DOBERMAN INFINITY(以下、DI)が、全国ツアー『DOBERMAN INFINITY LIVE TOUR 2022 “LOST+FOUND”』の東京公演を10月28日に東京ガーデンシアターで開催。公演内でヴォーカリスト・KAZUKIが2023年春にソロ活動を本格始動することが発表された。本ツアーは約4年3カ月ぶりとなるアルバム『LOST+FOUND』を引っさげ、全国11カ所12公演で行われたもの。“遺失物取扱所”という意味のタイトルを掲げた本作が、ライブでどのように表現されるのかが見どころだ。11公演目となる東京公演はツアーのセミファイナルということで、各地を巡って練り上げられたステージングにも期待が集まっていた。DIによる数々の“喪失と発見”が詰まった本公演のオフィシャルレポートをお届けする。満員に埋まった東京ガーデンシアターは、開演前からすでに期待と熱気に包まれていた。そして、赤いレザージャケットを着たKAZUKI、白を貴重としたSWAYとP-CHO、黒に身を包んだKUBO-CとGS、『LOST+FOUND』のアートワークと同期した衣装でメンバーが登場した。アルバムのタイトル曲である「LOST+FOUND」でステージの幕が開き、冒頭から客席を煽っていくDI。オーディエンスもライトを激しく振ってそれに応える。生バンドの演奏もパフォーマンスの迫力をさらに後押ししていた。さらに「We are the one」「Backstage Freestyle」とラッシュをかける。4人のラップとKAZUKIのメロウな歌声がコントラストを生む「Battlecry」、スピード感とコミカルなカーレーシングのMVも思い出される「I am Who I am」と攻めの姿勢を崩さない。「SO RICH」に続く「RULES」はセンターの照明だけを使い、5人がバースごとに入れ替わって、ひとりずつ登場するような演出が見どころだった。「Updating Life」では、SWAYが「ついて来いよ東京!」と叫ぶ。バンドのロックな演奏にも焚きつけられ、会場全体で赤いタオルが振り乱れた。さらにサングラスを外したKAZUKIが〈この世界に正解なんか無いって〉というライムをクールに歌い出す「GOOD DAY」では、メンバー5人が楽し気に手を振りながらパフォーマンス。SWAYここで駆け抜けた前半戦の熱量を緩めるように、優しい音が会場を包んで「6 -Six-」へ。それぞれの青春を歌い上げてから、切ないピアノとともにKAZUKIがMCで語る。「僕たちは間違いなく特別な時代を生きて、今まであったはずの当たり前が、ある日突然なくなる恐怖を感じた人も多いと思います。でも本当は当たり前なんてなかったはず。たくさんの“失ってからじゃないと気づけない大切なもの”を、この時代は教えてくれているのかもしれません。忙しいから、照れくさいから、また今度でいいやーーどうして、あの時たったひと言を惜しんだのだろうと後悔する前に、大切な人に『ありがとう』や『愛してる』を伝えられるのは、今日が最後かもしれないということを忘れないように、この曲を作りました」その想いが詰まった「もう二度と」。マイクリレーはGS、P-CHO、KAZUKI、SWAY、KUBO-C、そしてまたKAZUKIという順番で、それぞれの想いが3連符のフロウのなかに滲む。KAZUKIのソウルフルで繊細な表現も光る。しみじみと観客は聴き入っていた。KAZUKIGSメンバーが退場し、アウトロのコーラス部分から、バンドのコーナーにフェードイン。本日の演奏陣はSWING-O(Key)、DJ HAL(DJ)、田中“tak”拓也(Gt)、近藤章裕(Cho)、YUI (Cho)、熊代崇人(Ba)、与野裕史(Ds)。腕利きなバンドメンバーによる安定感抜群のセッションが展開された。その後、衣装を替えたDIが5本のスタンドマイクの前に現れ「Citylights」でステージ再開。続いて「今日は素敵な女性がたくさん来ています!皆さんの頑張っている姿、リスペクトです。そんなSUPER LADIESに贈ります」とSWAYが前置きして、シティポップ調な「Superlady」を披露する。SWAYは、少々ドキッとする歌詞の楽曲「有無」でも「俺らとみんな、今夜あるのかないのか教えてください!」と大胆に挑発。声が上がらないので明確には分からなかったが、ライトの揺れ方を見る限りでは「アリ」のようだった。KUBO-CP-CHO「Don’t stop the music」ではステップを見せながら、そして「JENGA」ではバックバンド勢のソロもフィーチャーしながらパフォーマンス。細かいブレイクをきっちり演奏するミュージシャンたちの心意気にも拍手を贈りたい。さらに「DO PARTY」「SAY YEAH!!」「SUPER BALL」「FLAMMABLE」と、立て続けにアゲアゲな展開で観客の心を鷲掴みにしていく。MCを挟んで緩急をつけた「夏化粧」でしっとりと聴かせ、本編最後は「LOVE IS」。SWAYは「愛する喜び、愛される喜びをみなさんに教えてもらいました。みなさん、ありがとうございます!」と叫んだ。KUBO-C「もし、しんどいなと思ったらまた遊びに来てください」ほどなくして、アンコールは「オトコ白書」でスタート。ジャマイカのミュージシャンが演奏する本場のスカグルーヴの上に“笑える男の生態”がラップされた同曲だが、ライブではコミカルさ増し増し。終始クールな美声を貫いたKAZUKIも、いつか先輩4人のように自分の過去を笑いながら歌ってほしいものである。その彼が「これからも大切にしたい曲」と話して歌われたのは「ずっと」。壮大な最後のサビへ、全員が1フレーズずつ繋いでいく場面はドラマティックだった。ここで本公演のライブ音源リリース、DVD発売を告知する映像が入る。そして、もうひとつの告知として、KAZUKIらしきシルエットが歩いているビデオが流れ、息を呑んで見守ると、2023年からKAZUKIのソロ活動がスタートするという発表がされたことで、客席からは大きな拍手が贈られた。メンバーも「超楽しみ」と祝福した。「しょうもない感情をLOSTして、自分が自分でいられる場所をFOUNDしました。皆さんも自分らしくいられる環境で毎日を楽しく過ごしてください。もし、しんどいなと思ったらまた遊びに来てください。俺らが思い切り楽しませるので。こんな時代に負けんなよ!」(KUBO-C)「アリーナツアーをやって、これからというときにコロナ禍になったのでつまづいてしまったかもしれません。でもゼロから始めればいい。ここから積み上げて、最高の景色を皆さんと見たいです。もう僕たちは止まることに飽きました。全速力で突き進んでいきます」(GS)「僕はラッパーとしてのゴールを決めてないです。限界まで想いを伝えたいと思います。『LOST+FOUND』というテーマが、もっと自分のリリックで誰かの人生を変えたり、背中を押せるラッパーになりたいと改めて思わせてくれます。また気合い入れてラップを書いてくるので、その時はよろしくお願いします」(P-CHO)「アルバムを作ってツアーを始めて、この3カ月だけでも色々なLOSTとFOUNDがありました。自分たちも変わり続けるし、変わりたくないものもある。このツアーでもらったパワーをもとに、また熱いアルバムを作って、またツアーをしたいと思います。僕たちもやるべきことをやっていくので、皆さんも夢や目標に向かって頑張ってください。俺もまた頑張っていきます。次こそは声が出せると思うので、その時は今日よりもヤバいパワーでまた遊びましょう」(SWAY)「この世界に入って9年、思い描いていた理想と比べて自分が未熟だと焦りを感じることもあります。でも、それに向き合って、もがいて生きないと前進できないことを『LOST+FOUND』の制作で理解できました。僕たちDOBERMAN INFINITYも毎日不安があったり、迷いつつ、最後に誰よりも高く飛んでやると信じて、5人で力を合わせてしぶとく戦っています。逃げ出したくなる日があっても、僕たちが同じ気持ちでともにいますから、頑張っていきましょう!」(KAZUKI)胸が熱くなるそれぞれのメッセージを経て「始まりの途中」で、東京公演は幕を閉じた。<リリース情報>DOBERMAN INFINITY 4thアルバム『LOST+FOUND』Now On SaleDOBERMAN INFINITY『LOST+FOUND』初回生産限定盤ジャケットDOBERMAN INFINITY『LOST+FOUND』通常盤ジャケット【パッケージ盤収録曲】1. We are the one2. I am Who I am3. キミワズライ4. 夏化粧5. FLAMMABLE6. Updating Life7. Backstage Freestyle8. 6 -six-9. Citylights10. ずっと11. konomama12. 始まりの途中【配信限定完全盤収録曲】01. We are the one02. Backstage Freestyle03. I am Who I am04. Citylights05. ずっと06. 夏化粧07. FLAMMABLE08. GOOD DAY09. 始まりの途中10. Battlecry11. SO RICH12. Don’ t stop the music13. 有無14. オトコ白書15. Superlady16. konomama17. RULES18. Updating Life19. JENGA20. キミワズライ21. 6 -Six-22. もう二度と23. LOVE IS24. LOST&FOUND各配信サイト:パッケージ購入サイト:関連リンクDOBERMAN INFINITY 楽曲一覧: INFINITY公式HP: INFINITY Instagram: INFINITY Twitter: INFINITY TikTok: INFINITY YouTube:
2022年10月31日DOBERMAN INFINITYがニューアルバム『LOST+FOUND』(ロストアンドファウンド)をリリース。前作『OFF ROAD』から約4年3カ月ぶりとなる本作は、人気シングル6曲に新曲6曲を加えた全12曲をパッケージ盤に収録。それら12曲にさらなる新曲12曲を加えた全24曲の配信限定完全盤もリリースされた。タイトル『LOST+FOUND』の意味はずばり、“遺失物取扱所”。壮大なボリュームとなり、それぞれの曲が様々な表情を見せてくるこのアルバムには、どんな想いが込められているのか。メンバー全員に話を聞いた。「ライブが一生できないかもしれないと思った」──まずは、アルバムタイトルに込めた意味を教えてください。GS僕らはいつもタイトルを決めてから内容を詰めていくことが多いんですが、今回はコロナ禍を経たことが大きく影響しました。日常がここまで失われる経験をしたことはなかったですし、順風満帆とまではいかなくても、思いどおりと言えば思いどおりだった。小さな壁はあっても、ここまで想像を超える事態に直面したことはなかったんです。ライブが一生できないかもしれないと思ったし、音楽を取り上げられる可能性すら感じました。このまま音楽を続けていけるのだろうかと不安がよぎりましたね。正直、これほど心が弱った瞬間は過去にありませんでした。と同時に、あらためて自分と向き合い、強く生きなきゃと思えた時間にもなって。『LOST+FOUND』のタイトルどおり、失ったからこそ見つけられたものがありましたが、それってきっと世の中の人にも当てはまると思うんです。メンバーの「推し曲」は?──掲げたテーマを物語るような、心に響く曲も多いですね。その中から、皆さんの“推し曲”を教えてください。もちろん、24曲すべて推したいとは思いますが。SWAY心に響くと言っていただいた後に挙げるのがためらわれますが……、僕は『有無』!GSいや、『有無』が響いたかもしれんし(笑)。SWAY“響く”歌詞では……(笑)。ストレートで、楽曲自体はゆったりしているけど跳ねている感じで。24曲もあるからこそ、遊べた曲かなと思っています。実はバランスにもすごくこだわって。おちゃらけすぎず、クールさも出しつつ。サビを担当させてもらったんですが、結構細かいノリを入れました。GSクセになるよね。SWAYそうなんです。なので、こうして24曲が揃った今、僕の中で第1位に上り詰めました。他の曲も挙げたいんですけど、そうすると僕の『有無』に対する愛が薄れちゃうので。ただ、その時々によって推し曲って変わるので、また1カ月後くらいに聞いていただければ(笑)。SWAYP-CHO僕は『Backstage Freestyle』ですね。肩の力が抜けた感じがありつつも渋いところが気に入っています。ジャマイカのサウンドプロデューサーで、Drakeのアルバムにも参加したJ.L.L.がプロデュースをしてくれて。ミックスもNicoというマイアミのミックスエンジニアさんに手掛けてもらったんですが、理想の仕上がりになりました。ミュージックビデオをアルバムからの第1弾としてド~ンと出せましたが、その後にいろいろなカードを出していくイメージを持てたのはこの曲のおかげだと思っています。P-CHO本当は“作る予定じゃなかった曲”もKAZUKI僕は『もう二度と』ですね。コロナの時代になってから、自分の中では“命”がキーワードのひとつになっていて。多くの命が失われるのを見たり聞いたりする中、いつでも自分にあり得ることだなと思えたんです。もし大切な人が突然いなくなったら、かけたかった言葉やしてあげたかったことを思って後悔ばかりが残るだろうし。でも、そんなこともいずれ忘れ、また失って気づいてを繰り返すのが生きていくということ。だからこそ、この曲を聴いたときだけでも大切な人に気持ちを伝えたくなってほしい。そんな曲になってくれたら、作ったかいがあるなと思っています。KAZUKIKUBO-C僕は『LOVE IS』ですかね。SWAYKUBOさん、別の取材では違う曲を推してたじゃないですか!KUBO-Cいいやん。本当は全曲推しなんやから。変えたんじゃなくて、いろいろな曲を広めていきたい一心で……。SWAYそう言われちゃうと、変えなかった僕が広める気がないみたい……。KUBO-C(笑)。タイトルからして一見ラブソングに思われがちな曲だと思うんですけど、自分たちがいろいろ経験して今の年齢になったからこその愛の歌だなと思っていて。もちろん、聴いてくださる方それぞれの捉え方でいいんですが、僕たちなりの愛の形を感じてもらえたらなと思っています。KUBO-CGS僕は『LOST&FOUND』です。SWAYGSさんは変えないですね(笑)。GSだって、絶対に聴いてもらいたいから。他の曲を広めたくないわけじゃありません!(笑)実は、本当は作る予定じゃなかった曲なんです。そもそも、アルバムのタイトル曲をなくそうとしていて。なぜならタイトル曲があると、それだけが推し曲に見えてしまうから。でも、他の曲を全部作り終えた後でいいトラックに巡り合い、作らずにはいられなくなって。アルバムを作ってみての素直な気持ちを歌詞に書くことになりました。アルバムの中にはコロナ禍と関係ない曲ももちろんありますが、個人的にはやっぱり(コロナ禍が)大きく影響したアルバムではあって。24曲目の総括として、『LOST&FOUND』というものをシンプルに表現したいなと思ったんです。僕個人の話ですが、音楽をやること、ライブをやること、ドーベルとして音楽を多くの人に届けることにネガティブになっていた分、アルバムを作ることで、それが必要だと再確認させてもらえた気がして。自分のバースでそんな気持ちを洗いざらい吐けましたし、そうすることで体の中に溜まっていたものをようやく出せました。新たな気持ちで次に行く区切りの1曲になりましたね。GS──個人的には、『始まりの途中』も推してほしい1曲です。全員お~っ!GSやっぱり、「いくつもの犠牲を疑ったりも(※歌詞の一部)」してきました?──たぶん、犠牲を疑ってきたし(笑)、心に響く曲でした。KAZUKI泣けますよね。P-CHO僕たちも皆さんの心に響いてほしいなと思っている曲です。KAZUKIもレコーディング中にグッときたと言ってたしな?KAZUKIそうなんです。P-CHO『ずっと』なども手掛けてくださった安達練さんがプロデュースしてくださって。最初に曲を聴いたときは、ちょっと不安があったくらいなんです。俺らで表現しきれるのかなって。でも、やってみようとなり、大満足の1曲になりました。人間って、誰もが頑張っているじゃないですか。けれど、その中で犠牲にするものもあるし、その犠牲がバネになって高く飛べることもある。今後ライブで披露する中で自分たちも歌詞に背中を押されたり、気づかされたりする曲になっていくのかなと思います。これからの「DOBERMAN INFINITY」について──まさに、アルバムを引っ提げてのツアーが控えていますね。SWAY自分たちの中では、どこか新しいライブスタイルを作りたい気持ちが強くて。これまでの曲でのベストは(過去のライブで)出せたと自負していますから、ここからまた新たに構築する気持ちで。今まで来てくださっていた方には新しいドーベルを発見してもらえると思いますし、今回初めて来てくれる人にも確実に楽しんでもらえるはず。ただ、ここまで新曲が多いとバンドさんが大変ですよね(笑)。準備も大がかりになる分、期待してもらえる内容になると思います。──今後のDOBERMAN INFINITYについて、最後に聞かせてください。GSリアルな気持ちを言うと、このアルバムに必死すぎて…(笑)。もちろん、またアリーナツアーを実現させたいとか、そういった展望はそれぞれの中にあります。でも、まずは一歩一歩ですね。僕たちはこれまでも一歩一歩踏みしめて確実にやってきた人間ですし、何が起こるか分からない時代を経験した今だからこそ、全力で今を過ごしていかなきゃいけない。その結果、行き着く先に夢や未来が待っていればいいなと思っています。取材・文:渡邉ひかる撮影:川野結李歌<リリース情報>DOBERMAN INFINITY 4thアルバム『LOST+FOUND』パッケージ盤:発売中配信限定完全版:配信中配信リンク:購入リンク:ぴあアプリではDOBERMAN INFINITYのアプリ限定カットをご覧いただけます。ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=26fd672c-5dd5-477b-b989-76ce8d72f9ff&contentTypeId=2) すると、この記事内に掲載されています。
2022年07月29日●『LOST+FOUND』は「コロナ禍だからこそできたタイトル」5人組ヒップホップボーカルグループ・DOBERMAN INFINITYが、7月6日に4thアルバム『LOST+FOUND』(ロストアンドファウンド)をリリース。パッケージ盤は、19年11月発売の人気シングル「We are the one/ずっと」の2曲、ドラマ『6 from HiGH&LOW THE WORST』の挿入歌「6 -Six-」、ドラマ『泣くな研修医』(テレビ朝日系)の主題歌「konomama」、昨夏に発売した最新シングル「夏化粧/Updating Life」の計6曲に、新曲6曲を追加した全12曲を収録。7月20日には、新曲12曲を追加した全24曲の配信限定完全盤が配信リリースされた。5人に同アルバムや今後について語ってもらった。――およそ4年3カ月ぶりの新アルバム『LOST+FOUND』の魅力を教えてください。KUBO-C:パッケージ盤は12曲、配信盤は24曲を収録しています。これだけ時間が空いたからこそ、自分たちがいろいろ経験したことや思い、いろんなものが詰まった楽曲ばかりです。また、僕らはいろんなジャンルの音楽に挑戦してきましたが、今回さらに未挑戦だったジャンルにも挑戦しました。そこも魅力かなと思います。――『LOST+FOUND』というタイトルに込めた思いとは?GS:コロナ禍を経て、それぞれ皆、当たり前のことが当たり前ではなくなってしまうという、本当に予期せぬことが起こってしまいました。こういう時代を過ごしたからこそ気づけたもの、失ったものがたくさんあり、まさにコロナ禍だからこそできたタイトルだと思います。今回アルバムを作る上でどういうことを歌いたいかとなったとき、リアルに味わったことを表現したいという思いも強かったです。だからこそ、コロナ禍というのは切っても切れない大きな出来事だと思います。――パッケージ盤に収録される12曲で特に思い入れの強い曲は?KAZUKI:昨年リリースした「夏化粧」です。花火をテーマにした曲なんですけど、届ききれていない感じが自分にとって悔しかったんです。――悔しかったというのは?KAZUKI:去年もコロナ禍で、僕らはもちろん、世間の皆さんも夏祭りに行く機会はなく、花火を感じられない夏だったと思います。だから今年こそは、今まで通りの夏が戻ってきてほしいという思いが込められている。そしてこの「夏化粧」は、そんな夏の夜にBGMとしてかけるのに最高の曲だと思うので、今夏こそ、夏の花火が上がるとき皆に聞いてほしい一曲です。――ほかにおすすめの楽曲は?P-CHO:僕は「Backstage Freestyle」です。この曲は、『LOST+FOUND』のMV第1弾として出させてもらいました。プロデューサーがジャマイカ人のJ.L.L.さんで、トラックを聴いたときから「この音ヤバい!」とやられて、速攻でとりかからせてもらいました。音の鳴りも本当に良かったし、自分としては超好みです。MV一発目で出せたのは、いい先制パンチになったかなと思います。――他にも「We are the one」などファンの思い入れが強い曲が詰まっていますね。SWAY:リリースしてから年数は経ちますけど、この曲が、この中の空白の時間、ずっとライブができなかった時間も、僕らとファンをつないでくれた大事な一曲。でもその分、「We are the one」が持っている世界観が大きすぎるという感もあります。ライブに来てくださる方からしたら、思い入れが持っている一個のイメージがすごく強い。だからこそアルバムの一曲目を飾ってもらって、一曲目から皆がそれぞれ持っている曲の思い出をまず映し出して、そこから新しいドーベルの世界に入ってもらえれば、と思って一曲目にしました。●8年目の大きな出来事はライブツアーの再開――制作で印象に残っているエピソードを教えてください。KUBO-C:今回は特にKAZUKIが頑張ってくれました。ラッパー陣が先に自分の部分を録り、皆一緒に録ったりもしましたが、一番最後まで残って取り組んでくれたのはKAZUKIです。KAZUKIが歌う部分も多かったですし。歌う部分だけではなく、楽曲自体もKAZUKIが引っ張っていってくれた部分が多かったです。KAZUKI:ありがたいお言葉です。僕たちのグループも、今までいろんなことを経験してきました。コロナ禍が生んだものもあります。それも乗り越え、去年のツアーを終えてから一つの作品を作り、5人で同じ方向を改めて一緒に向くことができたというのが自分にとってデカいと感じています。そして、これ以上は自分と向き合うことでしか先に行けないと。自分自身の腹を割って、自分の弱い部分をさらけ出して言葉にするしか、向き合う方法がないと思い、アルバム制作はずっと自分に向き合えたので非常に濃い時間でした。――グループ8年目はどのような年になりましたか?P-CHO:8年目は、やはりツアーができたのがとても大きかったです。アリーナツアーを経て、その翌年に47都道府県回るという大きな目標を掲げていたのですが、コロナ禍でその夢が潰えました。その年はオンラインでのライブをやらせてもらい、それもいい経験になりましたし、ファンの皆さんとつながっている感覚をオンラインでも見出すことができました。でもやはり、自分たちの音楽をファンの皆さんの目の前で歌いたいという気持ちが強かったです。声出しNG・ソーシャルディスタンスをとるという制限はありましたけど、「HERE」というタイトルを掲げてツアーができたのは大きな経験になり、改めてここが居場所だと再確認できました。決して忘れることのない年になり、あの環境で集まってくださったファンの皆さんに感謝したいです。KUBO-C:ツアー中、石川県でレンタル自転車を借りて、いろんなところを巡りました(笑)。バズってるスイーツを食べたりして、率直に楽しかったですね。コロナでいろいろ制限されていましたが、一瞬そこから解き放たれたといいますか、普段なら普通なことが、夢のようなひとときに感じました。――この1年間で感じているグループの変化などありますでしょうか。GS:大きく変わっていることはないと思いますが、アルバムを制作して気づけたものもありました。例えば「LOVE IS」がそう。一口に愛の形を歌うというテーマの中でも、年を重ねたことでそれぞれがいろんな角度で歌えるようになりました。それぞれが持ち寄る歌詞の中にもそれを感じます。極端に言うと表現の角度が変わったと思います。それぞれが自分の目の前の山を登ったのかな、という印象を受けました。SWAY:男女が育むものだけが愛ではないな、と感じるようになりましたね。●今後の課題は「影響力」 より多くの人に曲を届けたい――9年目はどんな年にしたいですか?SWAY:ありがたいことに8月から10月までツアーができます。毎年勝負と言えるありがたい環境に身を置かせてもらっていますが、ずっとマイクは持ち続けられる一方、ビジネスとして音楽活動を行っている以上、フレッシュさが問われてくると思います。毎年チャンス、と言っていますが、プレッシャーも感じます。『LOST+FOUND』も7月20日から完全盤が出て、世の中の方にどう認められるか、どう評価されるか気になります。ツアーも、今までの8年間とはガラッとスタイルを変えたい気持ちもあります。DOBERMAN INFINITYの今後を占う上で大きな1、2年になると思います。「レベルアップしたね」と言われるよう、ライブをしっかり自分たちで組み立てていきたい。違うDOBERMAN INFINITYを見せる、というのは僕らの9年目の課題ですね。――SWAYさんから「課題」という言葉が出ましたが、ほかに感じている課題はございますでしょうか?KAZUKI:いっぱいありますね。もっとたくさんの人に聞いてもらえるようにならないといけないというのはデカいですね。世間に与える影響力という点で考えると全然足りてないと思います。自分たちが書いた曲をより多くの人に聞いてほしいです。もっともっと大勢の人に届けに行きたいので、ツアーももっとやりたいです。――8月5日から始まる全国ツアー「DOBERMAN INFINITY LIVE TOUR 2022“LOST+FOUND”」への意気込みもお願いします。P-CHO:今年はフルキャパでライブができます。今まで見てきた景色が戻ってくることを期待しています。とはいえ声が出せないという制限はまだあります。今回のツアーは『LOST+FOUND』の全24曲をやろうという意気込みです。ツアーを通してアルバムタイトルの意味をファンの皆さんに伝え、失いかけていた感情や忘れていた熱意を呼び起こさせる熱いライブにしたいです。皆さんにも僕らの思いをぜひ感じてほしいです。■DOBERMAN INFINITYKUBO-C、GS、P-CHO、SWAY、KAZUKIからなる5人組ヒップホップグループ。2014年6月に結成し、同年11月に『#PRLG』(プロローグ)でメジャーデビュー。HIP-HOPを軸にあらゆるジャンルをクロスオーバーさせた楽曲をDOBERMAN INFINITY流に落とし込む「ALL ROUND HIP-HOP」という我流スタイルで活動している。
2022年07月24日DOBERMAN INFINITYの4thアルバム『LOST+FOUND』(読み:ロストアンドファウンド)の完全盤が、7月20日に配信限定でリリースされた。完全盤には、2019年11月に発売され、今もなお人気の高いシングル『We are the one / ずっと』の表題曲2曲、ドラマ『6 from HiGH&LOW THE WORST』挿入歌「6 -Six-」、ドラマ『泣くな研修医』主題歌「konomama」、そして昨年夏に発売された最新シングル『夏化粧/Updating Life』の計6曲に、新曲18曲を追加した全24曲を収録。今回新曲18曲の中から10曲のMusic Videoが制作され、YouTubeで順次公開されていたが、そのラストを飾るタイトル曲「LOST&FOUND」のMVが7月20日に公開された。「LOST&FOUND」は、メンバー1人1人が今回のアルバムを制作し終えるまでの思い、そしてこのアルバムを経てこれからどう生きていくのかを自分と向き合い書き上げた1曲。楽曲構成もメンバー5人が1人ずつ16小節をリレーで繋ぎ、最後にボーカルのKAZUKIがアルバムのタイトル曲であり、24曲のラストを飾る楽曲としてこのアルバムで伝えたかったことを歌った1曲となっている。MVも5人のマイクリレーを1発撮りで撮影し、緊張感のある中、同曲のテーマを表現した作品に仕上がっている。また、配信リリースを記念したキャンぺーンを7月31日まで実施中。「Twitterシェアキャンペーン」「Spotify Canvasシェアキャンペーン」のいずれかに参加した人の中から抽選で“LOST+FOUNDオリジナルTシャツ”がプレゼントされる。DOBERMAN INFINITY「LOST&FOUND」MV■『LOST+FOUND』MV再生リスト:<キャンペーン情報>Twitterシェアキャンペーンご自身でお使いの音楽配信ストリーミングサービスで、DOBERMAN INFINITY『LOST+FOUND』のページへアクセスし、「…」ボタンをタップして、共有 / シェアするでTwitterを選択。ハッシュタグ「#DOBERMANINFINITY」「#LOSTFOUND」、LDH Records Officialアカウント( @LDH_Records() )のメンションを付けて感想をツイートしてください。※当選された方には後日LDH Records公式アカウントより当選連絡をDMにてお送りさせていただきます。アルバムの好きな楽曲や感想などもあわせてお聞かせください。ツイート回数に制限はございません。Spotify CanvasシェアキャンペーンDOBERMAN INFINITYの「LOST+FOUND」に収録のお好きな楽曲をSpotifyで再生し、「…(ドットアイコン)」から、「シェアする」で「Instagramストーリーズ」にシェアすると、再生画面同様のSpotify限定の背景映像(Canvas)付きで「Instagramストーリーズ」にシェアされます。このInstagramのストーリーズに、LDH Records公式アカウント( @ldh_records_official() )のメンションを付けて投稿してください。当選された方には後日LDH Records公式アカウントより当選連絡をDMにてお送りさせていただきます。キャンペーン実施期間:7月31日(日) 23:59まで<リリース情報>DOBERMAN INFINITY 4thアルバム『LOST+FOUND』Now On SaleDOBERMAN INFINITY『LOST+FOUND』ジャケット●初回生産限定盤(CD+2DVD / CD+Blu-ray):5,500円(税込)※三方背特殊パッケージ【DVD / Blu-ray収録内容】・「特別番組 配信限定完全盤収録全24曲をドライブで聴きながら旅する1泊2日のメンバー5人旅」・「スタジオセッションLIVE映像」・「Music Video集(シングル曲+新曲MV多数収録)●通常盤:3,000円(税込)【パッケージ盤収録曲】1. We are the one2. I am Who I am3. キミワズライ4. 夏化粧5. FLAMMABLE6. Updating Life7. Backstage Freestyle8. 6 -Six-9. Citylights10. ずっと11. konomama12. 始まりの途中【配信限定完全盤収録曲】1. We are the one2. Backstage Freestyle3. I am Who I am4. Citylights5. ずっと6. 夏化粧7. FLAMMABLE8. GOOD DAY9. 始まりの途中10. Battlecry11. SO RICH12. Don’ t stop the music13. 有無14. オトコ白書15. Superlady16. konomama17. RULES18. Updating Life19. JENGA20. キミワズライ21. 6 -Six-22. もう二度と23. LOVE IS24. LOST&FOUND【パッケージ盤全形態共通特典】『LOST+FOUND』ロゴステッカー(3cm×10㎝)【店舗別特典】■TOWER RECORDS全店 / TSUTAYA RECORDS全店 / HMV全店 / セブンネットショッピング&楽天ブックス:各店舗限定デザインバンダナ※SWAYデザイン■Amazon.co.jp:メガジャケット(24㎝×24㎝)■その他一般店:オリジナルB2ポスター■LDH official mobile / We are D.I OFFICIAL CD/DVD SHOP:アザージャケット配信リンク:購入リンク:関連リンクDOBERMAN INFINITY 公式HP: INFINITY 楽曲一覧:公式Instagram:公式 Twitter: INFINITY YouTube チャンネル:
2022年07月21日8月20日に開催される東京の夏の恒例行事『神宮外苑花火大会』の第3弾出演アーティストが発表された。都内で唯一山手線内で行われるコンサート付きの都市型花火大会として、長年親しまれている同大会。有名アーティストや期待のアーティストたちのライブとともに花火を楽しめることから、会場周辺も含め毎年約100万人を動員している。今回アナウンスされたのは、松平健とLDH所属のHIPHOPグループ・DOBERMAN INFINITY。松平はメインステージとなる神宮球場に、そして『神宮外苑花火大会』初登場となるDOBERMAN INFINITYは神宮軟式球場に出演する。そのほか神宮球場には矢井田瞳、FUNKY MONKEY BΛBY’S、神宮軟式球場にはGirls²、Tani Yuuki、川崎鷹也、9bic、1つ足りない賽は投げられたが登場する。チケットは現在一般発売中。■松平健 コメント神宮花火初出演は2004年。野外コンサートも初めてだったので、ものすごく楽しみにしていました。軟式球場と神宮球場にサプライズで出ましたが、満員のお客様にマツケンサンバIIを喜んでいただけて本当によかったです。神宮花火がマツケンサンバIIを、より多くのお客さまに知ってもらえるキッカケになったのではと思います。18年ぶりの神宮花火でのマツケンサンバIIですが、また、多くのお客さまに楽しんで貰えればとおもいます。■DOBERMAN INFINITY・KAZUKI コメント皆様にとって忘れられない最高な夏の一夜になるように心を込めて歌います!<イベント情報>東日本大震災・熊本地震復興チャリティー 2022 神宮外苑花火大会8月20日(土) 東京・明治神宮外苑(神宮球場、秩父宮ラグビー場、神宮軟式球場)【時間】(予定)神宮球場:開場16:00 / 開演17:30神宮軟式球場:開場15:00 / 開演16:30秩父宮ラグビー場:開場16:00※雨天決行。荒天時は8月21日(日) に順延【花火】打ち上げ開始時刻19:30 / 終了予定時刻20:30打ち上げ数:12,000発打ち上げ会場:神宮第二球場【出演】■神宮球場松平健 / 矢井田瞳 / FUNKY MONKEY BΛBY’S ほか■神宮軟式球場DOBERMAN INFINITY / Girls² / Tani Yuuki / 川崎鷹也 / 9bic / 1つ足りない賽は投げられた ほか【入場料】■神宮球場(全席指定)アリーナSS席:9,000円アリーナS席・スタンドS席:7,500円アリーナA席・スタンドA席:6,500円スタンドB席:5,000円■秩父宮ラグビー場(全席指定)スタンド席:4,000円■神宮軟式球場(自由席):4,000円購入リンク:イベント公式サイト:
2022年07月15日DOBERMAN INFINITYが、約1年半ぶりに開催したツアー『DOBERMAN INFINITY LIVE TOUR 2021 “HERE”』より9月13日に行った東京・東京ガーデンシアター公演の模様をライブ映像作品として2022年3月2日にリリースすることが決定した。メンバーのP-CHOが「ドーベルの音楽のもとに集まってくれるみんなにツアータイトルの“HERE”のごとく、ここが居場所だからとしっかりと伝えに行きたいです」と語る同ツアーは、全国12カ所13公演が開催され、感染対策を行いながら約2万人を動員。観客が声を出せなくてもこれまで以上に会場全体がひとつになって楽しめる演出が満載で、メンバー5人とバンドで演奏された音楽と絆で魅せる熱いライブとなっており、映像作品には当日披露された全20曲が約120分にわたって収録される。初回限定盤は、ライブ写真などここでしか見られない写真を使用した豪華ブックレットを豪華デジパック仕様で同梱。また初回限定盤と通常盤には、コロナ禍の影響で2020年に47都道府県ツアーが一度中止となり、2021年に改めて全国ツアーに向かう前の5人へのインタビューに加え、ツアー中のメンバー、そしてツアーをまわってきた後の5人のインタビューを撮影したドキュメント映像や、KUBO-C、GSの“Wタカシコンビ”による副音声トークが収められている。<リリース情報>DOBERMAN INFINITY ライブBlu-ray / DVD『DOBERMAN INFINITY LIVE TOUR 2021 “HERE”』2022年3月2日(水) リリース<全国CDショップ・EC販売サイト>●初回生産限定盤・Blu-ray+豪華ブックレット(100P)+スペシャルデジパック仕様:8,250円(税込)・2DVD+豪華ブックレット(100P)+スペシャルデジパック仕様:7,150円(税込)●通常盤・Blu-ray:6,600円(税込)・2DVD:5,500円(税込)※全形態スマプラ対応【先着購入者特典】DOBERMAN INFINITY LIVE TOUR 2021 “HERE” オリジナルA4クリアファイル※デザインは後日解禁予約リンク:<LDH official mobile CD / DVD SHOP・We are D.I OFFICIAL CD / DVD SHOP限定>●初回生産限定盤+卓上カレンダー・Blu-ray+豪華ブックレット(100P)+スペシャルデジパック仕様+卓上カレンダー:9,900円(税込)・2DVD+豪華ブックレット(100P)+スペシャルデジパック仕様+卓上カレンダー:8,800円(税込)※全形態スマプラ対応【DOBERMAN INFINITY 2022.4〜2023.3卓上カレンダー】サイズ:横180×縦130mm写真:13枚(横130×縦130mm)※写真とカレンダーがセパレート(横50×縦130mm)されたデザイン※デザインは後日解禁【先着購入者特典】DOBERMAN INFINITY LIVE TOUR 2021 “HERE” オリジナルラミネートPASS※デザインは後日解禁予約リンク:【収録内容】※全形態共通■『DOBERMAN INFINITY LIVE TOUR 2021 “HERE”』9月13日 東京・東京ガーデンシアター公演1. 20202. Gatti3. SO WHAT4. Who the KING?5. ICE BOX6. Treasure7. INFINITY ZOO8. #PLAY9. Make It Clap10. 夏化粧11. 6 -Six-12. Summertime(SWAY)13. ONE DAY(KAZUKI)14. ずっと15. Updating Life16. Lookin’ for17. SUPER BALL18. DO PARTY19. We are the one20. konomama・「"HERE"」ドキュメント映像(約40分)※ライブ映像はKUBO-CとGSによる副音声付き関連リンクDOBERMAN INFINITY 公式HP: INFINITY 楽曲一覧:公式Instagram:公式 Twitter: INFINITY YouTube チャンネル:
2021年12月07日●難産の末に生まれた新曲「konomama」 懸命に生きる人々への応援歌5人組ヒップホップグループ・DOBERMAN INFINITYが、6月9日に11thシングル「konomama」をリリース。リード曲である「konomama」は、m-floの☆Taku Takahashiとの共作にして、4月期の土曜ナイトドラマ『泣くな研修医』(テレビ朝日系)の主題歌として採用され注目を集めている。DOBERMAN INFINITYに同曲やカップリング曲「Who the KING?」の制作秘話、活動8年目に突入するグループの今について語ってもらった。――新曲「konomama」は『泣くな研修医』でも、いい場面で曲が流れてグッと来ました。曲に込めた思いを教えてください。KUBO-C:制作段階から「『泣くな研修医』の主題歌として」と話をいただき、そこでドラマのストーリーも聞かせてもらい、自分たちなりの表現で歌詞を作り始めました。頑張っている方ももちろん、なにより頑張ってもうまく行かない人の背中を押せたらという思いだけを込めて完成させた楽曲です。――今の情勢ですと“コロナウイルス禍で苦しむ人々への応援歌”と捉える方が少なくないと思います。そうした点も意識した楽曲なのでしょうか?KUBO-C:「こういう時代だからこそ」という気持ちもあります。仕事が上手くいかない人、店を潰さざるをえなかった人……。懸命に生きる人たちにも響いたらうれしいです。――レコーディングで印象に残っていることは?KAZUKI:とにかく制作時間が長かったですね……(笑)。長ければいいという問題ではないですけど、時間を費やした分、皆のハードルが高くなって、思い入れも強まりました。レコーディングも、歌詞できたのはいいものの、いざ実際に歌って収録したものを聞いたら「何か違うな」というのがザラにありました。今回はそれの繰り返しでした。SWAY:辛かったね。KAZUKI:むちゃくちゃ神経質になりましたね。GS:この曲は作詞を含めたら2、3カ月はかかってるかな。でも覚えているなぁ。「また、この話題?」「またこういう意見が出てきたか!」みたいになって。辛かったなぁ(笑)。――過去にここまで時間を費やしたことはなかったですか?GS:「あの日のキミと今の僕に」以来。「あのキミ」と「konomama」の2曲は難産だった!――大変だったんですね……。そのかいあってか、歌詞は聞き手の心に響くパワーワードが随所に散りばめられている印象を受けました。歌詞へのこだわりは?GS:当たり前ですが今回も全ての歌詞に自分たちの思いが強く込められています。僕個人がこの楽曲を制作していて「これだ!」と感じたのはサビの頭。「たとえば主役が報われずに、このまま物語が終わるかな」という部分です。この歌詞は皆でディスカッションしながら練り上げたもので、聞き手それぞれが何を感じてくれるかと挑戦でもありました。――挑戦とはどういう意味合いで?GS:例えば「We are the one」はストレートに訴えかけるパワーが強い歌詞ですが、「konomama」はまるで歌が自分の声から聴こえる言葉のように感じて、一歩踏み出す勇気にしてほしい。それが応援だと感じてもらえたらうれしいです。ドラマとリンクしてこの曲が好評いただいているのは、そうした真意が伝わったのも一つの理由かなと思っています。自分たちにとっても皆さんにとっても、記念すべき応援歌になりました。――「konomama」のミュージックビデオも、棒人間のアニメーションが登場するかわいい仕上がりで好評です。グループ内のアイデアから生まれたものなのでしょうか?SWAY:そうですね。マネージャー含めチームで考えて、棒人間のアイデアを編み出しました。KAZUKI:場所もちゃんと、仮の棒人形で動きや配置を計算して制作しました。リハーサル、たぶん200回くらいしたかな、ハハハ! ごめんなさい、冗談です(笑)。●「辛い時があったからこそ、夢を叶えた最高の瞬間がある」――カップリング曲「Who the KING?」についてもお話を聞かせてください。この曲は、プロバスケットボール・リーグ「Bリーグ」の琉球ゴールデンキングスをイメージして書き下ろしたそうですが、制作にあたって込めた思いやこだわりは?P-CHO:僕らはたまに「やりたいことやらない?」という時期が周期的に来ます。SWAYが提案してきたりするんですよ。SWAY:そうですね。P-CHO:「Who the KING?」の制作では、自分たちの根底にあるラップ1本で1曲、と考えが浮かんできました。その流れで一度デモ音源を皆に聞いてもらって「これで行こう」ということになりました。琉球ゴールデンキングスのチーム名になぞって「誰がキングなのか? 俺が一番イケてるぜ」と競い合う感覚で、4小節ずつ、あるいはもっと細かくラップでマイクリレーして曲を紡いでいます。すると、バスケでパスをバンバン回しているスピード感が表現できました。ラップで盛り上がれるのはドーベルマンの武器の一つだと思います。今回は特にSWAYのパートが細かいね。――初披露は沖縄アリーナで開催された琉球ゴールデンキングス主催のイベントでした。パフォーマンスはいかがでしたか?P-CHO:歌う前に「(歌詞が)飛ばないようにしなきゃ」と意識したのを覚えています(笑)。ただアリーナが大きくて綺麗で、NBAのコートに立っている感じがしてすごく燃えました。――それは興奮しますね! 続けてグループの活動に関してもお話聞かせください。DOBERMAN INFINITYとして活動を始めて7年目です。7年目は、グループにとってどのような年になっていますか?SWAY:実は、「konomama」自体、今までの7年間を振り返るきっかけになっています。危機や辛い時、苦しい時が、僕個人もグループにもありました。「konomama」を制作する時に、DOBERMAN INFINITYとしてなかなかうまく行かない時もあったし、凹んだ時もありました。一方過去を振り返ると、2019年にファンの皆様のおかげでアリーナのステージに立てました。武道館ライブもできました。辛い時があったからこそ、夢を叶えた最高の瞬間がある、と思っています。去年47都道府県のツアーライブは(コロナ禍で)中止になってしまいましたけど、今また少し違う形になってしまったけれど全国ツアーを開催できて「あのツアーが中止になったことは、あの時は辛かったし大変だったけど、何か違った意味のある2020年だったのではないか」と思える瞬間がたくさんあります。だから2020年は、未来につなげる大事な1年でした。GS:うん……。今の話、今までのインタビューで一番良かった。いいよ。SWAY:本当ですか? (ICレコーダーを指差して)後で音声データもらえますか? この話、丸暗記して他の取材でも言います(笑)。――ぜひぜひ……(笑)。ちなみに、特に苦しかった出来事は?SWAY:グループとして、アリーナにたどり着くまでが、思っていた以上に遅かったです。なかなか叶えられませんでした。でも、5年目の節目のタイミングでベストアルバムを制作して、アリーナツアー目がけて制作されたのが「We are the one」。ツアーを開催し、D6(ファン)との気持ちを一つにできたと思います。2020年で一度落ちてしまった時も、僕らメンバーとD6(ファン)の気持ちを接着剤のように一つにつないでくれたのも「We are the one」でした。この曲のおかげで、ファンの皆様と離れていながらも「頑張ろう!」と思えました。GS:まぁ……僕らは思い通りに来たためしがないですね。理想と現実が重なる瞬間はあまりなかったです。それは僕らにとって、ある意味良かったのかなと思います。そういう経験がないと、「konomama」のような歌詞が生まれなかったり、今のように強い気持ちを持って活動に臨めなかったかもしれません。僕らは、微妙にですけど、角度で言うと1、2度ずつ右肩上がりで上り続けている。亀のようにゆっくり、スピードは遅いけれど、着実に前に進んでいる。それがDOBERMAN INFINITYらしいのかなと。失敗を糧にするグループだと思います。――なるほど。失敗を糧に前へ進む。GS:夢は膨らむ余地がありますけど、現実と向き合っていく自分たちの強さを引き続き持たないといけません。そうして、辛いことにも向き合っていく姿勢を代表し、ファンに見てもらえていればいいのかなと思います。「勝つまでやれば負けないから」という言葉が、グループにとっても、それぞれの人生にとっても、大事な言葉じゃないかと思います。DOBERMAN INFINITYがそれぞれの人生にとって不可欠なものであり続けられればいいですね。そしてファンの皆様に「DOBERMAN INFINITYの音楽に出会えて良かった」と言ってもらえることが本当の価値だと思います。――最後、ぜひリーダーから8年目への意気込みのお言葉お願いします。KUBO-C:はい。今後もグループとして変わらず、諦め悪く、一つひとつ小さなことから目標を叶えていきたいです。そうして大きな目標へ近づけていくのが僕らのスタイルです。一歩一歩進んで、思い描いているところに近づいていくのが、8年目だからというわけではく、DOBERMAN INFINITY自体のテーマだと思います。ファンの皆様、今後とも応援よろしくお願いします。■DOBERMAN INFINITYKUBO-C、GS、P-CHO、SWAY、KAZUKIからなる5人組ヒップホップグループ。2014年6月結成。ヒップホップを軸にR&B、ファンク、ロック、EDMなどあらゆるジャンルを融合させた「オールラウンドヒップホップ」をテーマに掲げて活動している。現在、全国TOUR「DOBERMAN INFINITY LOVE TOUR 2021 “HERE”」を開催中。
2021年06月08日2021年1月30日(土)、東京・渋谷のBunkamuraオーチャードホールにてさまざまなジャンルのダンサーが競演する「CHAINOF∞ INFINITY-DANCING TRANSFORMATION-」が開催される。世界的バレエダンサーとして日本のバレエ史に重要な軌跡を刻んだ草刈民代。コロナ禍の今、草刈自身の大きな意思のもと、ジャンルを超えて現代のダンスの先端を走る舞踊家が集結した。本公演では菅原小春、熊谷和徳、上野水香、辻本知彦、中村恩恵、平原慎太郎、石井則仁、柄本弾とともに、草刈が復活のステージに挑む。公演は2部構成となっており、第1部ではソロ作品および新作レパートリーを披露。第2部はオムニバス11作品で構成された新制作「CHAIN OF9」(仮称)を上演予定だ。奇跡的なダンサーの競演は、新たな時代に向けて芸術の限りない可能性を示してくれるだろう。なお、芸術監督と演出を草刈自身が務める。チケットはSS席9,800円、S席8,800円の2種類で展開し、12月15日より主催者特別先行を受付中。また本公演はGotoイベントキャンペーン対象となっており、チケット価格20%オフで購入可能だ。「CHAINOF∞ INFINITY-DANCING TRANSFORMATION-」2021年1月30日(土)昼の部14:00開演(終演16:00予定)、夜の部18:00開演(終演20:00予定)※新型コロナウイルス感染拡大防止対策を実施会場:Bunkamuraオーチャードホール(東京・渋谷)芸術監督・演出:草刈民代出演:菅原小春、熊谷和徳、上野水香、辻本知彦、中村恩恵、平原慎太郎、石井則仁、柄本弾、草刈民代ほか
2020年12月16日2019年に公開の映画『HiGH&LOW THE WORST』に登場した、希望ヶ丘団地・幼馴染6人のその後の世界を描く新作スピンオフドラマ『6 from HiGH&LOW THE WORST』が11月19日(木)より日本テレビにて全6話で放送される。この度、新しく『HiGH&LOW』の世界に加わる新キャストが発表。さらに本作の挿入歌が、DOBERMAN INFINITYの「6 –Six-」「SO WHAT」に決定した。出演は映画に引き続き、川村壱馬(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)、中務裕太・小森隼(ともにGENERATIONS from EXILE TRIBE)、白洲迅、富田望生、矢野聖人。監督を『HiGH&LOW』シリーズを手掛けている久保茂昭が務める。さらに、『クローズ』『WORST』の原作者・高橋ヒロシが、映画に引き続き本作も脚本を担当。バックボーンが見える、アツくて個性的で魅力的なキャラクターたちが、日本中の人々の心に届く熱く温かい友情物語を紡ぐ。そして、楓士雄(川村壱馬)のことを探し回る、”謎の男” 坂田基晃(さかた・もとあき)役には、映画『レディ・プレイヤー1』でハリウッドデビューし注目を集め、ドラマ・映画への出演のほか、今年歌手としてメジャーデビューも果たすなどマルチな活躍で勢いに乗る森崎ウィンが決定した。また、楓士雄との熱いバトルも感じさせる、ふたりが真正面から睨みあう場面写真もあわせて初公開。前作でもアクションが話題となった川村と、ハリウッド映画でも殺陣を披露した森崎のアクション対決に期待が集まる。また、絶大なパワーを持つ兄弟、尾々地真也(中務裕太)・正也(小森隼)の通称”オロチ兄弟”に深く関わっていく女子大生・市川真歩(いちかわ・まほ)役に、昨年デビュー直後から、ミュージックビデオやドラマ、映画に出演が続く新人女優・見上愛。その”オロチ兄弟”の母親役を美保純が演じる。DOBERMAN INFINITYの挿入歌「6 –Six-」は、前作から約1年後の12月2日リリースとなる、記念すべき10枚目のシングルで、本作のための書き下ろし。「ここが居場所だから」と幼馴染6人の気持ちに寄り添った、固い絆と仲間の大切さを表した歌詞となっている。さらに、本ドラマの初回放送直前の11月19日(木)19時より、オンライントークイベントの開催も決定した。※高橋ヒロシの「高」はハシゴダカが正式表記。【6 from HiGH&LOW THE WORST】 オンライントークイベント配信概要出演:川村壱馬、白洲迅、中務裕太、小森隼、富田望生、矢野聖人配信予定:2020年11月19日(木)18:30開場/19:00開演 ※20:15終了予定(約75分)チケット価格:2,200円(税込)チケット販売:2020年11月9日(月)8:00~2020年11月21日(土)23:59配信サイト:BARON STREAM※アーカイブ配信あり2020年11月20日(金)2:00~11月22日(日)23:59※11月22日(日)23:59を持ちまして視聴途中の場合も配信が終了となります旨ご注意ください。新作ドラマ『6 from HiGH&LOW THE WORST』11/19(木)放送開始・毎週木曜24:59~日本テレビにて放送※関東ローカル
2020年11月09日DOBERMAN INFINITYが明日11月17日、静岡エコパアリーナで「DOBERMAN INFINITY LIVE TOUR 2019 5IVE ~必ず会おうこの約束の場所で~」を開催。ニューシングル『ずっと』の先行MVを公開し、数日で約30万再生を記録しているDOBERMAN INFINITY。昨年は日本武道館での公演を成功させ、現在に至るまで充実した活動を続けている。そして今年はDOBERMAN INCから改名しデビューしてから5年の節目だ。「DOBERMAN INFINITY LIVE TOUR 2019 5IVE ~必ず会おうこの約束の場所で~」は、グループとして結成当時からの目標であった全国アリーナツアー。本日のエコパアリーナを皮切りに、横浜アリーナ、大阪城ホールと3カ所をめぐる。この5年で培ってきた楽曲、そして千秋楽の日に発売となるニューシングル『We are the one/ずっと』に至るまでを網羅すると思われるセットリストや演出に期待が高まる。この機会をお見逃しなく。■公演情報「DOBERMAN INFINITY LIVE TOUR 2019 5IVE ~必ず会おうこの約束の場所で~」11月16日(土)静岡・エコパアリーナ開場18:00/開演19:0011月19日(火)、20日(水)神奈川・横浜アリーナ開場18:00/開演19:0011月26日(火)、27日(水)大阪城ホール開場18:00/開演19:00
2019年11月16日世界的アーティストのひとりとして知られる草間彌生の人生を、アメリカ人女性監督ヘザー・レンズが捉えたドキュメンタリー映画『草間彌生∞INFINITY』。この度、場面写真と予告編が解禁となった。本作は、70年以上にわたる芸術活動の中で独自の芸術を表現し続け、世界で最も有名な芸術家のひとりとなった草間さんの人生を捉えたドキュメンタリー映画。芸術への情熱を理解されなかった幼少期、単身アメリカへ渡った挑戦、苦悩と困難の連続だったニューヨークでの創作活動、作品が認められるまでの道のり、大切な人たちとの出会いと別れ、強迫神経症という病…。波乱万丈のひと言では足りないほどの超絶人生を送ってきた彼女の人生に迫る。今回解禁された予告編では、いまの彼女からは想像もできない下積み時代の苦悩と再生の日々を映し出している。ニューヨークでの創作活動に勤しむ姿や、帰国して一からスタートを切る姿などが垣間見える。数えきれない困難に遭いながらも、いまなおアートへ情熱を注ぎ続ける彼女に心打たれる映像に仕上がっている。予告編と同時に場面写真も解禁。彼女のシンボルとも言える水玉模様の衣装に身を包んだ草間さんの姿とともに、個性が光るアート作品の数々が確認できる。また本作は、10月17日(木)から20日(日)の京都国際映画祭での特別招待作品に決定。監督も来日予定となっている。『草間彌生∞INFINITY』は11月22日(金)より渋谷PARCO8F WHITE CINE QUINTOほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年10月08日草間彌生のドキュメンタリー映画『草間彌生∞INFINITY』が、2019年11月22日(金)、全国の劇場で公開される。草間彌生の人生を紐解く『草間彌生∞INFINITY』は、日本を代表する前衛芸術家・草間彌生を追った、アメリカ制作のドキュメンタリー映画だ。60年以上にわたり独自の芸術を表現し続け、世界で最も有名な芸術家の1人となった彼女だが、その人生には数々の苦悩があった。第2次世界大戦下の日本で暮らした過去、芸術への情熱を理解されなかった家庭環境、芸術界における人種差別や性差別、自身の病...。そんな困難を乗り越えながら、絵画、彫刻、インスタレーション、パフォーマンスアート、詩や文学と様々な分野で輝かしい功績を残し、今もなお創作活動に全てを捧げている。このドキュメンタリーでは、世界中の人々に愛される彼女の作品が、どのような想いで、どのようにして制作されてきたのかを紐解いていく。幼少期からアメリカへ単身で渡るまで、そしてニューヨーク時代に苦悩しながら行った創作活動。当時それらの作品が国内外でどのように評価されたのか、知られざる過去を捉える。渋谷パルコ新ミニシアターのオープニング作品なお『草間彌生∞INFINITY)』は、2019年11月22日(金)開業の渋谷パルコにオープンするミニシアター、「ホワイト シネクイント」のオープニング作品として上映される。【詳細】『草間彌生∞INFINITY』公開時期:2019年11月22日(金)監督:ヘザー・レンズ出演:草間彌生ほか2018年制作/製作国:アメリカ/本編尺77分/カラー
2019年06月21日