ディオール(Dior)の15-16AWコレクションでモデルたちの足元を飾ったのは、つややかな光沢感とスキニーなシルエットで注目を浴びた、チャンキーヒールブーツ「ディオール クリスタル(DIOR CRYSTAL)」(ヒール10cm 22万円)。フォルムは15SSのオートクチュールのコレクションで発表されたものと同じ木型で、プレキシガラスを使用した、カラーのクリアヒールが彩りを添える。パテント加工されたストレッチ素材で、足のラインにフィットするシルエットが官能的。他にもブラック×イエロヒールや、コニャック×アンバーヒールが展開される予定。こちらの「ディオール クリスタル」から派生したデザインのシューズとして、ローファータイプ「ディオール スウィング(DIOR SWING)」(ヒール3.5cm 11万5,000円)も登場。写真のブラック×イエローヒール以外に、ブーツと同じグレー×ピンクヒール、ブルー×アンバーヒールのカラーバリエーションがそろう。<問い合わせ先>クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947
2015年08月02日ラフ・シモンズが打ち出す15-16AWのディオールは、野生の動物のダークでセンシュアルな力強さを感じさせる“フラワーウーマン”。熱帯に生息する動物や植物の艶かしい色や模様が、アクセサリーにも取り入れられている。「ディオラマ(DIORAMA)」の新作バッグ(W25×H15.5×D8cm 45万円)は、表面地の全面に、 紐状にカットしたラムレザーをストライプ状に縫い付け、更にダイナミックなパターンプリントを施したデザイン。白がベースのカラーリングなので秋がくるのを待たずとも、コーディネートに取り入られる。パンツルックやシンプルなブラックドレスのスタイルなどに幅広いルックにマッチ。大胆な柄がディオラマ独特のマスキュリンなチェーンストラップとのバランスがよく、先鋭的且つ官能的な女性像を体現している。<問い合わせ先>クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947
2015年08月01日3.1 フィリップ リム(3.1 Phillip Lim)が15-16AWコレクションのキャンペーンビジュアルを公開した。3.1 フィリップ リムのデザインの根源でもある“Romancing Reality(ロマンシング・リアリティ)”がコンセプトとなった同キャンペーンでは、先シーズンに引き続き、フォトグラファーにヴィヴィアン・サッセン(Viviane Sassen)を起用。15-16AWコレクションのテーマである“秩序に対する挑戦”を基に、 “幸福への挑戦”をし続ける国・ブータンにて撮影された。今回の撮影ではヘアやメイクアップアーティスト、スタイリストなどは起用しておらず、モデルもすべてストリートキャスティングで、これまでにモデル経験のないローカルモデルが起用された。ブータンの人と風土のありのままの姿が、ヴィヴィアン・サッセンのレンズを通すことでロマンチックに解釈されたビジュアルとなっている。
2015年07月31日メッセージ性のあるユニークな広告が特徴のディーゼル(DIESEL)が、15-16AWシーズンのキャンペーンビジュアルを公開した。ディーゼルはこれまでも広告を通じて、時代や思潮に独自の解釈を投げかけてきた。修正された画像や大げさなコピー広告がまかり通る昨今に、15-16AWシーズンでは“Decoded by DIESEL”をテーマに、ありのままの事柄を率直に伝えるメッセージを展開する。デジタルカルチャーが浸透し、誰しもがあらゆる情報を直接読み取ることができる現代において、“ユーモア”は人々にシェアされて他者とつながる手段と捉え、未加工の写真に、「着る服を紹介しています」「軍事経験は不要です」「なんとか、かんとか」といったユーモアたっぷりの見出しを添えた気取らない表現で、消費者に敬意を表し、直接つながりたいという思いが込められている。スタイリングは同ブランドの新アーティスティック・ディレクターを務めるニコラ・フォルミケッティが、撮影はリチャード・バーブリッジが担当。クリエイティブエージェンシーはスプリング・スタジオズが担当した。
2015年07月30日マルニ(MARNI)が、15-16AWウィメンズコレクションの広告キャンペーンヴィジュアルを発表した。そのヴィジュアルは、意外なほどノンシャラン。秋冬の新作を纏ったトップモデルのマルテ・メイ・ヴァン・ハースターが、床に寝転んだり、引っ繰り返したテーブルにもたれかかったり。カメラに向かって完璧なポーズを決めてみせるのではなく、穏やかに自由気ままに振る舞う様は、今やモードの主流であるエフォートレスなムードを反映したかのよう。アートディレクションはエミリオ・プッチやヴェルサーチなども手掛けるGB65が担当。シュールレアリスティックなシチュエーションと惹き付けるカラフルな色彩の妙は今回のマルニのそれでも遺憾なく発揮されている。また、撮影を手掛けたのはイギリスの女流カメラマン、ジャッキー・ニッカーソン。90年代に『VOGUE』や『ELLE』などでファッションフォトグラファーとして活躍しながらも、最近はアフリカの人々や自然を撮った一連の作品でも知られている。ジャーナリストとしてもその手腕は高く評価され、ファッションとアートの垣根を超えて活躍を続けている。彼女は今回の撮影に際し、次のように語っている。「クリエイティブ・ディレクターのコンスエロ・カスティリオーニの実験的で時に反抗的、破壊的なデザインへのアプローチが大好きです。このヴィジュアルには、洗練されたエレガンスとケオティックな感覚が混在しています。私は作品を見た時真っ先に、そこに写っている人に目が行く写真が良いと考えています。服が人を所有しているのではなく、あくまでも人が服を着用しているのですから」。15-16AWからは毎シーズン広告キャンペーンを展開していくという。
2015年07月30日トッズ(TOD’S)がメンズとウィメンズの15-16AWの広告キャンペーンを公開した。トッズが提案するイタリアのライフスタイルと哲学が表現された今回のメンズ広告キャンペーンビジュアルでは、トータルルックをフィーチャー。アイコンシューズ「ゴンミーニ」や新作スニーカー、ローファーがフォーマルなルックやカジュアルな装いに合わせられている。また、ブランドのアクセサリーやレディ・トゥ・ウエアのコレクションが拡充していることも伺える内容となっている。一方のウィメンズの広告キャンペーンビジュアルでは、コレクションから新作をフィーチャー。サルトリアル感覚とスポーティーさ、メイド・イン・イタリーのラグジュアリーが、グラフィックや縫い込みのレザーを現代的にメランジュ(取り合わせ)することにより表現されたものとなっている。洗練されたスポーツスタイル、アクセサリーを飾る幾何学的なメタル使いに表れる反逆的なバイカー風ディテールなど、中心となるテーマは“コスモポリタンスキー”。グレース・ハーツェルをモデルに起用したこの広告は、ミラノにある個人宅で撮影された。ルックの主役はアクセサリーとなっており、バッグではアイコニックな「ケープ」や新作の「ウェーブ」、シューズでは「ゴンミーニ」の新たなブーティーが登場している。
2015年07月29日ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)が展開するブランド「グラウンド ワイ(Ground Y)」が、7月24日より渋谷PARCO PART1の1階で15-16AWコレクションを発売。アーティストの笹田靖人が描いた「GIRL」をデザインソースにしたコラボレーションアイテムを展開する。昨年、「グラウンド ワイ」のオープニングを彩った「若者」に続き、笹田靖人が新たに手掛けた「GIRL」は、女性たちを鉛筆やボールペンで細密に、あるいはそれに淡く色鮮やかな色彩をつけて描いたイラスト。精緻なディティールと軽やかな色、様々な要素の組み合わせによって、ハイテクとアナログが交差する現代の肖像ともいえる作品に仕上げた。15-16AWコレクションでは、この「GIRL」をデザインソースにしたコラボレーションアイテムを展開。アートワークを直接ハンドペイントで描いた1点物のレザージャケット(90万0,000円)を始め、爽やかなカラーリングでプリントが施されたスケートデッキ(2万8,000円)、シャツ(3万8,000円から4万5,000円)、Tシャツ(9,000円)、iPhoneケース(3,000円)、レザーポーチ(9,000円)などが取り揃えられている。
2015年07月29日バレンシアガ(Balenciaga)の15-16AWメンズコレクションは、サルトリアルをベースにしたミニマルな世界。クリストバル バレンシアガが打出した厳密な構造に、コンテンポラリーな素材で新たな解釈を加えた。着想源は、自然のエレメンツから想像する景色。終わりのない土地、海と空の狭間にある地平線、氷と水、石と植物、そして過去と現在。カラーパレットは、ミニマルなブラック、ディープグリーン、ブルーのコントラスト、ストーングレーミックスで展開。コレクションの特徴は、ディテールのテクニックとボリューム感。特に強い印象を与えるのは、シームレスによるフラットな雰囲気と石のテクスチャーを均等なニットで表現した立体的な素材など。シンプルなアイテムを、アレキサンダー ワンならではのセンスとシルエットでラグジュアリー&スポーティに表現した。バレンシアガの代名詞とも言える“コクーン”シルエットからのインスピレーションをうけたのは、エンベロープ(封筒)のようなデザイン。紙のような防水加工ナイロン、フラミステープで仕上げたスリーブ、表も裏もシームレスになったスエードのコートなどディテールにもこだわりがつまっている。
2015年07月25日ゲンテン(genten)などバッグやファッション小物の企画・製造・卸売業・ライセンス事業等を手掛ける会社、クイーポ(KUIPO)が、15-16AWシーズンより、日本国内で展開される「ラコステ(LACOSTE)」のバッグとスモールグッズの取り扱いをスタート。7月22日、同社のオフィス内にてローンチ・パーティを開催した。クイーポは、「ラコステ」のバッグ・スモールグッズにおける生産販売権を持つフランスのセラマック社と販売契約を締結。今後は、これまでジャパン社のみで行ってきた企画・卸売等を、クイーポとジャパン社とが共同で手がける。スポーツシーンからカジュアル、ビジネスまで幅広いシーンで使えるバッグとスモールグッズを展開。15-16AWコレクションは8月下旬からポップアップ形式で期間限定イベントを全国で順次開催し、16SSコレクション以降も更に展開を拡大させる予定。また、バッグの機能面や日本でのトレンドを踏まえ、フランス本国にも情報提供を行っていくという。ブランド名が世界4大テニストーナメントで計7回もの優勝を経験した、パリ出身のテニスプレイヤーのルネ・ラコステに由来するとあって、この日の会場は“テニス”、さらにもうひとつのブランドの象徴である“ゴルフ”をイメージした内装が組まれ、壁には「LIFE IS BEAUTIFUL SPORT」の文字も。会場内にはレッドやイエロー、グリーンなどカラフルな新作バッグや小物が並べられた。またこの日は、テニス、ゴルフといったスポーツシーン、カジュアル、ビジネスの4つのテーマの衣装に身を包み、「ラコステ」のバッグを手にしたモデルたちが登場するインスタレーションも行われ、パーティ形式でコレクションが披露された。
2015年07月25日エルメス(HERMES)が15-16AWレディースシューズコレクションの新作ショートムービー「The swing」を公開した。メタリックなオブジェの間をすり抜けて、空中ブランコが行ったり来たり…。15SSのショートムービーに引き続き、サーカスやバーレスクを思わせるような婉然たるムードに仕上がっている。空中ブランコを優雅に楽しむのは、バリエーション豊かなエルメスの15-16AW新作シューズコレクションを纏った女性たち。エルメスのシグネチャー「シェーヌ・ダンクル」モチーフのエレガントなサンダルや、’70sムード漂うレディライクなサテンパンプス。そして、スポーティーなバンダナ柄スリッポンや発色の美しいロングブーツなどがくるくると舞い、新しい季節へと艶やかに誘い込む。
2015年07月23日パルコがフランスのクリエイティブユニット、エムエムパリス(M/M Paris)がクリエイションを手掛けた15AWシーズンの広告ビジュアルを公開した。6月にオランダ内陸部の砂丘地帯で撮影された同ビジュアル。14AW-15SSシーズンに続き、スタッフにはエムエムパリス、フォトグラファーのヴィヴィアン・サッセン(Viviane Sassen)を継続起用。モデルはアナ・クリーブランド(Anna Cleveland)が、スタイリストはベンジャミン・ブルーノ(Benjamin Bruno)が務めた。15AWシーズンでは、“1年間という時間の継続性を表し、四季の移り変わりを追う”という前シーズンのコンセプトを踏襲しながら、新たに「月」をテーマに設定。4つの季節のクイーンを演じるアナ・クリーブランドとカイト(凧)を絡ませることで、月のリズムと自然が創り出す時間の変化や四季の変遷を描いた。エムエムパリスは、ファッションやアート、音楽、デザインと多分野で活動するクリエイティブユニット。これまでに、カルバン・クライン(Calvin Klein)、ディオール オム(Dior Homme)、アー・ペー・セー(A.P.C.)などのビックメゾンとコラボレーションを行う他、13年にグラミー賞の最優秀レコーディング・パッケージ賞を受賞したビョークの 『Biophilia』をはじめ、ヴァネッサ・パラディ、カニエ・ウェスト、マドンナといった著名アーティストのアルバムアートワークやミュージックビデオも手掛けている。
2015年07月21日ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)の15-16AWクチュールコレクションのショーは、パレ・ドゥ・トーキョー最上階のスペースで行われた。プレタポルテ撤退を宣言してから初のコレクションとなり、今回からヴィクター・ホスティンとロルフ・スノランの両名は、デザイナーあるいはクチュリエではなく、ファッションアーティストを自称。ファッションとアートを結びつける、ウェアラブルアートを目指したという。ショーがスタートすると2人がランウェイ上に登場し、モデルたちが着ているスカートやジャケットを脱がせて壁に飾っていく。木枠を折られたキャンバスのようなラップドレスでスタート。オランダ黄金時代の絵画をモチーフにしたジャカード素材には刺繍やアップリケが施され、布を重ねて作り上げた額縁パーツで縁取られている。それらがコートやドレス、ケープなどに変化し、オブジェのようだが着用可能な服として成立。全て布帛で作られているため、そのどれもが軽やかな印象。それぞれのルックで、インナーには刺繍を施したシンプルなデニム製ワンピースをコーディネート。オートクチュールとしてのファンタジーと、服としてのリアリティの両方を結び付け、アンバランスの中に絶妙なバランスを見せていた。2人が数体分の服を壁に飾り終えてショーは終了。ウェアラブルアートと呼ぶに相応しい、ヴィクター&ロルフらしさを十二分に出した力作が完成した。本コレクションも、アートコレクターであり長年のヴィクター&ロルフのコラボレーターであるハン・ネフケンスが取得し、ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館へ寄贈される予定だ。
2015年07月15日プラダ(PRADA)が15-16AWシーズンのウィメンズコレクションの広告キャンペーンを発表した。スティーヴン・マイゼルが撮影した同キャンペーンでは、モデルにエイヴリー・ブランチャード、エステラ・ボーズマ、インガ・デジーナ、リネイスィ・モンテロ、アイネ・ニーフス、グレタ・ヴァルリーズ、マールチェ・フェホーフらを起用。コレクションを纏ったモデルたちは、淡いパステル色で巧みに彩られた背景の前で、無造作なポーズを取り、リラックスした雰囲気を漂わせた。ユニフォームを思わせない空想的なカラーパレットで展開されるクロップドパンツスーツは、光沢のあるクロップドトップスなどと組み合わされることによりって力強い魅力を生み出している。
2015年07月12日ヴァレンティノ(VALENTINO)が、7月10日2時30分(現地時間9日19時30分)に15-16AWオートクチュールコレクションを発表。ショーをライブストリーミングで配信する。なお、SNSでのハッシュタグは#MIRABILIAROMAE。
2015年07月09日トッズ(TOD’S)が7月15日から21日まで、15-16AWコレクションのポップアップショップを伊勢丹新宿店本館1階のザ・ステージで開催する。同ショップでは、15-16AWコレクションの新作バッグ「WAVE」の同店限定モデル(23万6,000円)を発売。「WAVE」は彩色豊かなリブ、目に見えるステッチ、長いジップを覆い隠すレザーフラップが特徴のバッグ。フラップを閉じるとフォーマルに、外すとカジュアルに印象が変わる。限定モデルでは、メタリックカラーが上品な配色で並べられた。また、「TOD’S Connecting the DOTS」と題した同ショップでは、トッズのアイコンシューズ「ゴンミーニ」のソールのラバーペブルのドットとその進化をテーマに、ラバーペブルのモチーフが際立った15-16AWコレクションのバッグやレザーグッズの先行発売も行われる。さらに、ラバーペブルのドットとアルチザンのハンドステッチからイメージされたステッチ柄をミックスした、メンフィス柄をプリントしたバッグ「JOY」の日本限定モデル(19万1,000円)も登場。ポーチ(4万7,000円)、長財布(5万6,000円)、二つ折り財布(5万3,000円)などのスモールグッズとともに発売される。なお、10万8,000円以上購入すると、先着で特製ギフトのプレゼントも実施される。
2015年07月09日イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)が15AWコレクションのイメージムービーを公開した。“Colorscope”をテーマにした15AWコレクションは、雪の結晶や渦を巻いた貝殻などの自然界が創り出す構造からインスピレーションを得て製作された。今回も、前シーズンからさらに進化を遂げた「3Dスチームストレッチ」を採用。色の三原色を用いて、最小限の色数で無数のカラーバリエーションを表現した。イメージムービーは、ロンドンを拠点に活動する新鋭のフォトグラファー、ジャコブ・サットン(Jacob Sutton)がコンセプトから撮影、編集までを手掛けた。コレクションに登場した美しいテキスタイルやシルエットを強調したかったというジャコブ・サットンは、ショーのフィナーレで登場したスパイラルスカートをフィーチャー。鏡の壁の前でモデルがターンし、帯のように六角形に折りたたまれたスカートが螺旋状に広がる様子は、回る万華鏡の中を覗き込んだときの景色にそっくりだ。
2015年07月07日ブランド設立10周年を迎えた「アディダス バイ ステラ・マッカートニー(adidas by Stella McCartney)」が、15-16AWコレクションを7月より順次発売する。同シーズンでは、アディダスの最先端テクノロジーをこれまで以上に活用することにより、スタイルを妥協することはないまま、スポーツ時のパフォーマンスにより磨きをかけることに成功した。“RUN”ラインの注目は、クッション性と優れた反発力を備えたランニングシューズ「ウルトラブースト」の新色。ダークワインをベースにした配色が秋らしく足元を彩る。冬の夜間のランニングを楽しむ女性ランナーのために、保温性と快適さを維持するクライマヒートなどのテクノロジーを採用するとともに、夜間の視認性を高めるリフレクティブ素材を全面用いたジャケットなども取りそろえられた。また、防風性に優れたクライマストームやコンプレッション機能を備えたパワーバンドなどの最新テクノロジーを搭載したアイテムも展開。フラワーグラフィックなどの斬新なモチーフと美しいカラーリングを組み合わせることで、洗練されたスタイルを実現させた。その他、“YOGA”ラインでは落ち着いた暖かみのあるカラーブロックで、肌との摩擦が少なく、着用感を高めたブラトップやショーツを展開。“STUDIO”ラインでは特徴的なプルオーバーや、ビッグサイズのジムバッグ始め、様々なシーンで着用できる機能的かつスタイリッシュなデザインが魅力のアイテムをそろえた。また、“WINTERSPORTS WINTERSPORTS”ラインでは撥水性、保温性などに優れた素材やテクノロジーを用いたアパレル、撥水仕様のウィンターブーツなどが取り扱われる。
2015年07月01日ステラ マッカートニー(Stella McCartney)が6月16日、15-16AWコレクションの展開スタートに合わせて、「One City, One Girl」シリーズの新作を公式サイトで発表した。「One City, One Girl」シリーズでは、ステラ マッカートニーの最新コレクションが発表される度に、世界中の都市の中から1都市に焦点をあて、そこに住むひとりの女性をフィーチャーして最新コレクションを紹介している。13AWシーズンのパリに始まり、14SSにはロンドン、14AWにはニューヨーク、昨シーズンの15SSには東京が舞台となった。東京のときはマドモアゼル・ユリアが出演。15AWの舞台となったのは韓国・ソウル。モデルは、レインボーカラーのヘアとファッションへの挑発的なアプローチが目を引くアイリーン・キムが抜擢された。アイリーン・キムはステラ マッカートニーに身を包みながら、ホームシティであるソウルのファッションロケーションを巡ってクールな魅力を発揮している。
2015年06月21日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)が8月26日から9月15日まで、15-16AWメンズコレクションを扱うポップアップショップを伊勢丹新宿メンズ館1階にオープンする。メンズアーティスティックディレクターのキム・ジョーンズ(Kim Jones)は、自由な発想から生み出された“ディスコンストラクション(脱構築)”スタイルの先駆けであるファッションデザイナーのクリストファー・ネメス(Christopher Nemeth)に長年影響を受けてきた。15-16AWコレクションは、そんなクリストファー・ネメスの没後5年を迎えるに当たって、クリストファー・ネメスに捧げるオマージュとして制作されたものとなっている。
2015年06月14日リミフゥ(LIMI feu)が6月5日、恵比寿ガーデンルームで15-16AWコレクションを披露した。会場の真ん中には白い正方形のステージが設けられ、そこを起点とする十字路を交差するようにモデルが歩く演出だ。フロントローには、デザイナー山本里美の父、山本耀司の姿も見られた。緩やかなOラインを描いたシンプルなブラックドレスのルックからショーはスタート。コレクションの大半を占めるモノトーンアイテムは、女性の曲線美を意識したような有機的なラインと、身体を締め付ける事のないゆとりあるシルエット、あどけなさの残る雰囲気で構成される。フロントとバックに取られた大きめのタックや、ドレーピングによる六角形を描いたスカート、長方形を張り合わせたようなシャツなどが印象的。中盤になると、レザージャケット、トレンチとシャツのディテールをミックスしたコートや、ニードルパンチでチェック柄をぼんやり描いたオーバーコート、ざっくりした衿元のニットなど、カラーや素材感に動きが見られる。次第にカラーはモノトーンへと戻り、サルエルパンツ、マントのように裾がはためくシャツドレス、コルセット風にウエストを絞ったニットやコートなどが登場した。同ブランドが得意とするアシンメトリーなアイテムもコレクションにエッジを与えている。モノトーンが続く中で、突然現れた鮮やかなブルーのロングコートは一際存在感を放っていた。ラストは、ビッグシルエットのホワイトシャツに、タスキのようにフロントでクロスするベルトが付属したブラックのボトムスを着用したツインモデルがステージでクロスオーバーし幕を閉じた。本コレクションで発表されたアイテムの一部はリミフゥのショップにて購入が可能。
2015年06月08日クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)が15-16AWコレクションを発表。グランジ、パンクといった60年代カルチャーをキーワードに提案する、今回の新たなスタイル。ビジュアルでは、ジムを舞台にスポーティーかつ挑発的な“魔性の女”を描いた。しなやかな弧を描いたヒールに危険なほど尖ったカッティングレザーを備えたブーティー「Electroboot」や、シャープなピンヒールの「Vampydolly」、官能的なランジェリーを想起させる、ゴールドのビーズフリンジを施したパンプス「Sweety Charity」や「Oolala」が登場。バッグの新作として、両サイドにフリンジをふんだんにあしらった「Lucky L」、“フランケンルビ”と呼ばれる、フランケンシュタインの傷跡のようなパッチワークを施した「Rougissime」などが展開される。
2015年06月02日ロベルト カヴァリ(Roberto Cavalli)がアメリカ人ヒップホップアーティスト、シアラ(Ciara)を起用した15-16AW広告キャンペーンを発表した。フォトグラファーのフランチェスコ・カッロッツィーニ(Francesco Carrozzini)が撮影を手掛けた同ビジュアルでは、“ある1つの部屋に閉じ込められた世界”を表現。空の一部であるかのような壁の部屋に、多量の砂が敷き詰められ、非現実的な世界が創り出された。伝統的なオリエンタルエンブロイダリーを彷彿させるロングドレスなどを纏ったシアラ部屋に佇み、月明かりの暖かみが、コレクションのエレガントなソリッドカラーを際立たせるものとなっている。
2015年05月28日ワイズ(Y’s)の15-16AWコレクションより、「ニューエラ(New Era)(R)」とのコラボレーションキャップが5月29日に発売される。13AWコレクションより継続して発表されている両者のコラボレーションヘッドウェアから、今回は2モデルが登場する。ベースに「WM-01」を採用した「Y’s×New Era(R) WM-01」(8,500円)は、ダックコットンキャンバスで作られたブラックのボディにワンポイントで「Y’s」のロゴを刺繍。「9FIFTY(R)」を採用した「Y’s×New Era(R) 9FIFTY(R)」(9,000円)は、フロントにブランドロゴが大胆に施された。ブラックとネイビーの2色展開となっており、ブラックはロゴをステッチで縁取ることで大人っぽいイメージに、ネイビーはホワイトステッチによるコントラストのついたカラーリングでインパクトあるアイテムに仕上げられている。取り扱いは全国のワイズ全店舗にて。
2015年05月28日アディダス バイ リック・オウエンス(adidas by Rick Owens)の15-16AWは原点回帰。動物の蹄(ひづめ)を想起させるボリュームソールが特徴的なアイコンシューズ「Rich Owens Runner」が3種のニューモデルになって復活した。注目は新しいブーツのデザイン。ふくらはぎまで包む40cm丈のロングブーツタイプ「Stretch Boot」とそれを19cm短くした「Ankle Stretch Boot」と2タイプ展開されている。どちらも薄手のスウェード素材で、ストレッチベルクロパネルを後部に配した、フィットシルエットが特徴。そしてハラコのような毛足の長いファーを使用したスペシャルバージョンは、まるでケンタウロスの足のよう!2014年に登場した「Runner」のオリジナルモデルも、カラー部分のパッドをスリム化させ、全体的にスウェードを使ったオールブラックと、黒のレザーをミックスし、白のアウトソールを採用したモノクロと2種が今季のデザインとして登場している。発売日は8月、ユニセックスで展開予定。
2015年05月22日三陽商会が、5月20日、15-16AW婦人服展示会および記者説明会を開催した。同社ブランドの「トゥー ビー シック(TO BE CHIC)」は、新ディレクター岩谷俊和による初のコレクションを発表した。新ディレクター就任後初となるトゥー ビー シックの15AWウィメンズコレクションは、1950年代をテーマに、大人のシックを利かせたアイテムを展開。Iラインのチュニックドレス、バレルラインのアウター、フレアスカートなどのクラシカルでエレガントなシルエットに、オリジナルプリントを施してモダンな要素を加えた。2003年に「ドレスキャンプ(DRESSCAMP)」でデビューした岩谷は、装飾的でパワフルなデザインにより独自の世界観を構築してきた。注目のデザイナーを迎えたトゥー ビー シックは、これによりブランド価値の向上と新規顧客の獲得を目指す方針。また、展示会全体としては、他ブランドや異業種とのコラボ企画が多く見られた。トゥー ビー シックは、帽子ブランド「AKIO HIRATA」やアクセサリーブランド「アトリエ染花」とのコラボ商品を、また「マッキントッシュ フィロソフィー (MACKINTOSH PHILOSOPHY) 」は、ロンドンの人気ブックストア「magMA BOOKS」とのコラボ商品を発表した。さらに、三陽商会全社においては、社会貢献活動の一環として行われている再生羽毛「グリーンダウン」の普及活動を下期の中核事業のひとつとしてあげられるだろう。昨年、国内で初めて衣料品に再利用ダウンを使用して大きな反響を呼んだが、今春から組織を一般社団法人化し、「Green Down Project」として新始動した。
2015年05月22日コム デ ギャルソン・コム デ ギャルソン(COMME des GARCONS COMME des GARCONS)の15-16AWコレクションは可愛さにあふれている。セーラーカラー、ジャンパースカート、フラットな丸い襟などスクールガール風からスタンドカラーのチャイナジャケット、小花の刺繍が散るワンピースなどシノワズリのアイテム、スポーティーなしわ加工が施されたサテンのブルゾンやスカートなどちょっとしたアクセントがコムコムらしい。レオパードプリントのコートはコレクションにスパイスを与える。抽象的なサークル文様が描かれたレースのワンピースや前立て裏にフリルが縫い付けられたデコラティブなジャケットなどメインラインとリンクするアイテムも。ドクターマーチンとのコラボシューズにはタッセルローファーが登場。また今季新たにスウェーデンのスニーカーブランド「スパルウォート(SPALWART)」とのダブルネームスニーカーがラインアップした。
2015年04月02日トリコ・コム デ ギャルソン(tricot COMME des GARCONS)が15-16AWコレクションをコムデギャルソン社ショールームにて発表した。今季は柔らかい雰囲気のデニム使いが特徴的。起毛デニム、チェックなど様々なテクスチャーで登場。テントコート、ワンピース、ラッフルが揺れるフレアスカートなどに落とし込まれ、ブランドらしいシルエットと混ざり優しい印象を醸す。トリコらしいフリルやフレアが変わらずフェミニン。シャツ、ドレス、ショールを飾る。ワンピースフロントのタックをつまんでフリルのように見せる凝ったパターンも。花柄シフォン、レースとあいまって柔和な表情だ。
2015年03月31日ジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン(JUNYA WATANABE COMME des GARCONS)は幾何学的な構造に熱中しているようだ。15-16AWコレクションはパターンで蛇腹のような構造としたディテールや布でつくり出した大きなスタッズが代表的なテクニック。蜂の巣のようなスカートや途中から網目状となるコート・ポンチョなどは布の一部を繋いでつくり出した。黒やグレーの無彩色から赤や紫などのビビッドなカラーまで提案され、造形を色で楽しむ。球体に作られたブルゾン、コートの襟を形作るこのストラクチャーはまるで建築のようだ。円弧が連続するケープは、一つひとつの形状をパターンで取り、チュールに重ねて造形している。どれもペタリと平面になって楽しい。ジュンヤらしいパンキッシュなスタッズはワンピース、ショールを覆う。トゲトゲとしたテクスチャーはアーティスト・木村浩一郎の作品のようなインパクトだ。パンツのフロントやシューズのメタルなスタッズと呼応する。
2015年03月30日ザ サカキ(theSakaki)が15-16AWコレクションを披露する「申展」を行った。申=猿ではなく、デザイナー・榊弘太郎が“申す”プレゼンテーションだ。「アイテムの見た目やネーミングから“和”とくくられることは表層的。なので、自分で説明したい」と榊デザイナーが申すプレゼンテーションは始まった。今シーズンの新モデルは3型。撥水生地とウールで切り替えたリバーシブルハンティングコートとクラッチバッグのように畳まれるパッカブルマウンテンパーカは、ボタンで違和感なく合体する新アイテム。コートの上にパーカを重ね、バックネックや脇、股下を留めることでスポーティーなルックへと変化する。「雨の日でも傘を持ちたくない」から作ったという。マウンテンパーカは3レイヤーの防水仕様。アイコンアイテムであるスタジャンとも合体可能だ。もう一つは2015年の干支・未に掛けて、ムートン、羊毛のメルトン、フラノなど羊にまつわる様々なマテリアルを盛り込んだボンバージャケット。スタジャンから派生したパターンの新型だ。今まで発表してきたimagi(居間着)、スタジャン、カンフージャケットはOni No InuMA-gi(On IMA-gi)、Do-gi(動着)、遣唐着とアイテム名が変わった。それぞれ和・洋・漢をイメージさせるアイテムだが、ネックのパターンは同様。「生地や付属品などでそれらのイメージが付けられるのは表層的」と申す榊は3要素を盛り込んだジャケットを製作。生地は広島の備後織り(和)、ボタンは装飾的なひも留め(漢)、そして形がテーラードジャケット(洋)という1着。襟を折り返し、タキシード仕様にもなる。ダブルのチェスターコートは、見た目は変わらないが仕様が大きく変わった。コートのトレンドは軽さや着易さが追求され、ダブルフェイスやボンディング生地が流行っているが生産が難しい。榊は軽さと作りやすさを追求した。まずボディの裏地を外し、縫い代をパイピングで仕上げた。「今は室内にいることが多い、(コートを)脱いだ時に見える裏地のしわが気になる」と榊は申す。また、表地と見返しの生地厚を変えている。これにより、自然に甘く返る襟のデザインとしている。アイロンプレスもしない。そもそもテーラーカラーは軍服のスタンドカラーが倒れて出来上がったもの。それ自体表層的ではないかと榊は考えている。「冬は襟を立てて着たい」とも。スーツのジャケットも同様の仕様を踏襲している。肩パッドは入れず、パイピングで代用。肩線を後ろにずらし、ダーツの処理とアームの丸みを確保した。毛芯などはあえて入れない。理由は「着易い」からだ。シャツはウイングカラーが新たに登場。生地は15SSから続く120双糸のオックスフォード。シャツ地のトランクスは丈が延びてステテコとなった。前後についた袋布の大きいポケットが裏地のように透けるのを防ぐ。スタジャンの刺繍サービスにも新デザインが登場した。西遊記の孫悟空。つまり、申(猿)だ。
2015年03月28日フィンランドのファブリックブランド「マリメッコ(marimekko)」が3月19日、東京・日比谷公園内の日比谷花壇で15-16AWシーズンのショーを行った。このコレクションは、2014年11月にマリメッコのクリエーティブディレクターに就任したばかりのアンナ・ターネル(Anna Teurnell)の世界観を世界に先駆け初披露したもの。コレクションのテーマは「Mindscapes」。都市の建築、リズムにインスピレーションを受けた。都会の女性が、慌しい日常の中でどのように安らぎの瞬間を見つけているか考察したという。建築家・乾久美子が設計したショーケースのような老舗フラワーショップ内にランウエイが設けられ、植物、観衆と親密な空気の中に、静かにモデルが表れる。肩がドロップし、丸みを帯びたチャコールグレーのコートは、柔らかでフェミニン。背開きのトップスや、肩開きのワンピースなど、カッティングやディテールはシンプルでコンテンポラリー。パジャマのようなシャツとパンツのセットアップ、ウエストをゴム仕様にしたクロップドパンツ、袖口を広めにとったトップス、ざっくりとしたロング丈のニットなど、アイテムは終始リラックスしたムード。足元はバレエシューズ。ブランドを象徴するテキスタイル「ウニッコ」も、大小のモチーフ様々にシャツ、ワンピース、スカーフなどに形作られる。ハッと目を引くほど鮮やかなオレンジのモヘヤコート、よく見ると凹凸のあるファブリックなど質感の遊びも楽しい。1951年の設立から現在に至るまで、大胆な色使いと斬新なプリントで、独自性を確立したマリメッコ。これまで色、柄、ファブリックで受け継いだタイムレスな精神が反映され、新しい可能性を感じさせるコレクションとなった。
2015年03月20日