正覚寺住職の鵜飼秀徳氏がSurfvoteで提起。「お布施の金額」を明示すべきかどうか。明示した場合と明示しない場合、それぞれ想定されるメリットやデメリットについてさまざまな意見が集まりました。SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)はこのたび、「「お布施の金額」は、明示すべきか?」というイシュー(課題)について1月31日に投票が終了しましたので結果をお知らせします。「お布施の金額」は、明示すべきか?お寺のお坊さんに渡す「お布施」に対するコスト意識が高まっています。葬儀や法事の際に発生するお布施の相場感は、かつては地域社会(ムラ)や親族間(イエ)による「暗黙知」で決まっていました。しかし、「個の社会化」が進むと同時に、さまざまなネット情報が氾濫するなか、寺に対して「相場がよく分からない」「お布施金額を教えてほしい」などと困惑の声を上げる人は少なくありません。またお布施をめぐって菩提寺とトラブルが生じるケースも起きています。そこでこのたび、Surfvoteを通じて、お布施の金額は明示すべきいなかについて広く意見を募集しました。投票の詳細イシュー(課題):「お布施の金額」は、明示すべきか? 調査主体:社会デザインプラットフォーム Surfvote(Webサービス)調査対象:Surfvote上でアカウントを持つユーザー調査方法:Surfvote上でアカウントを持つユーザーが投票投票期間:2023年11月28日〜2024年1月31日有効票数:59票投票結果とコメントの紹介(一部抜粋・原文ママ)賛成 30.5%対価であるならこちらも、相手の態度により金額を決められるけど対価ではないなら金額の判断が難しいと思います。「○万円〜◯万円」というように金額に幅を持たせるのがよい 47.5%お布施の金額が決まってないのかもしれないが、ある程度包まなきゃいけない最低ラインはあるはず。だとしたら金額に幅を持たせ大まかな金額を明記してほしい。そうしたら無駄なトラブル、不快な気持になることを防げると思う。反対 16.9%人により経済状況も違うので明示されることを苦痛に感じる人もいると思う。お布施は利用した人が金額を決めていいと思います。どちらでもない 0% わからない 5.1%私は仏教を信じているわけではないし、お布施というものがあることを初めて知りました。このイシューを執筆した 鵜飼秀徳氏作家、ジャーナリスト/正覚寺住職京都・嵯峨の正覚寺に生まれる。新聞記者、雑誌編集者を経て独立。主に、宗教と社会の関係性について取材と発信を続ける。ニュースコメンテーターとしてテレビ・ラジオ出演も多い。著書に『寺院消滅』(日経BP)『ビジネスに活かす教養としての仏教』(PHP)『仏教抹殺なぜ明治維新は寺院を破壊したのか』『仏教の大東亜戦争』(いずれも文春新書)など多数。大正大学招聘教授、東京農業大学・佛教大学非常勤講師。全日本仏教会広報委員(有識者)など。あなたの意見・投票を社会のために活用しますSurfvoteでは社会におけるさまざまな課題や困りごとを「イシュー」として掲載し、どなたでもすべてのイシューを読むことができますが、アカウント登録をすると各イシューに投票したりコメントを書いたりできるようになります。私たちは、みんながさまざまな社会課題を知り、安心して自分の意見を言える場を提供したいと考えています。また、そこで集められた意見は、イシューの内容に応じて提言書に纏め関係省庁や政治家へ提出することもあります。 Polimill株式会社Polimill株式会社は社会デザインプラットフォームSurfvoteを運営・開発するICTスタートアップ企業です。Surfvoteは社会課題や困りごとに特化し、ユーザーがあらゆるテーマについて自分の意見を投票できるだけでなく、他のユーザーの意見を傾聴できるサービスです。地方公共団体版のSurfvoteも拡充中で自治体と連携し住民による住みやすい街づくりを促進します。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年02月16日正覚寺住職で、作家、ジャーナリストとして活躍する鵜飼秀徳氏がSurfvoteで意見を募集し、投票結果を公表!SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)はこのたび、「寺の拝観料に課税すべきか?」というイシュー(課題)について11月30日に投票が終了しましたので結果をお知らせします。イシュー発行の背景コロナ禍が落ち着いてきたことで京都や鎌倉などの観光地には、国内外からの観光客がどっと押し寄せている。観光資源である寺のなかには、拝観料を徴収するところも少なくない。その拝観料は非課税扱いだ。京都では過去に当局と仏教界が拝観料課税を巡って対立した過去があるが、財政悪化にあえぐ京都では再び、議論の俎上に上がってきた。寺院の拝観料に課税すべきか否かについて、Surfvoteを通じて意見を募った。 投票結果とコメントの紹介(一部抜粋・原文ママ)課税対象にすべき 54.8%税金はすべての国民が平等に払うもの。なので宗教施設や寺院も税金を払うべきだと思います。財政のバランスも考えると、寺の拝観料に税金をかけるのは一つの方法です。政府はお金が必要で、寺院なども一部のお金を出すのは公平じゃないですか。非課税のままでよい 31%宗教行為であれば非課税でいいのでは?ただ、宗教行為を隠れ蓑にして単なる観光収入を徴収しているのであれば、単なる収益事業ですので課税事業として法人税の対象とすべきではないでしょうか?その他 9.5%「求めているのは公平な課税」という意見に賛成。わからない 4.8%このイシューを書いた 鵜飼秀徳氏作家、ジャーナリスト/正覚寺住職京都・嵯峨の正覚寺に生まれる。新聞記者、雑誌編集者を経て独立。主に、宗教と社会の関係性について取材と発信を続ける。ニュースコメンテーターとしてテレビ・ラジオ出演も多い。著書に『寺院消滅』(日経BP)『ビジネスに活かす教養としての仏教』(PHP)『仏教抹殺なぜ明治維新は寺院を破壊したのか』『仏教の大東亜戦争』(いずれも文春新書)など多数。大正大学招聘教授、東京農業大学・佛教大学非常勤講師。全日本仏教会広報委員(有識者)など。あなたの意見・投票を社会のために活用しますPolimill社は社会デザインプラットフォーム『Surfvote』を開発・運営しているICTスタートアップ企業です。社会におけるさまざまな課題や困りごとをSurfvoteにイシューとして掲載し、イシューは週におよそ3~5件発行されています。どなたでもすべてのイシューを読むことができますが、アカウント登録をすると各イシューに投票したりコメントを書いたりできるようになります。Surfvoteで集めたみんなの意見や結果は、適宜提言書などに取り纏め、関係省庁や政治家、関連団体に提出しています。 Polimill株式会社Polimill株式会社は社会デザインプラットフォームSurfvoteを運営・開発するICTスタートアップ企業です。Surfvoteは社会課題や困りごとに特化し、ユーザーがあらゆるテーマについて自分の意見を投票できるだけでなく、他のユーザーの意見を傾聴できるサービスです。地方公共団体版のSurfvoteも拡充中で自治体と連携し住民による住みやすい街づくりを促進します。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年12月15日正覚寺住職で、作家、ジャーナリストとして活躍する鵜飼秀徳氏が究極の自然葬である「コンポスト葬(堆肥葬)」の是非についてSurfvoteで意見を募集し、投票結果を公表!SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)はこのたび、「コンポスト葬はアリか?」というイシュー(課題)について11月30日に投票が終了しましたので結果をお知らせします。イシュー発行の背景米国で究極の自然葬であるコンポスト葬(堆肥葬)のサービスが始まり、話題を呼んでいます。開発したのは、ワシントン州にあるベンチャー企業。米国では毎年およそ270万人が死亡し、そのほとんどが火葬されたり土葬されたりしています。火葬は二酸化炭素を大量に排出し、土葬も棺や副葬品などは土に完全に孵らないことから、遺体を完全に堆肥にかえす葬送「コンポスト葬」に注目が集まっています。米国ではこれに対応して堆肥化の法整備が進んでおり、今後も利用者の急増が見込まれています。これを日本に導入する場合、法律の問題などがありますが、そもそもコンポスト葬自体をみんなはどのように考えるのか?意見を聞くために、鵜飼氏はイシューを作りました。投票の詳細イシュー(課題):コンポスト葬はアリか? 調査主体:社会デザインプラットフォーム Surfvote(Webサービス)調査対象:Surfvote上でアカウントを持つユーザー調査方法:Surfvote上でアカウントを持つユーザーが投票投票期間:2023年10月17日〜11月30日有効票数:54票投票結果とコメントの紹介(一部抜粋・原文ママ)日本でのコンポスト葬はアリだと思う 69.2%法律はひとまず置いといて、本人、遺族が望むのであればいいと思います。考え方はいろいろあると思うが骨になって置いておくよりは自然に返してあげるのはいいんじゃないかなと思います。日本でのコンポスト葬はナシだと思う 23.1%日本は衛生環境がとても整っていると思います。日本でコンポスト葬を行うと、腐敗が原因で起こる感染症や地下水への悪影響などの衛生面への問題が大きく起こると思います。なので日本でのコンポスト葬は環境的に不向きかなと思います。その他 1.9%わからない 5.8%このイシューを執筆したオーサー 鵜飼秀徳氏作家、ジャーナリスト/正覚寺住職京都・嵯峨の正覚寺に生まれる。新聞記者、雑誌編集者を経て独立。主に、宗教と社会の関係性について取材と発信を続ける。ニュースコメンテーターとしてテレビ・ラジオ出演も多い。著書に『寺院消滅』(日経BP)『ビジネスに活かす教養としての仏教』(PHP)『仏教抹殺なぜ明治維新は寺院を破壊したのか』『仏教の大東亜戦争』(いずれも文春新書)など多数。大正大学招聘教授、東京農業大学・佛教大学非常勤講師。全日本仏教会広報委員(有識者)など。あなたの意見・投票を社会のために活用しますPolimill社は社会デザインプラットフォーム『Surfvote』を開発・運営しているICTスタートアップ企業です。社会におけるさまざまな課題や困りごとをSurfvoteにイシューとして掲載し、イシューは週におよそ3~5件発行されています。どなたでもすべてのイシューを読むことができますが、アカウント登録をすると各イシューに投票したりコメントを書いたりできるようになります。Surfvoteで集めたみんなの意見や結果は、適宜提言書などに取り纏め、関係省庁や政治家、関連団体に提出しています。 Polimill株式会社Polimill株式会社は社会デザインプラットフォームSurfvoteを運営・開発するICTスタートアップ企業です。Surfvoteは社会課題や困りごとに特化し、ユーザーがあらゆるテーマについて自分の意見を投票できるだけでなく、他のユーザーの意見を傾聴できるサービスです。地方公共団体版のSurfvoteも拡充中で自治体と連携し住民による住みやすい街づくりを促進します。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年12月01日正覚寺住職の鵜飼秀徳氏が提起。京都では過去に当局と仏教界が拝観料課税を巡って対立した過去、財政悪化にあえぐ京都では再び議論の俎上に上がっている。SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするICTスタートアップのPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)は当社が運営・開発する社会デザインプラットフォームSurfvoteで、イシュー(課題)「寺の拝観料に課税すべきか?」を9月22日に発行しました。Surfvoteでアカウント登録をすると、この課題について投票しコメントを入力することができます。本イシューは11月30日まで投票可能、締切後は結果をリリースします。 問題提起いただいたオーサー 鵜飼秀徳氏作家、ジャーナリスト/正覚寺住職 京都・嵯峨の正覚寺に生まれる。新聞記者、雑誌編集者を経て独立。主に、宗教と社会の関係性について取材と発信を続ける。ニュースコメンテーターとしてテレビ・ラジオ出演も多い。 著書に『寺院消滅』(日経BP)『ビジネスに活かす教養としての仏教』(PHP)『仏教抹殺なぜ明治維新は寺院を破壊したのか』『仏教の大東亜戦争』(いずれも文春新書)など多数。 大正大学招聘教授、東京農業大学・佛教大学非常勤講師。全日本仏教会広報委員(有識者)など。鵜飼秀徳氏Surfvoteとは?当社が提供するSNS「Surfvote」は社会にあるさまざまな課題を問題提起し、それについて誰もが簡単に意見を投票できるサービスです。Surfvoteでは「イシュー」と呼ばれる各テーマ(課題)に対して複数の選択肢から自分の意見を投票できます。また他のユーザーのコメントを見たり、評価(いいね)したりすることもできます。イシューは当社編集部だけでなく大学の先生やさまざまな分野の専門家にも執筆のご協力をいただき発行しています。投票結果はイシューの内容に応じて、適宜関係省庁や政治家へ提出し報告を行なっています。各イシューで投票・コメントしていただいた1人1人の意見を大切に扱い、社会を前進させるために寄与したいと考えています。 Polimill株式会社Polimill株式会社は目的特化型SNS【Surfvote】を運営・提供するICTスタートアップ企業です。Surfvoteは社会課題に特化し、ユーザーがあらゆるテーマについて自分の意見を投票できるだけでなく、他のユーザーの意見を傾聴できるサービスです。地方公共団体版のSurfvoteも拡充中で自治体と連携し住民による住みやすい街づくりを促進します。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年09月22日正覚寺住職で作家・ジャーナリストの鵜飼秀徳氏が問題提起「AIが宗教に取ってかわることはない」が42.6%で最多の意見。ChatGPT自身も「技術的には不可能」と回答。SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするICTスタートアップのPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)は当社が運営するSNS【Surfvote】で2023年2月20日から2023年4月30日の期間中、「ChatGPTの登場は宗教を衰退させるか?」というテーマで意見投票を募集し、この度結果を公表しました。■投票詳細・結果イシュー:「ChatGPTの登場は、宗教を衰退させるか?」 投票期間:2023年2月20日〜2023年4月30日有効票数:54票選択肢:・将来、AIが宗教に取ってかわる・AIが宗教に取ってかわることはない・どちらでもない・その他・わからない■コメント紹介(一部抜粋・コメントのない選択肢は未記載)「将来、AIが宗教に取ってかわる」18.5%・仏教とAIは親和性が高いといえるのなら、AIが宗教に取ってかわる将来はあるのではないか。(30いいね)「AIが宗教に取ってかわることはない」42.6%・宗教組織による互助は悩みを聞くだけでなく具体的な人との触れ合いや生活の補助なども含めてであり、抽象的概念とは程遠いものなので、AIはあまり役に立たないだろう。カウンセリングや病気診断・投薬指示などはAIによる代行が可能だとは思うが、それは医者やカウンセラーの仕事で、宗教ではない。(34いいね)「どちらでもない」31.5%・AIも宗教も混じりあって共存していくと思うから。(35いいね)「わからない」6%・今は何かわからないことがあればネットで検索しそれを参考にする。宗教もAIに頼るのかもしれないが、少し寂しい気もする。人と人の関りが薄れていくような気がして。(29いいね)■今回問題提起いただいたオーサー 鵜飼秀徳氏作家、ジャーナリスト/正覚寺住職 京都・嵯峨の正覚寺に生まれる。新聞記者、雑誌編集者を経て独立。主に、宗教と社会の関係性について取材と発信を続ける。ニュースコメンテーターとしてテレビ・ラジオ出演も多い。 著書に『寺院消滅』(日経BP)『ビジネスに活かす教養としての仏教』(PHP)『仏教抹殺なぜ明治維新は寺院を破壊したのか』『仏教の大東亜戦争』(いずれも文春新書)など多数。 大正大学招聘教授、東京農業大学・佛教大学非常勤講師。全日本仏教会広報委員(有識者)など。◆Surfvoteとは?当社が提供するSNS「Surfvote」は社会にあるさまざまな課題を問題提起し、それについて誰もが簡単に意見を投票できるサービスです。Surfvoteでは「イシュー」と呼ばれる各テーマ(課題)に対して複数の選択肢から自分の意見を投票できます。また他のユーザーのコメントを見たり、評価(いいね)したりすることもできます。イシューは当社編集部だけでなく大学の先生やさまざまな分野の専門家にも執筆のご協力をいただき発行しています。投票結果は適宜、関係省庁や政治家へ提出し報告を行なっています。 ◆Polimill 株式会社Polimill株式会社は目的特化型SNS【Surfvote】を運営・提供するITCスタートアップ企業です。Surfvoteは社会課題に特化し、ユーザーがあらゆるテーマについて自分の意見を投票できるだけでなく、他のユーザーの意見を傾聴できるサービスです。地方公共団体版のSurfvoteも拡充中で自治体と連携し住民による住みやすい街づくりを促進します。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年05月08日初回放送から3話続けて視聴率2桁越えをキープすると絶好調なドラマ『天国と地獄~サイコな2人~』(TBS系)。高視聴率の立役者が熱血刑事役の綾瀬はるか(35)と魂が入れ替わったサイコパスな殺人鬼役を演じる高橋一生(40)だ。女性らしい仕草や言葉遣いを要求される難役だが、高橋は挑戦するにあたって私生活もかなり“ストイック”なものにしているようだ。「基本的には外食をせずに、自炊していると聞いています。得意料理は、かぼちゃとそぼろの煮物だったり、筑前煮だったりと、和食系です。きっと大好きだったおばあちゃんの影響もあるのでしょう」母親が2度再婚し、“3人の父がいる”という複雑な家庭環境だった高橋。だが、そんな彼を俳優の道に導いてくれたのがいまは亡き祖母だったのだ。《僕が子どもの頃、毎週土曜日は祖母の家に行き、夜遅くまで一緒にビデオを観て過ごしました。祖母が僕を劇団に入れたのは、自分が好きな映画やドラマに孫が出演したら嬉しいという気持ちがあったからかも》(『婦人公論』’09年10月7日号)高橋は祖母から多大な影響を受けたというが、その1つが、宗教への興味。ドラマでは殺人鬼を演じている彼だが、実生活では神道や仏教に詳しいことでも知られているという。「’20年に放送された『TOKIOカケル』では、伊勢神宮について熱く語る場面もありました。私は彼が、司馬遼太郎の『空海の風景』を読んでいるのを見たことがあります。空海は彼が尊敬する偉人の1人で、空海や開祖となった真言宗にまつわる本は何冊も持っているのです」(前出・テレビ局関係者)祖母がお経を読む姿を眺めて育ったからなのだろう。高橋は’17年に『あさイチ』で、こんなエピソードも明かしていた。「お経とかがすごい子どものころから好きで。なんか耳ざわりがよくて。『なんなんだろうこれは』って思って……」奔放な性格の母親には距離を感じ、祖母の家にいるとき以外は、ふさぎがちだったという高橋。そんな少年時代と宗教への傾倒について、僧侶でジャーナリストの鵜飼秀徳さんは、「宗教の存在意義は“救済”です。複雑な家庭環境にあって、仏教に救いを求めたいという人はとても多いのです。少年時代の高橋さんが、自分とご両親との関係に寂しさを感じていたのであれば、仏教に関心を寄せたのも自然なことだと思いますね」昔は“救い”だったという宗教だが、いまは俳優としての自分磨きに欠かせぬものになっているようだ。「撮影前の早朝や、撮影後の深夜の座禅は、彼にとってルーティンになっています。彼は『自分にとって足りないものについて考えるため』と、言っていました。座禅を組めないときにも、雑念を払い、自分の内面を見つめるために、“スマホにふれない時間”を作っているとか」(前出・高橋を知る俳優)肉体を磨き、内面を見続けることでつくり上げた“サイコパス役”。今後の怪演からも目が離せない。「女性自身」2021年2月16日号 掲載
2021年02月04日「ヤダぁ!ウソでしょう!」東京都内にある寺院から聞こえてきたのは、タレント・森泉(38)の楽しげで大きな笑い声だった。この寺院の住職と森が結婚したのは’18年3月。その後、女児にも恵まれた。彼女はインタビューで結婚のきっかけを語っている。《初めてのペットの死で、困っていたときに相談に乗ってもらい、お葬式もしてくれたんです》(『anan』’18年9月5日号)それをきっかけにして、森はペット霊園も営む由緒ある寺院に、30匹というペットとともに嫁ぐことになったのだ。森といえば、10月17日に所属事務所オスカープロモーションを退所したことを発表して話題を集めたことも記憶に新しい。その翌日の18日は彼女の38歳の誕生日。当日は本堂の隣に建て増しされた自宅の屋上でバーベキューを行ったようだ。境内には森の家族や来客たちの歓談の声が響くとともに、肉や野菜が焼ける香ばしい匂いが漂い、宴は日が落ちるまで続いていた。誕生日と再出発を祝うひとときだったが、実は一部で大ヒンシュクを買っていたのだ。寺院の近所に住む主婦は本誌にこう語った。「一般的にお寺といえば静かなイメージですが、このお寺からは飼っている豚やオウムの鳴き声も響いてきますからね……。ご住職は古い車(※クラシックカー)が好きらしく、すごい音を立てて運転しているので、驚くこともあります。それに、そもそもお寺でお肉とか焼いていいものなのでしょうか?」結婚前の’17年、森は女性週刊誌に“異臭騒動”を報じられている。「当時、森さんは東京都内の一軒家で生活していたのですが、多数のペットの臭いで、近所から苦情が出ている、という内容でした」(芸能関係者)昔からご近所とはソリがあわないということなのだろうか。森泉の新しい所属事務所の担当者は18日の誕生会について次のように語った。「本人に確認したところ、『(午後のその時間帯は)ウーバーイーツでベーグルサンドを頼んで食べた』と、言っています」すると本誌記者や近所の主婦たちが嗅いだ、あの香ばしい匂いは何だったのだろうか?さらにもう一つ残った謎は、“一般的にお寺でバーベキューはOKなのか?”ということだ。僧侶でジャーナリストの鵜飼秀徳さんに聞いたところ――。「仏教者は生き物を殺してはいけないという非常に大事な戒めがあります。しかし、今回のケースは自分で殺生したわけではないですよね。また明治以降は法律で、お坊さんも肉を食べてもよいと決められています。だから結論としては、お寺でバーベキューをしても問題ないわけです。ただいっぽうで、お坊さんとして守るべき節度はあると思います。周囲への配慮を忘れないことで、『お寺さんって何なの?』といった顰蹙を買わないように心がけるということですね。せっかくお寺のお嫁さんになったのですから、森泉さんには仏教界のよい印象を広めていってもらいたいと思います」確かに芸能界での再出発を機に、“仏教界のイメージアップ”を目指すという道もあるかも……。「女性自身」2020年11月10日号 掲載
2020年10月26日今から約20年前、日本中のロック好きを狂喜乱舞させ、デビューからたった3年で解散したバンド、ナンバーガール。そのフロントマンだったのが、向井秀徳さん。今年の2月、ナンバーガールの再結成がアナウンスされて以来、ロック好き界隈は上を下への大騒ぎ。解散当時は29歳、現在45歳の向井さん。いったいどんな心境の変化が…?――今日はとっても暑いですが、外で撮影していても、向井さん、全然汗をかいてませんね。そうねえ、今日は蒸しとるねぇ。でもさっき風呂入ってきたから。――あ、銭湯ですか?そうそう、自転車で。渋谷区の笹塚から、板橋とか荒川とかまで。電動アシスト自転車を購入してから、行動範囲が広がったの。――電動アシスト自転車に乗る向井さん…。あまり想像が…。かといって、ロードバイクとかも全然似合わんよ(笑)。私は幹線道路とかはなるべく避けて住宅街とかを通るんだが、東京の道って坂が多いから、電動アシストの機能を発揮して。あと、袋小路にあたってどんづまるときもあるわけ。で、戻ったりして、タラタラタラタラ、住宅街を走る。そうすると、夕方時間とか、晩ごはんの支度の香りが漂ってくる。――カレーの香りとか…。そうそう。これ、ブリ煮とるな、とか。もう献立までわかる(笑)。そうやって、団地やアパートなんかを見ながら、その、いろんな人たちの営みがそこにあるんだというのを確認するわけですよ。胸キュンを感じるんだよ。ひと間とかしかなさそうなアパートを見て、この狭いひと部屋ひと部屋に、人生があるんだなって。そういう想像を働かすのが、楽しい。――胸キュン!!向井秀徳から胸キュンという言葉が出るとは…。そこで感じる胸キュンのことを、“セツナミー”って言ってるんだけど。そうそう、セツナミーを感じるわけ(笑)。――それを感じるようになったのは何歳くらいから?結構最近。アパートにセツナミーを感じるようになったのは、40代になってから。たぶん年齢だね。――そんなことを考えながら、ひとっ風呂浴びるわけですね。うん。風呂ん中でも結構見られてるみたいで、Twitterとかで「向井がいた、水風呂でおっさんくせえうめき声を上げていた」とか書かれたり。湯船の中で、ヨガのポーズとってますから、それを見られているのかもしれん。――向井さんがヨガ!?誰に習ったちゅうわけでもないけど。なんかこう、吉本新喜劇の、アホの坂田さんみたいに手をゆっくり動かすと気持ちいいなって。自分では“ムカヨガ”って呼んでます。すっげえ血行が良くなる。――あの、そのような銭湯ライフは、ナンバーガールの再結成になにか関係はあるのでしょうか…?え?うーん…(笑)。再結成に繋がるかどうかはわかりませんが、銭湯に行く目的を持って町をうろつきまわるってことを始めて、いろんなところにこう、思いを馳せるようになってはきた。やっぱり年齢を経て、物の見方が若干ずつ、変わったりするわけですよ。そういう意味で、気持ちの変化っていうのは、当然ありますわね。もともとは、再結成するとかしたいっていう気持ちは、ある時期まで全然なかったんです。――向井さんの中で、ナンバーガールは“過去のもの”だった?そうだね。一回終わったものだし。ただ、時が経って、若い人たちから、「ナンバーガール聴いてます、大好きです」って言ってもらえる機会が増えてきて。同年代で「昔聴いてました」という人ももちろんいるんだけれども、20年近く経ってるのに、まだその、若い人に聴き継がれているのかと。まあ、すごい嬉しいわけですよ。ノスタルジーじゃなく、今現在のバンドとして聴いてもらえるっていうのは、すごく嬉しかった。でも物心ついた頃には解散していて、ライブはYouTubeでしか見たことがないっていう。じゃあ私も久々ちょっと聴いてみっかなぁと思って、YouTube見たの。「ナンバーガールライブ」って入れて(笑)。そうしたら、時が経ってるわけだから、ある意味客観的に見れるというか。もちろん若いときのものだから、ちょっと恥ずかしさみたいなものもあるんだけれども、客観的に見て、個性的で、他にあまりないバンドだな、とそう思ったね。かつ、今年の夏にライジング・サン・ロック・フェスティバルっていうフェスがあって、ナンバーガールが最初にライジング・サンに出たのが’99年なんですよ。で、これ20年目か。キリがいいなと。それで、ライジングでこうまた集まってやるとどうなるかなぁつって思ってたら、なんか楽しくなってきてね。またナンバーガールをやってみたいって思ったんですよ。で、酔っ払った勢いもありまして、他のメンバーに連絡して、「ちょっとライジング・サンでやってみないか」って話を持ちかけたんです。――45歳の向井さんが20年前に演奏している自分たちをご覧になって、何が響いたのでしょう?やっぱ、その、個性じゃないかね。この眼鏡が歌っていることに、俺は共感した(笑)。――俺って。ご自身ですから(笑)。そう、自分自身だからね。もしかしたら人によっては、20年前に自分が歌ってることが、今の自分にはちょっと届いてこないってことももちろんあるだろうけれど、でも私の場合は、全然ピンときたわけね。20年経って、それぞれがキャリアを重ねて音楽の歴史を刻んできた。その歴史を持って今ナンバーガールの音を鳴らすと、どういう音になるんだろうと。その興味があったんですね。むかい・しゅうとく1973年生まれ、佐賀県出身。バンド、ナンバーガールでメジャーデビューし’02年に解散。同年ZAZEN BOYSを、また’10年にKIMONOSを結成。椎名林檎の作品への参加や、映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』で音楽を担当するなど、自身のバンド以外でも幅広く活動している。酒や居酒屋を愛する男としても知られる。ナンバーガールとして、8/16「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2019 in EZO」、8/18日比谷野外大音楽堂、9月に大阪、福岡、名古屋とツアーが続く。9/22に「京都音楽博覧会2019 in 梅小路公園」に出演。解散年のライブを収録した『LIVE ALBUM「感電の記憶」2002.5.19 TOUR「NUM‐HEAVYMETALLIC」日比谷野外大音楽堂』(ユニバーサル ミュージック)が発売中。なお、9月にはWOWOWで、8月の日比谷野音のライブ映像を独占放送予定。※『anan』2019年8月14日‐21日合併号より。写真・中島慶子(by anan編集部)
2019年08月09日ミュージシャン・向井秀徳の展覧会『三栖一明「向井秀徳」展』が、2017年8月9日(水)から8月14日(月)まで、東京・渋谷のギャラリーエックス バイ パルコで開催される。本展は、椎名林檎をはじめ業界内外に熱狂的なファンを持つミュージシャン・向井秀徳の初となる自伝『三栖一明』の刊行を記念した展覧会。向井秀徳の音楽活動を高校時代からサポートしてきたグラフィックデザイナー・三栖一明によるCDジャケットやポスター等、過去のアートワークを中心に展示することで、彼のミュージシャンとしての歩みを紐解いていくものだ。会場では、過去の貴重な未公開映像を放映するほか、デビュー前の作品群や販促グッズ、貴重な資料などを展示。そのほか、書籍『三栖一明』の先行販売や、本展覧会を記念した会場限定グッズの販売、スペシャルイベントの実施などが予定されている。【開催概要】三栖一明「向井秀徳」展開催期間:2017年8月9日(水)〜8月14日(月)時間:11:00〜20:00会場:GALLERY X BY PARCO住所:東京都渋谷区宇田川町13-17入場料:500円(1ドリンク付き)■書籍『三栖一明』 について日本の音楽シーンに風穴を開け、多くのリスナー、ミュージシャンから絶大な支持を集める向井秀徳(ZAZEN BOYS・KIMONOS)。遠い昔、彼がアーティスト、表現者としての活動を始めた頃、または、これまでに発表された作品群の陰には、数多くの衝動とそれに至る事件があった。そして、その舞台にはいつも、盟友であり向井秀徳関連のグラフィックを手がける、デザイナー・三栖一明の存在があった。本書はそんな向井秀徳の半生を追い、三栖一明との関係をも網羅したもので、向井秀徳自身が一年以上にわたって語り下ろしたもの。著者:向井秀徳発売日:2017年8月26日(土)定価:本体 2,800円+税仕様:四六判・352ページ
2017年07月23日●宮藤監督とは「ウマが合う」1990年代後半から2000年代前半にかけてオルタナティヴロックバンド・NUMBER GIRLのフロントマンとして活躍し、ささくれだったサウンドや実直な姿勢で後進のアーティストたちに大きな影響を与えた向井秀徳。解散後は、新たにロックバンド・ZAZEN BOYSなどで活動する傍ら、『ディストラクション・ベイビーズ』(公開中)などの映画音楽も担当している。2014年には『スペース☆ダンディ』の音楽制作陣に参加、アニメ業界に進出したことでも話題を呼んだ。その向井が劇中音楽の多くを務め、宮藤官九郎監督がメガホンを取る映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』が6月より公開している。青春映画の側面を持つ本作だが、もう一つ大きな特徴を挙げるとするならば、それは音楽映画であるということだ。劇中で、地獄に落ちる関大助(神木隆之介)は、転生をかけてキラーK(長瀬智也)がフロントマンを務めるバンド・地獄図に加入。本編では、彼らのパフォーマンスも大きく取り上げられている。とは言え、それも音楽界でスターダムにのし上がるとか、メンバーが一致団結してライブを成功させる様を捉えるといったものではない。生き返りを目指して活動するという特異な設定が、特徴的なバンド描写につながっていると言えよう。そんな"音楽映画"『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』だが、驚くことに、強烈な地獄の映像が続いても、そのBGMは主張し過ぎず、物語に寄り添っている。かと思えば、バンドに焦点が当たるシーンでは、奇抜な設定を際立たせるように、エッジの立った音像がむき出しになる。多様なサウンドを生み出し、本作を音楽映画として完成させる一助を果たした向井は、NUMBER GIRL時代から、ロックバンド・グループ魂の一員としても知られる宮藤監督と関係を築いてきた。実際に、本作に至るまで宮藤監督がメガホンを取ってきた『真夜中の弥次さん喜多さん』(05年/ZAZEN BOYSの一員として)、『少年メリケンサック』(09年)、『中学生円山』(13年)といった映画は、全て向井が音楽を担当している。10年以上、共に仕事をしてきた2人。これを踏まえ、本作の音楽を制作するにあたって、向井はどのような思いを抱えていたのか、そして今彼が実感している宮藤監督との関係とは。その背景を伺った。○具体的な打ち合わせなしでも「最後はかみ合う」――本作には、すごく音楽映画の側面があると感じました。どミュージカルですね。地獄ミュージカル。――宮藤監督とは何度もお仕事されていますが、今回は監督の想像した世界観のイメージを共有するのが難しかったのではないでしょうか。長いお付き合いをさせていただいてますね。過去の宮藤さんの映画は、全部参加して、ほかにも芝居、歌舞伎とかの音楽もさせていただいてまして。コラボレーションをしていく中で、歌舞伎にしても、やったことなくて…私の引き出しの中に、まったくもってない。「どうすればいいのかな」って最初は思うんですけど、宮藤さんと「具体的にこういう風に」とまで決めなくても、うまい具合に最後はかみあう。ずっとそうだったし、今回もそうでした。宮藤さんと一緒に作っていくものに関して、私としては、間違いはないという実感があります。一言で言って、「ウマが合う」。今回も撮影前に必要な、映画の中でキモとなる曲がたくさんありまして。それを用意することから始まったんですけど、例えば作中でポイントとなる「天国」という曲。これはバラードで、分かりやすい、愛する人へ気持ちを伝えるための非常に歌詞もストレートでシンプルなラブソングなんですね。これを作らなければならない…むしろ「それありきの映画になる」くらいのもんだった。「どストレートなラブソングって、作ったことねぇなあ、できるかなぁ、どうすりゃいいんだ…」と一瞬、思いました。が、試行錯誤して「ラブソングを歌うなんて恥ずかしいとか照れがある」という風になるかなと思ったけど、純粋な気持ちで作ることができたんですよ。"照れ"なく。これは非常に自分の中で重要で、「これは良いんじゃないかな」と。そこから始まりました。――宮藤監督とはNUMBER GIRL時代からグループ魂と対バンなさっていたり、彼らのアルバムにも参加されたりしていました。10年以上の交流になりますが、本作に至るまで、バンドマン同士という関係もあると思いますし、監督とアーティストという関係もあると思います。それぞれ、どのようなお付き合いをされてきたのでしょうか。芝居、映画、歌舞伎…あと、コントをやらされるって言うね(笑)。今年(2015年)の夏もさせられましたけど、それに関してだけはさせられるって感じのイメージがある。ほかは一緒に作っていくという感覚。あとは、宮藤さんの芝居を見に行かせていただいたり、宮藤さんがZAZEN BOYSのライブを見に来ていただいたりと、そういう交流ですね。●シーンに寄り添った劇伴の狙いと宮藤監督との"部活"○長瀬智也が癖のあるガイドボーカルを完コピ - 地獄と現世では機材も変更――そんなお2人ですが、今回作られた楽曲の中で、宮藤監督らしいオーダーの仕方だったものはありましたか?これは毎度のことで、具体的な注文ってのはないんです。ただ、キーワードですね。「毎度おさわがせします」とか、そんな程度ですね。――詳細な指示なく制作されたのですね。ということは、完成した映画をご覧になって、良い意味で予想を裏切られたものもありそうですね。私が地獄図の楽曲を作りまして、それをキラーK=長瀬さんが歌うんだけども。「天誅!!」とかは、私がデモで歌ったものを、ノリとか譜割りも含めて、完コピしてくださってるんですよ。私、自分の癖で歌ったりする部分もあるんですけど、それを非常に良い形で、ノリを損なわず…と言うより、私のガイドボーカルに沿って忠実に歌ってくださって。「何で長瀬さん、ちゃんとコピってるの」って笑ってしまいました。私は歌の癖がすごくあるから、それを良い調子で再現してくださって、うれしかったです(笑)――劇中の音楽では、地獄のけばけばしい風景が続いている中、穏やかな楽曲が多かったことに驚きもありました。映画は、地獄の世界と現世の世界、2つが分かれてるんですね。全く別世界だから、その違いというのを、分かりやすくしなければいけなかった。地獄のところではおどろおどろしい和太鼓を入れたり…一方、現世のシーンでは「胸キュン青春ムービー」的ストーリーなんで、それに寄り添う形のアコースティックギターの奇麗な音だったりシンセサイザーのキラキラしたムードある音世界にしていって。楽器も大きく変えて、ハッキリ違いを出しました。○劇伴は邪魔にならずシーンに寄り添うものでなければならない――「スーサイド」という楽曲も印象強く残りました。この曲は"軽音楽部の高校生がオリジナル曲を作るならどんな風になるだろう"と想像しながら書いたと伺ったのですが、ご自身も中学時代からギターに目覚めてらっしゃって。その時の感情が曲に投影されるようなこともありましたか。ありました。作り方が分からないから、自分が知ってる限りのコードと、適当にこんな歌詞で、みたいに何となくで大体作ろうとするんです。全然、自分の中に確固たる軸を持ってない、ブレブレで上っ面な曲が出来上がってくるのですけども、「スーサイド」に関しては、そういう部分を大事にしました。――ご自身の中学時代の活動もそういった雰囲気でしたか。まず曲っぽくなればうれしいっていう、もっと無邪気なもんだったんで。どこかで聞いたことあるフレーズを乗っけてみたり、それでも何となくコードが合って、曲っぽくなってる。それだけで満足してたのはありました。それで英語っぽく歌ったら「R.E.M.ぽくなったな」とか。それだけでうれしい、そういうことなんです。――R.E.M.の名前も飛び出しましたが向井さんは、音楽的なバックグラウンドも幅広いですよね。その中から、多様なジャンルのサウンドを劇中音楽として盛り込むことができたのではないかと思います。今回の狙いはどのようなものでしょうか。劇伴は、やはり邪魔にならない音楽じゃないとダメなんですよ。邪魔にならないけど、シーンと相まって、気持ちが揺れ動かされるみたいなものになれば良いなと。主張を強くしすぎないといけない場合もあるんだけど、基本的に、シーンに寄り添う音って言うのは、鳴ってるか鳴ってないか分からない方が良いんじゃないかなと思ったり、いらねえんじゃねえかと思ったり…難しいんです。試行錯誤ですね。○宮藤監督とは"部活"の先輩・後輩――最後に、あらためて、宮藤監督とのお仕事というのを、端的に表すとどのような言葉になりますか。(深く考えて)部活。――ウマが合って、仲が良くても"部活"なんですね一応、宮藤さんは先輩ですから。同級生じゃなくて、私は後輩なんで、縦社会もありつつ(笑)。そんな部活動を続けていきたいですね。■プロフィール向井秀徳1973年10月26日生まれ。佐賀県出身。1995年にバンド・NUMBER GIRLを福岡で結成。1999年、シングル「透明少女」でメジャーデビューを果たし、海外レコーディングに励みながら、多数のライブを展開するも2002年に解散。以降もZAZEN BOYSやLEO今井とのユニット・KIMONOSを結成し、自身のスタジオ「MATSURI STUDIO」を拠点に楽曲を制作している。宮藤官九郎監督がメガホンを取った『少年メリケンサック』(09年)では、第33回日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞。2015年の『第66回NHK紅白歌合戦』では椎名林檎のステージにゲストとして登場したことも話題となった。(C)2016 Asmik Ace, Inc. / TOHO CO., LTD. / J Storm Inc. / PARCO CO., LTD. / AMUSE INC. / Otonakeikaku Inc. /KDDI CORPORATION / GYAO Corporation
2016年07月03日嵯峨野観光鉄道は27日から、トロッコ保津峡駅の手前にある吊り橋「鵜飼橋」の復旧工事が完了したことを受け、同駅での乗降を再開する。鵜飼橋は、トロッコ保津峡駅と京都日吉美山線を結ぶ唯一の橋。昨年9月16日の台風18号にともなう豪雨で被害を受け、これまで京都市による復旧工事が行われていた。嵯峨野トロッコ列車は被災3日後から運転を再開したものの、復旧工事の間は橋が全面通行止めとなっていたため、現在までトロッコ保津峡駅での乗降を休止していた。京都市による復旧工事の完了にともない、鵜飼橋は27日11時から通行が再開されることに。これと同時に、嵯峨野トロッコ列車のトロッコ保津峡駅での乗降も再開となる。なお、トロッコ列車には当日始発から、「保津川鵜飼橋通行再開記念ヘッドマーク」を機関車側と客車側の先頭それぞれに装着するとのことだ。※写真は本文とは関係ありません。
2014年06月27日8月1日、岐阜市長良鵜飼(うかい)屋の地に「長良川うかいミュージアム」が誕生する。岐阜市を代表する伝統的文化遺産である”長良川の鵜飼(うかい)”の価値を分かりやすく紹介。情報を発信する場として年間を通して営業を行い、例年5月11日から10月15日までと開催時期の限られている”長良川の鵜飼(うかい)”を、オフシーズンにもその魅力を発信していく。正式名称「岐阜市長良川鵜飼(うかい)伝承館」である「長良川うかいミュージアム」が誕生するのは、旧長良川ホテル本館の跡地。岐阜市長良鵜飼(うかい)屋の中心に位置し、ここから望む眺望は金華山、岐阜城、長良川を一望できるなど、風光明媚(めいび)な場所として絶好のロケーションだ。この立地にふさわしく、本館はじめ各施設は、周囲に点在する伝統的建築物と調和し、落ち着きと品格のある外観となっている。その本館2階には岐阜県随一ともいわれる「金華山と長良川」の眺望を、思い思いに楽しめる「景観ラウンジ」があり、上流から下流までの四季折々の長良川名所の写真や、市民や観光客の投稿による長良川の思い出写真なども合わせて展示されている。また、2階には、人と自然が織り成す鵜飼(うかい)の伝統美を象徴する導入空間として、長良川鵜飼(うかい)の伝統を継承する6 人の鵜匠(うしょう)のシルエットと、それぞれの家に代々受け継がれる屋号が、揺れる篝火(かがりび)と水面の上に浮かび上がる「篝火(かがりび)トンネル」や、同施設の目玉とも言える「鵜飼(うかい)ガイダンスシアター」がある。「鵜飼(うかい)ガイダンスシアター」は、本物の鵜舟、映像、音響、照明効果による複合的な演出の、世界初となる絵巻物型のスクリーンで、演出時間11分の中で、長良川鵜飼(うかい)の魅力を凝縮して伝え、その特長をガイダンスしてくれる。見どころは、鵜飼(うかい)の魅力を1300年の歴史とともにひもとくストーリー、約1年かけて撮影した臨場感あふれる鵜飼(うかい)シーンとスペクタクルを「絵巻物型スクリーン」による映像で体験できるほか、鵜飼(うかい)で使われている本物の鵜舟、道具、装束を見ることもできる。1階には2階の「鵜飼(うかい)ガイダンスシアター」で繰り広げられる鵜飼(うかい)の水面下の鵜がアユを捕らえる瞬間などを、実際の鵜飼(うかい)では見ることのできないシーンを映像体験できる。さらに、鵜舟をのぞけるカメラを上下左右に動かして「ホットスポット」を探し当てると解説を見ることができるインタラクティブな映像体験もある。そのほか館内には「長良川鵜飼(うかい)の歴史・トピックス」や、「長良川鵜飼(うかい)・歴史絵巻」「鵜匠(うしょう)の世界」「鵜の世界」「アユと長良川の世界」など見どころがいっぱい。また、屋外には、長良川鵜飼(うかい)を支えるウミウを生きた状態でいつでも見られる場としてウミウを飼育し、その生態を展示する「鵜の生態展示コーナー」もあり、バーチャルでもリアルでも楽しめる。長良川をたっぷり体験したら、休憩や食事は「NAGARAGAWA Vegee’s Café & Marche (ナガラガワベジーズ・カフェアンドマルシェ)」 へ。県内産の有機栽培された野菜を中心に扱っているレストランだ。お土産を買うなら、「ミュージアムショップ」。オリジナルグッズや岐阜のお土産品、レストランのオリジナル商品がそろっており、コンビニエンスストアもある。1日いても飽きることのない、「長良川うかいミュージアム」、岐阜の新たな観光スポットとして人気を集めそうだ。なお、展示室入館料は大人500円、小人250円、営業時間は9:00~19:00(鵜飼(うかい)シーズン:5/1から10/15まで)、9:00~17:00(鵜飼(うかい)オフシーズン:1/4から4/30までと10/16~12/28まで)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月23日