Coccoが全国ツアー『Cocco Live Tour 2022“プロム”』の最終公演を6月7日にTOKYO DOME CITY HALLで開催。そのオフィシャルレポートが到着した。約2年半ぶりのツアーとなった『Cocco Live Tour 2022“プロム”』は、愛知、福岡、大阪、東京と巡り、6月7日、TOKYO DOME CITY HALLでファイナルを迎えた。Coccoは今年デビュー25周年を迎え、「強く儚い者たち」など初期曲の魅力にもさらなるスポットが当たる昨今だが、今回のツアーのセットリストは、『クチナシ』(2021年)、『プロム』(2022年)という2枚のアルバムからの選曲(+新曲が1曲)のみで構成。ライブ終盤に「こんなにサービス精神のないセットリストを受け入れてくれて、ありがとう」と語ったCoccoだったが、今この時代にこそ鳴らされるべき『クチナシ』そして『プロム』の深く多彩な楽曲たちをライブで堪能できるのは、ファンにとっても望むところであった。楽曲が終わるたびに起こった、長く大きな拍手がそれを如実に物語っていた。このツアーでのCoccoのモードは完璧に「今」にある。椎野恭一(Drums)、根岸孝旨(Bass)、長田進(Guitar)、藤田顯(Guitar)、渡辺シュンスケ(Key)という編成で紡ぎ出される圧倒的なバンドサウンドと歌声が終始共鳴し合い、かつてないほどロックでダイナミックなCoccoを魅せた。『クチナシ』の1曲目に収録されている「White dress」でライブスタート。光と影を映し出す照明の妙で、Coccoの纏うネオンピンクのドレスが「白」にも「黒」にも見え、その美しい演出にも心を奪われる。続く「ひとひら」のバンドサウンド。その心地好いヘヴィネスに後押しされるようにCoccoの歌声も強さを増していく。そして、Coccoのクールなラップから沖縄の風を呼び込むようなサビの歌唱へと続く「コバルト」、ジャジーでフリーキーな展開にダークなCoccoの歌声が面白いように転がる「True Lies」と、アルバム『プロム』の中でも抜群にオルタナティブな楽曲が続き、序盤はその歌世界に圧倒される。「今年、沖縄の本土復帰50周年で、意識してなかったけど『プロム』に沖縄(の音)がダダ漏れなのって、そういうことなのかなあって気づいた」とCoccoが語っていたように、オーガニックに柔らかくグルーヴする「ラブレター」にも、やさしい歌声に癒される「ままいろ」にも、そして藤田がコーラスをとり美しいハーモニーを響かせた「結い」(アルバム音源ではスガ シカオと共演している)にも、沖縄が色濃く滲む。「恋い焦がれて」の情熱的なラテンサウンドにも沖縄民謡のグルーヴがミックスされ、その多幸感に歌い終わったCoccoが思わず笑い声をあげる場面も。《もう力が残ってないそんな力は残ってない》と歌う「PROM」は、その歌詞と裏腹にこの日とても力強く響いた。続く「潮満ちぬ」の荒波のようなバンドアンサンブルも、その中を自由に泳ぐように歌うCoccoの姿がまた感動的だった。このバンドの音が、Coccoをまた歌へと、ライブへと向かわせるのだと感じた。ライブ後半は、ヘヴィなギターリフをバックに深く低く響く歌声で披露した新曲を皮切りに、「夜喪女」「Rockstar」と“ダークサイドクイーン”たるCoccoの真髄がさらに露わになっていく。その流れのなかにあって「光溢れ」のあたたかさ、強さが際立ち、続く「7th floor」の激しいロックサウンドにも包み込むようなあたたかさを感じた。長田の光のようなギターソロやフィードバックノイズまでもが不思議な癒しを感じさせ、Coccoの歌がその音に触発されるようにさらにエモーショナルに響いていく。ラストは美しいピアノサウンドとギターアルペジオに彩られた、圧倒的な光を感じさせる「L-O-V-E」から、ギターのディレイが空間を満たすエーテルのように鳴り響いた「星の子ら」へ。やさしく強く耳に沁みわたるCoccoの歌声、その深みは、まさに今最盛期を迎えていると確信した。終演後、バンドメンバー全員と手を取り合って客席に向け挨拶する姿が微笑ましい。そして最後はステージ中央で最高に優美なレヴェランス(お辞儀)。すべてを出し切ったCoccoはその場でペタンと座り込んでしまうが、明るい照明のもと、はじけるような笑顔が印象的だった。Coccoがこのタイミングで、『クチナシ』と『プロム』をフィーチャーしたツアーを行ったこと、そして鉄壁のロックバンドの布陣で臨んだのは必然だった。25周年という節目をセレブレイトする前に、このツアーはCoccoが“今”を刻むための重要な“プロム”だったのだ。そしてこの“プロム”を終え、11月からは『25周年ベストツアー』が開催されるというニュースも飛び込んできた。今回のライブのMCでCoccoが「次回(のツアー)はサービスします(笑)」と宣言していたように、おそらくはオールタイムベスト的な選曲で、また違った祝祭感に溢れたライブになるのではないだろうか。次なるライブにまたもや期待が膨らむところだ。Text:杉浦美恵Photographer:西槇太一<ライブ情報>『Cocco Live Tour 2022 “プロム”』ファイナル公演6月7日(火) 東京・TOKYO DOME CITY HALLOPEN 18:00 / 19:00セットリスト1. White dress2. ひとひら3. コバルト4. True Lies5. アイドル6. ラブレター7. ままいろ8. 結い9. 恋い焦がれて10. 女一代宵の内11. PROM12. 潮満ちぬ13. ※新曲14. 夜喪女15. Rockstar16. 光溢れ17. 7th floor18. 嵐ヶ丘19. L-O-V-E20. 星の子らセットリストプレイリスト:<ツアー情報>Cocco 25周年ベストツアー 〜其の1〜11月8日(火) 神奈川・KT Zepp YokohamaOPEN18:15 / START19:0011月11日(金) 大阪・Zepp NambaOPEN18:15 / START19:0011月14日(月) 愛知・Zepp NagoyaOPEN18:15 / START19:0011月24日(木) 東京・Zepp Haneda(TOKYO)OPEN18:15 / START19:0011月29日(火) 福岡・Zepp FukuokaOPEN18:15 / START19:0011月30日(水) 広島・広島 クラブクアトロOPEN18:15 / START19:0012月6日(火) 宮城・仙台 GIGSOPEN 18:15 / START 19:0012月9日(金) 北海道・Zepp SapporoOPEN18:15 / START19:00【チケット料金】全席指定:税込8,000円 / スタンディング:税込7,500円※別途ドリンク代必要<リリース情報>Cocco 25周年アニバーサリー作品『プロム』Now On Sale●初回限定盤A“25周年2525(ニコニコ)セット”:13,778円(税込)・豪華缶BOX仕様・CD+Blu-ray(紙ジャケ入り)・Cocco 25周年Tシャツ(サイズはLのみ。身丈:71cm 身巾:53cm 肩巾:46cm 袖丈:21cm)・Cocco 25周年タオル※2,525限定販売Cocco『プロム』初回限定盤A 展開写真Cocco『プロム』初回限定盤A 展開写真●初回限定盤B(CD+Blu-ray):7,150円(税込)Cocco『プロム』初回限定盤A・Bジャケット●通常盤(CD):3,300円(税込)Cocco『プロム』通常盤ジャケット【CD収録内容】1. 光溢れ作詞・作曲:Cocco / 編曲:根岸孝旨2. コバルト作詞・作曲:Cocco / 編曲:ハマ・オカモト(OKAMOTO’S)&澤村一平(SANABAGUN.)3. てぃんさぐぬ花 ※沖縄民謡編曲:辺土名直子4. True Lies作詞・作曲:Cocco / 編曲:大西順子5. ラブレター作詞・作曲:Cocco / 編曲:Curly Giraffe6. PROM作詞・作曲:Cocco / 編曲:トオミヨウ7. ままいろ作詞・作曲:Cocco / 編曲:BEGIN8. 恋い焦がれて作詞・作曲:Cocco / 編曲:ディアマンテス9. 結い作詞・作曲:Cocco / 編曲:根岸孝旨 / ゲストボーカル:スガ シカオ10. 星の子ら作詞・作曲:Cocco / 編曲:亀田誠治11. 嵐ヶ丘作詞・作曲:Cocco / 編曲:根岸孝旨【Blu-ray収録内容】※初回限定盤A、Bのみ■「Cocco ミュージックビデオ総集編」・カウントダウンDir. 竹内鉄郎(1997)・やわらかな傷跡Dir. UGICHIN(1997)・強く儚い者たちDir. 竹内鉄郎(1997)・RainingDir. 竹内鉄郎(1998)・あなたへの月Dir. UGICHIN(1998)・SATIEDir. UGICHIN(1998)・雲路の果てDir. 竹内鉄郎(1998)・樹海の糸Dir. UGICHIN(1999)・ポロメリアDir. UGICHIN(1999)・水鏡Dir. 是枝裕和(2000)・けもの道Dir. UGICHIN(2000)・星に願いをDir. 井上哲央(2000)・羽根 ~lay down my arms~Dir. 竹内鉄郎(2001)・Drive you crazyDir. 伊藤有壱, 増山淳也(2001)・風化風葬Dir. UGICHIN(2001)・焼け野が原Dir. 竹内鉄郎(2001)・RainbowDir. 井上哲央(2001)・音速パンチDir. 井上哲央(2006)・陽の照りながら雨の降るDir. 是枝裕和(2006)・Swinging nightDir. 増山準哉(2006)・甘い香りDir. 斉藤哲夫(2007)・ジュゴンの見える丘Dir. 井上哲央(2007)・絹ずれDir. 井上哲央(2009)・ニライカナイDir. 井上哲央(2010)・玻璃の花Dir. UGICHIN(2010)・花柄Dir. Cocco(2011)・群青の谷Dir. Cocco(2011)・パンダにバナナDir. UGICHIN(2014)・ありとあらゆる力の限りDir. 井上哲央(2014)・ドロリーナ・ジルゼDir. UGICHIN(2014)・有終の美Dir. 井上哲央(2016)・海辺に咲くばらのお話Dir. TON TON GARNET(2019)・願い叶えばDir. Yuzuki(2019)・潮満ちぬDir. UGICHIN(2021)・ひとひらDir. UGICHIN(2021)・女一代宵の内Dir. Cocco(2021)・青葉Dir. Cocco(2021)・強く儚い者たち Cocco 25th ANNIVERSARY ver.Dir. UGICHIN(2022)・強く儚い者たち DANCE ver.Dir. UGICHIN(2022)・光溢れDir. UGICHIN(2022)関連リンクOfficial Site:::: アパレルブランドサイト:
2022年06月08日Cocco『強く儚い者たち』の25周年バージョンのミュージックビデオ「DANCE ver.」が、3月15日(火)24時にYouTubeプレミア公開される。3月21日(月・祝)にデビューから25周年を迎え、同23日には25周年記念作品となる12thアルバム『プロム』をリリースする彼女は先月2月23日、テレビ東京系『テレビ東京音楽祭2022春』に出演し、およそ2年半ぶりに『強く儚い者たち』をTVで歌唱。圧倒的な歌唱力と存在感で、出演後Twitterのトレンドランキングでは5位を記録した。同日に公開された『強く儚い者たち』25周年バージョンのMVも、華麗な踊りとアート作品とのコラボレーションで新たな魅力を映し出し話題となっている。プレミア公開される「DANCE ver.」は前述MVに未収録の部分も含め、全編が踊りだけで構成されたスペシャルバージョン。ダンサー / コレオグラファーのMayu Omoshita(重下真由)が率いる総勢30名のダンサーとCoccoとのコラボレーションは必見。また本MVは『プロム』の初回限定盤A、Bに付属されているBlu-ray Discにも収録予定だ。さらにデビュー記念日の3月21日には「25周年記念アニバーサリー作品 12th ALBUM『プロム』発売直前スペシャル “アルバム全貌 生で大解説”」と題されたトーク番組の配信をYouTube Liveで行うことも決定。当日は記念すべきアニバーサリー作品について、楽曲やアートワーク、MVについてなどが語られる予定である。25周年を控え続々と発表となるCoccoのアニバーサリー関連の動向に注目だ。■リリース情報Cocco『強く儚い者たち』 Music Video DANCE ver.3月16日(水)0時(3月15日(火)24時)配信開始「25周年記念アニバーサリー作品 12th ALBUM「プロム」発売直前スペシャル “アルバム全貌 生で大解説”」3月21日(祝・月)19:00〜配信Cocco『プロム』3月23日(水)リリース(CD、ストリーミング、DL)初回限定盤A<25周年2525(ニコニコ)セット> VIZL-202713,778円(税込)・豪華缶BOX仕様・CD+Blu-ray(紙ジャケ入り)・Cocco 25周年Tシャツ(サイズはLのみ。身丈:71cm 身巾:53cm 肩巾:46cm 袖丈:21cm)・Cocco 25周年タオル初回限定盤B<CD+Blu-ray> VIZL-20287,150円(税込)通常盤 VICL-656653,300円(税込)<収録曲>1. 光溢れ2. コバルト3. てぃんさぐぬ花4. True Lies5. ラブレター6. PROM7. ままいろ8. 恋い焦がれて9. 結い10. 星の子ら11. 嵐ヶ丘<初回限定盤A、B付属Blu-ray「Cocco ミュージックビデオ総集編」>カウントダウンやわらかな傷跡強く儚い者たちRainingあなたへの月SATIE雲路の果て樹海の糸ポロメリア水鏡けもの道星に願いを羽根 ~lay down my arms~Drive you crazy風化風葬焼け野が原Rainbow音速パンチ陽の照りながら雨の降るSwinging night甘い香りジュゴンの見える丘絹ずれニライカナイ玻璃の花花柄群青の谷パンダにバナナありとあらゆる力の限りドロリーナ・ジルゼ有終の美海辺に咲くばらのお話願い叶えば潮満ちぬひとひら女一代宵の内青葉強く儚い者たち Cocco 25th ANNIVERSARY ver.強く儚い者たちDANCE ver.光溢れ<Cocco 25周年記念作品12th ALBUM「プロム」 CD封入/アルバムバンドルDL 購入者企画>「“25周年特別企画 Cocco検定100問 さぁやってみよう〜”」CDに封入されている案内に記載の応募サイトにて、同じく記載されているシリアルコード等を記入し、“25周年特別企画 Cocco検定100問 さぁやってみよう〜”に挑戦して頂いた方から、成績上位25名様に豪華商品をプレゼント!回答締め切り:4月3日(日)23:59詳細: ■公演情報「Cocco Live Tour 2022 “プロム”」5月16日(月)愛知・Zepp Nagoya5月21日(土)大阪・Zepp Namba5月23日(月)福岡・Zepp Fukuoka6月1日(水)東京・Zepp DiverCity6月7日(火)東京・TOKYO DOME CITY HALLチケット:全席指定 7,700円(消費税込)別途ドリンク代ありオフィシャル先行予約:2022年3月14日(月)12:00〜3月27日(日)23:59※1人4枚まで、抽選にて受付
2022年03月15日Coccoが3月23日にリリースするデビュー25周年記念アルバム『プロム』の参加アーティストを発表した。タイトルの『プロム』は高校や大学などでのダンスパーティーを意味する言葉で、一つの区切りであり新しい第一歩を表す意味をこめてタイトルに用いられている。今作ではまさに新たな取り組みとして、曲ごとに異なる多くのアーティストやアレンジャー陣とのコラボレーションが実現。大西順子、スガ シカオ、高桑圭(Curly Giraffe)、ディアマンテス、ハマ・オカモト(OKAMOTO’S)、澤村一平(SANABAGUN.)、BEGINといった多岐に渡るジャンルのアーティストに加え、亀田誠治、トオミヨウ、根岸孝旨といったアレンジャー陣、そして「沖縄のウタ拝」を主宰する同郷の辺土名直子が参加し、ジャンルや世代を超えた個性豊かなアーティストたちと作り上げた、これまでにないコラボレーション色豊かなアルバムとなっている。Cocco『プロム』参加アーティスト一覧初回限定盤A、Bには特典映像として「Cocco ミュージックビデオ総集編」と題し、1997年にリリースされたメジャーデビューシングル「カウントダウン」や新曲「光溢れ」など全39曲のMusic Videoを初のBlu-ray化。さらにヒット曲「強く儚い者たち」のMVが、“Cocco 25th ANNIVERSARY ver.”として再制作されることも決定した。またCD封入特典(アルバムのバンドルダウンロード購入者も対象)として、「25周年特別企画 Cocco検定100問 さぁやってみよう〜」に挑戦できるシリアルコードが封入されることも発表となった。検定はCoccoのデビューから25年の軌跡を難問珍問で楽しむことのできるという内容で、上位25名には豪華賞品がプレゼントされる。<リリース情報>Cocco 25周年アニバーサリー作品『プロム』2022年3月23日(水) リリース●初回限定盤A“25周年2525(ニコニコ)セット”:13,778円(税込)・豪華缶BOX仕様・CD+Blu-ray(紙ジャケ入り)・Cocco 25周年Tシャツ(サイズはLのみ。身丈:71cm 身巾:53cm 肩巾:46cm 袖丈:21cm)・Cocco 25周年タオル※2,525限定販売Cocco『プロム』初回限定盤A 展開写真Cocco『プロム』初回限定盤A 展開写真●初回限定盤B(CD+Blu-ray):7,150円(税込)Cocco『プロム』初回限定盤A・Bジャケット●通常盤(CD):3,300円(税込)Cocco『プロム』通常盤ジャケット【CD収録内容】1. 光溢れ作詞・作曲:Cocco / 編曲:根岸孝旨2. コバルト作詞・作曲:Cocco / 編曲:ハマ・オカモト(OKAMOTO’S)&澤村一平(SANABAGUN.)3. てぃんさぐぬ花 ※沖縄民謡編曲:辺土名直子4. True Lies作詞・作曲:Cocco / 編曲:大西順子5. ラブレター作詞・作曲:Cocco / 編曲:Curly Giraffe6. PROM作詞・作曲:Cocco / 編曲:トオミヨウ7. ままいろ作詞・作曲:Cocco / 編曲:BEGIN8. 恋い焦がれて作詞・作曲:Cocco / 編曲:ディアマンテス9. 結い作詞・作曲:Cocco / 編曲:根岸孝旨 / ゲストボーカル:スガ シカオ10. 星の子ら作詞・作曲:Cocco / 編曲:亀田誠治11. 嵐ヶ丘作詞・作曲:Cocco / 編曲:根岸孝旨【Blu-ray収録内容】※初回限定盤A、Bのみ■「Cocco ミュージックビデオ総集編」・カウントダウンDir. 竹内鉄郎(1997)・やわらかな傷跡Dir. UGICHIN(1997)・強く儚い者たちDir. 竹内鉄郎(1997)・RainingDir. 竹内鉄郎(1998)・あなたへの月Dir. UGICHIN(1998)・SATIEDir. UGICHIN(1998)・雲路の果てDir. 竹内鉄郎(1998)・樹海の糸Dir. UGICHIN(1999)・ポロメリアDir. UGICHIN(1999)・水鏡Dir. 是枝裕和(2000)・けもの道Dir. UGICHIN(2000)・星に願いをDir. 井上哲央(2000)・羽根 ~lay down my arms~Dir. 竹内鉄郎(2001)・Drive you crazyDir. 伊藤有壱, 増山淳也(2001)・風化風葬Dir. UGICHIN(2001)・焼け野が原Dir. 竹内鉄郎(2001)・RainbowDir. 井上哲央(2001)・音速パンチDir. 井上哲央(2006)・陽の照りながら雨の降るDir. 是枝裕和(2006)・Swinging nightDir. 増山準哉(2006)・甘い香りDir. 斉藤哲夫(2007)・ジュゴンの見える丘Dir. 井上哲央(2007)・絹ずれDir. 井上哲央(2009)・ニライカナイDir. 井上哲央(2010)・玻璃の花Dir. UGICHIN(2010)・花柄Dir. Cocco(2011)・群青の谷Dir. Cocco(2011)・パンダにバナナDir. UGICHIN(2014)・ありとあらゆる力の限りDir. 井上哲央(2014)・ドロリーナ・ジルゼDir. UGICHIN(2014)・有終の美Dir. 井上哲央(2016)・海辺に咲くばらのお話Dir. TON TON GARNET(2019)・願い叶えばDir. Yuzuki(2019)・潮満ちぬDir. UGICHIN(2021)・ひとひらDir. UGICHIN(2021)・女一代宵の内Dir. Cocco(2021)・青葉Dir. Cocco(2021)・強く儚い者たち Cocco 25th ANNIVERSARY ver.Dir. UGICHIN(2022)・光溢れDir. UGICHIN(2022)■CD封入 / アルバムバンドルDL購入者企画アルバム『プロム』CDに封入されている案内に記載の応募サイトにて、同じく記載されているシリアルコード等を記入し、「25周年特別企画 Cocco検定100問 さぁやってみよう〜」に挑戦して頂いた方から、成績上位25名様に豪華商品をプレゼント回答締め切り:4月3日(日) 23:59詳細はこちら:<番組情報>NHK Eテレ『ハートネットTV いのちが大丈夫であるように 〜沖縄・夜を生きる少女たち〜』放送日時:2月16日(水) 20:00〜20:30出演者:琉球大学教授 上間陽子語り:Cocco番組HP:テレビ東京『テレビ東京音楽祭』放送日時:2月23日(水) 17:30~21:54 生放送 ※一部事前収録総合MC:国分太一同時放送:TX / TVO / TVA / TSC / TVh / TVQ(テレビ東京系列6局ネット)番組HP:番組Twitter:番組Instagram:関連リンクOfficial Site:::: アパレルブランドサイト:
2022年02月14日今年3月21日にデビュー25周年を迎えるCoccoが、アニバーサリーアルバム『プロム』を3月23日にリリースすることが決定した。タイトルの『プロム』は高校や大学などでのダンスパーティーを意味する言葉だが、一つの区切りであり新しい第一歩を表す意味をこめてタイトルに用いられている。Coccoにとって12枚目のオリジナルアルバムとなる今作には全11曲が収録される予定で、デビュー25年目にして初めて楽曲ごとに異なる多くのアーティストやアレンジャー陣が参加した、これまでにないコラボレーション色豊かなアルバムとなっている。収録内容の詳細は後日アナウンスされる。リリース形態は初回限定盤A、B、通常盤の全3形態で、初回限定盤A、B付属のBlu-rayには、これまでに発表されたMusic Video全作品などを収録予定。なお初回限定盤Aは“25周年2525(ニコニコ)セット”と題し、紙ジャケに入ったCDとBlu-rayに25周年記念Tシャツとタオルがセットになったスペシャル缶BOX仕様となっており、2,525セット限定販売となる。また、ジャケットなどのアートワークには、Cocco自らがこのアルバムでのコラボレーションを模索し立ち上げたインスタグラムの「#coccoartwork」に投稿してくれたクリエイターの作品を随所に起用。この度公開されたジャケットでは、「#coccoartworkのタグが繋いでくれた“奇跡”と、Coccoの“25年間の軌跡”」を意識して制作された、モザイク画家・小林望美の作品が写し出されている。そしてジャケット内でCoccoが身に付けているのは、刺繍でブレスレットなどを制作しているsisinoの作品となっている。<リリース情報>Cocco 25周年アニバーサリー作品『プロム』2022年3月23日(水) リリース●初回限定盤A“25周年2525(ニコニコ)セット”:13,778円(税込)・豪華缶BOX仕様・CD+Blu-ray(紙ジャケ入り)・Cocco 25周年Tシャツ(サイズはLのみ。身丈:71cm 身巾:53cm 肩巾:46cm 袖丈:21cm)・Cocco 25周年タオル※2,525限定販売Cocco『プロム』初回限定盤A 展開写真Cocco『プロム』初回限定盤A 展開写真●初回限定盤B(CD+Blu-ray):7,150円(税込)Cocco『プロム』初回限定盤A・Bジャケット●通常盤(CD):3,300円(税込)Cocco『プロム』通常盤ジャケット※収録内容は後日発表■Instagram「#coccoartwork」クリエイター・小林望美(ジャケット内モザイクアート作品):・sisino(ジャケット内Cocco着用ブレスレット):関連リンクOfficial Site:::: アパレルブランドサイト:
2022年01月27日Coccoが、11枚目のオリジナルアルバム『クチナシ』に収録される「青葉」のミュージックビデオを明日3月23日24時にプレミア公開することが決定した。同曲はピアノの音色に美しく清らかな歌声が鳴り響く合唱曲で、レコーディングにはシンガーソングライター・中村 中率いる元・少年少女合唱団が参加している。MVは出会いと別れ、新たな始まりの季節へと添えられる優しさに溢れており、すでに公開されている昭和歌謡ムード漂う楽曲「女一代宵の内」と同じくCoccoによる完全セルフプロデュース作品となっている。Cocco「青葉」 DIY Music Video※3月23日(火) 24:00~プレミア公開リリース情報Cocco 11th Album『クチナシ』2021年2月17日(水) リリース『クチナシ』配信URL: 11th Album『クチナシ』ジャケット画像●初回限定盤A(完全生産限定SPECIAL BOX仕様)1,111セット限定販売定価:8,700円(税込)・クチナシ段ボールSPECIAL BOX・クチナシヴィーナスTシャツ・CD+DVD 7インチ紙ジャケケース入り●初回限定盤B(CD+DVD クチナシ段ボールスリーブケース仕様)定価:5,200円(税込)●通常盤定価:3,200円(税込)<CD収録内容>1. White dress2. 女一代宵の内3. Supernova4. 悲しい微熱5. ひとひら6. 花咲か仁慈7. ダンシャリアン8. アイドル9. 青葉10. 潮満ちぬ11. Rockstar12. ソリスト13. 夜喪女14. 想い事15. 真白の帆<DVD収録内容>※初回盤A、B共通「Cocco 生配信ライブ 2020 みなみのしまのはなのいろ」1. 花爛2. 2.243. 濡れた揺籃4. ドレミ5. Ho-Ho-Ho6. Gracy Grapes7. take me home8. Hush-a-bye-the-world9. フリンジ10. くちづけ11. Come To Me12. 願い叶えば13. 強く儚い者たち14. 結い15. ひばり16. 7th floor17. インディゴブルー18. RockstarCocco「潮満ちぬ」Music VideoCocco「女一代宵の内」DIY Music VideoCocco「ひとひら」Music Videoこっきー先生による「ひとひら」エクササイズビデオ関連リンクCocco オフィシャルサイト: アパレルブランドサイト:
2021年03月22日音楽をこよなく愛する、ライター・エディター・コラムニストのかわむらあみりです。【音楽通信】第6回目に登場するのは、歌だけでなく声優やミュージカルなどでも実力を発揮されているシンガー・平原綾香さん!写真・大内香織願いは口に出してみるもの【音楽通信】vol.62003年にリリースした、ホルストの組曲『惑星』の中の「木星」に日本語詞をつけたデビュー曲「Jupiter」が大ヒット後、デュエット含むシングル32枚、カバーとベスト盤を含む21枚のアルバムを発表してきた平原綾香さん。昨年デビュー15周年を迎え、今年は吹き替え声優やフィギュアスケートをしながらの氷上ミュージカルなどにも挑戦。今回は、8月21日にリリースされたニュー・アルバム『はじめまして』について、お話をうかがいました。ーー今年はデビュー16年目となりますが、7月には源氏物語の氷上ミュージカル(宮本亜門さん演出・髙橋大輔さん主演『氷艶 hyoen2019ー月光かりの如くー』)に出演されて、十二単衣を着ながら演じられたそうですね。新しい挑戦で、猛特訓されたのでしょうか。そうなんです。ツアーの最中でアルバムの制作もあったので、1か月くらいしか練習できなかったのですが、練習するにつれてどんどん滑ることができるようになるとうれしくて。まさかメダリストの高橋大輔くんや荒川静香さんと一緒に滑る日が来るなんて思っていなかったです。もともとフィギュアスケートが大好きで、選手のように滑って歌が歌えたら最高なんじゃないかと思っていて、「いつかスケートを滑りながら歌うのが夢です」と19歳のデビューのときから言い続けていたら、今世で叶ってしまいました。だから、願いって口に出してみるものだと思います。ーー高橋さんからはアドバイスをいただいたのですか。はい。「こうすればうまく滑れるよ」とやり方を教えてくれましたね。いつでも「はじめまして」の気持ちを持って生活したいーーその前の2月に公開されたディズニー映画『メリー・ポピンズ リターンズ』日本版では吹き替えを担当されて、そのときにエンドソングだった「幸せのありか」が、ニュー・アルバムに収録されていますね。はい。アルバムを作って収録してみると、一段とまた曲の良さが引き立つというか。以前震災や災害があったときに、励ましたいと思っても、どうやって曲を作っていいかわからないときがあったんです。でもこの曲は「がんばれ」とか「信じて」も言わないし、すごい角度から歌詞を紡いでいる曲ですが、それでも応援する気持ちは伝わることがわかりました。すごくいい曲です。ーーアルバムのタイトルは『はじめまして』ですが、どのような思いでつけられたのですか。15年間歌ってきて今年16年目で「はじめまして」とつけたのは、タイトル通り、今回「はじめまして」と、初めて聴いてくださっている方もたくさんいると思うんです。一方で、歌うときにどこか慣れてしまっているところやありきたりになっているところがあったとして、やはり初めて歌ったときの感動を常に持ち続けることがすごく大事だと思ったんですね。というのも、森下洋子さんという尊敬するバレエの先生がいて、先生の踊りを見るとすごく泣けるんです。なぜなら、技術がすごいだけじゃなくて、先生は初めて踊った時の少女のような感動を忘れていないから。だから、私もそういうふうに、いつでも「はじめまして」の気持ちを持って生活したいなと。そう思うと、わたしたちの生活には、実にたくさんの「はじめまして」があふれているんです。目が覚めた時に「ありがとう」と思うのと、「また今日が来たのか……」と思うのとでは、全然違う日になる。そういったことを伝えたかったのと、あとは槇原敬之さんの曲があったからですね。ーーということは、アルバムタイトルをつけるよりも先に、槇原さんのタイトル曲「はじめまして」があったんですね。そうです。“生まれ変わり”がキーワードーー槇原さんのこの曲は争い合う国に住む男女の物語で、一見悲しいようだけれど「もしも生まれ変わったら」と歌い、また会おうという曲ですね。とくに「君の髪の色が好きだ君の瞳の色が好きだ君の話す言葉が好きだ」という2番の歌詞が好きです。違いを認め合えずに争う人間たちが描かれているのですが、いまの日本に置きかえても通じる歌だと思うんです。これからオリンピックもあって、世界中の人たちが日本にやってくるときに、お互いに認め合って譲り合うことができるかできないかで、いいオリンピックになるかが決まると思うんですよね。ーーそんな楽曲を作られた槇原さんは、平原さんにとって、どんな存在ですか。マッキーは……とにかく多彩な人で、人間的にもすばらしいです。今回、歌入れ、レコーディングにも立ち会ってくれたんですけど、すごく楽しかったですね。とことんこだわってくれるという、その心意気がすごくうれしかったです。ーー槇原さんのほかにも、藤井フミヤさん、Coccoさんの書き下ろしによる新曲もありますが、おふたりとも以前から交流があったのですか。そうですね。どちらもじっくり話したことはまだないんですけど、憧れの人たちです。ーー槇原さんの曲とフミヤさんの曲、どちらも「ラブソング」で「生まれ変わっても」という歌詞が両方に出てきますが、どちらも違うアプローチでの曲です。いまの私がそういうイメージに思えたんですかね。今回、“生まれ変わり”がキーワードになっています。自分が語り部になって歌うーーCoccoさんの曲はいかがでしょうか。女性に特に聴いてほしい曲です。女性がどれだけ傷ついて、そしてまた立ち上がっていくのかという心の繊細な部分が描かれていて、でも決して相手を責めない、人を愛する思いや切なさみたいなものがこの曲にぎゅーっと込められていますね。強くて繊細ではかなくてという、Coccoさんそのものが曲に表れています。とにかくみなさんに書き下ろしていただいた曲というのは、全部、自分が語り部になっています。平原綾香が歌うからというのではなく、どれだけ曲の良さを伝えられるかというのを意識して大切に歌いました。ーーそうなんですね。それは今回に限ってですか、毎回ですか。毎回そうですね。自分が作る曲もそうですけど、「うまく見せよう」として歌を歌うと、まったく伝わらないんです。だけど、ただひたすらに「歌を届けたい、歌詞を届けたい」と思うと、思いも伝わるし、自分自身も出てくる。結局は、とても個性的な歌になるんです。ーーお父さまはサックス・プレーヤーの平原まことさんですが、今回もアルバムに参加されていて、聴いているとすぐ耳に飛び込んでくる音色でした。親子での収録はいかがでしたか。15年間ずっと、父にはサックスのレコーディングをしてもらっています。私にとってのサックスの師匠でもあるんですけど、ちょっと生意気に「ここはもうちょっとこう吹いてほしい」と言ってみたり(笑)。父も「わかった」と言ってくれて、血の繋がりのなかでの阿吽の呼吸もあるけれども、音楽家として接してくれています。刺激的で個性的で聴き応えのあるアルバムーー先日、スタッフサービスさんのテレビCM「オー人事のうた篇」を観てびっくりしました。チャイコフスキーの「弦楽セレナーデ」に歌詞をつけて歌う平原さんがご出演されていましたが、クラシックの曲を歌うイメージから、お話がきたのですか。はい。お話がきて、わたしもびっくりしたんですけど(笑)、実はけっこう悩んだんです。クラシックの曲に歌詞をつけるということは、クラシック好きな人にとって大切なものにさわってほしくない気持ちがあって、すごくよくわかるんです。だからこそ、その人たちにも納得してもらえるようなものを作ろうというのが、クラシックをカバーするときのコンセプトなんですが、今回はどう表現しようかと。CMを撮影し、歌をレコーディングし、そしてストリングスを弾いていた人たちもみんな本物の演奏者です。ーーそうだったのですね。ところで、現在はツアー中でおやすみがないように思いますが、お仕事以外の時間はどのように過ごしていますか。部屋の掃除ですね。すごく清潔好きというわけでもないんですが、掃除が大好きです。これはいるもの、これはいらないもの、これはわけるものと整理するのが“癒し”なんです(笑)。なんでそれが始まったかというと、ゲッターズ飯田さんが、「神社に行って恋愛成就・金運アップ・仕事運アップを願っても無駄です。まずは自分の部屋をきれいにしてください。それがゼロ地点。きれいにしてから神社に行ってください」と言っていたのを聞いて。だから、まずは部屋をきれいにしています。ーー部屋は心の中を表すとも言いますよね。そうなんです。部屋を片づけた日に、外国の人限定なんですけど、声をかけられたこともあって。どういう片づけ方をしたら、外国の方を引き寄せるのかわからないですけど。ーーきっと日本人の方には、平原さんとわかってしまうでしょうから、恐れ多くて声をかけられず、外国人の方に限定されるのでしょうね。そういうのもあるんでしょうか……なので、「あ、こういうことか」と。(笑)ーー(笑)すごい効果ですね。では最後に、あらためて新作を全国のみなさんにどのように聴いてほしいでしょうか。新作は、自分でアレンジした曲が入っていたり、槇原さんやフミヤさん、Coccoさんの曲が入っていたり。そして、さだまさしさんの「いのちの理由」という曲をテレビで歌って、ぜひ音源化してほしいという声があって、今回実現化したものがあったり、長岡市立高等総合支援学校の校歌があったり。とにかくさまざまな楽曲が入っているんですけど、すべてが刺激的で個性的で聴き応えのある作品に仕上がっています。いつも私の歌を聴いてくださっている人も、初めて平原綾香の歌を聴く「はじめまして」の人にも届けたいです。一生懸命作ったアルバムなので、聴いてもらえるのが、一番幸せですね。取材後記深みのある美声で幅広い音域を歌う平原綾香さん。インタビューでお話しになるときも、芯の通った声で、さまざまな質問に応えてくださいました。まずは、デビュー16年目を迎えた平原さんのいまが詰まったニュー・アルバムをチェックしてみてくださいね。平原綾香 PROFILE2003年12月、「Jupiter」でデビュー。2004年の日本レコード大賞新人賞や、2005年の日本ゴールドディスク大賞特別賞をはじめ、数々の賞を獲得。2015年12月、音楽を通じての社会貢献や支援のために『平原綾香 Jupiter 基金』を設立。2019年1月・2月、5年ぶりの再演ミュージカル「ラブ・ネバー・ダイ」で再びクリスティーヌ・ダーエ役に。2月公開の映画『メリー・ポピンズ リターンズ』日本版で吹替声優とエンドソングを担当。吹替声優とエンドソングを同一人物が担当するのは、ディズニー映画史上初の快挙。6月から10月まで、15度目の全国ツアー「平原綾香 CONCERT TOUR 2019 ~幸せのありか~」全21公演を開催中。InformationNew Release『はじめまして』1.THAT’S THE WAY IT IS2.I Love You3.幸せのありか4.はじめまして5.5つの魔法6.Radio Radio7.世界でたったひとつの絵8.風凜雪花9.きずな10.いのちの理由11.恋12.はじめまして〜Acoustic Version〜Piano by Noriyuki Makihara8月21日発売UPCH-20529¥3,240(税込)
2019年09月08日Coccoさんが待望のニューアルバム『アダンバレエ』をリリースし、5年ぶりとなる全国ツアーを行うことを発表した。そのアルバムは予想以上にポップで、生命力に満ち溢れた力強い作品。インタビューに応じてくれた彼女自身も、とても明るく、再び音楽と向かい合う喜びをおおいに感じさせてくれた。そのきっかけとなったのが、昨年撮影され、今年公開された映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』だった。「映画の撮影が楽しすぎたの。だって全てがアンダーコントロールで、監督がスタートもストップも言ってくれるし、そんなことって音楽をやっている時にはないことだから。歌に関しては、自分でコントロールできない。翻弄されるし振り回されて、ちょっと疲れる。私が悲しい時も明るい歌を歌わなければならないこともあるし。でも、映画が楽しい半面、毎日こんな楽しいことばかり続くのが許されるわけがないと、怖くなってきた。このままではヤバイって(笑)。そうか、辛いこともしなくてはいけないな、アルバムを作らないと、きっとバチが当たるって思いました」楽しい撮影の最中から、頭の中で音楽が鳴っていたそう。収録曲「花も咲いたよな」は、箱根でのロケの帰り道で歌っていた曲だとか。「忘れてしまう歌もあるけど、撮影が終わってからも、頭の中は歌でいっぱいだった。はいはい、やりますよ、と一曲ずつ向き合って、アルバムができ上がりました。結局、私は歌うことになるんだな、って思いました。鎖につながれ、毎日鞭で打たれていた気分だった<音楽>の世界にまた戻ってきた。2年前に『プランC』を出した時は、このアルバムを最後に、もう歌なんかやめてやる、と決めていたのにね」というのも当時は、その時が自分の人生のピークで「もうこれ以上、嬉しいことも悲しいことも起こらない。今が人生の最先端だ」と信じていたからとか。「だけど2年経つうちに、もっと嬉しいことも悲しいこともあって、また学んでしまった。まだ学ぶのかよ、と思いながらアルバムができてしまったのね。昔は、学ぶことはいつか尽きると思っていたけど、39歳まで生きても、まだ学ぶことがあるんだ、と少々呆れてもいる。だから人生って愛おしいし、だから私は生きるんだな、って。こういう話を20歳の子に言っても、今は分からないだろうけど、いつかこのアルバムがいい参考書になればいいな、と思う」◇9th album『アダンバレエ』【初回限定盤CD+フォトブック】¥3,700沖縄で撮影した写真やレコーディング風景をとらえた56ページの写真集付き。【通常盤CD】¥3,000(Colourful/Victor Entertainment)◇こっこ1977年、沖縄県那覇市生まれ。1997年にメジャーデビュー。9月13日のZepp Nagoyaを皮切りに、5年ぶりとなる全国ツアー「Cocco Live Tour2016“Adan Ballet”」を開催。※『anan』2016年8月31日号より。写真・内山めぐみコスチューム・前嶋章吾文・北條尚子
2016年08月26日日本最年少監督(当時13歳)として2010年に『やぎの冒険』を発表した仲村颯悟監督(19)の5年ぶりの最新作で、シンガーソングライター・Coccoらが出演する映画『人魚に会える日。』が、2016年2月21日より沖縄・桜坂劇場で公開(以降、3月に東京で公開され全国でも順次上映予定)されることが14日、発表された。本作は、誰もが語りたがらないこととしての"普天間基地移設に伴う辺野古沖埋め立て問題"について、賛成、反対の二極的な議論では片付けられないという沖縄県民の思いを感じた仲村監督が「今だからこそ、伝えなければならない」と、同県出身の大学生たちと共に2014年夏より撮影スタート。人魚伝説のモデルとなった生き物・ジュゴンをテーマに、戦後70年を迎える沖縄の今を10代の視点で切り取り、さまざまな問題の渦中で揺れ動く高校生らの心情を描く。Coccoのほか、沖縄で活躍しているタレントやアーティストらが参加している。当初、製作にあたって問題となったのはスポンサー集め。基地問題に触れていることから難航したが、10月5日よりクラウドファウンディングを導入して支援者を募ったところ、開始2日間で80万円を超える金額が集まった。また、基地と海に囲まれて育ち、「大人がつくる基地問題」の間で揺れる心の葛藤を全国に届けるため、沖縄出身の大学生のみで宣伝活動も行っている。Coccoは、「身に覚えのある戦いだと、そう想った」と明言。「沖縄に生まれた者として、沖縄に恋し焦がれ、そして憎んで、それでもありったけの声を上げていた頃」と回顧しながら、「あれからもう20年がたつというのに、私はその戦いを終わらせることができず、揚げ句、あの頃生まれた子どもたちがまだ同じ問題と戦っているのをこうして目撃しているありさまだ」と嘆く。「『これから生まれ来る子どもたちがまた同じ戦いの目撃者になってしまわないように』、懐かしい涙の味にも似た若い力で一生懸命に製作された、このファンタジー映画を見ながら、そう願わずにはいられなかった」と深い感慨を示した。1996年沖縄県生まれの仲村監督。これまで製作した映像作品は30本以上で、2010年にはバラエティー番組『世界まる見え!テレビ特捜部』(日本テレビ系)において実施された映像コンテストで、ビートたけしより「たけし賞」を受賞した。本作は、14歳の頃に書き上げていたオリジナル脚本を元にした長編2作目で、沖縄で公開された後、全国でも順次公開(東京では3月に上映)するほか、海外の映画祭出品も視野に入れているという。(C)映画「人魚に会える日。」製作委員会
2015年10月14日聴く者の心に迫るボーカルと唯一無二の存在感で熱狂的なファンを持つ歌手・Coccoの姿を追ったドキュメンタリー『大丈夫であるように −Cocco 終らない旅−』のDVDがいよいよ11月18日(水)にリリース!これに先立ち、劇中のCoccoのライヴシーンから、この映画が作られるきっかけになったと言われる「ジュゴンの見える丘」の熱唱シーンの映像がいち早くシネマカフェに到着した。昨年の12月に公開され、ドキュメンタリー映画としては異例の大ヒットを記録した本作。先頃公開され大きな話題を呼んだ『空気人形』の是枝裕和監督がメガホンを握り、全国17か所、50日間にわたるライヴツアー、そしてCoccoの地元・沖縄での日常に密着した。この映像の途中に挿入されている、2頭のジュゴンの映像。沖縄の米軍基地移設予定の海に現れたこのジュゴンの姿に喚起され、沖縄で生まれ育った彼女は「ジュゴンの見える丘」を発表。そして、核再生処理施設のある青森県・六ヶ所村の少女からの手紙をきっかけに、彼女は全国ツアーを行うことを決める。また、彼女がライブ・アースでジュゴンについて語り、歌う姿を見た是枝監督は彼女の姿をカメラに収めることを決意する。奇しくもいま、沖縄の基地移転問題が再燃し、連日ニュースとして大きく取り扱われている。ジュゴンが暮らす美しい海を守るという視点からこの問題について考える上でも、この作品の持つ意味は決して小さくないはず。まずは彼女の渾身の歌声をチェック!なお、初回限定版には彼女の新曲であり、劇中でテーマ曲のひとつとして歌われていながらもいまだCD化されていなかった「鳥の歌」が新たにレコーディングされ、12cmCDとして付属!さらに16ページにおよぶフォトブックに、B3サイズのポスターと豪華特典が付いてくる。『大丈夫であるように −Cocco 終らない旅−』DVDは11月18日(水)より発売開始。こちらの映像は『大丈夫であるように −Cocco 終らない旅−』作品情報ページおよびMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY『大丈夫であるように-Cocco 終らない旅-』(初回限定盤) [DVD]価格:4,800円(税込)『大丈夫であるように-Cocco 終らない旅-』[DVD]価格:3,990円(税込)発売・販売元:ビクターエンタテインメント株式会社製作・著作:© 2008「大丈夫であるように」製作委員会発売日:11月18日(水)■関連作品:大丈夫であるように −Cocco 終らない旅− 2008年12月13日よりシネマライズ、ライズXほかにて公開© 2008「大丈夫であるように」製作委員会■関連記事:Cocco初のドキュメンタリーが公開決定、是枝裕和監督が素顔に迫る!
2009年11月16日