ジャーナルスタンダード(JOURNAL STANDARD)が手掛けるパンケーキショップ・J.S. パンケーキカフェ(J.S. PANCAKE CAFE)から、苺づくしの限定メニュー「ストロベリー ラバーズ(STRAWBERRY LOVERS)」が登場。2019年3月1日(金)から5月6日(月)の期間、J.S. パンケーキカフェ全店及び、J.S. フーディーズ(J.S. FOODIES)エスパル仙台店にて展開される。ストロベリーミルフィーユパンケーキ「ストロベリー ラバーズ」の注目は、苺を増量して復活させる歴代1番人気メニュー「ストロベリーミルフィーユパンケーキ」。マスカルポーネのクリームとイチゴをサクサクのパイとパンケーキで挟んだ、ミルフィーユ風のパンケーキだ。国産苺がふんだんにトッピングされたパンケーキには、たっぷりとメープルシロップをかけるのがおすすめ。また、提供期間中毎月1日・5日・15日の3日間限定で、苺を150%増量した「モアストロベリーミルフィーユパンケーキ」に無料でアップグレードすることが出来る。パフェ&ドリンクも登場パンケーキ以外には、フレッシュな苺を贅沢に盛り付けた「ストロベリーパフェ」をはじめ、苺とミルクの風味豊かな「ストロベリーミルク」、ストロベリージュレとフレッシュミントの相性が抜群の「ストロベリーモヒート」の2種類のドリンクが登場。苺好きには堪らないメニューが揃うスペシャルな期間に、是非店頭に足を運んでみて。【詳細】ストロベリー ラバーズ提供期間:2019年3月1日(金)~5月6日(月)提供店舗:J.S. パンケーキカフェ全店及びJ.S. フーディーズエスパル仙台店メニュー:ストロベリーミルフィーユパンケーキ 1,480円+税、ストロベリーパフェ 1,000円+税、ストロベリーミルク 580円+税、ストロベリーモヒート 580円+税
2019年02月23日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「ウィンターソング」です。冬の歌というと「雪」だったり「クリスマス」だったり、まず歌詞のイメージが思い浮かぶと思いますが、僕がウィンターソングを聴いていて気になるのは、冬らしさを表現するためにどんな音選びをしているかですね。これは作り手側のこだわりになりますが、使っている楽器や音のイメージで冬の感じを出すことができるんです。以前、いきものがかりやback numberなどを手がけられているサウンド・プロデューサーの島田昌典さんの密着取材番組を見たことがあります。そのときに、いきものがかりの「SNOW AGAIN」というウィンターソングのアレンジを手がけていて、シンセサイザーで冬を連想させるリズムの音をずっと探されていたんです。僕も楽曲に合う音はどれだろうと音選びの作業で1日費やすことがあるので、一流のアレンジャーの方でも、ひとつひとつの音を聞きながら同じように探すんだ…と感動しました。また、そのとき島田さんが「これだ!」と選んだシンセの音は、ひんやりと冷たい音色で完全に冬の音だったんです。的確に響く音を見極める才能、センスに感服したことを覚えています。J-POPを代表する名曲を数多く生み出すアレンジャーの凄さを垣間見た瞬間でした。季節感をイメージできる音というのは、なにも冬に限ったものではなくて、それぞれの季節に連想させる音があると思います。クリスマスの歌なら鈴の音が鳴っているだとか、夏ならスチールドラムやホイッスルのような音が似合う。季節のイメージを出すために、どんな音色が使われているか注意して聴いてみると新しい発見があるかもしれません。今シーズンの冬だとビッケブランカさんの「まっしろ」という曲が印象的ですよね。ピアノや鐘の透明な音色、そしてビッケさんの感情が乗った歌声で冬のなんともいえない切なさや冷たさが表現されている。あと、僕の最新アルバム『SAITAMA』に収録している「Jack Frost」もウィンターソングです。ジャックフロストとは冬の寒さや冷たさを司る精霊のこと。この曲の中では、やはり寒さやクリアな印象をイメージさせるシンセの響きを入れていますが、僕はあえて薄く海の波の音を入れています。より厳しい寒さを引き出すために、夏のイメージがある波の音を実験的に入れてみました。甘さをより引き立てる、スイカに塩みたいな効果を期待しましたが、みなさん気づいてました?おかざき・たいいくオリジナルサードアルバム『SAITAMA』発売中。6/9(日)、さいたまスーパーアリーナにて、単独公演「JINRO presents 岡崎体育ワンマンコンサート『BASIN TECHNO』」を開催。※『anan』2019年2月20日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2019年02月16日ジャーナルスタンダード(JOURNAL STANDARD)が提案するパンケーキショップ「J.S. パンケーキカフェ(J.S. PANCAKE CAFE)」は、“キュート or クール”をテーマに「ピンクベリーパンケーキ」と「ブラックベリーパンケーキ」を2019年2月4日(月)から2月28日(金)までの期間限定で発売する。甘酸っぱいストロベリーソースが、5枚重ねたビーツのピンクカラーに染まったパンケーキからあふれ出す「ピンクベリーパンケーキ」。ホワイトチョコレートを混ぜ込んだホイップクリームやクリームチーズソース、ベリー、マシュマロをトッピングしてホワイト×ピンクのキュートな一皿に仕上げた。対照的に、ブラック×ネイビーのクールなイメージで展開するのは「ブラックベリーパンケーキ」。竹炭を練り込んだ生地を5層に重ね、ブルーベリーソースをイン。ザクザクとした食感が楽しいココアビスケットやホイップクリーム、砕いたチョコレート、フレッシュなブルーベリー&ブラックベリーをトップに飾った。ほどよい甘さのチョコレートソースを仕上げにかけて召し上がれ。【詳細】ピンクベリーパンケーキ、ブラックベリーパンケーキ 各1,280円+税提供期間:2019年2月4日(月)~2月28日(金)展開店舗:J.S. パンケーキカフェ全店
2019年01月26日星野源が29日に放送されるTBSラジオ『アフター6ジャンクション』(毎週月曜~金曜 18:00~)に出演することが決定した。昨年12月19日にアルバム『POP VIRUS』をリリースした星野。前作『YELLOW DANCER』からテーマに掲げていた「ブラックミュージックとJ-POPの融合」という点については一体どのような手応えを得たのか。毎回、アルバムを聴いては「星野め…!」と嫉妬を隠せない、パーソナリティのRHYMESTER・宇多丸が星野と対談する。星野は20:00~20:45頃の「ビヨンド・ザ・カルチャー」枠に出演する。企画タイトルは「星野源最新アルバム『POP VIRUS』とはいったいどんな作品なのか? 真正面からじっくり尋ねてみる特集 feat.星野源!」。
2019年01月23日気になる彼とカラオケに行けたら、それだけでも嬉しいもの。テンションも相当高くなるのではないでしょうか。でも、自分だけが楽しくなって、彼の印象がマイナスになってしまうのは考えもの。チャンスを活かして彼をドキッとさせましょう。そこで今回は、12星座別に「カラオケで彼をときめかせちゃう方法」をご紹介いたします。■ 牡羊座の彼……ノリのいい曲で歌合戦を牡羊座男子は、燃え上がるような曲を高らかに歌い上げるのが好きなタイプ。たとえばSuperflyやONE OK ROCK、あるいはJAM Projectのような熱血系のアニメソングを選ぶ人もいるでしょう。どちらかというとあなたもそういったノリのいい曲を歌って歌合戦すると良いかも。■ 牡牛座の彼……趣味や感性が合うと思われるように牡牛座男子は、無理に盛り上がる曲を歌ったりはしません。自分が落ち着いて歌える、歌い慣れた曲を選びます。静かに楽しみたいので、どちらかと言えばバラードが多そう。あなたも彼が知っている曲やしっとりした歌をチョイスするとGood。趣味が合うと思われそう。■ 双子座の彼……彼のうんちくに耳を傾ける双子座男子は知識の幅が広いので、あまりメジャーではないけれど、知る人ぞ知る良い曲を選んで歌います。「このバンドは解散したけど名曲が多くて」と、うんちくも一緒に語ってくれそうです。そこで彼の会話に耳を傾けながら歌ってみて。■ 蟹座の彼……皆で楽しめる曲を提案してみて蟹座男子は自分で歌いたい曲に迷ったら、他の人に「何歌えばいいかな」と聞き出します。自分だけで盛り上がるのはつまらないので、一緒に楽しめる曲にしたいのです。そこであなたが「これ歌おうよ!」と提案してみましょう。「世界に一つだけの花」などメジャーどころなら◎。■ 獅子座の彼……拍手やほめ言葉を忘れずに獅子座男子は目立ちたい欲が強いので、自分が一番うまく聞かせられる曲を慎重に選びます。それでいて全体の空気を壊さないよう、履歴をじっくりと眺めているでしょう。そんな彼に必須なのは拍手や「上手~」の一言。聴きに回るのが無難かも。■ 乙女座の彼……場の空気を読んだ選曲を乙女座男子は、基本的に自分の持ち歌を歌いますが、そのジャンルは幅が広いです。ロックやポップス、バラードから演歌・アニソンまで、どんな曲でもひと通りは歌えるようにしているのです。その場の空気を読むため、あなた自身も場の空気を読んだ選曲を心がければ好感度UPに。■ 天秤座の彼……デュエットできればしめたもの天秤座男子は、仲間内で歌を知らなくてついていけない人を作りたくないので、流れを読んで全員が知っている曲をチョイスします。そのため、必然的にメジャーソングを選ぶ傾向になります。可能ならデュエットに持ち込めればしめたもの。■ 蠍座の彼……彼の歌い方・選曲を肯定して蠍座男子は、周りのことをほぼ気にしません。J-POPの流れでSound Horizonを朗々と披露したり、アニソンの流れで洋楽を入れたり。当人は「好きな曲を歌うべき」と素直に思っているだけなのです。そんな彼を肯定してあげましょう。「いい歌だね」の一言でOKです。■ 射手座の彼……“合いの手”でかれについていく射手座男子は、流行りの曲はとりあえず歌いたいので、最新曲を片っ端から歌います。ただし“うろおぼえ”なので、ワンコーラスで終わったり、途中鼻歌交じりで乗り切ったりすることが多いのではないでしょうか。そんな彼には“合いの手”を忘れずに。ついていってあげましょう。■ 山羊座の彼……自分から積極的に歌いにいく山羊座男子は、あまりカラオケに行きません。歌が嫌いなわけではなく、自分がわざわざ歌う必要を感じていないのではないでしょうか。どちらかと言えば聴き専門になりそうです。そのため、あなたの方から積極的に歌いましょう。歌はひと昔前のヒット曲がベター。■ 水瓶座の彼……彼が知らない曲で驚かせて水瓶座男子は、選曲センスが普通の人とは異なっています。ボカロの曲を歌い出したかと思えば、突然力強い軍歌を選んだり、急にオペラが始まったりします。何が一番すごいかといえば、それら全てを完璧に歌いこなすこと。あなたも彼が知らないような曲で攻めて、驚かせてみましょう。■ 魚座の彼……少し大げさにノッてあげる魚座男子は、とにかくみんなが盛り上がれる曲をチョイスしがち。ゴールデンボンバーや「アナと雪の女王」のテーマや「ようかい体操」といった、誰でもわかる曲で楽しませようとします。サービス精神が豊富な反面、落ちこみやすいので必要以上にノッてあげましょう。安心するはず。■ おわりに自分が歌うばかりがカラオケの楽しみではありません。彼が歌う意外な曲に驚いたり、知らなかった名曲に耳を傾けたり、合いの手を入れて曲に参加したり……。さまざまなアクションを起こすことができます。だからこそ、彼がどんなスタイルを好むかをチェックしておくことで、ときめかせることもできるはずです。(脇田尚揮/占い・心理テストクリエーター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年01月19日SHINeeのKEY を愛するイラストレーター・えるたまさんに、K-POPの聖地についてお話を伺いました。アイドルに会える、存分に語れる場所。ファン目線のイラストルポ漫画が大人気のえるたまさん。そんな彼女がK-POP沼にハマったのは、2009年のこと。「ひょんなことから、SUPER JUNIORのライブに行ったんですが、そこでK-POPアイドルってすごい!となって。次に好きになったのが、SHINee。彼らのファンミに初参加した思い出の地が『中野サンプラザ』。ハロプロヲタでもあるので、尊い場所です」アーティストの本拠地・韓国に遠征に行くことも多いけれど、日本で韓国を感じられるのはやっぱり新大久保だそう。「『焼肉ヘラン』は、ファン仲間とチーズダッカルビを食べながらワイワイ楽しんだ思い出のお店。K-POPアイドルたちのパフォーマンスを間近で感じたい時は、『SHOWBOX』へ。アイドルたちとの距離感が驚くほど近く、たまりません」推しメンの魅力を初めて知った場所。【中野サンプラザ】●東京都中野区中野4-1-1TEL:03・3388・11519:00~18:00(電話受付時間、営業時間は施設によって異なる)休館日は施設によって異なるファン仲間と通ったおいしい焼肉屋。【焼肉へラン】「チーズダッカルビが名物になった大人気店」。●東京都新宿区大久保1-15-18みゆきビル1FTEL:03・3204・084111:30~24:00(ランチ~16:00、23:30LO)無休将来有望なアイドルに出会えるかも!?【SHOWBOX】韓国人アーティストに特化したライブハウス。●東京都新宿区大久保1-17-8TEL:03・6457・3668スケジュールはHPで確認を無休えるたまSHINeeのKEY を愛するイラストレーター。ニュースサイト「サイゾーウーマン」で、「えるたまのアイドル自由帳」を連載中。※『anan』2019年1月16日号より。取材、文・ 神武春菜野村紀沙枝保手濱奈美©Natalya Yan(by anan編集部)
2019年01月12日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。出張版となる今回のテーマは「平成元年生まれが振り返る、僕の平成ソング6選。」です。小さいころから洋楽に浸かっていた僕ですが、そんな自分でも胸に刺さった平成のJ-POPがあります。まず思い出すのは母親がカーステで流していたサザンオールスターズや米米CLUB…。中学生時代はJ-POPは女子とのコミュニケーションツールに。当時、女子人気がえぐかったSPEEDやゆずのCDを貸し借りした甘酸っぱい思い出があります。‘00年代に入るとランキングのTOP10をはなれ、“聴き方”が多様化していく。僕なんかはフェスで新しい音楽と出合う機会が一気に増えました。プロデュースやタイアップ重視の時代で曲単体が話題になることって難しい。だからこそSMAPの「世界に一つだけの花」なんかは、強い曲やったな~と改めて思いますね。昨年もっとも刺さったのは米津くん。楽曲は尖っていながらヒットしていて。これはかっこいいしうらやましい限りです。『真夏の果実』サザンオールスターズ桑田佳祐が監督した映画『稲村ジェーン』主題歌としてリリース。「母親がいやがる僕にボディボードさせたくて夏は海へ。その時の車のBGMはサザン。なかでも記憶に残っているのがこの曲です」(タイシタレーベル)『ガッツだぜ!!』ウルフルズウルフルズをメジャーシーンに押し上げた代表曲。続く「バンザイ ~好きでよかった~」でミリオンヒットを記録。「小1のころ運動会で踊った曲。クラス中みんなで盛り上がりました」(EMIミュージック・ジャパン)『my graduation』SPEEDSPEED6枚目のシングルで150万枚に迫る売り上げを記録。卒業曲の定番に。「小4で初めて買ったシングル。女子が教室で歌っていて“何その曲?”って教えてもらった一曲。めっちゃええ曲やんって買いに走りました」『世界に一つだけの花』SMAPトリプルミリオンを達成したSMAPを象徴する一曲。「ヒットする要素が詰まった一曲ですよね。王道のコード進行とキャッチーなメロディ、前向きな歌詞。お見事なヒット曲だと思います」(ビクターエンタテインメント)『男の子と女の子』くるりファン投票によりアルバムからシングルカットされた一曲。「高1のころ初めてサマソニでくるりをみて、同じ京都出身で親近感が湧きました。琴線に触れる柔らかな歌詞が好きです」(SPEEDSTAR RECORDS)『Lemon』米津玄師TVドラマ主題歌として書き下ろされ、ミュージックビデオは現在2億回を超える再生数を記録。「現在のSNS世代を代表するおひとり。何かある人だなと楽曲を聴くたびに思います」(ソニー・ミュージックレコーズ)おかざき・たいいく3枚目となる最新アルバム『SAITAMA』が発売中。6/9には念願のさいたまスーパーアリーナでの単独公演も決定!※『anan』2019年1月16日号より。写真・小笠原真紀取材、文・梅原加奈(by anan編集部)
2019年01月12日●あまり語られてこなかったMr.Children昨年発売された書籍『日本代表とMr.Children』(2018年11月28日発売/ソル・メディア)。この本は、1998年のワールドカップ初出場を機に国民的コンテンツとなったサッカー日本代表と、モンスターバンドとして90年代から席巻し桜井和寿が大のサッカー好きでもあるMr.Childrenの関係性を、音楽・映画ジャーナリストの宇野維正氏と音楽ブロガー・ライターのレジー氏が読み解くという内容だ。共著者の1人であるレジー氏に、桜井和寿とサッカーとの出会いや、ミスチルの楽曲がサッカー選手に支持される理由などについて聞いた。○■『日本代表とMr.Children』書籍化の経緯は――まず、書籍化の経緯をお聞かせください。『日本代表とMr.Children』というタイトル通り、サッカー日本代表とMr.Childrenの関係性を分析する内容となっています。ロシアワールドカップのベルギー戦が終わり、キャプテンを務めてきた長谷部(誠)が代表引退を表明して、あの世代の日本代表が一区切りついた感がありました。そして、大のミスチルファンでもある長谷部がキャプテンに就任した2010年くらいから「自分たちのサッカー」というのが日本代表を取り巻くキーワードになっていて、それがミスチルの歌ってきた「自分らしさ」とつながる部分があるなと。そんな話をツイッターでつぶやいたところ、共著者の宇野(維正)さんと話が広がり、そのやり取りを見ていたソル・メディアの方からお声がけがあって、結果的に書籍化に至りました。――本書では、長谷部キャプテンを中心とした日本代表を「ミスチル世代」と呼んでいますね。レジーさんご自身もミスチルがお好きとのことですが、ミスチル好きになったきっかけをお聞かせください。最初は小学生のときに聴いた「CROSS ROAD」ですね。今まで自分が聴いてきた音楽とは雰囲気の違うことをやっているバンドが出てきたなと思いました。決定的だったのは、「innocent world」です。中学校のクラスの友達もみんな聞いていましたね。それに関連して言うと、今回の本を書く上でのモチベーションとして、90年代に世間の人が最も接しているコンテンツのひとつとしてミスチルがあるはずなのに語られることが少ない、そういう状況に風穴をあけたいという思いが個人的にはありました。――確かに「小室ファミリー」などについてはよく語られていますが、ミスチルについてはあまり語られてこなかった印象です。人気が落ちておらず、いまだに"現役"であるがゆえに、振り返られないんでしょうね。今回の本の大きなテーマでもある「自分探し」に関連する文脈だと、『エヴァンゲリオン』が90年代の精神性を語るうえでよく話題に挙がるじゃないですか。でも僕の体感としては、『エヴァ』を見ていた人より、ミスチルを聴いて影響を受けていた人の方がたくさんいるような気がするんです。○■重要だった桜井和寿とサッカーの出会い――書籍化にあたり、過去のインタビューなども多く調べたそうですが、なにか発見はありましたか。桜井(和寿)さんがサッカー好きであることはもちろん知っていましたが、こんなにいろんなところでサッカーの話をしてるんだ!というのは改めて驚きました。本の作業を始めた当初は長谷部や名波(浩)といった代表選手がミスチルから影響を受けている、いう話が中心になるのかなと思っていたんです。でも、今まで思っていた以上に桜井さんのサッカーへの思い入れは強烈でしたね。桜井さんのインタビューでは、「サッカーをやっているときは色んなことから解放され、普通の人になれる」という話題がたびたび出ていました。周りが考えるよりもずっと、ご本人の中ではサッカーが大事なものなんだなと。アルバム『深海』『BOLERO』を経て、ミスチルが活動休止したタイミング、ある意味で1人の人間としての"桜井和寿"をやり直そうというタイミングでサッカーと出会ったのは、すごく重要だったんだろうなと思います。――その一方で、サッカー選手をはじめとしたアスリートには、ミスチル好きが多い印象です。レジーさんはその理由をどのように分析されますか。いろいろ理由はあると思いますが、特にアスリートがよく好きな曲に挙げる「終わりなき旅」の「高ければ高い壁の方が登ったとき気持ちいいもんな」という歌詞への共感が強いんだろうなと思います。実際はミスチルはあの時点で高い壁に登った後であり、上に上に目指していこうという歌ではないのですが、アスリートの多くが競技を極めるうえで必要な上昇志向に読み替えて受け取っているのではないでしょうか。また、「終わりなき旅」の本来のメッセージは上昇志向というよりも「自分の中にあるものに対して打ち勝っていく」という話だと思うんですが、それもアスリートの「最大の敵は自分」という考え方とリンクして鼓舞されるんでしょうね。――特にサッカー選手はミスチル好きが多いですよね。これまでの日本代表選手のなかで、桜井さんと似ている面があると感じる方はいますか。やはり長谷部じゃないですかね。一見すると、良い人そうで真面目そうだけど、強烈なエゴのようなものがあり、どちらも天才的というよりはバランスの良さを感じます。桜井さんもすごいソングライターであり、ボーカリストですけど、たとえば宇多田ヒカルのようなアーティストと比べると“天才”というよりも“普通感”があるなと。長谷部も天才肌のプレーヤーというよりは「バランス」「努力」といった言葉が似合うと思うので、そういう部分が共通しているかなと思います。○■2010年以降のMr.Children――確かに桜井さんは、『モヤモヤさまぁ~ず』や『ゴッドタン』を見ていることを明かしたりと、“普通感”がありますよね。そんな長谷部選手は2010年から日本代表キャプテンを務めていましたが、レジーさんは2010年以降のミスチルをどうとらえていますか。桜井さんはあるインタビューで、「『彩り』はあの歌詞があるからあの曲になるけど、『エソラ』はあの歌詞じゃなくても曲のメッセージが伝わるはずだ」というようなことを言っていました。この発言が象徴的だと思いますが、2010年代のミスチルは言葉と音楽の融合について試行錯誤していたフェーズだと思うんです。歌われるテーマについても、「自分探し」は終わり、大量消費されるスーパーマーケットであっても良い(=アルバム『SUPERMARKET FANTASY』)というレベルまでいった後に震災があったりして、ミスチルとして何を歌うかというピントが定まり切らない時期だったんだろうなと。――桜井さんも雑誌『MUSICA 2015年1月号』のインタビューでは「(曲を)当てにはいっているが、難しい」「投げてもすり抜けていく感覚がある」と告白していましたね。そうですね。ただ、10年代の後半の楽曲、「ヒカリノアトリエ」や「himawari」からは何かを掴んだのかなという印象も受けました。今はバンドとして過渡期だと思うので、まだまだもっとすごいのが来るんじゃないかなと期待しています。――最近、Mr.ChildrenはRADWIMPSやくるりなどと対バンをやったり、ホールツアーを行ったりしましたよね。そういった活動でなにか掴んだものがあったんでしょうね。きっとそうなんでしょうね。「大会場で弾けるミスチルが見たいのに何で今さらホールツアーなんてやるんだろう?」とか文句を言ったりもしたんですけど(笑)、ミスチルにとって必要なプロセスだったんだなと思います。●批評することの難しさと重要性○■プロデューサー・小林武史から離れたMr.Children――そして2010年以降のミスチルで大きな出来事といえば、ブレイク前からの関係であるプロデューサー・小林武史から離れたことだったと思います。その点についてはいかがでしょうか。もちろん良し悪しあるんでしょうけど、バンドとして新しい一歩を踏み出すきっかけにはなったんだと思います。個人的には、今のような状況だからこそ「小林武史っぽい曲」をセルフプロデュースでやってみてほしいなと。ちょっと話が逸れますが、最近サザンオールスターズのアルバムをすべて聴いたんですけど、世の中の人が「サザンっぽい」と思っている音の多くは80年代後半~90年代前半に作られていて、それらの楽曲をプロデュースしていたのが小林武史なんですよね。つまり、世の中の人が「サザンっぽい」と思っている音は「小林武史っぽい音」でもあると言えると思います。――「真夏の果実」「希望の轍」「涙のキッス」などは小林武史プロデュースですね。歌謡曲からJ-POPに時代が移り変わるタイミングを小林武史と乗り切ったのは、サザンとしても本当に大きかったんだなと実感しました。小林武史は、桑田佳祐のブルース的というか、土着的な感覚を華やかなものに落とし込むのが得意だったんだと思います。それと同じように、浜田省吾や甲斐バンドに影響を受けていた桜井さんの音楽性をよりポップな方向に開花させたのが小林武史と言えるのかなと。――確かに小林武史はミスチルの初期には、桜井さんに楽曲制作のイロハをマンツーマンで教えていたそうですしね。はい。今のミスチルはそういう「小林武史的なもの」ではない、より生々しいバンドサウンドをやりたいんだと思うんですけど、桜井さんの根底には小林武史とともに培ってきた「ポップソングを作るセンス」みたいなものが今もあると思います。バンドとして身軽になった今だからこそ、僕としては「エソラ」とか「Marshmallow day」のような、ストリングスやホーンががっつり入ってメロディも派手な曲、いわゆる「小林武史っぽい曲」であり「ミスチルっぽい曲」をやったらどうなるのか聴いてみたいです。――色んな経験を積んだ今、改めての「ミスチルっぽい」ですね。そうですね。きっとまたこれまでのミスチルとは違う、でもミスチルらしい、素晴らしい曲ができるんじゃないかなと。桜井さんは『MUSICA』(2018年11月号)のインタビューで、「2020年の東京オリンピックの時に日本を代表するミュージシャンとしてもし僕らの名前が挙がった時に…」と、東京オリンピックに関する話をしていました。五輪のことを挙げるということは、時代の真ん中で色んなものを背負うことに対して自覚的なはずなので、またそういうモードが前面に出てきたときにミスチルがどういう曲を生み出すのか楽しみです。○■ワールドカップ直前に監督交代したサッカー日本代表――2月にミスチルは台湾で初の海外単独公演も予定していますし、新たなステージに進もうとしているのではという感じはありますよね。そして本書のもう1つのテーマ、日本代表の話題でいいますと、今年はワールドカップ直前で監督が交代するというゴタゴタがありました。しかし決勝トーナメント進出を果たしたことで「結果良ければすべて良し」となっている感もありますが、こちらについてはいかがでしょうか。一言でいうと、ちゃんと引き継いでほしいなと思っています。ポジティブな面では、森保一監督は西野ジャパンでコーチをしていた人なので、ワールドカップ後の監督人事としては今までで一番継続性がある人選になっていると思います。ロシアワールドカップでは結果を残して、日本はこういうサッカーをやれば良いんだと見えたものもあったので、それを森保監督がさらに発展させてくれるといいなと思っています。その一方で、大会直前という意味の分からないタイミングでハリルホジッチをクビにして、本来は監督を評価すべき西野(朗)技術委員長が監督になるというおかしなことが起きました。にもかかわらず、16強に進出したことで、そういった経緯が不問になってしまっているようにも思います。その点については、「森保ジャパンいいよね」という話とは別に、引き続きウォッチして何かあれば声をあげなければ、また同じことが起きてもおかしくないなと思います。――「声をあげる」ということはすなわち、「批評する」ということだと思います。しかし、レジーさんは宇野さんとの対談で、「(世の中が)批評が機能しない構造にどんどんなっている」と話していました。「批評が機能しない構造」というのをもう少しかみ砕くと、「本人の発言以外は興味ない」というような風潮、そして何かについて掘り下げて語ること自体への忌避感ということになると思います。前者については、当事者がSNS等で直接発信できるから、当事者の言葉が教典化してしまう。後者は脊髄反射的に反応しがちなツイッターと考察という行為の相性の悪さを感じます。「何難しいこと言ってるの、感じることが一番だよね」とか「本人が話してないから考えても仕方ないよね」というような意見はよく目にしますし、一方でそういうことを言う人たちのことを考察する側の人たちがバカにするような構造もあると思います。そういった分断を少しでもつなぐことはできないものか、というのは文章を書くうえでいつも考えていることです。テーマがメジャーで多くの人にとって自分ごと化しやすい本書を通して、いくつかの出来事を結びつけて考察を深めることって面白いんだなと感じてくれる人が1人でもいればいいなと思っています。いわゆる「批評」を読んだことがなかった人が、論じるって楽しいと思ってくれたらうれしいですね。■レジー1981年生まれ。会社員兼音楽ブロガー・ライター。2012年に立ち上げた「レジーのブログ」での音楽シーン分析が話題となり、その後は一般企業勤めと並行して複数の雑誌やウェブメディアに寄稿。著書に『夏フェス革命 ー音楽が変わる、社会が変わるー』。
2019年01月09日今年、創立105周年を迎える宝塚歌劇団。その幕開けを飾る星組公演『霧深きエルベのほとり』『ESTRELLAS(エストレージャス)~星たち~』が、1月1日、兵庫・宝塚大劇場にて開幕した。『霧深きエルベのほとり』/『ESTRELLAS(エストレージャス) ~星たち~』チケット情報第一幕の『霧深きエルベのほとり』は、劇作家・菊田一夫が宝塚歌劇団に書き下ろし、1963年に初演された名作で、今回36年ぶり、5度目の再演となる。舞台はエルベ河に隣接するドイツの港町、ハンブルグ。年に一度のビア祭で浮き立つ街で出会った船乗りのカールと、家出をしてきた名家の令嬢マルギットとの身分違いの切ない恋が描かれる。華やかなショーで魅せるプロローグから一転、そこからは星組生が熱演で観客の心を揺さぶる。トップスター・紅ゆずるが演じるカールは、言動は粗野でありながら、にじみ出る空気は温かい。マルギットとは互いに見た目ではない“心”に触れたことで恋に落ち、愛を育もうとするが、そんなふたりに身分の違いは高い壁を生む…。マルギットと一緒になるためにその壁に体当たりする様、マルギットの幸せを思う姿、そんなカールの心情を紅が情感豊かに体現。荒々しさの裏にある優しさや寂しさも繊細に表現しながら、哀愁を漂わせる。トップ娘役・綺咲愛里(きさき・あいり)が演じるマルギットは、世間知らずであるがゆえに真っ直ぐで、粗野なカールにも怖じけることなく向き合える。綺咲の愛らしさも生かされ、純情で可憐なお嬢様のマルギットにぴったりとハマっている。礼真琴(れい・まこと)が演じるフロリアンは、常に冷静で紳士的、自分の思いが叶わずとも、愛する人が幸せになるなら身を引くという大人の男だ。マルギットに深い愛情を持ちながらも、マルギットの心がカールにあると分かれば、ふたりを祝福し、周囲にも理解を求めようとする。愛とは何か、幸せとは何か…、マルギットを愛するカールとフロリアンの姿を見てそんなことを考えさせられ、グッと胸が締め付けられる。後半の展開には、鼻をすする音が客席のあちこちから聞こえてきていた。第二幕の『ESTRELLAS(エストレージャス)~星たち~』は、満天の星々を星組生にたとえたショー。躍動感のあるプロローグで始まり、J-POPを使ったメドレー、耳なじみのある洋楽のヒット曲をアレンジしたメドレー、星空を背景に一夜の夢を歌い踊る「星夢(スタム)」など、色とりどりのシーンが繰り広げられていく。それぞれの個性が活かされた“星組力”を感じさせるステージだ。公演は2月4日(月)まで、兵庫・宝塚大劇場にて。東京公演は2月15日(金)から3月24日(日)まで東京宝塚劇場にて開催。東京公演のチケットは1月20日(日)発売。取材・文:黒石悦子
2019年01月08日台詞を使わずに、ストーリーのある演劇的な世界観をジャズダンスとJ-POPで創りあげるエンタテインメント集団「梅棒」の最新作・梅棒 9th "RE"ATTACK『超ピカイチ!』が東京で幕を開け、大阪公演は2019年1月5日(土)・6日(日)に森ノ宮ピロティホール、愛知公演は1月9日(水)・10日(木)にアートピアホールで上演される。梅棒 9th “RE”ATTACK 『超ピカイチ!』チケット情報2017年に上演された梅棒 7th ATTACK『ピカイチ!』の再演である本作だが、今回は初演をブラッシュアップした【全日制ver.】と、キャストがシャッフルし使用曲も一部変わる【定時制ver.】という2バージョンでの上演となる。作・総合演出は、梅棒主宰の伊藤今人。「台詞なし」や「ダンスで表現」と聞くと難しそうに思えるが、単純明快で、どんな人が観ても楽しめるのが梅棒の魅力。“青梅英雄学園”を舞台に生徒たちが生徒会長の座を狙い巻き起こすドタバタ学園コメディは、笑えて、グッときて、キュンとするエンタテインメント作品に仕上がっている。1バージョンだけ観ても十分楽しいが、やはり今回は【全日制ver.】と【定時制ver.】2バージョンを見比べるのもオススメ。味付けは違えどベースは同じ作品だからこそ、ダンスの面白さ、演劇の楽しさ、キャストの表現力など、1バージョンではなかなか気付けない“その凄さ”が感じられる。登場するキャラクターが全員強烈だからこそ、キャストのシャッフルによって生まれる変化もより楽しいものになっている。例えば転校生の豪徳寺の“いっちゃってる感”は、全日制ver.の千葉涼平(w-inds.)と定時制ver.の野田裕貴(梅棒)で全く違う方向で極められており、それぞれの魅力が炸裂していた。また、ひとりのキャストの別人ぶりを堪能するのもオススメ。前出の千葉の場合、定時制ver.では、全日制ver.とは真逆のややどんくさい純情な男子を演じており、見た目の差はもちろん、その表現の違いに「本当に同じ人!?」と感動させられた。また、学園のマドンナ役の大野愛友佳(全日制)、高見奈央(定時制)ら1バージョンにだけ登場するキャストもいるので、そこにもぜひ注目してほしい。梅棒の作品は、今作であればYOUやRYO(Beat Buddy Boi)ら普段からダンスをしているメンバーだけでなく、納谷健や一色洋平ら俳優も参加し、抜群のダンスと豊かな表現のかけ算によって梅棒らしいのびのびとした世界観が生まれる。ダンスはわからないと思っている人もぜひ一度体感してほしい。「あの曲に振りがつくんだ!?」「あの人があの曲で踊るんだ!?」といった楽しさもある本作は、12月29日(土)まで東京・グローブ座、2019年1月5日(土)・6日(日)に大阪・森ノ宮ピロティホールにて【全日制ver.】、1月9日(水)・10日(木)に愛知・アートピアホールにて【定時制ver.】を上演。チケットは発売中。取材・文:中川實穂
2018年12月25日キャッチーなJ-POPに乗せ、ストーリー性を持った世界をアグレッシブなダンスで表現する“梅棒”。男性のみ11名のメンバーは、個々でも活躍。嵐のヒット曲『夏疾風』やドラマ『今日から俺は!!』の振付を手掛けるなど、各方面から熱い注目を浴びている。そんな彼ら渾身の勝負作「超ピカイチ!」が12月15日(土)初日の東京グローブ座を皮切りに、全国3都市で上演される。大詰めの稽古場を見学した。【チケット情報はこちら】「超ピカイチ!」は、昨年6月から7月にかけて上演された「ピカイチ!」の再演。初演にブラッシュアップを施しつつほぼ完全再現を試みる“全日制ver.”と、全日制ver.のキャストをシャッフルし、キャラクターや展開をより濃く味付けした”定時制ver.“の2パターンを上演する。絶対の自信作を攻めの作戦で届ける、まさに”勝負作“なのだ。ちなみに全日制、定時制なのは、学園モノであるから。青くておバカで甘酸っぱい、このジャンル特有の雰囲気が梅棒の持ち味にマッチする。この日の稽古は、定時制ver.。各シーンを作り上げる段階は終わり、より精度を高める調整に入っていた。総合演出を手掛け、あらゆる面で梅棒の顔である主宰・伊藤今人は今回出演せず、演出に専念。即断即決のブレない司令塔・伊藤を基盤に、実にテンポよく稽古は進んでいく。どんなJ-POPナンバーが使われるかも、梅棒公演の楽しみのひとつ。なんと定時制ver.では、全日制ver.と使用曲が約3割も異なる。この日の稽古の始まりは国民的アイドルグループの代表曲のシーンで、純情少年・道玄坂光徳役を演じる千葉涼平(w-inds.)のキュートさが弾ける。初演でも大盛り上がりしたシーンだが、振りや見せ方の随所にアップデートの跡が。ノンバーバル(=言葉を用いない)の公演だが、稽古場には常に伊藤の声が響く。「ハイ、どいた!」「殴られる!」などナレーションを当てるように盛り立て、キャストとのコミュニケーションも欠かさない。それが一方的でなく、「ここの細かい段取り、まだ決まってないです。今決めましょう」など、キャスト側からもズバズバ球が投げられるところが心地よい。身体能力の高い総勢20名のキャストが縦横無尽に動き回る舞台は、どんなに自由に見えても緻密な計算が必要だ。クールな計算だけでは感動させられないが、「踊りは気持ちだ!」がコンセプトの梅棒の作品の核には熱がある。その熱が沸点に達するはずの本番が待ちきれない!公演は12月29日(土)まで、東京・グローブ座にて。その後、大阪、愛知を周る。チケットは発売中。取材・文:武田吏都
2018年12月14日ゆずの新曲『マボロシ』の楽曲世界観の深層に迫るアートワーク展「ゆず マボロシ展」が、12月7日から12日まで、東京・目黒のCLASKA The 8th Galleryで開催中。11月16日に配信リリースされたゆずの新曲『マボロシ』は、近年のゆずが背負ってきた“陽”のパブリックイメージを手放し、現在のゆずが表現できる“陰”の部分を表現したミディアムバラード。北川悠仁が「ゆずを俯瞰し、プロデュースする」感覚で制作を行い、岩沢厚治の唯一無二の歌声をより昇華させた意欲作だ。今回のアートワーク展は、同作のメインビジュアル、ジャケット写真を手掛けた写真家・北岡稔章が撮影した、楽曲世界観の深層に迫るアートギャラリーとなる。“光と闇”“表と裏”“感情の揺らぎ”“水”“重なり”…さまざまな切り口から楽曲を捉え、見る者を新たな境地へと誘っていく。空間デザインは山家章宏、グラフィックデザインは鳴尾仁希が担当。これまで数々のアーティストとコラボレーションを行い、従来のJ-POPの枠を越えた表現を続けてきたゆずの、最新のアートワークが並ぶ。【イベント情報】ゆず マボロシ展会期:12月7日~12月12日会場:CLASKA 8F “The 8th Gallery”住所:東京都目黒区中央町1-3-18時間:12月7日~11日 12:00~20:00(最終受付19:40)、12月12日 12:00~17:00(最終受付16:40)※最終日のみ17:00クローズ入場無料
2018年12月10日12月5日、ゴールデンボンバーのボーカル・鬼龍院翔(34)が自身のブログを更新。現在入手困難となっているアルバム作品を無料で配信すると発表した。今回配信されているのは「音楽が僕らを駄目にする」「The golden J-POPS」「恋愛宗教論」という3タイトル。鬼龍院はこれらの音源やそのコピーがネットオークションなどで高値によって取引されているのを見て、「残念な気持ちになっていました」という。さらに続けて、こう明かした。「廃盤音源がずっとこのように使われ、本来そこに使われるべきではない対価がコピーし続ける人へ支払われ続けるのは新しい音楽を売っていく僕等にとって如何なものかと思ったので、やれるべきことは『廃盤音源の価値を無くす』ということでした」同ブログ上では音源だけでなく、ジャケットや歌詞カードなどのデータも合わせて配信されている。鬼龍院は「昔の稚拙な音源を公開するのは恥ずかしくて躊躇っていました」と明かしているが、「決してもうネットオークションで買わないで下さい。偽物を買うくらいなら自分で焼いてプリントしてください」とファンに呼びかけている。バンドへの思いが高じるがあまり、高額を支払うファンたち。その姿に鬼龍院は胸を痛めていたのだろうーー。ファンを思う気持ちに、Twitterでは感動の声が上がっている。《キリショーの行動は本当にファンを大事に思っているのが伝わるから愛され続けているんだろうな》《キリショーはめちゃくちゃ音楽好きで、音楽歴史とか著作権とかそういうのも含めて勉強してるんだよね。だからすごく心を痛めてると思う》《きっと沢山悩んで考えたんだろなあ……胸がギュッとなるよ いつもファンの事を第一に考えてくれて……感謝しかないです 音源大切に聴きます》「人気アーティストが転売対策のために、無料で音源を解放するのはまさに異例中の異例。さらに『恥ずかしい』と前置きしているものですから……。これもファンを第一に思って発信し続ける鬼龍院さんだからこその対策。同業者にとっても、大きな一歩になるかもしれません」(音楽関係者)
2018年12月05日ファンクやソウル、ジャズといったブラックミュージックをルーツに、新時代のR&Bシンガーソングライターとして注目される向井太一。サウンドクラウドでの楽曲発信や海外アーティストとのコラボレーションなど様々な垣根を越えて自由かつ活発に往来する姿は、先鋭的であり刺激的だ。そんな彼の約1年ぶりのアルバム『PURE』がリリースに。「タイトル通り心の中にある純粋な感情や自分の本音を赤裸々に歌ってみたいと思ったんです。SNSなんかをやっていると、嫌なこと言う人とかネガティブな感情を持つことって多いじゃないですか。でも、それを音楽でプラスに転換していきたい。自分が発信することで聴く人の心に寄り添ったり、背中を押したりすることができる。それこそがアーティストのするべきことなんじゃないかって考えるようになったんです」自分の抱える不安や怒り、そしてリアルすぎるラブソングまで。切なく、甘く、力強く、歌い上げる様は今まで以上にエモーショナルだ。「ラブソングの『午後8時』なんかはR&Bの持つ“エロみ”みたいなものを思い切り出したくて(笑)。自分が聴いて育ってきた音楽を再構築してJ-POPのひとつとしてきちんと歌えるようになりたい。今作では、そこもすごく意識しましたね」これまでエッジの利いたサウンドで多くのリスナーを唸らせてきたが、今回はプロデューサー陣に蔦谷好位置、☆Taku Takahashi、tofubeatsといった日本を代表する名トラックメイカーが参加。彼らが向井太一の世界をぐっとポップに底上げしているのも面白い。「学生時代から聴いていた音楽を生み出してきた方々にオファーできたのは鳥肌ものの興奮でした。蔦谷好位置さんとの『Answer』にはKREVAさんも参加していただいて。実はうちの母は追っかけしていたほどのKREVAさんファン(笑)。泣いて喜んでくれて、親孝行もできたなって」現在26歳。素顔は思いのほかチャーミングなのも印象的。「制作中の息抜きに今、紅茶にハマっています。ずっとコーヒー党だったんですけど『銀座ウエスト』のロイヤルミルクティーが美味しくてそこからマイブームに。ストレートもミルクティーも大好きです(笑)」多彩なプロデューサー陣が参加した全12曲に加え、ボーナストラック「Siren」を収録。2nd Full Album『PURE』【初回限定盤CD+DVD】¥3,000【通常盤CD】¥2,315(トイズファクトリー)11月28日発売。むかい・たいち1992年、福岡県生まれ。’13年よりソロ活動開始。’16年メジャーデビュー。モデルやコラム執筆も手がける。12/12より全国ツアー「PURE TOUR 2018-2019」がスタート。※『anan』2018年11月28日号より。写真・小笠原真紀取材、文・梅原加奈(by anan編集部)
2018年11月27日ジャーナルスタンダード(JOURNAL STANDARD)のパンケーキショップ「J.S. パンケーキ カフェ(J.S. PANCAKE CAFE)」と、エリック・カールの絵本『はらぺこあおむし』によるコラボレーションメニューが登場。2018年12月1日(木)から2019年1月31日(木)まで、「J.S. パンケーキ カフェ」全12店舗と「J.S.FOODIES」1店舗にて提供される。2018年10月から4か月間、月替わりで登場するコラボレーションメニューでは、“色の魔術師”とも呼ばれるエリック・カールの世界観をパンケーキで表現。“あおむし”の成長と絵本のストーリーが、色鮮やかなプレートとなって登場する。10・11月限定で登場した「はらぺこあおむしパンケーキ」は、秋冬バージョンで再登場。第2弾は、ホワイトソースを入れてクリーミーに仕上げたチーズフォンデュを、いもむしに見立てたほうれん草のパンケーキなどで囲んだ。プレートには、絵本に登場するチェリーパイや、生チョコレートなどのスイーツを乗せた。さらに、ほうれん草のパンケーキや6種類のグリル野菜やソーセージ、サラミなども並ぶ。12月限定で登場する「ふとっちょあおむしとさなぎのモンブランパンケーキ」は、エリック・カールが表現する複雑な色味をスイーツで再現。さなぎに見立てた和栗のクリームをメインに、チョコレートやココアパウダー、きなこをトッピング。横には、かぼちゃプリンとホイップクリームを乗せた。別添えのメープルシロップを絡めて、味の違いも楽しんでみて。「フルーツとベリーのちょうちょのパンケーキ」は、成長した鮮やかなちょうちょを表現。ほうれん草やビーツを使ったカラフルな4色のパンケーキ生地には、ホイップやカスタードクリームを忍ばせている。また、いちごやオレンジなど、色鮮やかな5種類のフルーツも散りばめている。また、パンケーキの他に、抹茶アイスや水わらびゼリー、よもぎ風味の白玉など、和の食材を使った「はらぺこあおむしと抹茶のパフェ」なども用意。さらに、「はらぺこあおむし」をテーマにしたオーナメントを作成するワークショップも開催される。【詳細】「はらぺこあおむしパンケーキ」期間限定メニュー開催期間:2018年12月1日(水)~2019年1月31日(木)取扱店舗:J.S. パンケーキ カフェ全12店舗(渋谷店、中野セントラルパーク店、ルミネ立川店、町田モディ店、テラスモール湘南店、マークイズみなとみらい店、ららぽーと富士見店、酒々井店、くずはモール店、天王寺ミオ店、札幌ステラプレイス店、金沢百番街Rinto店)、J.S.FOODIES(エスパル仙台店)・ふとっちょあおむしとさなぎのモンブランパンケーキ 1,500円+税展開期間:12月1日(土)~12月19日(水)・フルーツとベリーのちょうちょのパンケーキ 1,600円+税展開期間:12月20日(木)~1月31日(木) ※1月1日(火)~1月3日(木)は除く・はらぺこあおむしパンケーキ 2,300円+税展開期間:12月1日(土)~1月31日(木) ※1月1日(火)~1月3日(木)は除く・はらぺこあおむしと抹茶のパフェ 1,000円+税展開期間:12月1日(土)~1月31日(木) ※1月1日(火)~1月3日(木)は除く■クリスマスワークショップ内容:「はらぺこあおむし」をテーマにしたワークショップ。オーナメントを作成した後、「ふとっちょあおむしとさなぎのモンブランパンケーキ」が提供される。日程:未定参加費:2,500円(ドリンク代込)対象店舗:J.S. パンケーキ カフェ 中野セントラルパーク店定員:20人応募方法:店頭もしくはTELにて予約(先着順)
2018年11月25日ニューシングル発売記念特番『土8ジェジュン!』の生放送直前!とれたてホヤホヤのジェジュン(32)のコメントをお届けします!10月24日に発売したセカンドシングル『Defiance』のリリース記念番組を、27日夜8時から「AbemaTV」で90分の生放送に挑戦するジェジュン。本番1時間前に行われた囲み会見で「緊張はしてないんです」とさらり。いっぽう、「歌うほうがちょっと心配」と吐露。番組内でファンから事前に募集した“ジェジュンに歌ってほしい歌”の中から、生放送中に行う視聴者アンケートで歌う曲が1曲決定。スペシャル生ライブも披露する。「決まってすぐ歌うって、どんな気持ちだと思いますか?」と取材陣に逆インタビューしたジェジュン。「歌詞を間違ったら……心配です」と不安を口にした。というのも現在、ホールツアー「JAEJOONG Hall Live Tour 2018 ~SECRET ROAD~」を敢行中で、喉の調子も万全でないようだ。「でもいろんな話ができる1時間になると思う」日本で本格活動再開後、2枚目となるシングル『Defiance』はオリコン・シングル・デイリーチャート(10月25日付)で2位を記録している。「結果はうれしいですね。正直、そんなに期待してなかったんですよ。嵐さんやモーニング娘。’18さんとか同日リリースだったので、2位という結果はミラクルですね。数字というのは気にしてないんですけど、ファンがどんなに頑張ってもなかなか難しいと思っていたし、ライブでも『無理して頑張らないで!』とお話していたのでいい結果が出てうれしいです!」iTunesのJ-POPチャートでは23カ国で1位という偉業も。「1位はやっぱりすごくうれしい。変な心境でした。ロックチャートではなくJ-POPで1位をとるって、ふしぎな感じがしました。日本で頑張っている韓国人」番組内では『Defiance』のミュージックビデオの電話番号のナゾが明らかになるという。「11桁目、最後の番号が発表されます。電話番号に電話をかけると僕のボイスメッセージが聞けます!」スペシャルゲストに新曲MVで共演した女優の今田美桜を迎え、アンタッチャブル・山崎、ドランクドラゴン・塚地らMCメンバーとともに送られる90分の生放送番組『土8ジェジュン!』は、10月27日(土)夜8時からスタート!ぜひお見逃しなく!
2018年10月27日お笑いコンビ・とんねるずの木梨憲武が、6日に放送されたTBSラジオ『土曜朝6時 木梨の会。』(毎週土曜 6:00~7:00)に生出演。記念すべき初回放送の現場を取材した。放送前、ブース内の木梨は、演歌歌手がJ-POPのヒット曲を歌い話題を呼んだ『演歌の乱 ~ミリオンヒットJポップで紅白歌合戦SP~』(9月25日放送/TBS系)を見た話をするなど、リラックスした様子だった。そして番組がスタートし、「さあ、どんなテンションでいこうかな~。とりあえず始まりました。おはよ~うございます!」と第一声。この日、ブースの外には関係者であふれていたが、木梨はブースの外を見つつ、「1回目だから、皆さん顔出してくれる。問題は来週だわ。誰もいないぞ、これ(笑)」といじっていた。冒頭では木梨と親交のある、武豊騎手、藤井フミヤ、所ジョージ、水谷豊らについて話題が及んだ。改めて木梨の交流の広さがうかがえる。水谷の話題から、『相棒』や同日に放送された『豊さんと憲武ちゃん! 旅する相棒』、そして『とんねるずのスポーツ王は俺だ!!』の話題も。木梨は「テレ朝の番組ばっか宣伝してる」と笑顔を見せていた。また木梨といえば、4月同局の『ジェーン・スー生活は踊る』に出演した際、今後の人生に悩むリスナーからのお悩み相談に対して、「もう彼の就職先。決めてます」と発言。その後、出演映画『いぬやしき』の打ち上げに招待するなど、大きな話題を集めた。『土曜朝6時 木梨の会。』においても、リスナーの就職を斡旋したいなどと展望を明かし、早速番組ではリスナーが制作したBGMが流れる場面も。そして木梨は「来週来て。ここにキーボード用意するから生音で行こう。スタッフの方から連絡します」と来週の出演を呼び掛けていた。番組終盤の交通情報コーナーでは、木梨の知人と電話をつなぎ、都内の道路の混み具合を教えてもらっていた。そして番組終了後、携帯に知人から着信があり、「『帰っていいですか』って(笑)。忘れてたね(笑)」と笑顔を見せた木梨であった。
2018年10月11日9月24日(月・祝)に東京・東京文化会館大ホールで開催されるポップス×オーケストラ音楽の祭典、「ビルボードクラシックス・フェスティバル2018」。同公演出演アーティストのコメントが公開された。【チケット情報はこちら】今春初のフルオーケストラ公演ツアーで話題をさらったNOKKOは「今回は『フレンズ』『人魚』のほか、児童合唱団の皆さんと一緒にユーミンの名曲『卒業写真』も歌います。彼らのピュアな歌声とともに、混じりけのない気持ちで音楽と向き合えている、そんな今の私の心を皆さんにお届けできたら嬉しいです」とコメント。また同公演初参加となるCrystal Kayは「今回こういう形で自分の曲を贅沢にフルオーケストラとパフォーマンスができるということでとても嬉しいです!!一度限りのコラボレーションのように、みんなで一緒に音を作り上げる素晴らしい機会なので、楽しんで歌いたいと思います!!」と意気込んだ。初回から同公演に参加してきた八神純子は「緊張?YES!でも、皆さまの前に立つとそれを超えた“歌う喜び”に包まれます」と意欲を見せた。現代と未来のJ-POPシーンに輝くアーティストが結集した祝祭の大舞台が実現。珠玉の名曲20作品余がオーケストラの壮大な旋律とともに次々と披露される。まさに、百花繚乱の"音色のヴィーナス"たちによる豪華絢爛の舞台がいよいよ誕生する。チケットは発売中。■ビルボード・クラシックス・フェスティバル20189月24日(月・祝)東京文化会館 大ホール(東京都)出演:八神純子 / NOKKO / 辛島美登里 / Crystal Kay / 福原美穂 / 手嶌葵 / 川井郁子(順不同)指揮:栗田博文管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団合唱:浦和児童合唱団、ソウルバードクワイア料金:6,800円 / ペアチケット12,000円(税込・全席指定)※特製プログラム付、未就学児入場不可
2018年09月19日「関ジャニ∞」とゲストの一夜限りのセッション&トークをお届けする「関ジャム 完全燃SHOW」。9月9日(日)今夜の放送は映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』でもフィーチャーされ改めて注目を集める90年代J-POPシーンとその象徴・小室哲哉の音楽を検証する。「TM NETWORK」を結成し1984年デビュー、並行して渡辺美里をはじめ中山美穂、小泉今日子、宮沢りえ、観月ありさ、松田聖子ら当時の名だたる女性ボーカリスト、アイドルたちに楽曲提供。1994年に「TM NETWORK」改め「TMN」を終了させたのと境にプロデュース業に注力。手掛けた篠原涼子、「trf」、「globe」、華原朋美、安室奈美恵ら“小室ファミリー”はいずれもミリオンヒットを連発。90年代の音楽シーンを席巻した小室さん。最もCDが売れ、様々なジャンルの音楽が登場した1990年代、その中心にいたのが小室さん。なぜあの時代に大ヒットを連発して90年代を代表する楽曲を多数作り上げることができたのか?数々のヒットグループをプロデュースした音楽的発明やセンス、また小室さんを取り巻いた当時の世相なども含め、小室サウンドとその文化的背景に迫る。ゲストには小室ファミリーの一員でもあり『SUNNY 強い気持ち・強い愛』で主演も務める篠原涼子、同作の大根仁監督、音楽プロデューサーの本間昭光、小室楽曲の数々にエンジニアとして携わった伊東俊郎を招く。小室さんのプロデュースした「恋しさと せつなさと 心強さと」が200万枚を超えるメガヒットを記録した篠原さんが語る、当時の小室さんとのエピソードやそのプロデュース力のスゴさも必見。篠原さんが広瀬すずとW主演し、大根仁監督がメガホンを取った『SUNNY 強い気持ち・強い愛』は、篠原さん演じる40歳の阿部奈美が、22年ぶりに再会したガンで余命1ヶ月の友人から「死ぬ前にもう一度だけ、みんなに会いたい」と告げられ、高校時代の仲良し6人グループ“SUNNY(サニー)”のメンバーを探し始める――というストーリー。奈美の高校時代を広瀬さんが演じ、90年代の奈美の友人たちを池田エライザ、山本舞香、野田美桜、田辺桃子、富田望生、大人になった彼女たちを小池栄子、ともさかりえ、渡辺直美、板谷由夏が演じる。『SUNNY 強い気持ち・強い愛』は全国公開中。「関ジャム 完全燃SHOW」は9月9日(日)23時10分~テレビ朝日系で放送。(笠緒)
2018年09月09日TBS系ニンゲン観察バラエティ「モニタリング」の3時間スペシャルが9月6日(木)今夜オンエア。木村拓哉、広瀬すず、吉田羊、村上佳菜子ら超豪華ゲストが色々な“モニタリング”に挑戦、盛りだくさんのラインナップでお届けする。最新作『検察側の罪人』で俳優としての新たな一面をみせている木村さんは、先日の放送でもコス摩呂とのグルメロケに参加、大きな話題を呼んだばかりだが、今回はクセの強い音声さんに変装、強力キャラで大暴走。果たして周囲は音声さんが木村さんだと気付くのか!?映画『コーヒーが冷めないうちに』が9月21日(金)から公開、さらにこの秋スタートの火曜ドラマ「中学聖日記」にも出演する吉田さんは“怪奇モニタリング”を仕掛けられる。フランス人形を抱く少女と世にも奇妙な怪奇現象に絶叫する吉田さんに注目。公開中の青春音楽映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』で90年代のコギャルに扮している広瀬さんは「助けたおばあちゃんの孫が広瀬すずだったら?」というモニタリングに出演する。また人気グループ「GENERATIONS」のライブに番組お馴染み「三代目J Soul Brothers」のNAOTOと木下優樹菜が潜入。LDHの先輩であるNAOTOさんの変装をGENERATIONSメンバーは見抜けるか?5万人の観客騒然のラストは必見。そのほかにも見逃せないモニタリング満載の3時間をお楽しみに。木村さんが「嵐」二宮和也と初共演、吉高由里子、松重豊、八嶋智人らの共演でおくる『検察側の罪人』は現在全国公開中。吉田さん出演のTBS系火曜ドラマ「中学聖日記」は有村架純扮する中学教師が10歳年下の中学生に心惹かれていく“禁断の恋”を描くヒューマンラブストーリー。主演の有村さんのほか「劇団EXILE」町田啓太をはじめ友近、夏木マリらバラエティ豊かなキャストが共演する。広瀬さんが90年代のコギャルを、その成長した現代の姿を篠原涼子が演じ、安室奈美恵の「SWEET 19 BLUES」など小室哲哉プロデュース楽曲や小沢健二「強い気持ち・強い愛」など90年代のJ-POPが散りばめられた『SUNNY 強い気持ち・強い愛』は現在公開中。火曜ドラマ「中学聖日記」は10月、毎週火曜日22時~TBSにて放送。「モニタリング」3時間スペシャルは9月6日(木)20時~TBS系でオンエア。(笠緒)
2018年09月06日ジャーナルスタンダード(JOURNAL STANDARD)によるパンケーキショップ「J.S. パンケーキ カフェ(J.S. PANCAKE CAFE)」と、エリック・カールの絵本『はらぺこあおむし』がコラボレーション。2018年10月3日(水)から2019年1月31日(木)まで、「J.S. パンケーキ カフェ」全12店舗と「J.S.FOODIES」1店舗にてパンケーキなどの限定メニューが提供される。コラボレーションメニューでは、“色の魔術師”とも呼ばれるエリック・カールが生み出した色鮮やかな世界観と希望にあふれた物語を、4か月の月替わりで登場するパンケーキを通して表現していく。10月「おひさまパンケーキ」10月の「おひさまパンケーキ」は、あおむしが生まれた朝の"おひさま"をフレンチトースト風パンケーキで再現。鮮やかな5種のフルーツを贅沢に散りばめ、ベリー風味のチーズクリームとホイップクリームを添えた。11月「焼きりんごのパンケーキ」11月の「焼きりんごのパンケーキ」は、あおむしがフルーツを食べて成長する姿を表現。シナモン香るパンケーキに飾ったりんごのグリルは、絵本の穴あきのしかけをイメージしている。仕上げにイチジク、レーズンなどのドライフルーツをあしらった。10・11月「はらぺこあおむしパンケーキ」また、10・11月限定で、物語に登場する印象的な食べ物を1つのプレートに凝縮した「はらぺこあおむしパンケーキ」も用意。ほうれん草のパンケーキでできた"はらぺこあおむし"を中心に、ソーセージやチーズ、チョコレートケーキに見立てたハンバーグ、アイスクリームをイメージしたタラモサラダなどを1プレートにまとめた。パフェやドリンクもパンケーキの他には、「はらぺこあおむしパフェ」や「はらぺこフルーツソーダ」「はらぺこハーブティー」などを取り揃える。中野セントラルパーク店では空間演出もまた、フラッグシップショップとなる中野セントラルパーク店では、絵本の世界観を落とし込んだ空間演出も行う。なお、12月以降のメニューは11月中旬に発表される予定だ。【詳細】「はらぺこあおむしパンケーキ」期間限定メニュー開催期間:2018年10月3日(水)~2019年1月31日(木)取扱店舗:J.S. パンケーキ カフェ全12店舗(渋谷店、中野セントラルパーク店、ルミネ立川店、町田モディ店、テラスモール湘南店、マークイズみなとみらい店、ららぽーと富士見店、酒々井店、くずはモール店、天王寺ミオ店、札幌ステラプレイス店、金沢百番街Rinto店)、J.S.FOODIES(エスパル仙台店)・おひさまパンケーキ 1,700円+税<10月限定>展開期間:10月3日(水)~10月31日(水)・焼きりんごのパンケーキ 1,600円+税<11月限定>展開期間:11月1日(木)~11月30日(金)・はらぺこあおむしパンケーキ 2,300円+税<10・11月限定>展開期間:10月3日(水)~11月30日(金)
2018年09月01日『モテキ』などを手掛けた大根仁監督が、「コギャル」世代の友情と青春を描く、『SUNNY 強い気持ち・強い愛』。90年代を過ごした世代に「刺さる」内容となっており、それ以外の世代でも興味を引く作品だ。■ストーリー阿部奈美(篠原涼子)、40歳。仕事ができる夫と高校生の娘を持つ専業主婦。家族の世話に明け暮れる生活に不満はないが、心のどこかで物足りなさも感じている。伊藤芹香(板谷由夏)、39歳。カリスマ性あふれる独身女社長。ガンで余命1か月。ある日、奈美と芹香が約22年ぶりに再会。芹香は奈美に告げる。「死ぬ前にもう一度だけ、みんなに会いたい」――。“みんな”とは高校時代の仲良し6人グループ“SUNNY(サニー)”。奈美は闘病中の芹香のために“サニー”のメンバーを捜し始める。少女たちはいま、それぞれ問題を抱える大人へと変貌を遂げていた…。果たして、奈美は芹香との約束を叶えることが出来るのか?約22年の時を経て、強い気持ちと強い愛が再び彼女たちを輝かせる。■韓国で社会現象にまでなったヒット作を、日本でリメイク!2011年に韓国で驚異的大ヒットを記録、日本でもリピーターが続出し異例のロングランヒットとなった『サニー 永遠の仲間たち』を、大根仁監督が日本の90年代を舞台にリメイクした本作。「“コギャル”のことはいつか物語にしたい」と思っていたという大根監督は「女優だらけの映画を熱望していた僕にとっても『SUNNY』は最良の題材。ベスト&ゴージャスなキャスティングに武者震いしていますが、恋しさと切なさと心強さに溢れた、最高に楽しいパーティームービーを目指します!」と意気込みを語っている。■監督も豪語するゴージャスなキャストとは?大根監督が「ゴージャスなキャスティング」と豪語するとおり、本作に出演する顔ぶれは、現代パートも、90年代パートも実力派から、フレッシュなキャストまでが揃っている。篠原涼子/阿部奈美役大根監督とは2001年にドラマ「早乙女タイフーン」でタッグを組んだこともある篠原さん。「今度は映画でご一緒させて頂くことになりました。少しは成長した自分を監督にお見せ出来たらと思っております。脚本も大根監督ならではの演出が満載で原作のノスタルジックな雰囲気を残しつつ、日本版としてのアレンジが加わって、更にカッコ良くキラキラとした主人公たちになっております」と、期待をあらわにした。本作では、サニーのメンバーを再集結するために奮闘する平凡な専業主婦の主人公・奈美を演じている。広瀬すず/女子高生時代の阿部奈美役オリジナルの作品のファンと語る広瀬さん。リメイクされるなら絶対にこの役をやりたいと強く思っていただけに「出演のお話を聞いたときは、嬉しくて叫びました!しかも大根監督、楽しみでしかないです」とコメント。篠原さんの高校時代役という設定に関しては「とても光栄なのですが…かなりプレッシャーが…大切に、大切に演じさせていただきます。私は1998年生まれなので、生まれた時代の女子高生を演じるのはわくわくします」と不安に以上に楽しみである様子。池田エライザ/奈々役奈美(広瀬さん)にとって憧れの存在で、とにかく美人でクールな奈々役を演じるのは、モデルであり『ReLIFE リライフ』や主演作品『ルームロンダリング』など、女優としても頭角を現している池田さん。撮影に向けてのコギャル講座を受講した池田さんは「みんな良い感じにコギャルになれました」と語る。「奈々でいる時間は担わなければいけないものが多すぎて少し複雑なときもありましたが、物語の中で、奈々が変化していく瞬間がとても愛おしかったです」と苦労もあったようだが、「クランクアップ後、SUNNYロス。それくらい私にとっても大切な作品になりました」と充実した現場だった様子。板谷由夏/芹香役キャスティング第一報の段階で、サニーのリーダーで闘病中の芹香役は真木よう子が演じると報じられたが、板谷さんに変更となった。板谷さんのインスタグラムには現代パートのキャスト陣との仲良しショットも度々公開されており仲の良さが伝わる。山本舞香/女子高生時代の芹香そんな板谷さん演じる芹香の高校生時代を演じるのは、「南くんの恋人~my little lover」『桜ノ雨』の山本さん。撮影の様子について山本さんは「高校生サニーチームはみんな自分の役を演じる上で、大人サニーチームの方々に負けないよう一生懸命向き合い、毎日笑顔が耐えなくて楽しい現場でした!」と熱く語った。板谷さんについては、「板谷由夏さんとは2回目の共演だったのですが、ご一緒の撮影のときは、いつも色々と話しかけて下さり、緊張せずとても楽しく撮影させて頂きました」と話している。小池栄子/裕子役「自分の高校時代にドンピシャな脚本で読みながら当時にタイムスリップしました!」と興奮気味に語る小池さん。「根拠なき女子高校生最強マインドでコギャルファッションに身を包み、毎日がリズミカルで最高に楽しかったです」と当時をふり返っていた。現在は整形手術を施し、セレブなマダムとして暮らしているが高校時代は…?という、豊胸セレブ妻・裕子を演じている。野田美桜/女子高生時代の裕子役小池さん演じる裕子の高校生時代を演じる野田さん。「中学生の頃からずっと観ていた大根監督の映画に、自分が出演させていただく日が来るなんて、信じられないくらい嬉しいです」と喜びを語る野田さん。同じ裕子役の小池さんについては、「女優としても裕子としても、多くのことを学ばせていただきました」とコメント。ちなみに高校時代の裕子は口と素行が悪く、お笑い大好きな女子高生という設定なだけに、どんな演技を見せてくれるか注目が集まる。ともさかりえ/心役90年代の女子高生ブームを謳歌していたが、現在は夫と離婚し、生活苦から風俗で働いている心役を演じるともさかさん。「台本を読み、リアルに青春時代を過ごしてきた世代としては、懐かしさと恥ずかしさとで複雑な気持ちです」とコメント。大根監督とは15年ぶりに手を組み「このメンバーの一員になれること、そんなのワクワクしないわけありません」と期待をあらわにした。田辺桃子/女子高生時代の裕子役ともさかさん演じる心の高校生時代を演じるのは、雑誌「Seventeen」専属モデルの田辺さん。大根監督の的確で愛のある助言のおかげで最後まで走り抜けられたと言う田辺さんは「高校生サニーメンバーは、とにかく全員キャラが濃ゆい(笑)その中で、心として過ごせたこと、自分が心を演じられたこと、良かったなぁと感じます」としみじみ。同じ心を演じたともさかさんについては「優しさ溢れる素敵な方で、同じ心を演じられて本当に光栄でした」と印象を語っている。渡辺直美/梅役渡辺さんも、オリジナル作品の大ファンであると公言。「出演出来て嬉しいですし、豪華な俳優さんたちとご一緒に出来ることを光栄に思います!」とコメント。ちなみに現在30歳の渡辺さんは「初めての40歳役ですが、頑張ります!!」とも。富田望生/女子高生時代の梅役渡辺さん演じる梅の高校生時代を演じるのは、『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』『あさひなぐ』に出演し、原作の大ファンだと言う富田さん。「コギャル梅ちゃんの爆発的な魅力を大根監督やサニーのメンバーに引き出していただき、撮影中は人生で1番楽しい!が、毎日更新されていく感覚でした」と充実していた撮影を語る。渡辺さんの高校生時代を演じることについては、「渡辺直美さんのコギャル時代ということで…もう、これは、負けてられないな、と(笑)梅さんと梅ちゃんの最高にファンキーな競演、きっと皆さんも興奮が止まらないと思います。お楽しみに!!」とコメントを寄せた。脇を固めるキャストも豪華!ほかにも、高校時代の奈美(広瀬さん)の初恋の相手で、90年代を謳歌するロン毛のイケメン大学生を伊坂幸太郎原作の映画『アイネクライネナハトムジーク』の出演も決まった三浦春馬が演じ、大根仁監督が「リリーさんと新井君は、何故だか私の映画には必ず出演するという身に覚えの無い契約を結んでいるので、今回も出演してもらいました(笑)」と話すように、大根組常連のリリー・フランキーが奈美(篠原さん)の依頼でサニーメンバーを探す探偵・中川役。新井浩文が、梅(渡辺さん)が勤める不動産の陰険な上司・新井役で出演している。また、高校時代の梅(富田さん)の兄を、「半分、青い。」『ちはやふる』などに出演する旬の個性派俳優・矢本悠馬が演じる。■チョべリグな予告編も見逃さないで!公開されている予告編では、劇中で使用されている90年代を彩る珠玉のJ-POP11曲から2曲、安室奈美恵の「SWEET 19 BLUES」と、勘の良い方は気づいているであろう、本作のサブタイトルにもなっている小沢健二の「強い気持ち・強い愛」が贅沢に使用されている。広瀬さんら演じる、90年代のキラキラしたサニーたちの姿、そしてそれとは対照的な、それぞれに問題を抱える篠原さんら20年の時を経た現在のサニーたちが映し出され、涙を流す場面も見ることが出来る。大根監督得意の鮮やかな演出とのコントラストが、より作品を魅力的なものに仕立て上げている。■“写ルンです”で撮影されたメイキングカットが公開!90年代に流行した音楽やファッションをきらびやかに散りばめた本作なだけあり、印象的なメイキング画像が公開されている。当時の女子高生カルチャーを代表するフィルムカメラ“写ルンです”で撮り合うシーンが本編に登場するが、メイキング画像はそのときにキャストたちが実際に撮り合ったもの。レアなオフショットとなっており、独特なフィルムの味わいを持つ“写ルンです”で切り取られた高校生サニーたちは、まさに90年代を生きるコギャルそのものだ。クランクイン前に「コギャル講座」を受けて90年代を学び、撮影現場でも元コギャルの方々に「コギャル指導」をされたという彼女たち。ルーズソックスやショップバックなどのアイテムはもちろん、肌や髪の色、眉の細さなど気合いの入ったコギャルを完コピし、見事に90年代の空気感が漂っている。■音楽を担当するのは、篠原さんとも縁のある小室哲哉!当時ミュージックシーンの先頭を走り続けていた小室さんが、本作のために劇伴24曲を完全オリジナルで制作。「僕は音楽全般を担当させて頂きましたが、最後の僕の映画音楽になります。1本の映画で自分の音をこれほどまで多く耳にする事は中々無いだろうなと思うと同時に、締め切り間近になればなるほど最後の仕事で『映画音楽とは』を教えてもらった気がします」とコメントしている。さらに主演の篠原さんとは、1994年に「篠原涼子 with t.komuro」としてリリースしたシングル「恋しさと せつなさと 心強さと」が200万枚を超える大ヒットを記録。その後もヒット作を送り出した2人は、1995年にリリースした「Lady Generation」以来のタッグとなる。篠原さんは「当時は本当に忙しくて、あまり記憶が無いんですが(笑)、映画を見て音楽を聞いた瞬間、当時のことがバーっと蘇ってきて、曲の力って本当に凄いと改めて感じました。劇中に出てくる音楽の中でもTRFさんは同じ小室ファミリーだったので、曲を聞くと『一緒に音楽番組出ていたなぁ~』なんてことも思い出しちゃいました(笑)」とふり返っている。■作中怒涛のJ-POPメドレーをチェック!本作は予告編とは別に、劇中で使用される90年代J-POP全11曲のメドレーPVも公開されている。3分30秒の映像の中では、主人公・奈美(篠原さん)の親友たちとの再会、蘇る20年前の青春時代、憧れのルーズソックス、カラオケ、プリクラ、そして初恋にあわせて、当時大流行した曲たちが思い出を蘇らせる。そして90年代に最高の青春を過ごす“サニー”たちと、約20年の時を経てそれぞれが問題を抱える現在の“サニー”たちの姿が、「SWEET 19 BLUES」「強い気持ち・強い愛」はもちろん、久保田利伸「LA・LA・LA LOVE SONG」、Chara「やさしい気持ち」といった“あの頃”を代表するJ-POPに乗せて描かれている。90年代をリアルタイムで駆け抜けた人はもちろん、当時を知らない人でもとても興味を引かれる演出にも注目したい。『SUNNY 強い気持ち・強い愛』は全国東宝系にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:SUNNY 強い気持ち・強い愛 2018年8月31日より全国東宝系にて公開© 2018「SUNNY」製作委員会
2018年09月01日篠原涼子と広瀬すずが主人公の現在とコギャル時代を演じる青春音楽映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』。8月31日(金)からの公開を前に、劇中で使用される90年代J-POP全11曲のメドレーPVが解禁となった。CD売上累計は1,000万枚超えとなる、これらの楽曲。安室奈美恵の「SWEET 19 BLUES」「Don’t wanna cry」をはじめとする5曲の小室哲哉プロデュース楽曲や、サブタイトルにもなっている小沢健二「強い気持ち・強い愛」など、いまもカラオケなどで歌い継がれている名曲の数々が本作を彩る。この度、解禁となったのはその劇中で使用されている全11曲、3分30秒のメドレーPV。主人公・奈美(篠原さん)の親友たちとの再会、蘇る20年前の青春時代、憧れのルーズソックス、カラオケ、プリクラ、そして初恋――。映画の印象的なシーンも切り取られ、それぞれの楽曲に合わせて紡がれた本映像。90年代に最高の青春を過ごす“サニー”たちと、約20年のときを経てそれぞれが問題を抱える現在の“サニー”たちの姿が、「SWEET 19 BLUES」「強い気持ち・強い愛」はもちろん、「LA・LA・LA LOVE SONG」(久保田利伸)、「やさしい気持ち」(Chara)といった“あの頃”を代表するJ-POPに乗せて描かれていく。90年代が回顧されているいま、一番聞きたい名曲がギュッと詰まった超貴重なPV映像を、ここから確かめてみて。<劇中使用楽曲一覧※順不同>★小室哲哉プロデュース楽曲「SWEET 19 BLUES」/安室奈美恵 ★「Don’t wanna cry」/安室奈美恵 ★「強い気持ち・強い愛」/小沢健二「LA・LA・LA LOVE SONG」/久保田利伸 with NAOMI CAMPBELL「CANDY GIRL」/hitomi ★「そばかす」/「JUDY AND MARY」「EZ DO DANCE」/「trf」★「survival dAnce ~no no cry more~」/「trf」★「やさしい気持ち」/Chara「これが私の生きる道」/「PUFFY」「ぼくたちの失敗」/森田童子『SUNNY 強い気持ち・強い愛』は8月31日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:SUNNY 強い気持ち・強い愛 2018年8月31日より全国東宝系にて公開© 2018「SUNNY」製作委員会
2018年08月29日9月24日(月・祝)に東京・東京文化会館大ホール、30日(日)に兵庫・兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホールで開催されるポップス×オーケストラ音楽の祭典、「ビルボードクラシックス・フェスティバル2018」。同公演の演奏曲の一部が決定した。【チケット情報はコチラ】現代のJ-POPシーンを彩る”音色のヴィーナス”たちが名門、東京フィルハーモニー交響楽団&クワイア(合唱)総勢100名あまりと出演、ジャンルを越えた音楽界注目の豪華舞台が誕生する。日本のAORの女王・八神純子は『みずいろの雨』、『パープルタウン』ほかを歌唱。NOKKOはREBECCAとソロから『フレンズ』、『人魚』を、そのほか不朽の名作『卒業写真』では児童合唱団と共演が実現。そして東京では辛島美登里が『サイレント・イヴ』、『愛すること』、兵庫では元ちとせが『ワダツミの木』を初めてフルオーケストラと披露する。福原美穂は『Thank You』、『Oh Happy Day』ほかを大迫力のクワイアとともに歌い上げる。続く手嶌葵の『テルーの唄』、『東京』では、その独特の歌声が管弦楽との繊細な調和を導く。さらに、Crystal Kayは『恋におちたら』、『Kiss』などの新オーケストラ版編曲に挑戦。ヴァイオリン界の女王、川井郁子はタンゴ舞曲『エル・チョクロ』を演奏。会場を耽美の別世界に染める珠玉の名曲20作品余がオーケストラの華麗な旋律とともに続々と披露される。チケットは発売中。演奏曲:八神純子『みずいろの雨』『パープルタウン』『明日の風』NOKKO『フレンズ』『人魚』『卒業写真』辛島美登里(東京)『サイレント・イヴ』『愛すること』ほか元ちとせ(兵庫)『ワダツミの木』ほかCrystal Kay 『恋におちたら』『Kiss』『Forever Young』福原美穂『Thank You』『Oh Happy Day』『LOVE~Winter Song~』手嶌葵『テルーの唄』『東京』『La Vie En Rose』川井郁子『チャールダーシュ』『エル・チョクロ』(予定)ビルボード・クラシックス・フェスティバル20189月24日(月・祝)東京文化会館 大ホール(東京都)9月30日(日)兵庫県立芸術文化センター 大ホール(兵庫県)出演:八神純子/NOKKO/辛島美登里(東京)/元ちとせ(西宮)/Crystal kay/福原美穂/手嶌葵/川井郁子指揮:栗田博文(東京)、柴田真郁(西宮)管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団(東京)、大阪交響楽団(西宮)合唱:浦和児童合唱団(東京)、宝塚少年少女合唱団(西宮)、ソウルバードクワイアチケット価格:6,800円ペアチケット12,000円(税込・全席指定)※特製プログラム付、未就学児入場不可
2018年08月28日どんなに彼のことが好きでラブラブしていても、結局あとになってやってくるのが倦怠期で、それがイヤだから恋愛したくないとか、恋愛がめんどくさいと思っている人もいますよね。倦怠期になってしまったら、それをどうすることもできず、ふたりの関係がフェードアウトして、フェードアウトするときの自分の気持ちがイヤだから、ちゃんとした彼氏を持たない女子だっていますよね。そういうのを、まるっと回避する方法、じつはあります。■■倦怠期って、ホントはどういう時期なのか?ふつうにしていたら、どのようなふたりの関係にも倦怠期がやってきます。毎晩インスタ映えするお店でインスタ映えするものを彼が食べさせてくれても、倦怠期はかならずやってきます。いわゆる「お姫様の憂鬱」って、そういうものです。女子的にキラキラしているものに日々囲まれていても、かならずやってくるのが倦怠期です。倦怠期って、なにも「彼があなたのことが好きじゃなくなった時期」でもないし、「あなたが彼のことを好きじゃなくなった時期」でもないんです。そう思うというのは、「倦怠期にあなたが負けている」のであって、「好き」という気持ちはじつは元気だったりするんですよ。では倦怠期とはどういう時期なのかといえば、単純に「刺激に飽きた時期」です。人っておなじような刺激を感じ続けていたら飽きるようになっているから。毎日キラキラとときめいていたのでは、カラダも心も疲れるので、刺激を「ふつうのもの」と認識するようになってくる、つまり「慣れてくる」んですよね。それを倦怠期と呼ぶのであって、「好きじゃなくなった」わけではない!■■ふつうじゃないこととは?ふつうにしていれば誰だっておなじような刺激に飽きてきます。ではどうすると倦怠期をネガティブに捉えなくてすむのか?といえば、「ふつう」じゃないことをするしかないです。ふつうじゃないことというのは、たとえば「毎日、自分で自分のことを楽しませてあげる」ことをするということです。多くの人の日常って、わりとルーティーンですよね。カップルにおける日常だって、わりと似たようなことを先週も今週も来週も繰り返しているわけだからルーティーン化していますよね。そういう代わり映えのない日常のなかで、自分で自分のことを楽しませてあげる、つまりささいなことであっても、自分なりに楽しむ工夫をするというのが、「飽き」に追いつかれない唯一の方法です。■■ときどき背筋を伸ばしてみる、あるいは違う道を散歩してみる恋愛に限らず、仕事でもなんでもおなじです。最大の敵は飽き。飽きに追いつかれないように、たとえばいつもの風景をちがった見え方で捉えるようにする――これしかないんですよね。たとえば、あなたが好きなJ-POPアーティストって、そんなふうに「日常の風景がちがって見える工夫」をしていたりするんですよ。シンガー・ソングライターの中には、50曲も作れば「もう飽きた」と思う人だっています。でもたとえば宇多田ヒカルさんって、もうかれこれ20年くらい頑張っていますよね。ありふれた日常の中にヒントを見出して、それをうまく歌詞にして歌っていますよね。カップルもおなじです。どのようなカップルだって、ありふれたものに囲まれています。それを違った見方で見ることができるよう、ときどきは背筋を伸ばしてみる、あるいは違う道を散歩してみる――たとえば、こんななんでもない工夫だけが、倦怠期を遠ざけることができます。(ひとみしょう/文筆家)『今夜はちょっと、恋の話をしよう』(ハウコレ編集部)
2018年08月26日新人監督に無名俳優ばかりながらリピーターが続出中の話題作『カメラを止めるな!』や、8月17日(金)に公開となる『銀魂2掟は破るためにこそある』など、平成最後の夏にふさわしい“お祭り映画”に沸く日本映画界。そんな中、秋は“ノスタルジー”な空気漂う、最高に“エモい”映画が続々と公開となる。今回はその中からひと足早く、注目作をピックアップ!■コギャルブームに沸いた90年代が舞台の青春ドラマ!懐かしさ漂うJ-POPの名曲が彩る『SUNNY 強い気持ち・強い愛』(8月31日公開)90年代、青春を謳歌した女子高校生の仲良しグループ“サニー”。専業主婦の奈美(篠原涼子)は、ある日、高校時代の親友・芹香(板谷由夏)と再会するが、彼女が末期がんに侵されていることを知る。「死ぬ前にもう一度だけ、みんなに会いたい」という芹香の願いを叶えるため、奈美は再び“サニー”のメンバーを呼び集めるが…。夢と刺激で溢れていた高校時代と、かつての輝きを失った現在の“2つの時代”が交差して描かれる本作。大ヒットメーカー・小室哲哉が音楽を担当しており、安室奈美恵の「SWEET 19 BLUES」を始め90年代のヒット曲が次々と流れ、コギャルルックや彼女たちの小物に至るすべてが郷愁を誘う。“強い気持ち”と“強い愛”が巻き起こす感動のラストの行方を、ぜひスクリーンで確かめて。■映画、青春、そして恋――。危うく、きらめいていた一瞬を描く青春群像劇『止められるか、俺たちを』(10月13日公開)舞台は1969年。新宿のフーテン仲間のオバケに誘われて、"若松プロダクション"の扉をたたいた吉積めぐみ(門脇麦)、21歳。彼女の目を通し、若松孝二を始めとする映画に魅せられた若者たちの生き様や駆け抜けた時代を描く。若き日の若松監督を演じるのは、『実録・連合赤軍―あさま山荘への道程』『キャタピラー』『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』『千年の愉楽』などで長年、若松監督とタッグを組んできた井浦新。いまや日本映画界を牽引する存在となった白石和彌が監督を務め、師匠・若松孝二と共に駆け抜けた若き日を描きだす。自分は何を表現したいのか、何者になりたいのか、何も見つけられない自分への焦り…。全てから取り残されてしまうような言いようのない不安に駆られながら、“何者かになろうと夢みた”若者たちの情熱を映し出している本作。知られざる異才たちのまっすぐで、バカで、愛おしい青春の1ページの記憶は、きっと誰にとっても胸に刺さるものがあるはず!■1人の夢がみんなの夢に!その“将棋への情熱”が前人未踏の奇跡を起こす『泣き虫しょったんの奇跡』(9月7日公開)将棋界に奇跡をもたらした異色の棋士・瀬川晶司五段の自伝的作品(講談社文庫刊)を実写映画化。主演を務める松田龍平ほか、野田洋次郎、永山絢斗、染谷将太、妻夫木聡、松たか子、國村隼といった“主役級”の豪華キャストが集結。第42回モントリオール世界映画祭フォーカス・オン・ワールド・シネマ部門への正式出品も決定している。幼い頃から将棋一筋で生きてきた“しょったん”こと瀬川晶司は、「26歳の誕生日を迎えるまでに四段昇段できないものは退会」というプロ棋士養成機関・奨励会の規定により、26歳にして人生の目標を失い社会の荒波に放り出されてしまう。一度は夢破れたしょったんが、周囲の人々に支えられながら、史上初めて奨励会退会からのプロ編入という偉業を成し遂げた奇跡の実話を描き出す。大きな挫折の苦悩と絶望からの再起を図るしょったんを演じたのは、『青い春』以来16年ぶりに豊田利晃作品で単独主演を務めた松田龍平。奇しくも今年、しょったんがプロ編入の偉業を成し遂げたときの年齢と同じ“35歳”に達した松田さんは、「自分が本当にやりたいことに対して、どれだけ魂を注いでいるかという晶司の気持ちに投影する部分が多かった」とふり返る。瀬川晶司五段本人も「(松田さん演じるしょったんが)周りから“瀬川さんにしか見えない”と言われることも多かった」と語る通り、劇中ではしょったんの心情の機微や移り変わりが丁寧に表現されている。さらにそんなしょったんを支えるのは、個性豊かな人々。自信を持てなかったしょったんの背中を優しく押した恩師、奨励会時代の仲間、将棋道場の席主や、会社の同僚、そして親友…。しょったんの夢を支える人々との熱い人間ドラマは、きっと涙なしでは観られないはず。また、そんなしょったんの生き様や人間ドラマの数々は幼少期から丁寧に描かれており、劇中では、狭く古びたしょったんの部屋で仲良くこたつを囲む奨励会員たちの姿や、レトロな雰囲気漂う喫茶店など、昭和ならではのどこか懐かしさや温かみのある、独特の空気感も注目となりそう。“お祭り映画”を楽しんだら、ノスタルジーな雰囲気漂う“エモさ”満点の映画で癒されてみては?『泣き虫しょったんの奇跡』は9月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:SUNNY 強い気持ち・強い愛 2018年8月31日より全国東宝系にて公開© 2018「SUNNY」製作委員会泣き虫しょったんの奇跡 2018年9月7日より全国にて公開©2018『泣き虫しょったんの奇跡』製作委員会©瀬川晶司/講談社止められるか、俺たちを 2018年10月13日よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開©2018若松プロダクション
2018年08月19日ステーキスタンド「J.S. ステーキスタンド 鎌倉(J.S. STEAK STAND KAMAKURA)」では、学生向けにステーキを“100%オフ”で提供する「STEAK FAN’S 学割 WEEK」と題したイベントを開催。期間は、2018年8月16日(木)から22日(水)まで。2017年夏に鎌倉・若宮大路沿いにオープンした「J.S. ステーキスタンド 鎌倉」は、火入れとソースにこだわった上質なステーキをカウンターで手軽に楽しめるステーキスタンド。今回のイベントでは、来店時に本人の学生証を提示し、Instagramに専用ハッシュタグと共にステーキの画像を投稿すると、各日先着10名限定で看板メニューの「チャックアイロール 300g」を100%オフの0円で提供する。また同期間中は、学生限定で「チャックアイロール 300g」が特別価格で楽しめるほか、公式インスタグラムに投稿される合言葉を店頭でスタッフに伝えることで、ボトルビールがプレゼントされる。猛暑が続く2018年の夏を乗り切るため、ボリュームたっぷりのステーキをお得に堪能してみてはいかがだろう。【開催概要】J.S. ステーキスタンド 鎌倉「STEAK FAN’S 学割 WEEK」開催期間:2018年8月16日(木)〜8月22日(水) ※ステーキ100%オフは各日先着10名限定開催店舗:J.S. ステーキスタンド 鎌倉条件:①来店時に学生証を提示②Instagramにて画像とともに「#jssteakstand」と投稿した画面を提示※詳細は公式インスタグラム(@steak.journal_standard.jp)で発表【店舗情報】J.S. ステーキスタンド 鎌倉住所:神奈川県鎌倉市小町1-4-18 第2御代川ビル1F営業時間:11:00〜22:00(L.O. 21:30)TEL:0476-22-2801
2018年08月16日クールビューティな刑事や超優秀な派遣社員、アネゴ肌の仕事人間、子育て世代の市議会議員など、唯一無二の存在感で時代を代表する“女性像”を演じてきた篠原涼子。2018年は、吉永小百合主演『北の桜守』に加え、広瀬すずと二人一役を演じる『SUNNY 強い気持ち・強い愛』、さらに西島秀俊&坂口健太郎共演『人魚の眠る家』と3本の映画が公開される。そこで篠原さんの誕生日に合わせ、これまで演じてきたさまざまな女性たちをふり返ってみた。90年代、小室哲哉とのタッグでミリオンセラー篠原さんは1973年8月13日生まれ、群馬県出身。1990年よりアイドル・グループ「東京パフォーマンスドール」の初代メンバーとして活動し、94年に「篠原涼子 with t.komuro」としてリリースした小室哲哉プロデュースのシングル「恋しさと せつなさと 心強さと」が、日本の女性ソロ歌手としては初となるダブルミリオン(200万枚)を記録する大ヒットに。紅白歌合戦にも出場した。さらに90年代、「笑っていいとも!」「TVおじゃマンモス」など人気番組のほか、91年12月~97年4月まで日曜20時に放送されていたバラエティ番組「ダウンタウンのごっつええ感じ」にレギュラー出演していたことは、いまや伝説だ。2000年代から女優業を本格化!“アネゴキャラ”確立2001年、蜷川幸雄演出の舞台「ハムレット」に出演したあたりから、女優としての活動を本格化。この「ハムレット」は夫・市村正親と初共演した作品だった。当時は独身だったが、2003年、宮藤官九郎脚本のラブコメ「ぼくの魔法使い」で、何かを思い出そうとするとオヤジ(古田新太)に変身してしまうという、ぶっ飛んだ美人妻を演じ、翌04年には「光とともに…~自閉症児を抱えて~」で、自閉症の子どもを持つ母親役を演じて評価を集めた。そして、阿部寛がリストラされた専業主夫となり、篠原さんが出版社の編集者として仕事復帰する「アットホーム・ダッド」や、赤西仁と共演した「anego~アネゴ~」、当たり役となった「アンフェア」のクールな女性刑事・雪平夏見役と出会い、“アネゴキャラ”のイメージを確立させる。仕事がデキすぎる派遣社員「ハケンの品格」(’07)もハマリ役となり、2007年、2008年は明治安田生命が新入社員を対象に調査した「理想の女性上司」の第1位に2年連続で選ばれたこともある。特に、篠原さんがバツイチ、子持ち、大酒飲み、検挙率ナンバーワンを誇る“無駄に美人”な刑事・雪平を10年にわたり演じた「アンフェア」シリーズは、好評を受けてスペシャルドラマ3作品、劇場版も3作品製作され、2015年公開の『アンフェア the end』で完結。いわずと知れた篠原さんの代表作の1つであり、当時のシネマカフェインタビューでも「私自身、納得いく終わり方だと思います」と自信を込めて話していたのが印象的。シリーズでは、篠原さん演じる雪平の妖艶な魅力もクローズアップされ、さらに雪平の娘・美央を演じた向井地美音が、成長して「AKB48」のメンバーとなったことも話題となった。旬な年下彼氏と恋愛「ラスト・シンデレラ」「オトナ女子」プライベートでは2児の母となった篠原さんが、2010年代は年上彼女×年下彼氏という構図の2作に主演したことも印象深い。「ラスト・シンデレラ」(’13)では、美容師として頑張ってきたが、恋愛はすっかりご無沙汰、立ち食いそば屋に栄養ドリンクがお供、気づけばヒゲが生えてる(!?)というアラフォー“おやじ女子”を熱演。年下のワケありイケメン彼氏を三浦春馬が演じ、セクシーシーンの数々も話題に。同じ美容室の店長(藤木直人)との三角関係と、恋愛や結婚にまつわる大塚寧々&飯島直子との大人女子トークにも注目が集まった。その後、2年半ぶりに連ドラ主演を果たした、その名も「オトナ女子」には、江口洋介、吉瀬美智子、鈴木砂羽、谷原章介が出演。広告の仕事をバリバリこなす40歳の独身女性の役で、ミュージシャンとして成功を目指す年下彼氏を最旬俳優・斎藤工が演じていた。40歳の女性が、ダメな男たちに振り回されながらも、自分の幸せをつかむために闘していく姿を体現。“こじらせ女子”よりもどこか達観したところがあり、“美魔女”でもなく、いくつになっても“女子”でいたいと考える女性たちの先鋒となっていた。「民衆の敵」で月9初主演!ママさん市議に意外ともいえるが、月9ドラマの初主演作となったのは恋愛ドラマではなく、相次ぐ政治家のスキャンダルや政治不信にも目配せした「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」(’17)。演じたのは、学歴なし、政治経験なし、“コワいモン”なしの新人市議会議員・佐藤智子。「しあわせなふりはやめて、本当にしあわせになりましょう」そんなキャッチコピーを掲げた智子は、石田ゆり子をはじめとするキャリアのあるママ友たちを引き入れ、見事、初当選。市政にはびこる悪や社会問題を「それって、おかしくないですか!?」と市民目線で訴えていく姿が痛快に映った。智子の夫役には今年の大ブレイク男・田中圭、ライバル市議会議員には高橋一生、同期の議員には前田敦子や千葉雄大、一癖も二癖もある市議会のドンには古田新太と、脇を固めるキャストも豪華で、魅力的だった。あのころの輝きを再び…!『SUNNY』小室氏が音楽を担当し、約22年ぶりとなる再タッグで注目を集めている『SUNNY 強い気持ち・強い愛』が、8月31日(金)に公開される。大ヒットした韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』を、『モテキ』『バクマン。』の大根仁監督が映画化。小室氏が手がけた安室奈美恵の「SWEET 19 BLUES」をはじめ、90年代を代表するJ-POPが全編を彩る笑って泣ける青春音楽映画だ。篠原さんが演じるのは、夫と子どものために尽くしてきた専業主婦・阿部奈美。あるとき、余命わずかと宣告された高校時代の親友・芹香(板谷由夏)と再会、彼女のために、かつてルーズソックスを履き、毎日を謳歌していた“あのころ”を共に過ごした仲間たちを探すことに。やがて、その作業は奈美にとっても、自身の人生を一度立ち止まってふり返る、大切な旅路でもあったことに気づいていく。舞台となる90年代に「小室さんに出会って、歌を歌うきっかけでテレビとかメディアに出させていただいた。お返しできないままだったので、こういう形でご一緒するのは神様のお導きじゃないですけど、すごく感謝しています」と、完成披露試写会の舞台挨拶で語っていた篠原さん。映画本編では、ルーズソックスの代わりにタオルを巻き、娘(松本穂香)の制服を拝借して「Don’t wanna cry」をリビングで歌うシーンがあり、ちらりと歌声を聴くことができる。“反抗期の娘”芳根京子と共演も!母親役といえば、娘を虐待する母とその娘の30数年後の二役に挑戦した2017年正月のスペシャルドラマ「愛を乞うひと」がある。下田治美の同名小説を原作にし、1998年に原田美枝子主演で映画化もされた同作は、篠原さんにとっても念願の企画だったそう。クライマックスでは老いた母親と大人になった娘が対峙するシーンを、老けメイクに挑んで1人で演じ分ける熱演を見せた。さらにこの秋、東野圭吾の作家デビュー30周年を記念して書かれた小説を堤幸彦監督が映画化する『人魚の眠る家』では、脳死状態となった幼い娘に究極のある決断を下す母親を演じる。久々ともいえるミステリー作品であり、「娘を殺したのは、私でしょうか…」とのキャッチコピーからも、衝撃的な展開が待ち受けていることが想像できる。また、来年には再び、たくましい母親役が控えている。書籍化された人気ブログを原作にする『今日も嫌がらせ弁当』(2019年初夏公開予定)で演じるのは、無視や生意気な態度を繰り返す反抗期真っただ中の娘に、高校の3年間、1日も休むことなくキャラ弁で対抗していったシングルマザーだ。その反抗期の娘を演じるのは、篠原さんを“憧れの人”と公言する芳根京子。芳根さんのデビュー作でもあった「ラスト・シンデレラ」では、篠原さん演じる主人公の友人(大塚寧々)の娘役だったが、今回は愛憎入り交じった“母娘バトル”でがっつりと共演を果たす。芳根さんだけではない。繊細なハートと情の厚さを強がりで隠しながら、常に自分に正直であろうとし、あきらめず、投げ出さず、挑戦を続ける役柄を数々演じてきた篠原さんに、憧れを抱く女性は多い。実に13年ぶりとなる舞台で初主演を務め、先日千秋楽を迎えたばかりの「アンナ・クリスティ」を例に出すまでもなく、すでに篠原さんはネクストステージへと足を踏み出しているのだ。(text:Reiko Uehara)■関連作品:北の桜守 2018年3月10日より全国にて公開ⓒ 2018「北の桜守」製作委員会SUNNY 強い気持ち・強い愛 2018年8月31日より全国東宝系にて公開© 2018「SUNNY」製作委員会人魚の眠る家 2018年11月16日より全国にて公開Ⓒ2018「人魚の眠る家」 製作委員会今日も嫌がらせ弁当 2019年初夏、全国にて公開予定©映画「今日も嫌がらせ弁当」製作委員会
2018年08月13日女優のエヴァンジェリン・リリーが、『LOST』でヌードを強要されるようなプレッシャーを感じたと発言したことに対し、J・J・エイブラムスが謝罪コメントを出した。エヴァンジェリンが、2日に公開されたインタビューの中で、ケイト・オースティン役を演じていたABC局の同ドラマの中で半裸シーンをやらざるを得なくなり、屈辱を味わったと口にしていたことを受け、同番組のクリエーターであるエイブラムスとデイモン・リンデロフが「安心できない職場」に感じさせてしまったことを謝罪した。同番組の製作総指揮を務めたジャック・ベンダーとカールトン・キューズも含めた共同コメントにはこうつづられている。「エヴァンジェリンのメディアにおける今朝のコメントを受け、『LOST』の職場で彼女が経験したことを心から謝罪しようと我々はすぐに連絡を取ろうとしました。いまだに連絡は取れていませんが、心から申し訳ないと思う気持ちは変わりません。職場で安心できない人がいてはならないのです」きっかけとなったインタビューの中でエヴァンジェリンは、2シーンの中で自分の体が自分のコントロール下にないと感じ、撮影が終わった時には震えが止まらなかったと話していた。「シーズン3で、一部裸になるシーンをやらざるを得ない状況にされるという嫌な経験をしたの。私はやるしかないように感じた」「撮影が終わった時には屈辱感と震えに襲われた。大泣きしていたけど、その後はすごく力強いシーンをやらなければいけなかったの」「シーズン4でまたケイトが着替えるシーンがあって、なんとか自分の管理下で出来るようにすごく努力したけど、結局はまただめだった」「だからそれで『もうこりごり。どんな脚本を書いてもいいけど、私はやらない。この番組ではもう2度と脱がない』って言ったの。それで本当にその後は脱がなかったわ」(C)BANG Media International
2018年08月07日初の全曲クラシックアルバムをリリースした宮本笑里さん。その名も『classique』。11年目の挑戦は、初のオールクラシックの名曲アルバム。宮本笑里さんはニューアルバムのタイトルに、極めてシンプルに“クラシック”と付けた。というのも、実はこのアルバムは、宮本さん初の全曲クラシックアルバムだから。「わかりやすく“これはクラシックですよ”と、この名前にしました(笑)。意外に思われるかもしれないですが、まだ私はバイオリンの名曲を集めたアルバムを作ったことがなかったんです。それであえてこのタイトルに決めました」クラシックのみならず、J-POPや映画音楽、沖縄民謡まで、幅広く奏でてきた宮本さんの原点回帰、という意味合いのアルバムだろうか。昨年デビュー10周年を迎えたことも、その動機になったよう。「ありがたいことにクラシックの演奏以外にも様々な活動をさせていただいた10年間でした。弾いたことのないような楽曲にチャレンジすることで、自信もついてきたと感じています。では、さらに成長するにはどうする?と考えたとき、全曲クラシックのアルバムを残したいと思いました。とはいえ、どこか避けてきた部分もあったので、とても勇気の要ることでしたね。でも、いまやらなくちゃいけない!って」選ばれた18曲のバイオリンの名曲は、タイトルを見て、すぐにメロディが浮かぶというものではないけど、聴けば、あっ!この曲、と気づくような有名な曲がほとんど。クラシックのコアなファンでなくても、なじみやすく、楽しめる名曲ばかりだ。とくに宮本さんの代表曲ともいえるサラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」やエルガーの「愛のあいさつ」など4曲を再録音している。「以前録音したときとは、年齢も人生経験も違うので、同じ曲を演奏しても、時間の積み重ねが音に反映されていると感じますね。とくに4年前に母親になり、いままで経験したことのない道を、日々勉強させてもらっているので、いい刺激をもらっていることもあるし、昔とは全然違う演奏になっています」また6曲の短い曲からなるバルトークの「ルーマニア民族舞曲」は、とりわけ思い出のある作品と言う。「幼いころ、五嶋みどりさんのCDで、この作品集を毎日のように聴いていました。舞曲なので華やかだけど、どこかあやしげでゾクゾクするような楽曲なんです。聴きながら、難しそうな曲だけど、なんか楽しいなって、一緒に踊っていました(笑)。そんな楽しい気持ちを、お子さんたちや大人の方にも感じてもらえたらすごく嬉しいですね」なお、レコーディングは宮本さんとピアニストのふたりで、ホールを3日間借り切って行われた。「普段はスタジオ録音が多いんですが、このスタイルははじめてでした。一発勝負のライブ録音なので、集中力や緊張感が必要で、普段とは違うレコーディングでしたけど、バイオリンの音そのものがスタジオとはまったく違う、ホールでしか出せない生音の響き。それは弾いていてすごく気持ち良かったですね」8th Album『classique』【初回生産限定盤CD+DVD】¥3,50018曲収録。DVDには最新MVやMay J.と共演した「My HeartWill Go On」などライブ映像も収録。【通常盤CD】¥3,000(SONY MUSIC)みやもと・えみり『smile』でCDデビューし、昨年10周年を迎えた。アルバムリリースツアーを8/16大阪・ザ・フェニックスホール、8/25愛知・宗次ホール、8/30東京・サントリーホールブルーローズで開催予定。衣裳協力・DHOLIC(DHOLIC LADIES+TEL:0120・989・002)※『anan』2018年8月1日号より。写真・土佐麻理子文・北條尚子(by anan編集部)
2018年08月02日