12月、「坂東玉三郎特別公演」として、泉鏡花作『日本橋』が上演される。日本橋の花柳界を舞台に、お孝と清葉のふたりの芸者、医学士・葛木、お孝の馴染みの男・伝吾それぞれの姿を描いた名作だ。今回、玉三郎は斎藤雅文と共同で演出を手がけ、また、1987年の新派公演以来25年ぶりにお孝を演じる。玉三郎に本作への思いを訊いた。坂東玉三郎特別公演「日本橋」 チケット情報「『日本橋』は、ずっと上演したいと思いながら、なかなかできずにいました。というのもこの作品は、お孝、清葉、葛木、伝吾を演じる俳優が4人、きちんと揃わないと出来ないと思うのです。今回は経験のある方々が集まってくださいました」と玉三郎。奔放で艶やかなお孝と対照的に奥ゆかしく誠実な清葉を演じるのは、高橋惠子。また、清葉に思いを寄せながらもかなわず、やがてお孝と恋仲になる葛木役に、松田悟志。身を持ち崩しながらお孝に執着し続け、最後はお孝に殺される伝吾役には、永島敏行が扮する。「鏡花にとって、理想的な女性である清葉と、全てを持ち合わせた女性であるお孝は、ふたりでひとりの女性なのだと思います。醜いドロドロとした感情が制御されているのが清葉、全ての感情を持ち合わせているのがお孝。同じように、葛木と伝吾も、ふたりでひとりの男性です。鏡花はそうやって、別々のキャラクターとして表現しながら、結局はひとつの魂の境地を書いています」。独自の美学に貫かれた『日本橋』の世界。「花柳物であるとか男女の物語であるといったことより何より、その魂の在り方を観ていただきたいのです」との言葉に、作品への深い思いがうかがえる。「鏡花は芸術家と医者を尊敬していました。清葉は笛の達人ですから芸術家、葛木は医学士です。彼らは純粋な魂を持っていますが、お孝は人間の煩悩に翻弄されます。葛木も一瞬、お孝によって煩悩の世界へ引き入れられるけれども、出家することで断ち切って行くわけです。そして葛木と清葉は生き残ります。一方、お孝は、伝吾を殺し、自分自身をも殺すことで、伝吾と自分の煩悩を退治して魂を浄化して行きます。そして、清葉の笛の音、つまり芸術の手引きによって、あの世へと旅立つのです」。こうした鏡花ならではの境地が今回、日生劇場という空間で新たに表現されるのも見どころだ。「一石橋での朧月や、雪の情景など、非常に陰影の深いものになると思います。美術には、淡彩を基調とする、ある意味で抽象的な美術も考えています。幻想的な世界を、ぜひ皆さんに楽しんでいただきたいですね」。公演は12月3日(月)から26日(水)まで東京・日生劇場にて上演される。チケットは9月20日(木)より一般発売開始。 なおチケットぴあでは観劇とディナーがセットになった「ぴあ12月年忘れスペシャルディナーセット」のチケットをWEB限定で発売する。取材・文:高橋彩子
2012年09月18日劇作家・井上ひさしの最後の作品『組曲虐殺』が今冬再演される。2009年に栗山民也演出で初演されたこの作品は、音楽を全編、小曽根真の書き下ろし楽曲でつづる“音楽評伝劇”だ。今回、初演と同じスタッフ・キャストで、井上作品を連続上演してきた“井上ひさし生誕77フェスティバル2012”の掉尾を飾る。主演の井上芳雄に本作への思いを訊いた。プロレタリア作家の小林多喜二が、29歳の若さで特高警察に虐殺されるまでの2年9か月を描いた本作。多喜二を演じる井上は、「自分にとって『組曲虐殺』は、井上ひさし先生の思い出と共に、忘れられない宝物。絶対に再演したいと願っていました。初演メンバーが揃ったのも、作品の力に拠るところが大きいのでは」と話す。壮絶な最期で知られる多喜二だけに「演じる前は漠然と、激しさや痛みのようなものをイメージしていた」という井上。「でも井上先生の台本には、朗らかで、芸術に造詣が深く、人々に愛される人物が描かれていて、新鮮でした」。劇中では、恋人の瀧子や姉チマ、 多喜二の活動を支援するふじ子はもちろん、多喜二をマークしている特高刑事ですら、気がつけば彼に温かい眼差しを向けてしまう。「実際、魅力的な人だったんでしょうね。周囲からたくさんの愛情を受けていたからこそ、自分もそれを、虐げられた人々に返すことができたんじゃないでしょうか。社会のシステムを憎んでも、人間そのものは決して憎まない人だった気がします」。『組曲虐殺』は、井上にとって、表現面でもひとつの転機となった作品だ。「栗山さんからは『生死の瀬戸際に身を置くプロレアタリア作家の覚悟に迫れ!』と叱咤激励され続けて。演じる上で感情をどこまでどう出すのか、新しい挑戦でした。小曽根さんには『これまでと違う歌い方を試してみようよ』と、即興的な歌唱を教えていただきましたね。その後、別の作品を演じても、『今の、多喜二だったよね』と言われてしまうほど(笑)。俳優として大きな体験でした」。今は、井上ひさしの遺した言葉を伝えることが、自身の使命だと感じているという。「先生が書いてくださった言葉は、自分のちょっとした工夫など歯が立たないほど、すごい力をもっている。再演でも、まっすぐに体ごと、ぶつかろうと思っています。『後に続く者を信じて走れ』という多喜二の歌詞があるのですが、僕も、若い世代を含め多くの人に、彼の思いや生き様を伝えるつもりで演じたいです」。公演は12月7日(金)から30日(日)まで東京・天王洲銀河劇場にて上演。チケットは9月29日(土)より一般発売開始。なお、チケットぴあでは9月13日(木)11時までインターネット先行抽選・プレリザーブを受付中。東京公演の後、来年1月に各地を巡演。取材・文:高橋彩子
2012年09月12日ミュージカル『ルドルフザ・ラスト・キス』が7月5日、東京・帝国劇場で開幕した。本作は、『ジキル&ハイド』や『スカーレット・ピンパーネル』で知られる作曲家フランク・ワイルドホーンが音楽を手がけたミュージカルだ。日本では2008年に宮本亜門演出・井上芳雄主演で初演。今回はタイトルロールを井上が続投し、英国人演出家デヴィッド・ルヴォーが、2009年にウィーンで自身が演出したバージョンをもとに新たな舞台を生み出した。『ルドルフザ・ラスト・キス』チケット情報物語の舞台は19世紀末のオーストリア。自由と平等を希求する皇太子ルドルフは、父である皇帝フランツ・ヨーゼフ(村井国夫)との思想的対立を深め、妻ステファニー(吉沢梨絵)との家庭生活も冷えきっている。一方、男爵令嬢マリー・ヴェッツェラ(和音美桜)は縁談に見向きもせず、新聞に体制批判の記事を書く謎の記者ユリウス・フェリックスを崇拝している。そんなルドルフとマリーは舞踏会で、ラリッシュ(一路真輝)の仲介により知り合う。やがて記者ユリウスの正体がルドルフだとわかり、ふたりは深く愛し合うようになるが、その仲は皇帝やステファニー、首相ターフェ(坂元健児)らの知るところとなる。7月4日に行われた通し稽古では、帝国の威信を守ろうとする皇帝、結婚制度を支えとするステファニー、女の武器を謳い上げるラリッシュ、保守派の政治を貫くターフェなど、立場の違う役柄が生き生きと魅力的に演じられ、それぞれに共感をおぼえた。しかし、ルドルフとマリーはこうした人々が信じる現実世界のルールと秩序に、敢然と闘いを挑む。ふたりはただの恋人同士ではなく、既成概念や価値観から自由になろうとする、同志のような間柄なのだ。闘いの果てに、ルドルフとマリーが死出の旅路へ向かう『世界を手にして』の場面は、文楽や歌舞伎の『曾根崎心中』を想起させる美しさで、その後の哀しくロマンティックなエンディングを際立たせた。初日直前の囲み会見では「ルヴォーさんの高い要求に応えて、みんなで高みを目指したい。究極の愛を確かめてほしい」と井上がひきしまった表情を見せれば、「スタッフさんと私たちの力にお客様の力が加わって、化学反応が起こせたら」と和音もうなずく。一路は「大人っぽい素敵なミュージカル。この場に身を置けることが嬉しいです」とにこやかに話し、村井は「タイトでスリリングな舞台。(みんなが)ひとつになった時、ものすごい力を発揮するはず」とかつてないほどハードな舞台への意欲を表した。実際、幾多の動き・転換を重ね、多層的な空間のうねりを作るルヴォー・マジックは、見事なスタッフ&キャストワークなくしては実現しない。ワイルドホーンのメロディーが甘く流麗だからこそ、キャストは生の声と肉体で、役をリアルに“生き”なければならない。この点、空間に突き刺さる井上の絶唱、獣が対峙するような和音と坂元の迫真のデュエットなど印象深い場面は多かった。赤が鮮烈に映える美術と共に、情熱、生と死、愛と官能のドラマが鼓動し躍動していた。公演は7月29日(日)まで。取材・文:高橋彩子
2012年07月06日安蘭けい主演のミュージカル『サンセット大通り』が6月16日、東京・赤坂ACTシアターで日本初演の幕を開けた。本作は『オペラ座の怪人』や『キャッツ』で有名な作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーが、1950年の同名映画をミュージカル化したもので、1995年のトニー賞で作品賞、作詞・作曲賞、主演女優賞など7部門を受賞した大作だ。ミュージカル『サンセット大通り』チケット情報無声映画時代の大女優ノーマ(安蘭けい)は、トーキーの到来とともに忘れ去られ、執事のマックス(鈴木綜馬)と、古びた豪邸で暮らしている。そんなある日、売れない脚本家ジョー(田代万里生)が敷地内に偶然迷い込むと、ノーマ自らが銀幕への復帰を期して書いた『サロメ』のシナリオの推敲を依頼される。やがて、抜き差しならない関係に陥るノーマとジョー。一方でジョーは、映画会社で働く若い女性ベティ(彩吹真央)に惹かれ始める。ノーマ、ジョー、ベティ、マックスそれぞれの思いと思惑が錯綜し、物語は思いもよらぬ方向へと転がっていく。この作品では、ふたつの世界が描かれている。ひとつは時が止まったような夢の世界。もうひとつは、めまぐるしい現実の世界。前者にいるのがノーマだ。安蘭は貫禄の演技の中に、弱さや悲哀、時にはコミカルさも滲ませ、役柄に新たな命を吹き込んだ。彼女に付き従うマックスを演じる鈴木の、情愛に満ちた歌声も忘れ難い。一方、後者の世界を担うのが、彩吹扮するベティら若者たち。貧しくとも希望に胸膨らませて生きる彼らの姿は、瑞々しい音楽や軽快なダンスで表現される。衣裳や照明も、前者を陰影に富む重厚な色合いで、後者を明るくビビッドな色彩で描き分け、対比を浮き彫りにした。舞台中央に盆で回転する階段を設えた装置は一見シンプルながら、角度や光によって表情を鮮やかに変化させ、夢と現実の世界をつないだ。そして、ふたつの世界を行き来するのが、ジョーだ。田代が、成功を求めてさまよう男の焦燥感と欲望を歌うナンバー『Sunset Boulevard』は、激烈な勢いで劇中を駆け巡った。ノーマが映画の撮影所で、若い俳優たちに取り囲まれ賞賛される場面では、乖離していた世界が束の間結びつく。ここでのナンバー『As If We Never Said Goodbye』は煌めくような美しさだ。しかしなんと言っても圧巻は、大女優の生き様が凝縮するラストだろう。安蘭の声には凄みが宿り、鬼気迫る表情は神々しくすらあった。ロイド=ウェバーの雄弁で色彩豊かな楽曲と実力派俳優たちの演技が描き出す、栄華と凋落、欲望と破滅のドラマ。カーテンコールは幾度も続き、久しく待ち望まれていた日本初演が華やかに祝われた。演出は鈴木裕美。公演は同所にて7月1日(日)まで上演。その後7月6日(金)から8日(日)まで大阪・イオン化粧品シアターBRAVA!にて開催する。チケットはいずれも発売中。取材・文:高橋彩子
2012年06月18日人気演出家のG2が作・演出を務め、舞台や映像作品の音楽で評価の高い荻野清子が作曲を手がける新作ミュージカル『Bitter days,Sweet nights』が8月に初演される。物語は、愛する妻・フユコを亡くして失意のどん底にあるカメラマン・ミノルが、フユコに瓜ふたつの妹・ナツコと出会い、展開するドラマだという。ミノル役を演じる橋本さとしとナツコ役の新妻聖子に、現在の心境を訊いた。『Bitter days,Sweet nights』チケット情報ふたりはともに陰影に富んだ劇的な役柄をこなす演技派だが、インタビュー中は和気あいあいとした雰囲気。「心に傷を負ってもがき苦しんでいる人間を演じるのって、大変だけれど好きなんです。今回はそこにコミカルな要素も入るようで、笑いによって切なさがひと際浮かび上がるかたちになるでしょうね。聖子ちゃんも普段は明るいけど板の上では……」と橋本が話題を振れば新妻も「はい、私も実生活は面白いんですけど不幸な役を演じることが多く、ラストの死亡率は7割ほど(笑)。今回どうなるかは、観てのお楽しみです!」と応じる。また、新妻がG2から聞いた「既存の作品以上に、ふたりを輝かせる作品が書けると思ったから」という今回のオリジナル・ミュージカル上演の経緯に、橋本は「おお!そうなのか!!」と初耳の様子ながら「共演の堀内敬子さん、白洲迅さんを含め、このスタッフ&キャストだから不安はありません。前向きな気持ちです」と意気込んだ。大型ミュージカルでも活躍する出演陣が、CBGKシブゲキ!!というコンパクトな空間で歌い演じるのも大きな話題だ。橋本は「シブゲキは客席数が242席。お客さんは細かい表情まで見逃さないでしょうし、こちらも客席の空気を至近距離で感じるわけですから、緊張します。気になるのは、僕の顔のサイズに合うかどうか。もともと僕は小劇場出身ですが、当時の共演者に比べ、今回は自分以外の皆さんが小顔なのでね」とおどけてみせ、新妻は「そんな!(笑)。私も、小さな劇場は、現代劇やひとり芝居で経験していますが、ミュージカルでは初。日本人の役でのミュージカルも初めてですから、どんな発見があるか、楽しみでなりません」と声を弾ませる。『Bitter days,Sweet nights』というタイトルについては「ビターな昼とスイートな夜。対比的な世界ですよね。ミュージカルというとファンタジックになりがちだけれど、この作品は人間的なドラマになりそう」(橋本)、「イメージビジュアルも“情熱の赤”と“冷静の白”といった感じ。大人っぽいテイストになるのではないかと思います」(新妻)とそれぞれ印象を語った。文字通り、ほろ苦さと甘さが複雑に入り交じる、洗練された大人のミュージカルとなりそうだ。公演は8月2日(木)から11日(土)まで東京・CBGKシブゲキ!!にて上演する。チケットは6月9日(土)より一般発売開始。なお、チケットぴあではWEBの抽選先行・いち早プレリザーブを5月28日(月)まで受付中。その後、プレリザーブを5月26日(土)から31日(木)まで受付。取材・文:高橋彩子
2012年05月25日「女子高生」「ケータイゲーム」、そして「怨霊」。世界に発信しうる、3つの日本文化をテーマにしたホラー映画が誕生!フレッシュな若手ぞろいのキャストから、今回は主役をつとめたセブンティーンの人気モデル・広瀬アリス、吉谷彩子、高畑充希のインタビューをお届けする。●映画が感想して今のお気持ちをお聞かせ下さい。広瀬:初主演ということもあって、色々緊張したり、プレッシャーもあったのですが、自分で作品を見て早く色んな人に見てもらいたいな、と思ったので、今は完成して嬉しいです。吉谷:私はホラー映画はこれで3本目になるんですけど、色々やった中でも今回はかなり上位に入る怖さです。ホラーという部分もあるのですが、友情が見える部分があるので、そこを注目して頂きたいです。高畑:完成して…、単純に「早っ!」と思いました(笑)今年の4月にみんなで長野で合宿しながら撮ったので、それからそんなに経ってないと思うのに完成披露試写会ってなって、ちょっとまだ実感が湧かないです。でもふだん(撮影中本当の)合宿みたいに撮っていたので、そこの仲の良さがにじみでていて、それが嬉しかったです。●ホラー映画ならではの苦労した点は?広瀬:怖いもの、血を見たりびっくりするシーンはやっぱり苦労しましたよ。ネタばれになりますが最後の残虐なシーンは一度はやってみたかったんです。今まではずっと普通の女の子が多かったので、ちょっと危ない役をやってみたかったので、思いっきりやってみたら監督に「こうゆう系もいけるね」と言われてちょっと嬉しかった半面複雑でした。高畑:私は血のりの量が本当にすごくて!完成したもの見てみたらあれ?こんなものだっけ?と思いましたけど、あれってすぐ乾いてしまうのでテカリを出すために何度も上からつけたしてるんです。だからテイクを重ねるごとにどんどん血の量が増え、血のりの鎧をまとっているみたいでした(笑)そんな私が大量の血のりをかけられてるときに誰かがセリフを間違えてもう1テイク撮ることになって、「アイスおごるから!」って話しになりました。あれ誰だっけ?広瀬:あったね!誰だっけ?私かな?吉谷:いや私じゃない?玲那かな?高畑:玲那か!あそこは絶対間違えたらあかんのに…!(笑)吉谷:みんな血のりとか付いたまま寝るので本当に怖いんですよ!本物の死体みたいでした。高畑:写真いっぱい撮ったよね!死体の山みたいだった!吉谷:私は崖から飛び降りるシーンがあったんですけど、高さが結構あって怖かったです。水が透き通ってるから湖の中に枝とか見えて刺さるんじゃないかなって思ったし。一応中にウェットスーツ着てたんですけど、結局中に水入ってきてしまって。でもやっぱりとにかく怖かったです。高畑:でもナイスダイブ!ってみんなから拍手が起こったよね!吉谷:ありがとうございます(笑)●撮影中に怪奇現象が起きたって聞いたのですが本当ですか?広瀬:本物の心霊写真が撮れたって話がありました。吉谷:あれ本当なの?広瀬:本当らしい。吉谷:私は知らないです。みんなでお昼食べてるときに時計の針が急にぐるぐるぐるって回りだしたんです。あれは怖かった。高畑:そんなのあったの?広瀬:あった!2回くらいあった!高畑:扉の下に影がバッて走ったことがあったよね。アリスが絶叫して飛び込んできたけど、あれネズミがいたんだと思う(笑)広瀬:普段だったらそんなにびっくりしないのに…。あのときはすみません。高畑:でもたぶん、ホラー映画撮ってるからなんでもないことも怖く感じたりするようになってたんじゃないかな。●普段不思議な体験したことありますか?広瀬:撮影終わってから家に帰ってご飯食べて食器片付けてるとき、急に包丁だけばーんって落ちてきたんです!高畑:呪われてるね吉谷:うん、それ呪われてるね(呪われてる、呪われてる、とそれぞれ繰り返す高畑と吉谷)吉谷:私はホラー映画よくやるんですが、本当に自分には霊感がないんだなって思います。本当に何も感じないし何も起こりません(笑)作品情報『Lost Harmony』2011.12.3(土)ロードショー配給:ゴー・シネマ
2011年12月01日