現在公開中の映画『シーナ&ロケッツ 鮎川誠~ロックと家族の絆~』の魅力をバイきんぐの小峠英二が語るインタビュー映像が公開された。本作は、シーナ&ロケッツのギタリストとして最期までステージに立ち、今年1月に74歳でこの世を去った鮎川誠の生涯に迫るドキュメンタリー映画。今年3月に開催されたTBSドキュメンタリー映画祭において上映された『シーナ&ロケッツ鮎川誠と家族が見た夢』をもとに、甲本ヒロト(ザ・クロマニヨンズ)や浅井健一、大江慎也、友部正人など所縁の人物へのインタビューやプライベート映像、貴重な音源などを加え再編集した内容となっている。インタビュー映像では、シーナ&ロケッツとの出会いから、小峠も参戦したという鮎川のラストライブ、そして衝撃を受けたという鮎川の訃報を知ったときの様子などが語られている。「ギター弾いてるときはロックスターで、鬼気迫る感じとかもあるんですけど、MCになるとスゴく人の温かみが出るというか、人間味が出る」と鮎川の魅力について語り、「MCのときの優しさ・人間味っていうのが普段から家族を大事にして家族と過ごしてっていう、そこから出てくるものなんだろうなって思いましたね」と、本作を観てその理由がわかったと明かした。最後に「本当にシーナ&ロケッツというのはいいバンドだったんだなっていうのを感じられる映画だと思いますので、是非皆さんご覧ください」と映画をアピールした。また本作の公開を記念し、TBSドキュメンタリー映画祭2023アンバサダーのLiLiCo、ジャーナリストの佐々木俊尚、映画プレゼンターの赤ペン瀧川が出演するオンライン生配信番組が、9月8日(金) 20時より行われることが決定。番組では、劇中シーンやナレーションを務めた松重豊をはじめ親交の深い人物へのインタビュー、舞台挨拶の模様、寺井到監督のスペシャルコメントなどが公開。さらに、「TBS DOCS」の最新情報や、ゲストが厳選したオススメ作品とともに語り合う「ドキュメンタリー映画の楽しみ方」も届けられる。映画『シーナ&ロケッツ 鮎川誠~ロックと家族の絆~』小峠英二(バイきんぐ)インタビュー映像<配信情報>映画『シーナ&ロケッツ鮎川誠~ロックと家族の絆~』公開記念2023秋!このドキュメンタリーを語りたい!9月8日(金) 20:00~生配信出演:LiLiCo(TBSドキュメンタリー映画祭2023アンバサダー)、佐々木俊尚(ジャーナリスト)MC:赤ペン瀧川(映画プレゼンター)配信:共感シアター公式YouTubeチャンネル<作品情報>映画『シーナ&ロケッツ 鮎川誠~ロックと家族の絆~』公開中公式サイト:毎日放送/TBSテレビ
2023年09月05日『TBSドキュメンタリー映画祭 2023』3日目となる3月19日に『シーナ&ロケッツ 鮎川誠と家族が見た夢』の舞台挨拶が行われ、映画に出演している鮎川誠さんの3人の娘たちと孫(長女・陽子さん、次女・純子さん、三女・知慧子さん、孫・唯子さん)、寺井到監督が登壇した。本作は、福岡発のロックバンド「シーナ&ロケッツ」のヒストリーと家族愛を描くドキュメンタリー。鮎川ファミリーは革ジャンスタイルで登壇し、知慧子さんは「革ジャンは中学生になったら一人一着は持っていなければいけないものと母から教わりました。今日着てきたものは、シカゴで両親が購入した革ジャンを母から譲り受けたものです。今では大切な形見」と解説した。念願の作品上映に、陽子さんは「シーナ&ロケッツとして両親が今までやってきた音楽などを映画にまとめていただき嬉しく思います。お父さんは最後までロックを貫いた。そんな姿を映像に収めていただけて嬉しい」と感動した様子。知慧子さんは「本来この場所に立っているのは鮎川誠本人だったはず。公開のタイミングで亡くなってしまい驚いたが、寺井監督には熱い熱のこもった作品を作ってもらえて嬉しい」と感謝した。純子さんは「どのシーンも胸が熱くなって、お父さんもカッコ良くて。昨年11月23日に行われたシーナ&ロケッツ45回目のバースデーLIVEのシーンも出て来て、胸が熱くなって言葉では上手く言い表せませんでした」と偲んだ。家族にとってのシーナ&ロケッツとはという質問には「愛と正義と勇気のカッコいいバンドです」(陽子さん)。「パンク、ロック、ブルース。愛と正義。心が温かくなる魅力たっぷりのバンド」(知慧子さん)。「子供の頃から見てきたバンドで、今までもこれからも世界で一番カッコいいロックバンド」(純子さん)。「まこちゃん(鮎川誠)はキラキラと輝いていて誰が見てもロックでカッコ良くて、私にもみんなにも優しい。いつも笑顔でロックしている人」(唯子さん)とそれぞれの答えを述べた。唯子さんの母である純子さんは「私も子供の頃から両親のツアーで全国を回ったけれど、まさか自分の娘を連れて回れるとは思わなかった。最高の思い出を娘と体感できたのは幸せなことでした」と喜んでいた。鮎川誠のファンでもあり地元の憧れの人だったという寺井監督。「鮎川誠さんは今年の1月に残念なことにご病気でお亡くなりになられたが、そのようなタイミングで取材が出来たのも何かの御縁とお導きがあったからだと思う」としみじみ述懐した。鮎川は闘病を最後まで公表せず、寺井監督は「取材をしていた僕自身もご病気だとは気づかず、きついという雰囲気すらも周囲に感じさせなかった。痛みがあって辛かったと思うけれど、最後まで普段と変わらず、朗らかで誰にでも優しかった。それがどれだけ凄いことなのか、今になって実感しています」と意志の強さに敬服していた。また寺井監督は、昨年2月から行った取材を通して「ご家族の関係や生き方自体がこんなにカッコいいとは知らなかった。鮎川さんは最後まで音楽を続けたいと望み、ご家族もその意思を汲んで周りには何も言わずに支え続けた。使用してない素材はまだまだあるので、もっとたくさんの人にこの作品が伝わるよう、これからも作業を続けていきたいです」とさらなる制作に意欲を燃やしていた。陽子さんは「寺井さんは長い間ずっと取材をしてくださり、お父さんが病気でも頑張る姿も取材してくれました。色々な思い出が詰まっているドキュメンタリーなので沢山の方々に観ていただきたいです。キープ・オン・ロッキン!」とアピール。知慧子さんも「寺井監督が熱い心のこもったドキュメンタリーに仕上げてくれたので、最後の瞬間まで楽しんでほしい」と期待を込めた。純子さんは「まだ悲しい気持ちはあるけれど、最高な思い出ばかりなのでそれを胸に頑張りたいです」と前向きにコメント。唯子さんは「みんなに映画を観てもらえる嬉しさが顔に出ちゃう」と笑わせつつ「瞬きする間にもとても良い瞬間があるので、何度も沢山見て理解してほしいです」と呼び掛けていた。また、鮎川の誕生日である5月2日(火) に下北沢シャングリラで追悼ライブを行うことも決定。知慧子さんは「お父さんが亡くなって複雑な心境でシーナ&ロケッツが今後どうなっていくのかも未定ですが、もう一度だけ聴きたいとか、お父さんへの追悼の気持ちやみんなで頑張るという思いを表してライブをやりたい」と意図を説明し、純子さんも「5月2日はお父さんの誕生日でもあるので、みんなでハッピーに音を出して愛を一カ所に集めてお父さんに届けたい。ぜひ遊びに来てください」とPRしていた。<イベント情報>TBSドキュメンタリー映画祭20233月17日(金)~30日(木)東京:ヒューマントラストシネマ渋谷3月24日(金)~4月6日(木)大阪:シネ・リーブル梅田3月24日(金)~4月6日(木)名古屋:伏見ミリオン座4月15日(土)~21日(金)札幌:札幌シアターキノ関連リンク公式サイト::
2023年03月20日「TBSドキュメンタリー映画祭 2023」の上映作品より、鮎川誠が家族への想いを語った『シーナ&ロケッツ 鮎川誠と家族が見た夢』ほか、5作品の予告映像第3弾が解禁された。3月17日(金) より東京、大阪、名古屋、札幌で順次開催される「TBSドキュメンタリー映画祭 2023」。開局以来ドキュメンタリーの制作に注力してきたTBSテレビが立ち上げた新ブランド「TBS DOCS」のもとスタートし、3回目を迎える今年は多岐に渡るジャンルから全15作品が揃う。今回公開された予告映像は、映画祭3日目の3月19日(日)に上映される4作品と、札幌で限定上映される1作品の計5作品。『シーナ&ロケッツ 鮎川誠と家族が見た夢』では、先日訃報が発表された鮎川誠に密着している。1978年にギター・鮎川誠とボーカル・シーナの夫妻が中心となり結成された日本を代表するロックバンド「シーナ&ロケッツ」。結成以来休止することなく活動してきた彼らだったが、2015年にシーナが死去。メンバーですらバンドはもう終わりかと覚悟したが、娘が歌い継ぎ、バンドは止まることなく続いていく――。映像で、鮎川は「家族が応援してくれたのが、それがないなら、やれんやったろうと思う」と振り返った。その他、1951年に戦後5年で敵国だった米軍の兵士と結婚し、「戦争花嫁」と呼ばれ差別と闘ってきた91歳の日本人女性の人生を映した『War Bride 91歳の戦争花嫁』や、混迷を続ける母国を逃れ、アメリカを目指すハイチ難民の家族を通じ、難民問題の現状を伝える『ダリエン・ルート“死のジャングル”に向かう子どもたち』、一家の大黒柱を突然奪われながらも奮闘する家族を通じて、急速に発展し経済大国となった中国社会の現実を見つめた『それでも中国で闘う理由~人権派弁護士家族の7年~』、そして札幌限定上映となる、応援演説中の安倍晋三総理(当時)へのヤジを飛ばした男女や、年金政策を批判した女性が排除されるなど、表現の自由を警察が奪った問題を追及した『劇場版 ヤジと民主主義』の予告映像が公開された。『シーナ&ロケッツ 鮎川誠と家族が見た夢』※東京限定上映『War Bride 91歳の戦争花嫁』『ダリエン・ルート“死のジャングル”に向かう子どもたち』『それでも中国で闘う理由~人権派弁護士家族の7年~』『劇場版 ヤジと民主主義』※札幌限定上映「「TBSドキュメンタリー映画祭 2023」()3月17日(金)より東京、大阪、名古屋、札幌にて順次開催3月17日(金)~30日(木)東京:ヒューマントラストシネマ渋谷3月24日(金)~4月6日(木)大阪:シネ・リーブル梅田3月24日(金)~4月6日(木)名古屋:伏見ミリオン座4月15日(土)~21日(金)札幌:シアターキノ
2023年02月17日先日1月29日に亡くなった、鮎川 誠が在籍していた伝説のロックバンド「サンハウス」の2010年リリース35周年記念限定BOX『THE CLASSICS 35th ANNIVERSARY』を100セットのみの数量限定で復刻する。テイチクエンタテインメントのオンラインショップにて2月4日より販売開始。※規定数に達し次第、販売を終了します。THE CLASSICS 35th ANNIVERSARY テイチクエンタテインメント オンラインショップ : ■ サンハウス【メンバー】Vocal 菊Guitar 鮎川 誠Guitar 篠山哲雄Bass 奈良敏博Drums 坂田 "鬼平" 紳一【プロフィール】バンド名の由来は、アメリカ合衆国のブルース歌手「サン・ハウス」の名前から。福岡県にてホールなどで歌っていた当時大学生の「菊」こと「柴山俊之」が、バンド結成のためオーディションを開催、ブルースギターを弾く久留米市から来た大学生、「鮎川 誠」と出会い結成。1975年、テイチクレコード/ブラックレコードより1stアルバム『有頂天』にてメジャーデビュー、日比谷野外音楽堂にてデビューライブを行う。その後、「ゴダイゴ」や「char」と共に全国ツアーを回る。3rdアルバム『ドライヴ/サンハウス』の発売と同日の1978年3月25日、解散を決定させる。【商品タイトル】SONHOUSE「THE CLASSICS ~35th ANNIVERSARY~」監修:サンハウス【発売日】2010年2月17日(水)【商品構成】全8枚組(CD:7枚/DVD:1枚)【価格】¥17,809(税抜価格 ¥16,190)【品番】TECS-17431【商品詳細】●限定生産BOX●SHM-CD●紙ジャケット●デビュー・パンフレット(復刻)●ブックレット(32P/CDサイズ)「柴山俊之 & 鮎川 誠 & 奈良敏博」のヒストリー・インタビュー & 未発表を含む写真掲載●1998年「ROCK’N BLUES BEFORE SONSET」メンバー監修によるリマスタリング作品をもとにリマスタリング■DISC-1「有頂天」(SHM-CD)ファーストアルバム/オリジナルリリース(1975年6月25日)■DISC-2「仁輪加」(SHM-CD)セカンドアルバム/オリジナルリリース(1976年6月25日)■DISC-3「DRIVE」(SHM-CD)ラスト・ライブアルバム/オリジナルリリース(1978年3月25日)■DISC-4「1974年 京都・拾得LIVE」(SHM-CD)ライブアルバム/オリジナルリリース(1998年9月2日 from「ROCK’N BLUE BEFORE SONSET」)■DISC-5「SONHOUSE LIVE from 1974年8月4日『郡山ワンステップ・フェスティバル』」(SHM-CD)■DISC-6「STREET NOISE+LIVE」(SHM-CD)’73~’77年の伝説的スタジオライブを収めた「STREET NOISE」(1980年発表作品)1975年10月4日・日比谷公会堂LIVE6曲(5曲初CD化)「DRIVE」未収録4曲(初CD化)を収録。■DISC-7「DEMO+EP+LIVE」(SHM-CD)M-1~3初CD化M-4, 5「TWIN PERFECT COLLECTION」収録 from 1975年スタジオレコーディング(福岡ABBEY ROAD)M-6, 7 from EP「夢みるボロ人形」(オリジナルリリース:1975年11月25日)M-8, 9 from 1974年3月31日 福岡・ぱわあはうすライブ(from「ハウス・ストンプ」CD)■DISC-8「SONHOUSE LIVE DVD 1975 & 1998」(DVD)M-1~3初DVD化(from 1975年8月22日 宝塚フォーク & ロック・フェスティバル@兵庫県・阪神競馬場)M-4~7未発売・初DVD化(from 1998年11月2日 SONHOUSE LIVE@Liquidroom Tokyo)※本文中の「初CD化」「初DVD化」は2010年発売時点となります。※各CDの詳細は以下のHPをご参照下さいSONHOUSE「THE CLASSICS ~35th ANNIVERSARY~」- TEICHIKU ENTERTAINMENT : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年02月04日2023年1月30日に明らかになった、ロックバンド『シーナ&ロケッツ』の鮎川誠さんの逝去。鮎川さんは2022年5月にすい臓がんで余命宣告を受けていましたが、「心配をかけたくない」という理由から病名の公表をせず、治療を続けながら全国ツアーを行っていたといいます。日本を代表するロックバンドの一員として、素晴らしい音楽を届けてきた、鮎川さん。ファンやさまざまなアーティストから、惜しむ声が上がりました。鮎川誠の『ロック葬』の会場が変更鮎川さんの通夜と葬儀は、2015年に亡くなった妻のシーナさんと同様に、ファンが参列できる『ロック葬』が行われることが発表されていました。同年2月1日、鮎川さんの娘であり、モデルや画家として活動をしている、鮎川陽子さんが『ロック葬』についての情報を更新。当初予定されていた場所から会場が変更され、東京都世田谷区の葬儀場『星かげの迎賓館』になったことを明かしました。葬儀の会場、こちらに変更されているので、どうぞよろしくお願いします!!間違って下北の方にいかないよう願っていますどうかいっぱい拡散してくださると嬉しいです... pic.twitter.com/iycOCwKPzX — 鮎川陽子 ☮️ (@yobecom) February 1, 2023 『ロック葬』の実施は、この発表の3日後である同月4日。やむを得ない事情があり、急きょ会場の変更を告知することになったとのこと。陽子さんは「会場を間違えないよう、くれぐれも気を付けてください」と呼びかけました。『シーナ&ロケッツ』のマネージメントを行う『ロケットダクション』は、『ロック葬』について「どうぞ当日は、遠い世界に旅立つ鮎川誠に会いに来て、最後の別れの言葉をかけてあげてください」とコメントしています。きっと当日は、多くの人が鮎川さんに感謝の気持ちを伝えに来ることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年02月02日《1月29日5時47分、鮎川誠が永眠いたしました。膵臓がんでした。これまで鮎川誠とシーナ&ロケッツを長年に渡って応援し、愛してくださり、本当に有難うございました》日本を代表するロックバンド「シーナ&ロケッツ」の鮎川誠さんが亡くなった。74歳だった。所属事務所によると、鮎川さんは’22年5月に膵臓がんが発覚。余命5ヵ月と宣告を受けていたものの、病気を公表せずに全国ツアーを行い、亡くなる直前まで音楽制作に没頭していたという。福岡県久留米市出身の鮎川さんは、’75年にロックバンド「サンハウス」のギタリストとしてメジャーデビュー。妻のシーナさん(享年61)と“シナロケ”を結成したのは、’78年のことだ。「もともと鮎川さんはメジャー志向がなく、サンハウスでのデビュー後も福岡で暮らしていました。交際していたシーナさんの妊娠がきっかけで結婚したところ、シーナさんのお父さんが『福岡にいて娘を幸せにできるのか。東京で一度勝負してみなさい』といい、シーナさんも『歌が必要なら私が歌うよ』といったため、2人の言葉に後押しされてシナロケの結成と上京を決意。そして、’79年の『ユー・メイ・ドリーム』でブレイクしました。シナロケを通して、鮎川さんは海外のアーティストやYMOなどと交流し、そして亡くなるまで若いミュージシャンとの親交も深めていました。鮎川さんは『みんなに出会えたのは全部シーナのおかげ』と話していましたね」(音楽関係者)年齢を重ねてもロックを鳴らし続けたシナロケだったが、突然の不幸が襲う。’15年2月、シーナさんが子宮頸がんによって、61歳の若さで亡くなったのだ。告別式の二日後、鮎川さんは本誌の取材に応じ、シーナさんの闘病生活について語ってくれていた。■「シーナは静かに逝ってしまった」鮎川さんによると’14年7月、シーナさんは突然「体がフラフラする」といい、医師に診てもらったところ「子宮頸がんのステージIIIbの状態」と宣告されることに。しかし、シーナさんは抗がん剤や放射線治療を拒否し、アルバムのリリースとツアーをこなし、さらに9月には21年ぶりに日比谷野音でのワンマンコンサートを開催。その後、シーナさんは10月後半から足の痺れに悩まされ、11月から車椅子生活に。12月に放射線治療を始め、重い副作用に耐える日々が続いたものの、次第に衰弱していったという。鮎川さんはシーナさんの最期について、こう明かしていた。「(ビートのきいた音楽が流れる病室で)俺は腕をシーナの首の下に回して抱きしめていた。ずっと離さんかった。『ユー・メイ・ドリーム』のイントロが始まったとき、シーナは静かに逝ってしまった……」シーナさん亡き後も、鮎川さんはシーナさんを想うことをやめなかった。毎年4月7日に追悼ライブを行い、’22年11月にはシーナさんの誕生日とシナロケの45周年を記念したライブも開催している。「鮎川さんは生前のシーナさんを回想し、『いつもシーナは俺を応援してくれた。だから、俺はギターをシーナのために弾いていた』と話していました。シーナさんは鮎川さんより5つ年下ですが、鮎川さんにとってお母さんのような存在で、ずっと褒められたかったといいます。シーナさんが亡くなった後、鮎川さんはギターを弾く理由を失ったといいます。しかし、ここで辞めてしまうと、シーナさんと作った音楽も世界から消えてしまうのでは。そう考えた鮎川さんは、決意を新たにシナロケを続けることにしたそうです。コロナ禍でも『ロックは心のワクチン』といい、音楽に対する情熱を燃やし続けていました」(前出・音楽関係者)ずっとシーナさんを思い続けた鮎川さん。天国でも、2人の音楽は鳴り止まない。
2023年02月01日1月29日、ロックバンド「シーナ&ザ・ロケッツ」のギタリスト・鮎川誠さんが膵臓がんのため亡くなった。74歳だった。バンドのTwitterアカウントで発表された声明によると、昨年5月に膵臓がんが発覚し余命5カ月程と宣告を受けたという。しかし、闘病を明かさずにステージに立ち続けたといい、鮎川さんの強い思いがこう綴られた。《みんなに心配をかけたくないという強い希望から一切病気を公表せず、ライブの合間に治療を続けながら全国ツアーを続行しました。「自分が死ぬまでの間に1本でも多くシーナ&ロケッツのライブをやりたい」と1本1本のライブに全身全霊を注ぎながら行なってきました》福岡県出身の鮎川さんは1970年に柴山俊之(75)らと「サンハウス」を結成し、博多を軸とするロックシーン「めんたいロック」の草分け的存在として活躍。バンドが解散した1978年に、妻でボーカリストのシーナさん(享年61)と上京し「シーナ&ザ・ロケッツ」を結成。同年に『涙のハイウェイ』でデビューすると、翌1979年にリリースしたシングル『ユー・メイ・ドリーム』がJALのCMソングに起用され一躍ブレイクを果たした。2015年2月に最愛の妻・シーナさんが子宮頸がんのため他界するも、シーナさんの遺志を継いで音楽活動を続けた鮎川さん。膵臓がん発覚後も、昨年11月に45周年記念ライブを開催するなど、生涯ロックスターとして輝き続けた。そんな鮎川さんを偲ぶ声が広がるなか、生前の“意外な番組出演”が再注目されているのだ。それは、2020年5月に放送された『探偵!ナイトスクープ』(朝日放送テレビ)。「亡き父にそっくりな鮎川誠さんに父の代わりをしてもらい、思いっきり甘えてみたい」という依頼者の元に、鮎川さんがサプライズ出演した回だった。「依頼者の亡き父に扮した鮎川さんは、形見の着物に身を包んで家族とご飯を食べたり、“娘”をおんぶしたり。まるで本物の家族団らんのようでした。さらに、鮎川さんから『ここまでよく頑張ったね』と声をかけられた依頼者の母は大号泣。“顔が似ているだけ”であっても、鮎川さんは誠心誠意尽くして依頼者の夢を叶えたのでした。VTRを見た増田紗織アナウンサー(26)が号泣するなど、視聴者の間でも“感動の神回”として反響が相次ぎました」(テレビ誌ライター)偉大なロッカーがバラエティ番組で垣間見せた“ギャップ”。ネット上では、改めて鮎川さんの優しい人柄を讃える声が広がっている。《鮎川誠さん、探偵ナイトスクープではめちゃくちゃ泣かされたよ。。。素敵な人柄が滲み出ていたなぁ》《鮎川誠さんといえば、最近では探偵ナイトスクープで、亡くなった旦那さんが鮎川さん似なので1日だけ旦那さんとして来て欲しいというのを見た。優しい方だなと思って拝見した。号泣回だったな。御冥福をお祈りします》《ロッカーには尖ったイメージを持っていましたが、鮎川さんはクールなままでありながら亡きお父様(依頼者さんの)に寄せようとしており、依頼者さんご一家に優しく寄り添っておられました。素晴らしい回だったので、何度も録画を見てしまいました…》鮎川さんが心を尽くした“神回”は、この先も語り伝えられることだろう。
2023年01月31日2023年1月30日、ロックバンド『シーナ&ロケッツ』の鮎川誠さんが、74歳で亡くなったことが分かりました。同月29日に、すい臓がんで亡くなったという鮎川さん。「周囲に心配をかけたくない」という想いから、病気を公表しなかったといいます。鮎川さんは、1978年に妻であるシーナさんと『シーナ&ロケッツ』を結成し、日本を代表するロックバンドとして活躍をしてきました。偉大なミュージシャンの旅立ちに、ファンや関係者からは惜しむ声や、これまでの活躍を称える声が上がっています。布袋寅泰、亡くなった鮎川誠さんを追悼ミュージシャンの布袋寅泰(ほてい・ともやす)さんも、ロックを愛する者として、鮎川さんを慕っていた1人。鮎川さんの逝去が明らかになった日、自身のTwitterアカウントに思い出のツーショットを投稿し、追悼のメッセージを寄せました。※『表示』をクリックすると画像が表示されます。鮎川さんのご冥福をお祈りします。黒のレスポールを弾けなかったのは、鮎川さんがあまりにもカッコ良すぎたからです。天国でもずっとロックンロール・ミュージックを楽しんでください。ありがとうございました。 pic.twitter.com/tRkIdzO0pb — 布袋寅泰 (@Official_Hotei) January 30, 2023 写っているのは、ギターを構えて音楽を奏でる布袋さんと鮎川さんの姿。その姿からは、2人がいかにロックを愛し、心から楽しんで演奏しているかがひしひしと伝わってきます。黒色のレスポールタイプのギターを弾く鮎川さんの姿が素敵すぎるあまり、似たようなギターを使うことができなかったという、布袋さん。布袋さんにとって鮎川さんは、憧れのロックンローラーであり、ロックを愛するかけがえのない仲間だったのでしょう。2人のミュージシャンによる愛あふれる写真は拡散され、「素敵な写真で涙が出た」「なんていい写真なんだ」といった声が寄せられています。きっと、鮎川さんがロックに込めた熱い魂は、布袋さんをはじめ多くのミュージシャンに受け継がれていくことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年01月31日2023年1月29日にすい臓がんによりこの世を去った、ロックバンド『シーナ&ロケッツ』のメンバーである、鮎川誠さん。長年、ロックミュージックの第一線で活躍し続けてきた、鮎川さんの訃報に、ファンをはじめ音楽業界からも悲しみの声が上がっています。同月31日、鮎川さんの娘で、モデルや画家として活動をしている、鮎川陽子さんは自身のTwitterを更新。「お父さんとの思い出のひとつ」というコメントとともに、1枚のポスター写真を公開し、反響が寄せられています。お父さんとの思い出のひとつ。 pic.twitter.com/8aolullsqd — 鮎川陽子 ☮️ (@yobecom) January 30, 2023 投稿されたのは、かつてあった、株式会社西武百貨店が運営する『西武百貨店』のポスター写真。クリスマスシーズンを思わせる背景に、若かりし頃の鮎川さん親子がオシャレなスタイルで、写っています。「いつも会っている人がいちばん会いたい人です」というコピーの言葉は、鮎川さんを偲ぶ人たちの心情に響くものがあるのではないでしょうか。投稿を見た人たちからは「かっこよくて、思わず涙が出ました」「この広告、覚えています!2人とも本当にいい表情」などの声が寄せられています。ご家族にとっての大切な1枚を見て、多くの人たちが鮎川さんの素敵な姿を思い出し、心が慰められたことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年01月31日2023年1月30日、ロックバンド『シーナ&ロケッツ』のメンバーである鮎川誠さんが、同月29日にすい臓がんにより亡くなったことが分かりました。74歳でした。ウェブサイトに掲載されたコメントでは、2022年5月に、鮎川さんがすい臓がんを宣告されていたことや、音楽活動にかけてきた情熱が、つづられていました。昨年5月、膵臓癌が発覚。医者から余命5ヶ月程という宣告を受けました。ですが、みんなに心配をかけたくないという強い希望から一切病気を公表せず、ライブの合間に治療を続けながら全国ツアーを続行しました。「自分が死ぬまでの間に1本でも多くシーナ&ロケッツのライブをやりたい」と1本1本のライブに全身全霊を注ぎながら行なってきました。鮎川誠「ロック葬」ーより引用鮎川さんと鮎川さんの妻であるシーナさんが中心となって1978年に結成された『シーナ&ロケッツ』。『YOU MAY DREAM』などのヒット曲で知られ、日本を代表するロックバンドとして長年多くのファンに愛されてきました。2015年に妻のシーナさんが亡くなった後も、音楽活動を続けてきた鮎川さんの訃報に、ファンはもちろん、音楽業界からも悲しみの声があがっています。・ショックで言葉が出ない。どうか安らかにお休みください…。・彼ほどロックの精神を信じ、貫いた人を、ほかに知らない。・天国でシーナさんと素敵な再会を果たしたことでしょう。長年、音楽業界の第一線で活躍し、最期の瞬間までロックに身を捧げた鮎川さんの姿は、まさに本物のロックンローラー。ご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2023年01月30日2月5日(日) に放送されるTBSテレビ『ドキュメンタリー「解放区」』にて、シーナ&ロケッツの鮎川誠特集回がオンエアされることが発表された。1948年福岡県久留米市に生まれた鮎川誠は妻とシーナ&ロケッツを結成し上京。「ユー・メイ・ドリーム」をヒットさせ、シーナは女性ロックボーカルの草分けとして多くの女性を勇気付けた。しかし2015年、シーナが急逝。公私にわたるパートナーを失った鮎川だったが、バンドはそれまで以上にライブ活動に力を入れる。「ステージに立つとシーナがそこにいるから」という鮎川を、次女の鮎川純子がマネージャーとして支え、最近では末娘のルーシーがボーカルを務める。彼を慕う人が多い理由の一つは、その暖かい人柄と朴訥とした筑後弁で語られる真摯な言葉だ。「ガキの頃に出会って夢中になった音楽のそばにずっとおれてよかったし、好きなことを変わらずにできることが嬉しい。これからもそんな俺をシーナに見せていきたい」74歳になる鮎川誠はどこまでもシンプルでピュアなまま。番組では、そんな音楽漬けの日々とバンド秘話、家族との姿を追う。<番組情報>TBS ドキュメンタリー『解放区』「シーナ&ロケッツ 鮎川誠が家族と見た夢」2023年2月5日(日) 24:58~25:58番組サイト:関連リンクオフィシャルサイト:オフィシャルショップ::: RECORDS:
2023年01月28日歌手でタレントの森口博子、シンガーソングライターの鮎川麻弥が22日、東京・池袋サンシャインシティ 噴水広場でコラボ曲「追憶シンフォニア/果てないあの宇宙へ」の発売記念イベントを行った。2018年にNHKで放送された『発表! 全ガンダム大投票』のガンダムソングランキングで、森口博子の曲が1位と3位に、鮎川麻弥の曲が9位にランクインされるなど、ガンダムファンから圧倒的な人気を得ている森口と鮎川。そんな2人の夢のコラボが実現した新曲「追憶シンフォニア」と「果てないあの宇宙へ」の両A面シングルが10月23日にリリース。発売日の前日となったこの日は、池袋サンシャインシティの噴水広場で発売記念イベントが開催され、50代のガンダムソングディーバが、熱いライブパフォーマンスを繰り広げた。1985年から1986年にかけて放送されたTVアニメ『機動戦士Zガンダム』の前期オープニングテーマ「Z・刻をこえて」を鮎川が、後期のオープニングテーマ「水の星へ愛をこめて」を歌った森口。冒頭ではお互いの曲をメドレーで熱唱した。森口が「ありがとうございます。今日は私たちの新曲コラボシングルのリリースイベントに来ていただきまして本当にありがとうございます」と観客に感謝の言葉を口にしながら「34年前の曲ですが、仕上がってますね。みんなも大人になりましたね。うれしいこと尽くしですが、皆さんとの大切な絆を爆発させたいと思います」と観客にアピール。最後には初めてのコラボ曲「追憶シンフォニア/果てないあの宇宙へ」を歌い上げて訪れたファンを魅了した。MCでは、2人の出会いにも言及。鮎川が「博子ちゃんがデビューの時だったよね」と1985年だったことを明かし、森口は「私が17歳の時だったので5年ぐらい前?」と笑いを誘う場面も。続けて森口が「私が17歳の時で麻弥さんは23歳ぐらい。その時はキレイで色っぽいお姉さんだなと思いました。毎年アニソンフェスティバルでご一緒しましたが、こうやってコラボするのは初めてです」と初めてのコラボ曲を喜び、「いつまでもウエストがキュッですよ。麻弥さんは普段からフェロモンがダダ漏れなんです」と初めて会った時から変わらない鮎川の美しさに驚嘆していた。その森口は、8月にリリースしたカバーアルバム「GUNDAM SONG COVERS」がオリコンのアルバムチャートで3位を記録。この記録は、1991年に発売したアルバム「Eternal Songs」以来、28年ぶりのトップ10入りとなった。「インターバルの記録が1位だそうです。ずっと長年みんなと色んな出来事を乗り越えてきました。悲しいこともうれしいことも人に言えないこともたくさんあったと思います。令和元年に喜びを分かち合えて嬉しいです」と観客に感謝した森口は「10代から50代と歌わせてもらっていますが、80歳になってもガンダムソングを歌いたいと思います」と意欲を見せていた。
2019年10月23日