こんにちは。アートディレクターの諸戸佑美です。読者の皆さんは、アクション映画はお好きですか?【シネマの時間】第54回は、『ローン・サバイバー』『バーニング・オーシャン』『パトリオット・デイ』に続き、マーク・ウォールバーグと名匠ピーター・バーグ監督が4度目のタッグを組んだアクションサスペンス映画『MAILE 22』をご紹介します!”最強の地上特殊部隊”X"完璧な頭脳チーム”CIA機密特殊ユニットが挑む生と死を賭けた究極のミッション!主演のCIA高官ジェームス・シルバには、『テッド』シリーズのコミカルな役柄から、『トランスフォーマー』シリーズほかハードなアクションもこなす演技派マーク・ウォルバーグ。鍵を握る重要参考人リー・ノアは、『ザ・レイド』シリーズの超絶アクションが脚光を浴び、『スターウォーズ/フォースの覚醒』でハリウッドデビューも果たしたイコ・ウワイスが演じており、ダイナミックなアクションを繰り広げます。そのほかドラマ『ウォーキング・テッド』シリーズで知られるローレン・コーハンが、一児の母でもあるCIA工作員のアリス・カー役に挑み、「母親と子どもたち」が本作のもうひとつのテーマにもなっています。さらに戦略チームの司令塔には、『トランスフォーマー』『 RED/レッド』シリーズの名優ジョン・マルコヴィッチがしっかりと脇を固め豪華なキャストが集結。本作は、マシンガン・ M-4地上ライフル・カラシニコフ・ウージー軽機関銃など実戦部隊の装備にもこだわり、カーチェイス・銃撃戦・爆発・あらゆる武術を用いた格闘シーンなど、鮮やかに演出されアクション好きにはたまらないでしょう。ぜひ映画館でお楽しみください!■映画『MILE22』あらすじー世界を揺るがす究極のミッションに挑むスパイ・アクション映画!世界を揺るがすの”危険物質セシウム”が何者かに盗まれました。アメリカ東海岸の郊外の町、ジェームス・シルバ(マーク・ウォールバーグ)のもと、高度な訓練を積んだCIA機密特殊部隊がアメリカ最高機密「オーバーウォッチ」作戦を遂行。作戦内容は、ロシアのセーフハウスに潜入して諜報活動を妨害、諜報員を確保して身元を確認し、彼らが持つ情報を押さえるというもの。秘密作戦の奇襲は予期せぬ混乱を迎え、彼らに与えられたミッションの指令は「確保」から「殺害」に変更されます。シルバも仕方なく戦闘に加わり、ロシア人諜報員のひとりを殺害。18歳の少年であったその死は、後に思わぬ甚大な影響を及ぼすことになります。ロシアのセーフハウスでの作戦後、シルバらCiA機密特殊部隊はインドネシアのアメリカ大使館に派遣されていました。彼らの任務は、盗まれた危険物質“セシウム”を見つけること。ある日、アメリカ側の信頼できる情報源であるインドカーの地元警官、リー・ノア(イコ・ウワイス)がある手土産を持って大使館にやってきます。手土産とは、なんと盗まれた物質の在処が入った暗号化されたハードドライヴでした。この決定的な情報の価値を知るノアはアメリカへの亡命を要求。安全にこの国から逃げることができたら、ディスクを開くためのパスワードを教えると言います。医務室でノアの身元確認と診察を行っている最中、インドカー外務審議官と保安局長アクセル(サム・メディーナ)が米国大使館に訪ねてきました。彼らはノアの身柄を引き渡すよう要求。一方、医師に扮した秘密エージェントが大使館に侵入し、ノアを襲撃して殺害しようとします。医務室で激しい戦闘が繰り広げられ、ノアは特殊部隊の過酷な戦闘訓練を受けていたおかげで命拾いします。アメリカ側はノアの条件を受け入れ、国外脱出作戦の統括をシルバのチームに任せます。ミッションの内容は一見単純明快。周りを敵に囲まれる極限状態のなか、アメリカ大使館から移送機の待機場所までの22マイル(35.4Km)を“最強のCIAの地上部隊”ד完璧な頭脳チーム”が護送ミッションを遂行していくというもの。政治の世界では、第1のオプションは外交、第2のオプションは軍隊、これらが不毛に終わったとき、第3のオプションが発動します。緊急招集が可能で、CIAの通常規則の範囲外で個別の問題に取り組むことができる機密特命ユニット、オーバーウォッチです。シルバの地上実戦部隊に加え、司令官で作戦リーダーのビショップ(ジョン・マルコヴィッチ)率いる「マザー」と呼ばれる戦略チ―ムがオーバーウォッチに参加。作戦上このふたつのチームは3000キロ以上距離を置き、オーバーウォッチの所在はアメリカ最高機密となります。ビショップの5人の部下は彼と同様、ルーク、キング、クイーン、ナイト、ポーンというチェスの駒の名でのみ呼ばれています。移動指令センターとは離れて任務にあたるこの優秀な監視エキスパートチームは、各種サイズのドローンやその他の先端テクノロジーを用いて、シルバのチームを街から回収地点まで誘導。米国大使館から22マイルの旅をする途中、シルバのチームとノアはさまざまな地点であらゆる襲撃に見舞われます。インドカー保安局長アクセルが率いる暗殺者集団は、彼らのミッション遂行を妨げるために猛攻を仕掛けてきます。街の中心部から出発したシルバたちは「小包」を運ぶため、バイクに乗った暗殺者チームから逃れようと人通りの多い市街地を猛スピードで駆け抜けます。暗殺者のひとりが実戦部隊の車両を爆破すると、街は戦場へと一変し、激しい銃撃戦が始まります。オーバーウォッチとロシアの偵察機が一挙手一投足を見守る下、多くの死者を出しながらもシルバたちはすべてを賭けて、”22マイル”の任務を遂行。刻一刻と時間切れが迫るなか、想像を絶するクライマックスを迎えるのですが……!■映画『MILE22』作品紹介2019年1月18日(金)より新宿バルト9ほか全国ロードショー!公式サイト:mile22.jp原題:Mile 22監督/脚本:ピーター・バーグ脚本:リー・カーペンター原案グラハム・ローランド、リー・カーペンター原案/製作総指揮:グラハム・ローランド撮影監督:ジャック・ジューフレプロダクション・デザイン:アンドリュー・メンジース編集:コルビー・パーカー、メリッサ・ローソン・チャン衣装デザイン:バージニア・ジョンソン音楽:ジェフ・ルッソ音楽監修:ジェイソン・マーキーキャスティング:シェイラ・ジャフィ製作:マーク・ウォールバーグ スティーヴン・レヴィンソンピーター・バーグ製作総指揮: ロバート・シモンズ、アダム・フォーゲルン、ワン・チョンジュン、ワン・チョンレイ、フェリス・ビー、ランドール・エメット、デレク・コリソン、サム・スレイター、スコット・カーメル、デヴィッド・バーノン、ジョナサン・グレー、マシュー・ローズ、ジャド・ペイン、ジョン・ローガン・ピアソン、グラハム・ローランド、ドナルド・タン、スチュアート・M・ベッサー製作年:2018年製作国:アメリカ上映時間:95分映倫区分:R15+字幕翻訳:伊原奈津子配給:クロックワークス© MMXVIII STX Productions, LLC. All Rights Reserved.映画『MILE22』キャストマーク・ウォールバーグ=ジェームズ・シルバローレン・コーハン=アリス・カーイコ・ウワイス=リー・ノアーロンダ・ラウジー=サム・ショウジョン・マルコヴィッチ=ビショップロンダ・ラウジー=サム・スノウカルロ・アルバン=ウィリアム・ダグラス三世ナターシャ・グブスカヤ=ヴェラCL=クイーンサム・メディーナ=アクセルキース・アーサー・ボーデン=キングジェニーク・ヘンドリクス=ナイトビリー・スミス=ルークマイク・ホームズ=ポーンエミリー・スケッグス=M.I.T.テリー・キニー=ジョニー・ポーター【シネマの時間】アートディレクション・編集・絵・文=諸戸佑美©︎YUMIMOROTO
2019年01月23日『8 Mile』『L.A.コンフィデンシャル』のカーティス・ハンソン監督が71歳で死去した。20日、意識不明の男性がいるとの通報を受けた救急隊員がハリウッドヒルズのハンソンの自宅に駆けつけ、ハンソンが亡くなっているところを発見したという。救急隊員が駆けつけたその場でハンソンの死亡が確認され、心臓発作が死因だったとTMZは報道している一方で、ロサンゼルス警察は正式な発表を行っていないものの、死因は「自然要因」によるものであったとヴァラエティにコメントしている。ハンソンはアルツハイマーを患っており、最近映画界から引退していたと伝えられていた。『8 Mile』で主役を務めたラッパーのエミネムは、ハンソンに追悼のメッセージを贈っており、その中で「カーティス・ハンソンは俺を信じてくれてデトロイトを舞台にラップバトルを繰り広げるというクレイジーなアイデアを映画にしてくれたんだ。彼が俺を『8 Mile』の俳優にしてくれたんだよ。彼を知ることができて俺は幸運だ」と感謝。1994年作『激流』に出演したケヴィン・ベーコン、映画監督であり俳優のロヴ・ロウ、女優のアビゲイル・スペンサーらも次々と追悼のメッセージを贈っている。ハンソンは1992年作『ゆりかごを揺らす手』、キャメロン・ディアスとトニ・コレット主演の2005年作『イン・ハー・シューズ』、2012年作『マーヴェリックス/波に魅せられた男たち』などと、たくさんの名作を生み出し、1998年にはブライアン・ヘルゲランドとともに『L.A.コンフィデンシャル』でアカデミー賞脚色賞を受賞している。(C)BANG Media International
2016年09月22日エミネム主演の『8 Mile』、『シン・シティ』などに出演し、今年1月には、西田敏行との共演で、日本でラーメン屋修業をするヒロインを演じた『ラーメンガール』が公開されたブリタニー・マーフィが20日朝(現地時間)、ロサンゼルスの自宅で倒れ、死去した。32歳だった。数日前から体調不良を訴えていたブリタニーが自宅の浴室で意識を失い倒れているのを同日午前8時頃に母親が発見、夫で脚本家のサイモン・モンジャックの通報でシダーズ・サイナイ医療センターに救急搬送されたが、午前10時4分に死亡が確認された。自然死と見られているが、詳しい死因は不明でロサンゼルス市警が捜査にあたり、一両日中に検死が行われるという。ブリタニーのパブリシストは「この悲しみのときに、家族はみなさんの愛とサポートに感謝しつつ、プライバシーの尊重を願っています」と声明を発表した。『ジャスト・マリッジ』(’03)で共演し、一時期交際していたアシュトン・カッチャーは、Twitter上で「今日、世界は小さな太陽の光を失った」と哀悼の意を表した。また、西田敏行も産経新聞紙上で「『ラーメンガール』でご一緒させていただき、本当に素晴らしい感性をお持ちだなと感じました。ハリウッドでもっともっと大きく成長していくと信じていました」とコメントを発表。「撮影中は、ぼくに全面的に信頼を寄せてくれていて、『あなたと出会えてよかった』と言っていたことが忘れられません。最後に固くハグして別れたときの温もりがまだ身体に残っています」とブリタニーの人柄が偲ばれる思い出を語った。(text:Yuki Tominaga)写真は今年1月、ビバリー・ヒルズで行われた『2ROOMS トゥー・ルームス』のプレミアにて。© Retna UK/AFLOブリタニー・マーフィ 『シン・シティ』インタビュー■関連作品:ラーメンガール 2009年1月17日よりテアトル新宿にて公開© 2008 Digitalsite Corp./Media 8 Entertainment■関連記事:日本生まれ、ハリウッド風味の一杯のラーメンが元気をくれる『ラーメンガール』一杯のラーメンが運命を変える!『ラーメンガール』試写会に5組10名様ご招待
2009年12月21日