書籍『19世紀ファッションのディテール』が、2024年1月より発売される。19世紀女性服・男性服の展開書籍『19世紀ファッションのディテール』は、19世紀のファッションを、そのディテールに着目しつつ、写真と全体図、詳細な解説とともに紹介する1冊だ。イギリスのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館の所蔵品460点以上の図版とともに、女性服と男性服の展開をたどってゆく。19世紀は、フランス革命やナポレオンの登場による社会の変革、産業革命による技術革新など、社会全体が大きく動いた時代であった。こうしたなか、ファッションにおいても、新古典主義的な装い、ミリタリーテイスト、ロマンティックスタイル、技術発展を背景とする女性のアンダーウェア、そして美麗な染料の登場など、時代とともに多様な変化が生じている。本書では、19世紀の女性と男性のファッションにおける主要な変化と展開を、社会的背景にも着目しつつ紹介。衣服造形の技術、テーラリング、テキスタイルデザインなど、ファッションの基本的な構成要素ばかりでなく、デザインを凝らした衿や袖、ポケット、ボタン、刺繍、装飾品といったディテールにも光をあててゆく。詳細書籍『19世紀ファッションのディテール』発売時期:2024年1月価格:4,290円著者:ルーシー・ジョンストン、マリオン・カイト、ヘレン・パーソン仕様:A4変形、並製、総240ページ発行:グラフィック社
2023年12月29日実写映画『美女と野獣』のライブオーケストラ公演が、2024年1月4日(木)・5日(金)に東京・有楽町の東京国際フォーラムにて開催される。映画実写版『美女と野獣』のライブオーケストラが開催シネマオーケストラとも呼ばれるライブオーケストラ公演は、大スクリーンで上映される映画を、フルオーケストラによる生演奏とともに楽しむ新感覚のコンサート。映画のセリフや効果音はそのままに、劇中に流れる音楽をオーケストラが生演奏することで、より深く作品の世界に没入することができる。オーケストラによる生演奏とともに映画鑑賞今回の上映作品は、2017年に公開されたエマ・ワトソン主演映画『美女と野獣』。心に孤独を抱えながらも、自分の輝きを信じて生きる主人公・ベルと、魔女によって野獣の姿に変えられ、心を閉ざしてしまった美しい王子。2人の運命の出会いを描いた、ディズニー・アニメーション不朽の名作『美女と野獣』を実写化した作品だ。『美女と野獣』のほか、『リトル・マーメイド』や『アラジン』でアカデミー賞を受賞した、作曲家のアラン・メンケンが紡いだ楽曲の数々。その美しい旋律とオーケストラの響きを感じながら、新たな視点で本作を鑑賞してみてはいかがだろう。開催概要実写版『美女と野獣』ライブオーケストラ公演日時:・2024年1月4日(木) 17:00開場 / 18:00開演・1月5日(金) 12:00開場 / 13:00開演※英語上映・日本語字幕あり会場:東京国際フォーラムホールA(東京都千代田区丸の内3-5-1)指揮:齋藤一郎管弦楽:オーケストラジャパン<チケット>価格:S席 9,900円、A席 7,900円、B席 4,900円販売スケジュール:・主催者先行 10月16日(火)~10月27日(金)・ローソン シネマ×オーケストラ会員先行 10月16日(火)~10月27日(金)・プレイガイド先行 10月28日(土)~11月10日(金)・一般発売日 11月11日(土)〜問い合わせ先TEL:キョードー東京 0570-550-799(平日11:00〜18:00/土日祝10:00〜18:00)【作品情報】『美女と野獣』監督:ビル・コンドン製作:デビッド・ホバーマン、トッド・リーバーマン脚本:ステファン・チボスキー、エヴァン・スピリオトプロス出演者:エマ・ワトソン、ダン・スティーヴンス他音楽:アラン・メンケン
2023年10月19日金沢21世紀美術館で、「DXP(デジタル・トランスフォーメーション・プラネット)―次のインターフェースへ」を2023年10月7日から2024年3月17日まで開催します。Photo by FASHION HEADLINE本展は、AI、メタバース、ビッグデータなど現代において最も注目すべきテクノロジーにアートの視点から焦点を当て、これらのテクノロジーがどのように進化し、私たちの生活や感性にどのような影響を与えるかを予見する作品を展示します。鑑賞者は、未来の可能性についての洞察を得ることができ、現代美術を通してテクノロジーの進歩についてより深く理解することができるものとなっています。アーティスト、建築家、科学者、プログラマーなど、さまざまな分野の専門家が協力、13カ国23組によりこの展覧会は企画され、領域横断的なアプローチにより、テクノロジーと我々人類との関係を多角的に探求します。この多様な視点から展示される作品やコンテンツにより、テクノロジーと人類や他の生物の複雑な相互作用について考えます。また、衣食住を含めた総合的なライフの可能性を提案するのもこの展覧会の大きな特徴。本展では、テクノロジーが私たちの日常生活のあらゆる側面にどのように組み込まれていくかを示す展示物やコンセプトが紹介されます。新しいテクノロジーが、私たちの生活の質や経験にどのような変化をもたらすかの可能性を探り、私たち自身のライフスタイルや意識を見直すきっかけを得ることができます。■展覧会構成1. GAMEの新しい見方:Play-Theater出品作家: KeikenKeiken《Morphogenic Angels: Chapter 1》/Photo by FASHION HEADLINEメタヴァースは参加者がその世界観をつくる。世界をつくるのに貢献するのは誰か、誰がそれを共有するのか。アーティストがつくったメタフォリカルな美しさにみちたゲーム映像が、ゲームプレイヤーごとに異なる展開をみせる。これを皆で鑑賞する新しいインターフェースを提案する。Keiken《Morphogenic Angels: Chapter 1》/Photo by FASHION HEADLINE2. 衣:デジタルを身につける出品作家: 河野富広 / アンリアレイジ(*2024年1月8日まで) / HATRA+Yuma Kishi(*2024年1月13日から)河野富広《Fancy Creatures》/Photo by FASHION HEADLINEApple Watch のような、身体機能の拡張やデータ取得としてのデジタルでなく、身にまとうことにデジタルが介入することで感性や嗜好が多様化され、より自由な選択が可能になる。ファッションショーやフィッテイングに ARをつかったり、また AIとのコラボによってデザインが生成されたり、光や音に反応するなど素材がデジタル技術で変化することで表現が広がる。アンリアレイジ/Photo by FASHION HEADLINE3. 住:環境/デジタル出品作家: VUILD / GROUP / MANTLE (伊阪柊+中村壮志)VUILD《わどわーど ― ことばでつくる世界》/Photo by FASHION HEADLINE私たちをとりまく環境をデジタルを通じて可感化、可視化することで変化するエコロジーを体感する。AI の登場は、住空間や家具をデザインするプロセスのハードルを下げつつある。そうして建築のプロセスに介入できることで住の意識が変わる、デジタルは空間想像(創造)能力を高め、空間を変容させる。MANTLE (伊阪柊+中村壮志)《simulation #4 –The Thunderbolt Odyssey-》/Photo by FASHION HEADLINE4. 食:データを摂取する出品作家: 明治大学宮下芳明研究室Photo by FASHION HEADLINE味覚はもっともデジタルとは遠い感覚にみえる。今、その味覚を新しいメディアと考え、表現から医療目的まで幅広いチャレンジがなされている。キャンディーの味がデジタル刺激によって変化したり、減塩対策としてヴァーチャルな塩分摂取を実現し、データを「摂取」することでもう一つの食べる(ダイエット)が可能になる世界。5. AIと生きる:AIがどこまで人間性を獲得できるか出品作家: 東京大学池上高志研究室(*11月24日まで)、シュルティ・ベリアッパ&キラン・クマール、レフィーク・アナドールレフィーク・アナドール《Melting Memories ー PROCESS VIDEO》/Photo by FASHION HEADLINE機械学習を超えてAI が自律性をもち、独自の判断や感情表現ができるようになる。その自律性は私たち人間との相補的な関係で形成される、それは私たちの鏡であり、同時に新しい人間性の可能性の提示でもある。彼らが私たちに教えてくれる「新しいヒューマニティ」の意味とは?東京大学池上高志研究室(協力:大阪大学石黒浩研究室)《Alter3》/Photo by FASHION HEADLINE6. デジタルを買う:デジタルの中の新しい物質性出品作家: AFROSCOPE、松田将英AFROSCOPE《Decolonize Imagination ― 想像力を脱植民地化せよ》/Photo by FASHION HEADLINE改竄できないデジタルとして真正さを勝ち得たNFT。デジタルアートの市場価値だけでなく、新しい鑑賞者やコレクターを開拓、表現そのものの可能性も広げた。NFTという「価値」と「交換」のインフラ、システムによって芸術、文化価値が新しい循環をはじめる。7. データと新しい表現:絵画・インスタレーション出品作家: デイヴィッド・オライリー、ジョナサン・ザワダジョナサン・ザワダ《犠牲、永続の行為》/Photo by FASHION HEADLINEリサーチ結果や情報などのデータを視覚化したり、3Dプリンタで立体を作ったりするのではなく、その先のデータと創作の関係が始まっている。データを「絵の具」として絵を描く、データ処理の熱を使って彫刻をつくるなど、デジタルを通じてメディウムの新しい錬金術がつぎつぎと実現する。ジョナサン・ザワダ《犠牲、永続の行為》/Photo by FASHION HEADLINE8. ラディカル・ベタゴジー(新しい教育学)出品作家: スプツニ子!、草野絵美、メルべ・アクドガン、デイヴィッド・ブランディスプツニ子!《幸せの四葉のクローバーを探すドローン》/Photo by FASHION HEADLINEAIが人間を超えるシンギュラリティがまもなく到来する今、従来的な「教育」ではもはや新しい事態に対応できない。鳥の飛び方を教えるチュートリアルビデオから、廃墟をAIで再生する修復プログラム、バイオシミュレーションまで、未来を生き抜くための斬新な教育学をみせる11のプログラムを提案。草野絵美《Morphing Memory of Neural Fad》/Photo by FASHION HEADLINEメルべ・アクドガン《GHOST STORIES》 /Photo by FASHION HEADLINE■イベント情報『IDEA ― 2台のアンドロイドによる愛と死、存在をめぐる対話』渋谷慶一郎+池上高志日時:2023年10月13日(金)19:00開演 / 10月14日(土)16:00開演会場:金沢21世紀美術館 シアター 21出演:Alter3、Alter4音楽、コンセプト:渋谷慶一郎(ピアノ、エレクトロニクス)Photo by FASHION HEADLINE開催概要展覧会名 :DXP(デジタル・トランスフォーメーション・プラネット) ―次のインターフェースへ会期 :2023年10月7日(土)~2024年3月17日(日)休場日 :月曜日(ただし10月9日、30日、1月8日、2月12日は開場)、10月10日、31日、12月29日~1月1日、1月4日、1月9日、2月13日開場時間 :10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)※当日窓口販売は閉場の30分前まで会場 :金沢21世紀美術館 展示室7~14、長期インスタレーションルーム、デザインギャラリーなど作家数 :13カ国23組料金 :一般 1,200円(1,000円) / 大学生 800円(600円) / 小中高生 400円(300円) / 65歳以上の方 1,000円 ※( )内は団体料金(20名以上)及びウェブチケット料金 ※入場当日に限り「コレクション展1 それは知っている:形が精神になるとき」(11月5日まで)、「コレクション展2 電気 ― 音」(11月18日から)にもご入場可能。主催 :金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]助成 :令和5年度文化庁 我が国アートのグローバル展開推進事業協力 :デロイトトーマツグループ、株式会社グリッド、日本航空株式会社、ジャトー株式会社、ボーズ合同会社、コクヨ株式会社、株式会社中川ケミカル、株式会社PKSHA Technology、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント、ブライトモーメンツ、東京大学池上高志研究室、ヴーヴ・クリコ後援 :在日オーストラリア大使館、北國新聞社企画 :金沢21世紀美術館 長谷川祐子、髙木遊、原田美緒、杭亦舒(ハン・イシュ)、本橋仁 アドバイザー:ハンス・ウルリッヒ・オブリスト(サーペンタイン・ギャラリーディレクター)お問い合わせ:金沢21世紀美術館TEL: 076-220-2800
2023年10月13日FIA世界ラリー選手権(WRC)の最終戦である「フォーラムエイト・ラリージャパン2023」の開催を控え、「1か月前カウントダウンイベント」が10月9日(月・祝)に、名城公園南遊園にて開催される。本イベントでは、「コッパ・チェントロ・ジャポーネ」の一部として、ラリージャパンのPRステージとデモランを実施。ステージイベントでは、豊田スタジアムSSSのコースや豊田スタジアム内で行われるエンタメ企画を発表し、デモランでは、ラリードライバーの勝田貴元選手らによる走行を行う。【PRステージ】10月9日(月・祝) 11:30~14:00久屋大通公園(中部電力MIRAI TOWER北側広場)(愛知県名古屋市中区錦3-6-15先)登壇者ラリードライバー 勝田貴元 選手、SKE48 浅井裕華、鎌田菜月、MC:ピエール北川メディアパートナー応援団(東海地区5局の女子アナウンサー)ラリージャパン実行委員会会長 太田稔彦 豊田市長イベント概要ラリージャパン2023オープニングステージ大会概要、豊田スタジアムSSSのコース、豊田スタジアムの各種エンタメ企画の発表ラリー初心者向け講座ラリー初心者のSKE48メンバーに、ラリーの楽しみ方や魅力を勝田貴元選手から伝えるトークショー各局アナウンサーが語る愛知・岐阜の魅力ラリーだけでなく、周辺の観光情報を含めた開催地域の魅力を語るトークセッションそのほかラリーの映像上映等を予定【デモラン】10月9日(月・祝)11:30~12:0013:30~14:0015:30~16:00名城公園南遊園(愛知県名古屋市北区名城1-2)走行車両トヨタ・ヤリスWRC、シュコダ、シトロエン、オフロードバイク※「11:30~12:00」の回はラリードライバー 勝田範彦 選手「13:30~14:00」「15:30~16:00」の回は勝田貴元選手もデモランを行う。※名城公園南遊園はチケット有料ゾーンを中心に構成。※昨年のデモランの様子【チケット情報】前売券/一般: 1,000円 ※整理番号付前売券/U-18: 800円 ※18歳以下/整理番号付 RALLY JAPAN 2023チケット木)~19(日)に開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)の最終戦。迫力あるラリー競技をお楽しみに。※完売しているコースが多数ありますホスピタリティチケットラリーカーの同乗体験やチームブース見学といった特別な体験プランや快適に観戦できる豊田スタジアム専用スペース付きプランなど、いつもとは違った空間や雰囲気の中でラリーの魅力を存分に堪能できる、様々なプランが登場。【お知らせ】本イベント当日は会場にて、「FORUM8 RALLY JAPAN 2023」豊田スタジアムのチケットも発売予定。
2023年09月29日2023年9月、全国で21世紀型教育に取り組む高校8校が地域を超えて、High School Consortium(ハイスクールコンソーシアム)を立ち上げました。21世紀型教育とは、学力や偏差値重視の教育ではなく、予測困難なVUCA 時代における社会で活躍できる人材の育成を目的に、可視化することが難しいとされる非認知スキルの育成や ICT を活用した学習の個別最適化、また社会に開かれた教育を実践するものです。このHigh School Consortium(ハイスクールコンソーシアム)の目的は、1)全国各地で特色ある教育に取り組んでいる学校同士が協働し、2)限られた高校生活の中で、学校の垣根を飛び越え学びの可能性を広げるために、自分の学校以外の生徒同士が出会い・学びあいできる機会を数多く創出し、3)日本の学校教育を変革していく、ことです。コンソーシアムに加盟している学校は下記の通りです。・専修大学北上高等学校(岩手県)・星の杜中学校・高等学校(栃木県)・ドルトン東京学園中等部・高等部(東京都)・三浦学苑高等学校(神奈川県)・御殿場西高等学校(静岡県)・名古屋経済大学市邨中学校・高等学校(愛知県)・英数学館中・高等学校(広島県)・土佐塾中学・高等学校(高知県)現在計画している活動は、下記の通りです。①各校の生徒同士が、授業や学校行事を通じて学びあえる機会を創出する。②各校の教員同士で、情報交換・スキルアップを目的とした研修・勉強会を定期的に実施する。上記①②に限らず、定期的にオンラインでミーティングを重ねながら、生徒や教員が学校の垣根を越えて協働し学びあう機会を創出していきます。本校告知ページはこちら: 学校法人 北上学園 専修大学北上高等学校学校法人 宇都宮海星学園 星の杜中学校・高等学校学校法人 ドルトン東京学園 ドルトン東京学園中等部・高等部学校法人 三浦学苑 三浦学苑高等学校学校法人 市邨学園 名古屋経済大学市邨高等学校学校法人 東駿学園 御殿場西高等学校学校法人 広島加計学園 英数学館中・高等学校学校法人 土佐塾学園 土佐塾中学・高等学校本プレスリリースに関するお問い合わせは以下の通りです。学校法人広島加計学園 英数学館中・高等学校〒721-8502 広島県福山市引野町980-1探究委員会比羅岡 信子電話:084-941-4115メール: info@eisu-ejs.ac.jp High-Schoolコンソーシアム_プレスリリース.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年09月20日特別展「チョコレート 至高の名を与えられしもの」が、金沢21世紀美術館にて、2023年10月28日(土)から11月3日(金・祝)まで開催される。「ショコラの街・金沢」にてチョコレートの魅力を探るひがし茶屋街など、多くの町屋カフェや老舗和菓子屋が点在する金沢。茶の湯や和菓子を好むイメージが強いが、チョコレートの消費においては全国トップクラスを誇る街でもある。近年は、特色のあるチョコレート作りに取り組む若手のショコラティエが活躍するなど、金沢の食文化にさらなる厚みを加えている。チョコにまつわる現代美術作品や工芸作品を展示「チョコレート 至高の名を与えられしもの」は、「ショコラの街・金沢」にてチョコレートの魅力を余すことなく伝える展覧会。会場では、チョコレートにまつわる現代美術作品や、“チョコレート的な”要素を掛け合わせ、チョコレートに見立てることができる工芸作品など、杉本博司や中村卓夫、原嶋亮輔らの作品を展示する。また、チョコレートを素材に独自の技術で造形に取り組むショコラティエ、ステファン・ルルーの作品も初公開されるなど、創造性溢れるチョコレート作品を見ることができる。中南米の高地からヨーロッパへ、カカオの通った道チョコレートの素となるカカオの原産地は、中南米の高地つまり紀元前グァテマラに栄えていたマヤ、さらには現在のメキシコにあたるアステカに遡り、その土地でのチョコレートは、貨幣としての価値も持つまでになった。その後、大航海時代の17世紀頃、スペインを介してヨーロッパにもたらされたカカオは、宮廷から上流階級を中心に、嗜好品あるいは滋養飲料として徐々に広まっていく。カカオに砂糖、ニッキ、バニラなどを混ぜ「この上なきもの(nec plus ultra)」となった「チョコレート」は、上流階級だけでなく市民階級にまで普及、また近代化に伴い大衆化し、世界中の人々から愛されるものとなった。本展では、そんなカカオの通った道のりを国内に残る稀覯本や資料によって紹介。人々がカカオを受容した歴史と文化を紐解いていく。稀覯本など資料は、主に国内有数の菓子・チョコレートの資料を持つ前田重兵衛のコレクションから展示される。展覧会概要金沢21世紀美術館特別展「チョコレート 至高の名を与えられしもの」会期:2023年10月28日(土)~11月3日(金・祝)会場:金沢21世紀美術館 市民ギャラリーA住所:石川県金沢市広坂1-2-1開場時間:10:00~18:00観覧料:無料<参加アーティスト / デザイナー>杉本博司、ヴィック・ムニーズ、中村卓夫、ステファン・ルルー、オットー・キュンツリ、ミリー・スティーヴンス、原嶋亮輔、八木夕菜、五月女晴佳、大村大悟、狩野佑真、御菓子丸、東京香堂【問い合わせ先】金沢21世紀美術館TEL:076-220-2800
2023年09月11日関西圏に集積する歴史や文化の魅力発信をめざす「関西・歴史文化首都フォーラム」推進委員会/兵庫制作委員会は、2023年11月27日(月)に「関西・歴史文化首都フォーラム兵庫 ー伝統と伝承ー」を開催します。■彩り豊かな歴史・文化を持つ兵庫五国海があり、山があり、里があり、街がある。明治の廃藩置県をきっかけに5つの国が1つに統合された兵庫は地域によって歴史や文化、風土や風習も少しずつ異なります。特色豊かな兵庫五国が育んできた日常にある歴史・文化に光を当て、人から人へ紡がれてきた想いを次世代に繋げるために活動されている人々にスポットを当てたフォーラムを開催します。本フォーラムを通じて、兵庫県の魅力再評価、次代を担う人材を育むことの責任感、伝承されてきた歴史や文化の大切さを知っていただく機会とした「躍動する兵庫」を切り拓いていく契機となることを願います。■開催概要表1: 動画1: ■プログラム【第一部】14:00ー15:00まちづくり・文化の視点から兵庫の魅力を探る姫路城世界遺産登録30周年を記念に、兵庫で育まれてきた歴史・文化の価値について専門的な視点から紐解くキーノートトーク○ご出演(敬称略)・西村 幸夫(國學院大学観光まちづくり学部初代学部長)・玉岡 かおる(作家)・清元 秀泰(姫路市市長)【第二部】15:30ー17:00兵庫五国の匠が姫路に集結兵庫の未来を語る兵庫五国が育んだ、人から人へ紡がれてきた歴史・文化に光を当て「伝統を次世代に伝えるための」キーワードをさがすパネルディスカッション○ご出演(敬称略)・高橋 俊成(灘酒研究会 代表委員)・中西 和也(いえしまコンシェルジュ株式会社 代表取締役)・野田 昌伸(兵庫県立但馬牧場公園但馬牛博物館 副館長)・市野 達也(丹波立杭陶磁器協同組合 理事長)・下村 暢作(兵庫県線香協同組合 理事長)・齋藤 元彦(兵庫県知事)・Re colab KOBE(神戸発、大学生主体で取り組む自然再生プロジェクト)※総合司会:望月理恵<参考>■「関西・歴史文化首都フォーラム」について関西には、国宝、重要文化財、世界文化遺産、無形文化遺産など日本が誇る遺産が多く集積し、先人たちの遺産である価値ある『歴史文化』の宝庫であります。これらを『未来』につないでいくべき資産と考え、大阪・関西万博が開催される2025年までに関西2府4県(滋賀県・兵庫県・京都府・奈良県・和歌山県・大阪府)にてフォーラムを順次開催します。「関西・歴史文化首都」という理念を掲げ、歴史文化の中心地となるべく、ポテンシャルを持つ関西の魅力を発信していきます。■フォーラムの展開大阪 ・ 関西万博に向け、関西に顕在化している様々な歴史文化を取り上げ2府4県にてフォーラムを開催し、歴史文化首都としてのポテンシャルを発信。表2: ■「関西・歴史文化首都フォーラム」推進委員会【組織】○座長・福井 昌平(CI 戦略プロデューサー/イベント学会副会長)○委員・岩本 渉(前 アジア太平洋無形文化遺産研究センター所長)・西村 幸夫(元東大副学長 ・ 國學院大学観光まちづくり学部初代学部長)・中澤 静男(奈良教育大学教授 ESD SDGs センター長)・本多 俊一(国連環境計画 環境技術センタープログラムオフィサー)・川井 徳子(ソーシャル・サイエンス・ラボ専務理事/イベント学会員)・信時 正人(ヨコハマ SDGs デザインセンター長/イベント学会理事)・橋爪 紳也(大阪公立大学特別教授/イベント学会副会長)○事務局長・宮本 倫明(Landa 代表取締役/イベント学会理事 ・ 西日本本部長) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月01日東京・渋谷区にあるシアター・イメージフォーラムでは、チェコ・スロヴァキア製作の映画『ひなぎく』を10月14日(土)から上映する。マリエ1とマリエ2は姉妹と偽り、男たちを騙しては食事をおごらせ、嘘泣きの後、笑いながら逃げ出す。部屋の中で、牛乳風呂を沸かし、紙を燃やし、ソーセージをあぶって食べる。グラビアを切り抜き、ベッドのシーツを切り、ついにはお互いの身体を切り始め、画面全体がコマ切れになる。『ひなぎく』© State Cinematography Fund監督のヴェラ・ヒティロヴァーがカメラマンや美術・衣装と共に、色ズレやカラーリング、実験的な効果音や光学処理、唐突な場面展開など、様々な映画的実験を行い、音楽や部屋の装飾、衣装などのセンスも抜群で60年代的な自由さに満ちあふれた作品となっている。『ひなぎく』© State Cinematography Fund1966年に製作された本作。60年代は、世界が自由を求め激動し、チェコ・スロヴァキアでも自由と新しい表現を求め、多くの若い監督がチェコ・ヌーベルヴァーグと呼ばれる魅力的な作品を製作。本作は、検閲の目をかいくぐり、様々な実験的な映像や魅力的な音楽、素人の女性2人を起用した瞬発力のある演出で、製作から57年という年月を経てもなお、世代を超えて新たなファンを獲得し続けている。『ひなぎく』フライヤー© State Cinematography Fundそんな本作の日本での劇場公開は、ベルリンの壁が壊れ、チェコ・スロヴァキアでもビロード革命が起きた後の1991年。吉祥寺バウスシアターでの上映は、口コミで観客が増え、最後の週には満席になり、その後も毎年のようにアンコール上映が行われ、各方面にも作品が影響を与えている。なお、京都みなみ会館では9月8日(金)から(終了日未定)上映。大阪にオープンする扇町キネマでは、10月下旬にオープニング特集企画内で上映のほか、11月3日(金・祝)から単独上映も予定している。『ひなぎく』は10月14日(土)よりシアター・イメージフォーラムにてレイトショー上映。『ひなぎく』・Blu-ray(品番DAB15047)(本体)4,700円Blu-rayはHDニューマスター/シナリオ全訳ブックレット付き・DVD(品番:DAD07031)(本体)3,800円発売:チェスキー・ケー販売:ダゲレオ出版tel:03-5766-1119(シネマカフェ編集部)
2023年08月13日健康とウェルビーイングに良い影響をもたらすアートや文化の活動を推進することを目的にしたフォーラム「共創フォーラム Vol.1 Art, Health Wellbeing − ミュージアムで幸せ(ウェルビーイング)になる。英国編」が国立新美術館とオンライン中継のハイブリッド形式にて、10月8日(日) に開催される。近年、人々の健康とウェルビーイングに対するアートの役割についての研究は欧米を中心に進み、2019年には世界保健機関(WHO)の報告書で認知症などの病気の予防、孤独や社会的孤立など身体的、精神的健康にアートが良い影響を与える可能性が示された。国内の自治体の文化政策においてもこの分野の活動が推進されており、大学等ではアートと健康のつながりに関する研究が重ねられている。同フォーラムは、国立アートリサーチセンターが東京藝術大学、ブリティッシュ・カウンシルとともに開催するもので、この分野で先進的な取り組みを続けてきた英国から専門家を招き、ミュージアムをはじめとする文化施設による健康や福祉への取り組みを紹介。テート美術館やマンチェスター博物館、ナショナル・ミュージアムズ・リバプールなど実際に最前線で取り組む実践者たちが、アートや文化を通した健康とウェルビーイングへの新しいアプローチについて、その実例を紹介するなどし、これからのウェルビーイングを高める活動やその未来像を共に考えていく。■国立アートリサーチセンター長・片岡真実コメント数年にわたるパンデミックの間に、身体と心、そして社会の健康を考えるウェルビーイングへの注目が高まり、アートの力も問われました。オンラインでアートに触れる機会も増え た一方、ミュージアムでリアルに作品に出会う感動や興奮も実感されました。アートで良く生きるってどんなこと?ミュージアムで一緒に考えてみましょう。<開催情報>「共創フォーラム Vol.1 Art, Health Wellbeing − ミュージアムで幸せ(ウェルビーイング)になる。英国編」10月8日(日) 10:00~17:00(9:30開場)料金:無料【参加方法】■会場参加会場:国立美術館 講堂定員100名(事前申込・抽選)申し込み締め切り:9月4日(月)■オンライン参加定員500名(先着順)申し込み締め切り:9月29日(金)申し込みはこちら:
2023年08月08日滋賀県立陶芸の森陶芸館では、特別企画展「岡本太郎 アートの夢-陶壁・陶板・21世紀のフィギュア造形」を2023年7月15日より開催します。URL: ※背景の写真提供:川崎市岡本太郎美術館■展覧会概要芸術家・岡本太郎は、「一般大衆にじかにぶつかる、社会に開かれた芸術を実現したい」と記し、1952年に初めてのパブリックアートとなるモザイクタイルを手掛けました。1954年には、量産を目指し粘土で≪犬の植木鉢≫を常滑で制作、その後刈谷でも類似の造形を手掛けました。1963年に信楽で制作された≪坐ることを拒否する椅子≫は、人と直に触れ合うアートの在り方を探り、代表作として全国に多数存在しています。戦後、建築家・デザイナー・芸術家による建築陶器が人とアートとの結びつきを強めていくなか、岡本太郎が信楽で手掛けた日本万国博覧会 (大阪万博)の≪太陽の塔≫の<黒い太陽>(1970)は、多くの人々の記憶に刻まれています。このように産地と岡本太郎の出会いのなかで培われた技術力は、大塚オーミ陶業株式会社の大型陶板などに受け継がれます。また、岡本太郎は絵画に比べ「彫刻はより肉体的であり、直接的である。実体がそこにある彫刻の強さ。」と記しています。アニメ・マンガのキャラクター造形は21世紀の大衆が求めたアートのひとつです。クリエイターらの世界観を再現した高精度なフィギュアが生まれています。本展覧会では、<芸術の大衆化>をテーマに、近代の建築装飾陶器、パブリックアートや量産品のデザインを手掛けた岡本太郎らの作品を紹介。またフィギュア造形の世界や壁画の可能性を併せて取り上げつつ、岡本太郎が思い描いた夢の先、21世紀アートの息吹を見つめます。■基本情報会期 :パート1:2023(令和5)年7月15日(土)~9月24日(日)パート2:2023(令和5)年9月30日(土)~12月17日(日)※月曜日休館(7/17・9/18・10/9は開館し、翌日振替休館会場 :滋賀県立陶芸の森 陶芸館観覧料 :一般700円(560円)、高大生530円(420円)、中学生以下無料※( )内は20人以上の団体料金主催 :滋賀県立陶芸の森後援 :滋賀県教育委員会、甲賀市、NHK大津放送局、京都新聞協力 :大塚オーミ陶業株式会社、滋賀県工業技術総合センター信楽窯業技術試験場、京セラ株式会社、株式会社カプコン、株式会社ニトロプラス、株式会社グッドスマイルカンパニー、株式会社SUM ART、株式会社フレア(順不同)企画協力:GILL GILL(株式会社ディープケース)、ほっぺふき子■展覧会構成【序章】近代建築と装飾陶器-建築と現代アートの原流19世紀末、ワグネルが創業した旭焼釉下彩装飾タイルを先駆けに、明治から昭和初期に美術工芸化をテーマに近代建築に装飾陶器が組み込まれました。ここ信楽では、滋賀県庁本館の為のレリーフタイルが製作されました。滋賀県庁本館「アカンサス紋レリーフタイル」1939年 製作:信楽糸取鍋合名会社/指導:滋賀県立窯業試験場【シーン1】建築と現代アートの融合戦後1960年代から信楽で制作されたパブリックアートを紹介。特に、岡本太郎が産地の技術力を得て生み出した数々のレリーフ・陶板作品を中心に、熊倉順吉の陶壁や大塚オーミ陶業株式会社が現代作家と手掛けた美術陶板なども併せて紹介します。大塚製薬株式会社Hi-zタワー「いのち躍る」 1983年(2000年改修) 原画:岡本太郎/製作:大塚オーミ陶業株式会社デザイン:岡本太郎/製作:近江化学陶器株式会社 「足」1964年 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立代々木競技場蔵【シーン2】岡本太郎が目指したアートの大衆化1954年に常滑で岡本太郎が制作した「犬の植木鉢」は、その後量産が試みられた。信楽で制作され、全国各地に送られた「坐ることを拒否する椅子」、その他「むすめ」や「歩み」など、陶芸を通して実現させた岡本太郎の量産への想いをたどります。岡本太郎「犬の植木鉢」1954年 滋賀県立陶芸の森陶芸館蔵近江化学陶器株式会社/原型:岡本太郎「むすめ」 1960年代中頃 個人蔵【シーン3】21世紀のフィギュアの世界-新しいアートの息吹二次元のアニメやマンガを三次元に仕上げる仕組や技術は、当初からフィギュア造形が模索されていました。近年では積み上げられた技術に、クリエーターの独自の世界観やデジタル技術を駆使した表現など、多彩な作品が生み出されています。フィギュア造形の世界は、大衆が待ち望んだ21世紀アートの息吹をみせてくれます。石崎紗央里/植田明志/榎木ともひで/大山竜/大畠雅人/九千房政光/さと/竹内しんぜん/塚田貴士/藤本圭紀/真辺菜月(CREA MODE)/吉沢光正/ゆま藤本圭紀「The Garden~Take your time~」 2020年 個人蔵石崎紗央里「DOLLEL retro style - Dressup Custom Color ver」 2023年 個人蔵(C)Ishizaki Saori【シーン4】川田知志「太郎の色とカタチ×パブリック」(パート2の陶芸館ギャラリーにて展示)日本国内で数少ない壁画家の川田知志が、岡本太郎が手掛けた作品とドローイングから、社会に対して公共空間で発信し続けたメッセージや建築とカタチとの関連性を考察し、新たな解釈を描き加えることで、壁画の新境地を探ります。川田知志「ノーサイド」2017年当時 撮影:怡土鉄夫(※参考画像)■関連企画(1) フィギュアの原型師(出品作家)らによるカプセルトイ企画が実現!人気の原型師たちのフィギュアの手のひらガレージキットがカプセルトイに!(2) 対話の森 大山竜(原型師)×館長 松井利夫【要事前申込】・日時:10月8日(日)14時~15時30分・会場:信楽産業展示館信楽ホール(3) つちっこプログラム子ども特別講座【要事前申込】・日時:7月29日(土)、7月30日(日)、8月5日(土)、8月6日(日)各日とも、午前の部10時~12時・午後の部13時~15時・定員:各回16名、抽選制※くわしくは以下HPをご覧ください (4) ギャラリートーク【申込不要】・日時:8月20日(日)、10月15日(日)、11月19日(日)いずれも13時30分~ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月13日1981年にフランス・ブリュッヘンとその友人らによって結成された世界有数の古楽オーケストラ「18世紀オーケストラ」の、11年ぶりとなる来日公演が発表された。バッハからモーツァルト、ハイドン、ベートーヴェン、そしてメンデルスゾーンやショパンまでの幅広いレパートリーを誇るこのオーケストラにおいては、2014年のブリュッヘン逝去の後も、彼の精神が受け継がれ、現在は客演ソリストや客演指揮者を迎えながら数々のプロジェクトを行っている。「ショパンと彼のヨーロッパ」国際音楽祭においては“レジデントオーケストラ”としてショパンのピアノと管弦楽のための作品を演奏するほか、ショパンのピアノ+管弦楽作品をすべてピリオド楽器で演奏することをコンセプトとした「The Real Chopin × 18世紀オーケストラ」では、“2つの「ショパン国際コンクール」”の優勝ピアニスト、ユリアンナ・アヴデーエワとトマシュ・リッテル、そして川口成彦が19世紀のプレイエル・ピアノ演奏によって、世界有数の古楽オーケストラ「18世紀オーケストラ」との共演を果たすことが大きな話題となっている。2013年に行われたブリュッヘンとの日本公演以来、約11年ぶりの来日となる今回は、指揮者なしでの演奏が予定される。さらには、2014年に他界したブリュッヘンと同オーケストラは、創設以来モーツァルトの交響曲に取り組んでいたことから、今回のプロジェクトでは、ブリュッヘンが愛着を持っていた交響曲第40番と35番を「フランス・ブリュッヘンの想い出」として各公演の冒頭に演奏されることにも注目したい。「The Real Chopin × 18世紀オーケストラ」日本ツアー【京都公演】2024年3月9日(土)14:00京都コンサートホール[プログラムC]【大阪公演】2024年3月10日(日)14:00フェニーチェ堺[プログラムA]【東京公演】2024年3月11日(月)19:00東京オペラシティコンサートホール [プログラムA]2024年3月12日(火)19:00東京オペラシティコンサートホール [プログラムB]【福岡公演】2024年3月13日(水)19:00アクロス福岡シンフォニーホール [プログラムA]■プログラム[プログラムA]・モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K.550・藤倉大:Bridging Realms for fortepiano(第2回ショパン国際ピリオド楽器コンクール委嘱作品/日本初演)※3/11東京公演 : 川口成彦(ピアノ)/その他公演 : 演奏者未定・ショパン:ポーランドの歌による幻想曲op.13※川口成彦(ピアノ)・ショパン:演奏会用ロンド「クラコヴィアク」 op.14※トマシュ・リッテル(ピアノ)・ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 op.11※ユリアンナ・アヴデーエワ(ピアノ)[プログラムB]・モーツァルト:交響曲第35番 ニ長調 K.385 「ハフナー」・ショパン:《ドン・ジョヴァンニ》の「お手をどうぞ」による変奏曲 変ロ長調 op. 2※川口成彦(ピアノ)・ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ op.22※ユリアンナ・アヴデーエワ(ピアノ)・ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調op.21※トマシュ・リッテル(ピアノ)[プログラムC]・モーツァルト:交響曲第35番 ニ長調 K.385 「ハフナー」・ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調op.21※トマシュ・リッテル(ピアノ)・ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 op.11※ユリアンナ・アヴデーエワ(ピアノ)使用ピアノ:Pleyel 1843 owned by Takagiklavier (3/9, 10, 11, 13)Pleyel 1845 owned by Emma Akiyama (3/12)
2023年06月16日クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパンは、クリスピー・クリーム・ドーナツ 東京国際フォーラム店限定メニューの新商品として「クリスピー・クリーム・プレミアム 東京 リッチ ニューヨーク ビッグアップル」を2023年6月1日より発売しました。■ニューヨークタイムズスクエア店限定ドーナツをオマージュした新作ドーナツ同商品は、本国アメリカのフラッグシップショップ「ニューヨークタイムズスクエア店」で限定販売しているドーナツをオマージュした商品です。ニューヨークの愛称“ビッグアップル”にちなみ、真っ赤に実ったりんごをモチーフにしました。ふわふわの生地で甘酸っぱいアップルジャムと口どけの良いホイップクリームを挟んだドーナツに、ほんのりとりんごが香るアップルアイシングをコーティング。一口目から爽やかなりんごの味わいを感じられます。ニューヨークに旅行した気分を味わえる「クリスピー・クリーム・プレミアム 東京 リッチ ニューヨーク ビッグアップル」を、ぜひ食べてみてはいかがでしょうか。■商品概要クリスピー・クリーム・プレミアム 東京 リッチ ニューヨーク ビッグアップル販売期間:6月1日(木)~7月18日(火)販売店舗:東京国際フォーラム店販売価格:486円(イートイン495円)※1日の販売数量に限りがあるため、なくなり次第終了となります。(フォルサ)
2023年06月05日6人組ダンス&ボーカルグループONE N’ ONLYが5月21日、大阪・堂島リバーフォーラムにてホールツアー『ONE N’ LIVE 2023~Departure~』のファイナルを迎えた。先日、5周年を迎えたばかりのワンエン。これまでを振り返るだけでなく、「これから」も見せてくれたライブは希望に満ちたものとなった。本記事では5月7日に東京・国際フォーラムホールCで行われた昼公演の模様をレポートする。Newアルバムを引っ提げ、ワンエンが躍動!あいにくの雨模様だったこの日。しかし、会場は満員のSWAG(ONE N’ ONLY ファンの総称)で熱気に包まれていた。開演前にはメンバーのNAOYA、EIKUによる公演アナウンスでさらに会場を盛り上げていく。声出しがOKだという言葉には思わず大きな歓声が上がった。長い期間を経て、ONE N’ ONLYもファンも待ち望んでいた瞬間に違いない。まず、オープニングアクトとして先日デビューが発表されたばかりのLIENELが登場。デビュー曲『LOVE Communication』を披露。フレッシュなステージでファンを沸かせた。そしていよいよライブ本編へ。スクリーンにメンバーが映し出される度に、ファンからは大きな歓声が上がる。そして、飛び立つ飛行機の映像が流れると同時に、実際にステージにバルーン仕様の飛行機が登場。その飛行機に乗っているかのような形でメンバーが現れ、『We’ll rise again』からライブはスタート。スクリーンに映し出された空の映像も相まって疾走感があり、それぞれの歌唱パートにもキレが感じられる。会場にワンエンが風を巻き起こす。続いて『What’s Your Favorite?』へ。爽やかさから一転、大人の色っぽさを醸し出し、カラフルな照明がメンバーの姿を艶めかせる。TETTAの高音ボイスがセクシーに響き渡り、成熟感があるパフォーマンスで魅了していく。そして2ndアルバム『Departure』のリード曲である『Departure』へ。カメラがメンバーの生の表情をとらえ、一瞬、一瞬を切り取っていく。パワフルなラップ、伸びやかなボーカル。そんな楽曲にワイルドなダンスが映え、今のワンエンの魅力がギュッと詰め込められているのがよく分かる。パワーあるステージに客席も自然と体を揺らす。HAYATOが「みなさん楽しんでますか!」と声をかけると客席もペンライトと歓声で応える。その様子にメンバーも満足そうだ。ここでメンバーそれぞれが自己紹介をしていくが、この日は金髪を編み込んだニューヘアスタイルのREIがなぜか「TETTAでー……あっ、REIでーす!」と自己紹介を間違えるハプニング(?)も。続くTETTA、KENSHINはわざと間違えて見せて笑いを誘った。HAYATOは「言葉がぶっ飛んじゃうぐらい気合いが入っています」と笑顔を見せたあと、「今年で5周年になります。いつも応援してくれているSWAGありがとう!」と感謝の気持ちを伝えた。「5周年、今までたくさんのことがありましたけど、今日は節目の一発目のライブなので、これまでを振り返ってみたり、5周年の先の希望をみなさんに見せていきたいと思っていますのでよろしくお願いします!」と気合いを見せる。声出しOKのライブならではの客席とのコール&レスポンスでコミュニケーションを取ったあと、さっそく次の曲へ。真っ赤な照明の中で始まった『OPEN』。派手にスモークが立ち込められ、次々と入れ替わるフォーメーションに息を呑む。中盤では激しいダンスパフォーマンスも見せ、会場のボルテージをあげていく。さらに、TETTAとEIKUが制作に携わった『Reflection』ではこれまでとはまた少し違うワンエンの側面を見せる。歌詞の世界観を感じさせるようにTETTAとNAOYAが手を重ねて鏡合わせを演出するようなダンスはどこかエモさも感じさせる。新曲を立て続けに披露したところで、HAYATOが「まだまだ行けんだろ!」とがなり、『YOUNG BLOOD』へ。上段ステージ、と下段ステージを使い、立体感のあるパフォーマンスを見せる。パワフルさの増した歌声が客席の心を掴んでいく。照明も華やかに使い、体に響くリズムが温度を上げていくのが分かる。息つく間もなく6人全員でDANCE PARTで力強いパフォーマンスを見せたあと、そのまま『Get That』になだれ込む。バックのスクリーンにはメンバーの表情と共に歌詞が出される、照明とダンスが連動し、世界観を尖らせていく。ワイルドさと色っぽさが重なり、唯一無二のパフォーマンスに昇華させていっているように感じられる。ONE N’ ONLYの歴史を振り返るメドレーそして、メンバーのそれぞれを振り返るような映像を挟んだあと、ここからメドレーへ。ONE N’ ONLYの歴史を振り返っていく。赤シャツに黒のネクタイを合わせた衣装で登場すると思わず歓声が上がる。揃いの衣装だが、腕まくりをしているメンバーもいて、少しずつ着こなしが違うのもいい。そんな中で披露されたのはデビューシングル『I’M SWAG』。メドレー間でメンバーからのメッセージがあるのも印象的だ。「2つのグループが融合してひとつになった俺たちONE N’ ONLY。デビュー曲『I’M SWAG』を披露して確かな手応えを得た」とKENSHIN。「次に披露する曲は俺たちのライブで欠かせない曲!ぶちあがっていこうぜ!」と『Dark Knight』のイントロが流れると、SWAGも体を揺らし、会場全体を揺らしていく。そして畳み掛けるように『Category』へ。ライブでの定番曲もステージに立つたびに鋭さを増していく。それが彼らの歴史だ。ここで落ち着いたトーンで語りかけるのはNAOYA。「この5年で仲間との別れだったり、当たり前だったものが当たり前じゃなくなってしまったり。いろんなことがあった。泣きたくなるときも、逃げ出したくなるときもあった。でもそんなときにSWAGがいてくれたからここまでやってこれた。僕たちを見つけてくれてありがとう。輝ける場所をくれてありがとう」。そして「これからも幸せになろうね」と微笑みかけると思わず歓声が上がる。そして届けるのは『Don’t worry』。NAOYAのメッセージと相まってさらに歌詞とメロディが心に染みていったのではないだろうか。そしてHAYATOはラップで想いを伝える。SWAGへの思いの伝え方をいくつも持っているのもワンエンの強みなのかもしれない。さらに『Shut Up! BREAKER』で激しく攻めたところでEIKUが「次の曲はみんな一緒に踊ってくれるかーい?」と『Video Chat』へ。ステージのスクリーンには生カメラでビデオチャットさながらの映像が映し出される。仲が良さそうに戯れ合うメンバーにほっこり。会場も一緒になって手を振って一体感を高めていく。そして「この5年間、僕たちONE N’ ONLY はいろんなことがありました。でもいつも困難にぶつかったときSWAGがいました。これからもどんなことがあっても唯一無二の道を突き進みます」という言葉とともに『We Just Don’t care』で、メドレーを締め括った。そのあとのスクリーンに映し出されたのは、「今」のメンバーの姿。メンバーそれぞれの映像とともに、SWAGへの直筆メッセージが届けられたたと、真っ白な衣装で『YOU???』を披露。ステージ上ではなく、別セットから映像で見せる形でファンを楽しませた。ステージに再び登場してからは楽しげに歌い、弾む様子を見せ、SWAGを笑顔にさせた。怒涛のように曲を披露してMCへ。NAOYAは会場に向かって「楽しんでますか」と声をかけ、各階ごとにコール&レスポンスをして、「いいねぇ!」と笑顔を弾けさせた。ここで、客席には一旦座ってもらい、メンバー揃ってここまでのライブを振り返る。アルバムのタイトルが『Departure』ということもあり、「今回、なんとステージに飛行機が飛び立ちました!」とNAOYA。口々に「すげぇよ!」と言い、TETTAはごきげんに「俺が今日乗ってきたから、帰り送っていってほしい人、送ってあげる」と言い、飛行機に乗り込む仕草を見せて会場を笑顔にさせる。「今日はみんなチケットという名のパスポートを持っているんで」とKENSHINが言うと、会場からは拍手が起きた。また、『OPEN』についてはこの日が配信リリース日。「本当にワンエンらしい曲になっています。これからもライブでたくさんやっていくと思うのでよろしくお願いします」とNAOYA。そして、『Reflection』はTETTAとEIKUが携わった楽曲だ。EIKUは「今までのワンエンにない感じ」とし、TETTAは「本音が書かれているので、歌詞を聞けば今の僕たちのもがいている気持ちだったりとか、希望や前を向いた姿が見られるんじゃないかな、と思うのでそこも注目してください」と語った。さらに、今回のセットリストについてNAOYAは「5周年を感じられるようなものにしたかった」とし、メドレーは「みんなで話し合って作ってみました」とのこと。KENSHINも「歴史を感じられるセトリ」と頷く。NAOYAは「僕たちもやっていてすごく感慨深いというか。思い出すこともたくさんあるんですけど、こんなもんで止まらず、どんどん突っ走っていきたいな、という思いもあるのでこれからもよろしくお願いします」と改めて伝えた。「5周年の愛をこめて」贈る『GIFT』ライブは終盤戦へ。「5周年の愛を込めて」というNAOYAの言葉とともに『GIFT』を。それぞれの豊かな表情が見られるだけでなく、メンバー同士で顔を見合わせている様子もいい。『HOLIDAY』では、会場も一緒になって踊り、KENSHINの呼びかけでコール&レスポンス。ライブが終盤に近付くにつれて、客席の声も大きくなっていくのがわかる。続く『Step Up』で一体感も増し、会場のテンションがぐんぐん上がっていく。曲の後半ではメンバーが客席に降りて、タオルを回す。より、ファンとの距離を縮め盛り上げた。はしゃいだ様子を見せるメンバーの様子に見ているほうの気持ちもほっこりとする。客席もタオルやとにかく持っているものを回して、盛り上げていく。会場の熱が冷めやらぬ中、本編のラストは新曲『Last Forever』。夕暮れの光を含んだような空の映像がマッチする。疾走感のある楽曲で、これからの未来を感じさせてくれるよう。最後は銀テープも飛び、華やかに締めくくった。しかし、もちろんまだまだ終わらない。大きなワンエンコールに呼ばれて、『My Love』でアンコールがスタート。優しい歌声が会場を包み込み、幸せな空間を作り出す。公演中、常にメンバーの表情が明るく、楽しそうなのが印象的だった。「だんだんと当たり前だったものが戻ってきていて、僕たち嬉しいな、と思っていてライブもより楽しく、面白くなってきて、みなさんが来てくれることがすごくありがたいな、と思います」と語ったNAOYA。改めて、いまあるライブの形に感謝せずにはいられない。そして「僕たちが世界に向けて挑戦できているのも日本のSWAGの皆さんのおかげだと思います」と南米ツアーを無事に終えられたことについても感謝の気持ちを伝えた。続く曲は、「日本からブラジルの距離を表した曲をやりたいと思います」とTETTA。「僕たちが世界に行っても、どこに行っても、SWAGのみんなから絶対に離れないし、ずっとそばにいるよ、という意味を込めて作った曲です」と『10,000miles』を披露。スクリーンにはメンバーがブラジルを訪れた際の映像もまじえて。今のワンエン現在地を示すような楽曲。壮大感が感じられる。KENSHINが促し、会場も一緒になって歌う場面も。ラストを飾ったのは『Call Me』。メンバー全員で飛行機に乗り込むような動きを見せ、ぎゅっとなって楽しげな様子も見せる。会場も思いっきり腕を振り、最後の最後までワンエンとの時間を楽しんだ。「いい景色をありがとう!」とHAYATOが叫び、NAOYAは「楽しかった人!!」と呼びかける。SWAGが「はーい!」という大きな声と共に手を挙げると、笑顔がこぼれる。「また絶対に帰ってくるので、また会いにきてね」と再会を約束し、ライブを締めくくった。笑顔と歓声があふれた公演。そして幅広い楽曲に、柔らかさと激しさを持ち合わせたパフォーマンスはONE N’ ONLYの更なる進化を期待させてくれる。この先の彼らから、目が離せない。取材・文:ふくだりょうこ撮影:笹森健一
2023年05月22日アディダス オリジナルス(adidas Originals)とア ベイシング エイプ(A BATHING APE)によるコラボレーションスニーカー「フォーラム 84 ベイプ ロウ(FORUM 84 BAPE LOW)」が登場。2023年5月20日(土)より、アディダス オリジナルス フラッグシップ ストアほかで発売される。“カモ柄”配したローカットスニーカー今回登場するコラボレーションシューズのベースとなるのは、1980年代に発表された名作バスケットボールシューズをベースに誕生したアディダスの「フォーラム 84 ロウ(Forum 84 Low)」。コラボレーションでは、そのクラシックでレトロなシルエットはそのままに、アイコニックな“ABC CAMO”や特別なロゴなど、ア ベイシング エイプのエッセンスを随所に落とし込んだ。シボ革のコントラストを効かせてオーバーレイのスムースレザーやアンクルストラップ、ソックライナーカバーには、ア ベイシング エイプを象徴するカモ柄をオン。 またアンダーレイにはホワイトカラーの上質なシボ革を使用することで、そのコントラストを際立たせている。ゴールド、シルバーあしらった2カラーを用意カラーはグリーン、ブルーの2色を用意。シュータンとシュージュエルに施された30周年特別仕様のオリジナルロゴにはゴールドとシルバーをそれぞれ採用するなど、随所にまで趣向を凝らしたコラボレーションならではの一足に仕上げた。詳細ア ベイシング エイプ×アディダス オリジナルス「フォーラム 84 ベイプ ロウ」発売日:2023年5月20日(土)※CONFIRMEDアプリでは5月15日(月)16:00より抽選受け付け販売店舗:ア ベイシング エイプ 正規取り扱い店舗、 アディダス オリジナルス フラッグシップ ストア 原宿、BAPE.COM ウェブストア、CONFIRMEDアプリサイズ:価格:25,300円【問い合わせ先】アディダスお客様窓口TEL:0570-033-033(土日祝除く、9:30~18:00)
2023年05月19日昨年秋の「BBC Proms JAPAN」公演において、人気ピアニスト角野隼斗との共演で大きな話題を呼んだ「東京21世紀管弦楽団」。2019年に設立されたばかりのこのオーケストラのコンセプトは「音楽を通して、多くの人達と手を携え、今までの固定観念にとらわれない新しい時代の“楽しいオーケストラ”を目指して演奏活動を進める」ことだという。その活動ぶりは、重厚なドイツ音楽にじっくり取り組む定期演奏会を筆頭に、青少年のための音楽鑑賞会や、教育活動にも積極参加するほか、ミュージカル、バレエ、ポップス・コンサートにも出演するなど、多彩で幅広い音楽活動を展開しているのが特徴だ。そして迎える第7回定期演奏会には、日本を代表するヴァイオリニスト渡辺玲子が登場するだけに、オーケストラの現在地を確認するのにピッタリの時間が楽しめそうだ。プログラムには、フンパーティンクの『ヘンゼルとグレーテル』、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲(ソリスト;渡辺玲子)&ブラームスの交響曲第2番という重量級の名曲が用意され、浮ヶ谷孝夫指揮する新進オーケストラの咆哮が堪能できる。東京21世紀管弦楽団 第7回定期演奏会4月22日(土) 14時開演東京芸術劇場コンサートホール指揮:浮ヶ谷孝夫ヴァイオリン:渡辺玲子演奏曲目フンパーディンク:「ヘンゼルとグレーテル」プレリュード(前奏曲)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64ブラームス:交響曲第2番ニ長調作品73■チケット情報
2023年03月06日放射線の健康影響に関する情報発信を展開する“ぐぐるプロジェクト”(環境省事業)は、今年度の活動の総括にあたるぐぐるプロジェクトフォーラムを2月22日(水)に星陵会館(千代田区)で開催しました。フォーラムの第1部ではラジエーションカレッジのプレゼン部門、台詞作成部門、漫画作成部門、CM部門、POP部門の各部門の優秀賞の表彰式が行われ、プレゼン部門では東北大学の高橋彩乃さん、台詞作成部門では大阪大学の藤井翔大さん、漫画作成部門では福島県立医科大学の檜山梨花さん、CM部門では東北大学の高橋彩乃さん、POP部門では鹿児島大学の池増美妃さんが受賞しました。なかでも東北大学の高橋彩乃さんは、昨年度に続きプレゼン部門の2連覇を果たしたほか、CM部門でも優秀賞を獲得する快挙を達成しました。賞状を手に喜びを見せる受賞者たち活発な議論が展開した第2部のディスカッション<優秀賞受賞者>◆プレゼン部門 高橋彩乃さん(東北大学経済学部)◆台詞作成部門 藤井翔大さん(大阪大学経済学部)◆漫画作成部門 檜山梨花さん(福島県立医科大学保健科学部)◆CM部門 高橋彩乃さん(東北大学経済学部)◆POP部門 池増美妃さん、伊東亜実さん、内丸楓菜さん、田中杏奈さん、稗村咲良さん(鹿児島大学医学部 ※グループ参加)第2部は「伝わらないメッセージを斬る」をテーマにしたディスカッションが行われました。今回応募のあった作品の傾向について、大阪大学の大竹文雄特任教授から「今回は全体的に恐怖訴求というアプローチをとっている作品が多かった。恐怖訴求は人々へのメッセージを伝える短期的な効果は見込めるが、長期的な効果は見られにくい。ぐぐるプロジェクトのような長期的な活動が必要とされるものでは、今回受賞した作品のような前向きなメッセージのものがよい」と意見が出されました。それを受け環境省担当官からは、「振り返れば、当初恐怖訴求をしていたかもしれない。ぐぐるプロジェクトは差別をなくすことがコンセプトであるため、メッセージの伝え方について、検討していきたい」と述べました。横浜市立大学大学院の倉澤健太郎准教授は、「メッセージというのは、受け手側にどれだけ寄り添えるかということが重要である」と発言があり、キャンサー・ソリューションズの桜井なおみ氏は、「治療と仕事の両立において職場に病気のことを相談した際、まず休み方を提案されがちだが、その内容を休み方ではなく働き方に変えると両立が上手くいった」という事例が紹介されました。筑波大学の高橋晶准教授からは「変わることは人にとってストレスになるが、時間の経過の中で変わることの方が良い結果をもたらすことがある。変わるならまさに今だと思う」との発言がありました。社会的健康戦略研究所の浅野健一郎氏は健康経営の例をあげ、「組織を変えることは現状維持バイアスが働くためなかなか難しいが、前向きなメッセージを伝えることで変化を促すことにつながった」と述べました。そして大竹特任教授からは「霞が関の人たちは現状維持バイアスの人が多い。変化することのメリットを理解している人は少ないので、この論理を変えていく必要がある」と環境省の変化に期待する意見が出されました。さらに、キックオフミーティングに登壇した島耕作氏からは「一般企業でもこれまでやってきたことを見直すのは難しい。しかし、大事なのは何よりも差別をなくしていくという強い姿勢を打ち出すことではないか」との力強い言葉が投げかけられました。登壇者や島耕作氏の発言を受け、環境省担当官からは「ぐぐるプロジェクトのメッセージについて変えていかなければいけない点があることが分かった。しっかりと取り組みを進めていきたい」と次年度への決意を表明しました。司会を務めた落語家の桂三四郎さんから総括として、「ようやく環境省が『検討』から『取り組みを進めたい』に変わった。誤解から生じる差別をなくし、誰一人取り残さない社会の実現にむけ、次年度の取り組みがどのようになるのか期待したい」とまとめました。このディスカッションの様子は2月27日(月)午後から、「ぐぐるプロジェクト」の特設サイト内で公開する予定です。ぐぐるプロジェクトサイト 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月24日ディズニー映画『メリー・ポピンズ』のシネマ・コンサートが、2023年6月4日(日)に東京国際フォーラム ホールAで開催される。ディズニー映画『メリー・ポピンズ』のシネマ・コンサートシネマ・コンサートとは、映画のセリフや効果音はそのままに、音楽パートのみを生のオーケストラが演奏する新感覚エンターテイメント。今回はディズニー映画『メリー・ポピンズ』の映画全編上映に合わせて、アカデミー賞とグラミー賞受賞作曲家リチャード・M・シャーマン、ロバート・B・シャーマンの兄弟による音楽をフルオーケストラで贈る。映画『メリー・ポピンズ』は、アカデミー賞最多13部門がノミネートされ、そのうち2部門をシャーマン兄弟が映画のオリジナル楽曲で作曲賞、「チム・チム・チェリー」で歌曲賞を受賞。ロンドンを舞台に、魔法使いメリー・ポピンズがジョージ・バンクス夫妻の家を訪れみんなを幸せにしていくストーリーで、今なお愛されている名作だ。演奏されるのは、「チム・チム・チェリー」をはじめとする映画オリジナル楽曲の数々。栗田博文の指揮のもと、東京フィルハーモニー交響楽団の生演奏で、メリー・ポピンズの魔法にかけられたような体験をぜひ味わってみては。【詳細】メリー・ポピンズ シネマ・コンサート(MARY POPPINS IN CONCERT LIVE TO FILM)日時:2023年6月4日(日)[開場]15:00 [開演]16:00会場:東京国際フォーラム ホールA(東京都千代田区丸の内3-5-1)チケット:・S席 大人9,800円、小・中人 4,800円・A席 7,800円※全席指定※3才未満の子どもの入場不可。※小人・中人料金は、4歳以上~17歳以下(公演日の時点で、満4歳以上~17歳以下が対象)。入場時に年齢の分かる証明書の提示を求める場合あり。チケット先行販売(抽選):2月21日(火)12:00~3月5日(日)23:59チケット一般販売:3月11日(土)10:00~<公演内容>映画『メリー・ポピンズ』(1965年日本公開作品)英語上映・日本語字幕付き音楽:リチャード・M・シャーマン、ロバート・B・シャーマン監督:ロバート・スティーブンソン製作:ウォルト・ディズニー出演:ジュリー・アンドリュース、ディック・ヴァン・ダイク、デイヴィッド・トムリンスン、グリニス・ジョーンズ、カレン・ドートリス、マシュー・ガーヴァー上演時間:2時間40分(休憩20分込み)<出演>指揮:栗田博文演奏:東京フィルハーモニー交響楽団※シンガーの出演なし。劇中の歌唱部分は、映画音声のまま流れる。Presentation licensed by Disney Concerts.© Disney
2023年02月24日ディズニー&ピクサー映画『トイ・ストーリー』のシネマ・コンサートが、2023年5月28日(日)に東京国際フォーラム ホールAにて開催される。映画『トイ・ストーリー』のシネマ・コンサートシネマ・コンサートとは、大スクリーンでの映画全編上映に合わせて、オーケストラが音楽パートを生演奏する新感覚エンターテインメント。これまで『ゴッドファーザー』や『ルパン三世 カリオストロの城』など、珠玉の名作が上演されてきた。今回は、映画『トイ・ストーリー』を、栗田博文指揮のもと東京フィルハーモニー交響楽団が生演奏。好青年のカウボーイ“ウッディ”と、勇敢なスペースレンジャー“バズ・ライトイヤー”をはじめとするおもちゃたちが織りなす冒険を描いた本作は、アカデミー賞やグラミー賞を受賞した作曲家ランディ・ニューマンの音楽が魅力のひとつだ。演奏されるのは、「君はともだち(You’ve Got a Friend in Me)」や「すべてがストレンジ(Strange Things)」、「幻の旅(I Will Go Sailing No More.)」など。映画と共に思わず口ずさみたくなってしまう楽曲の生演奏を楽しむことができる。詳細トイ・ストーリー シネマ・コンサート(TOY STORY IN CONCERT)日時:2023年5月28日(日) [開場]15:00 [開演]16:00会場:東京国際フォーラム ホールA(東京都千代田区丸の内3-5-1)チケット:・S席 大人9,800円、小・中人 4,800円・A席 7,800円※全席指定※3才未満の子どもの入場不可。※小人・中人料金は、4歳以上~17歳以下(公演日の時点で、満4歳以上~17歳以下が対象)。入場時に年齢の分かる証明書の提示を求める場合あり。チケット先行販売(抽選):2月21日(火)12:00~3月5日(日)23:59チケット一般販売:3月11日(土)10:00~<公演内容>映画『トイ・ストーリー』(1996年日本公開作品)英語上映・日本語字幕付き音楽:ランディ・ニューマン(作曲)監督:ジョン・ラセター / 製作総指揮:エドウィン・キャットマル、スティーヴ・ジョブス / 製作:ラルフ・グッゲンハイム、ボニー・アーノルド声の出演:ティム・アレン、トム・ハンク、ジョン・モリス上演時間:1時間43分(休憩20分込み)<出演>指揮:栗田博文演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
2023年02月22日2022年セザール賞7部門受賞の話題作『幻滅』より場面写真が解禁された。また、グザヴィエ・ジャノリ監督が本作の背景となった19世紀について語っている。19世紀フランスを代表する文豪、オノレ・ド・バルザックが書き上げた「幻滅ーーメディア戦記」を、『偉大なるマルグリット』(2015)のグザヴィエ・ジャノリ監督が映画化した本作。豪華キャストが集結し、200年も前の物語とは思えないほど現代と酷似したメディアの状況を鋭利に描き出す。この度解禁されたのは、華麗なる衣装に身を包んだ豪華キャストの場面写真。主演のバンジャマン・ヴォワザンのほか、リュシアンの先輩格として彼を教育していく、ジャーナリストを演じる『アマンダと僕』のヴァンサン・ラコスト、私欲にまみれた人々のなかで唯一、誠実にリュシアンを見守る作家のナタン役を演じる、監督としても世界的な人気を誇るグザヴィエ・ドラン、セシルド・フランス、新星サロメ・ドゥヴェル、そして彼らを固める脇役としてフランスの国民的スター、ジェラール・ドパルデューらの姿も。グザヴィエ・ジャノリ監督は19世紀という時代について、「リュシアンが“生きて“いくためには、過酷なルールを受け入れなければいけなかった」と語る。「アングレーム(フランス中西部の都市)の城壁の下にはフランスの『下層』があり、丘の上には貴族たちの『上層』がありました。リュシアンはこの地方都市の出身です。その地形は社会的格差を表しており、野心的なリュシアンはこの格差を埋めようとするのです。ところがパリでは、どこにいるかではなく、どこの出身であるかが重要視されます。パリの裕福な貴族もまた殻に閉じこもっていて、自分たちの特権に執着しています。その中に自分の居場所を見つけるには、価値観を捨ててでも利益への執着が課す新しい『ルール』を受け入れなくてはなりません。スペクタクルと化した社会では、自分の意思に反するとしても喜劇を演じる以外に選択肢がないのです」。打算的な人々が集まり、生き馬の目を抜くようなパリの都とマスメディアの世界。いまで言うフェイクニュースやステルスマーケティングがこの時代から横行していたことがつまびらかに描かれる。ジャノリ監督は、そんな現代的とも言える要素を強調しながら、風刺に富んだ、極上のエンターテインメントを織り成した。「幻想に胸をふくらませてアングレームからやって来たリュシアンは、ひどいまやかしを覚え、美しい望みを浪費していきます。失われた純真さ、『自分の浪費』、自分の中の美しく貴かったものを『浪費』するというテーマは、特に私の心に響きました。環境によって自分の理想や最も美しい『価値観』を否定せざるをえなくなる、そんな時代の陰湿な手口により、アングレームからパリにやって来た理想家肌の若き詩人は、文学作品を著したかったはずが広告ライターに落ちぶれていくのです」と語る。「バルザックは才能ある若者たちがこうした罠にはまり自分を見失い、自らを浪費していくのを見ていたのです」。最後に、「バルザックは、この「新しい世界」が息をのむほど魅力的だったことにも目を向けています。残酷さと哀愁、この2つの音を喧騒が渦巻く中に響かせたいと思いました」と締めくくる。監督が「幻滅」に出会ったのはソルボンヌ大学で文学を学んでいた20代の頃だったという。あらゆる流派の批評家から研究対象にされていたバルザックの「幻滅」をいつの日か映画化したいと思い描いた当時の夢が昇華した作品となっている。『幻滅』は4月14日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:幻滅 2023年4月14日より全国にて公開© 2021 CURIOSA FILMS - GAUMONT - FRANCE 3 CINÉMA - GABRIEL INC. ‒ UMEDIA
2023年02月11日公益財団法人東京観光財団は、令和5年2月8日(水)に「観光活性化フォーラムTOKYO 2023 ~ポストコロナ時代のツーリズムを再構築する観光GX(グリーントランスフォーメーション)~」を実施いたします。参加申込を1月31日(火)まで受け付けております。※参加無料観光活性化フォーラムTOKYO 20231. 開催趣旨観光活性化フォーラムでは「観光におけるGX推進」をテーマに、持続可能な観光に向けた基調講演や、都内外での観光活性化の取組事例紹介を実施いたします。また、都内観光協会等との情報交換会といった、行政や民間企業の垣根を超えた交流イベントを実施いたします。2. 開催概要(1)開催日:令和5年2月8日(水) 13:00~17:30(12:30開場・受付開始)(2)会場 :ベルサール渋谷ファースト(渋谷区東1-2-20 住友不動産渋谷ファーストタワー2F)(3)対象 :各区市町村観光事業担当者、観光協会担当者、観光産業に関わっている方等(4)定員 :来場参加100名オンライン(第1部のみ)300名(それぞれ事前申込制・先着順)※参加無料(5)主催 :公益財団法人東京観光財団3. 講演内容等(1)第1部(※オンライン同時開催)◆基調講演(13:05~)「観光GXによる持続可能な観光の実現に向けて」・講師:東洋大学国際観光学部 教授 古屋 秀樹氏◆取組事例紹介(14:20~)・檜原村エコツーリズム推進協議会:檜原村エコツアー ~檜原村でしかできない体験と学び~・一般社団法人白馬村観光局:GREEN WORK HAKUBAによる持続可能なリゾートブランディング(2)第2部(15:30~)◆観光情報交換会・都内の観光関連団体がブースを出展し、観光取組事例等をご紹介します。◆ミニセミナー・with/afterコロナの旅行者のニーズと観光・地域のデジタルシフトや、持続可能な地域の実現に向けた観光まちづくりについて、ミニセミナー形式でお伝えします。詳細URL: 4. 申込方法以下の専用フォームからお申し込みください。URL : 申込期限: 令和5年1月31日(火) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月26日古楽のスペシャリスト鈴木秀美率いる「神戸市室内管弦楽団」の東京特別演奏会が開催される。公演テーマは、表題にも掲げた「20世紀前半の作曲家達が見た古い音楽を、21世紀のわたしたちが見る」という、とても刺激的なものだ。その心は「当時の人々が古典派の作品を見るのと、今の私たちが見るのとには違いがあるのではないか」という素朴な疑問が発想源というのも興味深い。その想いが盛り込まれたプログラムは以下の通り。【東京特別演奏会プログラム】(神戸での第156回定期公演プログラムと同内容)・モーツァルト:セレナーデ第13番ト長調 KV525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」(指揮なし・鈴木秀美はチェロでオケ中参加)・モーツァルト:セレナーデ第12番 ハ短調「ナハトムジーク」KV388(384a)・シュニトケ:モーツァルト・ア・ラ・ハイドン・プロコフィエフ:交響曲 第1番 ニ長調 作品25「古典」そして、そのプログラムについて語る鈴木秀美の言葉がさらに興味深い。「2023年で創立42年目となる神戸市室内管弦楽団、東京では久々の公演ですが、私が監督となってからは初めてのことです。『室内管』というサイズから、古典派の作品がレパートリーの中心となるのは当然のことですが、今回は典型的な交響曲などではなく、古典派はセレナーデを2曲、 そして後半は20世紀の作曲家が古典派作品から着想を得たものをお届けします。『最も有名な曲』では、私も1チェリストとして参加します。時代様式・感覚の錯綜と、今どんどん変わりつつある神戸市室内管弦楽団をどうぞお楽しみ下さい(鈴木秀美)」開演前には鈴木秀美によるプレトークが予定されるほか、来場者には、神戸ワイン(ミニグラス)or神戸ウォーターがプレゼントされるというのも楽しい限り。神戸から届くこだわりのステージへの期待は膨らむばかりだ。神戸市室内管弦楽団「東京特別演奏会」2月13日(月) 19時開演紀尾井ホール●鈴木秀美 SUZUKI Hidemi(指揮)神戸生まれ。チェロ、指揮、執筆、録音ディレクター、後進の指導と活動 は多岐にわたりサントリー音楽賞、齋藤秀雄メモリアル基金賞ほか多数を 受賞。主要な古楽団体でメンバーや首席奏者を務めた。2001年《オーケストラ・リべラ・クラシカ》を創立し、自身のレーべル《アルテ・デラルコ》からその録音や室内楽等をリリース中。国内外のオーケストラに指揮 者及びソリストとして客演。現在は山形交響楽団首席客演指揮者、東京音楽大学チェロ科客員教授、東京藝術大学古楽科講師を務めている。楽遊会 弦楽四重奏団メンバー。また、神戸市室内管弦楽団(設立当時は神戸室内 合奏団)の創立メンバー(副指揮者・首席奏者)でもある。2021年4月より神戸市室内管弦楽団音楽監督に就任。●神戸市室内管弦楽団Kobe City Chamber Orchestra1981年、神戸市により「神戸室内合奏団」として設立。実力派の弦楽器奏者たちによって組織され、弦楽合奏を主体としながらも、管楽器群を加えた室内管弦楽団としての活動も活発に行う。これまでにゲルハルト・ボッセや岡山潔など音楽界の巨匠を音楽監督に迎え、国内外の第一線で活躍 する指揮者・ソリストとの共演を重ねてきた。CDリリースや海外公演などを経て、2018年に管楽器団員が加入したことを機に、「神戸市室内管弦楽団」と改名。2021年には世界的なチェリストであり指揮者の鈴木秀美が音楽監督に就任し、古典派音楽を中心に質の高いアンサンブルの追求を続けている。定期演奏会の他にも、地域へのクラシック音楽普及や、音楽を通して地域の抱える課題 に取り組むなど、公共の楽団としての活動も精力的に行っている。■チケット情報
2023年01月13日積水ハウスは、11月30日に「都市の生物多様性フォーラム」を開催しました。ネイチャー・ポジティブがテーマである当フォーラムは、独自の取り組みである「5本の樹」計画の成果や、教育・ウェルビーイング分野等への新たな展開の発表、各分野の第一人者の方々とのパネルディスカッションを行いました。12月にはCOP15(生物多様性条約第15回締約国会議)第2部が開催され、世界的にも生物多様性保全への意識が高まっており、会場やオンライン視聴を含め、多くの方にご参加いただきました。フォーラムの登壇者【登壇者のご紹介】<基調講演>積水ハウス株式会社 代表取締役 社長執行役員 兼 CEO 仲井 嘉浩国際自然保護連合日本委員会 事務局長 道家 哲平 様(ビデオ登壇)<ご来賓挨拶>環境省 大臣官房 総合政策課 環境教育推進室長 河村 玲央 様<都市の生物多様性 活動報告>公益財団法人都市緑化機構 企画調査部 主任研究員 菊池 佐智子 様<パネルディスカッション>東京大学大学院農学生命科学研究科 准教授 曽我 昌史 様(ビデオ登壇)写真家 今森 光彦 様千葉大学非常勤講師 NPO法人生態教育センター理事株式会社生態計画研究所 主席研究員 村松 亜希子 様立教大学 特任教授、不二製油グループ本社CEO補佐 河口 眞理子 様積水ハウス株式会社 ESG経営推進本部 環境推進部 八木 隆史<司会>フリーアナウンサー 木佐 彩子 様■「5本の樹」計画の成果を数値化。生物多様性保全の推進に貢献当フォーラムのテーマは「5本の樹」から始めるネイチャー・ポジティブです。ネイチャー・ポジティブとは、自然を増やすなどの意味を持つ言葉で、企業などが生物多様性保全を考える際によく使われるキーワードです。2001年から積水ハウスが取り組んできた「5本の樹」計画は、「3本は鳥のために、2本は蝶のために」という思いのもと、地域の在来樹種を中心とした植栽を提案するプロジェクトです。住まいの庭から地域の自然とつながり、生態系ネットワークの形成を目指しています。これまで1800万本以上をお客様と共に植栽してきました。2019年より行ってきた琉球大学との共同研究では、20年前と比較して住宅地に呼び込める鳥の種類が2倍、蝶の種類が5倍になったことが明らかになり、2021年に世界初の定量評価の仕組みを構築しました。自然を回復させ積極的なネイチャー・ポジティブな活動として「第30回地球環境大賞」の大賞や「第5回エコプロアワード」大臣賞の環境大臣賞受賞等、高く評価されています。積水ハウス株式会社 代表取締役 社長執行役員 兼 CEO 仲井 嘉浩≪新たに定量化手法の活用、教育、ウェルビーイングの3分野へ展開≫フォーラムの基調講演では、積水ハウス代表取締役の仲井より「5本の樹」計画から始まるネイチャー・ポジティブの新たな展開が発表されました。「今後の新たな展開が3つあります。まずは『5本の樹』計画での定量化の手法が、都市緑化機構様によって全国87ヶ所の企業緑地の評価に用いられます。次に教育分野への展開として、横浜市や長野県上田市との環境教育の連携が決定しています。最後にウェルビーイング分野への展開として東京大学と生物多様性と健康に関する共同研究を開始します」「生物多様性の豊かな庭の自然とのふれあいが、住まい手の自然に対する行動やメンタルヘルスに及ぼす影響などを科学的に検証することは世界初の試みのようです。積水ハウスのグローバルビジョンは“「わが家」を世界一幸せな場所にする。”です。一つ一つの小さなお庭から自然と触れ合うことにより、感性を育み、健康で幸せに過ごしていく、そんな生活の一助になれるよう、今後も『5本の樹』計画の活動を継続していきます」≪企業のネイチャー・ポジティブへの取り組みが求められる時代へ≫次に、国際自然保護連合日本委員会事務局長の道家 哲平氏より、COP15開催直前情報とあわせて、国際会議を通じた世界の声や企業に求められることをビデオレターでご紹介いただきました。ビデオレターで出演された国際自然保護連合日本委員会事務局長の道家 哲平氏「12月7日にカナダで開催されるCOP15第2部では、生物多様性というテーマで、新たな世界目標(ポスト2020生物多様性枠組)の議論が行われる予定です。2050年までに『人と自然の共存する社会』を作りだすために、近い将来である2030年までに我々が一体どんな行動をすればよいのか。自然を回復の軌道に乗せる『ネイチャー・ポジティブ』の考え方は、重要なキーワードです」「これまで生物多様性は配慮と考えられてきました。マイナスをゼロにする考え方です。しかし今後は、ポジティブ、つまりプラスを求めていく時代がやってきます。人間は、食べ物だったり、服であったり、そして住居であったり、さまざまな自然を使っていかなければ生きていけない生きものであります。しかし今後は、人間が使った以上に自然が回復されていく、そんな時代が求められようとしています。この中でとても大切なのは、『ネイチャー・ポジティブ』を定量的に把握し、定量的に議論できる状況に持って行くことが重要です。「自然を守り回復させつつ、社会課題も解決されるよう私たち自身の仕事をデザインしていく『ネイチャー・ベースド・ソリューションズ』も重要なキーワードです。国際的には、この『ネイチャー・ベースド・ソリューションズ』にもっと投資をしていこうという動きが起こっていくと言われています。企業における主流化、企業の役割もCOP15の非常に大きなテーマです。事業のバリューチェーンやポートフォリオにおいて、生物多様性にどれだけプラスの影響を与えるかをモニタリングして透明な形で開示する動きもあります。未来を見据えた投資や消費ができるように、世界330社を超える企業から情報開示を義務化すべきだという声もあります。世界の動きもありながら、大事なのは持続可能な未来に向けて我々がどんな行動をしていくこと『5本の樹』計画のように人と自然をつなぎ、自然を回復させることに関わり、理解が深まることを祈念いたします」≪社会課題の解決と経済成長実現で新しい資本主義へ貢献≫続いて、環境省大臣官房 総合政策課 環境教育推進室長の河村 玲央氏より政府全体における環境政策の動向と環境教育プログラムについてご紹介いただきました。環境省大臣官房 総合政策課 環境教育推進室長の河村 玲央氏「現在、政府全体で、経済社会の課題解決のため、新しい資本主義の実現を目指しています。なかでも、全省庁が取り組んでおり、我が国が直面する最重要社会課題のひとつに、一刻の猶予も許されない『気候変動問題』があります。環境省では、『炭素中立型経済社会(カーボンニュートラル)・循環経済(サーキュラーエコノミー)・自然再興(ネイチャーポジティブ)の同時達成』により持続可能性をめぐる社会課題の解決と経済成長を同時実現することで、新しい資本主義に貢献することを目指しています」「2030年、2050年と息の長い取り組みを続けていく上で重要なのが教育。現在、自然共生・生物多様性分野に対する様々な教育プロジェクトが行われています。自然体験学習については学校教育法に規定があり、義務教育の中で自然体験活動を促進して、自然を尊重する精神や環境の保全に寄与する態度を養うことを目的としています。これまでも多くの小学校が宿泊を伴う体験活動を取り組んでおり、その中で自然体験活動を行っている学校は87.9%です。地域の生物多様性の親近感や、生物多様性の保全意欲を高める自然体験学習は、その他の環境課題への関心を育む上でも重要であり、そこへ企業の皆様が参加していくことに大きな意義があると考えています」「環境施策に関して、今後、強化したい取り組みのひとつに『ビジネスにおける生物多様性の組み込み』が挙げられます。配慮ではなく、本業として生物多様性を取り込んでいただけるかどうかが非常に重要です。その成果を正確に評価し、環境教育など様々な分野へ発展することが今後の論点となっていきます。積水ハウスの『5本の樹』計画が方法論として確立され、様々な分野や関係者の方々に展開されていくことは、ビジネスにおける生物多様性の主流化への重要な一歩になることでしょう」■緑の認定「SEGES(シージェス)」と生物多様性評価の取組みフォーラム中盤では、公益財団法人都市緑化機構 企画調査部 主任研究員 菊池 佐智子氏より、都市緑化機構が行っている緑の認定「SEGES」のご紹介と、琉球大学理学部教授、株式会社シンクネイチャー代表取締役の久保田教授とともに分析を行ったSEGES認定緑地と生物多様性評価についての活動報告がありました。公益財団法人都市緑化機構 企画調査部 主任研究員 菊池 佐智子氏「公益財団法人都市緑化機構は、2013年に内閣府の公益認定を受けた財団となります。緑をつくり、守り、育てる活動に関わる市民・事業者・公共団体等による取り組みを支援するとともに、都心の緑に関する調査研究、情報提供、普及啓発を通じて緑豊かなまちづくりに貢献する活動を行っています。SEGES(シージェス)は緑の評価・認定の取り組みです。民間事業者が所有管理する緑地の価値と取り組みが、市民や環境社会にとっていかに素晴らしいものであるかを客観的に評価し、認定する制度のこと。『そだてる緑・都市のオアシス・つくる緑』の3つの部門で、社会貢献性及び環境貢献性の観点から評価を行い、緑地を認定しています。SEGES認定緑地の場所と保全の重要性を把握し、その効果を見える化することが、認定緑地による生物多様性保全の貢献につながると考え、久保田先生とともに分析を行っています」久保田教授と行っているSEGES認定緑地の場所が持つ生物多様性のポテンシャルの評価分析についても、菊池 佐智子氏からご報告いただきました。≪認定緑地へのネイチャー・ポジティブ方法論の普及を図りたい≫「認定企業の皆さんから『所有している緑地が適切に評価できるのか』『生物多様性の保全に向けてどのように緑地管理や運営をすればいいのか』といった声が寄せられています。そういった認定緑地へネイチャー・ポジティブ方法論の普及を図り、また認定緑地の生物多様性評価の観点を強化することでESG投資やSDGs関連の課題解決に向けた指標や方法論の検討を進めたいと考えています。それぞれの認定緑地と周辺緑地の関係性を見たときに、どのような生物多様性の価値があるのかを明確に示すことができると考えております。企業が自社の緑地とその取組みを通じて、自然との関わりを見直すことがアーバンネイチャー・ポジティブの実践につながると期待しています」以上のフォーラム前半では、自然回復への貢献が数値で実証された積水ハウスの「5本の樹」計画の活動や、「ネイチャー・ポジティブ方法論」を各地へ展開することで、日本全体のネイチャー・ポジティブの後押しにつながることが明らかになりました。世界的な見解や企業に求められることや環境への意識醸成を目的とした教育の在り方まで幅広い内容となりました。■生物多様性保全の社会的価値を考えるフォーラム後半では、生物多様性の第一人者でもある多様な分野の専門家の方々に登壇いただき、多くの示唆に富んだパネルディスカッションを行いました。子どもと自然、健康と自然、企業と自然といった多面的な視点から生物多様性の保全やネイチャー・ポジティブについて議論がなされました。会場には、里山とのかかわりの深い写真家の今森氏、都市のまちづくりや幼保育分野で活躍される村松氏、グローバルな目線や企業のESG投資に精通した河口氏をお迎えしました。冒頭では、積水ハウスの昨年の取り組みと今年のテーマをご紹介しました。昨年は、「5本の樹」計画を皆様と一緒に広げていけるよう「ネイチャー・ポジティブ方法論」の2つの情報を共有しました。まず1つ目は、単なる樹木図鑑にとどまらず、どの植物にどんな鳥や蝶が集まってくるかの相関関係までご紹介する「庭木セレクトブック」を無料で公開しました。「庭木セレクトブック」は、一般のご家庭にとどまらず、今後は学校などの教育機関への提供が予定されており、環境教育の支援を行います。もう1つは、生物多様性の保全に関する評価の分析について、科学的なノウハウを公開しました。「5本の樹」計画を取り入れ植栽した樹木の種類や本数を数値化したデータを、琉球大学の久保田教授がまとめた生物多様性のビッグデータを使用して分析するという具体的な方法です。これを活用していただいたのが、都市緑化機構の取り組みです。続いて、フォーラムの冒頭で積水ハウスとの共同研究が発表された、東京大学大学院農学生命科学研究科准教授 曽我 昌史氏よりウェルビーイング分野に関する内容がビデオレターで紹介されました。≪人と自然のふれあいから生まれる好影響≫曽我氏「ネイチャー・ポジティブな社会へ導く上で、自然との日常的なふれあいは重要な役割を担います。人と自然とのふれあいにより、健康を向上させるだけではなく、人々の生物多様性保全に対するポジティブな態度や行動を醸成できるなど、ポジティブなフィードバックが得られます。最近の研究から自然とふれあうと、人間はいろんな面で健康になることが分かっています。まずは、体の健康です。高血圧・肥満になりづらい、循環系疾患の予防になることが分かっています。次に、心の健康です。鬱症状の低下やストレスを減少させます。2年前に行った研究では、コロナ禍で日常的に窓から緑を見ていた人あるいは緑地に出かけていた人は『自尊心が高い』『人生満足度が高い』『幸福感が高い』などのポジティブな感情が増えることが分かり、人の精神的な健康が高まる可能性が示唆されています。また自然の質が重要であることも明らかになってきました。質は生物多様性のことを指しています。研究でも生物多様性が豊かな公園の方が、より心理的な回復効果が高いことがわかりました」≪日常的な自然体験は大きな可能性を秘めている≫曽我氏「また生態系保全の態度・行動の醸成に関する研究行い、例えば『ガーデニング経験者の方が生態系を理解していること』『幼少期の自然体験頻度が高い方が生態系保全に対するポジティブな行動が増えること』がわかっています。日常的な自然との関わりの場となる家の庭は大きな可能性を秘めていると考えます。今後積水ハウスとの共同研究によって、庭が人間の健康や社会の生物多様性生態系保全の態度・行動に対して、どういった効果を及ぼすのかを明らかにしていきたいと考えています」東京大学大学院農学生命科学研究科准教授 曽我 昌史氏次に、会場でのディスカッションが繰り広げられました。積水ハウス環境推進部の八木がパネルディスカッションの司会進行を務めました。―写真家の今森さんには「5本の樹」計画を立ち上げる当初から、多くのアドバイスをいただいています。最近の活動や生物多様性の動きについて、どうお考えでしょうか≪日本人の自然観を取り戻す里山の活動≫今森氏「写真を撮る行為は『内に入り込む・被写体を知る』と『被写体から離れる・客観的に見る』という二面性があります。自然についてお話しすると『内に入り込む』、つまり自然の中に入り込んでそこで生きる命と出会って、その命の気持ちになって物事を見ることが希薄になっていると感じています。もともと日本人が持っていたそのような感覚を取り戻す意味合いで、人と自然が一緒に生きる共存空間である里山の活動を始めました。人と自然の関わり度数は、日本においては農業環境、農地が高く、都市は希薄になっていきます。そのような中で、積水ハウスの『5本の樹」計画によって、緑のネットワーク化ができれば、農地の生きものたちが都市でも生きていけるようになるのです。現状、絶滅危惧種の7~8割は農地に生息していることがわかっています。これらをどう守るか。人と自然の関わりがある里山に生息する生きものの特徴は、環境を戻すとすぐに復元すること。人が根気よく環境を戻していくことはすごく大切です」パネルディスカッションの様子―これまでも今森さんから多くのことを学んできましたが、それを「5本の樹」計画に取り込んで、里山と都市の間を繋いでいく存在になれたらと思います。次は、村松さんです。「5本の樹」計画の効果を測るために生きもの調査などを行っていたときから関わっていただきました。最近の活動と生物多様性の動きを教えてください。≪身近な自然、アクセスできる自然の存在が子どもを育む≫村松氏「小さな子どもたちにこそ、多様な自然の中での機会が大切であるというニーズを受けて、乳幼児の自然とのふれあい、自然を通じた子育て支援やまちづくり、幼稚園や保育園の先生を中心とした保育ナチュラリスト養成講座に取り組んでいます。子どもたちは『生きものにどこまで近づけるかな』『どんなふうに触ったらいいかな』と目の前にある生きものとの距離感や力加減を全身で学んでいます。小さな子どもたちにとって、目線の高さにふれあえる自然があることは大切です。例えば、街中の小さな低木でも子どもたちにとっては迷い込めるジャングルになります。子どもたちが生きものを見つけて、自然の中で周りの環境も含めてよく観察したとき、同じ場所にその生きものを返そうとしてくれることがあります。どの樹も同じように見えるけれど、その生きものにとってはその樹こそが大事と考えるからこそ。その感覚を培うためにも、身近な自然の存在が重要です。小さな子どもたちが日常的に自然にふれあう様子を見て、周りの大人たちももう一度自然のおもしろさに気づき、その価値を感じていくことにもつながっています」パネルディスカッションの様子―「5本の樹」計画の庭が子どもたちにそのような機会を与えてあげる場所になればいいなと思います。続きまして河口さんです。昨年のフォーラムでもご参加いただきました。ESG経営の専門家として自然資本を重視される中、最近の活動について教えてください。≪もっと身近に生物多様性保全を考えるために≫河口氏「不二製油グループはカカオやパームなどの植物原材料を調達する企業です。森林破壊や児童労働といった社会課題も話題になりながらも、我々は企業の努力としてマレーシアやインドネシア、アフリカでの森林破壊をしない原材料を調達する努力をしています。またアフリカでは、女性組合をサポートし『環境再生型農業』を導入すること、多品種の作物を作ることで生物多様性を満たしながら農家の方たちの収入源になる活動を行なっています。また、私個人的には生物多様性をもっと身近に引き寄せて考えるために『自然の存在なしでは人間は生きてこられなかった』という原点に立ち返り、日本文化と生物多様性を結び付けたらどうかと考えています。私自身が習っている俳句の季語は、生物多様性の宝庫でもあります。今まで生物多様性に興味のなかった人にも関心を持ってもらう活動として、NGOと共同で俳句や茶道などの文化から身近な生物多様性を考えるセッションを行い、生物多様性を身近に感じていただく努力をしています」パネルディスカッションの様子―次に、生物多様性の社会的価値について皆さんへお話を聞いていきます。今森さんは里山の活動を通じて、子どもたちと生物多様性の関係について変化を感じたことはありますか。≪生態系のネットワークへの意識を向ける関わりを≫今森氏「23年間にわたり里山で昆虫教室をやっていて思うのが、子どもたちの好奇心や虫に対する知識は昔と変わっていません。変わった点は、子どもたちが自然環境を知らないことです。カブトムシのことはよく知っているけれど、カブトムシが生息している環境や自然のことは知らない。椎茸を栽培するクヌギが育って伐採し、また数十年経って伐採するというサイクルのなかに幼虫が生まれて育って暮らしています。子どもの頃に、環境や生きものに興味を持つことは、とても大切。庭といった小さな自然は、大きな自然に続く窓のような役割になると思います」―次に村松さんにお聞きします。自然遊びを通じて、幼稚園の先生や保護者の皆さんの反応がどのように変化したのか教えてください。≪子どもと自然の関わりが、大人への環境教育につながる≫村松氏「私が自然遊びに通う保育園では、振り返りの際に、先生の発言が2つの面で変わっていくのを感じています。1つは自然に対する発言、もう1つは子どもに対する発言です。先生の中には、自然が苦手な方や、ご自身が幼少の頃に自然遊びをした経験が少ない方も多いのですが、自然に関する質問がどんどん科学的、哲学的になっていくのです。また、多様な自然の中で、子どもたちも多様であることに気づいて、子どもたちひとりひとりの違いに寄り添うようになっていきます。」―子どもだけでなく、それによって大人も育っていっている、勉強になっていることを感じました。少し視点を変えまして、河口さんにお聞きします。企業の新しい役割として積極的な情報開示について、どうお考えでしょうか。≪企業は積極的かつ丁寧に情報を開示していく≫河口氏「企業もお手盛りでなく、いろんな研究機関や専門家を巻き込んで客観的に丁寧に伝えていくことは非常に重要だと感じています。投資家がESG投資の観点で、企業の生物多様性保全の取り組みに注目しています。気候変動に関しては脱炭素の観点で企業評価ができるようになっており、生物多様性に対する評価も一歩前進しています。現在私がアドバイザーを務めている日本最大級の運用会社では、所有している日本株について生物多様性のチャンスとリスクを業種ごとに分析し、12/8のサスティナブルレポートにて公開します。投資家の間でも、各企業の生物多様性の取り組みを正しく評価していくために、企業側の積極的かつ丁寧な情報開示が必要になってくると思います」―ありがとうございました。本日のフォーラムも、それに繋がってくれればと感じています。最後に積水ハウス「5本の樹」に期待することを、ぜひ教えてください。今森氏「日本古来の里山の環境を取り戻すことは、日本人の自然観を取り戻すことです。今、絶滅危惧種の7~8割は農地に生息し生物多様性が群を抜いて高く、コンクリートが増える都市に行くに連れ低くなります。そんな中で積水ハウスの『5本の樹』計画の庭が点で増えていくと、生態系のネットワークが面になっていくと思います。自宅の庭だけではなくて、そこから一歩飛び出して背後にあるコアな自然(例えば大きな公園や神社、農地など)とどう関わっているか、そこに生息している生きものとどう関わっているか。『5本の樹』計画を通じて、そんなことに興味を持っていただければと思います」村松氏「つながりがキーワードだと感じました。『5本の樹』が多様な自然や生きものとつながっていく、子どもたちが人と自然をつなぎ、子どもと大人がつながっていく。子どもも大人も快適に過ごせる都心のまちづくりで、自然が果たす役割は大きいと感じています。これからの『5本の樹』計画の取り組みに期待しています」河口氏「昨年のフォーラムで、『5本の樹』計画のデータベースをオープンにして、日本や世界の生物多様性に寄与したいという、仲井社長の強い思いをお伺いしました。今年は企業や教育等、日本国内での展開の広がりを感じましたが、今後は、効果が評価され、手法が応用できる部分は国際的にも広げたいと考えています。どこの国においても、誰にとっても、その場にある自然は本当に貴重なものです。『5本の樹』計画を、リミットを設けずに、どんどん広げていっていただきたいと思います」パネルディスカッションの様子―本フォーラムが、私たちの暮らしを豊かにしてくれる自然資本を再認識するきっかけとなることを願っています。積水ハウスは、未来の子どもたちに豊かな自然と恵みを残すために、今後も人と自然の共生社会を目指していきます。本日は貴重なお話をありがとうございました。約90分間にわたるフォーラムは、ひとりひとりの小さな行動が積み重なり、自然を回復するネイチャー・ポジティブにつながることを深く理解する機会となりました。生物多様性の保全や自然回復は、人間にとっても健康や幸福感などの好影響がたくさんあることや、企業活動の主軸に組み込むための追い風や、生物多様性保全効果の定量化による手法論の拡大への期待など、多くの勇気と希望がありました。2030年、2050年の未来を見据えて積水ハウスでは、さらなる生物多様性への取り組みを推進していきます。・積水ハウス「都市の生物多様性フォーラム」特設サイト(アーカイブ視聴はこちらから) ・積水ハウス 生物多様性保全の取り組み ・動画 都市の生物多様性とネイチャー・ポジティブ ~積水ハウス 「5本の樹」計画~ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月23日積水ハウス主催の『都市の生物多様性フォーラム~「5本の樹」で始めるネイチャー・ポジティブ~』は、明日11月30日(水)14時からの開催となります。本フォーラムの開催に先立ち、積水ハウス 生物多様性保全の取り組みのサイトに、フォーラムの参考になる情報を本日公開いたしました。「5本の樹」計画の紹介動画や積水ハウスの環境教育、「5本の樹」計画を取り入れた住まい手のストーリーなどご覧いただけます。【11月30日開催】都市の生物多様性フォーラム昨年開催されたCOP15(生物多様性条約第15回締約国会議)第1部に続いて、いよいよ12月7日にカナダでCOP15第2部が開催されます。第2部では、新たな世界目標(ポスト2020生物多様性枠組)が採択される見込みです。世界的に生物多様性保全に注目が集まるタイミングで、「都市の生物多様性フォーラム」では、積水ハウスの生物多様性保全の取り組みの紹介や、国際自然保護連合日本委員会事務局長からのCOP15開催直前の情報のご紹介など、生物多様性保全推進に役立つ最新情報をお届けします。積水ハウスは、2001年から「5本の樹」計画を開始し、都市部を中心とした緑化活動で緑のネットワークをつくり、生物多様性保全を推進してきました。本フォーラムの基調講演では、「ネイチャー・ポジティブ方法論」のこの一年間の拡がりをご報告するとともに、今後の新たな展開をご紹介します。そしてパネルディスカッションでは、各分野の第1人者の方々にご登壇いただき、企業緑地や学校、公園など都市における「生物多様性保全緑地の拡大」が、都市にもたらす「価値」について、教育などのテーマを交えてご紹介します。フォーラムの司会には、フリーアナウンサーの木佐 彩子さんをお迎えします。都市の緑がもたらすネイチャー・ポジティブな未来への第一歩になるフォーラムを目指します。<都市の生物多様性フォーラム~「5本の樹」で始めるネイチャー・ポジティブ~>■開催日時11月30日(水)14:00~15:30■登壇者・基調講演積水ハウス株式会社 代表取締役 社長執行役員 兼 CEO 仲井 嘉浩国際自然保護連合日本委員会 事務局長 道家 哲平 様(ビデオ登壇)・ご来賓挨拶環境省 大臣官房 総合政策課 環境教育推進室長 河村 玲央 様・都市の生物多様性 活動報告公益財団法人都市緑化機構 企画調査部 主任研究員 菊池 佐智子 様琉球大学理学部教授・株式会社シンクネイチャー代表取締役 久保田 康裕 様・パネルディスカッション東京大学大学院農学生命科学研究科・准教授 曽我 昌史 様(ビデオ登壇)写真家 今森 光彦 様千葉大学非常勤講師 NPO法人生態教育センター 理事株式会社生態計画研究所 主席研究員 村松 亜希子 様立教大学 特任教授、不二製油グループ本社CEO補佐 河口 眞理子 様積水ハウス株式会社 ESG経営推進本部 環境推進部 スペシャリスト 八木 隆史■司会フリーアナウンサー 木佐 彩子 さん■視聴URL ■特設サイト・積水ハウス「都市の生物多様性フォーラム」特設サイト ・積水ハウス 生物多様性保全の取り組み 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月29日特別企画展「明清の美─15~20世紀中国の美術─」が、奈良の大和文華館にて、2022年11月18日(金)から12月25日(日)まで開催される。15~20世紀初頭における中国美術を紹介中国歴代の統一王朝のうち、漢民族の興した王朝である明、その後に続く満州族の王朝である清では、いずれも中国の長い歴史に育まれた伝統文化を継承しつつ、経済発展を背景に、宮廷や知識人、民衆などのさまざまな層で多様な芸術文化が花開いた。また、明清の文物と人は、交易などを介して他国に渡り、それぞれの国に新たな表現技法をもたらしている。たとえば日本では、沈詮(しんせん)をはじめとする来船清人による迫真的な花鳥動物画を、琉球においては清代の福州(現在の福建省)で画を学んだ山口宗季(やまぐちそうき)などを挙げることができる。特別企画展「明清の美─15~20世紀中国の美術─」では、呉昌碩筆《菊石図》や龔賢筆《山水長巻》など、主に15〜20世紀初頭にかけての明清中国の美術を紹介。また、沈銓筆《秋渓群馬図》をはじめ、同時代に江戸日本を訪れた清人や、中国や日本と交流のあった琉球の画家の作品もあわせて展示し、東アジアの文化交流史に光をあてる。展覧会概要特別企画展「明清の美─15~20世紀中国の美術─」会期:2022年11月18日(金)~12月25日(日) 会期中に展示替えあり[前期 11月18日(金)~12月4日(日) / 後期 12月6日(火)~25日(日)]会場:大和文華館住所:奈良県奈良市学園南1-11-6開館時間:10:00〜17:00(入館は16:00まで)休館日:月曜日入館料:一般 630円高校・大学生 420円小・中学生 無料※20名以上の団体は相当料金の2割引、引率者1名無料※障がい者手帳の所持者および同伴者1名は2割引【問い合わせ先】大和文華館TEL:0742-45-0544
2022年11月20日金沢片町を楽しみ尽くす都市ホテル「OMO5(おもふぁいぶ)金沢片町by 星野リゾート」は、2022年9月16日から通年で、金沢21世紀美術館(以下21美)とOMOで考案したオリジナルツアーを提供します。「ご近所ガイドOMOレンジャー(以下OMOレンジャー)」が、21美の魅力を案内するツアーです。創立までの背景やコンセプト、普段は聞けないディープな話を聞きながら、展示作品を見て回ることで、21美の魅力を存分に楽しめます。なお、企業と21美が共同で館内ツアーを実施することは初めての試みです。背景21美は、OMO5金沢片町からは歩いて5分の場所にある、ご近所の文化観光施設。「新しい文化の創造」「新たなまちの賑わいの創出」をコンセプトに、多数の作品展示や、館内サービス、また、通年で様々なイベントや展覧会を実施しています。年間約300万人が訪れる人気施設で、金沢を訪れる目的の一つとなっており、都市観光には欠かせません。そこで、「街を楽しむという視点」から、新しい宿泊体験を届けるOMOブランドのOMO5金沢片町は、「ゲストにご近所の21美をもっとディープに楽しんでほしい。」と考え、本ツアーを21美と共同で実施することにしました。21美のスタッフと試行錯誤を重ねて考案した、OMO5金沢片町でのホテルステイも楽しみながら21美の魅力にも惹き込まれる、約1時間のオリジナルツアーです。【特徴】OMOレンジャーが21美の魅力を伝えますOMOレンジャーとは、友人が暮らしている場所に旅した時のように、ディープで特別な街体験をサポートする案内人のこと。本ツアーでは、OMO5金沢片町のOMOレンジャーが、21美のあるエリア「広坂」の歴史話と共に、創立するまでの背景やコンセプト、展示作品等、館内外を隅々まで案内します。21美は、2004年に金沢市広坂で開館しました。以前、金沢大学の附属学校があった場所で、敷地内にはその面影が残り、観光客だけでなく、多くのご近所の方に利用されています。この場所で開館するに至った背景もふまえて館内を回ることで、今もなお、ご近所の方に愛される理由が分かるはず!その他、21美のスタッフおすすめの楽しみ方、作品の裏話、実は穴場なスポット等、普段は聞けないディープな話を聞けるので、現代美術を初めて体験する方も楽しめます。また、ツアーの最後にはお土産も用意しているので、お楽しみに!【今後の展開】サスティンメンバー(*)に所属するOMO5金沢片町は、金沢の素晴らしい伝統文化を新たな表現で発信する21美の活動を支援しています。今後も支援を続けながら、共同でのアクティビティやイベントを通して、「伝統文化や歴史などの趣を味わい、街を楽しむ」を新しい体験をゲストへ提案します。*サスティンメンバー:美術館の活動を支援することを通じて、まちづくりや文化の育成の一翼を担うことを目的とした、金沢21世紀美術館の維持会員制度のこと。金沢21世紀美術館は、「新しい文化の創造」と「新たなまちの賑わいの創出」を目的に開設されました。誰もがいつでも立ち寄ることができ、様々な出会いや体験が可能となる公園のような美術館を目指しています。ミュージアムとまちとの共生により、新しい金沢の魅力と活力を創出していきます。公式サイト:[ ]{ }「金沢 21 世紀美術館お散歩ツアー」概要・期間:2022年9月16日から通年・含まれるもの:ツアー、お土産・時間:8:45〜10:00・定員:8名・料金:無料・予約:OMO5金沢片町[公式サイト]{ }にて前日24:00までに予約OMO5金沢片町 by 星野リゾート北陸随一のグルメタウン・片町に建つホテルのコンセプトは、「あっぱれ!味のかたまち」。おいしいはもちろんのこと、食にまつわる歴史や文化など、知的好奇心をくすぐる食体験をとおして、片町の魅力に触れる滞在を提案する都市ホテルです。〒920-0981 石川県金沢市片町1丁目4番23号/客室数 101室[ ]{ } 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年09月05日未来の先生フォーラム(旧・未来の先生展)2022実行委員会(東京都新宿区、実行委員長:宮田純也)は、「未来の先生フォーラム2022」(2022年8月1日(月)から7日(日)の7日間、完全オンラインにて開催。特設サイト: )にて実施されたほぼ全てのプログラムのアーカイブが動画配信サイト「未来の先生フォーラムMEMBERS」( )で2022年8月10日(水)から配信開始いたしました。「未来の先生フォーラムMEMBERS」は月額980円(税込)で初回登録は2週間無料です。未来の先生フォーラム2022<配信プログラム一覧>※最新情報は「未来の先生フォーラムMEMBERS」( )にてご確認ください。・【招待講演】「個別最適・協働的な学びの可能性と今後の課題」奈須正裕 先生(上智大学総合人間科学部教授)・AI時代の学習を考える ~成績向上にAIをどう使うか~竹内孝太朗 様(モノグサ株式会社)・【招待講演】個別最適な学び・協働的な学び-テクノロジーの可能性-合田哲雄 先生(内閣府(科学技術・イノベーション推進事務局)審議官)・【招待講演】「校内英語スピーキングテストにおける現状と今後」小泉利恵 先生(清泉女子大学言語教育研究所教授)・米国大学「教育学研究科」が今後の日本の英語教育にどう貢献するのか?米国大学の最新入試事情呂敏華 様(テンプル大学ジャパンキャンパス 大学院教育学研究科/アカデミック・イングリッシュ・プログラム (兼務) エグゼクティブディレクター)・【招待講演】「英語教育とICT活用-2030年の授業を構想する-」石井雄隆 先生(千葉大学教育学部・大学院教育学研究科准教授、同附属中学校特命教諭、理化学研究所革新知能統合研究センター客員研究員)・生徒と学び続ける英語教師-実践的な英語力の習得に繋げる授業とTOEIC Programの活用-江原美明 先生(武蔵野大学 教育学部 教育学科 特任教授)・【招待講演】「活動型英語授業を実現するアクティブイングリッシュプログラム」安河内哲也 先生(一般財団法人実用英語推進機構 代表理事)・Creating effective English tests (良質な英語テストの作り方)Michael Todd Fouts 様(公益財団法人日本英語検定協会 総務部PRアンバサダー)・AIアプリを使用した小学校での英語活動・授業におけるギガスクール 構想でのデジタル(アプリ)とアナログの融合授業門勝視 様(株式会社ECC)・先生と生徒のための“英語4技能対応授業”実現AIツールトレパで『英語の学びをイノベーションする』三堀将寛 様(株式会社デジタル・ナレッジ 文教ソリューション事業部シニアコーディネータリーダ)・【招待講演】英語教育の意義(why)・原則(what)・指針(how):AI時代の再定義柳瀬陽介 先生(京都大学 国際高等教育院 附属国際学術言語教育センター(英語教育部門)教授)・【招待講演】「探究学習の理念と実践」池谷陽平(たいそん) 先生(追手門学院中・高等学校/探究Driver(探究科主任))・探求×VRで学びの体験量の増加と質の向上を目指す増田秀仙 様(SOLIZE株式会社 ビジネスインキュベーション事業部 xRクリエーション部 部長)・【招待講演】「探究学習の指導と評価」【8月31日まで公開】西岡加名恵 先生(京都大学大学院教育学研究科・教授)・【招待講演】「GIGAスクールで何が変わるのか」平井聡一郎 先生(株式会社情報通信総合研究所特別研究員)・校務支援システムは20年古い!スタートアップによる学校変革システムのビジョン(時間割の自動作成や探究学習サポートAIなど)常盤瑛祐 先生(株式会社SUNBLAZE Founder、CEO、星の杜中高DXディレクター、非常勤講師)・【招待講演】「GIGAスクールの波をうまく乗りこなす-カギは学校日常のデジタル化-」豊福晋平 先生(国際大学グローバルコミュニケーションセンター准教授・主幹研究員)・【招待講演】「Project-based Learningの理論と実践」田中茂範 先生(慶應義塾大学名誉教授、PEN言語教育サービス代表)・【招待講演】「Project-based Learningの可能性-2030年の社会を見据えて-」鈴木寛 先生(東京大学公共政策大学院・慶應義塾大学政策・メディア研究科教授)・【招待講演】探究学習とカリキュラム・マネジメント-より豊かな学びを創造するには【8月31日まで公開】田村学 先生(國學院大學人間開発学部初等教育学科教授、文部科学省視学委員)・スポーツコーチング・ラボスポーツコーチングイニシアチブ・テセレーションで楽しむ数学探究日本テセレーションデザイン協会・スクールソーシャルワーカーって何?-教師だけで抱え込まないための協働のあり方-一般社団法人 子ども・若者応援団 教師とSSWrの会・「直訳では伝わらない意外な数学英語たち」著者による数学英語の話馬場博史 先生(ドルトン東京学園中等部高等部指導教諭)・【招待講演】デジタル時代の学びと学校教育前田康裕 先生(熊本大学特任教授)・日本版『SISU』教育の実践事例一般社団法人マグネットプレイス・Feel度Walkで「度」アップWe are Generators!・なぜ自己肯定感とウェルビーイングが個別最適化と子どもたちの未来を切り開くのかNPO法人日本ピーススマイル協会・探求学習のつくり方~SDGsを自分ゴト化するために何が必要か?こども国連環境会議推進協会・【パネルトーク】学校教育と教育アントレプレナーシップ炭谷俊樹先生・矢萩邦彦先生・池田哲哉先生・鹿又悟先生・現代の課題を扱う授業の必要性原口栄一 先生(鹿児島市立谷山中学校教諭)・小学校の理科実験 成功のコツ宮内主斗 先生(理科実験の教科書作成委員会)・自分の価値を高めて世界で活躍できる人材を育成する教育を作る菊池章吾 様(株式会社ジプロス)・教育現場での学習ログ活用動向と将来可能性宮坂直 様(スタディプラス株式会社)・【招待講演】多様性が活きる教育を学校で実践するには-インクルーシブ教育とスペシャルニーズ・エデュケーション(特別支援教育)の視点で-日野公三 先生(明蓬館高校校長・理事長)・大学入試改革と共通テスト解説田嶋裕 先生(アロー教育総合研究所 所長)・不確実な時代を主体的に生きる力を身に付けるプロティアンキャリア教育内田雅和 先生(三田国際学園中学校・高等学校中学教頭)・かえつ有明の探究体験!かえつ有明中・高等学校・3Dプリンターの魅力関西学院千里国際中等部・高等部・【招待講演】教育の自由と教育における自由-オランダから公教育の課題を考えるリヒテルズ直子 先生(日本イエナプラン教育協会特別顧問、多様な学び保障法を実現する会の共同代表)・探究学習をどのように評価するか―現場の実践事例―田村幹樹 先生(青翔開智中学校・高等学校主幹教諭)・「自殺」について~生徒・教師・保護者・地域の立場から解決策を編み出す~学校法人創志学園 創志学園高等学校 2年生教育系探究チーム・Compassionate Systems Framework 体験ワークショップCompassionate Systems Framework in Japan・対話や学びが深まる「問い」のつくり方講座 基礎編こども国連環境会議推進協会・【招待講演】多文化共生とグローバル・シチズンシップ辰野まどか 先生(GiFT(グローバル教育推進プロジェクト)代表理事)・ワクワク・チャレンジ・創造のゆめしま海道で夢つなぐ人になる~弓削高校魅力化プロジェクト5年のまなび~弓削高校魅力化プロジェクト・「GIGAスクール」のネクスト・ステップへ~アンケートフォームとBIツールを活用した「教育データの蓄積・分析・活用」実践報告~西村陽介 先生(草津市立志津小学校)・<困難>を抱える子どもの支援に挑む、大学内センターの取組みについて東京学芸大学こどもの学び困難支援センター・幼児教育+イエナプラン=新しい学校教育~個別最適・協働的な学びの一考察~学校法人ろりぽっぷ学園・【招待講演】学び続ける学校づくり―みんなで描く、未来の学校・社会づくり―木村泰子 先生(大阪市立大空小学校初代校長)・今からできる!教師の働き方改善乾倫子 先生・庄子寛之 先生・江澤隆輔 先生・GIGAスクール構想×〇〇=2030年の学校教育!?吉岡拓也 様(神戸市教育委員会事務局学校教育部教科指導課指導主事)・U29の若手が考える、今の学校の課題と理想の教育~元不登校の教員×スタンフォード進学教員~EdFuture・~哲学する授業~「探究型学習」に対応したアクティブラーニングで「学習する組織」への奮闘記ワオ高等学校・【パネルトーク】新しい教育の形大河内薫 先生・庄子寛之 先生・葉一 先生・未来の先生を支えるリーダーシップ~子供達を支える「大人の成長」に向けて~横田洋和 様(戸田市教育委員会)・体育DX最前線ー未来の体育を創造するー体育ICT研究会・対話を通じた学校づくりと先生方のチームづくり~日本の学校での取り組み実践、海外事例から学ぶ~NPO法人 学校の話をしよう・働き方改革 ~部活動の完全外注への取り組み~日野田昌士 先生・高橋孝介 先生(聖学院中学校高等学校)・【招待講演】みんなの「今」を幸せにする学校と教育行政遠藤洋路 先生(熊本市教育長)・「総合的な学習の時間×探究学習×キャリア教育」-学校教育における探究学習の可能性を“探究”する-兵庫教育大学附属中学校・生徒の「資質・能力」を伸ばすための日々の小さなイノベーション酒井英之 先生(元神奈川県立川崎高校英語科教諭)・【招待講演】未来の学校組織マネジメント住田昌治 先生(学校法人湘南学園 学園長)・【招待講演】生徒と先生が輝く学校づくり妹尾昌俊 先生(教育研究家、学校・行政向けアドバイザー)・もう不登校で悩まない!おはなしワクチンびーんずネット・身体で育むコミュニケーションー自己から他者へ、社会へ繋がる学びー追手門学院中高等学校 表現コミュニケーションコース・未来の教育設計図ーAI時代にこそ「生命知」を羅針盤にー大迫弘和 様、松田雄馬 様<お申込み>「未来の先生フォーラムMEMBERS」( )よりお申し込みください。【「未来の先生フォーラム」】Facebook: Twitter : HP : Voicy : 【「未来の先生フォーラム」とは】未来の先生フォーラムは、社会の動向を理解し、自ら学び、専門性を向上させたいと願う先生たちをはじめ、教育業界の関係者が来場し、相互に学び合う日本最大級の教育イベントです。未来の先生展として2017年に初めて開催し、2日間でのべ約3,000人が参加する国内最大級の教育イベントです。本イベントでは、学校教育から生涯教育まで多彩な領域の教育について学べます。2日間のイベントは、「つながる・ひろがる・うまれる」というキャッチフレーズを据えています。本イベントを通して、来場者同士が、“つながり”、その“つながり”から知識や視点が“広がり”、新たな取り組みや知識が“生まれる”場、教育のイノベーションの場でありたいという願いが込められています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月10日無理なくおいしい、美と健康の習慣とは?9月1日(木)、味の素株式会社主催によるイベント「食と健康の未来フォーラム」が開催される。今回が第3回であり、オンラインにて実施。今回のテーマは「食べてかなえる、ワタシの美BODY!~無理なくおいしい、美と健康の習慣とは?~」である。参加費は無料。モデレーターはジャーナリストでメディアコラボ代表の古田大輔氏で、パネリストとしてタレントの山之内すず氏、女性健康科学者で医学博士、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授の本田由佳氏、味の素株式会社の藤江太郎氏が登壇する予定となっている。自分に合う方法を見つけ出そうどんな女性も自分の体に不満や悩みを抱えているものである。世の中には美容や健康に関する情報が氾濫していおり、美容にも健康にも害を及ぼす情報も少なくない。体の基礎となるのは栄養であるが、無理なダイエットなどで栄養不足に陥っている女性もいる。この日のオンラインフォーラムでは、専門家のアドバイスとともに、美しい体の作り方や、無理なく続けられる美と健康法を参加者とともに考える。当日はチャットなどに参加することも可能で、自分に合う方法を見つけられるフォーラムとなっている。日時: 9月1日(木) 19:00~21:00(予定)場所: オンライン配信費用: 無料 要事前登録応募締切: 9月1日(木) 18:00(プレスリリースより引用)(画像はプレスリリースより)【参考】※味の素株式会社主催「食と健康の未来フォーラム」
2022年08月08日Haojoy Gameによって開発され、2P Gamesがパブリッシングを担当する世紀末の荒廃した世界を題材にした経営シミュレーションゲーム『Dust to the End』の日本語版を、2022年8月5日より正式リリースします。Japan Releaseプレイヤーは核戦争から数百年後の荒廃した世界を体験できます。この世界ではかつての文明社会が見る影もなく消えました。資源が限られ、いたるところからゾンビが襲ってくるような過酷な環境で、人類はそう簡単に生き抜くことができません。しかし、逆境こそチャンスなり。戦いながら荒廃した世界を探索し、貿易と運輸で富を蓄積すれば、この世界を制覇する覇者になるのも夢ではないです。日本語版の価格は1,220円。なお、すでに『Dust to the End』を購入した方に日本語に対応するアップデートの通知をお送りします。Steamストア: ◎≪Dust to the End≫について『Dust to the End』は世紀末の荒廃した世界を題材にした経営シミュレーションゲームです。プレイヤーは核戦争から数百年後の荒廃した世界に入り、荒廃した土地を旅し、ゾンビや強盗に脅かされながら町を転々として必要な物資を持っていくことで、高額な差額を稼ぎ富を蓄積し、荒廃した世界を支配することを目指します。資金を投入して荒廃した世界で自分の行商隊を作ることもできます。行商隊があれば、ゾンビや強盗から商品を守り、無事に目的地に辿り着くことができるし、遺跡に潜入して宝物を探したり、土地を占領してアジトを作ったりすることもできるので、より安心して富を蓄える道を歩んでいけます。この人を騙しても人に騙されてもおかしくない荒廃し世界では、信用できる人は一人もいません。遭難した冒険者、難民のふりをした強盗、変な洞窟など、さまざまな事件に遭うかもしれません。このようなゲリラ事件に遭った時、選択をしなければなりません。そして、その選択の結果を受け入れましょう。唯一信じられるものはお金のみですので、十分な富を蓄えないと、何もできません。Screenshot 1Screenshot 2Screenshot 3Screenshot 4◎≪Dust to the End≫の特徴● 世紀末の荒廃した世界を舞台にしたセミオープンワールドを探索し、変異したゾンビ、砂漠の強盗、過酷な自然環境と戦います。● 世紀末の行商隊を作り、9種類の特殊武器を使い行商隊のメンバーを自由に武装します。● 貿易を行える町は50を超えます。価格変動に関心を抱き、産業投資を行い、世界一の大富豪になります。● エンディングが複数用意され、あなたの選択によって、ゲームの展開が変わります。Art design 1Art design 2Art design 3Art design 4◎2P Gamesについて2P Gamesは、アジアのゲーム業界で10年のキャリアを持つ専門家たちによって、中国で設立されました。また、Nigate Tale、仙郷物語、古剣奇譚 ~星夜に謡い継ぐ万世の夢~などのインディーゲームもリリースしました。○ゲームに関する情報タイトル : Dust to the Endジャンル : 経営シミュレーションプラットフォーム : Steam発売日 : 2021年8月11日対応言語 : 日本語、中国語(簡体字)、英語、ロシア語、スペイン語価格 : 1,220円デベロッパー : Haojoy Gameパブリッシャー : 2P GamesSteamストアページ : 公式Twitter(2P Games) : 公式Discord : コピーライト : Copyright (C) 2019 - 2022 2PGAMES. All Rights Reserved. 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月05日金沢21世紀美術館では、「特別展示:オラファー・エリアソン」を、2022年9月11日(日)まで開催します。《太陽の中心への探査》収蔵後初公開1967年コペンハーゲン生まれのアーティスト、オラファー・エリアソンは、1990年代初めより、写真、彫刻、ドローイング、インスタレーション、デザイン、そして建築など、多岐にわたる表現活動を展開。現象に対する人間の認識を考察する作品を手がけるとともに、アートを介してサステナブルな世界の実現を目指す試みでも国際的に高く評価されています。「特別展示:オラファー・エリアソン」では、エコロジーと再生可能エネルギーの関心から生まれた作品《太陽の中心への探査》を展示。同作は、2020年に東京都現代美術館で開催された大規模個展「オラファー・エリアソンときに川は橋となる」にも出品された作品であり、2021年度には金沢21世紀美術館のコレクションに加えられています。本展示は、同作を収蔵後初めて公開する機会となります。《太陽の中心への探査》は、ガラスで覆われた多面体と太陽光発電ユニットから構成され、太陽光をエネルギー源に作動する作品。作品中心部に光源が取り付けられ、そこから突き出たアームの先のライトがゆっくりと回転することで、部屋の中央に固定して設置されたガラスの多面体がまるで回転しているかのように、光が動いて部屋を照らしだす。そこには、太陽とその周りを好転する惑星の関係ばかりでなく、世界を成り立てせている構造や法則への志向も見てとることができます。環境が地球規模で、不可逆的に変化してゆくなか、本作は持続可能な社会に向かう新しい視点を提起してくれるだろう。展覧会概要特別展示:オラファー・エリアソン会期:2022年7月23日(土)〜9月11日(日)会場:金沢21世紀美術館 展示室14住所:石川県金沢市広坂1-2-1開場時間:10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで)※観覧券販売は閉場30分前まで休場日:月曜日(8月15日(月)は開場)、8月16日(火)観覧料:一般 750円(600円)、大学生 520円(410円)、小中高生 260円(200円)、65歳以上 600円※本展観覧券は、同時開催されている金沢21世紀美術館と国立工芸館の所蔵作品によるコラボレーション展「『ひとがた』をめぐる造形」と共通※( )内は20名以上の団体料金およびウェブチケット料金【問い合わせ先】金沢21世紀美術館TEL:076-220-2800
2022年08月04日HRD Artist Label(以下、HRD)は、展覧会「MOMENT to LAST」を2022年8月9日(火)から8月21日(日)まで、代官山ヒルサイドフォーラムにて開催します。会場では、日本と中国の若手人気アーティストの作品約50点を展示します。初日の8月9日(火)には、16時から20時までオープニングレセプションを開催予定ですので、奮ってご参加くださいませ。展示イメージ(夜)■出展作品は、アジア圏で圧倒的な人気を誇る丸山純奈、金田涼子、Yokoteenの新作数点、アジア圏で人気の高まりつつある黒木美都子、安藤万実、朱仲魚、鄒雅琦、許嘉維らアーティストの新作数点、さらに最近HRDと新たに契約を結んだ気鋭のアーティスト、スズキエイミ、林果林、新海至人の作品を展示します。その他、中国の若手作家の作品は日本初披露(※)となります。※ 当社調べ■展覧会コンセプト朝、昼、夜。1日の中には大きな変化があります。芸術家の表現もそれぞれのステージで変わっていきます。変化の中にある“瞬間”は2度と訪れません。本展では、日本と中国で活躍する気鋭芸術家たちの瞬間の輝きに着目し、エネルギーあふれる作品を展示しました。 会場のBGMはコアな音楽ファンに人気のウェブメディア「AVYSS」が担当。2組の音楽アーティストに依頼し、時間帯に応じて変化する装飾に合わせプレイリストを作成しました。■開催概要展覧会名 :「MOMENT to LAST」開催日時 :2022年8月9日(火)から8月21日(日)まで。各日10時から20時まで(最終日のみ17時まで)オープニングレセプション:2022年8月9日(火)16時から20時まで会場名 :代官山ヒルサイドフォーラム(代官山ヒルサイドテラス内)主催 :HRD Artist Label出展予定アーティスト:丸山純奈、金田涼子、黒木美都子、Yokoteen、スズキエイミ、安藤万実、林果林、新海至人、工藤時生、Ashu Pine、朱仲魚、鄒雅琦、許嘉維、叢浚楓ほか■HRD Artist Label(HRD)についてHRDは、中国で急速に人気が高まっている現代アート市場での5年間にわたる運営によりアーティストの海外展開を支援してきました。具体的には、美術館やギャラリーでの作品展開催や作品のライセンス展開、ファッションブランドや映画俳優とのコラボレーション等により、アーティストのファン層の裾野を広げ、認知拡大を進めてきました。■アートを通じた文化交流と経済活性化今年は日中国交正常化50周年にあたる節目の年です。中国本土でも日本について紹介するイベントが開催されており、今展は50周年記念行事として認定されています。今後の日中間での文化交流の一助となることを願っています。また、経済産業省は新たに「アートと経済社会について考える研究会~クリエイティブ産業政策の新展開~」を設置し、第1回が6月30日に開催されました。近年、アートの経済への活用が注目されており、これまで以上にアート領域への需要は増大するといわれています。日本を代表する展示会場のひとつといえる代官山ヒルサイドフォーラムで開催することは大きな意義があると考えています。日中国交正常化50周年認定事業■出品作品(一部)丸山純奈金田涼子Yokoteenスズキエイミ林果林鄒雅琦許嘉維叢浚楓【会社概要】会社名 : HRD ART株式会社所在地 : 〒104-0061 東京都中央区銀座6丁目13番16号 銀座wallビル UCF5階設立 : 2021年9月E-mail : info@hrdart.co.jp URL : Instagram: 事業内容 : アーティスト関連業務の代理運営、プロモーション、作品展の開催、その他関連業務 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月29日