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友だちをつくって遊んでほしい現在24歳になる息子は、知的障害(知的発達症)と自閉スペクトラム症(ASD)をあわせ持っています。特別支援学校高等部を卒業後は、就労移行支援の施設で3年間、就労に向けた訓練を受けました。今は、企業に契約社員として勤めており、働き始めて3年が経過しました。私は息子が幼い頃「友だちをつくって遊んでほしい」と思って、児童館に連れまわしたことがあります。でも「馬を水辺に連れて行っても水を飲ますことはできない」ということわざがある通り、連れて行っても、息子は友だちと戯れることはしませんでした。私はその光景を見てさらに悲しくなりました。今回はそんな息子が大人になってからの友だち事情についてお話しします。偶然見かけた息子の同級生たち先日の土曜日のことです。私が駅の改札にいると、4年前に卒業した特別支援学校高等部時代の息子の同級生たちを見かけました。3名とも24歳、ASD(自閉スペクトラム症)です。その子たちの障害や性格のことは放課後等デイサービスを通して知っていたので、私は「3人で自らお互い約束して出かけるわけはないだろうな。きっと移動支援で集団で外出するんだろうな」と思いました。そしてその3名の周りを見ると、移動支援のガイドヘルパーがそれぞれの子についていました。私がガイドヘルパーとして属している事業所とは別の事業所のヘルパーの方たちのようでした。私の予想が当たったようです。ふとその時(息子にこのことを伝えたら、息子はどんな反応をするだろう?)と思いました。幼い頃から息子は友だちと深い関係を築くことはありませんでしたが、中学、高等部で一緒だったA君とは自由で心地よい距離感を保ち、互いに気を使わずに過ごすこともありました。同級生だったら、もしかしたら「友だちが気になる」という反応をするかも?と思ったのです。「同級生が友だち同士で出かけていた」と息子に伝えてみると……その後帰宅した私は、息子に高等部時代の同級生たちが移動支援で集団で出かけていたことは伝えずに、「○○君と△△君と□□君が一緒に出かけていたよ」と伝えてみました。もしかしたらうらやましがるかなと思ったのです。けれども、ちっともそんな様子はありません。私は続けて「あなたも友だちと一緒に出かけたいって思わないの?」と聞いてみたのですが、息子は「一人で出かけたい」と答えました。ASD(自閉スペクトラム症)の息子の子育てを24年間やってきた私ですが、それでも親しい友だちが一人もいない息子のことを「不憫だ」と思ってしまうことがあります。が、しかし!本人はそうではありませんでした。そしてふと、「羨ましいと感じない息子自身」を、羨ましく思った自分にも気づいたのです。「私も友だちがいないよ」とふと思う私自身もよく考えてみると、そのときそのとき所属しているコミュティで親しい友だちはいますが、そこを離れると自然と連絡が少なくなっていき、離れてしまうことが多いです。学生時代の友だちも、卒業したら疎遠になりました。子育て中、保育園で一緒だったママ友とも疎遠になりました。それはきっと、特別なことではないのだと思います。ただ、それぞれのコミュニティの中で困った時に相談できる友だち、助けてもらえそうな友だちをつくっておくことは大切だと思います。息子にも、そんなふうに「必要なときに頼れる誰か」がいればいい、と思います。「友だちがいない」は、悲しいことなのか?成人した息子は休日に一緒に出かけるような「親友」と呼べる友だちは一人もいません。一人行動が基本です。幼い頃も一人遊びばかりしていて友だちと関わることはしませんでした。関わることがあっても、それは相手の持っているおもちゃが欲しいときだけでした。私は定型発達の子どもの親目線で「友だちをつくって一緒に遊ぶことはよいことだ、楽しいことだ」という価値観を押しつけ、石ころや数字と戯れていたい息子を無理やり子どもたちの輪に入れようとしていた時期もありました。息子が小さくても成人しても、親の価値観をごり押ししてはいけない。それが今回の小さな出来事からあらためて学んだことでした。執筆/立石美津子(監修:鈴木先生より)私が講演する時に必ず出すスライドがあります。それは、月下美人のスライドです。拙書「新訂版発達障がいに困っている人びと」にも書いてありますが、夜に咲く月下美人にも相性の合う生物が地球上にいるのです。それはコウモリです。コウモリがつかまりやすいように月下美人は下に向かって花が咲きます。この月下美人とコウモリとの関係のように、世の中には必ず相性の合う生き物がいるはずです。神経発達症のお子さんも日本のどこかに相性が合う子や大人がいるはずだと考えています。お子さんによっては、安心できたり気が合う相手が人ではなく、動物や植物のこともあるかもしれません。前の記事はこちらUpload By 立石美津子Upload By 立石美津子Upload By 立石美津子Upload By 立石美津子(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2025年06月14日サロンオーケストラジャパン主催、『0歳からの・はじめてのオーケストラ』が全国28会場にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。チケット購入はこちら : 公式ホームページ 公式LINEもスタートして、お得な情報配信中! あなたの街にもやってくる!サロンオーケストラジャパンが贈る、赤ちゃんから楽しめる本格派クラシックコンサート『0歳からの・はじめてのオーケストラ』が、全国各地で順次開催されることが決定しました。演奏体験やダンス、おもちゃの楽器など、乳幼児でも五感で楽しめる内容が話題を呼び、毎回チケット完売の大人気公演です。“0歳の赤ちゃんでも安心して楽しめるクラシック”をコンセプトに、楽器体験や体を動かすコーナーを取り入れた参加体験型コンサート。赤ちゃんの情緒やリズム感を育むと同時に、保護者にも「本格的な音楽体験」を提供することを目指しています。本公演の見どころPoint 1:楽器体験コーナーで“本物のヴァイオリン”に触れられるPoint 2:オムツ替え・授乳スペース、ベビーカースペースも完備Point 3:リズム遊びやダンスコーナーなど、他の乳幼児向け公演とは一線を画す内容Point 4:小編成ながらも迫力ある本格的な生演奏ヨハン・シュトラウスの《美しく青きドナウ》《ラデツキー行進曲》やブラームスの《ハンガリー舞曲》など、子どもにも親しみやすい選曲で、親子の自然な笑顔を引き出します。さらに、おもちゃの楽器遊びやヴァイオリン体験もプログラムに組み込まれており、初めてクラシック音楽に触れるお子様にとって、五感をフルに使った思い出深い体験となるはずです。公演スケジュール6月14日(土)午前所沢市民文化センターミューズキューブホール(小ホール)14日(土)午後志木市民会館仮設会議室521日(土)午前としま区民センター(多目的ホール)21日(土)午後もりんぴあこうづMORI×MORIホール(多目的ホール)28日(土)午前天寿園ホール28日(土)午後アルカディア見附小ホール29日(日)午前大田区民プラザ小ホール29日(日)午後海老名市文化会館サロン7月5日(土)午前日立システムズホール仙台交流ホール5日(土)午後やまぎん県民ホールスタジオ16日(日)午前プラザおでって 3F おでってホール6日(日)午後胆沢文化創造センター小ホール12日(土)午前武蔵野公会堂 ホール12日(土)午後グランベリーホール by iTSCOM13日(日)午前八王子市学園都市センター イベントホール13日(日)午後アンフィニシアター(オトオアシス1F)《2箇所同時開催!》19日(土)午前水戸市民会館 南側4階 ユードムホール(中ホール)19日(土)午後日立シビックセンター多用途ホール19日(土)午前熊本県立劇場ホワイエ(コンサートホール)19日(土)午後御船町カルチャーセンター クラブ活動室20日(日)午前市民交流プラザプラザおおむらホール20日(日)午後長崎市立図書館1階多目的ホール《2箇所同時開催!》21日(月/祝)午前福岡市立中央市民センターホール21日(月/祝)午後北九州市立子どもの館子どもホール21日(月/祝)午前森のホール21 B1F 森のスタジオ リハーサル室221日(月/祝)午後印西市文化ホール2F 多目的室26日(土)午前東海市芸術劇場 多目的ホール27日(日)午前アートフォーラムあざみ野レクチャールーム8月以降、後日発表予定■チケット料金《早割特典》0歳から未就学児まで:800円一般(小学生以上):1,600円《一般販売》0歳から未就学児まで:1,000円一般(小学生以上):2,000円(自由席・税込)主催団体サロンオーケストラジャパンクラシック音楽をもっと身近に、をテーマに全国各地で演奏活動を行うプロの室内楽団。音楽教育とエンターテインメントの融合を得意とし、教育機関・ホール・自治体との連携も多数。0歳からシニア世代まで、あらゆる世代に向けた音楽普及活動を展開中。チケットサイト「カンフェティ」チケット購入の流れ・カンフェティ会員特典 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2025年06月11日■「頑張ったんだよね、本当に頑張った」紺野あさ美さんは2017年にプロ野球・北海道日本ハムファイターズの杉浦稔大投手と結婚。0歳・4歳・6歳・7歳の四児を育てるママです。実は先日、0歳の次女が発熱し数日間の付き添い入院をしていたことを明かした紺野さん。発熱を受けてまずかかりつけの小児科にかかり、そこで血液検査を受けたところ「数値で気になる部分がある」「普通の風邪とかじゃないんじゃないかっていうのも含めて、大きい病院に紹介状を出します」と展開し、入院することになったといいます。次女の具合はというと、小児科病棟での入院1日目~2日目は40度を超える高熱が続き、24時間の点滴と朝晩の抗生剤で治療したといい、今はすっかり元気になって退院。「頑張ったんだよね、本当に頑張った」「とにかくもうあなたが元気になって無事で良かったのよ」と紺野さんも一安心です。また、点滴にずっと繋がれて一切ベッドから動けないことも次女には大変だったよう。紺野さんは「今もう寝返りしたくてしょうがないんだけど、ベッドの柵の中でしか動けない」「9ヶ月の赤ちゃんが1日中あお向けでゴロンと寝てるなんて無理だったんですよね」「だから寝返ろうとしたらすぐ戻して。動きたいなのか体調しんどいなのか(わからないけれど)、泣き始めちゃったらすぐ抱っこして……他の患者さんも同じ部屋で休んでるわけだから」と振り返りました。付き添い入院となり「もっと時間を持て余すものかなと思った」紺野さんは、「とっさにパソコンとか充電機器入れて、時間ある時にちょっと仕事しようと思ってた」そうですが、実際に入院生活が始まってみるとそんな時間は一切なかったといいます。赤ちゃんが寝ている隙に、自身の食事やトイレや歯磨きなどいろいろやることがあり、とてもパソコンで仕事するような余裕はなかったそう。また紺野さんは、「こういうふうに、下の子が入院とか、逆に上の子が入院とかなった時に、ワンオペが多い親御さんとか近くに頼れる人がいないって場合はどうしたらいいんだろうって、きっとこの動画を見てる方も思うと思うんですけど」と切り出します。「地域によっては24時間やっている保育園みたいなものもある。元気な時に一度、『もしこういうことになったら他のきょうだいをどこにどうしよう』ってシミュレーションしておくといいのかもしれない」と、自身の経験をもとに語りました。■子どもの入院、どんなとき?突然子どもの入院が決まると、親御さんは慌ただしくなるものです。子どもが入院することとなったとき、付き添いはどうなるのか、必要な持ち物は何なのかなど、ポイントを確認しておきましょう。入院になる理由はさまざまですが、子どもは風邪や胃腸炎など普段よくみられる病気が悪化して急に入院になることがあります。また、肺炎や気管支炎、喘息なども多いです。これらの病気は、かかったら即入院ということではなく、症状が重い場合や年齢が小さく経過が心配な場合に入院の適応となります。たとえば喘息の場合では、大発作、呼吸不全、中発作でも乳児や外来治療で改善しない、合併症がある場合などに入院と判断されるケースが多くあります。また乳幼児は感染性胃腸炎で嘔吐や下痢を繰り返すことで脱水となり、入院になることもあります。子どもの入院の付き添いや面会のルールは施設によって異なります。施設によっては持ち込み不可のものもありますし、ほかの医療施設に入院した経験や周囲の方の体験談だけをあてにせず、かならず入院先に事前確認をするようにしましょう。感染症の症状があるときや、ワクチンの接種状況によっては面会ができないこともあります。また、面会に年齢制限があり、きょうだいでも病室に入れないことがあるので注意しましょう。参照:【医師監修】子供の入院が決まったときに知っておきたいこと付き添い、持ち物は?(マイナビ子育て編集部)
2025年06月09日思いを人に伝えたいけれども、対面ではいいにくかったり、恥ずかしかったりして難しいこともあるでしょう。そんな時は、手紙などで考えや思いを伝えることがあるかもしれません。8歳娘が靴に添えたメッセージとはMic(bluecube8823)さんが、買い物から帰ってきたところ、8歳の娘さんが自分の靴に手紙を添えていました。娘さんからの手紙を見た母親のMicさんは、「分かりました。教えてくださりさいわいです」と回答。手紙には何が書かれていたのでしょうか。SNSに投稿した写真がこちらです。ママごめんなさい。学校から帰っていて、ゆめと話していたからよそ見をして、水たまりにはまってしまいました。なので、乾かしてくれるとさいわいです。どうやら、娘さんは話に夢中で水たまりに気付かなかった様子。よそ見をしていたら、水たまりに入ってしまい、靴を汚してしまったようです。そのため、「乾かしてほしい」と伝えるために、手紙を添えていたのでした。「乾かしてくれると幸いです」と、大人のような言葉遣いに、SNSでは反響が上がっています。・8歳とは思えない!なんて賢い子なんだろう。・大人でもなかなかできない。丁寧な言葉遣いで素晴らしい。・8歳で「幸いです」なんて言葉が使えるとは。天才すぎる。・間違いなく人生2周目でしょ!最初に謝って、端的に伝えるのは見習いたい。大人のようないい回しですが、『幸い』の字が平仮名なのがかわいらしいですね。ちなみに、Micさんは夫が帰ってくるまで、娘が書いた手紙をそのままにしておいたといいます。すると夫は「すごすぎるやろ!」と感銘を受けていたのだとか。娘さんのお願い通り、靴はきれいに洗って、また学校に履いていったとのことです。娘さんはSNSで反響が上がっていることを知り、とても嬉しかった様子。「幸い」という言葉は、YouTubeで知ったそうです。きっと、こんなにかわいい文章の手紙が置いてあったら、誰でもMicさんのように「教えてくださりさいわいです」と快くお願いを叶えてあげたくなるでしょう。[文・構成/grape編集部]
2025年06月04日1歳半から始まった家族への他害。どうして叩くのか分からない。赤ちゃんの頃から人見知りや感覚過敏など、気になるところがあったたーちゃん。1歳半になっても発語はワンワンのみ。市の1歳半健診では要観察と言われていました。その頃悩んでいたことの一つに、私や夫への他害行為があります。・叩く、蹴る・首元に強く抱きつく・物を投げる・私や夫の物を壊そうとするなど……。Upload By みかみかん機嫌良くニコニコしていたと思いきや急に叩いたり蹴ったりするのが、わが子ながら怖いと思ってしまいました。1歳半といえど、力一杯叩かれたり物を投げつけられるのは痛かったです。そして、心の余裕もどんどん擦り減っていきました。市の心理士さんに相談した時には、「構ってほしかったり、注目してほしかったりして他害行為をしているのではないか。コミュニケーションの一部になっているのかもしれない」と言われました。夫と話し合い、「普段からもっとたーちゃんと遊んだり話しかけたりして構ってあげよう」と決めました。言葉が出てくれば他害行為は収まるだろうと、二人とも期待していたと思います。言葉の理解が深まってきた2歳。他害は落ち着くと思いきや……。2歳半頃。たーちゃんは3語文をたまに話すようになり、言われたことへの理解はかなりできている様子でした。しかし、私と夫への他害はなくなりませんでした。むしろ、頻度や力の加減がさらにひどくなっていきました。「やめて」の意味は分かっているはずなのに、言われても笑顔のまま他害行為を続ける。「痛いからやめようね」「やめてって言われたら一回でやめようね」と冷静に伝えても何度もしつこく繰り返す。そんなことがずっと続きました。さらに、言われていることは理解できていても、叱られているという雰囲気は分かっていないように感じました。怒っている・困っている・痛がっているということを、表情や口調から読み取れていないように思えました。Upload By みかみかん幼稚園ではお友だちへの他害はないようでしたが、先生から「注意する時にどう伝えたらたーちゃんに響くか分からない」と言われたことがあります。注意する時には、なるべく端的にはっきり伝えるようにしていましたが、それでも叱られたことを何度も繰り返していました。5歳半の現在。他害行為はほぼなくなる。いつになったら私や夫への他害行為はなくなるのだろうと悩み続けていましたが、5歳半の現在、他害行為はかなり落ち着きました。現在でも「ダメだよ」と言ってもやめてほしいことを繰り返したり、コミュニケーションがやや一方的に感じることはありますが、蹴ったり叩いたりすることはほとんどありません。他害行為が減った理由は、言葉の理解が深まったことと精神的な成長が大きいかな、と思います。しかし、実際のところ何が要因だったのかは分かりません。4歳頃から、徐々に落ち着いてきたと感じます。Upload By みかみかん家族への他害行為に悩んでいた時は、体が痛いのはもちろんのこと、「いつになったら落ち着くのだろう」「もっとひどくなるかも」「お友だちにも他害をし始めたらどうしよう」と心も疲弊していました。お子さんの他害はすぐに落ち着くのは難しいかもしれませんが、ゆっくり改善していく場合もあります。他害に悩んでいる保護者の方の希望になれれば良いな、と思います。過去の私のように、今困っている人たちに「一人じゃないよ」と伝えたい他害行為だけでなく、たーちゃんの困りごとが目立って、「発達障害かも?」と気になり出したあの頃。「一年後、この子はどうなっているのだろう?」「将来どうなるのだろう?」「困りごとはずっとなくならないのかな?」と、先が見えないことに不安を感じ、インターネットで検索ばかりしていました。そして、期待していたような記事は見つからず、希望を見出せないままどん底にいるような気持ちでした。しかし、療育やさまざまなサポート、発達障害に理解のある方々と出会い、今では家族3人で毎日前向きに暮らしています。もちろん大変なことや心配事もありますが、それは「子育てをしていれば当たり前のことだ」と思えるようにまで私の心は回復しました。Upload By みかみかんさらに、たーちゃんが幼稚園や療育で頑張っている間、精神的に余裕が出てきた私は、こんな記事があの頃あったら良かったのに、と思えるくらいになりました。「大丈夫だよ、なんとかなっているよ」と、過去の私と同じように悩みを抱えている保護者の方の気持ちを少しでも楽にしたい。そう考え、「一人じゃないんだ」と思えるような、保護者の方に寄り添う記事を書きたいと思い立ちました。今回で発達ナビでのコラムの掲載は最後になりますが、約一年半、楽しく書くことができたのは皆さんの暖かい応援のおかげです。書き残しておきたかったことや皆さんに伝えたかったことをたくさん記事にできて、うれしく思います。これからも私たちの生活は続きます。またどこかでお会いできれば幸いです!執筆/みかみかん(監修:森先生より)みかみかんさん、他害行為への向き合い方と落ち着いてきた今までの道のりを教えてくださってありがとうございます。みかみかんさんが今回の体験談を教えてくださったことで、同じようなお悩みを抱えた方は希望を持てるのではないでしょうか。さて、発達の偏りがあるお子さんの場合、感情の読み取りや行動のコントロールに課題を抱えることがあります。叩く、蹴る、物を投げるなどの他害行為が見られることも少なくありません。これという原因が特定しにくいため、対応に悩まれる親御さんは多いのではないでしょうか。他害行為は、以下のような要因が複雑にからみながら関与している可能性があります。コミュニケーションの困難:言葉や非言語的な手段で自分の気持ちや欲求を伝えるのが難しい場合、他害行為が「表現手段」となることがあります。心理士さんが指摘したように「構ってほしい」「注目してほしい」という意図が背景にある可能性があります。感情の理解や共感の難しさ:表情や口調から感情(怒り、痛み、悲しみなど)を読み取ることが難しい場合があります。「やめて」と言われても笑顔で繰り返す様子や、叱られている雰囲気を理解しにくい様子は、こうした特性によるものと考えられます。感覚処理の問題:感覚過敏や感覚鈍麻が見られ、ストレスや不快感を身体的な行動で発散することがあります。他害行為が急に始まる場合、環境や感覚的な刺激がトリガーになっている可能性も考えられます。衝動性の高さ:衝動を抑えるのが難しい場合があり、感情や欲求を即座に行動に移してしまうことがあります。これらの要因が、その時その時で複雑に絡み合って他害行為となっている可能性があります。みかみかんさんが書いてくださったように、他害行為が落ち着く要因としては、以下のようなことが考えられます。言語発達の進展:言葉の理解や表現力が高まることで、欲求や感情を他害以外の方法で伝えられるようになる。社会的・情緒的成長:成長とともに他者の反応を理解したり、行動を調整する力が育つ。環境調整や療育の効果:ご家庭や療育や幼稚園でのサポートによって、コミュニケーションや自己調整のスキルが育つ。家族の関わり:「もっと構ってあげよう」と意識的に関わることで、安心感や信頼感が育ち、他害行動の必要性が減る。いずれにしても、すぐに解決することはなかなか難しく、根気強く向き合っていく必要があります。対策としては次のようなものが考えられます。伝え方を変えてみる:視覚情報に強いお子さんの場合、「やめて」「痛いよ」と言葉だけで伝えるよりも、絵カードやジェスチャーを組み合わせると理解しやすくなります。たとえば、「やめる」サインとして手を振る動作を教えるなど。代替行動を教える:他害行為の代わりに、クッションを叩く、ボールを転がすなどの行動を具体的に教える。褒めて強化することで、徐々に代替行動が増えます。「構ってほしい」ために他害をしている場合、言葉やサインで「遊んで」と伝える方法を練習します。感覚ニーズに応える:感覚過敏や感覚を求める行動が背景にある場合、感覚遊び(スライム、砂遊び、跳躍器具など)を取り入れる。感覚を満たすことで他害行動が減ることがあります。環境を整える:感覚過敏がある場合、騒音や光を抑えた環境を整える。イヤーマフの使用、落ち着くスペースの設置など。ポジティブな関わりを増やす:普段から遊びや会話を通じて子どもとの信頼関係を築く。安心感があると行動が落ち着くこともあります。良い行動(叩かない、優しく触れるなど)を具体的に褒める:「叩かずに手をつないでくれてうれしいよ!」と伝えると、子どもは望ましい行動を繰り返しやすくなります。トリガーの特定:他害行為が起きる状況(時間、場所、出来事)を記録して、どんな刺激や状況が引き起こしているかを特定します。例えば、ルーチンが崩されることや、騒音や疲れなどがトリガーになることがあります。安全な環境づくり:物を投げる場合は柔らかい素材のおもちゃを提供する、危険な物を手の届かない場所にしまうなど、環境を整えることでケガやストレスを軽減できます。保護者のメンタルヘルスケア:他害行為は保護者の心身に大きな負担をかけるため、保護者自身のメンタルヘルスケアも重要です。地域の保護者支援グループやカウンセリングを利用して、ストレスを溜め込まないようにしましょう。休息やリフレッシュの時間を意識的に確保することも大切です。地域の親の会やオンラインのコミュニティで悩みを共有すると、「一人じゃない」と感じられます。他害行為は成長や適切なサポートで改善する可能性があります。医療機関や支援機関を頼りながら、保護者自身の心のケアも忘れないようにしてくださいね。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2025年06月02日2歳で発達障害の診断。3歳ごろから療育へ発達障害の診断を受けて3歳ごろから療育に通っていたマユユ。希望通りの児童発達支援に通えており、そこは数時間の預かりタイプで生活的にも助かっていたのですが……成長していくにつれて「保育園にも通わせたい」と思うようになりました。それは家庭の事情もさまざまありますが、成長してきて少しずつ人との関わりを受け入れることが増えたマユユにいろんな体験をしてほしい、という親としての願望も大きかったです。はじめは年少入園を目指したのですが、それは叶わず年中になるときにようやく入園のお知らせを受け取ることができました。集団での活動が難しかったマユユははじめて診断を受けた時から、5歳の現在も引き続き「社会性や人との関わり」に大きな難しさがあります。”成長してきて少しずつ人との関わりを受け入れることが増えた”と前述しましたが、それは主に身近な保育者に対しての部分的なものでした。周りのお友だちの様子を見て一緒に動いたり、先生の出す一斉指示に注目したりすることは今でもまだ難しいことが多いです。入園前から通っていた児童発達支援は10名ほどの小集団でした。何度もモニタリング面談に伺いましたが、そのたびに、補助のない集団行動が困難な様子が伺えました。Upload By サチコ加配制度については聞いたことがあったので、「間違いなくこの子には必要だろう」と思いながら保育園探しをしました。入園後に顔合わせの面談があった保活の際、園への問い合わせでは真っ先に「加配がなければ難しいと思っている」ことを伝えました。(加配を付ける判断は自治体によって違うと思いますが、それでも園からはどういったお話や反応があるか気になりました)そうやって何件も問い合わせる中、特に「ここに入れたらいいな」と思える園が見つかり……マユユは幸運にもそこに入園することができました。入園が決まるとまず、担任になる先生と詳しくお話しする時間を設けてくださいました。マユユの自然な様子を見てもらいながら、特性や難しい部分・好きなことや喜ぶことなどについてできるだけ詳しく、包み隠さず伝えました。この時も、やはり待つことが難しく自由にウロウロしはじめたマユユ。大きな声が出たりもしていて、私はいつものように焦りだし不安な気持ちになっていたのですが……園長先生や周囲にいらした先生が自然とマユユを、強くとがめたりすることなく観察しながら見守ってくださっていたのが印象的でした。加配が必要だという気持ちに変わりはありませんが、この時の先生方の対応や空気が心地よく、心強く感じたのを覚えています。通園開始後しばらくして市の面談も無事に通園がはじまると、しばらくして「加配についての市の面談」もありました。市の職員・園の先生・マユユと私とで、園での様子について話したり、マユユの様子を見てもらったり簡単な発達検査のようなやり取りも行いました。家庭と園ではまた様子がちがうため、私が見ることができない園での様子(難しいこと)などは先生が伝えてくださいました。(実はこの時もマユユは、やはり状況が理解できていないため、途中で「帰る」と癇癪を起こして大変でした……。しかしそれも含め困難さを知ってもらう場だったと思います。)Upload By サチコ地域によって手続きは違うと思いますが、これは”加配が必要かどうかの判定”をするための面談だったのかと思います。これは年度ごとに行われるようです。「加配が必要だと思っている」と伝えていたためか、入園してすぐからついてくださっている先生がいたのですが、この市の面談後、正式に判定がおり加配の先生として配置されたと説明を受けました。加配保育中の様子加配の先生は保育中、基本的にずっとマユユについていてくださいます。市の面談での判定によるのかもしれませんが、マユユの場合は一人に対して一人の先生がつきました。クラスの子たちと一斉に移動することができなくてもマユユのペースに合わせてくださるのですが、”無理強いはしないけど、できる時はいっしょに”という完全に別行動ではない点もうれしかったです。加配つきで預けるにあたって、マユユの場合は誤学習しやすい点や注目行動が起こりやすい点について、療育の先生と相談した内容や対処法を特にしっかりお伝えしました。これは私自身が家庭でも難しさを感じている点であり、先生との生活でも重要になってくると思ったからです。それからコミュニケーションのきっかけになる“その時マユユがハマっているもの“についての共有もしっかりするようにしています。Upload By サチコ私自身もマユユとの生活には試行錯誤をたくさんしてきて、「対処法が分からない・この対応で合ってる?」ということがいつも不安でした。なのでマユユにはもちろん、先生にも少しでも楽しく過ごしてほしい気持ちがありました。それで結果的にマユユの心地よい居場所になるといいなと思っていました。活動への参加はむずかしいことが多いけれど園でイベントが行われた日のお迎えでは(参加は難しかっただろうか)と落ち込んでしまうのですが、「イベントのお部屋に一緒に入るところまではできましたよ!」「今日は最後までいられました!」など報告を受け、先生も諦めず、でもマユユや周囲のお友だちにも負担のないような形で臨機応変に動いていただけていることが伝わりました。Upload By サチコマユユが拒否した場合も、先生がスモールステップで向き合ってくださっているようです。マユユも成長や経験にともない提案に応じることが少しずつ増えてきました。また、加配や担任ではない先生方からも「今日マユユちゃん〇〇できていたんですよ!もう聞かれましたか?」とうれしそうに声をかけていただけることが何度もありました。ほかの先生も、他人事でなく見守ってくださっていることには胸が熱くなりました。加配保育に不安もあった約一年がたちマユユは年長さんになりました。加配保育について、ほかの子たちとは違うんだと改めて感じてしまったり、不安にもなりましたが、今は「加配つきで保育してもらえて本当に良かった」と思えています。また、お友だちとの関係が築きにくくなることを心配していましたが……お迎えに行くと、すれ違ったクラスのお友だちが「今日マユユちゃんはね」と本日のマユユの連絡をしてくれたりします。やりとりして遊ぶことは難しくても、イベントにいないことが多くても、当たり前に”クラスのお友だち”として接してくれます。最後の一年、イベントも多く不安な気持ちも大きいですが、園や療育と連携してマユユが楽しく過ごせる環境をつくれたらと思います。前の記事はこちら執筆/サチコ(監修:新美先生より)加配保育士がついての保育園生活について詳しく聞かせていただきありがとうございます。加配保育士は、園の集団生活の中で特別な支援が必要な場合に、追加される保育士で、明確な設置基準のようなものは定められていないため、自治体や保育園(幼稚園)により、基準や運用はさまざまのようです。このため、お住まいの自治体や通っている園によって、様子が異なる可能性があることはご承知おきください。園の集団生活で、お子さんが困る場面があったり安全が確保しにくかったりする場合に、加配保育士をつけてもらえることがあります。個別に担当の加配保育士がつく場合もあれば、複数の対象児に一人の加配保育士がつく場合や、クラス全体としてつく場合などさまざまです。また午前中だけなど、時間が決まっている場合もあります。集団の活動に乗りにくかったり、全体に対する言語指示のみでは伝わりにくかったり、衝動的な行動が目立って安全が確保できない場合など、加配保育士がついてくれることで、ご本人も無理なく、安全に過ごしやすくなります。集団の活動に興味が向かない時は加配保育士と別の活動をして過ごしたり、集団の中で不安な時にそばにいてもらったり、他児との仲介をしてもらうことでお互いに安全に遊べたりということがあります。マユユちゃんも、集団活動に入る時間が多くはなくても、同じ園に通うことでお友だちとの交流ができたり、徐々に慣れたりしていくことにつながっていますね。本人が楽しく安全に通うために、加配の先生がいることは心強いですね。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2025年06月01日タレントの上原さくらが5月31日に自身のアメブロを更新。眼瞼下垂の手術を受けたことを報告した。この日、上原は「ついに瞼のたるみを直したよ!」というタイトルでブログを更新し「私が眼瞼下垂を気にし出したのって、ブログで確認する限り、どうやら2021年くらいからみたい」と説明。眼瞼下垂のカウンセリングを予約したことを報告したブログとカウンセリングで聞いた内容をつづったブログをリブログし「そして!!ついに手術しました!!」と報告した。続けて「これ色も画質も無加工のbefore」と自撮りショットを公開し「前も書いた通り、右目(写真だと向かって左)の瞼が垂れてきたのが自分では気になり、それをついおでこの力で持ち上げてしまうクセがあり、常に力を入れているからおでこはシワになるし、前頭部が常に凝っているの」と説明。「どうせ手術で痛い思いをするなら、元通りより、ちょっと可愛くしたいと思ってたんだけど!!」と述べつつ「目頭のポチッとしてるのは、私の悩みの種の【汗管種】で、元々はその治療でこちらのクリニックを知りました」(原文ママ)とつづった。最後に「行った時はまだどんな手術にするか決めていなくて、この最終カウンセリングで、どのようにして気になる部分を改善するか最終決定をすることに。先生が前回のカウンセリングで説明してくれた『手術法』は」「3通りです」と説明。「どういう方法を選んだのかとか、痛かったかとか、afterとか、料金とか…落ち着いたらまた書きます」と予告し、ブログを締めくくった。
2025年06月01日和食の定番メニューの1つ、天ぷら。専門店で食べる天ぷらは、温度管理や揚げ時間など『職人の技』によって作り出されるため、高級なイメージを持っている人も多いかもしれません。天ぷら店で、娘が発した『ひと言』が?えま(@ema_pokopoko)さんは、ある日、2歳の娘さんと一緒に、天ぷら店を訪れたそうです。すると、娘さんが「どうしてもカボチャの天ぷらが食べたい!」といい出したのだとか。カボチャの天ぷらを食べるためには、単品で、追加注文をする必要があったといいます。エビや魚と比べると、手に取りやすい価格の食材であるカボチャを使った天ぷらに「少し割高かな」と、感じたという、えまさん。それでも、娘さんの「食べたい!」という気持ちに応えるため、追加注文を決めたそうです。そして運ばれてきた念願のカボチャの天ぷらを見た娘さんが発したのは、思わぬひと言でした。※写真はイメージ「カボチャだ!にじのかたちだよ!」娘さんには、カボチャの天ぷらが『虹の形』に見えたのでしょう。嬉しそうに目を輝かせ、ひと口ずつ大切に味わう娘さんの姿に、えまさんは心が温まる思いがしたのだとか。「今後の人生、カボチャの天ぷら見る度に、この瞬間を思い出すんだろうな」と、感じたといいます。お財布事情が気になるのは親として当然のこと。それでも、子供の純粋な笑顔には敵いませんよね。天ぷら店での親子のエピソードには、9万件以上の『いいね』が付き、さまざまなコメントが寄せられました。・一生楽しめる『カボチャの天ぷら』でしたね!・親子の大切な思い出だね。心が洗われました。・これは涙が出るって…。子供の発想って偉大!何気ない日常の中で生まれる、特別な瞬間。えまさんはカボチャの天ぷらを見るたび、きっとこの日の、娘さんの笑顔が心に浮かぶのでしょう。[文・構成/grape編集部]
2025年05月29日子どもが成長すればいつか恋人ができるもの。ですが、相手によっては心から喜べないことも?今回は、高3の娘の彼氏が26歳だったというエピソードをご紹介します。北風と太陽「高3の娘に彼氏ができたようなのですが、よく話を聞いてみると、相手はオンラインゲームで知り合った26歳。出会いがネットというのもちょっと心配だったけど、高校生と付き合う26歳って……なんだか嫌な予感がして。だけど、真っ向から反対したら娘も反抗するだろうし。そのせいで私に何も話さなくなる事態は避けたかったので、あえて認めるフリをしました。『よかったねー!どんな仕事してる人?』『どこに住んでるの?』『学歴は?』と女友達と恋バナするかのように相手の情報を集め、娘が心を開いたのがわかったら『お母さんも会いたい!』『今度電話代わって』『うちに呼んで一緒にご飯食べようよ!』と距離を詰めまくりました。彼氏は嫌がっていましたが、娘はなぜ嫌がるのかわからなかったみたい。そりゃ、遊び目的の彼女の母親が距離を詰めてきたら嫌だよね。本気だったら真っ先に親に挨拶に来るはず。そのせいでケンカが増えた二人は、結局別れていました。普段から親子関係が良いからできたことだなと思います」(体験者:40代女性・主婦/回答時期:2025年3月)▽ 童話の「北風と太陽」のように、無理強いをせず自然な態度で子どもの気持ちを変えたというお母さん。認めたフリをするって、実際にやろうとするとなかなか難しいですよね……。反抗して意固地になった子どもと距離ができてしまう方が取り返しのつかないことになりそうだし、この方法が正解なのかもしれませんね。※Googirlが独自にアンケートを実施し、集めたGoogirl読者様の体験談をもとに記事化しています。
2025年05月28日幼い子供は、日々親や周りの人たちの会話を耳にしながら、しだいに言葉を覚えていくものです。覚えたての言葉を使う我が子の姿を見て、癒される親は多いでしょう。父親に叱られた1歳娘が、放った言葉とは…2025年5月現在、1歳の娘さんを育てる母親の、ゆ子(@yo_da_bf16)さん。同月8日、夫が娘さんを叱った際の出来事を公開したところ、15万件以上の『いいね』が寄せられています。娘のためを思って叱った夫。しかし、その親心は本人にはなかなか届かないようで…。「バイバイ」「イッテラッシャイ」「ジャネ」「マタネ」「ナイナーイ」「アッチ」って、知っている限りの単語で「あっちいけ」といわれていて笑った。※写真はイメージ容赦ない物いい…!娘さんの口からいい放たれたのは、両親との会話の中で覚えたであろう、数々の言葉たち。「いってらっしゃい」など、一般的にはポジティブな意味合いを持つ言葉すらも、ほかの言葉と束になることで、まるで攻撃的なニュアンスを含んでいるかのように聞こえてきませんか…。思わずクスッとしてしまいそうなエピソードには、このような声が寄せられています。・ゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズの呪文『ザラキ』に匹敵する攻撃力。・容赦なくて笑った。こんなにいわれたら泣いちゃうかも。・怒られてもユーモアで返すセンス、最高だね!・娘ちゃんの『全力拒否』、かわいすぎて笑う。ゆ子さんによると、その後夫が念押しで「ダメなんだよ!分かった?」と叱ったところ、対して娘さんは「ヤーダーヨー!」と真っ向から対抗していたそう。そんなに反抗され続けたら、「もう叱るのはいいや…」と、もはや諦めムードに突入してしまいそうですよね。それでも時に叱らなければならないのが、子育ての大変なところ。投稿を見た多くの人が、「頑張れ、パパ…!」とエールを送ったことでしょう![文・構成/grape編集部]
2025年05月26日離乳食の時期、赤ちゃんは食べる動作を覚え始めたばかり。まだ食事に慣れていない赤ちゃんは、食べ物をうまく扱えず、こぼしてしまうこともあるといいます。母親をなでる赤ちゃんに反響2児の母親である、ぱぽ(@papopaponohibi)さんは、2025年5月13日、X上に1枚のイラストを公開しました。2025年5月13日、X上にて、1枚のイラストを公開しました。描かれたのは、床に落ちた離乳食を片付けるぱぽさんを、当時0歳の娘さんがなでている様子です。説明だけ聞くと、ほほ笑ましいエピソードのようですが、当のぱぽさんは複雑な表情をしているのだとか…。見た瞬間、ぱぽさんの表情に納得してしまうイラストを、ご覧ください!まさかの、足…!ベビーチェアに座った娘さんは、小さな足を懸命に伸ばし、ぱぽさんの頭をなでていました。怒るほどでもなく、かといって嬉しいわけでもない、なんとも形容しがたい気持ちになりますね。ぱぽさんの状況は『育児あるある』なようで、多くの人が共感の声を寄せました。・我が子は納豆を食べた手で頭をなでてきました。・うちだけじゃなかったんだ!・毎日同じ状況!でも、かわいいんですよね。・同じことをされた後、「頭にブロッコリーが付いている」と人に指摘されました…。赤ちゃんの時に、ぱぽさんの娘さんと同じようなことをした人は、少なくないのかもしれません。今回のイラストも、娘さんが赤ちゃんだった頃の思い出の1つとして、ぱぽさんの心に刻まれることでしょう![文・構成/grape編集部]
2025年05月22日5月の第2日曜日は、母親へ感謝の気持ちを伝える『母の日』。近しい存在だからこそ、逆になかなか想いを伝えられないもの。『母の日』は「ありがとう」の言葉を伝える、絶好の機会といえるでしょう。『母の日』が近付くと、多くの『子供』がカーネーションやプレゼントを用意したり、手紙を書いたりと、この日に向けて準備をします。11歳の娘から『母の日のプレゼント』の相談「『母の日』に、ママへお花を贈りたい」11歳の娘さんからほほ笑ましい相談を受けたのは、父親である@KUYAKUSHONOHITOさん。2025年5月上旬、娘さんとのエピソードをXに投稿しました。どうやら娘さんは、日頃の感謝の気持ちを伝えるべく、母親もあっと驚くような美しい花束を手渡すことにしたようです。こんなにもかわいらしい相談を受けて、嬉しくない親は存在しません。投稿者さんは笑顔で相談に乗り、「じゃあ、駅前のフラワーショップに相談してごらん」と返しました。数日後、娘の行動に父親もビックリ!父親である投稿者さんのアドバイスを受け、娘さんは、近所のフラワーショップへと足を運んだ模様。数日後、娘さんが手渡してきた紙を見て、投稿者さんは驚いてしまったといいます。なぜならば、11歳とは思えないほど完璧な計画を練っていたのですから…!しっかりと予算を決め、必要な花を選び、ラッピングのデザインもイメージした上で相談に向かった、娘さん。店員と相談の上、理想の花束を考えることができたようです!紙には、対応してくれた店員のメモも残されていました。きっと、まだ11歳の娘さんのため、こうして重要事項をまとめてくれたのでしょう。『母の日』当日、娘さんと来店予定の投稿者さんに、今回のやり取りについて、事前に確認してもらうためでもあるのかもしれませんね。公務員として働いている、投稿者さん。パーフェクトといえる娘さんの行動に、このような感想を抱いたといいます。仕様や内訳、納期、金額を、どれもきっちりと決めてきた。しかも、許可なく口頭発注をしない。我が家の娘は、公務員の素質があるな…!『母の日』にまつわる娘さんのエピソードには、「100点の計画だ」や「間違いなく将来有望!」といった声が寄せられました。「大好きなお母さんを笑顔にしたい」という娘さんの愛と、「この子の『母の日』を素晴らしいものにしてあげたい」という店員の厚意によって生み出された、ガーベラの花束。たくさんの想いが詰まった花束は、母親にとって、一生忘れられないプレゼントとなるに違いありません![文・構成/grape編集部]
2025年05月11日家族同然のペットと、一緒に寝たいと思う飼い主は多いでしょう。同じ布団の中で、ペットのぬくもりを感じると癒されますよね。また、飼い主がそばにいるということで、ペットに安心感を与えられるというメリットもあります。ただ、ペットも人間同様、感情を持つ生き物です。日によっては気がのらない…なんて時もあるでしょう。娘に運ばれる愛猫の表情に、爆笑の嵐愛猫のそむちゃんと暮らす、きくまき(@kikumaki00)さん。ある日の夜、9歳の娘さんが寝る準備をしていたそうです。すると娘さんは、そむちゃんと一緒に寝るために、抱っこして寝室に連れて行こうとします。きくまきさんは、その時の様子を写真に収め、Xに投稿すると、5万件以上の『いいね』が集まり注目を集めました。写真に添えられた、きくまきさんの解説とともに、実際の写真をご覧ください。「娘に抱っこで運ばれる、そむ。すべてを諦めていてかわいい」そむちゃんは、娘さんに抱えられながら、しょぼんとした表情をしていたのです!抵抗するのを諦めたような、すべてを悟った顔に、思わずクスッとしてしまいますね。ピンと伸びた前脚も、なんとも愛らしく感じませんか。娘さんからの愛情を受け止めつつも、『されるがまま』のそむちゃんに、ネット上ではこのような声が寄せられています。・困り顔がかわいすぎる!・「もう好きにすればいいさ…」っていっていそう。・抵抗するのを諦めていて、笑っちゃいました!・なんともいえないお顔がたまらない!もしかしたら、そむちゃんも娘さんと一緒に寝るのは、まんざらでもないのかもしれませんね。そむちゃんの『虚無顔』に、多くの人が頬をゆるませたことでしょう![文・構成/grape編集部]
2025年05月10日男性が女性のアゴを指で持ち上げ、相手の顔を自分のほうに向ける、通称『顎クイ』。恋愛漫画やドラマで描かれる、定番のシチュエーションとして有名です。2歳娘の『顎クイ』が…?「『顎クイ』が微妙に間違っている、2歳児」このような言葉とともに、Xで写真を公開したのは、@yamanookukaraさんです。投稿者さんが育てる、2歳の娘さんが、家族に『顎クイ』をしていたとのこと。投稿者さんから見ると、ポーズに少し違和感があったようで…。愛犬であるシュシュちゃんのアゴをクイッ…というより、グッ!アゴの先を軽く持ち上げるのが、一般的な『顎クイ』ですが、娘さんはシュシュちゃんのアゴを下から持ち上げています。本来、ロマンチックな雰囲気が漂う『顎クイ』も、娘さんがシュシュちゃんに行えば、愛らしい家族の光景になりますね。自然と頬がゆるんでしまうような1枚には、さまざまなコメントが寄せられました。・想像していた『顎クイ』と違う…。・枕にされて、『顎クイ』されても余裕なシュシュちゃん…。仲よしですね。・どちらもなんともいえない表情をしていて、笑える。娘さんの行動に抵抗することなく、穏やかな様子の、シュシュちゃん。心の中では、実は『キュンキュン』している…かもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2025年05月09日2025年のゴールデンウィークは、5月3~5日と振替休日の6日を合わせれば4連休になります。気候も暖かくなるため、普段はなかなか行けない旅行や帰省、アウトドアを楽しむには絶好の機会でしょう。しかし、ゴールデンウィークの過ごし方は人それぞれで、遠出をせずに自宅でのんびり過ごす人も少なくありません。2歳の娘、ゴールデンウィークの過ごし方が?2歳の娘さんと愛犬たちとともに、山奥の自然の中で暮らしている、@yamanookukaraさん。ゴールデンウィークを満喫する娘さんの姿をXで投稿したところ、6万件以上の『いいね』が集まり、うらやむ人が続出しました。前述したように、ゴールデンウィークは旅行やピクニックといったアウトドアを楽しむにはぴったりの時期です。ましてや、遊び盛りの子供にとってはなおさらでしょう。しかし、娘さんはゴールデンウィーク期間でも、外出をするのではなく…。愛犬であるシュシュちゃんのお腹に寝そべり、まったりと過ごしていたのです!シュシュちゃんのモフモフなお腹は、まるで大きなクッションのようで、いうまでもなく寝心地は抜群でしょう。投稿者さんは、そんな娘さんの姿を見て、「2歳児をダメにする」とコメント。確かに、家にいながらこんなにもぜいたくで、癒しの時間を過ごせるなら、無理に外出をしなくても心が満たされますね!娘さんのゴールデンウィークの過ごし方には、たくさんのコメントが寄せられました。・いいな~。こういうのが一番幸せ。・最高の情操教育ですよ。・あぁ、よすぎる…。この過ごし方は間違いない!・人生で一番やってみたいことは、これかもしれない。・これめちゃくちゃ憧れる。最高すぎるよ。「極楽~」と表情に現れているのは娘さんだけではなく、シュシュちゃんも同じ。大切な存在と過ごす何気ない日常こそが、何よりも豊かな時間になることを、改めて感じさせてくれますね![文・構成/grape編集部]
2025年05月05日赤ちゃんの頃から感覚過敏や激しい人見知りなど、気になるところはあった。でも目が合うし、よく笑っている。だから発達障害ではないと思っていたけれど……!?たーちゃんが赤ちゃんの頃は、・何かを身に着けることが苦手・人見知りや場所見知りが激しい・落ち着きがないなどが気になって、よくインターネットで検索をしていました。「以上のような行動をとる赤ちゃんは発達障害かも?」という記事も見つけ、心配になったこともありました。さらに、インターネットの記事でASD(自閉スペクトラム症)の赤ちゃんの特徴として・目線が合わない・笑わないという点も見かけました。しかし、1歳頃のたーちゃんには、この二点は当てはまらなかったのです。まだ診断を受けたり児童発達支援に通ったりすることが難しい年齢ということもあり、「ASD(自閉スペクトラム症)の特徴全てに当てはまらないなら、思い過ごしだ」と考えるようにしていました。Upload By みかみかん目が合うといっても、ほかの子とは違う?少しずつ増えていく違和感。ほかの子の目が合うは、じっと見つめて、表情豊かだった発達に気になるところはあるけれど、決定打らしいものはなく支援に繋がったり受診をしたりすることもなく、支援センターや児童館に通いながら自宅保育を続けていました。しかし、そこである日、あることに気がつきます。たーちゃんは目が合う。……けれど、ほかのお子さんのように興味深そうにじっと大人の顔を覗き込んだり表情を窺ったりすることはない、ということに。たーちゃんの目が合うは、ぼうっとこちらを見ている、たまたま顔があったからなんとなく見ている。そのように感じられました。大人の顔を見ていても、何かを考えたり表情を読み取ったりはしていないような表情だな、とほかのお子さんと比べて思ってしまいました。言葉で説明するのも難しいような、ちょっとした違和感です。Upload By みかみかん発達障害なの?違うの?揺れ動く気持ち……目が合うという点も怪しく感じてきたのと時を同じくして、発達で気になるところが徐々に目立ってきました。しかし、たーちゃんのことを知っている友人や知人に話しても、「え?たーちゃんが発達障害?気にしすぎじゃない?」とばかり言われていました。「私が気にし過ぎなのかな……?」「いや、保護者の私が気にしないと。自分の勘も大切にしよう」「でも、私の杞憂だといいな……」と、私の気持ちは波のように揺れ動いていました。バイバイしない、クレーン現象、意味のある単語が出ない……。わが子がASD(自閉スペクトラム症)かもしれない。でも、受容できない。発達を気にしながらも日々を過ごしていた1歳頃のある日。ショックなことが起こります。エレベーターでたまたま乗り合わせたご年配の方が、抱っこ紐の中の息子に笑いかけ、手を振っていました。しかし、その頃の息子はまだバイバイができませんでした。すると……「これくらいの子なら、バイバイくらいできなきゃ」と会って1分もしないその方から言われてしまったのです。うすうす勘づいていた、「発達障害かもしれない」という事実をドンと突きつけられた気持ちでした。失礼な人だとも思いましたが、怒るよりまずショックが勝ってしまいました。Upload By みかみかんさらに、たーちゃんは意味のある単語がなかなか出てきませんでした。1歳半で発語はワンワンのみ。いよいよ焦ってきた私は、たくさん本を読んだり、二人きりでもなるべく話しかけたり、たーちゃんの言葉を引き出そうとしていました。例えば、お菓子がほしいのだろうな、ということは表情や身振りで分かっていても、「何がほしいの?」と聞いてみたりもして。何も答えられないたーちゃんに、「お菓子ちょうだい、だね」などと根気強く教えていました。しかし、ある日。同じような状況で初めて、たーちゃんが私の手を取ってお菓子のほうへ持っていったのです。クレーン現象。発達関係の記事で何度も見かけていた言葉が、すぐ私の頭をよぎりました。それが発達障害に関係なく幼児にはよくある行動だと分かっていても、「あぁ、やっぱり発達障害なんだ」とまたもやショックを受けてしまいました。Upload By みかみかんその後、2歳半で診断を受けて……。インターネットの記事を鵜呑みにするのではなく、保護者目線で気になるところを大事にしてほしい。結局、たーちゃんは2歳半で発達外来を受診し、知的障害(知的発達症)のないASD(自閉スペクトラム症)と診断されました。その頃はすでに私の心構えができていたので、「やっぱり発達障害だったんだ。間違ってなかった」と安堵に近い気持ちでした。赤ちゃんの頃はまだ私の心の準備ができていなくて、「目が合うし、よく笑うからASD(自閉スペクトラム症)じゃない」と自分に言い聞かせていたのかもしれません。1年かけて、ゆっくりとたーちゃんの特性を受容していったのだと思います。「発達障害の赤ちゃんによく見られる特徴」などが、よくインターネットの記事にあります。しかし、全てはあてはまらない=発達障害ではないと決められるものではなく、逆に、全てあてはまっても発達障害ではないお子さんもいらっしゃるかと思います。また、保護者目線で気になるなと思ったところは大事にしてほしいなと思います。一番近くでお子さんを見ているからこそ気がつく、些細なことが大切だったりするかもしれません。そして、やはり心配なところがあるならば専門の方に診てもらうのがよいとは思いますが、保護者の方の心の準備が整ってからでもいいと、私は思います。執筆/みかみかん(監修:初川先生より)たーちゃん乳幼児期における発達障害かどうかで揺れ動く思い、そして診断を受けての思いのシェアをありがとうございます。今はさまざまな情報がネットで目に入りやすい時代なので、項目を見てあてはまる・あてはまらないと一喜一憂する方もいらっしゃることと思います。最後にみかみかんさんが書かれていたように、保護者目線で(つまり日々お子さんと接している保護者としての勘どころとして)ちょっとした違和感がある場合、それを大事にしていただきたいなと感じます。発達障害かどうかそのものが大事というよりも、お子さんの育ちはそれぞれ個人差がありますが、それにしても何かがゆっくりであったり、できないことがある場合、感覚的な過敏や鈍麻がある場合、子育てにおいて保護者が悩んだり、お子さんが集団生活に入るにあたってつらさを感じたりするかもしれません。発達障害という診断が出たり、あるいはそうかもしれないと感じて支援機関につながったりする中で、そうした特性を持つお子さんにとって、成長促進的な関わりや環境調整を知ることができたり、そうしたお子さんとコミュニケーションを取るコツを体得しやすくなったりすることと思います。受診や診断に至ることには心のハードルを感じる場合も多いと思います。違和感を持ちながら、あるいは不安を感じながらも、日々の子育ては続いていくもの。子育てにおいて、そうした保護者の方の違和感や不安をきっかけに、そうしたものを一緒に抱えてくださる機関や支援者とつながれる機会になるといいなと思います。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2025年05月01日「カフェをオープンした、長女10歳」このようなコメントとともに、1枚の写真をXに投稿したのは、3児の母親であるトリッシュ(@torish935)さん。10歳の長女が、家の中でフラッペやスムージーといったドリンクを、販売していたそうです。綿や紙を着色して作られており、カラフルでかわいらしい商品の数々が並んでいたのですが、トリッシュさんは1つ気になることがあったのだとか。テーブルに貼ってある、メニュー表を見てみると…。価格設定がかなりリアルだったのです!『イチゴスムージー』や『ソーダフラッペ』の価格は800円。まるで、コーヒーチェーン店『スターバックス(以下、スタバ)』の季節限定ドリンクのような価格に、思わずクスッとしてしまいますね。メニュー表を見たトリッシュさんは、「なかなか強気な価格設定。今の物価高を察知しているわ」と感心した模様。ちなみに支払い方法もリアルで、スマートフォンでのバーコード決済か、カード決済のみに対応しているそうですよ。あまりに現実味のあるカフェに、ネット上では、このような声が上がっていました。・センスのいい素敵なカフェですね!かわいいし、完成度が高い!・この価格設定なら、原料費も含めて利益が出そう。経済を分かっていますね。・すごくリアルな金額で笑いました!買いに行きます!「それにしても九州の田舎でこの価格、ちょっと攻めすぎだなぁ」と、心の中で優しくツッコミを入れた、トリッシュさん。もしかしたら長女は、「優しい家族のみんななら、買ってくれる…」と信頼した上で、この価格に設定したのかもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2025年04月28日■これまでのあらすじ夫が不妊検査によって、クラインフェルター症候群という不妊の原因となる病気だということが発覚する。そこで医師はtese(精巣内精子採取術)という、精巣の組織から精子を採取する治療について説明するが夫は怖くて尻込み。しかし妻は前向きで、治療を試してみようと言うのだった。そんな妻の強さに、これまで不妊の原因を妻だと決めつけ、他人事だったと気づき後悔する夫。そしてついにteseを受ける日がやって来るが…。■麻酔は効いてない…!■術中も術後も…■結果を聞きに病院へ…ついに始まったtese(精巣内精子採取術)の手術。しかし…。あれ? これってまさか…麻酔が効いてない!?もともと麻酔が効きにくい体質だったようで、痛みはダイレクトに届いてきて…。術中も術後も、おまけに抜糸のときも、とにかく痛かったのです…!そして後日、teseの結果を聞きに夫婦は病院へ。あんなに痛い思いをしたのだから、良い結果が出てほしい…。夫はドキドキしながら、医師の言葉を待つのでした。次回に続く「原因は俺…?」(全47話)は12時更新!この記事は作者ぺ子さんに寄せられたエピソードを元に、脚色を加えて再編成しています。この記事に記載された症状や治療法は、あくまで体験談であり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2025年04月25日「コンテストって、出た方がよかったのかな?」うちの娘、ASD(自閉スペクトラム症)と睡眠障害があるいっちゃん(18歳)が、ふと「コンテストって、何歳までに何級を取らないといけないとか、あったのかな?」と言い出しました。最近流行っているフィギュアスケートのアニメで、オリンピックを目指す少女とそのコーチの成長を描いたストーリーを見ていたときのことです。娘は昔、ピアノを習っていました。3歳から始め、5歳のときには講師の先生の勧めでピアノ教室の専門課程へ。絶対音感があり、音楽に向いていると褒められて、娘もピアノ教室のある日は前日から楽しみにしていました。専門課程では、教室でできるだけ早くピアノのグレードを上げ、コンテストで優秀な成績を修めることが求められます。しかし、娘は「コンテストには出たくない」「課題曲よりも好きな曲を弾きたい」というスタンスでした。先生方も柔軟に娘の意思を汲み、良いところを伸ばすようにメソッドを超えて指導してくれましたが、校外のコンテストとなると特例を押し通すわけにはいきません。将来、特にクラシックでプロの演奏家を目指すには、遅くとも10歳までにコンテストに出場して賞レースに加わるのが望ましいとされていたのです。コンテストに出ることを強要しなかった私先生方は娘に何度もコンテストについて説明し、「いっちゃんにコンテストに出るよう説得してください!会場に連れてきてくれたら、私たちが雰囲気で持って行きますから!」とも言ってくれました。しかし、ASD(自閉スペクトラム症)があり、同学年の子どもより情緒的にかなり遅れがあった娘。だまし討ちのようなことをして、ピアノやピアノ教室を嫌いになったら……と心配しました。私は「どうしてもプロになってほしいわけではないし、娘が理解できるようになってからでいいだろう」と考え、そのままにしていました。結果、娘は小学校6年生で一度もオフィシャルタイトルを取らないままピアノ教室を退会しました。ところが今になって、「コンテストって、出ておいた方が良かったのかな?」などと言い出したのです。私は心の中で昭和の漫画のようにズッコケました。Upload By 寺島ヒロでも、やはりと思いました。あのときの娘は、本当に「分かっていなかった」のだと。コンテストに出なかった娘なりの理由とは?「何か説明されたとは思うけど、まっっったく憶えてない!ピアノ教室の演奏会って、いつも出ても表彰されるのは一番年長のお姉さんばかりじゃない。だったら、眠いの我慢して遠くまで行ってまで出る意味ないと思って」と、娘は言います。まさかの、コンテストと所属する音楽教室内のイベントとの区別もついていなかったのです。そのお姉さんは卒業するお祝いをもらっていたのですよ……。また、現在でもそうですが、いっちゃんは「こうすればこれが得られる」のような一往復の考え方までは理解できるものの、「こうすればこれを得られて、これが得られれば次にあれを取れる資格になって……」のようなフローチャート的な考え方になると、「分からーん」となり倒れ伏してしまいます。Upload By 寺島ヒロお兄ちゃんのタケル(ASD・大学院生)も、大学の履修登録で「どの科目を取っておけば来年必修科目が取れるのか」を意識しながら登録する科目を選ぶことができず、結局4年間、履修登録をうまくできませんでした。もしかしたら、二人ともこのあたりが認知的な穴なのかもしれません。当時の娘も、先生の話は一応聞いていた。しかし、それが「今この級を取らないと、将来こういうチャンスにつながるよ」という意味だとは理解できていなかったのだと思います。娘には「理解のサポート」が必要だったのかも私も「分かってなさそうだな」と思いつつ、「まあピアノは本人が好きでやってることだから、本人の意志で嫌と言うなら出なくても良いか」とあまり深刻に考えてはいませんでした。たとえば、紙に図を描いて「今ここにいて、この先こうなるよ」と見せる。「コンテストに出るかどうかは自由だけど、出たらこんな経験ができるよ」と選択肢を丁寧に説明する。そんな工夫をしていたら、また違った結果になっていたのかもと思います。うちの子どもたちを見ていても、発達障害のある人は、「選ばなかった」のではなく「選べなかった」ことも多いのではないかと思います。「視野が狭い」などと言われることもありますが、それは本人にはどうしようもないことなのです。だからこそ、対面で説明するのが一番良いに決まってると思いこまず、本人が理解できる方法を模索するのが大事なのかなと思います。小学校6年生でピアノ教室はやめてしまった娘ですが、今でもピアノは毎日のように弾いています。好きなゲームの音楽を耳コピしてストリートピアノで弾いたり、ボーカロイド曲をつくって絵も描いて動画を制作し、動画配信サイトで発表したりもしています。気持ちの赴くままに道なき道で表現を続ける娘をこれからも見守っていきたいと思っています。執筆/寺島ヒロ(監修:新美先生より)娘さんの、ピアノコンクールの話題を通して、説明したつもりでも当時は分かっていなかったのかもしれなかったというエピソードを書いてくださりありがとうございます。見通しや、目的・意義といったものは、形があるものでないため、口頭で説明するだけでは、頭の中にイメージを描きにくく、周囲は繰り返し話して説明したつもりでも本人に伝わっていなかったというようなことはよくあります。寺島さんがご指摘していただいているように、目的や意義、参加した場合と参加しない場合のメリットデメリットなどを、絵やフロー図、表、4コマ漫画、などで見える形式にして伝えることで、本人の理解を助けることになるかもしれません。とはいえ、コンクールに出場するにはストイックに練習したり、シビアな結果に涙したりということもあり、理解できるように丁寧に伝えていたとしても、娘さんはその道は選ばなかったかもしれないですよね。今でも毎日楽しくピアノを弾けていて、気持ちの赴くままに道なき道で表現を続けられているというのは、何より素敵だと思いました。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2025年04月25日好奇心旺盛な子供は、学校や親の教え以外にも、日常のさまざまな体験から学びを得ています。そのため、親が教えていないことを、すでに知っていた…なんて時もあるでしょう。我が子の成長に感心すると同時に、「どこで覚えたの?」と驚いてしまいますよね。射的をする7歳娘倉持キョーリュー(@kyoryu_kuramo)さんも、子供に驚かされた1人。2025年4月19日に、家族でレジャー施設へ遊びに行ったといいます。7歳の娘さんは、同施設内にあった射的に挑戦したのですが…。倉持キョーリューさんが驚いた、娘さんの銃の持ち方をご覧ください。まるでスナイパーのような、本格的な持ち方だったのです!アニメや漫画などを見て、覚えたのでしょうか。美しいフォームで銃口を的に向け、狙いを定める、娘さん。的を1発で撃ち落としてくれそうな、頼もしさを感じますね。倉持キョーリューさんいわく、妻が「こうやって持つと、持ちやすいよ」とアドバイスをしたことで、このような構えになったのだとか。7歳とは思えない貫禄のある構えに、ネット上では、このようなコメントが寄せられています。・笑いました!前世はスナイパーだったのかな。・どこで覚えたのかが気になる…。・漫画『ゴルゴ13』の主人公、デューク東郷か?・ジブリ映画『もののけ姫』のエボシ御前だ!コメント欄では、娘さんと似た銃の持ち方をする漫画のキャラクターを、連想する人が相次ぎました。以前には、指輪をはめて予想外なリアクションを見せた、娘さん。きっとこれからも、さまざまな学びを経て、倉持キョーリューさん夫婦を驚かせ続けるのでしょう![文・構成/grape編集部]
2025年04月20日学校への行きしぶりを繰り返し……たびたび学校を休む娘に、夫の反応は?わが家の娘しぇーちゃん(ASD/自閉スペクトラム症)は、小学2年生になった頃から、たびたび学校へ行きしぶりすることがありました。夫は自身が一度も行きしぶりなどをしたことがなく(私は中学生の時に不登校経験あり)、娘に「学校は行くもの!」と言い出すのではないかと思っていたのですが、娘が行きしぶりで休むときも夫は一度も責めることはなく「今日はゆっくりしたらいいよ」と言って娘に寄り添う姿勢をみせてくれました。夫婦間で不登校で揉めなかったことは、私の精神的負担を軽減してくれたように思います。Upload By マミヤ私は娘に、「学校を休む時も就寝と起床の時間は今まで通り。夜更かしはなし。学校がしんどいなら行かなくていいよ。心がダメになるほうが問題。でもそれと勉強は別問題。中学3年生までの勉強は生きていくうえで必要だから家でやろうね」と伝えていました。娘もそれに納得し、お休みした日は家でドリルやテキストをやりました。また休みが長期間続く時には、運動不足解消のため、たくさん歩く水族館や博物館、公園に連れて行って体を動かすようにしました。そして娘は学校へ行けたり休んだりを繰り返しながらも、何とか学校に通っていました。小学3年生で不登校になった娘。原因を知った夫は怒り心頭で……!?小学3年生になり、同じ特別支援学級に通うクラスメイトとトラブルになったことがきっかけで、娘は一時期不登校になりました。今まで娘が学校を休んでも何も言ってこなかったのに、娘の不登校の原因がクラスメイトの暴言などであることを知った夫は、「トラブルの原因は娘の側にはないのに、なぜ娘が学校へ行けないのか。ママは甘すぎる。俺が学校へしっかりと伝える」と言い出したのです。夫の学校への強い姿勢に私も驚き、まずは夫婦で話し合いをすることに……。Upload By マミヤ夫が言うことは正論ではありましたが、学校行事への参加や学校との連絡は、基本的に母親の私が全部担当しており、夫はほぼノータッチでした。私は今後何年も関わる場所で、しかも学校は私たち親ではなく娘が生活する場所だからと事を荒立てたくありませんでした。話し合いの末、夫も理解をしてくれて、私がヘルプを出すまで夫は静観することになりました。私は、すぐにでも学校に乗り込む勢いだった夫が踏みとどまってくれたのでほっとしましたが、この対応が正しいのかは自信がないままでした。Upload By マミヤ学校との連携で、安心できる環境で学べるようになった娘。その姿を見た夫は……娘は、3年生の間は学校に行けない時期が続きましたが、特別支援学級の担任の先生との話し合いの結果、4年生になるタイミングで特別支援学級から通常学級に転籍することになりました。トラブルになっていたクラスメイトとも距離を置き、また元気に学校へ通えるようになった娘を見て、夫が「あの時はもう二度と学校に行かなくてもいいと思って強く要望を伝えようと思ったけど、今また通っているのを見ると穏便に対応してよかった。ママの判断は正しかったね」と言ってくれました。不登校中は何が親として正しい対応か、何が子どもにとっていいのか正解が分からず手探り状態でした。またなにかのきっかけで娘が不登校になることがあるかもしれませんが、その時も家族で話し合って向き合っていきたいなと思います。Upload By マミヤ執筆/マミヤ(監修:室伏先生より)しぇーちゃんの不登校へのご家族のご対応について詳しく共有いただき、ありがとうございました。しぇーちゃんが感じている困難に、ご家族が真摯に向き合ってこられたこと、その中での試行錯誤や葛藤にも、深く共感いたしました。学校を休ませてしまったらこのまま行けなくなってしまうかもしれないという気持ちから、励まして登校させたほうがいいのか、それともご本人の気持ちに寄り添い休ませてあげたほうがいいのか、多くのご家庭から悩みや葛藤のお声をいただきます。ご両親がしぇーちゃんのお気持ちに寄り添い、心の負担を和らげ、ご自宅での生活習慣や学習の継続を丁寧に支えてこられたご姿勢は、本当に素晴らしいものだと思います。不登校のご経験は、ご本人にとってもご家族にとっても苦しい葛藤ですが、しぇーちゃんのさらなる成長や、ご家族全体の信頼関係をより深めることに繋がったかもしれませんね。これまで重ねてこられたご努力とあたたかな配慮に自信を持って、これからもお子さまの「今」と「未来」に寄り添っていかれますよう、心より応援しております。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2025年04月16日当たり前になっていた“外出のための万全の荷物・人員の確保・心の準備”わが家の長女マユユは2歳の時に発達障害の診断を受けています(ASD/自閉スペクトラム症・軽度知的障害/知的発達症)。5歳での療育手帳の更新では、中度判定となりました。私はマユユが小さい頃「一緒に外出する難しさ」を感じていました。そのため、マユユとお出かけするときは、万全の荷物・人員の確保・心の準備が必要でした。でも、5歳になってしばらく経った頃から、それらの準備すべてが必須ではなくなってきたのを少しずつ感じていました。ある日、マユユとのお出かけで一緒に一万歩、歩くことができました。うれしさはもちろんありましたが、改めて“どうしてこんなふうにお出かけできるようになったんだっけ……”と不思議な感覚になりました。今回の外出で困らなかったのは偶然ではないだろうか……という不安もよぎりました。しかし、その後も何度か二人で出かけてみて、偶然ではなく成長の結果なのだと実感でき、また“難しい”とあまり感じなくなった理由も見えてきました。外出の難しさを感じ始めた頃から今までを振り返ってみたいと思います。わが道を行く?育てにくい?外出のことで悩みはじめたのは、マユユが歩き出した1歳頃からでした。マユユは睡眠の難しさも抱えていたので、夜眠れるように……と日中は毎日公園に連れ出していました。しかし、マユユは母である私を気にかけることなく、気になったものに一目散に走っていってしまうような様子でした。Upload By サチコ手を繋げない、引き止めると癇癪が起こる……逆に抱っこばかりで全く歩きたがらなくなった時期もあり、周囲に迷惑をかけないようにとお出かけのとき、私はいつも必死でした。マユユを楽しませたいという気持ちと、またトラブルが起こるかもしれない……という不安の間で常に揺れていました。2〜3歳頃もこだわりや癇癪が日常的に起きており大変でしたが、さらに体が大きくなってきた4歳頃になると、外で強い癇癪が起きたり大きな声が出てしまうと“とても目立っているのではないか”と緊張し、その度に私の頭の中は真っ白になりました。“もう大きいのに……”と冷たい視線を向けられているような気がして勝手に追い詰められていました(実際にそう思われていたこともあったでしょう)。Upload By サチコ帰宅してドアを閉めたとたんに、いろんな感情が込み上げて玄関で泣いてしまうことが度々ありました。同じく4歳の頃、通っていた療育施設での外出イベントをお断りされたこともありました。イベントの案内の用紙が連絡帳に入っていたので尋ねると「マユユちゃんは今回は難しいかもしれません」と告げられました。安全面を踏まえての先生の判断もあるので、落ち込んではいけない……そう思い、その場ではなるべく明るく返しましたが、療育施設という場所でも「マユユはお出かけすることが難しい」と判断されたという現実にとても悲しくなりました。「マユユとただ、ごく当たり前にお出かけしたい」それは、今は叶わないのだとその時思いました。夫にもマユユとの外出に関してとてもつらく感じていることや私自身の精神状態も伝え、しばらくは“あまり出かけないようにする”ことしかできませんでした。家で過ごす様子に変化の兆しただ同時に、家にいる時は以前よりマユユが母の私にも興味を持っているのでは?と思えることが出てきた時期でもありました。マユユがふれあいを嫌がらなくなり、笑顔も増え、声かけが伝わりやすくなってきていたのです。家の外ではやはりその声かけも届きにくくなってしまうのですが……。この時期は、外出は近所の公園程度にして、家の中やお庭でできる遊びを試して過ごしました。Upload By サチコ遊びの一環でちょっとした家事のお手伝いを教えてみると、思いのほか気に入ったマユユ。料理道具の使い方や洗濯物のたたみ方などをやってみせると、うれしそうに真似をしてくれました。一緒には遊ばずほとんど見守るだけの公園とは違い、家で長く過ごしてみるといくつか発見もありました。マユユの「一人の世界」だった遊びに、少しだけ大人の介入を受け入れてくれるようになってきたのです。例えば、これまでは拒否されてきていた、遊び方を伝えたいときの「こうしてみて」といった声かけにも耳を傾けてくれることが増えました。それまでマユユは“人”に注目することがあまりなかったので、大きな変化でした。念願の成長長いことこのように過ごしていたある時、公園に行き、マユユを見守っているとふと「あれ?」と思いました。以前より家の外でもマユユが「ちょっと待って」の声かけに反応し、実際に待ってくれることが増えたのです。気づけばほかにも、名前を呼ぶと反応してくれたり、「こっちにおいで」と伝えるとそばに寄ってきたり……明らかに“家の外でも母(私)を認識している様子”が増えました。Upload By サチコ「待って」と言って初めてマユユが待ってくれたとき、私の声かけを理解して待ってるのか、たまたま止まったのか分からず「本当に待っているんだ」となかなか信じられませんでした。マユユが歩き始めてから数年、興味のあることに一目散のマユユに向かって、私はまるで独り言のように「待って」と言い続けてきましたが、このときもう独り言ではなくなったのです。その後、保育園に入園できたけれど……その後、年中になり加配つきで保育園に入園することができたマユユ。実は、入園してすぐの外出イベントでも一度は「安全を確保できないかもしれない」との理由で園から参加をお断りされました。もちろんショックは大きかったですが、療育施設で断られた時よりも私自身がしっかり受け入れられた気がします。以前にはあまりなかった視点として、「マユユが誰かと一緒に外出できるかどうかは、一緒に外出する相手にもよる」と思えていたからです。マユユについて今まで、その普段の様子から“人見知りもしないし、誰かに特別親しみを感じたりすることもあまりないのかも”と思っていました。しかし、最近のマユユの様子をみていて「安心してるから誰かと一緒に行動できるようになった」のだと気づきました。だから、関係性を築く前の新しい先生の場合はまだ落ち着いてそばに居られないのだろうな、と具体的に納得できましたし、先生の不安や判断にも共感できました。参加を断られたその時はショックでしたが、加配の先生はマユユとじっくり向き合いとても仲良しになってくださり、その後の外出イベントは「参加して大丈夫ですよ!」と言っていただけるようになり、今ではマユユも楽しく参加しています。そして、5歳の現在もう外出の問題はなし!なんてことは全然ないのですが、最初に書いたように、一緒にお出かけできることが増えました。手を繋いでくれて声かけに耳を貸してくれる。私の存在を意識し、そばにいようとしてくれる。私にとってはまだ当たり前ではなく少し不安はありますが、ようやく、だいぶお出かけしやすくなったと感じています。Upload By サチコ外出の苦労が少しずつ和らいでいった1番の理由は、マユユが時間とともに変化し、成長してくれたことだと思います。興味が圧倒的に「人より物」だったマユユが、関わりの中で少しずつ愛着や安心感を抱いてくれるようになり、周りの人が介入する間口を広げてくれたこと、その成長に伴いこだわりからの切り替えや気持ちの持ち直しも上手になってきたこと、改めて振り返ってもやはり時間が必要だったのだと思いました。とても悩んでいた当時は、とにかく外出を繰り返したり、訓練することが必要なのかと思っていたので、家で過ごすのが多いことで成長のチャンスを逃してしまっている感じがしていました。しかし、結果的にはマユユとの関わりを増やし成長に繋げられた時間でもあったのかもしれないと今は思います。執筆/サチコ(監修:室伏先生より)マユユさんとのお出かけの困難さと成長のご様子を、サチコさんのお気持ちもまじえて共有くださり、ありがとうございました。今、外出先でもサチコさんの声に耳を傾けたり、そばにいてくれるようになってきたこと、その背景には、サチコさんがこれまで日々の中で丁寧に関わってこられたことや、お家の中で安心できる時間を一緒に重ねてこられたこと、その中でマユユさんが他者との関わりの楽しさを学び、サチコさんとの関係性を深めていくことができたこと、が大きいのだと思います。ASD(自閉スペクトラム症)の一つの特徴として、他者との関わりよりも、おもちゃなどのものに意識が向きやすいということがあります。お子さんの発達段階や性格などにより個人差はありますが、ASD(自閉スペクトラム症)のお子さんの幼児期には、名前を呼んでも反応に乏しかったり、遊んでいる最中に声かけをしてもリアクションが返ってこなかったり、指示が入りにくかったり、といったご相談をしばしばいただきます。言葉をたくさん聞かせてあげよう、コミュニケーションをたくさんとろう、と一生懸命関わられている親御さんにとって、このようなお子さんの状況は、とても寂しく悲しく感じられることもあるでしょうし、どのようにして一緒に遊んであげたらいいのだろう、と戸惑いを感じられることもあるかもしれません。「たかいたかい」やくすぐり遊びなどのふれあい遊びや、追いかけっこやキャッチボールなどの相手を意識する遊び、興味のあるおもちゃを介したやりとりなどは、自然な形で「人との関わりって楽しいな」と感じられるきっかけになりやすいです。おもちゃで遊んでいる時には、お子さんの横からではなく、お子さんの視界に入る正面からそっと入っていって、実況中継のように声をかけてみるのもおすすめです。例えば、「◯◯くん、あかい電車を走らせてるね〜、ガタンゴトン」といったように、お子さんの世界に“寄り添う”かたちで言葉を届けてみてください。これまで積み重ねてこられたご努力は、もしかするとすぐに目に見える形では表れないかもしれません。でも、お子さんにはきっと、親御さんの想いや声が少しずつ、ちゃんと届いています。どうか焦らず、あきらめず、お子さんの力と時間の流れを信じて、そっと寄り添ってあげてくださいね。その優しい関わりが、必ずお子さんの中で力になっていくと信じています。サチコさんとマユユさんの関係が、これからもあたたかく育まれていくことを心より応援しています。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2025年04月12日幼い子供と接していると、たまに子供の発想力に驚かされることがあるでしょう。大人では思い付かないような、自由で独創的なアイディアに、つい感心してしまいますよね。7歳の息子さんと、5歳の娘さんを育てる父親の、きらのどん(@tatosori)さんも、子供の『発想』に驚いたといいます。7歳息子と5歳娘が、砂場で作ったものある日の早朝に、きらのどんさんは、子供たちを連れて公園に行きました。すると、息子さんと娘さんは、砂場で砂遊びをし始めたのだとか。2人が黙々と砂で作っていったのは、大人が想像していないような意外な『もの』だったのです。一体何を作ったのかというと…。きれいな泥団子を大量に作り、巨大なサークルを作ったのです!一つひとつがきれいに作られているだけでなく、それぞれが等間隔に並んでおり、まるで芸術作品のようではありませんか。実は、きらのどんさん家族が公園に来た時に、すでに半分ほど泥団子が置いてあったそうです。息子さんと娘さんは、補填をするように泥団子を作って並べ、サークルを完成させたのだとか。全部で100個以上あるため、50個近くは2人だけで泥団子を作ったことになるでしょう。写真にうつる、懸命に泥団子を作る2人の背中が、もはや職人のように見えますね。Xに投稿された、息子さんと娘さんによる『作品』には、このような声が寄せられていました。・なんて壮大な作品なんだ…。創造力も想像力もすごい!・これは天才だろ。・きれいすぎる!もはや芸術ですね。当時は誰も砂場で遊んでいなかったため、子供たちは周囲に泥団子を並べていったそうです。きらのどんさんは、ほかに遊びに来る子供たちのことを考え、「人が来たら止めようね」と2人に声をかけていたといいます。そして帰る時には、自分たちが作ったぶんの泥団子を崩してから、公園を出たとのこと。我が子の変わった砂遊びを見て、きらのどんさんは「子供の集中力と創造力は無限大」とコメントしています。美しい『サンドアート』を作った、2人の若きアーティストのセンスに、多くの人が無限の可能性を感じたことでしょう![文・構成/grape編集部]
2025年04月06日料理研究家の稲垣飛鳥が4日に自身のアメブロを更新。側弯症の娘の大学病院での検診結果について報告した。この日、稲垣は「今日は5ヶ月ぶりの娘の側弯症の定期検診でした 診察まで2時間半待ちました」と明かしつつ、検診結果については「進行なし!!ホッとしました」と報告。医師からコルセットの着用について「1日5~6時間くらい?」と質問されたといい「だいたいそれくらいと答えると12時間以上やらないと効果が出ないと言われてるけど君は大丈夫なタイプ」と返答されたことを明かした。続けて「コルセット治療を寝る時だけしかしていません」と現在の治療状況を説明。「コルセット治療は成長期にしかできないのであと1年くらいだそうです」「早く何もつけずに快適で寝させてあげたい」と娘への願望をつづり、ブログを締めくくった。
2025年04月05日床や壁に当てると、大きく跳ね返ってくる、ゴムボール。動きが面白く、子供の頃に夢中になって遊んだり、集めたりしていた人も多いでしょう。ゴムボールを見た娘の『願い』とは?4歳の娘さんを育てる母親の、こびとやさん(@kobitodoll)さんが、Xに公開したエピソードが話題になっています。オモチャのヒヨコが中に入ったゴムボールを愛用している、娘さんは『あるお願い』を投稿者さんに1年以上しているそうです。どのようなお願いかというと…。「このヒヨコさんと会いたい。助けてあげたい」なんと、オモチャのヒヨコが閉じ込められていると考えており、「助けてあげたい」というのです!表面をカットしてオモチャのヒヨコを出せば、ゴムボールとして遊ぶことはできなくなってしまいます。しかし、娘さんは、ゴムボールとして遊ぶことよりも、中身に興味を持った様子。2025年4月3日、投稿者さんは「本日とうとう初対面となります」とつづり、表面が曇り劣化したゴムボールを解体しました。「難航するかと思いきや、拍子抜けするほどあっさり産まれました」という、オモチャのヒヨコ。念願の『ご対面』に、娘さんは大喜びしたそうです!今後は、オモチャのヒヨコとお風呂で遊ぶという、娘さん。投稿には、10万件近くの『いいね』とたくさんのコメントが寄せられました。・娘さんの「会いたい」っていう言葉、尊すぎる…。ガラスを隔てて対面しているような認識なのかな。・1年以上、大切にしているのがすごい。純粋な気持ちに、心を洗われました。・私も昔、娘さんと同じことを思っていたような…。子供の頃ならではの考えですね。誤飲の危険性もあるため、投稿者さんは娘さんに「ヒヨコと会いたかったらいつかママが出してあげるから、自分でなんとかしようとしないでね」と教えていたそうです。1年越しの願いを叶え、ついに、ヒヨコのオモチャを『助け出せた』娘さん。大人には思いつかない発想が生んだエピソードは、多くの人の心を温めました![文・構成/grape編集部]
2025年04月05日発達障害のある娘の思春期に入って増えてきた悩み。専門家に対応方法を聞いてみましたわが家にはASD(自閉スペクトラム症)の中学2年生の娘がいます。今まで、娘が苦手なことは、親として声かけやフォローをしながら、サポートをしてきました。しかし、小学4年生ごろから娘は思春期に入り、なかなか親の言うことを聞いてくれないようになりました。中学生になってからは、私に対して反抗的な態度が目立つようになりました。それでも私は、「これも娘にとって必要な成長」だと思い、できる限りのサポートを続けてきました。しかし、ASD(自閉スペクトラム症)の娘の思春期は、特殊で……。今回は発達障害のある娘の思春期に入って増えてきた悩みについて、鳥取大学大学院教授で発達障害を専門とする井上雅彦先生に対応方法などアドバイスをいただきました!Q1.親のフォローを嫌がるけど、自分ではやらない思春期に入ってから娘は、私の声かけやフォロー、そして療育グッズの使用を嫌がるようになりました。「親に指図されたくない」という気持ちは、私にも覚えがあるため、とても理解できました。Upload By SAKURA親にあれこれ言われるのを嫌がるのは、親離れの始まり。ここを通るから、自立できるのだと思っていたのですが、娘の場合、フォローを嫌がるので控えると……Upload By SAKURAパニックを起こし、怒って最後には私を頼ります。娘のパニックが起きると、手も止まってしまうし、落ち着かせるのも大変。私は、パニックを起こさないようにしたくて、その前に避けられることを避けようと、声をかけるのですが、Upload By SAKURAフォローを嫌がる→パニック(怒る)→私を頼るという負の連鎖が続きました。親を頼りたくないといい、親の手助けを嫌がるのに自分でなんとかしようという気持ちはない……。娘とのやり取りでイライラすることに疲れた私は、主治医の先生に助けを求め、自立心と自立力のバランスについて教えてもらい、娘に決定権を持たせ、自己責任でやってもらうことにしました。小学校高学年から中学校は、この『自己責任』があーさんとの関わりのテーマでした。最初はこの方法で、自分で動くようになり、うまくいっていたのですが……Upload By SAKURA中学生になって、娘はいろんなことを忘れることが多くなりました。持ち物、提出物、言われたこと、約束したこと……中学生になり、部活も始めたため、覚えておくことが増えたので仕方ないとは思いました。忘れないようにメモをとるほうがいいと何度も提案しました。しかし……Upload By SAKURA娘は「メモをとらなくても大丈夫」と言い、頑なにメモを取ろうとしません。その後、一時的にメモをとるようになったのですが……Upload By SAKURAすぐにメモすることを辞めてしまいました。なぜメモをとらないのか聞いてみると……「私は覚えられるから、メモは必要ない」と、譲りません。先生から注意され、私からもフォローされても、「大丈夫」だと言い切る娘。Upload By SAKURAこのやり取りが何年も続いています。私は自分の苦手部分を、自分の工夫で乗り越えるすべを教えたいのに……。親のフォローを嫌がるのに、すぐ頼ってくる、自分の苦手を見ない、娘のようなタイプは、どう対応していけばいいのでしょうか?できないから提案すると拒否するなどは思春期特有の自立心のめばえと言えますが、それで失敗してしまうのを見るのもつらいし、しかしいつまでも親がやってあげるのも不安、またそれを受け入れてくれないという難しい状況ですね。分かってなくてできないこと、分かっているしできるけどやろうとしないことについては区別していく必要があるでしょう。前者は改めて教える必要がありますが、後者のほうがより難しい問題かもしれません。基本的には失敗の中で学んでいくことが望ましいですが、立ち直りが困難になるような大きな失敗は避けたいものです。失敗の中で学ぶレベルについては時間はかかりますが学んだことは定着していくと思います。親からの提案としては「〇〇すべき」ではなくて「実験的にやってみよう」くらいのほうが良いかもしれません。立ち直りが難しそうな場合は理屈ではなく「あなたにもいろいろ理由や考えはあるだろうけど……ここだけは……!」という親からのお願いという作戦のほうが有効かもしれません。Q2.子どもと適切な距離をとるのが、思春期・反抗期にはいいと言うが……娘の特殊な思春期・反抗期に、ついイライラし、いろいろ言いすぎてしまうことが多い私。思春期・反抗期って、こういう状態が普通なのかと調べてみると……Upload By SAKURA「思春期・反抗期は親離れ、自立への第一歩。子どもとは適切な距離を保ち、助けを求められた時だけ、対応しましょう」と言ったことが書かれてありました。適切な距離……。たしかに、自分が中学生の時のことを思い出してみると、親との関わりは、小学生時代に比べて劇的に減っていました。自分でなんとかしようという力も、この時代で培われたように思います。しかし、娘の場合、まだまだ私のフォローが必要なことが多いため、距離をとることができません。パニックになった時も、放置ができないため、難しいです。発達障害のある子どもでも、親はある程度距離を保つことが必要ですか?障害の有無にかかわらず思春期でかかわりや関係性が難しくなってしまったときに「できるだけ刺激しないようにするということでよいでしょうか」という質問があります。距離感を離すというのは、関わらなくするのではなくむしろ関わり方を変えるという意識が大切だと思います。親にとって気になる点を注意する事ばかりが増えると子どもにとってはそれが「自分を分かってくれない」「否定された」という気持ちになってしまうかもしれません。そうなると否定的、反抗的な行動もより強まってくるでしょう。努力しているところや良いところを認めることに加えて、子どもが興味を持っている事について耳を傾け共有していくことが適切な距離感をはぐくむことに繋がります。その中で困ったことを子どもから相談してくることができるようになると良いですね。相談されたときにはすぐに大人からの模範解答を示すのではなく、共感しつつ「あなたはどう考えるの?」という問いを出したり、AとBとどっちがいいと思う?と選択案を提示したりして一緒に考えていく姿勢が大切だと思います。執筆/SAKURA前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2025年04月02日赤ちゃんの成長過程【運動能力の発達】赤ちゃんの成長には個人差がありますが、おおむね図のような段階を追って運動能力が発達します。体格や発達の速度は赤ちゃんの個性でもあるので、ほかの赤ちゃんより遅いからと言ってあまり神経質になる必要はありません。首すわり生後1ヶ月頃から少しずつ首すわりが始まり、うつ伏せにすると頭を持ち上げるようになります。完全に首がすわるのは、生後3~5ヶ月頃です。赤ちゃんがうつ伏せの状態で自分から首を持ち上げ左右に動かせるのであれば、首すわりが完了しています。仰向けに寝かせ、赤ちゃんの両腕を持ちながらゆっくり引き起こしたときに頭が自然とついてくる場合も、首がすわった証拠です。寝返り寝返りの時期には大きな個人差があります。赤ちゃんは、生後5~6ヶ月頃までに寝返りをするのが一般的です。早い赤ちゃんは首すわり前の生後2~3ヶ月頃から寝返りを始めます。一方で、身体が大きめの赤ちゃんは、体重が重い分、身体を動かすための筋力が必要になるので、寝返りに時間がかかりやすいと考えられます。うつ伏せが苦手な場合も寝返りを始めるのが遅い傾向があります。お座り赤ちゃんは生後5~6ヶ月頃から少しずつお座りができるようになります。最初は支えがないと不安定で横に倒れることもありますが、徐々にお座りは安定していきます。生後7~8ヶ月頃には、ほとんどの赤ちゃんが背筋を伸ばしてお座りします。ハイハイ生後8ヶ月頃になると、ハイハイを始める赤ちゃんが多くなります。しかし、生後9ヶ月以降にハイハイを始める赤ちゃんや、ハイハイをせずにお座りからつかまり立ちに移行する赤ちゃんもいます。赤ちゃんの成長は一般的な成長過程をたどらないことも多く、あくまで目安ととらえましょう。つかまり立ちつかまり立ちは、一般的に生後8~9ヶ月前後から始まります。早い子は生後6ヶ月頃につかまり立ちをするようです。なかには、ハイハイをせずにつかまり立ちをする赤ちゃんもいますが、特に発育上の問題はありません。つたい歩き・たっち(ひとり立ち)赤ちゃんがつかまり立ちに慣れると、徐々につたい歩きをしたり、ひとりで立ったりすることができるようになります。つたい歩きは、つかまり立ちができて数週間~1ヶ月ほどで始める赤ちゃんが多いようです。赤ちゃんがたっち(ひとり立ち)を始めるのは生後10ヶ月~1歳2ヶ月頃が一般的です。さらに足の筋肉がついてくると、座った状態から手を使わずに立ち上がるようになります。ひとり歩き1歳前後になるとあんよが始まります。最初は転んだりしゃがんだりして、なかなか前に進みませんが、慣れると長い距離を歩けるようになります。1歳半頃までに歩けば問題ないといわれています。赤ちゃんの成長の流れ【手の動きの発達】赤ちゃんの成長過程【手の動きの発達】赤ちゃんの手や指先の力は、成長とともに発達します。ねんね期は、手のひらに触れたものを握るだけですが、生後8ヶ月頃になると指先でものをつまめるようになります。1歳半頃になると、積み木を積んで遊ぶ、クレヨンで殴り書きを始めるなど、手や指がますます器用になります。赤ちゃんの成長の流れ【心や言葉・社会性の発達】赤ちゃんの成長過程【心や言葉・社会性の発達】赤ちゃんは月齢が上がるとともに、情緒や感覚が発達し、言葉や社会性を獲得していきます。月齢に応じた働きかけ、声掛けをして、心の発達を促しましょう。赤ちゃんの心の発達について知っておきたいポイントは次の通りです。人見知り人見知りは生後9ヶ月頃から始まります。人見知りが激しいと、知らない人に会うだけで大泣きしてしまい、ママを悩ませることもありますよね。人見知りは、ママとそれ以外の人を区別できるようになった成長の証です。人見知りがあるのはとても自然なことなので、温かく見守ってあげましょう。言葉の発達生後3ヶ月頃から「あー」「くぅー」など、クーイングとよばれる発語が見られ、成長とともに「ばーばー」「あーあー」など、繰り返し音が出ます。1歳頃になると「まんま」などの意味がある言葉を話す赤ちゃんが多くなります。ただし、言葉の発達は個人差が大きいので、ほかの赤ちゃんより言葉が遅くても、あまり心配しすぎる必要はありません。【月齢別】0歳〜2歳の赤ちゃんの成長と発達一覧新生児から2歳頃までは、人間が一生の中でもっとも急激に成長する時期です。身長・体重はもちろん、運動能力や情緒についても、めざましく発達します。ここでは、赤ちゃんの成長過程と発達段階の目安について、月齢ごとに説明します。成長のスピードは赤ちゃんによって個人差があるので、あくまでも目安として参考程度にとどめておいてくださいね。生後0ヶ月(新生児)生まれてから生後4週間までの赤ちゃんを新生児といいます。新生児期は、新しい環境に適応するための大事な時期です。赤ちゃんは2~3時間ごとに授乳を繰り返しながら、1日のほとんどを寝て過ごします。生後3~4日頃までに出生体重の3~10%程度が減少し、その後、1日15~30g程度のペースで体重は増加します。視力は0.01~0.02程度で、これは目の前のものがぼんやり見える程度です。生後1ヶ月出生時に比べ体重が500~1,000g程度増え、身長が5cm以上伸びていれば、順調に発育しています。個人差があるので、母乳やミルクをしっかり飲み、うんちやおしっこがでていればあまり心配する必要はありません。生後1ヶ月頃になると、赤ちゃんをうつぶせにすると少しずつ首を持ち上げるようになります。あやすと微笑んだり、クーイングという周りに話しかけるような発語が見られたりします。生後2ヶ月赤ちゃんの首が少しすわり始めます。自分のこぶしを口に入れる、おもちゃに手をのばすなど、自分の意思で手を動かすようになります。口の筋肉が発達して母乳やミルクがたくさん飲めるようになり、授乳のリズムができてきます。視力が発達し、ものを目で追う範囲も広がります。自分の手を見つめる(ハンドリガード)子もいるでしょう。呼びかけると、声が聞こえた方向に身体を向けるようになります。生後3ヶ月体重は生まれたときの約2倍に成長し、しっかりした身体つきになります。首の筋肉が発達し、腹ばいにするとだんだん胸を上げるようになります。手先が器用になり、ガラガラをにぎったり、揺らしたりして遊ぶ子どももいます。さらに、感情が豊かになり、あやすと声を出して笑うようになります。生後4ヶ月ほとんどの赤ちゃんの首がすわる時期です。昼夜の区別がつき始めるので、昼寝や授乳、入浴など生活リズムを身につけるよう意識しましょう。好奇心旺盛な時期で、おもちゃに手をのばしたり、何でも口に入れたりします。夕方になると激しく泣く、いわゆる黄昏泣きが始まる子もいます。生後5ヶ月体重の増加がゆるやかになり、発育のスピードが落ち着いてきます。筋肉がついて、うつ伏せの姿勢で過ごしたり、寝返りをしたりする子もいます。情緒面が発達し、大きな声で笑う、怒って泣くなど、感情表現が豊かになります。ママやパパの食事に興味を持ったら、離乳食を始めても良いでしょう。生後6ヶ月多くの子どもが寝返りを始めます。行動範囲が広がるので、周囲に危険がないかチェックが必要です。手が器用になり、ものを手から手へと持ちかえるようになります。そのため、だんだんとひとりで遊べる時間が増えますよ。ママやパパとほかの人の区別がつき、人見知りが始まる赤ちゃんも多い時期です。ママからもらった免疫がなくなり、病気にかかりやすい時期なので、赤ちゃんの体調に十分注意しましょう。生後7ヶ月になる前に離乳食をスタートさせることが一般的です。生後7ヶ月腰がしっかりしてお座りができるようになります。赤ちゃんによっては、ずりばいやつかまり立ちを始める子もいます。何かしてほしいときは訴えるように声を出して注意をひこうとします。夜泣きが始まることも多いので、ママやパパの睡眠不足に注意しましょう。生後8ヶ月お座りが安定し、座ったまま両手を使って遊ぶようになります。ずりばいやハイハイを始める赤ちゃんが多く、体形がスリムになる子もいます。離乳食は2回食が定着し、舌を使って食材をモグモグとつぶしながら食べるころです。食事量や食べ物の好みには個人差があるので、ほかの赤ちゃんより離乳食の進みが遅くてもあまり心配する必要はありません。生後9ヶ月ハイハイが上達するほか、つかまり立ち・つかまり歩きを始める赤ちゃんもいて、ますます目が離せなくなります。引き出しの中身を出すなど、いたずらが多くなりますが、これは好奇心旺盛な証拠です。ってもあまり意味がないので、危険なものは手の届かないところにしまっておきましょう。離乳食は3回食になります。自分で食べたいという気持ちが強くなるころなので、手づかみ食べを試しても良いでしょう。生後10ヶ月ハイハイのスピードが速くなり、高ばいやつかまり立ち、つたい歩きを始める子もいます。転倒することも多くなるので、テーブルの角や段差など、危険なところがないかチェックしましょう。ママの姿が見えないと、後追いをするようになります。そのため、黙って急に目の前からいなくならないようにしてくださいね。バイバイ、いただきますなど、周囲の大人の仕草を真似し始めます。好奇心がさらに強くなるので、絵本やおもちゃなどを使ってママやパパも一緒に遊ぶと良いですよ。生後11ヶ月つかまり歩きが上手になり、ひとりで立てるようになる子どもが多い時期です。なかには歩き始める赤ちゃんもいます。ママやパパの言葉を理解するようになり、少しずつコニュニケーションがスムーズになります。生活リズムが整い、夜はまとまった時間眠るようになります。一方で、昼寝は日中に1回になることが多いようです。家族が遅くまで起きていると、赤ちゃんもつられて夜ふかししてしまいます。ママやパパも早寝早起きを心がけたいですね。1歳0ヶ月(生後12ヶ月)~1歳2ヶ月少しずつ言葉が出始める時期です。「マンマ」「ちょうだい」など意味のある言葉を話す赤ちゃんもいます。しかし、まだ話さない子が多いので、言葉が出なくても心配いりません。上下の前歯が生えそろい、3食+おやつで栄養を補うようになります。赤ちゃんとママのペースで卒乳を考えても良いでしょう。1歳3ヶ月~1歳5ヶ月小走りやあとずさり、階段の上り下りなど、生活に必要な動きができるようになります。リズムに合わせて手や足を動かす様子も見られますよ。運動が活発になるので、体重があまり増えないことがあります。心配になるかもしれませんが、発育曲線に沿って少しでも増えていればあまり気にする必要はありません。自我が芽生え、何でも自分でやらないときが済まず、「イヤイヤ」や癇癪を起こす子もいます。自己主張が強くママやパパを困らせることもありますが、情緒が発達している証拠なので、温かく見守ってあげてくださいね。1歳6ヶ月~1歳8ヶ月離乳食を卒業し、幼児食に移行する時期です。味付けは大人の1/3~1/2程度を目安にし、バランスの良い献立を心がけましょう。奥歯が生えてくる時期なので、早めに歯磨きを習慣づけておくと安心です。1歳9ヶ月~1歳11ヶ月1歳後半になると、1日10~12時間程度寝るようになります。音楽に合わせて身体を動かしたり、ジャンプしたり、ますます活発に動き回ります。「ママおいで」など、二語文で話す時期です。おしゃべりがますます楽しくなりますよ。ままごとや電車遊びなど、ごっこ遊びなど、ママやパパも一緒に参加して楽しみましょう。2歳2歳頃になると今まで以上に好奇心が旺盛になります。着替えや食事など何でも自分でしたがりますが、うまくできずに癇癪を起こすこともあります。ついイライラしてしまいますが、ママやパパがなだめるなど、自我の芽生えとなるこの時期を乗り切りましょう。いたずらや遊びがダイナミックになる時期です。天気の良い日は公園で思い切り遊ばせてあげましょう。言葉が上達し「これなに」などの質問をし始める子もいます。同世代の子どもと遊ばせることで、子どもは少しずつ社会性を身につけられますよ。赤ちゃんの成長はひとつの目安に赤ちゃんの成長には個人差がある子育てをしていると、ほかの赤ちゃんより小さいのでは、言葉の発達が遅いかもしれないと心配になるママもいるでしょう。赤ちゃんの成長には個人差があるので、育児書の通りに発達するとは限りません。あくまでも目安として参考にしましょう。赤ちゃんの成長を焦らずに温かく見守ってあげてくださいね。※この記事は2025年2月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。
2025年03月28日サロンオーケストラジャパン(マネジメント株式会社アンフィニ)主催、『0歳からの・はじめてのオーケストラ』が以下の通り開催されます。『0歳からの・はじめてのオーケストラ』美しく青きドナウ<多摩>2025年5月10日 (土)/パルテノン多摩 小ホール(東京都多摩市落合2丁目35)『0歳からの・はじめてのオーケストラ』動物大行進!<代々木>2025年4月20日 (日)/国立オリンピック記念青少年総合センター カルチャー棟小ホール(東京都渋谷区代々木神園町3-1)<船橋>2025年5月11日 (日)/市民文化創造館 きららホール(千葉県船橋市本町1丁目3-1)<富士>2025年5月11日 (日)/富士市文化会館ロゼシアター 小ホール(静岡県富士市蓼原町1750番地)チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。公式サイト : 『0歳からの・はじめてのオーケストラ』カンフェティのチケット購入はこちら船橋 富士 多摩 代々木 0歳の赤ちゃんから参加できる!全国で大人気の参加体験型クラシックコンサートの決定版Point 1本物のヴァイオリンに触れられる楽器体験コーナーPoint 2オムツ替え・授乳・ベビーカースペース有で安心Point 3他の乳幼児向けコンサートとは一味違う!Point 4小編成ながら迫力ある本格的な演奏<動物大行進!>のプログラムでは、「白鳥の湖」より情景、クシコスポスト、「眠りの森の美女」よりワルツ、亀~天国と地獄ほか、動物にちなんだ名曲が次々と演奏されます。<美しく青きドナウ>のプログラムでは、ワルツで踊ろう!のコーナーに、ポルカ雷鳴と稲妻、ラデツキー行進曲、ハンガリア舞曲の演奏のほか、おもちゃの楽器あそび・ヴァイオリン体験もできます!今なら3月31日23:59まで早割特典! カンフェティでチケットが2割引でご購入いただけます。この機会をお見逃しなく!公演概要『0歳からの・はじめてのオーケストラ』美しく青きドナウ<多摩>会場:パルテノン多摩 小ホール(東京都多摩市落合2丁目35)公演日時:2025年5月10日 (土)10:00-10:30 開場&楽器体験10:30-11:10 コンサート『0歳からの・はじめてのオーケストラ』動物大行進!<代々木>会場:国立オリンピック記念青少年総合センター カルチャー棟小ホール(東京都渋谷区代々木神園町3-1)公演日時:2025年4月20日 (日)10:00-10:30 開場&楽器体験10:30-11:10 コンサート<船橋>会場:市民文化創造館 きららホール(千葉県船橋市本町1丁目3-1)公演日時:2025年5月11日 (日)10:00-10:30 開場&楽器体験10:30-11:05 コンサート<富士>会場:富士市文化会館ロゼシアター 小ホール(静岡県富士市蓼原町1750番地)公演日時:2025年5月11日 (日)10:00-10:30 開場&楽器体験10:30-11:05 コンサート■チケット料金《早割特典》※2025/03/22(土) 10:00~2025/03/31(月) 23:590歳から未就学児まで:800円一般(小学生以上):1,600円《一般販売》※2025/04/01(火) 00:00~0歳から未就学児まで:1,000円一般(小学生以上):2,000円(自由席・税込)出演:サロンオーケストラジャパンサロンオーケストラジャパンは、1990年設立。ヨーロッパアメリカを始め、全世界で生演奏が爆発的に普及した時代、普及のカギとなったサロンオーケストラを完全再現して設立された。当時の貴重な楽譜5000曲、約2トンのコレクションを有し、欧米のオーケストラ、また、日本のトップクラスのオーケストラの演奏経験豊富なプレイヤーを中心に設立された。2001年には日本で初めて参加体験型オーケストラコンサートを開始、NHK、朝日新聞等で紹介されるなど話題となった。小編成ながら迫力ある演奏と楽しいトーク、演出で子供から大人まで楽しめるコンサートを全国で開催している。毎年公演数を増やし、昨年度は年間300ステージ上演を数える人気団体となった。チケットサイト「カンフェティ」チケット購入の流れ・カンフェティ会員特典 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2025年03月26日(写真:Ryuji/PIXTA)寒暖差の影響で免疫力が低下する春も感染症に警戒が不可欠だ。例年以上の人流増加が見込まれる今春は、ウイルスにつけ込まれるリスクがさらに高まっている。「3月に入ってからも、冬に流行する、激しい嘔吐と下痢症状を引き起こすノロウイルスが猛威を振るい、北海道の焼き肉店で11人、名古屋の料理店で37人の集団感染が報告されるなどしています。同時に、今月4日に山口県の20代女性と、同居している20代男性、5日に兵庫県の30代女性、8日に千葉県の40代男性、11日に埼玉県の0歳男児がはしかに感染していることがわかりました。はしかは感染力が非常に強く、潜伏期間が10日ほどあるため、さらなる感染拡大が懸念されています」(全国紙記者)■日本でも集団感染がいつ起こってもおかしくない状況感染が発表された人たちは、いずれもフィリピンやベトナムへの渡航歴があるように、世界的にはしかは流行期にあるという。医療ガバナンス研究所理事長で内科医の上昌広さんが警鐘を鳴らす。「アメリカでは、テキサス州で感染者が160人を超え、カリフォルニア州やニューヨーク州など複数州でも感染者が確認され、10年ぶりに死者も出ています。日本国内でははしかは撲滅されていますが、今後も、海外渡航者や、円安の恩恵を目当てに来日する外国人旅行者がはしかを持ち込むことで、ワクチンを2回接種しておらず抗体が十分でない人たちなどの間で、集団感染がいつ起こってもおかしくない状況です」たしかに12日には、海外渡航歴がなく、感染経路が判明していない東京都の40代女性の感染も明らかになったばかりだ。■24歳以上は、ワクチンを2回摂取していない可能性が高いので要注意はしかのワクチンは2回の接種が推奨されているが、定期接種が始まる前の1972年9月30日以前に生まれた人は、1回も接種していない可能性が高く、1972年10月1日から1990年4月1日生まれの人は1回しか接種していない可能性が高い。「1回も接種していなくても、大部分の人は自然感染によって免疫を獲得していますが、感染したつもりで感染していない人もいます。また、接種が1回で、抗体が十分でない人もいるので要注意です」(上さん、以下同)厚生労働省が発表した2024年3月末のはしかワクチン2回接種率は、全国平均で92%と高水準だが、国立感染症研究所の資料では、集団免疫を強化するには2回接種率95%以上が目標と記されている。■はしかの感染力はインフルエンザの9倍!はしかは、それほど感染力が強いのだ。全員が免疫を持っていないと仮定した場合、1人の患者が何人に感染させてしまうのかを表す基本再生産数は、インフルエンザが約2人に対し、はしかは12~18人と極めて高い。「空気感染するため、抗体を持っていない人が感染者と同じ部屋、同じ電車の車両にいれば、ほぼ100%感染します」感染すれば、10日ほどの潜伏期間を経て、風邪のような初期症状が現れる。「2~4日ほどは38度前後の熱が出たり、咳、くしゃみ、鼻水、目の充血などの症状があります。特徴的なのは、一度熱が下がった後、再び上がり、体中に広がる赤い発疹です」通常は10日ほどで症状は落ち着くが、はしかで怖いのが合併症。国立感染症研究所によると、はしかによって約3割の人に合併症が引き起こされる。その半数を占めるのが肺炎で、高齢者にとっては死に至るケースも。「赤ちゃんの場合、母体からの免疫がなくなる生後6カ月から、ワクチン接種できる1歳までに感染リスクが高まります。両親ばかりでなく、祖父母も気をつけなければなりません」東京都ではしかの感染者が100人を超えた2019年の推移を見ると、4~5月にかけて増加傾向が見られているように、春の流行が顕著だ。■花粉症や寒暖差などで免疫力が落ち、人との交流が増える春が危険「とくに春は人の移動が多いことが要因だと考えています。新生活のスタートでコミュニティにはじめて出会う人が加わったり、会食も増えます。4月からはじまる大阪万博も、はしか流行の大きなリスクになりうるでしょう」そもそも春は、感染症にかかりやすい時期なのだという。「新生活によって生活のリズムが崩れたり、ストレスなどで自律神経が乱れます。また寒暖差が激しくて体に負担がかかり免疫力も落ちます。さらに花粉症で目や喉、鼻の粘膜が炎症を起こしていれば、感染リスクが高まります」そんな春に注意すべき感染症を、表にまとめた。「風しんも春から夏にかけて増えるイメージです。はしかよりも症状がずっと軽く、なかには風しんに感染したことに気づかないケースもあるほどなので、それほど神経質になる必要はありません。ただし、注意したいのは妊婦。妊娠10週までに感染すると、極めて高い確率で胎児に心奇形や難聴、白内障などを引き起こします」1962年4月1日以前生まれの人はワクチン接種をしていない可能性が高く、1979年4月2日から1990年4月1日生まれの人は個別接種のために、接種率が低い傾向があるといわれる。■こどもの病と油断せず大人こそ注意が必要!こどものときに感染することが多いのは、おたふくかぜ。「ムンプスウイルスに飛沫感染、接触感染すると、耳下腺が腫れる耳下腺炎に。ほっぺたが腫れておたふくのように見えます。大部分は、症状自体は軽く終わりますが、まれに起こる髄膜炎、精巣炎、卵巣炎、心筋炎、脳炎、難聴など合併症が怖い。とくに成人が罹患すると重症化しやすくなります」確率は低いものの、死亡も報告されているおたふくかぜだが、2016年の感染研の資料によると、50代のワクチン接種率は30%と低い。「過去に感染歴がない、もしくは感染の有無がわからない、予防接種をしていない人などはワクチン接種を検討しましょう」80歳までに3人に1人が発症するといわれる帯状疱疹も、春のような季節の変わり目に注意。「水ぼうそうウイルスに感染すると、治った後も知覚神経の部位に潜み続けます。ストレスや加齢で免疫力が低下すると、ウイルスが再活動し、帯状疱疹を発症します。発疹が出るなど皮膚症状が現れ、夜に眠れないほどの痛みが出たりします。怪談で有名なお岩さんも、帯状疱疹だという説があります。今年4月よりワクチンが定期接種となり、65歳以上の人などを対象に、各自治体で接種費用の一部が公費補助されます」昨年の春から秋にかけて山形県で感染拡大が確認されたのが、百日咳だ。世界的に見ても、昨年、ヨーロッパや中国で感染者が急増し、オランダでは感染者が5千人を超え、死者も出ている。「ヒューヒューという独特の呼吸困難の症状があり、数週間、咳が続くのが症状。幼児へのワクチン接種が進められて予防できていますが、一部、接種をしていない人や免疫が十分でない人もいます」春に活動的になるマダニが媒介するウイルスによって感染する、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)も注意したいところ。2023年には過去最高の133人の患者が報告されている。初期症状は発熱や全身倦怠感、消化器症状などだが、重症化して死亡することも。「西日本を中心に発生しています。ワクチンもなく、免疫もないため、重症化しやすいといえるでしょう。春から活動的になるマダニに刺されないようにするため、山や森に入るときは長袖長ズボンを着用するなど対策が求められます」50歳以上は特に、感染歴やワクチン接種歴を今一度チェックし、春の感染症予防につとめよう。
2025年03月24日プリンセスに憧れて金髪にしたい5歳娘。好きなことをさせてあげたいものの、ヘアカラーはまだ早いと考え、諦めさせたいママ。いったい娘にどう伝えて説得するのか!?▼前編から読みたい方はこちら「超痛いんだぜ!?」「プリンになってまうねん!」金髪願望のある5歳児をどうやって説得する!?....想像と違った娘の仕上がりに、思わず笑ってしまったママなのでした。子どものヘアカラー願望にお困りのママは、100均のウィッグを試してみるのもいいかもしれませんね!原案・作画:わかまつまい子
2025年03月12日