高良健吾×城田優で、伊坂幸太郎の同名原作を初めて連続ドラマ化するWOWOW「連続ドラマW バイバイ、ブラックバード」。このほど、高良さん演じる主人公が恋愛関係にあった5人の女性たちを含む、オールキャストが発表された。出会って惹かれる女性すべてと付き合うため、いつの間にか5股をかけてしまった星野一彦(高良健吾)。ダメ男だが何故か憎めず、人の懐にスルっと入ってくるようなキャラクターだ。その星野を監視するのが、強烈なインパクトを放つ異色のヒロイン、繭美(城田優)。「身長3m、体重200kg、金髪でハーフ」と本人もうそぶく繭美。そのうえ「常識」「愛想」「悩み」「色気」「上品」など、自分に必要のない単語を黒く塗りつぶした“マイ辞書”を持っており、誰に向かっても「おまえ」呼ばわり、言動は常に破壊性を帯びている。そんな掴みどころのない星野と繭美のコンビが織りなす、5人の女性に別れを告げる不思議な数日間を描いた「グッド・バイ」ストーリーとなる本作。5股…改め、5人の女性と同時に恋愛関係にあった、高良さん演じる主人公・星野一彦の恋人たちは、これまでヴェールに包まれていたが、ついに明らかに。その女性たちを演じるのは、石橋杏奈、板谷由夏、前田敦子、臼田あさ美、関めぐみ(登場順)の5人。第1話から毎話変わるエピソードで、城田さん演じる怪女・繭美によって星野と“別れさせられるヒロイン”となる。さらに松村雄基、丸山智己、岡村いずみ、斎藤洋介、あがた森魚など、個性的なキャストたちが演じる謎キャラの数々にも注目だ。【第1話/廣瀬あかり】:石橋杏奈不倫明け女子。フラッとひとりで訪れたイチゴ狩りで星野と出会い、不倫地獄から救われる。可愛らしい見た目とは裏腹、繭美に対して臆することなく言い返す、気の強い性格。石橋さんは、「原作と台本があまりにも面白すぎて『最後まで読みたくない、映像として視聴者の皆さんと一緒に見たい』というのがこの作品の正直な感想です(笑)」とコメント。「あかりというフィルターを通すと、星野さんがとても魅力的な男性で、彼女が彼を好きになる気持ちが皆さんにも伝わると思います。5股云々ということを除けば、ですが(笑)。そんなあかりの恋心がたくさん描かれた第1話の見どころは、2人の出会いの場面」と石橋さん。「とても魅力的な仕上がりになっていると思います」と期待を込めている。【第2話/霜月りさ子】:板谷由夏バツイチのシングルマザー。元夫の浮気が原因で離婚後、息子の海斗と2人暮らし。大手銀行勤務。映画『フレンチ・コネクション』のごとく、車を持っていかれ狼狽している星野のところに通りかかり、星野の話に耳を傾けたことから交際がスタートする。「働きながら子育てをするというところが、私自身、霜月りさ子と重なる部分でもあり、共感しながら演じさせていただきました」と語る板谷さん。「彼女との恋愛は、彼にとって一番リアリティがあるものだったのではないかなと思います。彼女の息子に幼少期の自分を重ねたり、家庭があるところに自分が加わったり、星野さんの心の機微に触れるような繊細な一面が描かれています」と明かす。「5股ってすごいですよね(笑)。彼がお別れ後に唯一泣くシーンがあるのですが、他の女性たちとのエピソードとはひと味違ったものになっていると思います」と語っている。【第3話/如月ユミ】:前田敦子ひとりキャッツアイ。ロープ1本で“ビルから降りたい”という野望を持つ。ロープ片手に怪しい恰好で深夜に徘徊していたところ、星野に声をかけられる。人が嘘だと思うようなことでも、信じてしまう不用心(?)な、もとい素直な女の子。前田さんは「第3話はすんなりと別れられません(汗)」と激白。「なぜならば、星野っちもユミもお互い自由で、話がとにかく噛み合わないんです。監督から『普通じゃダメ、星野と噛み合っちゃダメ』と沢山怒られながら撮影をしていました(汗)。噛み合って怒られるというのが初めての経験でしたので、私にとって如月ユミという役は新たな挑戦となりました。でも、そうやって模索しながら演じたからこそ、「よくわかんないけど、バイバ~イ!」って星野っちに言えちゃうような爽快さを、彼女から感じてもらえたら嬉しいです」と語る。さらに、「3話はあの繭美が唯一アタフタするお話」という気になる見どころもコメント。【第4話/神田那美子】:臼田あさ美税理士事務所に勤め、数字で物事考えるという変なくせがあるリケジョ。耳鼻科で点滴をしていたとき、隣で同じく点滴をしていたのが星野だった。数字を見てゴロ合わせをするのが好き。鬼門の番号は元彼の名前で「105(トウゴ)」。臼田さんが演じるのは、「“すごく控えめで地味な女性”」という。「でも、選ぶ言葉はちょっと変わっているけど思ったことをハッキリと口にしたり、数字をベースに物事を考えたり、そういった“個性的”な部分がある子」と語り、星野君との別れのシーンでは「『楽しかったことを思い出しながら演じてみて』と監督に言われたことが深く印象に残っています。別れの時に辛いことは『別れよう』という言葉そのものじゃなく、良い思い出が沢山あったことに対する辛さなんだなと気づかされました」と語っている。【第5話/有須睦子】:関めぐみ“絶対に別れない”女優オンナ。時代の寵児と呼ばれたディレクター担当のCM撮影で星野と出会って以来、5人の中では一番長く付き合っている。サイボーグのようなマネージャーがいる。別れを促す繭美に「別れるつもりはない」と、毅然と立ち向かう。「台本の1ページ目を開いてから最後まで一気に台本を読み切ってしまった、初めての作品です(笑)。そして初めての女優役」と関さん。「真っ直ぐに“女優”の仕事と向き合う女性なので、“素”の睦子との対比を見ていただけたら」と明かす。「そんな彼女が恋心を寄せる星野君は、睦子にとって彼女の持っている寂しさや孤独をすくってくれる人。そして繭美さんは、発する言葉は粗暴だけど、相手の気持ちを正面から捉えることのできる優しい人。皆さんが怖いと萎縮してしまう繭美と、5人の女性の中で唯一分かり合える何かを持っている、睦子を演じてそんなことを感じました」と、気になるコメントを寄せている。「連続ドラマW バイバイ、ブラックバード」は2018年2月17日より、毎週土曜22時~WOWOWプライムにて放送(全6話 ※第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2017年11月24日高良健吾と城田優を主演に迎え、伊坂幸太郎のベストセラー小説を連続ドラマ化する「連続ドラマW バイバイ、ブラックバード」。このほど、本作の最新メイキング映像が公開された。『アヒルと鴨のコインロッカー』『重力ピエロ』『ゴールデンスランバー』『グラスホッパー』など、これまで数多くの名作が映画化されてきた伊坂作品だが、連続ドラマ化は今回が初めて。老若男女問わず幅広い原作ファンも注目の本作最大の見どころは、多額の借金を抱えた5股男を演じる高良さんと、謎の組織から見張り役として送り込まれたヒロイン役の城田さんという凸凹コンビが、テンポよくトップギアで繰り広げる会話劇。今回、5人の恋人たちに別れを告げる主人公・星野一彦を演じる高良さんと、“規格外のヒロイン・繭美”を演じる城田さんによる、撮影の裏側を濃縮したメイキング映像が公開。なんと本作は冬の設定ではあるもののの、クランクインは真夏。そのときの様子をはじめ、星野が涙ながらに食す謎の“ジャンボラーメン”や、繭美の無駄にカッコよすぎる(?)アクションシーンなど、見どころが盛りだくさん。城田さんは全編女性役で、真夏にもかかわらずコートを着込んでいるほか、高良さんとの撮影合間のオフシーンなども満載。そしてラストは、謎のコスプレラインナップ紹介など、本編が待ちきれなくなる映像となっている。「連続ドラマW バイバイ、ブラックバード」は2018年、毎週土曜22時~WOWOWプライムにて放送(全6話 ※第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2017年10月30日“ずっと楽しみだった”という30歳の節目を、目前に控えた高良健吾さん。10代、20代の経験を冷静に振り返る視線のなかに、仕事にかける熱い信念が見え隠れします。インタビュー中、意志の強さを感じさせる目を、けっしてそらさない。最新出演作について、演じる仕事について、丁寧にひと言ずつ選んでいく高良健吾さん。その言葉の数々は、冷静だけどどこか熱を帯びていて…。自分の思いを正しく伝えたい気持ちがビンビン伝わってきました。一転、交流の深い同年代俳優の話題になると、頬を緩ませてリラックスモードに。――最新出演作の映画『月と雷』では、人との出会いや再会によって、結婚を控えた泰子の人生が変わっていきます。高良さんが演じた智は、無邪気に泰子の人生をかき回す側ですね。高良:この映画では誰もが寂しそうで、傷ついています。智は、台本を読んで掴み切れない部分もありました。なので、自分が引っかかった智の言動に対する疑問や違和感を大切に演じました。――智は母親と共に、小さい頃から転々と根無し草のように生きてきたわけですけど、どんなところに引っかかりましたか?高良:素直な性格がゆえに、やってしまう言動は、なんでなのかなと。きっと、智は何かに飢えているんでしょうね。――…愛?高良:確かにそうなんですけど、僕はその言葉を使うのは、智に悪い気がします。智のような人生を歩んできた人に対して「愛に飢えている」と言うのはたやすいし、言葉にするとしたら、それで合ってはいるんですけど…。智は、一般常識や女性からしたら、身勝手に感じる言動もあるけど、育った環境からしたら、素直ないい子だと思う。道を踏み外す可能性もあったのに、そうならなかったのは、母親の直子の漂うような生き方がいい方向に影響したんでしょうね。受け入れられそうになったら消えてしまう。その感覚は、僕にもわかります。大きな幸せを掴みそうな時、僕も怖いと思うんです。ちゃんと、その幸せを受け止めるだけの器はあるのか。自分に問いかけた経験が、具体的には伏せますが、大小問わず何度もありました。――智には父親がおらず、智や直子と幼少期に一緒に暮らしていた泰子は、母親が家出。家族の在り方を否応なしに考えさせられる映画でした。高良:家族のことを考える人もいるでしょうし、今まで生きてきた環境を振り返る人もいるでしょうし、いろんな考え方ができる映画だと思います。ただ、僕はこの映画のテーマが“家族の形”だとは思っていません。家族という形をとって、もっといろんなことを伝えていると思います。――この映画に参加してよかったと感じる点は?高良:この映画の時間の切り取り方と人の描き方が、僕は好きです。微妙な時間の進め方や、描くところと描かないところがはっきりしているところに、映画らしいどっしりとした重さがちゃんとあったと思います。普段からなるべく多くの映画を観るようにしていますが、時々、登場人物の行動をまるで理解できないまま、置いていかれることがあるんです。『月と雷』では、置き去りにされなかったし、置いていかせない作品。それが嬉しくもあり、参加できてありがたかったです。――泰子役の初音映莉子さんや直子役の草刈民代さんとの共演はいかがでしたか?高良:初音さんは、主演としての覚悟や熱を感じました。草刈さんは、バレエという身体表現に人生をかけてやってきた方。「身体で表現」というと、ものすごく簡単になってしまうんですが…。ただ立っているだけでも、身体を使っていないように見えて確実に使っているし、僕たちが考えるのとは違うレベルで表現しているのだと思います。そうした方と親子役として近くにいられたことは、とてもいい経験でした。撮影中は、いろいろな話をしました。「普段は何をしているか」だとか「何が好きか」とか、なんてことのない会話を溢れるようにできたんです。具体的には、ネイチャーの話題ばかりでした。ふたりとも自然が好きなので、「自然は大切にしないと」みたいな(笑)。芝居からも会話からも刺激をたくさんもらえたので、今日の取材でまた会えるかと楽しみにして来たのですが、いらっしゃらなくて残念です。――智と同じように、もちろん理由は違いますが、高良さんも小さい頃、引っ越しを繰り返していたんですよね。高良:そうです。転勤族で九州各地を転々と。なので、地元というと大きく九州だと思っています。その中でも、熊本は特別です。――転校するのは嫌でした?高良:小さい頃で選択の余地はなかったから、しなきゃいけないことという感覚でした。新しい土地で学校に行って、馴染んだらまた引っ越しではあったのですが、そのことに不幸を感じることはなかったです。地元に対する思いは、人よりある方だとは思います。地元のいろんな人によって、僕は作られてきましたし、僕の根っこは確実に地元にあります。でも、「それで?」って感じというか…。――地元愛を特別なことだとは思わないと。高良:当時は地元だけが、自分の知る世界でしたからね。でも、地元は上京してからもずっと大好きです。――『月と雷』の撮影は、‘16年の5月から始まったそうですね。熊本地震の1か月後です。地元を襲った大地震は、作品に参加する上で何かしらの影響は?高良:ないです。自分が今、何を思ってどういう生活をしているのか、私生活が役に影響しているとしたら、すごく嫌ですね。僕が震災に対してどう思ったとかは、役にはまったく関係ないですから。プライベートで、自分が何についてどう考えているかが、どうしても出てしまうんです。それが嫌だから隠そうとするんだけど、出る、絶対に。出るものだってわかっていますし、仕方がないとも思うのですが、僕は自分のことがダダ漏れするのは嫌なんです。10代や20代の自分は、出すぎてました。出演作を観ても、漏れすぎ。恥ずかしいです…。でも、許せます。若いから。ただ、30代からはもう通用しない。30~40代になってからもダダ漏れしている僕がいるとしたら、ほんとうに嫌ですね。――以前から、30代に対する強い意識を話してらっしゃいましたね。高良:10代後半から20代を通じてずっと「このままじゃいけない」「こんな芝居で申し訳ない」と思ってきました。30代に入れば、演じる役も変わるだろうから、若さや勢いだけでは通用しなくなる…。その時に備えて、どういうふうに変わったらいいのか、変わるために何をすべきか、考えてきました。なので、30代に対する意識がデカいんでしょうね。――あと1か月で、30代突入です。高良:急には変わらないかもしれないけど、いろんな変化が起きた時に、楽しめる人間でいたいです。今は息苦しくて…。もう少し呼吸しやすくなったらいいですね。そうなると信じてやってきたから、今は30代を迎えるのが楽しみです。こうら・けんご1987年生まれ、熊本県出身。‘06年、『ハリヨの夏』で映画デビュー。『軽蔑』で日本アカデミー賞新人俳優賞、『横道世之介』でブルーリボン賞主演男優賞を受賞。‘17年には『彼女の人生は間違いじゃない』『うつくしいひと サバ?』が公開。‘18年、主演するWOWOW連続ドラマW『バイバイ、ブラックバード』放送予定。ジャケット ¥78,000シャツ¥31,000パンツ¥44,000(以上BED j.w. FORD/バースリーTEL:03・6432・9313)その他はスタイリスト私物※『anan』2017年10月4日号より。写真・網中健太スタイリスト・服部昌孝ヘア&メイク・森田康平(TETRO)インタビュー、文・小泉咲子(by anan編集部)
2017年10月01日「普通ではないけれど、これはこれでひとつの家族の形だと思います。僕はこの親子2人の人生を否定する気もないです。登場人物たちは何かずっと傷ついて生きているけど、ふとしたことをきっかけに新しい関係が始まる。それがこの映画の魅力だと思っています」 そう話すのは、取材場所に丸刈り姿で現れた高良健吾(29)。ちょうど撮影と撮影の合間の時期で髪形の自由が利くらしい。「もともと坊主が好きなんです」と言い、はにかんだ。 変幻自在に髪形や見た目を変えてあらゆる役柄に挑んできた彼が、映画『月と雷』(10月7日より全国ロードショー)で演じたのは、恋人を次々と替える自由奔放な母(草刈民代)の息子・智だ。荒んだ生活を送る母に合わせて、すみかと生活環境の変化を強いられてきた智。それでも人懐っこさから、行く先々で誰からも好かれる不思議な少年だ。 「智は普通に考えたらちょっと理解できないことがたくさんある人物ですけど、嫌なやつには見せたくなかった。そこは意識しました。だから僕がまず智のことを好きになり、味方であることを心がけました。智と似ている点はないけれど、僕も父親が転勤族で、幼少期にいろいろな場所を転々としているところは共通しているかな」(高良・以下同) 劇中には、ヒロイン・泰子(初音映莉子)との濡れ場のシーンもある。 「僕はどちらかというと10代のときから濡れ場がある作品に出ることが多かったので、濡れ場俳優といわれていましたからね。ですからあまり意識しないようにしました。でも女性はやはり大変だと思いますし、初音さんからも覚悟を感じました」 デビューから14年。若手実力派俳優といわれ、出演作が途切れることなく活躍してきた彼も、もう少しで30歳を迎える。 「あっという間でした。意識していたつもりでいたのに、それでも早かったですね。これからも仕事はもちろんのこと、毎日の生活を大切にしなければと思います」 冗舌に語るというより、考えながら静かに話す高良。だが、ひとたび演技となると存在感がさらに増す。本作でも憎めないキャラを魅力的に演じている。
2017年09月29日高良健吾が“5股”借金ダメ男を、城田優が異色の“ヒロイン”を演じる、伊坂幸太郎原作のWOWOW「連続ドラマWバイバイ、ブラックバード」。このほど、その“グッド・バイ”ストーリーの一端が明らかになる特報映像が公開された。伊坂作品初の連続ドラマ化として注目を集める本作。惹かれた女性すべてと付き合ったことから5股をかけてしまい、5人の女性たちに別れを告げることになる主人公を、世代きっての実力派の高良さん、そのお目付役となる規格外の“ヒロイン”を城田さんが演じている。このほど、不思議な縁で出会う2人をとらえた初映像がついに公開。まずは、頭から布袋をかぶせられ、両手を縛られた3人の男が薄暗い空間で佇むシーンからスタートする本映像。その布袋がはぎ取られると、殴られた顔があらわに…。不安に怯える表情を見せる男は星野一彦(高良さん)。隠し撮りした女性の写真ファイルを乱雑にめくりながら、「5股とはすごいねぇ、びっくりだよ」とトリッキーな表情で星野に毒づくのは、お目付役の怪女、繭美(城田さん)。なんと「身長3m、体重200kg」と言ってのける。そして、謎に包まれた“あのバス”。囚われた5股男・星野の最後の願いとはいったい…!?気立てのよさそうな笑みが印象的な星野、妖艶な横顔のシルエットがさらなる想像を掻き立てる、繭美。ジャズが流れ、異国情緒漂う幻想的な風景は、ロードムービーを彷彿とさせる映像となっている。本作で監督を務めたのは、『ひゃくはち』(’08)で映画監督デビュー、2012年公開の『宇宙兄弟』が大ヒットとなり、昨年は夭折した天才棋士・村山聖の生涯を描いた『聖の青春』が各映画賞を席巻した森義隆。本作について、森監督は「一ファンでもある伊坂幸太郎さんの傑作小説をお預かりし、プレッシャーはありました」と明かしながらも、「『こんなに面白い物語、どう撮っても面白くならないわけがない』と開き直り、主演の高良健吾、城田優とともに、どっぷりと伊坂ワールドに浸かり切った2か月間は、本当に創造的で楽しい時間でした。2人の才能が生み出した“5股男”星野と“怪物女”繭美は、他のドラマでは絶対に出会うことができないと断言できるほど、痛快無比で、個性的で、魅力的な凸凹コンビになったと思います」と、高良さんと城田さんの化学反応に太鼓判。さらに、“別れ”の物語である本作について、「“別れ”のときに訪れる、悲しさとも、寂しさとも、切なさとも形容できない感情は、人生というものの答えでさえあるかもしれません。5股男と怪物女のお別れ珍道中を通して、人生のヒントがたくさん詰まった、宝箱のようなドラマに仕上げたいと思います。伊坂先生。原作よりも面白いドラマになってしまうかもしれません!(汗)」と、自信を込めて語っている。「連続ドラマW バイバイ、ブラックバード」は2018年、毎週土曜22時~WOWOWプライムにて放送(全6話 ※第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2017年09月09日伊坂幸太郎原作のベストセラー小説「バイバイ、ブラックバード」が、WOWOW「連続ドラマW」としてドラマ化決定。主人公の“5股男”役に高良健吾、そのお目付け役として城田優を迎え、伊坂作品としては初の連ドラ化が実現する。“ある組織”への多額の借金の清算として、「とてもじゃないけど人間の生活が送れない」場所に“あのバス”で連れ去られるという運命が待ち受ける星野一彦(高良健吾)。そんな星野の願いは、“あのバス”で連れて行かれる前に、5股をかけていた5人の恋人たちに会って別れを告げること。そんな彼のお目付け役として、“お別れ行脚”に付き合うことになったのが、怪異な外見と毒舌を発揮する繭美(城田優)。監視役の繭美と共に「大切な人にさよならを告げる」日々がスタートする…。2009年、太宰治の未完の絶筆「グッド・バイ」から想像を膨らませ、「ゆうびん小説」として書き下ろされた伊坂氏の傑作小説を原作にする本作。『ゴールデンスランバー』『アヒルと鴨のコインロッカー』など、数々の映画化でも知られる伊坂作品としては意外にも初の連続ドラマ化となり、6章仕立ての小説を6話連続形式で見せていく。最大の見どころは、多額の借金を抱えた5股男の高良さんと、謎の組織から見張り役として送り込まれた“女性”を演じる城田さんの凸凹コンビが、テンポよくトップギアで繰り広げる会話劇。いつの間にか(?)5股をかけてしまった主人公・星野は、シンプルに言うとダメ男だが、なぜか憎めず、人の懐にスルっと入ってくるようなキャラクター。その星野を監視するのが、強烈なインパクトを放つ異色のヒロイン・繭美。「身長3m、体重200kg、金髪でハーフ」と本人もうそぶく男性プロレスラー並みのスタイルで、誰に向かっても「おまえ」呼ばわり、言動は常に破壊性を帯びている。そんな掴みどころのない星野と繭美のバディが織りなす、5人の女性に別れを告げるなんとも不思議な数週間。デビューから10年を経て伊坂幸太郎が到達した痛快な傑作が、初めての連続ドラマでどう描かれていくのか。5人の女性たちのキャスティングも含め、続報にも期待していて。■高良健吾(星野一彦役)作品を読んだとき、この世界観を伝えるには「ひとつひとつの台詞を大切にすべき」だと感じました。森(義隆)監督にお伝えしたら、監督もそう決めていたようでうれしかったですね。これまでにやってこなかった“一語一句忠実に台詞に縛られる”ことを楽しんでいます。優くん演じる「繭美」は理不尽ですけど、気持ちのいいキャラクターですね。優くん自身はピースフルであり、エンターテイナーであり、一緒にいて面白い人。この作品はとても不思議な魅力を持っています。僕自身も演じながら、その魅力を掴み取っていった感じです。ドラマを見ていると、展開の速さにふっと置いていかれる瞬間が必ずあると思うんですけど、必死にしがみついて見てください。きっと生きていく上で大切な“何か”を感じ取ってもらえると思います。■城田優(繭美役)最初で最後であろう女役が繭美でよかったなと思うくらい、やりきっていますね。星野、繭美というそれぞれのキャラクターの相反する2人の正反対の部分が、だんだん近づいて、“あうん”の呼吸じゃないですけど、夫婦漫才みたいになっていくシーンがあって、そこがすごく好きです。あと悪気がないんだけど、結果的に誰かを傷つけている健吾が構築した星野というキャラクターが、すごく癖になるんですよ。誠実すぎる故に時々イラッともさせられるんですけど、結果、5人の女性は惹きつけられていくんです。回を重ねるごとに面白みも増していきますので、ぜひご覧ください。■原作・伊坂幸太郎氏この小説は毎回、同じシチュエーション、「出会いの場面」と「恋人に別れ話を切り出す」ところから話がはじまります。それだけに、単調にならないよう、出てくる女性や物語の雰囲気に変化をつけることに力を注ぎましたから、各話の共通点や違いが楽しめる「連続ドラマ」という形で映像化してもらえるのは、本当にありがたいです。もともと森監督の作品は好きでしたし、脚本の鈴木さんは、世の中で僕の作品を最も理解してくれている方の一人だと常々思っています。いまからできあがりが楽しみでなりません。「連続ドラマW バイバイ、ブラックバード」は2018年、毎週土曜22時~WOWOWプライムにて放送(全6話 ※第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2017年08月30日人気ドラマ「コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 3rd SEASON」の放送がスタート。フライトドクターたちの繰り広げるドラマに胸を熱くするとともに、「ここにもイケメンがいるぞ!」という若手キャストも要チェックだ。そこで、今回は“ドクターヘリ”の整備士を演じる俳優・岩井拳士朗に注目。インタビューを敢行すると、「クワガタや化石が大好き」と瞳を輝かす少年のような素顔。そして俳優業へのひたむきな情熱が明らかとなった。「以前から見ていたドラマでした。あのキャストの方々の中に入るのかと思うと、すごくテンションが上がって。頑張ろうと気持ちが高まりました」と「コード・ブルー」への参加に感激しきりの岩井さん。演じているのは、ヘリの整備士・鳥居誠役。「ヘリのドアを開けたり、フェローの方たちを誘導したりと、大体ヘリの周りにいます」というようにヘリのシーンで毎話、目にすることができるが、ワイルドな雰囲気は鳥居役のために作り上げたものだとか。「整備士役には、力が必要となる場面も多いです。もともとそんなに筋肉質ではないので、この役が決まってからは毎日、長距離を歩いたり筋トレをして体幹を意識して鍛えています。肌の色も白かったので、焼いて役作りをして。ヘリのことや医療についても、わからないことだらけ。未知のことを知っていくのはとても楽しいです」と好奇心と意欲を胸に、現場に飛び込んでいる。現場で感じるのは「チームの団結力」。ドクターの藍沢を演じる山下智久からは、刺激もたっぷりと受けている。「山下さんは、藍沢先生そのもの。長くやっているドラマなので、同じ藍沢先生の中でも、様々な経験を通して心も少しずつ変化してきている。それを演じるのはとても難しいことだと思いますが、その変化の見せ方など、山下さんを見ていると本当にすごいと思うことばかり。カメラが回っていないときは、ものすごくフランクな方なんです。『この雑誌、読む?』とか色々話しかけてくださって、中心に立つリーダーという感じです」。「みなさん、尊敬できるところがたくさんある。いいところを盗んで、吸収したい」と勉強熱心な岩井さん。もともとは美容師を目指して、鹿児島から東京に出てきたのだそう。「美容の専門学校に行きつつ、モデルの活動をしていました。その頃にいまの事務所に声をかけていただいたんですが、自分も『美容師は好きだけれど、ほかにも何かあるかもしれない』と思っていた時期で。専門学校を卒業してから、『人生は一回きり。芝居も面白いかもしれない』と思い、俳優を目指すようになりました」。「美容師もそうですが、昔から、折り紙や絵を描いたりと、“創作”が好きでした」とモノ作りへの興味も、俳優への道に進んだ理由のひとつ。2017年は『サクラダリセット 前篇/後篇』で初めて映画にも出演し、一層、その熱が高まった。「みんなでいいものを作っていこうという思いが特に感じられる現場でした。各所でスタッフさんが頑張っていて、『自分もしっかりやらなきゃダメだ!』と思いました。映画作りの現場を見て、みんなでモノを作ることの難しさとともに、楽しさもすごく感じました」。手探りで俳優道を突き進んできた。悩んだときには、先輩俳優の言葉が支えとなった。「仕事がない時期には、高良健吾さんが『自分でしっかりやっていれば、タイミングは必ず来る。めげずに自分を高めていくことが大事』と言ってくださった。また、芝居というものがわからなくなったときには、忍成修吾さんに『自分で思ったことをバンバンやっていけ』と言っていただいて。そういった言葉が、すごく支えになっています」。「いまはとにかくやってみようという気持ち。経験も浅いので、現場では自分を全力でぶつけたい。がむしゃらにやっていれば、何か見えてくるんじゃないかと思っています。やったことのないことばかりなので、なんでもやりたいです!」とひたむきな姿勢が気持ちいいが、その強い精神力は“拳士朗”という名前をつけてくれた祖父から譲り受けたもの。「おじいちゃんはあらゆる武術をやっていて、めちゃくちゃ強い人。そのおじいちゃんが『強くなれ』との思いを込めてつけてくれた名前です。どんと来いという精神力は、おじいちゃんから引き継いだものだと思います」。そんな“拳士朗”さんの座右の銘は、なんと「北斗の拳」の中でもケンシロウではなく、ラオウが放った名言「我が生涯に一片の悔い無し」。「男としてこれを言って死ねたら、めちゃくちゃかっこいい!」と少年のように笑うが、プライベートでハマっているものを聞いても「化石とクワガタが大好きなんです。恐竜も好きだし、全然大人になれていない(笑)。小さな頃に好きだったものが、むしろレベルアップしている」とピュアな素顔を見せる。「『コード・ブルー』は海の方でも撮影をしているんですが、そっちの方って化石が出るんですよ!撮影の後には、化石を探しに行くこともあります。高校生の頃は、鹿児島の獅子島に行ってアンモナイトを見つけたんです。アンモナイトにはロマンがあります」と化石やクワガタの話を始めると、すっかりノンストップ状態!整備士のお兄さんは、少年のような素顔を持った激アツなイケメンだった。(text:Orie Narita/photo:You Ishii)
2017年07月25日アラサーにもなると、誰もが人には言えないような思いのひとつやふたつを抱えながら生きているもの。そこで今回は、悩める女子たちにオススメの話題作をご紹介します。その作品とは……。自分の居場所を求めてもがく人々を描いた『彼女の人生は間違いじゃない』!【映画、ときどき私】 vol. 101震災で母を亡くし、父親と2人で仮設住宅に暮らしていたみゆき。平日は福島にある市役所に勤めていたが、週末になると東京の英会話教室に通うためだと嘘をついて高速バスに乗り、渋谷でデリヘルのアルバイトをしていた。福島と東京を行き来する生活のなかで、みゆきが抱えていた思いとは……。同名小説で作家デビューをはたした廣木隆一監督が、自身の出身地である福島を舞台に描き、自ら映画化した本作。それだけに、監督にとっては「これまでの作品とは全く違う意識で撮った」というほど思い入れの強い作品ですが、重要な役どころに指名されたキャストの方々にそれぞれの思いを語ってもらいました。今回ご登場いただくのは……。瀧内公美さん&高良健吾さん!若手女優のなかでも今後ますますの活躍が期待されている瀧内さんが主人公のみゆきを演じ、みゆきを見守るデリヘルの従業員である三浦をananweb読者からも高い人気を誇る高良さんが演じています。まずは、公開を控えたいまのお気持ちは?瀧内さん撮影から上映までがあっという間でしたし、撮影中はとにかく必死だったので、まだあまり実感がないですね。でも、この映画を観ることで誰かが救われたり、小さなことでも幸せだなと感じてもらえれば、上映する意味があると思うので、いろんな方に観てもらいたいなという気持ちです。高良さん公開されても観てもらわないと、この作品は存在していないと一緒なので、とにかく多くの人に観てもらいたいです。そして、観た人のなかに残るものになって欲しいとも思っています。僕は現場で瀧内さんがめちゃくちゃ戦って、ボロボロになっているのも見ていましたし、それがこうしていい映画として、できあがっているのであれば、絶対に観てもらいたいなと思いますね。撮影の前後でお互いの印象が変わったことはありますか?瀧内さん高良さんは現場にいるときは三浦なんですけど、試写でお会いしたときは高良健吾さんというひとりの人間ですし、いま隣にいるのは役者としての高良健吾さん。とにかく全部顔が違うので、どれが本物かなと思うくらいなんです(笑)。でも、マインドや思いは変わらない人というイメージがありますし、いつも言葉に力があるので、お話を聞いていても耳にスッと入ってくるんですよね。セリフでもインタビューでも、やっぱり影響力がある人だなと思っています。高良さん瀧内さんは現場でとても戦っていて、落ち込んでいたので、「闇が深い人だな」と思ってたんです。でも、撮影が終わって試写で会ったときにはすごく笑顔で、「こっちが本当なんだな」と安心してうれしかったです(笑)。あと、瀧内さんは、ちょっと泣きそうな声の感じがよくて、それがみゆきにはぴったりだなと現場で思ってました。できあがった作品をご覧になったときに感じたことは?瀧内さん自分の作品を観るときは、あまり自分に期待してないんです。でも、今回はひとつの作品として観ることができて、そういうのは初めてでした。というのも、廣木組に参加するまでは、自分の粗ばっかり探してたところもありましたけど、今回はそれがなくなって、楽な気持ちで観れたんです。作品としてはすごくメッセージ性が強いですけど、廣木監督の優しさもつまっている映画だと思います。高良さん廣木さんの映画の魅力は、人物の切り取り方と時間の進め方、そしてそこにある優しさなんです。この作品でいうと、震災に巻き込まれてしまった福島の人たちに対する廣木さんの目線は優しいけれど、福島出身ということで、福島が置かれている現状に対しての怒りがあったんだと思います。だから、それを映画監督である廣木さんは、映画を武器にして訴え、表現していましたが、こうやって戦うこともできるんだなと改めて感じました。本作のなかでも、おふたりのシーンは印象的でしたが、監督から演出されたことはありますか?瀧内さん特になかったですね。というのも、私の思う廣木監督というのは、要求しない人なんです。押し付けるようなことは絶対言わないし、相手から出てくるものを全部拾ってくれるんですよ。だから、何かを求めたりせずにいつも声をかけてくれて、私のことをちゃんと見ていてくれましたね。高良さん廣木さんは、いつも役者の手柄にさせてくれようとしてくれるんですよ。アドバイスがあるとしても、短い言葉だけだったりする。けれど、それをするためには相当な準備と覚悟が必要だったりもする。でも、廣木さんというのは、その人から出てくるものを信じてくれるし、それをちゃんと拾ってくれる人なんです。瀧内さんと2人っきりの車のシーンは楽しかったですね。デリヘル嬢という職業柄、身も心もさらけ出して全身全霊でみゆきと向き合った瀧内さんですが、素の自分に戻らないようにするため、撮影中は家に帰らずに、みゆきと同じように渋谷のホテルに滞在し続けたという。この作品に出演したことで、女優としての意識は変わりましたか?瀧内さん180度というか、本当にすべてが変わりました。いままでは、言葉やイメージを考えて現場に行ってたんですけど、廣木組の現場を通して、イメージではなくて、そうなる理由や意味について考えるようになったんです。でも、答えがないからずっと考え続けるんですよね。そんなとき、廣木監督から「その日に感じたことを何でもいいからノートに書いて」って言われて、それを繰り返していたら、すごくいろいろなことが見えてくるようになりました。だから、自分の言葉にして書くというのは、大事なことなんだなと感じています。高良さんも「廣木監督は人生を変えた人」と公言しているほど、大きな影響を受けているひとり。数年ぶりの廣木組の現場で、以前と違いを感じたことはありましたか?高良さんプレッシャーがあることは当たり前ですけど、現場に行けることがうれしかったですね。その割合がすごく大きくなっていたのは、自分のなかで変わったことだと思います。というのも、いままでは「行きたくないな」というのがどっかにあったんです。それはなぜかというと、廣木組に行くと全部バレるから。それがあって、本当はうれしいのに、怖いと感じてたところもありました。けれど、今回はうれしさしかありませんでした。かといって、廣木さんに自分がこれだけ成長したんですよというのを見せたいとかではなくて、「僕はこういう三浦を用意してきました」というシンプルな感じ。それがこれまでとは違うのかなとは思いましたし、廣木さんも僕のことを信頼してくれて、何も言わずに任せてくれたというのがいままでとは違ったところかなと感じてます。監督から影響を受けていることは?高良さん18歳のときに「目の前にいる人に伝えなさい」とか「俺に褒められたくて芝居しただろ」みたいなことをたくさんと言われました。つまり「ちゃんとその場にいなさい」ということなんです。だから、僕はそれをずっと守りたくて役者をやってきてるのかなと思いますね。ananweb読者と同世代のおふたりですが、仕事において大切にしていることや原動力は?瀧内さんやっぱり現場が好きだというのがありますけど、仕事として大切にしているのは、輪のなかに一生懸命入ること。自分とはもし考え方が違うと思って尻込みしてしまっても、一度それを取り除いてみて、輪のなかに入ってみるということを大切にしてますね。高良さん僕はものづくりや現場が好きだということ。結局それに尽きると思いますね。この作品から感じて欲しいと思うことがあれば、読者にメッセージをお願いします!瀧内さんみゆきはデリヘルという職業を選んでいて、それには必ず理由があって、しなければいけない心のよりどころや居場所のなさがあるということなんです。だから、自分の選択が正しいかがわからなくても、どんなに周りから否定されてもそれは間違いではないし、それでも前に進んで行く強さがこの作品にはあると思っています。特に私と同世代だと悩んでいる人も多いと思うんですけど、「みんなそうなんだよ」と感じられると思うので、まずは観ていただきたいです。高良さん本当にその通りで、この作品はどんなことがあっても生きている人を肯定してくれる映画。それは観てもらえれば、伝わるかなと思っています。インタビューを終えてみて……。どんな質問にもひとつひとつ丁寧に言葉を選んで話してくださったおふたりからは、廣木監督への思いとこの作品への愛がひしひしと伝わってきました。みゆきとは別人のように柔らかい笑顔でいっぱいの瀧内さんと、年々男らしさを増す高良さん。おふたりの熱い思いをぜひスクリーンからも感じて欲しいと思います。いまの時代だからこそ感じる思いに胸が締めつけられる!予期せぬ出来事によって大きく運命が変わってしまったり、居場所を見失って葛藤する瞬間は誰にでもあるもの。それでも、自分なりに前を向いて進んでいけば、きっと希望の光は差し込んでくるはず。みゆきと一緒に未来を見つめてみては?心の叫びが聞こえる予告編はこちら!作品情報『彼女の人生は間違いじゃない』7月15日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー配給:ギャガ©2017『彼女の人生は間違いじゃない』製作委員会■瀧内公美ヘアメイク:中島愛貴(raftel)スタイリスト:馬場圭介■高良健吾スタイリスト:小野田 史写真・水野昭子 (瀧内公美、高良健吾)
2017年07月13日齊藤工が発案した「cinéma bird(移動映画館)」プロジェクトの第5弾となる「cinéma bird in 熊本 2017」が、6月25日(日)に熊本県山鹿市にある重要文化財の八千代座で開催。この日は冷たい雨が降る悪天候だったにも関わらず、3部構成で約900人の観客が集まり、暖かいイベントとなった。本プロジェクトは、映画館のない地域や被災地に映画を届けることを目的としたもので、2014年の石巻から始まり、今回5回目の開催。これまで、コンセプトに賛同したアーティストやお笑い芸人、舞踊団など、幅広い人たちも参加している「cinéma bird」だが、今回は人気お笑い芸人サンシャイン池崎によるVTRからスタートし、会場のボルテージは急上昇。その後、ミラクルひかるのモノマネライブや、3回目の「cinéma bird」出演となる永野の登場には子どもたちも大興奮。そして、満を持して発案者である齊藤さんが登場し、「cinéma birdは、ただの映画上映会ではなくて、色々なものが集まるお祭りなんですよね。今日はこの空間に浸って頂いて、来ている皆さんで同じものを共有して頂ければと思います」とコンセプトを紹介。第一部では、原田知世と大泉洋が夫婦役で共演した、北海道・洞爺湖の小さなまちのパンカフェの物語『しあわせのパン』を上映。スペシャルゲストとして、本作で主演を務めた原田さんが登場し、シネマバードについて、「撮影中にも齊藤さんからシネマバードのお話を聞いていたので、今回呼んで頂けてとても嬉しいです。畳の上で映画を見る機会はなかなか無いと思うのですが、作品がより素敵に見えそうですね」とコメントし、映画については「監督が四季を丁寧に撮っていきたいということで、夏から秋にかけてと、翌年の冬にわたって撮影しました。洞爺湖は本当に美しくて、光によって景色がどんどん変わって見えるんですね。私も撮影中しながら、そこにいるだけですごく自然体になれたり、パワーをもらえていたので、それが映像からもきっと伝わると思います」と撮影をふり返りながら話していた。続く第二部では、家族の物語を描いたアニメーション映画『ソング・オブ・ザ・ シー 海のうた』を上映。上映後はシンガーソングライターの古賀小由実が、本映画のエンディングソングのカバーを披露し、さらにスペシャルゲストとして、去年の「cinéma bird」ではVTR出演した、熊本県出身の高良健吾が登場!「僕たちが普段やっている役者の仕事って、決まっている現場に行くことだったりするんですよね。でも工さんは、自分で考えた移動映画館で、映画を皆さんの所に運んでいって、熊本に運んできてくれた。それは僕も熊本出身者としてとても嬉しいし、それを皆さんと一緒に体験できるのがとても嬉しいです」とコメントした。そして第三部では、80年代を席巻した数々の大ヒット曲が流れる音楽映画の傑作『シング・ストリート 未来へのうた』を上映。 高良さんに加え、『うつくしい人』を手掛けた熊本出身の行定勲監督も登場。齊藤さんは、今回の八千代座で開催できたルーツはこの2人にあると言い、「震災直後にすぐ動いていた2人に、何かできることがないかと連絡したときに、復興映画祭の実行委員会のメンバーの方を紹介頂いて、その縁があって今日の開催に至ったんですね」と明かしていた。またこの「cinéma bird」開催の前日の24日(土)には、齊藤さんが益城町立津森小学校に訪問し、上映会を実施。震災直後に熊本を訪れ、津森小学校にも訪問していた齊藤さんが、その際に宣言した「必ず帰ってきます」という約束通りに再訪を果たし、鉄拳のパラパラ漫画「家族のはなし」を上映するなど子どもたちを喜ばせていた。(cinemacafe.net)
2017年06月26日7月15日公開の映画『彼女の人生は間違いじゃない』の完成披露試写会舞台あいさつが12日、東京・渋谷のヒューマントラストシネマ渋谷で行われ、瀧内公美、光石研、高良健吾、柄本時生、廣木隆一監督が出席した。『ヴァイブレータ』(2003年)や『さよなら歌舞伎町』(2015年)などの作品を手掛けた廣木隆一監督が、作家デビュー作となった同名小説を自らが監督した本作。主演の瀧内公美がデリヘルのアルバイトで福島から東京を往復する主人公のみゆき役を好演し、戻る場所もなく進む未来も見えない若者たちの姿を描き出す。厳しいオーディションを勝ち抜いて主演の座を射止めた瀧内は「難しい作品で自分の力を信じられずダメかと思った時に監督に選んでいただきました。廣木監督は厳しいと聞いていましたが、本当に優しくて、『ありのままでいいよ』と言われて力が抜けました」と優しい言葉をかけてくれたという監督に感謝の言葉。劇中で平日は市役所勤めの公務員、週末はデリヘル嬢という難役については、「スタッフさんが用意してくれたデリヘルさんの取材や仮設住宅でのお話を聞いて、そこから感じたものをノートに書き溜めました。初日からずっと悔しい気持ちがあってノートに『クソ!』と書きましたが、じょじょにそういう空気にさせてもらいました」とスタッフの気配りに感謝したというが、デリヘルの店員役を演じた高良は「廣木組はデリヘルに詳しい人が多いんです。なのでスタッフさんみんなに聞いて役作りをさせてもらいました。みんなで行きましたよ。嘘です(笑)」と廣木組の実情を明かして客席の笑いを誘った。平日は市役所勤め、週末はデリヘル嬢というみゆきのキャラクターにちなみ、「自身の隠れた顔は?」という質問に、瀧内は「写真だと怖くて無口という印象があるらしいんですが、色んな人に会うと『おしゃべりなんだね』とか『明るいですね』と言われます」とファーストインプレッションとは異なる点を強調。そんな瀧内について高良は「すごい闇の深い人かと思いましたが、試写会が終わった時にすごい笑顔でやつれていたのが戻っていたので良かったです」と瀧本本来の姿を目の当たりにして安堵した様子だった。映画『彼女の人生は間違いじゃない』は、7月15日より全国公開。
2017年06月13日直木賞作家・角田光代の同名小説を、『海を感じる時』の安藤尋監督が実写映画化した『月と雷』。主演に初音映莉子を迎え、高良健吾や草刈民代らが豪華共演。幸せの形を探し求める不器用な大人たちの、切なく孤独な旅を描いた本作の予告編&場面写真が一挙解禁された。「あたしはこれから普通の家庭を築き、まっとうな生活を重ねていく――。」結婚を控え、そう考えていた泰子の前に現れた、かつて半年間だけ一緒に暮らした父の愛人の息子、智。20年前、愛人・直子と智が転がり込んできたことで、泰子の家族は壊れたはずだった。根無し草のまま大人になった智は、ふたたび泰子の人生を無邪気にかき回し始める。「邪魔しないであたしの人生」、そう普通の幸せを願っているはずなのに…。泰子は智とともに自分の母親、異父妹、そして智の母・直子を訪ねて行くことで、“普通の幸せ”を求めていたはずの自分の人生が、少しずつ変わっていくのに気づき始める。人と出会うこと、そして人を受け入れることで、人生が予想もしない方向に転がっていくさまを描き、 「親と子」「家族」「生活」の意味を根源から問いかける角田光代文学の真骨頂と評された同名小説を、これまでにも揺れ動く女性の心情をまざまざと描いてきた安藤尋監督と、『人のセックスを笑うな』の本調有香が繊細かつ力強く映像化した本作。“家族愛”を知らない主人公・泰子役には、ハリウッドデビュー後も数々の映画、舞台で活躍する実力派女優・初音さん、人懐っこくてなんだか憎めない青年・智を『きみはいい子』などの高良さん、男から男へと各地を流転する智の母・直子を『Shallweダンス?』の草刈さんが演じ、それぞれ個性あるキャラクターを演技のみならず、衣装やメイクに至るまで、出演者が自らイメージ、監督とディスカッションをして作り上げ、見事に体現している。この度、解禁された予告編では、過去を忘れ、普通に生きようとする泰子の前に、突然直子の息子・智とかつて共に暮らした父の愛人・直子が現れ、20年ぶりに3人が再会したことから、泰子の置き去りにされた時間が動き出し、泰子の中で少しづつ何かが変化していく様子が映されている。“普通”の人間関係を築けない大人たちがその意味を探し続ける切なく孤独な旅――。まずはこの予告編からチェック。『月と雷』は10月7日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年05月30日直木賞作家・角田光代の同名小説を初音映莉子と高良健吾の主演で実写映画化する『月と雷』。このほど、高良さん演じる人なつこい男・智と、初音さん演じる“家族愛”を知らない泰子のハッグハグが印象的なポスタービジュアルが解禁となった。「対岸の彼女」「八日目の蝉」「紙の月」など、現代女性の“人生の選択”を描いた小説で絶大な支持を受ける角田光代の同名小説を原作に、『海を感じる時』の安藤尋監督が『人のセックスを笑うな』の脚本・本調有香と『blue』以来のタッグを組み、繊細かつ力強くスクリーンに蘇らせる。“家族愛”を知らない主人公・泰子役には、『終戦のエンペラー』でハリウッドデビューし、その後も数々の映画、舞台で活躍する初音さん。人懐っこくてなんだか憎めない青年・智を朝ドラ「べっぴんさん」、『横道世之介』『きみはいい子』など、日本を代表する若手俳優の地位を確立した高良さん。さらに、世話をしてくれる男性を見つけては、男から男へと各地を流転する智の母・直子を、『Shall weダンス?』『終の信託』の草刈民代が熱演し、新境地を見せている。泰子(初音映莉子)は、家と職場を往復する代わり映えのない日々を送り、可もなく不可もない婚約者と結婚の準備を進めていた。「あたしはこれから普通の家庭を築き、まっとうな生活を重ねていく――」。そんなときに彼女の前に現れたのは、無邪気な笑顔を浮かべた男・智(高良健吾)。智はかつて父が愛人として連れてきた女・直子(草刈民代)の連れ子だった。短い期間だがともに暮らした彼が、大人になって泰子の前に現れたのだ…。“普通”の家族を知らぬまま大人になった2人。このたび解禁となったポスターは、動き出した過去の時間への戸惑いと不思議な雰囲気を漂わせ、自然と体を重ね合わせた2人のバックハグが印象的なビジュアルに仕上がっている。「普通の家庭とは?」「まっとうな人生とは?」という問いを自問自答しつつ、“自分の人生に欠けた何か”を探しながら彷徨う主人公たち。角田作品の真骨頂ともいえる不器用な大人たちへ贈る人間ドラマを、真摯に丁寧に見つめた本作は、観る者の心の隙間にすっと入り込み、自分の足元を照らしてくれるかのよう。そんな本作への共鳴を映し出すポスターに仕上がっている。『月と雷』は10月7日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年05月21日初音映莉子と高良健吾の共演で、直木賞作家・角田光代の同名小説を映画化する『月と雷』。このほど、本作で高良さん演じる智の母親で、根無し草のような暮らしを続ける直子を、草刈民代が“汚しメイク”で熱演していることが判明。さらに、村上淳、市川由衣らの豪華共演者も発表された。幼少のときに母が家出し、“普通”の家庭を知らぬまま大人になった泰子。仕事はスーパーのレジ打ちで、ほとんどは家と仕事場を往復する日々を過ごしている。刺激に満ちた生活を送っているわけではないが、婚約者もでき、亡くなった父が残してくれた持ち家で暮らし、生活の基盤はしっかりしている。そんなある日、父の愛人の息子・智が突然、泰子の前に現れたことによって、平板な泰子の生活は立ちどころに変わっていく――。本作は『blue』(‘03)、『海を感じる時』(‘14)と、揺れ動く女性の心情を真正面から描いてきた安藤尋監督の最新作。「親と子」「家族」「生活」の意味を根源から問いかける角田作品の真骨頂ともいえる小説の映画化で、“家族愛”を知らない主人公・泰子役を初音さん、人懐っこくてなんだか憎めない青年・智を高良さんが演じる。その本作で草刈さんが演じるのが、智の母で、不思議な魅力で男たちから絶えず愛情を注がれるも、継続的な深い関係を築けず、男から男へ、各地を渡り歩く女性・直子。草刈さんは、今回が夫・周防正行監督の作品以外の映画出演は初めてながら、難役を体当たりで演じ切っている。昼間から酒に煙草、自由奔放のようでいて深い孤独を漂わせ、虚無的なその姿は、観る者を圧倒するほどの新境地。すさんだ雰囲気を出すため、あえて汚しメイクを施し、並々ならぬ覚悟で挑んでいる。草刈さんは、まるで根無し草のような東原直子という役柄について「運命に抗わない人」と直感的に感じた印象を明かし、「いわゆるダメな人です。『この役、なぜ私に?』と思いました。でも安藤監督とお話させていただき、『できる?やってみよう、やってみたい!』と気持ちが動き出しました。いままでにお見せしたことのない私の姿が、直子として皆様の目に映れば幸いです」とコメント。泰子を演じる初音さんについては「率直な演技は、この作品を象徴しているもの」と語り、「葛藤を抱えながら健気に生きる泰子の姿から、いつも見落としている何かが掘り起こされるのではないでしょうか」と期待を寄せる。そして、息子役の高良さんにも「撮影初日から母と子として共鳴するものを感じました」と、その母子関係に自信を覗かせた。今回の意外ともいえるキャスティングについて、安藤監督は「風景を背負って、スクリーンの中を歩ける女優は草刈さんだけです!」と絶賛。「僕の中で、直子は『パリ、テキサス』の(荒涼とした砂漠を放浪する主人公を演じた)ハリー・ディーン・スタントンです」と草刈さんに説明した際、「笑顔で頷いてくれた草刈さんが素敵でした。やっぱり直子はこの人しかいない」と確信したことを明かしている。また、さらなるキャストとして、泰子の異父妹にあたる佐伯亜里砂役に、『桐島、部活やめるってよ』『悪の教典』などの映画やCMなどで活躍する藤井武美が抜擢。泰子の婚約者で彼女の心配をするが束縛も強い山信太郎役を、『恋人たち』で繊細な演技を見せ、第30回高崎映画祭などで高い評価を受けた黒田大輔が存在感たっぷりに演じる。泰子の友人で、同じスーパーマーケットのレジで働く吉村役には『海を感じる時』での主演が光った市川さん。泰子の父親役を演じるのは、安藤作品には欠かせない存在といえる村上さん。泰子が幼いころ、直子と連れ子の智と一緒に暮らしていたが、亡くなった後も泰子を翻弄する存在となるという。そして、田舎町を流浪していた直子を拾い、一緒に暮らし始める初老の男性・岡本役を、多くの舞台出演で知られドラマ「小さな巨人」にも出演中の木場勝己が務めている。『月と雷』は10月7日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年04月25日『さよなら歌舞伎町』『ヴァイブレータ』など、自分の居場所を探し求める大人たちの衝突や愛を時に鋭く、時に温かく描いてきた廣木隆一監督が、どうしても描きたかったという自身の処女小説の映画化『彼女の人生は間違いじゃない』が、7月15日(土)より公開されることが決定。主演には『日本で一番悪い奴ら』の瀧内公美を迎えるほか、光石研、高良健吾、柄本時生ら豪華俳優陣が集結した。まだ薄暗い、早朝のいわき駅。東京行きの高速バスに乗り込む、金沢みゆき(瀧内公美)。まもなく太陽も昇りきり、田圃に一列に並んだ高圧電線の鉄塔が、車窓を流れてゆく。東京駅のトイレで化粧を終えたみゆきは、渋谷へと向かう。スクランブル交差点を渡り、たどり着いたマンションの一室が、みゆきのアルバイト先の事務所だ。「YUKIちゃん、おはよう」と、ここでの彼女の名前で話しかける三浦(高良健吾)。彼が運転する車の後部座席に乗って、出勤したのはラブホテル。彼女の仕事はデリヘルだ。その日は客とトラブルになったが、それを解決してくれるのも三浦の役目だ。「何年目だっけ?」と帰りの車の中で三浦に聞かれ、「来月でちょうど2年目です」と答えるみゆき。暗くなる前に、今度は鉄塔の表側を見ながら、福島へと帰る。仮設住宅に2人で暮らす父親の修(光石研)には、東京の英会話教室に通っていると嘘をついていた。月曜日になると、市役所勤めの日常に戻るみゆき。だが、その日はちょっとしたハプニングがあった。昼休みに、昔付き合っていた山本(篠原篤)から会いたいというメールが入る。みゆきの母は震災で亡くなったのだが、そんなときに山本が放ったある一言が、2人の心の距離を広げたのだった。久しぶりに帰郷した山本はそのことを謝り、やり直したいと打ち明けるが、みゆきは「考えとく」と逃げるように立ち去る。家では父が、酒を飲みながら母との思い出話ばかりを繰り返す。田圃は汚染され、農業はできず、生きる目的を見失った父は、保証金をパチンコにつぎ込む毎日を送っている。みゆきはそんな父をなじり、腹立ちまぎれに家を出て行くが、こんなときに気が晴れる場所などどこにもなかった。もう一人、みゆきと同じようにもがく男がいる。市役所の同僚の勇人(柄本時生)だ。東京から来た女子大生に、被災地のいまを卒論のテーマにするからと、あの日からのことを“取材”されるが、家族がバラバラになった勇人は、言葉に詰まってほとんど答えられない。週末になると東京へと通うみゆきの日々に、変化が訪れる。三浦が突然、店を辞めたのだ。みゆきは三浦がいると聞いた、ある意外な場所を訪ねるのだが──。物語の舞台は震災から5年後、廣木監督の出身地福島。週末になると高速バスで福島から渋谷へ、デリヘルのアルバイトをしにいく主人公・みゆき。ふたつの都市を行き来する日々に、みゆきが求めたものとは──?戻る場所もなく進む未来も見えない者たちは、もがきぶつかり合いながらも光を探し続ける。それは、いまこの時代を生きる私たちに共通する想いかもしれない。すべてのひとに幸あれと願わずにいられない、心に爪痕を残す至極の物語。主人公・みゆきを演じるのは、初主演作『グレイトフルデッド』で国内外から評価を受けるほか、『ソレダケ/that’s it』『日本で一番悪い奴ら』などに出演するいま注目所若手女優・瀧内さんに決定。彼女は、日常に戻ることなく役になりきるため、撮影中は一度も家には帰らなかったそう。本作に参加して、感謝と共に実りある時間を過ごせたと言う瀧内さんは、「いまでも撮影していたときのことを思い出すと、溢れそうな想いに胸がいっぱいになります。私は福島出身ではありません。その私がこの題材を表現することが出来るのか、緊張して棒人間になっていた私に、『これは福島だけの話じゃない』と言ってくださった廣木監督の言葉が、私を前に向かせてくれました。廣木監督が描く本や言葉、眼差しはいつだって優しくて、本当の優しさや想いが映画にたくさん詰まっていると思います」と話し、「私は、本当に不器用な人間です。でも、伝えるのが下手でも手を差し伸べてくれる人が世の中にいて、廣木監督がいて、スタッフの方々がいて、その優しさや想いが映画になって、観てくださる皆様へ届けられたら、何か感じていただけたらなと思います」とコメント。廣木監督は、「朝起きて何気ない毎日が始まることと思っていた。5年と言う歳月はあっという間に過ぎていく。そんな時代に産まれた僕らの記憶と記録。いまを生きている僕らの映画にしたかった。大げさに何かを言うのではなく、何かを伝えられる映画というものを信じるための映画にしたかった。ただ、その地に行って撮影して帰ってくるのではなく、その地に立って感じたことを全て描き切ること。ここには正直に向き合ったキャスト、スタッフの姿があるはずです」と映画化への思いを語っている。また、亡き妻をいまも慕うみゆきの父親には光石さん、素性を隠すデリヘルの従業員に高良さん、みゆきの同僚で市役所職員に柄本さんが扮する。『彼女の人生は間違いじゃない』は7月15日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2017年04月24日4月15日、NHK大河ファンタジードラマ『精霊の守り人』の打ち上げが都内のホテルで行われていた。 NHK開局90周年を記念して、全3部作で放送される同作。3年にわたる超大作となっているが、2作目となる今シーズンの最終回視聴率は6%と大不振。それもあってか、会場は物々しい空気に包まれていたという。 そんな逆風吹き荒れるドラマだが、主演の綾瀬はるか(32)はロケ現場でスタッフも驚くほどの熱演ぶりを見せていた。 「短槍を武器に戦う凄腕の女用心棒・バルサを演じた綾瀬さんは、昨年放送されたシーズン1から肉体改造にはげんでいました。毎日200回の腕立て伏せに30回の腹筋を5セット。それらをロケ中は欠かさず行っていたんです。今作も派手なアクションシーンは健在で、生傷が絶えなかったといいます。それでも彼女は持ち前の明るさで、共演者だけでなくスタッフと交流。気さくに声をかけるなどして、現場の雰囲気づくりにも奮闘していました」(前出・テレビ局関係者) 現場をまとめ上げていった綾瀬だが、視聴率アップの誓いもむなしく残念な結果となってしまった。だがこの日の打ち上げでも、彼女は笑顔を絶やさなかったという。 会場に高良健吾(29)や高島礼子(52)、東出昌大(29)など豪華出演陣が勢ぞろいするなか、綾瀬は開演時間の19時直前に登場。主人公の傭兵マントさながら、ベージュのコートをなびかせ颯爽と姿を見せた。 「高島さんはじめ、女性陣は春らしいドレッシーな装いの方が多かったのですが、綾瀬さんは意外にもパンツスタイルと控えめ。主演にもかかわらず“引き立て役”に徹している感じでした。綾瀬さんはスタッフたちと楽しそうに話をしていて、そのまま都内のクラブで行われた2次会にも参加。最後までみんなと親睦を深めていました」(前出・現場スタッフ) 仲間たちとの宴で元気を取り戻した綾瀬。シリーズ3での起死回生はなるか!?
2017年04月21日映画『月と雷』が、2017年10月7日(土)よりテアトル新宿ほか全国公開される。原作は直木賞作家・角田光代の、2012年に出版された長編小説『月と雷』。角田作品は世代を超えて女性の支持を得ており、今までに『八日目の蝉』や『紙の月』などが映像化され、大ヒットを記録している。映画『月と雷』は一つどころに定住しない根無し草のような女・直子とその息子の智、その母子と過去に一緒に住んだ男の娘・泰子の物語だ。「親と子」「家族」「生活」の意味を根源から問いかける角田光代の真骨頂ともいえる作品に仕上がっている。主人公の泰子を演じるのは、初音映莉子。映画『ノルウェイの森』 に出演、『終戦のエンペラー』でハリウッドデビューも果たしており、『月と雷』では自身と同年代の女性の繊細な心の機微を表現している。初音と共に主演を務めるのは俳優の高良健吾。『軽蔑』で第35回日本アカデミー賞新人俳優、『横道世之介』で第56回ブルーリボン賞主演男優賞を受賞。NHKドラマ「ぺっぴんさん」で主人公の幼馴染を演じるなど、その突出した演技力と存在感に注目が集まっている。高良が演じる智は、泰子と同じ過去を共有し、突如として泰子の日常に大きな変化をもたらす重要な役どころだ。監督を務めるのは『blue』『海を感じる時』の安藤尋。リアルな台詞と丁寧な演出で、地方都市で生きる登場人物の心理描写を強く描き、小説の世界観を新たに拡げている。【詳細】映画『月と雷』公開時期:2017年10月7日(土)テアトル新宿ほか全国公開出演:初音映莉子、高良健吾、藤井武美、黒田大輔、市川由衣、村上 淳、木場勝己草刈民代監督:安藤尋脚本:本調有香原作:角田光代©角田光代/中央公論新社 ©2017「月と雷」製作委員会【ストーリー】幼少の時に母が家出し、“普通”の家庭を知らぬまま大人になった泰子(初音映莉子)。仕事はスーパーのレジ打ちで、ほとんど家と職場を往復する代わり映えのない日々を過ごしている。婚約者も出来、結婚の準備を進めていた。亡くなった父が残してくれた持ち家で暮らし、生活の基盤はしっかりしている。刺激に満ちた生活を送っているわけではないが、「あたしはこれから普通の家庭を築き、まっとうな生活を 重ねていく―。」結婚を控え、そう考えていた。そんなある日、かつて父が愛人として連れてきた女・直子(草刈民代)の息子・智(高良健吾)が突然泰子の前に現れる。かつて半年間だけ一緒に暮らした男だ。無邪気な笑顔を浮かべる智。“普通”の家族を知らぬまま大人になった二人。大きな喜びはないが小さな不幸もない平板な泰子の生活が立ちどころに変わっていく。
2017年03月16日タレントの鈴木あきえが12日、東京・新宿の福家書店新宿サブナード店で書籍『誰とでも3分でうちとける ほんの少しのコツ』(発売中 1,300円税抜き かんき出版刊)の発売記念イベントを行った。イベント前日に放送された『王様のブランチ』(TBS系)の冒頭で2年間交際していたテレビディレクターの男性と婚約を発表した鈴木。30歳の誕生日となったこの日、婚約発表後初めての公の場に登場し、「この度は30歳を機に婚約をご報告させていただきます。6月に結婚することが決まりました。彼は高良健吾さんと鳩山元首相を混ぜた感じです(笑)」と笑顔を見せ、婚約者となる男性との出会いを「知人を介して出会いました。たまたまテレビのディレクターなんですが、彼は私の友だちと同級生で、3人で食事に行くようになってからスタートしました。『ブランチ』のディレクターではありません」と説明した。続けて、結婚の決め手について「おばあちゃんになってもこの人だったら最後に笑っているだろうなと思えました。一緒にいてもバラエティー番組みたいに笑えるので、そういうところに惚れましたね」と明かしつつ、プロポーズを「日常会話の延長で、一緒に家のソファーで一緒に座っていた時に『結婚しようか』とさらっと言われました(笑)」と苦笑い。今後の仕事は「バリバリ続けようと思っています。『王様のブランチ』も続けさせていただきます」と当分は仕事を継続する予定だとか。子どもについては「昔から大家族に憧れていて、夢の1つとして大家族になって夕方のニュース番組に特集してもらうこと。だから子どもはたくさん欲しいので、5つ子とか産みたいですね」と意欲を見せるも、「今のところペッチャンコ」とできちゃった婚は否定した。鈴木にとって初めての著書となる同書は、『王様のブランチ』のリポーターとして10年間培ってきたコミュニケーション能力の極意を詰め込んだもの。「私は元々人見知りでしたが、『王様のブランチ』で様々な著名人の方とロケに行き、会話の盛り上げ方とか人と仲良くなる方法を学びました。それを全部詰め込んだ本なので、コミュニケーションが苦手な人に是非呼んで欲しいです」とアピールしていた。
2017年03月12日直木賞作家・角田光代の長編小説「月と雷」が、初音映莉子と高良健吾主演で映画化されることが決定。『blue』 『海を感じる時』の安藤尋監督がメガホンを取り、10月より公開されることが分かった。本作は、「対岸の彼女」「八日目の蝉」「紙の月」などで知られる、世代を超えて女性の支持を得ている作家・角田氏の2012年に出版された同名小説。一つどころに定住しない根無し草のような女・直子とその息子の智、そしてその母子と過去に一緒に住んだ男の娘・泰子の物語だ。幼少のときに母が家出し、“普通”の家庭を知らぬまま大人になった泰子。仕事はスーパーのレジ打ちで、ほとんどは家と仕事場を往復する日々を過ごしている。刺激に満ちた生活を送っているわけではないが、婚約者も出来、亡くなった父が残してくれた持ち家で暮らし、生活の基盤はしっかりしている。そんなある日、父の愛人の息子・智が突然泰子の前に現れたことによって、大きな喜びはないが小さな不幸もない平板な泰子の生活は立ちどころに変わっていく…。「親と子」、「家族」、「生活」の意味を根源から問いかける角田光代の真骨頂ともいえる作品。主人公・泰子を演じるのは、『ノルウェイの森』『ミツコ感覚』などに出演し、『終戦のエンペラー』ではハリウッドデビューも果たしている初音さん。そして、初音さんと共に主演を務めるのは、『軽蔑』で第35回日本アカデミー賞新人俳優賞、『横道世之介』で第56回ブルーリボン賞主演男優賞を受賞し、現在放送中の連続テレビ小説「ぺっぴんさん」では主人公の幼なじみを演じるなど、多くの映画監督から愛される実力派俳優の高良さん。本作では、泰子と同じ過去を共有し、突如として泰子の日常に大きな変化をもたらす役、智を演じる。泰子について初音さんは、「大好きな父を亡くし、東京に出るわけでもなく、清算しきれない過去を持ちながら、人の人生にかかわることに積極的でない女性」と説明し、「自分が持っていたもの、現場で感じたことを一番大切にし、心のアクセルとブレーキを小さく刻みながら、この役を作り上げました」と役作りを明かす。また高良さんは、「まず台本を読んで、智の行動を智自身掴み切れてないからこそ、智に対してしょうがないと思えるところがいくつもありました。多くを理解しながらというよりは、その場その場で演っていた記憶です。そして、そこには智の切なさがいつも側にあったと思います」とコメントしている。そして安藤監督は、「初音映莉子さんが、美人であることは面接で分かっていたのですが、実はかなりぶっ飛んだスンゲー女優であり、高良健吾さんがとにかくいいヤツに輪をかけたようにいいヤツで、さらに輪をかけてプロフェッショナルな俳優であることを目の当たりにし、とても貴重な体験でもありました」と主演の2人を絶賛。原作者の角田氏も「映画では、登場する人物のひとりひとりが、みんな、断然、小説よりもすてきな人だ。それは生身の人が演じているからかもしれない。俳優さんと女優さんが、登場人物たちの不器用な時間を、ていねいに真摯に生ききってくれているからかもしれない」と映像化についてコメントを寄せている。『月と雷』は10月、テアトル新宿ほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年03月12日「20歳になったので少しだけ飲ませていただきます!」 NHK朝の連続テレビドラマ『べっぴんさん』の打ち上げの乾杯の挨拶で、元気にこう話したのは、主役の芳根京子(20)。 芳根はくしくも、打ち上げ当日の2月28日に20歳の誕生日を迎えたのだ。 打ち上げが行われたのは、大阪市内の一流ホテルの宴会場。400人が入る大広間だ。 隣の宴会場では、ある女子高の謝恩会が開かれていた。めざとい女子高生たちが、隣の会場に次々と入っていく有名人たちに黄色い声をあげる一幕も――。 ドラマで使ったマフラーなどの洋裁の小道具は、実際に芳根自身が手作りしたもの。 「芳根さんは使い終わると、それを毎回スタッフにプレゼントして喜ばれていました」(前出・スタッフ) この夜にも、そのスタッフが“手編みマフラー”を巻いて来ていたようだ。 「会場内でそれに気付いた芳根さんは『あっ、使ってくれてるんだ!』とすごく喜んでいました」(前出・スタッフ) 1次会は、芳根と夫役の永山絢斗(28)の一本締めで、夜10時にお開き。 「高良健吾さん(29)がかなりハイテンションで、『絢斗くん!パーッと車乗ってさ、二次会行こ!』と永山さんを手招きし、ロビーへ階段を駆け降りて行きました。その途中、5歳ぐらいの子役の男の子が『こうらさん、今までありがとうございました!』と声をかけたんです。すると、その子に駆け寄ってぎゅっと抱きしめて、『またな!』と兄貴っぽく去って行きました。かっこよかったですよ」(前出・スタッフ) 結局、出演者も交えて、有志で朝5時まで宴は続いたという――。
2017年03月10日綾瀬はるか主演の大河ファンタジー「精霊の守り人」(NHK)。1月21日(土)より第2シーズン「精霊の守り人 悲しき破壊神」の放送が開始となる。本作に、近年の朝ドラで活躍し、お茶の間の人気者になった男優たちが続々と参戦しており、大きな話題を呼んでいる。原作は2015年に「鹿の王」で本屋大賞を受賞した上橋菜穂子による大人気シリーズ。幼くして故郷を追われ、旅を続ける女用心棒・バルサを主人公に、異なる文化や宗教、言語を用いる複数の国々の戦いや陰謀が壮大なスケールで描き出される。朝ドラ俳優といえば、本作に第1シーズンから出演しているのが、バルサの幼なじみで彼女に好意を抱く薬草師の青年・タンダを演じる東出昌大。2013年の「あまちゃん」、そして「ごちそうさん」と2作連続で出演し、特に「ごちそうさん」では杏演じるヒロインの夫を好演した(その後、2人が結婚したのはみなさんご存知の通り)。今回の第2シーズンでは、バルサが身を潜めているロタ王国で、彼女に4年ぶりに再会する。ちなみに、少し気が早いが、11月に放送予定の最終章にもタンダは出演することが発表されており、今後、2人の仲がどうなっていくのかも気になるところ。同じく第1シーズンからの出演組では、現在放送中の朝ドラ「べっぴんさん」に、ドラマー志望の青年役でこの1月から登場している林遣都がいる。「精霊の守り人」では新ヨゴ国の若き星読博士のひとりでチャグムを支えるシュガを演じており、本作でも新ヨゴ国内の王位継承をめぐる政争に大きく関与することに…。そして、第2シーズンから新たに登場する面々にも朝ドラのイケメンたちが!バルサが身を隠しているロタ王国の王弟・イーハンを演じるのが、2015年の「あさが来た」の“五代さま”で大ブレイクを果たしたディーン・フジオカ。本作では理想と現実のはざまで苦しむ第一王位継承権者を演じている。今シリーズの鍵を握る異能の少女・アスラの母で処刑されたトリーシアとかつて恋仲にあり、さらにアスラを狙う密偵にして呪術師・シハナに好意を寄せられているが、トリーシアを演じるのは壇蜜、そしてシハナを演じるのは真木よう子。シリアスな役ながら、美女2人から想いを寄せられる(※時期は違います!)のはさすが。ちなみに、ディーンへのオファーは、朝ドラでのブレイクの前だったとのこと。NHK局内の「あさが来た」第1週の試写を見たプロデューサーが「絶対に人気者になる」と確信し、すぐにオファーを出したそうで、こちらもさすがの慧眼。周囲の国々を征服し、領土を拡大するタルシュ帝国の第二王子・ラウル役で第2シーズンから登場するのが高良健吾である。高良は「おひさま」で井上真央演じるヒロインの夫を好演し、その後、大河ドラマ「花燃ゆ」を挟んで、現在放送中の朝ドラ「べっぴんさん」にもメインキャストとして出演中。ちなみに大河ドラマ「花燃ゆ」では高杉晋作を演じたが、東出も同作に高杉の親友・久坂玄瑞役で出演しており、同作では井上が演じた主人公の最初の夫を演じている。朝ドラとは打って変わって、頭脳明晰で野心を隠さないラウルのどSっぷり(?)に早くも期待が!またラウルが重用する部下の密偵で、チャグムを追うヒュウゴを演じるのが鈴木亮平。タルシュ帝国に征服されたヨゴ国の出身ながら、出自を問わずに優秀な人材を配下に置くラウルに認められた男であり、それだけデキる密偵だということ。こちらも「花子とアン」で見せた心優しい夫をはじめ、近年の作品で見せてきた“いいひと”とは違う表情を見せてくれそう。高良と鈴木がどのような主従関係を築くのかも楽しみなところだ。さて、ご紹介の通り第2シーズンまででも、多くの朝ドラ俳優が出演してるが、さらに11月からは最終章が放送。先日、最終章から新たに参加する新キャストとして鹿賀丈史(※昨年、亡くなった平幹二朗が演じる聖導師を引き継ぐ)、武田鉄矢、米良美一、渡辺いっけいらが発表された。この中で、“元祖・朝ドラブレイク俳優”と言えるのが、渡辺いっけい。90年代から朝ドラを見ている、やや年上の視聴者は覚えているかと思うが、1992年から93年にかけて放送された「ひらり」(主題歌はドリカムの「晴れたらいいね」)で石田ひかり演じるヒロインとその姉に想いを寄せられ、三角関係となる医師を演じ、お茶の間の人気を博した。同作をきっかけに知名度を上げ、文字通り、ブレイクした。壮大なファンタジーの世界に身を投じた新旧朝ドラ俳優たちのコラボレーション、いつもと違う表情にも注目して楽しんで見るのもいいかも。(text:cinemacafe.net)
2017年01月21日現在NHKで放送中の連続テレビ小説「べっぴんさん」のファン感謝祭「べっぴんさんファン感謝祭~THE 男会~」が1月14日(土)にNHK大阪ホールで行われた。連続テレビ小説のファン感謝祭イベントとしては、過去最多となる13名のキャストがステージに立ち、収録の裏話や、今後の見どころについてトークした。この日のファン感謝祭には会場定員1,200人に対して北海道から九州まで約7,000人の観覧応募がきたとのこと。今回のイベントでは、「べっぴんさん」に出演する男性俳優陣が勢揃い。ヒロイン・すみれの夫で、劇中に登場する子ども服メーカー「キアリス」社長の紀夫を演じる永山絢斗をはじめ、高良健吾、松下優也、平岡祐太、田中要次、古川雄輝、森永悠希、中島広稀、土平ドンペイ、夙川アトム、永瀬匡、森優作といった13名のキャストが参加した。ヒロインの女学校時代の同級生で後に「キアリス」社員となる悦子を演じる滝裕可里の司会で、男性キャストによるフリートークがスタート。中島さんは最近の撮影の裏話として「昨日、高良健吾君から大量の服と帽子をお年玉にもらいまして。僕だけじゃなくて後輩の皆さん一人ずつにあげている姿を見て、ほんとにかっこいいなぁと思って」と語ると、高良さんは照れながらも「お年玉ってほどじゃないですけど、大掃除をしてて、いろいろ出て来たんで…」とコメント、さらに永瀬さんが「それ今日、僕ももらいました」とかぶせて場内の笑いを誘った。またイベントの後半はヒロインすみれとの接点が多い役柄を演じる永山さん、高良さん、松下さんが登場し、トークはすみれ役を演じる芳根京子の話題に。永山さんは「彼女は本当にがんばり屋さんで誠実に脚本を読んで役にとりかかっていますね。19歳という年齢で一人の女性がおばあちゃんになるまでを演じる作品に携わって、10代の終わりを『べっぴんさん』に捧げている彼女はやっぱりステキだなと思います」と絶賛。さらに高良さんも「“彼女のために頑張ろう”と思わせてくれる女優さんです。それを感じているのは僕だけじゃないと思います。自分が19歳のときに彼女と同じことができたかなと思いますし、彼女の19歳から20歳という大切な時間に、共演者として立ち会えるのはラッキーですね」とコメント。共演者が絶賛のコメントをするなか舞台袖からヒロイン役を演じる芳根さんが登場すると、客席からは大きな歓声があがり、登壇していた出演者もこのサプライズ演出に驚きの表情に。イベントのスタートからトークを聞いていた芳根さんは「今週の撮影のときに男性キャストの皆さんがこのイベントの話をしていたので、その話題になると私はセットの方を向いたり、目をそらしたり大変でした…」と語り会場の笑いを誘うと、高良さんが芳根さんに「昨日話したときに“14日どうしているの?”って聞いたら“仕事です”って言ってたよね?」と話す一幕もあった。イベントのフィナーレには、ヒロイン役の芳根さんと男性キャスト13名が全員登壇。最後はサプライズ出演を果たした芳根さんが「番組の放送も折り返し地点に来て“もうここまで来たか”という気持ちです。終わりが見えてくるのは寂しくもありますが、たくさんの方に応援していただいているのがありがたくて、温かくて、幸せを感じています」とファンに感謝の言葉を贈り、イベントを締めくくった。(text:cinemacafe.net)
2017年01月14日現在公開中の『デスノート Light up the NEW world』。この度、11月9日(水)に栃木県・109シネマズ佐野にて、大ヒットファン感謝祭イベントが実施され、「デスノート対策本部」のデスノートを追う男・三島創役を演じた東出昌大が登壇した。伝説となった映画『デスノート』誕生から10年目となる今年、“正統な続編”として放たれた完全新作映画『デスノート Light up the NEW world』。10月29日に公開された本作は、初週週末興行成績ランキングでNo.1を獲得。そして公開からわずか10日間で観客動員100万人を突破し大ヒットとなっている。この日、来場者400人の前に登場したのは、東出さんと宣伝を陰ながら支えてきた“死神見習い”リューくん。登場するやいなや場内からは大歓声が巻き起こり、東出さんは「公開前の舞台挨拶はプレッシャーがあり、色々考えてしまっていたんです。でも、こうやって好調なスタートを切れて嬉しく、今日はお祭り気分で楽しくできたらと思っています」と挨拶。そして、イベントでは来場者から質問を募集。東出さんは「何でも答えます!(笑)」と意気込み、好きな“お笑い芸人”のモノマネや結婚生活について、全3問に回答。その内、子育てについての質問では、舞台から降り質問者のところまで出向いて耳元で答える姿も。そんな東出さんの神対応に場内は大興奮。質問者は「かっこよ過ぎて、あまり内容を覚えてない」とコメントし、東出さんは思わず照れ笑いしていた。さらにイベント終盤では、プロデューサーから本作で共演した「池松壮亮と菅田将暉、どっちが好き?」という質問が。東出さんは「なんですか!その質問」と笑いながら、「実は、高良健吾から遊ぼうと連絡がきて、仕事があったので断ったら2通目にあの2人と番宣頑張ってるなとメールが来ました(笑)あの2人は本当に面白いですね」とコメント。続けて「たくさん今回の映画に関する取材を受けましたが、本当にネタバレ要素が多くて大変でした。今日はもっと僕の役柄を広げてお話したいなと思いまして…実は三島はデスノートを使ってます」と暴露!突然の出来事に場内からは驚きを隠せない声が上がっていた。最後に東出さんは「僕はこの作品を見終えた後、正義ってなんだろうと考えました。安室さんの主題歌『Dear Diary』がとにかく素敵に包み込む、エンドロールの最後まで観ていただけたら幸いです。観終わった後も、周りの方々と“あれなんだっけ”“どうゆうことだっけ”と会話を楽しんでいただけたらと思います」とメッセージを送った。なお、本作は日本のほか70の国と地域で公開が決定しており、すでに今月3日からタイで公開され、初登場新作映画で第1位を獲得している。『デスノート Light up the NEW world』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)
2016年11月10日3年にわたって全22回で放送する、大河ファンタジー「精霊の守り人」。この度、来年1月にスタートするシーズン2「精霊の守り人II 悲しき破壊神」に新たなキャスト、俳優・高良健吾の出演が明らかになった。チャグムとの旅を終えて4年。お尋ね者となったバルサはロタ王国に身を潜め、用心棒稼業を続けていた。バルサは人身売買組織に売られそうになったタル人の少女・アスラを助けるが、アスラは“タルの破壊神=タルマハヤ”を招き大量殺人を起こす力を授かった恐るべき存在であることが分かる。アスラを抹殺しようと、ロタ王家の密偵“カシャル”たちが動きだした。「人を殺してはいけない――」そうアスラに教えながら、バルサとカシャルの死闘が始まる――!原作は、橋菜穂子による野間児童文芸新人賞受賞作品「守り人」シリーズ。バルサ役にはシーズン1から引き続き綾瀬はるかが演じるほか、成長したチャグム役に板垣瑞生、ロタ国の呪術師で王家に仕える密偵カシャルの一員であるシハナ役に真木よう子、シハナの父親・スファル役に柄本明。そのほか、鈴木梨央、壇蜜 、ディーン・フジオカ、鈴木亮平、渡辺えりらが出演する。そして、この度発表された高良さんが演じるのは、シーズン2の本作から登場し、シーズン3の最後までバルサとチャグムが戦う相手となる、最大で最強の“ラスボス”・ラウル役。彼は、タルシュ帝国の第2王子で、合理的かつ明晰な頭脳を駆使して他国を侵略。その野望は、新ヨゴ国がある北の大陸に向けられているという。高良さんは「やり甲斐のある役で、撮影ではとにかく必死です」とコメント。また自身と比べ、「ラウルの正義は自分と離れていますが、理解することは十分できました。地球の話だと思います、そのような話に参加できて、光栄です。頑張ります」と語っている。「精霊の守り人II 悲しき破壊神」は2017年1月21日(土)21時~NHK総合テレビにて放送(全9回)。(cinemacafe.net)
2016年11月01日モデルの石川恋が1日、オフィシャルブログを更新し、同日付で所属事務所を「TEN CARAT」に移籍したことを発表した。これまでグラビアアイドルやタレントなどの活動もしてきたが、今後はモデル・女優業に専念していくと意気込みを示している。石川は、これまで所属していた「allure」から、田中麗奈、香里奈、高良健吾、中条あやみらが所属する「TEN CARAT」に移籍。ブログでは「今回このタイミングで移籍を決意した理由は、今後の人生を、19歳で芸能界に入った時点からずっと目標として持ち続けていたモデル、また、女優として生きて行きたいと強く思ったからです」と明かした。現在の心境は「正直希望と不安が半々です!(笑) たくさんの有名な俳優さん、女優さん、モデルさんがいる中で自分が勝負して行けるのか、、やっぱり不安の方が少し大きいかも」と吐露。それでも、「やるしかないです。頑張るしかないです」と決意を示している。一方で、これまで所属してきた事務所については「この3年間、どんな時も側で支えてくださったallureのマネージャーの皆さまと離れてしまうのは正直とても寂しいです」と名残惜しさもある様子。その上で、「今回のこの決断についても応援してくださり、移籍に関しては円満に事を進めてくださいました」と円満退社であることを報告し、「本当に、本当に感謝しています。allureという事務所で皆さまと一緒に今まで歩んでこれて良かった」と、感謝の気持ちをつづっている。ブログの最後には「ファンの皆さまのため、allureでお世話になった皆さまのため、新しくお世話になるTEN CARATの皆さまのため、お仕事関係者の皆さまのため、家族のため、、そして自分のために。良い変化を続けて行き、キラキラした素敵な女性になれるよう、またここから改めて頑張って参ります」とメッセージを寄せた。
2016年11月01日熊本県出身者で製作され、期せずして今年の熊本地震前の風景を映像の中に記録することとなった映画『うつくしいひと』が東京国際映画祭にて上映された。行定勲監督、橋本愛、姜尚中、高良健吾、米村亮太朗が舞台挨拶に登壇し、改めて復興を訴えた。もともと、「くまもと映画プロジェクト」として熊本を舞台に、行定監督をはじめ、熊本にゆかりのある人々の手で製作された本作。熊本県内の美し景色を背景に大学生の透子、探偵、謎めいた中年男らのドラマが展開していく。撮影は昨年の10月に行われ、その後、今年4月に震災が発生。期せずして熊本城をはじめ、映画の中に、震災前の熊本の姿が刻まれることになったが、行定監督は「改めて、映画には記憶する力というものがあるというのを感じました」と語る。出演者は全員、熊本出身だが、中でも謎の中年男に本職の俳優ではなく、政治学者の姜さんを、行定監督はあて書きする形で起用! 行定監督は「(映画を見た)岩井俊二監督から『姜さん、普通に演技してたね』と連絡が来ました(笑)。最初は大変だったんですよ。セリフあるのに、それを知らなった。台本を事前に渡してたのに(苦笑)。愛ちゃんに(姜さんの芝居を)受けてもらわないといけないけど、20テイクくらいやった。『姜さん、声がいいんだから、渋くやってください』と言ってもかわいくやっちゃう(笑)」と現場での様子を明かした。姜さんは「(役柄は)通行人くらいのつもりだった」とまさかのメインキャストでの出演への驚きを口にし「いま思うと、ナレーターがよかった…」と釈明し、行定監督からは「ナレーターは難しいですよっ!」とツッコミが飛んでいた。橋本さんは、姜さんとの共演について「動物的でした! (橋本さんは女優として)経験があるので、動物にはかなわない! 車に乗って2人でドライブするシーンでは、ずっとおしゃべりしてて、行定監督の話で『監督の作品からノスタルジーを感じる』とおっしゃっていて、私も、同じ何かを感じてて、そうやってお話ができてよかったです」とふり返った。また、高良さんは「行定さんと『熊本で撮りたいね』と話してて、夢がひとつ叶いました。まさか震災が起こるとは思わず撮っていましたが、震災前の景色を記録として残せてよかったと、震災から半年経ったいま、改めて思います」と語る。また、続編の制作が既に決定っしているが「震災後の“いま”の熊本を残す意味があると思うし、それで熊本に恩返しすることができれば」と故郷への強い思いを吐露。今回、高良さんは探偵を演じたが「僕がこの世界に興味を持ったきっかけはドラマ『私立探偵 濱マイク』だったので、今回の『濱マイク』を見直して、ちょっと真似してます(笑)」と明かした。橋本さんは、映画に刻まれた故郷・熊本の風景の中でも「菊池渓谷」を特に印象深い景色に挙げ「美しくて素晴らしい。あんな美しい場所を(映像に)残せてよかった。ぜひ見た方々に行ってみてほしい」と呼びかけた。この日は、映画にも登場する人気キャラ・くまモンも登場したが、ハイテンションのくまモンに行定監督は「元気すぎる!発情期(笑)」とツッコミを入れ、会場は笑いに包まれる。まもなく続編の撮影がスタートするが、監督は改めて「(震災の記憶を)風化させず、忘れずに、映画を見て熊本との距離を縮めてもらって、遊びに来てもらいたいです」と訴えた。(text:cinemacafe.net)
2016年10月27日熊本県の人気キャラクター・くまモンが25日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われている第29回東京国際映画祭(TIFF)のオープニングレッドカーペットに、熊本出身の女優・橋本愛らと登場した。くまモンは、「熊本復興支援チャリティ上映」として選ばれた『うつくしいひと』で主演を務める橋本、美尚中、米村亮太朗、行定勲監督とともに登場。タキシード姿でかっこよく決め、手を振るなど愛嬌を振りまいて観客を喜ばせた。『うつくしいひと』は、熊本にロケハンに訪れた映画監督と若い女性の出会いと小さな旅の物語。熊本出身の橋本愛、美尚中、高良健吾、石田えりなどが出演する。くまモンは、これまでも同作の上映イベントに登場し、出演者と共に作品を盛り上げていた。東京国際映画祭は、日本で唯一の国際映画製作者連盟公認の国際映画祭。29回目となる今年は、10月25日~11月3日の10日間にわたって、六本木ヒルズ、EXシアター六本木ほかで開催される。上映本数は204作品で、オープニング作品はメリル・ストリープ主演の『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』、クロージング作品は松山ケンイチ主演の『聖の青春』。出演者による舞台あいさつなどイベントも連日行われる。
2016年10月25日2016年の映画界にて話題騒然となった作品『シン・ゴジラ』。劇中、印象的だったのが、高良健吾さん演じる志村祐介がジャーナリストとベンチで会話するシーン。その画面下に“昭和記念公園”のテロップが表示されたのを見逃さなかった人も多いはず! 「私もベンチに座って封筒を交換したい!」と影響を受けやすい単純な私、昭和記念公園(正式名称:国営昭和記念公園)へ潜入調査してきました!! 結果はいかに!?昭和記念公園のベンチで『シンゴジラごっこ』がしたい!!みなさま、今年話題となった映画「シン・ゴジラ」。観ましたか? 観た人、多いと思います。庵野秀明が総監督を務める、との事で『新世紀エヴァンゲリオン』ファンとしては見逃せない!!そんなわけで私も映画館へと走ったわけですが……。なるほど、そうきたかと思わせる仕上がりに惹き込まれ、あっという間に上映時間が過ぎました。その中で気になったのが、冒頭にもお伝えした、内閣官房副長官秘書官と記者が封筒の受け渡しを行うシーン。二人が並んでベンチに座って会話している時に、記者のかけているメガネがキラーンと照り返すタイミングが絶妙でアニメ的(言うならエヴァの碇ゲンドウのよう!)。偶然とは思えない映像に、さすが!!と勝手にワクワクが止まりませんでした。そしてこのベンチ、劇中に表示さえたテロップには「昭和記念公園」とある。ぜひともこのベンチに座ってみたい!なんならメガネ光らせたい!!そんな(意味不明な)熱い情熱を抱き、行ってきました昭和記念公園。ベンチは公園内のいずこに!?思い立ったが吉日。いざ、昭和記念公園へ昭和記念公園へのアクセス方法は電車だと一番近い駅でJR青梅線・西立川駅。改札出て徒歩数分で公園へとたどり着くことができます。他にも、JR中央線・立川駅・多摩都市モノレール・立川北駅・JR青梅線・東中神駅・西武拝島線・武蔵砂川駅からもアクセス可能ですが、いずれも駅から徒歩10分以上かかるんです。一番近いというJR青梅線は私の場合ルートが違うので、「10分以上も歩けないよ」と早々に電車利用は挫折。公園の立川口、西立川口、砂川口の3ヶ所に駐車場があるという情報から、車で向かうことにしました。ちなみに、駐車場の開場時間は公園の開園時間と同じです。駐車料金は820円。無料ではないのでお気をつけください。この日は多少の雲はあれど、天気は晴れ。公園日和。駐車場も混雑しているので、早めの到着が望ましいかと。一番収容台数が多い立川口の駐車場もこのありさま。行楽シーズン真っ盛りになると、普通車で1,755台が駐車できるここも即満車になってしまうそうです。恐るべし、昭和記念公園。そうそう、車を停めたら、停めた場所はしっかりと覚えておきましょうね。広い駐車場は、帰宅時に愛車を見失うというトラップが潜んでいますから。遊び疲れてやっと駐車場着いたのに「あれ?車どこ?」とか最悪ですからね(←そうなった人)車から降りれば、立川口はすぐそこ。待ってて、シンゴジラ・ベンチ!入園する際に行うことまず、園内に入るには入園料を払ってチケットを手に入れます。一般で大人410円・こども80円・シルバー210円です。「駐車場代に家族分の入園料、痛いなあ……」と思われるかもしれませんが、休日にこどもから「どっか連れてってー」とせがまれた場合、遊園地に行くよりも格安で済みます。外出先で「お土産買ってー」というトラップに引っかかる確率もとても低い。園内マップを見ても分かる通り、これだけ大きな敷地。なので、お得なレジャーとして、こういう広い公園ってオススメです。丸一日、遊べちゃいますから♬うーむ。それにしてもこれだけ広いと、シンゴジラ・ベンチを探すのも大変だ。立川口は「ドッグラン」から一番近い場所にある入り口なので、愛犬を連れた人も多くみかけました。犬と一緒に入園ゲートを潜るには、このようにペット同伴誓約書を書いてから入りましょう。公園内に持ち込めないものがあるので、入園前に再度チェック。流行りのドローンはやはりダメなのですね。チケットも無事ゲットできたので、園内へと入ります!とにかく施設充実で管理を行き届いた公園。単なる「公園」という一言ではすまない感じのオーラを放つゲートをくぐると、すぐ右手にカフェが。昭和記念公園はお弁当の持ち込みは自由ですが、お弁当がなくてもこうしてレストランやカフェ、売店が敷地内の各所にあるんです。まるで観光地のよう。入って早々に休憩したくなる私ですが、そこはぐっと耐えて先へと進みます。目の前にひろがる美しい景色に「うわあ❤︎」となる前に、視界に映り込んだ仲良く自撮りするカップルにイラっとしたのは気のせいでしょうか……。それはさておき、見てください、この美しい光景。始まりがこんなに素晴らしいのですから、奥へ進むとどうなるのか。期待に胸が膨らみますがこのゾーンでもベンチがいっぱいあることに気づく私。こんなにベンチがあるとは。探せるのだろうか、シンゴジラ・ベンチ。とても不安である。この、小さな噴水が並ぶ道を進むと奥には……。大きな噴水が。記念写真を撮る人も多くいる、撮影スポットです。よし、どんどん進みましょう。今回のミッション「シンゴジラ・ベンチ探し」があるので、順路通りに進んで、はじからはじへと攻めていこうかと思います。……と。その前に。広い園内の移動が大変な場合に朗報。心強い移動手段、あるんですずっと歩きっぱなしは大変だったり、園内を徒歩のみで移動するのが厳しい場合でも安心です。園内をスポットごとに移動できる『パークトレイン』が運行しています。汽車の姿をしたバスで、入園入り口からすぐ乗車することが可能。① 通常ルート② 夏ルート③ 砂川なしルート④ 変更ルート⑤ 冬季ルートといった5つのルートがあって、各地にバス停があります。このような看板を発見したら、そこでパークトレインが来るのを待ちましょう。そのデザインもいろいろで、通過するところを見るのも楽しくなりますね♬一回乗車ごとに運賃が発生しますが、フリーパスを購入すればお得に乗り放題で園内移動もストレスフリー!歩くの嫌いな私なので全力でパークトレイン移動したいのですが、それではベンチを見失う恐れがあるので、グッと我慢です。グッと。パークトレインの他にも、レンタサイクルで園内を回ることもできます。サイクリングしながら、というのも気持ちよさそう☆レンタサイクルをしたいのなら、立川口と西立川口、砂川口にあるサイクルセンターで貸出の受付をしてください。園内には総延長14kmのサイクリングコースがあるので、広い園内を移動するのにとても便利。歩くの嫌いな私なので全力でレンタサイクルにまたがり移動したいのですが、それではベンチを見失う恐れがあるので、グッと我慢です。グッと。歩くよ、38歳。そんなわけで歩きます噴水を過ぎて進むと、ふれあい広場があります。なんだかオシャレなレストランもあって入りそうになりますが耐えましょう。ほんと、ちょこちょことこういった飲食できる施設があるから、お弁当忘れても安心ですね。ちょうどこの日は、ナチュラル素材を使ったモニュメントが展示されていました。これ、くぐれたりします。秋といえば、芸術。芸術といえば、秋。そう、今は秋。こういった作品を眺めながらのんびりしたら、良い愛でアイデアが浮かびそう。案内板が事細かに方向を示してくれるので、方向音痴でも安心してください。水鳥の池では、ボートに乗れます広場を後に、進んでいくと向こうに池が見えてきました。近くを歩くカップルから「あれ乗ろうよ」という仲良い会話が聞こえてきますが、確かボートってカップルで乗ると別れるとかジンクスを聞いたことがあるような……。迷信ですけど。乗って別れておしまいなさい!とか思うわけないです。まさか。楽しそうですがボートに乗るとカップルは別れ(以下略カモやコイがたくさんいて、餌のおねだりをしていました。餌ないけど手をパンパンしてみる私です。色気より食い気のわんぱくな38歳は、ボートよりこのお芋系スイーツが充実した売店が気になって仕方がありませんでしたけど。お芋スムージーってなんですか!!ちょっと雑念が多すぎで気が散り出しているので、気を引き締めてシンゴジラ・ベンチ探しをしなくては。池の周りを進んでいくと、湿地帯のようなゾーンに突入。ドン臭い私が思いっきり近づいてモタモタと写真を撮っても逃げないバッタ。ドン臭い私が思いっきり近づいてモタモタと写真を撮っても逃げないトンボ。なぜ。すでに歩き疲れた私はもはや飛んでいきたいです。花木園にあるハーブ園ですさんだ私の心を浄化してみるヨレヨレしながら進むと、なんだかいい香り……。花木園というゾーンへと迷い込んだ模様。水鳥の池に隣接する花木園では、四季を感じるさまざまな花が咲いて、季節ごとに楽しませてくれるそうなのですが、今の季節は、こんな感じ。ちょっとタイミングの悪い時期だったのかもしれません。咲き乱れている時期は外しましたが、一角ではこうして美しい花が咲いていました。ここで、看板をみて、とても素敵な気持ちになる。『体や目の不自由な方にとって何よりの楽しみのひとつは、戸外でゆっくりと花の香りに包まれて散策できることです。アメリカやドイツ、英国などでは車椅子で楽しめるエリアがたくさん出来ています。本園でも、車椅子でハーブの香りや手触りをゆっくりと楽しめるコーナーを考えてみました。ここでは植物に触れ、親しむことにより植物の新鮮な「気」を受けたり、芳香浴をしたりして心身ともに元気を得ることができるコーナーです。あなたも植物に触れて、その香りを楽しんでみませんか。』確かに。見ることはできなくても、香りに包まれたらその植物の存在を感じることができる。その点、香り豊かなハーブは、理にかなっているし、なによりリラックス効果もその香りから得ることができるし。ハーブ園の存在の意味を新たに知れた時間となりました。こういう、発見もあるからゆっくり何かをみて回るって大切ですね。手でもみもみしてその香りを楽しむ。爽やかな香りが頭をすっきり、心をホッとさせてくれます。ぜひ、訪れた際はその手で感触を。そして香りを楽しんでみてください。ハーブ園を後にして進むと、すぐ近くにドーナッツの屋台が。さっきいい香りをかいだら、なんだかお腹が空いてきたような……。まあまあ歩いたし、ここらでちょっと休憩しましょう。なにか、丁度いい休憩場所はないかな……、とあたりをキョロキョロ。おお。ここ、良さげですね。ソフトクリームの文字も見えるし、甘いものでも食べて休憩しよう。かぼちゃのソフトクリームが絶品!! 嬉しい「具入り」とは❤︎注文口の近くにテラス席が用意されているのでそこで購入した飲食物を食べることができます。中はお土産やさんになっているのですね。ハーブ園ゾーンにあるということもあって、ハーブティーも楽しめます。私はとにかくソフトクリームに心奪われているのでどのような味があるのかチェック。期間限定えびすかぼちゃのソフトクリームに決定。ソフトクリームって手にするとなんだか旅行気分も味わえるのはなぜだろう。旅先にいるかのような感覚に錯覚します。かぼちゃのつぶつぶが混ぜ込まれていて、これはとても美味しい!!と大満足。ちなみにチョコミントはこんな感じ。ハーブといえばミントも有りますし、ハーブ園っぽいと言えばギリギリセーフなところでハーブ園っぽいかもしれません。ソフトクリーム以外にもこんな魅力が。昭和記念公園ベアがゲットできます。園内限定販売なので、結構レアかも。体力も回復したのでどんどん行きましょうアイスも食べ終わり、ふと視線をあげると子どもたちの楽しそうな声が。遊具があるゾーンみたいです。行ってみましょう。ここは、「わんぱくゆうぐ」と呼ばれるコーナーで、自由にのびのびと遊べるユニバーサルデザインの遊具が並びます。ゆらゆらブランコ、ふわふわドームなど、こども達が夢中になる遊具がたくさんあるので、小さなお子さまと来園した際は、大活躍しそうなゾーンですね。実際、小さな子どもを連れた親子の姿を多く見かけました。すぐ横には「みんなの原っぱ」と呼ばれる広場があるので、いっぱい遊んで疲れたらレジャーシートをひいてランチや休憩がすぐ出来るので便利♬ここからすぐのところでコスモスが咲いている、との情報をキャッチしたのでそちらへ向かいます。青空教室のような催しもあるんですね。コスモスの豆知識的な内容でした。なるほど。公園の入り口のポスターでも目にしたけれど、「コスモスまつり」がイベントとして開催中の昭和記念公園ですから。コスモスにスポットをあてたお話なのですね、と納得。それを横目に、じわじわとコスモスへの期待度が上昇していきます。着いたーーーー!からの、コスモスどこですかーーーー(叫)いよいよコスモスが目の前に!!!!!満開の、満開のコスモスにご対面!!!!!!って、コスモス、少なっ!!!まだ、早かったのでしょうか。どう見てもまだ「まつり」ではない状態でした。まだ寂しい状態ですが、咲いているコスモスひとつひとつの姿はとても美しいです。この花がたくさん咲き乱れたら、きっと素晴らしい景色になりますね。ちょっぴり哀愁を背負いながら、単独のコスモスの健気なすたがを撮影していたら。新たなコスモス情報が小耳に飛び込んできました。あっちに「コスモスの見本園」があるとのこと。なんだそうだったのか!ついそっちがコスモスのお花畑になっていたのですね。うっかり早まってしまいました。そんなわけで「コスモスの見本園」へ急ぎます。たしかに、そこには「コスモスの見本園」がありました。38歳なので泣きませんが、ちょっと泣きそうです。うーん、やはりコスモスの季節としては早かったのか……。このまま引き下がるのも勿体無い気がして、なんとしてもコスモスの大群を見たくなってきました。さっきまだ満開ではなかったのは「原っぱ西花畑」。昭和記念公園には、もうひとつのコスモスゾーン、「原っぱ東花畑」があるではないか。よし、こちらに期待を膨らませよう。シンゴジラ・ベンチも未だ見つからないし、こうなったらコスモス探しも、ミッションに追加します。【いったんCMです】まだまだ続く公園散策。ここでちょっと世のお父さん方へ朗報です【ここで画像も50点となりました】長いですね。果てしないレポートになってしまっています。ここまでお読みになってくれている心の広い皆様も正直疲れた頃だと思います。そこで、ちょっと休憩的な情報をおひとつ。世のおとうさん方へ送る昭和記念公園ニュースです。平日は仕事に終われ、疲れ果てても休日は家族のために頑張るおとうさん(そしておかあさん)。子どもの笑顔のために公園で汗を流すおとうさんですが、休憩時間も必要です。そこで、オススメなのが「渓流広場レストラン」「みんなの原っぱ」と「運動広場」の間にある「渓流広場レストラン」。ガラス張りの明るい店内の他にも、レストラン前にテラス席をがあるので晴れた日には気持ちいい風を感じながら食事ができます。みんなの原っぱや運動広場から近いの場所にあるので、子どもたちと思いっきり遊んだ後の食事休憩にもってこい!しかも嬉しいポイント。ここ、生ビールあります!!!当日受付可能なバーベキューコーナーもあって、手ぶらでバーベキューも可能です♬バーベキューといえば、おとうさんがヒーローになる場。肉を焼いて「おとうさんかっこいい!」って言われちゃいましょう。そして、今どきの公園にしては珍しく、結構細かく喫煙所が登場します。私の父は今の時代を逆行するヘビースモーカーなので、昔からよく「休憩させて」と言ってはタバコを吸いに行っていました。賛否両論もありますが、マナーを守って吸えば皆ウィンウィンなので、全面禁煙化を実行する流れの中でこのように設備をしっかりさせてサポートしているのも、いいかもしれませんね。ゴミ箱も分別ごとにバシッと揃っています。綺麗な公園はみんなの力で、まさにそれに尽きますね。では、話を元に戻しましょう。シンゴジラ・ベンチを求めて三千里 feat.コスモス探しとうとう立川口から一番離れたゾーンに突入です。「思えば遠くに来たもんだ」いよいよ後半戦。38歳の足腰、ガッタガタですがここまできたら最後までやり解けなければ。そんな中、同行していた娘が公園案内図を指差して、「ここに行きたい」と言う。指差したそこに表示されるのは、「こどもの森」の文字。どうやら、こどもメインの遊具が揃ったゾーンがあるみたい。シンゴジラ・ベンチ探しも大事ですが、せっかく公園に来たんだもの。遊ばないとね。よし、行こう。そんなわけで38歳の足腰、ガッタガタですがここまできたらまわり道だって泣かない。最後までやり解けなければ。しばらく歩くと、こどもの森ゾーンのスタート地点。ワクワク広場に到着。可愛らしいオブジェが並びます。これはさっきカップルがいっぱいいた池の鴨でしょうか?その先には、地底の泉なるものが。ここは、いん石の落ちたあとのように、おおきなすりばち状の穴が。季節によって水の量が変わる不思議な泉なんです。この日は結構たっぷりと水がありました。美しい竹林を眺めつつ更に奥へ。こどもの森らしい施設が見えてきましたよ。ここは、「森のとりで」です。みんなが集まる遊びの基地がコンセプトとなっている通り、賑わっていました。その横には「虹のハンモック」。大人ながらも、この虹のハンモックは気になっていたんです!!日本一の大きさのハンモックと言われ、ねそべるのも飛びはねるのも自由自在♬これは楽しそう!これはやってみたい!!そんな思いも秒で撃沈。【遊べるのは小学校までです】I am 38 years old.私の戦いは終わった。そしてここは「霧の森」。霧の森がミステリアスな霧に包まれます。霧の森に霧がでる時間は決まっていて、下記の時間帯の毎正時(00分)と30分から、15分間。3月~11月/10:00~16:00※季節によって変更ありますのでご注意を。こういう煙的なものに遭遇すると、手ですくって体に当てたくなるのはきっと祖母の影響だと思います。ここでそれやっても、ご利益はきっとないです。「太陽のピラミッド」が見えてきました。《なが~い階段を登れば、こどもの森がすみからすみまで一望できます。》と説明にありましたが、38歳の足腰、ガッタガタですので遠慮しておきました。その横に、なんだか気になるもの発見。あれは一体……???ドラゴンの砂山近寄ってみると、石で出来たドラゴンが。おお、なかなかどうして、かっこいい。トータルで4匹のドラゴンが鎮座します。こちらのブルーのドラゴンがサイズ的には一番巨大。全体がアスレチック的に遊具になっているのですね。このドラゴンはちょっぴりおとぼけ顔。食べられちゃう!的な写真を撮ってSNSへ投稿してみてください。ところで、「ドラゴンの砂山」と呼ばれるこちらのゾーン。山はいったいどこに?あ……、なだらか。私にも優しい造りとなっております。おなかがすきました。ふと、時計を見ると。いつの間にか12時をまわり、13時を過ぎている……。それに気づいた瞬間に、おなかのすき具合に拍車がかかります。こどもの森ゾーン、「雲の海」敷地内に売店を見つけたのでここで食べ物を購入し、ランチ休憩することに。この売店は、いわゆる屋台で良く見る王道メニュー、焼きそば・たこ焼き・かき氷・フライドポテトといったものをメインに取り扱っているようです。その中でも、揚げパスタが気になったので。これは食事というよりも、スナック感覚ですね。肉巻きおにぎり。そういえば肉巻きおにぎりって一時、ブームありましたね。焼きそばとたこ焼き。マヨネーズとソースはセルフサービスとなっているのでお好みで、かけましょう。おなかが膨れて少々の食休みをしたら再び出発です。この奥には更に丘があったり、昭和30年代の武蔵野の原風景やそこでの暮らしを再現した「こもれびの里」と呼ばれるゾーンがあるのですが、閉園時間が迫ってきているので断念。これから先は、立川口に戻りがてら見落としたスポットを拾いつつ進んでいく作戦に。それにしてもあのシンゴジラ・ベンチは何処にあるのだろう……。謎が深まるばかりそういえば、途中に「日本庭園」と書かれた看板があったような。戻るルートは、日本庭園コースで行ってみよう。そんなわけで向かいます。もちろん、ベンチ探しも忘れずに。「かざぐるまゲート」を発見。向こう側に突っ切れるので通ってみました。八ヶ岳にいるかのような気分に浸れます。かざぐるまゲートを抜けると、その近くにハロウィンの飾り付けがありました。こうして季節ごとに遊び心を追加するのって素敵。ハロウィンまでもう少しなので、この飾り付けもあと僅か。それまでにぜひ見つけてみてください。日本庭園で盆栽を愛でる日本庭園に到着。首都圏で戦後つくられたものとしては最大規模となる日本庭園なのだそうです。日本の伝統的文化を継承する場としてだけではなく、人と人のコミュンケーションの場としても存在するこの日本庭園は、他のゾーンとは一味違った落ちついた雰囲気に包まれながら、潤いとやすらぎの時間が過ごせるのです。順路通りに進んで見える風景を収めていきます。なんだかベンチがある雰囲気からは遠ざかりましたが、この日常から離れた美しい景色に癒される……。川のせせらぎにうっとりしていると足を踏み外すので要注意。ちなみに、日本庭園内は飲食禁止。でも、庭園内にある「歓楓亭」ではお抹茶とお菓子の呈茶サービス(※有料)を実施しています。公園内にもありましたが、日本庭園内にも竹林がありました。やはり、「和」の雰囲気に竹はよく似合います。なんだか時代劇の中に入り込んだかのような道へと迷い込む。おや、何かやっている。ちょっと行ってみよう。ここからは入れないので、入り口へ。なるほど。盆栽の展示を行っている場所でした。せっかくなので見てみよう。中には、樹齢100年以上のものもあって、盆栽とか全く知識のない私ですが小さな木からとてつもない威圧感というかパワーを感じました(…の、ような気がします)。なんだか、そこまで樹齢の長い木になると、仙人とか住み着いていそう。苔のグリーンが美しくて、苔玉が欲しくなりました。盆栽苑をあとにして、歩いているとどこからか滝の流れる音がします。振り返るとそこには滝。小さくても滝は滝。マイナスイオンを浴びておきました。青空が池にうつって、空が上にも下にもあるような幻想的な写真が撮れます。昭和記念公園の撮影スポットかも。お茶屋さんがここにも!と駆け寄ったらおトイレでした。トイレも全力で和風の造りでかっこいい。これから本格化する紅葉のシーズンには、また見事な景色になるのでしょうね。そしてコスモス再びお待たせしました。いよいよ「原っぱ東花畑」へと近づいてまいりました。西花畑は満開ならず、でしたが東はどうなのだろうか。ちょっとドキドキしながら進みます。コスモス キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!原っぱ東花畑、満開です!!東花畑では、イエローキャンバスという種類のコスモスがメイン。黄色い絨毯が広がります。あとで調べてみたところ、東花畑にメインで植えられているキバナコスモスは9月下旬から10月上旬が見頃の種類で、西花畑のコスモスはイエローキャンバスという種類のコスモスで、10月下旬が見頃なのだとか。どうりで、まだ見頃を迎えていなかったわけです。11月3日まで行われている「コスモスまつり」。開催期間もあと僅かです。そして、最終日の11月3日には、コスモス摘み取り体験に無料で参加できます。綺麗なコスモスを自宅に持ち帰れるのは嬉しいですね。たくさんの人が、コスモスの写真を撮りにきていました。中には、ウエディングドレス姿のモデルさんも。毎年この季節を楽しみにしている人も多いみたい。ふう、これでコスモスのミッションは達成。この木なんの木 気になる木「みんなの原っぱ」へと、戻ってきました。大きな木が広場を走り回るこども達を見守っているよう。それで結局、シンゴジラ・ベンチはどうした?すみません、結局発見ならず。しかも後日にとある情報網から、「あそこは実際の昭和記念公園のベンチでは無いのではないか」という知らせが。あんなに探し回ったのに……。実際のところは、本当にそうなのかそれとも別の場所で昭和記念公園をイメージして撮影が行われたのか、真実は明らかにはなっていない。でも、バッチリ気分は味わえます。昭和記念公園にたくさん設置されているベンチの中から、これだと思うベンチを見つけ出して、封筒を誰かと交換すれば、あなたも政府高官およびキャリア官僚の仲間入り!!……と、そんなふうに無理やり綺麗にまとめてみました。パトラッシュ、ぼくはもう疲れたよ。そんな勢い。そして、この無謀な記事に最後までお付き合いくださった方々に感謝します!!(涙)国営昭和記念公園公式ホームページ映画『シン・ゴジラ』公式サイト✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎筆者profile名前:ayataso(あやタソ)東京在住・LIMIA公式ライター。小4の娘の方がしっかりしている1978年7月29日生まれで、まだ伸びると思っている身長147センチ(自称151センチ)。映像制作からスタートした職歴でしたがいつの間にかライター業に落ち着いたのは、書く事が楽しいから。ドライブと街散策でいろいろなものを見て回ったり、新しモノ好きなので新商品チェックは欠かさない。お気に入りの情報やニュースを発信する事が好きなのでInstagram、Facebook、Blogは大切なライフパートナー。毎日、じゃ◯りこと言う某お菓子を食べないと機能停止する持病を抱えている。[LIMIA]ayatasoのページ
2016年10月25日熊本地震から半年を迎えた本日10月14日(金)。高良健吾をはじめ、水前寺清子、「くりぃむしちゅー」、コロッケ、スザンヌら熊本出身の著名人が出演するWebムービー「フレフレくまもと!」が公開された。今回解禁されたムービーは、熊本へのたくさんの支援に対する感謝の気持ちや、熊本の“いま”を伝え、そして、熊本県が元気に前を向く姿を伝えるべく制作。同県出身の歌手・水前寺さんが歌う「三百六十五歩のマーチ」が使用され、県立熊本工業高校吹奏楽部の演奏にのせ、原曲の1番の歌詞に加え、熊本の未来に向けて作られた「フレフレくまもと!」オリジナル熊本バージョンの作詞が続く。復興に向けたシンボルマーク「くま紋」の旗を振りながら、熊本城や阿蘇、学校など県内20か所で歌いつないでいく。映像には、約900人の熊本県民や蒲島郁夫県知事、くまモン、ロアッソ熊本選手たち、そして熊本出身の著名人らが登場。水前寺さんをはじめ、タレントのコロッケさん、お笑い芸人の「くりぃむしちゅー」の上田晋也と有田哲平。月9「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」で有村架純とW主演を果たし、この夏の話題映画『シン・ゴジラ』でも活躍する俳優の高良さん。モデルやタレントとして活躍するスザンヌさんも顔を揃えた。本ムービーにも登場する水前寺さんは「地震から半年が経ちました。まだ復興半ばですが、熊本は元気です!これからも、もっともっと元気になります!がまだす熊本!!」と力強いメッセージを寄せている。また、震災時にグラウンドにパイプイスで「SOS」というメッセージを出した熊本国府高校の生徒たちは、人文字で「アリガトウ」というメッセージを作り、支援に対する感謝を伝える。振り付けは、様々なアーティストのPVやライブなどの振り付けを担当する振付師チームの「air:man」が務め、誰でも踊りやすい振り付けとなっている。(cinemacafe.net)
2016年10月14日高良健吾と早見あかりが共演する、株式会社創味食品「創味のつゆ」の新CM「京都弁」篇が、本日9月29日(木)より順次オンエアを開始される。2人は本CMで、これまで以上に息の合ったカップルぶりを発揮しているようだ。新CMでは、なぜか突然“京都弁”を話し出す早見さんに、「なんで京都弁?」と聞いたが最後、「好きなん?嫌いなん?」と怒涛の追求を受けたうえ、眼光鋭く「困ったときのどっちつかずね!」と責められ、顔を歪ませる高良さん。そして早見さんが「決められへんなら創味にしよし」と決めコメントをするというものになっている。撮影では、今回は2回目の共演ということで、終始なごやかな雰囲気で進み、2人の息もぴったり。朝から晩まで、ほぼ1日中の長丁場となった撮影だったが、疲れも見せず個性の光る演技を披露。高良さんは「楽しかったです。 2回目だったので、早見さんと。だからこの前よりは息があっていた気がしますし、途中の合間合間も結構しゃべってましたし、それで掛け合いがこの前よりよくなったんじゃないかなって」と撮影終了後の感想を語り、今回のCMの見どころについては「僕と早見さんの、カップルの攻防戦だと思っています」と回答。それを受けて早見さんも「すべて高良くんがおっしゃった通りです(笑)ギリギリのせめぎ合いをしているので、私たちの距離が近くなればなるほど、やりやすくなるというか、お芝居が。なので、今回は前回よりもさらにやりやすかったっていうのはありますね」とお互い息ぴったりだったようだ。また東京都出身の早見さん。着物での仕事が多いそうで、もうだいぶ着慣れたと話すも、初めての京都弁については「何よりも難しい」「現場での指導だったので、正しい京都弁がしゃべれているのか不安だったんですけど、温かい気持ちで見ていただけたら」と今回の挑戦について語る。また高良さんは早見さんの京都弁について「できあがったものはたくみになっているのかもしれないけど、僕はその前を見ているから必死になってがんばっている早見さん素敵でした。常に進化していると思います」とコメントした。「創味のつゆ 200mlボトル」新CM「京都弁」篇は、9月29日(木)より順次放映。(cinemacafe.net)
2016年09月29日野外映画フェス「夜空と交差する森の映画祭 2016」が、10月8日(土)に山梨県北杜市白州・尾白の森名水公園「べるが」で開催されます。今年のテーマは「ゆめうつつ」。短編や長編、邦画や洋画とさまざまな映画が上映されます。満天の星の下、自然に囲まれてどっぷりと映画の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。秋の夜長にぴったりのイベントですよ。追加の入場チケットもあとわずか。興味がある方は早めにチェックしてみてください。夜空と交差する森の映画祭とは?「夜空と交差する森の映画祭」は森や川、岩場などに設営された特設スクリーンで長編映画やショートフィルムを楽しむ、日本初の野外映画フェスです。2014年秋に埼玉県フォレストサンズ長瀞にて「夜空と交差する森の映画祭 2014」が初開催され、テレビやラジオ、雑誌などさまざまなメディアの注目を集めました。コンセプトは「”映画鑑賞”から”映画体験”へ」。新たな作品や人との出会い、ステージ間を移動する楽しみなど、野外フェスの醍醐味がぎゅっと詰まった今までにない映画イベントです。今年のテーマは「ゆめうつつ」!幻想的な4つのステージが登場今年のテーマは「ゆめうつつ」です。映画を流すだけではなく、映画がそこで生きているようなストーリーを会場内やステージに行く途中に散りばめ、夢(物語)と現実が入り交じる世界を表現。光や音を利用して、昨年以上にパワーアップした内容を楽しめます。メインステージは長編映画の上映や企画を行う「ゆめのうまれる場所」。メインステージのほかにも、"女性が休日に湯船に浸かりながらうとうとしてみた夢"がテーマの「お風呂のすいへいせん」や、「ぼくの押し入れ」、「みしらぬ駅」などコンセプトを設けた3つのサブステージも登場する予定です。各ステージはもちろん、その間をつなぐ通路を含めて、まるで夢の中にいるような幻想的な空間が広がります。今年は、全57作品が上映!注目の作品は?3年目となる今回は、短編作品と長編作品、合わせて全57作品がラインナップ。長編作品は少女の初恋の物語を独特の色彩美や作り込まれた映像で描く「アメリ」、宮崎あおいと高良健吾のダブル主演の作品「ソラニン」、筒井康隆原作・今敏監督のアニメ作品「パプリカ」、さらに人気急上昇中の「宅録女子」ラブリーサマーちゃんが音楽を提供し、スズキケンタが監督・脚本を務める「TOKYO INTERNET LOVE」の4作品です。3つのサブステージでは、ドラマ「お姉ちゃんは鯨」やコメディー作品の「鈴木ファイターズ」、短編アニメーションの「I CAN SEE YOU」など幅広いジャンルの短編作品が全53本も楽しめます。飲食ブースやワークショップも登場!当日のお楽しみは映画だけにとどまりません。飲食ブースにはタイ料理やタコス、カレーなど8店舗が登場します。飲食しながら映画を楽しめるのも魅力的です。さらにキャンドルやハンモックが作れる6つワークショップも企画されています。そのほかトークイベントも開催されます。秋の夜をのんびり心から満喫できるコンテンツが目白押しです。イベント詳細名称:夜空と交差する森の映画祭2016 / FOREST MOVIE FESTIVAL会場:山梨県北杜市 白州・尾白の森名水公園「べるが」住所:山梨県北杜市白州町白須8056アクセス:JR小淵沢駅からシャトルバスで約20分開催日:2016年10月8日(土)開催時間:10月8日(土)オープン15:00、上映開始18:3010月9日(日)上映終了5:00、完全閉場10:00※9日朝までのオールナイト開催入場券(追加発売):8,800円※小学生以下は無料。※入場券1枚につき1名まで入場可。※当日券の販売はなし。※エントランスにてリストバンドを装着、再入場時は腕のリストバンドを提示。(リストバンドを紛失したり破損した場合、再発行は不可)。公式サイト:
2016年09月28日