フリーアナウンサーの高橋真麻が26日に自身のアメブロを更新。父で俳優の高橋英樹から譲ってもらったものを明かした。この日、真麻は「宝塚観劇」というタイトルでブログを更新。観劇の前に「早めの夕食」と英樹と母親との3ショットを公開し「父のチケットを譲ってもらった」と英樹から宝塚歌劇団の観劇チケットを譲ってもらったことを明かした。続けて更新したブログでは「組の勢いとパワーが凄くて圧倒されました」と述べ「プラチナチケット 英樹さんに譲ってもらい観劇出来て良かったです」とコメント。「ナートゥダンス 演者も観客も、劇場が一体となり盛り上がって圧巻」だったといい「観客を巻き込む素晴らしい演出とダンスでした」と振り返った。また「1時間35分に濃厚でありながらスピード感があってとてもよく纏められていて感動しました」と述べ「母親になってから涙もろくて泣いちゃった」と自身の様子を説明。「『勢い』ってこういうことなんだなと肌で感じた貴重な舞台でした」とつづり、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「素敵な時間でしたね」「良かったですね」「優しいお父様」などのコメントが寄せられている。
2024年03月27日ピンク・レディーの増田惠子が23日に自身のアメブロを更新。シンガーソングライター・中島みゆきのコンサートで50年ぶりに再会した人物を明かした。この日、増田は「中島みゆきさんコンサート『歌会』の初日に行って来ました」と中島のコンサートに足を運んだことを報告。「念願だったみゆきさんのコンサートは、感動!!の一言」と感激した様子でコメントし「終演後は、なかなか席から立ち上がれなかったです!」とつづった。続けて「開演前に関係者受付に行った際、ヤマハの方々がいらして」と述べ「『初めまして』とご挨拶した時、『ケイさん、初めましてじゃないです。50年振りですよ!』と一人の方が仰り」と説明。「僕は、当時、浜松のヤマハにいてケイさんのクッキー時代を見ています」と言われたそうで「びっくりしました!!50年振りの再会 奇跡的な出来事に遭遇しました」と明かした。また「私のルーツである方と会えて、一瞬で50年前にタイムスリップ」したといい「ステキな感動的な夜でした」とコメント。最後に「みゆきさん、ありがとうございました」と感謝をつづり、ブログを締めくくった。
2024年01月24日映画『アナログ』(公開中)の大ヒット御礼舞台挨拶が17日に都内で行われ、主演を務める二宮和也、高橋惠子、タカハタ秀太監督が登場した。同作はビートたけし初の書き下ろし恋愛小説の実写化作。手作り模型や手書きのイラストにこだわるデザイナーの水島悟(二宮)は、自らが内装を手掛けた喫茶店「ピアノ」で、謎めいた女性・みゆき(波瑠)と出会う。なぜか携帯を持っていないみゆきは「お互いに、会いたい気持ちがあれば、会えますよ」と言い、2人は毎週木曜日に「ピアノ」で会う約束を交わす。やがて思いを募らせた悟は、みゆきにプロポーズすることを決意するが、みゆきは突然「ピアノ」に現れなくなる。○■二宮和也の渾身の演技をタカハタ秀太監督も太鼓判「素晴らしい」初共演で親子役を演じた高橋とともに登壇した二宮。親子での撮影で印象に残っているシーンを聞かれると、「本当に手前味噌な話で大変申し訳ない! どこからも出ないので、僕から言おうってことなんですけど……」と切り出す。「(高橋と)2人で病室で話しているときに『ありがとうございます』というシーンがあったじゃないですか。あの『ありがとうございます』は結構自分史上の最高値を叩いていると思う!」と自画自賛し、会場を盛り上げた。その後も「『なに、彼やるじゃない!?』と観たときに思って。(撮影を)やっているときは楽しくやっていただけなのに、でき上がりを観たら……『彼、なんていう子?』『彼、使っちゃおうかな!』と思うくらい。最高値のありがとうが出たなと……」と話し、笑いを誘った。そして、この話を聞いたタカハタ監督も「僕はもう現場でガッツポーズでました。素晴らしい!」と振り返りつつ絶賛。二宮は「やっぱそうなんだ! 観ていると思うんですね」と笑顔を見せていた。
2023年10月17日映画『アナログ』(公開中)の大ヒット御礼舞台挨拶が17日に都内で行われ、主演を務める二宮和也、高橋惠子、タカハタ秀太監督が登場した。同作はビートたけし初の書き下ろし恋愛小説の実写化作。手作り模型や手書きのイラストにこだわるデザイナーの水島悟(二宮)は、自らが内装を手掛けた喫茶店「ピアノ」で、謎めいた女性・みゆき(波瑠)と出会う。なぜか携帯を持っていないみゆきは「お互いに、会いたい気持ちがあれば、会えますよ」と言い、2人は毎週木曜日に「ピアノ」で会う約束を交わす。やがて思いを募らせた悟は、みゆきにプロポーズすることを決意するが、みゆきは突然「ピアノ」に現れなくなる。○■二宮和也、初共演・高橋惠子と親子役「本当にずっと見ていた先輩」高橋と初共演で親子役を演じた二宮は「本当にずっと見ていた先輩です。それこそ初めて会ったときも、(高橋さんが)お出になられていた舞台で。観終わった後に挨拶させてもらったのが出会いだったりしたので、まさか一緒に親子をできるとは……。僕は素直にやらせていただきました」と出会いを振り返った。一方の高橋も「私もスクリーンやテレビなどで拝見していて。会ってみたい人、話してみたい人だな、おもしろそうな人だなと。実際に共演させていただいて、すぐに親子になれたというのが、さすがだと思いました」と二宮の印象を明かす。2人の共演シーンの撮影は1日半だけだったそうだが、「はじめましてで撮影をして。本当の親子のような気持ちになれました。それは二宮さんのおかげです」と二宮を絶賛していた。また、イベント終盤には同作の大ヒット祝福とプロモーション活動への労いの意味を込めて、高橋から、二宮とタカハタ監督にサプライズで花束が贈られる場面も。花束を手にした二宮は「心が温かくなる瞬間がいくつもあったと思いますし、そう願っております。悟も含め、この物語に出てくる人たちはすごい平凡な人たちばかりですけども、相対的に見ていて、平凡は非凡ではないんだなというふうに改めて感じることができました」と語る。続けて、「きょうはお母さん(高橋)と一緒にいるので、余計に思うんですけど、伝えるものはちゃんと伝えておかなきゃいけないなと思います」と切り出した二宮。「10月17日のきょうはですね、私の実の母の誕生日です! おめでとうございます!」と壇上で実母にバースデーメッセージを送った。「びっくりしました! (きょう)うちの母、誕生日じゃないかと思って。『おめでとう』って言ったら、『ありがとう』という5文字だけで……さぞお忙しいんだろうな! と思っています」と母からのリアクションを明かし、笑いを誘っていた。
2023年10月17日高橋文哉×志尊淳W主演ドラマ「フェルマーの料理」に、細田善彦、宇梶剛士、高橋光臣が出演することが分かった。数学者を志すも、その道を挫折した天才数学少年・北田岳(高橋さん)は、謎多きカリスマシェフ・朝倉海(志尊さん)と出会い、料理の世界に導かれていく。本作は、海が経営する二つ星を獲得した新進気鋭の超一流レストラン「K」で、シェフ・赤松蘭菜(小芝風花)や世界中から集まる実力あるシェフたちと切磋琢磨し、誰も到達していない料理の真理の扉を開くべく、料理×数学で前人未到の世界に挑む青春ストーリー。細田善彦が演じるのは、「K」の副料理長・布袋勝也。料理長になれる技量・才能を持っているが、海の才能に惚れ込み、副料理長として働いている、店の立ち上げ当初からのメンバー。スタッフの誰からも愛されている存在だが、“永遠のナンバー2”としての苦悩も…。「布袋は竹を割ったような性格で、新人の岳を厳しくもあたたかく見守り、カリスマ的存在の海にも意見を言えるキャラクターです」と役どころを説明し、「そんな布袋を力強く演じたいと思います」と意気込む。宇梶剛士が演じるのは、自転車販売店を営みながら、息子を男手ひとつで育て上げてきた岳の父親・北田勲。熱くて真っ直ぐな父親を演じる宇梶さんは、「今まで父親の役はたくさん演じてきましたが、子どものことを最優先に考えて愛情を表現するような役は初めてな気がします。息子の岳役の高橋さんとの共演は初めてですが、感性が鋭く繊細なイメージがあります。自分と似ている部分があると感じるので、親子役を演じるのが楽しみです」とコメント。高橋光臣が演じるのは、ドラマのオリジナルキャラクターで、上半身裸の謎の男・淡島優作。服についたソースを洗い落とす手間を省くため、ディナーのたびに上半身裸になる淡島は、いたって合理的で謎な男。度々、海と渋谷(仲村トオル)と密会している。オリジナルキャラクターということで、「今のところどうなるのかまったく想像もつきません」と話す高橋さんは、「ただただ誠実に役と向き合い、料理を題材にしたこの作品のスパイスになれたらいいなと思っております」と話している。「フェルマーの料理」は10月、毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2023年09月08日二宮和也が主演を務める映画『アナログ』の本編映像が公開された。『アナログ』はビートたけしによる同名小説が原作。二宮が演じる主人公の悟は、携帯電話を持たない謎めいた女性・みゆき(波瑠)と出会い、週に一度の約束でゆっくりと仲を深めていく。2人の恋愛を通じて、コロナ禍を経た今だからこそ実感する“会うこと”の大切さと、いつの時代も変わらない愛の原点である“大切な人にただ会える喜び”が描かれる。公開された映像は、息子・悟に、母・玲子(高橋惠子)が愛にあふれた激励を贈るシーン。入院している母を献身的にサポートし、自分以外を優先する癖がついている悟。そんな悟に、みゆきとの出会いという素晴らしい出来事があったことを知った玲子は、「悟、幸せになりな」と優しく、そして力強く伝える。普段通りに見舞いに訪れている悟は、おもむろに発せられた母の言葉に「また、何?」と照れ笑いするが、玲子は「人には自分だけの幸せのかたちがある。それを信じて貫きな」と、母として、人生の先輩として、まっすぐな言葉を重ねる。悟は、そんな愛にあふれた願いを受け取り、静かにうなずき、幸せになることを約束する。穏やかで何気ない場面だが、悟と母・玲子が過ごしてきた人生が垣間見えるような、行間を想像させる奥深いシーンに仕上がっている。撮影の合間は本当の親子のように仲良く談笑していたという二宮と高橋。そんな2人を見て、タカハタ秀太監督はこの親子には丁々発止のテンポのよい会話ではなく、リアルな会話で生まれる間(ま)があった方がいいと判断。微妙な間をあえて残すことで、相性の良さを存分に生かした自然な親子のやり取りが堪能できるシーンとなっている。二宮とは今回初共演にして親子役を演じた高橋だが、クランクアップした直後に「今朝会って、(二宮さんと)親子になって、本当の親子のようにやりとりして……。本当に不思議な仕事だな、と思いながらも、とてもいい時間を過ごせました」と、悟と玲子の絆を大切に演じた貴重な時間についてしみじみと振り返った。映画『アナログ』本編映像<作品情報>映画『アナログ』10月6日(金) 公開(c)2023「アナログ」製作委員会 (c)T.N GON Co., Ltd.関連リンク公式サイト:::
2023年09月05日この秋上演予定のCOCOON PRODUCTION 2023「ガラパコスパコス~進化してんのかしてないのか~」より、竜星涼、藤井隆、高橋惠子が写る撮り下ろしビジュアルが公開された。ノゾエ征爾が作・演出を務める本作は、日常の1コマから市井の人たちが織りなすパラレルドラマ。2010年初演の「ガラパコスパコス」は、世田谷区内の高齢者施設を十数箇所廻って生み出されたノゾエさんの代表作。老いと進化という、一見正反対のふたつのベクトルを重ね、その先に描かれる滑稽で愛おしい人たちの物語。派遣会社でピエロとして働く太郎を竜星さん、兄・晴郎を藤井さん、特別養護老人ホームから抜け出したまっちゃんこと徳盛まちこを高橋さんが演じるほか、青柳翔、瀬戸さおり、芋生悠、駒木根隆介、山本圭祐、山口航太、中井千聖、柴田鷹雄、家納ジュンコ、山田真歩、菅原永二、ノゾエさん自身も出演する。今回公開されたビジュアルは、儚いのか、強いのか、鮮やかなのか、枯れゆくのか、それぞれの中にある“花”をイメージして制作。ディレクションを務めた成田久は「何度も何度も戯曲を読み、この愛するミラクルな3人のキャストをどうしたら?作品と相まってHOTHOTになるんだろうとビジュアルアイデアを沢山妄想。そしてSTORYに出てくる印象的なシーンから摘みあげました。それぞれの装い気分で今日はどこにおでかけしようかな?を背負っていただきました幸せHAPPY咲いて咲いたビジュアルです」とコメントしている。あらすじ青年が老婆を拾った。社会にうまく馴染めず、派遣のピエロの仕事でギリギリ生活をしている青年(竜星涼)。しかしそんなピエロ業も、決してうまくはいっていない。ある日、道端の老婆(高橋惠子)に手品で花束を渡すと、老婆はどこまでもついてきた。そして、青年の部屋にまで上がってきた。すぐに老婆を帰そうとするも、青年と老婆の不思議な共同生活が始まっていく。青年を心配する兄夫婦(藤井隆山田真歩)、仕事先の女性社員(芋生悠)。妙に絡んでくる仕事先の先輩社員(青柳翔)。兄の背後に常に付いて回っている兄の後輩(ノゾエ征爾)。老婆は実は、特別養護老人ホームから抜け出したのだった。老婆を探し回る家族と、ホームの職員。青年の近隣に暮らすかつての同級生と担任、言葉の通じない外国人の隣人。人々はそれぞれに関わり、拒絶し、苦悶し、疲弊し、心身に疲労が積み重なっていく。我々は、少しでも先に進んでいるのだろうか?進んでいくとしたら、どんな姿に化けていくのか?ただ一つ言えることは、化け者であることには違いない。そうして青年と老婆との頑なな共同生活は、当然のように、限界へと近づき…。COCOON PRODUCTION 2023「ガラパコスパコス~進化してんのかしてないのか~」は9月10日(日)~24日(日)世田谷パブリックシアターにて上演。※京都・岡山・新潟公演あり(シネマカフェ編集部)
2023年07月14日9月10日(日) から24日(日) に世田谷パブリックシアターで上演されるCOCOON PRODUCTION 2023『ガラパコスパコス~進化してんのかしてないのか~』の全キャストが発表された。2010年に初演された『ガラパコスパコス』は、「老い」と「進化」という一見正反対のふたつのベクトルを重ね、その先に描かれる滑稽で愛おしい人たちの物語。作・演出は、劇団はえぎわの主宰であり、俳優・脚本家・演出家として活躍するノゾエ征爾が務めている。主演の派遣会社でピエロとして働く青年・太郎役を竜星涼、太郎の兄・晴郎役を藤井隆、特別養護老人ホームから抜け出した老女・まっちゃんこと徳盛まちこ役を高橋惠子が演じるほか、青柳翔、瀬戸さおり、芋生悠、駒木根隆介、山本圭祐、山口航太、中井千聖、家納ジュンコ、山田真歩、菅原永二、そしてノゾエといった個性豊かなキャストが名を連ねている。本作は東京公演を上演後、京都・岡山・新潟公演が予定されている。■作・演出:ノゾエ征爾 コメント2010年。世田谷パブリックシアター@ホーム公演(あっとほーむ公演)という、高齢者施設、障害者施設での巡回公演がスタートしました。初めて高齢者施設の皆さんの前で上演した時、私は不覚にも涙を流しました。観劇する皆さんのご様子に、変化に、そしてそこに漂う匂い、空気全てに。この涙の中に感じた、計り知れないモノ。老いの中に感じた、果てしなきモノ。進化というもの。その衝撃は、一本の作品を作らせる程に強いものでした。そうしてその年に、この作品が生まれました。再演や上演の声に応えるうちに、内外で公演を重ね、今回で4回目となりました。劇場空間は随分と大きくなるし、初めてご一緒する様々な俳優さんたちの、身体と言葉と老いと進化と向き合うことへの畏怖も含めて、期待まみれのゾクゾクにまみれております。凱旋というのか、恩返しというのか、作品の発端と言える世田谷パブリックシアターでやらせていただけることに、望外の喜びを感じながら、この作品自体、進化してんのか、してないのか。いや、なんであれ、それは進化なのだ。老いゆく恐怖とせつなさと儚さと実感とあきらめと滑稽さと悲しさと憎しみとおかしさの果てに、どんな進化を目にしましょうや。14年目を迎えた@ホーム公演を経て、存分に存分に挑みたく思います。■竜星涼 コメントこの度、初の世田谷パブリックシアターで座長として立たせて頂くことになりとても嬉しく思います。それと同時に、この作品は役者とチョークで描いた世界で作り上げる、誤魔化しの効かない非常にシンプルなつくり。やったことがない。。非常に怖い。でもなんだろう、、とてもワクワクする!この作品が今の時代、今の自分にどう影響し、混じり合っていくのか。ユーモアもふまえたノゾエ作品の世界観にどっぷりと浸かりながら、想像力にとんだ素晴らしい共演者の強者たちのなかで自分の未熟な部分と向き合い変化し進化するのかしないのか、、(笑)この作品とともに千秋楽まで楽しみに見ていただけたらなと思います。■藤井隆 コメント今回、ノゾエ征爾さんに声をかけていただいてとても嬉しく思っています。少しでも良いと思っていただけるような稽古を重ねたいです。世田谷パブリックシアターで芝居を観終わった後、駅へ向かう時間や近くのお店で食事をするのがとても好きで、三軒茶屋に通えることも楽しみのひとつです。老後はまだ先ですが確実に向かっているという実感がある今、この舞台に参加させていただけることを有難いと感じています。稽古場で皆さんと一緒に色々考えて、物語の中へ飛び込んで自分を試してみたいです。旅公演もありますので、劇場へお越しいただけますよう、ご検討よろしくお願いします。■高橋惠子 コメント最近は老婆役をやらせていただく機会が増えました高橋惠子です。今回は 最初にノゾエ征爾さんの作・演出の作品というお話を頂き、内容を読む前からとてもワクワクしておりました。今まで味わった事の無い空気感という言葉をどこかでノゾエさんが仰っていたのを思い出しました。私も味わいたいですし、ご来場いただいた皆様にも是非味わっていただきたいです。まだお稽古前でどんな展開になるのか想像もついておりませんが、個性的な共演者の皆さんとお稽古場で0から創り上げて行きたいと思っております。東京から地方まで沢山の方にそして色々な世代の方に観ていただきたいです!<公演情報>COCOON PRODUCTION 2023『ガラパコスパコス~進化してんのかしてないのか~』9月10日(日)〜24日(日) 世田谷パブリックシアター※全18回※京都・岡山・新潟公演あり。作・演出:ノゾエ征爾【出演】竜星涼藤井隆青柳翔瀬戸さおり芋生悠駒木根隆介山本圭祐山口航太中井千聖ノゾエ征爾家納ジュンコ山田真歩菅原永二高橋惠子【チケット料金】(全席指定・税込)S席10,500円 / A席9,000円※未就学児は入場不可一般発売日:8月6日(日) 10:00〜
2023年06月02日高橋海人(King & Prince)と森本慎太郎(SixTONES)が共演する新ドラマ「だが、情熱はある」に、戸塚純貴が出演することが決定した。本作は、高橋さんがオードリー・若林正恭、森本さんが南海キャンディーズ・山里亮太を演じ、2人の半生を描く、実話に基づいた青春サバイバルドラマ。かねてより「オードリー」のラジオリスナー・“リトルトゥース”であり、オードリーのラジオリスナー役をドラマでナチュラルに演じた経験もある戸塚さんが演じるのは、若林の相方・春日俊彰。戸塚さんは「大変光栄に思うと共に、今までで1番難しい壁に直面しています」と明かし、「見れば見るほど知れば知るほど底知れない春日さんにリスペクトを込めて全力でぶつかっていきたいと思います。若林役高橋海人氏は信頼できる相方なので身を任せております。ひとつよしなに」と意気込んでいる。「だが、情熱はある」は4月9日より毎週日曜日22時30分~日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2023年03月20日高橋惠子主演の舞台『黄昏』が、6月4日のプレビュー公演後、大阪、兵庫、金沢、愛知公演を経て本日21日(火)、紀伊國屋ホールにて東京公演が幕を開ける。本作は円熟の老夫婦とその家族の美しい湖畔でのひと夏の日々と心の交流を、穏やかでやさしい時間の流れと共に描いた、アーネスト・トンプソンによる戯曲。1978年にアメリカ・ニューヨークで初演。1981年にはヘンリー・フォンダ、ジェーン・フォンダ、キャサリン・ヘプバーンの共演で映画化され絶賛を受け、翌年のアカデミー賞やゴールデングローブ賞などの数多くの部門を受賞。以来世界20か国以上で上演され続ける、まさに不朽不滅の名作だ。撮影:岡千里<あらすじ>アメリカ・メイン州。美しい湖ゴールデン・ポンドの岸部にたたずむ、ノーマンとエセルの老夫婦の別荘。長い年月を経て、豊かに年輪を重ね、住みこなされたリビングルームには家族の歴史を物語る品々が並んでいる。窓の向こうに広がる大きな湖には、太陽が反射してキラキラと輝いている。79歳のノーマンは、短気ではあるがユーモアにあふれ、堂々として洗練された物腰。十歳年下の妻エセルは伸びやかなエネルギーに満ちた女性で、これ以上ないほど分かりあう存在の夫婦だ。5月、ノーマンとエセルが別荘へやってくる。ゴールデン・ポンドで過ごす、48回目の夏だ。しばらく使われていなかったためガタがきた納戸、夏の隣人たちについての噂話、郵便配達員チャーリーとの懐かしい会話。そしてノーマンの、死を皮肉めかしたジョークの数々――。静かに、けれど確実に忍び寄る老いを意識しながらも、愛する夫を暖かく爽やかに受け止めるエセル。撮影:岡千里7月、ノーマンの誕生日に、娘のチェルシーが恋人のビル、息子のビリーを連れて別荘にやってくる。かつての確執からノーマンと疎遠になりがちだったチェルシーは、じつに8年ぶりにゴールデン・ポンドを訪れたのだ。父の体調を気遣いながらも素直に表せない娘と、会えた嬉しさとは裏腹にあまのじゃくな受け答えをしてしまう父。父と恋人とのあいだに漂うぎこちなさ。13歳になるビリーは、自然豊かな田舎の別荘と湖に目を輝かせる。様々な感情が交錯する中、チェルシーが、ビルとのヨーロッパ旅行のあいだ、ビリーを預かってほしいと言ってくる。ノーマンは渋るがエセルに後押しされ、老夫婦と少年の、湖畔での日々が始まる。今回の上演は2018年に新演出版として初めて上演され、2020年1~2月に高橋惠子主演で再演。好評を博した鵜山仁による演出。出演は2020年上演時に引き続きエセル役の高橋惠子のほか、エセルの娘チェルシーに瀬奈じゅん、チェルシーの恋人役に松村雄基、老夫婦の別荘を訪れる郵便配達員チャーリー役に石橋徹郎、チェルシーの息子役に林蓮音(Jr.SP/ジャニーズJr.)、エセルの夫ノーマン役を石田圭祐が務める。上演は6月26日(日)まで。その後7月9日(土)に長野公演あり。なお、本日14時公演終演後にはライブ&トークショーも開催される予定。『黄昏』【東京公演】2022年6月21日(火)~6月26日(土)会場:紀伊國屋ホール【長野公演】2022年7月9日(土)会場:長野市芸術館メインホール「黄昏トークショー」開催開催日時:6月21日(火) 14:00公演(終演後、30分程度予定)司会:松村雄基出演:高橋惠子・瀬奈じゅん・藤原道山(音楽)トークイベントのみの参加可(有料/全席指定500円)トークショー参加方法についての詳細は下記公式サイトにてご確認ください。
2022年06月21日舞台『黄昏』が2022年6月21日(火)から東京・紀伊國屋ホールで開幕する。1978年の初演以来、世界各地で上演され続けているアーネスト・トンプソンの戯曲。舞台は、米国メイン州、美しい湖ゴールデン・ポンドの岸辺にたたずむ別荘。偏屈な性格で最近老いを感じ始めたノーマン(石田圭祐)と、ノーマンの10歳年下の妻・エセル(高橋惠子)のふたりがひと夏を過ごすために、別荘へやってくる。そんなふたりのもとに、42歳になる娘のチェルシー(瀬奈じゅん)から手紙が届く。父との確執から疎遠になりがちなチェルシーだが、8年ぶりにゴールデン・ポンドを訪れ、ボーイフレンド(松村雄基)を連れてくるといって……。2020年1月に高橋惠子主演で上演されて、2年ぶりの再演。ビリー役の林蓮音(Jr.SP/ジャニーズJr.)以外のキャストは、前回と同じ顔ぶれだ。6月3日(金)、江東区文化センターでゲネプロ(総通し舞台稽古)と取材会が行われた。「きょう初めて舞台上でマスクをとって芝居をさせていただいて。顔を見て芝居ができるのは全然違うなと思いました。2年ぶりに顔を見た感じがします」と心境を語った高橋。「6人しか出ていないんですけど、人と人のつながりを大切にしている作品。コロナ禍で家族ともなかなか会えない状況がある中で、(本作の登場人物たちのように)直接会って、わだかまりを解いていくことはとても大事なことだと思いました」と話していた。今回から参加となる林は「(共演者の)みなさんが優しすぎた」と稽古期間を振り返りつつ、「僕は21歳。最初に役の年齢を聞いた時に嘘だろ!?と思ったんですけど、みなさん『13歳に見えるよ』と言ってくれたので、13歳を演じられるように最後まで頑張りたいと思います」とフレッシュな回答。瀬奈じゅんは「お客様に『家族っていいな』と思っていただけるように、そして今の自分にとって何が大切なのか考えていただけるような時間になるように。何よりエンターテイメントの一つとしてとにかく楽しんでいただけるように、精一杯務めてまいりたい」と挨拶し、松村雄基は「生きていくことは本当に苦しいし、つらいことも多いけれど、まんざら悪くないよというエールをお届けしたい」。作中、大きな事件が起こるわけではないし、大きな場面転換があるわけでもない。自然豊かなゴールデン・ポンドの描写を挟みながら、どこにでもありそうな一つの家族の一夏の物語が淡々と描かれている。シンプルな舞台ではあるが、その分ストレートに想いを感じ取れる。観終わった後は、なんでもない日常がとても美しく、尊く、愛おしく思え、心がほんのりと温かくなることだろう。上演時間は約2時間15分(途中休憩あり)。東京公演は6月21日(火)~26日(日)、紀伊國屋ホール。なお、21日14:00公演終了後には、音楽の藤原道山氏のライブ&トークショーが開催される(司会:松村雄基、ゲスト:高橋惠子、瀬奈じゅん)。取材・文・撮影:五月女菜穂
2022年06月06日スクリーンデビューから70年以上を経た今も、俳優にとどまらず、作家、ジャーナリストとして活躍する岸惠子。そんな岸が、コロナ禍により中止になっていたスペシャルトークショー『いまを生きる』をついに開催する。この夏で90歳を迎える彼女が、今どんなことを語ろうとしているのか。その胸の内を合同取材会で語ってくれた。24歳での結婚を機に、フランスを拠点に活動するようになった岸。その視点はまさにグローバルで、今彼女が最も注視するのがロシアによるウクライナ侵攻だ。「ウクライナの人って、すごく強いと思うんです。国に対する愛と信仰で、あそこまで戦うことが出来る。けれど私は、ロシア人のいいところもいっぱい知っているんですね。その優しさと明るさ、そして素朴な人のよさ。そんな彼らが、なにがなんだかわからないうちに戦いに駆り出され、死んでいくっていうのはものすごく虚しいことだろうなと。その一方、一生の半分以上をヨーロッパのど真ん中で暮らしてきた私からすると、日本の人たちはあまりにものんきに思える。そんなこともお話出来たらと思っています」1968年に起きたチェコスロバキアの民主化運動「プラハの春」など、さまざまな歴史的事件の現場にも立ち会ってきた岸。歴史の生き証人として、「私が生きた時代はすぐそこなのに、もう昔という過去にされてしまっている。でもその時起きたいろいろなことを、改めて認識して欲しいと思うんです」と語る口調は、非常に力強い。だがそんな岸も今年90歳。体の衰えを実感するというが、「でもそれはしょうがないことだと思っています」ときっぱり。さらに健康法を聞かれると、「なにもしないのがいいんじゃないでしょうか」と笑う。年齢を重ねることで、出来ないことも増えていく。しかしそんな悲壮感は、岸からはまったく漂ってこない。「私、本はあと2冊書きたいの」と語る目は輝き、物事への興味や探求心が、人を生かす原動力だということを、岸から思い知らされるようだ。さらに近年話題の“終活”はしているかと聞かれると、「全然していませんね」とこれまたきっぱり。「私、子供のころから“死”というものは強く意識しているんです。ただ5、6歳のころに思った“死”というものは、90歳間近になっても現前としてあるけれど、だからってどうということはない。昨日があるから今があり、明日があるから今を一生懸命に生きる。ただ“いまを生きる”ということだと思います」取材・文:野上瑠美子
2022年05月31日岸井ゆきのと高橋一生がW主演した「恋せぬふたり」の6話が2月28日放送。みのりの赤ちゃんを見つめる高橋の表情と、回想シーンで描かれた高橋の過去に「今までで一番切なかった」「高橋さんがツラそう」などの声が殺到している。他者に恋愛感情を抱かず性的にも惹かれないアロマンティック・アセクシュアルと呼ばれる2人が同居生活をはじめていく姿を描いてきた本作。自分がアロマンティック・アセクシュアルだと認識して、高橋と“恋愛抜きの家族”になろうと同居をはじめるなか、親友だと思っていた千鶴から“恋愛的に好き”だったことを告白された咲子に岸井さん。咲子がキャンペーン商品を見に行ったスーパーで出会った男性で、祖母が亡くなってから近所のおせっかいが激しくなり、それを回避する思惑もあって咲子と同居をはじめた高橋に高橋さん。咲子と高橋の関係を尊重するようになった松岡一には濱正悟。咲子は親友だと思っていたが、実は咲子に恋愛感情を抱いていた門脇千鶴に小島藤子。咲子の妹・石川みのりには北香那。みのりの夫・大輔にはアベラヒデノブ。咲子の母・兒玉さくらには西田尚美。咲子の父・博実には小市慢太郎。高橋の同僚の浜岡には猫背椿。同じく高橋の同僚の豊玉には西川可奈子といった顔ぶれも出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。新年を迎えアロマンティック・アセクシュアルのイベントに参加した咲子は、そこで自分たちの将来について考えてなかったことに気付かされる。帰宅すると一にくわえ、みのりとその娘までが高橋家に遊びに来ていた。第2子を妊娠中のみのりだが、夫の大輔に浮気が発覚。離婚を考えているという。咲子の話にみのりはいら立ちを募らせ「誰かを好きにならないってことはさ、こういう苦しみとも無縁なわけでしょ。人生楽だよね」と言い、咲子の生き方に対し「なんもない人生」と言い放つ……というのが今回のおはなし。この言葉を聞いた一は「みのりちゃん、今のは言い過ぎだよ」とみのりをたしなめる。そんな一の姿に「カズくんが最初は不快で仕方なかった でもだんだん良さが分かってきた」「カズくんへの好感度がめきめきと上がっていく」「咲子の気持ちを代弁してくれてカズくんがあの場に居てくれて良かったとすら思う」などの反応が。その後みのりのもとに大輔がやってくる。娘を前に怒鳴り合いのケンカを繰り広げるみのりと大輔を高橋が止めるが、その直後みのりが破水。無事出産するがみのりは大輔に子どもを会わせないと言い、博実に促され大輔は病院から帰る。その後みのりの赤ちゃんを抱く咲子と両親、みのりを見つめ、その後赤ちゃんを見ながら「かわいいですね」とつぶやく高橋。そしてラスト、雨が降り庭の鉢を屋内にしまいながら、高橋は遥(菊池亜希子)との過去を思い出す。「今までで一番切なかったかもしれない…高橋さんの赤ちゃんを見る表情がさ…」「高橋さんがツラそうな回でしたね。いろいろ思い出してしまう過去があったのですね」「子どもを持ちたいと思った、そのチャンスがあった過去を感じさせる展開」「後半の高橋さん、どんな思いで赤ちゃんを見てたんだろう。高橋さんの過去に何があったのか…」など、今後明かされていくであろう高橋の過去についても多くの視聴者が思いを巡らせていた。(笠緒)
2022年03月01日岸井ゆきの、高橋一生がW主演する「恋せぬふたり」の3話が1月24日放送。「だから私は推しました」に登場したサニーサイドアップの登場にSNSが沸くなか、高橋のポイントカードへのこだわりにも「あるある」「わかる」など共感の声も寄せられている。アロマンティックとは、恋愛的指向の一つで他者に恋愛感情を抱かないこと。アセクシュアルとは、性的指向の一つで他者に性的に惹かれないこと。どちらの面でも他者に惹かれない人はアロマンティック・アセクシュアルと呼ばれる。本作はアロマンティック・アセクシュアルの2人が同居生活を始め、両親、上司、元カレ、ご近所さんたちに波紋を広げていく様を描いていく作品。スーパーまるまる本社勤務で、キャンペーン商品を見にスーパーへ訪れた際に高橋と出会い、高橋のブログを読んで自分がアロマンティック・アセクシュアルだと認識。前回、家族に自分がアロマンティック・アセクシュアルであることを明かした咲子に岸井ゆきの。1話で咲子から同居しないかと提案され、最初は首をかしげていていたが、祖母が亡くなってから近所のおせっかいが激しかったこともあり同居を始め、前回は彼氏のふりをして咲子の家族に会いに行った高橋に高橋さん。勝手に咲子と付き合ってるつもりの同僚・松岡一には濱正悟。咲子の親友の美容師・門脇千鶴に小島藤子。咲子の妹・石川みのりに北香那。みのりの夫・大輔にアベラヒデノブ。咲子の母・兒玉さくらに西田尚美。咲子の父・博実には小市慢太郎。過去に高橋と何かあったらしい猪塚遥には菊池亜希子といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。一から「俺らギリ付き合ってる」と言われた咲子は意味が分からずポカンとする。2人は過去に付き合っていたが“活動休止”という形で距離を置いていた。咲子のなかでは関係が終わったつもりだったが、一にとってはあくまで活動休止で関係は終わっていなかった…。咲子と一が親しくなるきっかけになったのが、2019年のよるドラ枠でオンエアされた「だから私は推しました」に登場した地下アイドルのサニーサイドアップだと判明すると、視聴者からは「サニサイが出てきたのも嬉しい。同じ世界に存在してる」「一瞬、別のグループかと思ったけど黄色だし、卵だし、絶対そうだと確信。好きなドラマだったから嬉しかった~~」「序盤にサニサイが一瞬出ててビックリしてたら、その後名前もガッツリ出てきて嬉しい」などの反応が上がる。その後、高橋が貯めたポイントカードのポイントを消化するため、咲子は仕事帰りに高橋と待ち合わせる。ポイントカードを貯めてから「満を持して使う」という高橋だが、そのせいでたくさんあるポイントカードの有効期限が全部“今日”だった…という展開に「うわーーーーーー、わかる、ポイントの有効期限忘れがち」といった共感の声や、「ああいう何気ない小さな幸せを分かち合える人生は本当に素敵だと思う」「押し付けでもなく、自然に時間を共有出来る関係は良いなと思った」など、咲子と高橋の関係性を讃える声も多数SNSに投稿されている。(笠緒)
2022年01月25日日本版として初めて上演されるMusical『HOPE』の取材会が10月1日、会場となる下北沢・本多劇場で開かれ、主演を務める高橋惠子、共演する永田崇人・小林亮太(Wキャスト)、演出・上演台本・訳詞に取り組む新納慎也が出席した。著名作家の遺稿の所有権をめぐって、実際にイスラエルで起こった裁判をモチーフに描いた法廷劇。韓国芸術総合学校の卒業制作として製作され、その完成度の高さから、2019年に初演された。高橋がユダヤ人の作家ヨーゼフ・クラインの原稿をめぐって、イスラエル国立図書館と争う老女・ホープ役。個性派俳優として活躍する新納が演出家デビューを果たす。女優デビューから51年目にしてミュージカル初主演を飾る高橋は「ミュージカルをやってらっしゃる俳優さんは、本当にすごいなと改めて思いました。歌って踊って、芝居をして、ときには間奏の間にセリフを終わらせる。ストレートプレイとは違った要素がありますね」と振り返り、「言葉だけでは伝わらないことが、メロディに乗って、ハーモニーや動きによって、見ている皆さんに伝わる。そんなミュージカルの素晴らしさを実感しました」と魅力を語った。今後もミュージカルに挑戦したいかと問われると、「ハマるかどうかは。ですけど、レッスンを重ねて、また出られるように整えておきたいなと思います」と前向きな姿勢。「稽古をしながら、ふと思ったんですが、私は生まれる前から、この作品をやると決めていたんだと思ったんです。それくらい、私にとってはやらなければいけない作品。こういう状況ですし、浄化され、新たに旅立っていく主人公の姿が、自分にとっても、観てくださる方にも、希望になったらいいと思います」と強い思い入れを示していた。小林が「新納さんの持つ空気感が、すごく稽古場を温かくしてくれるし、丁寧な演出をしてくださる」と新納とのタッグを振り返ると、永田も「本当に初演出という感じがしない」と同意。高橋も「演出、向いていると思う。これからも続けてほしい」と太鼓判を押すと、当の新納は「そうなんです、向いているんです」と照れながらも、まんざらでもない様子だった。その新納は「昨日の舞台稽古の段階で、僕は演出家席で号泣しましたので、あとは早く本番が見たい。お客様と同じ気持ちで、ワクワクが止まらない」と期待に胸を弾ませ、「演出は大変ですけど、役者の皆さん、スタッフの皆さんがとても協力的で平和だった」と初演出を回想。自身は昨年春、本多劇場で上演された出演舞台『十二夜』を完走できなかった苦い思いもあり、「こういう形でカムバックできて感慨深い。この先、どうなるか分かりませんが、主人公ホープの人生を見ていると、生きることの大切さ、どう生きるかを考えさせられる。ぜひ、心を動かしに劇場に来ていただければ」とアピールした。取材・文・撮影:内田涼■公演情報ミュージカル『HOPE』上演台本・訳詞・演出:新納慎也振付 木下菜津子音楽監督:落合崇史出演 :高橋惠子永田崇人・小林亮太(Wキャスト) / 清水くるみ白羽ゆり /中山昇縄田晋染谷洸太木暮真一郎 / 上山竜治 / 大沢健2021年10月1日(金)~17日(日)会場:下北沢・本多劇場★PIA LIVE STREAMINGにてライブ配信が決定!【ライブ配信スケジュール】10月9日 (土) 18:30開演(K:永田崇人)10月16日(土)18:30開演(K:小林亮太)10月17日(日)13:00開演(K:永田崇人)ライブ配信料:4800円チケット販売は各公演開演の1時間後まで※アーカイブ配信なし
2021年10月01日ユダヤ人の文豪の遺稿は誰のものか。その所有権をめぐり、10年に及ぶ法廷闘争が繰り広げられたことは、文学ファンなら記憶に新しいところ。そんな実話をベースに、母から託された原稿を守るべく、30年にわたって闘い続けた女の人生を描いたミュージカル『HOPE』が日本で初上演される。現代文学の巨匠ヨーゼフ・クラインは自分の遺稿をすべて燃やしてほしいと伝え、この世を去る。しかし、遺言を託された友人・ベルトの判断によって原稿は燃やされることなく保管され続け、第二次世界大戦の戦火を逃れ、やがてベルトの恋人・マリーのもとに。そして、その娘・ホープの手へと渡っていく。国立図書館の主張をはねのけ、決して原稿を手放そうとしないホープ。その頑なな姿に、世間は彼女を“狂女”と糾弾する。なぜ彼女はそこまで原稿に執着するのか。その問いの先に、数奇な運命に翻弄された女の人生が浮かび上がる。ホープに扮するのは、ミュージカル初挑戦の高橋惠子。ヨーゼフ・クラインの原稿を擬人化したKを永田崇人、小林亮太の2人がWキャストで演じる。はたして観客はホープの生き様に何を見るだろうか。実は、女優を辞めようと思っていました――高橋さんは、本作がミュージカル初挑戦。これだけのキャリアがある高橋さんが、今このタイミングで新しいことに挑戦するのはとても勇気のいることだと思ったのですが、何が決め手になったのでしょうか。高橋本当はね、2年後に辞めようと思ってたの、女優を。永田え。そうなんですか。高橋そう。向いてないと思ったの、今さらだけど(笑)。永田え〜!高橋他にも違うことをいろいろやりたいなと思って。それで、あと2年で辞めようと思いながら、別の舞台をやっていたの。だけど、やりながら思ったのね。まだ自分はやりきってないって。永田(感動のようなため息)高橋で、やめるのはやめたって(笑)。そしたら、その2日後か3日後にこのお話をいただいて。これは運命だと思って、ぜひやらせてくださいとお引き受けしました。永田高橋さんが向いていないって思うんだなあっていうのが衝撃的で。自分も結構そういうことで悩むこともあるんですけど。高橋そう。でもみんなそうかも。永田ちょっと勇気をもらえましたし、初挑戦のタイミングでご一緒できることがありがたいです。高橋どうせ続けるならやり残したことがないように、やったことがないことでもやってみようって。人間がやっていることだし、やればなんとかなるんじゃないかという開き直りの精神です(笑)。永田僕もミュージカルはあんまりやっていないので、不安というか緊張はあるんですけど。しっかり本腰入れて準備をしていこうと思います。――ボイストレーニングも受けられたそうですね。高橋まだ1回しか受けられていなくて。それも声を出したのは、1時間のうち10分あるかないかくらい。あとはずっと体づくりをやっていました。内臓を引き上げるとか、そういうことを教えていただくんですね。どれも新鮮で面白かったです。――永田さんは本作に臨む上でテーマにしたいことはありますか。永田人間って普通に喋っていると、声に感情とか最低限しか入らないじゃないですか。でも、ミュージカルは何でも声に乗せないといけないと最近先生に言われて。それが得意ではないんですけど、そういう表現方法を知っておくことは自分の俳優人生にとっても大事なこと。今回はそこをしっかりできるようになりたいです。高橋確かに普段はそんなに感情を前面に出すことってないものね。でも、私もミュージカルに詳しいわけではないのでわからないけど、きっとそうやって感情を乗せることで自分の中で何かが解放される気がするの。それが私も楽しみだし、期待しているところです。ホープの人生を肯定したいなと思った――“狂女”と世間からバッシングされながらも、原稿に執着するホープの生き方をどう思いましたか?高橋イスラエルのことだったりユダヤ人のことだったり、その背景に戦争があることだったり、そんな過酷な状況下でホープがどう生きてきたのかをちゃんと想像しないと埋められないところがあるんですけど、母親の存在って子どもにとっても大きいと思うんです。自分に愛情を向けてほしいのに、母は愛した人から受け継いだ原稿にばかり心が向いている。その原稿を今度は私が守りぬくんだとホープが決めたのは、きっと母親に対する想いがプラスされているんじゃないかという気がするんですね。しかも、ホープはそれから30年も裁判を続ける。それってすごくエネルギーがいるし、自分の人生をすべて費やすくらいの気持ちがないとできない。そんなホープが最後にああいう決断をくだす。とても勇気がいるし、私はホープの選んだ人生に共感しました。永田僕もホープの人生を肯定したいなって思いました。しかも、これは史実に基づいた話。実話ならではのパワーというか重みがあるというか。僕の演じるKは原稿の擬人化という設定なんですけど。高橋面白い設定よね。永田はい。やりようはいくらでもあるので、稽古場でいろんなことを試して、どういうキャラクターがいちばん作品にとっていいのかをたくさん考えたいです。上京への想いを込めた指輪が、僕のひとつのアイデンティティ――おふたりは執着心は強い方ですか?永田僕はあんまりないと思います。結構さらっとしてるというか。高橋私もそう。ただ思うのが、物って勝手に生まれないんですよ。必ず人によって生まれてくる。人の手が関わっている以上、そこにはいろいろな想いがこもっているだろうなとは考えます。最近娘から物にも名前があるという話を聞いて。永田それは日本語名なんですか、「よしお」とか。高橋それがね、うちには夫婦2人で食事する用の小さいテーブルがあるんですけど、それは「ペ」って言います(笑)。永田(笑)。韓国でつくられたんですか?高橋そう。時々、「ペ」を見て、何かそこに韓国の方の想いが入っているのかなと考えたりしています。――Kのように長く連れ添ったものはありますか?永田僕は指輪ですね。高橋あら。いくつから持っているの?永田まだ7~8年とかですけど。この仕事を始める前、僕は大学に行きながら熊本の洋服屋で働いていて。東京に行くと決めたときに、その店に置いてあったまあまあ高価な指輪を買ったんですね。それが、後から石を入れられるもので。これにいつか石を入れるために頑張ろうって。高橋もう石は入れたの?永田入れていないです。逆にもう入れたくなくなっちゃって。高橋愛着が沸いちゃったのね、もうこのままでいいって。永田そうですね。すごい派手で、今だったら絶対買わないし、誰に会っても何これって言われちゃうんですけど、これが僕のひとつのアイデンティティだなって。高橋指輪か……。私は結婚指輪もどっかにやっちゃった(笑)。永田それ、大丈夫ですか(笑)。高橋ちょっと前まではあったの。けど、引っ越しのタイミングか何かで見当たらなくなっちゃって。私、物に執着心があんまりないの。2~3年前かな。今までいただいたトロフィーも全部捨てちゃった(笑)。永田えー!高橋だって何の役にも立たないもの。ただ置いて見るだけで、場所を塞ぐだけだし、もういいやって。永田まあ、確かに……。高橋それにね、いいんです、トロフィーなんて。ほしくなったら、また別の機会でもらえば。そういう気持ちでね、これからもやっていこうと思います。名前を変えることで、等身大の自分に近づきたかった――では、ここからはおふたりがお互いのことを知るために、いろいろと質問させてください。永田さんは今27歳。高橋さんの27歳のときの思い出といえば?高橋ちょうど結婚した年ですね。で、名前を変えたんです。それまで関根恵子と名乗っていたのが高橋惠子になりました。そう考えると、人生の大きな転機になった年ですね。――結婚と改名により何が変わりましたか?高橋15歳で初めて映画に出て。そこから世の中のイメージが本当の私からどんどんかけ離れて、つくられた存在みたいになっちゃっていたんですね。結婚して名前を変えたのは、等身大の自分に近いところからもう一度女優を始めたいと思ったから。高橋も普通なら、惠子も普通でしょ(笑)。その普通なところが良くて、誰にも相談せず名前を変えることを決めました。そこからも子どもを産んで、母親になって。本当に普通の毎日を送って。すごく楽しかったけれど、どこかに普通で終わりたくないという気持ちもあって。だから、女優の仕事も続けたかった。たぶんそれは私の中にあるもともとの気質なんでしょうね。このホープという役にも、私の普通じゃない部分をぶつけたいと思っています。――永田さんは27歳の日々をどんなことを考えながら過ごしていますか。永田いい仕事をしたいなあって、いつもそればっかり思っています。それしか生き甲斐がないんで。今の高橋さんのお話を聞いて、僕は結婚できるのかなって、ちょっと不安になりました(笑)。高橋そんなのは別にしたいときにすればいいんじゃない?別に50歳になってからしたっていいし、結婚しないからダメということでもないでしょ?永田そうですよね。今のところ結婚は全然考えていないです。それよりも今は仕事が第一。そのために東京に来たので、もっともっと仕事を頑張りたいです。この仕事のおかげで、人の人生を一面的に見なくなった――永田さんからこの場を借りて高橋さんに質問したいことはありますか。永田何だろう……。あ、じゃあ、この仕事をしていて、いちばんよかったなと思うことは何ですか?すいません、ありきたりの質問で(笑)。高橋全然!よかったと思うことはいっぱいあるんだけど、よく「役になる」と言うじゃない?でも、なれないのよね。なれないけれども、演じるにあたってそういう立場の人の想いを知ろうとする。すると、人に対していろんな見方ができるようになるのね。一人ひとり、それぞれの人生があって、どれが上とか下とか、いいとか悪いとかじゃない。そんなふうに人の人生を一面的に見ないと思えるようになったのは、この仕事のおかげだと思います。永田確かに。高橋今までいろんな人を演じてきましたからね。ハムレットの母親やマクベス夫人もやってきたし、トラックの長距離運転手もやったことあるのよ(笑)。永田そうなんですか!高橋みんな、食べるものから価値観まで全然違う。そういうことを経験するとね、いろんな立場の人のことを想像できるようになるの。そうすると、人に対して公平に見られるようになる。演じることを通じて、人間として成長させてもらいました。永田ありがとうございます。なんか、いい質問したなって思いました(笑)。高橋ふふふ。とってもいい質問でした(笑)。ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント高橋恵子さん・永田崇人さんのサイン入りポラを2名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!ミュージカル『HOPE』のチケット購入はこちら撮影/岩田えり、取材・文/横川良明
2021年08月06日ミュージカル『HOPE』が10月1日(金)~17日(日)まで、下北沢・本多劇場にて上演される。この度、ビジュアルが公開となった。本作は、著名作家の遺稿の所有権をめぐって長きにわたり実際にイスラエルで起こった裁判をモチーフに描いた法廷劇であり、韓国芸術総合学校の卒業制作として2017年に誕生した。その完成度の高さから2019年に韓国で初演を迎え、翌年すぐに再演されるなど韓国での注目度が非常に高く、今回は日本版として初めて上演される。主人公のHOPEは、女優デビューから51年目にして初ミュージカル主演に挑む高橋惠子が務める。共演に永田崇人・小林亮太(K役 / Wキャスト)や清水くるみ(過去のHOPE役)、白羽ゆり(マリー役)、中山昇、縄田晋、染谷洸太、木暮真一郎、そして上山竜治(カデル役)、大沢健(ベルト役)と歌唱力も演技力も兼ね備えた個性豊かなキャストが顔を揃えた。また日本初演版を手掛けるのは、本作が演出家デビューであり、更に上演台本・訳詞にも取り組む新納慎也。発表されたビジュアルは数奇な運命を辿るHOPEと、彼女が守り続けている原稿の擬人化である「K」が寄り添い、ふたりの親密さが伺えるものに仕上がっている。モノへの執着や価値、贈り物の定義、所有権の有無といった、物が溢れているこの時代だからこそこの命題に取り組んだ韓国発、日本版初演のミュージカル『HOPE』に期待だ。<登場人物紹介>ホープ:イスラエル国立図書館と、ユダヤ人の作家ヨーゼフ・クラインの原稿をめぐって争っている年老いた狂った女。数奇な運命の中で自分に残ったものは原稿しかないと思っている。「K」:クラインの頭文字。ホープやホープの母親マリーが守ってきた原稿の擬人化で、誰よりもホープの幸せを願っている存在。ベルト:ヨーゼフ・クラインの才能を守りたかった友人。ホープの母であるマリーと一時恋仲であった。マリー:ベルトに託された原稿を守り、守り抜くことでまたベルトに会えると信じており、原稿を守り抜くことで戦禍を生き残れると信じている。カデル:パレスチナに逃げてきたユダヤ人で難民。過去のホープが惹かれる存在。■公演情報ミュージカル『HOPE』10月1日(金)~17日(日)まで会場:下北沢・本多劇場上演台本・訳詞・演出:新納慎也振付 木下菜津子音楽監督:落合崇史出演 :高橋惠子永田崇人・小林亮太(Wキャスト) / 清水くるみ白羽ゆり /中山昇縄田晋染谷洸太木暮真一郎 / 上山竜治 / 大沢健
2021年07月28日Musical『HOPE』が、下北沢・本多劇場にて10月1日(金)~17日(日)に上演されることが決定。この度、演出の新納慎也、主演の高橋惠子のコメントが公開された。『HOPE』は、著名作家の遺稿の所有権をめぐって、実際にイスラエルで起こった裁判をモチーフに描いた法廷劇。韓国芸術総合学校の卒業制作として2017年に発表され、その完成度の高さから、2019年に初演されると大きな話題を呼び、第4回韓国ミュージカルアワードにて大賞、脚本賞など数多くの賞を受賞するなど高い評価を得た。さらに韓国で2020年にふたたび再演されるなど、注目度が高待っている。本舞台は、主人公ホープの過去と現在が交錯しながら、もうひとりの主人公で原稿の擬人化である「K」、クラインの才能を守ろうとするベルト、ホープの母でありベルトの恋人マリー、過去のホープ、戦争を逃れてきた難民カデル、そして男性アンサンブル4名で、ホープの数奇な運命を辿る。この日本初演版を演出するのは、個性派俳優として活躍する新納慎也。本作が演出家デビューとなり、さらに上演台本・訳詞にも取り組む。主人公のHOPEは、女優デビューから51年目にして初ミュージカル主演に挑む高橋が務め、共演には、永田崇人・小林亮太(K役/Wキャスト)、清水くるみ(過去のHOPE役)、白羽ゆり(マリー役)、中山昇、縄田晋、染谷洸太、木暮真一郎、そして上山竜治(カデル役)、大沢健(ベルト役)と、個性豊かなキャストが顔を揃えた。■新納慎也 コメント「あなたの宝物は?こだわりは?執着しているものは?囚われているものは?それを手放すことを考えたことがありますか?Musical『HOPE』は“存在意義”という心の藁に縋ってしまう人間の性を扱う、ひとりの老婆の物語……ミュージカル『HOPE』日本版の誕生です!実在の裁判をモチーフに創られた、この作品の舞台も裁判所。裁判とは時に残酷で無情で、また演劇的でもあります。ホープの裁判の傍聴人として、ホープと共に心の琴線に触れる人生の旅を送っていただけたらと思います。そんなホープを今回、ミュージカル初挑戦になる高橋惠子さんにお願いしました。高橋惠子さんの繊細でチャーミングなお人柄溢れるお芝居は、きっと魅力的なホープを生み出してくださると期待しています。かく言う僕も、初演出となります。学生の頃に芝居と同時に演出も学んで以来「いつか演出をしてみたい」という願望はあり、幾度となく「演出してみませんか?」というお誘いを頂いたりはしていたのですが実現には至らず、この度、満を持して初演出をさせていただくこととなりました。劇団やグループに属さず、ずっとプロデュース公演のみで舞台に立ち続けてきた僕は、お陰で様々な名だたる演出家の方の作品に出演させていただいてきました。その演出家の皆様のDNAと俳優としての経験、そして何より演劇を愛する心で新納慎也らしい演出が出来たらと思っております。心許ないひよっこ演出家ですが、素晴らしい才能のキャストの皆さんと信頼できるスタッフ陣のお力をお借りして、この作品の身を抉るようなヒリヒリする素敵なHOPEの世界をお客様にお伝えしたいと思います。ぜひ、劇場で様々な「初」が誕生する瞬間を御覧ください」■高橋惠子コメント「エヴァ・ホープを演じさせていただきます高橋惠子です。新納慎也さんの演出も楽しみです!老婆を演じます。この作品に出会えたことに感謝しています。私の歩んできた時間も重ねながら、HOPEの孤独と執着と最後の希望を演じたいと思います」Musical『HOPE』下北沢・本多劇場にて10月1日(金)~17日(日)上演チケット発売日 2021年8月7日(土)予定チケット料金 9,800円(全席指定・税込)公式サイト
2021年07月05日女優として活躍している高橋由美子(たかはし・ゆみこ)さん。2021年4月2日に結婚したことを発表し、ファンを驚かせました。そんな高橋由美子さんの結婚相手や、これまでの経歴についてご紹介します!高橋由美子が結婚!相手はどんな人?サンケイスポーツによれば、高橋由美子さんの夫は一般男性のようです。女優の高橋由美子(47)が1日に結婚したと所属事務所が2日、明らかにした。事務所は相手の男性を「一般の方と聞いている」としている。サンケイスポーツーより引用そのため、名前や年齢、顔写真といったプライベートな情報は明かされていません。1990年代には『20世紀最後の正統派アイドル』と呼ばれるほど人気を博していた高橋由美子さん。そんな高橋由美子さんの心を射止めた男性はどのような人物なのか、気になりますね。高橋由美子のこれまでと現在の活動は?高橋由美子さんは1990年に放送されたアニメ『魔神英雄伝ワタル2』の主題歌『Step by Step』で歌手デビュー。同曲をきっかけに、アイドル活動に重きを置くようになります。その後、女優としての才能も開花させ、1994年に放送されたテレビドラマ『南くんの恋人』(テレビ朝日系)に出演。ある日、突然身長が縮んでしまったヒロイン・堀切ちよみ役をキュートに演じ、ブレイクしました。以降、数々のドラマからオファーがくるようになり、正統派アイドルから女優に転身。1998年にはドラマ『ショムニ』(フジテレビ系)でメインキャラクターの1人を演じ、その人気を確実なものにしています。近年は舞台を中心に活躍を見せ、2020年には主演も務めました。結婚し、高橋由美子さんがこれからどのような姿を見せてくれるのか、多くの人が注目しています。[文・構成/grape編集部]
2021年04月02日エルメス(HERMÈS)の歴史を描いた竹宮惠子のマンガ・新版「エルメスの道」が、全国書店及び一部エルメスブティックにて2021年3月10日(水)に発売される。竹宮惠子が“エルメスの歴史”を描くマンガ、新版に新版「エルメスの道」は、漫画家の竹宮惠子により1997年に発売されたマンガ「エルメスの道」に、直近20余年の“その後”のストーリーを加えた作品。初版発表以降の24年間におけるエルメスの歩みを、新たに63ページにわたって描き下ろした。尚、続編の制作にあたっては、アシスタントの協力を得ず全てを竹宮惠子1人で仕上げたという。「エルメスの道」では、日頃から乗馬をたしなみ、馬体や馬術競技にも精通している竹宮惠子ならではの緻密な構想と表現によって、エルメスが創業以来大切に守り続けている、卓越した職人技の軌跡を執筆。関係者への入念な取材と膨大な資料をもとに、美しくリアルなビジュアルで壮大なエルメスの歴史を描き切った。初版発表時にエルメスの160年余りの歴史を詳細に物語るマンガとして反響を呼んだ「エルメスの道」は、それまで社史を刊行していなかったエルメスにとって、初めての通史を伝える出版物となった。《銀座メゾン》完成など3つのトピックスにフォーカス新版「エルメスの道」に収録された新たなストーリーでは、2001年に完成した《銀座メゾン》、エルメス主催の馬術競技大会《ソー・エルメス》、創造的なオブジェを生み出す《プティ アッシュ(petit h)》の誕生秘話といった、3つの大きなトピックスにフォーカス。これまであまり明かされることのなかったエルメスのエピソードや、工夫とアイディアで新たな道を切り拓いていく場面の数々を通じて、エルメスのリアルな物語を楽しめる。【詳細】新版「エルメスの道」発売日:2021年3月10日(水)展開場所:全国書店及び一部エルメスブティック※3月10日(水)~オンライン配信予定著者:竹宮惠子価格:1,600円+税発行:中央公論新社仕様:A5 ソフトカバー装 / 288ページISBN : 978-4-12-410655-8
2021年02月06日女優で作家の岸惠子が、2020年10月3日(土)の新宿文化センター大ホールでの公演を皮切りに、スペシャルトークショー『岸惠子 いまを生きる』を全8回開催する。【チケット情報はこちら】岸のユーモアとエスプリが詰まった、単独トークショーは毎年恒例になりつつある。これまでのトークショーでは、映画の撮影秘話や海外で遭遇した出来事を語るほか、自身が書いた物語『わりなき恋』の一人芝居を上演するなど、毎回毎回趣向を凝らしてきた。8月14日に行われた取材会で、現段階の構想を尋ねると、「今は本を書くことに夢中で。私、2つのことを同時にできないの。舞台で話すことはこれから考えようと思います」と素直に話してくれた。8月11日に88歳になった岸。決意や目標を聞くと「何歳になったから、今日から決意するなんていうことはなくて。私はいつも一生懸命に生きてきた。私、めげない人間だと思っているのね。誰かに頼ったことがない。そういう生き方をしてきたので、決意なんて何もありません」。そして、その若々しさと美しさの秘訣を問うと「88歳に見えないという褒め言葉しかないのですか?(笑)。秘訣は、自然体で暮らすこと。見栄を張らず、自分にできることを誠心誠意やろうと思っているだけです」ときっぱりと語った。今年は、新型コロナウイルスの感染が拡大し、世界が大きく変化した。岸は「私が恐れている唯一のことは、各国が地域主義になって、国際的な感覚がなくなって、世界中が非常に閉じこもってしまうこと。それが一番怖いですね」と述べる。そして「電車に乗るのもタクシーに乗るのも怖いので、うちにこもっています。なので、劇場にみなさんにおいでくださいというのは、ちょっと気が引けるのですが、来てはいただきたいです」と複雑な心境も明かした。このコロナ禍が収束したら何かしたいことはあるのか。記者からそう問われた岸は、福山雅治がNHKの番組でブラジル大西洋岸に広がる太古の森・マタアトランティカを旅したことを例に挙げ、「(福山は)好奇心と冒険心があり、素晴らしい仕事をしていらっしゃる。私、文明の栄えていないところにすごく惹かれるんですね。今の私は(福山と同じような旅は)できないけれど、若かったらああいう仕事をやってみたかったです」。10月3、4日は新宿文化センター大ホール、10日は相模女子大学グリーンホール 大ホール、11日は川口リリア・メインホール、14日はオリンパスホール八王子、18日はなかのZERO大ホール、24日は習志野文化ホール、26日は神奈川県民ホール大ホール。上演時間は約60分。料金は前売4800円、当日5000円(全席指定・税込)。チケット発売中。取材・文:五月女菜穂
2020年08月26日2020年5月1日、フリーアナウンサーの高橋真麻さんが第一子の出産を報告。「私が産まれた時と同じ」高橋真麻が第一子を出産、おめでたい報告に反響同日、父親の高橋英樹さんもブログを更新し、初孫が誕生した心境をつづりました。本日これから 退院いたしまして初めての 対面となりますので大変 ドキドキしております(笑)私達夫婦は八年の月日を経まして真麻を授かりましたのでこんなに 早く 初孫に恵まれ沢山の方々の 支え 応援のお陰と感謝!感謝!の気持ちで 一杯ですこれからもどうぞ暖かく 見守ってやって下さい!宜しくお願い致します高橋英樹オフィシャルブログーより引用真麻さんは2018年12月に一般男性と結婚。2年経たないうちに初孫が誕生し、英樹さんは喜びを抑えきれません!ブログによると、誕生の数日前から胸を躍らせ、孫からなんと呼んでもらおうかと思案していたようです。『おじいちゃん』のほか『ジイジ』や『ジイタン』、『グランパ』や『おじいちゃま』などで迷ったものの、結局は「孫が呼びやすいのがいい」と落ち着いたそう。出産を頑張った真麻さん同様、英樹さんの元にも多くの祝福の声が届いています。・お孫さんの誕生、おめでとうございます!・ご対面、とっても楽しみですね。・おじいちゃんが英樹さんって、いいなあ!・ママに似た明るく楽しいお嬢さんになったら素敵。・身内のことのように嬉しいです。かわいらしい孫を前にしたら、きっと英樹さんはデレデレになってしまうでしょう!初孫トークを聞ける日が楽しみですね。[文・構成/grape編集部]
2020年05月01日「昨年11月に、『引っ越すことになりまして……』と、惠子さんからご挨拶いただきました。長年ご近所だったので寂しいですが……」そう語るのは、高橋惠子(65)が住んでいた一軒家付近に住んでいる女性。’70年に15歳で映画デビューを果たした高橋は今年、女優生活50年目を迎えている。実はそんな節目の年に、私生活でも大きな転機を迎えているというのだ。高橋の知人は言う。「夫で映画監督の高橋伴明さん(70)は、この10年間ほど京都の大学で教壇に立っていたんです。ずっと現地に部屋も借りて、単身赴任のような生活を送っていたのですが、最近、東京に戻ってきたんです。そういった家族のライフスタイルの変化が重なったようで、惠子さんと相談して、ご自宅の売却を決めたと聞いています」夫妻が東京の郊外に自宅を建てたのは’90年。高橋惠子自身は雑誌のインタビューで自宅への愛着について次のように語っている。《緑の多いところで子どもを育てたいと思って家を探している時に、(中略)百坪ほどの土地を見つけて購入し、二階建て9LDKの家を建てました。私がいちばんこだわったのは、玄関に入ってすぐの所に居間を配置して、子どもたちがそこを通らないと二階の自分の部屋に入れないようにしたこと。すると、様子がわかるじゃないですか》(『週刊文春』’18年12月27日号)なんと一時期は、高橋の実母、娘夫婦と孫4人の4世代の9人で同居し、さらに犬10匹、猫1匹、カメ1匹もいる大所帯に!ちなみに近所の不動産業者は言う。「延べ床面積が240平米ありますし、30年前に建築したときの価格は2億5千万円ほどだったと思われます」高橋はなぜ、思い出の染み込んだわが家を手放すことにしたのだろうか?現在、彼女は東京都心のマンションで生活している。新居付近で取材を申し込むと――。「引っ越しの理由ですか?そうですね、“心境の変化”というほどの大げさなものではないのですけれど、5年前に母が亡くなったこと、それにこちらの(新居の)ほうが、娘一家が住んでいるところと近かったりすること、などでしょうか」――いまはご夫婦2人での生活を楽しんでいらっしゃるのでしょうか?「子供たちが巣立っていって、夫と2人の生活に戻ったということですね。皆さんと同じだと思いますよ。おかげさまでふつうに穏やかに暮らしていますし、2人にあったスペースだと思います」新居マンションは、以前暮らしていた家の広さの3分の1ほど。いわゆる“ミニマル化”ということのようだ。――女優生活50周年を迎えましたが?「おかげさまで(笑)。でも今年は特にイベントなどは考えていないんです。“50周年”は、まだまだ途中経過ですからね。昔から女優の仕事は60年続けたいと思っていたのです。だから“還暦”ではありませんが、記念になるようなことをするとしたら60周年のときにやりたいですね。自分では80代までお仕事を続けたいと思っています」“穏やかな生活を送っている”と話しながらも、仕事に関しては意気軒高な高橋。今後の“夢”もいろいろ描いているという。「まだ具体的な計画にはなっていないのですが、(映画監督の夫らと)家族で1つの作品を作るのもいいかと考えています。映画なのか、もっと別のものなのか、まだ決めかねていますが。とにかく自分には“まだ先”があると思っているんです。世間では老後と呼ぶような世代なのかもしれませんが、その余生だって、ただ穏やかに暮らしていくだけでなく、いまからでもどんどん新しいことを始めたいという心境です。実は夫といっしょに海外に移住をすることだって考えています(笑)。せっかく日本人に生まれたわけですし、日本の文化を世界に伝えていきたいという思いを昔から持っているんです。だから自分自身も楽しみながら、皆さんに喜んでいただけるような活動を目指していきたいと思っています」「女性自身」2020年4月7日号 掲載
2020年03月27日「もっと積極的に友だちの輪に入って欲しいのに……」「どうしてちゃんと、あいさつできないの?」などと、なんでも恥ずかしがってしまう内気な自分の子どもに、やきもきする親は少なくありません。引っ込み思案な子というのは、なぜそんなにも恥ずかしがってしまうのでしょう。今回は、「恥ずかしがり屋」さんの心の中を深く分析しながら、親がとるべき対応策などを紹介します。「恥ずかしがり屋」とは精神科医の髙木希奈さんによれば、「恥ずかしがり屋」とは内気で照れ屋な人を指すそうです。「内気」は辞書的な意味でいうと、“おとなしくて遠慮深い、人前でハキハキしない気の弱い性質”。一方の「照れ屋」は、辞書に“すぐ照れる性分の人、はにかみ屋”とあります。髙木さんいわく、恥ずかしがり屋というのはあくまでも正常な範囲内の性格や気質のひとつであり、精神的な障害ではないとのこと。人の個性のひとつなのです。こうして恥ずかしがり屋の意味を知ると、特に悪いものではないとわかりますね。とはいえ、我が子が恥ずかしがり屋だと、どうしてもその引っ込み思案でおどおどした様子が気にかかるもの。というわけで、さらに深く恥ずかしがり屋さんを分析してみましょう。内気な性格は遺伝が3割。残りは……発達的行動遺伝学を専門とする、キングス・カレッジ・ロンドン教授のタリア・イーリーさんによれば、人が内気(恥ずかしがり屋)な性格になる理由の3割は「遺伝」で、残りは「環境」なのだそう。遺伝子と環境は双方から作用し合っていて、遺伝子がそれだけで内気な性格を決定づけるわけではないのだとか。だからこそ、「内気な性格は変えられる」とイーリーさんは説明します。その言葉は、発達心理学が専門で聖心女子大学名誉教授の高橋惠子さんによる「遺伝と環境が作用し合えば、生まれ持った気質も変わりうる」という説明に通じます。高橋さんによれば、赤ちゃんの気質、つまり人が持って生まれる気質は次の4つ。いつも機嫌がよいタイプ神経質なタイプ新しいことに取りかかるのに時間がかかるタイプ上の3つすべてをあわせもつタイプ恥ずかしがり屋で人見知りな子どもは、2番めの「神経質」な気質をもって生まれたことが考えられます。高橋さんいわく、誕生から青年期になるまで追跡し行なわれた大規模な研究により、そのような気質は変化しうることがわかったのだそうです。その理由は、人の発達が「遺伝子」と「経験(体験・しつけ・教育)」の両方で決まるから。一般に、気質(生まれつきの性質)は変えられないと思われがちです。もちろん「遺伝子」が変わることはありませんが、遺伝に加えて「環境(成長の過程での経験や、そこから生まれた本人の意思も含む)」が作用することで、気質は変化しうるのだと言います。ということはつまり、恥ずかしがり屋は克服可能だということなのです。なぜ、そんなに恥ずかしがるの?ここで、恥ずかしがり屋さんの子どもの “心の中” をのぞいてみることにしましょう。子どもが恥ずかしがるシチュエーションには、たとえば次のようなものがありますね。人と会っても、恥ずかしくてしっかりあいさつできない発表会など、人前で話すのが恥ずかしい授業で手を挙げて、意見を言うのが恥ずかしい恥ずかしくて、みんなの輪に入っていけない入園・入学直後など環境が新しくなると、自分から話したり遊んだりできない前出の精神科医・髙木さん、教育コミュニケーション協会代表理事である木暮太一さん、保育士として15年以上保育業務に携わる市川由美子さんらは、子どもがこうした行動をとる原因として、自信が持てず「うまくいくだろうか」と心配になり積極的に行動できないことや、失敗などイヤな経験のせいで「また間違ってしまうのではないか」と不安や恐怖を抱いてしまうことなどを挙げています。また、親があれこれと手出し口出ししすぎるために、「自分は何もできないんだ」という気持ちになって自ら考え行動することをやめてしまう場合もあるのだそう。つまり、恥ずかしがり屋の子どもの心の中には、「自信がないから、不安だから、怖いから、○○できない」といった気持ちがあるのです。「恥ずかしがり屋」は悪いことではない恥ずかしがり屋の子どもの心の中が、自信のなさや、不安と恐怖でいっぱいだとわかりました。こうした感情は、できるだけ和らげてあげたいものですね。ただし、恥ずかしがり屋を悪いことだと決めつけるのは間違いのようです。最初にお伝えしたように「恥ずかしがり屋は性格のひとつだ」というのもその理由ですが、さらに、恥ずかしがり屋の子を持つ親にとって嬉しくなるような理由もあります。それは、恥ずかしがり屋さんにはいいところもあるというもの。先に紹介した聖心女子大学名誉教授の高橋さんは、神経質な気質の恥ずかしがり屋の場合、新しい環境が苦手だという性格が不利に働く場面があるとしつつも、その反面、新しい変化に敏感なので、次の点が長所になると述べます。細かいことに気づけるなんでも慎重に取り組めるたとえば、変化に敏感だからこそ、「元気がない」「嬉しそう」「おもちゃが変わった」というふうに、親や先生、友だち、環境のちょっとした変化に気づくことができます。また、慎重だからこそ、目の前の課題を適当に仕上げるのではなく、失敗しないようじっくり考えながら、丁寧に仕上げていくことができます。引っ込み思案で消極的なイメージの強い恥ずかしがり屋の子どもでも、これらの長所によって大きな成果をあげうるのです。「恥ずかしがり屋」の子どもへのOK対応&NG対応では、これまでの内容を踏まえつつ、専門家のアドバイスを参考に、恥ずかしがり屋の子どもへの対応について紹介します。1. 子どものタイミングを奪わない保育士の市川さんによれば、子どもには子どものタイミングがあるのだとか。「さぁ、早くあいさつしなさい」「早くみんなの輪に入りなさい」などと急かしてしまうと、子どもは自分のタイミングを逃してしまうそう。そうなれば、ますます恥ずかしくなってしまいます。親のせっかちな気持ちを抑え、子どものタイミングを待ってあげましょう。2. 「本当に恥ずかしがり屋ね」などと言わない教育評論家の親野知可等さんは、「みんなができるのに、なんであなたはできないの?」などと、きょうだいや周囲の子どもたちと比べて叱ることは、絶対に避けるべきだと言います。子どもは親への不信感や、「自分は愛されていない」という感覚を持つようになってしまうそうです。また、保育士の市川さんは、親が「うちの子は、恥ずかしがり屋なので困ります」などと子どもの前で言ってはいけないと注意を促します。敏感な子どもは、そんな親の言葉にますます自信をなくしてしまうのです。「できない」「困る」などとネガティブな先入観を植えつけられた子が、恥ずかしがり屋を克服できるわけがありません。ポジティブに「大丈夫」「きっとできる」と声をかけてあげてください。3. 好きなことに熱中させ、ほめる市川さんによれば、たとえばお絵かきや、歌、なわとびなど、子どもが得意なもの、好きなことに没頭させることが、恥ずかしがり屋の克服に効果的なのだそう。それを「上手にできたね」とほめるだけでも、子どもの自信はみるみる伸びていくのだとか。その自信に支えられ徐々に行動範囲が広がれば、恥ずかしがらずに行動できるようになるそうですよ。恥ずかしがり屋の子どもが二の足を踏んでいることを無理やりやらせるよりも、得意なことや好きなことに存分に熱中させてあげましょう。4. まずはほかの子を眺めるだけでもOK高橋さんは、恥ずかしがり屋の子は、ほかの子が遊ぶ様子を見ることを目標にするだけでもいいと述べます。子どもというのは、ほかの子どもが何かしているのを見るのが好きなので、たとえば児童館などでの第一歩は“まず眺めるだけ”でもいいとのこと。慣れてきたら、少しずつ他の子たちに近づいていきましょう。自身も極度の引っ込み思案だったという公認心理師の佐藤めぐみさんも、「恥ずかしがり屋」の子どもは人数が多いほど緊張する傾向があるので、初めは少人数のグループで得意なことをして遊ぶ経験を積むといいとアドバイスします。たとえば小学校に上がる前の子どもなら、最初はママと一緒に遊び、次に同じことが好きな友だちを1人見つけ、そこから2~3人のグループへと広げていく、といった具合です。恥ずかしがり屋は、徐々に克服していけばOKなのだと心得ましょう。5. 子どもの意見を尊重するライフコーチとして日米で講演会やワークショップを展開する、アメリカ・ワシントンDC在住のボーク重子さんは、子どもの発言を「へえ、そうなんだ」と認め、なぜそう思ったのか理由を聞いてみることで、子どもの自己肯定感が高まると述べています。先述のとおり、いつも親が口を出していると、子どもは考えることをやめてしまいます。逆に、自分の考えを尊重してもらえる経験が重なれば、みんなの前でも意見を言えるようになります。「自分の考えを言ってもいい」「どんな意見を言ったって恥ずかしくないんだ」と思えるようになるはずですよ。***お子さんが恥ずかしがり屋で困っている親御さん、今回ご紹介した「恥ずかしがり屋の克服法」をぜひ参考にしてみてください。恥ずかしがり屋ならではの長所を生かしながら、豊かな個性をもつ子どもに育つといいですね。(参考)マイナビウーマン|恥ずかしがり屋の原因と克服法コトバンク|内気(ウチキ)とはgoo国語辞書|照れ屋(てれや)の意味BBCニュース|「恥ずかしがりや」を科学する社交が得意な人、苦手な人赤ちゃん&子育てインフォ 公益財団法人母子衛生研究会|Q.2歳の女の子。親と一緒だと陽気にふるまいますが、人の集まる場所が苦手です。 (2016.1)ベネッセ教育情報サイト|恥ずかしがり屋の子どもへのNG対処法とOK対処法ベネッセ教育情報サイト|あいさつができない内向的な子ども「保護者は目をつぶれ」と専門家All About|子供の恥ずかしがり屋・引っ込み思案な性格を克服・改善する方法StudyHacker こどもまなび☆ラボ |「自分の意見が言えない子ども」には4つのタイプがあった。我が子を認めていますか?StudyHacker こどもまなび☆ラボ |「親の態度」がカギを握る。子どもの自己肯定感を高める行動、低める行動
2020年02月28日モデルの高橋ユウが7日、オフィシャルブログを更新し、姉で女優・高橋メアリージュンの言葉に感謝した。先月28日に第1男児を無事に出産したユウ。この日のブログでは、「退院して家に帰ってきて、慣れない沐浴を母とひろくん(夫の格闘家・卜部弘嵩)の協力のもとやっていて、私も余裕が無くてピリピリしちゃってお母さんにもひろくんにも当たりが強くなっちゃったんです」「『お母さん水止めて!!』『ひろくん耳!!』て感じで」と反省の思いをつづった。そのことを姉・メアリージュンに話したところ、返ってきた言葉は「そりゃそうや。この子の命最優先やもん」。さらに、メアリージュンは愛息に「良かったねー。ママがちゃんと守ってくれたよー」と語りかけてくれたという。この言葉に救われ、「めちゃくちゃ涙こらえるの我慢しました。ちょっとこぼれた。笑」と恥ずかしそうにつづるユウ。「姉のこういうところ、本当に驚かされます。深い優しさの持ち主です」とその人柄を褒め、「ひろくんも母も全然気にしてないというか気になってなかったみたい」と夫と母の支えにも感謝していた。
2020年02月07日俳優の高橋一生と女優の蒼井優が13日、都内で開催された映画『ロマンスドール』公開直前!プライベート試写会に登壇。高橋は自身の結婚観について「できるかなっていう恐怖はありますよ」と明かした。タナダユキ監督が自らの原作を映画化した本作は、美大を卒業してからのフリーター生活を送り、ひょんなことからラブドール制作工場で働き始めることとなった北村哲雄(高橋)と、その妻・園子(蒼井)の姿を映し出す。高橋と蒼井は『リリイ・シュシュのすべて』以来、19年ぶりの共演となった。結婚することに怖さがあるというファンから、本作への出演を機に結婚に対する意識が変わったか、そして結婚に対する恐怖があるか聞かれた高橋は「結婚できるかなっていう恐怖はありますよ。むしろ逆に。このくらいの年になってくると」とコメント。「孤独ですよ。ほんとに」と続けるも「あ、全然笑ってくれねえや。切実だったのかな、今の言い方(笑)」と自虐して会場を沸かせた。そんな高橋は「結婚に対してイメージしているものが少ないんですよね」としつつ「蒼井さんと去年の1月に、新婚生活の撮影をしているのは、ちょっと僕、楽しかったですね」と述懐。「新しい段ボールとか荷物とか持って帰ってきて。『よろしくお願いします』なんて言ってるのは、『俳優冥利に尽きるな』なんて思ってましたね」と撮影を振り返った。その後、蒼井に結婚したいのか問われると「したいですけど、相手がいなかったら始まらないですからね」と答え、蒼井は「ちょっと話を伺ってると、ほぼ家から出ないじゃないですか。ずっと家の中で自転車漕いでて」と高橋の生活を暴露。自転車で脚の筋肉を鍛えているという高橋は「想像できます? 逆にそれを見守っている奥さんという存在って(笑)。想像つかないんですよね。だから、多分ないんじゃないかと思っています」と本音を明かし、これを受けた蒼井は「だから私はそれを捨てた方がいいと思っている(笑)。その脚力で外に出るべき」と提案して高橋を笑わせていた。
2020年01月14日誰にでも訪れる老いと、家族の絆をテーマにした舞台『黄昏』が1月16日(木)から紀伊國屋ホールで上演される。【チケット情報はこちら】1978年のブロードウェイ初演以来(原題は『On Golden Pond』)、日本を含む世界各地で上演され続けているアーネスト・トンプソンの戯曲。1981年にはヘンリー・フォンダ、ジェーン・フォンダ、キャサリン・ヘップバーンの共演で映画化され、第54回アカデミー賞主演男優賞、主演女優賞、脚色賞などを受賞した。シーエイティプロデュースでは、文学座の高瀬久男の演出のもと、2003年に初演され、2006年再演(板垣恭一との共同演出)、2018年には鵜山仁による新演出で再再演されている。舞台は、アメリカ・メイン州、美しい湖ゴールデン・ポンドの岸辺にたたずむ別荘。偏屈な性格で最近老いを感じ始めたノーマンと、ノーマンの10歳年下の妻・エセルのふたりがひと夏を過ごすために、別荘へやってくる。そんなふたりのもとに、42歳になる娘のチェルシーから手紙が届く。父との確執から疎遠になりがちなチェルシーだが、8年ぶりにゴールデン・ポンドを訪れ、ボーイフレンドを連れてくるといって…。村井國夫の舞台降板に伴い、ノーマン役を演じるのは、文学座の石田圭祐。また、これまで初演からエセル役を演じてきた八千草薫が昨年10月に亡くなり、今回は高橋惠子がその跡を継ぐ。娘のチェルシーを瀬奈じゅん、ビルを松村雄基、ビリーを若山耀人、そして郵便配達夫のチャーリーを石橋徹郎が演じる。昨年12月下旬に東京都内で行われた稽古では、年季を感じさせる木造の別荘の内装が建てこんであり、1幕の第三場、ノーマンが80歳の誕生日に、チェルシーが恋人のビルと、13歳になる彼の息子ビリーとともに別荘へやってくるシーンが公開された。娘に会えた嬉しさと裏腹に天邪鬼な受け答えをしてしまうノーマン。父の体調を気にしているのに、それを素直に表せないチェルシー。その間に立って両者を気遣い、見守るエセル。程よい緊張感が漂う稽古場。本番まであと1か月ほどだったが、過度に焦ることなく、各々が淡々と目の前の芝居に向き合い、稽古に取り組む姿が印象的だった。初演から40年以上経っている戯曲だが、家族のあり方、そして、老いとの向き合い方は現代でも十分通ずるテーマだろう。実力派の俳優たちが紡ぐ、家族の物語。お見逃しなく。公演は19日(日)まで。チケット発売中。取材・文:五月女菜穂
2020年01月09日サガン鳥栖のイケメンディフェンダー・高橋祐治選手が、サッカーへの熱い思いから、恋愛観、お姉さんであるモデル・高橋メアリージュンさんと高橋ユウさんのことまで、包み隠さず語ってくれました。甘い笑顔と鍛え抜かれた肉体美も余すことなくお届けします。写真・大内香織 文・三谷真美「ライバルは自分」と語る高橋祐治選手日本人の父とスペイン系フィリピン人の母を持ち、姉はモデル・女優の高橋メアリージュンさんと高橋ユウさん。そんな高橋選手は187cmの高身長&甘いルックスで、サポーターからの人気絶大です。「女性に向けた撮影なんてしたことないので、めっちゃ恥ずかしいんですけど(笑)」と言いながらも、カメラに素敵な笑顔で応えてくれました。ーーではさっそく、サッカーを始めたきっかけを教えてください。高橋選手 初めてサッカーをしたのは、小学2年生の体育の授業なんです。その頃ちょうど日韓ワールドカップがあって、日本代表を応援しているうちにハマりました。サッカー選手である以上、日本代表になるというのはみんなの夢だと思うんですけど、もちろん僕も目指しています。ーー高橋選手のプレーの魅力とは?高橋選手 僕はそんなにうまくないんですけど……ゴールを守る泥臭い感じとか、気持ちのこもったプレーを見て欲しいです。ライバルは自分だと思っているので、「去年とか過去の自分よりもいい試合をしたい!」と思いながら、サガン鳥栖の勝利のために体を張っています。ーーあまりサッカーを知らない女性がスタジアムで楽しむ方法は?高橋選手 最近はスタジアムのフードメニューが凝っているので、グルメを楽しみに遊び感覚で来てもらえたら嬉しいです。金曜日の夜に試合を開催する「フライデーナイトJリーグ」というのがあるんですけど、大人は試合の後飲みに行って、試合のことを話すのもいいですよね。夜の試合は日中よりも涼しいし日焼けなどを気にしなくていいから、女性でも観戦しやすいと思います。爽やかさと甘さを兼ね備えた高橋選手のプライベートに迫る実の姉は、モデルの高橋メアリージュンさんと高橋ユウさん。そんな羨ましすぎるお姉さん2人のことを聞いてみました。ーーお姉さんたちとは仲良しなんですか?高橋選手 姉ちゃん達がいて良かったことしかないですよ。性格は、上(高橋メアリージュンさん)がしっかりした長女という感じで、気も強いし頼りになる人。下(高橋ユウさん)はとにかく優しい仏のような人で、怒ることがないんです。みんな超仲が良くて、きょうだいケンカは全くしないです。でも最近悲しかったのが、下(高橋ユウさん)の結婚式がハワイであったのに試合で行けなかったこと。仕方ないけど、やっぱり行きたかったですね。ーー高橋選手はどんな性格なんですか?高橋選手 自分で言うのもなんですけど、けっこう優しいです(笑)。でも、しっかりはしてないですね。毎日を一生懸命楽しむことを大切にしています。ーー最近楽しんでいることは何ですか?高橋選手 もともとJ-popとか海外の古い曲とか音楽全般が好きなんですけど、最近、車ではマイケル・ジャクソンばっかり聴いています。実はサッカーをやる前は、親がギターをやっていた影響もあってドラムをやっていたんですよ。ほんまに全然うまくないんですけど、最近は家でずっとギターの練習をしています。特に目標とかもなくただの趣味だけど、もう少しギターを練習する時間を作りたいと思っています。ーークールな表情も甘い笑顔も、モデル顔負けのかっこよさ! そんなイケメン高橋選手はご結婚もされていらっしゃいますが、あえて(!)女性の好みについてもうかがってみます。どんな女性が好きですか?高橋選手 人並みですけど……笑顔が多い人は素敵だなと思いますね。あとは、仕事でも趣味でも何でもいいから頑張っている姿や、食べ物や運動など身体に気を遣っている女性が好きです。僕は週2~3回は焼肉に行くくらい肉好きなので、一緒に食事を楽しめるような、ご飯をモリモリ食べる子もいいと思います。高橋選手がグラビア撮影に初挑戦!冷やかされつつもシャツを脱いでくれた高橋選手。チームメンバーから「何の取材?」と声をかけられ、照れながら「anan」と答えている姿もかわいい! 「ちょっと腕立てして(パンプアップ)していいですか?(笑)」なんて冗談を言いつつ、引き受けてくれました。高橋選手 見せたがりみたくなったら嫌なんですけど……自らじゃないですよ、クラブ広報さんにお願いされたからですよ! あくまでも。恥ずっ、いや本当に恥ずかしいっす。ーー高橋選手はイケメンだから、グラビア撮影とか多そうじゃないですか?高橋選手 グラビアなんてないですよ! こういう取材(女性誌)自体、珍しいです。ーーサッカー選手の体ってカッコいいですよね。やはり相当、鍛えてるんですか?高橋選手 たしかに100人中99人は引き締まってる気がしますね。僕はまだまだですけど……体が重くなると動きが鈍くなってしまうので、体を鍛えすぎないように気をつけています。ーーカメラマンからのいろいろなポージングに対応していただいて(笑)。クラブ広報 高橋祐治選手のことを知っている選手に見られたら、笑われるかもしれませんね。高橋選手 たしかに。こんなにカッコつけている姿を、クラブのみんなが見たらめっちゃおもろいかも。そんなキャラじゃないんですよ。ーー実際、撮影中はチームメンバーからの冷やかしがすごい(笑)。みなさんとの仲の良さが伝わってきます。高橋選手 みんな仲良いですね。特に三丸拡選手は家族ぐるみで、一緒に出かけたりごはんに行ったりします。クラブ広報 高橋選手は男から見ても本当にカッコいいのに、2枚目キャラではありません。優しいお兄さんって感じですね。ーー具体的にどんなキャラなんですか?高橋選手 完全にいじられ役ですね(笑)。“ゆうじ” という名前がもうひとりいるので、普段は高橋からとった「たか」と呼ばれることが多いんですけど、なぜか豆って呼ばれたりもします。あだ名とかじゃなく、純粋にイジられていますね。あと見た目が濃いので、外国人扱いされることも(笑)。朝が弱いから、寝起きはピリッとしてるかもしれないですけど、近寄りがたい感じはないし、しゃべりやすいほうだと思いますよ。これで、スタジアムのお客さんが3人くらい増えるといいなぁ(笑)。でも本当に、ananwebをきっかけに、いままであまりサッカーに興味がない方がひとりでも多くスタジアムに足を運んでくれたら、選手としてはめちゃめちゃ嬉しいです。そういう人がひとりでも増えるように、サッカーのプレーで頑張るのはもちろんですけど、それ以外の活動でもサッカー選手がもっともっと活躍できたらなと思います。甘い表情もクールな視線も全てが本物のモデルさんのようにキマるイケメン選手。そんな完璧なルックスなのに気取らずかわいらしい高橋選手は、「ananwebの撮影は、新鮮で面白かった。また機会があればぜひ!」と話してくれました。Information高橋選手のプレーを観ることができるのは8月のホームゲーム8/4(日) vs.大分トリニータ(19:30キックオフ@駅前不動産スタジアム)8/23(金) vs.ヴィッセル神戸(19:30キックオフ@駅前不動産スタジアム)8/31(土) vs.ベガルタ仙台(19:30キックオフ@駅前不動産スタジアム)
2019年07月19日松下優也と平間壮一がW主演する舞台『黒白珠』が6月7日、Bunkamuraシアターコクーンで開幕した。青木豪が書き下ろした新作で、河原雅彦が演出を担当する。1990年代の長崎を舞台に、双子の兄弟とその家族の憎愛を描いた人間ドラマ。開幕前には出演者らが会見取材に応じ、心境を語った。【チケット情報はこちら】主人公の双子の兄弟を演じる松下と平間。松下は「緊張しきれていない感じ。僕らが稽古場でやってきたことを、どうお客様が感じてくれるかのか。1番楽しみです」と話し、平間は「いろいろありまして、ここまで来て、やっと初日を開けられるようになって、よかったと思います」。ふたりは、河原が演出した『THE ALUCARD SHOW』(2014年)以来の共演となる。松下は「すごく仲のいい、本当に仲間というか友達みたいな感覚でやれる。双子の役なのに見た目は似ていないのですが(笑)、稽古場で芝居のことをいっぱい話しました」と充実した稽古期間を振り返り、平間も「特に双子だからこうしなくては…という気負いはなく、自然とやっていました」と語った。ともに1990年生まれで、どちらかというとミュージカルで歌って踊るイメージも強いふたりだが、今回は河原の演出のもと、ストレートプレイへの挑戦となる。松下は「お芝居、楽しいです。踊ったり歌ったりはしませんが、結構動く役柄なので、ダンスをやっていてちょっとだけ良かったかな(笑)」と述べる一方、平間は「あんまり苦手意識はないのですが、芝居だけを一生懸命やらなくてはという思いで稽古場に入りました。これだけのベテランの方々と一緒にやらせていただけるので、安心感はありました。下手なら下手で全力でやって、あとは先輩たちに助けてもらおうという気持ちになりました」と話した。それに対して、双子の父親役を演じる風間杜夫と母親役の高橋惠子は「ふたりは役について、いつも語り合っていて、熱心だった」と振り返り、同じく共演する村井國夫も「本当にふたりはね、よくやっています。感心するぐらい。とても素敵なふたりだと思います」と褒めていた。東京公演は23日(日)まで。兵庫公演は6月28日(金)から30日(日)まで、兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール、愛知公演は7月6日(土)・7日(日)刈谷市総合文化センター 大ホール、長崎公演は7月10日(水)長崎ブリックホール 大ホール、久留米公演は7月13日(土)・14日(日)久留米シティプラザ ザ・グランドホールにて。各公演ともチケット発売中。文・写真:五月女菜穂
2019年06月12日長らくパリを拠点に活躍していた女優・作家の岸惠子が、今年も2部構成のトークショー『ひとり語り輝ける夕暮れ』を開催する。第1部の一人芝居『わりなき恋』は25万部以上を売り上げた自身の同名小説が原作。今年は2015年の初演から魅力を凝縮した、新演出版をお届けする。国際線の機内で偶然隣り合わせた男女の恋を描いた本作は、自身の体験をもとに創作したと明かす岸惠子。その時、隣席の男性から「パリを経由しプラハへ行く」と告げられた岸の脳裏には、ある光景が蘇っていた。岸惠子 ひとり語り「輝ける夕暮れ」チケット情報1968年、各地で学生紛争が頻発するなど世界は革命の時代にあった。30代だった岸はチェコの民主化運動を取材するためプラハへ飛んだ。「その男性も当時『プラハの春』と呼ばれたドプチェクの革命に胸を熱くした大学生で、プラハの春は僕にとっても青春の大事な1ページですと仰ったのです」。それまで小説の主人公像を掴みきれずにいた岸は、この偶然の出会いからインスピレーションを得て『わりなき恋』を上梓した。「認知症や健康についてのテレビ番組が多い中、赤ちゃん言葉で介護されている老人の映像を目にした時は、どんな人間にも尊厳はあると憤りを感じました。人生100年の時代にも、ぱぁっと虹が立つほど華やかな人生の夕暮れ時があっていい。この公演名には、黄金色の夕映えが見れたらいいなとの思いを込めました」。第2部は、初めて訳したおとなの絵本『パリのおばあさんの物語』の話から、世界で活躍する岸ならではの彩り豊かな人生観を、ユーモアたっぷりに語り尽くす。「先日は私の散歩道にあるノートルダム大聖堂が火災に見舞われ、スリランカでも大規模なテロがありました。世界は刻々と変化しているのに日本人は割合にのんびりしていて、そこが良くもあり腰砕けな部分でもある」。24歳でパリに渡って以降、岸は積極的に世界中で取材と冒険を重ねてきた。「私もぺしゃんこに失敗する時だってある。ただ、この冒険心と行動力がなかったら今ごろ退屈なだけの老後を送っていたと思います。男女問わず特に若い方には、世界情勢にもっと敏感になってほしい」。同時に、日本人はもっと“自分を思いやった方がいい”とも。「人が雑に考えた常識の枠にはまらず、自分で考えて行動する。自分の考える自分を生きた方がいいと思います」。年齢を感じさせない熱い語り口とスマートな身のこなし、気品溢れるオーラは健在だ。5月初旬には新作エッセー『孤独という道連れ』が発売された。「ひとりの生活は不便や寂しさもありますが、ひとりじゃないと味わえない自由や喜び、蜜のような甘さもある。そんな話もしてみたいなと思います」。大阪公演は6月11日(火)フェスティバルホールにて上演。チケット発売中。取材・文:石橋法子
2019年05月31日