「取調べのシーンで、一生さんの足元は机に隠れて映らないのに、内股になっていたんです。刑事役の北村一輝さんも“さすがだよ”と感心していました」(制作関係者)今季ぶっちぎりトップの視聴率を誇っているドラマ『天国と地獄~サイコな2人~』(TBS系)。特に話題なのが高橋一生(40)の“中身は女性”役の演技だ。「主演の綾瀬はるかさん(35)演じる女性刑事と高橋さんが演じるサイコパスな殺人鬼の魂が入れ替わる設定。高橋さんの演技に『かわいい』『うますぎる』と、反響がすごいんです」(テレビ誌記者)本誌はそんな人気作の撮影に挑む高橋の姿を2月初旬にキャッチ。時折みぞれが降る極寒のなかでも、スタッフに笑顔を見せていた高橋。一方で、休憩中でも体をくねらせてみたり、ほおをかわいらしくプーと膨らませてみたりと、“女性役”のしぐさを研究しているような様子も見られた――。実は高橋は過去にも女性役を演じた経験がある。’08年の蜷川幸雄演出舞台『から騒ぎ』でのことだ。「男優だけでシェイクスピア劇を演じるという趣旨の舞台で、一生さんには小出恵介さんとのキスシーンも。稽古場では、男子トイレに入ったら相手役の気持ちが萎えるだろうという気遣いから衣装のドレスを着たまま女子トイレに入ったりしたそうです」(舞台関係者)■バイクの後ろに猿之助を乗せる仲このとき初の女性役を演じるにあたって助言を求めた相手がいる。それが女形もこなす歌舞伎俳優、市川猿之助(45)だ。「2人は親友といっていい間柄です。出会いは、14年前の大河ドラマ『風林火山』での共演。当時、猿之助さんは亀治郎を名乗っていたので“亀さん”“いっちゃん”と呼び合っています。私生活でも遊ぶ仲で、高橋さんが運転するバイクの後ろに猿之助さんを乗せて走った、なんて話も聞きましたよ」(芸能関係者)猿之助からもらった助言とはどのようなものだったのだろうか。「当時の高橋さんは“心がその役になりきることがいちばん大事”という感情優先の演技をやっていた。でも猿之助さんがやっている歌舞伎の女形には“型”がある。男性が女性役を演じるには女性よりも女性らしく見せる必要があるのだから、そういった“型から入る演技の方法”を試してみては、という内容の助言だったそうです」(前出・芸能関係者)高橋が見せた“内股”に“ほおプー”――。猿之助の助言を生かし、今回も女性に見える“型”を徹底して追究しているのだろう。最近は多忙さゆえ直接会う機会が減っているという2人だが、連絡はとりあっているようだ。「猿之助さんは昨年、『半沢直樹』での演技が話題になりました。一生さんはそのとき感想を送ったそうですよ。今作も同じ日曜劇場枠。猿之助さんからのエールも届いているでしょう」(テレビ局関係者)猿之助仕込みの“女っぷり”で、ますます魅了させてくれそうだ!「女性自身」2021年3月2日号 掲載
2021年02月17日綾瀬はるか主演、高橋一生共演の「天国と地獄 ~サイコな2人~」の5話が2月14日放送。綾瀬さんの“女スパイ”スタイルに「非の打ち所がない」など絶賛の声が相次ぐなか、日高がすでに“女性”と入れ替わっていた説も急浮上。様々な憶測が飛び交っている。女性刑事とサイコパス殺人鬼の魂が入れ替わってしまうという究極の入れ替わりエンターテインメントとなる本作。警視庁捜査一課の刑事・望月彩子を綾瀬さんが、ベンチャー社長だが連続殺人犯の顔も持つ日高陽斗に高橋さん。彩子の家に居候中の渡辺陸に柄本佑、彩子の後輩刑事・八巻英雄に溝端淳平、日高の妹・優菜に岸井ゆきの、彩子に疑惑の目を向ける先輩刑事・河原三雄に北村一輝といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。日高が誰かを守るために殺人を犯している、犯人ではない可能性もあるのではと思い始めた日高<彩子>のもとに、陸がやってくる。陸は彩子<日高>が使っているコインロッカーを開け、そのなかに日高宛の手紙を見つけたため会いに来たという。時を同じくして日高に関する警察が公表していない情報がSNSに拡散され、コ・アース社へのネガティブキャンペーンが巻き起こる。日高<彩子>と彩子<日高>は協力して捜査情報を漏洩した人間を探す…というのが今回のストーリー。日高<彩子>は陸を守るために自分が入れ替わったことを告白するのだが、「そうだったんだぁ」とあっさり受け入れる陸。初対面の時から日高<彩子>の癖と彩子の癖が同じことに気づいていたこともあってか、自然と“入れ替わり”を受け入れる陸に「飲み込み早すぎじゃんww」「そんな一瞬で納得できるの?」「陸の適応能力高すぎる」といった反応が。またコ・アースへネガティブキャンペーンを仕掛けたのが九十九(中尾明慶)だと判明し、九十九が入り浸る違法賭博場に乗り込むにあたり「どうせなら映画の女スパイみたいな格好してみたい」と高級ブランドの服に身を固める彩子<日高>。道行く人が振り返るほどのその美貌に「綾瀬はるかめっちゃかっこいいんだけどっ!」「綾瀬はるかのガチメイク、まじでキレイ」「綺麗すぎてストーリー入ってこない」「キレイすぎ。非の打ち所がない」などの声が殺到。また日高<彩子>から「あなた化粧とか好きよね」と問われた際、彩子<日高>は「好きですね。毎日鏡の前でうっとりしてます」と答えるのだが、このやり取りから「元々女の子と入れ替わってたんかなぁ」「日高になる前?もともと女の子だったとか…?」などのコメントも。陸が家を出て行った際に「ここは壊したくなかったんですけどね」と寂しげな表情を見せ、戻ってきた際には心から嬉しそうな表情をみせるなど、日高<彩子>が陸に対し好意を持っているようなそぶりを見せる場面もあり「もしや日高は陸に惹かれてる?」「日高さんそれは恋では」などの反応も。そんな彩子<日高>の姿に「やはり別の真犯人を庇っている線が濃厚になってきたな」「彩子が入れ替わった相手は、日高陽斗その人ではなく、既に日高陽斗と入れ替わった謎の女……とか?」「日高はずっと前から真犯人と入れ替わってたか誰かをかばってるってこと?」など日高の素性や真犯人についても様々な憶測が巻き起こっている。(笠緒)
2021年02月14日「綾瀬さんと高橋さんは今回が初めての共演ですが、役名にちなんで“あーちゃん”“ひーちゃん”と呼び合っているそうです」(TBS関係者)現場の様子からも好調ぶりが伝わってくるのが綾瀬はるか(35)主演のドラマ『天国と地獄~サイコな2人~』(TBS系)だ。綾瀬演じる刑事・望月彩子と高橋一生(40)演じるサイコパスの殺人鬼でエリート社長・日高陽斗の魂が入れ替わるという本作。初回から3話連続で2桁超えの視聴率を記録するなど、絶好調。好調の理由が綾瀬の入れ替わり演技だ。毎話、SNS上では綾瀬に魅了される視聴者が続出!《高橋一生が入った綾瀬はるかはとても色っぽい》《未だかつて見たことないぐらい妖艶ですわ》日高と入れ替わってから艶やかな魅力を放ち始める彩子。第2話で見せた柄本佑(34)演じる同居人・陸を彩子が馬乗りになって誘惑するシーンは大きな話題に。しかし、その裏で綾瀬は“かつてない挑戦”に悪戦苦闘しているようだ。「綾瀬さんはこれまで天真爛漫な役を演じることが多かったですが、ここまで色気を要求される役は初めて。綾瀬さんも『もっと色気を出さないと……』と悩んでいるようで、男性から見て“いい女”に見えるよう研究しているそうです」(ドラマ制作関係者)■綾瀬の“セクシー相談”に柄本佑は…綾瀬もその苦悩ぶりをこう明かしている。《不敵な笑みで周りを誘導したり、人を翻弄するような描写が多くて。こういう役はあまり演じたことがないので、悪い私(笑)にぜひ注目して見てください》(『LEE』’21年2月号)そこで綾瀬は艶やかになるべく男性共演者への“セクシー相談”を行っているという。「綾瀬さんは、時間を見つけては高橋さんに『どっちが色っぽいかな?』と上着を脱ぐ際のしぐさや流し目の表情などを相談しているそうです。『ひーちゃんのこのしぐさって日高としての癖だよね?』と、高橋さんの役としての言動も常にチェックしているといいます。また、髪をゆるく巻いたヘアスタイルの際は柄本さんに『大人の女っぽく見える?』などと質問攻め。柄本さんも、その積極ぶりにときには答えに窮して固まってしまうことも……」(前出・ドラマ制作関係者)そして、この経験が綾瀬の新境地を開くことになりそうだ。「今回の役を演じたことで、新たな色っぽい一面が引き出されるようになったと、現場では評判です。今後、艶やかな役のオファーなどが増えていくでしょう」(前出・TBS関係者)悪女役も習得した綾瀬にもう死角はない!?「女性自身」2021年2月23日号 掲載
2021年02月12日漫画家である荒木飛呂彦さんが描くシリーズ『岸辺露伴は動かない』。2020年に、俳優の高橋一生さんが主演でテレビドラマ化され、人気を博しました。主人公の岸辺露伴は、人の記憶などを本のような形にして読んだり、書きかえたりすることができる『ヘブンズ・ドアー』という能力を持っています。『ヘブンズ・ドアー』を使われた相手は、身体の一部がはがれて、本のページのようになるのが特徴です。テレビドラマでは、『ヘブンズ・ドアー』によって人の顔が本のページのようにはがれる様子が映像化され、インパクトのある描写が反響を呼びました。家族で流行っている『露伴ごっこ』2児の父親である、枕井 仗二(@Dad_McFly)さん。テレビドラマ『岸辺露伴は動かない』の放送を家族で見たところ、家庭内で『露伴ごっこ』が流行ったといいます。枕井さん宅で、親子そろって楽しんでいるという、『露伴ごっこ』がこちらです!ドラマ版「岸辺露伴は動かない」を家族で見てから、露伴ごっこがはやっている。「ヘブンズ・ドアーお面ーッッ」 pic.twitter.com/mC60u3Rn67 — 枕井 仗二 (@Dad_McFly) February 6, 2021 『ヘブンズ・ドアー』を使った際の様子が、忠実に再現されているではありませんか…!手作りのお面を顔にのせて、目をつぶっているのは、枕井さんの子供たちです。ページには『苦手なもの』や『自分のすごいところ』など、考え方や好みがつづられています。細かいところにまで仕掛けがあって、読んでいるだけでワクワクとしそうです!【ネットの声】・すごく楽しそうな遊び!自分も混ざりたい。・再現度の高さにビックリした。いいアイディアだなあ。・最高すぎる!子供たちのなりきった表情もかわいい。この遊びならば、お面を作る段階から親子で楽しめそうですね。ゆかいなアイディアは、多くの人の目をくぎ付けにしました![文・構成/grape編集部]
2021年02月08日初回放送から3話続けて視聴率2桁越えをキープすると絶好調なドラマ『天国と地獄~サイコな2人~』(TBS系)。高視聴率の立役者が熱血刑事役の綾瀬はるか(35)と魂が入れ替わったサイコパスな殺人鬼役を演じる高橋一生(40)だ。女性らしい仕草や言葉遣いを要求される難役だが、高橋は挑戦するにあたって私生活もかなり“ストイック”なものにしているようだ。「基本的には外食をせずに、自炊していると聞いています。得意料理は、かぼちゃとそぼろの煮物だったり、筑前煮だったりと、和食系です。きっと大好きだったおばあちゃんの影響もあるのでしょう」母親が2度再婚し、“3人の父がいる”という複雑な家庭環境だった高橋。だが、そんな彼を俳優の道に導いてくれたのがいまは亡き祖母だったのだ。《僕が子どもの頃、毎週土曜日は祖母の家に行き、夜遅くまで一緒にビデオを観て過ごしました。祖母が僕を劇団に入れたのは、自分が好きな映画やドラマに孫が出演したら嬉しいという気持ちがあったからかも》(『婦人公論』’09年10月7日号)高橋は祖母から多大な影響を受けたというが、その1つが、宗教への興味。ドラマでは殺人鬼を演じている彼だが、実生活では神道や仏教に詳しいことでも知られているという。「’20年に放送された『TOKIOカケル』では、伊勢神宮について熱く語る場面もありました。私は彼が、司馬遼太郎の『空海の風景』を読んでいるのを見たことがあります。空海は彼が尊敬する偉人の1人で、空海や開祖となった真言宗にまつわる本は何冊も持っているのです」(前出・テレビ局関係者)祖母がお経を読む姿を眺めて育ったからなのだろう。高橋は’17年に『あさイチ』で、こんなエピソードも明かしていた。「お経とかがすごい子どものころから好きで。なんか耳ざわりがよくて。『なんなんだろうこれは』って思って……」奔放な性格の母親には距離を感じ、祖母の家にいるとき以外は、ふさぎがちだったという高橋。そんな少年時代と宗教への傾倒について、僧侶でジャーナリストの鵜飼秀徳さんは、「宗教の存在意義は“救済”です。複雑な家庭環境にあって、仏教に救いを求めたいという人はとても多いのです。少年時代の高橋さんが、自分とご両親との関係に寂しさを感じていたのであれば、仏教に関心を寄せたのも自然なことだと思いますね」昔は“救い”だったという宗教だが、いまは俳優としての自分磨きに欠かせぬものになっているようだ。「撮影前の早朝や、撮影後の深夜の座禅は、彼にとってルーティンになっています。彼は『自分にとって足りないものについて考えるため』と、言っていました。座禅を組めないときにも、雑念を払い、自分の内面を見つめるために、“スマホにふれない時間”を作っているとか」(前出・高橋を知る俳優)肉体を磨き、内面を見続けることでつくり上げた“サイコパス役”。今後の怪演からも目が離せない。「女性自身」2021年2月16日号 掲載
2021年02月04日「高橋さんは、現場の雰囲気や相手に合わせて、柔軟に演技を変化させていくタイプです。いつもはあえて、ガチガチに役づくりをしないようにしているのですが、今回はそうもいかず、珍しくかなり悩んだそうです」そう語るのは、ドラマ制作関係者。高橋一生(40)と綾瀬はるか(35)の好演が話題を集めているドラマ『天国と地獄~サイコな2人~』(TBS系)。初回視聴率は16.8%を記録し、1月31日に放送された3回目は14.1%と出だしは好調だ。綾瀬はるか演じる刑事と、高橋演じる表向きはエリート社長でも、裏の顔はサイコパスの殺人鬼の魂が入れ替わってしまったことから物語は始まる。「1月16日放送の情報バラエティ番組『王様のブランチ』(TBS系)で、高橋さんは“サイコパス役”について、『素の自分に近い役』と、語っていました。’19年のドラマ『凪のお暇』で、高橋さんは主人公の元カレを演じましたが、視聴者からは『サイコパスみたい……』と言われるほど、印象的な演技を見せています。いまや日本一の“サイコパス俳優”とも言えるでしょうね」(前出・ドラマ制作関係者)外見は男性でも中身は女性という難役を演じるにあたって、彼は1年かけて準備してきたという。「1年ほど前に、脚本家の森下佳子さんが直々に、高橋さんを指名したと聞いています。高橋さんと森下さんは、大河ドラマ『おんな城主直虎』(NHK)でいっしょに仕事をしています。高橋さんは当時を超える演技を森下さんに見せたいと考え、オファーを受けたのです。女性的なしぐさを身に付けるために、高橋さんは周囲の女性たちにかなり取材したようです」(テレビ局関係者)『アッコにおまかせ!』(TBS系)に出演した際、高橋はこんなことも語っている。「とっさに出る女性のしぐさみたいなのを、現場の女性スタッフさんに、セクハラギリギリぐらいのところまで聞いたりしつつ(役づくりを)やっていますね」高橋は、“男性の体に魂が入ってしまった綾瀬はるか”に変身するためには、しぐさだけでは足りないと考え、1年かけて体づくりにも励んだという。「自宅にスポーツジム級のトレーニング機器もあるそうです。しかし今回の役作りのためには、“マッチョなボディ”は必要ありません。それよりも細くしなやかな体形を目指し、常に体のラインを鏡でチェックするようにしていたとか。そのかいもあって、第2話のシャワーシーンも、『もう女性にしか見えない!』と、かなりの高評価を得ています」(前出・ドラマ制作関係者) 体づくりと切っても切り離せないのが食事だ。高橋を知る俳優はこう語る。「以前から『頭もさえるから』という理由もあり、1日に1食しか食事をとらないことが多いと、テレビでも公表していました。さらに、この1年はその“1日1食生活”を徹底していたようです」「女性自身」2021年2月16日号 掲載
2021年02月04日女優・綾瀬はるか(35)が魅せた新境地!主演を務める日曜劇場『天国と地獄〜サイコな2人〜』(TBS系・日曜21時〜)で、その豹変ぶりが話題沸騰中の綾瀬。今回は、真面目な女性刑事が殺人鬼の男と魂が入れ替わってしまうという難しい役どころ。しかし、時には不敵な笑みをたたえたクールビューティ、時には鬼の形相のドSな殺人鬼と、さまざまな顔を披露し、視聴者をうならせている。制作発表では、相手役の高橋一生(40)のしぐさや話すテンポを意識していると明かし、「高橋さんだったらどう演じるのかを教えてもらっている」と語っていた彼女。2大人気俳優の演技合戦に、謎がさらなる謎を生むスリリングな展開から目が離せない!「女性自身」2021年2月9日号 掲載
2021年01月31日「ただ男性を演じるだけでなく、殺人鬼という設定。最初は高橋さんに助けてもらいながら試行錯誤してやっていました」1月10日、綾瀬はるか(35)は、主演ドラマ『天国と地獄 ~サイコな2人~』(TBS系)の制作発表会見で演じる役の難しさについて語った。同ドラマは綾瀬演じる女性刑事が、高橋一生(40)演じる殺人犯と魂が入れ替わるというストーリーである。1月17日に放送された第1話の平均視聴率は16.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録と、好調なスタートを切った。「綾瀬さんは、昔から緊張しやすいタイプで、とくに撮影に入るといろいろなことが気になり、心配しすぎてしまうそうです」(芸能関係者)そんな綾瀬にとって、心を落ち着かせるための習慣が掃除なのだという。『日経WOMAN』’21年2月号で、彼女はこう明かしていた。《夜中に突然始めることも(笑)。断捨離も魂のさびを取ることでもあるし、掃除はやっぱり運気を上げてくれる気がします》実は掃除に力を入れるようになったのは、祖母の影響があるようだ。彼女が昨春、実家に帰省した際に緊急事態宣言が発令され、久しぶりに家族と生活を共にする機会があった。そのとき目撃したのが、94歳になる祖母が70年前から1日も欠かしたことがないというルーティーンだったのだ。綾瀬はインタビューで、実家での発見について語っている。《朝起きて顔を洗って、ストレッチをしながらメイクをして、トイレ掃除、リビングの水ぶき、お庭の掃き掃除をして……。(中略)ルーティーンがある人って、軸がしっかりしていてブレない気がします》(『Lee』’21年2月号)それから綾瀬も毎朝トイレ掃除を習慣にすることになったという。’10年の大ヒット曲『トイレの神様』は歌手・植村花菜(38)が、トイレ掃除の大切さを教えてくれた祖母との思い出を歌った曲だが、綾瀬も祖母から多くのことを学んできたようだ。「戦後60年を記念したTBSの特番で、当時20歳だった綾瀬さんは、太平洋戦争の体験談を聞きました。『戦争なんか起こさんように、女性がしっかりせなダメなんよ』という祖母の言葉に胸を打たれ彼女は、世界平和を心から願い、テレビ出演などを通じてメッセージを発信し続けているのです」(前出・芸能関係者)『Lee』のインタビューでは、“悪い精神状態は部屋の汚さに表れる”とも語っている綾瀬。いまも緊急事態宣言下で“トイレの神様”修業に励んでいるというが、その成果を生かして見事、難しい役を演じ切ることはできるのだろうか。「女性自身」2021年2月2日号 掲載
2021年01月22日綾瀬はるか演じる刑事が高橋一生演じるサイコパス殺人鬼と“入れ替わる”TBS系日曜劇場「天国と地獄 ~サイコな2人~」が1月17日放送開始。サイコパスの日高を演じた高橋さんの“目”の演技と、綾瀬さん演じる彩子と入れ替わった後の姿に賞賛の声が集まっている。本作は女性刑事とサイコパスな殺人鬼の魂が入れ替わってしまい、人生が逆転した2人の愛と運命が交錯する究極の入れ替わりエンターテインメント。「世界の中心で、愛をさけぶ」「天皇の料理番」「義母と娘のブルース」の森下佳子によるオリジナルストーリーとなる。努力家で正義感が強く、気も強い、それに加えて上昇志向も強いが慌てん坊で、物言いや性格から上司や周囲の人たちには煙たがられている警視庁捜査一課の刑事・望月彩子を綾瀬さんが演じ、日曜劇場初主演。化学畑の研究者で日本に帰国後、若くしてベンチャーを立ち上げたやり手の経営者だが、サイコパスな殺人鬼としての裏の顔を持つ日高陽斗に高橋さん。高橋さんは本作で日曜劇場初出演となる。2人のほか彩子の家に居候中で日雇い労働で稼ぐ・渡辺陸に柄本佑。彩子の後輩でバディを組む八巻英雄に溝端淳平。彩子の先輩刑事で“天敵”の河原三雄に北村一輝。捜査一課の管理官を務める五十嵐公平に野間口徹。日高が経営するベンチャー企業「コ・アース」の秘書・五木樹里に中村ゆり。迫田孝也、谷恭輔、林泰文、吉見一豊、馬場徹らも出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1話はマスクを忘れた彩子が、偶然乗り合わせた日高からマスクを譲り受ける。出勤すると殺人事件が発生。遺体の口内にパチンコ玉が詰められた猟奇的殺人現場だが、掃除されたばかりのような清涼感を感じる現場に違和感を覚える彩子は、陸から匂いのない業務用の特殊洗浄剤の存在を知らされ、製造元のコ・アース社へ向かうと、出迎えたのは電車でマスクをもらった日高だった…という展開。高橋さん演じる日高の“目”に反応が集中。クールで優し気なたたずまいながら“目”だけでサイコパスぶりを表現するその演技に「目の演技だけで充分こわい」「目がバキバキの高橋一生こわ」「猟奇的な目の演技がたまらない!」などの声が殺到。その後、彩子は日高を追い詰めるのだが、揉み合いになった2人は歩道橋から転落。病院のベッドで目覚める彩子だが、鏡に映った自分の姿は日高…その際の高橋さんの“彩子”ぶりにも「高橋一生スイッチした途端に目つきが色っぽいんだけど」「目が醒めた瞬間からすでに日高ではないことがわかる!」「2人の演技力に思わず引き込まれた」など、驚愕の声が続出している。(笠緒)
2021年01月18日「ジョジョの奇妙な冒険」のスピンオフ原作を高橋一生主演で実写ドラマ化した「岸辺露伴は動かない」の3話「D.N.A」が12月30日放送。早速SNSでは「もっと見たかった」「大河にしちゃえばよくない?」など続編希望の声があふれている。1986年から連載が続き、アニメ化やゲーム化はもちろん、2017年には実写化もされた超人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」。同作の4部に登場するキャラクターである岸辺露伴を主人公にしたスピンオフ作品である同名原作を実写ドラマ化した本作。ちょっと風変わりで、リアリティを何よりも重んじる漫画家・岸辺露伴に高橋さん、露伴の担当編集者である泉京香に飯豊まりえ。6年前事故に遭い記憶を失った平井太郎に中村倫也といったキャストが出演。また2話「くしゃがら」には漫画家仲間の志士十五役で森山未來も登場した。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。前回、「くしゃがら」に憑りつかれた十五を“ヘブンズ・ドアー”で救った露伴。十五の変わりように驚く京香に露伴は“催眠術”を使ったと説明したが、それを聞いた京香は付き合っている平井太郎の記憶を“催眠術”で探って欲しいと頼んでくる。太郎は著名な写真家だったが6年前交通事故に遭い、一命を取り留めたものの完全な社会復帰に至っていなかった。京香が露伴に太郎を紹介していると、バギーに女の子を乗せた片平真依が通りかかる。すれ違いざまバギーの奥から娘・真央の手が伸び太郎の裾を掴み転倒させてしまう…というのが今回のおはなし。真依の夫も6年前、太郎が事故に遭ったのと同時期に交通事故で亡くなっており、真依の夫の臓器が太郎に移植されていた。真央は太郎が父の“遺伝子”を受け継いだ存在だと気づき、彼の裾を掴んだらしい。太郎に亡くなった“夫”を感じる真依。新たな居場所を見つけた太郎は真依と真央と共に新たな道を歩み出す…というラストだった。別冊マーガレット掲載の原作版を大胆にアレンジしたストーリーに「最終話内容結構変わってるけどそれでもあ~そういうことね!(納得)ってなる」「些細な仕草にDNAの片鱗を観る実写、まじ演出素晴らしい」「原作知識なくても見られるぐらいのアレンジを加えつつ、漫画の内容をしっかり踏襲している。原作勢からしても大満足」など、原作ファンからも絶賛の声が殺到。また3話を通してアニメ版で岸辺露伴を演じた櫻井孝宏が声で出演。3話では病院のアナウンスを担当したが「櫻井孝宏はどこに現れるかをワクワクしながら待っている」「岸辺露伴は動かない、櫻井孝宏を探せも兼ねている」など、“櫻井さん探し”を楽しむ視聴者の姿も。「各話が見応えあるし、3話で終わらずもっと見たかった」「まじで岸辺露伴は動かない続編やってくれ」「もう岸辺露伴は動かないを大河にしちゃえばよくない?」など続編希望の声も多数寄せられている。(笠緒)
2020年12月30日「ジョジョの奇妙な冒険」の荒木飛呂彦による原作を高橋一生主演でドラマ化する「岸辺露伴は動かない」の1話が12月28日放送。SNS上では高橋さんの“岸辺露伴”ぶりに「解像度が高すぎる」「素晴らしい実写化」などの声が続々と上がっている。原作はアニメ、実写化もされた超人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」に登場するキャラクターから“派生”した同名コミック。ちょっと風変わりで、リアリティを何よりも重んじる漫画家・岸辺露伴が、取材先で遭遇する奇妙なできごとの数々が描かれた原作を、自らも露伴のファンだという高橋さんの主演で実写化している。相手を「本」にしてその生い立ちや秘密を知り、更に書き込みを行って指示を与える特殊能力を持つ漫画家・岸辺露伴を高橋さんが演じ、大手出版社“集明社”に勤務、露伴の担当編集となった泉京香に飯豊まりえ。事故で記憶を失った京香が付き合っている写真家・平井太郎に中村倫也といったキャストが共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1話は、新編集となった京香が、平井が興味を示した“富豪村”のことをマンガにしないかと露伴に持ちかける。周囲から隔絶された山奥に豪邸が11軒あり、所有者がいずれも各界で成功した大富豪ばかりだが、外界から閉ざされている富豪村。所有者はいずれも20代でこの村の土地を所有してから成功しているというが、土地の購入には厳しい条件をクリアする必要があるのだとか。ことの真偽を確かめるべく、露伴は新人の京香と共に富豪村に赴くが、そこで厳しい“マナー試験”がかせられる。ミスをした京香が再トライを願い出ると、富豪村の案内役を務める少年・一究(柴崎楓雅)は「失敗するたびに大切なものを1つ失う」と条件を出す。露伴は“能力”である“ヘブンズ・ドアー”を駆使し一究の“マナーバトル”に勝利する…というストーリーが展開。視聴者からは「露伴先生っぽさがえげつないくらいに出てて、先生の再現度、解像度が高すぎるよ」「高橋一生さんじゃない、完璧な露伴先生を見た気がしました」「荒木先生が描くつぶらな瞳を再現してるキャスティング」など、高橋さんの露伴ぶりを絶賛する声が殺到中。「漫画と全然違和感なく観れてビックリした」「原作への愛を感じる実写」など“原作再現度”を評価する声とともに、「無理にスタンドを出さず、ただ必須な本にする能力の映像は表現されてて、作るの上手いなあって」「ドラマはスタンドを可視化しない、服装も髪型も無理に合わせるのではなく実際にいそうな感じにしてるだからすっと世界観に入り込める」など、「ジョジョ」と連なる本作の特徴の1つでもある“スタンド”をあえて再現しなかった演出も好感を持って迎えられている様子だ。(笠緒)
2020年12月29日コロナ禍によって劇場は客数を制限され、超大作は軒並み公開となり、映画業界にとってかつてない試練の年となった2020年。我々の映画との向き合い方も、また大きな転換点を迎えようとしている。昨今、サブスクリプションビデオオンデマンド(以下SVOD)と呼ばれる定額制動画配信サービスで配信されるまでのスパンが短くなっているのだ。たとえば7月3日に公開された長澤まさみ(33)の主演映画『マザー』は11月3日に、8月21日に公開された洋画『ブックスマート卒業前夜のパーティデビュー』は12月21日にNetflixで独占配信を開始。ともにDVDやBlu-rayといったフィジカルメディア(物理的なメディア)での発売はおろか、配信サイトでの単品レンタルも行われていない。そんな状況下での“サブスク解禁”には、多くの映像ファンが驚きを隠せずにいた。単純な比較にはならないが、今年1月24日に公開された蒼井優(35)と高橋一生(40)の出演映画『ロマンスドール』のNetflix配信日が7月24日だったことを考えると、この1年でスパンが短くなっていることがうかがえる。着実に早まる“サブスク解禁”について、『ネットフリックスの時代』(講談社刊)といった著作も持つITジャーナリストの西田宗千佳氏に話を聞いた。まず、昨年9月からわずか1年で200万人もの新規会員(日本)を獲得し、計500万人もの会員数を誇るNetflixの躍進について、西田氏は「コロナ禍は前提」としつつ次のように語る。「日本で伸びた要因としてはコンテンツが揃ってきたことと、認知が揃ったという両方があります。サービス開始当初の15年は洋ドラや映画ファンにしか知られてなかったが、昨年『全裸監督』が配信されたあたりから、日本中の人々がNetflixのことを知るようになった。そのタイミングで、コロナ禍が今年きて多くの人が見るものを探していた時に、コストと内容的にも見合っていたのがNetflixに代表されるSVOD。なんとなく知っていたところで、『愛の不時着』や『鬼滅の刃』といった興味をひく配信作品があったということなんだと思います」Netflixが背中を追いかけるのが日本での会員数が500万~800万(正式な数は非公表)といわれるAmazon Prime。こちらは日本に特化したサービス展開で、会員数を伸ばしているようだ。「Amazon Primeは通販サービスも含むので、どのくらいの人がPrime Video(Amazon Prime内の動画配信サービス)を使用しているかは判断がわかれるところ。しかし、映画会社やアニメの制作会社に話を聞くと、収入を見れば1位はAmazon Primeで2位がNetflixということになるそうです。Netflixは日本だけでなく、全世界で受けるコンテンツを強化している。しかしAmazon Primeは『ドキュメンタル』などのように、日本に向けたオリジナルコンテンツを作っている。それは日本で成功するためには日本のバラエティなどが重要だから、という判断なんです。さらにいえば、映画やアニメの調達も基本的には日本に合わせてやっています。日本に最初から特化しているので、日本で伸びるのは当たり前なんですね」NetflixとAmazon Primeといった当たり前になってきた日本。そんななか起きた劇場公開作品の早期“サブスク解禁”には、コロナ禍による“弊害”が影響していると西田氏はいう。「2014年ごろからアップルストアや様々な場所でDVD、Blu-ray販売に先駆けて映像配信されるようになってきています。それは、端的にそうしないと魅力を感じてくれないから。ただ、最近ではSVODでの配信に比重が傾いていて、劇場公開がサブになっているという状態だと思います。映画の興行という観点からみると、重要なのは映画館が開いているかだけでなく、マーベル作品や『ワイルドスピード』シリーズといった明らかに興行収入が見込める大作があるかどうか。そうした作品は、かなり前から公開時期が決まっていて、そこに合わせる形でサテライト的に細かい作品の公開時期も決められているんです。ただ、コロナ禍によって大作の公開時期がどんどん後ろ倒しに。そうなると、細かい作品は、公開時期を決められなくなります。本当に劇場公開できるのか、公開してもお客さんが入るのかという状態が続いたわけです。また、公開を遅らせて来年にしても、後ろ倒しとなった大作がばんばん控えている。そうすると、細かい作品は割を食うことになります。仮に細かい作品が11月に劇場公開できるとなっても、公開期間や前後の大作の公開状況も見えず、儲かるかどうかもわからない。であるならば、これまでみたいに劇場公開から半年空けるといったことはせず、公開されて記憶が新しいうちに配信して見てもらえるようにせざるを得ないわけです。従来のプロモーションができない状態となったことで、SVODでの解禁が早くなったのだと思います」映画・映像エンタテイメント関連のマーケティングを行うGEM Partnersによると、昨年SVODの利用率がDVDやBlu-rayのレンタル、販売を上回るという調査結果が。この流れは今後も加速していくと、西田氏は分析する。「日本の場合、収益面ではまだDVDやBlu-rayのフィジカルがSVODより多いですが、勢いはSVODのほうが強い。作品によってはすでに抜いている。日本はレンタルビデオ店がそれなりにありますが、アニメなんかはレンタル店にほとんど置いてないわけです。すると、フィジカルの購入もしくはSVODかということになりますが、見逃し配信やまとめ見の比率もあがっているので、SVODが配信を凌駕し始めているといえるでしょう。最近では劇場公開されなかった映画が、単品で配信販売されることも増えてきました。映画やドラマはSVOD中心になっていくと思います」
2020年12月23日3夜連続で放送される高橋一生主演「岸辺露伴は動かない」より、放送を前に高橋さんをはじめとするキャストたちからコメントが到着した。荒木飛呂彦の「ジョジョの奇妙な冒険」から派生した同名傑作シリーズを原作とした本作。タイトルにもある漫画家・露伴を演じた主演の高橋さんは「高校生のときから好きだった“露伴ちゃん”を演じることができる日が来るとは思っていなかったので、感慨深かったです」とファンとしてしみじみ。撮影については「原作漫画のコマとコマの間にある動きの連続性のようなものを、どれだけ肉体で表現することができるかということを意識していました」と語り、「これまでのお芝居ではなかった作業で、俳優としてとても楽しい時間でした。露伴のコスチュームのデザインやディテールにいたるまで、スタッフの方々と何度も話し合って作り上げていくことができたことは本当に幸福でした」とふり返っている。本作では、露伴が奇妙な事件に特殊能力“ヘブンズ・ドアー”を使って挑む姿が、全3話で描かれていく。そんな露伴の相棒となる女性編集者・泉京香役を演じるのは、来年は「君と世界が終わる日に」の放送を控えている飯豊まりえ。とても楽しんで撮影したと語る飯豊さんは「高橋一生さん演じる岸辺露伴のセリフ一つひとつがお洒落で文学的でもあり、相棒となる女性編集者・泉京香との長回しの会話劇もぜひお楽しみいただけたら嬉しいです。本当にこの作品に参加させていただけたこと心から感謝しています」と見どころについてコメントした。各話にはゲストが登場しており、第1話の「富豪村」に出演する富豪村の案内役・一究を演じた柴崎楓雅は「僕の演じた一究はマナーに厳しい少年なので、撮影前にマナー指導の先生の元、お話しに出てくる立ち居振る舞い方を学びました。台詞を言いながらきちんとした動きを取るのは難しく、ティーカップを運ぶシーンは特に緊張しました」と撮影の感想を述べ、「露伴さんに出逢い思いもよらない行動を取ってしまうので、楽しみにして頂けたらと思います」とアピール。使用禁止の言葉「くしゃがら」をテーマにした第2話では、漫画家・志士十五役で森山未來が参加。「(高橋)一生と久しぶりに芝居ができる、ということで引き受けさせていただきました」と本作への参加理由を明かした森山さんは、「荒木飛呂彦さんの描く緻密かつ荒唐無稽なストーリーやキャラクター造形を踏襲しつつも、出版されているものが小説のみということで、イメージを膨らませつつ自由に演らせていただきました」と語っている。そして、京香から付き合っている写真家・平井太郎の記憶喪失を、“催眠術”で探って欲しいと露伴が頼まれる第3話「D.N.A」では、事故によって記憶を失っている平井太郎を中村倫也、交通事故で夫を亡くし、娘と2人で暮らす片平真依を瀧内公美が演じている。瀧内さんは「私の回はリアリティーを重視していたので、演出の渡辺さんがお芝居に対して丁寧にひとつひとつの積み重ねをさせてくださり、原作の世界観を大切にしつつも、ドラマにしかないオリジナルな部分もご用意させてもらっています」と話しつつ、「見どころは何と言っても"岸辺露伴"を演じた高橋一生さんのビジュアル、お芝居すべてだと思います。この上なく眼福でした」と称賛。中村さんは「スタッフの皆さんのジョジョ愛、原作へのリスペクトが凄まじく、『ここまで想っているなら、この実写化は素敵なものになるに違いない』と確信を持ってクランクインしました。どこか不思議な、たゆたう陽炎のような存在感を目指して平井という人物を演じました。ご期待ください」とメッセージを寄せている。「岸辺露伴は動かない」は12月28日(月)、29日(火)、30日(水)22時~NHK総合テレビ・BS4Kにて3夜連続放送。(cinemacafe.net)
2020年12月19日高橋一生主演の特集ドラマ「岸辺露伴は動かない」より、人気声優・櫻井孝宏がナレーションを務める予告編が公開された。本作は、「ジョジョの奇妙な冒険」から派生した荒木飛呂彦の同名傑作漫画が原作。高橋さん演じる漫画家・岸辺露伴が、奇妙な事件に特殊能力“ヘブンズ・ドアー”を使って挑む姿を描いていく。今回公開された予告編では、相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる奇妙な能力“ヘブンズ・ドアー”を繰り出す様子が覗ける。そして、第1話「富豪村」、森山未來が登場する第2話「くしゃがら」、中村倫也が出演する第3話「D.N.A」と、各話の映像も映し出されていく。今回のナレーションを務めたのは、アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」で露伴の声を担当しているほか、「コードギアス 反逆のルルーシュ」「PSYCHO-PASS サイコパス」「ダイヤのA」「おそ松さん」「亜人」など様々な人気作品に出演している櫻井さん。なお、櫻井さんはドラマ本編にも“声の出演”をしており、どこに登場するかも見どころだ。「岸辺露伴は動かない」は12月28日(月)、29日(火)、30日(水)22時~総合テレビ・BS4Kにて3夜連続放送。(cinemacafe.net)
2020年12月07日公開中の映画『スパイの妻<劇場版>』における東出昌大(32)の演技が話題だ。太平洋戦争前夜を舞台にした本作。東出が演じるのは蒼井優(35)演じる主人公の福原聡子の幼なじみで憲兵の津森泰治だ。津森は貿易会社を営む福原優作(高橋一生・39)とその妻・聡子夫婦と懇意にしていたが、国家機密を正義のため世に知らしめようとする優作たちを追い詰めていく。東出の冷徹な演技に対し《馴染みの好青年から冷徹な仮面を被った軍人へ変貌する東出さんの演技が素晴らしい》《怖い雰囲気がよく出ている》《東出の不気味さが良い》とネット上では称賛の声が上がっている。本作で第77回ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞を獲得した、監督の黒沢清(65)も、東出を評価。『スパイの妻』の舞台あいさつで、東出について「僕は大好きなんです。ご本人嫌がるかもしれないんですけど、“怪しい”んです。妖の“妖しさ”もあって。あらゆる面の“あやしさ”を持っている」と語った。今年1月に唐田えりか(23)との不倫が報じられ、8月には杏(34)との離婚を連名で発表した東出。本作のほかにも、出演作の公開を控えるが、スキャンダル発覚からそれほど時間をおかず多くの作品に出演する姿勢には、まだなお疑問の声も多い。《こんなに出てこられるのは、ちょっとまだ無理》《東出昌大が復帰してるのほんと謎》《渡部は、奥さんが許しているからいいけど、普通に出ている東出は不快極まりない》「元妻の杏さんも、8月の離婚後、来秋のTBS系日曜劇場『日本沈没―希望のひと―』へ出演が決定するなど徐々に活動を増やしています。しかし、杏さんは3歳の双子の女児、2歳の長男を一人で育てており、育児と芸能活動を両立していくには苦労も多いでしょう」(芸能レポーター)加えて不倫相手であった唐田もメディアには姿を見せていない。今年7月、本誌は唐田の姉に取材。「女優復帰は厳しいのではないか、という声もあります」という記者の問いに、「このまま引退ということはないはずです。それでは本人はもちろん、家族も悔しすぎます」と答えている。しかし、復帰の目途ははまだたっていなさそうだ。これについても《唐田は復帰できないのに東出は仕事がある意味が分からない、不祥事があると女性は干されるのに男性は仕事があるのか》と、当事者二人の露出の差に疑問の声が上がる。二人の女性を裏切った東出に対する世間の目はまだまだ厳しいようだ。
2020年11月27日俳優の高橋一生が、マクドナルドの冬の風物詩「グラコロ」の新CMに出演することがわかった。CMは、12月1日より放送される。「あったかいって、ごほうびだ。」編では、晴れた日や約束ができることなど、何気ない日常の中で起こる些細な出来事を小さなごほうびだと実感する高橋の姿を描く。最後にグラコロのおいしさを噛みしめる笑顔が印象的なCMだ。「グラコロソング」編では、「グラコログラコロ」のフレーズでお馴染みのグラコロソングを高橋のハートウォーミングな歌声で聞くことができる。「グラコロ」は、新レシピの「コク旨ビーフシチューグラコロ」と共に、12月2日から期間限定で発売。
2020年11月25日TBS系日曜劇場では、来年1月より綾瀬はるか主演の「天国と地獄 ~サイコな2人~」を放送することが決定。高橋一生、柄本佑、北村一輝と豪華キャストの出演も明らかになった。本作は、ドン詰まりな女性刑事とサイコパスな殺人鬼の魂が入れ替わってしまう、人生が逆転した2人の愛と運命が交錯する究極の入れ替わりエンターテインメント。「世界の中心で、愛をさけぶ」「天皇の料理番」「義母と娘のブルース」の森下佳子によるオリジナルストーリーだ。TBS日曜劇場初主演となった綾瀬さんが演じるのは、警視庁捜査一課の刑事・望月彩子。刑事役も初挑戦だ。努力家で正義感が強く、気も強い、それに加えて上昇志向も強いが慌てん坊な彩子は、物言いや性格から上司や周囲の人たちには煙たがられている。自分を馬鹿にする周囲に一矢報いるためには、大手柄をあげ、目にものを見せるしかない!と、意気込んでいたある日、独自の捜査でかき集めた証拠を手に、ある殺人事件の容疑者となる男を逮捕する大チャンスが到来。しかし、彩子はその男と魂が入れ替わってしまう…というのが本作のあらすじ。そんな彩子とラッキーなことに入れ替わるサイコパスな殺人鬼・日高陽斗役には、日曜劇場初出演となる高橋さん。表向きは化学畑の研究者であり、若くしてベンチャーを立ち上げたやり手経営者だが、本当の姿はサイコパスな殺人鬼なのだ。綾瀬さんは「はじめての刑事役、そして高橋一生さん演じる殺人鬼と魂が入れかわり、二つの人間を演じることも、とても楽しみにしています」と話し、高橋さんは「喜劇としての側面も多分にありますが、タイトルにある対比のように、その真逆の悲劇性も内包する作品だと思っています。サイコーの入れ替わりにするべく、まずはお肌から気をつけていきたいと思います」と意気込んでいる。さらに、柄本さんが彩子の家に居候中のフリーター・渡辺陸を、北村さんが彩子の先輩で天敵刑事の河原三雄を演じる。陸は家事だけを担当する彩子の完全なヒモ状態の男で、彩子にとって唯一の心の拠り所。一方、河原は刑事としての能力は高く、結果も出すが、そのための手段は選ばない危険な匂いの漂う人物。また、日高と入れ替わってしまった彩子を、その独特な嗅覚で幾度となく追い詰めていく。柄本さんは「のらりくらりとした男を頑張ります。生真面目な男より」と話し、北村さんは「ひとつずつのシーンに魂を込めることで素晴らしい世界観になるよう精一杯務めていきたいと思います」とコメントを寄せている。日曜劇場「天国と地獄 ~サイコな2人~」は2021年1月、毎週日曜日21時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2020年11月05日幼馴染みの男性、学生時代の男性、社会人になって知り合った男性...と友達としてお付き合いが続いている男性がいるという女性も多いでしょう。男性側からすると、彼女ではないけれど女友達として「こんな女性なら嬉しい」「こんな女性はちょっと...」と感じることがあるようです。男性が一生付き合えると思う女性とはどんな女性なのでしょうか。男性は女友達としてどんなことを女性に求めているのかを考えてみましょう。対等な関係男女の友達としてお互い対等であることが必須条件です。友達といっても中には男女問わず学歴や収入、仕事などで判断される「マウンティング」なるものが発生することがありますね。「あの人と比べて自分の方が勝っている」「自分はあの人にはかなわない」など、どうしても上下関係、優越関係に陥る関係性もあります。そんな関係に無縁の対等な関係こそ男性から求められる女友達の大切な条件といえるでしょう。食事に行った時に割り勘にする、という感覚も大切です。変に貸し借りを作ってしまう関係性だと長く続かないケースもあります。年齢差のある女友達でもフランクに話せる関係だと重宝がられます。年齢、職種、社会経験など意識することなく、お互いに尊重して付き合える対等な関係性こそ一生付き合える女友達としての必須条件といえるでしょう。口の堅さ女友達に話したことは何でも周りに筒抜け...という女性にはちょっと困惑しますね。特に恋愛相談や過去の恋愛を周りにペラペラ話されたりしたらたまりません!男性が信頼して話していることをうっかり周りに漏らさない心構えは、とても大切です。「こいつに話したら周りに筒抜け」というレッテルを貼られたら、友達としての関係性はすぐに壊れてしまいます。自分が信用されているから話してくれている、という事を忘れないでください。例え共通の知人でも見聞きしたことをうっかり話さない、という行為は習慣化したいものです。信頼されているというありがたい気持ちを持ってお付き合いしていく感覚が一生付き合える女友達の条件といえます。一線を越えない信頼関係友達ならもちろんのこと「一線を越えない関係性」はマストといえるでしょう。1度何かの過ちが起きて友達関係が破たんするケースは少なくありません。「この男性とは友達関係」という自覚が必要です。お互い友達から恋人へ発展するならともかく、「ついつい酔っぱらって...」「なんか雰囲気と勢いで...」など友達関係を元に戻すことが難しくなるようなワンナイト的な行為は望ましくありません。セフレのような関係ならともかく、お互い一生付き合えるような男女の友達ならムーディな雰囲気に流されることのないように律したいものですね。適度な距離間友達だから...長い付き合いだから...といってなんでも踏み込まない距離間も必要です。仕事の繁忙期、彼女と付き合い始め...など「今はこちらからの連絡は少し控えようかな」と察する心遣いも求められます。お互いの環境の変化によって連絡が途絶えがちになったり、しばらく会わないということも起きてきます。そんなときに「なんで最近連絡しないの?」と責めたりせずに「最近忙しいんだろうな」と少し余裕をもって接することも必要です。「久しぶりだけどお変わりないかな」「元気にしてるかな」と軽めに連絡を取ったり「忙しいなら返信不要です」と距離間を考えて連絡する大らかさも求められます。また、いくら友達でも仕事のトラブルや家庭内のもめ事など、触れてほしくない話題や話したくないこともあるものです。そんな話題は深入りせず相手が話したらさらりと聞く、くらいの配慮 も心 掛けましょう。適度の距離間を保って付き合える女性こそ、ずっと付き合いを保ちたいと思われる条件です。フットワークの軽さ男女間の友達なら、お互いに彼氏彼女がいないときに食事に行ったり遊びに行ったりすることもあるでしょう。そんなときに「俺が誘ってもたいてい断るよな」と思われてしまってはちょっとがっかりさせてしまうかも。誘われたらある程度「いいよ」というフットワークの軽さも女友達に求められる大きな条件の1つといえるでしょう。お互い暇なときに一緒に楽しめる異性の存在はとても大きなものです。ときには合コンの人数合わせやアウトドアのヘルパー要員として借り出させることもあるかもしれませんね。そんなときにはギブアンドテイクの感覚で快く応じる気前の良さも大切です。困ったときにいつでもお願いできるようなフットワークの軽さも女友達として求められる条件といえるでしょう。男性が求める女友達の条件といっても、実は女性が男性に求める男友達の条件と同じであることが多いものです。同性からも求められる友達としての条件と重なるものもありますね。お互い心地よい関係性で付き合っていくためにも、男女間の友達として最低限のマナーとルールを心得ておきたいものですね。
2020年10月24日俳優の高橋一生が、20日より全国(一部地域を除く)で放送されるキリンビールの新CM「氷結 無糖 レモン 新発見編」に出演する。CMでは、美しくきらめく海をバックに、新発売する「キリン 氷結 無糖 レモン」を飲む高橋が「チューハイってこんなにおいしかったっけ?」「これ知らなかったの俺だけ?」と心の中で驚きの声を上げる。おいしさを“新発見”し、目をキラキラと輝せていく表情の変化に注目だ。楽曲には、東京スカパラダイスオーケストラの「風のプロフィール」が採用され、爽快な世界観を大いに盛り上げている。今回新キャラクターに選ばれた高橋は、「お酒が好きなので、選ばれてとても嬉しいです」と喜びをにじませ、味については「本当においしかったので、CM内のおいしさに驚くリアクションはほぼ“素”でした」と太鼓判。「僕は脂っこいものが好きなので、とんかつと一緒に氷結 無糖 レモンを楽しみました! 後味に甘みが残らないので、揚げ物や和食、パスタなど何でも合う」と楽しみ方も提案した。また、今回の新発売にかけて“新発見”したことを聞かれ、「レコードの素晴らしさに改めて気づいたことです。デジタル化が進みさまざまなことが圧縮されていく中で、無性に聞きたくなったのかもしれないです。レコードプレイヤーを買い直し、ずっと家で流しています」と近況を明かした。
2020年10月20日蒼井優主演、黒沢清監督でヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)を受賞した『スパイの妻<劇場版>』が全国93館にて公開され、各地で満席が出るヒットスタートを切ったことが分かった。公開2日目10月17日(土)に実施した新宿ピカデリーでの舞台挨拶は、発売と同時に2回とも即完売。翌18日(日)には映画の舞台となった神戸の神戸国際松竹にて監督舞台挨拶を2回実施、こちらも早いタイミングで完売となっていた。他の同日公開作品が200館以上の大規模でスタートする中、本作は100館未満ながら高稼働。3日間(10月16~18日)の累計で動員3万6,251名、興収4737万6,520円(全国93館)を達成した。客層は全国的に中高年男女(5:5)を中心に、夫婦連れや30~50代の映画ファン、キャストファンなど幅広い層が見受けられ、新型コロナウィルスの蔓延以降に外出を控えていたシニア層も久々に映画館を訪れている模様。平日も落ちの少ない客層のため、今後さらなる動員も見込まれている。SNS上には「とんでもない傑作!」「もの凄いものを観た」という声から「必ずもう一度観る」「二度観ても面白い」とリピーターも。映画レビューサイト「coco」にも早速コメントが寄られており、coco映画レビュアーの満足度は100%。「凛とした蒼井優さんの佇まいと台詞回しに、高橋一生さんのスーツの皺の入り方まで昭和の香りが素敵」「蒼井優と高橋一生の演技はかなりの貢献度。昭和の匂い」「俳優の力量に唸る。蒼井優の昭和女優の佇まいと一途な眼差しと決意」など、1940年代という時代に巻き込まれていく、神戸の裕福な知識人夫婦を演じた蒼井さん、高橋さんを絶賛する声が多数。「夫VS妻VS憲兵の三人のキャラで最後までもっていく」「蒼井優×高橋一生×東出昌大のバランスが良かった」と、聡子の幼なじみの憲兵を演じた東出さんのヒール演技も含めて注目を集めているよう。「後半に向けての蒼井優の表情や話し振りの変化にドキドキしてしまった」「敗戦国なりの、控えめだけど、納得できる結末がお見事!」「戦争史、映画史まで盛り込んだ見応えのある愛のドラマであり、今そこにある危機まで繋げた脚本力。見る力の大切さ、信じることと騙されることは紙一重」と、現在の日本とも結びつくストーリー展開について触れる声も上がっている。『スパイの妻<劇場版>』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイの妻 2020年10月16日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2020 NHK, NEP, Incline, C&I
2020年10月19日『CURE』『トウキョウソナタ』の黒沢清監督が、世界三大映画祭のひとつであるヴェネチア国際映画祭において銀獅子賞(監督賞)を獲得した『スパイの妻(劇場版)』(16日より公開中)。太平洋戦争前夜を背景に、ひと組の夫婦を通して歴史の闇に切り込んだ本作で主演を務めるのが蒼井優だ。スパイの嫌疑をかけられる夫を高橋一生が演じ、『ロマンスドール』に続いての夫婦役となった。映画デビュー作『リリイ・シュシュのすべて』(01)から20年目を迎えている現在、邦画界を背負って立つ存在となった蒼井。本作へ取り組んだ感想や黒沢監督の印象にはじまり、女優として、また大人の女性として抱える、これから先への思いを訪ねると、「眉間にシワを寄せるのではなく、笑いジワでしわくちゃになりたい」と、自然体の笑顔で蒼井らしい答えを返した。○■今に繋がる作品だから出演を決めた――『スパイの妻(劇場版)』は、センシティブな題材も扱っている時代ものです。オファーを受けることに迷いはなかったのでしょうか?歴史としての何かを暴くとか、いいとか悪いとかを扱ったのではないというか、そこで止まっていない作品なんです。そういうことがゴールなら、やりたいと思えませんでした。台本を読んだときに、夫婦の話を通じて、自分たちの今と未来に繋がっていて、生きていくことへの「幸せとは何なのか」を考えさせてくれる作品だと感じたので、出られたのだと思います。――いろいろな方向に感情を揺さぶられました。最初は、どういう作品なのか全く想像がつきませんでした。セリフ回しにしても、私はとても好きなのですが、「今、この感じをやるんだ」と。企画が成立していること自体が奇跡だと思いました。きっと黒沢監督だからだろうなと。ものすごく有難い企画をいただいたと思いましたが、同時に、「(蒼井演じる)聡子はこういうキャラクターなんだ」という確証も、「この映画のここが面白いんだ」という確信もないまま、必死で撮影していました。「こんなに面白い作品だったんだ」と感じたのは、出来上がってからです。もちろん面白くないと思っていたわけじゃないです(笑)。○■印象に残る、現代劇とは違うセリフ回し――全く違う世界観ではありますが、セリフ回しという意味で、山田洋次作品が浮かびました。語尾まで大事に話すというところが、山田作品とリンクしているのかなと思いました。現代劇って語尾を捨てていくんです。言葉の立ち上がりも遅いし。ニュアンスで語ることが多くて「なんか」とか「あの」とかでだいたい表現できる。話している内容が本心ではなくて、本心が出るのはちゃんと台本にあるのかアドリブなのか分からないようなセリフだったりする。けれど、今回のセリフ回しのようなものは、言っていることが大事。――あの感じは黒沢監督と相談して?そうです。監督が少し違和感のある感じにしたいとおっしゃっていました。「とても難しいと思いますけど、頑張ってください」と最初に言われました(笑)。――蒼井さんだから成立しえたのだと、とても感嘆しました。でもやりすぎてしまうときもあって、そうしたときは監督に「違いますよ」と言われてました(笑)。――黒沢監督はどんな方ですか?特徴的だなと思うのは、カメラワークがなんとなく決まっていることです。監督のなかには、役者から生まれるものを撮っていく方が結構いらして、それも私は好きですが、黒沢監督の場合は映像表現がまず先にある。役者に「こう動いてほしい」「こう撮りたい」とリクエストして、その中身を埋めるのは役者の作業だと。そこが特徴的だし、私が黒沢さんの好きなところのひとつです。○■聡子として、浮遊していた――1940年の神戸が舞台でした。あの街並みや家の中に立たれた感覚は?ふわっふわしてました。なんだか実感がないというか。――これまでにも戦争ものには出られていますが、それらはもっとはっきりと戦時下を意識させるものでした。そうですね。モンペを履いてたり。聡子はとても恵まれた生活をしていました。国際情勢も知っているような知らないようなくらいの知識で生きてきて、傍には尊敬できて信頼している旦那さんがいる。後半、聡子が「やっと今生きてる感じがする」と言いますが、特に前半は浮遊しているような感覚で生きていたのだと思います。ふわふわと。――甥っ子の文雄(坂東龍汰)も、優作(高橋一生)が作り上げた「恵まれた環境にいることを叔母さんは知らない」といったことを口にしていました。聡子は後半になって初めて地に足がついた?はい。やっと地に足をつけて物事を考えざるをえなくなった。そして着けたと思ったらそこは沼で、ずぶずぶと落ちていくような、潜っていくような場所だった。撮影中は、街並みも、何かまともに見られませんでした。すごく俯瞰から見ているような感覚と、潜ってみているような感覚とで。――聡子への確証がなかったと最初にお話されましたが、聡子とリンクしてたんですね。そうですね。意外とちゃんとやってたんですね(笑)。○■「何が幸せなのか」、鑑賞後に話し合ってほしい――物語が進むにつれ、聡子は、内部がどんどん激しくなっていきます。共感しましたか?今回は聡子のなかに入って想像しようとすればするほど、しんどかったんです。頭で理解しようとすると、私はそれやらないなみたいなことを結構やる人ですし、何より、背負っているものとか、触れているものとか、突きつけられているものが、あまりにも想像を絶しているので。アイスを食べて幸せだなと思っているような自分には、到底抱えきれないような人生。だから理性で見るのはやめようと思いました。聡子は時に極端な行動に出たりすることもありますが、そこは理解できました。彼女なりの筋を通した結果だなと。――完成した作品をご覧になって感じたことを教えてください。受け取り手によって、捉え方がどうとでもなる作品だと思います。観終わってから、誰かとぜひ話し合ってほしいと思いました。「何が幸せなのか」とか。自分の生活にちょっと置き換えて考えてほしいです。ただ聡子に関しては、どうしても直視できないんですよね。今度映画に出ることがあったら、ああしようこうしようとか反省点が出てきて落ち込むので、半目で見るくらいです。――反省点が出てきてしまう? それはどの作品でもですか?毎回です。○■笑いジワで目じりがしわくちゃになっていきたい――映画デビューから20年目になりました。これから先へ抱えている思いを教えてください。20年目ですか。はあ~(苦笑)。昔より、すごくいろいろと考えるようになりましたね。もっともっと喜びだけに溢れた映画作りができないものかと自分を恥ずかしく思ったり、情けなく思ったりしています。たとえば塚本晋也監督(『斬、』)みたいに映画の現場にいられたらすごく幸せだなと思うんです。――それはどういうところが?すっごく楽しそうなんですよ。どれだけ大変な現場でも。早朝から「今日は内臓が出るシーンを撮りますよ。ここをバッて切ったら、ここにピピピって内臓が出ますから」みたいなことをとても楽しそうに話していて。なんてステキな人なんだと(笑)。どうしても責任や不安といったものにがんじがらめになりがちですが、そうならずに楽しく撮影していけたらと思っています。――大人の女性として目指したいところはありますか?友人たちと、笑い転げながら、そのまま歳を重ねていきたいなと思います。――では公私ともに「笑顔」がテーマでしょうか。そうですね。これまでどこか「一生懸命」を目指しているところがありましたが、でも人生は楽しいほうが絶対いいですよね。眉間にしわを寄せてまでやらなきゃいけないことって、何かあるのかなと思うようになってきて。もちろんちゃらんぽらんに生きるのはダメですけど、眉間にしわを寄せるくらいなら、笑いジワで目じりがしわくちゃになっていったほうがいいなと思っています。(C)2020NHK,NEP,Incline,C&I
2020年10月18日映画『スパイの妻』(10月16日公開)の公開記念舞台挨拶が17日に都内で行われ、蒼井優、高橋一生、東出昌大、坂東龍汰、黒沢清監督が登場した。第77回ヴェネチア国際映画祭 銀獅子賞(監督賞)を受賞した同作は黒沢清監督の最新映画で、蒼井優が主演を務める。1940年、神戸で貿易商を営む優作(高橋)は、赴いた満州で偶然恐ろしい国家機密を知り、正義のため、事の顛末を世に知らしめようとする。聡子(蒼井)は反逆者と疑われる夫を信じ、スパイの妻と罵られようとも、その身が破滅することも厭わず、ただ愛する夫とともに生きることを心に誓う。太平洋戦争開戦間近の日本で、夫婦の運命は時代の荒波に飲まれていく。観客が入った状態の劇場での本作の舞台挨拶は今回が初めてということで、蒼井は観客が詰めかけた客席を見て「映画館に帰ってきてくださってありがとうございます」と笑顔で語り、高橋も「感慨深いです」としみじみ。蒼井は、黒沢監督作品の魅力について、限られた美術セットの中での撮影でありながらも、完成した作品が大きなスケール感を持っている点に触れ「画の中を撮りながら、画の外も撮られているところがすごい。銀獅子賞監督の前で何をえらそうにって感じですけど(笑)、すごく骨太な映画ができたと思います」と同作への思いを表した。黒沢監督は、これまでも何度も仕事を共にしてきた蒼井を「華がある」と絶賛。「画面に映ると隅にいても、後ろを向いていても絶対に輝くんですね。持って生まれた“何か”があると今回、とりわけ強く感じました」と魅力を明かす。本作で初めて黒沢作品に出演した高橋についても「舌を巻くほどうまい! 『うまい』に尽きます。長ゼリフでも短いものでも、見ている側にセリフが飛び込んできて、喚起させる。たぶん、世界で一番うまいんじゃないかなと思います」と大絶賛。高橋は黒沢監督の言葉に「もう思い残すことはないんじゃないですかね。今日、終わってもいいくらい嬉しい言葉をいただきました」と感激していた。また、近年の黒沢作品の常連となっている東出について、黒沢監督は「大好きです。ご本人はこう言うと嫌がるかもしれませんが、『あやしい』んですね。妖怪の“怪”のあやしさもあるし、“妖”のあやしさもある。出てきた瞬間、何かが起こりそうな感じがするところが大好きです」と褒め称える。さらに坂東は、本作への出演を「緊張が最初はすごくありました。でも、みなさんがいろいろ話をしてくださったり、リラックスして終えられました。試写を見て、作品の一部になれていたのが嬉しくて、鳥肌が立ちました」と述懐する。黒沢監督はそんな坂東について「全然、緊張してらっしゃらなくて、蒼井さんともかなりハードなやりとりがあったけど、楽々やっていて、この人はものすごい大物になるかも」とそのポテンシャルにお墨付きを与えた。イベントでは、ヴェネチア国際映画祭の銀獅子賞のトロフィーも生の観客の前で初めてお披露目され、黒沢監督は「(トロフィーを)目の当たりにすると、ささやかながら映画の歴史にこの『スパイの妻』が名を刻んだんだなと実感がわいてきます」と喜びを口にする。蒼井は「本当におめでとうございます。そして、こうして私たちにも見せてくださりありがとうございます。素晴らしいこと過ぎて、自分の言葉をどう添えたらいいのかわからないくらいですが……こうしてみなさんと共有できてうれしいです」と祝福の言葉と感謝の思いを贈った。最後に蒼井は「いま、劇場のみなさんも大変な状況ですが、映画館にくる喜びを少しでも多くの方が体験してくださったら幸せです」と呼びかける。高橋は本作で描かれる物語について「人間が志や信念を貫いていく中で、のっぴきならない秘密や抱えなくちゃいけないことはたくさんあるのかもしれませんが、そうすればそうするほど、個人というものと、その真逆の大勢というものの対比が見えてくるんじゃないかと思うし、それはいまの世界でも通じると思います。心の中に一人一人の答えが出てくる作品になっていると思います」と語り、温かい拍手の中で舞台挨拶は幕を閉じた。
2020年10月17日「ジョジョの奇妙な冒険」で知られる荒木飛呂彦の「岸辺露伴は動かない」が、高橋一生主演で特集ドラマとして映像化決定。共演陣も明らかになった。「ジョジョの奇妙な冒険」から派生した「岸辺露伴は動かない」シリーズは、ちょっと風変わりでリアリティを何よりも重んじる漫画家・岸辺露伴が、取材先で遭遇する奇妙なできごとの数々をホラー風に描く作品。今回、露伴のファンだという高橋さんが主演を務め、飯豊まりえ扮する相棒となる女性編集者・泉京香と共に、露伴が人知を超えた事件や事象に挑む姿を描く。第1話は「富豪村」。周囲から隔絶された山奥に豪邸が11軒ある富豪村、所有者はいずれも各界で成功した大富豪ばかりで、いずれも20代でこの村の土地を所有してから成功。ただし、条件をクリアしないと買うことが許されないらしい。ことの真偽を確かめるべく、露伴は泉京香と共に富豪村に赴く――。この第1話には、富豪村の案内役・一究役で「テセウスの船」の柴崎楓雅が出演する。第2話は、使用禁止の言葉「くしゃがら」をテーマにした物語。露伴は、同僚の漫画家・志士十五から奇妙な相談を受ける。担当編集者から「くしゃがら」という言葉は使用禁止だと言われたのだ。ネットにもどんな辞書にも意味は載っていないが、使うなと言われると使いたい…。そんな「くしゃがら」に取り憑かれている十五は、森山未來が演じる。そして第3話は、京香から恋人で写真家の平井太郎の記憶喪失を“催眠術”で探って欲しいと頼まれる「D.N.A」を放送。交通事故にあい、完全な社会復帰に至っていな かった太郎。話しているところに、バギーに女の子を乗せた片平真依が通りかり、バギーの奥から娘の手が伸び、太郎の裾を掴み、太郎を転倒させてしまう――。第3話では、事故によって記憶を失っている平井太郎を中村倫也、交通事故で夫を亡くし、娘と2人で暮らす片平真依を瀧内公美が演じる。「岸辺露伴は動かない」は12月28日(月)、29日(火)、30日(水)22時~総合テレビ・BS4Kにて3夜連続放送。(cinemacafe.net)
2020年10月14日第77回ヴェネチア国際映画祭にて銀獅子賞を受賞した蒼井優主演映画『スパイの妻<劇場版>』。この度、メイキング映像と現場スチールが到着した。黒沢清監督がメガホンをとり、蒼井さんと高橋一生が夫婦役を演じた本作。メイキング映像では、2人の迫真演技の裏側に迫る。本シーンは、蒼井さん演じる聡子と高橋さん演じる優作が夫婦の絆を確かめ合う、物語において重要な場面。映像冒頭では、合間に和気あいあいと笑みを浮かべて話す2人が映し出される。しかしカメラが回りだすと空気は一変、思わず引き込まれてしまう演技合戦が繰り広げられる。黒沢監督はそのシーンを真剣な眼差しで見守り、蒼井さんの目からは涙が溢れ、テストにも関わらずまるで本番のような緊張感が伝わってくる。さらに映像と同時に到着した現場スチールには、蒼井さんや高橋さんらキャストひとりひとりに黒沢監督が真摯に演出する姿が切り取られている。『スパイの妻<劇場版>』は10月16日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:スパイの妻 2020年10月16日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2020 NHK, NEP, Incline, C&I
2020年10月13日蒼井優主演、黒沢清監督の映画『スパイの妻<劇場版>』が、10月16日(金)より全国公開される。この度、夫婦役を演じた蒼井と高橋一生の、迫真に迫る演技合戦の裏側をとらえたメイキング映像と、現場スチールが公開された。1940年、神戸で貿易会社を営む優作は、赴いた満州で、恐ろしい国家機密を偶然知り、正義のため、事の顛末を世に知らしめようとする。満州から連れ帰った謎の女、油紙に包まれたノート、金庫に隠されたフィルム……聡子の知らぬところで、別の顔を持ち始めた夫、優作。それでも、優作への愛が、聡子を突き動かしていく……。この度公開されたメイキング映像のシーンは、蒼井演じる聡子と高橋演じる優作が、夫婦の絆を確かめ合う、物語において重要な一場面。撮影の合間、和気あいあいと笑みを浮かべて語らう蒼井と高橋だったが、カメラが回りだすと空気は一変。迫真迫る演技合戦が繰り広げられる。そして、それを真剣な眼差しで見守る黒沢監督。テストにもかかわらず、蒼井の目からは涙が溢れ、本番さながらの緊張感が伝わってくる。あわせて発表された現場スチールでも、黒沢監督が役者陣一人ひとりに対し真摯に演出する姿がとらえられている。『スパイの妻<劇場版>』10月16日(金)より全国公開
2020年10月13日おとな向け映画ガイド今週の公開作品から、出色の3本をご紹介します。ぴあ編集部 坂口英明20/10/11(日)イラストレーション:高松啓二今週のロードショー公開は17本(ライブビューイング、映画祭企画を除く)。全国100スクリーン規模以上で拡大公開される作品は『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』『みをつくし料理帖』『夜明けを信じて。』の3本。中規模公開とミニシアター系の作品が14本です。今週も、観逃せない作品が並びました。その中から3本をご紹介します。『博士と狂人』辞典の最高峰といわれる「オックスフォード英語大辞典(OED)」。1928年に第一版を完成するまで、70年以上を要したそうです。膨大な量の言葉をひたすら集め、編纂するという、地味めな仕事ですが、その裏側で、こんなにドラマチックな人間関係と誕生秘話があったとは!OED編纂の中心人物は、マレー博士。独学で語学を学んだ、スコットランドの仕立て屋の息子、たたき上げの人です。計画が始まったものの遅々として進まない辞書作りを、彼が斬新なアイデアを持ち込んで一挙に推進させます。最も重要で大変な「言葉の用例を探す」作業に、一般人の協力を募ったのです。それに応え、世界中から用例が郵便で集まります。なかでも、大量に、しかも的確なものを送ってきたのが、マイナーという医師でした。教養人で読書家、辞書編纂にこれほど力になる協力者はいないのですが、アメリカ人の彼は、実は、南北戦争の後遺症で精神を病み、イギリスで殺人事件を起こし、精神病院に措置入院させられていたのです。マレー博士を演じるのはメル・ギブソン。そして、マイナー役はショーン・ペンです。歴史の教科書にでてくるような、髭面の偉人そのままの顔。格調があり、パッションも充分です。このふたりが、最初は手紙のやりとりから、やがて交流が始まり、深い友情と信頼で結ばれていきます。超アナログ時代の辞書作り、ビクトリア朝のイギリスの再現に好奇心がそそられます。そして、なによりもハリウッドを代表する名優ふたりの奥深い演技がみもの。ご堪能ください。『スパイの妻』黒沢清監督がヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)を受賞した作品です。1940年、大戦前夜の神戸を舞台にした歴史ドラマであり、緻密に作られたスパイサスペンスです。商社を営む主人公福原優作が、満州で重大な国家機密を入手し、正義感からそれを世界にリークしようと決意します。ことが明るみにでたら「国を売った非国民」として、断罪されるのは必定です。その計画を知ってしまった妻・聡子は……。舞台となる神戸の商社と住まい、洋風なライフスタイルなど、少しでもうそっぽいところがあると、なかなか物語に入り込めないものですが、そのあたり、ぬかりはありません。優作が映画ファンで、9.5ミリ(8ミリより前の個人用小型映画)に凝っているという設定も上手に使われています。みどころは、高橋一生の優作、蒼井優の聡子、このふたりの存在感。ミステリアスで、巧みで。まるで、ヒッチコックの作品に出てくるような演技です。言葉遣いに不思議な気品があり、懐かしさ漂う切り返しのショットにも、独特の世界が感じられます。いくつかの謎を解く鍵は、ラストまで残されます。なるほど! と思うか、お見事! と感心するか。それとも、わからない! と頭をかかえるか……。『薬の神じゃない』この作品は反社会的というか、政府の方針にさからう犯罪者が主人公です。しかも刺激的なテーマ。検閲の厳しい現代の中国で、よく作れたなあと感心します。といって肩肘はったドラマではない。コメディ仕立てで、そんなに予算をかけてもいない映画。ところが中国国内では興行収入500億円を稼ぎ出した大ヒット作になりました。テーマは「白血病の特効薬の密売」。観れば納得、最近の中国映画では出色の出来栄えです。上海で、インドの強壮剤を販売しているチョン・ヨンの店に、思いつめた顔をし、マスクを3重にしたヘンな男がやってきます。きけば、慢性骨髄性白血病で、国内で販売されている治療薬が高価で困っている、インドから安価なジェネリック薬を密輸してほしい、といいます。最初は断るのですが、その差益は魅力的。金に困ったチョン・ヨンは渡航し、密輸を始めます。彼に協力するのは、自分が患者だったり、娘が患者だったりの、訳アリ白血病関係者たち。最初は大儲け、ヤバイ商売は順調に拡大するのですが……。実は元ネタというか、実際に起きた有名な事件をヒントにしています。ネタバレになるので書きませんが、中国では珍しい結末。それが映画が大ヒットした要因のひとつです。主演は、シュー・ジェン。コメディといってもややブラックがかったテイストの作品が多い国民的スターです。今回は、彼の出世作『クレイジー・ストーン〜翡翠狂想曲〜』を監督したニン・ハオと共同製作をつとめています。
2020年10月11日女優の蒼井優、俳優の高橋一生、黒沢清監督が7日、映画『スパイの妻<劇場版>』(16日公開)の配信トークライブに登場し、共演エピソードやヴェネチア国際映画祭 銀獅子賞受賞について語った。本作は、太平洋戦争前夜の物語。神戸で貿易会社を営む優作(高橋一生)は、赴いた満州で恐ろしい国家機密を偶然知り、事の顛末を世に知らしめようとする。妻・聡子(蒼井優)の知らぬところで別の顔を持ち始めた夫、優作。それでも優作への愛が、聡子を突き動かしていく――。トークライブではヴェネチアから届いたトロフィーのお披露目も行われた。日本人作品の銀獅子賞受賞は17年ぶりの快挙となる。黒沢監督は「トロフィーが届いて、なにやら映画の歴史に名前が刻まれたんだなという感慨が」としみじみ。蒼井が「(おそれ多くて)全然、触ろうと思わないというか、すごい“圧”があります」と語ると高橋も「同じくです。現実感がないです」と緊張の面持ちで賛同した。蒼井と高橋が夫婦役を演じるのは2度目。お互いの印象や魅力を尋ねられ「お芝居に関しては全幅の信頼を置いているので、楽しみで仕方なかった」と高橋は笑顔で振り返った。蒼井は「すごい先輩であることを知りつつ、一緒に歩んでくださることに感謝しています。できればまた共演したいです!」と再共演を熱くリクエスト。黒沢監督はそんな2人について「すさまじいお芝居を見せてくれる」と絶賛した。作品について高橋は「人間的に生きていくための根源的なテーマが随所にまぶされている」、蒼井は「人によってはホラーよりも怖い映画。ぜひ劇場で面白さと恐ろしさを楽しんでください」とアピール。黒沢監督は「時に剛速球を、時にはすごい変化球が見ている方に飛んでいくので覚悟してご覧ください。それはみなさんを傷つけるのではなく、必ず心の中に刺さっていくと思いますので、どうか真正面から受け止めてください」と呼びかけた。(c)2020 NHK, NEP, Incline, C&I
2020年10月09日蒼井優を主演に迎え、黒沢清監督がメガホンを取った映画『スパイの妻<劇場版>』の配信トークイベントが10月7日、渋谷ユーロライブにて開催された。本作は太平洋戦争開戦間近の日本を舞台に、時代に翻弄された夫婦の愛と正義をかけたミステリーエンタテインメント。高橋一生演じる、恐ろしい国家秘密を知った夫を支える妻・聡子を日本映画界を牽引する女優の蒼井が演じる。先日行われた第77回ヴェネチア映画祭では銀獅子賞(監督賞)を受賞し、日本人作品としては17年ぶりの快挙を達成。トークライブには、黒澤監督、蒼井、高橋の3名が参加し、現在の心境や撮影の裏側を語った。イベント当日、ヴェネチアから到着したトロフィーを掲げて登場した黒沢監督。「ヴェネチア映画祭のコンペティション部門に選ばれただけで、もう十分幸せだったんですが、おまけにこのような賞をいただけて…。そのニュースを聞いたときは『やった』と思いつつ、実感がなかったんですが、このトロフィーが届いて、なにやら映画の歴史に名前が刻まれたんだなという感慨がわいてきました」と受賞の喜びを語る。さらに、この日初めてトロフィーを目にしたという蒼井は「人生でこんな近くで(トロフィーを)見ることができるなんて……。触れる距離にあるんですけど、(おそれ多くて)全然、触ろうと思わないというか、すごい“圧”があります」とリアルな心境を明かした。今回のトークイベントは事前にファンから集められた質問や、同時進行でTwitterから寄せられた質問に3人が答える形式で開催。劇中では1940年代の衣装が登場することから、お気に入りの衣装を尋ねられた高橋は、蒼井がポスターで着用している黄色のワンピースを挙げ「かわいかった」と語った。イベントでの黒沢監督の語り口について、ライブ配信のTwitterでは「監督が優しい!」というコメントが多く寄せられたが、蒼井は「今回で(一緒に仕事をするのは)3本目なんですが、初めて監督が神戸の出身で、関西人なので笑いをなるべく大切にされていると伺って…。現場では寡黙なイメージがあったので意外でした」と黒沢監督の意外な一面を明かす。続けて、蒼井と高橋に互いの印象や魅力を尋ねると、高橋は「夫婦役は2度目だったんですが、お芝居に関しては全幅の信頼を置いているので、楽しみで仕方がなかったです」と笑顔で振り、蒼井は「尊敬してる先輩なんですが、一緒に何かを作るということをさせていただけるのがありがたいです。すごい先輩であることを知りつつ、一緒に歩んでくださることに感謝しています。できればまた共演したいです!」と再共演を熱望した。高橋は本作について「見方によっていろんな捉え方ができる映画。根幹にあるのは、人が人を思うということ、人間的に生きていくための根源的なテーマが随所にまぶされている作品だと思います」と語り、蒼井さんは「人によってはホラーよりも怖い映画だと思います。夫婦の映画でありながら、ミステリーであり、謎がたくさんあって、見る人の数だけ答えがあります。ぜひ劇場で面白さと恐ろしさを楽しんでください」とメッセージを送る。最後に黒沢監督が、改めて蒼井さん、高橋さんについて「すさまじいお芝居を見せてくれる」と絶賛。「時に剛速球を、時にはすごい変化球が見ている方に飛んでいくので覚悟してご覧ください。それはみなさんを傷つけるのではなく、必ず心の中に刺さっていくと思いますので、どうか真正面から受け止めてください」と語り、トークライブは幕を閉じた。『スパイの妻<劇場版>』10月16日(金)全国公開
2020年10月08日男性から「手放したくない!」と言われれば、心底うれしいものですよね。それってどんな女性なのでしょうか?男性から「手放したくない」と思われる女性の条件について解説しましょう。男性を立ててくれる男性はプライドが高いものです。たとえ彼女が自分よりも頭が良くて仕事ができる女性であっても、自分が優位な立場でいたいのです。そのため女性から自分を馬鹿にするような態度を取られると、腹が立ってしまいます。そのような女性と一生一緒にいたいとは思わないでしょう。頭がよい女性を好きな男性は多いものですが、だからといって自分を馬鹿にすることなく、「あなたってすごいね」「私にはできない」など、男性を立ててくれる女性を好みます。特に友達などの前で男性を立ててくれる女性なら、ずっと自分のそばに置いておきたいと思うものです。いつも笑顔でいてくれる仕事でつらいことがあったとき、彼女の笑顔になぐさめられるという男性は多いものです。いつも何かに怒っていたり、誰かの悪口を言ったりしている女性とは一緒にいたいと思わないでしょう。特に自分がつらいときなど、彼女の愚痴を聞くのはうんざりしてしまいます。もちろん、女性にだってつらいときはあります。それでも彼女がいつも笑顔で横にいてくれると、「自分といて幸せなんだ」「自分はこの女性を幸せにしているんだ」と思うもの。彼女の笑顔に自分がなぐさめられると同時に、男性としての自信を感じることができるのです。そんな女性は一生手放したくないでしょう。料理上手「胃袋をつかまれた」などと言われるように、料理上手な女性は結婚相手の候補になりやすいものです。おいしい食事は元気をくれます。毎日おいしいものを食べられるのは幸せなこと。おいしい食事を作って待っている奥さんがいれば、「今夜のご飯は何かな?」と家に帰るのが楽しみになるでしょう。おいしい食事でお腹が満たされれば、幸せな気持ちになります。料理上手な奥さんが愛情を込めて作る食事は、夫婦円満の秘訣とも言えるでしょう。幸せな結婚生活を思い描くことができる女性なら、ずっと一緒にいたくなるものです。料理上手なことは、手放したくない女性の条件の一つと言えるでしょう。男性が「手放したくない」と思う女性の条件は、男性を立てることができ、いつも明るい笑顔で接してくれることです。さらに料理上手であれば、男性は一生そばにいてほしいと思うでしょう。本命の彼氏にそう思ってほしいなら、そんな女性になれるよう、努力をすることが大切ですね。
2020年09月25日玉木宏と高橋一生が双子役を演じて初共演した「竜の道 二つの顔の復讐者」の最終回が9月15日放送。竜一と竜二の復讐の切ない結末に「救いがなさすぎ」「悲しい」といった声が上がるとともに、キャスト陣の熱演には惜しみない賛辞が贈られている。養父母を自殺に追いやった運送会社社長に復讐を誓った双子の兄弟を描いた作家・白川道による未完の同名原作をベースに、オリジナル展開で結末までをドラマ化した本作。顔も名前も変えた双子の兄・竜一を玉木さんが、エリート官僚となり復讐相手の娘と交際する弟・竜二を高橋さんが、2人とは血のつながりのない妹・吉江美佐を松本穂香が、竜一と竜二が復讐を誓う運送会社・キリシマ急便の社長・霧島源平を遠藤憲一が、源平の娘・まゆみを松本まりかが、息子・晃を細田善彦が、竜一の部下・遠山凛子を奈緒が、竜一の部下となる砂川を今野浩喜が、巨大ヤクザ組織会長・曽根村始を西郷輝彦がそれぞれ演じた。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。最終回ではフリージャーナリストの沖(落合モトキ)が竜一の素性にたどり着き、竜一だけでなく美佐のもとにまで現れたことで竜一は沖を手にかけるが、沖が曽根村の息子だったことで激しい暴行を受けてしまう。一方、竜一に危険なことをさせたくない竜二は、大臣に手をまわしキリシマ急便をエニイウェイズに買収させようとするが、源平は沖と接触していて、兄弟の復讐のことを知っており、復讐を続けるなら竜二や美佐が不幸になると逆に脅されてしまう。そして美佐も竜一が兄だと知る…というのが今回のストーリー。結局、キリシマ急便はエニイウェイズに吸収され、源平の野望はあと1歩のところで潰える。まゆみは源平のもとを去り、自分の道を歩み出し、竜二は国交省を辞め、竜一はかつて自分が手にかけた大野木の息子に刺される…というラストだった。SNSでは切ない幕切れに「切ない。復讐の連鎖」「竜一に救いがなさすぎ」「悲しい結末…。これが因果応報なのか」「これで復讐の連鎖は断ち切られた…のか?」など、竜一の最期を悲しむ声があふれる。また「竜の道みんな演技やばすぎ」「役者さんの演技に見応えがあって好きなドラマだった」「演技上手い人しかいないから毎週見応えあった」「実力派俳優揃いの作品って本当に見応え抜群」などキャスト陣の熱演にも、視聴者から惜しみない賛辞の言葉が途切れることなく贈られている。(笠緒)
2020年09月15日