4月7日、7人組男女ダンス&ボーカルグループ・GENICが豊洲PITにて『GENIC LIVE TOUR 2024 N_G』の最終公演を行った。昨年、自身最大規模となるLINE CUBE SHIBUYAでのライブを経て、新たなステージに向かおうとしているGENIC。そんな彼らが掲げた今回のツアーのテーマは「#N_G」。「GENICは本当に必要なのか?」という問いかけも持つこのテーマをどのような答えを出したのか――。最終公演の模様をレポートする。感謝を込めて、熱いパフォーマンスsold outとなっていた最終公演。会場は満員のGENImin(GENICファンネーム)で埋め尽くされていた。定刻を過ぎると次第にワクワクは膨らみ、BGMで流れている「New Game!!」に合わせてコールも上がる。待ち侘びた瞬間。暗転し、「3rd Overture」にのせてオープニング映像が流れる。7人の姿がステージ上部に現れると、満ちた期待が弾けたような歓声が上がる。そんな中でまず披露したのは「I’ll Be There」。今回のツアーはアルバム「N_G」が中心のセットリストとなっており、メンバーがそれぞれセルフプロデュースした楽曲が含まれている。まずは雨宮翔が振り付けも担当したセルフプロデュース楽曲「Hallelujah」を披露し、冒頭からのクールなGENICを見せていく。会場を煽り「Flavor」へ。増子敦貴から宇井優良梨、金谷鞠杏がハーモニーを繋いでいく。ダンスはもちろん、キレのある歌声を響かせる中、雨宮や西澤呈がかけていたサングラスを外すと思わず会場のあちこちから声が漏れた。「TALK」ではメンバーもキュートな笑顔をのぞかせながら、会場も一緒になって体を動かしていく。さらにダンサブルな「Shaky Shaky」でテンションを上げたところでこの日、最初のMCへ。西本茉生が嬉しそうに「豊洲ー!来たぜファイナル!」と言うとGENIminからも同じぐらい明るい声が弾ける。ファイナル公演がソールドアウトしたこと、その感謝を伝えるとメンバーそれぞれが嬉しそうに表情を綻ばせた。そして「3,000人の前で自己紹介していいですか!?」と言い、改めてご挨拶。喜びを全身で現すかのようにステージ上を縦横無尽に駆け回る西澤と雨宮。「豊洲PITをまっぷたつにします」と言い、メンバーから「どういうこと!?」とツッコまれる小池竜暉(みんなの歓声で豊洲を割る、と言いたかったようだ)。西本茉生は「3,000人のまいたん、もらっていいですか?」とおねだり。大きなコールを受けて満足そうに笑みを浮かべた。「今日はどっぷりと『N_G』の世界に浸って帰っていただければと思います」と言う西本から言葉を引き継ぎ、金谷が「みなさんに寄り添える曲」として紹介したのは「サヨナラの理由」。ピンスポットが当たり、増子、金谷と歌声を紡いでいく。金谷が言っていたように、ハーモニーが心に寄り添うように響いていく。さらに世界観を際立たせていくような振り付けが印象的だ。歌詞に沿うようなそれぞれの表情に釘付けになっていたところで、増子セルフプロデュースの「恋愛(こいあい)」へ。作詞も増子が担当している「恋愛」。増子と宇井、男性ボーカルと女性ボーカルの掛け合いがより想いを募らせる。ラスト、増子と宇井が見つめ合うようにして曲が終わったが、ラスト、増子が照れたようにはにかんだのもまたよかった。ここからメンバーセルフプロデュース曲が続いていく。宇井セルフプロデュースの「きみといた」。作詞も宇井自身が担当しており、別れを感じさせる楽曲だ。しかし、夕暮れの海辺をバックにした歌唱はどこか優しさを感じさせる。それぞれの感情のこもった表情がさらに歌にストーリー性を持たせていく。続いては金谷セルフプロデュースの「Checkmate」。まず靴音が響き、登場した金谷の強い視線が会場を射抜く。どこか挑戦的な歌詞が先ほどまでとはガラリと空気を変えていく。クールさが際立つが、その中にもがむしゃらに前に進んでいくような強さもあり、自然と音楽に体がノッていく。そして西澤セルフプロデュースの「GradatioN」へ。こちらはDa-iCEの工藤大輝との共作だ。洗練されたメロディに透明感あるハーモニーがのっていき、また異なる魅力も垣間見せた。「GENICの可能性はこんなもんじゃないと思っています」和やかなMCを挟みつつ、後半戦へ。西本が「自由気ままに楽しんでいきましょう。チルしようぜ」と言い、始まったのは西本セルフプロデュースの「Chill out!!」。サビではGENIminも一緒に手を振り、そのメロディに身を任せていく。振り付けもチルさを感じさせるものながら、メンバー同士のじゃれ合いも見られて微笑ましい。さらに「みんな踊れる?」と西本が問いかけ「We Gotta Move」、「Supersonic」とテンションの上がる楽曲が続く。後半になり、さらに上がっていく会場の熱を受け止めたかのように、小池の力強い歌声から始まったのは「ラストシーン」。小池のセルフプロデュース楽曲だ。「好きです」から始まるストレートなラブソングだが、歌詞を辿っていくと少なからずファンとの関係を綴っているようにも感じられる。ダンスなしでしっとりと楽曲を届け、会場もその歌声に聴き入った。そして本編ラストはぶち上げていくかのように「New Game!!」を。ボルテージが上がっていく会場に応えるようにして、メンバーもステージ上で躍動した。大きなGENICコールに応えて再び登場すると、「Never Gonna stop」を。サビではメンバーはタオルを、客席はペンライト、もしくは拳を回して盛り上げていく。さらに、クラップとともに「まわりみち」で一体感を楽しんでいく。しかし、残すところ一曲となり、「終わっちゃうの寂しいよね。このあと何もなくなりますもんね」と西本。が、「ということで、僕たちからサプライズです!」とここで自身最大規模となるツアーが秋に行われることを発表し、ファンを喜ばせた。さらに、東京公演はGENICの結成日に行われるということで、メンバーも喜びをかみしめる様子を見せる。そして、ツアー最終公演ということで、ひとりひとりからファンに向けてメッセージが送られた。トップバッターは小池。去年の4月29日のLINE CUBE SHIBUYAよりもキャパの多い豊洲PITをソールドアウトで迎えられたことに改めて感謝を伝え、「今日もこうやって続報をみなさんにお届けできるのは当たり前じゃないって去年わかったし、みなさんがいてこそのGENICです。こうやって僕たちが音楽をできていること、活動できていることに本当に感謝を込めて、今日、音楽を届けたつもりです。皆さん受け取ってくれましたか?」とその問いかけにGENIminも歓声で応え、その声に顔をほころばせた。続いては金谷。「どん底に落ちていたときに『鞠杏ちゃん以上に、鞠杏ちゃんや鞠杏ちゃんのグループの未来にワクワクしてる』って言ってくれた人がいたんです」と言い、落ち込んだときもGENIminや、メンバー、スタッフがいたから、今ステージに立てている、と語った。「私もGENICの可能性はこんなもんじゃないと思っているので、みなさんも一緒に私たちの可能性がどこまで広がるか見てくれますか?」と問いかけ、「これからもいろんな景色を一緒に見て行きましょう」と笑顔で締めくくった。「何も考えてなかったんですけど……」とはにかみながら切り出したのは雨宮。過去、現在、ファンの応援があるから今の自分たちがある、未来に繋がる、と「応援してもらえること」について感謝を伝え、「これから絶対に大きくなって、みんなが言うあのステージに立てると僕は信じていますので、ぜひともついてきて欲しいなって思っていますし、今ライブやってるときも本気ですけど、僕らの本気はまだまだこんなもんじゃないな、と思うから。もっともっと成長するし、その成長をみんなにも見てほしいから、これからもぜひとも応援をよろしくお願いします」増子は笑顔を見せながらも、「僕ら7人、1人1人が本当に笑われるぐらいのでっかい夢を追い続けてるんですけども、絶対にみなさんがいれば、諦めることはないです」ときっぱり。「僕たちも苦しいときはあるんですけど、そんなときにみなさんが笑顔でいてくれたり、遠いところからでもいろんな形で応援してくれたら、僕らのエネルギーは永遠です。みなさんに笑顔でいてほしいな、と何よりも思います」そして「今日楽しかったって人?」と問いかけ、たくさんの声が返ってくると「それだけでもエネルギーです。ありがとうございました」と笑顔を見せた。「No GENICじゃなくてNew GENICでしたか?」改めて、ファイナル公演のSold outについて感謝を伝えた西澤。この景色が見られて嬉しいとしつつも、「この景色もこの空間も僕たち、そしてみなさんにとってはきっと通過点でしかない、と思っています」。それは東京ドームという目標があるから。「みなさんからしたら少し近い気がするときもあると思うんですよ。GENIC、すごいスピードで行っちゃうな、って寂しい気持ちになったりすると思うんですけど、大丈夫です。安心してください。めちゃくちゃまだ遠いんで(笑)。全然遠いんで。でも裏をかいて言えば、皆さんと僕たちで一緒にいられる時間がまだたくさんあるということなので、これからもGENICと長い時間を一緒に過ごしていただければと思います」「GENICとして活動してきて、これ大丈夫かな、正解かなって不安に襲われることもあったんですけど、これが正しいとか、正解っていうものがないことが正解なんじゃないかな、ってこの数年を通して思うようになりました」と語ったのは宇井。そう思えるようになったのはGENIminのおかげ、と言い、改めて「GENIminでいてくれてありがとうございます」と感謝を伝えた。「この言葉はみなさんが聞き飽きても私に口がある限りは、一生言わせていただきますので覚悟しておいてください(笑)。みなさんと出会えて、そして今日この場で一緒に過ごせたことが私にとってかけがえのない財産です。これからもGENICらしく、GENICだけの道で一歩一歩を大切にいけたらなと思います」ラストは西本。いま、この瞬間が本当に幸せで超楽しい、と笑顔で伝えた。「LINE CUBE SHIBUYAから約1年。本当にいろんなことがあって、落ち込んだりすげえ大変なときもあったんですけど、そんな中アルバム制作が始まって、こんな俺が伝えていいことって、ねえだろ、どうしようって不安で始まった」と言う西本。しかし、そんな西本を救ったのはアルバム「N_G」だった。「デモ曲の中にあった『Chill out!!』に救われて共作させていただいて。そしてみんなが書いたそれぞれのプロデュース曲に救われて。アルバム収録曲全部に救われて、今ここに立てているんです。だからそれもあって、『N_G』のアルバム大好きなんですよ、それをみんながめちゃくちゃ受け入れてくれて、オリコンも1位とったりさ、豊洲もソールドじゃん。それがほんっっとに嬉しいのよ」静かな語り口調だが、熱く、想いを爆発させる。「改めて『N_G』を一緒に盛り上げてくれて、GENICをここまで連れてきてくれて本当にありがとう。みんなも知ってる通り、俺らって本当に100人のライブハウスから3000人まで、1から一歩ずつ一歩ずつ積み重ねてここまできたんです。ライブハウス最大規模よ?第2章って銘打ってスタートした『N_G』というツアーは今日ここで終わっちゃうけど、このファイナルの日に改めて、GENICの第2章の開幕を宣言したいと思います。秋のツアーも発表したけど、また、そしてその先に、次に見る景色の中であなたの顔が見たいって心の底から願ってます。それが僕の願い事です」「みんなで歌って踊って、ひとつになりたい思います」という増子がコールしたのは「Negai_Goto」。最後に全員で踊って、歌って、ツアーのファイナルを締めくくった。すべての楽曲を終えて、西本が「言葉ねぇな」とぽつり。その分、メンバーの表情には想いが溢れていた。そして、何度も「ありがとう」という言葉を口にしていた7人。ラスト、西本が「No GENICじゃなくてNew GENICでしたか?」と客席に問いかけ、大きな歓声で応えていたGENImin。しっかりと繋がりを確かめ合い、さらなる未来、第2章を突き進んでいく。取材・文:ふくだりょうこ撮影:川島伸一<公演情報>『GENIC LIVE TOUR 2024 N_G』4月7日(日) 東京・豊洲PITSETLIST01. I’ll Be There02. Hallelujah03. Flavor04. TALK05. Shaky Shaky06. サヨナラの理由07. 恋愛08. きみといた09. Checkmate10. GradatioN11. Chill out!!12. We Gotta Move13. Supersonic14. ラストシーン15. New Game!!ENCOREEn.1. Never Gonna StopEn.2. まわりみちEn.3. Negai_Gotoセットリストプレイリスト:<ツアー情報>『GENIC LIVE TOUR 2024 秋(仮)』2024年9月1日(日) 大阪・フェニーチェ堺 大ホール2024年9月8日(日) 愛知・Niterra日本特殊陶業市民会館 フォレストホール2024年9月14日(土) 北海道・Zepp Sapporo2024年9月23日(月・祝) 宮城・仙台国際センター2024年10月14日(月・祝) 神奈川・神奈川県民ホール2024年11月1日(金) 東京・TOKYO DOME CITY HALL2024年11月3日(日) 福岡・福岡市民会館詳細はこちら:
2024年04月09日12月22日新曲「サヨナラの理由」のリリース配信を控えている男女7人組ダンス&ボーカルグループ GENIC。そんな彼らの楽曲を球場でも聴くことができる。先日、3年連続で三井ゴールデン・グラブ賞を受賞した東北楽天ゴールデンイーグルスの辰己涼介外野手がGENICの「Flavor」を登場曲として起用したのだ。今回、スペシャルな対談が実現。和気あいあいとした様子をお届けする。球場でGENICファンになった人も!?――辰己選手、3年連続での三井ゴールデン・グラブ賞受賞おめでとうございます。まずは受賞されてのお気持ちはいかがですか?辰己涼介(以下、辰己)記者投票で選ばれる賞なので、たくさんの記者の方から投票いただいてありがたいですね。3年連続で受賞できてうれしいです。小池竜暉(以下、小池)たくさんいる選手の中で三井ゴールデン・グラブ賞受賞というのは、とてつもないことなので、僕もグローブ磨こうかな、って(笑)。西澤呈(以下、西澤)なんでなんで(笑)。でも本当にすごいですよね。――どういったきっかけでGENICの楽曲を知られたんですか?辰己本当にたまたま聴いたんですよ。それで一発で好きになって。――野球選手にとって、登場曲はどういう存在なんでしょうか。自分を鼓舞するものだったり?辰己メッセージ性があって、自分を鼓舞するという人もいれば、お客さんが喜ぶような楽曲を選んだり、というところなんですけど、僕は好きな曲、かっこいい曲を流したいな、というところで「Flavor」を選びました。GENICありがとうございます!――登場曲として球場で流れていると知ったときはいかがでしたか?西澤率直に嬉しすぎますね。西本茉生(以下、西本)うん。――みなさんはどのタイミングで知ったんですか?西澤スタジアムにいたGENICも好きでいてくださるファンの方がリアルタイムでの映像をSNSでメンバーみんなにメンションをつけて投稿してくれていたので、それで知りました。最初は嘘かと思いました。嘘だと思ったぐらいうれしかったですね。増子敦貴(以下、増子)まだ新人というか、僕らはまだ有名ではないんですが、そんな中、「Flavor」という曲を使っていただいたことがすごく嬉しいですね。自信にもなりましたし、今後使っていただいて、誇れるようなアーティストになりたいな、と思いました。僕らも鼓舞されましたね。――GENICを知らない人も辰己選手きっかけで知ることもありますもんね。雨宮翔(以下、雨宮)そういえば、辰己選手の登場曲を聴いてGENICを好きになりました、っていうコメントがSNSにあって。増子すげえ……。雨宮嬉しかったですね。――すごい、宣伝効果が(笑)。辰己発掘するのが好きなんですよ。このグループは絶対に多くの人にこれから聴いてもらえるな、と思ったんで。増子嬉しいなー!辰己僕、けっこう先見の明があるんです。雨宮ありがとうございます!西澤いつか、辰己選手と同じ会場でライブできるようになりたいですね。GENICは「オーラがいいですね」――みなさんは今日お会いされるのが初めてなんですよね。お互いの印象はいかがですか?辰己過去の自分が見る目は間違ってなかったな、と思います。オーラがいいですね。フレッシュで、まず若いし。基本的に野球界は経験が物を言うじゃないですけど。キャリア関係なしに彗星のごとく、という雰囲気を感じました。だいぶ贔屓目に見てるんですけど(笑)。一回推したら絶対いけると思っているのでぜひがんばってほしいですね。――GENICのみなさんは辰己選手に印象はいかがですか。金谷鞠杏(以下、金谷)全く違うフィールドで戦っている中でも、お話する姿勢や目線は対等でいてくださるのがすごく嬉しかったですね。会社の人やファンの方に好きですと言ってもらうのとはまた違う嬉しさもあります。戦っている人に力になりました、と言ってもらえるのは、アーティストとしてもすごく嬉しいので……ありがとうございます!増子野球場ではないところでお会いさせていただいて、柔らかいというか、気軽に話しかけてくださって。そんな方が野球場で野球をしている姿がまだ想像しきれてないというか……早く、生で見たいです!――まだプレーされている姿っていうのは。辰己まだ多分いらっしゃってないですよね。ぜひ来ていただきたいです。――辰己選手はみなさんのパフォーマンスは観られたんですか?辰己YouTubeチャンネルでライブ映像とか観たら、すごかったですね。ほんまに堂々としてて、カッコよかったです。金谷来年ツアーやるので、予定が合えばぜひ。辰己オフシーズンは時間あると思うので行きたいですね。11月~1月は。金谷あ……っ。西本ツアー3月からなんですよね。辰己まあ試合休んでいきます。小池ダメです、ダメです!(笑)GENICが辰己選手を質問攻め!――GENICのみなさんは今年、始球式やスタジアムでパフォーマンスもされていますよね。みなさんにとって野球の存在ってどういう存在ですか?小池さんは野球経験者ですよね。小池今も草野球はしてるんです。辰己へえ!小池本当にやるだけの人でへっぽこなんですけど、でも本当に大好きで。暇さえあればバッティングセンターに行っています。でも僕も、本当にたまに外野をやるので、極意とか後でコソッと教えていただければ。――コソッとじゃなくて、今ぜひ(笑)。小池まず、外野手をやるときも、内野用のグローブ使っちゃうんで……。辰己僕も使います。小池えっ、そうなんですか!?辰己外野手は長いグローブを使うんですけど内野手用は短いんですよね。長いと、遠くまで取れますよね。その分ボールが取れる幅が長いので。でも短いと、その分、どこかで補わないとダメじゃないですか。打った瞬間にここに落ちてくるだろうな、という打球判断を早くしないといけない。少しでもずれたらその幅の分だけ追いつかなかったりするので。練習にはなると思うんです。小池すげー……ありがとうございます。辰己野球オタクなんで(笑)。金谷私もひとつ質問いいですか?日常でも判断力は早いほうなんですか?今日何食べるとか。辰己奥さんと一緒におるときに、何かを落としたりとかするときに奥さんは落ちてから「ああ、落としちゃった……」(奥さんの真似をしながら)って言って拾うんですよ。GENICははは!辰己僕はもう落ちるって思った瞬間にパッと取ってたりするんで。増子わーすごい!辰己僕からしたら普通なんだけど、そういう視野とか、反応速度とかはちょっとちゃうんやな、と思いますね。一応アスリートなんだな、と。小池野球でいうと、僕ルーティーンを聞きたくて。例えば、よくあるのがグラウンドに入るときは左足からとか、パンツは何色を履くとか。辰己ルーティーンを作らないことをルーティーンにしています。小池なるほど!辰己野球に関係ないんで。増子カッコイー!辰己仕事に関係ないんで。どんなアクシデントにも対応するのがやっぱプロやと思うんですよね。ルーティーンが崩れた時点でかなりメンタル持っていかれますし。「僕らは打席に立ったら孤独」――辰己選手はもちろん、GENICのみなさんも勝負をかける瞬間があると思うのですが、勝負に勝つために心掛けていることはありますか。西澤僕たちはちょっと特殊で、僕たち以外のアーティストが出る対バンライブやフェスでは、出ているアーティストのファン全員の心を掴みに行くぞ、という気持ちでステージに立つので、そこは戦いですね。でも、自分たちで開催するライブは僕たちの味方しか観に来ないし、全員ファンなのでそこは野球選手の方とは違うところですね。もうとにかく1秒でも多く楽しませよう、という気持ちでやっています。だからいつも緊張する場で味方じゃない人もいる中で、パフォーマンスをして結果を残すっていうことは本当に素晴らしいし、かっこいいな、と思います。辰己ライブ中のみなさんはチームもそうですし、ファンの方も味方だと思うんです。僕らはファンの方の応援はあるとはいえ、打席に立ったら孤独なので。自分が打てなかったら打てる選手に交代させられるんで、そこは違いかもしれないですね。――常にライバルがいる状態の環境っていうほうが近いですよね。辰己一軍にも二軍にも、常に自分の代わりはいるので危機感はありますね。――その中で絶対に生き残るぞ、という気持ちで持ち続けることが大事なんですね。辰己そうですね。持ち続けてないと生き残ってはいけないでしょうね。――そのメンタルは試合の中で鍛えられていくんでしょうか。辰己メンタルが強いというより、野球が好きなんですよね。成績が下がっていくと、野球ができなくなるわけじゃないですか。野球を続けるためには勝たないといけない。負ける選択肢はないですね。――1試合に何度も打席が回ってくるわけですが、ずっとそのとき気持ちを持続させているんですか?辰己大体平均4打席回ってくるんですけど、4回とも同じではないですね。最初がやっぱ大事だし、最初がダメだったら次も大事ですし。大体、打者は3回に1回打ったらすごいと言われてるんですけど、2回凡退していたら、ここは絶対に打たないといけなかったり、もし打てなかったとしても一試合に1本は絶対に打たなあかんかったりとか。数字がずっとついてくるので、結構大変な仕事ですよね。緊張さえもステージでアートに変える――GENICのみなさんはプレッシャーや緊張する場面ではどうやってパフォーマンスを楽しまれていますか?西澤僕は曲を作っていて自分の気持ちを入れ込んだりもするので、緊張しているときの心の中をだいたい曲にしているんですよね。それをステージ上で歌えているので。緊張していることを出してしまうことすらアーティストのやるべきことだし、アートなので。だから緊張してもそれもパフォーマンスなのかな、と思うようにしています。雨宮僕はすごく緊張しいで、もう出る瞬間も出てからも心臓バクバクな状態なんですけど、その緊張感を知った方がよりパフォーマンスがいいんですよね。それを知らないでパフォーマンスをすると動きが硬かったり、歌があんまり良くなかったりするんです。自分がどういう状態なのかは分析するようにしていますし、それで「よし、楽しんでいくぞ」という気持ちにもなります。――冷静に自分を見ている?雨宮そうですね。映る仕事でもあるのでなるべく客観視できるようにはしていますね。――かなりのステージ数も踏まれてるのに、緊張するんですね。雨宮緊張しますね(笑)。どこに行っても緊張します。本当にもう直らないですね。宇井優良梨(以下、宇井)プレッシャーを感じたり、緊張したときは自分が成功している姿をイメージしてやることが多いです。それでも本当に無理です、吐きそうです、というぐらいにアガっているときは、実家の猫の写真を見て癒されて、心を落ち着けて、お水を飲み、深呼吸をしてから出るようにします。――ちょっとルーティーン的な感じですね。宇井そうですね。猫の領域まで行くことはそんなにないんですけど。増子ははは!西澤レベルがあるんだ(笑)。宇井そう(笑)。そんな感じです!増子僕、多分自分に期待をしてしまっていて。昨日よりもちょっとここを良くしたいな、今日はできるかも、と思えば思うほど、緊張しちゃうんです。でも、直前で「もう何でもいいや!」となるんですよね。――開き直る?増子そう、もう開き直るんです(笑)。自分に期待しながら、昨日を超える!という気持ちを持ちつつも、自分の作り上げてきた直前の緊張感が安定してきたので、その状態でこれからも頑張りたいと思います。金谷LINE CUBE SHIBUYAでのライブぐらいから本番前にやっていることなんですけど、何のために誰のためになぜパフォーマンスするかを口に出して言っています。――1人で?金谷1人で。鏡がある場所に必ず行って。自分と対話します。鏡に向かって、私は“誰々のためにパフォーマンスする”と言うと自分との約束を守ったことになるので、自分のテーマでもある、誠実を大切にするためにしています。――自分でコントロールしてるってことなんですね。金谷感情が振り回されやすいタイプなので。一喜一憂して顔に出やすかったりするのは、プロとしてよくないので、大事にしています。西本僕は少し前から緊張しなくなって。自分が緊張してても、緊張してなくても来ているお客さまには関係ないというか、やることをやるだけと思うようになりました。自分が何を考えてパフォーマンスしたのか、お客さまからしたら伝わらないことだってありますし、自分が発信したものと受け取り側が受け取るものが一緒ではない場合もあると思います。いい意味でも悪い意味でも、そのときの感情でやっています。特にライブに関しては本当に生ものだと思うから、ネガな感情もプラスの感情も全部そのまま出しちゃおう、と。なので、緊張とかはなくなりました。小池音楽というものが大好きなので、それを自分で表現してやれているということが、楽しい元になっているし、僕もそんなに緊張するタイプじゃないんですけど、ステージ袖でキューが出る瞬間だけ、ものすごく緊張して、歌い始めたら大丈夫みたいなちょっと変なタイプなんです。でも音楽を今こうやって皆さんに届けられている、という状況がとにかく幸せだな、と感じながらやっています。――結構緊張される方もいらっしゃるようなんですけど、辰己選手から緊張しないためのアドバイスはありますか。辰己緊張したい人もいましたけど(笑)。人それぞれですよね。緊張したくない人に向けて何か言うとすれば、楽しめばいいんじゃないですかね。自分が好きなことなので。新しいGENICを見せられるライブツアー――先ほど、少し話題にも出ましたが、GENICのみなさんは3月からツアーがスタートします。見どころはどういったところになるでしょうか。雨宮ちょっとずつ進んではいるんですけど、まだあまり決まっていないんです。「NO GENIC or NEW GENIC」で「NG」というのを掲げているんですけど、本当にGENICが必要なのか、というテーマがあるんです。GENICの第2章となるツアーにもなるのかなと思っているので、楽しんでいただけるんじゃないかなと思っております。――LINE CUBE SHIBUYAの公演を経てのツアーですが、意気込みが違ったりするんですか?金谷ここまでわかりやすく、GENICが必要か必要じゃないか、というテーマを掲げているぐらいなので、NGのNはnegativeのNでもあるんですけど、ネガティブな要素もある中で、LINE CUBE SHIBUYAでのライブを経験したからこそ見えたものもあるので本当に楽しみに待ってもらえたらな、と思います。――みなさんから辰己選手にぜひ聴いてほしい!という曲があれば。西澤「Flavor」を聴いていただけたのであれば「Aventure」という楽曲があるんですけど、そちらもぜひ聴いてもらいたいです。雨宮あと「まわりみち」です。僕たちもよく日常で聴いているんですけど、行き詰まったときや、新しい道があるんじゃないかな、と考えているときに聴くと、光が見えたりするので聴いていただきたいですね。辰己すぐ聴きます!金谷あと最近発売したばっかりのライブDVDの音源がそのままサブスクで配信されているので(「GENIC LIVE 2023 -Flavors- Special Edition-」)、それを聴いたらライブに来たかのような気持ちになれます。――予習バッチリですね。西澤でも新しい曲ばっかりなので、あんまり聴きすぎても、あれ、これ聴きたかったのに!ってなるかもしれないです(笑)辰己誰か全部いまのメモしておいてください、インタビュー終わったら聴くんで!来年は紅白で共演しましょう!――新曲「サヨナラの理由」についてお聞かせください。今回バラードというところでレコーディングでこだわった点や曲の好きなところをお聞きできれば。金谷冒頭をあっちゃんとセンター割りをして、本当に男女間の曲なんだとわかるような始まりがあるのが結構お気に入りです。組み合わせ自体も結構珍しいんですよね。あっちゃんはソロを歌うことも多いので。増子鞠杏が先にレコーディングをしていて、鞠杏の声を聴きながらだったので、それに寄り添うような感じで歌いました。最後、ブリッジのところは鞠杏を想像しながら歌っていたので。金谷あははっ!増子そんな感じで、今までにないすごくいいバラードになっています。宇井切ない曲なので、レコ―ディングのときは部屋を暗くして歌っていました。ひたすら悲しいことを想像しながら。でも、明るい曲をレコーディングするときに、「もっと声を明るくして」と言われがちなので、今回は少しだけ気持ち暗くするぐらいでちょうど良かったです。西本僕が歌い出すところは、音も少なくて物語が始まるような、序章のようなイメージのところだったので、できるだけ声を薄く作って、本当にかすれるかギリギリのところを何回も録ってかすれさせながら録ってました。声なのか息なのかわからないぐらいの。――ちょっと切なげな感じで。西本ですね!雨宮今回、今まであんまりなかったサビをメインで歌わせてもらっています。レコーディングの順番が最後の方だったので、何回かサビを歌ったんですけど、なんだかダメで……みんなの声を1回聴いていいですか、と。聴いた上でみんなの思いを入れながら、サビを歌いました。やっぱりそのサビはトライ&エラーを繰り返して何とかできたサビなので、思いはのせられたのかな、と思います。――こだわりのサビなんですね。雨宮たくさん聴いてほしいですね。――ラブソングということで、気持ちの込め方が普段と違ったりするところはありましたか?増子僕らはハッピーな曲、前向きになれる曲が多かったりする中でこういうものが入ると、やっぱり感情移入はしますね。とっても。これからツアーにかけていっぱい歌うことによってさらに何か伝わるものがあるんじゃないかなと思います。金谷好きな歌詞があって、「君の幸せを誰よりも願う僕でいたいから」っていう。歌詞全体を見たときに、彼女を幸せにしたかったけど、できなかった男性の気持ちを歌っているような読み取り方をしたので、それに合わせて自分も主人公になったつもりで。自分も彼と一緒に幸せになりたかったけど、今じゃないんだ、というような気持ちの作り方を私はあえてして、また成長したときに会えたらいいな、今はすごく素敵な思い出だな、という気持ちで歌いました。――西澤さんと小池さんは今回、作詞を担当されています。小池2人で書くことは多いんですけど、バラードっていうのが初めてだよね。西澤ね。小池恋愛観を書くこと自体、GENICは少ないんですけど、それでいて2人で書くことがなかなか新鮮なもので。だからこそ、イメージ的なものを最初にすり合わせて書きました。やっぱり恋愛観は違うと思うので。西澤それがまた反対でおもしろかったです。最初にイメージを決めた上でっという制作にはなりました。――どんなふうにすり合わせたんですか?西澤メロディを聴いた上で、少し未練もあるけど、ちょっと前向きなポジティブな恋愛の歌詞がいいんじゃない?というふうにお話をして。音が先にあったので音から感じるものを今回書かせていただいた感じです。小池こういう曲は僕も聴くし、好きではあるので何かすごいスッと歌えましたし。歌いやすかったよね。西澤ね。小池背伸びしすぎない感じで、でも歌詞は今までよりちょっと逸脱した感じでおもしろかったかな、と。また新しいGENICの一面を見せられる楽曲になったと思います。――ステージでもGENICとして新たなものを見せていくかと思いますが、クリエイティブ面でどういうところを見せたい、という思いはありますか?西澤クリエイティブな面では、もうこれ自分で先に言っちゃいますけど、きっと恥ずかしくない未来になるから。俺ら最強なので、その最強を見せられたらいいよね。小池そうだね。西澤「日本で売れている曲って、大体あの二人携わってない?」っという作家になりたいですね。それがしかもGENICっていうグループにいる、GENIC最高だよなっと思ってもらえるようになりたいです。小池結構ね、わくわくする話はずっと2人でしていて。どういう未来像だとか、ちゃんと話すときもあるけど、自然な流れで、勝手に2人でわくわくしてたりもするので。西澤ね!小池本当に夢は無限大に持ってるので。これから他のアーティストさんに楽曲提供もしていきながら、自分たちが成長できたらGENICにもまた還元できて、すごい化け物になるんじゃないか、っていう展望もあります。――では最後に2024年の目標を教えてください。金谷武道館に行ってきます。決まってないけど、目標です!辰己シーズンでとんでもない活躍をして、GENICが紅白に出て僕は審査員で。GENICわー!(拍手)辰己そのためにはチームも優勝しないとダメなんで、日本一にもなって、先頭に立って、GENICもガーンと行ってなんかまた共演できたら嬉しいですね。取材・文:ふくだりょうこ撮影:友野雄ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼントGENICのサイン入りポラを2名様に!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<リリース情報>GENIC「サヨナラの理由」12月22日(金) 配信リリース詳細はこちら:<ツアー情報>『GENIC LIVE TOUR 2024』2024年3月9日(土)【神奈川】KT Zepp Yokohama2024年3月23日(土)【福岡】Zepp Fukuoka2024年3月29日(金)【愛知】Zepp Nagoya2024年3月31日(日)【大阪】Zepp Osaka Bayside2024年4月7日(日)【東京】豊洲PITチケット情報はこちら:プロフィールGENIC男女7人組ダンス&ボーカルグループ。avexのDNAを継承する新グループ育成プロジェクト=a-genic PROJECTを経て2020年5月にメジャーデビュー。コロナ渦でのデビューでありながらも着実にリリースとツアーを重ね、2022年夏に2ndアルバムリリースと3度目の全国ツアーを開催し、9月11日のファイナルではZepp DiverCity公演完走。2月からは16会場32公演の全国ツアー「GENIC LIVE HOUSE TOUR 2023 -Flavors-」もスタート。4月29日にはスペシャル・エディションとして、LINE CUBE SHIBUYAにて追加公演も実施した。2024年春には早くも、Zepp・豊洲PITなど全国5会場にてGENIC LIVE TOURの開催が決定している。増子敦貴は、俳優としても活動しており、これまでミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン、テレビ朝日系『機界戦隊ゼンカイジャー』ツーカイザー/ゾックス・ゴールドツイカー役、ミュージカル『東京ラブストーリー』MBSドラマシャワー「体感予報」などに出演。現在、NHK Eテレ「ビットワールド」、仙台放送「あらあらかしこ」の準レギュラーとして出演中。そして来年3月からは舞台「千と千尋の神隠し」のハク役として出演も決定している。また金谷鞠杏は、「ミス・ワールド2020」の日本代表に選出されたりと、各方面で活躍の場を広げている。さらに、西澤呈もソロ名義“JOE”として活動しており、自ら作詞・作曲・編曲を行った「誰も知らない君を見せて」がTikTokを中心に「誰きみ」旋風が沸き起こり総再生回数は1億回超え、ABEMA恋愛番組「恋する❤週末ホームステイ 2023春 ~ Sweet Orange Memory ~」の第1話挿入歌に起用されている。関連リンク各配信サイト:オフィシャルサイト:::::
2023年12月15日ミュージカル『東京ラブストーリー』にて三上健一を演じる、廣瀬友祐(空キャスト)と増子敦貴(GENIC)(海キャスト)による「W三上トークイベント」が、フジテレビのマルチシアターにて行われた。 Tシャツ付きチケットを購入した方の中から抽選で当選した観客が参加、なごやかな雰囲気のなか楽しいトークが繰り広げられた。サプライズでじゃんけん大会も開催。両名のサイン入りポスターがプレゼントされた。進行役のプロデューサーの呼び込みで、お揃いのカンパニーTシャツで登場した廣瀬と増子。稽古開始から二週間強経ち、現在は空キャスト海キャスト分かれて稽古をすることが多いそうだ。セリフや動きが違うところも出てきていて、今作の見どころとなっている。廣瀬は「それぞれの経験値で演じるからこそのカラーの違いが自然と出ている」と話した。数多くのミュージカルに出演してきた廣瀬と、本格的なミュージカルへの出演はほぼ初めての増子。増子は「GENICというグループでアーティスト活動をしていますが、別枠というか、声が震えて勝手にビブラートが鳴るくらい(笑)」と稽古場での緊張の心境を語ると、廣瀬は「リラックスしていると思っていた!」驚いた様子。廣瀬友祐増子敦貴「三上はとにかくモテますよね?」との質問には、「モテますね!!!」と強く声を揃えた二人。増子は「原作は女々しい印象がありましたが、ミュージカルでは男らしさが溢れ出ている」とその印象を語った。廣瀬は「これまで演じた中では群を抜いてモテ男。僕は不倫や愛人など、危険な恋愛ポジションをやらせていただくことが多かったですが、こんなにモテ男はないと思います」と新境地のようだ。初登場シーンで、これまで何人の女性と付き合ってきたのかと聞かれて歌う、 『56人の女たち』というナンバーがあるとのことで、プロデューサーに促され、歌に入る前のセリフを増子が実演。「そんなに多くないさ。ざっと56人。」と甘いヴォイスでささやいた。廣瀬は「思い切りやらないと歌えない曲。とんでもないヤツだけど、ちゃんと人数を覚えているところが、それぞれを愛してきたカッコいいところ。その曲を歌える三上でなければ」と三上像を分析。このナンバーではダンスもあり、増子は「はじめてのダンスのジャンル。どうしたら三上らしく踊れるか研究し続けている」と明かした。三上は永尾完治の親友役。完治役は、空キャストでは柿澤勇人が、海キャストでは濱田龍臣が演じる。廣瀬は「カッキーとは10年程前に『メリリー・ウィー・ロール・アロング』で初共演したときから好きな俳優。同じサッカーをやっていた体育会系でもあり、感覚的に共鳴できる部分が多くて尊敬している。いい刺激をもらいながら一緒にものづくりできることを楽しみながらやっています」と共演を喜んだ。二人の場面の稽古は、アドリブが効いて日々変化し、経験がすべてを成立させてしまう、仲の良さも出ていると、プロデューサーも太鼓判を押していた。対する海キャストの濱田と増子は初共演。増子は「龍臣君は『あの時画面越しで観ていた人』でしたが、コミュニケーションをいっぱい取ってくれるので、数年前からの友達のように仲がいい」という。海キャストは4人が固まって座っていて本当に仲睦まじいそうだ。ここで、事前に寄せられた質問に答えるコーナーへ。「三上の役作りで気をつけていることは?」との質問には、三上の見かけと裏側をどう表現するかがポイントと同意見。廣瀬は「削ぎ落とされた台本だからこそ難しい。どう深みをだすか」、増子は「ずっと寂しい人間。どう舞台で表現したらいいのか」と模索中のよう。「リカとさとみどちらを選びますか?」という究極の質問には、廣瀬は「リカ」、増子は「さとみ」と即答した。増子は「本当にこれはタイプの問題なんですが」と前置きしつつ、「まず幼稚園の先生ですよ!」と前のめりになると、廣瀬も「わかるよ!」と同調する。「寂しがりな部分や、本音を言えない部分も含めて愛したい」と熱弁し、地元の同級生であることを「ポイント超高いです!」と力を込めた。一方の廣瀬は、「刺激的なのはリカ。意志の強さや自由奔放さは苦労する部分かもしれないが、共鳴し合えたとき、お互いが支えになれたときの絆の強さはリカのほうが強いのでは」と話した。『東京ラブストーリー』には、「赤名リカ」という象徴的なキャラクターがいる。空キャストでは笹本玲奈が、海キャストの唯月ふうかが演じる。増子は「海キャスト全体を明るくしてくれる存在でリカそのもの」、廣瀬は「彼女自身が持っている強さがリカとすごくリンクしている」と印象を語った。リカの名セリフも見どころだ。最後に、廣瀬は「ミュージカル版『東京ラブストーリー』の恋愛模様、人間の成長物語が描かれている。経験したであろうことや気持ちが出てくるので、そこに接した上で、心が豊かになってくれたら」と、増子は「友人、親戚、兄弟、誰に観ていただいても自慢になるような作品。観るか迷っている方の、あと押しをしてください!」とメッセージを贈った。東京公演は今冬11月27日(日)~12月18日(日) 池袋・東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)、大阪公演は12月23日(金)~25日(日) 大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、愛知公演は2023年1月14日(土) 愛知・刈谷市総合文化センターアイリス 大ホール、広島公演は1月21日(土)~22日(日) 広島・JMSアステールプラザ大ホールにて上演。東京公演チケットは好評一般発売中。文・撮影=岩村美佳<公演情報>ミュージカル『東京ラブストーリー』ミュージカル『東京ラブストーリー』ビジュアル●東京公演2022年11月27日(日)~12月18日(日)会場:東京建物Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)【チケット料金】S席:11,500円A席:9,000円B席:6,000円チケットはこちら:【イベント・来場特典】■来場者全員プレゼント対象日程:11月30日(水) 海 13:00 / 空 18:00プレゼント内容は後日発表■ホリプロステージ会員限定貸切公演対象日程:12月4日(日) 12:30特典:1. アフタートークイベント(登壇者:柿澤勇人 / 笹本玲奈 / 唯月ふうか)2. 来場者全員プレゼント:ステッカー■アフタートークイベント対象日程:12月1日(木) 13:00 男子会(登壇者:柿澤勇人 / 廣瀬友祐 / 濱田龍臣 / 増子敦貴(GENIC))12月2日(金) 13:00 女子会(登壇者:笹本玲奈 / 夢咲ねね / 唯月ふうか / 熊谷彩春 / 綺咲愛里)12月10日(土) 17:30 クリエイターズトーク(後日発表)※対象公演回のチケットをお持ちの皆様ご参加いただけます。※登壇者は急遽変更になる場合もございます。●大阪公演2022年12月23日(金)~25日(日)12月23日(金) 空 14:0012月24日(土) 空 12:30 / 海 17:3012月25日(日) 海 12:30会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ問合せ:梅田芸術劇場06-6377-3888(10:00~18:00)●愛知公演2023年1月14日(土) 海 12:30 / 空 17:30会場:刈谷市総合文化センターアイリス 大ホール●広島公演2023年1月21日(土)~22日(日)1月21日(土) 海 18:001月22日(日) 空 12:30会場:JMSアステールプラザ大ホール問合せ:TSSイベント事業局082-253-1010(平日10:00~17:30)【キャスト】■空キャスト永尾完治:柿澤勇人赤名リカ:笹本玲奈三上健一:廣瀬友祐関口さとみ:夢咲ねね■海キャスト永尾完治:濱田龍臣赤名リカ:唯月ふうか三上健一:増子敦貴(GENIC)関口さとみ:熊谷彩春長崎尚子:綺咲愛里和賀夏樹:高島礼子永野亮比己 / 引間文佳新井希望 / 尾関晃輔 / 上條駿 / 今野晶乃 / 咲良 / 高瀬育海 / 俵和也 / 照井裕隆 / 妃白ゆあ / 町屋美咲 / 安福毅 / 矢吹世奈 / 吉崎裕哉(五十音順)スウィング:大村真佑 / 高井泉名(五十音順)原作:柴門ふみ『東京ラブストーリー』(小学館『ビッグスピリッツコミックス』刊)音楽:ジェイソン・ハウランド脚本・歌詞:佐藤万里演出:豊田めぐみ公式HP:公式Twitter:
2022年11月01日【音楽通信】第115回目に登場するのは、今年デビュー3年目を迎えた、スーパー戦隊ヒーローからミス・ワールド日本代表までが集結する、多彩な男女7人組ダンス&ボーカルグループ、GENICのみなさん!デビューからたくましく強く時を経た3年目前列左から金谷鞠杏、西本茉生、宇井優良梨、雨宮翔。後列左から増子敦貴、西澤呈、小池竜暉。【音楽通信】vol.1152019年夏に結成した、男女7人組のダンス&ボーカルグループ、GENIC。2020年1月の「Da-iCE BEST TOUR 2020 -SPECIAL EDITION-」のオープニングアクト出演などを経て、5月にアルバム『GENEX』でメジャーデビュー。以降、コンスタントに楽曲をリリースしています。2021年7月には、コロナ禍により開催できなかった1stツアー「GENIC LIVE TOUR 2021 -GENEX-」を1年半越しに開催。2022年2月には、配信シングル「We Gotta Move」をリリースし、「GENIC LIVE HOUSE TOUR 2022 -We Gotta Move-」と題したライブハウスツアーを行いました。アーティストとしてだけではなく、俳優やモデルなど幅広いジャンルで活動の幅を広げるメンバーもいるGENICが、2022年7月6日に2ndアルバム『Ever Yours』をリリースされるということで、全員にお話をうかがいました。――お名前と、小さい頃に音楽に触れたきっかけや、影響を受けたアーティストなどから教えてください。増子増子敦貴(ましこあつき)、22歳です。小さい頃は『おかあさんといっしょ』(NHK Eテレ)をよく観ていて、テレビと一緒にずっと歌っていましたね。2、3歳の頃は、おばあちゃんの家に遊びに行くことが多くて、おばあちゃんをお客さんに見立ててコンサートをやったりしていました。増子敦貴(ましこあつき)。2000年1月5日、福島県生まれ。舞台やドラマなど幅広い分野で活動中。――増子さんはスーパー戦隊シリーズ『機界戦隊ゼンカイジャー』(2021年 テレビ朝日系)や舞台「『仮面ライダー斬月』 -鎧武外伝-」(2019年)にもご出演されるなど、お子さんにも影響力がありますが、小さい頃はスーパー戦隊シリーズ作品は観ていましたか。そうですね、もともと戦隊モノも好きだった上に、目立ちたがり屋な子どもでした。人前に出たがるタイプで、だからといって学校行事で前に出るまでの積極性はなく(笑)。父の車の中で、昔の歌謡曲を聴くこともありましたね。5歳ぐらいのときに、槇原敬之さんのライブに連れて行ってもらって、ほぼ最前列だったんです。そのとき、槇原さんに指さしをもらって、すごくときめいて。その後も、清水翔太さんのライブに行って衝撃を受けるなど、そうやって幼い頃からライブに行ってステージのすごさを知る環境だったことが、アーティストを目指したきっかけとして大きかったと思います。西澤呈(にしざわじょう)。2003年2月28日、神奈川県生まれ。GENICの楽曲を数多く手掛けている。西澤西澤呈(にしざわじょう)、19歳です。僕は生まれた瞬間からマイクを握っていたというぐらい(笑)、父がミュージシャンで音楽をやっていたので、常に音楽がそばにありました。音楽の道を目指したのも、父の友達が「D’ERLANGER(デランジェ)」というロックバンドをやっていて、そのライブを日本武道館へ観に行ってから「こんなふうにスポットライトを浴びて歌いたい」と思ったからです。それからは洋楽を聴くようになって、マイケル・ジャクソンを好きになって。僕もステージに立って、お客さんに思いを歌で伝えて、みなさんの居心地の良い場所を作ることができればとずっと思っていますね。雨宮翔(あめみやかける)。2001年8月9日、神奈川県生まれ。モデルとしても活動。雨宮雨宮翔(あめみやかける)、20歳です。母が音楽好きで、浜崎あゆみさんや倖田來未さんのライブに僕が2、3歳ぐらいのときからよく連れて行ってもらっていていました。それからは、3、4歳ぐらいのときに山下智久さんに影響を受けて、見よう見まねでカラオケで歌って踊ったのがきっかけで、4歳でダンスも習い始めました。5歳のときには、AAAさんのツアーで踊る「chibikkoAAA」というキッズダンサーをやらせていただくようになって、アーティストという存在をちゃんと認識した6歳ぐらいからはアーティストという職業をやりたいなと感じていました。西本茉生(にしもとまいき)。1998年10月19日、岡山県生まれ。GENICのリーダー。西本西本茉生(にしもとまいき)、23歳です。小さい頃から音楽が好きで、テレビにかじりついて音楽番組をよく観ていた子どもでした。親が運転する車では、その当時テレビに出ていた方たちの歌をジャンルレスにかけていて、ずっと歌っていたようです。影響を受けたのは、高校時代にEXO(エクソ)さんのライブDVDを観たこと。すごくかっこいいなと思って、そこから歌とダンスをやりたいと思ったのが、アーティストを目指したきっかけですね。金谷鞠杏(かねやまりあ)。2001年12月31日、秋田県生まれ。テレビや雑誌、ラジオなどモデルやタレントとしても多数出演。金谷金谷鞠杏(かねやまりあ)、20歳です。母のおなかの中にいるときから、マライア・キャリーやマイケル・ジャクソンなどの音楽を聴かされていたそうで、小さい頃から洋楽を耳コピして、母の運転する車の中で大熱唱していたみたいです(笑)。3、4歳ぐらいのときに、母の友達が運営しているダンススクールに遊びに行ったのがきっかけで習うようになって、そこでは音楽を楽しむためのイベントに出演するための練習をやっていました。小学校6年生のときには「モデルになりたい」と思うようになって、オーディションのために上京したときに、いまの事務所でもあるavexの方にモデルとしてスカウトされて所属して。ただ、もともとダンスをやっていたということと、音楽事務所なので歌もやってみてはと提案されて、5〜6年間レッスンを積む練習生の期間が長かったですね。一度、期間限定グループのメンバーとしてデビューを経験したのですが、プロジェクトが解散になって悔しくて。でも、ダンス&ボーカルグループの夢が諦められなくて、GENICのオーディションを受けていまに至ります。母とは、EXILEさんなどが所属するLDHさんのアーティストのライブに一緒によく行きましたし、E-girlsさんのように歌って踊れるようになりたいなと影響を受けましたね。小池竜暉(こいけりゅうき)。2000年8月11日、群馬県生まれ。GENICの楽曲を数多く手掛けている。小池小池竜暉(こいけりゅうき)、21歳です。田舎育ち特有といいますか、祖父母の家にカラオケがありまして、小さい頃の写真を見るとどれもマイクを持っている写真が多くて。昔から歌うことを身近に感じていました。物心ついたときから親はEXILEさんが大好きで、家ではずっとEXILEさんが流れていて、実際にライブにも行っていました。アーティストを目指したきっかけは、目の前でEXILE ATSUSHIさんの歌声を聴いて、バラードで涙を流す人もいれば明るい曲では楽しくなって「こんなにも歌で人を感動させることができるのか」と感動して。自分も歌を通して、人の心を動かせるようになりたいと思いました。宇井優良梨(ういゆらり)。2004年12月26日、愛知県生まれ。モデルとしても活動。宇井宇井優良梨(ういゆらり)、17歳です。小さい頃から、母が浜崎あゆみさんのことを大好きでよく聴いていた影響で、わたしも好きになりました。アーティストを目指すようになったのも、浜崎さんのステージのパフォーマンスを見て「自分もこんなに人を惹き込めるようなパフォーマンスができたらな」と思ったことがきっかけです。――この7名で2019年にGENICを結成してから、今年で3年目になりますね。西本はい。僕らはデビューのタイミングがコロナ禍と重なってしまい、緊急事態宣言の真っただ中に、Zoomでデビューを発表することになりました。そこから、お客さんの声が聴こえないライブが当たり前という経験をしながら活動してきているので、たくましく強く2年間を過ごせたのかなと思っています。メンバーが書いた手紙のようなニューアルバム――2022年7月6日に、2ndアルバム『Ever Yours』をリリースしますね。あらためてタイトルに込めた意味と、アルバムについてお聞かせください。西澤コロナ禍にリリースしたシングル7曲と新曲5曲がアルバムに入っています。こういった状況下でも、みなさんとの思いをつないでいった手紙のような曲がたくさん入っていて『Ever Yours』という形になりました。コロナ禍に変わってほしい未来を想像して曲や歌詞を書いたり、逆にコロナ禍を一緒に乗り越えようと歌っている曲もあって、「変えたい思い」と「変わらないでいてほしい景色」が詰まったアルバムなので、ぜひ聴いて楽しんでいただけたらと思っています。――新曲のアルバムリード曲「ジリジリSUMMER」は爽快なサマーチューンですね。西澤夏っぽい曲を作りたいと思って、作らせていただきました。金谷今日メンバーが着ているのは「ジリジリSUMMER」の衣装なのですが、ミュージックビデオも作らせていただいて、撮影もしました。この曲は恋愛ソングにも聴こえますが、夏を思い切り楽しもう! という明るい曲でもあって。歌詞に「押しては引く波に急かされて」とあるのですが、恋愛のかけひきにも捉えられますし、すぐに終わってしまう夏という季節を歌っているメッセージにも感じられるので、そういうニュアンスも聴きどころですね。西澤新曲でいうと、(小池)竜暉くんが作ってくれた「夏の聲」という曲は、いままでのGENICにはなかったジャンルの楽曲なので、こちらも推し曲です。――ライブで披露されていて、ファンの方から音源化の声もあったという、男子曲「U&I」と女子曲「My BABY」も収録されていますね。小池「U&I」は(西澤)呈と一緒に作らせていただいたのですが、デモ自体は前からあったものを引っ張り出してきて、「男子の曲にしようか?」と話し合って。歌詞も男性目線の気持ちに軸を置いて、でもファンの方は女性が多いので女性にも理解していただけるような内容に仕上げました。僕らのことを等身大で書いたようなラブソングで、これまではストレートに男性の気持ちを書いた曲はなかったので、こっぱずかしさもありますが(笑)。でも呈がとてもかっこよくサウンドを仕上げてくれたので、そういった面も含めて、GENICにとっても新しい一面をお見せできる楽曲だと思います。――GENICの曲はこの「U&I」のように、メンバーでは時折、小池さんと西澤さんが曲作りも担当されていますね。おふたりで作るときは、どんなふうに制作しているのですか。西澤ふたりで部屋にこもって曲作りをすることもあります。小池やっぱり同じ空間で一緒に曲作りをする良さもありますし、とはいえコロナ禍で、リモートでのやり取りでも曲作りはできるので、どちらの場合でも対応できるようにしていますね。宇井女子曲の「My BABY」は、歌詞を事務所の先輩でもある(ダンス&ボーカルグループのFAKYのメンバー)Lil’ Fang(リル ファング)さんが書いてくださっていて、女の子らしさが詰まっていて。女の子のかわいさ、かっこよさ、セクシーさ、恋愛をするときのちょっとツンデレな感じも入っているんです。そもそも女子曲、男子曲と、男女それぞれの担当曲ができたことも初めてでしたし、なんていうんでしょうかこの、ねっちょりした歌も初めてで……。金谷ねっちょり(笑)!?西澤グルーヴィンなテイストの曲と言いたいようです(笑)。宇井そう(笑)。歌詞の内容もテンポ感も初めて関わる曲なので、歌う側としても、聴いていただく方々も、新鮮だと思います。パフォーマンスをさせていただくときは、女子ふたりなので構成が難しいところもありまして、息が合わないとできない部分も。そういったダンスの難易度やパフォーマンスの細かい部分も注目して見ていただきたいですし、ぜひ女子の空気にひたって、聴いていただけたらと思います。――アルバムの楽曲は聴き手にどんなふうに届いてほしいですか。雨宮最初に呈くんが言ってくれたように、手紙としてこのアルバムを届ける、歌詞ひとつ一つが思いの詰まった楽曲たちになっていますし、僕たちが書いた手紙のような楽曲でもあります。なかでも「ジリジリSUMMER」や「We Gotta Move」はみんなで楽しめる明るい曲ですし、音を流していただくと僕たちとつながっていられるような感覚になれるはず。僕らにとってもみなさんにとっても、大事なアルバムになっているので、思うままに聴いていただきたいですね。――リリース後は、7月から全国ツアー「GENIC LIVE TOUR 2022 -Ever Yours-」ですが、どのようなステージになりますか。増子3rdツアーになるので、やっぱり2ndツアーよりももっとみなさんに成長した姿を見せたいですし、セットリストの打ち合わせも始まっていますね。今回は新曲も交えて披露するので、新しいGENICをお届けできるように、試行錯誤しながら頑張ります。金谷ライブは、これまで地道に小さな会場からやってきたことがグループの糧になっています。いまは制約のあるライブではありますが、そんななかで、ファンのみなさんと一緒に楽しめるツアーになると思います。ファイナルは、9月11日の東京公演Zepp Divercity。ステージに立つ気持ちはライブ会場の大小に関わらないですが、会場が大きくなることは、わたしたちにとっても新しい挑戦でもあって。そこにGENImin(ジェニミン、GENICのファンの名称)のみなさんはもちろん、最近曲を聴いて知ったという新規の方々も来ていただけたらうれしいですね。1stツアーのときは、オープニング曲やライブの合間のつなぎの曲を呈くんが作ってくれたので、またメンバーの意見を出し合いながら、みんなで成功させたいです。夏の全国ツアーを成功させてステップアップする――お話は変わりますが、みなさんがいまハマっているものはありますか。西本僕は海外の方のリアクション動画を観ることにハマっていますね。金谷初耳―!西本外国の方が『ONE PIECE』や『鬼滅の刃』などの日本のアニメ作品を観ながら「Why――!?」と叫んでいたりする動画を観ていると面白いです(笑)。自分がアニメを観ているときはそんなにリアクションできないなあと、外国の方は感情表現豊かなだなあと思って観てしまいますね。雨宮僕は携帯で読めるWEB漫画を見ることですね。WEBで読める『少年ジャンプ+』とか、仕事の空き時間に見ることもあります。宇井わたしはどれを言おうか迷っているんですが……決めました(笑)。お風呂に入るときに、まず湯船の温度を高めにしておいて、さらに湯船に入る前には熱いシャワーを浴びるんですよ。あたたまった状態でお風呂から出て、服は着ないでそのまま部屋の窓を開けて……あ、カーテンは閉めますよ?小池びっくりした(笑)!増子こわいわ〜(笑)。宇井涼しい風にあたりながら、スキンケアをしたり、スチーマーをしたりすることにハマっていますね(笑)。西澤僕は料理ですね。なかでも好物のペペロンチーノ作りにハマっていて、最近乳化させること(油と水を合わせること)がうまくなってきて。唐辛子も熱の入れ具合で辛さが変わってくるので、「この唐辛子は辛いから少しにしておこう」とか、調整するのが楽しいです。小池僕は家で何かをやっている合間の休憩時間に、コーヒーを淹れたり、お茶を点てることにハマっていますね。でもこれはずっと前からやっています。コーヒーだったら、良いところから豆を仕入れて豆を挽いたり。西澤そういえば、お茶がおいしかったなあ。小池一度、呈が家に来たことがあるので、そのときにお抹茶を点てて出したんですよ。――お茶は苦くないですか?小池お抹茶は甘いですね。西本なんで「お」をつけるの(笑)!?増子「お抹茶」なんだね(笑)?小池お抹茶は「お」がつくものだよ、お抹茶なんだよ(笑)!増子僕はハマっていることが多くて、アニメを観るのも好きで、最近は『五等分の花嫁』というアニメをよく観ていますね。五つ子のヒロインが出てくるんですが、なかでも中野三玖というキャラクターが好きなので、三玖が出てくるシーンをよく巻き戻して見返したり(笑)。西本やばいよ(笑)。増子やばくない(笑)。お酒も好きなので、お酒を飲みながら、三玖が出るシーンを観ると最高ですね。あとは激辛の蒙古タンメンが好きなので、ときどき食べたりもします。金谷わたしはふたつあるんです。ひとつめは茶道で、もうひとつはグルテンフリーのお菓子を作ること。茶道は昔やっていて、20歳になったこのタイミングでもう一度茶道を極めたいと思って、以前は裏千家をやっていたのでいまは表千家に変えて違いを楽しんでいます。「テーブル茶道」というラフな茶道もあるので、そこで四季にまつわる茶道のお話を聞いて、マインドを高めることを重要視しているので、穏やかに生きる方法を探しています。グルテンフリーのお菓子作りは、小麦が肌に合わなくて、市販のお菓子だと小麦を使っていないものがかなり限られてしまうので、自分で作ろうと思って。おからパウダーを使って、キャロットケーキを作ることにハマっているので、メンバーにもいつか作って持ってきたいですね。増子作ってほしい。西本食べたいな。――美容にも良さそうですね。女子のおふたりは他にも美容面で気をつけていることや、おすすめのきれいになるコツがあれば教えてください。宇井わたしはむくみやすいので、よくリンパマッサージやツボ押しをしています。YouTubeで調べると、むくみに効くツボや自分でできるマッサージのやり方が出てくるので、その動画を観てやっていますね。でも素手でやると摩擦で肌が傷つくので、クリームをつけてから、マッサージやツボ押しをしてみるとむくみもとれやすくていいですよ。――試してみたくなりますね。金谷さんは「ミス・ワールド2020」日本代表にも選出されましたし、美意識は高いのでしょうか。金谷そんなもう、過去の栄光なので……(笑)。雨宮かっこいい。西本いやぁすごいことだよ。金谷(照れながら)言わないで(笑)。お金も手間もかからない美容法だと、16時間食べ物を口にしないオートファジーというやり方がオススメです。16時間、空腹な状態を続けると、自律神経がリセットされるんですよ。飢餓状態にはなるのですが、そのときに最初にプロテインのものを飲んだり、タンパク質のものを口にしたりすると体に良くて。夜8時以降から翌日の昼12時まで、オートファジーをすると、体内を休ませることができますよ。そうやって体の中から良い状態を作って素の自分を好きになれることが一番いいなと思っていて。作る美ではなく、内側から出る美を目指して、体の食事や腸内環境を整えることが、肌にも良くて痩せやすくなるのかなと感じています。――いろいろなお話をありがとうございました。では最後に、リーダーの西本さんから、今後の抱負をお聞かせください。西本まずは夏の全国ツアーを成功させることが、次につながることにもなるので、GENICとしてしっかりとツアーを頑張りたいです。そこからまたステップアップしていって、いろいろと活躍できるグループになりたいですね。取材後記7人それぞれが個性豊かで、これからさらに活躍の場が広がっていきそうなGENICのみなさん。ananwebが取材させていただいた日は、朝から晩までタイトなスケジュールだったにも関わらず、みなさん笑顔で応えていただき、メンバーの仲の良さも伝わってくる和やかな雰囲気でした。そんなGENICのニューアルバムをみなさんも、ぜひチェックしてみてくださいね。写真・安田光優取材、文・かわむらあみりGENICPROFILEavexのDNAを継承する新ダンス&ボーカルグループ育成プロジェクト「a-genic PROJECT」から選ばれた男女7人組。2019年夏、期間限定サバイバルユニットとして「a-nation2019」オープニングアクトなどの活動を経て誕生。同年11月、ストリーミングリリースされたDa-iCE工藤大輝の作詞作曲による初音源「SUN COMES UP」はLINE MUSIC週間ランキング4位を獲得し。12月、ワンマンライブを開催し、本格的に始動した。2020年1月から「Da-iCE BEST TOUR 2020 -SPECIAL EDITION-」のオープニングアクト出演や、全国のショッピングモールを巡る「GENIC Live Circuit 2020」(新型コロナの影響で一部中止)を経て、5月27日にデビューアルバム『GENEX』をリリース。以降、コンスタントに配信シングルをリリース。2021年7月、1stツアー「GENIC LIVE TOUR 2021 -GENEX-」を開催。2022年1月、1stツアーのDVD&Blu-rayをリリース。2月、作詞を小池と西澤が共作した配信シングル「We Gotta Move」をリリースし、「GENIC LIVE HOUSE TOUR 2022 -We Gotta Move-」と題したライブハウスツアーを実施。同年7月6日、2ndアルバム『Ever Yours』をリリース。7月16日から「GENIC LIVE TOUR 2022 -Ever Yours-」と題した全国ツアーを開催する。InformationNew Release『Ever Yours』(収録曲)01. FUTURES02. Shaky Shaky03. ジリジリSUMMER04. Aventure05. Supersonic06. We Gotta Move07. 春うらら08. 夏の聲09. U&I10. My BABY11. まわりみち12. 来たる春2022年7月6日発売*収録曲は全形態共通。*全形態スマプラ対応。(通常盤3形態)AVCD-63324(CD)¥3,300(税込)※トレーディングカード(ソロカット/ランダム封入/全7種)。AVCD-63322/B(CD+DVD)AVCD-63323/B(CD + Blu-ray)¥6,050(税込)※トレーディングカード(ソロカット/ランダム封入/全7種)。(初回生産限定盤2形態)AVCD-63320/B(CD+DVD+グッズ)AVCD-63321/B(CD+Blu-ray+グッズ)¥7,150(税込)※三方背仕様、オリジナルグッズ、ポストカード(集合カット)、トレーディングカード(ソロカット/ランダム封入/全7種)。【映像付き4作 収録内容】※DVD/Blu-ray共通We Gotta Move、Shaky Shaky、まわり道、FUTURES、ジリジリSUMMERGENIC LIVE HOUSE TOUR 2022 -We Gotta Move- 横浜公演収録– Night –HISTORIES、Aventure、FUTURES、夏恋、My BABY、U&I、春うらら、We Gotta Move、Shaky Shaky、まわりみち、FLY– Day -BURNIN’ BURNIN’、READY GO、MOONLIGHT写真・安田光優 取材、文・かわむらあみり
2022年07月01日男女7人組ダンス&ボーカルグループ「GENIC」。2月16日の広島を皮切りにスタートした『GENIC LIVE HOUSE TOUR 2022 -We Gotta Move-』は3月16日金沢まで駆け抜けた。昨年の1stツアー「GENIC LIVE TOUR 2021 -GENEX-」を越える9会場全18公演で熱いパフォーマンスを見せた彼ら。そんなGENICの3月9日、Spotify O-WESTにて行われた公演の模様をレポートする。思い出の場所で成長した姿を見せる開演時間になると、スポットライトの光が会場を刺していく。ステージ上に現れたGENICは力強く拳を挙げ、始まった1曲目は「HISTORIES」。2曲目では新曲「Aventure」を。小池竜暉の高音が響き、キレの良いラップ、男女ボーカルのハーモニーが美しく重なる。増子敦貴が「お待たせしました、東京のみなさん!会いたかったよ。楽しんでいきましょう!」と会場に向けて声をかけると、この時期にぴったりの曲「FUTURES」を。暖かい春の風を感じるような曲に、メンバー同士が顔を見合わせて笑顔を見せる場面も。さらに会場の熱を上げるように「夏恋」をキュートなダンスと共に届けたあと、MCへ。自己紹介のあと、リーダーの西本茉生は「『GENIC LIVE HOUSE TOUR 2022 -We Gotta Move-』はみんなで凝り固まった心と体をほぐして、アクティブに行きましょう、というメッセージが込められたツアーとなっています。声を出せないという環境ですけど、拍手だったり、手を思いっきりあげてみたり、最高の1日を作りましょう!」当たり前じゃない幸せを噛みしめてO-WESTでのライブは2年半ぶりとなるGENIC。「前回ここに来た時はお披露目のときだったんだよね。何日だったっけ」と西本が懐かしむように言うと、金谷鞠杏が「12月16日!月曜日!」とすかさず返す。メンバーが驚きの声を上げると、金谷も嬉しそうに笑顔を見せた。西本は「あのときの記憶が一切ない」と言うと、メンバーも感慨深げにうなずいた。「1曲目に披露した『HISTORIES』が当時は新曲だった」と雨宮も続く。当時、ステージで披露したのは5曲程度だったが、今回はたっぷりと。「今までに見せたことがないGENICの形を準備してきている」と西本が言うように、セットリストもバラエティに富んだものとなっていた。MCのあと、女子チーム、男子チームに分かれてパフォーマンスが行われたのもそのひとつだ。女子チームの金谷と宇井優良梨による「My BABY」でしっとりと、男子チームの増子、西澤呈、雨宮、西本、小池で「U&I」で力強いサウンドと激しいダンスパフォーマンスを見せた。7人揃ってのパフォーマンス「春うらら」のあとのMCでは、「My BABY」と「U&I」の話題に。まず、女子曲の「My BABY」。こちらは事務所の先輩FAKYのLil’ Fangが作詞を手掛けた。その曲の魅力を宇井は「女の子らしさがギュッと詰まった曲になっているので、ぜひ配信などを楽しみにしていただけると嬉しいです」と笑顔で伝えた。また、増子が「(『My BABY』で)好きな振り付けがある」と言って披露し、メンバーが笑顔を見せる場面も。また、「U&I」については、小池が「デモを聴いたときはどう思いました?」とメンバーへ問いかけた。「衝撃的でした。新しい曲調じゃないですか。男子曲っていうだけでアガりましたね、まず。もうひとつは自分がどこを歌うんだろうって不安になりました。難しいから、この曲」と増子。実は「デモのときはキーが+2高い状態だったというのもあって不安にさせたと思います」と小池が明かすと西本も「本当にビクビクしてた」と笑みを浮かべた。しかし、当初の不安を感じさせないステージ。振り付けもセクシーで、新たな魅力を見せたといえるのかもしれない。そして、後半戦はツアータイトルにもなっている楽曲「We Gotta Move」でスタート。メンバーが振りを覚えてきてほしい、と伝えていただけではなく、曲の前にメンバーと一緒におさらい。サビではGENICとファンが息の合った動きを見せていた。それから「Shaky Shaky」「まわりみち」と会場が一体となって楽しめる曲が続き、ラストは「FLY」で全員がタオルを頭上で回し、ボルテージは最高潮へ。笑顔で歌い、踊り、跳ねるメンバーの表情に、見ている側の頬も自然と緩んでくる。全曲、歌い終えると、「出し切ったー!」とメンバーは笑顔を弾けさせた。西本は「みなさんが足を運んで観に来ていただいたことって当たり前じゃない」と言い、涙をにじませるような場面も。零れそうになるものをこらえながら、「2年半経って、またこうして同じ場所に同じメンバーと、そのときいたみなさんと、そのときはいなかったけどそのあとに僕たちを知ってくれて、こうやって会場に来てくれたみんなと、こうして楽しい時間を過ごせたことが、本当に、本当に、幸せだなって思ってます」と力を込めて語った。この日は『GENImeeting 2022~Who is the Champion!? Vol.2~』の開催が発表されたが、今回のツアーを終えて、早くも7月からスタートするライブツアー『GENIC LIVE TOUR 2022(仮)』も解禁された。しかも、2ndアルバムを引っ提げて、だ。結成して3年目。これからも、ますます成長していくであろうGENICから、目が離せない。取材・文=ふくだりょうこ撮影=釘野 孝宏<ライブ情報>『GENIC LIVE TOUR 2022(仮)』【GENICnation先行】2022年3月17日(木) 15:00~2022年3月28日(月) 23:59まで詳細はこちら:楽曲配信はこちら:<プロフィール>GENICavexの新ダンス&ボーカルグループ育成プロジェクト「a-genic PROJECT」から選ばれた男女7人。2019年夏、期間限定サバイバルユニットとして、「a-nation2019」オープニングアクトなどの活動を経て誕生した。11月15日にストリーミングリリースされた初音源「SUN COMES UP」がLINE MUSIC週間ランキング4位を獲得。12月16日にはワンマンライブ『GENIC Premium Showcase 2019』を開催し、本格的に始動。2020年1月から『Da-iCE BEST TOUR 2020 -SPECIAL EDITION-』のオープニングアクト出演や、全国のショッピングモールを巡る『GENIC Live Circuit 2020』(新型コロナの影響で一部中止)を経て、5月27日にデビューアルバム『GENEX』をリリース。増子敦貴は、俳優としても活動しており、これまで舞台『仮面ライダー斬月』やミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン、テレビ朝日系『機界戦隊ゼンカイジャー』ツーカイザー / ゾックス・ゴールドツイカー役として出演。今年11月より、ミュージカル『東京ラブストーリー』の出演も決定している。また金谷鞠杏は、「ミス・ワールド2020」の日本代表に選出されたりと、各方面で活躍の場を広げている。関連リンクGENIC OFFICIAL WEBSITE OFFICIAL Twitter OFFICIAL Instagram OFFICIAL TikTok from a-genic PROJECT YouTubeチャンネル
2022年03月22日男女7人組ダンス&ボーカルグループGENICが2月16日の広島公演を皮切りにスタートした全国ツアー『GENIC LIVE HOUSE TOUR2022 -We Gotta Move-』が、3月16日石川・金沢EIGHT HALLにて最終公演を迎えた。ライブは「HISTORIES」よりスタート。そして2曲目はメンバーの西澤呈と小池竜暉が作詞作曲を手掛けた、新曲「Aventure」を披露。コロナ禍で声が出せない分、クラップで盛り上がることのできるダンスナンバーでファンを魅了した。そしてクールな雰囲気から一転し「FUTURES」「夏恋」と爽やかな楽曲を続けて披露しMCへ。一人ずつ自己紹介をし、「ついに最終公演ですね!」「初金沢! まだまだ行けますか?」と呼びかけ、GENIC初の試みとなる男女別のパフォーマンス、女子メンバーによる「My BABY」、男子メンバーによる「U&I」、そして7人で「春うらら」を披露。パフォーマンス後のMCでは、女子曲・男子曲、それぞれの話題に。まず女子曲「My BABY」は事務所の先輩、FAKYのLil’Fangが作詞を手掛けており、金谷鞠杏と宇井優良梨のいつもとは少し違う大人な一面を魅せた。男子曲は西澤と小池が作詞作曲を手掛けており、男性の切ない恋心を歌った楽曲。作詞を担当した小池は「皆さん、それぞれの色んな背景に合わせて聴いて頂けたら嬉しいです」と話した。そして、後半戦はツアータイトルでもある最新曲「We Gotta Move」でスタート。メンバーがサビの振り付けをレクチャーしファンと一緒に踊って会場の熱気は最高潮に。疾走感溢れる「Shaky Shaky」、西澤が作詞作曲を手掛けた等身大のメッセージソング「まわりみち」と続いた。そして最後の曲に入る前に、今年の夏に2ndアルバムの発売、3rdツアー『GENIC LIVE TOUR 2022(仮)』の開催を発表し、最後の楽曲「FLY」を歌唱。「皆さんのお陰で無事にツアーを完走することができました、本当にありがとうございます」とファンに感謝を語り最終日を締めくくった。写真:釘野 孝宏<公演情報>『GENIC LIVE HOUSE TOUR 2022 -We Gotta Move-』2022年3月16日(水) 石川・金沢EIGHT HALL【セットリスト】■1部01. HISTORIES02. Aventure03. BURNIN’ BURNIN’04. READY GO05. My BABY06. U&I07. MOONLIGHT08. We Gotta Move09. Shaky Shaky10. まわりみち11. FLY■2部01. HISTORIES02. Aventure03. FUTURES04. 夏恋05. My BABY06. U&I07. 春うらら08. We Gotta Move09. Shaky Shaky10. まわりみち11. FLY<ライブ情報>『GENIC LIVE TOUR 2022(仮)』【GENICnation先行】2022年3月17日(木) 15:00~2022年3月28日(月) 23:59まで詳細はこちら:楽曲配信はこちら:関連リンクGENIC OFFICIAL WEBSITE OFFICIAL Twitter OFFICIAL Instagram OFFICIAL TikTok from a-genic PROJECT YouTubeチャンネル
2022年03月19日2020年にメジャーデビューをした7人組男女混合グループ「GENIC(ジェニック)」。2021年には3ヶ月連続新曲リリース、初のライブツアー『GENIC LIVE TOUR 2021 -GENEX-』を成功させ、成長を続けています。そんなGENICが2月2日に新曲『We Gotta Move』を配信リリース!メンバーの想いがたっぷり詰まった新曲のこと、2月16日からスタートするライブハウスツアー「GENIC LIVE HOUSE TOUR 2022 -We Gotta Move-」についてお聞きしました。GENICのバレンタインの思い出は?西本 茉生――まずは、配信が2月ということで、みなさんのバレンタインの思い出についてお聞きしたいです!西本 茉生(以下、西本)んんん~バレンタインの思い出……あるあるなシチュエーションなんですけど、朝、教室に行って、机に教科書を入れようと思って机の下に手を入れたら、チョコと手紙が入っていたんです。名前は書いてなかったんですけど。西澤 呈(以下、西澤)匿名?西本そう、匿名と学年だけ書いてあった。それで手紙に「好きです」って。西澤うらやましいー!(笑)西本当時から、ダンスをやっていたんですけど、文化祭でのステージを観てかっこいいと思いました、というのが書いてあって、すごく嬉しかったです。でも、匿名だからどうしようもないし、あと僕、チョコが苦手なんですよ。だから、チョコが大好きな友達に食べていただいて、気持ちだけ受け取りました。西澤学校内にファンができてたってことなのかもしれないね。西本そんな感じなのかな。そういえば、もらわなかった年はないかもしれないですね。西澤僕ももらわなかった年がなくてですね。毎年、2人の女性からもらうんですけど、どっちの思いを受け取ればいいのかな、って。でも僕は、正直なことを言うとどっちも好きなんですよね。……妹とお母さんなんですけど(笑)――それは大好きですよね(笑)西澤そうなんですよ。僕もチョコが苦手なので、毎年妹と母がクッキーを作ってくれて、父と僕、兄にプレゼントしてくれるんです。で、男チームでお返しする、という家族内でのバレンタイン交換をずっとしていました。それ以外はもらってませんね。学校に行って靴箱に入ってるかな、と期待したんですけど、入っているのは靴だけでした!でも、僕自身はバレンタインですごく役に立ってるんですよ。4人ぐらいのキューピッドをして、全員成就させました。西本すご!西澤一時期、キューピッドって呼ばれてましたね。それで、あるとき、女の子から頼まれて。増子 敦貴(以下、増子)依頼だね、もう。西澤そう、相手がサッカー部の子だったんだけど、すごく部活に熱心だったんです。いろいろがんばったんですけど、それはうまくいかなかったですね。そこからキューピッドって呼ばれなくなりました。西本でも、4組も成就させてるからすごいよね。西澤 呈――金谷さんはいかがですか?金谷 鞠杏(以下、金谷)今だと男子メンバーにあげてるのでみんなからお返しがあったときは嬉しいですね。でも、それは見返りを求めてないです。――愛を込めて。金谷はい。そして人に期待をしない。西本期待してるからチョコあげるんでしょ。金谷違うよー!(笑)--増子さんはいかがですか?増子思い出……数えきれないほどありますけどね。一同笑増子でも一番思い出深いのは……大してそんなモテなかったんですけど、後輩の女の子で中学校3年間ずっと好きでいてくれた方がいたんです。その子から手作りのチョコレートと、ラブレターをいただきました。そのときに、告白もされたんですけど、別に好きな人がいたので、ちょっと切ない気持ちにさせてしまいましたね。今もファンでいてくれてるといいな。――だとしたら相当長いファンになりますね。増子ホワイトデーってお返しするじゃないですか。やっぱり、僕たちが大きくなって、大きなステージで輝いて、ホワイトデー以上のものを返したいな、と。――おお、すばらしいコメント……!金谷ちょっと、いい感じにしてインタビューを締めようとしないでください!(笑)雨宮 翔(以下、雨宮)バレンタインかー……。増子思い出はたくさんあるよね。太陽系の星の数ぐらいある。西本太陽系の星の数だとわりと少ないよ。銀河系ならわかるけど。増子あ、そっか。雨宮あ、中学校のときとか。バレンタインデーのとき、やっぱり女の子は準備してくるじゃないですか。でもやっぱり学校側がそういうのは持ち込み禁止なので、持ってきた子のチョコを先生が取り上げたりとか結構あったんですけど、1回学校終わってから、その校舎出て、門を出た後に女の子からいただいたことはありますね。宇井 優良梨(以下、宇井)私は、バレンタインで最後にちゃんとあげたのが小2とかで。近所の通学団が同じだった男の子なんですけど、お家まで行って、お母さんに呼んでもらって、チョコを渡したんですけど、たぶん恥ずかしくなりすぎたんでしょうね。そのままダッシュで家まで全速力で走ったんです。そしたら、降った雪が凍っていて、滑って怪我した……っていうのがバレンタインの思い出です。金谷すごいオチ!宇井痛かった……。金谷 鞠杏小池 竜暉(以下、小池)バレンタインですか。あんまりいい思い出ないなあ。本命チョコをもらった記憶がない。金谷絶対あるけど気づいてないだけだよ。小池本命か義理か分からなくない?西澤あれでしょ、手紙見る前に食べちゃって誰がくれたのかわからないんでしょ。西本ヤギか。小池一番もらってたのは、空手やってたときですかね。自分で言うのもおこがましいんですけど、結構、僕を目当てに女の子が空手の道場に入ってくれてたんです。その子たちがそのバレンタインをくれたっていう思い出があるんですけど。あんまりロマンチックなバレンタインを経験したことがないんですよね。――いやいや、十分少女漫画みたいですよ!金谷バレンタインってどうして女性から男性なんでしょうかね。――海外では男性が女性にプレゼントをする日ですよね。基本は。金谷待ってます!増子でも本当は何でもない日にプレゼントしてあげたいですよね。『We Gotta Move』は全員が「これだ」と思った増子 敦貴――それでは新曲『We Gotta Move』についてお聞きしていきたいのですが、どういった曲になっているのでしょうか。小池タイトルにある通り、外に出ていこうというか、一緒に動き出していこう、ということがテーマになっています。コロナ禍が長く続いてきた中で、凝り固まってしまった心や体をオープンにして、ほぐして表に出して、切り開いていこうよ、という前向きで、背中を押せるような……。今コロナ禍ということもあってライブもなかなか声を出して楽しめないので、そういったところで、手ぶりだったり、真似しやすいところも多いので純粋に楽しんでいただけるライブアンセムになっていますね。――曲について、印象的なことなどありますか?西本楽曲を決めるとき、他にも9曲ほど候補があったんです。『We Gotta Move』は3曲目ぐらいに聴いた曲だったんですけど、流れてきた瞬間にみんな顔を見合わせて、これじゃない?っていう雰囲気になりました。そのあとにアンケートをとったらやっぱりこの曲で。結構即決で決まりましたね。最初に聴いたのは、英詞の仮歌で入ってたんですけど、すごく爽やかで今までのGENICにはなかったような、でもGENICらしい、って思いました。そこから歌詞を呈と竜暉が、日本詞を書いてくれて出来上がった曲になります。増子みんなで会議室で聴いていたんですけど、この曲が流れた瞬間、ハッとして。それで隣にいた茉生くんを見たら同じような表情していたので、「やっぱりそう思うんだ」って思いましたね。雨宮 翔――何かを感じるところがあったというか……直感ですか?雨宮次に出す曲のコンセプトを聞いた上で候補曲を聴いたんですけど、そのコンセプトとまさに一致した楽曲だと思いました。――普段から新曲はそういう決め方なんですか?西本今回が初めてです。レコーディングのときもずっと呈と竜暉がブースにいてディレクションをしてくれていたので僕たちもやりやすかったですね。ホームな感じでやれましたし。僕の場合、ラップ調になってるところを歌っているので、声の作り方だったりを呈や竜暉にアドバイスをもらっていました。最初は「こっちを採用するのか、他にもあったような」って思ったりもしたんですけど(笑)出来上がったものを聞いたら「あ、こっちで良かった」「すみませんでした!」ってなりましたね。――ディレクションという面ではどうでしたか?西澤自分が書いた歌詞を歌ってみんなにデモを送るので、歌い方のイメージはあるんですけど、逆にその茉生くんの歌い方だったり、みんなが自分の歌い方をちゃんと持ってきてくれるので、「そういう歌い方をするのか」とか「そういう歌詞の読み取り方をしてるのか」とか、聴いてる側もレコーディング時点ですごく楽しかったです。みんなで楽しく曲を作れて、レコーディングが終わったあとも録ったものをみんなで聴いて「いやこれやばい」「めっちゃいいじゃん」って言いながらみんなで拍手したり……短期間でしたけど、思い出が詰まっている楽曲です。――金谷さんは曲の印象や、レコーディングの思い出など、いかがですか?金谷最初に聴いてすぐにみんなでジャンプしたり、ワチャワチャしながら、ステージで踊ってる姿が一番イメージできたので、『We Gotta Move』はいいなと思いました。レコーディングのときは、フェイクを入れたり、女子は基本的にハモリのパートが多いので、そういう部分ではやっぱりハモリが多ければ多いほど、メインの人に合わせるときはすごく大変だなっていう印象はありましたね。楽曲だけじゃなくて、振り付けも含めトータルで「楽しい」、「かわいい」、「すぐ覚えられる」という3つ推しポイントがあるので、GENICを見たことがない方でも聴いて、TikTokやSNSでも知ってもらえたらいいなと思っています。宇井 優良梨宇井ハモりという部分では、基本的にメインを歌ってる人の歌い方や、ちょっとしたニュアンスに合わせて、同じ歌い方をするっていうやり方でやっています。その中でも自分の色を出していかなきゃいけないので、そこの調和やバランスが難しいですけど。でも2人(西澤と小池)のディレクションとアドバイスですごく曲も素敵に出来上がりましたね。「ここのハモりはこう聞こえるんだ」「あ、きれいだな」って率直に思いました。――2月からはライブツアーもスタートします。どういうライブにしたいか、コンセプトなどお話できる範囲でお聞かせください。西本ライブハウスツアーということなので、『We Gotta Move』を筆頭にみんなで盛り上がれる、距離感が近い中で、声を出せないながらもコミュニケーションを取っていきたいですね。1人1人の顔を見てだとか、こう一緒になってライブを作り上げる、ライブハウスだからこそできるということを強く念頭に置いてやっていきたいなとは、思ってます。金谷ファーストツアーのときは4都市で、今回は9都市とかなり増えました。初めての場所に行く機会が増えたので、今まで東京に行けなくて見られなかったファンの方も、友達と一緒にライブハウスという近い距離感で観てもらい、GENICをもっともっと好きになってもらえる方が増えたら嬉しいです。――ツアーも含めて、今年のグループとしての展望を教えていただけますか。増子当たり前に大事なことなんですけど、準備期間も含めて、改めてGENICが一丸となって、取り組んでいきたいですね。『We Gotta Move』もツアーで初披露なので、練習を重ねて、本番で前回見たツアーよりも成長した、と1人でも多くの人に認めてもらえるようにしなきゃいけないと思っています。公演数も多いので、ライブを重ねることで、パフォーマンスも成長していくのを感じていただければいいですね。西本1年の展望で言うと……僕たちはデビュー1年目がコロナ禍で、2年目になってやっと1年越しのファーストツアーを開催することができました。その後も秋冬と事務所の先輩方のオープニングアクトに出演させて頂いたりと、少ないながらもいろんな場を提供していただく中で、毎回いろんな課題を見つけて自分たちなりに頑張ってきました。結成して3年目、5月でデビュー3年目に入ります。メンバーの絆も深まってきていますし、1年目はなかなか活動できなくて2年目はちょっとずつ動き始めて、3年目はもっともっとギアを上げて突っ走っていきたいですね。3年目のGENICは楽しいことになるんじゃないか、と僕たちも思ってます。メンバーで○○に行きたい!小池 竜暉――お話を伺っていても、みなさんの仲の良さが伝わってくるんですが、プライベートでメンバーでやってみたいことはありますか。金谷はい!はい!西本あったぞ~。西澤来た来た!金谷みんなでディズニーランド!行きたいです!西澤2年前ぐらいから言ってる。西本ほんと、ずーっと言ってるよね。小池行くのが(状況的に)難しくなっちゃったから。金谷メンバーが最初は前向きじゃなかったんですけど、だんだん乗り気になってきてくれたので、やっぱりしつこく言うのって大切だな、って思って。西本しつこく(笑)増子俺は元々乗り気だけどね。金谷竜暉と敦貴くんはそんなイメージ。西澤人が多いのはちょっと苦手なんだよ。金谷それはわかる。なんですけど、ちょっとね、また感染者数も落ち着いて、今年の寒すぎず暑すぎないときにあわよくば行ければみたいな。西本あわよくば。増子うん、あわよくば行こう。金谷あと、私が秋田出身なんですけど、秋田ってすごく食べ物が美味しいので、秋田にライブしに行って、ごはん食べて温泉入って、宿泊して次の日もまたライブする……というのをいつかしたいですね。西澤それはしたい!――したいことがたくさんありますね!ではまずは今年はディズニーでしょうか。西澤じゃあ、ツアー終わって、状況が落ち着いていたら、ご褒美として行こうよ。ツアーでいろんな絆が深まったディズニーはもっと楽しいよ。金谷楽しい!計画も全部立てる!(にっこり)――では最後に、曲を聴いてくださる方へのメッセージをお願いいたします。宇井この『We Gotta Move』はみんなも言っていたように、「一緒に動こう」という前向きな内容の歌詞や、聴いていてとても元気が出るようなメロディになっています。こういう状況下でも、この曲を聞いてちょっとでも「あ、外にでてお散歩しようかな」とかそういう小さなことから、ハッピーなことを見つけてもらえたらなって思っています。ぜひたくさん聴いてください。ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼントGENICのサイン入りポラを2名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!撮影 / 渡辺誠司、取材・文 / ふくだりょうこ
2022年02月04日男女7人組ダンス&ボーカルグループ・GENICが7月12日、「GENIC Debut Album『GENEX』リリース記念LIVE」を生配信で開催。ライブ当日にメンバーにインタビューし、デビュー後初ライブ実現の喜びや歌唱曲への思い、また、今後の活動について話を聞いた。5月27日にアルバム『GENEX』でメジャーデビューしたGENIC(増子敦貴、西澤呈、雨宮翔、西本茉生、金谷鞠杏、小池竜暉、宇井優良梨)。新型コロナウイルスの影響で6月から予定していた初の全国ツアーは中止となってしまったが、オンラインという形でメンバーにとってもファンにとっても待ちに待ったライブが実現した。――メジャーデビュー後初のライブが実現しましたが、心境をお聞かせください。西本:6月から予定していたツアーがコロナの影響で中止になってしまい、きょう12日は本来であれば東京公演の最終日。そういう日に、配信という形で映像越しですが、いつも応援してくださっているファンのみなさんに、「みなさんのおかげでデビューできました。ありがとうございます。ここから頑張ります」と伝えられるのは、すごくうれしいことだなと思います。――このオンラインライブが決まったときは、メンバーのみなさんでどんな話をされましたか?西本:最初のリハの日にめっちゃミーティングをして、こういうことを伝えたい! ってみんなで話したよね? 覚えてる?雨宮:昨日のことのように。西本:お!(笑)西澤:でも、うれしい気持ちもあったけど、今まで会えなかった分もすべて届けたいという思いが強かったから、イエーイ! という気持ちは心のどこかに抑えて、みんな集中して本気で意見をぶつけ合っていました。――具体的にはどんな話し合いをされましたか?雨宮:初披露の新曲が何曲かあるので、リハーサルでも重点的にやって、意識してライブに挑もうという話をしました。――小池さんと西澤さんは、作詞作曲を手掛けた楽曲を披露できるという喜びもあると思いますが、いかがでしょうか?小池&西澤:うれしいです!小池:歌って踊って届けるというのが僕らの本来の形なので、今まで音源で聞いていただいていましたが、ひとまず映像越しで初披露できるというのは楽しみがすごく大きいです。西澤:スタジオで曲を作るのも楽しいんですけど、ライブで自分たちが作った曲を歌ってもらったり、みんなで歌えるってなると、スタジオで作るのと比べものにならないくらいライブは楽しいなって思います!――先輩であるDa-iCEの和田颯さんが振り付けした「MOONLIGHT」と工藤大輝さんが作詞作曲を手掛けた「SUN COMES UP」の披露も。先輩が手掛けたダンスや歌を披露するというのはどんなお気持ちですか?西本:大輝さんが作詞作曲してくださった「SUN COMES UP」は、GENICができて一番最初に取り掛かった曲で、GENICとしての始まりの曲でもあります。いろんな機会に披露させていただくにつれて、毎回新しい自分なりの考え方ができるようになっていて、どんどん進化していけるのはうれしいです。また、颯さんが振り付けしてくださった「MOONLIGHT」は、GENICの中で一番おしゃれな曲と言ってもいいんじゃないかというくらいおしゃれな曲で、振りもおしゃれで、僕らは年齢が若いのでプラス5歳で頑張ろうってみんなで話していました(笑)金谷:「SUN COMES UP」はもともと大輝さんが2013年頃に作ったものをGENICの曲として提供してくださったので、その当時大輝さんがどんな思いでこれを書いたんだろうと思って改めて歌詞を見ると、これから先の考えにもつながりますし、先輩から提供していただくことはなかなかないと思うので、大切にしていきたいなと思っています。宇井:颯さんは、「MOONLIGHT」の振り入れのときにすごく優しく接してくださって、先輩ということでガチガチに緊張していたんですけど、「大丈夫だよ」って言ってくださって、リラックスしながら楽しい雰囲気で振り入れを進めることができました。颯さんが振り付けで表現したいと思っているものをみんなで表現できるように頑張りたいと思います。――増子さんも今回のライブへの思いをお聞かせください。増子:メジャーデビューして初めてのライブなので、僕たちの思いをどれだけ画面越しに伝えられるかが勝負だと思っています。感謝の気持ちと、これから俺たちは上に行くんだぞという強い意志をみなさんに伝えられたらいいなと思っています。――今回の衣装についても説明をお願いします。宇井:「SUN COMES UP」のMVの衣装です。金谷:私たちは白が似合います!(笑) オーディションのときも全員、白衣装でした。西澤:最初は白で、そこからいろんな色に染まっていけたらと思います!――最近メンバー内で流行っていることはありますか?金谷:カフェラテ! あれ、違う!?――カフェラテは金谷さん個人的にということみたいですね(笑)金谷:そうですね(笑)西澤:僕はソイラテなので違います(笑)全員だと、GENICがやっているYouTubeのライブ配信「GENIC HOUSE」でもやりましたが、「ワードウルフ」というゲームが楽しくて、リハ終わりにやったりしました!――今後の活動で注目してほしいことを教えてください。西本:今はコロナの影響で直接のライブはなかなかできませんが、いずれ落ち着いたら、中止になってしまった1stツアーのリベンジを絶対したいと思っています。そのときにいろんな人に来てもらえるように、自分たちにできることをしてスキルアップし、ライブができたときに「やっぱりGENIC応援してよかったな」、「これからも応援したいな」と思っていただけるように頑張っていきたいと思います。――イベントのご予定はありますか?西本:8月1日にオンラインフェス「TOKYO MUSIC HOUR」に7人で出演させていただきます。先輩アーティストさんも出演される予定で、僕たちも共演できるのが楽しみなので、見ていただければと思います!■GENIC(ジェニック)avexの新ダンス&ボーカルグループ育成プロジェクト「a-genic PROJECT」から選ばれた男女7人。2019年夏、期間限定サバイバルユニットとして、「a-nation2019」オープニングアクトなどの活動を経て誕生した。11月15日にストリーミングリリースされた初音源「SUN COMES UP」がLINE MUSIC週間ランキング4位を獲得。12月16日にはワンマンライブ「GENIC Premium Showcase 2019」を開催し、本格的に始動。2020年1月から「Da-iCE BEST TOUR 2020 -SPECIAL EDITION-」のオープニングアクト出演や、 全国のショッピングモールを巡る「GENIC Live Circuit 2020」(新型コロナの影響で一部中止)を経て、5月27日にデビューアルバム『GENEX』をリリース。増子敦貴は、俳優としても活動しており、舞台『仮面ライダー斬月』やミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズンなどに出演している
2020年08月01日男女7人組ダンス&ボーカルグループ・GENICが12日、「GENIC Debut Album『GENEX』リリース記念LIVE」を生配信で開催した。マイナビニュースでは現地にて取材を敢行。7人の思いが詰まったライブの様子を届ける。5月27日にアルバム『GENEX』でメジャーデビューしたGENIC(増子敦貴、西澤呈、雨宮翔、西本茉生、金谷鞠杏、小池竜暉、宇井優良梨)。新型コロナウイルスの影響で6月から予定していた初の全国ツアーは中止となってしまったが、このたびデビュー後初ライブが実現した。配信スタート前に、全員で「頑張ろう!」と声をかけ合い、円陣で気合い入れ。そして、スタッフたちに「よろしくお願いします!」とあいさつし、さらにメンバー同士で背中を叩いて気持ちを高めた。ライブは、小池・西澤が作詞作曲、雨宮・西澤・西本が振り付けした「UPDATE」で幕開け。西澤作詞の「BURNIN’ BURNIN’」、Da-iCEの和田颯が振り付けした「MOONLIGHT」、小池作詞の「月夜に馳せる」、小池・西澤作詞作曲の「FLY」の4曲をライブ初披露し、そのほか、Da-iCEの工藤大輝が作詞作曲を手掛けた「SUN COMES UP」など、全9曲を披露した。MCでは、7人が画面越しにファンに手を振ってあいさつ。繰り返しファンに感謝の思いを伝え、寄せられたコメントを読み上げるなど、配信ならではの交流を楽しんだ。また、「FLY」では、「みなさんも画面の前で僕たちと一緒に楽しんでいきましょう!」と呼びかけ、メンバーも楽しそうにタオルを回しながらパフォーマンスした。○■西本茉生「僕たちのすべての思いを届けたい」リーダーの西本は、「今日は僕たちのすべての思いを届けたいと思いますので受け取ってください」とファンにメッセージ。終盤では、「みなさんに僕たちの生の言葉で感謝や決意を伝えられることは当たり前ではないんだなと思いながら、ステージに立たせていただいています。いつも応援してくださっているみなさん、本当にありがとうございます」と感謝の思いを伝えた。○■増子敦貴、7人でのステージに「運命なんだなと感じた」増子は「画面越しではありますが、こうしてライブをして、みなさんが見てくださって多くのコメントをくださって、うれしく思いますし感謝しております」としみじみ。この7人でステージに立っていることについて「運命なんだなと感じた」と感慨深げに語り、また、「人生何があるかわからないから、今を楽しんで、これから先も僕たちと目の前のことをただただ楽しんでたくさんの思い出を作りましょう」とメッセージを送った。○■西澤呈「家でずっと『BURNIN’ BURNIN’』の最後を練習」外出自粛期間に何をしていたかという話題で、西澤は「家でずっと鏡を前にして『BURNIN’ BURNIN’』の最後を何万回も練習していました」と、自身が作詞を手掛けた「BURNIN’ BURNIN’」の最後の振りを繰り返し練習していたと話し、メンバーは爆笑。また、ツイッターで披露した「キュンです!」について、メンバーから「ん? って思った」「よくわからなかった」と言われ、「へそ曲げるよ。へそどっか行っちゃうよ」といじけて笑いを誘う場面もあった。○■雨宮翔、「MOONLIGHT」をアピール「振りもオシャレ」「MOONLIGHT」をパフォーマンスする際に、「大先輩であるDa-iCEの和田颯さんが振り付けしてくださいました。本当にうれしいです。曲めちゃめちゃオシャレじゃないですか。そして振りもオシャレ!ぜひ注目していただきたい」とうれしそうに話し、「チョコをもらったの。チョコをちょこっと」とジョーク交じりに和田とのエピソードも披露した。○■金谷鞠杏、『あつ森』にハマるも「しばらく放置」外出自粛生活の話題で、増子がゲーム『スマブラ』にハマっていたと話した次に、金谷も「私は『あつまれ どうぶつの森』」とゲームをしていたと告白。メンバーから「ゲームかい!」とツッコまれつつ、「『あつ森』ってクリアして自分で島を作っていくんですけど、私はしばらく放置しているので、たぶん草が生え放題です」と話した。○■小池竜暉「GENICの音楽がみなさんを支えられるように」小池は、自身が作詞した「月夜に馳せる」について、「遠距離恋愛をもとに書いた」と説明。「遠く離れた人を思うということはコロナウイルスの状況下でも言えることなのかなと思っていて、そういった部分で僕らGENICの歌詞がみんなの生活に寄り添えるような、そして、音楽がみなさんの生活を支えられるように頑張っていきたいと思います」と熱い思いを語った。○■宇井優良梨「このライブはGENICがみなさんにできる恩返し」宇井は「ライブができているのもみなさんのおかげです。このライブはGENICがみなさんにできる恩返しの一つ。私たちの気持ちがみなさんに少しでも伝わっていたらうれしいです」とメッセージ。「直接お会いできるのを本当に楽しみにしていますし、その日を願って、それぞれの場所でいろいろ頑張りましょう!」と呼びかけた。○「GENIC Debut Album『GENEX』リリース記念LIVE」セットリストM1.UPDATEM2.BURNIN’ BURNIN’M3.MOONLIGHTM4.月夜に馳せるM5.SUN COMES UPM6.夏恋M7.抱きしめたらM8.FLYM9.READY GO撮影:辰根東醐
2020年07月14日男女7人組ダンス&ボーカルグループ・GENICが12日、「GENIC Debut Album『GENEX』リリース記念LIVE」を生配信で開催した。5月27日にアルバム『GENEX』でメジャーデビューしたGENIC(増子敦貴、西澤呈、雨宮翔、西本茉生、金谷鞠杏、小池竜暉、宇井優良梨)。新型コロナウイルスの影響で6月から予定していた初の全国ツアーは中止となってしまったが、このたびデビュー後初ライブが実現した。小池・西澤が作詞作曲、雨宮・西澤・西本が振り付けした「UPDATE」で幕を開け、1曲目から力強いパフォーマンスで魅了。続けて、西澤作詞の「BURNIN’ BURNIN’」を披露した。最初のMCで、「お久しぶりです!」と画面越しにファンに手を振る7人。一人ずつ自己紹介し、リーダーの西本は「今日は僕たちのすべての思いを届けたいと思いますので受け取ってください」と伝えた。3曲目は、Da-iCEの和田颯が振り付けした「MOONLIGHT」。パフォーマンス前に和田からのメッセージが流れ、「これからのGENICにすごく期待しています。このあと初披露ということで、頑張ってください」とエールを送られると、メンバーは「うれしすぎる」と感激した。続けて、小池作詞の「月夜に馳せる」を気持ちを込めて歌い上げ、一人ひとりの歌声や美しいハーモニーを届けた。「月夜に馳せる」の余韻に包まれる中、西本は「こういうあとのMCってどうしたらいいの?」と少し戸惑いつつ、「颯さん、改めて本当に本当にありがとうございました!」と感謝。西澤は「颯さんのお顔を見ると安心する自分がいます」と話し、西本は「お父さんみたいな。振り付けの親じゃん!?」と表現、雨宮は「チョコをもらったの。チョコをちょこっと」とジョーク交じりに和田とのエピソードを披露した。そして、金谷が「ライブの一発目で披露させていただくことが多いのですが、回数を重ねるたびに歌詞を深く理解し、より大人なGENICを見せていきたいと思っているので、新鮮な気持ちで見ていただけたらうれしいです」と説明してから、Da-iCEの工藤大輝が作詞作曲を手掛けた「SUN COMES UP」を披露。続けて、「僕たちの思い出が詰まった曲です」という増子の曲振りで「夏恋」、さらに、「抱きしめたら」をパフォーマンスした。その後、西本は「みなさんに僕たちの生の言葉で感謝や決意を伝えられることは当たり前ではないんだなと思いながら、ステージに立たせていただいています。いつも応援してくださっているみなさん、本当にありがとうございます」とファンに感謝。増子も「画面越しではありますが、みなさんが見てくださって多くのコメントをくださって、うれしく思いますし感謝しております」と思いを伝え、この7人でステージに立っていることについて「運命なんだなと感じた」としみじみと話すと、西澤も「見えない糸でつながっているような感じだね」と同調した。宇井は「ライブができているのもみなさんのおかげです。このライブはGENICがみなさんにできる恩返しの一つ。私たちの気持ちがみなさんに少しでも伝わっていたらうれしいです」とメッセージ。小池は「『月夜に馳せる』は遠距離恋愛をもとに書いたのですが、遠く離れた人を思うということはコロナウイルスの状況下でも言えることなのかなと思っていて、そういった部分で僕らGENICの歌詞がみんなの生活に寄り添えるような、そして、音楽がみなさんの生活を支えられるように頑張っていきたいと思います」と熱い思いを述べた。そして、西澤が「次の曲はみなさんと一緒に楽しめる曲なんです!タオルを一緒に回したいなと。みなさんも画面の前で僕たちと一緒に楽しんでいきましょう!」と呼びかけてから、小池&西澤作詞作曲の「FLY」を披露し、メンバーもサビで楽しそうにタオルを回しながらパフォーマンス。ラストは「READY GO」で締めくくり、「これからも引き続きGENICの応援をよろしくお願いします!」「ありがとうございました!」と改めて感謝の思いを伝えた。○「GENIC Debut Album『GENEX』リリース記念LIVE」セットリストM1.UPDATEM2.BURNIN’ BURNIN’M3.MOONLIGHTM4.月夜に馳せるM5.SUN COMES UPM6.夏恋M7.抱きしめたらM8.FLYM9.READY GO
2020年07月12日●平均年齢17.8歳! 男女7人で魅せる歌とダンスTRFやAAAなど、時代を彩ってきたavex発の男女混合ダンス&ボーカルグループたち。そのDNAを継承した男女7人組グループ・GENICが、アルバム『GENEX』(5月27日リリース)でメジャーデビュー。増子敦貴、西澤呈、雨宮翔、西本茉生、金谷鞠杏、小池竜暉、宇井優良梨と、平均年齢17.8歳のフレッシュな7人をオンライン取材で直撃し、熱い胸の内を語ってもらった。ここに来るまで、血のにじむような努力を重ね、オーディションをサバイブしてきた若き精鋭たち。まず、avexの肝いり企画、新ダンス&ボーカルグループ育成プロジェクト「a-genic PROJECT」のメンバー12人に選出されたあと、“虎の穴”的な強化合宿を経て、メジャーデビューの切符を手にしたのがこのツワモノたち7人だ。男女の伸びやかな声のハーモニーや、キレキレにそろったシャープなダンスは、もはや原石ではなく、すでに磨かれた宝石の輝きを放つ。新型コロナウイルスの影響で6月から予定していた初の全国ツアーは中止となってしまったが、若者たちはどう未来を見据えているのか?――まずは、GENICというグループの魅力と強みをお聞かせください。金谷:平均年齢17.8歳の若さはもちろん、男女がハモることで、その魅力が合わさっている部分でしょうか。小池:確かにavexが得意とするダンス&ヴォーカルのなかでも、男女混合ならではの歌の響きは武器になると思います。西澤:一緒にサバイバル・オーディションを勝ち抜いたメンバーなので、その絆がこのグループの魅力ではないかと。宇井:私はダンスのシンクロ率がけっこう高いと自負しています。みんなそれぞれ、身長や体の大きさは全然違いますが、ダンスをやればみんながそろいます。増子:(小池)竜暉と(西澤)呈は作詞・作曲もできるし、各メンバーがそれぞれ得意な分野を持っているので、それをグループで集結できることは強みですね。雨宮:そうですね。7人が集まれば、グループとしての結束力がより向上しますから。西本:僕も、若くてフレッシュなところが魅力だと思いますが、みんながすごくしっかりしていて、主体的なところも強みです。僕は最年長でリーダーをやらせてもらっていますが、いつもみんなが、自分からいろいろなことを発信してくれます。○■メンバーの武器は!? 増子敦貴は俳優との“二刀流”――みなさんの個人的な武器についても教えてください。宇井:私がパフォーマンスをするうえで、意識しているのは目です。目線や目つきを曲によって変えています。目の表現はけっこう大切だと思うので、そこは自分でも意識しています。雨宮:自分ではよくわからないけど、よく「顔が小さいからスタイルがよく見える」と言ってもらえるので、それを活かせるようなパフォーマンスをしようと思っています。金谷:私はファッションが好きで、「CECIL McBEE」のモデルもやらせていただいていますが、GENICは今後、セルフプロデュースが武器になると思うので、みんなの意見を聞きながら、今の時代に合ったファッションスタイルなども提案していければいいなと思います。小池:僕はとにかく音楽が大好きなので、歌も楽器もやりますし、楽曲制作という部分で、アーティストとしてだけではなく、作家目線でも、GENICを支えることができたらと思っています。西澤:僕の武器は、自分でやると決めたことを最後まで突き詰めるところです。その1つがダンスで、自分が納得のいくところまでやりたいし、自分が踊ることで他の人に夢を与えられたらうれしいです。西本:みんなすごくしっかりしているから、僕自身はすごくメンバーに恵まれていると思っています。そのなかで、スタッフさんやメンバーのみんなから、自分をリーダーに選んでもらえたので、そこは自信につなげてもいいのかなと。でも、あまりリーダーとして固執せずにいようとは思っています。増子:アーティスト活動だけではなく、芝居もやっていることは僕の1つのセールスポイントかと。演技について深く考えたり、お芝居の一つ一つに向き合えたりするし、僕が他の作品に出ることで、GENICの名も広めることができたらいいなと思っています。――増子さんは、すでにミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズンをはじめ、数多くの舞台も踏んでいらっしゃいますが、俳優との“二刀流”でいくスタンスについても聞かせてください。増子:オーディション中に、死ぬ気でやっているみんなを見て、自分もアーティストか俳優のどちらか1本でやっていくほうがいいのかと、考えたりしました。でも、いまのメンバーも、a-genic時代に一緒だった人たちも含め、そんな僕と真剣に向き合ってくださった。そして、僕が最後に出した答えは、どっちも成功したい、という想いでした。選抜に落ちてしまった人たちの気持ちも背負い、初心を忘れずに、今後も頑張っていきたいです。――a-genic時代に培った絆が、GENICに活かされているという感じですね。宇井:a-genicでは、歌やダンスのスキルだけではなく、人間性なども11人から直接学べることがたくさんあったので、あの期間は私たちにとって宝物です。また、私が一番良かったと思えたのは、ダンス&ボーカルってこんなに楽しいんだと改めて感じられたこと。アーティストという職業をずっとやっていきたいという気持ちが強くなったので、今後もみんなで切磋琢磨し合いながら、いいものを作り上げていきたいです。●自己紹介的なデビューアルバム『GENEX』――気合十分に臨んだデビューアルバム『GENEX』のコンセプトを聞かせてください。西本:『GENEX』は、全国にGENICをお届けする“GENIC EXPRESS”を略したものです。僕たちのデビュー作だから、自己紹介的な内容になっています。今まで出してきたEP2作も踏まえ、今回、(西澤)呈と(小池)竜暉が作詞作曲した曲だったり、メンバー全員で作詞をした曲だったり、バラードからアップチューンなラップで攻めている曲だったり、すごく幅広い挑戦をさせてもらっているので、自慢のデビュー作となりました。――作詞作曲をされた小池さんと西澤さんは、楽曲制作においてどんな点にこだわりましたか?小池:今回、呈と共に、「FLY」という曲を新しく作詞作曲させてもらいました。前に作った「UPDATE」の時もそうでしたが、それまでGENICになかった曲を書きたいと思ったんです。みなさんで夏を盛り上がれる曲を作ろうと、2人でミーティングをしながら作りました。まず、曲のイメージを決めて膨らませ、編曲に関しては呈のアイディアがすごく利いています。西澤:今回は、世界や日本のトレンドも意識しました。竜暉くんはJポップに詳しく、僕は洋楽をけっこう聴くから、それぞれの守備範囲が全く違います。だからこそ、2人の知識を組み合わせ、GENICに合う曲でありつつ、トレンドも入れた曲にしようと、2人なりに分析して作っていきました。そこが一番こだわった点ですね。――みなさんだけではなく、ファンの方も楽しみにされていたライブツアーは、コロナ禍で中止となってしまいました。金谷:ライブツアーにはいろんな人や事情が関わっていますが、なによりも来てくださるファンのみなさんの健康が一番大事ですから。メンバーみんなでそこを受け止め、自粛期間は個々にSNSの配信をしたりして、自分なりにできることをやっています。ポジティブに考えれば、自分と向き合う時間でもあるので、ファンの方にまた会えた時、今以上のGENICを見せられたらと。雨宮:僕も中止になったことは本当に悔しいですが、クヨクヨして落ち込んだりしても、前には進めないので、ファンのみなさんになにかできたらと考えました。僕はTikTokを毎日投稿したり、インスタライブをやったりしています。みなさんに少しでも楽しんでもらいたいし、ライブができるようになるまで、気持ちをつなげていきたいです。○■ドームツアーやアジア進出! 無限大にふくらむ夢――将来的な目標についても聞かせてください。西本:日本武道館を経て、ドームツアーをし、ゆくゆくはアジア進出をすることが夢ですが、やはりたくさんの人にGENICを知ってもらい、観てくれた方たちの人生に、何かいいものを残せればいいなと思っています。小池:その派生として、一人ひとりがそれぞれの得意分野で羽ばたいていけることも、グループとしての目標かなと。僕個人で言えば、将来的には、誰かに楽曲提供することも夢です。西澤:僕自身は、自分のなかでのゴールを決めないグループでいたいです。何かを達成できたら、走るスピードが落ちたり、止まったりしちゃうので。ずっと7人で突っ走っていきたいです。増子:時の人や流行りの人という感じで終わりたくはない。グループとして歴史に名を刻みたいです。また、役者業については、これまでミュージカルや舞台に出演させてもらい、その魅力も感じていますが、映像作品に出て活躍したいという想いもあります。いつかドラマや映画に出て、その主題歌をGENICが担当したりと、無限大にすごい夢を見てしまいます。――最後に西本さんから、ファンのみなさんに向けてメッセージをお願いします。西本:図らずしもこういう事態になってしまいましたが、ネガティブに捉えるのではなく、僕たちが今できることは何なのか? としっかり考えようとしています。みんなが言っているように、それぞれがネットでいろいろなことを配信しているので、離れていても心はつながっているのではないかと。今の状況を一緒に乗り切って、またみなさんと元気にお会いできる日を、僕たちも本当に楽しみに待っています!増子敦貴西澤呈雨宮翔西本茉生金谷鞠杏小池竜暉宇井優良梨■プロフィールGENIC(ジェニック)avexの新ダンス&ボーカルグループ育成プロジェクト「a-genic PROJECT」から選ばれた男女7人。2019年夏、期間限定サバイバルユニットとして、「a-nation2019」オープニングアクトなどの活動を経て誕生した。11月15日にストリーミングリリースされた初音源「SUN COMES UP」がLINE MUSIC週間ランキング4位を獲得。12月16日にはワンマンライブ「GENIC Premium Showcase 2019」を開催し、本格的に始動。2020年1月から「Da-iCE BEST TOUR 2020 -SPECIAL EDITION-」のオープニングアクト出演や、全国のショッピングモールを巡る「GENIC Live Circuit 2020」(新型コロナの影響で一部中止)を経て、5月27日にデビューアルバム『GENEX』をリリース。増子敦貴は、俳優としても活動しており、舞台『仮面ライダー斬月』やミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズンなどに出演している
2020年05月27日