俳優の黒川想矢(14)が、日本テレビ系『シャカレキ! ~社会歴史研究部~』(毎週土曜後8:54~後9:00)に新入部員・不破亜久人(ふわ・あくと)役として加入することが19日、発表された。同番組では、時計坂高校の社会歴史研究部を舞台に、顧問と部員による、映画のような重厚感あるドラマを展開。土曜の夜に家族との会話が膨らむ、知的情報番組となっている。窪塚は2022年4月の放送開始から同研究部の部員・利寺シイ役として出演してきた。利寺シイ(窪塚愛流)が3月に卒業し、社会歴史部は顧問・真実コウヘイ(尾上松也)と、部員・小峰アンナ(中島瑠菜)の2人きりになっていた。小峰のこん身の新入生勧誘チラシが功を奏し、4月に時計坂高校に入学した新入生の亜久人、通称・ファクトが入部することが決定した。歴史は少し苦手だが、コンピューターが得意な天才ハッカーの「ファクト」役を演じる黒川は、5歳から芸能活動を開始し、2021年NHK BS時代劇『剣樹抄~光圀公と俺~』での了助役が話題となり、2023年に公開された映画『怪物』では、映画初出演にしてブルーリボン賞、日本アカデミー賞、大阪シネマフェスティバルのそれぞれで新人賞を獲得した。黒川は「初めて参加した『シャカレキ!』の撮影現場は、その場その場でみんなで作りあげていく雰囲気がすごく楽しくて、これからの撮影もとても楽しみです。きょうの収録ではまだ一緒のシーンがなかったのですが、尾上松也さんは、憧れの存在なのでこれからお会いして、一緒にお芝居をできるのがとても楽しみです」と期待を寄せた。そして「僕もファクトと同じで歴史は得意ではないけれど、とても興味を持っています。特に好きなのは鎌倉時代で、御家人と呼ばれていた武士たちの上下関係や関係性などがとても面白いと思います。資料を読んだりして探求していくのが好きなので、社会歴史研究部の活動が楽しみです!」と意気込んだ。さらに、自身が演じるファクト役について「ファクトはこれまで自分が演じてきた役柄にはいなかった、ちょっとお調子者でおちゃらけているという初体験のキャラクター。普段はおちゃらけているけれど、興味のあることには集中力を発揮する、その切り替えの部分に注目してほしいです!」と見どころを紹介。「僕自身はすごく陽気だったり、元気いっぱい!というタイプではないので、普段の自分とは違う性格のファクトを演じるのは楽しいです。自分自身と重なるのはパソコンが好きなところです。僕はハッカーではありませんが(笑)」と語った。
2024年04月19日安藤サクラ、山田涼介共演の『BAD LANDSバッド・ランズ』より場面写真が解禁された。本作は黒川博行のクライムノベル「勁草」を原作に、裏社会を生きる姉弟を描く予測不能のクライムサスペンス。社会の最底辺まで落ちぶれ、オレオレ詐欺、賭博、マネーロンダリング、強盗、パスポート偽造、殺人と生き抜くためにあらゆる悪事に手を染めるネリ(安藤サクラ)とジョー(山田涼介)。彼ら〈持たざる者〉が〈持つ者〉から生きる糧を掠め取る様が爽快に描かれている。先月29日に全国公開を迎え、賞賛が相次ぐ本作から、新たに場面写真が解禁された。解禁された場面写真は、「ふれあい荘」に住み特殊詐欺の受け子をして生きる通称“教授”(大場泰正)とネリが黒い仕事に繰り出す様子を捉えたものや、ネリとジョーが姉弟揃って、林田(サリngROCK)が仕切る裏賭場で一発当てようと目をぎらつかせているカットを含む計6点。原田監督がメガホンを取った『燃えよ剣』(21)の「池田屋事件」で使用されたオープンセットで撮影したネリとジョーの闇賭博シーンも切り取られているが、ここは同作に沖田総司役で出演していた山田さんにとって見覚えのある場所。本編で、賭場に足を踏み入れたジョーが発する第一声は、それを見込んで書かれたセリフだという。粋な演出はぜひ本編で確認してみてほしい。『BAD LANDSバッド・ランズ』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:BAD LANDSバッド・ランズ 2023年9月29日より全国にて公開©2023「BAD LANDS」製作委員会
2023年10月18日公開中の原田眞人監督最新作『BAD LANDSバッド・ランズ』より場面写真が解禁された。黒川博行による傑作小説「勁草」を『検察側の罪人』や『関ケ原』などの原田眞人監督が、安藤サクラと山田涼介を迎え映画化した本作。先月29日の公開より、SNS上で早くも絶賛の声が相次いでいる。この度解禁されたのは、犯罪に手を染め、裏社会でしか生きることのできない“持たざる者”である姉ネリ(安藤サクラ)と、弟のジョー(山田涼介)、そして2人を見守る曼陀羅(宇崎竜童)の3人が映し出された場面写真。SNSなどでも「見応えが詰め込まれた作品」「ラストは言葉にならない想いだらけ」と賞賛を集めるフィルム・ノワールである本作だが、実際はその域を飛び越えるほど、どこか心が温まり爽快感のあるラストに辿りつく作品となっている。それは、大きく巻き起こる巨悪な事件の裏に、家族を持たない者たちが紡いだ本当の家族のように温かくも歪な愛の詰まった物語が見え隠れしているからだろう。「ふれあい荘」に住む曼陀羅は、数年ぶりに再会した血が繋がらない姉弟ネリとジョーの、それぞれの思惑を汲み取り、物語の中盤から2人の行く末の重要な鍵を握る存在。ネリを幼いころからよく知る元ヤクザで、ネリ自身も年齢を重ねた曼陀羅を気にかけながら、時には父のように絶大な信頼を寄せている。ネリとの再会により曼陀羅とも関わっていくこととなるジョーも、次第に彼に心を開いていく。唯一の家族であり心の拠り所であるネリを守りたいというジョーと、誰よりも近くでネリと過ごしてきた曼陀羅。2人がついに手を組み始めたとき、物語は大きく動き出していく…。場面写真では、プールバー「BAD LANDS」で話しているシーンと、曼陀羅の部屋にネリが訪ねてくるシーンが切り取られており、舞台挨拶でも、安藤さんが「最高に愛おしいトリオです」とその想いを語ったネリとジョー、そして曼陀羅の関係性が垣間見える。「まだらぼけの老人を演じるつもり」と撮影に臨み、撮影が終わって2年近くたったいまでも「曼陀羅が抜けない」と言う宇崎さんの熱演は、とびきりキュートで最高にクールな一人の人間の生き様をスクリーンに刻み付けている。『BAD LANDSバッド・ランズ』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:BAD LANDSバッド・ランズ 2023年9月29日より全国にて公開©2023「BAD LANDS」製作委員会
2023年10月11日多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠が主演を務める新ドラマ「いちばんすきな花」に、追加キャストとして白鳥玉季、黒川想矢、田辺桃子、泉澤祐希の出演が決定した。“男女の間に友情は成立するのか?”をテーマに描く本作は、潮ゆくえ(多部さん)、春木椿(松下さん)、深雪夜々(今田さん)、佐藤紅葉(神尾さん)という別々の人生を送ってきた4人の男女がある日、ふとした出来事を機に巡り会い、友情と愛情というテーマに自然と向き合っていくストーリー。白鳥玉季/望月希子役朝ドラ「とと姉ちゃん」や「テセウスの船」、「極主夫道」などに出演した白鳥玉季が演じるのは、ゆくえが講師として働く塾「おのでら塾」の生徒・望月希子。少し大人びた雰囲気を醸し出しているが、普段はゆくえのことを「ゆくえちゃん」と呼び、ゆくえの悩みも聞くなど、友人同士のような関係性でもある。「silent」を観ていたという白鳥さんは、「いつかこのチームの方々とご一緒したいと思っていたので、こんなに早く叶(かな)うなんて!と素直にうれしかったです」と参加を喜び、「“希子が登場すると安心する”と言ってもらえる存在になれるとうれしいです」とコメント。黒川想矢/穂積朔也役また、『怪物』で映画初出演を果たした黒川想矢が、ゆくえや希子たちが住む街に引っ越し、希子と同じ中学に転校した穂積朔也役。黒川さんは「登場して最初のセリフが僕の実体験であったかのような感覚で、もしかして学校生活をのぞかれているのかもしれないとちょっと怖くなり、背後を確認してしまいました(笑)」とふり返っている。田辺桃子/白石峰子役そして、「癒やしのお隣さんには秘密がある」で主演を務めた田辺桃子が、ゆくえにとって何でも話せるという唯一の男友達・赤田鼓太郎(仲野太賀)の婚約者・白石峰子を演じる。田辺さんは「柔らかい部分や受動的な赤田を優しくリードするようなキャラクターです。パートナーを大切に思う姿や考え方の違いとの向き合い方、峰子なりの表現方法を今作の一つの要素として楽しんでもらえたらうれしいです!」と呼びかける。泉澤祐希/相楽大貴役「時をかけるな、恋人たち」の放送も控える泉澤祐希は、夜々が務める美容院「スネイル」で働く美容師・相良大貴を演じる。夜々とは同期という間柄からか、夜々が職場で先輩からいびられていることを日頃から心配している。そんな相良について「いかようにも転がることのできるキャラクターだと思いました」と印象を明かし、「友達とは、恋人とはなんなのか、誰しもが一度は考えたことがあるのではないでしょうか。自分はこう思っていても相手はそうじゃない、そんなドギマギした答えの出ないテーマで、一体登場人物たちはどのように自分に決着をつけるのか、是非お楽しみに」とメッセージを寄せている。「いちばんすきな花」は10月12日より毎週木曜日22時~フジテレビにて放送(※初回20分拡大)。(シネマカフェ編集部)
2023年10月05日是枝裕和監督の最新映画『怪物』に出演し、第76回カンヌ国際映画祭に参加。ガラスのように繊細な少年を熱演し世界の注目を集めた黒川想矢さん。国際的にも評価の高い是枝組の撮影から若き俳優が感じたこととは…?演技に悩み、考え、作っていく。新鮮な経験の連続でした。少年と青年の間を行き交うように、夏の太陽の下で一瞬ごとに違う表情を見せてくれた黒川想矢さん。是枝裕和監督の最新作『怪物』で主人公・麦野湊を演じ、世界から脚光を浴びる13歳。そのきっかけは2年前の夏のこと。「それまでも子役をしていたんですが、一度お仕事に区切りをつけようと思ったタイミングにこのオーディションの話が来て『湊の役をやってみたい』と思ったんです。オーディションは全部で4回あって、結果が出るまでものすごく長くて…(笑)。その間、お正月に『是枝組に受かりますように』ってお参りした記憶があります」是枝組には“是枝イズム”ともいわれる独自の手法があるという。幼い俳優には台本を渡さず口頭でセリフを伝えるのもその一つ。「でも今回は監督から『台本はあったほうがいい?』と聞いてもらったので、僕と(同級生役の)柊木陽太くん…僕は役名で依里くんて呼ぶんですけど、二人で『あったほうがいいです!』ってお願いして。まずは自分で台本を読んで、どこで自分の心が動くかを感じてみたいと思ったんです」一方でクランクイン直後は演技で壁にぶつかったことも。そこで手を差し伸べてくれたのは担任教師役の永山瑛太さんだった。「ある日瑛太先生がジンギスカンに誘ってくれたんです。そこで『俳優は監督の脳みそにあるものを表現するんだよ』って言われて、すごく腑に落ちました。それからは考えすぎず、迷ったら監督に質問して。そういうとき監督は『こうしたらいいんじゃない?』ってヒントをくれました。印象的だったのは『感情を体の感覚に変えて演技してみたらどうですか』という言葉。例えばうれしいときは寒い日でもお腹の中がぽかぽかする、とか。それからは全身の感覚も使って演技ができてきたのかな」そして湊と依里。少年二人の無垢な絆は、迷宮のような物語の中で希望を感じさせてくれる。「依里くんとは、役作りと親交を深めるために、ロケ地近くの古い民家で生活を共にすることから始めました。オムライスを作ったり、一緒にお風呂に入ったり、喧嘩したり。依里くんは可愛いんですよ。LINEでスタンプを連続で送ってきたり悪ふざけをして、弟みたいに甘えてくる(笑)。ずっと一緒に過ごすうち、何でも言い合える親友になれました」少しずつ関係性を紡いで、感じたことを全身でカメラの前に表して。そうして生まれた映画はカンヌ映画祭の正式招待作品に。「飛行機も海外も初めて。タキシードを着て会場に行く車の中から見たカンヌの海の景色は、一生の思い出です。レッドカーペットの上ではみんなで喜び合って、一つの家族になれた気がしました。でも何よりうれしかったのは、完成披露舞台挨拶で母親役の安藤サクラさんが抱きしめてくれたこと。この作品に出られてよかったと心から思いました。実はサクラさんとは撮影中何か噛み合わなくて…(笑)。でも当時は“噛み合わない親子”の空気を作ってくれていたんだって、そのときちょっとわかりました。僕の中で作品が完結した瞬間だったかもしれません」『怪物』出演と時を同じくして変化したことがもう一つ。ドラマで共演した舘ひろしさんに憧れ「舘プロ」の一員になったのだ。「誰にもやさしく接する舘さんみたいな人になりたいです。舘さんとは二人きりでお寿司を食べたり…。約60歳差?そっか。でも一緒にいるだけで楽しいんです。いまは『あぶない刑事』を観た影響で、刑事役をやってみたいです。バイクから銃を撃つ場面、かっこよかった!ずいぶん撃つな~ってびっくりもしたけど(笑)」シャイな笑顔で13歳の素顔をのぞかせる。そしていつかは人を喜ばせる俳優になるのが夢。「僕のばあばが『怪物』を観て『私の楽しみはあなたたちよ』と言ったんです。誰かが喜んでくれるってなんかいい。その先にまた世界が待っていたらうれしいです」『怪物』稀代のクリエイターが集いカンヌを沸かせた話題作。それはよくある子供同士の喧嘩に見えた。しかし、彼らの食い違う主張は次第に社会やメディアを巻き込んでいく。母と息子、小学校の教師や友人の歯車を狂わせる“怪物”とは…。メガホンをとるのは是枝裕和監督。家族や学校の狭いコミュニティでの人間関係の歪さを巧みに描く。第76回カンヌ国際映画祭では脚本を担当した坂元裕二さんが脚本賞を、そしてLGBTやクィアを扱う映画に与えられるクィア・パルム賞も受賞。また坂本龍一さん最後の映画音楽作品になった。©2023「怪物」製作委員会くろかわ・そうや2009年12月5日生まれ、埼玉県出身。5歳から芸能活動を開始し、NHK BS時代劇での舘ひろしさんとの共演を機に舘プロに加入。趣味は一眼レフカメラ。「カンヌでは是枝監督に被写体になってもらいました!」シャツ¥20,900(マスターキー/ティーニー ランチ TEL:03・6812・9341)※『anan』2023年8月30日号より。写真・高橋マナミスタイリスト・鹿野巧真ヘア&メイク・岩淵賀世取材、文・大澤千穂(by anan編集部)
2023年08月26日安藤サクラ主演、山田涼介(Hey! Say! JUMP)共演で、作家・黒川博行による傑作小説「勁草」を原田眞人監督が映画化した『BADLANDSバッド・ランズ』から予告映像と本ビジュアルが解禁。予告に登場する新キャスト陣も明らかになった。解禁となった予告映像は、特報映像より緊迫感がいっそう増した映像に。「ホンマもんの詐欺師にはなりとうない」というネリ(安藤さん)とその弟・ジョー(山田さん)の、脱出することのできない“最底辺”での“仕事”の一端が垣間見える。そこに特殊詐欺グループの名簿屋・高城から「日本の根幹をゆるがすビッグビジネス」の存在を告げられるネリ。そして思いがけず手にした3億円を前にはしゃぐジョーの姿と、そこへ迫りくる刑事や投資家、裏社会の人間たちの姿。「選択は二つ。主人のもとへ戻るか、切り裂かれるか」という緊迫のセリフが、“持たざる者”である姉弟の、後には引けない心情を表している。さらに、姉弟を取り巻く“クセ者”たちが一気にお披露目。元ヤクザでネリを幼いころからよく知る“曼荼羅”に、道具屋の新井ママ、さらにはネリの親代わりともいえる存在の高城までもが2人へ牙をむく。詐欺師、元ヤクザ、刑事、道具屋、投資家、賭博屋。誰が敵で、誰が味方なのか?そしてこのビッグビジネスの裏に隠れる“巨悪”とは!?クセ者たちがひしめき合う“悪の巣窟”<BAD LANDS>からネリとジョーは大金を掠め取り、逃げ出すことができるのか、期待が高まる映像となった。そして新キャストとして登場するのは、ネリとジョーの姉弟が活動する大阪、「ふれあい荘」に住む元ヤクザ・曼荼羅(まんだら)を演じる宇崎竜童。同じく表向きはNPO法人「大阪ふれあい事業推進協議会」の理事長であるが、裏の顔は特殊詐欺グループの名簿屋を名乗る高城役に生瀬勝久。一方、大阪府警で特殊詐欺の捜査をする捜査一課の刑事・佐竹役には吉原光夫。同じく大阪府警にある特殊詐欺合同特別捜査班の班長・日野役に江口のりこ。そしてネリも加担する特殊詐欺の道具屋であり、「亥誠組」とのつながりを持つ新井ママ役に天童よしみ。博識ながら「ふれあい荘」に住み特殊詐欺の受け子をして生きる通称“教授”役に大場泰正。グローバル・マクロ投資家の大物で総資産500億ドルにものぼるゴヤ・コーポレーションの会長の胡屋役に淵上泰史。裏賭場の帳付、さらに裏社会での黒い仕事を仲介する謎多き女性・林田役にサリngROCKという、ひとクセもふたクセもある超豪華キャスト陣が怪演を見せ、安藤さんと山田さんの化学反応をより強烈に見せる。『BAD LANDSバッド・ランズ』は9月29日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:BAD LANDSバッド・ランズ 2023年9月29日より全国にて公開©2023「BAD LANDS」製作委員会
2023年07月19日映画『怪物』(6月2日公開)の公開初日舞台挨拶が2日に都内で行われ、安藤サクラ、永山瑛太、黒川想矢、柊木陽太、角田晃広、中村獅童、坂元裕二(脚本)、是枝裕和監督が登場した。同作は是枝裕和監督と脚本家・坂元裕二によるオリジナル作で、この度、第76回 カンヌ国際映画祭で脚本賞、クィア・パルム賞を受賞した。大きな湖のある郊外の町に存在する、息子を愛するシングルマザー(安藤サクラ)、生徒思いの学校教師(永山瑛太)、そして無邪気な子供たち(黒川想矢、柊木陽太)。そこで起こったのはよくある子供同士のケンカに見えたが、彼らの食い違う主張は次第に社会やメディアを巻き込み、大事になっていく。そしてある嵐の朝、子供たちは忽然と姿を消した。安藤は「まだカンヌから戻ってきてふわふわしたような興奮したような状態でみなさんとおあいできてうれしいです 」、永山は「世界中の方々がコレエダ! サクラ! とか言う中、『コレ、エーター!』と聞こえて振り向いてるんですけど、全然こっち向いてないという恥ずかしい思いをしました」とそれぞれに思い出深かったという。黒川は「上映が終わった次の日に、カンヌってどんなところなのかなと思って街を歩いてたんですけど、いろんな人が『コングラッチュレーション』とか、『アイラブユーユアフィルム』とか言ってくださって、嬉しかったです」と歓迎されたことを明かす。柊木は「レッドカーペットを歩いてる時に記者の方が『ディスウェイ、ヒナタ!』と呼んでくださったのが嬉しかったんだけど、『ひ』の発音が難しいらしくて、『イナタイイラギ』『イナティー』という感じになってたので、申し訳なくて“サニー”に名前を変えようかなと思いました」と会場の笑いを誘った。この日は会場でトロフィーもお披露目され、感想を求められた黒川は言葉も出ない様子。柊は「すごく、きれいです」と感想を述べていた。
2023年06月02日映画『BAD LANDSバッド・ランズ』が2023年9月29日(金)に全国公開される。監督は原田眞人。主演は安藤サクラ。原田眞人が黒川博行の傑作小説『勁草』を映画化映画『BAD LANDSバッド・ランズ』は、直木賞作家の黒川博行による重厚な傑作小説『勁草』を原作とする映画。『検察側の罪人』や『関ヶ原』 『ヘルドッグス』など、数々の話題作を手掛けてきた原田眞人が監督・脚本を務め、実写映画化する。映画で『BAD LANDSバッド・ランズ』で描かれるのは、特殊詐欺を生業とする主人公のネリと、その弟ジョーによるストーリー。後戻りのできない闇の世界へ踏み入ってしまったネリとジョーの向かう先は天国か、地獄か?予測不可能なクライムサスペンスエンタテインメントが繰り広げられる。安藤サクラが主演、弟役に山田涼介主演を務めるのは、『ある男』で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞し、『万引き家族』や『怪物』にも出演する安藤サクラ。また、安藤演じるネリの弟・ジョー役を、Hey! Say! JUMPの山田涼介が演じる。安藤サクラと山田涼介は初共演となる。橋岡煉梨(ネリ)…安藤サクラ特殊詐欺を生業とし、その成果によって弟のジョーとともに生き延びてきた。特殊詐欺グループの受け子のリーダー格であり、警察の張り込みにも目ざとく気付く。一方、自身も生活をする「ふれあい荘」の住人たちを束ねており、住民たちからの人望も厚い。体調不良の者が出ると病院へ連れて行くなど面倒見の良い一面も。矢代穣(ジョー)…山田涼介(Hey! Say! JUMP)ネリの弟。黒い革ジャンがトレードマーク。刑務所から出所してきたばかりで他に頼る宛が無く、高城に仕事を紹介してもらおうと姉のネリを頼りにやってくる。特殊詐欺に手を染めることでしか生きていくことの出来ない“危うさ”を持つ一方で、血が繋がらないながらも唯一の家族であるネリを心の拠り所にし、守ろうとする側面も持っている。尚、ジョーを演じる山田涼介は、原田眞人とのタッグは『燃えよ剣』以来、2度目となる。曼荼羅(まんだら)…宇崎竜童「ふれあい荘」に住む元ヤクザで、幼いころからネリのことをよく知る存在。高城…生瀬勝久表向きはNPO法人「大阪ふれあい事業推進協議会」の理事長。裏の顔は特殊詐欺グループの名簿屋。佐竹…吉原光夫大阪府警で特殊詐欺の捜査をする捜査一課の刑事。日野…江口のりこ大阪府警にある特殊詐欺合同特別捜査班の班長。新井ママ…天童よしみネリも加担する特殊詐欺の道具屋であり、「亥誠組」とのつながりを持つ。教授…大場泰正博識ながら「ふれあい荘」に住み特殊詐欺の受け子をして生きる通称“教授”。胡屋…淵上泰史グローバル・マクロ投資家の大物で、総資産500億ドルにものぼるゴヤ・コーポレーションの会長。林田…サリngROCK裏賭場の帳付、さらに裏社会での黒い仕事を仲介する謎多き女。映画『BAD LANDS バッド・ランズ』あらすじ<持たざる者>が<持つ者>から生きる糧を掠め取り生き延びてきたこの地で、特殊詐欺に加担するネリと弟・ジョー。二人はある夜、思いがけず“億を超える大金”を手にしてしまう。金を引き出す…ただそれだけだったはずの2人に迫る様々な巨悪。果たして、ネリとジョーはこの<危険な地>から逃れられるのか。【作品詳細】映画『BAD LANDSバッド・ランズ』公開日:2023年9月29日(金)出演:安藤サクラ、山田涼介、生瀬勝久、吉原光夫、大場泰正、淵上泰史、縄田カノン、前田航基、鴨鈴女、山村憲之介、田原靖子、山田蟲男、伊藤公一、福重友、齋賀正和、杉林健生、永島知洋、サリngROCK、天童よしみ、江口のりこ、宇崎竜童監督:原田眞人脚本:原田眞人プロデュース:原田眞人原作:黒川博行『勁草』(徳間文庫刊)音楽:土屋玲子
2023年06月02日安藤サクラを主演、山田涼介(Hey! Say! JUMP)を共演に迎え、直木賞作家・黒川博行の「勁草」を映画化する『BAD LANDSバッド・ランズ』が9月29日(金)より公開決定。特殊詐欺に加担する姉弟を映したティザービジュアルと特報映像が解禁された。第151回直木賞を受賞した「破門」や、映画化された「後妻業」など、人間を突き動かす欲望を描いてきた作家・黒川博行による重厚な傑作小説を『検察側の罪人』や『関ケ原』など数々の話題作を手掛けてきた原田眞人監督が映画化。主演は、『ある男』で第46回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞、『怪物』の公開が控える安藤サクラ。壮大なファンタジーと日常感が話題となったテレビドラマ「ブラッシュアップライフ」で主演を務めた安藤さんが、本作では特殊詐欺を生業とする橋岡煉梨(ネリ)を演じる。そして、安藤さん演じる主人公ネリの弟・矢代穣(ジョー)役には、『燃えよ剣』以来、2度目の原田監督作品の参加となる山田涼介が抜擢された。「自分の知らない世界だったので登場人物たちのキャラクターの魅力にとてもワクワクしました」と語る安藤さんは、山田さんとは初共演。山田さんに対して「本読みの時から矢代にぴったりだと思って、私と山田君でどんな化学反応が起きるのか楽しみです」とコメントする。一方で、山田さんは「安藤さんがお姉ちゃん役と聞いた時に安藤さんだったら委ねられるな。安心してやらせていただこうと思いました!」と語っており、2人が見せる化学反応に期待が高まる。安藤サクラ本作の監督・脚本・プロデュースを務めた原田監督は、初タッグの安藤さん、そして山田さんに対し「安藤サクラは世界の主演女優賞を全て差し上げたい名演です。また、切なく危険な若者を演じきった涼介の天才に私は魂を食いちぎられました」とコメント、原作の黒川博行は「安藤さんと山田さんとのコンビネーションもあいまって、期待以上のみごとな出来ばえになった。原作者として、ほんとうにうれしい」と期待の声を上げている。『BAD LANDSバッド・ランズ』は9月29日(金)全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:BAD LANDSバッド・ランズ 2023年9月29日より全国にて公開©2023「BAD LANDS」製作委員会
2023年05月30日映画『怪物』(6月2日公開)の完成披露舞台挨拶が8日に都内で行われ、安藤サクラ、永山瑛太、黒川想矢、柊木陽太、高畑充希、中村獅童、坂元裕二(脚本)、是枝裕和監督が登場した。同作は是枝裕和監督と脚本家・坂元裕二によるオリジナル作。大きな湖のある郊外の町に存在する、息子を愛するシングルマザー(安藤サクラ)、生徒思いの学校教師(永山瑛太)、そして無邪気な子供たち(黒川想矢、柊木陽太)。そこで起こったのはよくある子供同士のケンカに見えたが、彼らの食い違う主張は次第に社会やメディアを巻き込み、大事になっていく。そしてある嵐の朝、子供たちは忽然と姿を消した。安藤は「(司会が呼び込みの際に)“『怪物』の仲間たち”とおっしゃった言葉がすごくグッときちゃって、それでもう(子役の)2人を見てたら泣きそうになってます」と、瞳を潤ませる。『万引き家族』以来の是枝作品へのオファーについては「『万引き家族』に出演させていただいてそんなに時間が経ってなかったので、こんなにも早くお声がけいただけるとは思ってもいなかったので、ものすごく嬉しかった」と振り返りつつ、「その反面、監督の現場にすぐに戻ること、坂元さんの脚本であること、ものすごく高く感じてしまって、かなり長いこと怖気付いておりまして、覚悟を決められない時間が割と長くなってしまいました」と明かす。「現場に参加して、完成した作品をスクリーンで観た時に、本当にその時の自分を一発殴ってやりたいような。参加できてよかったな、と。自分の想像を遥かに超えた作品に出させていただけて、『怪物』に参加した一員としてではなく、映画を観た一員として感動して、涙が止まらなかったくらいです」と同作を称えた。子役2人のオーディションについて、是枝監督は「話をしながら直感で決めて『この子と映画を作るんだ』という覚悟ができたら」と表す。黒川については「横顔がいいなあ」、柊木については「本当に役にピッタリ。会った瞬間にこの子なんだな、(演じた)依里くんが登場したなと思いました」と語り、坂元も「この物語は、僕自身の子供の頃の体験をもとにしている部分があり、僕が黒川くんの立場の立場になってしまってちょっと恐縮なんですが、柊木くんは転校していったその時の友達に似ている」と説明した。繊細な役を演じた黒川は「お芝居している時はあんまり何も考えてなくて、ただカットがかかった時に、湊くんから自分に戻れなくて、湊に入ると、苦しくなったり、悲しくなったりすることがあって、でもとても楽しかったです」と振り返る。現場では永山からドライブに誘われ「自分がどう演技するとかじゃなくて、『役者さんは、基本的に監督の脳みそにあるものを表現するんだよ』ということを教えてくれて、響きました」と感謝。永山は黒川を誘ったことについて「想矢は現場でもこの作品に対しての愛情が深くて、お芝居に対して深く掘り下げたいという思いをたくさん抱えてたので、声をかけて」と明かし、「近所の諏訪湖で散歩しながら色々話したり。『お肉が食べたい』と言ったから連れてったんですけど、ジンギスカン屋さんだったんですね。『ジンギスカンを食べたことない』と言ってたのに、無理やり食べさせちゃったのは悪かったんですけど、でも僕が生まれて初めて食べさせてあげてよかったなと思います」とエピソードを披露する。一方、こちらも難しい役を演じ切った柊木だが、役作りについては「特に悩まなかったです」と大物っぷりを見せた。
2023年05月08日この度、女優の黒川鮎美が、結婚の平等の実現をテーマにした映画の制作をするために、クリエイティブチームBAMIRI。を立ち上げ、映画「手のひらのパズル」の制作を行うことが決定いたしました。クラウドファンディングサイト「GoodMorning」 「結婚の平等」をテーマにした短編映画制作プロジェクト■プロジェクト概要クラウドファンディングの期間は3月13日(日)までとなっております。一人でも多くの方にこの映画の趣旨を知って頂き、応援して頂けますと幸いです。また、主演・監督・プロデューサーを務める黒川の作品にかける想いを込めたコメントに加えて出演者が発表されました。【目次】・なぜ映画を作ろうと思ったのか?・舞台は北陸、金沢・出演キャスト・クラウドファンディング・公開日程・なぜ映画を撮ろうと思ったのか?2021年1月末に流行ったクラブハウスでLGBTQ当事者50人ほどから直接、生い立ちや経験などを聞きました。ここで聞いた話をここだけの話にするのはもったいない。もっと多くの人に知ってもらうべき日本の事実がそこにはありました。私の身近な友達にもLGBTQで悩んでいる親友がいます。その人たちを楽にするには何をすればいいんだろう?その友達が少しでも生きやすい世の中だと感じるために私には何ができるだろう?そう考えるようになりました。私の職業は俳優です。それならば、今を生きる人たちへのメッセージとして映画を通して作品に残すべきだと考えました。どんな場面でも、自分らしく素直に生きられている人が一体どのくらいいるのでしょうか?私は、誰もが自分らしく、ありのまま生きられる。そんな日本にしたいと思っています。そして、この映画をきっかけに多様性に寛容な社会、誰もが笑って生きられる社会にしたいです。【舞台は北陸、金沢】東京では新宿二丁目という当事者が多く集まる、大きなコミュニティーがあります。そこへいけば仲間が見つかったり、同じ悩みを持つ人たちが多くいます。しかし、地方の場合どうでしょうか?〇〇さんちの息子さんが男性と手を繋いで歩いてたらしいわよ。なんて噂がすぐに広まり、その地域に住みづらくなってしまったという話も実際に聞きます。田舎はよくも悪くも隣にどんな人が住んでいて、何の仕事をしているかまで知っていますよね?核家族化が進む中、横のつながりがとても濃いのがいいところでもあり、しかしそれにより、周りの目を気にして、自由に生きづらい人たちがいるのも事実です。性的マイノリティに対して批判的である人が多いという調査結果のある北陸を舞台にしてこの映画を制作することは、一つのチャレンジでもあります。否定的な声が大きい地域だからこそ、社会を変える力も大きいのではないかと考えています。手のひらのパズル【出演キャスト】黒川鮎美長内映里香竹石悟朗なだぎ武中野マサアキジェントル斉木きょうこイマムラキョウカ由良朱合【あらすじ】舞台は金沢。結婚適齢期の梨沙と付き合っている匠。二人とも結婚願望はあまりないものの、親や周りに言われ、梨沙と匠は結婚への道を進み始める。しかし、女友達の真子とのある出来事をきっかけに「自分らしさ」や「普通」「当たり前」について考えることになる。結婚のあり方、幸せのあり方とは?公開:2022年6月25日(土)・26日(日)場所:金沢21世紀美術館にて二日間上映役者のトークショーつき(予定)。他都内上映も検討中(予定)。※新型コロナウイルス感染拡大の状況をみて中止にさせていただくこともありますクリエイティブチームBAMIRI。 ロゴ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年02月18日女優の黒川芽以(くろかわ・めい)さんが、2020年10月8日にインスタグラムを更新。ショートヘアにイメチェンした姿を披露しています。黒川芽以の人生初ショートヘアに「かわいい」の声殺到中高生の頃からショートヘアに憧れを抱いていたという黒川芽以さん。「ドキドキしたー」とつづり、イメチェン成功を喜んでいます。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る ずっと中高生の頃から1度やってみたかった、ショート!! ようやく、、、 ドキドキしたー #likobymaris #人生初 #イメチェン mei_kurokawa (@mei_kurokawa)がシェアした投稿 - 2020年10月月8日午前1時52分PDTこれまでのセミロングから、マッシュスタイルのショートヘアに大変身!2枚目の全身ショットでは髪が短くなったせいか、もともと抜群のスタイルがさらによくなったように見えます。投稿を見たファンは「めっちゃ似合ってる!」「かわいすぎる」と絶賛。「早く動画で見たい」「最高!」と黒川芽以さんの新たなビジュアルにメロメロにされています。・かわいくて、かっこいい!最高です。・ロングも好きだけど、ショートもいいね!お似合いです。・さらに大人っぽくなった!動いているところ、早く見たい!!ショートヘアになり、さらに魅力が増した黒川芽以さん。これからの活躍に注目ですね。黒川芽以の現在の活躍は突然、結婚を発表した相手はどんな人?[文・構成/grape編集部]
2020年10月09日緊急事態宣言下で金銭を賭けて麻雀をしたことが発覚し、辞職した黒川弘務前東京高検検事長(63)。黒川氏を巡る処分に対して、国民からの不信感が高まっている。一連の報道によると、黒川氏は5月1日と13日に産経新聞の記者宅で同社記者と朝日新聞の社員ら計4人で麻雀をしていたとのこと。さらに、それ以前の4月13日と20日にも行っていたという。黒川氏は約3年前から同じメンバーで、月2?3回の頻度で「賭け麻雀」をしていたことも判明した。だが、黒川氏の処分は法務省の内規に基づく「訓告」となった。人事院の「懲戒処分の指針」によると、国家公務員が賭博をした場合は「減給または戒告」と規定されている。さらに黒川氏には、6,000万円を超える退職金も満額支給されるというのだ。この「寛大すぎる」ともいえる処分に、野党は撤回と厳重処分を求めた。また、森まさこ法務大臣(55)と安倍晋三首相(65)の説明に食い違いがあることも指摘されている。森法務大臣は22日、「法務省内、任命権者である内閣と様々な協議を行った」と説明。さらに「内閣で決定したものを、私が検事総長に『こういった処分が相当であるのではないか』ということを申し上げ、監督者である検事総長から訓告処分にするという知らせを受けた」と述べていた。いっぽう安倍首相は、同日の衆院厚生労働委員会で「法務省において事実確認を行なった。検事総長が事案の内容など諸般の事情を考慮し、適切に処分を行ったと承知している」と主張。「検事総長の判断」を強調し、処分を検討した経緯の説明はなかった。また森法務大臣は事態について「責任を痛感している」とし、安倍首相に進退伺いを提出したことも明かした。しかし、安倍首相からは「検察の損なわれた信頼を回復するために引き続き職務に当たってもらいたい」と指示されたという。世間から疑義が高まるなか、共同通信は25日に「法務・検察内では懲戒処分が相当と判断したのに対し、官邸が懲戒より軽い訓告処分にした」と報じた。だが同日に、森法務大臣と菅義偉官房長官(71)は「法務省と検事総長が決定した」と強調。報道を否定した形となった。そうした黒川氏に対する処分の軽さや、経緯を詳しく説明されないことに批判が噴出している。女優の小泉今日子(54)は25日に共同通信の記事を引用し、《こんなにたくさんの嘘をついたら、本人の精神だって辛いはずだ。政治家だって人間だもの》と辛辣にツイートした。Twitterでは「#国家公務員法に基づく処分を求めます」のハッシュタグが広がっている。《法務省の懲戒処分が、どういう経緯で、訓告になったのか説明してください》《正しく調査をし、基準に基づき処分する。当たり前が歪められているので、声を大にして言いたい》《法に基づいた、正しい処分を求めます》時事通信社によると、安倍内閣の支持率は“退陣の危険水域”といわれる20%台にまで下落したという。果たして、どのように信頼回復をしていくのだろうか――。
2020年05月25日《TBS「ひるおび」。田崎史郎氏が最高検と稲田検事総長に責任をおっかぶせようとしてた》《田崎史郎氏は黒川の定年延長は稲田検事総長がなかなかやめないせいである論を上げた》5月21日の「ひるおび!」(TBS系)に出演した政治評論家の田崎史郎氏(69)の発言に、ツイッター上ではこんな批判が集まっている。この日、東京高検の黒川弘務検事長(63)の賭け麻雀問題について取り扱った同番組。MCを務める恵俊彰(55)が、田崎氏にこう話をふった。「(黒川氏は)内閣が余人をもって代えがたいということで、法解釈を変更してまで検察官の定年延長に踏み切った初めての検察官なわけじゃないですか。この方が賭け麻雀をしてたということになりますと、影響は出てくると思うんですけど」内閣の任命責任は、当然浮かんでくる論点だが、相手は安倍晋三首相(65)とたびたび会食するなど、政権と近い関係として知られている田崎氏。これまでも、不祥事があるたびに、さまざまなロジックを駆使して政権を擁護してきただけに、今回はどんなロジックが飛び出すのかと思いきや……。「当然、総理大臣というか、政府の任命責任というのは大きいですよ。だから、政権にも打撃になるでしょう」と、意外にもあっさりと安倍首相の任命責任を認めたのだ。5月15日の同番組では、「黒川氏の人事は官邸ではなく、法務省が持ってきた」と主張して、元検事の若狭勝弁護士(63)に「嘘八百」と一蹴された田崎氏。ついに方針転換かと思いきや、首相に対する“追及”はこれで終わり。ここからが氏の本領発揮だった。「ただ、もうひとつ大事なことは、この無理な人事をやったのは、誰なのかということで、かつ黒川さんを指揮監督する立場にあるのは、最高検(最高検察庁)なんですよ。最高検の検事総長の稲田伸夫さんがいて、その方がわりあいずーとやってこられているわけです。その人がなかなか辞めないもので、無理な定年延長をせざるを得なくなったというのが実態だという人もいるんです」批判の矛先を突如、稲田伸夫検事総長(64)に向ける。つまり、監督責任は検事総長にあるし、稲田氏が検事総長の座に固執したから、黒川氏の“無理な定年延長”を行わざるを得なかったという論理らしい。だが、この話は、いろいろと無理が多い。そもそも検事総長の在任期間はおよそ2年間というのが慣例だ。先代の西川克行前検事総長は1年10カ月21日、その前の大野恒太郎元検事総長は2年1カ月19日、検事総長を務めている。大阪地検特捜部の証拠捏造事件で引責辞任した大林宏元検事総長の6カ月11日という例を除けば、歴代の検事総長の在任期間はやはり2年前後がほとんどだ。“わりあいずーとやってこられている”稲田検事総長が就任したのは2018年7月25日。5月21日の放送日時点でも在任1年9カ月27日に過ぎない。さらに、黒川氏の定年延長が閣議決定されたのは、黒川氏が定年を迎える2月7日直前の1月31日だった。この時点での稲田氏の在任期間は1年6カ月7日だから、“なかなか辞めないもので”と言われるような筋合いはないだろう。稲田氏が不当に検事総長の座にしがみついているかのように田崎氏は言うが、慣例に照らしてみても、特に辞める理由は見当たらない。となれば、それまでの法解釈をねじまげて“無理な定年延長をせざるを得なかった”というのは、どうしても黒川氏を検事総長の座につけたかった政権の都合となるわけだが、田崎氏はコメントをこう締めくくる。「だから、僕は今回の後始末、どうするのかって含めて、最高検の検事総長はどうするかというのがやっぱり厳しく問われなければいけないと思います」内閣の都合で行った人事の責任を、稲田検事総長に“厳しく問う”田崎氏。一方で、当の人事を行った安倍首相の責任を“厳しく問う”ことはしないようだ。新聞などの報道によると、官邸も混乱の責任を取るという名目で、稲田氏の辞職も求めているという。田崎氏の発言を受けて、こんなツイートが。《#稲田検事総長を守ろう なんか昼見たワイドショーで官邸の忠犬こと田崎史郎氏が、稲田検事総長の責任にしたがってたから、俺もこのタグ使っておこう》
2020年05月22日女優・黒川智花が、天海祐希主演スペシャルドラマ企画「磯野家の人々~20年後のサザエさん~」に出演することが決定。20年後、31歳になったかおりちゃんを演じる。サザエさん一家のこれまで一度も描かれたことのない“20年後”を、オリジナルストーリーで描く本作。44歳になったサザエを天海さん、中間管理職として板挟みの会社員生活を過ごすマスオを西島秀俊、商店街の洋食店でシェフをするカツオを濱田岳が演じるほか、松岡茉優、成田凌、桜田ひより、伊武雅刀、市毛良枝ら豪華メンバーがサザエさん家族に扮する。サザエさん一家以外にも、お馴染みキャラクターを演じるキャストが続々と決定している中、今回新たに、かもめ第三小学校のカツオのクラスメート、早川・花子と仲が良いかおりちゃん役に、「3年B組金八先生」(第7シリーズ)、「ブラッディ・マンデイ」の黒川さんが決定。成績優秀のお金持ちのお嬢さまで、クラスのマドンナ的存在のかおりちゃん。カツオも思いを寄せるひとり。20年が経ち、カツオとは相変わらず“同級生”として付き合いを続けており、たまにカツオの洋食店で花子たちと集まっては近況報告をしている。華やかな世界に憧れ、読者モデルをやりながらオーディションを受け続けているが、厳しい現実にぶつかる日々を送っているかおりちゃん。大学を卒業してからも夢を追いかけ続け、気がつけば30代に突入。人生の過渡期を迎えている友人たちと自分を比べては不安に駆られ…。気心許す同級生たちの前ではついワインを飲み過ぎてしまい、弱音を吐いては夢のためにチャレンジを続けている。今回の出演に関して黒川さんは「かおりちゃんといえばミニスカートに、大きなリボンを付けるのかな?!と驚きましたが、20年後のお話と聞いてより一層楽しみになりました」と心境を明かす。また演じてみて「『金八先生』でクラスメートだった濱田岳くんと再会出来て、懐かしさと嬉しさでいっぱいでした!15年ぶりなので照れくささも(笑)カツオくんとかおりちゃんのように、お互いすっかり大人になったねぇ、と2人で当時を振り返りました」とカツオ役の濱田さんと再会を喜びあったという。フジテレビ開局60周年記念アニメ「サザエさん」放送50周年記念スペシャルドラマ企画「磯野家の人々~20年後のサザエさん~」は11月24日(日)20時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2019年11月01日直木賞作家・黒川博行の小説が原作の舞台『上代裂(じょうだいぎれ)』の東京公演が2月20日(水)より東京・赤坂RED/THEATERで開幕する。Team337の第3回公演で、阪神タイガースOBで俳優の嶋尾康史が演出を担当する。どんな舞台になるのか、出演者の柊子と田中大地に話を聞いた。【チケット情報はこちら】気ままなフリーター生活を送る玲美(柊子)が、絢也(田中大地)というイケメンホストに引っかかり、借金を背負う羽目に。困った玲美は、美術雑誌の副編集長をしている叔父・佐保(森崎正弘)に助けを求める。絢也がホストになる前は画廊に勤めていたと聞いた佐保は、玲美を騙したホストから金を取り返すべく、染織品である「上代裂」を使って一計を案じ、コンゲーム(信用詐欺)を仕掛けていく…という物語だ。すでに1月20日に大阪公演を終え、柊子は「満員御礼で千秋楽を迎えることができて、とても充実した公演期間になりました」と振り返る。原作にはいないキャラクターを追加するなど手を加えながら、全体的にコメディタッチの作品に仕上がっているといい、柊子は「黒川先生が大阪公演を観にきてくださって、面白かったよ!と仰ってくださって、その言葉を信じて、東京公演に臨みたいです」と意気込む。今回、Team337に初参加した田中大地は「キャストの皆さんも演出の嶋尾さんも素敵な方で、稽古場でも本番期間でも楽しく濃い時間を過ごさせていただきました」と感想を語る。イケメンホストという役柄については「今までに経験がない役で新鮮な気持ちで演じています」と話し、「Team337、一致団結して、東京のお客様にも喜んでいただきたいです。せっかく観ていただけるからには、感動したり、笑ったり、ちょっと突き刺さるものがあったり、何かお土産を渡せるようなお芝居にしたいと思っています」と抱負を語る。柊子は「私たちのTeamがつくるのは、お客様にほっこりして帰っていただけたり、クスッと笑えたり、幸せな気持ちになったりする作品。黒川先生のファンの方や、これまでTeam337の作品を見たことがない方にも、ぜひ劇場に足を運んでほしい」と話す。公演は2月24日(日)までの全6ステージ。チケット発売中。文・写真:五月女菜穂
2019年02月01日女優・木村佳乃(42)1月16日、フジテレビ系ドラマ「後妻業」の制作発表に出席したと各スポーツ紙が報じた。同ドラマは、直木賞作家・黒川博行氏の同名小説が原作。資産家老人を狙う結婚詐欺「後妻業」を描くサスペンスで、木村は“男をたぶらかす天性の悪女”小夜子を演じる。同作は2016年に大竹しのぶ(61)主演で映画化された作品。各紙によると、木村は大竹に今回のドラマ化を報告。「佳乃ちゃんなら、おじさんもコロッとだまされちゃうわよ~」と“お墨付き”をもらったという。「正真正銘のお嬢さまの木村さんだけに、デビュー時からは清純派の役柄ばかりでした。その後、東山紀之さん(52)と結婚して2児のママに。そして“ある作品”をきっかけに、女優として覚醒しました」(テレビ誌記者)木村が女優として覚醒した作品とは、16年4月期のドラマ「僕のヤバイ妻」(フジテレビ系)。伊藤英明(43)演じる主人公の妻役で、浮気夫に制裁を加えようとする猟奇的な役どころだった。「実は木村さん、オカルトやホラー映画が大好き。現場でも血のりを見て興奮し、ハイテンションで演技のふり幅を見せてくれました。その後もバラエティ番組で体当たりロケに挑むなど、意外に引き出しが多いんです。それが演技にも生かされていると評判です。今回も大竹さんが演じた小夜子にどういう演技で“挑戦”するか、注目されます」(同ドラマの制作関係者)16日の会見では、「映画や原作とまったく違うものをお見せできたら」と意気込んだという木村。その悪女ぶりが期待される。
2019年01月17日ママ向け自伝は究極の育児書『母脳』黒川伊保子著《 紹介者 》ライター小和野薫子さんViViをはじめ女性ファッション誌のライターとして活躍されている小和野薫子さん。5歳の男の子と3歳の女の子のママ。いいものを見つける感度の高さは、育児アイテムにも生かされています。ママが持てる読書タイムはごくわずか。有意義なものにしたいですよね。本の世界を楽しみつつ、育児にもいいインスピレーションを与えてくれる。そんな欲張りな願いを叶えてくれる本を紹介。カフェでつかの間の読書タイムもともと読書が大好きで、長男の出産前は毎日半身浴をしながら2時間くらい読書を楽しんでいたほど。妊娠で頭が育児モードになり、育児書を中心にいろいろと乱読していました。でも出産してからは読書の時間がなく、隙間時間にSNSの育児情報を見る程度に。子ども2人を幼稚園に通わせるようになったので、最近また読書を再開しました。近所のカフェで、美味しいコーヒーを片手に過ごす読書の時間は至福のひとときです。自伝から子育てのインスピレーションをハウツー本、タレント本、マンガ、「子どもを東大に」的な教育本まで、あらゆるジャンルの育児書を読んできました。最近は、ザ・育児書より自伝タイプの本から子育てのインスピレーションを得ています。「この人はどういう風に育てられたのか」。ちらっと、だけど濃厚に登場するお母さんの姿に注目しています。結婚式の両親への手紙みたいに、その人の半生から垣間見られる母親の姿ってリアルでとても刺激を受けます。おすすめはこの3冊ひとつは、人工知能研究者でエッセイストの黒川伊保子さん著の『母脳』。著者の息子への愛に満ち溢れた、とてもエモーショナルな一冊。母としての気持ちに共感し、憧れるのはもちろん、研究者としての視点が勉強にもなる。私は前書きの2ページで泣きました。2冊目は、瀧靖之さんの『「賢い子」は図鑑で育てる』。こちらも科学者の方が自分の子育てを書いた説得力のある1冊。手を離れた後も子どもが幸せな人生を歩んでいくにはどうしたらいいか、と考えさせられました。最後は、『テルマエ・ロマエ』の漫画家ヤマザキマリさんの体験的人生論、『国境のない生き方』。独自の生き方を貫いている人のご両親って、本当にスケールが大きくて育児が独創的。育児に正解はない、ということを改めて感じました。Text:Kyoko Isobe
2018年09月01日漫画アプリ「Vコミ」で長期間ランキング1位(累計1000万PV突破)を獲得し続けているとあるアラ子の話題のコミックスを、黒川芽以主演で実写化する『美人が婚活してみたら』。この度、新キャストとして臼田あさ美、中村倫也、田中圭の出演が明らかになった。■ストーリー「死にたい…」付き合う男性とは不倫ばかりの30代美女のwebデザイナー・タカコは、ある休日、ふと、死にたい衝動に駆られる。親友のケイコに「なんかやりたいことないの?」と聞かれ、ふと思いついたのは「結婚」!両親も、ケイコも結婚してる!私にできないはずがない!勢いで婚活サイトに登録したタカコ。しかし、メッセージがくる男性は50代ばかり。「婚活舐めてた…」婚活で出会った2人の男性の間で揺れるタカコ。しかし、「結婚」しさえすれば幸せになれると結婚が目的化し、何かを見失っていたタカコに、ケイコは次第に怒りを抑えられなくなる。結婚はそんなに甘いもんじゃない。2人はついに大喧嘩。これで親友関係も破局か?そしてタカコは最後に何を選ぶのか――。■新キャスト発表!臼田あさ美、黒川芽以の親友役に黒川さん演じるタカコの親友・ケイコを演じるのは、主演映画『南瓜とマヨネーズ』で、恋人と過去の男の間で惑う女性を演じた臼田さん。ケイコは二世帯住宅で夫と姑夫婦と暮らす34歳の専業主婦という役どころだ。臼田さんは、原作者や実在する主人公のタカコと同世代ということで、「何とも身に染みるお話だなと思いました」と話し、「この作品は女性監督が撮る意味があるような気がして、その中でも大九監督はユーモアたっぷりに作ってくれるだろうなという楽しみでいっぱいになりました」と期待を語っている。中村倫也、今度は優しい男性を好演?「ホリデイラブ」での怪演が話題となり、これから放送&公開される連続テレビ小説「半分、青い。」や『孤狼の血』と注目作へも出演している中村さんが演じるのは、タカコと婚活サイトで出会い、タカコに一目惚れした園木役。商社勤務で誠実で優しいが、服装が残念…。中村さんは、「10代の頃から友人の黒川さん主演で、大好きな大九監督演出のもと、園木という変人?いやチャーミングな男を演じることができ、嬉しく思います」と出演決定への喜びを語り、「ぜひ笑いながら、チクリ刺さる胸の痛みを感じながら、映画を楽しんでいただければと思います」とコメント。田中圭、歯科医のモテ男に配信中のFODドラマ「不倫食堂」で主演を務め、4月スタートの「おっさんずラブ」でも主演する田中さんが演じるのは、タカコがシングルズバーで出会う職業・歯医者のモテ男、矢田部役。女慣れしている節がある役柄だ。「大九監督とご一緒してみたかったという思いのところお声をかけて頂き、大変嬉しく、女性監督ならではの感覚に刺激を頂きました。大九監督と黒川芽以さん2人のやりとりもガールズトークを聞いてるような不思議な、そして新鮮な気持ちで現場にいました」とふり返り、「男とは女性の気持ちが分かりようがない生き物だと思っている僕ですが(笑)この作品には女性が共感できるところがふんだんにあるだろうと、男が女性を知れる映画だと思っています。僕もこの映画で勉強しました。この作品によっていくつかの愛が始まることを願っております」と本作をアピールしている。なお、監督は『恋するマドリ』『勝手にふるえてろ』の大九明子、脚本は「シソンヌ」じろうが手掛ける。『美人が婚活してみたら』は2019年公開予定。(cinemacafe.net)
2018年03月15日映画『破門ふたりのヤクビョーガミ』主演の佐々木蔵之介と横山裕(関ジャニ∞)が2月2日(木)に行われたヒット御礼舞台挨拶に登壇。節分の豆まきに加え、横山さんはサプライズで翌々日の佐々木さんの誕生日をケーキで祝福。仲良くケーキを食べさせ合い会場をわかせた。黒川博行による直木賞受賞作「破門」を原作に、キレキレのヤクザとサエない建築コンサルタントの腐れ縁のコンビが騙し取られた大金を取り戻すべく奮闘するも、様々な騒動に巻き込まれていくさまを描く。この日は、佐々木さん、横山さんが自身のお気に入りのシーンを解説。佐々木さんは、大阪・御堂筋で撮影された、自身が演じる桑原が、橋爪功演じる映画プロデューサーを自称する詐欺師・小清水を追い詰めるシーンをあげたが、この地域は、佐々木さんが役者になる前のサラリーマン時代にいつも来ていた思い出の地なのだという。「関ジャニ」がライブを行なったこともある京セラドーム大阪の建築にも関わり、大手ゼネコンに出入りしていたとのことで「久しぶりでした。よう行ってたんですよ」と懐かしそう。一方、横山さんは自身が演じる二宮とキムラ緑子が演じた母親との家の食卓でのシーンに触れ「感慨深いシーンです」としみじみ。横山さんは、本作のプロモーションで出演したトーク番組で、亡き母の思い出を語り、大きな反響を呼んでいたが、このシーンについて「緑子さんが、僕の食べ残したカボチャを(アドリブで)食べたんですよ。『子どもの残したもんを食べたなるやろ?』って。緑子さんは僕を見る目が『息子じゃなく、彼氏を見る目になってる(笑)』と言ってましたけど、お母さんはふとしたときに息子のことを彼氏を見るような視線で見る瞬間があるのかもって蔵之介さんとも話してたんです」と語っていた。舞台挨拶の最後には翌3日が節分ということで、豆まきが行われたが、佐々木さんも横山さんも、舞台上から客席に降りて、豪快に豆の入った袋をばらまき会場をわかせた。これで舞台挨拶が終了…と思いきや、横山さんが「ちょっと待った!」と絶叫し、2月4日が佐々木さんの誕生日であると説明。サプライズで佐々木さん演じる桑原をかたどった特製ケーキが運び込まれた。横山さんは「俺、歌ヘタやなぁ…」と苦笑しつつもバースデーソングを熱唱し、観衆が見守る中、「あーん」と佐々木さんにケーキを食べさせ、お返しに佐々木さんも「あーん」と横山さんにスプーンを差し出すと、客席からは悲鳴のような歓声が上がっていた。『破門 ふたりのヤクビョーガミ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:破門ふたりのヤクビョーガミ 2017年1月28日より全国にて公開(C) 2017『破門 ふたりのヤクビョーガミ』製作委員会
2017年02月03日俳優の佐々木蔵之介、アイドルグループ・関ジャニ∞の横山裕、小林聖太郎監督が2日、映画『破門 ふたりのヤクビョーガミ』(2017年1月28日公開)の大ヒット御礼舞台あいさつに出席した。公開5日目を迎えたこの日は、ダブル主演の佐々木蔵之介と横山裕、小林監督が登場して大ヒット御礼舞台あいさつ。佐々木は「公開して大ヒットの舞台あいさつをさせていただけるほど、幸せなことはありません」と感謝し、横山も「大ヒット御礼ということで皆さんの前に立たせていただいていることに幸せに思っています」とコメント。すでに公開中ということもあり、「公開後の今だから言える好きなシーン」について佐々木は「御堂筋で橋爪功さんに怒られたシーンを選びました。御堂筋は淀屋橋と本町の間にあって、僕が会社員時代に京セラドームをどうやって作るかということで、竹中工務店さんとお仕事をしてました」と感慨深げ。一方の横山は母役のキムラ緑子とのシーンをあげて「間がすごくリアルでした。小道具の爪楊枝を使ってほじくっていたのを覚えていて、大好きなシーンです」と話した。また、舞台あいさつの翌々日(2月4日)は佐々木蔵之介の49歳となる誕生日ということもあり、舞台あいさつの終わりに横山が「ちょっと待った! 2月4日は蔵之介さんの誕生日ですよね。このままでは帰しません。スタッフさんよろしくお願いします」とスタッフを促してバースデーケーキを佐々木に贈呈。予期せぬサプライズに佐々木は「おおきに!」と笑顔を見せていた。黒川博行による直木賞受賞作『破門』を、佐々木蔵之介、横山裕のダブル主演で映画化した本作。イケイケなヤクザ(佐々木)とヘタレ建設コンサルタント(横山)が詐欺師を追跡する姿を描く。
2017年02月03日佐々木蔵之介と横山裕がW主演を務める異色の“バディ”ムービー『破門 ふたりのヤクビョーガミ』。このほど、本作で佐々木さん演じる、おしゃれなやくざ(?)桑原のファッショニスタぶりを捉えた新場面写真が解禁となった。イケイケやくざ・桑原と、ぐーたらビンボー・二宮の凸凹コンビが映画製作をめぐる儲け話にダマされ、失踪した映画プロデューサー・小清水を追って関西、マカオを奔走。キレた桑原によるハチャメチャな追走劇がまさかの大トラブルへと発展し、追っているはずの2人が何者かに追われるハメになってしまう本作。今回届いた場面写真でまず目を引くのは、メガネ姿のイケイケやくざ・桑原(佐々木さん)の首に巻かれた赤や青の大きなストール。別カットでは、スーツから覗くポケットチーフ、襟元からのぞくスカーフと、場面ごとに巧みに小物を使い分けおり、その身なりからも、桑原という男がファッションにかなりのこだわりを持つ人物であることが伝わってくる。小林聖太郎監督によると、まず、黒川博行の原作に立ち返ったといい、「桑原って一見銀行員風なんだけど、実は暴れまくるみたいな二面性の魅力があるんです。そこで、高級男性ファッション誌の表紙みたいなかっこいい、でも近づいたら目が普通の人ではないし、傷はあるし、態度が違うな…という感じを出そうと思いました」と語る。また、状況に応じて機転を利かせられる一面も持つ桑原は、乱闘もやむなしの場面では、本来ファッションツールであるこれらのストールも、“武器”として活用してしまうことも見逃せない。一方、桑原と絶妙なコンビぶりを発揮する二宮(横山さん)のファッションについて、小林監督は、「服について何も考えてないのがテーマみたいな。途中で服が変わってても誰も気づけへんみたいな感じを意識してます(笑)」と語り、ぐーたらならではのこだわり(?)が生かされた衣装となっているというから、こちらも要チェック!?『破門 ふたりのヤクビョーガミ』は2017年1月28日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月07日「後妻業」は普段聞きなれない言葉かもしれません。そもそも「後妻」というのは、妻と死別または離婚した男が後に迎えた妻のことで、後妻業というのは、資産家の独身老人男性の後妻になって財産を奪う女性のことを指します。もちろん日本語として後妻業という言葉があるわけではありませんが、黒川博行氏が、小説『後妻業』と発表し、またその実写版が映画『後妻業の女』として公開されたことから、そういった女性の生きざまを描いたため広く認知される言葉となりました。○後妻業は犯罪じゃないの?それでは、愛情もなく、遺産を目当てに結婚することは犯罪なのでしょうか? 結論から申し上げると、残念ながら遺産目当てで結婚すること自体は犯罪ではありません。これに対して家族や相続人は、遺産目当てであるのを隠して結婚しているのだから詐欺だと言いたくなるでしょう。しかしながら、そもそも、遺産目当てというのは言い換えれば相手の経済力に好意を抱くことともいえます。ルックスに好意を抱いて結婚することや、性格に好意を抱いて結婚することが許されるのですから、経済力に好意を抱いて結婚しても何ら問題ないでしょう。ただし、後妻が夫を保険金目的で殺害などすると、殺人罪が成立し犯罪となってしまいます。これは当然ですね。○財産を守るためには後妻業の女の場合、「公正証書遺言」を作成し、遺産のほとんどを自分が受け取れるようにします。こうした事態を防ぐためには、周囲の家族が普段から密に本人と接触をしてコミュニケーションをとり、後妻の相続分が多くならないように遺言書を作成してもらうことが必要です。もっとも、その前提として、妻が後妻業であることを夫に気づいてもらうことが必要ですが、うまくコントロールされているでしょうから実際は難しいかもしれません。○まとめ映画、『後妻業の女』が話題になり、相続について関心が高まっています。しかし、後妻業かどうかの判断は難しいですし、後妻の内心なんて分かることの方が少ないでしょう。やはり、後妻がいるいないに関わらず、親子・兄弟などの家族とは日頃からコミュニケーションをとっておくと、家族のピンチに早く気づけるでしょうね。岩沙 好幸(いわさ よしゆき)弁護士(東京弁護士会所属)。慶應義塾大学経済学部卒業、首都大学東京法科大学院修了。『弁護士 岩沙好幸の白黒つける労働ブログ』も更新中。
2016年09月20日直木賞作家・黒川博行による小説「後妻業」を原作に映画化した『後妻業の女』。この度、現在開催中の「第40回モントリオール世界映画祭」の“World Greats”部門にて上映され、主演の大竹しのぶと鶴橋康夫監督が登壇した。今回、大竹さんと鶴橋監督は8月30日(現地時間)の公式上映に合わせて現地入りし、上映に先駆けてモントリオール市内各所を巡った。旧市街のメインストリートであり、モントリオールで最も古い路地の1つであるサン・ポール通りや、旧市街最大の見どころであるノートルダム大聖堂を訪れた大竹さんは、「モントリオールは初めて来ましたが、ヨーロッパ的で綺麗な街ですね。食べ物もおいしいし、人も親切だし、もっとゆっくり滞在したい…」と満喫していた様子。また映画祭を前にして大竹さんは、「どんな方々が観にいらっしゃるのかとても楽しみです。笑いの中に怖さがあるこの作品の魅力が海外の方にも伝わることを願っています」と期待も語っていた。会場となったのは、1913年に建てられた歴史ある映画館「シネマ・インペリアル」。2001年に歴史的建造物の指定を受けた本劇場にて行われた上映には、600人もの観客が来場。年配層を中心に、強くて悪い女性にスポットをあてた人間喜劇であるこの映画のテーマに興味を持った10代・20代の女性客も多く見られら。また、会場前には200人を超える列ができ、近年稀にみる長蛇の列であったとスタッフが話すほどだった。そして、上映前の舞台に登壇した鶴橋監督は「フランス語でしゃべれないのが残念です。憧れのモントリオールです。たくさんの方に来ていただいて本当にありがとうございます」と挨拶し、「大竹しのぶさんは長い間、私が一番愛している女優さんです。そんな彼女と今回この映画を作ってみました。原作はハードボイルドですが、コミカルなユーモアのある作品にしようと考えて作りました。観ていただいてどんな感想を持ったか、ぜひ聞かせてください」と続けた。また、大竹さんは冒頭をフランス語で「みなさん、こんばんは。私は大竹しのぶです」と挨拶し、続けて「ここまでしかしゃべれません」と話すと会場からは笑いが。さらに「私は(映画の中で)男の人をいっぱい騙してお金を奪う悪い女なのですが、誰もが実は、愛を求めていることを感じてもらえるととても嬉しいです。ここに来てくださった方々に感謝します」と述べた。上映中は、大竹さん演じる小夜子の台詞の度、また“小夜子”の一挙一動に笑いがおき、最後の最後まで笑いが絶えることなく終了。そして上映後は、会場からは割れんばかりの拍手が巻き起こっていた。今回行われた上映では、「すごく面白かったです。笑いました」「非常にドラマティックな作品」「大変素晴らしい映画」「社会風刺も盛り込まれ、すごく知性的なコメディー」などと映画自体の感想はもちろん、「大竹しのぶさんの演技が特に素晴らしかった」「大竹しのぶさんの演技が時には可愛らしく、時には憎たらしく、まさに彼女の映画だと言えると思います」「大竹しのぶさんの感情表現が見事でした」と大竹さんを絶賛する感想もたくさん寄せられ、本作が海外でも受け入れられたようだ。映画祭を終えた大竹さんは、「英語字幕なので、関西弁のニュアンスが伝わりづらいのではないか、と心配していましたが、観客の皆さんはそれを越えてよく笑ってくれました。ロビーで観終わった方々の感想も聞きましたが、なかには『癒された』と言う人もいて、なんでだろう…?」と新たな感想もあったそう。また監督も「日本とはまた違った反応、受け取り方が面白かったです。英語の字幕も新鮮でした。自分の作品に字幕が付いているというのは不思議な気分」とコメントし、「お客さんたちが笑ってくださったのがとにかく嬉しかったです。なんだか今日はともて褒められました。今度はコンペティション部門を狙って、またこの映画祭に来たいですね。主演はもちろん大竹さんです」と早くも次回作に意欲を見せている。『後妻業の女』は全国東宝系にて公開中。(cinemacafe.net)
2016年09月01日直木賞作家・黒川博行氏の小説『後妻業』を映画化した本作は、病弱な資産家老人を次々とだまくらかしては莫大な財産を奪い続ける毒グモ女・武内小夜子をめぐる物語だ。毒グモ女といえばゴールデンボンバーだけど、歌に登場する毒グモ女なんて可愛いもの。あれはちょっと可愛いキャバ嬢に失恋する男の話だもんね。毒グモ女としてプロ中のプロである小夜子は、命も含めて、全部を奪うかなり怖い女だ。彼女はまず婚活パーティで「武内小夜子、63歳。若くして夫を失いました。趣味は読書と星を見上げること。尽くすタイプです」とあどけなく自己紹介。これはだましのプレリュードで、ターゲットを定めるや攻めは一気に加速。あるときはツンデレ女、あるときは世間知らずの未亡人、そしてセクシー熟女といった具合に狙った男性の好みに合わせて自由自在に変身するのだから、寂しい老年男性はもうイチコロ。ただ男をメロメロにして、結婚に持ち込んでも終わりじゃない。言葉巧みに「財産・土地家屋をすべて妻に譲る」という公正証書遺言を作らせて、あとは夫となったターゲットの死を待つ。そして、なかなか死ななかったら、それなりの手段を講じる。後妻業には協力者は必要だし、夫の遺族との確執も待ち構えている。小夜子の場合はさらに怪しい探偵との戦いも加わって、事態が紛糾!大金を手にするためとはいえ修羅場を何度も乗り越えるには度胸と図々しさが必要なのね~と観ながら小夜子リスペクト。用意周到な悪女のはずなんだけど、「男をだまして何が悪い」とばかりに開き直っているのが逆に痛快に感じもする。モラル的には遺族側に同情すべきでも、小夜子役の大竹しのぶが魅力的なので思わず彼女に感情移入するから不思議だ。タバコをぷかぷか吸いながら自分に都合のいいことばかりをまくしたてる小夜子は多分、実際にいたら相当にいけ好かない女のはず。夫の子供に高額な葬儀代を要求するわ、自分の息子に平然と「死ね」と言い放つわ。豊川悦司演じる結婚相談所所長も、相棒なのに「いちばん嫌い」と言うほど。でも大竹の天性の人たらしぶりが炸裂し、どこか憎めないというか、脆さを隠すために強面武装しているのが伝わるのだ。17歳の家出少女時代から60代までを演じてもまったく違和感がないのは大竹が童顔のせいもあるが、やはり抜群の演技力があるから。小夜子と戦う義娘役の尾野真千子をはじめ、津川雅彦や笑福亭鶴瓶、永瀬正敏といった豪華共演陣の好演も見逃せないアンサンブル映画ではあるが、大竹の吸引力はダイソンの掃除機100台に匹敵するほど。彼女なしでは成立しない、まさにハマり役だ。もちろん黒い話をコミカルにまとめ、人生の悲喜こもごもを浮かび上がらせた鶴橋康夫監督の手腕も素晴らしい。◇監督/鶴橋康夫出演/大竹しのぶ、豊川悦司、尾野真千子、長谷川京子、水川あさみ、風間俊介、余貴美子、笑福亭鶴瓶、津川雅彦、永瀬正敏ほか8月27日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国公開。※『anan』2016年8月31日号より。文・山縣みどり(C)2016「後妻業の女」製作委員会
2016年08月30日高齢の資産家の財産狙いの結婚を繰り返す“後妻”を描く映画『後妻業の女』の公開を前に、40代以上の“美魔女”を招待しての試写会が8月17日(水)に開催!上映後には美魔女への意識調査を踏まえ、主演の大竹しのぶ、豊川悦司、鶴橋康夫監督によるトークが行われた。直木賞作家・黒川博行による「後妻業」を原作に、資産と持病を持つ高齢者に狙いを定め、後妻として財産の略取を繰り返す女の姿を描くエンターテインメント。大竹さんは、主人公の小夜子を、豊川さんは小夜子が手を組む結婚相談所の所長を演じている。この日は美魔女限定試写会ということで、40歳から76歳まで、平均年齢52.6歳の美魔女50名が浴衣姿で足を運んだ。大竹さんは、美魔女がずらりと並んだ客席を見やり「私も浴衣を着てこればよかった!」と対抗心がメラメラ…?豊川さんは「みなさん、20代かと思いました!メガネが合ってないのかな(笑)」と優しく微笑みかけ、歓声を浴びていた。この日は、「美魔女意識調査」と称して、質問に対して「YES」の場合、ボタンを押してもらうという方式でアンケートを実施!まず「いま、恋をしている?」という問いに、40%が「YES」と回答したが、大竹さんは「ショック!2%くらいかと思ってました(笑)」と漏らし、自身については「いまはあまり(恋を)してないです。お金が好きなので」と語り笑いを誘っていた。2問目の「浮気や不倫は相手にバレなければOK?」という質問には、意外に多い(?)42%が「YES」。豊川さんはこの結果に「ホントに…?」とポツリ。大竹さんは「浮気はイヤだ!本気がいい!(恋に落ちて)しょうがなくなっちゃったのはしょうがないと思うけど、最初からバレなきゃいいんじゃない?というのはイヤです」とキッパリと持論を語った。また「後妻業に興味がある?」という問いには、映画を観てすぐということもあり、半分以上の58%が「YES」と興味津々!これには豊川所長が歓迎の拍手をしつつ「みなさん、言っときますけど(儲けは)全部、折版ですからね!」と釘を刺す。大竹さんは「若いときは、『愛さえあればお金なんて!』と思ってたけど、この歳になると変わってくるなと思います」と意味深なコメントを漏らす。そして、最後の「愛よりもお金が大事?」という質問には、この日一番の64%が「YES」を選択!大竹さんは「愛がなくて、お金だけでも寂しいなと思いますし、でも、お金がない人と愛だけで…というのも無理だよね…(苦笑)」と嘆息。「でも愛!愛!愛がいい!」と最後はしっかりと恋多き女の一面をのぞかせていた。『後妻業の女』は8月27日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月17日黒川博行の直木賞受賞作「破門」を原作に、佐々木蔵之介と「関ジャニ∞」横山裕のW主演で贈る映画『破門 ふたりのヤクビョーガミ』。この度、本作の新たなキャストとして、北川景子、國村隼、木下ほうか、橋本マナミらの出演が明らかになった。舞台は大阪。弁は立つがぐーたらビンボーな建設コンサルタントの二宮啓之(横山裕)はサバキと呼ばれる建設現場での暴力団対策の仕事を主な収入としていた。この仕事を通じて二蝶会のイケイケやくざの桑原保彦(佐々木蔵之介)と知り合ったのが運のつき。以来、何かとトラブルに巻き込まれっぱなしの、いわば、桑原は二宮の”疫病神”である。縁を切りたいのに、いまやコンビとみまごう2人に、何かと二宮を手伝ってくれるいとこの悠紀(北川景子)からは、本当は桑原のことが好きなんじゃないの? と言われる始末。そんなある日、二宮は映画プロデューサーの小清水(橋爪功)が持ち込んだ映画企画を、桑原のいる二蝶会若頭の嶋田(國村隼)に紹介してしまい、二蝶会が出資をすることに。しかし小清水は金を持ったまま、愛人の玲美(橋本マナミ)とドロン。出資詐欺か?詐欺師・小清水を追いかけるため、桑原は二宮を巻き込んで奔走するが、見つかってはするりと逃げる小清水にふたりは翻弄され続ける。遂にキレた桑原のハチャメチャな追走劇は、さらに大きなトラブルへと発展。追っている筈が何者かに追われてる!?この絶体絶命に、ふたりは生き残りをかけて大勝負に挑むが――。原作は、黒川氏の大人気「疫病神シリーズ」第5作目で直木賞を受賞した「破門」。監督には『マエストロ!』の小林聖太郎がメガホンを取り、すぐにキレるイケイケやくざの桑原を佐々木さん、口だけは達者なぐーたら貧乏の建設コンサルタントの二宮を横山さんと、W主演で凸凹コンビを演じる。大阪を舞台に関西弁での会話がテンポよく繰り広げられる本作に、日本を代表する関西出身の俳優たちの参戦がこのほど決定!兵庫県出身の北川さんは、映画では初となる全篇関西弁を披露し、横山さん演じる二宮が「いとこじゃなかったら…」と思いを寄せる美女・悠紀役を演じる。北川さんは撮影について、「私はアクション部分に絡まない、お見合いばかりしているお気楽な女性の役柄ということで、平和な撮影でした」とふり返り、「大阪弁の役をいただいたことも非常に貴重な経験でした。関西を離れてから長いので、不安な方言は方言指導の先生の音源を何度も聞いて撮影に臨みました」と語った。そして凸凹コンビを翻弄する小ズルい詐欺師、映画プロデューサーの小清水隆夫役には、大阪府出身で日本を代表する実力派俳優・橋爪功、桑原が属する組織の若頭・嶋田勝次役に同じく大阪府出身で国際的に活躍する國村さん。また唯一関西出身ではないものの、「日本で一番愛人にしたい女」と誉れ高い橋本さんが、小清水の愛人・玲美役として初めて愛人役でキャスティング。橋爪さんは「昔から、大悪党よりは小悪党、あたまに”小”が付く人物にやたらと魅かれる性癖は年をとっても相変わらずで、『小利口』『小生意気』『小賢しい』『小煩い』『小汚い』などなど、些か食えない奴に目が無いというか…。だからこの役、一読して即はまってしまった」と語っており、小林監督も「いやぁ、こんなに楽しんで演じてる橋爪さんをあんまり見たことない、っていうぐらい弾けていただけました。ホンマにエエカゲンな大阪のジジイです」とハマり役だと話した。また、橋爪さんと一緒のシーンが多かったという橋本さんは「橋爪さんのチャーミングでダンディな魅力に酔いしれながら現場をご一緒できたことはとても貴重な時間でした」と語り、役を習得する中でも関西弁は難しかったという橋本さんは「私以外のキャストは全員関西出身という環境の中でちょっとのアクセントも狂いがないように練習しました。秘密を持つ役ながらも関西弁を披露しているところもぜひみていただきたいです」とアピールした。そのほか、滝沢の補佐役、桑原を付け狙う初見に大阪府出身の木下さん、二宮の母役に兵庫県出身のキムラ緑子、敵対する組織、滝沢組組長・滝沢役に京都府出身の宇崎竜童、桑原の女、多田真由美役に大阪府出身の中村ゆり、桑原の弟分・セツオ役に京都府出身の矢本悠馬ら話題の関西出身俳優が総出演している。『破門 ふたりのヤクビョーガミ』は2017年1月28日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年08月16日佐々木蔵之介と「関ジャニ∞」横山裕をW主演に、大阪在住のベストセラー作家・黒川博行の直木賞受賞作「破門」を映画化する作品の正式タイトルが、『破門 ふたりのヤクビョーガミ』に決定。来年1月28日(土)に公開されることが明らかになった。弁は立つが、うだつの上がらない建設コンサルタントの二宮啓之(横山裕)。“サバキ”と呼ばれる建設現場での暴力団対策の仕事を主な収入としていたが、強面ヤクザ・ニ蝶会の桑原保彦(佐々木蔵之介)と知り合ったのが運のつき。以来とんでもないトラブルに巻き込まれることに…!?事の起こりはある日、小清水という映画プロデューサーが持ち込んだ映画企画。二蝶会の若頭・嶋田が出資をすることを決め、桑原が実務を担当することになる。しかし小清水は金を持ったまま失踪してしまう。映画製作の出資金を持ち逃げされた桑原と二宮は、資金回収のため、関西、そしてマカオを奔走するも、巨額の資金をめぐる争いはやがて組同士のトラブルにまで発展!追いかける2人が、いつの間にか追われることに!? 進退窮まった2人は一世一代の大勝負に出るが…。今回、黒川博行の「厄病神」シリーズ5作目で、直木賞受賞作でもある「破門」の映画化が、『毎日かあさん』『マエストロ!』の小林聖太郎がメガホンを取り実現。同シリーズは、’97年の第1作から第6作まで執筆されている、イケイケヤクザ・桑原と、ぐーたら貧乏コンサルタント・二宮という凸凹コンビの軽妙なやりとりが人気を集める大ヒット小説だ。ともに関西出身の佐々木さん、横山さんが、大阪を舞台に関西弁の掛け合いと怒涛のアクション満載で贈る大追跡エンタテインメントとなる本作。今後も続報をお見逃しなく。『破門 ふたりのヤクビョーガミ』は2017年1月28日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月01日直木賞作家・黒川博行による小説「後妻業」を映画化する『後妻業の女』。この度、7月5日(火)、本作の舞台となった大阪にて、完成披露イベント「なにわクルーズ会見」を実施。大竹しのぶ、豊川悦司、笑福亭鶴瓶、監督の鶴橋康夫、黒川氏が登場し、道頓堀川を舟で航行しながら水上の会見が行われた。中瀬朋美(尾野真千子)は苛立っていた。父の中瀬耕造(津川雅彦)が再婚しようと婚活パーティーへ足繁く通うからだ。そうして出会った後妻の小夜子(大竹しのぶ)はブランド物に身をつつむ高飛車な女だった。やがて父耕造が倒れ、やがて容態が急変し耕造は死亡。小夜子に公式証書遺言状を突きつけられ、遺産はすべて小夜子のものになり、遺族にはビタ一文残らないと知らされる。朋美は探偵の本多(永瀬正敏)を雇い、小夜子のことを調べ始める。小夜子は、色香で老人を喰う“後妻業”の先兵だった。背後には結婚相談所所長の柏木(豊川悦司)がいた。高齢の資産家が入会すると柏木は小夜子に紹介、小夜子は次々と老い先短い孤独な男たちを籠絡し、柏木の入れ知恵によって資産を奪い取り、いつも2人で分け前を折半していた。耕造の死後、小夜子は柏木の主催する新たな婚活パーティーへ。2人はそこで不動産屋の隠居・舟山喜春(笑福亭鶴瓶)に目を付ける。デートを重ね、順調に舟山を後妻業の術中に陥れていくが、なんと小夜子が優男の舟山に本気で惹かれはじめ…。本作を手掛けるのは、ドラマや映画で多くの社会派作品を手がけてきた名匠・鶴橋監督。キャストには、金持ち男をだます主人公・小夜子を演じる大竹さん、小夜子と共に老人をだます結婚相談所所長・柏木役の 豊川さん、小夜子のターゲットとなる不動産王・舟山役に鶴瓶さん。そのほか、永瀬正敏、尾野真千子、風間俊介、津川雅彦ら豪華俳優陣が集結している。この日、昨年の7月から9月という暑い時期に行われた撮影をふり返り、船に乗り込んだばかりのキャスト・スタッフの面々は暑い撮影の思い出話に花を咲かせた。航行中、今回のクルーズで最も低い橋である深里橋にさしかかると、キャスト・スタッフともども子どもの様にオーバーにはしゃぐ場面も。そして、道頓堀橋界隈に差し掛かると、沿道には大勢の人が集まり、中には子どもが「鶴瓶!」と声をかける場面に、鶴瓶さんは、「呼び捨てにされる喜びというものもある」とにこやかに手を振って答えていた。大竹さんは「雰囲気も良くて、きつかったけど毎日『楽しい、楽しい』と思っていました。撮影が終わって仲間とサヨナラするのが寂しかったくらいです」と撮影をふり返り、今回一緒にイベントに登場した豊川さんと鶴瓶さんについては、「豊川さんは昔から共演しているので一緒にいて楽だし、楽しいし、芝居なのか分からないくらい自然でいることができました。逆に鶴瓶さんの方が『芝居している』という感じでした。鶴瓶さんとのベッドシーンでは、自然と拒否が出てしまいました(笑)」と明かす。そして、オファー時に大竹さんとベッドシーンがあると聞いて本を読まずにOKしたという鶴瓶さんは、「大竹さんと濃厚な“からみ”があります」と話し始めると、大竹さんから「からんでないです」とツッコミ。また、「大竹さん演じる小夜子みたいなおばちゃん、シミーズとズロースでそのまま外をうろうろしているような人は昔いっぱいおりました。よー似合ってた。こんな役を演じられる人はもう出てこないんじゃないでしょうか」と大竹さんを賞賛するも、「ラブシーンだけは納得がいかない。大竹さんとのベッドシーンは、実際には手も触れさせてもらえませんでした」と“絡み”についてしつこく語り、「監督から『若いころからずっとかわいがってきた女優さんなんだから、触れないで!』と指示があったんです」と説明していた。さらに「予告編で私の尻が使われていますが、奥さんには『お友達と映画を観に行ったときの予告で夫の尻を見る気持ちになってみぃや!』と怒られました(笑)」といった裏話も。それについて監督は「鶴瓶さんはとてもきれいな尻をしていました。地球が回っているようだと感じた。あのきれいな尻を撮れたので大満足です」と語っていた。『後妻業の女』は8月27日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年07月06日2016年の年頭にあたり、日本ユニシスグループの代表取締役社長を務める黒川茂氏は、以下の年頭所感を発表した。「未来のあたりまえ」となる革新的なサービスを実現謹んで新年のご挨拶を申し上げます。昨年中は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。2015年は、ICT分野において、IoTの進化やAI(人工知能)、ドローンやロボットの実用化など、社会課題を解決し人々の生活の利便性を上げるような変化が見られ、未来に向けた技術が大きく進化した年であったと実感しています。ICTの活用は企業から個人、社会へと広がり、技術の進歩はいっそう速まっていると感じます。日本ユニシスグループにとって2015年は、新たな中期経営計画「Innovative Challenge Plan」のスタートの年でした。二つのチャレンジ領域「デジタルイノベーション」「ライフイノベーション」と、一つの変革領域「ビジネスICTプラットフォーム」を重点戦略に掲げ、さまざまな施策を実行してきました。「デジタルイノベーション」では、国際ブランドプリペイドの「チャージポイント事業」や「進化型CLO(Card Linked Offer)サービス」など利用者視点の新たなサービスを提供し、将来において人の社会生活を支援するAIの研究開発も推進しています。「ライフイノベーション」では、医療・保育・介護などの社会課題を踏まえ、クラウド型の「保育支援サービス」や「地域医療・介護連携ネットワーク」など生活者を起点とするサービスを積極的に展開しています。また「ビジネスICTプラットフォーム」では、ビッグデータ分析のためのデータ活用基盤「データ統合・分析共通PaaS」を発表し、センサーやネットワークに関する技術を活用するための「IoTビジネスプラットフォームサービス」の開発に着手するなど、「デジタルイノベーション」「ライフイノベーション」のサービスをよりスピーディーに展開するための基盤を強化し、新たなビジネス創出と当社グループの成長・変革に向けた下地づくりができました。2016年は、この基盤を活用し「デジタルイノベーション」「ライフイノベーション」領域の新たなサービス展開をさらに加速していきます。日本ユニシスグループは、こうした二つのチャレンジ「デジタルイノベーション」「ライフイノベーション」と一つの変革「ビジネスICTプラットフォーム」により、私たちが開発・保有している技術はもちろんのこと、国内外のベンチャー企業が持っている優れたアイデアや技術も取り入れながら、さまざまな業種の企業や金融機関、自治体などと連携し、お客さまや社会に新しい価値を創造する「ビジネスエコシステム」の構築を進めていきます。日本ユニシスグループは、今年も引き続き、グループ社員が一丸となって、私たちが創り上げる「ビジネスエコシステム」の中核を担い、「未来のあたりまえ」になっていく革新的なサービスの実現に全力で邁進します。
2016年01月05日