インターブランドはこのほど、グローバルのブランド価値評価ランキング「Best Global Brands2015」 を発表した。○Googleを抑えてAppleが首位に同ランキングは、グローバルな事業展開を行うブランドを対象に、そのブランドが持つ価値を金額に換算してランク付けするもの。その上位100ブランドを公表している。価値評価手法は「財務力」「ブランドが購買意思決定に与える影響力」「ブランドによる将来収益の確かさ」という観点からみたブランド価値の評価で、「将来どれくらい収益を上げると予想されるか?」という視点に基づき分析・評価している。第1位、2位は、昨年に引き続き3年連続でAppleとGoogleがランクイン。Appleのブランド価値は1,702億ドルとなり、昨年に比べ43%増加した。2位のGoogleは同12%増の1,203億ドルとなっている。3位はCoca Cola、4位はMicrosoft、5位はIBM。今回、Amazonが初めて10位に入り、379億ドル(前年比29%増)にブランド価値を上昇させた。国内のランクインブランドを見ると、TOYOTAが2008年以来の同ブランド最高位である第6位(490億ドル)まで順位を上げた。日本からはTOYOTAのほか、Honda(19位)、Canon(40位)、Nissan(49位)、Sony(58位)、Panasonic(65位)の計6ブランドがランクインする結果となった。韓国からは7位のSamsungを筆頭に、計3ブランド(Hyundai、Kia)がランクイン。中国からはHuawei(88位)とともに、Lenovo(100位)が初登場し、中国ブランドとして2社目のランクインを果たした。なお、今回の調査で初めてトップ100したのは、Lego(82位)、PayPal(97位)、MINI(98位)、Moet&Chandon(99位)、Lenovo(100位)の計5ブランドであった。セグメント別では、Top100ブランドのうちテクノロジーと自動車関連部門で合計28のブランドがランクインした。特にテクノロジー部門全体(13ブランド)のブランド価値は、全体の33.6%を占めている。※「Moet&Chandon」の正式名称は、「Moet」のeにアクセント記号が付く
2015年10月07日ソニーは6日、α7 IIなどに対応したカメラアクセサリとして、ボディケース「LCS-EBF」、ソフトキャリングケース「LCS-FEA1」、トライポッド「VCT-P300」、アイピースカップ「FDA-EP16」の情報を公開した。直販サイト「ソニーストア」での価格(税別)は1,260円から。○LCS-EBF「LCS-EBF」は、α7R II / α7S II / α7 II対応のボディケース。ソニーストアでの価格は7,130円(税別)。素材に高級感ある本革を使用。カメラに装着したまま、バッテリやメモリーカードを交換でき、USBポートへのアクセスやNFC機能なども使える。三脚へもケースを装着したままで取り付けられる。カメラへの固定にはハンドルネジを使う。本体サイズは約W136×D60×H66mm、重量は約60g。○LCS-FEA1「LCS-FEA1」は、交換レンズを収納するためのソフトキャリングケース。ソニーストアでの価格は5,380円(税別)。大口径レンズを収納可能な汎用ケースで、ダブルジッパーの開閉口が広く出し入れしやすくなっている。クッションとスペーサーを使うことで、レンズのサイズに合わせて内部スペースを調整できる。レンズ識別用のネームホルダーと、ショルダーストラップが付属。上部にはハンドルとベルトループも装備。本体サイズは約W126×D124×H175mm、重量は約175g。○VCT-P300「VCT-P300」は、携帯性を重視した小型三脚。ソニーストアでの価格は28,380円(税別)。コンパクトに持ち運べる小型三脚。脚部を180度反転して折りたたむ構造を採用し、折りたたんだ状態での長さは30cmに満たない。3軸水準器を搭載し、雲台は左右90度に傾けられる両サイドティルトに対応。パンとティルトはハンドル1本で調整できる。雲台は取り外せるので、別の雲台をセットすることもできる。脚部の段数は「6」段で、クイックロック機構でセッティングも素早く行える。開脚・開度調整ボタンを押すことで、ローポジションでの撮影にも対応。開脚角度(3段階)は約24度 / 45度 / 75度で調整可能。素材にはマグネシウム合金を採用しており軽量。縮長(収納時)は294mmで、積載総重量は2.5kg以下。全高(エレベーター使用時)が約1,587mm、ローポジション時が約364mm。エレベータースライド幅が約159mm、縮長(収納時)が約294mm。重量は約1.4kg。キャリングケースが付属する。○FDA-EP16「FDA-EP16」は、α7R IIに付属するのと同等品のアイピースカップ。11月の発売予定だったが、10月16日発売に前倒しされた。ソニーストアでの価格は1,260円(税別)。
2015年10月06日先日行われたAppleの発表会では、Apple Watchに新たなカラーとバンドのデザインが加わりました。最初に発売されたものも含めて、Apple Watchのバンドは単体で購入が可能。どのモデルでもバンドを交換して使うことができます。メタル系やレザー系をお使いの方は、スポーツバンドが1本あると運動やアウトドアでも素材を傷める心配なく使えます。逆に普段スポーツバンドの方は、素材を変えるとビジネスシーンやフォーマルな場面にも合わせやすくなります。バンドの取り外し・取り付け方はとっても簡単。バンドの色や素材でイメージがガラっと変わるので、ファッションや用途に合わせてコーディネートを楽しんでください。○バンドの取り付け方○バンド交換しなくても、たまには外してクリーニングをバンド交換をしない場合でも、時々外して本体・バンドともにクリーニングしましょう。毎日使うものなので、汗や皮脂で実はけっこう汚れています。Appleのサポートサイトによると、クリーニングの基本は「糸くずのでない柔らかい布」で拭くこと。めがね拭きや薄手のマイクロファイバータオルを使うと、汚れ落ちが良くおススメです。
2015年10月06日「コスパ」ブランドより、『ソードアート・オンラインII』の新グッズとして、ゲーム内のアバター「シノン」のリアルである『朝田詩乃』が愛用している"メガネ"が発売される。発売は2016年1月下旬の予定で、価格は10,000円(税別)。左右から挟む特徴的な形状をしっかり再現。『朝田詩乃』のような伊達メガネ使いはもちろん、度付きレンズへの交換も可能なので、普段使いも問題なしだ。なお、開発に協力した「クーレンズ」の店舗に持ち込めば、加工料無料のレンズ代(税別2,500円~)のみで交換可能(所要時間1週間~10日)。詳細は、コスパ公式サイトをチェックしてほしい。(C)2014 川原 礫/KADOKAWAアスキー・メディアワークス刊/SAOII Project
2015年09月28日●噂が現実に?噂が現実に近付きつつあるようだ。米Appleは現在、内部での"約束されたプロジェクト"として電気自動車(EV)の開発に取り組んでおり、2019年を出荷目標に計画が進んでいるという。米Wall Street Journalが9月21日(米国時間)に関係者の話として報じている。○米カリフォルニア州コンコードの巨大な実験施設少し経緯を振り返ると、Appleがカーエンターテイメントだけでなく、自動車分野そのものへの参入を模索しているという話は2015年初頭あたりから具体化し始めている。最初は米Apple本社のあるクパチーノからそれほど遠くないコンコード(Concord, CA)周辺で謎の実験車の目撃報告が出てきたことに端を発する。Googleを含む複数の自動運転車(Self-Driving Vehicle/CarやDriverless Carなどと呼ばれることがある)の実験車両と同等の設備を保有するこの謎の車は、後にAppleがリースしたものだと判明したことで騒がれ始め、実際に同社が自動車メーカーの専門家や部品サプライヤとの交渉を行っていることがReutersによって報じられている。その後、The Guardianが8月中旬にAppleと自動運転実験施設との間の交渉を報じたことで、より具体的な動きが明らかにされるようになった。The Guardianが8月に報じたのは、Apple内部の秘密のスペシャルプロジェクトに携わるエンジニアらがGoMentum Stationという施設を5月に訪れ、施設利用のタイミングや他社の利用状況について問い合わせを行ったという情報だ。本来であればプロジェクトの調査と施設内部の見学自体は不可能だが、交渉の存在そのものは記録されており、The Guardianが公開情報請求で入手したことによって発覚したという。GoMentum Stationは2100エーカー(約東京ドーム180個分)の広大な敷地を持つ実験施設で、もともとは第2次世界大戦時代の兵器庫跡地(Concord Naval Weapons Station)を再利用して舗装道路などを整備し、前述の実験施設として貸し出しているものだ。The Guardianによれば、Appleの秘密のプロジェクトは本社のあるクパチーノではなく、それよりもサンフランシスコ湾寄りにあるサニーベールに存在するという。このサニーベールのオフィスがAppleにリースされたのは2014年で、セキュリティが強化された形で複数の同社の研究所が同居しているようだ。サニーベルから前述GoMentum Stationまでは50マイル程度なので、実験施設としては適当なのだろう。またGoMentum Stationは秘匿性が高く、4月にTesla Motorsの関係者が同所を訪れた際には武装した兵士らにガードされており、エンジニアが関係者らをツアーに連れ出したところ、外国出身の労働者や社会保障番号(SSN)の提示を拒否した関係者らは施設への侵入そのものを拒否されたりと、かなり厳しい入場制限がかかっている様子がうかがえる。実際、小型のデバイスとは異なり、このような自動車実験には広大な土地が必要な一方でセキュリティ要件を満たす場所は少なく、軍設備の払い下げで一定のセキュリティの確保されたGoMentum Stationは実験にうってつけなのだろう。●「Project Titan」とは何か○「Project Titan」とはこのAppleの秘密プロジェクトの名称は「Project Titan」と呼ばれている。ValueWalkがPiper JaffrayのアナリストGene Munster氏のコメントを引用して9月初旬に伝えたところによれば、大衆車の市場はターゲットにしておらず、「Elegance of Design (デザインの優雅さ)」に注力する形で、価格のためにユーザー体験を犠牲にすることがないよう製品デザインが行われているという。結果として、Appleが開発を進めているという電気自動車(EV)は自動運転などの機能を視野に入れつつ、高級車市場を目指すことになる。「同プロジェクトは5~10年内には実現するだろう」というのがMunster氏の予測だ。その後、The Guardianが9月18日(米国時間)に報じたところによれば、Appleで上級法律顧問を務めるMike Maletic氏が8月17日、DMVのディレクター補佐で自動運転車の専門家であるBernard Soriano氏と、カリフォルニア州の自動運転規制プロジェクトの戦略推進共同チーフであるStephanie Dougherty氏、DMV顧問主査でディレクター補佐のBrian Soublet氏らと1時間の会談を行っていたと、やはり公開情報請求により明らかになったという。Appleが100%同分野に進出してくるかはまだ不明だが、少なくとも公道実験を行うレベルまではプロジェクトを推進する気があることを示す動きだといえるだろう。そして冒頭のWSJの話題となる。同紙によれば、AppleのProject Titanは過去1年以上をかけて可能性の模索が続けられてきたもので(ちょうどThe Guardianの報道にあるオフィスのリース開始期間と一致する)、カリフォルニア州政府の2つのグループとのミーティングを経て、600人規模のプロジェクトメンバーを3倍にまで増やすことが許可されたという。そしてAppleは自動運転車の専門家らをかき集めており、現在の計画では"完全に自動運転可能"な電気自動車を最初にリリースすることが目標になっているという。少なくとも、WSJの報道からうかがえるプロジェクトの数字は、Appleが本気で電気自動車、そしてかつ自動運転車の開発に傾いていることを示している。●競合は多数○競合は既存の自動車メーカーに加え、GoogleやUberも同分野ではすでにGoogleやTeslaが先行実験を進めており、Appleは少なくともこれらライバルに追いつき追い越すくらいの目論見でプロジェクトを進めていることだろう。現状の電気自動車は技術の蓄積を必須とするような参入障壁が少ない一方で、バッテリ技術などコスト面や耐久性の面で解決すべき問題も多数抱えており、Teslaの製品価格レンジが高級車をターゲットとしているなど、一般ユーザーへの普及におけるハードルが高い様子をうかがわせる。ただ、電気自動車の研究とともにIT技術の取り込みによる車のスマート化が進んでおり、自動運転技術に関する期待は高い。将来的には渋滞や事故の削減、さらには運転の効率化で本当の意味でのエコ化が推進されるようになるだろう。運転手が不要になるということは、車の運転における人員コストの削減も可能になる。そのため、配車サービスを世界展開しているUberでは、将来的に急増する需要を「自動運転技術」でまかなうべく同分野への参入を進めているといわれる。既存の自動車メーカーも手をこまねいているわけではない。特に米国ではTeslaを中心に電気自動車へのシフトを模索しており、自動運転車で世界をリードしていきたいという思惑もあるだろう。Big 3と呼ばれるGeneral Motors (GM)、Ford Motor、Fiat Chryslerといったメーカーらは、こうした新興勢力に負けない形で市場を守るべく開発を進めてくるだろう。そのため、こうしたITベンダーらの新勢力の動きを非常に警戒しており、実際に自社の持つコア技術や、販売され日々使われるスマートカーから得られる情報への、これら企業からのアクセスを厳密にシャットアウトしようとするなど、実際に製品が投入されるであろう2020年ごろよりかなり前の段階で牽制をスタートしている。その意味で、すでにAppleやGoogleを含むIT企業らと既存の自動車メーカーの競争は始まっているといえる。
2015年09月25日厳しいアプリ審査で知られるAppleのApp Storeでマルウエアに感染したアプリが配信された問題で、Appleが同社の中国のサイトで「XcodeGhost Q&A」というQ&Aページ(英語・中国語)を公開した。マルウエアに感染したのは、XcodeGhostというツールを用いて作成されたアプリである。AppleはMac App StoreでXcodeの正式版を、同社のサイトからベータ版を提供しているが、中国では国外のサーバとの通信速度が遅く、数GBのXcodeのダウンロードには長い時間がかかる。そのため短時間でダウンロードできるように国内のサードパーティのサーバに置かれたプログラムを入手する開発者が増えていた。そうした非公式配信の中にXcodeを改竄したXcodeGhostが含まれていた。同社はGatekeeperなどを用いて不正ツールの使用を防いでいるが、そうした保護の無効化にXcodeGhostは成功していたという。Appleはマルウエアに感染していたアプリをApp Storeから取り下げ、また同じマルウエアに感染したアプリの申請をブロックしている。報道ではiCloudアカウントのパスワードを盗み取る可能性などが指摘されているが、同社の調査ではマルウエアはシステムの一般情報に触れているのみで、これまでのところ悪意のある挙動は確認していない。Q&Aページでは感染が確認されたアプリで、人気が高い25個のアプリのリストを公開している。WeChatやAngry Bird 2などが含まれ、マルウエアの影響を受けるユーザーの多くが、これら25個のアプリのユーザーだという。Appleは開発者と協力して問題解決に努めており、感染が確認されたアプリのApp Storeでの提供が再開された後に最新版にアップデートすることで、それらのアプリのユーザーはマルウエア感染の問題を修正できる。Appleは中国においてXcodeのベータ版をより速くダウンロードできるように改善し、中国の開発者をサポートする。同社はまた、「Validating Your Version of Xcode」というサポートページを用意し、開発者が使用しているXcodeの安全性を確認するステップを説明している。
2015年09月25日米Appleは「watchOS 2」の配信開始を9月16日(現地時間)に予定していたが、これを延期することとなった。同社からは「watchOS 2 開発中にバグが見つかり、当初の予測よりも修正に時間がかかっています。watchOS 2は本日はリリースしませんが、間もなくご用意できる予定です」との声明が出されている。watchOS 2では、Apple Watch単体でアプリをネイティブに動作させることが可能となる。また、フェイスに写真やフォトアルバム、タイムリープを表示したり、サードパーティー製のコンプリケーションを常駐させられるなどカスタマイズの幅が広がるという。
2015年09月17日Appleは17日、iTunesの最新版となる「iTunes 12.3」の提供を開始した。iOS 9やMac OS X El Capitan、Windows 10に対応している。Mac版の「iTunes 12.3」では、「VoiceOver」使用時のApple Musicの操作性が向上している。また、Mac版、Windows版ともに、「次はこちら」の曲順が変更できない不具合などを修正した。そのほかの変更点は以下の通り。「最近再生した項目」に一部のラジオステーションが表示されない不具合の解消iOSでラブを付けた曲がiTunesでラブ済みにならない不具合の解消Apple IDを守る二段階認証をサポートなお、今回のアップデートには全体的な安定性やパフォーマンスに対する改善も含まれている。対応OSはWindows 7以降、Mac OS X 10.7.5以降。
2015年09月17日Appleは17日、「iTunes 12.3」の提供を開始した。iOS 9やOS X El Capitanに対応したほか、Apple Musicにおける不具合を修正している。iTunes 12.3では新OSに対応したほか、画面の読み上げ機能「VoiceOver」使用時におけるApple Musicへのアクセスを向上させた。また、「次はこちら」の曲順を変更できない問題を解消。加えて「最近再生した項目」に一部のラジオステーションが表示されない問題や、iOS端末で登録した「ラブ」がiTunesに反映されない問題を修正している。Apple IDの二要素認証もサポート。このほか、全体的な安定性やパフォーマンスも改善している。
2015年09月17日米Appleは16日(現地時間)、AndroidデバイスからiOSデバイスへのスムーズな移行を支援するアプリ「Move to iOS」を、Google Playにて公開した。アプリのダウンロードは無料。対応OSはiOS 9以降、Android 4.0以降。Move to iOSは、AndroidデバイスからiOSデバイスにWi-Fi経由でデータ移行するアプリ。アプリの概容は6月に発表されており、公開が待たれていたが、iOS 9の提供に合わせて正式リリースされた。移行できるデータは、連絡先、メッセージの履歴、メールのアカウント、写真、動画、Webサイトのブックマーク、カレンダーのデータなど。このほか、Androidデバイスで使用していたアプリの移行もサポート。FacebookやTwitterなど、iOS向けにも提供されている無料アプリを使用していた場合は、App Storeからのダウンロードを促される。有料アプリの場合は、iTunesのウィッシュリストに追加される。
2015年09月17日Appleは17日、「iTunes 12.3」の提供を開始した。iOS 9や次期OS X「El Capitan」に対応したほか、いくつかの不具合を修正している。iTunes 12.3では、画面読み上げ機能「VoiceOver」使用時におけるApple Musicへのアクセス向上に加えて、「次はこちら」の曲順を変更できない問題を修正。また、「最近再生した項目」に、一部のラジオステーションが表示されない問題や、iOS上で曲に「ラブ」を付けてもiTunesに反映されない問題を解消した。Apple IDの二要素認証もサポートしている。このほか、今回のアップデートには、全体的なパフォーマンスの向上と安定性に対する改善も含まれている。
2015年09月17日Appleは16日、Android端末からiOS端末へのデータ移行をサポートするアプリ「Move to iOS」をGoogle Play上に公開した。価格は無料。「Move to iOS」は、同社が6月に発表したAndroid端末からiOS端末へのスムーズな移行を可能にするアプリ。同アプリを利用することで、Androidデバイスで利用していた連絡先、メッセージの履歴、写真、動画、ウェブサイトのブックマーク、メールアカウント、カレンダーなどをiOSデバイスに移すことができる。Androidデバイスで利用していたTwitterやFacebookといった無料アプリの移行もサポートされる。有料アプリについては、iTunesのウィッシュリストに追加される。対応OSは、Android 4.0以降、iOS 9以降となっている。
2015年09月17日Appleの音楽イベント「Apple Music Festival」の開催が近付いている。Appleは、これまで8年間ロンドンで「iTunes Festival」の名称で音楽フェスティバルを開催していたが、今年はApple Musicのスタートを祝して、同イベントの呼称を「Apple Music Festival」と改めた。ロンドンのライブハウスThe Roundhouseにおいて現地時間の9月19日から28日までの10夜連続でパフォーマンスが披露され、ファレル・ウィリアムズ、ケミカル・ブラザーズ、フローレンス・アンド・ザ・マシーン、ワン・ダイレクションらの出演が決定している。ーーマイナビニュースでは、iTunes InternationalのバイスプレジデントであるOliver Schusser氏から、今回のイベントについて話を伺うことができた。「Apple Music Festival」に寄せる氏の想いはどんなものなのだろう?Oliver まずはフェスティバルをまたロンドンで開催できることを嬉しく思っています。「iTunes Festival」の時代から数えると9年目への突入ですね。「Apple Music Festival」と名称が変わったということで、今年はもっと大きく、もっと良いものにしていきたいと考えています。英国各地からファンが集まってくるだけでなく、世界中のファンが、iPhone/iPad/iPod touchおよび、Mac/PCのApple Music、もしくはApple TVを使って「Beats 1」からオンデマンドで楽しむことができるんです。しかもそれが無料で。ニュースのアップデートもApple Musicを通じて行われます。現場でのサウンドや照明などの演出はもちろんですけど、ストリーミングに関してもかなりの時間とエネルギーを費やしています。この体験をフルHDと出来るだけ高いビットレートでのオーディオで味わっていただきたく。ーー10日間の各ヘッドライナーも豪華なメンツだ。「Apple Music Festival」として第一回目となる今回は、どんなラインナップになっているのだろう。Oliver ファレル・ウィリアムズ、ケミカル・ブラザーズ、フローレンス・アンド・ザ・マシーン、ワン・ダイレクション、そしてWWDC 15の基調講演でスペシャルゲストとして登場したカナダ出身のザ・ウィークエンドもパフォーマンスを披露します。ジェームズ・ベイやレオン・ブリッジズ、NAOといった新しい才能も紹介していきますよ。とてもエキサイティングなショウになると期待してます。ーーでは、これまでの「iTunes Festival」とは何が変わったのだろう?Oliver 名前もブランドも変わったわけですけど、それだけでなく、特別なものにしていきますよ。「Beats 1」とSNS機能である「Connect」をフルに使っていき、バックステージのニュースやアーティストから直接届けられる映像などをお届けします。ショウが終わったあともいろいろと楽しめる仕掛けを作っていくつもりです。「Beats 1」では生のインタビューも予定してます。フェスティバル全体を完全に楽しめるような工夫をしていますね。ーーその上で、このフェスティバルは参加するミュージシャンにとってどう評価されているのだろうか?Oliver 音楽家にとってのプロモーションプランの中に確実に組み込まれるような存在になっていると言えます。毎年開催されていることもあるので、音楽産業において主要な位置を占めているはずです。沢山の音楽家に参加してもらっていて、パフォーマンスのその日に新作が発売されるということも珍しくはありません。例えば9月25日出演(現時時間)のディスクロージャーは、同日にアルバムをリリースします。ショウを通じてニューアルバムのプロモーションをするという形ですよね。フローレンス・アンド・ザ・マシーンとファレル・ウィリアムズ(N*E*R*D)はこれで3回目の出演となるのですが、彼らのようなビッグネームにも何度も出たいと思ってもらえるフェスティバルに成長しています。ーー昨年までは「iTunes Festival」用のiOSアプリが配布されていたが、今年は「iTunes」と「ミュージック」アプリに集約してコンテンツを届けるという。これについては。Oliver 今回から別なアプリは提供しません。基本的に全てのコンテンツに「iTunes」と「ミュージック」アプリからアクセスできるので、他のアプリは必要なくなります。ーー中でも「Beats 1」と「Connect」が大きな役目を果たすと言う。Oliver 「Beats 1」はLA、NY、ロンドンにスタジオを構えていますが、今回は会場のThe Roundhouseとを結びます。先ほどもお伝えしたとおり、生のインタビューも予定してますが、とてもワクワクしてますね。「Connect」ではイベントがアップデートされるほか、視聴者からの投稿も受け付けます。ショウの前も後もアップデートが続くので、すごく「ライブ感」があると思いますよ。ファンとアーティストをまさに「繋ぐ」役割を担うんです。ーー実はこの取材にOliver氏が応じてくれた日、「Google Play Music」の提供が始まった。キャンペーン期間を設定していて、その間に加入すると「Apple Music」よりも月額は安くなる。しかし、個人的にはこの手の音楽サービスが価格競争に入るのは間違っていると考えている。運営サイドの収益を減らせないのであれば、ミュージシャンへのロイヤリティを減らす以外に良い手立てはあるのだろうか? それよりもサービスの内容で勝負すべきではないだろうか?Oliver これは公式な声明を出していますが、ユーザーがトライアル期間にあったとしても「Apple Music」は全てのミュージシャンに分配を行います。我々にとってはプロダクトが何よりも重要で、それは質の高いものでなくてはならなく、市場で最も愛されるものを提供したいと考えています。ーーその質の高いプロダクトであることを自負し提供されてきた「iTunes」は、日本でのサービスインから今年で10年を迎えた。まさしく人々に長く愛されているプロダクトだ。Oliver 8月4日に日本での10周年を迎えました。これは非常に誇りに思っています。日本は我々にとって本当に重要なマーケットであると認識しています。ローカライズも上手くいきましたし、エディターも素晴らしい仕事をしてくれています。10周年を迎えるタイミングで「Apple Music」を展開するという流れになったのですね。ご存知かと思いますが、日本でのiPhone人気はかなりのものですよね? iPhoneで楽しめるあらゆるポテンシャルを持っているのが「Apple Music」なのです。ーー過去、「iTunes Festival」は、テキサス州オースティンでSXSW 2014の期間中開催されたこともあったし、ドイツのベルリンで「iTunes Live: Berlin Festival」が行われたこともある。日本での開催も、待望、というところではあるが、まずは生まれ変わった「Apple Music Festival」に参加してみようではないか。Oliver氏の言葉を繰り替えすが、全てのパフォーマンスをiPhone/iPad/iPod touch、Mac/PCのApple Music、もしくはApple TVを使って「無料」で楽しむことができるのだ。詳細は詳細はapplemusicfestival.comかapplemusic.com/festivalをチェックして欲しい。
2015年09月17日米Appleが9月16日から提供開始する予定だったApple Watch用OSの新版「watchOS 2」のリリースを延期した。公式発表はないが、同社はThe VergeやTechCrunchなどの問い合わせに対してリリース延期を認めている。Appleのコメントによると、開発期間中に見つかったバグを修正する作業が長引いたため16日のリリースを見送った。リリース予定については「間もなく」としている。Appleは昨年iOS 8をリリースした際にもHealthKitで見つかったバグの修正が間に合わず、iOS 8.0.1でHealthKit対応アプリを利用できるようにした。watchOS 2は、Apple Watch初のOSメジャーアップグレードだ。コンプリケーション(文字盤での情報表示)がサードパーティのアプリもサポートし、写真やタイムラプスビデオを文字盤のバックグラウンドに設定できるなど、ウオッチフェースのカスタマイズ機能が向上する。標準アプリにもたくさんの新機能が加わり、またサードパーティもApple Watch上で単体動作するアプリを提供できるようになるなど、Apple Watchを大きく進化させるOSアップグレードになる。
2015年09月17日米Appleが改装工事で一時閉店中だった「The Company Store」(以下カンパニーストア)を9月19日に再オープンする。カンパニーストアは、Appleの本社(カリフォルニア州クパチーノ)に設けられた小売ストアだ。Apple製品の周辺機器やiPodのほか、Appleのロゴが入ったTシャツやマグカップなどを販売しており、Apple社員だけではなく、シリコンバレーのお土産を買う人たちで賑わっていた。今年6月、WWDC 2015が終わった後からリニューアルのために閉店されていた。再オープンの告知に新しいカンパニーストアの内容は記載されていない。チーフデザインオフィサーに就任したJonathan Ive氏が小売店のデザインにも関わっていると報じられており、9to5Macによると新しいカンパニーストアはモダンな空間に生まれ変わる。最終案に盛り込まれたかは不明だが、Appleの歴史的な製品も展示して博物館的な要素を加える計画があったという。
2015年09月16日トランセンドジャパンは9月14日、UHS-IIスピードクラスに対応したUSB 3.1カードリーダー「RDF9」を発表した。発売は10月上旬で、価格はオープン。RDF9は、UHS-IIスピードクラスに対応するカードリーダー。USB 3.1にも対応し、最大読み込み260MB/s、最大書き込み190MB/sを実現している。4K動画やRAW画像などのファイル転送を高速で行えるという。SDカードスロットとmicroSDカードスロット、メモリースティックスロット、CFカードスロットを備え、対応メディアはSD / SDHC / SDXCメモリーカード、microSD / SDHC / SDXCメモリーカード、メモリースティック(MSXC対応)、コンパクトフラッシュカード(UDMA6 / UDMA7対応)など。本体サイズはW67.6×D45×H15.2mm、重量は約32g。対応OSはWindows Vista / 7 / 8、Mac OS X 10.2.8以上、Linux Kernel 2.6.30以上。電源はUSBバスパワーだ。
2015年09月15日アップル(Apple)が10月5日、エルメス(HERMES)とコラボレーションしたApple Watchの新コレクションを発売する。Apple Watchのデザインと機能はそのままに、エルメスのアイコニックなシンプルトゥール、ドゥブルトゥール、カフといったレザーベルトを備えたステンレススティール製のスマートウォッチ。シンプルトゥール(38mm 13万8,000円)はフォーヴ色の「ヴォー・バレニア」、黒の「ボックスカーフ」、カピュシーヌ色の「ヴォー・スウィフト」の3色から、シンプル トゥール(42mm 14万5,000円)はフォーヴ色の「ヴォー・バレニア」、黒の「ボックスカーフ」の2種から選ぶことが出来る。また、ステンレススティールケースとペアになっているドゥブルトゥール(38mm 15万8,000円)はフォーヴ色の「ヴォー・バレニア」、「ブルー・ジーン」、「カピュシーヌ」、エタン色の「ヴォー・スウィフト」の4色から選択可能。カフ42mm(18万8,000円)は、フォーヴ色の「ヴォー・バレニア」のみの展開となっている。なお、全モデルのステンレススティールケースに、エルメスの刻印が入っている。カスタマイズ可能な文字盤には、エルメスの腕時計「クリッパー」、「ケープコッド」、「エスパス」からインスパイアされた、同モデル限定の3つのデザインがセットアップされている。
2015年09月11日9月9日(現地時間)、米国・サンフランシスコのBill Graham Civic Auditoriumで開催されたAppleのスペシャルイベント。キーノートスピーチの終了後、発表された製品のハンズオンが会場内で行われた。本稿では、実際に触ってみての新製品のレポートをお届けする。昨年と同じく9月9日(クックの日?)の開催となったAppleのスペシャルイベントだが、今回はApple Watch Sportモデルの新カラーであるローズゴールドとゴールド、スポーツバンドに(PRODUCT)REDの追加、エルメスとのコラボモデル、iPad Proに、Smart KeyboardとApple Pencil、ひっそりとアナウンスされたiPad mini 4、Apple TVにiPhone 6s/6s Plusと、多くの製品が発表された。基調講演で紹介された順に見ていこう。○老舗メゾンとコラボしたApple Watchまず、Apple Watchだが、エルメスとのコラボレーションモデルが登場した。ベースとなっているのはステンレスケースのApple Watchだ。通常のApple Watchと異なるのは、ケースの裏蓋部分とバンドの裏側に"Hermès"と刻まれているところと、このモデルのみで使用できるWatchフェイスが存在するという点だ。バンドは"Simple Tour"、"Double Tour"、"Cuff"の3タイプがラインナップされている。二重ループタイプのバンドはエルメスの定番ウォッチでも採用されているので見覚えあるという人も多いのではないだろうか。エルメスの時計で使われているバンドと素材の質感は一緒なので、一瞬、デザイン手掛けたのは、クリストフ・ルメールに代わるクリエイティブディレクター、ナデージュ・ヴァニー=シビュルスキーに依るものか? と思ったのだが、そういうことではなさそうだ。"Double Tour"は38mmモデルのみで、フォーヴ、エタン、カプシーヌ、ブルージーンの4色、"Simple Tour"は38/42mmモデルに、フォーヴまたは黒のレザーバンドの2種、38mmモデルはカプシーヌレザーバンドと組み合わせることもできる。"Cuff"は42mmモデルとフォーヴのレザーバンドの組み合わせのみ。いずれのモデルもバンドとケース部の別売はされない。○さらに新色の追加もSportモデルには新たにローズゴールドとゴールドという新色が追加された。共に、最高級モデルである18KのApple Watch Editionでラインナップされていたが(ゴールドは正確に言うとイエローゴールド)、今回アルミニウムで表現されることとなった。実機を見た感じでは嫌らしくない品のある仕上がりになっており、チープな感じは全くない。スポーツバンドに(PRODUCT)REDも加わった。ステンレスケースのモデルとの組み合わせは上品でクールな印象だ。ハンズオンのコーナーには、このほか、Apple Watchスペースブラックステンレススチールケースにブラックのスポーツバンドを組み合わせたモデル、新色のスポーツバンドなどが陳列されていた。○文字通り大きな発表となったiPad Pro続いてはiPad Proと新しい入力デバイスを。以前より発売が噂されていたiPad Proだが、名称もそのままでの発表となった(名称はiPad Plusとなる説もあった)。12.9インチというディスプレイは丁度、iPad Airを二枚並べたのと同じサイズとなる。iOS 9で画面をスプリットして、2つのアプリを行ったり来たりできることは6月のWWDCの発表で判っていたが、そう言われてみると、なるほどと、納得のいく大きさではある。実機を見てまず、デカいと思ったのだが、手にしてみると、非常に薄く、そして軽いのに驚く。画面サイズの収納スペースは必要だが、これならバッグに入れて運ぶのも全く苦にならないだろう。初代iPadが680gだったのに対し、iPad Proは713g(Wi-Fiモデル)、その差はわずか30g強だ。iBMやCiscoとの提携が話題になったこともあって、企業向けにフォーカスした製品なのかなと予想していたが、さにあらず、コンシューマー向けでもあるし、もっと向いてると期待したくなるのが教育の現場での用途だ。幅広いユーザーに支持されるプロダクトではなかろうか。4Kの動画を3ストリーム同時処理できるというパワフルなプロセッサを搭載しているので、個人的にはモバイル用の動画編集デバイスとして使いたくなった。8MPのiSightカメラに、スピーカーも強化されているので、これ一台で、それなりの制作環境を構築できるのではないだろうか。○iPad Pro用に入力デバイスが2つそしてiPad Pro用に、入力デバイスが2つ用意された。一つ目は外部の物理的なキーボードであるSmart Keyboardだ。サードパーティ製のiPadキーボードはBluetooth接続で使用することが殆どだが、Smart Keyboardは新採用のSmart Connectorポートを利用して使用する。これにより、キーボード用に別途バッテリーを用意する必要もなく、電源のオンオフやBluetoothのペアリングもせずに、一瞬でiPad Proにアクセスできるのだ。こちらも薄型で軽いので、携行も苦痛にはなるまい。さらにこれは、従来のSmart Coverと同じ機能があって、iPad Proの液晶画面を保護してくれる。二つ目はドローイングをより自然な操作で行えるApple Pencilというペン型のデバイスだ。iPad Proのディスプレイ上でペンの位置や圧力、傾きを検出するようになっており、とても滑らかな描き心地で作業できる。iPad Air 2のタッチの追従性、精度もかなりのものであったが、iPad Pro+Apple Pencilの組み合わせは、その比ではない。本当に紙と鉛筆や筆で書いているようなフィーリングなのだ。これまでのスタイラスペンでは微妙なレイテンシーにイラッとさせられることが多かったのだが、そういったストレスから解放されることは間違いないはずだ。○ひっそりと陳列されていたiPad mini 4iPad Proのプレゼンテーションの終盤に、価格のみがアナウンスされたiPad mini 4については、時間切れで、残念ながらiPadシリーズの大きさ比較の写真を撮る際に並べただけで、詳細なルック&フィールをチェックすることはできなかった。陳列されていた製品も実際にiPad mini 4であったかどうかも定かでない。ただ、スタッフの話によると、プロセッサはiPad mini 3のA7からA8に、指紋認証機能のTouch IDの反応速度が倍になっているなど、確実に機能強化は図られている模様である。○別のスペースでデモを行っていたApple TV3年振りの新モデル投入となったApple TVは、ホールを挟んで下手側方向奥にデモブースが設置されていた。ここでは、基調講演でピックアップされた機能が紹介されていた。Siriを使っての番組やアプリの検索、2台のリモコンを接続しての対戦型ゲームの体験、天気予報やスポーツの結果を表示させるなどの体験ができた。しかしながら、ブース内のディスプレイの下方向に設置されたApple TV本体の接写は禁止となっており、少し離れた位置から形状、大きさを確認するに留まった。ところで、Siriなのだが、筆者のようなジャパニーズイングリッシュでも、結構な精度で認識してくれることが判った。完璧な発音でなくても、デタラメでなければ聞き取って貰えるようである。日本でも同様のサービスが受けられるかどうかとなると疑問ではあるが、Apple Musicのように映像コンテンツも定額配信へという流れが形成されつつあるので、今後の展開に期待したい。○iPhone、「唯一変わったのは、そのすべて。」さあ、最後はiPhoneだ。発表されたiPhone 6sとiPhone 6s Plusは、前モデルのiPhone 6/6 Plusと見比べてみると、新色のローズゴールドが追加された以外はほとんど変わらないように見える。画面サイズも4.7インチと5.5インチのままだ。だが、基調講演でのティム・クック氏の発言にある通り「唯一変わったのは、そのすべて。」に今回のアップデートは集約される。まずは筐体から見ていこう。本体には航空宇宙産業で使われているものと同じグレードである7000シリーズアルミニウムが採用された。iPhone 6/6 Plusが発売された時「薄過ぎて曲がる」などという都市伝説も生まれたが、それよりもっと重要な理由で耐久性の向上を図ったようだ。カバーガラスもより丈夫になっている。カメラは遂に4Kの撮影に対応した。解像度が高くなっただけでなく、タイムラプス撮影での光学手ぶれ補正に対応し、にわかには信じられないレベルの動画撮影が可能になっている。続いてチェックしたいのは3D Touchという感圧タッチ技術を使った機能だ。Apple WatchやMacBookで採用されたものとは異なり、基本的にはショートカットの役割を担う。AppleはPeekとPopと呼んでいるが、この2タイプの操作から、様々なショートカットが利用できる。例えば、受信ボックスに格納されているメールを軽く押し込むと、それぞれのEメールをPeekで「チラ見」できる。詳しく内容を知りたい場合は、そこからさらに深く押し込む、すると今度はPopで中味が表示される。「チラ見」で済ませたいときは指を離せば、「チラ見」表示のポップアップが消える。写真アプリでは、撮影した写真のサムネールを押し込むとスクラブバーが現れ、撮ったものの「チラ見」ができる。見たい写真があったら、そこで深く押し込む。するとPopで中味が表示され、そこから編集や共有が行えるといった具合である。これが本当に便利で、一度使ったらこれまでの何手も必要な操作には戻れなくなる。とはいえ、最初は躊躇した。長押しとどう違うの?という疑問が湧いた。しかし、深押しと長押しを完全に区別しているのだ。例えば、アプリのアイコンを軽く数秒「触る」と長押しの状態になり、アイコンがプルプル震えだす。そうでなく、アイコンをぐいっと深押しすると、こっちはiPhoneがブルっと震え、Peekの状態に入る。さらに深く押すとまた種類の違う震えがiPhone本体で起こり、Popに入ったよと伝えてくれる。このiPhoneが震える仕組み、感覚的な理解を促すだけでなく、視覚が不自由な人にとっても嬉しい機能なのではなかろうか。判ってる限りでもう一種震えのパターンがあり、それは3D Touchに対応していないアプリを深押しすると「自分はその機能に対応してないですよ」というサインを送ってくれるというものだ。これなら、誰もが同じ感覚でショートカットの操作が行える。先に、本体とカバーガラスを強化したと述べたが、その理由がこれである。ちょっと強く押したぐらいでは壊れない耐久性が必要だったのだ。3D Touchはカメラの新しい機能であるLive Photosでも使用する。Live Photosとは、スチール撮影をする際に、その前後の瞬間の動きや音を捉えて、非常に短い動画のようにしてくれるというものだ。「動画のように」と表現したのは、動画のそれとは少し体験として異なっていると感じられるからである。バーストモードで撮った一番良いカットを残したい、という使い方をするユーザーは少なくないだろう。Live Photosはそこをもう一歩進めて、確かにこれは良いカットだけど、この前後にも同じくらい良いカットがあるんじゃないだろうか、それに、この貴重な瞬間を記憶として留めておきたいんだという発想のもとで作られたもののように見えるのだ。これはある種の記憶補助ツールなのである。前述したようにLive Photosの再生には、見たい写真を深押しすればそのカットの前後の様子を見ることができる。カメラロールの写真を送ったり戻したりするときもこのアクションは適用される。ただし、Live Photosのモードで撮影されている必要がある。Live Photosの撮影は簡単だ。写真アプリの上部中央にボタンがあり、それをタップすればLive Photosの撮影モードに入る。ここで注意するのは、あー撮ったっと、すぐにカメラを仕舞わないこと。その動作がLive Photosとして記録されてしまうからだ(それはそれで、その瞬間起こったことだから良しとしても、もちろん構わないのだが)。ハンズオンで気になったiPhone 6sとiPhone 6s Plusの機能はざっとこんなところだが、冒頭の「唯一変わったのは、そのすべて。」発言に対応する感想を述べると、これはスマートフォンの体験そのものを変えてしまう、次のスタンダードを提示する機能満載だと思った。それができるのはハードからソフトまで全てを自分たちで開発を進めているからだろう。iPad Pro+Apple Pencilのコンビネーションもそうだが、これはAppleだから実現できたことであり、また、彼らの強みでもある。かつてiPhoneが登場した時、Multi-Touchが世界を驚かせ、以降、スマートフォンの操作法の典型モデルとなった。それと同じことが起きようとしていると言って過言でないアップデートなのだ。スペックだけ追いかけても分からない、新しいユーザー体験が我々を待っている、あと二週間後に。
2015年09月10日米Appleは9日(現地時間)、サンフランシスコで開催されたAppleスペシャルイベントにて、Apple Watch用OS初のメジャーアップデートとなる「watchOS 2」を発表した。9月16日より提供開始する。これまでのApple Watchアプリは、iPhoneアプリの補助的な位置付けとなっており、iPhoneと接続していないと動作しなかった。しかし、watchOS 2からは、ネイティブアプリやWi-Fi接続に対応し、Apple Watch単体でも動作可能になる。そのほかにも、世界各地のタイムラプス動画や好きな画像を「文字盤」に表示できる機能や、デジタルクラウンを回して過去や未来の予定を確認できる「タイムトラベル」など多数の機能が追加されている。watchOS 2の発表に合わせ、Apple Watch Sportの新色として、「ローズゴールド」「イエローゴールド」の2色を追加。価格は従来モデルと同額となる。また、スポーツバンドについても新色が追加され全16色を展開する。いずれも同日より販売を開始した。
2015年09月10日米Appleが9日(米国時間)に開催したスペシャルイベント後、Appleオンラインストアでの製品ラインナップからiPhone 5s/6/6 Plusのゴールドモデルが消え、同ストアでの販売を終了している。iPhone 5s/6/6 Plusの紹介文には、カラーバリエーションについて「シルバーとスペースグレイの2つの仕上げから選べる」と記載されており、ゴールドは選択できなくなっている。日本時間10日19時30分時点で、AppleオンラインストアからiPhoneのゴールドモデルを購入したい場合は、最新のiPhone 6s/6s Plusを選ぶしかない。なお、ドコモやau、ソフトバンクのオンラインストアでは、iPhone 6/6 Plusであればこれまで通り全カラー購入できる。
2015年09月10日●新型iPhoneをチェック米Appleは9日(米国時間)、スペシャルイベントを開催し、iPhone 6s/6s Plus、iPad Pro、新型Apple TV、Apple Watchの新モデルなどを発表した。本稿では、Appleが発表した新製品を写真でチェックしていく。○iPhone 6s/6s Plus「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」は、それぞれ4.7インチ、5.5インチの新型iPhone。前モデルにあたる「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」からデザイン面では大きな変化はないが、最新のA9チップや12メガピクセルのカメラなど性能面が大きく向上している。また、指の押す力によって異なる操作が行える「3D Touch」機能に対応した。そのほか、アプリの頻繁に使う機能にホーム画面のアプリアイコンからアクセスできる「クイックアクション」機能も搭載している。カラーバリエーションは、iPhone 6/6 Plusにも用意されていたシルバー/ゴールド/スペースグレイのほか、新たにローズゴールドを追加している。●新型iPadをチェック○iPad Pro「iPad Pro」は、12.9インチのディスプレイを搭載した新型iPad。ディス例の解像度は2732×2048ピクセル。サイズ/重量は305.7mm×220.6mm×6.9mm/約713g(セルラー版は723g)というiPad史上最大のモデルだ。12.9インチというサイズで、クリエイティブな作業にも適しているとし、専用アクセサリとしてスタイラスペン「Apple Pencil」も用意されている。Apple Pencilは、筆圧やペンの傾きも検出するため、極細の線から太い線、濃淡まで様々な表現を描き分けられるという。そのほか、専用のキーボードカバー「Smart Keyboard」も提供する。マグネットにより接続できる同キーボードカバーは、画面を隠すことなくフルサイズキーボードを利用できる。また、折りたたみ方を変えることで、スタンド状態でノートPCのようにiPad Proを使うことも可能となっている。iPad Proのカラーバリエーションはシルバー/ゴールド/スペースグレイの3色。●新型Apple Watch/Apple TVをチェック○Apple Watch Hermes「Apple Watch Hermes」は、Apple Watchとフランスのファッションブランド「エルメス」とのコラボレーションモデル。エルメスの職人による手作りの革バンドと、エルメス仕様のウォッチフェイスがセットになっている。バンドは、二重巻きになる「ドゥブルトゥール」や、馬具からヒントを得たという「カフ」などユニークなものが用意されている。そのほか、「Apple Watch Sprot」には新色としてゴールドとローズゴールドのモデルが追加された。またエラストマー製のバンドにはPRODUCT(RED)やアンティークホワイトなどの新色が加わっている。○Apple TV第4世代となる新型Apple TVは、音声アシスタント機能「Siri」を搭載しているほか、タッチ操作が可能な専用リモコンが付属する。本体の外観は、前モデルよりも大きくなっているが、IEEE802.11ac(2×2 MIMO)に対応し、最大867Mbpsの通信が可能となっている。リモコンにはマイクを内蔵し、タッチ操作でスワイプ可能な「Siri Remote」機能を搭載している。
2015年09月10日米Appleは現地9日(日本時間9月10日)、新製品発表会を開催し、Apple Watchに仏エルメス社と共同開発したApple Watch用バンドを組み合わせた「Apple Watchエルメス・コレクション(Apple Watch Hermés)」を発表した。10月5日から販売される。エルメス・コレクションは全3モデルで、いずれもエルメスの既存の腕時計と同じネーミング・デザインのレザーバンドを装着。専用デザインの文字盤が用意されるほか、本体裏側にはエルメス社のロゴがレザー刻印される特別モデルになっている。現時点で日本での販売価格は未定。日本ではApple Store銀座、表参道、大阪心斎橋の各店とエルメスの銀座、大阪店、伊勢丹新宿店でのみの扱いとなる。
2015年09月10日米Appleは9日(現地時間)、iPad miniシリーズの新モデルとなる「iPad mini 4」を発表。同日より販売を開始した。iPad mini 4は、iPad miniシリーズの第4世代モデルとなる製品。従来モデルであるiPad mini 3と比べ、プロセッサが「A7」から「A8」、グラフィックスが「M7」モーションコプロセッサから「M8」モーションコプロセッサにバージョンアップ。それに伴い、CPU処理速度が30%、グラフィックス処理が60%高速になった。また、本体サイズが18%薄くなったほか、最大37gの軽量化を図っている。ソフトウェア面では、iOS 9から追加されるiPad向けマルチタスク機能「Split View」に対応している。ディスプレイはIPS方式の7.9型Retina(2,048×1,536ピクセル、326ppi)を採用。8メガピクセルのiSightカメラ、1.2メガピクセルのFaceTime HDカメラ、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.2、Touch IDなどを備える。ラインナップは、Wi-FiモデルとWi-Fi+Cellularモデルを用意。カラーはいずれのモデルもシルバー、ゴールド、スペースグレイの3色から選択できる。Wi-Fiモデルの価格は、16GBが42,800円、64GBが53,800円、128GBが64,800円(いずれも税別)。Wi-Fi+Cellularモデルの価格は、16GBが56,800円、64GBが67,800円、128GBが78,800円(いずれも税別)。
2015年09月10日米Appleは9日(現地時間)、サンフランシスコで開催された新製品発表会において、12.9インチRetinaディスプレイを搭載したiPad Proを発表した。これはiOSデバイスでは過去最大サイズ。アクセサリとして、ペン型の入力デバイスApple Pencilと、カバーを兼ねたSmart Keyboardも発売される。iPad Proのサイズは305.7mm×220.6mm。厚さは6.9mmと、初代のiPad Air(7.5mm)よりも薄い。重量はWi-Fiモデルが713g、Wi-Fi+Cellularモデルが723gとなっている。解像度は2,732×2,048ピクセルで、iPad Airより78%大きい。ディスプレイの短辺がiPad Airの長辺とほぼ同じとなっている。バッテリー時間のスペック値はインターネット利用やビデオ・オーディオ再生で最大10時間と、その他のiPadシリーズと同様だ。ノートPCに匹敵するパフォーマンスの第三世代A9Xチップを搭載し、A7と比較してCPUは2.5倍、グラフィックは5倍高速になっているという。iMovieでは同時に3本の4Kビデオストリームを再生し、Auto CAD 360による3Dモデリングも可能。4つのスピーカーを内蔵し、デバイスの向きを検知してバランス良いサウンド再生を行う。併せて専用の入力デバイス、Apple PencilとSmart Keyboardが発表された。Apple Pencilはドローイングをナチュラルな操作で行える細身のペン型デバイスで、iPad Proのディスプレイ上で位置・圧力・傾きを検知する。Apple Pencilを使用しながら指によるタッチも検知し分けることが可能。また、Apple Pencil使用時はマルチタッチサブシステムが通常の2倍の速さでシグナルをスキャンし、滑らかで正確な描画を実現したという。手書き入力に対応した新しいメモアプリや、メールの添付ファイルへの書き込みができるほか、発表会ではiOS 9の新機能であるマルチタスキング(画面分割)を活用しながら、Microsoft Office 365 for iPad、Adobeの新しいクリエイティブツール CompやPhotoshop Fixといったアプリによるデモが行われた。Smart Keyboardは、従来のスマートカバーと同様にiPadを保護したりスタンドとして機能しながら、フルサイズの物理キーボードを搭載。キーボードをセットした際にiPad Proの側面にあるSmart Connect Portに接触することで接続し、外部電源やバッテリーを必要としない。キーに隙間が無いために水や汚れに強く、折り曲げに強い耐久性のある素材が使用されているという。この他、802.11ac Wi-FiテクノロジーとMIMO搭載により、最大866Mbpsのダウンロードに対応。Wi-Fi+Cellularモデルでは20のLTE周波数帯に対応し、4G LTE経由で最大150Mbpsの接続が可能となっている。カラーのラインナップは、シルバー/ゴールド/スペースグレイの3色。ストレージはWi-Fiモデルが32GB/128GBの2種類、Wi-Fi+Cellularモデルは128GBのみ。価格は順に、799ドル/949ドル、1079ドルとなっている。発売は11月の予定。また、Apple Pencilは99ドル、Smart Keyboardはチャコールグレーの1色展開で169ドル。iPad Pro用スマートカバーはチャコールグレーとホワイトの2色で59ドル。シリコンケースも同じく2色が用意され、79ドル。こちらも同じく11月に発売される予定だ。Apple JapanのサイトではすでにiPad Proのページが公開されているが、記事執筆時点で価格の表記は無い。
2015年09月10日米Appleは9日(現地時間)、サンフランシスコで開催されたAppleスペシャルイベントにおいて、Apple Watchとフランスのラグジュアリーブランドである「エルメス」のコラボレーションモデル「Apple Watch Hermes」を発表した。10月の発売を予定しているが、限られた店舗のみで取り扱う。エルメスとのコラボレーションモデルは、エルメスの職人によるレザーストラップと、Appleのデザイナーが設計した文字盤を組み合わせた特別なモデル。エルメスの時計である、クリッパー、ケープコード、エスパスからインスパイアされたという文字盤デザインを採用した。エルメス仕様の特別パッケージで提供される。米国での価格は「ドゥブルトゥール」が1,250ドル、「シンプルトゥール」が1,100ドル、「カフ」が1,500ドル。○ドゥブルトゥールドゥブルトゥールは、手首に二重巻きで装着するデザイン。ケースサイズは38mmのみ。ストラップは、フォーヴ(薄茶色)、エタン(焦げ茶)、カプシーヌ(赤色)、ブルージーン(ターコイズブルー)の4色から選べる。○シンプルトゥール馬用ガースベルトの留め具を彷彿させるバックルが特徴的なデザインを採用。ケースサイズは、38mmと42mmを用意。ストラップは、フォーヴ(薄茶色)または黒。38mmのみカプシーヌ(赤色)も用意している。○カフ乗馬用の馬具からインスピレーションを得た太めのデザイン。心拍センサーが常に手首に接するようにデザインされている。ケースのサイズは42mm、カラーはフォーヴ(薄茶色)のみ用意。○日本国内の取り扱い店舗日本の取り扱い店舗(9月9日時点)は、Apple Store 表参道、Apple Store 銀座、Apple Store 心斎橋、Apple Watch at Isetan Shinjuku、Dover Street Market Ginza、「Hermes」銀座、「Hermes」大阪御堂筋。
2015年09月10日毎年恒例となるAppleのスペシャルイベントが、米国時間9月9日に開催された。次期iPhone「iPhone 6s」や「iPhone 6s Plus」、新しいApple TVなど、おおかた噂通りのラインナップが発表されたが、大画面iPadこと「iPad Pro」には純正アクセサリとして、筆圧検知に加え傾きセンサーを載せたApple Pencilが登場、会場の喝采を浴びた。それではAppleスペシャルイベントで登場した新製品・新情報の概要をまとめてお届けする。○Apple Watchジャンル:ウェアラブル価格:349ドルから(Apple Watch Sportモデル)提供時期:2015年9月9日(米国時間)Apple Watchでは、Apple Watch Sportモデルとして、ローズゴールドとゴールドの新モデルをラインナップ。価格は従来のSportモデル(349ドルから)と同等。 (PRODUCT)REDのステンレスモデルや、エルメスとコラボしたApple Watch エルメスも登場した。Apple Watch エルメスはセレクトショップのみの展開。○watchOS 2ジャンル:OS価格:―(無料アップデート)提供時期:2015年9月16日(米国時間)WWDC 2015で発表のあったwatchOS 2は、9月16日(米国時間)に無料でアップデート提供。未来や過去のスケジュールを時系列でシームレスに表示できるタイムトラベル機能などが特徴だ。○iPad Proジャンル:タブレット価格:32GBのWi-Fiモデルが799ドル、128GBのWi-Fiモデルが949ドル、Cellularモデルが1,079ドル提供時期:2015年11月「これまでのなかで最高のiPad」として登場したiPad Pro。対角12.9インチの大型Retinaディスプレイで、解像度は縦2048ピクセル×横2732ピクセル。薄さは6.9mmで、重量は713g。指紋認証センサーTouch IDも搭載する。カラーはシルバー、ゴールド、スペースグレイの3色。第3世代の64bitチップ「A9X」を搭載。A8Xからメモリ帯域やストレージ性能が倍増している。グラフィックスはM9モーションコプロセッサ。バッテリ駆動は10時間。4基のスピーカーを搭載する。純正アクセサリとして、筆圧検知や傾斜センサーを載せたペン「Apple Pencil」(11月発売、99ドル)、マグネット接続する専用キーボード「Smart Keyboard」(11月発売、169ドル)も用意。A8チップ搭載ながらiPad Air 2とほぼ同等の機能を載せた「iPad mini 4」も9日(米国時間)に発売する。○iOS 9ジャンル:OS価格:―(無料アップデート)提供時期:2015年9月16日(米国時間)次期iOS「iOS 9」は、提供時期が9月16日(米国時間)になることが明かされた。特徴はマルチタスク(2アプリを同時表示するスプリット機能)への対応など。iPad ProやiPhone 6s/6s Plusにも初期搭載。○新しいApple TVジャンル:周辺機器価格:32Bモデルが149ドル、64GBが199ドル提供時期:2015年10月後半(一般提供)テレビを見るという視聴体験を「我々が革新に乗り出した」として登場した新しいApple TV。「テレビの未来はアプリである(The future of TV is App)」と定義し、グライド操作やSiriボタンを載せた、ガラス製タッチサーフェス付きの新リモコンと、64bitのA8チップやBluetooth 4.0、11ac無線LANなどを載せた本体が新登場。iTunesやNetflix、Huluなど、アプリを横断してコンテンツを検索可能。また、Siriによる音声での再生操作、ジャンルや監督、出演者によるコンテンツの絞り込み、キャスト情報の表示といった操作が行える。OSはiOSをベースとしたtvOSを搭載。開発者向けベータ版は9日(米国時間)から提供開始。○iPhone 6s/iPhone 6s Plusジャンル:スマートフォン価格:iPhone 6s…16GBモデルが86,800円、64GBモデルが98,800円、128GBモデルが110,800円(税別)iPhone 6s Plus…16GBモデルが98,800円、64GBモデルが110,800円、128GBモデルが122,800円(税別)提供時期:2015年9月12日(日本では午後4時01分から)予約開始、2015年9月25日発売予想通り、次期iPhoneとして「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」が登場。ディスプレイを押す深さを感知する3D Touchを搭載。強く押すと、コンテンツやメールのプレビュー、クイックアクション(メニュー)の表示などが行える。iOS 9環境ではマルチタスクの切り替えもOK。カメラは12Mピクセルに強化。撮影時のシャッターの時間を自動で延ばし、写真を深押し(3D Touch)すると、写真が動くLivePhotos技術も搭載する。4Kビデオの撮影も可能になった。カラーは新色ローズゴールドを用意。素材は頑丈な7000シリーズのアルミ素材。チップはA9、グラフィックスはM9モーションコプロセッサ。Touch IDは第2世代になり、検出速度がアップした。
2015年09月10日米Appleは現地9日の午前10時、日本時間の10日午前2時より、スペシャルイベントを開催する。本誌からはライターの松村太郎氏がイベントに参加。同氏より、イベント開催前の会場の様子が届いたので紹介する。今回、発表会の会場となるのは、米サンフランシスコのBill Graham Civic Auditorium。収容人数は7000人で、普段は音楽のコンサートなどに使われているという会場だ。会場には、Appleのロゴ入りの旗が掲げられ、窓にもリンゴマークを掲出、Appleのイベントがまさにこれから始まることがわかる。松村氏によると、会場の収容人数は7000人だが、普段の装いとは違い、ステージとタッチアンドトライ会場が設けられているという。また、ゲストも多数呼ばれているようだ。普段はコンサート会場になるために、ゲストおよびそのパフォーマンスにも期待されるところだ。発表会は日本時間の午前2時よりスタートする。噂では、新iPhoneの発表はほぼ確実、残りは、新iPad、Apple TVの発表も期待されている。iPhoneはAppleにとっての主力製品であり、その意味では、年に一度の最大のイベントとなる。日本からもライブ中継を通じて、最速でAppleの最新製品を見ることが可能だ。
2015年09月10日米Appleは日本時間の9月10日午前2時より開催するスペシャルイベントのライブ中継を行う。同イベントでは新iPhoneが発表されるとみられ、ライブ中継を通じていち早く新iPhoneについて知ることができる。ライブ中継はAppleの特設サイト」よりSafariを通じて視聴できる。ライブ中継に対応するのは以下の要件を満たしたデバイスとなる。iOS 7以降のiPhone、iPad、iPod touchSafari 6.0.5、OS X 10.8.5以降のMac第2、3世代のApple TVこのほか、今回から新たにWindowsにも対応する。Windows 10、Microsoft Edge搭載のWindows PC
2015年09月09日日本時間10日午前2時に開催する米Appleのスペシャルイベントを控え、Apple公式オンラインストア「Apple Store」が20時30分頃にメンテナンス入りした。現在のApple Storeでは、恒例となる「しばらくお待ち下さい」の文字が並んでいる。スペシャルイベントは、日本時間10日午前2時から公式ストリーミング中継を予定。"iPhone 6s"の名称が見込まれている次期iPhoneや、新しいApple TVの登場などが噂されている。なお、ストリーミング中継は従来Apple製デバイスでの視聴のみ対応していたが、今回はWindows 10搭載ブラウザ「Microsoft Edge」(限定)での視聴にも対応している。
2015年09月09日今年も、9月9日にAppleはメディアイベントの開催を予定しています。ちょうど1年前にあたる2014年9月9日、大成功したスマートフォンiPhone 6 / iPhone 6 Plusをリリースしたイベントの壇上で、Tim Cook CEOは非常にうれしそうな顔をしながら「One more thing……」のスライドを披露しました。このフレーズは、Steve Jobs氏が基調講演の場で、あっと驚かせるような新製品を披露する時のおきまりのフレーズ。Appleの命運を変えた製品を披露した会場でもあったクパティーノ市内のフリントセンターでのこの一言は、感慨も大きかったのではないでしょうか。こうして発表されたApple Watchは、2015年3月のメディア向けイベントで4月24日に発売されることが伝えられました。Apple Watchは、Appleがリリースした初めてのウェアラブルデバイスで、Appleによると「最もパーソナルな製品」と説明しています。アルミニウムと強化ガラスを採用し軽量化を図ったApple Watch Sport、ステンレススチールとサファイヤガラスを採用したApple Watch、18金とサファイヤガラスを採用し、100万円超えるApple Watch Editionの3モデルがあり、それぞれ38mm、42mmの2種類のケースが用意されています。バンドは、しなやかでカラフルなフルオロエラストマー、シックで高級感のあるレザー、そしてミラネーゼループやリンクなどのメタルが用意されており、アタッチメントの使用も公開されたことから、サードパーティーのバンドも出始めています。基本的には、まず本体のモデルとサイズ、色を選び、これに組み合わせるバンドを用意する、という方法になります。モデルの選び方については、後の記事で触れていきたいと思います。○Apple Watchの売れ行きは?Apple Watchについては、この5カ月の間、各種調査で、売れている、失速している、などと一喜一憂する向きもあります。Appleに対してネガティブな情報はもてはやされるという世界的なメディアの傾向があることを差し引いても、具体的な販売データを示さないことが原因、としか言いようがありません。ただ、当のAppleは、決算発表の場などで、「余計な憶測を生みたくない」として非公開を貫いています。しかし各種データでは好調さを示し始めているように思います。まず、Apple Watch発売以降発表されて初めてとなる、Appleの2015年第3四半期決算において、Apple Watchの売上が含まれる「その他の製品」は、前四半期と比較して56%、前年同期と比較して49%上昇しています。Apple Watchの効果と推測することができます。○予測通り、スマートウォッチではトップシェア2015年7月末に出されたStrategy Analyticsの調査によると、Apple Watchの2015年第2四半期の販売台数は400万台で、スマートウォッチ市場の75%のシェアを獲得したと報告しています。8月にリリースされた調査会社IDCのウェアラブルデバイスに関する統計では、同時期に、Apple Watchは360万台を販売し、ウェアラブルデバイス全体のシェアは2位の約20%を獲得しているとしています。ちなみにIDCの調査では首位はアクティビティトラッカーで大手のFitBit。Xiaomi以外の、SamsungやMotorola、LGといった他のスマートウォッチは100万台に届かない売上しか確保できていません。この点も、Strategy Analyticsが出したスマートウォッチカテゴリのシェアとほぼ一致すると見ています。なお、FitBitと比較して、価格レンジはApple Watchの方が大幅に高く、収益性ではトップになっている、と筆者は考えています。この構造は、iPhoneのスマートフォン市場におけるポジションと共通しています。Appleは、最近こそ、スマートフォンメーカーのシェアで日本、米国、中国などの市場でトップを取るようになりましたが、販売台数でトップメーカー出なかった時期も、収益の大半をAppleが占めるという構造を維持してきました。スマートウォッチ市場でも、同様のビジネスモデルと製品のポジションを確保しようとして、現状は成功しているように思います。○米国では販売網の大幅な拡大を敢行Tim Cook氏は前述の2015年第3四半期決算発表の場で、「初代iPhone、初代iPadよりも上手くいっている」と答えており、急速な立ち上がりを狙うというよりは、長期的に定着させる製品に育てていくことを目指しているようです。Apple Watchの生産は、Tim Cook氏も決算発表で認めていた通り、供給が需要に追いついていない状況が続いてきました。そのため、オンラインでの予約・販売からスタートしましたが、順次Apple Storeでの取り扱いを開始しています。米国では8月から、家電量販チェーン大手のBest BuyでApple Watch販売の取り扱いを始めており、1,000店舗以上の全店舗での販売を拡げていく予定です。日本でも、Apple Storeだけでなく、携帯キャリアのショップ、家電量販店での展示や販売が拡がっていくことになるでしょう。生産能力を高められなかったという事情もありましたが、思いの外、のんびりと製品を売っていく意向が強いのも特徴的です。Apple Watchはファッション感覚を強く打ち出した製品であることから、他のデバイスのように毎年ちょこちょこ刷新するサイクルとは異なる方法を採っているようです。ただ、2015年に発売されたばかりの製品で、製品サイクルの想定が立たないため、他の製品のような予測は困難です。ただ、iPhoneのフルモデルチェンジに合わせて、Apple Watchの刷新も行われるのではないか、というありがちな見立てをしておこうと思います。また、本連載でも詳しく触れますが、間もなくリリースされるとみられるwatchOS 2によって、開発者のアプリの自由度と高速性が向上します。現在のApple Watchを買い換えなくても、メリットを享受できることになります。その点で、もし興味がある方は、特にタイミングを待たずに購入しても良いのではないか、と思います。次回は、5カ月のApple Watch生活を振り返って、何が起きたのか、について考えます。松村太郎(まつむらたろう)ジャーナリスト・著者。米国カリフォルニア州バークレー在住。インターネット、雑誌等でモバイルを中心に、テクノロジーとワーク・ライフスタイルの関係性を執筆している。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)、ビジネス・ブレークスルー大学講師、コードアカデミー高等学校スーパーバイザー・副校長。ウェブサイトはこちら / Twitter @taromatsumura
2015年09月07日