JR東海は22日、山梨県都留市の山梨リニア実験線車両基地にて、営業線仕様の超電導リニア新型車両「L0(エル・ゼロ)系」を初公開した。同社は首都圏と中京圏、近畿圏を結ぶ新たな高速鉄道として、超電導リニアによる中央新幹線計画の実現(第1局面は東京都から愛知県名古屋市まで)に取り組んでいる。中央新幹線の概略ルートにも含まれる山梨リニア実験線では、先行区間(18.4km)の設備更新工事と延伸区間(24.4km)の工事を実施。2013年末までの走行試験開始を目標としている。L0系は延伸後の新実験線(42.8km)を走行する車両として製作が進められ、完成したばかりの先頭車両がこのほど公開された。先頭車は滑らかな形状で、これまでの試験結果を踏まえ、先頭長は15mに。居住性向上のために角型の車体断面となり、東海道新幹線のイメージを踏襲したカラーリングとなった。白色の塗装範囲を増やして軽快さを、青色の塗装の配列で躍動感を演出している。今後、L0系は2013年度中に先頭車2両、中間車3両の計5両が完成する予定となっている。加えて2015年度までに、9両(先頭車2両、中間車9両)が順次投入される。新実験線では最長12編成とするなど、計14両をさまざまに組み合わせ、営業線へ向けた最終的な走行を実施。実用技術として完成した超電導リニア技術のブラッシュアップと、営業線の建設・運営・保守のコストダウンに取り組むという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月24日JR東日本仙台支社はこのほど、奥羽本線(山形線)赤岩駅について、冬の期間に全列車通過とすることを発表した。期間は12月1日から2013年3月25日まで。福島~米沢間では、山形新幹線「つばさ」は全列車通過。普通列車も、福島~庭坂間で区間列車が運転される以外、沿線人口が少ないこともあって1日6往復のみの運転とされ、日中約5時間にわたって列車が停車しない時間帯もあった。中でも赤岩駅は、冬の期間の周辺住民による利用実績がない状態が続いていた。そのため、赤岩駅では12月1日より普通列車もすべて通過することに。来年度以降もこの措置が継続されるという。福島県福島市にある赤岩駅は、山形新幹線の開業まで板谷駅、峠駅、大沢駅とともに「4駅連続スイッチバック」のひとつとして知られた。1992年の山形新幹線開業にともない、スイッチバックは撤去され、ホームも移設されている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月17日京阪電気鉄道は12月1日、京阪線と大津線の駅スタッフおよび乗務員の制服をリニューアルする。新しい制服は紺色をベースに無駄なゆとりを排除し、男性は堂々としたライン、女性は優美なデザインで美しさを追求。ボタンの少ないシングルジャケットの採用に加え、袖やポケットのボタンを廃止し、引っかかりを防いだ動きやすいデザインとした。機能性を追求し、女性はスカートからパンツスタイルに変更。名札と右肩のワッペンには京阪グループのシンボルマークを新たにデザインしている。100年を超える同社の歴史を象徴するものとして、帽子の社章はそのまま継承する。現在使用されている京阪線の乗務員および大津線の制服(グリーン系のジャケットとグレーのパンツ)は、1990年に開業80周年記念事業の一環として導入されたもの。京阪線の駅スタッフの制服(紺色ベースのジャケットとパンツ)は、京橋駅のリニューアルを皮切りに、2003年より京阪線全駅へ導入されていた。今回のリニューアルにより、京阪線と大津線のすべての駅スタッフおよび乗務員の制服が統一される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月17日JR北海道の「スーパーカムイ」「すずらん」、JR東海の「しなの」「ひだ」、JR西日本の「しらさぎ」には共通点がある。一方、JR東日本とJR四国、JR九州にはその共通点を持つ列車はない。さて、共通点とはなんだろうか?JR北海道だけで見ると、「スーパーカムイ」「すずらん」は電車特急、それ以外の札幌発着の特急はディーゼルカーと区別できる。だがJR東海の「しなの」は電車、「ひだ」はディーゼルカーだ。「しなの」「ひだ」「しらさぎ」はおもに名古屋駅発着、「スーパーカムイ」「すずらん」はおもに札幌発着だが、名古屋と札幌にどんな共通点があるのだろう?すべて在来線特急だけど、在来線特急は他にもたくさんある。それぞれ運行する路線の花形列車で、本数も多く、自由席や指定席、グリーン車があって……、もちろんそんな列車は他にもたくさんある。ただし、目の付け所としては良いと思う。ひょっとしたら、時刻表を見るまで共通点に気づかない人がいるかもしれない。これらの列車の共通点は「エル特急」だ。時刻表で名古屋付近の東海道本線や中央本線、札幌付近の函館本線や千歳線、室蘭本線のページを見ると、これらの列車名の上にマークがついている。ベルの絵をタテ半分にしたような、あるいは漢字の部首の「しんにょう」のような……。このマークはアルファベットの「L」を図案化したもので、エル特急を示している。エル特急は、「昼間に走る、運行頻度の高い特急列車」のキャッチフレーズとして、1972(昭和47)年に名づけられた。それまで優等列車といえば急行列車が主で、特急列車はその名の通り「特別」な「急行」だった。その頃の国鉄は、特急をもっと売り込んでいこうと考えていたようだ。背景には、電化や複線化工事の進捗によって急行列車を特急へ格上げしたり、新幹線の岡山延伸開業によって新幹線に接続する特急を増発したり、新幹線の走らない路線にも特急を導入したりと、全国に特急のネットワークを広げていたことが挙げられる。そこで昼間の特急列車の統一ブランドとして、エル特急が考案された。しかしすべての特急列車がエル特急に指定されたわけではない。エル特急の条件は厳格ではないけれど、昼間の特急であること、起点駅を1時間に1本程度の運行があること、自由席があり、気軽に乗れることなどがあった。宣伝文句は、「数自慢、カッキリ発車、自由席」だった。「カッキリ」とは毎時0分・30分発というようにきりのいい時刻を指す。エル特急の「エル」には深い意味はなく、「Limited(特別)」「Luxury(ぜいたく)」「Lovely(親しみのある)」「Lucky(幸運)」など、「L」から始まる単語に良い意味が多いからだったといわれている。国鉄といえばお堅い役所的な印象が強かったため、あえて親しみやすいネーミングが必要だったらしい。エル特急ブランドを最初に与えられた列車は「さざなみ」「わかしお」「とき」「ひばり」「あさま」「ひたち」「しおじ」「つばめ」「はと」。その後、急行列車を特急に格上げしたり、特急列車の運行本数を増やしたりして、エル特急の仲間はどんどん増えていく。それまで特急がなかった路線に、最初からエル特急でデビューする列車もあった。こうして全国でエル特急が活躍した。エル特急に指定された列車は累計で60種類以上もあったという。そして1978(昭和53)年10月の国鉄ダイヤ改正をきっかけに、在来線特急のほとんどのヘッドマークがイラスト入りになる。エル特急の場合は、ヘッドマークの片隅にエル特急であることを示すマークも添えられた。エル特急の登場で、国鉄の目論見通りに特急の人気が上がった。東北・上越新幹線が開業すると、それに置き換わる形でエル特急が廃止されたが、、一方で新幹線に接続する新しいエル特急も誕生している。こうして特急列車の増発や新設が続いたが、その反面、急行列車は特急列車に押される形で急速に衰退していった。すると今度は、エル特急とその他の特急の区別が難しくなった。そうした事情もあり、近年はエル特急ブランドも衰退傾向にある。JR東日本は2002年に「エル特急」の呼称をとりやめ、通常の「特急」表示に戻した。同様にJR九州は2009年、JR四国は2011年に、「エル特急」の呼称をとりやめた。JR西日本も、「くろしお」「やくも」「加越」「北近畿」「雷鳥」の「エル特急」表記をとりやめている。現在残っているエル特急は、前述の通り、「スーパーカムイ」「すずらん」「しなの」「ひだ」「しらさぎ」だけ。いまとなっては「エル特急」の意味すら知らない人も多いかもしれない。しかしエル特急は、「気安く乗れる特急列車の旅」を普及させた立役者なのだ。いわば「名誉称号」といえるもので、いつまでも残してあげたいブランドである。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月10日京王電鉄は来年2月22日にダイヤ改定を実施する。相模原線に特急が新設され、京王線の通勤快速に代わり区間急行が登場。井の頭線も平日昼間を中心に列車が増発される。調布駅付近の地下線完成にともなう8月19日のダイヤ改定で、京王線では特急の運行が消滅していたが、今回のダイヤ改定で再び特急が運行されることに。相模原線に新設される特急は京王線に乗り入れ、新宿~橋本間で運行。途中停車駅は明大前駅、調布駅、京王稲田堤駅、京王永山駅、京王多摩センター駅、南大沢駅で、平日は朝9時頃より22時頃まで、土休日は朝7時頃より22時頃まで、ともに20分間隔で運転される。京王線では現在、平日早朝に4本の準特急が運転されているが、改定後は4本のうち3本が特急に。相模原線でも平日早朝に特急2本を新設する。また、京王線の特急の停車駅に分倍河原駅と北野駅が追加され、準特急は高尾線北野~高尾山口間の各駅に停車する。特急の運転は深夜0時台まで行われるとのこと。新たに登場する区間急行は、現行の通勤快速と同じ停車駅だが、通勤時間帯以外にも運転される。京王線ではその他、新宿駅からの下り終電時刻の繰り下げ、快速の西調布駅・飛田給駅・武蔵野台駅・多磨霊園駅への停車、都営新宿線から笹塚駅以西への直通列車の増発(平日の一部時間帯)などが発表されている。井の頭線でもダイヤが改定され、平日昼間(10時30分頃から17時頃まで)の列車を増発。同時間帯の列車本数はこれまで、1時間あたり急行・各停が6本ずつ計12本だったが、改定後は急行・各停が8本ずつ、計16本の運転となる。平日早朝には、渋谷行の上り急行を2本新設(ともに渋谷駅には7時30分までに到着)。急行の運転は深夜0時台まで行われ、渋谷駅からの下り終電時刻も繰り下げられる。ダイヤ改定日は平日ダイヤが2月22日、土休日ダイヤが2月23日。改定後の各駅の発車時刻など、詳細については来年1月頃より随時案内されるとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月08日JR東日本は6日、「蓄電池駆動電車システム」(車両に大容量の蓄電池を搭載して非電化区間の走行を可能にするシステム)を採用した新型車両の先行車を烏山線に導入すると発表した。新型車両の車両形式は「EV-E301系」で、EV-E301とEV-E300の2両編成。各車両に大容量の蓄電池(600V、95kWhのリチウムイオン電池)を搭載し、EV-E301にはパンタグラフも装備している。運用区間は宇都宮~烏山間で、電化区間では通常の電車と同様、架線からの電力で走行。同時に蓄電池を充電する。非電化区間では蓄電池の電力で走行し、烏山駅の充電設備で走行に必要な充電を行う。同車両の定員の合計は265人(座席定員99名)で、ロングシートの座席配置に。室内照明をすべてLED化するなど、消費電力の低減を図る。最高速度は100km/h。営業運転開始は2014年春頃の予定で、最終的には烏山線の気動車全車両を新型車両に置き換えるという。JR東日本は、非電化区間の新たな環境負荷の低減方策として、「蓄電池駆動電車システム」の開発を進めてきた。これを採用したクモヤE995形「NE Train スマート電池くん」による走行試験が烏山線で行われ、烏山駅には専用の充電設備が設置されている。走行試験を経て実用性が確認されたため、烏山線へ新型車両の先行車が導入されることになった。なお、烏山線を先行投入区間に選定した理由について、JR東日本は、「CO2削減等の環境負荷低減効果が期待でき、線区長さも蓄電池搭載容量に適しており、かつ直流電化区間との直通運転を行える」と説明している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月08日JR九州は、12月2日より開催される「水戸岡鋭治の幸福(しあわせ)な鉄道展」に合わせ、全車指定席の臨時列車「水戸岡鋭治の幸福な臨時列車」を限定運行する。同列車は「SL人吉」に使用される50系客車3両とディーゼル機関車による編成で、鹿児島本線の博多~門司港間を1日1往復運行。陣原~門司間では、通常は貨物列車しか運転しない貨物線を走行するという。運行にあたり、水戸岡鋭治氏がデザインしたヘッドマークを掲出。車内では記念乗車証の配布や九州の観光列車グッズの販売などを行う。運転日は、12月2・8・9・15・16日および2013年1月12~14日。きっぷは乗車日の1カ月前より、全国の駅のみどりの窓口や旅行会社の窓口で発売する。臨時列車は全席指定のため、乗車区間の通常運賃のほかに指定席料金が必要。なお、臨時列車の乗車を行程に含んだ旅行ツアー商品「貨物線(鹿児島本線)を行く! 水戸岡鋭治の幸福しあわせな臨時列車 乗車の旅」も企画しているとのこと。「水戸岡鋭治の幸福(しあわせ)な鉄道展」は、12月2日から2013年1月14日まで、JR博多シティのJR九州ホールにて開催。JR九州のデザイン顧問でもあるデザイナー、水戸岡鋭治氏が手がけた車両や駅の数々を映像やパネル・模型などで展示し、「水戸岡デザイン」の真髄を探る。入場料は大人1,000円、中高生800円、小学生200円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月05日日清食品は6日、JR渋谷駅(東京・渋谷)に「日清ラ王 袋麺」がその場で食べられる店舗「日清ラ王 袋麺屋」を期間限定でオープンする。期間は未定。場所は山手線内回りホーム上(中央)。営業時間は10時~22時(ラストオーダー21時30分)。店舗は外観を赤色の広告シートでラッピングし、「日清ラ王」の世界観を表現しているという。面積は約17.6平方メートルで席数10席。同店では、「日清ラ王 醤油」「日清ラ王 味噌」(各250円)の2種類を提供。麺とスープに適したトッピング5種類を選び抜いたとのことで、醤油味はチャーシュー、煮玉子、ほうれん草、メンマ、輪切りねぎ、味噌味はチャーシュー、煮玉子、コーン、もやし、白髪ねぎが盛り付けられている。オープン前の発表会でさっそく日清ラ王 醤油をいただいてきた。キャッチコピーの”まるで、生めん。”の通り、とても袋麺とは思えないもちもちと弾力のあるつるつるの麺が味わえた。あっさりとしたスープに彩りのよいトッピングが見た目にも鮮やかで、これが250円で食べられるなら大満足だ。「日清ラ王袋麺は発売以来ご好評いただいているが、まだ知らない人、食べたことのない人もいらっしゃると思います。人通りの多い渋谷に構えたこの店舗をきっかけに商品を知っていただいて、ぜひご自宅でも召し上がっていただきたい」と同社。この店舗で提供される「日清ラ王 醤油 5食パック」「日清ラ王 味噌 5食パック」は、8月に関東甲信越・静岡地区で先行発売された。価格は1パック500円(税抜)。同商品は、これまでの袋麺にはなかった豊かな小麦の香り、麺のつるみやコシ、もっちりとした食感を実現したという。袋麺ならではの賞味期限6カ月という保存性の高さと調理の簡便性も兼ね備えているとのこと。なお、同商品は7月~8月に東京・汐留で「値段のないラーメン屋」としてブースをオープン。袋麺の「日清ラ王 醤油」であることを公表せずに提供し、「このラーメンにあなたなら一杯いくら払うか」と聞いたところ、体験者2,074人の平均価格は545円となった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月05日公益財団法人横浜市緑の協会は28日、山手西洋館にて「ハロウィンウォーク2012」を開催する。同イベントは、ハロウィンの仮装をした参加者が山手西洋館および近隣施設を巡るスタンプラリー。各施設で配布する飴をもらいながら施設をめぐり、スタンプを11個集めるとゴール地点でプレゼントがもらえるというもの。スタンプチェックポイントは、外交官の家、ブラフ18番館、ベーリック・ホール、エリスマン邸、山手234番館、横浜市イギリス館、山手111番館、岩崎ミュージアム、人形の家、YITC、山手68番館、マリンタワー、 アメリカ山公園の13カ所。どのポイントからスタートするかは問わないが、ゴールはブラフ18番館、イギリス館、アメリカ山公園の3カ所となる。開催日時は28日10時~16時。参加は無料で、仮装している人先着3,000名にスタンプカードが配布される。仮装していない人でも参加できるよう、西洋館全館(山手68番館を除く)で10時より仮装グッズが販売されるほか、西洋館5館(外交官の家、ベーリック・ホール、山手234番館、横浜市イギリス館、山手111番館)では先着150人にフェイスペインティングを行う。料金は1回100円。またハロウィンウォークと同時進行で、さまざまなプログラムやショップを展開する。エリスマン邸前庭と外交官の家前庭では、10時~15時までアイスクリームや飲み物を販売するオープンカフェを設置。ベーリック・ホール入口では、10時30分から肉まん、アメリカンドッグ、ポップコーン等を販売する。エリスマン邸前庭では、10時から先着1,000名に風船をプレゼント。山手234番館前庭では、10時から先着100名でチューリップの球根を植え付ける。アメリカ山公園では伊豆から移動水族館がお目見え。外交官の家の前庭では道志の水が販売され、購入者は鉄砲遊びができる。イベント用の駐車場はないので、公共交通機関を利用しての参加が望ましいが、ゴール賞印のあるスタンプカードを持参すると、山下公園駐車場の駐車料金が1時間無料になるとのこと。なお、雨天時は規模を縮小して実施。荒天の場合は中止(延期なし)。詳細は横浜市緑の協会公式ページへ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月26日JR東日本仙台支社は18日、仙石線沿線市町への復興支援として、仙石線と東北本線を結ぶ接続線の整備を発表した。今後、整備に向けて必要な準備を進めていくという。仙石線は仙台近郊で唯一、直流電化されたJRの路線。東北本線とは仙台駅で接続しているものの、仙石線のホームは地下にあり、線路はつながっていない。東日本大震災で被災し、現在も高城町~陸前小野間が不通となっているが、陸前大塚~陸前小野間で山側に500m程度移設しての復旧を予定している。仙石線と東北本線は塩竃市から松島町にかけて接近する区間がある。今回発表された接続線は、仙石線高城町駅付近(松島海岸~高城町間)と東北本線松島駅付近(塩釜~松島間)を結ぶ計画だという。接続線が整備され、仙石線高城町~陸前小野間が運転再開すれば、東北本線・仙石線経由で仙台~石巻間の走行が可能となり、所要時間の短縮が図られる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月21日JR北海道、JR東日本、JR東海、JR西日本、JR四国は19日、冬の期間(12月1日から来年2月28日まで)に運転される臨時列車・増発列車の概要を発表した。東海道新幹線は期間中、1日平均331本の列車を運転。利用者の多い朝夕時間帯を中心に臨時列車も運転する。また、N700系以降の技術開発成果を採用し、安全性・信頼性を高めた新型車両、N700Aが2月8日にデビューする。山陽新幹線では年末年始、3連休、週末を中心に、東京~博多間を直通運転する「のぞみ」、新大阪~鹿児島中央間を直通運転する「さくら」などの臨時列車を運転する。東北新幹線も年末年始や3連休を中心に、「はやぶさ」「はやて」など増発。一部の臨時列車は新型車両E5系で運転し、グランクラスも営業する。在来線の増発列車で注目されるのが、「成田エクスプレス」のE259系による特急「マリンエクスプレス踊り子」。今期初めて設定される列車で、全車指定席の6両編成。東京~伊豆急下田間で運行される予定だ(運転計画については別表参照)。伊豆方面へは251系10両編成(全車指定席)による「スーパービュー踊り子」や、リゾート21黒船列車またはアルファ・リゾート21による「リゾート踊り子」も冬の期間に運行される。12月29日より大船渡線一ノ関~気仙沼間で運転開始する快速「ポケモントレイン気仙沼号」(キハ100系2両編成)をはじめ、各社とも年末年始の帰省や行楽などに便利な列車を多数運転。なお、JR四国の特急「しおかぜ」については、12月28~31日と1月2~6日は全編成が岡山駅発着となり、特急「いしづち」は高松~多度津間のみの運転(高松から松山へは宇多津駅で、松山から高松へは多度津駅で「しおかぜ」と乗換え)となる。年末年始には臨時夜行列車も運転される。注目は12月29日に運転される上野発弘前行「あけぼの81号」と1月3日に運転される弘前発上野行「あけぼの82号」。ともに583系6両編成(全車寝台車)を使用する。今春より臨時列車化された寝台特急「日本海」と急行「きたぐに」は、今冬も引き続き運転。大阪~青森間の「日本海」は客車二段B寝台車6両(全車寝台車)という編成で、運転日は青森発が12月27~29日と1月3~5日、大阪発が12月28~30日と1月4~6日。「きたぐに」は大阪~新潟間を湖西線経由で運行し、電車三段B寝台車6両とグリーン車1両の編成に(自由席はなし)。大阪発12月27~1月6日、新潟発12月28日~1月7日の運転となる。東京~大垣間の臨時快速「ムーンライトながら」(全車指定席)については、運転日は東京発12月21日~1月5日、大垣発12月22日~1月6日とJR東海が発表。485系6両編成(全車指定席)の「ムーンライトえちご」については、12月21~24日と12月28日~1月6日に新宿~新潟間で運転するとJR東日本高崎支社が発表している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月21日過ごしやすく、おでかけ日和が多い秋はデートにも最高のシーズン! どこに行こうかと迷っている人も多いのでは? 今回はマイナビニュース会員のうち独身女性300名に、山手線沿線でデートしてみたい場所を聞いてみた。Q.山手線沿線、デートで行ってみたい場所は?1位 東京 15.0%2位 有楽町 12.3%2位 恵比寿 12.3%4位 上野 9.0%5位 渋谷 8.3%■東京・「新しい東京駅の映像がよくテレビで流れてるから一度行ってみたい!!」(23歳女性/金融・証券/販売職・サービス系)・「新宿や渋谷のように騒がしくなく、かと言って古くさい訳でもなく、色んなすてきなお店がありそうだから」(28歳女性/通信/技術職)・「いっぱい休憩スポットがあってのんびりできるから」(24歳女性/金融・証券/営業職)■有楽町・「有楽町~銀座~丸の内のあたりはおしゃれな雰囲気なので、ちょっと高級そうだけど特別な日のデートとかで行ってみたい」(23歳女性/アパレル・繊維/事務系専門職)・「大人な街のイメージで、普段あまり行かないようなお店が多そうだから」(29歳女性/情報・IT/営業職)・「買い物や食事に便利で、渋谷や新宿ほどごみごみしていないから」(27歳女性/人材派遣・人材紹介/秘書・アシスタント職)■恵比寿・「おしゃれな場所がたくさんあって、散歩するのにも良さそうなので」(26歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)・「他の場所に比べると落ち着いたイメージがあるから」(25歳女性/学生/その他)・「一緒に行けたらオシャレで大人になった気分になれそうだから」(22歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)■上野・「美術館デートをしたいから」(32歳女性/アパレル・繊維/クリエイティブ職)・「公園やアメヤ横丁、美術館や博物館など、気分に合わせていろいろなプランが組みやすい」(28歳女性/医療・福祉/事務系専門職)・「観光した気分になれるから」(25歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)■渋谷・「『ONE PIECE』のオフィシャルショップができたと聞いたから」(30歳女性/不動産/その他)・「ハチ公の前で待ち合わせたいから」(26歳女性/情報・IT/販売職・サービス系)・「ヒカリエがオープンして、オシャレなお店が多そうだから」(27歳女性/生保・損保/専門職系)■総評1位に選ばれたのは「東京」。生まれ変わった東京駅丸の内駅舎を見てみたい! という回答が多かった。今回、丸の内駅舎リニューアルに伴い「東京ステーションホテル」の営業再開やエキナカの「セントラルストリート」など魅力的なエリアが続々誕生。東京は今、駅自体がデートにうってつけの観光スポットになっているようだ。2位は「有楽町」と「恵比寿」が同数でランクインした。有楽町は”都会的でおしゃれな大人の街”というイメージが強いようで、銀座が近いことを理由にあげる人も多かった。雰囲気が良い街なので「歩いているだけでウキウキする」という声も。「恵比寿」を選んだ人からは「おしゃれな街だから」「他の場所に比べると落ち着いている」という意見が多くあげられた。恵比寿ガーデンプレイスなど定番のデートスポットや、隠れ家風のオシャレな飲食店が多いことも人気の理由に。有楽町も恵比寿も、ゆったり落ち着いた雰囲気で”大人デート”を楽しみたい人に最適な街のようだ。3位となったのは「上野」。上野動物園やアメヤ横丁、美術館や博物館といった観光スポットが多いことが理由のようだ。動物園や美術館はこれからの季節にピッタリ。見どころの多いエリアなので、デートプランをしっかり立てて出掛けたい。4位は「渋谷」。渋谷といえば若者の街というイメージだが、今年4月に「渋谷ヒカリエ」が誕生し、大人も楽しめる新名所となった。渋谷はこの「ヒカリエ」をはじめ「109」など人気のお店でショッピングデートを楽しみたい人が多いようだ。今回のアンケートでは、都会的で落ち着いた雰囲気のエリアや、東京駅など話題の新スポットに注目が集まった。人気エリアは休日ともなれば大混雑必須。人混みは苦手……という男性も多いので、余裕のあるデートプランをたてて秋のデートを楽しみたい。調査時期: 2012年10月3日~2012年10月4日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 女性300名調査方法: インターネットログイン式アンケート【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月20日デートの際、男性の頭を悩ますのは「どこへ行くか」という問題だ。せっかくのデート。彼女が隣にいればどこでもOK!……なんてことは言わず、自分も相手も心から楽しめる場所を選びたい。そんなわけで今回は、マイナビニュース会員のうち独身男性300名に、山手線沿線でデートしたい場所を聞いてみた。Q.山手線沿線、デートで行ってみたい場所は?1位 東京 24.3%2位 恵比寿 12.3%3位 渋谷 9.3%4位 新宿 8.0%5位 秋葉原 7.0%■東京・「レトロな雰囲気があって楽しめそう」(30歳男性/機械・精密機器/技術職)・「いろいろな施設ができて一日いても楽しめそうだから」(30歳男性/小売店/販売職・サービス系)・「あまり行ったことがないので、まず都市部を観光したいから」(26歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)■恵比寿・「高級感があり大人の感じがするから」(27歳男性/ソフトウエア/技術職)・「渋谷の隣なのに割と静かだし、おいしいお店が結構あるから」(26歳男性/自動車関連/事務系専門職)・「オシャレなお店がいっぱいありそうだし、めったに行くことがないから」(28歳男性/運輸・倉庫/技術職)■渋谷・「若者の街というイメージがあるから」(28歳男性/食品・飲料/販売職・サービス系)・「渋谷のスクランブル交差点に行ってみたいです」(24歳男性/小売店/販売職・サービス系)・「男一人で行くにはちゅうちょされるような場所を一緒に訪れてみたいから」(39歳男性/生保・損保/事務系専門職)■新宿・「超高層ビルの上にあるレストランで夜景を見ながら食事をしてみたいから」(22歳男性/建設・土木/技術職)・「ビックロに行ってみたい」(29歳男性/商社・卸/営業職)・「買い物が楽しめそうだから」(30歳男性/ソフトウエア/技術職)■秋葉原・「家電好きだから」(37歳男性/商社・卸/販売職・サービス系)・「よく行くので」(19歳男性/学生/技術職)・「敷居が低そうなので」(30歳男性/団体・公益法人・官公庁/営業職)■総評1位となったのは「東京」で、女性編のアンケートと同じ結果となった。理由も「新しくなった東京駅丸の内駅舎を見たい」というものがほとんど。男性も話題の新スポットは気になっているようだ。2位も女性編と同じく「恵比寿」が選ばれた。恵比寿は「とにかくオシャレ」という回答が目立った。雰囲気の良いお店が多く立ち並ぶ恵比寿は、男性たちが”大人デート”を楽しみたい場所のようだ。3位は「渋谷」。カジュアルデートが楽しめる渋谷は男性にも人気のエリアだ。女性たちの間で話題の「ヒカリエ」へ行きたいという声は聞かれなかったが、男性向けショップも多い渋谷は買い物デートに最適。映画館や公園などの遊び場も多く、定番のデートスポットとして根強い人気があるようだ。4位に選ばれたのは「新宿」。「新宿には何でもあり一日楽しめる」という回答がとても多かった。新宿御苑や新宿都庁の展望室など定番スポットの他、大型ショップや飲食店も充実しており、買い物にも遊びにも事欠かない人気エリアだ。5位は「秋葉原」で家電やサブカルチャー系のショップ、AKB劇場など自分が好きなものが多いエリアに女性と一緒に行きたいとの意見が目立った。今回のアンケートを通して、山手線沿線でいま最も人気のデートスポットは男女共に「東京駅」だということが分かった。話題性の高い場所は彼女もきっと喜ぶはず。デートプランを立てるのは苦手…という男性も、気になるスポットを見つけたら積極的に彼女を誘って出掛けたいものだ。調査時期: 2012年10月3日~2012年10月5日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性300名調査方法: インターネットログイン式アンケート【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月20日岡山県の岡山駅~津山駅を結ぶJR津山線に、美咲町オリジナルのラッピングをほどこした列車が登場した。2013年6月ごろまで、定期列車として毎日2~7本運行する。「美咲町ラッピング列車」は、美咲町の玄関口であるJR亀甲駅を拠点とした観光施策の第1弾として行われるもの。JR津山線の列車1両(キハ47系気動車)をラッピングし、美咲町の魅力を観光客へPRする。ラッピング列車のデザインは、全国の小、中、高校生を対象に行った「幸せのエッグデザインコンテスト」の応募作品975点の中から選ばれた14作品。列車の前に2作品、左右に各6作品が配置されている。列車のメインカラーは黄色で、美咲町が展開する観光プロジェクト「美咲黄福物語」のロゴや、「美作国建国1300年」、「幸せいっぱい美咲町」のロゴが描かれている。運行時間の詳細など美咲町ホームページで確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月19日相模鉄道と東京急行電鉄は5日、国土交通省より相鉄・東急直通線の工事施工認可を受けたと発表した。同線はすでに工事が進捗している相鉄・JR直通線(2015年4月開業予定)とともに、「神奈川東部方面線」の一部として整備される。同線の整備区間は相鉄・JR直通線の羽沢駅(仮称)から東急線日吉駅までの約10km。途中、新横浜駅(仮称)と新綱島駅(仮称)の設置を計画しており、羽沢駅(仮称)~新横浜駅(仮称)間の建設工事を相鉄が、新横浜駅(仮称)~日吉間の建設工事を東急が申請。国土交通省による工事施工認可に至った。相鉄・東急直通線の事業費は約1,957億円で、事業予定区間は2019年3月まで。開業予定は2019年4月としている。整備主体となるのは鉄道建設・運輸施設整備支援機構で、営業主体である相鉄と東急が同線を使用して相互直通運転を行う。完成後は、海老名駅および湘南台駅からの電車が、西谷駅(相鉄本線)より相鉄・JR直通線と相鉄・東急直通線を経由し、東急線渋谷・目黒方面へ運行される計画となっている。神奈川県央部・横浜市西部と東京都心部を直結するルートの完成で、乗換回数の減少や速達性の向上が図られることに。さらに東海道新幹線新横浜駅付近への新駅設置で、相鉄・東急沿線から新幹線へのアクセスが大幅に向上することも期待されている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月09日JR東日本千葉支社は、久留里線を現在運転している気動車(キハ30形、キハ37形、キハ38形)が12月1日で運転終了するのに先立ち、旧型キハを使用する日帰りツアーを発売する。「さよなら旧型キハ 日帰り旅行商品」と名付けたこのツアーでは、新宿・秋葉原・東京と木更津の間を往復する。往路では特急「新宿さざなみ1号」「新宿さざなみ3号」「さざなみ5号」に、復路では「新宿さざなみ2号」「新宿さざなみ4号」「さざなみ10号」に乗車。木更津~久留里間では久留里線定期列車に乗車する。出発日は11月の土日および祝日。募集人員は各日40名(11月23~25日は80名)。旅行代金等の詳細は10月上旬頃に、JR東日本千葉支社サイトにて発表される。キハ30形、キハ37形、キハ38形の運転最終日となる12月1日には、久留里駅にて「旧型キハさよならセレモニー」を実施。当日は13時45分頃より横断幕・記念撮影ボードの設置、駅長による出発合図などが行われる予定。こちらも詳細は決まり次第、JR東日本千葉支社サイトにて発表される。翌日からはこれらの気動車に替わって、新型気動車キハE130形が久留里線で活躍する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月29日JR東日本水戸支社・仙台支社はこのほど、東日本大震災で大きな被害を受けた常磐線相馬~亘理間のうち、駒ヶ嶺~浜吉田間の復旧計画について発表した。常磐線原ノ町駅以北では現在、原ノ町~相馬間と亘理~仙台間で特別ダイヤによる運行が続けられている。バス代行輸送が行われている相馬~亘理間については、「まちづくりと一体となった復旧」を進めることに。うち浜吉田~亘理間は現位置で復旧工事が行われ、2013年春に運転再開予定となっている。駒ヶ嶺~浜吉田間は線路を移設して復旧する予定で、このほど関係機関との調整がおおむね整ったことから、用地取得を前提に2014年春の工事着手をめざすことになった。新地駅の手前(駒ヶ嶺駅側)から現行ルートより山側へ線路を移設し、新たに設置される新地駅、坂元駅、山下駅を経て、現行ルート上にある浜吉田駅へ至る計画となっている。運転再開までに要する期間は工事着手から3年程度を見込んでおり、現位置での復旧となる相馬~駒ヶ嶺間についても、駒ヶ嶺~浜吉田間と同時期に運転再開する予定。具体的な運転再開の時期はあらためて告知するという。JR東日本水戸支社・仙台支社は、「工事着手に向けて、引き続き関係自治体と連携し、早期復旧に向けて取り組んでまいります。用地取得についても地権者の皆さまにご協力をお願いしてまいります」と発表している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月29日JR北海道はこのほど、今年6~7月に実施していた「学園都市線フォトコンテスト」の受賞作品24点を発表した。このコンテストは学園都市線(札沼線)札幌~北海道医療大学間が6月1日に電化開業したのを記念して開催されたもので、「学園都市線って、いいね。」と感じる光景をテーマに作品を募集。列車の走る光景や沿線の風景などを収めた写真751作品が寄せられた。大賞は、幼いきょうだいがロングシートに後ろ向きに膝をつき、わずかに開いた車窓に顔を付けるようにして外の景色を眺めている光景をとらえた「風を感じて」。この他に優秀賞3作品、佳作20作品が審査によって選ばれた。受賞作品は「学園都市線フォトコンテスト」特設ページにて公開されている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月13日昨年7月に発生した新潟・福島豪雨の影響で運転を見合わせている只見線会津川口~大白川間のうち、只見~大白川間が10月1日より運転再開することになった。JR東日本仙台支社と新潟支社がこのほど発表した。只見~大白川間では現在、バスなどによる代行輸送が行われているが、9月30日をもって代行輸送は終了し、翌日より同区間で列車3往復が運転(すべて只見~小出間の運転)されることに。途中駅の田子倉駅(臨時駅。冬季は閉鎖される)には全列車停車しない。残る運転見合わせ区間である会津川口~只見間については、いまだに列車の運転再開の見込みは立っておらず、引き続き代行バスの運転を続けるという。なお、只見線に関しては、9月23日より会津坂下~会津川口間の運転保安方式を「タブレット閉そく式」から「特殊自動閉そく式」に変更することも発表されている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月12日JR東日本仙台支社はこのほど、只見線の一部区間(会津坂下~会津川口間)で行っていた「タブレット閉塞式」による運転保安方式を廃止し、9月23日より「特殊自動閉塞式」に変更すると発表した。機器の老朽化によるもので、ローカル線の象徴的な風景として親しまれてきた「タブレットの受渡し」が只見線で見られるのは22日までとなるという。これに合わせ、同社は22日限定で、「JR只見線ありがとうタブレット記念の旅」を実施する(すでに完売)。会津若松駅発、会津川口駅着の列車に乗り、会津川口駅または会津坂下駅で「タブレット閉塞機」に触れる体験ができるツアー。かつて只見線で使用され、現在会津若松駅で保管されている本物の閉塞機を使用する。会津若松駅をそれぞれ7時37分、11時5分、13時10分に出発する列車が対象となる(11時5分発は臨時列車)。各列車20名の参加者を募集したが、即完売している。22日には、会津若松~会津川口間の10駅の入場券をセットにした「只見線タブレット記念入場券」も限定発売される。発売額は1,400円。会津若松駅、会津坂下駅、会津宮下駅、会津川口駅の各駅にて取扱う。発売時刻は会津若松駅が5時40分から、その他の駅は10時から。500セット限定で、1人5セットまでの購入制限あり。売切れ次第終了となる。「タブレット閉塞式」は、列車の衝突や追突の防止を目的として、一定の区間に同時に2つ以上の列車を走行させないために用いられてきた運転保安方式。運転士が出発駅の駅長から、「タブレット」と呼ばれる円盤状の金属を受け取らない限り、その列車は出発できない。その区間にタブレットは1つしかないため、必然的にその区間に同時に複数の列車が走行することはできなくなる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月12日越後交通は10月1日より、高速バスの上越~池袋線と新潟~池袋線の夜行便を新宿駅西口まで延伸する。対象となるのは、上越~池袋線の上り6便(新宿駅西口4:55着)と下り5便(同23:10発)、新潟~池袋線の上り30便 / 32便(新宿駅西口5:00着)と下り29便 / 31便(同23:00発)。延伸による運賃の変更はない。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月07日JR東海は、10~11月に実施する「Shupo ~秋の信州」キャンペーンに合わせ、木曽路エリアと伊那路エリアにてそれぞれ観光列車を運転する。木曽路エリアでは、117系車両「トレイン117」(4両編成)が、快速「中山道トレイン」として名古屋~南木曽間を走行。10月13日から11月11日までの土曜・日曜・祝日限定で、上下各1本を運行させる。1・3・4号車は大型のテーブルが配置された客席(全車指定席)で、2号車は自由に利用できる「ウィンディスペース」。沿線の景色がより楽しめるように、窓向きに木製ベンチが配置されている。大井宿が近い恵那駅、馬籠宿が近い中津川駅、妻籠宿が近い南木曽駅に停車し、下車して宿場町の旅も楽しめる。伊那路エリアでは、373系車両(3両)が急行「飯田線秘境駅号」として走行。11月17~25日の期間、豊橋~飯田間を上下各1本運行する。上下いずれの便も、飯田線の秘境駅として知られる小和田・中井侍・為栗・田本・金野・千代の6つの駅を巡る。全車指定席。上下ともに、豊橋~大嵐間の車内で「秘境駅号乗車証明書」を乗客全員にプレゼントする。これらの観光列車を利用したツアー商品もJR東海ツアーズより発売されている。なお、いずれも列車編成は都合により変更される場合がある。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月07日ヤフーオークションID「itazurakko3」は9月2日、山手線に格安で広告が出せる商品「山手線にあなたの広告を出せる!21世紀ならではの広告枠発売」をヤフーオークションに出品。同商品は、出品者である「itazurakko3」が「人間山手線広告」になるという企画で、2,500円でスタートした金額は、9月5日12時までに20,500円となっている。企画実施日は9月23日を予定。当日は、全身タイツを身につけた出品者本人が、体のパーツごとに設けられた広告枠に広告を貼り付け、山手線内回りの始発(4時43分新宿駅発)に乗車。終電(1時00分新宿駅発)まで丸1日乗り続ける。広告の利用法は、ペットの捜索、イベントの宣伝などさまざま。この企画により、個人ができる情報発信の可能性を拡大させることができるとのこと。なお、出品終了日時は9月10日の1時16分。企画実施の様子は、Twitter(アカウント@ningenkokoku)でリアルタイムに行われる。同出品者は、以前からヤフオクを使って「個人を使った企画」を販売。DSLite+αという販売の仕方で「大みそかを一緒に過ごす権」の販売や、「(脳内)彼女」の販売、「お百度参りを代理で行う企画」、「バレンタインの日に人間チョコを作り届ける企画」など、さまざまな企画を販売して実施しているという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月06日JR北海道は3日、2014年初頭をもって江差線木古内~江差間を廃止したい旨、沿線自治体に説明したことを発表した。江差線(五稜郭~江差間)は2015年度に予定される北海道新幹線新青森~新函館間の開業と同時に、五稜郭~木古内間がJR北海道から経営分離され、第3セクター化されることになっている。残る木古内~江差間は同社にとって飛び地の路線となることから、この区間への対応が喫緊の課題となっていた。木古内~江差間では、JR北海道の発足当初より1日6往復12本の列車の運行を維持してきたが、過疎化や自家用車利用の増加、さらに高校の閉校や道立病院の移転などの要因で利用者の減少が続いていた。交通機関の1日1km当たりの平均輸送量を示す輸送密度は、1987年度の253人から昨年度は41人へと減少。同社の営業線区の中で最も利用が少ない線区となっていた。収支状況も厳しく、1,600万円の営業収入(2010年度)に対して経費は20倍以上を要しており、差し引き年間約3億円以上の赤字だという。今後もトンネルや落石防護工、橋りょうなど老朽化した設備の維持管理に膨大な費用が見込まれることから、路線の維持は困難と判断した。同社は鉄道廃止後の交通手段の確保に関して、「できる限りご支援させていただき、より地域に適した交通手段の構築に協力して参る所存であります」と発表している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月04日JR西日本では、1962年9月1日に赤穂線(東岡山~相生駅間)が全線開業してから、今年で開業50周年を迎えるにあたり、「赤穂線全線開業50周年」台紙付き記念入場券を赤穂線の主要駅および岡山駅で発売する。JR西日本赤穂線の東岡山駅、西大寺駅、長船駅、伊部駅、日生駅、播州赤穂駅、相生駅の全7駅分が1セットとなっており、発売価格は980円。発売期間は、9月1日(土)の午前9時00分から10月31日(水)までで、枚数限定のため、売り切れ次第発売終了となる。発売駅および発売セット数は、相生駅300セット、播州赤穂駅300セット、日生駅100セット、伊部駅300セット、長船駅100セット、西大寺駅300セット、東岡山駅300セット、岡山駅300セットで、合計2,000セット。伊部駅の窓口は、通常、土曜、日曜、祝日は閉まっているが、9月1日は午前9時00分~10時00分の間、販売のために臨時窓口を開ける。なお、事前の受け付けや電話、郵送での申し込みは受け付けない。記念入場券は、自動券売機や自動改札機の普及で、今は見ることのない厚紙を使用した堅券タイプ・B型(縦25ミリメートル、横57.5ミリメートル)。赤穂線の沿線図、歴史、西大寺会陽の様子や備前焼、ご当地グルメの「カキオコ」など、沿線各駅の名物やイベント風景、工芸などをデザインした台紙に納められている。JR西日本赤穂線は、1962年9月1日に全線開業。営業距離は約57.4キロで、起点の相生駅、終点の東岡山駅で、それぞれ山陽本線に接続している。山陽本線が複線で特急列車や貨物列車が走行するのに対して、赤穂線は全線単線のローカル線となっている。なお、播州赤穂駅では、9月1日午前10時~10時45分、「JR赤穂線全線開通50周年記念事業」の記念セレモニーとして、和太鼓演奏(赤穂西小学校)や乗降客への記念品配布を行う。さらに、JR播州赤穂駅の2階の自由通路内展示スペースで、8月25日(土)~10月4日(木)に、赤穂線にかかわる半世紀前の懐かしの写真を展示する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月31日JR東日本は9月3日より、開発中のスマートフォン向け情報提供サービス「トレインネット」の試験運用を山手線車内にて実施する。「トレインネット」は、列車の乗客が持つスマートフォンに、現在位置に応じた運行関連情報や沿線情報などをリアルタイムに配信するシステム。情報通信技術の活用による車内サービスの向上をめざし、JR東日本によって研究開発が進められている。山手線車内での「トレインネット」の試験運用は昨年に続き2度目。前回は利用者の8割が「実用化されたら利用したい」と答えたものの、「トレインネットに接続しているとインターネットにつながらない」などの課題が指摘された。今回の試験運用では、トレインネット使用時でもインターネット接続を可能にしたほか、提供コンテンツの充実や画面デザインの改良を図り、再度利用者の評価を仰ぐ。トレインネットのサービス試行期間は9月3日から来年1月中旬まで。当初は山手線1編成で実施し、11月上旬から2編成に増やす。詳細はトレインネット公式サイトにて告知する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月31日JR東日本はこのほど、鶴見駅(京浜東北線・鶴見線)の新駅ビル「シァル鶴見」を11月1日に開業すると発表した。「心通いあうくつろぎの我が家」をコンセプトに、物販や飲食店など71店が入居。世界的庭園デザイナーであり、450年の歴史を持つ建功寺の住職でもある枡野俊明氏プロデュースによる「禅カフェ」や、枯山水を作庭した屋上庭園などを設け、館内各所に日本文化と禅を表現する。同ビルの1・2階は食料品売り場、3・4階は衣料品と雑貨、5階は大型書店や携帯キャリアショップなど、6階はレストランフロアとなる。屋上は、「月白く、風清し」をテーマとした庭園。築山や自然石、さらに枯山水が織り成す静かな休憩スペースとする。季節によってはイベントスペースとしても活用するという。注目は5階に設けられる禅カフェ「坐月 一葉」。日本を代表する名工の手による本格的な四畳半の茶室を備えており、落ち着いた空間の中で喫茶を楽しむことができる。なお、来年には6階に駅型保育園も開園する予定だ。「シァル鶴見」は地下1階、地上6階建てで、延床面積は約1万4,300平方メートル、店舗面積約5,600平方メートル。営業時間は10:00~21:00(6F飲食店は11:00~22:30)。横浜ステーションビルが運営に当たる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月31日JR東日本はこのほど、山手線で導入を進めているホームドアの2014年度完成予定駅を発表した。すでに設置済みの恵比寿駅と目黒駅も含め、計18駅でホームドアが整備される。2014年度のホームドア完成が予定されるのは、御徒町駅、鶯谷駅、田端駅、有楽町駅、原宿駅、五反田駅、西日暮里駅の計7駅。具体的な完成日時については別途告知するという。同社はホームでの転落事故や列車との接触事故などの防止対策として、ホームドアの導入に取り組んでおり、2010年より恵比寿駅と目黒駅で使用開始した。本年度中に大崎駅と池袋駅でホームドアが完成する予定で、2013年度には大塚駅、巣鴨駅、駒込駅、新大久保駅、目白駅、高田馬場駅、田町駅にも設置される予定だ。残る未設置駅についても、現時点で大規模な改良が予定される新橋駅、渋谷駅、新宿駅、東京駅の4駅を除き、2017年度末の工事完成を見込んでいる。2015年度以降の完成予定駅については、「工事計画がまとまり次第、お知らせいたします」(JR東日本)としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月28日三江線活性化協議会とJR西日本米子支社は10月1日より、「三江線増便社会実験(バス)」を開始する。実施期間は今年12月31日までの3カ月間。三江線は江津駅(島根県)から三次駅(広島県)を結ぶ108.1kmの路線で、定期列車はおもにキハ120形気動車1両編成で運転される。全線にわたって江の川と並行し、途中には地上30mの高さにある宇都井駅、「秘境駅」のひとつとされる長谷駅をはじめ、見所も多い。しかし浜原~口羽間において、下り列車は日中9時間以上、上り列車も約7時間運転間隔が空き、その他の区間も1日5往復程度の運行にとどまるなど、列車本数の少ない路線となっていた。今回の社会実験は、これまでに実施したアンケートや各種調査の結果を踏まえて実施されるもので、沿線住民や三江線の利用者の要望が多かった時間帯を中心に、バスによる増便を行う(運賃は鉄道運賃と同じ)。バスの運行事業者は中国JRバス(定員52名の中型バス)、芸備観光(定員24名の小型バス)、芸備タクシー(定員9名のジャンボタクシー)の3社。江津駅発浜原駅行の下りバスが5本、三次駅発着のバスが上り・下りともに4本設定されるなど、定期列車と合わせて現行ダイヤの約1.7倍の運行本数になるという。なお、道路事情などにより駅から離れた場所にバス停を設置する駅が10駅(江津本町、川平、田津、石見川越、因原、木路原、明塚、石見都賀、江平、作木口)あるほか、江津市内にある千金駅については、バスは全便通過となる。一方、定期列車の約半数が通過する長谷駅には、すべてのバスが停車する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月25日JR西日本氷見線は、1912年(大正元年)に中越鉄道が全線(高岡~氷見駅間)開通して以来、今年の9月で100周年を迎える。富山県高岡市、氷見市などの自治体をはじめ、経済・観光団体などとJR西日本で構成する記念事業実行委員会が、100周年記念事業として各地で多彩なイベントを行う。●ハットリくん列車3両連結の100周年記念列車を運行 9月15日(土)にJR高岡駅とJR氷見駅で、それぞれ記念セレモニーを行い、記念列車としてハットリくん列車を3両連結して運行する。JR高岡駅で11時00分から11時31分までセレモニーが行われたあと、記念列車は11時24分に到着。11時31分に高岡駅を発車し氷見駅へ向かう。氷見駅では11時30分から12時6分までセレモニーを行い、11時59分に記念列車が氷見駅に到着、12時6分に発車する。記念列車の乗客には記念乗車証や記念品の配布が予定されている。●100周年記念入場券の発売 記念入場券はJR西日本が氷見線の全線開通100周年を記念して、発売するもので、氷見線全8駅(高岡、越中中川、能町、伏木、越中国分、雨晴、島尾、氷見)の硬券入場券を忍者ハットリくんデザインの台紙にセット。台紙には氷見線の歴史などが紹介されている。発売額は1セット1,120円で発売期間は9月1日(土)~10月31日(水)まで。発売場所は氷見線内の、高岡、越中中川、伏木、雨晴、氷見の各有人駅で2,000セット限定発売で売り切れ次第発売を終了する。●記念ヘッドマーク・記念ロゴステッカー 高岡、氷見両市にゆかりの漫画家藤子・不二雄(A)さんの人気キャラクター「忍者ハットリくん」と、JR氷見線からも見える富山湾越しの立山連峰などをあしらった記念ヘッドマークと記念ロゴステッカーを作成。9月1日から10月31日まで、JR氷見線・城端線の全24両にヘッドマークを取り付け、全車両のドア窓にロゴマークをステッカーとして掲出する。●ミュージシャン向谷実による記念トークショー 9月15日(土)の15時から16時までJR高岡駅前のウイング・ウイング高岡4階ホールにて、鉄道に造詣の深いミュージシャン向谷実氏によるトークショーが行なわれる。●稀少貨物車の展示、車両部品の即売 9月16(日)には、伏木駅旧貨物ヤード内で、稀少貨物車の展示、車両部品の即売、体験運転などが予定されている。このほかにも、スタンプラリー、駅での写真パネルや年表の展示、清掃活動など多彩な催しが計画されている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月23日