蒼井優が日本を代表する映画監督・黒沢清のもと、高橋一生と『ロマンスドール』に続いて夫婦役を演じた「スパイの妻」が、映画として10月16日(金)より劇場公開されることが決定。併せて、ティザービジュアルと予告編もお披露目された。本作は、世界中にファンを持つ黒沢清監督の最新作。6月6日(土)にNHK BS8Kにて放送されたドラマ(6月末までリピート放送中)を、今回スクリーンサイズや色調を新たに「劇場版」として構築。脚本を手掛けたのは、黒沢監督自身と『寝ても覚めても』の濱口竜介、『ハッピーアワー』の野原位の3人。また、「ペトロールズ」のリードボーカル&ギターであり、浮雲名義で「東京事変」のギタリストとしても活動している長岡亮介が、映画音楽を初めて手掛け、映画世界の奥行きをさらに広げている。主演は数々の受賞歴を誇る実力派女優・蒼井優。儚げでいて芯の強さを持ち、夫を愛し抜く“スパイの妻”聡子を圧倒的な存在感で演じ、正義の遂行のために手段を選ばぬ純粋な優作を高橋さんが魅力的に体現した。今回解禁されたのは、1940年太平洋戦争前夜、神戸で貿易会社を営む優作(高橋一生)とその妻・聡子(蒼井優)が洋装に身を包み、真っ直ぐこちらを見つめている、そのどこか緊張感のある面持ちが印象的なティザービジュアル。煌々と燃え盛る炎が夫婦へと迫り寄り、「時代の嵐が、二人の運命を変えていくーー。」というキャッチコピーと相まって、これから彼らが巻き込まれていく波乱の日々を予感させる。また、予告編では、1940年の物々しくも活気ある神戸が映し出される。「悪魔のような所業を僕は見た」と声を振り絞る優作と、スパイだと疑われる夫・優作へ「つかまることも、死ぬことも怖くはありません。私が怖いのはあなたと離れることです!」と思いの丈をぶつける聡子。優作が知ってしまった国家機密とは…?心を揺さぶる傑作を予感させる予告編が完成した。『スパイの妻』は10月16日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年06月19日俳優・中村倫也の素顔にせまる「その素顔が知りたい。俳優・中村倫也」が5月14日(木)深夜に日本テレビでオンエア。中村さんの最新作『水曜日が消えた』の撮影現場に「zero」が密着、デビューからこれまでの日々と最新作の舞台裏などを紹介する。2005年に映画『七人の弔』で俳優デビューした中村さん。舞台初主演作となった「ヒストリーボーイズ」で第22回読売演劇大賞優秀男優賞を受賞。そのころを契機に大河ドラマ「軍師官兵衛」や『ピース オブ ケイク』、『3月のライオン』『孤狼の血』などで注目を集めるように。「ホリデイラブ」「崖っぷちホテル!」などを経て2019年1月クールの「初めて恋をした日に読む話」で演じた高校教師役、7月クールの「凪のお暇」で演じた自由すぎるイベントオーガナイザー役も好評で、この春クールの「美食探偵 明智五郎」では主演を務めるなど、いま最も熱い俳優の1人となった中村さん。今回は中村さんの映画最新作となる『水曜日が消えた』の撮影現場に「zero」が密着。2005年に俳優デビューしてから15年を経てブレークしたいま、中村さんが何を思い、何を感じているのか。またデビュー当時の赤裸々な思いなど、下積み時代の苦労なども語る。また『水曜日が消えた』で演じる、曜日ごとに入れ替わる7つの人格をもつ難役に挑む姿から、俳優・中村倫也の過去と現在に迫っていく。『水曜日が消えた』は、1人の人間の内側で曜日ごとに入れ替わって暮らしている7人の“僕”。ほかの“曜日”とは直接会うことはできず、日記を通してのみ間接的に互いを知っている。そのうちの最も地味でつまらない1人、通称“火曜日”の視点を通して描かれていく世界の物語――。同じ肉体のなかで7つの人格が入れ替わるという役柄の僕を中村さんが演じ、石橋菜津美、中島歩、休日課長、深川麻衣、きたろうらが脇をかためる。『水曜日が消えた』は近日公開。「その素顔が知りたい。俳優・中村倫也」が5月14日(木)深夜25時29分~日本テレビで放送。(笠緒)■関連作品:水曜日が消えた 近日公開©2020『水曜日が消えた』製作委員会
2020年05月14日中村倫也がゴールデン・プライム帯初主演を果たす連続ドラマ「美食探偵 明智五郎」。この度、大反響を呼んでいる「劇団EXILE」の佐藤寛太演じる新米刑事・高橋の“明智LOVEが止まらない!”「胸キュン」画像が解禁された。大ヒットメーカー・東村アキコの初サスペンス漫画が原作となる本作。中村さん演じる私立探偵・明智五郎が類まれなグルメの知識を使って殺人事件を解決しながら、殺人鬼へと変貌した主婦(小池栄子)と対決する“恋する毒殺サスペンス”。端正な顔立ち、優雅な物腰、そして抜群の推理力を持つが、超変わり者の探偵・明智五郎。そんな明智に憧れ、明智のためなら捜査情報をペラペラしゃべってしまう、“明智LOVE”すぎる新米刑事・高橋を演じるのが佐藤さん。そんな高橋の気持ちを知ってか知らずか、ときに頬をペチンして喜ばせる明智と、それに全力で応える健気な高橋。いまSNSでは、そんな2人の姿が「キュンキュンする」と反響を呼んでいる。4月26日(日)に放送された第3話では、探偵事務所にやってきた高橋の頬に手を当てた明智の姿が話題に。突然の事態に、驚きと嬉しさでボーっとした高橋は、思わず警察しか知りえない“レストランで窒息死した男の死因”という捜査情報を漏らしてしまう。そんな高橋に明智は「僕の顔が見たいなら、またいつでもおいで」と優しく声をかける。そして、その後、聞き込みをする上司の上遠野警部(北村有起哉)のもとに戻った高橋は、明智とのできごとを嬉しそうに報告するのだった…。この明智&高橋の姿が放送されるや否や、Twitterでは「いやーーー頬ーーー手ーーー」「高橋くんやばい」「ちょっとBL入ってるよねサイコー」といった興奮気味のコメントが相次いだ。そして、5月3日(日・祝)放送予定の第4話では、高橋が聞き込みで立ち寄った洋菓子店のケーキを持って、探偵事務所を訪れる。そこで、高校の同窓会の幹事をやる明智のメール作業を手伝うことに。「僕のやるべき作業まで手伝わせてしまって申し訳ない」と言う明智に、「明智さんのお役に立てるなら、これは至福の時間」と高橋は頬を差し出し、ペチンをおねだり!?明智はその求めに応じ、優しくペチンをするのだった…。そんな、いままで以上に濃厚な(?)明智と高橋の関係が楽しめる第4話で明智が挑むのは、キッチン・ハラスメント殺人事件。東北の姑から送られてくる手料理が冷蔵庫を埋め尽くすことにストレスを感じる主婦・みどり(仲里依紗)が、ネットで知り合ったマリア(小池栄子)に背中を押され、無理解な夫・和宏(落合モトキ)を殺害!和宏の同級生だった明智(中村倫也)は、同窓会を無断欠席した和宏を心配し自宅へ。和宏に代わり、届けられた“お袋の味詰め合わせ”を預かる。その頃、和宏の死体はマリアに派遣されたシェフ・伊藤(武田真治)とみどりによって解体されていた…。その夜、高校時代に食べた和宏の母親の味を懐かしく思い出していた明智は、姑からしょっちゅう手料理が送られてきたら、嫁にとっては“キッチンハラスメント”だという苺(小芝風花)の言葉がひっかかる…というストーリーとなっている。「美食探偵 明智五郎」は毎週日曜日22時30分~日本テレビにて放送中。(text:cinemacafe.net)
2020年05月03日2020年5月1日、フリーアナウンサーの高橋真麻さんが第一子の出産を報告。「私が産まれた時と同じ」高橋真麻が第一子を出産、おめでたい報告に反響同日、父親の高橋英樹さんもブログを更新し、初孫が誕生した心境をつづりました。本日これから 退院いたしまして初めての 対面となりますので大変 ドキドキしております(笑)私達夫婦は八年の月日を経まして真麻を授かりましたのでこんなに 早く 初孫に恵まれ沢山の方々の 支え 応援のお陰と感謝!感謝!の気持ちで 一杯ですこれからもどうぞ暖かく 見守ってやって下さい!宜しくお願い致します高橋英樹オフィシャルブログーより引用真麻さんは2018年12月に一般男性と結婚。2年経たないうちに初孫が誕生し、英樹さんは喜びを抑えきれません!ブログによると、誕生の数日前から胸を躍らせ、孫からなんと呼んでもらおうかと思案していたようです。『おじいちゃん』のほか『ジイジ』や『ジイタン』、『グランパ』や『おじいちゃま』などで迷ったものの、結局は「孫が呼びやすいのがいい」と落ち着いたそう。出産を頑張った真麻さん同様、英樹さんの元にも多くの祝福の声が届いています。・お孫さんの誕生、おめでとうございます!・ご対面、とっても楽しみですね。・おじいちゃんが英樹さんって、いいなあ!・ママに似た明るく楽しいお嬢さんになったら素敵。・身内のことのように嬉しいです。かわいらしい孫を前にしたら、きっと英樹さんはデレデレになってしまうでしょう!初孫トークを聞ける日が楽しみですね。[文・構成/grape編集部]
2020年05月01日主演・高橋一生、ヒロイン・蒼井優、タナダユキ原作・脚本・監督で贈る『ロマンスドール』Blu-ray&DVDが7月3日(金)よりリリース決定。高橋さんと蒼井さんからコメントムービーも到着した。ひと目惚れした妻と幸せな結婚生活を送りながら、ラブドール作りに没頭する主人公・哲雄を高橋さん、夫に理解を示しながら、胸の中の秘密をなかなか打ち明けられない妻の園子を蒼井さんが演じた本作。2人は『リリィ・シュシュのすべて』以来18年ぶりの共演となった。微笑ましい新婚時代から、相手のことを思いやりながらも徐々にすれ違っていく過程、もがきながらも“ほんとの愛”を見つけようとする男女の姿を、2人は絶妙なコンビネーションで作り上げ、大胆なベッドシーンも美しく、切ないリアルな情景となって描き出された。本作で大きな役割を果たすドールも、もうひとりの登場人物として存在感を放つ。自身のオリジナル小説を『百万円と苦虫女』のタナダユキ自らが脚本・監督型破りな設定とセンセーショナルな展開、丁寧に描かれた男女の心の機微に多くの共感が寄せられ、2008年の連載当時に大きな話題を呼んだ小説「ロマンスドール」。発表から12年もの時を経て、タナダ監督自らメガホンを取り、純愛と性愛とドールが交差する新たな映画作品として命を吹き込んだ。また、音楽は世武裕子が手掛け、主題歌は人気バンドの「never young beach」が「やさしいままで」を書き下ろし、本作の唯一無二な世界を彩っている。Blu-ray&DVD豪華版の初回限定特典は、タナダ監督デザインのランチトートバッグ付き。仕様・封入特典は、特製アウターケース&デジパックとブックレット。そのほか、メイキングや貴重な各種イベント映像が収録された特典ディスクなど、充実の特典が満載。さらに店舗別先着予約購入者特典として、2L版ブロマイド(3枚組)などが付与される。『ロマンスドール』Blu-ray&DVDは7月3日(金)より発売。※6月3日(水)レンタル開始、U-NEXTにて最速オンライン上映中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ロマンスドール 2020年1月24日より全国にて公開©2019「ロマンスドール」製作委員会
2020年04月20日ミュージシャンの高橋優(36)が3月11日、関ジャニ∞・安田章大(35)からの被災者へのメッセージを紹介した。9年前、東日本大震災があった同日。今年は秋田県で震度4の地震が発生した。同県出身の高橋に安田が託したメッセージは大きな反響を呼んでいる。同日、Twitterで《今日地震があった秋田、そして被災した全ての皆さんへ》《安田章大くんからメッセージが届きました》と切り出した高橋。そして、安田からのメッセージをこう明かした。《みんなで連絡を取り合って 心が疲弊しないように こーゆー時こそ 人の輪で温もりを感じ 心の暖をとって欲しい。そんな風に思います》そして《不安だと思いますが、どうかご無事でありますように》と続き、四つ葉のクローバーの絵文字で結ばれている。「安田さんは高橋さんの音楽が好きで、メディアでその魅力についてたびたび語っています。いっぽう高橋さんは関ジャニ∞に楽曲提供をしたことがあるだけでなく、大倉忠義さん(34)とラジオのパーソナリティを務めています。そして、その番組に安田さんが出演したことも。阪神・淡路大震災を経験している安田さんは3月11日に地震の発生した秋田県など、被災者の方々を気遣い、親交のある高橋さんにメッセージを託したようです」(音楽関係者)高橋のツイートは8時間で1.1万ものリツイートと4万もの“いいね”を記録。さらに、こんな声が上がっている。《秋田と聞いて優さんをすぐ思い浮かべたのでしょうか……安くんらしい心安らぐメッセージですね 秋田の皆さま、優さんのご家族の皆さまが心身ともご無事でありますように》《震源地が近かったので、結構な衝撃でした おまけに3.11(T-T) かなり動揺しましたが、今は大丈夫です!ありがとうございます》《安くん。ありがとう 優さん ありがとう》
2020年03月12日中村倫也が1人7役で、曜日ごとに入れ替わって暮らしている“7人の僕”を演じる『水曜日が消えた』。今回、この中村倫也は一体、何曜日?と気にならずにはいられない新場面写真が解禁となった。“7人の僕”のうち最も地味でつまらない、通称“火曜日”の視点を通して描かれていく本作。今回新たに解禁された場面写真では、中村さん演じる“火曜日の僕”と、彼を取り巻く登場人物たちの1コマが切り取られている。元同級生・一ノ瀬(石橋菜津美)と体育座りで佇んだり、司書の瑞野(深川麻衣)と図書館のカウンターで何かを見つめたり、あるいは友人・高橋(休日課長)の隣でコントラバスを弾く姿からは普通の青年としての“僕”の日常が垣間見える。しかし、その一方で、医師の安藤(きたろう)と新木(中島歩)の前で線に沿って真っ直ぐに歩こうとする姿は何かの検査を受けているようであり、“僕”に“何かが”起こっていることを明示している。穏やかな表情の写真から一変し、携帯を見つめて驚いたり、紙が舞い散る中で唖然としている様子は、“火曜日の僕”が否応なしに何かに巻き込まれていく様子も。今回明らかになった“僕”が本当に“火曜日の僕”なのか、推理するのも楽しみ方のひとつだろう。また、3月14日(土)より公式HP限定で、中村さんの手書きタイトル入りのビジュアルムビチケの発売も決定。“7人の僕”のイラストが施されたオリジナルチケットホルダーが特典になっている。『水曜日が消えた』は5月15日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:水曜日が消えた 2020年5月15日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2020『水曜日が消えた』製作委員会
2020年02月28日中村倫也主演、東村アキコの初サスペンス漫画のドラマ化「美食探偵 明智五郎」。この度、「劇団EXILE」佐藤寛太が新米エリート刑事・高橋役で出演することが分かった。探偵・明智五郎(中村さん)が類まれなグルメの知識を使って、殺人事件を解決しながら殺人鬼へと変貌する主婦と対決する“恋する毒殺サスペンス”「美食探偵 明智五郎」。中村さんのほかにも明智の相棒・小林苺役に小芝風花、自称“マグダラのマリア”役に小池栄子、ちょっと残念な警視庁のベテラン警部・上遠野役に北村有起哉が決定している。そんな中、『HiGH&LOW』シリーズや『イタズラなKiss THE MOVIE』などに出演する佐藤さんが演じるのは、明智の大ファンで、捜査内容を明智にペラペラしゃべってしまう、上遠野警部の部下で新米エリート刑事の高橋達臣。明智の大ファンという役どころだが、このキャラクターを演じるにあたって佐藤さんは「中村さんは気配りも凄いですし、話しやすいですし、本当に素敵な方なので、僕が中村さんのことを好きだと思う感情をそのまま出して演じています」とコメント。また「東村アキコさんのマンガのファン」だという佐藤さん。「まさか東村作品の実写化で、自分に役を与えていただけるなんて…。クランクインの日には、東村さんがいらっしゃっているわけでもないのに、気合いが入りすぎてちょっと緊張してしまいました(笑)」とふり返り、「原作の印象は、キャラが濃くて、ボケが大渋滞しているな…と(笑)でも、巻き起こる事件がシリアスで、事件を解決していく方法や、それぞれの被害者、加害者の心情がよく描かれていると感じました。お互い人間なのだな…というのが本当によくわかる、ハートフルで人の心に刺さるマンガです」と原作の印象を明かしている。そして「僕が演じる高橋は、とにかく明智さんと一緒にいることが楽しくて、事件が起こる度に、何かと口実を作って明智さんに会いに行くようなとんでもない刑事なのですが、本当に憎めないキャラになっています。巻き起こる事件に注目して頂きながら、僕と明智さんの恋の行方にも注目して頂けたら嬉しいなと思います(笑)」と呼びかけているように、本作では明智と高橋、2人の微笑ましいやりとりも見どころだ。「美食探偵 明智五郎」は4月期日曜ドラマにて放送開始予定(レギュラー放送枠 毎週日曜22:30~)。(cinemacafe.net)
2020年02月18日俳優の中村倫也が出演するニキビ治療啓発Web動画『ニキビは肌のラビリンス』が17日、公開された。この動画では、暇すぎる気分屋の探偵役に中村倫也、しっかり者の助手役に遠藤健慎を起用。2人が「何度も同じような場所にできるニキビの謎」に挑む様子が描かれている。予告編やダイジェスト動画などのほか、撮影の裏側をおさめたメイキング&インタビュー動画も公開された。中村は「本業でも滅多にないテンションで、追跡している場面ですかね(笑)。一生懸命”コメド”っていうものを追いかけているんですけれど、演劇やっているのかっていうくらいのテンションでお送りさせていただいています。ドラマでも映画でもあまりないテイストになっていると思うので、それに注目してほしいですね」と見どころをアピール。「ニキビに悩まれている方、多いと思います。もちろん、この動画をみて勉強していただいたり、また、僕らと一緒にWEBの方でも楽しいことしながら、ニキビのことを知ることができるコンテンツがあるみたいなので、そちらの方も楽しんでいただきたいです。どうしてもやっぱり、専門的なことは、自分で判断できないと思うので、是非悩まれている方は皮膚科のお医者さんに診てもらって、良い治療をしていただければと思います」とメッセージを送っている。
2020年02月17日俳優・高橋一生が、8Kで制作中の蒼井優主演×黒沢清監督スペシャルドラマ「スパイの妻」に出演することが決定した。1940年代の神戸を舞台に、戦争という時代の大きなうねりに翻弄されながらも、自らの信念と愛を貫き通そうとする女性の姿を描く本作。濱口竜介が、野原位、黒沢監督と共に脚本を担当した。現在公開中の『ロマンスドール』では蒼井さんと大人のラブストーリーを紡いでいる高橋さんが今作で演じるのは、蒼井さん演じる主人公・福原聡子の夫で、神戸の貿易商「福原物産」の社長・福原優作。高橋さんは「クラシックな物語性と新しい試み。リズムに還元されてしまいそうな劇的な台詞の数々。初めての黒沢組は終わって欲しくない程充実した時間の中でお芝居をさせていただきました」と撮影をふり返り、「この作品の完成が心から楽しみです」と期待を寄せている。また音楽は「ペトロールズ」のフロントマンであり、「東京事変」では浮雲の名で活動するギタリスト、長岡亮介が担当することも決定。「欲しいなと思うものを自分勝手に夢想して、そのイメージを歌や演奏に気ままに落とし込んでいく、自分が作る音楽は大体そういう感じでした。今回は作品が放つイメージに自分のイメージを重ねていく、という初めての作業。興味深く加わらせていただきました。シンプルに、を心がけました」とこれまでとは違っていることを告白している。ストーリー1940年、第二次世界大戦前夜の神戸。時代の不穏な空気を感じ取っていた貿易商・福原優作(高橋一生)は、妻・聡子(蒼井優)を残し、甥である竹下文雄と共に満洲に赴く。優作は偶然そこで目にした非道な行いを世界に知らしめなければならないと心に決め、行動に移そうとする。その頃、聡子は幼なじみである憲兵・津森泰治に呼び出され、優作が満州から連れ帰ったという女の死を告げられる。嫉妬に駆られた聡子は優作を問い詰めるも、やがてその意志を知り、彼の身の安全と2人の幸せのために驚くべき行動に出る。幸福で平穏な日常が戦争という時代の波に翻弄される中、果たして、聡子と優作がたどり着く運命とは?スペシャルドラマ「スパイの妻」は6月、BS8Kにて放送予定。(cinemacafe.net)
2020年02月14日モデルの高橋ユウが7日、オフィシャルブログを更新し、姉で女優・高橋メアリージュンの言葉に感謝した。先月28日に第1男児を無事に出産したユウ。この日のブログでは、「退院して家に帰ってきて、慣れない沐浴を母とひろくん(夫の格闘家・卜部弘嵩)の協力のもとやっていて、私も余裕が無くてピリピリしちゃってお母さんにもひろくんにも当たりが強くなっちゃったんです」「『お母さん水止めて!!』『ひろくん耳!!』て感じで」と反省の思いをつづった。そのことを姉・メアリージュンに話したところ、返ってきた言葉は「そりゃそうや。この子の命最優先やもん」。さらに、メアリージュンは愛息に「良かったねー。ママがちゃんと守ってくれたよー」と語りかけてくれたという。この言葉に救われ、「めちゃくちゃ涙こらえるの我慢しました。ちょっとこぼれた。笑」と恥ずかしそうにつづるユウ。「姉のこういうところ、本当に驚かされます。深い優しさの持ち主です」とその人柄を褒め、「ひろくんも母も全然気にしてないというか気になってなかったみたい」と夫と母の支えにも感謝していた。
2020年02月07日俳優の高橋一生と女優の蒼井優が24日、都内で行われた映画「ロマンスドール」初日舞台あいさつに、共演の渡辺えり、きたろう、メガホンをとったタナダユキ監督とともに登壇した。同作は、1人のラブドール職人と、彼が一目で恋に落ち結婚した妻との日々を描いた同タイトルの小説を、原作者であるタナダ監督自身が映画化した大人のラブストーリーで、美大を卒業してからのフリーター生活を送り、ひょんなことからラブドール制作工場で働き始めることとなった北村哲雄(高橋)と、その妻・園子(蒼井)の姿を映し出す。高橋と蒼井は『リリイ・シュシュのすべて』以来、19年ぶりの共演となった。最初に脚本を読んだ際に「蒼井さんとご一緒できることがとても楽しみになった本でした」と思ったという高橋は、印象的な蒼井との共演シーンを聞かれると「結婚式が終わった日に『よろしくお願いします』っていうシーンがあったんですけど、役者冥利に尽きると言いますか、疑似体験できてとっても幸せな気分になりました」と笑顔を見せ、蒼井も「ああいうシーンってありがたいですよね。本当に温かい気持ちになるので、私も楽しかったです」と声を弾ませた。また、現場の様子を語り始めた渡辺は「高橋さんが現場で『結婚したくてしょうがない』って言っていて、『蒼井優ちゃん独身だからいいんじゃない?アタックすれば』って私が言ったら、『意識するからやだなあ』って言っていたら、(蒼井が山里亮太と)結婚しちゃったから残念でしたね」とエピソードを明かすと、高橋は「そんなに『結婚したい』って言ってないですよ」と否定したが、渡辺は「言ったよ!言った、言った!」と主張。続けて、高橋は「やたら裏で2人が蒼井さんを勧めてくるんですよ」と打ち明けると、蒼井も「私も打ち上げのときに、きたろうさんに言われましたもん。『一生くん1人だよ』って」と回顧。これに高橋は「うるさいなあと思って。ほっといてくれよって思って…」と苦笑した。さらに、夫婦の10年間を描いた同作にちなみ、10年前の自分に今だから言えることはあるか質問されると、蒼井は20歳のころに出演した舞台がうまく行かず、落ち込んでいた際に、同舞台を観劇したタナダ監督から大好きな地井武男さんのサイン本をもらったというエピソードを紹介し「すっごい嬉しくて、ずっと大事にしていたんです」とニッコリ。しかし、そのサインは偽物でタナダ監督が書いたものだったらしく、蒼井は「その頃の私に『それは偽物だぞ』って教えてあげたいです(笑)」と回答。タナダ監督は「きれいな心の人を騙してしまったんだって、めちゃくちゃ反省しました」と悔やんだ。また、ミステリアスだと思う人を指差す一幕もあり、高橋を指差した蒼井は「赤ちゃんみたいなときと、仙人みたいなときのギャップがすごくて、素の一生さんはどれなんだろうって。まったく掴めない方です」と理由を説明し、どんなところで赤ちゃんっぽいと感じるのか追求されると「さっきも裏で宣伝さんが用意してくださったポップコーンを、この舞台挨拶の説明を聞きながらずっと、すごい勢いで食べていて、私の友だちの赤ちゃんもこんな感じだなって見ていました(笑)」とコメント。これに高橋は「キャラメル味が大好きで、目の前にポップコーンがあると食べちゃうんですよね…。本当にごめんなさい」と恥ずかしそうに下を向いた。
2020年01月27日高橋一生と蒼井優、意外なようで、何だかしっくりくる取り合わせだったりもする。ともに10代から俳優としての道を歩き、多くの作品で経験を積み、30代の今、磨き上げた演技力が彼らの強い脚力になっている。ふたりは男と女であるし、築いてきたキャリアの彩りも異なる。けれど、誰にも似つかない存在感で柔らかな光を放ち、気づけば魅力の渦に落とされるような面こそ、共通するところかもしれない。高橋さんと蒼井さんが19年ぶりに本格的な映画共演となった『ロマンスドール』は、タナダユキの小説を、タナダ自身が脚本・監督として作り上げた1作で、ふたりは初の夫婦役となった。一目惚れをして結婚した園子(蒼井優)と幸せな日常を過ごしながらも、後ろめたい気持ちから、自分がラブドール職人であることを隠し続けている哲雄(高橋一生)。哲雄が仕事にのめり込むにつれ、園子とはセックスレスになっていく。いよいよ夫婦の危機が訪れそうになったとき、園子から、ある秘密を打ち明けられるのだが…。痺れるような会話劇、一転、会話のない肉体を通してのやり取りが、作品の色となり薄いヴェールに包まれたような世界観を染め上げていく。まるで「玄人技」とも呼びたくなる見事な演技のハーモニーについて告げれば、高橋さんと蒼井さんは、「ありがたいですね」、「うれしいですね」と小鳥のように囁き合って微笑んだ。互いだからこそ引き出し合い、預け合えたと語る、胸に迫る芝居について聞いた。『ロマンスドール』はファンタジー要素もあり、ものすごく残酷な部分もある――即決に近い形で出演を決められたそうですが、タナダ監督の作品の魅力について、どう感じていますか?高橋:ファンタジーであっても結構肉薄というか、タナダさんの冷静な目線みたいなものが、映画そのものにすごく効いているところが魅力だと感じています。人生って、急にファンタジーっぽくなったりもする。そんなファンタジー要素もありつつ、非常にシニカルだったり、ものすごく残酷な部分もあったりして。そのバランスが、僕らが生きていて何かを感じてしまうときに、限りなく近いんじゃないかなと思っています。蒼井:私は、仕事をやっている上で、タナダさんという存在がすごく大きくて。もし、タナダさんの名前を伏せていたとしてもわかるぐらい、安心できる台本だと思っています。勝手にですけど…、感性が似ていると思っているので「タナダさんといつかお仕事できるかもしれない」という希望が自分の中にあったりしました。自分の地元があるみたいな感じ、とでもいうのかな(笑)。高橋:地元ね(笑)。蒼井:地元ほど、いつでも帰れるわけではないですし、緊張はしますけど、タナダさんと組むと、後天的ではなく、先天的な感覚でお仕事ができるんです。「そうそう、私はこういうことで照れるんだ」とか、「こういうことに、はにかむんだ」とかを思い出させてくれる場所で、「ここは頑張らなきゃ」とか、「ここはこれでいいんだ、この世界は」みたいなことではなく、居させてくれる現場なんです。だから、すごく大きな存在です。タナダさんの作品は心強いんですよね。「やっぱり優ちゃんとでないと出せない」「すごくいい体験、いい時間」――信頼感のある台本の上、さらにおふたりが真ん中に立っていると、鬼に金棒感もあります。お互いだからこそ到達できたようなシーン、演技の瞬間はありましたか?高橋:園子と哲雄が会話する食卓のシーンです。よく芝居はキャッチボールと言いますが、ジャグリングだと思いました。会話という球をテーブルの上で投げ合うと同時に、テーブルの下で違う球を何個も投げ合っているような。「この感じは、やっぱり優ちゃんとでないと出せないな」と思いました。お芝居という会話の中で、台詞を言ったから相手が台詞を返す、という次元ではないんです。優ちゃんとだと、いくつもの球が同時に飛んでいる。そういうことは、今こうやって僕らが会話をしていてもあることだと思います。作品によっては、わかりやすくするために、ひとつの球を受けて返すということも必要になると思います。けれど、この作品では多くの球を同時に渡していくことを許してもらえる感覚でしたし、それはかなり高度なことだと僕は思っていて。本当に、優ちゃんとでないと成立しなかったんじゃないかと思います。蒼井:ありがとうございます。私から言えば、台詞を覚えてさえいれば、何かを自分でやらなくても、自然とその台詞に行き着く安心感がありました。「この台詞の後は、私はこう言うんだ」とかがないから、カメラの前で、本当に呼吸をさせてもらっていた感じでした。息を詰めたり、鼓動が速くなったりが映らないことをきちんと体感しながら、ワンカット、ワンカット積み重ねることができたからこそ、すごくいい映画『ロマンスドール』ができたのかな…、うれしい、というのが正直な気持ちです。もちろん自分の芝居に関しては、反省点もいっぱいありますけど、すごくいい体験、いい時間を過ごさせてもらったなと思っているんです。――「いくつもの球」が飛び交い、呼吸しながら演技ができたという本作なので、台本に載っている言葉や物語以上のものが、完成作には詰まっていると言えそうですね。高橋:実は僕、台本は完璧には覚えていないんです。蒼井:そうそう。台本にしがみつかなかったです。高橋:たとえ台詞が一行が抜けてしまっていても会話できたんです。なんだか不思議でした。後でタナダさんに、「台詞2個抜けてた。もしかしたら、これいらないかもね」と言われたりもして。そんなことが何回かあったでしょうか。言われた僕も「あっ、そう言えばそうだ」と思うぐらい。結局、合間が抜けても成立してしまうほどの空気感だったんです。普通だったら構築していかなくてはいけないものがあるし、順番もあるけれど、お互いに会話を受け取っているから、そうなれたのかもしれないです。蒼井:そう、受け取っているからですね。お互いが違和感を覚えて、「一生くん、セリフ抜けてたよ」みたいなことじゃなく、お互い気づかずに普通に会話を積み重ねたりして。高橋:そう。そのような会話や呼吸が、どれだけ現場で重要視されていて、どれだけそれが自然にできたか、ということだったと思います。高橋一生&蒼井優が思う「理想の現場」――キャリアの長いおふたりに、ご自身が思う「いい現場」について伺いたく。特に『ロマンスドール』はそういう現場だったのかもしれなませんが、いい演技ができたりする環境について、理想を教えていただきたいです。高橋:僕は「俳優部」として捉えてくれているスタッフの方々がいる現場って、結構好きかもしれません。「俳優さん」というふうに捉えられると、柔らかいんですけど、意外と気持ち悪くなってしまうというか。俳優部は俳優部、演出部は演出部という部でちゃんと分けられていて、それが合致して作品を作っていくことを感じられる方々がいる現場は、すごく素敵な現場だなと、常々思っています。蒼井:私も同じです。演出部、美術部、とかと同じように俳優部、と。映画は、監督がいて、その周りの全員がスタッフみたいな形で、監督が撮りたいものをみんなでどう作っていくかというものだと思うんです。私が一番好きな形は、だからこそ、部の壁がなくなって、手伝えるところは手伝い合えるのがすごく好きで。塚本(晋也)監督の現場とかが、そうで。高橋:そうなんだ。――『斬、』では蒼井さんや池松壮亮さんら俳優部の皆さんが、ほかの部と一緒に動いていたと聞きました。蒼井:本当に、そうでした。ものづくりの美しさを全部見せられた、と思いました。撮影の確認とかをやっている間にダラダラ休憩したり、コーヒーを飲んだりしているわけじゃなくて、この現場にとって誰かが楽になることをずっとみんなが考えて動いている、素敵な現場だったんです。高橋:思いやりがある現場がいいですね。蒼井:そうですよね。気遣うとか、気を遣うとかじゃなくて、思いやりのある現場が理想です。(text:赤山恭子/photo:Madoka Shibazaki)■関連作品:ロマンスドール 2020年1月24日より全国にて公開©2019「ロマンスドール」製作委員会
2020年01月24日高橋一生と蒼井優が共演し、タナダユキが自らの小説を脚本&監督し映画にした『ロマンスドール』。この度、本作の主題歌「never young beach」が歌う「やさしいままで」の映画本編を使用したフル尺版特別映像が到着した。現在配信中の主題歌「やさしいままで」。到着した映像では、この楽曲に合わせて高橋さん演じる哲雄と蒼井さん演じる園子、変わりゆく男女の様子が映し出される。出会いのシーンからスタートし、引っ越したばかりの段ボールが散らかった部屋でのじゃれあい、神前式での指輪交換の場面、言い合いをして少し険悪な雰囲気の様子など、2人の10年間の結婚生活が流れていく。そして映像後半では、ドール作りと真剣に向き合う哲雄の様子と夫婦の時間が重なり合い、楽曲と相まってどこか物哀しさも感じられる。なお、本映像は1月26日(日)から3月26日(木)までの期間限定のカラオケ配信映像としてDAMで特別配信される。『ロマンスドール』は1月24日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ロマンスドール 2020年1月24日より全国にて公開©2019「ロマンスドール」製作委員会
2020年01月23日俳優の高橋一生と女優の蒼井優が13日、都内で開催された映画『ロマンスドール』公開直前!プライベート試写会に登壇。高橋は自身の結婚観について「できるかなっていう恐怖はありますよ」と明かした。タナダユキ監督が自らの原作を映画化した本作は、美大を卒業してからのフリーター生活を送り、ひょんなことからラブドール制作工場で働き始めることとなった北村哲雄(高橋)と、その妻・園子(蒼井)の姿を映し出す。高橋と蒼井は『リリイ・シュシュのすべて』以来、19年ぶりの共演となった。結婚することに怖さがあるというファンから、本作への出演を機に結婚に対する意識が変わったか、そして結婚に対する恐怖があるか聞かれた高橋は「結婚できるかなっていう恐怖はありますよ。むしろ逆に。このくらいの年になってくると」とコメント。「孤独ですよ。ほんとに」と続けるも「あ、全然笑ってくれねえや。切実だったのかな、今の言い方(笑)」と自虐して会場を沸かせた。そんな高橋は「結婚に対してイメージしているものが少ないんですよね」としつつ「蒼井さんと去年の1月に、新婚生活の撮影をしているのは、ちょっと僕、楽しかったですね」と述懐。「新しい段ボールとか荷物とか持って帰ってきて。『よろしくお願いします』なんて言ってるのは、『俳優冥利に尽きるな』なんて思ってましたね」と撮影を振り返った。その後、蒼井に結婚したいのか問われると「したいですけど、相手がいなかったら始まらないですからね」と答え、蒼井は「ちょっと話を伺ってると、ほぼ家から出ないじゃないですか。ずっと家の中で自転車漕いでて」と高橋の生活を暴露。自転車で脚の筋肉を鍛えているという高橋は「想像できます? 逆にそれを見守っている奥さんという存在って(笑)。想像つかないんですよね。だから、多分ないんじゃないかと思っています」と本音を明かし、これを受けた蒼井は「だから私はそれを捨てた方がいいと思っている(笑)。その脚力で外に出るべき」と提案して高橋を笑わせていた。
2020年01月14日タナダユキ監督が2009年に自身初のオリジナル小説として発表した同名作品を自ら映画化した『ロマンスドール』。この作品に出演する高橋一生さんにお話を伺いました。ふたりの言葉ではない間や目線のやり取りが大事な作品だった。恋愛って人が成長する根源的なものでもあると思うんです。若い頃の衝動的な恋は、どこか野性の本能に近いけれど、大人になるとそれだけで突っ走ることはできなくて、自分自身がこの先、生きていくこととか仕事のこととか、いろんなことを考えてしまう。『ロマンスドール』の、そんな人間の重層的な部分が描かれているところに惹かれました。タナダさんは、俳優のことを信頼して任せてくださる方。監督によっては、最初にカメラワークを決めて、そのフレームの中での芝居を求めるかたもいらっしゃいますが、タナダさんは逆。俳優を信頼してくれているんだと思います。それぞれのやり方があり、どちらが正しいというわけではないのですが、フレームのことを考えず自由に動けるほうが僕自身は芝居がしやすくはあります。ただ、俳優に任せれば、監督自身の世界観から外れてしまう心配もある。タナダさんの素晴らしいところは、俳優に委ねながらも、その芝居をきちんとご自身の世界観のなかに収めてくれるところ。それは柔軟でありながら、ブレない芯をお持ちだからなんだと思います。哲雄と園子は、テーブルの上で会話しながら、同時にテーブルの下の見えないところで口に出さない言葉をやり取りしているようなところがあります。語らないけれど、間や目線で伝わる何か…今回、タナダさんが大事にされていたのは、そんな口に出さない部分だったと思っています。蒼井優ちゃんは一緒にお芝居をやっていて非常に楽しい相手でした。僕は、俳優というのは台本に書かれたことを自分なりのニュアンスに解釈して提示する職業だと思っているんですが、優ちゃんもたぶんそういう人。言葉よりも先にまずはやってみるタイプのかたなので、躊躇なく自分の思う哲雄と園子を提示できたんです。そうやって、お互いに思う居心地の良さや夫婦っぽさを感覚的に探り合って作っていった気がします。優ちゃんは、本番ギリギリまで違う話をしていても、すぐに役にスイッチングできる。僕としては、哲雄と園子になれるスイッチを握られていたような気がします(笑)。どんなに素晴らしい恋もいずれは変化するもの。美大の彫刻科を卒業しフリーター生活をしていた哲雄(高橋)。ひょんなことからラブドールを製作する「久保田商会」で働き始め、徐々にその面白さにのめり込んでいく。ある日、生身の女性の乳房の型取りをする話が持ち上がり、医療用と偽ってモデルを雇うことに。そのモデルの園子(蒼井)に一目惚れした哲雄は、その日に告白するのだった。1年後にふたりは結婚するが、哲雄は園子に自分がラブドール職人であることを言い出せずにいた。そんななか、工場が忙しくなり、次第にふたりはすれ違うように。©2019「ロマンスドール」製作委員会たかはし・いっせい1980年12月9日生まれ、東京都出身。タナダさんとは、‘17年の資生堂のショートドラマ『Laundry Snow』以来。2月より舞台『天保十二年のシェイクスピア』に出演。ニット¥32,000(ウィーウィル/ウィーウィル ギンザ TEL:03・6264・4447)パンツ¥42,000(08サーカス/08ブック TEL:03・5329・0801)※『anan』2020年1月15日号より。写真・野呂知功(TRIVAL)スタイリスト・秋山貴紀ヘア&メイク・田中真維(マービイ)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2020年01月12日高橋優が本日12月26日から2日間、愛知県・名古屋国際会議場センチュリーホールで「高橋優 LIVE TOUR 2019-2020『free style stroke』」を行う。黒縁メガネがトレードマークのシンガーソングライター・高橋優。2010年のメジャーデビュー以降、直球な歌詞世界と歌声を武器に演奏をしてきた。最近はファンクラブ限定の弾き語りツアー「胡坐」の実施や、自身の地元・秋田で音楽フェス「秋田CARAVAN MUSIC FES」を4年連続で主催して地域振興にも関わるなど、多彩な活動を続けている。彼が現在開催しているツアーが「高橋優 LIVE TOUR 2019-2020『free style stroke』」である。12月20日の埼玉県・戸田市文化会館を起点に2020年3月まで全国28箇所、33公演を行う予定だ。昨年から巡ってきた公演「STARTING OVER」を経て、高橋は一度ゼロに戻ろうと思ったのだという。それを踏まえゼロから始めるツアーで自身が音楽を楽しみ、聴いてくれる人も自由に楽しんでほしいという願いがタイトルになった。さらに「すごく自分らしいツアーになると思う」ともコメントしている。シングルやアルバムのリリースにともなったライブではないからこそ、コンセプトぬきの自由な高橋を観ることができるだろう。■公演情報日時:12月26日(木)、27日(金)開場17:30/開演18:30場所:愛知県・名古屋国際会議場センチュリーホール
2019年12月26日2020年1月24日公開の映画『ロマンスドール』完成披露試写会が18日、都内で行われ、高橋一生、蒼井優、三浦透子、きたろう、タナダユキ監督が出席した。一目で恋に落ち結婚した妻との日々を描き、型破りな設定とセンセーショナルな展開に多くの話題と共感を呼んだ、タナダユキの小説 『ロマンスドール』。本作は原作者でもあるタナダユキ自らが脚本と監督をつとめ、高橋一生と蒼井優が演じた一組の夫婦を通して、変わりゆく男女の感情をリアルに映し出す。蒼井とは19年ぶりの共演にして初めての夫婦を演じた高橋は「蒼井さんとはご一緒したいとずっと思っていたので、まさか夫婦の関係性でご一緒できるとは思ってもいませんでした。最初は『リリイ・シュシュのすべて』(2001年公開)で初めてお会いしたんですが、その時蒼井さんは14歳で僕は20歳を過ぎていました」と当時を懐かしく振り返り、「ご一緒できて本当にうれしかったです」と笑顔を見せた。蒼井は「初めての現場で何も知らない状態の私を一生さんは見ていらっしゃるので、『リリイ・シュシュのすべて』でご一緒した方は地元の知り合いみたいな感覚で親近感があるんです。今回も現場で"一生くん"と呼ばせてもらいましたが、途中でハッとしてすごい先輩なんだなと。でも今更"高橋さん"と呼ぶのも変ですから、14歳の無礼さを未だに持ちつつ、恐る恐る"一生くん"と呼びました(笑)」と話すと、高橋は「うれしかったですよ。地元の感じで。地元の覇気のないお兄ちゃんみたいで良かったです」と再会を喜んだ。蒼井の役者としての印象について高橋は「お芝居をさせていただく時に会話はキャッチボールだからと演出家に言われるんですけど、蒼井さんとお芝居するとジャグリングのように玉が常に行き交っている感じなんです」と感想を述べると、きたろうから「エッチしているときも?」と質問されて「エッチしている時もジャグリングですよ」と回答。その答えにきたろうは「あれはもっとエッチになって欲しかったんだけど、キレイなんだもん。2人がリアルだと思うのは、お互いに恥ずかしそうなのよ。それが良いんですよね。2人が恋に落ちる瞬間も俺の中ではものすごくリアル」と高橋と蒼井の演技を絶賛した。高橋ときたろうのやり取りに思わず笑みをこぼしていた蒼井も、高橋の演技について「もう心でお芝居されているということと、技術で持っていくという両刀の方なので無敵だと思いました。瞬発力で行くところは行くし、そうじゃない持続力も技術の裏打ちとしてあるので、ご自身の状態がどうであれ、理想のところにたどり着かれるんです。私は一生さんの台詞を聞いて素直に返すだけでした」と称賛していた。映画『ロマンスドール』は、2020年1月24日より全国公開。
2019年12月19日高橋一生と蒼井優が夫婦役となった映画『ロマンスドール』完成披露試写会が12月18日(水)、新宿バルト9にて行われ、高橋さん&蒼井さんがそろって登場し、共演のきたろうの歯に衣着せぬつっこみに、たじたじになっていた。『ロマンスドール』は、タナダユキ監督が10年前に発表した同名小説を、自らの手によって映画化。一目惚れをして結婚した園子(蒼井さん)と幸せな日常を過ごしながらも、気まずさから、ラブドール職人であることを隠し続けている哲雄(高橋さん)。仕事にのめり込むうち、次第にセックスレスになっていく夫婦。夫婦の危機が訪れそうになったあるとき、園子は突然秘密を打ち明けることになる。高橋さん&蒼井さんのシーンにきたろうさんが一言『リリイ・シュシュのすべて』以来、がっつりの共演は19年ぶりとなったふたり。久々の共演に、蒼井さんは「初めての現場で何も知らない状態を一生さんは見ているので、地元の知り合いみたいな感覚で、勝手に親近感を持ってしまっています。普段は“一生くん”と呼んでいるんですが、途中ですごい先輩だ…と気づいたけど、これから“高橋さん”と呼んでもなって…」と照れながらエピソードを語る。高橋さんは「それもすごいショックですね(笑)。(一生くんと呼ばれて)うれしかったですよ、地元の感じ、地元の覇気のないお兄ちゃん、みたいな感じで」とにこやかに蒼井さんに微笑み返した。高橋さんも、蒼井さんとの共演について、「お芝居をさせていただくときに、よく“会話はキャッチボールだから、そうしてくれ”と演出家に言われたりするんですけど、蒼井さんとお芝居すると、ジャグリングのようで、玉が常に行き交っている」と表現。高橋さん、蒼井さんのやり取りをじいっと聞いていたきたろうさんだったが、しびれを切らした様子で、「エッチをしているときはどう?」と、劇中ふたりの濃密なシーンに突然、触れた。いきなりの突っ込みに、高橋さん&蒼井さんも爆笑だったが、きたろうさんは、「なかなかキレイだよね!俺はもっとエッチになってほしかったんだけど、残念でした」と感想を述べ、場内を騒然とさせた。高橋さん、恋人は「本当にいないんです、いよいよ困りますよ」さらに、2019年秘密にしていたことというお題を振られたときも、きたろうさんは大暴れ。きたろうさんは、高橋さんに「恋人いるんじゃないの?」とぶっこむが、高橋さんは慣れた様子で「本当にいないんですよ。いよいよ困りますよ。いつできるんですかね?わからないです(笑)」と苦笑。すると、きたろうさんは勝手知ったる顔で「急に恋に落ちるよ(笑)」と大人なアドバイスを寄せ、高橋さんをさらに笑顔にさせていた。そのほか、完成披露試写会には出演する三浦透子、タナダユキ監督が登壇した。『ロマンスドール』は2020年1月24日(金)より全国にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:ロマンスドール 2020年1月24日より全国にて公開©2019「ロマンスドール」製作委員会
2019年12月18日俳優の高橋英樹が3日、オフィシャルブログを更新し、同日に第1子妊娠を発表した娘でタレント・高橋真麻への思いをつづった。英樹は「おかげさま!で」と題した記事で、「真麻から赤ちゃんができました!報告をうけました」と回顧。喜びを噛み締めつつ、「ただただ無事でありますようにと願うばかりです」と吐露した。「うちの奥さんが真麻の出産までに三度の流産をして八年の月日がかかりましたので安定期に入ったとはいえまだまだ心配しています」と胸の内を明かしつつ、「来年の春」「元気に生まれてくることをひたすら願っています」と母子の無事を祈る。「皆様からのパワーも頂き『ヒデジイ?』に無事になれますよう(笑)」と英樹。「これからの日々真麻には大事に過ごしてほしいと思っています」と娘への切実な思いを記している。
2019年12月03日タナダユキが自身の小説を自ら脚本・監督を務め映画化する『ロマンスドール』。この度、主演・高橋一生とヒロイン・蒼井優の視線にドキッとする本ポスタービジュアルと本予告映像が到着した。今回到着した予告編では、一目で恋に落ち、結婚した哲雄(高橋さん)と妻・園子(蒼井さん)が、嘘と秘密を抱えたまま、次第にすれ違い変わりゆく中で再生していこうとする10年間が映し出される。哲雄の告白シーンや、結婚式での指輪交換で震えながら自分の手に指輪をはめてしまう、思わずクスッとしてしまう場面から始まる本映像。幸せそうな場面から一変、ドール職人の哲雄はそのことを妻に言えず、医療関係の仕事と嘘をついたまま時が過ぎ、一方、夫に理解があり完璧に見えていた妻は突如行方をくらまし、哲雄が問い詰めると「私たち離婚でしょ?」と突然切り出す場面も。そして、「never young beach」による主題歌「やさしいままで」も少し聞くことが出来る。またポスタービジュアルは、高橋さんと蒼井さんの美しい写真のシンプルな1枚。「誰かを愛することは、やっかいで、幸せだ。」というコピーが、結婚後に変化していく2人の感情と関係性を予感させるようだ。『ロマンスドール』は2020年1月24日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ロマンスドール 2020年1月24日より全国にて公開©2019「ロマンスドール」製作委員会
2019年11月28日タナダユキ監督が自身の原作小説を自らメガホンを取り映画化した『ロマンスドール』。11月22日の「いい夫婦の日」に合わせ、高橋一生&蒼井優の神前式画像が解禁。また、本日より映画公式インスタグラムがスタートした。解禁された新画像では、初の夫婦役共演となる2人が、劇中での凛々しい紋付袴&美しすぎる白無垢姿を披露。本作は恋愛映画ではあるが、“結婚”をゴールとしては描いていない。高橋さんはそんな本作について、「結婚してから始まるラブストーリー。結婚がエンディングではなく、その先のお互いの想いや愛の形がどう変化するか、どこに落ち着いていくのか。激しさだけでなく、淡々とした日常の中で本当の愛が見えてくるような、ある意味究極の作品だと思っています」とコメントしており、まさにこの神前式は主人公・哲雄と園子の物語の“スタート”。順調な滑り出しを迎えたかのように思える2人だが、「妻を愛して“嘘”をついた。夫を愛して“秘密”を持った」と銘打たれている本作、やはり結婚生活はすんなりとは進まず…。さらに公式インスタグラムでは、嘘と秘密を抱えた哲雄と園子の“ふたりの10年”をテーマに、フォトアルバム風な美しい写真の数々が公開に向けて展開されていくという。『ロマンスドール』は2020年1月24日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ロマンスドール 2020年1月24日より全国にて公開©2019「ロマンスドール」製作委員会
2019年11月22日高橋一生と蒼井優共演でタナダユキが自らの小説を映画化した『ロマンスドール』。この度、「never young beach」が新曲2曲を書き下ろし、それぞれ主題歌、劇中歌として起用されることが分かった。安部勇磨(Vo, G.)、阿南智史(G.)、巽啓伍(B.)、鈴木健人(Ds.)の4人からなる「never young beach」は、土着的な日本の歌のDNAをしっかりと残しながら、USインディなど洋楽に影響を受けたサウンドと極上のポップなメロディ、そして地に足をつけて等身大の歌詞をうたった楽曲で音楽シーンに一石を投じる存在として注目を集めるバンド。2014 年春に結成し、FUJI ROCK FESTIVALほか様々なフェスやライブイベントに参加、2017年にはメジャーデビューアルバムをリリース。近年は日本だけでなく中国、台湾、韓国、タイでもライブ出演している。「自分たちのつくった曲が映画館で流れるという経験がないのでワクワク」と今回の起用について喜んだ「never young beach」は、「映画から受けた印象は、余白があって、凄く素朴。だからこそ役者さん、音、映像、様々な個性を感じられました。人間、誰かを愛しても様々なすれ違いがあると思います。ベストな状況は少しの間。日々の中、互いに変わっていき、ぶつかる。それでいいと思うんです。正しさだけが人を救うわけじゃない。疲れちゃう。どんな状況になっても受け入れ、楽しみ、互いの違いを理解出来たら。愛するということは許すということなのかな。そんなことを思い作りました」と楽曲制作の思いを明かしている。さらにメンバーのひとり、Vo,&G.の安部さんは、映画主演の高橋さんの弟。「never young beach」が主題歌を担当すると聞き、「えー!」と思ったという高橋さんは、「兄だけど。好きです」と主題歌を聴いた感想を語っている。そして、タナダ監督も「その詞や曲、歌声が、主人公の哲雄の哀しみや後悔をもやさしく肯定してくれているようで、深くあたたかく胸に響き、感極まりました」と絶賛している。『ロマンスドール』は2020年1月24日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ロマンスドール 2020年1月24日より全国にて公開©2019「ロマンスドール」製作委員会音楽 2020年1月、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開予定©大橋裕之・太田出版/ロックンロール・マウンテン
2019年10月22日三田誠のミステリー小説が原作の『ロード・エルメロイII世の事件簿』が音楽劇として舞台化される。主人公ロード・エルメロイII世を演じる松下優也、その内弟子グレイを演じる青野紗穂、そして総合演出を手掛けるウォーリー木下に話を聞いた。魔術の世界を舞台に、ロード・エルメロイII世(松下)とグレイ(青野)が、幻想的で悲愴な事件に立ち向かう物語。ロード・エルメロイII世は「ビジュアルのイメージからはギャップのある、意外と人間味もあるキャラクターです」と松下。グレイは「師匠(ロード・エルメロイⅡ世)のことがすごく好きで、しかも気が利く子ですよね。私も最初は近寄りがたい印象を受けたのですが、今はふたりとも意外とおっちょこちょいで、親しみのあるキャラクターだと思っています」と青野。総合演出として作品に関わるウォーリー(演出を手掛けるのは元吉庸泰)は「今回は、魔術が出てくるファンタジー作品だからこそ引き受けたところがあります。僕は“演劇なら、なんでもできる”と思っているのですが、その“なんでもできる”を証明するために、こういう、演劇にするにはハードルが高い原作を具現化していけたらいいなと思っているので」と明かし、さらに内容についても「とても詩的な台詞が多い作品ですが、詩ってわからないけど面白かったりする。この作品も、声や音、言葉などいろんなものでイメージが膨らんでいくようなものにできたら面白いと思います。今はほとんどの演劇が現代口語ですが、この作品は全くそうじゃない。こんな台詞の演劇は久しぶりで、どうやって言葉の美しさや豊かなイメージを追求したような作品にできるか楽しみです。そこが“新しい舞台”のとっかかりになっていく」と語った。2.5次元作品には約3年半ぶりの出演となる松下と、初めての挑戦となる青野。青野は「未開の地だからこそ楽しみで仕方がないです」と笑顔をみせ、松下は「まだ『2.5次元』と言われる前からやらせてもらってきた世界。せっかく久しぶりに出演するので、“こういう2.5次元もあるんだ”と思ってもらえるような舞台にできたらいいなと思いますし、それが自分が出させてもらう意味かなと感じています」と意気込む。音楽劇「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 -case.剥離城アドラ-」は、プレビュー公演を12月15日(日)に千葉・市川市文化会館 大ホールにて上演後、本公演を12月19日(木)から23日(月)に東京・なかのZERO 大ホール、さらに大阪、福岡を巡演し、2020年1月17日(金)から19日(日)まで東京・新宿文化センター 大ホールにて上演。10月14日(月)23:59までオフィシャル先行を受付中。また、チケットぴあでは10月19日(土)よりいち早プレリザーブ受付予定。取材・文:中川實穂
2019年10月08日ドラマ「凪のお暇」や映画『引っ越し大名!』の好演も記憶に新しい高橋一生と、『長いお別れ』『宮本から君へ』などで熱演を見せる蒼井優が18年ぶりに共演する大人のラブストーリー『ロマンスドール』。本作の監督タナダユキが、自ら記した原作小説の映画化への思いと、ふたりのキャスティングについて語った。そもそもなぜ、ラブドール職人を題材にした小説を執筆しようと思ったのか。「15年ほど前にラブドールの存在を知って、そのクオリティの高さと美しさに衝撃を受けました。“ここまですごいものを作る人たちがいるんだ”って、ドールを作る人の話を書いてみたいと思ったんです」とタナダ監督。「というのも、私はもともと職人に対する尊敬と憧れがありまして、そこで、“こういう素晴らしい技術を持った職人もいるんだ”ということを書いて、自分が受けた衝撃を伝えたいと思いました。それと同時に夫婦の物語も描きたいと思い、“ラブドール職人が、自分の仕事を妻に隠している”というストーリーラインができました」と言う。若い女性たちが「ドールを美として鑑賞・感嘆していた」ことがきっかけそして今回、10年という時間を経ての映画化については、「小説を発表した当時はラブドールという題材に時代がまだ懐疑的でした。その後、渋谷のギャラリーで展示会が実施された際に長蛇の行列ができて話題になっていたんです。しかも行列を作っているのは若い女性で、ドールを美として鑑賞・感嘆していた。それを見て、今なら映画化できる、純粋に作品として受け取ってもらえるのではと思いました。そして早い段階で高橋さんと蒼井さんのキャスティングが決まり、企画が一気に動いていきました」と、時代による価値観の変化と理想的なキャストを確保できたことが要因だったと明かす。また、「敢えて小説をあまり読み返さないようにしました。原作ものを映画化するときはいつもそうしています。原作と小説は親戚関係でありつつも、別のものと思っていまして。そういう点でも、映画化が小説から10年後でよかった。いい距離感ができました」とコメントし、改めて“今”映画化することについての思いを語った。WEBショートムービーで「高橋一生さんしかいない」原作者かつ監督であるタナダさんが“理想的”と語る、高橋一生と蒼井優。高橋さんが演じるドール造形士・哲雄は、演技力と手先の器用さをあわせもつ俳優が演じることが絶対条件。タナダさんが「哲雄役を託せるのは、高橋一生さんしかいない」と確信したのは、資生堂特設サイトのショートムービー「Laundry Snow」(’17)で初めて仕事をした時のこと。「昔から力のある俳優さんだと思っていて、仕事をする前から密かに、哲雄をやってくれないかなと思っていたんです。その時は80年前のクリーニング屋で働く役で、薬剤をトントンとつけて服のシミを取る作業があったのですが、お芝居に非の打ち所がないだけでなく、すごく器用でもあって、より一層、哲雄を託せるのは高橋一生さんしかいないと確信しました」という。「哲雄に関しても、原作を書いている私でも理解しきれていなかったかもしれないような部分を丁寧にすくい取ってくれ、ふとした表情や仕草も含めて、すべてに納得がいくお芝居でした。撮影時は毎日、この人に託してよかったなとしみじみ思っていました」とその演技を絶賛した。「30代になった今の蒼井さんにぜひ園子を演じてほしい」一方、妻の園子を演じる蒼井さんとのタッグは、映画としては『百万円と苦虫女』(’08)から11年ぶり。タナダさんいわく「小説『ロマンスドール』を出して、一番最初に『面白い。映画化すればいいのに』と言ってくれたのが蒼井さん。当時の彼女は20代前半でしたが、30代になった今の蒼井さんにぜひ園子を演じてほしいと思いました。題材的に難しいかもしれないとダメ元でのオファーだったのですが、引き受けてくださったのでびっくりしました(笑)」と笑顔で語る。そして蒼井さんの演技については、「今回は哲雄から見た園子という側面が強いのですが、だからこそ、リアルとファンタジーの境界線の難しい役だなと思っていました。でも蒼井さんの演じる園子は、儚さの中に凛とした人間的な強さがあり、そして頑なな弱さもあって、これ以上ないバランスで園子を血の通った人物にしてくれました。今回は役作りをする上で、体力的にも精神的にもかなり負担が大きかったと思いますが、現場では常に明るく居てくれたので、私の方が助けられました」と、彼女にも大絶賛を贈った。『ロマンスドール』は「私の中では、ダーク・ファンタジー」そんな2人の映画共演は『リリイ・シュシュのすべて』以来18年ぶり。初の夫婦役となるが、役者としての相性は抜群。シリアスなシーンを撮影する際も、待ち時間ではいつも通り和気藹々とおしゃべりをし、本番に入った途端、身に纏う空気ごと役に切り替わっていたという。その絶妙なコンビネーションに「やっぱりこのふたりで間違いなかったと思いました。付き合いたての時期からだんだん家族になっていく様子、身内にだけ見せるような本気でムッとしている表情、夫婦としてのズレを感じるようになっても、おやすみなどの挨拶は忘れずに、ギリギリ崩壊しないよう努力を怠らないようにしているさま…など、すごく繊細に作ってくれました。“夫婦ってきっとこういう感じなんだろうな”と思うぐらい本物の夫婦感がありました」と語る。また、本作の重要なファクターのひとつであるベッドシーンは、大胆でありながら美しく繊細で、夫婦の相手を想う気持ちに心が揺さぶられる場面となっており、タナダ監督も“美しく撮る”ことを意識したそう。「原作を書いているときから、『ロマンスドール』という話自体がファンタジーだと思っているんです。私の中では、ダーク・ファンタジーなんですけど(笑)。生殖行為というのは、動物的に見れば本来は種を存続させるための行為です。人間はそれだけでは済まないからややこしいわけですが(笑)。哲雄と園子に関しては、向かう先は“生”とは相反する所にある。だからこそ、美しさを引き出せるよう試行錯誤しました」と明かしている。『ロマンスドール』は2020年1月24日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ロマンスドール 2020年1月24日より全国にて公開©2019「ロマンスドール」製作委員会
2019年10月04日黒木華主演、高橋一生、中村倫也らが共演した「凪のお暇」が9月20日のオンエアで最終回を迎えた。凪は慎二とゴンのどちらを選ぶのか?凪のひと夏の“お暇”の終わりに多くの視聴者が注目、様々なコメントがSNSに投稿されている。空気を読んで周りに合わせてしまう性格のため周囲からマウンティングされ続けてきた大島凪に黒木さん。凪をマウンティングしまくるが実は自らも空気を読んで生きてきた我聞慎二に高橋さん。凪が引っ越し先のアパートで出会う超パリピで誰にでも優しい安良城ゴンに中村さん。3人を取り巻く人として凪と同じアパートで暮らす老女・吉永緑に三田佳子。シングルマザーの白石みすずに吉田羊、娘・うららに白鳥玉季、ハローワークで凪と出会う坂本龍子に市川実日子、凪が去った後慎二と付き合った市川円に唐田えりか、慎二行きつけのスナック「バブル」のママ・中禅寺森蔵に武田真治、凪の母・夕に片平なぎさといったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。ゴンから“マジ告白”された凪は、緑が松山に戻ることを聞き「バブル」で送別会を企画する。カラオケで盛り上がるがそこでアパートが今月末で取り壊されることを知る。みすずもゴンも新居が決まっていた。“お暇”の終わりが近づくなか、凪はコインランドリーの会社に就職することを決め、ゴンの告白も断り、慎二とも決別。自分で生きる道を歩み出す…というラストだった。バブルで開催された緑の送別会で登場人物たちが次々と歌を披露するのだが、そこで凪が選んだのは「ジュリアに傷心」。80年代のチェッカーズのヒット曲だが「あなたの番です」で使用されたこともあり「え?あな番?」「ジュリアに傷心って今ドラマ界でブームなのかな」などの声が上がったほか、ゴンの歌声にも「ゴンちゃん美声」「慎二の歌フルで聴きたい!」「フルコーラスでもよかったとおもうの」などの声が集まる。結局凪は慎二もゴンも選ばず1人で生きていくことになったが「あー不器用な慎二 応援してたのになぁ」「慎二報われて欲しかったな」「個人的には慎二とくっついて欲しかった」、「ゴンさんめっちゃいい男やんと思ってたのに」「ゴン、初めてのガチ恋だったのに、切ないすな」「ゴンさんに空気をあげられる人になったら凪はゴンさんに行くのかも」など、慎二派、ゴン派の両方から様々な反応が多数。「この先ゴーヤを育て始めたら、もれなくお暇ロス」「金曜日の楽しみが終わってしまい、完全にロス」などロスを悲しむ視聴者も大量発生中だ。(笠緒)
2019年09月20日「凪のお暇」での好演も話題の高橋一生と、『百万円と苦虫女』(’08)以来、映画では11年ぶりにタナダユキ監督と組む蒼井優が夫婦役を演じる『ロマンスドール』。この度、初映像となる特報が解禁となった。岩井俊二監督の『リリィ・シュシュのすべて』(’01)以来18年ぶりに共演を果たし、初の夫婦役に挑んだ高橋さんと蒼井さん。先日、親密に寄り添う2人の姿を初お披露目したビジュアルが解禁され、今後の展開に期待と注目が集まっている。この度、ついに初映像となる30秒の特報が到着。本作では、高橋さん演じる哲雄と蒼井さん演じる妻・園子がベッドで見つめ合い、ドキッとするほど美しく儚げなキスシーンが収められている。愛し合う中で交わされるのは、「…どういう夫婦になりたかった?私はね、なんでも言い合える夫婦になりたかった」「なにが言いたいの…?」という物憂げな会話。そして、それぞれの目線から対照的に添えられた、仲睦まじい夫婦の日常からは信じがたい、「妻を愛して“嘘”をついた」「夫を愛して“秘密”を持った」という印象的なメッセージの意味とは…?この先に、どのような展開が待ち受けるのか。実力派2人が織りなす大人のラブストーリーに、ますます想像が膨らむ映像となっている。『ロマンスドール』は2020年1月24日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ロマンスドール 2020年1月24日より全国にて公開©2019「ロマンスドール」製作委員会
2019年09月10日俳優の高橋一生が主演、蒼井優がヒロインを務める映画『ロマンスドール』(2020年1月24日公開)の特報映像が10日、公開された。同作は『百万円と苦虫女』などで知られるタナダユキ監督の小説を、監督自ら実写化。美人で気立てのいい園子(蒼井)に一目惚れして結婚した哲雄(高橋)は、久保田商会という会社でラブドール職人としてドールを作っていることを隠し続けていた。哲雄は仕事にのめり込み、恋焦がれて結婚したはずの園子とは次第にセックスレスになっていたが、いよいよ夫婦の危機かと思ったとき、園子はぽつりと胸の中に抱えていた秘密を打ち明ける。公開された特報では、18年ぶり2度目の共演となる高橋と蒼井が初の夫婦役に挑み、ベッドで見つめ合いながら美しく儚いキスシーンを見せる。愛し合う中で交わされる、「……どういう夫婦になりたかった? 私はね、なんでも言い合える夫婦になりたかった」「なにが言いたいの……?」という物憂げな会話。そしてそれぞれの目線から対照的に添えられた、「妻を愛して“嘘”をついた」「夫を愛して“秘密”を持った」という印象的なメッセージが映し出された。
2019年09月10日黒木華主演、高橋一生、中村倫也らが共演する金曜ドラマ「凪のお暇」の第8話が9月6日オンエア。今回は高橋さん演じる慎二が“お暇”を頂き生まれ変わるという展開に。素直な慎二の姿に「好きです」の声が続々集まっている。周囲の顔色ばかりうかがって生きてきた28歳、家電メーカー勤務の大島凪を黒木さんが、凪をマウンティングしまくっていたが実は自分も家庭に問題を抱え、空気を読み続けきた“元カレ”我聞慎二を高橋さんが、凪が“お暇”のために引っ越したボロアパートで出会うイベントオーガナイザーの安良城ゴンを中村さんがそれぞれ演じる本作。また東大卒だが社会に馴染めず求職中の坂本龍子に市川実日子、慎二の新たな“恋人”となったが凪の存在を知ってしまう市川円に唐田えりか、そのほか三田佳子、吉田羊、白鳥玉季、武田真治、片平なぎさらも出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。前回、兄の問題と仕事のトラブルなどが重なり過呼吸で倒れてしまった慎二、一方、実家に代々伝わるぬか床を処分してしまい焦った凪は、慎二の部屋にあるぬか床を取りに行き、その姿を円に見られてしまう。その夜円は慎二の元には現れず、翌朝を迎えた慎二の元にゴンから誘いの電話が。慎二はゴンの誘いを受け初めて会社をサボる。さらに一週間の有休を取り“お暇”のためゴンの部屋に転がり込む…。今回はタイトルも「慎二のお暇」に変更(もちろんその後、「凪のお暇」と正式なタイトルが現れるのだが)されるなど、これまで凪の前で“素顔”を見せてこなかった慎二に大きな変化が訪れる展開。「今週から慎二のお暇が始まります(笑)」「慎二可愛すぎるむり可愛い」「素直な慎二、めっちゃ好きです」「今回神回じゃない?高橋一生の慎二好きです」など、素顔をさらけ出す慎二の姿に好感を抱く視聴者からの声が続々。その後物語は実家が台風で被災したという母からの電話で北海道に帰省した凪が、母から実家のリフォーム費用を間接的にだが“せびられ”コインランドリー経営の夢をあきらめてしまうという展開に。バス停で泣き崩れる凪のもとに現れる慎二とゴン。凪を助けにやってきた慎二の姿に「慎二、本当に変わったね」「素直な慎二と今の凪がくっついてほしい」など、生まれ変わった慎二を絶賛する感想多数。また、今夜のオンエアの前に放送された「ぴったんこカン★カン」に高橋さんと武田さんがゲスト出演した際、武田さんに役名をつけることになり、その名前が“中禅寺森蔵”に決定。早速本編でその名が呼ばれるシーンがあり「え!ほんとに中禅寺森蔵」「まじでママの名前が中禅寺森蔵になっててわろた」「ドラマの中で中禅寺森蔵って呼ばれてるのめっちゃウケる」などの反応も集まっていた。(笠緒)
2019年09月06日黒木華主演、高橋一生、中村倫也、市川実日子らが出演する「凪のお暇」の第7話が8月30日にオンエア。今回は中村さん演じるゴンの“上目遣い”、高橋さん演じる慎二の素直な“号泣”、さらに武田真治の「バルス」に視聴者が沸いている。累計250万部突破のコナリミサトによる同名コミックの実写ドラマ化作品となる本作、場の空気を読みすぎて他人に合わせて無理してしまう主人公・大島凪を黒木さんが演じ主演。凪をマウンティングしまくる元同僚にして元カレの我聞慎二に高橋さん。凪の引っ越し先のアパートの隣人で“超遊び人”の安良城ゴンに中村さん。東大卒で凪の“無職仲間”となる坂本龍子に市川さん。新たな慎二の同僚にして恋人となる市川円に唐田えりか。凪とゴンが暮らすアパートの住人として三田佳子、吉田羊、白鳥玉季といったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。円とのランチ中に足立心(瀧内公美)らが現れ、慎二は関係がばれていることに気付く。円を気遣う慎二だが、円は凪に自分を同僚だと紹介した慎二に不信感を抱いていた。さらに慎二の行方不明になった兄(「シソンヌ」長谷川忍)が動画配信者になっていることが発覚、兄に本名での活動を止めさせるため、兄がゴンのクラブイベントに顔を出していることを知った慎二はゴンに兄探しを依頼する…という展開。ゴンに兄探しを依頼した慎二が自らの家族のことを話すと、ゴンも凪に対する自分の素直な気持ちを明かす。その際慎二を上目遣いで見つめるゴンの可愛さに、「全人類ごん好きがゴンさんに恋した瞬間」「ゴンちゃんが、可愛すぎて、気を失いそう」「ゴンさんが完全に恋する乙女の顔してる」など胸を打たれる視聴者が続出。一方、凪は母親からの電話で実家に代々伝わるぬか床を引っ越しの際に処分してしまったことに気付きパニクるのだが、慎二の部屋に少しだけ残してあることを思い出す。ぬか床が無事なことを喜ぶ凪を見て、初めて自分の本心を明かす慎二にも「慎二抱きしめたい…もうほんとに可哀想」「慎二の最後の泣き顔に貰い泣き」などの声が。また今回の終盤には武田さん演じるスナック「バブル」のママが客に料理を提供する際「バルス」とつぶやくシーンも。裏番組で『天空の城ラピュタ』が放送されており、ちょうど“バルス祭り”が巻き起こる時間帯ということもあり「時間帯狙ってるよね。鳥肌たった!」「まさかの凪のお暇でもバルス」「凪のお暇、不意打ちバルス」など、こちらのシーンにも話題が集まっている。(笠緒)
2019年08月31日