お弁当(昼食は、キッチンカーなどで販売もあり)URL : お申込み先:特設サイトのお申込みフォームよりご予約ください。 ■森林育ウィーク 2024春ゴールデンウィーク期間中には、「森林育ウィーク 2024春」と題して、家具工房見学や木工・アロマのワークショップ、アートギャッベ展などのイベントを実施いたします。開催期間: 2024年4月27日(土)~5月6日(月・祝)URL : <ご予約・お問い合わせ先>オークヴィレッジ高山TEL: 0577-68-2244(代表)/E-mail: info@oakv.co.jp 【会社概要】代表者 : 代表取締役 上野 英二創業 : 1974年4月設立 : 1979年5月29日事業内容: 木製家具・文具・玩具の製造・販売木製漆器の製造・販売木造建築の設計・施工資本金 : 30,000,000円URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月18日小島秀夫の右脳が大好きなこと=を日常から切り取り、それを左脳で深掘りする、未来への考察&応援エッセイ「ゲームクリエイター小島秀夫のan‐an‐an、とっても大好き」。第12回目のテーマは「コルギなソウル(魂)」です。ホテルのカーテンを開けると、ソウルは一面の雪景色になっていた。キャスティング関連でのわずか2日間の訪韓。午前中だけ予定が空いていたのもあり、繁華街の明洞(ミョンドン)へと向かった。焼肉屋やチヂミのハングル文字に紛れて、日本語の看板が目に入る。「韓国式エステ」。ここだ。急な階段を2フロア分、上がる。店に入ると店長らしきおばちゃんが日本語で話しかけてくる。「ギンジャ(銀座)だと、この倍の値段。うちは安いよ」と、160分の極上コースを猛烈に薦めてくる。午後から大事なミーティングがある。2時間以上のコースは避けたい。“ヒーリング・コース”を希望したが、おばちゃんの強引な推しで、話題の“顔骨気(コルギ)コース”を体験することになった。おばちゃんに連れられ、更衣室へ。指示通り、パンツ一丁になり、その上に紙パンツを履いて、チャイナドレスのような刺繍の入ったピンクの施術着を羽織る。外に出ると、別のおばちゃんが待ち受けており、階段を上らされる。曲がりくねった廊下を進むと、ドラム式の乾燥機が並んでいる小部屋に突き当たる。そこにはまた別のおばちゃん達が待機している。まさか乾燥機に足を入れるのでは?と構えたが、杞憂だった。用意されたお湯に足を浸けて、洗浄。再び階段を上り、逃げ場のない突き当たりの部屋へ通される。硬いベッドに仰向けに固定された後、店自慢の“顔骨気コース”が、いよいよスタートする。まずは、クレンジングと足つぼマッサージ。続いて、顔にクリームを塗られる。何度も何度も塗り込まれる。目隠しをされているので、何を塗られているかは、わからない。そして、唐突に骨気テラピー(注1)が始まる。かなり痛いとは事前に聞いていた。おばちゃんは、器具を使わず、指先だけで親の仇の様に攻めてくる!「イタタタ!!」と、思わず声を出して訴えるが、日本語は通じない。ところが「イタイ、イタイ」と、楽しそうにオウム返ししながら手を緩めずに続ける。我慢するしかない。続くフェイスリンパマッサージにも耐え抜き、ホワイトニングパックにシフト。同時に、空気圧による自動の骨盤マッサージが始まる。その間に、肩・肩甲骨の指圧とデコルテ、首、肩リンパマッサージ。最後に頭皮マッサージ。これで終了か、と安堵していると、入れ替わりに別のおばちゃんが迎えにやって来る。「全部脱いで、これを頭から被って。パンツも脱いでスッポンポンに」と黄色い布を渡される。まだ終わりじゃないの?よく見てみると、布の中央に穴が開いていて、そこに首を入れて着るらしい。中でパンツを脱いで、全裸になる。まるで貫頭衣(注2)ではないか?逡巡している間もなく、巨大なてるてる坊主と化したまま、階段を上らされる。いや、下りたのかもしれない。ここは、エッシャーの絵のような迷宮なのだ。最後に待っていたのは、骨気と人気を二分する“よもぎ蒸し”(注3)。部屋に向かうと、おばちゃんが入口にひとり、岩のように座っている。縦に長い部屋内には、真ん中に穴が開いた陶器製の丸い椅子(座浴器)がぞんざいに並べられている。複数の椅子とセットになるように、それぞれに丸テーブルが用意されている。奥には、てるてる坊主から首だけ出した先客の女性2人が、日本語で談笑している。女性もいるの?大丈夫?と面食らっていると、反対側の椅子へと何の説明もなく、誘導される。てるてる坊主の裾を広げて、座浴器に跨る。その下に火種があり、そこによもぎ(韓方薬/ハニャッ)が焚べられている。跨ると、肛門よりも陰嚢が熱い。蒸すというより、熱い。冷やさないといけない大切な器官。これって、男性がやって大丈夫なの?と、顔を上げると、おばちゃんは、目の前にお茶とお菓子を置いて戻っていく。ちょっと、待って!これ何分のコースだったっけ?泌尿器系の改善どころか、睾丸の生産機能がイカれてしまう!経過時間を知りたくて、見回すものの、時計は何処にもない。スマホは持ち込みOKとは知らず、ロッカーに置いてきてしまったのだ。隣では先客達が、楽しそうに自撮りをしている。あなたたち、これ熱くないの?僕はおばちゃんの顔色を窺いながらも、耐え続ける。あと何分だろう。先客は、出されたお菓子を頬張り、お茶を飲み干す。するとおばちゃんに連れられて、部屋を出ていく。なるほど、お茶を飲むのが合図で、蒸し終了なのか!と思い、手をつけていなかったお茶を飲み干す。なんと、おばちゃんはまた新しいお茶を運んでくるではないか。飲んでも終わらない?まさに地獄蒸しだ。結局、40分以上蒸されて終了。股間が熱いので、座る位置を何度も変更。座浴器の縁を移動し続けたおかげで、かなりの汗をかいた。受付に戻ると、あのおばちゃんが待ち構えていた。「お客さんの顔、ずいぶんと白くなった、小顔にもなったわよ」と、優しく笑う。ああ、この感覚。知っている。これ、嫌いじゃない。いや、むしろ好きだ。必要以上に相手を気遣うことが接客だとされる令和の時代にはない、粗暴だが、温かさのあるエネルギーが骨に染みた。またここに来ようか。ここはソウルだが、ここにはソウル(魂)がある。おばちゃんの言葉に、少しはその気になったものの、午後に韓国の人気女優さんと並ぶと、毎日、顔骨気に通っても勝てないと思った。彼女の顔はずっと小さかった。注1:骨気テラピー手や腕を使って骨を刺激し、老廃物の排出、リンパの流れや血行の促進にアプローチする韓国発祥の美容法。小顔や顔色が明るくなるなどの効果が期待できる。注2:貫頭衣生地の中央に穴を開け、そこに頭を通して着用する衣類のこと。注3:よもぎ蒸し韓国の伝統的な民間療法。よもぎなど韓方薬などを煮立て、蒸気を下半身に当てることで体を内側から温める。今月のCulture Favorite顔骨気前の小島監督と、『はちどり』などで知られる俳優のパク・ジフさん。顔骨気後の小島監督。顔がスッキリ!その後、『モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン』などに出演するチョン・ジョンソさんと。こじま・ひでお1963年生まれ、東京都出身。ゲームクリエイター、コジマプロダクション代表。’87年、初めて手掛けた『メタルギア』でステルスゲームと呼ばれるジャンルを切り開き、ゲームにおけるシネマティックな映像表現とストーリーテリングのパイオニアとしても評価され、世界的な人気を獲得。世界中で年間最優秀ゲーム賞をはじめ、多くのゲーム賞を受賞。2020年、これまでのビデオゲームや映像メディアへの貢献を讃えられ、BAFTAフェローシップ賞を受賞。映画、小説などの解説や推薦文も多数。ゲームや映画などのジャンルを超えたエンターテインメントへも、創作領域を広げている。「The Game Awards 2023」にて発表した、最新作『OD』の公式ティザートレーラーが、KOJIMA PRODUCTIONSの公式YouTubeチャンネルで公開中。『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』の第2弾トレーラーが公開中。先日、完全新作オリジナルIP『PHYSINT(Working Title)』の制作を発表。次回は、2396号(2024年5月1日発売)です。※『anan』2024年4月10日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)(by anan編集部)
2024年04月17日六甲山観光株式会社(本社:神戸市灘区 社長:寺西公彦)が六甲山上で運営を行っている六甲高山植物園では、「サンカヨウ」が見頃を迎えました。サンカヨウの花は白色ですが、朝露や雨に濡れると水分を吸った花が透明になることが知られています。ガラス細工のようなその見た目は、神秘的で見る人の心を惹きつけます。見た目の美しさからSNSを中心に話題になっている人気の花です。◆サンカヨウ(メギ科) Diphylleia grayi落葉樹林や針葉樹林の林床に生える多年草です。芽を出してから花が咲くまでの期間は短く、花は5~7日程度で散ってしまいます。花後にできる実は粉をふいたような藍色で、食べることができます。中国語で「荷葉(カヨウ)」は蓮の葉を意味しており、特徴的な葉が蓮の葉に似ている事から「山荷葉」と和名がつけられました。水分を含むと花の色が透明になることが知られていますが、色が変化する過程には時間を要し花期も短いため、その姿は非常に希少です。当園に咲くサンカヨウは現在見頃で、4月下旬ごろまでお楽しみいただける見込みです。◆営業概要【開園期間】3月16日(土)~11月24日(日)※休園日あり。HPをご確認ください。【開園時間】10:00~17:00【入園料】大人(中学生以上)900円/小人(4歳~小学生)450円【駐車場】1,000円、GW期間:2,000円※荒天等により、営業・イベントの内容を変更・中止する場合があります。六甲山ポータルサイト リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月17日3歳の娘さんの子育てと仕事に奮闘しながら、にぎやかな日々を送るビューティサロン代表・高山直子さん。子育て、家族、食、美容、ファッションのことなど、彼女の視点から切り取る“愛すべき日々”のことを紹介していきます。第23回目は、日々増えていく写真の残し方について。バースデーフォトや保育園の写真など、シチュエーションに合わせた保管方法を教えてくれました。手間はかかってもぬくもりを感じることができるアルバムづくり、ぜひ参考にしてみて!こんにちは!4月から幼児クラスに進級した娘。なんだか急にお姉さんになった気がして、子どもながらにひとつクラスが上がったことを自覚し、それが意識や行動に繋がっているんだなと感心する日々です。0歳児(生後7ヵ月)で入園した娘。3年前の入園式のときからの写真を比べると、それはそれは成長を感じられて思わず顔がほころびます。これまでの成長を記した思い出や記録がどんどん増えるなか、3歳7ヵ月現在も進行形で続けている写真の保管方法をお伝えしたいと思います。前にもお伝えしたかも? の、生後すぐからは『nohana』毎月、月齢フォトを1冊のアルバムにしていました。『nohana』は1冊1冊がコンパクトでかさばらず、小さくて同じサイズ感でまとめたい方におすすめです!祖父母への贈り物にもピッタリで、わたしは毎月実家にも同じものを送っていました。同時進行で『ALBUS』も。こちらは3歳7ヵ月現在も毎月注文していて、更新中。毎月8枚までプリント無料で写真をオーダーできるので、とても気軽に続けられます。追加料金も安いのでわたしはついつい多めにプリントしてしまい、すでに5冊目!正方形サイズでプリントされ、冒頭に◯月と年月も出るのでそのときどきの姿をストーリー仕立てに残すことができます。見返しても順に大きくなる姿が見られるので、アルバムとしてとても最高だなと思っています。そしてバースデーフォトは年に一度、アルバムに。『しまうまBook』のプレミアムハードがおすすめ。プレミアムハードは、まるで写真集のような重厚感と高級感があり、一生の宝物になります。年に一度、誕生日や七五三、今後入学式や発表会といった大きなイベントごとで揃えていこうと思っています。保育園の写真は注文タイプでLサイズで届くので、大容量が入るアルバムを。こちらももう2冊目。そして丸3年間、乳児クラスで使っていた連絡帳。こちらはこの春卒業し、幼児クラスからはこのタイプの連絡帳がなくなったので、大切な思い出として写真と一緒に保管しておきます。︎すべてとても大切な思い出で、これからも日々更新。デジタル社会だからこそ逆に、ペラペラとページをめくると当時の娘のぬくもりが伝わってくるような、そんな温かさのある写真が残せるアルバムが大好きです。毎月の少しの手間が数年後かけがえのない宝物になると思うので、ぜひ形に残すことをしてみてください♩温度感を感じられてとてもおすすめです。PROFILE高山直子さん美容サロン『un CALiN(アンカラン)』代表。ライフスタイルインフルエンサーとしても活躍し、幅広い女性の支持を集める。同時にファッション誌やカルチャーマガジン、テレビ番組出演など「女性の美のトータルプロデューサー」として活躍の場を広げ、2016年には初のスタイルブック『NAOKO balance』(双葉社刊)を出版。“キレイ”と“カワイイ”のエバンジェリストとして日々情報発信を続けている。Instagram:@nao_70koro
2024年04月10日六甲山観光株式会社(本社:神戸市灘区 社長:寺西公彦)が運営する六甲高山植物園では、春の訪れを告げる花「ミズバショウ」の群落が見頃です。北海道や東北地方などの北国では、春を告げる花は「サクラ」ではなく、「ミズバショウ」や「コブシ」と言われます。六甲高山植物園でも、気温の上昇とともに次々にミズバショウが開花しています。◆ミズバショウ(サトイモ科)表1: ■イベント情報 「牧野の足あと~博士と関西の仲間たち~」1933(昭和8)年に開園した当園には、開園当時、NHK2023年度前期朝ドラマ「らんまん」の主人公のモデルになった植物学者牧野富太郎博士が何度も来園し、講話などをしていただいています。今回の特別展示では、牧野博士が88年前に作成したアリマウマノスズクサの標本や牧野博士がアリマウマノスズクサを命名した神戸市北区五社での採集会に参加した岡博氏の標本等、初公開を含む約200点の資料を展示しています。また、当時の博士と関西の仲間たちの写真をカラー化して鮮やかに蘇らせています。園内では、ゆかりの植物と共に博士の人生をたどるスタンプラリーも実施しています。【開催日】開催中~8月18日(日)【時間】10:00~17:00(16:30入園受付終了)【参加費】無料(別途入園料要)六甲高山植物園 春の花々がぞくぞく開花!◆カタクリ(ユリ科)北海道~九州の山林原野に広く群生し、晴天時のみ開花する多年草です。葉などの地上部があるのは林床の明るい5月までで、その後は翌春まで休眠します。こういった生活周期の植物をスプリング・エフェメラル(春の儚いもの)と呼び、キクザキイチゲもそれにあたります。6枚の花被片を大きくそりかえし、うつむきかげんに咲くやさしい春の花です。高さ10~20cmの花茎に1輪の花を咲かせますが、種から開花するまでは7、8年ほどかかります。昔は片栗粉の原料として用いられ、この鱗茎より製した質の良い澱粉が使用されていましたが、現在はジャガイモの澱粉で代用されます。園内では約5,000株が随時開花し、4月中旬までお楽しみいただける見込みです。◆キクザキイチゲ(キンポウゲ科)落葉広葉樹林帯の林床に生える多年草です。15cmほどの花茎に一つだけ花を咲かせることからついた和名です。花は晴天時のみ開き、雨や曇りでは閉じたままです。媒介者である昆虫の少ない時に、雨や風から花粉を守るためと考えられます。園内では樹林区のあちこちで群落が見頃を迎え、昨シーズンより開通した新規園路はキクザキイチゲ群落の南側に位置し、正面から群落を楽しんでいただけます。4月中旬までお楽しみいただける見込みです。◆営業概要【開園期間】~11月24日(日)※休園日あり。HPを要確認。【開園時間】10:00~17:00(16:30 受付終了)【入園料】大人(中学生以上)900円/小人(4歳~小学生)450円【駐車料金】1,000円、繁忙日(GW):2,000円※荒天により営業・イベントの内容を変更・中止する場合があります。六甲山ポータルサイト リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月03日やきもののワークショップやフードコーナーなど楽しいイベント盛りだくさん!波佐見焼の窯元・高山で4月6日(土)-7日(日)に「高山まつり」が開催されます。敷地内全体を使ったイベントでは、オリジナルのやきものを作れるワークショップやオープンファクトリー、各種飲食店のフードコーナー、段ボール遊具もあり、景品がもらえるスタンプラリーも実施!ご家族で楽しめるイベントです。イベント当日は、敷地内に完成したばかりのアートペインティングのガスタンクオブジェ、カフェやコワーキングスペースが併設された古民家のリノベーション施設もお披露目します。「高山まつり 2024」日程:2024年4月6日(土)-7日(日)10:00~16:00会場:株式会社高山(長崎県東彼杵郡波佐見町小樽郷757)主催:株式会社高山西海陶器株式会社<やきもの>・高山の器販売「蔵出しやきもの市」・波佐見焼のシェアリングエコノミー「KIGAE」出張オープン<ワークショップ>※事前予約なし・スタンプの絵付け体験~イベント限定ワークショップ~¥1,000(税込)・転写貼り体験¥1,000(税込)・出張!鋳込み体験(藤田鋳込み)¥1,000(税込)・ブンブンハマづくり体験¥100(税込)<フードコーナー>・棚田カレー(高山カフェメニュー)・窯焼きピザ・駄菓子佐々木商店(6日-7日)・おやつ工房Eternally(6日-7日)・からあげしんちゃん(6日-7日)・点心屋台くまや(7日)・クレープキッチンカーろっくcafe(7日)<ファーマーズマーケット>・波佐見産農作物の販売・DIYの木製手作り雑貨販売<オープンファクトリー>※事前予約なし昨年夏完成したばかりの新工場を見学できます10:00~12:00 / 13:00~16:00【イベントに関するお問い合わせ】株式会社高山(担当:今里)TEL:0956-85-2558mail:imazato@takayama-hasami.com地図 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月21日小島秀夫の右脳が大好きなこと=を日常から切り取り、それを左脳で深掘りする、未来への考察&応援エッセイ「ゲームクリエイター小島秀夫のan‐an‐an、とっても大好き」。第11回目のテーマは「推しも推される関係」です。1月、トレント・レズナーのスタジオへ訪問し、彼とアッティカス・ロスの2人と数時間に渡り貴重な時間を共有した。さらに「ナイン・インチ・ネイルズ」(注1)のファーストCDと『ソーシャル・ネットワーク』のサントラ盤CDにそれぞれサインを貰った。2016年のE3にて『デス・ストランディング』(以下『DS』)のティザー映像(注2)を初めて発表した後、コジプロ公式アドレス宛の方に、トレントから「私はヒデオの大ファンです。デスストの音楽にとても興味があります」というメールが入った。当時はまだ、精査をする担当者も不在だった為、「本当に本人からだったのか?」もわからない状態でフェードアウトしてしまった。勿論、僕にとっての彼は、ずっと“推し”だった。それからも行く先々で「トレントはヒデオのファンだ」という話を耳にした。『DS』のパフォーマンス・キャプチャー中にノーマン・リーダス(注3)からも「友達のトレントが、ヒデオの大ファンなので、明日にでもこの撮影現場に来るかもしれない」と、聞かされた。しかし、実際には彼は現れず、僕の方もやはり耳半分な状態だった。ところが、昨年末に、知人のジェフ・キーリー(注4)から「トレントが逢いたがっている!」と、直接の連絡先のメールアドレスが届いた。1月にちょうどロスに行く予定があったので、漸く逢う機会を得た。トレントは、僕を待ち受けていて、こう言った。「『MGSV』(注5)は、219時間プレイ。『DS』は発売された時にやり終えて、今はまたPCでディレクターズカットを再プレイしている!何度も言うけど、いくつかのアルバム制作を妨げたのは、ヒデオのせいだよ(笑)」お互い“推し”であったにも関わらず、実際に邂逅するまでに8年を要した。“推し”と“推し”が日常生活で偶然出逢うということは、まずあり得ない。昔は、対談などを活用して、“推し”に会う機会を作った。偶然を待っているだけでは、容易に“推し”に出逢えなかったのだ。ところがSNS時代になって、そんな“推し”との繋がり方は、大きく変わった。SNSというツールが“推し”と“推し”を容易に、効率的に繋げてくれるようになったのだ。例えば、ある本を読む、映画を観る、音楽を聴く、作品を見る。僕はその“推し”の感想をSNSに投稿する。すると、その“ラブコール”は世界中を瞬時に駆け巡り、その日のうちに、ほぼ間違いなく、“推し”にダイレクトに届くのである。僕がフォローすれば、相手もフォローしてくれる。そうなると、DMで直接話が出来る。仲良くなり「今度、どこかで逢いましょう!」と約束する。いずれ直接、歓談することが出来てしまう。“推し”同士は、エージェントやマネージャーをすっ飛ばすので、話がはやい。そうやって“推し”も“推される”関係を築いた小説家、映画監督、アーティスト、ミュージシャン、俳優、クリエイターは数えきれない。『DS』の日本語版音声に、津田健次郎さんへサム役のオファーをしたのも、まさにこういう経緯によるものだ。10年くらい前のSNSでは、今ほどの即効性も確実性もなかった。しかし、「HIDEO KOJIMAというゲームクリエイターが、あなたの作品を推しているよ」と、僕のファンと相手のファンたちが間を取り持って、うまく繋いでくれた。僕と相手を“推す”人たちが協力し合い、“推し”同士を繋いでくれたのだ。色々と問題はあるSNSだが、“推し”を推しはかる人たちにとっては、“推し”と“推し”が繋がることができる最強のツールでもあるのだ。勿論、相手が僕の事を知らない片想いの場合もある。例えば、パク・チャヌク監督(注6)。韓国映画『オールド・ボーイ』を観て、パク監督に惚れたのは20年前。どうしても彼に逢いたかった僕は、人を介してパク監督に連絡をとって貰った。韓国に飛ぶと、パク監督は『親切なクムジャさん』のラストシーンを玉川(オクチョン)という場所で撮影中とのこと。ソウルから車を飛ばして3時間あまり。零下16度の現場で“推し”に邂逅した。現場近くのレストランで通訳もなく、韓国料理を咀嚼しながら、身振り手振りで対話した。お互いが、好きな作品のことを夢中で話していると、通じるものがいくつもあることが分かった。いつしか“推し”と“推し”は、人種や言語を超えて繋がっていた。僕らは、同じものを“推し”て、創作の世界に入ったのだと理解し合った。いつの間にか“推して”いるつもりが“推される”、初めて会ったのに、幼馴染のような関係になっていた。以降、パク監督とはずっと特別な関係が続いている。“推し”とは誰かにゾッコンとなり、好きなことを公言し、行動を起こし、生涯応援することだ。同時に、それは、新たなクリエイティブにも繋がる。“推し”もまた一つの創作なのだ。好きという気持ちは世界共通だ。同じものを“推す”情熱が、見知らぬ者同士を繋いでくれる。全身全霊をかけて“推し”ていれば、いつかは“推し”からも“推される”機会がやってくる。“推し”も“推される”関係は、誰にとっても夢ではない。今日も僕は誰かを“推し”続ける。注1:ナイン・インチ・ネイルズ1988年に活動を開始した、トレント・レズナーによるプロジェクト・バンド。注2:アメリカで開催されていた世界最大級のゲームの祭典であるE3において、小島監督の新作として、そのタイトルとノーマン・リーダスが主演であることが発表された。単なる予告編とは異なり、謎に満ちた映像が世界中の注目を集めた。注3:ノーマン・リーダス俳優。『ウォーキング・デッド』『処刑人』などに出演。『デス・ストランディング』のサムを演じている。注4:ジェフ・キーリーゲーム業界のアカデミー賞ともいわれるThe Game Awards(TGA)のプロデューサーであり司会者。小島監督のよき理解者であり友人。注5:MGSV小島監督のゲーム『メタルギアソリッドVファントム・ペイン』のこと。注6:パク・チャヌク監督『オールド・ボーイ』『親切なクムジャさん』のほか、『お嬢さん』『別れる決心』など数多くの映画を手掛ける。今月のCulture Favoriteトレント・レズナー、アッティカス・ロス両氏と。『犯罪都市 NO WAY OUT』に出演するマ・ドンソク氏と。4年ぶりにソウルで再会したパク・チャヌク監督と。こじま・ひでお1963年生まれ、東京都出身。ゲームクリエイター、コジマプロダクション代表。’87年、初めて手掛けた『メタルギア』でステルスゲームと呼ばれるジャンルを切り開き、ゲームにおけるシネマティックな映像表現とストーリーテリングのパイオニアとしても評価され、世界的な人気を獲得。世界中で年間最優秀ゲーム賞をはじめ、多くのゲーム賞を受賞。2020年、これまでのビデオゲームや映像メディアへの貢献を讃えられ、BAFTAフェローシップ賞を受賞。映画、小説などの解説や推薦文も多数。ゲームや映画などのジャンルを超えたエンターテインメントへも、創作領域を広げている。『HideoTube (ヒデチュー):特別版』小島監督が、津田健次郎さん、宇内梨沙さんと、コジマプロダクションが発表した様々なトピックについて語り尽くす。次回は、2392号(2024年4月3日発売)です。※『anan』2024年3月13日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)(by anan編集部)
2024年03月09日インバウンドがもどりつつあり、観光客で賑わう飛騨高山。新しい味の試食会を、商品企画をしたデザイン事務所で開催。2022年に発売された、飛騨高山の新名物スイーツ「さるぼぼアイス」!が累計売上 2万本突破!今年は、さらに新しい味が登場!デザイン事務所に試食のメンバーが集まり、味の会議をした。さるぼぼアイスとはその名の通り、飛騨高山を代表するお土産であり工芸品である「さるぼぼ」を形取ったアイスクリーム。その商品開発は、なんと地元のデザイン事務所である、株式会社ゴーアヘッドワークスが企画考案。累計売上 2万本突破!飛騨高山の新名物スイーツ「さるぼぼアイス」今年の夏の新しい味は、今までにない、青色!?もしくは、黄色!?今年の夏の繁忙期に向け、新たに青色!もしくは、黄色!?を、現在検討中。味はまだ秘密!です。現在追加リリースに向けてのアイスの成分や製法の研究を重ねている最中。さらに美味しい「もちシャリ食感」のさるぼぼアイスを作ります!飛騨高山のお土産屋さんや飲食店を中心に販路を拡大しておりますので、ご興味ある方は是非、お問合せください。今年の夏の新しい味は、今までにない、青色!?もしくは、黄色!?デザイン事務所に試食のメンバーが集まり、味の会議をしました!■ さるぼぼアイス webサイトサイト: 公式Instagram : <企画・運営>■飛騨高山のブランディングデザイン会社株式会社ゴーアヘッドワークス 〒506-0011 岐阜県高山市本町1−38TEL:0120-118-191MAIL: info@goaheadworks.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月01日オークヴィレッジ株式会社(本社:岐阜県高山市、代表取締役:上野 英二)は、2023年8月に創立50周年を迎えました。昨夏の高山本社、昨秋の東京で開催した式典・シンポジウムに続き、西日本の事業拠点である大阪で、3月2日(土)に地域森林資源活用をテーマとしたトークイベントを行います。創立以来、持続可能な社会の実現を目指しモノづくりを続ける「オークヴィレッジ」と、森林・林業・木材産業と材木育種分野を総合的に扱う、我が国唯一の中核的な試験研究機関である「森林総合研究所」、そして和歌山で2,500ヘクタールを超える自社林を有し森林・林業経営と山林の多角的な活用方法を模索する「マルカ林業株式会社」の三者で、それぞれの立場と見地から、地域森林資源と暮らしを繋ぐ取り組みについて対談いたします。『地域森林資源と暮らしを繋ぐ取り組み~近畿地方の森林からの発信~』日時:3月2日(土)15:00~16:00会場:阪急うめだ本店8階 特別室B登壇:山下 直子氏(国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所関西支所 森林生態研究グループ長)海瀬 隆太郎氏(マルカ林業株式会社 代表取締役社長)上野 英二(オークヴィレッジ株式会社 代表取締役社長)司会:佐々木 一弘(オークヴィレッジ株式会社 取締役家具クラフト事業部長)『地域森林資源と暮らしを繋ぐ取り組み』また、翌日3日(日)には、島根県の石見銀山で、服飾雑貨を通じ衣食住美の“根のある暮らし”を提案する株式会社 石見銀山群言堂グループの代表取締役社長・松場 忠氏とともに、『根のある暮らし×木のある暮らし』と題したトークイベントを開催いたします。群言堂「根のある暮らし」×オークヴィレッジ「木のある暮らし」日時: 3月3日(日)14:00~15:00会場: 阪急うめだ本店10階 中央街区パーク内 特設会場登壇: 松場 忠氏(株式会社 石見銀山群言堂グループ 代表取締役社長)佐々木 一弘(オークヴィレッジ株式会社 取締役家具クラフト事業部長)『根のある暮らし×木のある暮らし』※トークイベントは予約制です。以下サイトより事前に申し込みをお願いいたします。 【同時開催】オークヴィレッジ50周年記念展示会これまでとこれから 森と人とをつないだ50年、次の50年へ会期:2月28日(水)~3月5日(火)10時~20時 ※最終日は16時終了場所:阪急うめだ本店10階中央街区パークこちらの展示会では、オークヴィレッジの50年の歩みをパネルや創設期に制作した家具を展示して紹介するほか、森の歴史を表現した神代ケヤキの一枚板テーブル、一品作品の展示販売、日本の森の素材から抽出したアロマの蒸留実演やワークショップ、飛騨高山のモノづくりの現場と中継するインスタライブなども予定しております。InstagramURL: @oakvillage_official■会社概要社名 : オークヴィレッジ株式会社代表者 : 代表取締役 上野 英二創業 : 1974年4月設立 : 1979年5月29日事業内容: 木製家具・文具・玩具の製造・販売木製漆器の製造・販売木造建築の設計・施工資本金 : 30,000,000円URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月14日小島秀夫の右脳が大好きなこと=を日常から切り取り、それを左脳で深掘りする、未来への考察&応援エッセイ「ゲームクリエイター小島秀夫のan‐an‐an、とっても大好き」。第10回目のテーマは「人生をストーリーテリングする」です。先日、配信されたSIEのイベント『State of Play』(注1)にて、『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』の第二弾トレーラー(注2)を全世界に向けて公開した。今回も、企画、構成、画面選び、セリフ選び、コピー、音付け、編集、ディレクション、MIXなどを贅沢にひとりで楽しんだ。ほぼ1年ぶりの編集作業だった。トレーラーの尺は9分39秒。ちょっとした短編作品とも言える。発売前だが、僕にとっては、これも作品(ゲーム)の一部なのである。ゲームのプロモーション映像は普通であれば、TVCMや映画の予告編と同じく、外部の映像専門会社に委託する。なぜそれをゲーム制作者の僕がするのか?技術、納期、バジェットなど、裏事情は色々あるが、最大の理由は、やはり編集という行為が好きだからだ。ゲーム創りは高度で複雑、生き物の様に日々進化する。だから、飽きることはない。とはいえ、ゲームはインタラクティブだ。見るもの、見せるもの全ては創り手側にはなく、プレイヤーの行動に依存する。一方で、映像は創り手の思惑通りにタイムラインを操作できる。何を見せて、何を見せないか?さらにはそのタイミングも。だから、たまにはタイムラインを自分で制御した旧来の映像作品で、観客を驚かせたいと、僕は編集機の前に座る。自分だけのペースで完結した作業が出来る事も大きい。チームを動かす仕様書もミーティングも不要だ。僕が初めて編集機に触れたのは、中学生の頃。当時は家庭用のビデオカメラもまだない。友人の父親が持っていた8mmスーパー8カメラを借りて、つまらない自主映画で戯れていたアナログの時代。編集映像が覗ける画面(フィルムエディター)も付いていない、ただのフィルムスプライサー(注3)とスプライシングテープ(注4)での切り貼りを行っていた。切りすぎるとフィルムがダメになる。うまく繋げないと映写機に引っかかる。デジタル世代では当たり前の「undo」(注5)が効かない。だから、細かな編集はできない。あの頃は正直、面白いとは思わなかった。’90年代、ゲーム制作現場にもMacが導入されるようになった。当時の編集環境はMacとAdobe Premiere。しかも、今とは違うノンリニア編集なので、編集中の結果(レンダリング)は、かなりの時間を待たされ、完成した映像の解像度も低いものだった。それでもアナログ時代とは違い、デジタル編集は魔法のようだった。トレーラーやPV、CMに使う素材編集、ゲーム内に入れる実写映像などなど。ここから今に続く、僕の編集人生がスタートしたとも言える。人は時間を超えることも、遡ることも出来ない。タイムマシンやタイムワープといった“SFガジェット”は、現実には実現しそうもない。過去や未来への時間旅行は、宇宙人や魔法の力を借りない限り、無理なのだ。僕らの人生も同じだ。過去を振り返ったり、未来を想像することは出来ても、人生というタイムラインを入れ替えたり、嫌な過去を消したり、楽しかった頃を強調したりは出来ない。さらにゲームの様に生きた人生を何度もやり直し(リプレイ)することも出来ない。ところが、映像の中であれば、時間を自由に行き来出来る。カットを繋ぎ、入れ替えるだけで、時間を自在に旅することが出来る。A“ある家の玄関の前でキスをしている男女”のカット。B“お洒落なレストランで見つめ合いながら食事をする男女”のカット。この二つを並べ替えるだけで、印象は大きく変わってくる。ABだと、既に付き合っているカップルが家から出てきて、何かの記念日にレストランで祝うという物語に見える。AとBを並び替えてみる。レストランで食事をしてから、どちらかの家まで送っていき、そこで初キスをする。食事を経て、男女に恋が芽生えたというドラマティックな物語が産まれる。さらにキスシーンが夜で、レストランが昼だとすると、時間経過も大きく変わる。ABだと、二人がレストランに行くのは一泊した翌日の昼になり、彼らの愛の営みまでも連想できる。BAだと、レストランで話をしているうちに夜になり、どちらかの家まで送り、キスをしているということに。AとBの間に太陽が昇る、あるいは沈むカットを入れる(街の明かりが灯る/消えるカットでもいい)と、さらに物語を強くすることができる。編集によって、時間の操作だけではなく、二人の関係や物語をも決定出来るのだ。リアルな人生はやり直せない。しかし、想像力で編集をしてみれば、そこからまた違ういくつものストーリーを紡ぎ出せるはずだ。そのことで、よりよい未来を想像・創造が出来る。人生を素材としたストーリーテリングだ。“編集”とは僕にとってのタイムマシンであり、人生を物語ることでもあるのだ。注1:State of Play最新のゲームトレーラーやゲームプレイ映像など、PlayStationに関する情報をインターネット上で配信する番組。注2:小島秀夫監督が現在制作しているゲームの最新ティザートレーラー。注3:フィルムスプライサーフィルムを切ったり繋いだりする器具。注4:スプライシングテープ粘着剤が付きづらいものにも接着する、繋ぎ用の粘着テープ。注5:undo直前に実行した操作や処理を取り消し、元の状態に戻すこと。今月のCulture Favorite『ザ・ホエール』などを手がけるダーレン・アロノフスキー監督。俳優のマッツ・ミケルセンが来社。『DEATH STRANDING』でサムの声を演じた津田健次郎さんと。こじま・ひでお1963年生まれ、東京都出身。ゲームクリエイター、コジマプロダクション代表。’87年、初めて手掛けた『メタルギア』でステルスゲームと呼ばれるジャンルを切り開き、ゲームにおけるシネマティックな映像表現とストーリーテリングのパイオニアとしても評価され、世界的な人気を獲得。世界中で年間最優秀ゲーム賞をはじめ、多くのゲーム賞を受賞。2020年、これまでのビデオゲームや映像メディアへの貢献を讃えられ、BAFTAフェローシップ賞を受賞。映画、小説などの解説や推薦文も多数。ゲームや映画などのジャンルを超えたエンターテインメントへも、創作領域を広げている。「The Game Awards 2023」にて発表した、最新作『OD』の公式ティザートレーラーが、KOJIMA PRODUCTIONSの公式YouTubeチャンネルで公開中。『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』の第2弾トレーラーが公開中。先日、完全新作オリジナルIP『PHYSINT(Working Title)』の制作を発表。次回は、2388号(2024年3月6日発売)です。※『anan』2024年2月14日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)(by anan編集部)
2024年02月10日ステーキ【飛騨高山ミート】日本料理【八ツ三館】日本料理【飛騨高山飛騨牛飛騨季節料理肴】フレンチ【BISTROMIEUX】バー【四季折々集Bar】ステーキ【飛騨高山ミート】古い町並みの元美術館で飛騨牛を堪能する飛騨牛のステーキを大胆に敷き詰めた『飛騨牛ステーキ重』高山駅から徒歩13分、古い町並みの一角に、【飛騨高山ミート】が店を構えています。岐阜県が誇るブランド和牛「飛騨牛」をメインに、素材の魅力を活かしたお料理を提供しています。オススメは飛騨牛のステーキがぎっしり敷き詰められた『飛騨牛ステーキ重』。柔らかく旨みの強いモモ肉と、岐阜県産のお米「いのちの壱」に、こだわりのタレがからんだ一品です。和モダンテイストの店内。窓から古い町並みが一望できる古い町並みにしっくりと溶けこむお店は、美術館だった建物をリノベーション。外観は、町の景観を守るために、ほぼそのままの状態で残したそうです。洗練された和モダンな店内は落ち着いた雰囲気で、ゆったりと食事が楽しめます。窓から古い町並みを見下ろしつつ、飛騨牛に舌鼓を打つのもいいですね。飛騨高山ミート【エリア】飛騨/高山【ジャンル】ステーキ【ランチ平均予算】4000円【ディナー平均予算】-【アクセス】高山駅 徒歩13分日本料理【八ツ三館】160年もの歴史を持つ料亭で飛騨の名産を味わい尽くす海のない岐阜県の新たな名産品『飛騨とらふぐ鉄刺マリネ』飛騨古川駅から徒歩7分の【八ツ三館】は、江戸末期創業の老舗料亭旅館。食事のみの利用も可能で、古川エリアで産出されるものにこだわって仕入れる飛騨牛をはじめ、飛騨地方の名産品を使った繊細な日本料理が楽しめます。オススメは『飛騨とらふぐ鉄刺マリネ』。海がない岐阜県では不可能と言われた養殖のふぐを、一手間かけたマリネでいただけます。歴史ある建物はハレの日にふさわしい重厚な雰囲気趣深い純和風の建物の店内は太い梁や柱が印象的、高級感あふれる和の空間になっていて、これからいただくお料理への期待を一層高めてくれます。重厚な雰囲気の建物でいただく日本料理は、旅の贅沢な思い出づくりにぴったり。飛騨地方の名産品を味わい尽くして、心に残る旅にしましょう。八ツ三館【エリア】飛騨/高山【ジャンル】オーベルジュ【ランチ平均予算】6000円【ディナー平均予算】20000円【アクセス】飛騨古川駅 徒歩7分日本料理【飛騨高山飛騨牛飛騨季節料理肴】店主自らが調達する飛騨の天然食材が味わえる完全予約制の日本料理店その時期のおいしいものが存分に味わえる『店主におまかせコース』高山駅から車で8分の【飛騨高山飛騨牛飛騨季節料理肴】は、飛騨地方ならではの旬の天然食材が味わるお店。それらの食材を最高の状態で提供するために、店主自らが山や川に入って山菜や渓流魚、天然きのこなどを調達してくるそう。冬はマタギから仕入れるというジビエも。『店主におまかせコース』で、四季折々の飛騨の季節料理を堪能しましょう。囲炉裏がある離れ『楽味庵』は、田舎時間が満喫できる雰囲気がたまらないお店は高山市の高台にあり、昼は北アルプスの山々、夜は高山の夜景が楽しめます。店内にはカウンター席があり、夜の部ではお一人様の予約も可能。和室は格調高く和の風情満点なので、旅のいい思い出になりそうです。石庭や古民家の一部を移築した離れもあり、大人の隠れ家的な雰囲気が漂います。昼夜共に完全予約制なので、旅行で訪れる際は早めの予約がベターです。飛騨高山飛騨牛飛騨季節料理肴【エリア】飛騨/高山【ジャンル】和食【ランチ平均予算】18000円【ディナー平均予算】20000円【アクセス】高山駅フレンチ【BISTROMIEUX】絶妙な火加減で焼き上げる飛騨牛に舌鼓を打つ旨みと甘み、香りが凝縮された『特選飛騨牛モモ肉のヘルシーステーキ』高山駅から徒歩7分の【BISTROMIEUX】は、フレンチの隠れた名店が多い飛騨高山において、以前からその名を知られたお店。地産地消をテーマに、オーナーシェフが腕を振るっています。オススメは、柔らかな肉質と脂の甘みが魅力の『飛騨牛のステーキ』。フレンチの特徴である絶妙な火の入れ加減で、おいしさを凝縮した一皿です。気取らない雰囲気でくつろげる店内は木の温もりを感じるオシャレな空間。気取らない雰囲気なので、ゆっくりくつろぎながらお料理が味わえます。家族や気の置けない友人と、おいしくてボリュームもあるフレンチを堪能しましょう。ワインの種類も豊富で、飛騨高山産の食材を駆使したお料理に合うようチョイスした、40~50種類が揃っています。BISTROMIEUX【エリア】飛騨/高山【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】2970円【ディナー平均予算】7700円【アクセス】高山駅 徒歩7分バー【四季折々集Bar】旬の素材と地元の食材が織りなす料理に人が集うオリジナルソースが香る『飛騨豚スペアリブオーブン焼き』高山駅から徒歩10分の【四季折々集Bar】は、料理長がおいしいと感じた旬の食材を厳選して使ったお料理が味わえるバー。オススメは『飛騨豚スペアリブオーブン焼き』。飛騨で育てられた飛騨豚のスペアリブを、醤油ベースのオリジナルソースで焼き上げた一品です。季節のオリジナルカクテルと合わせて楽しみましょう。テーブルやチェアには天然素材を使っている店内はフロアによって雰囲気が異なります。白壁のカフェ風スペースは、オシャレなインテリアが置かれていてカフェ風。女子会にオススメです。落ち着いた色合いのスペースは淡い照明がロマンチックで、デートにぴったり。カウンター席はアジアンカフェ風で、女性でも気軽に入りやすい雰囲気です。おいしい料理とおいしいカクテル、明るい雰囲気に人が集うお店です。四季折々集Bar【エリア】飛騨/高山【ジャンル】バー・カクテル【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】4500円【アクセス】高山駅※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。
2024年02月10日飛騨高山の木工房、オークヴィレッジ株式会社(本社:岐阜県高山市、代表取締役:上野 英二)は、2024年2月16日(金)、九州初出店となる直営店舗「オークヴィレッジ 博多」をJR博多駅直結の百貨店「博多阪急」内に新規開店いたします。博多店イメージオークヴィレッジ株式会社は岐阜県高山市に本社・自社工房を構え、国産材と天然塗料を活用した木製家具・木製小物の製造販売、伝統構法による木造建築の設計施工まで、木のモノづくりを幅広く手掛けています。このたびの「オークヴィレッジ 博多」の新規開店は、本年で創立から50周年を迎える記念事業の一つです。1974年の創立当初より掲げる理念である『環境との共生』『100年かかって育った木は100年使えるものに』のもと手掛けるモノづくりを、九州の方々に広くお届けすべく、約20坪の店内スペースには国産無垢材のテーブルセットの数々、ソファ、チェア、棚、デスクなどリビングダイニング家具のほか、樹齢200年以上の一枚板を用いた特注テーブルなど、オークヴィレッジの家具全般を展示いたします。また、家具以外にも同じく自社工房で手がける木のおもちゃや木組みの文具、漆塗りの食器から、森林環境保全の観点から製造を行う日本の森のアロマ「yuica(ゆいか)」まで、家具以外の小物も含めて約200アイテムの主要製品を展開いたします。森と人を繋ぐ・Mori:toシリーズ日本の森のアロマ「yuica(ゆいか)」■店舗概要店名 : オークヴィレッジ 博多店長 : 服部 修開店日 : 2024年2月16日(金)所在地 : 〒812-0012 福岡県福岡市博多区博多駅中央街1番1号 博多阪急7階営業 : 午前10時~午後8時(博多阪急の営業時間・店休日に準ず)TEL/FAX: 092-419-5854(店舗直通) ※2月16日から開通E-mail : hakata@oakv.co.jp ■会社概要社名 : オークヴィレッジ株式会社代表者 : 代表取締役 上野 英二創業 : 1974年4月設立 : 1979年5月29日事業内容: 木製家具・文具・玩具の製造・販売木製漆器の製造・販売木造建築の設計・施工資本金 : 30,000,000円URL : プロフィール:1974年、木工を通じて環境との共生、持続可能な社会の実現を目指す5人の若者たちが立ち上げたモノ造り集団。創設以来の理念である『100年かかって育った木は100年使えるものに』『お椀から建物まで』『子ども一人、どんぐり一粒』のもと、国産無垢材と天然塗料を素材に、伝統工法による家具づくり・木造建築を通じ、「素材」「技術」「デザイン(設計)」の要素が三位一体になった独自のモノづくりを行っている。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月05日ゲーム「Death Stranding 2」の第2弾予告編が公開された。製作を手掛けた小島秀夫監督は、Xで予告編について「今回も自分で編集しました」とつづり、ゲームの正式タイトルが「Death Stranding 2 On The Beach」に決定したことを明かした。予告編には前作からお馴染みのサム(ノーマン・リーダス)、フラジャイル(レア・セドゥ)、ヒッグス(トロイ・ベイカー)や、エル・ファニング演じる新キャラクター、しゃべる小さなパペット、『マッドマックス』のジョージ・ミラー監督演じる新キャラクターが登場。小島監督によれば「物語やゲーム性のヒントを埋めんでいます(原文ママ)」とのことで、「何度か観て、お楽しみ下さい」と呼び掛けている。ファンから「編集、音楽、全体のトーン、すべてが素晴らしい予告編」「天才だ。あなたは自分のアートをさらなるレベルに高めている」「ゲームがリリースされるまでずっと観続ける!」などの感想が寄せられている。また、予告編の公開からわずかな時間しか経っていないにもかかわらず、すでに予告編を反映したファンアートがXに多数ポストされており、小島監督の英語版Xが複数リポストして紹介。忽那汐里の登場も発表されている「Death Stranding 2 On The Beach」は、2025年発売予定。(賀来比呂美)
2024年02月01日小島秀夫の右脳が大好きなこと=を日常から切り取り、それを左脳で深掘りする、未来への考察&応援エッセイ「ゲームクリエイター小島秀夫のan‐an‐an、とっても大好き」。第9回目のテーマは「トラウマの向こうにある“好き”」です。先月のTGA(注1)で『OD』という新作ゲームを発表した。究極の“恐怖”を扱う非常に“とんがったゲーム”を目指した野心作である。昨年の秋には、この『OD』の特別企画合宿を熱海で行った。僕は子供の頃から、怖がりだった。それは今も変わらない。人には見えないものが見える、聞こえない音が聞こえる。と言っても、霊能力者ではない。感受性の強さゆえに、あらゆる刺激に過敏に反応してしまうのだ。森の木々が人に見えたり、天井のシミが歪んだ顔に見えたり、柱の影が巨大な化け物に見えたりする。だからホラー映画もオカルトも怪談も苦手だ。だが、怖がりだからこそ、誰よりも怖いものが創れるというメリットがある。ヒッチコックやスピルバーグがそうであるように。コナミ在籍時代に『P.T.』というホラーゲーム(注2)の体験版を創った。配信後、制作が中止となったこともあり、今でも多くのフォロワーが影響を受け“伝説のホラー・ゲーム”として語り継がれている。スタッフと一緒なら、怖がりの僕でも冷静に観られるかもしれない。そう思い、ある映画のBD(注3)を倉庫から発掘、熱海での合宿に持参した。どうしても観られない作品、僕のオールタイムベスト級の“怖い映画”だ(別の映画を観たいというスタッフの意見を優先し、観る機会は逃した)。それが『エクソシスト』(1973)だ。監督はウィリアム・フリードキン。昨年の8月、ロサンゼルスの自宅で肺炎と心不全のため、87歳で死去した。言わずと知れた映画界の巨匠だ。僕も多くの影響を受けた。中でも『フレンチ・コネクション』『恐怖の報酬(リメイク版)』『L.A.大捜査線/狼たちの街』などがお気に入りだ。映画を通じて、マイク・オールドフィールド(『エクソシスト』の挿入曲)やタンジェリン・ドリーム(『恐怖の報酬』のOST担当。注4)といった“プログレッシブ・ロック”という前衛音楽を教えてくれたのも彼である。訃報を聞いた夜、彼を悼んで作品を観直した。だがそれほどまでにリスペクトしている監督なのに、どうしても『エクソシスト』だけは怖くて観られない。それが日本で公開されたのは小学5年生の時。北米のわずか26館からスタートした映画は、評判が評判を呼び、世界中で空前の大ヒットを記録した。あまりの怖さに退出者が続出、心臓発作で死人が出たとの噂も飛び込んできた。口から嘔吐物を飛ばす!十字架を陰部に突き立てる!首が360度回転する!という映画の常識を超えた過激さに途中退席したという知人からの生の鑑賞譚も聞いた。「悪魔祓い(エクソシスト)」という単語さえもが、未知なる恐怖の対象だった。既にかなりの映画マニアだった僕でも鑑賞は無理だと思った。ある日、中学生だった2歳上の兄が原作本を買ってきた。その表紙のイラストがまた怖かった!青い背景に丸い窓があり、悪魔に憑依されるリーガンらしき少女のイラスト(似ていない)が載っている。左手は吊り革のようなものを握り、そのサークルの中に、笑みを浮かべた少年の頭部が逆さまに描かれている。ゾッとするイラストだった。それが本棚にあるだけで、僕は兄の部屋には入れなくなった。そこに邪悪な霊が宿っているかのようで。6年後、禁断の映画『エクソシスト』がTVで放映されることとなった。いつまでも逃げてはいられない。高校生になった僕は、決意してテレビの前に座った。日本語音声なので、少しは怖さも紛れるだろう。しかし、映画には恐怖した。以降、“最も怖い映画”として、2度と観ることはなかった。熱海の合宿後、『エクソシスト』の正統派続編と言われる話題の『エクソシスト 信じる者』が公開された。向き合うには今しかない。そう思い、10年前に購入していた『エクソシスト』製作40周年記念エディションのBDの封を開けた。60歳を超えて観直した『エクソシスト』は、怖いどころか、猛烈によく出来た映画だった。フリードキンの演出、特殊効果、音響、カメラ、役者の演技、ディテール。どのシーンも素晴らしく、完璧だった。邪悪なものに立ち向かう、人間の勇気と愛を描いた良質なドラマだったのだ。世界中で大ヒットし、今も語り継がれているのも、オカルト映画だからではなかったのだ。フリードキン監督、ごめんさない。50年間も誤解していました。あなたはやはり天才です。私は永遠にあなたを“信じる者”です。そして今、僕の眼の前に、トラウマとなったあの原作本がある。文庫版が復刊されたのだ。例の怖かった単行本の表紙は、貞子のような写真に変わっている(注5)。昨年11月に出た『エクソシスト』のソフト(注6)も購入した。原作を読んだ後に観直すつもりだ。それもフリードキンの音声解説付きで。この作品をもっと知りたいと思う。もっと好きになりたいと思う。怖さは未知から来るからだ。これから僕は、あるお祓いの儀式をする。トラウマとなった原作を読むことで“悪魔祓い”をするのだ。その“トラウマ”を乗り越えた向こうに、本当の“好き”が待っている。注1:TGAThe Game Awardsの略称で、毎年12月にアメリカで開催されるビデオゲームイベント。注2:『P.T.』プレイアブル・ティザー。2014年8月14日に無料配信され、絶賛された小島秀夫監督作品のホラー・ゲーム。注3:BDBlu‐ray Discのこと。注4:OSTオリジナルサウンドトラックのこと。注5:ウィリアム・ピーター・ブラッティの原作は、1973年に新潮社から翻訳が出版され(吊り革を握った少女のイラスト)、1977年に新潮文庫版(リーガンの顔がトレースされたイラスト)、1999年に創元推理文庫版が出版され、2023年の復刊で現在のカバーになった。注6:ディレクターズカット版&オリジナル劇場版〈4K ULTRA HD&ブルーレイセット〉(4枚組/ペーパープレミアム付き)今月のCulture Favorite新作『OD』のトレイラーに登場するハンター・シェイファー。ティモシー・シャラメと。『OD』でタッグを組むジョーダン・ピール監督と。こじま・ひでお1963年生まれ、東京都出身。ゲームクリエイター、コジマプロダクション代表。’87年、初めて手掛けた『メタルギア』でステルスゲームと呼ばれるジャンルを切り開き、ゲームにおけるシネマティックな映像表現とストーリーテリングのパイオニアとしても評価され、世界的な人気を獲得。世界中で年間最優秀ゲーム賞をはじめ、多くのゲーム賞を受賞。2020年、これまでのビデオゲームや映像メディアへの貢献を讃えられ、BAFTAフェローシップ賞を受賞。映画、小説などの解説や推薦文も多数。ゲームや映画などのジャンルを超えたエンターテインメントへも、創作領域を広げている。「The Game Awards 2023」にて発表した、最新作『OD』の公式ティザートレーラーが、KOJIMA PRODUCTIONSの公式YouTubeチャンネルで公開中。次回は、2384号(2024年2月7日発売)です。※『anan』2024年1月17日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)(by anan編集部)
2024年01月13日株式会社本陣平野屋(所在地:岐阜県高山市、代表取締役社長:有巣 秀司)の運営する飛騨高山の旅館「本陣平野屋 花兆庵」は、創業30周年を機に新たに6室のスイートルームを2023年12月25日にリニューアルオープンいたしました。既存の和室9室をスイートタイプのお部屋6室に改装しました。飛騨高山の古い町並みに佇む「本陣平野屋 花兆庵」日本人のお客様はもちろん、コロナ禍が明け急増する外国人観光客の皆様にも快適にお寛げいただけるよう設計いたしました。2023年度の「本陣平野屋 花兆庵」のインバウンド比率は45%であり、その中でも特に欧米系のお客様に多くご宿泊いただいております。欧米系のお客様はお部屋の快適性と共に、その土地の文化風土に関心をお持ちのお客様が多く、飛騨高山の歴史や浪漫を感じていただける客室となっております。その時期に一番おいしいものを味わっていただくため、会席料理の内容は月替わり。■リニューアルスイート客室コンセプト「惟・響・慈・覚・縁・坐」増え続ける海外からのお客様。また清潔のスタイルが変化している日本人のお客様。今、旅のひと夜を過ごす旅館に求められているものは何か?日本の伝統文化をお客様に伝えるのと同時に、ストレスフリーな滞在も提供したい。そんな思いを突き詰めていったお部屋を作りました。飛騨の名刹『千光寺』の長老との問答の中で選んだお部屋の名前は、心が休まるような滞在になるように願いを込めた「ひと文字」ひと部屋ずつ、「ひと文字」のイメージに沿って、色合いやしつらえを変化させました。家具や調度品も部屋ごとに異なり、どれも見ごたえのある部屋になっております。Suite - 惟[yui]の和室+リビングSuite - 坐[izumaru]の檜風呂。湯は循環加温のため滞在中いつでも入浴を愉しめる。Suite - 坐[izumaru]の寝室。マッサージチェアも6室全てに用意されている。■リニューアルスイート客室タイプ1) 惟◆Suite - 惟[yui]◆ツイン+和室+飛騨の家具を配置したリビングルーム+檜風呂2) 響◆Suite - 響[hibiki]◆ツイン+和室+飛騨の家具を配置したリビングルーム+檜風呂3) 慈◆Suite - 慈[itsukushimi]◆ツイン+和室+飛騨の家具を配置したリビングルーム+檜風呂4) 覚◆Suite - 覚[satoru]◆ツイン+和室+飛騨の家具を配置したリビングルーム+檜風呂5) 縁◆Suite - 縁[enishi]◆ツイン+和室+飛騨の家具を配置したリビングルーム+檜風呂6) 坐◆Suite - 坐[izumaru]◆ツイン+和室+飛騨の家具を配置したリビングルーム+檜風呂■施設概要施設名 : 本陣平野屋 花兆庵所在地 : 〒506-0011 岐阜県高山市本町1-34TEL : 0577-34-1234アクセス: 高山駅よりお車で3分、徒歩10分URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年01月09日3歳の娘さんの子育てと仕事に奮闘しながら、にぎやかな日々を送るビューティサロン代表・高山直子さん。子育て、家族、食、美容、ファッションのことなど、彼女の視点から切り取る“愛すべき日々”のことを紹介していきます。第21回目は、高山さんが普段から愛用しているスキンケア&ヘアケアアイテムについて綴ってくれました。ママだからこそ使いたい機能性の高い美容アイテムは必見です!新年となりました!みなさま今年もどうぞよろしくお願いします。さて、そんな2024年はじめの記事は、わたしの美容についてお届けします♩娘も3歳4ヵ月になり、どんどん体力もついてきて今まで19時半〜20時頃寝ていたのが、21時前後と後ろ倒しになってきました。仕事が終わってからノンストップのわたし。さすがに疲れて一緒に寝てしまうことも多々あり、お風呂後のおひとりさまタイム〜♩ と、のんびりしていられない日も増え、お風呂上がりにパパッとケアを済ませることも多くなりました。そんなわたしが使っている、簡単にケアができて効果的な美容アイテムを紹介します◎夜、お風呂上がりにまず娘の保湿をし、着替えてもらっている間に、【ファチュイテ】ブライテスト ファーストエッセンスを顔にシュシュッとスプレー。スプレータイプの美容液なので手間いらずです。娘のお世話の前にとりあえず吹きかけておけば、次のスキンケアまで少し間が空いても安心!次に【VT COSMETICS JAPAN】のCICA DAILY SOOTHING MASKを顔に貼ります。こんな感じで一枚ずつ取りやすくておすすめ!“1日1CICA”とうたっているシートマスク。うるおって、肌の調子が整う万能マスクでコスパも最高!その状態で、娘の髪を乾かし、そのまま自分の髪も乾かします。ドライヤーは【Bioprogramming】のレプロナイザー27D Plus、という私的ドライヤー界の最上級。美髪づくり、乾く速さ、髪へのやさしさなどを考え、365日使うものとするとお値段以上の価値があります。そのあとマスクを外し、軽く馴染ませ、【プラスリストア】のTAホワイトクリームMDをシミがつくられやすい箇所に塗り、【キールズ】のDS RTN リニューイング セラムを顔全体に馴染ませます。もう何本目になるかわからないほど愛用している、夜用レチノール系美容液。朝の顔の元気具合が全然違います。使わなくなるとわかるよさ、もう手放せません!最後の保湿クリームはなんと……!【ニュートロジーナ】のインテンスリペア CICA ボディローションを。ボディクリームとして有名なのですが、わたしは顔の保湿クリームとして使うのが最高に相性がいいです。顔、デコルテ、そのまま腕や足にもしっかり塗り込みます。翌朝、ぬるま湯洗顔したあとの肌がつるん! とやさしい質感になるのでおすすめ。コスパも最高で、娘の顔&ボディクリームもこちらを使用していて乾燥知らずです。朝は、夜同様【ファチュイテ】のブライテスト ファーストエッセンスを吹きかけ、【ボウブ】のスキントナーを。少しとろっとした、でも全くベタつかない化粧水で朝の肌にぐんぐん浸透し馴染みます。次に【オバジ】c25セラムを重ねます。全方位美容液とだけあり、しっかり肌が元気になる様子を感じ取れます!透明感、つや肌の必需品。そして【ファチュイテ】ブライテスト マルチプロテクションデイクリームを。朝用クリームでベタつかず、その後のメイクの邪魔をしないのにSPF30 PA+++と365日嬉しい効果も。そのあと、【ラ ロッシュ ポゼ】UVイデア XLプロテクション トーンアップのクリアを塗ります。そしてスペシャルケアや、公園などでたくさん紫外線を浴びたな~という日、夏はほぼ毎日生ビタミンCの美容液Yunthを洗顔後いちばんに。スキンケアで肌をしっかり整える分、ファンデーションは使わずに過ごせています♩忙しい中でも、ポイントさえ押さえればあれこれする必要なく美肌を保つことができるので、自分のマストバイを見つけるとノンストレスで過ごすことができるのでおすすめです。ちなみに夜のドライ前のヘアオイルは、【giovanni】のフリッズビーゴーン スムージング ヘアセラム。タオルドライ後、濡れた髪に適量つけて乾かします。指通りがよくつやっとまとまるので、もう何本目かわからないほど使っています。朝のスタイリングオイルは、【giovanni】のシャインオブザタイムズ グロッシー ヘアミストを。直接吹きかけても、コームにかけてコーミングしてもどちらでも使える万能オイル。ヘアトリートメントよりもまとまり、ワックスや重めのオイルよりも断然軽めのほどよいオイル感がやみつき。ダウンスタイルのときに、ささっと吹きかけコーミングするとまとまりのあるさらつや髪に。前髪のスタイリングにも使いやすく、わたしはコームに吹きかけて前髪をとかして仕上げています。ブラシは【エス・ハート・エス】のスカルプブラシ ワールドプレミアムショートを。美髪矯正で通っている美容師さんイチオシの美髪ヘアブラシ。他と比べるとそのよさがわかりやすく、つや&まとまりが歴然です!朝も夜もまずはこのコームでとかすところから。ヘアアイロン前に使ってもその後のスタイリングのしやすさに違いが出ます◎年齢を重ねるとより、肌、髪を労わりたくなるようです♩2024年、どんな一年になるのでしょうか♩わたしは40代を迎える節目の年になるので、素敵にステップアップできるよう毎日を楽しみながら過ごしたいです。娘も年少の月齢になり、保育園生活もあと3年と考えるとあっという間! 毎日の成長や可愛さを見逃さないよう、ぎゅっとぎゅっと深く子育ても楽しんでいきます。みなさま今年もどうぞよろしくお願いいたします♩PROFILE高山直子さん美容サロン『un CALiN(アンカラン)』代表。ライフスタイルインフルエンサーとしても活躍し、幅広い女性の支持を集める。同時にファッション誌やカルチャーマガジン、テレビ番組出演など「女性の美のトータルプロデューサー」として活躍の場を広げ、2016年には初のスタイルブック『NAOKO balance』(双葉社刊)を出版。“キレイ”と“カワイイ”のエバンジェリストとして日々情報発信を続けている。Instagram:@nao_70koro
2024年01月05日国内屈指のタフなコース飛騨高山ウルトラマラソンは、2024年6月9日(日)に岐阜県高山市で開催します。同大会では、高山の自然や伝統ある古い町並みを走り、コースの中で様々な景色を楽しみながらゴールを目指します。国内屈指のタフなコースですが、種類豊富なエイドで地元のおもてなしを受け、長い道のりを飽きさせない魅力あふれる大会です。開催概要会場は飛騨高山ビッグアリーナ。種目は100kmと71kmの2コース。参加費は100kmが22,000円、71kmが18,500円です。スタート時刻は100kmが4時30分(制限時間は14時間)、71kmが5時20分(制限時間が11時間)となります。特色であるおもてなしエイドステーション コースは飛騨高山ビッグアリーナを発着地点として、古い町並みと飛騨の大自然の中を走ります。累積標高は100kmが2,529m、71kmが1,829m。一部区間を除き交通規制なし。おおむね5km毎に給水所を設置しています。過酷なコースですが、エイドステーションには高山市の特産品が準備されいます。(画像は公式サイトより)【参考】※「飛騨高山ウルトラマラソン」の公式サイト
2023年12月31日高山みなみ、大塚明夫、かないみか、中尾隆聖、子安武人、佐久間レイ、谷育子ら平成版アニメ「たのしいムーミン一家」のレギュラー声優が日本語吹き替え版に集結したパペットアニメーション映画『ムーミンパパの思い出』。この度、ムーミントロールと若きムーミンパパの2役の声を担った高山さんの演じ分けが垣間見られる本編シーンが、シネマカフェに到着した。小説「ムーミンパパの思い出」を基に、若い頃のムーミンパパの大冒険を通して、スナフキンの親・ヨクサルやスニフの親・ロッドユール、リトルミイら個性的な仲間たちとの出会いや友情が描かれる本作。公開された映像では、若きムーミンパパと発明家のフレドリクソンは、「海のオーケストラ号」と名付けた船で海へ出発するために、竜のエドワードに川に入ってもらうことで、水かさが増し、船が浮かんで進んでいけるとひらめく。そっけなかったが、「川で試せよ。砂の川床は柔らかいぞ」という勧めにのってくるエドワード。その様子を見て、若きムーミンパパとフレドリクソンたちは急いで船に乗り込む。そんな中、ヨクサル(cv.子安武人)が船に乗りそこねて、海に浮かぶロッドユール(cv.中尾隆聖)に気づき、助ける一幕も。エドワードのおかげで船は海へと進み、若きムーミンパパは「次は何が起きる。冒険よ、待ってろよ!」とワクワクが止まらない。この場面に続くのが、このパパの冒険話を聞いている息子のムーミントロール。「すごいよ、パパ!名前もすごい!竜のエドワード」と大興奮で、「実は竜のエドワードには再会したんだ。彼は思いがけずいいことを。それで知った、冒険とはどう転がるかわからないもんだ」とムーミンパパ(cv.大塚明夫)。そしてムーミンママ(cv.谷育子)は、その様子を優しく見守っている。高山さんは、「本当に久しぶりのムーミンでしたので、嬉しさと懐かしさでいっぱいになりました」とふり返っている。なお、新宿バルト9では1月7日(日)、高山さんとかないさん(スノークのおじょうさん/若いママ役)の舞台挨拶付き上映イベントが行われる。『ムーミンパパの思い出』は12月29日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ムーミンパパの思い出 2023年12月29日より新宿バルト9ほか全国にて公開© Filmkompaniet / Animoon Moomin Characters™
2023年12月25日いま世界で最も話題のホラー映画『TALK TO ME』を手がけたフィリッポウ兄弟と、世界的ゲームクリエイターである小島秀夫監督の鼎談を実施!作品のことから、お互いのもの創りへの考えまで、終始ハイテンションで楽しいトークをお届け。――フィリッポウ兄弟と小島監督の出会いを教えてください。小島秀夫(以下、小島):『TALK TO ME』のティザーが公開されて、こいつはすごい!と。その後にYouTubeを見たら、特殊メイク、VFX、アクションと色々な要素が全部入っていて、しかもクオリティが高くて驚いた。この世代には勝てない、会ってみたいと思って連絡しました。マイケル:大ファンだったので、光栄すぎて慌てましたね(笑)。――小島監督のゲームをプレイしていたんですか?ダニー:もちろん!マイケル:『P.T.』(幽霊の住む屋敷の廊下をループしながら探索するホラーゲーム)は本当に素晴らしい。超クール!ダニー:小島監督は、すごく存在感がある人で。マイケル:でも、いつも楽しくて緊張感なく話せるんだよね。クリエイティブな頭をしているので、刺激を受けます。小島:ずっとテンションが高くて。僕は60歳なので羨ましい。マイケル:もし小島監督が棺桶に入ったらエナジーを与えに行くので呼んでください。小島:(笑)。敬愛するジョージ・ミラー監督も双子ですが、二人に会って初めて双子っていいなと思いました。2馬力でしょ。1人で20時間働いても時間が足りないから。たとえば、現場で俳優Aと話をしていると、その間、俳優Bとは話せない。でも双子なら同時にできるので。マイケル:たとえば何かアイデアが浮かんで、すごくクレイジーだから、他の人みんなに「できるわけないよ」と言われても、双子だから「いや、できるよ」と言えるところが強みの一つ。一応、現場ではダニーが監督で彼が演出について話します。二人が監督で入ると、「え、さっきダニーが言っていたことと違う」となっちゃうから。ダニー:喧嘩をする時は、みんなの前ではせず、スマホでテキストを打って見せる感じ。マイケル:で、僕は見ないふりをするっていうね(笑)。――YouTuberとしても活躍するフィリッポウ兄弟ですが、小島監督が作品を作り始めた時代とは、もの創りの環境がかなり異なるように思います。小島:まず発表の場があることが違いますよね。僕らの時は、脚本を書いて、カメラを調達して、友だちを騙して集めて(笑)、現像して、編集して…なので、お金もものすごくかかります。でも、今はデジタルだから、カメラもライティングもCGも全部できるし、世界中の人が見ているネットで発表できます。ダニー:今みたいに発表する場がないために埋もれてしまった、いいアイデアがいっぱいあるかと思うと悲しいね。マイケル:以前、小島監督に聞いた、子どもの頃に映画作りをしたという話がすごく面白くて、映画化したいくらい。もちろん、小島さんにも出てもらう!小島:(笑)。内臓が飛び出るシーンを撮るのに、肉屋で腸を買ってきたりとかね。実際、現場でやってみたら、人間のじゃないので大きすぎて使えなくて。ダニー&マイケル:あはははは。マイケル:夕日の話も最高!小島:夕日のシーンが必要だったけどなかなか撮れなくて、友だちのお父さんが撮っていた夕日のフィルムを切りました(笑)。――『TALK TO ME』を観ていかがでしたか?小島:ホラーというより降霊版ドラマ『ユーフォリア』という印象です。パーティ、セックス、ドラッグ、その向こうに降霊があるという。YouTubeは、導入がゆっくりしていると、視聴者が飛ばしたりするじゃないですか。でも今作は最初から編集がされていないワンショットで入っていくので、作り方を変えているのかなと。マイケル:ドラマとホラーの両方を偏りなく、バランスよく作りたかったんです。ホラーもバイオレントな要素も、ストーリーにおいて必要なものだけを入れました。弟のライリーが煉獄に行くというホラー要素の強いシーンも、2分30秒くらいあったのを15秒くらいに短くしたり。ダニー:フレームごとに細かく見ていくと、ものすごいシーンが間に入っていたりもします。小島:手が作品のアイコンとしてあることや、死者との繋がり、友だちや親とのコネクションなど、僕の作った『DEATH STRANDING』と近いところもあって驚きました。僕は、主人公が元彼と手を合わせるシーンが好きなんですけど、ビジュアルで見せていく場面なので、「I miss you」とか言わせたりしそうなところなのに、やらないのがいい。ダニー:僕もそのシーンが好きで、長引かせたいと伝えていたところなので、嬉しいです。マイケル:僕は切りたかったし、「I miss you」と言わせたかったけどね!3人:(爆笑)小島:病院の街灯が消えるシーンも撮影が難しいと思うんですけど、ワンショット撮影に慣れているんだろうなと。ダニー:でも、そのシーンは難しくて14テイクかかったかな。小島:十分、少ないですよ!ダニー:えー!マイケル:オープニングのパーティシーンは大規模なものにしたかったので、毎日インスタグラムで人を募集したところ、ものすごい人が集まってしまって。当日、Wデッカー(2階建てバス)が何台も必要だったり、さらに、現場に人が勝手に入ってきたりもして、カオスに(笑)。でも、いい絵になりました。小島:僕らもゲームなので、なるべくワンショットを狙うんですけど。今作は本当にいきなりワンショットから始まるので、現代の若者たちへの映画という感じがします。アメリカン・ニューシネマに続く、YouTube・ニューシネマになるんじゃないでしょうか。――印象的な手のビジュアルは、どのように仕上げたのでしょう。マイケル:最初は指の角度やフォルムも違いましたね。ダニー:あと、木の台に載っていたけど、腕の部分を重くして自立するようにしたり。“人と触れ合いたい”という気持ちを表現した仕上がりになりました。小島:なぜ、左手なんですか?ダニー:歴史的に悪者の手は左じゃないですか。マイケルは悪いやつなので左利きです。マイケル:でも、左利きの人ってクリエイティブだよね!3人:あははは。――影響を受けたホラー映画はありますか?ダニー:『エクソシスト』とか。『リング』は前に書いた短編にすごく影響を受けています。マイケル:『殺人の追憶』も。色々なジャンルが混ざっているところがいいです。小島:僕は悪魔とか日本の幽霊が一番怖い。ゾンビは存在するから物理的に攻撃ができるので怖くないんです。ダニー:僕は幽霊でも殴るかな。3人:あははは。マイケル:小島監督の『P.T.』は、幽霊屋敷の2階にリサがいるところが怖いよね。小島:子どもの頃、よくテレビで映画を放送していて、解説者の話があるんです。でも、夕方と夜中の映画番組に解説はなく、異国の映画が突然、前情報もなく始まるのがむちゃくちゃ怖くて。『P.T.』は、架空のスタジオの名前を使うなど、そういう怖さを利用しています。ダニー&マイケル:なるほど!小島:映画『鬼婆』(熱狂的人気を誇る1964年公開のホラー作品)もテレビで観ました。ダニー:『鬼婆』は観てなくて。小島:僕はフィッリポウ兄弟が『鬼婆』を観てると知って、この人たちイケてると思ったけど、マイケルさんだったんですね。マイケル:(小島監督とグータッチして)クールなのは僕!ダニー:わ、絶対観なきゃ。『TALK TO ME』母を亡くし、日々、寂しさを募らせていた17歳のミア。高校の同級生たちの間で降霊を楽しむ「憑依チャレンジ」が流行っていると知った彼女と親友のジェイドは、集まりに参加。久しぶりに生きる実感を味わい、虜になってしまう。しかし、ある時、守らなければならない“90秒ルール”を破ってしまい…。12月22日から丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国でロードショー。©2022 Talk To Me Holdings Pty Ltd, Adelaide Film Festival,Screen Australiaダニー&マイケル・フィリッポウ兄弟映画監督、YouTuber。1992年11月13日生まれ、オーストラリア出身。ジャンル映画愛溢れるハイテンションな動画が人気のYouTubeチャンネル「RackaRacka」を運営する双子。『TALK TO ME』で長編監督デビュー、A24製作で続編『TALK 2 ME』も決定。ゲーム『ストリートファイター』の実写化作品の監督に抜擢されたことも話題に。こじま・ひでおゲームクリエイター 1963年生まれ、東京都出身。コジマプロダクション代表。’87年、初めて手掛けた『メタルギア』でステルスゲームと呼ばれるジャンルを切り開く。独立後初となる『DEATH STRANDING』が世界的に話題となり、現在は『DEATH STRANDING 2』を制作中。映画、小説などの解説や推薦文も多数。※『anan』2023年12月27日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2023年12月23日小島秀夫の右脳が大好きなこと=を日常から切り取り、それを左脳で深掘りする、未来への考察&応援エッセイ「ゲームクリエイター小島秀夫のan‐an‐an、とっても大好き」。第8回目のテーマは「“ヒデミス”と“推し活”」です。この冬、全国の書店では、その年のベスト作品をセレクトした恒例のミステリー・フェアが催される。有名なものは、文藝春秋の「週刊文春ミステリーベスト10」、宝島社の「このミステリーがすごい!(このミス)」、原書房の「本格ミステリ・ベスト10」、早川書房の「ミステリが読みたい!」など。1年間に出版された国内外のミステリーのお薦め新刊リストが出揃う。もはや冬の恒例行事だ。埋もれてしまう“物語”をもう一度、人の眼に触れさせる貴重な機会となる。“僕の身体の70%は映画でできている”と、公言してきたが、“身体の70%は読書でもできている”と、言い換えていいほど、僕は本が好きだ。手軽なエンタメが日常にいくらでも散らばっているSNSやサブスクの時代に、読書人口は激減している。果たして、それでいいのだろうか。本を好きになればわかる。読書は、僕らの人生や未来を間違いなく、豊かにしてくれるのだ。本を読む習慣をつけるにはどうすればいいのか?まず、本屋に出向くこと。交通費も手間も時間もかかる。帰宅時には、荷物にもなる。そのリスクと負担があってこそ、慎重に本をセレクトできる。注意点は3つ。必ず自分の財布で購入する。買う本は自分で選ぶ。買った本は興味を失う前に読む。本はナマモノ、興味を失うと積み本というただの置物に変わってしまう。星の数ほどもある本の中から、自力で“当たり”を引くことができれば、必ず次の読書へと繋がる。重要なのは、“当たり”を見極める経験を積むことだ。小説やノンフィクションは、あくまでも人が書いたものだ。だから、その9割は“ハズレ”ばかり。しかし、残りの1割には至極の“当たり”が潜んでいる。では、“当たり”はどうやって引けばいいのか?雑誌や電子書籍ではない紙の本は、年間7万冊(部数ではない)も出版されている。7万種類の新種が書店で産声を上げている。毎年、デビューする7万人の推し候補の中から、自分の推しを如何に見つけ出すのか?それにはフェアが最適だ。出版社の人、書店員、書評家たちは、この世で一番、本を読んでいる。本に厳しく、愛してもいる。彼らがセレクトし薦めている本に間違いはないはずだ。その中から、自分が選ぶ。これなら、難しくはないだろう。コロナ禍の2021年、早川書房の塩澤編集長(現シニアエディター)から、提案があった。「小島さんが選んだ本のフェアを、出版社を超えてやりませんか?」と。以前にも僕が選んだハヤカワ文庫のブックフェアをしたことがある。コロナ禍でもあったので、本で人を助けたい!と思い、快諾した。そうやって誕生したのが、“ヒデミス”だ。正式名称は、「ヒデミス! 小島秀夫が選んだミステリー・ゴールデン・ダズン」。“ダズン”なので12作品。今年で3回目になる。コロナ禍前は毎日、本屋に通っていたが、コロナ禍後は週末に本屋を数軒回るくらいにまで減った。それでも旧刊の買い直しも含め、1年に150冊くらい(漫画や画集、ムック本は除く)は購入する。献本や、コメントや解説用のプルーフやゲラも、毎日のように届く。本には困らないが、全てを読むわけにはいかず、半分くらいが倉庫入り。積み本が“罪本”になる。心の痛むところだ。昔は、待ち合わせや電車の移動などのちょっとした隙間の時間に読書をしたが、今ではスマホに余暇を奪われる。特に今年は、海外出張が頻繁にあったので、読めたのは100冊程度だった。例年に比べるとかなり少ない。書評家や書店員、作家たちと比べると圧倒的に少なく、精度は低くなってしまう。辞退しようかとも考えたが、塩澤さんの励ましもあり、続ける決意をした。そんなこともあり、今年は13作にさせてもらった。“ヒデミス”の常連作家もいるが、純粋なミステリーだけではなく、文学系の作品やSF、ホラー、ハードボイルドなどを含む、広い意味での“ミステリー”をバランスよく選択したつもりだ。この中から選ぶのはあなただ。誰の意見も聞かず、自分で決めて欲しい。ハズれても気にしない。“当たり”を引くまで読み続ける。“当たり”があれば、読書はあなたの生活の一部となるはずだ。すると、13冊では足らなくなる。もっと面白い、自分だけの本が読みたくなる。その経験をもとに、自分の好きな本を選んでみよう。他のブックフェアや帯コピーなどを参考にしてもいい。膨大な量の本の中から、自分だけの“好き”を見つける。その出逢いは、偶然ではない。それが本と出逢うということだ。そして、面白かった本は、家族や友人たちに薦め、SNSで推してみるといい。読書とはまた異なる喜びが得られるはずだ。これがヒデオのミステリーだ。「ヒデミス! 小島秀夫が選んだミステリー・ゴールデン・ダズン」選出リスト1、『ミン・スーが犯した幾千もの罪』トム・リン2、『真珠湾の冬』ジェイムズ・ケストレル3、『踏切の幽霊』高野和明4、『頰に哀しみを刻め』S・A・コスビー5、『わたしたちの怪獣』久永実木彦6、『卒業生には向かない真実』ホリー・ジャクソン7、『生存者』アレックス・シュルマン8、『怪獣保護協会』ジョン・スコルジー9、『8つの完璧な殺人』ピーター・スワンソン10、『トゥルー・クライム・ストーリー』ジョセフ・ノックス11、『ナイフをひねれば』アンソニー・ホロヴィッツ12、『グレイラットの殺人』M・W・クレイヴン13、『この密やかな森の奥で』キミ・カニンガム・グラント※リストは発売日順今年の選出リストがこちら。小島監督が“ヒデミス”を語る配信がトーハンのYouTubeチャンネル「出版区」で配信中。今月のCulture Favorite映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズなどでおなじみの俳優、イライジャ・ウッドとのツーショット。西島秀俊さんとの一コマ。二人が並んだ姿は、SNSで大きな話題を呼んだ。こじま・ひでお1963年生まれ、東京都出身。ゲームクリエイター、コジマプロダクション代表。’87年、初めて手掛けた『メタルギア』でステルスゲームと呼ばれるジャンルを切り開き、ゲームにおけるシネマティックな映像表現とストーリーテリングのパイオニアとしても評価され、世界的な人気を獲得。世界中で年間最優秀ゲーム賞をはじめ、多くのゲーム賞を受賞。2020年、これまでのビデオゲームや映像メディアへの貢献を讃えられ、BAFTAフェローシップ賞を受賞。映画、小説などの解説や推薦文も多数。ゲームや映画などのジャンルを超えたエンターテインメントへも、創作領域を広げている。「The Game Awards 2023」にて発表した、最新作『OD』の公式ティザートレーラーが、KOJIMA PRODUCTIONSの公式YouTubeチャンネルで公開中。次回は、2380号(2024年1月10日発売)です。※『anan』2023年12月13日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)(by anan編集部)
2023年12月16日乃木坂46一期生・高山一実の小説家デビュー作『トラペジウム』が、2024年5月10日(金) にアニメーション映画化され劇場公開されることが決定した。原作は高山が2016年から雑誌『ダ・ヴィンチ』で連載を開始し、2018年に単行本化された青春小説。自分の力で仲間を集め、アイドルを目指す高校生・東ゆうの10年間を描く。原作者である高山がシナリオなど映画制作に深く関わり、彼女でなければ描けないテーマ「アイドルが放つ輝き」とは何なのか?「アイドル」とは何なのか?という“想い”を追い求めた本作。制作は『ぼっち・ざ・ろっく!』『SPY×FAMILY』のCloverWorksが担当する。本作の主人公・東ゆうを演じるのは、新人ながら『逃げ上手の若君』の主人公・北条時行役に抜擢された結川あさき。そして主題歌は、「どこかにある六畳半アパートの、各部屋の住人の歌」をコンセプトに、楽曲ごとに「歌い手」「作り手」を替えて発表する音楽プロジェクトMAISONdesが担当することが決定した。結川あさき併せて、ティザービジュアルと特報も公開。ビジュアルには、「わたし一人では、アイドルになれないんだって。」という絶望すら感じさせるキャッチコピーと泣き顔が印象的な主人公・東ゆうが描かれ、特報にはMAISONdesの楽曲と共にアイドルを夢見る少女の苦悩が映し出されている。■原作:高山一実 コメント自分の頭の中にあったものがこうして映画化にまで発展し、嬉しい気持ち・気恥ずかしい気持ち・不安な気持ちと色々な気持ちが溢れています。小説とアニメ制作、全く別の難しさはありましたが、スタッフの皆さんにお力添えいただきながら長い期間にわたり制作に携わらせていただきました。やっと皆さんに観ていただけるということがすごく楽しみです。2024年5月10日(金)、ぜひ劇場にいらしてください。映画『トラペジウム』特報映画『トラペジウム』原作:高山一実 コメント動画<作品情報>『トラペジウム』2024年5月10日(金) 公開公式HP:「トラペジウム」製作委員会
2023年12月12日大ヒットゲームを手掛けてきたクリエイターの小島秀夫に密着したドキュメンタリー『HIDEO KOJIMA:CONNECTING WORLDS』がディズニープラス「スター」にて2024年春より独占配信されることが決定した。世界中で大きなブームを起こし、日本のみならず世界で熱狂的なファンを産み出した「DEATH STRANDING」、「メタルギアシリーズ」を誕生させた、世界有数のゲームクリエイター小島秀夫。本作では、独立スタジオの設立から「DEATH STRANDING」を完成させるまでの創造過程に迫り、小島監督が創造した作品を通して、ゲームを芸術の視点から見た時の影響力や可能性を探る。小島監督をはじめ、本作を彩る豪華出演陣として、ジョージ・ミラー、ギレルモ・デル・トロ、ノーマン・リーダスらをはじめ、ニコラス・ウィンディング・レフン、グライムス、ウッドキッド、「チャーチズ」、押井守、三上真司、塚本晋也など、映画や音楽のシーンで活躍する様々なアーティストやクリエイターがコメンテーターとして本編に登場。彼らが小島監督の素顔をどのように語るのか。著名クリエイターから見た視点ならではの素顔にも注目だ。解禁されている予告編では小島監督と共に仕事をしたノーマン・リーダスが交流をふり返り、「まるでウィリー・ウォンカと一緒にチョコレート工場に入る感じだ」と評し、ギレルモ・デル・トロも「ゲームは芸術でそれを仕切る唯一の指揮者は『作家』なんだ」と、彼の持つ作家としての創造性を力説。「誰もが見たことのないものを作りたい」「人は自分でプロデュースするしかない」と笑顔で語る小島監督の姿が印象に残る。会議中の場面も和気藹々とした空気となっており、彼の人柄が窺えるシーンが描かれている。『HIDEO KOJIMA:CONNECTING WORLDS』は2024年春、ディズニープラス「スター」にて独占配信。(シネマカフェ編集部)
2023年12月08日3歳の娘さんの子育てと仕事に奮闘しながら、にぎやかな日々を送るビューティサロン代表・高山直子さん。子育て、家族、食、美容、ファッションのことなど、彼女の視点から切り取る“愛すべき日々”のことを紹介していきます。第20回目は、娘さん3歳の七五三参りについてのお話。3歳七五三ならではの注意点や微笑ましい出来事とともに一日の流れを教えてくれました。これから七五三を控えている方はぜひ参考にしてみて!こんにちは!ここ数ヵ月プリンセスブームが加速しており、子ども部屋のドアをわざわざ閉めてひとりでドレスに着替え、ドヤ顔で登場してくる娘。そんな変身願望が強めなオモシロ3歳児、先月無事に七五三のお祝いができました!その様子を一日の流れとともにお届けします。まずは9時集合で、ヘアメイクと着付け開始。娘のお着物は『着物中や』さんでお借りしたもの。試着会に参加し、5〜6着ほど着せていただいたなかでいちばん本人の顔写りがいいものを選びました。どれもアンティーク着物で、出張着付けなどもあり、至れり尽くせりでお願いして本当によかったです!娘のヘアメイクをしてもらっている間に母の着付け。私のお着物も娘と同じく、『着物中や』さんでお借りしました。娘が主役なので主張しすぎず、でもお祝いなので華やかに、をテーマに一緒に選んでいただきました。大人らしく落ち着きがあるなかで、帯などに華があり、とても素敵なお着物で家族の反応もとても好評でした。お互いが終わるとチェンジで無駄な時間なくあっという間にお支度を終えます♩支度を終えるとそのままタクシーで神社へ移動。今回は代々木八幡宮にてご祈祷していただきました。神社によってはご祈祷中の撮影もOKなので、事前に確認するとよさそうです◎叔父がカメラ担当、叔父の友人がムービー担当で、とても素敵な写真と動画を撮ってもらいました。神社に着くまでは、少しスンッとお姉さんの表情だった娘。でも、現地で両家の祖母と待ち合わせており、大好きな親族が大集合すると、だんだんノリノリで本来の陽気な姿へ。いつもアニメなどで憧れていたキャンディ。わが家ではまだキャンディ(飴)はデビューしていなかったので、この日はじめて【千歳飴】で念願のキャンディデビュー。それが嬉しくて嬉しくてたまらない娘。はじめてペロッとしたときの、にやぁ〜と嬉しそうな表情が忘れられません!3歳七五三では、とにかく下駄が難点!娘も最初はノリノリで履いていたものの、やはり慣れない足袋と下駄が気になるようで、早々に脱ぎたい!! と……。下駄だけならまだしも、足袋も親指のところが痛かったようで脱ぎたい脱ぎたいと大騒ぎ!歩きやすく着物に合わせやすい【靴】は必須!念のため、【白い靴下】も持参しておくとよいです◎でも、脱いだ下駄を親が持つ姿も3歳らしく、よき思い出であり、そのままの温度のある姿を残せてよかったです。無事に撮影、参拝、ご祈祷を終え、みんなでそのまま会食へ移動しました。会食はホテル内にあるレストランで行ったので、着物から洋服へ着替える部屋もお借りできとても助かりました。着物のままでは汚してしまう恐れもあるので、参拝後にお食事をご予定されている方は【着替えの場】があるのか荷物をどうするのかなども事前にチェックしてください♩今回は私たち両親に加え、両家の祖母、私の姉夫婦、姉夫の友人と、大人数でわいわい行うことができ、みんなで成長をお祝いできたことを本当に嬉しく思います。ちなみに前撮りは、石川県の『三山写真館』にて行いました。インスタで知り、前々から前撮りは絶対ここで! と決めていたので、はるばる石川県まで家族旅行を兼ねて行ってきました。前撮りだとヘアメイクや着物もしっかりこだわれたり、着崩れの心配がなかったり、3歳の七五三でも被布を着ず、お着物で撮れるのもいい点だと思います。着物はすべてアンティーク着物で、本番と雰囲気を変えて色合わせなど選ばせていただきました。髪型も日本髪にしたかったのでこの日まで伸ばし続け、念願のヘアスタイルが叶いました!ここまで元気に大きくなってくれたことへの感謝、これからもますますの成長を祈り願うこと。たくさんの愛に囲まれ生まれてきて育ったんだよ、と大きくなってもしっかりと伝えていきたいと思います。PROFILE高山直子さん美容サロン『un CALiN(アンカラン)』代表。ライフスタイルインフルエンサーとしても活躍し、幅広い女性の支持を集める。同時にファッション誌やカルチャーマガジン、テレビ番組出演など「女性の美のトータルプロデューサー」として活躍の場を広げ、2016年には初のスタイルブック『NAOKO balance』(双葉社刊)を出版。“キレイ”と“カワイイ”のエバンジェリストとして日々情報発信を続けている。Instagram:@nao_70koro
2023年12月05日小島秀夫の右脳が大好きなこと=を日常から切り取り、それを左脳で深掘りする、未来への考察&応援エッセイ「ゲームクリエイター小島秀夫のan‐an‐an、とっても大好き」。第7回目のテーマは「フィジカルなクローゼット」です。クライテリオン・コレクション社(注1)が運営する「Closet Picks」という人気企画がある。クライテリオン社のNY本社にある映画ソフト棚にゲストを迎え、各人が選んだフェイバリット作品を映像配信で紹介するのだ。映画監督は勿論、世界中の映画関係者が呼ばれる。その名誉ある“クローゼット”の案内人に指名された。ゲーム業界からの参加は初めてだという。あえて’50~’60年代の邦画を選んだ。黒澤明、小津安二郎、溝口健二、小林正樹、新藤兼人、勅使河原宏、中川信夫らの作品の中から特にお薦めの映画を9作品。誰もが名前くらいは聞いたことがあるはずだが、これらの名匠たちの作品を日本で観ることは難しい。サブスクや、BD(ブルーレイディスク)で鑑賞できる作品は限られている。ところが、米国のクライテリオン社からは、多くの邦画の傑作がBD化されている。海外のクリエイターたちは、これらの邦画を当たり前のように観ては勉強を重ねている。この皮肉な事実を伝えたかったのだ。子供の頃、映画を個人で所有することは、“夢”だった。劇場かTVで観ることしかできない。瞬きも惜しんで、映画のワンカットずつを記憶した。映画は、特別な体験だったのだ。学生時代の1970年代後半、ようやく家庭用ビデオが発売される。映画を個人で所有できる!これは人類が月面に降り立つのと同じくらい、衝撃的だった。ただし、当時のVHSソフトは、個人で購入するには高価だった。レンタルか、ダビングで我慢するしかない。ビデオテープは観るたびに、ダビングするたびに劣化してゆく。その後、レーザーディスクが登場。シネフィルはこぞって、高画質な映画を買い揃えた。映像特典も魅力だった。10年後、DVDが爆発的に家庭に浸透。DVDは何度観ても劣化しないが、まだまだ劇場クオリティには程遠かった。それでも映画ファンたちのクローゼットは拡大していった。続いてTVの進化と相まって、さらに高画質なBDが登場する。現在では、過去の名作群が、4K UHDやフィルム素材からデジタル修復(リストア)された至福のラインナップが次々と登場している。映画ファンたちのクローゼットは、まさに物理的に――フィジカルにヤバくなってきている。デジタル化してサーバーに保存すれば、“クローゼット問題”は解決するだろう。サブスクならば、買い直しの必要もない。しかし、サブスクへの不信感は否めない。たとえば、音楽。僕は未だにCDを買い、パソコンを経由してWALKMAN(注2)に取り込んだ曲を聴いている。CD化されていない過去の楽曲やデジタル配信のみの新曲は聴きようがない。だからサブスクでの体験は斬新だった。楽曲は豊富で手軽だ。フィジカル化されていない懐かしい曲との再会に喜びもした。確かに便利だ。しかし、既にサーバーにあるものを引き出して聴くだけ。自分だけのコレクションをそこに追加することはできない。錯覚をしてしまいそうだが、“自分のもの”ではない。他人が所有し、運営するデータベースの蛇口を捻る権利を一時的に付与されているだけなのだ。サブスクの映画も同じだ。国や企業、団体、時代や規範が蛇口の権限を握る。蛇口を規制され、いくら捻っても“自分のもの”が、出てこない未来は起こりうる。自分だけが好きなもの、自分だけの思い出が、一方的に他者に否定されてしまうリスクがある。イーロン・マスク氏がツイッター社を買収、「X」と名称を変えた際、ある噂が流れた。「10年以上前の投稿画像データは全て消される」と。幸いデマではあったが、それはいつ起こってもおかしくはない。政変や紛争、大災害などでサーバーが沈黙したら、蛇口どころか、何も残らない。デジタル版『華氏451度』(注3)さえ現実になりかねない。しかし、化石や壁画、ピラミッド、彫刻などフィジカルなものは、風化しても何千年もの時を超えて残る。それらには歴史の残り香がある。肌触り、重量、匂いがある。デバイスを必要とせず、思いを馳せることができる。劉慈欣の『三体』の、“文明のなかで最も残るメディアは石に刻まれた文字だ”、という記述を思い出した。僕のクローゼットは、資料置き場とは異なる。単なる資料ならば、デジタルの方が機能的だ。そこは、映画や本や音楽たちとの“思い出”を保管する場所なのだ。好きなものを所有する。それは独占欲ともまた違う。モノは場所を取るし、劣化し、色褪せるから、手入れも必要。永遠ではない。老化する肉体を持った僕ら人間たちと同じだ。厄介だけれど愛すべき存在。その大好きなものをいつも側に置きたい。好きな時に触って、眺めては、過去と繋がっていたい。だから、僕には好きなものたちを仕舞う“フィジカルなクローゼット”が必要なのだ。そうは言っても、個人が所有できる映画の数は、たかがしれている。企業が運営するサブスクには敵わない。だからこそ、そこは“僕だけのクローゼット”なのだ。そこには、僕の人生が並んでいる。「Closet Picks」出演で頂いた北米盤の名作たちをクローゼットに並べてみる。また“思い出”たちが、僕の元に戻ってきた。注1:アメリカのソフトメーカーで、歴史的に重要な名作映画のディスクを販売。古典作品のリマスターなども行っており、映画ファンからの信頼も厚い。注2:SONYのポータブルオーディオプレーヤー。注3:レイ・ブラッドベリの小説で、本の所持や読書が禁じられた架空の社会が描かれている。今月のCulture Favoriteクライテリオン・コレクション社「Closet Picks」の一コマ。Photo courtesy of the Criterion Collectionモーションキャプチャーの現場での、押井守監督との一枚。ロンドンで会ったアレックス・ガーランド監督と。こじま・ひでお1963年生まれ、東京都出身。コジマプロダクション代表。’87年に初監督作『メタルギア』でデビュー。独立後初となるタイトル『DEATH STRANDING』が世界で大きな話題を呼んだ。現在、その続編となる『DEATH STRANDING 2』の制作中。ドキュメンタリーフィルム『HIDEO KOJIMA ‐ CONNECTING WORLDS』の予告編が、KOJIMA PRODUCTIONSの公式YouTubeチャンネルで公開中。次回は、2376号(12月6日発売)です。※『anan』2023年11月15日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)(by anan編集部)
2023年11月11日3歳の娘さんの子育てと仕事に奮闘しながら、にぎやかな日々を送るビューティサロン代表・高山直子さん。子育て、家族、食、美容、ファッションのことなど、彼女の視点から切り取る“愛すべき日々”のことを紹介していきます。第19回目は、娘さんの習い事についてのお話。習い事をはじめたきっかけや、娘さんの成長ぶりについて綴ってくれました。ぜひ習い事探しの参考にしてみて!こんにちは!今年はあたたかい日が続き、お外遊びが心地よいこの頃ですね。8月末に3歳になった娘、9月より習い事が幼児クラスになったりと変化がありましたのでご紹介させてください♩習い事と言ってもこの時代、本当にさまざまあって何をさせてみたらいいのかわからない! という方も多いと思います。わが家は●親がさせてみたいこと●本人が好きそうなことのふたつで、親も送迎を担当制にしていました。いちばん最初に始めたのが「ベビースイミング」生後7ヵ月の頃からスタート!夫が水泳の強化合宿に行くくらい幼少期本格的に水泳をしていて、子どもができたら絶対にスイミングをさせたいと思っていたそう。なのでパパ担当。おかげで、プール大好き水大好きで潜ったりバタ足したりもわりと早めにできるようになりました。親子クラスで父娘のコミュニケーションもあり、とても大切な時間になっていい経験でした。スイミングは、親子クラスから幼児クラスに上がったタイミングで一旦休憩中です。次に1歳6ヵ月頃から始めた「体操」日曜の午前中、どうもダラけてしまう時間帯を何か有意義に使いたいと思ったのと、小さい頃に体の使い方を覚えておくと何かとよいという話を耳にし、ちょうどいい時間帯に通える教室があったのでスタート。体験レッスンは泣いてしまいできない子も多いと聞く中で、娘は大ハッスル! 運動するのが大好きなタイプのため、本人がとても楽しそうでそのまま入会となり、3歳2ヵ月になる現在も続けています。9月からは幼児クラスになり、親子分離をして親は見学のみ、子どもは先生の指導のもと整列したり順番を待ったりと急成長。団体の中にわが子がいる姿ってなかなか見る機会がないので、なんだかグッと胸が熱くなります。次に「ピアノ」赤ちゃんの頃から歌や音楽が大好きな娘。オモチャのピアノや楽器でもたくさん遊んできました。わたし自身3歳から習っていて、音に触れることや耳を育てることはとても大切だと思うので、3歳になる少し前のタイミングでスタート。いきなり鍵盤を弾けるわけもなく、座学や音のリズム取り練習も多く、普段活発な娘がしっかり座って先生のお話を聞くこともいい勉強になるなと見ていて思います。鍵盤を弾けると嬉しそう(笑)。わかりやすく学校の授業中眠くなりそうなタイプで、性格が表れますね。でもお兄さんお姉さんが上手に弾いてるのを見て「わたしもあぁやって弾けるようになる?」と、興味と意欲はしっかりあるようで今後も見守っていきます。ピアノ教室、Halloweenバージョンそして最後に10月から始めたばかりの「バレエ」こちらは、わたしの念願!幼少期からバレリーナへの憧れがあったり、大人になってからもバレエをしてきた方のスタイルのよさをとても素敵だと思っていて、子どもが生まれたら絶対にしてほしかった習い事。体のしなやかさ、姿勢のよさなど舞うこと以外にも得るものがたくさんあると思います。体操同様、体を動かすのが好きな娘なので、体験レッスンのときから楽しそう!親としても見学していてとても楽しいので、少し大変な送迎もがんばれます(笑)。今後長く続けてくれると嬉しいです。本人も大好きなバレエのレッスン着乳幼児期の習い事はたくさんあり、リトミック、モンテッソーリ系、英語、スポーツ、公文、ダンスなどなどまわりでもいろいろ挑戦しているお友だちも多く、選択肢の広い時代だなと思います。もちろん親の願望はありつつも、決して強要するものではなく、親はあくまでもサポート。試してみて、本人が伸び伸び成長できそうであれば始めてみるのがいいのかなと個人的には思います。とはいえ、送迎なども大変でけっこうな二人三脚。子どもも見守る大人も成長できる貴重な時間だなと感じています。いつか振り返ったときに、そんな幼少期の思い出が本人の中で大切に育っていてほしいですね★PROFILE高山直子さん美容サロン『un CALiN(アンカラン)』代表。ライフスタイルインフルエンサーとしても活躍し、幅広い女性の支持を集める。同時にファッション誌やカルチャーマガジン、テレビ番組出演など「女性の美のトータルプロデューサー」として活躍の場を広げ、2016年には初のスタイルブック『NAOKO balance』(双葉社刊)を出版。“キレイ”と“カワイイ”のエバンジェリストとして日々情報発信を続けている。Instagram:@nao_70koro
2023年11月11日小島秀夫の右脳が大好きなこと=を日常から切り取り、それを左脳で深掘りする、未来への考察&応援エッセイ「ゲームクリエイター小島秀夫のan‐an‐an、とっても大好き」。第6回目のテーマは「60歳をどう生きるか」です。夏の終わり、初めてシニア料金で映画を観た。入口で身分証明書の提示もなく、変わりない鑑賞だった。この8月24日で“還暦”を迎えた。そもそも還暦とはなんなのか?石器時代の平均寿命は15歳だというから、60歳という年齢はとてつもない。しかし現代の日本人男性は平均して81歳まで生きるという。それを思うと、60歳がめでたいのかわからなくなる。たまたま誕生日は、セルビアでキャストの撮影をしていた。現地のスタッフにお祝いをして貰った。帰国後には、コジプロで“監督還暦祝いの会”を開催していただいた。赤い革ジャン、赤いベルト、赤い靴、赤いヘッドホンを装着、全身が真っ赤に。僕の顔も赤くなる。そして、M78星雲から、真っ赤なウルトラセブンのサプライズ登場まで!僕の家系には、男性に早死の傾向がある。親父は45歳で亡くなった。親戚の叔父たちが長生きした記憶はない。だから幼い頃から、寿命への漠然とした強迫観念があった。自分が父親の45歳を超えた時には、なんとも言えない気持ちになったものだ。親父を超えて生き続けている。自分はもう大丈夫だ。そこから死の恐怖を意識はしなくなった。ただコロナ禍を経て、誰もが平等に死ぬことを悟った。自分も例外ではなく、いつかは死ぬ。あのタイムリミットを思い出した。さらに、2020年に大きく体調を崩すことがあった。生涯で初めて、「制作はもう続けられないかも?」と最悪の未来をも考えた。僕のリタイア後もコジプロを存続させる必要がある。そこで、企画草案メモが詰まったUSBを秘書に、遺書を付けて渡した。「何かあればこれを。これで数年は持つはずだ」と。幸い、体調は回復、現場に復帰することが出来た。死なないまでも、物創りが出来なくなることはあるのだと、自覚を新たにした。僕が業界に入った1986年時には、「ゲーム開発の寿命は20代後半まで」と言われていた。柔軟な頭脳と体力が求められる、長くは携われない職業なのだと。会社員として、一発当てたゲーム開発者は、所属長に抜擢される。マネージメントを覚え、管理職に就く。さらに、経営陣として参画する場合もある。僕はKONAMIでは二足の草鞋を履くことを選んだ。「経営と制作(開発)のどちらもやる、だから現場も続けさせてください」と。50歳を過ぎて、独立スタジオを立ち上げたのも、現場でクリエイトを続けるためでしかない。ゲーム業界では、60歳を超えて現場で物創りをベタでしているクリエイターはほとんどいない。ところが、これが映画業界となるとまるで話が違ってくる。今も現役で活動を続けている巨匠たちがいる。スティーブン・スピルバーグは76歳、ジョージ・ミラーは78歳。デヴィッド・クローネンバーグ、ポール・バーホーベン、リドリー・スコット、ブライアン・デ・パルマ、ダリオ・アルジェント、ミヒャエル・ハネケ、マーティン・スコセッシ、マイケル・マンたちは、80歳を超えている。ウィリアム・フリードキンは87歳で亡くなったが、最期まで映画を撮り続けていた。宮崎駿監督は82歳で『君たちはどう生きるか』を創った。『千と千尋の神隠し』が60歳の時の作品なので、その後の約20年間で5本を創ったことになる。僕が宮崎さんのように80歳まで現役を続けられたとしよう。どんな作品を、何作創るべきか。現在、僕がどっぷりかかわっているオリジナル作品は、『DS2』と“とんがったゲーム”の2本。同時進行もあるだろうが、20年でせいぜい5、6本だろうか?隠居生活は頭にはない。生涯現役で物創りを続けたい。映画やアニメ、PVのオファーは、KONAMI在籍中からいくつもあった。独立後は格段に増えた。だが、コジプロを立ち上げて社員を抱えている以上、映画創りでスタジオを数年開けることも、抜けることも許されない。残りの人生をどうするか?ゲームか?映画か?選択を迫られる。ここ数年はそのストレスが尋常ではなかった。それを朋友ギレルモ・デル・トロに相談する機会があった。「ヒデオが創っているものは、唯一無二の“映画”だ。今のままの物創りを続けるべきだ」と、彼は応えた。そこでこの先10年の優先順位を決めた。映画の企画はとりあえず保留、独立後、オリジナルの3作目となる大作ゲームの企画を頭の中だけで始めた。宮崎さんの最終作品が北米でも上映された時に、デル・トロがSNSで発した言葉が素晴らしい。“I will joyfully watch his latest rather than his last.”――最後の作品としてではなく、彼の最新作として楽しむつもりだ。寿命は自分で決めるものではない。作品もそうだ。これからの僕の作品も、常に最新作として生まれてくるのだ。60歳とは、ただの通過点でしかない。“シルバー”な隠居ではなく、“燻銀”の現役でいたい。今月のCulture Favoriteセルビアの撮影スタッフに現地で還暦を祝ってもらった時の一枚。還暦祝いのプレゼントでもらった紅革ジャン。ケータリングサービス「ライムンダ」さんの、真っ赤なオリジナル誕生日ケーキ。こじま・ひでお1963年生まれ、東京都出身。コジマプロダクション代表。’87年に初監督作『メタルギア』でデビュー。独立後初となるタイトル『DEATH STRANDING』が世界で大きな話題を呼んだ。現在、その続編となる『DEATH STRANDING 2』の制作中。ドキュメンタリーフィルム『HIDEO KOJIMA ‐ CONNECTING WORLDS』の予告編が、KOJIMA PRODUCTIONSの公式YouTubeチャンネルで公開中。次回は、2372号(11月8日発売)です。※『anan』2023年10月18日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)(by anan編集部)
2023年10月21日飛騨高山の木工房、オークヴィレッジ株式会社(本社:岐阜県高山市、代表取締役:上野 英二)は、2023(令和5)年8月に創立50周年を迎えました。この度、50周年記念トークイベントを東京・青山の「オークヴィレッジ青山」にて11月11日(土)に開催いたします。オークヴィレッジ株式会社は岐阜県高山市を拠点に、1974年の創立当初より『環境との共生』『100年かかって育った木は100年使えるモノに』の理念のもと、国産材を活用した木製家具・木製品の製造販売、木造建築まで幅広く手掛けています。創立50周年は、100年使えるモノ造りを理念に掲げる当社にとって、ちょうど半分の歳月となる大きな節目となります。創業時に掲げた「自然との共生」「循環型社会の構築」の理念は50年を経た現在も、変わらず目指すべき私たちの目標であり、社会的にも重要なテーマです。今後も私たちはこれまでの歩みを振り返りつつ、これからの未来に向かって果たすべき役割を考えてまいりたいと思います。50周年を迎えた今、周年記念スローガンを『これまでとこれから 森と人をつなぎ50年、次の50年へ』と定め、周年ロゴマークを作成いたしました。50周年ロゴこのスローガンをテーマにした記念トークイベントを、11月に東京・表参道にある直営店舗「オークヴィレッジ青山」(東京都港区北青山)にて開催いたします。青山店は豊かな緑に囲まれた複合施設『ののあおやま』内にあり、当日はトークイベントのほか、飛騨高山の本社より家具職人も参加しモノ造りやアロマのワークショップなどをご用意します。様々な催しを通して、オークヴィレッジが創立50年の歩みで築き上げてきた取り組み、そしてこの先の取り組みを、『これまでとこれから』のテーマのもと体感いただける一日にいたします。■トークイベント『森林資源と地域活性化を繋ぐ取り組みのこれまでとこれから』日時 :2023年11月11日(土)午後2時30分~(約1時間)会場 :オークヴィレッジ青山(東京都港区北青山3-4-3 ののあおやま1階)定員 :70名参加 :無料(要ご予約)お申込み先:特設サイトのお申込みフォームよりお申込みください。 お問合せ先:オークヴィレッジ青山 TEL:03-6447-2581オークヴィレッジの創設以来の特長である国産材・地域材の活用のもと、木材調達から製品化まで官民で協働するみなかみ町役場様(群馬県利根郡)、木質資源を通した地域活性に共に取り組む東京チェンソーズ様(東京都西多摩郡檜原村)をお招きし、“これまで”の事業実績の紹介から、“これから”新たにどんな取り組みに挑戦していくのか、それぞれの展望についてお話しいただきます。皆さまのお申込みを心よりお待ちしております。トークイベント告知用当日は記念トークイベントのほか、木工・建築・アロマなどオークヴィレッジの主要事業を体験していただけるワークショップをご用意します。本社の飛騨高山からの家具職人、木造建築設計スタッフが丁寧にサポート・説明をいたします。・「森のおはし」づくりお好きな樹種を選んで、鉋を使ってお箸を制作します。鉋を使うのが初めての方、小さなお子さまでもご参加いただけます。対象 :子どもから大人まで時間 :(1)10:30~ (2)11:30~ (3)13:30~ (各回45分程度を予定)定員 :各回につき6名様(要ご予約)参加費:1,650円(税込)「森のおはし」づくり・「どんぐりカードスタンド」づくりオークヴィレッジ高山本社の自社林材を使った小物『どんぐりカードスタンド』の簡単な組み立てと、自由にお好みの色を塗ってオリジナルの品をつくります。対象 :子どもから大人まで日時 :(1)10:00~ (2)11:00~ (3)13:00~ (各回30分程度を予定)定員 :各回につき6名様(要ご予約)参加費:1,650円(税込)「どんぐりカードスタンド」づくり・『KOMAKO』組み立て・解体見学会木造建築の伝統構法を用いた“小さな家”『KOMAKO』。釘や金物を使わない木組みの木造建築空間モデルを、建築設計スタッフがご説明しながら組み立てと解体を実演します。対象 :子どもから大人まで日時 :(1)10:00~ (2)13:00~ (各回60分程度を予定)定員 :各回につき6名様(要ご予約)参加費:無料『KOMAKO』組み立て・解体見学会・「どんぐりポット」づくり飛騨高山でこの秋実ったどんぐりを、ポット(鉢)に植えてお持ち帰りいただきます。ご自宅で芽吹かせ、数年後に山に戻す“森づくりの第一歩”にぜひ取り組んでみてください。対象 :子どもから大人まで日時 :イベント期間中(10時~14時) 随時受付定員 :準備数が無くなり次第終了参加費:550円(税込)「どんぐりポット」づくり・「森のアロマのルームスプレー」づくり日本の樹木から抽出した様々なアロマを使い、お好きな香りのルームスプレーをつくります。ミニ蒸留器での抽出実演も行いますので、抽出したてのアロマの香りもお楽しみください。対象 :子どもから大人まで日時 :イベント期間中(10時~14時) 随時受付参加費:1,650円(税込)「森のアロマのルームスプレー」づくり【ご予約・お問合せ先】オークヴィレッジ青山TEL : 03-6447-2581E-mail: nono-aoyama@oakv.co.jp ■会社概要代表者 : 代表取締役 上野 英二創業 : 1974年4月設立 : 1979年5月29日事業内容: 木製家具・文具・玩具の製造・販売木製漆器の製造・販売木造建築の設計・施工資本金 : 30,000,000円URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月18日3歳の娘さんの子育てと仕事に奮闘しながら、にぎやかな日々を送るビューティサロン代表・高山直子さん。子育て、家族、食、美容、ファッションのことなど、彼女の視点から切り取る“愛すべき日々”のことを紹介していきます。第18回目は、高山家の子育て5ルールをご紹介。子を持つ親ならだれしも子どもの育て方、接し方に悩んだことがあるはず……! これからの子育ての参考にぜひチェックしてみて!こんにちは!やっと秋めいてきて外遊びが楽しい気温になりましたね。親としてもこの気候が快適で楽しい休日になりそうです♩さて、今回は子育てにまつわるわが家の5つのルールをご紹介します。とはいえ、厳格に決め込んでいるわけではなく、なんとなく思い返してみるとそうだな、というもの。子育てルール➀『“ありがとう”が言える子に』まずは「ありがとう!」 これは言葉が出はじめた頃から習慣にしてきたこと。人から何かをもらったときやしてもらったとき、それが親でも友達でも先生でも「ありがとう」が言える子に。「ありがとう」は言わせるもの? など「ありがとう」論争は何かと起きがちですが、習慣化することで「してもらって当然」という感覚が薄まる気がします。私自身、飲食店、ショップ、タクシーなど、どこでもなんでも「ありがとうございます」と言う文化で生きてきて、客側だから当然! という意識はなくどんなことにもお互いに気持ちよく感謝したいと思うので、娘にもそう育ってほしいと思っています。小さなお菓子をもらったときでも、何か手伝ってもらったときでも「ありがとう」が言える子に。子育てルール➁『“ごめんなさい”が素直に言える子に』ありがとうと同じくらい大切な「ごめんなさい」。大人も子どもも間違ったとき、失敗したときに素直に謝れることは生きていく上でとても大切。お友だちとケンカになったとき、わざとじゃなくてもぶつかってしまったとき、親に対しては癇癪を起こしたりしたとき、落ち着いたタイミングで「ごめんね」が言える子に。これもやはり習慣で、小さい頃からそうすることを伝え続けていると、いまや自然に出てくるようになりました。保育園でもお友だちとケンカになったとき、そのあとしばらく別々の遊びをしていたそうなのですが、娘の中でモヤモヤが残っていたようで相手のところに行き「さっきはごめんね」と謝ることができたと先生から聞くことがありました。すぐに「ごめんね」ができなくても、わだかまりが残る前に「ごめんね」ができたのはとてもいいことで、習慣としていたことなので、心の成長にも繋がったのかなと思います。子育てルール➂『自分でできることは自分で』3歳になりどんどん自分でできることが増えてきた娘。基本的にできることをしないときは、するまで説得します。例えば自分が食べたものがそのままになっているとき、ゴミ箱に捨てるまで、食器をシンクに戻すまでが娘の仕事。「〇〇しなさい!」と強く怒るのではなく、「あっれ〜? 〇〇が出たままだなぁ、おっかしいな〜」ととぼけるようにしています。すると、ハッ! と気付き自分で動くことも。(もちろん他のことに夢中で無視することもあるので、そんなときは雷が落ちることもあります。笑)トイレや手洗いなど、どんどんひとりでできることも増えてきているので、見守りつつ成長を後押しするような育て方をしたいと思っています。子育てルール➃『どんなときも“大好きだよ”と伝える』例えば寝るのが少し遅めになったり、何かでぐずったりして親子ゲンカになることも増えてきたこの頃。口が達者な娘とは割と対等に言い合える関係にもなってきた反面、どこでそんな言い回し覚えてくるの!? と母が負け越しになることも(笑)。でもどんな一日であったとしても、夜寝るときにはあふれんばかりの愛を伝えます。「ママは〇〇ちゃんが大好きだよ。今日もありがとう」など毎晩必ず愛を伝えます。娘も同じように「〇〇もママ大好き(もちろんパパver.も)」と言ってくれるので、寝る前のまどろみタイムに心が解放されている状態のそんな時間がとても好きです。そのときに例えばすごく叱った日だったとして、「今日〇〇だったね、ママもごめんね」などと話すと「〇〇は〇〇だったから泣いたのよ。ごめんね」とぐずったり泣いたりしたときの心模様を教えてくれたりもします。一日の終わりにお互いすっきり眠れることはとても大切だと感じます。子育てルール➄『がんばる力を大切にする』月齢に合わせて習い事をしてきた娘。3歳を過ぎてまた新たに始めた習い事などもあり、すべてのクラスが幼児クラスに進級しました。今まで親子クラスで私や夫と一緒にしていたことが、年少〜年長のお兄さんお姉さんと一緒に子どもたちの輪の中だけでレッスンをし、親は完全に見ているだけ。そんな中、「がんばる力」を大切にしています。親ではない先生方の指示に合わせてはじめてのことを自分のモノにしていく力は、今後の人生でどのステージでも必要。「できない」で終わるのではなく、「やってみよう! がんばる!」を育てること、思わず手や口を出したくなりますが、そこをグッと我慢。本人のやる気と、できないの一歩先、「やってみたらできた!」を育てたいと思っています。5つのルール、書き起こしてみるとすべて日常の中にある“普通”ですが、意識的に過ごすのと時間とともに流れるのとでは残る習慣が違ってくる気がします。親がブレずに芯としてあると、子どもの中にも知らぬ間に定着するので迷いがなくなるはず。教育うんぬんではなく、生きていく上で人として大切なことを今の時期に伝えていきたいと思います。PROFILE高山直子さん美容サロン『un CALiN(アンカラン)』代表。ライフスタイルインフルエンサーとしても活躍し、幅広い女性の支持を集める。同時にファッション誌やカルチャーマガジン、テレビ番組出演など「女性の美のトータルプロデューサー」として活躍の場を広げ、2016年には初のスタイルブック『NAOKO balance』(双葉社刊)を出版。“キレイ”と“カワイイ”のエバンジェリストとして日々情報発信を続けている。Instagram:@nao_70koro
2023年10月05日六甲山観光株式会社(本社:神戸市 社長:寺西公彦)が六甲山上で運営を行っている六甲高山植物園では、牧野富太郎博士発見の「ジョウロウホトトギス」と同じ仲間の「キイジョウロウホトトギス」が見頃を迎えました。「ジョウロウホトトギス」は牧野富太郎博士が高知県の横倉山で発見し、ロシアの植物学者マキシモヴィッチ博士が命名しました。四国と九州に自生しています。一方、「キイジョウロウホトトギス」は、和歌山県の紀伊半島南部にのみ自生します。どちらも絶滅危惧II類に分類される希少な植物で、黄色い花を鈴なりに咲かせる姿は大変美しく、この優雅な花を平安時代の宮中に奉仕する貴婦人「上臈(じょうろう)」に見立てて名付けられました。■キイジョウロウホトトギス(ユリ科)本州(紀伊半島南部)に分布する多年草です。深山のがけから垂れ下がるようにして生育しています。長さ40~80cmの茎はしなだれて、節々に重なって花を咲かせます。また、“キイ”とは紀伊半島にのみ自生することからついています。当園に咲く「キイジョウロウホトトギス」は、約200株で、現在見頃を迎えており、10月中旬頃までお楽しみいただける見込みです。◆営業概要【開園期間】~11月23日(木・祝)【開園時間】10:00~17:00(16:30受付終了)土日祝のみ「ひかりの森~夜の芸術散歩~」17:00~20:00(ナイトパス要)【入園料】大人(中学生以上)900円/小人(4歳~小学生)450円【駐車場】1,000円六甲山ポータルサイト リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月27日六甲山観光株式会社(本社:神戸市 社長:寺西公彦)が六甲山上で運営を行っている六甲高山植物園では、「アサギマダラ」が姿を現しました。アサギマダラは、日本産のチョウの中では唯一、季節ごとに渡りをするチョウとして知られています。本州から南西諸島などの長距離を移動し、マーキング調査では直線距離で1,500kmも移動した記録があります。フジバカマの蜜を求めて優美に羽ばたく姿が人気を集めており、多くのお客様が写真を撮って楽しんでおられます。■アサギマダラ(タテハチョウ科)アサギマダラは、前翅長40~60mmの可憐なチョウです。アサギマダラの「アサギ(浅葱)」は青緑色の古い呼び名で、翅の薄水色に由来しています。幼虫は「キジョラン」など、ガガイモ類の葉を食べます。また、雄の後翅には、雌にはない黒褐色の性標があり、それにより雄雌の区別ができます。キク科の植物で吸蜜することが多く、例年では9月末までみることができます。■フジバカマ(キク科)秋の七草のひとつで、「藤袴」として秋の季語になっています。古くから日本で親しまれてきた植物ですが、戦後は生育地の開発でその数を減らし、現在は絶滅の危機に瀕しています。かつては六甲山にも自生していましたが、現在はほとんどその姿を見ることができません。当園では約40年前に六甲山で採取した株から増殖したものを神戸薬科大学薬用植物園から譲り受け展示しています。◆営業概要【開園期間】~11月23日(木・祝)【開園時間】10:00~17:00(16:30受付終了)【入園料】大人(中学生以上)900円/小人(4歳~小学生)450円【駐車場】1,000円六甲山ポータルサイト リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月19日