長くファッション業界の第一線で活躍し、現在はライフスタイルプロデューサーとして活躍する浅倉利衣さん。SNSなどで発信される洗練されたライフスタイルは、多くの女性の支持を集めています。そんな利衣さんが最近新しい“食スタイル”にハマっているという噂を聞きつけ、ご自宅へお邪魔することに。いつも明るくイキイキした利衣さんの美しさの理由を探ります!賢く食べて、美しく健康を目指す「スマートフード」私が「食」について学びたいと思ったのは、妊娠がきっかけなんです。私はもともと丈夫で、仕事で無理をしても暴飲暴食をしても体を壊したことはほとんどなかったし、健康志向をうたう食べ物は「味気なさそう、物足りなさそう」と思っていたし、運動は好きでよく体を動かしていたので、「食べた分運動してるから大丈夫でしょ」なんて思っていました。子どもにいいものを食べさせたいと思って学びはじめたころに出会ったのが「スマートフード」という考え方です。スマートフードとは、名前の通り、知識をつけて“賢く”食べて、健康と美しさを手にいれようというもの。もともと子どもにいいものを食べさせたいという気持ちで勉強をはじめたのに、自分自身の美容面や主人の心身の健康面にも良い変化がでてきて、これは一人でも多くの人にすすめたいなと。何かとても良いものを見つけたり感動した経験って、誰かに話したくてしかたなくなりませんか?私にとってスマートフードはまさにそれ。授業のときも、「ねぇねぇこれすっごくいいの、ちょっと聞いてよ」みたいな感覚です(笑)。おいしいだけじゃない。塩麹と醤油麹の魅力って?今回ご紹介するのは、私がスマートフードを学びはじめてから一番最初に家庭料理に取り入れた「麹」です。何年か前に大流行しましたよね。ブームで終わらせるのはもったいないすぐれた食品で、わが家では塩麹のほかに、醤油麹も常備しています。スマートフードの調理実習でも、塩麹と醤油麹はよく使う発酵調味料です。お肉を塩麹や醤油麹に一晩つけて焼けばやわらかくなり旨味も増し、さらにおいしくなりますよ。お魚は買ってきたらすぐに塩麹につけるとくさみがなくなり、魚嫌いだった娘たちも今では「おいしい!」と食べてくれるようになりました。れんこんやにんじんなどの根菜を塩麹にひと晩つけて、ハンバーグやつくね、カレーをつくってもおいしいんです。一番手軽なのは、納豆のタレ代わりに醤油麹を使うこと。納豆菌と麹菌が同時にとれて、5秒で腸内フローラのためになる食材のできあがり。塩麹はご自宅で簡単にできるので、ぜひつくってみてください。材料は「麹と塩と水」だけ。材料をあわせたら、常温において1日1回かき混ぜます。冬なら10日~2週間でできあがるので、その後は冷蔵庫で保存します。醤油麹は麹と醤油だけでできるのでもっと簡単。1日1回かき混ぜるたびに発酵が進むのがわかって楽しいですよ。ヘルスより大切なのは、豊かな毎日を作る「ウェルネス」塩麹と醤油麹は発酵食品なので、腸内のいわゆる善玉菌を増やし免疫力の向上につながると言われています。“幸せホルモン”と呼ばれるセロトニンやドーパミンといった神経伝達物質の前駆体は、腸でつくられるってご存じでしたか?つまり、脳と腸は密接につながっているんです。“幸せホルモン”が増えると自然とポジティブになるので、ストレスが多い現代人は腸内環境を整えることがとても大切なんです。スマートフードの最大の魅力は「おいしい」が大前提であること。しかも身近な食材で家庭でも手軽につくれるものばかりです。さらに私が気に入っているのは「ヘルス」より「ウェルネス」を大切にしようというスマートフードの考え方です。健康のためだけに食べるのではなく、より豊かで充実したライフスタイルを送るためにおいしく賢く食べる。この連載を通して、無理なく取り入れられる「スマートフード」の考え方やレシピなどをお伝えしていけたらと思っています。【浅倉利衣(あさくらりえ)】ライフスタイルプロデューサー、SmartFoodディレクター/認定インストラクター1977年、東京生まれ。大学卒業後、エルメスジャポン株式会社に入社し、10年間販売とバイイングを経験。その後、ミス・ユニバース・ジャパン元ナショナルディレクター、イネス・リグロンのパーソナルアシスタントを務め、グローバルにファッションと美容の世界に携わる。2017年に一般社団法人SmartFood協会認定インストラクター資格を取得。今秋からはSmartFoodブランドディレクターに就任。国内外の最新のウェルネス・食情報も含めた専門的な知識を活かし、賢く食べて健康的にキレイになるメソッドやコツを発信している。Instagram @rietokyo_一般社団法人Smart Food協会公式HP●写真中村香奈子
2017年12月09日きれいな人ほど、口にする食材や調理法に工夫を惜しみません。今取り入れるべきは麹。ビギナーでも手軽にできる、注目の食材を使ったおいしいレシピを管理栄養士の木下あおいさんがご紹介。旨味とともに疲労回復。腸内環境を整える麹。麹は麹でも、木下あおいさんが選んだのは玄米麹で作る醤油麹。「醤油も発酵調味料なので、旨味成分(グルタミン酸)が塩麹の約10倍にもなるんです。料理がおいしくなるうえ、アミノ酸や食物繊維が豊富。しかも玄米麹には、疲労回復の働きを持つビタミンB1もたっぷり含まれています」作り方は醤油と麹を同量ずつ混ぜ、常温で発酵させるだけと簡単。「納豆に醤油代わりに混ぜたり、生活習慣病を防ぐオメガ3脂肪酸が豊富な亜麻仁油と合わせて作るドレッシングも、おいしくて手軽です。どちらも酵素と食物繊維がダブルで腸内環境を向上させ、便秘の解消や美肌効果も期待できます。肉を漬けると旨味もアップ」醤油麹【材料(作りやすい分量)】乾燥有機玄米麹…100g醤油…適量【作り方】ボウルに麹と醤油100mlを入れ、よく混ぜる。保存瓶に移し、密閉しないよう蓋やラップをふんわりかけるなどし、常温に置き1 日1 度は中を混ぜる(仕込んだ翌日は麹が吸った分、醤油を足して表面をひたひたに)。発酵まで夏は1週間程度、冬は10 日以上寝かせる。麹が柔らかくなり、甘みが出るのが発酵のサイン。発酵したら密閉して冷蔵庫で保存。麹の表面が常に醤油でひたひたになるよう注ぎ足し、全体を混ぜながら使えば長期間もつ。 納豆の醤油麹和え【材料(1人分)】醤油麹…小さじ1亜麻仁油…小さじ1納豆…1パックマッシュルーム…2個ブロッコリースプラウト…適量【作り方】納豆と醤油麹と亜麻仁油を混ぜる。薄切りにしたマッシュルームと、ブロッコリースプラウトをのせ、混ぜながら食べる。 醤油麹ドレッシング【材料(2人分)】醤油麹…大さじ4亜麻仁油…大さじ4米酢…大さじ1【作り方】すべての材料をボウルに入れて混ぜ、よく洗って水気をきった好みの野菜にかける。※亜麻仁油の代わりにオリーブオイル、米酢の代わりにバルサミコ酢やワインビネガーにするなど、好みでアレンジも可能。 きのした・あおい管理栄養士、インナービューティープランナー。インナービューティダイエット専門クッキングサロン主宰。著書に『食べるほど「美肌」になる食事法』(大和書房)ほか。※『anan』2017年11月29日号より。写真・高杉 純黒澤義教文・今井 恵(by anan編集部)
2017年11月27日大分県中津市の醤油蔵 有限会社二反田醤油店は、大分県産米を使用し、昔ながらの発酵製法で造った「麹あまざけ」(780円・税別)の販売を開始します。甘酒は健康への効果を期待され、特に麹を使ったノンアルコールの甘酒は近年ファンを増やしています。二反田醤油店は、この麹と米で作る甘酒に地元である大分県産米を使用したものを11月23日に、二反田醤油店 公式通販サイトにて販売開始します。■創業大正8年、二反田醤油の販売する新商品「麹あまざけ」とは近年、甘酒の美容健康面での効果がメディアなどでも大きく取り上げられ、その効果の高さから“飲む点滴”と呼ばれています。二反田醤油店は自社のノウハウを活かし、地元のお米を使用した甘酒を考案しました。二反田醤油店は創業大正8年の醤油蔵であり、日々醤油だけではなく新たな商品の開発に取り組んでいます。今回は麹の効果に注目し甘酒の販売を開始しました。二反田醤油店の甘酒はお米の香り高く、初心者の方にも飲みやすいさらっとした甘酒となっています。二反田醤油店はこの甘酒を製造するにあたって、地元である大分県をもっと盛り上げていきたいという観点から、地元の美味しいお米を使用したいと考えていました。今回の甘酒に関してはJAおおいた様に相談させていただき、甘酒製造に最適なお米を見つけて、甘酒に使用しています。■「二反田醤油店」詳細創業以来醤油製造を生業とし、地域の味に根ざしたもの造りに撤してきました。蔵工房・二反田醤油はもろみを約2年間かけて発酵・熟成させるという昔ながらの方法で、手間暇かけて醤油醸造を営んできています。現在の代表商品は3年熟すのを待って完成する3年完熟醤油です。(お問い合わせ先)二反田醤油店TEL 0979-22-2354
2017年11月09日こんにちは。管理栄養士の梅田です。美容に栄養補給にと何かと話題の甘酒!大きく分けて「酒粕入りの甘酒」と「米麹のみの甘酒」の2種類があります。今回は赤ちゃんからおじいちゃん、おばあちゃんまでおいしく楽しめるノンアルコールの米麹から作る甘酒 をご紹介いたします。従来は、お粥やご飯を炊き、米麹を加えて、8時間保温……と手間も時間もかかったもの。「お粥で作った甘酒が全然甘くなかった……」という失敗談もたくさん聞きます。しかし、今回ご紹介する方法ならば、最初の行程は生米麹ならば5分(乾燥米麹は10分)。保温は1時間半~2時間でとてもおいしい甘酒ができます!慣れれば目分量でもできるようになります!やったことのない方も、失敗した方も、お粥を炊くことが手間だと思っている方も、ぜひ一度お試しください!●準備するもの・炊飯器(または魔法瓶)・ブレンダー(またはミキサー)・スプーン・ポット・計量カップ・保存容器・あれば温度計●材料・乾燥米麹……200g・水……450cc(麹の種類によって乾燥程度が異なります。ドロドロではなく、タラーっと垂れる、トロトロをイメージして水分量を変更してください)・塩……ひとつまみ●作り方(1)炊飯器(またはミキサー)に、ほぐした米麹(乾燥米麹)と塩ひとつまみを入れます。(2)湯を沸かしたら、米麹がひたひたになるまで入れ、軽く混ぜます。温度計がある場合は糖化する温度帯の60度付近 を目安にしてください。※乾燥米麹の場合は5分ほど置き、十分に米麹に水分を吸わせてください。(3)(2)をブレンダーでよく撹拌し、なるべく粒が残らないようにします(ミキサーの場合でも同様に撹拌し、その後炊飯器か熱湯で温めておいて、熱湯を捨てた魔法瓶に入れます)。(4)炊飯器の保温(低)で約1時間半ほど保温し、糖化させていきます。甘く、おいしくなっていたら完成。粒があったらさらに撹拌しておきましょう。また甘みが足らない場合は糖化時間を延長してあげましょう。(5)一旦常温で冷ましたら、冷蔵庫や冷凍庫で保存 します。----------以前ご提案いたしました『甘酒と塩麹がカギ! 鶏むね肉を使った“ジューシー唐揚げ”レシピ』もご参照ください。その他、お肉や魚を漬け置きして焼くだけでもジューシーでおいしいお料理になります!「甘酒、思いのほか簡単そうだわ~」なんて思っていただけましたでしょうか。健康美の維持に、お料理やスイーツ、ヨーグルトの甘味代わりに、肉や魚料理の分解補助に、パン作りの保水代わりに、ご活用くださいね。※血糖値が高めの方は一度に大量に飲むと急激な血糖値の上昇につながる恐れがあります。飲用量などにご注意ください。ご心配な方は医師にご相談ください。管理栄養士・梅田やすこでした。●ライター/梅田やすこ(管理栄養士)
2017年07月13日冬バテ解消に役立つ完全無添加発酵飲料日本健康医学会賞を受賞した『麹発酵黒豆搾り』を手掛ける株式会社堤酒造は、同商品の姉妹品である『麹発酵黒大豆+ブルーベリー』が初回お試し価格で2本購入できる「じっくりお試しキャンペーン」を、2017年1月16日(月)より開始した。『麹発酵黒豆搾り』は、球磨焼酎の蔵元で偶然誕生した、国産黒豆100%の完全無添加発酵飲料。ポリフェノールやアミノ酸、クエン酸、ミネラル等をたっぷり含んでおり、寒い季節の食生活をサポートして冬バテ解消に役立つ健康飲料だ。その『麹発酵黒豆搾り』にブルーベリー果汁を加えた『麹発酵黒大豆+ブルーベリー』は、コク・甘み・爽やかさがプラスされて美味しさもアップしている。じっくり2本を試せるキャンペーン通常、『麹発酵黒大豆+ブルーベリー』(1本で税込3,456 円)を注文する際には、初回お試し価格で1本1,890円(送料・消費税込み)での注文が可能となっているが、今回のキャンペーンでは、初回お試し価格で“2本セット”3,780円(送料・消費税込み)を注文することができる。販売期間は、予定販売数が終了するまで。初回お試し価格で2本購入できるので、じっくりと試してみたい人や、家族で一緒に試したい人におすすめのキャンペーンだ。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社堤酒造プレスリリース(ValuePress!)※「じっくりお試しキャンペーン」
2017年01月21日東北で古くから愛されてきた「三五八漬け」。「塩3:麹5:蒸し米8」の割合の漬け床に食材を漬けると、自然な甘さが際立ち各段においしくなるんです。とはいえ、「蒸し米と麹を準備するのが面倒」と思う方も多いはず。そこで今回は、甘酒と塩麹を使って手軽に仕込める「甘酒塩麹」をご紹介します。三五八漬けよりも簡単なのに同じくらいおいしく仕上がるから、常備菜としてストックしておくと便利ですよ!野菜の甘酒塩麹漬けPhoto by Amika Moriyama甘酒塩麹は、浅漬けよりも深みと旨味がある味。ぬか漬けのように毎日かき回す必要もなく、前日に漬けておくだけとじつはとっても簡単なんです。当日は食材を焼くか並べれば完成です。これなら残業で疲れて帰ったときもパパッと作れるはず!漬け床の作り方と、漬け床を使ったアレンジレシピをご紹介します。【材料】(作りやすい分量)甘酒・・・100g塩麹・・・80gきゅうり・・・1/2本かぶ・・・1/2個にんじん・・・1/4本【作り方】1.甘酒と塩麹を保存袋に入れて、合わせるだけで漬け床のできあがり!2.保存袋にきゅうり、かぶ、にんじんを薄切りにして入れ、1の甘塩麹を全体に行き渡る量を加え、一晩漬けます。朝にひと切れ味を見てみて、ちょうど良かったら野菜だけ器に取り出し、漬け床をふき取り、器に盛れば完成!2日間くらいおいしく食べられますよ。野菜を漬ける場合、漬け床は3回くらい再利用できます。ただし野菜から水分が出る分、漬け床も水っぽくなるので、漬ける時間は最初より少し長くなります。さわらの甘塩麹漬けPhoto by Amika Moriyama甘酒と塩麹。Wの麹の働きで野菜も魚も美味しくなりますよ。冬の魚介なら、「さわら」「めかじき」「ブリ」「鮭」「イカ」がおすすめ。どれもまるで料亭で出てくるような柔らかく風味豊かな味になります。豚肉などは、半日から1日漬けて焼くだけで柔らかく、ごはんに合う味になります。ここでは、魚を使ったレシピをご紹介します。【材料】(2人分)さわら・・・2切れ塩・・・小さじ1甘酒塩麹・・・大さじ3(先のレシピの割合で作ったもの)【作り方】1. さわらは洗って塩を振って10分おきます。2. 1をキッチンペーパーで水気を拭いて保存袋に入れ、甘塩麹を大さじ3加えて全体に行き渡らせたら、空気を抜いて一晩から1日冷蔵庫で寝かせます。3. 食べるときは、魚についた麹をキッチンペーパーで拭いて、魚焼きグリルで弱火で5〜6分焼きます。4. 水分がなくなり、焼けてきたら、片面焼きグリルの場合はひっくり返して2分くらい焼きましょう。焦げないように注意しながら焼き色がついたらできあがり。フライパンで焼くなら、フライパン用ホイルを敷き、その上に皮目を下にしてのせ、フタをして弱火で5分焼いて、様子を見ながら裏返して3分焼くと焦げ付かずに焼けます。甘酒塩麹は、半月から1ヶ月以内に使い切りましょう。余りそうになったら肉か魚を漬けて冷凍してしまえば、「帰ってきたら焼くだけ」のおかずストックになります。身体にやさしい働きがたくさんある麴パワーを、手軽に取り入れられる「甘酒塩麹」をぜひ作ってみて!(レシピ制作・トップ画像/Amika Moriyama)
2017年01月17日一世を風靡した「塩麹」は、今やごく一般的な調味料になりました。とはいえ、ブームが少し落ち着いた今、継続して頻繁に活用しているという人は、実は少ないのでは? 塩麹は一時のブームで終わらせるにはもったいない、とても便利な調味料です。もっと活用してみましょう。■塩麹の魅力をおさらい「塩麹」は塩と麹で作られた調味料。麹には食べものの保存性を高める効果が期待できるため、昔は自家製味噌と同様に、自家製塩麹を常備している家庭も多かったそうです。「塩麹に漬けると、肉や魚がやわらかくなる」ということはよく知られていますが、これは麹のもつ消化酵素が食材の成分を分解するから。焼いたり揚げたりするとかたくなりがちな肉も、塩麹を使えばやわらかく仕上がり、子どもにも食べやすくなります。しかも、たとえば「タンパク質→アミノ酸」と分解されると旨みが増す、「でんぷん→糖」なら甘みが増す、というように、味にもうれしい変化が。肉や魚がやわらかくなるだけではなく、塩麹には次のような味の面でのメリットがたくさんあります。・肉や魚の旨みが増す・野菜に味が浸透しやすい・炊飯時に加えると、ご飯の甘みが増す・塩で味付けするよりもマイルドに仕上がるまた、旨み・甘みがプラスされると、少ない調味料でも満足できる味に。調理の工夫次第では、塩分の摂り過ぎを防ぐ効果も期待できます。■子ども向けの塩麹メニューを作るときの注意点肉・魚がやわらかく、食べやすくなるため、子ども向けのメニューにもぜひ使いたいところ。ただし、「塩麹だから、たっぷり使って大丈夫」というわけではありません。塩の代わりに塩麹を使う場合は約2倍の量が必要ですが、それでも塩分量は1/4程度に抑えられるとのこと。たしかに、食事の減塩効果は期待できそうですが、たくさん使えばそれだけ塩分量が増えることに変わりはありません。特に塩分量に気を付けてあげたい子ども向けメニューでは、製品の塩分濃度や使用する量に注意し、食材の旨み・甘みを引き出しておいしく仕上げることを意識しましょう。塩麹は使い方さえマスターしてしまえば、あらゆる料理に使える便利な調味料。工夫次第で子ども向けメニューにも活用できるので、食卓のマンネリ化の解消にも役立ちそうです。■「塩麹の卵焼き」を作ってみよう!塩麹の魅力はわかったけれど、活用法がわからない…という人は、「塩麹の卵焼き」からはじめてみては? 塩麹で味付けをして、あとはいつもと同じように卵を焼けばOKです。味付けの目安は、卵2個に対して塩麹小さじ1程度。塩麹の粒々が気になる場合は、少量の酒を加えて潰しながらよく混ぜておきます。やわらかめの卵焼きが好きなら、水やだし汁、牛乳を少量加えても良いでしょう。また、甘めが好みなら砂糖を加えてもOK。塩麹を使うことで卵焼きがしっとり仕上がり、味も優しくなります。冷めてもおいしいので、お弁当のおかずにもピッタリです。ただし、塩麹は製品によって塩分濃度が異なるので、分量を調節しましょう。私の経験上、「入れすぎて塩辛くなる」ことが多いため、特にはじめて使う塩麹の場合は、量を控えめにしています。■炒め物、鍋物にも塩麹「塩麹」と聞くと、食材を漬け込むというイメージがあるかもしれませんが、実はもっと手軽に、塩・醤油などの調味料の代わりとして使うこともできます。たとえば、野菜炒めに塩・醤油・旨み調味料などの代わりに塩麹を使うと、ほかの調味料を入れなくても十分おいしく仕上がります。具材に肉がある場合は、先に塩麹をもみ込んでおくとさらに旨みがアップ。塩麹だけでは炒め合わせる際に行き届きにくいため、酒を加えて溶いておくと作りやすいです。塩麹を使った鍋物もおすすめ。鍋に水と塩麹を入れて沸騰させ、そこへ鶏肉・野菜などの具材を入れて火を通せば完成です。水の代わりに昆布だしを使ってもOK。塩麹だけの味付けでも、肉や野菜の旨み・甘みと麹の香りが加わっておいしいスープになりますが、食べるときにポン酢などを加えたい場合は塩麹の量を少し控えると良いでしょう。
2017年01月12日こんにちは。心理食育インストラクターのSAYURIです。塩麹に醤油麹。2016年春には甘酒も静かなブームがありましたね。しかしブームが終わるとすぐ忘れてしまうのが日本人。そんな中、 2016年6月に麹菌の新たな魅力 が発表されたのでご紹介したいと思います。●オリゴ糖よりも優れもの!? 米麹の働き米麹に水と塩を混ぜ発酵させた塩麹がはやったのは何年前でしょう。そこから発展して、醤油と米麹を混ぜて発酵させるだけの醤油麹 も万能調味料としてはやりました。しかし今では継続して使用している人はごくわずかなのではないでしょうか。腸活、美腸と腸内環境の大切さは美容やダイエット、生活習慣病の予防にと注目され続けていますが、どうしても次々に発売されるヨーグルトなどに目がいきがちになっていませんか?腸活をしている人の中でも、甘味をオリゴ糖で!という人は少なくありませんが、実は米麹にはオリゴ糖よりもはるかに少量で腸内のビフィズス菌を増やしてくれる作用があることが分かったのです。●米麹菌が作る酵素がすごかった!広島大学大学院生圏科学研究所の加藤展久教授らの研究によると、米麹菌から作られる酸性プロテアーゼ(タンパク質分解酵素)が腸内の善玉菌であるビフィズス菌を著しく増加させる成分 であることを証明したとのこと。麹菌は日本人が古くから味噌や醤油、日本酒、漬物など日本古来の発酵食品を作るときに使われてきたものです。こうした日本古来の食品が世界中の注目を集めている一方、日本人の米や味噌の消費量が減少の一途をたどっているのは残念でなりません。●甘酒の本当のシーズンは夏!冬になると温かい甘酒がアチコチで売られ始めますが、実は昔、甘酒は夏に飲まれていたのです 。甘酒に含まれるビタミンB群、アミノ酸などは夏バテに非常に高い効果があるため、今でいう栄養ドリンクの役割を果たしていたのです。この他にも甘酒に含まれるコウジ酸、アルブチン、フェルラ酸には抗酸化作用や美白効果まで期待できます。“飲む点滴”“ジャパニーズヨーグルト”と、春ごろ静かなブームだった米麹で作られた甘酒を、いま一度見直してみてはいかがでしょうか。【参考リンク】・米麹菌の酸性プロテアーゼを食べると腸内善玉菌が増加! | 広島大学()●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)
2016年07月14日イージェイはこのほど、「EJ JUICE&SOUP 麹町本店」にて、人気ベイクショップ「TiMi」とデリショップ「Veggicups」とコラボレーションして作ったベーグルや焼き菓子、サラダなどを発売した。同コラボレーションは、数々の雑誌やメディアで紹介されているベイクショップの「TiMi」と、「お弁当・お惣菜大賞2016ヘルシー部門 優秀賞」受賞デリショップ「Veggicups」との共同開発によるもの。3店とも東京都・麹町に本店を構えることや、オーガニック素材にこだわり商品をつくるという理念が一致することから今回、コラボが実現した。商品には、コールドプレスジュースを絞ったあとに残る、野菜や果物の搾りカスが使用されている。この搾りカスには食物繊維が豊富に含まれており、摂取することで便秘の解消や肥満、糖尿病などの生活習慣病予防が期待できるという。コールドプレスジュースと合わせて食べることで、より栄養バランスの優れたヘルシーな食事を楽しめるとのこと。
2016年03月03日近頃、よく耳にする「こうじ」。「こうじ」を表す漢字は、「麹」と「糀」の2種類あります。米、麦、大豆などの穀物でつくられているものは『麹』、そして、米のみで作られたものを『糀』と表現します。【前編】では、日本糀協会の糀エヴァンジェリストスーパーバイザーのうえだひとみさんに、その2つの漢字の由来に加えて「風邪予防になる食べ方」や「塩糀で作る鍋レシピ」を教えていただきました。【後編】では、「甘糀」をつかったスイーツレシピや手作りコスメをご紹介いただきます。Q. 「糀」はスイーツになるの?A.「忙しい時って、ついつい甘いものに手がのびてしまいますよね。クッキーやチョコレートなど、手軽に糖分補給できるスイーツは血糖値が一気に上がるので一瞬で疲れも和らぐかも? しれません。ただし、一気に上がった血糖値は一気に下がるため、また甘いものに手がのびてしまう…。補給できないとイライラする…。そして、使われなかった糖分は脂肪に変わってしまうのです。そんな時にこそ、「甘糀」(あまこうじ)を活用してみましょう。どうしても甘いものが食べたい時、甘糀をスプーン一杯食べるだけで満足感が得られます。穏やかに血糖値を上げるので体への負担も少ないんですよ。しっかりとした「甘み」が、そのあとの食べ過ぎ防止にもひと役買ってくれるのです。普段から甘糀を常備しておくことをおすすめします」(うえださん)「甘糀」を使ったスイーツレシピも、うえださんに教えていただきました。■シュガーレスシュークリーム穏やかに血糖値を上げる甘糀は、体の負担も少ないのでうれしい。自然な甘味の甘糀を砂糖代わりに使うのがポイントです。<材料> 約20個分A・米油 40g・水 50g・牛乳 50g・米粉 50g(ふるう)・卵120g(約2個)・甘糀 小1B・生クリーム 100g(8分たてして冷蔵庫で冷やしておく)・甘糀 80g・かぼちゃ 180g(皮と種を取り除き、500Wで4分ほど加熱氏、裏ごし)・マスカルポーネ 100g<作り方>1)オーブンを180度に加熱。2)鍋に米油、水、牛乳を入れて木べらで混ぜながら中火にかける。3)沸騰したら火から下ろし、米粉を加えてしっかり混ぜる。4)再び中火にかけて練る。5)水分が飛び、まとまったら火からおろし、卵を5回ほどわけて混ぜる。6)(4)を絞り袋に入れて、クッキングシートを敷いた天板に直径2~3cmの丸型に絞る。7)約180度20分焼いて、焼きあがったら冷ましておく。8)Bの生クリームにかぼちゃ、マスカルポーネチーズ、甘糀の順にそっと混ぜる。9)(7)の生地の上側に切り込みを入れ、クリームを絞り袋を使ってシュー生地に絞り出し、完成。Q. 食べる以外に「糀」の使い道は?A.「甘糀には、疲労回復や美容に効果的なビタミンB群が含まれているというのは【前編】でもお話しました。今回はきれいになれる「美容面での活用法」を2つご紹介しましょう」(うえださん)■「甘糀」で冬の保湿パック<材料>・甘糀 大さじ1、・小麦粉 小さじ2、・はちみつ 小さじ1<使用方法>材料をを混ぜて清潔な手にとり、顔全体(目や口に入らないように注意)にのせて3分おいて、洗い流す。糀のビタミン・アミノ酸・ミネラル・コウジ酸が お肌に透明感を与え保湿効果が期待できます。※肌の弱い方は、あらかじめパッチテストをしてから使用してください。生のものなので、使い切り分を作って使いましょう。■「甘糀」の化粧水で、しっとりお肌に<材料>・甘糀 大さじ1・精製水 大さじ1<使用方法>材料を混ぜて、ガーゼなどで漉して絞ったものを清潔なスプレーボトルに入れる。コットンにスプレーして使うのがおすすめ。ムラなく使え、余分な角質を落としてくれます。*作ったあとは必ず冷蔵庫で保存。3日間ほどで使い切りましょう。肌の弱い方は、あらかじめパッチテストをしてから使用してください。こんなふうに食べること以外でも楽しめる「糀」。簡単に作れるパックや化粧水はお手軽なのでおすすめです。「『糀』さえ常備しておけば、料理にコスメにと幅広く利用できます。体の内側だけでなく外側からもヘルシー&キレイになれますね」とうえださん。食べても肌につけてもキレイに導いてくれる頼もしい味方。今年は「糀」ライフを愉しんでみませんか。うえだひとみ プロフィール糀エヴァンジェリスト・スーパバイザー。ベジフルビューティーアドバイザー・brownworks主宰。 看護師としてICU・外科に勤務し、健康やアンチエイジングについて興味を持つ。家族が健康で心穏やかに、自身が若々しく生活するには食が基本と考え、内側からの健康美「インナービューティー」について学ぶ。なかでも糀のパワーに感動し、糀の魅力を伝えている。パン職人としても活動する傍ら、プライベートではマラソンや山登りを趣味として健康的な生活を日々実践している。
2016年02月11日近頃、よく耳にする「こうじ」。「こうじ」を表す漢字は、「麹」と「糀」の2種類ありますが、みなさんはこの2つの差をご存じでしょうか? 「米、麦、大豆などの穀物でつくられているものは『麹』、そして、米のみで作られたものを『糀』と表現します。米糀は、蒸し米にコウジ菌をつけて発酵させたもの。米にふわふわと白い菌がつくのですが、その様子が花が咲いているように見えることから、こういう漢字ができたと言われています」と説明してくださったのは、日本糀協会の糀エヴァンジェリストススーパーバイザーのうえだひとみさん。糀のエキスパートであるうえださんに、知っているようで知らない糀の楽しみ方や、糀のレシピについて伺いました。Q&A形式でご紹介してまいりましょう。Q. 「糀」はどこで手に入れることができるの?A. 「最近はインターネットでもスーパーでも購入することができます。市販の甘糀(甘酒のもと)、塩糀、醤油糀も販売されていますが、糀を購入すれば自分で作ることもできるんですよ。たとえば「甘糀」は、糀に水とご飯を加えて混ぜ、炊飯器の保温機能に設定して、適切な温度調整をしながら、約8~10時間保温すると出来上がり。意外に簡単に作れます。できあがったら清潔なビンやタッパーなどに小分けして冷蔵庫で保存を。炊飯器の代わりにヨーグルトメーカーを使ってもよいと思います。」(うえださん)※うえださんの「糀基礎講座」では甘糀・醤油糀・塩糀の詳しい作り方をご紹介しています。Q. 「糀」にはどんな効果があるの?A.「『糀(麹)』は日本醸造学会が国菌に認定している菌なんですよ。コウジ菌には酵素が約100種類以上含まれていて、一緒に食べた食物の栄養を体が消化・吸収しやすいように分解したり、旨味成分をだしたり吸収された栄養分をエネルギーに変える役割をしてくれます。そのような酵素で消化を助けてあげるということは、体の負担を減らし、栄養の吸収をよくする働きをしてくれるといえます。焼く前の肉を糀漬けして焼くとお肉が柔らかくなったり、美味しくなったりしますよね。これも、コウジ菌が生み出す酵素の働きで、肉のタンパク質が分解されるからなのです。また、糀には乳酸菌やオリゴ糖も含まれています。この2つは、善玉菌のエサになって腸内環境を整えてくれる役割を持っています。さらに、免疫力もアップする効果もあります。ビタミンB群も多く含まれているので、美容の観点からもおすすめですね」(うえださん)Q. 冬におすすめの食べ方は?A.「食べ過ぎや飲みすぎ、風邪などもひきやすい季節です。おすすめの食べ方は “朝一番に食べること” です。大根をすりおろして醤油糀と和えたものをいただきましょう。大根の酵素ジアスターゼを醤油糀の栄養とともに一番最初の食事で摂取すると、体の酵素量が増えて、次に食べる食べ物の消化や吸収、代謝をサポートしてくれます。大根はすりおろしたほうが栄養素や酵素がすぐに体に取り込まれやすくなります。手軽にできる朝の健康管理、胃もさっぱりするので朝の食欲低下も軽減されますよ」(うえださん) Q. 手軽にいただく方法は?A.「そうですね。食卓に並ぶ、副菜の一品を塩糀や醤油糀と和えるだけ。塩糀、醤油糀の自然な旨味が、ほかの調味料を使わなくてもいいくらいの味わいで、さらに栄養価もアップするので一石二鳥ですよ」(うえださん)うえださんに、体を温めてくれるおすすめの一品「塩糀DE鍋」の作り方を教えていただきました。■塩糀DE鍋食材を塩糀で和えてから調理することで、栄養素の吸収率がアップします。具材はお好みでどうぞ。ショウガ、ニンニク、山椒、七味などの薬味を加えると、さらに体に優しく栄養が取り込まれ、代謝アップも期待できますよ。<材料>2人分A・白菜 1/4個・にんじん 1/2本・水菜 2束・油あげ 1枚・しめじ 1株・塩糀 大1B・鶏ひき肉 200g・しょうが(すりおろし) 1片・にんにく(すりおろし) 1片・長ネギ(みじん切り) 白い部分1本分・片栗粉 大1・塩糀 大1/2・こしょう 少々C・水 2カップ・塩糀 大2・昆布 1切れ・しょうが 2片(千切り)<下準備>野菜や肉を事前に「塩糀」で和えておくこと。※糀が栄養素を分解するため、食材が柔らかくなり出汁が出てきます。加熱すると壊れやすい栄養素も、この下ごしらえによって細かくなっているため、体への吸収率もアップします。<作り方>1)Aを塩糀で絡めて20分以上おく。2)Bを全て混ぜて、だんご状に成形。3)Cを出し汁として、AとBを入れる。【後編】では、「甘糀」を使ったスイーツレシピと、手作りコスメについてご紹介します。うえだひとみ プロフィール糀エヴァンジェリスト・スーパバイザー。ベジフルビューティーアドバイザー・brownworks主宰。 看護師としてICU・外科に勤務し、健康やアンチエイジングについて興味を持つ。家族が健康で心穏やかに、自身が若々しく生活するには食が基本と考え、内側からの健康美「インナービューティー」について学ぶ。なかでも糀のパワーに感動し、糀の魅力を伝えている。パン職人としても活動する傍ら、プライベートではマラソンや山登りを趣味として健康的な生活を日々実践している。糀基礎講座:
2016年02月10日味噌を手作りしたことはありますか? 暦で「寒の入り」と言われている1月上旬から、二十四節気の24番目に当たる「大寒」と呼ばれている立春前日頃までは、もっとも味噌の仕込みに適していると言われています。1年でもっとも寒い時期に仕込み、暖かな季節、暑さ厳しい夏を越え、また寒さが厳しくなる頃に、豆が発酵、熟成し、美味しい味噌に育ちます。今回は、神戸・元町にある食のセレクトショップ「ネイバーフード」の安藤美保さんに黒大豆を使った味噌づくりと黒大豆の効能を伺いました。できあがりが楽しみな “自分だけの味” 麹菌が作りだす「酵素」は、体内でさまざまな働きをしてくれます。その麹が生きた状態でおなかに届く代表的な食品が、手作りの味噌です。老化防止や毒素分解、消化促進などに効果的で「1日1杯の味噌汁は病気知らず」と言われるほど。「寒い季節から暑い夏を越え、時間をかけて、じんわりゆっくり発酵させていく手作り味噌は『麹菌が生きているな』と感じられる発酵食品。素手で豆や麹を混ぜ合わせることで、自分の手が持つ常在菌も発酵を手助けしてくれるんです。みなさんが持つ常在菌がそれぞれ違っているので、できあがる味噌の色や味も微妙に違っていて楽しいですよ」(安藤さん)安藤美保さん元町にある食のセレクトショップ「ネイバーフード」をご主人安藤博文さんと切り盛り。調理師免許やソムリエールの資格も持ち、フードコーディネーターとしても活躍。味噌作りのワークショップも展開中。7~8年前から味噌を手作りし、今年は大豆以外に黒大豆でも味噌を仕込んだという安藤さん。自身のショップ「ネイバーフード」で、取り扱っている丹波篠山の「quatre ferme」の無農薬黒大豆を使っての味噌作りを実践されたそうです。大豆よりも栄養価が高い「黒大豆」で味噌を作ろう黒大豆は一般的に『黒豆』と呼ばれ親しまれていますが、正式名称は黒大豆。日本では主に「お正月料理」のひとつとして古くから食されています。この黒大豆には、女性に嬉しい成分が驚くほどたくさん含まれています。「昔から黒豆の効果や薬効は日本人の間で知られており、滋養に良いと重宝されていたようです」と安藤さん。最近の研究では、大豆と同等の栄養成分が含まれている上に、皮の黒い部分にはポリフェノールの一種である「アントシアニン」が含まれているため、大豆以上の効能があることがわかってきました。黒豆にはイソフラボン、アントシアニン、サポニン、大豆オリゴ糖などの女性に嬉しい栄養素が豊富に含まれています。アントシアニンは活性酸素を除去し、血液をサラサラに保ってくれます。また、肌荒れ予防や美肌効果も期待できます。イソフラボンはコラーゲンやヒアルロン酸の生成を助け、肌に弾力やうるおいを与えてシワやたるみの改善にも役立ちます。食物繊維である大豆オリゴ糖は腸まで届いて善玉菌を増やし、腸内環境を整えてくれます。便秘の解消や余分な脂肪の吸収を抑制・排出する働きもあるため、ダイエットをしている方にもおすすめです。大豆も栄養満点なのですが、黒大豆はさらに栄養価がパワーアップ。この黒大豆で味噌を仕込めば、ますます美と健康への効果が期待できますね。自分で仕込む味噌ならば、暮らしがますます豊かになりそうな気がします。それでは安藤さんに教えていただいた「黒豆味噌」の作り方をご紹介しましょう。黒豆味噌の作り方(約2.5kg分) 黒豆味噌の作り方<材料>・黒豆(乾燥) 500g・米麹 1kg・塩 300g<下準備>・前日に黒豆をさっと洗い、倍以上の水にひと晩漬けておく。・2.5kg分の味噌が入る保存容器(プラスティック・ガラス・ホーロー・陶器など)を準備し、煮沸消毒か、ホワイトリカーや食品用アルコールなどで拭いて消毒しておく。<作り方>1)浸しておいた黒豆と水を火にかける。必ず水面より下に黒豆があるよう、煮詰まったら適宜水を足す。沸騰してくると大量のあくが出るのですくい取る。2)豆が十分に柔らかくなるまで煮る。※豆にもよるが4時間位を目安に3)塊がなくなるように、手で塩と麹をすり合わせる。※これを塩切麹という4)茹であがった黒豆の水を切り、マッシャーでつぶす。すりこ木や瓶などでつぶしてもOK。5)(3)と(4)を手でよく混ぜ合わせる。水分が足りない場合は豆の煮汁を加える。※水が多いとべチャッとした味噌になるので、加えすぎに注意6)(5)をソフトボールくらいの大きさにして、味噌の中の空気を抜くように力を入れて丸める。7)保存容器に空気が入らないようにしっかり詰める。8)保存容器のまわりはアルコールできれいに拭き、味噌の表面をなめらかにする。容器に接している縁もきれいに押さえ、軽く塩をふってラップをぴったりと貼り付ける。表面に鷹の爪を置くとカビ予防に。<保存(熟成)について>家の中の温度変化の少ない、できるだけ温度の低い場所に置いておきましょう。熟成中にカビが発生したら、カビのついた部分をスプーンなどで取り除き、作り方(8)の作業をして元に戻します。<食べ頃>仕込み直後は塩辛く、色は白っぽく、香りはほとんどないのですが、発酵が進むと塩辛さが取れ、色は少し茶色く、香りがし始めます。味噌全体が茶色になってよい香りがし、少し食べてみて「まろやかな味噌の味」になっていたら食べ頃です。<食べる時>容器の内側、ラップとの境にカビが出ていることがよくあります。ラップごとそっと取り除くとカビも一緒に取れることが多いです。ラップを取ったら、カビの部分とラップに接している面をスプーンで取り除きましょう。<その他>気温が上がり、麹の活動が一番活発になる夏を越え、また秋に気温が下がって落ち着いた頃が、うちでは食べ頃になります。(安藤さん談)味噌を保存する場所によってもそのタイミングは変わりますので、自分が食べてみて食べ頃を見極めましょう。自分の好きな味になったところで、小さな容器に移して冷蔵庫で保存するのもおすすめです。 「ネイバーフード」安藤美保さん直伝黒豆味噌を使って作るヘルシーメニューできあがった「黒豆味噌」を使ったヘルシーレシピを2品ご紹介しましょう。▼黒豆味噌とはちみつの蒸しパン<材料> (約6個分)A・薄力粉 120g・ベーキングパウダー 小さじ1/2・重曹(あれば) 小さじ1/6B・黒豆味噌30g・はちみつ30g・豆乳150cc・くるみ20g・クコの実12粒<作り方>1)蒸し器にお湯を沸かしておく2)くるみは、フライパンで炒るか、140度のオーブンで15分ほど焼き、小さく割っておく。3)Aをあわせてふるい、ボールに入れておく4)B を小さなボールでよく混ぜて合わせておく5)Aに豆乳を加えてよく混ぜ、そのあとBとくるみを加えて混ぜる。6)アルミホイルや耐熱のカップに入れて、上にクコの実を飾り、中火で13分蒸す▼鮭の豆乳黒味噌グラタン<材料> (2人分)・生鮭 2切れ・ブロッコリー 1/2本・かぶ(中) 2個・にんにく 1かけ・オリーブオイル 大さじ3(2回に分けて使用)・薄力粉 大さじ2・豆乳 2カップ・黒豆味噌 大さじ2~・塩胡椒 適量・チーズ お好みで<作り方>1)鮭は食べやすい大きさに切り、塩胡椒をして薄力粉(分量外)をまぶしておく2)ブロッコリーとかぶは、食べやすい大きさに切って茹でておく。3)フライパンにオリーブオイル大さじ1とつぶしたニンニクを入れて弱火にかけ、にんにくの香りを出す。4)(1)の鮭の表面を焼く5)(4)の鮭を取り出し、フライパンにオリーブオイル大さじ2、薄力粉を入れて炒める。ふつふつと細かい泡が出てきたら、豆乳と黒味噌を加えてよくかき混ぜながら火にかける。とろみがついたら塩胡椒で味を調える。6)耐熱の容器にブロッコリー、かぶ、(4)の鮭を並べ(5)をかける。7)上にチーズをちらし、180度のオーブンで15分焼く意外と簡単な味噌作り。ぜひチャレンジして、秋には “自分だけの味の味噌” を楽しんでみてくださいね。取材協力/NEIGBOR FOOD ネイバーフードNEIGBOR FOOD ネイバーフード オリーブオイル、バルサミコ酢、塩や米、野菜など、国内外からセレクトする食材は、無農薬など作り手のこだわりが感じられるものばかり。姉妹店「シェアスペース&キッチンマルメロ」では、味噌づくりレッスンをはじめ、さまざまな料理教室も開催中。NEIGBOR FOOD: marmelo: 住所:神戸市中央区元町通1-12-6 TEL:078-381-6727営業時間:11:00~20:00(日・祝日は~18:00)月・火曜休み 駐車場なし
2016年01月31日東京都・麹町のクリーク・アンド・リバー社は、"ユーザー体験"について探るワークショップ「リアル脱出ゲームのコンテンツディレクターと挑戦 ~あなたはユーザーの感情を操れるか~」が開催される。開催日時は2月6日14:00~18:00。参加費は同社へ登録済みの場合は無料、未登録の場合は1,000円。同ワークショップは、リアル脱出ゲームを運営する株式会社SCRAPのコンテンツディレクター西沢匠を講師として、"ユーザー体験"について語られるもの。企業と企業、クリエイターとクリエイターがコラボし、スキルを高めていく場「と、コラボ」の第21回目ワークショップとして開催される。同社によれば、昨今、Web制作においてUX(ユーザーエクスペリエンス=利用者がサービスを使ったときに得られる経験や満足)を考える工程は無視できないものとなっているという。このワークショップでは、ファンを魅了するリアル脱出ゲームを作り続ける西澤氏とともに、ユーザー体験とはどのように考え、どのようにコンテンツに落としこんでいけばよいのか、「感情をつくる仕事」とは何か、を探るということだ。ワークショップの対象は、Web業界お仕事をしているディレクターやデザイナー、企画出しやアイディア発想に困っているディレクターやデザイナー、これからディレクターになりたいと考えている人が対象となっている。参加に際しては、同社Webサイトから申込が必要となる。
2016年01月19日味噌や納豆など伝統食品から酵素ドリンクまで、私たちの生活に欠かせない発酵食品。免疫力アップや腸内環境の改善だけでなく、肌荒れや疲労回復にも有効とされ、アラフォー世代は特に積極的に摂りたい食品のひとつです。体調を崩しやすい季節の変わり目、発酵食で体を整えませんか? 参考になりそうな4冊の発酵食の本をセレクトしました。『天然発酵の世界』サンダー・E・キャッツ(築地書館)まず、「発酵って何?」という疑問に答えてくれるのが本書。自称〈発酵フェチ〉というアメリカ人の著者が、発酵の歴史、科学に始まり、発酵の原理とレシピから社会学まで、ユーモアたっぷりに教えてくれます。パンもアルコールも、ヨーグルト、チーズ、ビネガーも、普段口にするこれらの食品はすべて発酵食、と改めて気づかせてくれます。キムチやぬか漬け、味噌から世界各地の初めて知るようなものまで、野菜、豆、乳製品、穀物を使った発酵食を網羅したレシピは約100種類。読み物としてもとても面白く、簡単にできそうなものも多いので、実験気分で作ってみたくなります。 『麹・甘酒・酒粕の発酵ごはん』寺田優 寺田聡美(PHP研究所)自然酒造りをする酒造元「寺田本家」の当主が、毎日食べている発酵ごはんのレシピを紹介。麹や酒造りの過程でできる酒粕は、食物繊維やビタミン、コレステロールを燃やす成分が豊富で栄養価も抜群。そんな麹、酒粕、砂糖の代わりにもなる甘酒を使ったレシピは、和食だけではなく、パスタやグラタン、カレーなどの洋食、ドリンク、お菓子までと豊富でとてもおいしそう。もともとは夜遅くにコンビニ弁当で夕食を済ませるような食生活だった著者が、寺田本家の次女である奥様の影響で発酵食生活をはじめ、腸内細菌が活性化することで免疫力がつき、痩せて体調も良くなったという話にも説得力があります。体のベースを作ってくれる「発酵ごはん」をいますぐ始めたくなる本です。 『醤油麹ことはじめ』たまな食堂(大和書房)玄米菜食と発酵食をテーマにした店「たまな食堂」がこだわる、米麹に醤油を加えて発酵させた「醤油麹」の魅力をあますことなく紹介した一冊。麹は甘み、酸味、塩味、苦味、うま味をバランス良く持つ醤油に、栄養価の高い生きた麹菌や酵素を加えてくれるもの。醤油の代わりとして、そのままかけて使ったり、下味をつけたり、炊き込みごはんや煮物にも使える万能調味料に。合わせる調味料やオイル、食材によって、和風、洋風、中華風、韓国風にも簡単にアレンジができます。醤油麹の作り方、扱い方、保存の仕方からレシピまで、一度作れば簡単に、体にやさしいごはんができそうです。 『卵・牛乳・白砂糖を使わなくてもおいしい 酒粕おやつ』南智美(農文協)最後はスイーツ。タイトル通り、卵も乳製品も白砂糖も使わないお菓子を、さらにおいしくするために酒粕を使ったレシピ集です。酒粕を使うことでうま味やコクがプラスされ、乳製品のような風味やクリーミーななめらかさが出るだけでなく、保存性も増すのだとか。また、フルーティな香りはラム酒やエッセンスの代わりにもなり、重曹やベイキングパウダーを使わなくてもパンやピザが膨らむというメリットも。混ぜるだけのディップから、ティラミス、パンケーキ、パンやピザ、ショートケーキ、スムージーまで幅広く、“酒粕=和”というイメージを覆すレシピが満載。満足感があるのに太りにくく、肌まできれいになる。そんな酒粕のお菓子なら、甘いもの好きな方も罪悪感なく食べられそうです。発酵食のなかでも特に、料理の幅がグンと広がりそうな麹を使ったレシピブックを中心にご紹介しました。いつもの食事に、うま味と栄養をプラスし、さらにおいしく、さまざまなメニューが作れる発酵食。読めばきっと、発酵食を食生活に取り入れない理由はないと思うはずです。参考書籍: ・『天然発酵の世界』 ・『麹・甘酒・酒粕の発酵ごはん』 ・『醤油麹ことはじめ』 ・『卵・牛乳・白砂糖を使わなくてもおいしい 酒粕おやつ』
2015年10月16日紫外線の次は「しょうが麹」で冷え対策!季節は秋・冬に向かって動き出している。強烈な紫外線から解放されてホッとするのもつかの間、カラダの冷え対策を練り始める時期にきている。9月10日、ジェイ・ウォーカーは、同社の人気サプリメント「しょうが麹」を、9月から全国のドラッグストアで順次発売していくと発表した。女性が待ち望んでいた商品発酵食品は健康・美容フードとして、また、しょうがも血流を良くして冷えをとる食材として長年愛されてきた。当然のように、しょうがを発酵させた商品があればいいと多くの女性が望むものの、実はしょうがは発酵させるのが難しい食材で、今までその開発は困難だった。同商品は、麹菌を使うことでしょうがを発酵させることに成功!待望の「酵素含有発酵しょうが麹」を生み出した。毎日1粒で冷え知らずのカラダにしょうがにはカラダを温める効能があるが、「しょうが麹」ではさらにパワーアップ!モニター調査したところ、しょうが麹500mgを摂取し、15分後に皮膚表面温度を測定すると、約4度も高くなっていたことがわかった。同商品は、続けやすいように1日分をカプセル化。毎日1~2粒飲むだけで、代謝がメラメラとあがり、冷え知らずのカラダになるという。(画像はプレスリリースより)【参考】・ジェイ・ウォーカー プレスリリース(PR TIMES)
2015年09月12日味噌や醤油、みりんなど日本伝統の調味料を作るのに欠かせない麹(こうじ)。私たちの身近にありながら、その存在はあまり意識されていないかもしれませんね。麹は、蒸した米や麦に「麹菌」という微生物を繁殖させたもので、いろいろな料理に使えるうえ、栄養満点。“万能調味料”といわれる塩麹や、“飲む点滴”といわれる甘酒も、麹からできる発酵食品です。数年前の塩麹ブーム以降、しばらく麹から離れていた人も、いま改めて麹の良さを見直してみませんか?「麹」を使った発酵食品の魅力とは?今回は塩麹の第一人者であり、イラストレーターで麹料理研究家のおのみささんに、麹の魅力や簡単でおいしい使い方を教えてもらいました。おのさんが麹にはまったのは、まだ塩麹ブームが起こる前、2009年ごろのこと。「味噌が意外に簡単に作れると聞いて、ジッパー付きの袋で作ってみたんです。材料は麹と大豆と塩だけ。夏だったのですぐに発酵が進み、袋がパンパンに膨らんでビックリしました。“この中に何がいるの!?”って(笑)。しかも、しばらくしたら、ちゃんと味噌ができた。この麹が生きている感じがおもしろいなあと思ったんです」続いて、ある料理マンガに塩麹のことが少し載っていたのを見て、塩麹づくりにも挑戦。「できた塩麹に野菜や肉を漬けてみたら、ものすごくおいしくて! これはいいな、と麹にはまっていきました」とおのさん。その後、味噌や醤油、甘酒なども手づくりするようになり、麹ライフを拡大。2010年には、『からだに「いいこと」たくさん 麹のレシピ』を出版するに至りました。現在では著書は5冊にのぼり、今年は月に約1回のペースで麹料理のイベントも開催しています。「麹による発酵の実験ぽい感じにも心がくすぐられますし、そもそも麹の味がすごく好きで。工夫次第で料理の幅が広がるのも楽しいところ。しかも体にもいいし」とおのさんは楽しそうに話します。栄養満点! 美肌にも嬉しい「麹」味噌や塩麹といった麹を使った発酵食品は、料理をおいしくしてくれるだけでなく、健康や美容に嬉しい効果も期待できます。「麹に含まれる消化酵素は、タンパク質やでんぷんを分解してアミノ酸や糖を生成し、消化吸収を促してくれます。アミノ酸は、骨や肌、皮膚を作るのを助けるので、美肌効果も期待できます。麹を毎日摂っているせいか、近ごろは体も丈夫で、健康診断でも、わりとほめられます。麹のおかげで健康も1割増しくらいなのかもしれません(笑)」麹を使った発酵食品は種類が豊富なので、気負わなくても日常的にちょこちょこ摂れるのも嬉しいところです。超簡単! おのさん流・麹のおいしい使い方麹を多彩に楽しんでいるおのさんですが、麹を使った発酵食品のうち、よく使うトップ3は、「塩麹」「味噌」「甘酒」だそう。「塩麹はとにかくよく使います。肉や魚を漬けるのが定番ですが、私がよくやるのは炒め物。食材はだいたい何でも合いますね。少しコクや旨みが欲しいときは醤油やオイスターソースを加えます。野菜の塩麹漬けも定番です。キュウリのほかに、ピーマン、トマト、アボカドなどもおいしく作れます。ビニール袋に野菜と塩麹と一緒にいれて、30分程度おいたらできあがり。一晩おくと、よりしっとりします。皿に盛ったあと、ごま油やオリーブオイルをさっとまわしかけると、コクが出ておいしいですよ」塩麹には専用の小さじ、大さじを用意し、保存瓶に入れっぱなしにしておくと、使いたいときにさっと使えて便利です。甘酒はそのまま飲む以外に、炭酸水や豆乳で割ったり、ミルクティーに入れたり、飲み方のアレンジもいろいろ楽しめます。「手作りの甘酒はミキサーでなめからにしてもいいですが、私はあえてそのままで、麹の粒感も楽しんでいます。料理に甘味を加えたいときに砂糖がわりに使うこともあります。醤油と相性がいいんですよ」簡単にできる麹レシピ1:水筒で作れる「麹だけの甘酒」最後に、麹初心者でもすぐに作れる、失敗知らずの麹レシピを2つ教えてもらいました。まず1つ目が、麹だけで作る甘酒。ふつうの甘酒は炊いたごはんやおかゆも入れますが、実は麹だけでも作れます。あっさりした味わいに仕上がるので夏にぴったり!▼水筒で作れる「麹だけの甘酒」レシピ<材料>・麹……100グラム・60℃のお湯……200~250ml※温度が高すぎると酵素が死んでしまい、逆に低いとあまり活動しないので、60℃を守ってください。<手順>1)保温性の高い水筒(360~500ml)にお湯を注ぎ、中を温めておく2)麹はかたまっていたらほぐす。1の水筒のお湯を捨て、麹を入れる3)お湯を60℃に温めて2に入れ、一晩(10~12時間)置いたらできあがり!「上記の分量は、写真の白い360mlの水筒でちょうどいいくらい。夏は甘酒1/3と炭酸水2/3を混ぜて飲むのもオススメ」とおのさん。シュワーッとして見た目にも清涼感があり、ちょっとオシャレな感じに仕上がります。簡単にできる麹レシピ2:大人のおつまみ「酒粕ヨーグルトディップ」もう1品は、酒粕で作るディップ。こちらも材料を混ぜて寝かせるだけ、と超簡単。クラッカーやパンにつけるとおいしいです。▼大人のおつまみ「酒粕ヨーグルトディップ」レシピ<材料>・酒粕……50g・水切りヨーグルト……50g・レーズン…50~60g※酒粕はできるだけ良質なものを使うのがおいしく仕上げるコツです※水切りヨーグルトの代わりに、クリームチーズを使ってもOK<手順>1)酒粕は固ければ耐熱容器に入れ、電子レンジで10~20秒加熱する2)すべての材料を混ぜ、冷蔵庫で一晩寝かせてできあがり!「酒粕のアルコール分があるので夜や休日向きのメニューかも(笑)。お酒のおつまみにもぴったりですよ」とおのさん。ホームパーティーに出すと、「これ何!?」とみんなで盛り上がれそうですね。麹も酒粕もスーパーで簡単に手に入るので、思い立ったらいつでも始められる麹ライフ。気負わず気になるものから取り入れてみては?おのみさ プロフィールイラストレーター兼、麹料理研究家。麹の魅力にはまり、日々麹料理を研究中。2010年『麹のレシピ』を出版、麹ブームを巻き起こす。現在は「麹酒場」を定期的に開催。麹をつかった料理教室を開催予定。詳しくは→ 著書:『絵でわかる麹のひみつ』(著者:小泉武夫 絵・レシピ:おのみさ 講談社サイエンティフィク)、『おのみさの麹のよさを200%引き出すアイデア帖』(KADOKAWA/メディアファクトリー)、『麹巡礼 おいしい麹と出会う9つの旅』(集英社)、『麹のおつまみ』(池田書店)、『毎日がたのしくなる 塩麹のおかず』(池田書店)、『からだに「いいこと」たくさん 麹のレシピ』(池田書店)など。
2015年08月26日あおぞら銀行はこのたび、東京都千代田区麹町に建築中の「ソフィアタワー(2016年10月竣工予定)」に2017年5月を目処として、本社ビルの移転を行うことを決定したと発表した。新本社への移転により、顧客のアクセス利便性を確保しつつ、新築ビルの安全性を背景とした業務継続体制の強化、新しい環境構築による生産性の向上等を目指していくとしている。○新本社の概要移転先:上智大学四谷キャンパス6号館「ソフィアタワー」(地上17 階、地下1階)。主要テナントとして、1階(店舗部分)および7~16階(オフィス部分)への入居を予定している所在地:東京都千代田区麹町6丁目1番25 他の一部。住居表示は決定次第告知するとしているアクセス:JR中央線、東京メトロ丸ノ内線、南北線 四ッ谷駅・東京メトロ有楽町線 麹町駅移転時期:2017年5月(予定)○現本社所在地:東京都千代田区九段南1丁目3番1号
2015年06月09日クリエイト・レストランツはこのほど、「塩麹(こうじ)の和風だし 紀州梅の香り」の提供を、同社が運営するしゃぶしゃぶ・すき焼き食べ放題レストラン店舗にて開始した。同社は、身体に良い働きをする菌を積極的に食生活に取り入れる活動"菌活(きんかつ)"が女性の間でブームとなっていることから、「塩麹」に着目。今回、塩麹をふんだんに使用した和風だしに紀州梅の酸味を加えた「塩麹の和風だし 紀州梅の香り」を提供することになった。だしは、「塩麹の和風だし」「昆布だし」「すき焼き」など全5種類から2種類を選ぶことができる。提供期間は8月31日までを予定。提供店舗は、「しゃぶ菜」「旬菜しゃぶ重」「籠菜」「菜の庵」。牛肉や豚肉、野菜のほか、店舗によっては握り寿司や霧島黒豚、黒毛和牛の食べ放題も提供している。※時間帯により提供しない店舗あり
2015年06月03日森永製菓はこのほど、東京工科大学 前田憲寿教授(医学博士)と共同で行った研究により、酒粕と米麹を使用した甘酒の飲用が、目の下のクマの改善に効果があることを明らかにした。同社は、甘酒が持つ健康効果に関する研究を進めている。これまでの研究では、甘酒には暑さからのストレスの回復を早める効果があることがわかっていたが、今回は「目の下のクマ」や「髪のツヤ」などの美容効果について検証。40~60代の便秘気味で肌荒れが気になる女性17名を対象に効果試験を実施した。私見では対象者を2群に分け、一方には「酒粕、米麹入りの甘酒」(甘酒群)、もう一方には「酒粕・米麹なしの甘酒風味の飲料(プラセボ)」を、1カ月間にわたって毎日朝・晩の2回飲用してもらった。いずれもカロリーや風味は同じようにあわせ、対象者には内容を知らせない「シングルブラインドテスト」とした。1カ月間の継続飲用の結果、測定装置を使用した「目の下のクマ」の評価では、甘酒群は「目の下のクマの明るさの有意な改善」が認められた。対象者自らが感じる主観的評価でも、甘酒群のみが、目の下のクマの明るさに対して有意な改善を感じており、実感を伴った結果であることがわかる。また、「皮膚の表面湿度」についても、甘酒群のみが飲用後は湿度の上昇が確認できた。主観的評価でも、「髪のつや」「朝の目覚めの良さ」が、甘酒群のみ有意な改善を感じている。同社では「『酒粕と米麹を使用した甘酒』を継続的に引用することで、美容や健康に良い影響が期待できることが示唆された。今後も甘酒に関する研究に取り組んでいく」としている。
2015年05月15日ロッテリアは12月4日から2015年1月上旬までの期間限定で、「塩麹ロースカツバーガー」「ちょっと贅沢 塩麹ロースカツバーガー」をロッテリア店舗にて販売する。○寒い冬に向く、ボリュームのあるハンバーガーが登場両商品は、寒い季節にふさわしい、ボリュームのあるバーガー。「塩麹ロースカツバーガー」の主役となるロースカツは、同社独自の塩麹に漬け込む製法により柔らかくうまみを増したロース肉を、中はジューシーで衣はサックリと揚げたという。味の決め手となるソースは、味噌をベースにしたマヨネーズソースにショウガ、ニンニク、塩麹、さらに隠し味に醤油を加えて、まろやかな深みのある塩麹マヨネーズソースを採用。これらをキャベツと一緒にサンドすることで、食べごたえのあるバーガーに仕上げた。価格は、単品380円(税込)。「ちょっと贅沢 塩麹ロースカツバーガー」は、塩麹ロースカツと塩麹マヨネーズソースに、クリームチーズ、レタスを合わせ、しっとり、もっちりした米粉を使用した特性バンズでサンドした、"ちょっと贅沢"なバーガーだという。価格は、単品500円(税込)。
2014年12月03日お料理のとき、調味料をどの順番で入れますか? 「さしすせそ」(さとう&さけ、しお、す、せうゆ=しょうゆ、みそ)という言葉が頭に浮かぶと思うのですが、では、「みりん」はいつ入れるのでしょうか? ……答えは後ほどお伝えしますね。じつは「みりん」には3種類あるスーパーなどの店頭では「みりん」という名前でさまざまな商品が並んでいます。このうち、蒸したもち米、米麹、焼酎(もしくは醸造アルコール)を原材料に造られているのが「本みりん」。アルコールを含む酒類なので、お店によってはお酒コーナーに置いてある場合もあります。それ以外に、アルコールを1%未満に抑えた「みりん風調味料」や、食塩を加えた「発酵調味料」というものもあります。いずれも酒類として扱われないようにしてあり、「本みりん」とは製法や成分、味わいも異なります。おすすめは、やはり伝統製法で造られる「本みりん」です。余分な糖類や食塩が添加されず、自然な甘みとコクのあるうまみが特徴。ちょっぴり舐めて味見をしても美味です。みりんを選ぶときは表示を確認してみてください。同じ「本みりん」でも色は2タイプ蒸したもち米、米麹を焼酎に仕込み、じっくりと熟成させて造られる本みりん。なかでも短期間で醸造したものは「白みりん」と呼ばれ、これを長期熟成させたものが琥珀色の「赤みりん」です。白みりんは、サラリとした上品な甘みとクセのない香りが特徴。料理全般に合わせやすい調味料で、とくに繊細な味を生かしたいときや、きれいな色に仕上げたいときに使うのがおすすめです。いっぽう赤みりんは、濃厚なコクと甘み、芳醇な香りがあり、味に深みを出したいときに向いています。使い分けができればみりん上級者ですが、とりあえず私は数種類を購入。同じ本みりんでも色や甘さ、コクにこんなに違いがあるんだ!と驚きながら、使い分け練習中です。 使えば必ずおいしく仕上がる?みりんのヒミツとは >>続きを読む 使えば必ずおいしく仕上がるワケここで最初の質問「みりんはいつ入れる?」の答えですが、正解は「いちばん最初!」です。アルコールが含まれている本みりんには、煮崩れを防ぎ、生臭さを消してくれる働きがあるからです。さらに、素材への味のしみ込みをよくしてくれる、食材のうまみを外に逃がさないという効果も得られます。おまけに、料理に照りやツヤも出してくれます。本みりんと砂糖との大きな違いは、“甘さの質”が異なるところ。ショ糖が主な成分で強い甘みのある砂糖と比べ、本みりんはオリゴ糖など多種類の糖から形成されているため、マイルドで品のある甘さがあり、深いコクのあるおいしさを感じられます。みりんの代わりに砂糖と日本酒を組み合わせて使う人もいますが、煮崩れ防止、消臭、ツヤ出しなどの調理効果は期待できません。うまみに違いも出てくるので、おいしい料理を作るならやっぱり本みりんです。少し値段は高めになりますが、確実に料理の腕がワンランクアップしますよ。和食に限らず、洋食やエスニック、スイーツにも本みりんは使えます。レシピ本も出ていますので、ぜひチェックしてみてください。・ 砂糖不使用、菌美女の「本みりん」レシピ ¥1300(税抜) (主婦の友社)
2014年10月07日本格的な夏到来ですね。薄着のこの季節、ぽっこりお腹が気になりませんか?以前、 米麹を使った飲む点滴「甘酒」 をご紹介しましたが、今回は「麦麹(むぎこうじ)」をご紹介。麦麹の原料となる大麦は食物繊維たっぷりなので、便秘気味の方やお腹まわりが気になる方には嬉しい食材なのです。食物繊維で“スルッ”と快適大麦には、粒の外皮ではなく内部にぎっしりと詰まっているβ-グルカンという水溶性の食物繊維が、精白米の17倍以上も多く含まれています。このβ-グルカンがお腹の中で食べ物と混ざり合い、ゆっくりと消化吸収されていくため腹持ちが良く、食後の血糖値の上昇は穏やかになります。また、大麦自体に含まれる「でんぷん」も緩やかに消化吸収されるため、食べ物に含まれるコレステロールの吸収も抑えてくれるそう。エネルギー源として必要な「でんぷん」を補給しつつ急激な血糖値の上昇も防いでくれる、というわけです。さらに食物繊維に加えてビタミンB1なども豊富。カルシウム含有量は精白米の3倍以上、ビタミンB2は2倍以上も含まれています。健康や美容に気をつかう方、特に便秘や肌荒れに悩む方には、積極的にとり入れていただきたい食材のひとつです。麦麹パワーとは?/「醤油麦麹」の作り方 次のページへ「麦麹」で美肌に!さて、この栄養豊富な大麦が「麦麹」になると、さらに効果がアップ!麦麹は大麦の効果にプラスして、ぶどう糖やアミノ酸が豊富です。栄養価がとても高く、免疫力の向上や、麹のチカラで肌がすべすべになるなどの美肌効果があるといわれています。「醤油麦麹」の作り方・活用法麦麹は合わせ味噌や麦味噌を作るときに使いますが、もっと手軽に使いたい!という方に、まるでいくらの様なプチプチした食感がうれしい「醤油麦麹」の作り方をご紹介しましょう。【材料】・麦麹 150g・ぬるま湯 80cc・醤油 ひたひたになる適量まず、麦麹150gに、ぬるま湯80ccを加えて30分ほど麦麹に水分を吸わせます。(麦麹の乾燥具合により水分を加減しても)そして醤油をひたひたになるまで注ぎ、常温で1日1回混ぜると1週間ほどで完成します。納豆に入れたり、冷や奴、サラダや和えもの、肉や魚、野菜のソテーや蒸しものにのせるのもオススメ。醤油で発酵熟成されているので、うまみの相乗効果で味わいが濃厚になっています。麦のぷちぷち感も楽しく、このままおつまみとしても美味しくいただけます。(写真右のサラダは「醤油麦麹」をそのまま和えただけです)この夏、「醤油麦麹」で美味しくスリムボディを目指してみませんか?★ご近所に「麦麹」が販売されていない場合、山梨の「五味醤油」からもお取り寄せが可能です。「醤油麦麹」も販売されています。ご参考ください・ 「五味醤油」ホームページ ・ 「五味醤油」お買い物ページ
2014年07月25日※画像は、角川グループホールディングス ニュースリリースより自然の甘みを楽しむことができる麹塩麹、醤油麹など、今まで使ったこともなかった麹がここ数年のキッチンを楽しませてくれている。麹が料理に花を添えてきたが、この次に来る麹は【甘酒】だ。酒粕を使ったものではなく、米麹で作ったアルコール分が含まれていない、自然の甘みのある【甘酒】。【甘酒】なんて、白酒のかわりにひな祭りに飲むくらいしか飲んだことがない、という人も多いのではないだろうか。アルコール分を含んでいない【甘酒】であれば、朝食に利用するのも気にならない。麹の自然の甘みを楽しむことが可能だ。時間のない朝食にもピッタリのスムージー今回、第三次麹ブームは【甘酒】だと提案するのは、2013年6月15日に発行される『甘酒ベジスムージー』。冊子では、基本のレシピや疲労回復、冷えとり、旬のレシピなどが掲載されている。【甘酒】、「野菜」、「フルーツ」を1:1:1の割合でミキサーにかけるだけの簡単ドリンク。これだけで、必須アミノ酸や食物繊維たっぷりの身体に優しいエナジードリンクが出来上がる。米麹の【甘酒】を利用しているため、アルコールが含まれておらず子供やお酒の苦手な人でも飲むことができる。病気ではないけれど、いつもなんだか調子が悪い、という人にはおススメの最新ドリンクだ。【参考リンク】▼角川グループホールディングス ニュースリリース元の記事を読む
2013年06月12日以前ご紹介した「塩麹」に続くブーム、醤油麹!作り方は塩こうじよりも簡単。味がばっちり決まる魔法の調味料です。醤油麹を使った、香ばしい焼きそばはいかがでしょう?付属のソースに飽きたらぜひ♪作り方は簡単!いつもの焼きそばの仕上げに醤油麹を入れて炒めるだけ。ねぎ・ピーマン・お肉・もやしを炒め、麺を入れてお酒を入れて蓋をし、蒸し焼きにし、麺がほぐれたら醤油麹を入れて香ばしく炒めます。大体、2玉の焼きそばで大さじ2~3杯の醤油麹を入れます。お好みで青のりや鰹節を。付属のソースに飽きたら醤油麹の登場です! ●簡単!万能調味料・醤油麹のつくりかた塩麹も万能ですが、醤油麹は作り方がさらに簡単なので我が家でも重宝しています。作り方は簡単。200gほどの生麹を手で一粒一粒バラバラになるようによくほぐし、同量の醤油をよく混ぜて保存容器に入れ、室温で1~2週間ほど置くだけ。急いで作りたい時は、出来上がっている 塩麹 を大さじ2杯ほど入れてあげると発酵が早く進みます。ポイントは空気に触れるように容器の蓋を完全に閉めないこと。ほこりなど異物が入らないようにするためキッチンペーパーなどを間に挟むといいでしょう。一日一回、混ぜて空気を入れてあげます。ぷつぷつと小さな気泡が出て、とろみが付き、舐めてみて塩気がまろやかになっていれば出来上がり。その後は冷蔵庫に移して保存します。●アレンジいろいろ!納豆や生卵に入れてご飯にかけたり、全体量の10パーセントほどの醤油麹をもみこんで生姜焼きや唐揚げなどお肉の下味にも。お肉が300gなら、30gの醤油麹を入れるのが目安です。出来たら一晩寝かせて、時間がなければ15分ほど置いて味をなじませて。お醤油よりもコクとまろやかさが増し、とっても使いやすいのでお勧めです。焦げやすいので、加熱する際には注意が必要です。唐揚げなど、あっという間に色が付くので様子を見ながら揚げて下さい。酵素もたっぷりで美肌にもいいので、ぜひ一度試してみてくださいね。常備調味料になりそうな醤油麹です!
2012年11月08日今大流行の「塩麹」で使える作り置き調味料ができます!紹介するのは大葉、くるみを使った和風ジェノベーゼソースの作り方。いろんな料理にマッチするので、一度作っておけば、毎日の料理がワンランク上のごちそうに!ジェノベーゼソースはイタリアのジェノバうまれのソースで、バジル、オリーブオイル、にんにく、松の実、チーズ、塩などをペースト状にしたもの。厳密にはいろいろと条件があるのですが、そのへんはユルくいきましょう…。このジェノベーゼソース。パスタにはもちろん、ゆでたじゃがいもや海老・帆立などの魚介類に加えてさっと炒めたり、きれいに並べたトマトとモッツァレラチーズにかけたり、料理上手への階段を二段飛ばし、三段飛ばしで駆け上がれてしまう万能ソースです。今回は、巷で大流行中の塩麹を使って…身近な食材で作るアレンジジェノベーゼソースをご紹介します!●大流行の塩麹! 手作りがおすすめ!塩麹はいろいろなメーカーから販売されていますが、とても簡単な上にかなりお得なので、手作りするのがおすすめです。塩麹に関する本もたくさん出ていますし、インターネットでもたくさんヒットしますが…私が参考にしている作り方をご紹介しておきます。【材料】米麹200g、塩60g、ミネラルウォーター250ml※米麹には生と乾燥があります。乾燥タイプを使用する場合はミネラルウォーターを50ml程度プラスしてください。ボウルに麹と塩を加えて手でほぐしながらよく混ぜ、水を加えて全体を混ぜます。保存容器にうつし、ゆるく蓋を閉めて常温で寝かせます。1日1回混ぜ、常温で7~10日ほど寝かせ、軽くとろみがついたら完成です。たったこれだけ!あとはキッチリ蓋をして冷蔵庫に保存しておけば、半年間くらいもつそうです。●万能! 塩麹紫蘇ジェノベーゼソースさらに、塩麹を使った作りおき調味料、「塩麹紫蘇ジェノベーゼソース」を作ります。定番のジェノベーゼソースはたくさんのバジルや松の実を使い、意外とコストがかかるので、大葉を使った和風のジェノベーゼソースをご紹介します。【材料】作りやすい分量・青じそ…50g・くるみ(ローストする)…40g・にんにく…1かけ・塩麹…小さじ2・オリーブオイル…150mlオリーブオイルを半量残し、その他の材料をすべてミキサーにかけてペースト状にします。残りのオリーブオイルを加え、さらに撹拌してなめらかになったら完成です。清潔な瓶に入れて冷蔵庫で保存します。※塩麹によって味が異なりますので、様子を見ながら調節してください。※くるみはローストした状態で冷凍可能。まとめてローストしておくと便利です。長期保存できるようにパルメザンチーズは加えていませんが、塩麹のおかげで十分コクと深みがあります。その分、ヘルシーなのもうれしいですよね!調理の際に、必要に応じてチーズを加えてください。ちょっとおしゃれでヘルシーな万能作り置き調味料。ぜひ、お試しください!
2012年08月27日塩麹に代表される“発酵食品”のブームが続いているが、これから注目したいのは「塩ヨーグルト」。和食や洋食などのジャンルを問わずさまざまな料理に利用でき、じわじわと話題になっているのだ。ところで塩ヨーグルトって何? ということで、『塩ヨーグルトをはじめよう』(文藝春秋)の著者、佐藤わか子さんに突撃インタビュー!「塩ヨーグルトは、無糖のプレーンヨーグルトに、塩や味噌などの塩分を加えたもので、料理によってはナンプラーなどを入れることもあります。日本ではまだなじみがないかもしれませんが、国によっては普通の使い方なのです。インドやブルガリアでは、ヨーグルトに塩を入れ、水で割るドリンクも一般的に飲まれています」佐藤さんが、働く女性にお勧めするのは、手軽に野菜がとれる「塩ヨーグルト床」。ヨーグルトに約5パーセントの塩を入れ、キュウリやセロリ、かぶなどの野菜を漬けて冷蔵庫に入れるだけで簡単にできる。食品保存袋を使って、塩ヨーグルトを野菜にまとわせて空気を抜いておくのがポイント。2日ほどでぬか漬けのようなうまみが出てくるので、ビタミン不足で肌荒れなどが気になったらぜひ試してみて。 >>続きはこちら
2012年08月22日話題の調味料、塩麹。以前、弊誌にて塩麹を使った唐揚げレシピを紹介し、絶品すぎてビックリしたのだが、さらに今回は冷やしうどんにも活用。少しかけるだけでおいしさが格段にアップし、塩麹の万能さに驚いた次第だ。キュウリやミョウガ、大葉、卵黄をトッピングした冷やしうどん。通常なら麺つゆをかけてそのままいただくところだが、ここに塩麹をティースプーン1杯分プラス。ガガッとお箸でかき混ぜていただくと、塩麹のまろやかな甘みが加わり、奥深い味わいに変化する。七味唐辛子を振り掛けると、塩麹の甘みと辛味がちょうどいい具合に絡み合い、さらにおいしさがアップする。材料(1人分)うどん 1玉 / キュウリ 1/4本 / ミョウガ 1/2個 / 大葉 2枚 / 卵黄 1個 / 麺つゆ 適量 / 塩麹 ティースプーン1杯分 / 七味唐辛子 少量つくり方うどんを茹で、水で締めたら水気を切る。キュウリをやミョウガ、大葉を千切りにする。1のうどんを器に盛り、2と卵黄をトッピングする。麺つゆをまわしかけ、塩麹と七味唐辛子をプラスしたら完成。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月07日岐阜県下呂市で創業60年の老舗精肉店「天狗」が、地元産塩麹を使った「飛騨牛」「飛騨なっとく豚」の塩麹漬を4月1日より販売開始する。2011年後半より、日本伝統の発酵食品として味噌や甘酒などとともにブームとなっている塩麹。日本では古くから麹と塩、水をまぜて発酵させた保存調味料として野菜や魚などの漬物床として使用されていた。今回の塩麹漬で使用している塩麹は、地元下呂市で収穫されるこしひかりを100%使用し、下呂市内の農産糀村で生産されている米麹を使用。塩麹の効果により肉がまろやかになり、やわらかく美味になる!?テスト販売では、予定数量が約1時間で完売してしまったというこの人気の味を、ぜひお試しあれ。お問い合わせ: 天狗ホームページ
2012年03月25日Eコマースサイト「ケンコーコム」での塩麹の注文数が急増。2012年2月の注文数は、2011年12月に比べて約24倍となった。同サイトでは、2011年9月に塩麹の販売を開始し、現在では11商品に取り扱いを拡充している。500円前後の手ごろな値段で購入できることに加え、メディアなどで広く取り上げられ、塩麹ブームが起きていることが注文急増の理由と考えられるとのこと。「塩麹 150g(コーセーフーズ)」(420円)、「塩麹 海人の藻塩 180g(八百金)」(478円)などを取り扱っている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月24日昨年あたりから注目されている「塩麹」をご存じだろうか。米麹や塩、水を合わせて発酵させたペースト状の調味料だ。酵素によって食材の旨みを引き出す魔法の調味料として人気を集めているのだ。今回は、この塩麹を唐揚げに活用。通常、唐揚げといえば醤油や日本酒、ニンニク、生姜などで下味をつけるのだが、今回は塩麹、ニンニク、生姜のみ。塩麹にはその名の通り塩気があるので、これで簡単に塩味の唐揚げができるのだ。チューブのおろしニンニクやおろし生姜を使えばパパッと簡単にできる。材料(2人分)鶏モモ肉 400g / 塩麹 大さじ3 / おろしニンニク 少量 / おろし生姜 少量 / 片栗粉 適量 / 揚げ油 適量つくり方ポリ袋に適当な大きさに切った鶏モモ肉と塩麹、おろしニンニク、おろし生姜を入れて、袋の外からもみ込んでいく。このまま30分ほど置く。1の中に片栗粉を入れて、全体にまぶしつける。鍋に油を入れて火にかけ、170℃~180℃になったら片栗粉をはたいた2を入れ、中火で火を通す。最後に強火にしてカラッと揚げよう。油を切って皿に盛りつけたら完成。塩麹のおかげで、鶏肉はとってもやわらかくてジューシー。いつもの安い鶏肉が、専門店の唐揚げレベルに大変身。適度な塩気がきいていて、簡単に塩味の唐揚げが完成した。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月18日