どんなにだらしない部分があっても、何回裏切られても、運命の愛を感じた人ならば、その愛を貫ける…?高良健吾×鈴木杏主演、電光石火のごとく恋に落ち、一輪の花の生命のごとく逃避行に駆け抜ける、若き男と女の“純愛”を描いた、逆境のラブストーリー『軽蔑』。本作にちなんで、シネマカフェではあなたの愛の度胸を試す、「『軽蔑』<純愛>度チェック診断」を実施中!地方の資産家一家に生まれながら、新宿・歌舞伎町でギャンブルに明け暮れる毎日を過ごすカズ(高良健吾)と、歌舞伎町のバーでNo.1のポールダンサー、真知子(鈴木杏)。互いに惹かれ合った2人は、駆け落ちを決行し、カズの故郷で一緒に生活を始める。だが、彼らの愛を許す者はいなかった――。「男と女は、五分と五分」という約束のもとに、相思相愛を確かめ合うカズと真知子。だが、互いが抱えるハンディや不実の前では、歯がゆくもそれを果たすことは難しいのが現実。劇中のふたりの覚悟の逃避行が、愛の本質を観る者に問いかける。さて、もしあなたが真知子だったとしたら、その覚悟を貫き通す自信はある?『軽蔑』は6月4日(土)より全国にて公開。『軽蔑』<純愛>度チェック診断Q.こんなダメ男でも愛せる?(何個当てはまるかチェック!)□ 金銭感覚に少々難ありで、浪費グセがある。□ 賭けごとやゲームにハマりやすい質である。□ 恋人をひとりにして、仲間とつるみに行くことが多い。□ 両親に対する反抗期から、抜けきれてないところがある。□ お酒を飲むより、飲まれることが多い。□ カッとなりやすく、優しいときとのギャップが激しい。□ セックスでわだかまりを解決しようとすることがある。□ 後先考えず、衝動で突っ走ってしまうことがある。□ 尽くしてくれるが、基本的に振り回されることが多い。□ 大事なことにかぎって、黙って一人で決めてしまうことがある。※診断結果は、『軽蔑』特集ページをご覧ください。特集「『軽蔑』“この純愛、どこまで逃げ切れる?”」■関連作品:軽蔑 2011年6月4日より全国にて公開© 2011「軽蔑」製作委員会■関連記事:鈴木杏が『軽蔑』完成披露で涙の舞台挨拶シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第9回) 来年ブレイクしそうな俳優は?高良健吾、今度は鈴木杏とW主演!中上健次の最後の長編『軽蔑』が映画化
2011年05月23日三浦しをんの直木賞受賞作を、瑛太、松田龍平をキャストに迎えて映画化した『まほろ駅前多田便利軒』。本作の舞台となっている“まほろ市”のモデルであり、実際に映画のロケも行われた東京都・町田市に、映画の公開を記念して“まほろ横丁”と名付けられた商店街が期間限定で出現することになった。まほろ市で便利屋を営む多田(瑛太さん)と、ひょんなことから彼の元に転がり込んできた同級生の行天(松田さん)。バツイチで、それぞれに傷を抱える男2人が、犬の世話から子供の塾の送迎に至るまで様々な依頼を通じ、人々と触れ合う中で自らの人生や過去と向き合っていく様子を描く。まほろ市については原作小説でも、東京から出っ張るように存在し、神奈川とよく間違えられる、天気予報がよく外れる、街から出て行く者が少なく、たとえ出て行ったとしてもまた戻ってくる者が多い…といった描写がなされているが、これはまさに町田市そのもの!原作者の三浦さんは町田市に住んでいたことがあり、町田に住む人なら思わずクスリとさせられるような街の特徴が、巧みに描かれている。映画化に際しては、町田市が全面的に協力。土井智生プロデューサーは「小説の成り立ちからしても、町田市の全面協力がなければ成立しなかっただろう」と語り、市民ならひと目でわかるスポットから、住宅街まで、各シーンで町田の街並みが描かれている。今回、「小田急町田駅北口エリアを何とか活性化させたい」との思いから、映画公開を記念して、お店、学校などが互いに声をかけ合い、このエリア一帯を記したMAPを制作!“まほろ横町”と名付けて各店舗の情報などを紹介している。制作に携わった高原書店の高原陽子さんは「小説の登場人物のように、楽しく個性豊かなお店が集まっています。“まほろ横丁”とは、しをんさんの作品のようにユーモア溢れ、人間味のある、誰もが幸せになれる、そんな街(横丁)にしたいと名づけました」と話している。地図には、映画で多田と行天、さらに、まほろの裏組織の若き“顔役”である星(高良健吾)、娼婦のルル(片岡礼子)&ハイシー(鈴木杏)など個性的な面々が出没した場所も記されおり、もちろん“多田便利軒”の場所も!原作者の三浦さんは、“まほろ横町”出現について「小田急町田駅の北口にもすごくいい商店街があると思います。私自身お世話になった愛着のある通りで、まほろ横丁と名づけて頂くことを光栄に思います」とのコメントが寄せられた。なお、MAPには、掲載加盟店の各店で使用可能なサービスチケット「まほろ券」も付いている。同MAPは現在、町田市立中央図書館、町田市民文学館ことばらんどのほか、MAPに掲載されている12店舗で配布されるほか、映画公式サイトからもダウンロード可能。また、町田市民文学館ことばらんどでは、4月16日(土)より「THE MAKING OF まほろ駅前多田便利軒」展が開催される。原作小説と、それを基にしたコミック(白泉社刊)、そして今回の映画と3部構成で原稿、原画約90点、台本や衣裳などが展示される。映画を観て、MAPを片手に“まほろ横丁”を訪れてみては?『まほろ駅前多田便利軒』は4月23日(土)より新宿ピカデリー、有楽町スバル座、渋谷ユーロスペースほか全国にて公開。■関連作品:まほろ駅前多田便利軒 2011年4月23日より新宿ピカデリー、有楽町スバル座、渋谷ユーロスペースほか全国にて公開© 2011「まほろ駅前多田便利軒」製作委員会■関連記事:キャスト登壇予定『まほろ駅前多田便利軒』完成披露試写会に10組20名様ご招待バツイチで三十路の瑛太&松田龍平!『まほろ駅前多田便利軒』画像が解禁
2011年04月01日2月26日(土)、兵庫県・神戸で開催された「神戸コレクション 2011 SPRING/SUMMER」に瀬戸康史、桜庭ななみ、桐谷美玲、IMALU、田中圭ら映画『ランウェイ☆ビート』の面々が登場し、ランウェイを歩いた。さらに、本作の主題歌を担当する「ファンキーモンキーベイビーズ」もシークレットゲストとして登場し、映画と同タイトルの主題歌を熱唱。会場は熱狂に包まれた。天才的なデザインセンスを持つ高校生・美糸(通称:ビート/瀬戸さん)を中心に、文化祭のファッションショーに臨む高校生たちの青春を描き出す本作。瀬戸さんらはスクリーンを飛び出し、今回“自由”をテーマに掲げる神戸コレクションのランウェイを歓声を浴びながら練り歩いた。瀬戸さん&田中さんの男性陣2人は相当緊張した様子。瀬戸さんは「心臓が飛び出るほど緊張した!でも本当に楽しかった。本番が1回しかないという緊張感がすごかった」と興奮気味に感想を語り、田中さんも「いやー、緊張しました」と笑顔でふり返った。桐谷さんは、さすがバリバリの現役モデルとあって「楽しかった!」ときっぱり。壇上でも堂々たる様子を見せつけた。桜庭さんは「やっぱり映画じゃなく本物のランウェイはすごかった!」と目を輝かせ、IMALUさんも「5人で歩くのは映画以来なので、本当に楽しかった」と晴れ舞台を楽しんだようだ。壇上で映画について尋ねられた桜庭さんは「友情や家族、(はにかみながら)恋愛とか…(笑)、色んなテーマがファッションから広がっている映画なんです!ファッションの力は本当にすごいなと今日ここへ来て改めて感じました。ファッションが大好きなみなさんにぜひ観ていただきたいです!」と満員の観衆にアピール。田中さんは、主題歌に言及し「映画の『ランウェイ☆ビート』とファンモンさんの作った主題歌『ランウェイ☆ビート』がひとつになる瞬間があるんです!それを観たとき、本当にテンションが上がって震えました」と興奮を伝えてくれた。これに応えるようにファンキーモンキーベイビーズは「映画や原作からインスパイアを受けて、この曲を作ったんですが、曲作りの始めから頭の中にランウェイがあったんです。夢がかなう場所っていうランウェイが。今日、その光景が目の前にあって感動してます」とこちらも熱い思いを明かしてくれた。映画の中に登場する、神戸コレクションとはまたひと味違ったファッションショーにも注目!『ランウェイ☆ビート』は3月19日(土)より全国にて公開。■関連作品:ランウェイ☆ビート 2011年3月19日より全国にて公開© 2011「ランウェイ☆ビート」製作委員会■関連記事:瀬戸康史天才的デザインセンスを持つ役に「運命と言っていい」自分を変えるファッションショー!『ランウェイ☆ビート』試写会に10組20名様ご招待就活女子必見…?桐谷美玲がコメディ初挑戦でコスプレ軍団に囲まれ困惑2011年ブレイク期待の俳優・女優No.1は高良健吾&桜庭ななみ!ファンモンと共演!『ランウェイ☆ビート』主題歌ミュージックビデオ参加学生を募集
2011年02月26日先日開幕した第61回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門で2月12日(現地時間)、日本から出品された『白夜行』の上映が行われ、主演の堀北真希と深川栄洋監督が舞台挨拶、ティーチインに出席。上演後、満員の観客からの絶賛の拍手に堀北さんが涙を流す場面も見られた。東野圭吾のベストセラーを原作に、ある殺人事件をきっかけに、哀しい“絆”で結ばれた男女が進む、暗い闇に覆われた人生と2人の足跡を追う老刑事の姿が描かれる。上映は夜の22:00からにもかかわらず、映画祭内で最大の劇場がほぼ満席。監督と堀北さんは会場に到着するとすぐに報道陣に囲まれ、ファンからはサイン攻めに。映画がラストに近づくとあちこちですすり泣く声が聞こえ、上映後は監督と堀北さんに向けて大きな拍手が沸き起こった。驚きつつも2人は席を立って歓声に応えていたが、堀北さんの目からは涙が!壇上に上がった堀北さんは英語で「ベルリンに来ることができて嬉しいです」と挨拶。さらに「参加してみて、いま初めて(国際映画祭に参加しているのだと)実感がわきました。上映して実際に来て下さったお客さんと一緒に、自分の(出演した映画の)エンドロールをベルリンで観て感動しました。隣に監督もいらっしゃいましたし、(共演の)高良(健吾)さんや船越(英一郎)さん、スタッフのみなさんと力を合わせて、こうして海を越えてベルリンまでやって来たということが、やっと実感できて涙が止まらなくなってしまいました」と語った。「海外から出演のオファーが来たら?」という質問には「もちろん受けたいです!ただ私は特に国内や海外という線は引いていません」と宣言。さらに「こうして日本ではない国でお客さんが自分の映画を観てくれるということに対して、自分のお芝居に対する思いも熱いものになっていくと思います」と映画祭に参加しての興奮を口にした。深川監督は、ドイツ語で「こんばんは。今日は来て下さってありがとう」と挨拶。作品については「日本のバブルは光の部分を象徴しているが、陰もある。陰では子供や弱いものが犠牲になる。『白夜行』では犠牲になった2人を描いた。その引き金は大人たち。これは日本だけではなくどこの国でも言えること。国際的な舞台でこのことを訴えることができて良かった。『白夜行』を選んでくれてありがとうございます」と物語が内包する深いテーマについて訴え、感謝を語った。『白夜行』は全国にて公開中。■関連作品:白夜行 2011年1月29日より全国にて公開© 2011 映画「白夜行」製作委員会■関連記事:堀北真希、ベルリン国際映画祭へ!持っていきたいのはカメラ堀北真希、高良健吾インタビュー『白夜行』の裏に隠された葛藤と本音遅刻常習犯リリー・フランキーがまんまと遅刻&エロトークで延長のご乱行!悪女演じた堀北真希、10番目の“悪事”告白!船越英一郎「罪が重すぎる」と追及堀北&高良版『白夜行』がベルリン国際映画祭正式出品決定!
2011年02月14日映画『ランウェイ☆ビート』の完成披露試写会が2月8日(火)、東京・新宿区の新宿ピカデリーで行われ、主演の瀬戸康史、共演の桜庭ななみ、田中圭ら主要キャスト7人と大谷健太郎監督が舞台挨拶に立った。邦画初のファッションをテーマにした青春ムービーで、高校を舞台に文化祭でファッションショーに挑戦する高校生たちの姿を描いた物語。天才的デザインセンスを持つ転校生、溝呂木美糸(通称・ビート)を演じる瀬戸さんは「ファッションが好きなところが僕と似ている。学生の頃、古着が流行っていて、パンツを2本買ってきてバラバラにして縫い合わせたり、ハーフパンツにしたり、絵を描いたり、ジャージの生地を合わせたりしていた。だからビート役は運命と言っていいほど僕に似ている」と思い入れタップリ。対照的に、ビートに片思いする女子高生・芽衣を演じる桜庭さんは、「芽衣ちゃんはなかなか自分の想いを伝えられないんですけど、私は当たってくだけろタイプ。全然違いました」と苦笑いを見せた。また歌手のIMALUが、今作で映画初挑戦。司会者から、誰かからアドバイスは受けた?と聞かれ「そう言えば誰もしてくれなかったです。最初は緊張して心臓がバクバクしていましたが、演技だと深く考えないようにして、監督から言われた通り楽しむように心がけました。特にショーのシーンは素でやらせていただきました」と強心臓ぶりをうかがわせた。一方、劇中のスタートから1時間35分過ぎから始まるファッションショーのシーンが3D映像になっていることがこの日、発表に。本シーンについて大谷監督は「ファッションショーって立ち会っている感がないとつまらない。3Dだとそれがあって、ショーと3Dって合っている」と説得力タップリにPRしていた。映画『ランウェイ☆ビート』は3月19日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:ランウェイ☆ビート 2011年3月19日より全国にて公開© 2011「ランウェイ☆ビート」製作委員会■関連記事:自分を変えるファッションショー!『ランウェイ☆ビート』試写会に10組20名様ご招待就活女子必見…?桐谷美玲がコメディ初挑戦でコスプレ軍団に囲まれ困惑2011年ブレイク期待の俳優・女優No.1は高良健吾&桜庭ななみ!ファンモンと共演!『ランウェイ☆ビート』主題歌ミュージックビデオ参加学生を募集シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第9回) 来年ブレイクしそうな俳優は?
2011年02月08日人気作家・東野圭吾の同名ベストセラー小説を原作に、堀北真希が初の悪女役に挑んだ話題作『白夜行』の初日舞台挨拶が1月29日(土)、東京・新宿ピカデリーで行われ、堀北さんをはじめ、共演の高良健吾、船越英一郎、深川栄洋監督が登壇。本作は第61回ベルリン国際映画祭パノラマ部門への正式出品が決まっておりこの日、堀北さんが現地入りすることが明らかに。「まだ実感は沸かなくて。でもベルリン映画祭の空気を感じてきたいですね。持っていくもの?カメラを持っていきたいです」とベルリン出陣を心待ちにしていた。「撮影したのは1年前。私にとっても長い旅で、(役柄に対して)確信や答えを見つけるのが難しい作品だったので、今日はやっと初日を迎えて本当に嬉しい」と堀北さん。「登場人物の負のエネルギーを通して、私たちなりのメッセージがたくさん詰まっている作品。誇りに思うし、満足しています」といまは難役をやり遂げた達成感に満ちた表情だった。一方、高良さんは「撮影中はいい気分じゃなかった」。深川監督が撮影中に6キロもやせたと明かし「僕らと同じくらい苦しみ、悩んでくれた。そんな素敵な監督が作った作品です。『楽しんでください』って言える作品ではないが、救いがない映画もあるべき」と淡々と、しかし強い思いをこめてアピールした。船越さんは「今回はエネルギッシュな刑事役は封印。(演技の)引き算をしながら、深川監督と二人三脚で役作りした。監督はまだ34歳(撮影当時33歳)。老成してます。老けてますよね(笑)」。スケジュールの都合で、ベルリン入りは叶わず「0泊3日でも行きたい」と無念そうだったが「これを機に世界のどこかの映画館で公開されたら。そう考えると興奮しますね」と満面の笑みで喜びをコメント。そして、深川監督は「ベルリンってアーティスティックで尖った映画が行くイメージ。だから今回、200スクリーン以上で公開される日本の商業映画が出品されるのは珍しいと思うし、(日本の)映画界にも意味があることだと思います」と感無量の面持ちだった。被疑者死亡によって、決定的な証拠がないままに、一応の解決を見た質屋殺人事件から十数年。成長した容疑者の娘・雪穂(堀北さん)と被害者の息子・亮司(高良さん)の周辺で続発する不可解な事件と、その裏に隠された壮絶な秘密が描かれる。堀北さんは2月12日(現地時間)の公式上映で、舞台挨拶を行う予定。類まれな美貌を武器に、己の欲望を貫く雪穂=堀北さんの悪女ぶりがベルリンでも旋風を巻き起こしそうだ。『白夜行』は全国にて公開中。■関連作品:白夜行 2011年1月29日より全国にて公開© 2011 映画「白夜行」製作委員会■関連記事:堀北真希、高良健吾インタビュー『白夜行』の裏に隠された葛藤と本音遅刻常習犯リリー・フランキーがまんまと遅刻&エロトークで延長のご乱行!悪女演じた堀北真希、10番目の“悪事”告白!船越英一郎「罪が重すぎる」と追及堀北&高良版『白夜行』がベルリン国際映画祭正式出品決定!堀北真希&高良健吾、観客だます“共犯者”に…『白夜行』新春ヒット祈願
2011年01月29日東野圭吾のベストセラー作「白夜行」はその複雑でドラマティックなストーリーが作り手を刺激し、すでに舞台や連続ドラマ、韓国で映画化されている。それを改めていま、日本で映画化するのは大きな賭けと言える。だが、深川栄洋監督、堀北真希、高良健吾という若い才能を得て、父親を殺された少年と母親が容疑者となった少女の壮絶な19年の物語は新たな姿を得た。つらすぎる過去を背負い、美しき悪女となる雪穂を演じた堀北真希、雪穂の影のように生きる亮司を演じた高良健吾に話を聞いた。「現場で常に“騙してる”ことが気持ち悪かった」原作には内面の描写はほとんどないが、どのように人物像を作り上げていったのだろう?原作は読まなかったという高良さんは「自分で作るというより、周りが作っていってくれるところがたくさんあったと思います」と言う。亮司という人物の捉え方も当初は監督と異なった。「淡々と罪を犯していく男だと思っていたけど、監督には『もっと人間的に悩んでいこう』と言われました」。堀北さんは雪穂について「原作から読み取るというより、周りの人の雪穂に対するリアクションや行動で雪穂という人物が成り立ってる印象がありました」と言う。高校生のときに原作と出会い、読み込んでいた彼女は「私の中でも雪穂のイメージはあって、それを忠実に再現したいと思いました」と言う。物語の構成上、実際に共演するシーンはほとんどなかった2人に互いの印象を尋ねると、堀北さんは「監督の演出で、亮司がつらいシーンのときは高良くん自身が本当につらい思いをしていたと聞いていたので、大丈夫かなって」と心配していたと明かす。「亮司と雪穂は元々同じような闇を抱えているので、私自身が現場でつらいと思うことは、たぶん高良くんもつらいんだろうなって。そこを励まし合えないのがつらかったです。でも、彼が本当に苦しんだことがスクリーンに映っていたし、お客さんにも伝わると思います」。高良さんは「短時間ではその人のことは分からないから」と言いつつ、女優・堀北真希については「もう徹底した雪穂というか。雪穂が真っすぐ前を見据えて歩いていくラストシーンは本当に悲しい。素晴らしいです」と絶賛。そのラストシーンについては「やってみないと分からないっていう結論になったんですよ、私と監督の中で」と堀北さんは語る。「スケジュールが最後の方の撮影だったので、それまで演じてきて自分の中に蓄積されたものと、その時の瞬発力と集中力でできたシーンです。いま同じことを、と言われても、どこから役に入っていいのか分からないような、すごく複雑なシーンです。あのときしかできなかったと思います」。高良さんは「現場で常に“騙してる”ことが気持ち悪かった」と話す。極論すれば、芝居とは人を騙すこととも言えるが、そこには違いがあるのだろうか。彼は、芝居について「騙してるとは思わないです」と言う。芝居で嘘はつきたくないとも。だが、今回亮司を演じるにあたっては、奇妙な感覚があった。「人を騙すとき、騙してる相手に核心を突かれて『いや違います』と答えたらばれると思うんです。そうではなくて、お客さんにも、亮司は本心で語ってるんだと思われるように騙さなきゃいけない。あるシーンでは『瞬きせずに、目を外さないで』と監督に言われました。僕が最初にやった芝居はきっと騙そうとした芝居なんです」と言う彼は「普段はフィクションの中でも嘘をつきたくないと思って演じてますけど、今回は自分さえも騙してる気がしました」とふり返る。「精神的につらかったけど、自分で望んだからこそ逆に気持ちいい」自分で直接手を汚さない雪穂、罪悪感と絶望の中で「雪穂に侵されて、後戻りできなくなってしまっている」と高良さんが評する亮司。全てを描き切らない演出のもと、それを表現するのは大変な苦労だったに違いない。だからこそ、堀北さんの「努力をしたということでもない感じです」という答えに驚いた。「精神的につらいこともあったけど、そこは自分が望んで飛び込んだわけだから、逆にすごく気持ちいいというか、楽しかったです」とまで言う。一方、高良さんは「『白夜行』の撮影が2週間空いた期間に『ボックス!』のキャンペーンで地方を回ったときは少ししんどかったです」と正直に明かす。「自分が役に入り込んでいるのって好きじゃないんです。しかし今回ばかりはその方が楽だったので、あえてそれを選びました」。実は堀北さんも『白夜行』の撮影時に『大奥』の撮影も重なっていた。それについて「本当は一個一個に集中できたら理想的ですよ。役の準備も心の準備もできて撮影に入って、撮影だけに集中できて、終わったらそれだけをケアしてっていうのが理想ですけど、現実的には難しい。お芝居をするときに役が重なってしまうのは大変ですが、どちらかで楽をするなんて自分の中で絶対許せない」と自分に厳しい言葉が。『大奥』では純情な娘役で、正反対の役柄だったのはむしろやりやすかった?と尋ねると、複雑な笑みを浮かべて「結構つらかった」とつぶやいた。「『白夜行』の現場に何日か通って、やっと何か見えてきた、何かつかめたかもと思ったときに、次の現場に行くとリセットされちゃうんですよ、気持ちが。それはつらいところではありました」と本音を語ってくれた。雪穂の無慈悲な悪女ぶりについて、高良さんは「悪女とかよく分からないですけど」と前置きし、「つかみどころのない人って、もっと知りたくなるし、近づきたくなる」と言う。「雪穂はそれを狙ってやっているのか、もともとそうなのか、分からないけど、男はきっとああいう女性には惹かれると思う。あまり血が通ってない感じがしますけど。幽霊っぽいというか」。演じた堀北さんは「女の人って、他人より勝っていたい気持ちがあるんじゃないかな。雪穂の場合それが非常に強かったと思います」と分析する。「誰よりも上に行くために、学生の時から上に上に、と登りだしたんだと思います。女の子から見ると雪穂のそういう心理は意外と理解できる。口に出したら自分も悪女と言われそうですけど、女性だったら、もしかしたら分かってくれるかな、と思っています」。「雪穂って魅力的じゃないですか」と語る高良さんに、いたずらっぽい調子で「騙されるタイプだね」と茶々を入れていた堀北さん。「そうかな……」と素直に考え込む高良さん。まるで、児童館で仲良く遊んでいた雪穂と亮司に訪れることのなかった、穏やかな未来の幻を見ているようだ。微笑ましいやりとりが切なく思える。それほどまでに2人は雪穂と亮司としてスクリーンに存在している。(photo:Toru Hiraiwa/text:Yuki Tominaga)■関連作品:白夜行 2011年1月29日より全国にて公開© 2011 映画「白夜行」製作委員会■関連記事:遅刻常習犯リリー・フランキーがまんまと遅刻&エロトークで延長のご乱行!悪女演じた堀北真希、10番目の“悪事”告白!船越英一郎「罪が重すぎる」と追及堀北&高良版『白夜行』がベルリン国際映画祭正式出品決定!堀北真希&高良健吾、観客だます“共犯者”に…『白夜行』新春ヒット祈願2011年ブレイク期待の俳優・女優No.1は高良健吾&桜庭ななみ!
2011年01月25日イラストレーターで作家のリリー・フランキーが1月24日(月)、東京・渋谷区の映画美学校で行われた、映画『白夜行』(深川栄洋監督)試写会後の「勝手に宣伝部(仮)」部長就任会見で、遅刻&延長の“ご乱行”に出た。会見は、リリーさんが独自に選出した映画を勝手に様々な形で宣伝していく「勝手に宣伝部(仮)」の発足を紹介する内容で、第1弾映画に本作を選出したもの。会見スタート時間は18時だったが、筋金入りの遅刻常習犯として知られるリリーさんは同25分過ぎに到着。登場するなりMCを務める同部秘書のセクシータレント、杉原杏璃をまじまじと見つめて「秘書って社長の足元にいつもいる人ですよね。僕、秘書を持つのが夢でね」と平然とエロトーク。会場の笑いを誘った。映画は東野圭吾の同名小説を原作に、迷宮入りした事件の容疑者の娘(堀北真希)と被害者の息子(高良健吾)のその後の人生と、事件を追う刑事の姿を描くサスペンス。会見に同席した同部係長のお笑い芸人、ウクレレえいじが披露した本作の登場人物のモノマネ芸がすべるたびに、リリーさんはなぜかテンションが上がり饒舌に。映画については「暗くて長く、商業主義でない」、「ドス暗い2時間半に気骨を感じます」と気に入った様子だった。イベント終了時刻の19時を過ぎ、杉原さんが遮ろうとしたが、リリーさんは「杉原さんは何カップ?」、「杉原さんはどういうタイプの男が好き?硬派?ああ、硬い人ね」と本題と全く関係ない話題に飛び火するなどして話し続け、帰る気配ゼロ。19時30分頃になり、宣伝会社の「お時間になりましたので!」という言葉で“強制終了”させられ、イベントを終えた。『白夜行』は1月29日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)なお、リリーさんは「勝手に宣伝部(仮)」部長としてすでに本作のCMをプロデュース!こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:白夜行 2011年1月29日より全国にて公開© 2011 映画「白夜行」製作委員会■関連記事:悪女演じた堀北真希、10番目の“悪事”告白!船越英一郎「罪が重すぎる」と追及堀北&高良版『白夜行』がベルリン国際映画祭正式出品決定!堀北真希&高良健吾、観客だます“共犯者”に…『白夜行』新春ヒット祈願2011年ブレイク期待の俳優・女優No.1は高良健吾&桜庭ななみ!シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第9回) 来年ブレイクしそうな俳優は?
2011年01月24日女優として人気急上昇中の桐谷美玲が主演するドラマ「HENCHMEN(ヘンチメン)」が、auの携帯およびパソコン、ケーブルテレビでお届けする「LISMOドラマ」で配信されることが決定!初のコメディ出演となる本作で、就職活動に奔走する女子大生を演じているというのだが…。雑誌「セブンティーン」(集英社刊)の専属モデルとして若者層を中心に絶大な人気を誇り、女優としても昨年の映画『音楽人』、TVドラマ「女帝 薫子」(テレビ朝日)への主演をはじめ『君に届け』や『ランウェイ☆ビート』、『ジーン・ワルツ』と話題作への出演が続いている桐谷さん。今回のドラマでは、就職氷河期の真っ只中で何とか内定を得るべく就活を続ける女子大生の典子を演じている。ある日、面接を受けた帰りに典子は、いかにも悪人面の政治家の選挙カー演説に出くわす。そこに突如現れたヒーローと“ヘンチメン”と名乗る奇妙なコスプレをした「株式会社悪玉団」の戦闘員たちの格闘に巻き込まれる。ヘンチメンのひとりから悪玉団への会社見学を勧められ、その迫力に負け、流されるがままに会社見学に向かうのだが…。“HENCHMEN(ヘンチメン)”とは英語で「雑魚」を意味する。果たして彼らは善玉なのか?悪玉なのか?そして、典子の人生は…?CM演出家として活躍し、カンヌ国際広告祭「フィルム部門」金賞受賞経験を持ち、舘ひろし出演CM「キリン本格<辛口麦>嵐を呼ぶ男2010」や本木雅弘出演の「シャープ AQUOSクアトロン3D」のCMなどを手掛ける新鋭・江口カンが監督を務める。就職氷河期が叫ばれる昨今、このドラマが就活のヒントになる…かどうかは不明。キリッっとしてかわいらしく、おしゃれな桐谷さんが就活スーツに身を包み、初挑戦のコメディで“ヘンチメン”たちに翻弄される姿に注目!「HENCHMEN」は2月4日(金)より2月25日(金)まで全4話で配信。LISMOドラマ公式サイト:■関連作品:ジーン・ワルツ 2011年2月5日より全国にて公開© 2011「ジーン・ワルツ」製作委員会ランウェイ☆ビート 2011年3月19日より全国にて公開© 2011「ランウェイ☆ビート」製作委員会■関連記事:2011年ブレイク期待の俳優・女優No.1は高良健吾&桜庭ななみ!矢田亜希子クリスマスにプレゼントもらう予定アリファンモンと共演!『ランウェイ☆ビート』主題歌ミュージックビデオ参加学生を募集シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第9回) 来年ブレイクしそうな俳優は?『ランウェイ☆ビート』主題歌にファンモン!田中圭が大変身の最新予告編も到着
2011年01月18日今年で61回目を迎えるベルリン国際映画祭のパノラマ部門に日本映画から『白夜行』が出品されることが決定した。原作は直木賞作家・東野圭吾による、累計200万部を超える同名ミステリー。被疑者死亡によって、決定的な証拠がないままに一応の解決を見た殺人事件から十数年。成長した被疑者の娘と被害者の息子の周辺で続発する不可解な事件と、その裏に隠された壮絶な秘密が描き出される。堀北真希がこれまでにない“悪女”を、人気沸騰中の高良健吾が深い“闇”を抱えた青年を演じるとあって、製作決定当初から話題を集めてきた本作が世界の舞台で観客の目に触れることに。カンヌ、ヴェネチアと並ぶ世界三大映画祭のひとつに数えられるベルリン国際映画祭。昨年は寺島しのぶが『CATERPILLARキャタピラー』での演技で最優秀主演女優賞を獲得し、大きな話題を呼んだ。今回、『白夜行』が出品されるパノラマ部門はコンペティション部門ではないが、今後の活躍が期待される監督の作品が多く上映されるなど、質の高い作品が集まることでも知られる。日本からは昨年、『パレード』が同部門に出品されて国際批評家連盟賞を受賞している。いまだ全ての出品作が出揃ってはいないが、同部門には2,500もの作品の中から約50本が選ばれる予定。深川栄洋監督は今回の出品決定について「ベルリンからの手紙を見せていただき、自分でも不思議に思うほど心が躍りました。喜んでくれる仲間の顔が浮かんで目頭が熱くなりました。映画祭と、この映画を一緒に戦って作った仲間たちに感謝します」と喜びのコメントを発表。堀北さんも「このたび『白夜行』がベルリン映画祭に選出されたこと、大変感激しています!この作品はいままでで一番こだわりを持って挑んだ作品でした。世界の方々にもこの『白夜行』に込めた私たちの思いを受けとってもらえたら嬉しいです」とのコメントを寄せてくれた。ベルリン国際映画祭は2月10日(現地時間)より開催。『白夜行』は1月29日(土)より全国にて公開。■関連作品:白夜行 2011年1月29日より全国にて公開© 2011 映画「白夜行」製作委員会■関連記事:堀北真希&高良健吾、観客だます“共犯者”に…『白夜行』新春ヒット祈願2011年ブレイク期待の俳優・女優No.1は高良健吾&桜庭ななみ!シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第9回) 来年ブレイクしそうな俳優は?高良健吾、今度は鈴木杏とW主演!中上健次の最後の長編『軽蔑』が映画化【TIFFレポート】堀北真希初の究極悪女役「すごく悩みました」
2011年01月14日映画『白夜行』の新春ヒット祈願イベントが1月5日(水)、東京・羽田空港新国際線旅客ターミナル内のカフェで行われ、主演の堀北真希と高良健吾、深川栄洋監督が出席した。会場となった「PLANETARIUM Starry Cafe」は先日オープンしたばかりのプラネタリウム併設カフェ。イベントではオリオン座をはじめとする冬の星座群、そして無数の流れ星が投影され、堀北さんらは本作が大ヒットするよう“星に願いを”かけた。人気作家・東野圭吾の同名ベストセラー小説を原作に、迷宮入りした質屋殺し事件の被害者の息子・亮司(高良さん)と容疑者の娘・雪穂(堀北さん)が辿る重苦しい人生を描くミステリー。類まれな美貌の裏に、恐るべき野心を抱える悪女を熱演する堀北さんは、「悪女といっても、雪穂は周囲をコントロールして、自分では直接手を下さない。どこまでお客さんをだませるか、さじ加減が難しかったですね」。高良さんは、雪穂に翻弄される役どころで「人をだましたり、(犯罪者に)疑われたりするが、わざとらしい演技はしたくなかった。ちゃんとお客さんをだまさないと」とこちらも演じる際、“だます”ことにこだわったといい、劇中同様、堀北さんと高良さんの“共犯関係”が明らかになった。そんなふたりと初タッグを組んだ深川監督は「堀北さんは久しぶりに会うと、女っぷりが上がっていて…。どれが本当の堀北さんなのかと思うほど。悪女の品格を持っている」と太鼓判。高良さんに対しても「以前からナイフのような少年だと思っていた。実際会ってみると、武器を使い分ける知恵がある人だった」と賛辞を惜しまなかった。ちなみに深川監督は撮影中に、体重が5〜6キロ減ってしまうほど追い込まれたといい「こんなに憔悴しきった現場は初めて。お客さんにどう響くかいまから楽しみ」と手応え十分の様子。堀北さんはこの日が2011年の仕事始めで、「年末に舞台(『ジャンヌ・ダルク』)が終わりまして、お正月はおうちでゆっくり過ごしました。来年は新たな目標を掲げて、引き続きチャレンジを続けたい」。一方、高良さんは舞台「時計じかけのオレンジ」に出演中で、大晦日は終日稽古。元日もゲネプロ(最終リハーサル)をこなすハードな年末年始だったのだとか。「それでもカウントダウンジャパン(幕張で開催されたフェス)に行って、エレファントカシマシのライブで年越ししました」と束の間の休暇をエンジョイしたそうだ。『白夜行』は2011年1月29日(土)より全国にて公開。撮影協力:羽田空港国際線ビルPLANETARIUM Starry Cafe■関連作品:白夜行 2011年1月29日より全国にて公開© 2011 映画「白夜行」製作委員会■関連記事:2011年ブレイク期待の俳優・女優No.1は高良健吾&桜庭ななみ!シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第9回) 来年ブレイクしそうな俳優は?高良健吾、今度は鈴木杏とW主演!中上健次の最後の長編『軽蔑』が映画化【TIFFレポート】堀北真希初の究極悪女役「すごく悩みました」深キョンウィンストン2億円ジュエリーに「アカデミー女優気分」
2011年01月05日怒涛のようなあわただしさに満ちた年末を過ごしつつもヒタヒタと確実に迫りくる除夜の鐘、そして新年…。2011年はもうすぐそこに!シネマカフェのランキング企画その名も「シネマカフェゴコロランキング5」では、読者のみなさんの心の内…すなわち“読者ゴコロ”を調査。今月投票を行ったテーマはズバリ「ブレイクしそうな俳優は?」。こちらの結果を大発表!シネマカフェ的2011年期待の俳優&女優は?まずは男優部門から。今回、男女共に票がかなり分かれたが、その中で見事、1位に輝いたのは…高良健吾。主演作『おにいちゃんのハナビ』をはじめ、今年だけでも複数の映画に出演しており「すでにブレイク済みでは?」という声も聞こえてきそうだが、真のブレイクはこれから!ここ数年、映画を中心に活躍してきたが、来年はNHK朝の連続テレビ小説「おひさま」への出演が決まっており、これから“朝の顔”として期待がかかる。思えば、今年大ブレイクを果たした向井理も、同じく朝ドラ「ゲゲゲの女房」がきっかけで世代を越えてお茶の間のみんなが知るところに。高良さんもすでに実力に関しては折り紙つき!向井さんと同じ現象が起こる可能性大。寄せられたコメントでも「演技力の高さは際立っているので、お茶の間でのブレイクを待つのみ」(30代・女性)、「TVでもその実力を見せつけてほしい」(20代・女性)など、さらなるブレイクを期待する声が多数。1月には『白夜行』の公開も控えており、新年早々、スクリーンでTVで目覚しい活躍を見せてくれそう。2位にはD-BOYSのメンバーとして活躍する瀬戸康史がランクイン!彼もすでに数々のドラマ、映画で存在感を発揮しているが、2011年は映画では主演作『ランウェイ☆ビート』が公開。そしてTVではNHK大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」への出演と、高良さん同様、映画とTVの両方面での活躍が期待される。「来年、本格的なブレイクをしてくれそう!」(20代・女性)とこちらも熱い期待を集めている。3位には池松壮亮。子役として『ラスト サムライ』で注目を集めた池松さんも来年で21歳。「目に力がある。この先絶対来ると思う」(30代・女性)、「顔つきに精悍さが増してきた」(20代・女性)といった声が多く寄せられた。ちなみに2位の瀬戸さんと3位の池松さん共に、来年、2010年No.1ベストセラーの『もしドラ〜もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら〜』に出演することが決まっており、2人の共演シーンも楽しみなところ。続く4位には林遣都。『バッテリー』での鮮烈なデビュー以来、林さんも映画での活躍が目立つが、ここ数年徐々にTVにも進出。吉高由利子主演、石田衣良原作の「美丘-君がいた日々」でも際立った存在感を放っていた。「もっとTVで見たい」(30代・女性)という声が多く寄せられており、来年以降も連続ドラマで見たい俳優のひとりだ。そして5位に滑り込んだのが松坂桃李。今年は「チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋」(フジテレビ)、「GOLD」(フジテレビ)、「クローン ベイビー」(TBS)と連続ドラマへの出演が続いた。来年は先述の向井さん主演の『僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.』の公開が控えており、さらなる活躍に期待したいところ。続いて女優部門!2011年のブレイクが最も期待されるのは桜庭ななみ。先日公開された『最後の忠臣蔵』ではベテランの実力は俳優陣に囲まれて、時代劇初挑戦ながら堂々の演技を披露しており納得の第1位!男優部門2位の瀬戸さん主演の『ランウェイ☆ビート』、さらに沖縄を舞台にした『天国からのエール』の公開が控えている。「笑顔が魅力」(20代・男性)、「勢いがある」(20代・女性)と多くの支持を集めた。2位にランクインしたのは満島ひかり。『悪人』、『川の底からこんにちは』など今年公開された作品でも十分に実力を見せつけてくれた彼女。先日、『川の底からこんにちは』の石井裕也監督との結婚が発表されたが、このまま勢いに乗って大ブレイクを果たす可能性もアリ!ポッキーガールとして注目を集め、今年は『半分の月がのぼる空』、『BECK ベック』が公開された忽那汐里が第3位。「独特の存在感がある」(20代・女性)という声が多く寄せられた。来年は新年早々「示談交渉人 ゴタ消し」(読売テレビ)で連続ドラマ出演があり、映画『少女たちの羅針盤』も公開される。第4位には先述の『ランウェイ☆ビート』組のひとり、桐谷美玲がランクイン。ほかにも映画『ジーン・ワルツ』の公開も控え、女優としてさらなる存在感を見せてくれる1年になるのでは?女優部門、第5位に入ったのは15歳の新鋭・川口春奈。すでにモデルとして、そしてCMで高い人気を誇っている彼女もまた来年『もしドラ』に出演!“女優”としてのブレイクに期待したいところだ。さてさてあなたがブレイクを期待するのは誰?ここには名前の挙がらなかったあなただけが知っているブレイク予備軍がまだまだいるかも!2011年ブレイクが期待される男優1位:高良健吾2位:瀬戸康史3位:池松壮亮4位:林遣都5位:松坂桃李2011年ブレイクが期待される女優1位:桜庭ななみ2位:満島ひかり3位:忽那汐里4位:桐谷美玲5位:川口春奈「シネマカフェゴコロランキング5」■関連作品:白夜行 2011年1月29日より全国にて公開© 2011 映画「白夜行」製作委員会 ランウェイ☆ビート 2011年3月19日より全国にて公開© 2011「ランウェイ☆ビート」製作委員会もしドラ〜もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら〜 2011年6月、全国公開予定■関連記事:ファンモンと共演!『ランウェイ☆ビート』主題歌ミュージックビデオ参加学生を募集シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第9回) 来年ブレイクしそうな俳優は?『ランウェイ☆ビート』主題歌にファンモン!田中圭が大変身の最新予告編も到着高良健吾、今度は鈴木杏とW主演!中上健次の最後の長編『軽蔑』が映画化【TIFFレポート】堀北真希初の究極悪女役「すごく悩みました」
2010年12月27日映画を観ていると、作品を観終わった後の気持ちを言葉に置き換えることが難しいと感じることがあります。『ノルウェイの森』もまさにそう。その圧倒的な世界観と、その中で提示される愛と生に、何があっても生きていく人間の姿に、ついぼんやりとしてしまいました。試写室を出ると、出口調査さながらに、宣伝担当者に呼び止められて「いかがでした?」と尋ねられることもあるのですが、今回、それがなかったことを本当によかったと思っています。「おもしろかった」、「楽しかった」、「凄いですね」などと、簡単な言葉で語り始めることができる作品なら問題ないのですが、『ノルウェイの森』を観た後の第一声は、なんと発したらいいのかいまも思い浮かびません。あえて選ぶなら主人公ワタナベの言葉を借りて「ちょっと事情が込み入っていて、うまく説明できないんだ」となるのかもしれません。私の込み入っている事情とは、“作品は素晴らしかったけれど、やはり小説とは別物として考えるべきなのだろうと自分を納得させていいのかどうか決めかねていた”というところでしょうか。そもそも、映画化の話を聞いたときには、すでに小説の世界で完璧な姿をしている「ノルウェイの森」であるだけに、そんなことをして何になるのだろうかとか、そんなことが可能なのかということを考えました。村上春樹作品を愛する者のひとりとして。ファンタジックな中にも、とことん現実的で哲学的なテーマが潜んでいる彼の作品。力強いのに繊細で、美しいのに悲しくて、刹那的なのに永遠で、激しいのに静謐で…という独特な空気感と深さゆえ、村上作品の映画化は不可能と言われ続けてきました。もちろんそれが意味するところは、物理的な不可能性ではなく、その世界観を映像として表出させることが極めて難しいということ。私は日頃から、できることと、やっていいことは違うと考えていますが、優れた小説を映像化することにも慎重であるべきだと思ってきました。ここ数十年、映像技術の発達により、かつて映像化は不可能だとされてきた作品が続々と映像化されてきましたが、その流れにもちょっと眉をひそめてきた私。しかも、今回は、唯一無二の世界観を持つ村上作品。つまり、映像化した途端に、それは全くの別物になるということは分かりきったことなのです。これは常に原作ものにつきまとう議論ではありますが、やはり村上春樹という特別な作家については、その議論がひときわ白熱しても不思議はないのでしょう。たしかに、映画は別物でした。でも、面白い発見となったのは、村上ワールドに寄り添うかのようにトラン・アン・ユン監督の世界が共存していたこと。「『ノルウェイの森』という作品は自分にとって特別な作品であり、映像化は無条件でOKというわけにはいかない。でも、トラン監督の作品は好きで、とにかく会ってみようと思った」というのが、村上氏本人の言葉。村上春樹ファンの全員が、その映画化作品に納得することなどありえないのでしょう。でも、村上氏が自ら“特別だ”と語る作品の映像化にOKを出した背景には、「トラン監督ならば」という信頼があったはず。その信頼のほどを、出来上がった映像から汲み取ることは難しいことではないし、それが転じて、「トラン監督しかいなかった」という気持ちにさせてくれることも事実なのです。学生運動が華やかなりし時代に多感な青春時代を送った若者たちの物語や複雑な事情や感情が絡み合った恋愛物語について描かれた小説や映画は多くありますが、それでも村上春樹の作品は別格。彼が生み出す独特の空気感は、やはりその言葉選びとリズムに由るところも大きいわけですが、その文学的な言語表現をどのように映像として表現するのかは、ひとつの見ものでもありました。最大の難所のひとつとして私が注目していたのは、主人公たちの発する言葉。彼の作品に登場する人々は、言葉をきちんと選びながら独特のリズムで話をします。それが何か重いものを背負ってきた登場人物たちのひとつの特徴でもあり、悲しみから生まれた優しさのようなものを漂わせてもいるのですが、主人公たちは、言葉を省略することなく、語尾を曖昧にすることもなく、しっかりと気持ちを伝えようとするのです。それがなぜ難所なのかといえば、それこそが最大の村上作品の特徴のひとつでもありながら、音にしてしまうと違和感を覚える種類のものであるのも事実だったから。やはり懸念していた通り、俳優たちが繰り出す言葉が、“いかにもセリフ”に聞こえてしまう瞬間が何度かあって、それについては残念だなと思ったものです。やはり村上作品は、文字の世界でこそ完璧でいられるのだと確信した瞬間でもありました。ただ、そこまで考えさせてくれるものこそ、村上ワールドならではなのかもしれません。矛盾しているかもしれませんが、そんなことに気づかせてくれたこともあり、トラン監督が“映画化するなら日本人のキャストで”とこだわってくれたことのありがたさ、そしてその理解の深さには感謝するばかりです。「原作がある映画化をする際には、映画はその原作に似ていなくてはならない。それは肖像がと同じようなことで、本人に似ていなくては意味がない」。これがトラン監督の言葉。確かに映画『ノルウェイの森』は、小説「ノルウェイの森」本人ではないけれど、似ています。監督の言葉を借りるなら、映画『ノルウェイの森』は、トラン・アン・ユンという画家が描いた、小説「ノルウェイの森」の肖像画と言えるのかもしれません。(text:June Makiguchi)■関連作品:ノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン■関連記事:松山ケンイチ『ノルウェイの森』撮影中に「凛子さんを思わずハグしました」松山ケンイチ監督の美的演出に学ぶ「貴族っぽくやってくれ」『ノルウェイの森』音楽の「レディオヘッド」ジョニー、松山ケンイチを「完璧」と絶賛『ノルウェイの森』ポスターに松山ケンイチのラブシーン!愛と涙の公募コピーも発表高良健吾、今度は鈴木杏とW主演!中上健次の最後の長編『軽蔑』が映画化
2010年11月24日映画『ノルウェイの森』の一般向け初披露となる完成披露試写会が11月23日(火・祝)、東京・新宿区の早稲田大学大隈講堂で行われ、主演の松山ケンイチ、ヒロインの菊地凛子、共演の高良健吾らキャスト陣7人とトラン・アン・ユン監督が上映前にレッドカーペットを歩き、舞台挨拶に立った。村上春樹が1987年に発表し、現在までに単行本・文庫本合わせて累計売上が1,000万部以上というロングベストセラー小説の映画化。大学生のワタナベ(松山さん)が自殺した親友の彼女だった直子(菊地さん)、大学で知り合った緑(水原希子)らタイプの違う女性たちの間で揺れるさまを描く物語。村上さんの母校で本作のロケにも使われたことから、同所が初披露の場に選ばれた。舞台挨拶で、本作に関わり一番テンションが上がった瞬間を司会者から尋ねられ、松山さんは「撮影に入って中盤に直子との本当に重要なシーンがあり、1テイク、2テイクやって、翌日3テイク目でOKが出たとき、テンションが上がり、思わず凛子さんをハグしました」と会心の瞬間をふり返った。同じ質問に菊地さんは「最初、直子役のオーディションを受けたいと申し出たら監督は乗り気じゃなかったので、ビデオを送ったら『会いたい』と言ってきてくれた。でもホテルで会ったら『原作はいつ頃読んだの?』とか質問ばかり。私はそのために来たんじゃない!と思い、『役をくれるの?くれないの?』って聞いたら『あげるよ』って…無理やり言わせた形で」と苦笑い。「あきらめないことと、本人に聞くのが一番だなと思った」と役を掴むまでの経緯をテンション高めに説明。会場の笑いを誘った。聞き入っていた監督は「直子を演じてくれたビデオを見て、儚さ、脆さを素晴らしく表現していたので、直子は菊地さんだと会う前に決めていたんです」と笑顔で“弁明”した。一方、ワタナベの自殺した親友・キズキ役の高良さんも「別の映画で死ぬシーンを撮ってクランクアップした翌日からノルウェイの撮影でしたが、その日の朝5時ごろ、電話がかかってきて『死ぬシーンを今日撮る』と言われ、テンション上がりましたね。違う現場で2日連続で死ぬって、そうないな、と」と妙な偶然を明かし、観客を笑わせた。締めくくりでマイクを握った松山さんは「撮影に入る前、監督から『きみは大恋愛をすることになるだろう』と言われ、ワタナベを追体験し、出来上がった作品を観て、その意味が分かった。みなさんも大恋愛をしてください」とメッセージを送っていた。先に行われたレッドカーペット・イベントには、ファン1,000人が集結。「ケンちゃーん、早くから来て待っていたのよー!」、「こっち来てー」などと、松山さんに握手とサインを求める女性ファンの熱狂的な声援が飛び交った。『ノルウェイの森』は12月11日(土)より全国東宝系にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:ノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン■関連記事:松山ケンイチ監督の美的演出に学ぶ「貴族っぽくやってくれ」『ノルウェイの森』音楽の「レディオヘッド」ジョニー、松山ケンイチを「完璧」と絶賛『ノルウェイの森』ポスターに松山ケンイチのラブシーン!愛と涙の公募コピーも発表高良健吾、今度は鈴木杏とW主演!中上健次の最後の長編『軽蔑』が映画化森三中・黒沢と“夫婦”役の松山ケンイチ小雪との結婚の質問には…
2010年11月23日ドラマからお笑いにいたるまで、多様な番組を配信してきた携帯放送局「BeeTV」にて、本日11月20日(土)より新たなコンテンツとしてファッションマガジン「Topping Fashion Magazine」の配信がスタートする。記念すべき第1回目のカバーガールは大人気モデルのアンジェラベイビー!こちらの一部画像が、シネマカフェに到着した。「Topping Fashion Magazine」には、今回のアンジェラベイビーをはじめ、毎月トップモデルがカバーガールとして登場し、自分流のコーディネート術を分かりやすくシーン別に紹介。誰もが持っている何気ない定番アイテムに、彼女たちがオススメする“プラスワン”のトッピングを施すだけで、見た目も気持ちも変わる――そんなコンセプトで“トッピング術”を伝授する番組となっている。単に見て楽しむだけにとどまらず、ほしいアイテムを携帯やネットを通じてすぐに購入できるのも魅力のひとつ。CMや雑誌に引っ張りだこでカリスマ的な人気を誇るアンジェラベイビーが、今回、出演する「デート編」のコーディネートは以下のとおり。スパンコールチュニック:LagunaMoonラビットファーコート&ハイウエストデニムショーパン:snidelサイドテープニーハイブーツ:Vll Xll XXXレザーレトロバッグ:snidelアンジェラはこの「Topping Fashion Magazine」について「ファッションに関心のある女の子にとって欠かせない番組になってほしい」と語っており、今回のコーディネートに関しては「デートのキーカラーは、ピュアなイメージのある白がお気に入り。最初に会ったときの印象はとても大事だし、多くの男性はピュアなイメージの女の子が好きだと思う」とアドバイス。クリスマスを前に、使えるコーディネートをのぞいてみては?「Topping Fashion Magazine」はBeeTVにて11月20日(土)より配信開始。「Topping Fashion Magazine」公式サイト© BeeTV■関連作品:女たちは二度遊ぶ 2010年7月3日より新宿バルト9にて1週間限定公開© BeeTV■関連記事:行定勲インタビュー映画として携帯ドラマを作りズームで遊んだ鬼才高良健吾初のフォトブックが発売撮影現場&箱根プライベート旅行の様子も!
2010年11月20日高良健吾と鈴木杏のW主演で、作家・中上健次が遺した最後の長編小説「軽蔑」が映画化されることが発表された。12月に村上春樹原作の『ノルウェイの森』、来年には東野圭吾の長編を映画化した『白夜行』の公開が控え、さらに初舞台となる「時計じかけのオレンジ」(演出・河原雅彦)の公演が1月よりスタート。そしてつい先日、来年3月に放送が開始されるNHK連続テレビ小説「おひさま」への出演が発表されるなど、いま最も多忙な俳優のひとり、高良健吾が今度は中上文学に挑戦!紀州(和歌山県)の熊野を舞台にした作品を数多く世に送り出した中上さんが、46歳でこの世を去った1992年に発行された最後の長編小説の映画化で、これまでに原作の単行本は46,000部、文庫が累計18,000部の販売部数を記録している。高良さんが演じるのは、名家の一人息子に生まれながらも上京して、賭博に明け暮れる生活を送るカズ。歌舞伎町で出会った踊り子の真知子と恋に落ち、故郷に戻って新しい暮らしを始めようとするも父親をはじめ、周囲は2人の関係を認めようとはしない。引き裂かれる想いで真知子は東京へ去り、カズは借金を膨らましていく。失意の中、カズは真知子を追い求め愛を確かめ合うが、高利貸しの男は借金の帳消しと引き換えに真知子を要求する…。高良さんの相手役の真知子を演じるのは鈴木杏。愛し合うがゆえに引き裂かれていくカズと真知子を若き実力派の2人が熱演。監督を務めるのは、先日、岡田将生と蒼井優による悲恋の時代劇『雷桜』が公開されたばかりの廣木隆一。高良さんは2007年公開の廣木監督作『M』で母への屈折した愛情を持つ青年役を体当たりで演じており、『雷桜』にも冒頭の数カットながら出演。ほかに廣木監督作の常連である大森南朋が高利貸しの山畑を演じるほか、忍成修吾、村上淳、小林薫などが共演者として名を連ねる。高良さんは「原作は中上健次さんですし、そして監督が廣木隆一さんというだけで是非!という気持ちでした。(廣木監督との再タッグについて)とても身が引き締まる思いです。本当に自分の役者としての軸を作ってくれた方なので、また誘っていただいて光栄です」と意気込みを語る。鈴木さんは「廣木隆一監督、高良健吾さん、とお名前を聞いた時点で『演りたい!』と思いました。なんだか大きなものが舞い降りてきた、と思いました。脚本も原作も素直に面白いし素敵だな、と思いました。(主人公の2人は)ダメな2人だけれど、その中で光っている純粋さがとてもキレイ」と語り、ダンサー役については「ポールダンス、難しいです。どれだけ練習してもなかなか自分の思い通りにいかず悔しい日々が続きますが、ようやく楽しめるようになってきました」と難役ながら少しずつ手応えを掴んでいる様子。そして廣木監督は「(中上さんは)僕が映画界に入った頃からの憧れの作家だったのでいつか挑戦したいと思っていた。高良健吾は、まだまだの未知数で広がっていてどんなイメージにも染まらない魅力があるように思います。役の上で変化していくのを年を重ねて見守りたいと思います。(鈴木杏は)彼女自体が自分のイメージではないところまで行ってほしいと思います」と中上作品を映画化する喜びと主演の2人への期待を明かしてくれた。『蛇にピアス』で吉高由里子と、『ソラニン』では宮崎あおい、『おにいちゃんのハナビ』では谷村美月、そして公開を控える『白夜行』では堀北真希と、いまをときめく女優陣と恋人や兄妹など様々な形で“愛情”を表現してきた高良さん。中上文学を原作にした本作で、鈴木さんとどのような愛を見せてくれるのか?すでに10月下旬より撮影はスタート。11月下旬にはクランクアップし、来年1月に完成の予定。『軽蔑』は2011年、全国にて公開予定。■関連作品:軽蔑 2011年、全国にて公開予定白夜行 2011年1月29日より全国にて公開© 2011 映画「白夜行」製作委員会 おにいちゃんのハナビ 2010年9月11日より新潟にて先行上映、9月25日より有楽町スバル座ほか全国にて公開© 2010「おにいちゃんのハナビ」製作委員会ノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン■関連記事:森三中・黒沢と“夫婦”役の松山ケンイチ小雪との結婚の質問には…【TIFFレポート】堀北真希初の究極悪女役「すごく悩みました」深キョンウィンストン2億円ジュエリーに「アカデミー女優気分」松山ケンイチ&瑛太が初共演コメディで“鉄ちゃん”コンビ結成!「運命的な感じ」『ノルウェイの森』に糸井重里、YMO細野晴臣&高橋幸宏が出演坂本龍一は凛子絶賛
2010年11月02日平井堅が歌う、映画『ゴースト もういちど抱きしめたい』の主題歌「アイシテル」のミュージック・ビデオの一部画像が到着!なんと、こちらビデオの中で平井さんは死者となって棺桶に納まっているというのだが…。デビュー15周年を記念した、2010年第1弾となるシングル「Sing Forever」を今月13日(水)にリリースしたばかりの平井さんだが、来月10日(水)には2か月連続となる通産33枚目のシングル「アイシテル」と初のカップリングアルバム「裏 歌バカ」がリリースされる。その「アイシテル」のミュージック・ビデオとCDのジャケット写真がこのほど完成したが、その中で平井さんが演じているのは“死者”!ジャケット写真では目を閉じて棺桶に横たわる平井さんの姿が写っている。「われらが堅を死なせるなんて…」とお嘆きのファンのみなさま、案ずるなかれ!ビデオ内で、平井さんは棺桶からしっかりと起き上がり、美声を響かせている。これは、映画『ゴースト もういちど抱きしめたい』の「死してなお、大切な人を守り、愛し続ける」というテーマを表現したもので、いわば映画のアナザー・ストーリーとして展開している作品。このミュージック・ビデオの演出を担当したのは、宮崎あおい、高良健吾らが出演した『ソラニン』で映画監督デビューを果たし、これまでにYUI、いきものがかり、木村カエラなど名だたるアーティストのビデオを手掛けてきた三木孝浩。「平井堅を棺桶に入れてみたい」というひと言を監督が発し、平井さんがこれを快諾した。ちなみにこのビデオでは、“ゴースト”たちによる5つのストーリーが展開。平井さんの歌声とあいまって、胸を締めつけられるような涙必至の切なく、悲しく、そして温かい物語が描かれている。平井さんは今回のミュージック・ビデオについて「一度、自分の作品の中で死者を演じてみたいと思っていました。ビデオの中では、亡くなった方を天国にいざなったり、棺桶の中から起き上がって歌うという、不思議な役どころでした。愛する人を失う痛みと、その人を想い続ける温かさが表現された素敵なビデオとなっています」と語っている。ちなみに、こちらに登場する棺桶は、183センチと長身の平井さんに合わせた特注の品だとか。歌声、物語、そして棺桶も要チェック!「アイシテル」は11月10日(水)発売。『ゴーストもういちど抱きしめたい』は11月13日(土)より全国にて公開。■関連作品:ゴースト もういちど抱きしめたい 2010年11月13日より全国にて公開© 2010「ゴ−スト」製作委員会■関連記事:松嶋菜々子アジア版『ゴースト』にろくろシーン「あります」シネマカフェ創刊13周年記念!『ゴースト もういちど抱きしめたい』独占試写会に35組70名様ご招待ソン・スンホン来日ファンミーティングに1万人熱狂!松嶋菜々子からメッセージもキャスト、スタッフ来場!『ゴースト』完成披露試写会に10組20名様ご招待ソン・スンホン&松嶋菜々子キスシーンで「お腹が鳴ってしまった」
2010年10月26日開催中の第23回東京国際映画祭(TIFF)で映画『白夜行』(深川栄洋監督)が10月25日(月)、東京・六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズで特別招待作品として上映され、主演の堀北真希、共演の高良健吾、船越英一郎らが舞台挨拶に立った。人気作家・東野圭吾の同名ベストセラー小説を原作に、迷宮入りした質屋殺し事件の被害者の息子・亮司(高良さん)と容疑者の娘・雪穂(堀北さん)が辿る重苦しい人生を描くミステリー。美貌の裏に自分がのし上がるために周囲を不幸に陥れることに躊躇しない素顔を持つ悪女に初挑戦した堀北さんは「原作がとても好きで、読んでなんとなくイメージはありましたが、いざ台本をいただいたらどうやって雪穂に近づいたらいいかすごく悩みました。自分で悪いことをするシーンのない悪い人で、一見、好感が持てるところもある。悩みました。でも挑戦だと思って頑張りました」。雪穂に献身的な愛を捧げる役どころを演じた高良さんも「人を騙し自分も騙すし…。親切な芝居じゃなくて、お客さんも騙しにかかっている。監督はとてもドS。キツかった。クランクアップが嬉しかったけど、こんだけきつかった現場だったから、次も乗り越えられると思った」とそれぞれ役作りの苦労をふり返った。一方、2人を追う刑事役の船越さんは「キャリアの半分以上、犯人を追いかける役どころでサスペンスに人生を賭けています。いつも役を生きることともうひとつ、観る人に分かりやすく楽しんでもらうことを心がけています。平たく言えば説明過剰な嘘臭い俳優です」とサスペンスに取り組むポリシーを吐露。「今回もそう思い、撮影初日に監督に伝えて『分かりました』とおっしゃっていただきましたが、(そういう部分は)ほとんど取り除かれてしまいました」と会場の笑いを誘った。『白夜行』は2011年1月29日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)特集「東京国際映画祭のススメ2010」■関連作品:第23回東京国際映画祭 [映画祭] 2010年10月23日から10月31日まで六本木ヒルズをメイン会場に都内各所にて開催© 2010 TIFF白夜行 2011年1月29日より全国にて公開© 2011 映画「白夜行」製作委員会■関連記事:【TIFFレポート】創設者自ら試写会主催し鑑賞『ソーシャル・ネットワーク』会見【TIFFレポート】大政絢&染谷将太が許せる「素敵な嘘」は…?【TIFFレポート】C・ドヌーヴ舞台挨拶登壇も撮影切り上げ退場「たくさん撮ったわ」【TIFFレポート】ポール・ポッツ日本初野外ライブで美声とジョーク!ディズニーの本格3D映画『トロン:レガシー』山田優に続編オファー?
2010年10月25日ヒット舞台をスクリーン上映するゲキシネ『蛮幽鬼』の初日舞台挨拶が10月2日(土)、東京・新宿区の新宿バルト9で行われ、主演の上川隆也、共演の山内圭哉がトークショーを行った。昨年9月〜11月に東京、大阪で上演された「劇団☆新感線」の舞台で、アレクサンドル・デュマの「モンテ・クリスト伯」をモチーフに無実の罪で幽閉されていた監獄島から脱走した男・伊達土門(上川さん)の復讐を描く物語。山内さんはMCを務め、冒頭、上川さんの「取材の方もいらっしゃっていて…」の言葉に思わず「今日、内野さんは来ませんよ」と本作とは関係ない、W不倫と飲酒運転疑惑の渦中にある、俳優仲間の名を口走り、上川さんから「止め!」と一喝されて苦笑い。一方で、観客から事前に寄せられた質問に回答する場面も。謎の殺し屋を演じた堺雅人との共演の感想について、山内さんは「(堺さんは学生時代)体育が2やったんですって。リー・リンチェイ(=ジェット・リー)みたいな役なのに。最初の本読みの日、真っ青になっていましたよ」。上川さんも「ひとつ公演が終わるたびに、必ず堺とお風呂に入っていた堺の全てを知る男として君臨していますが…」と前振りし、「だんだんマッチョになっていくんです。いわゆる細マッチョです。モヤモヤと想像してください、堺の穏やかな顔の下にマッチョな体ですよ」と暴露合戦。満場の女性ファンを悩ましい気持ちに誘った。『蛮幽鬼』は新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:蛮幽鬼 2010年10月2日より新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国にて公開© 2010 松竹、ヴィレッヂ■関連記事:『蛮幽鬼』上川隆也×稲森いずみ舞台に立つ“覚悟”と舞台裏の意外な“素顔”ゲキ×シネ『蛮幽鬼』で堺雅人の魅力的な“ギャップ”が際立つ!アンケート結果発表「マークスの山」に高良健吾!高山ロケにベテラン俳優陣は恨み節迫力の映像と音で演劇を堪能せよ!『蛮幽鬼』特別試写会に40組80名様ご招待「殺陣の振り付けを一度で覚えちゃう」上川隆也早乙女太一を大絶賛
2010年10月02日舞台にドラマに、“精力的”という言葉がぴったりの活躍を見せる上川隆也と近年、幅広い役柄を演じ、作品ごとに新たな境地を開き続ける女優・稲森いずみ。この2人が初共演!おまけに日本屈指の人気を誇る「劇団☆新感線」の舞台公演において、大いに話題を呼んだのが2009年の秋。その興奮が、演劇と映画の魅力を組み合わせた新たな試みとしてじわじわと浸透する認知度を上げている<ゲキ×シネ>においてスクリーンに蘇る。上演からおよそ1年、『蛮幽鬼(ばんゆうき)』の新たな船出を前に、2人が揃って初共演について、そして作品の魅力について語ってくれた。仲間に裏切られて長い年月を牢で過ごし、祖国への復讐に燃える伊達土門(だてのどもん/上川さん)とかつては土門と将来を誓った仲で、いまは国を治める王の立場に座す美古都(みこと/稲森さん)。土門の復讐劇を中心に、年月によって異なるものを背負うようになった2人の姿が鮮明に、そして哀しく浮かび上がる本作。上川さんにとって、「新感線」の舞台出演は2度目、いのうえひでのりさんの演出を受けるのは3度目の経験。長年所属した演劇集団「キャラメルボックス」の公演をはじめ、数多くの舞台経験を誇る上川さんの目から見て、「新感線」の魅力とはどこにあるのだろうか?上川:うまく言えませんが、お客さんに楽しんでもらうための手段の選び方の遠慮のなさ…容赦のなさ(笑)でしょうか。いや、そもそもお客さんに楽しんでもらうため、という前提を持ちつつも、いのうえさんをはじめ、そこにいるみんなが自分たちで面白い、と思ったことをとことんやる精神ですね。いい意味での頑固さ、妥協や退くことを知らない姿勢というのはいつも強く感じます。一方の稲森さんにとっては、6年もの時を経ての舞台。「ずっと、もう一度舞台に立ちたいと思っていた」と稲森さん。「新感線」の舞台はどのような体験となったのだろう?稲森:稽古から公演まで、ずっと楽しかったですね。初めてのことばかりで最初は稽古にも慣れずに戸惑う部分はありましたが、周囲のみなさんが本当に居心地の良い雰囲気、空間を作ってくださいました。いや、あれが「新感線」のみなさんの自然体なのかもしれません(笑)。TVドラマや映画といった映像作品と舞台との違いを尋ねると、上川さんは「覚悟」という言葉でこう語る。上川:ライヴであるからこその覚悟、というのでしょうか。いまの自分…生身のままでお客さんと向き合わなくてはいけない――。やはり“覚悟”ですね。そのままの自分で立ち向かうという意識は常に持ち続けていますね。さらに稲森さんにはもう一歩突っ込んで質問!近年、作品ごとに全く異なる表情、そして独特の存在感を感じさせるがある作品に出演する上で、決め手としているものは?そして今回の久々の舞台で何を得たのだろうか?稲森:自分の感覚、という言葉が一番合っていると思います。「やりたい。やる必要がある」という気持ちがわいてくるというか…。今回も「新感線」のお芝居に出たい、出なきゃ、という思いで出演を決めてましたね。その中でまさに上川さんがおっしゃった映像作品とは違う“覚悟”を決めるということ、エネルギーをもっと爆発させなくてはいけないということ。それから、長くひとつの作品に携わる、ということも今回の作品を通じて自分の中の大きな経験になったと思います。復讐を糧に生きる土門に悲しみを胸に抱く美古都。どちらも終始、決してポジティブとは言えない感情を抱いている役柄だが、長きにわたる公演でどのようにテンションを保ち続けたのだろうか?上川:役がそのまま普段の生活に入り込んでくるということはあまりなくて、逆に舞台上で呪っている分(笑)、役から離れると穏やかになったりしていましたね。それは僕だけじゃなくて…美古都として舞台上に凛と立っている稲森さんは楽屋では見られませんからね(笑)!楽屋では思い切りぽわーっとしてましたよね?稲森:…(笑)。ドラマと違って舞台は完結するので、気持ちを引っ張ることはなかったですね。ドラマだと、次の本が来るまで引きずったりすることもあるんですが。上川さんからチラリと稲森さんの“素顔”についての話が出たところで、互いの印象について。まずは稲森さんから!稲森:上川さんは…稽古のときから千秋楽までスマートでした(笑)。無駄がなくていつも爽やかで…。上川:(笑)。どうぞ、続けてください!稲森:お芝居が好きな方なんだろうな、というイメージは持っていましたが、そこはイメージどおりでしたね。本当に楽しそうで。もちろん、苦しんでらっしゃった部分もあるんでしょうが、それを全く見せないんです。余裕を感じましたし、エネルギーをいただきましたね。では、上川さんから見た稲森さんは?稲森さんからは「正直に(笑)!」とプレッシャーが…。上川:僕自身、稲森さんに勝手に“颯爽”といったイメージを勝手に抱いていたんですが、でも実際の稲森さんはどこかとらえどころがないと言いますか…。“颯爽”という言葉に僕は、輪郭のはっきりしたニュアンスを感じていたんですが、稲森さんには“曖昧さ”が同居されているんですね。不思議とのんきさというか…浮世離れと言ったら失礼かもしれませんが(笑)。これには稲森さんも、この日一番の笑顔!劇中ではTVのイメージとも、そして上川さん談話とも異なる凛と美しい稲森さんが見られるのでご注目。そこに正面から力強く向き合っていく上川さん、そして“クセモノ”揃いの共演陣が織りなすドラマをスクリーンで堪能してほしい。ゲキ×シネ『蛮幽鬼』特別試写会レポート■関連作品:蛮幽鬼 2010年10月2日より新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国にて公開© 2010 松竹、ヴィレッヂ■関連記事:ゲキ×シネ『蛮幽鬼』で堺雅人の魅力的な“ギャップ”が際立つ!アンケート結果発表「マークスの山」に高良健吾!高山ロケにベテラン俳優陣は恨み節迫力の映像と音で演劇を堪能せよ!『蛮幽鬼』特別試写会に40組80名様ご招待「殺陣の振り付けを一度で覚えちゃう」上川隆也早乙女太一を大絶賛
2010年09月27日高良健吾と谷村美月、藤井フミヤらが9月25日(土)、東京・千代田区の有楽町スバル座で行われた映画『おにいちゃんのハナビ』(国本雅広監督)の初日舞台挨拶に出席した。ギネスにも認定された世界一の大きさを誇る四尺玉花火を打ち上げる新潟・片貝まつりにまつわる実話を基に、白血病を患った妹・華(谷村さん)と妹を励ますために引きこもりから立ち直り、片貝まつりの花火の打ち上げに参加する兄・太郎(高良さん)の絆を描く物語。本作で映画初主演を飾った高良さんは「難病ものと思われがちですが、泣かせよう、泣いてくれと思ってやってはいません、そんなお客さんをバカにするようなことは…」と真摯に呼びかけ。谷村さんも「華ちゃんから得ることがすごく多かった。自分がどんな状況であれ、ひとのことを思って笑顔でいる、とか。日々考えたことがなかったけど、こういう仕事に就いているし、もうちょっと心がけようと思いました」としみじみ。2人の母親を演じた宮崎美子は「本当に真面目でいい子たちでしょ?」と目を細めた。一方、挨拶の後半、主題歌「今、君に言っておこう」を書き下ろした藤井さんが登場。司会者から同曲の感想を求められた高良さんは「ありがとうございます。さっきも楽屋でお話したんで…」と答え、すかさず藤井さんが「今度メシ食いに行こう、な感じになっています。九州人は距離が縮まりやすいんで」と自身が福岡県、高良さんが熊本県と九州出身同士で打ち解けた間柄であることを説明。高良さんは「(藤井さんと)メル友なので改めていろんな人の前でお礼を言うのは…」とナイーブな素顔をのぞかせていた。『おにいちゃんのハナビ』は有楽町スバル座ほか全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)シネマカフェSweet「飾らない格好良さ」■関連作品:おにいちゃんのハナビ 2010年9月11日より新潟にて先行上映、9月25日より有楽町スバル座ほか全国にて公開© 2010「おにいちゃんのハナビ」製作委員会■関連記事:『おにいちゃんのハナビ』高良健吾の動画コメントが到着!「精一杯の姿を見て!」藤井フミヤ「こんなに泣いた邦画は『火垂るの墓』以来」高良健吾インタビュー「格好つけた台詞も、普通に向き合いたい」フミヤの主題歌ナマ披露に高良健吾、谷村美月らウットリ「マークスの山」に高良健吾!高山ロケにベテラン俳優陣は恨み節
2010年09月25日話題作に次々と出演し、まもなく全国公開となる『おにいちゃんのハナビ』で満を持して映画初主演を果たした高良健吾の動画メッセージが到着した。実話を基に、病を患う妹との約束を果たすため、町の祭りで花火を上げることに奔走する青年の姿を描く本作。今回到着した動画では、高良さんは「花火のシーンや登場人物たちの精一杯の姿が見られます」と語り、「ぜひ映画館のスクリーンで!」と言葉に力を込める。同日行われたインタビューでは、役への向き合い方について、共演の谷村美月とのやり取りについて、そして俳優としてのあり方などについてじっくりと語ってくれている。試写会などですでに映画を鑑賞した観客からは「泣いた」、「号泣した」といったコメントが寄せられているが、「高良さん自身は映画を観て泣きますか?」という質問への答えは――?今年だけで公開される映画は6本!来年以降も映画、さらには舞台への出演などまだまだ多忙な日々は続きそう。まずは記念すべき初主演作となった本作の、揺れながらも成長を遂げていく太郎役でその魅力を堪能してほしい!『おにいちゃんのハナビ』は9月25日(土)より有楽町スバル座ほか全国にて公開。※こちらのメッセージ映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY※高良健吾ロングインタビューをシネマカフェにて掲載中シネマカフェSweet「飾らない格好良さ」(photo:Toru Hiraiwa)■関連作品:おにいちゃんのハナビ 2010年9月11日より新潟にて先行上映、9月25日より有楽町スバル座ほか全国にて公開© 2010「おにいちゃんのハナビ」製作委員会■関連記事:藤井フミヤ「こんなに泣いた邦画は『火垂るの墓』以来」高良健吾インタビュー「格好つけた台詞も、普通に向き合いたい」フミヤの主題歌ナマ披露に高良健吾、谷村美月らウットリ「マークスの山」に高良健吾!高山ロケにベテラン俳優陣は恨み節高良健吾、藤井フミヤによる主演映画の主題歌ビデオで映画の1年後の物語に出演
2010年09月24日映画『おにいちゃんのハナビ』(国本雅広監督)の大ヒット祈願イベントが9月21日(火)、東京・渋谷区の新潟館ネスパスで行われ、W主演の高良健吾、谷村美月、主題歌を手がける藤井フミヤが出席した。新潟県小千谷市片貝町の片貝まつりの花火にまつわる兄弟の実話を基に、白血病を患い余命僅かな妹・華(はな/谷村さん)と、妹のために引きこもりから再生し、まつりで花火を打ち上げようとする兄・太郎(高良さん)の絆を描く物語。片貝まつりが行われる新潟県・浅原神社の宮司による祈祷でヒットを祈願。高良さんは「難病ものと思われがちですが、いい意味で期待を裏切る作品です」と“泣き”を越えた仕上がりに自信の弁。だが藤井さんは「泣ける部分を隠してプロモーションをしていますが、素晴らしい映画で、邦画でこんなに泣いたのは『火垂るの墓』以来です」と感動作として太鼓判を押した。新潟県では今月11日(土)から先行公開され、高良さんらが初日舞台挨拶のために新潟入りした。一度だけあったという上映後の舞台挨拶をふり返り、高良さんは「多くの人が泣いていた。美月ちゃんを華ちゃんと呼んだりしていて、お客さんと映画を共有できたと感じた」と手応え。谷村さんは「実話の女の子、はるかちゃんのお母さんが私を『はるか』と呼んで、抱きしめてくれた。そういうことは初めてでどうしていいか分からなかったんですが、家に帰って考えていたらこういう仕事を続けてきてよかったと思いました」としみじみした表情でふり返っていた。『おにいちゃんのハナビ』は9月25日(土)より有楽町スバル座ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:おにいちゃんのハナビ 2010年9月11日より新潟にて先行上映、9月25日より有楽町スバル座ほか全国にて公開© 2010「おにいちゃんのハナビ」製作委員会■関連記事:高良健吾インタビュー「格好つけた台詞も、普通に向き合いたい」フミヤの主題歌ナマ披露に高良健吾、谷村美月らウットリ「マークスの山」に高良健吾!高山ロケにベテラン俳優陣は恨み節高良健吾、藤井フミヤによる主演映画の主題歌ビデオで映画の1年後の物語に出演想いを空へ!高良健吾×谷村美月『おにいちゃんのハナビ』試写会に50組100名様ご招待
2010年09月21日演劇と映画――。この表現の異なる2つのエンターテイメントを結ぶ新しい試みとして脚光を浴びている<ゲキ×シネ>。舞台の持つ熱気、スピード感、臨場感をカメラで捉え、大スクリーンで上映することで、舞台の新たな魅力を引き出すと共に、これまで舞台に触れることのなかった人々にその面白さを伝える“起爆剤”として高い注目を浴びている。このたび、<ゲキ×シネ>最新作として公開されるのが、日本屈指の人気劇団「劇団☆新感線」が2009年に上演し、連日の超満員を記録した『蛮幽鬼』。シネマカフェでは10月2日(土)の公開を前に本作の試写会を開催!鑑賞後には「<ゲキ×シネ>ならではの魅力を感じた俳優は?」というアンケートを実施した。アンケート結果から、<ゲキ×シネ>の楽しみ方が見えてくる?アレクサンドル・デュマの「モンテ・クリスト伯(巌窟王)」をモチーフに、仲間の裏切りにより、長きにわたって幽閉された男の哀しき復讐劇を描いた本作。アンケートで「魅力を感じた俳優」第1位に輝いたのは、祖国への復讐に燃える主人公・伊達土門の脱獄を助け、彼と行動を共にする謎多き殺し屋の男・サジを演じた堺雅人。上川隆也演じる主人公の土門を抑えての1位だが、理由として多かったのはやはり舞台ならではの魅力を推す声。「笑顔と殺し屋のギャップが良かった。表情の変化がよく読み取れて、恐怖や狂気が伝わってきた」(30代・女性)、「普段のTVやドラマとは、声や表情が違っていて、新しい魅力を感じた」(20代・女性)というコメントが多く見られたほか「殺陣が素晴らしかった」(30代・女性)、「ハードな立ち回りが素敵だった」(20代・女性)など、舞台上を所狭しと駆け回る姿に魅力を感じたというコメントも多く寄せられた。ほかには「堺さんは絶対に悪役のほうが良いと思っていたので、すっごい満足です」(女性)、「おとなしめのホンワカした人かと思っていたが、ハードな立ち回りも演じていてとても素敵でした」(30代・女性)TVや映画のイメージとの“ギャップ”を推す声も!続いて多くの票を集めたのは、やはり主演のこの人!上川隆也。「目の力に圧倒されました」(20代・女性)、「汗だくの姿がリアルで、TVでは見られない表情が魅力的だった」(20代・女性)など、こちらもやはり舞台ならではの演技の迫力を感じた観客が多いよう。生の舞台を観に行ったとしても、細かい表情まではなかなか見えないもの。このあたりも、まさに<ゲキ×シネ>ならではのおもしろさと言えそうだ。鳳来国の女王・美古都(みこと)に仕える、舞の名手で剣の達人の刀衣(とうい)を演じた早乙女太一に対しては「動きのキレにほれぼれしました」(40代・女性)、「立ち振る舞いがしなやかできれい。演技が大きく見えて良かった」(30代・女性)と舞台上でのその“身体能力”を魅力に挙げる声が多く届いた。舞台を中心に活躍する早乙女さんだけに、大画面でその動きを堪能できるというのは貴重な機会と言える。また、美古都役の稲森いずみの「涙を見ることができた」(20代・女性)という回答も。ちなみに、同アンケートによると、今回本作を鑑賞した観客の多くが<ゲキ×シネ>初体験だったようだが、「俳優の細かい表情や息遣いまで見えた」(20代・女性)などスクリーンを通じて演劇を鑑賞するということに対して好意的な意見が多く寄せられた。逆に、すでに本作を生の舞台で鑑賞しているという観客からも「(生の舞台とは)違う角度で、ひとりひとりの表情がよくわかり、舞台の印象と違って楽しめた」(40代・女性)と生の舞台とはまた違った満足感を語る回答が寄せられた。大スクリーンで舞台を楽しむこの<ゲキ×シネ>という潮流は、確実に映画ファンの間にも浸透してきている様子だ。上演時にチケットが取れなかったという人も、これまで舞台は見たことがないという人も、まずはこの『蛮幽鬼』でその魅力に触れてみては?ゲキ×シネ『蛮幽鬼』特別試写会レポート■関連作品:蛮幽鬼 2010年10月2日より新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国にて公開© 2010 松竹、ヴィレッヂ■関連記事:「マークスの山」に高良健吾!高山ロケにベテラン俳優陣は恨み節迫力の映像と音で演劇を堪能せよ!『蛮幽鬼』特別試写会に40組80名様ご招待「殺陣の振り付けを一度で覚えちゃう」上川隆也早乙女太一を大絶賛
2010年09月21日今年だけでも出演作が6本。いま最も活躍する実力派俳優の一人、高良健吾。高良さんの言葉からは“演技しない演技派”とも言える、自然体で役へ真っ直ぐ向きあう姿勢が浮かび上がります。――ストーリーに関して、どのような印象を持たれましたか?「最初、本当に大まかな物語の流れだけを聞いたときは『何だかケータイ小説みたいだなあ…』と思いました。でも、その後台本を読んだら僕の印象とは全然違い、『とてもいい話だな』と思えましたね」。――太郎は共感する役でしたか?「共感できる部分は多かったですね。育ってきた環境が僕自身と似ていましたから。僕も転勤族の家庭だったので、転校だらけで引きこもりになる気持ちがよく理解できたんです。引きこもる時間の長さは太郎と違いますが、引きこもりになりそうなこともありましたし、気持ちは分かります」。――演じやすい役ではありましたか?「そこが複雑なところで、共感できるからと言って演じやすいわけではないんです。今回の場合は、現場に入る前にいろいろと難しく考えてしまうことがありました。それは主演という立場に向き合ったり、台本を字だけで捉えた段階での問題なんですけど。台本の台詞を追ったとき、『ん?この台詞はちゃんと言えるかな?』って。でも、いったん現場に入ってしまえばやることはいつもと変わらなかったですし、自分の前に(妹役の)谷村美月ちゃんや(両親役の)宮崎美子さんや大杉漣さんがいれば役者さんの反応等で、違和感なく言えてしまう台詞もたくさんありました。『やっぱり現場だよなあ』と思いましたね」。――「ん?」と思った台詞とは?「(太郎が)格好つけて言っている台詞が結構あるので。でも、『ここはいいシーンになりそうだな』とか、『ここはポイントだな』と思うところに僕は感情を乗せたくないというか、『このシーン、いいでしょ?ここはポイントだよ』という気持ちで台詞を言いたくないんですよね」。――それは他の作品においても?「ええ、常に。普通に台詞と向き合って言うようにしています」。――谷村美月さんとは本当の兄妹のようでした。「観客の目にどう映るのかって、僕は意識したことが全くないんです。僕の役目は、例えば美月ちゃんに向けて何かを100%伝えること。それがカメラを通って監督のOKに至ったら、僕が何か伝えようと意識しなくても、お客さんには十分伝わると信じていたいし、そう考えています。『お客さんに何かを伝えなきゃ!』と思うのは撮影中ではなく、こういった宣伝活動からでいいかなって」。――結果は考えない?「いや、考えてしまう時もありますし、自分の中でおかしいバランスになる瞬間もあるんですけど、意識として大切に持っていたい部分なんですよね」。――太郎は妹からネガティブ思考を指摘されますが、高良さん自身は?「僕もネガティブな方かもしれないですけど、最近はネガティブ発言を控えるようにしています。嘘でも明るくしていたいし、どこか冷めた人間なのかもしれないけど、心配されるのが嫌なんですよね。例えばブログでそういう発言をして、『大丈夫ですか!?』と言われるのが苦手。ありがたいんですけど、僕は心配してほしいわけじゃないから、『ああ、発言すること自体がよくないんだな』って。きっとブログを見た人もネガティブな気分になってしまうだろうから、それは自分の中でどうにかしようと思うようになりました」。――それは人生哲学から?発信者としての意識から?「うーん…、発信者だからですかね。目の前にいて思いを伝えられるならいいんですけど、ブログ限定で言うなら、気持ちを全て文字にしているわけでもない。伝えるか伝えないか、伝わるか伝わらないかという問題はやっぱりよく考えます」。※高良健吾ロングインタビューをシネマカフェにて掲載中シネマカフェSweet「飾らない格好良さ」(photo:Toru Hiraiwa/text:Hikaru Watanabe/stylist:Kazuhiro Sawataishi)■関連作品:おにいちゃんのハナビ 2010年9月11日より新潟にて先行上映、9月25日より有楽町スバル座ほか全国にて公開© 2010「おにいちゃんのハナビ」製作委員会■関連記事:フミヤの主題歌ナマ披露に高良健吾、谷村美月らウットリ「マークスの山」に高良健吾!高山ロケにベテラン俳優陣は恨み節高良健吾、藤井フミヤによる主演映画の主題歌ビデオで映画の1年後の物語に出演想いを空へ!高良健吾×谷村美月『おにいちゃんのハナビ』試写会に50組100名様ご招待高良健吾、フォトブック発売でファンとふれあい「最初は、誰が買うんだ?って…」
2010年09月16日映画『おにいちゃんのハナビ』のプレミア試写会が9月2日(木)、都内で開催され、主演の高良健吾に谷村美月、宮崎美子、大杉漣、国本雅広監督による舞台挨拶に加え、主題歌を歌う藤井フミヤがスペシャルゲストとして来場。主題歌「今、君に言っておこう」を生で披露し、会場をわかせた。新潟県小千谷市片貝町で開催される花火大会を通して、病を抱えた妹と、ひきこもりがちの兄の絆を感動的に描き出す。歓声に迎えられて登壇した高良さんは「(主演として)自分の名前が一番上に来るのは初めてで、撮影が始まる前は緊張していましたが、やってみたらいつもと同じようにできました」と語り、妹役の谷村さんについて尋ねられると「僕は、現場で堂々としている俳優さんが好きなんです。僕はフラフラしてますが(苦笑)。美月ちゃんは何を言われても『ハイ!』って感じでいつも本当に堂々としてました」と絶賛。一方の谷村さんは照れながら高良さんとの共演を「芝居じゃない、リアルな感じですごく楽しかったです」とふり返った。谷村さんは本作のために、実際に頭を剃っているが「この華(はな)という女の子は本当にかわいいんです。何で私に話が来たの?と思うくらい。こんな役をやらせていただけるなら坊主にくらいしなきゃ!と思いました」とはにかみながら語った。そんな2人について両親役の宮崎さん、大杉さんは「2人とも本当にしっかりしてるんです」と口を揃える。ちなみに大杉さんは、本作のためにわざわざ免許を取得したとか。「クランクインの4日前に(免許が)発給されまして」と照れくさそうに明かした。そして、サプライズゲストとして主題歌「今、君に言っておこう」を本作のために書き下ろしたフミヤさんが登場!フミヤさんと高良さんは共に九州出身ということで意気投合したようで、「一緒に飲みに行って、九州の話で盛り上がりました」と高良さんが言えば、フミヤさんは「(高良さんは)いつも『熊本に帰りたい』ってしか言わない(笑)」と暴露。会場は温かい笑いに包まれた。そしてフミヤさんはアコースティックバージョンで「今、君に言っておこう」を満員の観客の前で熱唱!「こういう場で歌うのは緊張する」と笑いつつ、感情を込めて歌い上げ、観客はもちろん、高良さんらもその歌声に酔いしれた。『おにいちゃんのハナビ』は9月11日(土)より新潟にて先行上映、9月25日(土)より有楽町スバル座ほか全国にて公開。■関連作品:おにいちゃんのハナビ 2010年9月11日より新潟にて先行上映、9月25日より有楽町スバル座ほか全国にて公開© 2010「おにいちゃんのハナビ」製作委員会■関連記事:「マークスの山」に高良健吾!高山ロケにベテラン俳優陣は恨み節高良健吾、藤井フミヤによる主演映画の主題歌ビデオで映画の1年後の物語に出演想いを空へ!高良健吾×谷村美月『おにいちゃんのハナビ』試写会に50組100名様ご招待高良健吾、フォトブック発売でファンとふれあい「最初は、誰が買うんだ?って…」高良健吾初のフォトブックが発売撮影現場&箱根プライベート旅行の様子も!
2010年09月02日人気作家、高村薫の直木賞受賞小説をWOWOWで初ドラマ化する「マークスの山」の制作会見が8月25日(水)、東京・港区のニューピアホールで行われ、キーパーソンのマークス役を高良健吾が演じることが発表された。元暴力団員、官僚が狙われた連続殺人事件を追う警視庁捜査一課の警部補・合田(上川隆也)と、捜査線上に浮かんだ、ある事件の生き残りで、時折「暗い山」と漏らす心に闇を抱える青年“マークス”(高良さん)らの姿を描く社会派ミステリー。監督は水谷俊之と鈴木浩介。1995年に崔洋一監督がメガホンを取り映画化されたが、ドラマ化は初。今年4月26日から7月7日まで、南アルプスの高度2,300メートル級の山々を中心に行われた撮影をふり返り、主演の上川さんは「本作の設定が11月ぐらいなので、暑い中、コートを着込んで撮影しました。流した汗は数知れず、過去一番多いかも。男たちの汗で作られた作品を見て」。キーパーソンを演じ、WOWOW作品初出演を飾ることになった高良さんも「居心地の良い現場で、クランクアップが寂しかった。濃くて見応えのある作品。ぜひWOWOWに加入してください」とそれぞれ軽妙にPRし、会場の笑いを誘った。山でのロケ時には、キャスト陣も機材を運搬。“試練”をふり返り、ベテラン俳優陣は揃って苦笑い。警部役の大杉漣は「高山病になりかけました」。弁護士役の小日向文世は「監督がOKを出してくれないので、山の急斜面を何度も登り降りしたよ」と恨み節。共演陣らを笑わせていた。連続ドラマW「マークスの山」は10月17日(日)より放送開始。毎週日曜22:00より放送で、全5話(第1話無料放送)。(text:Yoko Saito)連続ドラマW「マークスの山」公式サイト■関連作品:おにいちゃんのハナビ 2010年9月11日より新潟にて先行上映、9月25日より有楽町スバル座ほか全国にて公開© 2010「おにいちゃんのハナビ」製作委員会蛮幽鬼 2010年10月2日より新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国にて公開© 2010 松竹、ヴィレッヂ■関連記事:高良健吾、藤井フミヤによる主演映画の主題歌ビデオで映画の1年後の物語に出演迫力の映像と音で演劇を堪能せよ!『蛮幽鬼』特別試写会に40組80名様ご招待想いを空へ!高良健吾×谷村美月『おにいちゃんのハナビ』試写会に50組100名様ご招待「殺陣の振り付けを一度で覚えちゃう」上川隆也早乙女太一を大絶賛高良健吾、フォトブック発売でファンとふれあい「最初は、誰が買うんだ?って…」
2010年08月25日『おにいちゃんのハナビ』で映画初主演を飾る高良健吾が、本作の主題歌であり藤井フミヤの書き下ろしによる「今、君に言っておこう」のミュージックビデオで、映画の1年後の物語を描いたスピンオフストーリーに出演していることが明らかになった。新潟県の小千谷市片貝町を舞台に、街の名物である花火大会を通じて病の妹との約束を果たそうとする青年の成長を描いた本作。主題歌の「今、君に言っておこう」は、藤井さんにとって3年半ぶりのシングルで、自ら作詞作曲を担当している。今回のミュージックビデオの演出は、映画と同じく国本雅広監督が務め、撮影も映画と同じ片貝町で行われた。ここで描かれるのは、映画の1年後の物語。映画の中でも印象的なロケ地を巡りながら、高良さん演じる太郎が妹のことを想いつつ、強く生きていく様子が、“風船”、“花火”をモチーフに描き出される。楽曲の中の「大空に飛んでいく小さな夢を」というフレーズと重なるように短いドラマが展開。藤井さんからは「なんと!このPVは映画のエピローグになっています」とのコメントも到着。歌い手の藤井さんと主人公を演じる高良さんが、ミュージックビデオの中で交差するシーンも見られる。九州出身という共通点もある2人は、撮影を通じて交遊を深めたよう。このミュージックビデオは9月22日(水)にリリースされる「今、君に言っておこう」の初回限定生産版にDVDで収録される。『おにいちゃんのハナビ』は9月11日(土)より新潟にて先行上映、9月25日(土)より有楽町スバル座ほか全国にて公開。■関連作品:おにいちゃんのハナビ 2010年9月11日より新潟にて先行上映、9月25日より有楽町スバル座ほか全国にて公開© 2010「おにいちゃんのハナビ」製作委員会■関連記事:想いを空へ!高良健吾×谷村美月『おにいちゃんのハナビ』試写会に50組100名様ご招待高良健吾、フォトブック発売でファンとふれあい「最初は、誰が買うんだ?って…」高良健吾初のフォトブックが発売撮影現場&箱根プライベート旅行の様子も!高良健吾、上海で『おにいちゃんのハナビ』舞台挨拶に登壇!「全て見てほしい」藤井フミヤ高良健吾主演作『おにいちゃんのハナビ』で映画主題歌を書き下ろす
2010年08月16日高良健吾の初のフォトブックの発売を記念して、購入者を招待して、高良さん主演で9月に公開を迎える『おにいちゃんのハナビ』試写会が行われ、上映後には高良さんが出席してのトークセッションが開催された。高良さんは今回発売されたフォトブックについて「僕のなんか…って感じで(苦笑)。最初は『買う人いるのかな?』とか思ってました。だから買っていただいた方に少しでもお礼ができればと思います。普段の映画の舞台挨拶とかでは『映画のこと以外聞かないで』とか思うこともあるんですが(笑)、今日は何でも答えます!」と照れくさそうにファンに感謝を伝えた。『おにいちゃんのハナビ』は、毎年9月に新潟県小千谷市で開催される「片貝まつり」を題材に、実話を基に、病の妹と引きこもりの兄の絆を描いている。妹役の谷村美月とのやり取りについて尋ねられると「2人とも、事前に話し合うのはあまり好きじゃない。たった一つだけ、2人で話したのが恋人っぽく見えないようにしたいということ。その見えない距離をどうするか考えました」と答えた。当初、事前に集められた質問に答えていた高良さんだったが、途中、自ら提案し、その場で直接、手を挙げたファンの生の質問に答えるという方式に変更。好きな映画を尋ねられると「たくさんあって一番は決められないけど…邦画で好きなのは『ヴァイブレータ』(廣木隆一 監督)、影響を受けたのは『Focus』(井坂聡監督)。なるべく観たい映画は映画館で観るようにしてるんですが、忙しくなると行けなくて…。でも最近観た映画では韓国の『息もできない』が良かったです」との答えが。ほかにも最近訪れたという上海についてや、映画の撮影などについての質問にひとつひとつ丁寧に答えていた。女子高生からの「高良さんは高校のときからお仕事をされていますが、どんな高校生でしたか?」という質問には「いま、その瞬間を生きてる感じでした。この仕事を始めたのも最初は軽い気持ちで、初めの頃はカメラの前に立って芝居するのが嫌でした。最初は本気じゃなかったのが、何だかんだといまでもこうしてやってる。だから多分、大丈夫ですよ!」と頼もしい(?)メッセージも。また、役作りについて聞かれると、一転、“俳優”の顔つきで「余計なこと、分かりやすいことをしないように決めてます。いま22歳なら、これまでの22年間から“何か”が出ればいいなと。監督に事前に何か聞いてしまうと、その演技をしなくてはならなくなる。そこで得られるのは安心感だけなんです。逆に、ビビリながらでも『これやってみよう』と思ったことをやりたい。自分に対してハッタリをかまして、『毎日何も変わらない。つまんない』ではなく、日付だって温度だって変わってるし、そこで何かを感じる…そうやって日々得ているものを大切にしたい」と熱く語るひと幕も。普段の作品からだけでは感じることの出来ない、高良さんの“生”の言葉、感情に触れ、集まったファンは大満足の様子だった。『おにいちゃんのハナビ』は9月11日(土)より新潟にて先行上映、9月25日(土)より有楽町スバル座ほか全国にて公開。「高良健吾 Photo Book」発行:角川メディアハウス発売:角川グループパブリッシング価格:2,310円(税込)発売中■関連作品:おにいちゃんのハナビ 2010年9月11日より新潟にて先行上映、9月25日より有楽町スバル座ほか全国にて公開© 2010「おにいちゃんのハナビ」製作委員会■関連記事:高良健吾初のフォトブックが発売撮影現場&箱根プライベート旅行の様子も!高良健吾、上海で『おにいちゃんのハナビ』舞台挨拶に登壇!「全て見てほしい」藤井フミヤ高良健吾主演作『おにいちゃんのハナビ』で映画主題歌を書き下ろす
2010年07月17日先週末、松田翔太との共演作『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』が公開初日を迎え、その翌日には上海にて『おにいちゃんのハナビ』の舞台挨拶に登壇。今年は先述の2作に、『BANDAGE バンデイジ』、『ソラニン』、『ボックス!』、『ノルウェイの森』、さらにBeeTVで配信された『女たちは二度遊ぶ』の劇場公開も決まり、何と計7本の出演作が劇場公開される高良健吾。彼の初のフォトブック「高良健吾 Photo Book」が『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』の公開日と同じく6月12日(土)に発売された。“映画俳優”としての姿勢を貫き続ける高良さんに、「月刊シネコンウォーカー」の連載を通じて半年間にわたって密着した模様を収めたこちらのフォトブック。昨年の秋に新潟で撮影された『おにいちゃんのハナビ』に『ボックス!』、『女たちは二度遊ぶ』の撮影現場、箱根へのプライベート温泉旅行、現在撮影中の『白夜行』の現場など、“俳優”高良健吾、そして“素顔の”高良健吾が写し出される。高良さんのロングインタビューに加え、友人3人が語る“高良健吾座談会”、さらに総勢17名の映画監督たちからのコメントなど盛りだくさんの内容となっている。フォトブック刊行についての高良さん自身の感想はと言うと…。以下、フォトブックに掲載されている本人のコメントをご紹介!「まず、このフォトブックのお話が来た時、少しとまどいました、正直。オレのなんて誰が見るか?と。勘弁してよと。なんか自分が写真の真ん中というのは、こっぱずかしい気持ちになる。でも、おもしろがってみようと。きっかけになったらおもしろいなと。自分が、自分を見たいフォトブックにするには、作られたものではなく。素。素に近い自分である事。それだけ。このフォトブックは、そこ何か月の自分ですけど、その何か月の自分が写っています。現場から現場に。箱根に。22年のうちの何か月だけど、カタチになりました。カメラマンの森本さんとも仲良くなったし、知らず知らず撮られてる写真も多いんで結構、自然だと思いますなあ。だから、こんなやつなんだとか、こんなやついるんだ、くらいの気持ちで見てください。うそはついたつもりはないから。このフォトブックに関わっていただいた、みなさんの愛を僕はとても感じています。だから、そのモノを見ていただけただけで、それだけで感謝します。つながった方々に――心の底の底からありがとうございました」。作品ごとに全く異なる表情を見せる高良さん。その移り変わり、変化、成長をこのフォトブックでじっくりと感じ取ってみては?「高良健吾 Photo Book」発行元:角川メディアハウス発売元:角川グループパブリッシング価格:本体2,310円(税別)発売中■関連作品:女たちは二度遊ぶ 2010年7月3日より新宿バルト9にて1週間限定公開© BeeTVケンタとジュンとカヨちゃんの国 2010年6月12日より新宿ピカデリー、ユーロスペースほか全国にて公開© 2009「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」製作委員会おにいちゃんのハナビ 2010年9月11日より新潟にて先行上映、9月25日より有楽町スバル座ほか全国にて公開© 2010「おにいちゃんのハナビ」製作委員会ノルウェイの森 2010年秋、全国東宝系にて公開■関連記事:高良健吾、上海で『おにいちゃんのハナビ』舞台挨拶に登壇!「全て見てほしい」松田翔太現役青学生らとディスカッション「ナメていた、衝撃受けた」松田翔太×高良健吾インタビュー 若き2人がをぶち破った“壁”きっかけは学生からの1通の手紙…松田翔太と高良健吾が学生による試写会に登場高良健吾の凡ミスに松田翔太苦笑い「健吾が忘れちゃった」
2010年06月14日