『連続ドラマW 両刃の斧』が11月13日22時よりWOWOWで放送・配信がスタートする。このたび主演の井浦新と森義隆監督がドラマの舞台裏を語る特別対談映像が公開された。井浦と柴田恭兵が初共演にしてW主演を務める本作。15年前に長女を何者かに殺害された元刑事の柴崎佐千夫役を柴田、また柴崎の後輩で現在は所轄刑事の川澄成克役を井浦が演じ、迷宮入りした殺人事件の真相をめぐり、両者がぶつかり合う慟哭のサスペンスが展開される。共演者には風吹ジュン、高岡早紀、奈緒、坂東龍汰、波岡一喜、高橋メアリージュンら実力派キャストが名を連ねている。本作で初のタッグを組んだ井浦と森監督。互いにいつか共に作品づくりに挑みたいと思っていたと明かす2人だけあって、公開された対談映像では初タッグとは思えぬ息の合ったトークを展開、ドラマの舞台裏を紐解いている。撮影を振り返りながら、完成した作品に対する想いや共演者とのエピソードなど、様々なテーマに関してリラックスしたトーンで語り合う姿が印象的だが、対談中盤では井浦とともに主演を務めた柴田に関する話題に及ぶと、ふたりとも自然に会話に熱がこもった。森監督からは、柴田が台本にセリフを追加して演じた芝居が素晴らしく、参加したエキストラが思わず涙ぐんでしまったエピソードが明かされた。一方井浦は俳優になる前から憧れの存在である大先輩との共演に関して「作品に対しての恭兵さんの溢れ出る想いが凄くて全部一緒に見届けたいと思ったし、全てをさらけ出し剥き出しの恭兵さんがカッコよすぎた」と明かし、その情熱が周囲に与えた影響は大きなものだったと語った。そのほか、共演者とのエピソードや初解禁となるメイキングシーンに加え、井浦・柴田のクランクアップの模様も収められている。『連続ドラマW 両刃の斧』井浦新×森義隆監督 特別対談映像<番組情報>連続ドラマW 両刃の斧WOWOWにて11月13日(日) 放送・配信スタート(全6話・第1話無料放送)『連続ドラマW 両刃の斧』ポスタービジュアル番組特設サイト:
2022年11月08日佐藤義隆 著『物語万華鏡「木 石 雲」他』2022年5月16日刊行株式会社あさ出版(代表取締役:田賀井弘毅、所在地:東京都豊島区)は佐藤 義隆著『物語万華鏡「木 石 雲」他』 を「あさ出版パートナーズ」より2022年5月16日(月)に刊行いたします。人の心を動かす「愛の物語」本書はさまざまな苦難・屈折に喘ぐ人間が、「愛」によって再生する文芸作品を集めて解説しています。カーソン・マッカラーズ 『木 石 雲』、サマセット・モーム『雨』、山本周五郎『さぶ』、ヘンリー・ロングフェロー『エヴァンジェリン』、ジョージ・エリオット『サイラス・マーナ―』など。ハイネ、ウルマン、中原中也ほか、世界の名詩についても鑑賞することができます。書籍情報表紙タイトル:物語万華鏡「木 石 雲」他発行元:あさ出版パートナーズ発売元:株式会社あさ出版著者:佐藤義隆ページ数:384ページ価格:1,870円(10%税込)発行日:2022年5月16日ISBN:978-4-86667-363-9レーベル:あさ出版パートナーズ書籍情報詳細: amazon: 楽天: 目次まえがき第一部 カーソン・マッカラーズの「木 石 雲」第二部 山本周五郎の『さぶ』第三部 ヘンリー・ロングフェローの『エヴァンジェリン』第四部 詩は恵み第五部 ジョージ・エリオットの『サイラス・マーナー』あとがき著者プロフィール佐藤義隆(さとう・よしたか)1948年、父光儀、母タツの次男として、長崎県大村市に生まれる。南山大学大学院文学研究科英文学専攻博士課程修了。元岐阜女子大学文化創造学部教授。著書:『物語が伝えるもの―『ドラえもん』と『アンデルセン童話』他―』(近代文藝社、2017年)、『物語を旅する―夢物語と妖怪物語―』(あさ出版、2018年)、『物語を巡る―「『弟の夫』と金子みすゞの詩」他―』(あさ出版、2019年)、『物語を歩く―「押絵と旅する男」他―』(あさ出版、2021年)論文:「オスカー・ワイルドの「幸福の王子」をめぐって」「『ベーオウルフ』と映画『ベオウルフ』」「『緋文字』再考―Providenceという言葉を中心に―」他多数【報道関係各位】『物語万華鏡』リリース.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年05月13日小栗旬と岡田将生が主演を務める映画『宇宙兄弟』の森義隆監督が映画の公開を前にインタビューに応じた。その他の写真これまで多くのドキュメンタリー作品を手がけてきた森監督。初の長編映画で絶賛を浴びた『ひゃくはち』は実話に基づいた作品だったが、今回は累計発行部数800万部を超える人気漫画が原作。「映画にしかできないことをやろう」という思いで実写化に取り組んだという。例えば原作では登場人物に内面描写で語らせるシーンが多くを占めるが「それを映画でそのままやってもモノローグだらけの漫画のダイジェスト版にしかならない。逆に漫画になくて映画にあるものは何かと言えば、俳優たちの生身の肉体。俳優に動いてもらうことでそこは乗り越えられると思った」と俳優の表現力への信頼を口にする。兄・ムッタ(小栗)と弟・ヒビト(岡田)が直接顔を合わせるシーンが決して多くはないのも本作の特徴。だが、不思議と2人を隔てる物理的な距離以上に心理的な意味での“近さ”に強く惹きつけられる。監督は「ドキュメンタリー時代から人物を描く上で一貫したやり方なんですが…」と前置きし、「岡田にカメラを向けつつも、そこにはいない小栗を撮る。逆も然り。2人の人物を撮るときにその間にあるものを撮るということを大切にした。実際、120ほどのシーンの中で2人のシーンは5シーンくらいしかないんですが、観た後に『そんなに少なかった?』と思ってもらえると思います」と自信をのぞかせた。映画ならではの表現を実現するために、撮影では俳優を追い込んだ。ムッタが子供の頃にヒビトと訪れた原っぱに再び足を運ぶシーンでは、夜中の12時に撮影を開始してテイクを繰り返すうちに「気が付いたら陽が昇っていた」という。一方で「僕自身、頭の中に明確な正解を持ってるわけでもないんです」とも言う。「僕も一緒に迷ってるんですよね(苦笑)。あの原っぱでムッタが『おれは宇宙に行きたい』という内なる思いをセリフで口に出したら台無しになる。彼の中には僕も説明できないいろんな要素が詰まってるはずなんです。『小栗ならもっと行ける。ここで行ければこの先のムッタはもう一段高いところで作っていけるはず』と限界まで粘りましたが、そうやってムッタを一緒に探した過程がその後のシーンでも絶対に活かされていると思います」。もう一人の主演・岡田に関しては「小栗旬を軸としたときに今、その小栗を本気で嫉妬させられるのは岡田将生」とこれまた絶大な信頼を寄せる。その岡田について強く印象に残っているのは初号試写を観終えての彼の反応だったという。「『感動した』と言うから『どこに?』と尋ねたら『ムッちゃんがこんなに僕のことを思っててくれたことに』って言うんです。彼はヒビトを演じただけでなく、彼自身としても映画の中を生きたんでしょうね」。ドキュメンタリーで生の被写体を撮り続けてきた監督にとって、そのひと言は嬉しい言葉だったに違いない。『宇宙兄弟』5月5日(土)より全国ロードショー取材・文・写真:黒豆 直樹
2012年05月02日