「HIDE」について知りたいことや今話題の「HIDE」についての記事をチェック! (1/3)
2024年12月8日(日)、神奈川・川崎 CLUB CITTA’ にて、毎年恒例の『hide BirthdayParty 2024』が開催された。今年は、hideの生誕60周年をお祝いする記念すべきAnniversary year。hideのトレードマークである真っ赤な髪や赤いファッションに身を包んだファンが、赤い髪のhide人形や赤いペンライトを持って会場に集結。「hideの60歳の誕生日をお祝いしたい」というファンの気持ちが会場を真っ赤な還暦カラーに染め、集まった全員がhideへの思いを共有した素晴らしい空間となった。来年のhide Memorial dayに開催される二日間の『hide with Spread Beaver』ワンマンライブも発表になり、おおいに盛り上がった華やかであたたかい『hide BirthdayParty 2024』の様子をお伝えしよう。ステージでは14時から桃知みなみの客入れ DJ が始まる。会場はライブフロア以外に、バーやオフィシャルグッズ販売スペースがたくさんあり、これから始まる7時間の(終演予定は21時)パーティをあちこちで楽しめる工夫が凝らされている。バーでは赤い限定カクテルが販売され、昨年も大好評だったクラフトビールや hide「ぷりぬい」人形、hideの専属ヘアメイクが監修したシャンプーセット、hide をイメージした着物の展示等、ライブの合間も楽しめる場所がいくつも用意されている。桃知みなみこの日のチケットは、早々にSOLD OUT。ファンがフロアを埋め尽くした頃、トップバッター・OBLIVION DUSTがステージに登場した。静かな中にも炎が燃えているような前半から徐々にヘヴィネス全開となるドラマティックな「限界破裂」、ソリッドなスピード・チューン「In Motion」と最初にOBLIVION DUST 流に昇華したhideのナンバーを2曲演奏。一気に観客の心をわしづかみにする。続けてオリジナルを3曲プレイしたのち、「ハッピーバースデー、hide、グッナイ」と短いMCを残して、メンバーはステージを降りた。OBLIVION DUSTこの日の出演は全8バンド。ステージの転換中には、hideの映像作品が流れた後、出演者から60歳を迎えたhideへのビデオ・メッセージが上映される。真面目にhideへの想いと感謝を切々と語る人がいる一方、ちょっとお酒が入っていい気分でジョークを炸裂させる人と、それぞれのキャラクターが画面越しに伝わってきて、とても興味深い。そして、誰もが「hideのことが大好きなんだ」ということが言葉の端々ににじみ出ていて、胸アツである。CHIROLYN白い緞帳が開き、Chirolynのライブが始まる。椅子に座ってベースを抱えたChirolyn+ギター、ドラムの3人バンド。リズミカルなギターとドラムに、Chirolynのかすれたボーカルが独特のレイドバックした雰囲気をかもし出している。軽妙なトークで来年のhide with Spread Beaverワンマンライブへの抱負を語ったあとは観客の手拍子で盛り上がる「暇乞い」、ラップをプラスしたソウルフルな「PINK SPIDER」と、Chirolynワールド全開。hide with Spread Beaverの怪人ベーシストともロザンナさんとも違う、心地よい大人のステージを見せてくれた。CHIROLYN映像タイムのあと、緞帳が開くとステージ中央にギターを持ったCUTTが1人。いつもは3人バンド・SPEED OF LIGHTSでの出演だが、今日は1人でPCを駆使しての演奏だ。初っ端に映像が出ないハプニングがあり、いったん PC を止めてステージ上でスタッフと緊急会議。「ごめんなさい、もういっぺんやらせてください。せっかく作ってきたんだもん、みんなに見てもらいたい」と、CUTTが正直にいうと、客席から「がんばれー」「どんまい!」とあたたかい声援が飛ぶ。機材が復活してあらためてライブが始まると、X JAPAN風にアレンジした「Rocket Dive(X Japan Like ver.)」、hideのために作った新曲「Indescribable」とこだわりがつまった楽曲を披露。現役大学生でYouTube番組「47歳のキャンパスライフ」を始めた自称hideファミリーバラエティ班の面目躍如となるトラブルにめげない楽しいステージを展開した。CUTT緞帳の前で、hideの相棒・INAのDJ TIME。hideとは誕生日が1日違いなので、「ハッピーバースデー、hideアンド俺!」と歌いながら登場し、1曲目は会場をあおり「CELEBRATION」。1人では心細いからと桃知みなみとパンザブロウをステージに呼び込んで「子 ギャル」を振りつきで披露したり、お客さんをステージにあげたりとアットホームでファンとの距離の近いDJタイムである。「次がラスト」といったあと、当然緞帳のうしろからバースデーケーキが登場するお決まりのサプライズも。ラストの「ever free」ではINAもマイクで歌を口ずさんだり、hideのバースデーをさらに盛り上げる演出たっぷりのDJ TIMEだった。INA緞帳が上がると、ステージバックの大型スクリーンに猫のアップが映し出されている。DIEの愛猫ビビである。そして、両手を広げてステージに登場した DIEがピアノを弾きながらゆったりとした「Prelude」を演奏。『hide Birthday Party』ではグランドピアノで弾き語りをしたり、眠りを誘うアルバム『CHILL OUT PIANO』を発表したりと、ここ近年はリラックスできる音楽を奏でることが多かったDIE。2曲目の「FLAME」をピアノを弾きながら歌い始めたので、今年もその路線かなと思いきや、途中で突然ギターを弾きながら PATA が登場した。「ちょっとずるして、PATAさんを呼んじゃいました。あと2曲、DIEが今やっているハードな曲を聴いてください」といって、ベースとドラムも参加してバンド編成でプレイ。最後はhideとの出会いを曲にした「Alright Ever Love」で締めくくった。DIEDIE / PATAPATA続いて、ZEPPET STORE。「ハッピーバースデー、hide」といいながら、木村がギターを弾きながら「FLAME」を歌い始める。『hide Birthday Party』では何回も演奏しているこの曲を、木村は淡々とした中に情熱を感じさせる奥深い歌声で響かせる。hide が「ZEPPET STORE から影響を受けて作った」と公言している曲だけに思い入れも強いと思うが、その後に演奏するオリジナル曲も同じく濃厚なグルーヴで、バンドとしての勢いとまとまりを思う存分に発揮していた。いつもステージが終わった後にハッピーな気持ちになれるZEPPET STOREが、今回特に満足度が高かったのは現在ツアー中ということも関係しているかもしれない。ZEPPET STOREそして、hide with Spread BeaverのメンバーであるKIYOSHIとJOEに、ベースのRyotaを加えたスリーピースバンド・MADBEAVERS。SEにのってステージに登場したKIYOSHIが「ハピハピハッピーバースデー」と空に向かって叫び、スピード感たっぷりな演奏が始まる。3人が自由に熱を発散しているような演奏なのに、音のかたまり感がすごいのがとても心地よい。2年前の『hide Birthday Party』ではサポート(助っ人)だったRyotaが昨年正式メンバーになり、今年は3年目。お兄さんふたりにもまれながらスリーピースバンドの重厚さを担うようになり、バンド全体の勢いが増しているのは頼もしい限りだ。MADBEAVERS長丁場のコンサートのトリを務めたのは、defspiral。hide with Spread Beaverのメンバーよりも1世代以上若い彼らだが、hideのミュージカルやホログラムライブでの演奏など、hideにまつわる多くのシーンで⾳楽を担当してきた。TAKAがMCで「⽇本で⼀番hideさんの曲をカバーしてきた」と話していたように、それが揺るぎない⾃信となり、バンドとしての圧巻の存在感となっている。「DOUBT」「ever free」というhideの代表曲を最初と最後に配し、中盤には会場中がひとつになってジャンプするキラーチューン「MASQUERADE」を演奏して、『hide Birthday Party』の本編最後を貫禄⼗分に締めくくった。defspiralその後、defspiralがステージに残り、⽊村世治(ZEPPET STORE)、TAKA(defspiral)、CUTTの通称STCが出演者をステージに呼び込む。まず最初は、hide with Spread Beaverのメンバー。なんと全員が⾚いちゃんちゃんこと⾚い帽⼦、⽩い扇⼦という還暦スタイル。hide with Spread Beaverは、hideと年齢が近いメンバーが多いので、みんな揃って還暦前後なのである。来年のワンマンライブに対しての抱負を聞かれると、「会場が広いので⾛れるかどうか⼼配ですが、がんばります」(K.A.Z)「去年の最後のライブがすごく良いライヴだったので、それを越すようなライヴをめざします。みんな来てね」(JOE)「みんながハッピーになれるライブ、hide with Spread Beaverってカッコいいんだなって思ってもらえるようなライヴになるように、がんばります!」(KIYOSHI)と、口々に熱い想いを語っていた。その後、今日の出演者が全員ステージに登場し、ALL CAST SESSION。なぜかPATA1人だけ赤いちゃんちゃんこの背中のロゴが「X JAPAN」なのに、メンバーもファンも大喜びである。そして、全員でhideに届くように「ハッピーバースデー」を合唱した後、「CELEBRATION」「TELL ME」というおなじみのナンバーで、長時間に渡り楽しく盛り上がったパーティは幕を閉じた。2000年から毎年欠かさず行われてきた『hide Birthday Party』。ここ数年はチケット発売後、かなり早いタイミングでSOLD OUTになっている。今年は、夏の段階ですでに売り切れてしまっていた。長年のファンに加え、新しいファンも増えていることがその理由とのこと。この場所に来れば志が同じ仲間がいるという絶対的な安心感があるうえ、他には類を見ない長時間イベントのスタイルが観客にも定着してきて、それぞれ楽しむ方法を身につけてきていることが人気の秘密にも思える。来年の春には、hide特別企画展『PSYCHOVISION hide MUSEUM Since 2000』FINAL横浜開催も決定。そして、hide Memorial dayの5月2日(金)・3日(土)には、hide with Spread Beaverのワンマンライブが収容人数10,000人の東京体育館にて2日間開催と、2025年の60th Anniversaryもhideファミリーの疾走はスピードを増していきそうである。Text:大島暁美Photo:Hitomi Katada (LINKSOLU,Inc.) / Hiroyuki Ueno (LINKSOLU,Inc.)【公演情報】『hide Birthday Party 2024』2024年12月8日(日) 神奈川・川崎 CLUB CITTA’<ライブ情報>hide Memorial Day 2025hide with Spread Beaver“REPSYCLE”〜Life is still going on!! 〜2025年5月2日(金)東京・東京体育館開場 17:00 / 開演 18:002025年5月3日(土・祝) 東京・東京体育館開場 14:00 / 開演 15:00【チケット情報】■VIP指定席(FCのみ):38,000円(税込)※アリーナ前方席+VIP限定・オリジナルグッズ付き(当日会場でお渡し)■全席指定一般指定席:13,200円(税込)U18指定席:6,600円(税込)■親子シート(スタンド席限定)大人:13,200円(税込)子供(18歳未満):6,600円(税込)特設サイト<リリース情報>hide生誕60周年記念 永久保存版スペシャルBOX『REPSYCLE〜hide 60th Anniversary Special Box〜』発売中特設サイト公式サイト
2024年12月09日hide率いる”7人の怪人たち”によるバンド「hide with Spread Beaver」によるワンマンライブが、hideの命日である2025年5月2日(金) と3日(土・祝) に東京・東京体育館で開催される。これまでhide with Spread Beaverのワンマンライブは、色褪せることなくステージを縦横無人にかけまわるhideのボーカル&映像と、オリジナルメンバーの生演奏が共演する”雲の上のhideとの二元中継”という唯一無二のスタイルで行われてきた。今回のワンマンライブは、hide生誕60周年を記念して2024年5月2日に発売されたスペシャルBOX『REPSYCLE(リサイクル)〜hide 60th Anniversary Special Box〜』のリリースを記念して開催。hideが制作途中で突然永眠したことから未完とされていた3rdアルバム『Ja,Zoo』の完全版を含む、『REPSYCLE』に収録された最新リマスター版のオリジナル・アルバム3枚からセットリストが組まれ、最新のテクノロジーでアップグレードされたステージが展開される。またスペシャルゲストとして、PATA(X JAPAN)も出演する。チケット先行は11月20日(水) 正午よりスタートしており、hideオフィシャルファンクラブ“JETS”会員が対象となる。なお2024年12月13日(金) にhideが生誕60周年を迎えることを記念して、2025年にかけて「hide 60th Anniversary プロジェクト」が続々と展開されている。<公演情報>hide Memorial Day 2025hide with Spread Beaver“REPSYCLE”〜Life is still going on!! 〜2025年5月2日(金)・3日(土・祝) 東京・東京体育館【チケット情報】■VIP指定席(FCのみ):38,000円(税込)※アリーナ前方席+VIP限定・オリジナルグッズ付き(当日会場でお渡し)■全席指定一般指定席:13,200円(税込)U18指定席:6,600円(税込)■親子シート(スタンド席限定)大人:13,200円(税込)子供(18歳未満):6,600円(税込)■「hideオフィシャルFC先行<JETS PC>」:2024年11月20日(水) 12:00~特設サイト:<リリース情報>hide生誕60周年記念 永久保存版スペシャルBOX『REPSYCLE〜hide 60th Anniversary Special Box〜』発売中特設サイト:公式サイト:
2024年11月20日本書初版発行から6年。 hide生誕60周年記念スペシャルBOX 『REPSYCLE〜hide 60th Anniversary Special Box〜』にて、 遂に完成を迎えた未完の3rdアルバム『Ja,Zoo』。 続いていくhideの世界、そして未来へ。 著者 I.N.A.が思いの丈を「あとがき」として書き足した改訂版。株式会社ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス(本社:東京都豊島区代表取締役:堤 聡)は、改訂版「君のいない世界~hideと過ごした2486日間の軌跡~」を、2024年5月1日に発売いたします。君のいない世界 ~hideと過ごした2486日間の軌跡~■ヤマハの楽譜出版 Sheet Music Store(通信販売)▼4月24日(水)12時~予約開始 先着300枚限定特典、おひとり様3冊までご購入1冊につき怪人カード型栞を1枚プレゼント(栞サイズ:59×148mm)(全3種よりランダム1種、デザインは選べません)※特典デザインは2018年発売当時に使用した同じ画像です。今回の発売を記念して栞としてリデザインしています。■hideメモリアルイベント 『hide Memorial Day 2024』2DAYS会場でも特別販売▼5月1日(水)hide Movies in CINECITTA’※CINECITTA’内 “映画グッズショップ”にてご購入の方が対象です (5/1のみ販売)<映画グッズショップ> ▼5月2日(木)Sing along Live "Hi-Ho!"※イベント会場内にてご購入の方が対象です。チケットをお持ちでない方のご利用いただけません。(5/2のみ)<イベント特設ページ> 当日販売のみ会場特典として1冊ご購入で特製A3ポスターを1枚プレゼント(全4種よりランダム1種、デザインは選べません)※特典デザインは2018年発売当時に使用した同じ画像です。今回の発売を記念してリサイズしています。<作品紹介>1998年5月2日(享年33才)、不慮の事故により志半ばで永眠したX JAPANのギタリストであり、ソロアーティストの“hide”。常に革新的でオリジナリティに溢れたhideの音楽とライブパフォーマンスは、幅広い世代に愛され続け、その人気は、没後26年を経た現在でも衰えることを知らない。彼に魅了された人々は音楽ファンだけにとどまらず、多くのアーティスト達が圧倒的なリスペクトを寄せている。「I.N.A.ちゃんの才能を、俺だけのために使って欲しいんだ」そんなhideの音楽のバックグラウンドには、必ず共同制作者I.N.A.の姿があった。X JAPANのマニピュレーターとしてhideと出会い、彼のソロ活動をはじめ音楽活動のすべてを支え、共に楽曲を作り続けたI.N.A.だけが知る、hideの人柄、音楽に対する真摯な姿勢と想い。これまで誰にも語られることのなかったhideの姿が、いま浮き彫りになる。本書初版発行から6年。hide生誕60周年記念スペシャルBOX『REPSYCLE~hide 60th Anniversary Special Box~』にて、遂に完成を迎えた未完の3rdアルバム『Ja,Zoo』。続いていくhideの世界、そして未来へ。著者 I.N.A.が思いの丈を「あとがき」として書き足した改訂版。<著者プロフィール>I.N.A.(イナ)(hide with Spread Beaver)hideの共同プロデューサー&プログラマー、hide with Spread Beaverのメンバー、またX JAPANのツアーサポートメンバーとして、日本のロック界を裏側から支えてきた音楽プロデューサー。楽曲提供、作詞、作曲、サウンドプロデュース、アレンジ、DJ、その活動は多岐にわたり、様々なアーティストへ唯一無二のサウンドを提供。近年は、映像編集、書籍監修、執筆、グッズデザインなど創作の幅をさらに広げながらマルチに活動している。2022年公開の映画『TELL ME ~hideと見た景色~』では、原案協力や楽曲監修で制作に参加。INA OFFICIAL WEB SITE : 商品詳細君のいない世界~hideと過ごした2486日間の軌跡~定価:2,200円(10%税込)仕様:四六判縦/256ページ発売日:2024年5月1日ISBN:978-4-636-115833商品コード:GTB01101928 「Sheet music store」にてご予約受付中! : お求めは、全国ヤマハ特約楽器店・書店または各オンラインショップまで。【本商品に関するお問い合わせ】(株)ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス ミュージックメディア部問い合わせフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年04月24日本書初版発行から6年。hide生誕60周年記念スペシャルBOX『REPSYCLE〜hide 60th Anniversary Special Box〜』にて、遂に完成を迎えた未完の3rdアルバム『Ja,Zoo』。続いていくhideの世界、そして未来へ。 著者 I.N.A.が思いの丈を「あとがき」として書き足した改訂版。株式会社ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス(本社:東京都豊島区代表取締役:堤 聡)は、改訂版「君のいない世界~hideと過ごした2486日間の軌跡~」を、2024年5月1日に発売いたします。君のいない世界 ~hideと過ごした2486日間の軌跡~<作品紹介>1998年5月2日(享年33才)、不慮の事故により志半ばで永眠したX JAPANのギタリストであり、ソロアーティストの“hide”。常に革新的でオリジナリティに溢れたhideの音楽とライブパフォーマンスは、幅広い世代に愛され続け、その人気は、没後26年を経た現在でも衰えることを知らない。彼に魅了された人々は音楽ファンだけにとどまらず、多くのアーティスト達が圧倒的なリスペクトを寄せている。「I.N.A.ちゃんの才能を、俺だけのために使って欲しいんだ」そんなhideの音楽のバックグラウンドには、必ず共同制作者I.N.A.の姿があった。X JAPANのマニピュレーターとしてhideと出会い、彼のソロ活動をはじめ音楽活動のすべてを支え、共に楽曲を作り続けたI.N.A.だけが知る、hideの人柄、音楽に対する真摯な姿勢と想い。これまで誰にも語られることのなかったhideの姿が、いま浮き彫りになる。本書初版発行から6年。hide生誕60周年記念スペシャルBOX『REPSYCLE~hide 60th Anniversary Special Box~』にて、遂に完成を迎えた未完の3rdアルバム『Ja,Zoo』。続いていくhideの世界、そして未来へ。著者 I.N.A.が思いの丈を「あとがき」として書き足した改訂版。<著者プロフィール>I.N.A.(イナ)(hide with Spread Beaver)hideの共同プロデューサー&プログラマー、hide with Spread Beaverのメンバー、またX JAPANのツアーサポートメンバーとして、日本のロック界を裏側から支えてきた音楽プロデューサー。楽曲提供、作詞、作曲、サウンドプロデュース、アレンジ、DJ、その活動は多岐にわたり、様々なアーティストへ唯一無二のサウンドを提供。近年は、映像編集、書籍監修、執筆、グッズデザインなど創作の幅をさらに広げながらマルチに活動している。2022年公開の映画『TELL ME ~hideと見た景色~』では、原案協力や楽曲監修で制作に参加。INA OFFICIAL WEB SITE : 商品詳細君のいない世界~hideと過ごした2486日間の軌跡~定価:2,200円(10%税込)仕様:四六判縦/256ページ発売日:2024年5月1日ISBN:978-4-636-115833商品コード:GTB01101928 amazonにてご予約受付中! : お求めは、全国ヤマハ特約楽器店・書店または各オンラインショップまで。【本商品に関するお問い合わせ】(株)ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス ミュージックメディア部問い合わせフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年04月12日X JAPANのギタリストで、’98年に亡くなったhideさん(享年33)の弟の松本裕士氏が、11月21日に自身のX(旧Twitter)でファンのお墓参りのマナーについて苦言を呈した。松本氏は、《どうしようか迷いましたが、やっぱり話します》と前置きし、墓前に缶ビールや缶チューハイ、瓶に入ったウイスキー、紙タバコなどが供えられている写真を投稿した。《沢山のお酒や、ジュースの缶、ビン、、ふたを開けたままお墓に置かないでください、開けていない缶も破裂していました、瓶は割れていました、、、沢山虫たちの餌食になっていましたお墓に着いてしまったお酒やジュースの着色がとれません》とお墓の惨状を説明。さらに、《みなさんどうか、何も持って来なくて大丈夫ですから手を合わせるだけでちゃんと伝わりますから頼むお願いします》と理解を求め、《みんな遠い所から来て頂いて、ほんと申し訳ないですが宜しくお願い致します》とファンたちを気遣った。「タバコやお酒が好きだったhideさんを思ってファンの方もお供えをしているのでしょうが、以前からお酒などをかけて墓石が変色したり、あまりにも多くの人が線香やタバコを供えるために香炉が焦げたりするトラブルが発生していました。これまでも自社のホームページでファンに呼びかけていましたが、霊園を利用する一般の方のご迷惑にならないようにということで、今回は苦渋の発信となったようです」(音楽関係者)松本氏の発信には、共感するコメントが多数寄せられている。《片付ける方が大変なんですよねー》《おうちでも仏壇に供えたものはおろして家族で頂きますよね… 屋外なら尚更、放置ダメですね 若いひとにもそれを教えていけると良いですね》《良かれと思ってやってしまう人もいるかと思いますので注意喚起ありがとうございます》《これ放置して行く人いるんだお墓掃除してお線香とお花飾ってお供えして、最後お供えした物は持ち帰るのが当たり前だと思ってた》《やってる人も悪気は無いだけに言いにくいですよね。けど、後の事考えれば持ち帰らないとね。どこでもそうですが、来た時よりも美しく》
2023年11月21日2023年5月2日、ロックバンド『X JAPAN』のYOSHIKIさんがInstagramなどのSNSアカウントを更新しました。5月2日は、YOSHIKIさんら『X JAPAN』のメンバーや、ファンにとって忘れられない日。そう、同バンドのメンバーであるhideさんの命日です。1998年の5月2日に、33歳という若さでこの世を旅立ったhideさん。YOSHIKIさんにとっては、バンドのメンバーであり、仲間であり、友人でした。hideさんが亡くなってから25年の節目に、YOSHIKIさんはこのように想いを明かしています。25年前の今日、Hideが他界した。あの日以来、自分はhideへの想いを込めた曲を、何曲作曲したのだろう..?また会えるその日まで…I still miss you. RIPyoshikiofficialーより引用 この投稿をInstagramで見る Yoshiki(@yoshikiofficial)がシェアした投稿 YOSHIKIさんのメッセージからは、hideさんへの深い愛や、ミュージシャンとしてのリスペクトが伝わってきます。過去にも同様のツーショットを公開し、hideさんの誕生日を祝福していた、YOSHIKIさん。2021年のhideさんの誕生日には、過去に誕生日を祝った思い出にひたりながら「また会う日まで、ロックし続けるしかないよな」とメッセージを送っていました。強い絆が伝わってくる投稿に、心を打たれる人が続出。『X JAPAN』のファンを含む多くの人から反響が上がりました。・hideさんはずっと見守っていると思います。そして、YOSHIKIさんの想いも届いているはず。・YOSHIKIさんの人柄が伝わる、温かいメッセージだなあ。涙が出た。・もう25年も前なのか…。本当に素晴らしいギタリストだった。hideさんへの想いを込めて作った曲は、きっと雲の上まで届いていることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年05月03日7月8日(金)より公開される映画『TELL ME ~hideと見た景色~』の場面写真が到着した。hide の実弟・松本裕士の著書『兄弟 追憶のhide』(講談社文庫刊)をもとに、hideが遺した音楽を世に届けるため奮闘する弟と仲間たちの軌跡を描いた、映画『TELL ME ~hideと見た景色~』。主人公hideの弟で駆け出しのマネージャー・松本裕士(ひろし)役を務めるのは、俳優、歌手、タレントとして映画、テレビ、舞台など多方面で活躍、本作で映画初主演を果たす今井翼。hideと二人で楽曲を制作していた、hideの共同プロデューサー I.N.A.役には、hideのドキュメンタリー映画『JUNK STORY』でナレーションを務めた塚本高史。hide役を演じるのは、ロックバンド「FUZZY CONTROL」のギター&ヴォーカル、そしてソロでも活動するロックギタリストのJUON。レコード会社重役・鹿島役に、声優としても活躍、TVドラマ『最愛』での好演が話題となった津田健次郎。監督・脚本は、『今日も嫌がらせ弁当』の塚本連平が務める。このたび到着した場面写真は全10点。主人公の裕士(今井翼)がhideの音楽を世に届けるため、I.N.A.(塚本高史)を中心とするhide with Spread Beaverのメンバーたちとともに奔走する様子や、hideと裕士兄弟の一面が垣間見える2ショットシーン。さらに、1998年当時の「hide with Spread Beaver appear!!“1998 TRIBAL Ja,zoo”」を再現するため、1年半にわたりパフォーマンスの準備を重ねてきたhide with Spread Beaverによる圧巻のライブシーン、ライブ会場の舞台袖で様々な感情と想いを胸に祈る裕士の姿などが切り取られている。hide本人不在の中、予定されていたアルバムリリースやライブツアーの開催はどうなるのか?hideの意志を継いだ弟と仲間たちの物語をぜひ劇場で見届けてほしい。『TELL ME ~hideと見た景色~』7月8日(金)より公開
2022年06月09日hideの命日にあたる5月2日(月) に神奈川・パシフィコ横浜国立大ホールで開催されたトリビュートライブ『hide Memorial Day 2022 Sing along Live "Hi-Ho!"』のオフィシャルレポートが到着した。X JAPANのギタリスト、ソロアーティストとして音楽シーンに多大なる影響を与え続けるアーティストhide(ヒデ)。1998年に惜しまれつつ永眠、2022年5月2日(月)に、24年目のhide Memorial Dayを迎えた。ここ最近はコロナ禍のため、ファンが楽しみにしているhideの恒例イベントも、配信での開催が続いていた。しかし、今回は、約2年半ぶりとなる有観客ライヴ!パシフィコ横浜国立大ホールで、多くのファンとゆかりのあるアーティストが集まって、華々しく『hide Memorial Day 2022 Sing along Live "Hi-Ho!"』が開催された。タイトルの『Sing along Live "Hi-Ho!"』とは、同じ空間に集まったアーティストやオーディエンスが、今もなお色褪せることなく愛され続けるhideの名曲を、ライヴ演奏と歌声(アーティスト)、ハート(オーディエンス)で歌うライヴイベントのこと。人前で大声を出すことがためらわれるコロナ禍において、新しいライヴの方法論として、以前からhideのイベントでは提唱されている。こんなところにも、常にマイナスをプラスに変えるために次々と斬新なアイデアを思いつき実行してきたhideのスピリッツを感じることができる。会場では、ライヴが始まる前から、桃知みなみがDJで観客を盛り上げている。続いて、OPENINGの映像上映。hideが生誕してからの生い立ちや、歴代続けられてきたhideメモリアルプロジェクトの懐かしい写真の数々を見ながら、ライヴへの期待がどんどん膨らんでいく。桃知みなみ Photo by 上野宏幸 (株式会社LINKSOLU)映像が終わると、いよいよライヴの始まりである。defspiralが爆音で「PSYCHOMMUNITY」を演奏し、イベントのスタートを告げる。広いステージには、バックにスクリーンが3つ。真ん中のスクリーンにはhide、左右の2つにステージ上のアーティストが映し出される。hideと出演アーティストが、時空を超えて共演できるという仕掛けである。defspiral Photo by 上野宏幸 (株式会社LINKSOLU)まずトップバッターとして、hideのイベントには欠かすことのできない3人のヴォーカリストが登場し、「Beauty & Stupid」を熱唱。CUTT(SPEED OF LIGHTS / shame)、TAKA(defspiral)、木村世治(ZEPPET STORE)である。左からCUTT(SPEED OF LIGHTS / shame)、TAKA(defspiral)、木村世治(ZEPPET STORE) Photo by 上野宏幸 (株式会社LINKSOLU)歌い終わると、3人がそれぞれ自己紹介。「今日のイベントでたくさんの曲を演奏させていただきますわたくしのバンドdefspiralです」と、この日は大活躍だったdefspiralのMASATO(Guitar)とRYO(Bass)、そしてこの日サポートドラムをつとめる和樹も紹介される。さらに、『Sing along Live "Hi-Ho!"』の説明もあり、この日のライヴの主旨が観客に伝えられた。YOSHIKI「みんなの想い、僕の想いをhideに届けよう」そして、早くもイベントのハイライト。前日、急遽ライヴ出演が発表になったYOSHIKI(X JAPAN)が、スマホでステージや客席を撮影しながらステージに登場した。白いロングジャケットに身を包んだYOSHIKIは、英語と日本語を織り交ぜながら「24年間、みんながこうして応援してくれて、hideも喜んでると思う。短い時間だけど、みんなの想い、僕の想いをhideに届けよう」と、観客に語りかける。しかし、返事がないことに気がつくと、「声を出しちゃいけないんだ?だったら、スマホの灯りをつけて」といい、「紅」のメロディをピアノで奏で始めた。YOSHIKI(X JAPAN) Photo by 笠井 銑衣智音にあわせて、無言で光の灯ったスマホを振る観客。続く「HURRY GO ROUND」では、YOSHIKIのピアノにあわせて、hideの歌声が響く。歌詞がスクリーンに映し出され、きっと観客も心の中で大合唱していたに違いない。演奏が終わると、「また会おうね」と名残惜しそうに何度も手を振りながら袖に向かい、最後に深々と客席にお辞儀をしてYOSHIKIはステージをおりた。Photo by 宮脇 進続いて、GRANRODEOのKISHOWとe-ZUKAが登場。defspiralの3人を従えて、「TELL ME」「BACTERIA」の2曲をプレイ。KISHOWはマイクスタンドを回しながら歌い、e-ZUKAはhideのギターとユニゾンしているようなプレイを笑顔で披露していた。GRANRODEO Photo by 上野宏幸 (株式会社LINKSOLU)「50% & 50%」のハードなイントロと共に登場したのは、CUTT。最初に「50% & 50%」のハンドサインをお客さんに説明して、演奏が始まった。お客さんと一緒に楽しもうとするCUTTのサービス精神で、会場はさらにヒートアップ。間奏で「MASATO先生!」と紹介されたMASATOがスリリングなギターソロを披露し、歌うCUTTもとても楽しそうだ。CUTT Photo by 上野宏幸 (株式会社LINKSOLU)ドキッとする「うそつき」というイントロの一言のあと、重いビートが炸裂して、「DOUBT」の演奏が始まる。hideのダークサイドな世界観を、TAKAがハードに表現。エッジの効いた音と歌声が、会場に炸裂する。暗いステージ+赤い照明と、スクリーンの中と実際のステージの照明をリンクさせているのが印象的だ。TAKA Photo by 上野宏幸 (株式会社LINKSOLU)続いて、木村世治が「FLAME」を歌い始めると、ステージの上の空気が一変する。ZEPPET STOREからインスピレーションを得てhideが作ったというこの曲を、ZEPPET STOREの木村が情感たっぷりに歌いあげる。木村世治 Photo by 上野宏幸 (株式会社LINKSOLU)ピンクのヘアに黒いマスクの松岡充(SOPHIA)が歌うのは、「ROCKET DIVE」。黒にイエローラインのパーカーというスクリーンのhideと同じ衣装に身を包み、まるで3つのスクリーンに3人のhideがいるようだ。間奏終わりで、ステージから飛び降り、会場を走り回る動きもhideを彷彿させ、会場の隅々まで盛り上げていた。松岡充(SOPHIA) Photo by 上野宏幸 (株式会社LINKSOLU)Ryuji、HAKUEI(PENICILLIN)の2人から成るバンドプロジェクトThe Brow Beatは、「DICE」「ピンク スパイダー」を妖艶に披露。タイプの違う2人のヴォーカルが豪華絢爛な打ち掛けを羽織り、迫力いっぱいに激しくも退廃的な世界を表現した。The Brow Beat Photo by 上野宏幸 (株式会社LINKSOLU)The Brow Beat Photo by 上野宏幸 (株式会社LINKSOLU)ここで、15分の休憩・換気タイム。この時間を使って、会場内にブース出展として参加した「メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン」「Team-K」「NPO法人若者メンタルサポート協会」のメンバーが、ステージから活動の告知。ブースでは募金活動や援助資金のための書損じハガキ回収、ボランティアグッズ販売など、こんなところにも、社会貢献運動に積極的に参加していたhideのスピリッツが受け継がれていることを感じられる。続いて、CUTT、西崎ゴウシ伝説(Calmera)、ゲッターズ飯田、チャンス大城によるSpecial Talkが始まった。自らhideの大ファンであることを公表しており、普段からhideのマニアックな話をしているというCUTTと西崎ゴウシ伝説は、コロナ以前には2人でトークショーをやっていたこともあったという。高校生時代にXのコピーバンドをしていたチャンス大城は、芸人として挫折した時に「ROCKET DIVE」を聞き再び夢に向かってチャレンジすることを決めたと熱く語る。ゲッターズ飯田はhideの性格や運気を占い、「今年の夏は非常にいいので、映画もきっといいでしょう」と嬉しい報告をしてくれた。左からCUTT、チャンス大城、ゲッターズ飯田、西崎ゴウシ伝説(Calmera) Photo by 上野宏幸 (株式会社LINKSOLU)笑顔の中オールキャストで披露された「Hi-Ho」ライヴのインターミッション的な4人のトークが終わるとステージにCUTTが1人残り、「音楽に戻しましょう。わたくしの仲間を呼びたいと思います」といって、TAKAと木村世治をステージに呼び込む。「こんなコーナーもあっていいんじゃないかと思って、アコースティックをやりたいと思います」と言い、演奏が始まったのは、「LEMONed I Scream」。木村がギターを弾き、3人がそれぞれのスタイルで想いをこめて歌う。ラストでは、スクリーンに映るhideそしてhideバンドのメンバーと一緒にボックスステップも披露し、ほのぼのとした雰囲気を醸し出していた。hideと同じ迷彩色のパーカーを着て、「横浜、遊ぼうぜ!」と登場したのは柩(NIGHTMARE)。ソロ活動でヴォーカルをとる時もギターは必ず持っている彼が、この日はギターを持たずに「BACTERIA」を熱唱。「まだまだいけますか、横浜!」と客席をあおり、ラストは「hideさん、サイコー!ありがとうございました」と敬愛するhideへの想いを爆発させていた。柩(NIGHTMARE) Photo by 上野宏幸 (株式会社LINKSOLU)「はじめまして、JUONです」と挨拶し、ギターを持って「ROCKET DIVE」を歌ったのはJUON。ミュージシャンとしてのキャリアは長い彼が、2022年7月8日(金) に全国上映が決定した映画『TELL ME 〜hideと見た景色〜』ではhide役を演じている。hideファンの前で初めて演奏することは相当なプレッシャーもあったと思うが、ステージの端まで行ってお客さんをあおったり、MASATOとRYOと3人並んで演奏したりと、伸び伸びとプレイしている。ラストは、「We love hide!」とシャウトし、観客から大きな拍手を浴びていた。JUON Photo by 上野宏幸 (株式会社LINKSOLU)袖から楽しそうにスキップしながら出てきた綾小路 翔(氣志團)が歌うのは、「ever free」。観客の盛り上げ方はさすがで、本人が楽しみながら歌っていることが伝わってくる。曲が終わってからも、「こんばんはー。アクアラインを超えて、ハマにやってきました。俺とhideさんの共通点は、千葉の伝説ジャガーさん(日本のロックスター、とくに千葉県を中心に活躍し絶大なる人気を誇る)の知り合いということです」と、巧みな話術で会場を盛り上げていた。綾小路 翔(氣志團) Photo by 上野宏幸 (株式会社LINKSOLU)hideが海外ミュージシャンと結成したバンドzilchの楽曲「ELECTRIC CUCUMBER」のPVが流れて、センターマイクの前にJ(LUNA SEA)がベースを持って立っている。hideはもちろん、zilchのメンバーとも親しいJだからこそ表現できる「ELECTRIC CUCUMBER」の力強い歌声と演奏である。J(LUNA SEA) Photo by 上野宏幸 (株式会社LINKSOLU)「みんな、盛り上がってるかー?ここから見る景色は、本当にすごいね。俺たちLUNA SEAは、hide兄に本当に世話になった。どれだけ時間がたっても、変わらないものがあるって、お前ら、ここで証明しないか?hide兄は、派手なことが大好きだった。きっと、今日は喜んでいると思うよ」。まるでhideに話しかけているようなMCである。「力強い助っ人を、呼びたい」といって、Jが呼び込んだのはTAKA。「11年前(TAKAと共演して)ロックミュージカルをやった。サイコーだった。あの曲、いこうぜ」といって演奏が始まったのは、「ピンク スパイダー」である。JとTAKAが交互に歌い、defspiralが演奏するというスタイルに、ミュージカル「ピンク スパイダー」の舞台を思い出した人もいたことだろう。左からJ(LUNA SEA)、TAKA(defspiral) Photo by 上野宏幸 (株式会社LINKSOLU)「たくさんの曲を心の中で歌ってきたと思いますが、次の曲はhideさんと一緒に心の中で歌ってください」というMCで、MASATOがアコギを弾き始めた曲は「GOOD BYE」。真ん中のスクリーンには歌詞が出ていて、観客が心の中で「Sing along」できるコーナーである。TAKAがhideの有名なMC「遊び足りねーよー!」を叫び、いよいよライヴもクライマックス。「いよいよこの方の登場です」との声で、上手から登場したのは言わずと知れたhideの盟友PATA(X JAPAN / Ra:IN)。ひずんだノイズをハウリングさせて、印象的な「CELEBRATION」のイントロフレーズが響き渡る。PATAが黒いレスポールを弾き、CUTT、木村、TAKAがエネルギッシュにステージ上を動きながら歌う。左から木村世治、PATA(X JAPAN / Ra:IN) Photo by 上野宏幸 (株式会社LINKSOLU)「すごい一日だね、hideさんがいて、YOSHIKIさんがいて、PATAさんが来てくれて。やっとだね、有観客。2年半ぶり」としみじみと語る木村。観客を目の前にして、ステージ上のアーティストは誰もが本当に嬉しそうな表情である。そして、PATAがギターをゴールドのレスポールに持ち替えて、「MISERY」が演奏された。PATA(X JAPAN / Ra:IN) Photo by 上野宏幸 (株式会社LINKSOLU)「皆さん、楽しんでますか?最後は、スペシャルゲストのみなさんを呼び込みたいと思います」のMCにあわせて、この日ステージを彩ってくれたアーティストが名前を呼ばれて次々と登場。ラストは銀色のテープが客席を舞う中、オールスターキャストで「Hi-Ho」が演奏される。ステージ上のアーティストも、会場の観客も、みんな笑顔、笑顔。ライブ配信の視聴者もそれぞれの場所からhideへの想いを馳せたことだろう。全国から3000人以上のファンが集まった3時間に及ぶステージは、ハッピーオーラ全開で、幕を閉じた。「また会いましょう!」Photo by 上野宏幸 (株式会社LINKSOLU)次は、今年の夏に公開予定の映画『TELL ME 〜hideと見た景色〜』である。この日もライヴの休憩時間中などスクリーンで何回か予告編が流れていたが、約1分の短い予告編を見るだけでも楽しみが爆発しそうである。Text by 大島暁美<イベント情報>hide Memorial Day 2022 Sing along Live "Hi-Ho!"5月2日(月) 神奈川・パシフィコ横浜国立大ホールセットリストM1. PSYCHOMMUNITY / defspiralM2. Beauty & Stupid / 木村世治(ZEPPET STORE)・TAKA(defspiral)・CUTT(SPEED OF LIGHTS / shame)M3. HURRY GO ROUND / YOSHIKI(X JAPAN)※hide本人のVocalと同期演奏M4. TELL ME / GRANRODEOM5. BACTERIA / GRANRODEOM6. 50% & 50% / CUTTM7. DOUBT / TAKAM8. FLAME / 木村世治M9. ROCKET DIVE / 松岡充(SOPHIA)M10. DICE / The Brow BeatM11. ピンク スパイダー / The Brow Beat※Special Talk / CUTT、西崎ゴウシ伝説(Calmera)、ゲッターズ飯田、チャンス大城M12. LEMONed I Scream / 木村世治・TAKA・CUTTM13. BACTERIA / 柩(NIGHTMARE)M14. ROCKET DIVE / JUONM15. ever free / 綾小路 翔(氣志團)M16. ELECTRIC CUCUMBER / J (LUNA SEA)M17. ピンク スパイダー / J (LUNA SEA) & TAKAM18. GOOD BYE/ defspiral ※hide本人のVocalと同期演奏M19. CELEBRATION / PATA(X JAPAN / Ra:IN)& 木村世治・TAKA・CUTTM20. MISERY / PATA (X JAPAN / Ra:IN)& 木村世治・TAKA・CUTTM21. Hi-Ho / ALL CAST【出演アーティスト】※順不同hideCUTT(SPEED OF LIGHTS / shame) / 木村世治(ZEPPET STORE) / TAKA(defspiral) / defspiral<Special Guest>YOSHIKI(X JAPAN) / J(LUNA SEA) / PATA(X JAPAN / Ra:IN) / 綾小路 翔(氣志團) / 松岡充(SOPHIA) / GRANRODEO / JUON / The Brow Beat / 柩(NIGHTMARE)<Talk Guest>西崎ゴウシ伝説(Calmera) / ゲッターズ飯田 / チャンス大城<DJ>桃知みなみ※5月8日(日) 23:59まで本公演の模様をアーカイブ配信中。詳細はこちら:『hide Memorial Day 2022』特設サイト:『hide Memorial Day 2022』公式Twitter:<映画情報>映画『TELL ME 〜hideと見た景色〜』7月8日(金) 全国ロードショー映画『TELL ME 〜hideと見た景色〜』本ビジュアル (C)2022「TELLME」製作委員会出演:今井翼 / 塚本高史 / JUON / 津田健次郎 ほか映画『TELL ME 〜hideと見た景色〜』本予告映画公式サイト:映画公式Twitter:映画公式Instagram:<展覧会情報>PSYCHOVISION hide MUSEUM Since 20006月20日(月) まで愛知・金山南ビル(旧名古屋ボストン美術館)で開催中10:00~19:00まで ※最終受付18:30『PSYCHOVISION hide MUSEUM Since 2000』キービジュアル (C)HEADWAX ORGANIZATION CO.,LTD.【チケット情報】一般:1,600円(税込)中高生:700円(税込)小学生以下:無料(保護者同伴必須)※会場で当日券をご購入の方はピクチャーチケットでのお渡しとなります。ピクチャーチケットは数量限定のため、なくなり次第終了となります。各プレイガイドで販売しているチケットはピクチャーチケット仕様ではございません。『PSYCHOVISION hide MUSEUM Since 2000』ピクチャーチケット (C)HEADWAX ORGANIZATION CO.,LTD.お問い合わせ:PSYCHOVISION hide MUSEUM Since 2000 名古屋製作委員会TEL:052-331-9966(受付10:00~18:00)『PSYCHOVISION hide MUSEUM Since 2000』公式サイト
2022年05月04日hideの実弟の著書を基に描く、hideさんが遺した音楽を世に届けるため奮闘する弟と仲間たちの軌跡『TELL ME ~hideと見た景色~』の公開日が7月8日(金)に決定。予告編と本ビジュアルも公開された。完成した予告編は、hide&裕士兄弟の子ども時代から幕を開ける。「TELL ME」と「ROCKET DIVE」にのせて、伝説のロックミュージシャンhideの急逝後、今井翼演じる弟でマネージャーの裕士が兄の意志を継ぎ、彼の音楽を世に届けるため、I.N.A.ら仲間たちと奔走する姿が描かれている。また、映画館:ムビチケカード型前売券、メイジャー:ムビチケカード型前売券(通販)、ムビチケオンライン(デジタル映画前売券)が、明日4月29日(金・祝)より発売される。『TELL ME ~hideと見た景色~』は7月8日(金)より全国にて公開。「兄弟 追憶の hide」は5月2日(月)より電子配信開始。(cinemacafe.net)■関連作品:TELL ME ~hideと見た景色~ 2022年夏、公開予定©2022「TELLME」製作委員会
2022年04月28日hideの特別企画展『PSYCHOVISION hide MUSEUM Since 2000』が、本日4月22日より愛知・金山南ビル(旧名古屋ボストン美術館)でスタートした。X JAPANのギタリスト「HIDE」として、そしてソロアーティスト(hide with Spread Beaver / zilch)として日本の音楽シーンに多大な影響を与え続けるhide。『PSYCHOVISION hide MUSEUM Since 2000』はhideの23回忌にあたる2020年のメモリアルプロジェクト「hide The 23rd Memorial」の一環として新たな視点で構成された企画展。昨年東京・西武池袋本店で行われた東京会場では、新型コロナ感染拡大対策により入場規制が行われた中、全国から約1万人が訪れた。企画展では、hideが「人間の精神性(アナログ)と科学技術(デジタル)の融合」を意味する言葉として、自身の世界観の言語化=造語に使用した「PSY(+単語)」の表現にこだわり、場内は時系列に沿った形ではなく、「hideの多面にわたる魅力の醍醐味」をカテゴリごとに体感できる5つのゾーンで構成され、幼少期からロックへの目覚め、初めて結成したバンド横須賀サーベルタイガー・X JAPAN・ソロ活動と、アーティストhideが誕生し、世界を魅了するまでのゆかりある品々を紹介。“hideが見据えた未来”をテーマに展開される。(C)HEADWAX ORGANIZATION CO.,LTD.(C)HEADWAX ORGANIZATION CO.,LTD.オフィシャルマネジメント事務所・HEADWAX ORGANIZATION CO.,LTD.が保管・管理してきた貴重な資料の中から、hideが実際に着用した衣装や愛用ギターをはじめ、誰もが一度は耳にしたことがあるであろう名曲の直筆歌詞など、hideの体温と唯一無二の世界観を感じる貴重な「実物」だけを展示。またヴィジュアルに徹底的にこだわったhideを撮り続けた世界的に活躍するフォトグラファー・管野秀夫氏の全面協力による、圧倒的な作品たちの展示と共にhideとの撮影エピソードが語られる。そして、令和版『hide MUSEUM』の新たな試みとして、ARアプリを使用したフォトスポットが設けられるなど「現在進行形のhide」が体感できる展覧会となっている。今回の名古屋会場では、東京会場で展示された衣装が一部差し替えられるほか、hide愛用のギターが新たに追加展示されている。(C)HEADWAX ORGANIZATION CO.,LTD.(C)HEADWAX ORGANIZATION CO.,LTD.<展覧会情報>PSYCHOVISION hide MUSEUM Since 20006月20日(月) まで愛知・金山南ビル(旧名古屋ボストン美術館)で開催中10:00~19:00まで ※最終受付18:30『PSYCHOVISION hide MUSEUM Since 2000』キービジュアル (C)HEADWAX ORGANIZATION CO.,LTD.【チケット情報】一般:1,600円(税込)中高生:700円(税込)小学生以下:無料(保護者同伴必須)※会場で当日券をご購入の方はピクチャーチケットでのお渡しとなります。ピクチャーチケットは数量限定のため、なくなり次第終了となります。各プレイガイドで販売しているチケットはピクチャーチケット仕様ではございません。『PSYCHOVISION hide MUSEUM Since 2000』ピクチャーチケット (C)HEADWAX ORGANIZATION CO.,LTD.お問い合わせ:PSYCHOVISION hide MUSEUM Since 2000 名古屋製作委員会TEL:052-331-9966(受付10:00~18:00)『PSYCHOVISION hide MUSEUM Since 2000』公式サイト<イベント情報>hide Memorial Day 2022 Sing along Live "Hi-Ho!"5月2日(月) 神奈川・パシフィコ横浜国立大ホールOPEN17:00 / START18:00『hide Memorial Day 2022 Sing along Live "Hi-Ho!"』キービジュアル (C)HEADWAX ORGANIZATION CO.,LTD.【出演アーティスト】※50音順hide / CUTT(SPEED OF LIGHTS / shame) / 木村世治(ZEPPET STORE) / TAKA(defspiral) / defspiral【スペシャルゲスト】※50音順GRANRODEO / PATA(X JAPAN / Ra:IN) / 松岡充(SOPHIA) / 綾小路翔(氣志團) / JUON / and more...特設サイト:<映画情報>映画『TELL ME 〜hideと見た景色〜』2022年夏 全国ロードショー映画『TELL ME 〜hideと見た景色〜』ポスター画像 (C)2022「TELLME」製作委員会映画公式サイト:
2022年04月22日hideの特別企画展『PSYCHOVISION hide MUSEUM Since 2000』が東京に続き名古屋でも行われることが決定。4月22日より愛知・金山南ビル(旧名古屋ボストン美術館)で開催される。X JAPANのギタリスト「HIDE」として、そしてソロアーティスト(hide with Spread Beaver / zilch)として日本の音楽シーンに多大な影響を与え続けるhide。『PSYCHOVISION hide MUSEUM Since 2000』はhideの23回忌にあたる2020年のメモリアルプロジェクト「hide The 23rd Memorial」の一環として新たな視点で構成された企画展。なおhideの生まれ育った神奈川県・横須賀市に存在した『hide MUSEUM』は、2005年に惜しまれつつ閉館するまでに延べ50万人のファンが訪れた。企画展では、hideが「人間の精神性(アナログ)と科学技術(デジタル)の融合」を意味する言葉として、自身の世界観の言語化=造語に使用した「PSY(+単語)」の表現にこだわり、場内は時系列に沿った形ではなく、「hideの多面にわたる魅力の醍醐味」をカテゴリごとに体感できる5つのゾーンで構成され、幼少期からロックへの目覚め、初めて結成したバンド横須賀サーベルタイガー・X JAPAN・ソロ活動と、アーティストhideが誕生し、世界を魅了するまでのゆかりある品々を紹介。“hideが見据えた未来”をテーマに展開される。オフィシャルマネジメント事務所・HEADWAX ORGANIZATION CO.,LTD.が保管・管理してきた貴重な資料の中から、hideが実際に着用した衣装や愛用ギターを初め、誰もが一度は耳にしたことがあるであろう名曲の直筆歌詞など、hideの体温と唯一無二の世界観を感じる貴重な「実物」だけを展示。またヴィジュアルに徹底的にこだわったhideを撮り続けた世界的に活躍するフォトグラファー・管野秀夫氏の全面協力による、圧倒的な作品たちの展示と共にhideとの撮影エピソードが語られる。そして、令和版『hide MUSEUM』の新たな試みとして、ARアプリを使用したフォトスポットが設けられるなど「現在進行形のhide」が体感できる展覧会となっている。展覧会のメインヴィジュアルはフォトグラファー・管野秀夫氏の写真をもとに、国内外、ジャンルを問わず多岐にわたり活躍しているアーティストの澁谷忠臣氏によるアート作品で、hideの名曲「ピンク スパイダー」からインスパイアを受け特別に描き起こされた。今回の名古屋会場では、2021年に東京・西武池袋本店で行われた東京会場で展示された衣装が一部差し替えられるほか、hide愛用のギターが新たに追加展示される。なお通常の展覧会で行われる“キャプションを多用した展示”での密状態を緩和するため、あえて文字での表現は削減し、「hideの軌跡と体温」を肌で感じていただけるレプリカではない“本物”の展示にこだわり、hideとのひとときを安心して過ごせるよう配慮されている。チケットは3月18日10時より前売券の発売がスタートする。<展覧会情報>PSYCHOVISION hide MUSEUM Since 20004月22日(金) ~6月20日(月) 愛知・金山南ビル(旧名古屋ボストン美術館)10:00~19:00まで ※最終受付18:30【チケット情報】特典付前売券:2,000円(税込) ※限定2,000枚一般:1,400円(税込)中高生:500円(税込)※当日券は+200円※会場で当日券をご購入の方はピクチャーチケットでのお渡しとなります。ピクチャーチケットは数量限定のため、なくなり次第終了となります。各プレイガイドで販売しているチケットはピクチャーチケット仕様ではございません。お問い合わせ:PSYCHOVISION hide MUSEUM Since 2000 名古屋製作委員会TEL:052-331-9966(受付10:00~18:00)『PSYCHOVISION hide MUSEUM Since 2000』公式サイト
2022年03月15日一般財団法人渡辺記念育成財団(=代表理事・渡邊万由美トップコート代表取締役、渡辺プロダクション代表取締役社長)は、ボーカルグループ・GReeeeNのHIDEをクリエイティブディレクターに迎え、新たなプロジェクト『EverWonder』を立ち上げる。このプロジェクトは、エンタテインメント業界やスポーツ業界の第一線で活躍する人たちから刺激を受ける機会、自分の可能性に向き合える機会、小さな成功体験を積み重ねながら夢を目標に変えられる機会を創出していくというもの。『EverWonder』を立ち上げるために、HIDEのほか、日本テレビのドラマプロデューサー・福井雄太氏、漫画原作者の樹林伸氏、スポーツ庁長官の室伏広治氏などを招き、ディスカッションを重ねてきた。今回のプロジェクトを推進する人を、2018年に立ち上げた奨励・育成事業「みらい塾」の5期奨励生として募集。「人々の心の導火線を発火させる新たなエンターテインメント」をテーマにアイデアソンを開催し、アイデアを提案された人を「みらい塾5期奨励生」として選出。その後、約1年間にわたり現役のプロデューサーを含むゲスト講師からの課題に挑戦しながら、『EverWonder』の実現に取り組む。アイデアソンへの参加申込は、24日正午まで。詳細は、ホームページにて。
2022年02月03日今井翼が、1998年に急逝したhideの実弟を演じ『TELL ME~hideと見た景色~』で映画初主演。塚本高史、JUON、津田健次郎が共演する。その葬儀には約5万人が訪れ、日本中が早すぎる別れに涙した日本を代表するロックミュージシャン、hide。制作途中だったアルバム、そしてすでに決定していた全国ツアーや数々のスケジュール…。本人不在という異例の状況の中、hideのパーソナルマネージャーを務める弟ヒロシは、hideの意志を形にすべく、hideの共同プロデューサーI.N.A.をはじめとする仲間たちとともに、多くの困難を乗り越えていく。hideさんの実弟・松本裕士の著書「兄弟 追憶のhide」(講談社文庫刊)を基に、hideが遺した音楽を世に届けるため奮闘する弟たちの軌跡を描いた本作。I.N.A.による「君のいない世界~hideと過ごした2486日間の軌跡」(ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス刊)も原案協力。主人公hideの弟・ヒロシ役を務めるのは、本作で映画初主演を果たす今井翼。歌手、俳優、タレントとしてテレビや舞台など多方面で活躍。映画では、『終わった人』(18)、『彼女が好きなものは』(21)に続いて、今回初の主演を務める本作で、駆け出しのマネージャーながら、本人不在のhideプロジェクトを実現すべく奔走するhideの実弟を演じる。hideの共同プロデューサー・I.N.A.役には、『木更津キャッツアイ』シリーズほか多くの映画やドラマに出演、hideのドキュメンタリー映画『JUNK STORY』(15)でナレーションを務めた塚本高史。hideと二人三脚でソロ楽曲の制作を行い、hide with Spread BeaverのメンバーでもあったI.N.A.は、弟ヒロシを支える存在となる。hide役を演じるのは、女優りりィを母に持ち、ロックバンド「FUZZY CONTROL」のギター&ヴォーカル、そしてソロでも活動するロックギタリストのJUON。そしてレコード会社重役・鹿島役は、2020年度「第15回 声優アワード」で主演男優賞を受賞するなど人気声優として活躍、ドラマ「最愛」(21)での好演が話題となった津田健次郎が演じる。今井翼/ヒロシ役「生徒手帳にX JAPANの写真を入れていた」僕は中学生のときにX JAPANを通してhideさんのカリスマ性に魅了されました。世代問わずファンの心に生き続ける唯一無二のアーティスト、hideが遺したものは色褪せることはないと僕も思い続けています。弟であり、更にはアーティストhideのマネージャーとして、純粋で真っ直ぐに生きる彼の姿を誰よりも近くで見てきた裕士さんの想いや意志を胸に、丁寧に描かせていただきます。中学の生徒手帳にX JAPANの写真を入れていた自分が、この様な機会をいただけることは信じられません。hideさん、裕士さんに感謝して皆様に心からお届け致します。是非ともご期待ください。よろしくお願い致します。塚本高史/I.N.A.役「hideちゃんを近くに感じられたら」hideは、僕が小学生の頃に出会った永遠のロックスター。オファーを頂いた時、俺しかいないと思ったのはもちろん、hideちゃんを近くに感じられたらいいなと思いました。I.N.A.ちゃんの存在はhideのファースト・ソロアルバムの時から知っていて、hideのかっこいい音楽を一緒に作った人。I.N.A.ちゃんに寄せようという気持ちもありますが、僕が感じてきたもの、見てきたもの、自分で調べて知ったものをそのままぶつけたいと思います。監督とディスカッションしながら、みんなで恥ずかしくないものをhideちゃんに届けたい。これからhideを知る方々にも、hideはこんなに素敵な人だったというのが伝わる作品を届けられればいいなと思います。JUON/hide役「同じギタリストとして感じる全てを全力で注ぎたい」今回、この映画のお話を頂き、心から光栄に思います。嬉しいとか最高とかのキャパを超えすぎて、今の気持ちを言葉にするのは困難ですが、同じギタリストとして感じる全てを全力で注ぎたいと思っています!I.N.A.さんと楽曲制作をさせて頂いた事があるんですが、僕がギターを弾いて、スタジオで二人で「いいじゃーん」とか「ちょっと違うなー」ってやり取りしていた記憶が今、疑似体験だったかのような不思議な気持ちになります。僕たちの心に寄り添ってくれるhideさんの音楽を聞いて、まるで学生の頃みたいに部屋で汗だくでギター弾いて、弦が切れて、また弦を張って、歌っています。皆様、楽しみにしていて下さい。津田健次郎/レコード会社重役・鹿島役「今、彼の物語は、音楽はどう響く」90年代を駆け抜けたhideさんの映画。今、彼の物語は、音楽はどう響くのでしょう。どんな映画になるのか僕も楽しみにしております。まずは自分の役割をしっかり果たせるように最善を尽くします。どうぞ宜しくお願い致します。『TELL ME~hideと見た景色~』は夏、公開予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:TELL ME ~hideと見た景色~ 2022年夏、公開予定©2022「TELLME」製作委員会
2022年01月19日2022年夏に公開される映画『TELL ME ~hideと見た景色~』のキャストが発表された。本作はhideの実弟・松本裕士の著書『兄弟 追憶のhide』(講談社文庫刊)をもとに、hideが遺した音楽を世に届けるため奮闘する弟たちの軌跡を描く。1998年、日本を代表するロックミュージシャンhideが急逝。葬儀には約5万人が訪れ、日本中が早すぎる別れに涙し社会現象になった。制作途中だったアルバム、さらに既に決定していた全国ツアーや数々のスケジュール……。本人不在という異例の状況の中、hideのパーソナルマネージャーを務める弟ヒロシは、hideの意志を形にすべく、hideの共同プロデューサー・I.N.A.をはじめとする仲間たちとともに、多くの困難を乗り越えていく。主人公hideの弟・ヒロシ役を務めるのは、本作で映画初主演を果たす今井翼。歌手や俳優、タレントとしてテレビや舞台など多方面で活躍。映画では、『終わった人』(2018年)、『彼女が好きなものは』(2021年)に続き、初の主演を務める本作で、駆け出しのマネージャーながら、本人不在のhideプロジェクトを実現すべく奔走するhideの実弟を演じる。hideの共同プロデューサー・I.N.A.役には、『木更津キャッツアイ』シリーズほか多くの映画やドラマに出演、hideのドキュメンタリー映画『JUNK STORY』(2015年)でナレーションを務めた塚本高史。hideと2人3脚でソロ楽曲の制作を行い、hide with Spread BeaverのメンバーでもあったI.N.A.は、弟ヒロシを支える存在だ。hide役を演じるのは、女優りりィを母に持ち、ロックバンド「FUZZY CONTROL」のギター&ヴォーカル、そしてソロでも活動するロックギタリストのJUON。レコード会社重役・鹿島役には、2020年度「第15回 声優アワード」で主演男優賞を受賞するなど声優としても活躍、ドラマ「最愛」(2021年)での好演が話題となった津田健次郎が務める。キャストからのコメントは以下の通り。<今井翼:ヒロシ役>僕は中学生のときにX JAPANを通してhideさんのカリスマ性に魅了されました。世代問わずファンの心に生き続ける唯一無二のアーティスト、hideが遺したものは色褪せることはないと僕も思い続けています。弟であり、更にはアーティストhideのマネージャーとして、純粋で真っ直ぐに生きる彼の姿を誰よりも近くで見てきた裕士さんの想いや意志を胸に、丁寧に描かせていただきます。中学の生徒手帳にX JAPANの写真を入れていた自分が、この様な機会をいただけることは信じられません。hideさん、裕士さんに感謝して皆様に心からお届け致します。是非ともご期待ください。よろしくお願い致します。<塚本高史:I.N.A.役>hideは、僕が小学生の頃に出会った永遠のロックスター。オファーを頂いた時、俺しかいないと思ったのはもちろん、hideちゃんを近くに感じられたらいいなと思いました。I.N.A.ちゃんの存在はhideのファースト・ソロアルバムの時から知っていて、hideのかっこいい音楽を一緒に作った人。I.N.A.ちゃんに寄せようという気持ちもありますが、僕が感じてきたもの、見てきたもの、自分で調べて知ったものをそのままぶつけたいと思います。監督とディスカッションしながら、みんなで恥ずかしくないものをhideちゃんに届けたい。これからhideを知る方々にも、hideはこんなに素敵な人だったというのが伝わる作品を届けられればいいなと思います。<JUON:hide役>今回、この映画のお話を頂き、心から光栄に思います。嬉しいとか最高とかのキャパを超えすぎて、今の気持ちを言葉にするのは困難ですが、同じギタリストとして感じる全てを全力で注ぎたいと思っています!I.N.A.さんと楽曲制作をさせて頂いた事があるんですが、僕がギターを弾いて、スタジオでふたりで「いいじゃーん」とか「ちょっと違うなー」ってやり取りしていた記憶が今、疑似体験だったかのような不思議な気持ちになります。僕たちの心に寄り添ってくれるhideさんの音楽を聞いて、まるで学生の頃みたいに部屋で汗だくでギター弾いて、弦が切れて、また弦を張って、歌っています。皆様、楽しみにしていて下さい。<津田健次郎:レコード会社重役・鹿島役>90年代を駆け抜けたhideさんの映画。今、彼の物語は、音楽はどう響くのでしょう。どんな映画になるのか僕も楽しみにしております。まずは自分の役割をしっかり果たせるように最善を尽くします。どうぞ宜しくお願い致します。『TELL ME ~hideと見た景色~』2022年夏公開
2022年01月19日hideの誕生日を祝うライブイベント『hide Birthday Party 2021』が12月11日に開催され、そのオフィシャルライブレポートが到着した。X JAPANのギタリストとして、ソロアーティストとして日本の音楽シーンに多大なる影響を与え続ける「hide(ヒデ)」。師走に入った12月11日(土) 、12月13日の誕生日に先駆けて恒例となっている『hide Birthday Party 2021』 が今年も開催された。新型コロナウイルス感染は落ち着きを見せているものの、昨年に続き、今年も無観客・配信ライヴである。今年の出演はhideにゆかりのあるアーティストばかりで、お馴染みの顔ぶれ。だが、どの出演者も常に進化し続けるパフォーマンスを見せてくるので、毎年、このパーティーのライヴはとても楽しく興味深い。名曲揃いのhideの楽曲を自分たちなりにアレンジして聞かせてくれたり、オリジナルの楽曲演奏ではバンドの成長を見せてくれる。既に年末の風物詩的なイベントライヴになっているので、「このライブを観なければ年を越せない」と思っているファンも少なくないことだろう。オープニングはDJ浅井博章のMCで、今日のラインナップを紹介。バンドのプロフィールやhideとのエピソードなどを説明してくれるので、何の予備知識がなくてもすぐにイベントの雰囲気になじむことができる。DJ浅井の「パーティーの準備はできていますか?」という高らかな声で、ライヴがスタートした。トップバッターは、CUTT率いるSPEED OF LIGHTS。宇宙服を着た斬新なビジュアルで、宇宙バンドとして独特の世界観を見せてきた彼らが、今回テーマに選んだのはhideの楽曲からインスピレーションを得た「宇宙犬ラッシーの冒険物語」。自身のオリジナル曲とhideの楽曲を交互に演奏し、映像も交えながら、ラッシーのストーリーを展開していく。SPEED OF LIGHTS暴れるラッシーを表現するのは「D.O.D.」(Drink or Die)、地球に帰る時に演奏するのは「ever free」。hideの楽曲を自分なりの解釈で新しい物語に紡ぎ出すCUTTの自由な発想と、SPEED OF LIGHTSの軽快なロックがとても心地よい空間を創りだしている。「映像とストーリー性があるステージが気に入っているので、来年はもっとやっていきたい」とCUTTが抱負を語った後に、彼らは新曲「Birth Everywhere」を披露。スペイシーでポジティブなこの曲を引っさげて、彼らは来年また新たな一歩を踏み出すのだろう。SPEED OF LIGHTS二番手は今年15周年を迎え、6月にはアニバーサリーライヴを行った4人組heidi.。DJ浅井の「とことん楽しんでいきましょう」という紹介に、メンバーも気合十分に手をたたきながら登場する。1曲目は、2019年にリリースされたハードな曲調の「一瞥」。五弦ベースがたたき出す重いリズムと、どこか懐かしさを感じる叙情的なメロディが、不思議な個性を放っている。デビュー時から演奏力には定評があった彼らだが、15年間国内外でライヴバンドとして活動を続けてきただけあって、円熟味さえ感じる圧倒的なプレイである。heidi.ノリのいい「泡沫」では、カメラの向こうで応援してくれているファンに届けとばかりに、義彦(Vo)が「とべとべとべとべ」とhide定番のあおりをシャウト。「今日は配信という形で観てもらっていますが、勝手ながら来年はみなさんと会えるように、heidi.、頑張っていきます」というMCのあと、彼らがラストに演奏したのは、hideの「ピンク スパイダー」。力強い歌声と一体感のある熱い演奏から、彼らの底力が伝わってくるステージだった。heidi.続いて登場したZEPPET STOREは、hideの「FLAME」のカヴァーからスタート。全員が椅子に座って、ゆったりと演奏をしている。hideのアルバムにも参加していたドラムスのYA/NAが、昨年、病気のためドラマーを引退。この日は、エレドラムパッド、ストンプボックス等を駆使して、リズムトラッカーとしてイベント参加となった。そのため、演奏曲はネオアコースティックバージョンのセットリストになっていた。ZEPPET STOREhideが惚れ込んだ声の持ち主である木村世治(Vo)が、ステージ真ん中でアコースティックギターを抱え、柔らかい表情で表現力豊かに歌っている。テンポのゆるい静かな曲が多く、すべてを包みこむようなあたたかな空間が醸し出されている。静かな中にも情熱が感じられるのは、歌詞がしっかりと胸に伝わってくるからだろう。木村も「来年はまた有観客でできることを、楽しみにしています」とMCでいい、ラストの「GOOD BYE」をしっとりと歌い上げた。ZEPPET STORE盟友PATAらの出演、そしてメモリアルプロジェクト再開の発表そして、DJ浅井がひときわ大きな声で紹介したのが、自身も12月12日に誕生日を迎えるI.N.A.(hide with Spread Beaver)、そしてPATA(X JAPAN)。ゲストミュージシャンはJOE(hide with Spread Beaver)という豪華メンバーである。PATA(X JAPAN)JOE(hide with Spread Beaver)I.N.A.がレコードを逆回転させてノイズを発すると、PATAがアコースティックギターを奏で、JOEがパーカッションをたたき始める。曲は「HURRY GO ROUND 」。hide Vocal Take 2のスペシャルバージョンである。I.N.A.(hide with Spread Beaver)スクリーンには、hide、PATA、JOE、I.N.A.が並んでいる懐かしい写真が、映し出されている。I.N.A.がリズムをとりながらDJマシンを操り、PATAがゆったりとギターを弾き、JOEが真剣な表情でパーカッションをたたき、hideの歌声が響く。1曲だけの特別なパフォーマンスだった。最後は、hideイベントには欠かせない実力派defspiral。今年の春に行われた10周年記念ツアーを最後にドラムスのMASAKIが脱退したため、この日はJOEがゲストドラマーとして彼らをサポートした。TAKA(Vo)は、「defspiralは3人でやってますが、今日はこの方の力をお借りしてます。正直、ドキドキワクワクです」と、嬉しそうにMC。華やかな演奏を得意とするdefspiralに、派手なドラミングのJOEのプレイはとてもマッチしていて、勢いのあるステージが爽快である。defspiralさらに、「子 ギャル」「DICE」とタイプの違うhideの曲を続けて演奏し、自分達の芯はしっかり持ちながら多種多様な楽曲をこなしていく力量も見せつけた。ラストは壮大なミディアムバラード「GALAXY」を演奏し、シンプルながらも骨太なロックサウンドで、ステージを締め括った。defspiraldefspiralの演奏が終わった後、TAKAがイベントの全出演者をステージに呼び込む。全員セッションの曲は、「TELL ME」。奇しくも、この日に来年夏公開が発表になった映画のタイトル曲だ。イントロで銀テープが放たれ、ミラーボールが回り、出演ミュージシャンは誰もが笑顔である。「hideさん、ありがとう!」こうして、『hide Birthday Party 2021』は、ハッピーな空気が満ちあふれる中、来年の再会を誓って幕を閉じた。ライヴが終わった後、配信では「ROCKET DIVE」「ピンク スパイダー」「ever free」3曲のスペシャルバージョンのMVが流れた。3曲共、世の中に出ているMVとは違う、アザーカットで構成されているという凝り方。こんなところからも、お客様を喜ばせるために常に120%の努力を惜しまなかったhideのスピリッツを感じることができる。最後に、配信視聴者へ、「2022年、延期されていたhideメモリアルプロジェクトが再び狼煙(のろし)をあげます」というメッセージが流れた。その大きな柱である映画『TELL ME ~hideと見た景色~』が、2022年夏に公開されることが発表された(配給:KADOKAWA)。当時、hideのパーソナルマネージャーを務め、現在はhideオフィシャルマネジメント事務所の代表を務める実弟・松本裕士による物語を映画化。松本裕士著「兄弟 追憶のhide」(講談社文庫刊)をもとに、主人公である弟・ヒロシがhideの共同プロデューサー I.N.A.とともに、hideが遺した音楽を世に送り出すまでの軌跡が描かれる。監督は、『ドラゴン桜』(05)『時効警察』シリーズ(06-07/19)『都市伝説の女』(12-13) ほか数多くの人気ドラマの演出を手がけ、『着信アリ2』(05)『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』(08)『今日も嫌がらせ弁当』(19)『僕と彼女とラリーと』(21) など映画でも活躍中の塚本連平。12月13日hideの誕生日に先立ち、NYと東京を拠点に活動し、Instagramフォロワー27.8万人を誇る人気イラストレーター、目黒ケイ氏が手がけたhideのイラストを使用した、hideビジュアルも初解禁された。詳細は公式サイトで随時公開されるので要チェックだ。『TELL ME ~hideと見た景色~』メインビジュアル (c)2022「TELLME」製作委員会『hide Birthday Party 2021』の模様は12月12日(日) 18:00〜12月19日(日) 23:59までアーカイブ配信されるので、リアルタイムでご覧いただけなかった方も、hideにまだ触れたことがない方もぜひ体感していただきたい。そして、色褪せることなく「現在進行形」で輝き続けるhideの最新情報にも引き続き注目していきたい。文:大島暁美<配信情報>『hide Birthday Party 2021』2021年12月12日(日) 18:00〜12月19日(日) 23:59まで視聴チケット発売中【出演】※アルファベット順hide / defspiral+JOE(hide with Spread Beaver)/ heidi. / I.N.A.(hide with Spread Beaver)/ PATA(X JAPAN)/ SPEED OF LIGHTS / ZEPPET STORE特設サイトオフィシャルウェブサイト<作品情報>映画『TELL ME ~hideと見た景色~』2022年夏 公開決定監督:塚本連平原作:松本裕士「兄弟 追憶のhide」(講談社文庫刊)原案協力:I.N.A.「君のいない世界〜hideと過ごした2486日間の軌跡」(ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス刊)映画『TELL ME』ティザー映像公式サイト公式Twitter公式 Instagram
2021年12月12日4人組ボーカルグループ・GReeeeNが、明石家さんまが企画・プロデュースする劇場アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』(6月11日公開)のエンディングテーマを書き下ろしたことが明らかになった。曲名は「たけてん」で、さんまが命名した。以前からさんまと交流のあったGReeeeN。「たけてん」という楽曲名は、さんまからHIDEへ5つほど案を出した中からこの楽曲名が選ばれた。GReeeeNはこの楽曲について「ひょんなことから、さんまさんが出逢った『漁港の肉子ちゃん』という素敵な作品。ボクたちGReeeeNも作品を読ませて頂き、楽しみながら曲づくりに向かいました!『たけてん???』と皆さまの脳内でなっていることと思います。それで合ってます(笑) この『たけてん』という曲のタイトル、なんと!!さんまさんにつけていただきました!!!! 頭の中で、『たけかんむり』に、天ぷらの『天』と書いてみてください。ある文字が浮かんできたのではないでしょうか。笑わせたい誰かが居る、笑って欲しい誰かが居る。そして幸せになって欲しい人が居る。そんな気持ちを込めました!」と説明。さんまは「この曲は、僕の若い頃のテレビとか雑誌とかの情報を集めて、僕のことを調べつくして書いてくれたそうで。頭が下がる思いです。楽曲名は5つぐらい、HIDEに案を送ったんです。 僕が『笑い』に拘っているのをHIDEが汲み取って『他のタイトル案も有難いのですが「たけてん」が呼んでます』と。それで『たけてん』に決まりました」と語っている。また、主題歌が、さんまの最愛の曲であり「人生の教科書」だと語る吉田拓郎の名曲「イメージの詩」に決定。この楽曲の歌唱に、10才の人気子役・稲垣来泉(いながきくるみ)が抜てきされた。なお、この楽曲のサウンドプロデュースもGReeeeNが担当した。さんまが直木賞作家・西加奈子の小説に惚れ込み企画・プロデュースした本作は、漁港の船に住む訳あり母娘・肉子ちゃんとキクコの秘密が紡ぐ感動のハートフルコメディ。『ドラえもんのび太の恐竜 2006』(06)、『海獣の子供』(19)の渡辺歩氏が監督を務め、圧倒的クオリティと世界観で多くのファンを持つSTUDIO4℃がアニメーション制作を手がける。肉子ちゃんの声を大竹しのぶ、娘・キクコの声をCocomiが務め、花江夏樹や下野紘、吉岡里帆、マツコ・デラックスらも声優として参加する。明石家さんま、GReeeeNのコメントは以下の通り。■明石家さんま(企画・プロデュース)GReeeeNのHIDEとは以前から交流があって、仲の良いメンバーと食事のときに、冗談でHIDEに、映画の曲書いてもらおうとなったけど、その場で流れていて。しばらくしてから、「映画の曲やらせていただいていいですか?」とHIDEのほうから言ってきてくれて。この曲は、僕の若い頃のテレビとか雑誌とかの情報を集めて、僕のことを調べつくして書いてくれたそうで。頭が下がる思いです。楽曲名は5つぐらい、HIDEに案を送ったんです。僕が「笑い」に拘っているのを HIDE が汲み取って「他のタイトル案も有難いのですが『たけてん』が呼んでます」と。それで「たけてん」に決まりました。■GReeeeN(主題歌サウンドプロデュース、エンディングテーマ担当)ひょんなことから、さんまさんが出逢った『漁港の肉子ちゃん』という素敵な作品。ボクたちGReeeeNも作品を読ませて頂き、楽しみながら曲づくりに向かいました!曲をつくり始める前の段階から、さんまさんと何度もお話をし、映画の情景を思い浮かべながら、エンディングテーマの「たけてん」という楽曲になったわけですが、、、「たけてん???」と皆さまの脳内でなっていることと思います。それで合ってます(笑)この「たけてん」という曲のタイトル、なんと!!さんまさんにつけていただきました!!!!頭の中で、「たけかんむり」に、天ぷらの「天」と書いてみてください。ある文字が浮かんできたのではないでしょうか。(正確には「天」ではないのですが。。)笑わせたい誰かが居る、笑って欲しい誰かが居る。そして幸せになって欲しい人が居る。そんな気持ちを込めました!また、主題歌の「イメージの詩」に関しても、サウンドプロデュースという形で関わらせていただきました。オリジナルの吉田拓郎さんへのリスペクトを胸に、さんまさんからの「小さい女の子に歌ってほしい」 というアイデアを受け、編曲の武部さんとも話し合い、曲が完成しました。歌っていただいた、稲垣来泉さんの素敵な真っ直ぐさに胸をうたれました!是非、映画館で音楽にも注目してご覧ください!!!!(C)2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会
2021年04月15日明石家さんまが企画・プロデュースする劇場アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』(6月11日公開)の主題歌が、さんまの最愛の曲であり「人生の教科書」だと語る吉田拓郎の名曲「イメージの詩」に決定。この楽曲の歌唱に、10才の人気子役・稲垣来泉(いながきくるみ)が抜てきされた。吉田の名曲「イメージの詩」を、吉田の盟友・武部聡志が編曲を担い、サウンドプロデュースをGReeeeNが担当。また「小さい女の子に歌ってほしい」というさんまの発案から、この楽曲の歌唱に稲垣が決定した。さんまが声を気にいって選んだという稲垣は、楽曲を歌唱し発表するのは、今回が初めてとなる。さんまが、レコーディングに挑む稲垣へ「ボブ・ディランのように語りかけるように歌ってほしい。10年の人生経験をフルに発揮していただいて」と場を和ませるとGReeeeNのHIDEによる丁寧な歌の指導によって、稲垣は、のびのびと歌の収録を楽しんだ。さんまは、「ドラマ『Jimmy~アホみたいなホンマの話~』の時に実感したことで、自分の体に染み込んだ歌でも、今の時代に伝わるんだというのがわかって『イメージの詩』も、何かしらの形で披露したいと思っていたんです。それで、吉田拓郎さんにご連絡をしてOKをいただいて、『女性に歌ってほしいので、歌詞も変えさせてもらいたい』と伝えたら『いいよ、いいよ、さんまちゃんの自由にして』と。それで、女性目線の歌詞にしようと思って、夜通し考えたけどこの曲は、この歌詞でないとダメだということがわかって。女性に歌ってもらいたいけど、歌詞を変えるのはむずかしいから大人の歌詞を小さい女の子に歌ってもらったらいいんじゃないかと」と経緯を説明。稲垣について、「ものすごい理解力で。クインシー・ジョーンズが、ボブ・ディランに『語るように歌ってくれ』と言ったというエピソードを伝えて、『ボブ・ディランで』と依頼すると『はい。ボブ・ディラン』と、楽譜にメモとってくれたり(笑) 思った以上の『イメージの詩』が出来ました」と称賛し、「この曲が、また世に出てくれることがうれしいです」と喜んでいる。稲垣は「私は歌は好きですが、うまい方ではなく、とても緊張していました。レコーディングの時は、HIDEさんをはじめスタッフの皆さんが、私にわかりやすく『ここは4時間目の体育の時間が終わった時の感じで歌ってね』と学校の教科の時間で表してくれたので、とても歌いやすくて面白かったです。さんまさんもとても褒めてくれました。さんまさんが声で選んでくれた事に自信を持って私は歌いきりました。さんまさんやスタッフの皆さんが、うなずいてくれたので、とても良い歌になっていると思います」とレコーディングを回顧。さんまについて「沢山ほめてくれて、笑わせてくれて休憩の時も優しく沢山お話してくれたので、面白くてずっと笑っていました」と話し、HIDEについても「初めてお会いした時、オーラがとても出ていて、すぐHIDEさんかなぁと思いました。ちょっと緊張していたら、HIDEさんから話しかけてくれてとってもうれしかったです。初めてのレコーディングも緊張しないでできました」とコメント。「HIDEさんもさんまさんもいーっぱいお話してくれて、凄く楽しかったので、また沢山お話をしたいです」と語った。また、エンディングテーマは、さんまと交流のあったGReeeeNの書き下ろし楽曲「たけてん」に決定した。「たけてん」という楽曲名は、さんまからHIDEへ5つほど案を出した中からこの楽曲名が選ばれた。さんまが直木賞作家・西加奈子の小説に惚れ込み企画・プロデュースした本作は、漁港の船に住む訳あり母娘・肉子ちゃんとキクコの秘密が紡ぐ感動のハートフルコメディ。『ドラえもんのび太の恐竜 2006』(06)、『海獣の子供』(19)の渡辺歩氏が監督を務め、圧倒的クオリティと世界観で多くのファンを持つSTUDIO4℃がアニメーション制作を手がける。肉子ちゃんの声を大竹しのぶ、娘・キクコの声をCocomiが務め、花江夏樹や下野紘、吉岡里帆、マツコ・デラックスらも声優として参加する。(C)2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会
2021年04月15日劇場アニメ『漁港の肉子ちゃん』の主題歌歌唱を子役の稲垣来泉が担当、エンディングテーマは「GReeeeN」書き下ろし楽曲に決定。両楽曲が挿入された本予告編が公開された。まず本作の主題歌は、企画・プロデュースの明石家さんまの最愛の曲であり「人生の教科書」だと語る、吉田拓郎の名曲「イメージの詩」に決定。これを吉田さんの盟友・武部聡志が編曲を担い、サウンドプロデュースを「GReeeeN」が担当。また「小さい女の子に歌ってほしい」というさんまさんの発案から、「砂の塔~知りすぎた隣人」「TWO WEEKS」『人魚の眠る家』などに出演する稲垣さんが歌唱することに。「私は歌が好きですが、うまい方ではなく、とても緊張していました」とふり返った稲垣さんは、「さんまさんが声で選んでくれた事に自信を持って、私は歌いきりました。さんまさんやスタッフの皆さんが、うなずいてくれたので、とても良い歌になっていると思います」とコメントを寄せている。楽曲についてさんまさんは「今回、10歳の稲垣来泉ちゃんに歌ってもらったんですが、ものすごい理解力で。クインシー・ジョーンズが、ボブ・ディランに『語るように歌ってくれ』と言ったというエピソードを伝えて、『ボブ・ディランで』と依頼すると『はい。ボブ・ディラン。』と、楽譜にメモとってくれたり(笑)思った以上の『イメージの詩』が出来ました」と自信をみせた。そして、「GReeeeN」が本作のためにエンディングテーマ「たけてん」を書き下ろした。楽曲名は、さんまさんからHIDEへ5つほど案を出した中から選ばれたという。「GReeeeN」は「ボクたちGReeeeNも作品を読ませて頂き、楽しみながら曲づくりに向かいました!曲をつくり始める前の段階から、さんまさんと何度もお話をし、映画の情景を思い浮かべながら、エンディングテーマの『たけてん』という楽曲になったわけですが、、、『たけてん???』と皆さまの脳内でなっていることと思います。それで合ってます(笑)この『たけてん』という曲のタイトル、なんと!!さんまさんにつけていただきました!!!!頭の中で、『たけかんむり』に、天ぷらの『天』と書いてみてください。ある文字が浮かんできたのではないでしょうか。(正確には「天」ではないのですが。。)笑わせたい誰かが居る、笑って欲しい誰かが居る。そして幸せになって欲しい人が居る。そんな気持ちを込めました!」とコメントしている。そんな2曲が挿入された映像も今回到着。漁港の船で暮らす肉子ちゃんと娘・キクコの日常が描かれ、二宮、サッサン、マリアら漁港で出会う人々と触れ合う中で笑ったり泣いたり、心を通わせながら歩んでいく姿、下野紘が声をあてるヤモリも登場と、新たなアニメーション映像も満載だ。『漁港の肉子ちゃん』は6月11日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:漁港の肉子ちゃん 2021年6月11日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会
2021年04月15日子どもたちの学校生活の楽しみのひとつ、席替え。今度は誰の隣かな?どんな席になるのかな?ドキドキしながら待っている子も多いです。でもせっかく新しい席になったのに、わが子がなんだかちょっと困っていそう…ということもあると思います。そこで今回は、席替えで困ったとき、「どこまで先生にお願いしていい?」「どんなふうに相談すればいいの?」という点について、元小学校教諭の経験から対処法をお伝えします。視力が弱いなどの配慮が必要なときは「年度初めに」先生が工夫をしながら席を決めている最近の小学校での席替えは担任の先生が座席を決めるのが主流です。年度初めはなんの情報もないので出席番号順で決めますが、2回目からはみんなが落ち着いて授業を受けられるよう、交流関係や個性、身長の高低や学習態度など、さまざまなことを考慮して決めています。学校では自席での学習が多く、隣の席の子とペアワークをしたり、近くの友達と班を作ってグループワークをしたりといった活動も行われるので、座席によって学習環境は大きく変わります。そのため先生たちもいろいろな工夫をしながら座席を決めています。配慮してほしいことは、できるだけ具体的に伝える「視力が弱くて席が前の方でないと黒板の文字が読めない」「掲示物が目に入る場所だと気が散ってしまって学習に集中できない」など、座席の位置に配慮が必要な場合は、年度が始まったらすぐに先生にひと言伝えておくとよいと思います。できるだけ具体的に「2列目までなら見えます」「一番後ろの席だと見えません」と伝えてもらえると分かりやすいです。小学校入学したてなどでどの程度か分からないときは、「視力が弱く、黒板の字が見づらいと言っているので様子をみてほしい」と、言っておくのがいいでしょう。伝える方法は入学前に提出する書類の備考欄に書く、連絡帳に書くなど。もしくは、個人面談や保護者会のときに話しておけば大丈夫です。子どもは自分では先生に伝えられないことも私が小学1年生を担任していたとき、あれこれ考えて席替えをした翌日、一番後ろになった子の保護者から「一番後ろでは黒板の字が見えません」とお手紙をいただいたことがありました。教えてもらったのはありがたかったのですが、席替えをした後に班の目標を決めたりグループの当番を決めたりして、グループの活動をすでにスタートさせてしまっていたので調整するのに苦労しました。子ども自身が先生にその場で言えればよいのですが、なかなかそれを言い出せない子もいます。また、自分の視力が弱いことに気づいていない子もいます。低学年のうちは気になることがあれば、事前に保護者から担任へ様子をみてもらうようお願いしておくといいと思います。「いつも落ち着きがない子の隣にされてしまう」という悩みには時々、「うちの子がいつもお世話係にされている」という保護者の声を聞くことがあります。学校にはいろいろな子どもがいますし、先生ひとりで30人を手厚くみるのは難しいもの。手伝いをしてくれる子の存在はとても頼りになります。そのため、しっかりしている子、落ち着きがある子、マジメな子は、ちょっとお手伝いが必要な子の隣になりがちです。ですが、お手伝いが必要な子のお世話ばかりで自分のことに手が回らないような状態では、保護者が心配されるのもわかります。私が担任のときは、しっかり者の子どもを、ちょっと対応が大変な子の隣にした場合は、次の席替えでは落ち着ける席に…とひとりに負担がかかりすぎないように工夫しながら座席決めをしていました。しかし、保護者が見ると続けて同じようなお世話係を任命されている子どももいるのだと思います。きっと先生はその子なら大丈夫、頼りになると信頼してその席にしているのでしょう。そこで、まずはわが子の様子をよく見てみてください。子ども自身が「それぐらいなんてことない!大丈夫」と思っているようなら成長するチャンスと考えて、見守ってよいと思います。担任の先生に相談するときはただ、あまりにも授業に集中できていなかったり、負担に感じているなと思ったら、担任の先生に相談してみるのがいいでしょう。そのときは「〇〇くんの隣はやめてください」「△△ちゃんの隣にしてください」というお願いの仕方ではなく、「授業に集中できず、困っているようです」「〇〇くんと以前トラブルがあり心配しています」と情報や状況を伝え、様子を見てもらうようお願いすると、先生も対応しやすいのではないかと思います。かかわり方を子どもが学び、教えられることもパパやママが、子どもから話を聞いて「授業中は話しかけられても気にしない」「片づけの仕方を教えてあげる」など、対処法を一緒に考えてあげることで、子ども自身の成長につながる場合も多いです。また、子どもたちは適応力が高いので、「この子が怒っているときは、ひとりにしてあげるのがいいんだよ」「優しく、ひとつずつ教えてあげるとわかるんだよ」など、その子とどんな付き合い方をするとうまくいくのかを学んでいて、先生である私が教えられることも多かったです。座席がかわると学校生活もかわります。子どもたちは新しい友達ができたり、大変な思いをしたり、さまざまな経験をします。親としては「わが子がいい状態でいられること」を最優先に考えますが、いろいろな面を見ながら、保護者と先生が手を取り合って、子どもたちの成長を協力して見守っていけるといいなと思います。<文・写真:ライターHIDE>
2021年02月21日3学期が始まりました。「席替えしたよ!」と話しているお子さんもいるのではないでしょうか。学校生活の中でも「席替え」は意外と人気のイベントです。くじ引きや自分の好きな席にするなどで決めることもありますが、最近では低学年では先生が決めた席に座る方式が取られていることが多いように思います。私が小学校教諭として勤めていたときにも、いろいろと考えながら子どもたちの座席を決めていました。どんなタイミングでするのか、どうして席替えをするのか、どうやって決めているのかなど、今回は席替えの疑問についてお話しします。席替えはどんなタイミングでするの?どうしてするの?席替えをしないとトラブルが増えることも学級の人数や先生の考え方によって様々ですが、席替えは、1か月半~2か月に1回程度行うことが多いのではないかと思います。私の場合は、給食当番が1周したら、日直が1周したら、というようにキリの良いタイミングを決めてやっていました。席替えのタイミングが近くなると「先生、いつやるの~?」と子どもたちから声がかかります。あるとき、行事が重なったり業務が立て込んだりして、座席決めをする時間が取れず、席替えをするのが遅くなってしまったことがありました。今まで特に問題なくその席で過ごしていたので、多少遅くなっても大丈夫だろうと思っていましたが、目に見えて子どもたちが落ち着かなくなっていってしまいました。授業中の私語が増えたり、友達同士のトラブルが多くなったり…。慌てて席替えを行ったら、また子どもたちは落ち着いて学校生活を送るようになりました。それ以降、席替えはなにがあっても予定通りに行うようにしました。新鮮な気分&友達作りにもひと役席替えをすると、まず見る景色が変わります。学校にいる間の多くの時間は自分の席で過ごすので、場所が変わるだけで新鮮な気分で学校生活を送れるようになります。そして隣に座る子、同じ班の子も変わりますので、新たな人間関係をつくることになります。授業では隣の席や同じ班でペアワークをしたり話し合ったりすることが多くあります。いろいろな人と関わることで、いろいろな考え方に触れることができ自分の思考の幅も広がります。また気が合うお友達と知り合えて、一緒に遊ぶことが多くなるなど交友関係も広がっていきます。席はどうやって決めるの?まずは授業中に困らないよう、配慮が必要な子の席を決めます。視力の弱い子はどこまでなら見えるのか確認する、いろいろな刺激が目に入ると勉強に集中できなくなってしまう子は掲示物が目に入りにくい場所にするなどを考えていました。黒板が見えるようにするには身長が低い子は前、高い子は後ろばかりになってしまいますが、机をななめに配置するなど工夫してなるべくいろいろな席に座れるようにしていました。配慮が必要な場合は早めに担任へ座席に関して配慮が必要な場合、早めに担任の先生に相談しておくと対処してもらえると思います。学校では生活班で行う活動も多いので、スムーズに活動できるよう班編成にも配慮します。男女比を同じにしたり、ケンカばかりする子ども同士は離したり、逆に友達ができないと相談を受けた子は気が合いそうな子を同じ班にしたり。手がかかる子にはしっかりした子にフォローに入ってもらい、フォローに入ってもらった子は次の席替えのときには落ち着いた班の席にするなど負担をかけすぎないようにしたり。おしゃべり大好きな子には環境に流されずに学習できる子をペアにする、まわりに頼りがちになってしまう子にはあえて自分のことしかやらない子を隣にする、先生の手助けが必要な子をあえて1か所に固めて、そこを重点的に見るなど、どうしたら子どもたちの学びに効果的か、毎度試行錯誤しながら決めていました。また、なるべく一度隣になった子とは隣にならないように、前回とは場所が同じにならないようになど、そのほかにも気にしなければいけないことが多く、毎回難問のパズルを解いているようでした。新しい席で授業が落ち着いて進んでいくとほっとしたものです。たくさんの友達を関わって学びを深めてほしい現在は新型コロナウイルス感染症対策で、グループワークやペアワークは少ないかもしれません。子どもたちの座席も一人ひとり離れた席になっていると聞きました。とはいえ学校生活は友達との協力なしでは送れません。たくさんのお友達と関わって、いろいろな友達のいろいろな考え方に触れて、たくさんの学びをしてほしいなと思います。<文・写真:ライターHIDE>
2021年01月16日小学生になると、友達同士で外で遊ぶ機会も増え、行動範囲も広がって、親の目の届かないことも多くなっていきます。そうなると安全面が気になるところ。今回は、元小学校教諭の立場から、学校ではどんなことを教えているか、家庭ではなにをするべきかについてお話しします。登下校の仕方や交通ルール学校で習うことまず、入学してすぐに登下校の仕方について警察の方に教えてもらいます。道路では端を歩く、左右や信号を確認し、手を挙げて横断歩道を渡るなど基本的なことを学びます。2・3年生では自転車教室が行われ、自転車の交通ルールについて勉強します。このように学校でも学ぶ機会はありますが、交通ルールは一朝一夕では身につきません。普段から自分で気をつけるように習慣づけるのが大切です。家庭で教えることわが家では小さいうちから、道路を渡るときには自分で安全確認をさせるようにしています。はじめのうちは車が近づいてきているのに「渡れる!」なんて言っていますが、だんだんできるようになっていきます。現在2歳7か月の次男も信号の色を判断したり、車や自転車がきていないか見たりできるようになってきました。小学校1年生の長女には、自転車に一緒に乗っているときに、左側を走ることや曲がり角では減速すること、歩行者を優先することなどを伝えています。子どもたちは大人のやっていることもよく見ていてマネします。大人もこんな運転なら安全だよというお手本になる乗り方をすることが大切ですね。不審者に会ったときは学校で習うこと小学校では、年に1度ほど「セーフティー教室」として、学年に合わせたテーマで、不審者対応・ネットリテラシー・薬物についてなどの学びの場があります。低学年では不審者にあったときはどうするかについて扱う学校が多いと思います。内容は映像を見たり、対応をロールプレイングでやってみたりというもの。おかしいなと思ったらすぐに逃げる、大声を出す、防犯ブザーを鳴らす、大人の人に話すといった行動をとれるような指導を行います。家庭で教えることとはいえ、不審者に会ったときは大人でもとっさに行動するのは難しいもの。そこで、折に触れ、親子で話すことを意識してください。また近所を一緒に歩きながらいざというときに頼れる場所(交番、コンビニなどの商店、学校、お友達の家)などを確認する、人通りの少ない場所や暗い道を確認して、ひとりで行かないようにすることも約束しておくと安心です。私達大人も、見知らぬ子どもでも防犯ブザーが鳴ったら声をかけてみる、夕方近所を散歩してみる(犯罪が多いのは夕方、暗くなるころです)など、地域で防犯意識がもてるようになるといいなと思います。長期休暇の前にも生活指導の場が設けられます。生活習慣の話や健康管理の話もありますが、交通安全についても話があります。学校から「ふゆやすみのおやくそく」のような配布物があると思うので、一緒に読みながら確認できるといいですね。キックボードやスケートボードは道路で乗るのは原則禁止交通ルールの話から、最近よく道路で乗っているのを見かけるようになったキックボードについての話を同僚の先生に聞きました。私は今回教わるまで知らなかったのですが、原則公道で乗るのは禁止とのこと。キックボードはローラースケートやスケートボードと同じでおもちゃの部類に入り、道路で乗ってはいけないことになっています。スケートボードで車の下に入り込んでしまった事故もありました。クリスマスプレゼントやお年玉で購入した人も多いと思いますが、乗る場所や乗り方についての約束をきちんとしておくことをおすすめします。どんなに気をつけていても、ずっと近くで守ってあげたくても、子どもたちはいつかは大人の手を離れていきます。そうなったときに、自分の身は自分で守れるように、日ごろからいろいろな話をしていきたいものです。<文・写真:ライターHIDE>
2021年01月05日この時期、年長さんは就学時健診のお知らせが届いたり、ランドセルを選んだり、少しずつ小学校入学へむけて準備を進めているのではないでしょうか。年が明けてから入学説明会がある家庭では、今の時期どんなことを準備しておけばいいのか、分からないことも多いと思います。今回は元小学校教諭として1年生を担任した経験と、娘を今年度入学させた経験から、今この時期から準備しておくといいなと思ったことをお伝えします。自分のことは自分でできるようにする幼稚園や保育園では先生が手厚くみてくれているかと思いますが、小学生になると「自分のことは自分で行う」のが基本です。最初は持ち物の詳細は学校からのお便りで保護者に連絡されますが、徐々に連絡帳にメモをしたり、先生の話を聞いて自分でそろえていくようになっていきます。体育の時間には体操着に着替えて、洋服はたたみます。夏には水着への着替えもあります。給食の時間には自分たちで盛りつけ、配膳をします。教室の掃除も自分たちで行います。完璧にできるようになっておく必要はありませんが、まるで初めてのことをいきなり学校でやるよりは、どのようなことをするのかをイメージして、少しでも経験しておくと子どもたちも安心なのではないかと思います。自分の持ち物を自分で管理する小学校では準備するものがたくさんあります。国語の授業だけでも教科書、ノート、漢字ドリル、漢字ノート、カタカナノート…とたくさんです。・鉛筆は毎日削っていく・給食で使うランチョンマットは毎日洗ってあるものに替えていく・週の初めには体操着と上履きを持っていく・鍵盤ハーモニカや絵の具を準備するなど、持ち物を準備して管理しなくてはいけません。学校では、忘れ物をしないように、連絡帳に書かせる、絵の具など使う日が決まっているものは何日か前に持ってくるように伝える、どうしたら忘れ物をしないか子どもと話し合うなどいろいろ工夫します。親が準備するのではなく自分でできるようにでも忘れ物をしなければそれでいい、というわけでもありません。子どもたちと話していて気になったのは「どうして忘れたの?」と聞いたときに「お母さんが入れてくれなかったから」と答える子がいたことです。後日お母さんに聞いてみたところ、普段はお母さんがすべて持ち物を準備しているとのことでした。自分で用意をさせておいて、夜こっそり確認して足りないものを入れているという保護者もいました。入学して最初のころはそれでもいいかと思いますが、できれば自分のものは自分で管理できるようにしたいものです。まずは休日のおでかけで練習を幼稚園や保育園に持っていくものを自分で準備できると練習になりますが、朝の忙しい時間では難しいこともあると思います。そこでまずは休日のお出かけの準備をしてみるのはどうでしょうか。最初は一緒に準備をして、何が必要かを確認します。覚えてきたら任せてみましょう。忘れ物をするのも経験のうちです。忘れたときはどう工夫するか、忘れないためにどうするか、考えていけるようになるとよいと思います。わが家の娘は筆箱を忘れたり、水筒を忘れたりとまだちょこちょこ忘れ物をしていますが、体操着も上履きも全部ランドセルに詰め込んで忘れないようにしてみたり、先生にお願いして貸してもらったり、その日はお茶を飲むのをガマンしたり、本人なりに考えて行動しているようです。そういう経験を積んで、自分の持ち物や準備物の管理ができていくと思います。道路の歩き方を練習する今まではどこへ行くのも大人と一緒でしたが、小学校へはひとりで通います。自分の身は自分で守らなくてはいけません。一緒に歩ける今のうちに、安全な道路の歩き方を覚えさせておくと安心です。曲がり角では必ず止まる、道路は端を歩く、信号では曲がってくる車に注意するなど繰り返し伝えて自分で注意できるようになるといいですね。学校への通学路だけではなく、その周辺も歩きながら、暗くて危険な道や通行量が多い道も一緒に確認してみてください。ひとりで出かけるようになると一気に行動範囲が広がります。自転車での移動が多いママやパパもたまには一緒に歩いて近所をお散歩してみてくださいね。お手伝いを通していろいろな経験をしておく学校生活において経験の差が出てくるのが給食や掃除の時間です。給食の配膳は、普段から食事の準備を手伝っている子は手際よくできますが、やっていない子はしゃもじの使い方も知りません。掃除の時間、ほうきを力いっぱい床に押しつけて使う子や雑巾をビショビショのまま使う子もいました。一度もやったことがなければわからなくて当然ですね。家庭でお手伝いをしていると、いろいろなことを学べますのでぜひこの時期からチャレンジさせてみてください。困ったことを自分で伝えるどんなにいろいろ準備しても、いろんなことを経験しておいても、学校生活で困ることはなにかしら出てくるものです。そうなったときに自分で解決していく力も必要です。先生に「トイレに行きたい」と言えずにおもらしをしてしまう子が年に何人かいました。お友達に意地悪されていると言えなくて、大きなトラブルに発展して初めてわかったこともあります。何に困っているのか、どうしてほしいのか、自分で伝えられるようにしておくと学校生活でも安心です。親は子どもが何に困っているか察して何も言われなくても対応できてしまいますが、そこをあえて言葉にして言わせてみましょう。第三者と話す経験として、「お友達のお母さんと話してみる」「病院の先生に自分で症状を伝えてみる」「お店の人に品物の場所を聞いてみる」「図書館で司書さんと話してみる」などの経験をさせるのもいいと思います。相手に自分のことを伝えるのは練習が必要ですので、ぜひ機会をつくってみてください。就学準備というと勉強のことに目がいきがちですが、1年生の勉強はそれほど難しいものではありません。それよりもいろいろなことを経験し、自分のことは自分でやっていけるようにして、自信をもって小学校へ行けるようになってほしいなと思います。<文・写真:ライターHIDE>
2020年11月16日株式会社 フィーゴは、イタリアのスニーカーブランド「HIDE & JACK」と元ドイツ代表のサッカー選手メスト・エジルによるコラボスニーカー「THE CAGE」を阪急メンズ東京・阪急メンズ大阪にて発売いたします。ご購入者にはメスト・エジル直筆のサインを両会場5名、計10名様にプレゼントさせていただきます。「THE CAGE」のデザインコンセプトは、メスト・エジルが貧しかった幼少期にサッカーを始めた、金網で囲まれたサッカー場「Monkey Cage」に由来しています。かかと部分のゴールドの箔はその金網、そしてダークブルーとホワイトレザーのカラーコンビネーションは、彼のルーツであるドイツ・ゲルゼンキルヒェンの街を表現しています。このスニーカーはすべてイタリアの職人の手により1点1点作られています。オリジナルのクロコ型押しレザーや柔らかなカーフレザーもすべてイタリアンレザーを使用しており、100%メイド・イン・イタリーにこだわっています。「THE CAGE」の詳細■品番OZLHBLUWHT/M■価格6万8,000円(税抜)■サイズ40、41、42、43、44■発売日と売り場10月14日(水)より、阪急メンズ東京5F スニーカーワールド10月21日(水)より、阪急メンズ大阪1F 紳士靴売場HIDE & JACK2014年、イタリア・ヴェネト州の中央に位置するトレヴィーゾにて、AlbertoとNicolaによるFranceschi兄弟によって創業したシューズブランド。ブランド名である、HIDE & JACKは、R.L.Stevensonの小説「ジキル博士とハイド氏」に由来。Instagram: Özilメスト・エジルは、ドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州ゲルゼンキルヒェン出身の元ドイツ代表のサッカー選手。シャルケ04、ブレーメン、レアルマドリードなど数々のチームを渡り歩き、現在はプレミアリーグのアーセナルFC所属。Istagram : & JACK日本公式サイト: & JACK日本公式インスタグラム:企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年10月15日秋も深まり、年長さん親子は入学の準備を考える時期ですね。10月~11月、多くの学校で行われる就学時健診。園のママたちの間でも就学時健診が話題にあがることがあるのではないでしょうか。どんなことをするの?準備することは?元小学校教諭の立場から就学時健診についてお伝えします。就学時健診ってどんなことをするの?来年度小学1年生になる子どもたちを対象に行われる健康診断です。住んでいる場所の割り当てになっている学校で行います。公立の学校に通う場合は就学時健診の会場になった学校へ行くことになります。診察を行うのは学校で定められている校医さんです。校医さんは学校の近くでクリニックを開いている先生です。普段、学校にはいませんが、春の健康診断時に学校へきて診察をしてもらったり、感染症が流行ったときに相談にのってもらったりしています。行われるのはいわゆる健康診断で身長や体重の測定、眼科、歯科、耳鼻科、内科の健診、視力検査などをします。学校の先生との面接もあります。健診で知っておくと安心なこと視力検査は練習しておくといい意外と戸惑う子どもが多いのが「視力検査」です。大人と同じく、「C」の空いている方を答える方法で検査します。子どもたちがやる前に、先生がやり方を説明してくれますが、よくわからないまま検査をして、実際の見え方と違った検査結果になることも。自宅で練習しておくとよいと思います。脱ぎ着しやすい普段着で内科健診は洋服を脱いで行いますので、脱ぎ着しやすい服で行きましょう。面接もありますが、かっちりとした服でなく、普段着で大丈夫です。自分で脱ぎ着できるものにしておくのがおすすめです。親子の行動が別になる可能性も学校によっては健診を5年生のお兄さん・お姉さんとまわることもあります。私が勤めていた学校は保護者と一緒にまわってもらいましたが、娘が通う小学校では5年生が連れて行ってくれました。初めての場所でいきなり保護者の人と別々に…だと不安に思ってしまう子もいると思います。事前に「お兄さんやお姉さんとまわるかもしれないよ」と話しておくといいですね。保護者と一緒に回る場合は、話し声の大きさに注意が必要です。健診会場は病院にいるのと同じです。子どもたちが健診に集中できるよう、また校医さんとの話の邪魔にならないように、親も子も静かに待っていてくださいね。実は保護者の声の方が大きいことがありますのでご注意を。先生との面接最後に学校の先生と面接があります。名前を言ってもらったり、誰と来たかを聞いたりなど簡単な質問に答えてもらいます。面接はベテランの先生が担当することが多く、短い時間の中でも目を見て話ができるか、イスに座っていられるか、質問内容にあった受け答えができているかなどを見ています。とはいえテストではないし、子どもたちが緊張していることも分かっていますので、ここでバッチリできなくても大丈夫です。心配なことや不安なことがあれば遠慮なく話してみてください。「特定の子どもとクラスを別にしてほしいなど、クラス編成についての要望を話してもいいの?」と聞かれたことがありましたが、話してみるのは大丈夫です。「過去にこんなトラブルがあったので心配です」と伝えておくとよいと思います。ただ、クラス編成はいろいろな要素を取り入れて決めていかなければいけませんので聞き入れられる確約はありません。焦って情報収集しなくても大丈夫!就学時健診の日に入学説明会を行う学校もあるようですが、年が明けて1月~2月に行う学校もあります。学校生活の詳しいことは入学説明会で分かりますので、焦って情報収集をしなくても大丈夫です。とはいえ、学校の中を見ることができる機会ですので、教室に貼ってある掲示物でどんなことを勉強しているのかを見てみたり、実際に使っている上履きや体育着の袋を見てどんなものを準備するのかを参考にしたりすると、学校生活のイメージがつかめると思います。クラスや学年によって教室の雰囲気も違ってくるので比べてみるのも楽しいですよ。就学時健診は健診という場ではありますが、入学まであまり訪れる機会がない小学校に行くことができるチャンスです。親子ともに学校生活が楽しみになるような機会になるといいなと思います。<文:ライターHIDE>
2020年10月09日私が小学校で1年生の担任をしているときに、保護者からよく相談されていたのが「宿題」に関してです。小学校に入ったばかりのころや新学年になった初めのころは張り切って取り組んでいても、だんだんとやるのを嫌がったり、忘れてしまったり、後回しにしてしまったり…ということが出てくるものです。今回は、宿題の対策と取り組みについてお話しします。低学年の宿題は家庭学習の定着が目的1年生の宿題は、ひらがなの練習、運筆、音読、数字の書き取り、簡単な計算練習といった内容が多いと思います。高学年や中学生のようにやっておかないと授業についていけない…なんてことはなく、やってもやらなくても授業内で十分理解できる子がほとんどです。では、「なぜ宿題が出されるのか」というと、家で勉強をする習慣をつけることが目的です。学年が上がるにつれて、勉強の内容が難しくなり、予習や復習が必要になっていきます。そのときに家庭で学習することが当然になっていると、自分でどんどん勉強を進めていけるようになります。この習慣は、一朝一夕には身につきません。そのため、低学年のうちに短時間から練習しておくのがいいとされています。なので、1年生の宿題の内容自体はそんなに難しいものではなく、自分の力でできるものが中心です。宿題についてのルールは自分で決めさせる宿題は先生との「約束」「やりなさいと言わないと、一向にやらないんです」「毎日、宿題をやるやらないでケンカになってしまいます」そんな相談をよく受けました。毎日そんなやり取りをしていると、子どもも大人もストレスになってしまいますね。まず、「宿題は先生との約束である」ということを説明しましょう。1年生は1週間先、1か月先…という見通しは立てるのが難しいですよね。とはいえ、社会に出れば書類やレポートなど定められた期限までに提出を求められます。その練習として、「次の日までにこの宿題をやってくる」と先生と約束をし、それを守り、期限内に提出することを繰り返していくのです。子どもの考えを尊重しましょう次に、宿題についてのルールを一緒に決めます。一方的に親が「ゲームは宿題が終わってから!」「宿題が終わるまでは遊びに行くの禁止!」などと決めてしまうと、子どもは納得していないので、そのルールを守ることを渋ります。そして親は守らせるために必死になり…ということになりかねません。ルールは子ども主体で決めるのがいいと思います。「宿題はいつやるの?」と聞いて、子どもの考えを尊重します。「おなかがすくとできないから、おやつを食べたらやる」「すぐ終わる宿題だから、夜寝る前にする」「今日は友達と遊びたいから、帰ってからやる」など、子どもなりに考えられると思います。寝る前なんかにしたら、眠くなってできないじゃないか、遊びに行ってからだと忘れてしまうのではないかなど、大人は先を見通してやきもきしてしまうものですが、失敗も含めて、どんどん経験させましょう。サポートは子どもから求められたことだけをやる時間を決めるには、「〇時からやると時間を決める方法」と「〇〇が終わったら(帰ってきたら、夕飯が終わったらなど)とタイミングを決める方法」があります。どう手伝ったらいいかを確認し、言われたことだけ手伝いましょう。タイマーをセットしておいてあげる、忘れていたら1回だけ声をかける…といったように。宿題の時間になったら、親も近くに座って、一緒に過ごしましょう。子どもの勉強を見張るのではなく、自分も本を読んだり、家計簿をつけたり、これを機に資格の勉強をするのもいいですね。もしやらなかったらどうなるかも経験させるそれでもやらなかったら、しつこく声をかけるのではなく、忘れたらどうなるかを経験させましょう。先生に怒られてしまうかもしれません。休み時間にやるように言われるかもしれません。放課後に残ってやることになるかもしれません。次の日の宿題に前日の分のものがプラスされるかもしれません。宿題を忘れたことでどうしようとドキドキするかもしれません。一方でちゃんとやってきたクラスメイトは、先生に褒めてもらえるかもしれません。そして、休み時間は最初からお友達と遊べることでしょう。そういったことを経験したり、先生と忘れないためにどうしたらいいかを話し合ったり、自分でも考えたりしながら工夫して、家庭学習の習慣がついていけばいいと思います。できたときはそれを認める声かけを「今日は自分から宿題をやることができたね」「ひらがなが丁寧に書けたね」「毎日やっているから、音読が上手になったね」など、できたことを認める声かけをしていくと、子どものやる気が引き出されると思います。量が多いときは相談してみるのも一生懸命やっているのに、宿題に時間がかかってほかのことをする時間がないというときは、その子にとって宿題が多すぎるのかもしれません。家庭学習の目安は「学年×10分+10分程度」と言われていますので、1年生は20分ほどです。遊びながらダラダラやっているわけではなく、頑張ってやっているのに、1時間も2時間もかかるようであれば担任の先生に相談してみてもいいと思います。ただ、そのときに「先生の出す宿題の量が多すぎます!」と批判的に言ってしまうと、よかれと思って出している先生はショックを受けてしまいます。そこで、「宿題を一生懸命やっているのに2時間もかかり、寝るのが遅くなってしまいます。どうしたらいいでしょうか」というように、困っていることを具体的に伝えてみてください。当然ながら、宿題は子どもを苦しめるために出しているのではなく、学力をつけてほしいと願って出しているものです。上手につきあって、家庭学習の習慣を身につけ、将来につなげていけるといいなと思います。<文・写真:ライターHIDE>
2020年09月24日お子さんたちは、元気に学校に通っていますか?わが家の小学1年生の娘は、学校が再開されてから毎日楽しそうに通っています。保護者のみなさんは、わが子が学校ではどう過ごしているのかな?と気になることも出てきたのではないでしょうか。学校によって時期は異なりますが、夏休み前から夏休み中にかけて個人面談が行われるところが多いように思います。個人面談は、子どもたちの学校での様子を知るチャンスです。個人面談ってどんなことを言われるの?何を話せばいいの?という人のために、今回は元小学校教諭の立場から個人面談についてお伝えします。先生から伝えたいこともちろん、先生によって話す内容は異なりますが、基本的には学校での様子、学習の定着具合、授業態度などをお伝えしていきます。普段使っているノートや図工などで作った制作物、テストなどを実際に見せてお話しすることもあります。高学年になってくると学習のことがメインになりますが、低学年のうちは給食の時間のことや休み時間の様子、掃除の時間のことなど、学校生活全般について話します。ただ、先生も数十人をひとりで見ていますので、問題なく過ごしている子は「特に問題なく、楽しそうに過ごしています」程度で終わってしまうことも。本当にそうなの?家とは違う!と思うこともあるかもしれませんが、学校での顔と家での顔は違うことも多いものです。逆に先生から見ると、学校ではこんなにしっかりしているのに、家ではそんな様子なんですか!?と驚くことも多いです。保護者に話してほしいこと保護者の方には、主に家での様子をお聞きします。困っていること、悩んでいることがあれば遠慮せずに話してみましょう。先生たちはいろいろな子どもたちを相手にしてきていますので、解決するための方法もたくさんもっています。学校と家で協力してサポートすることで解決できる問題もあるかもしれません。楽しみにしていること、不満に思っていること、やってほしいと思っていることなど話してもらえるととても参考になります。習い事について聞くこともあります。ピアノを習っていれば伴奏を頼んでみようかなとか、水泳を習っていればプールの授業でお手本をやってもらおうかなと目星をつけたり、空手を習っている子に休み時間に型をみせてもらって会話の糸口にしたり。学校で疲れている様子を見せたり、宿題の提出があまりできていない子は、習い事と学校のバランスはどうかな?なんて探っているときもあります。習い事でなくても家で頑張っていることを伝えておくと、学校で声をかけるときのヒントになります。頑張っていることを先生に認めてもらえるのは子どもたちにとって嬉しいことです。私は面談で、その子のお母さんから「ひらがなの練習を一生懸命頑張っています」と聞いたことがありました。宿題にとっても時間をかけて丁寧に取り組んでいたそうです。お手本みたいな字を書く子だなと思っていたのですが、努力あってのものだったんだなということがわかり、学校でも積極的に「今日も頑張って練習してきたんだね!」「たくさんきれいな字が書けたね」などと声をかけていきました。その後もその子の努力は続き、冬の書初め大会では学校代表に選ばれ、区展に展示されることになりました。本人もお母さんもとても喜んでいたのが印象的でした。どんなことを相談する?困っていること、悩んでいること、なんでも話してみて大丈夫です。「学校でなんとかしてください!」と言われると困ってしまうこともありますが、協力して解決していこうとタッグを組めればとても心強いです。「好き嫌いが多い」「宿題を自分からやってくれない」「きょうだいとの関係が悪い」「朝起きられない」「学校に行きたがらない」「友達がいないので心配」…。宿題は、「親から言われてもやらなかったのに、先生に言われてできるようになった」という子もいましたし、学習面で心配されている保護者に「学校ではちゃんとやれているので大丈夫ですよ」と伝えて安心される場合もありました。また、この話は担任と保護者だけではなく、ほかの人の協力も必要だと感じれば、スクールカウンセラーを紹介したり、専門機関につなぐこともできます。話した内容で気になるものはほかの先生とも共有するので、担任の先生以外からも声をかけてもらえるようになることも。ちょっと気になるという程度のことでも話してみてくださいね。話すことがないときは家で困ったこともないし、学校も楽しそうに通っているため、特に話すことも浮かばない…ということもあると思います。そんなときは家で熱中していることや頑張っていること、子どもの自慢話でもいいのでざっくばらんにいろいろお話してみてください。雑談をして、先生と仲良くなっておくのもよいと思います。今後、なにかあったときに相談しやすくなると思いますし、先生からもこの保護者の方なら話しやすいなと安心してもらえると思います。双方が話しやすい環境をつくっておくことで、問題が小さいうちに相談しあって解決できるようになります。先生だって人間ですから、なんでも学校のせいにして怒ってくる保護者より、ともに前向きに子どものことを考えられる方とお話ししたいと思うものです。個人面談は、何を言われるのだろうと緊張することもあると思いますが、意外と先生も緊張しているものです。せっかく先生とゆっくり話ができる機会ですので、うまく時間を使って、子どもたちのよいところを伸ばせる時間にしてくださいね。<文・写真:ライターHIDE>
2020年07月20日auスマートパスプレミアム内の上半期再生数ランキングが6日に発表され、ロックバンド・Official髭男dismの楽曲がTOP10内に5曲ランクインした。1位に輝いたのは、2019年に大ヒットを記録した映画『コンフィデンスマンJP』に書き下ろされた「Pretender」。リリースから約1年経過してもその勢いは衰えず、今年の上半期も多くのユーザーを魅了した。2位にはTBS系ドラマ『恋はつづくよどこまでも』の主題歌「I LOVE...」。そして、4位は2019ABC夏の高校野球応援ソング・『熱闘甲子園』テーマソングの「宿命」、6位はアニメ映画『HELLO WORLD』の主題歌「イエスタデイ」、9位は『コンフィデンスマンJP』のドラマ版主題歌「ノーダウト」といった話題曲が上位を席巻した。■2020年上半期auスマートパスプレミアム内再生ランキング1位.Official髭男dism「Pretender」2位.Official髭男dism「I LOVE...」3位.King Gnu「白日」4位.Official髭男dism「宿命」5位.菅田将暉「まちがいさがし」6位.Official髭男dism「イエスタデイ」7位.LiSA「紅蓮華」8位.Foorin「パプリカ」9位.Official髭男dism「ノーダウト」10位.King Gnu「Teenager Forever」11位.King Gnu「どろん」12位.Mrs. GREEN APPLE「インフェルノ」13位.菅田将暉「さよならエレジー」14位.MISIA「アイノカタチfeat.HIDE(GReeeeN)」15位.King Gnu「傘」16位.King Gnu「飛行艇」17位.FictionJunction feat.LiSA「from the edge」18位.Uru「あなたがいることで」19位.嵐「One Love」20位.JUJU「STAYIN’ ALIVE」21位.King Gnu「小さな惑星」22位.嵐「Turning Up」23位.back number「高嶺の花子さん」24位.SEKAI NO OWARI「RPG」25位.Little Glee Monster「ECHO」26位.三代目J SOUL BROTHERS fromEXILE TRIBE「Rat-tat-tat」27位.Official髭男dism「115万キロのフィルム」28位.嵐「Love so sweet」29位.三浦大知「I’m Here」30位.[Alexandros]「ワタリドリ」
2020年07月07日学校が再開され、楽しんで通っている子も多いと思いますが、中には学校へ通う足取りが重くなっている子もいるかもしれません。この春に入学した小学校1年生のみなさんはいかがでしょうか。私は元小学校教諭で、小学1年生の担任を務めたことがあります。小学1年生のこの時期は、学校生活にも慣れ、友達もできてくる頃です。それと同時に、勉強も少しずつ難しくなって思うようにいかないこともでてきます。緊張から解放されてきて自分を出しやすくなる子がいる一方で、自分の思いを伝えられないで困っている子も。ちょっとしたきっかけで「学校へ行きたくない」と言い出すことがあるかもしれません。特に2020年は新型コロナウイルスの影響もあり、自粛中に自由に過ごしてきた反動もあって学校で楽しさが見つけられず、家にいたいと言い出す子もいるのではないでしょうか。子どもが学校に行くのを嫌がったとき、どうすればいいのかはその子の抱えている問題や思い、シチュエーションによってさまざまです。今回は、保護者の相談から解決までの4つの事例をお伝えしたいと思います。話を聞いて、解決策を一緒に探る1年生が行き渋る原因は本当に些細なことが多いです。「今日の給食が好きなメニューじゃないから」「昨日、先生に怒られたから」「叩いてくるお友達がいるから」「体育で走るのが疲れちゃうから」「国語の教科書をなくしちゃったから」。大人から見れば、「え!?そんなことで!?」と思うようなことも多いですが、子どもにとっては大事件です。どうしよう、どうしようと不安でいっぱいなのです。わが子が「学校に行きたくない」と言ったら、まずはじっくり話を聞いてあげてください。いろいろ根掘り葉掘り聞きだそうとするのではなく、子どもが話したいことを話したいように話してもらいます。話したがらないこともあると思いますが、時間をおいたり、違う場面で聞いたりするとぽろっと言ってくれることも。親子2人では話さなかったことも、先生を交えると話してくれることもあります。「学校の大きなプールが怖い」と話せたことで「子どもが学校に行きたくないと言っているのですが」という保護者と本人とで三者面談をしたことがあります。学校に来られたお母さんはとても話を聞くのが上手な方でした。お母さんと私で、子どもの話をうんうんと相づちを打ちながら聞いていきました。いろいろ話を聞いているうちにその子は「学校の大きなプールが怖い」というのが原因のようだとわかりました。「最初はこんなに少ない(おへその下くらい)お水から入るんだよ」「怖かったら先生も一緒に入るから、先生のところにきてもいいよ」「最初は足だけでもいいんだよ」などと話をしたら、安心してくれたようです。その子は、お母さんも先生も自分の話を聞いてくれて、思いを受け止めてくれたということが安心につながったようでした。学校生活は自分の思い通りになることだけではありません。ガマンしなければいけないこと、頑張らなければいけないこともたくさんあります。そのたびにこうしたらいい、ああしたらいいと先回りしてアドバイスをしたくなりますが、自分で乗り越える力をつけていくことも大切です。話をじっくり聞いて、どうしたらいいのかな?と一緒に考え、やってみる経験をたくさん積んでいく。そして乗り越えられたことを一緒に喜んでいくことで子どもは安心し、自信を持ち、一歩が踏み出せるのかなと思います。「子どもはウソをつく」ことを知っておく子どもの話を聞くうえで気をつけてほしいのが、子どもは多かれ少なかれ「ウソをつく」ということです。お母さんに怒られたくない、嫌われたくない、カッコ悪いところを見せたくない…。自分が悪かったところは隠したり、自分のよいように事実を曲げてしまったりするのは当たり前です。ウソだと分かって言っていることもありますが、それが事実だと思い込んでいて、ウソをついている自覚がないこともあります。記憶違い、勘違いが起こることも多いです。この時期、自分のことをよく見せたいと思うのは当然のことなので、あまり問い詰めずに、話を聞いてあげればいいと思います。ただ、子どもの話すことを全面的に信じるだけでなく、いろいろな方面から話を聞いて、多角的に冷静に判断することで大きなトラブルになることを防げます。「教科書をお友達にとられた」と話していたけれど「〇〇ちゃんに教科書をとられてしまって、学校に行きたくないと子どもが言っている。うちの子はいじめられているのか!?」と、保護者がとても怒って、学校に来られたことがあります。翌日、本人に話を聞いてみるとどうしても教科書が見つからず、かといってなくしたとお母さんに言うと怒られそうで怖くて、ウソをついてしまったということがわかりました。その後、みんなで探してみると隣の席の子が間違えて持っていました。なんでウソをつくの!と怒ってしまうと、ウソにウソを重ねていく…ということになりかねないので、子どもにも子どもなりの事情があるのだなと思いつつ判断するように心がけるのがよいと思います。親の不安は子どもにうつることを意識して入学当初、いつも自信がなさそうにおどおどしていて、困ったことがあるとすぐに泣いてしまう子がいました。勉強も学校生活も問題があるわけでもないのに、いつも不安そうにしていました。お母さん自身の不安な気持ちを取り除くことで個人面談の時期になり、その子のお母さんと話をしました。お母さんは、「娘はちゃんとやっていますか?何もできないのではないですか?」と、とても心配されていました。実は、保護者が必要以上に不安がっていると、子どもも不安でいっぱいになります。また、保護者が学校や先生に対して怒ったり文句を言ってばかりいると、子どもも学校や先生に不満をもちやすくなります。逆になにがあっても大丈夫!とドーンと構えているお母さんの子どもは安定しておだやかに過ごせていることが多かったです。この不安が大きかったお母さんには、折を見て学校生活では問題なく楽しそうに過ごしていること、勉強も積極的にしていることをお話しし、学校公開などで実際に見てもらうことで少しずつ不安を取り除いていきました。するとその子にも少しずつ変化が。小学2年生になるころには、ニコニコ元気いっぱい学校で過ごせるようになったのです。子どもの能力を信じて、あまり心配しすぎないことも大切です。些細なことでも先生に相談してOK学校は親の目の届かないところでの生活です。幼稚園や保育園と違って担任の先生と会う機会はそれほどなく、子どもが話してくれないと学校生活が見えてこないことが多いです。そのため不安に思うこともたくさんあると思います。ですので、心配なことがあったら些細なことでも先生に相談してみるとよいと思います。先生がその子の状態を知っていると、気にかけて見たり、声かけしたりしやすくなります。毎朝の声掛けで子どもに変化が学校ではとても楽しく過ごしているように見える子どものお母さんから「学校へ行きたくないと言っている」と相談されたことがありました。学校生活の中では行き渋りがあるようにはまったく見えなかったので、とても驚きました。私は、相談された日から、登校時に「おはよう!今日も会えてうれしいよ!」「頑張ってきてくれたんだね。ありがとう」と声をかけるようにしました。最後の保護者会の日にお母さんから、「毎日、喜んで学校に行くようになった」と言ってもらえてホッとしました。「1年生は1年間かけて小学生になる」を心に私が勤めていた学校の校長先生は「1年生は1年間かけて小学生になるんだ。1年生の一番大事な勉強は学校が楽しい、勉強が楽しいと思えるようになることなんだよ。そんな学級経営をしなさい」と言っていました。ランドセルを背負えば誰でもすぐに小学生!というわけではありません。焦らず1年かけて学校生活に慣れ、勉強することに慣れ、お友達をつくり、学校の中での自分の居場所を見つけていければ大丈夫です。子どもたちみんながにこにこ楽しく学校に通えるように、保護者と先生が手を取り合って支えていけるといいなと思っています。<文:ライターHIDE>
2020年06月19日子どもたちの学校でのお楽しみといえば給食!カレーや揚げパン、シチューにゼリー、毎日の献立を楽しみに学校に通う子どもたちは多いです。一方、保護者の方からの相談が多いのも給食。小学1年生の個人面談ではほとんどの方が話題にあげています。学校ではどうしている?家でやっておくべきことは?元小学校教諭の私が、今までに相談を受けた代表的な質問にお答えします。お悩み1~好き嫌いが多いのですが、給食ちゃんと食べられますか?~なんでも全部大好き!なんていう子はほぼいません。ほとんどの子どもが何かしら苦手な食材があるものです。野菜全般が食べられない、果物が苦手、魚はムリ、肉は食べたくない…。でも、意外と食わず嫌いなだけだったり、給食の調理法だったら食べられたなんていう子も多いです。先生の考え方にもよりますが、「嫌いなものも規定量を食べさせる」ということはそうありません。基本的には、まずひと口食べることから始めます。そして、ちょっとでも口にできたら、「わぁっ!食べられたね~」と声をかけます。先生や友達にほめてもらえて、うれしくなってもっと食べてみよう!とチャレンジする子もいましたよ。好き嫌いばかりだった子が、おかわりの列に並ぶように「あれもこれも嫌い!給食があるから学校に行きたくない!」なんて言っていた子が、1年生の終わりにはおかわりの列に並ぶ常連さんになっていたことも。給食は、毎日いろんなメニューで出されますので、毎日何にも食べられないということはありません。気長に見てあげてください。意外とあるのが食べ方が分からなくて残してしまうパターン。特に柑橘類が多かったです。4~8分の1にカットされたグレープフルーツなどが出されるのですが、1年生たちはこれに大苦戦。柑橘類はいつもむいて出しているという家庭は、自分でむいて食べることにも挑戦させてみてくださいね。お悩み2~牛乳が飲めないのですが、大丈夫ですか?~好き嫌いの問題で、牛乳が飲めない子は、まずはひと口から始めました。ストローで吸っていって、ちょっと口に入ったところで初日は終わり…なんていう子もいましたが、今日は2口、次の日はもう少し多く、そのうち半分…とやっているうちに1本飲めるようになりました。夏場はノドも乾き、冷たく冷やされた牛乳がおいしく感じるようで、残す子も少なくなります。「あんまり好きじゃないから、先に飲んじゃう!」と自分なりに工夫する子も出てくるなど、意外と子どもたちは対応していくものです。家では飲まなくても、給食ではおかわりするなんて子もいますので、飲めなくてもあまり気にせずにいて大丈夫だと思います。お悩み3~食べるのが遅いのですが、時間内に食べきれますか?~学校は様々な活動の時間があるので、もちろん給食の時間も限られます。低学年のうちは配膳にも時間がかかるので、食事時間はせいぜい20分。家ではゆっくり食べているので心配ですと言われることも多くありました。学校では「なんで食べるのが遅いのか」と原因を探りながら、時間内に食べ終えることを練習していきます。一度に口に入れる量が極端に少なければ、もう少し多くスプーンにすくうよう声をかけてみる。口の中がなくなってから次に口に入れるまでに時間がかかるようだったらスピードアップするように言ってみる。おしゃべりしたり遊んだりして食事に集中できないのが原因であれば、クラス全体で黙って食べる時間を設けてみる…といったように。お箸やスプーンがうまく使えずに時間がかかる子もいましたが、1年たてば上達するもの。だんだんと時間の使い方も上手になっていきます。「おかわりしたいから、頑張って食べるんだ!」という子も。家庭でも時間がかかるときは「早く食べなさい!」と言うだけでなく、なんで時間がかかるのか?をよく見て、具体的にアドバイスをするとよくなるかもしれませんね。食道が細くて多くの量を飲み込めない、アゴが弱くてうまく噛めないなど、身体的な理由で早く食べられない子もいます。そういったときは先生と相談して、食べはじめを少し早めてもらうなど対策をすることもできます。お悩み4~小食で少ししか食べません。食べられるようにするべき?~体の大きさや活動量によって食べる量には個人差があります。以前は一定の量を、全部食べきらなければいけないという指導が行われていたようですが、現在は自分が食べきれる量を把握し、その量を食べきるようにしていることが多いと思います。大事なのはみんなと同じ量を食べることではなく、バランスよく食べること。ごはんはたくさん食べるけれど、おかずはちょっぴり。好きなものはおかわりするけれど、あとのものは残してしまうということのないようにしていけばいいかなと思います。学校でも給食の時間以外で、食に関する勉強の時間もあります。体が大きくなり、活動量が増えてくると自然と食べる量も増えていきますので、日々元気に活動できていれば食べる量が少なくても大丈夫です。各家庭でやっておくといいことは「給食の時間がイヤだ」「給食が怖い」という気持ちをもってしまうと、学校生活も憂鬱になってしまうもの。「お母さんが小学生のときは、このメニューが楽しみだったんだよ」「お友達とお話ししながら楽しく食べたんだよ」など、給食が楽しみになるような話をしてあげてください。各家庭で配膳の練習をするのもおすすめ日ごろからごはんをよそったり、みそ汁を盛りつけたりしておくと、給食当番のときに活躍でき、先生や友達にほめてもらえて給食の時間が楽しみに!なんてこともあると思います。また、意外と子どもたちが苦労するのが、お盆の上にお皿をのせて歩くこと。これも日ごろの生活やおままごと遊びの中で経験しておくとよいと思います。給食ではお箸しか出ないこともありますので、お箸がまだ上手に使えない人はちょっぴり頑張っておくとよいと思いますよ。給食が学校生活での楽しみのひとつになり、みんなが元気に過ごせるために、参考にしてみてくださいね。<文・写真:ライターHIDE>
2020年06月07日徐々に休校解除になった地域も増えてきましたが、私が住む地域は、5月31日までの休校が決定しています。学校が再開したとしても元通りに通えるようになるにはまだ時間がかかるのかな…と思います。元小学校教諭の経験をもとに、自宅でできることをと新1年生の娘といろいろと取り組んできましたが、お友達と一緒に学ぶ機会も作ってあげたいと思い立ち、先日、オンラインで勉強会を3日間行ってみました。これがとてもよかったので紹介します。オンライン授業、いろいろ増えてきたけれど…学習塾や通信教育会社、芸能人やスポーツ選手、いろいろなところでいろいろな人が休校対策の動画を盛んに発信していますね。利用されている方も多いのではないでしょうか。しかし、テレビアニメなら何時間でも集中して見ていられるのに、学習動画はなかなか見てくれない…。見てはいるけれど、内容が頭に入っているか心配…なんて声も。大人でも動画を見ながら、自分で勉強を進めていくのはなかなか大変。それを、まだ学校へ何日も通っていない新1年生が一方的に説明される動画を見て、自分のこととして捉え、自分で勉強を進めていくのはかなりハードルが高いなと感じています。自分が発信したことになにか反応が返ってくる、身近なお友達の発言について自分なりに考える、そんな経験ができたら学習にも興味が出るかなと思いました。ママ同士で相談!オンライン勉強会をやってみた家庭学習ではできなくて、学校ならできることといえば、やはりお友達と一緒に勉強することです。自分の考えと違う考えを聞く、お友達の前で自分の意見を発表する、お友達と力を合わせて物事をやり遂げる…。そんな経験を少しでも家庭でできないかなと考え、仲良しのママ友グループにオンライン勉強会を提案しました。「一緒にやってもいいよ」という人が何人か集まったので日時を調整、私から内容を提案し、準備するものを伝えました。先にある程度やる内容をママたちに伝えてあったので、オンライン勉強会中に、私の説明では理解しにくそうだった子ども達も、それぞれのママたちがサポートしてくれていました。進めやすいオンライン勉強会のポイントはオンライン勉強会は、LINEのビデオ通話機能やzoomなどのアプリを使用して行いました。■メンバー幼稚園・保育園のころのお友達や近所の公園での遊び仲間で、連絡先を交換している人がいれば声を掛け合ってすぐにできます。私は子育てサークルのOBメンバーと一緒に取り組みました。■参加人数人数はあまり多すぎると収拾がつかなくなりますし、子ども達は自分のことを見てほしいと思うもの。目が行き届く3~8名程度がよいと思います。■勉強会の内容勉強会といっても、黙々とワークやドリルに取り組んだり、話し合いをしたり、といったことは低学年には難しいので、内容はゲームや工作にしました。■開催時間低学年は、長い時間集中するのは厳しいので、少し物足りないと感じるくらい(20~30分程度)で終わらせるようにしました。子どもたちがイキイキ!関わり合う大切さを実感今回取り組んだ内容を詳しく紹介します。■工作食品トレー、厚紙とストローなどを使って登り人形を作りました。ヒモを引っ張ると人形がぐんぐん登っていくおもちゃです。作り方を説明した後、仕掛け部分を一緒に作り、その後は自由にお絵描きタイム。みんなでできあがった作品を見せ合ったり、遊んでいるところを映したり。娘はお友達の作品を見て、次はあれを作ってみたい!と次々に作っていました。ひとりで作っていたら、ここまで発想は広がらなかったかもしれないなと思いました。次はアルミホイルと紙コップなどを使ってけん玉づくりをしようかなと考えています。■ビンゴゲーム3×3や5×5のマスに数字を書いて、ビンゴゲームをしました。最初は数字のカードを使って同じ数字に丸をつけるだけでしたが、慣れてきたあとは計算カードを使って、計算の答えの数字に丸をつける方法もやってみました。年中のお友達も参加してくれましたが、お母さんにサポートしてもらいながら一緒にできました。数字だけでなく、ひらがなやアルファベット、色などを入れてやってもいいかなと思います。■言葉集め「あ」のつく言葉を探してみよう!などとお題を出し、みんなで順番に言っていきます。最初に少し、個人で考える時間をとってからみんなの前で発表していきます。個人対抗も良いですが、2チーム・3チームに分けてチーム戦にしても盛り上がります。それぞれの活動がちょうど30分程度でした。1日に1回、1つのテーマで行いました。子どもからもママからも「またやりたい」の声今回のオンライン勉強会は元小学校教諭という経験があるため、私が進行役を務めましたが、特にそんな経験がなくても大丈夫です。家に遊びに来たお友達と一緒にゲームや工作をする感覚で進められます。ママ達も画面の向こうでサポートしてくれました。子ども達は久しぶりにお友達と顔を合わせることもでき、みんな楽しそうに活動していました。「またやってね!」の声が子ども達からもママ達からもたくさん寄せられ、わが子も活動に大満足。やってよかったなと思いました。元気いっぱいに学校に通える日が早くくることを願いつつ、今後もいろいろ工夫しながらサポートしていきたいと思います。<文・写真:ライターHIDE>
2020年05月22日