Googleは26日、世界中の美術館やアーカイブから展示やコレクションを検索できるサービス「Google カルチュラルインスティテュート」において、日本の工芸作品を世界に紹介するコンテンツ「Made in Japan: 日本の匠」を公開した。「Googleカルチュラルインスティテュート」は、世界中の美術館やアーカイブから、600万点を超える美術作品や歴史的文献を閲覧できるGoogleのサービス。アメリカ・ニューヨークのメトロポリタン美術館、フランス・パリのオルセー美術館、そして東京国立博物館など、世界各地の1,000以上の美術館や博物館が参加している。このたび公開された「Made in Japan: 日本の匠」では、立命館大学アート・リサーチセンターや青森県庁を始めとする6つの施設の協力により、西陣織や京薩摩、九谷焼、輪島塗など、日本の各地に眠る82種類ものさまざまな伝統工芸品を高画質の画像で公開されているほか、それらにまつわる歴史や制作過程などが丁寧に紹介されている。また、同サイト内に表示される日本地図のポイントをクリックすると、その地域の工芸品にアクセスすることも可能。なお、言語は日本語と英語で提供されており、日本文化に関心のある海外のユーザーも楽しむことができる。
2016年01月26日Googleは1月22日(米国時間)、「Google ドライブ API がアップデート:より無駄なく高速に - Google Developers Japan」において、GoogleドライブAPIのバージョン3が、バージョン2よりも優れた性能を実現したこと、また扱いやすさが向上したことを伝えた。GoogleはこれまでデベロッパーがどのようにこのAPIを使ってきたかを調査してきたことを踏まえ、よりデベロッパーに扱いやすいAPIになるようさまざまな変更を実施したと説明している。デベロッパーが理解する必要があるコレクションの数を減少させた重複している部分を排除メソッド名やプロパティ名などに一貫性が出るように変更高速および効率的に処理できる値をデフォルト値として採用バージョン2からバージョン3では扱いやすさが向上したほか、デフォルト値の変更で性能も向上している。Googleは今後のリリースでは機能の追加が中心的に行われることになるだろうと説明している。GoogleドライブAPIのバージョン2のサポートは継続されるとのことだが、バージョン2を使って開発したアプリは将来的な移行を考慮し、バージョン3への移行を検討したほうがよいだろう。
2016年01月24日米Googleは21日(米国時間)、Android向けGoogleアプリにおいて、天気情報検索機能を刷新すると発表した。より詳細な情報が得られるほか、知りたい地域の天候もすぐに確認できるようにする。提供時期については明らかにしていない。現在は、「Weather(天気)」で検索したり、「will it rain today?(今日雨は降る?)」と問いかけると、最新の天気情報が表示されるが、今後はより詳細な情報がわかるようになるという。具体的には、時間単位での晴れ、曇り、雨など空の状況、温度、降水確率、気象警報や注意報、10日先までの詳細な天気予報、空気質、紫外線指数、日の出・日没時間などが確認できる。そのほかの機能としては、画面をタップして詳細な天気情報を表示後、画面上部の検索ボックスに地名を入力して、その地域の天気を調べることも可能。さらに、空の状況に応じて背景の色が変わるといったデザイン改修も含まれる。
2016年01月22日Googleは1月15日(米国時間)、「Google Developers Blog: Retirement of certain Google search APIs」において複数の検索APIの提供を停止すると発表した。2月15日をもってAPIの提供が停止されるサービスを使用している場合は「Google Custom Search」などの代替サービスに移行することが推奨されている。2月15日で終了する検索APIは次のとおり。Google Patent Search APIGoogle News Search APIGoogle Blog Search APIGoogle Video Search APIGoogle Image Search APIGoogleは2011年にこれら検索APIの提供を停止すると発表した。Googleは3年以上の猶予期間を設け、最終的に今回のサポート終了となった。GoogleはたびたびWebアプリケーションやサービスAPIの提供を終了している。該当するAPIを使用している場合には早期に代替サービスに移行することが望まれる。
2016年01月18日クロスフィニティは1月14日、地域別に多店舗展開する企業を対象とした「ローカルSEO診断サービス」の提供を開始した。同サービスでは、Google検索エンジンを利用したローカル検索の順位状況や競合状況、ローカル検索の最適化へ向けたウェブサイト改善ポイントを含めた診断レポートを提供。これをふまえて、さらに詳細なローカルSEOガイドラインの策定や競合分析、サイト改善仕様書の提供などローカルSEOコンサルティングを行い、Webサイトのローカル検索経由のトラフィック最大化を支援する。なお、ローカル検索の情報収集には、エンタープライズ向けのSEO管理プラットフォーム「seoClarity」を利用。パック表示をはじめ、スター評価、日本全国約2,000の都市別順位状況など多岐にわたるローカル検索結果データを一元的に収集・蓄積することで、有効的に活用していく。
2016年01月15日米GoogleがGoogle Mapsのモバイルアプリ向けの新サービス「Driving」を発表した。スマートフォンユーザーの情報や状況から行き先を予測し、渋滞や事故、最短時間で到着できるルート、到着までの時間、周辺のガソリン価格といった情報を賢く提供する。ドライブ向けのGoogle Nowと呼べるようなサービスだ。DrivingはGoogle Mapsアプリのサイドバー・メニューの「Start Driving」から呼び出せるが、Androidウイジェットも用意されている。ホーム画面にDrivingウイジェットを追加しておけば、いつでもワンタップでアクセスできるようになる。行き先の指定などが面倒で、車を運転する前にトラフィック情報などを確認していなかった人でも、Drivingなら簡単にアクセスでき、事故など突然の渋滞に巻き込まれるのを避けられる。Drivingは、スマートフォンユーザーのプロフィール情報、ロケーション、日時(時刻、曜日、祝祭日など)、検索履歴などからアシストをカスタマイズする。利用者がGoogle Mapsに自宅や会社などを設定していたら、それらを行き先とした情報を表示し、ロケーション履歴を有効にしていたら、ユーザーの状況に応じて、ユーザーがよく行く場所や過去に検索した場所に関する情報を表示する。たとえばウィークデーの午後6時にDrivingにアクセスしたら帰宅するための情報が優先的に表示されるが、土曜日の同じ時刻なら過去の検索に基づいた情報がより取り入れられる可能性が高い。Drivingは、まずAndroid用のGoogle Mapsアプリで提供開始になる。VentureBeatによると、米国、英国、アイルランド、アラブ首長国連邦、マレーシア、シンガポール、ニュージーランドなど7カ国において英語設定のユーザーからロールアウトが始まる。
2016年01月14日米Googleは12日(現地時間)、開発者カンファレンス「Google I/O 2016」を2016年5月18日から20日の日程で開催すると発表した。会場は、米カリフォルニア州マウンテンビュー市のShoreline Amphitheatre。米サンフランシスコ市のMoscone Center以外の場所でGoogle I/Oが開催されるのは、Google I/O 2016が初めて。GoogleのCEO、Sundar Pichai氏は「I/O ’16は、10年前に全てが始まった場所のすぐ近くにやってくる」とツイートしている。Shoreline Amphitheatreは、Google本社のすぐ近くにある多目的ホールだ。コンサートやフェスティバルに用いられる屋外施設であり、そのため今年のI/Oでは自動運転カーのデモなど屋外でのイベントが行われると期待されている。一方で講演に適した会場ではないため、Google本社やNASA Amesリサーチセンターの施設も利用した開催になる可能性がある。
2016年01月13日Googleが米国で提供しているMVNOサービス「Project Fi」で、タブレット向けのデータ専用SIMの提供を開始した。データ専用SIMは予想外の登場だったが、それ以上にサプライズだったのはNexusデバイスだけではなく、iPad(Air 2、mini 4)もサポートすることだ。ちょうど購入したばかりのiPad mini 4のLTE機能を使っていなかったので、早速データ専用SIMを申し込んでみた。最初にGoogle Fiについておさらいしておくと、一般公開はされているものの、まだ招待制で参加者を制限したサービスにとどまっている。サービス自体は安定しているので、開発のためではなく、革新的なサービスを試みるために小規模な提供にとどめているという印象だ。たとえば、通信キャリアの自動切り替え。セルラーネットワークは米3位のT-Mobile USAと第4位のSprintのサービスを利用しており、ユーザーがどちらか一方を選択するのではなく、両方を利用できる。Fi端末が安定して通信できるネットワークに自動的に接続し、さらにもしLTEよりも速い公衆無線LANを利用できるならWi-Fiを選択するから、広い範囲で安定して高速なデータ通信を利用できる。手頃な料金も魅力の1つだ。音声通話とテキストが使い放題の基本サービスが20ドル、そしてデータは1GBあたり10ドルで、1GB単位で購入するが、未使用分は返金される。たとえば、毎月2GBで契約し、1.2GBしか使わなかったとしたら、800MB分(8ドル)が翌月の請求から差し引かれる。通信サービスも携帯の利用体験の要素である。ところが、キャリアによってつながる場所とつながらない場所があったり、色んなサービス料金が積み上がって毎月の請求額が高額になるなど、通信キャリアに対するユーザーの不満は募るばかりだ。そこで、より良いモバイル体験を実現するためにGoogleが行動を起こしたのがProject Fiである。実際、満足度は非常に高い。私が米国で携帯電話を持ち始めて約20年、米国の4大キャリアを始め、たくさんのサービスを利用してきたが、Project Fiがこれまでで最も満足できるサービスと断言できる。その姿勢はデータ専用SIMでも変わらない。データ専用SIMで特筆すべき点は、Project Fi契約者なら誰でも無料で、最大9枚までデータ専用SIMを申し込めるということだ。SIMごとの追加料金は発生しない。セルラー機能を使えると、モバイルデバイスの可能性がグッと広がるが、回線をどうするかが悩みどころになる。たとえば、筆者の場合、先月にiPad mini 4を購入し、Wi-Fi+LTEモデルを選んだものの、通信費を増やすのに躊躇してWi-Fiのまま使い続けている。モバイルWi-Fiルーターを使えば、Wi-Fi対応機器を持ち歩けるようになるが、やはりWi-Fiの通信範囲に縛られる。Project Fiならそんな悩みから開放される。自分のアカウントでアクティベートしたSIMを差し込むだけで、1つのアカウントでスマートフォン1台と、最大9台のデータ専用SIMを差したデバイスを利用できる。台数が増えれば、データ消費量は増えるかもしれないが、月々の基本料金はスマートフォン1台と変わらない。Project Fiについて調べたことがある人なら「使えるデバイスが少ないじゃないか」と思うかもしれない。たしかに、現時点でProject Fiの対応デバイスはスマートフォンが3機種、タブレットが5機種であり、すべてを持っていたとしても8枚で足りる。だが、Project Fiはゆる~いサービスなのだ。機能は限定されるが、公式にはサポートされていない他のスマートフォンでもモデルによってはFi SIMを利用できる。データ専用SIMにしても、対応機種としてリストされているNexus 7、Nexus 9、iPad Air 2 (モデル : A1567)、iPad mini 4 (モデル : A1550)、Galaxy Tab S (モデル : SM-T807V)以外でも、T-Mobileのネットワークに対応する機種なら、たとえばiPhone 6シリーズ/6sシリーズなどでも使用できる。また、公式にはテザリング機能が非サポートになっているのに、筆者が試したデバイスでは利用できた。Project Fiを使い続けて半年、なんでこんなにゆる~いサービスなのか疑問だった。キャリアの自動切り替えで最高のモバイル体験を実現するのがProject Fiのはずだ。それを強くアピールするならがちがちに囲い込んで、Nexus端末以外では利用できないようにしてしまうべきである。それが中途半端に使えてしまう。そんなことではProject Fiの魅力が伝わらない……と思っていた。が、ゆる~いところにGoogleのもう1つの狙いが隠れているとしたら納得できる。すでにSIM内蔵のスマートウオッチが出てきているし、インターネットに直接接続するデバイスが増えてこそウエアラブルやIoTの可能性が開ける。でも、1回線ごとに費用が増えていく今日のキャリアサービスのままでは、そんな未来はいつまで経ってもやってこない。Project Fiは1人のユーザーが複数のネットデバイスを使いこなす未来を見据えたサービスである……と考えたら、より多くのデバイスで利用できることに価値がある。スマートフォン用SIM1枚(1アカウント)に対して、データ専用SIM最大9枚は、今日の1人のユーザーには多すぎる。でも、数年後には9枚でも足りないぐらいの変化が起きても不思議ではない。2016年は、その起点の年になってほしいものである。
2016年01月05日10月にGoogleの新CEOに就任したSundar Pichai氏がイスラム教徒や他のマイノリティに対するサポートの必要性を訴えた。日本ではほとんど報じられなかったので、ご存じない方が多いと思う。米国でも一部のメディアが取り上げたものの、その数日前に公開されたMark Zuckerberg氏の「イスラム教徒をサポートする」という声明に比べるとずっと小さな扱いだった。GoogleのCEOとはいえ、Pichai氏の一般的な知名度は低い。その違いが報道の差になって現れた形だ。しかし、「いいね!」の数で圧倒されても、議論を掘り下げ、より深い印象を残したのはPichai氏の方だった。Pichai氏は22歳の時にインドから米国にやってきた。手記「Let’s not let fear defeat our values」の中で同氏は、米国は移民に「機会を与えてくれる地」であり、移民を新たな米国人として受け入れる寛容さ、オープンな心が米国の強みであると述べている。Googleのキャンパスにはさまざまな人種の人々が働き、異なる文化が混ざり合っている。それが活気を生み出し、大きな仕事を成し遂げられる特別な場所を実現しているという。「これを投稿するかどうか、ずいぶんと考えた。なぜなら、不寛容への批判はここ最近の論争の火に油を注ぐだけになってしまいそうな空気だからだ。しかし、われわれのような攻撃を受けていない存在こそ、いま声を上げるべきだと感じた」「恐れに駆られて、私たちの価値を失わないようにしよう。私たちは米国そして世界において、イスラム教徒や他のマイノリティコミュニティをサポートする必要がある」(Pichai氏)シンプルに、米国のあるべき原則を説いている。○Twitterをマスターしたドナルド・トランプ氏Pichai氏の手記の中に「Trump」という名前は一度も出てこないが、Donald Trump氏の発言を意識した内容であるのは明らかだ。来年の米大統領選に向けた共和党候補の指名争いレースに参加しているTrump氏はイスラム教徒や移民をとがめるコメントを繰り返し、イスラム教徒の米国入国を禁止すべきとまで言い出した。それでも指名争いトップを独走している。Trump氏の好調ぶりの背景にはテロ不安があると言われているが、テロ不安が急激に高まったのはパリ同時テロからであり、そもそも同氏は候補者指名レースの序盤を賑わせるだけの泡沫と見なされていた。それがレース終盤に向かう時期でも健在であるのだから、テロ不安だけでは説明できない。いまTrump氏が受け入れられている理由を一つ挙げるとしたら、それは彼が自分の言葉でしゃべっているということだ。演説ではプロンプターを使わず、用意された台詞ではなく、自分のメッセージを伝える。平易で短い言葉は「バカっぽい」と言われたりもするが、政治家疲れを感じている多くの米国民には正直で新鮮にも聞こえる。そして、今回の選挙戦で同氏を押し上げているのがTwitterである。New York Timesの「Pithy, Mean and Powerful: How Donald Trump Mastered Twitter for 2016」によると、Trump氏はスマートフォンでTwitterの使い方をマスターし、スタッフに任せずに、自らツイートし始めた。過激な表現を好むTrump氏にTwitterなんて危険きわまりないが、メディアに揚げ足取りされることばかりだった同氏にとって、Twitterはたくさんの人たちに誤解のない自分を伝えられる手段になっている。実際のところ、同氏はTwitterを上手く利用している。実業家であるTrump氏が支持を伸ばす背景に政治家疲れがあるなら、IT企業の経営者の言葉も新鮮に受け止められるはずである。ところが、移民問題に関してZuckerberg氏やMarissa Mayer氏、Eric Schmidt氏などの言葉はTrump氏ほどのインパクトを残せていない。なぜか? ―― 内容はともかく、Zuckerberg氏がFacebookノートで意見を述べたり、Schmidt氏がインタビューでコメントしても、その言葉は改革者のものではなく、慎重な政治家の発言のように伝わってしまう。Twitterを駆使して、生の声を演出するTrump氏ほど人々の関心を引くことはできない。Pichai氏の手記に話を戻すと、同氏の伝え方は戦略的だ。投稿先にGoogle+ではなくMediumを選んだ。読み物としてブログを公開できるようにしたブログサービスであり、良質な読み物を求めるユーザーが集まっている。GoogleのCEOが同社のサービスを使わずに、あえてMediumで勝負するのはリスクである。しかし、炎上を避けて、望ましい議論を広げたいのだから、Mediumに投稿するのは理にかなっている。その一方で、Pichai氏が働く場所(=Google)に触れながらもGoogleという言葉を使うのを避けるなど、細部においては慎重だ。結果、難しい主張でありながら、誤解されることなく、同氏の言葉は効果的に広がっている。私は2009年にChrome OSの発表会で初めてPichai氏を知ったが、その時からこれまで同氏に対しては「謙虚な人」という印象を抱いている。しかし、同氏と働いたことがある人たちのコメントを読むと、対立を避け、協調を重んじる人でありながら、困難なタスクに挑戦するのを厭わない大胆さを兼ね備えているようだ。Eric Schmidt氏が反対したChromeブラウザの提供を押し切ったのは有名な話である。Pichai氏のCEOとしての力量は未知数だが、謙虚でありながら自分の考えをしっかりと持ち、協調を重んじながら批判を恐れずに大胆に行動できる……それらは「Do the right thing」を新たな社是とするGoogleのCEOに求められる資質と言える。
2015年12月25日Googleのサンタクロース追跡サイト「Google Santa Tracker」が追跡していたサンタクロースが、日本時間24日の23時頃、東京に到着した。サンタクロースはロシアからオーストラリア方面に向かい、北上する形で22時38分に那覇へ到着。その後、神戸、京都、名古屋、富士山、綾瀬、横浜を経て、23時ちょうどに東京へ到着した。その後仙台へ向かい、日本で全てのプレゼントを配り終えた後、日本を後にした。
2015年12月24日Googleのサンタクロース追跡サイト「Google Santa Tracker」が、日本時間12月24日19時から動き出した。「Google Santa Tracker」はGoogleがクリスマス時期に公開する特設サイトで、クリスマスイブには、Googleマップ上でサンタクロースの居場所をトラッキングしていく。日本時間では24日19時から、サンタクロースの追跡を開始。サンタクロースは北極を起点に、ロシア経由で南下。マーシャル諸島やフィジーを経て、20時現在はニュージーランドに到着したもようだ。なお、南半球に位置するニュージーランドの12月は夏に差し掛かった時期で、半袖でも過ごせる気候となる。「Google Santa Tracker」はWebサイトのほか、Android向けアプリ、Google Cardboard、Android TV、Android Wearにも対応。対応機器を使っているユーザーは、そちらをチェックしてみてもいいかもしれない。
2015年12月24日米Googleが同社アカウントへの"パスワードを使わない"新しいログイン方式のテストを開始している。特定の携帯電話をアカウントに結びつけると、ログイン時にパスワードの代わりに携帯電話側に通知メッセージが表示され、そこでログイン操作を行うことでログインが完了する。現在はまだ一部ユーザーへのテスト提供にとどまっているが、2段階認証の新しい形として注目を集めそうだ。同件はThe Vergeなどが報じている。実際に同テストプログラムの招待を受けたユーザーがRedditに報告した情報によれば、例えばPCのWebブラウザ上でGoogleアカウントにログインする場合、通常はGoogleアカウント名(Gmailアドレス)とパスワードの入力を行い、もし2段階認証が設定されている場合にはその後に携帯電話に通知されたPINを入力することでログインが完了する。だが新しい方式では、Googleアカウント名を入力した段階で当該テストの参加者であることを確認し、画面に「スマートフォン上の通知を確認してログイン動作を行う」よう指示が出る。アカウントと結びつけられた携帯の画面にはGoogleアカウントへのログインを行おうとしているかを確認する通知メッセージが表示され、ここでPCのWeb画面で指示されたボタンを"タップ"するだけでPCでのGoogleアカウントへのログインが完了するという仕組みだ。もともとGoogleは不正アクセスが多発したことを受け、Webサービスでは比較的早い時期から2段階認証や2要素認証の導入に取り組んでいる。従来方式では、アカウントに結びつけられた携帯電話にSMSまたは通話の形で6桁の数字がログイン動作時に通知され、これをログインしようとしているPCまたはスマートフォン上で入力することでログインが完了する仕組み。また、一度ログイン動作が完了すれば、以後は同じデバイスでの再確認を行わないようにするオプションも用意されている。あくまで、オンライン経由で不正アクセスを試みようとする相手を排除するのが目的で、実際にアカウントを持つユーザーをログインしようとしているのとは別のデバイスと結びつけることで、安全性を確保しようというのが狙いだ。詳細についてはRedditでの説明と、アップロードされた説明画像を参照してみてほしい。現在Webサービスアクセスの2段階認証の世界ではFIDO (Fast IDentity Online)の取り組みが進んでおり、実際に最初の事例としてNTTドコモが自社のスマートフォンでの対応をうたっている。公開鍵暗号技術(PKI)を使ってデバイスごとに異なるアクセスキーを発行することでパスワードを使わないログイン動作の単純化とセキュリティを高めようという仕組みだ。GoogleもFIDO参加企業だが、一方で認証用のデバイスを別途用意して単純なWebアクセスのセキュリティを高める方式の利用をユーザーに促しており、今回はこれの発展型にあたる。もし実際に試す機会があったらトライしてみてほしい。
2015年12月24日米Googleは「チャットボット(Chatbot)」と呼ばれるプログラムを搭載した新メッセージングアプリの開発を進めているという。同社は現在、HangoutsとMessengerという2つのアプリ(サービス)を提供しているが、同一または別のアプリとして新サービスを組み込んだ形を検討しているとみられる。チャットボットはユーザーからの質問に反応し、さまざまな質問をインターネット検索を駆使して自動回答する。同件は米Wall Street Journalが報じている。前述のようにGoogleは2種類のメッセージングサービスを提供中だ。1つは音声からテキストまで、すべてのメッセージング機能を統合したHangouts。もう1つはSMS利用に特化する一方で、グループチャットなど比較的リッチな追加機能を提供するMessengerだ。ただ、この分野ではFacebook傘下のWhatsAppや同社自身のMessenger、そして中国ではTencentのWeChatに後塵を拝している。ライバル製品らの特徴として、単なるメッセージングアプリ(サービス)の枠にはとどまらず、年々機能がリッチ化している点が挙げられる。Googleもまた、ライバルらとの差別化のために新機能開発を進めているのではないかというのが背景だ。WSJによれば、この新サービスの開発は少なくとも1年前にスタートし、同社通信製品担当バイスプレジデントのNick Fox氏がチームを率いているという。Fox氏は10月にチャットボット向けのマーケットプレイスやレーティングサービスを提供する「200 Labs」という企業の買収打診を行ったが、先方に拒否されたようだ。Googleの新サービスはこれらチャットボットの集合体に近いものとみられ、200 Labsの開発する仕組みに近いものを目指していると考えられる。ユーザーの問いを文章として自動解析し、インターネットや各種ソースから返答を行う形になるようだ。
2015年12月24日●Googleアカウントそのものの再設定が必要に今やコミュニケーションツールとしてなくてはならないSNS。しかし、ログアウトした時や端末買い替えなどで新たにログインしないといけない時にパスワードを忘れて困った、というケースはよくありますね。このコーナーではパスワードを思い出せない時の対処法をSNSごとに紹介していきます。今回は「Google+」の場合。***○スマホでGoogleアプリを使用しているかで異なるGoogle+はGoogleアカウントでログインするため、パスワードを忘れたとなるとGmailやGoogleカレンダーなども使えないという深刻なことに。Googleアカウントそのものの再設定が必要になります。パスワードを再度設定するにはまずブラウザでGoogleを開き、画面右上の「ログイン」をタップします。するとアカウント選択画面か、またはログイン画面が出てくるかと思います。アカウント選択画面の場合は、パスワードを忘れたアカウントを選択してログイン画面を出しましょう。続いてログイン画面の「ログイン」ボタンの下に「お困りの場合」という項目があるのでここをタップ。するとパスワードアシスタンス画面が出てくるので、その中の「パスワードがわからない」を選んでから、「選択」をタップします。この後、Gmailのメールアカウント入力フォームが出てくるので入力し、「続行」をタップ。画像認証画面が出てくる場合もあるので、出てきたら入力しましょう。次にアカウントヘルプ画面で「覚えている最後のパスワードを入力してください」という表示が出てくるので思い当たるパスワードを入力。正解だった場合はアカウントヘルプ画面が現れ、「パスワード再設定」から新たに設定できるようになります。問題なのはパスワードが間違っていた、またはやっぱり分からない場合です。「お使いの○(端末名)を使用して本人であることを確認します」というメッセージが出て、スマートフォンでGoogleアプリを利用している場合とそうでない場合で対処が分かれます。●Googleアプリを利用している場合/していない場合○スマートフォンにGoogleアプリをインストールしている場合利用している場合は「送信」をタップすると「アカウントヘルプ」画面が出てきます。この後、Googleアプリを開くと、「パスワードの再設定とリクエストの確認」という画面が出てくるので、「はい」をタップ。続いて出てくる確認画面で「パスワード再設定を許可」をタップすると、プッシュ通知の画面が出てくるので、オン・オフどちらかを選択するとパスワード再設定画面に移行します。○Googleアプリを利用していない:携帯端末を使う場合もし、Googleアプリを利用していない場合、「携帯端末を使用できない」を選択しましょう。確認コード送信方法の選択画面が現れます。ここで利用している携帯にSMSを送るか、自動音声通話を選択。確認コード入力フォームが出てくるので、受信したコードを入力するとパスワード再設定画面に移行します。○Googleアプリを利用していない:メールアドレスを使う場合もし、スマホの紛失などで利用できない場合、もう一度「携帯端末を使用できない」を選択した後に再度、「携帯端末を使用できない」を選択。すると登録したメールアドレスにパスワード再設定用のリンクを送ることができるようになります。このリンクをクリック・タップするとパスワード再設定画面になります。Googleアカウントではパスワード再設定画面を出すのに様々な方法がありますが、再設定画面では新しいパスワードと確認用両方を入力して設定すれば完了です。
2015年12月22日Googleは12月17日(米国時間)、「Google Online Security Blog: Indexing HTTPS pages by default」において、同一ドメイン内で同一のコンテンツが複数のプロトコルスキーマのもとで提供されている場合、HTTPSで提供されているものをランキングに掲載するようにインデックスを変更したと伝えた。Googleは自社サービスのHTTPSデフォルト化や、HTTPSで提供されているコンテンツのランキングを上昇させるなど、セキュアな通信をデフォルトにする取り組みを続けている。HTTPSのコンテンツが優先的に表示される時の条件として次の項目が掲載されている。セキュアではない依存を含まないrobots.txtによってクローリングが禁止されていないHTTPのページでリダイレクトする内容になっていないHTTPページへの「a rel="canonical"」リンクを含んでいないnoindex robotsメタタグを含んでいないHTTP URLへのオンホストアウトリンクを含んでいないサイトマップリストがHTTP URLをリストしていないサーバが適切なTLS証明書を持っているGoogleではHTTPSで提供されているコンテンツをHTTPで提供されているコンテンツと同等にクローリングするようにしたほか、HTTPSに関してはどこからもリンクされていないページに関してもクローリングするようになったと説明している。また、Googleの検索ページもHTTPSがデフォルトに変更されており、HTTPのURLにアクセスしてもHTTPSへリダイレクトされるようになっている。
2015年12月20日米Googleは15日(現地時間)、モバイル決済サービス「Android Pay」をアプリ内での購入にも対応させると発表した。Android Payを提供している米国のみのサービスとなる。同社は、2016年をAndroid Payにとっての“ビックイヤー”としており、提供地域を拡大する計画も明らかにした。Android Payは、2014年9月に米国で開始したNFCによるモバイル決済サービス。米Appleの「Apple Pay」に対抗するかたちで、すでに展開していた「Google Wallet」の”タップして支払い”部分を切り出したものだ。対応しているクレジットカードを事前に登録し、対応店舗でAndroidスマートフォンを専用端末にタップすると決済できる。Googleは、米国では100万カ所以上で利用できるとし、「顧客とショップの反応はとてもよい」と好調さをアピールしている。今回、実店舗から拡大し、モバイルアプリ内でも利用できるようになった。対応するアプリにあるAndroid Payボタンを選択することで決済が完了する。これにより、アプリ内での購入でクレジットカードを入力するといった手間が省けるとしている。対応アプリは、レストラン予約の「OpenTable」、ホテルの当日予約ができる「Hotel Tonight」、配車サービス「Lyft」など12種。合わせて、2016年にAndroid Payをオーストラリアで展開する計画も明らかにしている。そのほかにも提供地域を拡大するとしているが、具体的な国についてはアナウンスしていない。なお、Apple Payは当初よりアプリ内購入に対応している。
2015年12月16日米Googleが米国で提供するMVNOサービス「Project Fi」が新たにタブレット用のデータ専用SIMの提供を開始する。Nexus 7、Nexus 9のほか、iPad Air 2 (モデル: A1567)、iPad mini 4 (モデル: A1550)、Galaxy Tab S (モデル: SM-T807V)でも利用できる。Project FiはT-Mobile USAとSprintのネットワークを利用し、公衆Wi-Fiサービスを含めて、最も速い接続を自動的に検出し、動的に接続を切り替える。高速で安定したモバイルサービスだ。またデータが1GB:10ドル/月で、未使用分を翌月の請求から差し引くなど、無駄なく使用できるサービスである。サービス開始からしばらくは対応デバイスがNexus 6のみで、今年9月にNexus 5XとNexus 6Pが加わった。対応機種が絞り込まれている理由は明らかになっていないが、Project Fiの特徴である複数の通信キャリアの切り替えがデバイスとサービスの統合的な提供によって実現していると見られていた。そうであれば、対応機種はGoogleデバイスに限られる。だが、そうした予測に反してデータ専用SIMでApple製品とSamsung製品がサポートされた。そのため、iPhoneやGalaxyスマートフォンへの拡大への期待が高まり始めている。ただし、サービスを利用できる範囲のマップを見ると、通常のProject Fi SIMのサービスよりもデータ専用SIMのサービス範囲が狭く、またProject Fiのヘルプページにはデータ専用SIMを搭載したタブレットがセルラーネットワークに接続すると「Fi Network」か「Project Fi」または「T-Mobile」と表示されると記載されている。データ専用SIMはT-Mobileのネットワークのみを使用している可能性がある。Project Fi契約者はアカウントに最大9枚のデータ専用SIMを追加できる。1枚のSIMを複数のデバイスで使用することも可能。The Vergeによると、データ専用SIMを追加してもデバイス料金は加算されない。Project Fi SIMと同じように海外に旅行した際に120以上の国で特別な料金を支払うことなく使用できるが、Project Fi SIMで認められているテザリングはサポートしていない。
2015年12月16日Googleは12月9日、ユーザーの許可なく広告を挿入したり、設定を乗っ取ったりする新しい脅威「Unwanted Software(UwS)」に対抗するにあたって、ここ1年の取り組みと成果を報告した。GoogleのWebブラウザ「Chrome」、検索の「Google Search」、それに広告でUwSに対する策を講じた結果、効果はあったとしながらも、業界全体の取り組みが必要としている。マルウェア対策として、Googleは2007年にフィッシングやマルウェアなど既知のオンラインの脅威から保護する「Safe Browsing」をリリースしている。だが時間の経過とともに、ブラウザの設定をハイジャックして、ユーザーが意図しないソフトウェアのインストールや、アンインストールが困難になるソフトウェアなどの新しい脅威が登場。既存のシステムでは必ずしも検出できないことから「Unwanted Software(UwS)」としてこれらに対抗するための取り組みに着手した。UwSの定義としては、"詐欺的"で、実際とは違うことをうたってインストールさせるようなソフトウェアなど、以下のようなソフトウェアを挙げている。他のプログラムをインストールする時にユーザーをだまして別のものをインストールしようとするものユーザーのシステムに悪影響を与えるもの削除が難しいものユーザーが知らない間に機密情報を収集して送信するもの他のソフトウェアにバンドルされていて、存在がわかりにくいものUwSはさまざまな配布形態があるが、ここのところ見られる手法としては、不正に広告を表示する「広告インジェクター」を挙げている。例えば、New York TimesのWebサイト上で、望まない広告インジェクターが表示された例や、Google Searchの検索結果に広告インジェクターが表示された例などを紹介している。Googleでは、こうしたUwSに対して、さまざまな取り組みを展開している。Safe BrowsingとSafe BrowsingのAPIにUwS検出を組み込み、WebブラウザのユーザーがUwSを含むサイトを訪問する前に警告するChrome向けに「Chrome Cleanup Tool」としてUwSを削除するツールを導入するこれは、すでに4000万以上のデバイスで利用されているという。また望まない広告インジェクターについての啓蒙も進め、どのように収益を上げているのかなど、カリフォルニア大学バークレー校と共同で行った調査を発表したほか、「DoubleClick Bid Manager」に、このような広告インジェクターが生成するインプレッションを除去するフィルタを導入した。Google Searchで検索結果にUwSを含むサイトがあるとそれを示すようにしたGoogle広告ではUwSのダウンロードにつながるWebサイトを無効化したこれらの取り組みの結果、その成果は出ているようだ。Googleによると、ChromeユーザーからのUwSに関連した苦情が、上記の対策を開始する前の2014年には全体の40%を占めていたが、現在では比率は20%に下がったという。また、Chrome上で1日に表示するUwS関連のSafe Browsingの警告は500万回以上となっており、1400万人以上のユーザーが190以上の疑わしいChrome拡張を削除したという。また、AdWords経由でのUwS警告の数は2014年と比較して95%も減ったという。これらの成果を並べながらも、まだ取り組みは道半ばだという。現在でもChromeユーザーからのフィードバックのうち、20%がUwSに関連したもので、「10人に1人のChromeユーザーは設定を乗っ取られたり、望まない広告インジェクターがマシンに入ったりしているのではないかと推測している」という。Chrome以外のユーザーも同じような問題を抱えているだろうと付け加えている。今後の取り組みとしては、UwSのエコシステムを考慮して業界全体での取り組みが不可欠だとする。UwSが発生する主要な発生源に対して厳格で明確なポリシーを施行していく必要があり、それが業界全体で実現すれば、各社は自社ユーザーによりよい体験を提供できるとしている。
2015年12月11日米Googleは12月7日(現地時間)、Android用「Chrome」にセーフブラウジングの標準提供を拡大したことを発表した。セーフブラウジングは、マルウエアやフィッシングなどユーザーに害を及ぼす疑いのあるサイトにアクセスしようとした際に警告を表示するサービスだ。モバイル版Chromeでもデータ圧縮機能を有効にした場合に利用できたが、その存在を知るユーザーは少なかった。バージョン8.1からGoogle Play Servicesにセーフブラウジングが組み込まれており、バージョン46以上のAndroid版Chromeが同サービスを利用する初のアプリになった。デフォルトでオンになり、オン/オフの状態はChromeの[設定]の[プライバシー]→[セーフブラウジング]で確認できる。
2015年12月08日米Googleが「カレンダー」アプリ(Android、iOS)にリマインダー機能を統合する。12月7日(米国時間)からロールアウトが始まっており、モバイルアプリに続いてWeb版への追加も計画している。カレンダーアプリはアドレス帳やGoogleのナレッジグラフから情報を取得し、ユーザーのリマインダー作成をサポートする。例えば、「Call (~に電話)」と入力するだけで、「Call mom (母に電話)」というようなリマインダー候補がリストされ、それらを活用することで素早くリマインダー作成を完了できる。作成したリマインダーはスワイプして完了するまで、カレンダーに今日の予定と共に表示される。リマインダー機能はInbox、Keepと連動し、InboxやKeepで作成したリマインダーもカレンダーに表示される。Androidでは、デジタルアシスタントGoogle Nowがリマンダーの作成に対応する。また、iOS版では3D Touchからリマインダーを作成できる。
2015年12月08日HARMONYは、アクセス解析ツール「Googleアナリティクス」の設定コンサルティングサービス「Googleアナリティクス設定コンサルティング」を発売した。企業ホームページの目標を明確化し、それに基づいて各社にオリジナルの設定をアドバイスすることで、ホームページを見える化や目標を向上するために役立つレポートが得られるようするという。「Googleアナリティクス設定コンサルティング」では、1社ごとにヒアリングを行い、その会社自身が気づいていないところまでホームページの目的を明らかにし、その目標を達成・向上させるために管理すべき指標描き出すという。イベントトラッキングやクロスドメイン設定、ウェブマスターツール連携などを「基本設定」として取り入れ、「基本+拡張設定」を選べば、さらにカスタムレポート、アドバンスセグメントなどの上級機能を使い、メール設定によるKPI管理も可能になるという。提供メニューは、「コンサルティング」、「運用開始後メニュー」、「オプションメニュー」で構成。「コンサルティング」では、目標設定、イベントトラッキング、クロスドメイン設定、キャンペーン効果測定、ウェブマスターツール連携、ユーザー管理・権限設定等を提供する「基本コンサルティング」や、これに加え、クロスデバイス計測、参照元除外リスト、カスタムレポート作成、アドバンスセグメント作成、インテリジェンスイベント(KPI設定)等を提供する「基本+拡張コンサルティング」がある。「運用開始後メニュー」では、「Googleアナリティクス 相談・アドバイス」や専門家が毎月GAデータを抽出しレポート化し、直すべき点、伸ばすべき長所の指摘から具体的な改善方法までアドバイスする「独自レポート作成(月1回)」を提供する。「オプションメニュー」では、ヒアリングにより目標のマップを描き、KPIを整理する「目標立案コンサルティング」を提供する。
2015年12月07日Androidの生みの親として知られる元GoogleのAndy Rubin氏が、再び携帯電話ビジネスに戻ってくるという噂が持ち上がっている。Androidプラットフォームを開発し、かつては買収前のDangerでユニークな端末の開発も行っていたRubin氏だが、次のビジネスは再び携帯端末の世界になるとみられる。同件はThe InformationでAmir Efrati氏が関係者の話として報じている。それによれば、Rubin氏は最近になりAndroid携帯ビジネスへの復帰をほのめかしており、実際に新会社設立に向けた人員確保に乗り出しているという。同氏は2013年にGoogle内部の事業部改編の中でAndroidビジネスを離れ、ロボティクス分野担当となっていた。その後、2014年秋に同社を離れ、翌2015年春に自身の新事業であるPlayground Globalを立ち上げた。Playgroundはハードウェア開発会社支援のいわゆるベンチャーキャピタル(VC)であり、今回噂になっているAndroid携帯の新会社もまたPlaygroundの出資機構を使うようだ。なお、立ち上げ時は4800万ドルの資金を扱うといった断片的な情報しかなかったPlaygroundだが、準備期間を経て半年以上が経過したことで、少しずつ規模が大きくなっているようだ。アップデートされたLinkedInのプロフィールによれば、現在本社はロスアルトスからパロアルトへと移っており、会社の従業員規模も51~200人となっている。The Informationによれば、資金規模も3億ドルまで増加しており、比較的近いうちに何らかの情報アップデートが行われることになるかもしれない。そのときを楽しみにしておこう。
2015年12月04日米Googleが「Trial Run Ads」という新しい広告フォーマットを発表した。ストリーミングでゲームを配信し、アプリをインストールすることなく、ユーザーが広告から実際のゲームを試遊できる。アプリストア以外の場所でモバイルアプリをアピールするためにディスプレイ広告などを利用する開発者が多いが、インストールするだけで満足して一度も遊ばないユーザーが少なくないという。Trial Run Adsは、ユーザーが広告から「TRY NOW」ボタンをタップして、しばらく待つだけですぐに遊べるようになる。試遊時間は60秒。実際のゲームのデモを体験することで、ユーザーは不要なゲームのインストールを避けられ、ゲーム開発者はゲームを気に入ってインストールし、実際に遊ぶユーザーを効率的に増やせる。Androidアプリのストリーミング配信はGoogleが11月に提供開始したばかりの技術で、現在は米国におけるベータ提供にとどまっている。配信はユーザーが良好なWi-Fiネットワークに接続している時に限られ、Android LollipopまたはMarshmallowで動作する端末が配信対象になる。
2015年12月04日Googleは12月2日(米国時間)、「Google Cloud Platform Blog: Google Cloud Vision API changes the way applications understand images」において、画像を解析して表示されている内容や顔、印字されている文字列などを解析するための新たなAPI「Google Cloud Vision API」を発表した。このAPIでは機械学習に基づいたデータ解析に対応しており、手軽に画像を活用したアプリケーションの開発を実現する。「Google Cloud Vision API」は簡素で扱いやすいREST APIとして実装されている。指定された画像を数千のカテゴリに分類することができるほか、顔認識(どのような感情の顔であるかも識別)、画像内部に納められている文字列なども認識するとされている。現在はAPIクエリの内部に画像データを埋め込む必要があるが、将来のバージョンではGoogle Cloud Storageとの連携機能も提供するとしている。「Google Cloud Vision API」はさまざまなアプリケーションに大きな影響を与える可能性がある。リアルタイムに画像を認識しての処理が可能になることから、フォトデータの整理といった機能から、ロボットや拡張現実における認識機能としても活用が期待できる。
2015年12月04日米Googleは12月3日(現地時間)、Google Cardboardに対応した3Dパノラマ写真を簡単に撮影できるAndroidアプリ「Cardboard Camera」をリリースした。Cardboard Cameraの対応環境はAndroid 4.4以上。ポートレートモードで端末を持ち、パノラマ写真を撮るのと同じように左から右にゆっくりとスマートフォンを動かして撮影する。音声を録音することも可能。GoogleはCardboard Cameraの3Dパノラマ写真をVR(バーチャルリアリティ)写真と表現している。Google CardboardはGoogleが公開しているVRヘッドマウントディスプレイ仕様で、段ボール紙やレンズなど身近な材料を使ってVRディスプレイを自作できる。スマートフォンをCardboardディスプレイに装着し、Cardboard Cameraで撮影した写真をVRディスプレイモードで見ると、奥行きのある画像とサウンドのバーチャルリアリティで、その場に立っているかのように撮影した瞬間を体験できる。
2015年12月04日Googleは1日、2015年のサンタクロース追跡サイト「Google Santa Tracker」を公開した。「Google Santa Tracker」は、Googleがクリスマス時期に公開する特設サイト。クリスマスまでの日数をカウントダウンできるカレンダーや、クリスマスまで毎日1つずつ公開されるミニゲームや動画などのコンテンツ、各国のクリスマスの祝い方などを紹介している。クリスマスイブとなる24日は、Googleマップ上でサンタの居場所をトラッキングしていく予定。「Google Santa Tracker」Android向けアプリでは、Google CardboardやAndroid TV、Android Wearにも対応する。アプリの対応OSはAndroid 4.0.3以降。
2015年12月02日米Googleは12月1日(現地時間)、世界最高峰と呼べるようなオーケストラの演奏や演劇のパフォーマンスを舞台から360度のパノラマで鑑賞できる「Step on stage」の提供を開始した。同社は20カ国以上の60を超える芸術・文化団体との協力でパフォーミングアーツをテーマとしたオンラインギャラリーをGoogle Cultural Instituteで公開し、その中に360度パノラマのインタラクティブコンテンツも用意した。1日時点でStep on stageで楽しめるのは、カーネギーホールでのフィラデルフィア管弦楽団による「ペール・ギュント」、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の「交響曲第9番」のリハーサル、サンパウロ市立劇場での「ローエングリン」のリハーサル、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの「ヘンリー五世」など。パフォーマンスは複数のカメラで収録されており、ユーザーはカメラを切り替えて舞台の上を移動できる。なお、Google Cultural Instituteのパフォーミングアーツでは、神話や歌舞伎、武者などを題材に作られた巨大な山車燈籠が練り歩く「青森ねぶた祭」が世界の演劇の一つとして紹介されている。
2015年12月02日米Googleが同社の画像検索サービスに、モバイルでWebの画像をブックマークする機能を追加した。モバイルブラウザを使ってGoogleアカウントにログインした状態で画像を検索し、結果の画像で「SAVE」ボタンをタップしてブックマークする。ブックマークした画像があるとGoogleの画像検索ページに「VIEW SAVED」というボタンが浮かぶようになり、タップするとブックマーク画像の一覧ページが開く。ブックマークは大きなサムネイルで並び、メモを追加したり、タグを付けて「Collection」にまとめることが可能。ブックマークを活用することで、画像のダウンロードやスクリーンショット撮影などを行わずにWebから画像を収集でき、「ハロウィーンの仮装アイディア」「新しいヘアカット候補」というようにテーマごとに見やすく整理できる。人気の高い画像収集・共有サービスPinterestを意識したサービスとも指摘されている。
2015年12月02日米Googleが10月初旬に発表した「Accelerated Mobile Pages (AMP)」だが、来年2016年初頭にも同技術を用いたコンテンツがGoogleのWeb検索で配信開始されると説明している。AMPは従来のWebコンテンツをモバイル端末向けに高速配信するための仕組みで、表示形態は従来そのままながら、インターネットからの読み込みや表示は半分以下の時間で済むという。同件は11月24日(米国時間)付けで、AMP ProjectのBlogページで紹介されている。表現のリッチ化やスクリプトの多用で年々重くなるWebページだが、モバイル端末向けのWebニュース記事を中心に素早くコンテンツにアクセスしたいという需要はあり、元の可読性を損なわずにコンテンツの読み込み速度を向上させるべくスタートしたのがGoogleのAMPだ。プロジェクトはオープンソースとしてGitHubで公開されているほか、デモを含む詳細はプロジェクトのトップページで確認できる。その特徴は、ビデオ動画や各種広告などコンテンツ配信者の収益源を損なわずにコンテンツ配信が可能な点で、すでに複数のコンテンツパートナーや広告配信事業者が賛同を表明している。前述のように検索結果の中にコンテンツを出現させたり、あるいはSNSやBlogプラットフォームと組み合わせたりと、今後の応用が期待される。AMPは発表時からFacebookの「Instant Articles」とよく比較されているが、こちらは前述のようにWebニュースコンテンツを素早くモバイルのFacebookアプリ上で見るための仕組みで、広告配信のほか、SNSの特徴を活かしたコメントや記事共有がセールスポイントになっている。説明によれば、従来方式と比較して最大10倍の読み込みスピードを実現しているという。Instant Articlesは当初それほど注目を集めていなかったものの、現在では配信パートナーも増え、コンテンツ事業者にとって必ずしも無視できない存在となっている。またWall Street Journalによれば、現在シンガポールを拠点にInstant Articlesのアジア展開をFacebookが計画しているということで、遠からずGoogleと並んでコンテンツの新しい配信形態として注目を集めることになるかもしれない。
2015年11月27日Googleは、映画「スター・ウォーズ」シリーズ最新作の公開に先駆け、検索画面に仕掛けを施した。「a long time ago in a galaxy far far away」と検索すると、スター・ウォーズシリーズのオープニングシーンを思わせる画面が表示される。「a long time ago in a galaxy far far away」は、映画「スター・ウォーズ」シリーズのオープニングシーンに登場する文章。Web検索すると、背景が黒くなり、オープニングシーンのように下から上へと検索結果がスクロールする演出が見られる。スクロールする検索結果をクリックすると、そのままリンク先へ遷移可能。右上に表示された一時停止ボタンをクリックするとスクロールが一時停止するほか、バツボタンをクリックすれば、通常の検索画面に。この演出は、PCのほかスマートフォンのGoogle検索でも楽しむことが可能だ。Googleでは、このほかGoogleのアプリやサービスのデザインをスター・ウォーズ仕様に変更するWebサイトも公開している。
2015年11月24日