ライターの山田 芽依です。モラルハラスメント、通称モラハラという言葉があります。DV(ドメスティック・バイオレンス)のように、分かりやすい力や言葉の暴力ではなく、モラルによる精神的な暴力、嫌がらせのことです。モラハラって、付き合っているうちはそうではなくとも、結婚して「身内」になるとその片鱗が見え始める・・・ということが多いので、なるべく早くに「モラハラになりそう」というのをキャッチしておくのが得策です。とはいえ、じゃあ実際モラハラってどんなことなの?となると、分からないものかもしれないですね。今回は、付き合っているうちから分かる、結婚したらモラハラ男に変貌しかねない男性の特徴を紹介します。■特徴その1.やたらと同情を引きたがる筆者が「結婚したら彼氏がモラハラ男に変貌した」という女性の話を聞いていく中で多かったのが、そもそもモラハラ男と付き合ったきっかけが「同情」だったというもの。どういうことかというと、モラハラ男は「やたらと同情を引きたがる」のです。筆者が知るケースでは、初対面でいきなり「自分は家庭環境が昔から悪くて。他にも、付き合った女性に裏切られたり、いろいろな苦労をしてきて・・・・・・」と語られたそう。それを「私が傷を癒やしてあげたい」「私ならそんな目にあわさないのに」と同情してしまうのが破滅の元。今まで苦労してきたことを語るというのは、誰しもあること。それ自体が悪いわけではありません。しかし、何事に関しても「自分が全面的に被害者」のような顔をする男性には要注意。モラハラ男は、同情を買うのが上手いことが多いのです。■特徴その2.自分に都合のいい人間には優しい彼女である自分にはとても優しいのに、周りの評判は悪い・・・・・・。これは「モラハラ男は外面がいい」という、よくいわれていることとは正反対ですが、モラハラ男が外面を良くしているのは「自分にとって都合のいい相手」だけ。逆に自分に都合の悪い相手や、どうでもいい人間には冷たい場合があります。たとえば、コンビニや飲食店で、店員さんに対して少しでも気に入らないことがあると、尋常ではないぐらい怒りを見せたりします。そこで彼女が「そのとおり。あなたが正しい」と、賛同者になるようであれば、彼女に対しては優しいままです。しかし、彼女が「今のは怒りすぎじゃないの?」、「ちょっとおかしいよ」といった疑問を口にした瞬間、モラハラ男の怒りが彼女に対して向くということもあります。モラハラ男が認めているのは、ずばり「自分にとって都合のいい人間」なのです。彼女が自分の絶対的な味方ではないと認識した途端に態度が急変するような男性は、要注意です。■その3.さり気なく束縛をしてくるモラハラ男は、付き合っている最中はあからさまな束縛はあまりしてきません。むしろ「飲み会に行っておいでよ」「たくさん友達と遊ぶといいよ」と、「彼女の交友関係に理解のある彼氏」という顔をすることさえもあります。これだけなら、実際に理解のある彼氏のような気がします。しかし、これだけでは終わらないのがモラハラ男。彼女が飲み会に行けば飲み会の場所を調べて、飲み会が終わるまで、外でずっと待っていたり・・・・・・友達のことをチェックして「あの子は性格が悪いから、付き合いを控えたほうがいいよ」と意見してきたり・・・・・・これはどちらも、結婚したら彼氏がモラハラ男に変貌したという女性から実際に聞いた話です。あからさまな束縛をされるのであれば「この人、危ないのかも?」と判断することもできますが、分かりにくい、さり気ない束縛をしてくるのがモラハラ男なのです。さり気ない束縛が、結婚したらあからさまな束縛になり、外出さえ自由にできない。例に出した女性は、そのような状態に陥ってしまっているそうです。■おわりにもちろん、今回出した3つの特徴はあくまでも「結婚したらモラハラ男に変貌する可能性がある」というだけであって、こうした特徴がある男性全てが、必ずしもモラハラ男になるとは限りません。しかしながら、実際に経験した女性の話を聞いていると、こうした特徴が共通点として見受けられるのです。「これってモラハラ?」という疑問を彼氏に感じたら、気のせいだろうと流してしまわずに、しっかりと問題に向き合うことも大切だというのは、間違いないと思います。(山田 芽依/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年09月05日女性に対してDVをしてしまう男性というのは、少なからずいます。絶対に暴力だけはイヤだと思っている人も多いと思いますが、彼氏がもし暴力をふるってきたらどうしますか?許せるでしょうか?それとも即座に別れるでしょうか・・・。実は、DVには治るものと治らないものがあり、DVをふるわれても治るDVであればお互いに努力していく事で関係を良くしていく事もできるといいます。治るDVと治らないDVについてお届けします。1. DVは男だけのせいじゃない!?DVは絶対に許されないことを前提で書きますが、男性は女性よりも言葉でコミュニケーションを取るのが苦手な生き物です。小さな男の子が上手く言葉で伝えられないと、お母さんを蹴ったり叩いたりしてしまいますよね。あの状態に大人になっても陥ってしまうというのです。暴力をふるうことは絶対によくありませんし、暴力をふるう人間は最低です。でも、コミュニケーションの取り方次第では、DVを防げるということを胸に留めておく必要もあるのです。2. 治るDVとはどんなもの?DVをしてもそれを深く反省できる人であれば、恋人の協力で2度とDVしないという状態に持っていくことは出来るといいます。例えば、「溜め込み型」です。口下手で上手に反論が出来ないために、彼女への不満がドンドン蓄積。我慢できなくなってしまい、口では反論できないので手が出てしまうというDV男性の特徴です。また、「激高型」と呼ばれるDVも治りやすいといわれています。激高型は、男性のここだけは触れて欲しくないという部分に彼女がズケズケと触れてしまったがために、手が出てしまったなどというパターンです。例えば、「お給料少ないね」「セックスが下手」などと言われてカッとしてしまったなど。この2つのケースの場合、お互いに悪い部分があり手が出てしまったという状態。この2つのDVパターンであれば、女性が少し落ち着いたものの言い方をする、伝え方を変えてみる、ゆっくり話し合うという作戦を取る事で改善する事も多いと言われていますよ。3. 治らないDVってどんなもの? (1) 言葉の暴力とワンセットになっている「うるせえこのブス」など言いながら暴力をふるうようなDV男性は、女性を完全に見下しています。自分の立場が上である事を証明するためにDVを行うので、気に食わない事があれば、女性に対してすぐに暴力を振るようなタイプが多いのも事実。 (2) 暴力を悪い事だと思っていない例えば平手打ちという暴力を男性が振るったとして、「グーで殴ってないだけマシ」とか「こんなの痛くないだろう」なんて言う男性のDVは一生治らないのですぐに逃げてた方がいいでしょう。相手の痛みが分からない人であり、DVがエスカレートしてしまう可能性も高いと言われています。 (3) コントロールするためにDVをする自分の言う事を聞かせるためにDVを行うタイプ。これも治らないのですぐに別れたほうが良いでしょう。自分の思い通りにならないと、暴力という「恐怖」で相手を従わせようとします。恐怖で人をコントロールしようとするタイプは本当に危険です。 (4) 暴力を女性のせいにする「お前が言い過ぎるから」「○○しなければこうならなかった」などと言い、自分の暴力を彼女のせいにする男性のDVは治りません。自分がDVする事を正当化することに気持ちが囚われ、問題解決しようという気持に至りません。こういう男性は、時間が経つと「お前がもうしないって言うなら許す」とか「痛かったよなごめんな・・・でも」と優しくする事も多いので気をつけなくてはいけません。基本的に女性に暴力をふるう男性は、どんな理由があっても許されないと私は思っています。でも、好きだから乗り越えたいという気持ちを持つ女性もいるでしょう。そんな時は、努力して治るDVなのか、治らないDVなのかを見極めて、彼のそばにいる決意をするべきだと思います。written by 亀ぱんだ
2018年08月07日こんにちは、美佳です。女子の中には、彼から「バカ」などのきつい言葉を浴びせられる、男のいる飲み会に行くのを禁止されて常にGPSで監視されている、などなど彼の行き過ぎた言動に対し反発するのではなく「彼は私を愛しているから、私にちょっと厳しいんだ」と、正当化してしまっている人いません?けどそれ、ただのデートDVという可能性も無きにしも非ず・・・。彼の言動が愛情かデートDVか、今一度見直してみましょう。■■デートDVとは5つのタイプDVデートDVとは恋人間の間でおこる暴力のことで、単に殴る、叩くなどの「身体的暴力」だけでなく、「精神的暴力」「行動の制限」「経済的暴力」「性的暴力」の5つのタイプに分けられます。さっくり述べますと、◎「身体的暴力」殴る、蹴る、髪を引っ張る、物を投げる、殴るフリや刃物等で脅すなど、文字通り身体的な暴力。◎「精神的暴力」「バカ」「デブ」等の言葉の暴力。「女のくせに」などの性差別発言。大声で怒鳴る、無視する。「別れたら自殺してやる!」などの心が傷つく暴力のこと。◎「行動の制限」「他の男の連絡先は消せ」「他の男と口きくな」等の行動の制限。GPSで常に居場所を監視する。趣味をやめさせたり、友達との約束を却下するなど、無理やり自分の思い通りにコントロールする暴力。◎「経済的暴力」デート代を支払わせる。高価なプレゼントを要求する。「返すから」と言って返したこともないのにお金を借りる(お金を渡さないとキレる)などの金銭面で相手を苦しめる暴力。◎「性的暴力」体調が悪いからと断っても無理やりエッチさせられる。望まないプレイを強要される。避妊を求めても避妊に協力してくれない。恥ずかしい動画や写真を撮影しようとする。など、望まないエッチをさせられること。「あ、彼に当てはまる・・・・・・」と思った女子!それ、彼の単なる嫉妬とかわがままではなく、デート DVじゃないですか?■■嫌なことを「強要」されるならDVと捉えていいとはいえ、情があると単に彼の嫉妬なのかわがままなのか、それともデートDVなのかわからないこともありますよね?まぁ、嫌なことを強要してくるのならデートDVと捉えていいのではないでしょうか。あなたにきちんと拒否権を行使できるのであれば、嫉妬や愛情ゆえではあるけど、彼の理解が足りなかっただけの言動とも言えるかもしれませんが、普通に考えて、嫌がることを「強要」するって、愛情からくる行動ではないですから。また逆にあなたが彼にデートDVをしてないかも考えてください。彼のスマホ勝手にチェックして女子の連絡先消してません?彼のSNSを常に監視し、気に食わないことがあると激怒したりしてません?「誕生日はエル〇スのバッグじゃなきゃヤダ!」など、無理に高価なもの買わせようとしてません?彼からのデートDVもそうですが、自分も彼を苦しめていないかちょっと気をつけてみてください。■■おわりに「きっと彼は変わってくれるはず!」と、彼のDVに悩まされながらも彼に愛情を注ぎ続ける女子もいるでしょうが、筆者的には、変わってからまた付き合いましょうよ・・・・・・と言いたいところ。とはいえ、好きだとなかなか離れられないですよね。なので、周りの人または相談窓口などでアドバイスをもらうのもいいかもしれませんよ。(美佳/ライター)参考:『デート DV110番』高崎市市政情報DV(デートDV)ってなに?(ハウコレ編集部)
2018年07月05日「付き合ってから精神的にツラい」とか「度々、泣かされることがある」など、彼のいきすぎた言動に傷ついたことがある女子もいるはず。それ、もしかしたらデート DVの可能性が……。いわゆる暴力だけがDVではありません。「私のことを愛してるから厳しいんだ」なんて、彼の言動を正当化しないで。今回はデートDVの特徴をいくつかご紹介しましょう。■彼氏を怖いと思う時がある・傷つく何か気に食わなかったのか、急にあなたをにらみつけてくる。怒っているのか、わざと大きな物音を立てる。機嫌が悪いとひたすら無視する……などなど、彼のことを怖いと思う時があるのなら、それも一種のデートDVかもしれません。また、「バカじゃねーの?」「デブ」「ブス」のような傷つく言い方をしてくるのなら愛情の裏返し云々じゃなく、デートDVと言えるでしょう。男子の中にはジョークのつもりで「バカ」とか「デブ」と言う人もいますが、普通に考えて、冗談でもパートナーに言うべきではないですよね?素直に「傷つくから言わないで」と伝えて、彼が言わなくなるならいいけど、直らないなら離れたほうがいいでしょう。■勝手にスマホチェック&連絡先を消せあなたの許可を得ずにスマホをチェックして「男友達の連絡先を消せ」なんて命令する。交友関係を過剰に制限する。「俺からの電話にはすぐに出ること」と強要する。……という感じで命令、制限、強要をしてくるのなら愛情や単なる嫉妬ではなく、デートDVの可能性大。また、先に友達と遊ぶ予定が入っていて、彼の誘いを「今度にしよう」と断ったら不機嫌になる、友達との約束を却下するなど、あなたの予定を乱す、彼のその行動に愛情はありません。「何よりも俺を最優先しろ!」的な態度は彼の甘えやわがままではなくDVです。■したくないのに無理やりエッチする普段はOKでも、体調不良や生理でエッチしたくない時もありますよね?「今日はちょっと調子悪くて……。ごめんね」と彼の誘いをやんわり断っても、無理やりエッチしようとする彼は、あなたのことなんて微塵も愛していないでしょう。恋人の体調を心配するより、自分の性欲を優先させる彼と一緒にいたら心が荒みますよ?筆者も過去に、お付き合いしてた人に誘われ「今日は疲れたからごめん」と断ったのに、無理やりされたことがあります。その時は心底気分が悪くなり「この人は、自分の性欲を満たすことしか考えてないんだな……。一緒にいるのは時間のムダだ」と思って、翌日別れを告げました。同意のないエッチはレイプと変わりません。思いやりのカケラもない男子に、自分の貴重な時間や心を捧げる必要はないですよ。■お金を巻き上げる・自殺すると脅すあなたから平気で何度もお金を借りる。デートで毎回のように「あ、財布忘れちゃった」とか「おごってよ」と言うのもデートDVの一種でしょう。ムダに負担をかける彼と一緒にいたら、破産してしまうかも。なお、女子の中には彼の言動に我慢できず、ちゃんと(?)別れを考える女子もいるはず。でも、別れ話を切り出すたびに「別れたら自殺してやる!」などと脅してくる男子も一定数います。優しい女子は「私がフったら本当に死んじゃうのかな……」と、不安から別れられないでしょう。でも、自殺をほのめかす男はたいてい口先だけ。なので「自殺をはかろうとしてる人がいますって、警察に連絡するね」とだけ言って、さっさと去ったほうが安全です。■終わりに彼と一緒にいると、その言動が甘えやわがままなのか、それともデートDVなのか、わからなかったりしますよね。上記の通り、暴言、命令、制限、強要、脅し……を感じるのなら、デート DVと思っていいですよ。すっぱり別れるか、上手く別れられないのなら、周りにいる信頼できる人や、相談窓口などに相談しましょうね。
2018年06月28日精神的に傷つけられるモラハラ。度重なる人格否定に、精神的に病んでしまう可能性がある重大な問題です。しかし、夫にモラハラを受けているにも関わらず、なかなか離婚に踏み出さない妻もいます。それは一体なぜなのでしょうか。理由を紐解いていきましょう。なぜモラハラ夫と離婚しないのか離婚が認められる理由は、法律によって定められています。モラハラは民法第770条の5つ目、「その他婚姻を継続しがたい重大な事由があるとき」に含まれます。モラハラは、法的にも離婚を切り出せる理由として認められているものなんです。では、なぜモラハラをする夫から離婚しない妻がいるのでしょうか。モラハラだと気づいてないモラハラの厄介な面は、「被害者が被害を受けていると気づきにくい」ところです。モラハラは、世間一般と比較して「おまえはダメなんだ」「社会で通用しない」「俺だから許してやるんだ」など、被害者が社会的・人間的に劣っている存在であると思い込ませる言動です。そのため、モラハラ被害者は、「わたしがダメだから」と思い込みやすく、自分が被害に遭っていることに気づきにくいようです。夫からモラハラを受け、辛い思いをしていたとしても、「でも、悪いのはわたしだから……」という思考になってしまっているのですね。収入面の問題現実的な問題として、収入面も離婚に踏み出せない原因のひとつです。会社勤めをやめ専業主婦やパート・アルバイト勤務をしている場合、離婚したあとの経済面は不安なもの。また、そうした経済的な弱さがあるために、モラハラが加速している可能性もあります。さらに、モラハラによって「こんなわたしが社会に出て自立してやっていけるわけがない」と思わされてしまっていると、離婚しても生活していける自信がない」と二の足を踏んでしまうのではないでしょうか。子どもの問題「両親が揃っているほうが、子どもにとって良いのではないか」というのは、離婚を前にしたとき誰しもが思うことでしょう。子どもの存在が離婚に踏み出せない理由になっているのかもしれません。客観的に見れば、どんなに良い父親だったとしても、母親が父親からモラハラを受けている環境は、子どもにとって好ましいものではないですよね。しかし、「自分はダメなんだ」と思い込んでしまっていると、自分ひとりでも子どもを幸せにする……という思考には行きつきにくいでしょう。離婚のハードルが高い「離婚します」「わかりました」で済めば話は簡単なのですが、そうスムーズにいかないのが離婚です。心身ともに健康な人であっても、離婚の手続きを済ませるのには肉体的・精神的なダメージを受けるもの。モラハラ被害を受けている妻は、心に傷を負った状態。「何かをしよう」という活力がすでにないという人もいるでしょう。そうした妻にとって、離婚に踏み出すことは、ハードルがかなり高いといえるのではないでしょうか。 モラハラ夫と離婚しない妻の心理モラハラ夫と離婚しない妻の心の中には、どのような思考回路が働いているのでしょうか。被害者になりやすい体質どれだけ健全な人間であったとしても、長期にわたりモラハラを受け続ければ、精神が蝕まれていくものです。しかし、モラハラを受け始める前から被害者自身の性格や生い立ちによる性質がダメージを深く受けやすいものである可能性も。代表的な特徴が、「自己肯定感の低さ」や「我慢強さ」「同情を愛情・友情と錯覚しがち」などです。自己肯定感が低い人は、相手が加害者であったとしても、無視をしたり切り離したりすることが苦手な傾向にあります。また、何かトラブルが起きた際に、「わたしが我慢すれば丸く収まるから」という選択肢を取りがちな人も、モラハラ被害を受けやすいといえるでしょう。「同情の錯覚」は、「この人もかわいそうな人なんだ」と思う感情を、相手への愛情や友情だと思い込んでしまうこと。理不尽な対応をされても、「でも、わたしも悪かったし」「この人もつらかったんだろう」と思うことで、なかなか相手を拒絶できないわけですね。もしかして共依存恋愛?共依存恋愛とは、両者がお互いに依存しあっている恋愛関係のこと。「ずっとそばにいて、離れないで」「おまえじゃなきゃダメなんだよ」と、強く相手に求める側が依存状態にあるのは、はたから見ていてもわかりやすいでしょう。共依存恋愛は、こうした「求める側」に対し、「応える側」も「相手に求められること」に依存している状態を指します。「この人はわたしがいないとダメなの」とつい世話を焼いてしまい、相手を自立させようとはしない……モラハラでいうと、本来お互いのことを思えば、距離を置いてみたり、突き放してみたりするほうが愛情であるにも関わらず、それができないといったところでしょう。妻は理不尽なことをするモラハラ夫に依存し、モラハラ夫も妻に依存しているといった夫婦関係になっている可能性も高いです。 どうすれば改善できる?モラハラは、あくまでも加害者が悪いものです。被害者側が「わたしが悪いから」と思う必要はありません。しかし、被害者側の対応を変えていけば、徐々にモラハラを軽減させられる可能性もあります。例えば妻が必要以上に、夫の顔色をうかがってしまっている場合。意見や本音をすべて飲み込み、夫の意見がすべて通る状態になっている可能性が高いです。このような環境では、「俺が正しい。俺の考えは絶対だ」「こいつは何も決められないから、俺が決めてやるんだ」といったモラハラ夫の思考回路を増長させてしまうのではないでしょうか。「夫が主張し、妻が従う」といった関係性を由来とするモラハラであるならば、妻が再び夫婦の関係性を築き直していくなかで、モラハラが軽くなっていく可能性もあるのです。ただし夫によっては、妻が変わろうとすることを許容できず、DVに発展してしまうこともあるでしょう。また、夫がモラハラをしてしまう原因は、夫の精神疾患にあるかもしれません。無理に「わたしが何とかしなければ」と思いつめず、夫婦カウンセリングやモラハラの相談窓口、必要時には弁護士の力を借りる勇気も必要です。 参考:民法(電子政府の総合窓口)DVやモラハラ被害に遭いやすい人とは?4つの心理学的特徴と対策を解説します(オンラインカウンセリングのcotree(コトリー)「共依存恋愛」とは?危険な共依存カップルの特徴と克服方法(マイナビウーマン)共依存チェック(恵比寿メンタルカウンセリング)
2018年06月26日精神的に被害を受けるモラハラと精神的DV。どちらも被害者の心を蝕ませる行為ですが、このふたつの細かな違いをご存知ですか?一見似ているふたつの精神的被害の違いや、モラハラ・精神的DVを行ってしまう人の特徴についてご紹介します。モラハラと精神的DVの違いとは?モラハラとはモラハラとは「モラル・ハラスメント」の略。その名のとおり「モラル(道徳)」を振りかざし、自分と世間一般の常識が正しく、相手が悪いといった考えかたから振るわれる精神的暴力がこれに当たります。世間一般の常識と比較しながら「こんなことも言われないとわからないのか」「だからおまえはダメなんだよ」といった発言をすることが多い傾向にあるようです。被害者が「悪いのは自分なんだ」「自分が間違っているんだ」という意識を刷り込まれ、被害者であることに気づきにくいのもモラハラの特徴です。精神的DVとは?DV(ドメスティック・バイオレンス)は、夫婦間や広義では近親者間の暴力全般のことを差しますが、そのなかでも精神的な被害を受けるものが精神的DVと呼ばれています。モラハラとの違いは、加害者が正しいと考えているのが単純に自分であること。 加害内容は言動だけに止まらず、夫婦の場合であれば「生活費を渡さない」「お金を勝手に使う」「家計管理を過度に束縛する」といった経済的なものも見られるようです。また、「交友関係を制限され、友人や実家家族に会いに行けない」「人前でバカにする」といった社会的なものも精神的DVのひとつです。モラハラからDVに発展するケースもモラハラの度合いが悪化し、DVに発展してしまうケースもあるようです。一般的なモラハラは外での態度には問題がないことが多く証明しづらいのも特徴ですが、暴力を振るわれた場合は、言い逃れのできない証拠になります。エスカレートしていく可能性も高いため、速やかに家を出る・警察に相談するといった対策をとりましょう。 どうしてモラハラ・精神的DVをしてしまうのかでは、なぜ加害者はモラハラ・精神的DVを行ってしまうのでしょうか。そうした行為を行ってしまう人の性格的な特徴と、それに至る原因を挙げてみます。モラハラ・精神的DVを行ってしまう人の特徴精神的DVは「自分が」、モラハラは「自分を含めた世間が」正しいとする思考によって行われます。原因となる性格には、極端なプライドの高さが挙げられるでしょう。男女を問わず、極端にプライドが高い人はささいなことで攻撃的になることが多いのではないでしょうか。また、異常に「自分だけが大好き」といった人や、自分の言動によって相手がどう感じるのかを想像できない、想像しようとしない人も多く見られるようです。モラハラ・精神的DVを行うに至る原因こうした性質・性格に至るには、生まれつきの気質以外にも原因があります。極端に過保護に育てられた結果、自己愛精神が肥大化してしまったケース。また、ネグレクトや虐待など、適切な愛情を親から受けられなかった場合も、極端な自己愛に陥ってしまう原因になる可能性が高いと言われています。本人には「自分が異常だ」という意識がないことがほとんどで、そのため改善は難しいとされています。周りの人間によって改善に向かう期待値が低く、適切な距離を取ったり、病院での治療を受けさせるといったことが必要になります。 まとめ離婚原因にもなりえるモラハラ・精神的DV。精神的被害は立証が難しいものではありますが、証拠を用意するなど手順を踏めば、慰謝料の請求も可能な被害です。精神的なダメージは回復までに長い時間を要するもの。今回ご紹介したような言動・行為がみられる場合は、「自分は被害者なんだ」という意識を持って対応を考えることをおすすめします。 参考:モラハラ夫・自己中夫の事例と見極め方心が傷つく言葉の暴力!モラハラと精神的dvの違いとは?dvとモラハラの違い
2018年06月22日ここ数年、メディアでも取り上げられることが増えた「モラハラ」。モラハラとは「モラル・ハラスメント」の略で、言葉や態度により相手を傷つけ、思うとおりにコントロールしようとすることを指します。実はモラハラは、夫から妻にだけではなく、妻から夫になされることも多いんです。今回は、妻が加害側であるモラハラについてご紹介します。モラハラ妻の特徴とはモラハラ妻に見られる特徴には、どんなものがあるのでしょうか。自己愛が強い自己愛の強さは、妻に限らずモラハラ加害者の特徴です。自己肯定感が低い人ほど歪みがちで、自分を否定する心に蓋をするために、モラハラとして暴発しているケースも多く見られます。思い込みが激しいこちらも女性に限らない特徴ですね。「自分が絶対に正しい!」という信念を持っている人は、決して反省したり謝罪したりすることがありません。「ああ言えばこう言う」を繰り返し、夫が正論を述べたとしても、無理やり自分の論理を貫き通します。「男女平等」が異常に好きこれは女性加害者だからこそ見られる特徴です。モラハラ加害者の言う「男女平等」は、本来の意味での「男女平等」ではありません。要するに「自分が正しい」と言いたいわけ。夫が反論をしても、「それは男女不平等だ」という論理を突き付けがちなようです。 もしかしてモラハラ妻かも?簡単チェックシートモラハラは自身では気づかないことも多いです。妻のみなさん、こうした発言を夫にしていませんか?「汚い、臭い」「デブ」などの悪口案外やってしまいがちなのが、軽口のつもりの相手への悪口発言。お互いが良しとしているのならばコミュニケーションのひとつでもあるのですが、言われているほうが我慢しているのであれば、それはモラハラに当たります。見ているお子さんにとっても、決していい影響を与えませんよね。「給料安いんだから、もっと働いてきてよ」給料を引き合いに出され、「役立たず」と言われ続けてしまう……こうした発言に傷ついている夫は多いでしょう。お金に関することでのモラハラは非常に多いようです。もしかすると、夫婦で分担している家事や育児の負担が妻に偏っていることが、こうした発言の原因なのかもしれません。しかし、嫌味な言いかたをせずに伝えなければ、悪循環になってしまいますよね。おかずが少ない、メニューが違う言葉では言えない妻の嫌がらせなのか、食事のメニューが夫だけ違う、量が少ないといったケースもあるようです。「パパはデブだから」と言ってデザートを分けてもらえない、という夫も。妻からしたら些細なことかもしれませんが、夫を尊重しているとはいえない行動ですよね。「どうせ遊んできたんでしょ?」仕事が遅くなってしまうことは仕方がないですし、付き合いもあります。その際、妻が夫の話を聞かずに「どうせ遊んできたんでしょ」などと言ってしまうケース。遅くまで働いて疲れているのに話を聞いてもらえない、信じてもらえないと精神的な疲れも倍増してしまいます。 モラハラ妻への対処法は?「妻からモラハラを受けている」と感じた場合、どのような対処をすればよいでしょうか。話し合いをする妻に限らず、モラハラ加害者とまともな話し合いをすることは困難です。しかし、今後のために録音する機会としても、話し合いの場を設けることは無駄ではないでしょう。ただし、モラハラの度合いによっては夫自身や子どもに危害が加えられる可能性もあります。こうした場合は無理に話し合う必要はありません。証拠を残す話し合いの様子を録音するのと同様ふだんの発言を録音し、可能な場合は録画しておくなどして、客観的に異常性が判断できる証拠を集めておきましょう。相談窓口を頼る相談窓口というと女性専用のものを思い浮かべるでしょうが、男性用のものもきちんとあります。離婚を考えるレベルなのかどうかすら、判断ができなくなっている可能性もあります。まずは一度相談してみましょう。モラハラ妻は改善・治療できるのか?モラハラは本人の自覚なく行われるケースが多いのですが、妻から夫へのモラハラの場合、感情的な言動をどうにかしたいと思っていることもあるようです。人間は自覚をすれば変わっていけるものです。軽度のモラハラであれば、「相手を傷つける言い方をしない」「自分の考えがすべて正しいわけじゃない」といった自覚をするだけで改善方向に向かう可能性もあります。また、異常に感情的になってしまう原因のひとつとして、ホルモンバランスの乱れがあります。ひとりではどうにもならないけれど、何とかしたい……と妻が思っているならば、婦人科や心療内科など必要な医療機関を受診してみることもおすすめです。 まとめ健全な夫婦関係を損なわせるモラハラ。最近では「夫を傷つけてしまうことがやめられない」と自覚をしている妻の存在も浮き彫りにされています。モラハラの原因は、本来の性格から育てられ方まで、多くのものが絡み合っています。「治したい」と妻自身が思っているのであれば、しかるべき機関に相談しましょう! 参考:「モラハラ妻」になっていませんか?夫を悩ます特徴と改善策!既婚男性が涙の告白!「家庭内モラハラがヒドすぎる!!」モラハラ妻の実態|夫が知っておくべき対処法の全てモラハラ妻の暴力が怖い。まるで鬼!3つの特徴から分かった対処法を大公開
2018年06月15日メディアで見聞きするようになった「モラハラ」。モラハラとは、「モラル・ハラスメント」の略で、肉体的な被害が及ぼされることのあるDV(ドメスティック・バイオレンス)とは異なり、精神的な暴力を指します。言葉や態度によって相手の心を傷つけるため、被害を受けた人は精神的に深いダメージを受けることに。ひどい場合には正常な判断力さえ奪われてしまうのです。このページでは、モラハラ夫・妻と離婚を考えたとき、離婚に至るまでの流れと手順についてご紹介いたします。モラハラ認定される行為とはモラハラには、ふたつの段階があります。初期段階は、加害者が被害者を思うとおりに動かしたいという「支配」です。言葉巧みに相手が自分の言うとおりになるような言動を繰り返すことで、被害者の考えや行動を誘導していきます。被害者が反論をするようなそぶりを見せると、第2段階に移行します。第2段階は、加害者側に暴力性が芽生えているため、第1段階に比べて嫌味や暴言が増える特徴があります。「だからおまえはダメなんだ」「あなたってバカだよね」と否定する言葉を繰り返されることで、被害者はだんだん「わたしが悪いせいだ」と思い詰めていってしまうのです。なお、こうした言葉は、決して怒鳴り散らすように言われるケースばかりではありません。そのため、被害者本人が自覚を持ちづらくもあるのです。また、言葉を一切かけない「無視」や、イライラを露わにし続ける態度もモラハラの一種です。なぜモラハラが起きるのかモラハラの加害者の傾向としてあげられるのが、自己愛の強さです。これには育ちかたも影響しており、小さい頃からちやほやされて育った人の中には、「自分が1番正しい」という意識から相手を自然と見下してしまう人がいます。また、自己肯定感が健全に育まれなかった人も、モラハラ加害者になってしまうことがあります。他者から否定をされたときに過敏に反応し、夫婦間や子どもに対して暴発してしまうことがあるんです。 モラハラ夫・妻と離婚する流れモラハラ加害者との関係性は、時間をかければよくなるとは言い切れないものです。自分自身の精神を守るためにも、離婚は有力な選択肢といえるでしょう。協議離婚モラハラに限らず、離婚を考えた際はまず協議離婚を試みます。しかし、長くモラハラを受け続けてきた被害者が加害者と対等に話し合うことは困難。やっとのことで切り出したところで、加害者側に「誰のおかげで生きてこられたんだ!」「何を甘えたことを言っているんだ、だからあなたはダメなんだ」と返されてしまうことも多いです。話し合いが成立しない場合は、言いくるめられてしまう前に、調停や裁判を選びましょう。離婚調停夫婦だけでの解決が難しい場合は、家庭裁判所に調停を申し立てます。この際に重要なポイントは、「証拠」です。身体的暴力性が見られないモラハラは、第三者から被害の程度が判断しづらい特徴があります。さらに、モラハラは家庭内でのみ行われるケースが多いので、夫婦に共通の知り合いがいたとしても、実情が知られにくいという特徴も。そのため、離婚を考え始めたら、以下の証拠を集め始めましょう。自分への暴言の録音データものに当たる様子の動画相手が送ってきたメールやLINEの文面被害の様子を記したもの(日記、SNSへの投稿履歴など)相手にこれまでに行ってきた改善要求の手紙やメールなど第三者から見て、加害の異常性がわかる証拠を示すことが大切です。調停員の前では人当たりが良い態度をとられるケースも多いため、冷静に被害について説明する必要があります。裁判離婚モラハラでの離婚の場合、調停を申し立ててもスムーズに進められるケースはあまり多くはありません。しかし、裁判に持ち込む前には調停を申し立てなければいけないことを覚えておきましょう。裁判での離婚では、法律で定められている離婚理由かどうかが判断の基準となります。モラハラは、民法770条1項の5つ目にあげられている「婚姻を継続しがたい重大な事由」に当てはまります。重大な事由とは、「性格の不一致・暴力・性的異常・浪費・犯罪」など。モラハラは夫婦間コミュニケーションの問題だとされてしまうケースもあるため、できるだけモラハラ問題に強い弁護士を立てましょう。慰謝料は請求できるのかモラハラでの離婚の場合も、慰謝料は請求可能です。相場は数十万円~300万円程度。金額は婚姻期間の長さや子どもの有無のほか、モラハラの回数・期間・程度によっても異なります。少しでも高い金額を望むのであれば、客観的な証拠をきちんと提示することが必要です。財産分与はどうなるのか離婚理由が何であれ、財産分与はできます。2分の1ずつ分割するケースが大半です。親権はどうなるのか離婚をする際、夫婦間でトラブルになりがちなのが親権です。一般的に、母親のほうが獲得しやすいため、モラハラ加害者が妻で、夫が親権を取得したい場合には難しいということを頭に入れておきましょう。とはいえ、父親が親権を得られないわけではありません。父であれ母であれ「子どもにとってこちらのほうが養育者として適任」と判断されれば良いのです。モラハラは、弱い立場の相手に向かいがちです。離婚後は子どもに矛先が向かないとも限りません。そうしたことも合わせながら、「自分のほうが親権者としてふさわしい」とアピールしたいですね。弁護士に相談長い期間モラハラ被害を受けていると、正常な思考回路で物事を考えられなくなっている可能性もあります。これまで相手に虐げられてきた分、加害者を目の前にすると、洗脳されたような状態に舞い戻ってしまうことも。法的なアドバイスも含め、自分が不利にならないためには、弁護士に相談することが有効です。法テラスなど、無料で相談にのってもらえるサービスもあるため、まずは弁護士に相談してみましょう。弁護士の選びかた先述のとおり、モラハラは「離婚するほどのことではない」とされてしまうケースもあります。調停や裁判になった際は、モラハラ問題に詳しい弁護士を選びましょう。過去にどういった離婚トラブルを解決してきたかを調べた上で、親身になってくれる弁護士を選んでくださいね。 参考:
2018年06月14日家庭内で、夫もしくは妻からの「モラハラ(モラルハラスメント)」に悩んでいませんか。もしくは「これってモラハラかも……」と思うようなことがあったり。モラハラは目に見えないので気づきにくく、知らないうちにストレスが溜まっていきます。今回はそんな夫婦間のモラハラについて、どのようなものなのか、どういった言動があてはまるのか考えてみました。また、モラハラは治るのかなどについてもご紹介します。モラハラとはどんな行為?モラハラは「モラルハラスメント」の略で、言葉や態度によって人の心を傷つける、嫌がらせ行為です。家庭や職場などで日常的に行われ、「精神的な暴力」や「精神的DV」ともいわれています。最近では夫婦間のモラハラにより、離婚する夫婦も増えているようです。家庭内という狭い空間の中は第三者の目がないので、モラハラが起きやすい環境ともいえそうですね。身体的暴力と違って目に見えないため、加害者の「精神的暴力をふるっている」という意識が薄く、被害者も「自分は暴力をうけている」と気づきにくいのがモラハラ、精神的暴力です。そのままにしておくと事態はどんどん深刻になっていくので、早めの対処が必要ですね。モラハラに当てはまる行為・言動それでは一体、どのような行為や言動がモラハラに当てはまるのでしょうか。男性と女性両方に当てはまる特徴をご紹介します。2面性がある突然無視をする何をしてもしなくても難癖をつける平気で嘘をつく相手を徹底的にけなすなど夫のみに当てはまる特徴は以下のとおり。殴るそぶりをしたり「子どもに危害を加えるぞ」など言って脅す「誰のおかげで生活できるんだ」といった発言束縛をする妻の仕事を辞めさせる生活費を渡さないなど妻のみに当てはまる特徴がこちらです。自分に異常なほど自信があり、夫を見下している夫の大切なもの(コレクション)を捨てる、壊す「甲斐性なし」「男のくせに」「離婚する」などと言う子どもや周りを味方につけて夫を孤立させる何かあるとすぐ実家に逃げるなどモラハラ加害者がモラハラをする原因は、自己愛性パーソナリティ障害を持っていたり、幼少期に親からモラハラを受けていたり、ネグレクトや過干渉だったりなど、さまざまなことが考えられるそうです。そのため、モラハラ加害者の多くが「自分がモラハラをしている」ということに気がついていません。「モラハラだから治して」なんて言えないし、本人に自覚がないのだから治療は絶望的……と思うかもしれませんが、今の状況を「改善」できる可能性はあります。 モラハラにはカウンセリングをモラハラ加害者に自覚があり、モラハラを治したいという意思があるのなら、カウンセリングにより改善できるかもしれません。しかし、第一関門は「モラハラ加害者をカウンセリングに連れていくこと」ですよね。そこで、夫婦で一緒に行く「カップルカウンセリング」をおすすめします。カップルカウンセリングとは?その名のとおり、カップル(夫婦)2人で受けるカウンセリングのこと。夫婦カウンセリング・ペアカウンセリングともいわれています。第三者を交えて夫婦間の問題を話し合っていくので、今の状況を客観的に見ることができます。「DV加害者更生プログラム」などとは違って、夫婦の問題として進められます。カウンセリングの内容夫婦に関する問題なら、ありとあらゆることが相談できます。落ち着いた環境で話し合いができ、相談者のどちらが悪いなどという話もありません。夫婦関係の修復を目的として来院するかたが多いそうです。カウンセリングの流れカウンセリングによって異なりますが、最初に悩みごとの概要を説明し、今後夫婦でどうしていきたいのかを伝えます。2回目以降からは、問題をどう解決するのかを話し合っていきます。カウンセラーは話をうまく誘導したりと、聞き役に徹しているそうですよ。料金料金もカウンセリングによって異なります。以下がおおよその目安です。初回料金:無料~20,000円継続料金(50分):数千円~約17,000円予約延長(25分ごとに):~約8,000円初回無料のところもあれば、初回はお時間をたっぷりとって話すため金額が2倍となるところも。また、延長や時間外のカウンセリングもできるところとできないところがあります。 悩みがちな夫婦間のモラハラ問題ですが、夫婦2人で乗り越えたいと考えているのなら、ぜひ夫婦カウンセリングを活用してみてはいかがでしょうか。できることから行動に起こしてみてくださいね。 参考:ドメスティック・バイオレンス(DV)とは精神的なものの事例カップル(夫婦)カウンセリングの概要
2018年06月09日セフレ、不倫、お金にだらしない彼氏やDV男との恋など、ダメ恋にハマりがちな人は必見!どうすればダメ恋を抜け出して、幸せな恋愛ができるんでしょうか?「私は私。彼は彼」というキッチリした線引きが、何より大事なんです。文・沙木貴咲報われない恋は、本当の恋じゃない!恋愛メンタルアドバイザーの沙木貴咲です。恋愛は楽しいもののはずなのに、不倫したり、DV男と付き合ったりすると、「もう恋なんてしたくない」と思っちゃいますよね。気づけばダメ恋をしているという女性は、どうすれば幸せな恋ができるんでしょうか?不幸な恋をしがちな女性は、こんな思考をしがちかもしれません。「こんなに想っているのに報われない……でも構わない」「私は大好きなのに粗末に扱われる……それも仕方ない」満たされない恋ならやめればいいんですが、不幸な恋をする人は、「それでも彼が好き」と我慢してしまうんです。これは、自己肯定感が低い証拠。自分の価値が正しく把握できず、必要以上に自身を見下してしまいます。もっと幸せになれる恋があっても、なかなか気づけないでしょう。自分がムリをしても、彼に見捨てられたくない。自分が我慢してでも、彼のご機嫌を取ってしまう。彼のお願いに「NO」が言えない。そうした傾向こそ、セフレ、不倫、DVといった不幸な恋の原因になるのです。「私は私。彼は彼」という線引きをしっかり!自己肯定感が低い人は、繊細な心を持ち、他人の気持ちを汲むのが上手です。本来それらは長所といえるんですが、恋愛においては「相手に気を遣いすぎて、ムリをしがち」という短所にすり替わってしまいます。そのため、不幸な恋にハマらないためには、まず「私は私。彼は彼」という線引きをしっかりすることが大事。恋人とはそもそも、保護者でもなければ、ご機嫌取りでもありません。お母さんみたいに彼氏の面倒を見る必要もなく、彼がご機嫌であるよう気を遣わなければいけないわけでもないんです。我慢をして、苦しい思いまでして彼を繋ぎ止めても、それは本当の愛じゃありません。自分の仕事が忙しかったり、体調が良くなかったりすれば、堂々と「NO」と言っていいんです。CASE1:ワガママな彼氏彼氏が終電間際に「会いに来て」と言ってきたけど、明日は朝イチで会議があって、いつもより早く出勤しなければいけない場合。「ごめんね。今夜はちょっと難しいけど、週末だったら会えるよ」と言って、自分の体力とスケジュールを優先してください。そこで彼が機嫌を損ねても、それは彼の問題。「私が彼を不機嫌にさせた」とは思わないように。あなたが自分の仕事を大事にして何がいけないでしょうか? 夜中に会いたい彼の気持ちに、あなたの予定がマッチングしなかっただけ。それ以上でもそれ以下でもありません。CASE2:お金がない彼氏「私がお金を貸さないと、彼は月末まで生活ができない」という場合、金欠はあくまで彼の都合。あなたはお母さんではないので、生活費を渡す必要はありません。恋人関係で生活費をやり取りするのは、依存とみなされてしまう行為。お金がなくて困っていても、「それは彼の都合。彼の責任」と思ってください。それで彼があなたに文句を言っても、悲しまないように。この状況で明らかになったのは、「彼は金銭的な依存があるタイプで、一緒にいても幸せになれない」という短所です。そこに目を向けて、彼に巻き込まれないよう自分を守るんです。CASE3:彼氏に依存してしまう彼氏に振り回されるだけでなく、自分が彼氏に依存して振り回すケースもあるかもしれません。つねに彼と連絡を取り合わないと不安だとしても、四六時中LINEをしたり、彼のツイッターやインスタを監視したりするのは、ちょっと……。重い彼女と思われてしまいます。彼氏とはいえ、赤の他人。彼女も入り込めないプライベートテリトリーはあるものです。また、「彼に気に入ってもらえるよう、彼の色に染まる(彼の中に自分の居場所を作る)」ではなく、「自分らしくすることで、彼を好きにさせる」と考えるようにしましょう。彼の中に自分の居場所を作ると、個性がなくなり、彼への依存が強くなります。でも、対等に良い関係を続けるには、あなたはあなたでいたほうが良いんです。長所を活かして!セフレや不倫、問題のある彼とのお付き合いにハマりがちな人は、愛情深くやさしいタイプ。『私は私。彼は彼』という線引きがしっかりできると、最高の恋愛ができます。我慢をしないでお互いを尊重できる関係が築ければ、大きな幸せになれる恋ができるはずです!©JNemchinova/Gettyimages©SrdjanPav/Gettyimages©Mixmike/Gettyimages©nd3000/Gettyimages
2018年06月03日リアーナ&元彼クリス・ブラウンのDV事件をジョークにした広告を掲載してリアーナから痛烈批判を受けた「スナップチャット」が痛い目を見ることになった。同アプリを運営している会社「SNAP」の株価が下落し、約840億円(800万ドル)の損失を出したという。「CNN」などが伝えた。2009年、リアーナは当時交際していたクリスに暴力を振るわれ裁判沙汰に。先週、ゲームアプリ「Would You Rather?」(どっちを選ぶ?)はこの事件をネタとして「リアーナをひっぱたたく」、「クリス・ブラウンをパンチする」という二択の選択肢を表示した広告を作成し、それを平然と「スナップチャット」が掲載していたことからリアーナは激怒、「スナップチャットを削除して!」とファンに呼び掛けていた。世界の歌姫の1人であるリアーナの影響力は大きく、株価は下落。同社は今月のみならず、先月もカイリー・ジェンナーのツイートで大きな痛手を受けた。2,500万人のフォロワーを持つカイリーが、「もうスナップチャットを使ってないのって、私だけかな?悲しいことよね」とツイートしたのだ。カイリーのこの一言で「SNAP」の株価は暴落し、損失額は約1,380億円(13億ドル)に上ったと言われている。当時「スナップチャット」は新デザインを取り入れ、120万人以上のユーザーが「使いにくい」として反対署名を行っていた。(Hiromi Kaku)
2018年03月19日ライター&コラムニストharakoが、実際に既婚女性100人にインタビューをし、結婚までのプロセスや心境の変化をお伝えする連載です。第8回目は、DVが治らず別居まで余儀なくされた、Sさんのお話です。“男性を信じること” が怖くなった、私……。【実録♡ 結婚プロセス100人インタビュー 】vol. 8実は、私バツイチなんです。今は、優しくて大切に守ってくれる新しい旦那がいるので毎日幸せですが、20代は大変な毎日でした。初めての結婚は、大学時代の先輩で、在学中に2年交際していて、卒業後にすぐ入籍しました。彼は、すごくおっとりしている性格で、学校も同じだったし、周りの同級生も知っているし。相手の両親もすごく結婚に対して歓迎してくれていたので、特に将来に不安を感じることもなく、結婚を決めました。しかし、旦那が海外出張を終えてしばらくしたある日、彼が突然仕事をやめてきてしまったんです。相談もなく。とにかく「もう、疲れたから」の一点張りで、何があったのかも詳しく教えてくれませんでした。まじめで堅実な旦那だし、ちゃんと将来のことは考えているはず。おそらく慣れない海外での仕事でストレスを感じたんだろうと思った私は、旦那を追い詰めることなく、次の仕事が見つかるまでは、なんとか家庭を支えようと仕事をたくさん増やしました。徐々に増えていく、旦那の暴力私は、20代の頃からもモデル業をしていたこともあり、短時間でサクッと稼げる、イベントガールやコンパニオンの仕事をしていました。正直、短いスカートを履いてティッシュやアメニティを配る仕事は好きじゃありませんでした。でも、とりあえず旦那が仕事見つかるまでは! と、焦って応募してなんとか食い繋いでいたんです。そんな頃、旦那がお酒を飲むと、部屋のドアや家具に八つ当たりするようになって。挙げ句の果てに、私にも手をあげるようになっていきました。お風呂上がりにドアを開けたままドライヤーをしていると、「うるせーんだよ!」と足蹴りしてきたことも。あんなに優しくてまじめだった彼が、なぜ……? それでも私は、「いや、何かの間違い」「きっと今は仕事が決まらずにストレスなんだ」と自分に言い聞かせていました。その気持ちとは裏腹に、暴力がエスカレートし、ついに殴られ、私の顔にアザができてしまったんです。嘘ばっかりの “大丈夫” に、不信が募る10年近く、そんな生活に耐えていましたが、本当に信じられなくなって、初めて彼の両親に暴力について相談したところ、一度別居することになりました。そして、1年後「もう一度やり直そう!」とリスタートした矢先。たった2週間で、また元の暴力旦那に戻ってしまったんです。「大丈夫、なおすから」「次こそ、大丈夫」そんな、嘘ばっかりの “大丈夫” ばかり並べられて、男性不信になり離婚を決意。夫婦って距離が近いように見えても、相手のことを全然わかっていなかった気がして、なんだか自分の結婚生活が空白に感じた時でもありました。そんな時に、音楽で知り合った男友だちがいました。特に恋愛感情はなかったけれど、一緒にご飯にいきながら好きな音楽ネタで盛り上がるのが楽しくて、よく2人で会うようになったんです。イケイケ男子に、軽い告白を受けたその彼から「結婚ってどう?」と聞かれても、苦笑いで「本人次第だと思うよ〜」なんて上っ面で返事をしていましたね。前の旦那の暴力についてや、離婚理由は特に話していませんでしたが、結婚していたことは知っているので、たまにそんな話題もちらほら。正直、その男友だちはいわゆるイケイケな感じで(笑)。共通の人からは「アイツは遊んでるよ」「近づくのはやめときな〜」なんて、忠告を受けることもありました。そんなある日、男友だちから「ねえ、Sちゃんのことが好きかもしれない」と告白されました。でも、前の旦那に裏切られ続けたこともあり、申し訳ないけど信用できなかったんです。その “好きかもしれない” という言葉が嘘っぽく聞こえて……。どうせみんなに言ってるんでしょ? 噂も聞いてるよ。と心の中では、男性不信が膨れ上がるばかり。楽しくワイワイしているだけが心地よかったし、深い関係にはなりたくなかったので、連絡の頻度を落としながら少しずつ距離を置いていきました。ポロポロ泣きながら、「やっぱり好き」それから1年以上、連絡を控えていたんですが、どうしても連絡をしなければいけない用事があって。「元気にしてる〜?」なんてメッセージから、また連絡を取り始めるようになり再会したんです。彼は、久しぶりに会ったにも関わらず「俺、まだSちゃんが好きなんだよ」「ただ一緒にいて欲しいんだ」と、前と変わらぬ想いをポロポロ男泣きしながら、伝え続けてくれたんです。だんだん、今度は幸せになれるのかな?って期待するようになって。次こそは、温かい家庭を作りたいって……。そんな願いを込めて、交際期間は少ないものの、35歳で再婚を決意。子どもが欲しかったこともあり、妊娠するのに時間がかかることも想定して、入籍と同時に妊活もスタートさせました。その結果、ありがたいことにすぐに妊娠することができました。今は、お腹も大きくなって、生まれてくる子どもが楽しみで待ち遠しい毎日です。次こそ、笑顔あふれる家庭を作っていきたいと思います♡ 前向きに! 一度きりの人生ですから。お話を聞いて……。まじめで温厚な元旦那さんの暴力は、結婚してから2年目くらいから、少しずつ現れるようになったとか。交際中は気づかないことも、結婚して「旦那」になったら変化することもあるんですね。「近い存在だと思っていたけど、本当は相手のことを知らなかった」と、心の内を話してくださいました。現状を飲み込むのに、約10年の月日が流れています。“信じたい気持ち” を手放して、新しい人生を歩まれたSさん、本当に幸せになってくださいね! 赤ちゃんが楽しみです♡(C)martin-dm/Gettyimages(C)yacobchuk/Gettyimages(C)SIphotography/Gettyimages(C)gpointstudio/Gettyimages
2018年03月17日優しい彼、カッコイイ彼…うわべだけで判断して、付き合ってから大変なことに!なんてことは絶対に避けたいですよね。でも、案外多いのが「DV男」。一見穏やかそうなのに、ちょっとしたことで豹変する恐ろしい存在です。そこで今回は、付き合う前にチェックすべき「DV男の特徴」について3つ、紹介していきます。まずは、DV男の手法を知ろう暴力で相手を支配するDV男。まずは、あなたの心理に上下関係を作ります。あなたが下で、彼が上。その基本の構図を作るために、まずは様々な物言いをしてあなたの自信を奪い、周囲の人間関係を奪います。あなたのことを支配しはじめてから、あなたが言うことを聞かなかったとき彼は暴力をふるうのです…「言うことを聞け!」と。そこでまずは、どうやって上下関係を構築していくのか、3つの特徴をチェックしていきましょう。特徴1:あなたの友達のことを否定する・悪く言う自分だけの女にしたい…そう思う暴力男は、まずは友人知人との付き合いを疎遠にさせようと仕掛けてきます。何の気なしに「今日、友達のS子がさー…」と話したことについて、「S子ちゃんは良くないね」「関わるのをやめたら?」「あまり深入りしないほうがいい」などと全力で否定してきます。自分の友達を否定されると、悲しいですよね。友達付き合いくらい自分で決める!そう思いつつ、大好きな彼に距離を置くように言われたら、言うことを聞いたほうがいいのかな…と思ってしまいます。その心理を利用して、DV男はどんどんあなたを孤独にします。特徴2:あなたより優れた人のことを褒める上を見たらキリがないのが社会です。自分よりもっと稼ぎが良い人がいるし、多くの人に認められている人だっています。人と比べても仕方のないことが多くある一方で、DV男はあなたと他の誰かを頻繁に比べます。そして、あなたより秀でた人を褒めるのです。つまり、あなたより優秀な人間はたくさんいるよ…ということを暗に話しているのです。深く考えずに聞いているつもりでも、いつの間にか「わたしってダメな人間なんだ」とか「わたしより優れた人はたくさんいる」と卑屈になってしまうのです。そんな卑屈になったあなたに「そんなお前でも俺は一緒にいてあげるよ」なんていつの間にか上から目線で接してくるのです。特徴3:あなたの成果を認めない努力が正当に認められたときって、嬉しいですよね。仕事でもプライベートでも、なんらかの良い結果を出したときは褒められたいものです。でも、DV男は成果を認めることはありません。もっと上を見て「そこで満足してていいの?」「もっと頑張れるんじゃないの?」とムチを打ってきます。その結果、自分が頑張ってやりきった結果が認められないことで「彼の期待に応えられていない…」とまた落ち込むことに。彼の希望を叶えるためにはもっと努力が必要なんだと自分自身を大切にすることができなくなってしまい、彼がDV男だということに気付けなくなってしまうので注意が必要です。おれ?おかしいな…と感じたらどうすべきか彼と一緒にいて様々な会話をしていくなかで、この3つの特徴に気づいてしまったら、あなたはどうすべきでしょうか。・彼のことがそれでも好きな場合DV男が暴力的ではない行動をするのは、女性が自分の言うことを聞いているときだけ。自分にとって思い通りにならない場合は、とにかく当たり散らしてくるようになります。特徴を掴み、危険を察知した段階で別れを選ばないのであれば、これから先、友人知人を無くし、自分自身の自信も無くす…ということを覚悟しなければなりません。彼だけのためのあなたになってしまっても良いのか、一度冷静になって考えるべきでしょう。・彼とは縁を切っておきたい場合いきなり別れを切り出したところで、「お前は俺とじゃないとうまくいかない」とか「お前には俺が必要だよ」といったようにあくまでも「お前は一人ではダメだ」と言ってくることでしょう。彼の言い分は聞かず、暴力を振るわれる前にお別れするのは大正解。ただ、2人きりで別れ話しをすると、カッとなった彼からなにをされるかわかりません。カフェやファミレスといった、不特定多数の目がある場所で別れを切り出すか、友人知人に一緒にいてもらって別れ話しをすることをオススメします。別れたくても別れられない…となってしまっては遅すぎます。あなたの人生は、あなただけのもの!あなた自身が自信を持って輝くためには、DV男なんか不要です!特徴を掴んだら、まずは冷静に考えてみて。そこから、正しい判断をしていきましょう。Written by みっこ
2018年03月08日「モラハラ夫」という言葉を知っていますか? 最近、話題になっていますよね。モラハラ(モラル・ハラスメント)とは、家庭などで日常的に行われる「見えない暴力」のこと。言葉や態度によって人の心を傷つけるので、精神的な暴力ともいわれています。「結婚してから、夫が変わった」「最近夫に怒られてばかり」など、夫の言動に深く傷ついて悩んでいる自分(妻)がいる場合、夫がモラハラを行なっている可能性があります。まず、モラハラ(モラル・ハラスメント)とは、家庭などで日常的に行われる「見えない暴力」のことです。言葉や態度によって人の心を傷つけるので、精神的な暴力ともいわれています。 1. モラハラ夫とは?モラハラを行う夫の特徴どのようなことをされたらモラハラになるのかは、よくわかりませんよね。モラハラを行う夫の特徴についてご紹介します。最初は優しい不幸な子ども時代等の話をして妻の同情を誘う結婚後や妊娠・出産後に豹変する自分が優位に立ちたがる思い通りにならないと態度で怒りを表す(大きな音を立てる等)妻が存在していないかのように振る舞う(長時間の無視)妻の弱い部分を集中的に言葉で攻撃する妻の大切なものを壊す・捨てる・傷つける脅して不安にさせる平気で噓をつく自分を正当化する(責任転換する)共感性が乏しい会話がかみ合わない嫉妬深く束縛するマイルールがあり、従わせる子どもを利用・子どもに関することで嫌がらせをする穏やかなときもある外面は良い(家の中だけモラハラ)※ただし、誰にでも横暴なタイプもいるモラハラ夫は精神的DVに当たるDV(ドメスティック・バイオレンス)といえば肉体的な攻撃のイメージが強いのですが、モラル・ハラスメントはどうなるのでしょうか。DVには明確な定義はありませんが、日本では「配偶者や恋人など親密な関係にある、又はあった者から振るわれる暴力」という意味で使われることが多いそうです。ただし、「暴力」といってもさまざまな形態があります。殴ったり蹴ったりする「身体的暴力」、言動で相手の心を傷つける「精神的暴力」、性的行為を強要する「性的暴力」です。その中でも、モラル・ハラスメントは「精神的暴行」にあてはまります。DVを受けると、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を患ってしまったり、DVを見て育った子どもにも悪い影響を与えてしまいます。 2. モラハラ夫の治しかたモラハラ夫が持っている精神構造を理解して、モラハラ夫を改心させる方法を考えてみましょう。モラハラをする人というのは、幼少期の家庭環境が影響しているともいわれています。親が過干渉や過保護で「自分は特別な存在なんだ」と思い込んでいたり、親からモラハラやネグレクト・暴力を受けていて、満たされない気持ちや劣等感を強くもっていたり。そしてモラハラ夫の中には、自分がモラハラをしているという自覚さえない人もいます。もしくはモラハラをしていると自覚していても、「自分が正しい」と思い込んでいるのだと考えられます。そのため平気で人の尊厳を踏みにじるのです。また、モラハラのターゲットになりやすい人の特徴は、責任感が強いかたや真面目で我慢強いかた、気が弱く罪悪感を持ちやすいかたなど、だそうです。なので、モラハラを受けたときに「自分が悪い」「自分が我慢すれば良い」なんて考えはやめましょう。子どもにも悪影響なので、モラハラ夫には早めの対処が必要です。どうやったら治る?モラハラは、「心の病気」だといわれています。しかも何十年もその人格でいたので、それを治すことは並大抵のことではありません。モラハラに関する本やサイトを見ても「逃げて」「離婚して」とばかり書いてあります。やはりモラハラを長い間受けると、妻が心の病気になったり共依存になってしまうからでしょう。そのため、別居や離婚をするという考えがなく、モラハラ夫を治したいと思っているのなら、「対処する」というふうに行動したほうが良いかもしれません。相談する専門機関や友人に相談しましょう。現在モラハラで悩んでいる女性が多くいるので、きっと力になってくれるでしょう。一人で抱え込むと大きなストレスになります。受け流すモラハラ夫は、人を選んでモラハラをしています。つまり、妻の性格上「責任感が強いため、夫の言動を受け流すことができない」と知っているからモラハラをしているんです。「モラハラ夫の言動を受け流せ」と言われても実行できないかもしれませんが、なるべく別のことを考えるなど、毅然とした態度を心がけるようにしましょう。夫は「あれ?」と不思議に思い、効果のない精神攻撃をやめるかもしれません。無反応夫のモラハラに、怒ったり悲しんだり謝ったりと、反応をすることをやめましょう。反応をしてしまうとモラハラが激しくなる可能性があるので、「ああ、うん」とかわしましょう。それで「聞いているのか!?」と怒られても、「うーん」と鈍い反応をすると良いでしょう。なにをしても言いがかりをつけられるので無反応を貫いて、心の中で「モラハラが上手くいかなくて悔しそうだな」と、ほくそ笑んでも良いかもしれませんね。 「私がダメだからこうなったんだ……」と、夫のモラハラに気づかず悩む女性も中にはいるかもしれません。今回ご紹介した「モラハラ夫の特徴」を照らし合わせてみて、夫があてはまった場合は早急に対処するようにしましょう。精神的な暴力はDVです。我慢して耐え続けていれば、身が持たなくなってしまいます。なるべくそういった機関に相談をしたり、モラハラの対処法をして、自分や子どもを守ってくださいね。 参考:「ドメスティック・バイオレンス」とは暴力の形態暴力の特徴「モラル・ハラスメント」規制を法制化随伴性の心理学 : 応用編:モラル・ハラスメント
2018年02月14日専業主婦が被害者になることが多いと言われている“経済的DV”ですが、みなさんは具体的にどのようなものかご存知でしょうか?経済的DVには、配偶者に生活費を渡さない、配偶者が働くことを認めない、仕事を辞めさせる、家計の管理をどちらか一方がすべて行う、家庭の財政状況を明かさない、配偶者に無断で借金する、自分は働かずに配偶者だけに働かせる、配偶者に内緒で借金をする、などの行為が該当するそうです。これらの行為によってパートナーの経済的な自由を奪い、相手を追いつめる ことを経済的DVと言います。「もしかして、うちも……?」という心当たりのある方はいらっしゃいませんか?今回はそんな経済的DVについて、被害者の体験談と対処法をご紹介していきたいと思います。●経済的DV被害者の声●仕事を辞めた後も生活費を半分しか出してくれない『妊娠を機に仕事を辞めました。それまで、生活費として毎月お互いにそれぞれ同額で9万円ずつ(家賃分含む)を出し合っていたのですが、私が仕事を辞めてからも夫が出す金額が変わらなかった んです。「働いていないんだから、私の分も出してくれないと足りない」ということを伝え、今まで私が出していた分も出してくれるようにお願いしたのですが、夫は断固拒否。私の貯金から出せと言われました。しかも、それが嫌なら働けと……。夫の収入は30代前半で年収600万円ほどなので、毎月18万円の生活費を出すくらい苦ではないはずなんですが……。子どもが2歳くらいになったら私もまた働く予定なので、それまでは夫の収入だけで生活をと思っていたのですが、まさか私の貯金を崩しながらの生活を強いられる とは思ってもみませんでした』(20代女性/専業主婦)この方、仕事を辞めるときにはもちろん旦那さんに相談したそうです。そのとき、「妊娠中〜子どもが2歳になるまでは働かなくていい」と言われたといいます。けれど、旦那さんは「働かなくていいとは言ったけど、生活費をすべて俺が出すとは言ってない」とのこと。旦那さんは元々、奥さんが働かない期間は奥さんの貯金を切り崩して生活費を出すものと思っていたようです。しかし、専業主婦には収入がないのですから、「働かなくていい」と言われたら、普通は養ってもらえると思ってしまいますよね。●お金の使い方を細かくチェックされる『うちは共働きで、生活費は折半です。貯金額も毎月いくらと夫が決めていて、残った額がそれぞれの自由に使えるお小遣いになります。ただ、夫は私の収入や支出を細かく管理しているのに、私は夫の収入や支出を教えてもらえていません 。聞いても「教える意味がない。俺がしっかり管理してるんだから余計な心配するな」と言います。何よりストレスなのが、私のお小遣いの使い方をいちいち細かくチェックしてくる点。毎月、何にいくら使ったのか報告し、「それは必要ないよね」とか「洋服1着に1万円以上は出さないこと」「まだ使えるのにどうして新しいものを買うの?来月は洋服買うの禁止」など、ダメ出しされるんです。夫の収入で生活しているとか、貯金できていないとかなら言われてもわかりますが、私が稼いだ純粋なお小遣いに口出しされるのはつらいです。お小遣いの使い方まで夫に管理される なんて、うちだけなんじゃないかって思っちゃいます』(30代女性/会社員)この方の旦那さんは自分自身も金銭管理に厳しいそうで、いわゆる「ケチ」なんだそう。外食や旅行もほとんど行かず、貯金が趣味なのだとか……。貯金をしっかりしてくれるのはありがたいことですが、妻のお小遣いの使い道まで管理して自由を奪うのは経済的DVと言えそうです。●働きに出ることを許さない『私は結婚後、夫に「専業主婦になってほしい」と言われて仕事を辞めました。この時代に専業主婦にしてくれる男性なんて珍しいなと感心したのと、それだけの収入があるんだろうなと気楽な気持ちで家庭に入りましたが、ふたを開けてみたらびっくり。夫の年収は300万程度で、しかも私には内緒の借金があった んです。私に渡される生活費は、借金の返済額と家賃、夫の小遣いを抜いた6万円だけ。これじゃ、子どもなんて産めません。将来も不安だし、働きに出たいと言っても許してもらえず。節約して切り詰めた生活をしていますが、お金のない生活に疲れて、夫に内緒でパートに出ました。でも、すぐにバレて辞めさせられちゃいました 。職場の人たちにも迷惑がかかるので、もう怖くて働くことはできないです』(20代女性/専業主婦)妻に専業主婦になってもらいたい場合は、生活に困らないだけの生活費を渡すことは必須条件でしょう。お金がないのに働きに出ることを許さないというのは、まさに経済的DVの特徴だと言えます。また、妻に専業主婦になることを強要する男性、実は少なくないようです。理由としては、子どものそばにいてほしいから、家庭のことを任せて自分は仕事に集中したいから、というものから、働きに出ることで浮気されるかもしれないから、というものまでさまざま。「浮気されるかもしれないから」というのは、男としてどうなのかと思ってしまいますね……。●経済的DVを受けたときの対処法では、経済的DVを受けたとき、どのように対処すればいいのでしょうか。大切なのは、我慢しないことです。経済的DVを行っている本人は、実はそれが経済的DVだと気付いていないことが多いもの。まずは、生活にどれだけお金がかかるのか、貯金額や収入額がどれくらいあるのかなど、具体的な数字を出して夫婦でしっかり話し合うことが必要です。毎月、何にいくら使っていて、いくら足りないのか、赤字額はいくらなのか、このまま行くと貯金がいつ底をつくのかなど、加害者に危機意識を持たせることで現状を理解してもらうことができる場合もあります。夫婦で話し合っても解決しない場合は、親や友達、専門家に相談しましょう。第三者があいだに入ることで解決することもあります。一人で抱え込まず、早めに第三者に相談する ことがおすすめです。●文/パピマミ編集部●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)
2017年06月06日彼氏のDVに悩まされている、そんな深刻な状態にある女性も少なくありません。また、過去に彼氏からDVの被害を受けた経験があるという声もよく聞きます。こうした被害を防ぐためには、そもそもDVをするような男性と付き合わないのが一番です。とは言え、最初からそれが分かっていれば付き合わなかったという女性もいるでしょうし、付き合ってから男性の本性に気付いたというケースがほとんどです。つまり、あらかじめDV男の特徴を抑えておけば、付き合う前に男性を判断することができるのです。そこでDV男にありがちな特徴について挙げていくので、これらの一面を持つ男性とは付き合わないことをおすすめします。愛情や信頼の言葉を武器に口撃するDV男がその正体を現わすのは、何らかの要望に対して女性が否定した時です。とは言え、女性が否定した瞬間に行動に出ることはなく、その前に愛情や信頼を武器にした口撃をするのです。例えば女性にセックスを求めて断られた際には「俺のことが好きじゃないの?」と投げかけ、何らかの依頼を断られた時には「俺のことが信用できないの?」と投げかける傾向があるのです。こうした一面を持つ男性は女性の返答次第で豹変する可能性が高く、DV男だと疑ったほうがいいでしょう。喜怒哀楽が激しいDV男は喜怒哀楽が激しく、よく注目してみるとまるで子供のような精神状態にあります。大喜びしているかと思ったらささいなことで激高したり、謝罪する時は涙を流すほど神妙な態度に変化します。普段は大人しく気が弱い性格であることがほとんどです。だからこそ怒りや不満を溜め込みやすく、それを家族や恋人で発散するというのがDV男の行動パターンです。趣味や性格が子供っぽいのは問題ないですが、精神面で子供っぽさを感じる男性には要注意です。思いどおりにいかないと文句を言うただ文句を言うだけでなら誰にでもあることですが、問題は何が理由で文句を言うのかです。そして、危険なのは「自分の思いどおりにならない」という理由で文句を言う男性です。社会生活で思いどおりにならないことはあっても彼女に対してそれはない…こういう男性はそう思い込んでいます。だからこそ、実際に彼女に対して思いどおりにいかなかった時に感情が爆発してしまうのです。仮にDV男ではないにしても、この手の男性の性格は相当ワガママなのは確かなので、どちらにしても付き合うべきではないでしょう。厄介なのは、DV男は常にこうした一面を出しているわけではないことです。何もなければむしろ他の男性に比べて優しいですし、その優しさが忘れられなくてDVの被害に遭っても許してしまう女性が多いのです。しかし、DV男はその一面が必ずどこかで露呈します。今回紹介した特徴を持った男性はもちろん、ちょっとおかしいと感じたらその直感を信じて男性と距離をとった方が安全です。
2017年05月19日"デートDV"とは、恋人同士間のDVのことを言います。夫婦間のDVに比べ、精神的に相手を苦しめる被害が多いデートDV。女性が加害者となるケースも少なくありません。そこで今回は、女性から男性へのデートDVについてご紹介してみましょう。傷つける言葉、無視女性から男性への代表的なデートDVと言えば"言葉の暴力"です。実際、腹が立ったからと言って罵声を浴びせてくるような男性はほんの一握りです。ほとんどの男性は口では女性に勝つことが出来ません。何も言い返してこないのをいいことに、カッとなるとつい言いたい放題、彼を傷つけるワードを言い放ってしまってはいませんか?それは立派なデートDVと言えます。感情的になりやすいのも女性の特徴です。深呼吸して、冷静に話し合う努力をしましょう!メールや行動のチェック過剰な束縛行為もデートDVの1つです。束縛は女性が男性にするケースも多いですよね。メールをチェックしたりGPSで常に居場所が分かるようにしたり…。両者が納得して行っていれば問題ありません。ですが、彼があなたの束縛行動に不満を感じていたり、それらを彼に内緒でしているのだったらそれはデートDVにあたる可能性があります。自分が良かれと思っていることも相手にとっては違うかもしれません。"相手の嫌がることを強制していないか?"という視点を持ちましょう!金銭的に無理をさせるデート費用を全て彼に払わせる。高額なプレゼントを要求する。など、金銭面でストレスを与えることもデートDVとして扱われます。もちろん、これも彼があなたを喜ばせようと積極的に行っていれば問題ありません。ですが、買ってくれなきゃ別れる!連れてってくれなきゃ別れる!と、彼の気持ちを利用して半ば脅迫のように無理をさせていてはそれはDVなのです。本当に好きな相手なら困らせるようなことは出来ないはずです。そこに愛があるのか…関係を見直したほうがいいかもしれません。いかがでしょうか?全ての基準は"相手が嫌がっていないか?"です。思いやりを持って恋愛を楽しみましょう!
2017年04月26日暴力を振るわれ痛い思いをしているのに、DV彼氏と別れられないという女性は多くいます。普通の人からすると、暴力を振るう人間のところに居続けるというのは理解に苦しむことかもしれませんが、実はそこにはきちんとした原因が隠されているのです。原因①精神的に支配されている原因のひとつとして考えられるのが、「マインドコントロール」です。暴力を振るう彼氏に多く見られる特徴として、手を上げたあとに優しく接するという行動があります。これで彼女のほうは「暴力はこれで最後かもしれない」「何だかんだでまだ自分を好きなのかもしれない」という思考に陥ってしまうのです。もちろん、相手の男性も意識して支配下に置こうとしているわけではないのかもしれませんが、結果的に彼女のほうがマインドコントロールをされている状態となり、別れるに別れられない状況になってしまうというわけです。原因②命の危機を感じるもうひとつの原因として挙げられるのが「命の危険」です。これは、暴力を振るわれている本人はもちろんのこと、彼女の家族や友人も当てはまります。DVをする男性の中には、彼女が自分の傍から離れて行こうとすると、その身に危険が及ぶような主旨の脅迫をしてくる人も少なくありません。言葉だけならまだしも、包丁を持ち出したり実際にどのような行動を取るのか彼女に一度体験させる悪質なケースもあります。また、それでも彼女が抵抗した場合、彼女の家族や友人、知り合いの命も保証できない等のストーカーじみた発言をすることもあります。それによって、実際にそういった行動を取られるかどうかは別として、彼女の方は周りに迷惑をかけたくない一心からずっと一緒にいるという場合も多いのです。上記で挙げた2つのケースはあくまでも多く見られるものであり、人によって事情は様々です。しかし、どのような問題があるにせよ、DV彼氏とずっと一緒にいることは絶対にプラスにはなりません。勇気を出して、周りの人間に事情を話してみたり、手に負えないようであれば早めに専門の施設や警察に相談するようにしましょう。
2017年04月25日MCやDJとして活動しているZeebraさんが、妻でモデルの中林美和さんにモラハラをしているのではないかとの報道が話題になっています。「モラハラ」の実際の概念は実ははっきりとはしませんが、一言でいえば、「言葉や態度で人の心を傷つける精神的暴力」と考えていただければよいのではないでしょうか。近年は、肉体的暴力(DV)の被害もさることながら、モラハラによる被害を理由に離婚を望む人も少なくありません。そこで、今回はモラハラと離婚の関係について考えていきたいと思います。*画像はイメージです:■モラハラと認定されるのはどのような行為か先ほども書いた通り、何をモラハラというかは実はあいまいです。それは、人の感じ方によるところが大きいからです。しかし、例えば、「役立たず」、「こんなこともできないのか」、「生きてる価値がない」など、相手を侮辱したりこき下ろしたりするような言葉を日常的に吐いていれば、モラハラということができるでしょう。また、「相手が話しかけているのに無視をする」、「食事を作らせておいて手を付けない」という態度も、反復継続したりすれば、精神的な暴力、すなわちモラハラと認定されることになると考えられます。 ■「モラハラ夫婦」の関係修復は可能か?夫婦の一方のモラハラが他方にとって限界を超えるものであった場合、関係を修復することはかなり難しいものです。そもそも、モラハラをしている側は、自分がしていることがモラハラだとは気づかない、あるいは気づいていても認めないことが多々ありますので、そのような場合には関係修復は不可能と考えるべきでしょう。仮に関係修復が可能だとすれば、モラハラをしていた側が心からそれを反省し、謝罪をすることが最低限必要な条件です。しかし、相手が限界を超えてしまっている場合、「謝ってもその場限りで、またすぐに元通りになる」と考え、すっかり信頼を失っていることが多いので、簡単に修復できるわけではありません。実際、その場では謝っても「元の木阿弥」になる人は非常に多いように思います。 ■モラハラされた側の対抗策は「証拠を残す」ことモラハラをされた側としては、我慢の限界を超えたら離婚を検討することになるでしょう。自分が苦しんできたことについて、慰謝料を請求したいと思うのも当然です。しかし、そのためには、モラハラ被害の証拠が手元に残っていなければなりません。モラハラをする人間は小賢しいことが多く、往々にして、証拠を残さない形で嫌がらせをします。例えば、メールやチャットで嫌がらせをすることはあまりありませんし、また、嫌がらせをする前に録音されないようにスマホを取り上げたりすることもあります。ですので、モラハラ被害というのは実は証拠が残りにくいのです。もちろん、メールやチャットで嫌がらせの言動があれば、そのデータは消えないように保存しておかねばなりません。また、できるだけ近い時期にされたことをメモとして残しておく(日付も入れておく)、恥ずかしいかもしれませんが、友人にメールなどの形が残るもので相談しておくことは次善の策と言えます。モラハラというと何か軽い感じがしますが、実際にはDVと同じくらいに人を苦しめるものです。泣き寝入りすることがないよう、できるだけ証拠を残しておくことをお勧めします。 *著者:弁護士 寺林智栄(ともえ法律事務所。法テラス、琥珀法律事務所を経て、2014年10月22日、ともえ法律事務所を開業。安心できる日常生活を守るお手伝いをすべく、頑張ります。)【画像】*torwaiphoto / PIXTA(ピクスタ)
2016年12月23日アンバー・ハードが雑誌にドメスティック・バイオレンス(DV)についてのエッセイを発表した。アンバーは今年5月にジョニー・デップとの離婚を申請、顔にあざができた写真を公表してジョニーからDVを受けたと主張し、否定するジョニー側と争ったが、8月に離婚の合意に達した。アンバーはファッション誌「Porter」に「あなたは1人じゃない。閉ざされた扉の後ろで1人苦しんでいるかもしれないけれど、あなたは1人じゃない。それを知ってほしい」と、DVに苦しむ女性たちに訴えかけた。「自分に強さがあることを思い出してほしい。あなたを背後から静かに支える何人もの女性たちの数も掛け合わせてきた強さです」「冷たくつらい真実から始めましょう。女性が前に出て、不正や彼女の苦しみについて語ると、助けや尊重、支えの代わりに彼女が直面するのは敵意と懐疑の眼差し、そして恥辱です。彼女の真意や目的は疑われ、真実は無視されます」と綴った。「私は、自立して他者を頼らない人間になるよう育てられました」とふり返るアンバーは誰かが自分を救ってくれるとは思わなかったという。「 “被害者”というレッテルを貼られることに憤慨しました」というアンバーは「今日、これを書きながら、私は沈黙の中で苦しんでいる女性たち1人1人に約束できる。あなたは1人じゃない。私たちの姿は見えないかもしれないけれど、私たちはここにいます」と結んだ。(text:Yuki Tominaga)
2016年12月14日「女性に対する暴力撤廃の国際デー」である11月25日(現地時間)、#GirlGazeProjectが製作したDV防止啓発動画にアンバー・ハードが“DV経験者”として出演した。動画は「どうしてこんなことが私の身に?私は強いし賢いのに!」というセリフで始まる。「多くの女性にとって起こっていることなのよ。扉が閉まった家の中で、あなたが愛する人から(DVを受けたら)複雑よね。それが全くの他人によるものなら話は簡単なのに!」と家庭内や親密な関係の人との間で起こる暴力に対して声を上げることが、いかに難しいかを説いている。アンバーは誰からDVを受けたということは明かさないが、「私は公の舞台でDVを切り抜けたという特殊な体験者だからこそ、女性に一人で悩む必要はない、あなたたちは一人じゃないと伝えることができる」と発言。この発言には、離婚訴訟中に後に取り下げるも「ジョニーからDVを受けた」と主張し、アンバーの撮影によるジョニーの暴力的な動画が流出した過去を誰もが思い出すのではないだろうか。「私には信頼できる人たちがいてくれたけど、いなかったらどんな人生になっていたか…」と涙ながらに語るアンバー。「声を上げて立ち上がるのよ。あなたの声には影響力がある。もうだまっているのを認めるのは止めましょう!」と被害を受けている女性に呼び掛けた。(Hiromi Kaku)
2016年11月28日DVの相談件数も年々増えてきており、内閣府男女共同参画局が平成28年9月16日に公開した、「配偶者暴力相談支援センター」への相談件数は年間で10万件を超えています。DVと言えば、男性から女性に対して振るわれる暴力を思い浮かべる人が多いかと思いますが、女性から男性に対して行われる暴力も決して少なくありません。この、女性から男性に対して行われるDVを逆DVとでも呼ぶのでしょうか。今回は、その逆DVの被害にあった際にするべきことについてご紹介したいと思います。*画像はイメージです:■夫のDV被害特有の問題点夫がDV被害者の場合、妻のDV被害に比べて、被害が明らかになりにくいという問題があります。もちろん、妻が被害を受けている場合も、他人に相談できずひとりで問題を抱え込むケースは少なくありません。しかし、近年は女性に関しては公的な支援が浸透してきたこともあり、そのような機関や周囲の人たちに相談をする女性も増えてきたようです。これに対して夫の側は、おそらく、そもそも女性である妻から暴力を受けているという事態を、男性として恥ととらえる傾向が強いといえるでしょう。また、「家庭も満足に仕切れない男がろくに仕事などできるわけがない」などと見られる可能性もあり、勤務先での立場が悪くなると考える傾向も強いようです。そのため、周囲に相談できず、被害に耐え忍ぶケースが非常に多いといえます。写真や録音などの証拠が残っているケースも極めて少ないため、夫のDV被害は明らかになりにくいといえます。また、これらの問題をクリアして調停や訴訟で離婚の手続をとることが可能な場合でも、夫と妻の間の経済格差から慰謝料を妻からとることが難しいといった問題があります。養育費や財産分与をするとなると、被害者は夫であるにもかかわらず、離婚によって妻の側が経済的に得をするケースも少なくありません。離婚に至っても、夫の側には不公平感が残る結果になってしまうのです。 ■DVを受けたらすべき対策やはり、一般的には、夫の場合、「女である妻から一方的に暴力を受けている」という主張について、疑いを持たれやすいことは否定できません。ですから、暴力を受けて怪我をした場合には、必ずその状況を写真にとっておく、キレ始めた妻の状況などを明らかにするために、途中からでもいいので可能な限り録音する、暴力を受けたら、そのことを日記やメモにしてリアルタイムで残しておく、病院にいて診断書をとっておく、など、マメに客観的な証拠を残しておくことが重要ではないかと思います。そして、離婚の手続については弁護士に、身辺の安全を確保するためには警察や公的な相談機関などに相談することが必要です。慰謝料をもらえなくても、実質的に慰謝料相当分を考慮した条件で離婚する(例えば財産分与を調整する)ことも、状況次第で可能になることもあります。 ■恥ずかしがらずに相談することが第一歩男性のDV被害を幅広く救済するためには、被害を受けている男性ひとりひとりがその被害を申告・相談することが第一歩となります。被害男性の声がもっと広がれば、男性のDV被害は恥ずかしいことではなく、被害を受けたことを前提とした条件で離婚することも徐々に可能になっていくのではないかと思います。 *この記事は2015年9月に公開されたものを再編集したものです。*著者:弁護士 寺林智栄(ともえ法律事務所。法テラス、琥珀法律事務所を経て、2014年10月22日、ともえ法律事務所を開業。安心できる日常生活を守るお手伝いをすべく、頑張ります。)【画像】*けいぞう / PIXTA(ピクスタ)【参考】内閣府男女共同参画局-配偶者からの暴力に関するデータ
2016年11月24日「モラハラ」という言葉をご存知ですか?これはモラルハラスメントの略で、言葉の暴力を浴びせたり、言葉で圧力をかけたりして、相手に心の傷を与えたり、威圧感を与えたりすることを言います。恋人同士の場合だと、過度な束縛や相手を貶める言動、言葉の暴力などが「モラハラ」に該当します。モラハラの怖いところは、モラハラ男の被害を受けている女性のほうには、自覚がない傾向があるというところです。そして、一度モラハラ男につかまった女性は、なぜか何度も同じような相手に捕まってしまう傾向も強いと言われています。今回は、モラハラ男に引っかかりやすい女性の特徴をお伝えします。「もしかして私も?」と心あたりのあるあなた、ぜひ参考にしてみてください。 モテ系美女が意外にもモラハラ男のターゲットになりやすいモラハラ男の特徴のひとつとして、「周りの目を異様に気にする」ということが挙げられます。ですからモラハラ男は、周りに自慢して歩けるようなモテ系美女を好むのです。誰もが振り返るような美女を、自分の言動で支配しているということで、モラハラ男の自尊心は満たされるというわけです。そしてモラハラ男は、本性を隠して美辞麗句を並べたて、モテ系美女を手に入れます。恋愛関係が始まってしばらくすると、モラハラ男は徐々に本性をあらわにし、相手の女性に暴言を吐いたり、異常な束縛をしたりというモラハラ行為をスタートするのです。 美女の中でも自己肯定感の低い女性は要注意!でもなぜ、そんな引く手あまたの美女が、モラハラ男になんか引っかかるのでしょうか。それは、美女ならではの悩みのせい。美女は、美女であるがゆえに、同性である女性たちから嫉妬され、心無い陰口をたたかれたり、いじめにあったりしがちです。それに、努力して勝ち得た結果でも「美人は得ね!」と嫌味を言われ、悔しい思いをしたりすることもあります。そういうことが原因で、自己肯定感がとても低いケースが多いのです。自己肯定感が低いと、モラハラ男から、言われのないことで責め立てられたり、暴言をかけ続けられたりしても、「私が悪いのだ」「やっぱり私はダメな人間なのだ」と思ってしまい、彼がモラハラをしているのだということに気づかないのです。 世話好きで優しい女性も要注意!モラハラ男の特徴のひとつに、暴言を浴びせたあとで、優しい言葉をかけたりするというのがあります。ものすごい勢いで罵声を浴びせたあと、しばらくすると「君のことが好きだから言ったんだよ」「ひどいことをしてしまってごめんね」などと言ってくるのです。暴言を言っている彼のほうよりも、素直に反省したり、愛の言葉をささやいてくれたりする彼のほうが「本来の彼だ」と思い込み、 「私さえ彼をしっかり支えてあげれば、彼はきっと、常に優しい穏やかな男性になるはず!」と考えてしまう優しく面倒見のよい女性も、モラハラ男に引っかかりやすいと言われています。心あたりがある女性は、よく考えてみましょう。本当に優しく穏やかな心をもった男性が、女性に対して暴言や罵声を浴びせたり、極度の束縛をして自由を奪ったりするでしょうか。答えはNOです。 孤独で依存心が高い女性もモラハラ男に狙われる?!孤独で依存心が強く、拒絶されることに対して恐れを持っているような女性も、 モラハラ男の格好の餌食です。孤独になることや、誰かに見捨てられることへの強い恐怖心があるため、どんなに怒鳴られても、人格を否定されるような暴言を浴びせられても、相手に反発することができず、 どうにかしてモラハラ男に求められているような自分になろうと努力してしまうのです。こんな女性にとっては、モラハラ男は「加害者」ではなく、自分の孤独をうめてくれる唯一の存在であるため、どんなひどい仕打ちにも耐え、モラハラ男の顔色を常に伺いながら、萎縮して生活していってしまうのです。 モラハラ男は幸せをもたらさない!一刻も早く距離を置きましょう!恋愛においても、結婚においても、男女の関係は平等です。誰かに心の自由や、場の空気を支配されるのは、決して正常な関係性ではありません。モラハラ男は、比較的高学歴・高収入でありながら、心になにか闇を抱えているというタイプが多いと言われています。モラハラ男との異常な関係性に違和感を持ちながらも、その「高学歴」「高収入」というポイントに魅かれ、別れられずにいるアラサー・アラフォー女性もいるようです。でも、結婚や恋愛は、上下関係や支配関係ではありません。そんな関係では、いくら経済的な余裕があっても、そして、肩書きのある夫がいても、心から幸せを感じることはできないでしょう。あなたを萎縮させるのではなく、あなたをのびのびと笑顔で過ごさせてくれる男性こそ、あなたを幸せにしてくれる男性なのではないでしょうか。「もしかして、私の彼もモラハラ・・・?」「やっぱりこの関係は異常だったのか」そんな風に思ったあなたは、一日も早くモラハラ男と距離を置くことをおすすめします。
2016年10月26日こんにちは、ママライターの広瀬まおです。みなさんは、『メンタルDV』 という言葉をご存じですか?一昔前まで、DVというと“男から女へ”というイメージでした。「俺が稼いでやってるんだぞ!」と暴力を振るう男と、それに泣いて耐える妻という昭和ドラマではある意味定番のやりとりが現実に存在しました。昨今では他にもさまざまなケースのDVが認知されてきています。その中でもとりわけ有名になっているのが、『精神的モラハラ(=メンタルDV)』です。これまでは“DV”と聞くと、体の傷が注目されがちでしたが、近年では心の傷にもスポットが当てられるようになってきた のです。具体的なメンタルDVとして、・無視・陰口・家族の前で悪しざまに言うなどが挙げられます。これらの精神的なDVを行う人の中には、女性も少なくないといいます。つまり、“妻から夫へ”DVが行われるケースが増加してきているのです。妻の嫌がらせや嫌味にじっと耐える夫たち……。今回は、“妻から受けたメンタルDV”の実態について、中学校入学前までの子どもを持つパパ10人に聞いてみました!以下のエピソードは許可を得て紹介させていただいております。●(1)バンバン小言を言ってくる会社員のDさんは3歳と新生児の子を持つお父さん。奥さんは専業主婦で、自宅で二人の面倒を見ています。『ストレスがたまっているのは分かるけど、帰ったらすぐに小言の嵐 。ちょっとネクタイをソファに置いただけですぐに片付けろと言う。二人の面倒が大変だろうから、たまには息抜きしてくればと言っても、僕を信用できないというんです。誰かに言うほどのことではないんですが、毎日これだとたまりません』●(2)機嫌が悪くなると無視。理由を聞いても無視商社に勤めるAさんは、幼稚園に通うお子さんを持っています。奥さんは時々パートに出ることもあるそうです。『朝起きたときや帰ったときに、あいさつをしても無視されることがあります 。子どもをはさんでの会話はするのですが、夫婦間ではなし。理由を聞いても、答えてくれません。悪いことをしたなら謝りたいのに、そのチャンスもないのはつらいですね……。数日すれば元通りなので、嵐の期間だと思って耐えています』●(3)よそのお父さんと比較してくる会社員のTさんは、小学校3年生のお子さんを持っています。奥さんは専業主婦で、学校行事に積極的に参加しているそうです。『うちの会社は休みが不定期で、他のお父さんのように学校行事に参加するのが難しいんです。運動会も何度も念を押してやっと休みをもぎとれるほど。他のお父さんは出てるのに 、と何度も言われるのはキツイです。俺だって、正直行けるものなら行きたいのに……』----------いかがでしたか?「えっ、これもメンタルDV!?」「これくらい言っちゃうよ」というケースも多いのではないでしょうか。実は私もちょっとは心当たりがあります……。いじめ問題と同じで、当事者にとってはささいなことでも、される側にとってはつらいことがあります。まして、家庭という場では鬱憤が蓄積しがち。互いのイライラをぶつけるのではなく、不満点と改善案を話し合える空気を作れるといいですね。●ライター/広瀬まお(コピーライター)
2016年07月30日「普段は優しい彼。けれど、ときどき怒りっぽい癖があって心配」もしかしたらそれは、DV予備軍の可能性があるかもしれません。いつもは穏やかな性格なのにスイッチが入ると攻撃的になって、言葉の暴力や肉体的な暴力で女性を威圧する男性は危険です。ただし、そうした男性は結婚してからDVが発覚する場合が多いので、結婚する前に見極める必要があります。DV予備軍の特徴を知って、被害を未然に危険を防ぎましょう。■増加するDV被害DV被害者は年々増加しており、2014年の相談件数は1年間で102,963件(厚生労働省)。そのほとんどが女性からの相談で、国内におけるDVの深刻化が問題となっているのです。しかし、これは実質的なデータで見える数値。相談できずDVに怯えながら暮らしている女性もいることが予測され、DVに関する法律を定めるなどして国も呼び掛けています。肉体的な暴力だけでなく言葉の暴力による精神的な被害も増加傾向にあり、モラハラやパワハラも放っておけない危険なDVです。そこで今回は、将来的にDVに発展する可能性が高い男性の特徴をご紹介します。彼の言動を観察して、DV予備軍でないかを冷静に見極めてほしいと思います。 <対抗心が強く小バカにする癖がある>DV予備軍の特徴としては、強い対抗心をもっているのが特徴で、他人を小バカにしたり嫌味を言ったりして、素直に認められない性質があります。たとえば「同僚の○○さんって優しいんだよ」と言うと、「そのくらい当たり前だろ」とか「どうせ好感度を狙っているんだろ」など否定的な言葉が目立つのが癖。ところが、自分の発言を否定されたりバカにされたりすると小さなことでも苛立ちを露わにし、威圧的な言葉や態度で抑えつけるようなら男性はDV予備軍の可能性が高いです。 <嫉妬や束縛が度を越えている>典型的なDV予備軍の特徴が過剰な束縛と強い嫉妬心。独占欲が強く、些細なことでも他人を褒めたりすると不機嫌になったりスネたりします。精神的に自立できていない証拠で、恋愛に依存することで自分の存在意義を保っているため、自分以外の他人に関心を向けられると心が不安定になりDVに発展するケースが多いです。このタイプは自分の都合のいいように彼女をコントロールしたがるのが特徴で、被害妄想も激しいため、勝手な勘違いで不機嫌になる傾向もあります。<他人の幸せを妬んで卑屈になる>友人の幸せ話や羨ましいと感じたエピソードを話し、明らかに妬んだ態度を見せて卑屈的になったらDV予備軍の可能性が高くなりますね。たとえば「まだ付き合って半年なのに○○ちゃん結婚するんだって!」と言うと、「何が言いたいの?」とか「どうせ直ぐに離婚するさ」と嫉んだり否定的な態度をとったりすると危険。他人の幸せを素直に受け入れられない男性は精神面において大きな欠陥がある証拠なので、苛立ちを抑えきれなくなると言葉の暴力や肉体的な暴力で解消するおそれが出てきます。あなたの彼は大丈夫ですか? もしDV予備軍の可能性があるなら、冷静に見極めて自分にとって最善の決断を選択しなければなりません。一度でも暴力をふるわれたら、それを受け入れてはダメ。一度許してしまうと、必ず同じことを繰り返すのがDV常習者です。そして、DVがエスカレートしていきます。結婚してからでは手遅れですから、日頃から彼氏の言動を観察しておきたいですね。未来の自分を守るために今できることは、DV予備軍の男性とは関わらないことですよ。
2016年07月17日最近では、「DV」という単語も広く使われていますね。DVとはドメスティック・バイオレンスの略で、家庭内暴力とも訳されますが、恋人同士など身近な関係での暴力をさします。DVにかぎらず、付き合っているうちには浮気や借金など彼の抱える問題がでてくることもあるかもしれません。しかし、さまざまある問題の中でも、体力的に弱い女性がもっとも危険にさらされるのがDVだといえます。女性は一度相手のことを好きになると、母性本能がはたらいて「彼をわかってあげられるのは私だけ」と思ってしまうもの。DVを受けても人に相談しないまま深刻化する傾向があります。ですから、危険なのです。DV男の特徴のひとつは、周囲の人が口を揃えて「そんな人に見えなかった」と言われるくらい他人が気づきにくい点。そこで今回は元女探偵の筆者が相談を受けたことがあるケースの中から「付き合うとあとで絶対後悔する男のDV特徴4つ」について解説します。■1.避妊をしてくれないDVの根底にあるのは、「相手の人格を無視した思いやりのない行動」です。妊娠したらどうしよう・・・・・・という女性の不安を無視して自分の性欲を優先させて、嫌がる姿を見ても何も感じない男性は決してまともだとは言えません。いくら他のときに優しくても、表面的な優しさにだまされないようにしましょう。■2.話を聞かないとキレる彼と一緒にいるときにスマホを見ていて話を聞いていなかったり、テレビを観ていてLINEの返信が遅れたりなど、彼を少しでも後回しにするといきなりキレる男性もいます。そんな男性は、自分の都合しか考えていないDV男の可能性あり。ちょっとLINEの返信がないと何をしてきたのかしつこく聞いてきたり、1時間おきに連絡をさせるような男性は要注意です。■3.他の男性との交流を絶たせようとする彼女には他の男性と一切かかわらないようにさせるいっぽうで、自分は平気で他の女の子と遊んだりする身勝手な男性も要注意。文句を言うと「俺はいいんだ」とキレたり、「女は襲われたら逃げられないから」など身勝手な論理をふりかざしてくることもあるので、危険です。■4.女性を信用していない「どうせオマエは俺を裏切るんだろう」「だから女は信用できない」などの発言が酔ったときなどにぼろっと出てくる男性は危険です。幼少期のトラウマや過去の男女関係のトラウマで、女性不信になっているDV男の可能性があります。女性と対等に付き合う感覚を持ちあわせていないので、何かのさいに爆発して女性をモノ扱いしはじめることも。■おわりにいかがでしたか。1つでも当てはまるところがある男性はDVの素質あり、です。恋は盲目、と言うように、人を好きになるときは相手のよいところしか見えないもの。一見よい人そうに見えても、問題がある男はどこか表面にそれが出ています。今回説明した特徴に当てはまる人だったら、安全のためにもそれ以上深入りをしないことをオススメします。DV男の性質はまず一生直りません。「私がどうにかしよう」と考えるのは絶対にダメですよ。さっさと逃げてくださいね!(上岡史奈/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年06月20日「どの口が言う?」とツッコミを入れざるを得ない、アンバー・ハードのとんでもない過去が発覚した。「私はジョニー・デップからDVを受けた被害者よ!」と主張しているアンバーだが、「TMZ」によってアンバー自身がDVの加害者として逮捕された過去を暴露されてしまった。事件は2009年9月14日、シアトル・タコマ国際空港で起こった。アンバーと当時のパートナーのターシャ・ヴァン・リーの間で口論が勃発、アンバーがターシャの腕をつかんで叩き動揺させた。それによってアンバーは逮捕され、マグショットまで撮られることに。さらに裁判所にも出頭した。ところが事件はワシントン州シアトルで起きたため、カリフォルニア州在住の2人に対して検察は追及しないと判断したようだ。ただ、無罪放免というわけではなく、裁判官は「2年間の出訴期間に検察が気を変えるかもしれない」と注意を促していた。ジョニーには元妻のロリ・アン・アリソンやヴァネッサ・パラディ、娘のリリー・ローズ、テリー・ギリアム監督など、「彼が暴力を振るうわけがない」とかばってくれる味方がいっぱいいる。DVの加害者としての逮捕歴が明らかになってしまったアンバーは不利な状況に追い込まれた。(Hiromi Kaku)
2016年06月08日ジョニー・デップとの離婚を申請したアンバー・ハードが、ジョニーから家庭内暴力(DV)を受けていた主張していることに関し、ジョニーの娘リリー・ローズが父親を擁護した。リリー・ローズは29日、幼い頃の自身とジョニーの2ショットと思われる写真をインスタグラムで公開し、「私のお父さんは、私が知る中で最も優しくて愛情に満ちた人。私と弟にとってすばらしい父親以外の何者でもなく、お父さんを知る人はみんな同じことを言うと思います」とコメントした。リリーはまた、アンバーが主張するDVが事実だという証拠はなかったとロサンゼルス市警察が語ったというPeople.comの記事も掲載した。アンバー・ハードは先日、目元にあざができた状態で出廷し、デップからDVを受けていたと主張。これを受けて、ジョニーにアンバーへの接近禁止命令が出されていた。
2016年05月30日こんにちは、恋愛作家の片瀬です。昔に比べると、パートナーに対してハッキリと意志を伝えられる女性が増えたと思います。カップルにしても夫婦にしても、性別の違いで優劣の決まる関係ではないことを、お互いが理解しているからかもしれませんね。それにともなうように、男性より強い女性も増えています。実は少し前にある男性からメール相談がきました。その内容が「これってデートDVですか?」というもの。「男性より強い」と聞くと、特殊な女性を想像するかもしれませんが、決して特別な事例ではないのです。そこで今回は、女性からのデートDVで多い、相手を傷つけてしまう言動についてお話ししたいと思います。■「女は弱い」は間違い!? 性別による体格の違いから、力で女性が男性に勝てることは少ないです。しかし、こうした「女性は男性より力が弱い」という考え女性がデートDVをする原因のひとつになっていると考えられます。「男のほうが強いんだから、手を出されたって耐えられるでしょ!」実はこれ、さきほどの相談をくれた男性が言われ続けていた言葉だそうです。そのとき、彼は「手を出す女性のどこが弱いんだろう…」と疑問に思いながらも、反撃することはありませんでした。反撃しなかったのは、彼が弱いからではなく「弱い相手に手を出してはいけない」という考えを、無意識に植えつけられていたのかもしれません。「女性は弱いんだから」という考えは、暴力をふるっても良い免罪符にはなりません。そして何よりも、男女関係なく、力で相手をねじ伏せるのは「愛」ではなく単なる「支配」です。■束縛は愛のカタチではない束縛することを愛情表現だと勘違いしている人がいます。ハッキリ言えば、それは愛情表現ではありません!好きな人を独占したい、ほかの人にとられるのが怖い。これは好きな人がいるときに抱く、ごく自然な感情です。しかし、それで相手を縛りつけるのは、愛情とは言えません。 だからと言って、その気持ちを我慢しろとも思いません。ヤキモチを妬いたのなら「○○さんと仲良くしてて、ちょっと妬けたよ~!」と伝えるだけで、相手には、「あの状況はヤキモチを妬かれる距離感なのだ」と理解してもらえます。ポイントは、相手を自分の思い通りにするのではなく、「お互いにとって丁度良い状態を2人で見つけること」です。「自分がされて嫌なことはしない!」という考え自体は良いと思います。しかし、それを相手に強要し、束縛することとは違うので注意してくださいね。■「あなたって○○」が増えると要注意!褒める意味で「あなたって、気が利く人だね」なんて言うことはあるかもしれませんが、けんか中や相手へのイラ立ちを口に出すとき「あなたって無神経だよね」「あなたって手間かけるよね」「あなたって仕事遅いでしょ?」などと言っていませんか?以前、 けんかについてのコラム を書きましたが、相手を否定するようなことを言うのは、相手に見えない傷を作っているだけです。彼の行動だけでなく、彼本人を否定するような発言が増えると、言われるほうも言うほうも、感覚がまひしてしまいます。よく「子どもを否定し続けると、自己肯定感の低い子どもになる」と言われますが、これは大人になっても言えることです。感謝するときは、相手そのものに感謝しても、嫌なことを伝ええるときは、相手そのものを否定しないことが大切です。「男の人だから多少のことで傷つかない」のではなく、「傷つくところを見せないよう我慢しているだけ」かもしれませんよ。
2016年04月21日不快な言葉で精神的な苦痛を与え、ときに暴力的な言動で相手を傷つけるモラルハラスメント、略して「モラハラ」。本人がモラハラを自覚していないこともあるようです。相手を傷つける行為とは思っておらず、むしろ本人は“相手のために正しいことをしている”という価値観でいるとか。知らないうちに彼を傷つけている…なんてことが、あるかもしれません。そこで今回は、モラハラしやすい人の特徴をご紹介します。1.自分の考えを押しつける傾向があるモラハラ彼女に共通するのは、自分の意見や考えを彼に押しつけるところ。本人はアドバイスしているつもりでも、彼にしてみれば一方的な押しつけになっています。相手の意見はどうでもよく、「こうしたほうがいいよ!」といった決めつけで自分の考えを受けいれさせることが前提なんです。2.否定されると反撃してしまうモラハラする人は極端に自己愛が強く、自分の価値観を否定されると鋭く反撃します。加えて、プライドが高いのも特徴です。「否定される=攻撃された」と無意識に判断し、自分の考えや意見を押しとおして相手を納得させる傾向があります。自分はまちがっていない、という強い気持ちの表れです。3.負けを認めないモラハラ彼女は、とにかく負けず嫌い。自覚がなくても本能では自分が正しいと思っているわけですから、負けを認めるはずがありません。「たまには素直に謝れよ!」と、彼がうんざりするパターンも。何かと理由をつけたり相手の弱点を持ちだしたりして、最悪でも“引きわけ”にもっていく傾向にあります。4.他人の幸せに強く嫉妬する自分以外の人が幸せそうな状況にいると嫉妬します。しかも、かなり強く嫉妬します。自分優先なので、自分よりも幸せな人は気にくわないんです。他人の幸せを素直に喜べないようなら、注意したほうがよいかもしれません。5.話を最後まで聞けない人の話を最後まで聞けないのもモラハラ彼女の特徴。たとえば、話の途中で会話の方向性を変えたり話の流れを遮ってしまったりする傾向があります。自分の意見を優先したがりますから、とりあえず口を挟んでしまうようです。6.被害者意識が強いモラハラ彼女は被害者意識が強く、「私ってかわいそう」とか「こんなにがんばっているのにわかってくれない」など、少し落ちこむことがあると自分のことを哀れみます。いつだって自分は被害者。まるで物語の主人公かのように悲劇に浸ることがありますが、結局は自分の思いどおりにいかないことを不満に思っているだけです。7.誰かと比べてしまう彼と誰かを比べたり、現在の自分の状況を他人を比べたりして、満足度を確かめるのもモラハラ彼女の特徴です。たとえば、友だちの彼氏と比較して自分の彼を査定したり、その彼女をうらやんだりします。モラハラ彼女がもっている根本的な“闇の部分”と言えるでしょう。8.責任転換してしまう不利になると人のせいにしてしまうクセがあります。なので、素直に謝ることができません。うまく方向性を切りかえ、さも相手が悪いように責任転換します。「○○君だって」とか「私がこうなったのは…」など、決して自分一人の責任ではないことを主張するかのように強引な反撃をしてしまいます。9.過去の話を引っぱるネチネチしているのもモラハラ彼女の特徴です。過去の話を持ちだしたり、ささいなことでも根にもったりして、口ゲンカや普段の会話など、ことあるごとに引っぱりだします。あげくの果てには「だから言ったじゃん」「前もそうだったじゃん」と相手を追いつめ、自分が正しかったことをわからせようとするんです。モラハラが原因で恋人との関係が終わる…なんて事態もありますから、くれぐれも用心したいところです。
2016年04月18日