意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「世界の難民情勢」です。想像を絶する数の難民が急増。世界安定の危機に。UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)本部が6月に発表した年間報告書によると、2022年末の時点で、紛争や迫害などにより、故郷を追われて強制移動をさせられた人が1億840万人になりました。1年間で1910万人増え、これはこれまでで最大の増加になります。国境を越えて逃れた人を「難民」、国内で移動を強いられた人を「国内避難民」と呼びますが、1億840万人のうち6250万人は国内避難民で、全体の60%を占めます。国内で逃げているのなら、難民よりも安心のように感じるかもしれませんが、それは大きな間違いです。国外に逃げられるのは、それだけ経済力や人脈があったり、その距離を移動する余力のある人たち。それすらない人が住まいを追われて、命からがら別の地域に逃げています。その原因が紛争だった場合、激しい紛争地域は国連の支援チームも退避せざるを得ず、食糧や医療の支援を受けられないまま国内に留め置かれている膨大な数の人たちがいるのです。難民の数が急増した理由は、ウクライナ侵攻、スーダンの紛争、その他中東やアフリカ各地、ミャンマーなど、世界中で分断が深まっているためです。また、気候変動による干ばつや水害で移動せざるを得なくなった人もいます。難民の最大の受け入れ国はトルコで360万人。ドイツも210万人を受け入れています。徒歩で隣国に逃れるケースも多く、全難民の20%は貧困国に移動しています。つまり、逃げた先でも、十分な生活も支援も得づらい状況が生まれているんですね。移動先できちんとした職を得られず、生活基盤を築けない場合、武装勢力で働くほかに道がないという最悪の事態も発生しています。スーダンでは、紛争が落ち着いていた時期に教育支援を受けていた子どもたちが、戦闘が激しくなると、新たな戦闘員を確保するために武装勢力にリクルートされるという悲劇が起きています。それは世界的に戦争や紛争の可能性が高まるということで、先進国にとっても無関係な話ではありません。持続可能な世界のために、この難民問題には真正面から取り組む必要があると思います。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~8:30)が放送中。※『anan』2023年8月30日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年08月25日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「改正入管法」です。難民認定率の低い日本。審査方法を再構築するべき。「出入国管理及び難民認定法」、通称「改正入管法」が6月に成立しました。この改正案は2年前に国会に提出されましたが、長期間入管で留め置かれたスリランカ人女性が、十分な治療を受けられずに亡くなったことを機に、日本の難民認定の制度が問題視され、廃案になりました。ところが、今国会でほぼ同じ内容の法案が再提出され、可決されたのです。改正入管法では、難民認定3回目以降の申請は「相当の理由」がなければ、本国への送還が可能になります。長期に留め置くのが問題なのであれば、帰っていただこうというスタンス。しかし、内戦や迫害など、本国にいては身に危険が及ぶため日本に逃げてきたかもしれない人に対して、強制送還することは正しい判断なのでしょうか?最も問題なのは、難民申請者が本当に難民なのか、不法入国者なのか、適切に判断できているのか不透明だということです。入管の難民認定審査(一次審査)で不認定となり、不服を申し立てた人を二次審査するのが難民審査参与員。法律や国際情勢に関する学識経験を有する人が任命されます。現在110名いますが、1人あたりの審査件数に大きな偏りがあることがわかりました。ほとんどの参与員が年間数件~40数件だったのに対し、NPO法人名誉会長だった柳瀬房子さんだけが’22年だけで1231件審査を行っており、「難民を探して認定したいと思っているのに、ほとんど確認できません」と発言。これに対し、ほかの参与員から異論が集中しました。難民審査は総合的な国際状況をもとに判断しなければなりませんし、申請者は自分を証明するものを何も持たずに逃げてきている場合もあり、本人を特定するのには時間もかかります。年間1000件以上の申請を的確に審査できるのでしょうか?難民申請中は働くこともできませんが、審査が長引けば家族を養うために違法でも働かなければ生きていけない矛盾も抱えています。日本は国連の難民条約に加入しており、難民を受け入れる立場です。今回、準難民というグレーゾーンを設けたことは評価できますが、その前に難民を審査する仕組みを立て直す必要があると思います。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~8:30)が放送中。※『anan』2023年8月16日‐23日合併号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年08月12日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「異次元の少子化対策」です。子育て支援だけでなく、これから産む人の支援も!岸田政権は「異次元の少子化対策」を掲げ、6月に「こども未来戦略方針」を発表。2030年までを少子化傾向にストップかけるためのラストチャンスだとして、2024年度からの3年間に年間3.5兆円の予算を投入すると宣言しました。こども家庭庁もスタートし、少子化対策に特化して、大規模に財政的な手当をすると打ち出したのはとても評価できます。ただ、支援策の中身が、児童手当を所得制限なしにし、対象を高校生まで引き上げる。第3子以降は3万円を支給。親が働いているか否かを問わず、保育施設の利用を可能にする制度の導入を目指す。育児休業の給付金を増額するなど、「子育て支援」の政策が目立ちます。すでに子供のいる家庭で第2子、第3子を産むための対策にはなっても、ゼロから子供を産み育てようという人たちに対しての支援は足りないのではないかと懸念されます。これまでも子育て支援策を立ち上げてきましたが、少子化に歯止めはかかりませんでした。たとえば不妊治療費用の保険適用が限定的だったり、人工授精が法律上の夫婦間に限られていたり。「異次元」というからには、フランスのように婚外子の社会的偏見をなくすなど、社会で子供を育てるような意識で策を講じないと、状況を改善するのは難しいのではないかと思います。子供を産もうとしない背景には、雇用が不安定で、若年層に貯蓄の余裕がない、経済的不安が理由で結婚にも踏み切れないという現実もあると思います。ヨーロッパのように、働き方の支援や結婚制度そのものにも柔軟性を持たせることも考えたいです。参考になる一例として、兵庫県明石市は泉元市長の提言で、「こどもを核としたまちづくり」に舵を切り、子育て世帯が多く移り住む街に変貌を遂げました。子育てのために予算を投入することには反対意見もあり、効果が出るまでに6~7年かかったそうです。今、国の少子化対策のための財源は明確にされていません。今後3年間だけでなく長期的展望が必要となる政策。政権交代するごとに制度や支援がストップするようなことにならないよう、気をつけていただきたいと思います。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~8:30)が放送中。※『anan』2023年8月2日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年07月28日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。 今回のテーマは「マイナトラブル」です。いったん立ち止まり、根本的に見直す勇気を持って。マイナンバーカードにまつわるトラブルが相次いで起きました。給付金などを受け取る公金受取口座に別人のものが登録されていた。住民票の写しを請求したら別人の証明書が発行された。マイナ保険証で他人の保険記録が見られるようになっていたなど、これらは登録時に人の手で行っているために起きたミスで、デジタル以前の問題です。発注の仕組みやオペレーション、誰がどこまで責任を負うのかというガバナンスのあり方が、日本のデジタル化を阻んでいるということを実感します。僕自身、自分の納税者番号と他人の銀行口座が紐付けられていたというトラブルに遭いました。確定申告の還付金がいつまでも入らず、税務署に問い合わせて問題が発覚。申告しなければ、登録ミスにも気づかれないというのも大きな問題です。2007年に起きた「消えた年金」問題のころから、同様の問題が繰り返し起きています。年金に関しては、その後「日本年金機構」を作り、管理を徹底しました。各役所も実際問題、現状の窓口業務だけで手一杯です。民間から人材を導入するなど抜本的な対処をしなければ、改善は難しいのではないかと思います。マイナンバーカードのシステムを使い、デジタルを活用し、さまざまな作業コストを下げ効率よく行うことには大賛成です。しかし、それを実現するには現場が追いついていないということを直視すべきでしょう。マイナンバー制度では、税金、保険証、免許証など幅広い国民情報を紐付けようとしています。諸外国での国民IDの紐付けに関する野村総研の調査によると、IDの利用範囲が広いのはアメリカやシンガポール、デンマークなど。しかし、以前アメリカでは詐欺により年間5兆円ほどの国民資産が奪われ、シンガポールでは2018年に150万人分の医療情報が盗まれました。一方フランスやドイツ、カナダはリスクを考え、IDの利用は限定的にしています。日本はサイバー攻撃の標的にもなっているので、安全保障の意味からもマイナンバーの運用には慎重になるべきです。システムを強固にするために1年かけて再点検するというような英断も必要ではないでしょうか。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~8:30)が放送中。※『anan』2023年7月26日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年07月21日松本潤さんのインスタグラムをチェーーック!ジャニーズ事務所、「嵐」のメンバー松本潤さん(39)はNHK大河ドラマ『どうする家康』に徳川家康役で主演を務めています。番組放送後にはTwitterでトレンド入りするなどお茶の間から注目を集めています。先日、自身のインスタグラムに妻役を務める有村架純さんの写真を投稿し反響を呼んでいるようです。どんな投稿なのか早速チェックしてみましょう!妻役有村架純さんの写真を公開「瀬名役を架純ちゃんが演じてくれて本当に良かった」 この投稿をInstagramで見る Jun Matsumoto/松本潤(@jun.matsumoto_ieyasu)がシェアした投稿 「演じるのは有村架純さん。様々な心情を縦横無尽に演じ分け、現場でも常に支えてくれます。四度目の共演となりますが、毎度新しい表情を魅せる素敵な方です!!瀬名役を架純ちゃんが演じてくれて本当に良かった!!!」と妻役を演じた有村架純さんの写真数枚を投稿。投稿した翌日にドラマ放送があり、瀬名が責任を負い自害するという悲しい別れのシーンでした。放送を見てから松本さんの投稿を見るとさらに感極まった方も多かったのでは。コメント欄には「かすみちゃんと松本潤さんのツーショット写真が見たいです♡」「涙が止まらず...。なんとも気持ちが伝わる演技でした」「瀬名(涙)もう泣きそうです(泣)」「最後の殿の叫びがずっと耳に残って哀しいし胸が痛い。一週間引きずります(泣)」と多くの反響が寄せられておりました。最愛の妻、瀬名を亡くした家康は今後どうなっていくのか。豪華新キャストも続々解禁されています。この先の展開も楽しみですね!
2023年07月10日舞台「星降る夜に出掛けよう」の公開稽古および取材会が11日に京都・南座で行われ、Hey! Say! JUMPの高木雄也、中山優馬、SixTONESの高地優吾が出席。それぞれが注目ポイントを挙げた。ジョン・パトリック・シャンリィの戯曲集『お月さまへようこそ』とサン=テグジュペリの『星の王子さま』を題材に、重要無形文化財保持者(人間国宝)の坂東玉三郎が演出した今作。ビリー・ジョエルや安全地帯などの楽曲歌唱が盛り込まれた会話劇、玉三郎自らが歌詞を書き下ろした「星降る夜に」、そして3人のソロパフォーマンスなど見どころ満載の公演となっている。取材会では、ゲネプロを無事に終え、安心感を抱いたという高木が「稽古とは違った感じで2人とぶつかり合えた」とコメント。中山は「稽古を長い期間やっていたので、こうして幕が開くことがうれしく誇らしく思っています。本番が楽しみ」と目を輝かせ、高地は「南座に初めて立たせていただいて、周辺の景色がすごくキレイで、こんなところでお芝居させていただけるんだなと」と自身初の劇場への出演に感慨深げな表情を浮かべる。そんな南座のステージについて高木は「劇場に入って最初に歌のチェックをさせていただいたんですけど、味わったことのない圧にやられて一回負けました。声が全然出なくて心が折れそうになったんですけど」と貫禄に怯んだことを明かしつつも、「ここでやらせてもらえることがまたこの先あるかどうか分からないので、しっかり自分を残したい」と意気込んだ。中山は「南座、やっぱりパワーがありますね」としみじみ。「ステージ上に立っているときと、客席から見せていただいているときでまたひと味もふた味も違うような。そしてどこかあたたかみのある劇場だとも思っています」と語った。高地は「稽古で高木くんと優馬くんが芝居をやっているとき客席に座らせてもらったり、2階席を覗かせていただいたりと勝手に1人で南座ツアーをやらせてもらっていたんですけど、歴史があるから1つひとつの作りもキレイだし、劇場を見ているだけで満足できる」と話した。また、玉三郎の演出は衣装にも及んでいるようで、高木は取材会で着用している衣装が玉三郎のものであることを告白。「細かいところまでいろんなことを計算されている方なので、ちょっとでもかっこよくかっこよく見せてくれようとするうち『ないなら自分のものを』と貸してもらって」と経緯を説明した。同様に玉三郎の衣装を着用している高地は「終わったらもらって帰ろうかな」と笑いを誘う。また高地は劇中で着用するマントの所作についても玉三郎から丁寧に教わったと明かし、「マントを着て生活したことがないので稽古でもすっ転んじゃったりしたんですけど、1つひとつやって見せてくれるのが分かりやすくてタメになりました。感謝しています」と謝意を表した。そして今回の演目で自身の注目ポイントを聞かれた高木だが、「自分のか……俺は高地くんの『ジェニー』(「The Saga of Jenny」)が好き。いいんだよ、すごく好きなんです。注目してほしいです。人のになっちゃうけど(笑)」と、自分のアピールタイムと理解しつつも高地のパフォーマンスを勧めたかった様子。中山もすかさず「高木くんの『雨』もすごく素敵です」と高木の劇中の歌唱を挙げつつ、「『星降る夜に』という曲は玉三郎さんの作詞で、舞台上で初めて3人がそろう瞬間でもあるので、注目していただきたい」とアピールした。最後に高地は「いっぱいあるんですよ」と悩みながらも、「優馬くんの“青年役”はすごく好きですね。自分の中で葛藤している場面は感情の中の起伏もありますし、長台詞もかっこいいなって」と解説。そして自身の注目ポイントを「王子の登場です!」と挙げた。
2023年06月13日舞台「星降る夜に出掛けよう」の公開稽古および取材会が11日に京都・南座で行われ、Hey! Say! JUMPの高木雄也、中山優馬、SixTONESの高地優吾が出席。互いの尊敬している点を明かした。ジョン・パトリック・シャンリィの戯曲集『お月さまへようこそ』とサン=テグジュペリの『星の王子さま』を題材に、重要無形文化財保持者(人間国宝)の坂東玉三郎が演出した今作。ビリー・ジョエルや安全地帯などの楽曲歌唱が盛り込まれた会話劇、玉三郎自らが歌詞を書き下ろした「星降る夜に」、そして3人のソロパフォーマンスなど見どころ満載の公演となっている。会見ではオンオフ問わず接点はあったのかと記者に聞かれ、思わず「あまりない……」と顔を見合わせる3人。高木は「同じ事務所」と改めて共通点を挙げつつ、「小さい頃は一緒にステージに立たせてもらったりしていたんですけど、最近はなかなか一緒にやる機会がなかったのですごく刺激的でした」と代表して今回の共演について話した。稽古を通して発見した新たな一面について高木は「高地くんが変な人だということが分かりました」と笑いを誘いつつ、「高地くんのおかげで稽古場がにぎやかになった。後輩だけど頼もしかったです」と感謝。中山も「ムードメーカーでしたね」と頷きつつ「玉三郎さんとの掛け合いが……」と話すと、高木が「コントです」と続ける。中山に「玉三郎さんはフレンドリーなんですけど、高地とは友達のよう」と説明され、高地が「稽古場でも椅子を一緒に並べてご飯を食べていました」と仲睦まじい様子を伝えると、高木は「先輩として最初はちょっとドキドキしていました(笑)」と垣根を感じさせない関係を振り返って微笑んだ。共演して感じた互いの尊敬できる点について質問が飛ぶと、高木は中山へ「立っているだけで様になる、かっこいいなと思いながら稽古場でずっと見ていました」と告白。芝居も「すごく好き。今後またお芝居を見に行きたいなって純粋に思いました」とすっかり惚れ込んだことを明かす。一方高地については「ピュアというか、突っ込んでいく度胸がものすごくあって、自分にはないものを持っていて羨ましい」と羨望の眼差しを向けた。中山は高木を「愚直な方」と表現。「今日もかなり緊張していたという話を終わってから聞いたんですけど、東京ドームでライブをされている方でもやっぱり緊張するんだなと。台詞量も一番大変だったと思うのですが、稽古場で見ていても、一歩ずつ進んでいかれる方で、そんなところを尊敬しています」と説明した。一方高地へは「その真逆」と話し始め、「とりあえずやってみる精神というか、飛び込んでみる勢いがすごくて。でも稽古が終わったら、毎回僕に『思うことある?』と聞いてきたり。色々やってみて試してみて進んでいこうとしている」と、高木とは違う稽古の進め方を紹介した。高地は高木について「ジャニーズJr.のときからお兄さん的存在で、稽古場でもドシッと構えてるという感じがしました。『緊張しぃだから』『台詞覚えるの遅いから』と言うんですけど、最終稽古のときにはしっかり自分の中に落とし込めている背中を見てかっこいいなと」と振り返りながら「あと、稽古場のときから長い髪の毛で色気を放っていましたね」と違った角度からの高木評も。以前同じグループで活動していた経験もある中山については「当時は全然優馬くんのことを分かってなかった」と話し、今回の共演で「舞台に対してすごく“変態性が光る”なって」とコメント。中山はすかさず「言葉選べよ」とツッコむ。高地は「今回はすごく難しい演目もあって、初めて見た方はどう捉えるんだろうなって思いながら『台本を読んでこう思ったんですけど、優馬くんどう思いました?」って聞いたら、考えたこともない方向からの発想が出てきたり」「台詞の中に出てくる『ドストエフスキー』について『知ってる?』と聞かれたときに、正直僕は全然勉強不足だったりして『よく分からないです』って言ったら1から教えてくれたりとか」と中山の舞台への姿勢を例示。「知識が豊富で『辞書』だと思っていました。聞いたら答えてくれるので、本当に何でも聞いちゃって」と語った。今作は、京都・南座で12日~21日まで、大阪松竹座で10月2日~28日まで上演される。
2023年06月13日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「フランス年金改革反対デモ」です。日本と似て非なる年金問題と最低賃金状況。1月より、フランスで年金改革に反対するストライキや抗議デモが続いています。この抗議運動は、年金支給開始の年齢を62歳から64歳に引き上げる改革法案が出されてから広がり、3月20日に強行採択された直後には、フランス全土で約110万人がデモに参加しました。日本では、警察官との衝突やパリ市内にあふれる大量のゴミなどの様子が報道されましたが、僕が現地で実際に見たのは、ほとんどが平和的な抗議運動でした。フランスも日本と同様に、高齢化により社会保障費が増大しています。2006年以降、貿易収支は赤字が続いており、稼ぐ力が弱まっています。財政が赤字に転じてしまうのを避けるための対策として、マクロン政権はここ数年、年金改革案を掲げていました。賃金が上がらず生活が苦しいというと、日本と同じ状況に見えますが、全く異なるのは、フランスでは物価変動に合わせて賃金を引き上げる制度があることです。ただ、同じ比率で上がっても、苦しい状態は続きます。さらなる賃上げを政府が決めることができる仕組みがあるので、その権限を使って賃金を上げてほしいと訴えています。それでも、フランスは昨年だけでも最低賃金を3回引き上げており、今年の1月にも引き上げて現在の最低賃金は時給で約1660円。1か月間フルタイムで働けば1709.28ユーロ(約25万円)です。フランスの労働組合(フランス労働総同盟CGT)は、1か月2000ユーロ(約29万円)への引き上げを要求しています。こうしてみると日本がいかに安く働かされているかがよくわかります。日本は社会保障費が上がり、年金受給開始は65歳。物価が高騰しても賃金は変わらず、実質下がり続けています。フランスでは年金受給年齢引き上げについて、お金だけの問題ではなく、豊かに過ごす第二の人生を奪わないでほしいと訴えていました。フランスの労働組合の結成率は日本よりも低く、CGTが中心になり、組合員以外の若者や高齢者、抗議に賛同する人たちが大勢デモに参加していました。「私の権利のために闘っているんです」という言葉がとても印象に残りました。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~8:30)が放送中。※『anan』2023年5月24日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年05月20日「KYOTOGRAPHIE 2023」が5月14日まで開催中です。本写真祭において、ディオールは独自の視点からファッションや人体を通して「人の存在」を追い求めてきた、写真家・高木由利子展に特別協力しています。©WATARU FUKAYA京都・二条城 二の丸御殿台所・御清所にて開催されている、高木由利子氏の個展「PARALLEL WORLD」は、建築家の田根剛のセノグラフィーにより完成に導かれました。本展の名称は、共時的に存在する「2つの世界」を意味し、日常的に民族衣装を纏う人々を12カ国で撮影した”Threads of Beauty”そして「ファッション」の世界が交錯します。ファッションのテーマにおいては80年代から現代までのファッション界をけん引してきたデザイナーたちのクリエイションが写真に収められており、その中には高木由利子がディオールのために撮り下ろしたオートクチュールの特別なアーカイブピースも含まれています。印画紙、和紙、コットン紙、漆喰など異なる素材にプリントされた作品や自身がプリントに着色した作品など、多彩な写真表現の中で2つの世界が交錯する本展の舞台裏を写真家の高木由利子、建築家の田根剛による特別インタビュー映像とともにお楽しみください。 CreditProducer: Satoshi TakahashiCinematographer: Senzo UenoCamera assistant: Tomoyuki KujiraiEditor: Yuki InomataColorist: Sho SuzukiProduction manager: Yusuke TamuraProduction: NION@DIOR#KYOTOGRAPHIEお問い合わせ:クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947
2023年05月02日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「放送法の解釈問題」です。視聴者も監視して自由な報道を守っていこう。2015年に行われた、放送法第4条の「政治的公平」の解釈変更。その背景に政府の介入があったのではないかということが明らかになる総務省の行政文書が、3月、国会で立憲民主党の小西洋之議員により提示されました。放送法では、放送事業者が番組を放送、編集するにあたり「公安及び善良な風俗を害しない」「政治的に公平である」「報道は事実をまげないでする」「意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにする」ことが定められています。「政治的公平」に関しては、放送事業者の放送する番組全体で判断するということでしたが、’15年の参院総務委員会で当時の高市早苗総務相が、「一つの番組でも判断できる」という新解釈を示し、’16年には、公平さに欠けると判断された場合には電波停止もありうると表明しました。当時の安倍政権は勢いがあり、安保法制や特定秘密保護法、森友問題、憲法の解釈変更など、強権的に物事を進めており、反対勢力に攻撃していくような空気感がありました。今回、国会で公開された総務省の文書には、放送法の運用に関して政権側から解釈の変更を求めており、その仲介を促すような、当時の礒崎陽輔首相補佐官と高市総務相とのやりとりが残されていました。私たちのあずかり知らないところで、政権側が放送事業者に対して圧力を加えたのではないか、それを放送局も呑んでしまったのではないかというのが大きな問題になっています。それが本当ならば徹底的に抗議をすべきです。放送局側もたとえ圧力があったとしても、それに屈して番組をやめたり、論調を変える必要はそもそもないのではないでしょうか。ただ、制作者側からいうと、一つの番組で出演者全員が同意見というのは不健全だと思います。賛成も反対も多角的な意見を交わさなければ議論は深まりません。異なるそれぞれの立場から検証することが、メディアの役割なのではないかと思います。視聴者の皆さんには、メディアをしっかり監視し、誠実に報道している番組は応援していただけたら、メディアも頑張れると思います。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~8:30)が放送中。※『anan』2023年4月26日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年04月21日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「統一地方選挙」です。自分の暮らしに直結する選挙。ぜひ見極めて。統一地方選挙とは、全国的に期日を統一して行われる選挙で、4年に一度行われます。あちこちでバラバラに好きなタイミングで行われると、コストもかさみますし、報道も追いつきません。総務省の管轄のもと、選挙事務や費用の節減を目的に法律で定められ、昭和22年4月に第1回の全地方公共団体で一斉に行われました。投票日は前後半に分かれており、今年の第20回統一地方選挙は、道府県や政令指定都市の議会の議員および首長の選挙が4月9日。それ以外の市と東京23区、町や村の議会の議員や首長の選挙は4月23日になります。国政選挙は、あと2年はない予定なので、岸田政権に対して国民が意思を伝える機会がなかなかありません。そんななか、注文をつけるとしたら、この統一地方選挙は非常に大きな要になります。もちろん、国政と違い統一地方選挙で与党が大敗したとしても、自民党内の権力争いに変化が起きる程度で、政権交代になるなど国の政治設計そのものが変わるわけではありません。しかし、物価高や少子化、社会保障費の増大、省エネ対策や教育のあり方など、暮らしの中で改善していかなければいけない問題はたくさんあります。統一地方選挙は、それらの問題に対処し、自分たちの暮らしを直接変えていく選挙です。ですから、積極的に関心を持っていただきたいと思います。いま、僕は統一地方選挙の候補者を取材していますが、「県内に母親の難病を治療できる病院がなく、隣県まで通っていた体験をもとに、自治体間で医療情報の連携が取れる仕組みを作りたい」と、県政にチャレンジする人や、「デジタル化の遅れを取り戻し、住みやすい町作りをしたい」と、市長選に立候補する人など様々です。自分の住む地域だけでなく、ほかの地域の困りごとを知ると、その知恵を生かし、問題解決を望めるかもしれません。危機感を持って、「これをやりたい」「ここを変えたい」と主張する候補者を選ぶといいと思います。逆に具体的な政策のない候補者は、前例踏襲型で現在と変わらない暮らしを続けることになりますから、不満を感じている人は見極めて投票してほしいと思います。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~)が放送中。※『anan』2023年4月12日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年04月07日日本および海外の重要作品や貴重な写真コレクションを、趣のある歴史的建造物やモダンな近現代建築の空間に展開し、ときに伝統工芸職人や最先端テクノロジーとのコラボレーションも実現するなど、京都ならではの特徴ある写真祭「KYOTOGRAPHIE 2023」が今年も2023年4月15日から5月14日まで開催されます。左 ©︎ Yuriko Takagi DIOR 右 ©︎ Yuriko Takagi本写真祭において、ディオールは写真家・高木由利子の「PARALLEL WORLD」に特別協力いたします。高木由利子は、アジア、アフリカ、南米、中近東に撮影旅行を続けながら、近年は軽井沢を拠点に活躍。独自の視点からファッションや人体を通して「人の存在」を追い求めてきました。その作品は、繊細でありながらも、その場の独特な空気感とともに深く潜む生命を圧倒的な強度で捉えます。東京都現代美術館で開催中の「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展においては、ディオールの歴代クリエイティブディレクターたちによるクリエイションを撮影、本展および、図録にその作品が収められました。今回の「KYOTOGRAPHIE」においては、江戸幕府初代将軍徳川家康が天皇の住む京都御所の守護のために築城した京都・二条城 二の丸御殿台所・御清所にて個展「PARALLEL WORLD」を開催し、その中には高木由利子がディオールのために特別に撮り下ろしたアーカイブピースも含まれています。@Diorクリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947
2023年04月04日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「ロシアのウクライナ侵攻から1年」です。誰が主導権を握り終結に向けて働きかけるのか。2月末で、ロシアによるウクライナ侵攻が始まって1年が経過しましたが、先行きは全く見通せない状況です。習近平国家主席は2月末に中国の立場を表明、和平案を示しました。中国は戦後の復興に関して建設的な役割を果たす用意があると提言。バイデン大統領はロシア寄りと非難しましたが、ゼレンスキー大統領は、和平に関心を持っていることを歓迎しつつも「ロシアのウクライナ領からの完全撤退を条件に盛り込まないと意味がない」「提案とは考えていない」と反応しました。ウクライナ情勢をめぐっては、今後、主導権がどこに移っていくのかが注目されています。国連総会の決議では、ロシアへの抗議に賛同する国が、1年前とあまり変わらず141か国。その他の国は基本的には親ロシアです。世界全体で見ると、西側のアライアンスは一部にすぎません。これまでも、ロシアと中国に拒否権を発動されて、ロシアへの制裁の足並みは揃わず。これからますます中国主導の国連になっていくことは想像に難くないでしょう。日本は世界のどのアライアンスに入るかが問われますが、中国は日本にとって最大の貿易相手国。一定の経済的結びつきを保ちながら、安保3文書で示したような反撃能力を保持し、伍していくことになりそうです。2月20日、バイデン大統領は絶妙なタイミングでキーウを電撃訪問。「ウクライナを攻撃するということは、アメリカを攻撃することなのだ」というメッセージを強く打ち出しました。翻って日本はロシアに対してもウクライナに対しても、目立った働きかけをしていません。唯一の被爆国として、核兵器の使用は絶対に避けるべきと声を大きくして、世界をリードしているわけでもありません。停戦に向け、人道支援国家としてもっと打ち出せることがあるのではないかと思います。昨年に比べ、ロシア・ウクライナに関するニュースは減少しています。日本にもウクライナから避難してきた方が2000人以上いらっしゃいます。長期滞在により、子供たちの教育の問題も起きています。人々の関心が薄まれば、報道はさらに減ります。ぜひ、関心を持ち続けてほしいと思います。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~)が放送中。※『anan』2023年4月5日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年03月31日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「大川小学校の教訓」です。東日本大震災から12年が経ちます。宮城県石巻市立大川小学校では、74人の児童と10人の教職員が津波の被害に遭い亡くなりました。12年前の3月11日に地震が起き、津波が来るからと授業は中断され、児童は校庭に集められました。子供たちは、いつも遊んでいる裏山に逃げようと先生に提案しましたが、指示が遅れておよそ50分間校庭にとどまり、あろうことか川のある方向に逃げてしまったために多くの児童が犠牲になってしまいました。なぜ指示が遅れたのか。裏山に逃げなかったのか。現場に行きご遺族のお話を伺い、実際に登らせていただいたのですが、学校のすぐ裏にあり、危険な場所でもないので、全速力で走ればすぐに逃げられたはずと思うと無念でなりません。学校ではその理由に関して回答しませんでした。犠牲になった児童のうち23人の保護者は、責任の所在や原因を明らかにし、二度と子供たちの命が失われることがないよう対策を取ってもらうために、市と県に対して2014年に訴訟を起こしました。裁判は長く続き、’19年10月に、市と県に約14億3600万円の支払いを命じる仙台高裁の控訴審判決が確定しました。学校を運営する行政の、防災に対する事前の不備を指摘し、原告の訴えが全面的に認められた形です。学校の教員には、住民よりもはるかに高いレベルの防災知識や経験が求められるということです。公開中のドキュメンタリー映画『「生きる」大川小学校 津波裁判を闘った人たち』では、真相を究明しようとした遺族の姿が見られます。小学校の近くには川が流れており、津波が川を遡ってきます。そして堤防が決壊して、被害が広がりました。のちに文科省の調査で、津波の浸水が予測されていた地域に位置する約4割の学校が、津波に対する避難訓練を実施していなかったことがわかりました。東日本大震災を機に、災害時に子供たちをどのようにして保護者に引き渡すかの防災マニュアルが作られました。大川小学校の亡くなった児童の親御さんや生き残った子供たちは、自らが語り部となり、事故の教訓を伝えようという取り組みが続けられています。この悲劇を忘れてはならないと思います。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~)が放送中。※『anan』2023年3月15日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年03月11日アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの高木雄也、俳優の中山優馬、アイドルグループ・SixTONESの高地優吾が、舞台『星降る夜に出掛けよう』に出演することが2日発表された。6月に京都・南座、10月に大阪・大阪松竹座で上演される。テレビドラマや舞台での演技で存在感を放つ3人が舞台で初共演する同作は、『星の王子さま』(サン=テグジュペリ作、河野万里子訳)、『お月さまへようこそ』(ジョン・パトリック・シャンリィ作、鈴木小百合訳)という長年愛され続ける名著を原作に、歌舞伎界の女方・坂東玉三郎が演出を務める新作。美しく、希望を感じる物語を作り上げる。京都・南座公演は6月12日~21日(13:00/17:00)で、休演日は14日、15日。12日・16日は17時回、18日・20日は13時回のみの1回公演。チケットはS席13,000円、A席9,000円。10月の大阪・大阪松竹座公演の詳細は追って発表される。コメントは以下の通り。■坂東玉三郎今回、高木雄也君、中山優馬君、高地優吾君3名の舞台の演出をすることになりました。これは私にとって初めての経験になります。今までの彼らの持っている素敵な雰囲気を壊さず、そしてまた演劇的な空間を併せ、華やかな舞台をお届けしたいと思います。■高木雄也今回作品のお話がきた後に、玉三郎さんと直接2人でお話をさせていただき、玉三郎さんから直接作品の想いを聞いている時に、僕はその世界観に入り込んでいることに気が付きました。そして僕でお力添えできればやりたいと思えるぐらいキラキラした時間を過ごせました。最高のエンタテインメントを届けられるように僕自身も楽しみたいと思います!■中山優馬出演が決まり大変うれしく思います。玉三郎さんの演出の下、楽しく素敵な作品を作れたらと思います。ジャニーズの強みを活かした、歌、ダンス、芝居の融合で新たな舞台の景色を皆様にお見せしたいと思います。■高地優吾コメントお声がけしていただいた時は、とても驚きました。 坂東玉三郎さんが作り上げる世界観にどっぷりとつかりたいと思います! そして僕が入所当時からお世話になっている先輩方との共演なので、しっかり成長した部分を魅せられるように頑張りたいと思います。 坂東玉三郎さんと先輩お2人と、どんな舞台になるのか今から楽しみです! 皆さんも楽しみにしていてください!
2023年03月02日2023年2月24日、『ザ・ドリフターズ(以下、ドリフ)』のメンバーとして知られる、高木ブーさんが自身のInstagramを更新。同年3月8日の90歳の誕生日に先立って、アメリカのハワイでひと足早い誕生日パーティーを開いたことを報告しました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 高木 ブー / Boo Takagi(@bootakagi85)がシェアした投稿 誕生日パーティーに参加したのは、ウクレレバンド『1933ウクレレオールスターズ』や、ファン、関係者ら総勢100人。大勢に祝福され、高木さんは「感無量です。これからも100歳まで現役でいられるように頑張ります」と思いをつづっています。また、投稿には誕生日を祝うコメントや応援の声が寄せられました。・90歳…!お元気で何よりです!これからも頑張ってください!・お身体に気を付けて、まだまだたくさんの人を笑わせてください!・ブーさんは私の生きる目標です。高木さんの名前が世間に知られるきっかけとなった『ドリフ』も、今や残るメンバーは高木さんと加藤茶さんの2人のみとなりました。「100歳まで現役で」という高木さんの言葉に、勇気をもらったファンは多いことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年02月24日不思議な韻を踏む“脱力系ラップ”で知られる、芸人の高木晋哉さん。一時メディアでの露出は減ったが、’10年から続けているTwitterがきっかけで本を出版するなど再ブレイクを果たしている。じんわり哀愁漂う、言葉の奥行きを感じるラップ。「オファーが減り始めた頃、“Twitterをしていると仕事に繋がるらしい”と聞いて始めたんです。ラップを呟いたり、ポエム調の内容をポストしたり、細々と続けていたところ、サイン会にお客さんが来ない“サイン会0人事件”が起きて。その状況を呟いたら“そういえばジョイマンっていたな”と思い出してもらえて、フォロワーが一気に増えました。『0人だったなんてよく言えたね』と周りの芸人からは驚かれたけど、その寂しい感じも含めて面白いと思ってもらえるTwitterがあったからかなって思います」それを機にどこか哀愁漂うツイートが増えたという。「一発屋のイメージがつき、世間から“消えた”と言われるようになった。それだったら徹底的に消えてやろうと思ったんです。写真を載せず、言葉だけの発信をしていたら“ジョイマンってどんな顔だっけ?”と思ってもらえるようになる。フォロワーには芸能人の方もいて、時々僕たちのことをテレビで紹介してくれます。Twitterは反応が早く、“これがウケるんだ”という時代の移り変わりもキャッチしやすい。文字だからできる表現もあるし、この世界観が自分には向いているんだと気づくきっかけにもなりました」TURNING POINT「哀愁路線」にシフトしたきっかけ。2014年、本の出版を記念したサイン会を行ったところ、開始1時間経ってもお客さんが来ないという珍事が発生。「この状況をツイートしてから、“ジョイマンって今こんな感じなんだ”と面白がってもらえるように」営業の帰りの新幹線で投稿することが多いです「移動中は好きな作家の本を読んだり、音楽を聴いたり。それにインスパイアされて、“こんな言葉を使ってみたい”と、頭に思い浮かんだ内容をポストすることが多いです」MY RULE写真は添えずにシンプルに「僕は見た目のイメージが強いので(笑)、言葉のイメージを邪魔しないように自分の写真は載せないようにしています。情報量が多い他のSNSに比べて、Twitterは言葉だけでも成り立つところに安心感を覚えますね」“ラップの赤ちゃん”が生まれたらすぐに投稿「ラップをひらめいたら、クオリティに関係なくすぐにポスト。それを“ラップの赤ちゃん”と呼んでいて、自分で“いいね”を押して、後から見返し、ネタで使えたらいいなと。Twitterはメモ帳代わりにもなっているんです」ケンカはしない「時々、リプライで絡んでくる人もいるけれど、返していたらキリがないので、スルーしています。面白い!と思ったものだけラップで返すくらい。ユニークなラップバトルを仕掛けられたら返すかもしれないですね」たかぎ・しんや2003年、池谷和志とお笑いコンビ「ジョイマン」を結成。ゆるやかなダンスとともに韻を踏む「脱力系ラップ」で一躍人気に。著書に『ここにいるよ ジョイマン・高木のツイート日記 2010‐2020』(ヨシモトブックス)など。※『anan』2023年2月22日号より。取材、文・浦本真梨子(by anan編集部)
2023年02月16日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「イラン“ヒジャブ”抗議デモ」です。ヒジャブを発端に広がる反政府運動。深刻な人権問題。昨年9月イランにて、ヒジャブ(スカーフ)のかぶり方が不適切と、22歳のクルド人女性マフサ・アミニさんが風紀警察に拘束され、3日後に死亡しました。これに対する抗議デモが拡大し、世界中のセレブリティが女性の自由と人権をSNSで訴えました。イランでは、9歳以上の女性は、国籍や宗教を問わず公共の場では、髪の毛を覆うヒジャブと体の線を隠す服の着用が法律で義務付けられています。事件のあと、イランの抗議デモは国内各地で膨れ上がり、当局はデモ参加者のうち、治安部隊に危害を与えた2人の男性を死刑に処し、2人目は公開処刑を行いました。昨年12月半ばの段階で約1万8000人が拘束され、治安部隊との衝突などにより約490人が亡くなっています。カタールで開かれたサッカーW杯では、イランの選手やサポーターがデモへの連帯を示し、国歌を歌いませんでした。国内でも、プロサッカー選手のアミル・ナスル・アザダニさんがデモに参加したことで拘束され、長期の懲役刑にあたる罪に問われています。イランの国民的俳優のタラネ・アリドゥスティさんは、抗議活動に加わった人を死刑にすることに異を唱え、反革命と暴動を支援する虚偽の情報を拡散した罪で、12月半ばに警察に逮捕されました(※1月4日に釈放)。10月にイスラムの女性に取材したところ、イスラム教の経典コーランでは、女性が男性を誘惑するようなきっかけを作ることが禁じられていますが、ヒジャブのかぶり方まで制約されているわけではないと話していました。つまりこれはとても政治的な意味合いの強い問題です。独裁的な政治家たちが国の統治を強めるために、ヒジャブに言いがかりをつけているのであり、イスラムの教えによるものではありません。民主的な運動で国家体制が崩れることを警戒する統治者が、締め付けを図っているのです。イスラム教そのものに対して、世界で誤解や偏見を生みかねないことを、その方は懸念されていました。イランの男性中心の政治の権力構造が、ヒジャブ着用の問題に表れているということに目を向けてほしいと思います。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~)が放送中。※『anan』2023年2月8日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年02月04日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」の拡大版をお届け。堀潤さんがニュースを解説、五月女ケイ子さんが等身大の視点から読み砕きます。Q. 物価が上がる一方、賃金は上がらない。何が起こっているの?A. 日本が乗り遅れてしまった世界の出口戦略。スタグフレーションに陥っています。今、日本は物価高、燃料高に悩まされています。物価は高騰しているのに、先進国のなかでも日本だけ賃金が上がらず、さらに円はどんどん安くなっています。アメリカやヨーロッパに比べると、実感値として、2~3倍、モノの値段が開いている状況です。コロナ禍でなんとか持ち堪えていた日本経済もいよいよコロナ対策の補助金対応が弱くなり、2022年7‐9月期のGDPは4期ぶりにマイナス成長になりました。さらに社会保障費が増額され、2023年秋からはインボイス制度の導入も始まり、締め付けが厳しくなるので、税金の負担が多くなり、将来の展望が描きづらいというのが現状です。稼ぐ力がないので、金融緩和を終わらせることができない日本。2008年のリーマン・ショック以降、金利を低く抑え、貨幣の発行量を増やして、人々がお金を借りやすい状況にして、不景気を支えてきました。世界各国がこのような金融緩和政策をとってきたのですが、これをやり続けると貨幣の価値が暴落し、「多額のお金を出してもモノが買えない」というインフレが進んでしまいます。ある程度稼ぐ力がついてきたので、そろそろ終わらせていいだろうと、’22年の3月にアメリカが出口戦略(金融緩和の終了)を導入。ヨーロッパもそれに続きました。ところが日本だけ追随することができなかったのです。なぜなら、賃金が上がっていないから。この状態のまま金利を上げたら、途端にローンが支払えないなどの事態に陥り、日本経済は混乱します。また、日本企業の衰退も影響しています。自動車産業はガソリン車からEV車に取って代わろうとしていますし、世界に誇っていた大手家電メーカーも他国に追い抜かれ、半導体産業は台湾や中国、韓国に持っていかれ、日本はこれから何で食べていけばいいのか、先ゆきが見えません。日本の成長が見られず、円が買われなくなった。世界経済が不穏になったときには、リスク回避として安定した円が買われていたのですが、日本が成長しない国となれば円を持っていても仕方がないので、投資家たちは皆、手放すようになります。するとますます円の価値は下がってしまいます。これまでは、モノの値段が下がる企業の収益が下がる賃金が下がる(売れないので)さらにモノの値段を下げる、といったデフレスパイラルが起きていました。それを改善しようと、いまモノの値段を上げています。しかし、賃金は上がらないままなので、スタグフレーションという最も警戒しなければならない局面にさらされてしまいました。暮らしを立て直すには、投資、あるいは副業。新しく稼ぐ道を!賃金を上げるためには、需要、仕事を作らなければいけません。これまでは、公共事業を増やし、仕事を作って金回りをよくしました。しかし、オリンピックを招致しても、それはうまくいきませんでした。岸田政権では、デジタル田園都市国家構想といい、地方のデジタル化を進めて、一次産業や観光に付加価値をつけようとしています。ただ、それがどれほどの恩恵をもたらすのかはまだ見えていません。今後も賃金が上がる見込みはなかなかないので、国は個人に向けて、NISAやiDeCoのルールを緩和方向へ。限られた資産をうまく運用して将来に備えてほしいと呼びかけています。また、副業解禁の波は2023年以降も広がるでしょう。自分の専門的な技術を持って、業を起こしていく人たちがより増えていくと思います。金融機関も新しいベンチャー企業に融資しようという姿勢になっているので、アイデアと意欲がある人は、すぐに起業したほうがいいでしょう。働きながら、学び直しをして新たな技術を身につける、リスキリングの支援も国では始めています。AmazonやTwitter社での大量解雇がニュースになりましたが、それらの会社で技術を身につけた優秀な人材はほかの分野で新たな仕事を生みます。人材の流動性があるから、アメリカは成長できているのだと思います。日本の企業も学びと働く環境をセットに、新たなことを生み出そうとする人を優遇していこうというふうに変わっていくと思います。五月女解読員のひと言リスキリング。仕事を軸に持ちつつなら、「生まれ変わる」ほど大ごとじゃなく、自分をバージョンアップできる感じがしていいですね。私もイラストを軸に、職人に弟子入りしたり、エクセルで、事務処理も自分でできるようになりたいです。ほり・じゅんジャーナリスト。市民投稿型ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN Journalism」主宰。『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX)、『ABEMA Prime』(ABEMA)などに出演中。監督作に『わたしは分断を許さない』など。そおとめ・けいこイラストレーター。オンラインストア「五月女百貨店」では、面白楽しいオリジナルグッズを多数、販売中。LINEスタンプも各種展開。近著に細川徹との共著『桃太郎、エステヘ行く』(東京ニュース通信社)がある。※『anan』2022年12月28日‐2023年1月4日合併号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子取材、文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2022年12月30日嵐の松本潤が出演する、リクルート・SUUMOの新CM「新しい住まいに出会うとき松本潤さん」編が、2023年1月2日より放送される。新CMでは、松本が「人は、新しい住まいに出会うとき、想像する」と、建物の屋上から優しいまなざしで人々の暮らしに思いを馳せる。「そこで、くつろぐ自分を。夢を、育てていく自分を。そんな姿が見えたなら、そこはきっといい住まいになる」という松本の言葉と共に、新たな暮らしと住まいを想像する人々の様子が映し出される。監督との打ち合わせを終えると、屋上のセットに立った松本。ワンシーンごとに温かな表情、未来への前向きなまなざしを丁寧に表現した。また、ナレーション録りでも、声のトーンやスピード、余韻などの表現を細やかに収録。終了後には「伝わったら良いな」と話し、新CMへの思いやこだわりを感じさせる撮影となった。■松本潤インタビュー――今回のCM撮影の感想は?気持ちの良いCMですよね。撮影前に監督に完成イメージを見せてもらったのですが、空気感がすごく柔らかくて、温かい。そのイメージに自分を当てはめながら撮影しました。自分がどんな家に住んで、どういう人生を歩むか、どんなライフスタイルで過ごしていくかという、住まいの大切さを柔らかいトーンで表した作品になっていると思います。「家を探すことって、生活を豊かにすることなんだ」というメッセージが伝わると良いなと思っています。――2022年はどんな1年でしたか。今年は働きましたね! 忙しい1年でした。同じ作品の撮影に入っている時間がすごく長かったです。今までは1つの作品が終わったら次の現場に行って……ということが多かったのですが、今回はその現場に行くことが家に帰ることに近いというか、日常の生活の中に自然にその現場があるという初めての経験をしているので、すごく新鮮でした。良い1年でしたし、来年も良い1年にしたいですね。――プライベートではいかがでしたか。今年は旅行に行きたいと思っていたものの行けなかったのですが、仕事の関係で各地の神社仏閣などを見てまわる機会がありました。「日本にはこんなにいろいろな所があるんだ」とか「ここにはこんな歴史があるんだ」など、知らなかったことを知れる時間があり、すごく良かったです。
2022年12月27日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「スピーキングテスト」です。受験科目に加えることが、英語力向上につながる?都立高校の入試の合否判定に、来年度から英語のスピーキングテスト導入の準備が進められていますが、受験生や親御さんらから中止を求める声が多く上がっています。都議会でも、立憲民主党や東京維新の会から、合否判定から除外する要請を盛り込んだ条例案が出されました。入試の中学校英語スピーキングテスト(ESAT‐J)は、日本人の英語能力を上げていきたいという理由から導入されました。英語能力を示すEFEPI(英語能力指数)の世界ランキングを見ると、2021年は日本は112か国中78位。前年は100か国中55位、2011年には44か国中14位でした。経済成長につれ海外留学が増えたことなどで、英語力が上がっている他国に日本がどんどん追い抜かれている状況が露わになっています。ESAT‐Jは、英文の音読や絵に描かれたシチュエーションに対する解答、自分の意見を述べることが求められ、タブレットに録音して答えます。このテストが、英語以前に、自分の思いを言葉に表すことが得意か否か、コミュニケーション能力を問うものにならないか。吃音や障害のある子供に対して不公平にならないかという問題が指摘されています。テストを受けないという選択肢もあるのですが、受けて低い点数をつけられるよりも受けないほうが受験に有利になる可能性も。また、ベネッセが実施しますが、一事業者が選定された経緯が不透明。解答した音声はフィリピンに送られ採点されます。AからFのグレードに分けられ点数がつきますが、1点の違いでもグレードが分かれてしまうこと、採点の正当性についても問題視されています。そもそも、受験にスピーキングテストを加えることで、日本人の英語力が上がるのでしょうか。それよりも、普段から、英語に触れられる機会を増やす、海外から来る外国人との交流を頻繁にする、留学や英会話スクールへの助成を入れるなど、ほかにもより効果的な方法はあるように思います。11月27日には本テストが実施されます。東京で導入されればこれは全国に広がる可能性も大きい。改めてきちんとした議論が必要だろうと思います。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX平日7:00~)が放送中。※『anan』2022年11月30日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2022年11月25日お笑いタレントは、その名の通り渾身のネタで多くの人に笑顔を届ける仕事。いつの時代も、テレビのお笑い番組を見た幼い子供たちは、好きなお笑いタレントのマネをして友達と盛り上がります。2022年11月12日に、お笑いコンビ『ジョイマン』の高木晋哉さんがTwitterに投稿したのは、ファンの子供とのエピソード。この日、高木さんは相方の池谷和志さんとともに、愛知県豊橋市にあるテーマパーク『のんほいパーク』のお笑いライブに出演しました。出番を終えた高木さんが帰ろうとしていると、背後から子供に声をかけられ…。営業。出番が終わり、帰る僕の背中を追いかけながら「ジョイマン!また会える!?」と叫ぶ子供。僕は「また会える ザビエル」と、そう言ったけれど。もし時代が許すなら、ただ強く抱きしめてあげれば良かったと思う。ジョイマンチルドレンを抱きしめてあげられなくて、何がジョイマンだっていうんだ。— ジョイマンの高木晋哉 (@joymanjoyman) November 12, 2022 きっと追いかけてきた子供は、『ジョイマン』のファンなのでしょう。「また会える?」という愛らしい問いに、高木さんは「また会える、ザビエル」とネタを含みながら返事をしました。徐々に状況が変化してきたとはいえ、新型コロナウイルス感染症の影響で、人との距離感を空ける必要がある昨今。ファンの子供を笑顔で抱きしめることはできずとも、高木さんはお笑いタレントとして、笑いで別れの言葉を贈ったのでした。タレントと子供による心温まるエピソードは拡散され、コメントやおよそ10万件の『いいね』が寄せられています。・かっこよすぎる。『ジョイマン』が好きでよかった。・「また会える、ザビエル」がツボに入り、感動して泣きながら笑った。・ぐっとこみ上げるものがあった。高木さんって、文才もあるよね。同イベントに参加していた人からは「うちの子供も喜んでいました!」という声が上がっていました。ステージの上だけでなく、出番後やネットでもファンに笑顔を与えてくれた高木さんは、お笑いタレントの鑑といえるでしょう![文・構成/grape編集部]
2022年11月13日ザ・ドリフターズの加藤茶、高木ブーが24日、交通事故で19日に亡くなった仲本工事(本名=仲本興喜)さんへの追悼コメントを公表した。■加藤茶仲本が事故に遭ったと聞いたとき、頭が真っ白になりました。本来であれば、今頃は一緒に仕事をしていたのに…突然で早すぎる別れに、ただただ驚いています。音楽もコントも、まだまだ一緒にやりたいことが沢山あっただけに残念です。■高木ブー無念です。 事故に遭う5日前に一緒の仕事で、控室で沢山話をしました。仲本に初孫が生まれ、孫がとても可愛くて、お互いに孫自慢をしたばかりでした。いつかは孫と一緒に暮らしたいと話していました。その時の仲本の笑顔が今も焼き付いてます。仲本が学生時代からの、もう60年を超える付き合いです。家族よりも長い時間です。本当に悲しくて、悔しい。雷様が僕一人になってしまいました。まだ一緒にコントも音楽もやりたかった。あちらには長さん、荒井さん、志村そして仲本が今1番逢いたいと言ってたお母さんもいます。どうぞ安らかに。
2022年10月24日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「NPT会議決裂」です。核の危機感を持ち、橋渡しに、本気の姿勢を見せて。ウクライナでは、ロシア軍がヨーロッパ最大級のザポリージャ原子力発電所を占拠し、原発を盾に攻撃を強めています。本来、国際法により、原発は攻撃してはいけないと定められているのにもかかわらず、原発のある地域を舞台にした戦闘が続いています。国際原子力機関(IAEA)が現地に入り、誰が攻撃し、何が起きているのか、原発事故が起きないよう策をとっていますが、送電網が遮断されるなど、非常に深刻な事態に陥っています。8月にはNPT(核兵器不拡散条約)再検討会議がニューヨークで開かれました。ここでは、核兵器の不拡散だけではなく、現在のウクライナ情勢を背景に、原子力は平和利用のために使うことを盛り込んだ最終合意文書を作ろうとしましたが、ロシアは一貫して、「原発を攻撃していない。ロシアに非があるようなことを盛り込むのであれば、文書に署名できない」と主張。最終的に文書はまとまりませんでした。前回の検討会議でも、最終合意文書はまとまらず決裂しました。中東の非核化を求め合意を取ろうとしたのですが、土壇場になってアメリカが核保有国のイスラエルに配慮して、合意できないと言い出し否決されました。NPTは2回連続、核を持つ国は大きな脅威であり、保有国にしか交渉力がないことを見せつける結果になりました。核保有国も非保有国も一致団結しようと昨年、核兵器禁止条約が発効しました。しかし、核保有国は不参加。広島選挙区選出の岸田総理は両者をつなぐ橋渡しをしたいと話していましたが、核兵器禁止条約には参加せず。NPT再検討会議に乗り込んだものの、何か成果を残したわけではありません。いま、核兵器がいつ使われてもおかしくない緊張が続いていますが、その危機感が日本では共有されていないように思います。今年は、核兵器や原子力の平和利用の大きなターニングポイントとなる年になるはずでした。次のチャンスは、来年のG7。岸田総理の肝入りの企画で、広島で開催されます。核保有国に対し、「核が再び攻撃に使われるようなことがあってはならない」と、粘り強く交渉する姿勢をぜひ世界に打ち出してほしいと思います。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX平日7:00~)が放送中。※『anan』2022年10月12日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2022年10月08日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「宗教2世」です。公的支援から外れる貧困。偏見もなくそう。安倍元首相の銃撃事件を機に宗教2世の存在がクローズアップされました。僕は以前からオウム真理教信者の子供たちや、脱会した方のその後の社会生活について当事者に取材してきました。彼らは、一般の社会生活を送るのは極めて困難な状況に陥っていました。学校でも職場でも自分が宗教2世であることを伝えるのは難しかったとみなさん話しておられます。奇異な目で見られたり、レッテルを貼られたり、警戒されたり。友人や恋人に話せば自分から離れていくのではないかという怖さから、余計に一人で抱え込んでしまいます。一方では、SNSの普及により、初めて自分以外にも同じような状況にある人がいることがわかり、心が支えられたとおっしゃる方もいます。今回の事件の山上容疑者の家は、旧統一教会の信者である母親が多額の献金をしたことにより破産しました。このようにカルト教団で、常識を超えた霊感商法などで信者がお金を吸い上げられていくような家庭で育った人は、経済的に非常に苦しい状況に陥ります。ところが、こういう場合の貧困は法的なサポートから外れてしまうんですね。生活保護費は、病気や怪我で働くことができない人に支給されます。しかし、宗教による過剰献金の家庭の場合、両親のどちらかが働いており、お金も稼いでいる。それが家庭や子供たちに回らないという状況ですから、当然、生活保護の対象にはなりません。旧統一教会の信者の子供たちは「祝福2世」と呼ばれ、教会内で大切に育てられます。しかし自由な恋愛や結婚ができないなど厳しい教えがあります。教義に疑問を抱き、親とは違う道を歩みたいと思っても、家族や人間関係、自分の居場所などをすべて切り離すことになるので相当の覚悟が必要です。この問題はほかの新興宗教にも通じます。宗教2世は自分で信仰を選べず、そういう家庭に生まれたことで社会的孤立を強いられ、学びの機会や様々な選択の自由を奪われます。偏見を抱いてしまう社会風潮にも問題はあると思います。公的支援のあり方も再考の余地があるでしょう。宗教の問題というよりは、子供の虐待や貧困の観点から捉えるのが重要ではないかと思います。堀 潤ジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX平日7:00~)が放送中。※『anan』2022年9月21日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2022年09月17日来年の大河ドラマ「どうする家康」で徳川家康を演じる松本潤が、家康の素顔を求めて旅をする歴史ドキュメントの第2弾「どうする松本潤?徳川家康の大冒険2」が9月10日(土)に放送される。今回のテーマは、「なぜ家康は天下人になれたのか?」。幾度となく襲いかかる人生の危機の中で、家康が熱心に行っていたのは戦や政争ばかりではない。実は、家康が人知れず、日々熱心に取り組んできた「趣味」の中に、家康が危機を乗り越え、天下人にのぼりつめることができた秘密が隠されている。乗馬、たか狩り、聞香など家康が打ち込んだ趣味の数々を松本さんが体を張って実際に体感。さらに、「最も家康に似ている」といわれる普段は非公開の家康・等身大の木像や、徳川宗家・次期当主の徳川家広さんも登場。愛知県、岐阜県、山梨県、京都府をめぐり、教科書には載っていない知られざる徳川家康の人物像に迫る。解説は本郷和人(東京大学史料編纂所教授)、語りはキムラ緑子が務める。【どうするポイント 1】「乗馬」天下人への道は「負けても死なない」こと三方ヶ原の戦いで武田信玄に惨敗し、絶体絶命の危機に陥った若き日の家康。「生きていてこそ次がある!」。どんな状況であっても最後は逃げて命をつなぐために、家康がのめり込んだのが「乗馬」だった。日本伝統の古馬にまたがり、「家康の逃げの乗馬術」に迫る。【どうするポイント2】「たか狩り」天下人への道は「誰よりも長生きする」ことライバルたちが次々と病死する中、家康の秘策は「ライバルたちよりも長生きすること」。健康オタクへの道を邁進する家康がことのほか重視したのは「たか狩り」だった!75歳という驚きの長寿を全うし、天下人レースを逃げ切った家康健康長寿の秘訣に迫る。【どうするポイント 3】「聞香」天下への道は「己に勝つ」こと誰が敵で誰が味方なのか?陰謀渦巻く心理戦を勝ち抜いた家康の強さは、どんな状況下でも冷静さを失わないメンタルの強さでもあった。それを支えていた家康の趣味こそが「香」。家康がのめり込んだ「聞香」とはどんな世界なのか?家康考案のオリジナル香の再現にも挑戦する。■木道壮司チーフ・プロデューサーよりコメント天下人となった徳川家康は、神君・家康公として神格化され、「いかにエラい人か」を伝える記録ばかりが残されています。本当の人間・家康とはどのような人物だったのでしょうか?今回、そんな家康の素顔を探るため、家康がのめり込んでいた「趣味」を、松本さんが家康の気持ちになりきって体当たりで挑戦!そこからどんな家康像を発見することができたのでしょうか?歴史の裏側を松本さんと一緒に探っていけば、2023年の大河ドラマ「どうする家康」がより楽しくなること間違いありません。「どうする松本潤?徳川家康の大冒険2」は9月10日(土)19時30分~NHK BSプレミアム、BS4Kにて放送。(text:cinemacafe.net)
2022年09月06日嵐の松本潤が出演する、日本航空の新WEB動画「櫻井翔・松本潤の行こうぜ! ニッポン! 九州」編 Part1~3が21日、公開された。同WEB動画は、松本と櫻井翔が日本全国に旅に出かけ、各地の魅力を紹介するシリーズの最新作。松本が福岡と佐賀を訪れ、九州の文化・伝統に触れている。佐賀・呼子にある漁協直営の「呼子台場みなとプラザ」を訪れた松本は、名物のイカを自らさばいて食べることに。「イカは暴れるって聞くよ」と墨対策にカッパを着ながら恐る恐るすくい上げ、包丁を入れていくと、見守っていた婦人会から「上手!」と声が上がる。続いて、福岡・八女の「光安青霞園茶舗」で玉露とういろうを堪能し、茶葉の香りや茶器にも興味津々。店主・光安さんのお茶入れを真剣に見つめ、2煎目にはお茶入れにチャレンジし、華麗な所作を披露した。また、最後に訪れた「門田提灯店」では、櫻井へのお土産として提灯の絵付けに挑戦。「櫻井くんといえば迷彩のイメージだけど、時間がかかりそうだな……やっぱり彼の名前を入れるのがいいかな……!」と提灯に“櫻井”の文字を入れることに。“櫻”の字を間違えてしまうハプニングもあり、「(出来上がりが)どうなってもいいや……(笑)」と言いながらも、スタッフが話しかけると「ちょっと静かにしてください」と返し、真剣な様子で書き進めた。旅を終えた松本は、「その土地の文化・食に触れたり、そこに行かないと見られない景色、感じられない空気感を感じることができたので、心が豊かになる気がします。旅に来られてよかったです」と満足気に振り返っていた。
2022年08月22日嵐の松本潤が出演する、リクルート・SUUMOの新CM「松本潤さんのスーモノリスで地図検索」編が、17日より放送される。新CMでは、無機質な白い空間に松本が登場。スマホを模した巨大な石板を前に松本が「住まい探し……」「地図……」と語りかける。するとそこに地図が浮かび上がり、手でなぞりながら物件検索をし、「使いやすい……」とつぶやく。■松本潤インタビュー――今回のCM撮影の感想は?楽しかったです! 実は撮影の方は以前から親交がある方でしたし、監督も僕と同い年で、以前から監督が作る映像が好きで、一緒に仕事してみたいと思っていたんです。今回のCMは結構特殊な設定・空間なので、どうやって演じるか目指す映像の世界観を監督と話し合いながら撮影しました。――今回のCMのみどころは?独特な世界観の中でちょっとクセのある感じを楽しんでいただけたら嬉しいです。「SUUMO」が、「物件数 No.1」であり「いろいろな情報が手軽に手に入る」というサービスのすごさと、近未来的な映像のかっこよさの両方を楽しんでいただけたらと思います。――「なぞって検索」機能で検索して、どんなエリアに住みたいですか?リアルに自分が選ぶとすると、普段行くジムや、よく行く友達がやっている飲食店などは、わりと1カ所に集まっているので、そのエリアを囲むかな。やっぱり近い方が楽なので。これまでいろいろな所に住んできましたが、僕の場合、結局行く所はほとんど変わらないんです。そこから離れたエリアに住んだこともあるのですが、やっぱり近い方が便利だなって(笑)。僕はいろいろ見るのも好きなので、緑の多いエリアや、魚がおいしそうな海沿いなどを検索してみるのも楽しそうですよね。――物件選びで迷うことはありますか?あまり迷わないかな。自分がその家に住んだらどこに何を置いて、玄関や風呂へはどこを通って……などを想像しながら選びます。あとは、日当たりや景観、駅からの時間、近くに自分に必要な場所がいくつあるのかなども考えます。でも最終的には、自分のフィーリングで「あ、ここにしよう」って納得がいくということがいちばん大事なのかなと思います。――最近の自宅でのマイブームは?最近は、帰ってきてリラックスするために、お香やキャンドルをたくことがマイブームで、割と習慣づけていますね。現場にいる時間が長いので、家に帰ってきて、仕事と自分の時間を切り替えるスイッチにしているんです。あとは、最近、撮影で朝が早いことが多いので、毎朝6時くらいには起きるようにしています。朝のうちに運動したり、サウナに入ったりして現場に行っています。――現在の自宅を「今後こうしたい」などのお考えはありますか?僕は現状に満足していますね(笑)。あえて言うと、最近仕事が立て込んでいるので仕事の資料が増えてきたんです。本などを買ったことで本棚が整理しきれなくて。前回のインタビューの際に「物を減らしてシンプルにした」と言ったんですけど、もうちょっと収納を作っておけばよかったな(笑)。
2022年08月16日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「戦争犯罪」です。ルールはあっても、現実的には大国を裁くのは難しい。国連憲章では、他国への侵略行為、戦争は禁じられています。しかし、戦争になった場合も最低限守るべきルールが、ジュネーブ条約(赤十字条約)によって国際的に定められました。まず、民間人への攻撃は禁止。市民の暮らしの要になるインフラを故意に攻撃することも禁じられています。また、無差別攻撃を目的とする兵器、クラスター爆弾や焼夷弾、化学兵器や生物兵器、毒ガス、対人地雷も使用は禁止されています。兵士を含め、病人や負傷者は手当てを受ける権利が保障されており、それらの人々を助ける赤十字の関係者や施設は、中立的な立場のため攻撃してはいけません。捕虜への拷問や残虐行為も禁止。これらのルールを犯した場合、戦争犯罪になります。また、特定の民族や人種を意図的に根絶やしにするような民族虐殺(ジェノサイド)も禁じられています。ロシア軍によるウクライナへの軍事侵攻では、数々の戦争犯罪の証拠が挙がっています。自転車に乗った民間人を殺害したロシア兵は、明白な戦争犯罪だとして、ウクライナで終身刑が言い渡されました。国家間の紛争を解決するために設立されたのが国際司法裁判所(ICJ)。ウクライナ政府はロシア政府をICJに訴えましたが、ICJは国連の司法機関で、執行は国連安全保障理事会が担います。しかし安保理の常任理事国であるロシアは拒否権を持っています。そのため、ICJがロシアを戦争犯罪を起こしている国と認定しても、実際には裁くことは難しいのです。もうひとつ、国連から独立した国際刑事裁判所(ICC)があり、人道に対する罪や戦争犯罪に問われる、組織のリーダーや個人を裁きます。ICCは、ウクライナでのロシアの戦争犯罪に十分な証拠が揃っていると述べています。しかし、ICCは警察機関を持っておらず、犯罪者の逮捕はその国の警察機関に働きかけます。ただ、ロシアもアメリカも中国も、ICCには加盟していません。そのため、戦争犯罪が立証されても逮捕する手立てはないのです。そもそも戦争を起こさないための知恵を、諦めずに出し合うしか解決方法はないのだろうと思います。堀 潤ジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX平日7:00~)が放送中。※『anan』2022年7月6日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2022年07月03日ザ・ドリフターズの高木ブーが22日、東京・赤城神社で行われた映画『ソー:ラブ&サンダー』(7月8日公開)の大ヒット祈願イベントに、声優・三宅健太、お笑いコンビ・見取り図とともに参加した。イベントには、クリス・ヘムズワース演じるソーの声を長年担当している声優の三宅健太、マーベル好きを長年公言しており、本作の宣伝アンバサダー就任と吹替声優への参加が先日発表された見取り図の盛山晋太郎とリリー、さらに本作のキーとなる“雷神”にかけて、高木ブーがザ・ドリフターズの名物コントでおなじみの雷様のコスチュームで登場した。高木は、MCからの質問に「ソーですね」を繰り返して笑いを誘い、「孫が大ファンで部屋にポスターが飾ってあります。そういう意味では雷様やっていて良かったなと思います。ありがとうございます」と喜んだ。盛山から「長く芸人をやる秘訣」を尋ねられると、「あ~これはいろいろあるな。僕はキャラクターの問題があるからね」と答え、盛山が「雷様というキャラクターは皆さんが知っている」と言うと、「それでいいと思う。それが高木ブーである」と返し、「グループの中では余計なことをしない。それがチームワークがよくなった理由だと。人によっては生意気なほうがいい場合もあるけど」と持論を語った。三宅は「ずっと子供のときからテレビで見ていた神様ですから、涙が出てきて。もう光栄です」と高木との対面に感激。そして、「雷様として普段から気をつけていることは?」と尋ねると、高木は「地でいっていたのかな。僕がワーワー騒いでもウケないと思う。私なりのものがあって皆さんがそれを認めてくれたからだと思う」と話した。また、「長さん(いかりや長介さん)がよくボヤくんですよ。それを『はいはい』って聞いてあげるのが私の役目で。うまくいっていたと思うよ。ケンカはあり得ないので。年齢の違いも芸の違いもあるんだけど、各々が自分のことをわかっていたんだろうと思う」と語ると、三宅は「アベンジャーズに強く言いたいですね『ケンカしちゃだよ』って」と感銘を受けていた。
2022年06月22日