はしかは、麻疹(ましん)ウイルスによって感染する疾患で、医学的には麻疹と呼ばれています。初期症状は発熱、咳、鼻水など、かぜとよく似ており、その後、口の中の粘膜に1㎜程度の白い斑点(コプリック斑)が現れ、高熱や全身に発疹が出るのが特徴とされています。大正製薬株式会社[本社:東京都豊島区社長:上原 茂](以下、当社)が運用する健康情報サイト「大正健康ナビ( )では、専門医が疾病について解説するコンテンツ『疾患ナビ』を公開しています。1月18日公開の『疾患ナビ』では、外房こどもクリニック院長 黒木 春郎先生監修のもと、「はしか(麻疹)」の原因、症状、対処法、予防法について紹介しています。当健康情報サイトを日々の健康管理にお役立てください。◆新着情報疾患ナビ「はしか(麻疹)」 【目次】はしか(麻疹)について知る1.はしか(麻疹)の原因2.はしか(麻疹)の症状3.はしか(麻疹)の対処法4.はしか(麻疹)の予防法大正健康ナビは、生活者の日常生活に寄り添い、「人生100年時代をサポートする健康情報発信基地」として、みなさまの健康の維持・増進にお役立ていただけるサイト運営を目指しております。当社は、これからも健康と美を願う生活者に納得していただける優れた医薬品・健康関連商品、情報及びサービスを、社会から支持される方法で創造・提供することにより、社会へ貢献してまいります。【監修者プロフィール】外房こどもクリニック院長黒木 春郎(くろき・はるお)先生千葉大学医学部卒業。医学博士。千葉大学医学部臨床教授。公認心理師。千葉大学医学部附属病院小児科医局に所属し、関連病院勤務を経て、1998年千葉大学医学研究院小児病態学教官。2005年、外房こどもクリニックを開業。日本小児科学会専門医・指導医。日本感染症学会専門医・指導医・評議員。日本遠隔医療学会理事。著書に『プライマリケアで診る小児感染症 7講』(中外医学社)、共著『最新感染症ガイドR-Book 2018-2021』(日本小児医事出版社)ほか多数。◆ご参考●大正健康ナビ 大正健康ナビでは、お悩みの原因、症状、対策や予防法などをご紹介しています。いろいろな疑問に専門家が分かりやすくお答えしています。●Twitter「大正セルフケア」 健康お役立ち情報、商品情報、キャンペーン・イベント情報などを楽しくお届けする大正製薬の公式アカウントです。【大正健康ナビ】麻疹(はしか).pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年01月18日生後2、3カ月頃は「きちんと予防接種をしなくては!」と、ある程度の緊張感を持っていたママも、予防接種そのものに慣れて接種期間が空くようになってくると、つい「予防接種を受け損ねていた!」なんていうことがあるかもしれません。ましてや、2人目、3人目…の子どもになってくると悪気はなくても、忘れがちに。そこで、節目となる1歳までに接種するワクチンや1歳になったらすぐ受けておきたいワクチンなどをチェックしてみましょう。日本小児科学会が発行する「知っておきたいわくちん情報」を参考にして、最新ワクチン情報をお届けします。■子どもの予防接種「1歳までに接種すべきワクチンをおさらい!」もうすぐお子さんが1歳というママも、もうお子さんが1歳になったというママも、まずは1歳になるまでに接種すべきワクチンにもれがないか、確認してみましょう。スケジュール表や母子手帳などを参考に、下のチェック表と照らし合わせてみてくださいね。チェック表には載っていませんが、任意接種のロタウイルスは2~3回のワクチンを生後28週か32週までに接種します。ちなみに、1歳以降に接種することはありません。毎年秋から冬にかけて接種するインフルエンザを除き、すべてにチェックは入りましたか? もし空欄がある場合は、必要な接種がもれている可能性が高いので、かかりつけの医師に相談しましょう。■子どもの予防接種「1歳になってすぐに受けたいワクチンは?」続いて、1歳の間に受けるワクチンを見てみましょう。下の表を参考にしてくださいね。表を見ればわかる通り、ヒブや肺炎球菌、四種混合などの追加接種以外に、新たなワクチンとして定期接種の麻疹風疹混合(MR)や水痘、任意接種のおたふくかぜが増えていることがわかります。また、1歳になってすぐに受けられるものが多いことにも驚きますね。「こんなにたくさん受けるのは大変!」と思ってしまいそうですが、特に1歳になったらすぐに受けたほうがいいのが麻疹風疹混合(MR)です。麻疹といえば、今年に入ってから感染者数が急速に増え、ニュースなどで目にしたママも多いでしょう。国立感染症研究所の 「麻疹 発生動向調査」 (7月3日時点)によると、報告数は4月ごろをピークに減少し、現在も報告はあるものの落ち着いてきているようです。とはいえ、麻疹は非常に感染力が強い感染症です。自分だけではなく周囲に感染を広げないためにも、1歳になったらすぐに予防接種を受けるようにしましょう。また、小学校入学前にも忘れずに2回目の接種を受けておきたいですね。■子どもの予防接種「1歳で受けるワクチンが多いワケ」1歳になると、受けられるワクチンが増えることもあり、0歳から受けているワクチンの追加接種も含めると、再び予防接種のピークが訪れます。では、なぜ1歳で受ける予防接種の数が多いのでしょうか? 理由は2つあります。1つ目は、追加接種をしてこれまで0歳の時に受けてきたワクチンで得た免疫を高めるためです。ワクチンを追加接種することで、体の中にできた免疫をより強くて長持ちさせることができます。2つ目は、生ワクチンを受けるのに1歳という年齢がちょうどいい時期だからです。生ワクチンとは、病気を起こすウイルスを弱くして、病気を起こさずに免疫だけをつけるように作られたワクチンで、麻疹風疹混合(MR)や水痘、おたふくかぜなどがあります。1歳になるまではママからもらった抗体で赤ちゃんは守られていますが、1歳を過ぎるとほぼなくなります。また、抗体があるうちは生ワクチンの効果が弱まるといわれています。そこで、1歳になって受けるワクチンが増えるのです。子どもが1歳になる頃には、つい忘れてしまいがちな予防接種ですが、感染症にならない・感染症を広めないためにも、確実に接種しておきたいですね。■麻疹・風疹混合ワクチン(MR) 症状と予防接種【どんな病気を予防できるの?】麻疹…主な初期症状は発熱、せき、鼻水などです。一旦は熱が下がったようにみえますが、再び39℃以上となり、口の中に白いぶつぶつが見え、皮膚に発疹が現れ、全身に広がります。肺炎や脳炎の合併症を引き起こすと死亡することもあります。風疹…主な症状は発熱、発疹(麻疹より淡い色のぶつぶつ)、首の周りや耳の後ろのリンパ節のはれです。脳炎や血小板減少性紫斑病の合併症を引き起こすことがあります。感染しても症状が出ない不顕性感染が15~30%程度あります。妊娠20週頃までの女性が感染すると胎児にも感染し、生まれた赤ちゃんが先天性風疹症候群という重い病気を発症することがあるので、注意が必要です。女性が接種する場合は妊娠中を避け、接種後も2カ月間は避妊しましょう。【予防接種の時期や回数】定期接種。計2回接種します。1回目を1歳になったらなるべく早めに、必ず2歳までに完了させます。2回目を小学校入学前の1年間(幼稚園や保育園で年長の時)に受けます。■水痘 症状と予防接種【どんな病気を予防できるの?】水痘帯状疱疹(すいとうたいじょうほうしん)ウイルスに初めて感染することでおこる病気です。発熱とともに全身にまばらで盛り上がった発疹が出てきます。発疹の状態は、赤い発疹→盛り上がった発疹→水ぶくれ→膿を持った発疹→かさぶたと変化します。発疹のすべてがかさぶた化するまで7~10日程度かかり、感染力がなくなります。水痘は感染力が非常に強く、集団保育などで同じ部屋にいるだけで感染します。予防接種をしておけば、かかったとしても症状は軽く済みます。【予防接種の時期や回数】定期接種。1回の接種では効果が不十分なため、2回の接種が必要です。かかったことのない生後12~36カ月未満の子どもが対象。1回目を1歳になったら早めに受けます。3カ月以上の間隔をあけて、おおよそ6~12カ月後の間に2回目の接種をします。万が一、定期接種の年齢から外れてしまった場合でも、2回のワクチン接種をすることで十分な免疫を得られます。定期接種化されたのは2014年で最近のこと。歳の離れたきょうだいだと接種していない場合もあるので、確認してみましょう。 ・日本小児科学会 ・知っておきたいわくちん情報
2018年07月15日現在、国内の一部の地域で麻疹(はしか)が流行しています。2016年には東京や大阪でも流行しました。その理由の1つは、予防接種が不十分な世代が存在することによります。そこで、パパママ世代に麻疹(はしか)の予防接種について聞いてみました。Q.あなたは麻疹(はしか)の予防接種、受けていますか?1.1回だけ受けている 33.5%2.2回とも受けている 16.7%3.今回の感染拡大を受け、予防接種を受けた 0.9%4.受けていない 9.9%5.予防接種を受ける予定 0.7%6.わからない 34.2%7.その他 4.1%もっとも多いのは、麻疹の予防接種を受けているかわからないという人で34.2%もいました。次に多いのは、1回だけ予防接種を受けているという人。今のパパママ世代と予防接種が不十分な世代はかなりリンクしているようです。■予防接種は受けていない・記憶にない人たち自分の子どもにはしっかり予防接種をしているパパママ世代ですが、自分自身はというとあやふやだったりすることも。今のうちに確認しておいたほうがいいかも。「母子手帳を見ても麻疹の欄が無い世代。息子の出産のときに検査をして抗体があるとの報告を受けています」(東京都 40代女性)「子どもたちは2回受けていますが、自分のことはわからない。歳をとった母は忘れたというし、母子手帳がないんです。麻疹はかかってないと思う。どこかで抗体検査をしたいけど、忙しい病院ばかりで申し訳ない気がして。保健所とかでは検査とか予防接種は無理かな」(佐賀県 40代女性)「自分が小さいころに受けていたかどうかわかりません。実費で受けるとなると、なかなか大変ですよね。健康第一ですが、自分に関しては病院にはよっぽど体調が悪くない限り足が向かず、予防のためには動けないです」(香川県 30代女性)「沖縄修学旅行を控えている息子の予防接種は気にして確認したのに、自分のことまで考えが及ばなかった。やってないなぁ。主人もやってないんじゃないんかなぁ」(神奈川県 50代女性)「子どもの予防接種はちゃんとしなきゃと思いますが、自分のこととなると…。なかなか、妊婦でもないと抗体があるかも調べないし」(熊本県 30代女性)「どの注射が麻疹だったんだろう。受けたのかすら記憶にない。かかったら大変ですよね」(福島県 40代女性)■過去に予防接種を受けた人も再確認しておきたい風疹の予防接種は1回では免疫がつかないことも。改めて抗体検査を受けるとよいかもしれませんね。「自分自身の母子手帳を見ると1回受けていますね。1回接種の世代に国から補助を出して積極的に予防できたらと思います」(神奈川県 40代女性)「1回だけ受けた世代ですが、自分に予防接種する余裕がない」(滋賀県 30代女性)「かかると怖い病気。1回はワクチン摂取しているはずです。昔、風疹流行騒ぎのときに抗体検査を受けて、抗体もありました。今はどうだか。抗体検査受けるくらいなら、もう一回ワクチン打っちゃえって思いますね」(東京都 40代女性)「1回だけ受けていると思う。手元に自分の母子手帳がないので確認できない。今度実家に行って聞いてみよう」(青森県 30代女性)■国や自治体の公費負担で予防接種を国や自治体の公費で予防接種が受けられればいいのにという声もたくさんありました。自治体によっては一部負担などを実施していることもあるので、ホームページなどをチェックしてみましょう。「我が家にはMRワクチンが打てない乳児がいるので、麻疹の流行は他人事ではありません。予防接種は社会の公衆衛生だと思います。社会の弱者を守るためにも、ぜひ空白世代の方への公費接種の実現をお願いしたいです」(神奈川県 40代女性)「ニュースで不安ばかり煽らずに早く国か自治体が対策をしてほしい」(神奈川県 40代女性)「予防接種の費用、調べてみたらいろんな自治体で抗体検査無料、抗体がない場合は半額の費用で予防接種できるという案内がされていました。一度お住まいの自治体ではどうなのか、確認されて見るといいと思います。主に感染者が出た地域では、行っているみたい。抗体検査だけでもしようか検討中です」(神奈川県 30代女性)Q.あなたは麻疹(はしか)の予防接種、受けていますか?アンケート回答数:5469件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2018年06月06日