「第32回東京国際映画祭」GALAスクリーニング作品『カツベン!』(12月13日公開)のレッドカーペットセレモニーと舞台挨拶が31日、東京・六本木ヒルズアリーナとTOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、主演の成田凌、ヒロインの黒島結菜をはじめ、永瀬正敏、高良健吾、音尾琢真、渡辺えり、小日向文世、竹野内豊、周防正行監督が登場。周防監督が、オーディションで選んだ成田と黒島の“決め手”を明かした。本作は、『Shall we ダンス?』など数々の名作を生み出してきた周防正行監督の4年ぶりとなるオリジナル新作。今からおよそ100年前、映画(活動写真)がまだサイレントでモノクロだった頃を舞台に、楽士の奏でる音楽とともに独自の“しゃべり”で物語を作り上げた活動弁士、通称“活弁”(カツベン)を夢見る青年・染谷俊太郎(成田)を主人公に、日本映画の未来を夢見た人々の群像を描いた。俊太郎役で映画初主演を務めた成田は「周防組のオーディションに受かったら人生が変わるんじゃないかという期待を持って臨みました」と振り返り、司会者から人生が変わったか聞かれると、「映画が公開されてからわかるんじゃないでしょうか!」と笑顔。また、「周防監督はみんなのことを信頼してくれて、僕らにも作品にも、すべてに愛情を感じました」と監督に感謝。そして、大勢の観客を見渡しながら「この光景も含めて本当に今、幸せです」と目を輝かせた。俊太郎の初恋相手・栗原梅子を演じた黒島は「周防さんだから、私なんかが受かるわけないと思っていて、緊張したというより楽しめた」と受かると思ってなかったからオーディションを楽しめたとのこと。「まさか私が、と思っていたところに『決まったよ』というお話をいただいて、私なんかで大丈夫なんだろうかっていう不安が大きかったんですけど、選んでいただいたからには一生懸命やりたいと思ってやりました」と決定したときの心境を明かした。そんな2人をオーディションで選んだ周防監督は、まず成田の起用理由について「たくさんの若い役者と会ったんですけど、最後正直迷いました。数人の中で誰にしよう、と。最終的には誰が演じた俊太郎なら大好きになれるだろうかと考えて、直観で成田さんの俊太郎を愛せるんじゃないかと思ったのが決め手」と説明。「観客のみなさんに愛してほしい役だったので、それを作る監督が愛せなかったら成立しないと思ったので」と語った。黒島については、「オーディションのときに『私はこの場にいていいのかしら』っていう雰囲気を感じました。かわいくてきれいなのに、そのことで自分が女優をやるということにまだ疑いを持っているような気がしました。女優という仕事そのものにも『一生かけてやる仕事なのか』とまだ迷っているような、真摯な若者らしい悩みを感じた」とオーディション時の印象を明かし、「そういう佇まいがヒロイン・梅子の人生に重なりました。悩める若い女性という雰囲気がして、それが決め手に。悩める若者が好きなんです」と起用理由を明かした。周防監督の話を聞いて、成田が「最初うれしくて鳥肌が立ったんですけど、黒島さんのを聞いていると、なんだか『僕、大丈夫かな?』と思っちゃいました。僕、半分くらいの時間でしたもんね。『なんとなくです』(直観)という…」と、黒島との説明の“格差”にやや不安な顔を見せると、「申し訳ない!」と監督。成田は「でも、運が良くて良かったなと思いました!」と元気よく話し、監督とのやりとりに会場から笑いが起こった。
2019年10月31日自分に合ったダイエット法がわからない方は、まずは、食生活から見直してみましょう。そこでおすすめなのが、栄養バランスもよいと言われる「一汁三菜」です。なぜ一汁三菜がダイエットによいのでしょう。今回はダイエットの強い味方、一汁三菜についてご紹介していきます。一汁三菜のススメまず最初に食べ方を変えるポイントは、食事内容の見直しです。太らない食べ方の基本は、食べ合わせるべきものを見極めることです。例えば、カツ丼屋さんでカツ丼を注文するならば、丼単品ではなく味噌汁とサラダもセットで食べるとよいでしょう。単品よりも品数が増えましたが、カロリーが高くないサイドメニューであれば問題ありません。丼に味噌汁やサラダが追加されることでより多くの栄養素を摂れるため、結果的にエネルギー代謝を助けて中性脂肪が蓄積されないようにしてくれます。つまり、単品ではなく定食のような一汁三菜の献立が理想的です。主食、主菜、副菜、汁物で必要な栄養素がまんべんなく摂れていれば、お腹を満たしながら体内の代謝も高めてくれます。関連記事ご飯ダイエットとは?成功させる食べ方とポイントを解説一汁三菜だとなぜ太りにくい?食べても太らないダイエットはとても魅力的ですが、食べる量が増えてもなぜ太らないと言えるのでしょうか。それは、主食や主菜にあたる糖質・脂質・タンパク質と、副菜や汁物にあたるビタミン・ミネラル・食物繊維は、体内での役割が分担されているため、まんべんなく摂る必要があるのです。車で例えるなら、糖質・脂質・タンパク質はガソリンやエンジンのような役割。ビタミン・ミネラル・食物繊維はメンテナンスや車検の役割と同じです。カツ丼単品のような食生活を続けることは、燃料補給はできていてもメンテナンスが行き届いてない状態になります。そのため、普段から副菜からさまざまな栄養素を一緒に摂取することを心がけていると、常に状態のよい体をキープできるでしょう。そして同じ生活リズムを送っていても、代謝量が変わるため普段から太りにくい体質を作ることができます。一汁三菜のメリット・デメリット一汁三菜の食事を心がけることで普段から太りにくい体質が作れることがわかりましたが、メリットはそれだけではありません。ダイエット効果以外に健康状態もよい影響を与えるので、血圧や血糖値のコントロールのため食事療法にも取り入れられているのです。痩せることが目的で一汁三菜ダイエットを続けていた人が健康診断でよい結果が出たという話はよく耳にします。逆に唯一のデメリットとしては、一汁三菜の食事を続けるためには少々手間がかかるということです。副菜の献立を自炊する場合は長期保存がきかない食材が多く、定期的な作り置きなどで工夫が必要かもしれません。栄養バランスのよい一汁三菜でダイエットしよう健康な体も手に入れながら、長期的なダイエット効果も得られる一汁三菜ダイエットのやり方についてご紹介していきました。さまざまなダイエット法を試してきた人は、まずは、食生活を見直してはいかがでしょう。正しい食生活を送ることはダイエットにとても重要です。一汁三菜を上手に摂り入れながらダイエットを成功させましょう。KISAFUスポーツトレーナー
2019年10月26日「10月スタートのNHKドラマ『少年寅次郎』では寅さんの育ての母を見事に演じていますし、12月13日公開の周防監督作品『カツベン』の試写会では主演の成田凌さんやヒロインの黒島結菜さんを凌ぐ高評価でした」(芸能事務所関係者)2016年に所属事務所を移籍した井上真央(32)。移籍直後は地上波の露出がめっきり減ったことから、SNS上では心配の声が多数挙がっていた。だがそこには理由があったという。「地上波の露出を制限していたのはキャスティング側の事情ではなくて、本人の意向が大きかったからです。子役出身の彼女は昔からどんな役でも体当たりでこなしてきたのですが、大人になって芸歴も長くなったことで一度ゆっくりと作品に向き合う必要性を感じたそうです。事務所を移籍したこともきっかけで、移籍先の『アン・ヌフ』所属の先輩俳優・岸辺一徳さんにも今後の方向性を相談していました」(芸能関係者)そんな井上は地上波の露出を絞ったことで“希少性”が増し、逆に役者としての価値が増したようだ。「井上さんは明治大学卒の才女だから飲み込みも早いし、何より性格がいい。過酷な現場でもストレスを表には出さず、いつも笑顔。だから、スタッフからも好感を持たれているんです。女優で朝ドラと大河ドラマの主役をやりきったのは、井上真央さんと宮崎あおいさんしかいませんからね。実は主演映画も決定していて、来年公開予定です。井上さんの意気込みは相当なもののようなので、さらに成長した姿を見せてくれるのではないでしょうか」(テレビ局関係者)
2019年10月05日「King&Prince」永瀬廉、北村匠海、岐洲匠、小越勇輝、黒島結菜ら注目若手俳優が集結、男性CA、女性パイロット…“空”を目指す若者たちを描くスペシャルドラマ「FLY! BOYS,FLY! 僕たち、CAはじめました」が9月24日(火)今夜、カンテレ・フジテレビ系でオンエアされる。これまで女性の花形職業とされてきたキャビンアテンダントの世界に挑む青年たちを描く本作。“空オタク”の主人公、朝川千空には昨年「King&Prince」としてCDデビュー、音楽活動も精力的にこなす一方で、春クールのドラマ「俺のスカート、どこ行った?」や5月公開の『うちの執事が言うことには』などへの出演で俳優としても注目を集める永瀬さん。千空と同じ男性クルーで元モデルの早乙女薫には、こちらもダンスロックバンド「DISH//」としての活動とともに『君の膵臓をたべたい』や「グッドワイフ」など多数の作品に出演する北村さん。また元自衛官の郷田勇一にはドラマ版「チア☆ダン」や「僕の初恋をキミに捧ぐ」『青夏 きみに恋した30日』などで若手俳優としての存在感を高めている岐洲匠。ゲイの黛正太郎にはミュージカル「テニスの王子様」や舞台「弱虫ペダル」「刀剣乱舞」など2.5次元界で絶大な人気を誇り、「サバイバル・ウェディング」「腐女子、うっかりゲイに告る。」など映像作品でもその演技に熱い視線が注がれる小越勇輝。千空が恋する女性パイロット候補生の高山つばさには、2016年放送の「時をかける少女」でヒロイン役を好演、その後『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』や『十二人の死にたい子どもたち』といった作品で着実に実績を積み、放送中の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」も好評だった黒島さん。そのほか、大倉孝二、真飛聖、寺脇康文、キムラ緑子などのキャストが出演する。CAを志す新人訓練生の朝川千空は、同じ男性クルーの早乙女薫、郷田勇一、黛正太郎とともに、これから始まる訓練に胸を躍らせていたが、機内清掃やセキュリティチェックなどCAの業務は膨大。薫以外の3人は研修初日からあたふた、それを見た大島彩花(高橋春織)たち女性クルーから辛辣な言葉を浴びせられてしまう。そんななか、千空は偶然知り合ったパイロット候補生・高山つばさの訓練に出くわし、その真剣な表情に目を奪われる。つばさもまた、女性パイロットという狭き門に挑んでいたが、副操縦士の試験を前に壁を越えられず苦しんでいた。それでも前を向くつばさの姿に、千空は負けられないと意を決し、その気持ちはいつしか恋心に…。2か月後、晴れてCAになった千空たちはついに初フライトを迎える。一同は順調に業務をこなすが、薫は研修後に指導教官の霧沢麗子(真飛聖)から指摘された、CAとして自分に欠けている“あるもの”について模索していた。「千空とフライトすれば、いい勉強になる」その言葉の意味を考える薫。やがて飛行機は、フライトを終えて目的地に到着。降りていく乗客を見送っていた千空は、一人の女性が座席のまわりで何かを探していることに気づく。娘の人形の首についていた小さなネックレスがなくなったと聞いた千空は――という物語。「FLY! BOYS,FLY! 僕たち、CAはじめました」は9月24日(火)今夜21時~カンテレ、フジテレビ系で放送。※放送時間が繰り下がる場合があります。(笠緒)
2019年09月24日東京・池袋パルコでは、開館50周年を記念し、屋上を利用した無料の映画上映イベント「PARCO ROOFTOP FILMS」を開催する。開催日は2019年10月25日(金)から27日(日)までの3日間。上映作品は、12月13日(金)に最新作『カツベン!』の公開を控える周防正行監督の代表作『Shall we ダンス?』、作品にまつわるコスプレをしての鑑賞も出来る『ハリー・ポッターと賢者の石』、野外映画イベントとしては初の上映となる『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の3作品。また、『Shall we ダンス?』の上映日となる10月25日(金)には、『カツベン!』でヒロインを務める女優・黒島結菜と監督の周防正行によるトークセッションも開催予定だ。【開催概要】「PARCO ROOFTOP FILMS」開催日:2019年10月25日(金)〜10月27日(日)時間:開場 18:00/開演 19:00会場:池袋パルコ 屋上入場料:無料上映作品:・10月25日(金)19:00〜 『Shall we ダンス?』・10月26日(土)19:00〜 『ハリー・ポッターと賢者の石』・10月27日(日)19:00〜 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』©1995 KADOKAWA 日本テレビ 博報堂DYメディアパートナーズ 日販© 2001 Warner Bros. Ent. Harry Potter Publishing Rights © J.K.Rowling. HARRY POTTER characters, names(C)カラー
2019年09月15日人気急上昇中のお笑いコンビ・EXITのりんたろー。と兼近大樹、元NMB48の山田菜々が29日、東京・新木場STUDIO COASTで開催されたガールズフェスタ「TGC teen 2019 Summer」に出演。EXIT×featuring NANAとして、「ワンチャン・サマLOVE」を初披露した。ネオ渋谷系漫才師として注目を集めているEXITのfeaturing企画第2弾として、山田菜々とコラボした「ワンチャン・サマLOVE」。YouTube視聴回数100万再生超えの話題曲を披露した。MVにも出演しているギャル雑誌『egg』の専属モデル10人も登場。露出度の高い夏ファッションでステージを彩り、ノリノリのダンスで盛り上げた。初開催の同イベントは、東京ガールズコレクションがプロデュースする“令和teen”のためのガールズフェスタ。夏休み中の“ティーン世代”を抽選で2,000人無料招待し、人気モデルによるファッションショーやアーティストによるライブのほか、来場者やLIVE配信視聴者参加型コンテンツも実施。MCはEXITが務めた。撮影:蔦野裕
2019年07月30日山下智久主演、濱田岳、菜々緒らが共演する「インハンド」が6月21日の放送で最終回を迎えた。兵器として開発された新型エボラの脅威と闘う紐倉たちの最後の雄姿とその結末に、多くの視聴者から涙と感動の声が送られている。ロボットハンドの義手を持つ変わり者の天才科学者・紐倉哲を山下さんが、お人好しで正義感の強い紐倉の熱血助手・高家春馬を濱田さんが、クールでやり手な官僚・牧野巴を菜々緒さんがそれぞれ演じる本作。5年前、CDCに在籍していた紐倉は赴任先の島でエボラウイルスと遭遇。それは米軍が生物兵器化した新型エボラだった。それから5年、紐倉のCDC時代の上司・福山和成(時任三郎)はフューチャージーンを起業。高家の故郷・相羽村に危険な病原体を取り扱う科学研究所・BSL4施設を建設しようとする。そんななか、村で新型エボラの感染が始まり、村は封鎖。その原因は福山の息子、新太(磯村勇斗)が秘かに新型エボラを村に持ち込んでいたからだった…というのが前回までのおはなし。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。高家と紐倉は相羽村に残り現地対策室で調査を始めるが、感染は日に日に拡大し、死者も増えていく。エボラと闘う日々のなかで高家の旧友・棚橋(平岡祐太)が亡くなり、福山も肺がんで逝く。さらに棚橋の恋人で高家の幼馴染み・美園(石橋杏奈)の宿した子が逆子であることがわかり、高家は決死の覚悟で帝王切開。そんな矢先高家が新型エボラに感染してしまう…というのが最終回のストーリー。高家に感染したエボラが弱毒化したウイルスだったことと、有機栽培された野菜を食べていた高家の体内にいた寄生虫の作るたんぱく質のおかげで高家は生還。紐倉は高家の血液から生ワクチンの開発に成功、村、そして日本の危機を救う…というラストだった。1話でも登場した“衛生仮説”、そして救えなかった元助手・入谷の遺したヒントが、現助手である高家を救うという展開に「キーワードだった衛生仮説、入谷編、そして一話からの壮大な伏線回収見事」「最後もちゃんと寄生虫が助けてくれたし控えめにいって最高」「助けられなかった助手を、今度は助けたこの胸熱。なにこれ。泣ける!」などの声が殺到。そして紐倉と高家、牧野の3人の友情にも「紐倉博士と高家と牧野の素敵な最後が見られて良かった」「山Pの両側を固める濱田岳も菜々緒も最高だった。とにかく愛すべき3人組」など感動のコメントが続々と送られている。(笠緒)
2019年06月22日グラビアアイドルの三宿菜々がこのほど、東京・秋葉原のソフマップで最新イメージDVD『Aircon House』(発売中 4,298円税込 発売元:エアーコントロール)の発売記念イベントを行った。現在はバラエティー番組に出演して話題を集めている三宿菜々が、同DVDで本格的なグラビア活動をスタート。上からB83・W58・H84というスレンダーボディーが魅力だ。そんな彼女の1stDVDは、昨冬に千葉県で撮影。三宿ら4人のグラドルが暮らすシェアハウスでの一コマを捉えながら、三宿が会社の先輩とイケない行為に興じるという、男性の妄想を具現化した1枚となっている。自身の初めてとなる作品を手にして「28歳なので、この年齢で1stDVDを出せて自分でもビックリしています」と満足げで、「4人それぞれが恋愛をしていて、女の子同士のナチュラルな生活感が出ていたり、こだわって撮影しました」と見どころを紹介。ソロパートでは「同じ会社の上司とイケない関係になってしまうストーリーとなっています。デートをした後にお泊りするんですが、そこがかなりハードです(笑)。セクシーな映像が盛りだくさんです」とアピール。「個人的にお気に入りの水色の下着っぽい水着を着たシーンでは、男性にベッドで押し倒されちゃいました(笑)。結構ハラハラする感じになると思います」と胸を張った。また、ストーリー仕立ての内容について「びっくりしましたけど、やっとDVDを出せたので多くの方に見てもらいたいと思います」と前向きで、「今回は大人の恋愛だったので、次は逆のイメージというか、制服を着たりして新鮮なイメージのグラビアをしてみたいです」と次作の構想も。さらに「まだまだ未熟なので頑張っていきいます。若い子の負けないように頑張ります!」と貪欲で、「事務所の先輩でもある倉持由香さんに近づきたいですね」と意欲を見せていた。
2019年06月12日6月9日放送のNHK大河ドラマ『いだてん』が《まさにKuTooと同じ》と話題になっている。第22回「ヴィーナスの誕生」では、高等女学校の教員である金栗四三(中村勘九郎・37)が女学生たちに陸上を熱血指導。女子陸上大会を開催することに。大会当日、金栗の教え子の村田富江(黒島結菜・22)は、スパイクがきつかったため靴下を脱いで出場。3種目で優勝した。しかし、この行動が波紋を呼び、富江の父(板尾創路・55)が学校に乗り込み猛抗議。「おなごが人前で脚を丸出しにするなんて、もう嫁には行けんぞ!」と怒鳴り散らした。すると、金栗はこう反論する。「おなごが脚ば出して何が悪かね!男子がよくて、女子が悪か理由ばお聞かせ願いたい!」富江の父は「好奇の目にさらされるからだ、娘の体が!」と返すが、金栗は「そりゃ男が悪か!女子には何の非もなか!男が目隠しばしたらどぎゃんですか?」と言い返した。この場面に、Twitter上では《四三…よくぞ言った》《本当にその通り》と賛同の声が上がった。さらには、パンプスやハイヒールの強制に反対するキャンペーン「KuToo」を想起したというツイートも。《いだてんの女子スポーツにおける社会通念との戦い、まさに KuToo と同じなのでは?》《露出する女性が悪いのでなくそこにいやらしさを見出す男の問題と言い切り、女らしさは男が決めるもの、未だ蔓延する偏見と蒙昧を正面からすっぱり切り、教師と生徒の絆に高め、履くのも脱ぐのも自分が決めるとKuTooの前に!宮藤官九郎の才能に感涙》《我々は戦いたいんじゃないんだ、ただ自由でありたいんだ。足を縛る靴下を、ハイヒールを脱ぎ捨てて、男とか女とかじゃなく自分を生きたいんだ。すべての男女にいだてん観て欲しい…これが答えだよ》6月3日にはパンプス強制に反対する署名1万8,856筆が厚生労働省に提出されたばかり。宮藤官九郎の脚本が偶然にも「KuToo」とシンクロした格好となったが、「KuToo」が持つメッセージの普遍性を示したともいえるだろう。
2019年06月10日フジテレビ系では6月8日(土)今夜、土曜プレミアム枠で「世にも奇妙な物語’19 雨の特別編」をオンエア。郷ひろみ、上白石萌音、吉田羊、木村文乃、玉森裕太、黒島結菜、浜辺美波、小手伸也ら多彩な俳優陣により珠玉の5作品をお届けする。本作はストーリーテラーにタモリを迎え毎回オムニバス形式で“奇妙な世界”へといざなう短編をお送りする人気シリーズ。郷ひろみ、初主演!娘役に上白石萌音「永遠のヒーロー」「永遠のヒーロー」は郷さんがデビュー47年目にして本作で初主演を務め、上白石さんが娘役で出演。改造人間技術が発達した世界で怪人に対抗するため政府が開発したヒーロースーツを着用、怪人を検挙する日々を送る“レッドライガー”こと大場博人(郷さん)は、多忙のため世界一大事な娘・亜希(上白石さん)とテレビ電話で会話することだけが毎日の息抜きだったが、定年を期に娘とゆっくり暮らせると思っていたところで怪人・マスターカイザーから世界を揺るがすテロ予告が届く…と言う物語。郷さんのヒーローぶりと、上白石さんとの親子愛も見どころだ。吉田羊、30年前のタイムカプセルを開けると…「しらず森」吉田さん主演の「しらず森」は乾緑郎による同名小説を映像化するもの。夫婦仲がうまくいかず息子を連れて実家に帰っている遥子(吉田さん)が小学校の同窓会に参加、30年前に埋めたタイムカプセルを掘り起こし、息子の尚之(高橋來)とタイムカプセルを持ち帰っていると、幼い頃よく遊んでいた森を思い出す。尚之と一緒にその森の中に入っていくと、尚之がどこかへ消えてしまい、遥子が夫と尚之を探すなか、ふと目に付いたタイムカプセルを開けてみるとそこには信じられないものが入っていて…というストーリー。木村文乃主演で不思議な親子生活を描く「人間の種」木村さん主演の「人間の種」は、デザイン会社に勤めるごく普通のOL・春田緑(木村さん)が「幸せの種」という名の植物の種を購入、花壇に植え育てていると頭から芽を生やした少女・希(粟野咲莉)が生えてくる。少女は緑に自分が緑の母親であると告げ、母親しか知りえないことを次々話し出す。「緑が大好きだったロールキャベツ作ってあげる」と台所に立って料理までし始める始末。その日から娘・緑と頭に芽の生えた母・希の不思議な親子生活が始まった…というストーリー。玉森裕太がピアノ科音大生、黒島結菜は天才ピアニスト役「さかさま少女のためのピアノソナタ」玉森さん主演、黒島さんとの共演でおくる「さかさま少女のためのピアノソナタ」は、北山猛邦による同名原作のドラマ化。音楽大学のピアノ科に通う黒木(玉森さん)が、天才的才能を披露する同級生・吉野(黒島さん)と比べ、自分には才能がないと落ち込んでいたある日、古本屋で古いドイツ語の楽譜集を発見。そのなかにあった赤黒いシミのついた楽譜にはドイツ語で「さかさま少女のためのピアノソナタ」「絶対に弾いてはならない」と書かれていた。検索すると「この曲をもし弾き間違えたなら、必ずや手を失うだろう」と書かれていたが、どうしてもその楽譜が気になる黒木がそのピアノソナタを弾き始めると突然まわりの音が消え、ピアノ以外の音が聞こえなくなる。それは天才ピアノ少女にまつわる悲劇の序章だった――という展開。浜辺美波が“大根”で戦う!?「大根侍」浜辺さん主演の「大根侍」はアクションシーンが見どころのシュールなコメディー。小手さんのほかジャニーズJr.のユニット「HiHi Jets」から井上瑞稀も出演。浜辺さん演じるバスケ部マネージャーで女子高生の立川樹が、憧れの先輩・萩山翔(井上さん)の大好物・ブリ大根を作ろうと、大根の入ったレジ袋を提げ意気揚々と歩いていると、大根を刀のように腰に差した男(小手さん)から大根で腕を斬られてしまう。命乞いをする樹に「決闘は1か月後にしてやる」と言う男は逃げたら翔を斬ると言い放ち去っていく。するとそこへ「わしの弟子にならぬか」と腰に大根を差した老人が現れ、樹はその老人の元で野菜を武器に修行を始める…という内容。また今回はタモリさん出演のストーリーテラーパートに“謎の男”として佐藤さんが出演。番組の“聖域”ストーリーテラーパートで佐藤さんが見せる演技にも注目。土曜プレミアム「世にも奇妙な物語 ’19 雨の特別編」は6月8日(土)21時~フジテレビ系にて放送。(笠緒)
2019年06月08日映画『十二人の死にたい子どもたち』大ヒット御礼舞台挨拶が昨日2月5日に行われ、先日の公開記念舞台挨拶では欠席となったシンジロウ役の新田真剣佑が登壇した。ベストセラー作家・冲方丁の初となる現代サスペンスの傑作を、堤幸彦監督が実写映画化した本作。杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈ら注目の若手俳優が出演するとあって、公開前から大きな話題に。そして公開を迎えると、初週(1月25日~27日)は観客動員数263,398人、興行収入339,218,900円と大ヒットスタートとなり、公開から11日目には動員数64万人を突破、興行収入も8億円超えを記録している(動員数:644,572人/興行収入:813,946,400円)。■新田真剣佑、インフルから復活! しかし…そんな大ヒットを記念して行われた今回のイベントでは、12人の安楽死志願の未成年のひとり、“5番”シンジロウ役の新田さんが映画公開後初登壇。盛大な拍手&歓声で迎えられると、「本当に公開記念舞台挨拶に出たかったので、今日ここに立たせて頂いて本当に幸せです!」と笑顔。なお、この日は堤監督も登壇予定となっていたが、流行中のインフルエンザにより残念ながら欠席に。しかし、監督から「真剣佑は現場でも『座長』風の時や、悩める性格俳優の時や、『おなかいたーい』とワガママ小僧の時や、まったくほっておけない愛すべきキャラクターでしたが、ラストのラストでものすごい『神演技』をぶちかましたときは、スタジオ全員が驚愕し、言葉を失い、不覚にももらい泣きしてしまいました」「さっすが!やる時はやる役者ぞ!と大感動!作品にとてつもない大きな力を与えてくれました」とメッセージが到着。それに対し新田さんは「それを直接言って頂きたかったです(笑)いや…そんなに褒めないでくださいよ…!(笑)」と照れた表情を見せていた。■“騙された!”スキンヘッド体験エピソードまた、劇中では衝撃のスキンヘッド姿を披露している新田さんは「眉毛ふさふさだな…って思いました(笑)」と感想。そしてスキンヘッドにするために、頭の型取りをしたそうで、「型をとるときって何かを塗られて、固くなるまでそのままでいなければならないのですが、“頭の部分だけ型とりまーす!”ってスタッフさんに言われてたんです。いざ、行ってみたら顔全部塗られてしまって(笑)暗いところと、狭いところが苦手な僕をダマしてスキンヘッドが作られたっていう裏話があります!今日初めて言います。大人にダマサれました!(笑)」と初スキンヘッド体験のエピソードを披露していた。そんな新田さんの姿に監督も「スキンヘッドの特殊メイクはいろいろな作品で作りましたが、こんなにも美しくキマル頭もなかった。まるで頭蓋骨の模型のようだ。美しい。驚いた」と大絶賛のコメントが到着した。■杉咲花&高杉真宙らの“ずっと聞きたかったけど、聞けなかったこと”今回の舞台挨拶に向け、共演者たちから寄せられた“ずっと聞きたかったけど、聞けなかった”質問に答えるコーナーも。杉咲さんからは「朝からキムチラーメンを食べているところを目撃したり、毎日ピザを食べているという話を聞いたのですが、好きな食べ物は何なのですか?(笑)」と質問が。しかし、新田さんは「食べてないと思う!…何を見たんだろう…」と言いながら、好きな食べものは「肉!」と回答。また北村さんからの「僕との思い出で一番印象深い出来事を教えてください」という質問には、「匠海らしい!(笑)ランチを食べるためだけのために、会って解散したり…2人で夜空を見上げながら、お酒を飲んだりしたし…地方での撮影の時に毎晩僕の部屋に来て沢山話をしたり…と印象的なエピソードは本当に沢山あります!」と仲良しエピソードを告白。そして高杉さんからは「どうしたら新田さんの様に素晴らしく人と接することが可能でしょうか?」とまた違った角度からの問いに、「相談所じゃないですか(笑)」とツッコミつつ、「とりあえず、ハグから入れば良いんじゃないかな」と伝授。さらに、黒島さんからも「セリフがとても多かったと思いますが、覚えるコツはありますか?」と再びのお悩み相談が。すると、「(萩原)利久くんと渕野(右登)くんと坂東(龍汰)くんを家に呼ぶことだね!」と言い、「12人と、とにかく登場人物が多くて、1人だとこんがらがっちゃうんですよ。なので、みんなで毎晩セリフ合わせをしていました!」と撮影期間中をふり返った。安楽死志願の未成年12人による、未体験リアルタイム型・密室ゲームを描く本作。「やっと…やっと!この作品の舞台挨拶が出来ました」と登壇できた喜びをかみしめた新田さんは、「この映画を観て、人それぞれ思うことは違うかもしれませんが、希望と、人間とは何かと、命の大切さを知ることが出来る映画になっています。多くの方々に是非、観て頂きたいです!」と最後に呼びかけていた。『十二人の死にたい子どもたち』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:十二人の死にたい子どもたち 2019年1月25日より全国にて公開©2019「十二人の死にたい子どもたち」製作委員会
2019年02月06日俳優の新田真剣佑が5日、都内で行われた映画『十二人の死にたい子どもたち』(公開中)の大ヒット記念舞台挨拶に登場した。同作は、冲方丁による密室ゲーム・サスペンスを実写化。廃病院を舞台に、「死に方、タイミングが12人全員一致すること」という集団安楽死をするために集結した12人の未成年たちの前に、ルール違反の13人目の死体が現れ、ミッション達成が崩壊し出す。剥き出しになる12人の死にたい理由と、犯人捜しの追及が同時進行していく。公開翌日に行われた舞台挨拶に、インフルエンザで登壇できなかったリベンジとして、今回堤幸彦監督との舞台挨拶を予定していた新田だが、なんと入れ替わりで堤監督がインフルになってしまったため、1人で登場。堤監督は「リベンジ舞台挨拶にインフル返しで欠席してしまい、全く申し訳ない。ワクチンを打っていたので、熱もなく、楽にのんびりしており、今もテレビを見ながら、焼きそばを食べております」とコメントを寄せた。さらに、堤監督が「ラストのラスト、ものすごい神演技で不覚にももらい泣きしてしまいました」「作品にとてつもない大きな力を与えてくれました。感謝です」と新田の演技を絶賛すると、「そんなに褒めないでくださいよ〜」と照れる。堤監督は作中で新田が披露したスキンヘッド姿にもコメントを寄せ「まるで頭蓋骨の模型のようだ。美しい。驚いた。三蔵法師の役に立候補したらいかがか」と提案し、「孫悟空は杉咲花さん、沙悟浄は渕野(右登)くん、猪八戒は北村(匠海)くん、その他の人は悪代官か村人か岩か馬か」と、新田プロデュース・堤監督版『西遊記』の構想を語る自由っぷりだった。○共演者陣からの質問また、今回来れなかった共演者陣から新田への質問に答えた新田。杉咲花の「好きな食べ物はなんですか?」という質問には「肉……」と回答し、北村匠海の「僕との思い出で1番印象深い出来事を教えてください」という質問には新田「匠海らしいな〜」と頷く。「『仰げば尊し』で最初に出会って、2人でランチするためだけに会って沖縄料理を食べて解散して、ある日は匠海の家に行ってベランダで夜空を見上げながらお酒を飲んで喋ったりしたし。映画の撮影で地方に行った時は毎晩自分の部屋に来て話をしていました。たくさんありました。一つには決められないです」と熱く語った。高杉真宙からの「コミュニケーション能力の向上を図りたい」という相談には「根本的な性格が違うからどうしようも言えない」と悩みながらも「ごめん、わかんないや、真宙くん! とりあえずハグから入ればいいんじゃない?」と提案。しかし「初日にハグしちゃったんですよ、おどおどしちゃってたから、無理かな」と懸念する。ロサンゼルス育ちだけに、日本に来たばかりの頃はよくハグをしていたという新田は「最近はしなくなったけど、同世代には」と明かした。最後、黒島結菜からの「セリフを覚えるコツは」という質問には、「坂東龍汰と淵野くんと(萩原)利久をうちに呼び込むことです」と語る。特に同作では12人の会話が入り乱れているため「1人でやるとこんがらがっちゃうんですよ。3人が手伝ってくれました」と、みんなでセリフを覚える方法を提示していた。
2019年02月05日映画『十二人の死にたい子どもたち』では、本件が最後のそろってのインタビューになるらしいと告げると、出演する杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈は、即座に名残惜しそうなムードを漂わせた。インタビュー内で、「これだけ同世代が集まることはなかなかないですし、すごくうれしかった」と杉咲さんが触れた通り、一緒にいることの心地よさと、慣れ合いではない、ほどよい緊張感が彼らを前にすると伝わってくる。それはそれは、実り多く刺激的な撮影現場だったのだろう。情報解禁時のトレーラー再生数は24時間で600万回という驚異的な記録を叩き出した本作は、前評判の高さのままに、1月25日に封切られるやいなや初週2位をマークし「二度観」をするリピーターも後を絶たない。主人公は、安楽死を求めて集団自殺をするべく廃病院に集った未成年十二名。おもな登場人物は以上となり、いるはずのなかった「十三人目」の死体をめぐって、疑心暗鬼になりながら互いに嫌疑をかけていく。手に汗握る心理戦、つまり彼らの演技こそ最大の見どころとなった。冲方丁の原作を基に映画化を手掛けたのは、『ケイゾク』、『天空の蜂』、『イニシエーション・ラブ』など多彩なジャンルを自分色に染め上げる名手・堤幸彦。密室でスリリングに物語が展開していく本作において、肝になるキャスト勢は、有名・無名問わず堤監督の御眼鏡に適う精鋭が集められた。キャリアも性格も容姿も性別もバラバラの彼らだが、同世代ということ、こと芝居にかける熱量がほとばしっている点こそ共通項。インタビューでは、互いへの想いを解放してもらい、存分に本音を語ってもらった。杉咲花「喉元までグーーッとせり上がる」ほど、同世代の皆としゃべりたかった――皆さんにとって、新たな代表作が加わった印象の力強い作品でした。十二名で演技をしていて、触発されたり、「ああ、ここすごいな」と思うような場面はどこでしたか?杉咲:たくさんあるんですけど、私は結菜ちゃんと一緒のシーンです。アンリ(杉咲さん)はメイコ(黒島さん)とは、ずっとバチバチ火花を散らしていますけど、あるシーンで向き合うことになるんです。メイコが感情的になるところなので、撮る前日に、堤監督から「アンリはメイコにちょっとグズグズする感じで言ってもらおうかな」と言われていたんです。「どんな感じになるのかな…!?」と思っていたら、結菜ちゃんがすごい演技をしてくれて…。台本以上の、自分が思っていた以上の感情が溢れ出している姿を目の当たりにして、「何としてでも目の前のこの人をどうにかできないだろうか」という思いにさせてもらいました。アンリとして、それまでに出てこなかった感情にさせてもらえたので、私にとって忘れられないシーンです。橋本:自分のシーンではないんですけど、私もアンリとメイコのシーンが、この映画を観て一番感動したところでした!というのも、私、そのシーンのときに撮影現場にいなかったんです。だから完成作を初めて観たとき、「こういうシーンになっていたんだ!!」と驚きました。花ちゃんと結菜ちゃんが、アンリとメイコとして本当に対峙していましたし、ふたりの関係性の変化が、観ていてもはっきりわかるんですよね。繊細な気持ちや、つかめるようでつかめない感じのもどかしさがすごく伝わってきて…とても感動しました。だから、生で見たかったなと思いました(笑)。黒島:ありがとう…!そのシーン、私もすごく印象に残っています。堤監督には、撮影前から「ここでブワーッと泣いてくれ」と言われていたんですけど、台本には泣く描写がないから、「どうしよう」と最初は戸惑っていて。けど、「メイコは自分でもわけがわからなくなって、その感情表現として涙があふれてくるんだよ」と堤監督に説明されて、実際、アンリとシンジロウ(新田さん)のお芝居を見ていたら、メイコの孤独が浮かび上がってきて、本当にそういう感情になっていきました。さっき花ちゃんは私のことを言ってくれたけど、私としては、アンリが歩み寄ってくれて、何とも言えない微笑みをしてくれたから、その表情を見たときに全部が一気に楽になった感じがあって…。だから、花ちゃんのおかげです。役柄的に、アンリとメイコは仲良くする感じではなかったので、花ちゃんは現場で距離を置いてくれていたんですけど、私にはすごくありがたかったというか。現場で役を作っていったからこそ、できたお芝居だったんじゃないかな、といまでも感じています。――杉咲さんは、あえて距離を置かれていたんですね。杉咲:そうですね。(物語は)たった1日のお話なので。私個人としては…、これだけ同世代が集まることはなかなかないですし、すごくうれしかったので、「みんなと一緒にしゃべりたい!」という思いが、喉元までグーーッとせり上がるくらいだったんですけど(笑)。アンリはすごく孤独な人というのもありましたし、みんなといることに慣れたくなかったので、そこだけは決めていました。橋本:うん、そうだったね。花ちゃんだけモニター前にいたりしていたよね。――反対に、男性陣は現場ですごく仲良くしていたと伺っていますが…?北村:どちらかというと、僕らふたり(北村&高杉)は見守っていたタイプです。僕らの役って、ほかのみんなとはまたちょっと違うのもあったので、僕ら以外の4人の男性陣は、坂東(龍汰)くんが中心になって仲良くしていました(笑)。まっけんは台詞量がとにかく多くて、すごく大変だったから、皆で合宿したり、夜な夜な台詞合わせをやっていたんでしょう?新田:坂ちゃんと利久は毎日のように僕の家に来てセリフあわせにつき合ってくれていました。北村:まっけんは自分の世界も持ちながら、現場にいたようなイメージです。ちなみにですけど、真宙くんは「現場の妖精」と言われていて…。高杉:ちょっと、ちょっと(笑)!橋本:そうそう(笑)。北村:妖精さんは、ごはんどきだけポッと来て、みんなで一緒にお弁当は食べるんですよ。高杉:そう、たまに人前に現れないとね(笑)。北村匠海が「ああ、演技すごいなぁ」と思った役者は…――男性陣にも同じ質問をしたいです。お芝居をしていて、あえて挙げるならばどのシーンに一番ぐっときましたか?新田:どのシーンも思い入れはありますが、長まわしのシーンは特に印象的でした。撮影中はあまり記憶がなくスクリーンで観て、ああ、こういうシーンだったんだと。橋本:そうなんだ。私はアンリとシンジロウのシーンと、シンジロウがひとりで打ち明けるシーンにも、すごくぐっときたよ。みんなも…うん、そうだったと思います。この作品って、同世代しかいないじゃないですか。普通の映画はバックボーンを撮っていくと思うんですけど、これだけ同じシーンの中で場面も変わらずいるのに飽きないですし、個々のエネルギーで相乗効果があった感じでした。だから、現場は集中力が切れるというよりも、空気を保たないといけないという、いい意味でのピリッとした感じはあったと思っています。――北村さん、高杉さんはいかがですか?北村:シーンではないんですけど、僕が「ああ、演技すごいなあ…」と思ったのは萩原利久くん。全員:ああ~。北村:タカヒロ(荻原さん)はガラスのような心の持ち主なので、一番繊細なお芝居をしていた印象です。吃音症状のある役なんですけど、作品の中で少しずつ、少しずつ症状が治っていくんです。その治り具合が、もう絶妙で…!僕がもし、「タカヒロ役で」とオファーされたら、絶対に難しいし悩むと思うのに、彼は台本読みの段階で完成していたから。ひょうひょうとして見えるんですけど、すごく刺激を受けましたね。役者魂を感じる人です。――役どころの話で言えば、高杉さんの演じたサトシは主催者という立場上、最も特殊というか、何をどこまで見せるかも肝だと感じました。苦心したことはありましたか?高杉:そうなんですよ。最初に台本を読んだ時点では、サトシはずっと無表情で最後に笑うとかなのかな、それくらいの流れを作っていこう、という感じでした。いざ台本読みに行ったら、堤監督に「ずっと不思議な笑みを浮かべていて」、「台詞も、もっとやさしく」と演出を受けたりしたので、自分が思うキャラクターとの造形のズレを修正して作った感じです。印象的なシーンは…結構みんながいいシーン、言っちゃっているからな(笑)。全員:(笑)。高杉:全体のお話になりますけど、死を題材にしている映画だから、当然、暗い役が多いじゃないですか。だからこそ、吉川(愛)さんと坂東くんのような明るいキャラクターがいてくれてよかったな、と思いました。映画の中でも、現場にいても、ふたりのことは明るく、すごく目立っているなと思って見ていました。橋本:…あの…明るい役は坂東くんじゃなくて、渕野(右登)くんの役じゃない?高杉:ああ、そうだ!!間違えた(笑)。全員:(笑)。高杉:坂東くんは、本人の明るいキャラクターに引っ張られちゃいました(笑)!劇中に明るいキャラクターがいるからこそ、ほかのシーンがすごく際立つんだなと思ったんです。僕自身はあまり表情筋を動かさない役だったこともあって、みんなの表情の変化を見ていて「羨ましいな」と思っていました。堤監督からの一言コメントに、6人が過剰反応!?――ところで、マスコミ向けのプレス内で、堤監督から皆さんへの一言コメントが書かれているのを読みましたか?全員:はい!橋本:監督の一言コメントって面白いですよね。――そうなんです。珍しいので、皆さんからもリターンの一言をいただきたく。まず杉咲さんには、「モナリザもびっくりの、怒ってるとも泣いてるともとれる表情が圧巻」というコメントでしたが。橋本:うん!まさにだよね!黒島:うん!北村:モナリザもびっくりだよ!杉咲:え、本当…?うれしいです(笑)。橋本:花ちゃんの演技は、後半になるにつれて、より何を考えているかわからないもんね。アンリの一言で、空気が一変したりもしますし。あれだけバッと切り替わるのはなかなかできないので「すごいな…」と現場で見ていて思いました。――黒島さんには「あっけらかんとしながら揺れる女子の心の表現がみごとでした」と。メイコはファザコンで利己主義と、黒島さんご自身とは正反対にも思える役柄で、なかなか感情移入もしづらかったのでは?黒島:まったく共感できない役でした(苦笑)。最初、堤監督からは、メイコが責め立てるときには「目をギョロギョロ動かして」「目を開いて」とかは言われていて、形から教えていただきました。そうやって何か演出をつけられても「やるしかない!」と思って「はい」としか答えられなかったので、それがあっけらかんとした感じに見えたのかな、と思います。――橋本さんには「国宝級の美少女。今回はおもしろさは一切なく人間の光と影を演じてくれた」とあります。橋本:おもしろさは、一切ないと思います!美少女は…ただただいじられているだけです!――けど、ノブオもリョウコに対して「やっぱりかわいいね」と言っていました。北村:あの台詞が、今回いっちばん難しかったです。全員:(笑)。橋本:思わず笑いそうになった(笑)。もう笑いをこらえるのに必死で!杉咲:でも、リョウコが帽子とマスクを取った瞬間は、すごく神秘的だった!黒島:すごく素敵だった。ずっと顔が隠れているのがもったいない~。橋本:いやいや。けど、それこそ私、帽子もマスクもつけているから「楽させてもらってすみません」と思っていましたよ(笑)。北村:ヘアメイク時間、0分だったもんね(笑)。「逸材」新田真剣佑は、実は褒めてほしい人…!?――新田さんには「神演技をいただきました。すごい逸材!」と絶賛のコメントが寄せられています。新田:恐れ多いです。北村:堤監督のコメントの通りだと思います。橋本:台詞が多いという大変さを抜かしたとしても、シンジロウとして場を次の展開に変わっていくときの流れの波が秀逸で。こんなに何も気にしていなさそうな感じなのに、すべてに気を張っているから。北村:体はめっちゃでかいのに、すっごい繊細だよね。全員:うん、うん。北村:それでいて国宝級イケメンですから、逸材すぎて!橋本:それ、ちょっといじってるよね(笑)。現場で、まっけんは「台詞が多くて言えない」と苦しんでいる感じだったけど、カメラが回ると全然そんなことはなくて。私たちが引っ張られていく感じはあったかな、と思います。北村:…そこね、「できない、できない」と言いながら「できる」パターンだから、まっけん、ちょっと褒めてほしいんでしょ(笑)?全員:(笑)。――北村さんへのコメントは「イケメンの顔の内側に硬い信念や、独特のリズムがあっておもしろい」とあります。一緒に芝居をされている皆さんは、独特のリズムを感じますか?杉咲:匠海は左右されないというか、その空気に飲まれない強さをずっと感じていました。それをリズムというなら、確かにお芝居は独特のリズムだと思います。北村:「独特だね」とは、ほかの監督や役者の友達からも、昔からすごく言われるんですよ。自分では全然わからないんですけど…間とかなのかなあ。杉咲:普段、すごく落ち着いているから、ノブオに通じるものがあるなとも、私は感じていました。どこか達観して俯瞰で見ているような一面があると思っています。――では最後に、高杉さんです。「こんなにまじめな人がこの世にいるのか。実直を絵に描いたような俳優」とあります、皆さんからは、どう見えますか?全員:まじめ!!高杉:(首を振る)黒島:神様みたい。橋本:妖精、越えたね(笑)。高杉:何なんだ!?北村:いや、もう真宙くんは雲の上の存在ですよ。杉咲:確かに。新田:うんうん。高杉:私だって、悪いことのひとつやふたつ…。橋本:そういうところが、もう(笑)。全員:(笑)。(text:Kyoko Akayama/photo:Masashi Kuroha)■関連作品:十二人の死にたい子どもたち 2019年1月25日より全国にて公開©2019「十二人の死にたい子どもたち」製作委員会
2019年02月04日表現者としてさらなる高みを目指す羽生結弦。原点回帰、そして今季のビジョンを織り込んだ、新プログラムに迫ります。静かなピアノの曲は音も抑えて滑りたい。幼い頃から目標にしてきた、23歳での五輪制覇。それをディック・バトン(アメリカ)以来66年ぶりに果たす“連覇”という快挙とともに達成。そしてそれにより始められると思った、自分のための、新たなフィギュアスケートへの挑戦。自分が競技者として目覚め、世界を意識する気持ちを生み出してくれた憧れのスケーターふたりの、代表的なプログラムで使用された曲を使うと決めた。だからこそ、いま自分ができる最高の技術を入れ込んだプログラムにしたいという思いは強い。その表れが、SPでジャンプをすべて後半の初めまでに入れ、その後はスピンやステップを行う構成にしていることだ。昨年4月に自ら企画・参加したアイスショーの“コンティニューズ・ウィズ・ウィングス”で、羽生はジョニー・ウィアーの、体をかがめて足の間に手を入れて回転する彼の“パンケーキスピン”に衝撃を受けたと話していた。アイスショーではウィアーだけではなく、ステファン・ランビエールなどもスピンだけで感情を表現する技術の高さを見せている。そんなスピンとステップで表現する世界を、さらに際立たせようとする試みなのだろう。自身の世界最高得点を更新する110. 53点を出したGPシリーズロシア大会では「曲自体も序盤はゆったりしているので、その中の滑りではあまりエッジの音は立てたくないし、ゴリゴリとスケートを滑らせたくないので。そういった、何かジャンプにつながる部分の難しさみたいなものも感じながら滑っています」と話していた。それは彼が『バラード第1番ト短調』を滑るシーズンイン前の言葉と共通している。静かなピアノの調べで始まる曲だからこそ、スケーティングの音も極力抑えて静かに滑らなければいけないと思う、と話していたのだ。羽生がウィアーの滑りに憧れたと話した中のひとつに、彼のジャンプのランディングのスムーズさときれいな流れがある。静かな曲調の中で力を使わずにスムーズな“静”を感じさせるジャンプをし、曲が盛り上がる後半のスピンとステップで自らの感情を爆発させるようなプログラムを意識しているのだ。日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化部長は、シーズン初戦オータムクラシックの、羽生のSPのスピンが印象的だったという。「レベル4を取るためには今までと同じことをやればいいが、今季はその組み合わせを難しいものに変えていた。それでこれまでの彼には見られないミスをしたが、本人も自分のためにスケートをすると話していたように、楽しみながら新しいことに挑戦しているなと感じました」と話している。ほぼスコアに縛られず演技ができている。フリーで彼の挑戦の気持ちが表れているのが、後半に入れている4回転トウループ+トリプルアクセルだ。このコンビネーションは着氷した足では踏み切らないために“シークエンス”扱いとなり、得点は2つの基礎点を加算した8掛けになる。羽生はそれを入れようとした理由を「今はほぼスコアに縛られることなく演技ができているので。点数は関係なく、今の自分ができる最高のコンビネーションとなるとやっぱり4回転トウループからのトリプルアクセルになると思うから、やろうかなと思いました」と話す。自分が得意にしていて思い入れのあるトリプルアクセルを2本入れたいという強いこだわりもある。それを入れることによって、連続ジャンプで2回転トウループを入れる必要がなくなることにもこだわった。エフゲニー・プルシェンコが『ニジンスキーに捧ぐ』で見せていた重厚感のあるカリスマ性を意識し、演技時間が30秒短くなり演技に余裕が持てない中で、すべてのジャンプに難しい入り方や出方を織り込む。そして最後にトリプルアクセル2本を含めたコンビネーションジャンプを3連続で入れる、極めて難度の高い構成にした。その難しさを承知しながらも、自分ができうる最高難度に取り組もうとするのは、“皇帝”とも称されるプルシェンコのこれまでの功績に敬意を払ってのものだろう。そのプログラムを自分のものとして完成させることこそ、羽生が目指すものだ。はにゅう・ゆづる1994年12月7日生まれ、宮城県出身。4歳からスケートを始める。 2014年のソチオリンピックに続き、2018年平昌オリンピックで金メダルを獲得。五輪連覇は66年ぶりの記録。※『anan』2019年1月30日号より。写真・能登 直(a prest)取材、文・折山淑美(by anan編集部)
2019年01月27日映画『十二人の死にたい子どもたち』の公開記念舞台挨拶が26日に都内で行われ、杉咲花、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗、堤幸彦監督が登場した。同作は、冲方丁による密室ゲーム・サスペンスを実写化。廃病院を舞台に、「死に方、タイミングが12人全員一致すること」という集団安楽死をするために集結した12人の未成年たちの前に、ルール違反の13人目の死体が現れ、ミッション達成が崩壊し出す。剥き出しになる12人の死にたい理由と、犯人捜しの追及が同時進行していく。登壇者は皆ブラックの衣装で登場した同イベント。4番・リョウコ役の橋本は、肩を露出し胸元なシースルーになっている大人シックなドレスで登場し、同作を通じて成長した点について聞かれると「切り替えや集中力」と語る。「現場がセットで40分長回し。セットに入るだけで気持ちも変わるし、緊迫感もひしひしと感じていて」と振り返り、「(作中の)1日をこんなに濃く撮るというのは珍しいと思うので、集中力を欠かさないようにやってたんじゃないかな」と分析した。また、「ハワイで打ち上げしたい」と希望した橋本。堤監督から「最近ないですよ。新宿の大きいカラオケボックスとかで」とつっこまれると、「ないからこそなんですよ! 昔はあったとかって聞くじゃないですか」と主張。しかし、堤監督から「自分で計画して友達と行ってきたら?」と言われ、「じゃあ、行きます!」と宣言していた。
2019年01月26日昨年8月末、拠点であるトロントのリンクにジャージー姿の羽生結弦の姿があった。公開練習のリラックスした表情に接近。公開練習で、いい意味での力をもらっています。昨年8月30・31日にカナダ・トロントのクリケットクラブで行われた、羽生結弦の新シーズンへ向けての公開練習。クラブに入ってくる彼を数多くのカメラが迎え、ロッカールームから出てスケート靴を履く時も、間近までカメラが迫ってくる。そんな中で彼にとっての公開練習の意味を聞かれると、笑みを浮かべながらこう答えた。「ひとつには自分にとって締め切りというか、テスト的なところがありますね。人間って追われるものがないと、最終的には詰めることができないじゃないですか。そういう意味で公開練習というのは皆さんが期待して来てくれることだから、自分の中で『ここまでにある程度仕上げておかなきゃ』という、ある意味でのプレッシャーというか…。いい意味での力みたいなものをもらっています」羽生は平昌五輪の後で、「五輪というのは卒論みたいなものだ」と話していた。4年間の集大成。そのためにゼミに入って研究を積み重ね、積み重ねて結果を出すものだと。だが平昌ではケガでその期間がギュッと短くされてしまった。すべてがゼロになった状態から、またすべてを一から作り直すのが大変だったと苦笑していた。そんな状況でも大きな目標にしていた五輪連覇を果たした羽生。今季の公開練習では、五輪へ向かう気迫を心に秘めていた昨季とは違う、穏やかな表情を見せていた。そこで発表した新プログラムは、ショートはジョニー・ウィアーが’06年トリノ五輪の前にフリーで使っていた『秋によせて』。『Origin』と名付けたフリーは、エフゲニー・プルシェンコが旧採点法時代に芸術点ですべてのジャッジが満点の6.0点を付けた、伝説のプログラム『ニジンスキーに捧ぐ』で使用していた曲。共に幼い頃に憧れ、その演技に刺激を受けた尊敬する存在。ふたりには自身が企画・プロデュースしたアイスショー“コンティニューズ・ウィズ・ウィングス”に出演してもらった時に、使いたいという思いを伝え、快く了承してもらったという。「フリーはまだ自分が使ったことのないジャンルの曲。小さい頃からずっとやりたいと思いながらも、プルシェンコさんの代表的なプログラムだから自分が使うべきではないと我慢してきた曲です。彼の圧倒的なオーラだったり、ニジンスキーのポーズ、一つひとつの音に合わせている動きやジャンプなどに、ものすごく惹かれた記憶があります。ウィアーさんの『秋によせて』も、男性だからこそ出せる中性的な美しさは彼の一番の魅力だと思ったし、スピンでの手の使い方やジャンプのランディングの美しさに惹かれ、自分もこういうふうに滑りたいなと思った記憶があります」曲の中に、自分の色を入れ込みたいと思う。以前は自分の色というより、尊敬しているスケーターたちの様々な部分を受け取り、それをつなぎ合わせて自分になればいいと思っていた。だが昨シーズンあたりからは自分らしさ、色というのがやっと出せるようになったと思えてきた。だからこそふたりへのリスペクトを持ちながら、曲の中に自分の色を入れ込みたいと思うようになったというのだ。競技を続行しようと決断した彼の心の中には、4回転アクセルに挑戦し、跳びたいという強い気持ちもある。それが今の最大のモチベーションだと。だがそれとともに、新しいプログラムに自分の思いを込めて作り上げ、演じたいという気持ちもある。「プログラムに関しては何か、自分の好きなようにしちゃおうというのが一番ですね。もう素直に、自分の気持ちとか、童心の中にある夢というものを叶えてあげようという気持ちが、今はすごく強いので。だから今は、すごく子供に戻った感じです」羽生はこう言うと明るく笑った。大きく開放された心。彼はそれを存分に楽しもうとしているかのようだった。はにゅう・ゆづる1994年12月7日生まれ、宮城県出身。4歳からスケートを始める。 2014年のソチオリンピックに続き、2018年平昌オリンピックで金メダルを獲得。五輪連覇は66年ぶりの記録。※『anan』2019年1月30日号より。写真・能登 直(a prest)取材、文・折山淑美(by anan編集部)
2019年01月26日映画『十二人の死にたい子どもたち』の公開記念舞台挨拶が26日に都内で行われ、杉咲花、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗、堤幸彦監督が登場した。同作は、冲方丁による密室ゲーム・サスペンスを実写化。廃病院を舞台に、「死に方、タイミングが12人全員一致すること」という集団安楽死をするために集結した12人の未成年たちの前に、ルール違反の13人目の死体が現れ、ミッション達成が崩壊し出す。剥き出しになる12人の死にたい理由と、犯人捜しの追及が同時進行していく。前日の25日に、インフルエンザによる舞台挨拶欠席を発表していた新田真剣佑は「皆様にお会いすることが叶わず、とても残念に思っています」とコメントを寄せる。坂東は「昨日まっけんから電話があって。『板ちゃん、俺の分も楽しんで、頑張って』」と明かした。タイトルにちなみ「十二人の〇〇〇〇子どもたち」という言葉を考えてくるコーナーでは、物語の設定を考えてきた渕野(「脱獄したい」)、古川(「補欠を決められない」)、竹内(「サバイバルな」)、丸かぶりだった高杉&北村(「ゲームがしたい」)、吉川(「ゲーマーな」)、願望をのぞかせた橋本(「ハワイで打ち上げしたい」)、坂東(「うれたい」=熟れたい)、さらに萩原(「入れ替わった」)、黒島(「大人な」)と個性豊かな結果に。また欠席している新田の「個性の違う」という回答が映し出されると、プライベートでも親交の深い北村は「真面目だな〜」としみじみ。「真剣佑らしい。人への愛情がすごいので、この映画に出てるみんなのことが大好きだったんですよ。フォローしておきます」と、この場にいない新田の回答を補足していた。「もぐもぐしたい」と回答した杉咲は、「現場で、新田真剣佑さんが、大量のピザを差し入れてくださったんですよ。でも重いシーンも撮っていたので、和気藹々と食べるよりは、それぞれが食べる感じだったから、今度はみんなで楽しく食べたいな」と希望する。杉咲は、新田へも「真剣佑君がここに立てなくて残念だったんですが、ご本人が一番悔しいと思うので、早く、みんなでピザを食べられるくらい元気になってほしいなと思います」とメッセージを送った。
2019年01月26日●ひねくれてるし、共感もできない!?冲方丁による密室ゲーム・サスペンスを実写化し、公開前から話題を呼んでいる映画『十二人の死にたい子どもたち』(公開中)。「12人全員一致」をルールに集団安楽死するため、廃病院に集結した12人の未成年たちの前に、ルール違反の13人目の死体が現れる…という衝撃的な展開を見せる。さらに、堤幸彦監督のもとに杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗と若手の実力派が集まったことで、さらに注目度が上がっている。今回マイナビニュースでは、新田、北村、高杉、黒島、橋本の5人にインタビューを決行し、それぞれの同作にかける思いを聞いていく。今回話を聞く黒島が演じたのは、インパクトの強い6番のメイコ。自ら「嫌われ役」と言うメイコについて、黒島はどう捉えていたのか。○■撮影は「しびれる感じ」――かなり特殊な設定の物語で、しかも同世代が集まって……という作品ですが、最初に内容を聞いたときはどういう印象でしたか?これだけの同世代が集まって、それぞれの見せ場もあって……最初、プロデューサーさんに「演技対決になるよ」と言われ、「どうしよう」と思いました(笑)。ピリピリした感じになるのかなと思ってドキドキしてたんですけど、私が演じるのは嫌われ役のようなキャラクターだったので、自由にやれば面白くなるのかな、と思って、楽しみでもありました。――メイコは表情も鬼気迫るようで、少し狂気を感じるような部分が印象的でした。「本当にひねくれてるな」と思いましたし、あまり共感できるところもなくて……でもみんなとの会話で成り立つものだと思ったので、現場で相手のセリフをちゃんと聞いて、その時の気持ちを演じればいいかな、と。考えすぎずに臨みました。――自分が未成年の頃と比べて、気持ちがわかる、というようなところはあったんですか?本心じゃないことを思わず言ってしまうようなところは、「もっと言い方を考えればいいのに」と思いました。もっと違う言い方をすれば相手に伝わるし、ギクシャクしないですむのにな、と。自分もそうなんですけど、思ったままを言ってしまったりすると、良くない方向に行ってしまうこともあるから。――12人しか出てこなくて、一室で、相手と対峙する場面がすごく多かったように思いますが、それは楽しかったですか? それとも、難しかったですか?お芝居はすごく楽しかったんですけど、ワンシーンワンシーンがとても長くて、集中力を保つのが大変でした。途中で何度も「やばい、これは大変だぞ」と思いましたし。でも、みんな同じ環境で演じているし、弱音もなく一生懸命だったので、「私も頑張らなきゃな」という気持ちでした。カメラも5台あって、何十分も長回しでなかなかカットがかからないし、終わった時はみんな「は~っ」となってましたね。誰かと目が合ったら、「これやばいね、頑張ろう」とアイコンタクトをする感じ。「こんなになると思ってなかったあ」って、結構しびれてました(笑)。だから、逆に、楽しんでできました。――共演者の皆さんとは、濃密な時間を過ごした、戦友みたいな感覚だったんでしょうか。最初は、もう少しライバル意識が出てきたりするのかな? と思ったけど、全然そんなことなくて、「頑張ったよね!」という雰囲気でした。みんなで一生懸命頑張った作品だと思います。●北村匠海の印象は…「大人子どもな人」――新田さんは、男子チームでごはんに、という話もされてました。男子メンバーはみんな仲が良くて、ゲームしたりお弁当を食べたりしていました。新田さんのおうちに何人か泊りに行って、台詞を練習してるという話も聞きましたし、結構、新田さんがお兄さん的な感じだったのかな。――ここが難しかった、印象的だったというシーンを教えてください。セイゴ(坂東龍汰)に向かって、自殺しに来た理由を早口で言うシーンは、自分でも「よく噛まなかったな」と思いました。噛んだりつっかえたりしたら面白くないですし、瞬きもしないで、口だけペラペラ動かせるようにしたかったんです。犬の散歩をしながら、ブツブツセリフを覚えました(笑)。――あの過激なセリフを、犬の散歩しながら!以前は目の前にセリフを貼って、家でごはんを作りながら覚えていたりもしたんですけど、実際はカメラの前で動きながらセリフを言っているので、意外と動いていないとダメなんですよね。私には、歩きながらセリフを覚えるのが合っていて、散歩の甲斐もあって、長台詞を頑張れたと思いました。あと、作品を見て、「私、こんなに眉毛が動くんだ!」と驚きました(笑)。おでこを出していて、顔が全部出ているから、自分でも発見ができて面白かったです。○■北村匠海への印象は?――それは新発見ですね。今回インタビュー連載として、くじで引いた方へのメッセージをお願いしているので、ぜひ1枚引いていただければ。ええ~! ……これ! 9番、ノブオ君(北村匠海)ですね。――北村さんを「〇〇な人」と表すと、どんな方ですか?……大人子ども、な人!(笑) 演じていたノブオとリンクする感じもして、年の割には大人だと感じる部分もあるんですが、時々見せる子どもらしさみたいなところが印象的でした。――黒島さんは大学で写真を学ばれてますが、北村さんもカメラが趣味ですよね。そうなんです。前から「素敵な写真を撮る方だな」と思っていました。でも、そう言うのも、恥ずかしいじゃないですか(笑)。カメラの話、一切しませんでした。向こうもきっと私が写真をやっているのは知ってるだろうし、もう少し話してみたかったという、微妙な距離感でした。2回目、3回目の共演があったら、話せるようになるかもしれないですね(笑)。■黒島結菜1997年3月15日生まれ、沖縄県出身。2012年から芸能活動を開始した。2013年、『ひまわり~沖縄は忘れない、あの日の空を~』で映画デビュー。『あしたになれば。』(15)、『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?』(18年)で主演、『サクラダリセット』(17)でヒロイン役。堤幸彦監督作品ではSPECサーガ完結篇『SICK’S 恕乃抄 ~内閣情報調査室特務事項専従係事件簿~』(18)、『SPECサーガ黎明篇 サトリの恋』(18)に出演している。公開待機作に『カツベン!』(2019年12月公開)がある。
2019年01月26日杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈らを迎え、“映像化困難“といわれた冲方丁の密室サスペンスを映画化した『十二人の死にたい子どもたち』。この度、本編映像やメイキング映像が盛りだくさんに詰まった特別映像が到着した。今回到着した映像には、初解禁となる“名場面”が散りばめられ、豪華な顔ぶれによる登場人物の紹介とともに舞台裏の模様も収録。“激しい心理戦”を繰り広げる劇中の鬼気迫る演技とは一転、笑顔を覗かせるオフショットも織り込まれた特別映像となっており、そのギャップこそ彼らの演技力の高さを証明するものとなっている。■全てが“ネタバレ”の密室サスペンス!言いたいけど、言えない…「みんなで死ねば、怖くないから」――。その日、安楽死を望み、廃病院の密室に集まった12人の未成年たち。ところが、彼らはそこで13人目のまだ生あたたかい死体に遭遇する。突然の出来事にはばまれる彼らの安楽死。あちこちに残る不自然な犯行の痕跡、次々起こる奇妙な出来事。彼らだけしか知らない計画のはず。まさか、この12人の中に殺人が…?死体の謎と犯人を巡ってウソとダマしあいが交錯、12人の死にたい理由が生々しくえぐられていく。全員、ヤバい。気が抜けない。いつ誰が殺人鬼と化すかも分からず、パニックは最高潮に。彼らは、安心して“死ねるのか”、それとも怯えながら“殺されるのか”…。■豪華スタッフ結集!“映像化困難“の壁を越え、原作者も絶賛の仕上がりに物語は、時系列や舞台となる廃病院の構造を利用し、かつ、個性的な登場人物それぞれの背景などが緻密に組み上げられているため映像困難と思われていたが、その高い山に挑んだのが、『人魚の眠る家』も記憶に新しい堤幸彦監督。脚本は今回が初めての映画脚本となる倉持裕。演劇界では故・蜷川幸雄、「劇団☆新感線」のいのうえひでのりらと組んできた才人だ。原作を読み込み、構造分析、解体、再構成…を繰り返し、2年近く試行錯誤を重ねた結果、原作の魅力を余すことなく残し、見事、映像化となる脚本が完成した。撮影を担当したチーフカメラマンは「トリック」「SPEC」シリーズでライブ感を大事にした撮影を行ってきた斑目重友。青みを強めた映像に、全体的にフィルム的な効果も施している。■豪華若手俳優の演技バトルは見逃せない!杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈という若手オールスターキャストと、「池袋ウエストゲートパーク」「SPEC」シリーズで数々の若手俳優を発掘してきた堤監督により、オーディションから選ばれた吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗といった将来の活躍が期待される面々が出演。個々の役柄構築を始め、お互いがお互いを意識しコラボレートしていく集団演技が要求された彼らは、撮影現場で凄まじい“演技力”を発揮。ライブのような空間に晒された役者たちは、それぞれが互いを警戒し合いながら本心を隠し、平然と振舞う表情や仕草の生々しさに思わず息をのむ、“この瞬間”にしか生まれない芝居を誕生させた。台本は6、7ページにわたるのはざらで、クライマックスの場面はなんと12ページにも及んだという。■衝撃!異常なまでの大反響!公開前から“現象化”衝撃的な特報が解禁されるや否や、ネット上では異例のペースでリピートする若者が続出。さらに11名のキャストと予告編、そして12人目のキャスト・橋本環奈の解禁と、作品の情報が少しずつ明らかになる度に、若者を中心に異例の盛り上がり見せている。「10代女子が選ぶ“2019年流行りそうなコト”」(マイナビティーンズ調べ)では、強い支持を得て見事1位になるなど、まさに1つの現象と化している。『十二人の死にたい子どもたち』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:十二人の死にたい子どもたち 2019年1月25日より全国にて公開©2019「十二人の死にたい子どもたち」製作委員会
2019年01月25日映画『十二人の死にたい子どもたち』(2019年1月25日公開)の特別映像が25日、公開された。同作は、冲方丁による密室ゲーム・サスペンスを実写化。廃病院を舞台に、「死に方、タイミングが12人全員一致すること」という集団安楽死をするために集結した12人の未成年たちの前に、ルール違反の13人目の死体が現れ、ミッション達成が崩壊し出す。剥き出しになる12人の死にたい理由と、犯人捜しの追及が同時進行していく。今回公開された特別映像には、本編映像&メイキング映像を収録。杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈といった若手オールスターたちの、劇中の緊迫した場面と、オフになった場面が写し出される。時系列や舞台となる廃病院の構造を利用し、個性的な登場人物それぞれの背景が描かれるため、映像化は困難と言われていたという同作だが、堤幸彦監督と、演劇界で注目される脚本の倉持裕とのタッグにより、2年近く試行錯誤を重ねながら実現に至った。また同作は特報、11名のキャスト&予告編、12人目のキャスト・橋本環奈の解禁と、作品の情報が少しずつ明らかになる度に、若者を中心に盛り上がりを見せる。2019年1月公開の映画期待度ランキング1位(Filmarks調べ)、新作期待度ランキング1位(1月第4週、映画ランド調べ)と注目を受け、原作がオリコン週間文庫ランキングにて2位を獲得(1/14付)。「10代女子が選ぶ『2019年流行りそうなコト』」(マイナビティーンズ調べ)では、1位になるなど、盛り上がりをみせている。
2019年01月25日映画『十二人の死にたい子どもたち』(1月25日公開)のジャパンプレミアが9日に都内で行われ、杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗、堤幸彦監督が登場した。同作は、冲方丁による密室ゲーム・サスペンスを実写化。廃病院を舞台に、「死に方、タイミングが12人全員一致すること」という集団安楽死をするために集結した12人の未成年たちの前に、ルール違反の13人目の死体が現れ、ミッション達成が崩壊し出す。剥き出しになる12人の死にたい理由と、犯人捜しの追及が同時進行していく。作品にちなみ、人生で「決断した場面」を聞かれたキャスト陣。「ロスで生まれて、日本に拠点を移したこと」(新田)、「大学を目指して勉強してたけど、芸能1本でやることを決めた」(北村)、「小学6年生の時に、福岡からの上京を決めたこと」(高杉)、「地元(沖縄)から上京したこと」(黒島)と、仕事に関わる決断を明かしていく。さらに、橋本も「本当に同じことで申し訳ないんですけど、私もそうなんですよ」としみじみ。「結果的にみんな年齢が近いので、節目となると、上京だったりに。福岡から上京するというのは、今までの人生の中では、一番大きな決断でした」と振り返った。決断の際の心境を聞かれると、「結構、ざっと! 潔く決断をしました」と力強く答えていた。
2019年01月09日映画『十二人の死にたい子どもたち』(1月25日公開)のジャパンプレミアが9日に都内で行われ、杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗、堤幸彦監督が登場した。同作は、冲方丁による密室ゲーム・サスペンスを実写化。廃病院を舞台に、「死に方、タイミングが12人全員一致すること」という集団安楽死をするために集結した12人の未成年たちの前に、ルール違反の13人目の死体が現れ、ミッション達成が崩壊し出す。剥き出しになる12人の死にたい理由と、犯人捜しの追及が同時進行していく。12人のメインキャストが集結したジャパンプレミアでは、監督以外の全員が全身真っ白な衣装に身を包み登場。いくつかの質問が全員になされ、トータライザーに「YES」と答えた人数だけが示されていく。「12人の中に好きな人がいる?」という質問には、9人がYESと答え、真っ先に疑われた坂東は「押した。マッケン」と、あっさり自白。北村も「好きだよなあ、マッケン」と納得していた。「共演者のとんでもない秘密を知っている」という質問には、新田が「セリフ合わせに付き合ってもらってて、(萩原、渕野、坂東が)1週間くらい連続で家に泊まりにきてくれて……」とエピソードを披露。「坂東龍汰が隣に寝てくる。すると、足を絡めてくる」と高杉を使って実践すると、会場もざわつく事態に。坂東は「夏だから、冷房が逆に寒くて!」と弁解していた。また、新田は挨拶の際に「十二人の子どもたち……あれ?」とタイトルをマジボケし、「間違えちゃった」と頭をかく。杉咲は「この映画は、衝撃的な内容なのはもちろんそうなんですけど、ひとくくりにできない。アクションもないし恋愛も描かれてないのに、ハラハラドキドキしたりクスッとしたり、心がキュッとしたり、ひとくくりにできないのがこの映画」と表し、「意外な仕掛けがいっぱいある、秘密箱みたいな映画だと思います」と語った。
2019年01月09日「映画の打ち上げは撮影終了から公開まで時間が空くこともあり、出席者が集まらないこともあります。しかし、そこはさすが“周防組”。驚異の出席率で、150人ほどが集まっていました。それだけ結束が固かったといえるでしょう」(映画関係者)来年12月公開にされる周防正行監督(62)の新作映画「カツベン!(仮)」。その打ち上げが、12月10日に都内のカフェで行われていた。カツベンとは、活動弁士の略称。映画がまだサイレントでモノクロだった大正時代。この活動弁士が独自の語り口で伝え、作品を盛り上げていた。そんなカツベンを夢見る主人公を演じるのは、映画初主演となる成田凌(25)。ヒロインを若手女優の黒島結菜(21)が務め、脇を固めるのは竹中直人(62)、永瀬正敏(52)、竹野内豊(47)、高良健吾(31)、井上真央(31)など。アクション、恋、笑いを織り交ぜた作品となっているという。そんなメンバーが集結した映画とあって、打ち上げも超豪華。永瀬は仕事で残念ながら欠席となったが、会場には主演級のメンバーがズラリ!「監督は『まだ撮り終えていないシーンもありますし、これから編集に入るところです。しかしひとまず本編は終了したということ、乾杯』と挨拶。その後は立食パーティとなりましたが、俳優さんたちはみんな監督のもとへ行って感謝の言葉を伝えていました」(出席者)出演者の挨拶も熱いものがあった。竹野内は「『shall we dance?』を見たときから、周防監督の映画に出ることが目標でした」と告白。「本当に幸せです」と続け、感動のあまり目を潤ませていたという。そんななか、主演の成田を慌てさせるできごとが起きていた。「高良さんが挨拶のなかで、成田さんの“ある発言”を暴露したんです。それは、成田さんが『井上真央さんとのラブシーンが超最高だった』と話していたというもの。突然の暴露に、成田さんは『言わないで!』と赤面。会場からも笑いが起きていました」(前出・出席者)思わぬハプニングがあったものの、成田は挨拶では作品への思いを熱弁。最後には男泣きする一幕もあったという。周防組での初主演映画は、彼にとって思い出深い作品となったようだ。
2018年12月21日家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。今回は、クリスマスイブにスペシャルで帰ってくるNHKの土曜時代ドラマ『アシガールSP』をご紹介。■『アシガールSP~超時空ラブコメ再び~』(NHK総合・12月24日21時~)主人公は、足の速さだけは誰にも負けない女子高生・速川唯(黒島結菜)。弟・尊の発明したタイムマシンで戦国時代にタイムスリップしてしまい、そこで出会った羽木家の若君・忠清(伊藤健太郎)に一目ぼれ。愛する若君を守るため、足軽の唯之介として戦場を駆けるラブストーリーです。NHKの時代劇枠では珍しい(?)とっぴな設定と、若さはじけるキャストが描き出す時空を超えたラブコメディは、若者から年輩まで幅広い層から親しまれ、かく言う記者も、うっかりどハマりしてしまった視聴者の一人。調子がよくて打たれ強いヒロインの“生きる力”や“恋のパワー”に圧倒されつつ、爆走ガールをしっかり受け止めるイケメン若君にキュンキュンしまくりでした(笑)。そんな2人の恋の完結を描く続編は、唯と忠清の婚儀の数日前から始まりますが、またも身の危険が迫った忠清を奪還するため、唯の命をかけた戦いがコミカルかつ、ハートフルに描かれます。注目は、前作よりもはるかに親密度が増した唯と若君のラブラブぶり。唯と忠清の“初夜”シーンは、お姫様抱っこからのバックハグ!と、もうキャーキャー悲鳴ものです(笑)。イブの夜は胸キュン必至!※BS4Kでは同日の17時から先行放送。さらに、12月23日16時30分からNHK総合にて『唯と若君時空を超えた恋のキセキ!』と題した特別編も放送。
2018年12月17日演技派女優、渡辺えり(63)&キムラ緑子(57)コンビによる舞台「有頂天」シリーズの新作『喜劇有頂天団地』(新橋演舞場にて12月1~22日まで、京都四條南座にて’19年1月12~27日まで)公演が決定!今回のテーマは「隣人戦争」。私生活でも仲よしな2人の、爆笑“井戸端会議”をどうぞ!■舞台で、現場で、ドラマで……あのイケメンに胸キュン!キムラ「昨日、朝ドラ『半分、青い。』で知り合った俳優さんが所属する『劇団男魂(メンソウル)』の舞台を見てきたの。すごくよかった!」渡辺「イケメンなの?」キムラ「個性的な役者さんがそろってて、座長さんが色っぽかった。すごくオススメ!」渡辺「ドリちゃん、前に西島秀俊さんとも共演してたでしょ。一緒にお風呂入るシーン撮ったとかで」キムラ「10年も前のことですよ」渡辺「かっこいい!とか言ってたじゃない」キムラ「ずいぶん前だから忘れちゃった(笑)。私、最近のこともよく覚えてないの」渡辺「私が今オススメなのは伊藤健太郎くん。かっこいいわよね。去年、大阪公演のとき、彼の出演してたドラマ『アシガール』(NHK)が放送されてたの。ドラマ見たさに、舞台が終わったらみんなと飲まずにすぐホテルに帰ってた。健太郎くんに恋しちゃったら、(相手役の)黒島結菜さんが私に見えてきちゃって。キュンキュンしてたわ~(笑)」キムラ「21歳の黒島さんに(笑)」渡辺「彼にぜひ、お会いしたい。でも、共演できても恋人役はこないわよね」キムラ「あら、私はドラマ『僕のヤバイ妻』(フジテレビ系)で高橋一生さんと夫婦役やりましたよ。偽装でしたけど。でも、最後は愛されちゃうの。いい役だったわ」渡辺「一生さんて何歳くらい?」キムラ「37歳。一生さんて、いい意味で、ちゃんとハッキリ自分の意見を言う人。私たちがずっと困っているけど言いにくかったことを『それってダメですよね?』ってサラッと代弁してくれて」渡辺「かっこいい~!」キムラ「それも嫌な感じではなくてね。若いのにステキなの。ブレークするのは当然だと思う」渡辺「彼がまだ若手のときに、私が演出した舞台『瞼の母』に出演してくれて、おとなしくて真面目な人だな、って印象だった。私のこと『怖い人』って勘違いしてたけど、ちゃんと訂正してくれた?」キムラ「ちゃんと話してますよ。えりさんの話をすると盛り上がるから、つい、いろいろ話しちゃう」■前澤社長みたいな、お金持ちと知り合いたい渡辺「ZOZOTOWNの人とか話題になってるじゃない。前澤社長」キムラ「今すごく気になる人。アーティストを月に連れていくとか言ってた。不思議な人ですよね」渡辺「何人か連れていくって?」キムラ「1人100億円で8人」渡辺「え~?どうやってそんなに稼いでるの?」キムラ「ITで、洋服を売ったりしてますよね」渡辺「うちの劇団に寄付してくれないかしら。1億、2億だけでもいいから」キムラ「月よりも先にお願い、って感じですよね」渡辺「そんなお金持ち知り合いにいないからね。周りは貧乏人ばっかり(笑)」キムラ「おかしい~~(爆笑)」渡辺「お金持ちの友達がいたらこんなに苦労してないし。前澤さん、よろしくお願いします!」
2018年11月26日フィギュアスケートの羽生結弦選手が出演するロッテ「ホットガーナ」新WEB動画、「マフラー男子」編と「マドラー当たる」編が15日、公開された。ロッテは、この冬「ガーナミルクチョコレート」をより簡単に、いろいろなシチュエーションで楽しんでもらおうと新動画を制作。「マフラー男子」編では、白いセーターに真っ赤なマフラーを巻いた羽生選手が、ホットガーナを飲んでホッと一息。カメラ目線で、「お疲れ様です。はい、ホットガーナ」と優しい表情で甘く語りかける。「マドラー当たる」編では、「羽生選手マドラー」を使って「5、6からの~7回転!」と遊ぶ、無邪気な羽生選手の姿を見ることができる。羽生選手の競技中の様子を再現した「羽生選手マドラー」は、羽生選手自ら監修。ジャンプやスピンのポーズには細微の部分までこだわり、躍動感あふれる仕上がりに。ホットガーナをつくって画像をSNSで投稿すると、抽選で500人にこのマドラー3種セットが当たるキャンペーンも実施する。羽生選手は、撮影の打ち合わせで「羽生選手マドラー」の試作品を渡されると、「おお!衣装の細部までこだわっていますね!」と出来栄えに感心。そのままじっと真剣な目つきで指先や衣装の細部まで確認すると、「よし、僕が技の見本になります。さらに完璧なマドラーを作りましょう!」と自らスタッフへ提案し、「結弦だけに、ユヅれないんですよね(笑)」と、衣装を脱いで、記録用のカメラに向かってマドラーのポーズと同じ体勢を披露した。そして、指の向き、角度、足の高さなど、羽生選手のこだわりが細部まで表現されたマドラーが完成。羽生選手は「それぞれのマドラーによって、回した時の感覚が全然違うんです。(ホットガーナを混ぜる際に)いろいろな回し方を楽しんでいただきたいです!」と呼びかけている。
2018年11月15日黒柳徹子が司会を務めるテレビ朝日系「徹子の部屋」の10月10日放送回に女優の菜々緒がゲスト出演。番組では彼女の代名詞ともなった“菜々緒ポーズ”の誕生秘話なども披露されるなど様々なトークが展開。視聴者からは様々な反応が寄せられている。番組冒頭で黒柳さんからいきなり菜々緒ポーズをリクエストされ、恥ずかしそうな表情を見せながらもしっかりポージングした菜々緒さん。このやりとりにSNS上では「菜々緒ポーズやってくれた」「菜々緒ポーズやらされて恥ずかしそうな笑顔かわいい」「菜々緒ポーズ強要されてて爆笑しちゃった」などの声が上がる。その後のトークでは菜々緒ポーズの由来に話が及び、元々写真集の表紙だった“菜々緒ポーズ”だが、撮影の前日に自転車でケガをしてしまい、それを隠すために生まれたという意外な誕生秘話が明かされた。ケガをした当初は怒られると思った菜々緒さんだが、結果それが話題を呼び「無駄なことはない」と感じるようになったという。また悪女キャラでブレイクしたことについては「自分の名刺になるようなものがあるのは強みで嬉しい」とポジティブに捉えているそうだが、一方で悪女キャラのイメージが浸透したせいで街でもなかなか声をかけてもらえないという。これについてもその分プライベートが充実できるとポジティブに捉えているそう。そのほかにも芸能の仕事をやるために大学2年にうちに4年分の単位をほとんど取ったという“努力家”な一面や、祖母、母とともに体作りにいそしむプライベートのエピソードなどが幅広く語られた。これを見ていた視聴者からは「綺麗なだけでなく、努力家なのが良く分かります」「きっとすごく努力してるんだろうなと思わせるよね」などの反応が寄せられたほか、「役柄のイメージと全然違う礼儀正しい話し方に驚きを隠せない。」「心身ともに真っ直ぐな姿勢でハキハキと気持ちのいい受け答え」など、ドラマでみせるイメージとのギャップに驚いたという声も多数投稿されていた。また10月11日(木)スタートの「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」に出演する菜々緒さん。同作で共演する米倉涼子とは3度目の共演となり、今回は米倉さん演じる主人公のライバル弁護士役での出演。番組では「自分も強い女性を演じることが多いので勉強になる」と米倉さんへの憧れも語っていた。「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」は10月11日(木)21時~テレビ朝日系で放送開始。(笠緒)
2018年10月10日人気若手俳優・成田凌が、周防正行監督の4年ぶりとなるオリジナル最新作『カツベン!(仮)』で映画初主演を務めることが分かった。併せて、ヒロインに黒島結菜、共演には永瀬正敏や高良健吾など豪華俳優陣が発表された。■周防監督4年ぶりの新作の舞台はおよそ100年前の映画界『カツベン!(仮)』と題される周防監督最新作は、いまからおよそ100年前、「映画(活動写真)」がまだサイレントでモノクロだった時代を描く。楽士の奏でる音楽とともに独自のしゃべりで物語をつくりあげ、観客たちを映画の世界に誘い、熱狂させる【活動弁士】通称“カツベン”を主人公にしたストーリー。ほかにはない日本独自の文化が花開き、映画を観に行くよりも活動弁士のしゃべりを聞きに行くほど注目を集めるカツベンにあこがれる青年が、とある小さな町の映画館に流れついたことから全てが始まる【アクション】×【恋】×【笑い】の要素を織り交ぜたノンストップエンターテインメントだ。周防監督は「日本映画の無声映画時代には“活動弁士”という存在がいて、映画を解説しながら上映していた時代があり、これは世界でも日本独自の文化でした。日本映画の始まりの物語をエンターテインメントとしてみなさんに知っていただき、日本映画の歴史というものを感じてもらいたかったという気持ちが一番強かった」と、作品に対する熱い思いをコメントしている。■主人公には映画初主演となる成田凌が抜擢!今回、主人公に抜擢され本作が映画初主演となるのは、モデルとしての活動のほか、大ヒットとなった『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』へ出演するなど、様々な分野で活躍する若手最注目俳優の成田凌。ヒロインには映画『サクラダリセット』に出演するなど若手実力派女優の黒島結菜。周防監督は、成田さん、黒島さんを抜擢した理由について「ふたりともオーディション(3カ月にわたり男女100名ずつ実施)で選びました。日本映画のはじまりの頃はまだみんなが初々しく、そのような初々しさを2人に感じました」と明かすと、「成田さんは会った時の素直な感じ、そして活動弁士として映画を解説している姿がオーディションを通じて想像できたので、その才能を信じてキャスティングさせてもらいました。黒島さんは役でも駆け出しの女優を演じる、その役柄にふさわしい初々しさと可愛らしさを感じました」と、それぞれの魅力についても語った。また、脇を固めるのは、永瀬正敏、高良健吾、井上真央、音尾琢真、竹野内豊などの豪華俳優陣。また、竹中直人、渡辺えり、小日向文世をはじめとする周防作品お馴染みのキャストも登場する。■成田凌&黒島結菜のコメントも到着本作で映画初主演となる成田さんは「映画初主演を周防組で行えるということで、この世界にいる人間としては誰もが羨むようなことだと思っており、もちろんプレッシャーも感じておりますが、何より安心感と信頼があるので、何があっても、這いつくばってでも真ん中に立っていようと思っています」と、本作に対する熱い思いを語った。本作の役所については「活動弁士に憧れる青年で、真っ直ぐに、素直に、でもやんちゃな部分も持ちつつ、愛するものに突き進んでいく役です」とコメントした。黒島さんも「女優に憧れる女性で、非常に素直で純粋で、小さい頃に活動写真というものを見て、女優になりたいと思う一途な女の子です」と自身の役所を説明。さらに本作での豪華な共演陣に関して成田さんは「錚々たる方々がいる中で、主演という形で携わらせていただきますが、主演だからと変に気構えることなく、監督を信じ、共演者の方々を信じて一生懸命やっていきたいです」と、心の内を告白。黒島さんも「日本映画界の中でもオリジナルで、珍しい作品になると思っており、キャストの方々も素晴らし方々ばかりなので、みなさまの足を引っ張らないようにしがみついていきたいなと思っています」と意気込みを語った。周防作品史上、「一番映画愛に満ち溢れた、笑えて、泣けて、ハラハラドキドキする!」最高傑作が遂に動き始める。『カツベン!(仮)』は2019年12月より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年09月28日永瀬正敏と菜 葉 菜を主演に迎え、実話を基にしたオリジナルサスペンス映画『赤い雪 Red Snow』の公開が2月に決定。佐藤浩市、井浦新ら豪華俳優陣も出演する。■ストーリー雪が降り続く小さな村で1人の少年が忽然と姿を消した。失踪した少年と一緒にいた兄、白川一希(永瀬正敏)の曖昧な記憶に警察の捜査は混乱。そんな中、誘拐監禁殺人の容疑者として捜査線上に江藤早奈江(夏川結衣)が浮かび上がる。ほかに何件もの殺人容疑がかかる中、早奈江は完全黙秘で無罪となる。30年の年月が経過し、少年失踪事件の容疑者だった早奈江の一人娘、早百合(菜 葉 菜)を見つけ出した事件記者の木立省吾(井浦新)が一希を訪ねてくる。毎夜、雪で弟を見失う悪夢に苛まれ、自分を責め続ける一希。少年が消えた事件の日から被害者の兄と容疑者の娘という、心に傷を持つ男と女が交錯する。「完全黙秘」と「曖昧な記憶」の先には予想できない結末が待ち受けていた…。■永瀬正敏&菜 葉 菜が実話を基にしたミステリーに挑む!本作の主演を務めるのは1983年、相米慎二監督作品「ションベンライダー」でスクリーンデビュー以降、『あん』『光』『Vision』の河瀬直美監督や、『ELECTRIC DRAGON 80000V』『パンク侍、斬られて候』の石井岳龍監督など、作家性の強い作品にも引っ張りだこの永瀬さん。近年ではジム・ジャームッシュ監督作『パターソン』でも高い演技力が評価される中、本作では物語の発端となる、雪の日に失踪した少年の兄、白川一希を演じる。永瀬さん自身、面白い作品であれば大小問わず出演するスタンスもあるが「初めて脚本を読ませて頂いた時、読み進めながらドンドン作品の世界観に引き込まれていきました」と興奮を隠せない様子。「そして最終ページを読み終わった直後、この物語の中に自分の身を置いてみたいと願いました。『赤い雪』この深いタイトルに込められた世界を楽しんで頂ければと思います」と語った。もう1人の主演には、2005年『YUMENO』で初主演後、『64-ロクヨン-』の瀬々敬久監督が手掛けた『ヘヴンズストーリー』での演技が評価され、『ナミヤ雑貨店の奇跡』『追憶』と、近年目覚ましい活躍を見せる菜 葉 菜さん。本作では少年失踪事件の容疑者の娘、江藤小百合を演じる。菜 葉 菜さんは『YUMENO』でも、マイナス30度にもなった極寒の北海道での撮影を経験したこともあり、雪とは切っても切れない縁を持つ。「監督とは何度もデスカッションし思いを共有しあえたつもりでしたが、撮影に入ると全てぶっ飛んでしまうほどとてつもない戦いが待っていました。私が思う早百合とそうではない早百合が脳裏を行き交いもがき苦しみもしました」と本作での苦労を語る。「それでもこの映画に賭ける強い思いが心の中で散らす火花を打ち消し愛すべき早百合と1つになって飛び立てたと思います。全編が絵画のように美しく重い作品に仕上がっています」と自信を持ってアピールした。■豪華出演者のキャスティングを実現させた監督とは?そして、失踪事件から30年後に事件を調べ、江藤小百合を見つけ出し、失踪した少年の兄である白川一希に知らせる事件記者の木立省吾役に『ニワトリ★スター』『菊とギロチン』の井浦新。少年失踪事件の容疑者であり、「完全黙秘」で事件を闇に隠しこんだ江藤早奈江役に『家族はつらいよ』シリーズの夏川結衣。そして早奈江の内縁の夫であり、30年後も早奈江の娘・小百合と同居する宅間隆役に『友罪』『64-ロクヨン-』の佐藤浩市と、豪華俳優陣が出演する。そんなキャスティングを実現させたのは、本作が初の長編作品となる甲斐さやか監督。国内外の映画祭で映像美の高さで高評価を受けている新進気鋭の女性監督だ。甲斐監督は「一級のスタッフが一丸となり『赤い雪』の世界観を追求し、一級のキャストが立ち現れる……とんでもない映画が完成したと思います」と完成に対し、感無量の様子。実話を基にして作られた本作については「人の記憶について突き詰めて考える時、足元の砂が少しずつ吹かれて崩れるような、根源的な怖さを覚えることがあります。曖昧な記憶の上に成り立つ人という存在もまた、非常に曖昧なもの……消しきれない記憶、未解決事件、海原の向こうの叫び、沈黙の人々、降りつづく雪。確かな実感の持ちにくい時代にこそ『赤い雪』の世界に浸って頂き、想いを共有頂けますことを祈っています」と作品に対する強い思いも語ってくれた。重厚で濃密なミステリーサスペンス映画に期待が高まる。『赤い雪 Red Snow』は2019年2月より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年08月30日話題のドラマで活躍中の女優、菜々緒さんが『ベスト手土産ニスト2018』を受賞!その表彰式に登場し、トークセッションが開かれました。菜々緒さんが語る差し入れ選びの極意&今ハマっている手土産とは……?『ベスト手土産ニスト2018』発表会開催!『ベスト手土産ニスト』とは、おもてなしの精神が豊かな著名人を表彰する賞で、手土産の普及を目的に株式会社ぐるなびが創設。約3万5000人からなる秘書のためのサポートサイト「こちら秘書室」の秘書会員によるヒアリングをもとに受賞者の選出が行われました。記念すべき第1回『ベスト手土産ニスト2018』に選ばれた菜々緒さんがイベント会場に登場です!ゴールドのドレス姿が美しい~!表彰式では、ぐるなび創業者で代表取締役会長CEOの滝久雄さんから記念の盾が贈られました。「選んでもらえて光栄です!」こだわりの手土産や気遣いで撮影現場の士気を高めるなど “気配りを欠かさない女性” として今回の賞に選ばれた菜々緒さん。まず受賞の感想を問われると、「このたび初代ということで、すごくうれしく思っています」といい、「私も仕事で差し入れをするので、手土産のプロみたいな秘書の方に選んでいただけたのが驚きですし光栄です」と喜びを語りました。差し入れ選びの極意は?続いて、撮影現場への差し入れの選び方を問われると、「ほかの共演者の方が差し入れをしたときに甘いものと甘いものがぶつからないようにするなど、バランスを考えます」といい、「時間帯によっても朝方とか午前中なら軽めのもの、夜なら重いものやしっかりしたものとかいろいろ考えて差し入れをしている」と極意を明かしました。菜々緒さんプレゼントするとき、相手のことを思って考えている時間も楽しいじゃないですか。それを渡したときに相手に喜んでもらえるとなると、渡した側も受けとった側もうれしいし、幸せの空間になるのが手土産のいいところだなと思います。喜ばれたのは焼肉弁当とカツサンド!ちなみに、菜々緒さんがドラマの現場に差し入れをして特に評判のよかったものは、「焼肉弁当とかカツサンド」。「みなさん体力や頭を使う現場が多いので、ガツンとしたものはすごく喜ばれるかなという印象がありますね」と説明。菜々緒さんが差し入れしたカツサンドは、以前インスタグラムでも話題になっていました。さらに、もらってうれしい手土産について、次のように語りました。菜々緒さん美容や健康にいいものは何でもうれしいと思っています。最近ではリンゴ酢。美容と健康にすごくよくて、飲み始めました。幼少期から飲んでいて、最近またおいしいリンゴ酢をいただいたらハマってしまって、今よく飲んでいます。あとはツバメの巣。今まで食べたことがなくて。自分では気軽に手を出せないものをいただけるとすごく感動したり、こういったものがあるんだという発見にもなりますし、うれしいですね。ところで、今回ぐるなびはムック本『「こちら秘書室」公認 接待の手土産 2018-2019』を発売しました。この本について菜々緒さんは、「こういう本があると勉強になるし、ありがたいですよね」と絶賛。「初代ベスト手土産ニストに選ばれたので、次はどんな差し入れをしてくれるんだろうと思われますから、いいプレッシャーになります。いろいろ調べたりして、自分も楽しみながら手土産を通して感謝の気持ちを伝えたいです」と今後の意気込みを語りました。最後に、菜々緒さんにとって手土産とは?菜々緒さん日本人ならではの文化と思います。相手のことを思いやる気遣いとか、まごころとか、ふだん言葉では言いづらくても、プレゼントや手土産を通して伝わる気持ちがありますし、大事なコミュニケーションツールだと思います。今回こういう栄えある賞をいただいて、より気を引き締めて手土産を選んでいきたいです。現役秘書が選んだ手土産をチェック!今回のイベント会場では、「こちら秘書室」の秘書会員から高く評価されている手土産も展示されていました。手土産選びのプロともいえる秘書さんたちがセレクトしたのは、スイーツやお酒、お惣菜、おつまみなど実にさまざま。これらの商品はビジネスシーンだけでなく、ホームパーティーやお呼ばれなどプライベートでも使えそうです。展示されている手土産は専用のサイトでも見られます。インフォメーション欄にリンクを貼りましたので、ぜひプロ厳選の手土産をチェックしてみてくださいね。以上、『ベスト手土産ニスト2018』イベントレポートでした!ぐるなび
2018年05月23日