株式会社オレンジページ(東京都港区)が、この秋オープンした「ウェルビーイング100 by オレンジページ」( )。〈人生100年時代、今も未来もずっと気分よく、いい感じで過ごすには〉を、様々な視点や切り口で皆さんとともに考えるライフデザインメディアです。メインコンテンツ「ウェルビーイング100大学」では、毎回各界のクリエイターをお招きし、〈いい感じ〉で生きるための問いを真ん中に置いてインタビュー。しかも、このインタビューの様子は、毎回、生中継で無料公開!(※)取材現場を「のぞき見」してもらうという、オレンジページとしては初の試みとなるスペシャルコンテンツです。後日、サイトで記事は公開されますが、その人の肉声で、生で聞く公開インタビューからは、より彩り豊かで深い理解を得ることができます。10月1日に行われた公開インタビューの第一回に登場したのは、直木賞作家の角田光代さん。テーマは「気分よく生きることと暮らしのリズムとは、どんな関係がありますか?」。現在、サイトで公開されているこのインタビュー記事を抜粋してご紹介します。(撮影/原幹和文/中川和子)第一回公開インタビューの様子。ゲストは作家の角田光代さん(中央)。聞き手は「ウェルビーイング100 byオレンジページ」プロデューサー酒井博基さん(右)、編集長前田洋子(左)気分よく生きることと暮らしのリズムとは、どんな関係がありますか?【角田光代さんインタビュー(抜粋)】作家である角田光代さんの「小説を書く」という仕事の日々は驚くほど規則正しく、週休2日の会社員のそれと変わりません。20代のころは「芸術家というものは夜中起きているものだ」という思い込みから、無理して徹夜したりしていたそうですが……酒井:(前略)角田さんは作家というお仕事をされていますので、時間が自由なかわりに生活リズムは不規則なのかなあという勝手な思い込みがあるのですが。角田:恐ろしいぐらい規則正しいです(笑)。酒井:それは毎日、何時に起きて、何時から仕事を始めるとか、決めているんですか?角田:そうですね。30歳のときからなので、20年以上になりますが、平日の9時から5時まで仕事をして、5時になったら残業なしで家に帰るという毎日です。土日は仕事をしないというのが基本で、すごく仕事が忙しくなったときは、残業はなしで前倒しに。9時から始めるのを6時から始めるとか、土日のうち、土曜日は仕事をしてもいいとか、そのへんは変えながら。でも、このパンデミックになってから、外に出たり、人と会ったりしなくなった分、規則正しさが筋金入りみたいになっています。規則正しく暮らす、というリズムが自分の性分に合っていたと気づいた角田さんの仕事の効率はそれまでの50倍になったそう。そして、決して残業もしません。なぜならお酒を飲みたいから。5時以降は残業しないで帰り、晩ごはんは7時と決まっています。ご主人はミュージシャンで、角田さんとは正反対の不規則リズムの仕事をする人。一時期、角田さんの暮らしぶりを真似て、規則正しい生活を送ってみた時期があったそうですが……角田:でも、極端な話ですけど、私はキチンキチン派で、会社員みたいな生活のほうが楽なんですけど、私の夫(ミュージシャンの河野丈洋さん)が正反対で、それこそ仕事を始めたら終わりたくない。それが一晩でも二日でも三日でも一ヶ月でも。だから仕事に行ったら帰ってこないんですね。私からすると想像を絶する仕事のやり方ですけれど、多分、それが合っているので変えられないんです。一時期、結婚する前、私のやり方を見て、彼にはすごく効率が良さそうに見えたんでしょうね。私の生活を真似したんです。朝起きて仕事場に行って、夜、帰ってくるというのをやっていたら、倒れちゃったんですよ。一同:えー!角田:そのとき私は初めて「人にはこんなに合う合わないがあるんだな」と気づきました。朝型夜型というのもそうだし「一日でこれだけの仕事をして帰る」みたいな流れで、こんなに人に向き不向きがあるというのを初めて見たんですよ。(後略)自分に合った暮らしのリズム……リモートワークでちょっとクローズアップされた問題です。リズムが崩れることで、落ち込みやすくなった、という声も聞きます。酒井:合う合わないの見極めって、どういうふうにすればいいでしょう?角田:自分が一日、すこやかだったかどうか、自分がいい気持ちだったかどうか。寝るときに「ふーっ」って気持ちよく寝られるかどうかとか、ちょっとしたサインがあるんじゃないですか。今日がすごく心地いいとまでは言わなくても、そんなに邪悪じゃなく生きられたとか。率直でてらいのない角田さんのインタビューは爆笑、失笑、納得、共感、驚愕の連続。そしていくつかの様々な気づきに満ちたものでした。「自分に合う暮らしのリズム」や習慣は本当に人それぞれで、それを見つけることの重要さを考えるきっかけになりました、また、「終わりの時間を決めておく」など、すぐに取り入れられそうなコツもうかがえました。そのほかにも小説の創作に係ることなど、大変興味深い話が満載です。ぜひ本サイトで全文をご覧ください。◆気分よく生きることと暮らしのリズムとは、どんな関係がありますか?(ゲスト:作家・角田光代さん) 「ウェルビーイング100大学」公開インタビュー 今後の予定五味太郎さん第二回絵本作家・エッセイスト五味太郎さん「自分の”違和感“とはどのようにつき合うべきなのでしょうか?」実施日時:2021年11月15日(月)18:00~19:30石川善樹さん第三回予防医学者博士石川善樹さん「ウェルビーイングって、私たちのくらしとどう関係するのでしょうか?」実施日時:2021年12月8日(水)18:00~19:30※「ウェルビーイング100大学」公開インタビュー参加方法参加希望者は、「ウェルビーイング100」公式LINEにて、[友だち]登録。登録いただいた方に、実施1週間前からZoom URLをご案内いたします。「ウェルビーイング100」公式LINE ■「ウェルビーイング100 by オレンジページ」とは創刊36周年を迎えた雑誌『オレンジページ』(月2回刊)をはじめ、「食」や「暮らし」にまつわる様々な刊行物を通し、家庭生活を快適に楽しくする工夫を生活者に送り続けてきたオレンジページが、2021年9月25日に立ち上げた新たなメディアサイト。企業のオウンドメディアやコミュニティスペース、話題のオンラインイベントを手掛ける株式会社ディーランド( )との協働により、今後の多面的な事業拡大も視野に入れて取り組む。サイトロゴ■「ウェルビーイング100 by オレンジページ」SNSTwitter Facebook ・株式会社オレンジページ雑誌『オレンジページ』他雑誌・書籍の出版をはじめ、マーケティングによる情報提供サービス、生活雑貨を中心とした通販、「食」と「暮らし」を中心としたイベント・講座の運営など、生活を軸に多方面で事業を展開。2021年6月に「生活実装する会社」をタグラインに掲げ、コーポレートロゴを新設。企業・団体との新たな協業に取り組む。<このリリースに関するお問い合わせ先>〒105-0004東京都港区新橋4-11-1株式会社オレンジページ広報担当遠藤由美子 press@orangepage.co.jp Tel 03-3436-8421NEWSCAST用20211104wb100.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年11月04日モデルのほのか(25)が20日、自身のSNSで新企画「#100日後に美マッチョになるほのか」を始めることを発表した。11月28日に行われるボディコンテスト「APFモノキニクラス」挑戦に向けて100日間連続で毎日、体型の変化や食事内容、トレーニング内容を公開していくという。ほのかは、『CanCam』(小学館)専属モデルを務めており、昨年行われた「ベストボディ・ジャパン2020日本大会」で準グランプリに輝いた美ボディの持ち主。ラジオやバラエティ番組などでも活躍中で、『ドッキリGP』(フジテレビ)や『アウト×デラックス』(フジテレビ)への出演などでもたびたび話題となっている。自身が企画・編集する公式Youtubeチャンネル「晴れのちほのか」の動画内で「筋肉が付きづらく太れない体質」をコンプレックスとして挙げていたほのか。すでにトレーニングは開始しているが、今回挑戦する「APFモノキニクラス」に向けては増量をして臨む予定とのこと。100日でどのくらい変化が出るのか注目だ。
2021年08月20日2017年に公開された映画『カメラを止めるな!』のロングランヒットで一躍有名となり、今夏劇場公開され大きな話題となったアニメーション映画『100日間生きたワニ』(奥方でもあるふくだみゆきと共同監督)も手がけ、今秋公開予定の注目オムニバス映画プロジェクト「DIVOC-12」にも参加している上田慎一郎監督。その劇場長編映画監督第二作『スペシャルアクターズ』(2019年作)が、いよいよ定額見放題配信に登場する。『スペシャルアクターズ』は上田監督が『カメラを止めるな!』の次作という壮絶なプレッシャーをはねのけ、難産の末に産み出した快作。上田監督は当初、生み出した物語が何もかも『カメ止め』を超えるものには思えず、亡霊に囚われているかのようだったという。しかし、1500人以上の応募者からオーディションで選んだ15人のスペシャルな役者たち=“アクターズ”と共に、企画会議・ワークショップを経て、当て書きで脚本を執筆。ゼロから創りあげた映画は、ポンコツ役者チームの舞台裏ものであり、凸凹兄弟のバディものでもあり、スパイ映画でもあり、ヒーロー映画でもある、ミラクルハイブリッドな完全オリジナル作品となった。『カメ止め』同様、予測不能の展開、映画愛も全開、笑って泣いて多幸感に包まれる、まさに上田慎一郎にしか創れない、奇想天外な物語。『スペシャルアクターズ』にぜひ期待してほしい。【作品情報】映画『スペシャルアクターズ』配信リンク集: ■ストーリー超能力ヒーローが活躍する大好きな映画を観てため息をつく売れない役者の和人。ある日、和人は数年ぶりに再会した弟から俳優事務所「スペシャルアクターズ」に誘われる。そこでは映画やドラマの仕事の他に、演じることを使った何でも屋も引き受けていた。そんな中、スぺアクに「カルト集団から旅館を守って欲しい」という依頼が来る。ヤバ目な連中相手に計画を練り、演技練習を重ねる役者たち。しかし、和人にはみんなに内緒にしている秘密があった。極限まで緊張すると気絶してしまうのだ。あろうことか、ミッションの中心メンバーにされた和人。果たして、和人の運命やいかに!?■スタッフ&キャスト監督・脚本・編集・宣伝プロデューサー:上田慎一郎(『カメラを止めるな!』)製作:井田寛 / 企画:深田誠剛 / プロデューサー:橋立聖史・小野仁史撮影:曽根剛 / 照明:本間光平 / 録音:宋晋端 / 美術:秋元博 / 装飾:東克典衣裳:馬場恭子 / ヘアメイク:望月志穂美助監督:山下和徳 / アクション監督:HAYATE音楽:鈴木伸宏・伊藤翔磨 / 監督補・宣伝デザイン:ふくだみゆき出演:大澤数人、河野宏紀、富士たくや、北浦愛、上田耀介、清瀬やえこ、仁後亜由美、淡梨、三月達也、櫻井麻七、川口貴弘、南久松真奈、津上理奈小川未祐、原野拓巳、広瀬圭祐、宮島三郎、山下一世製作:松竹ブロードキャスティング/ 制作プロダクション:ランプ / 制作協力:PANPOCOPINA / 配給:松竹本編:109分映倫:G劇場公開日:2019年10月18日(金)映画公式HP: はこちら:
2021年08月02日●神木&中村の起用理由「ピュアさ」「フラットさ」『カメラを止めるな!』の上田慎一郎氏と、妻でアニメーション監督としても活躍するふくだみゆき氏が、昨年社会現象を巻き起こした4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(著:きくちゆうき)をアニメーション映画化。夫婦で監督・脚本を務め、新たな物語を加えた映画『100日間生きたワニ』がついに9日、公開を迎えた。このたび上田監督&ふくだ監督夫妻にインタビューし、主人公・ワニ役を演じた神木隆之介をはじめとするキャストの起用理由や演出について話を聞いた。原作に込められたメッセージに強く共感し、映画化を熱望した上田監督が、妻のふくだ監督と初の共同監督・脚本で作り上げた本作は、100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後の姿を描いた物語。脚本開発中にコロナ禍に直面し、日常と価値観の変化に戸惑う気持ちを登場人物たちに重ねて構成を練り直し、より心の響く物語を作り上げた。主人公・ワニ役を神木隆之介、ワニの親友・ネズミ役を中村倫也、モグラ役を木村昴、ワニが恋するセンパイ役を新木優子が担当。また、ネズミやモグラと交流を重ねる映画オリジナルの重要なキャラクター・カエル役を山田裕貴が演じた。――声優キャストをどのように決めたのか教えてください。上田監督:自分たちだからこそ作れるアニメにしようと思ったので、声優の方で固めるのではなく、俳優の方々を中心に配役するべきではないかという全体の方向性がありました。アニメは一般的に、バキッと声を当てるものが多いと思いますが、そうではなく日常的な、ちょっと生っぽさがあった方がいいなと。また、邦画のようなアニメを作ろうというコンセプトもあったので、俳優の方々をメインに。その上で、一人ひとりキャラクターに合う人は誰か、話し合って決めていきました。――ワニ役の神木さんの起用理由を教えてください。ふくだ監督:ワニくんを誰にしようと考えたときに2人とも第1希望が神木さんでした。素朴さと素直さとピュアさとまっすぐさという、私たちがイメージするワニくん、そして失ったときの喪失感が大きそうというか、失いたくないと思うネアカ感を神木さんに感じていたので、ワニくんをお願いしました。――ネズミ役の中村さんは?ふくだ監督:ネズミとワニくんは幼馴染で仲がいいので、演じるお2人の関係性も近い方がいいなと思っていて、神木さんと仲のいい中村さん。そして、中村さんはすごくフラットな方で、いろんな役をいろんな幅で演じられる方。いろんな役をニュートラルに演じられる印象があり、ネズミのクールさ、フラットさ、3人でいるときもちょっと引いた俯瞰で見ているようなところが中村さんと重なる部分があるなと思いました。●“カエル”山田裕貴の声を聞いて確信「この映画は大丈夫」――映画オリジナルの後半部分で重要なカエルを演じた山田さんの起用理由も教えてください。ふくだ監督:山田さんは演じてきた役はかっこいい系が多いと思いますが、バラエティに出ている山田さんを拝見したときに、すごくチャーミングでお茶目で愛されキャラというか、いじられキャラというか、そういう素の山田さんを拝見した時に、カエルっぽいなあと思い、実際にお会いした瞬間も「めちゃめちゃカエル!」という印象を受けました。上田監督:中村さんとかからも会った瞬間いじられていましたから(笑)。「なんですか!」みたいな感じでやりとりしていて。ふくだ監督:ご本人はすごく不安を感じながら演じていたというのをあとから聞いたのですが、こっちとしてはカエルの第一声を聞いて、「あ、大丈夫!」って。私たちがこの映画で描きたかったことや、カエルに託したことが、しっかりカエルとして返ってきたので、これでもうこの映画は大丈夫だなと、確信が持てました。――キャストの方たちには普段の会話のようなイメージで演じてほしいとリクエストされていたそうですが、どのように演出されたのでしょうか。ふくだ監督:キャラクターを作り込んでバキッと演じるというより、ご本人のパーソナルが乗っかるような役がいいなと思っていたので、しっかり作り込まないようにしてもらいました。もちろんいろいろ考えて演じてくださっていますが、キメキメな演技にならないようにしてもらいました。――ワニ役の神木さんとネズミ役の中村さんの掛け合いも、とてもしっくり感じました。上田監督:そうですね。やはり距離感って大事ですよね。実写でもそうですが、演じる者同士の距離感がある程度できていないと遠慮とかが出てしまうので。――キャラクターたちの声に関しても、お二人のイメージ通りに仕上がったわけですね。ふくだ監督:キャストの方々が本当に素晴らしくて、皆さん100点満点以上を出してくださったので、本当にこの方々で良かったなと感じています。(C)2021「100日間生きたワニ」製作委員会
2021年07月11日●原作に感じた余白の魅力当初は実写化を想定『カメラを止めるな!』の上田慎一郎氏と、妻でアニメーション監督としても活躍するふくだみゆき氏が、昨年社会現象を巻き起こした4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(著:きくちゆうき)をアニメーション映画化。夫婦で監督・脚本を務め、新たな物語を加えた映画『100日間生きたワニ』がついに9日、公開を迎えた。このたび上田監督&ふくだ監督夫妻にインタビューし、制作の裏話や作品に込めた思いを聞いた。原作に込められたメッセージに強く共感し、映画化を熱望した上田監督が、妻のふくだ監督と初の共同監督・脚本で作り上げた本作は、100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後の姿を描いた物語。主人公・ワニ役の神木隆之介、ワニの親友・ネズミ役の中村倫也、モグラ役の木村昴ら豪華キャスト陣も話題を呼んでいる。監督夫妻は、脚本開発中にコロナ禍に直面し、劇的に変わってしまった日常と価値観の変化に戸惑いながらもその気持ちを登場人物たちに重ね、構成を大幅に変更。当初は全体の5%程度の予定だった映画オリジナルのストーリーの割合を約半分まで増やし、より心に響く物語を作り上げた。――まず、原作の魅力をどのように感じたか教えてください。上田監督:ツイッターの漫画を連載2日目から見始め、面白いなあと思って毎日のように読み進めていましたが、一番魅力を感じたのは語り過ぎない余白で、映画的だなと思いました。この先こうなるんじゃないか、あのセリフはこういう意味じゃないかと、見る人が語り合いたくなるような余白に魅力を感じ、映画化したいと思って30日目くらいの時に企画書を東宝に持っていきました。――共同監督でやろうと決めた理由も教えてください。上田監督:最初、僕が実写の企画として提出したんですけど、東宝の方から「上田さんとふくださんの共同監督で、アニメ映画で作るのはどうですか?」と提案いただいてこうなりました。――最初、実写で考えられていたんですね!上田監督:ワニの被り物をするとかCGとかではなく、人間に置き換えた実写を考えていました。――共同監督で、アニメで、と提案されたときはすんなり受け入れられましたか?上田監督:そうですね。ふくだ監督:話を聞いてびっくりしましたが、原作モノを2人ともやったことがなかったり、2人でずっと一緒に映画を撮っていましたが、共同監督でやったことはなかったですし、私はアニメといっても1人で作るフラッシュアニメを作っていて、制作会社の方と作ったことがなかったので、いろんなチャレンジができるなと。私自身も原作が好きでしたし、いろんな要素の中でチャレンジしてみようと思いました。上田監督:今はアニメにしてよかったと思っています。人間に置き換えると見る人との距離ができかねない。自分の人生ではないと。ワニやネズミなど、ある種、記号化されたキャラクターにすると匿名性ができて、自分や近くの人を重ねやすくなったと思います。――前半は原作がもとになっていますが、少し順番を変えたり、オリジナル要素を加えたりされています。どのように映像化したのでしょうか。上田監督:原作通りに並べると、ぶつ切りのダイジェストみたいになってしまうので、友情のライン、恋のライン、夢のラインといったラインを輪郭づけたうえで、物語を止めずに流れるように再構成しました。何日かに分けている話を1日に凝縮しているところもありますが、できるだけ原作と同じ世界に。構成はかなり試行錯誤し、時間がかかりました。――構成も2人で意見を出し合って?ふくだ監督:プロットの段階も2人でずっと話し合っていましたし、シナリオも、最初私が書いて、それを上田が直して、というようにリレー方式でやりました。また、きくちさんに見ていただいたり、(コンテ・アニメーションディレクトの)湖川友謙先生が意見をくださったり、何回も何回も直して、今のストーリーになるのにすごく時間がかかりました。●背中を“押す”のではなく“さする”映画に――後半のオリジナルの部分は、コロナ禍でガラリと脚本を変えたそうですが、どのように変えたのでしょうか。上田監督:初稿は原作に忠実で、原作を再構成したものが95%くらいで、最後の5%くらいが後日談でしたが、コロナ禍が本格的になり、ワニがいなくなってから残された人々がどうするかという物語を見たい、その先の物語を書かなければと思い、後日談を大幅に書き足しました。最終的に半分半分くらいバランスになり、タイトルも変えました。――当初は原作のタイトル『100日後に死ぬワニ』にしようと?上田監督:そうです。――『100日間生きたワニ』にした理由や思いを教えてください。上田監督:まず、半分がオリジナルのストーリーに変わっているので、タイトルも変えるべきだと思いました。そして、映画を見終わったときに『100日間生きたワニ』というタイトルを見たら、見る前と受け取り方が変わるのではないかなと、その感覚を得てほしいと思ったんです。もう一つ、これは後から気づいたことですが、原作の最終話が終わったときに、「これは100日間生きたワニの話だったんだな」と言っている方がたくさんいて、そうだよなと思ったのもあります。――オリジナルの部分はどのように物語を膨らませていきましたか?上田監督:最初に考えたのは、新しいキャラクターを出すことです。新しい生活、新しい日々というのは、誰かにとっては最初抵抗があるかもしれない。そんなものがいいのではないかというところから作っていきました。――映画オリジナルのカエルが重要なキャラクターとして登場しますが、演じた山田裕貴さんも「異物感」とコメントされていました。上田監督:注意を引きつけて、そこに意味を持たせるような役割になっています。――後半を描くときに特に意識したこととは?上田監督:どう乗り越えるかということだけではなく、「コロナもあるけど前を向いていこう」という人もいれば、「前を向いていこうよ」という言葉がしんどい人もいる。ポジティブきつい…みたいな。頑張っている人と何もできない自分を比べて余計に気が滅入ることもあるし、今を生きる人たちの誰も否定しない物語にしたかった。そこを探す旅でもありました。ふくだ監督:私たちとしても、きくち先生としても、この生き方が正解、これが正しい道だ、みたいにはしたくなくて、みんなそれぞれ考えや生き方があるということを、みんなそれぞれ受け取ってもらって肯定できたらいいなと思いました。――上田監督が「探す旅」と表現されましたが、かなり試行錯誤されましたか?上田監督:そうですね。どこまで何を語るか、それを言ってしまったら言い過ぎなんじゃないかとか、そこを悩みましたが、背中をドンと押すのではなく、背中をさする映画にしようと意識しました。押されたら嫌な人もいるので。ふくだ監督:さするのであれば、走り出してくれる人もいるし、もうちょっと休憩してからゆっくり歩き出す人もいるかもしれないですし。――原作のきくち先生とはどんなやりとりをされましたか?上田監督:連載中に映画化しましょうという話をしたときから、何回もお会いしました。やはり、きくちさんが生み出したキャラクターたちなので、「ワニはこういうときこう言うんじゃないですかね」「ネズミはこういう感じかもしれないです」といろいろアドバイスをいただき、自分たちだけでは書けなかった脚本になったと思います。――特にきくち先生のアドバイスが反映された部分はどこでしょうか?上田監督:セリフだと思います。セリフ回しが独特なので。ふくだ監督:きくちさんが提案してくれたセリフを見ると、「こっちがワニだね」と。私たちでは生み出せないセリフがたくさんあり、きくちさんとやりとりできたからワニの世界観を崩さずにやれたと思います。●制作過程で喧嘩ゼロ「こだわるポイントが違う」――『カメラを止めるな!』との振れ幅に驚きましたが、アニメーション監督であるふくだ監督とだからできたなと感じていますか?上田監督:そうですね。僕は日常系の作品よりエンターテイメントという作品が多いですが、ふくだは日常系の物語が多いので、アニメを提案されたときに2人でならという思いはありました。ふくだ監督:上田の監督作というと、すごいギミックやどんでん返しがあるのではないかと、そう期待して見る方は印象がだいぶ違うと思うので、どう受け取ってくださるのかなと(笑)。上田監督:ネタバレ厳禁みたいな映画を作りがちだと思われているので(笑)。ただ、試写で見た方の反応を聞くと、「上田さんらしくなくてよかった」という感想と、「上田さんらしかった」という感想と、どっちもあります。“らしい”というのは、構成的なものだと思います。――お二人だからこそ生まれた魅力をどのように感じていますか?上田監督:邦画のようなアニメを作りたいというコンセプトで作ったのですが、試写を見て「邦画を見たような感触があります」とおっしゃってくださった方がいて、良かったなと思いました。あまりない味わいのアニメになっていると思います。ふくだ監督:上田単独でも、私単独でもこの形になっていないですし、お互いの長所を生かしてバランスを取ったからできた作品になっているので、2人でやってよかったなと思っています。――インタビュー中も仲の良さが伝わりますが、制作の過程で喧嘩になることは?上田監督:しないですね。――意見が衝突することがあるのかなと思いましたが、公私ともに本当に素敵なパートナーなんですね。上田監督:日常生活でも喧嘩は1年に1回あるかないかです。ふくだ監督:近年は本当に喧嘩してないですね。上田は映画のことを四六時中考えている人で、人間としての生活力は弱いので、そういうところで私が小言を言うことはありますが、映画においてはお互いの長所を知っているし、信頼もしているので。しかも、得意不得意が全然違いますし、10年間一緒に映画を作っている中で、作品に抱いているビジョンを明確に共有できている部分もあるので、意見が対立することはなく、補足し合えた感じです。上田監督:クリエイター同士で喧嘩するときって、こだわりとこだわりがぶつかる時だと思いますが、うまいことこだわるポイントが違う。僕は脚本や編集、リズム、テンポにこだわり、ふくだは絵のディティールや表情の機微、セリフのニュアンスにこだわっていて、もちろんお互いそこもこだわりはありますが、相手の方が得意であるという信頼があるからぶつからないです。ふくだ監督:ここは上田の意見を聞こう、ここは私の意見を聞いてくれるみたいな部分が、感覚的に2人の中で合致しているので。上田監督:そうですね。服を買う時とかもそうなんですけど、ファッションセンスに関しては自分よりふくだの方が秀でていると思うので、ふくだがいいと言うほうを買うようにしています(笑)ふくだ監督:少し前まで1人で買い物に行っても写メで撮って「どっちがいい?」って聞いてきて、私が「こっちがいい」と言ったものを買ってきていました(笑)――素敵な関係ですね! お互い信頼し合い、それぞれの武器を生かして作られた作品であることがわかりました。上田監督: ありがとうございます。2人だからできた作品になっていると思います。(C)2021「100日間生きたワニ」製作委員会
2021年07月10日俳優の神木隆之介が9日、都内で行われた映画『100日間生きたワニ』の初日舞台挨拶に登壇。本作で演じた主人公・ワニと自身が重なるポイントを明かした。本作でワニたちが定期的に欲するものとしてラーメンが登場することにちなみ、キャスト陣が「定期的に欲するもの」についてトーク。神木は「いつも毎日ですが、ゲームのコントローラー」と答え、「ゲームのBGMを聞くとわかるんです、いまどこを戦っているとか。頭の中に入っているので。ゲームのサントラを聞くのが好きなんですけど、それを聞きながら指が動く」と語った。さらに、自分と似ている本作のキャラクターを聞かれると、神木は「ワニだと思います」と答え、「ゲームの大会に出るシーンが物語にもあるのですが、僕もゲーム実況者さんがやっている大会に出たことあるんです。視聴者として。そのために僕は努力してきたところがありますし。『出ちゃう?』『目指しちゃう?』って練習が始まって、(本作と)同じで」と大会に出場したエピソードを告白。「意外とランキングに載って、名前も呼ばれました。何位って。携帯で見て、『よっしゃー! 呼ばれた!』って」とうれしそうに話し、「ワニですね。僕と同じストーリーがあるんです」と話した。本作は、昨年社会現象を巻き起こした4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(著:きくちゆうき)をアニメーション映画化したもの。100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後の姿を描いた。舞台挨拶には、ワニの親友ネズミを演じた中村倫也、ワニが憧れるセンパイ役の新木優子、イヌ役のファーストサマーウイカ、そして夫婦で本作の監督・脚本を務めた上田慎一郎監督とふくだみゆき監督も登壇した。
2021年07月09日俳優の神木隆之介が7月9日、声優を務めたアニメーション映画『100日間生きたワニ』の初日舞台挨拶に出席した。公開延期を経て、ついに初日を迎え「なんやかんやありましたけど、今日という日を迎えて、作品が皆さんの心に届いてくれれば」と安どの表情。「周りの大切な人やものと照らし合わせて、何かを感じてもらえれば。皆さんにとって、休息というか、癒しのような作品になれば」とアピールしていた。原作は昨年、SNSで話題を集めた4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(きくちゆうき著)。100日間のワニの日常に加えて、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちの姿も描かれる。神木は主人公のワニ君を演じており、「僕はワニに似ている。何となくですけど」と共感。劇中、ワニ君が友人とゲーム大会に出場するシーンを挙げ「僕もゲーム実況者さんが主催する大会に、仲間と一緒に出たことがあるんですよ。そのために努力もしてきましたし、ランキングにも乗ることができた」と役柄に親近感を抱いていた。東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた初日舞台挨拶には神木をはじめ、中村倫也(親友ネズミ役)、新木優子(ワニが憧れるセンパイ役)、ファーストサマーウイカ(イヌ役)、監督・脚本を手がけた上田慎一郎&ふくだみゆき夫妻が出席。神木と中村は、これまでも共演経験があり「心を許せる存在。気を使わなくていいし、幼なじみ感っぽい信頼関係が出せたのも、倫くんと一緒だったから」(神木)、「今回のキャスティング理由は、隆と仲がいいから(笑)。ネットに書いてありましたよ」(中村)とワニ君とネズミ同様に、息の合ったトークを繰り広げていた。「いろんな気持ちがあります」と映画の封切りにしみじみする上田監督は、「コロナ禍で脚本を大幅に書き換えたり、公開延期になったり…。その間もずっと作っていたので、いろんなものを取り込みながら完成した作品です」と胸を張った。また、ふくだ監督も「結果的にこの時期に公開されて良かった。見ていただければ、分かっていただける」と出来ばえに満足した様子。「原作エピソードの前後も描いているので、ワニくんたちの生活感も感じてもらえれば」と話していた。取材・文・写真=内田涼『100日間生きたワニ』全国公開中
2021年07月09日俳優の中村倫也が9日、都内で行われた映画『100日間生きたワニ』の初日舞台挨拶に出席。定期的に欲するものを聞かれ、「バナナマンのコントライブ」と答えた。舞台挨拶には、主人公のワニを演じた神木隆之介、ワニの親友ネズミを演じた中村、ワニが憧れるセンパイ役の新木優子、イヌ役のファーストサマーウイカ、そして夫婦で本作の監督・脚本を務めた上田慎一郎監督とふくだみゆき監督が登壇。本作でワニたちが定期的に欲するものとしてラーメンが登場することにちなみ、キャスト陣が「定期的に欲するもの」について語った。神木は「いつも毎日ですが、ゲームのコントローラー」と回答。「ゲームのBGMを聞くとわかるんです、いまどこを戦っているとか。頭の中に入っているので。ゲームのサントラを聞くのが好きなんですけど、それを聞きながら指が動く」と語った。中村は「バナナマンのコントライブ」と答え、「バナナマンさん好きで、(バナナマンのコントライブのDVDが)全部家にあるんですけど、午前中、家にいられるときとか、自然と、とりあえずディスク入れるっていうのをやっています」とバナナマン愛あふれるエピソードを披露。「コントのセリフだったり、音楽だったり、音を聞いているだけでここだってわかるんですよ」と神木の話を受けたトークで笑いを誘った。本作は、昨年社会現象を巻き起こした4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(著:きくちゆうき)をアニメーション映画化したもの。100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後の姿を描いた。
2021年07月09日俳優の神木隆之介、中村倫也が9日、都内で行われた映画『100日間生きたワニ』の初日舞台挨拶に登壇した。昨年、社会現象を巻き起こした4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(著:きくちゆうき)をアニメーション映画化した本作は、100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後の姿を描いた物語。舞台挨拶には、主人公のワニを演じた神木隆之介、ワニの親友ネズミを演じた中村倫也、ワニが憧れるセンパイ役の新木優子、イヌ役のファーストサマーウイカ、そして夫婦で本作の監督・脚本を務めた上田慎一郎監督とふくだみゆき監督が登壇した。先月20日に行われたオンライン ヒット祈願イベントには、中村はスケジュールの都合でVTR出演のみ。逆にワニの親友・モグラ役を演じた木村昴が参加していたが、この日は木村が欠席となり、冒頭で中村は「こんにちは! 木村昴です」とあいさつして笑いを誘い、中村の小ボケに神木がすかさず「違う違う。そんながたいよくないでしょ」とツッコんだ。新型コロナウイルスの影響による公開延期を経てようやく初日を迎え、神木は「なんやかんやありましたけど、今日を迎えられてうれしいですし、今後もいろいろ大変だと思いますけど、少しでもみなさんの心に届いたらいいなと思っています」と心境を告白。中村は「いろいろあって、公開延期したことすら、あったなという記憶になりつつありますけど、作品は見てもらって完成すると思うので、愛でていただけたらと思います」と呼びかけた。
2021年07月09日●『100ワニ』で意義を感じた“続く”というテーマドラマや映画に引っ張りだこの俳優・中村倫也(34)が、昨年、社会現象を巻き起こした4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(著:きくちゆうき)をアニメ映画化した『100日間生きたワニ』(7月9日公開)で、主人公ワニの親友・ネズミ役を演じた。つかみどころのない不思議な魅力のある中村だが、クールに見えてお調子者な一面もあるネズミと重なる部分があると自己分析。また、「工夫」が自身の性格において大きなものを占めていると話してくれた。原作に込められたメッセージに強く共感し映画化を熱望した『カメラを止めるな!』の上田慎一郎氏と、妻でアニメーション監督としても活躍するふくだみゆき氏が夫婦で監督・脚本を務めた本作は、100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後の姿を描いた物語。主人公・ワニの声を神木隆之介、ワニの親友・ネズミ役を中村倫也、モグラ役を木村昴が務めた。声優決定の発表の際に、「オファーをいただいた時『流行ったからって映画化してぇ~』と勘ぐってしまいました。しかし映画版オリジナルの展開やそこに込めた想い、また改めて原作に触れた時に、これは意義のある作品になると強く感じると同時に、自分の先入観を反省しました」と正直に打ち明けていた中村。意義のある作品になると感じたポイントを聞くと、「この作品が香り立たせようとしているものは1,000年後も通用する話。別れ、命、そして、残された人たちのその後というのは、“続く”ということがテーマにあるなと。それは、1,000年後だろうが、1,000年前だろうが、世界中のどこにいても通用するものだと思います」と答え、「いきものがかりさんが歌う主題歌のタイトルも『TSUZUKU』ですが」と加えた。そして、完成した映画を見て「小さい子たちに見てほしい」と思ったと告白。「生きているとこういうことがあるのは確かなので。そして、ちょっとだけ光が差したような終わり方をしているので、いろんな人を明るく照らすというか、ちょっと気持ちが晴れるんじゃないか」と話した。また、「キャラクターたちを見ながら身近な人が思い浮かんでくれたらいいなと。最後まで染みるものがあるような作品になればいいなと思っていたんですけど、うまいことできていました」と仕上がりに満足。「特別、何って言わない作品ですが、香り立ってくる。原作もそういう余白があったからこそ膨らんだ部分があったでしょうし、後半のオリジナルの部分を加えたことで、映画としての芯がより明確に通っている」と魅力を語った。●絵本動画で自分のイズムを表現「生きるって工夫次第」本作もSNSから生まれた物語だが、最近はSNSでいろいろな作品が誕生している。中村もコロナ禍に所属事務所の木村佳乃、佐々木希、杏、尾上菊之助と協力して絵本動画『つきのくらしは』を制作。事務所の公式YouTubeで公開された。中村がストーリーを手がけた『つきのくらしは』は、月に住むウサギ、カニ、女の子が桜の苗を植えるが月では育たず、ピンクの毛糸などを使って桜の花を咲かせる物語。3人のようにちょっとした工夫で日々の生活を楽しくすることができるのだと、そう感じられる心温まるストーリーを届けた。中村は「あの絵本は、新型コロナウイルスによる自粛期間で、親御さんたち大変だろうなと思い、『ちょっとこれ見てなさい』と言って子供がおとなしくなったり、寝かしつけの道具になったらいいなと思って作りました」ときっかけを説明し、「月にいるキャラクターで何かをしようとしているという設定と登場人物だけ決めて携帯で書いたのですが、15分くらいでできました」と明かした。そして、ストーリーについて、「自分が脚本を書いたので、自分のイズムでしかないんですけど、生きるって工夫次第なところがいっぱいあるなと。“工夫”というのが結果的にこの絵本の1つのキーワードになりました」と述べ、「書き始めて最後にたどり着いた行動が“工夫”だった。自然とそこに収まっていたので、自分の性格や考え方の中で大きな割合を占めているのだと思いました」と、“工夫”が自身にとっていかに大事なものなのか再確認できたと語る。そう自己分析する中村だが、演じたネズミとも似ているという。ネズミの性格を「クールな感じもあるけれど、このメンツでいるとお調子者になる」と捉え、「ネズミと僕の性格、仲間内のポジションなどが重なり、すんなりと入ることができました」と共通点を説明。「台本を1、2回読んで現場に行っただけでした。素の感じを求められる作品だったからというのもありますが、驚くほど今回、芝居をしていない。声も変えていません」と話した。ワニ役の神木とは、『3月のライオン』『屍人荘の殺人』に続き3度目の共演。普段の2人の関係性が、ワニとネズミの親友同士の掛け合いににじみ出ているが、中村自身も演じやすかったという。「信頼関係がありますし、呼吸のタイミングもお互いわかっている感じがあるので、初めましてで芝居するより、知っている町にもう1回来たなという感覚でした」。中村が素のまんまで演じたネズミ、そしてワニらとの掛け合いを楽しみつつ、中村が本作で感じた“光”を受け取ってほしい。■中村倫也1986年12月24日生まれ、東京都出身。2005年、俳優デビュー。2014年、初主演舞台『ヒストリーボーイズ』で第22回読売演劇大賞優秀男優賞受賞。2019年にはエランドール賞新人賞を受賞。近年の出演作は、ドラマ『初めて恋をした日に読む話』、『凪のお暇』(19)、『美食探偵 明智五郎』、『この恋あたためますか』(20)、『珈琲いかがでしょう』(21)、映画『台風家族』、『屍人荘の殺人』(19)、『水曜日が消えた』、『人数の町』、『サイレント・トーキョー』(20)、『ファーストラヴ』『騙し絵の牙』(21)など。また、3月18日に初のエッセイ集『THE やんごとなき雑談』を発売した。(C)2021「100日間生きたワニ」製作委員会
2021年07月09日ワニが多く生息していることで知られる、アメリカのフロリダ州で撮影された動画が話題になっています。マレリー・ネプチューンさんが車で移動していた時のこと。彼女の目の前で1匹の小さなワニが道路を横断し始めたのです。さらにワニの後ろには3羽のツルがいて、一緒に道路を渡り始めたのですが…何が起きたのかはこちらをご覧ください。Just a Monday drive to Hobby Lobby…Wait for the end. ..THANK YOU everyone for laughing with us! My husband and...Posted by Mallery Neptune on Monday, June 21, 2021Just a Monday drive to Hobby Lobby…Wait for the end. ..THANK YOU everyone for laughing with us! My husband and...Posted by Mallery Neptune on Monday, June 21, 2021まるで道路を横断する子供を守る学童擁護員のように、ワニを囲んで先導するツルたち。ところがワニはもう少しで渡り切るところで、くるりを向きを変えてUターン。実はワニは道に迷ったのか、池とは逆の方向へ行こうとしていたのです。最終的に池のほうへ走って行ったワニを、ツルたちは優しく見守っていました。この動画は180万回再生され、さまざまなコメントが寄せられています。・素晴らしいエスコートだった。・最後にワニが走っていくところがかわいくて大笑いした!・なんてクールな出来事なんだ。貴重な映像だね。小さなワニはまだ子供に見えます。ツルたちはワニが池とは逆方向に行こうとしているのに気付いて、「こっちじゃないよ」と教えてあげようとしたのかもしれません。種の違う野生の動物同士のほほ笑ましいシーンに、多くの人たちが笑顔になったようです。[文・構成/grape編集部]
2021年07月09日2019年12月12日から始まり、100日間毎日Twitterに投稿された4コマ漫画「100日後に死ぬワニ」。何気ないワニの日常が大きな反響と感動を呼び、話題となりました。連載終了から1年以上が経ついまなお高い人気を誇る本作が、ついにスクリーンに登場します。そこで、こちらの方々にお話をうかがってきました。上⽥慎⼀郎監督 & ふくだみゆき監督【映画、ときどき私】 vol. 397今回、本作の共同監督を務めたのは、『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督とアニメーションの分野で活躍するふくだみゆき監督。仕事の同志であり、プライベートでは夫婦でもあるおふたりに、制作過程で見たお互いの新たな一面や夫婦ならではの強み、そして作品に込めた思いについて語っていただきました。―まずは映画化するうえで、社会現象にもなった原作を扱うことへのプレッシャーはありませんでしたか?上田監督最初は、どちらかというとワクワクのほうが大きかったですね。僕は連載開始の2日目から読み始め、30日目くらいにはすでに映画化の企画を出していました。ただ、100日目に炎上したこともありましたからね……。そういうことに対する不安みたいなものは少しあったとは思います。そこからは、より気を引き締めていこうという感じにはなりました。―どういう結末を迎えるかわからない段階で映画化したいと思った決め手はどこですか?上田監督一番は、「映画を感じたから」です。4コマ漫画という限られたなかで、すごく“余白”があるなと。語りすぎないところが映画的な漫画だと感じたので、映画化したいと思うようになりました。ふくだ監督そうですね。連載中からそう言っていたのを聞いていました。―なるほど。ただ、最初はアニメではなく、実写で考えていたそうですが、どのようなイメージでしたか?上田監督別に、俳優がワニの被り物をするとかではないですよ(笑)。単純に、人間に置き換えて撮ったらどうかなと考えていたんですが、変えたきっかけは「アニメでふくだ監督と2人でやるのはどうですか?」という提案を受けたから。いまはアニメにしてよかったなと思っています。―ふくだ監督は、そういうオファーを受けていかがでしたか?ふくだ監督最初は上田がひとりで監督すると思っていたので、「私も!?」という驚きのほうが大きかったです。でも、2人で共同監督をしたことも、原作がある作品を手掛けたこともなかったので、チャレンジという意味でもおもしろそうだなと思って受けることにしました。2人だったからこそ生まれた作品になった―実際に共同監督をしてみて、夫婦ならではの強みもあったのではないでしょうか?上田監督まずは、コミュニケーションが早いことです。特に、コロナ禍でいままでよりも人と会うことができない状況のなかで、同じ屋根の下に住んでますからね(笑)。やりとりが早く、しかも密に取れたことはよかったんじゃないかなと。ふくだ監督それは大きかったですね。あとは、これまでも一緒に映画づくりは10年続けてきているので、すでにお互いの得意不得意や感覚的なことがわかっているおかげでスムーズに物事を運べたと思います。―その過程で、意見がぶつかり合うことはなかったですか?上田監督「ケンカしないんですか?」とよく聞かれるんですけど、ほとんどないですね。ふくだ監督 そうですね。上田監督さっき言っていたように、お互いの得意不得意がわかっているというのが大きいのかなと思います。たとえば、映画の構成的なところは僕で、細かな日常のやりとりはふくだ、みたいな感じでお互いを信じていますから。ふくだ監督確かに、作風的に私のほうが日常系で、上田のほうがエンタメ系なので、そこでお互いのいいところをまとめていった感じですね。上田監督なので、いまはふくだがいてくれてよかったなと本当に思います。というのも、「俺に日常が描けるのか?」と自分に問いかけていたくらいですからね(笑)。ふくだ監督特に今回は、アニメだったからバランスがよかったというのもあったかもしれません。もしこれが実写作品だったら、おそらく上田のほうが圧倒的に強いので、そっちに引っ張られていたかなと。私のほうが強いアニメだったからこそ、うまくいった部分はあったといまは感じています。―おふたりの絶妙なバランスがあって、生まれた作品なんですね。ふくだ監督もしどちらかが単独で作っていたら、全然違うものになっていたと思うので、いまの形に仕上がったのは、2人だったからこそというのは間違いなく言えますね。―キャスティングも大きなポイントだったと思いますが、どのようにして決めて行かれたのでしょうか?上田監督まず、ワニとネズミから決めました。最初から「ワニは神木隆之介さんで」と2人の意見は一致していました。理由としては、ワニの持つまっすぐさやひたむきさ、ピュアさがぴったりだと思ったからです。ネズミには幼なじみとしての距離感が大事だと考えていたので、実際に仲の良い人から選びたいなと。それでいてネズミのキャラクターに会う人は誰かということで、中村倫也さんにお願いしました。邦画みたいなアニメにするために俳優を起用―今回は、全体的に声優ではなく、俳優陣を多く起用していますが、俳優だからこその良さというのもありましたか?ふくだ監督この作品を映画化する目標のひとつとして掲げていたのは、「邦画みたいなアニメにしたい」ということ。そういったこともあって、声優さんよりも俳優さんによる生っぽい演技のほうが今回は合うんじゃないかということになり、俳優のみなさんにお願いすることになりました。―実際に、アフレコをしてみていかがでしたか?上田監督たとえば、声優さんは台本を持ちながらやる方が多いですが、中村さんはスタンドに台本を置いて、実際に体を動かしながらやっていたので、芝居と体が連動しているんだなと感じました。画面を見ながら芝居をするというよりも、どちらかと言うと横にいる人と芝居をする感覚ですね。そういう部分で、声優さんと俳優さんではいろいろと違うところもあるのかなと。あとは、お互いにディスカッションしている様子なども含めて、実写の映画の現場っぽいなと思って見ていました。ふくだ監督通常、実写よりもアニメのほうが、セリフとセリフの間合いが短いですが、今回の作品はアニメの間合いでも、実写の間合いでもなかったので、そこがちょっと難しかったかもしれません。でも、みなさんいろいろと考えてやってくださいました。あとは、アドリブを取り入れる部分などもあったので、すごく独特な撮り方をしていた作品だと思います。―アニメでアドリブというのは、どのようにして入れていったのでしょうか?上田監督おそらく、アニメでは「この10秒はアドリブでお願いします」みたいなお願いの仕方はないと思いますが、今回はワニと先輩が路上でばったり会うところやワニたちがコンビニの前で話している場面の後半5~6秒はアドリブです。―「アドリブでお願いします」と言われて、キャストの方々は戸惑っていなかったですか?上田監督・ふくだ監督(声をそろえて)はい、戸惑ってましたね(笑)。上田監督「え?アドリブ?」みたいな感じで。とはいえ、1回やってもらって、少し話し合ってからのアドリブではありました。ふくだ監督アドリブだと、時々キャラクターよりもご本人がでてきてしまうことがあったので、「ちょっとキャラクターからはみ出てますね」などと相談しながら調整していきました。いまを生きる人を否定したくなかった―そこはぜひ注目していただきたいですね。また、後半はオリジナルストーリーが展開されていますが、そのような構成にした理由を教えてください。上田監督去年の4月に脚本の初稿があがったときは、原作が95%で後日談が5%くらいの割合でした。でも、その後コロナ禍が本格化したとき、「この先の物語を描かなければいけない。自分もその先が見たい」と思うようになったので、オリジナルの部分を増やしました。―そのなかで、映画オリジナルキャラクターとしてカエルが登場しますが、カエルに込めた思いとは?上田監督これだというのを監督の僕から言うと、それが正解みたいになってしまうので難しいですし、ひと言では言えませんが、まずは「新しい風を吹かせたかったから」というのは大きかったかもしれません。特に、カエルは原作の世界観から少しはみ出しているようなキャラクターなので、もしかしたら抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、それを受け止めるのも受け止めないのも、どちらでもいいと思っています。観る方の経験によっても、受け取り方が違ってくる部分ですからね。人は新しい生活や日常をすぐには受け入れられないところがありますが、そこで前に進むのも、進めないのもいいと僕は思っているので、なるべくいまを生きるすべての人たちを否定したくないという思いを込めました。ふくだ監督私も上田と同じで、正解をひとつに絞るようなことはしたくなかったので、そこに描かれているグラデーションの部分が伝わればいいなと思いながら作りました。―声を担当された山田裕貴さんには、どのような演出をされましたか?ふくだ監督山田さんだけでなく、ほかのキャストの方々にも共通していますが、事前に私たちがどういう映画にしたいか、どういう気持ちで作っているのか、というお話をさせていただきました。それを受けて山田さんがカエルを作ってきてくださったのですが、それがすごくイメージ通りで。なので、こちらから大きく指示することもなく、山田さんご本人が持つ資質と解釈がピッタリ合っていると思います。共同監督を経て、お互いのより深い部分が見えた―共同作業を経て、お互いに新たに発見した一面もありましたか?ふくだ監督ここまで並んで映画を作ることは初めてだったので、「こんなにもいろいろと考えていたのか」と改めて感じました。特に、上田は本当に細かいところにまでこだわりがありますが、それをしっかりと伝えて、周りを引っ張っていくのが得意なんだなというのは、今回改めて気がついた部分ですね。上田監督一緒に仕事した人からは細かくて驚かれることはありますね。でも、限られた時間と予算のなかでどこまでできるかという葛藤は、すべての映画監督が感じていることだとは思います。ふくだ監督確かに、映画をよりよくしたいという一心で全部していることですからね。でも、初めてその姿を目の当たりにしたので、「みなさん、ついてきてくださってますか?」と少し心配にはなりました。上田監督(笑)。僕も共同監督をすることで、より深い部分が見えたと感じることはありました。いまの話からもわかるように、ふくだはみんなに気を遣っているので、「やってください」と言えばいいところを「できなければいいんですけど、できたらしてほしいんですが、大丈夫ですか?」みたいに言うんですよね。僕からしたら、「めちゃくちゃクッション挟むやん」みたいな(笑)。いつもは毒舌キャラで売っているのにね。ふくだ監督いやいや、別に毒舌キャラで売ってませんよ(笑)。上田監督でも、そこがいいところでもありますけどね。ふくだ監督私が言いたいことをうまく言えずに躊躇してしまっていたので、バシッと言ってもらえたのは心強かったです。―ちなみに、家での関係性は全然違いますか?上田監督家の中ではやっぱりふくだのほうが強いと思います。でも、「映画にこれだけ力を使っているから生活がこうなるのは仕方ないよね」と言ってくれているのでありがたいです。ふくだ監督そうですね。上田は映画に脳みそを使っているぶん、日常がおろそかになりがちなところはありますね。映画に関しては、すごく尊敬できるんですが……。でも、映画監督としてのこの人を好きになってしまったので、仕方ないですね。人としては、ちょっと諦めようかなと思っています(笑)。―いいご関係でうらやましいです。それでは最後に、観客へのメッセージをお願いいたします。上田監督もちろん、ひとりで観ていただいてもいいですが、この作品は誰かと一緒に観て、終わったあとに感想を語り合うところまでを含めての映画になるのかなと思っているので、どなたかを誘って行っていただけたらいいかなと。いまだからこそできた物語でもあるので、ぜひいま観てほしいです。ふくだ監督上田が言っているように、いまの時期にぴったりの作品になっているので、映画を観て、ご自身の世界とのつながりを感じていただけたらうれしいなと思います。インタビューを終えてみて……。さすが夫婦という息の合ったやりとりで、取材を盛り上げてくださった上田監督とふくだ監督。映画監督として認め合っていることも、お互いに対する絶大な信頼感も伝わってくるおふたりの姿がとても素敵でした。本作からは、そんなおふたりの思いと愛を感じられるはずです。変わってしまった日常で、自分を見つめ直す!当たり前が当たり前ではなくなった時代の渦中にいるからこそ、改めて感じる日常のありがたさや喜び、そして大切な人への思い。失って初めて気づくのではなく、いまをもっと大切に生きて行きたい、そんな気持ちにさせられるいま必見の1本です。取材、文・志村昌美ストーリー桜が満開の3月。みんなで約束したお花見の場にワニが現れず、心配した親友のネズミはバイクで迎えに行くことに。その途中、満開の桜を撮った写真を送るが、それを受け取ったワニのスマホの画面は割れて道に転がっていた。遡ること100日前。ワニは入院中のネズミを見舞い、大好きな一発ギャグで笑わせていた。毎年みかんを送ってくれる母との電話、バイト先のセンパイとの淡い恋、仲間と行くラーメン屋など、ワニの日常は平凡でありふれたものだった。そして、お花見から100日後。ワニとの思い出と向き合えず、お互いに連絡を取ることも減っていた仲間たち。そんななか、積極的なカエルが現れ、ネズミたちは戸惑っていた……。胸が熱くなる予告編はこちら!作品情報『100⽇間⽣きたワニ』7⽉9⽇(⾦)全国公開配給:東宝©2021「100⽇間⽣きたワニ」製作委員会
2021年07月08日昨年、社会現象を巻き起こした4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(著:きくちゆうき)をアニメ映画化した『100日間生きたワニ』(7月9日公開)より、新たな場面写真が5日、公開された。原作に込められたメッセージに強く共感し映画化を熱望した『カメラを止めるな!』の上田慎一郎氏と、妻でアニメーション監督としても活躍するふくだみゆき氏が夫婦で監督・脚本を務めた本作は、100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後の姿を描いた物語。監督夫妻は、脚本開発中にコロナ禍に直面し、劇的に変わってしまった日常と価値観の変化に戸惑いながらもその気持ちを登場人物たちに重ね、新たに構成を練り直し、ワニの現れなかった“お花見の日から100日後”の、残された仲間たち、そして新たな登場人物であるカエルとの交流を描くことにより、より深いメッセージのこもった作品を作り上げた。映画化にあたり新たな物語が付け加えられたことについて、主人公のワニを演じた神木隆之介は「僕はワニを演じ、ワニに共感する人なので、その後のことについては少し他人事のような気もしているのですが、倫くんや昴くんたちが、時間がある意味で止まってしまったところからどう向き合うのか、そしてその時間がまたどうやって溶けていくんだろうというのを楽しみにしています」とワニを演じた神木だからこその感情を語った。また、ワニの親友ネズミを演じた中村倫也は「映画になるということは、何か物語の芯が必要だと思うんです。原作にもそれはありましたが、映画になったことによってその深度は増したのかなと思います」、おなじくワニの親友モグラを演じた木村昴は「監督が作品を作るにあたっての想いをアフレコ前に伝えてくださったんですが、コロナ禍を経て人々の価値観も変わってくるなかで、新しく脚本を書き直したいと。時代を、今を生きる物語なんだなというところに改めて魅力を感じた。そのなかで、映画である醍醐味がより出てきたと思う」と監督から受け取ったの作品への想いを明かしまた。ワニが思いを寄せるバイト先のセンパイを演じた新木優子は「最初に原作を読んだ時に、個人的にその先の物語が気になっていたので、映画で(その後の物語が)描かれると聞いて嬉しかったし、自分が想像していた以上にワニの気持ちに寄り添うことができて、一読者として嬉しかったです」と新たなストーリーとの出会いの喜びを語りました。公開された場面写真にはワニとネズミ、モグラ、センパイ、イヌが仲良く集合写真に写っている場面をはじめ、“お花見から100日後”に街にやってきたカエルの姿などが映されている。(C)2021「100日間生きたワニ」製作委員会
2021年07月05日神木隆之介、中村倫也、木村昴、杉田智和、山田裕貴らが声で出演するアニメーション映画『100日間生きたワニ』より、新たな場面カットが到着した。社会現象を巻き起こした4コマ漫画「100日後に死ぬワニ」を、豪華キャストたちがキャラクターに声をあて、アニメーション映画化した本作。キャスティングの際、監督・脚本を務めた上田慎一郎とふくだみゆきから、“ワニ役”候補の希望として最初に名前が挙がったのは、神木さんだったそう。「純粋で素直で人懐っこい奴で、テンションが高いところは高く、子どもっぽくはしゃいでみたりする場面がいっぱいありました」と無邪気なキャラクターについて語る神木さん。「クールなネズミやぶっきらぼうなモグラといった仲間たちが付き合ってくれるようなワニの人柄を表現できたら良いな、というお話を監督としました」とアフレコ前に監督から説明を受けていたことも明かした。そんなワニの親友であるネズミ役の中村さんは「クールな感じもあるんですけど、このメンツでいるとお調子者になる」と性格について監督とのやりとりがあったという。同じく、親友のモグラの声を担当したのは、「ドラえもん」シリーズのジャイアン役でおなじみの声優・木村さん。監督からは「この3人のなかではガキ大将っぽく」という指示があったようで、「ちょっとぶっきらぼうで、この中で一番やんちゃなキャラクターだよ、というご説明をいただいた」とふり返っている。『100日間生きたワニ』は7月9日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:100日間生きたワニ 2021年7月9日より公開©2021「100⽇間⽣きたワニ」製作委員会
2021年06月30日きくちゆうきの漫画『100日後に死ぬワニ』を監督、脚本を上田慎一郎とふくだみゆき、主題歌をいきものがかりが担当したアニメーション映画『100日間生きたワニ』が、7月9日(金)より全国公開される。この度、場面写真とキャストのコメントが公開された。桜が満開の3月、みんなで約束したお花見の場に来なかったワニ。今回の映画は、その100日前と100日後、そして新たな出会いが描かれる。引っ越ししてきたばかりで積極的なカエルに戸惑いを隠せないネズミたちの状況など、変わってしまった日常と続いていく毎日が映し出される。声の出演は、神木隆之介、中村倫也、木村昴などが担当。上田慎一郎監督、ふくだみゆき監督のふたりからワニ役候補として一番に名前が挙がったというのが、神木だったという。自身が演じるワニについて神木は、「純粋で素直で人懐っこい奴で、テンションが高いところは高く、子どもっぽくはしゃいでみたりする場面がいっぱいありました」と無邪気な役柄について説明。「クールなネズミやぶっきらぼうなモグラといった仲間たちが付き合ってくれるような、ワニの人柄を表現できたら良いなというお話を監督としました」と、監督から説明を受けたことを明かした。ワニの親友、ネズミの声を担当する中村倫也は「クールな感じもあるんですけど、このメンツでいるとお調子者になる」と語る。同じく親友のモグラの声を担当する木村昴は、監督から「この3人のなかではガキ大将っぽく」という指示があり、「ちょっとぶっきらぼうで、この中で一番やんちゃなキャラクターだよ、というご説明をいただいた」と振り返った。公開された場面写真は、そんな3人が演じたワニ、ネズミ、モグラの姿が見られるシーンが切り取られた。『100日間生きたワニ』7月9日(金)より全国公開
2021年06月30日2020年1月18日、アメリカの農場で9匹の子ブタが誕生しました。子ブタたちは、たくさんの動物が暮らすサンクチュアリで育てられることになっていましたが、1匹だけほかの子とは違う動きをする子ブタがいたのです。その子ブタの頭は常に震えていて、獣医師によると、重度の『シェイキング・ヘッド・シンドローム』と診断されました。この病気をもつ子ブタの致死率は30%ですが、医師は子ブタが頭の震えが止まらなくて授乳をすることができないため、「数日間のうちに栄養失調で死んでしまうかもしれない」といい、安楽死を勧めたのです。 View this post on Instagram A post shared by Floppy the Pig (@floppythepig) ウェブメディア『Bored Panda』によると、農場ではその子ブタだけを特別に世話をすることができなかったのだそう。しかし、そこで救世主が現れます。その農場の持ち主の義理の姉妹であるチェルシー・ウィーニングさんが、子ブタを引き取ることにしたのです。「子ブタに生きるチャンスを与えてあげたい」と思った彼女は、子ブタをフロッピーと名付け、哺乳瓶でミルクを与えて世話をし続けました。すると数週間後、フロッピーの頭の揺れが少しずつ治まってきます。それによって授乳がしやすくなり、食欲旺盛なフロッピーはどんどん大きくなっていきました。チェルシーさんと夫は、当初はフロッピーを飼う予定ではありませんでした。危険な状態を乗り越えるまで世話をするつもりでしたが、すでに彼らの絆は強くなっていて手放せなくなったのだそう。こうして夫婦はフロッピーを正式に家族に迎えることに決めたのです。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 View this post on Instagram A post shared by Floppy the Pig (@floppythepig) 「数日間しか生きられない」といわれた子ブタが?その後もフロッピーは順調に育っていきます。室内で暮らしているフロッピーはとても賢く、トイレの場所も守り、階段の上り下りもできるのだとか。人懐っこく、ほかの動物たちとも仲よしで、先住犬と一緒に遊ぶのが大好きなのだそう。そしてフロッピーがチェルシーさんの家にやってきてから1年5か月後、彼の体重は2003以上に成長しました。 View this post on Instagram A post shared by Floppy the Pig (@floppythepig) チェルシーさんと夫は、フロッピーを引き取ると決めた時、「たとえこの子の一生が短いとしても、最高の一生を送らせてあげたい」と思っていたそうです。しかしフロッピーは医師の予想を裏切り、今も元気に成長しています。これはチェルシーさんたちの強い願いと愛情が起こした奇跡なのかもしれませんね。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 View this post on Instagram A post shared by Floppy the Pig (@floppythepig) フロッピーの病気は完治したわけでなく、今も何かに興奮したり、不安な時などに症状が出るといいます。それでもフロッピーは自由に歩き回り、食事も自分でできるので、日常生活に大きな支障はないようです。「ペットのブタを飼うなんて想像していなかったけど、今ではフロッピーがいない生活なんて考えられない!」というチェルシーさん。安楽死を逃れ、最高の家族と生活を手に入れた強運なフロッピーは、これからも幸せに生きていくことでしょう![文・構成/grape編集部]
2021年06月23日俳優の神木隆之介が6月20日、声優を務めたアニメーション映画『100日間生きたワニ』のヒット祈願イベントに出席。主人公のワニ君を演じ「当たり前のことは、当たり前じゃない。改めて、確かになと思わせてくれる映画。みなさんの周りにあるもの、いる人、ささいな日常が愛おしく思えるはず」としみじみアピールした。原作は昨年、SNSで話題を集めた4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(きくちゆうき著)。100日間のワニの日常に加えて、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちの姿も描かれる。神木は以前から原作のファンだといい「キャラクターが動いている姿が愛おしいし、そこに込められたメッセージが、すごく僕に刺さりました」と話していた。都内で行われたイベントには神木をはじめ、木村昴(親友モグラ役)、ファーストサマーウイカ(イヌ役)、監督・脚本を手がけた上田慎一郎&ふくだみゆき夫妻が出席。神木と木村は『映画ドラえもん のび太の恐竜2006』以来の共演だといい、「当時の現場では年齢も近く、頼るべきお兄さんだった」(神木)、「久しぶりなので『神木さん、ご無沙汰しております』って挨拶したら、『おいっす~、昴君久しぶり』って(笑)。当時からコミュ力(りょく)モンスター」(木村)と再会を喜びあった。また、イベントでは6月29日に誕生日を迎える木村に、サプライズで特製バースデーケーキが贈られる場面も。「本当にびっくりしちゃった!このハッピーパワーを公開日まで持続させて、ご覧になる皆さんもハッピーになれば」と大喜びだった。上田監督は「連載が始まって30日目くらいに企画書を書いた。最初は人間に置き換えた実写映画として考えていた」と当初の構想を明かし、「本当に大変なことばかりでしたが、今はアニメにして良かったなと思う。(作品は)信じるわが子なので、反応の声が届くまではドキドキですが、手応えはつかめ始めた」と自信のコメント。アニメーターとしても活躍するふくだ監督は「やりたいことを許していただき、最後の最後まで粘った。きっと誰かの世界を救う作品になれば」と強い思い入れを示した。新型コロナウイルスの流行に直面し、大幅な脚本の書き直しを行われたといい、ファーストサマーウイカは「原作はぜんぶ読んでいたので、その後ワニ君たち以外の生活は、どうなったんやろうと思ったが、映画はほぼ半分オリジナルなので、かなり驚きました」と振り返った。取材・文・写真=内田涼『100日間生きたワニ』7月9日(金)全国公開
2021年06月20日映画『100日間生きたワニ』(7月9日公開)の脚本・監督を務めた上田慎一郎&ふくだみゆき夫妻が20日、都内で行われたオンライン ヒット祈願イベントに、神木隆之介、木村昴、ファーストサマーウイカとともに出席した。昨年、社会現象を巻き起こした4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(著:きくちゆうき)をアニメーション映画化した本作は、100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後の姿を描いた物語。主人公・ワニの声を神木隆之介、ワニの親友・ネズミ役を中村倫也、モグラ役を木村昴が演じた。監督・脚本は、原作に込められたメッセージに強く共感し映画化を熱望した『カメラを止めるな!』の上田氏と、妻でアニメーション監督としても活躍するふくだみゆき氏が夫婦で担当。上田監督は、本作について「我が子。信じている我が子なので、信じているんですけど、声が届いてくるまでドキドキです」と心境を打ち明け、ふくだ監督は「自分たちのやりたいことを許していただいて、ギリギリまで粘らせていただいたので、楽しくもあり大変でもありました」と語った。原作の漫画を「2日目から見ていた」という上田監督。「最初は実写映画として考えていた。ワニの被り物をしてとかではなく、人間に置き換えて映画化したいと思っていた」と当初は実写化を想定していたことを明かし、「東宝さんから、福田と一緒にアニメにするのはどうですか? と言われて」と経緯を明かした。そして、上田監督は「試写の感想が飛び込んできたときに、作ってよかったなと福田と話したときがあり、早くみなさんに見ていただきたいと思いますし、みなさんに語っていただきたいなと思っています」とコメント。ふくだ監督は「この映画は世界を救うような派手な映画ではないですが、きっと誰かの世界を救うというか、そっと寄り添うような映画になっていると思います。ぜひワニくんたちに会いに来てください」とメッセージを送った。
2021年06月20日俳優の中村倫也が20日、都内で行われた映画『100日間生きたワニ』(7月9日公開)オンライン ヒット祈願イベントに、VTR出演した。昨年、社会現象を巻き起こした4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(著:きくちゆうき)をアニメーション映画化した本作は、100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後の姿を描いた物語。イベントには、主人公・ワニを演じた神木隆之介、モグラ役の木村昴、イヌ役のファーストサマーウイカ、メガホンを執った上田慎一郎監督&ふくだみゆき監督夫妻が集合した。ワニの親友・ネズミ役を演じた中村はVTR出演。「どうも~中村倫也です。そっち行きたかったんですけど都合がつかなくて。でもなんとかこうやって参加できてよかったなって」と話し、「ちょっと電波悪い。はいカット」と中継しているかのようにVTRを終わらせた。そして、キャスト陣が完成した映画の感想を述べたタイミングで再び中村のVTRが流れ、「試写を見て、すごく身近な気分になりましたね。想像はしていたし、そういう風に思ってもらえたらなと思って芝居していたんですけど、思っていたよりグッとくる瞬間が多かったですね。見てくださった方は、最後のいきものがかりさんの曲の最後まで、ずっといろんな思いが続く作品になっているんじゃないかな」と感想を語った中村。再び、「電波悪いですか? しょうがないな。はいカット」と終わらせ、木村は「ちょけながらちゃんといいこと言う」と笑った。イベントの終盤には、今月29日に31歳の誕生日を迎える木村へのバースデーサプライズが行われ、最後の挨拶のタイミングで再びスクリーンに登場した中村は「そろそろお別れの時間ということで、改めて言いますけど、本当に木村昴さんの声の表現、僕もほしいなと思っています」と木村に言及。そして、「ということで、7月9日公開です。みなさんぜひ、お近くの映画館でご覧くださいませ」と呼びかけ、「私からは以上です、切ります」と最後も自分でカットをかけて締めくくった。
2021年06月20日俳優の神木隆之介、声優の木村昴が20日、都内で行われた映画『100日間生きたワニ』(7月9日公開)オンライン ヒット祈願イベントに出席。本作で約16年ぶりに再会を果たしたという神木と木村は、その瞬間のやりとりを明かした。昨年、社会現象を巻き起こした4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(著:きくちゆうき)をアニメーション映画化した本作は、100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後の姿を描いた物語。主人公・ワニの声を神木隆之介、ワニの親友・ネズミ役を中村倫也、モグラ役を木村昴が務めた。神木と木村は、『ドラえもん のび太の恐竜2006』以来の共演。当時小学6年生だった神木がピー助の声、中学3年生だった木村がジャイアンの声を演じた。神木は「その現場で年が近かったので、お兄ちゃんみたいな。何もわからなかったので、頼るべきお兄ちゃんとして、当時から『昴くん』って言っていて」と振り返り、「それ以来。会ったのは16年ぶりくらい」と話した。木村は「神木くんがコミュニケーションおばけ。コミュ力モンスター。16年ぶりに久しぶりにお会いするというのでちょっと緊張して、『神木さん、ご無沙汰しております』という感じでいこうと思って『おはようございます』って言ったら、『昴くん、久しぶり~!』って。16年ぶりで体温変わってないと思った」と再会した瞬間の“温度差”を告白。神木も「僕の中ではその当時の昴くんの記憶で止まっているから。『りゅうちゃん』『昴くん』という関係性だったから、『久しぶり~りゅうちゃん!』って来てくれるかなと思ったら、『神木さん、お久しぶりです。よろしくお願いします』って。ちょっと~うわ~、止まってたの俺だけ!? って」と振り返った。再会の瞬間は温度差があったものの、すぐに昔の関係に戻ったという2人。神木は「そこから現場も本当に楽しくやらせてもらって」と言い、木村も「16年なんて時間は、りゅうちゃんの一瞬のあいさつで完全アップデート。楽しかったです」と話した。イベントには、ファーストサマーウイカ、上田慎一郎監督、ふくだみゆき監督も出席。中村もVTR出演した。また、今月29日に31歳の誕生日を迎える木村へのバースデーサプライズが行われ、特製ケーキに感激していた。
2021年06月20日神木隆之介、中村倫也、木村昴、杉田智和、山田裕貴らが声の出演をする、社会現象を巻き起こした4コマ漫画「100日後に死ぬワニ」のアニメーション映画化『100日間生きたワニ』より、ワニと仲間たちの日常を刻む感動の予告編が到着した。原作漫画の100日目のシーンから始まる今回の予告編。約束のお花見の場に現れないワニを心配し、親友のネズミが迎えに行く。しかしその頃、交差点にはワニの割れたスマホが転がっていた。そんなマンガのラストシーンに重ねられているのは、ワニと仲間たちが過ごした日々の思い出。初詣やラーメンを食べる様子、バイト先のセンパイとのデートと、ごく平凡な日常。そして、映画オリジナルパートである100日後からの仲間たちの日々も描かれている。そしてワニ役の神木さん、親友ネズミ役の中村さん、モグラ役の木村さんの息の合ったかけあいはもちろん、新たにセンパイ役の新木優子、イヌ役のファーストサマーウイカ、カエル役の山田さんの声も確認することができる。『100日間生きたワニ』は5月28日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:100日間生きたワニ 2021年5月28日より全国にて公開©2021「100⽇間⽣きたワニ」製作委員会
2021年04月26日5月28日(金)に公開を控えるアニメーション映画『100日間生きたワニ』の予告編が到着した。2020年に社会現象を巻き起こした4コマ漫画「100日後に死ぬワニ」(著:きくちゆうき)を、タイトル改めアニメーション映画化した『100日間生きたワニ』。この度公開となった予告編は、原作漫画「100日後に死ぬワニ」の100日目のシーンから始まる。約束のお花見の場にいつまでも現れないワニを心配して迎えに行く親友のネズミだが、その頃、交差点にはワニの割れたスマホが転がっていた。昨年の3月20日、人々が見守った4コママンガのラストシーンに重ねられているのは、ワニと仲間たちが過ごした日々の思い出。素晴らしい一年を期待した初詣や、仲間と食べるラーメン、バイト先のセンパイとのデート。友情に恋にと、ずっと続くと思っていた平凡な日常を過ごすワニたちの姿が鮮やかに切り取られるとともに、映画オリジナルパートであるワニがいなくなって100日後からの残された仲間たちの日々も描かれている。ワニと過ごした愛おしい100日間と、それでも続いていく明日を生きる仲間たち。予告映像では、主人公ワニ役の神木隆之介、ワニの親友のネズミ役の中村倫也、モグラ役の木村昴の息のあったかけあいはもちろん、今回新たにセンパイ役の新木優子、イヌ役のファーストサマーウイカ、そして映画オリジナルキャラクター・カエル役の山田裕貴の声を確認することができ、いきものがかりによる主題歌「TSUZUKU」とともに、温かな感動を呼び起こす予告編となっている。『100日間生きたワニ』予告編『100日間生きたワニ』5月28日(金)より公開
2021年04月26日昨年、社会現象を巻き起こした4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(著:きくちゆうき)が、タイトルを改め『100日間生きたワニ』としてアニメーション映画化され、2021年5月28日に全国公開される。このたび、「100ワニ紙芝居」企画がスタートし、映画の公式SNSにて4日、紙芝居動画が公開された。同企画は、公開まで映画がより楽しみになる企画をSNSで毎日発信するという映画“100ワニ”「100日企画」のうちのひとつ。原作『100日後に死ぬワニ』の4コマ漫画に、映画のキャストが声をあてたデジタル紙芝居形式で、今回投稿された動画は原作漫画の4日目。映画でワニの声を担当する神木隆之介がマンガに声をあてている。「100ワニ紙芝居」企画は、今後も公式SNSで数回にわたりアップされ、中村倫也演じるネズミや木村昴演じるモグラも登場予定。映画の公開に先駆け、“原作まんま”の紙芝居に注目だ。(C)2021「100日間生きたワニ」製作委員会(C)STUDIO KIKUCHI
2021年04月04日スフレパンケーキ専門店「フリッパーズ(FLIPPER’S)」が手がける「100日のベビカス」は、店名の通り100日間限定で営業するベビーカステラの専門店。ベビーカステラ専門店「100日のベビカス」自由が丘に100日限定オープンスフレパンケーキ専門店「フリッパーズ(FLIPPER’S)」が手がける「100日のベビカス」は、店名の通り100日間限定で営業するベビーカステラの専門店。メープルバター生クリームで食べるベビーカステラ契約養鶏場「竹鶏ファーム」の新鮮なたまご、国産小麦粉、低温殺菌牛乳を使用したベビーカステラに合わせるのは、「フリッパーズ」のパンケーキにも使用している、香り高いメープルバターの生クリーム。昔ながらのベビーカステラと風味豊かなメープルバターが生み出す、クセになる味わいが魅力のひと口スイーツだ。苺の限定クリームもまた、スイーツジャーナリストの平岩理緒が旬の素材とクリームをテーマに監修した限定クリームも登場。第1弾はレアチーズケーキをモチーフに、ごろっとした果肉の食感の苺コンフィチュールをブレンドしたレアチーズケーキ風味の生クリームが楽しめる。店舗情報「100日のベビカス」オープン期間:2021年3月30日(火)〜7月7日(水)住所:東京都目黒区自由が丘1-31-11 エトモ自由が丘 1F (FLIPPER’S STAND内)TEL:03-6773-0640営業時間:11:00〜20:00※テイクアウトのみ※限定数(100セット)が完売次第終了展開商品:・ベビーカステラ 15個入り 500円(税込)、30個入り 950円(税込) ※1人様2セットまで・生クリーム(メープルバタークリーム・季節限定クリーム)、アイスクリーム 各100円(税込)・<初回限定>お試しセット(ベビーカステラ 5個+メープルバタークリーム) 300円(税込)
2021年03月28日神木隆之介、中村倫也、木村昴、杉田智和ら豪華キャストが声をあてるアニメーション映画『100日間生きたワニ』。この度、本作の初の映像となる特報が到着。新キャストも発表された。今回到着した特報映像では、原作の最終話で描かれた花見のシーンからスタートし、ワニの過ごした100日と本作で描かれる新しい物語の様子が描かれ、「いきものがかり」が新たに書き下ろした主題歌「TSUZUKU」が優しく彩りを添えている。また、神木さん、中村さん、木村さんがそれぞれ担当するワニ、ネズミ、モグラの声も収録されている。さらに今回、新たに山田裕貴、ファーストサマーウイカ、清水くるみの参加も決定。山田さんは、ネズミやモグラたちと交流を重ねる重要なキャラクターで映画オリジナルのカエルに声をあてる。そしてモグラの恋人イヌ役をファーストサマーウイカさん、センパイが働くカフェのバイトちゃん役を清水さんが演じる。また、ワニがネズミやモグラといった仲間たちと過ごした日々を写した写真が散りばめられたポスタービジュアルも合わせて公開された。コメント●山田裕貴話題になっていたので、実際に原作を読んでみたら日々の大切さに気づかされ、日頃の過ごし方も変わるような力を持った作品だと思いました。映画オリジナルのカエルは僕自身、台本を読んだ時に異物感があって、皆さんも最初の印象は「なんだこいつ」って感じると思いますが、この物語にとって“新しい風”です。残された悲しみ、出会いと別れ、そうしたものを背負った人への追い風になれたらと思います。また、どれだけ明るくて、笑顔で元気にいる人でも抱えているものがあって、色々な人がそこにいるという事をカエルから感じて貰えたらいいなと思います。●ファーストサマーウイカリアルタイムに毎日楽しみに読ませて頂いていたので、まさか動くワニ君達とその世界に入れるなんて夢にも思いませんでした!中でも、物語をさらに鮮やかにしてくれたイヌさんはとても好きなキャラクターでした。モグラさんとの掛け合いも楽しみです。イヌさんの明るくキュートな雰囲気を出せるように頑張りたいと思います!●清水くるみ朝の番組で特集しているのを毎日楽しみに見ていた100ワニに、まさか自分が携わらせていただけるなんて、そして、初めて声のお仕事をこの作品でさせていただけるなんて、とても光栄です!個人的に近年、行間を読ませる作品に出会えていないな、と感じていたのですが、この作品はみる人によって色々な感情を想像させてくれる素敵な作品だなと思います。このようなご時世ですが、だからこそ大切なものに気付かせてくれる、そんな作品になっていると思います。世代を問わず、たくさんの方に観ていただきたいです!●主題歌:「いきものがかり」水野良樹ワニくんがいなくなってから、嵐のように時が過ぎていった1年で、自分の感情や暮らしを雑に扱わないこと。怒りや不安に心を酔わせないこと。今日から明日をなんとか続けていくこと。それがどれだけ大変で、どれだけ尊いのか。ずっと考えています。“つづく“という言葉に込めたのは意志です。今、生きているひとたちはいつも“残される側“です。別れの悲しみを知りながら、それでも明日を迎えなければいけません。自分の今を、自分の物語を、必死に生きようとしている誰かに、この歌が届いて欲しいです。●音楽:亀田誠治このお話をいただいたとき、音楽も色もまだついていない、まるで紙芝居のような映像を見せてもらっただけで涙があふれました。ワニくんの日常は、僕たちが向き合っている日常そのものでした。この映画は生きることの素晴らしさに光をあててくれるやさしい物語です。この尊い日常にそっと音楽で寄り添えれば幸いです。『100日間生きたワニ』は5月28日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:100日間生きたワニ 2021年5月28日より全国にて公開©2021「100⽇間⽣きたワニ」製作委員会
2021年03月20日きくちゆうきによる4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』が、タイトルを改め『100日間生きたワニ』としてアニメーション映画化され、5月28日(金)に全国公開される。この度、『100日後に死ぬワニ』の連載終了1周年を記念した『100日間生きたワニ』生配信特番が3月20日(土)に実施されることが決定した。2019年12月12日から2020年3月20日まで、原作者きくちゆうきのTwitterに100日間毎日投稿された、何気ないワニの日常を綴った4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』。最終回直前にはテレビ番組でも特集が組まれるなどムーブメントを巻き起こし、最終話のいいね数は214万という国内Twitterの歴代最多数を記録。日本中がワニの行く末を見守る社会現象となった。あれから1年。『100日後に死ぬワニ』連載終了から1周となる3月20日(土)に、キャスト、監督が登壇する連載終了1周年記念『100日間生きたワニ』生配信特番が配信される。今回の生配信特番には、本作の主人公・ワニの声を担当する神木隆之介、ワニの親友のネズミ役の中村倫也、 モグラ役の木村昴が揃って出演。ワニとネズミとモグラさながらのチームワークで「100ワニトーク」を届ける。さらに、本作の監督・脚本を手掛ける上田慎一郎とふくだみゆき夫妻の出演も決定。作品に込めた思いや裏話についてたっぷり聞ける機会となっている。番組内では作品に関する新情報も解禁されるとのことなので、お見逃しなく。また、公開まで100日間、毎日映画“100ワニ”から映画がより楽しみになる企画をSNSで発信する「100日企画」も公式TwitterとInstagramでスタートしている。きくちゆうきによる描きおろし4コマ漫画や、キャスト、監督も登場予定なので、チェックしてみよう。連載終了1周年記念『100日間生きたワニ』生配信特番日時:3月20日(土) 19:30〜20:15登壇者:神木隆之介(ワニ)/ 中村倫也(ネズミ)/ 木村昴(モグラ)/ 上田慎一郎(監督)/ ふくだみゆき(監督)視聴方法:LINE LIVEにて配信配信URL: 『100日間生きたワニ』5月28日(金)より公開
2021年03月15日池谷のぶえと杉田智和が、社会現象を巻き起こした4コマ漫画「100日後に死ぬワニ」のアニメーション映画化『100日間生きたワニ』に出演することが分かった。100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後の姿を描く本作。主人公のワニの声を神木隆之介が担当するほか、中村倫也、木村昴、新木優子の出演が決定している。そして今回明らかになった池谷さんと杉田さんが声をあてるのは、ワニの両親。ワニの母役を演じるのは、「執事 西園寺の名推理」「妖怪シェアハウス」など様々な映画やドラマで活躍する池谷さん。原作の掲載の途中から追いはじめ、100日後を見届けてから初めに戻って見たという池谷さんは「100日という区切られた時間で人生を見つめると、普段雑に過ごしてしまいがちな一日一日が、なぜこんなにも愛おしく思えるのでしょう。今回映画では『100日間生きた』という視点で描かれています。実存は消えてしまっても、残された者たちの中にはずっと生き続けるのだな…と、また違った日々の愛おしさを感じます」とコメント。ワニの父役の杉田さんは、「銀魂」の坂田銀時役をはじめ、「涼宮ハルヒの憂鬱」「七つの大罪」など数々の作品に出演する人気声優。「短い間ですが、父親を演じると、彼の事を本当の息子のように思えてきました」とふり返り、「ワニ君が望んでいた未来は何だったのか。それは本ワニにしか解りませんが、恐らく、諍いや争いを望んではいなかったと思います。そうであって欲しい」と思いを語っている。『100日間生きたワニ』は5月28日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:100日間生きたワニ 2021年5月28日より全国にて公開©2021「100⽇間⽣きたワニ」製作委員会
2021年03月10日映画『100日間生きたワニ』が5月28日(金)に公開される。この度、本作の追加キャストとして杉田智和と池谷のぶえの出演が決定した。2019年12月12日から2020年3月20日まで原作者・きくちゆうきのTwitterに100日間毎日投稿された何気ないワニの日常を綴った4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』。最終話は、いいねの数が214万という国内Twitterの歴代最多数を記録、エンゲージメントは2億を超え、日本を感動の渦に巻き込んだ。その100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後を描くのが『100日間生きたワニ』である。本作の主人公・ワニの声を神木隆之介が担当するほか、ワニの親友のネズミ役を中村倫也、モグラ役を木村昴、さらにワニが恋するセンパイ役に新木優子と豪華キャストが集結。監督・脚本は、原作に込められたメッセージに強く共感し映画化を熱望した『カメラを止めるな!』の上田慎一郎と、アニメーション監督としても活躍するふくだみゆき夫妻が務めた。追加キャストとして発表されたのはワニの母親役として様々な映画やドラマでバイプレーヤーとして活躍、 NHKのバラエティー番組『LIFE!~人生に捧げるコント~』への出演でも話題の池谷のぶえ。ワニの父親役に『銀魂」の主人公・坂田銀時や『鬼滅の刃』の悲鳴嶼行冥など、数々の人気キャラクターの声を演じてきた杉田智和が決定。実力派のふたりが神木らと共に、どう作品に息を吹き込むに期待したい。ワニの母役:池谷のぶえ・コメント私は掲載の途中から追いはじめ、100日後を見届けてから初めに戻る…という原作との出会いでした。100日という区切られた時間で人生を見つめると、普段雑に過ごしてしまいがちな1日1日が、なぜこんなにも愛おしく思えるのでしょう。今回映画では100日間生きた」という視点で描かれています。実存は消えてしまっても、残された者たちの中にはずっと生き続けるのだな...と、また違った日々の愛おしさを感じます。ワニの父役:杉田智和・コメント短い間ですが、父親を演じると、彼の事を本当の息子のように思えてきました。ワニ君が望んでいた未来は何だったのか。それは本ワニにしか解りませんが、恐らく、諍いや争いを望んではいなかったと思います。そうであって欲しい。『100日間生きたワニ』5月28日(金)公開
2021年03月10日温泉や豊かな自然が楽しめる、静岡県の伊豆。全国から人が集まる、国内屈指の観光地です。しかし、新型コロナウイルス感染症の流行で、伊豆をはじめとする観光地は客足が減り、大きな打撃を受けています。そんな中、伊豆を少しでも盛り上げようと、伊豆のレジャー施設『熱川バナナワニ園』が、あるプロジェクトを始動させました。園内で育ったバナナを使用した、特製ビールが爆誕!熱川バナナワニ園とは、温泉熱を利用し、ワニの飼育や熱帯植物の栽培をする伊豆町の施設です。園内では動植物の展示のほかに、約20種類ものバナナを育てていることも有名ですよね。そんな熱川バナナワニ園が、2021年3月15日から完熟バナナを使用した、フルーツビール『伊豆バナナワニIPA』を販売することを決定しました!「伊豆の魅力を最大限に発揮して、多くの人に楽しんでもらいたい!」という想いから、伊豆のクラフトビールメーカー『反射炉ビヤ』の協力のもと、実現したそうです。園内で栽培し、1本1本手作業で収穫された、こだわりの完熟バナナを使用。香り華やかでジューシーなフルーツビールとなっています。使われているバナナの品種は、『仙人蕉』『プラタ』『ウェーレンスー』『小型ビルマバナナ』『アイスクリームバナナ』の5種類です。フルーツビールのため、ビールが苦手な人でも飲みやすいかもしれませんね。熱川バナナワニ園の想いがつまった、こだわりのビールを味わってみてはいかがでしょうか!商品名:伊豆バナナワニIPA販売開始日:2021年3月15日販売先(予定):熱川バナナワニ園フルーツパーラー、反射炉ビヤ公式ネットショップ、反射炉物産館たんなん、反射炉ビヤレストランほむら、Hansharo Beer Stand※全国の酒店、ビール専門店にも出荷開始予定grapeでは、コロナ禍における企業や人々の奮闘を紹介する記事を、特集という形でまとめています。よろしければご覧ください。grape『日本がんばれ応援団』特集[文・構成/grape編集部]
2021年03月08日4コマ漫画「100日後に死ぬワニ」がアニメーション映画化。タイトルを改め『100日間生きたワニ』として、2021年7月9日(金)に公開される。「100日後に死ぬワニ」とは?「100日後に死ぬワニ」は、2019年12月から、原作者きくちゆうきのツイッターに100日間毎日投稿された4コマ漫画。そのショッキングなタイトルには似つかない、主人公・ワニの何気ない日常を綴った内容は、当時多くの話題を集め社会現象へと発展。最終話に至っては、国内ツイッターの歴代最多記録の“いいね”数を更新した。そんな人気4コマ漫画が、アニメーション映画『100日間生きたワニ』としてスクリーンに登場。100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちの“その後の姿”を描き出す。神⽊隆之介や中村倫也など豪華声優陣物語を彩るメインキャラクターには、豪華声優陣が集結。本作の主人公・ワニを神木隆之介、ワニの親友のネズミ役を中村倫也、モグラ役を木村昴、ワニが恋するセンパイ役を新木優子が担当する。また映画『100日間生きたワニ』のオリジナル新キャラクター・カエル役は山田裕貴、モグラの恋人のイヌ役はファーストサマーウイカ、カエルが思いを寄せる新キャラクターのバイトちゃん役は清水くるみに。さらに、ワニの⺟には池⾕のぶえ、ワニの⽗には杉⽥智和が息を吹き込む。上田慎一郎が監督・脚本監督・脚本は『カメラを止めるな!』の上田慎一郎と、アニメーション監督としても活躍するふくだみゆき夫妻。その他のスタッフは、「宇宙戦艦ヤマト」をはじめ歴史的名作を手掛けてきたアニメーター・湖川友謙がコンテ・アニメーションディレクトとして参加し、音楽を亀田誠治が担当する。主題歌はいきものがかり主題歌はいきものがかり。書き下ろし楽曲「TSUZUKU」で、映画『100日間生きたワニ』の世界を彩る。『100日間生きたワニ』あらすじ桜が満開の3月、みんなで約束したお花見の場に、ワニの姿はなかった。親友のネズミが心配してバイクで迎えに行く途中、満開の桜を撮影した写真を仲間たちに送るが、受け取ったワニのスマホは、画面が割れた状態で道に転がっていた。100日前―――入院中のネズミをお見舞いし、大好きな一発ギャグで笑わせるワニ。毎年みかんを送ってくれる母親との電話。バイト先のセンパイとの淡い恋。仲間と行くラーメン屋。大好きなゲーム、バスケ、映画…ワニの毎日は平凡でありふれたものだった。お花見から100日後――桜の木には緑が茂り、あの時舞い落ちていた花びらは雨に変わっていた。仲間たちはそれぞれワニとの思い出と向き合えず、お互いに連絡を取ることも減っていた。そんな中、みんなの暮らす街に新たな出会いが訪れる。引っ越ししてきたばかりで積極的なカエルに、ネズミたちは⼾惑いを隠せず…変わってしまった⽇常、続いていく毎⽇。これは、誰にでも起こりうる物語。作品詳細アニメーション映画『100日間生きたワニ』公開日:2021年7月9日(金)※2021年5月28日(金)公開から延期となった。監督・脚本:上田慎一郎、ふくだみゆき原作:きくちゆうき「100日後に死ぬワニ」コンテ・アニメーションディレクト:湖川友謙音楽:亀田誠治主題歌:いきものがかり「TSUZUKU」(Sony Music Labels)アニメーション制作:TIA声の出演:神⽊隆之介、中村倫也、木村昴、新木優子、ファーストサマーウイカ、清水くるみ、Kaito、池谷のぶえ、杉⽥智和、山田裕貴配給:東宝
2021年02月20日