ニューヨークやパリでもコレクションを発表してきた日本ブランド『EAUSEENON(オウシーナン)』の今季のテーマはなんと海女さん!?漁業網やフィッシャーマンニットから得たインスピレーションが、ブランドの代名詞とも言えるオリジナルテキスタイルにどのような形で落とし込まれたのか。その物語性あるラインナップから、ロングシャツをピックアップしてご紹介します。 サンゴの刺繍で見せる大人の装飾 EAUSEENON - ロングエンブロイダリーシャツ ¥47,520(税込)「AMA DIVER」と題し日本の伝統的な海女から着想を得た2018年の秋冬コレクション。可愛らしい印象に仕上がるかと思いきや、夜の海を想起させるようなクールなアイテムが登場しました。月明かりに反射する水面のような光沢を持つロングシャツは、見た目だけでなくそのトロトロな触り心地も癖になりそう。 お尻が隠れるほどのロング丈は外に出してゆったりと着こなすのはもちろん、ショート丈のボトムスと合わせてチュニック風の着こなしもおすすめです。ニットレギンスと合わせれば今年流のコーディネートも完璧! シーズンテーマに合わせて施された珊瑚は、挑戦的なレッドの刺繍。黒ベースにのせられた真っ赤なデザインは、パーティーでも映える程の存在感です。 合わせ方次第でカジュアルにもシックにも着回しが効く一着、ワードローブにあったら助かること間違いなし。デザイナーズブランドならではのファッションを身に纏う大人な秋冬をはじめてみませんか? EAUSEENON 2018年秋冬コレクション「AMA DIVER」と題された18年秋冬コレクションは、日本の伝統的な海女をインスピレーションにし、EAUSEENONらしい物語的な雰囲気を纏う。漁業網やフィッシャーマンニットからインスピレーションを得て製作した綱の柄の織物、波のようなカラフルな織物、岩肌や、貝殻の表面をイメージしたニット。ブランドらしい繊細な刺繍のディテールは赤いサンゴ、ヒトデとして姿を現した。**EAUSEENON(オウシーナン)**水野 惠梨佳が手がけるファッションブランド。幼い頃から絵を描く事が好きで、高校では油絵を勉強する。ファッションの基礎を日本で勉強した後、アントワープでデザインを学ぶ。2015年に自身のブランド EAUSEENON(オウシーナン)を設立。ブランド名の由来は自身の名前でもあるエリカの花から。独自で描いたオリジナルテキスタイル、刺繍を中心としたコレクションを東京、パリを拠点に展開する。 text : FACY LADY 編集部 【関連記事】 ※ 今買い足すべき「スカート」はこれだ! ※ 大人気「カシミヤウールニット」がいよいよ発売! ※ 楽なのにしっかりキマる「イージーパンツ」集めました
2018年11月20日いよいよ秋らしくなってきて、ファッションにも変化をつけたくなってきませんか?インパクトのあるアイテムを取り入れて、一気に新しい季節の私になりましょう!77circa, EAUSEENON, STASTNY SU, VL by VEE,の新作から、こだわりのつまった刺繍アイテムをピックアップしてみました。77circaoriginal flower embroidery satin gown 68,000円 original flower embroidery satin easy pants 39,000円サテン生地を使用したマキシ丈のガウンとイージーパンツ。両胸、背中に大きくオリジナルの花柄刺繍を施しており、両サイドには脇ポケットを配しています。ちょっとやんちゃな気分を出したいときは大胆な刺繍を背負って。77 circa 2017 AW LOOKはこちらEAUSEENONマーガレットドレス 50,000円オリジナル図案の機械刺繍をドレス全体に施したドリーミーな一着。全面に散りばめられているのは、マーガレットの花。ヨーロッパのヒストリカルコスチュームからインスパイアされたふんわりとしたシルエットが可愛らしい一着。生地は張りのあるコットン100%で作られています。リリーブラウス 30,500円オリジナルのユリの刺繍を胸元に大胆に施したブラウス。今季のインスピレーションであるホラー映画のイメージから、ユリを施した。ユリは儚さ、純粋、無垢、死など、様々な意味を持つ意味深な花。袖口を調節する事でボリューム感を変化させることが可能。胸元のリボンはちょうちょ結びにしたりスカーフ風にしたり、自由にアレンジして遊べます。EAUSEENON 17AW LOOKはこちらSTASTNY SUbroken swan シリーズ カーディガン 32,000円broken swan シリーズ スカート 40,000円女の子のいたずらをテーマにした、ちぎれた白鳥刺繍のオリジナルテキスタイル。おとぎ話の世界に入り込んだような幻想的なデザイン。あくまでも大人っぽい動物柄。ŠŤASTNY SŮ 17AW LOOKはこちらVL by VEENight Jungle Souvenir Tops 13,000円着心地の良い柔らかなクルーネックのカットソー。フレームの様な豪華な刺繍には、ヘビやヤシの葉などのジャングルモチーフが描かれています。ちらりと覗く猫にも注目!
2017年09月11日こんにちは、ROBE編集長のAzuです。気まぐれ連載《水曜のケセラセラ》第33回目になりました。前回は東京の若手ブランドに必要な支援とは何か、という話。今回も若手のお話ということで、ファッション業界の未来を担うだろうU29世代のお話をしたいと思います。U29ファッション若手会議世界には様々な会合があり、現状の課題点を浮き彫りにして未来を動かす話し合いをする会もあれば、世にも奇妙な怪しさ1000%の密談が行われる会もあります。2017年6月24日、六本木にあるビルの地下に集められた若者はおそらく後者...ではなく、前者にあたる会を開いていました。ことの始まりは「ファッション・アパレル業界の同世代の繋がりを深めて、日本をもっとお洒落な国にみんなで変えてこう」というFacebookでの呼びかけ。目標や目的、職種や経歴は様々に、ファッション業界を変えていこうぜ!という大きな野望を持った若者たちが集いました。光栄なことに小媒体ながらROBE 編集長である私もお招きいただき、映画・カルチャーコラム担当のmidoriとともに出席。「うわぁ、どうしよう...めちゃ意識高い人ばかりだったらどうしよう...私ただのミーハーファッション狂だし...」。仮にもITベンチャー / ファッション業界に身を置いているのに、集まりやパーティー、人前での発表が大の苦手な私はビビりまくり。でも、よかった。「やり方はひとつじゃない」「ファッションは考え方までもジャンルレスだ」そんなことが身に染みた夜でした。ファッションへ向ける熱い視線は人それぞれ当日は美味しくフォトジェニックなケータリングを囲んだフリータイムの他、希望者によるピッチが行われました。みなさん29歳以下とは思えない貫禄とプレゼンのうまさ!ちょっぴりご紹介させてください。made in Japanジーンズ良さを守り、世界に発信していくデニムブランド「EVERY DENIM」を兄弟で立ち上げた山脇 耀平さん。山脇さんは先日「ガイアの夜明け」でも特集され、クラウドファンディングも絶好調。ファッション業界 / ベンチャー界隈でノリに乗っている若手起業家でもあります。パタンナーから独立し、昨年東京でも開催され話題になった「半・分解展」やメンズウェアに関するセミナーなどを企画するモデリストの長谷川 彰良さん。「半・分解展」とは、18世紀~20世紀の貴重なヴィンテージ衣装のコレクションを片側だけ分解して当時の技術を観察するという、服好きにはたまらない展示です。長谷川さんはヴィンテージの衣服への探究心から、美術館から直接(!)服を買い取って分解してしまうというヴィンテージ狂なのです。さわやかな風貌からは想像できない執着心!(褒めてる)ピッチはしていませんが、気になるレディがいたのでご紹介。サンフランシスコ発のストリートブランドNERD UNIT(ナードユニット)の日本支社代表を務める松岡 那苗さんは、新卒から大企業という安心ルートを自らかなぐり捨て、ファッション業界に革新を起こすべくハイスピードで行動を起こすスーパーレディ。ストリートブランドと言うとメンズの勢力が大きい中、世界と日本を繋ぐため可憐に戦うレディに惚れ惚れしてしまいました。8月31日には「GALLERY X BY PARCO」にて暗闇でショッピング&DJを楽しめる“ SHOP IN THE DARK ”というイベントもするらしいので今からメモ。ROBEが目指すトコロ活躍する皆様の後で恐縮ですが、チームROBEもピッチをすることに。メディアをやっていると、対面で大勢に向かって発表する機会があまりないので、かなり緊張しました。そのくせ、この日一番長くしゃべっていたようです。当日着用はEAUSEENON(オウシーナン)さんのトップス。これ、各所で大好評。改めましてROBEとは。ファッションをジャンルレスに楽しむ「越境レディ」の増殖を目指すメディアです。昔はよく○○系と括っていたけど、今時のファッションって、もうジャンルも何もなくなっているような気がします。雑誌も毎月コレ!というのは読まないし、自分が何っぽいって一言で表現できる言葉がないし、掴み所がないからつまらない。でもそれって裏を返せば、頭ひとつ飛び出るのが簡単な時代だったりもするんです。そのポイントが「ジャンルレスにファッションを楽しむ」ということ。何かに“当てはまらなきゃ”と思う気持ちこそがファッションを面倒に感じる原因。でも、どれにも当てはまらなくていいやって開き直れば、自分らしさに自然とぶつかるはずです。枠組みを気にせず好きなものと向き合った姿こそが自分らしさ。好きなものがわからない?そんな悩みこそ、ジャンルレスの一言で解決しちゃいましょう。雑食だって極めれば個性ですから。ROBEでは新鋭ブランドの紹介やコレクション取材、ビューティー情報など様々な記事の他に、ファッションアイテムのまとめ記事を毎日配信していますが、これもジャンルレスに楽しむポイント。このまとめ記事内では、ROBEの関連アプリから生まれた読者の「今こんなアイテムが欲しい」というリアルな声とショップスタッフの旬なアイテム提案をまとめています。( アプリDLはこちら♡)ROBE的まとめ記事を読めば、他の人が欲しいと思っているアイテムを知ることができて、さらにジャンルを問わない様々なショップから提案されたアイテムを一堂に見ることができます。例えば一言で「人と被らない白T」といっても様々なテイストがあるんだということが可視化されるので、自分で言っちゃいますが結構面白い。知らない誰かのお悩みとファッションのプロであるショップスタッフのやりとりが、ファッションの幅広さを教えてくれます。宣伝終わりさてさて宣伝はここまでにして(笑)会場ではお荷物になるとはわかっていながら、ROBEタブロイドを配布させていただきました。(あ、また宣伝!)嬉しい!みんな読んでる嬉しい!!!メンズもレディも真剣に読んでいる!!!!みてみて!読んでる姿もオシャレになるよう計算して作ったの!カメラマンの小野瑞希( @miijukii )さんに会場を撮影していただきました。小柄でとても可愛らしい写真家さんです。※この写真は仕込みではありません。私のようにメディアを運営している者もいれば、ITを駆使して業界の窓口を広げようとしている起業家もいたり、ものづくりの側面から仕組みを変えようをする人もいたり、「ファッション業界を変えたい」と一言で言っても、様々な可能性と視点と情熱があるのだと気付かされた会でした。ただのミーハーファッション狂に何ができるのかしら、と弱気になることもあったけれど、ファッションが大好き、着飾るのが大好き、そんな気持ちだけでも十分武器になるのです。これはきっとファッションだけに言えることではなくって、何事にも共通する越境した真理なのかも。photo. Mizuki Onotext. Azu Satoh
2017年07月19日7月の一大イベントといえば七夕!現代人に特に何が起こるわけでもないのだけれど、どこかそわそわとしてしまいませんか?こんな機会でもなければ「願い事」を書き出すことなんてないのだけど、いざ願おうと思っても、願い事って案外出てこないものなんです。それなら一番簡単な願い事、「可愛いに埋もれたい!」を願ってみましょう。七夕をテーマにしたポップアップストア「TANABATA ~おんなのこのむねのうち~」でその願いを叶えることができます。伊勢丹新宿店 TOKYO解放区にて6月21日(水)〜7月11日(火)の期間で開催。きらきらと星の魔法にかかったような、ガーリーで夢見心地な世界に浸らせてくれるブランドがTOKYO解放区に大集合!キラキラ、フワフワ、パステル、をキーワードに集まったブランドたちは七夕の季節にぴったり。このポップアップでの先行発売アイテムも登場します。参加ブランドVL by VEEYUKIFUJISAWABarairo no BoushiFUTATSUKUKURIMIYANISHIYAMAEAUSEENONFOR flowers of romanceRaeMASAKISHIMIZUetc…EAUSEENONのピースは早い者勝ちそれどこで買えるの?と声かけ率最上級の注目レディースブランドEAUSEENON(オウシーナン)からは今シーズンのコレクション“TREE PEONY GARDEN”より数量限定でコレクションピースが登場。有村架純や松井玲奈、山本美月など女優の衣装着用率も高い同ブランドのアイテムは争奪戦必須。VL by VEEとマムアンちゃんがコラボタイ発のブランドVL by VEEは同じくタイの漫画家タム君とのコラボアイテムを発表。七夕にちなんだスペシャルアイテムはファン必見!タム君のコミック「Clothes」からインスパイアされたマムアンちゃんとマプラオくんのアイテムが目白押しです。Mamuang & Maprao Totebag¥7,000パステルカラーのピンクとブルーの刺繍バッグ。取手に着いたマプラオくんのモチーフは取り外し可能。内ポケットつきの巾着バッグは機能性もバッチリ。Mamuang & Maprao Cutsew ¥15,000二人が刺繍されたカットソーはフロントに施されたジッパーがアクセント。甘過ぎずさらりと着られるデザインです。ナチュラルな雰囲気はデニム素材とも相性良し。Reflection Long Dress¥19,000マムアンちゃんが刺繍されたロングワンピースには新色のグレー、オレンジがお目見え。さらりとした素材なので肌触りが良く、夏の暑い時期でもリラックスして着用できます。後ろあきのリボンつき。 さて、七夕にはどんな願いをかける?「どうか、素敵なお洋服と出会えますように!」 EAUSEENON水野 惠梨佳が手がけるファッションブランド。幼い頃から絵を描く事が好きで、高校では油絵を勉強する。ファッションの基礎を日本で勉強した後、アントワープでデザインを学ぶ。2015年に自身のブランド EAUSEENON(オウシーナン)を設立。ブランド名の由来は自身の名前でもあるエリカの花から。独自で描いたオリジナルテキスタイル、刺繍を中心としたコレクションを東京、NYを拠点に展開する。HP / InstagramVL by VEEタイ/バンコク在住のデザイナー VEE(ウィー)が手掛けるブランド。 コンセプトは「Relax&Charming」 ポップでどこかクラシカルな洋服は、明るくてハッピーな気分にさせてくれる。日本留学中にデザインや染織を学び、2007年より自身のファッションブランド「VL」 を設立し、2011年に古着のリメイクライン「VL’s Gumgum」を開始。2014年にブランド名を「VL」から「VL by VEE」とし、14年SSコレクションよりオリジナルテキスタイル作りもスタート。 現在、アトリエ内に縫製室を設け、ディテールにこだわったチャーミングな洋服作りを続けている。 著書に、How to remakeの書籍 "Vintage Veemake"(2012年/台湾版2015年)、 "Clothes to you Veemake" (2012年)、刺繍を教える書籍"Mamuangchan Veemake" (2014年)、初めてドローイングを手掛けた絵本"The Cat who has never ever smiled"(2017年)がある。HP / Facebook / Instagram / TwitterTANABATA ~おんなのこのむねのうち~会場:伊勢丹新宿店本館2階=センターパーク/TOKYO解放区会期 : 6月21日(水)~7月11日(火)営業時間 : 10:30~20:00
2017年06月20日EAUSEENON(オウシーナン)2017年秋冬コレクションは ”The Inocents” がテーマ。古いホラー映画に登場する女性像を参考に、純粋で騙されやすい主人公が物語の終盤に見せる「成長し、自立していく様」を表現。EAUSEENONが作り出すアイテムは一見すると少女らしさを感じる甘いデザインが特徴ですが、ほのかに匂い立つ妖艶な雰囲気が他の甘さとは違う魅力。まるですっと抜ける花の香りがする、甘さ控えめのミルクティーのような。袖からカメリアの花が咲いたようにフリルが際立つコート、デイジーのスパンコール刺繍が施されたチュールスカートなど、淡い色合いや刺繍、丸みをおびたカッティングやシルエットはヨーロッパなどの子供服のヒストリカルコスチュームから来ています。少女が好むペールトーンの色彩、ビーズ刺繍、花のモチーフなどの組み合わせは幻想的な女性を数多く描く、海外の女流画家が用いた色をヒントに。絵画の様なテキスタイルは油絵を専攻していたデザイナーによるオリジナルプリント。物語が進むにつれ少女から大人の女性に変わっていく心の混乱と成長を、花が溶けていく様子で表現しています。一般参加も可能な2017年秋冬コレクションの展示会と過去シーズンの展示販売会は4月2日まで原宿で開催中。リサーチが詰まったデザインノートを見ながら、ぜひ実物に袖を通してみてください。EAUSEENON 2017AW LOOKEAUSEENON 2017AW imageEAUSEENON水野 惠梨佳が手がけるファッションブランド。幼い頃から絵を描く事が好きで、高校では油絵を勉強する。ファッションの基礎を日本で勉強した後、アントワープでデザインを学ぶ。2015年に自身のブランド EAUSEENON(オウシーナン)を設立。ブランド名の由来は自身の名前でもあるエリカの花から。独自で描いたオリジナルテキスタイル、刺繍を中心としたコレクションを東京、NYを拠点に展開する。HP / Instagram17AW展示会 & サンプルセール会場:atelier sunnyday〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-31-21 ヴィアレット原宿002号室会期 : 3月25日(土)~4月2日(日)11:00~19:00問い合わせ先:EAUSEENON 水野(080-4180-8764 / info@eauseenon.com )※バイヤー・関係者は事前アポイントを推奨※一般入場可能
2017年03月28日