ソフトバンクは27日、「Xperia Z3」のAndroid 5.0へのOSバージョンアップを実施した。OSアップデートにより、ロック画面で最新の通知が受け取れるほか、全体の画面デザインやアプリ切り替えにおける操作感なども変わる。OSバージョンアップを実施するには、設定/端末情報/ソフトウェア更新の順に操作し、画面の案内に従うことで実行できる。通信はWi-Fi通信にのみ対応し、更新時間の目安は最大で25分。更新後のビルド番号は「23.1.F.0.330」となる。今回の更新には、OSバージョンアップほか、安心遠隔ロックの改修なども含まれる。
2015年07月27日●Android 5.0スマホを買ったのに……Android端末を買ってみたけど、画面がニュース記事などと違うじゃないか!と思ったことはないだろうか。事実、いわゆるGoogle標準の「Androidの標準的なホーム画面」というものは、実はほとんど存在しないも同然だ。どうしてこんなことが起きるのだろうか?○あれ、記事と違う!これはNTTレゾナントが販売する「g02」(ぐーまるに)の画面だ。g02はOSにAndroid 5.0(Lollipop)を採用する端末だが、壁紙にLollipop標準のものが選べなかったり、日本語入力アプリがGoogle日本語入力ではなくiWnnだったり、「ホーム」「戻る」などのソフトウェアキーが表示されていないなど、いわゆる「Lollipopの教科書」的な記事を頼りに触ってみると、戸惑うことだらけだ。こうした問題はSIMフリー端末だけでなく、キャリアが販売する端末でも起きている。端末を販売するメーカーごとにインターフェースが違ってはユーザーも混乱するばかりだろうが、現実には教科書通りのインターフェースを提供するAndroid端末のほうが少ない。○Androidの標準インターフェースとは?Androidの最新OSが登場すると、さまざまなニュースサイトなどで先を競ってその画面を紹介する。この時紹介される画面は、何も手が加わっていない「素の」Androidだ。この「素のAndroid」が搭載されるのは、ほぼGoogleが直売する「Nexus」シリーズに限定されると考えていい。Nexusシリーズは他社の端末と比べて、数カ月~半年近くも早く最新OSを搭載する、いわば実験台の環境だ。今でこそ「最新OSをいち早く体験できるハイエンド端末」として一般ユーザー向けにも入手しやすくなっているが、元々は開発者が自分のアプリを新しいOSで動かしてみて不具合がないか、最新OSの機能を正しく実装できているかを確認するための叩き台という位置付けだった。事実、Nexusシリーズはグローバルな端末で、世界中で同じ端末を販売する。このため、例えばワンセグ/フルセグやおサイフケータイといった、日本独自の機能は実装されない。また、キャリア側で独自に実装している機能についても同様にサポートしない。従って、付属するアプリ類も最小限の、主にGoogle純正サービスを利用するためのものしか用意されていないわけだ。●メーカーそれぞれの仕様がAndroidである○メーカー製のAndroidはカスタマイズ前提一方、Nexusシリーズとは数カ月の差で、各キャリア向けにサードパーティ製のAndroid端末が登場する。これらの端末は防塵/防水やワンセグ、おサイフケータイ、ハードウェアボタン、指紋/虹彩認証などの独自機能を実装するべく、Nexusシリーズとは異なるハードウェア設計になっている。こうした追加/変更されたハードウェアへの対応は、端末メーカーが個別にドライバーソフトを書いたり、追加のアプリを開発するなどして、Androidを改変して対応させることになる。こうしたカスタマイズの一環にはホーム画面の改変も含まれる。実はAndroidのホーム画面はひとつのアプリとして提供されており、アプリを入れ替えることでまったく別のインターフェースにすることができるのだ。キャリアであれば自社のサービスをホーム画面の目立つところに置いておきたいし、メーカーも自社の端末に合わせたデザインやテーマのUIを採用したい。ディズニーなどのコンテンツ提携型端末のホーム画面は、こうしたカスタマイズの極致と言えるだろう。いずれにしてもホーム画面が「メーカーそれぞれ」というのは、Androidの仕様のようなものだと割り切るしかない。●Nexusシリーズでなければどうしたらいいのか○ユーザーはどうすればいい?冒頭に挙げた例であれば、たとえば壁紙については「諦める」しかなく、また「ホーム」「戻る」ボタンなどについては、g02などのようにハードウェアボタンで提供されているものの場合は諦めるしかないかもしれない(ただし、システム設定によってソフトウェアキーを表示できるかもしれない)。日本語入力についてはGoogle日本語入力をあとからインストールすればいいので、それで対応するしかないだろう。そもそもホーム画面が気に入らないという場合は、サードパーティ製のホーム画面アプリがたくさん配布されているので、その中から好みのものを選ぶといいだろう。ちなみに、Nexus 5で採用された「Google Now」をスワイプひとつで即座に表示できる「Google Nowランチャー」がPlayストアで配布されている。これは外見上も動作も「Android標準」と言って差し支えのないレベルのアプリだ。また、Android 4.4以上で使えるため、まだLollipopにアップグレードできない端末でも使える。残念ながら壁紙などはそのまま使うしかないが、端末標準のインターフェースが気に入らない人は採用を一考してみてはいかがだろうか。
2015年07月25日NECは7月21日、業務システムの安全な利用を実現するという「セキュアブラウザ」および、セキュリティを強化した法人向けAndroidタブレット「LAVIE Tab E(ラヴィ・タブ・イー) ビジネス向けモデル」2モデルを発売した。価格は、セキュアブラウザが2,500円(税別)、LAVIE Tab E ビジネス向けモデルが3万3,800円(同)から。出荷開始は、セキュアブラウザが8月下旬、LAVIE Tab E ビジネス向けモデルが2モデルとも8月3日。PCに加えてタブレットでも不正利用や情報漏洩への対策が求められる中、セキュアブラウザとタブレット新製品を組み合わせることで、用途に合わせた端末の専用化とセキュリティ対策を実現し、業務システムでの利用やセキュリティ強化のニーズに応えるとしている。セキュアブラウザは、用途に合わせたカスタマイズを提供するタブレット・ソリューションである「NEC Solution Tablets」のメニューに追加。特定のWebサイトへのアクセス制限に加えてWebサイトの閲覧情報などの利用情報を端末に残さず、また一定時間操作しないと自動で終了する。LAVIE Tab Eビジネス向けモデルは8型ワイドと10.1型ワイドの2モデルであり、NEC Solution Tablets対応タブレットとして、優れたコスト・パフォーマンスとビジネス利用に適するセキュリティ強化を実現したという。Android 5.0や、最新64ビット対応クアッドコア・プロセッサの採用による性能向上に加え、8型ワイドモデルは狭額縁の採用により手のひらサイズの筐体を実現しているため、外出先での業務に適するとしている。10.1型ワイドモデルは無線混信のリスクが低いという5GHz帯無線LANに対応し、安定した環境で無線通信が可能。8型ワイドモデルの価格は3万3,800円(税別)、10.1型ワイドモデルは4万8,800円(税別)。なお、10.1型ワイドモデルはケイ・オプティコムが提供する「eoスマートリンク」タブレットとして採用、NEC Solution Tabletsによるカスタマイズを行って提供予定だ。
2015年07月22日多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、「YouTubeの再生履歴は保存されますか?」という質問に答えます。***YouTubeの再生履歴は、初期設定では記録されます。通常、Android端末はGoogleアカウントでログインした状態で操作するため、YouTubeでどのようなコンテンツを再生したのか、アカウントにヒモ付く形で記録されています。再生履歴だけでなく検索履歴も残りますから、どのようなコンテンツを見ようとしていたのか後から調べることができます。ということは、タブレットのような家族共有の端末でYouTubeを検索/視聴すると、自分の秘めた趣味・趣向が"家族バレ"してしまう可能性大です。家族共有の端末でなくても、知識豊富な友人にうっかり貸そうものなら、「こいつ、○の動画ばかり見てるぞ!」などと周囲に吹聴されかねません。ある意味、怖いですね。そんなリスクを背負いたくないというのならば、YouTubeの検索/再生履歴をオフにしてしまいましょう。いわゆる「おすすめ動画」の本数が減るというデメリットが生じるものの、履歴が残らないのでプライバシーは守れます。検索/再生履歴をオフにするには、「Google設定」を起動して「アカウント履歴」をタップ、現れた画面で「YouTubeの検索履歴」と「YouTubeの再生履歴」それぞれをタップします。「YouTubeの検索履歴(再生履歴)を一時停止しますか?」と確認のメッセージが現れるので、画面右下の「一時停止」をタップすると、以降検索/再生履歴は保存されなくなります。なお、この操作は履歴を保存しないための設定ですから、履歴を消去する操作も必要です。消去する場合は、同じ「YouTubeの検索履歴」と「YouTubeの再生履歴」の画面で「履歴を管理」ボタンをタップし、現れた画面で「すべて消去」をタップしましょう。
2015年07月18日インクリメントPは、業務用オフライン地図アプリ開発キット「MapFan SDK」のAndroid版をver.2.0にバージョンアップしたと発表した。新バージョンでは、新たに64bitアーキテクチャに対応し、最新版のAndroid 5.0環境でも開発が可能となっている。MapFan SDKは、スマートフォン/タブレット向けのネイティブアプリ開発において、オフライン地図機能を組み込むことができる地図アプリ開発キット。AndroidとiOSに対応し、開発した地図アプリは、地図表示やルート検索、各種検索など、すべての機能をオフラインで使用することができる。なお、「MapFan SDK」では無料体験版を用意している。
2015年07月17日多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、『Androidで「Apple Music」を聴けますか?』という質問に答えます。***7月現在、Appleは「Apple Music」でのAndroid OSサポートを実施していません。Apple Musicを利用できるのは、iOS 8.4にアップデートされたiPhoneとiPad、iPod touch、またはiTuns 12.2以降が動作するMac/Windowsです。しかし、心配は無用です。Appleは2015年秋頃に「Apple Musicの」Android OSサポートを開始すると発表済ですから、数カ月待てばAndroidでも楽しめるようになります。どのようなアプリが用意されるのか、iPhone/iPadとサービス内容に違いがないのかといった詳細は不明ですが、定額で膨大な数の楽曲が聴き放題になるサービスはAndroidでも利用可能になると考えてよさそうです。いますぐAndroidで聴く方法がないわけでもありません。パソコン(iTunes)かiPhone/iPadを経由して聴くというスタイルになるため、使用する機材が増えるうえ消費電力も二重にかかることになりますが、AirPlayレシーバーアプリをインストールすれば、いますぐAndroidでApple Musicを楽しめます。この方法が有効なケースとしては、パソコンにiTunesは入っているがスマートフォンはAndroid、という状況が考えられます。パソコンで聴く場合、本体内部からのノイズの影響でヘッドホンを直挿しするとS/N比(信号量と雑音量の比)は低下しますが、ロスレスコーデックのALACでオーディオ信号を転送するAirPlayを使えば、理論上音質の劣化なく音楽を楽しめます。特にデスクトップPCが発するノイズは大きく、音質を考えるとAirPlayで他の端末に"飛ばす"ことはあながちムダではありません。
2015年07月11日米Googleが5月28日(現地時間)で発表した次期Android「Android M」がアップデートした。9日に公開されたDeveloper Preview 2は、28日から提供された開発者向けプレビューからのフィードバックに基づいた修正とアップデートが行われている。サポート端末は、引き続きNexus 5、Nexus 6、Nexus 9およびNexus Player。28日に提供されたDeveloper Preview版を上記端末で試用している場合、Preview 2は数日以内にOTAでアップデートされる。主な変更点は、外部ストレージやWi-Fi、Bluetoothおよび、連絡先や個人情報の権限の修正など。また、USBポートを介して接続したデバイスは、デフォルトで充電モードとなり、デバイスにアクセスするにはユーザーの許可が必要となる。API関連では、BluetoothスタイラスAPIやメディアAPIを更新。ほか、Preview 2のシステムイメージには、Google Playを通じてGoogleの各サービスのAPIを入手できるGoogle Play servicesの7.6が含まれている。同社はAndroid Mの最終版が今秋に予定されていることから、「今回のPreview 2は最終仕様に近い」している。
2015年07月11日定額制オンデマンド型音楽配信サービス「LINE MUSIC」のAndroid版が10日に楽曲のオフライン再生機能に対応した。バージョン1.1にアップデートすることで同機能に対応する。iOS版も近日対応予定。LINE MUSICは邦楽、洋楽、アニメソング、K-POPなど150万曲以上の楽曲をそろえた定額制音楽配信サービス。LINEの友だちやグループ間で、LINEのトーク画面上から楽曲やプレイリストを送りあい、音楽を通じてコミュニケーションがとれるのも特徴となっている。今回オフライン再生機能に対応したことで、ネットワークの接続環境やキャリアの通信制限など、モバイルデータ通信を気にせずに同アプリの利用が可能になる。今後は、今月中にブラウザ版でのPC対応、ユーザー作成のプレイリストの公開機能などを実装していく予定。なお、運営元のLINE MUSICは、サービス開始から1カ月でアプリのダウンロード数が430万を超え、累計楽曲再生数が4億回を突破したことも発表した。
2015年07月10日Cerevoは30日、ライブ配信スイッチャー「LiveWedge」向けAndroidアプリのベータ版を公開した。Google Playから無料でダウンロードできる。「LiveWedge」は、1080/60pのフルHDに対応した4系統のHDMI入力を搭載し、映像と音声のスイッチング・ミキシングが可能なライブ配信スイッチャー。2015年1月に正式販売が開始されている。今回公開するAndroid対応アプリ「LiveWedge」はベータ版で、リリース済みのiPad対応アプリに搭載されている機能のうち、一部エフェクト機能を利用できる。具体的な搭載エフェクトは、カット、ミックス、INPUT/OUTPUT切り替え。機能は順次アップデートし、2015年内にはiPadアプリと同等の機能にするという。対応機種は、OSがAndroid 4.2以降、画面サイズが7インチ以上のAndroid端末。Nexus 7で動作確認が行われている。
2015年06月30日多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、『microSDカードに「デフラグ」は必要ですか?』という質問に答えます。***パソコンの経験が長いと、使い続けるうちにディスクの読み書き速度が低下する現象に遭遇したことがあるかもしれません。それは、ディスクの断片化(フラグメンテーション)によるもので、補助記憶装置に対しファイルの書き込み/削除を繰り返し行うことが原因です。論理的には連続していても物理的に離れた位置にファイルが記録されると、読み出し装置の物理的な移動幅が大きくなり、それが速度低下を引き起こします。そのフラグメンテーションを解消するための作業がデフラグメンテーション、通称「デフラグ」です。補助記憶装置上のファイルを先頭から再配置しすることで、断片化してしまった領域が物理的に連続するようになり、読み出し速度も改善されます。現在のOSは、フラグメンテーションを起こしにくいよう(あるいは定期的に自動実行するよう)改良されてはいますが、それでもある程度は発生します。Android OSも例外ではなく、microSDカードを取り出してパソコンで確認すれば、フラグメンテーションが発生していることがわかります。しかし、Android OSにかぎらず、microSDを含むフラッシュメモリにデフラグは必要不可欠ではありません。ハードディスクには読み取り用のヘッダやアーム、高速回転するディスクなど可動部が多く、ファイルの記録位置が物理的に離れていると読み取り速度が低下しますが、フラッシュメモリを利用した記憶媒体であるSDカードには可動部が存在しません。書き換え可能回数の上限が少ないというフラッシュメモリの特性もあり、デフラグはむしろ避けるべきです。もっとも、microSDにフラグメンテーションが発生しないという意味ではありません。パソコンのユーティリティソフトを使うなどしてデフラグを実行することは可能ですし、実行すれば多少の性能向上もあるでしょう。しかし、大量の書き込みを行うデメリットのほうが大きく、可動部があるハードディスクほどの効果も期待できません。どうしてもデフラグ相当の効果を得たいのならば、内容をバックアップしてから初期化(フォーマット)し、その後書き戻すほうが合理的です。
2015年06月28日Sony mobile Communicationsは22日、Androidスマートフォン/タブレット「Xperia」の一部機種向けに、次期OSである「Android M」の開発者プレビューを公開した。同社の開発者向けWebサイトよりインストールできる。「Android M」は、5月に米Googleが発表したAndroidの次期OS。モバイル決済サービス「Android Pay」のサポートや、パーソナルアシスタント「Google Now」の新機能「Now on Tap」などが含まれている。Xperia向けの開発者プレビュー版では、変更点を確認したり、アプリのテストを行うことができる。ダウンロードは、Sony mobile Communicationsの開発者向けWebサイトより可能で、対象となるXperiaは「Xperia Z3」、「Xperia Z3 Compact」、「Xperia Z3 Tablet Compact」、「Xperia Z2」など全17機種。なお、端末のブートローダーがアンロックされている必要がある。また、モデム機能やカメラなど一部機能が制限されているほか、日常的に利用する端末へのインストールは推奨していない。「Android M」開発者プレビュー版の対象XperiaXperia Z3Xperia Z3 CompactXperia Z3 Tablet CompactXperia Z2Xperia Z2 TabletXperia Z1Xperia Z1 CompactXperia Z UltraXperia ZXperia ZLXperia Tablet ZXperia E3Xperia M2Xperia T2 UltraXperia T3Xperia LXperia S(記事提供: AndroWire編集部)
2015年06月23日●インタフェースは何が変わったかAndroid界隈の話題は、早速、次期OS「Android M Release」に移っているが、市場には夏モデルから、ようやくAndroid 5.0「Lollipop」を搭載した端末が出揃い始めたところだ。Android 4.xと比べて何が変わり、なにが便利になったのか、改めて確認してみよう。○新UI「マテリアルデザイン」Android 5.0で最も大きく変わったのが、ユーザーインタフェースのデザインだ。Android 5.0のインターフェースは「マテリアルデザイン」といい、見た目はiOS 7以降のようにフラットな感じになっているが、よく見るとボタンなどに影がついている。Googleは今後、Android Wearのようなウェアラブル端末からChromecastやAndroid TV、Android Autoといったさまざまなサイズ・ジャンルの製品に至るまで、共通のUIとしてこのマテリアルデザインを採用していく。Androidのインターフェースを統一することで、どのデバイスを使ってもすぐに操作を理解し、対応できるようにするわけだ。細かいところを見ていくとインタフェースの挙動がわかりやすくなっているなど、あちこちに手が入っているのだが、画面のレイアウトなど基本的なところは見た目ほど大きく変わっているわけではないので、安心してほしい。マテリアルデザインの短所としては(フラットデザインにも通じるのだが)、ユーザーの気付きをインターフェースの動きに頼るところがあり、静止状態で見ても直感的に何を押せばどうなるのか、がわかりにく部分だ。慣れてしまえば使いやすいが、慣れるまでに少し時間がかかるようになったといってもいいだろう。●マルチユーザーサポートなどの新機能○機能面での改善も多数インタフェースの変更に目を奪われがちだが、OS全体の機能や使い勝手も大きく改善されている。たとえばスクリーンロックの画面には通知が表示されるようになり、電話やカメラアプリを直接起動するボタンが追加された(これはUIによってはすでに実現している機種もある)。通知センターも改良され、たとえば通話関連の通知も作業を中断せずに確認できるようになっている。このほか、 「マルチタスク」が「マルチアクティビティ」に変わり、タスク切替えの際にChromeのタブも同時に選べるようになっている。システム全体にかかわる大きな変更点のひとつに、マルチユーザーサポートもある。これはAndroid端末で複数のユーザーを設定し、ユーザーを切り替えることで、環境を丸ごと変えられるというもの。ユーザーが変わればブックマークや音楽のライブラリ、共有していないフォルダーのファイルなどはアクセスできないため、丸々新しい環境として利用できる。家族で1台のタブレットを共有するときに便利な機能だ。また、いちいちユーザーを作らなくても、ゲストアクセスも可能なので、スマートフォンを他人に一時的に使わせるときにもプライバシーを守れるようになる。Android 5.0では4.xと比べ、バッテリー持続時間が大幅に改善すると言われている。実際には機種ごとの装備や特性、使用状況により変動するが、最大で90分もの延長だと言われており、バッテリー消費の多いユーザーにとっては朗報だ。このほかにも、Android 4.4でロックされていた、アプリからSDカードへのアクセス制限が撤廃され、写真やデータの書き込みが可能になるなど、改善点は多岐にわたる。とはいえ、基本的にその方向性は使い勝手を改善し、ユーザーの利便性を高めるものだと言っていいだろう。●バージョンアップはすぐにやるべき?○互換性は? バージョンアップはするべきか?アプリを実行するエンジン(ランタイム)は、Android 4.xまでの「Dalvik」から、Android 5.0では「ART」(Android RunTime)に変わった。ARTではアプリの起動がDalvikyよりも早くなるが、代わりにメモリを多めに消費する。この変更の影響もあり、一部のアプリでAndroid 5.0では動作しないなどの互換性問題が出ている。また、メモリ搭載量が少なめな機種では、アプリの起動や切替えに以前より時間がかかるかもしれない。ただし、これらはOSのアップデート前に調べればわかる話。Android 5.0は登場から半年以上経っており、互換性やトラブルに関する情報もかなり集まっている。これまでは搭載製品が少ないからとアプリ側がサポートしていなくても、今後Android 5.0が主流になれば、少なくともメジャーどころはサポートせざるを得なくなる。デベロッパー頼りではあるが、あまり心配しなくてもいいのではないだろうか。Android 5.0になることで、これまで慣れ親しんだ操作系が変わったり、いつも使っているアプリが動かなくなることを恐れている人もいるかもしれないが、OS自体の機能/性能向上やセキュリティの向上といった機能はそれ以上に恩恵が大きいといっていい。全体的には使いやすく、わかりやすさが増しており、すぐに慣れるはずだ。また、昨年以降登場している64bit CPUを搭載した端末であれば、64bit対応のアプリと組み合わせることでさらなる性能アップも期待できる(そこまで劇的な効果があるわけではないが)。新しいものには新しいなりのメリットも多いので、そこまで恐れなくてもいいだろう。いずれにしても今後機種変更をする場合、夏モデルの多くは5.0が標準になっており、この先はさらに搭載機種が増えてくる。マテリアルデザインはAndroid M Releaseにも引き継がれることになりそうなので、今のうちに慣れておいたほうがいいだろう。問題はアップグレード可能な機種の場合だが、アップグレード開始直後は何らかのトラブルが起きる可能性もあるので、1週間くらいは慎重に様子を見ながら情報を集めておけばいいだろう。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年06月23日デンマークのSteelSeriesは16日、WindowsやAndroidなどに対応したゲーミングコントローラ「SteelSeries Stratus XL Wireless Gaming Controller for Windows & Android」を発表した。価格は59.99ドル。日本国内での発売は未定。WindowsやAndroidデバイス、Amazon Fire TV、Ouyaなどのマイクロコンソール機と、Bluetooth接続できるゲームコントローラ。8方向の十字キーと、ボタン付きアナログスティックを備える。ボタン数は12個以上を搭載し、それらをSteelSeries提供のソフト「Engine」を使用することでカスタマイズ可能。アナログスティックや感度や縦軸の反転なども調整できる。本体には電池残量やプレイヤー番号を表示する4つのLEDを備えており、中央にある3個のボタンでは「Steam」のビッグピクチャーモードなどの操作を行える。同じPCの無線チャンネルに複数台接続してのマルチプレイも可能。電源には単3形乾電池×2本を使用する。動作時間は約40時間。
2015年06月19日freeeは18日、クラウド会計ソフト「freee」のAndroidアプリにおいて、請求書の作成・メール送信・入金管理が可能になったと発表した。Androidアプリの料金は無料。対応OSはAndroid4.0以上。アプリで作成した請求書は、会計データとしてfreeeに自動で取り込まれるため、日々請求書の作成を行うだけで記帳は完了する。会計ソフトと完全連動した請求書作成が可能なアプリは日本で初めてという。商談中・商談後の移動中でも、簡単に見積書・請求書・納品書を作成したり編集したりすることができ、その場でメール送信することも可能となる。また、Androidアプリ上で請求書の入金管理も行えるようになり、請求業務が全てモバイルで完結する。さらに、アプリで作成した請求書等はWeb版でも確認できるため、ユーザーのスタイルに合った方法で請求書管理を行うことが可能という。同社は、バックオフィス全体がクラウド上で完結するような「クラウド完結型社会」を目指し、機能開発を今後も進めていくとしている。
2015年06月18日インクリメントPは、Androidデバイス向けオフライン地図ナビアプリ「MapFan」と「MapFan 2014」の最新版バージョン1.0.3の提供を開始した。最新版では、ルート案内機能を強化し、施設の入り口まで案内が可能となった。「MapFan」と「MapFan 2014」のルート案内機能が強化されたことで、大規模施設などを目的地に設定した場合に、入口でない場所に案内されたり、目的地周辺で案内が終了してしまうことなく、スムーズな案内が可能になった。対象となる施設はショッピングモールや遊園地など全国約113万件。このほか、Android OS標準のバックアップ機能に対応し、ブックマーク、検索履歴のデータのバックアップが可能となった。
2015年06月15日多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、『「iPhoneを探す」的なことはAndroidでもできる?』という質問に答えます。***iPhoneには、「iPhoneを探す(Find iPhone)」というアプリがあり、共通のアカウント(Apple ID)でひも付けられたiPhoneの現在位置を確認できます。確認だけでなく、iPhoneを遠隔操作して警告音やメッセージで周囲の人の注意を惹いたり、最悪の場合でもデータを消去して個人情報保護を図ることができます。Googleも、Android端末向けに「Android Device Manager」という同等のアプリを提供しています。同じGoogleアカウントを登録したスマートフォン/タブレットから、紛失/盗難状態にあるAndroid端末の現在位置を確認し、さまざまな遠隔操作を行うことができます。Android Device Managerは、WEBブラウザから利用することもできます。所定のWEBページに共通のGoogleアカウントでログインすれば、Android端末の現在位置が確認され、「着信音を鳴らす」と「ロック」、「消去」のいずれかを実行できます。「着信音を鳴らす」を選ぶと、Android端末の着信音が最大音量で5分間鳴り続けます(電源ボタンを押すと停止)。外出先で紛失した場合にかぎらず、自宅で見失った端末を探す場合にも有効な方法です。「ロック」を選ぶと、Android端末のロック画面が指定したパスワードに切り替わります。推測が容易なパターンロックを設定した端末を紛失したときなど、急場しのぎでセキュリティを確保したい場面で役立ちます。「消去」は、Android端末を出荷時設定に戻します。メモリ上の写真や音楽、インストールしたアプリがすべて削除されるため、最後の一手として有効です。端末がインターネットに接続していない状態で実行しても、次回接続した直後にリセットが実行されるので確実です。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年06月13日多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、『「問題が発生したため、○を終了します」ってどういうこと?』という質問に答えます。***「問題が発生したため、○を終了します」というダイアログは、Android OSを利用しているとときどき遭遇します。アプリやシステムプログラムの異常終了を知らせるもので、それ自体に対処策はなく、原因を突き止めるためのヒントとでもいうべき存在です。原因はさまざまですが、許可されていないメモリ領域へのアクセス(セグメンテーション違反)など、アプリそのものが抱える不具合/バグにより、システムに強制終了させられるケースが特に多いようです。アプリ自体に問題があるとすれば、アップデートが唯一の解決策です。長らくアップデートされていないアプリの場合、Android OSの最新仕様にキャッチアップしていないために問題を起こす可能性もあるため、アプリの利用を諦めざるをえないかもしれません。アプリが貯えたキャッシュ(一時利用のデータ)が悪影響を及ぼしている場合には、キャッシュの削除またはアプリの再インストールで問題解決できることもあります。確実な方法とはいえませんが、試す価値はあります。SDカードが原因のこともあります。音楽プレイヤーや画像ビューアといったマイクロSDカードにアクセスするアプリの場合、カード上のファイルあるいはファイルシステムが破損している、接触不良などカードが物理的な問題を起こしているために強制終了される可能性があるため、マイクロSDカードをアンマウントした状態でアプリを利用して問題がないかどうか試すことも効果的です。ひんぱんに「android.process.○を終了します」というダイアログが表示される場合は、アプリではなくシステムプロセス、あるいはシステムが管理権限を持つ連絡先などのデータに問題がある可能性が考えられます。その場合、直前に利用していたアプリをアンインストールして動作に改善がないか確認し、効果がない場合は端末の初期化、さらには購入した携帯ショップへの持ち込みを検討すべきかもしれません。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年06月11日KDDIは、同社が販売するAndroidスマートフォン「GALAXY S5 SCL23」に対し、Android 5.0へのアップデートを提供開始した。アップデートは、Wi-Fi接続時で約30分かかるとしている。Android 5.0へのアップデートには、画面デザイン、背景のテーマ色の変更や、ロックスクリーン上の通知が、アイコンからポップアップになるなど、様々な新機能が含まれている。アップデートは、ホーム画面の「アプリ」から「設定」、「端末情報」、「ソフトウェア更新」、「今すぐ更新」とタップしていくことで可能。所要時間は、Wi-Fi/LTE接続時が約30分、3G接続時が約40分。更新後のベースバンドバージョンは「SCL23KDU1COE7」となる。アップデート中は、110番、119番、118番への電話も含め、全ての機能が利用できなくなる。また、アップデート後Android 4.4へ戻すことはできない。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年06月09日Google Japanは8日、 Android 5.0 Lollipop搭載デバイスやAndroid Wear、Android TVを体験できるイベント「祭 with Android」を東京・港区の六本木ヒルズで開催すると告知した。期間は2015年6月16日~2015年6月21日まで。開催時間は6月16日~19日が15時~21時、6月20日・21日が12時~22時。「祭 with Android」では、Android搭載のスマートフォン2台をバチのよう振り太鼓を叩くように遊ぶリズムゲーム「Android Taico」や、Android 5.0 Lollipop搭載のスマートフォンで操作するクレーンゲーム、Android 5.0 Lollipopを搭載端末を体験できる「Android Cafe」などが展開される。「Android Taico」のゲームミュージックは、音楽プロデューサーのヒャダイン氏が担当。また、クレーンゲームではオリジナルグッズが獲得できるほか、公式サイトで案内されている「祭 PASS」を提示したユーザーには、フード屋台でたこ焼き・ラムネ・わたあめが無料でプレゼントされるといった特典を用意する。このほか、ウェアラブル向けプラットフォーム「Android Wear」の使いこなし方を紹介するワークショップも、6月20日、21日の2日間限定で開催。時間は両日とも14:00~、17:00~の1日2回となる。詳細は公式サイトに詳しい。
2015年06月08日ソフトバンクは5日、発売中のAndroidスマートフォン「Xperia Z3」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)について、Android 5.0へのアップデートを予定していると発表した。そのほかのAndroidスマートフォンについては未定としている。Android 5.0は、ユーザーインターフェースに「Material Design」を採用したAndroid OS。「Android Smart Lock」などのセキュリティ機能や、ロック解除の動作を簡略化する「スマートロック」、省電力機能、新しくなった通知機能などが含まれている。アップデートの開始時期、方法、利用できる機能などの詳細は、提供の準備が整い次第アナウンスする。なお、同社は「AQUOS CRYSTAL」や「AQUOS Xx 304SH」(ともにシャープ製)など、そのほかのAndroidスマートフォンへのAndroid 5.0アップデートについて未定としている。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年06月08日システナは6月5日、Androidアプリケーションの開発者向けにAndroidの脆弱性を診断するWebサービス「RiskFinder」を開始したと発表した。RiskFinderは、ファイルアクセス制限の不備による脆弱性やSSLサーバ証明書の検証不備による悪意のある第三者による盗聴、通信データの改ざんなど、さまざまな脆弱性の有無を診断できるWebサービス。総務省の「スマートフォンプライバシーイニシアチブ」に準拠しており、またIPA(情報処理推進機構)、JSSEC(日本スマートフォンセキュリティ協会)から発行されている「Androidアプリのセキュア設計・セキュアコーディングガイド」の準拠脆弱性に加え、マルウェアと間違えられやすい項目・品質に関する項目も検出する。診断結果は、Web上ですぐに提供されるため、開発したアプリのテストフェーズで利用する、納品されたアプリの検収作業の中で利用するなど、さまざまな場面で利用できる。また同社は、診断結果をもとにした開発サポートや脆弱性対策などのコンサルティングサービスも提供するという。
2015年06月05日NTTドコモは、発売中のAndroidスマートフォンおよびタブレット15機種に対し、Android 5.0へのアップデートを予定していると発表した。開始時期や方法については、同社ホームページで順次アナウンスする。Android 5.0は、ユーザーインターフェースに「Material Design」を採用したAndroid OS。「Android Smart Lock」などのセキュリティ機能や、ロック解除の動作を簡略化する「スマートロック」、省電力機能、新しくなった通知機能などが含まれている。アップデートの対象となる製品は以下の通り。スマートフォンGALAXY S4 SC-04EGALAXY Note 3 SC-01FGALAXY J SC-02FGALAXY S5 SC-04FGALAXY Note Edge SC-01GGALAXY S5 ACTIVE SC-02GXperia Z2 SO-03FXperia Z3 SO-01GXperia Z3 Compact SO-02GARROWS NX F-05FARROWS NX F-02GAQUOS ZETA SH-04FAQUOS ZETA SH-01GタブレットGALAXY Tab S 8.4 SC-02GXperia Z2 Tablet SO-05F「Xperia Z1 SO-01F」や「Xperia Z SO-02E」などが含まれていないが、同社は対象外となった機種について、「ハードウェアの制限などにより実施しない」と説明している。各製品のアップデート開始時期、方法、利用可能な機能などの詳細は、提供準備が整い次第、製品アップデートページでアナウンスする。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年06月04日KDDIは4日、発売中のAndroidスマートフォン8機種、タブレット2機種に対し、Android 5.0へのアップデートを予定していると発表した。開始時期や方法については、auホームページにて順次アナウンスする。Android 5.0は、ユーザーインターフェースに「Material Design」を採用したAndroid OS。「Android Smart Lock」などのセキュリティ機能や、ロック解除の動作を簡略化する「スマートロック」、省電力機能、新しくなった通知機能などが含まれている。アップデートの対象となる製品は以下の通り。スマートフォンGALAXY Note 3 SCL 22GALAXY S5 SCL23GALAXY Note Edge SCL24Xperia ZL2 SOL25Xperia Z3 SOL26isai FL LGL24isai VL LGV31AQUOS SERIE SHL25タブレットGALAXY Tab S SCT21Xperia Z2 Tablet SOT21各製品のアップデート開始時期、方法、利用可能な機能などの詳細は、提供準備が整い次第、製品アップデート情報一覧ページにてアナウンスする。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年06月04日多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、『「Googleクラウドプリント」って何ですか?』という質問に答えます。***「Googleクラウドプリント」は、クラウドを介してパソコン/スマートフォンとプリンターを結ぶサービスです。わかりやすくいえば、"場所を選ばず文書や写真を所定のプリンターに出力"するための機能であり、一種の仮想プリンターです。利用にはGoogleアカウントが必要ですが、家族や友人を登録したGoogleグループを用意すれば、複数のメンバーでプリンターを共有することも可能です。Android端末にかぎらず、iPhoneやiPad、WindowsやMacなどのパソコンから利用できますが、Googleクラウドプリントに対応したアプリが必要です。WEBブラウザの「Google Chrome」はそのひとつで、表示しているWEBページを実在のプリンターのようにGoogleクラウドプリントへ出力できます。対応アプリからGoogleクラウドプリントへ出力されたデータは、いちどクラウド領域(Googleドライブ)へ送信されます。そこから、あらかじめセットアップしておいた実在のプリンターへ印刷イメージが送信され、紙にプリントされるという流れです。Googleクラウドプリントに対応したプリンターは、EPSONやCanon、HPといった大手プリンターメーカーから多数発売されています。直接インターネットに接続できる製品であれば、パソコンの設定は必要なく、説明書などに記された方法に従いプリンターをGoogleクラウドプリントに登録する程度で準備は完了です。直接インターネットに接続できない製品も、Google Chromeに設定をくわえれば利用できるようになります。アプリで印刷を実行したとき実物のプリンターがオフライン状態でも、問題はありません。印刷イメージはGoogleドライブに一時保存されているので、次にオンライン状態になったときに印刷を開始できます。文書をPDF化してAndroid端末に転送する機能も用意されているので、必ずしも紙に印刷しなければならないわけではありません。使い方次第では、プリンターの利用価値が高まるサービスといえるでしょう。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年05月30日米Googleは28日(現地時間)、開発者イベント「Google I/O 2015」にて、次期Android「Android M」のDeveloper Previewを発表した。「Android M」のDeveloper Previewでは、下記の6つのポイントが発表された。App PermissionsWeb ExperienceApp LinksMobile PaymentsFingerprint SupportPower&Charging具体的には、アプリのパーミッションが整理され、マイクやカメラ、カレンダーなど、アプリごとにアクセスできる機能を細かくカスタマイズできるようになる。また、新しいWebブラウザ体験として、セキュリティ性を高め使い勝手を改善したChromeカスタムタブを発表した。モバイル決済サービス「Android Pay」はマクドナルドやサブウェイなど、全米700以上の小売店で利用できる。また、指紋認証もサポート。ロック解除やWebでの買い物などに利用できる。このほか、USB Type-Cをサポートし、ケーブル接続時に、充電や給電、データ通信を行うかなど、接続後の挙動を選択できるようになった。電源管理システムも改善し、端末のバッテリ駆動時間を延伸。例えばNexus 9のスタンバイモード時のバッテリ駆動時間はLollipopから2倍となった。「Android M」のDeveloper Previewは、現地時間28日より、Nexus 5、Nexus 6、Nexus 9、Nexus Player向けにリリースされる。
2015年05月29日米Twitterは26日(現地時間)、ライブ動画配信サービス「Periscope」のAndroidアプリの提供を開始した。PeriscopeユーザーはTwitterアカウントでログインし、スマートフォンを使って公開またはプライベートのライブ動画配信を簡単に開始できる。視聴者は気に入った動画で画面をタップしてハートを散らしたり、配信者にコメントを送れる。また視聴者同士で会話することも可能。3月末にiOS版をリリースした時には、提供開始から10日間で100万ユーザー突破を達成した。Android版の動作要件はAndroid 4.4 (KitKat)以上。マテリアルデザインに従ったデザインになっており、プッシュ通知が充実している。たとえば、Twitterでフォローしている人が初めてPeriscope配信を行った時(First Time Broadcasts)、Periscopeでフォローしているが他の誰かの配信をシェアした時(Followed User Shares Broadcast)などに通知を受け取るように設定できる。また視聴を中断した時に、Android版では通知エリアに表示される「Resume notification」からワンタップで視聴を再開できる。
2015年05月27日数多くの候補から自分好みのものを選択できるAndroidデバイス。高度なカスタマイズが可能なことも魅力であり強みです。しかし、その反面、わかりにくさを指摘されることもあります。ここではそんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、『「NFC」って必要ですか?』という質問に答えます。***スマートフォンの使い方にもよるでしょうが、NFCは"あるほうが便利"な機能のひとつです。読み取り時はともかく、待機時の電力消費量はごくわずかですから、バッテリーのもちにはほとんど影響しません。iPhoneも6/6 plusにはNFCが搭載されていますが、現在は電子決済機能「Apple Pay」専用ですから、NFCでいろいろなことができるのはAndroid端末ならではの強みといえるでしょう。NFCは、日本の電子マネー規格に多く採用されている「FeliCa」と互換性があります。決済機能については非互換のため、チャージや支払いには使えませんが、電子マネー/ICカードの残額や使用履歴を閲覧することは可能です。読み取り用アプリがインストールされていれば、カードを所定の位置にタッチするだけでアプリが自動起動され、使用履歴などの情報をスピーディーに確認できます。Bluetooth機器とのペアリングにも役立ちます。Bluetoothスピーカー/ヘッドホンを利用するときは、最初にペアリングが必要ですが、NFC対応機器であれば所定の位置にAndroid端末をかざすするだけでペアリングできます。使い終わったあとも同様に、機器にAndroid端末をかざせばペアリングを解除できます。端末間通信機能(P2P)にも役立ちます。大容量データを送受信するときには、ペアリングと認証までの手続きをNFCで行い、より高速なWi-Fi/Bluetoothに処理を引き継いで実際のデータ転送を行う「ハンドオーバー」と呼ばれる機能です。Android Beamは、この機能によりスムーズでスピーディーなファイル転送を実現しています。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年05月25日多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、『Android端末でApple Watchを使える?』という質問に答えます。***Apple Watchは、Bluetoothを利用してiPhoneと通信します。Bluetoothの規格のなかでも、電力消費量がとても少ない「Bluetooth Low Energy(BLE)」で通信するため、バッテリーのもちに悪影響を及ぼさないことがポイントです。結論から言うと、Android端末とApple WatchはBluetoothのペアリングを行うことはできません。機器の検出を開始すると、Apple Watchの検出には成功しますが、ペアリングには失敗します。これは、Apple WatchとiPhoneのペアリングに専用アプリを使うことからもわかるように、一般的なBluetoothデバイスとは異なる規格/手順でペアリングを行うためと推測できます。Apple WatchはBluetooth対応デバイスですが、利用可能な「プロファイル」はパソコンやスマートフォンほど豊富ではなく、一部に限られます。Apple Watchは直接Bluetoothスピーカーとペアリングできますから、Hi-Fiオーディオ用プロファイル「A2DP」に対応していることは確実ですが、その他のプロファイルについては不明です。もっとも、Bluetooth Low Energy(BLE)となれば話は変わってきます。BLEの通信は「セントラル(中央装置)」と「ペリフェラル(周辺装置)」という2つの役割に分かれ、スマートウォッチには後者の役割が期待されます。BLEはペアリング不要ですから、BLE対応Android端末側にセントラルとしての機能(アプリ)を持たせれば、ペリフェラルとして動作するApple Watchの情報を集めることは可能と考えられます。Apple Watchに搭載されている各種センサーの情報にはアクセスできないにせよ、存在の有無を検出する用途(iBeacon)には使えるようになるかもしれません。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年05月24日Instagramは5月19日、「Layout from Instagram」アプリのAndroid版と新しい編集ツール「ストラクチャ」を発表した。今回のアップデートにより、Androidユーザーも写真のコラージュを手軽に楽しむことが可能になった。また、「ストラクチャ」機能を使用することで細部にまでこだわった高度な編集も簡単に施すことができる。「Layout from Instagram」はタイマー付きの連写式セルフィー撮影機能「写真ブース」を搭載したアプリ。この機能により、最大9枚までの写真を向きやサイズを調整しながら、コラージュ写真を作成できる。このアプリはスポーツや音楽業界の利用者にも人気があり、Instagram上には、多くのクリエイティブなコラージュ写真がシェアされている。また、このアプリの編集ツールに新しく「ストラクチャ」が追加された。この機能は数日以内にiOS版アプリでも提供される予定。従来のLUX・調整・明るさ・コントラスト・暖かさ・彩度・色・フェード・ハイライト・影・ビネット・チルトシフト・シャープと合わせて、計14種類の豊富な編集ツールによって、高度な編集を手軽に施せる。Instagramは、2014年12月時点で月間アクティブ利用者数が3億人を突破した。現在1日の平均アクティブ利用者数は2億人で、1日の平均利用時間は21分間を記録。日本でも利用者が過去1年で2倍以上に増加した(2015年3月時点)。
2015年05月21日Opera Softwareは19日、Android向けブラウザアプリ「Opera Mini」をアップデートし、新機能としてナイトモードなどを追加した。最新バージョンはv9.0。ナイトモードは、夜などの周囲が暗い時に、画面の輝度を下げて目の負担を軽減させるモード。ナイトモードを有効にすると輝度を下げた画面表示になる。輝度はスライダーで調節ができる。また、ブルーライトから目の負担を和らげるモードも追加された。PCなどの他のデバイスで開いているOperaのタブとスピードダイヤルを同期する機能も改善された。
2015年05月21日