米MasterCardは11月26日、スタートアップ企業の支援プロジェクト「MasterCard Start Path」を世界規模で開始すると発表した。第1期生は、世界200以上の中から選抜されたスタートアップ企業からなり、日本からも「Moneytree」が選ばれた。「MasterCard Start Path」は、次世代の商業ソリューションの開発を行う、設立間もない革新的なスタートアップ企業をサポートするため、MasterCardが2014年から始めた世界規模のプログラム。MasterCard Start Path Globalの第1期生は200を超える応募企業から選ばれ、それぞれ、ビッグデータ、モバイル、およびクラウドベースのアプリケーションを利用して、デジタルリレーションシップの構築、消費行動の促進や複雑な業務の簡素化に取り組んでいく。世界各国から集結したこれらのスタートアップ企業は、規模、資金、収益、セールスパイプラインとさまざまな点で異なる多種多様な企業で構成されているという。MasterCard Start Path Globalに選ばれた企業は、今後6カ月間にわたり、ベルリンおよびシンガポールで数週間実施される集中コースの参加や、MasterCardが持つネットワークから常時、バーチャルな支援を受けることができる。また、Start Pathのメンターが一緒に、各企業のビジネス上で生じる問題に対応し、世界各国における新規事業の可能性について提案していくという。そのほか、MasterCard Start Path Globalの第1期生として、「Control」「Rainbird」「VATBox」が選ばれている。
2015年11月27日バリューコマースとMasterCardは4月16日、インバウンドビジネスを強化したい企業のための新しいマーケティング・サービスの提供に向けて協働することに合意した。同サービスにより、バリューコマースを通じて同サービスに参加する広告主は、現状オンラインでのみ展開されているポイントなどの利用者優待特典付与サービスを、実店舗を利用した海外からの消費者に向けて提供することが可能となる。また、MasterCardが昨年買収したオーストラリアのロイヤリティリワードサービスプロバイダーであるPinpoint Pty(ピンポイント)が管理する海外の顧客向けに、同サービスに参加する広告主の情報を告知展開することで、日本への送客を図れる。ピンポイントは、カード発行会社や加盟店向けに、オーストラリア、中国、インド、日本をはじめとするアジア/太平洋地域の各国で優待特典プログラムを運営しており、海外の消費者が日本国内の参加広告主の店舗で買い物をすると、所定のポイントを得ることができる。両社は、2015年6月に同サービスの提供を開始する予定だという。
2015年04月17日MasterCardはこのほど、ノルウェーのZwipeと提携し、世界初の指紋センサーを搭載した非接触決済カード「Zwipe MasterCardカード」を発行すると発表した。迅速かつ便利でありながら、高い安全性を確保できる決済ソリューションとなっているという。同カードは、生体認証センサーを搭載し、カード会員の生体認証データを記録する安全性の高いZwipeの生体認証技術を使用している。加えて、EMV(決済カードのための国際標準ICカード仕様)認定を受けたセキュア・エレメント、およびMasterCardの非接触決済アプリケーションも搭載。これにより、世界で初めて、生体認証の安全性と非接触決済の迅速性や利便性を両立するカードを実現したという。カード会員の指紋データは、外部データベースではなく、直接カードに記録。カード利用者は、簡単な方法で指紋をスキャンするだけで、非接触決済が可能になる。市場に出回っている他の非接触決済カードと異なり、金額に係わらずPINコード(暗証番号)入力の代わりに生体認証を行うだけで、支払いができる。なお、決済端末の電力を利用するため、カードそのものにはバッテリーが不要となっている。ノルウェーの金融機関であるSparebanken DIN(Eikaグループ)での試験運用の成功を経て、2015年の提供開始を目指す。Zwipeは2009年に創業。以来、多くの特許申請を生かした革新的な技術開発と改良を続けているという。
2014年10月23日米MasterCardとノルウェーのZwipeは17日(英国時間)、世界初の指紋認証センサー内蔵クレジットカードを共同で開発したことを発表した。Zwipeが持つ生体認証技術を用いて、PINコードに代わる指紋認証決済の実現を目指す。今回、開発発表された指紋認証センサー内蔵クレジットカードは、ノルウェーでの試験運用を経て正式にリリースされる。カード保有者の指紋データは外部のデータベースに蓄積されることなく、クレジットカード上に直接記録されるため、アクティベーションや決済を簡単に行えるという。Zwipeではすでに次世代の指紋認証センサー内蔵クレジットカードの開発を進めている。2015年のリリースを予定している次世代カードでは、決済ターミナル端末から電力供給を受けるため、カード自体にバッテリーを搭載する必要がなくなる。
2014年10月20日出光クレジット、MasterCardおよび三井住友カードは10月1日、全国の出光サービスステーションで使えるプリペイドカード「出光キャッシュプリカ」の会員が、MasterCardのオンライン加盟店でより安全にネットショッピングをすることを可能にする「ネットdeプリカ」の提供を開始した。このたびの提携により、MasterCardの決済ソリューションであるIn Control(イン・コントロール)を活用して、出光キャッシュプリカをオープン化(独自仕様のシステムやネットワークなどを、より汎用性の高いものと組み合わせること)することを実現し、全国約340万人の出光キャッシュプリカ会員は、新たにプリカ残高の範囲で、インターネット上のMasterCard加盟店でショッピングすることが可能になる。また、実店舗に於いては従来通り、出光サービスステーションにて、プリカ会員価格でガソリン等を購入することができる。「ネットdeプリカ」は、ハウスカードとしての出光キャッシュプリカの機能を維持したまま、会員に対して、より利便性の高いMasterCardの決済機能を付与するという画期的な取り組みになるという。また、「ネットdeプリカ」は、1回のみ利用可能なバーチャルカード番号による安心・安全の決済サービス。出光キャッシュプリカ会員は、出光クレジットの提供する会員専用サイトにインターネット経由でアクセスし、MasterCardのオンライン加盟店で利用してもらうためのカード番号を取得するだけで、簡単にサービスを利用できる。取得したカード番号は、一度の取引でしか利用のできない使い捨てのカード番号のため、不正利用されるリスクが大幅に低減され、安心・安全なネットショッピングを可能にするとしている。出光クレジット、MasterCard、三井住友カードの3社は、利便性と安全性の両立を実現する「ネットdeプリカ」の提供をはじめ、今後も消費者にとって付加価値の高いサービスを提供していくとしている。
2014年10月02日オリエントコーポレーション(以下オリコ)はこのたび、森ビルと提携し、六本木ヒルズ、表参道ヒルズにて募集していた「コミュニティパスポートMasterCard」をリニューアルし、虎ノ門ヒルズが開業する6月11日より、「ヒルズカードMasterCard」として新たに発行を開始した。この「ヒルズカードMasterCard」は、様々な特典と交換できる「ヒルズポイント」とともに「クレジットポイント」も付与され、ショッピングチケットの他、ヒルズの提供する多様な都市機能を楽しむことができる特典が充実しているという。クレジットポイントが付与される対象施設は、従来の4施設(六本木ヒルズ、表参道ヒルズ、ヴィーナスフォート、ラフォーレ原宿)から、虎ノ門ヒルズ、アークヒルズ、愛宕グリーンヒルズなどの追加により、12施設(約630店舗)へ大幅に拡大していて、様々な施設のショップ・レストランだけでなく、映画館やホテル(レストラン)でも利用できる利便性の高いお得なカードだとしている。○新カードの概要カード名称:ヒルズカードMasterCardカードブランド:MasterCard年会費:年会費無料会員特典:新規入会で、森ビルグループ対象施設で利用できるクレジットポイント1000ポイントをプレゼント。どこでもたまるクレジットポイント/森ビルグループ施設の利用100円につき2ポイント、日曜日の利用は100円につき3ポイント。その他(海外・国内どこでも)では、100円につき1ポイント。500ポイントたまると500円分のショッピングチケットを進呈。カードの提示で駐車場料金サービス虎ノ門ヒルズ開業を機に、対象施設および優待サービスを大幅に拡充することで、カード会員の利便性を向上させるとともに、今後も森ビルと協力し、様々なステージでヒルズライフを満喫するためのより充実したサービスの提供を目指し努力していくとしている。
2014年06月13日ユーシーカード(株)は、朝日生命保険(相)と契約し、この10月4日から、朝日生命と保険(個人保険分野)の契約をする顧客を対象に、二次元コード(QRコード)を活用したクレジットカード決済サービスの提供を開始する。サービスの実施については、保険契約者の利便性の向上、キャッシュレス・ペーパーレスによる契約事務手続きの簡素化・効率化を図りたい朝日生命と、保険料のクレジットカード決済を要望する保険契約者の声に応えたいUCカード側の意向が一致したためという。カメラ付携帯で手続き完結、ポイント蓄積もこのサービスでは、クレジットカードを第三者に手渡すことなく、ユーザー自身のカメラ付携帯電話で操作することで手続きが完結するため、スキミング等の心配がないとのこと。また、生活費用でもある保険料のクレジットカード決済により、カードポイント「UC永久不滅ポイント」が貯められることとなる。なおサービスの対象範囲は、以下とのことだ。・利用対象カードUCカードをはじめとするMasterCard、Visaブランドの付いた全てのクレジットカード・対象保険商品朝日生命の取扱う個人保険(2回目以降保険料は「保険王プラス」のみ対象)
2010年09月23日