GENERATIONS from EXILE TRIBEの白濱亜嵐さん、関口メンディーさん、中務裕太さんが、「Amazon Delivering Smiles 笑顔を届けようチャリティライブ」の記者発表会に出席。保育園の園児たちと交流し、ダンスを披露しました。イベント終了後はインタビューに応じ、今後の社会貢献活動や年末年始の予定などについて語ってくれました。GENERATIONS白濱さん、関口さん、中務さんが登場!都内のフットサルスタジオで開かれた記者発表会に、GENERATIONSの白濱亜嵐さん、関口メンディーさん、中務裕太さんが出席。このイベントでは、まずAmazonが、GENERATIONS from EXILE TRIBEのチャリティライブ映像をオンライン配信すると発表。Amazonでは、世界各国の人々に笑顔を届けるための取り組みとして「Delivering Smiles」を実施しており、今年の年末年始には、各国の団体や施設に対して物資や支援金の寄付を実施する予定です。今回のチャリティライブの配信もその一環として行われます。GENERATIONSのライブ映像は、12月22日(水)より配信がスタート。オンライン視聴コードが1枚¥1,000で販売され、利益はAmazonから子どもたちを支援する団体や施設へと寄付されます。このチャリティライブへの参加について、白濱さんは「僕たちが所属するLDHも“Love, Dream, Happiness”を理念に掲げているので、『Delivering Smiles』も、そこに通ずるものがあります」といい、「ぜひ協力させていただきたいと思いました」と語りました。Amazonによると、GENERATIONSのみなさんは、「子どもたちに笑顔を届ける」という本プロジェクトの理念に賛同し、“完全ノーギャラ”で出演したとのこと。ライブ撮影は12時間かけてAmazonの新オフィスで行われ、スペシャルなパフォーマンスが30分の映像にまとめられているそうです。GENERATIONSは、みんな泣き虫(笑)今回のイベントには、地元保育園の園児たちも参加。子どもたちは、白濱さん、関口さん、中務さんからダンスを教わり、楽曲『HELLO!HALO!』に合わせて一緒に踊りました。その後、トークセッションがスタート。イベントで園児たちと交流した3人が、子ども時代を振り返りました。関口さん僕は好奇心旺盛なタイプで、ずっと野球少年でした。なりたかったのはプロ野球選手。あと、子どものころはすごく泣き虫でした。今でもよく泣いちゃう(笑)。涙もろいですね。中務さん僕は小学校からダンスをはじめたのですが、最初は全然踊れなくて、レッスンが終わったら、めちゃくちゃ泣いていました。靴ひもを結ぶふりをして泣いているのを隠す、ということをずっとやっていたのですが、大人になって母親に聞いたら、泣いていたのが全部バレていました(笑)。GENERATIONSはみんな泣き虫かもしれないです(笑)白濱さん僕は何かにはまると熱量が高まるけど、そのぶん飽きっぽい性格。なりたいものが一か月単位で変わっていく(笑)。水泳選手や野球選手、サッカー選手など。あと、中高生のときになりたかったのは保育士。子どもが大好きなので、今日のように子どもたちと接すると楽しいですし、昔の思いが今につながっていると感じました。子どもたちに夢を届ける!また、イベント終了後にインタビューを実施。社会貢献活動や今後の抱負などについて、語っていただきました。――まず、GENERATIONSが実践している社会貢献活動について、教えてください。関口さん今回のチャリティライブのようなことは、今後もやっていきたいですね。今日、子どもたちとダンスをしましたが、彼らが大きくなったとき、より良い状態でバトンタッチしたいと改めて思いました。今後グループとしても、会社としても、SDGsなどの活動を提供しながら、いろいろと発信していくことで、社会貢献活動になると思っています。中務さん会社では、10年前から「EXILE CUP」というフットサルやサッカーを通して、子どもたちに夢や元気を届けようという活動をしています。そこにメンバーが遊びに行って、子どもと一緒にサッカーしたりして、子どもたちに夢を届けようという活動もしています。また、「DANCE CUP」というのもあり、ダンスをしている全国の子どもたちと交流し、一緒に夢を追いかけようというプロジェクトもやらせていただいています。引き続き、このような社会貢献もみんなで盛り上げて行けたらと思います。絆が深まった一年――2021年はどんな年でしたか?白濱さん振り返ると、歯がゆい一年であったとすごく感じています。そのなかで、みんなで試行錯誤しながら、アリーナでの単独ライブもできましたし、イベントでは、今までなかなか行けなかった地方にも行けました。みんなでいろいろ考えようとする努力があったので、メンバーとしてグループとして成長できた一年であったと感じます。関口さん今年は、お客さんを会場に入れてライブができたのが本当に大きな一歩。自分たちのエンターテインメントをいろいろな場所で発信できたと思うので、すごく前向きな気持ちです。中務さん正月にメンバーで目標にしていた「バラエティ番組にたくさん出る」という目標も達成できましたし、メンバーで一丸となって進み、絆が深まった一年でした。年始は雑務を…――この年末年始でやりたいことはありますか?白濱さん年末は、紅白歌合戦に出させていただくのですけど、年始はとにかくのんびりして、一日中ベッドの上にいたい(笑)。あとは、忙しいと、やらなければいけなかったことが先送りになっているので、いろいろ雑務を処理したい……。関口さん 中務さんえっ?雑務って何?(笑)白濱さん人間が生活していくうえで、書類とか手続きとか、いろいろあるじゃないですか。年始にしかできないんです(笑)。関口さん僕は、プライベートな話なんですけど、引っ越ししたので、家の中や段ボールなどを整理したいですね。中務さん僕は、去年コロナど真ん中で実家に帰れていないので、実家に帰って母親のおいしいご飯を久々に食べたいですね。――中務さんは料理がお得意とのことなので、ご自身で作られたら喜ばれるのでは?中務さん僕には作らせてくれない(笑)。けっこう、うまくなったと思うのですけど、母親はキッチンに立たせてくれないんです。映画で料理人の役をやって、立派な刺身包丁をいただき、魚をさばくのにハマったので、魚さばきぐらいはやらせてもらおうかな。ファンのみんなと一緒にお祝いしたい!――来年10周年を迎えられるとのことで、抱負を聞かせてください。白濱さんやはり10周年はすごくいい節目ですし、グループとしても良いスタートラインに立てる瞬間だと思うので、ファンの方にまず笑顔になってもらえることをみんなでじっくり考えて、お祭りのような一年にしたいと思っています。さまざまな発表があると思うので、楽しみに待っていただきたいです。関口さん今はまだ発表できないのですが、いろいろなエンターテインメントの発信の仕方、届け方とかを企画しているので、楽しみにしていただけたらと思います。自分たちの10周年でありながら、応援してくれているファンの方々にとっても同じ歴史を歩んで体験してきているので、みんなでお祝いできる年にしたいです。中務さん10周年はメモリアルで、ステキな年だと思うので、100万人ぐらいお客さんを動員できるライブができるようになれば、GENERATIONSがより上のステージにいくことができる。GENERATIONS のブランドを輝かせるように7人で力を合わせてがんばっていきたいです。配信は12月22日から!最後に、リーダー白濱さんのメッセージをご紹介。「チャリティライブの楽曲は、GENERATIONSのなかでも誰もが知っているようなものをメインにやらせていただきました。Amazonさんのオフィスで撮影し、場所を活かした演出もあり、社内を見たり駆け巡ったりして、このライブでしか見られないパフォーマンスがつまっています。ぜひ見てください!」配信は、12月22日からスタート。詳しくは、Amazon公式サイトをご覧ください。文・田代わこ
2021年12月21日柔道家で金メダリストの阿部詩選手が、女性活躍をデザインするプロジェクト「W society」の記者発表会に登場。アスリートとしてだけでなく一人の女性として自分自身のカラダを知るため、卵巣予備能検査にも挑戦した阿部選手。検査の感想やカラダとの向き合い方、将来の夢についても語ってくれました。阿部選手がアンバサダー!今回開かれたのは、「W society」のプロジェクト記者発表会。女性の心身的課題(W=woman)と社会的課題(society)の両面から女性活躍をデザインする「W society」は、10月28日から11月4日までの期間中、自分自身のカラダを知るきっかけづくりを啓発し、女性と社会に“気づき”を与えるキャンペーン「egg week」を実施しています。本プロジェクトのアンバサダーに、柔道家の阿部詩選手が就任。登壇した阿部選手は、「柔道という競技生活を通じて、自分自身のカラダと向き合うことの重要性を感じていた」と語り、「アスリートとしてだけでなく、一人の女性として、これからのライフプランを考えていきたい」と、にこやかな表情でアンバサダー就任の感想を述べました。幸せな家庭を築きたい…!トークセッションでは、阿部選手が自分のカラダのことや将来の夢について語りました。まず、アスリートとしてどのように自身のカラダと向き合ってきたかと問われると、「自分の弱い部分や強い部分を知ること、現状の自分を知ることが重要と思っています」とコメント。さらに、今のカラダの調子について尋ねられると、「自分は繊細に感じることも多いのですが、今日は絶好調です(笑)」とすてきな笑顔を見せてくれました。また、今後のライフプランについては、次のように語りました。「私のひとつの大きな夢として、幸せな家庭を築きたいというのがあります。私は、家族に恵まれたおかげでオリンピック優勝という目標を達成できたと思っています。なかでも、いつも支えてくれる母の存在がとても大きくて、私も将来は母みたいな女性になり、温かい家庭を築きたいと思っています」卵巣予備能検査に挑戦!今回の「egg week」キャンペーンが掲げるアクションのひとつに「検診」があります。特に、女性がライフプランを考えるうえで役に立つ「AMH検査」についてフォーカスされました。AMH検査とは、卵巣の予備能(卵巣の中に残っている卵胞の数の目安)を反映する血液検査です。「杉山産婦人科」理事長の杉山力一さんによると、卵子は0歳のときに一番多く、あとは年齢とともに減っていくとのこと。AMH検査をすると、その数が概算で数値化されます。例えば、卵子の数は、0歳のときが約200万個。20歳になると30万から40万個になっていて、40歳ではなんと1万から2万個に減ってしまうそうです。「若いうちにAMH検査をして、少しでも現状を把握する。それにより、将来の妊娠を含めたライフプランを考える良いきっかけになる」と杉山さん。とはいえ、若い女性が病気でもないのに婦人科に足を運ぶのも勇気がいりそうです。そこで、具体的に病院ではどんなことをするのか、阿部選手が実際に受けたAMH検査の様子が映像で紹介されました。検査の感想を聞かれると、阿部選手は「検査というので最初は緊張しましたが、本当にあっという間に終わったので驚きました」と当日の様子を振り返りました。実際、AMH検査にかかった時間は、カウンセリングと採血だけで30分程度だったそうです。「自分自身のカラダの現状を知ること、自分の未来につながることを知るのは本当に大切だと思います」と阿部選手。まずは、このような検査があることを女性の方々に認識してもらうのが大事で、「若ければ若いほど、一度検査をやっておくといい」と杉山先生も話していました。自分のカラダを知る!最後に、阿部選手のメッセージをご紹介します。「女性として年齢を重ねていくうえで、知ること、学ぶことは続けていきたいと思っております。そしてひとりでも多くの女性が、自分自身のカラダの現状を知るということをしていただければいいなと思います」簡単な血液検査だけで自分の卵子の数を知ることができるAMH検査。婦人科など多くの病院で実施されています。現時点で結婚や妊娠の予定はなくても、できるだけ早めに受けておくとよさそうですね。以上、「W society」プロジェクト記者発表会のレポートでした!文・田代わこ
2021年11月02日モデルでタレントの池田美優さん(以下、みちょぱさん)が「メルカリ グリーンフライデープロジェクト 2021」の発表会に登場。人気スタイリストのSHOCOさんと一緒にトークセッションが行われました。みちょぱさんのかわいいエコファッションも要チェックです!みちょぱさんがアンバサダー!今回開かれたイベントは、「メルカリ グリーンフライデープロジェクト 2021」の発表会。「グリーンフライデー」とは、モノを大切に長く使うなど、地球環境に優しい持続可能な消費を促す取り組みのこと。このプロジェクトアンバサダーに、みちょぱさんが就任しました。アンバサダーとしての意気込みを問われると、みちょぱさんは「サステナブルやSDGsという言葉を聞くようになりましたけど、まだまだこれからと思うので、私自身もこの機会に活動を広げていけたらと思います」と笑顔でコメント。また、この日のファッションについては、「スカートとスカーフ(ヘアに使用)が古着になっていて、それを組み合わせました。ファーもエコファーで靴もエコレザー。エコのものを使ったコーデにしてみました」とサステナブルなポイントを紹介してくれました。今回のプロジェクトの目玉は、メルカリ初のファッション実店舗「サステなストア」。身近なサステナビリティを体験できるショップとして、11月25日(木)から27日(土)までの期間限定で表参道にオープンします。「サステなストア」では、一般の利用者がメルカリに出品したアイテムから、みちょぱさんをはじめアンバサダーの方々がセレクトした商品が店頭に並ぶほか、アンバサダーが着なくなった私物も販売予定。売上金は、自治体や慈善団体に寄付されます。人気スタイリストSHOCOさんも登場!また、anan Beauty+の連載でもおなじみの人気スタイリスト、SHOCOさんもプロジェクトアンバサダーに就任。イベントでは、みちょぱさんとSHOCOさんのトークセッションが行われました。――普段、どんなふうにサステナブルに取り組んでいますか?みちょぱさん着ない洋服は後輩や友だちにあげたり、再生利用されたTシャツを買ってみたりとか、ちょこちょこしたことからやってみています。ボランティアもそうですけど、細かいことを積み重ねていくのが大事だなと思うので、意識するだけでも全然違うと思います。SHOCOさん私も小さいことなのですが、牛乳パックや食品トレイをリサイクルしたり、洗濯のとき排水にマイクロファイバーが流れ出てしまわないような洗濯ネットを使ったり、そのような取り組みをしています。――今回のプロジェクトについて、どのように思いますか。みちょぱさんメルカリって、普通に考えてみたら、最初からサステナブルっぽいですよね。いらないものを出品して必要な方が買うというシステムなので、最先端をいっていたなと思いましたね。SHOCOさんこのプロジェクトに私たちスタイリストが参加して、アイテムやコーディネイトを提案することで、物を売買するだけでなく、ファッションを楽しむきっかけになったらうれしいです。今までメルカリを使っていた方だけでなく、新しく使い始める方にも楽しんでいただけたらいいです。みちょぱさんは、ほぼゴミゼロ!――いらなくなった洋服は、どうされていますか?みちょぱさん基本的に着まわせるものが大好きなので、特徴のある服はあまり買わなくて、来年も着られるからとっておきます。ただ2、3年着なかったものは、部屋に大きな紙袋を置いて、そこに入れておくと、友だちや後輩が遊びにきたときにもらっていってくれます。洋服に関しては、ほぼゴミはゼロ(笑)。みんな喜んでもらってくれますし、母親もけっこう着てくれますよ。部屋着とかにしているみたいです。SHOCOさん私は、職業柄本当にどんどん洋服がたまってしまうので、定期的にスタイリスト同士でフリーマーケットを開催して、買ってもらったりしています。――「サステなストア」のオープンに向けて、どんなアイテムを選びますか?みちょぱさん自分好みになる可能性があります。私の服装の系統が似ている方は、チェックしてほしいと思います。SHOCOさん今年の秋冬は、割とデコラティブなお洋服がトレンドなので、デザイン性のある華やかなニットを出そうかなと思っています。ちょっとプロっぽいものを出していきたいです。――改めて、アンバサダーとしてメッセージをお願いします。みちょぱさんこういった活動は、どんどん広まっていってほしいと思いますし、広めていきたいという気持ちもあります。ただ、何年後かには当たり前になっていると思うので、先に「グリーンフライデー」という言葉を知ることができ、知っていたぞという気持ちで言えるので、今回この活動に参加できるようになり、うれしいです。みなさんも、できることからはじめてほしいと思います。SHOCOさん今回のプロジェクトは、ファッション業界にとってもすごく重要な取り組みになりますので、私もがんばってセレクトします。みなさんもぜひ参加して、ご自分のワードローブを循環させるようにしていただけたらいいなと思います。自分の子どもが生きやすくなってほしい…イベント終了後、みちょぱさんへの質問会が行われました。――サステナブルな活動で、現在継続していることはありますか。みちょぱさんサステナブルで有名なのは、エコバッグですよね。私は、普段あまりスーパーやコンビニに行っていないので必要ないのかなと思っていたのですけど、この二週間ぐらい、珍しくスーパーに二回行ったので、エコバッグは大事だなと思いました。昨日ゲットしたものもあり、小さくたためるものもあるので、普段からエコバッグは入れておきたいと思いました。――今回のプロジェクトには、どんな人に参加してほしいですか。みちょぱさんこういう活動は、年齢も性別も問わないと思います。幅広く参加してほしいですが、私的には20代30代の私と同じ世代は、今後親になって子を持つことになり、自分の子どもが生きやすくなってほしいなと思うので、これから親になる世代の方は活動してほしいです。――最後に、ハロウィンはどのように過ごす予定ですか。みちょぱさん急に全然関係ないテーマですね(笑)。あまり人混みが好きではないし、このご時世なので外には出ないです。それに、その前日は23歳の誕生日なので、まずそこから考えたい。昔はハロウィンで仮装をやっていたのですけど、今はもうみんなすごいプロ並みにメイクや衣装をそろえて勝てないです。そういうのはやらず、普通に仕事とかしていると思います(笑)。自然体なみちょぱさんのトーク、いかがでしたか。みちょぱさんのように着ない洋服を友だちにあげたり、古着を買ったり、そんな活動なら肩ひじ張らずすぐにマネできそうです。また、みちょぱさんやSHOCOさんがセレクトしたアイテムが買える「サステなストア」も、どんな服が並ぶのか楽しみですね。もちろん、買うだけでなく出品もできるので、この機会に参加してみてはいかがでしょうか。以上、「メルカリ グリーンフライデープロジェクト 2021」イベントレポでした!文・田代わこ
2021年10月10日だーりおの愛称でおなじみ、女優・モデルの内田理央さんが、2021年6月23日に、約5年ぶりとなる写真集『PEACH GIRL』(主婦と生活社)をリリース。そこで、ご本人に写真集の見どころを直撃。さらに、だーりお流の美脚・美尻メソッドも大公開。私史上、一番盛れたと思えるグラビアになりました!先行カットを自身のツイッターで解禁するやいなや、その大胆な脱ぎっぷりが話題を呼び、1万いいねを超えるほど、発売前から反響を呼んでいた写真集がついに発売!写真集全体を通して、80’s雑誌のようなポップさとレトロさが表現され、内田さんの愛らしさと、大人の色気に酔いしれる1冊に仕上がっています。――発売おめでとうございます。自身5冊目となる最新写真集『PEACH GIRL』の見どころを教えてください。ありがとうございます!20代ラストグラビアということで、背伸びせずに、ぷりぷりっとかわいいものにしたいという思いで作りました。当初は「幼馴染」をテーマにしていましたが、最終的には“最強のガールフレンド”を意識した、男女問わず楽しめる写真集です。私史上、一番盛れたと思います(笑)――「こんなに脱いで大丈夫!?」と心配になるほど、刺激的なカットも多めですよね?まさにそれがテーマの「幼馴染」に込めた思いでもあって、見ている側が「そんなに脱がなくてもいいんだよ!」って言いたくなるような存在を目指しました。あくまでエロさを全面に押し出したわけではなく、性別関係なくドキっとさせられたらうれしいです。写真集では袋とじや“濡れベージュ”下着にも挑戦!――お気に入りのカットを教えてください。“ひじおっぱい”カットは、自分で出したアイディアで、ひじが錯覚でおっぱいに見えるみたいなカットなんですけど、お気に入りですね。あと、グラビアの王道カットで通称“濡れベージュ”と呼ばれる、ベージュの下着姿でお風呂に入るセクシーなカットも。これも自分でやりたい!と提案して、隠し撮り風のカットになっています。それとなんと、袋とじも付いているんですが、私自身袋とじを開けた経験がなかったので、強い要望で入れてもらいました。女性の方もぜひビリビリしてほしいです。お尻はYouTubeの動画を見ながらエクササイズ――お尻ががっつり見えている水着など、30ページ以上に及ぶ、ぷりっぷりの桃尻カットも披露していて、それも話題になっていますよね!実は今回の写真集に向けて、ちょっとだけしぼりました。グラビアって、女性らしいフォルムや肉感が求められがちですが、男女関係なく楽しんでいただけるように、ヘルシーさとセクシーさの中間のバランスを取りたいと思い、ウエストとお尻だけはトレーニングに通ったんです。でももともとストイックに鍛えるのが苦手なので、普段からこつこつやれることはやるようにしています。――多忙な毎日かと思いますが、美尻をキープする習慣があれば教えてください。お尻ってなかなか自分でケアしづらい部分ですが、エクササイズを少しするだけで変化を感じやすい部位でもあるんです。だからYouTubeの動画を見ながら、エクササイズやストレッチ、ヨガをやっています。1回やっただけでも、けっこう変化が生まれるので、モチベーションも上がります。毎日の脚のむくみと疲れケアは欠かせない!――美脚にもうっとりしました。脚のケアについてはどうですか?脚も毎日のむくみケアが大事だなと思っています。「その日のむくみと疲れはその日のうちに!」をモットーに、お風呂にゆっくり浸かることと、お風呂あがりにストレッチやマッサージをするのを日課にしています。――毎日のケアで愛用しているアイテムはありますか?お風呂あがりのマッサージに、ジョンソンのベビーオイルを使用しています。足の裏、ふくらはぎを重点的に、むくみや凝り固まった部分を流しています。お気に入りのマッサージアイテムは、最近ゲットしたEKATOの.ボディメディテーションローラー。別名「剣山ローラー」とも呼ばれ、いた気持ちよく筋膜リリースできて、現場に持っていって待ち時間にコロコロしています。スタイルアップに欠かせない下着選びのコツは?――『PEACH GIRL』は衣装もとっても素敵でしたが、美脚・美尻を演出するためのポージング、下着選びのコツを教えてください。言葉で説明するのは難しいですが、グラビアでお尻を見せる時は、腰を入れるとキレイに見えると言われています。脚はクロスするのがポイントです。下着はとにかく自分の身体にあったものを!お店できちんと測ることも大事だと思います。だーりお流・スタイルアップのアドバイス―脚やお尻にコンプレックスを持っている女性に、アドバイスを!私も自分の脚もお尻もコンプレックスで、全く自信がないです。でももう開き直っているのかも(笑)。でも、自分のカラダを嫌いでも何もいいことはない!変えられないものだから、せめて愛してあげよう!って思って、少しでも好きになれるように毎日ケアをしたり、ポージングを研究しています。どうせなら少しでもハッピーに過ごせるように発想の転換も大事なのかなって思います。『PEACH GIRL』は、そんな私のありのままの姿がたくさん収録されています。グラビアは私の原点で、今までずっと性別関係なく楽しめるグラビアをモットーにしてきて、これはその集大成のような写真集になっています。ぜひこれを見て、きゅんとしたり参考にしていただけたらうれしいです『PEACH GIRL』(主婦と生活社)¥2,970さまざまな雑誌やテレビなどで活躍する内田理央さんの20代ラストグラビアをおさめた写真集。レトロなフォントで遊び心を演出し、写真集全体のポップさとレトロえっちな雰囲気が表現され、甘くてジューシーな1冊に。通常盤カバーに加え、セブンネットショッピングにて限定カバーも展開。内田理央PROFILE1991年9月27日⽣まれ、東京都出⾝。雑誌『MORE』レギュラーモデル。 2018年放送のドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝⽇系)で主⼈公の幼馴染・ちず役で⼈気を博し、同作で第22回⽇刊スポーツ・ドラマグランプリ助演⼥優賞を受賞。その他、ドラマ『掟上今⽇⼦の備忘録』(⽇本テレビ系)やドラマ『海⽉姫』(フジテレビ系) などに出演し、ドラマ『向かいのバズる家族』(⽇本テレビ系)やドラマ『来世ではちゃんと します』(テレビ東京系)では主演を務める。 2020年8⽉には舞台『星の数ほど星に願いを』にて舞台初主演を務め、NHK BS時代劇『明 治開花 新⼗郎探偵帖』(2020年12⽉)ではヒロイン役として、時代劇に初挑戦。2021年には、6⽉に映画『リカ』、7⽉に舞台『物語なき、この世界。』、8月には主演ドラマ『来世ではちゃんとします2』(テレビ東京系)の放送が決定している。取材、文・鈴木恵美
2021年07月16日アンジュルム上國料萌衣さんと大人気ヘアメイクアップアーティストの笹本恭平さんのスペシャル対談が実現。本日のヘアメイクから、美容談義まで盛り上がりました!上國料萌衣さんとヘアメイクアップアーティスト笹本恭平さんのスペシャル対談!スタイリストSHOCOさんの連載「スタイリストSHOCOのECO&FASHION」の撮影で実現した、上國料さんと大人気ヘアメイクアップアーティストの笹本さんのスペシャル対談。SHOCOさんのスタイリングに合わせたメイクについて、おふたりにうかがいました。―笹本さん、ヘアメイクアップアーティストから見たかみこちゃんの印象は?初めてお目にかかったんですが、もう、すんごい素敵ですよね!小さなお顔の中のひとつひとつのパーツが大きくて、長いまつ毛など華やかで印象的なところがいっぱい。だから全部を盛らずに、素材を生かしてメイクは極力やらないところはやらない、ポイントだけに絞るのを心がけました。自分の中でも新境地というか、メイクをしていてとても楽しかったです!―本日はSHOCOさんのスタイリングに合わせて3パターンのメイクをしていただきました。それぞれのメイクのポイントは?笹本さん1パターン目はボーダーにサロペットと、わりとカジュアルな洋服だったので、ちょっと女っぽさを漂わせたくて、リップは赤で清々しい色っぽさをプラス。ファンデもほぼ塗ってなくて、艶感だけ演出して、ナチュラルな肌に。眉毛は毛並みを立てて立体感を出し、ラフで自然な印象に仕上げました。上國料さんドライヤーで眉毛の毛並みを立たせるテクニックに、びっくりしました!笹本さん僕のメイク本『コンサバメイク革命』にも載っているので、よろしければぜひ(笑)。上國料さん真似してみたいです!あとは、赤リップもすごく可愛かったです。赤のリップを塗るなら、アイメイクをしっかりやらなくちゃバランスが悪いのかと思っていたんですが、マスカラやアイラインも使わなくていいんだ!とすごく勉強になりました。笹本さん嬉しいですね!2パターン目は、カラフルな服だし、ワンショルで肌見せもしていたので、マニュッシュな顔に仕立てた方がバランスいいかな、と。だから、メイクはヘルシーさを引き立たせたくて、色はあまり効かせずに、日焼けっぽいオレンジチーク、アイメイクはアンダーラインを引いて。最後に遊びで、目の下に黄色のラインストーンをのせてみました。センターパートでバサッとラフな感じのヘアスタイルとも、相性がいいかなと思います。上國料さんこれも可愛かったですー!私、普段は全然オレンジ系とか使わないんです。というのも最近、パーソナルカラーを気にしすぎていて…。私はブルベなので、あまりオレンジは似合わないとされているんですが、全然そんなことないんだなって。笹本さんすごく似合ってますよ。イエベブルベかぁ~。僕はあまり気にしたことないですね。上國料さんメンバー同士でもパーソナルカラーって気にしてる子が多くて、「私はブルベだからオレンジはちょっとね」みたいな話はよくしています。私も、テラコッタとか挑戦してみたいけど、ブルベだからきっと似合わないんじゃないかなって、アイテムを買うことすらできなかったんです。でも、これからは使ってみたい色はどんどんチャレンジしていけそうです。笹本さんうんうん、いろいろなメイクを楽しんでほしいです!最後の3パターン目は、洋服の色もパンツのフォルムも、わりとかっこいい感じだったから、変にフェミニンぽさはないほうがいいなと思って、髪はキュッとまとめてシンプルに。でも顔にはちょっと色っぽさがほしくて、アンニュイなパープルの囲み目にしました。リップはコンシーラーで赤みを消して、より目元にフォーカスさせています。上國料さん紫色は普段使わないのですごく新鮮でした。あとはすごくグリッター使いが可愛くて、参考にしたいなと思いました。自分でやると、なんか変になっちゃって…。なにかコツはあるんですか?笹本さん全面に使うのではなく、狭い範囲に使うのがいいですね。グリッターをつけすぎちゃうと、逆に目立たなくなっちゃうので。−上國料さんは、普段オフの日はどんなメイクをするんですか?上國料さんラメのアイシャドウが好きでよく使いますね。それだけで目元の印象が強くなるので、マスカラはブラウンにしたり、リップも薄めにしたり、洋服の色に合わせてチークやリップの色を変えたりして楽しんでいます。ただ、ベースメイクが崩れやすいのが悩みで、何を使えばいいのかわかりません。笹本さん崩れやすいのは、ファンデーションの重ねすぎが問題かもしれないですね。上國料さんたしかに、重ねています!笹本さん重ねるなら、ミルフィーユみたいに薄く重ねるのが正解。リキッドファンデなら、全顔であずき大くらいの分量が適量です。そしてファンデだけでカバーするのではなく、フェイスラインのニキビ跡など隠したいところは、コンシーラーを使って消すのがいいです。ファンデは、目より外側は塗らなくてOKなんですよ。顔って球体なので、目から外側ってカーブになっていて自然に影ができるから、均一に塗っちゃうと顔が大きく見えてしまうんです。目より内側の部分、とくに頬の部分をキレイにしてあげると、肌って美しく見えるんです。上國料さんそうなんですね!たしかに、顔全面にファンデをきっちり塗っていましたし、トラブル部分にはさらにコンシーラーも重ねていたので、厚塗りになっていたと思います。ファンデの塗り方を見直してみますね。あと、買ってみたけど似合わないアイテムってどうすればいいでしょうか。黄色のリップが可愛いから買ってみたものの、なんだか似合わなくて…。笹本さん黄色って実は、すごく万能なカラーなんですよ。洋服の色も選ばないし、他の色との相性もいいんだけど、これまで日本のメーカーにはなかった色だからびっくりしちゃうのかもしれないですね。なので最初は自分の中で違和感があるかもしれないけど、けっこうそんなことなかったりするんですよ。だからまず、家の中で塗ったりして、自分で見慣れることですね。そうすると、不思議と自分の色になってきますから。上國料さんありがとうございます!せっかく気に入って買ったのに、全然出番がなかったから、まずは慣れることからやってみたいと思います。―anan編集部でも、スケジュールが押さえられないと嘆いている編集者が続出の売れっ子メイクの笹本さんですが、今回初のメイク本を出されたとか。「#洒落コン」顔になれる秘密がつまっていますが、笹本さんが提案するコンサバメイクとは?恐縮です…。僕の中でコンサバの女性って、1番おしゃれだなと思っているんです。たとえば、ハイブランドの広告とかも、よくよく見ると奇抜なことをしているワケではないのに、洗練されていて洒落てますよね。あれってまさにコンサバティブだなって思っていて。ただ日本だと、コンサバって言葉が、控えめとか無難とか、ちょっとネガティブな印象が強いかなと思うんです。でもそうじゃなくて、コンサバといってもやってはいけないことってなくて、アイテムなりテクニックを更新することでアップデートできるし、洗練された印象に昇華できるんです。―笹本さんが、かみこちゃんに「#洒落コン」メイクをするとしたら?普段の印象は、すごく甘くて可愛らしいというイメージなので、いつもよりクールな雰囲気にしてみたいですね。おでこを出したり、目元はカーキのアイシャドウでニュアンスをつけて、ちょっと大人っぽい感じにしたいなと思います。−マスクでメイク迷子になっている読者へ、一言お願いします。今のご時世、マスクしているからの悩みもあると思いますが、リップも好きな色をつければいいんじゃないかなと思います。落ちにくいリップもたくさん出ているし、どうせ見えないからいいじゃなくて、自分の気分が上がるか上がらないかで毎日メイクを楽しんでいただけるといいかなと思います。今回のメイク本には、普段使えるテクニックが目白押しなので、1冊買っていただけると、きっといいことがあると思います(笑)。この本で、なにか新しいことを1個でも取り入れてみようかなって気持ちになってくれたら嬉しいです。―では最後に、上國料さんにインタビューを!前回、ananや本サイトにご出演いただいて、アンジュルムのメンバーや、お友達から反響ありましたか?「衣装もメイクも新鮮で可愛かった!」と、とっても好評でした。―ハロー!プロジェクトのOGの方で、憧れの方はいますか?憧れの先輩はたくさんいらっしゃいますが、美容面だと高橋愛さん!以前、お食事に同席させていただいたときに私の正面に座ってらしたんですが、本当にお肌がキレイすぎてびっくりしました!!あまりの美しさに緊張してしまって、ご本人に直接美の秘訣をおうかがいすることはできなかったので、帰りにスマホで検索しました(笑)。リサーチによると、日焼け対策をしっかりされているとのことだったので、日焼け止めを頑張って塗っています。―最近好きな香水は?香水はつけないので持っていないんです。香りもの自体は好きなので、自宅ではヒノキのアロマを焚いて、リラックスすることが多いですね。あとは、ゆずの香りが好きなので、ボディークリームやハンドソープはゆずの香りにしています。―6月23日にリリースされる3曲の新曲について教えてください。新メンバーが3名加入してのアンジュルムの新体制ということで、前作のシングルからかなり変化があると思います。「はっきりしようぜ」は、すごくアンジュルムらしいかっこいい曲で、「泳げないMermaid」はちょっと切なくて、「愛されルート A or B?」は、ジャズっぽくておしゃれ。あとは、今まではあまりソロパートってなかったんですが、「はっきりしようぜ」と「泳げないMermaid」は、AメロBメロをソロでつないでいるので、メンバーそれぞれの声が聞けて楽しんでいただけるのではないでしょうか。3曲とも全く違うので、新しいアンジュルムの魅力が詰まっていると思います。ミュージックビデオもぜひ見比べてほしいですね。―ソロでの活躍もめざましいですね!仕事が決まるたびに、メンバーも自分のことように喜んでくれるので、アンジュルムに還元したいですね。やっぱり、アンジュルムを知ってもらいたいという気持ちが大きいので、いつか大きなステージでライブをしたいです。みんなでゲームしたり、お弁当とかもみんなで「せーのっ!」って選んだり、とにかくメンバー全員がすごく仲良し。最年少メンバーの松本わかなちゃんは13歳ですけど、1番しっかりしてまとめ役だったりと、新メンバーが入ってさらにバランスもよくなった気がします。−メンバー愛あふれる上國料さん。「メンバーのためなら〇〇できる!」の「〇〇」にはいる言葉は?悩みますね〜(と、しばらく考え込む)。うーん、そうですね、むちゃぶりとか耐えられますね。一発芸とかモノボケもできるかも。上國料萌衣かみこくりょう・もえ1999年10月24日生まれ。熊本県出身。ハロー!プロジェクト、アンジュルムのメンバー。愛称は「かみこ」。透明感のあるルックスはもちろん、どんな曲調も歌いこなす、高い歌唱力でも注目される。笹本恭平ささもと・きょうへい1982年生まれ、熊本県出身。ilumini.inc所属。卓越したセンスとオリジナリティあふれる抜け感の作り方に定評がある大人気ヘアメイクアップアーティスト。初の著書『コンサバメイク革命』(講談社)が発売中。写真・神戸健太郎 スタイリスト・SHOCO ヘア&メイク・笹本恭平(illumini) 取材、文・岡井絹美子
2021年06月23日●初の日本人キャストで上演「チャレンジに満ちた作品になる」2016年の初演以来、各地で完売続出した話題の韓国発ミュージカル『INTERVIEW』が、初の日本人キャストにより『INTERVIEW~お願い、誰か僕を助けて~』として、3月24日~4月4日まで東京・品川クラブeXにて上演されている。本作は、生きるため、愛のため、殺人を犯してしまった少年の10年後を描いた心理ミステリー・ミュージカル。まさかの展開が待っている独創的なストーリーと、全20曲の美しい音楽で綴る物語を、ダブルキャストで上演する。公演を前に、ベストセラー作家であるユジン・キム役の丘山晴己、秘密を抱える推理小説作家志願生マット・シンクレア役の小野塚勇人(劇団EXILE)、謎の事故で亡くなった18歳の少女ジョアン・シニア役の山口乃々華に意気込みを聞いた。――とても人気のミュージカルですが、出演が決まった時の心境は?丘山晴己:すごいことだなと思いました。3人だけの出演は僕も初めてですし、しかもストレートではなくミュージカルということで、盛りだくさんですよね。チャレンジに満ちた作品になることは間違いないなと、思いました。その後は本気でチャレンジすることで、その役を生きていきたいと思うようになりました。小野塚勇人:今までミュージカルのオーディションを受けていたこともあり、ミュージカルにチャレンジしてみたいという気持ちが強くなりました。なので今回お話をいただき、ぜひチャレンジしたいと思いましたが、台本を見た時に率直に難しいなと思いました。役もそうですが、お話も重い話であり、自分が舞台に立っている画もまだ想像できない。ミュージカル自体も初めてなので、挑戦という意味で頑張っていきたいと思いました。山口乃々華:去年の夏頃、映画の中でミュージカル要素がある作品をやらせていただいていて、本格的にミュージカルをやれたらいいなと思っていたので、今回のお話はすごくうれしかったです。ミュージカルを頑張っていきたいと思っていたところだったので、力試しをされているような気持ちになりました。独特の世界観に魅了されたので、素晴らしい作品になると思っています。――今までの日本公演は韓国人キャストが演じていましたが、今回初めて日本人キャストによる上演です。そのことについては、どのようなお気持ちですか?丘山:僕は普段、元の舞台のことを調べたりしないのですが、今回はちょっと韓国の俳優さんたちのことを調べました。やばいですよ、みなさん(笑)。そうそうたるメンバーで、オフブロードウェイにも出たという作品なので、だいぶハードルが高い。レベルがすごく高いと改めて感じました。韓国は芸術を国が推奨したりしている部分もあるので、力が入っているところがある。そこを日本人キャストとして日本人だからできる表現、日本語で表現できるものを含め、自分たちにしかできない作品を作っていきたいと思いました。小野塚:ミュージカル自体が初めてなので、正直よくわかっていなかったのですが、僕でも知っているアーティストの方が参加していたり、ブロードウェイに行ったということ、そして、台本を見ただけでも作品としてのクオリティーが高く、物語そのものがミュージカルではなくても響くものがあると思いました。今回の作品を僕たちならではの表現で、自分たちがやるオリジナルを大事にしていきたい。歌での表現が初めてなので、ミュージカルっぽい表現がいいのか、話をしている延長線上に歌があればいいのか、演出家の方やみなさんと協力しながら作っていきたいと思っています。山口:このような素晴らしい作品をまさか演じさせてもらうことになるなんて、という想いですが、韓国の独特の重たくて暗くて、寂しいあの雰囲気を、私たちならではの雰囲気で表現できればと思っています。――物語そのものがミュージカルじゃなくても響くものがあるとのことですが、本作のそのもの魅力をどう感じていますか?丘山:サスペンスと言っていいのか、謎めいた感じですよね。お客さんとともに謎解きをしていくストーリーだと思いますが、そういう意味でマットの多重人格の面白さを全面的に見ていただくストーリーでもあるのかなとも思っています。虐待や解離性同一性障害などのメンタルを描く作品はミュージカルではなかなかないような気がして、すごく魅力を感じています。小野塚:難しいので自分にとっても挑戦ですが、どういうメッセージ性をもってこの作品と向き合えばいいのかはずっと考えているところです、それがジョアンとの愛のテーマなのか、親との愛なのか、愛を求めてのマットの反抗だと僕は捉えてはいるのですが、それをうまく歌やミュージカルというエンターテインメントに乗せて表現することが最大の魅力だと思います、本当に暗いのですが、暗いだけではない、しっかりと楽しめる要素があります。山口:初めて読ませてもらった時に何がなんだか全然わからなくて、何回も読み返しました。メモに取らないとわからないくらい、複雑に絡み合っているんです。でも、解き明かされていくにつれて、今までのことがわかり冷や汗をかいていく展開は面白いです。お客さんも前のめりになっていくと思うので、今まで観てきたものを全部確認したくなる、そういうところが魅力だと思います。●演じたことのない役への挑戦で「ファンの方たちを驚かせたい」――韓国のエンターテインメントのレベルの高さは有名ですが、さらに韓国ミュージカルならではの魅力は感じましたか?丘山:おそらくそれに特化した人たちが、集まっていると思うんです。たとえばミュージカルなら、ミュージカルを幼少期から勉強して、大学を出て、そういう人たちが集まっている。そういう気がします。日本がそうではないとは言わないですが、韓国はそれくらい芸術に関して国の勢いがあり、熱さがすごくあると思う。技術に関しても、表現に関しても、作品に関しても。アメリカに近いという意味の大陸の熱さを感じ、一方、日本は島国なので島国なりの受け止め方があると思うし、そのギャップは今回、面白いと思います。小野塚:僕は普段、韓国映画をよく観ていて、芸術という点では同じだと思います。ちゃんと勉強して、専門的にそこに対して熱量をもってやっていることは最大の強みだと思いますし、作品選びから試行錯誤してやっているところもある。すごくレベルが高いと思いますし、自分がやるとなった時に同じように戦ってしまっては意味がない、味がないと思うので、そこは自分の経験、感性、ユジン・キム役の丘山さんとの掛け合いであったり、3人でしかできない舞台を作り上げられたらと思います。山口:ちゃんとした舞台に立つのはほぼ初めてで、今までは朗読劇などにチャレンジさせて頂きました。韓国のミュージカルはそこまで詳しくないですが、アーティストさんの雰囲気を見ていても練習生の期間が長かったり、しっかりと土台を積み上げている方が多いと思うので、私も頑張りたいと思っています。――韓国ミュージカルはレベルが高く演者の教育もすごいけれども、今回3人でしかできないものを見せたいという共通認識と覚悟があるなかで、そのためには、どこが挑戦であり頑張りどころだと思いますか?丘山:まず役が3人しかいないということ。ストーリーの中心にいるのがマットとジョアンで、ユジン・キムはその周りにいてお客さんと同じ目線で紐解いていく存在です。セリフを読むと「どうして?」や「なぜ?」という言葉が多いんです。つまり、お客さんと一緒。だからお客さん目線でリードできたらいいなと、それが僕の一番の使命だと思っています。小野塚:一人ひとりの人格を人間として観てもらえるように掘り下げることが、この作品をよくするにあたっての必要なことだと思いました。自分にとっては、それプラス歌の表現。1人の人間がずっと歌う感じではないので、人格が変わった中での歌には、その人のストーリーもあるので、そこはしっかり集中して掘り下げて、いいものが作れたらいいなと思っています。山口:ジョアンはマットほどではないのですが、年齢が変わっていくので、その違いを面白く出せたらいいなと思っています。ジョアンとマットは、いろいろなものと戦いながら頑張って生きていくなかで多重人格が芽生えてきてしまう。背景がとても過酷なので、そこをしっかり理解したいと思います。――最後にファンの方へ本番への意気込みをお願いします!丘山:今まで演じたことのない役で、それはたぶん3人とも同じ。それぞれのファンの方たちを驚かせたいなと思います。今まで見せたことがなかった自分もどんどん見せていくチャレンジだなとも思っているので、まだ出していない、隠しているものを全部出していきたい。僕自身まだ見たことない自分がいるかもしれないので、それをお客さんにも観てもらいたいと思っています。小野塚:僕も自分の役は今までで一番難しいと思いますし、ミュージカル初挑戦ということで、この作品が自分にとって間違いなく大きなものになると思っているので、しっかりとやっていきたい。今回はダブルキャストで、レッドとブルーと2つに分かれているので、それぞれの良さもあります。そして、品川クラブeXという360度の舞台なので、いろいろな視点からユジン・キム、ジョナ、マットが観られると思うので、そこも楽しみにしていただけたらと思います。山口:私のお芝居を生で観ていただく初めの一歩なので、ファンのみなさんには安心してもらいたいです。これからが楽しみだなと思ってもらえるように頑張りたいです。■丘山晴己1985年1月10日生まれ、東京都出身。2008年11月にミュージカル『Radio City Christmas Spectacular』でデビュー。2014年、世界的に人気の高いブロードウェイ公演『The Illusionists』に初の日本人出演者として抜擢。2017年、ミュージカル『スタミュ』、ミュージカル『RENT』のエンジェル役で話題になる。2018年にはミュージカル『刀剣乱舞-結びの響、始まりの音-』に巴形薙刀役で出演。2019年には初主演となる舞台『Fate/Grand Order THE STAGE -絶対魔獣戦線バビロニア-』にてギルガメッシュ役を熱演した。■小野塚勇人1993年6月29日生まれ。千葉県出身。劇団EXILEのメンバー。2016年『仮面ライダーエグゼイド』で九条貴利矢役を演じ、その後、舞台・ドラマ・映画と多方面で活躍している。近年の主な出演作にはドラマ『共演NG』(2020/テレビ東京)、『遺留捜査』第6話、映画『東京ワイン会ピープル』(2019)、『いけいけ! バカオンナ~我が道を行け~』(2020)など。■山口乃々華1998年3月8日生まれ、埼玉県出身。E-girlsのパフォーマーとして、2020年末の解散まで活躍。女優としては、「HiGH&LOW」シリーズや「イタズラなKiss THE MOVIE」シリーズ、映画『私がモテてどうすんだ』(2020)などに出演。舞台では今年、『INTERVIEW~お願い、誰か僕を助けて~』の後、夏に『ジェイミー』が控えている。
2021年03月27日韓国発のミュージカル『INTERVIEW〜お願い、誰か僕を助けて〜』の日本人キャスト版初演が2021年3月24日(水)、東京・品川プリンスホテル クラブeXで開幕した。本作は、2016年5月に韓国で行われた2週間のトライアウト公演が大盛況となり、同年9月に京都で初演。以降、韓国で2ヶ月のロングランに成功し、17年には米国オフブロードウェイに進出している。日本では、16年9月の京都劇場初演から、17年3月に東京・大阪での公演を経て、18年には新たなキャストを加えて東京で再び上演されているなどしてきたが、これらは全て韓国人キャストによるもの。今回の公演が、初の日本人キャストによる上演となる。殺人を犯したひとりの少年。彼は自らを罰するべく自死を選ぼうとするが、自らも知らないうちに記憶を改ざんし、死を逃れ、生き延びる。そして10年後。青年となった殺人犯の少年は、記憶が蘇り、罪の意識から今度は連続殺人犯となっていったーー。ベストセラー推理小説『人形の死』の作家であるユジン・キム(松本利夫 / 丘山晴己)の事務所へ、作家志望の青年シンクレア(糸川耀士郎 / 小野塚勇人)が訪ねてくる。ユジンは、自殺を企てた連続殺人犯が書いた遺書を差し出し、シンクレアに物語を作ってみろと促す。そこから10年前の殺人犯の真犯人を探すふたりの男の「インタビュー」が始まる。初日を前にゲネプロ(総通し舞台稽古)が行われ、筆者はTeam RED(松本、糸川、伊波杏樹)バージョンを観た。円形の舞台を360度ぐるりと客席が取り囲む。どの角度から観ても、物語に入り込めるよう、細かな気配りのある演出。出演は各チーム3人の俳優のみだが、物語の筋書きが複雑で多層的なので、1回観ただけではなかなか全てを理解しづらいかもしれない。推理小説の中に飛び込んだような、噛みごたえある物語を、ストレートプレイではなく、20曲もの楽曲で織りなすミュージカルに仕上げたことで、よりドラマチックになっていると感じる。本作で「ほぼほぼ初めての歌唱」を披露したEXILEの松本。ゲネプロ後に行われた取材会で、音符を覚えるところから始めて、常に歌と音楽を流しながら、できる限りの練習を重ねて、稽古に臨んだことを明かす。「『もう2度とやるか!』と思うぐらい本当に苦労しています」と本音を漏らしつつ、「お芝居を1番初めにしたときもそうだった。『もう、やるか』と思ったけど、そこからのめり込んで10年以上、お芝居をやらせてもらっている」と振り返る。そして、「今まで挑戦できていなかったことに挑戦させていただいたというのはありがたく思っていて。学ぶことと楽しさを同時に味わえて、成長ができたんじゃないかな」と前向きに語っていた。同じ脚本でも、俳優によって解釈やアプローチが異なるため、チームで全く違う作品にみえるという。出演者らによると、Team REDが「パッション」だとすると、Team BLUE(丘山、小野塚、山口乃々華)は「大人な感じ」。両チームを見比べるのも面白いだろう。上演時間は約1時間40分(予定)。公演は4月4日(日)まで。取材・文・撮影:五月女菜穂公演情報ミュージカル『INTERVIEW ~お願い、誰か僕を助けて~』原作:チュ・ジョンファ作曲:ホ・スヒョン日本語台詞/演出:田尾下哲日本語訳詞:安田佑子出演:【Team RED】松本利夫(EXILE)/ 糸川耀士郎 / 伊波杏樹【Team BLUE】小野塚勇人(劇団EXILE)/ 丘山晴己 / 山口乃々華2021年3月24日(水)~2021年4月4日(日)会場:東京・品川プリンスホテル クラブeXチケット情報
2021年03月26日2016年の初演以来、話題に上り続けている韓国発ミュージカル『INTERVIEW ~お願い、誰か僕を助けて~』が、初めて日本人キャストで上演されることに。主人公の作家ユジン・キムを松本利夫(EXILE)と丘山晴己、秘密を抱える青年シンクレアを糸川耀士郎と小野塚勇人(劇団EXILE)、謎の死を遂げた少女ジョアンを伊波杏樹と山口乃々華がそれぞれダブルキャストで演じる。独創的でミステリアスな作品世界を、キャストたちは全20曲の美しい音楽と共にどう生きるのか。“Team BLUE”としてタッグを組み、共に舞台に立つ丘山、小野塚、山口の3人に話を聞いた。謎の多い物語と難しい役チームワークで乗り越える――まずは演じる役柄について、明かせる範囲でご紹介いただけますか?丘山僕が演じるのは、ユジン・キムという男性です。謎を解いていく推理小説作家で、観客の目線に一番近い役どころですね。小野塚そのユジン・キムの前に現れるのが、僕が演じる推理小説作家志望のシンクレアです。でも、彼には大きな秘密があって。……としか言えないんですが(笑)。丘山謎の多い物語だから、役柄の説明が難しい。どこまで言えばいいか迷って口数が減るし、話すのが下手になっちゃいます(笑)。山口私が演じるジョアンも説明が難しい役ですが(笑)、シンクレアの秘密に大きく関わっていて。秘密の鍵を握る存在……といったところです。丘山晴己(左)、山口乃々華(中央)、小野塚勇人(右)撮影:源賀津己――それぞれ難役の香りがしますね。丘山観客の皆さんはユジン・キムを通して話を理解していくことになりますから、僕の役目は物語をしっかり伝えること。目の前で何が起きているのか?お客さんに読み取っていただくという意味でも、すごく重要な立場だと思っています。小野塚僕の場合、今まで演じてきた中で一番難しい役だという気がしていて。また、ミュージカル自体も初挑戦ですから、乗り越えなきゃいけない壁が多いです。本当に、すべてが挑戦ですね。山口私も舞台ミュージカルは初めてですから、ハードルがすごく高いです。役柄に関しても、目の前で起きていることの背景まで感じさせるお芝居を目指したいです。シンクレアはなぜそうなったのか、ジョアンはなぜそうなったのか。その理由が大切な物語です。丘山晴己――初共演になりますが、お互いの印象は?丘山まだ稽古前ですが、3人でいろいろ取材を受けたおかげでだいぶ仲良くなりました。おのちゃんは面白いし、いろいろ拾ってくれるし(笑)。小野塚当然です!全部拾います!(笑)丘山のんちゃんも笑顔が素敵で、甘ったるさがなくサバサバしている。いいチームになれそうな予感がしていますね。小野塚勇人小野塚そう言ってくれる晴ちゃんも気さくで明るい方ですから、稽古が楽しみです。まだまだ楽しい部分を持ち合わせていらっしゃるでしょうし。のんちゃんも10年ほど前から知っているので、こうして共演できるのが嬉しい。3人とも明るいのがいいですね。――“晴ちゃん”“おのちゃん”“のんちゃん”と呼び合っていらっしゃるんですか?小野塚はい、普段は。プライベートが出ちゃってすみません。丘山普段って(笑)。山口乃々華山口種明かしをすると、取材を受けていく中でお互いの呼び方を決めたんです(笑)。おふたりとも年上ですし、チームの中で女性キャストは私ひとりですしドキドキしていたんですが、お互いに関わり合おうとしている雰囲気が嬉しくて。一緒に楽しく頑張れそうです。シリアスなテーマとミュージカルのエンタメ性そのバランスが重要な作品――どんな作品になりそうですか?丘山重くて繊細な物語を、ストレートプレイではなくミュージカルで表現するのが魅力になってくるのかなと思います。社会的な問題も題材に含まれていて、メッセージ性がありますし。それらを“気づいてあげること”が、物語の鍵にもなっています。小野塚シリアスなテーマにどれだけのリアリティを持たせられるか。一方、ミュージカルというエンタテインメントにどれだけ寄せられるか。そのバランスが重要だと思います。あとは、客席が360度を囲むステージなので、そのユニークさを生かすことができれば。視点によって感じるものも違うでしょうし。座席によっては、僕のお尻をずっと見ることになるかも(笑)。丘山お尻を見られる座席もあれば、見られない席もあると(笑)。小野塚そのとおりです。それも観劇のポイントにしていただければ。丘山&山口(笑)。小野塚顔の表情じゃなく、お尻の表情をポイントにしていきたいんで。シンクレアの秘密も、お尻を見るだけで理解していただけるように。丘山本当にそれが表現できていたら賞も獲れるよ!(笑)山口確かに(笑)。でも、登場人物を理解していただくことがやっぱり大事ですよね。韓国版を観させていただいたときに感じたことなんですが、謎が解き明かされていくにつれ、登場人物たちがどんどん魅力的に思えてくるんです。彼らのことをもっと知りたくなるし、もっと理解したくなる。観る側も体力のいる舞台になりそうですが、いい体力というか、いい消費をしに来てもらえるんじゃないかなと思います。――舞台ミュージカル初挑戦のふたりに向け、丘山さんからアドバイスは?丘山そんな大層なことはできませんが、客席との一体感を味わえたらいいですね。これは僕がブロードウェイでミュージカルを見たときに一観客として経験したことですが、ある歌唱シーンの後、サッカーのゴールが決まったかのように客席から声が上がったんです。小野塚へえ~。ライブみたいですね。丘山お客さんが一緒に歌い出したりもして。そういった状況を目の当たりにすると、やっぱり観客の皆さんあっての舞台だなと思います。小野塚客席が「ワ~ッ!」となるのを目指しますか!――作品のテイスト的に「ワ~ッ!」はそぐわなそうですが(笑)。丘山確かに(笑)。叫ぶよりは、内側でひしひし受け止めることになるかと。小野塚内側での歓喜ですね。――その点、山口さんが出演なさった映画『私がモテてどうすんだ』のミュージカルシーンは、歓喜を外側へと表現するものでしたね。山口そうですね!まさに、「ワ~ッ!」という感じで(笑)。ミュージックビデオを撮る感覚でもありました。そういった意味でも、映像と舞台はまた違ってくるんじゃないかと思っています。舞台に立ったことのある役者さんは、「ライブ感がすごいよ!」と皆さんおっしゃいますし。それを私も味わえるよう、めげることなく立ち向かっていきたいです。未知数な分、自分にどんな表現ができるかも楽しみにしています。小野塚歌うのではなく、言葉を伝えることに重点を置くことができれば。この作品を通して、僕は「歌が上手」と思われたいわけではなくて。演じる役がどんな人なのか、その感情を伝えていきたいです。――本作は韓国発のミュージカルですが、個人的に親しんでいる韓国のコンテンツはありますか?丘山僕は今、BLACKPINKにハマっています。楽屋などで聴いているとぶち上がりますね。小野塚おお~!――“推し”はいるんですか?丘山……リサちゃん。小野塚恥じらいがすごい(笑)。僕は以前から映画やドラマをよく見ています。テイストの幅が広いですよね。ロマンティックで痛快なものから、僕たちの舞台みたいにシリアスなものまで。そのどちらも見ますが、後者で言うと映画『息もできない』が好きです。山口私は『愛の不時着』にハマって。丘山ハマっちゃうよね!山口リ・ジョンヒョク大尉が大好きになりました。なので、「今一番好きな俳優さんは?」と聞かれたときは、必ず「ヒョンビン」と答えています(笑)。取材・文:渡邉ひかる撮影:源賀津己ミュージカル『INTERVIEW ~お願い、誰か僕を助けて~』3月24日(水)~4月4日(日)品川プリンスホテル クラブeXにて上演プレミアムグッズ付き指定席:12,800円(税別)※パンフレット+非売品オリジナルフォト(観劇公演のTeamキャストの写真3点セット)付き指定席:9,800円(税別)プレイガイド先行■ぴあ先行受付期間:2021年3月4日(木)15:00~3月7日(日)23:00■ticketbook先行受付期間:2021年3月4日(木)15:00~3月5日(金)23:00一般発売:2021年3月13日(土)チケットぴあ 丘山晴己さん、小野塚勇人さん、山口乃々華さんのサイン入りチェキを1名様にプレゼント!ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=5dddd689-69be-418b-83f3-21421760b461&contentTypeId=2) すると、この記事内に応募ボタンがあります。
2021年03月04日韓国発の人気ミュージカル『INTERVIEW』が、日本人キャストにより2021年3月より品川クラブeXにて上演されることが決定した。ミュージカル『INTERVIEW』は2016年5月に韓国で行われた2週間のトライアウト公演が大盛況となり、同年9月に京都で初演を実現。以降、韓国で2カ月のロングランに成功し、韓国ミュージカルアワードの最優秀新人演出賞を受賞し話題になった。その勢いは止まらず、2017年2月にはNYオフブロードウェイへと進出を果たし、米国キャストにて上演。日本では2017年3月に東京・大阪での公演を経て、2018年にも新たなキャストを加え東京で再び上演された。今までの日本公演は全て韓国人キャストによるもので、日本でも人気のK-POPアイドルのチャンソン(2PM)、エン(VIXX)、ユナク(超新星)、ソンジェ(超新星)らが出演。この度、日本人キャストで上演されるにあたり、ベストセラー作家であるユジン・キム役にはEXILEメンバーとして様々なエンタテインメントに挑戦し続けながら、現在は舞台や映画などでも幅広い活動を見せている松本利夫(EXILE)と、ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズやミュージカル『RENT』、『キャバレー』、そして『ザ・イリュージョニスト』など本場ブロードウェイの舞台にも多数出演している丘山晴己を迎えた。さらに、秘密を抱える推理小説作家志願生シンクレア役はゲーム『ディズニー ツイステッドワンダーランド』のルーク・ハント役のボイスキャストを務めるほか、舞台『黒子のバスケ』やミュージカル『刀剣乱舞』など人気作品のキャラクターを多く演じている糸川耀士郎と、仮面ライダーエグゼイド(九条貴利矢 / 仮面ライダーレーザー)をはじめ、映画やドラマで活躍中の小野塚勇人(劇団 EXILE)が演じる。謎の事故で亡くなった18歳の少女ジョアン役には、舞台「NARUTO-ナルト-」、ミュージカル『ラヴズ・レイバーズ・ロスト』やTVアニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』にて主人公・高海千歌役を演じるなど、声優・女優として活躍中の伊波杏樹と、E-girlsのメンバー時代から、映画『HiGH&LOW THE MOVIE』や『イタズラな Kiss THE MOVIE〜ハイスクール編』などに出演し、女優として活躍の場を広げてきた山口乃々華。豪華な面々がダブルキャスト編成・回替わりでそれぞれの役を演じる。日本語版の脚本・演出を担当するのは、オペラ、ミュージカル、芝居、2.5次元舞台など様々な分野の舞台を手がけている田尾下哲。劇作家として翻訳、上演台本、翻案の他、オリジナル戯曲を海外で上演するなど、海外の作家達との共同作業のプロジェクトに参加し、ジャンルを超えた活動を続けている。音楽監督を務めるのは、作・編曲、演奏、指揮、音楽制作、歌唱指導、訳詞など様々な方面から舞台音楽に携わり、ブロードウェイミュージカル、オリジナルミュージカル、ミュージカルコンサートの音楽監督、キーボード・コンダクターを数多く手掛ける宮﨑誠。劇団四季、東宝ミュージカル、宝塚歌劇団、音楽座ミュージカル、ミュージカル座、明治座などにて、指揮 、作・編曲、演奏など幅広く活躍している。初の日本人キャストによるミュージカル『INTERVIEW〜お願い、誰か僕を助けて〜』は3月24 日(水)〜4月4日(日)まで、品川クラブeXにて上演。手に汗握る独創的なストーリーと、全20曲の美しい音楽が観る人の心を魅了する本作に期待してほしい。【公演概要】ミュージカル 『INTERVIEW〜お願い、誰か僕を助けて〜』公演日時:3月24日(水)〜4月4日(日)会場:品川クラブeX※ダブルキャストにより回替わりで上演いたします。※上演時間は約1時間40分(予定) 休憩なし原作 : チュ・ジョンファ / 作曲 : ホ・スヒョン日本語台詞 : 田尾下 哲 / 日本語訳詞 : 安田佑子演出:田尾下 哲 / 音楽監督 : 宮﨑 誠<出演者>※ダブルキャストTeam RED・ユジン・キム役 : 松本利夫(EXILE)・マット・シニア役 : 糸川耀士郎・ジョアン・シニア役 : 伊波杏樹Team BLUE・ユジン・キム役 : 丘山晴己・マット・シニア役 : 小野塚勇人(劇団EXILE)・ジョアン・シニア役 : 山口乃々華<料金>・プレミアムグッズ付き指定席 : 12,800 円(税別)※パンフレット+非売品オリジナルフォト(観劇日のTeamキャストの写真3枚セット)・指定席 : 9,800 円(税別)<チケット発売>・2月22日(月)より、ファンクラブ先行予約スタート・一般発売は3月15日(月)※詳細はホームページまで: 公式Twitter: 企画・制作:LDH JAPAN / 東京音協主催 : 『ミュージカル INTERVIEW』製作委員会
2021年02月12日文:(【re:START】キーパーソンInterview 第9回から)新型コロナウイルスの感染拡大により、全国の映画館が一時的に休館を余儀なくされた。緊急事態宣言の解除後、徐々に再開を果たしていったが、当然、かつてと同じ形は難しく、席数は半減、感染対策を徹底した形での営業となっている。そんな状況の中、6月1日から劇場を再開し日々新たな試みを模索している劇場が、ポレポレ東中野だ。旧作を上映する劇場が多い中で、早々と新作の上映をスタートさせると、6月13日から公開した映画『なぜ君は総理大臣になれないのか』が連日満席のヒット。より多くの観客に届けるために、8月1日にはオンライン上映も開催される。映画館の新しい形、新しい役割が求められていく今、ポレポレ東中野代表・大槻貴宏氏に話を聞いた。街の映画館としての再開── 6月1日に劇場を再開してから約2カ月が経ちましたが、まずは現状どんな感じですか?大槻貴宏(以下、大槻)率直に言うと「思っていた通りかな」という感じですね。客席を半分にすると、入る作品には影響が出てくるだろうなというのは思っていたので。一応、客席を半分にして、上映回数を減らしても、それが全部満席になってくれたら経営的には問題ないだろうという数字を設定したんですけど、全回満席っていうのはまずないじゃないですか。本来であれば、入る作品があって、普通の入りの作品があって、そこをならした上で、月の売り上げになるわけですが、その「余裕」の部分が減ってしまった。なので、上映一回あたりの真剣さみたいなものは、より増した感じはあります。── 再開後の番組編成については、どのように調整したのでしょう?大槻再開する際の番組については、5月の頭ぐらいにひとつ自分の中で方針みたいなものを決めました。途中で中断してしまった作品もあるけれど、まずは上映が予定されていたもの、つまり、まだ表に出ていない新作から始めようと。それで、本来であれば4月18日公開予定だった『タゴール・ソングス』と5月16日公開予定だった『島にて』からスタートして。あと、初日が出ていたものについては、なるべくズラさずやりましょうと。で、途中で上映が中断したものに関しては、ひと通り落ち着いた頃(8月中下旬)から、順次上映を再開させていただくということで、関係各所に話をしました。その方針を決めるまではちょっと悩みましたけど、決めて以降はまったく悩んでないし、今は決めた通りに動いています。── 客席数は半分になってしまうけれど、旧作ではなく、まずはまっさらな新作から始めようと。大槻そうですね。この状況で新作から始めることに関しては様々な意見があるというか、過去のベストセレクション的なものから始めるというのもひとつの考え方だとは思うんですけど、それをやることによって「お祭り」みたいになってしまうのも、ちょっと怖いなっていうのもあって……。── そこは難しいところですよね。アクセルとブレーキを同時に踏むような形で再開したところがあるので。大槻そうなんですよね。実際、キャパが半分……最初は半分以下からスタートしたので、そこでお客さんが溢れてしまったらどうしようというか、そこで責任を取れるのかっていう自問自答がありまして。で、そのキャパに収まるようにって考えると、積極的に「来てください」とはやっぱり言えないじゃないですか。あと、僕はやっぱり常々、街の映画館というのは、街のラーメン屋さんやパン屋さんと同じようなものだと思っているんですよね。なので、とにかく粛々と、予定していたことをやっていきましょうと。── なるほど。再開後のお客さんの反応はいかがでしたか?大槻再開して最初の頃は、やっぱりお客さんの側にも、マスク着用とか飲食禁止等々モヤモヤした感じがあったと思うんですけど、2カ月経って、そういうものはなくなってきました。そこはすごく感謝しています。何かが起きてしまっては、元も子もないので。なので、6月の終わりぐらいからは、上映回数もちょっと増やして。まあ、本当にビクビクしながらやっている感じですよね(笑)。: チケット料金1,800円(uP!!!から購入の場合、auスマートパスプレミアム会員は500円 引)購入サイトPIA LIVE STREAM: : チケット販売中本配信イベントのチケットは日本国内からのみ購入が可能となります。チケット1枚につき視聴いただける端末は1台となります。第3者への譲渡・転売行為は出来ません。スマートフォンやデジタルカメラ等による撮影および録音は一切、禁止いたします。チケット御購入後は、配信延期・中止以外の理由による払い戻しは一切、いたしません。インターネット回線の突発的なトラブルによる配信イベントの一時中断の可能性がある旨、ご了承ください。お客様のインターネット環境に伴う閲覧の不具合については責任を負いかねますので、視聴前に必ず動画視聴に適した通信環境をご準備下さい。※田崎史郎の崎はたつさきが正式表記
2020年08月01日ファッション好きなら一度は覗いてみたいファッション業界。【 Interview -ファッション業界で働く- 】はファッション業界で働く方々に、ファッションに目覚めたきっかけや今の仕事に就いた経緯、お仕事の魅力などを伺うインタビュー連載です。第1回はWHO’S WHO gallery バイヤー 西井のどかさんに登場していただきます。WHO’S WHO galleryは「EXCITING & RELAX」をコンセプトに、80’S・UNIFORM・AMERICAN・EUROPIAN、の4要素から時に気分にマッチした力まないブレンドスタイルを提案する、新感覚のメンズ&レディースショップ。都内に6店舗を展開し、各ショップ独自のブログやインスタグラム運営などSNSの発信にも力を入れています。現在、レディース部門の商品企画、バイヤーを務める西井さんは入社8年目。服飾の専門学校を卒業したあと新卒でパル グループに入社し、WHO’S WHO galleryに配属。4年間、関西で店頭に立ったあと、ブランドの関東進出を機に上京。都内の2店舗で副店長、店長を経験し、半年前にバイヤーに就任。Interview— ファッション業界に入ろうと思ったきっかけは?昔から服が好きで、物を作るのが好きでした。好きなことをやりたいというのがずっとあって、勉強は嫌いだけど服は好き、という思いで服飾の専門学校に進学。当時は古着が流行っていて、人と一緒は嫌で個性を重視する学生時代でした。— はじめからバイヤーを目指していたのですか?入社した時は20歳だったので、販売員の先に自分のブランド持ちたいとか夢を持って入りました。そんな簡単にはいきませんでしたが、販売をやっているうちに販売って楽しいなと感じました。長い間、楽しいから販売の現場でいいかなと思っていたけど、やっぱり心のどこかでチャンスがあればやりたいと思っていて。東京に出てサブ、店長、と一つ一つステップを踏んで上が見えた時に、次の段階に進んでみようと思いはじめました。ちょうどそのタイミングでバイヤーの話が来て、その時「すぐにやります」と。とてもいいタイミングでチャンスが回ってきたんです。— バイイングって、具体的にどんなことをやっているんですか?WHO’S WHO galleryはオリジナル商品とセレクト商品を取り扱っているのですが、レディースのオリジナル商品全般の企画と、セレクトアイテムのバイイングをやっています。バイイングの仕事ではシーズンごとに展示会に行って、お店のコンセプトやそのとき打ち出すシーズンのイメージに合いそうなものをピックします。何故そのアイテムがお店に必要かを考え、それをどういう風に編集するのかがバイヤーの仕事。バイヤーの先輩に言われたことなんですけど、「可愛いから買うっていうのは誰でもできるから、この商品があることで店頭にどういう効果が生まれるのか、何故店に必要なのか理由を考えなければいけない」と。この商品は棚にこんな風に置こう、とイメージしながらピックします。ずっと店頭で売り場を組んでいたので、そこはイメージしやすいかな。専門ではデザイン、パターン、ソーイングなど服作りの基礎を学びましたが、実際にバイイングでは基本的な知識というより、販売の現場で培った知識や経験の方が活きています。うちのお客様はこの素材感が好きとか、このディティールは良いけどこっちはダメとか、世間ではこれが流行ってるけどうちならこうとか。店頭の経験がなかったら、バイイングは出来ないかな。若い時はすぐに役職に就きたいと思っていたけど、もし当時すぐにバイヤーになれたとしても、壁にぶつかっていたかもしれません。— バイヤーと言っても、アイテムをセレクトするだけではなく商品の企画もするんですね。商品企画では何をやっているんですか?ブランドがそのシーズンに打ち出すコンセプトや、オリジナル商品の企画を考えています。ブランドにもよりますが、商品企画を行うのは約半年前から。今はちょうど夏物の企画をしています。こんなものを作りたいとイメージを出して、それに合う生地を選んだり、ディテールを決めたりする。生地見本をサンプルの型に当てて、イメージを膨らませます。例えば、このTシャツにはこのバンダナ柄のポケットをつけようとか。小さなスワッチから出来上がりのイメージを想像するのもなかなか至難の業で、「出来上がりが思ったのと違う」なんてことも多々あります。そこから修正、修正を掛けてベストな商品に仕上げていくんですが、もっともっと経験を積んで想像力をアップさせていくことはこれからの課題です。— バイイングをやっていて感じる、仕事の魅力はなんですか?店頭ではお客様を喜ばせることが使命だったけど、今はスタッフを喜ばせることが楽しいです。ブランド自体が小さいのでスタッフ全員の顔が見えるので、反応を直に受け取ることができます。この子こんなの好きそうとか、これ可愛い!売れる!と思って仕入れたものがスタッフ個人のSNSにアップされているのを見ると、「しめしめ、やっぱり買ったな」とか思いますね。スタッフの喜んでいる顔を見るのが嬉しい。そしてスタッフが気に入ったものはお客様に伝わり、必ず売れる商品になります。でも、逆もしかりで「あれ、いけると思ったけど気に入ってないな」という時もあります。そんな時は何がダメなのか、スタッフの意見を取り入れて、次の商品に活かすようにしています。みんな正直なのでその反応はとても参考になりますね。私にとってスタッフが1番の顧客様です。— 西井さんが考える自流ファッション論は?コーディネート全体のバランスに気をつけています。基本カジュアルやメンズライクな格好が好きですが、田舎っぽかったり男っぽくなりすぎないように、どこかに締りを入れたり女性らしさを足します。髪型や体型もその一部で、自分に合ったバランスを重視しています。例えば、キャップにTシャツにデニムにスニーカーは男の子過ぎちゃうけど、Tシャツとデニムには巻き髪をばさっとおろして合わせるとか、キャップ、Tシャツ、デニムなら足元はヒールで女っぽさを入れるとか。少年っぽくなりすぎずキメすぎずっていう、どちらかに偏りすぎないコーディネートのバランスを大切にしています。これは店頭にいた時も感じたことなんですけど、「可愛い」とみんなから言われるのは同じ商品。でも、同じ商品でコーディネートしても、自分の体型や髪型など全体のバランスがわかっている人は上手にコーディネートしているなと思います。新人スタッフにもそういう話をすることがあるのですが、入った時よりどんどんセンスが良くなっていくのを見てきました。おしゃれは失敗して、学んでいくもの。色々なものを見たり、失敗したりっていう経験は大事だと思います。私も昔はめっちゃダサかったんですよ(笑)新卒で入った時とか。東京来てからグンとセンスが伸びた。お客様やスタッフと接している中でも学びがたくさんあります。— これから仕事、プライベートで目標にしていることは?まだまだブランドが小さいので、ファンを増やしていくことが目標です。ちょっと個性の強いブランドなので、まだまだ枠が狭い。まずはより多くの人にブランドの良さを知ってもらいたいです。実はWHO’S WHOが面白いのってファッションだけじゃなくて。今ついてくれている顧客様とはお店の中での交流だけではなく、イベントを行ったり深い交流をしています。そんな顧客様を大事にしながら、仲間をもっと増やしていきたい。去年の夏、顧客様と一緒に「100人BBQ」をしたんですが、早く「1000人BBQ」をやりたいと思っています!プライベートでは、どんどん新しいことにチャレンジしていきたい。東京に出てきて3、4年、仕事に追われることが多かったけど、最近は知り合いのご縁などがあるので、いろんなことに挑戦していきたいですね。WHO’S WHO gallery LUMINE EST SHINJYUKUAddress東京都新宿区新宿3-38-1 ルミネエスト6FTel03-5919-4002Open11:00~22:00Blog / Instagram(ルミネエスト新宿店)/ Instagram (西井さん)Text. Azu Satoh
2017年08月14日ファッション好きなら一度は覗いてみたい、ファッション業界。【Interview -ファッション業界で働く-】はファッション業界で働く方々に、ファッションに目覚めたきっかけや今の仕事に就いた経緯、お仕事の魅力などを伺うインタビュー連載です。第3回は、フリーランスPR小高 妃登美さんに登場していただきます。前編では販売員から留学を経てPR会社に入社する経緯を語ってくださいました。後編では忘れられないエピソードやフリーランスになってからの働き方の違い、これからの目標などをお伺いします。Interview— 一見するとファッションショーの現場は華やかな世界に見えますが、裏ではそんな緊張感のある攻防戦が繰り広げられていたんですね… 様々な現場を経験されてきたと思いますが、今までの仕事の中で忘れられないエピソードはありますか?入社して4、5年目かな。海外のコレクションブランドの仕事が入るかもしれないということで、(海外出張中に)デザイナーとの打ち合わせがありました。通訳はいたんですけど、なぜか通訳の言葉が通じないということで、私が英語で話すことに。偉大なデザイナーを前にして通訳をするという一大任務。まずは会社の説明をしていたら、「君の会社の自慢はいい」と言われてしまったという失敗エピソードでした。本当に緊張していたので、突然重役を振られて頭が混乱してしまったんですよね。今思えばこの仕事をやっていないと経験できない本当に貴重な機会でした。PRにとって重要な要素をひとつに定義するのは難しいけど、想定される様々なことを先回りして考えて動かないといけないということを、その時に学びました。— (ブランドの名前を聞いて)それは、緊張どころの話ではないですね。私だったら泡を吹いてしまう… 常に最悪のケースまで想定して動くということでしたが、PRで必要な力は想像力、緊急事態にも対応できる即断力なのでしょうか?何が一番重要かはわからないけど、「幅広いことに興味を持って常に勉強する、物事を俯瞰して見る力」が大切です。仕事の依頼があるときによく言うんですが、「PRをする=売上が上がる」訳ではなくて、セールスとPRが密に連携しないと結果は生まれません。PRの仕事は商品のリースをして終わりと思われがちだけど、ブランドがどういう風に誌面や世の中に紹介されて、どのようにセールスに繋がっているか、PRの活動がどう活かせれているかを最後まで見届ける。そして結果を真摯に受け止め改善すべきところは改善していかないといけない。そして小さなことに気を配ること。例えばインヴィテーションの宛名貼りも大事な仕事の一つ。届いたインヴィテーションの宛名が曲がっていたら、それがそのままそのブランドの印象になってしまうかもしれません。一つ一つの小さな行動がブランドのステータスに繋がっていくので、雑に扱ったり考えずにやったことはそのまま結果に現れてしまいます。目の前の仕事だけをこなしていてもダメで、俯瞰して物事を見ることができないと最終的に良い仕事にはたどり着けないと思っています。— 俯瞰して見る力。様々な職種を相手にして繋ぐ役割があるPRの仕事だからこそ、より大切になってくるんですね。7年間会社で働いて、独立しようと思ったのはなぜですか?そろそろ自分自身でやってみたいと思ったんです。フリーになってからは以前からお付き合いのあったブランドや、紹介されたブランドなど、一時は1シーズンで6、7ブランドほど担当させてもらっていました。今は子育てと並行しているので3、4ブランドほどです。今は独立して10年くらいですね。— フリーになってからの働き方に違いはありますか?やっぱり責任感が違います。担当したブランドの業績が悪くて終了せざるをえないということになれば責任を感じるし、逆も然り、PRをしたことで活動が広がって売上が伸びたとか聞くと嬉しい、小高さんと一緒にやったことで良くなりましたと言われると本当に嬉しい。やった分だけ自分に直に帰ってくるので、フリーの方がモチベーションは高いかもしれません。会社に入ったばかりの頃は右も左もわからず言われたことしかできなかったし、目の前のことをこなすのに精一杯でした。でも今は自分にしっかり責任がある分、相手の真剣度を見て適当にやってはいけないなと思うし、自分のためにも戦略を立ててクライアントと共有して、同じ目標に向かって一つ一つの仕事を丁寧に、真剣に取り組んでいます。フリーになってから心がけていることはまずブランドに「最終的にどうしたいのか」を聞くこと。ゴールを念頭に置いて、露出する媒体の方向性を決めたり、そのシーズンの打ち出しの強化すべき点を決めたり、時にはBUZZを起こすためにニュース性のあるイベントを自ら企画したりもします。ブランドが進むべき道筋を描いていくというか、導いていく戦略を共に考えていきます。— 小高さんが考えるファッション論を教えてください。年齢とともに着る服はもちろん変わっているんですけど、分かったのは好きな服ってずっと一緒だってこと。気付くと同じような格好していることってありませんか?最近は子供もいるしライフスタイルの変化もあって、カジュアルなアイテムでいかにおしゃれできるかが大事かな。洗える服にしようとか、スニーカーにしようとか。「こういう恰好するよね」と言われるのが昔から嫌なので、いろんな格好をします。そういう意味で特にファッションに関してこだわりはないかも? 何故かはわからないけど、〜っぽいって括られたくないんですよね(笑)— 「括られたくない」ってこと自体がこだわりだと思います(笑)最後に、今後の目標を教えてください。軸にあるのは一緒に仕事をする相手が喜ぶような仕事をしたいということ。事業を無理に拡大したいという気持ちはありません。たくさんやりすぎて、気づいたら問題を放置してしまうことがあるといけないので、自分のやれる範囲で丁寧に質の良い仕事をしたいです。今はありがたいことにPRの仕事をもらえているので、自分がおばあちゃんになってからでも良いかなと思うんですけど、子供のための何かをしたいです。子供が生まれたことで、そう思うようになりました。ゆくゆくはファッション以外の分野でも仕事をしてみたいかな。 Text. Azu Satoh
2017年01月10日