鳥取砂丘から程近い鳥取空港より、東へ約25キロ車を走らせた山間部に延興寺窯は位置する。ここで山下清志さんと娘の山下裕代さんが親子2代で作陶している。この窯は、昔の民藝に近いスタイルで使える土が出る」ということもあり、清志さんが1979年に築いたもの。以来、40年近くこの土地の土を使って作品を作り続けている。延興寺窯では、山下さんの作品に季節の花が生けられていた白釉、瑠璃色、飴色と、暮らしにすっと溶け込む色合いと、凛とした佇まいが魅力の清志さんの器。「ここ延興寺の土は決して一流の土というわけではありません。でも、二流、三流の土でも一流のものを作る。そういった気概でこの窯を続けてきました。」と清志さんは語る。かつて、民衆が作り出す“下手物”扱いされていたものの中に美しさを見いだした民藝運動。“日常の中にある美”には、美術品と同等以上の美しさがあるのではないか、という思いがこの言葉にも込められているようだ。娘の裕代さんは、やちむんの里として名高い沖縄県読谷村で焼き物を学んだ後、2004年から父・清志さんと共に延興寺窯で作陶する。彼女の作品もまた、清志さんと同じ土、同じ窯で焼き上げているはずなのに、どこか清志さんの作品とは佇まいが異なる。素朴な風合いの中にぽっと温もりが宿る「白掛色差飛鉋皿(しろかけいろさしとびかんなざら)」の丸皿に目がとまった。同じ土、同じ窯で焼き上げていても作り手によりその佇まいは異なる窯を見渡すと、清志さんの作品には頭をもたげた稲穂のようなモチーフが度々見られる。このモチーフは、その美しさに清志さんが心惹かれたという朝鮮の李朝時代の器を原点にしているのだという。そこに盛り絵という技法を使い、自分なりに解釈を加えて作り上げたのがこの絵柄だ。「じっくりと土と向き合いながら、時間をかけて温めてきたものがこうして作品に結びつきます」と清志さん。この土地にあるものを受け止め、時間をかけて自分なりに咀嚼をすることで新たな表現が生まれてゆく器の世界。自然の恵みと、作り手の思いがこの器には込められている。返り際、見えなくなるまでいつまでも手を振ってくれた山下さん親子。旅の記憶は、こういう瞬間の積み重ねなのかもしれない。【窯情報】住所:鳥取県岩美郡岩美町延興寺525-4電話:085-773-1219時間:10時から17時(訪問時は要連絡)
2016年03月21日この日、鳥取出身のデザイナー山縣良和さんと共に訪ねたのは鳥取県東部の特産品である「因州和紙」を4代に渡り生業とする中原商店。16-17AWコレクションで鳥取の素材を使ったクリエーションを披露した山縣さんは、中原商店にショーで使うあるアイテムの制作を依頼していた。鳥取駅から東に約25キロの場所にある因州和紙の里・青谷町。鳥取の物づくりを語る上で欠かせない、因州和紙の里で和紙を作り続けている中原商店は、伝統工芸士である中原剛さんと息子の寛治さん親子で営まれている。この土地で作られる因州和紙は、その筆運びの良さから、全国で使われる書画・水彩画に使われる画仙紙の約6割から7割を占めているというから、その品質もお墨付き。山縣さんと共に訪ねた中原商店で、奥から中原さんが取り出してきたのは和紙で出来たハット。その出来映えを見た山縣さんも「すばらしい」と一言。どうやら、山縣さんから届いたフェルト素材のハットを見本に、中原さんが発泡スチロールで型を作り、その上に手漉き和紙を重ねては乾かし、という作業を繰り返して和紙のハットを制作していったのだという。中原さんは和紙のハットを作るごとに改良を重ね、幾つかのプロトタイプがこの日完成していた。そのハットを手にした山縣さんと中原さんで、ツバの広さが広げられるか、また帽子のシルエットについてアイデアを出しあって、この日の打ち合わせは終了。山縣さんから送られたフェルトの帽子を見本に、和紙を張り合わせて中原さんが作った因州和紙のハット寛治さんに今回のプロジェクトの意気込みを訊ねると「生業とは違う形で和紙の創作が出来るのは我々にとっても楽しいこと」と語ってくれた。また、新しい試みに柔軟に対応していくことが、職人としての喜びにもつながるとした上で、「伝統と伝承は違います。伝承は、昔ながらのやり方をそのままに伝えていくこと。そして、伝統は新しさを加えることで受け継いでいくことです」と話してくれた。そして、ショーで披露された因州和紙のハットがこちら山縣さんも1617AWのコレクションテーマでもある妖怪について「日本の自然と妖怪は切っても切り離せないもの。古くから日本人は自然と妖怪と共存した世界観を持っており、コレクションでもそれが共存する世界を表現した」とコメントしている。中原商店では、工房の裏手から和紙の原料となる木を育て、刈り取るところから自分たちで手掛けている。良質な原料を入手するため、木の芽を丁寧に摘み取ることで、まっすぐで加工しやすい状態の楮(こうぞ)の木を手にすることが出来る。原料となる木の表皮から、ゆっくりと時間をかけ不純物をアルカリで煮出し、さらに清流にさらし白さを際立たせていく。晒の作業を数日間経て、さらに手作業で繊維の中からチリを取り除いていく。その後、やっと和紙を漉く工程にうつるというから、まさに根気と体力勝負の作業ばかり。手で芽を摘み取ることで、加工しやすい状態になる楮(こうぞ)ゆっくりと時間をかけて不純物をアルカリで煮出す生命力のある素材に理由があるとすれば、そのルーツが確かであることが理由として挙げられるだろう。今回、山縣さんが自身のルーツである“鳥取”という場所で、時代を越えて受け継がれてきた日本の自然、日本の暮らしと共にある和紙をコレクションに取り入れたことは、ファッションを通じてルーツを辿ることと同義に思えてきた。――緑、白、黒が織りなす凛とした器をつくる「因州・中井窯」を訪ねます。00
2016年03月19日鳥取と聞いて、何を思い浮かべるだろうか?砂丘、二十世紀梨に松葉ガニ。それに、砂丘を舞台にした写真で知られる写真家・植田正治の名があがるかもしれない。それに、日本一人口の少ない県であり、日本で最後にスターバックスがオープンした県という事実もある。今月16日に表参道ヒルズで行われた山縣良和の16-17AWのショーに際し、彼が故郷・鳥取を訪ね、鳥取の作り手たちの技と共に『gege(ゲゲ)』と題された漫画家・水木しげるにオマージュを捧げるコレクションの制作過程に同行させてもらった。そう、忘れてはならないゲゲゲの鬼太郎の生みの親、水木しげるも鳥取の出身である。鳥取に足を運んでみると、日本海に面し多様な生物が暮らす海、砂丘に代表されるように地形のユニークさが作り出す希有な景観を有する自然に恵まれた土地だということがよくわかる。また、滞在中一度もその頂上を見せてくれなかった移り気な秀峰・大山を望み、日本の民藝運動を語る上で欠かせないプロデューサー吉田璋也の影響を色濃く残す鳥取は自然と文化に愛された土地だということが感じられた。鳥取砂丘でらくだとこんにちはFASHION HEADLINEでは、鳥取で訪ねた因州和紙、モルタル細工(砂像製造)、中井窯、延興寺窯について数回に渡りお届けしたい。この連載は、リトゥンアフターワーズデザイナーの山縣良和さんからのひょんなお誘いから、彼の故郷鳥取でのコレクション制作過程に同行するところからはじまった。仕事柄、国内の様々な土地に足を運ぶことも多い。そこで度々耳にするのが「ここには何もないから」という言葉。だが、一度たりとてそこに何もなかったことなどない。東京で日々を送る私にとっては、山からの風の冷たさや、踏みしめる土の湿気を帯びた柔らかさなど、どれをとっても新たな刺激となってくれるものであった。夏になれば地元の子供たちが海水浴をする浦富海岸3度に渡って訪ねた鳥取にも、土地が育んできた文化や歴史が染み渡っており、まだその魅力の一部に触れただけだと思っている。実際には、その土地に足を運んでもらうことが何より伝わる手法と知りながらも、今回訪ねた鳥取の作り手たちの物語を綴りたいと思う。次回は、因州和紙を手掛ける中原商店をデザイナー山縣良和さんと訪ねる。=================【鳥取の旅vol.1】因州和紙・中原商店「伝統と伝承は違う」―リトゥン山縣さんと故郷・鳥取を訪ねる(3月19日公開)【鳥取の旅vol.2】因州・中井窯ー引き算で生まれた緑・白・黒の器(3月21日公開)【鳥取の旅vol.3】鳥取・延興寺窯ーたとえ二流の土でも、一流の美を作りたい(3月21日公開)【鳥取の旅vol.4】JAXAからの資金援助を受け、月や火星の砂を固めるプロジェクトにも挑戦する「モルタルマジック」(4月12日公開)=================
2016年03月19日ワークスアプリケーションズは3月8日、鳥取県情報センターを通じ、鳥取県へ「COMPANY 人事・給与」「COMPANY Web Service」「COMPANY 就労・プロジェクト管理」を提供することを発表した。同製品は鳥取県知事部局をはじめ、議会・各種委員会(事務局含む)、企業局、病院局、教育委員会事務局、教育機関(県立学校、小中学校)、警察機関を対象に提供される予定。今回の提供により、主に3点の課題解決につながると考えているという。1点目は、複数システムにまたがっていた給与・勤怠管理データを一元管理できる点。制度や業務の異なる部局の給与関連業務に1パッケージで対応できるため、「COMPANYR」を通じて業務を標準化・効率化し、各部局が住民サービス向上に集中できる環境を構築できる。2点目に、定額保守料以外に追加費用が発生しない点。「COMPANY」は、明確化できない将来的な外部・内部環境の変化に無償で対応可能となるため、長期的なコスト削減につながるという。3点目には、システム再構築にとどまらず、制度や業務のあり方にまで踏み込んだ見直しができる点。「COMPANY」は、官民を問わず、あらゆる業種業態で必要とされる機能を標準機能に搭載しているため、業務のベストプラクティスを適用できるとのこと。「COMPANY」を通じて、ワークスアプリケーションズは今後も自治体の情報投資効率向上に努めていくとしている。
2016年03月09日鳥取県の手仕事と旬の食材を東京・中目黒で楽しめるイベント「co-tori 2016」が、2月27日から3月6日まで開催される。北は日本海、南には中国山地の山々が広がり、豊かな自然とおいしい食べ物に恵まれた鳥取県。民藝運動家である吉田璋也の思想が実践された地でもあり、現在も「用の美」の精神と技術を受け継ぎつつ、現代にあったものづくりを行っている。今年第4回目を迎える同イベントでは、メイン会場となる器と道具のセレクトショップ・エスエムエル(SML)にて、「トットリクラフト展(TOTTORI craft展)」を開催。鳥取の陶器、和紙、型染め、鋼などの多彩な手仕事を紹介する。3月2日、3日の18時から23時までは、鳥取の日本酒と食材を楽しめる2日間限定の呑み・食べ歩きイベント「コトリバル(co-tori BAL)」(参加費 2,500円)も行われる。参加者には鳥取の窯元で作られたぐい呑みがプレゼントされる他、会場となる参加店舗6店で鳥取食材を用いた限定メニューを注文すると鳥取産の地酒を1杯無料で提供するサービスも実施される。今年はスペシャル企画として、最高級ブランド牛「鳥取和牛 オレイン55」を用いたスペシャルメニューも展開。その他、コトリバル参加店を3店舗以上巡ると鳥取の豪華賞品が当たる「コトリバルスタンプラリー」も開催される。【イベント情報】「co-tori 2016」会場:エスエムエル、他住所:東京都目黒区青葉台1-15-1 AKビル1階会期:2月27日~3月6日(トットリクラフト展会期)時間:12:00~20:00(コトリバルの受付は3月2日、3日の18:00~21:30)
2016年02月21日鳥取の手仕事と食を、中目黒を街歩きしながら楽しむイベント「co-tori」が、今年も2月27日(土)から3月6日(日)までの9日間開催される。鳥取砂丘、水木しげるロード、大山などで知られる鳥取県にフォーカスした本イベント。3月2日(水)・3日(木)の2日間限定で、中目黒界隈の6店舗で鳥取の日本酒と食材を楽しめる呑み歩き食べ歩きイベント「co-tori BAL」をハイライトに、知られざる鳥取の魅力を、東京にいながらにして体験できる企画が盛り込まれている。鳥取食材を用いた限定メニューを注文すると、鳥取産の地酒が1ドリンク無料で楽しめる「co-tori BAL」は、「cafe RED BOOK」、「Malmo」、「SOAKS」、「nakameguro 燻製 apartment」、「バール・デルソーレ」、「stove」の6店舗で開催される。各店では、和牛の産地、鳥取で育まれてきた最高級ブランド牛「鳥取和牛 オレイン55(ごーごー)」が特別メニューで食べられる。その名の通り、オレイン酸を55パーセント以上含む鳥取和牛は、やわらかくて口溶けがよく、肉汁がじゅわっと口の中で広がる絶品肉。ぜひこの機会に試してみたい。「co-tori BAL」への参加は、co-toriのメイン会場「SML」で参加登録(参加費2500円)をしてスタート。鳥取の窯元で作られたぐい呑みがプレゼントされるので、それを持って自由に各店舗へ足を運べる。全店舗を1日で回っても、2日間かけて回ってもOKだ。今回、参加店舗を3店舗以上巡ると豪華賞品がもらえる企画も用意されている。その他、会期中は器と道具のショップ「SML」で陶器、和紙、型染め、鋼など鳥取の多彩な手仕事を紹介する「TOTTORI craft」展も開催。実際に鳥取の作り手たちのアイテムに触れながら、お気に入りのアイテムを探すことができる。鳥取は民藝運動家の吉田璋也により民藝の思想が実践された地。現在も「用の美」の精神と過去の技術に学びながらも、今の時代にあったものづくりの姿勢が根付いている。今年も東京で「小さな鳥取」を体験してみてはいかがだろうか。(text:cinemacafe.net)
2016年02月19日鳥取県、鳥取ガス、積水ハウス、本田技研工業(Honda)は1月25日、鳥取県の「水素エネルギー実証(環境教育)拠点整備プロジェクト」を推進する協定の調印式を行ったと発表した。同プロジェクトでは、水素社会の実現に向けて、再生可能エネルギーで水を電気分解し水素を製造・供給するHonda独自の高圧水電解システムを採用した設備「スマート水素ステーション」を日本海側で初めて整備する。このほか、水素エネルギー利活用の省エネ・創エネによる暮らしを提案・啓発することにより、スマートハウス化と燃料電池自動車普及を促進する。具体的には、鳥取ガスグループの敷地内にスマート水素ステーションと太陽光パネルを設置し、太陽光で発電した電力から水素を作り、燃料電池自動車に供給。敷地内の積水ハウスの展示場をスマートハウス化して、燃料電池や燃料電池自動車から住宅へ電力供給を行うなど、環境に優しく、快適でスマートな暮らしを支える仕組みを体験できるようにする。また敷地内には、水の電気分解により水素を作るといった実演を行う環境教育拠点も設ける。なお、再生可能エネルギーを活用した水素ステーションと住宅、燃料電池自動車を一体整備する水素エネルギーの活用は、全国初だという。
2016年01月25日人口減が続く鳥取県にあって、唯一ゆるやかに人口増を続ける自治体がある。これまた県内唯一の村である日吉津村だ。面積は県で一番小さく、村内に鉄道の駅もなければ、中学校もない。そんな村の充実した子育て支援策がいま、ひそかな注目を集めている。○移住者を呼び込み定住させる子育て支援広さわずか4.16平方km、北を日本海、残りの三方を米子市に囲まれた日吉津村。近年では米子市など近隣市町への通勤が可能な立地に新築の集合住宅ができたことや、「イオンモール」があって買い物に便利なことなどを背景に若い世帯の転入が進み、2005年には3,121人だった人口が2014年の3,473人に増加している。これら若年層の定住をはかり、さらなる移住者を呼び込もうと、村は昨年度から「日吉津版ネウボラ」と銘打った子育て支援に力を入れている。ネウボラとはフィンランド語で「アドバイスする場所」を意味し、妊娠期から就学までのさまざまな相談にのり、切れ目ない支援を提供する場所として全国で広がりを見せている制度だ。○全ての親に支援プランを提供日吉津村では、福祉保健課内に相談支援のワンストップ拠点である子育て世代包括支援センターを設置。年間に生まれる子ども30~40人のすべての親を対象に保健師が聞き取り調査を行い、パートナーや就労の有無など親の状況に合わせて異なる支援プランを提供する。内容は検診の案内や両親学級、産前・産後のサポートなど。(1)妊娠~誕生まで、(2)誕生~就園まで、(3)就園~就学までの時期ごとにそれぞれ3~4つのプランを用意しているという。また、情報収集が苦手な人にも情報が漏れなくいきわたるように独自パンフレットの「子育て支援ナビ」を作成。子育て支援施設や医療機関のマップ、各種の経済的支援制度に加え、乳幼児検診や予防接種など時期や回数がバラバラで煩雑な情報が一目でわかるように凝縮して掲載した。○規模の小さい村だからこそ「悩みは何でも受けられる」日吉津村の場合、自治体の規模が小さいために、さまざまな相談事の窓口が一本化できているのも特徴だ。福祉保健課には保健師のほか社会福祉士ら専門職員も常駐しており、同課は「検診など健康に関することから各種の手当やファミリーサポートなどの支援、生活困窮に関する相談まで、子を持つ親の悩みは何でも受けられる」と話す。鳥取県も来年度から「鳥取版ネウボラ(仮称)」として県内の全自治体に相談窓口を整備する予定だ。さらに国の補助事業の要件に合わない市町村独自の子育て支援策に対しても、事業費の半額程度を補助することを検討している。県子育て応援課は、「核家族化や過疎化、地域の関わりが薄くなっている中で子育てに余裕をもって取り組める環境づくりが必要になっている。日吉津村のような行き届いた支援がもっと広がるといい」と話している。※写真と本文は関係ありません
2015年12月24日森永製菓は12月17日~20日、鳥取県で展開するコーヒーチェーン「すなば珈琲」と共同で「すなば珈琲」を東京都新宿区に期間限定オープンする。アーモンド菓子「JACK」の「美味しいのに崖っぷちキャンペーン」の一環。このコラボレーションは、崖っぷちの状態のJACKを知ったすなば珈琲担当者が「崖っぷち同士、協力できないか」と森永製菓に提案したことで実現したという。東京初出店の記念として店頭では、「"崖からの大脱出"キャンペーン」を開催。毎日先着30名に「JACKとブレンドコーヒーのセット」をプレゼントし、また近くにあるアメリカ系コーヒーショップのレシートを持参で同セットが半額になる。さらに、「アメリカ系コーヒーショップよりまずかった」と申し出た人にはその分の価格は請求しないとのこと。提供するメニューには、鳥取で飲むことができない東京限定メニュー「JACKアーモンドキャラメル崖っぷちーノ」(税込500円)が登場する。濃厚な味わいのサイフォン式ブレンドコーヒーを使ったキャラメルマキアートに、JACKをトッピングしたとのこと。同店の場所は、東京都新宿区左門町1‐17アパルトマン四谷1F。営業時間は、12月17日・18日が8時~19時、12月19日が7時~18時、12月20日が7時~19時(ラストオーダーは閉店30分前)。
2015年12月16日楽天はこのほど、旅行予約サイト「楽天トラベル」にて「鳥取県を旅した人が選ぶ! 鳥取県・旅めしランキング」を発表した。同ランキングは、2014年9月1日~2015年8月31日の期間中に同サイトにて鳥取県の宿泊施設に宿泊した640人(同県居住者は除く)を対象に実施したメールアンケートをもとにしている。アンケート期間は2015年9月11日~15日。1位となったのは、「松葉ガニ料理」。松葉ガニとはズワイガニの中でも大きく成長した雄のことで、旬は11月上旬~3月であるという。身は歯応えがあり、かみしめると上品な甘味が広がるとのこと。2位には「のどぐろ料理」がランクインした。のどぐろは、白身魚でありながらもトロに劣らない濃厚な脂が特徴とのこと。「煮つけは本当に油が乗ってとてもおいしかった」「塩焼きが大変美味しかった」といった声が集まり、さまざまな料理で楽しまれていることが分かった。3位には「白イカ料理」がランクインした。新鮮な白イカのコリコリとした食感のほか、1日程度寝かせてねっとりとした食感に変化した白イカも絶品だという。4位となったのは「もさエビ」で、鮮度を保つのが難しく遠方への出荷が難しいため、地元でしか食べられない希少なエビとなっているという。弾力のある食感に加え、甘エビ以上の強い旨味と甘味が特徴。
2015年11月20日KDDIとKDDI研究所は11月18日から、鳥取県鳥取市の訪日外国人向け観光タクシーである「1000円タクシー」において、多言語音声翻訳システムを使用する社会実証実験を2016年3月末までの予定で開始した。1000円タクシーは2011年1月より提供している、鳥取市を訪れる外国人観光客向けの観光タクシー。「おもてなし」の心や観光地の歴史・文化などを学び「鳥取観光マイスター」として認定を受けたタクシー運転手が、鳥取市の各観光地を案内するという。外国人は3時間で乗客1人あたり1,000円(税込)で利用できるため、外国人観光客が鳥取の観光を気軽かつ安価に楽しめるとしている。今回の実験では、KDDIは多言語音声翻訳システムを1000円タクシーに搭載し、従来課題となっていたタクシー運転手と訪日外国人のタクシー内でのコミュニケーションを実現させることで、言葉の壁が原因となる社会サービスの差の克服を目指していくとのこと。KDDI研究所は音声翻訳精度のさらなる改善のため、位置情報や利用者のスマートフォンなどの情報を利用する翻訳精度向上技術の研究開発を進めていくという。なお、多言語音声翻訳システムは、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が開発した技術を使用してKDDIが構築しており、11月18日現在で英語・中国語(簡体字)・韓国語の翻訳に対応しているとのこと。また、1000円タクシーへの多言語音声翻訳システムの搭載には、トヨタIT開発センター及び富士通テンの技術協力を受けているとのことだ。KDDIとKDDI研究所は今後も、訪日外国人旅行者の満足度や安心感の向上、旅行者数増加やリピート率の上昇、観光などによる地域経済への波及に寄与するためとして、ICTを利用した「おもてなし」の実現に向けた取り組みを進めていくとしている。
2015年11月19日鳥取県鳥取市はこのほど、同市の公式フォトガイドブック『すごい! 鳥取市100 SUGO! BOOK』を玄光社より出版した。東京都内で行われた記者発表会にはタレントのGENKINGさんも登場し、鳥取県の魅力について語った。『すごい! 鳥取市100 SUGO! BOOK』は、鳥取市が2014年から行っているプロモーションキャンペーン「すごい! 鳥取市」の一環として出版された。同キャンペーンのスペシャルサイト「すごい! 鳥取市」でも紹介されている鳥取市の魅力「すごネタ」を写真に収めてまとめたフォトガイドブックで、市内のマップや、飲食店などで使えるクーポンも付いている。東京都内で行われた同書の出版記者発表会では、鳥取市長の深澤義彦氏が登壇。「鳥取市の人や自然が、いきいきと素晴らしく表現されている。この本を通して鳥取市の魅力を直接体感してほしい。市内で使えるクーポンもついているので、実際に鳥取市を巡って楽しんでいただきたい」とコメント。撮影を担当したフォトグラファーの浅田政志さんから写真の撮影エピソードを聞きながら、フォトブックや鳥取市の魅力について語った。また、同発表会には「鳥取市に行ったことがない人」代表として、タレントのGENKINGさんも登場。写真投稿型SNS「Instagram」で71万人以上のフォロワーを持つGENKINGさんに、市長も「ぜひ鳥取市で写真を撮ってその魅力を伝えてもらいたい」と期待を寄せた。GENKINGさんは"鳥取"にちなんで、鳥をイメージしたという衣装で登場した。鳥取市へのイメージを聞かれると、少し間を置いて「砂丘があるのは知ってます」と一言。同書の写真を使った「鳥取市のすごい! デートプラン」のプレゼンテーションを同市の広報担当から受けた後は、「パワースポットが多くて、カップルとか女の子同士で行っても楽しそう。パワースポットが好きなので本当に行ってみたい」とコメントした。また、発表会中には、GENKINGさんが同市の名物という「とうふちくわ」を試食しながら自撮りをする場面も。縁結びに御利益があるという「白兎神社」に話題が及び、記者から「良い関係の方はいますか」と問われると、「ほしいです。求めてます」と答える一幕もあった。『すごい! 鳥取市100 SUGO! BOOK』は現在販売中で、A4変型判・132ページ。価格は1,200円(税別)となる。
2015年11月06日オンキヨーのカスタムインイヤモニター「IE-C1」「IE-C2」「IE-C3」が、鳥取県倉吉市のふるさと納税返礼品に採用された。オンキヨー&パイオニアイノベーションズは二本社制を敷いており、東京本社のほか倉吉市に鳥取本社を構えている。倉吉市に150,000円以上寄付すると「IE-C1」、200,000円以上寄付すると「IE-C2」、250,000円以上寄付すると「IE-C3」を返礼品として選択できる。寄付金の入金期限は2016年3月31日。カスタムインイヤモニターの製作には耳型の採取が必要で、鳥取県倉吉市のOTOKURA、東京都中央区のGibson Brand ショールーム TOKYO、大阪府中央区のオンキヨーカスタム IEM ポップアップストアのいずれかで行える。製作には約2週間かかり、完成後は店舗での受け取りか指定場所への発送で手元に届く。
2015年11月04日『スター・ウォーズ』シリーズ最新作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が12月18日に公開されることを記念し、鳥取砂丘に砂のアート"砂のスター・ウォーズ"が制作されることが10日、明らかになった。新たなる3部作の1作目となる最新作が公開される今年は、"STAR WARS YEAR"としてすでに大盛り上がり。2月は北海道の「第66回さっぽろ雪まつり」に"雪のスター・ウォーズ大雪像"が登場し、4月には最高6時間待ちという現象も生み出した「スター・ウォーズ展 未来へつづく、創造のビジョン。」が開幕(東京から順次全国開催)。6月には青森県田舎館村に『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の田んぼアートが出現し、8月には青森ねぶた祭りに"スター・ウォーズのねぶた"が登場、今月4日には、新商品が全世界同時発売となった。そしてこのたび、鳥取砂丘の入り口にある鳥取砂丘市営駐車場に、水で固めた砂の塊を彫る彫刻芸術である砂像として、"砂のスター・ウォーズ"が制作されることが決定。人気ドロイドのC-3POとR2-D2、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』に登場する新キャラクター・BB-8が描かれたデザイン画が発表された。飛び出すような迫力が伝わるデザイン画には、最新作仕様のXウィングやタイ・ファイターといった人気の戦闘機も描かれている。制作を担当するのは、鳥取砂丘砂の美術館総合プロデューサーである茶圓勝彦(ちゃえんかつひこ)氏。鹿児島県南さつま市出身の砂像彫刻家で数々のプロデュース歴を持ち、WSSA(World Sand Sculpting Academy)主催の砂像世界選手権シンガポール大会では優勝を果たすなど、砂像制作の第一人者として世界各国で活動を行っている。今回の"砂のスター・ウォーズ"は、世界で初めてルーカス・フィルムが公認し、ウォルト・ディズニーがデザインの監修に携わって誕生。サイズは高さ3.4m×幅7.4m×奥行4.2mで、160トン(10tトラック16台分)の砂と、水100トンを使用する。制作日程は8月21日~10月5日で、10月8日にお披露目式が行われる予定だ。(C)2015Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved
2015年09月11日『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が12月に公開されるのを記念して、鳥取砂丘の入口にある、鳥取砂丘市営駐車場に『スター・ウォーズ』砂像が制作されることが決定した。その他の写真砂像は、水で固めた砂の塊を彫る彫刻芸術で、“砂のスター・ウォーズ”は、鳥取砂丘砂の美術館総合プロデューサーも務める茶圓勝彦が制作にあたる。このほど公開されたデザイン画には『…フォースの覚醒』仕様のXウィングやタイ・ファイター、C-3POやR2-D2が描かれている。デザインはルーカス・フィルムが公認で、ウォルト・ディズニーがデザイン監修を担当。砂像は160トンの砂と、100トンの水を使用して2か月をかけて制作され、完成すると高さ3.4メートル、幅7.4メートル、奥行4.2メートルになる。“スター・ウォーズ砂像”お披露目式は、10月8日(木)に鳥取砂丘市営駐車場で行われ、12月末までの展示を予定している。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は、1977年(日本公開は1978年)以降、世界中の映画ファンを熱狂させてきた『スター・ウォーズ』サーガの最新作。その詳細はいまだに明らかになっていないが、J.J.エイブラムスが監督を務め、遠い昔の遥か銀河系の彼方を舞台に、壮大なドラマが描かれる。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』12月18日(金) 全国ロードショー
2015年09月10日アウディ ジャパンは28日、『Audi TT Landing, Japan』の第二弾として、鳥取砂丘とのコラボレーション企画を同日に実施し、その様子を撮影した動画を特設キャンペーンサイトにて31日に公開すると発表した。『Audi TT Landing, Japan』は、新型「TT」が宇宙から飛来したという設定のもとで、飛来から着陸までの様子を様々な技術を駆使して日本各地で再現するプロジェクト。第一弾は、滋賀県の比叡山延暦寺で8月20日~21日の期間に行われ、その様子を撮影した動画も特設キャンペーンサイトで見ることができる。第二弾となる今回のコラボレーション企画では、新型「TT」が鳥取砂丘に突如出現した近未来的な繭から生み出される、という演出を実施。日本最大級の鳥取砂丘の一角をプロジェクションマッピングの眩い光によって彩った幻想的な空間の中、最先端テクノロジーを凝縮した新型「TT」が、まるで宇宙から現れたかのような近未来的な繭から登場する。なお、今後の展開としては、9月9日に東京・銀座や、大阪・名古屋・福岡・札幌といった日本主要都市での『Audi TT Landing, Japan』の実施を企画している。「TT」は、プレミアムコンパクトスポーツセグメントにおける人気モデル。9年ぶりにフルモデルチェンジした新型「TT」が8月20日に発売され、日本市場にはターボ付2.0L直噴ガソリンエンジン(2.0 TFSI)を搭載した「TT クーペ」「TT ロードスター」「TTS」が導入された。
2015年08月28日アウディ ジャパンは8月28日、「Audi TT Landing, Japan」の第二弾として、新型Audi TTと鳥取砂丘のコラボレーション企画を実施する。前回の第一弾に続く今回のイベントは、新型Audi TTが鳥取砂丘に突如出現した近未来的な繭から生み出される、という演出を実施する。広大な鳥取砂丘の一角をプロジェクションマッピングのまばゆい光によって彩られた幻想的な空間の中、最先端テクノロジーを凝縮した新型Audi TTが繭の登場する。「Audi TT Landing,Japan」の第二弾の様子は、8月31日にAudi特設キャンペーンサイトにて公開されている。また、今後の展開として東京・銀座(9月9日)や大阪・梅田駅(9月26日)など、日本各地での「Audi TT Landing, Japan」を企画している。
2015年08月28日鳥取県は7月1日、ソフトバンクグループの「ロボット人材派遣サービス」活用事例の第1号として、人型ロボット「Pepper」(以下、ペッパー)を同県の宣伝部長に任命。同日、辞令交付式を「とっとり・おかやま新橋館」(東京都港区)で行った。○世界初の「ロボット公務員」7月1日、2日に同県産品の販売や観光PRを行う予定のペッパーは、鳥取県の名産「鳥取すいか」柄のエプロンを身にまとっていた。辞令交付の前に同県の平井信治知事からは、「世界で初めての『ロボット公務員』の誕生です。力強いパワーで、旬のすいかのおいしさをしっかりと宣伝してほしいと思います。『おかやま・とっとり新橋館』には、岡山県名物の桃と鳥取県名物の梨からもじって、"ももてなし"というキャッチフレーズがございますが、ペッパー君は、精一杯の"ロボてなし"の心でお客様を迎えてください」とペッパーにエールを送った。それをうけてペッパーは、「鳥取県宣伝部長として、鳥取県の魅力をここ『とっとり・おかやま新橋館』から世界に向けて発信します」と右手を高々と上げて宣言した。ペッパーは期間中、館内の案内と鳥取県の紹介を店頭で行う。また、胸のディスプレイでは、「おいしいすいかの切り方」「浦富海岸のクリアカヌー体験」「鳥取県境港市にある水木しげるロードの紹介」の3つの映像が流される。勤務時間は両日の10時~19時を予定しており、ペッパーとのフォトセッション(各日10時30分~)やぺッパーと地酒タイム(7月2日16時~)を予定している。
2015年07月01日鳥取県は、7月1日に開始されるソフトバンクグループの「ロボット人材派遣サービス」を活用し、人型ロボット「Pepper」を同県の宣伝部長に任命した。7月1日と2日の2日間、名産品や観光のPRを行うという。「Pepper」は、20日より一般販売が開始された人型パーソナルロボット。7月1日からは、ソフトバンクグループのcocoro SBが「ロボット人材派遣サービス」として、簡単な定型業務にロボットを派遣するサービスを開始する。鳥取県の宣伝部長となった「Pepper」は、鳥取すいか柄のエプロンなど特別装飾が施され、7月1日・2日の2日間、東京都新橋の鳥取県・岡山県共同アンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」で名産品の販売や観光PRを行う。
2015年06月29日鳥取県は7月1日、世界初となるソフトバンクグループの「ロボット人材派遣 サービス」活用事例の第1号として、ヒト型ロボット「Pepper」を同県の宣伝部長に任命する。その仕事初めとして7月1日・2日の2日間、鳥取県・岡山県共同アンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」にて、「Pepper」による観光PRを実施する。両日の10時~19時、「Pepper」は鳥取すいか柄のエプロンなど鳥取県版の特別装飾をまとった姿で、来店者に旬の鳥取すいか試食を提供。鳥取県の代表として店頭に立ち、鳥取県産品の販売や観光PRを行う。なお、鳥取すいかはなくなり次第、その日の試食提供を終了するが、「Pepper」は各日とも19時まで勤務する。また、「Pepper」の勤務初日となる7月1日の業務開始時間前には、とっとり・おかやま新橋館1階エントランスで辞令交付式を実施する(一般の来店は不可)。平井伸治鳥取県知事が「鳥取県宣伝部長」任命の辞令を「Pepper」に手渡し、2日間の勤務に臨むにあたっての訓示を行うという。
2015年06月29日鳥取県は5月21日、鳥取砂丘にて"日本一のスナバ"プロジェクト「勝手にスナバキャンペーン」の記者発表会を実施した。会場にはアラビアの伝統衣装を身にまとった平井伸治鳥取県知事がラクダと共に登場し、「わがスナバ県は永久に不滅です!! 」という想いをアピールした。5月23日から行う「勝手にスナバキャンペーン」は、県の観光や特産物の知名度向上を目的とした県をあげたプロジェクトで、官民をあげて県内各所で"日本一のスナバ"を盛り上げるキャンペーンとなっている。平井伸治知事は2014年、「鳥取にはスタバはないですけれども、"日本一のスナバ"があります」 とコメントしている。そのスターバックスは初夏に鳥取県へ進出することが決まった今、平井知事は「素晴らしい"スナバ"、それが鳥取県のウリ。スタバが来るが、これからもぜひ"スナバ"を愛していただきたい」というコメントを通じて、鳥取砂丘をはじめとした鳥取県の魅力を発信する意気込みを語った。キャンペーンの開催に合わせ、"日本一のスナバ"を盛り上げる「臨時スナバー大使」に、鳥取県出身の漫画家・水木しげる氏の作品『ゲゲゲの鬼太郎』のキャラクターである砂かけ婆を任命。境港市や水木しげるロードのPRに駆け付けた砂かけ婆に、平井知事から委嘱状が渡された。任命後、平井知事は砂かけ婆とともに、砂かけ婆の必殺技である砂を撒くポーズを披露した。「勝手にスナバキャンペーン」では、「鳥取砂丘情報館」(鳥取県鳥取市)にてとっとり春旅パスポート「トリパス」を提示した人に、「スナバの幸(さち)10万円分(オレイン55、鳥取すいか、梨、松葉がに等)」や「砂コーヒー、鳥取砂丘をまるかじりセット」などが当たる「スナバくじ」を実施する。「トリパス」は県内の"スナバ"(鳥取砂丘・浦富海岸・北条砂丘・弓ヶ浜)をテーマにした特典付きの観光パスポートで、「スナバくじ」は5月23から6月30日まで行う。また、「勝手にスナバキャンペーン」のPRの一環として、鳥取県と岡山県の共同アンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」(東京都港区新橋)では、5月22日~25日に鳥取県発祥のコーヒー店「ラバールコーヒー」のバリスタによる、鳥取県ならではのコーヒーを無料でサービスする。
2015年05月22日国際ダークスカイ協会 東京支部(IDA東京)は5月21日、鳥取市が2015年10月31日から2016年1月3日にかけて、投光器を使って、7000m級の光のタワーを鳥取砂丘に出現させる取り組みを計画していることに対し、「光害」の観点から懸念を表明し、周辺の生態系や天体観測などへの影響を十分に検討したうえで、抜本的な見直しを求める声明文を発表した。鳥取市が計画している光のタワーは、同期間、鳥取砂丘砂の美術館で実施されるイベント「鳥取砂丘光のアートフェア2015(仮称)」の一環として実施されるもので、複数台の高出力サーチライトによる「星空のツリー」とイルミネーションのコラボレーションが予定されているという。一方の国際ダークスカイ協会は人工照明による光害問題に取り組むNPO団体で、米国に本部があるほか、全世界に63の支部を持ち、東京支部は2013年1月に任意団体として設立され、環境分野・照明分野・天文分野などの専門家が集まり、光害を抑え省エネにも配慮した良好な光環境の形成を目指した活動を行っているという。今回の取り組みについて、IDA東京では、夜間の屋外照明は人々の生活に不可欠なものだが、過剰あるいは不適切な設置・運用方法である照明は光害として、夜行性生物や昆虫・植物などの生態系への影響、人間生活や健康への影響、エネルギーの消費、天体観測への影響などが挙げられ、今回の計画では、指向性の強い投光器から1点に向けて光を放っても、遠方からでもその光線が目視できる強さであることを踏まえると、相当量の光が大気中で散乱し、周囲の空間が散乱光で満たされ、自然界とは異質の光が相当な広範囲に行きわたることを指摘している。また、強い光による地域の生態系のバランス崩壊の危険性や、付近住民の生活への迷惑光としての影響、天体観測への影響なども指摘しており、これらの影響は、点灯時間を短くしたり、光量を減らすことで、軽減されるが、数分間の点灯でも、影響が完全にゼロになることはないとしている。なお、IDA東京の声明文では、最後に以下のような文面を掲載している(以下、原文ママ)。鳥取は、都会では経験できない豊かな自然・美しい星空を持つ地域です。山陰海岸国立公園には、数多くの絶滅危惧種*を含む貴重な生態系や、鳥取砂丘をはじめとする自然のままの壮観な風景が広がっています。また、鳥取市南部の佐治町では、その誇るべき美しい星空から、光害を防止するための「ソラクライ・プロジェクト」を展開されている、と伺っております。どうか改めて、その素晴らしい自然環境・星空環境を地域の財産と再認識され、本計画が地域の価値を損なわないよう計画の抜本的見直しを実施し、再度光害の防止・啓発に舵を切っていただくことを期待いたします。
2015年05月21日スターバックス コーヒー ジャパンは5月23日、鳥取県で初めての店舗となる「スターバックス コーヒー シャミネ鳥取店」をオープンする。47都道府県の中で唯一未進出だった鳥取県でのオープンとなり、1996年に日本に上陸してから約20年かけての全国制覇となる。同店はJR鳥取駅の南側に位置し、ドライブスルーを併設。建材の一部に鳥取県産木材を使用し、テラス席も設けるとのこと。客席数は店内51席、テラス20席。駐車場台数は27台となっている。また、鳥取県1号店のオープンを記念し、タンブラー「鳥取タンブラー12oz(350ml)」(1,330円)とマグカップ「鳥取マグ(400ml)」(1,140円)をオープン初日より販売する。共に同店舗のみの販売で、数量限定。タンブラーとマグカップには、鳥取を象徴する7つのアイコンがちりばめられているという。5月9日にはオープン記念の無料イベントとして、同店舗敷地内でミュージックライブやコーヒーのテイスティングなどを行う。開催は12時~16時の予定。※価格はすべて税別
2015年04月22日名探偵コナン鳥取ミステリーツアー実行委員会は4月29日~11月23日、TVアニメ『名探偵コナン』をテーマとした「名探偵コナン鳥取ミステリーツアー」を実施する。同ツアーでは、『名探偵コナン』の世界観の中、本格的な推理に挑みながら鳥取県内の観光を楽しむことができるという。同作のシナリオライターが開催エリアを舞台としたオリジナルストーリーを書き起こし、ツアー参加者は当日に配布されるストーリーが掲載されたツアーブックと、開催エリアの各観光施設で手に入る手がかりをもとに推理。ツアー終了後に自身の推理をハガキにて応募する。推理の正解は、TVアニメでの放送および漫画雑誌『週刊少年サンデー』での発表を予定している。また、全ての謎を解いた参加者の中から抽選でプレゼントを進呈するとのこと。なお、今回同ツアーが開催される鳥取県は、『名探偵コナン』の原作者である青山剛昌氏の出身県でもある。同市の出身地である鳥取・北栄町には、コナンのブロンズ像や"コナン大橋"など、コナンのオブジェやコナンゆかりの名所が点在しているとのこと。同ツアーの実施エリアは、鳥取県内の倉吉・米子・鳥取・三朝・北栄の各エリアとなる。参加方法など、詳細は公式WEBサイトにて。
2015年03月30日ジャパンマリンポニックスはこのほど、マイクロ投資の組成・販売を行うミュージックセキュリティーズと連携し、「鳥取境港 うなぎ養殖ファンド2」を立ち上げ、出資者の募集を開始した。同ファンドは、約1週間で1,575万円が満額募集となった「鳥取境港 うなぎ養殖ファンド」の第2弾。ファンドの資金により、うなぎを約1万5,000匹養殖できる水槽を新たに製作し、育てたうなぎを境港で販売する。今回の募集金額は1,575万円(1口5万円、315口)、募集期間は2015年9月30日まで。なお、予定口数に達し次第募集を終了する。出資者には、1口に付き、うなぎの蒲焼き2,500円(送料・税込)を5年間毎年送付する(計1万2,500円相当)。4口以上の場合は、前述の特典を年2回に分けて送付することに加え、境港に併設するレストランでのうなぎ食べ放題券をプレゼントする。また、事業の進捗と売上報告を行い、売上に応じて分配金を支払う。ジャパンマリンポニックスは、養殖設備の開発から、うなぎの養殖、加工、販売までを一社で手掛けるベンチャー企業。独自の陸上養殖システムを開発し、2014年4月よりうなぎの飼育に取り組んでいる。現在、約8万匹を飼育しており、2016年度には100万匹を目指す。同ファンドでは、インターネットで不特定多数の人から資金調達する「ふるさと投資」により、事業費の資金調達とともに同事業の応援者の開拓・形成を挑戦するという。
2015年03月17日鳥取空港は1日、鳥取県北栄町出身の漫画家・青山剛昌氏の人気漫画『名探偵コナン』にちなんで「鳥取砂丘コナン空港」の愛称でリニューアルオープンし、鳥取空港国際会館にてオープニングセレモニーが行われた。昨年11月に愛称が決定した「鳥取砂丘コナン空港」は、屋上サインやコナンと蘭の等身大フィギュア、超巨大なトリックアートなど、全体がコナン一色にリニューアル。実在作品のタイトルロゴを冠した空港としては、国内初になるという。この日の会場には、500名を超える来場者がつめかけ、その中には海外から来たというファンの姿も。オープニングセレモニーでは、警察音楽隊によるコナンメインテーマの演奏や鳥取県の平井知事などのスピーチ、特別ゲストとして江戸川コナンの登場、原作者・青山氏のビデオメッセージなどが披露された。式中には、コナンのライバルである怪盗キッドが登場する一幕も。実は、式典の数日前に「天翔ける翼が目覚める頃黄金の砂のつぶてを頂きに参上します」と、砂丘を舞台にしたトリックアートを狙うキッドからの予告があったという。しかし、今回はキッドのお目当ての獲物ではなかったらしく、無事に公開が実現した。これは、4月18日上映予定のアニメーション映画『名探偵コナン 業火の向日葵』の公開を記念し、キッドが映画公式ホームページ上や各メディアで犯行声明を出し、日常生活の中でさまざまなモノを盗む、ジャックしていく大胆不敵な犯行計画「KID STEAL PROJECT」によるもの。当日には、新たに「ゴッホの『ひまわり』の前に、ちょっぴりエロティックなアートを頂きに参上します」という予告状が公開され、さらに注目を集めている。(C)2015 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
2015年03月02日鳥取空港は3月1日、週刊少年サンデーで連載中の漫画「名探偵コナン」にちなんだ「鳥取砂丘コナン空港」に生まれ変わった。「鳥取砂丘コナン空港」は鳥取空港の愛称で、全国の各空港では、「米子鬼太郎空港」(鳥取県・米子空港)や「徳島阿波おどり空港」(徳島県・徳島飛行場)、「出雲縁結び空港」(島根県・出雲空港)などと、空港への親近感や知名度のアップなどを目的にして愛称が使用されている。そこで鳥取空港においても、鳥取県を代表する観光地「鳥取砂丘」と北栄町出身の漫画家・青山剛昌氏の人気作品「名探偵コナン」が持つ全国的な知名度を生かして、3月1日より愛称を用いることとなった。空港名のロゴには原作のタイトルのロゴを使用。空港内には漫画の登場人物たちのポスターや、江戸川コナンと毛利蘭の等身大フィギュア、また、コナンと鳥取砂丘をテーマにしたトリックアートなどもデザインされている。なお鳥取県には、同県内の西に位置する「米子鬼太郎空港」に加え、同県内の東に位置する「鳥取砂丘コナン空港」と、同県ゆかりの漫画家にちなんだ空港がそろい建つこととなった。(c)青山剛昌/小学館
2015年03月02日島根銀行はこのたび、創業100周年事業の一環として、今春より島根・鳥取両県の店(以下掲載店)をPRするスマートフォン・アプリ「"さんいん"ご縁ナビ」(iOS/Android)(以下ご縁ナビ)などの運営を開始すると発表した。同行は、公式SNSや公共交通機関等の各種媒体を通じて「ご縁ナビ」を幅広くPRすることで、掲載店の集客の役に立ちたいと考えているという。また、希望する掲載店に、同行および同行関連会社のしまぎんユーシーカードが発行する「しまぎんピスカ」および「しまぎんUCカード」の会員や、旅行や出張などで島根・鳥取両県を訪れる人に対して割引などの特典を提供してもらうことで、地域の活性化や島根・鳥取両県への観光客誘致などにも寄与したいと考えているという。さらに、こうした趣旨に賛同してもらえる他の会員組織と連携し、掲載店の募集や、会員へのPRを行うことで、同取組みを更に活発化したいと考えており、このたび、コーアガス島根運営の「ちょいNAVi」と連携し、掲載店の募集や相互会員へのPRを行うこととしている。このほか、掲載店の経営課題解決支援の一環として、今後、島根県や鳥取県、ぐるなびなどの外部機関と連携し、掲載店向けの情報提供やセミナーなども行う予定としているという。掲載店については、10日現在、270ヶ店で松江市が主体となっているが、4月以降、松江市以外の山陰各地でも掲載店を募集していくとしている。「ご縁ナビ」はしまぎんナビからアクセスする。アプリの無料ダウンロードは、AppStore/Googleplayで島根銀行と検索する。しまぎんナビは、「しまぎんATMナビ」となっており、ご縁ナビのスタート時には、「しまぎんナビ」に自動的にアップデータされる。
2015年02月16日縁結びの神様といえば島根県の「出雲大社」が有名だが、おとなりの鳥取県にある「白兎(はくと)神社」も人気を集めているのだとか。縁結びのご利益を求めて訪ねてきた。白兎神社は、神話「因幡の白うさぎ」の舞台ゆかりの神社。「大兎大明神」あるいは「兎の宮白兎大明神」といわれ、古事記・日本書記にも記される由緒ある神社なのだそうだ。○境内には神話に登場する「蒲」や「身洗ノ池」も因幡の白うさぎは、ワニザメをだまして体中の毛をむしり取られ丸裸にされてしまった白うさぎの神話。白うさぎは八十神(やそがみ)に「海水で体を洗って山の頂上で乾かすとすぐ治る」と嘘をつかれ、傷だらけになってしまう。哀れに思った大国主命(おおくにぬしのみこと)が「川の真水で体を洗い、川岸の蒲(がま)の穂の上でゆっくり休みなさい」と教えたところ、うさぎの肌にはフワフワと白い毛が生え、もとの白うさぎに戻ることができたという。この神話から、神社が皮膚病ややけどなどに効くとして信仰されてきた。また、白うさぎは大国主命と八上姫(やかみひめ)の縁を取りもった、縁結びの神様としても人気がある。境内では、白うさぎが体を洗ったという「身洗ノ池(みたらしいけ)」や体をくるんだといわれる「蒲(がま)」も見ることができる。○参道沿いのうさぎの像がかわいい鳥居をくぐって参道を進むと、道沿いにさまざまなポーズのうさぎの像が見える。跳びはねたり走ったり立っていたり、一つひとつがかわいらしい。よく見ると、それぞれ足元には「縁」と書かれた石も積まれている。これは社務所で販売されている「結び石」(一袋5個入り500円)と呼ばれるものだそう。投げて鳥居に乗せて願い事が叶うように祈ったり、お守りとして持ち帰ったりできる。○恋みくじやハート型の絵馬! うさぎグッズもかわいい境内には、恋のゆくえを占う「恋みくじ」のほか、ハート型や神話をモチーフにした絵馬もある。掛けられた絵馬には、「結婚できますように」「夫婦円満」「良いご縁がありますように」などさまざまな恋の願いが書き込まれていた。カップルで訪れたのか、ふたりの名前を記したものも見られた。社務所には、縁結びにまつわるものやうさぎがモチーフのお守りが並ぶ。神話の白うさぎの肌が完治したエピソードから、女性にはうれしい「肌守り」やあぶらとり紙などのグッズもあった。さらに周辺には、道の駅「神話の里 白うさぎ」、絶景の「白兎海岸」、展望台、愛の鐘や、白兎のお告げ箱が設置された「気多ノ前展望広場」などいくつかの縁結びスポットがある。神話ゆかりの地を巡って、かわいいうさぎに恋の願いを叶えてもらっては。
2015年02月12日グッドスマイルカンパニーは12月5日、鳥取県倉吉市に国内初となるフィギュア工場「楽月工場」を竣工式を行った。竣工式の模様は、動画サービス「ニコニコ生放送」で放送され、グッドスマイルカンパニー代表取締役社長・安藝貴範氏、鳥取県知事の平井伸治氏、倉吉市市長の石田耕太郎氏、マックスファクトリー代表・渡辺氏、鳥取県出身の声優・下田麻美らが出演。MCを声優の白石稔が務め、工場内の案内ツアーなどを行った。「楽月工場」は、鳥取県が漫画やアニメから地域活性化に熱心に取り組んでおり、企業立地への行政支援の手厚さなどのサポートもあることから設立され、グッドスマイルカンパニーは全世界へ純国産、"メイドインジャパン"として商品を発信していくという。国内工場出荷第一弾商品として『桜ミク Bloom in Japan』、第二弾商品として『figma 馬』が発表されている。ここでは、5日に行われた竣工式の模様をレポートしていこう。鳥取県倉吉市は、鳥取県の中部に位置する人口は約5万人の市である。竣工式に出席した安藝社長は倉吉市について「老後に一番住みたい町No.1」と評価し、同じく竣工式に出席した鳥取県知事の平井氏が「老後を約束しますから、ぜひお墓を建ててください(笑)」とユーモアを交えて紹介した。そんなグッドスマイルカンパニー初の国内工場の名前は「楽月工場」。由来について安藝社長は「中国でも工場展開をしているのですが、最初に作った工場名が明月でした。これは中国のチームと日本のチームがいつも同じ月を見ていること、美しいものを一緒に追いかけようということからつけた名前。同様に上海の工場は如月だったので、今回は月つながりで楽月としました」と説明。さらに「私は楽月(らくつき)ではなく、ラッキーだと思っています。ラッキーファクトリーです」と付け加えた。これに倉吉市の石田市長は「楽月というとうさぎが餅をついているイメージ。倉吉には天女伝説があるので、縁があるのかなと思います。グッドスマイルカンパニーさんに来ていただいたことがラッキーですね」と応じた。テープカットが行われた後、グッドスマイルカンパニーのカホタンによる工場内の見学ツアーが開催。解説として、工場長の角田氏と鳥バード氏が同行した。楽月工場でのフィギュアの制作工程は、成形機と呼ばれる機械でフィギュアのパーツを制作するところからスタートする。樹脂を高温で溶かし、金型に流し込んでパーツの形に固めていくのだ。完成したパーツはひとつのかごにまとめられ、ランナーと呼ばれる樹脂の通り道を一つひとつ手作業で取り、表面を磨き上げていく。この時、金型の構造上、必ずできてしまうパーテーションラインと呼ばれる盛り上がった部分も、手で磨いて取り去っていくという。その後は彩色セクションへ移り、やはり手作業で色を塗っていく。エアブラシや筆を用いて塗装した後は、リタッチと呼ばれる修正工程と、目などの細かい部分を描くタンポ印刷工程を経て、人の目で検品し完成品に。作業する席にはすべて局所排気装置が設置されており、削りカスなどを吸い込むことでクリーンな状態を保っているという。また、工場内には、安藝社長の旧友だというアメリカのアーティストが描いた巨大なイラストも描かれており、独特の存在感を放っている。ホビーメーカーであるグッドスマイルカンパニーらしい遊び心といえる。楽月工場は竣工したばかりということもあり、現在はラインのトレーニング中。角田工場長は「楽月工場は港でいえば船に乗った段階で、まだ出稿できていません。早く工場の本格稼働に向けてやっていきたいです。お客様に喜んでいただくフィギュアを作っていくのが使命だと思っています」と意気込みを語っていた。工場見学ツアー終了後、楽月工場の第一弾商品となる『桜ミク Bloom in Japan』と、第二弾商品『figma 馬』がお披露目された。『桜ミクはグッドスマイルカンパニーにとって記念すべき500番目のねんどろいどであり、楽月工場での初生産商品となる。3種類の表情とお花見セットが付属しており、春らしい透明感にあふれたねんどろいどだ。また、お花見セットには倉吉市の名物である「打吹公園だんご」がモチーフに使われている。また、第二弾商品の『figma 馬』は、マックスファクトリー代表・渡辺氏によると「人型のfigmaならどれでも載せて遊ぶことができる」という商品。これまではfigmaでは人型が多かったが、こうした面白いシーンを作れるfigmaをずっと考えていたのだという。いずれの商品も、グッドスマイルカンパニーのオンラインショップで受注するほか、倉吉市のふるさと納税の贈答品としても受注可能。ふるさと納税とは、自治体に寄付金を納めることで、住民税のおよそ1割を限度として全額控除する制度。贈答品(今回であれば桜ミク)がもらえるなどの特典もあり、控除額を差し引くと、かなりお得に入手できるという。最後に安藝社長は、「倉吉市は文化の香りが強い土地。ラインで生産する方が多い土地でもあり、新しい技術を開発するには良い場所です。日本でフィギュアを作っていくのは、ホビー業界にとっても大事な命題で、楽月工場も注目されています。ここからもしかしたら歴史が変わるかもしれません。地域の皆さんと手を組んでやっていきたいですね」と、同社初の国内工場にかける思いをコメントした。グッドスマイルカンパニーの挑戦は、ホビー業界、そして倉吉市に何をもたらすのか。業界の内外から大きな注目が集まっている。
2014年12月29日