専業主婦が被害者になることが多いと言われている“経済的DV”ですが、みなさんは具体的にどのようなものかご存知でしょうか?経済的DVには、配偶者に生活費を渡さない、配偶者が働くことを認めない、仕事を辞めさせる、家計の管理をどちらか一方がすべて行う、家庭の財政状況を明かさない、配偶者に無断で借金する、自分は働かずに配偶者だけに働かせる、配偶者に内緒で借金をする、などの行為が該当するそうです。これらの行為によってパートナーの経済的な自由を奪い、相手を追いつめる ことを経済的DVと言います。「もしかして、うちも……?」という心当たりのある方はいらっしゃいませんか?今回はそんな経済的DVについて、被害者の体験談と対処法をご紹介していきたいと思います。●経済的DV被害者の声●仕事を辞めた後も生活費を半分しか出してくれない『妊娠を機に仕事を辞めました。それまで、生活費として毎月お互いにそれぞれ同額で9万円ずつ(家賃分含む)を出し合っていたのですが、私が仕事を辞めてからも夫が出す金額が変わらなかった んです。「働いていないんだから、私の分も出してくれないと足りない」ということを伝え、今まで私が出していた分も出してくれるようにお願いしたのですが、夫は断固拒否。私の貯金から出せと言われました。しかも、それが嫌なら働けと……。夫の収入は30代前半で年収600万円ほどなので、毎月18万円の生活費を出すくらい苦ではないはずなんですが……。子どもが2歳くらいになったら私もまた働く予定なので、それまでは夫の収入だけで生活をと思っていたのですが、まさか私の貯金を崩しながらの生活を強いられる とは思ってもみませんでした』(20代女性/専業主婦)この方、仕事を辞めるときにはもちろん旦那さんに相談したそうです。そのとき、「妊娠中〜子どもが2歳になるまでは働かなくていい」と言われたといいます。けれど、旦那さんは「働かなくていいとは言ったけど、生活費をすべて俺が出すとは言ってない」とのこと。旦那さんは元々、奥さんが働かない期間は奥さんの貯金を切り崩して生活費を出すものと思っていたようです。しかし、専業主婦には収入がないのですから、「働かなくていい」と言われたら、普通は養ってもらえると思ってしまいますよね。●お金の使い方を細かくチェックされる『うちは共働きで、生活費は折半です。貯金額も毎月いくらと夫が決めていて、残った額がそれぞれの自由に使えるお小遣いになります。ただ、夫は私の収入や支出を細かく管理しているのに、私は夫の収入や支出を教えてもらえていません 。聞いても「教える意味がない。俺がしっかり管理してるんだから余計な心配するな」と言います。何よりストレスなのが、私のお小遣いの使い方をいちいち細かくチェックしてくる点。毎月、何にいくら使ったのか報告し、「それは必要ないよね」とか「洋服1着に1万円以上は出さないこと」「まだ使えるのにどうして新しいものを買うの?来月は洋服買うの禁止」など、ダメ出しされるんです。夫の収入で生活しているとか、貯金できていないとかなら言われてもわかりますが、私が稼いだ純粋なお小遣いに口出しされるのはつらいです。お小遣いの使い方まで夫に管理される なんて、うちだけなんじゃないかって思っちゃいます』(30代女性/会社員)この方の旦那さんは自分自身も金銭管理に厳しいそうで、いわゆる「ケチ」なんだそう。外食や旅行もほとんど行かず、貯金が趣味なのだとか……。貯金をしっかりしてくれるのはありがたいことですが、妻のお小遣いの使い道まで管理して自由を奪うのは経済的DVと言えそうです。●働きに出ることを許さない『私は結婚後、夫に「専業主婦になってほしい」と言われて仕事を辞めました。この時代に専業主婦にしてくれる男性なんて珍しいなと感心したのと、それだけの収入があるんだろうなと気楽な気持ちで家庭に入りましたが、ふたを開けてみたらびっくり。夫の年収は300万程度で、しかも私には内緒の借金があった んです。私に渡される生活費は、借金の返済額と家賃、夫の小遣いを抜いた6万円だけ。これじゃ、子どもなんて産めません。将来も不安だし、働きに出たいと言っても許してもらえず。節約して切り詰めた生活をしていますが、お金のない生活に疲れて、夫に内緒でパートに出ました。でも、すぐにバレて辞めさせられちゃいました 。職場の人たちにも迷惑がかかるので、もう怖くて働くことはできないです』(20代女性/専業主婦)妻に専業主婦になってもらいたい場合は、生活に困らないだけの生活費を渡すことは必須条件でしょう。お金がないのに働きに出ることを許さないというのは、まさに経済的DVの特徴だと言えます。また、妻に専業主婦になることを強要する男性、実は少なくないようです。理由としては、子どものそばにいてほしいから、家庭のことを任せて自分は仕事に集中したいから、というものから、働きに出ることで浮気されるかもしれないから、というものまでさまざま。「浮気されるかもしれないから」というのは、男としてどうなのかと思ってしまいますね……。●経済的DVを受けたときの対処法では、経済的DVを受けたとき、どのように対処すればいいのでしょうか。大切なのは、我慢しないことです。経済的DVを行っている本人は、実はそれが経済的DVだと気付いていないことが多いもの。まずは、生活にどれだけお金がかかるのか、貯金額や収入額がどれくらいあるのかなど、具体的な数字を出して夫婦でしっかり話し合うことが必要です。毎月、何にいくら使っていて、いくら足りないのか、赤字額はいくらなのか、このまま行くと貯金がいつ底をつくのかなど、加害者に危機意識を持たせることで現状を理解してもらうことができる場合もあります。夫婦で話し合っても解決しない場合は、親や友達、専門家に相談しましょう。第三者があいだに入ることで解決することもあります。一人で抱え込まず、早めに第三者に相談する ことがおすすめです。●文/パピマミ編集部●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)
2017年06月06日彼氏のDVに悩まされている、そんな深刻な状態にある女性も少なくありません。また、過去に彼氏からDVの被害を受けた経験があるという声もよく聞きます。こうした被害を防ぐためには、そもそもDVをするような男性と付き合わないのが一番です。とは言え、最初からそれが分かっていれば付き合わなかったという女性もいるでしょうし、付き合ってから男性の本性に気付いたというケースがほとんどです。つまり、あらかじめDV男の特徴を抑えておけば、付き合う前に男性を判断することができるのです。そこでDV男にありがちな特徴について挙げていくので、これらの一面を持つ男性とは付き合わないことをおすすめします。愛情や信頼の言葉を武器に口撃するDV男がその正体を現わすのは、何らかの要望に対して女性が否定した時です。とは言え、女性が否定した瞬間に行動に出ることはなく、その前に愛情や信頼を武器にした口撃をするのです。例えば女性にセックスを求めて断られた際には「俺のことが好きじゃないの?」と投げかけ、何らかの依頼を断られた時には「俺のことが信用できないの?」と投げかける傾向があるのです。こうした一面を持つ男性は女性の返答次第で豹変する可能性が高く、DV男だと疑ったほうがいいでしょう。喜怒哀楽が激しいDV男は喜怒哀楽が激しく、よく注目してみるとまるで子供のような精神状態にあります。大喜びしているかと思ったらささいなことで激高したり、謝罪する時は涙を流すほど神妙な態度に変化します。普段は大人しく気が弱い性格であることがほとんどです。だからこそ怒りや不満を溜め込みやすく、それを家族や恋人で発散するというのがDV男の行動パターンです。趣味や性格が子供っぽいのは問題ないですが、精神面で子供っぽさを感じる男性には要注意です。思いどおりにいかないと文句を言うただ文句を言うだけでなら誰にでもあることですが、問題は何が理由で文句を言うのかです。そして、危険なのは「自分の思いどおりにならない」という理由で文句を言う男性です。社会生活で思いどおりにならないことはあっても彼女に対してそれはない…こういう男性はそう思い込んでいます。だからこそ、実際に彼女に対して思いどおりにいかなかった時に感情が爆発してしまうのです。仮にDV男ではないにしても、この手の男性の性格は相当ワガママなのは確かなので、どちらにしても付き合うべきではないでしょう。厄介なのは、DV男は常にこうした一面を出しているわけではないことです。何もなければむしろ他の男性に比べて優しいですし、その優しさが忘れられなくてDVの被害に遭っても許してしまう女性が多いのです。しかし、DV男はその一面が必ずどこかで露呈します。今回紹介した特徴を持った男性はもちろん、ちょっとおかしいと感じたらその直感を信じて男性と距離をとった方が安全です。
2017年05月19日"デートDV"とは、恋人同士間のDVのことを言います。夫婦間のDVに比べ、精神的に相手を苦しめる被害が多いデートDV。女性が加害者となるケースも少なくありません。そこで今回は、女性から男性へのデートDVについてご紹介してみましょう。傷つける言葉、無視女性から男性への代表的なデートDVと言えば"言葉の暴力"です。実際、腹が立ったからと言って罵声を浴びせてくるような男性はほんの一握りです。ほとんどの男性は口では女性に勝つことが出来ません。何も言い返してこないのをいいことに、カッとなるとつい言いたい放題、彼を傷つけるワードを言い放ってしまってはいませんか?それは立派なデートDVと言えます。感情的になりやすいのも女性の特徴です。深呼吸して、冷静に話し合う努力をしましょう!メールや行動のチェック過剰な束縛行為もデートDVの1つです。束縛は女性が男性にするケースも多いですよね。メールをチェックしたりGPSで常に居場所が分かるようにしたり…。両者が納得して行っていれば問題ありません。ですが、彼があなたの束縛行動に不満を感じていたり、それらを彼に内緒でしているのだったらそれはデートDVにあたる可能性があります。自分が良かれと思っていることも相手にとっては違うかもしれません。"相手の嫌がることを強制していないか?"という視点を持ちましょう!金銭的に無理をさせるデート費用を全て彼に払わせる。高額なプレゼントを要求する。など、金銭面でストレスを与えることもデートDVとして扱われます。もちろん、これも彼があなたを喜ばせようと積極的に行っていれば問題ありません。ですが、買ってくれなきゃ別れる!連れてってくれなきゃ別れる!と、彼の気持ちを利用して半ば脅迫のように無理をさせていてはそれはDVなのです。本当に好きな相手なら困らせるようなことは出来ないはずです。そこに愛があるのか…関係を見直したほうがいいかもしれません。いかがでしょうか?全ての基準は"相手が嫌がっていないか?"です。思いやりを持って恋愛を楽しみましょう!
2017年04月26日暴力を振るわれ痛い思いをしているのに、DV彼氏と別れられないという女性は多くいます。普通の人からすると、暴力を振るう人間のところに居続けるというのは理解に苦しむことかもしれませんが、実はそこにはきちんとした原因が隠されているのです。原因①精神的に支配されている原因のひとつとして考えられるのが、「マインドコントロール」です。暴力を振るう彼氏に多く見られる特徴として、手を上げたあとに優しく接するという行動があります。これで彼女のほうは「暴力はこれで最後かもしれない」「何だかんだでまだ自分を好きなのかもしれない」という思考に陥ってしまうのです。もちろん、相手の男性も意識して支配下に置こうとしているわけではないのかもしれませんが、結果的に彼女のほうがマインドコントロールをされている状態となり、別れるに別れられない状況になってしまうというわけです。原因②命の危機を感じるもうひとつの原因として挙げられるのが「命の危険」です。これは、暴力を振るわれている本人はもちろんのこと、彼女の家族や友人も当てはまります。DVをする男性の中には、彼女が自分の傍から離れて行こうとすると、その身に危険が及ぶような主旨の脅迫をしてくる人も少なくありません。言葉だけならまだしも、包丁を持ち出したり実際にどのような行動を取るのか彼女に一度体験させる悪質なケースもあります。また、それでも彼女が抵抗した場合、彼女の家族や友人、知り合いの命も保証できない等のストーカーじみた発言をすることもあります。それによって、実際にそういった行動を取られるかどうかは別として、彼女の方は周りに迷惑をかけたくない一心からずっと一緒にいるという場合も多いのです。上記で挙げた2つのケースはあくまでも多く見られるものであり、人によって事情は様々です。しかし、どのような問題があるにせよ、DV彼氏とずっと一緒にいることは絶対にプラスにはなりません。勇気を出して、周りの人間に事情を話してみたり、手に負えないようであれば早めに専門の施設や警察に相談するようにしましょう。
2017年04月25日アンバー・ハードが雑誌にドメスティック・バイオレンス(DV)についてのエッセイを発表した。アンバーは今年5月にジョニー・デップとの離婚を申請、顔にあざができた写真を公表してジョニーからDVを受けたと主張し、否定するジョニー側と争ったが、8月に離婚の合意に達した。アンバーはファッション誌「Porter」に「あなたは1人じゃない。閉ざされた扉の後ろで1人苦しんでいるかもしれないけれど、あなたは1人じゃない。それを知ってほしい」と、DVに苦しむ女性たちに訴えかけた。「自分に強さがあることを思い出してほしい。あなたを背後から静かに支える何人もの女性たちの数も掛け合わせてきた強さです」「冷たくつらい真実から始めましょう。女性が前に出て、不正や彼女の苦しみについて語ると、助けや尊重、支えの代わりに彼女が直面するのは敵意と懐疑の眼差し、そして恥辱です。彼女の真意や目的は疑われ、真実は無視されます」と綴った。「私は、自立して他者を頼らない人間になるよう育てられました」とふり返るアンバーは誰かが自分を救ってくれるとは思わなかったという。「 “被害者”というレッテルを貼られることに憤慨しました」というアンバーは「今日、これを書きながら、私は沈黙の中で苦しんでいる女性たち1人1人に約束できる。あなたは1人じゃない。私たちの姿は見えないかもしれないけれど、私たちはここにいます」と結んだ。(text:Yuki Tominaga)
2016年12月14日「女性に対する暴力撤廃の国際デー」である11月25日(現地時間)、#GirlGazeProjectが製作したDV防止啓発動画にアンバー・ハードが“DV経験者”として出演した。動画は「どうしてこんなことが私の身に?私は強いし賢いのに!」というセリフで始まる。「多くの女性にとって起こっていることなのよ。扉が閉まった家の中で、あなたが愛する人から(DVを受けたら)複雑よね。それが全くの他人によるものなら話は簡単なのに!」と家庭内や親密な関係の人との間で起こる暴力に対して声を上げることが、いかに難しいかを説いている。アンバーは誰からDVを受けたということは明かさないが、「私は公の舞台でDVを切り抜けたという特殊な体験者だからこそ、女性に一人で悩む必要はない、あなたたちは一人じゃないと伝えることができる」と発言。この発言には、離婚訴訟中に後に取り下げるも「ジョニーからDVを受けた」と主張し、アンバーの撮影によるジョニーの暴力的な動画が流出した過去を誰もが思い出すのではないだろうか。「私には信頼できる人たちがいてくれたけど、いなかったらどんな人生になっていたか…」と涙ながらに語るアンバー。「声を上げて立ち上がるのよ。あなたの声には影響力がある。もうだまっているのを認めるのは止めましょう!」と被害を受けている女性に呼び掛けた。(Hiromi Kaku)
2016年11月28日DVの相談件数も年々増えてきており、内閣府男女共同参画局が平成28年9月16日に公開した、「配偶者暴力相談支援センター」への相談件数は年間で10万件を超えています。DVと言えば、男性から女性に対して振るわれる暴力を思い浮かべる人が多いかと思いますが、女性から男性に対して行われる暴力も決して少なくありません。この、女性から男性に対して行われるDVを逆DVとでも呼ぶのでしょうか。今回は、その逆DVの被害にあった際にするべきことについてご紹介したいと思います。*画像はイメージです:■夫のDV被害特有の問題点夫がDV被害者の場合、妻のDV被害に比べて、被害が明らかになりにくいという問題があります。もちろん、妻が被害を受けている場合も、他人に相談できずひとりで問題を抱え込むケースは少なくありません。しかし、近年は女性に関しては公的な支援が浸透してきたこともあり、そのような機関や周囲の人たちに相談をする女性も増えてきたようです。これに対して夫の側は、おそらく、そもそも女性である妻から暴力を受けているという事態を、男性として恥ととらえる傾向が強いといえるでしょう。また、「家庭も満足に仕切れない男がろくに仕事などできるわけがない」などと見られる可能性もあり、勤務先での立場が悪くなると考える傾向も強いようです。そのため、周囲に相談できず、被害に耐え忍ぶケースが非常に多いといえます。写真や録音などの証拠が残っているケースも極めて少ないため、夫のDV被害は明らかになりにくいといえます。また、これらの問題をクリアして調停や訴訟で離婚の手続をとることが可能な場合でも、夫と妻の間の経済格差から慰謝料を妻からとることが難しいといった問題があります。養育費や財産分与をするとなると、被害者は夫であるにもかかわらず、離婚によって妻の側が経済的に得をするケースも少なくありません。離婚に至っても、夫の側には不公平感が残る結果になってしまうのです。 ■DVを受けたらすべき対策やはり、一般的には、夫の場合、「女である妻から一方的に暴力を受けている」という主張について、疑いを持たれやすいことは否定できません。ですから、暴力を受けて怪我をした場合には、必ずその状況を写真にとっておく、キレ始めた妻の状況などを明らかにするために、途中からでもいいので可能な限り録音する、暴力を受けたら、そのことを日記やメモにしてリアルタイムで残しておく、病院にいて診断書をとっておく、など、マメに客観的な証拠を残しておくことが重要ではないかと思います。そして、離婚の手続については弁護士に、身辺の安全を確保するためには警察や公的な相談機関などに相談することが必要です。慰謝料をもらえなくても、実質的に慰謝料相当分を考慮した条件で離婚する(例えば財産分与を調整する)ことも、状況次第で可能になることもあります。 ■恥ずかしがらずに相談することが第一歩男性のDV被害を幅広く救済するためには、被害を受けている男性ひとりひとりがその被害を申告・相談することが第一歩となります。被害男性の声がもっと広がれば、男性のDV被害は恥ずかしいことではなく、被害を受けたことを前提とした条件で離婚することも徐々に可能になっていくのではないかと思います。 *この記事は2015年9月に公開されたものを再編集したものです。*著者:弁護士 寺林智栄(ともえ法律事務所。法テラス、琥珀法律事務所を経て、2014年10月22日、ともえ法律事務所を開業。安心できる日常生活を守るお手伝いをすべく、頑張ります。)【画像】*けいぞう / PIXTA(ピクスタ)【参考】内閣府男女共同参画局-配偶者からの暴力に関するデータ
2016年11月24日こんにちは、ママライターの広瀬まおです。みなさんは、『メンタルDV』 という言葉をご存じですか?一昔前まで、DVというと“男から女へ”というイメージでした。「俺が稼いでやってるんだぞ!」と暴力を振るう男と、それに泣いて耐える妻という昭和ドラマではある意味定番のやりとりが現実に存在しました。昨今では他にもさまざまなケースのDVが認知されてきています。その中でもとりわけ有名になっているのが、『精神的モラハラ(=メンタルDV)』です。これまでは“DV”と聞くと、体の傷が注目されがちでしたが、近年では心の傷にもスポットが当てられるようになってきた のです。具体的なメンタルDVとして、・無視・陰口・家族の前で悪しざまに言うなどが挙げられます。これらの精神的なDVを行う人の中には、女性も少なくないといいます。つまり、“妻から夫へ”DVが行われるケースが増加してきているのです。妻の嫌がらせや嫌味にじっと耐える夫たち……。今回は、“妻から受けたメンタルDV”の実態について、中学校入学前までの子どもを持つパパ10人に聞いてみました!以下のエピソードは許可を得て紹介させていただいております。●(1)バンバン小言を言ってくる会社員のDさんは3歳と新生児の子を持つお父さん。奥さんは専業主婦で、自宅で二人の面倒を見ています。『ストレスがたまっているのは分かるけど、帰ったらすぐに小言の嵐 。ちょっとネクタイをソファに置いただけですぐに片付けろと言う。二人の面倒が大変だろうから、たまには息抜きしてくればと言っても、僕を信用できないというんです。誰かに言うほどのことではないんですが、毎日これだとたまりません』●(2)機嫌が悪くなると無視。理由を聞いても無視商社に勤めるAさんは、幼稚園に通うお子さんを持っています。奥さんは時々パートに出ることもあるそうです。『朝起きたときや帰ったときに、あいさつをしても無視されることがあります 。子どもをはさんでの会話はするのですが、夫婦間ではなし。理由を聞いても、答えてくれません。悪いことをしたなら謝りたいのに、そのチャンスもないのはつらいですね……。数日すれば元通りなので、嵐の期間だと思って耐えています』●(3)よそのお父さんと比較してくる会社員のTさんは、小学校3年生のお子さんを持っています。奥さんは専業主婦で、学校行事に積極的に参加しているそうです。『うちの会社は休みが不定期で、他のお父さんのように学校行事に参加するのが難しいんです。運動会も何度も念を押してやっと休みをもぎとれるほど。他のお父さんは出てるのに 、と何度も言われるのはキツイです。俺だって、正直行けるものなら行きたいのに……』----------いかがでしたか?「えっ、これもメンタルDV!?」「これくらい言っちゃうよ」というケースも多いのではないでしょうか。実は私もちょっとは心当たりがあります……。いじめ問題と同じで、当事者にとってはささいなことでも、される側にとってはつらいことがあります。まして、家庭という場では鬱憤が蓄積しがち。互いのイライラをぶつけるのではなく、不満点と改善案を話し合える空気を作れるといいですね。●ライター/広瀬まお(コピーライター)
2016年07月30日「普段は優しい彼。けれど、ときどき怒りっぽい癖があって心配」もしかしたらそれは、DV予備軍の可能性があるかもしれません。いつもは穏やかな性格なのにスイッチが入ると攻撃的になって、言葉の暴力や肉体的な暴力で女性を威圧する男性は危険です。ただし、そうした男性は結婚してからDVが発覚する場合が多いので、結婚する前に見極める必要があります。DV予備軍の特徴を知って、被害を未然に危険を防ぎましょう。■増加するDV被害DV被害者は年々増加しており、2014年の相談件数は1年間で102,963件(厚生労働省)。そのほとんどが女性からの相談で、国内におけるDVの深刻化が問題となっているのです。しかし、これは実質的なデータで見える数値。相談できずDVに怯えながら暮らしている女性もいることが予測され、DVに関する法律を定めるなどして国も呼び掛けています。肉体的な暴力だけでなく言葉の暴力による精神的な被害も増加傾向にあり、モラハラやパワハラも放っておけない危険なDVです。そこで今回は、将来的にDVに発展する可能性が高い男性の特徴をご紹介します。彼の言動を観察して、DV予備軍でないかを冷静に見極めてほしいと思います。 <対抗心が強く小バカにする癖がある>DV予備軍の特徴としては、強い対抗心をもっているのが特徴で、他人を小バカにしたり嫌味を言ったりして、素直に認められない性質があります。たとえば「同僚の○○さんって優しいんだよ」と言うと、「そのくらい当たり前だろ」とか「どうせ好感度を狙っているんだろ」など否定的な言葉が目立つのが癖。ところが、自分の発言を否定されたりバカにされたりすると小さなことでも苛立ちを露わにし、威圧的な言葉や態度で抑えつけるようなら男性はDV予備軍の可能性が高いです。 <嫉妬や束縛が度を越えている>典型的なDV予備軍の特徴が過剰な束縛と強い嫉妬心。独占欲が強く、些細なことでも他人を褒めたりすると不機嫌になったりスネたりします。精神的に自立できていない証拠で、恋愛に依存することで自分の存在意義を保っているため、自分以外の他人に関心を向けられると心が不安定になりDVに発展するケースが多いです。このタイプは自分の都合のいいように彼女をコントロールしたがるのが特徴で、被害妄想も激しいため、勝手な勘違いで不機嫌になる傾向もあります。<他人の幸せを妬んで卑屈になる>友人の幸せ話や羨ましいと感じたエピソードを話し、明らかに妬んだ態度を見せて卑屈的になったらDV予備軍の可能性が高くなりますね。たとえば「まだ付き合って半年なのに○○ちゃん結婚するんだって!」と言うと、「何が言いたいの?」とか「どうせ直ぐに離婚するさ」と嫉んだり否定的な態度をとったりすると危険。他人の幸せを素直に受け入れられない男性は精神面において大きな欠陥がある証拠なので、苛立ちを抑えきれなくなると言葉の暴力や肉体的な暴力で解消するおそれが出てきます。あなたの彼は大丈夫ですか? もしDV予備軍の可能性があるなら、冷静に見極めて自分にとって最善の決断を選択しなければなりません。一度でも暴力をふるわれたら、それを受け入れてはダメ。一度許してしまうと、必ず同じことを繰り返すのがDV常習者です。そして、DVがエスカレートしていきます。結婚してからでは手遅れですから、日頃から彼氏の言動を観察しておきたいですね。未来の自分を守るために今できることは、DV予備軍の男性とは関わらないことですよ。
2016年07月17日最近では、「DV」という単語も広く使われていますね。DVとはドメスティック・バイオレンスの略で、家庭内暴力とも訳されますが、恋人同士など身近な関係での暴力をさします。DVにかぎらず、付き合っているうちには浮気や借金など彼の抱える問題がでてくることもあるかもしれません。しかし、さまざまある問題の中でも、体力的に弱い女性がもっとも危険にさらされるのがDVだといえます。女性は一度相手のことを好きになると、母性本能がはたらいて「彼をわかってあげられるのは私だけ」と思ってしまうもの。DVを受けても人に相談しないまま深刻化する傾向があります。ですから、危険なのです。DV男の特徴のひとつは、周囲の人が口を揃えて「そんな人に見えなかった」と言われるくらい他人が気づきにくい点。そこで今回は元女探偵の筆者が相談を受けたことがあるケースの中から「付き合うとあとで絶対後悔する男のDV特徴4つ」について解説します。■1.避妊をしてくれないDVの根底にあるのは、「相手の人格を無視した思いやりのない行動」です。妊娠したらどうしよう・・・・・・という女性の不安を無視して自分の性欲を優先させて、嫌がる姿を見ても何も感じない男性は決してまともだとは言えません。いくら他のときに優しくても、表面的な優しさにだまされないようにしましょう。■2.話を聞かないとキレる彼と一緒にいるときにスマホを見ていて話を聞いていなかったり、テレビを観ていてLINEの返信が遅れたりなど、彼を少しでも後回しにするといきなりキレる男性もいます。そんな男性は、自分の都合しか考えていないDV男の可能性あり。ちょっとLINEの返信がないと何をしてきたのかしつこく聞いてきたり、1時間おきに連絡をさせるような男性は要注意です。■3.他の男性との交流を絶たせようとする彼女には他の男性と一切かかわらないようにさせるいっぽうで、自分は平気で他の女の子と遊んだりする身勝手な男性も要注意。文句を言うと「俺はいいんだ」とキレたり、「女は襲われたら逃げられないから」など身勝手な論理をふりかざしてくることもあるので、危険です。■4.女性を信用していない「どうせオマエは俺を裏切るんだろう」「だから女は信用できない」などの発言が酔ったときなどにぼろっと出てくる男性は危険です。幼少期のトラウマや過去の男女関係のトラウマで、女性不信になっているDV男の可能性があります。女性と対等に付き合う感覚を持ちあわせていないので、何かのさいに爆発して女性をモノ扱いしはじめることも。■おわりにいかがでしたか。1つでも当てはまるところがある男性はDVの素質あり、です。恋は盲目、と言うように、人を好きになるときは相手のよいところしか見えないもの。一見よい人そうに見えても、問題がある男はどこか表面にそれが出ています。今回説明した特徴に当てはまる人だったら、安全のためにもそれ以上深入りをしないことをオススメします。DV男の性質はまず一生直りません。「私がどうにかしよう」と考えるのは絶対にダメですよ。さっさと逃げてくださいね!(上岡史奈/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年06月20日「どの口が言う?」とツッコミを入れざるを得ない、アンバー・ハードのとんでもない過去が発覚した。「私はジョニー・デップからDVを受けた被害者よ!」と主張しているアンバーだが、「TMZ」によってアンバー自身がDVの加害者として逮捕された過去を暴露されてしまった。事件は2009年9月14日、シアトル・タコマ国際空港で起こった。アンバーと当時のパートナーのターシャ・ヴァン・リーの間で口論が勃発、アンバーがターシャの腕をつかんで叩き動揺させた。それによってアンバーは逮捕され、マグショットまで撮られることに。さらに裁判所にも出頭した。ところが事件はワシントン州シアトルで起きたため、カリフォルニア州在住の2人に対して検察は追及しないと判断したようだ。ただ、無罪放免というわけではなく、裁判官は「2年間の出訴期間に検察が気を変えるかもしれない」と注意を促していた。ジョニーには元妻のロリ・アン・アリソンやヴァネッサ・パラディ、娘のリリー・ローズ、テリー・ギリアム監督など、「彼が暴力を振るうわけがない」とかばってくれる味方がいっぱいいる。DVの加害者としての逮捕歴が明らかになってしまったアンバーは不利な状況に追い込まれた。(Hiromi Kaku)
2016年06月08日ジョニー・デップとの離婚を申請したアンバー・ハードが、ジョニーから家庭内暴力(DV)を受けていた主張していることに関し、ジョニーの娘リリー・ローズが父親を擁護した。リリー・ローズは29日、幼い頃の自身とジョニーの2ショットと思われる写真をインスタグラムで公開し、「私のお父さんは、私が知る中で最も優しくて愛情に満ちた人。私と弟にとってすばらしい父親以外の何者でもなく、お父さんを知る人はみんな同じことを言うと思います」とコメントした。リリーはまた、アンバーが主張するDVが事実だという証拠はなかったとロサンゼルス市警察が語ったというPeople.comの記事も掲載した。アンバー・ハードは先日、目元にあざができた状態で出廷し、デップからDVを受けていたと主張。これを受けて、ジョニーにアンバーへの接近禁止命令が出されていた。
2016年05月30日こんにちは、恋愛作家の片瀬です。昔に比べると、パートナーに対してハッキリと意志を伝えられる女性が増えたと思います。カップルにしても夫婦にしても、性別の違いで優劣の決まる関係ではないことを、お互いが理解しているからかもしれませんね。それにともなうように、男性より強い女性も増えています。実は少し前にある男性からメール相談がきました。その内容が「これってデートDVですか?」というもの。「男性より強い」と聞くと、特殊な女性を想像するかもしれませんが、決して特別な事例ではないのです。そこで今回は、女性からのデートDVで多い、相手を傷つけてしまう言動についてお話ししたいと思います。■「女は弱い」は間違い!? 性別による体格の違いから、力で女性が男性に勝てることは少ないです。しかし、こうした「女性は男性より力が弱い」という考え女性がデートDVをする原因のひとつになっていると考えられます。「男のほうが強いんだから、手を出されたって耐えられるでしょ!」実はこれ、さきほどの相談をくれた男性が言われ続けていた言葉だそうです。そのとき、彼は「手を出す女性のどこが弱いんだろう…」と疑問に思いながらも、反撃することはありませんでした。反撃しなかったのは、彼が弱いからではなく「弱い相手に手を出してはいけない」という考えを、無意識に植えつけられていたのかもしれません。「女性は弱いんだから」という考えは、暴力をふるっても良い免罪符にはなりません。そして何よりも、男女関係なく、力で相手をねじ伏せるのは「愛」ではなく単なる「支配」です。■束縛は愛のカタチではない束縛することを愛情表現だと勘違いしている人がいます。ハッキリ言えば、それは愛情表現ではありません!好きな人を独占したい、ほかの人にとられるのが怖い。これは好きな人がいるときに抱く、ごく自然な感情です。しかし、それで相手を縛りつけるのは、愛情とは言えません。 だからと言って、その気持ちを我慢しろとも思いません。ヤキモチを妬いたのなら「○○さんと仲良くしてて、ちょっと妬けたよ~!」と伝えるだけで、相手には、「あの状況はヤキモチを妬かれる距離感なのだ」と理解してもらえます。ポイントは、相手を自分の思い通りにするのではなく、「お互いにとって丁度良い状態を2人で見つけること」です。「自分がされて嫌なことはしない!」という考え自体は良いと思います。しかし、それを相手に強要し、束縛することとは違うので注意してくださいね。■「あなたって○○」が増えると要注意!褒める意味で「あなたって、気が利く人だね」なんて言うことはあるかもしれませんが、けんか中や相手へのイラ立ちを口に出すとき「あなたって無神経だよね」「あなたって手間かけるよね」「あなたって仕事遅いでしょ?」などと言っていませんか?以前、 けんかについてのコラム を書きましたが、相手を否定するようなことを言うのは、相手に見えない傷を作っているだけです。彼の行動だけでなく、彼本人を否定するような発言が増えると、言われるほうも言うほうも、感覚がまひしてしまいます。よく「子どもを否定し続けると、自己肯定感の低い子どもになる」と言われますが、これは大人になっても言えることです。感謝するときは、相手そのものに感謝しても、嫌なことを伝ええるときは、相手そのものを否定しないことが大切です。「男の人だから多少のことで傷つかない」のではなく、「傷つくところを見せないよう我慢しているだけ」かもしれませんよ。
2016年04月21日2000年頃は1年間で5万件前後だったDVの相談件数が、2013年には年間10万件を超える状況に。その後も増え続け、DVは深刻な問題になっています。配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律として“DV防止法”が施行されましたが、それでもDVの被害件数は減ることなく増加傾向。そのなかでも特に目立つのは、やはり「夫婦間でのDV」です。そもそも、なぜ暴力的な男性と結婚するのでしょうか。実は、結婚してからDVに目覚める男性も少なくありません。これは、カップルのときはDVしなかったのに、結婚してしばらく経ったら暴力的になる悪質なパターン。つまり、DVを“隠し持っている”男が多いということが言えるでしょう。では、“隠れDV”との結婚を回避する方法はあるのでしょうか。100%とは断言できませんが、ある程度の癖や言動から将来的にDVしそうな予測を立てることは可能です。思いあたる言動があったら要注意! それぞれの特徴をご紹介しましょう。過剰な嫉妬心と束縛ある程度の束縛やジェラシーはカップルなら少なからずあるはず。ところが、隠れDVの男性は嫉妬心や束縛が尋常じゃない。できることなら「行動を監視してやろうか?」と思わせるくらいの束縛体質。愛情の裏返しなのかもしれませんが、さすがにノーマルを超えた嫉妬深さは危険サイン。独占欲が強く制圧したがる「メールの返信がおそいんだよ!」とか、「ライン既読してから返すの遅くない?」といった感じで独占欲の強さが垣間見えるタイプ。これなら危険レベル2くらいですが、そんな些細なことで「なんで?理由は?」「常識的におかしくない?」などと追い詰めて制圧するような態度をとるなら危険レベル5。神経質で批判的突発的にキレやすい男は、過剰な神経質です。そのうえ、些細なことでも強く批判したり非難したりしてくるタイプは将来的に不安です。「だから言っただろ?」とか「お前じゃ無理なんだから」などと平気で自尊心を傷つける男性は隠れDVの可能性があるかもしれません。 当然のことのように責任転換する失敗を誰かのせいにして、少なからず自分は正しいと思っているタイプ。もちろん、周囲からすれば「おいおい・・・」って感じなので、次第に孤立しがち。ストレスを溜めることも多い性格なので、イライラの向け方を間違ってしまい身近な存在に暴力を振ってしまうことが予想されます。裏と表の性格が激しい外では良い人を演じているのに、陰では他人の悪口を言ったり批判したりするタイプは用心したほうがよさそうです。ダークな裏面が濃い男性ほど、本質の部分に暴力的な一面を隠しもっているおそれがあります。できるなら共同生活は避けたいところですね。感情が安定していない情緒不安定の男は隠れDVの可能性が高いです。いろいろと敏感な気質なのでストレスを溜めやすく、外でのイライラを身近な存在にぶつける傾向があるようです。日頃から彼の言動を観察し、感情のブレが激しくないかをチェックしましょう。「大丈夫?」と声をかけて激しめに否定するような口調が垣間見えたら、ちょっと危ないですね。酒癖の悪さが目立つ説明不要の隠れDVが酒乱。酒癖が悪い男は、遅かれ早かれ暴力的になる可能性が考えられます。酒を飲んで人格が変わるのはダメ。「お酒飲んだときだけだから・・・まっ、いいか」なんて軽く許していたら後悔しますよ。とても厄介なパターンなので、くれぐれも注意しましょう。DVはワンパターンじゃないDVは肉体的な暴力だけではなく、精神的にダメージを与えるモラルハラスメントもあります。ほかにも性的DVや金銭面での苦痛を受ける経済的DVなど様々。また、DVには習慣化するタイプと一時的なタイプの2種類に分かれ、どちらも共通して言えるのは、一度DVしてしまうとその後も続くということ。・習慣化タイプ・・・イライラすると日常的にDVするケース・一時的タイプ・・・突然キレてDVに発展。徐々にエスカレートする結婚してからでは手遅れになるケースも多いため、彼とのコミュニケーションで怪しいと感じる瞬間があれば、隠れDVの可能性があることを自覚しておきましょうね。
2016年04月10日トレンドマイクロは1月13日、Webサイトに発行されるSSL証明書の1つであるDV(ドメイン認証)証明書を悪用する不正広告があることを、セキュリティブログで明かした。この攻撃は、国内ユーザーを「Angler Exploit Kit(Angler EK)」が埋め込まれたWebサイトに誘導し、最終的にオンライン銀行詐欺ツールをPC上にダウンロードさせるというもの。2015年にも国内ユーザーを狙った同様の攻撃が見つかっている。具体的な攻撃手法は、「Domain shadowing(ドメイン・シャドウイング)」であることがわかっている。この手法により、攻撃者は正規のドメインの配下にサブドメインを作成し、サブドメインから攻撃者の制御下にあるサーバにユーザーを誘導する。サブドメインへのトラフィックは、Let’s EncryptのSSL証明書を取得していた。トレンドマイクロでは、Let’s Encryptプロジェクトの証明書が悪用されることを想定しており、監視を続けていたという。また同社は、2015年9月の攻撃で確認したセキュリティ対策製品を回避するコードと類似したコードも発見している。サーバ証明書の認証局としてSSLシステムの信頼性が悪用される可能性があることは以前より問題となっており、トレンドマイクロは「攻撃者が正規ドメインの配下にサブドメインを作成できることを示した今回の事例では、こうした問題が浮き彫りになった」とコメントしている。不正攻撃を防ぐためには、Webサイトの管理者はコントロールパネルが正しく保護されているか、管理外のサブドメインが勝手に作成されていないか、定期的に確認する必要がある。ユーザーは、証明書で保護されたWebサイトであっても、必ずしも安全ではないことを認識し、よく注意してWebページを閲覧しなければならない。なお、トレンドマイクロは今回悪用された証明書についての調査内容をLet’s Encryptに報告している。
2016年01月14日子どもがいる家庭で家庭内暴力を行うことを指す「面前DV」。「家庭内DVは児童虐待につながる--子どもが受ける『面前DV』の深刻な被害とは」と題した前編では、対策に力を入れている大阪府茨木市を例にして、家庭内のDVが子どもに及ぼす影響や、被害者の支援策についてご紹介した。後編となる今回は、被害の早期発見のため必要なこと、加害者にならないための予防策について引き続き茨木市に聞いた。○"問題児"の背景に面前DVがあるかもしれない「面前DV」に関して、DV担当と児童虐待担当が連携して支援に取り組んでいる茨木市。問題解決のために大切なのは、できる限り早期に被害を把握し、適切な対応を行うことだという。担当者は「DV・児童虐待の双方の視点を常に意識した感度の高い相談を実施できるよう、支援者のスキルアップと支援者同士の連携を図っていく必要がある」と語った。また、民生委員などさまざまな機関に寄せられたSOSを見逃さず、支援に取り組みたいとしている。さらに求められているのが「子どもたちの観察」だ。DV家庭で育った子どもたちは「自分は愛されている」という経験が極めて少ないので、自尊心が低くなる傾向がある。その結果、暴力的になったり、落ち着きがなくなったり、過覚醒、解離、引きこもり、不登校など、一見非行や問題行動と見られてしまうような形で変化が表れてくることが多いとのこと。「『問題児』として捉えられていることも少なくなく、その背景にDVや児童虐待があるかもしれないということを、子どもに関わる人たちがアンテナを高く見ていけるかが重要になってくる」と話してくれた。○加害者にならないための教育を"幼児"から加えて茨木市では、"幼児"の段階から、DVや虐待の加害者にならないための取り組みを進めている。そのひとつとして導入しているのが、アメリカで開発された「セカンドステップ」と呼ばれる教育プログラムの実施だ。ぬいぐるみやカードを使って、ある状況に置かれた登場人物の気持ちを想像し、子どもたちに自由に発言・話し合いをしてもらうというもの。「怒りの感情を自覚し、自分でコントロールする力」「自分の気持ちを表現し、相手の気持ちに共感してお互いに理解し合い、思いやりのある関係を作る方法」などを学ぶことができる内容となっている。「小学校でキレやすい」「相手の表情を見て怒っているのかわからない」などの子どもについての相談が親から寄せられたことをきっかけに導入を決定。市内の公立保育所・幼稚園の5歳児を対象に週1回、計28回のコースを実施している。市では、「日々の保育の中で訓練を繰り返すことで、子どもたちがよりよい人間関係を作れるようになり、ひいては虐待やDVの加害者になることを防げるのではないか」と期待を寄せている。加えて注力しているのが、若年層に向けた「デートDV」の啓発だ。「デートDV予防啓発冊子」の配布や、「デートDV予防啓発ワークショップ」を開催し、中学生や高校生、大学生などを対象に、お互いを尊重し対等な関係を築くことについて考えてもらう機会にしているという。「恋人から暴力を受けることが"当たり前"だと思ってほしくない。自分を大事にして、もし被害にあったらSOSを出すことが大事だと伝えたい」と語った。暴力の連鎖につながりやすいという「面前DV」。将来にわたって被害が続いていくのを防ぐためにも、被害の早期発見と「加害者にならないための教育」という予防策が必要となるだろう。※写真と本文は関係ありません
2015年12月22日こんにちは、ライターの矢沢ゆうです。女性のDV被害が年々、深刻になっているのは皆さんもご存じかと思います。しかし、その陰に隠れて今、男性のDV被害も増えてきているんです。警察庁の調査によると、2014年のDV被害件数のうち5971件は男性の被害件数として挙げられています。これは2010年の796件よりも約7.5倍に増加していて、かなり深刻な問題として取り上げられています。「逆DV」とも呼ばれるこの状況があまり知られてないこと、女性ばかりが被害に遭っている情報しか流れてこないこと、この2つに私はとても恐怖を覚えました。そこで今回は、女性がDVの加害者にならないために気を付けるべき4つのことをご紹介したいと思います。■1.周囲への不満を人にぶつけない「DVする人って人間関係のストレスを人にぶつけているような気がする。人に当たることでストレスを解消しているというか・・・。」(27歳/女性)人間関係を築く中で不満は避けて通れない道です。その不満を、別の人に当たって解消している人はDVの素質が大アリと言っても良いでしょう。それが振り切ると、暴力や陰湿な嫌がらせに繋がっていきます。自分も相手も傷つけない恋愛をするためには、自分に合ったストレス解消法を見つけることが不可欠です。■2.相手の私生活を知りすぎようとしない「女の子って男のことをすごく知ろうとするじゃん。だけど、それって男からしたらかなり迷惑というか・・・苦痛なんだよね。」(24歳/男性)これは女性特有の観点かもしれません。好きだからこそ、相手の全てを知りたくなってしまいますよね。しかし、男性側からしたら「精神的な苦痛」を伴うことがほとんどです。DVは暴力だけでなく、精神的な苦痛も含まれることがしばしばあります。「私は好きになったらこのタイプかも・・・」と感じる方は、要注意です。■3.家族との関係を1回見直してみる「私の男友達が彼女に嫌がらせを受けていたけど、彼女、どうやら家族と上手くいってなかったみたい。何も言えないけど、家族との関係は大事だと思う。」(26歳/女性)DVの加害者になってしまう人は、家族と上手に関係が築けていないなんてよく言いますが、実際にその傾向がある、と感じる人もいるようです。もともと一番身近であるはずの家族との接し方は、同じく身近な存在の恋人にも影響するのかもしれません。過去に私も、DVとまではいきませんがお付き合いしている人から言葉の暴力を受けたことがあり、密かに相手の家族関係を調べてみたら、家族とはほぼ絶縁状態だったなんてことがありました。もちろん、家族と関係が築けていないからといって、DVの加害者になってしまうとは断言できません。家族との関係を見直すと、自分の事が少しわかってくるかもしれません。是非1度やってみてはどうでしょうか。■4.「こうあるべき」の考えを捨てる「男子はこうあるべき、女子はこうあるべきっていう考えがDVにつながるって聞いたな。これには少し納得した。」(29歳/男性)いわゆる「男女尊卑」や、行き過ぎたフェミニズムなどでしょうか。「こうあるべき」に当てはめて相手を尊重しないことが、DVの原因でもあるようです。「男の人はこうあるべき」というのが強すぎると、そこから彼が外れた時にひどく非難したり、結果としてDVへとつながっていくのかも。■おわりに女性は男性よりも陰湿な分、DVになるとかなり厄介です。相手も自分も傷つけないためにも、この4つは是非とも覚えておきたいものですね。(矢沢ゆう/ライター)(ハウコレ編集部)
2015年11月08日こんにちは、ライターの矢沢ゆうです。男女トラブルでよく耳にする、ドメスティック・バイオレンス。元々、家庭内暴力という意味で使われていたDVという言葉ですが、最近では現在形、過去形関係なく恋人間でも使われるようになりました。DVの定義が幅広くなったためか、警視庁の調査によると、2014年で把握したDV被害件数は5万9072件と過去最多記録を更新しました。これは3人に1人がDVの被害に遭っているという数字になんだそう。いつ、誰が、DVの被害に遭うか分からない、とても恐ろしい時代になってきているんです。そこで今回は、実際にDV被害に遭った20~30代女性20人に、DVの被害に遭わないために気を付けるべきことを聞いてきました。■1.自己主張する力を身に付ける「私がそうだったんだけど、元彼の顔色ばかりうかがっていたから、自分の意見とか言えなかった。どこかで勇気出さないと、自分が辛くなるんだよね。」(32歳/書店員)DV被害に遭わないためには、この力が必要になってきます。「嫌なものは嫌!」とはっきり言えないでいると、どんどん相手のペースに巻き込まれていく一方です。この力を付けるためには、自尊心を高く保つことが大切になってきます。DVのパターンは、パートナーの自尊心を壊して精神的に追い込むことが多いので、それを理解しておくだけでも自尊心を保つ1つのキッカケになります。■2.盲目になりすぎない「相手のことが好きすぎると、何でも許しちゃうし言うことも聞いちゃう。ダメだって分かっているんだけど、捨てられたくなくて。」(26歳/美容師)相手に盲目になりすぎてしまうのも、DV被害者の特徴の1つです。大好きな彼だからこそ、嫌いな部分も受け入れてしまいがち。だけど、それで本当に幸せな恋愛ができるかどうか、よく考えてみて下さい。そこを真剣に見つめることができれば、1の力もきっと身につくはずです。■3.過度な期待を押し付けない「私は『いつか彼は優しくなる、きっと私が望んだ彼になる』って心のどこかで思っていた。そんな期待、自分も相手も苦しくなるだけなのにね(笑)」(25歳/花屋店員)「DV被害者にも悪い部分はある」なんて意見をちらほら見かけますが、それの1番の根拠はこれだと私は考えています。「彼はきっと変わる」という健気な女性ほど、DVの被害に遭いやすい傾向があります。その期待を過度に押し付ければ、相手はさらに本性を出してあなたを傷つけることをするという、悪循環を生みます。どこかで諦めがつけば、DVから離れられるので、諦める勇気を持つことも大切です。■4.相談できそうな友人を整理しておく「彼とののろけ話は色んな人に話せるけど、深い話はできなかった。そういう人を1人でも見つけられると絶対、楽になれるよ。」(33歳/医療事務)無料の相談機関などを頼るのも良いですが、1番良いのは身近に相談できる人がいるということ。自分のことをよく知っている第三者からの意見は、とても現実的で自分のためになります。普段から相談できそうな友人を整理しておくと、いざという時に力になってくれるかもしれません。■おわりにDVは今や社会問題にもなっている、身近な男女トラブルです。被害に遭わないためにも、自分自身で対策を考えておきましょう。またこの4つはDV被害だけでなく、恋愛依存体質にならないための対策にもなります。一石二鳥のこの対策、覚えておいて損はないはずですよ。(矢沢ゆう/ライター)(ハウコレ編集部)
2015年11月01日DVという言葉はみなさん知ってると思いますけど、じつはとても多くて、しかも本人たちが気づきにくいのが言葉のDVです。ケンカのたびに、「ブス」や「てめぇ」など、ただただ相手を傷つけるためだけのセリフを言われる、というものです。ハッキリ言って、そんなカレとは別れるのが一番。こういうのって性格なので、治すのはかなり難しいのだそう。でも、もしみなさんがそれでもカレとの交際を続けたいと思うのなら、そのDVが出てこないように上手に対処する必要があります。そこで今回は、言葉のDVをする彼氏との交際経験がある2~30代女性20人に集まってもらい「言葉のDVカレと付き合うためのマニュアル」について聞いてみました。■1.危険な日は会わない「カレが疲れてたり機嫌が悪そうだったり、『今日もしかしたら爆発するかも・・・・・・』っていう日には、お互いに会わないようにするってルールを作ったよ。カレも自分がイライラしちゃうのはわかってるから、そういうのは理解してくれる」(公務員/26才)これを挙げた人は多かったです。たしかに、会わない限りは安心ですね。付き合っているとなんとなく、「今日ヤバイかも」な予感がするときってありますし、こういうのはだいたい当たってしまいますよね・・・・・・。会いたくても、我慢です。■2.外で会う「『ヤバイかも』な日には注意するってのは賛成。ただ私たちは、そういう日にはレストランとかでご飯食べてバイバイみたいなデートにしてた。外だと暴言とか出ないんだよね」(受付/32才)これも賢い。結局、DVとかは強がりなんで、彼女以外の人がそこにいると出せないものなんです。危険なのは、どちらかの家ですね。ここを避けるだけで、だいぶマシかも。■3.逃げる「家とかで会ってて、ちょっとカレに火がついたかなと思ったら私は全速力で家の外に逃げる。本当に走って、カレになにも言わないで逃げる」(編集/25才)「今日は大丈夫」と思って家で会っても、100%安心じゃありませんね。そういうときのために、いつでも嫌な予感がしたらとにかく逃げる準備をしましょう。外に出たらだいたい人がいるので、大丈夫なはず。時間を潰してから帰るか、その日は外泊ですね。■4.次はない「完全に防げはしないけど、『次そんなこと言ったら絶対に別れるからね』っていうのはきちんと決めておくべきだと思う。じゃないとあっちも『結局泣いて謝れば許してもらえるでしょ』って思っちゃうから」(出版/30才)どうやら、許しちゃうことがカレの言動がエスカレートする原因だったりもするみたいなんです。「次はない」としっかり言っておくことは、予防のためにも重要です。■おわりにどうでしたか?大好きなカレが、突然豹変して怖くなってしまう。本当に辛いですよね。最初にも言ったように、基本は別れることをまず考えるべきだと思います。でも、別れないと決めたのなら、その代わりにこれらのルールを作ってしっかりと対処してくださいね。言葉のDVで傷つくのは、間違いないなく彼女の方ですから。(遣水あかり/ハウコレ)
2015年06月26日DVだったり、浮気だったり、そういう「明らかにダメなこと」をする彼氏だと「あ、この人と付き合ってちゃいけない」ってすぐに気づけますよね。だから問題ありません。だけど、なかなかそう気がつきにくいダメ彼氏だと、まわりから「別れなよ!」とか強く言ってもらえるまでは自分では全然わからないこともあります。そこで今回は、元No.1キャバ嬢のナナミ・ブルボンヌさんに「気づきにくいけど本当にダメな彼氏の特徴」について聞いてみました。自分の彼氏のダメさに気づいて!■1.「金貸して」「彼女からお金を借りようとする男。お金がないことはまだしも、プライドまでないのですから救いようがありませんね。私だったら、貸したお金を返してもらう前に、さよならします」付き合っているくらいですから「困っているならちょっとくらい・・・・・・」となってしまいがちですが、私もこれはカップル間で絶対に避けるべきことだと思います。どんなに仲がいい親友でも恋人でも、お金が挟まってくると途端に関係がおかしくなってしまいますからね。■2.「外に出すから」「コンドームをつけずにしたいと言い出す男もアウトです。こういう男に限って『本当に好きだから、ゴムをつけてたら満足できない』なんて都合のいいセリフで騙そうとしてきますが、ただ自分の欲望を満足させたいだけ」結局、なにかあったときにカレにできるのはお金を払うことだけですからね。まったく無責任すぎます。こんなこと一度でも言ってきたら、私もその瞬間にお別れしますよ。あとは、「ピル飲んでよ」とかね。■3.働けない「働く意欲のない男性は、まったく将来が見えないのでダメですね」少なくとも、あなたに少しでも将来を考えた交際をしたい気持ちがあるのなら、「別れるか働くか」の決断を今すぐ迫るべきでしょう。■4.束縛男「束縛をしてくる人がダメな理由は2つ。ひとつは、あなたの青春が台無しになってしまうから。もうひとつは、DVに発展する可能性が大きいからです」彼氏がいても、ほかの男子と遊んだりして楽しむ権利は当然あるはず。これを奪われてまでその人と付き合う価値はなかなか見出しにくいですよね。あと、DV男になる可能性については私も賛成です。■4.イベントを軽視「誕生日、クリスマスなどのイベントを軽んじるタイプの彼氏は、ろくな人がいませんね。たとえ自分が『記念日なんてどうでもいい』って思ってても、彼女のために一生懸命頑張ってくれるのが良い彼氏です」やっぱり、女子にとって彼氏との記念日は重要ですよね。ほかの日はダメダメでも、この日だけでも頑張ってくれたらそれだけで好きでいられます。逆に、記念日でも家でDVDとかだと、先が思いやられますね・・・・・・。■おわりにどうでしたか?一緒にいると、ついマヒしてしまってカレのダメさにはなかなか気づくことができないものです。そうならないためにも、普段から自分の彼氏のことについて、友達などに話をすることは大事ですね。2人の世界に入ってしまうと、そのままどんどん堕ちていってしまう可能性がありますから。(遣水あかり/ハウコレ)(柳内 良仁/カメラマン)
2015年05月24日DVをする男性は女性にとっての敵です。暴力的で危険な男性であればそんな人を恋人にしなければいいのですが、なかには女性から恋人をDV男にしてしまう人もいるのです。しかもその男性が暴力的なDV男ではないのに、女性から手を出してつい手が出てしまっただけの男性を誇張してDVだと吹聴するなんてことも・・・そんなDVを製造する女性の友人におこなった取材を元に、自らDV男をつくってしまう女性の発言を4つ紹介いたします。■1.あなたも殴れば気が済むんでしょ!殴りなさいよ!「ふつうなら小さなケンカで済むような些細なぶつかり合いでも、彼女からヒートアップして彼を逆なでしてたみたいなんです。さんざん罵倒されてもガマンしていた彼は、いきなり頬を叩かれてつい手が出てしまったらしくて。それでもう彼女は錯乱状態で手に負えなかったそうです」小さな小競り合いでも、さんざん罵倒された挙句こんなことを言われれば男性のボルテージも上がってしまいます。そこにつけ入るように手を出して、相手が手を出した途端DVというのは、DVの意味を曲解しているのでは・・・■2.一生懸命作ったのに!もう作らない!「彼が料理の感想を聞かれたから、もう少し味が濃い方が好みかなって言ったそうなんです。そうしたら、彼女は料理を全部ゴミ箱に捨てて、もう料理は作らないとさけび散らしたらしいです。どれだけなだめても収まらず、挙句に彼氏に向かってお皿を投げてきたって・・・その彼は怒りよりも血の気が引いたらしいですよ」料理をおいしいと言ってほしい気持ちは分かりますが、思い通りにならないからといって暴れまわるのは勝手すぎると思います。しかも彼に危害を加えかねない行動を自分から取ってるんですから、どっちが暴力的なのか火を見るよりも明らかです。■3.どうして私が悩んでるのに無視するの?放置するなんてひどい!!「DV彼氏だと騒いでいた彼女の相談を、私はいつも聞いてたんです。で、たまに電話に出れなかったりメールを返すのが遅れたりしたら、私に対しても当り散らされるようになりました。いつでも相談に乗れるわけじゃないし、私の都合なんてお構いなしって感じで」自分の思い通りにならなければ、友達にまで矛先が向かっていたようです。相談に乗ってくれてる友人を大切に思う気配がまったく感じられないですね・・・■4.結局私のことなんてどうでもいいんでしょ、この偽善者!「これも私に言われたことなんですけど・・・どれだけ話を聞いても、どれだけアドバイスをしても聞き入れてもらえなくて。彼女の気に食わない意見を私が言っちゃうと、あんたなんか友達じゃないとか、友達面した偽善者とか散々言われてました。私の方が精神的に参ってしまいそうで、私もどうしていいかホント困りました」友達を友達と思っていないのは、なんていえばなにが起こるか分かったものではありませんが・・・自分のことしか見えなくなっている人を相手にするのは、相当にエネルギーが必要なことです。それよりも、よく相手をしてあげたなと思います・・・■おわりに彼が元からDVではなく、自らDV彼氏をつくってしまう女性の暴走っぷり。彼女には彼女の苦しみがあるのだと思いますが、だからといって周囲を巻き込んで暴れていいわけではありません。心当たりのある方は、自分が知らないうちに周囲に当たっていなかったか、一度よく考えてみた方がいいでしょう。(大西薫/ハウコレ)
2014年09月03日みなさんは、「デートDV」って言葉を聞いたことがありますか?なんだかいっとき話題になりましたよね。結婚した夫婦のなかで問題になってたドメスティックバイオレンス(夫婦間での身体的・精神的暴力)が、じつは恋人間でデートのときにも起こっちゃう、なんていうことで。デートDVのこわいところは、好きな相手からされてるからといってつい気づきにくくなっちゃうこと。そんなわけで今回は、看護師の大木アンヌさんに「アナタはされてない!?看護師が教えるデートDVのサイン」について聞いてみました。■1.舌打ち「かなり初期の段階だけど、カレにDV気質があるかどうか見抜くための一番簡単な方法としては、舌打ちをする人かどうか。イラっとしたときに舌打ちをする人は、自分のイライラを外に出したい気持ちがある人。そのイライラが大きくなると誰か身近な相手にぶつけるおそれがあります」舌打ちする男子って、たしかにちょっとこわいですよね。みなさんのカレは、なんかちょっとやなコトがあるだけで、「チッ」ってしてませんか?■2.物に当たる「あとはやっぱり物に当たる人は危険だよね。物に当たってる人ってだいたいね、本当は人とかを殴りたい欲望はあるけど、でもそれは一応イケナイってわかってるから物にいってるだけで、イライラが抑えきれないレベルまでいっちゃうと危ないんだよ」わお。これはちょっと思い当たるところがあってヒヤっとしてしまいました。いますよね、ムカっとすると物を投げる男子。そういう人と付き合ったりしてませんか?■3.暴言「どんどんヤバくなっていくよ(笑)。ていうかここまできたらもうデートDVそのものですね。ケンカになったとき、『クソ女!』とか『死ねよ!』とかモラハラ発言が飛び出してしまう男性は完全にクロ。正直、ソッコーで別れたほうがいいと思いますよ」普段、なんにもないときにホントに冗談で悪口を言う人はいますが、こういうのとは違ってキレたときに暴言が飛び出す男子が危険なんだそう。ケンカのとき、やけにグサッとくること言うなーと思ったら、要注意。■4.痩せ型で神経質「これはDVのサインとかではないんだけど。外国の精神学者のクレッチマーという人が体型別に性格分類をしたものがありますが、それによると、痩せ型の人は神経質で爆発型。DVの素質アリな場合が多いんです」たしかに神経質な人は、ストレスを溜め込んで一気に爆発させちゃうような人が少なくない気がしますね。体型で人を判断するのはよくないところもあるかもですが、あくまでそういう傾向があるかもしれない、ということで覚えておいて損はないかもしれません。■おわりにどうでしたか?DV気質な人は、アナタの努力次第で治るということは残念ながらあまりないそうです。できるだけあまり怒らせないことか、それか付き合う前にそういうところをうまく見抜いて避けてしまうのがいいかもしれません。一度付き合ってしまうと、「好きだから我慢しなくちゃ・・・・・・」とどツボにはまってなかなか離れられなくなるそうですからね。(遣水あかり/ハウコレ)
2014年06月26日DV男子は、心理学的には理不尽さを受け止めることができない男性だと言われています。つまり、なんでもじぶんの思い通りになると思っているおこさま男子。クールなイケメンで、彼女には極めて優しい男性が、ある日突然にDV男に豹変するので、世の女性は困るわけですよね。今回は、DV男子と付き合ったことのある女性に、どんな男性がDV男に豹変する可能性を秘めているのかについてインタビューしてきました。さっそくご紹介しましょう。■1.親とうまくいっていない「お酒が大好きな人で、私もお酒が好きなので、合うと思って付き合ったのですが、彼は徐々にお酒の量が増えて愚痴っぽくなって壁を殴ったり、後は私を殴るようになりました。彼が実家の親とうまくいってないとは聞いていたんですが、そのとばっちりが私にまでくるなんて(23歳・専門学校生)心理学者などの識者も、親とうまくいっていない男性は、DV男になりやすいと言っていますよね。人の気持ちの根本的な安定は、親との関係に左右されるのかもしれません。■2.束縛が激しい「高校時代に付き合った10個年上の彼がDV男でした。ケータイを見せろから始まって、渋々見せると、男性とのメールを1つ1つ“こいつ誰?”みたいに聞かれて、最後はケータイを2つに折られて、折られたケータイでどつき回されました」(22歳・大学生)彼女は最初は「こんなにあたしのことを愛してくれているなんて!」とうれしかったそうです。束縛と愛とをうまく見分ける目が女性に求められるのかもしれません。■3.立場が弱い者に横柄「ちょっと怖そうな顔つきの彼でしたが、私にだけは優しかったので付き合いました。付き合うとコンビニに行っても居酒屋に行っても、店員さんにすごく横柄で、一緒にいる私は恥ずかしくなって別れたいと言ったら、居酒屋裏の路地でボコボコにされました」(25歳・フリーター)DV男は、最初は私に「だけ」優しいのが特徴だと、専門家も言っています。TVで犯罪者を犯罪者の近所の人が語るのと同じでしょう。「近所では優しいと評判でしたよ」って。優しい男が強姦などしないですって。■4.なにがなんでも謝らない「プライドがはすごく高いんですけど誰からも評価してもらえてなくて、私は一生懸命彼に尽くしたつもりなんですが、いつも彼に殴られていました」(27歳・事務)高いプライドを持つと、現実のじぶんと空想のじぶんとの折り合いがうまくつかないので、やり場のない怒りが湧いてきて、反抗しない者(この場合なら彼女)に当り散らすということでしょうか。■5.いつもニコニコしている「これは絶対に気をつけたほうがいいパターンです。いつも笑顔でなにを考えているのかよくわからない男性で、ある日突然暴力を振るうようになるって、最低ですよね」(24歳・看護師)ニコニコ男がじつはDV男だなんて、見抜けない人のほうが多いのかもしれません。■6.お客様センターによく長電話をしている「前に付き合っていた彼は、パソコンとかゲーム機のことで、よくお客様センターに電話をしていました。電話口で怒っていることもあったんですが、私に害はないので放置しておくと、そのうち“ゲームに負けた!”と怒鳴り散らしながら“お前が横でコテを使ってるから暑いんだよ!”とボコられました。サイテ~」(23歳・ヘアメイク)だから冒頭で述べたように理不尽なことに耐えられない男は、ことごとくDV男になると思っておいたほうがいいですって。■おわりにいかがでしたか?日本社会において増え続けるDV男。こうやって見てみると、理不尽なことをぐっと飲み込んでクールに生きている男性以外は、みなDV男に豹変する可能性を秘めているのかもしれません。「男は黙ってサッポ●ビール」というのが似合う男はDV男になりづらいようだということですが、この喩え、古すぎてわからないですかね。
2013年07月21日近年、夫婦間の問題として、すっかり認知度を上げた言葉のひとつにドメスティックバイオレンス(以下、DV)なるものがある。ご存知の通り、同居関係にある配偶者や内縁関係の間で起こる家庭内暴力のことだ。最近はDVの概念も広がったため、同居の有無を問わず、元夫婦や恋人など近親者間に起こる暴力全般を指す場合もあるという。確かに、夫が妻に対して暴力を振るうという光景はいただけない。一般的に、フィジカルにおいては女性よりも男性のほうが圧倒的に強いのだから、男性が女性を殴るという行為は、これはもう弱い者イジメと言わざるをえないだろう。大人が子供を虐待する、あるいは人間が小動物を虐待するということと、構図的には同じである。結婚して5年になるFさん夫婦の場合もそうだ。38歳になる夫は有名企業に務めるエリートサラリーマンで、年収は1000万円の大台を突破。妻は34歳の専業主婦で、3歳の息子と1歳の娘の育児に精を出している。夫妻どちらも社交的で礼儀正しく、近所の評判もすこぶる良好、いわゆる幸せな家庭である。しかし、そんなFさん夫婦であっても、実は人知れずDVの悩みを抱えているというからわからない。一見すると、妻はいつも美しく着飾っており、笑顔も絶やさない素敵な30代女性であるため、家庭の中では夫に暴力を振るわれているなどという凄惨な光景が微塵も想像できない。彼女にはいわゆる陰が見当たらないのだ。もっとも、真相を明かすと、それもそのはずである。Fさん夫婦におけるDVの被害者は、この妻ではなく、エリートサラリーマンの夫だからだ。すなわち、妻が夫に対して暴力を振るうという、世間一般のDVのイメージとは逆の関係なのだ。事の発端は、結婚して1年が経ち、妻の第一子妊娠が発覚して以降である。妊娠発覚直後は夫妻ともども大喜びで、未来の明るい家庭を思い描きながら、互いに心を躍らせていたという。やがて生まれてくる子供のために、夫はこれまで以上に仕事に精を出すようになり、妻は妊娠を機にそれまで働いていた職場を辞め、専業主婦になった。ところが、ほどなくして妻の様子が少しずつ変わってきた。それまでの妻はどちらかというとアクティブなタイプで、OL時代は仕事だけでなく、交友においてもバイタリティに溢れた女性だっただけに、一日中家事に勤しみながら胎教を考える日々にストレスを感じだした。要するに、日々が退屈でつまらなくなったのである。一方、夫は仕事が忙しい時期だったため、それに伴い夜の付き合いも多くなり、必然的に家で食事をする機会が減少。そうなると妻のストレスはますます顕著になっていくわけで、深夜遅くに帰ってきた夫に対して、なにかと八つ当たりを繰り返すようになった。かくして、夫婦喧嘩が急増した。といっても、夫がなにか悪いことをして、それに対して妻が怒るという流れではない。日々のストレスを溜めに溜めた妻が、その鬱憤を夫にぶつけるだけの場合がほとんどだ。ある日の夫は、仕事で夜遅く帰宅しただけなのに、玄関でいきなり妻から「遅いんだよ、バーカ!」と怒鳴られたという。これだけならまだしも、いつからか妻が暴力を振るうようになったからたまらない。それも最初は軽いものだったが、夫が一切抵抗しないのをいいことに、どんどん激しくなっていった。中でも夫にとって一番つらいのは、殴る蹴るといった打撃系の定番暴力ではなく、女性特有の長く強固な爪による「引っかき攻撃」だという。なるほど、猫と同じ理屈だ。肉体的に非力な動物が、自分よりも強く大きな動物を攻撃しようと思ったら、そもそも力に頼ろうとせず、なにか違う武器を利用して相手にダメージを与えたほうが効果的だ。それがすなわち、爪なのだろう。また、男性から女性へのDVと違って、被害者が男性の場合、妻からのDVをなかなか周囲に明かせないという人も多い。その夫も人知れず妻の引っかき攻撃に悩み、背中には無数の引っかき傷があるというのに、それを会社の同僚や上司などには言えず、一人で抱え込んでいるという。これは男性特有の傾向なのかもしれないが、男性は社会的・世間的なメンツを重んじるところがあるため、恥をかきたくないという心理が働くわけだ。さらに、その夫は非常に紳士的で優しい男性である。だからこそ、男性が女性に手を上げることをタブー視しており、そのため妻からのDVに対して正当防衛の名のもとに同じ暴力で応戦することは絶対にしない。つまり、ひたすら我慢しているのである。しかし、夫が我慢していると、妻はだんだん感覚が麻痺してきたのか、あるいは調子に乗ってきたのか、ますますDVが激化。殴る蹴るの暴行と違って、地味ながらも激痛と傷跡を伴う引っかき攻撃は大きな音が出ないため、まだ幼い息子と娘も、父の苦しみにまったく気づかない。こうして、夫の悩みはますます孤独化していくのだ。世の中には夫から妻へのDVもある一方で、妻から夫へのDVもある。それにもかかわらず、一般的にはDVといえば「夫から妻への暴力」というイメージがあるのは、夫が被害者の場合は、その悩みが孤独化し、世間にばれにくいからなのかもしれない。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年04月26日メル・ギブソンの継母が2日(現地時間)、DV被害を理由に、メルに対する接近禁止令をロサンゼルス高等裁判所に要請していることが明らかになった。要請を出したのは、テディ・ジョーイ・ヒックス・ギブソンさん。ギブソンの父親であるジョン・ハットン・ギブソン氏と2001年に結婚した。「80歳近い人物(テディ・ジョーイさん)に対する苛めは、10年以上もメルの父親を愛し、忠実な伴侶で居続けた彼女を深く傷つけた」と、南カリフォルニアの通信社「City News Service」が入手した訴状に記述されている。同書には、1月に入院中の父親を見舞いに訪れたメルが、治療法をめぐって対立した際に彼女を罵倒したことも書かれており、「メルが突然、腕を振り回しながら私を怒鳴りつけ、恐怖で凍りつきました」と78歳のテディ・ジョーイさんは証言し、彼女の家にメルが足を踏み入れないこと、100ヤード以内に近づかないことを求めている。先月、ジョン・ハットンさんは93歳にして離婚を申請したが、これもメルの差し金だと彼女は考えている。訴状で彼女は、なぜ夫が「離婚を申請したのか多くの疑問があり、この件についてメルを通さず、直接夫と話したい。彼が健康なのかどうか、メルに操られていないか、自分が望まない行動をとられていないかどうかを確かめたい」と語っている。(text:Yuki Tominaga)© FameFlynet/AFLO■関連作品:それでも、愛してる 2012年6月23日よりシネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開© 2011 Summit Entertainment, LLC and Participant Media, LLC. All Rights Reserved.
2012年07月04日オーセンスグループはこのほど、運営する法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」内コンテンツ「DVチェッカー」の利用者が6,000人を突破したことを発表した。結婚相手からの精神的・身体的暴力の度合いをチェックできる弁護士監修コンテンツとなっている。利用は無料。「DVチェッカー」は2010年9月15日に提供開始。結婚相手から受けている行為に関する複数の質問に回答すると、DV(結婚している男女間の暴力)を受けている度合いがパーセンテージで表示される。さらには、結果に応じた法的ワンポイントアドバイスを得ることもできるという。自分がDVをしている可能性をチェックするツールとしても利用可能。DVチェッカーの質問には、「一緒にいるのに何を言っても相手にされず、24時間以上無視されたことがある」「生活費をもらえないことがある」「あざができるほどの強さで殴られたことがある」などがある。これまでの利用者(6,019人・5月29日現在)の男女比は、男性31%(1,866人)、女性69%(4,153人)で、平均年齢は33歳(男性35歳、女性32歳)。危険度合い別の人数は、1位「危険」(危険度56~95%)2,715人、2位「注意」(同1~35%)1,722人、3位「警戒」(同36~55%)818人、4位「安心」(同0%)738人、5位「超危険」(同96~100%)26人で、危険度の平均パーセンテージは39%だった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月08日