リーアム・ニーソン主演最新作『ブラックライト』が来年3月3日(金)より公開されることが決定し、本予告映像とポスタービジュアルが公開された。FBI長官ガブリエル(エイダン・クイン)直々に雇われている主人公トラヴィス・ブロック(リーアム・ニーソン)は、通称“フィクサー”と呼ばれ、極秘任務で潜入捜査している秘密捜査官に危機が迫った際、救出し更生させるという陰の任務を担っていた。ある日、救出した潜入捜査官ダスティ(テイラー・ジョン・スミス)から、FBIが一般人の殺しに関与しているという話を聞かされる。にわかに信じられないトラヴィスだったが、ダスティがその事実を記者のミラ・ジョーンズ(エミー・レイヴァー・ランプマン)にリークしようとし、何者かに殺されてしまう。ミラと調査を進める中、国家を揺るがす極秘プログラム“オペレーション・U(ユニティ)”の存在を知り、ガブリエルに直接聞き出そうとするが、逆に娘と孫娘が誘拐されてしまう…。リーアム・ニーソン Photo by Carlos Alvarez/Getty Images主演を務めるのは、『トレイン・ミッション』(18)『ファイナル・プラン』(21)のリーアム・ニーソン。今年70歳を迎えた屈強のアクションスターが、本作では陰謀に巻き込まれていく凄腕のフィクサーという役どころに扮し、激しいカーアクションにも挑んだ。共演には、『アンノウン』(11)などで知られるエイダン・クイン、Netflixオリジナルドラマ「アンブレラ・アカデミー」などのエミー・レイヴァー・ランプマンらが名を連ねる。監督は、全米2週連続NO.1ヒットを記録した『ファイナル・プラン』(21)に続き、ニーソンと再タッグを組んだマーク・ウィリアムズが務めた。解禁となった予告編では、危険を顧みず、自らの任務を命懸けで遂行しようとするトラヴィスの姿が映し出される。しかし、FBIに関する大スクープを手に入れ困惑する記者・ミラが登場すると、徐々に様子が一転。潜入捜査官のダスティから「お前たちは重大な事実を隠している」という意味深な言葉によって、トラヴィスは次第に正義の組織に隠された“巨大な陰謀”の存在に気づき始める。ミラと調査する中で、極秘プログラム“オペレーション・U(ユニティ)”の存在、そしてFBIが一般市民の殺人に関わっていると知ったトラヴィスは、その事実を暴こうとFBIと激しく対立。すると今度はトラヴィスの娘と孫が危険にさらされ、怒りをあらわにするトラヴィスは単身で巨悪に立ち向かっていく!迫力満載のカーチェイスにド派手な銃撃戦、さらには車の大爆破など、人質に取られた家族を救うため、手段を選ばず“一切容赦なし”で徹底的に追い詰めていくトラヴィス。目を見張る怒涛のアクションシーンはもちろん、手に汗握る予測不能な展開にも期待が高まる映像に仕上がっている。併せて公開された本ポスタービジュアルでは、銃を片手に敵を睨みつけるかのような表情で佇むトラヴィスの姿が捉えられている。ホワイトハウスを背景に「巨悪を撃ち抜け」というコピーがあしらわれ、“国家に潜む闇”という手強い敵に立ち向かう様子が写し出されている。進化を続けるリーアムの身体を張った過激アクション、そして陰謀が渦巻く謎に満ちた物語に注目したい。『ブラックライト』は2023年3月3日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブラックライト 2023年3月3日より新宿バルト9ほか全国にて公開©2021 BL Productions LLC; Allplay Legend Corporation
2022年12月20日米連邦捜査局(FBI)は6月30日、One Coin創業者のルジャ・イグナトワ(42)を最重要指名手配犯リストに加えたと発表した。女性が最重要指名手配されるのは、FBIが発足して以降11人目だという。イグナトワは2014年、ブルガリアを拠点に暗号資産企業「One Coin」を創設。同名の仮想通貨ワンコインをビットコインに代わる新たな仮想通貨として売り出し、広く投資を呼びかけた。しかしその実態は、出資者から募った資金を、配当として新たな出資者に渡すだけのポンジ・スキーム(出資金詐欺)であり、マルチ商法まがいのビジネスモデルだったとCBS NEWSは報じている。1980年にブルガリアで生まれたイグナトワは10歳のときに家族でドイツへ移住。彼女のLinkedinのプロフィールには、コンスタンツ大学で国際私法の博士号を取得した後、オックスフォード大学で経済と法律を学んだと書かれている。卒業後はマッキンゼー・アンド・カンパニーに勤め、アソシエイト・プリンシパルにまで出世。さらに2社を経てOne Coinの設立へと至ったという。イグナトワは、暗号通貨ワンコインを購入し、それを売れば手数料として報酬が支払われると謳って出資者を募り、約40億ドル(約5400億円)を集めた。その辣腕は「クリプト・クイーン(仮想通貨の女王)」との異名を取るまでになり、かつてはその贅沢で優雅な暮らしぶりがメディアでもてはやされていた。しかしFBIの発表によると、他の暗号通貨に使用されているブロックチェーン技術による保護はワンコインには適用されておらず、資産としては無価値だったという。BBCは「暗号通貨の黎明期に、熱狂的な投機熱を利用し、完璧なタイミングで計画を立てた」という連邦検察官トップのダミアン・ウィリアムズのコメントを伝えている。世界中の数百万人にも及ぶ投資家を相手に大規模な詐欺計画を主導した容疑で、FBIはイグナトワを最重要指名手配し、逮捕に繋がる情報には10万ドルの報奨金を支払うと明らかにした。BBCによると、イグナトワが最後に目撃されたのは2017年、ブルガリアからギリシャに向かう飛行機に搭乗した時だったという。
2022年07月01日ドウェイン・ジョンソン、ガル・ガドット、ライアン・レイノルズが出演、FBI捜査官と大泥棒と詐欺師が絡み合う規格外のアクション超大作、Netflix映画『レッド・ノーティス』。この度、本作の初映像が公開された。ドウェインが重要指名手配犯を追うFBIトップ捜査官ジョン・ハートリー、ガルが美しき超凄腕の大泥棒ビショップ、ライアンが世界最高の詐欺師ノーラン・ブースを演じ、とある理由から手を組む、前代未聞の大強盗計画がこの冬開幕!今回到着した初映像では、そんな計画の一端が壮大なスケールで描かれていく。最初は敵対していたが、なぜか手を組むことになったハートリーとノーランや、2人が共闘してビショップを逮捕しようと追い詰めるシーン、パーティーで怪しげな会話を繰り広げるハートリーとビショップの姿など、予測不可能な展開が満載。さらに銃撃戦、カーチェイスといった、ド派手すぎるアクションシーンもふんだんに登場している。Netflix映画『レッド・ノーティス』は11月12日(金)より独占配信開始。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-【Netflix映画】レッド・ノーティス 2021年11月12日よりNetflixにて配信
2021年09月06日1939年に米国公開された映画『オズの魔法使』。作中でジュディ・ガーランド演じるドロシーが履いた「ルビーの靴」が、FBIにより13年ぶりに発見されたとCBS NEWSが報じている。赤いスパンコールでルビーの輝きを表現したこの靴は小道具として四足用意され、今回見つかったのはその内の一足。ミネソタ州グランドラピッズにあるガーランドの生家を改造したジュディ・ガーランド美術館に収蔵されていたが、2005年8月、裏口の窓を割って侵入した強盗により持ち去られてしまった。CBS NEWSによると、警報は作動せず、指紋も残されていなかったという。FBIは今夏、ミネアポリスで行われたある潜入捜査で靴を押収。犯人の逮捕には至っていないが、複数の容疑者が上がっており、捜査は続行される。「我々は取り戻すという最初のゴールにたどり着きました。素晴らしい日です。しかし、まだ終わっていません。こういった犯罪は、所有者だけではなく、我々全てから大切なものを奪い去ります。この靴のような文化財は、社会全体にとって重要なものだからです。文化を反映し、記憶を留め、価値観を映し出すのです」」と、ノースダコタ州の弁護士、クリストファー・マイヤーはCNNの取材に対しコメントしている。グランドラピッズの警察署は「あの日の朝、犯人は靴だけではなくこの町の歴史の一部も盗み去ったのです。グランドラピッズと、この町が生んだ最も有名な少女とを永遠に結びつける歴史です。この日が来ることを私たちは信じていました。懸命の捜査により、映画界の宝を取り返してくれたFBIに心からの感謝を捧げます。やっぱり、うちほどいい場所はない!」と喜びの声明を発表。最後の一言は、ドロシーが劇中でカンザスに帰り着いて発するセリフ「There’s no place like home!」を引用したものだ。警察の歓喜の声明からもわかるように、グランドラピッズという町にとって、ジュディ・ガーランドと『オズの魔法使」という作品は常人が考えるよりもはるかに特別なものであるようだ。2015年には、「有力な情報を提供してくれた人に100万ドルの報奨金を払う」と匿名の出資者が声を挙げたほどである。
2018年09月05日俳優のブラッド・ピットが、FBIから捜査を受けることはないようだ。先日、プライベート機の中で息子マドックス(15)と喧嘩になったとして、ロサンゼルス警察がFBIへと捜査が移行したと報じられていたが、「マドックスは怪我をしておらず、ブラッドは故意的に接触したわけではないという目撃者の情報」があったことから、FBIは捜査の対象として取り上げなかったとTMZは報じている。FBIの関係者らはTMZに対し、その一件はFBIに持ち込まれたこと自体が不適切であったとコメントしているようだ。そんなブラッドは先日、アンジェリーナ・ジョリーが9月19日に2年間の結婚生活の末に離婚届を提出して以来初めて、子供たちと面会する機会を与えられていた。アンジェリーナは子供たちに対する一時的な親権を認められており、2人はカウンセリングを受けることを裁判所から命じられているほか、プライベート機の中で起こった長男マドックスと喧嘩がきっかけでアンジェリーナが離婚を決めたと言われるブラッドは、自主的なドラッグとアルコールの検査を実施している。現在施行されている一時的な処置は、今月20日まで有効となっている。今回の離婚申請において、アンジェリーナは単独親権を求める一方で、ブラッドは共同親権を求めている。(C)BANG Media International
2016年10月11日全米で「クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪」「NCIS ネイビー犯罪捜査班」超えを記録した、最新大ヒットドラマ「クワンティコ/FBI アカデミーの真実」が7月、Dlifeにて日本独占初放送されることになった。このドラマの舞台は、バージニア州クワンティコに実在する、将来有望なFBIの候補生が集まる研修施設“FBI アカデミー”。一人の優秀なFBI捜査官の卵・アレックスが、アカデミー卒業後に起こった大型テロ事件で容疑者になるところから物語は始まる。まったくのえん罪のため逃亡を図るしかないアレックスは、その罠がFBIアカデミー時代に仕掛けられていたことに気がつく。アカデミー時代のトレーニングや人間関係を描く【現在】と、捜査官それぞれの【過去】、そしてテロ事件の真相解決に奔走する【未来】とが交錯しながら、クワンティコで企てられた陰謀が暴かれてゆくが…。FBI捜査官がテロ事件の容疑者になるという衝撃の展開に、現在、過去、未来が交錯するノンストップ・クライムサスペンスとなる本作。頭脳、体力、美貌をかね揃えた新人FBI 捜査官アレックスを演じるのは、元ミス・ワールドのインド人女優プリヤンカー・チョープラー。2012 年「世界で最も美しい顔100人」に選ばれたこともある“ボリウッド”のトップ女優で、祖国では40本以上の映画に出演し、知らない人はいないというほど。インド出身の女優が米ドラマで主演を飾るのは、今回が初めてとなる。また、スタッフには、映画『スピード』『プライベート・ライアン』を製作、その後はドラマ界で「クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪」や「グレイズ・アナトミー」という日本でも大人気のシリーズを生み出したハリウッドのヒットメイカー、マーク・ゴードン。「ゴシップガール」「SMASH」を手がけた、ガールズ・ドラマには欠かせないジョシュア・サフランとのタッグで、新たなFBIの世界を描き出していく。「クワンティコ/FBI アカデミーの真実」は7月、Dlifeにて日本独占初放送。(text:cinemacafe.net)
2016年05月29日「プライバシー保護」と「テロとの戦い」でAppleとFBIが対立している問題が急転、FBIがAppleとは別の第三者(サン電子のイスラエル子会社と報じられている)の力を借りて、容疑者のロックされたiPhoneのデータへのアクセスに成功した。28日にAppleに対する提訴の取り下げを申請し、長期戦も予想されたFBIとAppleの争いはひとまず幕引きとなった。議論が四方八方に広がって、いささかうんざりするところもあったけど、個人的には法廷審理への関心が高まってきたところだったので残念でもある。というのも、下院法務委員会においてFBIのJames Comey氏がAppleは暗号技術を用いてスマートフォンを「warrant-proofにしている」と非難したことが新たな論争となっていたからだ。warrant-proofとは令状があっても踏み込めないことを意味する。誘拐、テロといった犯罪を未然に防ぐ、または被害を最小限に食い止められるように、法に従って捜査機関はプライベートな場所も捜査できる。ところが、Appleの暗号化はそれを不可能にする。Comey氏は「建国者たちはショックを受けていることだろう」とも発言したという。そうした状況は21日にAppleが行ったスペシャルイベントにおけるTim Cook氏の発言にも現れていた。「We did not expect to be in this position — at odds with our own government,」- 米国の自由な魂を重んじるAppleが、その政府と対立することになるとは思いもしなかった。治外法権など数々の例外はあるものの、令状があれば捜査を執行できる。Comey氏の指摘はほぼ筋が通っている。しかし、新しい技術を用いて犯罪者を寄せ付けないように作られた最新の鍵が、上出来過ぎて開けられないと警察から文句を言われる筋合いはない。全てのセキュリティやテクノロジが捜査当局に協力的なものであるべきというのは拡大解釈が過ぎる。デジタル科学捜査を専門とするJonathan Zdziarsk氏は、米国では捜査に対するプライバシー保護もまた認められており、利用者のプライバシーを保護するように製品を設計する権利や責任をAppleは有すると述べている。だから、warrant-proofという言葉は、むしろAppleがアピールすべきであると主張していた。FBIのwarrant-proof発言によって、AppleとFBI、どちらが米国の精神を反映しているかという議論に発展していたところで、FBIから待ったがかかって議論がうやむやに……というのが現在である。でも、今回FBIが容疑者のiPhone 5cにデータにアクセスできたからといって、問題が解決したわけではない。Appleは今後もプライバシー保護の技術を強化していくだろう。同じような対立が将来再び起こることは容易に想像できる。warrant-proofという言葉がどちらのためのものであるべきか、という議論は、これからのテクノロジーの発展の礎になり得る。たとえば、米国で評価を高めている米Amazonのワイヤレススピーカー型のデジタルアシスタント「Echo」である。スピーカーなので常に電源に接続されており、スマートフォンのデジタルアシスタント(Siri、Google Nowなど)と違って、同じ部屋にいて話しかけるだけでいつでもAlexa(Amazonのデジタルアシスタント)を利用できる。たとえば筆者はよくGoogleで度量衡換算をしていたが、今は「Alexa, what is 5 miles in kilometers?」というように話しかけるとEchoがすぐに答えてくれる。本当に便利である。話しかけるだけというアクセスしやすさがEcho最大の魅力だが、Echoがもし部屋の片隅で常にユーザーの会話に聞き耳を立て、会話を記録していたとしたら不気味である。実際には「Alexa」と呼びかけた時から、Echoに話しかけたことをモニターする。それが分かっているから、ユーザーは安心して利用できる。Echo(Alexa)はユーザーのことをよく知っているが、Echo(Alexa)から第3者がユーザーの生活を調べることはできない。ユーザーが安心して便利に使えるようにプライバシーが保護されたEchoは、捜査当局がwarrant-proofと敵視すべきデバイスだろうか?IoT市場が成長する中、静かに私たちの生活をモニターするデバイスが、これから私たちの身の回りに増えていく。それらを便利なものにするためには、ユーザーがどのような情報収集に許可を与え、情報をどのように保管して利用するか、データの共有や保護をしっかりとユーザーが自身でコントロールできる環境づくりが重要になる。そうした仕組みを安定させておかなければ、インターネット普及期のようなプライバシーに関する混乱が起こるだろう。その点で、プライバシー保護や安全保障の原則の論争に発展していたAppleとFBIの対立は、いま泥沼の法廷闘争になっても、結果次第ではこれからの社会の変化を加速させる基盤になっていたかもしれない。
2016年03月30日銃乱射事件の容疑者が使用していたiPhoneのデータへのアクセスを巡って米連邦捜査局(FBI)と米Appleが対立していた問題で、米司法省は3月28日(現地時間)、データを取得できたとしてAppleに対する訴訟の取り下げを申請した。FBIとAppleが対立する発端となったのは、昨年12月にカリフォルニア州サンバーナーディーノで発生した銃乱射テロ事件の容疑者が使用していたiPhoneだ。問題のiPhoneはパスコード入力を10回間違えたら初期化される設定になっていたため、FBIがAppleにデータの取り出しで協力を求めたが、脆弱性につながるとして、iOSにバックドアを設けるようなツールの提供をAppleが拒否した。司法省の訴訟を受けたカリフォルニア州連邦地裁は同省の訴えを認め、それに対してAppleが異議申し立てを行い、法廷闘争の行方が注目されていた。司法省が28日にカリフォルニア州連邦地裁に提出した報告書によると、捜査機関が容疑者のiPhone内のデータへのアクセスに成功し、Appleの手助けは不要になった。現在、そのデータを調査しているという。Appleに対する裁判所命令が無効になれば、長期戦も予想されたFBIとAppleの争いは幕引きとなる。しかし、「プライバシー保護」と「テロとの戦い」を巡る議論が終わるわけではない。FBIは、今回の訴訟取り下げが、Appleの主張を認めたのではなく、サンバーナーディーノ銃乱射事件に関して訴訟が不要になった点を強調している。同事件で連邦地裁がFBIの訴えを認めたことを前例とし、今後も必要ならば裁判所を通じて協力を求めるという。Appleもまた、これまでと同様、捜査への協力を明言しながらも、ユーザーの「データ保護」と「プライバシー保護」、製品の「セキュリティ」を重んじる姿勢を明らかにしている。このFBIとAppleの対立は政治的な議論にも発展しており、国民のプライバシー保護に反する圧力とFBIを非難する議員がいる一方で、IT機器をブラックボックスにするような暗号化の禁止を提案する議員もいる。テクノロジー産業、米政府と米議会、そして米国民を巻き込んだ騒動は、まだ続きそうだ。
2016年03月30日イスラエルのCellebrite Mobile Synchronizationが、銃乱射事件の容疑者が使用していたiPhoneのデータ取り出しで米連邦捜査局(FBI)に協力していると、イスラエルのYedioth Ahronothが報じた。Cellebriteはサン電子の子会社である。このiPhoneは昨年12月にカリフォルニア州で発生した銃乱射テロ事件の容疑者が使用していたもの。容疑者の動機や背景を解明するためにFBIはAppleに捜査協力を求めたが、同社は拒否した。FBIからの要請が、全てのiPhoneのロックを解除できるマスターキーのようなツールの開発に等しかったためだ。加州連邦地裁がAppleにFBIの捜査に協力するよう命じたのに対して同社は異議申し立てを行い、法廷闘争に発展しようとしていた。ところが、21日に事態は急転した。Appleの助けを借りずにiPhoneのデータにアクセスできる可能性を理由に、司法省が法廷審理の延期を申し出たのだ。Cellebriteはモバイルデータトランスファー機器の開発、製造、販売を手がけており、FBIと契約して2013年から同機関の捜査に協力してきた。iPhoneのデータにアクセスする手法は不明だが、「ハッキングは可能」と明言していたJohn McAfee氏はCNBCのインタビューで「(Appleにとっては)ユニバーサルなマスターキーが作られるのに等しい」と指摘している。FBIがiPhoneのデータへのアクセスに成功すれば、Appleとの対立は解消に向かうが、保護されたモバイルデバイスのデータが読み取られるという新たな問題が生じる可能性がある。
2016年03月24日bitFlyerは26日、米FBIが押収したビットコイン50,000BTC(約14億円)について、米連邦保安局(USMS)主催のオークションの共同入札を顧客向けにアレンジすると発表した。入札は3月5日(EST)に実施される予定で、2014年6月以降3度目の競売となる。bitFlyerへの手数料は2.0%(ビットコインにて支払い)。興味のある人はこちらより応募方法詳細を確認の上、応募する。
2015年02月26日シマンテックは12月9日、FBIが緊急警告をした破壊的なマルウェア「Backdoor.Destover」が以前に韓国で行われた攻撃と共通点があると、ブログで明かした。シマンテックは、Destoverのいくつかのサンプルで使われているC&Cサーバーを調査。それによると、韓国内の標的を攻撃するために作成されたマルウェア「Trojan.Volgmer」の特定のバージョンで使われていたものと同じだという。C&Cサーバーが同じ2つの攻撃は、背後に同じグループが存在する疑いがある。また、DestoverとC&Cサーバーを共用するバージョンのVolgmerは、韓国の標的を攻撃するよう設定されており、韓国語版のコンピュータ上のみで実行される。しかし、現時点ではDestoverとVolgmerの関連性を示す確かな証拠が見つかっていない。DestoverはVolgmerの攻撃の手口を模倣した可能性が捨てきれないという。攻撃手法を模倣するケースは多く、Destove攻撃rはShamoon攻撃と同じドライバーを利用している。分析の結果、両者は同じグループの攻撃である可能性は低く、Destover攻撃がShamoon攻撃の手口を真似たと考えられるという。
2014年12月11日ジェレミー・レナーが、FBIエージェントの活躍を描く最新作でクリスチャン・ベイル(『ダークナイト ライジング』)の代役を務めることになりそうだ。『ザ・ファイター』のデヴィッド・O・ラッセル監督の最新作となる『American Bullshit』(原題)は以前、クリスチャンが主人公を演じる方向で出演交渉が進められていた。だが今回、彼に代わって『アベンジャーズ』、『ボーン・レガシー』と超大作への抜擢が続くジェレミーが主人公のFBI捜査官役で出演交渉に入っているという。このキャスティング変更にあわせて映画のタイトルも変更される模様。同作は1970年代、「アブスキャム」と名づけられた作戦によるFBIの捜査で数多くのアメリカ国会議員が汚職で逮捕され、起訴されたという実話に基づいたストーリー。主人公のFBIエージェント、ジミー・ボイルが詐欺師メル・ワインバーグを逮捕まで追い詰めるまでが物語の軸となっており、メルをセクシー男優ブラッドリー・クーパーが演じることが既に決まっている。また、ラッセル監督は現在、メルの詐欺のパートナーである妻役のキャスティングも同時に進めているという。本作の撮影は来年2月にも開始される予定。■関連作品:ボーン・レガシー 2012年9月、TOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2012 Universal Picturesアベンジャーズ 2012年8月14日より全国にて公開TM&© 2012 Marvel & Subs.ダークナイト ライジング 2012年7月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC
2012年07月19日レオナルド・ディカプリオがクリント・イーストウッド監督とのタッグでFBIの初代長官の半生を演じる『J・エドガー』(原題)が来年1月に公開されることが決定。これまで3度にわたってオスカー候補に名を連ねてきたレオの悲願のアカデミー賞受賞に期待がかかる。1924年にアメリカ連邦捜査局(FBI)の初代長官に任命され、1972年に亡くなるまで半世紀近くにわたってアメリカの法の番人の長として君臨したジョン・エドガー・フーバー。彼の禁断の半生をイーストウッドが描き出す。フーバー氏はカルビン・クーリッジからリチャード・ニクソンまで8代の大統領に仕え、FBIを現在のような巨大な影響力を持つ組織へと発展させた。長官として比類なき権力を誇る彼は、歴代の大統領からさえも畏怖と非難と崇拝の対象として見られたという。その一方で、彼にはそのキャリア、そして人生さえも失いかねないある秘密が…。最も恐れられ、アメリカを支配した男の全てが暴き出される。今回、解禁となった劇中の写真では、人々とマイクに囲まれた公聴会のような場面で険しい表情で答弁するレオの姿が。いわゆる純粋な正義の味方とは言い切れない複雑な内面を持った主人公の半生を、レオはどのように演じきったのか?『ギルバート・グレイプ』でのアカデミー賞助演男優賞ノミネート以来、『アビエイター』、『ブラッド・ダイヤモンド』と主演男優賞候補に名を連ねてきたが、巨匠イーストウッドとのコンビで悲願のオスカー獲得なるか?また、『21グラム』のナオミ・ワッツが長年、フーバーの秘書を務めたヘレン・ガンディーに扮し、彼の過保護な母親をジュディ・デンチが演じるなど、共演陣にも実力派俳優が並ぶ。劇中、FBIのイメージを覆す事件として伝説の飛行士・リンドバーグの息子の誘拐事件が描かれるが、『かぞくはじめました』のジョシュ・ルーカスがリンドバーグ役を好演している。脚本を手がけるのは、同性愛者の公民権獲得と地位向上に尽力した政治家ハーヴィー・ミルクの半生を描いた『ミルク』でアカデミー脚本賞を受賞したダスティン・ランス・ブラック。撮影、美術、衣裳などのスタッフにはイーストウッド作品の常連が顔を揃えている。誰もが知るFBIを作り上げた男の素顔とは――?全米では11月9日より公開となり、先述のレオはもちろんのこと、作品賞や監督賞などでもオスカーの期待が高まる。『J・エドガー』(原題)は2012年1月28日(土)より全国にて公開。■関連作品:J・エドガー (原題) 2012年1月28日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2011年09月26日