「殺人分析班」シリーズの人気キャラクター、鷹野秀昭が新たな部署で活躍するクライムサスペンス『連続ドラマW 邪神の天秤 公安分析班』。現在、絶賛放送&配信中の本作では、猟奇殺人から始まる緊迫のサスペンスワールドと鷹野の奮闘を存分に堪能できる。これまでのシリーズでは警視庁捜査一課の一員として、鋭い洞察力と冷静な判断力を発揮してきた鷹野(青木崇高)。しかし、シリーズ前作にあたる『連続ドラマW 蝶の力学 殺人分析班』のラストで、彼は公安部へ異動。新天地での悪戦苦闘を強いられることになるが、異動を決意した鷹野には、亡き相棒の殉職事件と公安の関係を調べるという目的があった。第3話までの物語では、鷹野らが捜査にあたる猟奇殺人事件と謎の宗教団体・世界新生教の関係が浮き彫りに。しかし、教団の幹部逮捕にまでこぎつけ、猟奇殺人事件の捜査もいよいよ大詰めを迎えたと思われた矢先、第2の殺人事件が起こる。続く第4話で描かれるのは、第2の殺人事件を巡る公安の捜査。ある廃屋で大学教授の遺体が発見されるが、その現場には第1の事件と同様、心臓と羽根を載せた天秤が残されていた。しかし、殺された大学教授と世界新生教の間に接点はなし。そんな中、チームリーダーの佐久間(筒井道隆)は、公安とは別の立場で同事件の捜査を進める捜査一課十一係から情報を盗んでくるよう鷹野に命じる。見どころは何と言っても、「殺人分析班」シリーズのキャラクターが多数登場するところ。相棒の氷室(松雪泰子)ともども十一係に赴いた鷹野は、かつての仲間である尾留川(小柳友)や石倉(藤本隆宏)と再会。シリーズファンなら胸が熱くなること間違いなしの光景が見られるが、いまや公安の人間となった鷹野はどんな行動を取るのか?十一係と公安の“駆け引き”に注目だ。また、今回はさらなる“キーパーソン”も登場。十一係訪問に前後し、鷹野と氷室は法医学者の相羽町子(菊地凛子)を訪ねる。かつて警視庁の監察医だった相羽は、シリーズ第3作『蝶の力学 殺人分析班』で自らの猟奇性を露わにした殺人犯。現在は受刑者として、囚われの日々を送っている。と同時に鷹野の亡き元相棒の姉でもある彼女から、鷹野は何を聞き出すのか?相羽のもたらす“ヒント”にも注意したい。シリーズの旧メンバーが登場することもあり、第4話では鷹野の人物像がますます浮き彫りに。少々変わり者で冷静沈着だが、内に熱いハートを秘めた鷹野は、このまま組織の一部として任務を全うするのか?はたまた、公安の新しい風となるのか?エピソードが進むにつれ、公安メンバーが鷹野に影響される展開も?どんな状況でも自分を貫く“鷹野らしさ”からも目が離せない。文:渡邉ひかるWOWOW『連続ドラマW 邪神の天秤 公安分析班』(全10話)毎週日曜夜10時 放送・配信中WOWOWプライム / WOWOW 4K / WOWOWオンデマンドWOWOWオンデマンドでアーカイブ配信中(今からでも第1話から視聴可能)WOWOWオンデマンドでは無料トライアルを実施中
2022年03月06日2006年、写真集『IN MY ROOM』(2005年刊行)によって第31回木村伊兵衛写真賞を受賞した鷹野隆大(1963-)の美術館では初となる大規模展覧会が、6月29日(火)より国立国際美術館にて開催される。ジェンダーやセクシャリティをテーマとする写真家として認知されている鷹野だが、1998年から毎日欠かさず写真を撮るプロジェクト「毎日写真」を実践し続け、写真という媒体の特性とその限界について、考察を重ねてきた。同展では、鷹野の芸術活動の根幹を成すその「毎日写真」を主軸としながら、ジェンダー・セクシャリティ系の出世作や、「毎日写真」から派生した日本特有の無秩序な街並みの写真「カスババ」、定点観測的な「東京タワー」など、約130点を時系列に紹介。鷹野隆大の思索の変遷をたどる。また、東日本大震災後の混乱した日々のなかで、自分の足元にまとわりついてくる黒いもの=影が気になりだし、シリーズとして発表している「影」の作品を実体験できるコーナ―も登場。作品と同じセッティングを使って、自分の影をスマホで撮影することができる。《2018.11.14.#05》2018 年 ©Takano Ryudai, Courtesy of Yumiko Chiba Associates《赤い革のコートを着ている》2002 年 ©Takano Ryudai, Courtesy of Yumiko Chiba Associates《2011.03.11_T》2011 年 ©Takano Ryudai, Courtesy of Yumiko Chiba Associates《2018.03.03.D.#02》2018 年 ©Takano Ryudai, Courtesy of Yumiko Chiba Associates【開催概要】『鷹野隆大毎日写真1999-2021』会場:国立国際美術館会期:2021年6月29日(火)~9月23日(木・祝)時間:10:00~17:00(金土は21:00まで、入場は閉館30分前まで)休館日:月曜(8月9日、9月20日は開館、8月10日休)料金:一般1200円、大学生700円※金土は夜間割引あり公式サイト:
2021年06月18日青木崇高が主演する連続ドラマW「邪神の天秤 公安分析班」が2022年に放送・配信されることが決定した。日本警察の中でもエリートとされている公安部に異動した鷹野。そんな中で起きた猟奇事件現場に臨場した鷹野は、持ち前の推理力で不可解な事件と向き合おうとするが、公安には公安のやり方があると一蹴されてしまう。日本警察の中でも、公安警察は“治安の守護神”としての強烈なエリート意識を持っている。情報収集活動は警察にとって捜査の基本ともいえるが、公安警察において、その手法はより緻密で複雑なものを要求され、鷹野も公安独自の捜査手法で事件を追っていくのだが…。鷹野は難事件の解決の糸口をつかめるのか?猟奇殺人事件がやがて公安とある目的を果たすために公安にやって来た鷹野の運命を大きく揺るがしていく――。本作は、クライムサスペンス「殺人分析班」シリーズのユニバース作品。女性刑事・如月塔子が、鷹野秀昭をはじめとする個性豊かな仲間と共に猟奇殺人という難事件に挑む、警視庁捜査一課十一係の活躍を描いた通称「殺人分析班」シリーズ。これまでWOWOWでは、「殺人分析班」シリーズを「石の繭」、「水晶の鼓動」、「蝶の力学」と3度映像化。中でも捜査一課のエース・鷹野は、前作「蝶の力学 殺人分析班」にて、最初は新米刑事だった塔子の成長を見届け、公安部へと異動となった。本作は、その鷹野を主人公にした新シリーズ。鷹野役は、もちろん青木さん。麻見和史の「邪神の天秤 警視庁公安分析班」と「偽神の審判 警視庁公安分析班」を原作に、新たな猟奇殺人事件と公安チームの活躍を描く。「信頼できる同じスタッフのみなさん、そして新キャストと創れるこの喜びはとてつもなく大きいです」と今回のドラマ化決定の思いを語った青木さんは、「『公安』については職務上、世間に知られていないためか、あまりいい印象に描かれることが少ないと思われます。しかし、間違いなく彼らは、強い信念をもって捜査に向き合っています。映像、美術、ストーリーのクオリティは、他の警察ドラマでは観られないレベルだと断言できます。このような状況下ですが、スタッフ、キャスト一丸となって創っております。ぜひご期待ください」とコメントしている。連続ドラマW「邪神の天秤 公安分析班」は2022年、WOWOWにて放送・配信予定。(cinemacafe.net)
2021年04月30日木村文乃主演で人気を博したクライムサスペンスシリーズ『殺人分析班』第3弾『連続ドラマW 蝶の力学 殺人分析班』放送を記念したシリーズ第1弾『石の繭』一挙上映会&トークショーが26日、神楽座にて行われ、法政大学文学部心理学科教授・越智啓太氏とシリーズ監督の内片輝が登壇。作品の魅力を大いに語り合った。本シリーズは、麻見和史の『蝶の力学 警視庁殺人分析班』を原作に、主人公・如月塔子を木村文乃、先輩刑事・鷹野英昭を青木崇高が演じドラマ化。第3弾『連続ドラマW 蝶の力学 殺人分析班』では、原作のなかでも最もミステリー要素が強く難解な事件が描かれる。2015年に放送された『石の繭』、2016年の『水晶の鼓動』に続き第3弾となる『蝶の力学』。内片監督は、つい先日撮影が終了したことを報告すると「『水晶の鼓動』から丸3年が空いたのですが、本作では、『石の繭』で警視庁捜査一課十一係に新人で入ってきた塔子の成長がしっかり描かれています。お客さんも彼女の成長を楽しいでいただければ」と視聴ポイントを指南する。警視庁の科捜研研究員として勤務した経験を持ち、本作の犯罪心理監修を担当した越智氏は「このシリーズは非常にリアリティがあります」と語ると「刑事ドラマって結構『嘘でしょ』ってところがあるのですが、この作品は警察官の動きやセリフがばっちり決まっている。(捜査一課係長・早瀬泰之役の)渡辺いっけいさんの『帳場が立つから泊りの準備をしとけ』なんてセリフもすごくリアルです。普通、リアリティを追求するとフィクションとして面白くなくなってしまうのですが、この作品は面白い」とシリーズの出来に太鼓判を押す。この日は原作者の麻見氏も会場に訪れていたが、越智氏の評価に笑顔を見せていた。映像化する際、内片監督は「ストーリーのベースとなる麻見先生が書かれている猟奇的な事件が映像になったとき『そんなことないやろう!』と思われないように演出しました」と注力した部分を述べると、越智氏も「普通、劇場型犯罪というものは、捕まりやすいというリスクがあるためやらないのですが、劇中ではしっかりと劇場型犯罪をやる理由が描かれている」と内片監督の意識した部分が映像に表現されていると絶賛していた。さらに越智氏は「以前の警察は女性警官はほとんどが交通課に配属されていましたが、1990年ぐらいから、殺人や強盗などの強行犯係に配属される女性も増えてきました。最初は木村さん演じる塔子のようにおどおどしていたのですが、経験を重ねて目つきが変わっていく。そのあたりもリアリティがあるし、青木さん演じる鷹野のような、格好つける先輩もいるんですよね」とフィクションであるが、実際の警察の時代の変化などもよくとらえているとポイントを挙げていた。内片監督は「『石の繭』から数年経ち、さまざまな部分でパワーアップしています」と作品をアピールすると、越智氏も「日本の犯罪警察ドラマ史上に残るシリーズだと思います」とあと押ししていた。『連続ドラマW 蝶の力学 殺人分析班』11月17日(日)よりスタート(全6話/第1話無料放送)毎週日曜夜10時よりWOWOWプライムにて放送
2019年10月26日